« 北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・234 | トップページ | 北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・235 »

2017年10月16日 (月)

777・787・A350等、航空機一般の話題・64

引き続き、ボーイング777、787、エアバスA350等、航空機一般の話題に関するニュース記事を伝達します。

なお、個別の機種についての特記すべき話題、および重大な航空機事故航空機を標的とするテロ等の発生については、これまでと同様、そのつど項を改めて伝達します。

リンク:最終フライトの「ジャンボ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:さよなら「ジャンボ」=北米便最終フライト―成田空港 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:シルクエアー、日本初の737 MAX定期便 広島-シンガポール、週3往復 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:空港の地上業務「グランドハンドリング」とは? JALが技量を競う社内コンテスト開催 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:空で「見えないもの」に削られている飛行機 「見た目」だけじゃない再塗装の目的とは - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JAL、羽田-ロンドン深夜便 エコノミー客もラウンジ利用「プレミアムナイトフライト」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JALグラハンコンテスト、成田が2連覇 バルクは宮古優勝 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング、17年7-9月期の純利益19%減 増収減益 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ハワイ・欧州にも飛べるLCC「スクート」の実力 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米軍、沖縄にF35A緊急配備で正恩氏“ピンポイント攻撃”可能に アジア太平洋地域で初 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ノルウェジアン航空、ライバルから更にパイロットを引き抜く予定 --- 白石 和幸 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:スバルが設計・製造するボーイング787の要「中央翼」とは - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱重工、ボーイングと協業加速で航空機事業は加速するか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANAの787 2号機、再塗装終え伊丹から成田へ 通常塗装初便はプノンペン行き - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:シンガポール航空、777Xを正式発注 787-10も合わせ39機 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JASとはなんだったのか 国内航空会社の歴史から振り返るその成立と消滅 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANAの787、2号機も再塗装完了 就航時のデザイン消える - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイングと三菱重工、協業関係強化で合意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「サバ」と呼ばれたANA B787の2号機、通常塗装に 伊丹から成田へ 「サバ」姿消す - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独アエロロジック、成田に貨物便 ライプチヒから週3便 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱重とボーイング、787型機製造コスト削減など協業強化で合意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【SUBARUテックツアー】ボーイング787の要…中央翼を作っているのはスバルだ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:モーリシャス航空、A350リース導入 アフリカ2社目、A340置き換え - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:SUBARU「BRZ」がボーイング787に搭乗! 実は旅客機でも運べる自動車、そのメリットとは? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ルフトハンザ、A350羽田就航も 冬ダイヤでミュンヘン便 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エミレーツ航空、100機目のA380を11月受領へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:カンタス航空、787-9初号機受領 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:A330neo、初飛行 型式証明18年中ごろ取得へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:焦点:急成長の中国航空産業に不正部品疑惑、米国にも波紋 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米空軍F-22Aステルス戦闘機に地上管制レーダーに写るための装置が - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ステルス戦闘機F35、F22、戦略爆撃機B1…先端航空兵器見せつけ北を圧迫 韓国の航空ショーで異例の公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米 最新ステルス戦闘機公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング、北東アジアの新造機需要1470機 36年までの20年予測、単通路は660機 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ノックスクート、成田-バンコク就航へ タイ当局に対する安全懸念解除で - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

最終フライトの「ジャンボ」
時事通信 10/30(月) 20:03配信

175
「ジャンボ」の愛称で親しまれてきた大型旅客機「ボーイング747―400」の日米を結ぶ最終フライトを前に、記念の横断幕を掲げる米デルタ航空のスタッフら=30日夜、成田空港


さよなら「ジャンボ」=北米便最終フライト―成田空港
10/30(月) 19:29配信 時事通信

175
「ジャンボ」の愛称で親しまれてきた大型旅客機「ボーイング747―400」の日米を結ぶ最終フライトを前に、記念の横断幕を掲げる米デルタ航空のスタッフら=30日夜、成田空港

 「ジャンボ」の愛称で親しまれてきた大型旅客機「ボーイング747―400」が30日夜、日本と米国を結ぶ定期路線の最終フライトを迎え、成田空港から飛び立った。

 これで、日本と北米間の旅客定期便のジャンボは全て姿を消す。

 最終便は、米デルタ航空のデトロイト行き。出発前に空港で開かれた記念式典では、ラッセル・ブリス筆頭機長が「747は日米の距離を近しくした象徴的な航空機だった」と感慨を述べた。

 747シリーズは1970年に米パンナム航空が導入して以来、世界の主要航空各社がこぞって運航。旅客の大量輸送を可能にし、日本人に海外旅行を身近にした。近年は老朽化や航空機小型化の流れを受け、日本航空や全日空では既に引退した。一方、貨物用や臨時便としては現役で活躍している。


シルクエアー、日本初の737 MAX定期便 広島-シンガポール、週3往復
10/30(月) 14:22配信 Aviation Wire

174
広島に到着したシルクエアーのシンガポール発MI868便初便=17年10月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 シンガポール航空(SIA/SQ)の子会社・シルクエアー(SLK/MI)は現地時間10月30日、シンガポール-広島線の運航を開始した。週3往復運航で、ボーイング737 MAX 8を投入する。同社の日本への定期便運航するのは初めてで、日本の空港に737 MAXが定期便就航も初。シンガポールから広島への路線は2003年以来14年ぶりの再開となる。

【737 MAX機内】

◆月木土の週3往復

 月曜と木曜、土曜に運航する。広島行きMI868便がシンガポールを午前1時45分に出発し、午前9時30分着。シンガポール行きMI867便は午前10時25分に広島を出発して、午後3時40分に到着する。30日の広島発のみ午前11時30分に出発し、シンガポールには午後4時45分に到着する。

 シンガポール発の初便となった30日の広島行きMI868便は、118人(うち幼児3人)が利用。広島発初便のMI867便は135人(うち幼児0人)が搭乗した。いずれも運航乗務員2人、客室乗務員6人の計8人で運航した。広島発は、旅行代理店のバッジを着用した高年齢の団体客が目立った。

◆737 MAXで運航

 運航機材は、現在1機保有する737 MAX 8(登録番号9V-MBA)で、座席数は2クラス計156席(ビジネス12席、エコノミー144席)。37機発注済みで、初号機は10月にシンガポールに到着した。年内に2機を追加受領する。

 シンガポール-広島線は、シンガポール航空が1993年から2003年まで、エアバスA310型機や777で運航していたが、座席供給量の過多や、2002年から中国や東南アジア各国で流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)などが原因で撤退した。

 シルクエアーは広島就航について、シンガポールでの広島の認知度が高いことや、座席数が少なく航続距離の長い737 MAXの導入などを理由に挙げた。また、同社のフー・チャイ・ウーCE(最高経営責任者)が以前、シンガポール航空の広島支店長を務めたことから、広島に思い入れが強かったという。

 今後は早期の1日1往復のデイリー化を目指すほか、西日本を中心とした他都市への乗り入れも検討する。

 737 MAXはCFMインターナショナルが開発した新型エンジン「LEAP-1B」を採用。翼端に新型ウイングレット「アドバンスト・テクノロジー・ウイングレット」を備え、現行の737NG(次世代型737)と比べて、燃費を20%改善し、航続距離を延長する。


空港の地上業務「グランドハンドリング」とは? JALが技量を競う社内コンテスト開催
10/29(日) 16:10配信 乗りものニュース

173
第5回を迎えた「JALグランドハンドリングコンテスト」。空港の地上作業員たちがふだんの作業でつちかった技量を競う(2017年10月26日、石津祐介撮影)。

旅客機の運航を支えるスタッフたちの熱い戦い!
 2017年10月26日(木)、JALグループは羽田空港にて、今年で5回目となる「グランドハンドリングコンテスト」を行いました。

この記事の画像をもっと見る(24枚)

「グランドハンドリング」とは空港における航空機の誘導や貨物の運搬といった業務のことで、航空機の定時運航には欠かせないものです。JALグループではハンドリングの品質向上と各空港の技量を披露する場とし、1年に1回コンテストを開催しています。どのようなコンテストが行われているのでしょうか。

 今回は29の空港から58名が参加し、航空機から貨物を運搬するハンドリング業務のコンテストが行われ、ULD(Unit Load Deviceの略)と呼ばれるパレットを航空機へ搭降載し、トーイングトラクターで運ぶULDハンドリングと、BULK(バラ積み貨物)を機体から搬出しコンテナに積み込み運搬するBULKハンドリングのふたつの部門で競われました。

 JALで地方空港の路線に就航しているボーイング737-800は荷物がバラ積みでしか搭載できないため、おもに737が就航している地方空港のスタッフはBULKハンドリング部門に出場し、ボーイング777や767のように貨物室にコンテナが搭載できる大型の機体が就航している主要空港のスタッフはULDハンドリング部門に参加しています。

問われる作業車両の操作技術
 コンテストには次のような車両が登場し、勝ち抜くためにはその高度な操作技術が求められます。

●トーイングトラクター
 航空機からターミナルへ貨物や手荷物を牽引し搬送するトーイングトラクターです。空港や国によって異なりますが、コンテナは最大で6個、パレットは4両を連結します。トヨタ製で、燃料は軽油。制限速度は空港内で15km/h、航空機の周りでは10km/hとなっています。

●ハイリフトローダー
 ULDを航空機に搭降載するための車両で、最大で6800kgを持ち上げることができます。空港用地上支援車輌を多く手掛けるシンフォニアテクノロジー社(東京都港区)製で、燃料は軽油。●ベルトローダー
 貨物室に手荷物や貨物をばら積みする際に使用する車輌で、航空機に合わせてジャッキで上下します。荷物はベルトコンベアで移動し、雨を避ける天蓋が付いたタイプも。燃料は軽油でシンフォニアテクノロジー社製。

 パレット積載貨物を扱うULDハンドリング部門では、ふたり1組で「到着貨物を航空機から取りおろす」「出発貨物を航空機に搭載する」「パレットを搬送するためのドーリーを牽引したままバックで8字コースを走行する」という内容で行われます。

 貨物を航空機に搭降載するハイリフトローダーから指示を出すハイリフトオペレーターと、トーイングトラクターのドライバーが互いに指示を出しながら作業をすすめていくのですが、コンテナを輸送するドーリーを牽引したままバックで8の字コースを走行させるのは高度な操作技術が必要。参加者は緊張を強いられるなか、狭いコースを正確に素早く運転し高い技量を披露しました。

普段のチームワークも問われる競技、結果は…?
 ばら積み貨物を扱うBULK部門では、機体後方の貨物室からベルトローダーを使用して荷下ろしし、コンテナに積み替え車両走行を行います。

 取りおろす荷物をバランスよく積み替える必要があるので、機内から運び出すスタッフとコンテナに荷物を積み込むスタッフとの連携作業の正確さが求められます。車両走行ではトーイングトラクターにドーリーを3両連結させて狭いコースを進むため、誘導するスタッフと運転者のコンビネーションも競技に反映したようです。

 競技の結果、ULDハンドリング部門は成田空港の山崎風香さんと宮内勇樹さんペアが優勝し、成田空港は昨年に続き2連覇となりました。BLUKハンドリング部門では宮古空港の大見謝恒平さんと伊志嶺健太さんペアが優勝となりました。

 今回、宣誓を行った唯一の女性参加者である山崎さんは「チームのテーマが『仲間と一緒に安全を守る』なのでお互いのチームワークが見せられたと思います」と、宮古空港の伊志嶺さんは「今回は、いままでで一番のできだった。ふたりで声出しやタイミングを合わせた練習の成果が出ました」と、それぞれ優勝の感想を述べました。

