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2017年7月11日 (火)

九州北部で猛烈な雨・10

九州北部では5日午後、活発な梅雨前線の影響で局地的に猛烈な雨が降った。

福岡、大分、佐賀各県では線状の降水帯がほぼ東西に停滞。気象庁は記録的短時間大雨情報を相次いで発表し、土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。

午後1時40分までの1時間には福岡県の朝倉市付近や大刀洗町付近で120ミリ以上の雨が降ったとみられる。午後3時までの1時間には朝倉市や小郡市、筑前町の付近で120ミリ以上、大分県日田市の一部で約110ミリ、午後3時40分までの1時間には佐賀県鳥栖市付近で120ミリ以上の雨が降ったと推定される。

福岡県の朝倉市や筑前町などと大分県の中津市や日田市など、佐賀県基山町、熊本県産山村には土砂災害警戒情報が出された。

福岡県や県警などによると、福岡県朝倉市内では10日、新たに3人が心肺停止状態で見つかり、いずれも死亡が確認された。他に有明海沿岸で8日に遺体で見つかった1人の身元が判明し、福岡、大分両県の死者は計25人となった。福岡県では20人以上と連絡が取れず、大分県では依然、約150人が孤立状態となっている。

以上、時事通信の報道による。

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リンク:SNSで救助要請相次ぐ=ツイッター社「確認し通報を」―九州北部豪雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「全然終わりが見えない」手作業で泥かき出し 九州豪雨1週間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨から1週間、不明21人を集中捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>新たに3人、心肺停止状態で発見 福岡・朝倉 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<12年の豪雨>熊本で追悼式典 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>日田祇園で弔いの笛…犠牲の消防団員の仲間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍首相、九州豪雨で視察=復旧・復興に全力 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>安倍首相が現場視察 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部豪雨 安倍晋三首相が大分県入り「安心できる環境取り戻す」、午後には福岡県 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>避難生活やボランティアの注意点 間仕切りやベッドで負担軽減を - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>住宅跡に花束 発生1週間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「これ以上は危険です。通せません」異常事態ただ恐怖 動けず避難所で一夜過ごした記者 九州豪雨1週間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>捜索続く、孤立集落は解消 発生1週間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「息詰まる」「先見えず」=避難生活、高まるストレス―福岡・朝倉 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「想像超す被害」浄水場が泥で埋まる 市民から問い合わせや抗議相次ぐ 福岡県朝倉市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難長期化、高まるエコノミー症候群リスク 医師らが予防指導 九州豪雨1週間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大分、局地的な激しい雷雨のおそれ 土砂災害警戒を - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「ゴオーン」ため池2つ決壊、原形なく 小川に倒木次々 3人犠牲の福岡県朝倉市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:豪雨1週間、不明なお22人 死者25人、避難1388人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>全国唯一「レッドサラマンダー」が捜索活動 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:なお22人不明、捜索長期化も=大分の孤立は解消―九州豪雨1週間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨 朝倉市の中小河川「50年に1度」の流量、大幅超え - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部で激しい雨=近畿も大雨の恐れ―気象庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州豪雨、避難1380人…21人と連絡取れず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州北部豪雨 娘同然の愛犬と再会 ヘリで救助の高齢夫婦 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>流木処理で関係省庁の課長級会議を設置 内閣府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>発生1週間 被害JR2路線 復旧見通し立たず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>発生1週間 短時間で濁流 14人不明の地区も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<九州豪雨>発生1週間 犠牲者発見広範囲で 捜索長期化も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:みなし仮設、12日から提供=豪雨で福岡県 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍晋三首相帰国、12日に福岡・大分の被災地へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:流木処理、安倍首相が対応指示=九州豪雨で閣僚会議―政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「早く家に」避難者切実=不明者捜索続く―豪雨の福岡・大分 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エコノミークラス症候群、避難者に周知を - 厚労省が福岡・大分県に事務連絡 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

SNSで救助要請相次ぐ=ツイッター社「確認し通報を」―九州北部豪雨
7/12(水) 14:24配信 時事通信

 「避難できずに孤立しています」。

 福岡、大分両県の集中豪雨では、SNS(交流サイト)に救助を求める投稿が相次いだ。電話が不通となり、110番や119番できない被災者らが書き込んだとみられる。ツイッター社は「投稿を見たら、状況確認をして代理で通報を」と呼び掛けている。

 福岡県朝倉市では5日、「実家と会社が大変なことになってます」と投稿があった。工場の2階に7人が取り残されたといい、がれきの山と濁流を撮影した動画を添付。6日になると「みんな無事です。ありがとうございました」と書き込まれた。

 7日には、大分県日田市の住所とともに「家族3人と連絡がつきません。おそらく孤立状態だと思います」というツイートが。連絡の取れない家族や知人を案じる投稿も数多く見られた。

 ツイッター社は、電話がかけられない状況で救助要請をする場合、▽住所や被災者の名前、人数など状況を具体的に説明▽ハッシュタグ「#救助」を付ける▽救助が完了したら投稿は削除―などを推奨する。

 救助要請を見つけた人に対しては、できる限り被災者と連絡を取り確認した上で、代理で消防などに通報することを求めている。通報が集中する可能性もあるため、「むやみにリツイート(拡散)しないように」と注意を促している。


「全然終わりが見えない」手作業で泥かき出し 九州豪雨1週間
7/12(水) 14:05配信 西日本新聞

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複数の不明者がいるとみられる被災現場で、がれきなどの撤去作業に臨む自衛隊員たち=12日午前10時12分、福岡県朝倉市

 大きな被害を出した九州豪雨は12日、発生から1週間を迎えた。福岡、大分両県の死者は25人、不明者はいまだ22人に上り、懸命の捜索が続いている。1319人に上る両県の避難者も、避難所での蒸し暑さの中でプライバシーのない生活が続き、疲労感をにじませる。一方、大分県では寸断されていた道が開通し、同県日田市大鶴、小野両地区の孤立状態が解消。地域によっては土砂の片付けをしたり罹災(りさい)証明の申請をしたりと、復興や生活再建に向けた動きも始まっている。同日午前には、安倍晋三首相が日田市を視察した。

【朝倉市】1700人態勢で捜索続行
 20人の安否不明者がいる福岡県朝倉市では12日午前、6カ所で自衛隊、警察、消防など計1759人態勢で捜索が再開された。

 同市杷木林田を流れる赤谷川周辺では午前8時すぎから、自衛隊と警察約50人が重機やスコップを使って土砂をかき出す作業を始めた。周囲には捜索隊の無数の足跡がぬかるんだ地面に道を作った。

 同市の犠牲者が約50キロ離れた有明海で発見されたケースもあり、捜索に携わる消防隊員の一人は「捜索場所が多岐にわたり、正直難航している。絶対見つかると信じて続けるしかない」と表情を引き締めた。

 朝倉市で最多の202人の避難住民が身を寄せる杷木久喜宮のサンライズ杷木。体育館の床にはマットが敷かれ、仕切り板やカーテンのない環境で、住民も疲れた様子。同市杷木志波の坂本輝男さん(73)は、土砂災害の恐れから避難した小学校が閉鎖され、サンライズ杷木に移った。「1週間過ぎても落ち着かないし、先のことを考えると心配だ」と涙を浮かべて話した。

【東峰村】断水続く中で後片付け
 福岡県東峰村では流木や土砂があちこちで手つかずの状態で残されたままだ。住民は朝から自宅の片付けに追われていた。その合間に役場へ罹災証明の申請にくる住民の姿もあった。

