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2017年10月19日 (木)

北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・238

去る1月6日に核実験を行なった残虐な中世の亡霊・暗黒独裁国家・北朝鮮が、今度は長距離弾道ミサイル発射実験の準備を進めていたが、ついに7日9時31分に発射した。

政府は7日午前、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)を開き、国民の安全確保に万全を期すとともに、米韓などと緊密に連携し、北朝鮮に厳しく対応していく方針を確認した。
NSCで首相は、「米国や韓国など関係国と連携し、必要な対応を適時適切に行う」よう求めた。また、首相は関係省庁に対し、(1)落下物などによる被害がないかの確認(2)情報収集・分析の徹底(3)関係国との連携―を指示した。

安倍晋三首相は7日午前、首相官邸で記者団に対し、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射したことについて「断じて容認できない。明白な国連安全保障理事会決議違反だ。国際社会と連携し、毅然として対応する。国民の安全と安心を確保することに万全を期する考えだ」と述べた。

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リンク:核の標的は「米国のみ」 訪露の北高官、対米けん制 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「安倍首相はトランプ大統領から先制攻撃の可能性を聞いている」 長州「正論」懇話会 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<モスクワ核不拡散会議>モスクワで始まる 日朝局長が接触 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米韓軍事演習が終了=米空母、当面半島周辺に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮情勢 モスクワ会議に米朝代表団 「接触予定なし」と北高官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ米大統領の護衛艦乗艦を検討=来月の来日時 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:モスクワ会議に北代表が出席 金杉憲治局長「機会あれば日本の立場説明したい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<EU>対北朝鮮追加制裁も 首脳会議で合意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ロシア>「主権国家だ」プーチン氏、北朝鮮を擁護 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:襟裳岬でPAC3訓練へ 北ミサイル落下を想定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日米韓の防衛相が会談へ、北朝鮮対応を協議 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大型無人機で北朝鮮監視=12月に新部隊創設―韓国空軍 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:小野寺防衛相、22日から比訪問=米韓国防相とも会談 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:小野寺五典国防相、比でマティス米国防長官と会談へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、豪議会などに書簡 「米国からの核戦争の脅しには屈せず」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米CIA長官:中国の習主席は党大会で権力基盤強化-北朝鮮で前進 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:EU、対北制裁 さらに強化検討 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マティス米国防長官、ASEAN拡大国防相会議に出席へ 北朝鮮封じ込めへ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:対北朝鮮、圧力を強化=「対応さらに検討」―EU首脳会議 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領の訪韓まで半島周辺に空母展開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:モスクワで核不拡散会議 北問題、露「仲介役」を誇示 米への発言力高める狙い - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米空母が日本海で韓国軍と合同演習、北朝鮮に圧力 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「超強硬対応」また警告=北朝鮮、「布告なき戦争」と米非難 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「なぜ救出されぬ」=松本京子さん、拉致40年―兄孟さんインタビュー・鳥取 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:弾道ミサイル防衛は多層であるべきか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:“北”は止まっていない。新型弾道ミサイル搭載潜水艦を建造開始 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮の核問題、解決は対話で=プーチン・ロシア大統領 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ大統領、海自「いずも」乗艦検討 安倍首相も  - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米国と北朝鮮>ハーバード大教授 キューバ危機に学べ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプの強気が招く偶発的核戦争 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金王朝支える作家集団 初の「金正恩小説」は対米決戦勝利のシナリオ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:外務省幹部が訪露 日朝当局者接触の可能性 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:焦点:えりも町で募る北朝鮮ミサイル不安、「逃げる場所もない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:THAAD配備受けた韓国の経済低迷、来年第2四半期から緩和 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

核の標的は「米国のみ」 訪露の北高官、対米けん制
10/20(金) 23:44配信 産経新聞

 モスクワで開催された「モスクワ不拡散会議」本会議に出席した北朝鮮外務省の崔善姫米州局長は20日、同国が開発する核兵器の標的は「米国のみ」で、第三国には向けられていないなどと発言し、米国を強く牽制した。

 同会議は核不拡散や朝鮮半島情勢を話し合うもので、シャーマン米元国務次官や日本の金杉憲治アジア大洋州局長らも参加。崔氏とともに歩く姿も見られた金杉氏は「(崔氏と)あいさつを交わした」と述べた。金杉氏はこれに先立ち、「北朝鮮側との接触の予定はない」とする一方、言葉を交わす機会があれば「日本の立場を説明したい」と話していた。(モスクワ 黒川信雄)


「安倍首相はトランプ大統領から先制攻撃の可能性を聞いている」 長州「正論」懇話会
10/20(金) 22:33配信 産経新聞

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安倍晋三首相に対する偏向報道の実態を語る小川栄太郎氏=20日、山口県下関市(大森貴弘撮影)(写真:産経新聞)

 長州「正論」懇話会の第18回講演会が20日、山口県下関市の下関市民会館で開かれ、文芸評論家の小川栄太郎氏が「日本国民の選択の時は来た!」と題して講演した。

 小川氏は安倍晋三首相が踏み切った衆院解散について「米朝危機に備えるための判断と考えるのが妥当」と指摘した。今後の展開について「首相はトランプ米大統領と密に連絡を取り合っており、11月にも動きが出る可能性を考えたはずだ。米国による先制攻撃の可能性をトランプ氏から聞いていると推測する」とも語った。

 「解散に大義がない」と批判する野党に関しては「選挙で与党が圧倒的多数を占めると考えたからだ」と分析した上で、「政権が強い力を保つには、余力を残しておくのが常道だ」と述べ、1年余りの任期を残した解散は妥当との見方を示した。


<モスクワ核不拡散会議>モスクワで始まる 日朝局長が接触
10/20(金) 21:07配信 毎日新聞

 【モスクワ杉尾直哉】核問題について話し合う「モスクワ核不拡散会議」が20日、モスクワで始まった。出席した日本の金杉憲治外務省アジア大洋州局長が、北朝鮮外務省の崔善姫(チェ・ソニ)北米局長と接触した。廊下であいさつを交わす程度の短時間だった。

 会議には約40カ国の専門家と外交官約270人が参加。米国はクリントン政権下で北朝鮮政策調整官を務めたシャーマン元国務次官が、韓国は李相和(イ・サンファ)外務省北核外交企画団長(局長級)がそれぞれ出席。崔局長は外務省傘下「米国研究所」所長の肩書で参加し、「北東アジアの安全保障」などをテーマにした全体会議で意見発表する。

 ラブロフ露外相が演説し、北朝鮮の核問題について「目下の最大の課題はいかに軍事衝突を回避するかだ。人的破滅、環境の破滅を必然的にもたらす」と述べ、米朝の対立激化による軍事衝突の可能性に危機感を示した。


米韓軍事演習が終了=米空母、当面半島周辺に
10/20(金) 18:54配信 時事通信

 【ソウル時事】朝鮮半島周辺で行われていた米韓合同軍事演習が20日、終了した。

 演習は16日に始まり、米空母「ロナルド・レーガン」やイージス艦など米韓両軍から計約40隻が参加。北朝鮮の団体は演習中、強く反発する談話を出したが、北朝鮮は軍事的挑発を控え、弾道ミサイル発射などは強行しなかった。


北朝鮮情勢 モスクワ会議に米朝代表団 「接触予定なし」と北高官
10/20(金) 17:40配信 産経新聞

 【モスクワ=黒川信雄】モスクワ市中心部のホテルで20日、核不拡散や朝鮮半島情勢を話し合う「モスクワ不拡散会議」本会議が開催された。同会議には北朝鮮や米国、日本の元高官らが出席。各国間の接触が注目されている。

 午前中の開会式には北朝鮮外務省の崔善姫(チェ・ソンヒ)米州局長が出席。ときおり、側近とみられる北朝鮮代表団関係者らと言葉を交わしていた。米国からはシャーマン元国務次官が参加した。

 米側との接触の可能性を聞かれた崔氏は記者団に「その予定はない。会議に出席するために来た」と強調した。

 シャーマン元米国務次官も、北朝鮮側と協議する「予定はない」と繰り返した。会議への出席を見送ったとされる米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表からのメッセージを伝える予定もないと述べた。

 日本からは外務省の金杉憲治アジア大洋州局長が出席。金杉氏も「北朝鮮側との接触の予定はない」とする一方で、もし言葉を交わす機会があれば「日本の立場を説明したい」と述べた。