 最後に阿部孝博空港本部長が「このコンテストで、日本航空の翼を支えていただいてる皆さんの底力を感じた。それぞれの空港で、さらにグランドハンドリングを高めて欲しい」と締めくくりました。

石津祐介(ライター/写真家)


空で「見えないもの」に削られている飛行機 「見た目」だけじゃない再塗装の目的とは
10/29(日) 14:10配信
「見えない何か」に削られる飛行機
乗りものニュース

 全日空(ANA)では、約6年から8年ごとに機体を再塗装しているそうです。その理由は、「美観」「ブランドカラー・ロゴなどの表示」といった、いわば「見た目」だけではありません。

この記事の画像をもっと見る(67枚)

170
再塗装されるANAのボーイング787-8型機(JA802A)(2017年10月16日、恵 知仁撮影)。

 2017年9月28日(木)、ANAのボーイング787-8型機(JA802A)が、大阪空港付近の整備工場(ANA HD傘下のMRO Japan)へ到着。そして10月23日(月)、ピカピカになってその工場を出ました。たまたま近くに駐機していた“使用中”のボーイング737と比べると、白さが違います。

171
左の“使用中”737と比べ、ピカピカの787(2017年10月23日、恵 知仁撮影)。

 2017年9月28日(木)、ANAのボーイング787-8型機(JA802A)が、大阪空港付近の整備工場(ANA HD傘下のMRO Japan)へ到着。そして10月23日(月)、ピカピカになってその工場を出ました。たまたま近くに駐機していた“使用中”のボーイング737と比べると、白さが違います。

 ボーイング787-8型機の巡航速度は910km/h。高速で飛行するジェット機はそのとき、空気中の見えないチリに機体表面が削られます。紫外線も強烈で、雨やひょうの影響も。そうしたなか、再塗装は劣化が進行する前に機体表面を保護し、摩耗を防止するという目的もあるそうです。

172
再塗装される前、「サバ」時代のJA802A(画像:boarding1now/123RF)。

 ちなみに、このたび再塗装されたJA802Aは元「サバ」です。ANAはボーイング787型機のローンチカスタマーで、2011(平成23)年に同機を受領し、787による世界初の商業運航を実施。787の世界初飛行をPRするなどの目的で、のちに「サバ」と呼ばれる特別塗装を初号機と2号機に施していました。

 JA802Aはその2号機。初号機はすでに通常塗装になっており、今回、2号機も通常塗装になったことから、787デビュー当時の「サバ」デザインは姿を消しています。

恵 知仁(乗りものライター)


JAL、羽田-ロンドン深夜便 エコノミー客もラウンジ利用「プレミアムナイトフライト」
10/29(日) 3:55配信 Aviation Wire

169
羽田空港で出発準備が整うロンドン行きJL41便=17年10月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 日本航空(JAL/JL、9201)は冬ダイヤが始まる10月29日、羽田-ロンドン線を増便した。増便分は羽田発を深夜、ロンドン着を早朝とするスケジュールを設定し、ビジネス客や乗り継ぎ需要の獲得を狙う。既存便と合わせ、1日2往復運航する。

【ラウンジで提供するカレー】

◆787で深夜2時台発

 機材はボーイング787-8型機の新仕様機「スカイスイート787(SS8)」(161席:ビジネス38席、プレミアムエコノミー35席、エコノミー88席)を投入。1日1往復を増便する。

 ロンドン行きJL41便は、ロンドンでの滞在時間を確保するため、羽田発を深夜に設定。冬ダイヤでは午前2時45分に出発し、午前6時25分に到着する。羽田行きJL42便はロンドンを午前9時30分に出発し、翌日午前6時25分に到着する。

 初便となった29日のロンドン行きJL41便(787-8、登録番号JA837J)は162人(うち幼児1人)が利用し、満席だった。運航乗務員3人、客室乗務員11人で運航し、ほぼ定刻に出発した。

 日本人利用客のほか、英国やスペインなど、欧州のパスポートを保持した搭乗客も目立った。

◆長距離深夜便ではエコノミーでもラウンジ

 JL41便の利用客は、搭乗クラスにかかわらずサクララウンジを利用できる。搭乗前に軽食を提供することで、搭乗後の休息と睡眠を確保する。メインとなる食事は出発からおよそ7時間後、日本時間で昼食時にあたる時間帯に提供する。

 羽田空港では、午前0時30分ころに到着する電車が最終となる。JALは今回、午前1時30分以降に出発する長距離便を「プレミアムナイトフライト」と命名。2食以上を提供する便が対象で、同フライトはロンドン行きJL41便が初めてとなる。

 羽田空港のサクララウンジのうち、5階をエコノミークラス利用者を対象に解放。午後11時30分から利用できる。従来は飲み物を提供している場所で、軽食として、カレーやスパゲティ、スープなどの温かい食事も提供する。プレミアムナイトフライトでは、ソフトドリンクのほか、ビールとワイン、日本酒の酒類も用意するが、ウイスキーやジンなどは提供しない。また、シャワールームも利用できない。

◆午前11台発はファースト設定の777

 羽田-ロンドン線の自社便は、現在1日1往復を運航。羽田を午前11時台に出発し、ロンドンに午後3時台に到着するスケジュールを設定している。機材はファーストクラスを備えた777-300ER「スカイスイート777(SS7)」(244席:ファースト8席、ビジネス49席、プレミアムエコノミー40席、エコノミー147席)を投入している。

 このほか、ブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA)の運航便でコードシェア(共同運航)を実施。ロンドン-羽田線と成田線、1日1往復ずつにJALの便名を付与している。


JALグラハンコンテスト、成田が2連覇 バルクは宮古優勝
10/27(金) 20:55配信 Aviation Wire

168
JALのグラハンコンテストのULD部門で競技する成田空港の山崎さん(手前)と宮内さん=17年10月26日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 日本航空(JAL/JL、9201)は、空港で貨物・手荷物の搬送や航空機への搭降載を担当するグランドハンドリングスタッフ(グラハン)の技量を競う「グランドハンドリングコンテスト」を羽田で開いた。ULD部門は成田空港が2連覇し、BULK部門は宮古空港が優勝した。

【グラハンコンテストの写真を見る】

 JALグループ便を運航する国内空港のうち、29空港から選抜された58人が本選に出場。ボーイング767-300ER型機前方貨物室に横付けされた、航空貨物用コンテナを搭降載する「ハイリフトローダー」を使う「ULDハンドリング部門」と、767後方のばら積み貨物室にベルトローダーを使って荷物の積み降ろしを行う「BULK(バルク)ハンドリング部門」が開かれた。

 ULD部門は16空港32人、BULK部門には13空港26人が出場。両部門のうち、どちらに出場するかは各空港の判断に任されており、大型機が就航する空港はULD部門、コンテナが搭載できない小型機のボーイング737-800型機が就航する地方空港は、BULK部門に出場していた。全58人のうち、入社6-10年目が36%、11-15年目が25%と、各空港から中堅社員の出場が目立った。

 ULD部門の出場者は2人1組で競技に挑んだ。貨物コンテナを積む「パレットドーリー」をトーイングトラクター(TT車)で牽引してハイリフトローダー前まで運んだ。その後、TT車でドーリーを牽引したまま、バックで8の字コースを走行。死角の多い助手席側の安全確認など、確かな運転技術が求められた。

 BULK部門も2人1組で参加。出場者は767の貨物室内と機外に分かれ、コンテナからベルトローダーを使って貨物室内に荷物を積んだり、貨物室内の荷物をベルトローダーで降ろしてコンテナに積み込んだ。その後は、ドーリーを3両連結したTT車を運転し、スラロームなどのコースを走行した。

 本選では車両や器材の取り扱い、車両運転や搭載技術、確認行為などが採点された。2部門の出場者は大きな掛け声で安全確認し、競技に挑んだ。

 今回で5回目となるグラハンコンテストは、10月26日に開催。ULD部門は成田空港の宮内勇樹さん(ハイリフトローダー担当)と山崎風香さん(TT車担当)のペアが優勝。2位は同点で羽田と鹿児島の2空港、3位は中部空港と続いた。成田は昨年に続き、2連覇となった。

 BULK部門は、宮古空港の大見謝(おおみじゃ)恒平さんと伊志嶺健太さんのペアが優勝。2位は高知空港、3位は徳島空港、審査員特別賞は広島空港だった。

 山崎さんは、今大会唯一の女性出場者で、開会式の選手宣誓にも抜てきされた。「成田は2連覇がかかっていたので、誰にも負けない気持ちで出場しました」と話した。宮内さんは、「練習通りで、不安になることはなかったです」と、普段通りの作業を心掛けていたという。1番目の出場になったが、「1番目でプレッシャーはありましたが、インパクトがあるようにしました」と話す山崎さんは、TT車を出発させる際、気合いの入った大きな声でしっかり安全確認していた。

 大見謝さんは、入社1年目の伊志嶺さんと栄冠をつかんだ。「年の差コンビですが、コミュニケーションが大事ですね」と、本選では2人で作業の進め方を考え、結果に結びつけた。


ボーイング、17年7-9月期の純利益19%減 増収減益
10/27(金) 16:35配信 Aviation Wire

167
17年7-9月期は純利益が19%減となったボーイング=17年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ボーイングの2017年7-9月期(第3四半期)決算は、純利益は前年同期比19%減の18億5300万ドル(約2114億8300万円)だった。売上高は2%増の243億900万ドル、営業利益は18%増の26億8900万ドル、年金や退職金給付の経費を除外した中核営業損益は8%増の23億7300万ドルだった。

 民間航空機部門は、売上高は1%減の149億8200万ドルで、営業利益率は1.4ポイント上昇し9.9%だった。キャンセル分を差し引いた純受注機数は117機、受注残は約5700機で、金額ベースでは30億ドル増加し、4120億ドルとなった。

 7-9月期中、24機の737 MAX 8を含む計202機を引き渡し、737の生産レートを月産47機体制とした。787は現在月産12機で、2019年に月産14機体制とする。

 2017年度の業績見通しは、従来9.80から10.00ドルとしていた1株当たり予想中核利益の見通しを、9.90から10.10ドルに引き上げた。また、民間機部門の予想売上高を555億から565億ドル、予想営業利益率を9.0から9.5%とした。

 そのほか、引き渡し機数の見通しについては、変更なし。業績見通しは、予想売上高は905億から925億ドル、民間航空機部門の予想引き渡し機数は760から765機となっている。


ハワイ・欧州にも飛べるLCC「スクート」の実力
10/27(金) 5:00配信 東洋経済オンライン

166
シンガポール航空傘下のLCC(格安航空会社)、スクートの中長距離路線はすべて、ボーイング「787」型機で運航されている(写真:Scoot)

 全日本空輸(ANA)が2019年に超大型機「A380」を導入、日本航空(JAL)は米ハワイアン航空と包括提携、LCC(格安航空会社)として初めてマレーシア・エアアジアXが参入――。

この記事の写真を見る

 これらはすべて、日本とハワイを結ぶ航空路線のことだ。今後の競争激化に備え、各社とも入念な戦略を打ち出している。

 そんな混戦模様のハワイ路線に、新たなプレーヤーが殴り込みをかける。シンガポール航空傘下のLCC、スクートだ。12月19日に、シンガポール―関西―ホノルル線を就航する。

■ホノルルまで1.8万円という破格の値

 「路線を決めるに当たって重要なのが、需要が満たされているかどうかという点。ハワイの場合は、航空マーケットが需要に追いついていない」。スクートの日本・韓国支社長、坪川成樹氏はそう指摘する。

 10月4日から5日間限定で販売した就航記念キャンペーンでは、関西―ホノルル線が往復1万8800円からという破格の値で販売された。「諸税を抜いたら往復で8900円ほどになる。圧倒的な運賃体系で差別化する」と、坪川氏は胸を張る。

