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2017年8月29日 (火)

北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・162

去る1月6日に核実験を行なった残虐な中世の亡霊・暗黒独裁国家・北朝鮮が、今度は長距離弾道ミサイル発射実験の準備を進めていたが、ついに7日9時31分に発射した。

政府は7日午前、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)を開き、国民の安全確保に万全を期すとともに、米韓などと緊密に連携し、北朝鮮に厳しく対応していく方針を確認した。
NSCで首相は、「米国や韓国など関係国と連携し、必要な対応を適時適切に行う」よう求めた。また、首相は関係省庁に対し、(1)落下物などによる被害がないかの確認(2)情報収集・分析の徹底(3)関係国との連携―を指示した。

安倍晋三首相は7日午前、首相官邸で記者団に対し、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射したことについて「断じて容認できない。明白な国連安全保障理事会決議違反だ。国際社会と連携し、毅然として対応する。国民の安全と安心を確保することに万全を期する考えだ」と述べた。

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リンク:北朝鮮、「火星12」の発射を発表 金委員長が立ち会い - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル 米、北の計画妨害でサイバー攻撃か、トランプ政権前高官示唆 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ミサイル想定で避難訓練=住民280人が参加―石川・輪島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:メイ英首相がきょう来日、北朝鮮ミサイル発射で安倍首相と協議へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米国防総省、発射は中距離弾道ミサイルと分析 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正恩政権は米中レッドライン意識…再びミサイル、核実験強行か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル 韓国速報はNHKの引用ばかり 緊張感なし「日本は大変だ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:首相「北の脅威は新段階」 ミサイル、日本通過し落下 米大統領「孤立招く」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:現行のMD強化に限界 敵基地攻撃能力の早期検討も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル 衆参委、きょう閉会中審査で非難決議 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル 重層的に追尾…首相「完全把握」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル 射程半分の2700キロ…意図的に抑制?失敗? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル 対話捨てられぬ韓国 文氏、報復能力誇示も融和声明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル Jアラート作動も戸惑い 「どこが安全なのか」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル 拉致問題置き去りを警戒 被害者家族「なぜ暴挙繰り返す」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル グアム政府「状況を注視」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル 距離的にはグアム到達 平和的圧力に限界も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、29日のミサイル発射を初めて認める 「火星12」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北、「火星12」成功を報道…正恩氏「前奏曲」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮の金正恩氏、ミサイル発射は「グアム封じ込めへの序幕」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮ミサイルの上空通過に日本列島混乱、困惑 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正恩氏「日本人驚がくさせる」=火星12「成功」、米グアムへの前奏曲―北朝鮮 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ氏「すべての選択肢」を検討 ミサイル発射の北をけん制 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ミサイルの自国上空通過、あってはならず=米国連大使 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米国防総省高官が伝授、北朝鮮との交渉に妥協は禁物 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:“猛毒”北ミサイル日本通過 事前予告なし、破壊措置行わず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北発射のミサイルは中距離 米国防総省が発表、米領土に脅威なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<北朝鮮ミサイル>安倍首相、「日米、完全に一致」強調 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ミサイルは「火星12」か…安保理、緊急会合へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<北朝鮮ミサイル>飛行距離2700キロ 「火星12」か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:2回目のNSC開催 対北制裁強化など協議 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中国に手詰まり感…自制呼び掛け無視される - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<北朝鮮ミサイル>河野外相「北朝鮮ひるんだ」北海道向けで - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北、通常角度で発射…大気圏再突入を検証か - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

北朝鮮、「火星12」の発射を発表 金委員長が立ち会い
8/30(水) 9:35配信 CNN.co.jp

(CNN) 北朝鮮は30日午前、国営朝鮮中央通信(KCNA)を通し、中距離弾道ミサイル「火星(ファソン)12」の発射実験を実施したと発表した。ミサイルは29日、北海道上空を通過して太平洋に落下していた。

現地当局者らが報道内容をまとめてCNNに伝えたところによると、発射実験には金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が立ち会い、ミサイルの性能に大きな満足感を示したという。

北朝鮮側は今回のミサイル発射について、米軍と韓国軍が実施している合同軍事演習への「強いメッセージ」だと説明。さらに米領グアムを狙った「さらなる軍事的選択肢」の前兆でもあると主張した。

北朝鮮のミサイル発射を受けて、米国のトランプ大統領は非難声明を出し、全ての選択肢がテーブルの上にある」と警告を発した。


北ミサイル 米、北の計画妨害でサイバー攻撃か、トランプ政権前高官示唆
8/30(水) 9:15配信 産経新聞

 【ワシントン=黒瀬悦成】今月25日に米大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)を辞任したセバスチャン・ゴルカ氏が29日、FOXニュースの番組に出演し、北朝鮮による弾道ミサイル発射に関連し、米政府が北朝鮮のミサイル開発計画をサイバー攻撃で妨害する秘密工作を実施していることを示唆した。

 ゴルカ氏は、トランプ政権が北朝鮮の弾道ミサイルから米本土を守る方策について聞かれた際、「秘密の選択肢もたくさんある」と述べた上で、「(北朝鮮の)ミサイル発射実験は失敗が多い。中には北朝鮮に技術力がないこと以外の理由で失敗していることもある」と述べ、裏には米国のサイバー攻撃があったことを強くにおわせた。

 米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、オバマ前政権は2014年、国防総省に対し、北朝鮮の弾道ミサイル発射実験をサイバー攻撃や電子戦によって妨害するよう指示。以来、米領グアムを射程に収める中距離弾道ミサイル「ムスダン」(射程約2500~4000キロ)の発射実験については、約9割が失敗に終わっているという。

 ゴルカ氏の発言が事実とすれば、トランプ政権も前政権から北朝鮮に対するサイバー攻撃作戦を引き継いでいることになる。北朝鮮が日本時間29日に行った弾道ミサイル発射は、ミサイルが落下直前に分解したとみられているが、ゴルカ氏は、これがサイバー攻撃によるものかどうかについては言及しなかった。


ミサイル想定で避難訓練=住民280人が参加―石川・輪島
8/30(水) 9:08配信 時事通信

 北朝鮮による弾道ミサイルが北海道上空を通過してから一夜明けた30日、弾道ミサイル飛来を想定した住民避難訓練が石川県輪島市河井町で行われた。

 住民や小学生ら283人が参加し、緊急時の対応を確認した。

 訓練は、内閣官房や総務省消防庁、県や輪島市の共催。県周辺の陸地にミサイルが落下した事態を想定した。

 国が緊急情報ネットワークシステム「エムネット」で県内の自治体に情報伝達。輪島市が防災行政無線を市全域に流して丈夫な建物への避難を呼び掛け、河井町周辺の住民が爆風から身を守るため窓から離れて身をかがめるなどの行動を取った。

 屋外から市の文化会館に避難した自営業の四十沢等さん(55)は「きのうのきょうで緊張感がある。屋外でも無線の音が聞きづらかった」と話した。梶文秋市長は記者会見で「(輪島市は)国の中枢へのミサイル飛行ラインの先端。危険性を感じながらの訓練で有意義だった」と振り返った。


メイ英首相がきょう来日、北朝鮮ミサイル発射で安倍首相と協議へ
8/30(水) 8:55配信 ロイター

[ロンドン 29日 ロイター] - 英国のメイ首相の報道官は29日、首相が北朝鮮の「無謀な挑発行為」に憤りを感じており、北朝鮮の違法なミサイル発射実験を強く非難していると述べた。メイ首相は30日に来日し、北朝鮮のミサイル発射実験について、安倍首相と協議する予定。

メイ首相は「われわれは北朝鮮への圧力を継続するために国際的なパートナーと一緒に取り組み続ける必要がある」との見解を示した。


米国防総省、発射は中距離弾道ミサイルと分析
8/30(水) 8:52配信 産経新聞

 【ワシントン=黒瀬悦成】米ABCテレビは29日(米東部時間)、国防総省当局者の話として、北朝鮮が29日に発射した弾道ミサイルは、中距離弾道ミサイル「火星12(米軍呼称KN17)」(最大射程約5000キロ)と確認されたと伝えた。国防総省も同日、「中距離弾道ミサイルだった」との分析結果を発表した。