 会議は21日まで開催される。


トランプ米大統領の護衛艦乗艦を検討=来月の来日時
10/20(金) 16:40配信 時事通信

 日米両政府は、11月のトランプ米大統領の来日時に安倍晋三首相とともに海上自衛隊の護衛艦「いずも」に乗艦する検討に入った。

 日本政府関係者が20日、明らかにした。強固な日米同盟をアピールし、核実験やミサイル開発を続ける北朝鮮をけん制する狙いがある。

 トランプ氏は11月5日に来日し、7日まで滞在する。6日に安倍氏との首脳会談に臨み、北朝鮮対応をめぐって意見を交わす。

 いずもは横須賀基地に所属する海自最大級の護衛艦で、ヘリコプターを搭載できる。米大統領の乗艦が実現すれば初めて。


モスクワ会議に北代表が出席 金杉憲治局長「機会あれば日本の立場説明したい」
10/20(金) 16:07配信 産経新聞

 【モスクワ=黒川信雄】モスクワ市中心部のホテルで20日、核不拡散や朝鮮半島情勢を話し合う「モスクワ不拡散会議」本会議が開催された。同会議には北朝鮮や米国、日本の高官らが出席。各国間の接触が注目されている。午前中の開会式には北朝鮮外務省の崔善姫(チェ・ソンヒ)米州局長が出席。ときおり、側近とみられる北朝鮮代表団関係者らと言葉を交わしていた。米代表団とみられる姿もみられた。

 日本からは外務省の金杉憲治アジア大洋州局長が出席。金杉氏は「北朝鮮側との接触の予定はない」とする一方で、もし言葉を交わす機会があれば「日本の立場を説明したい」と述べた。


<EU>対北朝鮮追加制裁も 首脳会議で合意
10/20(金) 13:23配信 毎日新聞

 【ブリュッセル八田浩輔】欧州連合(EU)は19日の首脳会議で、北朝鮮に対し、関係国と協議しながら独自の追加制裁を含む対策を検討することで合意した。国連加盟国には安全保障理事会の決議に沿った対北朝鮮制裁の履行を働きかける。

 採択された総括文書では、北朝鮮に過去の安保理決議を即座に順守することを求め、すべての核開発計画を放棄するよう要求。一方、朝鮮半島の非核化は平和的手段で達成されるべきだと強調した。EUは今月16日の外相会議で、原油・石油の輸出と投資の全面禁止を柱とする追加の独自制裁を正式決定し、即日履行されたばかり。

 また首脳会議では米国のトランプ大統領がイラン核合意の再検討を表明した問題を受け、改めて核合意を支持するとともに米議会に合意存続を働きかけることで一致した。


<ロシア>「主権国家だ」プーチン氏、北朝鮮を擁護
10/20(金) 13:21配信 毎日新聞

 【モスクワ杉尾直哉】ロシアのプーチン大統領は19日、露南部ソチで開かれた外交専門家グループの会合「バルダイ会議」で演説し、「北朝鮮体制を好むか好まないかは別にして、主権国家であることを忘れてはならない」と語り、金正恩(キム・ジョンウン)体制を正統政権として支持する姿勢を示した。

 プーチン氏は、北朝鮮の核問題に関連し、「我々(ロシア)は、国連安全保障理事会の決定をすべて実行している」と語り、北朝鮮に対する新たな制裁措置をロシアとして支持する考えを示した。その上で「この問題は対話によって解決せねばならない。武力行使による威嚇や、開けっぴろげで厚顔無恥なののしりで北朝鮮を追い詰めてはならない」と述べ、トランプ米大統領をけん制した。


襟裳岬でPAC3訓練へ 北ミサイル落下を想定
10/20(金) 12:41配信 産経新聞

 小野寺五典防衛相は20日午前の記者会見で、航空自衛隊が31日に襟裳分屯基地(北海道えりも町)で地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の機動展開訓練を行うと発表した。襟裳岬上空を通過する北朝鮮の弾道ミサイル発射が続いており、発射失敗に伴うミサイル本体や部品の落下などを想定した訓練を行う。

 小野寺氏は訓練について「弾道ミサイル対処の戦術技量向上を図ることは極めて重要だ」と強調した。また「多くの国民が不安を感じている中、自衛隊の弾道ミサイル対処の即応態勢を堅持することは、国民の安全・安心の醸成に寄与するものだ」と述べた。

 北朝鮮が8月29日と9月15日に発射した弾道ミサイルは襟裳岬上空を通過し、太平洋に着弾した。PAC3は高高度でのミサイル迎撃に失敗したミサイルを高度数十キロで迎撃する役割を担う。


日米韓の防衛相が会談へ、北朝鮮対応を協議
10/20(金) 12:23配信 ロイター

[東京 20日 ロイター] - 小野寺五典防衛相はフィリピンで23日から始まる東南アジア諸国連合(ASEAN)の安全保障会議に出席し、米韓の国防相と北朝鮮問題を協議する。小野寺氏は20日の閣議後会見で、「様々な事態が発生した場合でも、3カ国が連携を取っていくことを確認するのが重要と思っている」と語った。

小野寺氏は米国のマティス国防長官、韓国の宋永武国防相と個別に会談するほか、日米韓の3カ国会談も行う。

拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)には、ロシアと中国の国防相も出席する予定。小野寺防衛相は「短い時間かもしれないが、北朝鮮の問題について意見を交わしたい」と述べた。

日本はASEAN各国が出席するADMMプラスで南シナ海、東シナ海問題も取り上げる考え。

(久保信博)


大型無人機で北朝鮮監視=12月に新部隊創設―韓国空軍
10/20(金) 12:15配信 時事通信

 【ソウル時事】韓国空軍は20日、国会国防委員会で、大型無人偵察機「グローバルホーク」で北朝鮮の核・ミサイルの動向を偵察・監視する「航空情報団」を12月1日に創設すると明らかにした。

 聯合ニュースが伝えた。

 空軍は来年から航空情報団中心の監視偵察能力を拡大するという。2019年までに計4機のグローバルホークを導入する予定。24時間態勢で監視を行う。


小野寺防衛相、22日から比訪問=米韓国防相とも会談
10/20(金) 12:14配信 時事通信

 小野寺五典防衛相は20日の記者会見で、フィリピンを22~25日の日程で訪問すると発表した。

 24日に開かれる拡大東南アジア諸国連合(ASEAN)国防相会議に出席。米国のマティス、韓国の宋永武両国防相と個別に会談するほか、日米韓3カ国の会談も開き、北朝鮮の核・ミサイル問題への対応などを協議する。


小野寺五典国防相、比でマティス米国防長官と会談へ
10/20(金) 12:13配信 産経新聞

 小野寺五典防衛相は20日午前の記者会見で、22日から4日間の日程で東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議に出席するため、フィリピンを訪問すると発表した。北朝鮮の核開発や、南シナ海における中国の海洋進出などについて意見を交わす。マティス米国防長官ら各国国防相との個別会談も行う。

 小野寺氏はフィリピン滞在中にマティス氏に加え、韓国の宋永武(ソンヨンム)国防相とも会談し、日米韓3カ国防衛相会談も行う。フィリピン、ベトナム、オーストラリアの国防相との会談も予定しているほか、中露両国の国防相と会談する方向で調整している。

 小野寺氏は「北朝鮮問題の対応の中で、特に日米、日米韓3カ国の連携が大変重要になる」と強調した。また、ASEAN拡大国防相会議に関しても「わが国の立場や見解を積極的に発言していきたい」と述べた。


北朝鮮、豪議会などに書簡 「米国からの核戦争の脅しには屈せず」
10/20(金) 10:49配信 ロイター

[シドニー 20日 ロイター] - 北朝鮮がオーストラリア議会などに書簡を送り、核保有国であることを強調するとともに、トランプ米大統領の脅しに屈しない姿勢を示していたことが分かった。

20日の豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(SMH)が掲載した9月28日付の書簡の写しによると、北朝鮮は「核保有国である朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)を、核戦争の脅しによって屈服させることができるとトランプ氏が考えているとしたら、大きな計算違いであり、無知の表れだ」と指摘した。

また「トランプ氏はDPRKを完全に破壊すると脅したが、これは全世界の破壊を警告する過激な脅迫行為だ」とも主張。

「独立と平和、正義を愛する国」は「世界を核の大惨事に陥れようとしているトランプ政権の凶悪で無責任な行動を強く警戒」すべきだと訴えた。

豪外務省報道官は、SMHが掲載した書簡の写しが本物であることを確認した。

書簡は「各国議会への公開書簡」と題され、インドネシアのジャカルタにある北朝鮮大使館から同市のオーストラリア大使館などに送られた。書簡が送られた他の国は明らかでない。

