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2017年7月10日 (月)

九州北部で猛烈な雨・8

九州北部では5日午後、活発な梅雨前線の影響で局地的に猛烈な雨が降った。

福岡、大分、佐賀各県では線状の降水帯がほぼ東西に停滞。気象庁は記録的短時間大雨情報を相次いで発表し、土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。

午後1時40分までの1時間には福岡県の朝倉市付近や大刀洗町付近で120ミリ以上の雨が降ったとみられる。午後3時までの1時間には朝倉市や小郡市、筑前町の付近で120ミリ以上、大分県日田市の一部で約110ミリ、午後3時40分までの1時間には佐賀県鳥栖市付近で120ミリ以上の雨が降ったと推定される。

福岡県の朝倉市や筑前町などと大分県の中津市や日田市など、佐賀県基山町、熊本県産山村には土砂災害警戒情報が出された。

福岡県や県警などによると、福岡県朝倉市内では10日、新たに3人が心肺停止状態で見つかり、いずれも死亡が確認された。他に有明海沿岸で8日に遺体で見つかった1人の身元が判明し、福岡、大分両県の死者は計25人となった。福岡県では20人以上と連絡が取れず、大分県では依然、約150人が孤立状態となっている。

以上、時事通信の報道による。

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リンク:九州豪雨、新たに4人死亡確認…死者は25人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>死者23人に 避難者なお1800人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨 捜索活動続く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>福岡、大分の死者22人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔大分道〕九州北部豪雨災害に伴う一部通行止めは解除 杷木ICの閉鎖も解除(10日20時現在) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨の衛星画像公開=政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部、激しい雨の恐れ=気象庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福岡県朝倉市でボランティア始まる=「地元の役に」「ありがたい」―九州豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨、なお180人孤立 夕方にかけ大雨のおそれ 朝倉・杷木避難指示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大分・日田市 一部の学校で授業再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「見捨てられた気持ちに」情報なく焦りの色 道なき道、土砂かき分け 山深い集落、捜索全力 福岡県朝倉市・杷木 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨、死者25人に=不明者の捜索続く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨で対策本部=農水省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨 土砂ダム、決壊恐れ 依然として危険な状況 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨 緩む地盤 斜面は不安定 「これ以上、大雨が降ったら自宅は…」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨の避難所、手足口病などのリスクも - 国立感染症研究所が注意喚起 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:消防活動中、無念の死=山本さん「地元愛強く」―大分・日田 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「十分な量を確保」支援物資受け入れを一時ストップ 朝倉市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部で大雨 菅義偉官房長官、「安倍晋三首相の被災地訪問は速やかに」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:災害ボランティア、福岡・朝倉で受け入れ開始 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨、死者は21人に…心肺停止1人発見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:死者18人 不明・連絡取れず27人 九州豪雨被害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:児童5日ぶり登校、前倒しで終業式 週明けの被災地、懸命な一歩 福岡県朝倉市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨で日田祇園「集団顔見世」中止 「今年は無形文化遺産登録後初めての開催だった」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>朝倉で1人心肺停止 一部で新たに避難指示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「信じられない」窯もろくろも土砂に埋もれ 350年続く小石原焼、壊滅的な被害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福岡・朝倉で新たに心肺停止の1人発見=九州豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨避難1800人超 死者21人 安否不明20人以上 土砂崩れ大分道通行止め - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「まるで蒸し風呂」避難所覆う疲労 空調設備なく、熱中症も 九州豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「捨てるまで1時間はかかる」廃棄物処理先見えず 受け入れ態勢に課題 豪雨被害の福岡県朝倉市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:朝倉市梅ケ谷地区の柿畑、豊作への期待が一転 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部豪雨発生6日目 不明者の捜索続く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>小石原焼の産地を直撃 工房、敷地に土砂流入 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大分・日田で一部授業再開=「みんなと会えてうれしい」―九州豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

九州豪雨、新たに4人死亡確認…死者は25人に
7/10(月) 22:12配信 読売新聞

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濁流の中、捜索を続ける自衛隊員(10日午前7時49分、福岡県朝倉市杷木星丸で)=大原一郎撮影

 九州北部の豪雨災害は10日、新たに男女4人の死亡が確認された。

 このうち男性1人は有明海で遺体で見つかっていた。福岡、大分両県の死者は25人になった。120人が孤立している大分県日田市では道路を覆う土砂の撤去が進み、12日にも孤立状態がほぼ解消される見通しだ。

 福岡県などによると、朝倉市とうきは市の計24人と連絡が取れていない。

 朝倉市は10日午後、ため池が決壊する恐れがあるとして、周辺住民に避難指示を出したが、約6時間後に解除した。土砂災害の恐れがあった杷木(はき)地区の一部でも解除された。避難指示は、福岡県内はすべて解除され、日田市の226世帯629人だけとなった。

 福岡、大分県の災害対策本部によると、福岡県東峰(とうほう)村で集落の孤立が解消。朝倉市の1人と日田市の120人が依然として孤立状態となっている。3市村では計1873人が避難所に身を寄せている。

 一方、林野庁などはヘリコプターを使って両県の山林を調べた。土砂崩れが数百か所に上っていることが分かり、今後、地上での調査を含めて詳細な被害状況を確認する。

 気象庁によると、九州北部では11日午後、局地的に雷を伴った激しい雨が降る恐れがあり、同庁は引き続き土砂災害に警戒するよう呼びかけている。


<九州豪雨>死者23人に 避難者なお1800人
7/10(月) 21:48配信 毎日新聞

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安否不明者の捜索に向かう自衛隊員ら(手前)=福岡県朝倉市で2017年7月10日午前9時51分、本社ヘリから野田武撮影

 九州北部豪雨の被災地では10日も安否不明者らの捜索活動や所在確認が続き、福岡県朝倉市では3人が心肺停止状態で見つかった。このうち男女2人の死亡が確認され、福岡、大分両県の死者は合わせて23人になった。一方、被害が甚大な朝倉市と福岡県東峰村、大分県日田市の避難者は同日夜の集計で依然として約1800人に上っている。

 福岡県警などによると、10日に朝倉市杷木(はき)松末の赤谷川で土砂に埋まった男性1人、同市杷木久喜宮の橋のたもとでも女性1人がいずれも心肺停止の状態で見つかり、死亡が確認された。同市杷木志波でも男性1人が、心肺停止状態で見つかった。

 8日と9日に同市内で遺体で見つかった女性2人の身元は、同市杷木白木の小嶋初子さん(69)と同市山田の村山幸子さん(80)と判明した。朝倉市では、依然として同市を訪れていたとみられる福岡県うきは市の男性(89)を含む24人と連絡が取れていない。

 一方、朝倉市は10日午後、杷木地区でため池決壊の恐れがあるとして新たに233世帯655人に避難指示を一時発令したが、夜になり水位が下がったとして解除された。避難指示の影響で大分道杷木インターチェンジ(IC)-日田IC間が一時通行止めとなったが、夕方にはこの区間も含めた朝倉IC-日田IC間の通行止めが解除された。

 また、朝倉市は同日、避難している約500世帯に自宅の被害状況などの聞き取り調査を開始。東峰村も被災した住民の意向を調査した上で、仮設住宅の建設を福岡県に要望する方針を明らかにした。福岡、大分両県では少なくとも117棟が全半壊している。

 11日の九州北部地方は各地で真夏日が予想されるほか、朝鮮半島にある梅雨前線が対馬海峡まで南下して局地的に激しい雨が降る恐れがある。【蓬田正志、中村清雅、平川昌範】


