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2017年7月 3日 (月)

三菱MRJ、あれこれの話題・8

15年11月11日に初飛行した三菱航空機(愛知県豊山町)が開発中の国産初の小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」は、現在形式証明の取得など量産機の製造に向けた飛行試験を続行中で、そうした開発進展状況のニュースについては逐次ご紹介しているが、ここではMRJに関するその他の話題をご紹介する。

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リンク:経産省が神鋼に原因究明と再発防止を指示、企業に安全性検証要請 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:車メーカーなど製品使用相次ぐ データ改ざん問題 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:自動車各社に使用状況の確認要請 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:神戸鋼データ改ざんアルミ、自動車、鉄道など産業界が広く活用 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「MRJミュージアム」愛知県にオープン 国産初ジェット機の最先端技術を体感 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「管理職は知っていた」神鋼改ざん、組織ぐるみ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:苦しむ「MRJ」、その勇姿を間近で応援しよう! - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:神戸製鋼がアルミ性能データ改ざん - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:神戸製鋼がデータ改竄 10年超 アルミ、MRJにも納入 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:神鋼データ改竄 性能より納入優先 組織ぐるみの不正認める - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:神戸製鋼、アルミ製品で性能データ改竄 MRJなどに出荷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:神戸製鋼所がアルミ製品の性能データ改ざん - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<神戸製鋼>データ不正 アルミ・銅 強度不足も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:神戸製鋼、アルミ製品など検査データ改ざん MRJは影響なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:神鋼、アルミ製品で性能データ改ざん MRJなどに出荷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:アルミ製品でデータ改ざん=2万トン超の不適合品出荷―約200社に・神戸製鋼 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:神鋼、強度データ改ざん…新幹線やMRJ向けも - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ展示施設、11月オープンへ 予約制、10月末から受付 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJミュージアム、11月30日にグランドオープン 小牧南の最終組み立て工場に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:タイ航空、MRJ4機の導入検討 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ4機の導入検討=ミャンマー路線などで―タイ航空 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:タイ航空、「MRJ」の導入検討。整備拠点も誘致 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、国交省パイロットによる慣熟飛行を実施 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、国交省パイロットが慣熟飛行 型式証明取得に前進 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、貨物室への煙流入テスト - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<三菱航空機>水谷社長、MRJ試験機の製造「秋ごろ再開」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:政府、MRJを「技術検証機」として活用へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<MRJ>エンジン停止 米で試験飛行中 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱航空機が債務超過、経営は大丈夫? MRJはどうなるの? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ納入「オリンピックまでにはよろしく」 ANAHD篠辺副会長インタビュー(前編) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ・エアショー参加の「MRJ3号機」、モーゼスレイクに帰る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「MRJ」債務超過、三菱重工の財務は大丈夫か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱航空機、債務超過510億円 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱航空機、17年3月期純損失511億円 債務超過510億円、MRJ開発費かさむ - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

経産省が神鋼に原因究明と再発防止を指示、企業に安全性検証要請
10/10(火) 18:54配信 ロイター

[東京 10日 ロイター] - 経済産業省は10日、神戸製鋼所 <5406.T>がアルミ・銅製品の性能データを改ざんしていた問題で、同社に対して違法性や安全性で問題がないか事実関係を調べ、原因究明と再発防止策を講じるよう指示したことを明らかにした。

問題のある製品を使っている企業に対しても、安全性の検証を急ぐよう求めた。検証結果によっては、大規模なリコール(無料の回収・修理)に発展する可能性もある。

神戸製鋼は8日、自動車や航空機などに使われているアルミや銅の製品の一部について、強度などを示す検査証明書のデータを書き換え、顧客と契約した製品仕様に適合しているように見せかけ出荷していたと発表した。

これについて、会見した製造産業局の小見山康二金属課長は「公正な取引基盤を揺るがす不適切な行為で、大変重く受け止めている」と指摘。神戸製鋼に対して、1)違法性の有無や、安全性上問題がないかを含めて事実関係を明らかにする、2)顧客に情報提供し、適切に対応する、3)今回の事案を公表する、4)できるだけ早く原因究明と再発防止策を講じる――の4点について指示したことを明らかにした。

処分の可能性については「アルミの製造事業に関しては業法がないので、それに基づく処分のスキームがない」とした上で「現時点で法令違反が認められるわけではないので、法律に基づく処分は想定していない」と語った。

ただ、神戸製鋼をめぐっては、昨年もグループ会社の神鋼鋼線ステンレスが、ばね用ステンレス鋼線の一部で強度データを改ざんしていたことが発覚している。小見山課長は「昨年に続く不祥事にあることに加え、納入先の広がりや管理職の関与、社会全体への影響を考慮すると、行政として追加的な対応をとり得るか検討していきたい」とも付け加えた。

神戸製鋼が過去1年間(昨年9月から今年8月まで)に出荷した製品を調査したところ、アルミ製品約1万9300トン、銅製品約2200トンでデータの改善が発覚した。広報担当者によると、この数量はこの期間に出荷したアルミ・銅製品の4%に相当、出荷先は約200社にのぼるという。

経産省は神戸製鋼だけでなく、同社の製品を使っている企業に対しても、安全性の検証を急ぐよう要請。製造産業局の風木淳総務課長は「国民生活の安心・安全という観点で、特に航空機や宇宙、自動車分野について検証を促すことに力を入れている」ことを明らかにした。

宇宙関連では三菱重工業<7011.T>からH2Aロケットの安全性に問題がないことを把握。航空機と防衛関連では三菱重工、川崎重工業 <7012.T>、SUBARU<7270.T>、IHI<7013.T>が安全性を検証中という。三菱航空機が開発中の国産ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」については「三菱航空機は部品ごとに調査をして、安全性に異常はないと判断している。開発スケジュールへの波及はない」(風木課長)ことを確認した。

日本の製造業をめぐっては、このところデータ改ざんなどの不正が相次いで発覚している。小見山課長は「原因究明を進める中で、日本の製造業全般に共通する課題があるのなら、何らかの対策を行っていきたい」と語った。


車メーカーなど製品使用相次ぐ データ改ざん問題
10/10(火) 14:57配信 ホウドウキョク

神戸製鋼所が、アルミ製品などの一部でデータを改ざんしていた問題で、自動車メーカーなどが、問題の製品の使用を相次いで明らかにした。
問題の製品は、国産ジェット機「MRJ」に使われていたほか、トヨタ、マツダの車、スバルの車や航空機、JR東海の新幹線の台車の一部で使われていたことが、これまでにわかった。
また、日産も9日夜、車のボンネットやドアに、問題の製品が使われていたことを明らかにした。
自動車で強度不足が確認されれば、リコールにつながる可能性もあるため、自動車各社は、対象車種の確認などを急いでいる。


自動車各社に使用状況の確認要請
10/10(火) 13:55配信 ホウドウキョク

神戸製鋼所がアルミ製品の一部でデータを改ざんしていた問題で、国土交通省は、自動車メーカーに対し、使用状況を確認するよう要請した。
問題となっている神戸製鋼所のアルミ製品は、日産が車のボンネットやドアで使用していることを明らかにしたほか、三菱自動車とホンダでも新たに確認。
トヨタ、マツダ、スバルの車でも使われている。
国土交通省は、強度不足が確認されれば、リコールにつながる可能性があることから、主要な自動車メーカーに対し、問題の製品の使用状況を確認し、早急に報告するよう要請した。
データの改ざんをめぐっては、10日打ち上げられたH2Aロケットの一部でも使われていることが新たにわかったほか、国産ジェット機「MRJ」、JR東海の新幹線でも使用が確認されており、波紋が広がっている。


神戸鋼データ改ざんアルミ、自動車、鉄道など産業界が広く活用
10/10(火) 12:09配信 Bloomberg

神戸製鋼所がアルミや銅製品の一部で強度などの性能データを書き換えていた問題で、トヨタ自動車やSUBARU(スバル)、ホンダがデータが改ざんされたアルミ製品を使用していたことを明らかにした。神戸鋼のアルミ製品は自動車や航空機、鉄道車両など産業界で広く利用されており、各社は確認を急いでいる。