 国防総省当局者がABCに語ったところでは、ミサイルは首都の平壌近郊から移動式車両によって発射された。ミサイルは落下の直前に分解した。国防総省はミサイルが分解した理由について詳細な分析を進めている。

 同当局者はまた、今回の実験について、核ミサイルの実用技術の確立に必要な弾頭の大気圏再突入に関する実験ではなかった、との見方を明らかにした。北朝鮮で新たなミサイル発射の兆候は確認されていないとしている。

 国防総省は、北朝鮮が7月4日と28日に発射した2段式の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14(KN20)」について、火星12を改造した1段目のミサイルの上に小型のミサイルを乗せた、火星12の派生型であると分析している。


正恩政権は米中レッドライン意識…再びミサイル、核実験強行か
8/30(水) 7:55配信 産経新聞

 【ソウル=桜井紀雄】日本列島越しのミサイル発射という一線を悠々と越えたかにみえる北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権だが、新たな弾道ミサイル発射や核実験など、挑発の選択肢は実は限られている。米国と中国という2つの大国の「レッドライン(越えてはならない一線)」を意識せざるを得ないからだ。

 韓国の情報機関、国家情報院によると、7月以降、14回の公開活動が確認された金正恩朝鮮労働党委員長は視察を例年の半分に絞り、大半をミサイル関連施設の訪問に費やしている。大陸間弾道ミサイル(ICBM)完成を米国と対峙(たいじ)する「最終関門」と見すえた並々ならない執念がうかがえる。

 こうした中、北朝鮮は8月上旬、米領グアム沖へのミサイル発射計画を公表した。ただ、発射は現実的には難しいとの見方が支配的だ。「領土と国民の安全」を第一に考えるトランプ米政権の迎撃や報復が予想されるからだ。

 一方、グアムを外した太平洋側へのICBM試射や中短距離ミサイルの奇襲的発射は十分想定され、9月9日の建国記念日を前に日米韓3カ国は警戒を強めている。北朝鮮は核実験を「常時、実施できる状態」(韓国当局)ともいわれる。だが、放射能被害が及ぶ恐れがあると中国政府が拒絶反応を示している。実施には“生命線”である原油供給停止を覚悟する必要がある。


北ミサイル 韓国速報はNHKの引用ばかり 緊張感なし「日本は大変だ」
8/30(水) 7:55配信 産経新聞

 【ソウル=名村隆寛】北朝鮮の弾道ミサイル発射に関する29日朝の情報は韓国よりも日本が速く正確で、韓国メディアの速報の大半は東京発の情報だった。

 韓国の通信社、聯合ニュースが第一報を報じたのは6時7分。「NHK、『北朝鮮がミサイル発射の可能性。日本政府、地域に避難指示』」との速報だった。聯合はこの後も2回続けてNHKの引用で速報。6時22分に、韓国軍合同参謀本部が発射を認めたことを伝えた。

 ほぼ同じころ、東京の首相官邸では安倍晋三首相が報道陣の取材に応じており、聯合は6時34分、この様子を報じた日本のテレビ映像も引用して速報した。また、KBS放送は6時40分に電子版で速報を伝えたのに続き、7時のニュースのトップでは安倍首相の会見の様子などを報じた。

 韓国大統領府での国家安全保障会議(NSC)の予定(7時招集)が報じられたのは6時39分ごろ。韓国政府の発表が遅れたのかどうかは不明だが、韓国国民が得た当初の情報は、東京発に頼ったものだった。

 一方、韓国社会はこの日も平穏で、緊張感は全く感じられず、一部の市民から「日本は大変だ」との声が出ただけだった。

 ミサイル発射に韓国の市場は敏感に反応した。29日の韓国株式相場は取引開始直後から下落。総合株価指数は前日比14.1ポイント、証券取引市場は同2.64ポイント下落でのスタートとなり、通貨ウォンも対米ドルで0.5%値を下げた。


首相「北の脅威は新段階」 ミサイル、日本通過し落下 米大統領「孤立招く」
8/30(水) 7:55配信 産経新聞

 北朝鮮は日本時間29日午前5時58分、首都平壌の順安(スナン)区域付近から弾道ミサイル1発を北東方向に向けて発射した。ミサイルは、北海道・渡島半島と襟裳岬の上空を通過した後、6時12分、襟裳岬東方約1180キロの太平洋上に落下。小野寺五典防衛相は5月14日に発射された中距離弾道ミサイル「火星12」の可能性を示唆した。安倍晋三首相は「わが国を飛び越えるミサイル発射という暴挙は、これまでにない深刻かつ重大な脅威だ」と述べ、北朝鮮の脅威が新たな段階に移ったとの認識を示した。

                   ◇

 ■Jアラート 12道県に配信

 北朝鮮のミサイルが日本上空を通過したのは、2016年2月7日に長距離弾道ミサイルが沖縄県上空を通って以来で5回目。

 安倍首相は29日午前に官邸で開いた国家安全保障会議(NSC)関係閣僚会合の後、記者団に「政府としてはミサイル発射直後から、ミサイルの動きを完全に把握しており、国民の生命を守るために万全の態勢を取ってきた」と述べた。

 また、トランプ米大統領と電話会談し、北朝鮮への圧力をさらに高めていくことで一致した。30日には韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と電話会談する。

 トランプ氏は29日、声明を発表し、「北朝鮮の最新のメッセージをはっきりと受け取った。近隣国や全ての国連加盟国を侮辱した」と北朝鮮を非難した。その上で「脅迫行為は地域や世界中で孤立を招くだけだ。全ての選択肢がテーブルの上にある」とした。

 河野太郎外相は韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と電話会談し、北朝鮮に対し国連安全保障理事会でより厳しい新たな制裁決議を採択する必要があるとの認識で一致した。日本側には北朝鮮への石油禁輸が念頭にある。

 日本政府は米国、韓国との3カ国で国連安保理議長国のエジプトに緊急会合の開催を要請した。緊急会合は30日午前(現地時間29日午後)に開催の見通しだ。

 今回のミサイルの飛行距離は2700キロ、最高高度は約550キロと推定される。約14分間飛行し、うち約2分にわたって日本の領空を通過した。日本海上空で3つに分離した可能性があるという。

 落下地点は日本の排他的経済水域(EEZ)外で、日本領域内での落下物や、付近を航行する航空機や船舶などへの被害は確認されていない。

 政府はミサイルの破壊措置は実施しなかった。防衛省は自民党の会合で「領域に向けた発射ではなかった」と説明した。


現行のMD強化に限界 敵基地攻撃能力の早期検討も
8/30(水) 7:55配信 産経新聞

 北朝鮮が29日に発射した弾道ミサイルは、北朝鮮の脅威が日本にとって確実に現実化していることを改めて突きつけた。日本政府はミサイル防衛(MD)態勢の強化を図っているが、北朝鮮の脅威を抑止する上では限界があることは明白になってきた。「これまでにない深刻かつ重大な脅威」(安倍晋三首相)に対処するためにも、敵基地攻撃能力保有やミサイル迎撃態勢の一層の強化の早期検討を求める声は強まりそうだ。

 「イージス・アショア(イージス艦の迎撃システムの地上配備型)、あるいは新しい装備をなるべく早くやるべきだ」

 「予備費を使ってでもやれることからやるべきだ」

 29日午後の自民党北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部では、政府への要望が相次いだ。

 現在の日本のMDは、日本海上に展開する海上自衛隊のイージス艦の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)が大気圏外で迎撃し、撃ち漏らした場合に空自の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が高度数十キロの上空で着弾直前に迎撃する二段構えをとっている。

 ただ、PAC3を全国各地に配備することは現実的に難しい。仮に今回のミサイルが失速し、PAC3の配備がない地域に落下した場合は、被害が発生した可能性が十分に考えられる。より高高度での迎撃に関しても態勢は十分とは言い難く、イージス・アショアの導入によるMD態勢の強化や敵基地攻撃能力の保有が与党内で議論されてきた。

 自民党は3月にまとめたミサイル対策の提言で、政府にMD強化や巡航ミサイルなどをはじめとする「敵基地反撃能力」の保有の検討をただちに開始するよう求めた。防衛省はイージス・アショア導入に向け、平成30年度予算概算要求に関連経費を盛り込む方針を決めた。