九州豪雨 捜索活動続く
7/10(月) 19:25配信 ホウドウキョク

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(写真:ホウドウキョク)

九州北部を襲った記録的な豪雨で、今も行方不明者の捜索が続いている。
大雨が降り始めてから6日目、10日も消防などによる捜索活動が行われ、チェーンソーで流木を切断するなどし、行方不明者の捜索にあたっている。
福岡県内で豪雨で亡くなった人は、これまでに19人にのぼり、東峰村では1人が行方不明、朝倉市とうきは市で26人と連絡がとれていないという。
朝倉市では9日午後3時すぎ、雨の影響で山が崩落するおそれがあるとして、若市地区と久喜宮(くぐみや)地区の、2つの地区の115世帯・316人に避難指示を出した。
一方、朝倉市の朝倉球場では、10日午前9時からボランティアの受け付けが始まり155人が登録を済ませた。
一方、被災者からのボランティアを要請する電話は鳴りやまず、スタッフが対応に追われていた。


<九州豪雨>福岡、大分の死者22人に
7/10(月) 18:59配信 毎日新聞

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流木や土砂が流れ込み、氾濫の危険性が高まった杷木インター近くのため池福岡県朝倉市杷木古賀で2017年7月10日午後4時11分、本社ヘリから上入来尚撮影

 九州北部豪雨の被災地では10日も安否不明者らの捜索が続き、福岡県朝倉市では3人が心肺停止状態で見つかった。このうち男性1人の死亡が確認され、福岡、大分両県の死者は計22人になった。


〔大分道〕九州北部豪雨災害に伴う一部通行止めは解除 杷木ICの閉鎖も解除(10日20時現在)
7/10(月) 18:30配信 レスキューナウニュース

NEXCO西日本などによると、九州北部地方での豪雨に伴い、福岡県朝倉市の大分自動車道沿いの山で山腹崩壊が発生したため、9日夜から大分自動車道は上下線の朝倉IC~日田IC間で通行止めとなっていましたが、10日17:50までに解除されています。なお、通行止め解除後も杷木ICは出入口閉鎖となっていましたが、10日19:50に解除されました。


九州豪雨の衛星画像公開=政府
7/10(月) 18:23配信 時事通信

 政府は10日、情報収集衛星が撮影した九州北部豪雨の被災地域の画像を公開した。

 福岡県朝倉市と大分県日田市で、広範囲にわたる氾濫や土砂崩れの状況が確認できる。内閣衛星情報センターのホームページで公開している。

 情報収集衛星の災害画像公開は、2015年9月の茨城県常総市の洪水に続き2回目。衛星の能力が分からないよう画像を粗く処理している。


九州北部、激しい雨の恐れ=気象庁
7/10(月) 17:39配信 時事通信

 気象庁は10日、九州北部では11日に局地的に激しい雨が降る恐れがあると発表した。

 朝鮮半島まで北上していた梅雨前線が、再び対馬海峡まで南下するため。同庁はこれまでの豪雨で地盤が緩んでいる福岡、大分両県を中心に土砂災害に注意を呼び掛けている。

 11日午後6時までの24時間雨量は多い所で、福岡、佐賀、長崎各県が80ミリ、熊本、大分両県が60ミリと予想される。落雷や突風にも注意が必要。


福岡県朝倉市でボランティア始まる=「地元の役に」「ありがたい」―九州豪雨
7/10(月) 17:29配信 時事通信

 豪雨で甚大な被害を受けた福岡県朝倉市では10日、雨で延期されていたボランティアの受け入れが始まった。

 「地元の役に立ちたい」と、ボランティアセンターには平日にもかかわらず155人が集まった。土砂が堆積した国道沿いを中心に、汗を流しながら土砂やごみをスコップでかき出していた。

 朝倉市ではボランティアセンターを7日に設置し、9日から受け付けを予定していたが、雨で延期されていた。愛媛県や大阪府、熊本県から来た人もいたが、大半は朝倉市近辺の県内からだった。

 被害が大きかった朝倉市杷木地区にある県立朝倉光陽高校1年の井上沙耶さん(15)=同市=は、高校も休校中といい「地元が大変なことになっている。何か手伝いたい」と参加を決めた。大雨特別警報が出された5日は、下校できず同級生や教諭と学校の会議室で一夜を過ごしたという。井上さんは「1人での参加で緊張するけど、頑張りたい」と作業前のオリエンテーションに真剣な表情で耳を傾けた。

 「苦労している人を手伝いたい」。保育士の森田由美さん(50)と長女莉那さん(22)親子は、朝倉市にある自宅は無事だったといい、休暇を利用し訪れた。2人は約5時間かけ汗だくになりながら、床上浸水した民家の周囲や庭に積もった泥をスコップですくい上げては積み上げる作業を続けた。

 「泥が水を含んで重たく、きつかったがまた参加したい」と莉那さん。森田さん親子が土砂を撤去した家に住む手嶋健策さん(63)は、腰が悪く前かがみでしか歩けず、重労働はできないという。「1人ではどうにもできなかった。見知らぬ人が助けてくれ、本当にありがたい」と感謝した。


九州豪雨、なお180人孤立 夕方にかけ大雨のおそれ 朝倉・杷木避難指示
7/10(月) 17:14配信 西日本新聞

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おびただしい量の砂に覆われた集落。スコップで砂を除去しながら安否不明者を捜す自衛隊員も手探り状態だ=10日午前11時半ごろ、福岡県朝倉市杷木林田

 九州豪雨で甚大な被害が出た福岡、大分両県の被災地では発生から6日目の10日も自衛隊や消防隊などによる捜索が続いた。福岡県朝倉市では新たに心肺停止状態で1人を発見。福岡県ではなお20人以上と連絡が取れていない。両県では高齢者を含む約180人がいまも孤立状態にあり、救出が急がれる。

 朝倉市は同日午後1時前、杷木古賀の農業用ため池が決壊し、下流にできた「土砂ダム」の水があふれるおそれがあるとして、3地区の233世帯655人に避難指示を出した。

 福岡県警によると、10日午前8時ごろ、朝倉市杷木松末(ますえ)の赤谷川で、土砂の中から性別不明の1人が心肺停止状態で発見された。10日までに確認された遺体は朝倉市15人、東峰村3人、大分県日田市3人の計21人。このうち身元が確認できたのは14人。これとは別に、被災地から筑後川でつながる有明海付近で8日に男女5人の身元不明の遺体が見つかっている。

 安否不明者はすべて福岡県で、内訳は朝倉市25人、東峰村1人、うきは市で1人。一部は身元が確認できていない遺体と重複している可能性がある。うきは市の1人は、豪雨があった5日朝に朝倉市杷木星丸の娘の元に向かった男性で、娘とも連絡が取れていない。朝倉市では、これまでで最多の2080人が捜索に当たった。

 気象庁によると、大気の状態が非常に不安定になっており、夕方にかけて局地的に大雨となるおそれがある。最高気温は福岡、大分両県の被災地で30度を超えると予想され、熱中症への注意も必要という。

=2017/07/10付 西日本新聞夕刊=


大分・日田市 一部の学校で授業再開
7/10(月) 17:12配信 ホウドウキョク

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(写真:ホウドウキョク)