トヨタは現時点で把握している範囲では、データが改ざんされたアルミ製品をボンネットやバックドア、その周辺部材に使用していると電子メールで明らかにした。対象となる車種、使用部品の特定、車両への影響を確認している。データが改ざんされたアルミ製品の納入は、国内の生産工場に限定されているという。国内工場で製造され輸出された車両があるかどうかも確認している。

スバルでも車両や航空機などにデータが改ざんされたアルミ製品を使用していた。同社広報担当の矢野賢一氏は、アルミ製品は一般的に多様な部品に使用されているとし、改ざんされたアルミ製品が「どういった車種や機種、部品の種類に使われていたかについて、早急に確認している」と話した。同社は自衛隊の練習機や米ボーイング向けの旅客機の中央翼などを生産している。ボーイング広報担当のチャズ・ピッカーズ氏は電子メールで、これまでのところ神戸鋼の問題では安全上の懸念はないとの見解を示した。

ホンダ広報担当の福嶋美慧氏も、データ改ざんされた神戸鋼のアルミ製品をドアやボンネットなどに使用していることを明らかにした。マツダ広報担当の平英樹氏は、神戸鋼製のアルミ製品を使用しているとしたものの、データが改ざんされたものを使用しているかどうか確認しているという。

スズキではデータ改ざんされた製品を二輪車の一部で使用しており、四輪車では使っていなかったという。広報担当の平野英博氏が明らかにした。三菱自動車広報担当の井上徹二氏も、同社が神戸鋼からアルミ製品の供給を受けており、データ改ざんされたアルミ製品を使っているか確認中だと話した。

約200社に納入

神戸鋼は8日、アルミや銅の製品の一部で顧客の製品仕様に適合させるため、強度などの検査証明書のデータを書き換えて出荷していた事実が判明したと発表。過去1年に出荷した製品を対象に実施した自主点検を通じて発覚し、出荷期間の対象は2016年9月1日から17年8月31日まで。神戸鋼では具体的な出荷先については明らかにしていないが、納入先は約200社に及ぶ。

関連記事:神戸鋼株がストップ安売り気配、アルミ・銅製品の一部でデータ改ざん

国土交通省の木内信仁リコール業務指導官は、9日付で自動車メーカー各社に神戸鋼製品の使用状況を早急に確認し報告するよう要請したことを明らかにした。現時点では各社からの報告は集まっていないとしている。

野村証券の松本裕司アナリストはリポートで、神戸鋼は車向けのアルミパネル製品では国内シェア首位であり、アルミ鍛造材の分野では中大型アルミサスペンションで世界シェア首位と指摘。日経新聞の報道によると梅原尚人副社長は、ものによってはデータの改ざんがかなり古い時期から常態化していたことを認めており、事実であればデータ改ざんの対象は今後に拡大する可能性があるとした。

きょう打ち上げのロケットにも

三菱重工業広報担当の小野玄起氏は、神戸鋼のアルミが国産ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」やH2Aロケットの部材の一部に使用されていることを明らかにした。10日午前に打ち上げられたロケットにも使用されているものの、技術的に問題はないことを確認しているという。

同社では納品された部材は自社で詳しく検査しており、現時点ではMRJやロケットの製造に大きな影響は出ていないと指摘。アルミ部材は多くの製品で活用されていることから、具体的にどの製品に使われているか調査中だとしている。

IHIの坂本恵一広報部長は同社でも神戸鋼から供給されたアルミ製品を航空機エンジンの部材として使用。現在、製品への影響などを精査しているという。川崎重工業の広報担当の山下まいか氏も、オートバイから航空、宇宙の分野までアルミ部材を使った製品は多く、現在どこに神戸鋼のアルミ製品が使用されているか調査している段階だと話した。

JR東日本はE5系新幹線の車体骨組みにデータが改ざんされたアルミ製品を使用。同社広報担当の鹿内健吾氏によると、該当する材料を使った車両は1編成10両のみで、このうち何両で使っているのかは現時点では不明だという。しかし、神戸鋼に求めていた規格よりも部材が約0.3ミリ厚かったこともあり強度には問題ないことを確認しているという。

JR東海広報担当の水留啓介氏によると、同社は9月21日に神戸鋼から報告を受けた。同社ではアルミ製品を新幹線車両の台車の一部に使っているが、報告後の検査で問題なしと判断したという。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の黒坂慶樹シニアアナリストはリポートで、製品から推測すると顧客は航空機、電子部品、家電など多岐にわたると推測。製造業向けは全て顧客による「認定」を必要とする製品であり、神戸鋼の失った信頼の代償は大きいと指摘した。


「MRJミュージアム」愛知県にオープン 国産初ジェット機の最先端技術を体感
10/10(火) 7:30配信 乗りものニュース

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三菱航空機のジェット旅客機「MRJ」(画像:三菱重工)。

MRJ実機の製造作業を見学できる
 三菱重工業が2017年11月30日(木)、国産初のジェット旅客機「MRJ」をテーマとする展示施設「MRJミュージアム」をオープンします。

 場所は、愛知県豊山町にある名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場内に新設されたMRJ最終組立工場。約1150平方メートルの5階フロアに展示室を設け、2階でMRJ実機の製造作業を見学できます。5階の展示室にはMRJの胴体やエンジンなどの実物大模型が設置され、MRJのスケールをリアルに実感できるといいます。

 技術開発に関する展示では、実物のフライトデッキや客室空間から、MRJの設計や随所に組み入れられた日本的デザインなどが体感できるほか、航空機の基本原理やCFD(数値流体力学)解析による空力設計や次世代航空機エンジン(GTFエンジン)など、MRJに採用された先端技術について紹介されています。

 生産に関する展示では、IT(情報技術)を活用した仮想体験や、実機と同じものの部材や素材に触れることで、MRJの品質管理について学習できます。

 開館時間は午前10時から17時40分まで(最終入館は16時10分)。休館日は毎週火曜と年末年始です。土休日とゴールデンウィーク、お盆期間は開館します。見学は完全事前予約制。10月末からウェブサイトで事前予約の受付が開始される予定です。

 三菱重工業は「MRJミュージアムの一般公開を通じて地域発展と航空機産業振興、教育・人材育成などに貢献していきます」としています。


「管理職は知っていた」神鋼改ざん、組織ぐるみ
10/9(月) 21:16配信 読売新聞

 神戸製鋼所でまた品質データの改ざんが発覚した。

 8日に明らかになったアルミ・銅製品の検査証明書のデータ改ざんは、現場の管理職が黙認するなど組織的に行われていた。

 神戸製鋼の製品はトヨタ自動車の一部車種やJR東海の東海道新幹線、三菱航空機のジェット旅客機「MRJ」など幅広く使われており、影響が懸念される。

 神戸製鋼の梅原尚人副社長は8日の記者会見で、「管理、監査、(ルールを守る)教育が抜けていたと反省している」と陳謝した。

 神戸製鋼は2008年に子会社で鋼材の強度偽装が発覚し、16年にはグループ会社でもバネ用鋼材のデータ改ざんが明らかになった。今回は、取引先と決めた強度などの基準に合っていないのに、適合しているかのように検査証明書のデータを書き換えていたもので、梅原氏は「(現場の)管理職は関わっているか、知っていた」と、組織ぐるみだったことを認めた。


苦しむ「MRJ」、その勇姿を間近で応援しよう!
10/9(月) 15:07配信 ニュースイッチ

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MRJミュージアムの内部イメージ(三菱重工提供)

展示施設、11月オープン
 三菱航空機が開発を進めるリージョナルジェット機「MRJ」の展示施設が、11月30日にオープンする。名古屋空港(小牧)に隣接する最終組立工場に設置する。見学には事前予約が必要で、10月末から受け付ける。