 しかし、敵基地攻撃能力の保有には、命中精度を上げるための衛星利用測位システム(GPS)の運用や敵基地の位置情報把握のための偵察衛星などの装備体系が必要で、日本は保有していない。

 安倍首相は6日、広島市内で「敵基地攻撃を目的とした装備体系を保有しておらず、保有する計画もない」と明言した。同時にこうも発言している。

 「国民の生命と財産を守るため、何をすべきかという観点から常に現実をしっかり踏まえながらさまざまな検討を行っていくべきものと考えている」

 首相の政治決断が求められている。(杉本康士、原川貴郎)


北ミサイル 衆参委、きょう閉会中審査で非難決議
8/30(水) 7:55配信 産経新聞

 与野党は29日、国対委員長会談を国会内で開き、日本上空を通過した北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、30日に河野太郎外相と小野寺五典防衛相が出席して衆院安全保障委員会の閉会中審査を開催することで一致した。質疑の後に北朝鮮を非難する決議を採択する。参院も外交防衛委員会の閉会中審査を30日に開くことを決定、非難決議を採択する予定だ。

 自民党の二階俊博幹事長は党本部で開いた北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部の会合で「これまでにない深刻な事態だ。国民の生命と財産を守る以上に重要な仕事はない。(決議で)立法府としての意思を決然と示す」と語った。

 また、大島理森衆院議長と伊達忠一参院議長は北朝鮮を強く非難する談話をそれぞれ発表した。衆参の事務局によると、弾道ミサイル発射に対する談話は衆院が初、参院も電子データが残る平成10年以降、初めて。

 大島氏は「『これまでにない深刻かつ重大な脅威』とする政府の認識を共有する」とした。伊達氏は政府に対し、国連安全保障理事会決議に基づく対北朝鮮制裁の完全履行を働き掛けるよう求めた。


北ミサイル 重層的に追尾…首相「完全把握」
8/30(水) 7:55配信 産経新聞

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航空自衛隊が実施したパトリオットPAC-3機動展開訓練=29日、東京・米軍横田基地(川口良介撮影)(写真:産経新聞)

 防衛省は北朝鮮が発射した弾道ミサイルの飛行コースを詳細に公表した。北朝鮮が予告した中・四国上空を通過する発射ではなかったが、「発射直後から動きを完全に把握」(安倍晋三首相)できたのは、自衛隊と米軍が地上配備とイージス艦搭載のレーダーで重層的にミサイルを探知・追尾していたためだ。

 防衛省によると、(1)午前5時58分、北朝鮮西岸から1発の弾道ミサイルを北東方向に発射(2)6時5分から7分、北海道渡島半島と襟裳岬の上空を太平洋に向けて通過(3)6時12分、襟裳岬の東約1180キロの太平洋に落下-という飛行経路をたどった。

 北朝鮮が弾道ミサイルを発射すると米軍の早期警戒衛星が最初に探知する。探知情報は数十秒の間に米本土からハワイの米太平洋軍司令部と在日米軍司令部を経由し、防衛省の中央指揮所に届いた。その時点で一定の着弾予測地点も割り出され、海上自衛隊のイージス艦と航空自衛隊の地上レーダーが一斉に探知・追尾に入った。今回の飛行経路から、日本海に展開しているイージス艦が搭載する「SPY1レーダー」と、北海道や青森、秋田両県などに配備されている弾道ミサイル対応用の空自地上レーダー「FPS-5」「FPS-3改」がミサイルの追尾を主導した可能性が高い。

 米軍が青森県に配備している移動式警戒レーダーの「Xバンドレーダー」や米海軍イージス艦の情報も共有した。 (半沢尚久)


北ミサイル 射程半分の2700キロ…意図的に抑制?失敗?
8/30(水) 7:55配信 産経新聞

 政府は、北朝鮮が29日に発射した弾道ミサイルについて「これまでにない重大で深刻な脅威」(安倍晋三首相)と捉えている。ミサイルの種類や空中分離の有無など解明すべき点は多く、米国とも協力して詳しい解析を急いでいる。

 ◆「火星12」の可能性

 「飛距離などを考えた場合、5月14日に発射された中距離弾道ミサイルの可能性がある」

 小野寺五典防衛相は29日、記者団にこう語り、今回のミサイルが「火星12」である可能性を強く示唆した。

 火星12の最大射程は約5千キロ。ただ、今回の発射では約2700キロだった。最大射程に届かなかった理由については、識者らの間で見解が分かれる。

 防衛省幹部は「燃料を減らしたり、途中で燃焼を止めて意図的に距離を抑えたりした可能性もある」とみる。これに対し、元自衛艦隊司令官の香田洋二氏(元海将)は「最大射程を狙って失敗したのではないか」と指摘。ミサイルを推進させるブースターを切り離すタイミングが遅れたなどの理由で距離が延びなかった可能性を挙げた。

 ◆日本海上空で3分離

 一方、今回の発射で、日本海に展開したイージス艦などのレーダーは3つの航跡を捉え、すべて太平洋の同一海域に落ちたことが確認された。このため政府は「日本海上空で3つに分離した可能性がある」(菅義偉官房長官)として分析を進めている。

 香田氏は、3つに分離したとすれば(1)弾頭(2)ブースター(3)その両者をつなぐ接合部か弾頭部の覆い-だったと推測する。元航空支援集団司令官の永岩俊道氏(元空将)は、ミサイルの飛行データを地上基地に送信するテレメーターが分離した可能性もあるとみる。防衛省は「分離しなくても航跡が3つに見えることはある」(幹部)と慎重に分析を進める構えだ。

 ◆通常軌道データ取得

 ただ、いずれにせよ今回の発射が北朝鮮の核・ミサイル開発に必要なデータをもたらしたことは否定できない。5月14日の火星12は通常より高い角度で打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射され、最高高度は約2100キロに達した。これに対し、今回のミサイルは最高高度約550キロの通常軌道だった。

 ロフテッド軌道では大気圏に再突入する角度が直角に近いため摩擦が少なくなり、高温や振動で弾頭が損傷する度合いは小さい。永岩氏は、今回は通常軌道で発射することで「北朝鮮が(着弾直前の)終末段階の精度を高めるデータの取得を図ったのではないか」とみている。

 北朝鮮が目指す核弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイル(ICBM)配備には、こうした再突入技術の確立や弾頭の軽量化、推進エンジンの強化が欠かせない。

 河野太郎外相は29日、記者団に「北朝鮮の核の小型化が進んでいるだろうと思う。ミサイルに使われているエンジンの大型化も現実になっている」と述べ、今回の発射が北朝鮮の核・ミサイル技術進展につながるとの認識を示した。 (千葉倫之)


北ミサイル 対話捨てられぬ韓国 文氏、報復能力誇示も融和声明
8/30(水) 7:55配信 産経新聞

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日本列島上空を通過した5回の北朝鮮のミサイル発射(写真:産経新聞)

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は29日、日本列島を越える弾道ミサイルを発射した北朝鮮に対抗し、「報復能力の誇示」を指示し、即座に空爆訓練に踏み切った。半面、政府声明に対話のメッセージを盛り込むなど「対話」と「圧力」との間で大きな揺らぎをみせている。

 「強力な対北報復能力を誇示せよ」。韓国大統領府によると、文氏は29日午前に開かれた国家安全保障会議(NSC)の報告を受け、こう指示したという。

 韓国空軍は対抗措置として、F15K戦闘機4機による空爆訓練を実施。訓練の指揮官は「わが国民と韓米同盟の安全を脅かすなら、北の政権指導部を全滅させる」とまで警告した。

 「これだけの国防費がありながら何をしてきたのか」「国防力で北を圧倒すべきだが、そのような自信を持っているのか」。国防省から28日、業務報告を受けた文氏はこう叱責した。北朝鮮のなすがままに軍事的挑発を許してきた軍へのいらだちをぶつけた形だ。

 ただ、北朝鮮に甘く見られる原因の一つは、文氏自身の「対話」姿勢への固執にあることは否めない。

 29日のミサイル発射後に発表した政府声明で「北朝鮮の再度の挑発を強く糾弾する」としながら、「速やかに非核化のための対話の道に出なければならない」と北朝鮮に対話を促した。

