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2017年7月29日 (土)

北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・124

去る1月6日に核実験を行なった残虐な中世の亡霊・暗黒独裁国家・北朝鮮が、今度は長距離弾道ミサイル発射実験の準備を進めていたが、ついに7日9時31分に発射した。

政府は7日午前、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)を開き、国民の安全確保に万全を期すとともに、米韓などと緊密に連携し、北朝鮮に厳しく対応していく方針を確認した。
NSCで首相は、「米国や韓国など関係国と連携し、必要な対応を適時適切に行う」よう求めた。また、首相は関係省庁に対し、(1)落下物などによる被害がないかの確認(2)情報収集・分析の徹底(3)関係国との連携―を指示した。

安倍晋三首相は7日午前、首相官邸で記者団に対し、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射したことについて「断じて容認できない。明白な国連安全保障理事会決議違反だ。国際社会と連携し、毅然として対応する。国民の安全と安心を確保することに万全を期する考えだ」と述べた。

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リンク:北ICBM 露「中距離」…米を牽制? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ICBM 陽動作戦も…米韓の監視網試す? - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:北ICBM NSC、発射1時間で迅速開催 首相「現実の脅威だ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:「北」のミサイル発射 自民が対策会議 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中国 「北」ミサイル発射を非難 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:文大統領、圧力強化へ=南北対話さらに遠のく - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岸田外相 米韓と相次いで電話会談 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「マフィアの親分とどら息子」=中国と北朝鮮をやゆ―自民・古屋氏 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:韓国、「THAAD」本格運用へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル「ICBMでない」…露国防省が主張 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮ICBM試射の瞬間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ政権対北政策 「戦略的忍耐」と変わらず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米朝間で板挟み=表向きは発射批判―中国 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:韓国、THAAD追加配備を加速へ 北朝鮮のICBM発射で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、米本土攻撃に現実味=ICBM、再び「成功」―再突入技術は不透明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル 官房長官記者会見「ICBM級の弾道ミサイルであった」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ大統領、「北」ICBM発射で非難声明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:韓国「北」ミサイルは「性能が向上」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮「ICBM2回目の発射実験に成功」 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

北ICBM、射程1万キロか 高度3700キロ「NY到達も」
7/30(日) 7:55配信 産経新聞

 ■米韓、ミサイル訓練で対抗

 北朝鮮が28日夜に発射した弾道ミサイルについて、米国防総省は同日の声明で大陸間弾道ミサイル(ICBM)だと断定。発射地点は北朝鮮北部慈江道(チャガンド)の舞坪里(ムピョンリ)だと発表した。日本の防衛省によると、ミサイルは約45分間飛行し、北海道の積丹半島の西約200キロ、奥尻島の北西約150キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内に着弾した。(原川貴郎、ワシントン 黒瀬悦成)

                  ◇

 北朝鮮によるICBM発射は今月4日に続き2回目で、深夜の発射は初めて。

 朝鮮中央通信は29日、ICBM「火星14」の2回目の発射実験に「成功した」と報道。高度は3724・9キロに達し、47分12秒の間に998キロ飛行したとしている。

 ミサイルは通常より高い角度で打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射されたとみられ、米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は「通常軌道で飛行した場合の射程は9千~1万キロに達する可能性がある」と分析。ロサンゼルスを含む米西海岸に届く可能性に言及した。

 米科学者らで組織する「憂慮する科学者同盟」のデービッド・ライト氏は、米東部ニューヨークに到達する可能性もあると指摘した。

 安倍晋三首相は同日、記者団に対し「わが国の安全保障に対する脅威が重大かつ現実のものになった」と非難。トランプ米大統領も声明で「無謀で危険な行為だ」とし、米国と日韓など同盟国の安全確保に全力を尽くすと強調した。

 米韓両軍は北朝鮮の弾道ミサイル発射に対抗し、約6時間後の同日午前5時45分(日本時間同)ごろ、韓国東海岸側で弾道ミサイルの発射訓練を行った。米国防総省は声明で「日本や韓国などの同盟国を守るという米国の決意は固い」と強調した。

 国連安全保障理事会は28日、日米韓3カ国の主導で緊急会合の開催に向けた調整に入った。

 岸田文雄外相兼防衛相は記者団に「さらに厳しい措置を含む新たな国連安全保障理事会決議の採択に向け日米韓で連携する」と述べ、中国、ロシアへの働き掛けを強める考えも示した。


北ICBM 韓国、迫られる現実路線 独自制裁検討、THAAD増強も
7/30(日) 7:55配信 産経新聞

 【ソウル=名村隆寛】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受け、29日未明に国家安全保障会議(NSC)を招集した。文氏は韓国独自の対北制裁を検討するよう指示した。北朝鮮との対話に固執してきた文氏だが、ミサイル発射という強硬な反応を前に、現実路線へと方針転換を迫られたかたちだ。

 韓国大統領府によれば、文氏は「北東アジアの安保構図に根本的な変化をもたらす可能性がある」と指摘。文氏は韓国で配備が始まった米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」について配備済みの2基からの増強を米国側と協議するよう指示し、韓国軍は在韓米軍に保管中の4基を追加配備することを発表した。

 米韓両軍は北朝鮮のミサイル発射から約6時間後の同日早朝、韓国東海岸側で弾道ミサイルの発射訓練を行い北朝鮮を威嚇。文氏の指示を受け、韓国は米国とミサイル指針協定の改定についても協議を始めた。

 文在寅政権はこれまで北朝鮮に対し、軍事境界線付近での緊張緩和に向けた軍当局間会談と、離散家族再会事業の実施についての赤十字会談開催を求めてきた。また、文氏がTHAAD配備地に対する一般環境影響評価(アセスメント)を行う方針を示したことを受け、韓国国防省は28日、環境アセスの実施を正式に発表したばかりだった。

 国防省は評価結果に従いTHAAD配備完了の可否を決めるとし、本格運用の開始は来年以降にずれ込むことが不可避だったが、「臨時的」とはいえ、文政権の方針は一夜明けて大転換した。

 北朝鮮が対話の呼びかけを無視しミサイル発射で応じてきたことで、文政権は手詰まり状態に追い込まれた。対北対話やTHAADの運用先延ばしなどする余裕もなくなったことが、文氏に方針転換を余儀なくさせた背景にある。

 ドイツでの20カ国・地域(G20)首脳会議直後の今月11日に開かれた閣議で、文氏は「最も切迫している朝鮮半島問題にもかかわらず、われわれには解決する力も合意を導く力もない」と対話路線の限界を示唆した。現実に基づく国益重視の外交を強調してもいた。

 対北圧力で米国と一層協力していく構えの文政権だが、一方では今回の北朝鮮のミサイル発射の発表やNSCの招集が日本政府に後れをとったことで、対応の甘さが指摘されている。


北ICBM 中国は米の限定攻撃警戒
7/30(日) 7:55配信 産経新聞

 【北京=藤本欣也】中国の習近平政権は北朝鮮のICBMの再発射を受け、米国が限定攻撃に踏み切ることを最も警戒している。北東アジアの安全保障環境の激変を招きかねないためで、中国共産党大会を秋に控え、「安定重視」の習政権には絶対に容認できない。北朝鮮の報復を懸念して、強力な制裁発動の要請にも応じられないのが現状だ。

 中国外務省報道官は29日、「国連安全保障理事会決議と国際社会の期待に背き、弾道ミサイルの発射活動を行うことに反対する」と北朝鮮を非難するコメントを発表。米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の配備増強に向けた韓国の動きについても、「重大な懸念」を表明した。

 同時に、「関係各国が慎重に行動し、緊張がエスカレートするのを防ぐことを希望する」と指摘し、米韓の軍事的対抗措置を牽制(けんせい)することも忘れなかった。

 背景にあるのは党内事情だ。最高指導部メンバーが大幅に入れ替わる党大会を秋に控えるとともに、その人事問題を党長老らと事前調整する重要な「北戴河会議」が近く開幕する。