 展示施設「MRJミュージアム」は最終組立工場の5階に新設する。実物大の胴体や客室、搭載する米プラット・アンド・ホイットニー製「GTFエンジン」など先端技術を紹介。ITを活用した仮想体験や、実機と同様の部材や素材に触れることで品質管理も学習できる。また2階では実機の製造作業が見学できる。

 開館時間は午前10時から午後5時40分まで(毎週火曜が休館)、祝日やゴールデンウイーク、お盆期間も開館する。

 「MRJ」は2015年11月に初飛行に成功したものの、直後に完成機の納入予定延期を発表。その後も何度も延期になっている。こうした遅れやトラブルについて、同機の「国際分業」が原因ではないかという指摘もある。MRJは国産機ではあるものの、エンジンを含む各部品を海外メーカーに発注している。その調整と管理に時間がかかっているというのだ。

 今年5月には最終組立工場が報道陣に公開された。開発、製造状況をアピールして世間の不安を和らげることを狙った。公開時、量産初号機の納入先であるANAホールディングス(HD)仕様に塗装された試験5号機など4機が2本のラインに並び、組み立て作業が進んでいた。延べ床面積約4万4000平方メートルの最終組立工場には最大12機を置ける。

 MRJの新規受注は、16年にスウェーデンの航空機リース会社ロックトンと20機の購入で基本合意して以来、遠ざかっている。6月の航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」でも新規受注はなかった。現在の受注機数は、ロックトンの基本合意分を含めて447機。ブラジルのエンブラエルなどとの競合に割って入るには、十分な数ではない。

 それでも三菱航空機の親会社である三菱重工業の宮永俊一社長は「MRJ事業を伸ばしていけば、日本全体の宝になる」と話す。MRJが世界の空を飛び回る前に、一足早くその勇姿を間近で感じてみるのも悪くはない。


神戸製鋼がアルミ性能データ改ざん
10/9(月) 10:50配信 ホウドウキョク

神戸製鋼所は、国産ジェット機「MRJ」にも使われるアルミ製品などの一部で、性能データを改ざんしていたと明らかにした。
神戸製鋼所の梅原尚人副社長は、「深くおわびを申し上げます」と謝罪した。
神戸製鋼所は、自動車や航空機などに使われる、アルミや銅製品の一部で、強度や寸法が適合していないにもかかわらず、検査証明書のデータを改ざんし、出荷していた。
改ざんは、国内の4工場で確認され、管理職を含む、数十人の従業員が関わっていた。
納入先は、およそ200社にのぼり、国産ジェット機「MRJ」にも使われているが、三菱重工業は、安全に問題はないとしている。
またトヨタ自動車は、一部の車のボンネットなどに製品を使っていて、対象車種の確認を進めている。
神戸製鋼所は、調査結果によっては、自動車各社のリコールにつながる可能性もあるとしている。


神戸製鋼がデータ改竄 10年超 アルミ、MRJにも納入
10/9(月) 7:55配信 産経新聞

 神戸製鋼所は8日、アルミ製品などの一部で、強度や耐久性などの性能データを改竄(かいざん)する不適切行為があったと発表した。改竄があった製品の納入先は200社に及び、三菱航空機が開発中の国産ジェット旅客機「MRJ」や、トヨタ自動車などの乗用車にも使われているという。神戸製鋼は一部では10年以上前から不正があったとしている。

 東京都内で会見した梅原尚人副社長は「深く反省し、おわび申し上げます」と謝罪した。

 神戸製鋼が過去1年に出荷した製品を調査し、不正が判明した。顧客から求められた製品仕様に適合していない一部の製品で、検査証明書のデータを適合しているように書き換えていたという。梅原氏は「10年以上前から、そういった行為があったもようだ」と説明しており、改竄は日常的かつ組織的に行われていたとみられる。

 これまでに改竄が判明したのは、アルミ製品が1万9300トン、銅製品が2200トン、アルミ鋳鍛造品が1万9400個。同社のアルミ・銅部門の製品の4%を占めるという。

 神戸製鋼は具体的な納入先を公表していないが、今後、安全性などを納入先と共同調査するとしている。調査の結果次第で大規模リコール(回収・無償修理)に発展する可能性もある。

 トヨタは問題のある製品を使っているとみられるとして詳細を確認中。三菱重工は製品の安全性に問題はなく、MRJ開発には影響しないとしている。

 同社では昨年、グループ会社によるステンレス製品のJIS法違反のデータ改竄が発覚。緊急調査後、その他には改竄はないとしていた。梅原氏は「前回はJIS法などの法令面での違反を調査し、民間同士の取引についての監査が抜け落ちていた」と述べた。


神鋼データ改竄 性能より納入優先 組織ぐるみの不正認める
10/9(月) 7:55配信 産経新聞

 8日明らかになった神戸製鋼所の性能データ改竄(かいざん)で、神戸製鋼の梅原尚人副社長らは記者会見で問題の背景について「納期が遅れ、顧客の生産ラインが止まるのを気にした」と述べ、性能の向上に時間をかけるより、顧客への製品納入を優先させていた実態を明かした。データを改竄していたアルミ製品は航空機や自動車に使用され、メーカーがリコール(回収・無償修理)の必要性を調べるなど動揺が広がっている。

 9月には日産自動車で新車の無資格検査問題が発覚したばかりで、有力製造業で企業統治が機能不全に陥っていることも改めて浮き彫りにした。

 「組織的関与があったと認めざるを得ない」

 梅原氏は組織ぐるみの不正を認めた。不正は4事業所で行われ、事実を知っていたのは管理職を含め数十人に上るという。

 「顧客との関係がある」と納入先は明らかにせず、安全性に関わる情報開示より取引先の利益を優先。8月末に経営陣が不正を把握したにもかかわらず、発表が10月と遅れたことについても追及されたが、「まず個別の顧客に説明した」と質問をかわした。

 アルミ製品は国産初のジェット旅客機として三菱航空機が開発を進める「MRJ」にも採用され、開発遅れや安全性への影響が懸念される。

 MRJは親会社の三菱重工業が1月、配線の見直しなどに伴う5度目の納入延期を発表。その結果、初納入は当初予定より約7年ずれ込み、平成32年半ばを目指している。

 開発スケジュールへの影響について航空評論家(元日本航空機長)の小林宏之氏は「遅れは出ないだろう」と話す。

 社内試験を繰り返し、国の認証審査を受けながら開発を進め、部品の強度をその都度確認しているためだという。


神戸製鋼、アルミ製品で性能データ改竄 MRJなどに出荷
10/9(月) 7:15配信 SankeiBiz

 神戸製鋼所は8日、アルミ製品などの一部で、強度や耐久性などの性能データを改竄(かいざん)して納入していたと発表した。改竄があった製品の納入先は約200社に及び、三菱重工業傘下の三菱航空機が開発中の国産ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)のほか、自動車各社の乗用車にも使われているという。神戸製鋼は一部では10年以上前から不正があったとしており、信用力の低下は必至だ。川崎博也会長兼社長ら経営陣の責任の明確化は避けられない。

 東京都内で会見した梅原尚人副社長は「深く反省し、おわび申し上げます」と謝罪した。

 神戸製鋼が過去1年に出荷した製品を調査し、不正が判明した。顧客から求められた製品仕様に適合していない一部の製品で、検査証明書のデータを適合しているように書き換えていたという。梅原氏は「10年以上前から、そういった行為があったもようだ」と説明しており、改竄は日常的かつ組織的に行われていたとみられる。これまでに改竄が判明したのは、アルミ製品が1万9300トン、銅製品が2200トン、アルミ鋳鍛造品が1万9400個。同社のアルミ・銅部門の製品の4%を占めるという。

 神戸製鋼は具体的な納入先を公表していないが、今後、安全性などを納入先と共同調査するとしている。調査の結果次第で大規模リコール(回収・無償修理)に発展する可能性もある。一方、三菱重工は神戸製鋼の製品の安全性に問題はなく、MRJの開発には影響しないとの見方を示した。