 北朝鮮が26日に発射した3発の飛翔(ひしょう)体をめぐっては、大統領府が当初、改良した多連装ロケット砲弾との見方を発表。28日になって「短距離弾道ミサイルの可能性が高い」と米軍に合わせて分析を修正した。大統領府高官は当初、「戦略的挑発ではない」とし、「本来、NSCを招集する必要もない」などと述べ、事態を軽視していた。

 迎撃が難しい低高度で発射されており、韓国が最も脅威にさらされるにもかかわらず、対話を優先するあまり「過小評価した」との批判が上がっている。

 批判を意識してか、大統領府側は、韓国軍が今回の発射兆候をつかんで文氏に報告。軍が29日午前2時から即応態勢に入っていたと説明している。

 「対話」を堅持する文氏は「南北関係で韓国が運転席に座って主導していく」と主張している。一方、当の北朝鮮は朝鮮労働党機関紙の労働新聞で「分不相応なたわごとを言うよりも、身の程に合ったいすに座って黙っている方がはるかに賢明だ」と一蹴している。


北ミサイル Jアラート作動も戸惑い 「どこが安全なのか」
8/30(水) 7:55配信 産経新聞

 北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、政府は29日早朝、12道県で全国瞬時警報システム(Jアラート)を作動させ、発射を伝えるサイレンが各地で鳴り響いた。ただ発射から日本上空を通過するまでの時間はごくわずかで、Jアラートと連動した行政無線やメールサービスなどが機能しないトラブルも相次ぎ発生。「どうやって逃げればいいのか」。人々は戸惑い、不安を募らせた。

 ◆「備えがない」

 「北朝鮮からミサイルが発射されたもようです。頑丈な建物や地下に避難してください」

 携帯電話や防災行政無線でJアラートによるサイレンが鳴り響き、発射情報が届けられたのは発射から4分が経過した午前6時2分。その12分後の同14分には「先ほど、この地域の上空をミサイルが通過したもよう」などと伝えられた。

 内閣官房によると、ミサイルが発射されると、飛来が予測されるブロックとその隣接地域に、Jアラートで発射情報が送信される。今回は該当ブロックの北海道、東北の7道県に、茨城、栃木、群馬、新潟、長野の5県を加えた12道県に送信された。

 ただ早朝に避難を呼びかける一報には多くの人々が驚き、困惑した。「地下シェルターがあればいいけど、そんな所はない。備えがなく怖い」と話したのは、会議のために新潟県見附(みつけ)市から札幌市のホテルで娘と滞在していた個人経営、矢沢恵子さん(63)。

 仙台市泉区の女性(29)も「具体的にどこに逃げればいいのか、どこが安全なのか分からない。近くに避難場所があるとはかぎらないし、あっても間に合わないかもしれない」と不安げに語った。

 ◆機器設定ミス

 北海道警では110番への問い合わせが午前11時までに92件あった。大半が「避難場所はどこか」という内容だったという。

 総務省消防庁によると、対象の12道県の全市町村が発射情報を正常に受信したことを確認したが、少なくとも7道県の16市町村でトラブルが発生。予定されていた情報伝達が行われなかった。機器の設定ミスなどが原因とみられる。

 防災行政無線から音声が流れなかったのは青森県鶴田町や長野県上松町など。ミサイルが上空を通った襟裳岬がある北海道えりも町でも防災行政無線や町民らに貸し出している受信機から音が出なかった。町の松浦弘典防災係長は「昨年11月の訓練のときに問題がなかった。何が原因なのか早急に突き止めたい」と話す。

 秋田県鹿角市では登録制の防災メールが自動起動できず、送信できなかった。福島県会津若松市も設定ミスでメールを送信できず、青森県鶴田町では訓練用の文面が送信された。

 北海道平取町では町民に「不審物の警戒」「建物内の待機」などの追加情報をメールで送る予定だったが、パソコンのトラブルから送信できたのは午前6時40分。担当者は「今後はこうしたことがないように対策を講じたい」と反省を口にした。

                  ◇

 ■避難行動 習慣づけること

 ■シェルター整備 議論必要

 今回のミサイル発射をめぐっては、発射から日本飛来までの時間が短く、実際には避難する余裕がないとする声も各地で上がった。Jアラートに気付いたとき、どうしたらいいのか。

 「Jアラートによる情報発信のタイミングは、現状では目いっぱい」。海外邦人安全協会副会長の小島俊郎氏はこう分析した上で、避難の際には「頭部を守ることが重要」と指摘する。

 また、行政が実施するミサイル攻撃を想定した訓練の必要性にも言及。「命を守れるかどうかは分刻みで決まる。Jアラートが鳴ったら条件反射的に避難行動を取れるように習慣づけるべきだ。日頃、通勤・通学路など生活範囲の中でどこに頑丈な建物や地下空間があるのかを把握してほしい」と訴える。

 日本大危機管理学部の福田充教授は、訓練の定着が必須とする一方、「訓練はいざというときの生存率を上げ、減災につなげるもの。ミサイル発射が頻発する中、百パーセント助かる方法を考えるなら、訓練以外の方法も考えるべきだ」とする。

 地域によっては、都市部ほど頑強な建物や地下空間がない場所もある。中東や欧州では一般家庭にも核シェルターが普及していることを例に挙げ、「莫大(ばくだい)な費用をかけてシェルターなどのハード面を整備するのか、敵基地攻撃など国防のあり方自体を見直すのか。国民が議論をして、ミサイルからどのように身を守るのか合意形成を図るときではないか」と強調した。


北ミサイル 拉致問題置き去りを警戒 被害者家族「なぜ暴挙繰り返す」
8/30(水) 7:55配信 産経新聞

 「すべての国、人々が本気で立ち向かわないと、取り返しのつかないことになる」。北朝鮮の弾道ミサイルが北海道上空を通過した事態を受け、拉致被害者の家族からは怒りの声が相次いだ。朝鮮半島情勢がより厳しい局面を迎える中、家族らは拉致問題が置き去りとなる不安を強くにじませ、「被害者の帰国に直結する取り組みを即、進めてほしい」と相次いで要望した。

 「今や、何が起きても不思議ではありません」。横田めぐみさん(52)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(81)は朝鮮半島情勢のさらなる緊迫化に焦りを募らせ「度重なる制止を無視してなぜ暴挙を繰り返すのか」と北朝鮮への怒りを語った。

 政府は北朝鮮への独自制裁を強化。米国や国際社会と連携し圧力を強めるとしている。早紀江さんは「拉致被害者帰国への交渉はどう進めるのか。展望が見えないのがとても不安」と話した上で、軍事衝突へのエスカレートも懸念し「極限の事態に被害者を救う確実な手立てがあるのか。交渉の進展を含め、政府がどのように準備しているのかを知りたい」と話した。

 「われわれだけでなく多くの人々が長年、北朝鮮の核・ミサイル問題に対処すべきだと訴えてきた」。市川修一さん(62)=同(23)=の兄、健一さん(72)は「野放しにした結果が今の危機を招いたのではないか」と憤った。

 健一さんは「ミサイルが通過した近くに家族や親類もいる。本当に嫌な思いをした。核・ミサイル問題で拉致は隅に追いやられている印象。政府は最優先課題として、被害者を救出する強い意志を行動で示していただきたい」と力を込めた。

 発射を受け、安倍晋三首相は記者団に「これまでにない深刻かつ重大な脅威」と述べたが、増元るみ子さん(63)=同(24)=の弟、照明さん(61)は「今までの段階でも脅威はとてつもなく高まっていた」と指摘する。

 また、日本の独自制裁が効果を発揮していないと指摘した上で「打つべき手立てをすべて打っていない。朝鮮総連への厳しい規制や、より厳格な再入国の禁止、工作員の摘発など、やってしかるべき取り組みが実現しないと、拉致問題の解決にもつながらない」と語気を強めた。


北ミサイル グアム政府「状況を注視」
8/30(水) 7:55配信 産経新聞

 北朝鮮による弾道ミサイルの発射を受け、米領グアムの安全保障当局は29日、「グアムへの差し迫った脅威ではない」との声明を出し、住民らに冷静な対応を呼びかけた。

 声明でグアム政府は、ミサイル発射情報を米軍から即座に受けたことを明らかにした。同時にミサイルが、グアムに直接的な脅威を及ぼすものではないとの通知もあったとし、地元政府と米軍との円滑な連絡態勢を強調した。