豪雨災害の被災地、大分県西部の日田市では、小学校が再開するなど、復旧に向けた動きも出てきている。
日田市では、大鶴地区などで、あわせて3人が死亡し、4人がけがをした。
市内では、370人余りが避難を続けている。
一方、豪雨災害により休校していた11の小中学校のうち、7校で、10日から授業が再開された。
そのうちの1つ、三和小学校では10日朝、子どもたちが、元気に登校する姿が見られた。
教室では、子どもたちが、自宅周辺の被害の様子や、どのように過ごしていたかを報告した。
子どもは、「みんなと会って、とてもうれしかったです」と話した。
一方、日田市の花月川に架かる鉄橋が流された影響で、JR久大本線では、日田市と福岡方面の間で運休が続いていて、10日からバスによる代行輸送が始まった。
日田駅前では、朝から通学や通勤のために、多くの人がバスに乗り込んだ。


「見捨てられた気持ちに」情報なく焦りの色 道なき道、土砂かき分け 山深い集落、捜索全力 福岡県朝倉市・杷木
7/10(月) 15:57配信 西日本新聞

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全壊した家屋を調べる地元の消防団員たち=10日午前10時8分、福岡県朝倉市杷木志波の道目木地区

 福岡県朝倉市では、いまだ連絡が取れない安否不明者の捜索が続いている。土砂で寸断された道は車も入れず、捜索隊は歩いて道なき道を進む。家族も不安そうに見詰めている。

 朝倉市杷木志波の道目木地区。いまだ4人の住民と連絡がとれない。10日午前9時すぎ。自衛隊車両は地区に通じる県道の土砂崩れ現場で集合。車を降りた。道路左手の山肌がむき出しになり、土砂と流木が小山のようにうずたかく県道を覆っていた。

 隊員約20人は1メートルほどの枝をつえ代わりにし、足場を確認しながら進む。土砂と流木の小山をかき分けた先では、道が右手の川に崩れ落ちていた。

 ここからは川沿いを進む。川は流れが強く、膝下まである長靴から水が入ってきた。踏ん張って歩かないと水の流れに足をとられる。自衛隊員が近くの流木約5メートルを川にかけ橋がわりにした。周辺には本流とは別に幅1・5メートルほどの濁流が幾筋も流れている。

 地区の入り口付近に立つ道目木公民館は無残な姿をさらしていた。十数本の流木が公民館に食い込み、壁を崩していた。

 安否が分からない兄の家に向かう男性(58)と会った。兄は大工で、久留米市内の病院に入院中の母親の面倒を見てくれていた。子どもの学費も援助してくれ、優しいお兄さんだという。「家の中には入れないが、近くでクレーンの資格証明書を昨日、見つけた」

 捜索隊は、安否不明となっている人の自宅を通りかかった。2階建ての車庫の1階部分は土に埋まり、別の捜索隊がスコップで穴を掘り、重機で家の周囲を覆う流木を動かしていた。9日昼は重機が入らず、すべて手作業。足場が整えば、捜索のスピードも上がるかもしれない。

 同地区から無事逃れた住民約10人は、朝倉市杷木の多目的施設「サンライズ杷木」に避難しているが、情報が得られず、焦りの色がにじむ。足立文博区長(53)は「誤った情報もあり、みんな気が気でない。自分たちの山あいの町は見捨てられたという気持ちにもなる」と不満を口にした。

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おびただしい量の砂に覆われた集落。スコップで砂を除去しながら安否不明者を捜す自衛隊員も手探り状態だ=10日午前11時半ごろ、福岡県朝倉市杷木林田

「2人が見つかるまでは何も手に付かない」
 朝倉市杷木星丸は、住民3人に加え、福岡県うきは市から来ていたとみられる80代の男性の安否が分かっていない。うち2人が住む赤谷川沿いの市営住宅付近では10日、自衛隊ら約50人が早朝から捜索を再開した。

 市営住宅は1棟に2世帯が暮らす計8棟。付近の山や川から押し寄せた流木や土砂によって、4棟が流され、別の1棟は真っ二つに裂かれていた。数台のパワーショベルが流木などを撤去し、カーテンレールや断熱材がむき出しとなった室内から、自衛隊員らが土砂をかき出していた。

 捜索の様子をぼうぜんと見つめていた野上邦幸さん(36)は、この住宅に住む50代の母親、80代の祖父と連絡が取れない。「一昨日は母の1人掛けソファが見つかった。2人が見つかるまでは何も手に付かない」と話した。

「ここに家があったと教えないと、もともと何があったかも分からん」
 朝倉市杷木林田の捜索現場。おびただしい量の砂が集落を覆い隠す。消防や自衛隊員はスコップで少しずつ掘り進めるが、捜索は手探り状態。遠くでは自衛隊の重機が流木を撤去し、消防隊が木々のすきまをのぞき込むように捜す。

 砂に埋もれ、半分がもぎ取られた民家では、家族3人が安否不明。消防隊と自衛隊がスコップや小型重機で掘り進めていた。

 午前11時ごろ、捜索が一点に集中した。「母の部屋があったとです。いつも、そこで椅子に座ってテレビを見とりました。足が悪かったとですよ」

 現場近くで捜索を見守る佐々木美鈴さん(61)は気丈に語った。「地形が変わってしもうとるでしょうが」。赤谷川が流れていた場所は完全に砂に埋もれ、柿畑があった裏山に新しい川ができていた。「私たちが、ここは道、ここは畑、ここに家があったと教えないと、もともと何があったかも分からんでしょう」。夫の勉さん(66)は美鈴さんに寄り添っていた。

=2017/07/10付 西日本新聞夕刊=


九州豪雨、死者25人に=不明者の捜索続く
7/10(月) 15:45配信 時事通信

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住宅前の土砂を取り除き、行方不明者の捜索を行う自衛隊員=10日午後、福岡県朝倉市

 九州北部を襲った記録的な豪雨で、甚大な被害が出た福岡県朝倉市などでは10日も、連絡が取れなくなっている20人以上の捜索や安否確認が続けられた。

 朝倉市内では同日、新たに3人が心肺停止状態で見つかり、いずれも死亡が確認された。他に有明海沿岸で8日に遺体で見つかった1人の身元が判明し、福岡、大分両県の死者は計25人となった。

 九州北部では11日も局地的に激しい雨が降る恐れがあり、気象庁は土砂災害などに警戒するよう呼び掛けている。朝倉市は10日、ため池決壊の可能性があるとして一時、新たな避難指示を出した。

 福岡県警によると、10日午前、朝倉市を流れる赤谷川にたまった土砂の中で、心肺停止状態の男性が見つかり、死亡が確認された。死因は水死で、県警が身元を調べている。同市内では同日午後にも心肺停止状態の男女2人が発見され、いずれも死亡が確認された。

 また、福岡県柳川市の有明海沿岸で8日に遺体で見つかった男性は、坂本行俊さん(79)=朝倉市杷木林田=と判明した。

 10日までに死亡が確認されたのは、朝倉市で19人、福岡県東峰村、大分県日田市で各3人となった。犠牲者のうち、福岡県では同日、新たに小嶋〓(ネに刀)子さん(69)=朝倉市杷木白木=、村山幸子さん(80)=同市山田=の身元が判明した。安否不明者は全て福岡県で、朝倉市23人、うきは市、東峰村各1人。一部は身元確認ができていない遺体と重複している可能性がある。

 日田市では依然、約120人が孤立状態にあるが、大分県は寸断した道路の復旧作業などを24時間態勢で進めており、12日中に解消される見通し。10日も避難所への移動を希望する住民や物資を自衛隊のヘリで輸送。被災地の一部の小中学校では、同日から授業が再開された。