 同社では昨年、グループ会社によるステンレス製品のJIS法違反のデータ改竄が発覚。グループ全体を対象にした緊急調査を行い、その他にはデータ改竄はないとしていた。梅原氏は「前回はJIS法などの法令面での違反を調査し、民間同士の取引についての監査が抜け落ちていた」と述べた。


神戸製鋼所がアルミ製品の性能データ改ざん
10/8(日) 20:42配信 ホウドウキョク

神戸製鋼所は、国産ジェット機「MRJ」にも使われる、アルミ製品などの一部で、性能データを改ざんしていたと明らかにした。
神戸製鋼所の梅原尚人副社長は「深くおわびを申し上げます」と謝罪した。
神戸製鋼所は、自動車や航空機などに使われる、アルミや銅製品の一部で、強度や寸法が適合していないにもかかわらず、検査証明書のデータを改ざんし、出荷していた。
改ざんは、国内の4工場で確認され、管理職を含む、数十人の従業員が関わっていたという。
製品は、国産ジェット機「MRJ」にも使われているが、三菱重工業によると、安全には問題がないという。


<神戸製鋼>データ不正 アルミ・銅 強度不足も
10/8(日) 18:26配信 毎日新聞

 神戸製鋼所は8日、自動車や航空機メーカーなど約200社に納入したアルミ板や銅製品について、工場の出荷段階で強度や寸法をチェックする検査証明書を書き換えるなどの不正が見つかったと発表した。同社は「(自動車など)最終製品の安全性には影響はない」(梅原尚人副社長)とみているが、今後、納入先の企業と品質面や安全性への影響を調査するという。

 不正が見つかったのは、同社が2016年9月~17年8月に生産したアルミ製品(板、押し出し品)約1万9300トン、銅製品約2200トンなどで、この期間に同社が出荷したアルミ・銅製品の約4%に当たる。検査の結果、強度が足りない製品でも「強度を満たしている」と、データをごまかして出荷したという。今年8月、社内の監査で検査証明書のデータ改ざん、捏造(ねつぞう)の事実が発覚した。今回の調査は過去1年間だが、不正が見つかった国内4工場ではデータの改ざんなどが少なくとも約10年前から続いていたという。

 納入先の約200社は自動車メーカーのほか、電機メーカー、飲用容器メーカーなど多岐にわたる。メーカー各社は神戸製鋼に対し、アルミや銅製品の寸法、強度などを指定。神戸製鋼は納入前にメーカー側の要求を満たしているかをチェックし、検査証明書にデータを記入する。梅原副社長は「納期に間に合わせるため、担当者がついデータを書き換え、それが続いてしまったのではないか」と釈明したが、工場の管理職も不正を黙認しており、不正は組織ぐるみだった可能性が高い。

 三菱重工業によると、開発中の国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)にも神戸製鋼のアルミが使われているが、「安全性に問題がないことを確認した」という。

 また、JR東海道新幹線の車両の台車部分に使用しているほか、トヨタ自動車は一部車種のボンネットなどに使用しており、リコール(回収・無償修理)に発展する可能性もある。

 神戸製鋼は、川崎博也会長兼社長を委員長とする品質問題調査委員会を設置し、外部の法律事務所に不正に関する調査を依頼。調査結果を踏まえ、再発防止策などを策定する。【川口雅浩】


神戸製鋼、アルミ製品など検査データ改ざん MRJは影響なし
10/8(日) 16:24配信 Aviation Wire

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神戸製鋼の検査データ改ざんの影響はないことが判明したMRJ=17年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 神戸製鋼所(5406)は10月8日、同社のアルミ・銅事業部門で検査証明書のデータ改ざんがあったと発表した。三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」も同社製品を採用しているが、親会社の三菱重工業(7011)では問題がないことを確認したという。

 神戸製鋼によると、検査証明書の改ざんが発覚した製品は、アルミ板やアルミ押出品、銅板条、銅管、アルミ鋳鍛造品。出荷期間が2016年9月1日から今年8月31日までのもので、アルミ製品が約1万9300トン、銅製品が約2200トン、アルミ鋳鍛造品が約1万9400個におよび、納入先は約200社あるという。

 MRJを製造する三菱重工によると、今回の神戸製鋼によるデータ改ざんについて、三菱航空機が社内調査を実施したところ、MRJについては問題がないことを確認したという。

 MRJは、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」と、76席の「MRJ70」の2機種で構成。エンジンはいずれも低燃費や低騒音を特長とする、米プラット・アンド・ホイットニー製のギヤード・ターボファン・エンジン(GTFエンジン)「PurePower PW1200G」を採用する。当初2013年だった納期は5度目の延期により、2020年半ばとなる見通しで、社内目標は2019年に照準を合わせている。今年6月に開かれたパリ航空ショーには、初めて実機(登録番号JA23MJ)を持ち込んだ。

 受注状況は、ローンチカスタマーとして25機(確定15機、オプション10機)を発注したANAのほか、32機を確定発注した日本航空(JAL/JL、9201)など、7社から計427機を受注。内訳は、確定受注が約半数の233機で、残りはキャンセル可能なオプション契約が170機、購入権契約が24機となっている。


神鋼、アルミ製品で性能データ改ざん MRJなどに出荷
10/8(日) 15:16配信 産経新聞

 神戸製鋼所は8日、アルミ製品などで、強度や耐久性など性能面で、顧客の要求する基準に対応しているようにデータを改ざんしていたと発表した。対象となるのはアルミ製品が1万9300トン、銅製品が2200トン、アルミ鋳鍛造品が1万9400トン。自動車、航空機などの幅広く利用され、納入先は200社におよぶ。

 顧客との間で交した製品仕様に適合していない一部の製品で検査証明書のデータを適合しているように書き換えた。

 企業によるデータ改ざん問題では、平成28年に発覚した三菱自動車による燃費データ不正問題がある。三菱自の開発部門が高い燃費目標を達成するため、軽自動車4車種の燃費試験で意図的に燃費を良く見せるよう数値を改ざんしていた。三菱自が日産自動車の傘下に加わるきっかけとなった。


アルミ製品でデータ改ざん=2万トン超の不適合品出荷―約200社に・神戸製鋼
10/8(日) 15:00配信 時事通信

 神戸製鋼所は8日、アルミ・銅製品などの一部について、強度などを示す検査証明書のデータが改ざんされ、顧客企業と交わした製品仕様に合わない不適合品が出荷されていたと発表した。輸送用機器や電子機器の部品、飲料缶などに使われている。出荷先はトヨタ自動車など約200社に上り、2016年9月から1年間で計2万トンを超える。

 昨年発覚したグループ会社でのばね用鋼線の強度試験データ改ざんに続く品質管理の不祥事で、同社の管理体制が問われそうだ。一部の改ざんは約10年前から行われていたという。

 三菱航空機(愛知県豊山町)によれば、同社が開発中の国産小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)にも使われているが、「安全性に問題はない」という。開発スケジュールにも影響しないと説明している。

 トヨタは車種・使用部位の特定や車両への影響確認を急ぐとともに、今後の対応を検討している。神戸製鋼は出荷先の業種や企業を公表していないが、影響はさらに広がりそうだ。2万トン超はアルミ・銅製品売り上げの4%に当たる。

 記者会見した神戸製鋼の梅原尚人副社長は「深くおわび申し上げる。重大事案を発生させたことはざんきに堪えず、深く反省している」と陳謝。「再発防止策などを数カ月以内には提示しないといけない」と説明した。管理職が多く関わっており、「組織ぐるみだと考えざるを得ない」との認識も表明。「原因を調査した上で、経営陣の責任を考えていく」と述べた。

 神戸製鋼の真岡製造所(栃木県真岡市)、長府製造所(山口県下関市)、大安工場(三重県いなべ市)と子会社コベルコマテリアル銅管(東京)の秦野工場(神奈川県秦野市)の4工場から出荷。アルミ製品約1万9300トン、銅製品約2200トンに加え、アルミ鋳鍛造品約1万9400個に上る。

