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2017年7月 9日 (日)

九州北部で猛烈な雨・7

九州北部では5日午後、活発な梅雨前線の影響で局地的に猛烈な雨が降った。

福岡、大分、佐賀各県では線状の降水帯がほぼ東西に停滞。気象庁は記録的短時間大雨情報を相次いで発表し、土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。

午後1時40分までの1時間には福岡県の朝倉市付近や大刀洗町付近で120ミリ以上の雨が降ったとみられる。午後3時までの1時間には朝倉市や小郡市、筑前町の付近で120ミリ以上、大分県日田市の一部で約110ミリ、午後3時40分までの1時間には佐賀県鳥栖市付近で120ミリ以上の雨が降ったと推定される。

福岡県の朝倉市や筑前町などと大分県の中津市や日田市など、佐賀県基山町、熊本県産山村には土砂災害警戒情報が出された。

福岡県や県警などによると、福岡県朝倉市で男性1人の遺体を発見。生命の危険があるとみられる行方不明者は1人、連絡が取れない安否不明者は5人に上った。大分県では日田市小野地区で土砂崩れが発生。45歳の男性1人が死亡し、女性2人がけがをした。両県ではこれまでに計21人の死亡を確認。福岡県では20人以上と連絡が取れず、大分県では依然、約150人が孤立状態となっている。

以上、時事通信の報道による。

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リンク:九州北部豪雨 死者21人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨 犠牲の80代夫婦、アルバムに生前の笑顔 がれきから発見「家族に」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:菅長官「万全の危機管理」強調 週末返上で九州豪雨対応 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部、激しい雨警戒=気象庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:死者21人、続く捜索=孤立は解消方向へ―九州豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>河道、土砂で埋まり新たな流れ 朝倉の赤谷川 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>日田祇園曳山行事「集団顔見世」中止 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>福岡県警が10日から免許証再交付申請受け付け - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>「見つかったのは泥だらけのぬいぐるみ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>人気者の元タクシードライバー夫婦、涙で悼む - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔大分道〕九州北部豪雨災害に伴い福岡・大分県境区間で一部通行止め続く(10日15時現在) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>たたみや布団、家具類…あふれる「災害廃棄物」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>死者は計21人に 朝倉で26人と連絡取れず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍首相、九州豪雨で帰国前倒し - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:被災者癒やす「湯」=陸自が仮設風呂―大分・日田 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>菅官房長官「激甚災害指定、速やかに結論」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:小中学校、10日に終業式=豪雨災害で前倒し―福岡県朝倉市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:生活再建、歩み遅く=住宅提供わずか10世帯―「足りない」の声も・九州豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部 土砂災害厳重警戒 西日本非常に激しい雷雨のおそれ 10日も暑さ続く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:母子らに最後の別れ=友人ら言葉少なく―福岡・朝倉 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部の豪雨 死者18人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福岡県警、避難所で運転免許再交付=九州北部豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:激甚指定、前向きに検討=福岡、大分両県の豪雨被害で菅長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<天気>九州北部で大雨や竜巻などに注意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部の豪雨 死者18人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨発生4日、被災地経験豊富ボランティア続々 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:被災者に公営住宅、日田市が無償提供 9日から受け付け - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「先がある若者がなぜ…」家族思いの21歳青年ら無念 老老介護の夫婦も犠牲 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「72時間の壁」隊員ら焦り 泥の中、懸命に捜索 朝倉市、東峰村 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「生きてた」7歳男児、両親と涙の抱擁 孤立集落から救助再会 九州豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨 住民避難で問われる判断 特別警報はピーク後 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨 母子犠牲の江藤さん通夜 友人「信じられない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:西日本、局地的に激しい雨=東大阪に記録的大雨情報―10日にかけ警戒・気象庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:西日本は非常に激しい雨のおそれ 土砂災害に厳重警戒 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

九州北部豪雨 死者21人に
7/10(月) 7:57配信 ホウドウキョク

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(写真:ホウドウキョク)

九州北部を襲った記録的な豪雨で、新たに3人の死亡が確認され、この豪雨で亡くなった人は福岡・大分両県で、あわせて21人になった。
66歳の女性が行方不明になっている、福岡・東峰村では、9日も自衛隊による捜索活動が行われた。
午後には、女性1人が心肺停止の状態で見つかり、その後、死亡が確認された。
このほか、朝倉市でも新たに2人の死亡が確認され、この豪雨による死者は、福岡・大分両県で、あわせて21人になった。
また、福岡県によると、朝倉市とうきは市で、あわせて26人と連絡が取れていないという。
一方、大分・日田市の小野地区と大鶴地区の一部では、依然、149人が孤立状態となっていて、大分県は、完全に解消されるまでには、最短で10日はかかるとの見通しを明らかにした。
日田市内の避難所には、9日午後6時半時点で、189世帯・367人が避難しているが、中には、熱中症など体調不良の人も出始めている。
避難所の人は「わたしが体調を壊してしまったものだから、こっちに来た方がいいだろうということで来た」と話した。
筑後地方では、梅雨前線の影響で、今後も激しい雨が降るおそれがあるとして、気象庁は厳重な警戒を呼びかけている。


九州豪雨 犠牲の80代夫婦、アルバムに生前の笑顔 がれきから発見「家族に」
7/10(月) 7:55配信 産経新聞

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亡くなった加藤年彦さん、幹子さん夫婦が写る写真を見つめ、2人について話す関屋建夫さん=9日、福岡県朝倉市(志儀駒貴撮影)(写真:産経新聞)

 九州北部を襲った豪雨から5日目の9日、自衛隊や消防、警察による必死の捜索活動が続けられた。複数の犠牲者が出た福岡県朝倉市の現場では、住民も捜索に協力。がれきをかき分けて発見したアルバムには犠牲者の生前の笑顔が収められていた。「残された家族に届けたい」。雨が断続的に続く不安定な空を見上げながら遺族を思いやった。

 ため池が決壊して濁流が押し寄せるなどし、一面が土砂や流木に覆われた同市山田地区。近所の人が「2人はいつも一緒だった」と、おしどり夫婦で評判だった加藤年彦さん(87)、幹子さん(85)夫婦が命を落とした。

 加藤さん夫婦と数十年来の親交があった近くの関屋建夫さん(74)が自衛隊員らとともに捜索活動をしていた8日午後、泥にまみれたアルバムを見つけた。ページをめくると、息子の結婚式で幸せそうな表情を見せる加藤さん夫婦の写真が収められていた。