九州豪雨で対策本部=農水省
7/10(月) 15:22配信 時事通信

 農林水産省は10日、九州北部での豪雨災害を受け、同日付で対策本部を設置し、初会合を開いた。

 本部長に就いた山本有二農水相は「(被災地の)早期復旧に省を挙げて取り組む」と述べ、農林水産業の被害拡大の防止に努める一方、事業再開に必要な措置を急ぐよう指示した。

 山本農水相は11日、被害が大きかった福岡県朝倉市を視察する。


九州豪雨 土砂ダム、決壊恐れ 依然として危険な状況
7/10(月) 15:08配信 産経新聞

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依然として孤立が続く大分県日田市小野地区から自衛隊のヘリで避難する被災者 =10日午前、同市(彦野公太朗撮影)(写真:産経新聞)

 記録的な豪雨に襲われた九州北部は10日、今にも雨が降り出しそうな不安定な空に覆われた。大分県日田(ひた)市では5~6日、大規模な土砂崩れが発生するなどして地域思いの消防団員やお客さんから親しまれていた元タクシー運転手夫婦の3人が犠牲になった。家族や知人らが悲嘆に暮れる中、土砂崩れで川がせき止められてできた「土砂ダム」が決壊する恐れも高まっており、依然として危険な状況が続いている。

 小野地区の消防団員、山本岳人(たけと)さん(43)は6日、被災状況を確認しようと外に出たとき、土砂にのみ込まれた。

 「陽気で明るくて、地域のみんなから慕われていた。消防団の活動にも積極的だった」。消防団仲間の権藤健一さん(39)は無念そうに話す。

 ガソリンスタンドで勤務していた山本さんは正義感が強かったといい、「地域を守りたい」と約10年前から消防団員として活動。元消防団員の高瀬重光さん(67)は山本さんが亡くなる前日、雨でびしょびしょにぬれながら住民らに避難を呼びかける姿を見かけた。高瀬さんは「『えらいぬれたな。風邪引くぞ』と声をかけると、『大丈夫』と笑顔で返していたのに…。死ぬにはまだ若すぎる」と肩を落とした。

 小学5年の息子、中学1、3年の娘の3人の子供をかわいがっていたといい、学校行事には趣味のカメラを手に必ず参加。知人で市議の井上正一郎さん(63)は「入学式や運動会などの行事で楽しそうに撮影していた。残された子供たちのことを考えると胸が痛む」と唇をかんだ。

 市内では元タクシー運転手の夫婦、矢野英俊さん(79)と知子さん(70)も犠牲になった。

 知子さんは地元のタクシー会社で20年以上勤めていた。同僚によると、事故や交通違反はなく、一度乗せた客の名前や住所をすぐに覚えており、声がかかると「はいはい、あそこまでね」とにこやかに応対していたという。「人の命を預かる仕事。高齢ドライバーの事故も増えているし、事故を起こして迷惑をかけたら大変」と4月に退職したばかりだった。

 9日夜に営まれた通夜で、次男の修さん(38)=千葉県=が「みなさんにも突然、家族がいなくなるときが来るかもしれません。どうかご両親と悔いが残らないよう過ごしてほしい」と声を震わせた。


九州豪雨 緩む地盤 斜面は不安定 「これ以上、大雨が降ったら自宅は…」
7/10(月) 15:08配信 産経新聞

 大分県日田市の小野川上流では、6日に大量の土砂が崩れて流れをせき止め、ダム状態となっている。

 県砂防課によると、山肌は長さ約300メートル、幅約200メートル、高さ約100メートルにわたって崩落した。土砂は一部斜面に残っており、雨が降り続けば再び崩壊したり、ダムの水位が増して決壊したりする恐れもあるため、同課は警戒を呼びかけている。

 7~8日に現地を調査した「防災システム研究所」(東京)の山村武彦所長は「雨で地盤が緩み、崩壊した斜面周辺の状態は非常に不安定になっている。大雨でなくても新たな土砂崩れの恐れがある」と指摘。「土砂災害警戒区域や避難勧告・指示が出されている地域は解除されるまでそのエリアに立ち寄ってはいけない」と警鐘を鳴らす。

 日田市内では土砂崩れも多発しており、住民らは安全な場所を求めて各地の避難所や知人宅に身を寄せている。公民館で避難生活を送る女性(72)は「これ以上、大雨が降ったら自宅はどうなるのか。逃げられる場所もない」と不安そうに天を仰いだ。


九州豪雨の避難所、手足口病などのリスクも - 国立感染症研究所が注意喚起
7/10(月) 15:00配信 医療介護CBニュース

 国立感染症研究所は、九州北部の記録的な大雨の被災地で発生した土砂災害や避難所の生活に関する感染症の注意喚起を始めた。特に手足口病は、被害が大きかった福岡県で患者報告数が警報レベルを上回っており、同研究所は避難所での感染症の予防・消毒に関する参考情報をホームページに掲載し、「感染症の発生リスク」に留意する必要性を挙げている。【新井哉】

 福岡県がまとめた6月26日から7月2日までの週の患者報告数によると、手足口病は前週比22%増の5.08人となり、警報基準値(5.0人)を上回った。福岡市城南区(12.0人)と筑紫(10.78人)の保健所管内では、警報基準値の2倍超となっている。

 同県内では、今回の大雨で自宅が浸水するなどして避難所生活を余儀なくされている人が少なくない。こうした状況を考慮し、同研究所は、土砂災害や避難に伴って起こり得る感染症をまとめた。

 避難所などの集団生活で発生し得る感染症として、手足口病を含めた急性呼吸器感染症に加え、急性胃腸炎、急性下痢、麻疹(はしか)を提示。特に手足口病については、患者が増加傾向にあるため、警戒が必要だ。

 手足口病の感染拡大を防ぐ方法はあるのか。同県は、咳やくしゃみなどのしぶきが飛び散って感染する「飛沫感染」と、便や手足などにできた水疱の中のウイルスが手指を介して感染する「接触感染」があることを挙げ、「手洗いをしっかりとすることと、排泄物を適切に処理することが重要」と注意喚起に懸命だ。

 ほかにも注意が必要な感染症がある。2015年9月の東日本豪雨で鬼怒川が決壊して大きな被害が出た茨城県内では、浸水した自宅を片付けていた人が破傷風に感染した。破傷風菌は土壌に広く存在し、傷口から体内に侵入するため、同研究所は「災害そのものに起因する感染症」として取り上げ、注意を呼び掛けている。


消防活動中、無念の死=山本さん「地元愛強く」―大分・日田
7/10(月) 14:45配信 時事通信

 豪雨被害に襲われた大分県日田市では、山本岳人さん(43)=同市=が消防団の活動中に土砂崩れに巻き込まれ、命を落とした。

 「地元愛が強い、真面目な働き者だった」。地域に貢献する最中の訃報に、知人らは声を詰まらせた。

 知人らによると、山本さんは小学生の子どもがおり、妻と両親らと共に暮らしていた。日田市内のガソリンスタンドで働く傍ら、地元の消防団小野分団に10年以上前から所属していた。

 雨脚が強まった5日はパトロールに参加。6日も朝から各地の被害状況を確認して回っていたが、午前9時50分ごろ、小野地区で起きた大規模な土砂崩れにのまれた。

 消防団の日野勝俊分団長(60)は直前まで一緒に活動しており、今も信じられない気持ちという。「火事や人捜しと積極的に働き、地域に尽くす気持ちが強かった。残念でならない」。告別式には団員全員で参列する予定だ。

