« 北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・137 | トップページ | 北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・139 »

2017年8月10日 (木)

北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・138

去る1月6日に核実験を行なった残虐な中世の亡霊・暗黒独裁国家・北朝鮮が、今度は長距離弾道ミサイル発射実験の準備を進めていたが、ついに7日9時31分に発射した。

政府は7日午前、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)を開き、国民の安全確保に万全を期すとともに、米韓などと緊密に連携し、北朝鮮に厳しく対応していく方針を確認した。
NSCで首相は、「米国や韓国など関係国と連携し、必要な対応を適時適切に行う」よう求めた。また、首相は関係省庁に対し、(1)落下物などによる被害がないかの確認(2)情報収集・分析の徹底(3)関係国との連携―を指示した。

安倍晋三首相は7日午前、首相官邸で記者団に対し、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射したことについて「断じて容認できない。明白な国連安全保障理事会決議違反だ。国際社会と連携し、毅然として対応する。国民の安全と安心を確保することに万全を期する考えだ」と述べた。

132番目の記事
133番目の記事
134番目の記事
135番目の記事
136番目の記事
137番目の記事

リンク:北ミサイル計画 小野寺防衛相「存立危機」に言及 3県にPAC3検討 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル計画 旅行代理店・航空会社も注視 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル計画 PAC3展開「悠長に検討の余裕ない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル計画 技術に自信 射程・飛行時間も予告 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「北の警告は政治宣伝」 度重なる脅しにグアム住民冷静 偶発衝突懸念の声も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北、グアムに4発計画 島根・広島・高知を通過 集団的自衛権で迎撃可能 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル計画 米、異例の強硬「体制終焉・自国民破滅の道」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル計画 上空通過名指し自治体「怒り覚える」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米領グアム、なぜ標的? =対北朝鮮の前線基地 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中四国にPAC3展開へ=上空飛行、不測の事態備え―北朝鮮ミサイル計画で防衛省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、ミサイル4発同時発射計画 島根、広島、高知3県の上空通過しグアム沖目標 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領、軍事報復を示唆=北朝鮮のグアム威嚇に警告―「見たことない事態起きる」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプvs金正恩は「脅し合い」にすぎない - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮への「炎と怒り」発言、厳しさ足りなかった=トランプ氏 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北への警告「厳しさ足りなかったかも」 米大統領、強硬姿勢強める - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<安保法で迎撃>「あり得る」…日本、同盟重視を強調 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<南シナ海>米軍が「航行の自由」作戦 トランプ政権3回目 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:韓国社会ではまったく緊張感なし 北ミサイル「韓米による強力で断固たる対応」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<対北朝鮮>米「体制崩壊」警告 緊張悪化懸念強まる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「北」ミサイルで「日米同盟強化が大事」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日本政府、不測の事態懸念=北朝鮮ミサイルに警戒強化 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル 菅官房長官「挑発行動の自制求める」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米朝挑発>中国の仲介外交正念場 打つ手見当たらず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:核弾頭、迎撃で起爆せず=防衛省局長 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮「砲兵たちの興奮した神経を一層、鋭く刺激」 「トランプ警告」に反発 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:韓国、朝鮮半島の緊張高める行為控えるよう北朝鮮に要請 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:核攻撃を生き残る方法(実際にはほとんど不可能) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米政府、北朝鮮の脅威に対し「適切な措置」=大統領副補佐官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米向け弾道ミサイル、集団的自衛権で迎撃も=防衛相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「北」グアム沖発射検討に米政府は? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「北」ミサイルに万全の態勢取る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ氏が咆哮「炎と怒りに見舞われることになる」 北が核弾頭小型化、グアム攻撃検討で「9月危機」現実味 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、「グアム沖へミサイル」と威嚇 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、米韓演習に力で対抗=「グアム沖へミサイル」と威嚇 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

北ミサイル計画 小野寺防衛相「存立危機」に言及 3県にPAC3検討
8/11(金) 7:55配信 産経新聞

 小野寺五典防衛相は10日の衆院安全保障委員会で、北朝鮮がグアムを狙って発射した弾道ミサイルを自衛隊のイージス艦が迎撃することについて「武力行使の新3要件に合致すれば対応できる」と述べた。

 小野寺氏は、自衛隊は守りに徹し、米軍が打撃力を行使する日米同盟の役割分担に言及、「双方の役割があって日本の抑止力が高まる。米側の抑止力・打撃力が(攻撃を受けて)欠如することは、日本の存立の危機に当たる可能性がないとはいえない」と語った。

 また、北朝鮮がグアムの「包囲射撃」と日本上空通過を予告したことについては「万が一の事態に備え、日ごろからしっかりした態勢を整えている」と強調。10日夜には都内で記者団に対し、名指しされた3県付近への地対空誘導弾パトリオット(PAC3)展開について「状況を把握しながら対応したい」と述べ、検討する考えを示した。

 日本のミサイル防衛(MD)は、イージス艦に搭載した海上配備型迎撃ミサイル(SM3)で破壊を試み、撃ち漏らしたらPAC3で対応する。ただ、高い高度の弾道ミサイルをイージス艦から確実に迎撃するためには、日米が共同開発中の新型ミサイル「SM3ブロック2A」の実戦配備を待つ必要がある。

 一方、菅義偉官房長官は記者会見で「わが国を含めた地域、国際社会の安全保障に対する明らかな挑発行為で、断じて容認できない」と北朝鮮を批判し、挑発行為の自制を求めた。

 政府関係者は北朝鮮の予告について「非常に具体的であり、備えが必要だ。技術的蓄積に自信があるのだろう」と分析。外務省幹部は「北朝鮮は昨年も『ワシントンを火の海にする』と挑発したが、今年に入ってからは行動が伴うようになっている」と指摘した。


北ミサイル計画 旅行代理店・航空会社も注視
8/11(金) 7:55配信 産経新聞

 海外旅行客がピークを迎える時期に、人気観光地のグアム周辺にミサイルが撃ち込まれる可能性が浮上したことを受け、国内の大手旅行代理店や航空会社も情勢を注視している。ただ、確実な情報がないだけに、対応は限られるという。

 JTBの担当者は、関連する問い合わせやキャンセルはないとした上で、安全に関わるさまざまな事案について外務省が速報的に出す「スポット情報」が出た場合は「お客さまに注意喚起したい」と説明。近畿日本ツーリストの担当者も「常に安全・安心には注意を払っており、スポット情報をチェックしていく」と話した。

 一方、グアム便を1日1便運航する日本航空は「具体的な情報があれば、運航の安全を最優先して適切に対応する」。

 全日空はグアム便の就航がないため対応を検討していないが、「発射されればこれまでと同様、すぐに航空機の安否を確認する」という。

 国土交通省は、北朝鮮側が正式に危険エリアなどを事前警告すれば、航空会社などへ迂回(うかい)経路を設定するよう通知することになっている。ただ、同省担当者は「確定的な情報がなければ動きづらい」と話した。


北ミサイル計画 PAC3展開「悠長に検討の余裕ない」
8/11(金) 7:55配信 産経新聞

 防衛省では急ピッチでミサイルの迎撃態勢の検討などに追われた。自衛隊幹部は北朝鮮が4発の同時発射を検討していることに「4発のいずれかに不具合が生じる可能性は少なからずある」と指摘する。不具合でミサイルの部品が脱落して日本領土に着弾する恐れがあれば迎撃対象となるため、「初めて迎撃ミサイルの発射を迫られるかもしれない」と警戒感を強める。

 上空を通過することが想定される島根、広島、高知3県の周辺に地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を展開させるには時間がかかり、防衛省幹部は「悠長に態勢を検討している余裕はない」と話す。過去には北朝鮮からフィリピン沖へのミサイル発射に伴い沖縄にPAC3を緊急展開したことがあるが、「山陰や中四国に展開させる方法などは一から検討しなければならない」と焦りもにじませる。

 11日からの3連休やお盆を前に長期休暇に入っていたり、これから休暇に入ったりする隊員も多いが、自衛隊幹部は「休暇どころではなくなった。警戒や迎撃のオペレーションに当たる隊員のみならず、防衛省・自衛隊を挙げて対応する必要がある」と語った。