 習氏としては政治的に極めて敏感な時期に、米国が北朝鮮に限定攻撃を加えるなど、安保環境が激変するような事態を招くことは避けなければならない。ロシアと協力しながら、米韓の動きを阻止する構えだ。

 一方、米国はその見返りとして中国に対し、石油の禁輸措置など強力な対北制裁の実施を迫る可能性が高いが、習氏はそれにも応じられない状況にある。

 北朝鮮が報復として、党大会や北戴河会議に合わせて核実験などを強行した場合、習氏の面目は丸つぶれで権力闘争にも影響が及ぶのは必至。習氏にとって綱渡りの状況が続く。


北ICBM 露「中距離」…米を牽制?
7/30(日) 7:55配信 産経新聞

 【モスクワ=黒川信雄】ロシア国防省は28日、北朝鮮が同日発射したミサイルが中距離弾道ミサイルだったと発表した。インタファクス通信などが伝えた。ミサイルは高度681キロ、飛距離732キロで、日本海中部に落下したと主張している。高度3500キロを超えたとする日本政府の指摘や、北朝鮮の発表内容とも大きくかけ離れている。ロシア国境とは別の方向に発射されており、自国への脅威はないとも強調した。

 ロシアは4日に発射されたミサイルも、ICBMではなく中距離弾道ミサイルだったと主張していた。米国にとり深刻な脅威を与えるICBMではないと位置づけることで、北朝鮮への制裁や軍事面での圧力を強める米国を牽制(けんせい)する狙いもありそうだ。

 北朝鮮に融和的な姿勢を取るロシアはこれまでも、制裁強化は北朝鮮国内の「人道状況を悪化させる」(露外務省)などと主張し、反対してきた。

 プーチン大統領は4日、モスクワで中国の習近平国家主席と会談し、北朝鮮による核・ミサイル開発の凍結を求める一方、米国と韓国の軍事演習もやめるべきだと表明していた。


北ICBM 陽動作戦も…米韓の監視網試す?
7/30(日) 7:55配信 産経新聞

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権は、深夜に中国との国境近くからICBMを発射した。いつ、どこからでも発射できる実戦能力をトランプ米政権に見せつけた形だ。直前には、“陽動作戦”と受けとめられる動きも見せており、米韓の監視網を試す狙いもうかがえる。

 「今回の発射でICBMの信頼性が再確認され、任意の場所から任意の時間に奇襲発射する能力が誇示された」。朝鮮中央通信によると、28日の発射に立ち会った金正恩朝鮮労働党委員長はこう豪語したという。

 同通信は、北朝鮮が「戦勝日」と位置付ける朝鮮戦争の休戦協定締結から64年の27日に金委員長が発射命令書に署名したと伝え、朝鮮中央テレビは29日、「28日夜に発射せよ!」と直筆で書いたという命令書を映し出した。

 4日にICBM「火星14」を発射した北西部の亀城(クソン)地域でミサイルの移動式発射台などの動きが確認され、米メディアは記念日の27日に合わせ、ミサイルを発射する可能性が高いと伝えていた。韓国紙は亀城で金委員長の専用車を含む車列も捕捉されたと報じた。

 金委員長の動静報道も約2週間途絶えていたが、北朝鮮メディアは28日、側近らとともに27日に平壌の戦死者墓地を参拝したと伝えた。このため、韓国ではミサイル発射は延期されたとの見方が上がっていた。

 実際は28日に中国との国境に近い慈江道舞坪里(チャガンドムピョンリ)入りし、火星14の2度目の発射に備えていたことになる。

 これまで夜明けから日中に発射してきた中、日韓の専門家らは、条件がいいとはいえない深夜の発射に踏み切った点に注目する。夜間は衛星による監視が難しく、米韓の裏をかく思惑も読み取れる。夜間でも正確に発射できる能力を誇示する狙いもありそうだ。

 これまで発射が確認されてこなかった慈江道を選んだ点も注目される。移動式発射台などの軍需工場が密集する地域とされる上、山岳地で、地下坑道に軍事施設を隠しやすい場所だとも指摘される。中国とも近いため、有事の際、米韓軍が先制攻撃しにくい条件も考慮した可能性がある。

 金委員長は、核・ミサイルについて「何物にも代えられない貴重な戦略資産だ」とも強調し、あくまで米本土を狙うICBM開発の加速によって、制裁強化や韓国との軍事演習で圧迫を強めるトランプ政権と対峙(たいじ)する姿勢を堅持した。


北ICBM 正恩氏「米本土全域が圏内」
7/30(日) 7:55配信 産経新聞

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮中央通信は29日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が28日深夜のICBM「火星14」の発射実験に立ち会い、「米本土全域がわれわれの射程圏内にあることがはっきりと立証された」と述べたと報道。トランプ米政権への対決姿勢を改めて強調した。

 同通信は、ミサイルが公海上の設定した水域に「正確に着弾した」としている。弾頭部の大気圏再突入について「数千度の高温でも安定性を維持し、爆発装置の正常な作動を確認した」と主張した。党機関紙、労働新聞は29日、満面の笑みで幹部らと握手する金委員長の写真を掲載。発射について、金委員長は「分別を失った米国に厳重な警告を送るためだ」と説明し、「わが国に飛びかかった日には、米国も無事では済まないことをしっかり理解しただろう」とも述べたという。


北ICBM 日米、追加制裁要求へ 安保理緊急会合開催で調整
7/30(日) 7:55配信 産経新聞

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北朝鮮への国連制裁(写真:産経新聞)

 【ニューヨーク=上塚真由】北朝鮮によるICBM発射を受け、国連安全保障理事会は、近く緊急会合を開催するとみられるが、北朝鮮への対応をめぐり、主要国が対立する可能性もある。日本と米国は、安保理決議に違反してミサイル発射を強行した北朝鮮に対し追加制裁を改めて訴えたい考えだが、常任理事国で拒否権を持つ中国やロシアが反発する可能性がある。日米韓3カ国は、発射を非難する報道声明の発表も目指す。

 北朝鮮による今月4日のICBM発射を受け、米国は石油供給の制限や航空、海運の制限強化などの追加制裁を検討。安保理では制裁強化の議論が水面下で行われてきたが、ロシアが反対するなど難航していた。

 一方、国連のグテレス事務総長は28日、ミサイル発射を「非難する」との声明を副報道官を通じて発表した。


北ICBM NSC、発射1時間で迅速開催 首相「現実の脅威だ」
7/30(日) 7:55配信 産経新聞

 安倍晋三首相は29日、北朝鮮が28日深夜に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことを受け、首相官邸で記者団に対し「国際社会の安全に対する重大で、現実の脅威である」と強調し、危機感を示した。政府は引き続き米国や韓国、国際社会と緊密に連携し、対北圧力を強化する構えだ。ただ、北朝鮮の挑発行為を阻止する有効手段を持ち合わせておらず、手詰まり感は強まっている。

 日本政府は29日未明に続き、午後も国家安全保障会議(NSC)の関係閣僚会合を開催、情報分析とともに対応について協議した。

 菅義偉官房長官は午後の臨時記者会見で「わが国はただちに関係国と緊密な連携を図っている」と述べ、危機管理に万全の態勢を取っていることを強調した。

 岸田文雄外相兼防衛相は同日、米韓両外相と相次いで電話会談した。ティラーソン米国務長官との会談では「北朝鮮に最大限の圧力をかけていく必要がある」との認識で一致した。

 韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相との会談では岸田氏が「北朝鮮とは対話のための対話では意味がなく、今は圧力が必要だ」と重ねて伝えた。その上で両外相は、北朝鮮問題の対応には「日韓間の協力が極めて重要」であることを確認した。

 谷内正太郎国家安全保障局長も同日、マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障担当)と電話で意見交換した。両氏は日米、日米韓の連携の維持・強化と、中国とロシアへの働きかけを強めることで一致。国連安全保障理事会による対北制裁決議を全国連加盟国が履行する必要があるとの認識を改めて共有した。

 日本政府は27日が朝鮮戦争の休戦協定調印記念日だったことから警戒を強めていたが、深夜の発射は想定していなかったようだ。ある政府関係者は「29日朝を想定していた」と語った。