ビショップ豪外相は記者会見で、北朝鮮がこのような形で各国にメッセージを送るのは異例だとし、外交・経済面で各国が協力して圧力を加える戦略が奏功していることの表れだとの見方を示した。


米CIA長官:中国の習主席は党大会で権力基盤強化-北朝鮮で前進
10/20(金) 10:46配信 Bloomberg

中国の習近平国家主席は北京で開催中の共産党大会で権力基盤を堅め、その支配的立場を前向きな力として世界に行使する可能性がある。米中央情報局(CIA)長官がこう分析した。

ポンペオCIA長官は19日にワシントンで開かれた会合で、「習主席はこの大会で驚くほどの権限を持つ支配的立場を堅め、世界に利することを行うとわれわれは考えている」と述べた。

同長官は「中国がこの機会を利用し、北朝鮮の金正恩労働党委員長による核開発など国際的脅威を減らす上で世界的に重要なプレーヤーとなる姿勢を示すと期待している」と発言。これまでみられた行動は良好で、中国が北朝鮮の核の脅威抑制への協力で前進したと指摘した。ただ、習主席とトランプ米大統領との間で築かれた「素晴らしい関係」を踏まえれば、中国のさらなる行動を米国は期待すると付け加えた。

原題:CIA’s Chief Says China’s Triumphant Xi Could Be Force for Good(抜粋)


EU、対北制裁 さらに強化検討
10/20(金) 9:51配信 産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)28加盟国は19日、ブルリュッセルで行われた首脳会議で、核実験や弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮への対応を協議し、EUが北朝鮮に科す独自制裁のさらなる強化を検討する方針で合意した。

 議長総括は具体的な強化策には触れていないが、国連安全保障理事会の制裁の完全な履行を「第三国」にも呼びかけた。米国のように、北朝鮮と取り引きする「第三国」を対象にした制裁が検討される可能性があるとも伝えられている。

 EUは16日、域内の北朝鮮労働者に対する滞在許可の更新停止や加盟国による北朝鮮への投資禁止などの制裁強化を決めばかり。ただ、北朝鮮との経済関係が薄く、効果は限定的とされている。

 28カ国首脳はまた、米国がイラン側の不履行を認定した核合意について、「完全な義務を再確認する」とし、EUとして合意を順守する姿勢を示した。


マティス米国防長官、ASEAN拡大国防相会議に出席へ 北朝鮮封じ込めへ
10/20(金) 9:50配信 産経新聞

 【ワシントン=黒瀬悦成】米国防総省のホワイト報道官は19日の記者会見で、マティス国防長官が24日にフィリピンで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議に出席すると発表した。

 同会議は、ASEAN加盟10カ国に日米中韓など8カ国を加えた国防相会議で、今回で4回目。マティス氏は会議で、核・弾道ミサイル開発を続ける北朝鮮の抑止と封じ込めに向け、環アジア太平洋・インド洋諸国の連携強化を確認する見通しだ。

 マティス氏はまた、中国が南シナ海で人工島の造成と軍事拠点化を進めている問題で、中国に対抗して南シナ海での「飛行や航行自由」を確保していく構えを強く打ち出す方針だ。

 会議ではさらに、シリアで壊滅状態となったイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の残存勢力が東南アジア地域などに流れ込む事態を想定し、テロ警戒態勢の維持も確認するとみられる。

 ホワイト報道官はこの日の会見で、フィリピン軍が16日にミンダナオ島でISフィリピン支部の司令官とされる、イスラム過激派アブサヤフの幹部、イスニロン・ハピロン容疑者を殺害したことを歓迎。国防総省として対テロ情報収集などの分野でフィリピン政府との協力態勢を維持していくと表明した。


対北朝鮮、圧力を強化=「対応さらに検討」―EU首脳会議
10/20(金) 8:14配信 時事通信

 【ブリュッセル時事】ブリュッセルで開かれている欧州連合(EU)首脳会議は19日の夕食会で、北朝鮮に対し核開発計画を放棄するよう圧力をかけ続ける方針で一致した。

 首脳会議の総括文書には「対応をさらに検討する」と明記、追加制裁を示唆しつつ北朝鮮に対し軟化を迫る姿勢を示した。

 総括文書は「北朝鮮の最近の振る舞いは受け入れ難い。朝鮮半島と周辺の国々への深刻な脅威となっている」と懸念を表明した。


米大統領の訪韓まで半島周辺に空母展開
10/20(金) 7:55配信 産経新聞

 【ソウル=桜井紀雄】米軍が朝鮮半島周辺で韓国軍と共同演習を行っている原子力空母、ロナルド・レーガンを、20日の演習終了後もトランプ米大統領の来月初めの訪韓時まで周辺海域に展開させる方針を固めたと、韓国紙、東亜日報が19日、報じた。北朝鮮の団体は演習に反発し、「われわれの適切な自衛的行動が任意の時に断行されることを一瞬たりとも忘れてはならない」と警告する18日付報道官声明を出した。

 米韓当局は、北朝鮮でミサイルを積んだ移動式発射台の動きを継続的に捕捉しており、北朝鮮が制裁強化に反発し、開催中の中国共産党大会や11月5日からのトランプ氏の日韓中歴訪に合わせ、大陸間弾道ミサイル(ICBM)などを発射する恐れがあるとみて警戒している。

 東亜日報が在韓米軍筋などの話として伝えたところでは、グアムに配備されたB1戦略爆撃機も常時出撃態勢を整えているという。

 朝鮮中央通信によると、声明を出した北朝鮮の団体は「北侵核戦争演習反対全民族非常対策委員会」。ロナルド・レーガンを中心とした空母打撃群など40隻以上を動員し、16日に始まった米韓演習を「危険千万な軍事的挑発妄動」だと批判し、「予想外の時刻に想像を絶する打撃に直面すると覚悟すべきだ」と威嚇した。

 在韓米軍が23日から行うと発表した韓国に住む米兵の家族らの退避訓練に対しても「戦争前夜の緊張を意図的につくろうと画策している」と非難した。


モスクワで核不拡散会議 北問題、露「仲介役」を誇示 米への発言力高める狙い
10/20(金) 7:55配信 産経新聞

 【モスクワ=黒川信雄】ロシアが北朝鮮と国際社会の「仲介役」としての立場を強調している。核不拡散をテーマに20日から始まる「モスクワ不拡散会議」本会議では、北朝鮮や米国、日本の高官が出席を予定し、各国間の接触が注目される。ただ別の国際会議ではロシアが働きかけた南北対話を北朝鮮が拒否。露は北との関係をてこに対米発言力を高める狙いとみられるが、思惑通りに進んでいない実態もうかがえる。

 モスクワ不拡散会議は露外務省などが主催。関係筋は国営ロシア通信に、北朝鮮外務省の崔善姫(チェ・ソンヒ)米州局長が17日にモスクワ入りしたと明らかにした。会議にはシャーマン元米国務次官らも出席予定とされ、米朝の接触が注目される。

 日本からも北野充・在ウィーン代表部大使と金杉憲治アジア大洋州局長が出席予定で、日朝間の接触もあり得る。金杉氏は17日、都内で米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表と会談しており、両国の立場をすり合わせたもようだ。

 ロシアからは10月上旬に議員団が訪朝し、平壌で金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長らと会談。帰国後、北朝鮮のミサイル開発の進展について繰り返し言及し、北の主張を代弁してみせた。露国営メディア幹部らも同月訪朝し、北高官の発言を配信した。

 ただ、露朝の蜜月ぶりのもろさも垣間見える。露西部で開催された国際会議では、露提案の韓国との対話を北朝鮮が拒否したことが16日、明らかになった。

 すると同日、プーチン大統領が、希少金属の禁輸などを盛り込んだ対北制裁実施の大統領令に署名したと報じられた。

 対話仲介役を買って出たマトビエンコ上院議長は、対北制裁を堅持する姿勢を強調するなど、露側の態度硬化ともとれる動きが鮮明になった。

 ロシアが北とのパイプを誇示する背景には、北朝鮮問題が米国や日本、韓国の主導で解決されることへの危機感もあるとされる。ただ北朝鮮はこれまでも、優位な条件を求めて接近する相手国を変えてきた経緯があり、ロシアの狙い通りに事態が進むかは不透明だ。


米空母が日本海で韓国軍と合同演習、北朝鮮に圧力
10/20(金) 7:35配信 ロイター

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 10月19日、韓国との合同軍事演習に参加している米原子空母ロナルド・レーガンが19日、訓練の様子を報道陣に公開した。(2017年 ロイター/Tim Kelly)