北ミサイル計画 技術に自信 射程・飛行時間も予告
8/11(金) 7:55配信 産経新聞

 ■米の譲歩まで挑発継続 虚勢と軽視するは早計

 【ソウル=名村隆寛】米領グアム周辺への中距離弾道ミサイル「火星12」による「包囲射撃」計画について北朝鮮は、「4発同時に発射」「島根、広島、高知3県の上空を通過」「射程3356・7キロを1065秒間飛行」「グアム島周辺30~40キロの水域に着弾する」などと具体的に予告しており、ミサイル技術への“相当な自信”がうかがえる。

 韓国の専門家の間では、「火星12」はグアムまで到達するとの見方が支配的だ。北朝鮮東海岸の元山からグアムまでの距離は3325キロで、「火星12」の最大射程は約5千キロ前後と推定される。「グアムを射程内にとらえるムスダンがあるのに、あえて火星12に言及した。北朝鮮がこのミサイルの性能に自信を持っているとみられる」(権容守(クォン・ヨンス)元国防大教授)との分析もある。

 問題は、「今月中旬までに射撃方案を完成させ、発射待機態勢で待つ」という軍に、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が発射命令を下すかどうかだ。今回、北朝鮮はグアムへのミサイル発射を「慎重に検討している」と表現し含みも残した。また、北朝鮮の最近の声明は「…すれば」などと「米国の出方次第で」との仮定や条件付きの挑発が目立つ。

 このため、トランプ米大統領のさらなる怒りを誘い軍事的な報復を覚悟してまでの行動に金委員長が踏み切るかについて、韓国では懐疑的な見方が多い。計画通りのグアム周辺へのミサイル4発の発射は、金正恩政権にとって自殺行為となる可能性が極めて高いためだ。

 北朝鮮の一連の米国を牽制した声明には、「自分たちの要求が受け入れられるまで挑発を続けるという意味」(南成旭(ナム・ソンウク)高麗大教授)が込められており、核もミサイルも放棄しないという金正恩政権の一貫した意思が明確に表れている。

 韓国世論を不安に陥れ米韓の協力態勢を揺さぶろうとする、従来のような意図もうかがえる。ただ、単なるこけおどしと受け流すのは早計。北朝鮮自身が「慎重に検討」していると公言しており、ミサイル発射の強行は予測不能だ。


「北の警告は政治宣伝」 度重なる脅しにグアム住民冷静 偶発衝突懸念の声も
8/11(金) 7:55配信 産経新聞

 北朝鮮からミサイル攻撃を警告された米グアムの住民の間では、過去に同様の脅しを北から受けた経緯から、警告を「プロパガンダ(政治宣伝)だ」などと冷静に受け止める向きが強い。グアムの米軍基地は太平洋地域で、同盟国に頼らず米領に配置する最西部の主要拠点とされ、北朝鮮はグアムから飛来する戦略爆撃機を警戒してきた。一方、米朝が挑発や非難の応酬を繰り広げる中、偶発衝突を懸念する声も高まっている。(塩原永久)

                   ◇

 北朝鮮が、あからさまに軍事的な「脅し」をグアムに向けたのは、今回が初めてではない。

 朝鮮人民軍総参謀部は昨年9月、米爆撃機の展開を非難する声明の中で、「グアムを地球上から消す」と過激な表現で警告した。金正恩(キム・ジョンウン)・朝鮮労働党委員長も2013年、米軍に対する攻撃計画の立案を軍に命じる中、グアムを攻撃対象として挙げた。

 北朝鮮の激しい敵対姿勢の背景にあるのは、グアム・アンダーセン空軍基地に配備された戦略爆撃機の存在だ。発見されにくい低空で長距離飛行が可能なB1爆撃機は、同基地から朝鮮半島まで2時間弱で飛行。北朝鮮の弾道ミサイル発射などの挑発に対し、米軍はB1をグアムから朝鮮半島方面に飛来させて牽制(けんせい)し、北はそのたびに強く反発してきた。

 一方、北朝鮮による「警告」を受けても、現地住民は落ち着いた対応を見せている。「北朝鮮はいつも他国を脅してきた。今回もプロパガンダの一つだ」。AP通信によると、祖父や兄弟が米海軍に勤めていたという住民(60)は、そう話して北朝鮮の脅しを突き放した。

 ただ、住民に警戒感が強まっているのも確かだ。バス運転手(37)は米ABCテレビに、「少しパニックになっている。本当に攻撃されるのなら、グアムを脱出したい」と話した。

 1898年に米西戦争の結果、米領となったグアムでは、米本土との間に温度差を感じる住民もいる。北朝鮮がことさらグアムに「脅し」をかける背景に、米からの離脱を求める住民に揺さぶりをかける狙いがあるとする見方もある。


北、グアムに4発計画 島根・広島・高知を通過 集団的自衛権で迎撃可能
8/11(金) 7:55配信 産経新聞

980
グアムに向かう北朝鮮のミサイルへの対処(写真:産経新聞)

 北朝鮮の朝鮮人民軍戦略軍司令官は9日、米領グアム周辺への中距離弾道ミサイル「火星12」の発射計画について、4発を同時にグアム沖30~40キロの海上に撃ち込む計画案を検討しており、「8月中旬までに最終完成させる」と表明した。ミサイルの日本上空通過も予告した。これを受け、小野寺五典防衛相は10日、北朝鮮が実際に発射した場合、集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」に認定し、自衛隊のイージス艦が迎撃することは法的に可能だとの認識を示した。一方、米軍は北朝鮮のミサイル発射基地などへの先制攻撃を実行する準備が整ったとしており、北朝鮮のミサイルをめぐる緊張が高まっている。

 【ソウル=名村隆寛】朝鮮中央通信など北朝鮮メディアが10日、伝えたところによれば、金洛兼(キム・ラクキョム)朝鮮人民軍戦略軍司令官はミサイル発射計画について「島根県、広島県、高知県の上空を通過することになり、射程3356・7キロを1065秒(17分45秒)飛行した後、グアム島周辺30~40キロの海上水域に着弾することになろう」と詳細な内容を公表した。ミサイル開発に自信を深めていることがうかがえる。計画は「核武力の総司令官同志(金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長)」に報告し、「発射待機態勢で命令を待つ」という。

 金司令官は計画の目的について「グアム島の主要軍事基地を制圧、牽制(けんせい)し、米国に厳重な警告信号を送るため」とし、ミサイル4発の同時発射を「慎重に検討している」とも明言。また「わが人民に必勝の信念と勇気をさらに高めさせ、米国の哀れな立場を認識させる」とし、発射を国民に公開する方針も示した。

 トランプ米大統領は、北朝鮮のミサイル挑発に対し、「これ以上、米国にいかなる脅しもかけるべきでない。北朝鮮は炎と怒りに見舞われる」と軍事対応を辞さない考えを示している。

 これに対し、金司令官は声明で「ぼけた考えを再び並べ立て、わが方の火星砲兵らの激高した神経を一層鋭く刺激している」と反発。「われわれの軍事的措置は、朝鮮半島とその周辺での米国の狂態を制止する効果的な処方となろう」と主張し、「米国の言動を引き続き注視している」と強調した。


北ミサイル計画 米、異例の強硬「体制終焉・自国民破滅の道」
8/11(金) 7:55配信 産経新聞

 【ワシントン=黒瀬悦成】マティス米国防長官は9日、北朝鮮情勢に関し声明を発表し、ミサイル発射などの挑発行為を続ける金正恩体制に対し「体制の終焉や自国民の破滅につながるような行動を検討するのをやめるべきだ」と警告した。「自らを孤立させる道を選ぶことをやめ、核兵器を追い求めるのを断念しなくてはならない」とも指摘し、核・ミサイル開発の放棄を迫った。

 マティス氏が北朝鮮に対して強硬なメッセージを発するのは異例。トランプ大統領が8日、北朝鮮が米国を脅迫し続ければ「炎と怒りに見舞われる」と軍事攻撃を言明したのに一定の歩調を合わせた。

 マティス氏はまた、米国と同盟諸国は「地球上で最も適切かつ準備万端で強固な防衛能力と攻撃能力を備えている」と強調しつつ、北朝鮮の脅威に対しては「米国務省が外交的解決を目指し全力を尽くしている」と指摘し、米政権が現段階では外交解決を目指す方針であることを改めて打ち出した。

 一方、ティラーソン国務長官は9日、東南アジアから米領グアムに向かう機中で記者団に対し、トランプ氏の発言は「外交的な表現を理解しているとは思えない金正恩(朝鮮労働党委員長)が理解できる言葉を使って、北朝鮮に強いメッセージを送ったのだと思う」と説明した。