 グアム政府の国土安全保障問題顧問、チャファロス氏は声明で「引き続き状況を注視していく」とした上で、「今朝の北朝鮮による発射は、米軍および国防総省から(グアム政府へ)の通知プロセスを一段と確かなものにした」と述べた。(塩原永久)


北ミサイル 距離的にはグアム到達 平和的圧力に限界も
8/30(水) 7:55配信 産経新聞

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2017年に北朝鮮が行ったミサイル発射(写真:産経新聞)

 ■重要記念日に米韓演習…威嚇で面目

 【ソウル=名村隆寛、ワシントン=黒瀬悦成】北朝鮮が今月上旬、米領グアム沖へのミサイル発射計画を公表して以降、トランプ米政権との“恫喝(どうかつ)合戦”がエスカレートした。米朝間の緊張は一時緩和したかに見えたが、先週から重要な記念日が続く北朝鮮は米国の顔色をうかがい、膝を屈する姿勢を見せるわけにいかなかった。一方、米政権の警告をよそにミサイル発射に踏み切ったことは、米国が掲げる「平和的な圧力強化」(ティラーソン国務長官)の限界が露呈しつつあることを示している。 北朝鮮が今回発射した弾道ミサイルは、「グアムを包囲射撃する」と公表していた中距離弾道ミサイル「火星12」である可能性が指摘されている。北朝鮮は事実上、発射方向を南南東から北東に変えただけで、予告通り距離的にはグアムを狙えることをほぼ証明した。狙いを定めた方向に発射し、精度を高めていることも見せつけた。

 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長自身が言明しているように、北朝鮮は「攻撃命令が下されれば、敵の侵略の本拠地を痕跡もなく撃滅する」態勢にある。金正恩氏の決断次第で、日本列島やグアムを狙うミサイル発射は常時可能だ。

 北朝鮮がグアム沖への発射計画を発表後、トランプ政権は軍事的報復の可能性を示唆し、金正恩氏は発射保留の意向を示した。その後、米国の強硬姿勢への反応を発射自制で示し、米国から“評価”もされた。

 今回、発射を強行したのは、故金正日(ジョンイル)総書記が軍重視の政治指導を始めた「先軍節」(25日)▽海軍の創設記念日である「海軍節」(28日)▽建国記念日(9月9日)など記念日続きで、米国に弱腰姿勢を見せるわけにいかなかったという事情がある。しかも米韓は31日まで、合同軍事演習の真っ最中でもある。

 北朝鮮は昨年の同じ時期に潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射や、5回目の核実験を強行した。これに劣らぬほどの“威嚇”を日米韓などに見せないことは、北朝鮮内部での金正恩氏の威信が揺らぐことにもつながりかねない。米国からの圧力への対処や体制維持のため、金正恩氏が取り得た選択が今回の日本列島越えのミサイル発射であったようだ。

 米軍が駐留する日本上空では過去にもミサイルが通過しており、米領土を脅かさない限り、米国は本気で怒ることもなく軍事報復もないと判断したことがうかがえる。

 ただ、ミサイルが飛んだ方角の先には米領土があり、トランプ政権が発射を「米国と同盟国に対する挑発行為」とみなして態度を硬化させるのは必至だ。国防総省のマニング報道官は28日、現在行われている米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」について「続行する」と述べ、北朝鮮の中止要求を黙殺する構えを示した。

 共和党の対北朝鮮強硬派グラム上院議員もツイッターで「トランプ政権は強力に対処すべきだ」と主張した。ただ、北朝鮮はトランプ政権による軍事的選択肢の実行は困難であると半ば見透かしているとみられ、米政権が取り得る道は限られてくるのが実情だ。


北朝鮮、29日のミサイル発射を初めて認める 「火星12」
8/30(水) 7:37配信 AFP=時事

【AFP=時事】(更新、写真追加)北朝鮮は30日、前日の29日に日本を越えてミサイルを発射したと発表した。北朝鮮がこのミサイル発射を認めたのは初めて。

【関連写真】発射された中距離弾道ミサイル「火星12」

 国営の朝鮮中央通信(KCNA)は、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長が現地で指導するなか、中距離弾道ミサイルの火星12(Hwasong 12)が発射され、「予定された軌道に沿って北海道の渡島半島と襟裳岬上空を横切って通過し、北太平洋の海上に設定された目標水域に命中着弾した」と伝えた。

 朝鮮労働党の機関紙「労働新聞(Rodong Sinmun)」は30日、20枚以上のミサイル発射関連の写真を掲載。その中には、北西太平洋の地図が置かれた席に着いた金氏が側近らと共に満面の笑みを浮かべている写真や、金氏が発射されたミサイルを見上げている写真などがあった。

 KCNAは金氏が「今後、太平洋を目標にして弾道ミサイル発射訓練を多く行う」必要があると述べたほか、29日のミサイル発射は「侵略の前哨基地である米領グアム(Guam)をけん制するための意味深長な前奏曲になる」とし、現在行われている米韓合同軍事演習への「断固たる対応措置の序幕」だと述べたと伝えた。【翻訳編集】 AFPBB News


北、「火星12」成功を報道…正恩氏「前奏曲」
8/30(水) 7:29配信 読売新聞

 【ソウル=中島健太郎】北朝鮮の朝鮮中央通信は30日、29日に発射した弾道ミサイルが中長距離弾道ミサイル「火星12」だったと報じた。

 発射訓練は初めて首都平壌(ピョンヤン)で行われ、現場を視察した金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は、今後も太平洋へのミサイル発射を続ける方針を示したと伝えた。

 同通信は、ミサイル発射の目的について、21日から行われている米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン」に備えた「対応武力示威の一環」とした。予定された軌道に沿って北海道の襟裳岬上空を通過し、北太平洋の海上に設定された目標水域に「命中」したと強調した。

 正恩氏は今回の発射について、「太平洋上での軍事作戦の第一歩で、侵略の前哨基地であるグアムをけん制するための意味深長な前奏曲になる」と述べた。その上で、「今後も太平洋を目標にして弾道ミサイル発射訓練を多く行い、戦略武力の実戦化と現代化を積極的に推し進めなければならない」と指示した。


北朝鮮の金正恩氏、ミサイル発射は「グアム封じ込めへの序幕」
8/30(水) 7:26配信 ロイター

[ソウル 30日 ロイター] - 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は30日、金正恩朝鮮労働党委員長が米韓合同軍事演習への対抗措置として29日に中距離弾道ミサイル「火星12」の発射を指揮したと報じた。

KCNAによると、金委員長は「実戦のようなこの弾道ロケット発射演習は、太平洋における朝鮮人民軍の軍事作戦の第1段階であり、グアム封じ込めに向けた意味ある序幕だ」と述べた。


北朝鮮ミサイルの上空通過に日本列島混乱、困惑
8/30(水) 7:05配信 スポーツ報知

 北朝鮮は29日午前5時58分、首都平壌から弾道ミサイル1発を北東方向に発射した。約2700キロ飛行し、北海道襟裳岬上空を通過。同6時12分、襟裳岬の東約1180キロの太平洋上に落下した。最大射程5000キロの新型中距離弾道ミサイル「火星12」の可能性がある。日本上空を通過したのは昨年2月以来5回目。過去4回は事前予告したが今回は通告しなかった。日本各地は不安と戸惑いで混乱した。

 北朝鮮のミサイルが日本上空を通過したのは5回目で、2016年2月7日に人工衛星打ち上げと称して長距離弾道ミサイル「テポドン2号」改良型を発射して以来となる。発射の事前通告はなかった。

 ミサイル発射を受け、国連安全保障理事会は緊急会合を29日(日本時間30日午前)に開く方向で調整に入った。安倍首相は記者団に「これまでにない深刻かつ重大な脅威だ」と述べた。政府は北朝鮮に厳重抗議した。トランプ政権は米本土を攻撃できる核ミサイルの保有を阻止するため、軍事力行使を排除しないとしており、緊張が高まるのは必至だ。