 正規割引の公示運賃も2万2000円からという設定だ。ただ空席状況などで価格が日によって大きく変動するのがLCCの特徴であり、つねにこうした価格で販売するわけではない。年末年始の繁忙期では片道で10万円前後になっている日もある。

 スクートが強みとするのは、機材設備。同社の中長距離路線はすべて、米ボーイングの「787」型機で運航されている。ホノルル線に投入される787-8型機はエコノミークラスが311席、高価格帯の「スクートビズ」が18席だ。

 エコノミーの座席の前後間隔は約79センチメートル、横幅は約46センチメートルと、大手航空会社に比べ遜色ない。エコノミーでは有料だが、787全機に機内Wi-Fi、全席に電源用コンセントも備えるなど、通常のLCCよりも設備が充実している。

 スクートビズは、前後間隔は約96センチ、幅は約56センチのリクライニング可能な座席で、プレミアムエコノミークラスのような位置づけだ。空席状況によっては、エコノミーと数千円の差で買えることもある。Wi-Fiやコンセント、手荷物預け、自分のデバイスでの動画視聴、機内食などが無料になっている。

 「たとえ長距離の路線でも、快適性より運賃の安さを取る人は増えている。787は777ほど座席数は多くなく、それでいて燃費が良い。長距離LCCに適した機材だ」。LCCに詳しい航空経営研究所の森崎和則・主席研究員はそう分析する。

■LCC最長路線で欧州にも進出

 今年6月、スクートはLCCとして世界最長路線となる、シンガポール―ギリシャ・アテネ線を就航し、欧州に進出。坪川氏は「日本から欧州まで、1回の乗り継ぎですべてLCCで行けるようになった」とアピールする。

 今後はロサンゼルスやバンクーバーなど、米国やカナダの西海岸都市への就航も視野に入れている。「各都市から誘致を受けているのは事実だ」(坪川氏)。

 平均搭乗率は約86%で、業績も順調だ。スクートの運営会社、バジェット・アビエーション・ホールディングスは2017年3月期に、営業利益で前期比約6割増となる6700万ドル(約75億円)を計上。2割の減益となった親会社・シンガポール航空と明暗が分かれた。

 アジアの航空市場は、東南アジアのLCCや中国の大手航空会社の台頭で価格競争が著しく、各社の疲弊が激しい。活路として注目されているのが、中長距離路線というわけだ。

 日本勢でもANAホールディングス傘下のバニラエアが、米国西海岸行きなど中長距離路線への参入を検討している。787を大量に保有するANAグループであることを考えれば、スクートと同様、787による運航となる可能性もある。

 今それ以上に台風の目となっているのは、欧州だ。注目株がノルウェーを拠点とするLCC、ノルウェジアン・エア・シャトル。2013年に787で欧州と米国を結ぶ大西洋路線に参入し、価格破壊を起こしてきた。今年9月に就航した英ロンドン―米シアトル線の最安価格は、片道179ユーロ(約2万3000円)だ。

■欧州大手が傘下に続々とLCCを設立

 焦ったのが、欧州の大手だ。英ブリティッシュ・エアウェイズなどを傘下に持つインターナショナル・エアラインズ・グループは今年3月、スペイン・バルセロナを拠点に長距離LCC「レベル」を立ち上げ、6月から米国西海岸路線を就航。運賃は片道99ユーロからの設定だ。

 独ルフトハンザグループでは、傘下のLCC「ユーロウイングス」が2015年に長距離線へ参入。ドイツ・ケルンから米国やタイなどへのレジャー路線を運航する。

 仏エールフランスは、出遅れたものの今年12月にLCC「ジューン」を飛ばし始める。当初は欧州域内路線が中心だが、来年には南米への就航を予定する。運賃は249ユーロから。18~35歳の「ミレニアル」世代を対象としており、若者を意識したブランドにしたい考えだ。

 欧州での競争激化の背景には、大西洋路線が片道7時間前後と、10時間以上の太平洋路線よりも短く、LCCが参入しやすいということがある。とはいえ、先行したノルウェジアンもまだ利益がついてきていない。「中長距離LCCについては、”勝利の方程式”がまだ誰にもわからない。皆が試行錯誤を始めた段階だ」(日系LCC幹部)。

 短距離LCCが各地で仕掛けた航空競争は、さらに新たなステージへと突入した。大手もLCCも、生き残りの策に頭を悩ませる日々が続きそうだ。


米軍、沖縄にF35A緊急配備で正恩氏“ピンポイント攻撃”可能に アジア太平洋地域で初
10/25(水) 16:56配信 夕刊フジ

961
F35Aの沖縄配備もトランプ氏の「準備」に含まれるのか(写真:夕刊フジ)

 核・ミサイル開発に狂奔する北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権壊滅に向け、ドナルド・トランプ米政権が着々と準備を進めている。米太平洋空軍が23日、最新鋭のステルス戦闘機F35Aをアジア太平洋地域では初めて、嘉手納基地(沖縄)に配備すると発表したのだ。トランプ氏も北朝鮮の核危機に「全ての準備ができている」と述べており、朝鮮半島情勢は緊迫度を増している。

 米太平洋空軍の公式サイトによると、配備されるのは米ユタ州に本拠を置く第34戦闘飛行隊。約300人の空軍兵と12機のF35Aが配備され、11月上旬に嘉手納に到着する予定という。

 F35Aは北朝鮮有事の際、正恩氏の執務室をピンポイント攻撃できる性能を持つステルス戦闘機として知られている。米朝衝突の事態に備え、配備されたとみるのが自然だろう。

 さらに、米空軍のデービッド・ゴールドフェイン参謀総長は米軍事サイト「ディフェンス・ワン」のインタビューに対し、核兵器を搭載した戦略爆撃機を24時間態勢で運用するよう命令を受ける可能性があるとして、準備を進めていることを明らかにした。記事では、1991年の冷戦終結以来、核兵器を積んだ戦略爆撃機の24時間態勢運用は見られないとしている。空軍当局者は報道を全面否定した。

 米軍に命令を出すトランプ氏自身も、軍事力行使を否定していない。22日に放送された米FOXニュースのインタビューで、北朝鮮の核危機に対して万全の準備ができていることを明らかにしたのだ。

 トランプ氏はインタビューで、中国の習近平国家主席を「北朝鮮に対して重大な対応を取る力を持っている」と評価しつつ、「習氏の行動にかかわらず、米国は北朝鮮に対し、全ての準備ができている」と述べた。

 その準備については、「どれだけ万全かを知ったら驚くことになるだろう」と説明し、さらに「それをしなければいい? その答えは『イエス』だ」とも述べた。

 「しなければいい」というトランプ氏の言葉からも、軍事力行使が含まれていることは明白だ。朝鮮半島情勢は危険水域に達する恐れがある。


ノルウェジアン航空、ライバルから更にパイロットを引き抜く予定 --- 白石 和幸
10/25(水) 16:11配信 アゴラ

165
ノルウェジアン航空(Wikipedia:アゴラ編集部)

ライアン航空から140人のパイロットを引き抜いたノルウェジアン航空は活発に航空路線の開拓に挑んでいる。ライアン航空から引き抜いたパイロットも含めて今年は総勢400人近くパイロットの増員を予定しているという。

1993年1月28日に50人乗りのフォッカーを初飛行させてノルウェーで誕生した航空会社Busy Beeがそのルーツである。その後、合併した企業が倒産したり、スカンジナビア航空の傘下に入ったことも経験した。2002年にその傘下から離脱して、ノルウェジアン航空として6機のボーイング737-300でオスロとスイスのベルナを結ぶ路線を格安航空として初飛行した。

今年はボーイング737が新たに23機加わり、現在使用している4機が役目を終えることになっている。即ち、19機が新たに加わることになる。ノルウェジアン航空も1機につき10人のパイロットを必要としていることから190人のパイロットを新しく雇用することになる予定だという。

また、長距離路線で飛ばすボーイング787も9機が加わることになっている。この場合は1機につき22人のパイロットが必要になり、198人のパイロットも採用する予定だとしている。

その場合も、「ライバルの航空会社から引き抜く予定だ」ということが同社よりスペイン電子紙『El Independiente』(https://www.elindependiente.com/economia/2017/09/24/norwegian-el-aspirante-a-gigante-que-ha-puesto-en-jaque-a-ryanair/)に回答された。

ノルウェジアン航空は路線の開拓で、当初ライアン航空と提携することが予定されていた。ヨーロッパの航空業界においても、両社が提携することは確実だとされていた。ところが、それが両社が対立するという結末に至ったのである。

結局、ノルウェジアン航空はライアン航空の直接のライバルであるイージージェットと提携した。

そんな経緯もあったことから、ライアン航空のオレアリー社長は同航空からノルウェジアン航空に転職しようとしていたパイロットたちに「ノルウェジアンは4-5か月で倒産する。毎日、お金を損失している。新しく発注した機材を支払う資金も持っていない」と言って、パイロットの転職を防ごうとしたという。皮肉にもそれから2週間後にライアンは2000便以上のフライトのキャンセルをすると発表したのであった。

確かに、ノルウェジアンは多額の負債を抱えている。今年上半期までの負債額は20億7000万ユーロ(2700億円)というのが明らかにされている。

現在、ノルウェジアンはヨーロッパとアメリカで500か所の都市に向けてボーイング社の142機を使って飛んでいる。

ヨーロッパの格安航空の競争は益々激化している。最終的にはより安価で、より多くの路線を持っている航空会社が有利となっている。ライアン航空が急成長したのは正にこの二つの要因を満たしているからである。

この激化して行く格安航空の業界にあって、それに勝てない航空会社もこれから更に増えて行くはずである。今年はエア・ベルリンと英国のモナークが破産した。また格安航空の攻勢で、それに勝てなかった一般航空会社にアリタリアがある。同社は破産か救済かまだ明確にされていない。現在まで7社が買収に関心を示しているという。ライアン航空が当初アリタリアの買収に関心を示したが、度を越えた多数のフライト・キャンセル問題を解決せねばならないとして、買収する件は中断された。

10月に入って、エア・ベルリンの後を追うかのように上述した英国のモナーク航空が破綻した。同航空を利用して外国に行った乗客11万人の帰国を英国政府が主導して解決に取り組んでいる。更に、これからフライトを予定し予約チケットを購入していた乗客が75万人いるという。

モナークは昨年630万人の乗客が利用し、英国から外国の40の都市に飛んでいた。スペインには336万人が同航空を利用した。同航空の破綻で、スペインでは12の空港がその影響を受けることになるという。

また、モナーク航空は2015年は3060万ユーロ(39億7800万円)の利益を計上したが、昨年は激しい価格競争とBrexitによるポンドの下落が影響して3億3000万ユーロ(430億円)の赤字に転落した。2014年に1000人を解雇して、現在2750人の従業員を抱えていた。

今回の破産に加えモナークでは融資の問題も発生している。エアーバスに36機、ボーイングに737MAXを32機それぞれ発注しており、その為に35億ドル(3900億円)が既に融資されているからだ。

ヨーロッパの格安航空業界には航空会社が多過ぎることから、激しい価格競争で石油の価格が値上がりすれば、コスト負担に耐えて行くことが出来なくなってこれから更に破産する航空会社が出て来るはずである。


スバルが設計・製造するボーイング787の要「中央翼」とは
10/25(水) 6:00配信 ダイヤモンド・オンライン

164
チャーター便にSUBARU BRZも積み込み、一路旭川へ  Photo by Kenji Momota

● 「中央翼(ちゅうおうよく)」とは何か?