 国務省のナウアート報道官は9日の記者会見で「米政府の立場は一致している」と主張。一方、複数の米当局者はCNNテレビに対し、8日のトランプ氏の発言は「アドリブだった」と語っており、両長官の発言は、同氏の「爆弾発言」と政権の方針に一貫性を持たせるため、つじつま合わせを図ったとみられる。


北ミサイル計画 上空通過名指し自治体「怒り覚える」
8/11(金) 7:55配信 産経新聞

 ■「どう身構えたら」戸惑い

 対北圧力を強めるトランプ米政権に対抗する形で、米領グアム周辺へ中距離弾道ミサイル「火星12」を4発同時に撃ち込む計画案を検討していると表明した北朝鮮。ミサイルが「上空を通過する」と名指しされた各自治体の関係者の間で不安と困惑が広がり、迎撃などの対応を急ぐ防衛省には緊張が走った。

 上空を通過すると名指しされた島根、広島、高知各県では、危機管理の担当者が慌ただしく情報収集に追われ、Jアラート(全国瞬時警報システム)の作動状況を確認するなどした。

 島根県防災危機管理課では消防庁への照会など情報収集に追われた。担当者は「これから盆の連休に入り、人員も手薄になる一方で人の流れは増える。どのように身構えたらいいのか」。広島県の担当者も「現段階では発射期間の通告もなく、十分な情報がない」と戸惑いを隠せない。

 一方、高知県漁業協同組合連合会の松沢英八郎参事(63)は「これまで高知の太平洋側に北朝鮮のミサイルが発射されることはなかったため、身近には感じていなかったのが正直なところ」と不安がった。

 松沢参事によれば、現在はカツオ漁の最盛期で、マグロ漁も始まったばかり。高知の漁業者は東西の広範囲の海で操業しているが、ミサイルがどの地点に落ちるか分からない以上、回避行動も取りようがない。「生活のためにやっている漁業者がほとんどで、ミサイル発射で漁ができないとなると痛手は大きい。何の意味があるのか、怒りを覚える」と話した。


米領グアム、なぜ標的? =対北朝鮮の前線基地
8/11(金) 7:30配信 時事通信

 北朝鮮が米領グアム島沖を狙い、中距離弾道ミサイル「火星12」を4発同時発射する計画を公表した。なぜ、日本人にも人気のリゾート地であるグアムを標的にするのか。

 ―米領グアム島とは。

 グアム島は東京から南へ約2500キロ離れた位置にある。兵庫県の淡路島とほぼ同じ面積だが、アンダーセン空軍基地など重要施設が集まり、米軍のアジア太平洋地域の戦略的な要衝とされる。

 同空軍基地には戦略爆撃機のB1やB52、ステルス戦略爆撃機B2が米本土から巡回配備される。また、海軍基地に巡航や弾道ミサイルを搭載する原子力潜水艦が寄港。米軍はこれらの基地を拠点に南シナ海や朝鮮半島に爆撃機などを展開させ、地域の安定維持に力を注いでいる。

 ―なぜ標的に。

 北朝鮮に近い地域で米軍戦力が集中するのはどこか考えると、米軍が駐留する日本や韓国を除けばグアムということになる。北朝鮮が弾道ミサイル発射を繰り返すようになり、米軍は戦略爆撃機をグアムから朝鮮半島に飛行させ、けん制するようになった。

 B1は大量の精密誘導弾を搭載可能。グアムから発進すれば北朝鮮まで片道約2時間で飛行できる。B1やB52が飛行するたびに北朝鮮は強く反発し、北朝鮮軍は「米国の対北朝鮮侵略の前哨基地、発信基地」と非難してきた。

 ―ミサイルは届くのか。

 北朝鮮は3月6日、準中距離の「スカッドER」(射程1000キロ)を4発同時に発射させ、うち3発を日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下させた。5月14日に発射した火星12の射程は最大5000キロとされる。北朝鮮からグアムまでの距離は3400キロ前後で、グアム沖を狙うことも可能だろう。

 一方、米軍は2013年、北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に対抗するため、グアムに地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」を配備した。迎撃ミサイルを搭載したイージス艦も展開させ、厳戒態勢を敷くとみられる。(ソウル時事)


中四国にPAC3展開へ=上空飛行、不測の事態備え―北朝鮮ミサイル計画で防衛省
8/11(金) 7:05配信 時事通信

 北朝鮮が米領グアム沖へ弾道ミサイルを発射する計画を公表したことを受け、防衛省は10日、ミサイル通過を予告された中国・四国地方で、地上から迎撃する地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を展開する方向で検討を始めた。

 政府関係者への取材で分かった。

 北朝鮮はグアム島周辺に向け、中距離弾道ミサイルを発射する計画を公表。ミサイルは「島根と広島、高知各県の上空を通過する」としている。

 北朝鮮のミサイルに不具合があった場合、日本国内に落下する不測の事態も排除できないため、PAC3の展開を検討しているとみられる。PAC3は現在、中・四国地方に配備されていない。

 日本のミサイル防衛は、海上自衛隊のイージス艦に搭載された迎撃ミサイル「SM3」と、地上のPAC3との2段構えで撃ち落とす態勢を取っている。


北朝鮮、ミサイル4発同時発射計画 島根、広島、高知3県の上空通過しグアム沖目標
8/11(金) 7:03配信 スポーツ報知

 北朝鮮の朝鮮人民軍の金絡謙(キム・ラクキョム)戦略軍司令官は9日、ミサイル発射計画について新型中距離弾道ミサイル「火星12」を島根、広島、高知の3県の上空を通過させ、グアム沖30~40キロの海上に4発同時に撃ち込む案を検討していると表明した。朝鮮中央通信が10日、伝えた。北朝鮮が日本国内の具体的な地名を挙げたことで、“名指し”された各県では緊張感が高まった。また、小野寺五典防衛相はミサイルが発射された場合、海上自衛隊のイージス艦が集団的自衛権を行使し、迎撃可能であるとの認識を示した。

 日を追うごとに激化し、より内容が具体的になってきた北朝鮮のミサイル発射計画が、ついに日本の地名が挙がる事態を迎えた。

 金司令官は、トランプ米大統領が北朝鮮に「炎と怒りに直面する」と武力行使を示唆して警告したことについて「わがミサイル兵の神経を一層鋭く刺激している。国民に必勝の信念と勇気を与え、米国の哀れな立場を認識させる」と反発。「火星12」4発を同時に発射し、グアム沖30~40キロの海上に撃ち込む案を検討していると発表した。8日に発表した計画からさらに踏み込んだ形。4発同時発射は、確実に標的を破壊する能力があるとアピールするためとみられる。

 内容を具体的に公表することで、軍事力を背景に圧力をかけるトランプ政権へのけん制を強めた形だが、同時に公表されたのはミサイルが島根など3県の上空を通過するという計画。各県の危機管理担当者は、慌ただしく情報収集に追われた。

 広島県危機管理課の担当者は「Jアラート(全国瞬時警報システム)が鳴る可能性が高くなった。これまで以上に備えを徹底していかねば」。島根県はミサイル発射に備えてこの日午後、防災部長や各部局の課長らによる危機管理連絡会議を開催することを決めた。

 ミサイルが発射され、米側が迎撃を決断した場合、米軍はまず北朝鮮に近い海域においてイージス艦の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)で迎撃を試みるとみられる。撃ち漏らせば、グアムのアンダーセン空軍基地に配備している最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」などで対応する構えだ。

 一方、日本のミサイル防衛も2段構え。現在、海上自衛隊が6隻保有するイージス艦のSM3で迎撃後、空自の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)で対応する。3県にはPAC3部隊が普段は展開されていないため、情勢緊迫の際には近隣の基地から移動させる見通しだ。

 小野寺防衛相は有事の際には日本も「迎撃可能」と言及。「日本の安全保障にとって米国の抑止力、打撃力の欠如は存立危機に当たる可能性がないとは言えない」と、安全保障関連法に基づく存立危機事態と認定して集団的自衛権を行使できるとの認識を示した。


米大統領、軍事報復を示唆=北朝鮮のグアム威嚇に警告―「見たことない事態起きる」
8/11(金) 6:03配信 時事通信

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は10日、北朝鮮が米領グアム島周辺への弾道ミサイル発射計画を公言したことについて「グアムに対して何かすれば、誰も見たことのないような事態が北朝鮮で起きることになる」と警告し、軍事力で報復する考えを強く示唆した。