 それでも、発射から約30分後には菅氏が、その10分後には東京都内の私邸から首相が官邸入りし、NSCも発射から約1時間で開催する迅速な対応をみせた。内閣支持率が低迷する中、政権の危機管理に強い姿勢を示した。


性能上がるICBM=開発やめない北朝鮮
7/30(日) 7:30配信 時事通信

 北朝鮮がまた大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した。これまでのミサイルの高度、飛行時間を更新し、性能が大幅に向上している。

 ―ICBMとは? 
 弾道ミサイルの一種で、北米大陸とユーラシア大陸の間など海を越えて大陸間の飛行が可能なミサイルを指す。米ソ冷戦時代に開発競争が進み、戦略兵器制限交渉(SALT)の中で、射程が5500キロ以上の弾道ミサイルをICBMと定義したんだ。

 発射後にいったん大気圏外に出て宇宙空間を飛び、大気圏に再び突入する。その際の落下速度はマッハ20を超えるとされ、迎撃するのは困難だ。ICBMは米国やロシア、中国などが保有している。

 ―北朝鮮が持つミサイルは? 
 北朝鮮はエジプトから短距離弾道ミサイル「スカッド」(射程300~500キロ)を入手し、改良を加えて、射程を長くした中距離の「ノドン」(同1300キロ)や長距離の「テポドン2」(同1万キロ)を開発してきた。

 ミサイルに圧力をかけて水面上に打ち出した後、点火・飛行させる潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の技術を利用し、陸上から発射させる「北極星2」(同2000キロ)も開発した。北極星2は固体燃料を使い、移動式発射台(TEL)から撃つので、事前探知が難しいと恐れられている。奇襲性があるものも含め、長短さまざまな種類を持っている。

 ―なぜ開発を続けるの? 
 米国と中朝は1953年に朝鮮戦争の休戦協定に調印したが、米朝間に平和協定はなく、朝鮮半島は戦争が終わっていない状態なんだ。核保有国で強大な軍事力を持つ米国を北朝鮮は非常に恐れており、「抑止力」がほしい。米主要都市に届く核搭載ICBMを持てば、米軍も簡単には攻撃できないと考えているようだ。

 米メディアによれば、米情報当局は北朝鮮が来年にも「核搭載可能なICBM」を完成させると分析している。そうなれば日韓を含む北東アジアの戦略バランスが激変する可能性もある。(ソウル時事)


北朝鮮ミサイル、異例の夜間発射 金正恩氏豪語「米本土全域がわれわれの射程圏内にある」
7/30(日) 7:02配信 スポーツ報知

 北朝鮮は日本時間の28日午後11時42分ごろ、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の2回目の発射実験を行った。朝鮮中央通信によると、高度は3724・9キロと過去最高。米中西部シカゴに届く射程1万キロ超の可能性があり、立ち会った金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は「米本土全域がわれわれの射程圏内にある」と述べた。極めて異例となる深夜の発射。「奇襲発射できる能力が誇示された」と主張し、関係各国を威圧した。

 北朝鮮が、過去最強ミサイルでの夜襲を強行した。日本時間の28日午後11時42分ごろ、北部慈江道舞坪里付近から日本海に向け、通常より高く打ち上げるロフテッド軌道で発射。朝鮮中央通信によると、高度3724・9キロに達し、47分12秒の間に998キロ飛行した。高度は過去最高で、飛行時間も最長。大気圏再突入後も弾頭の安定性を維持、公海上の設定した水域に「正確に着弾した」としている。

 今月4日の発射では射程は米アラスカ州に届く6700~8000キロと推定されていたが、今回は通常軌道なら1万キロを超える可能性があるという。

 北朝鮮のICBM発射は今年に入って11回目。今回も金正恩朝鮮労働党委員長が立ち会った。金氏は「米本土全域がわれわれの射程圏内にあるということがはっきりと立証された」と明言し「あえて最大射程での発射実験を行ったのは、分別を失った米国に厳重な警告を送るためだ」と制裁強化を進めるトランプ米政権をけん制。さらに「わが国に手出しした日には、米国も無事ではいられないということをしっかり理解しただろう」と脅し文句を並べた。

 舞坪里からの発射は初めてで、夜間は極めて異例だ。金氏は「任意の場所から任意の時間にICBMを奇襲発射できる能力が誇示された」と指摘。核・ミサイルについて「何物にも代えられない貴重な戦略資産だ」と述べ、開発を続ける姿勢を鮮明にした。

 防衛省によると、ミサイルは北海道・奥尻島の北西約150キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。「150キロ」は東京―軽井沢間に相当する距離だ。また、落下時刻にNHKが北海道室蘭市内に設置したカメラに閃光(せんこう)のような映像が映っていた事が分かった。映像は29日午前0時28分ごろ、NHK室蘭放送局の屋上に設置されたカメラなどで撮影。市内住宅街の北西の空を、尾を引くように小さな光が落下していく様子が確認できる。同局によると、閃光がミサイルかどうかは確認できていないとしている。


道路からミサイル発射? 北朝鮮ICBM新映像でわかる脅威
7/30(日) 0:40配信 ホウドウキョク

「アメリカ全域が我々の射程内にある」
北朝鮮が、再びICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射に踏み切った。日本時間の29日午後1時、ICBM発射実験の映像が公開された。

金正恩(キム・ジョンウン)委員長が硬い表情で見つめる中、行なわれた弾道ミサイルの発射。

轟音とともに打ち上げられ、オレンジ色の炎を出しながら上昇していった。

映像は、朝鮮中央テレビが日本時間の29日午後1時に放送したもので、28日深夜、ICBM「火星14型」を発射した際のものだとしている。発射後に、満面の笑みで部下と歓談する金委員長の写真も、あわせて放送された。

また、北朝鮮メディアは29日朝、7月4日に発射したICBM「火星14型」の2回目の発射実験を、予定より前倒しで行ったと伝え、「大気圏の再突入技術」を確保したと報じている。

発射実験に立ち会った金正恩委員長は「アメリカ本土全域が射程圏内にあるというのが、はっきりと立証された」と主張したという。

7月4日に続く、2度目のICBM発射で、アメリカへの挑発を強める北朝鮮。日本や韓国も一斉に非難の声を上げた。

ミサイル発射場なのか、道路なのか…
今回の映像公開に関して、安全保障に詳しいフジテレビの能勢伸之解説委員は、発射された場所に注目している。

7月4日に北朝鮮がミサイルを発射した際には、小さなコンクリートの基礎のようなところにミサイルを立てて発射していた。

しかし、今回の発射は、真っ直ぐな道路のようなところにミサイル発射装置を立てて発射している。ミサイル発射場なのか、道路なのか、両方を兼ねているのか、それを見極めるのがかなり難しいという。

また、迷彩色の車両が林の中を移動しているため見つけにくく、発射装置そのものを見つけて破壊するのは困難だ。

「火星14号」の射程は推定9000キロから1万キロ。それが本当だとすると、アメリカの西海岸に到達することになる。

韓国軍は先月、射程800キロの玄武2‐Cという新しいミサイルの発射試験を行なっていて、これは北朝鮮全域をカバーするものとなっている。訓練映像からは、命中精度もかなり高いと見られる。

国際社会がどう対応していくかが注目される。

「北朝鮮の脅威が増した」
北朝鮮がICBMを発射したのは、28日の午後11時42分。深夜のミサイル発射に、日本政府は対応に追われた。

北朝鮮のミサイル発射の一報を受け、29日午前0時すぎに首相官邸に駆け込んできたのは菅官房長官。このあと安倍首相、麻生副総理、そして28日、防衛相を兼務したばかりの岸田外相が官邸に現れ、NSC(国家安全保障会議)が開かれた。

安倍首相は「北朝鮮に対し、厳重に抗議し、最も強い言葉で非難する」と述べた。

深夜の発射は異例で、ミサイルはこれまでより長いおよそ45分間飛翔し、北海道・奥尻島から北西150kmほどの日本海に落下した。

29日午後、首相官邸では、この日2回目となる国家安全保障会議が開かれ、終了後、安倍首相がこの日3回目となる取材に応えた。その際、安倍首相は「日米双方にとって、北朝鮮の脅威が増した。そのことが、現実のものとなったことを認識するに至った」と述べ、国際社会と緊密に連携して毅然と対応すると強調した。