 2017年10月19日(金)、午前8時55分に成田空港を出発した旭川行きのJAL4901便。

 成田からは名古屋の中部国際空港や、大阪の関西国際空港などに向かう国内線が飛んでいるが、旭川行きは設定がなく、JAL4901便はチャーター便だ。しかも、機種は通常は国際線で使用している最新型の787機が用意された。依頼主はスバルだ。

 日本航空関係者によると、こうした一企業と広報活動のコラボレーションによるチャーター便の運航は極めて稀なケースだという。

 機内に入るとCA(キャビンアテンダント)が「本日は、SUBARU中央翼体感フライトにご搭乗いただき、誠にありがとうございます。この後、特別プログラムをご用意しておりますので、どうぞお楽しみください」とアナウンスした。

 聞き慣れない、中央翼(ちゅうおうよく)という言葉。これは、左右に伸びる主翼を支える、機体の中央部分にある構造物を指す。今回搭乗した米ボーイング787機の中央翼を設計・製造しているのが今年4月1日に富士重工業から社名変更したSUBARU(スバル)である。

 スバルのルーツが中島飛行機であることが各種メディアで紹介されることはあるが、

 『SUBARU航空宇宙カンパニー』という組織があることを知る人は少ないかもしれない。米ベル・ヘリコプター・テキストロンと新多様途ヘリコプターの412EPI発展型機を共同開発し、それをプラットフォームとして陸上自衛隊向けUH-1を開発中だ。そして、中央翼については、787機に次いでボーイング777-X機向けにも開発している。

● 中央翼の効果とは?

 筆者は定常的に世界各地を取材するため、787の初号機が出荷された2007年以降の約10年間にわたり、787機に搭乗する機会がよくあった。そうした過去の経験では、(1)エンジンが747機の4基に比べて2基と少ないため離陸時の機内でのエンジン音が静か。(2)飛行中の機内では機体と空気の接触による振動や音が少ない。(3)トイレの機能性が良くて生活感がある、といった感想を持ってきた。さらに「なんとなくだが、長時間フライトでも疲れが少ない」という印象があった。

 今回のフライトでは、機内プレゼンテーションとして、SUBARU航空宇宙カンパニー・技術開発センター・研究部長の齋藤義弘氏、JALエンジニアリング技術部・システム技術室・機体技術グループ・グループ長の盛崎秀明氏、そして日本航空・運行乗員部・機長の靏谷忠久氏が、それぞれの立場から787機について詳しく説明した。

 それによると、787機は構造の50%を強靭で軽量な素材であるCFRP(炭素繊維強化プラスティック)で構成し、発生音を低くした改良型エンジンと、洗練された形状の主翼を採用したことが大きな特徴だという。その上で、飛行中に主翼は最大で上下に約3mもたわみ、500トン以上の力がかかる中央翼は「787機の要である」と、その重要性を強調した。

 実際の中央翼は、全長×全幅×全高=約9m×約6m×約4m。各種の部品を組み合わせており、主要部分では数百枚のCFRPを重ね合わせている。また、中央翼には約2万本のボルトを採用しているが、そのすべてについて強度計算を行い安全性を高めている。

 中央翼を含めて機体全体が軽量かつ剛性が上がったことで、上空で機内に加える圧力を高めることが可能となった。それにより、地上にいる場合に近い気圧で機内で過ごせるため、フライト中の疲れが少ないという。

 中央翼の生産は、愛知県半田市のスバル工場で月産12基のペースで行い、中部国際空港からアメリカへ空輸している。アメリカ側では、西海岸のワシントン州エバレットと東海岸のサウスカロライナ州チャールストンにあるボーイングの工場で787の最終積み付けが行われる。最終組付けの期間は約90日だ。

● 主な目的は、新設テストコースの視察

 旭川空港に到着後、大型観光バスで約2時間半北上し、到着したのがスバル研究実験センター美深試験場だ。

 スバルは1970年代から美深町の公道を利用した雪上走行試験をきっかけに、1995年に寒冷地での評価を行う試験場を開設した。2003年には全長4.2kmの高速周回路を増設するなど総敷地面積361ヘクタールという、広さでは栃木県佐野市にあるスバルの主要なテストコースを凌ぐ規模の施設へと成長していった。

 そうした中、今回、報道陣向けに初めて公開されたのが本年11月からの本格的な運用を予定している『高度運転支援技術テストコース』だ。信号機と横断歩道がある2つの交差点を中心とした一般路を模した設計である。

 このコースを加えた美深試験場で今後、研究開発が加速するのが2020年に量産を予定している自動車線変更機能を伴う自動運転技術だ。

 同社の自動運転部門プロジェクト・ゼネラル・マネージャー(PGM)の柴田英司氏は、「ステレオカメラを利用したアイサイトに加えて、車体の四隅にミリ波レーダー、さらに高精度なデジタルマップと衛星による位置計測システム(GPS)を活用するという、可能な限りセンサーの数を減らして量産コストを抑えるシステムの導入を目指す」と、これまでの考えを繰り返して説明した。

 さらに、美深試験場での自動運転技術の作り込み方については「5つの曲率のカーブを設定し、レーンキープ(車線維持)などのデータを定量化していく。リアルワールドで、車線変更を伴う自動運転機能は多様なシチュエーションに遭遇するが、まずは試験場における環境下でのシンプルな自動車の動きを定量化した上で、リアルワールドの自動車の動きと照らし合わせる」として、スバルの自動運転技術は衝突回避を第一に掲げる“究極安全”を目指すと抱負を述べた。

 この他、レガシィなどの試乗などを含めて、美深試験場で約3時間の滞在の後、再び観光バスで旭川空港へ戻った。

 帰路は、定期就航のJAL便で、行く先は羽田空港だった。

 (ジャーナリスト 桃田健史)


三菱重工、ボーイングと協業加速で航空機事業は加速するか
10/24(火) 17:08配信 ニュースイッチ

163
日本企業を協力を進めるボーイング

次世代機を共同研究
 米ボーイングと民間旅客機の競争力強化や将来機の開発について、協業関係を強化することで合意した三菱重工業。ボーイングの中・大型機「787」の生産で、三菱重工が担当する機体部位の製造コスト削減を共同で進める。将来機開発を見据え、先進的な機体構造技術についての共同研究も実施する。

 ボーイングは6月に川崎重工業とも同様の合意を発表した。欧エアバスとの受注競争が激化する中、民間航空機の主要部位を長らく手がける日本メーカーのノウハウを活用。製品競争力を高める狙いだ。

 三菱重工は787向けに複合材主翼を担う。同主翼は主翼形状に積層した複合材熱硬化性樹脂を高温・高圧で硬化・成形して製造する。製造プロセスなどのコスト削減を共同で推進する。

 また、ボーイングは現在、小型機「737MAX」と787の間に位置する将来旅客機「MOM(ミドル・オブ・マーケット)」の開発を検討中。

 同機向けの機体構造技術などについても、共同研究するとみられる。


ANAの787 2号機、再塗装終え伊丹から成田へ 通常塗装初便はプノンペン行き
10/24(火) 12:16配信 Aviation Wire

162
伊丹を離陸する通常デザインに塗り直されたANAの787-8の2号機=17年10月24日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire

 全日本空輸(ANA/NH)のボーイング787-8型機の2号機(登録番号JA802A)が10月24日、就航時の特別塗装から通常デザインへの再塗装を終え、伊丹空港から成田空港へ向かった。初の商業運航は、24日の成田発プノンペン行きNH817便となる。

【通常デザインへの再塗装が進む787の2号機】

 ANAの787は、初号機(JA801A)と2号機の2機が特別塗装機で、初号機は今年2月に一足早く通常塗装に塗り直されており、2号機の再塗装で就航時のデザインは見られなくなった。JA803AとJA804A、JA806AからJA824Aまでが前部胴体に「787」と大きく描いた787ロゴ塗装機で、初号機と2号機、JA805A、2014年2月6日に引き渡されたJA825A以降が、通常塗装機となっている。

 2号機は2011年8月28日製造。エンジンはロールス・ロイス製トレント1000-A2(推力2万8940kg)を2基搭載している。中距離国際線仕様機で、座席数は就航当初は暫定国内線仕様の2クラス264席(ビジネス12席、エコノミー252席)だったが、2013年3月の改修で222席(ビジネス42席、エコノミー180席)に変わり、2015年12月の改修で現在の2クラス240席(ビジネス42席、エコノミー198席)になった。

 最初の商業フライトは、2011年11月2日の羽田発岡山行きNH651便。特別塗装での最後の商業フライトは、9月28日の北京発羽田行きNH964便で、北京を午前8時23分に出発し、羽田には午後0時36分に到着した。

 9月28日に、フェリーフライト(回送便)で羽田から伊丹に到着。塗装作業は、伊丹にあるANAホールディングス(9202)が出資する整備会社MROジャパンの格納庫で行われた。

 24日のフェリーフライトは、伊丹発成田行きNH9062便として、伊丹の52Jスポットを午前7時14分に出発。同24分にB滑走路(RWY32L)から離陸し、午前8時18分に成田の47番スポットへ到着した。

 成田へ到着した2号機は、プノンペン行きNH817便として、成田を午前10時50分に出発する見通し。

 ボーイングの受注リストによると9月末現在、787-8は36機全機を受領済み、787-9は44機中25機が引き渡され、3機発注した787-10は2019年度から納入が始まる。


シンガポール航空、777Xを正式発注 787-10も合わせ39機
10/24(火) 10:06配信 Aviation Wire

161
シンガポール航空が発注した777-9のイメージイラスト(ボーイング提供)

 ボーイングは現地時間10月23日、シンガポール航空(SIA/SQ)が777-9を20機と787-10を19機の計39機を正式発注したと、ワシントンのホワイトハウスで発表した。両社の調印式には、米国のトランプ大統領とシンガポールのリー・シェンロン首相も列席した。

 シンガポール航空は今年2月に、今回の39機について発注意向を表明。777-9は新規発注で2021-22年度から、787-10は追加発注で2020-21年度から、それぞれ受領を計画している。

 777-9は、各社が長距離国際線に投入している777-300ERの後継機「777X」ファミリーを構成する機種。777Xはメーカー標準座席数が3クラス350-375席の777-8と、400-425席の777-9の2機種から成る。航続距離は777-8が8700海里(1万6110km)、777-9は7600海里(1万4075km)を計画しており、エンジンは米GE製GE9Xを2基搭載する。航空各社への引き渡しは、2020年に始まる見通し。

 787-10は、787ファミリーで3機種目となる超長胴型で、今年4月に初飛行。787の前部胴体は、標準型である787-8が約7メートル、787-10が約13メートルと、787-10は787-8と比べて約2倍の長さで、787ファミリー最長の機体となる。

 長胴型の787-9の胴体をそのまま延長することから、ボーイングは効率性と共通性の高さをアピールする。メーカー標準座席数は2クラス構成の場合、787-9より40席多い330席。航続距離は6430海里(1万1910km)で、双通路機(ワイドボディー機)により運航されている路線の90%以上をカバーできる。

 2013年に、ローンチカスタマーの1社として30機発注した787-10の初号機は、サウスカロライナ州ノースチャールストン工場で、今月ロールアウト済み。2018年上期の引き渡しを予定している。

 また、シンガポール航空はエアバスの最新鋭機A350-900を67機発注済みで、A350の最大顧客。2015年10月には、A350-900の航続距離を延長した超長距離型「A350-900ULR(Ultra-Long Range)」を発注し、ローンチカスタマーになっている。