 日本政府によると、ミサイルの最高高度は北海道上空通過時の約550キロで、3つに分離したとみられる。通常軌道より高く打ち上げる「ロフテッド軌道」ではなかった。北海道上空の通過時間は約2分間で、Jアラートが作動した。落下地点は日本の排他的経済水域(EEZ)の外側とみられる。日本領域内の落下物は発見されておらず、船舶などの被害も確認されていない。

 政府はレーダー情報などから日本に落下する可能性がないと判断し、自衛隊法に基づく破壊措置を行わなかった。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は今月21日に始まった米韓合同指揮所演習に反発を示すとともに、トランプ政権に対し圧力路線の転換を迫る狙いがあるとみられる。

 昨年のミサイル発射は計15回を数え、今年は13回目の発射となった。26日の短距離弾道ミサイル発射以来で、7月4日と同28日には大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の発射実験を実施し、日本海に落下させている。

 北朝鮮は今月上旬に、4発の「火星12」を米領グアム沖30~40キロの海上に撃ち込む案を検討していると表明。島根、広島、高知3県の上空を通過すると予告し、自衛隊は3県と愛媛県に地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を展開した。金正恩氏はその後、当面見送る意向を示唆していた。


金正恩氏「日本人驚がくさせる」=火星12「成功」、米グアムへの前奏曲―北朝鮮
8/30(水) 7:05配信 時事通信

 【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信などは30日、中距離弾道ミサイル「火星12」の発射訓練が29日に行われ、「成功した」と報じた。

 金正恩朝鮮労働党委員長は「恥辱的な韓国併合条約」が発効した1910年8月29日から107年に当たる29日に「日本人を驚がくさせる大胆な作戦計画」を立て、発射を承認したという。

 金委員長は発射訓練に立ち会い、「(訓練は)米グアム島をけん制する前奏曲となる」と強調。「引き続き米国の言動を注視し、今後の行動を決める」と警告した。

 また、「米国の態度を見守るとしたわれわれの警告に対し、米国は好戦的な侵略戦争演習で応えた」と非難。「米国を言葉で相手してはならず、行動で見せなければならないというのが今回改めて得る教訓だ」と指摘し、「(ミサイル発射訓練は)断固たる対応措置の序幕にすぎない」と主張した。さらに「今後、太平洋を目標とする弾道ミサイル発射訓練を多く行い、戦略兵器の戦力化を積極的に進めなければならない」と語った。

 北朝鮮の戦略軍は火星12を4発同時に米領グアム島周辺に向けて発射する計画を検討中と表明しており、金委員長は改めてトランプ政権をけん制した形だ。

 朝鮮中央通信は、新型中距離弾道ミサイルの実戦運用能力を確定するため、「不意の機動と打撃(発射)」を組み合わせて行われたと強調。火星12は、予定された軌道に沿って北海道の渡島半島と襟裳岬上空を横切って通過し、北太平洋の海上に設定された目標水域に着弾、「周辺諸国の安全に何の影響も与えなかった」と主張した。


トランプ氏「すべての選択肢」を検討 ミサイル発射の北をけん制
8/30(水) 7:01配信 AFP=時事

【AFP=時事】北朝鮮が日本上空を通過するミサイル発射試験を新たに実施したことを受け、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は29日、「すべての選択肢」が検討されていると述べた。対話再開を示唆していた米国の姿勢を無視する挑発行為に及んだ北朝鮮に対し、改めて警告を発した形だ。

 トランプ氏は以前にも、米国の先制軍事行動に含みを持たせて北朝鮮をけん制。22日には、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長はミサイル発射を自制し、米国を「尊重し始めている」ようだと述べ、自らの対応を称賛していた。

 これに対し金氏は、ミサイル発射試験を再開するのみならず、米国の同盟国である日本の上空を通過するという、より危険な軌道を選択。各国に驚きが広がった。

 トランプ氏はホワイトハウス(White House)発表の声明で、「脅威や不安定化をもたらす行動は、地域内および世界のすべての国の間で北朝鮮政府の孤立を深めるだけだ」と述べ、「すべての選択肢がテーブルの上にある」とした。

 国連では日米の要請で安全保障理事会(UN Security Council)の緊急会議が開かれた。ニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)米国連大使は席上、「もうたくさんだ」と述べ、北朝鮮政府に対して強硬な措置を取らなければならないと警告した。

 ヘイリー氏は北朝鮮の行動は「容認できない」とし、同国はこれまで、ありとあらゆる国連安保理決議に違反してきたと指摘。「何か重大なことが起こる必要がある」との考えを示した。【翻訳編集】 AFPBB News


ミサイルの自国上空通過、あってはならず=米国連大使
8/30(水) 6:29配信 ロイター

[ワシントン 29日 ロイター] - 北朝鮮がミサイルを発射し、日本上空を通過した件で、米国のヘイリー国連大使は29日、「断じて受け入れられず無責任」と批判した。

記者団に語った。ヘイリー氏は「人口1億3000万人を抱える日本のように、自国上空をミサイルが飛ぶ事態は起きてはならない」と指摘。北朝鮮はすべての安全保障理事会決議に違反したとし、真剣な対応が必要との認識を示した。

「もうたくさん」とも語り、中国とロシアに対し他の安保理メンバー国との取り組み継続を期待する考えを示した。


米国防総省高官が伝授、北朝鮮との交渉に妥協は禁物
8/30(水) 6:15配信 JBpress

 北朝鮮との交渉は決裂を恐れず、強硬な言葉をふんだんに使い、一切の妥協を排さねばならない――。

 北朝鮮との交渉を10年ほど実際に続けた米国の専門家が、こんなタフな「北朝鮮との交渉法」を明らかにした。拉致問題の解決を目指す日本にとっても交渉において役に立ちそうな教訓といえそうだ。

■ 北朝鮮と実際に交渉してきたリオッタ氏

 米国の首都ワシントンでは、北朝鮮の核兵器の脅威が熱い論議の的となっている。北朝鮮のミサイル発射に対する反発も激しい。8月29日に北朝鮮が日本の方角に向けて北海道の上空を飛翔する弾道ミサイルを発射したことも大々的に報道され、官民から激しい非難の声が沸き起こった。

 米国としては、軍事手段に訴えずになんとか北朝鮮に核開発を放棄させようと努めている。そのための手段には「圧力と対話」の両方があるが、現在はまず圧力だけに集中する形をとっている。

 だが水面下では、米朝両国はときには接触していることもあるようだ。公式にも、北朝鮮の出方次第で、米国が北朝鮮となんらかの交渉をしなければならない場面も出てくるだろう。

 そのような場合、北朝鮮との交渉ではなにが最も重要なのか。米国の国防総省の高官として北朝鮮政府と1996年から2005年まで交渉をしたアラン・リオッタ氏から、北朝鮮と交渉する際の「教訓」が発表された。

 米国の歴代政権にとって、戦争で死亡あるいは失踪した自国の軍人の後追い調査はきわめて重要とされ、「誰も置き去りにしたり、見捨てることはしない」という強い信念のもと根気よく実施してきた。

 リオッタ氏は、朝鮮戦争で戦死した米兵の遺骨の収集や、行方不明となった米兵の消息の調査のために北朝鮮と交渉する立場にあった。同氏はその考察を「北朝鮮との交渉の3つの教訓」という記事にまとめ、大手紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」(8月25日付)に発表した。

■ 北朝鮮との交渉で心掛けるべき3つの教訓

 リオッタ氏が北朝鮮との交渉の教訓と適切な方法として指摘したのは以下の3点である。

 ・北朝鮮の最高指導部が自国の交渉者に決定の権限を与えることはない。

 (このため、交渉で北側の交渉担当者の機嫌をうかがうことは無駄である。北朝鮮の交渉担当官僚は、自分の担当する案件の重要性を上層部に認めさせるために強硬な言葉を使うことが多い。だが、交渉担当者に決定の実権はない。だから、その強硬な言葉に同様に強硬な言葉で応じても、失うものはない)

 ・北朝鮮との交渉では決裂を恐れてはならない。

 (米側のほとんどの歴代政権は、北朝鮮との交渉では交渉を続けること自体を最大の目的としてきた。だから北朝鮮側は強気になって、強硬な態度を保つことが多かった。だが1996年の米朝交渉では、米側は北側の頑迷な態度を不毛とみなし、交渉を一時、打ち切った。その半年後に北朝鮮は態度を変え、米兵の遺骨収集に関して最大の譲歩をみせた)