 アルバムを発見したのは、加藤さんの自宅から1キロほど離れた川のほとり。近くには加藤さん宅の家具なども散乱していた。「この勢いでは、人間はひとたまりもない」。関屋さんは威力のすさまじさに言葉を失ったという。

 元県職員でしっかり者の年彦さんと、元小学校教諭で面倒見の良かった幹子さんは、地元で評判の仲良し夫婦で、老人クラブの旅行ではいつも一緒に参加していた。近隣住民らは被災後、2人が流木に乗り上げるようにして一緒に見つかったことを知り、涙に暮れたという。

 「アルバムは大切な思い出の品だったと思う。残された家族に返したい」

 関屋さんは幸せな日常が収められた1冊を大切に保管している。関屋さんは「いつもにこにこして感じのいい夫婦だった。どうしてこんなことになってしまったのか。気の毒だし助けられずに心が痛む」と悲劇を悔やんだ。(桑波田仰太)


菅長官「万全の危機管理」強調 週末返上で九州豪雨対応
7/10(月) 7:55配信 産経新聞

 九州北部の記録的大雨は安倍晋三首相が外遊中に発生し、菅義偉官房長官が9日も対応に当たり、万全の危機管理をアピールした。東京都議選で自民党が大敗するなど安倍内閣支持率が下落する中で、高い危機管理能力を示して国民の信頼回復につなげたい考えだ。

 九州北部の大雨は、首相が20カ国・地域(G20)首脳会議に出席するため羽田空港を出発した5日午後から状況が悪化。菅氏はその日の夜に臨時記者会見を開き、被災地域の住民に対して最大限の警戒を呼び掛けた。その後も臨時会見を3度行い最新の被害状況を伝えるなどした。

 背景には、都議選大敗を受けた安倍首相の「政権を奪還したときの初心に立ち返って全力を傾けていく決意だ」との言葉がある。菅氏は9日の臨時会見で「できることは政府として全てやる。そういう決意だ」と強調した。


九州北部、激しい雨警戒=気象庁
7/10(月) 6:56配信 時事通信

 気象庁は10日朝、九州北部では昼前から夜にかけて局地的に激しい雨が降る恐れがあると発表した。

 土砂災害に警戒し、低地の浸水や河川の増水、落雷、突風に注意するよう呼び掛けている。

 山陰沖に延びる梅雨前線に向かい、南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になっている。11日午前6時までの24時間雨量は多い所で、熊本県が100ミリ、福岡、長崎、佐賀、大分各県が80ミリと予想される。


死者21人、続く捜索=孤立は解消方向へ―九州豪雨
7/10(月) 6:17配信 時事通信

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九州北部を襲った記録的な豪雨で、甚大な被害が出た福岡県朝倉市などでは10日も、連絡が取れなくなっている20人以上の捜索や安否確認が続けられた。写真は捜索活動を行う消防隊員=同市

 九州北部を襲った記録的な豪雨で、甚大な被害が出た福岡県朝倉市などでは10日も、連絡が取れなくなっている20人以上の捜索や安否確認が続けられた。

 同県と大分県ではこれまでに計21人の死亡が確認されている。

 大分県日田市では約150人の孤立状態が続くが、同日までに一部地区で解消。県によると、寸断した道路の復旧などを進め、今後10日間ほどで全面解消される見通し。被災地の一部の小中学校では、10日から授業が再開された。

 九州北部では10日も局地的に激しい雨が降る恐れがあり、気象庁は土砂災害などに警戒するよう呼び掛けている。

 死亡が確認されたのは、朝倉市で15人、福岡県東峰村で3人、日田市で3人。福岡県によると、朝倉市で25人、うきは市で1人と連絡が取れていない。1人が行方不明となっている東峰村では9日に女性1人の遺体が見つかり、身元確認が進められている。

 10日午前には、朝倉市内を流れる川にたまった土砂の中で、1人が心肺停止状態で見つかった。性別年齢などは不明という。


<九州豪雨>河道、土砂で埋まり新たな流れ 朝倉の赤谷川
7/10(月) 2:30配信 毎日新聞

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もとの流れが土砂でせき止められ、新たな濁流が流れる福岡県朝倉市の杷木林田地区=山口大の朝位孝二教授提供

 ◇山口大の朝位教授が調査

 福岡県朝倉市の杷木(はき)林田地区を流れる筑後川水系の赤谷(あかたに)川で、蛇行していた河道が大量の土砂で埋まり、新たに直線状の流れができていたことが山口大の朝位孝二教授(水位工学)の調査で分かった。この地区では豪雨により3人が行方不明となっており、水や土砂の流れの強さが浮き彫りになった。

 朝位教授らは9日に現地でドローンや観測機器を使って調査した。赤谷川の従来の河道(幅数メートル)の一部が土砂の堆積(たいせき)で消失し、そこから約80メートル東側の田畑だった場所に直線状の幅数十メートルの流れができていた。豪雨で流量の少ない河川が氾濫することはよくあるが、新たな流れができることは珍しいという。

 朝位教授は「想像をはるかに超える雨と水量で、流れが非常に強かったことを物語っている」と分析している。朝位教授は山から川に流れ込んだ水量などの分析を進め詳細なメカニズムを解明する方針。【遠山和宏】


<九州豪雨>日田祇園曳山行事「集団顔見世」中止
7/9(日) 23:12配信 毎日新聞

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された大分県日田市の日田祇園曳山行事で、山鉾(やまぼこ)9基が勢ぞろいする20日予定の「集団顔見世」の中止が9日、決まった。

 豪雨被害で市内で3人の犠牲者が出たため、日田まつり振興会が今年限りの自粛を提案し、日田祇園山鉾振興会の役員会も同意した。同日の流れ曳(び)きや22、23日の本祭りは予定通り実施する。【楢原義則】


<九州豪雨>福岡県警が10日から免許証再交付申請受け付け
7/9(日) 22:39配信 毎日新聞

 福岡県警は10日から、九州北部豪雨で運転免許証を紛失・汚損した被災者を対象に、避難所で免許証の再交付申請を受け付け、2日後をめどに再交付する。県警の係員が朝倉市と東峰村の避難所を巡回。再交付希望者は、その場で再交付申請書に必要事項を記入し、顔写真の撮影ができる。印鑑や身分証がなくなった場合も、県警が顔写真で照合するなどして本人確認する。