JASとはなんだったのか 国内航空会社の歴史から振り返るその成立と消滅
10/24(火) 6:20配信 乗りものニュース

157
国内の幹線で活躍したJASのエアバスA300(画像:JAL)。

日本のローカル線を支えた日本エアシステム
 2017年現在、日本の航空会社は海外資本のLCCなども含めて増え続けていますが、かつて日本の航空路線は、JAL(日本航空)とANA(全日空)、そしてJAS(日本エアシステム)の三大航空会社で占められていた時代がありました。

この記事の画像をもっと見る(6枚)

 JASは日本のローカル路線を中心に、中国や韓国へ国際線も運航していましたが、JALとの経営統合で2004(平成16)年に消滅します。

 そもそもJASはどのように誕生し、そしてなぜ消滅したのでしょうか。

日本の民間定期航空路線、始まりは大正時代
 JASの誕生背景には、もちろん、そこに至る日本の民間航空事情があります。

 日本の民間定期航空路線は1922(大正11)年、日本航空輸送研究所によって大阪~徳島と大阪~高松間で定期航空便が開設されたことからスタートしました。その後、1939(昭和14)年に戦時下の国策会社として大日本航空が設立され、ほかの民間航空会社は業務を停止します。

 太平洋戦争後、日本はGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)により全ての日本国籍の航空機の運航が停止され、これは1950(昭和25)年6月まで続きます。同時に、日本での航空会社の設立も認められませんでした。その間、日本へ乗り入れのあった連合国の航空7社が、国内線を開設しようという動きがありましたが、日本政府がこれを拒否しGHQに認められます。

158
マーチン2-0-2と客室乗務員(画像:JAL)。

JAL、ANAが成立するも…混迷の1960年代
 やがて、旧大日本航空の関係者によって日本航空が1951(昭和26)年8月に設立されます。10月にはノースウエスト航空と運航委託契約を結び、東京~大阪~福岡間で乗客定員40人の旅客機マーチン2-0-2が運航を開始します。日本航空はその後1952(昭和27)年11月の運輸省(当時)航空審議会に基づいて国内幹線を運航することになり、やがてDC-4も加えて東京~大阪、東京~札幌の路線も開設し、路線を拡充させていきます。

 さらに運輸省は、幹線以外の国内ローカル線の拡充を図るため、幼稚産業の保護育成という政策内容にしたがって、国内を大阪以東、以西の2ブロックに分け各ブロックに1社、定期航空運送事業免許を与えることを決定します。戦後設立された航空会社1社から選定し、1953(昭和28)年10月に大阪以東を日本ヘリコプター輸送に、大阪以西を極東航空に免許を交付します。

 しかし、市場の航空需要の少なさや小型機材の使用などの理由で両社は経営的困難に陥ったため、国は航空運輸業の育成と基盤強化のため全国2ブロック2社体制を改め、1ブロック1社制へと移行し両社の合併を進めます。そして1958(昭和33)年3月に全日本空輸が設立されます。

 国がローカル路線に2社しか参入を認めなかったことから、1950年代に相次いで設立された航空会社には不定期ローカル路線の事業者として免許を交付します。ですが各社とも定期路線を開設したい意向が強く、1961(昭和36)年3月に、国は全国を7ブロックに分け1ブロックに1社定期事業者とする方針を打ち出します。さらに各社はブロックを越えた運航を求めたため、国は1962(昭和37)年3月にはブロックを越えた運航を認めます。結果、ローカル線は競争が激化し混乱します。

159
主に地方路線で活躍したMD-87(画像:JAL)。
3大航空会社体制への経緯とは?
 ローカル路線を運営していた富士航空と日東航空、北日本航空が国の指導により1964(昭和39)年4月に合併し日本国内航空が設立されます。同社はボーイング727やコンベア880などジェット機を導入し、積極的な経営展開を見せますが、1964(昭和39)年10月に開業した新幹線や、日本航空、全日空との競争に苦戦し、そのことから国は1966(昭和41)年5月に、閣議決定により日本航空との合併を進めます。一方、大阪を中心にローカル線を展開していた東亜航空も、全日空との合併計画が持ち上がります。

 ところが、1967(昭和42)年から日本国内航空の経営状況が回復し、東亜航空も経営が黒字となったため、国は1970(昭和45)年に日本国内航空と東亜航空の合併へ変更。こうして1971年(昭和46)年にJASの前身となる東亜国内航空(TDA)が設立されました。三大航空会社体制の誕生です。

 翌1972(昭和47)年、国は事業路線割り当てを実施。日本航空は国内幹線と国際線、全日空は国内幹線とローカル線、東亜国内航空はローカル線を担うことになります。こうして、産業保護政策によって日本の航空会社は住み分けがなされることになりました。

160
全席モニターを備えるなど革新的だった777(画像:JAL)。

規制緩和、国際線参入…そして消滅へ
「45/47体制」と呼ばれた住み分け政策ですが、増大する航空需要に対応するため1985(昭和60)年に政府は方向を転換、航空行政の規制緩和を行います。

 全日空は1986(昭和61)年に成田~グアム路線を就航させ国際線に進出。次いで東亜国内航空は、1988(昭和63)年に東京~ソウル間で国際線定期便を就航させ、社名を日本エアシステム(JAS)へと変更しました。

 独特のサービス展開を行いJALとANAに対抗したJASですが、赤字続きで採算が取れない多くの地方路線を抱えていたことや、2001(平成13)年のアメリカ同時多発テロによる旅客数の激減などにより経営不振に陥ります。2002(平成14)年には日本航空と経営統合、そして2004(平成16)年、JASの便は全てJAL便となり、かくしてJASは事実上消滅しました。

 JALへの経営統合でJASが消滅してすでに13年が経過しましたが、その痕跡はいまなお見ることができます。

 たとえばJASは国内線で初めて3クラスシートを設定、それまでなかったミドルクラスシートとして「レインボーシート」を導入しました。これは同社が1997(平成9)年にボーイング777を導入した際に新設したもので、エコノミークラスの料金にプラス1000円(サービス開始当初は2500円)という手軽さで利用できるというものでした。JALとの統合後も「レインボーシート」のコンセプトは引き継がれ、JALにおいて「クラスJ」としてサービスが開始されました。

 また、国内線で初めて全席にモニターを備えた機材を導入したのもJASでした。これは、現在スターフライヤーが同じサービス展開させています。

 戦後の航空行政で誕生し、歴史に消えていったJASですが、その独特のサービスやコンセプトは形を変えて現在も引き継がれているのです。

石津祐介(ライター/写真家)


ANAの787、2号機も再塗装完了 就航時のデザイン消える
10/23(月) 20:01配信 Aviation Wire

156
特別塗装から通常デザインに塗り直されたANAの787-8の2号機=17年10月23日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire

 白いボディーに濃紺のアクセントが入った特別塗装から、通常デザインに化粧直し。全日本空輸(ANA/NH)は10月23日、ボーイング787-8型機の2号機(登録番号JA802A)の再塗装を終えた。24日以降、商業運航に投入する見通し。

【通常デザインに再塗装された2号機】

 ANAの787は、初号機(JA801A)と2号機の2機が特別塗装機で、初号機は今年2月に一足早く通常塗装に塗り直されており、2号機の再塗装で就航時のデザインは見られなくなった。JA803AとJA804A、JA806AからJA824Aまでが前部胴体に「787」と大きく描いた787ロゴ塗装機で、初号機と2号機、JA805A、2014年2月6日に引き渡されたJA825A以降が、通常塗装機となっている。

 2号機は2011年8月28日製造。エンジンはロールス・ロイス製トレント1000-A2(推力2万8940kg)を2基搭載している。中距離国際線仕様機で、座席数は就航当初は暫定国内線仕様の2クラス264席(ビジネス12席、エコノミー252席)だったが、2013年3月の改修で222席(ビジネス42席、エコノミー180席)に変わり、2015年12月の改修で現在の2クラス240席(ビジネス42席、エコノミー198席)になった。

 最初の商業フライトは、2011年11月2日の羽田発岡山行きNH651便。特別塗装での最後の商業フライトは、9月28日の北京発羽田行きNH964便で、北京を午前8時23分に出発し、羽田には午後0時36分に到着した。

 9月28日に、フェリーフライトで羽田から伊丹に到着。塗装作業は、伊丹にあるANAホールディングス(9202)が出資する整備会社MROジャパンの格納庫で行われた。

 ボーイングの受注リストによると9月末現在、787-8は36機全機を受領済み、787-9は44機中25機が引き渡され、3機発注した787-10は2019年度から納入が始まる。


ボーイングと三菱重工、協業関係強化で合意
10/23(月) 17:51配信 Aviation Wire

155
三菱重工と協業関係強化で合意したボーイング=17年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ボーイングと三菱重工業(7011)は10月23日、協業関係の強化で合意したと発表した。787型機の主翼製造コスト削減のほか、機体構造技術の共同研究を進める。

 三菱重工は787の複合材主翼を製造している。無駄を省いたリーン生産方式や自動化などを導入し、効率化を目指す。

 787の生産レートは現在、月産12機。2019年には14機に引き上げる。

 両社の協力関係は40年以上続いており、787の複合材主翼のほか、777の後部胴体などを担当。777の後継となる777Xでは、後部と尾部胴体の開発・製造を担う。このほか、英ロールス・ロイス製エンジンの燃焼器モジュールや、低圧タービンブレードなどを手掛けている。


「サバ」と呼ばれたANA B787の2号機、通常塗装に 伊丹から成田へ 「サバ」姿消す
10/23(月) 17:01配信 乗りものニュース

154
ANAの通常塗装になった同社B787の2号機JA802A(2017年10月23日、恵 知仁撮影)。

2機だけ存在した「サバ」
 そのデザインが似ていることから、航空ファンに「サバ(鯖)」と呼ばれていた全日空(ANA)のボーイング787型機(JA802A)の塗り替えが完了。2017年10月23日(月)、ANAの通常塗装になった姿が、伊丹空港の整備工場で報道陣に披露されました。

【写真】「サバ」時代のANA B787の2号機

 ANAはボーイング787型機のローンチカスタマーで、2011(平成23)年に同機を受領し、787による世界初の商業運航を実施。787の世界初飛行をPRするなどの目的で、のちに「サバ」と呼ばれる特別塗装を初号機と2号機に施していました。

 初号機はすでに通常塗装になっており、今回、2号機も通常塗装になったことから、787デビュー当時の「サバ」デザインは姿を消しています。

 9月末からの塗り替え作業が完了した2号機は10月24日(火)の朝、伊丹空港から成田空港へ回送される予定です。

恵 知仁(乗りものライター)


独アエロロジック、成田に貨物便 ライプチヒから週3便
10/23(月) 16:50配信 Aviation Wire

153
10月29日から成田に就航するアエロロジック=09年5月 PHOTO: Tim Stake/Boeing

 国土交通省航空局(JCAB)は、ドイツの貨物航空会社アエロロジック(BOX/3S)から出されていた外国人国際航空運送事業の経営許可申請を、10月20日付で許可した。同月29日から、成田空港に就航する。

 ボーイング777F貨物機で運航し、ライプチヒから週3便の直行便で乗り入れる。成田発後は香港を経由してライプチヒに戻る。

 同社は2007年9月、ルフトハンザグループとドイツポストの合弁で設立。2009年9月29日に運航開始した。運航機材は777Fで、現在8機保有している。


三菱重とボーイング、787型機製造コスト削減など協業強化で合意
10/23(月) 16:18配信 ロイター

[東京 23日 ロイター] - 三菱重工<7011.T>と米ボーイング<BA.N>は23日、市場競争力の強化に向けて協業関係を強めていくことで合意したと発表した。

両社によると、今回の合意は、ボーイングが手掛ける中型ジェット旅客機「787ドリームライナー」の生産について、三菱が担当する主翼製造のコスト削減を通じて市場競争力を強化することや、機体構造技術での共同研究を進めていくことなどが狙いという。