〔写真特集〕B1ランサー爆撃機

 滞在先のニュージャージー州で記者団に語った。

 トランプ氏は先に、北朝鮮が米国を脅すなら「火力と怒りに直面する」と言明した。北朝鮮はこれに反発して、グアム島周辺30~40キロの水域に向けて中距離弾道ミサイル4発を同時に発射する作戦計画を今月中旬に完成させると威嚇。緊張を高める大統領の発言には、米国内で批判の声が相次いだ。

 トランプ氏は自身の発言について、「厳し過ぎると言う人もいるが、まだ厳しさが足りなかったかもしれない」と反論した。ただ、「さらに厳しい対応」の中身は示さず、北朝鮮に先制攻撃を仕掛ける可能性への言及も避けた。

 北朝鮮との交渉に関しては「いつも考えている。交渉は25年もやってきた」と指摘。「クリントン(元政権)の交渉は弱腰で効果がなく、オバマ(前政権)は話すらしたがらなかったが、私は話す。誰かがやらなければならない」と語った。

 一方、マティス国防長官は10日、訪問先のカリフォルニア州で記者団に対し、戦争は「破滅的」な結末になると指摘。「米国の取り組みは外交が主導し、外交面で結果を生んでいる」として、当面は非軍事での解決を目指すべきだと訴えた。ティラーソン国務長官も外交解決を主張しており、政権内の温度差を指摘する向きもあるが、トランプ氏は「混乱したメッセージではない」と足並みの乱れを否定した。

 また、トランプ氏は国連安保理で新たな北朝鮮制裁決議が全会一致で採択されたことに触れ、「中国とロシアが賛同したことに敬意を表する」と表明。「残念ながら、多くの人が考えるほどの効果はないだろう」と限界を認めつつ、北朝鮮が経済面で依存する中国を挙げ、「もっと(制裁を)できるだろうし、やってくれるだろう」と協力拡大に期待を示した。


トランプvs金正恩は「脅し合い」にすぎない
8/11(金) 6:00配信 東洋経済オンライン

965
北朝鮮のミサイル発射実験の様子(写真:KICIA/ロイター)

 「現在の米国の核戦力は過去最強だ。できれば使わずに済むことを願う」「わが朝鮮人民民主主義共和国の神聖な土地が核戦争の戦場と化す前に、わが国の軍隊が米本土をそうするだろう」――。

 長崎に原爆が投下されて72年となる8月9日、米トランプ大統領と北朝鮮の金正恩体制の間で、核兵器の使用をちらつかせた激しい言葉の応酬が交わされた。北朝鮮は米領グアムへの攻撃作戦計画を8月中旬までに完成させ、金正恩朝鮮労働党委員長の攻撃命令を待つと脅した。グアムには、朝鮮半島上空に頻繁に威嚇飛行している米空軍のB-1B戦略爆撃機の発進基地であるアンダーセン基地がある。

 米韓は今月21日から定例の合同軍事演習を始める予定で、北朝鮮情勢をめぐる緊張は今春と同様、再びぐっと高まるとみられる。

■ブラフの応酬にすぎない

 しかし、両者とも一発でも先に手を出せば、第2次朝鮮戦争が勃発し、いずれも多大な犠牲を払うことは想像に難くない。今回の事態も、互いに軍事力行使はできないだろうと高をくくった中でのブラフ(脅し)の応酬にすぎないと筆者はみている。事実、これまでもトランプ大統領と金正恩委員長は何度も軍事攻撃を示唆し、互いに威嚇しながらも、実際にはそれはできない「口先番長」と化してきている(筆者は何も戦争をしろと言っているわけではなく、客観的な事実を述べている)。

 また、一歩引いて俯瞰して見れば、トランプ大統領も金委員長も、緊張を高め、非難をし合うことで権力基盤を支え合っている面がある。敵対国とやり合えばやり合うほど、内政問題から国民の目をそらすことができるからだ。

 トランプ大統領は、ロシアによる米大統領選干渉疑惑の「ロシアゲート」の影響で、就任後半年で戦後最低となった支持率の低下を、CNNたたきなどを通じて必死に食い止めようと躍起になっている。一方、金委員長は国連安保理の新たな制裁決議に直面し、国際的に孤立を深めている。そんな中、核ミサイル開発を強行し、国威発揚を通じて体制維持を図っている。

 トランプ大統領は金委員長の度重なる挑発に、軍事攻撃の本気度を試され続けているが、今も先制攻撃ができずにいる。

 金委員長が今年元日の「新年の辞」で、米本土への攻撃が可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)をいつでも発射できると主張した際、トランプ大統領はツイッターで「そうはさせない」ときっぱりと述べていた。このため、6度目の核実験に加え、北朝鮮によるICBMの発射実験が、トランプ政権が北朝鮮に対して定めた「レッドライン」(越えてはならない一線)となるとみられていた。

 実際、3月1日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、北朝鮮がICBMの発射実験に踏み切ろうとした場合、北朝鮮を先制攻撃する軍事オプションを米政権は検討していると報じていた。

■なぜトランプ政権はレッドラインを示さないのか

 しかし、日米のメディアを中心に米国による北朝鮮先制攻撃が大きく取りざたされた4月中旬、当時のショーン・スパイサー米大統領報道官は、米国が北朝鮮を攻撃する判断基準となるレッドラインについて明確に示す考えはないと述べた。

 なぜトランプ政権はレッドラインを示さないのか。いくつか理由が考えられる。まず米国のレッドラインをあいまいにし、不透明にすることによって、北朝鮮を不安にさせる戦略だ。専門家の間では、Strategic Ambiguity(戦略的あいまいさ)との言葉で知られる。レッドラインをあえて言わずに、北朝鮮に対してどう出るかをわからせずにプレッシャーを与えるというものだ。

 また、ほかの理由としては、バラク・オバマ前政権の失敗がある。オバマ前政権は2013年にシリアの化学兵器使用をレッドラインと規定し、シリアへの軍事攻撃に踏み切る姿勢を示したが、実際にはバッシャール・アル=アサド政権が化学兵器を使用しても武力行使を見送った。結果として、オバマ前大統領は内外から弱腰だと批判された。トランプ大統領としても、下手に北朝鮮相手にレッドラインを明確にし、北朝鮮にそれを越えるような行動を起こされた場合のリスクは甚大。それを避けたかったためとみられる。

 いずれにせよ、軍事、外交の両面で北朝鮮に「最大限の圧力」をかけてきたトランプ政権であるだけに、北朝鮮の2度目にわたるICBMの発射実験は、トランプ大統領の面目や権威を潰された格好だ。

 そもそも米国は北朝鮮への軍事攻撃に踏み切れない理由は何か。

 ソウルは南北の軍事境界線から40キロしか離れてない一方、平壌は150キロも離れている。このため、北朝鮮はソウルを「人質」にとっている形になる。

 8月8日に公表された2017年版防衛白書によると、北朝鮮の地上軍は約102万人を擁し、兵力の約3分の2を非武装地帯(DMZ)付近に展開しているとみられる。

 また、防衛白書は、北朝鮮が240ミリ多連装ロケットや170ミリ自走砲といった長射程火砲をDMZ沿いに常時配備し、首都であるソウルを含む韓国北部の都市や拠点がその射程に入っていると指摘している。ソウル首都圏には、韓国総人口の約半分の2500万人が住んでいる。

 ジェームズ・マティス米国防長官は6月、北朝鮮と軍事衝突とした場合は「1953年(の朝鮮戦争)以来、見たこともないような極めて深刻な戦争となる」との見通しを示し、「それはわれわれが根本的に望まない戦争になるだろう」と述べた。

 1950~1953年の朝鮮戦争での死者数は、各国の兵士、民間人合わせて数百万人に及んだ。第2次大戦での日本人の死者は兵士、民間人合わせて約300万人だが、朝鮮戦争もこれに匹敵する犠牲者を出した。韓国軍と韓国警察15万2279人のほか、国連軍に参加した米軍兵士3万3642人や英軍兵士1086人など17カ国3万7645人が死亡した。南北朝鮮の離散家族は1000万人に上った。現在の北朝鮮の攻撃力は、核ミサイルを含め格段に上がっており、被害リスクは甚大だ。

■核施設の正確な場所をつかみきれない

 デニス・ブレア元米国家情報長官は今年5月、北朝鮮の核施設を除去するためのサージカルアタック(局部攻撃)を行うことが危険だと指摘。理由として、北朝鮮が数千箇所のトンネルを持っており、同国の核施設がある場所を正確に見つけるための確実な情報を入手することが難しいことを挙げた。