[米空母ロナルド・レーガン艦上(日本海) 20日 ロイター] - 韓国との合同軍事演習に参加している米原子空母ロナルド・レーガンが19日、訓練の様子を報道陣に公開した。レーガンはこの日、朝鮮半島近くの海域を約160キロ航行。艦載機のF18戦闘機がおよそ90回離発着を繰り返した。

米韓は北朝鮮の挑発行動をけん制するため、16日から演習を開始。乗員5000人の米海軍最大の艦艇レーガンを含め、朝鮮半島を挟んで日本海と黄海に40隻の艦艇を展開している。

「北朝鮮の危険かつ挑発的な行為は、世界中を不安にさせている」と、レーガン率いる空母打撃軍の司令官、マーク・ダルトン少将は艦上で記者団に語った。「我々が韓国を防衛する準備は整っている。この演習、さらに他の多くの演習を通じて、そのことをはっきり示している」。

11月5日からトランプ大統領が日中韓などアジアを歴訪する。米領グアムのアンダーセン空軍基地からたびたび飛来するB―1B戦略爆撃機とともに、その直前にレーガンが存在感を見せつけた格好だ。日米韓の外務次官がソウルで北朝鮮問題を協議したタイミングとも重なった。

北朝鮮は演習に反発。戦争に向けた予行練習だと非難している。同国のキム・インリョン国連次席大使は、国連総会の軍縮委員会で、核戦争はいつ起きてもおかしくないなどと発言した。

米韓は20日まで合同訓練を行う。

(ティム・ケリー、翻訳:久保信博)


「超強硬対応」また警告=北朝鮮、「布告なき戦争」と米非難
10/20(金) 7:32配信 時事通信

 【ソウル時事】北朝鮮の団体「朝鮮平和擁護全国民族委員会」は19日、談話を出し、米韓両軍による海上合同演習を受け「米国が事実上、われわれに対し宣戦布告なき戦争を開始した」と強く非難した。

 また「戦争を仕掛けてくるなら、われわれは想像できない超強硬対応で米本土の焦土化という史上最悪の大災難をもたらす」と主張。似たような警告を2日連続で行った。

 朝鮮中央通信が伝えた。談話は米韓演習の目的について、金正恩朝鮮労働党委員長ら首脳部を狙う、いわゆる「斬首作戦」計画の実行可能性を検討することにあると訴えた。強い警戒感をあらわにしている。

 北朝鮮の別の団体「北侵核戦争演習反対全民族非常対策委員会」も18日、米韓演習を批判。「超強力対応措置」が準備されていると主張していた。「適切な自衛措置が任意の時刻に断行される」と威嚇しており、演習に対抗し、弾道ミサイル発射など挑発を仕掛ける恐れもあるとみられている。


「なぜ救出されぬ」=松本京子さん、拉致40年―兄孟さんインタビュー・鳥取
10/20(金) 7:08配信 時事通信

 北朝鮮による拉致被害者の松本京子さん=当時(29)=が拉致されてから21日で40年。

 北朝鮮が日本人拉致を認めて被害者5人が帰国してから15年が経過したが進展はない。京子さんの兄孟さん(70)が時事通信のインタビューに応じ「これほど時間がたっても助からないのは信じられない」と憤り、「とにかく元気で帰ってきてほしい。何とかして助け出したい」と京子さんへの思いを繰り返し語った。

 京子さんは1977年10月、「編み物教室に行く」と鳥取県米子市の自宅を出た後、北朝鮮に拉致された。

 孟さんは「特別な区切りではないがこれほど時間がたっても助からないのは信じられない。40年は長い」と心境を吐露。「本当だったら結婚して子どもがいて普通の生活を送っていたはず。全てが駄目になってしまった」と悔しさをにじませた。

 2012年に89歳で亡くなった母三江さんは生前、「自分で北朝鮮に行き、京子を連れて帰りたい」と何度も口にしていたという。京子さんが好きだったという漬物のたくあんを30年間作り帰国を待ち望んでいたが、再会はとうとうかなわなかった。孟さんは「親の方が私よりも気持ちが強かった。口惜しかったと思う」と振り返った。

 京子さんとの思い出については、家でこたつにあたっていた時に京子さんが父親に「ハイヒールを買ってほしい」とねだっていたのを見て、「女の子なんだなぁと思った」と話す。

 韓国の拉致被害者団体が公表した京子さんとする写真に関しては、「顔の特徴が全然違う」と指摘。たびたび出てくる京子さんの情報は、「注意深く受け止めている」と話した。

 今後の活動については「生きている限りはやれる範囲でやろうと思っている」と話すが、医師からはあまり遠出をしないように言われている。体調が思わしくないことが増えたといい、時間が残されていないと被害者家族の高齢化を強調する。

 政府に対しては、「問題解決へ向け本気で考えているのか疑問がある」とした上で、「救出に向け、過去の事例について再度検証し、新たな策を検討するべきではないか」とも訴えた。


弾道ミサイル防衛は多層であるべきか
JSF | 軍事ブロガー
10/20(金) 6:46

 ミサイル防衛(MD)は、弾道ミサイルの飛翔経路であるブースト段階、ミッドコース段階、ターミナル段階のそれぞれに適した迎撃システムを組み合わせ多層防御を行うとされています。しかしそれは絶対ではありません。実はそもそもブースト段階の迎撃に付いては未だ開発中である上に、ミッドコース段階の迎撃のみ用意してターミナル段階の迎撃を用意していない迎撃態勢もあります。

ブースト段階:開発中
ミッドコース段階:SM-3、GBI
ターミナル段階:PAC-3、THAAD
米本土MDと欧州MDはミッドコース迎撃の一層防御

 米本土防衛用にはGBI、欧州防衛用にはSM-3が用意されていますがこれは大気圏外のミッドコース迎撃用ミサイルであり、ターミナル段階での迎撃用ミサイルは用意されていません。これは米本土防衛の場合はマッハ20で飛んで来るICBM(大陸間弾道弾)が迎撃目標であり、ターミナル段階迎撃用のPAC-3やTHAADではICBMが相手では能力的に不足し、そもそも迎撃が出来ないからです。

 欧州防衛の場合はイランから飛んで来るIRBM(中距離弾道弾)が想定されている為、THAADならば能力的には迎撃は不可能ではありませんが、防衛計画では用意されていません。これは広大な欧州を全てTHAADの迎撃範囲である半径200kmで覆うには、20個以上の高射隊と1000発近い迎撃ミサイルが必要とされるため、予算的に現実的ではないと判断されたためです。SM-3ならばイージスアショア(陸上型イージス)を2箇所に用意すれば欧州の大半を防衛できます。

日本MDの主役はSM-3

 日本防衛用にはミッドコース迎撃用のSM-3とターミナル迎撃用のPAC-3の多層防御となっています。射程の長いSM-3は2箇所に用意すれば日本全土を守れますが、PAC-3の迎撃範囲は20~30kmと狭く、一部の重要箇所しか守れません。これを理由にPAC-3を批判する声もありますが、それは少し違います。
 日本が弾道ミサイル防衛システムの導入を検討し始めたのは、北朝鮮がノドンを発射しNPT(核拡散防止条約)を脱退した1993年で、テポドンを日本越えで撃たれた1998年に導入を決定しています。この当時のアメリカを中心とする弾道ミサイル防衛システムの開発状況は以下の通りです。

PAC-3:1987年に前身ERINTが迎撃試験初成功、1995年実戦配備。
THAAD:1995年~1999年まで連続6回迎撃試験失敗。計画の危機。
SM-3:2002年に迎撃試験初成功、2004年実戦配備。
アロー:1994年に迎撃試験初成功、2000年実戦配備。イスラエル製 
 つまりこの当時、PAC-3のみが確実に配備できる実用化済みのMD迎撃ミサイルであり、他に選択の余地はありませんでした。この時期のTHAADは6連続迎撃失敗で開発計画は風前の灯火であり、とても選択できる対象ではありません。SM-3はまだ本格的な試験が始まっていない時期ですが、迎撃範囲の広さからこれに掛けるしかありませんでした。PAC-3は最低限の保険であり、まだ性能が保証されていないSM-3を本命とする配備計画だったのです。
 またPAC-3は対弾道ミサイル専用ではなく航空機や巡航ミサイルも迎撃できる汎用型の地対空ミサイルなので、アメリカ軍は従来型のPAC-2を全てPAC-3に更新する予定でした。故にMD配備とは無関係に自衛隊も遅かれ早かれPAC-3を導入する事になっていたでしょう。どんな空中目標にも使える汎用型の地対空ミサイルであるPAC-3は無駄になりようがないのです。
 イスラエルのアローに付いては先方から売り込みがあったものの断っています。理由に付いては不明ですが、アローは直撃方式ではなく従来型の爆風破砕方式を用いた堅実ではあるものの古い設計であるのと、イスラエル製であるという点がネックになったのでしょう。