 手数料は3500円。巡回スケジュールなど問い合わせは県警本部運転免許試験課(092・565・9493、休日夜間は092・565・5010)。【吉住遊】


<九州豪雨>「見つかったのは泥だらけのぬいぐるみ」
7/9(日) 22:34配信 毎日新聞

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母親と祖父の安否がわからない野上邦幸さん(36)=福岡県朝倉市杷木地区で2017年7月9日午後0時52分、長谷川直亮撮影

 ◇朝倉の立集落 会社員が母と祖父の捜索作業を見守る

 九州北部豪雨の被災地は9日、梅雨前線などの影響で断続的に雨が降る中で救出、捜索活動が続いた。多数の犠牲者が出ている福岡県朝倉市の杷木星丸地区の立集落(たてしゅうらく)では、同市の会社員、野上邦幸さん(36)が、安否不明の母、本河くに子さん(59)と、祖父の小塩正さん(89)=同県うきは市=を捜索する警察や消防などの作業を見守った。

 この集落の川沿いの一帯は濁流に襲われ、数軒の家屋が押し流された。「ここに(母親の)家があった」と野上さんが示す場所にも、大量の土砂と流木が積み重なり、家屋の姿はない。捜索には毎日立ち会っているが、野上さんは「見つかったのは泥だらけのぬいぐるみとソファだけなんです」と語った。

 野上さんは豪雨が発生した5日、仕事で福岡市にいた。大雨を心配して夕方に本河さんに電話し、「公民館に行き、近所の人と一緒にいた方が良い」と避難を促すと、「2階に、じいちゃんと一緒にいるから大丈夫」との返事があった。小塩さんはこの日、娘の本河さんを病院に連れて行くために訪れていた。

 午後8時ごろに野上さんが電話を入れると、本河さんは「1階に水が来て、『ミシッ、ミシッ』と音がする」と返した。野上さんは「2階にしがみついていて」としか言えなかった。それ以降、電話はつながらなかった。

 「もしかしたら、いるかもしれない」と、野上さんは6日から朝倉市内の避難所も巡ったが、本河さんらは見つからなかった。優しかった母と祖父。捜索作業をじっと見つめながら、「早く見つかってほしい。それだけ」とつぶやいた。【佐野格】


<九州豪雨>人気者の元タクシードライバー夫婦、涙で悼む
7/9(日) 22:15配信 毎日新聞

 ◇大分県日田市 次男「いい両親で、思い出がたくさん」

 九州北部豪雨の被災地では9日も警察などの安否不明者の捜索が続いた。被害の全容はいまだ分からず、安否不明者の親族らの心労は強まっている。一方で同日までに大分、福岡両県で21人の死亡が確認され、犠牲者を知る人たちには深い悲しみが広がった。

 豪雨で犠牲になった大分県日田市鶴河内の矢野英俊さん(79)と妻知子さん(70)は、ともに気さくな人柄で、地元の人たちから愛されていた。元タクシードライバー同士の夫婦で、同居する長男俊光さん(41)は9日、「一緒に旅立てたことは(両親も)良かったと思う」と気丈に語った。市内の葬儀場で同日に営まれた通夜では、参列者たちが2人を悼んだ。

 突然の豪雨が襲った5日午後6時ごろ、俊光さんの電話に、知子さんから「雨がひどくなったので(出先から)歩いて帰る」との連絡があった。これを最後に連絡が途切れた。

 俊光さんの勤め先から山あいの集落にある自宅に向かう道路はすべて通行止め。俊光さんは自宅に戻れず、近隣の住民たちが両親を捜索してくれた。しかし集落を流れる川で6日、英俊さんが遺体で見つかり、1キロ下流で知子さんも見つかり、帰らぬ人となった。

 英俊さんは福岡県のタクシー会社に勤め、数年前に日田市に戻って畑仕事に精を出した。同級生の子どもがいる縁で親しかった梶原洋紀さん(76)によると、地元で「ひでちゃん」と親しまれ、ボランティア精神が旺盛だったという。集落の道路の掃除を黙々とやり、雑草が伸びれば草刈り機で刈っていた。梶原さんは「人なつっこい人だった」と深くため息をついた。

 知子さんは今年4月まで地元のタクシー会社で11年間、英俊さんと同じドライバーとして活躍した。所属する運転手14人中、唯一の女性。入社後に介護ヘルパーの資格も取り、高齢者から配車の指名を受けることも多かった。社内の懇親会では歌手の川中美幸さんのカラオケを披露して盛り上げた。上司の相垣国敏さん(69)は、知子さんの写真を手に寂しそうに言った。「職場にたくさんの笑顔をもたらしてくれたことに感謝している」

 9日の通夜の祭壇には、英俊さんと知子さんが並んだ遺影が飾られた。遺族によると、ひつぎの中には英俊さんの好きだった銘柄のたばこと、両親が飼っていた犬の写真が納められた。

 次男の修さん(38)=千葉県=は「いい両親で、思い出がたくさんある。また生まれたら次も両親の子どもになりたい」と声を震わせた。

 祖母とともに避難中に亡くなった福岡県朝倉市の樋口健太さん(21)の死を悼む声も上がった。

 7日に同市杷木星丸の川岸で亡くなっているのが見つかった樋口さんは、自宅がある杷木松末から80代の祖母と車で避難しようとしたところ、濁流にのまれたとみられている。祖母は今も見つかっていない。

 樋口さんは高校卒業後、市内の食品工場で働いていた。樋口さんをよく知る井上昭明(てるあき)さん(66)は「若いのに、なんでこんなことになったのか」と悔やんだ。井上さんによると、6月に地域住民の葬儀があった際に、樋口さんは自ら受付を買って出た。日ごろから、あいさつではきちんと頭を下げ、礼儀正しい人だったと振り返る。

 近くに住んでいた岩下幸夫さん(68)は「真面目な性格で、祖母を助けたい一心だったのだろうが、残念だ」と唇をかんだ。【土田暁彦、近松仁太郎、比嘉洋、遠山和宏】


〔大分道〕九州北部豪雨災害に伴い福岡・大分県境区間で一部通行止め続く(10日15時現在)
7/9(日) 22:15配信 レスキューナウニュース

NEXCO西日本などによると、九州北部地方での豪雨に伴い、福岡県朝倉市の大分自動車道沿いの山で山腹崩壊が発生したため、10日15:00現在、大分自動車道は上下線の朝倉IC~日田IC間で通行止めとなっています。通行止め解除には時間がかかる見込みです。