 村を流れる大肥川近くに住む同村福井の岩下輝香さん(77)は、川沿いの畑や倉庫にたまった泥を手作業でかき出していた。「この1週間、毎日片付けたけど全然終わりが見えない」とため息をつく。自宅も床下まで浸水。夫の元二さん(78)は「早く行政に片付けてほしいけど、もっと被害が大きな地区もあるので強く言えない」と複雑な表情を浮かべた。

 村内は電気は復旧しているが、一部で断水が続き、陸上自衛隊による給水車も出動している。水をもらいに来た安岡剛さん(66)は「朝夕、水くみに来るのが大変。これが日課になった」という。ただ、自宅の水道は水が濁っているものの11日に復旧。安岡さんは「日常に戻れるのはまだ先だろうが、少しずつだが前進しているので復興を信じて前を向くしかない」と歯を食いしばった。

【日田市】孤立地区ようやく解消
 大分県日田市では12日午前10時、大鶴、小野地区の孤立集落につながる道路の通行止めが解除され、約110人の孤立が1週間ぶりに解消した。

 「怖かった。昼間は友達と一緒にいました」。大鶴地区の集落で孤立していた奥森明子さん(79)は胸をなで下ろす。自宅周辺に目立った被害は見当たらないが、道路は泥水のせいか茶色に変色している。「食事はあったけど買い物に行けなかったから。冷やし中華かうどんを作って食べたい。美容院で髪も切りたいね」と声を弾ませた。梶原徳雄さん(67)は「とにかくお風呂に入りたい」。

 孤立集落が解消され、復興に弾みが付くが、小野地区につながる別ルートの道路は寸断されている。県が対策工事を急ピッチで進めており、19日に開通する見通しだ。自営業伊藤元裕さん(65)は「想像を絶する過酷な現実が待っているだろうけど…。現実を見て、思い切り泣くしかない」と言い聞かせた。

 一方、同市上城内町の災害ボランティアセンターには、浸水した家屋の復旧を支援しようと全国からのボランティアが12日までに600人を超えたという。

=2017/07/12付 西日本新聞夕刊=


九州豪雨から1週間、不明21人を集中捜索
7/12(水) 13:25配信 読売新聞

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土砂や流木が押し寄せた集落で、安否不明者の捜索を行う自衛隊員ら(12日午前7時53分、福岡県朝倉市杷木星丸で)=横山就平撮影

 福岡、大分両県で記録的な大雨を観測した九州北部の豪雨災害から、12日で1週間となった。

 福岡県内では21人と連絡が取れない状況が続いており、同県朝倉市では自衛隊による集中捜索が実施された。福岡県警などによると、同市内で同日、3人が心肺停止状態で見つかった。豪雨による死者は福岡、大分両県で25人。被害が甚大だった朝倉市、福岡県東峰(とうほう)村、大分県日田市では1300人以上が公民館などに避難している。安倍首相は同日午前、被災地入りした。

 朝倉市、東峰村、日田市では、警察や消防、自衛隊などが3000人態勢で捜索活動などにあたった。依然として連絡が取れていないのは朝倉市で20人。ほかに福岡県うきは市在住の男性が朝倉市内の親類宅を訪れた後、所在が分からなくなった。

 自衛隊による集中捜索は11日夜から始まり、12日も朝から続いた。隊員たちは家屋に流れ込んだ土砂や流木を取り除き、安否不明者が取り残されていないかを確認した。

 一方、110人が孤立状態となっていた日田市では、集落につながる道路が通行可能になり、孤立は解消した。

 安倍首相は同日午前、日田市に入り、JR久大線の鉄橋が流失した現場で、JR九州の青柳俊彦社長から被害状況の説明を受けた。市内の避難所では被災者に対し、「復旧に力を入れていきます」などと声をかけた。

 気象庁によると、九州北部の天候は回復してきており、13日はおおむね晴れる見通しだ。これまでの雨で地盤の緩んでいる地域もあり、同庁は引き続き土砂災害に注意するよう呼びかけている。


<九州豪雨>新たに3人、心肺停止状態で発見 福岡・朝倉
7/12(水) 13:11配信 毎日新聞

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安否不明者の捜索活動を行う自衛隊員=福岡県朝倉市杷木松末で2017年7月12日午前8時17分、藤井達也撮影

 九州北部豪雨は12日、発生から1週間を迎えた。被災地では、なお22人と連絡が取れておらず、福岡県朝倉市で同日午前、新たに3人が心肺停止状態で見つかった。自衛隊や警察などは安否不明者がいる地区を中心に捜索を続けている。


<12年の豪雨>熊本で追悼式典
7/12(水) 12:52配信 毎日新聞

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黙とうをして犠牲者を追悼する出席者=熊本県阿蘇市役所で12日午前10時すぎ、杉山恵一撮影

 熊本、福岡、大分の3県で死者・行方不明者32人を出した2012年の九州北部豪雨から5年を迎え、最も被害が大きかった熊本県阿蘇市で12日、追悼式典が開かれた。

 市役所で開かれた式典には遺族や市職員ら70人が出席し、午前10時すぎにサイレンが鳴ると1分間黙とうをささげた。父親の白石告雄さん(当時87歳)を土砂崩れで亡くした白石勲さん(73)は「5年はあっという間だった。早く避難していれば助かったかもしれない」と無念をにじませた。

 佐藤義興市長は、今年の九州北部豪雨に触れ「自然災害の脅威を風化させることなく、住民の高い防災意識を後世に引き継いでほしい。年々、豪雨被害が激しくなっているので人的被害がないように努力していく」と述べた。【杉山恵一】


<九州豪雨>日田祇園で弔いの笛…犠牲の消防団員の仲間
7/12(水) 12:17配信 毎日新聞

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大量の流木を撤去しながら安否不明者の捜索を行う自衛隊員=福岡県朝倉市杷木松末で12日午前8時5分、藤井達也撮影

 ◇「悲しみを慰めたい」

 福岡・大分を襲った九州北部豪雨では、家族や地域に愛された多くの人が犠牲になり、今なお22人の安否が分かっていない。記録的な大雨から1週間。残された家族の悲しみは深まる。一方で支援の輪が広がりつつある。

 大分県日田市の消防団員、山本岳人(たけと)さん(43)は、今年の夏も地元の伝統祭事「日田祇園」で、山鉾(やまぼこ)を担ぐ勇ましい姿を披露するはずだった。「お父さんは他の誰よりもかっこよかった」。悲しみにくれる家族は空を見上げ、長年親交があった職場の同僚は昨年12月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されて初めてとなる20日の祇園で弔いの笛を吹く。

 豪雨が一時的にやんだ6日午前、山本さんは、自宅がある小野地区周辺の被災状況の見回り中に大規模な土砂崩れに巻き込まれ、搬送先の病院で息を引き取った。涙を浮かべる中学生の娘2人と小学生の息子1人に妻の佳代さん(39)は言った。「お父さんはどこにいても見守っている。だから大丈夫だよ」

 佳代さんから見ても、山本さんは「子煩悩」だった。子どもたちが悩みを抱えて学校から帰ってくると、家族会議を開き、子どもたちの言い分に耳を傾けながら一緒に解決策を考えた。20年前から勤めている地元のガソリンスタンドでも、子どもたちが進級する春になると、先輩の佐々木秀世さん(67)に「どんなふうに成長するのか楽しみ」と語り、はにかんでいたという。