【SUBARUテックツアー】ボーイング787の要…中央翼を作っているのはスバルだ
10/23(月) 15:45配信 レスポンス

151
ボーイング・787

SUBARU(スバル)はテックツアーと題し、報道陣に対して同社のフィロソフィやDNAを伝えるイベントを開催している。今回第7弾として、“SUBARU中央翼体感フライト&スバル研究実験センター美深試験場見学”が開催された。

[関連写真]

◇ボーイング787の中央翼を作るスバル航空宇宙カンパニーとは

ボーイング787の中央翼はスバル航空宇宙カンパニーが製造している。この事業所はヘリコプターのような回転翼機、翼のついた固定翼機、人が乗る有人航空機と無人航空機、防衛省向けと民間向けなど、あらゆるタイプの航空機を作っている。

また、「JAXAや防衛省はもとより、ボーイングをはじめとする世界中のパートナーと協業しながら様々な製品を提供している」と自社を紹介するのは、SUBARU航空宇宙カンパニー技術開発センター研究部長の齋藤義弘氏だ。スバルの航空機分野は1917年の飛行研究所設立以来100年の節目を迎えた。因みにボーイングは1916年に設立なのでひとつ違いということになる。

スバル航空宇宙カンパニーの最新のトピックスとして齋藤氏は、ヘリコプターの分野では、「ベルヘリコプターテキストロン社と最新のヘリコプターを国際共同開発しており、さらにはこれをプラットフォームとして陸上自衛隊のUH-1Jヘリコプターの後継機を開発」。

旅客機の分野では、「ベストセラー機、ボーイング777の改良版である、777Xの開発に参加しており、777、787に引き続き機体の要である中央翼を請け負っている」と紹介した。

◇女性におすすめの787

ボーイング787は、数多くの日本企業も参画し、国際共同で開発された旅客機だ。構造質量の50%に相当する部分にはCFRP、炭素繊維強化プラスチックを使用しており、機体の軽量化を果たしている。

主翼の形状は滑らかで洗練された形だ。これもCFRPの採用によるもので、「つるんとした滑らかな形状の羽を作ることが可能となった。また、それによって、軽くて空気抵抗が少なく、低燃費で長距離を飛ぶことができる非常に効率の良い旅客機となっており、ゲームチェンジャーとも呼ばれている」と齋藤氏。

CFRPを採用したメリットは他にもある。それは窓だ。「大きさが通常の旅客機に比べ大きくなっており、機内が明るく感じられるだろう。また、室内の気圧がより地上に近いレベルに設定されている。旅客機は高度の高い、空気の薄いところを飛ぶので室内にも気圧をかけている」という。

この気圧について斎藤氏は、「これまでの旅客機は富士山の5合目くらいの高度になるように気圧をかけていたのだが、787ではCFRPを使うことによって、構造の強度が上がり富士山の3合目ぐらいの高度にまで気圧を上げることが可能となった」と話す。そのため、「気圧の変化によって、耳がツンとなりにくいと感じるだろう。また、室内の湿度、湿気も普通の旅客機よりも高く、乾燥しにくく設定されているので、肌に優しく女性にはおすすめだ」と述べた。

◇中央翼は500トンもの力に耐えている

787の中央翼は、その名の通り航空機の中央に位置しており、左右の翼と前後の胴体をつなぐ役割を果たしている。そのため機体の中に隠れて外から見ることはできない。

航空機は飛んでる間、胴体は重力によって下方向に引っ張られ、それを翼に作用する空気の力で空中に持ち上げている。787の場合、主翼の端は、「通常の飛行でも地上にいる時と比べ、最大で約3メートルも上方向に大きくたわむ。これだけ大きくたわむと、中央翼に作用する力も非常に大きく、通常の飛行でも、トータルで約500トンもの力が作用しているといわれており、これを支えているのが中央翼なのだ」と説明。

中央翼は、前後左右は動体と翼が結合され、上は中部胴体の床面、つまり客室の床になっている。また後方には飛行機の脚を収納する部位がある。中央翼の内部は燃料タンクとなっており、たくさんの燃料を積むことが可能になっているという。

この中央翼は、数多くの構成部品から成り立っている。中央翼はちょうど箱のような形になっており、齋藤氏によると、「前後は桁、上下面はパネル 、左右は翼動力骨に囲まれ、内部は構造強度を保つためのビームが配置され、配管や機能部品が取り付けられている。そしてそれぞれの桁やパネルは、さらに細かい部品から成り立っている」と述べる。

スバルは中央翼ボックスの製造と、主脚収納部との結合を担っており、組み立てられた中央翼は愛知県半田市にあるスバルの工場から、セントレア中部国際空港に船で運ばれ、そこからアメリカに向けて空輸されている。

◇安全性は最優先

787の中央翼には数百トンもの力が作用する。その力に耐えるために、「一番分厚い部材ではCFRPの薄いシートを100枚以上も積み重ねて制作。飛行機が一生のうちに作用する、最も厳しい飛行条件のさらに4倍程度の力が作用しても壊れないように設計している」と齋藤氏は高い安全性を強調。その一方で、「むやみやたらに補強してしまっては、重たく燃費の悪い飛行機になってしまうので、余計な肉は削り必要なところには十分に手当てをするというメリハリをつけた設計を行っている」とした。

使われている素材はCFRP、アルミだけでなく、チタンなどの素材を目的に応じ適材適所で使い分けている。構造同士をつないでいるボルトも787の中央翼では「2万本以上を使い分け、しかも一本一本全て強度計算を行い、求められる機能性能が十分であることを確認している」と話す。さらに中央翼の内側は燃料タンクになっているので、燃料が一切漏れることがないよう、何重にもプロテクションをかけた設計だ。さらに、飛んでいる最中に万が一雷が当たっても絶対に安全性が確保される特別な設計となっている。

品質面においても緻密な製造公差のコントロールを行っている。「部品の厚さは0.3mm以下。ボルトの直径は0.1mm以下。穴とボルトのはめ合いは1/100mm以下の精度でコントロールしている」と齋藤氏。

燃料が一切漏れない設計において、製品として実現するシーリング技術も非常に高度なものを持っており、「ボーイング社から是非お手本にしたいといわれたほどだ」とそのレベルの高さをアピールした。

品質保証体制について齋藤氏は、「製造工程ごとに作業の記録を取り、検査を行い、確認をしていき、それを記録化していく。つまり誰がいつどこで何を使ってどのように作ったか、どのように検査したのかが分かるようになっており、それを追跡出来るようになっている」とし、「我々は常に安全と品質を第一に生産活動を行っている。これが航空機メーカーとしてのDNAにつながっていると認識している」と述べた。

◇組み立てに90日かかる

さて、今回のフライトでは日本航空が全面協力。日本航空が保有する機体のメンテナンス等を行う、JALエンジニアリング技術部システム技術室気体技術グループの盛崎秀明氏によると、「2012年3月25日に初号機及び2号機を同時に受領して以来、やや胴体の短い787-8型機25機、胴の長い787-9は10機の合計35機を運行。世界26都市へフライトしている」と話す。

この787は、スバルを始め三菱重工、川崎重工など日本のメーカーはもちろんのこと、アメリカ、イタリア、韓国、オーストラリアなど様々な国々のパートナーと呼ばれる企業において、それぞれ巨大な部品が作られ、それがアメリカワシントン州シアトル及び、東海岸サウスカロライナ州チャールストンにあるボーイングの2つの工場に運ばれ航空機の組み立てが行われる。

盛崎氏は、「組み立て、塗装、飛行試験、そして機体を受領し、簡単な整備をした上で路線に投入されるまでにおよそ90日かかる。航空会社にとっては航空機を運行することが使命なので、ある路線に投入したい場合には、その航空機の組み立て自体が、運行開始日の最低でも90日前には開始をしないと物理的に間に合わない」と製造日程を説明。

そこで、各工場での製造進捗具合は大きな関心事だ。実は盛崎氏はボーイング工場にある日本航空のオフィスに、2011年から約3年駐在していた。「当時の使命はボーイング社のみならず各パートナーの製造進捗状況のレポートも含まれていた」。その理由は、「2011年、新生JALとしてボストン線、ヘルシンキ線、サンディエゴ線の路線を開設し、ここに787を投入するというビックイベントがあったからだ。お客様を裏切るわけにはいかないので、飛行機を受け取る日を死守する必要があった」と振り返る。

しかしながら、「現実にはパートナーによって、残念ながら製造時のミスや、作業者が確保出来ないなど、色々な問題がありスケジュールが若干遅れ気味になることが多数あった」と明かす。一方でスバルは、「納期は確実で、しかもミスはほとんどない。非常に綺麗な中央翼を製造している。他社においては注意深くモニターをしているが、スバルの中央翼製造に関しては全くといっていいぐらい全面の信頼を置いていた」と絶賛だ。

さらに、初号機就航後6年が経とうとしている。通常6年経った機体は、「ランディングギアと呼ばれる脚を格納する部屋がある。この中は油まみれで、若干の錆が見られたりするものだが、787においては白のペンキが綺麗に残っており、本当に美しい状態で、整備の実感としても複合材製の中央翼は素晴らしいものだといつも感心している」と大いに評価した。

前出SUBARU航空宇宙カンパニーの齋藤氏は、「スバルは約10年にわたって787の生産を行ってきており、これまでに累計で約670機を出荷した。これからもお客様の安全と品質を第一に生産活動に取り組んでいく」と語った。

《レスポンス 内田俊一》


モーリシャス航空、A350リース導入 アフリカ2社目、A340置き換え
10/23(月) 13:05配信 Aviation Wire

152
モーリシャス航空のA350-900初号機(エアバス提供)

 エアバスは現地時間10月20日、モーリシャス航空(MAU/MK)へA350-900型機(登録番号3B-NBP)を引き渡したと発表した。同社向け初号機で、リース会社エアキャップからのリースで導入する。

【放水アーチで歓迎されるA350】

 モーリシャス航空のA350-900は2クラス計326席で、ビジネス28席、エコノミー298席。6機導入予定で、うち4機は購入機、2機はエアキャップからのリースで導入する。現在保有する6機のA340-300を置き換え、パリなど長距離路線への投入を計画する。

 アフリカの航空会社でA350 XWBを導入するのは、2016年6月のエチオピア航空(ETH/ET)に続き2社目となる。モーリシャス航空を含め4社で、エチオピア航空が22機、リビアのアフリキヤ航空(AAW/8U)が10機、リビア航空(LAA/LN)が6機発注済み。それぞれA350-900を導入する。


SUBARU「BRZ」がボーイング787に搭乗! 実は旅客機でも運べる自動車、そのメリットとは?
10/22(日) 14:10配信
少なくともJALでは今回が「初」
乗りものニュース

 2017年10月20日(金)午前、成田空港から北海道の旭川空港に到着した日本航空(JAL)のボーイング787-8型機。そこには珍しい“乗客”がいました。SUBARUのスポーツカー「BRZ」です。

この記事の画像をもっと見る(40枚)

149
ボーイング787-8型機から“降機”するSUBARUのスポーツカー「BRZ」。燃料は抜かれている(2017年10月20日、恵 知仁撮影)。

 旅客機の貨物室、実はクルマも搭載できます。JALが2015年に開始した「J SOLUTIONS WHEEL」サービスでは、高さ1490mm、長さ5140mm、幅1780/1880mm、重量1953kgまでのクルマを旅客機の貨物室へ搭載し、空輸できるとのこと。対応機材はボーイング777、787型機です。

 ただJALによると、国際線旅客機では月に1台程度、おもに欧米線で試験や展示に使う車両を運ぶものの、国内線旅客機での自動車輸送は、少なくともJALでは今回が「初」。とても貴重な光景といいます。国内輸送は、時間を要するものの安価な陸送が一般的だからです。