 既に顧客企業に連絡・説明を始めており、これまでの検証・調査では「安全性に疑いを生じさせる具体的問題は確認されてない」という。同社は川崎博也会長兼社長をトップとする品質問題調査委員会を設置し、外部の法律事務所にも調査を依頼している。


神鋼、強度データ改ざん…新幹線やMRJ向けも
10/8(日) 14:39配信 読売新聞

 神戸製鋼所は8日、航空機や自動車などに使われるアルミや銅製品の一部について、強度などを示す製品の検査証明書のデータを改ざんし、基準に合わない製品を出荷していたと発表した。

 改ざんには部長級を含む管理職が関わるなど組織的に行っていた。出荷先は約200社に上り、トヨタ自動車の一部車種やJR東海の東海道新幹線、三菱航空機が開発中のジェット旅客機「MRJ」向けが含まれている。

 データを改ざんしていたのは、アルミ・銅製品の生産を手がける大安(だいあん)工場(三重県いなべ市)、真岡(もおか)製造所(栃木県真岡市)、長府製造所(山口県下関市)、子会社のコベルコマテリアル銅管の秦野工場(神奈川県秦野市)の主要4工場。2016年9月から17年8月にかけて出荷した製品で、アルミ板などアルミ製品が約1万9300トン、銅製品が約2200トン、アルミ製の部品が約1万9400個に上る。神戸製鋼のアルミ・銅製品の年間出荷量の4%にあたるという。


MRJ展示施設、11月オープンへ 予約制、10月末から受付
9/29(金) 17:49配信 Aviation Wire

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MRJミュージアムの内部イメージ(三菱重工提供)

 三菱重工業(7011)は9月29日、子会社の三菱航空機が開発を進めるリージョナルジェット機「MRJ」の展示施設を、11月30日にオープンすると発表した。県営名古屋空港(小牧)に隣接する最終組立工場に設置する。見学には事前予約が必要で、10月末から受け付ける。

 展示施設「MRJミュージアム」は最終組立工場の5階に新設する展示室で、広さ約1150平方メートル。展示室にはMRJの胴体やエンジンなど実物大模型を設置し、技術開発や生産に関する技術を紹介する。また2階では、実機の製造作業を見学できる。

 技術開発では、実物大の客室などを展示。MRJに搭載する、低燃費や低騒音を特長とする米プラット・アンド・ホイットニー製のギヤード・ターボファン・エンジン(GTFエンジン)「PurePower PW1200G」など、先端技術を紹介する。

 生産に関する展示では、IT(情報技術)を活用した仮想体験や、実機と同様の部材や素材に触れることで、品質管理を学習する。

 開館時間は午前10時から午後5時40分までで、最終入館は午後4時10分。毎週火曜が休館で、祝日やゴールデンウイーク、お盆期間は開館する。年末年始は休館となる。

 MRJの最終組立工場は、2016年3月1日に建屋が竣工。愛知県の飛島工場で製造する胴体や主翼、三重県の松坂工場が手掛ける垂直尾翼や水平尾翼などを結合し、機体として完成させる。生産レートは月産10機に対応する。


MRJミュージアム、11月30日にグランドオープン 小牧南の最終組み立て工場に
9/29(金) 13:36配信 sorae.jp

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MRJミュージアム、11月30日にグランドオープン 小牧南の最終組み立て工場に

三菱重工業は2017年9月27日、初の国産ジェット機「MRJ」をテーマとした展示施設「MRJミュージアム」を11月30日にグランドオープンすると発表しました。場所は愛知県豊山町にある、名古屋航空宇宙システム製作所・小牧南工場内の MRJ最終組立工場になります。
 
MRJミュージアムは最終組み立て工場の5階に展示室を設け、MRJの胴体やエンジンなどの実物大模型を展示。また実物大のフライトデッキや客室空間、機体デザインなどが体験でき、映像で機体スペックについての紹介も行われます。さらに2階では、MRJ実機の製造作業を見学できます。
 
開館時間は10時~17時40分(最終入館16時10分)で、休館日は毎週火曜日と土日祝日。見学は完全事前申込制で、10月末から受け付けるそうです。


タイ航空、MRJ4機の導入検討
9/13(水) 20:01配信 時事通信

 【バンコク時事】タイ国際航空傘下の近距離航空会社「タイ・スマイル」のカニット会長は13日、三菱航空機(愛知県豊山町)が開発中の国産小型ジェット旅客機、MRJ(三菱リージョナルジェット)の導入を検討していることを明らかにした。座席数70席のタイプ4機を購入する方向で調整しているという。


MRJ4機の導入検討=ミャンマー路線などで―タイ航空
9/13(水) 19:26配信 時事通信

 【バンコク時事】タイ国際航空傘下の近距離航空会社「タイ・スマイル」のカニット会長は13日、三菱航空機(愛知県豊山町)が開発中の国産小型ジェット旅客機、MRJ(三菱リージョナルジェット)の導入を検討していることを明らかにした。

 座席数70席のタイプ4機を購入する方向で調整しているという。

 カニット会長は、現在採用しているエアバス320型旅客機に比べ、「新しいMRJは70席と近距離用には手ごろなサイズ」と指摘。その上で、技術面の検証や旅客需要について「経営レベルで検討している」と語った。導入が決まれば、ミャンマー・ヤンゴンなど近隣国との路線や国内便に活用する方針。

 MRJは現在、座席数90席と70席の2タイプの開発が進められている。航空会社などから70席タイプの購入意向が示されるのは初めてとなる。


タイ航空、「MRJ」の導入検討。整備拠点も誘致
9/13(水) 10:40配信 ニュースイッチ

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MRJの現在の受注は447機

近距離路線のブランド「タイ・スマイル」で
 【バンコク=鈴木真央】タイ国際航空が三菱航空機(愛知県豊山町)が開発中の国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の導入を検討していることが分かった。タイ政府関係者が明らかにした。同国が開発中の新経済特区「東部経済回廊(EEC)」にMRJのメンテナンス拠点を誘致することも想定しているという。

 タイ航空は三菱航空機からの売り込みを受け、近距離路線のブランド「タイ・スマイル」での導入を役員間で検討している。

 タイはEECの開発を中心に、産業高度化に向けた長期戦略「タイランド4・0」を推進している。EECでは航空機や次世代自動車など重点分野に進出した企業に法人所得税の免税恩恵を与えるなど投資奨励策がある。

 航空機関連ではウタパオ国際空港(ラヨーン県)の旅客数を300万人から2023年に6000万人に拡大する計画を打ち出しており、併せて航空機の整備・修理(MRO)の一大拠点を築く構想だ。

 すでに欧エアバスがMRO拠点整備の意向を示しており、「米ボーイングや米ゼネラル・エレクトリック(GE)も検討している」(タイ政府関係者)という。

 MRJの新規受注は、16年にスウェーデンの航空機リース会社ロックトンと20機の購入で基本合意して以来、遠ざかっている。6月の航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」でも新規受注はなかった。現在の受注機数は、ロックトンの基本合意分を含めて447機。ブラジルのエンブラエルなどとの競合に割って入るには、十分な数ではない。


MRJ、国交省パイロットによる慣熟飛行を実施
9/8(金) 18:08配信 sorae.jp

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MRJ、国交省パイロットによる慣熟飛行を実施

三菱航空機は「MRJ Newsletter」の27号にて、リージョナルジェット「MRJ」が8月5日から7日の3日間、国土交通省パイロットによる慣熟飛行を実施したことを報告しています。
 
慣熟飛行はMRJの4号機により、モーゼスレイクのフライトテストセンターで行われました。今回の慣熟飛行は三菱航空機以外のパイロットによる初めての飛行とのことで、型式証明の取得に向けた大事な一歩となるそうです。
 
また4月には貨物室のスモークテストが行われたことも報告されています。これは貨物室で発生した煙が客室や床下に一定以上流入しないかという試験。なお、テストの結果は良好だったそうです。


MRJ、国交省パイロットが慣熟飛行 型式証明取得に前進
9/8(金) 14:47配信 Aviation Wire

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MRJの慣熟飛行に向かうJCABの操縦士ら(三菱航空機提供)