<九州豪雨>たたみや布団、家具類…あふれる「災害廃棄物」
7/9(日) 21:41配信 毎日新聞

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夜明公民館のグラウンドに設けられた水害がれきの仮置き場=大分県日田市で2017年7月9日午前9時12分、幾島健太郎撮影

 ◇被災地、処理が今後の大きな課題

 九州北部豪雨の被災地では、土砂崩れや家屋の流出などにより出た災害廃棄物があふれ、処理が今後の大きな課題になりつつある。

 大分県日田市では市内2カ所に集積所を設置。雨が小康状態になった9日午後、被災者らはボランティアの手も借りて自宅のドロ出しや片付けに追われ、土砂や流木のほか、たたみや布団、家具類、家電などを集積所に次々持ち込んだ。がれきなどは一定量に達したら市清掃センターに搬送され、16時間稼働で1日当たり90トンを処理するが、量が多ければ24時間フル稼働する。

 福岡県朝倉市でも9日、市内3カ所で災害廃棄物の受け入れが始まったが、持ち込み手段がなく途方に暮れる被災者も少なくない。同市比良松で一人で暮らす古賀正員(まさかず)さん(79)は自宅が腰の高さまで浸水し、家電などはすべて故障した。「大きな冷蔵庫などは外に持ち出せないし、トラックを持っていないので収集場所まで持って行けない」と話した。【楢原義則、宗岡敬介】


<九州豪雨>死者は計21人に 朝倉で26人と連絡取れず
7/9(日) 21:39配信 毎日新聞

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降り続く雨の中、安否不明者の捜索活動をする消防隊員ら=福岡県朝倉市杷木地区で2017年7月9日午前10時20分、長谷川直亮撮影

 九州北部豪雨の被災地は9日、梅雨前線などの影響で断続的に雨が降る中で救出、捜索活動が続いた。福岡県東峰村と朝倉市で同日、新たに女性3人の死亡が確認され福岡、大分両県の死者は計21人となった。朝倉市ではなお26人と連絡が取れていない。

 福岡県警などによると、9日午後1時ごろ、東峰村宝珠山で自衛隊が女性の遺体を見つけた。流木やがれきに埋もれていたという。発見場所は村で唯一安否不明となっている女性宅の約500メートル下流で、近くで女性のものとみられる所持品も見つかった。朝倉市中の筑後川にかかる両筑橋付近の河川敷では同4時ごろ、女性1人の遺体が見つかった。同市山田では同6時過ぎ、自衛隊が心肺停止状態の女性1人を発見し死亡が確認された。

 朝倉市で連絡が取れなくなっている26人は、朝倉市の25人と、同市を訪れていたとみられる同県うきは市の男性(89)。朝倉市は災害救助法で不明者の要件とされる「死亡の疑い」を判断できないとして、連絡が取れない26人をいずれも不明者に入れていないが、深刻なケースも含まれるとみられる。うきは市によると、同市の男性は5日に朝倉市杷木(はき)星丸在住の娘(59)宅を訪ねていたらしい。関係者によるとこの家は流されており捜索が進められている。

 避難者は毎日新聞の9日午後9時の集計で福岡県1279人、大分県405人。福岡県内の避難指示はいったん8日にすべて解除されたが、9日午後に朝倉市杷木地区で山崩れの恐れがあるとして115世帯316人に避難指示が出された。朝倉市の森田俊介市長は避難者への対応について「市営住宅や借り上げ住宅に早期に移ってもらう」との方針を示した。

 西日本高速道路によると、杷木地区の山崩れの恐れを受け、9日午後9時10分から大分道杷木インターチェンジ(IC)-朝倉IC間を通行止めにした。

 孤立は9日午後6時現在、朝倉市杷木地区で1人、東峰村岩屋地区は13世帯28人となった。大分県日田市によると、同市小野地区などで計約150人が集落で孤立している。【中村敦茂】


安倍首相、九州豪雨で帰国前倒し
7/9(日) 20:47配信 時事通信

 【ストックホルム時事】欧州歴訪中の安倍晋三首相は9日、九州北部での豪雨災害を受け、12日までの予定を前倒しして11日に帰国する考えを記者団に明らかにした。

 エストニア訪問を取りやめる。

 首相は「今もなお継続的に激しい雨が続いており被害の拡大も懸念される」と指摘。「現地の状況が許せば帰国次第、速やかに被災地に足を運びたい」と語った。


被災者癒やす「湯」=陸自が仮設風呂―大分・日田
7/9(日) 19:26配信 時事通信

 九州北部豪雨被害を受け、陸上自衛隊は福岡、大分両県の避難所に仮設の風呂を提供している。

 9日に設置された大分県日田市の大鶴公民館では、片付け作業などに追われた被災者らが早速、汗を流した。

 自宅が全壊した林業藤井清成さん(57)は「5日ぶりに入浴できた。大変な状況だが、疲れを癒やせた」と、ほっとした表情。同公民館に風呂を設置した東京・練馬駐屯地の自衛官は「少しでも被災者に安らいでもらえれば」と話した。


<九州豪雨>菅官房長官「激甚災害指定、速やかに結論」
7/9(日) 18:35配信 毎日新聞

 菅義偉官房長官は9日、九州北部豪雨に関する臨時記者会見で、被災自治体の復旧事業に対する国の補助率を引き上げる激甚災害の指定に前向きな考えを示した。「被災状況の把握を迅速に行い、速やかに結論を得られるようにしたい」と述べた。

 菅氏は「被災自治体のニーズ(需要)をきめ細かく把握し、支援に全力で取り組む」と強調。鉄橋が流されたJR久大線に関しては「鉄道は地域にとって重要なインフラだ。できる支援は行いたい」と語った。【田中裕之】


小中学校、10日に終業式=豪雨災害で前倒し―福岡県朝倉市
7/9(日) 17:46配信 時事通信

 豪雨に見舞われた福岡県朝倉市は9日、小中学校の終業式を10日に前倒しで行うと明らかにした。

 当初は20日の予定だったが、市教育課の担当者は「豪雨被害が大きく、総合的に判断した」と話した。

 被害の大きい杷木地区では、休校している杷木中、松末小、杷木小、久喜宮小、志波小の5校が終業式を行わず、11日から夏休みに入る。9月1日を予定していた2学期の始業式も、8月21日に前倒しする方向だが、担当者は「復興状況を見て判断したい」としている。