 山本さんは地元名産の小鹿田焼や日田祇園祭をカメラで撮影するのが趣味だった。写真を通じ交流があった写真家の香川良海さん=同市=は「写真で日田の良さを発信することに使命を感じていた。人命を助けようとして被害に遭ったのだろう」と涙声で語った。


「十分な量を確保」支援物資受け入れを一時ストップ 朝倉市
7/10(月) 14:02配信 西日本新聞

 九州豪雨で大きな被害が出ている福岡県朝倉市は、支援物資の受け入れについて、ホームページ上で、10日正午現在の状況として「十分な量が確保できました!」と報告。「勝手ながら、物資の受け入れを、いったん控えさせていただき、現段階で準備していただいている物資の受け入れのみとさせていただきます」としている。

=2017/07/10 西日本新聞=


九州北部で大雨 菅義偉官房長官、「安倍晋三首相の被災地訪問は速やかに」
7/10(月) 12:54配信 産経新聞

 菅義偉官房長官は10日午前の記者会見で、欧州歴訪中の安倍晋三首相が帰国次第、九州北部豪雨の被災地を速やかに訪問する考えであることを明らかにした。首相は豪雨被害を受け、最後の訪問国であるエストニア行きを取りやめ、11日午後に帰国する予定。

 菅氏は「(首相は)直接被災の状況を把握した上で、災害応急対策、復旧対策に全力を尽くす考えだ」と述べた。具体的な訪問時期は天候など現地の状況を踏まえた上で判断する。

 また、菅氏は復旧の妨げとなっている街中に堆積した流木の処理や、避難所へのクーラー設置など避難者の暑さ対策に取り組む考えを示した。


災害ボランティア、福岡・朝倉で受け入れ開始
7/10(月) 12:46配信 読売新聞

 豪雨被害に見舞われた福岡県朝倉市で10日、復旧を支援する災害ボランティアの受け入れが始まり、県内外から駆けつけた多くの人が活動を始めた。

 市社会福祉協議会が受け入れ窓口で、市朝倉球場に「災害ボランティアセンター」を設置。この日は、職員が屋外に張ったテントでボランティアを受け付け、医師や看護師などの資格、特性を聞き取り、作業を振り分けた。広島県廿日市(はつかいち)市から来た海上自衛官、柳井寿康さん(37)は「力仕事なら任せてほしい」と意気込んでいた。

 朝倉市では、7日にボランティアセンターが設置され、9日から受け入れを予定していたが、同日の雨で延期されていた。センターの責任者で、市社協事務局長の北嶋雅昭さんは「ボランティアの善意を結集し、全力で取り組む」としている。問い合わせは、センター(080・2300・3558)へ。


九州豪雨、死者は21人に…心肺停止1人発見
7/10(月) 12:42配信 読売新聞

 九州北部の豪雨被災地では10日も、警察、消防、自衛隊約3000人態勢による捜索が続いた。

 福岡県警などによると、同県朝倉市で性別不明の1人が心肺停止状態で見つかった。福岡、大分両県内の死者は21人。連絡が取れない人は福岡県内の26人で、大分県内では把握されていない。孤立状態の解消や被災者支援の取り組みが進む一方、両県で1713人が公民館などでの避難生活を余儀なくされている。

 朝倉市は10日午後0時50分、同市杷木古賀の「上野ため池」が決壊する恐れがあるとして、杷木古賀、杷木寒水の一部に避難指示を出した。対象は233世帯655人。同市の避難指示は、土砂崩れの恐れで杷木地区の一部に出ている115世帯316人と合わせ、計348世帯971人となっている。

 豪雨による死者は、朝倉市が15人、福岡県東峰村と大分県日田市が各3人。朝倉市杷木松末では同日午前8時10分頃、土砂の中から心肺停止状態の1人が発見された。被災地を流れる筑後川が注ぐ有明海で身元不明の5人の遺体が見つかっており、警察などが被災者の可能性が高いとみて調べている。

 被災自治体によると、避難者は午前9時現在、朝倉市1027人、東峰村313人、日田市373人。福岡県は10日、被災者の心のケアを行うため、朝倉市と東峰村の避難所を巡回する災害派遣精神医療チーム(DPAT)を派遣した。

 朝倉市は同日、被災した約500世帯を対象に住宅確保についての意向調査を開始。日田市も被災した市民から家屋被害の状況を聞き取ることを決めた。

 孤立状態の住民は日田市で約220人から149人に減り、朝倉市と東峰村では計29人。

 気象庁によると、九州北部では10日から11日にかけ、局地的に雷を伴った激しい雨が降る恐れがある。


死者18人 不明・連絡取れず27人 九州豪雨被害
7/10(月) 12:42配信 西日本新聞

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雨の中、おびただしい量の流倒木を手作業で取り除きながら不明者の捜索を進める自衛隊員たち=9日午前10時22分、福岡県朝倉市杷木林田

 福岡県は10日、午前9時現在の九州豪雨の福岡県内被害状況をまとめた。

【人的被害55件】
●死者:18名(朝倉市15、東峰村3)
●重傷:2名(東峰村)
●軽傷:8名(久留米市3、朝倉市5)
●行方不明:1名(東峰村)
●連絡が取れない者:26名(朝倉市25、うきは市1) 

【家屋被害 236件】
○住家
★全壊:7件(朝倉市1、東峰村5、添田町1)
★半壊:7件(東峰村6、添田町1)
★一部損壊:26件(北九州市11、朝倉市2、東峰村13)
★床上:32件(北九州市1、久留米市1、嘉麻市1、朝倉市15、芦屋町2、水巻町1、東峰村8、添田町3)
★床下:158件(北九州市35、柳川市6、八女市3、行橋市1、中間市3、嘉麻市2、朝倉市28、芦屋町2、東峰村8、添田町66、苅田町4)

○非住家
★その他:6件(朝倉市2、東峰村1、添田町3)

【道路被害 90件】
★損壊:20件(北九州市6、宗像市4、糸島市1、東峰村4、添田町5)
★埋没:23件(中間市1、嘉麻市17、東峰村5)
★冠水:47件(朝倉市47※) 

【橋梁被害 18件】 
★橋流:3件(東峰村)
★橋損:15件(朝倉市9※、東峰村1、添田町5)

【河川被害 52件】
★溢水:2件(嘉麻市1、添田町1)、決壊:5件(添田町)
★施設・設備損壊:11件(行橋市1、嘉麻市9、広川町1)
★内水氾濫:34件(朝倉市※)

【土砂災害 115件】
★がけ崩れ:104件(北九州市99、宗像市1、糸島市2、香春町1、苅田町1)
★11件(朝倉市※) 

※ 朝倉市の情報は朝倉市ホームページの情報。

=2017/07/10 西日本新聞=


児童5日ぶり登校、前倒しで終業式 週明けの被災地、懸命な一歩 福岡県朝倉市
7/10(月) 12:01配信 西日本新聞

 九州豪雨で大きな被害を受けた福岡県朝倉市では週明けの10日、市役所に被災者の相談が相次いだ。豪雨以来、臨時休校が続いていた小中学校では前倒しの終業式があり、5日ぶりに子どもたちが再会。災害ボランティアセンターの活動も始まった。一日も早く日常を取り戻すため、懸命な取り組みが続く。