 SM-3はその後に迎撃試験を積み重ねて信頼が置ける迎撃兵器となりました。またTHAADも改設計を経て2005年以降の迎撃試験は一度も失敗無しという驚異的な復活を遂げています。そしてPAC-3とSM-3の配備を一通り終えた日本は新たなMD配備計画としてイージスアショアとTHAADを比較に選び、イージスアショアを選択しました。THAADを選ばなかったのは欧州MDと同じく、防衛すべき国土が広いので予算的にSM-3の方が安く済む事が大きかったと言えます。

ブースト段階迎撃の変遷

 ブースト中の弾道ミサイルを迎撃するシステムは現状では開発中であり、実用化しているものはありません。ブースト中の弾道ミサイルはまだ速度も遅く、捉える事さえできれば迎撃は容易です。しかし速度の遅い期間は非常に短く、捉える機会そのものを得ることが困難という問題を抱えています。これまでアメリカ軍で4つの方法が考案され3つが既に断念されている状況です。

KEI:大型迎撃ミサイルを前方配備してブースト段階を狙う
AL-1空中レーザー砲:射程数百kmの大出力レーザー搭載大型機
NCADE:目標付近に滞空している戦闘機から発射する空対空ミサイル
レーザー砲無人機:目標付近に滞空している無人機から低出力レーザー
 KEIとAL-1、NCADEは既に実用化が困難であると開発が中止されています。AL-1については2010年に実射試験を行い弾道ミサイル標的の迎撃に成功していますが、コスト面、射程の面から難しいと判断されました。NCADEは炸薬無し二段式直撃型の空対空ミサイルで2007年に弾道ミサイル標的への実射試験を行っていますが、射程や迎撃可能機会の短さから本命とはなり得ませんでした。
 代わりに開発が決定したのは無人機にAL-1よりも低出力なレーザー砲を搭載し、敵国上空に待機させ、撃ち上がった弾道ミサイルを付近に居た無人機のレーザー砲で落とす方式です。これならば思いっきり接近できるので射程の問題は解決できます。この点はNCADEと同じですが、レーザーならば瞬時に届くため、迎撃可能機会を増やせると期待されています。 

 ただし「敵国上空に多数の無人機を滞空させる」ということは「前以て敵国防空網を潰しておく」事が要求されます。つまり空爆によって敵の地対空ミサイルと戦闘機を排除しなければならず、これを短期間で実行できる戦力を用意できるのはアメリカ軍だけです。この性質から敵基地攻撃能力とセットで運用されるという事であり、日本が導入するには、法の面でも、実戦力の面でも、このブースト段階迎撃システムの導入は難しいと言えるでしょう。
 目標付近に滞空している無人機からの低出力レーザーでブースト段階の弾道ミサイルを撃つという発想は、まず最初に「隠れながら逃げ回る弾道ミサイル移動発射機を発射前に発見し空爆で破壊することは困難である」という、湾岸戦争の実績で示された戦訓が前提となっています。しかし、いざ弾道ミサイルを発射したとなると膨大な噴射炎は隠しようがなく目立ちます。そこで発射前の破壊は諦めて、発射直後の撃墜を目指そうとしています。つまりこれは迎撃というよりは空爆の直接的な代替手段という事が本質になります。


“北”は止まっていない。新型弾道ミサイル搭載潜水艦を建造開始
10/20(金) 6:07配信 ホウドウキョク

10月18日付の朝鮮中央通信は「侵略者、挑発者に与えられるのは最も悲惨な死だけだ」という記事を掲載した。

「米国と南朝鮮のかいらい一味が史上最大規模の連合海上訓練を強行して現緊張局面を最悪の爆発ラインに追い込んでいる。」とし、その結果どうなるかというと「米国とかいらい好戦狂らの戦争狂乱を無慈悲に粉砕する」としている。

 その具体的な動きのひとつが見えてきた。
国際問題専門誌「The Diplomat」の10月18日付記事によると北朝鮮は新しい弾道ミサイル搭載潜水艦「CInpo-C級」の建造を始めたとしている。

北朝鮮は現在、北極星1型(KN-11)弾道ミサイルを1発だけ搭載できる1,700t級のゴラエ級(Cinpo-B級)潜水艦(タイトル写真)を1隻保有していて、今年初夏に弾道ミサイルを撃ち出す筒を新型に取り換えた。

北朝鮮は、新しい構造体を使用し射程を延ばす新型の潜水艦発射弾道ミサイル計画「北極星3型」を示唆しているが、それとの関係は不明。
今回建造が始まったCinpo-C級は大きさがゴラエ級を上回って2,000tを超し、幅も11mくらいになりそうとのことだ。

北朝鮮が弾道ミサイル搭載潜水艦を完全実用化すると、弾道ミサイルが突然海中から発射されることとなり、どこから発射されるのか掴みにくく対応が難しくなる。
(文責:松島 スタッフ:能勢・北原)


北朝鮮の核問題、解決は対話で=プーチン・ロシア大統領
10/20(金) 4:49配信 ロイター

[ソチ 19日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は19日、北朝鮮による核実験を非難しつつも、対話を通じ核問題を解決すべきとの見解を示した。

プーチン大統領は「北朝鮮が実施した核実験を非難する」としながらも「対話による問題の解決が何よりも必要で、武力行使で脅しをかけ北朝鮮を追い詰めるべきではない」と語った。


トランプ大統領、海自「いずも」乗艦検討 安倍首相も 来日時に
10/19(木) 23:46配信 産経新聞

 トランプ米大統領が11月5~7日に予定している来日の際に、安倍晋三首相とともに海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」への乗艦を検討していることが19日、分かった。北朝鮮が核・ミサイル開発を進める中で、日米両国の結束を内外に誇示する狙いがある。複数の日本政府関係者が明らかにした。

 実現すれば米大統領の乗艦は初めてとなる。いずもは海自横須賀基地所属だが、トランプ氏の日程が過密なため、東京・晴海ふ頭に移動して迎え入れる案が浮上している。技術的に晴海に停泊できない可能性もあり、トランプ氏がヘリコプターなどで横須賀基地まで移動する案もある。

 いずもは海自の最大艦艇で、日本の洋上戦力の象徴的存在。8月に来日したメイ英首相が乗艦したほか、6月にはフィリピン・スービックに寄港した際にドゥテルテ大統領が視察した。


<米国と北朝鮮>ハーバード大教授 キューバ危機に学べ
10/19(木) 21:38配信 毎日新聞

 ◇衝突回避「第3の道を」

 米国に対抗しようと核・弾道ミサイル開発を続ける北朝鮮。事態打開の方法はあるのか。米国の識者に聞いた。1回目は紛争や核問題の権威、グレアム・アリソン米ハーバード大教授。【聞き手・ワシントン会川晴之】

 北朝鮮を巡る現在の危機は、米国とソ連が全面核戦争寸前まで行った55年前のキューバ・ミサイル危機に重なる。当時、米国はソ連が設置したキューバ国内の核ミサイル基地を容認するか、攻撃するかを迫られた。トランプ米政権は今、米本土に到達する大陸間弾道ミサイル(ICBM)の取得を北朝鮮に許すか、「第2次朝鮮戦争」が起きるのを覚悟して北朝鮮を攻撃するかを迫られている。

 キューバ危機ではケネディ米大統領が(海上封鎖の後、米ソが互いに核ミサイルを撤去・廃棄するという)独創的な第3の方法で危機回避に成功した。米ソは二度とこうした事態を招かないよう、ホットラインを設置し連絡を密にした。相互協力も始め、1963年には部分的核実験禁止条約を結んだ。政治的な妥協もあった。68年のチェコスロバキアの「プラハの春」に米国が介入しなかったのがその例だ。こうした知恵は、現在の米朝両国には共有されていない。

 94年の第1次朝鮮半島危機時、私はクリントン政権で国防次官補だった。米国は北朝鮮の核施設を先制攻撃で破壊する計画も検討した。だが、北朝鮮には韓国や日本を攻撃する力があり、最終的に別の選択肢をとった。現在の北朝鮮は核弾頭や弾道ミサイルを保有し、実験を続ければ米国本土への攻撃も可能となる。そんな状況下で米朝は「核のチキンゲーム」を続けており、極めて危険だ。