 一方、大分県日田市は小中4校を10日も休校とし、26校は授業を実施する。終業式は予定通り20日に行う。


生活再建、歩み遅く=住宅提供わずか10世帯―「足りない」の声も・九州豪雨
7/9(日) 17:16配信 時事通信

 九州北部豪雨に見舞われた大分県日田市では9日、被災者向けの公営住宅の無償提供など、住民の生活再建に向けた動きも出始めた。

 しかし、この日の募集戸数はわずか10世帯。十分な支援とは程遠い状況で、住民からは「足りない」との声も漏れた。

 朝一番に開設された窓口には、家を失った住民らが次々と訪れた。入居が決まった会社員男性(35)は鍵を受け取り、「子供が小さい。親族宅に世話になっているが、とりあえず良かった」とほっとした様子。一方、会社員江島浩文さん(50)は飼い犬と一緒に住める場所を求めて来たが、ペットは不可で、「選択肢が足りない。空き家なども紹介してほしい」と肩を落とした。

 知人宅に身を寄せる会社員松島剛さん(47)は「10世帯だけとは。自分よりも困っている人はいる」と申し込み自体をやめた。アパートを借りるという。市は国家公務員宿舎など、ほかにも提供できる住宅がないか調査を急ぐ。

 同市では、家屋などの損害状況を記載する罹災(りさい)証明書の発行手続きも始まっている。窓口で書類を受け取った会社員財津久志さん(58)は「自然現象なのでこればかりは仕方ない。新しく家を建てることも考えている」と前を見据えた。

 多数の行方不明者がいる福岡県朝倉市では同日、市内3カ所で災害ごみの受け入れを開始。泥まみれのたんすや家電製品が続々と運び込まれた。

 被害が大きい同市杷木地区出身で、被災した知人宅の片付けを手伝う会社員、梶原隆さん(39)=同県うきは市=は「泥の中から出すだけで大変。まるでごみの発掘」と話した。軽トラックで3往復しているが、「終わりのめどは立たない」。同地区の祖母宅も被災し、「ごみの前に土砂を何とかしないといけない状態」という。


九州北部 土砂災害厳重警戒 西日本非常に激しい雷雨のおそれ 10日も暑さ続く
7/9(日) 16:43配信 ウェザーマップ

 西日本では、10日(月)にかけて局地的に非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがある。九州北部を中心に、これまでの大雨により地盤の緩んでいる地域があるため、土砂災害に引き続き厳重な警戒が必要だ。

 梅雨前線は、西日本に停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる。また、上空には寒気も流れ込んでいるため、西日本を中心に大気の非常に不安定な状態が続き、所々で雨雲が発達している。大阪府東大阪市付近では、午後4時までの1時間におよそ110ミリの猛烈な雨が気象庁のレーダーにより解析された。
 
 10日(月)の明け方にかけても西日本を中心に大気の非常に不安定な状態が続くため、局地的には非常に激しい雨が降り、大雨になるおそれがある。特に九州北部では5日(水)からの雨の量が600ミリを超えるなど、記録的な大雨になっている所があり、あすにかけて土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の増水にも警戒が必要だ。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもある。

<10日夕方までの予想雨量>(多いところ)
 九州北部 150ミリ
 近畿   120ミリ
 四国   100ミリ

■あすも猛暑続く 熱中症にも注意を
 9日(日)は群馬県の館林市で37℃まで上がるなど、東日本の内陸を中心に猛烈な暑さに見舞われた。10日も日中の気温は9日と同じかやや高くなる所が多く、蒸し暑さが続く見込み。室内でもこまめな水分補給や休息などの熱中症対策が必要となる。

<10日(月)の予想最高気温>
36℃ 福島県会津若松
35℃ 山形、宇都宮、さいたま、長野など

福岡、日田(大分)31℃、熊本 28℃など


母子らに最後の別れ=友人ら言葉少なく―福岡・朝倉
7/9(日) 16:38配信 時事通信

 九州北部を襲った豪雨で、帰省先の実家で犠牲となった福岡県朝倉市の江藤由香理さん(26)と長男友哉ちゃん(1)、江藤さんの母渕上麗子さん(63)の葬儀が9日、同市内の葬祭場でしめやかに営まれた。

 参列した友人らは悲痛な表情を浮かべ、最後の別れを惜しんだ。

 会場に入り切れないほどの人が訪れ、3人のひつぎを乗せた車が午後1時半ごろ、葬祭場を後にすると、遺族らは肩を揺らしながら見送った。救助に参加したとみられる法被姿の消防団員ら数十人の中にも、涙する男性の姿があった。

 江藤さんは家族を大切にすると評判で、来月には第2子を出産する予定だった。友人の女性は「今はまだ何も言えません」と涙を流し、言葉少なだった。渕上さんの友人という女性は「責任感の強い人だった」と残念そうに話した。


九州北部の豪雨 死者18人に
7/9(日) 15:46配信 ホウドウキョク

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(写真:ホウドウキョク)

九州北部を襲った記録的な豪雨から5日目を迎え、亡くなった人は、福岡・大分両県であわせて、18人にのぼっている。
福岡・東峰村では、依然として1人が行方不明となっていて、9日朝から、自衛隊が不明者の自宅から下流沿いの地点を中心に、捜索活動を行っている。
福岡県によると、県内では、これまでに15人が死亡し、朝倉市では、現在も26人と連絡が取れていないという。
一方、3人の犠牲者が出た大分・日田市では、9日も朝から雨が降る中、住民たちが後片づけを行っている。
また、大鶴地区の避難所では、体調を崩す人も出てきており、避難所での体調管理も課題となっている。


福岡県警、避難所で運転免許再交付=九州北部豪雨
7/9(日) 14:37配信 時事通信

 九州北部の豪雨災害を受け、福岡県警は9日、運転免許証を紛失、汚損した被災者を対象に、朝倉市などの全ての避難所で再交付手続きを行うと発表した。

 連絡先は運転免許試験課092(565)9493。


激甚指定、前向きに検討=福岡、大分両県の豪雨被害で菅長官
7/9(日) 11:58配信 時事通信

 菅義偉官房長官は9日午前、福岡、大分両県の豪雨被害を受けた臨時記者会見で、被災自治体の財政負担を軽減する激甚災害の指定について「被災自治体の協力を得ながら被災状況の把握を迅速に行い、速やかに結論を得られるよう取り組んでいきたい」と述べ、前向きに検討する考えを示した。