 旅客機による自動車輸送、貨物機で行う場合は就航地が限られますが、旅客機だとそうした制約が少ないのがポイントとのこと。また、クルマを専用の器財に載せたのちは、作業員がクルマに手を触れることなく輸送可能で、傷を付ける可能性が少ないのも特徴といいます。

150
座席の枕カバーは特別仕様。

SUBARUと深い関係がある「BRZ」が搭乗したボーイング787
「JAL初」となった、今回の国内線旅客便での自動車輸送。SUBARUが「高度運転支援技術テストコース」を新設した「スバル研究実験センター美深試験場」(北海道美深町)のお披露目ツアーを計画し、JAL旅客機をチャーターするにあたり、クルマも一緒に運べることが判明。「やろう!」となったそうです。

 このたび「BRZ」が“搭乗”したボーイング787-8型機は、その中央翼がSUBARU製。それを体感する「SUBARU 中央翼体感フライト」(JL4901、4902便)として成田~旭川間で運航されており、機内ではSUBARUの航空事業や、SUBARUとJALグループの接点などについて、両社の担当者よりプレゼンテーションが行われています。座席の枕カバーや紙コップも「SUBARU×JAL」の特別バージョンでした。

 ちなみに、SUBARUの航空事業は1917(大正6)年の「飛行機研究所」創設から今年で100年。1916(大正5)に始まるアメリカのボーイング社と1年しか変わらないそうで、SUBARU 航空宇宙カンパニー 技術開発センターの齋藤義弘研究部長は機内でのプレゼンテーションで、回転翼機や固定翼機、有人機、無人機、民間機、防衛省向けなど「業界では小さい規模ながら、ほかにはまねできない高い技術力とオリジナリティで多くの製品を創り出している」と、同社の航空事業について話しています。

恵 知仁(乗りものライター)


ルフトハンザ、A350羽田就航も 冬ダイヤでミュンヘン便
10/20(金) 17:04配信 Aviation Wire

148
冬ダイヤ期間のミュンヘン-羽田線に投入濃厚なルフトハンザのA350-900=16年11月 PHOTO: A. Doumenjou, Master Films/Airbus

 ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)のドナルド・ブンケンブルク日本支社長は10月20日、エアバスA350-900型機について、10月29日から始まる冬ダイヤ期間内に日本路線に導入する可能性が高いとの認識を示した。

 ルフトハンザは同社向け初号機となるA350-900(登録番号D-AIXA)を2016年12月に受領。今年2月9日にミュンヘン-ハンブルク線で商業運航を開始し、翌10日からミュンヘン-デリー線に本格投入している。現在は5機を受領済みで、ミュンヘン発着路線で導入している。

 ミュンヘンからの日本路線は羽田線のみで、現在はA340-600で運航している。

 ブンケンブルク支社長は「間もなく(羽田線にA350を)投入できるだろう」と述べ、冬ダイヤ期間中で導入する可能性については、「はい」と日本語で返答した。

 ルフトハンザの羽田路線は2路線。ミュンヘン線のほか、フランクフルト線をボーイング747-8型機で運航している。


エミレーツ航空、100機目のA380を11月受領へ
10/19(木) 20:01配信 Aviation Wire

A38emn
エミレーツ航空のA380=17年3月26日 PHOTO: Youichi KOKUBO/Aviation Wire

 エミレーツ航空(UAE/EK)は、11月3日に100機目のエアバスA380型機を受領する。エアバスの受注リストによると、9月末時点でエミレーツは142機発注しており、98機が受領済み。317機あるA380の総受注のうち、半数近い44.8%をエミレーツ1社で占めている。

 エミレーツは2008年7月28日に、A380の初号機(登録番号A6-EDA)を独ハンブルクで受領。2014年7月10日に、50機目が引き渡された。現在は欧米やアジア、豪州、中東、アフリカの45以上の都市に就航している。

 座席数は、3クラス489席(ファースト14席、ビジネス76席、エコノミー399席)と、3クラス517席(ファースト14席、ビジネス76席、エコノミー427席)、2クラス615席(ビジネス58席、エコノミー557席)となっている。

 エミレーツによると、就航以来9年間でのべ9000万人以上が同社のA380に搭乗したという。これまでに、座席の充電用USB端子やHDMI端子の追加、中央の手荷物収納棚の移設、機内ラウンジのリニューアルなどの改良を進めてきた。

 また、重整備が可能な格納庫を6つ、塗装工場なども用意し、A380をオーバーホールできる体制を自社で構築している。

 日本路線では、今年3月26日に成田へ再就航。3年9カ月ぶりの復活で、ドバイでの乗り継ぎにより、成田から30都市以上へA380のみで渡航できるようにした。


カンタス航空、787-9初号機受領
10/19(木) 19:40配信 Aviation Wire

147
カンタス航空の787-9初号機=17年10月17日 PHOTO: Brent Winstone/Qantas Airways

 カンタス航空(QFA/QF)は、同社向け初号機となるボーイング787-9型機(登録番号VH-ZNA)を受領したと現地時間10月17日に発表した。20日朝にシドニーに到着する見込み。

【各クラスのシート】

 座席数は3クラス236席で、ビジネス42席、プレミアムエコノミー28席、エコノミー166席。8機を導入し、747-400を置き換える。8機のうち、最初の4機を2018年末までに受領する見通し。

 カンタス航空は、787-9をメルボルン-ロサンゼルス線のほか、2018年3月に開設するパース-ロンドン線にも投入。同路線の運航距離は1万4498キロメートル、所要時間は17時間で、西オーストラリアから初めての欧州直行便となる。


A330neo、初飛行 型式証明18年中ごろ取得へ
10/19(木) 18:57配信 Aviation Wire

146
初飛行するA330-900neo=17年10月19日 PHOTO: H. Gousse, Master Films/Airbus

 エアバスは現地時間10月19日、A330型機の改良型A330neoのうち、A330-900neo(登録番号F-WTTN)が初飛行したと発表した。

 同機は仏トゥールーズのブラニャック空港を午前9時57分(日本時間午後4時57分)に離陸し、仏南西部を飛行する。

 A330neoは、A330-200と同サイズのA330-800neo(メーカー標準3クラス257席、最大406席)と、A330-300とサイズが同じA330-900neo(3クラス287席、最大440席)の2機種で構成。ともにA350の主翼技術を取り入れ、新エンジンと空力特性の改善で、1座席あたりの燃費を14%改善する。航続距離は400海里(740.8キロ)延び、A330-800は7500海里(1万3890キロ)、A330-900は6550海里(1万2130キロ)飛行できる。

 エンジンはロールス・ロイス社製新型エンジンのトレント7000を搭載する。

 飛行試験はA330-900neoで1100飛行時間、A330-800neoで300時間を予定する。EASA(欧州航空安全局)とFAA(米国連邦航空局)の型式証明の取得はA330-900neoが2018年中ごろ、A330-800neoは2019年を見込む。

 9月末現在、A330-800neoはハワイアン航空(HAL/HA)から6機受注。A330-900neoは206機受注している。


焦点:急成長の中国航空産業に不正部品疑惑、米国にも波紋
10/18(水) 12:16配信 ロイター

Brenda Goh

[上海 16日 ロイター] - 中国の航空機部品サプライヤーが、米飛行制御装置メーカー「ムーグ」<MOGa.N>に対して製造過程に不備のある部品を納品し、関連書類を偽造してムーグが認証していない工場に下請けを依頼していたと、米連邦航空局(FAA)の内部報告書が指摘していた。

ロイターが情報公開制度を利用して入手した2016年11月4日付の内部報告書は全9ページ。FAAはこの中で、影響がある部品273個が、米航空機大手ボーイング<BA.N>の旅客機777型機の翼の、スポイラーと呼ばれる着陸時の減速装置に装着されていると指摘した。装着されている機体数は明示されていなかった。

内部報告書は、問題の部品の名称や、装着された時期を特定していない。FAAとボーイング、ムーグは報告書の中で、航空機の安全性には影響はないとしていた。ロイターの問い合わせにも、メールで同様の回答を寄せた。

ムーグは、商用機と軍用機のフライト・コントロール・システムのサプライヤー。航空機業界では、航空機の安全のために重要な部品供給のトレーサビリティーや部品の品質は、厳しく管理されている。

今回の件で、直ちに安全性の問題が提起されるわけではない。

だが、世界最速で成長する航空産業を抱える中国が、外国の製造業者への依存を減らそうとするなかで、同国のサプライヤーや規制当局にかかっているプレッシャーの大きさを示している。

もちろん、これは中国だけの問題ではない。

日本の神戸製鋼所<5406.T>の株価は先週、大規模なデータ不正が明らかになり急落した。同社は、航空機や自動車に使われるアルミニウムや銅製品を供給しており、顧客は製品の安全確認に追われた。

急成長中の中国の航空宇宙産業は、競争の激しい世界市場に部品をより早く安価に供給することを狙っており、サプライヤーから引き合いが絶えない状態だ。米国の貿易統計によると、米国の航空宇宙産業への中国からの部品輸出は、2009年の約3倍の年間約12億ドル(約1350億円)になっている。

需要拡大により、それまで国有企業が主体だった航空機部品業界で、より小規模な部品メーカーの設立が加速している。

中国の航空宇宙産業は、単なる外国の航空機メーカーのサプライヤーではない。中国の航空会社は、ボーイングや欧州大手エアバス<AIR.PA>の最大級の顧客として名を連ねている。さらに中国はいま、国産ジェット旅客機を開発中で、初の狭胴型機「C919」は5月に初飛行を行った。

エアバスの品質管理担当マネジャーで、以前はムーグに勤務していた Mao Pingzhou氏は、中国はサプライチェーンの管理をさらに改善する必要があると指摘する。

「さまざまな手順が定められているが、従業員や監督者は必ずしも厳格に実行していない」と、Mao氏はロイターに語った。

ロイターの取材に対し、FAAはメールで回答を寄せ、内部告発者Charles Shi氏が指摘した安全性への懸念を調査し、指摘された内容のうち2件について事実と確認したと述べた。そのうち1件は対策が取られて終了した。もう1件は「ボーイングが修正策を実行してFAAが確認するまで、案件はオープン」としている。詳細への言及は避けた。

ボーイングは、ムーグとともに「2案件を調査し、すでに必要な修正作業は全て実施した」と回答した。また、「旅客の安全はわれわれの最優先の関心事だ」と強調した。

ムーグは、不正の指摘について「速やかに適切な調査」を行い、「疑惑の部品は全て飛行の安全に影響しないものだが、全て仕様に合致していることが確認された」とした。

FAAの報告書によると、ムーグが行った720時間超に及ぶ部品のストレステストでも異常は起きず、ボーイングはこれらの部品を航空機に装着したままにすることで合意した。

<内部告発>

Shi氏や同氏とFAAの間で交わされたメールによると、ムーグでかつて極東アジアのサプライチェーン管理を担当していたShi氏が内部告発ホットラインに接触したことを受け、FAAは2016年3月にムーグの部品の調査に着手した。

Shi氏とムーグの同僚とのメールによると、Shi氏はそれ以前にもムーグで、サプライヤーの蘇州市新鴻基精密部品(NHJ)が認証書類を偽造し、ムーグの許可なく下請けに依頼し、代替原料を使ったとの懸念を指摘していた。

ロイターは、Shi氏が語る内容を独自に確認することはできなかった。

Shi氏の指摘を受けて、上海にあるムーグのサプライヤー品質管理担当部門が2015年8─9月にNHJの内部調査を行い、NHJがムーグに納品する部品の認証書類の偽造を試みていたほか、無断で孫請けに製造を委託していたことが分かった。