 我々は「第3の選択肢」を考える必要がある。北朝鮮にICBM開発や核実験をやめさせ、核兵器の原材料製造を停止させることが重要で、近い将来に北朝鮮の完全非核化が達成できるという考えは幻想だ。北朝鮮が悪事を働かないよう「エサ」を与える必要があるかもしれない。お金を払って核開発を阻止するという選択肢だが、現実的には採用しがたい。

 ◇カギ握る中国 半島からの米排除が本音

 古代ギリシャの歴史家ツキディデスは、新興都市アテネの台頭が覇権都市スパルタに与えた影響を描いた。私は近著で米国と中国が(覇権国家と新興国家は衝突しがちだという)「ツキディデスのわな」に陥っていると書いた。こうしたものの見方は、日々のニュースという雑音を排除しながらダイナミックな米中関係を測るうえで、最善の手法といえる。

 北朝鮮核問題は、大きな構図で見ると、覇権国の米国と新興国の中国との問題に重なる。だから解決が難しい。例えば、同様の問題が欧州のアイルランドで起きたと想定してみればよい。米国が英国と協力して問題を容易に解決できるはずだ。

 中国の狙いは、朝鮮半島から米国の影響力を排除することにある。(中国からすれば)米国が朝鮮半島に居座ることこそが問題であり、中国の近くに米国の同盟国や軍事基地があってはならない。米国の影響力を排除できれば、朝鮮半島は統一され、中国の属国が誕生する。もし北朝鮮が中国に敬意を払うなら、核兵器保有を認めてあげてもよい。これが中国の本音だ。

 これに対し、米国にとって韓国はアジア戦略の「申し子」だ。朝鮮戦争(1950~53年)終結後、韓国は世界で経済大国となり、民主主義もある。米国は韓国を誇りに思っている。北朝鮮が(独裁や経済苦という)地獄の状態にあることを中国が放置している限り、米国は朝鮮半島から離れることはできない。中国がどう言いつくろっても、「本当は米国を朝鮮半島から排除しようとしている」という不信感が米国にはある。

 ◇対応誤れば暴発の恐れ

 ツキディデスは私たちにこう教えている。覇権国と新興国との対立が続く状況では、第三者による「好ましくない行為」が、双方ともが望まない行動や反応を誘発する機会となる可能性があると。スパルタとアテネは、(それぞれの陣営の有力都市である)コリントとケルキュラとの衝突を機にペロポネソス戦争に突入した。第一次世界大戦も同様でサラエボでオーストリア皇太子が暗殺されたことをきっかけに覇権国英国と新興国ドイツの戦争が始まった。

 マティス米国防長官は議会で、北朝鮮との戦争について非常に明確に「これは小さな紛争では終わらない」と証言した。米朝間で戦争が起きれば、多くの人が死に、多くの米国人も殺される。

 一方でマティス氏は「この戦争は米国の勝利で終わる。その結果、金正恩(キムジョンウン)政権は消え去り、朝鮮半島が再統一される」とも言った。だが、私はこのシナリオは「不完全だ」と言い続けている。中国が米朝間の戦争でどんな役割を果たすかという点に全く触れていないからだ。

 朝鮮戦争の時、米国は中国の存在や役割を忘れ、中国国境にまで進軍したことで中国の参戦を招いた。この戦争で亡くなった米兵のほとんどは、中国人によって殺された。だからこそ、北朝鮮問題を考える時には必ず中国の存在を頭に入れておかねばならないのだ。

 ◆Graham Allison

 1940年生まれ。62年のキューバ危機を分析した「決定の本質」で知られる国際政治学者。近著で過去500年間に起きた覇権国と新興国の対立を分析。16ケースのうち12回が戦争に発展したと指摘している。


トランプの強気が招く偶発的核戦争
10/19(木) 20:23配信 ニューズウィーク日本版

衝動的なアメリカと北朝鮮の挑発合戦で、核保有国間に史上初の偶発的衝突が起こるリスクが高まっている
北朝鮮とアメリカの間の緊張が高まるにつれ、米国防総省内外である懸念が再燃している。行き過ぎた挑発か技術的なミスをきっかけに、偶発的な軍事衝突が起きてしまうことだ。

米朝の最高指導者がいずれも核兵器を手にし、しかも衝動的な性格であることで、偶発的衝突の危険性はますます高まっている。軍事力で圧倒的に優位なアメリカと、貧しく孤立しているが核兵器だけはもっている北朝鮮という釣り合わない2国が対峙していること自体、この上なく不安定だ。

ドナルド・トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の威嚇合戦で、導火線はさらに短くなっている。北朝鮮が9月15日に弾道ミサイル発射実験を行った後、日本海を航行中だった米海軍の駆逐艦は国防総省から「警戒命令」を受け、北朝鮮に向けて巡航ミサイル「トマホーク」の発射を準備するよう命じられたと、軍事情報筋は米フォーリン・ポリシーに語った。

「巡航ミサイルの発射準備を命じた事例は過去にもあるが」と元米国防総省高官は言う。「この場合は、米軍がトマホークを使用する可能性が増大している表れと見ていいだろう」

警戒命令は本来、米軍部隊が即座に軍事命令に対応できるようにしておくために出される。トマホーク発射の警戒命令が出た場合、駆逐艦は発射準備をし、標的をプログラムする。近海に配備する水上艦や潜水艦も、数十発の巡航ミサイルを装備している。

■トマホーク発射のシナリオ

どんなシナリオになればトマホークを発射するのかについて、米軍関係者は明言を避けた。最近では今年4月、シリアで化学兵器の製造拠点になっていた空軍基地に向けて59発のトマホークを発射した例がある。

もし北朝鮮がグアムや日本、韓国に向けてミサイルを撃てば、「大統領や国防長官が急いで攻撃を決断しなければならない場合に備えて、米軍はいつでもトマホークを発射できる状態にしておきたいはずだ」と、米国防総省の危機管理計画に詳しい元国防総省高官は言う。

複数の元米軍関係者によれば、警戒命令が出たからといって、必ずしも米軍の軍事行動が差し迫っているわけではない。むしろ偶発的衝突が起きた場合に備え、予防策を取っているだけだと言う。アメリカは北朝鮮に向けたトマホークの発射を検討する以前に、まずはサイバー戦争や海上封鎖など控えめな選択肢に重点を置くはずだと、元米軍関係者はみる。

核保有国同士の危険な火遊び
北朝鮮は7月3日に米本土を射程に収めるICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験を実施。その2か月後には6回目の核実験を行い、水爆だったと主張した。この頃から、トランプと金正恩の言い争いは激しさを増した。トランプが金を「小さいロケットマン」と呼べば、金もトランプを「アメリカの狂った老いぼれ」と言い返した。

軍備管理の専門家や元米軍関係者は、アメリカが北朝鮮を侮辱するたび、北の挑発がエスカレートすると危惧している。北朝鮮外務省は9月の声明で、金は核弾頭を搭載したミサイルを太平洋上で爆発させることを検討中だと言った。まさに攻撃的な行為で、アメリカは軍事行動を取らざるを得なくなる。

「計算ミスから衝突が起きる危険もある。トランプがあまり金を罵ると、金は国内で弱腰と映らないために強硬手段をとらざるを得なくなる」と、元米軍高官は言う。

「双方の指導者が過激な言葉のバトルを行った結果、互いに過剰反応を引き起こし、収拾がつかない事態に発展するかもしれない。過去にも指導者同士がうっかり戦争を引き起こしたケースはあるが、核保有国同士では前例がない」

ジェームズ・マティス米国防長官は9月、アメリカとグアムを含む米領やアメリカの同盟国に対するいかなる脅威にも「大規模な軍事攻撃」で報復すると北朝鮮に警告した。マティスはその後、韓国の首都ソウルのアメリカ人や韓国人を危険にさらさずに報復攻撃を行うことは可能だと言ったが、そのための具体的な軍事的手段は明かさなかった。

■ソ連の誤解であわや核戦争

米軍はこれまで、韓国軍や日本の自衛隊と共同訓練を実施し、韓国に攻撃型原子力潜水艦を派遣し、韓国上空や北朝鮮沿岸に戦略爆撃機を飛行させるなどして、北朝鮮を強く牽制してきた。

金や歴代の北朝鮮政権は、アメリカとの間で何度も小競り合いを起こしたにも関わらず、全面的な対決は避けてきた。それはまさに、金一族が体制維持を何よりも重視している証拠だと、今年CIAに新設された「コリア・ミッション・センター」のヨンソク・リーは言う。

「米朝衝突を絶対に避けたいと思っているのは金正恩だ。金は死ぬまで長期政権を全うすることを望んでいる」とリーは言う。アメリカを相手に戦争を起こすなど「長生きの助けにならない」