●学校
 11日から前倒しで夏休みに入る朝倉市の市立小中学校では、特に被害が大きかった杷木地区の5校を除く15校で1学期の終業式があった。朝倉市須川の朝倉東小でも午前7時半ごろから子どもたちが続々と登校。校門前で出迎えた保護者や校長とあいさつをしたり、ハイタッチしたりして再会を喜び合った。

 ただ、通学路は土砂が堆積し、家財が散乱している状態で、保護者から車で送ってもらう姿も。午前8時半には児童167人全員がそろった。通学を見守っていた地元の男性(68)は「子どもたちが元気に学校に行けるのは何よりです」と笑顔を見せた。

●市役所
 朝倉市役所には開庁した午前8時半から、多くの被災者が相談に訪れ、受け付け番号札を握りしめて順番を待った。

 福岡県筑前町の会社員手島常光さん(61)は、母シメ子さん(88)=朝倉市黒川=の代わりに訪れた。一時孤立し、自衛隊に救助されたシメ子さんは7日、避難所で意識不明に。その後回復したが、入院中という。手島さんは「保険証や年金手帳は家に置いたままで入院、検査費の負担はどうしたらいいのか。自分たちではどうにもできない」と不安を口にした。

 6日朝まで孤立した松末小近くに住んでいた男性(67)は、自宅1階がひざの高さまで土砂に埋もれたといい、「着替えもお金もない」。窓口対応に追われる男性職員は「相談内容はさまざまで、十分な対応ができるだろうか」と心配を口にした。

●ボランティア
 雨の影響で9日の活動開始が延期されていた朝倉市の災害ボランティアセンターはこの日、活動をスタート。午前10時現在、75人が参加受け付けを済ませた。同市宮野の朝倉球場には受け付けが始まる午前9時から県内外のボランティアが集まった。

 現場での心構えの説明を受けた後、5、6人のチームごとにスコップや一輪車などをトラックに積み込み、随時出発。熊本市の室秀雄さん(57)は「昨日も来たけどできなかったので、きょうはできることを手伝いたい」。福岡県筑紫野市の自営業岡田法生さん(54)のチームは床上浸水した高齢女性の自宅で、畳を上げたり家財の泥拭きをしたりした。

 センターでは毎日午前9時~正午にボランティアを受け付ける。

=2017/07/10 西日本新聞=


九州豪雨で日田祇園「集団顔見世」中止 「今年は無形文化遺産登録後初めての開催だった」
7/10(月) 11:40配信 西日本新聞

 大分県日田市の日田まつり振興会(会長・原田啓介日田市長)は9日、同市などで大きな被害を出した九州豪雨を受け、20日に予定していた日田祇園祭(22、23日)の「集団顔見世」を中止にすると発表した。祇園祭は予定通り実施する。

 集団顔見世は、祇園祭で巡行する山鉾(やまぼこ)9基がJR日田駅前に集結する一大イベント。今年は女性囃子(ばやし)が初めて山鉾に乗ることも決まっており、例年以上の盛り上がりが期待されていた。

 日田祇園祭は昨年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている。日田祇園山鉾振興会の後藤稔夫会長は「今年は登録後初めての開催だった。残念だが災害の被害もあり、仕方ない」と話した。

=2017/07/10付 西日本新聞朝刊=


<九州豪雨>朝倉で1人心肺停止 一部で新たに避難指示
7/10(月) 11:27配信 毎日新聞

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山崩れの恐れがあるとして避難指示が出た杷木若市地区(手前)。中央は通行止めになっている大分道=福岡県朝倉市で2017年7月10日午前9時45分、本社ヘリから野田武撮影

 九州北部豪雨の被災地では10日午前も、安否不明者らの捜索活動や所在確認が続き、福岡県朝倉市では心肺停止の状態で1人が発見された。また、山崩れの恐れがあるとして同市の一部には9日新たに避難指示が発令され、甚大な被害を受けた同市と福岡県東峰村、大分県日田市の避難者数は10日正午現在、依然計1724人に上っている。

 福岡県警によると、10日午前8時ごろ、朝倉市杷木松末での捜索活動で、赤谷川中央付近で土砂に埋まった形で心肺停止状態の1人が見つかった。性別や年齢は不明という。

 現在の避難者の内訳は、朝倉市1027人▽日田市384人▽東峰村313人--。朝倉市では9日午後に山崩れの恐れがあるとして、杷木地区115世帯316人に避難指示を発令して避難者が増加した。

 気象庁によると、梅雨前線は朝鮮半島付近に北上する一方、九州北部には暖かく湿った空気が流れ込んできている影響で局地的に激しい雨が降る恐れがある。これまでの雨で地盤が緩んでいる地域もあり、引き続き土砂災害に警戒するよう呼びかけている。

 一方、10日の最高気温は日田市と福岡県久留米市でともに32度が予想され、9日に続き、被災地は真夏日となる見通し。日田玖珠広域消防組合消防本部によると、日田市内の避難所で9日、熱中症の疑いで男性1人が搬送された。

 JR九州は10日、川に架かる鉄橋が流失したうきは-日田間など運転を見合わせている久大線の一部区間でバスによる代行輸送を始めた。線路に流木や土砂が流れ込んで運転を見合わせている日田彦山線添田-夜明間は道路状況の確認ができておらず、代行輸送は計画していないという。

 西日本高速道路によると、山崩れの恐れがあるため、9日夜から大分道杷木-朝倉の両インターチェンジ間の通行止めを継続している。

 ◇ため池決壊恐れで避難指示

 10日午後、朝倉市の一部でため池が決壊する恐れがあり、233世帯655人に避難指示が出た。

【蓬田正志、遠山和宏】


「信じられない」窯もろくろも土砂に埋もれ 350年続く小石原焼、壊滅的な被害
7/10(月) 11:26配信 西日本新聞

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沢のそばに立つ「原彦窯」。土砂の流入で内部は壊滅的な被害を受けた

 大型の窯も、ろくろも、完成間近の陶器も大量の土砂に埋もれた。壊滅的な被害を受けた東峰村小石原鼓の「原彦窯」。代表の梶原正且さん(70)は「大きな土砂の塊が一気に作業場に流れ込んだ。信じられない光景だった」と話した。

 「どおーっと、こがん大きな塊が一気に流れてきた」。8日、なお茶色に濁った水が音を立てて流れる作業場沿いの沢を見ながら、梶原さんは大きく手を広げた。記録的豪雨に襲われた5日夕、上流で土砂をせき止めていた倒木が崩れ、大きな石や土砂が一気に流れ出た光景を作業場の2階から見たという。

 大型の窯を設置している作業場には最大約2メートルの土砂が堆積する。「外付けのバーナーがやられているだろう。もう使い物にならない」。隣の部屋にある愛用のろくろや土を練る機械も土砂の中。納品予定の陶器もどこにいったのか分からなくなった。

350年の歴史を誇る小石原焼は村の基幹産業
 豪雨の後、まだ見ていないという沢の上流を梶原さんと一緒に歩いた。護岸のブロックは崩れ落ち、田畑は土砂ですっかり姿を消した。沢の流れも変わり、樹皮のはがれた長さ4、5メートルの倒木があちこちに横たわる。「すごすぎる。昔の、というか数日前の面影は全くない」と驚き続けた。

 梶原さんは脱サラ後、村内の別の窯元で修業し、1991年に原彦窯を創業。帰郷した長男と妻の3人で働く。伝統の飛びかんなのデザインを軸に若い世代にも受け入れられるようなカップや食器を製作する。