 5年ほど前から山本さんは、祇園の「囃子方(はやしかた)」として長年笛を吹いてきた佐々木さんのつてを頼り、祭りに参加するようになった。豪華絢爛(けんらん)に飾られた最大で高さ10メートル級の山鉾9基が町中を巡行する祇園は、多くの市民の誇りだ。2年ほど前から重い山鉾を担ぐ花形の「棒鼻(ぼうばな)」に選ばれ、夏が近づくと得意げに子どもたちに「今年も出るから見においで」と声をかけた。

 今夏の祇園は9基がJR日田駅前に勢ぞろいする観光行事の「集団顔見世」は中止になった。ただ、山鉾は神事として例年通り担がれることになり、22、23日の本番に向けて町内ごとに住民らに披露される20日の「流れ曳(び)き」で、佐々木さんが弔いの笛を吹くことが決まった。

 「最愛の家族を残して逝ったから、少しでも悲しみを慰めたい」。佐々木さんは、何年か前の祇園の際に、法被姿で山鉾の前に立つ山本さんの写真をじっと見つめた。

 佳代さんは唇をかみ締めた。「今はつらい。でも彼のおかげで幸せでいられた。『ありがとう』と伝えたい」【比嘉洋】


安倍首相、九州豪雨で視察=復旧・復興に全力
7/12(水) 12:17配信 時事通信

 安倍晋三首相は12日午前、九州北部の集中豪雨で被害を受けた大分県を視察に訪れた。

 JR久大線の鉄橋が流された日田市の現場で状況を確認。同市内の避難所では被災者一人ひとりと握手し、「何が一番困っていますか」などと声を掛け、「復興支援をしっかりとやっていく」と伝えた。

 この後、首相は広瀬勝貞大分県知事ら自治体関係者と会い、復旧・復興に全力で取り組む方針を説明した。


<九州豪雨>安倍首相が現場視察
7/12(水) 12:09配信 毎日新聞

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豪雨で流失したJR久大線の鉄橋を視察する安倍晋三首相。川には倒れた橋脚と線路が見える=大分県日田市で2017年7月12日午前11時10分、徳野仁子撮影

 安倍晋三首相は12日午前、九州北部豪雨による被災地を視察するため、自衛隊機で大分県に入った。同県日田市役所で広瀬勝貞知事や地元首長らと意見交換し「復旧・復興に力を尽くしながら、被災した皆様が安心して暮らせる環境を取り戻す」と語った。

 首相はこれに先立ち同市のJR久大線の鉄橋が流された現場を視察。避難所を訪問し被災者に「しばらく不自由な生活が続きますが支援します」などと声を掛けた。午後には福岡県に入り、甚大な被害が出た朝倉市や東峰村を訪れる。

 首相は豪雨の被害が甚大なことを受け、欧州訪問を1日早く切り上げて11日に帰国した。自らが速やかに被災地を訪れて現場の要望を聞くことで、政府を挙げて復旧活動に取り組む姿勢を示す。【遠藤修平】


九州北部豪雨 安倍晋三首相が大分県入り「安心できる環境取り戻す」、午後には福岡県
7/12(水) 12:00配信 産経新聞

 安倍晋三首相は12日午前、九州北部を襲った豪雨の被害状況を視察するため、自衛隊機で大分県入りした。首相は、同県日田市役所で行われた広瀬勝貞知事らとの意見交換で「復興・復旧に力を尽くし、被災された皆さまが安心して生活できる環境を取り戻していく」と述べた。午後は福岡県を訪問する。

 首相は広瀬知事らとの意見交換に先立ち、同市の花月川に架かるJR久大線の橋梁(きょうりょう)が流出した現場を訪れ、JR九州の青柳俊彦社長らから被害状況を聞いた。その後、同市内の避難所で、避難所生活が続く被災者の声に触れた。午後には福岡県に移動し、朝倉市や東峰村を見て回り、被害状況を確認する。

 豪雨発生後、首相が被災地を訪問するのは初めて。首相は欧州歴訪の帰国日程を繰り上げて、11日午後に帰国したばかりだった。政府は激甚災害指定を急ぎ、一刻も早い被災地の復旧・復興に取り組む考えだ。


<九州豪雨>避難生活やボランティアの注意点 間仕切りやベッドで負担軽減を
7/12(水) 11:29配信 西日本新聞

杉本めぐみ九大助教に聞く
 避難生活の長期化が懸念される九州豪雨。福岡県朝倉市で四つの避難所を視察した九州大持続可能な社会のための決断科学センターの杉本めぐみ助教(防災教育)に、避難生活やボランティアの注意点を聞いた。

⇒【被災地ボランティア10か条】ゴミやがれきも「思い出の品」

【避難住民】
 まずは暑さ対策。熱中症にならないよう、こまめに水分補給を。衛生面を考えるとペットボトルは飲みきった方がいい。食べ物も同様に管理し、栄養管理も含めて自分を守ってほしい。

 トイレでの手洗いや汚染された物を触らない点にも注意を。アルコール入りウエットティッシュの活用を勧めたい。口腔(こうくう)衛生も気を配り、歯磨きを忘れずに。

【避難所】
 朝倉地域生涯学習センターなど、ほぼ1人1畳のスペースが確保され、風呂の設営や温泉の開放も早くて良かった。自助共助の力が働いていると感じた。

 間仕切りがあると疲れが取れやすい。段ボールベッド(8千円)は冷たい床で体が冷えるのを防ぐ。足音による不眠、アレルギー防止にも役立つ。高さ30センチでも寝起きは楽になる。海外では常識の簡易ベッド(8千円程度)も検討を。

 避難所運営を熟知した人がいない印象を受けた。災害弱者への目配り、ニーズの把握が必要。小さな子がいる家庭がまとまって過ごせるエリア、炊き出しの温かい食事も欲しい。経験豊富なNPOなどが入ると変わってくるかもしれない。

【ボランティア】
 多くの人手が必要な段階に入っている。住民は土砂を除き、家具を洗ってという作業が延々続く。畳などを除けば再利用できる物は多い。思い出の品もある。昨夏、豪雨災害に見舞われた岩手県岩泉町では川で洗う光景が見られた。

 厚めのゴム手袋、靴下、安全靴を着け、流出物を除く際にはくぎに注意するなど危険防止に努めたい。マスク、傷の保護テープも必需品。被災者に寄り添う気持ちも忘れないでいたい。

 思った以上のストレスや疲れから、ボランティア自身が二次的に災害に遭った状態になることがある。互いに周囲に経験を伝えるなど、心身のケアをしながら参加してほしい。


<九州豪雨>住宅跡に花束 発生1週間
7/12(水) 11:14配信 毎日新聞

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九州北部豪雨から1週間。亡くなった加藤さん夫婦の自宅があった場所で手を合わせる男性=福岡県朝倉市山田で2017年7月12日午前9時52分、矢頭智剛撮影

 九州北部豪雨の被災地では12日も、住民らが流木や土砂が流れ込んだ自宅の片付けに追われた。福岡県朝倉市山田では犠牲となった加藤年彦さん(87)と妻幹子さん(85)の自宅跡に花束が供えられ、夫婦を知る人たちが手を合わせた。

 幹子さんは元小学校教員で、花束は教え子の男性が「お世話になった先生に手を合わせたいが、避難所生活をしていて現場に行けない」と近所の住民に託して11日に供えられたという。

 花を入れるバケツを貸した近所の男性(65)は「仲のいい夫婦で、地域のリーダー的存在だった」としのんだ。5日夜の豪雨で加藤さん宅など多くの住宅が壊れ、一帯はがれきの山と化した。男性は「一瞬のうちにすべて流された。地区が元通りになる日がくるのだろうか」と声を落とした。