 三菱航空機は、開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の慣熟飛行を8月に実施した。国土交通省航空局(JCAB)のパイロットが操縦し、計画どおりに完了した。三菱航空機以外のパイロットがMRJを操縦するのは初めて。

【MRJの慣熟飛行に臨んだ関係者ら】

 米ワシントン州モーゼスレイクにある飛行試験拠点で、現地時間8月5日から7日に飛行した。慣熟飛行には飛行試験4号機(登録番号JA24MJ)を投入した。

 JCABからは3人のパイロットが参加。3人は事前に座学とフライトシミュレーターでの訓練を受け、交代で4回飛行した。

 JCABのパイロットが慣熟飛行したことにより、型式証明の取得に向け動き出した。


MRJ、貨物室への煙流入テスト
9/8(金) 12:22配信 Aviation Wire

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試験後に貨物室内の煙を放出するスタッフ(三菱航空機提供)

 三菱航空機は、開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の貨物室に煙を流入させる「スモークテスト」を4月に実施した。試験結果は良好で、煙は規定値内に収まることを確認した。

 8月に入り明らかにした。米ワシントン州モーゼスレイクにある飛行試験拠点で、現地時間4月7日から22日にテストした。テストには飛行試験4号機(登録番号JA24MJ)を投入した。

 同テストでは貨物室に煙を流入させ、客室や機器を配置する床下に、規定値以上の煙が流出しないかを確認する。機体後方部にある貨物室内、煙霧機で作った煙を流し入れ、煙感知器やカメラで煙の動きや流出量を監視した。


<三菱航空機>水谷社長、MRJ試験機の製造「秋ごろ再開」
8/30(水) 7:30配信 毎日新聞

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インタビューに答える三菱航空機の水谷久和社長=愛知県豊山町で2017年8月29日、山口政宣撮影

 ◇見直し作業が順調、2機の製造を再開へ

 三菱航空機の水谷久和社長は29日、毎日新聞のインタビューに応じ、国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)試験機の製造について「秋ごろに再開したい」と述べた。安全性能の強化に向けた設計見直しの影響で新規製造を中断しているが、見直し作業が順調に進んでいるため2機の製造を再開する方針だ。

 同社は今年1月、従来の設計ではテロ対策などの面で最新の安全基準に対応するのは難しいと判断し、航空会社に対する初納入の時期を従来の2018年半ばから20年半ばへ2年延長した。

 水谷社長は設計見直し作業について「全体として狙ったレベルで進んでいる」と説明。MRJの試験機4機が米国で試験飛行をしてきたが、設計見直しを反映させた試験機の完成を急ぎたい考えだ。

 MRJは既に国内外の航空会社から447機(解約可能な契約も含む)を受注しているが、納期の遅れに伴う解約や違約金の発生が懸念されている。ただ、水谷社長は「今のところ契約は継続した状態で、それなりにご理解いただいている」と強調。新たな受注も「いろんな形で声が掛かっている」と語り、海外の航空会社から打診があることを明らかにした。

 MRJの試験機は8月21日、米国での試験飛行中にエンジン1基が停止した。水谷社長は「影響は出ないと思っている。今の(納入)スケジュールをきちんと守るのが重要」と述べ、原因究明を急ぐとともに納期を厳守する姿勢を示した。【小倉祥徳】


政府、MRJを「技術検証機」として活用へ
8/27(日) 12:08配信 ニュースイッチ

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MRJの最終組み立て工場(三菱重工業提供)

装備品や部品を育成、「MRJの次の国産機」の開発後押し
 政府は国産小型ジェット旅客機「MRJ」を国内で開発された装備品や部品の技術検証用プラットフォーム(テストベッド)として利用できる環境を整える。「MRJ」の開発完了後に利用を始める。MRJは国産だが、エンジンをはじめ構成部品の約7割が海外製。国産ジェット旅客機を保有する強みを生かし、航空機産業全体の技術力を底上げし、次期完成機事業の競争力強化につなげる。

 航空機の価値のうち、装備品の比率は4割程度を占めるが、国内の「ティア1」と呼ばれる1次サプライヤーは限られる。実際の航空機に試験的に搭載して実証するインフラを整え、部品や装備品産業の国内開発を加速させる。

 MRJは三菱重工業と三菱航空機(愛知県豊山町)が開発しており、量産初号機の納入時期は5回の延期を経て2020年半ばを予定する。政府はMRJを含む今後の完成機事業については安全性審査を的確に行いつつ、トップセールスなどにより受注を後押しする方針だ。

 完成機事業は単一機種だけでなく、投資・回収時期をずらしながら、派生プログラムを継続して保持することが求められる。

 一つのモデルで20年間以上継続する事業であり、部品や装備品企業も長期の供給責任を負う。

 一方で、すそ野が広く付加価値の高い産業で、地方経済への波及効果も大きい。官民連携で完成機事業を継続する体制を整え、産業基盤を発展させる。

<解説>
 MRJを活用するとのことだが、これでは装備品産業の育成には不十分だ。航空機産業の場合、すでに米ボーイングと仏エアバスという2大巨頭が存在。その他の航空機(中国ARJ21やC919、ロシア機MS-21、MRJも含む)に搭載される装備品は、ボーイングやエアバスに搭載実績のある欧米メーカーのものがほとんどである。2社への納入実績がモノを言う世界なのだ。まずはこの2社に認められるサプライヤーを一つでも二つでも増やすことが先決ではないか。国産旅客機だけに国産装備品が搭載されても、市場性は小さい。


<MRJ>エンジン停止 米で試験飛行中
8/23(水) 21:09配信 毎日新聞

 国土交通省は23日、試験飛行していた国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の試験2号機が21日午後4時半(日本時間22日午前8時半)ごろ、米オレゴン州ポートランドの西約170キロで、機体左側のエンジン1基が停止したと発表した。残るエンジン1基で運航し、近くのポートランド空港に着陸した。

 エンジン内部の一部が損傷しているという。MRJを開発中の三菱航空機が詳しい原因を調べており、米国内の全4機の試験飛行は当面中止する。

 国交省によると、2号機は21日午後2時、拠点とするワシントン州モーゼスレークの空港を離陸した。【小倉祥徳】


三菱航空機が債務超過、経営は大丈夫? MRJはどうなるの?
7/12(水) 8:30配信 THE PAGE

 初の国産ジェット旅客機となるMRJを製造する三菱航空機が債務超過に陥っていることが明らかとなりました。開発が大幅に遅延し、機体を顧客に納入できないことが主な理由ですが、同社の経営は大丈夫なのでしょうか。

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写真:中尾由里子/アフロ

2017年3月期は510億円の債務超過
 三菱航空機は三菱重工グループの航空機製造会社でMRJの開発を担当しています。MRJは当初、2013年に初号機を納入する予定でしたが、設計変更などが相次ぎ、開発スケジュールを5度延期。現在は2020年半ばの納入を目指しています。

 機体が完成していませんから、売り上げを立てることができず、開発費用がそのまま累積の損失となっています。同社の自己資本は資本金が500億円、資本準備金が500億円の合計1000億円です。

 2016年3月期の決算では累積の損失が約1000億円となり、自己資本をほぼすべて食いつぶした状況でしたが、昨年度には追加で510億円の損失が発生しています。このため2017年3月期の決算では、負債が資本を上回り510億円の債務超過となりました。

三菱重工がどこまで資金援助を続けられるか
 510億円の債務超過と聞くとびっくりしてしまいますが、これでMRJのプロジェクトがダメになってしまうわけではありません。もし三菱航空機が単独で存在している会社であれば、法的整理などの対象となる可能性がありますが、同社は三菱重工の傘下にあり、市場では同社と重工は一体とみなされています。