「向こう見ずで危険な行為」
各国もミサイル発射を一斉に非難している。

北朝鮮に南北軍事会談を呼びかけていた韓国政府。

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は29日未明、北朝鮮のICBM発射を受け、NSC(国家安全保障会議)を緊急招集した。

これまで対話路線を貫いてきた文在寅(ムン・ジェイン)大統領だが、今回のミサイル発射を受けて、独自の北朝鮮制裁案を検討するよう、指示したことがわかった。

韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防相は「南北間の軍事的緊張緩和のための、わが政府と国際社会の期待を裏切る無謀な行為だ」と述べた。

韓国軍は今回のミサイルについて、「7月4日に発射されたICBMよりも高度と飛行距離が伸びていて性能が向上した」と評価し、さらなる分析を進めている。

また、韓国軍とアメリカ軍は29日午前5時45分ごろ、韓国の東海岸で弾道ミサイルの発射訓練を行った。

中国外務省は29日、「国連安保理決議や国際社会の期待に背き、発射したことに反対する」と、非難する声明を発表した。アメリカなどに対しても、「関係各国が慎重に行動し、緊張のエスカレートを防ぐよう希望する」と要望した。

中国は、アメリカのトランプ政権から、さらに北朝鮮に影響力を行使するよう圧力を受けている一方で、再三にわたる自制の要請を無視され続けていて、苛立ちを強めている。

アメリカのトランプ大統領も、ミサイル発射を非難する声明を発表した。

声明では「1カ月に2度のICBM実験とは、向こう見ずで危険な行為だ」と非難し、「『実験が北朝鮮の安全確保につながる』との主張は受け入れない。アメリカの安全を確保し、同盟国を守るために、あらゆる措置を講じる」と強調した。

アメリカ国防総省は今回のミサイル発射について「予想されていたICBMの発射と判断している」と発表している。

ハガティ新駐日大使も、日本や韓国と連携して、北朝鮮への圧力強化に取り組む姿勢を示した。

岸田外相は29日午前、アメリカのティラーソン国務長官と電話会談し、「北朝鮮のミサイル発射は、断じて容認できない」として、最大限の圧力をかけていく必要性で一致した。そのうえで、国連安保理のさらなる決議の採択に向け、中国やロシアへの働きかけを進めていくことを確認した。

その後、岸田外相は、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相とも電話会談し、日米韓3カ国の連携が重要との認識をあらためて共有した。

朝鮮半島情勢が緊迫の度合いを増している。


北ICBM、朝鮮中央テレビが発射の状況を放映
7/29(土) 23:53配信 読売新聞

 【ソウル=井上宗典】北朝鮮が28日深夜に北部の慈江道(チャガンド)・舞坪里(ムピョンリ)から発射した弾道ミサイルについて、朝鮮中央通信は29日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の2回目の試射に成功したと報じた。

 朝鮮中央テレビは29日午後の臨時ニュースで、発射の状況を放映。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が現地指導し、「米本土全域が射程圏内にあることが実証された」と強調した。

 トランプ米大統領は28日、ICBM発射を受け、「米国は国土の安全を守り、(アジア太平洋)地域の同盟国を守るためにあらゆる必要な措置を講じる」とする声明を発表した。

 日本政府によると、ミサイルは午後11時42分頃に発射され、約45分間で約1000キロ・メートル飛行。北海道・奥尻島の北西約150キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内の日本海に落下した。


<北朝鮮ミサイル>韓国 「対話」修正迫られ
7/29(土) 23:00配信 毎日新聞

 【ソウル大貫智子】北朝鮮の挑発をやめさせるには制裁だけでなく対話も必要と唱えてきた韓国政府は、北朝鮮の核・ミサイル開発の急速な進展に強い対抗措置を取らざるを得ず、大幅な軌道修正を迫られている。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は29日、環境影響評価を理由に配備を遅らせていた在韓米軍の「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」の発射台4基を評価結果が出る前に追加で「臨時配備」する方針に転換し、米国と協議するよう指示した。また、米韓連合軍が日本海に向けて地対地ミサイルの発射演習を実施、新たな対北朝鮮経済制裁の検討にも着手した。

 文氏は29日未明の国家安全保障会議で「今回のミサイル発射は東北アジアの安保構造に根本的な変化を及ぼす可能性もある」と北朝鮮を非難。同時に、今月6日にベルリンで提案した南北対話構想について「動力を失わないよう管理する知恵が必要だ」と対話を引き続き模索する考えも強調した。しかし文政権が提案した南北軍事当局者会談の27日開催に北朝鮮は何の回答もせず、むしろICBM発射で応じた事態に困惑が隠せない状況だ。

 韓国政府は前回7月4日に続き今回も「ICBM級」と断定を避けた。「ICBMと認めると対話の名分が失われる」(韓国政府関係者)との判断だ。ただ、青瓦台(大統領府)関係者は「今回がICBMと判明したら、レッドライン(越えてはならない一線)の臨界点」と危機感を示した。


<北朝鮮>「米全域射程」 ICBM、飛距離最大1万キロか
7/29(土) 22:49配信 毎日新聞

街頭ビジョンで大陸間弾道ミサイル「火星14」発射のニュース映像を見る北朝鮮住民ら=平壌で2017年7月29日、AP
 北朝鮮は29日、朝鮮中央通信を通じ、28日夜に大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の2回目の発射実験を実施し、成功したと表明した。高度3724.9キロに達し、47分12秒の間に998キロ飛行したとした。朝鮮中央テレビは、ミサイル発射時の映像を放送した。専門家らはミサイルの最大飛距離は、米本土の多くを含む1万キロに達するとの見方を示しており、日米韓3カ国は警戒を強めている。

 中央通信によると金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は現地で「米本土全域がわれわれの射程圏内にあるということがはっきりと立証された」と述べたという。

 日本政府によると、発射は日本時間28日午後11時42分で、北海道・奥尻島北西約150キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。北朝鮮のミサイルのEEZ内への落下は6回目。発射を受け、政府は29日未明と昼の2度、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)閣僚会合を開き、対応を協議した。安倍晋三首相は昼の会合終了後、記者団に「脅威が増したことが現実のものとなった」と語った。

 岸田文雄外相兼防衛相は防衛省で「7月4日に発射されたものと同一型である可能性が考えられる」と述べた。岸田氏はこれに先立ち、米国のティラーソン国務長官、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と電話で協議した。また、トランプ米大統領は「1カ月もたたないうちに2度目の発射に踏み切ったことは向こう見ずで危険な行動だ」との非難声明を発表。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は29日未明にNSCを開き、米軍の迎撃システム「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」の発射台4基を追加配備するよう指示した。

 米国の「憂慮する科学者同盟」のミサイル専門家のデビッド・ライト氏は、ミサイルが到達した最高高度が約3700キロ、飛行時間が約47分とのデータを前提に、最大飛距離は1万400キロになると試算。北朝鮮からの距離が9500キロの西海岸のロサンゼルス、1万400キロの中部シカゴなどが「射程内に入る」との分析結果を発表した。

 ミサイルは通常より高い高度に打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射されたとみられているが、海上自衛隊の香田洋二元自衛艦隊司令官は「通常の軌道で発射した場合、間違いなく1万キロに達するミサイルだ」と分析している。【田中裕之、ワシントン会川晴之】


<北朝鮮ミサイル>圧力路線不発 対応遅れ懸念…防衛相兼務
7/29(土) 22:18配信 毎日新聞

 北朝鮮の弾道ミサイル発射に対し、日本政府は米韓両国と連携して北朝鮮への圧力を強化する方針だ。ただ、北朝鮮の挑発は止まらず、政府内には無力感も漂う。一方で、岸田文雄外相が防衛相を兼務した直後の発射となり、岸田氏は外務、防衛両省を頻繁に移動する慌ただしい対応を迫られた。危機管理に遅れが出かねないとの懸念も出ている。