 一方、北朝鮮にとっては米軍相手の自らの先制攻撃は自殺行為となる。米韓の圧倒的な軍事力の前に体制の崩壊は免れないだろう。

 ブレア元長官も「核戦争が起きれば、北朝鮮は米国に大きな被害を与えることができるが、北朝鮮は存在しなくなる。これはよい体制生存戦略ではなく、金正恩でさえも、これを理解するだろう」と述べている。

 では、今後の展開はどうなるだろうか。

 北朝鮮による7月28日の2度目のICBM発射について、ドイツ・ミュンヘン在住のミサイル専門家で『IHSジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー』の執筆者であるマーカス・シラー博士は筆者の取材に対し、弾頭部が空っぽだった可能性を指摘している。

 また、7月4日の1回目のICBMより、300キロほど軽量になっていたとみている。7月4日のICBMがアラスカやカナダだけを射程に収めるとの反応が米側で起きたため、軽量にして意図的に射程高度や飛翔時間を過去最高の数値までのばし、米本土に到達するミサイル攻撃能力を米国に見せつけた可能性がある。北朝鮮は軍事面で過去に何度もこうしたカムフラージュやだましを行ってきた。

 現在の北朝鮮は1960年代の中国と似通っている。当時の中国も、米ソのはざまで、一心不乱に核ミサイル開発に邁進していた。

 2004年に解禁されたCIAの秘密文書では、米国は1960年代の中国の核兵器開発が、米国側の予測をはるかに上回る速度で進められ、米側を驚かせていたことが明らかになっている。

■今の北朝鮮は1960年代の中国と同じ

 ベテランジャーナリストの古森義久氏は2004年10月25日付の産経新聞の記事の中で、「中国としては、核兵器で米本土の一部やアジアの米軍拠点を攻撃できるようにしてあった方がアジアでの米軍の行動を抑止できるとの判断がある」と書いた。

 上記の中国の状況は、今の北朝鮮と同じ状況ではないか。現在の北朝鮮の主眼も、米国の軍事介入を阻止するため、ワシントンやニューヨークに攻撃可能のICBMを必死に開発している。

 こんな状況だから、北朝鮮情勢をめぐる緊張は、たとえ米朝が直接交渉に乗り出しても続く。なぜなら、北には核ミサイル開発の凍結や放棄は選択肢としてありえないからだ。米国がいかに軍事的な圧力をかけようとも北朝鮮は屈しない。1960年代の中国と同じだ。

 1972年2月、当時のリチャード・ニクソン大統領は中国を電撃訪問し、毛沢東主席や周恩来総理と会談し、米中関係をそれまでの対立から和解へと転換した。米中が手打ちをし、中国の核ミサイル開発も結果的におとがめなしで、なし崩し的に認められた格好だ。

 今年5月、ハリー・ハリス米太平洋軍司令官は東京での講演で、「金正恩のような激(げき)しやすい人物が核ミサイルを持つことは『惨事のもと』」と話した。しかし、その「惨事のもと」はもう止められない事態に陥っている。金委員長は中国と同じ道を目指して、突っ走っている。


北朝鮮への「炎と怒り」発言、厳しさ足りなかった=トランプ氏
8/11(金) 5:29配信 ロイター

[ベッドミンスター(米ニュージャージー州) 10日 ロイター] - トランプ米大統領は10日、北朝鮮に対して「炎と怒りに直面する」と警告したことについて、「厳しさが足りなかった」可能性があると語った。トランプ大統領は8日、北朝鮮が米国をこれ以上脅かせば「世界がこれまで目にしたことのないような炎と怒りに直面することになる」とし、同国をけん制した。

これを受けて北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は、同国が中距離弾道ミサイル4発を米領グアムに向けて発射する計画を8月中旬までに策定すると伝えた。

トランプ大統領の8日の発言に対しては、国内の一部政治家や外交の専門家などから不必要に好戦的で緊張を高めるとの批判が出ていた。

大統領はこの日、休暇で滞在中のニュージャージー州で記者団に対して「炎と怒り」発言について「厳しさが足りなかったかもしれない」と述べた。

さらに「北朝鮮がグアムに対して何かすれば、誰も見たことのないような事態が北朝鮮で起きるだろう」と警告した。

先制攻撃を検討するかとの質問に対しては、何が起きるかを見極めると述べた。

さらに、国連安保理で新たな北朝鮮制裁決議が採択されたことについて、恐らく期待していたほどの効果はないとの見方を示し、一段の措置を講じるよう中国に求めた。


北への警告「厳しさ足りなかったかも」 米大統領、強硬姿勢強める
8/11(金) 5:11配信 AFP=時事

【AFP=時事】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は10日、北朝鮮政府が「炎と怒り」で報いを受けると警告した自身の発言には「厳しさが足りなかったかもしれない」と述べ、同国に対する強硬姿勢をいっそう強めた。

 トランプ大統領は、ニュージャージー(New Jersey)州に自身が所有するカントリークラブで、マイク・ペンス(Mike Pence)副大統領と共に記者団の前に姿を見せた。

 北朝鮮側が自身の警告を「たわごと」と切り捨てたことに対し、トランプ氏は「厳しさが足りなかったかもしれない」と発言。「彼らは長い間、何年も、わが国にこれをしている」「いい加減に、誰かがこの国や各国の人々のために声を上げるべきだ。だからむしろ、あの発言には厳しさが足りなかったかもしれない」と述べた。

 また、トランプ大統領は、中国は北朝鮮政府に核兵器開発をやめるよう圧力をかけるために「さらに多くのこと」ができるとした。

 北朝鮮はこれに先立ち、ミサイル発射計画の詳細を公表。日本上空越しに4発を発射し、米兵6000人が駐屯するグアム(Guam)周辺に到達させると発表していた。

 トランプ氏は記者らに対し「われわれが愛する人、われわれを代表とする人や、われわれの同盟国、われわれ自身を攻撃しようなどと考えただけでも、北朝鮮は非常に、非常に心配することになる」と言明。「心配すべきだ(中略)彼らの身にかつて想像すらしなかったことが起こるからだ」とした。【翻訳編集】 AFPBB News


<安保法で迎撃>「あり得る」…日本、同盟重視を強調
8/11(金) 0:33配信 毎日新聞

 小野寺五典防衛相が、米領グアムに向かう北朝鮮の弾道ミサイルを、自衛隊が迎撃することもあり得るとの考えを示したのは、日米同盟重視の姿勢を強調し、北朝鮮をけん制する狙いからだ。

 10日の衆院安全保障委員会で後藤祐一氏(民進党)が「グアムが攻撃され、日本の存立がどう脅かされるか」と質問。これに対し、米軍の打撃力や抑止力が欠如すれば、集団的自衛権を限定的に行使できる存立危機事態に該当しうると答えた。

 政府は安全保障関連法の制定に伴い、集団的自衛権の限定的な行使が可能となる場合を、存立危機事態とした。「国民の権利が根底から覆される明白な危険がある」など武力行使の3要件を満たすことを条件とした。

 日本の安全保障の根幹は、日米同盟に基づく「盾と矛」。専守防衛の自衛隊は「盾」に徹し、「矛」は米軍の強大な軍事力に依存している。グアムはステルス爆撃機、攻撃型原子力潜水艦などの拠点だ。政府内には、米艦船や米国領土を狙う攻撃に対処しなければ、日米同盟が根幹から揺らぐとの認識が根強く、小野寺氏の答弁もこうした意見を反映したものとみられる。

 ただ、小野寺氏の答弁は法律上は可能との趣旨で、北朝鮮からグアムに向かうミサイルの迎撃は実際には難しいとみられている。迎撃を担う日本のイージス艦は現有4隻のみだ。イージス艦に搭載されている現在の迎撃ミサイルの射程では、グアムに向かう弾道ミサイルが飛行する高高度に届かないとされている。日米で次世代型の迎撃ミサイルを導入する計画があるが、次世代型でも長距離ミサイルの迎撃は困難との指摘もあり、完全な迎撃態勢を整えるのは容易ではない。


<南シナ海>米軍が「航行の自由」作戦 トランプ政権3回目
8/10(木) 22:57配信 毎日新聞

 【ワシントン会川晴之】ロイター通信は、米海軍が南シナ海の南沙(英語名・スプラトリー)諸島で10日、「航行の自由」作戦を実施したと伝えた。中国が実効支配するミスチーフ礁(中国名・美済礁)の12カイリ(約22キロ)内をミサイル駆逐艦「ジョン・S・マケイン」が航行した。南シナ海での作戦実施は、トランプ政権下で3回目となる。中国の反発は必至と見られる。