 激甚災害に指定されれば、道路や河川などの公共土木施設や農地の復旧事業に対する国庫補助率が1~2割程度引き上げられる。


<天気>九州北部で大雨や竜巻などに注意
7/9(日) 11:38配信 毎日新聞

 気象庁は9日昼過ぎにかけ、九州北部で非常に激しい雨が降るおそれがあるとして警戒を呼びかけている。

 朝鮮半島から西日本に停滞している梅雨前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、大気の状態が非常に不安定となっている。

 九州北部地方では、5日からの雨量が600ミリを超える記録的な大雨となっている所があり、地盤の緩んでいる地域があり、土砂災害や、低地の浸水、河川の増水や氾濫に対して注意が必要となっている。また、10日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもある。

 9日正午からの24時間の雨量は、いずれも多い所で、熊本県120ミリ▽福岡県、佐賀県、長崎県100ミリ▽大分県80ミリと予想されている。【デジタル編集部】


九州北部の豪雨 死者18人に
7/9(日) 11:36配信 ホウドウキョク

43
(写真:ホウドウキョク)

九州北部を襲った記録的な豪雨の被害が、次第に明らかになってきた。
8日は、福岡県で新たに3人が遺体で見つかり、この豪雨で亡くなった人は、福岡・大分両県で、あわせて18人にのぼっている。
福岡県内の被災地では、自衛隊や警察などによる捜索活動が行われた。
朝倉市の現場でも、消防や地元の人が、行方がわからなくなっている人たちの捜索にあたった。
捜索にあたった人は「地区の人がいなくなっているので、見つけてやりたい」と話した。
朝倉市では8日、新たに3人が遺体で発見され、県内の死者は15人となった。
このうち7日、朝倉市黒川地区で見つかった3人は、江藤 由香理さん(26)と、1歳で息子の友哉ちゃん、江藤さんの母親の渕上麗子さん(63)であることがわかった。
由香理さんの上司は「お産間近ということで、里帰りで。真面目で一生懸命、仕事をしてくれるし、職場を明るくさせるムードメーカー的な」と話した。
また、福岡県によると、東峰村で1人が行方不明のほか、朝倉市で26人と連絡が取れていないという。
一方、大分県内では、日田市で矢野英俊さんと妻・知子さん、山本岳人さんの3人が亡くなっている。
こうした中、ボランティアの受け付けが始まり、支援の輪も次第に広がっている。
参加者は「人ごとじゃないので、早く日田が元に戻るお手伝いがしたいと思って」と話した。
日田市によると、ボランティアの受け付けでは、186人が登録を済ませたという。
また、罹災(りさい)証明書の受け付けが始まり、市の担当者が被害状況の聞き取りなどを行った。


九州豪雨発生4日、被災地経験豊富ボランティア続々
7/9(日) 9:58配信 日刊スポーツ

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大分県日田市山田町の栗秋勲さん宅で、泥のかき出しをするチーム大分のメンバー(撮影・清水優)

 福岡、大分両県に大きな被害をもたらした九州豪雨は8日、発生から4日目となり、福岡県朝倉市で新たに3人の死亡が確認され、犠牲者は計18人になった。災害後初の週末となったこの日、全国から続々とボランティアが被災地入り。自衛隊などによる捜索活動が続く中、復旧に向けた動きも始まった。

 大分県日田市山田町。濁流と流木に襲われた会社員栗秋勲さん(62)の自宅では、同県由布市の中島昇さん(67)ら5人が、泥のかき出しを行っていた。日田市の梅山忠信さん(76)の呼びかけで集まった「チーム大分」のメンバーだ。東日本大震災や熊本地震など各地で活動してきた。

 栗秋さん宅は築110年の日本家屋。家には足に障害がある姉と、姉の娘2人の3人がいた。5日の夕方、仕事先から帰ってきたが、集落の入り口の高台から見下ろすと、自宅周辺がすでに濁流にのまれていた。

 高台で車中で一夜を明かし、6日、水位が下がったところで自宅へ。3人は2階に避難して無事だったが、濁流が壁を突き破って通り抜けた1階部分は厚い泥に覆われ、10日前に買ったばかりの車も泥に埋まっていた。

 栗秋さんは「5年前の九州豪雨では床下浸水だった。50年に1度と言っていたのに」と肩を落とす。姉ら3人を親族宅に避難させ、1人で片付けようにも「とても無理だった」。ボランティアの支えに「本当に助かります」と感謝した。

 日田市の大鶴地区には、相模ナンバーの軽トラックが到着。乗っていた神奈川県小田原市の会社員土居章敏さんとボランティア仲間の東京都荒川区の曽根久美子さんは、すぐにチェーンソーやスコップを降ろし、作業に加わった。軽トラックは、熊本地震の支援で今も使っている南阿蘇村から持ってきたという。

 南阿蘇で「おやっさん」として知られ、今回も重機を持ち込んで作業を続ける井出順二さんを中心に、東日本大震災や熊本地震などで経験を積んだボランティア仲間20人以上が次々と駆けつけた。曽根さんは「ここで災害が起きているから、ここに来ている。できる範囲で、できることをしたい」と話した。【清水優】


被災者に公営住宅、日田市が無償提供 9日から受け付け
7/9(日) 9:56配信 西日本新聞

 大分県日田市は9日、公営住宅10戸(市営9戸、県営1戸)の無償提供を始める。今回の豪雨で自宅が全壊や半壊、浸水するなどして当面居住ができない人が対象で期間は6カ月(最長1年)。準備が整い次第、随時追加提供する。

 入居には一時使用許可申請書や、罹災(りさい)証明書(後日でも可)などの提出が必要で敷金や保証人は不要。書類の提出、申し込み、問い合わせは9日から毎日午前8時半~午後6時、市役所5階の市建築住宅課住宅係=0973(22)8218=へ。