 12日午前10時ごろには幹子さんが勤務した小学校で長女が学んだという夫婦が手を合わせた。井上桂子さん(77)は「活発でしゃきしゃきした明るい先生だった。なんでこげなことに……」と話した。【川上珠実】


「これ以上は危険です。通せません」異常事態ただ恐怖 動けず避難所で一夜過ごした記者 九州豪雨1週間
7/12(水) 11:14配信 西日本新聞

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冠水した国道211号。周辺の水路などからあふれた水が川のように流れた=5日

 大分県日田市にも大きな爪痕を残した九州豪雨から1週間。実は降り始めの5日、本社からの要請で、大きな被害が出ているとみられていた福岡県東峰村に取材に向かっていた。同村と隣接する大鶴地区経由で入ろうとしたが、同地区も激しい雨に見舞われて行く手を阻まれ、引き返すこともできなくなった。「これまでの雨とは桁違い」。不安におびえる住民とともに避難所で眠れぬ夜を過ごした。当時の状況を報告する。

 ワイパーで水を切ってもすぐに視界はなくなった。車を激しくたたき続ける雨音が不安をかき立てる。

 同日午後4時すぎ、大鶴地区へ入ると、水路や山から、国道211号に水があふれてきている。「これ以上は危険です。通せません」。JR大鶴駅付近で警官に制止された。日田支局に連絡を入れ、来た道を戻ろうとするが、10分前に難なく通れた道が冠水。すぐ脇の大肥川は茶色い水が暴れるように流れている。「車ごと流されるかもしれない」。無我夢中で来た道を引き返した。

 車を高台に止め、国道211号を歩いて避難所の大明小中学校の体育館へ。道路脇の溝からは水が噴き出し、しぶきを上げて車が走る。シャッターを切る手が震え、ピントが合わない。

 避難所の体育館にたどり着いたのは午後6時前だった。そこには既に着の身着のままで避難してきていた人が40人ほどいた。「家にいたら、あっという間に水に囲まれた」。口々に言っていた。玄関先では弱まる気配のない雨を見上げる人たちが、家族や友人の安否確認をしている。

 「夫と長男が軽トラックで立ち往生しているみたいなんです」。東峰村の女性(47)が市職員に訴えている。同市内の高校に通う息子と、迎えに行っていた夫の乗った軽トラックが水に囲まれたらしい。「軽トラックが流された」という情報も流れ、落ち着かない様子で何度も携帯電話を見る女性。しばらくして、無事に近くの避難所にたどりついたと連絡が入る。「良かった」。女性は胸をなでおろした。

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日田市大鶴地区では至る所で山の斜面が崩落した

「心細かったろう」
 午後6時50分ごろ、今度は避難所の市職員に「1人暮らしの高齢者が自宅で孤立している」と連絡が入る。近くを通りかかった消防隊員とともに、住民ら3人が救助に向かった。30分ほどして女性(86)が消防隊員に背負われて避難所へ来た。水に包囲された自宅で「仏壇の前で念じるしかなかった」と話す女性の体はぬれ、声は震えている。「一時は、もうだめかと思った。本当にありがたい」と深々と頭を下げる女性。救助に行った会社員男性(44)は「心細かったろう」と思いやった。

 午後9時。雨は少し落ち着いたが、それでもまた時折激しくなる。うつむいたり、横になったりしている避難者の表情には疲れがにじむ。子どもたちは無邪気に体育館を駆け回る。この時間になっても、毛布や食事など支援物資は届かない。道路が冠水し通行できず物資を運び込めないという。午後10時ごろ、近くの店舗で調達したカップ麺が配られた。昼から何も食べていない。のびた麺の味が体にしみた。

「今は、どうもできんもんね」
 体育館にはテレビがなく、情報がほとんど入らない。「記者さん、東峰村はどうなってますか」。日付が変わった6日午前1時20分ごろ、大鶴地区から東峰村に向かおうとして足止めされ、避難していた村民3人が声を掛けてきた。5日午後7時以降、固定電話も携帯電話もつながらず、家族に連絡が取れないという。役場さえつながらない。分かる範囲で被害情報を伝えるが被害の全容は不明。母(93)が自宅に1人いるという男性(63)は「大丈夫と思うけど、今は、どうもできんもんね」とつぶやいた。

 硬い体育館の床に横になったのは6日午前3時半。遠くで雷の音がしている。胸騒ぎがして寝付けない。「これからどうなるのだろう」。不安ばかりが募った。

 一夜明け、顔を洗っていた女性が言った。「被害が心配で心配で、一睡もできんやった」。ただならぬ事態になっているとの思いを深め、取材を再開した。

=2017/07/12付 西日本新聞朝刊=


<九州豪雨>捜索続く、孤立集落は解消 発生1週間
7/12(水) 11:11配信 毎日新聞

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大量の流木を撤去しながら安否不明者の捜索を行う自衛隊員=福岡県朝倉市杷木松末で12日午前8時5分、藤井達也撮影

 九州北部豪雨は12日、発生から1週間を迎えた。福岡、大分両県で一時29カ所の集落が孤立状態となったが、同日午前に全て解消した。ただ両県の1873世帯で依然断水が続くなどライフラインの復旧は遅れている。被災地では、なお22人と連絡が取れておらず、福岡県朝倉市で同日午前、新たに3人が心肺停止状態で見つかった。自衛隊や警察などは安否不明者がいる地区を中心に捜索を続けている。

 朝倉市では杷木(はき)浄水場が被災し、杷木地区全体の1654世帯で断水が続く。同市の杷木地域生涯学習センター前では北九州市上下水道局の職員らが豪雨のあった5日から給水支援を続けており、12日も朝からタンクやペットボトルを手にした住民が詰め掛けた。同県東峰(とうほう)村の199世帯、大分県日田市の20世帯でも断水が続いている。

 豪雨ではこれまでに朝倉市で19人、東峰村で3人、日田市で3人の計25人の死亡が確認され、避難者数はなお約1300人に上る。一方、道路の復旧が進んだことから、12日午前10時すぎに最後まで残っていた日田市内の2地区110人の孤立状態が解消され、孤立地区はなくなった。

 住宅被害は両県で全壊計101棟、半壊計30棟、一部損壊計40棟。床上浸水は計136棟、床下浸水は計304棟となっている。道路の被害は両県の416カ所で確認され、橋の被害は福岡県だけで22件に上る。【宗岡敬介、安部志帆子】


「息詰まる」「先見えず」=避難生活、高まるストレス―福岡・朝倉
7/12(水) 11:00配信 時事通信

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土砂やがれきの片付けに追われる住民ら=12日午前、福岡県朝倉市比良松地区

 大きな被害が出た福岡県朝倉市杷木地区の避難所には12日も、依然として多くの人たちが身を寄せている。

 豪雨から1週間を迎え、避難者の間ではストレスを訴える声が高まっている。

 杷木地区の避難所で最大規模の「サンライズ杷木」には、今も約200人が避難している。

 同市の60代の夫婦は自宅と車3台を濁流で失った。身分を証明する物も全て無くし、夫は「全財産は携帯だけ」と語る。「家がないという現実を考えたくない。つらいけん」と下を向き、妻も隣で目頭を押さえた。

 1週間がたち、夫は「ストレスで息が詰まって体調が悪い。昼間は人と話せるが、夜は現実が襲ってきて眠りも浅い」と心身ともに限界が来ている様子。「今後の手続きの日程や場所が分からない。それ以外の情報も届かない」と行政の情報提供の在り方を疑問視した。