 トランプ政権は、中国がミスチーフ礁など南シナ海の岩礁を埋め立て人工島を造り、軍事要塞(ようさい)化していることに懸念を示していた。

 ミスチーフ礁は、昨年7月の仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)の判決で、低潮時には水面上にあるが、高潮時には水没する「低潮高地」と認定された。国際法上は、領海も排他的経済水域(EEZ)も持たない。

 トランプ政権は、核弾道ミサイルの開発を加速する北朝鮮包囲網を築くため、北朝鮮の最大の貿易相手国である中国に協力を求めている。その一方で、定期的に「航行の自由」作戦を続ける(国防総省)方針を示していた。


韓国社会ではまったく緊張感なし 北ミサイル「韓米による強力で断固たる対応」 
8/10(木) 22:18配信 産経新聞

 【ソウル=名村隆寛】北朝鮮が米領グアム周辺を狙い中距離弾道ミサイル「火星12」を発射する計画を表明したことを受け、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日、「必要な全ての措置」を取るよう大統領府に指示した。

 韓国軍合同参謀本部は10日、北朝鮮が挑発を強行した場合、「韓国軍と韓米同盟による強力で断固たる対応に直面するだろう」と警告する声明を発表した。

 一方、大統領府がこの日開催した国家安全保障会議(NSC)常任委員会では「対話の扉は開いておき、緊張緩和のため、外交的努力を積極的に展開する」と打ち出し、対話路線を維持する姿勢を示した。

 北朝鮮のミサイル計画発表を受け、10日の韓国総合株価指数と証券市場はいずれも下落。政府が対応に追われる一方、韓国社会では、北朝鮮の挑発に対する緊張感は全くなく、普段通りの平日の風景だった。


<対北朝鮮>米「体制崩壊」警告 緊張悪化懸念強まる
8/10(木) 21:37配信 毎日新聞

 【ワシントン会川晴之、ソウル米村耕一】北朝鮮の金絡謙(キム・ラクギョム)朝鮮人民軍戦略軍司令官は9日、中長距離弾道ミサイル「火星12」を米領グアムに向け発射する計画について、同時に4発打つなどと検討中の具体的な内容を明らかにした。一方、米国のマティス国防長官は9日、北朝鮮に関する声明で「体制の崩壊や国民の破滅につながるような行動を考えるべきではない」と警告。米国と北朝鮮は互いにけん制を強め、緊張悪化の懸念が強まっている。

 朝鮮中央通信が10日、金司令官の発表として報じた。ミサイル計画は8月中旬までに完成させ、発射準備を整えた状態で金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の命令を待つという。また、ミサイルは「島根、広島、高知の上空を通過する」とコースを示し、3356.7キロを1065秒(17分45秒)間飛行後、グアム島周辺30~40キロの海上に着弾するとした。

 北朝鮮は8日の声明で既にグアム周辺へのミサイル発射を示唆していたが、より具体的な計画を発表し、米国と日韓など米同盟国に対する挑発を強めた形だ。

 一方、マティス氏は声明で「北朝鮮が何をしても米国にはかなわず、軍拡競争や軍事紛争にも勝てないだろう」とも発言。北朝鮮をけん制しつつも、米国内に広がる動揺の鎮静化を狙ったとみられる。

 米朝間の緊張の高まりを受け、韓国大統領府は10日、国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開催。米韓同盟による強固な防衛態勢を土台に、緊張緩和と平和維持のため「必要な全ての措置を検討する」方針が決まった。大統領府報道官は「対話のドアを開き、根本的解決に向けた外交努力も積極的に展開する」とも述べており、対話と圧迫の両方を模索する方針に変更はないとみられる。


「北」ミサイルで「日米同盟強化が大事」
8/10(木) 20:53配信 ホウドウキョク

北朝鮮が、グアム周辺へのミサイル発射計画を発表したことについて、菅官房長官は「日米同盟の抑止力・対処力を、いっそう強化していくことが大事だ」と強調した。
菅官房長官は「わが国を含めた地域および国際社会の安全保障に対する明らかな挑発行為であり、断じて容認できない。日米同盟の抑止力と対処力を、いっそう強化することが重要であり、安全保障面を含め、日米の協力を進めていく」と述べた。
そのうえで菅長官は、北朝鮮に対し、「新たに採択された安保理決議などを順守し、さらなる挑発行動を自制するよう強く求めたい」と述べた。
さらに、8月17日に行われる日米の外務防衛閣僚会議(2プラス2)を活用し、アメリカと協力して、ミサイル攻撃への対応を強化する考えを示した。
また、グアム周辺にミサイルが落下した際の日本人の保護については、「さまざまな状況を想定し、情報提供、安否確認、輸送手段の準備検討を行っている」と語った。


日本政府、不測の事態懸念=北朝鮮ミサイルに警戒強化
8/10(木) 20:08配信 時事通信

 政府は、北朝鮮のミサイル開発をめぐり、米国と北朝鮮の間で威嚇の応酬が激しくなっていることについて、不測の事態を懸念している。

 警戒や監視を強めるとともに、米国と対処方針を協議する考えだ。

 菅義偉官房長官は10日の記者会見で、「最大限の警戒監視で万全の態勢を整えている」と強調した。17日に米ワシントンで外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)が開催されることにも触れ、「日米同盟の抑止力、対処力を強化したい」と語った。

 北朝鮮に対しては、国連安全保障理事会が5日に制裁強化決議を採択したばかり。そうした中、北朝鮮は米領グアム周辺への弾道ミサイル発射を予告した。政府関係者は「周辺への発射にとどまればトランプ氏は動かないだろうが、グアムを攻撃されたら軍事行動に出るだろう」と予測する。

 事態がエスカレートすれば日本が北朝鮮の報復の対象になる可能性がある。このため、政府は米国の軍事行動を望んでいない。しかし、日本の防衛は米国の抑止力に依存しており、大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発への懸念を強める米国に強い反対意見を言いにくい側面がある。

 小野寺五典防衛相は10日の衆院安全保障委員会で、グアム周辺へのミサイル発射が集団的自衛権の行使が認められる「存立危機事態」に該当する可能性に言及。米国との同盟関係を重視する姿勢を示した。


北ミサイル 菅官房長官「挑発行動の自制求める」
8/10(木) 19:53配信 産経新聞

 菅義偉官房長官は10日の記者会見で、北朝鮮の朝鮮人民軍戦略軍司令官が米領グアムの「包囲射撃」計画を表明し、ミサイルの日本上空通過を予告したことを「わが国を含めた地域、国際社会の安全保障に対する明らかな挑発行為で、断じて容認できない」と批判した。

 「国際社会が繰り返している強い警告と避難を真摯に受け止め、一連の国連安全保障理事会決議を順守し、さらなる挑発行動を自制することを強く求める」とも強調した。

 その上で「日米は防衛態勢と能力の向上を図るべく、具体的な行動をとることで一致している。8月17日に実施予定の2プラス2(日米外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会)の機会も活用しながら、日米同盟の抑止力、対処力を強化してまいりたい」と語った。


<米朝挑発>中国の仲介外交正念場 打つ手見当たらず
8/10(木) 19:47配信 毎日新聞

 【北京・浦松丈二】北朝鮮の核・ミサイル問題を巡る中国の仲介外交が正念場を迎えている。北朝鮮が米領グアムへの弾道ミサイル攻撃を検討していると公表し、トランプ米大統領が核兵器による反撃を示唆する緊迫した事態にも打つ手が見当たらない。さらに緊迫すれば、中国の重要な内政行事である秋の中国共産党大会にも影を落としそうだ。

 中国の「誤算」は予想以上に北朝鮮への呼びかけが届かなくなったことだ。王毅外相は7日、マニラでの東アジアサミット(EAS)外相会議で「ティラーソン米国務長官が(北朝鮮の体制転換を求めないなど)四つのノーを表明したことは積極的なシグナルだ。朝鮮(北朝鮮)側は米国側のシグナルに呼応するよう求める」と呼びかけた。

 中国はまた、7月にロシアと共同で交渉再開に向けたロードマップを打ち出すなど独自の外交努力を続けている。ロードマップの最初は、北朝鮮が核・ミサイル活動を一時停止し、米韓が大規模演習を一時停止する内容。米韓や日本、東南アジア諸国などから賛同を集め、北朝鮮を6カ国協議に引き戻そうとしたのだ。