 安倍晋三首相は29日未明、記者団に「米国、韓国をはじめ、中国、ロシアなど国際社会と緊密に連携し、さらに圧力を強化していく」と強調した。ただ、北朝鮮に影響力を持つ中国、ロシアは圧力強化には慎重だ。韓国の文在寅(ムンジェイン)政権の対話路線も懸念の種だ。首相の言葉とは裏腹に足並みはそろっているとは言えず、圧力路線の効果は不透明だ。

 政府は28日の閣議で、米政府の追加制裁に同調し、中国企業2社を資産凍結の対象に追加指定したが、中国は「間違った決定」と批判した。北朝鮮のミサイル発射はその直後で、政府筋は「ミサイル発射は制裁に対する北朝鮮の返事だろう」と指摘し、日米の制裁への抗議の意味もあるとの見方を示した。中国との亀裂が広がる中での日米の圧力強化が、結果的に北朝鮮の挑発行動に拍車をかけた可能性もある。

 一方、岸田氏は対応に追われた。発射直後に官邸で開かれた国家安全保障会議(NSC)閣僚会合に出席した後は防衛省に直行。緊急対応にあたり、外務省入りしたのは発射から約3時間40分がたった午前3時20分ごろだった。29日午前も外務省で米韓両国外相との電話協議をこなした後、午後には2度目のNSC会合に出席し、その後防衛省に入る慌ただしさだった。

 NSC会合には若宮健嗣副防衛相がサポート役として同席。岸田氏は「私自身は両省を移動しているが、その間も両省幹部は連携している。兼務は連携するうえでマイナスばかりではない」と強調した。

 だが、緊急時は、外相が外交で各国に働きかける一方、防衛相が安全保障面での実務を指揮する両輪での対応が前提だ。北朝鮮が挑発を繰り返す緊張した局面で、「両輪」が働かないことについては「防衛相『不在』の隙(すき)を突かれた」(政府関係者)との声も出ている。【遠藤修平、加藤明子】


北朝鮮 ICBM発射の映像公開
7/29(土) 21:55配信 ホウドウキョク

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(写真:ホウドウキョク)

北朝鮮が、再びICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射に踏み切った。日本時間の29日午後1時に、ICBM発射実験の映像が公開された。
照明を当てられ、暗闇に浮かび上がる、発射前のミサイル。
傍らには、硬い表情で見つめる金正恩(キム・ジョンウン)委員長の姿がある。
ごう音とともに打ち上げられ、真っ暗な空を切り裂くように、オレンジ色の炎を出しながら上昇していく弾道ミサイル。
これは、朝鮮中央テレビが日本時間の29日午後1時に放送したもので、28日深夜、ICBM「火星14型」を発射した際の映像だとしている。
発射後に、満面の笑みで部下と歓談する金委員長の写真も、あわせて放送された。
朝鮮中央テレビは「アメリカ全域が、われわれの射程内にあるということが、はっきりと立証された」と報じた。
7月4日に続く、2度目のICBM発射で、アメリカへの挑発を強める北朝鮮。
日本や韓国も一斉に非難の声を上げ、朝鮮半島情勢が緊迫の度合いを増している。


<北朝鮮ミサイル>漁師ら困惑隠せず 外相おおわらわ
7/29(土) 21:52配信 毎日新聞

 北朝鮮が28日深夜に発射した弾道ミサイル。落下した北海道奥尻島沖合で働く漁師らは不安を口にし、トップが辞めて代わったばかりの防衛省では職員らが対応に追われた。

 奥尻島沖合の海域はスルメイカの好漁場で、漁業関係者によると8月末から10月にかけて100~200トンクラスの中型船が全国から集まる。奥尻町など6町の漁業者でつくる「ひやま漁協」の工藤幸博組合長は「秋には排他的経済水域(EEZ)ラインのギリギリまで船が行く。心配だが漁に出なければ生活できない」と困惑を隠せない様子で語った。

 茨城県龍ケ崎市では29日午前、ミサイルが同県周辺に落下したと想定し、避難訓練を実施。住民らは小学校の体育館などに駆け込み、爆風などから身を守るために床に身を伏せるなどした。参加した木村武さん(68)はミサイル発射について「こういう訓練をやらなくて済めば一番いいのだが」と語った。

 一方、28日から防衛相も兼務することになった岸田文雄外相は、発射直後の29日未明に東京・永田町の首相官邸での国家安全保障会議閣僚会合に出席した後、市ケ谷の防衛省に直行。午前1時過ぎから約2時間、関係幹部会議で対応を協議するなどして今度は霞が関の外務省に。状況説明を受け、帰途に就いたのは同4時前だった。

 同9時15分ごろに再び外務省へ登庁した岸田氏は、ティラーソン米国務長官らと電話協議し、午後は防衛省で状況説明などを受けた。ある職員は「しばらくは行ったり来たりで大変だが、内閣改造までは何とかこなしてもらうしかない」とため息をついた。【坂本智尚、安味伸一、梅田啓祐】


岸田氏、早速「一人二役」=危機管理に不安抱え
7/29(土) 21:10配信 時事通信

 稲田朋美氏の辞任で防衛相を兼務することになった岸田文雄外相は29日、北朝鮮の弾道ミサイル発射で早速、「一人二役」の対応に追われた。

 東京・市谷本村町の防衛省と霞が関の外務省を慌ただしく行き来し、危機管理に支障がないことをしきりにアピール。だが、来月3日の内閣改造まで不安を抱えながらの兼務に変わりはない。

 岸田氏は、北朝鮮が28日深夜にミサイルを発射した直後の29日未明に開かれた国家安全保障会議(NSC)に出席。この後、防衛省に入ると同省幹部と1時間以上にわたり今後の対応を協議。続いて外務省に移動した。

 29日は午前から外務省で米韓両外相と相次いで電話会談し、首相官邸、外務、防衛両省の間を奔走。30日も外務、防衛両省で対応に当たる。岸田氏は29日、防衛省で記者団に「何か問題が生じているとは考えていない」と強調した。

 もっとも、安倍晋三首相が29日未明、東京・富ケ谷の私邸から首相官邸に入る際に急きょ乗ったのは警視庁の警護車両だった。政府全体が危機管理の不備を指摘されることに敏感になっているのは事実で、さらなるミサイル発射などの緊張が続いた場合、岸田氏の兼務で乗り切れるかは見えない。


「北」のミサイル発射 自民が対策会議
7/29(土) 20:34配信 ホウドウキョク

北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、自民党は29日午前、二階幹事長ら党幹部が集まり、対策会議を開いた。
自民党の二階幹事長は「今回は、わが国のEEZ(排他的経済水域)内、北海道・奥尻島の極めて近い水域に落下した。船舶や航空機に被害があってもおかしくなかったと言われており、極めて危険な行為である」と述べた。
自民党の二階幹事長は、北朝鮮が発射したミサイルはICBM(大陸間弾道ミサイル)とみられるとし、「わが国の安全保障上、有害で断固抗議する」と述べた。
さらに、「北朝鮮の無謀な行動を押しとどめるためには、国際社会と連携し、さらに厳しい措置をしなければならない」と述べ、北朝鮮に対する圧力をいっそう強化する姿勢を示した。


中国 「北」ミサイル発射を非難
7/29(土) 20:32配信 ホウドウキョク

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(写真:ホウドウキョク)

中国が、ミサイル発射を非難した。
中国外務省は29日、北朝鮮によるミサイル発射実験について、「国連安保理決議や国際社会の期待に背き、発射したことに反対する」と、非難する声明を発表した。
また、アメリカなどに対しても、「関係各国が慎重に行動し、緊張のエスカレートを防ぐよう希望する」と要望した。
中国は、アメリカのトランプ政権から、さらに北朝鮮に影響力を行使するよう圧力を受けている一方で、再三にわたる自制の要請を無視され続けていて、いら立ちを強めている。


文大統領、圧力強化へ=南北対話さらに遠のく
7/29(土) 19:40配信 時事通信

 【ソウル時事】韓国の文在寅大統領は29日、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)の2回目の発射実験に対抗し、圧力強化に乗り出した。