 ・北朝鮮に妥協して自国側の主張を後退させてはならない。

 (北朝鮮は、交渉の相手が絶対にこれ以上は妥協しないと判断した場合、かえって柔軟になることがある。逆に米国側が最初の主張や立場からやや後退して妥協案を示す可能性があるとみた場合、北朝鮮は急激に硬直性をみせる。そのため米国側は北朝鮮に対して『交渉のための交渉』という姿勢は絶対に放棄すべきである)

 リオッタ氏は以上のような北朝鮮との交渉術を「教訓」として提起した。そしてトランプ大統領が言葉の激しさをどんどんエスカレートさせて、北朝鮮に対する「炎と怒り」といった過激な表現を使うことのマイナス点はほとんどないと強調していた。

古森 義久


“猛毒”北ミサイル日本通過 事前予告なし、破壊措置行わず
8/30(水) 6:01配信 スポニチアネックス

 北朝鮮は29日早朝、事前の発射予告はなく弾道ミサイル1発を発射し、北海道襟裳岬上空を通過して太平洋上に落下した。突然の全国瞬時警報システム「Jアラート」の発令に、自治体や市民に動揺が広がった。ミサイルには、人体に影響を及ぼす液体燃料が使用されたとみられ、専門家は危険性を指摘した。

 ミサイルは午前5時58分、首都平壌の順安区域付近から北東方向に発射された。日本の上空を約2分間飛び、6時12分に襟裳岬の東約1180キロの太平洋上に落下した。北朝鮮のミサイルが日本上空を通過したのは5回目。事前予告のない通過は1998年8月に三陸沖に落下して以来で、極めて異例だ。

 政府によると、ミサイルは最大射程5000キロ以上の新型中距離弾道ミサイル「火星12」の可能性がある。飛行距離は約2700キロで、最高高度は北海道上空通過時の約550キロ。発射角度は30~45度で実戦データ収集のためか、高く打ち上げる「ロフテッド軌道」ではなかった。

 北朝鮮専門のインターネットニュースサイト「デイリーNKジャパン」の高英起編集長は「米国を刺激するグアム周辺への発射は避けつつ、攻撃可能であると誇示した」と分析。海上自衛隊・元自衛艦隊司令官の香田洋二氏は「日本への挑発というより、あくまでも主な狙いは米国にある」との見方を示した。

 ミサイルは日本海上空で3つに分離し、全て日本の排他的経済水域(EEZ)の外側に落下したとみられる。政府は発射直後からレーダーで捕捉・追跡し、弾道を計算して日本に落下する可能性がないと判断。分離部分も追尾したとされ、自衛隊法に基づく破壊措置を行わなかった。日本領域内の落下物は発見されておらず、船舶などの被害も確認されていない。

 緊急事態にJアラートも過去最大の12道県に発令され、「不審物を発見した場合は警察や消防などに通報してほしい」と呼び掛けた。

 ミサイルには、人体に有害な液体燃料の「ジメチルヒドラジン」が使われているとみられる。ジメチルヒドラジンは水溶性で毒性が強く、皮膚に付着すると激しいやけどを引き起こす。気化したガスを大量に吸うと死亡する可能性もあり、軍事評論家の岡部いさく氏は「燃料が残った状態で地上に落ちた場合、うかつに近づくと被害が出る可能性がある。迎撃に成功しても、高度が低かった場合、危険がないとはいえない」と指摘した。


北発射のミサイルは中距離 米国防総省が発表、米領土に脅威なし
8/30(水) 4:46配信 AFP=時事

【AFP=時事】北朝鮮が29日発射し日本上空を通過したミサイルについて、米国防総省は、種類は中距離弾道ミサイル(IRBM)で、米国の領土には脅威を及ぼさなかったと発表した。

【写真】北朝鮮で軍事パレード、金日成主席の生誕記念日に軍事力誇示

 同省は声明で「初期分析の結果は、中距離弾道ミサイル(IRBM)が発射されたことを示している」と説明。また、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)と米太平洋軍(US Pacific Command)からの情報として、今回の弾道ミサイル発射は北米とグアム(Guam)のいずれにも脅威を及ぼさなかったとの見解を示した。【翻訳編集】 AFPBB News


<北朝鮮ミサイル>安倍首相、「日米、完全に一致」強調
8/30(水) 0:52配信 毎日新聞

 ◇米大統領と電話協議 「今は対話の時ではない」で一致

 安倍晋三首相は29日、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けて行ったトランプ米大統領との電話協議後、記者団に日米が「完全に一致」していると強調した。北朝鮮は米本土に届かないミサイルで対米挑発を“寸止め”する一方、日本に対しては「列島越え」の一線を越えており、「日米分断」が国際社会に印象付けられないよう細心の注意を払った。その上で首相は、北朝鮮抑止に向けた国際連携に全力を挙げる方針だ。

 「全ての選択肢が俎上(そじょう)にあるという米国の立場を支持している」

 ミサイル発射から約3時間半後に始まったトランプ氏との協議で、首相は自らこう切り出した。これまでトランプ氏が示してきた、北朝鮮への武力行使を排除しない姿勢を維持するよう求めた。両首脳は「今は対話の時ではない」との認識で一致し、日米連携の姿勢を示した。

 今後は首相の外交手腕が問われる。トランプ氏との協議後、首相は記者団に「中国、ロシアや国際社会にも働きかけ、北朝鮮に強い圧力をかけ、彼らの政策を変えなければならない」と訴えた。首相は来月6、7両日のロシア・ウラジオストクでの東方経済フォーラムに出席し、プーチン露大統領や韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談。さらに同月はインドを訪問。ニューヨークでの国連総会にも出席し、北朝鮮への圧力強化に理解を求める考えだ。

 国連安全保障理事会は今月5日に北朝鮮産の石炭や鉄などを全面的に禁輸する厳しい制裁決議を採択。各国が実効性のある制裁を実行するかが今後の焦点だ。河野太郎外相は記者会見で「決議を厳格に履行すると、北朝鮮の核・ミサイル開発に使っていた資金を止めることになる」と強調した。【加藤明子、竹内望】


ミサイルは「火星12」か…安保理、緊急会合へ
8/29(火) 23:59配信 読売新聞

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(写真:読売新聞)

 北朝鮮は29日早朝に弾道ミサイル1発を発射し、ミサイルは北海道上空を通過して太平洋上に落下した。

 日本国内への落下の恐れはないとして、自衛隊は迎撃措置をとらなかった。防衛省は中長距離弾道ミサイル「火星12」とみている。安倍首相は同日、トランプ米大統領との電話会談で北朝鮮への圧力強化を確認した。トランプ氏は非難声明を発表。国連安全保障理事会は日米韓3か国の要請を受け、29日午後(日本時間30日早朝)に北朝鮮対応に関する緊急会合を開く。

 北朝鮮のミサイルが日本列島の上空を通過するのは、長距離弾道ミサイルが沖縄県上空を通過した昨年2月以来で、5回目。弾道ミサイルの発射は今月26日以来で、今年13回目となる。政府は発射直後、全国瞬時警報システム「Jアラート」や自治体向け専用回線メール「エムネット」を通じて警戒を呼びかけた。

 ミサイルは事前通告なく、午前5時58分頃に北朝鮮西岸にある首都平壌(ピョンヤン)・順安(スンアン)から北東方向に発射され、同6時5~7分頃に北海道の渡島(おしま)半島や襟裳岬の上空を通過し、同6時12分頃に襟裳岬の東約1180キロ・メートルに落下した。韓国の情報機関・国家情報院はミサイルを発射した場所は、順安空港だったと明らかにした。日本政府は北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に厳重な抗議を伝えた。

 防衛省によると、ミサイルは約14分間で約2700キロ・メートル飛行し、最高高度は約550キロ・メートルだった。北朝鮮は5月14日に「火星12」を発射した際、通常より高い角度の「ロフテッド軌道」で発射したが、今回は通常の軌道だったという。菅官房長官は記者会見で「日本海上空で三つに分離した可能性がある」と指摘した。