 だが、北朝鮮は国連安保理の制裁決議に強く反発し、中国からの呼びかけにも反応していない。背景には、中朝トップ間の信頼関係が育っていないこともありそうだ。中朝両国は朝鮮戦争(1950~53年)を共に戦った同盟国だが、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は正式に党トップに就任してから5年以上たっても中国を訪問できておらず、不正常な関係が続く。

 中国の頼みの綱は米国になりつつある。10日付の中国紙・環球時報は社説で「いかなる警告、軍事的脅威、安保理制裁にも、平壌が弾道ミサイル発射を停止する可能性は低い。失う物がない者は何も恐れない」と主張し、米側に自制を呼びかけた。だが、トランプ氏は7月末に「中国には大いに失望した」とツイッターに投稿するなど、中国は四面楚歌(そか)の状況だ。


核弾頭、迎撃で起爆せず=防衛省局長
8/10(木) 19:36配信 時事通信

 防衛省の前田哲防衛政策局長は10日の参院外交防衛委員会で、核兵器が搭載された弾道ミサイルを自衛隊が迎撃した場合、一般論と断った上で「迎撃により起爆装置などの機能は喪失する。核爆発による被害は発生しない」との認識を示した。

 無所属のアントニオ猪木氏への答弁。

 米報道によると、米国防当局は北朝鮮がミサイル搭載可能な水準まで核弾頭の小型化に成功したと分析している。政府はこれまでに、サリンなどの化学兵器が搭載された弾道ミサイルを迎撃した場合も、破壊時の熱などで無力化されるとの見解を示している。


北朝鮮「砲兵たちの興奮した神経を一層、鋭く刺激」 「トランプ警告」に反発
8/10(木) 19:25配信 J-CASTニュース

971
北朝鮮は中距離弾道ミサイル(IRBM)「火星12」号でグアム周辺を攻撃すると主張している(写真は労働新聞から)

 米国のトランプ大統領が北朝鮮に対して「世界がこれまで見たことがない炎と猛威に見舞われる」と警告したことで、グアム周辺への攻撃を予告した北朝鮮がさらにヒートアップしている。北朝鮮側は、トランプ氏の発言が「妄言」で、北朝鮮兵士の「興奮した神経をいっそう鋭く刺激している」と主張。島根県をはじめとする日本上空を弾道ミサイルが通過するとする、さらに具体的な「計画」も明らかにした。

 日本でも野党議員からは防衛体制を懸念する声も出ている。

■「グアム周辺30~40キロ海上の水域に落ちる」

 朝鮮人民軍でミサイル運用を担当している「戦略軍」は2017年8月9日、朝鮮中央通信を通じて

  「グアム周辺に対する包囲射撃を断行するための作戦方案を慎重に検討している」

とする声明を発表。翌10日、司令官の金絡謙(キム・ラクギョム)大将が、トランプ氏を「ゴルフ場にいた米軍統帥権者」と表現し、

  「『火炎と憤怒』だの、何のという妄言をまたもや並べ立てて、わが(ミサイル発射を担当する部隊の)火星砲兵たちの興奮した神経を一層、鋭く刺激している。いまだに、我々の声明を正しく理解できていないようだ」

などと発言を批判。すでに中距離弾道ミサイル(IRBM)「火星12」でグアム周辺を攻撃する方針を明らかにしていたが、今回の声明では「4発同時発射」で攻撃し、

  「日本の島根県、広島県、高知県の上空を通過し、射程3356.7キロを1065秒間(編注:18分弱)飛行した後、グアム周辺30~40キロ海上の水域に落ちるようになるであろう」

と具体的なルートまで予告。攻撃の計画を8月中旬までに完成させて金正恩委員長に報告して命令を待つ、とした。

PAC3の「空白地域の上空通過を明示」
 北朝鮮が日本国内の具体的な地名を挙げながらミサイル発射に言及するのは珍しく、8月10日の衆院安全保障委員会の閉会中審査でも問題視された。日本のミサイル防衛は、大きく(1)イージス艦搭載の迎撃ミサイル「SM3」、(2)地上配備型迎撃ミサイル「PAC3」の2段構えだ。民進党の玉木雄一郎幹事長代理(香川2区)は、SM3で迎撃できなかった場合を念頭に、

  「私も住んでいる四国にはPAC3が配備されていない。呉を含めた中国地方も、PAC3は空白地帯になっている」
  「今回のように明確に空白地域の上空を通過するということを明示している場合、今のようにPAC3の空白地域があるのは問題ではないか」

などとPAC3の配備状況について対策を求めたが、小野寺五典防衛相は

  「様々な情報収集をする中で総合的に、どこに重層的に対応すべきかということについては不断の努力で対応していきたい」

と述べるにとどめた。


韓国、朝鮮半島の緊張高める行為控えるよう北朝鮮に要請
8/10(木) 19:11配信 ロイター

[ソウル 10日 ロイター] - 韓国は10日、北朝鮮に対し、朝鮮半島の緊張を高める行為を控えるよう求めた。また、他国と協力して緊張緩和に向けたあらゆる取り組みを模索するとした。

青瓦台(大統領府)の報道官が、国家安全保障会議の定例会合後に記者会見で述べた。

トランプ米大統領は、北朝鮮がこれ以上米国を脅かせば「炎と怒りに直面する」と発言。これに対し北朝鮮は「全く無意味」として一蹴し、ミサイルを米領グアムに向けて発射する計画を示した。


核攻撃を生き残る方法(実際にはほとんど不可能)
8/10(木) 18:12配信 ニューズウィーク日本版

その後に放射性物質などを回避して生き残れる確率は極めて低い
穏やかに晴れた日、カリフォルニアやグアムを散歩しているとしよう。ドナルド・トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が核戦争を示唆させる危険な言葉のやりとりを繰り広げていたとしても......それが現実になるとは夢にも思わないはずだ。

建物別の放射性降下物への安全度チャート

晴れやかな気持ちで空を見上げた瞬間、あなたは大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載された1100キロ相当の核爆弾が猛スピードで上空を通過する様子を目撃する。突如として迫りくる死を実感して、あなたの一日はめちゃくちゃになる。アパートの地下に核シェルターを建設しておかなかったことを後悔するに違いない。

しかしパニックに陥ることはない。核攻撃による死は、いつ訪れても不思議でない。

8月8日にドナルド・トランプ米大統領が、北朝鮮がアメリカを脅し続ければ「世界が目にしたことのないような炎と怒り」に直面すると発言すると、グーグルで「核攻撃で生き残る方法」の検索件数が急上昇した。

だが放射性降下物やICBMに詳しい軍事専門家のほとんどは、世界のどの地域にいようと、核攻撃を受けて生き残る確率は非常に低いという見方で一致する。

自分の住む街が核攻撃を受けても生き残り、空気中に漂う放射性物質などが地上に飛散する数カ月間を生き延びる確率を最も高める方法は、地中深くに避難して待機することだろう。

米連邦緊急事態管理庁(FEMA)が公表した核攻撃対策用の計画指針によれば、放射性降下物の飛散時に最も安全な地下空間は、地上5階建てのアパートの地下1階と2階部分、または大規模なオフィスやアパートの地下だ。

レンガやコンクリートではなく軽量な材料を使用して建設された家やアパートのほとんどは、避難場所として「劣る」もしくは「不適切」だと、2014年に英国王立協会の学術専門誌に掲載された研究リポートは指摘している。

2011年に米サンディア国立研究所に実施した研究では、「シカゴで核爆発が起きるシナリオ」で生存確率を分析したところ、シカゴ市民がゾッとする結果が出た。

研究者のラリー・ブラントとアン・ヨシムラの分析によれば、シカゴで核爆発が起きた場合、救出される可能性があるのは10万人だけで、残る260万人の市民は自力で何とか生き延びなければならない。

どうにか生き延びた場合、窓やドアから離れた屋内に避難し、被曝を避けるために同じ場所で待機することを米政府は推奨している。

「一般市民が、大量の放射線を浴びる事態になることはまず考えられない」と、米環境保護局(EPA)公式ホームページの放射線防護に関するページには記載されている。

しかしEPAの見解は、今のアメリカではあまりにも能天気に感じられる。多くのアメリカ国民が、あと数本のトランプの短いツイートの後に、本当に核戦争が起きるかもしれないと感じているのだから。

(翻訳:河原里香)