 ベルリンでの演説で打ち出した対話構想も断念はしないものの、南北対話がさらに遠のくのは確実だ。

 文大統領は国家安全保障会議(NSC)で、「断固たる対応」を指示。「言葉にとどまらず、北朝鮮の政権が痛感するよう、強力かつ実質的な措置を多角的に検討するよう望む」と述べた。

 具体策としては、在韓米軍への最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」発射台の追加配備を進める方針。南部・星州の用地には既に発射台2基が搬入されているが、残る4基については、用地の環境影響評価作業が終了してから決める方針だった。聯合ニュースによれば、評価作業は予定通り進めるものの、終了を待たずに暫定配備する見込みという。

 このほか、韓国の弾道ミサイル開発の基準緩和に向けて米国と協議を開始し、独自制裁も検討していく。

 文大統領はNSCで、対話構想が頓挫しないようにしていく必要もあると強調。「核・ミサイル計画を凍結させ、最終的に完全な核廃棄を達成し得る方策を準備しなければならない」と訴えた。しかし、北朝鮮は南北軍事会談や赤十字会談の開催提案を無視。対話のめどは立たず、非核化に向けた対話構想は棚上げ状態になりそうだ。


岸田外相 米韓と相次いで電話会談
7/29(土) 19:38配信 ホウドウキョク

岸田外相兼防衛相は、アメリカ・韓国の外相と相次いで電話会談し、日米韓の枠組みで北朝鮮に対して、圧力をかけるべきとの認識で一致した。
岸田外相兼防衛相は「北朝鮮に対し、最大限の圧力をかけていく必要があるとの考えで、あらためて一致した」と述べた。
岸田外相兼防衛相は29日午前、アメリカのティラーソン国務長官と電話会談し、「北朝鮮のミサイル発射は断じて容認できない」として、最大限の圧力をかけていく必要性で一致した。
そのうえで、国連安保理のさらなる決議の採択に向け、中国やロシアへの働きかけを進めていくことを確認した。
その後、岸田外相兼防衛相は、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相とも電話会談し、日米韓3カ国の連携が重要との認識をあらためて共有した。


「マフィアの親分とどら息子」=中国と北朝鮮をやゆ―自民・古屋氏
7/29(土) 19:10配信 時事通信

 自民党の古屋圭司選対委員長は29日、長崎県佐世保市で講演し、中国と北朝鮮について「マフィアの親分とやんちゃなどら息子の関係。しょっちゅうけんかはするが、残念ながら親子の縁は切れない」とやゆした。

 弾道ミサイルを発射した北朝鮮への制裁強化の必要性に触れる中で言及した。古屋氏は「中国がどこまで本気で国連と連携してやってくれるかが大きなファクターだ」と強調した。


韓国、「THAAD」本格運用へ
7/29(土) 19:07配信 読売新聞

 【ソウル=中島健太郎】韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は29日未明、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受けた国家安全保障会議(NSC)で、在韓米軍による最新鋭ミサイル防衛システム「最終段階高高度地域防衛(THAAD)」の本格運用を早期に開始するため、米国と協議するよう指示した。

 本格運用に慎重だった従来の方針を転換した。

 THAAD配備は朴槿恵(パククネ)前政権下で決まり、5月の文氏就任前にレーダーと発射台2基での一部運用が始まった。米国は残る4基の発射台を早期に追加配備し、計6基での本格運用を求めていたが、文政権は28日、追加配備に関し、1年以上かかる環境影響評価の実施を表明したばかりだった。


北ミサイル「ICBMでない」…露国防省が主張
7/29(土) 18:50配信 読売新聞

 【モスクワ=花田吉雄】インターファクス通信などによると、ロシア国防省は28日、北朝鮮が発射したミサイルは大陸間弾道ミサイル(ICBM)ではなく「中距離弾道ミサイル」との見方を示した。

 ミサイルは「上昇高度681キロ、飛行距離732キロで、日本海中部に落下した」と説明している。高度3500キロ以上まで上昇したとする日本の防衛省などの分析をはるかに下回る数値だ。


北朝鮮ICBM試射の瞬間
時事通信 7/29(土) 18:03配信

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北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」試射の瞬間をとらえた連続写真=29日付の朝鮮労働党機関紙・労働新聞(電子版)より


トランプ政権対北政策 「戦略的忍耐」と変わらず
7/29(土) 18:01配信 Japan In-depth

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物理学者デビッド・ライト氏作成

【まとめ】
・北朝鮮、ICBM「火星14」2回目の発射実験を28日夜に実施。

・今回の発射地点は前回と異なり、北朝鮮は機動性・奇襲能力を誇示。

・トランプ政権の対北朝鮮政策は「戦略的忍耐」の燃えかすのようなもの。主導権は完全に北朝鮮に。

■お手上げのトランプ政権

北朝鮮の国営メディア、朝鮮中央通信が29日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の2回目の発射実験を28日夜に実施し、「成功した」と報じた。北朝鮮は「米本土全域が射程圏に入った」と誇示している。

軍事、外交の両面で北朝鮮に「最大限の圧力」をかけてきたトランプ政権はお手上げ状況。米国の専門家の間では、トランプ政権の対北政策が効果を上げず、トランプ大統領が強く批判してオバマ前大統領の「戦略的忍耐」と何も変わらないと批判する声も出てきている。

米国防総省(ペンタゴン)は28日、前回7月4日に発射された時とは違い、今回の北朝鮮のミサイルを初期分析段階で直ちにICBMと認定した。

2度目のICBMのこの時期の発射時期については、27日が朝鮮半島の集結から64年を迎え、「終戦記念日」となっていたことから、事前に予想されていて驚きはない。

■発射機動性や奇襲能力を誇示

しかし、今回、北が発射したのは軍需工場が集まっているとされる北韓北部の慈江(チャガン)道・舞坪(ムピョン)里。ここ1週間ほど、事前の弾道ミサイル発射準備活動が報じられた、前回7月4日のICBM発射の北西部の亀城(クソン)ではなかった。北は偵察衛星に事前の準備活動をあえて見せつつ、わかりやすくサッカーで言えば、素早いフェイントをかけた。相手に察知されないミサイル発射の奇襲力や機動性を金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が見せつけた格好だ。

事実、北朝鮮メディアは「最新の実験は、我々の大陸間弾道ミサイルがいつどこからでも驚くべき方法で発射できる信頼性と能力を証明した」と誇示したうえで、「米本土全域がわれわれの射程圏内にあることが裏付けられた」と主張した。金委員長は現地で試験発射を直接指揮したとも伝えた。

■アメリカ東海岸も射程に

北朝鮮の発表によると、今回発射された火星14も前回7月4日同様、通常より高い角度で打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射された。過去最高高度の3724.9キロまで到達、998キロを飛行して日本海に落下した。飛行時間は40分間。これは米国防総省の初期分析と一致する。

前回7月4日の火星14が、最高高度2800キロ、飛行距離930キロ、飛翔時間40分だっただけに、さらに技術力をぐっと向上させた。

ICBMとは他の大陸を射程距離に収める地上発射式の弾道ミサイルのことで、その有効射程距離については、米ソの戦略兵器制限条約(SALT)をめぐる交渉で5500キロ以上と定義された。冷戦時代の米ソのICBMは約30分で約8000キロ飛行するとされた。

アメリカの「憂慮する科学者同盟」に所属する物理学者のデビッド・ライト氏は、今回発射の火星14は、通常の角度で打ち上げられ、地球の自転を考慮しないのであれば、1万400キロの射程に達するとの試算を示した。

しかしながら、地球は西から東へと右回りで自転している。このため、ミサイルは発射される方向によって自転の影響を受け、飛行距離が長くなったり、短くなったりする。

表(トップ画像)はライト氏が作成して示し、ブログ等で示したもの。左側の縦列が米国主要都市、真ん中の列が北朝鮮からの距離、左側の列が自転の影響を踏まえたミサイルの到達射程距離。