 自宅が床上浸水し、土砂が流入したという会社員の男性(25)も「いつ自宅の掃除が終わるのか。先が見えない」と不安げな表情。避難所で男性の父親が物資をもらおうとした際、先に来ていた避難者から「それは私たちの物や」と聞こえよがしに言われたという。男性は「避難生活が続き、縄張りがあるのでは」と話した。

 朝倉市内では、浸水で商品を廃棄せざるを得なくなった酒店や、泥に埋まったままの住宅が目立つ。道端にはがれきや土砂が積み上げられ、泥の臭いが漂う。撤去作業を手伝うボランティアや、被災者を訪ね歩く保険会社社員の姿も見られた。下比良松地区の自治会役員の男性(67)は「目に見えて片付いているわけではないが、少しずつ進んでいる」と話した。


「想像超す被害」浄水場が泥で埋まる 市民から問い合わせや抗議相次ぐ 福岡県朝倉市
7/12(水) 10:59配信 西日本新聞

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大量の泥で埋まり、給水できなくなっている杷木浄水場=11日午前

 九州豪雨で被災し、水道水の供給ができなくなった福岡県朝倉市杷木林田の杷木浄水場の被害状況が明らかになってきた。11日、記者が現場に入ると、浄水場は大量の泥で埋まっていた。供給エリアの同市杷木地区1654世帯の断水は今も続いているが、早期復旧は困難に直面している。

 浄水場は国道386号から北に約200メートルの場所にあるが、すぐそばの赤谷川が氾濫し、国道から浄水場への道路は泥と流木に阻まれ通行不能。自衛隊などが泥の上の流木を動かし、埋まった川の流れを横切って小型の重機が入れるようになったのは10日からだという。

 現場を訪れると、一帯は流木と泥に覆われていた。浄水場はろ過池などに泥が入り込み、手が付けられない状態。現場にいた市職員によると、事務所も浸水して泥が流入し、取水や消毒などの関連機器も多くがだめになったという。

 市民からは「いつ断水が終わるのか」「市の怠慢だ」と問い合わせや抗議が相次ぐ。厚生労働省は浄水場について「進入路が確保され、大型の重機が搬入できるようになってから2週間を目途に部分復旧を目指す」としているが、現場からは「想像以上の被害。相当に大変な作業だ」との声が漏れる。

=2017/07/12付 西日本新聞朝刊=


避難長期化、高まるエコノミー症候群リスク 医師らが予防指導 九州豪雨1週間
7/12(水) 10:54配信 西日本新聞

 九州豪雨から1週間。避難所で生活する被災者に、呼吸困難などをもたらすこともあるエコノミークラス症候群のリスクが高まっている。窮屈な姿勢で長時間過ごすと発症するとされ、熊本地震でも車中泊の人などに発症が相次いだ。福岡県朝倉市や大分県日田市では医師らが避難所を訪ね、予防指導に乗り出した。

 朝倉市では11日、熊本地震で調査に当たった福岡、宮城、新潟3県の医師4人が避難所を訪れ、ふくらはぎの触診や簡易エコーを使い、兆候がないか調べた。

 同症候群は、寝たままや座った状態で長時間過ごすことで足に血栓ができ、肺などに詰まって呼吸困難を引き起こす。石巻赤十字病院(宮城県)の植田信策医師らは、足首の運動やマッサージの仕方など予防法を実演。「適度な運動が効果的だが、家の片付けなどで疲れをためすぎるのは良くない」と呼び掛けた。

 九州豪雨の被害は高齢者が多い山間部に集中した。予防には水分補給が重要だが、足腰が悪くて移動が困難な人は水分を取らず、リスクが高まるという。左半身にまひがある日田市の山本史郎さん(60)は「意識的に水分を取り、トイレに行って動くようにしている」と話す。

 車中泊もリスクを高める。朝倉市杷木で母(84)と犬2匹と車中泊を続ける女性(44)は「犬がいるので避難所に入れない。窮屈で心配」と話す。市の保健師は避難所を毎日巡回し、注意喚起を続けている。

 熊本県によると、熊本地震の被災者のうち同症候群で入院したのは、今年3月10日までで54人。65歳以上の高齢者が3分の2を占め、女性の割合が男性より3倍以上多かったという。西日本新聞の調べでは、震災関連死182人のうち、少なくとも3人に疑いがある。

=2017/07/12付 西日本新聞朝刊=


大分、局地的な激しい雷雨のおそれ 土砂災害警戒を
7/12(水) 10:02配信 西日本新聞

 大分地方気象台は12日午前7時40分、「大雨と落雷及び突風に関する大分県気象情報第30号」を発表。大気の状態が非常に不安定となっており、大分県では、昼前にかけて局地的に、雷を伴った強い雨が降るおそれがある。

 5日からの記録的な大雨で地盤が緩んでいる所があり、土砂災害が発生するおそれがある。落雷や、竜巻などの激しい突風のおそれがある。

<雨の実況>
5日00時から12日07時までの総降水量(アメダス速報値)
 日田市三本松   463.0ミリ
 中津市耶馬渓   369.5ミリ
 豊後大野市犬飼  303.0ミリ
 竹田市会々    249.0ミリ
 玖珠       236.5ミリ

<雨の予想>
12日の1時間雨量(多い所)
 大分県     20ミリ

12日09時から13日09時までの24時間雨量(多い所)
 大分県     30ミリ

=2017/07/12 西日本新聞=


「ゴオーン」ため池2つ決壊、原形なく 小川に倒木次々 3人犠牲の福岡県朝倉市
7/12(水) 9:57配信 西日本新聞

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朝倉市山田

 3人が犠牲となった福岡県朝倉市山田。国道386号沿いに、集落を襲った大量の倒木と土砂がまだ堆積している。山から少し離れた場所まで被害が拡大したのはなぜか。現場から上流に向かって歩いた。

【動画】「天然ダム」決壊のおそれ…小野地区の住民が撮影した凄まじい濁流

 集落を流れる通堂(とおりどう)川の普段の川幅は最大8メートルほど。浅く緩やかな流れで堀川用水に注ぐ。「小さな孫も遊べる川」と親しまれた小川が5日夕、一変した。

 住民たちによると、通堂川は午後5時半ごろからあふれ始め、一気に周りの柿畑や田んぼを覆った。水かさは川沿いの路地から約1・6メートルの高さに達した。

 国道そばの民家に大きな倒木が何本も突き刺さっている。この家の2階から親類を助け出した手島美典さん(75)は「6時ごろには、1階にどんどん水が入ってきた。まだ木はあまり流れていなかった」と話す。近くの男性は「川があふれてから30分もたたずに、辺り一面、絶え間なく倒木が流れてきた」と振り返る。

 短時間に小川が増水し、倒木が次々に流れてきたのは、上流にある二つのため池が決壊したからだ。

「ゴオーン、ドオーンとこの世のものとは思えない音」
 国道から約500メートル上流の「鎌塚ため池」。滑り台のように急勾配の水路があったらしいが、原形をとどめていない。滝のように水が流れ落ちた先に、長さ10メートル前後の倒木が折り重なる。さらに1キロほど上流。あるべきはずの「山の神ため池」がない。堤が崩壊し、くぼ地に土砂がたまっていた。

 「ゴオーン、ドオーンとこの世のものとは思えない音が、川からずっと聞こえていた。濁流と木々がぶつかっていたのだろうが、とにかく恐ろしかった」と近くの高台に住む久保山美智男さん(68)。ため池に流れ込んだ倒木の重みで堤が壊れ、勢いを増して下流の集落を襲ったとみている。