=2017/07/09付 西日本新聞朝刊=


「先がある若者がなぜ…」家族思いの21歳青年ら無念 老老介護の夫婦も犠牲
7/9(日) 9:49配信 西日本新聞

 記録的豪雨で甚大な被害に見舞われた福岡県朝倉市や同県東峰村では遺体の発見が続いている。無事を願っていた家族や知人は悲嘆に暮れた。

 同市杷木地区の祖母宅を訪れたきり行方不明になった岩下ひとみさん(36)=同市杷木池田=は、祖母宅から下流に1キロほど下った場所で見つかった。

 「駄目だった」。8日午前、ひとみさんの父親から直接、悲報を伝えられた70代の男性は「幼い頃から知っていて、あいさつもよくするいい子だった。残念だ」と声を詰まらせた。

 岩下さんは山あいの集落で1人暮らしをする祖母に、2日に1度は会いに行き、病院まで送ったり、一緒に畑仕事をしたりしていたという。祖母は足が不自由で杖を使っていた。「優しい子だから、おばあちゃんを置いて逃げられなかったのだろう」。地元の人たちは推し量った。

 同市杷木松末の樋口健太さん(21)は、避難しようと祖母を連れて自宅を出た後、濁流にのまれたとみられる。

 食品工場に勤務し、還暦祝いで両親に旅行をプレゼント。いつも祖母を気遣う近所でも評判の青年だった。区長(66)は「集落には若い人が少なく、頼りにしていた。先がある若者がなぜ…」と悔やんだ。

 岩下さん、樋口さんの祖母は今も行方が分かっていない。

 東峰村宝珠山では、熊谷国茂さん、千鶴代さん夫妻=いずれも(81)=が自宅のそばで相次いで見つかった。国茂さんは10年ほど前に脳梗塞を患い、体にまひが残った。千鶴代さんは在宅で介護をしていたという。「いつも奥さんと一緒におった。2人一緒に見つかったのが、せめてもの救いだ」。友人の井上朝喜さん(85)は言葉少なだった。

=2017/07/09付 西日本新聞朝刊=


「72時間の壁」隊員ら焦り 泥の中、懸命に捜索 朝倉市、東峰村
7/9(日) 9:40配信 西日本新聞

41
流木やがれきを取り除きながら、安否不明者を捜索する消防団員たち=8日午後1時14分、福岡県朝倉市杷木林田

 生存率が急激に低下するとされる「72時間」が過ぎる。九州北部に襲いかかった豪雨から4日目、いまだ安否が分からない人たちが30人近くいる福岡県朝倉市と東峰村では、8日も必死の捜索活動が続けられた。土砂や流木をかき分けていく自衛隊や警察、消防、住民ら。「絶対、諦めない」

 午後3時すぎ、1機の自衛隊ヘリコプターが、土砂や流木が堆積する川から遺体をつり上げた。県警や消防の捜索隊が、朝倉市杷木松末(ますえ)の真竹集落で発見した。

 集落は豪雨であふれた乙石川の濁流にのまれた。県警機動隊数十人などが土砂を取り除きながら、民家一軒一軒を捜索して回った。「遺体は上流から流れてきた可能性もある」。消防隊員の表情に疲労がにじんだ。

 この日、同市と東峰村では、自衛隊、警察、消防合わせて1313人を現場に投入。だが、捜索活動が難航する一方で、遺体の数が増えていく…。迫る「72時間の壁」に、隊員らの焦りは隠せない。

「どこかに避難していると信じたい」
 同市杷木林田を流れる赤谷川付近では、自宅にいた男女3人が行方不明のまま。自宅は屋根と骨組みだけになり、現場近くの川の下流では、3人とは別の遺体が見つかった。6日から捜索が続くが、8日も救出できず、午後6時に打ち切った。

 3人の捜索には親族10人も加わった。2台のショベルカーを使い、家があった辺りを掘り起こしていた。「もう、おらんのかもしれんけど、何もせんわけにはいかん」と70代の親族女性は、言葉少なだ。消防隊員は「72時間はデッドライン。ひたすら捜すしかない」と語った。

 80歳の女性の行方が分からない同市山田の現場でも、女性の弟という男性が捜索を手伝った。男性は消防団と一緒に、泥だらけになりながら、土砂をバケツで運んだ。「どこかに避難していると信じたい」

 「見つかったかもしれない」。午後3時半ごろ、同市上池田区長の池田正治さん(66)は、知人の60代女性とみられる遺体の発見を、妻から電話で聞いた。場所は、杷木白木地区から1キロ下った川沿い。自衛隊が川沿いのやぶの中から見つけたという。女性は白木地区で唯一の行方不明者。「複雑だが、見つからない人がいる中で、見つかってよかった」と言葉を詰まらせた。

 東峰村では、重機が入れず手作業での捜索が続いた。7日夜に2人の遺体が見つかった同村宝珠山の岩屋地区では、自衛隊員らが下流の川岸で、依然行方不明となっている残り1人を捜した。

=2017/07/09付 西日本新聞朝刊=


「生きてた」7歳男児、両親と涙の抱擁 孤立集落から救助再会 九州豪雨
7/9(日) 9:27配信 西日本新聞

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3日ぶりに再会した息子の暁登君を強く抱きしめる井上智香子さん。何度も頭をなでた=8日午後5時ごろ、大分県日田市

 「生きた心地がしなかった」。冠水や土砂崩れで道路が寸断され、孤立していた大分県日田市小野地区の住民が8日、陸上自衛隊ヘリコプターで救助された。今にも崩れそうな山々に囲まれ、電気も電話も通じず、夜は暗闇の中で耐え続けた3日間。日常の尊さをかみしめ、家族や友人との再会を果たした。

 午後5時ごろ、日田市陸上競技場に到着したヘリコプターから降りた井上暁登(あきと)君(7)は「寂しかった。会えてうれしい」と両親に何度も抱きついた。母智香子さん(41)は涙を流してほおずりした。「大好きだから」。用意した唐揚げとお菓子、ジュースを渡した。

 5日の豪雨で、仕事に出ていた両親は小野地区に戻れなくなった。暁登君は兄、祖父母と地区から出られず、自宅で救助を待った。電話は通じず、両親は災害状況を伝えるニュースに触れるたび不安を募らせた。「子どもたちがヘリに乗って帰ってこないだろうか」。両親は7日も自衛隊ヘリの発着場となった競技場で待ち続けた。

 兄とも再会し、「これでやっと落ち着ける。早くお風呂に入れてあげ、冷たい飲み物と温かい食べ物をあげたい」。そう話した智香子さんは、子どもたちを連れ、避難先となっている妹の家に向かった。