冷戦中は、アメリカとソ連の間で核戦争寸前までいった危機一髪やニアミスがいくらでもあった。なかでも1983年にNATO(北大西洋条約機構)が「エイブル・アーチャー」作戦と名付けた核ミサイル発射訓練を実施した時は、ソ連側がその訓練を本物の核攻撃を偽装したものだと誤解し、あわや核戦争になるところだった。

過信が招く先制攻撃
だが北朝鮮の核危機は、アメリカとソ連という対等なライバル国の対立とは異なる。世界最強の軍事力を持つアメリカに対峙するのは、貧しくて世界から孤立し、核兵器しか持たない北朝鮮だ。強い側のアメリカは、北朝鮮など敵として取るに足らない相手だとタカをくくっている可能性がある。トランプが先週、アメリカのミサイル防衛はほぼ完璧に敵のミサイルを撃墜できると豪語したのがいい例だ。技術面でまだ課題が残っていることを知らないのだろうか。

そうした過信は、北朝鮮に対する先制攻撃という選択肢を、実際以上に魅力的に見せる恐れがある。

米政府関係者は、トランプ政権は北朝鮮との対話を重視しているという。だがホワイトハウスは、軍事的な選択肢も除外しないと言ってきた。

■ケネディも中国の核施設攻撃を考えた

米海軍大学教授のライル・ゴールドスタインは、先制攻撃で敵の主力を破壊するという決断の誘惑について研究した。1960年代、ケネディ元大統領とジョンソン元大統領は、当時核実験を始めたばかりだった中国が核兵器を持たないよう、奇襲攻撃で核施設を破壊することを真剣に考えたという。結局攻撃しなかったのは、中国が猛然とベトナム戦争に介入してくることを恐れたからに過ぎない。

今のアメリカと北朝鮮の関係は、当時のアメリカと中国の関係に似ていると、ゴールドスタインはいう。中国(当時)も北朝鮮も一見弱く、先に仕掛けたくなる「無防備さ」を持っている点が。

(翻訳:河原里香)

From Foreign Policy Magazine


金王朝支える作家集団 初の「金正恩小説」は対米決戦勝利のシナリオ
10/19(木) 19:32配信 ニューズウィーク日本版

北朝鮮当局が最も重用しようとしている作家タク・スクボン
このところミサイル実験などの挑発がやんでいるなあと思っていたら、平壌から1冊の短編小説集が届いた。「君子里の乙女」(文学芸術出版社)とある。作家はタク・スクボン。表紙は地下工場で一人の少女が砲弾の製造に携わっている絵である。岩盤に貼られたスローガンには「前線により多くの武器を送ろう!」とある。著者の名前を見て、ぴんときた。私には見覚えのある作家だった。金日成主席の事績をたたえる「不滅の歴史」シリーズで、長編の「命脈」を書いている。主人公は池(チ)ウンモ。日本の植民地時代、東京帝国大学を卒業し、平壌の陸軍兵器工場で銃の設計技師をしていた。解放後まもなく金主席が荒廃した工場を訪ね、池ウンモにソ連の援助に頼らず、自前の銃を持つ必要を説く。

米兵遺族を侮辱したトランプ 過去には「戦地で性病にかかる」発言

「祖国を守り、人民を保護する銃を造ってほしい」

もう兵器造りはごめんだと思っていた池ウンモは次第に考えを変え、ついに国産第1号となる機関短銃を設計する。さらに朝鮮戦争が勃発するや、ひそかに山奥に移された地下工場で銃製造の責任技師として従事し続けるが、激化する戦火の中で倒れる。その地下工場の所在地が「君子里」であった。

作者のタク・スクボンこそ、恐らく現在、北朝鮮当局が最も重用しようとしている作家だと筆者はにらんでいる。それはなぜか?

軍需工場跡視察後に水爆実験を強行
作家の生い立ちを「命脈」の編集後記が詳しく紹介している。それによれば、タク・スクボンは1942年、中国黒竜江省生まれ。一貫して軍需工業、それも自力での国防力強化をテーマにしてきた。祖父は1919年の「3・1独立運動」に参加して指名手配を受けたことで故郷を離れ、北満州に逃れる。48年に祖国に戻り、60年に平壌第4高級中学校を卒業、朝鮮人民軍に入隊し、砲兵として服務する。前線での誇らしい軍隊生活は、作家に祖国に対する熱烈な愛、真の愛国主義を育ませた貴重な日々であり、希望を花咲かせる貴重な体験の瞬間ばかりだった、と記している。

作家としては、68年に第一作「看護長」を発表後、文学修行にいそしむ。念願だったことから、除隊後は軍需工業部門で働きだすが、創作のペンを離さなかった。仕事は誠実で粘り強く、党の厚い信任によって、労働者からある出版報道機関の記者、部長に任命される。仕事をしながらも文学作品の執筆を続け、首領形象(最高指導者をモデルとした)短編小説「幸福」をはじめ、数十編の短編小説を書き、2003年には短編小説「未来」を出版。それだけでなく、白頭山3大偉人(金日成、金正日、金正淑)の偉大性宣伝図書も幾つか執筆、編集し、出版した。

注目すべきは「党の厚い信任によって、労働者からある出版報道機関の記者、部長に任命され」たというくだりである。「党」とは金正日総書記を指すと思われる。あえて報道機関名を伏せているのは、恐らく「朝鮮人民軍新聞」など軍関係の公にできないメディアの可能性が高い。軍事機密にも触れられる特別待遇の記者だったとすれば、作家としてもさまざまな情報に接しながら作品を書くことが許されているはずだ。つまり、北朝鮮の最高機密情報を持つ作家と言っていいだろう。

「命脈」が出版されたのは、金正恩時代になってまだまもない13年である。金正恩朝鮮労働党委員長がこの小説を強く意識していることは、彼が15年12月9日に突如、かつて機関短銃を生産した軍需工場跡である平壌の平川革命事績地に足を運び、初の水爆実験をにおわせたからである。

「首領さまがここで鳴らした歴史の銃声があったので今日、わが祖国は国の自主権と民族の尊厳をしっかり守る自衛の核弾、水素弾の巨大な爆音をとどろかせることのできる強大な核保有国になることができた」

そして、この示唆からすぐ、年明け早々に水爆実験を強行したのである。

お抱え作家グループの存在
さて、「不滅の歴史」など最高指導者の業績をたたえる小説を書き続ける金王朝お抱え作家グループ「4・15文学創作団」が、今年創立50周年を迎えた。67年6月に創立された作家集団だが、その直前の5月、秘密裏に開かれた朝鮮労働党中央委員会第4期第15次全員会議で「唯一思想体系」が打ち出されたことと関わっている。金日成を唯一の首領として仰ぎ、その指示に無条件で従うことを決めたのだ。社会主義国が中世の王朝のごとき独裁体制へ転換していく分岐点となったこの会議を影で主導したのが、20代の金正日だったとされる。いかに偉大な指導者であるか、その業績を人民に伝えるため、知られざるエピソードを満載した小説を生みだす「基地」として創作団は結成されたのである。

創作団は金主席が還暦を迎えた72年に抗日革命を扱った長編「1932年」を「不滅の歴史」シリーズの第1弾として刊行、これまでに43作品を出している。また金正日の事績を扱ったシリーズ「不滅の嚮導」が32作品、さらに金主席の夫人・金正淑の事績を扱ったシリーズ「忠誠の一路で」も10作品ある。いずれも力量ある作家の手による長編で、完成までにたっぷり時間をかけているという。

ベールに包まれた創作団の拠点は平壌郊外にある。外部の人間はなかなか近づけない。2万平方メートルもの敷地で、広い庭園に薄緑色の2階建ての棟が三つ並び、中庭もある。執筆や読書のための創作室は30あり、外国文学もそろった資料室、娯楽室、食堂も完備されている。専属医師も配置されている。金総書記は外国の図書はいくら高くても買いそろえてよいとのお墨付きも与えたという。

その創作団が誕生して半世紀、朝鮮作家同盟機関誌「朝鮮文学」6月号に所属作家5人による座談会が掲載された。タイトルは「太陽の歴史をあやなし50年」。作家らは口々に恩人としての金総書記の思い出を語る。ある作家はこう言う。「作家は座って執筆する時間が多いので、運動不足による疾病が起こります。将軍さまは運動機材を送ってくださり、必要に応じ、外国の休養所で休めるようにまでしてくださいました。人民たちが将軍さまの健康を願ってささげた珍しい補薬や薬剤を、わが創作団の平凡な作家に送ってくださりもしました」