これによると、首都ワシントンを除き、「右」列のミサイル到達距離が、真ん中列の北朝鮮からの距離をほぼ全都市で上回っている。つまり、ロサンゼルスやデンバー、シカゴはゆうに今回のICBMの射程の範囲。ボストンやニューヨークは届くか届かないかのぎりぎりのライン。ワシントンは射程を外れている。

一方、ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は「通常軌道で飛行した場合の射程は9000~1万キロに達する可能性がある」と分析結果を示している。

また、38ノースは、米本土を射程に収める今回のICBM発射によって「トランプ政権は、レーザー光線のごとく、急速に悪化する状況に重点的に取り組む必要性がさらに顕著になった」と指摘、「トランプ政権の北朝鮮政策への関心の無さは、明確に失敗に至った(オバマ前政権の)『戦略的忍耐』の燃えつくしのごとく見え始めている」と述べ、ミサイルの燃焼にたとえて痛烈に批判した。

また、ワシントンポスト紙のアンナ・ファイフィールド東京支局長はツイッターで、「北朝鮮の挑発の真っただ中で、トランプ政権は韓国大使をいまだ指名できていない。日本大使もまだ日本に着任していない」「それに加え、日本の防衛大臣は辞めたばかり。彼女の職は外務大臣によって兼務されているが、その外務大臣も来週、辞める予定」と皮肉っている。

金正恩氏がワシントンやニューヨークといった米東部の都市に打撃を与えることのできる核弾頭搭載のICBMの開発に邁進する一方、あたふた感が漂う米国と日本。残念ながら、主導権は完全に北朝鮮に握られているようだ。


米朝間で板挟み=表向きは発射批判―中国
7/29(土) 17:44配信 時事通信

 【北京時事】北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の再発射に成功したと発表したことで、北朝鮮に自制を求めてきた中国政府の「メンツ」は、またもつぶれた。

 ただ、米国の軍事攻撃で北朝鮮の現政権が崩壊することは、中国にとって望まないシナリオ。中国は米朝双方の間で板挟みになりながらも、2カ国間の対話を促す従来路線を踏襲するとみられる。

 中国は北朝鮮の伝統的な友好国だが、表向きは北朝鮮に厳しい姿勢も取っている。中国外務省は29日の報道官談話で、「北朝鮮が国連安保理決議と国際社会の普遍的な意志に背いて発射活動を進めることに反対する」と表明した。

 しかし、これは今月4日、北朝鮮が初のICBM試射に成功したと発表した直後の外務省報道官コメントとほぼ同じ表現。「大陸間弾道ミサイル」の文言もなく、緊張状態が高まったという認識は示していない。むしろ、米国をはじめとする各国に、改めて平和的解決を呼び掛けた。

 トランプ米大統領は今月、ドイツで中国の習近平国家主席と会談した際、北朝鮮に対する影響力を行使するよう要求。北朝鮮と取引がある中国企業への追加制裁も辞さない構えだ。しかし中国側は明快な回答を避け、「北朝鮮核問題の原因は中国にはなく、問題解決の鍵も中国にはない」(外務省)と及び腰になっている。


韓国、THAAD追加配備を加速へ 北朝鮮のICBM発射で
7/29(土) 17:40配信 AFP=時事

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韓国南部・慶尚北の道星州郡にあるゴルフ場に配備されている米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(サード)」(2017年4月26日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】北朝鮮による新たな大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を受けて、韓国の宋永武(ソン・ヨンム、Song Young-Moo)国防相は29日、最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の追加配備を加速させると発表した。

【関連写真】発射の様子を街頭スクリーンで見る平壌市民

 宋国防相はまた、北朝鮮が28日深夜に行った新たなミサイル発射実験を受け、米軍も「戦略的兵器」を韓国に展開すると述べた。

 サードは2基がこれまでに朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)前大統領の下で配備されたが、文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-In)大統領は先月、新たな環境影響評価が必要だとして追加配備を一時中断した。

 THAADの配備をめぐっては中国が強く反発しているが、宋国防相は、サードの残りについて「すぐに暫定配備のための協議を始める」と、記者団らに語った。【翻訳編集】 AFPBB News


北朝鮮、米本土攻撃に現実味=ICBM、再び「成功」―再突入技術は不透明
7/29(土) 17:39配信 時事通信

 【ソウル時事】北朝鮮国営メディアは29日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の2回目の発射実験が28日夜、金正恩朝鮮労働党委員長立ち会いの下で行われ、「成功した」と伝えた。

 ICBMの試射は4日以来。今回のミサイルは低角度で撃ったと想定すると、飛行距離が1万キロに達すると推定され、米本土への攻撃の脅威が現実味を帯びてきた。ただ、ICBMの完成に不可欠とされる弾頭部の大気圏への再突入技術を完全に確保したかどうかはなお不透明だ。

 朝鮮中央テレビは29日午後、火星14の発射の瞬間をとらえた映像を放映。ミサイルがオレンジ色の炎を放ちながら暗闇を突き抜けていく映像を繰り返し流した。放映は28日深夜の発射から異例の早さで、金委員長は「任意の地域と場所から任意の時間にICBMを奇襲発射できる能力が誇示された」と自賛した。

 前回の発射は午前9時40分ごろだったが、今回は深夜の午後11時40分すぎ。また、発射地点も前回は北西部の亀城だったが、さらに北方の舞坪里に移し、機動性をアピールした。韓国の文在寅大統領は国家安全保障会議(NSC)を招集し、「北東アジアの安保構造が根本的に変化する可能性もある」と強い警戒感を表明し、「断固たる対応」を指示。康京和外相も外務省での緊急幹部会で、「発射時刻や場所など、最近のパターンとは異なり、技術的な分野で相当な進展を示していると憂慮される」と述べた。

 北朝鮮国営メディアは「過酷な高角発射態勢(ロフテッド軌道)での大気圏再突入環境でも、弾頭部の誘導・姿勢制御が正確に行われた」と主張。「数千度の高温条件でも弾頭部の構造的安定性が維持され、核弾頭爆発制御装置が正常に作動することが実証された」と強調した。

 ただ、韓国国防省当局者は「再突入技術を確保したかどうかはさらなる分析が必要だ」と指摘。聯合ニュースは「多数の専門家はまだ確保できていないとみている」と伝えている。


北ミサイル 官房長官記者会見「ICBM級の弾道ミサイルであった」
7/29(土) 17:16配信 産経新聞

 菅義偉官房長官は29日午後の記者会見で、北朝鮮が発射した弾道ミサイルについて「ICBM(大陸間弾道ミサイル)級の弾道ミサイル」と述べ、米国本土に到達する性能を備えているとの認識を示した。記者会見の詳細は次の通り。

 「昨日(28日)の北朝鮮によるミサイル発射を受けて、わが国は直ちに関係国と緊密な連携を図っている」

 「具体的には、本日午前9時30分ごろ、岸田文雄外相とティラーソン米国務長官との間で、また午前11時ごろ、岸田外相と韓国の康京和外相との間で、また午前11時半ごろ、谷内正太郎・国家安全保障局長とマクマスター米大統領補佐官(国家安全保障担当)との間で電話会談を行い、意見交換を行った」

 「その後、午後0時50分ごろから、国家安全保障会議を開催し、これらの電話会談の内容について報告を受けた上で、(安倍晋三)首相から、米国や韓国をはじめとする関係国と緊密に連携しつつ、いかなる事態においても国民の生命・財産を守るべく、高度な警戒監視態勢を維持し、万全の体制とることなどについて指示があった。私からは以上だ」

 --米国、韓国もICBMという見方を強めているが、日本の認識は

 「今回の北朝鮮が発射した弾道ミサイルの種類については、現時点においては詳細は分析中だ。その上で申し上げれば、今回の弾道ミサイルが、約45分、3500キロを多く超えている。こうしたことを考えたときに、最大射程5500キロを超えるだろうと思っている。ICBM級の弾道ミサイルであったと考えている。いずれにせよ、総合的、専門的な分析を慎重に行う必要があり、現段階においては詳細は分析中だ」