 安倍首相は29日午前、「我が国を飛び越えるという暴挙は、これまでにない深刻かつ重大な脅威だ。国際社会と連携し、圧力強化を強く国連の場で求めていく」と述べた。その後の日米電話首脳会談では、日米韓の連携に加え、中国やロシアの役割が重要だとの認識で一致した。日韓両政府は電話首脳会談を30日午前に行う方向で調整している。

 日本政府は29日、国家安全保障会議(NSC)4大臣会合を首相官邸で午前と夜の2回開催し、情報の収集と分析を進めた。

 【ソウル=宮崎健雄】韓国軍関係者は北朝鮮の狙いについて、21日に韓国で始まった米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン(UFG)」への反発に加え、米領グアムなど朝鮮有事の際の戦略爆撃機の出撃拠点へのけん制があるとの見方を示した。また、ミサイル発射を「事前に察知していた」とした。北朝鮮は今月に入り、「火星12」を4発同時に発射してグアム周辺30~40キロ・メートルの海上に落下させると予告していた。グアムとは別方向に発射して日本上空を通過させ、日米の足並みを乱す思惑もあるとみられる。

 北朝鮮の最終目標は、米首都ワシントンに到達可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)を完成させることで、今後も技術進展を目指す可能性が高い。北朝鮮は9月9日の「建国記念日」に向けて核実験の準備も進めているとされ、日米韓は挑発行動をエスカレートさせる可能性もあるとみて警戒している。


<北朝鮮ミサイル>飛行距離2700キロ 「火星12」か
8/29(火) 23:53配信 毎日新聞

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北朝鮮ミサイルの軌道イメージ

 ◇破壊措置、実施せず

 北朝鮮は日本時間29日午前5時58分ごろ、平壌(ピョンヤン)・順安(スナン)付近から弾道ミサイル1発を発射した。ミサイルは北海道・渡島半島や襟裳岬の上空を通過し、岬の東約1180キロの太平洋上に落下した。防衛省は、5月14日に発射された新型中距離弾道ミサイル「火星12」と同じミサイルの可能性が高いと分析。ミサイルが分離したとの情報があり、複数弾頭を搭載できるミサイル開発を進めている疑いが浮上した。

 日本上空を通過するミサイル発射は昨年2月7日に沖縄県上空を通って以来で5回目となる。北朝鮮から発射の事前通告はなく、約14分間飛行し、最高高度約550キロ、飛行距離約2700キロに達した。実施中の米韓合同軍事演習に反発したものとみられる。

 小野寺五典防衛相は記者団に、ミサイルが「三つに分離した」ことを自衛隊のレーダーが捉えたことを明らかにした。防衛省幹部は「北朝鮮は前回の火星12の発射時、弾頭が分離したと主張しており、実際に弾頭が分離した可能性がある」と指摘。同省で慎重に分析を進めている。

 政府は上空通過に備え、直ちに北海道や東北など12道県の住民に全国瞬時警報システム(Jアラート)で避難を呼びかけた。日本への落下物などはなく、自衛隊のミサイル防衛システムによる破壊措置は実施しなかった。航空機や船舶などの被害も確認されていない。

 日米韓の要請を受け、国連安全保障理事会は29日午後(日本時間30日午前)に非公式会合を緊急開催し、対応を協議する。

 安倍晋三首相はミサイル発射を受けて、トランプ米大統領と約40分間、電話で協議し、北朝鮮に対し圧力を強化していく方針を確認した。首相は「北朝鮮に対話の用意がないことは明らかだ。圧力をさらに高める時だ」と伝え、トランプ氏は「同盟国として米国は100%日本とともにある」などと応じた。首相は30日午前、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とも電話で協議する予定だ。

 また、首相は記者団に「これまでにない深刻かつ重大な脅威だ」と強調。菅義偉官房長官も記者会見で「度を越えた挑発だ」などと北朝鮮を批判した。

 河野太郎外相は、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と電話で協議し、北朝鮮に対するさらに厳しい制裁を含む国連安保理決議が必要との認識で一致した。両氏は米国のティラーソン国務長官とも個別に電話協議した。

 日本政府は29日、首相官邸で2回にわたり国家安全保障会議(NSC)の関係閣僚会合を開催した。

 小野寺氏は自民党国防部会に出席し、「弾道ミサイル対処能力の総合的な向上のため(地上配備型迎撃システムの)『イージス・アショア』を中心に新規アセット(装備品)の導入を迅速に行えるよう努力していきたい」と述べ、ミサイル防衛態勢の強化を目指す考えを強調した。【秋山信一、遠藤修平】


2回目のNSC開催 対北制裁強化など協議
8/29(火) 23:50配信 ホウドウキョク

北朝鮮による弾道ミサイルの発射を受け、政府は夕方、29日2回目となるNSC(国家安全保障会議)の関係閣僚会合を開き、北朝鮮への制裁強化などについて協議を行った。
首相官邸には29日夕方、麻生副総理や河野外相、小野寺防衛相ら関係閣僚が集まり、弾道ミサイルを発射した北朝鮮への対応について協議した。
この中では、29日朝に行われた、安倍首相とアメリカのトランプ大統領との電話会談の内容が報告されたほか、今後の警戒態勢や、北朝鮮に対する制裁強化などが話し合われた。
防衛省は、北朝鮮が発射したミサイルは、5月に日本海に向けて発射された「中距離弾道ミサイル『火星12』の可能性が高い」とみて、今後も分析を進めることにしている。


中国に手詰まり感…自制呼び掛け無視される
8/29(火) 23:43配信 読売新聞

 【北京=中川孝之】中国の習近平(シージンピン)政権は、厳しい経済制裁を受けてもなお、挑発行動をやめない北朝鮮に懸念を強めている。

 北朝鮮と米国に自制を求める中国の呼び掛けは事実上、両国から無視されており、中国の対応は行き詰まりつつある。

 中国外務省の華春瑩(フアチュンイン)副報道局長は29日の定例記者会見で、「(朝鮮半島は)危機の限界点が迫っている」と述べ、朝鮮の核・ミサイル開発と米韓合同軍事演習を同時に停止すべきだと、従来の主張を繰り返した。

 華氏は北朝鮮の同日の弾道ミサイル発射について、「国連安全保障理事会の決議に違反する」と明言した。だが会見では、「米韓は軍事演習を繰り返し、(北朝鮮への)軍事的圧力を絶えず強めている」と、米韓側へのいら立ちを何度も口にした。


<北朝鮮ミサイル>河野外相「北朝鮮ひるんだ」北海道向けで
8/29(火) 23:34配信 毎日新聞

 河野太郎外相は29日、北朝鮮がミサイル発射に際して予告していた米領グアム方面ではなく、北海道に向けて発射したことについて「今までそれなりの挑発をし、米国がそれに対応を取っていたことを考えれば、北朝鮮が少しそれにひるんだということはあるのだろう」と述べた。北朝鮮が米国による報復を回避しようとしたとの見方を示した。

 一方で「我が国にとっては、東に向けて撃つのも南に向けて撃つのも同じことだ」と強調。「区別せず、しっかり対応したい」と述べた。【加藤明子】


北、通常角度で発射…大気圏再突入を検証か
8/29(火) 23:32配信 読売新聞

 【ソウル=宮崎健雄】韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が29日に発射した弾道ミサイルの飛距離が約2700キロ・メートルに達し、「中距離級」と分析している。

 新型中長距離弾道ミサイル「火星12」が有力視されている。

 韓国国防省によると、火星12は液体燃料を使った1段式ミサイル。衛星などで事前に発射の兆候をつかむことが難しい移動式発射台を使う。5月に初めて発射した際には高度が約2100キロ・メートルまで達し、約800キロ・メートル飛行した。韓国軍は通常角度で発射すれば、射程は約4500~5000キロ・メートルに達すると分析。朝鮮半島有事の際、米軍の戦略爆撃機「B1」や「B52」などの出撃拠点となる米領グアムに届く。

 5月の発射では、日本の上空を越えないよう高角度のロフテッド軌道で飛距離を調整したが、今回は実戦配備を想定して通常角度で発射し、飛行の安定性や大気圏再突入時の高温から弾頭を保護できるかなどを検証した可能性がある。韓国の情報機関・国家情報院は「再突入に成功したかどうかは分析中」とした。

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