座談会で作家らは、金総書記が小説の初稿からすべて目を通していたという驚くべき事実も明かしている。800ページにもおよぶ長編の「1932年」は、わざわざ遠くの現地指導先から電話で事細かく指示したとも述べている。そして締めくくり、ある作家が力を込めるのである。「敬愛する最高司令官、金正恩同志の先軍革命領導の名作を滝のように出版して持ち上げていかねばならない。その第1騎手になるためもっと奮発しよう」「不世出の先軍霊将である全国千万軍民の慈悲深い父、敬愛する金正恩同志の偉人的風貌を文学作品として深く形象しなければならない栄誉ある、かつ重い課業がわれらの前に立っています」。つまり金正恩の業績を立派な小説にすべきだ、という結論なのである。

実際、平壌では金委員長が登場する小説の出版が相次いでいる。例えば「不滅の嚮導」シリーズでは、ペク・ナムリョンの新刊「野戦列車」がそうである。金総書記の最晩年を金委員長との会話をふんだんに盛り込み、描いている。だが、こうした小説はあくまで主人公が父の金総書記である。金委員長を主人公にした小説も幾つかあるが、いずれも短編で、波瀾(はらん)万丈のストーリー展開も無ければ、手に汗握るスペクタクル感も乏しいのが実情だ。

金正恩小説の登場を予言
ところが、である。くだんのタク・スクボンが最新刊の「君子里の乙女」の編集後記でこう明言しているのだ。

<......私の余生はどれほど残っているでしょう。でも、私は楽観的です。いや、焦っています。私には作家としてする仕事より、やるべき仕事が多いのです。...現在、執筆中の敬愛する元帥さまの不滅の革命活動を描く長編小説に作家の個性をにじませつつ、読者に会いたいと思います>

そう、ずばり、近く初の本格的な「金正恩小説」が誕生するとの予告である。その小説のテーマが、金委員長がこれまで主導してきた水爆や大陸間弾道ミサイル(ICBM)などの実験であることは想像に難くない。それを金王朝三代にわたる偉業の「完成」として描こうとしているのではないか。タイトルは祖父・金主席の事績をたたえた最初の小説にちなんで「2017年」だろうか。そして、対米決戦で「勝利」したとつづられるのではないか。

核・ミサイル開発を急ぐ背景には、金正恩の権威を一気に確立したいとの思惑があることは間違いない。それを国内向けのプロパガンダに最大限利用したいはずである。その一つが完成間近のタク・スクボンの長編小説になる気がする。一触即発のように見える米朝対決だが、考えてみれば、戦争にまで突入してしまっては小説どころではない。何気なく編集後記にしたためられた言葉が、金委員長の本音を表しているようでならない。(文中一部敬称略)

平壌(ピョンヤン)、君子里(クンジャリ)、金日成(キム・イルソン)、白頭(ペクトゥ)、金正日(キム・ ジョンイル)、金正淑(キム・ジョンスク)、金正恩(キム・ジョンウン)、平川(ピョンチョン)


外務省幹部が訪露 日朝当局者接触の可能性
10/19(木) 19:21配信 産経新聞

 外務省の金杉憲治アジア大洋州局長が19~22日の日程でロシア・モスクワを訪問し、核不拡散関連の国際会議に参加することがわかった。19日に滞在先のソウルで日韓協議を行った後、ロシアに向かう。日本外務省関係者が明らかにした。

 モスクワの会議には北朝鮮外務省の崔(チェ)善(ソン)姫(ヒ)北米局長も参加予定で、日朝当局者が接触する可能性がある。日本の外務省関係者は「事前調整はしていない」としている。米国のシャーマン元国務次官も会議に出席する見通しで、米朝の接触にも注目が集まっている。

 金杉氏は、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の首席代表として18日にソウルで開かれた日米韓の協議に参加した。


焦点:えりも町で募る北朝鮮ミサイル不安、「逃げる場所もない」
10/19(木) 18:39配信 ロイター

[東京 19日 ロイター] - 北朝鮮の2発のミサイルがはるか上空を通過してから、北海道えりも町でコンブ漁を営む川村光代さん(68)は緊張の日々を送っている。

「音がすると外を見、海を見る。またいつくるんだろう」。強い風に吹かれながら、岩の上で昆布を干す川村さんは、不安を隠さない。

<逃げる場所はない>

衆院選を控え、安倍晋三首相は、北朝鮮による度重なるミサイル発射を国難と表現した。

8月29日と9月15日のミサイルは、いずれも襟裳岬から1000キロ以上離れた太平洋上に落下した。しかし、えりも町の住人にとってはミサイルは気味の悪い脅威だ。だれも実際には目撃したことはないからだ。

ミサイルが発射されると政府は全国瞬時警報システム(Jアラート)で携帯電話やテレビなどに国民向け情報を伝達するが、「あっという間に到着するので、逃げる場所もない」と川村さんは話す。

北朝鮮が日本を沈めると脅し、米国に到達可能な核弾頭を開発するのに伴い、安倍首相は北朝鮮に対し「対話のための対話は意味はない」「我々はもうだまされない」など、より激しい言葉遣いをするようになっている。

日本は北朝鮮からの防衛のために地上配備型の迎撃ミサイルPAC3を34基、全国に配備しているほか、ミサイル防衛能力を持つイージス艦も展開している。

北朝鮮のロケット発射により北海道の人口わずか4850人のえりも町が世界の注目を浴びるようになった。サケ漁に従事する地元の漁業関係者は安倍政権を強く支持しているものの北朝鮮にあまりに強硬な姿勢を取ればかえって日本に危険をもたらしかねないと懸念もしている

「やっぱり安倍さんじゃなきゃ、だめじゃない。今も」と自民党支持のナリタサトルさん(72)は述べる。同じく自民党支持の木下凌輔さん(23)は、「本当に次に北朝鮮が撃ったら、やり返すぐらいの感じでやってもらわないと、平和で安全に暮らせない」と話す。

一方、漁業組合の住野谷張貴さんは「安倍さんの今のやり方は強硬過ぎる。安倍さんが一人歩きしないような、けん制できるような態勢が必要と思う」と懸念する。最近の米朝首脳同士の激しい言葉の応酬は、米国よりはるかに北朝鮮に近いが故に標的にされかねないとの懸念を引き起こしている。

えりも町の大西正紀町長は、北朝鮮が何かしようとすれば「日本は射程内にある」と警戒する。

<憲法改正、分かれる意見>

えりも町の有権者の間でも自民党が掲げる憲法改正についての意見は割れている。神主の手塚裕警さん(39)は憲法は時代遅れなので「今の時代に合った憲法が必要だ」とする。

一方、内藤叔廣さん(77)は反対の意見だ。「私は(改正は)必要ないと思う。日本は戦争しないということなんだから」と指摘する。安倍自民は強くなりすぎているとして、衆院選では野党に投票する予定だ。

えりも町によると、最近のミサイル発射を受けて特段の予防措置や避難訓練などは行っていない。町内には津波や台風警報を報じるスピーカーが50箇所に設置されている。最近数カ月の間には屋内にいても警報が聞こえるように1500戸の家庭に無線装置を設置したという。

えりも町は緊急の食料や水も配備している。北海道の他の地域との交通が海岸沿いの道路に限られており、天候により交通が遮断されることがあるからだ。

えりも町の町民はサケの漁獲高減少と高齢化による後継者不足で漁業が衰退するのを懸念している。「ここは漁業の町。魚がとれないとだめな町です」と内藤さんは指摘する。漁業以外に有望な職業は少ないため若者は札幌など都会に出て行いき、両親も子供につれそうかたちで地元を離れていくこともある。えりもの人口は1960年代の9000人がピークで、今は半減した。

えりもの漁業関係者たちは北朝鮮が警告どおりに太平洋で水爆実験を行うようなことがあれば、福島第一原発事故のように海が放射能で汚染されると恐れている。「放射能で魚が全部だめになってしまう。福島のようになってしまうんじゃないか。商売にならない」とナリタさんは言う。

(マルコム・フォスター 翻訳 竹本能文 取材協力 久保信博 日本語編集 石田仁志)


THAAD配備受けた韓国の経済低迷、来年第2四半期から緩和
10/19(木) 18:23配信 ロイター

[ソウル 19日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は19日、米軍の新型迎撃ミサイルTHAAD(サード)の韓国配備に対する中国の報復措置による経済の落ち込みは、来年第2・四半期から緩和していくとの見方を示した。

中銀の調査部門のChang Min氏は会見で、見込まれる緩和により、2018年に経済成長が0.1ポイント押し上げられるとの見通しを示した。

中国はサード配備に反発し、韓国企業の中国での事業展開を制限している。

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