 豪雨がなければ、都内の展示会への搬出や納入期限の迫った商品の製作に忙しかったはずだ。「どうしたものか。自分たちだけではどうしようもこうしようもない」。自宅への被害は免れたが、土砂を運び出さないと何も始まらない。不安と焦りが交錯する。

 村はまだボランティアの受け入れを始めていないが、梶原さんは多くの人の支援を求めたいという。「人の手を借りても、時間がかかっても、何とか再建しなきゃな」。350年の歴史を誇る小石原焼は村の基幹産業。伝統を背負う一人として、誓う。

=2017/07/09付 西日本新聞朝刊=


福岡・朝倉で新たに心肺停止の1人発見=九州豪雨
7/10(月) 10:25配信 時事通信

 福岡県警によると、10日午前8時5分ごろ、朝倉市内を流れる川の周辺で1人が心肺停止状態で見つかった。


九州豪雨避難1800人超 死者21人 安否不明20人以上 土砂崩れ大分道通行止め
7/10(月) 10:17配信 西日本新聞

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雨の中、おびただしい量の流倒木を手作業で取り除きながら不明者の捜索を進める自衛隊員たち=9日午前10時22分、福岡県朝倉市杷木林田

 記録的な豪雨に見舞われた福岡、大分両県の被災地では、9日も行方不明者の捜索が続けられ、新たに福岡県東峰村で女性1人、同県朝倉市で女性2人の死亡が確認された。犠牲者は21人となり、福岡県ではなお20人以上が安否不明。両県などによると、避難者は1800人を超え、約250人が今も孤立状態にある。

 9日夜までに確認された犠牲者は、朝倉市15人、東峰村3人、大分県日田市3人。福岡県警は8日までに発見された朝倉市、東峰村の15人の主な死因を窒息死や圧死と発表した。被災地から筑後川でつながる有明海で、8日に見つかった男女5人の遺体も関連を調べている。

 東峰村で死亡が確認された女性は9日午後、宝珠山地区の阿弥陀堂橋付近で、心肺停止状態で見つかった。県警によると、近くに行方が分からなくなっている女性と同名義の会員カードが落ちていたという。朝倉市の2人は、同市中と同市山田の橋の近くでそれぞれ見つかった。

 朝倉市では9日、梅雨前線の影響で雨が降り、市は山が崩落する恐れがあるとして午後2時45分、若市、上げの2地区115世帯316人に避難指示を出した。西日本高速道路は、近くの大分自動車道朝倉インターチェンジ(IC)-杷木ICにあるトンネル近くで土砂崩れが発生したため同日午後9時すぎから、同区間を通行止めにした。高速道への土砂の流入は確認されていない。

 孤立地域は9日夕現在、朝倉市1カ所1人、東峰村1カ所28人、日田市5カ所約220人。避難者は朝倉市1103人、東峰村334人、日田市405人。朝倉市と東峰村は2308戸で断水し、日田市でも40戸で断水が続いている。

 国土交通省によると、両県では国道6区間、県道・市道35区間が土砂崩れなどで通行止め。JR九州は、豪雨で橋が流され、終日運転を見合わせている久大線について10日から、うきは-日田と筑後吉井-日田の区間で1日計19本の代行バスを運行すると発表した。

 気象庁によると、九州北部は10日午前も非常に激しい雨が降る恐れがある。10日夕までの24時間予想雨量は多い所で、熊本県150ミリ、長崎県120ミリ、福岡、大分、佐賀県100ミリ。

=2017/07/10付 西日本新聞朝刊=


「まるで蒸し風呂」避難所覆う疲労 空調設備なく、熱中症も 九州豪雨
7/10(月) 10:13配信 西日本新聞

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大型の扇風機が設置された避難所。熱中症対策のため避難所の移転について説明を受けた住民からは、一部で複雑な声も漏れた=9日午前8時46分、大分県日田市

 記録的な豪雨で約20人が亡くなり、なおも安否不明者の捜索が続く福岡、大分両県の被災地。家を流されるなどした1800人以上が避難生活を余儀なくされ、断続的に襲う大雨や高温が体力を弱らせている。避難所が転々と変わったり、集落が孤立したままだったりするケースもある。「いつまで続くのか」。豪雨から5日目。被災者は疲労の色を濃くしている。

 「まるで蒸し風呂のようだ」。39世帯約70人が避難する大分県日田市清水町の三和小学校体育館で、険しい表情の住民たちが漏らした。同体育館には空調設備がなく、室内温度は30度以上。8日には暑さで80代の男女2人が熱中症の症状を訴え、治療を受けた。

「何度も移転して疲れている人もいる。もう遠くに行きたくない」
 市は9日、空調のある施設への移転を決めたが、移転先は十数キロ離れている。「遠すぎる」として移ったのは9人にとどまった。「暑いけど地区の仲間と一緒にいたい」。被災者の山本史郎さん(60)は話した。

 日田市では施設周辺への土砂災害の恐れから、避難所を次々と変更するケースも。会社員の中山博さん(57)は避難所を3回移った。「何度も移転して疲れている人もいる。もう遠くに行きたくない」

 約160人が身を寄せる福岡県朝倉市の総合市民センター「ピーポート甘木」。畳46枚分の大部屋に34人が生活している。1人当たりのスペースは布団1枚ほどで、仕切り板はなく、プライバシーもない。

 「夜は、あちこちで声がするし、人の出入りがあるから寝られない」。同市黒川地区から避難してきた手島昭年さん(77)によると、体調を崩して病院に搬送された人もいる。

自宅にとどまる人、車で夜を明かす車中泊も
 福岡県東峰村などでは、道路の寸断でなお孤立する集落住民を、ヘリコプターで安全な場所に搬送する救助活動が続けられている。

 東峰村宝珠山の竹地区は8日に孤立状態が解消されたが、林道が崩れ、救援物資を運ぶトラックは通ることができない。電気、水道も止まったままで、10世帯いる住民たちは地域の交流館に集い、畑で取れた野菜を持ち寄るなどして共同生活を送る。

 住民の小野祐子さん(64)は、湧き水や川の水で衣服を洗濯し、近くのキャンプ場の風呂場で体を洗う。「電気と水が止まっているのが一番困る。元通りになるのか不安だ」。歩いて避難する体力はないという。

 朝倉市の避難者は約1100人に上る。一方で、家畜の世話や、足腰が悪くて動けないなどの理由から、自宅にとどまる人、車で夜を明かす車中泊をする住民は少なくない。市も「実態の把握を急いでいる」(市災害対策本部)という。

 避難所を巡回し、住民の体調を管理している同市の土井巧保健師は「不安から血圧が高くなり、眠れない人が多い。エコノミークラス症候群や食中毒、熱中症に気をつけなければならない」と表情を引き締めた。

=2017/07/10付 西日本新聞朝刊=


「捨てるまで1時間はかかる」廃棄物処理先見えず 受け入れ態勢に課題 豪雨被害の福岡県朝倉市
7/10(月) 10:02配信 西日本新聞

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災害ごみの回収が始まり、次々と集積所に運び込まれたごみ=9日午前10時14分、福岡県朝倉市

 九州豪雨で甚大な被害があった福岡県朝倉市は9日、浸水した家財などの災害ごみや流木、土砂の回収に着手した。集積場所には被災者の車が長蛇の列を作り、市は急きょ対応する職員を増員。市内に3カ所設けた土砂集積所のうち1カ所は初日でいっぱいになった。「想定を上回る被害」(同市)で発生した廃棄物処理の道筋は立たず、用地の確保などが遅れれば、生活再建の足かせになりかねない。