 その上流は土砂崩れで道路が寸断され、護岸の崩壊が何カ所も続く。広くなった河原にはごつごつとした石と倒木が折り重なっていた。えぐれた山肌の土と、樹皮が剥がれかけたスギのにおいが入り交じる。「大雨でまた倒木や土砂が流れてこなければいいが」(手島さん)。被災地の住民の不安は続く。

=2017/07/12付 西日本新聞朝刊=


豪雨1週間、不明なお22人 死者25人、避難1388人に
7/12(水) 9:40配信 西日本新聞

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大きく崩れた山肌を背に、安否不明者の捜索に向かう消防隊員たち=11日午前9時25分、福岡県朝倉市松末

 甚大な被害をもたらした九州豪雨は、12日で発生から1週間を迎える。福岡、大分両県の犠牲者は25人に上り、不明者22人の捜索が続く。1388人が帰宅できず、避難生活は長期化しつつある。JR九州は11日、97カ所で被害があり、久大線で流失した鉄橋の復旧工事は「一般的に3年ほどかかる」との見通しを示した。一方、仮設住宅に関する調査など生活再建へ向けた動きも始まった。

 これまでに福岡県朝倉市で18人、同県東峰村で3人、大分県日田市で3人の遺体が発見された。有明海でも5人の遺体が見つかり、うち1人は朝倉市の男性と判明。他の男性1人、女性3人については、警察が身元の確認を進めている。

 朝倉市によると、10日に見つかった2人の遺体について、同市杷木志波の鬼塚功二さん(62)、同市杷木松末の小川稜人さん(76)と11日に確認。市は鬼塚さんを孤立者に数えていたため、これで孤立は解消されたとしている。

 日田市は629人に避難指示を続けている。避難者は日田市276人、朝倉市956人、東峰村150人-など。家屋被害は福岡県で全壊84や半壊20など345件、大分県で全壊20や半壊13など331件。

 福岡県は11日、朝倉市と東峰村に被災者生活再建支援法を適用すると発表した。豪雨災害に伴って住宅が損壊した被災者に、最大300万円を支給する。

 朝倉市、東峰村はそれぞれ、仮設住宅の建設に向けた検討を始めた。11日には東峰村が家屋被害の現地調査に入り、朝倉市も住民の意向を聞いている。両市村は同日、罹災(りさい)証明書の申請受け付けも始めた。

 県などによると、日田市の断水は解消したが、11日夕現在、朝倉市1654世帯、東峰村199世帯で断水が続き、給水車21台が出動して対応。東峰村は2週間以内の仮復旧、朝倉市も早期復旧を目指している。

 気象庁によると、12日は対馬海峡付近にある梅雨前線が南下し、九州北部で局地的に激しい雨が降る恐れがあるという。気象庁は土砂災害への警戒を呼び掛けている。

=2017/07/12付 西日本新聞朝刊=


<九州豪雨>全国唯一「レッドサラマンダー」が捜索活動
7/12(水) 9:11配信 毎日新聞

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大分県日田市の災害現場で活動するレッドサラマンダー=2017年7月7日撮影、岡崎市提供

 九州北部豪雨の被災地に派遣された愛知県岡崎市消防本部の1次隊(8人編成)が10日、帰還した。全国で同本部に唯一配備され、初の本格出動となった全地形対応の消防車両(レッドサラマンダー)は、当初の大分県日田市から現在は福岡県朝倉市に拠点を移し、捜索活動などを続けている。

 レッドサラマンダーを含む1次隊は5日夜、総務省からの出動依頼を受け岡崎市を出発。6日夜に拠点となる日田市総合体育館に到着し、8日まで同市上宮町や鶴城町などの孤立集落に派遣され、住民の安否確認や消防隊員・資機材の搬送を行った。

 1次隊に続いて2次、3次隊が波状的に派遣されており、レッドサラマンダーは引き続き被災地で活動している。同本部によると、11日は朝倉市の杷木地区で捜索活動にあたったという。

 傾斜28.6度の急斜面を登れる能力を持つレッドサラマンダーは、60センチの段差を乗り越えられるほか、水深1・2メートルの冠水道路などでも走行できる。被災地ではこうした能力を生かし、土砂崩れ現場やガレキなどを乗り越えて任務を遂行しているという。【亀井和真】


なお22人不明、捜索長期化も=大分の孤立は解消―九州豪雨1週間
7/12(水) 8:54配信 時事通信

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九州北部に甚大な被害をもたらした豪雨から、12日で1週間。福岡県の22人がなお行方不明のままだ。大量の土砂などの影響で、捜索は長期化する恐れもある。写真は手作業で流木や土砂を運び出す住民ら=同県東峰村

 九州北部に甚大な被害をもたらした豪雨から、12日で1週間となった。

 福岡、大分両県で少なくとも25人が死亡、福岡県の22人がなお行方不明のままだ。大量の土砂などの影響で、被害の全容は明らかになっておらず、捜索は長期化する恐れもある。生活再建の見通しも立っていない。

 大分県日田市では12日午前10時、計110人が孤立していた小野、大鶴両地区と市街地を結ぶ県道が復旧。住民や緊急の車両は通行可能になり、孤立は解消された。

 これまでに福岡県の朝倉市で19人、東峰村で3人、日田市で3人の死亡が確認された。福岡県警によると、朝倉市では12日、新たに性別不明の3人が心肺停止状態で見つかった。

 一方、朝倉市の20人、同県うきは市と東峰村の各1人が行方不明。県警などによると、被害が大きく不明者が集中する朝倉市の杷木地区や松末地区では、土砂で道路が寸断されるなどして捜索が難航している。

 11日午後の時点で、朝倉市と日田市などで自主避難を含む約1400人が避難している。


九州豪雨 朝倉市の中小河川「50年に1度」の流量、大幅超え
7/12(水) 7:55配信 産経新聞

 ■気象庁のデータで推定

 福岡、大分両県を5日に襲った豪雨で、甚大な被害があった福岡県朝倉市内の3つの中小河川で、当時の流量が「50年に1度」の基準をはるかに上回っていたと推定されることが11日、気象庁関係者への取材で分かった。これまで中小河川の水位や流量は把握できなかったが、同庁が今月運用開始した、流量を数値化する「流域雨量指数」によって推定できるようになったという。(市岡豊大)

 流域雨量指数は予測雨量を基に、雨が地表や地中から川に流れ込む過程をモデル化し、流量を予測する数値。気象庁のデータによると筑後川から分岐する地点での桂川の同指数は正午には増え始め、午後2時ごろには最も危険度の高い基準を超えた。その後も増え続けて基準を大きく上回り、午後7時ごろにピークを迎えた。市内で氾濫した赤谷川、北川でも同様に最大危険度の基準を大きく超えていた。

 同庁関係者によると、この基準は「過去の重大な洪水害発生時に匹敵する値」とされるが、「50年に1度」規模の流量に相当するという。

 国土交通省や都道府県が管理する大河川は観測所で水位を常時監視するが、上流部や支流には観測所がない。中小河川の実態解明が進むことで防災対策が課題になりそうだ。平成24年の九州北部豪雨の後、福岡県は約278億円で10河川の対策工事を行ったが、今回氾濫した河川は含まれていなかった。

 中大理工学部の山田正教授(防災工学)は「中小河川の防災は今まで部分的にしか対策されてこなかった。予算をかけずに被害を最小化できるよう工夫して全国的な防災力を底上げすることが必要だ」と述べた。