認証書類がどの部品向けのものかは、ロイターが確認したムーグのメールからは定かではない。ロイターは、NHJがこうした行為を行う理由を断定できなかった。

「極めて不満が高まっている状況だ。中国の重点成長サプライヤーの1つが信頼できないということだ」と、ムーグの品質管理担当部門のマネジャーは8月25日付のメールにこう記した。

FAAの報告書は、NHJが部品を未承認のサプライヤーに外注する一方、下請け業者は製造記録をねつ造し、決められた製造過程を守らなかったと結論している。FAAは、未承認の代替材料を使用してムーグの部品を製造したとのShi氏の指摘には同意しなかった。

同報告書はまた、下請けで部品のカドミウムコーティングを行っていた南通申海工業科技が、必要の半分しか焼付工程の時間を取らず、製造記録をねつ造したと指摘した。

NHJ幹部のLi Jian氏は、ムーグの内部メールやFAAの報告書が指摘しているような違反行為はなかったと話す。

「検査で彼らがこうした事案を提起することはなかった。ムーグは正式ルートでわれわれに知らせるべきだったが、そうした連絡をムーグやFAAから受けたことはない」とLi氏はロイターに語った。

ムーグは、サプライヤーとのやり取りについてはコメントしないとしている。FAAは、コメントの求めに応じなかった。

南通申海工業科技のCheng Daoguang氏は、ロイターに対し、「製造工程記録を偽造しておらず、FAAからの訪問や査察はなかった」と述べた。NHJ向けにこうした部品を製造したのは2015年2─6月だったという。

Cheng氏は、NHJやムーグから守るべき基準について明確な指示はなく、本来は焼付時間をもっと長くとるべきだったと認識したのは、2015年8月にShi氏の訪問を受けた時だったと言う。

NHJのLi氏は、南通申海工業科技の問題についてコメントしなかった。

<不服>

Shi氏は、ムーグから解雇された後にFAAに接触したという。ムーグ側は、この解雇は「以前から伝達していたグローバル再編」の一環で、サプライヤーの品質問題を指摘したことが原因ではないとしている。

「Shi氏は、通常の管理プロセスの中で、ムーグのサプライチェーン組織内にいる人間がすでに対応済みの内容以上のものを指摘したわけではない」と、ムーグは説明している。

Shi氏は、米労働安全衛生管理局に対し、内部告発が理由でムーグから解雇されたとして不服を申し立てたという。米国の裁判官は先月、管轄外だとして申し立てを却下した。Shi氏はそれに対し、不服の申し立てを行っている。

(翻訳:山口香子 編集:伊藤典子)


米空軍F-22Aステルス戦闘機に地上管制レーダーに写るための装置が
10/18(水) 11:08配信 ホウドウキョク

958
(画像:ホウドウキョク)

米空母「ロナルド・レーガン」参加で行われている米韓演習と並行して、ソウル郊外で開催中の「国際航空宇宙・防衛産業展示会 ADEX2017」。
会場ではアメリカ空軍の最新鋭ステルス戦闘機F-22Aラプターが空中での高度な機動性を披露した。

機体の下に見えるF-22Aのレーダー反射装置

F-22Aラプターは、空中戦を重視して設計されている。
例えば翼だけではなく噴射口の向きを変えることで、空中で急激に向きを変えることや短距離での離着陸を可能にしている。
リヒートせずとも超音速巡航し、垂直上昇できるのはエンジンが強力だからだ。
ステルス性を重視しているので空中戦用の空対空ミサイルや爆弾を、すべて機内に収納して必要な時だけ蓋を開けて発射できる構造になっている。今回のデモンストレーション飛行では低空で蓋を開閉する様子をメディアに公開してくれた。

さて興味深いのは機体の下に、ちょこんと飛び出している装置だ。
これはレーダーの反射装置(リフレクター)で、地上の味方の管制用レーダーに写るためのものだという。
だから、例えばどこかの国の地上レーダーがF-22Aの機影を捉えたとしても、それはこのリフレクターによって「見えるようにしている」からだということになる。
そして万が一の有事の際はこのリフレクターは動作を停止し、F-22Aラプターはそのステルス性能をフルに発揮することとなる。
また同時にリフレクターが作動していない時に管制レーダーから機影は完全に消えるのか・・・というステルス性能のレベルや対応方法を敵に解らせないという意味もあるのだ。

いずれにせよ、米韓合同軍事演習と同時にこの展示会を開催する意味は、見えないはずのステルス機を使って見せる抑止を実行しているということだろう。
(文責:松島 スタッフ能勢・北原)


ステルス戦闘機F35、F22、戦略爆撃機B1…先端航空兵器見せつけ北を圧迫 韓国の航空ショーで異例の公開
10/18(水) 9:30配信 産経新聞

955
韓国の航空ショーで公開された米最新鋭ステルス戦闘機F22=17日(桜井紀雄撮影)(写真:産経新聞)

 韓国ソウル近郊の城南(ソンナム)市にある軍用空港で17日、航空・宇宙ショーが開幕した。米空軍の最新鋭ステルス戦闘機F35やF22といった先端の航空兵器を異例の多さで公開。北朝鮮が弾道ミサイル発射を準備する動きを見せる中、圧倒的軍事力の差を誇示し、圧迫する狙いもあるとみられる。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は開幕式で「われわれは今、いつにも増して平和を守る力が必要だ」と述べ「北の脅威から国民を守る先端兵器システムを早急に戦力化しなければならない」と強調した。

 今回際だっているのが世界最強の戦闘機ともいわれるF22と、F35A2機が同時に登場したことだ。F35Aが韓国で公開されるのは初めてという。北朝鮮有事の際、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の執務室をピンポイント攻撃する能力を持つ。

 22日までのショーでは、「死の白鳥」と呼ばれるB1戦略爆撃機もデモ飛行を行う。9、10月に朝鮮半島周辺で夜間飛行を行ったが、北朝鮮は対応措置が取れなかったとされ、北朝鮮が度重なる飛来に最も神経をとがらせているのがB1だ。有事に米特殊部隊の対北侵入に使われる輸送機なども勢ぞろいした。(城南 桜井紀雄)


米 最新ステルス戦闘機公開
10/16(月) 19:05配信 ホウドウキョク

995
(写真:ホウドウキョク)

アメリカ軍は、韓国・ソウル近郊で開催されている防衛産業の展示会で、最新鋭のステルス戦闘機を公開した。
展示会には、アメリカ空軍の最新鋭ステルス戦闘機「F-22」や「F-35A」などが参加する。
また、金正恩(キム・ジョンウン)委員長が最も恐れるB-1B戦略爆撃機も、開催期間中に、ソウル近郊上空をデモンストレーションで飛行するという。
アメリカ軍は、16日から始まった軍事演習とあわせて、朝鮮半島に軍事力を集中させ、圧倒的な力を誇示することで、北朝鮮への圧力を強める狙いがあるとみられる。


ボーイング、北東アジアの新造機需要1470機 36年までの20年予測、単通路は660機
10/16(月) 12:27配信 Aviation Wire

 ボーイングは、日本と韓国、台湾からなる北東アジア地域での民間航空機の新造機需要は、2036年までの20年間に機数ベースで1470機(前年予測から30機増)、金額ベースでは3200億ドル(約36兆円、前年から据え置き)になると都内で10月12日に発表した。

 新造機需要のうち、71%にあたる1050機が既存機の置き換え、29%となる420機が新規導入と予測。北東アジアで運航される民間機は、現在の1090機が2036年には1510機に増えるとみている。

 来日したボーイング民間航空機部門マーケティング担当バイス・プレジデントのランディ・ティンゼス氏は、北東アジア市場の特徴について「北東アジアの経済は持続的に拡大し、今後20年で年1.2%の経済成長率が見込まれる。旅客数は2036年までに年2.2%増加するとみており、北東アジアの市場拡大に伴いLCCの顕著な成長が見込まれ、旅客数は堅調に推移するだろう」と指摘した。

 新造機のうち、660機(全体の45%、前年比60機増)が単通路(ナローボディー)機、310機(21%、30機減)が787-8など300席以下となる小型の双通路(ワイドボディー)機、310機(34%、120機減)が777などの中型双通路機と747やエアバスA380のような大型双通路機を合わせた需要、三菱航空機のMRJなど90席以下のリージョナル機が60機(5%、10機減)とした。

 ランディ氏は、「新造機需要の中心はLCCだ」と説明した上で、「航空会社の売上の2割から3割が貨物収入で需要がある。貨物機の新造機需要は130機(全体の9%)だ」と述べた。

 北東アジア市場の成長は、LCCの対等や同地域人口の75%超を占めると見込まれる中間層の増加が要因だという。また、リージョナル機については、「次の競争はここにあるとみている」と語った。

 ボーイングでは、2036年までの20年間の新造機市場について、機数ベースでは旅客機と貨物機を合わせて全世界で4万1030機、金額ベースではカタログ価格換算で6兆1000億ドルと予測している。


ノックスクート、成田-バンコク就航へ タイ当局に対する安全懸念解除で
10/16(月) 9:18配信 Aviation Wire

145
タイ航空局に対するICAOのSSC解除を受け成田への定期便開設を目指すノックスクート=15年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ノックスクート・エアライン(NCT/XW)は、タイ・バンコクのドンムアン国際空港から日本や中国、インド、韓国への新路線を、2018年3月までに開設する計画を進めていく。国連の専門機関ICAO(国際民間航空機関)による、タイ航空局(CAAT)に対する「重大な安全上の懸念(SSC)」が、10月中に解除される見通しがたったため。

 ICAOは2015年3月に、タイ当局に対してSSCを指摘。猶予期間を過ぎても十分な改善策が示されなかったことから、同年6月18日には問題点があることを示す「赤旗(Red flag)」をタイ当局に示した。航空会社が新路線の開設などを当局に申請した際、担当者が不十分な知識で審査をしており、ICAOが定める安全監査基準を満たしていないと判断した。

 この影響を受け、タイ国籍の航空会社は就航している定期便やチャーター便については運航を継続出来るものの、日本をはじめとするICAO加盟国への新規就航や、増便などのスケジュール変更、機材変更などが出来ない状況になった。

 ノックスクートもこの影響を受け、2015年3月末までに予定していたバンコク(ドンムアン)-成田線の定期便就航を延期。2016年3月からチャーター便を運航するなど、計画変更を迫られた。

 同様の事例では、ICAOは2009年にフィリピンの航空当局に対してSSCを指摘。2013年にSSC指定を解除している。

 ノックスクートはタイ国際航空(THA/TG)系LCCのノックエア(NOK/DD)と、シンガポール航空(SIA/SQ)系LCCのスクート(TGW/TR)が2014年に設立し、2015年5月に定期便の運航を開始。現在は中国の南京と青島、大連、天津、瀋陽、台湾の台北の計6都市へ就航している。現在保有しているボーイング777-200型機の座席数は、2クラス415席で、スクート・ビス24席、エコノミー391席となっている。

 タイ当局に対するSSC解除見込みを受け、ノックスクートは10月末までに4機目の777-200を導入予定。既存の中国路線である天津、青島、瀋陽への増便や、西安への就航を予定している。

 2018年1-3月期には777-200を1機以上導入し、成田とソウル(仁川)への定期便を開設する見通し。

« 北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・234 | トップページ | 北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・235 »

ニュース」カテゴリの記事

システム・技術・産業」カテゴリの記事

船舶・鉄道・航空」カテゴリの記事

事故・トラブル・インシデント」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 777・787・A350等、航空機一般の話題・64:

« 北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・234 | トップページ | 北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・235 »