 ヘリから降りた母の日隈トミ子さん(76)を見つけ、高倉奈穂美さん(56)=同市天瀬町=も「1人暮らしの母が心配で心配で」と抱き合った。日隈さんは「3日間が1カ月にも感じた」と振り返り、娘との再会を喜んだ。

 疲れた目に涙を浮かべながら、冷川八重子さん(85)は「みんなと会えて、うれしかです」。傍らでは、家族で迎えに来た親戚の2歳の男の子が抱っこをせがんでいた。

=2017/07/09付 西日本新聞朝刊=


九州豪雨 住民避難で問われる判断 特別警報はピーク後
7/9(日) 7:55配信 産経新聞

 九州北部で5日に発生した記録的大雨で甚大な被害の出た福岡県朝倉市では、最多となる10人以上の死亡者が確認された。気象庁は当時、「数年に1度」の雨とされる「記録的短時間大雨(記録雨)情報」を周辺で計15回発表したが、最終的に特別警報を出したのは雨のピーク後で、市全域に避難指示が出たのは、さらに後だった。市幹部からは「検証が必要だ」との声が上がる。

 ◆想定外の雨量

 気象庁は5日午後1時14分、朝倉市周辺に大雨洪水警報を発表。同28分にはレーダー解析で1時間110ミリの猛烈な雨が市内で検出されたとの記録雨情報を出した。「かなり突発的に雨量が増えた。ここまで急激に事態が進むとは思っていなかった」と担当職員は振り返る。避難所の開設準備などを経て、警報から約1時間後の同2時15分、ようやく市は高齢者などに避難を呼びかける「避難準備情報」を発令した。

 さらに市は、土砂災害警戒情報を受け、同26分、全域に避難勧告を発令。同地点で1時間の雨量として観測史上1位を更新する129・5ミリに見舞われたのは同3時38分だった。

 ただ、「数十年に1度」規模の災害発生の恐れがあるとして気象庁が大雨特別警報を発表したのは、時間雨量のピークを過ぎた同5時51分。最終的に市が全域に避難指示を出したのは同7時10分だった。

 内閣府や気象庁によると、大雨警報は避難準備情報、大雨特別警報は避難指示の基準とされる。両基準の間に当たる、一般住民が避難を始める避難勧告の基準は複数あるのが現状で、防災関係者の間では「警報基準と特別警報基準の間に差があり過ぎる」との声も出ている。

 ◆主体的行動を

 福岡県での大雨洪水警報から大雨特別警報までの約4時間半の間、朝倉市周辺では記録雨情報が11回も出た。「記録雨が複数回連発する事態は、警報から1段階上がったと考えた方がいい」(気象庁関係者)との指摘もある。

 気象庁の松本積主任予報官は「特別警報が出るときはすでに災害が発生し、逃げられない恐れがある。特別警報を待たずに情報の組み合わせで先に避難してもらいたい」と説明する。

 東大大学院の片田敏孝特任教授(災害社会工学)も、「近年、判断する時間が十分にないまま急激に起こる災害が多くなっており、従来の行動指南型情報だけに頼ってはいけない」と住民側の主体的な行動を求め、「現在はリアルタイムに場所を限定して危険度が分かる情報もあり、積極的に利用することが大事」と話した。(市岡豊大)


九州豪雨 母子犠牲の江藤さん通夜 友人「信じられない」
7/9(日) 7:55配信 産経新聞

 福岡県朝倉市黒川地区で見つかった遺体は、江藤由香理さん(26)と息子の友哉ちゃん(1)と公表された。出産のため実家に帰省中に巻き込まれ、母親の渕上麗子さん(63)も犠牲に。8日夜に市内で行われた通夜では、参列者の多くが目頭を押さえ、江藤さんと中学校以来の友人という久保円花さん(26)は「今でも信じられない」と言葉を詰まらせた。

 友哉ちゃんを抱きかかえるようにして発見された江藤さん。

 同地区の高齢女性は「なぜこのタイミングで豪雨に遭ってしまったのか。言葉が出ない」と涙をぬぐった。

 結婚を機に退職した「JA筑前あさくら」の同じ選果場で働いていた手嶋一也さん(47)は「周囲を明るくできる気さくな子。みんなに愛されていた」。生後約3カ月の友哉ちゃんを抱かせてもらったこともあるといい、「とてもかわいい子だった。仲のいい親子だった」と話した。


西日本、局地的に激しい雨=東大阪に記録的大雨情報―10日にかけ警戒・気象庁
7/9(日) 6:58配信 時事通信

 西日本では9日午後、山陰沖から近畿に延びる梅雨前線の影響で大気の状態が不安定となり、大阪府や徳島県などで局地的に非常に激しい雨が降った。

 気象庁は、大阪府東大阪市付近で午後4時までの推定1時間雨量が約110ミリという記録的短時間大雨情報を発表した。

 大気の不安定な状態は10日にかけて続く見込み。気象庁は低地の浸水や河川の増水、土砂災害に警戒し、落雷や突風に注意するよう呼び掛けている。熊本、徳島両県の一部には土砂災害警戒情報が出された。

 10日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、九州北部150ミリ、近畿120ミリ、四国100ミリ。福岡、大分両県ではこれまでの豪雨で地盤が緩んでいる所があるとみられ、土砂災害に厳重な警戒が必要だ。


西日本は非常に激しい雨のおそれ 土砂災害に厳重警戒
7/9(日) 6:26配信 ウェザーマップ

 西日本では大気の状態が非常に不安定となっており、きょう9日は非常に激しい雨の降る所がある見込みだ。西日本を中心に土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風に注意が必要となる。特に九州北部地方では、これまでの大雨で地盤が緩んでいるため、土砂災害に厳重な警戒が必要だ。

 きょうも梅雨前線は西日本に停滞しており、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、西日本では大気の状態が非常に不安定となっている。

大雨・雷・突風
 西日本では、九州北部や山陰など雨雲が発達している所があるが、このあとも非常に激しい雨の降る所があり、大雨となるおそれがある。
 
■10日午前6時までの予想雨量(多い所)
 九州北部地方、中国地方 120ミリ

 九州北部地方では福岡県朝倉市で5日からの雨量が600ミリを超える記録的な大雨となるなど、地盤の緩んでいる地域がある。引き続き、九州北部地方では土砂災害に厳重に警戒が必要だ。

 また、九州北部地方では日中30°C以上の真夏日となる予想で、こまめな水分補給などの熱中症対策が必要となる。

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