九州北部で激しい雨=近畿も大雨の恐れ―気象庁
7/12(水) 7:30配信 時事通信

 九州北部では12日未明から朝にかけ、梅雨前線の影響で局地的に激しい雨が降った。

 気象庁は、これまでの豪雨で地盤が緩んでいる所では土砂災害に注意するよう呼び掛けた。

 一方、近畿では12日昼前から13日明け方にかけて大雨となる恐れがある。中国と四国では12日深夜にかけ、落雷や突風、急な強い雨に注意が必要。

 熊本県天草市では12日午前5時45分ごろまでの1時間に46.0ミリ、長崎県南島原市では同4時45分までの1時間に39.5ミリの激しい雨が降った。

 13日午前6時までの24時間雨量は多い所で、京都、奈良、和歌山、兵庫の各府県が100ミリ、大阪、熊本、長崎の各府県が80ミリ、大分県が60ミリと予想される。


九州豪雨、避難1380人…21人と連絡取れず
7/11(火) 23:30配信 読売新聞

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大量の流木の中で捜索を行う自衛隊員ら(11日午後3時10分、福岡県朝倉市杷木松末で)=若杉和希撮影

 九州北部の豪雨災害は、福岡、大分両県で記録的な大雨を観測してから12日で1週間になる。

 両県の死者は計25人に上り、福岡県内では依然として21人と連絡が取れていない。福岡県朝倉市、東峰(とうほう)村と大分県日田市では計1380人が避難所に身を寄せている。

 豪雨による死者は朝倉市が19人、東峰村3人、日田市3人。被災地を流れる筑後川が注ぐ有明海で見つかった4人の遺体について、福岡県警などが豪雨との関連を調べている。

 大規模な土砂崩れが起きた日田市では、小野川上流域が大量の土砂でせき止められ、ダム状態となっている。同市では226世帯629人に避難指示が継続中で、なお110人が孤立状態となっている。

 福岡県は11日、朝倉市と東峰村に被災者生活再建支援法を適用すると発表。住宅の被災程度に応じて支援金が支給される。

 気象庁によると、九州北部は梅雨前線が南下する影響で、12日夕までの24時間雨量は多い所で、長崎県80ミリ、福岡、佐賀両県60ミリ、大分、熊本両県50ミリと予想され、同庁は土砂災害への警戒を呼びかけている。


九州北部豪雨 娘同然の愛犬と再会 ヘリで救助の高齢夫婦
7/11(火) 23:11配信 産経新聞

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愛犬との再会を果たした稲益勝則さん(前列左)と秋江さん(前列右)夫婦=11日午前、福岡県朝倉市(山田太一撮影)(写真:産経新聞)

 また会えるとは思わなかった。集落が孤立するなど大きな被害が出た福岡県朝倉市杷木松(ま)末(すえ)で11日、高齢者夫婦と愛犬が5日ぶりの再会を果たした。夫婦はヘリコプターで救助された際、飼い犬のチャピー(メス)を連れて行くことを断念。天候が落ち着き、ようやく捜しに来ることができた。

 稲益勝則さん(78)と妻の秋江さん(72)は2人暮らし。11年ほど前にチャピーを飼い始め、「自分たちの娘も同然に育てた」。勝則さんと秋江さんのそばで眠るのが好きで、普段から片時も離れようとしないという。

 5日の夜もそうだった。地区にはすさまじい勢いで雨が降り注ぎ、家々が土砂や濁流にのまれる中、損壊を免れた自宅で夫婦とチャピーは身を寄せ合って恐怖の一夜を耐えた。

 翌6日に救助隊がヘリで到着したが、チャピーを連れて行くことはできなかった。救助隊員に「犬と命とどちらが大事ですか」と説得され、夫婦は「連れて行けないなら避難しない」と訴えたが、結局、ヘリに乗ることを決断した。

 10日になり、ようやく自宅に向かうことができた。勝則さんが増水した川を渡っていると、付近の警察官から声をかけられ、様子を見に行ってもらった。

 水たまりの水を飲んでいたチャピーを警察官が保護。「チャピーおいで」。秋江さんが声をかけると、勢いよく駆け寄った。勝則さんは「元気でよかった。やっと安心して眠れる」と安堵の表情を見せていた。(山田太一)


<九州豪雨>流木処理で関係省庁の課長級会議を設置 内閣府
7/11(火) 22:52配信 毎日新聞

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流木や土砂で写真の左を流れていた川があふれ、1階部分が埋まった民家=福岡県朝倉市で2017年7月7日、小型無人機で後藤由耶撮影

 九州北部豪雨の被災地で大量の流木が捜索や復旧の妨げになっているとして、内閣府は11日、関係省庁が連携して流木処理に当たるための課長級会議を設置したと発表した。近く、福岡県に現地対策チームを発足させ、自治体と連携しながら流木の仮置き場の確保などを進める。

 内閣府によると、会議は農林水産省や国土交通省、環境省などの課長級職員で構成されている。今回の豪雨では大量の流木が集落に流れ着き、家屋を破壊したり、道路を寸断したりする被害が出ており、自治体による処理が難航することも予想されることから、国の支援が必要だと判断した。

 松本純防災担当相は11日の閣議後記者会見で「流木はどれくらいあるかは分からない」とした上で、「まず流木を除かないと次のステップに入れない。政府一体となり被災地の課題に全力で取り組む」と述べた。【金森崇之】


<九州豪雨>発生1週間 被害JR2路線 復旧見通し立たず
7/11(火) 21:49配信 毎日新聞

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橋脚が傾斜している日田彦山線の添田-歓遊舎ひこさん間の橋りょう

 九州北部豪雨で大きな被害を受けたJR日田彦山線や久大線の一部で、復旧の見通しが立っていないことが明らかになった。観光や通勤・通学の足への影響は大きく、地元住民から早期復旧を求める声が上がっている。

 JR九州は11日、久大線の花月川橋りょう(大分県日田市)流失のため運休している人気観光列車「ゆふいんの森」(博多-由布院・別府)について、15日から鹿児島線の小倉を経て日豊線の大分を通る代替ルートで臨時運行すると発表した。通常の所要時間は約2時間10分だが、最短でも約4時間半かかる。

 久大線を走る豪華寝台列車「ななつ星in九州」は8月22日から日豊線を代替ルートに運行を再開する方向で検討している。また9日に現地視察した石井啓一・国土交通相らに青柳俊彦社長が被災状況を説明し、花月川橋りょうの復旧への協力を要請した。花月川橋りょうは過去の大雨を教訓に橋脚の基礎を補強していたが豪雨で倒れて橋桁が流された。

 久大線で通学する高校2年の本松ゆうなさん(16)は運休区間で代行バスを利用するが、始発に乗っても駅に到着するのは始業時間近く。さらに学校まで徒歩で約30分かかるため、ほぼ毎日遅刻してしまう。本松さんは「いつまでこの状態が続くか不安」と話した。

 日田彦山線で通学する高校1年の長男がいる福岡県添田町の植山英昭さん(45)は「自宅最寄り駅から途中の駅まで不通なので車で20分かけて送り迎えしている。夜は野生の鹿が出て危ないので駅から自転車で帰るわけにもいかない。早く復旧してほしい」と話す。

 福岡県東峰村宝珠山の日田彦山線大行司駅では裏山の土砂が崩れて駅舎が倒壊。近くで商店を営む諫山悠紀子さん(77)は「赤字路線なので、このままなくなってしまわないか不安だ」と話した。【神崎修一、石田宗久、中村清雅、斎藤毅、近松仁太郎】


<九州豪雨>発生1週間 短時間で濁流 14人不明の地区も
7/11(火) 21:45配信 毎日新聞

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安否不明者の捜索を行う福岡県警の隊員たち=福岡県朝倉市杷木松末で2017年7月11日午前10時3分、藤井達也撮影