 この日は豪雨後の初の日曜日ということもあり、被災者の親族や友人たちが家屋の片付けに駆け付ける姿が多く見られた。甘木地区の集積所に流木を運んだ同市の消防団員篠原彰太さん(23)は「朝一番に行ったけれど、帰る時には車の列ができていた。仕方がないだろうが、並ぶのは時間がもったいない」。

 市建設課は流木・土砂の回収開始については「受け入れ態勢に限度がある」として、区長などへの伝達にとどめた。それでも朝倉地区の土砂集積所は1日で埋まり、「今後は私有地も含め各地区で場所を確保できないか相談している」。

 一方、浸水で使えなくなったソファや冷蔵庫などの家財道具やがれきといった「災害ごみ」の回収は市ホームページなどで周知していた。朝倉地区の集積所では受け入れ開始時刻前から車が列を作ったため、予定を2時間早め、午前7時すぎから受け入れを開始。対応する職員も急きょ4人から9人に増員したが、昼前には500メートル近い車列ができた。

 近くの農業、柳原一徳さん(82)は「捨てるまで1時間はかかる。まだ4、5往復は必要なのに」とため息をついた。

 災害ごみは市内3カ所、計38人態勢で職員が分別し燃えるごみや粗大ごみを同県筑前町の焼却処理場に運んだ。職員は「急なことだったので、重機を持っている委託業者や粗大ごみ処理場も日曜は稼働できないということだった。週明けには何とかしたい」(環境課)と話した。

=2017/07/10付 西日本新聞朝刊=


朝倉市梅ケ谷地区の柿畑、豊作への期待が一転
7/10(月) 10:00配信 日刊スポーツ

 豪雨に襲われ甚大な土砂災害に見舞われた朝倉市。市内の杷木志波地区を流れる北川は川沿いの土手を大きく削り、濁流に変わった。急斜面には、全国的に知られるブランド柿「志波柿」の柿畑が広がる梅ケ谷地区。柿やスモモを生産している小江伸弘さん(65)は農道を上り、柿畑を見に行くといい、同行した。

 川沿いの民家は土台をえぐられ、崩れ落ちている家屋もある。土砂や落石で農道がふさがり、ヤブの中を進むと、力士の石像の裏手に出た。相撲道中興の祖といわれる第15代横綱梅ケ谷藤太郎(うめがたに・とうたろう)の生家跡。赤ちゃんの時に石臼を引っぱって遊んだという怪力伝説にちなんだ石臼の台座の上で、石像は倒れず、立っていた。

 さらに農道を上ると柿畑に出た。「見事なもんだ」。10センチ近くにふくらんだ緑色の柿を眺め、小江さんは笑顔になった。「この時期、消毒しないと虫や病気がでる。道路がダメではタンクも運べない。今年は実が多くついたんだが。難しいな」。上流では柿畑も流され、農道もズタズタだ。果樹栽培が主産業の地域だけに大きな影響が出そうだ。

 梅ケ谷地区では不明者は出なかったが、上流の道目木、平榎、黒川地区では多数の犠牲者が出た。地域の役員を務め、横綱梅ケ谷の顕彰会事務局長でもある田篭(たごおり)和明さん(63)は「5年前の豪雨災害は復旧に3~4年かかった。今度は10年はかかる。他へ移る人も出てくるかもしれない」と地域の将来を心配していた。


九州北部豪雨発生6日目 不明者の捜索続く
7/10(月) 9:46配信 ホウドウキョク

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(写真:ホウドウキョク)

行方不明者の捜索活動が続いている。
九州北部豪雨発生6日目の10日、福岡・朝倉市の杷木松末地区では、警察や消防などによる捜索活動が続いている。
この地区では、現在も安否がわからない人が16人いて、早く見つかってほしいと願う家族や関係者が連日来ている。
九州北部地方では、局地的に雷をともない、10日昼前から夜にかけて、激しい雨の降るおそれがあり、引き続き、警戒が必要となる。


<九州豪雨>小石原焼の産地を直撃 工房、敷地に土砂流入
7/10(月) 9:08配信 毎日新聞

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裏山から土砂が流入した弘喜窯。窯元の梶原弘喜さんは「一人での再建は出来ない」と嘆く=福岡県東峰村小石原鼓で2017年7月8日、矢頭智剛撮影

 九州北部豪雨は、九州有数の焼き物の里、小石原焼の産地も直撃した。窯元が並ぶ福岡県東峰村の小石原鼓地区は7日午前に孤立状態が解消したが、村東側の宝珠山地区を結ぶ道路が崩れるなど村内は分断されたままだ。

 小石原焼陶器協同組合によると、旧小石原村全体で40ほどの窯元があるが、かなりの数の窯元で工房や敷地への土砂流入などが報告されている。

 「もう商売は無理かもしれんよ」。国道211号沿いで「弘喜窯元」を営む梶原弘喜さん(62)は8日、自慢の「登り窯」を力なく見上げた。裏山が崩れ、窯を1メートルの土砂が覆い、工房隣の2階建て住宅にも土砂が流れ込んだ。「これを作りたいというアイデアはいっぱいあるのに」と嘆く。

 同地区の農業、梶原文明さん(66)の改築間もない自宅も、玄関に人の背ほどの土砂が押し寄せた。「再建できるのか別の場所に部屋を借りるのか。先は見えない」と肩を落とした。【柿崎誠】


大分・日田で一部授業再開=「みんなと会えてうれしい」―九州豪雨
7/10(月) 8:23配信 時事通信

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授業が再開し、登校する児童ら。体育館が避難所になるなどし休校していた=10日午前、大分県日田市の三和小学校

 記録的な豪雨に見舞われた大分県日田市では10日、体育館が避難所になるなどし休校していた一部の小中学校で授業が再開された。

 福岡県朝倉市は小中学校の終業式を同日に前倒しし、11日から夏休みに入る。同県東峰村の村立小中学校は10日から夏休みとした。

 日田市立三和小学校では午前7時半すぎから保護者に付き添われ、児童らが班になって登校。校門に立つ羽野美佳校長(56)に大きな声で「おはようございます」とあいさつした。3年の園田椛乃さん(8)は「雨は怖かったけど、早く学校に行きたかった」。5年の小林葵子さん(10)は「みんなと会えてうれしい」と笑顔だった。

 体育館には10日午前8時現在で38世帯、61人が身を寄せ、校庭は駐車場として使われたまま。避難者に配慮し、朝礼は中止した。日田市内では4校が10日も休校を続けている。

 朝倉市は全ての市立小中学校で11日~8月20日を夏休みとし、当初は今月20日に予定していた終業式を10日に前倒し。被害が大きかった杷木地区の5校は10日も休校とし、終業式は取りやめた。

 大きな被害が出た朝倉市山田を校区に含む朝倉東小学校では、午前7時半ごろから児童らが続々と登校。土砂や流木で通学路の状態が悪く、多くの保護者が車で送り届けていた。児童たちは「大丈夫だった?」と互いに声を掛け合い、登校後は校庭でサッカーをする姿もあった。

 午後2時半から体育館で行われた終業式には全校生徒167人が出席し、約1分間の黙とうをささげた。立花宏校長は「つらくて苦しいことがあったが、そんなときこそ伸びる時。朝倉は全国から応援をいただいているので応えよう」と呼び掛けた。

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