 三菱航空機が債務超過に陥った以上、増資など何らかの手段で三菱重工が資金援助を行いますから、このまま開発を継続することが可能です。

 最大の問題は三菱重工がどこまで資金面での援助を続けることができるのかという部分でしょう。三菱重工の2017年3月期の業績は売上高が約3兆9000億円、営業利益が約1500億円と減収減益となりました。特に営業利益は前年比で50%減とかなり厳しい状況です。

 また手元の現金は2500億円程度しかなく、三菱航空機に大規模な支援をするということになると、借り入れの増額など何らかの財務的な手当が必要となります。同社の自己資本は2兆円ほどありますから、すぐに財務的な余裕がなくなるわけではありませんが、これ以上、MRJの損失が続けば、健全財政とはいかなくなるでしょう。

機体を完成させることとビジネスの成功は別問題
 納期の遅れは米国における型式証明取得に関連した理由がほとんどですので、時間とコストをかければ、問題なく量産体制に移行できると考えられます。しかし機体を無事完成させることとビジネスで成功させることは別問題です。

 MRJの最大のライバルであるブラジル・エンブラエル社の最新鋭機は2021年頃に納入が始まるといわれています(同規模の競合機)。仮に現状のスケジュールで開発が終了しても、MRJの先行のメリットはほぼなくなってしまいます。価格面などで厳しい条件が課される可能性が高く、当分の間、三菱重工グループの財務の足を引っ張りそうです。

(The Capital Tribune Japan)


MRJ納入「オリンピックまでにはよろしく」 ANAHD篠辺副会長インタビュー(前編)
7/10(月) 12:40配信 Aviation Wire

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MRJの模型を手にするANAホールディングスの篠辺副会長=17年6月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 青空が広がり、太陽が強烈に照りつけるパリのル・ブルジェ空港で、全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングをまとった国産初のジェット旅客機「MRJ」がお披露目された。第52回を迎えた世界最大級の航空ショーであるパリ航空ショーに、三菱重工業(7011)と三菱航空機はMRJの実機を初出展した。

【パリ航空ショーに初出展されたANA塗装のMRJ】

 MRJは2008年3月27日、ANAがローンチカスタマーとして25機(確定15機、オプション10機)を三菱重工に発注し、事業化が決定した。ANAのほか、32機を確定発注した日本航空(JAL/JL、9201)など、7社から計427機を受注。内訳は、確定受注が約半数の233機で、残りはキャンセル可能なオプション契約が170機、購入権契約が24機となっている。

 6月18日、MRJがパリ航空ショーに初めて持ち込まれた場には、三菱重工の宮永俊一社長や三菱航空機の水谷久和社長とともに、ANAを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)の篠辺修副会長も出席。「飛行機を設計してから製造するまでの最終盤にきたことを証明していただけた」と、出展を高く評価した。

 篠辺修副会長は、今年3月31日付でANAの社長を退任。4月1日にANAHDの副会長に就いた。2013年4月1日にホールディングス制が発足して以来、4年間に渡り事業会社となったANAを率いてきた。

 社長就任以前も、ローンチカスタマーとなったボーイング787型機やMRJの選定や導入、運用に関わり、整備畑出身の社長として、トラブル対応時も先頭に立ってきた。事業会社のトップから持株会社の副会長となった篠辺氏に、MRJの今後やANAグループの戦略を聞いた。

◆オリンピックがターゲット

── パリ航空ショーでANA塗装の機体を目にした感想は。

篠辺副会長:工場ではなく、空港や滑走路でほかの飛行機と一緒にANA塗装のMRJが並んでいたので、非常に臨場感を持つことができた。今までは三菱さんが作っているMRJ塗装の飛行機だったが、パリで見たのはANAが受領するであろう形の飛行機だった。

 開発の進ちょくが大きく変わるわけではないのは承知しているが、ゴールに近づいているな、という思いになった。

 今まではいろいろな事情で、デリバリーの延期説明を受けていた。一方で、あそこまでプロジェクトが進んでますよ、というのがよく見えた。おぉ、なるほどね、という感じだった。

 ぜひオリンピックまでにはよろしく、という気持ちだ。

── 東京オリンピックまでには受領したいか。

篠辺副会長:可能な限り納期を少しでも早めたいというのが、三菱航空機の最新の計画。それをそのまま我々のほうで、いろいろなイベントと重ねると、オリンピックが一つのターゲットにどうやらなるなと。

 飛行機の塗装はどうあれ、そういう時期に飛行機がデリバリーされるなら、聖火リレーなどの可能性がある。お客様を乗せられるかは、(パイロットの)慣熟などもあるので、なんとも言えないが。

 本当にその時期で飛行機の完成度が高ければ、視野における。

── 1964年の東京オリンピックでは、YS-11が聖火を運んだ。

篠辺副会長:そうだ。YS-11のオリンピア号という名前に対して、何か付けるのかと。受領の1年位前になると、乗員訓練だなんだとあって、飛行機の塗装も青塗装(記者注:現行のトリトンブルー塗装)なのかと、我々の中でも議論することになるんじゃないか。

 いつも新しい飛行機は、1機か2機は通常塗装ではないものを、われわれはやっている。もちろん(MRJは)「やらない」という判断もあるが、やるならどうするのか、ということだ。

── 現在のトリトンブルー塗装は767導入の時からだが、MRJから新塗装に変わるのか。

篠辺副会長:それはわからない。今までそこまで突っ込んだ議論はできていない。受領する1号機や2号機を特別塗装にするかの議論もできてない。たぶん営業サイドや宣伝サイドは、過去の資料をめくりながら考えるんじゃないか。

 A380の塗装も、受領から逆算して発表した。A380は生産スケジュールの心配がいらないので、割と早い段階からアナウンスできた。それでも(2019年春の就航予定から数えて)2年を切っている。

 MRJは、2018年度中にはそうしたお話ができると一番いい。順調にいけば、この一年くらいで話が出る可能性が出てきた。

 三菱重工や三菱航空機から、ANA塗装でパリへ持って行きたいというお話があったとき、われわれとして異論はなかったので、ご協力した。実機を見ると、実現に一歩近づいたという印象だった。

 MRJ塗装の機体の時は、アメリカまで飛んでいても、そこまでは思わなかった。民間機のイメージよりは、開発機のイメージが強かった。そういうのはあるんじゃないかな。

◆787で苦労した新しい考え方

── 篠辺副会長は787導入も担当された。同じローンチカスタマーとして、MRJに対して787とは違うと感じたところはあったか。

篠辺副会長:MRJ導入を決めた時は、企画の担当役員で取りまとめをしていた。787の時は立場が違い、技術部長としていろいろ調べていた。787のほうは、導入検討から導入後の苦労まで、責任ある立場で経験できた機材。ほかにもいろいろな機種を会社に入って経験したが、圧倒的に良くも悪くも臨場感が強烈だった。

 MRJは、せっかく発注したのに予定より遅れているが、日本初のジェット旅客機としての期待感がある。現実のいろいろなことを経験していないという違いはあるが。

 MRJは機種選定から関わっていたが、同じ条件なら日本製の飛行機を選びたいという気持ちは持ってしまう。幸い、いろんな条件でMRJを選ぶのが一番という結論になったので、あまり感情面を出さずに行ったのは良かった。

 その話と、ちゃんとした飛行機であるはずだから採用する、というのが、ごっちゃにならないようにしてきた。情状で日本製の飛行機を選ぶ、とはいかない。

 当時は787の納入が遅れていたので、MRJも多少は納入が遅れても、対応は十分できるようにしておいた。飛行機の性能とは直接は関係ない。入ってくる時期の問題だけだからだ。そういう整理をして進めてきた。

── 787の経験が生きたということか。

篠辺副会長:生かされている。787のローンチカスタマーの経験が、そのままMRJでも役立つに違いないと考え、787で進行中だったものも、MRJのプロジェクトには入れ込んだ。

 プロペラ機とジェット機の狭間を狙うという意味では、MRJは遅れても抑えようがある。一方で787は、767の後継機ということで、国内線用のものはリタイアする時期のおしりを見ながら進めていたので、環境は違った。