 --政府としてICBMの開発が一段と加速してるとみているのか

 「そこは総合的、専門的な分析を慎重に行っているが、状況からすればそのように考えるのが自然だろうと思う」

 --米軍が軍事攻撃に踏み切る可能性は

 「わが国としては、米国と韓国と緊密に連携しながら、いかなる事態にあっても国民の安全安心を守るのが最大の責務である」

 --北朝鮮の挑発行為がエスカレートしているが、これまでと次元の異なる対応の必要性は

 「米国は今日にいたるまでに『すべての選択肢がテーブルの上にある』、この言葉を示している。日米同盟の抑止力を一層強化していくことが極めて重要であると思っている。わが国としては、安全保障の面も含めて、日米の協力、日米韓の協力をしっかり行っていきたいと思う」

 --中国が北朝鮮に対して石油の全面禁輸に踏み切る期待は

 「最も北朝鮮に対して影響力のある中国、ロシア、こうした国とも外交を通じて連携しながら、北朝鮮のこうした挑発行動というものをやめさせる、そういう思いで今全力の外交を行っている」

 --米韓の首脳と電話会談をする予定は

 「さまざまな、今申し上げた米国務長官、あるいは韓国の外相、あるいは米国の国家安全保障担当大統領補佐官との間、いち早く電話会談を行って、お互いが連携しながら行っていくことを確認している。トランプ米大統領との電話会談は現時点においては何も決まっていない。いずれにしろ、情勢をみながら検討をしていくのかなと思っている」

 --米韓の両軍のトップが電話会談して軍事的措置も含めて協議した。日本も米国と韓国と軍事面の協議は実施したのか

 「日米、そして日米韓とは、緊密な連携をとりながら、国民の皆さんのまさに安全安心の確保のために、政府としては全力で取り組んでいる」

 --仮に米韓が軍事行動に踏み切った場合、日本も歩調を合わせるのか

 「わが国としては、まず米国の抑止力を確保することが最重要。こうした観点から、トランプ大統領が『すべての選択肢はテーブルの上にある』、そうしたことを高く評価している。さらに、この日米、そして日米韓と緊密に連携しながら北朝鮮の情勢に対応していきたい」

 --岸田氏の外相・防衛相の兼務による支障は

 「そこは岸田外相、今回、兼任を行ってから、外務省そして防衛省それぞれ拠点にしながら、今回の対応の陣頭指揮をとっている。いずれにしろ、両省をしっかりと指導して、その職責を果たしていただいていると思う」

 --深夜のミサイル発射の狙いは

 「いずれにしろ、北朝鮮の弾道ミサイル発射の意図目的について、わが方として断定的に申し上げることは控えるべきだと思う。いずれにしろ、そうした状況というものの情報収集・分析はしっかりと行っている」

 --さらなるICBM級の発射の可能性は

 「政府としては、国民の皆さんの命と財産を守るために、最大限の警戒監視を緩めることなく、万全の体制で今取り組んでいるところだ」

 --ミサイルの具体的な最大飛距離は

 「わが国としては、情報収集・分析を行っている。しかし、現段階においては詳細については答えることは控えたいと思う」

 --今回の発射場所の分析は

 「そうしたことも十分承知している。そういう中で、さまざまな情報収集・分析を行っている」

 --岸田外相の働きについてはどのように評価しているのか

 「首相の判断で、最適任として兼務をお願いした。それは何といっても、対北朝鮮問題については日米同盟の抑止力、さらに日米韓の緊密な連携、こうしたことが最優先である。そうしたことを考えたときに、外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)において防衛相、外相として一緒に米国との中で今回も出席して会談をしている。そういう点。さらに国家安全保障会議のメンバーでもあると。そういう中で首相ご自身が最適任であると判断し、兼務を指示したわけだ。そうした中でしっかりと統率していると思っている」

 --兼務によってオーバーワークで対応が回らなくなるという懸念は

 「そうしたことについて、しっかりと大臣の下で統率が行われていると理解している」

 --ミサイルの破片が国内に落ちるなどより厳しい状況になっても、現状の兼務の体制で対応可能だと考えているか

 「いかに基本は国民の皆さんの命と平和の暮らしを守る態勢をつくることの中で、最適の兼務を外相ということで首相が指示した。そして今日にいたるまでこの事態が発生してから、しっかりと対応していると思う」

 --今回のミサイルの射程が最大で1万キロに達し、米国の西海岸に達するとの見方もあるが、政府はどうみているのか。

 「現在、詳細については分析中だが、3500キロを大きく越える高度に達して、45分間、約1000キロ飛行した。そういう中で、北朝鮮は今回の発射により、最大射程を実証するとともに、米本土全域が射程圏内であると主張している。今回の弾道ミサイルは、その飛翔、高度、距離を踏まえれば、ICBM級の弾道ミサイルだったと考えるが、いずれにしろ、わが国としては慎重に分析中だ」

 --今回のミサイル発射は成功とみているか

 「いずれにしろ、これだけの3500キロという高度、さらに45分間、この約1000キロ飛翔した、こうしたことを考えれば、弾道ミサイル開発について一定の技術的進展は得ているんだろうということを考えている」


トランプ大統領、「北」ICBM発射で非難声明
7/29(土) 16:52配信 ホウドウキョク

アメリカのトランプ大統領は、北朝鮮によるICBM(大陸間弾道ミサイル)発射を非難する声明を発表し、「アメリカは自国と同盟国を守るために、あらゆる措置をとる」と強調した。
今回のミサイル発射について、アメリカ国防総省は「予想されていたICBMの発射と判断している」と発表した。
また、トランプ大統領は声明で「1カ月に2度のICBM実験とは、向こう見ずで危険な行為だ」と非難し、「『実験が北朝鮮の安全確保につながる』との主張は受け入れない」、「アメリカの安全を確保し、同盟国を守るために、あらゆる措置を講じる」と強調した。
ハガティ新駐日大使も、日本や韓国と連携して、北朝鮮への圧力強化に取り組む姿勢を示した。


韓国「北」ミサイルは「性能が向上」
7/29(土) 16:42配信 ホウドウキョク

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(写真:ホウドウキョク)

「前回発射されたICBMよりも性能が向上した」と評価した。
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は29日未明、北朝鮮のICBM(大陸間弾道ミサイル)発射を受け、NSC(国家安全保障会議)を緊急招集した。
また、韓国軍とアメリカ軍は29日午前5時45分ごろ、韓国の東海岸で弾道ミサイルの発射訓練を行った。
韓国軍は今回のミサイルについて、「7月4日に発射されたICBMよりも高度と飛行距離が伸びていて性能が向上した」と評価し、さらなる分析を進めている。


北朝鮮「ICBM2回目の発射実験に成功」
7/29(土) 16:36配信 ホウドウキョク

北朝鮮が28日夜発射したミサイルについて、北朝鮮メディアは29日朝、「金正恩(キム・ジョンウン)委員長の視察のもと、ICBM(大陸間弾道ミサイル)の2回目の発射実験に成功した」と伝えた。
金正恩委員長は発射の成功を受け、「アメリカ全土が射程圏内に入った」と主張した。
北朝鮮をめぐる軍事的緊張は、さらに高まるとみられる。
北朝鮮メディアは29日朝、7月4日に発射したICBM「火星14型」の2回目の発射実験を、予定より前倒しで行ったと伝え、「大気圏の再突入技術」を確保したと報じた。
発射実験には金委員長が立ち会い、「アメリカ本土全域が射程圏内にあるというのが、はっきりと立証された」と主張したという。
北朝鮮のICBMの発射に対抗して、韓国軍とアメリカ軍は、韓国の東海岸で午前6時前、弾道ミサイルの発射訓練を実施した。
こうした中、これまで対話路線を貫いてきた文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、独自の北朝鮮制裁案を検討するよう指示を出したことがわかった。
韓国国防省も「南北軍事会談の提案があったにもかかわらずミサイル挑発を行ったことは、韓国政府と国際社会の期待を裏切る無謀な行為」と北朝鮮を強く非難。
文在寅政権の対話路線が行き詰まりを見せる中、韓国が今後、強硬姿勢へとかじを切るのか注目される。

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