米政府、北朝鮮の脅威に対し「適切な措置」=大統領副補佐官
8/10(木) 17:32配信 ロイター

[ロンドン 10日 ロイター] - セバスチャン・ゴルカ大統領副補佐官は10日、米領グアムに向けたミサイル発射計画を策定すると報じられている北朝鮮に対し、米政府は「あらゆる適切な措置」を取るとの見方を示した。

副補佐官はBBCラジオで「トランプ氏が米国と国民を守るためにあらゆる適切な措置を取ることは明白だ」と指摘。ただ将来的な計画や対処法は明かさないと述べた。


米向け弾道ミサイル、集団的自衛権で迎撃も=防衛相
8/10(木) 17:23配信 時事通信

 小野寺五典防衛相は10日の衆院安全保障委員会で、北朝鮮が米グアム周辺に向けて弾道ミサイルを発射した場合、安全保障関連法に基づき、集団的自衛権を行使して迎撃することは可能との見解を示した。

 「米側の抑止力、打撃力が欠如することは、日本の存立危機に当たる可能性がないとは言えない」と述べた。民進党の後藤祐一氏への答弁。

 昨年3月施行の安保法は、日本と密接な関係にある他国への攻撃に伴い、日本の存立を脅かす明白な危険のある「存立危機事態」が生じたと認定されれば、集団的自衛権を行使できると定めている。武力行使に当たっては、(1)明白な危険(2)他に手段がない(3)必要最小限度―の3要件を満たす必要がある。

 後藤氏は「グアムに向かうミサイルを日本は落とせるのか」と質問。小野寺氏は「安保法の中で、3要件を満たす場合はさまざまな対応ができる。3要件に合致するかどうかが判断の基準になる」と述べ、状況次第で迎撃は可能になるとの認識を示した。米国向けミサイルの迎撃は、他国から攻撃を受けた米艦の防護などと並び、集団的自衛権行使のケースとして想定されていた。


「北」グアム沖発射検討に米政府は?
8/10(木) 17:13配信 ホウドウキョク

北朝鮮のグアム周辺へのミサイル発射計画について、アメリカ政府の反応。
マティス国防長官は9日、「北朝鮮は自ら体制を終わらせるような行動をやめるべきだ」と、強くけん制したほか、現地メディアは、「グアムのアメリカ軍の爆撃機が、北朝鮮への先制攻撃の準備を整えている」と伝えるなど、情勢は日に日に緊迫している。
現時点で、アメリカ政府は差し迫った脅威はないと強気の姿勢だが、北朝鮮の核・ミサイル開発が予想以上に進んでいることへの危機感が表れている。
今後、トランプ大統領らは、態度をさらに硬化させるものとみられ、日に日に緊張が高まっている。


「北」ミサイルに万全の態勢取る
8/10(木) 17:08配信 ホウドウキョク

北朝鮮軍が、ミサイル4発を日本上空を通過させて、グアムの周辺海域に着弾させる作戦を明らかにした動きについて、小野寺防衛相は、衆議院の委員会で、万全の態勢を取る考えを強調した。
小野寺防衛相は「防衛省、自衛隊は、いついかなる時にも、しっかりとした対応を取る役割であり、同じ認識を、政府一体として共有している」と述べた。
一方、「弾道ミサイルが通過する」と、北朝鮮が名指ししている島根・広島・高知など、中国・四国地方にPAC-3(迎撃ミサイルシステム)が配備されていないことについて、小野寺防衛相は、「どこに重層的に対応すべきかは、不断の努力で対応していきたい」と述べ、柔軟に対応する考えを示した。
一方、ミサイルが上空を通過すると予告された地域では、不安の声が上がっている。
女性は「子どももいるし、必ずしも落ちないってわけじゃないので、それはすごく不安です」と話した。


トランプ氏が咆哮「炎と怒りに見舞われることになる」 北が核弾頭小型化、グアム攻撃検討で「9月危機」現実味
8/10(木) 16:56配信 夕刊フジ

 ドナルド・トランプ米大統領が激怒した。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮が「核・ミサイル開発」に猛進していることに、武力行使も辞さない“最後通告”を発したのだ。北朝鮮がICBM(大陸間弾道ミサイル)に搭載できる小型核弾頭の生産に成功したと、米メディアが報じたことに反応した。これに対し、北朝鮮はグアム攻撃を示唆した。米朝の緊張は高まっており、8月下旬の米韓合同軍事演習を見据えながら、朝鮮半島は未曽有の危機に突入しようとしている。

 「北朝鮮はこれ以上、米国にいかなる脅しもかけるべきではない。(さもないと)世界が見たこともないような『炎と怒りに見舞われる』ことになる」

 トランプ氏は8日、滞在先の米東部ニュージャージー州で、記者団に語った。「炎」という表現は軍事力の行使を示唆したものだ。それだけ、国連安全保障理事会の制裁などを無視する、北朝鮮への怒りや危機感が強いといえる。

 背景には、米紙ワシントン・ポスト(電子版)が、「北朝鮮がICBMに搭載可能な小型核弾頭の製造に成功したと国防情報局(DIA)が分析していたことが判明した」と報じたことがある。

 分析では、北朝鮮が保有する核兵器の数について、最大で60発と指摘した。これまでの推定を大幅に上回る数で、事実なら、北朝鮮の「核・ミサイル技術」は飛躍的に進み、脅威は増大していることを示している。

 日本政府も危機感を強めている。

 8日の閣議で了承された「防衛白書」で、北朝鮮の核開発について「小型化・弾頭化の実現に至っている可能性がある」と、前年よりも表現を強め、「わが国が射程に入る核搭載弾道ミサイルが配備されるリスクが増大していく」と指摘した。

 無法国家・北朝鮮の増長は、日米両国だけでなく、世界の平和と安全の脅威となっている。現に、北朝鮮はミサイルの実戦使用をチラつかせた。

 北朝鮮の国営メディア、朝鮮中央通信は9日、朝鮮人民軍戦略軍の報道官声明を発表した。その中で、新型中距離弾道ミサイル「火星12」をグアム島周辺に向けて発射する作戦を慎重に検討していると警告し、米国に対し、「わが国に対する無分別な軍事行動を直ちにやめるべきだ」と要求したのだ。

 緊張感が高まるなか、今月21日からは、韓国で定例の米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」(UFG)が始まる。世界最強の米軍が誇る原子力空母2隻が今月中旬、朝鮮半島の近海に展開することも検討されている。

 軍事的圧力が強まることで北朝鮮のさらなる反発は必至だ。来月9日には「建国60周年」も迎え、北朝鮮が暴発する可能性も否定できない。「8月危機」「9月危機」が現実味を帯びてきている。


北朝鮮、「グアム沖へミサイル」と威嚇
時事通信 8/10(木) 16:23配信

979
北朝鮮軍は10日、中距離弾道ミサイル「火星12」(写真)4発を米領グアム島沖に打ち込む計画を明らかにし、威嚇をエスカレートさせた=5月14日撮影、朝鮮中央通信が同15日配信


北朝鮮、米韓演習に力で対抗=「グアム沖へミサイル」と威嚇
8/10(木) 16:14配信 時事通信

979
北朝鮮軍は10日、中距離弾道ミサイル「火星12」(写真)4発を米領グアム島沖に打ち込む計画を明らかにし、威嚇をエスカレートさせた=5月14日撮影、朝鮮中央通信が同15日配信

 【ソウル時事】北朝鮮軍は10日、中距離弾道ミサイル「火星12」4発を米領グアム島沖に打ち込む計画を明らかにし、威嚇をエスカレートさせた。

 今月中旬までに計画を完成させて金正恩朝鮮労働党委員長に報告して決断を待つとしており、21日からの米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」をにらみ、力で対抗していく姿勢を明確にした。

 一方、マティス米国防長官は「体制の崩壊や国民の破滅につながるような行動を考えるべきではない」と述べ、軍事行動も辞さない考えを示唆、米朝間の緊張が高まっている。

 北朝鮮国営メディアが10日伝えた金絡謙・戦略軍司令官の発言によれば、ミサイルは「島根県、広島県、高知県の上空」を通過し、グアム島周辺30~40キロの水域に着弾するとされる。ミサイルの通過予想地域は厳重な警戒態勢を強いられることになる。

« 北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・137 | トップページ | 北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・139 »

ニュース」カテゴリの記事

国防・軍事・安全保障」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/566606/65655579

この記事へのトラックバック一覧です: 北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・138:

« 北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・137 | トップページ | 北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・139 »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31