── 787は徐々に安定してきたが、狙い通りの機体と言えるか。

篠辺副会長:整備にいた時に、767や777の導入があった。ローンチカスタマーである787とは違うが、777はローンチに近い状態で、他社とボーイングとのやりとりを横目で見ていた。

 787で苦労したのは、初めからわかっていた部分も含め、新しい考え方やシステムだ。

 バッテリーも、どの機種でも積んでいるが、リチウムイオン電池をあれだけ使ったのは787が初めて。残念ながらトラブルは起きたが、技術的に解決できることだった。エンジンも、開発過程から成熟するまでは時間がかかることを十分承知している。お客様にご迷惑を掛けないために、常にエンジンを更新していけばいい。結果として、一時期に早く更新しなければならない状態になり、欠航が生じてしまったのは申し訳なかった。

 整備にいつも言っているのは、“ダンゴ”にならないようにしようということ。ダンゴになれば一度に整備する機体が増え、欠航する確率が上がってしまう。それはほかの機種でも一緒だ。

 技術部長時代、当時の防衛庁の研究所などに通ったのは、787のコンポジットマテリアルでできた胴体に関することだった。一番気にしていたのは、雷。冬場の日本海側では、毎年大きな雷が起きるからだ。個人的には一番心配だったが、今のところ雷を受けて大きな欠航は発生していない。

 ギリギリまで心配していたのは、787が初めて採用した電気ブレーキだったが、大きな問題は起きなかった。今までの油圧ブレーキとは違った問題が起き、時間がかかることもあったが、それは経験の問題。運航便に影響を与えずに改善していけるかどうかが重要だからだ。


パリ・エアショー参加の「MRJ3号機」、モーゼスレイクに帰る
7/7(金) 18:23配信 sorae.jp

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パリ・エアショー参加の「MRJ3号機」、モーゼスレイクに帰る

三菱航空機はMRJ Newsletterの26号で、パリ・エアショーに参加したリージョナルジェット「MRJ」の3号機がモーゼスレイクに帰着したことを伝えています。
 
パリ・エアショーにあわせてローンチカスタマーとなるANA塗装が行われた、MRJ3号機。米ワシントン州のグラント・カウンティ国際空港のモーゼスレイク・フライトテスト・センターに到着したのは現地時間で6月24日の16時頃でした。
 
さらにMRJ3号機は、帰途でもGPSや気象レーダー、自動操縦などについてのデータ収集を行い、その機能性の確認を行ったそうです。上の画像は、エンジンパートナーとなるP&W社本社があるコネチカット州ハートフォード近郊のブラッドレイ国際空港で、P&W社やUTCエアロスペース・システムズ社の社員が見学をしている様子です。
 
MRJは搭載するP&W(プラット・アンド・ホイットニー)製の「PurePowerギヤードターボファンPW1200Gエンジン」がFAA(米国連邦航空局)の型式証明を取得するなど、機体の型式証明の取得と納入までもう一息というところまできています。


「MRJ」債務超過、三菱重工の財務は大丈夫か
7/6(木) 9:55配信 ニュースイッチ

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パリの航空ショーでMRJを披露。宮永三菱重工社長(中央)と篠辺ANAホールディングス副会長(左)ら

小口CFOに聞く「1兆円の調達余力は確保している」
  三菱重工業の財政健全化が着実に進んでいる。多額の投資を継続しながらも、フリーキャッシュフローは7年連続でプラスを達成。2009年度に1兆4953億円あった有利子負債も、16年度で約9255億円まで圧縮した。今後も激化するグローバル競争に備え、財務基盤の強化により成長原資を確保していく考え。小口正範取締役常務執行役員兼最高財務責任者(CFO)に今後の戦略や展望を聞いた。

 ―大型客船での巨額損失や米原子力発電所事故をめぐる巨額賠償など、一部の経営リスクが収束しました。
 「財務的に大きなインパクトのあった大型客船や米国の原子力発電事故をめぐる仲裁が成立し、ノド元に刺さったトゲが二つとれた。財務的にもさまざまな手を打つことで、結果的に格付けもシングルAマイナスを維持でき、財務面での評価が大きく崩れなかったと考える」

 ―M&A(合併・買収)など外部資源の活用をどう考えますか。
 「開発中の小型旅客機『MRJ』のような浪人中の息子を抱えている中でも、勝負するところは勝負しないと。最低1兆円は自由にできる会社であるべきだ。現在、エクイティ(株主資本)は約2兆円で、デット(負債)が同9300億円なので、1兆円の調達余力は確保している」

 ―MRJ開発を担う子会社の三菱航空機は、債務超過の状態が続いています。
 「機体開発が完了し事業会社化する際に、債務超過のままでは良くない。ただ、製造は三菱重工が担当し、与信の部分ではある意味、三菱重工と三菱航空機は一体だ。三菱重工は資金支援もしているので、事業面から見ても債務超過は実質的に問題ない。三菱航空機には会社の健全性を念頭に、厳しく運営してほしいと伝えている」

 ―18年度までの中期経営計画で掲げた2000億円のフリーキャッシュフロー創出は、すでに達成しています。
 「キャッシュフローは00年から10年間の平均値でマイナスだったが、改善に本腰を入れてからは劇的に変化した。目標は達成したがこれにとどめるつもりはない。バランスシートから生み出すキャッシュは徹底的に搾り取る。キャッシュ・コンバージョン・サイクルも100日を超えていたが、実質的に70日程度と国内製造業の平均値まで短縮できた」

<記者の目>
 「経営者はドリーマー(夢追い人)で、CFOはリアリスト(現実主義者)」というのが小口CFOの持論。経営リスクを確実につぶしつつ財務体質の改善にまい進する。宮永俊一社長の悲願である売上高5兆円の達成には、数字とにらみ合いながら成長への打ち手を準備するリアリストが欠かせない。
(日刊工業新聞第一産業部・長塚崇寛)


三菱航空機、債務超過510億円
7/3(月) 20:00配信 時事通信

 国産初の小型ジェット旅客機、MRJ(三菱リージョナルジェット)を開発している三菱航空機(愛知県豊山町)が2017年3月期に、510億円の債務超過となったことが1日、分かった。純損失は511億円。MRJの開発が遅れ、機体の納入ができない状態が続いているため。


三菱航空機、17年3月期純損失511億円 債務超過510億円、MRJ開発費かさむ
7/3(月) 13:14配信 Aviation Wire

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MRJの開発コストがかさみ510億円の債務超過となった三菱航空機=17年6月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 リージョナルジェット機「MRJ」を開発する三菱航空機が6月30日に発表した第10期決算公告によると、2017年3月期通期の純損益は511億8700万円の赤字(16年3月期は305億2200万円の赤字)だった。

 営業損益は494億3600万円の赤字(同293億2200万円の赤字)、経常損益は511億7900万円の赤字(305億1400万円の赤字)。貸借対照表によると、純資産合計は510億8300万円のマイナスで、債務超過になった。

 MRJは、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」と、76席の「MRJ70」の2機種で構成。エンジンはいずれも低燃費や低騒音を特長とする、米プラット・アンド・ホイットニー製のギヤード・ターボファン・エンジン(GTFエンジン)「PurePower PW1200G」を採用する。当初2013年だった納期は5度目の延期により、2020年半ばとなる見通しで、水谷久和社長によると、社内目標としては2019年を掲げているという。

 量産機を全日本空輸(ANA/NH)へ引き渡す半年前にあたる2020年初頭までに、機体の安全性を国が証明する型式証明(TC)の取得を目指す。

 水谷社長は6月12日、「2019年度が開発費用のピークになると思う。いかに効率を上げてコストを最小化するかだ」と都内で述べ、コストを抑えていく姿勢を示している。

 MRJはローンチカスタマーとして25機(確定15機、オプション10機)を発注したANAのほか、32機を確定発注した日本航空(JAL/JL、9201)など、7社から計427機を受注。内訳は、確定受注が約半数の233機で、残りはキャンセル可能なオプション契約が170機、購入権契約が24機となっている。

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