 九州北部豪雨は12日で発生から1週間となるが福岡県朝倉市の松末地区では、なお14人が安否不明のままだ。地区の一部はまだ立ち入りが困難で被害の全容は明らかになっていない。現場を歩き避難者の証言からたどると、2012年の九州北部豪雨をはるかに上回る濁流が短時間で集落をのみ込んだ状況が浮かび上がる。

 一時孤立した約50人が避難した朝倉市立松末小学校そばを流れる乙石川を、ロープを頼りに渡り11日午後、松末地区に入った。大量の土砂や流木があふれ、どこが道で、どこに川が流れていたのかもわからない。あちこちで山肌が削られて、家屋が押しつぶされている。えぐられるように損壊した家屋や、土砂に半分埋まった車両もあり、津波が襲った跡のようだ。

 「水の勢いは5年前の九州北部豪雨の数倍。考える暇がないほどあっという間に川があふれた」。同地区の真竹集落に住む会社員、佐野健一さん(48)は振り返る。福岡県内は5日昼ごろから猛烈な雨になったとされるが、午後2時半すぎには、佐野さん宅前の道路と川の高さがすでに同じだった。自宅近くにいた警察官の勧めで、すぐに車で避難し難を逃れた。後で自宅周辺にいた車が流されたと聞き、間一髪だったことを知った。避難先で見た写真には大きな丸太が突き刺さった自宅が写っていた。

 同地区の本村集落で農業を営む岩下幸夫さん(68)は高台に避難したが周辺道路が寸断され約15人の住民と孤立した。同日午後3時ごろには近くの川が氾濫。「自宅近くには四方八方から川のように水が流れこみ、花火のような雷が鳴っていた」。6日には孤立した住民で救助チームが作られ、ロープやはしごを手に、けがなどで避難できずにいた高台近くの住民2人を救出。7日にヘリで救助された。

 松末地区では11日も警察や自衛隊による懸命の捜索活動が続いた。立集落で行方不明の矢野正子さん(90)と5日も老人クラブで午後3時まで一緒だった近所の女性(82)は「元気が良くてみんなに好かれていた。もう1週間。さみしさばかりが募る」と早期の発見を願った。【宗岡敬介、高嶋将之、佐野格】


<九州豪雨>発生1週間 犠牲者発見広範囲で 捜索長期化も
7/11(火) 21:41配信 毎日新聞

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川の廃棄物を重機で取り除く作業を見守る自衛隊員=福岡県朝倉市杷木古賀で2017年7月10日午前11時1分、藤井達也撮影

 甚大な被害を出した九州北部豪雨は12日、発生から1週間となった。これまで福岡、大分両県で25人の死亡を確認し、22人と連絡が取れていない。避難者は約1400人にのぼる。11日も捜索が続けられたが、多数の不明者がいる福岡県朝倉市から約50キロ離れた有明海で住民男性の遺体が発見されるなど、犠牲者の発見場所は広範囲にわたっている。大量の流木や崩れた土砂も影響し、捜索は長期化する恐れが出てきた。

 朝倉市は11日、前日に市内で発見され、死亡が確認された男性2人は、同市杷木志波の鬼塚功二さん(62)と同市杷木松末の小川稜人さん(76)とそれぞれ判明したと発表した。

 有明海沿岸では8日に男女5人の遺体が見つかっており、1遺体は約50キロ離れた朝倉市杷木林田の自宅付近にいた坂本行俊さん(79)と判明した。福岡、佐賀両県警などが残る4人の身元の確認を進めている。この他、同市杷木松末の藤本哲夫さん(66)と樋口健太さん(21)が自宅から約3キロ、同市杷木星丸の祖母宅にいたとみられる岩下ひとみさん(36)は約2キロ離れた場所で見つかるなど捜索は広範囲に及ぶ。

 犠牲者の死因は窒息死や外傷性ショック死など。警察や消防、自衛隊などは約1万2000人の態勢で、不明者の自宅周辺から捜索や救助を進めてきたが、捜索範囲が広がるにつれて手がかりとなる情報も徐々に減り、作業が難航する恐れもある。

 福岡県によると、今回の豪雨で11日現在、朝倉市と東峰村を中心に住宅338棟が損壊や浸水の被害を受けた。大分県でも日田市などで住宅273棟の被害が確認された。朝倉市と東峰村は11日、被災者支援に活用される罹災(りさい)証明書の申請受け付けを開始した。また、福岡県は11日、朝倉市と東峰村に被災者生活再建支援法を適用すると発表。全壊世帯に最大300万円、大規模半壊世帯に最大250万円が支給される。

 JR九州は11日、九州北部豪雨による鉄道関連施設の被災箇所が福岡、大分両県を中心に少なくとも97カ所に上ると発表した。久大線うきは(福岡県)-日田(大分県)と日田彦山線の添田(福岡県)-夜明(大分県)は橋りょうの流失や駅舎損壊などの被害が確認され、現在運行できない状況になっている。同社は「通常、橋りょうの建設には3年かかる。できるだけ早く復旧したい」としている。【蓬田正志、西嶋正法、遠山和宏、石田宗久】


みなし仮設、12日から提供=豪雨で福岡県
7/11(火) 20:34配信 時事通信

 福岡県は11日、九州北部豪雨で住居が全壊、流失するなどした朝倉市、添田町、東峰村の避難世帯を対象に、県が民間賃貸住宅を借り上げる「みなし仮設住宅」を12日から提供すると発表した。

 災害救助法に基づき家賃は県と国が負担する。

 県によると、11日夕方時点で、3市町村で住宅全壊は計84世帯に上る。市役所や町村役場などに相談窓口を設置する。


安倍晋三首相帰国、12日に福岡・大分の被災地へ
7/11(火) 20:24配信 産経新聞

 安倍晋三首相は11日午後、一連の欧州歴訪を終え、政府専用機で羽田空港に帰国した。

 その後、官邸で開かれた福岡、大分両県の大雨に関する関係閣僚会議に出席し、「徹底した捜索活動に全力を尽くす。流木処理や道路などのインフラ復旧を進め、住まいの確保など一日も早い生活再建に全力で取り組む」と述べた。12日には両県に入り、避難所訪問や被災自治体との意見交換を行う予定だ。


流木処理、安倍首相が対応指示=九州豪雨で閣僚会議―政府
7/11(火) 20:20配信 時事通信

 政府は11日午後、九州北部の集中豪雨に関する関係閣僚会議を開いた。

 安倍晋三首相は席上、「先手先手で対策を講じていただきたい」と強調。会議後記者団の取材に応じた松本純防災担当相によると、首相からは、流木処理や避難所の暑さ対策などについて「政府一体となって取り組んでいくよう指示があった」という。

 集中豪雨では、大量発生した流木が川や道路などに押し寄せ、復旧の妨げとなっている。松本防災相は、現地に政府の流木対策チームを設置したことを明らかにした。


「早く家に」避難者切実=不明者捜索続く―豪雨の福岡・大分
7/11(火) 19:44配信 時事通信

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倒壊した家屋を捜索する警察官ら=11日午前、福岡県朝倉市杷木林田

 甚大な被害を受けた福岡県朝倉市では豪雨の爪痕が残る中、自衛隊や警察などによる行方不明者の捜索が続けられ、訪れたボランティアが土砂の撤去などに汗を流した。

 大分県日田市では複数の避難所を転々とする人もおり、「早く家に帰りたい」と切実な声が聞かれた。

 筑後川の支流が氾濫し、一時は濁流に覆われた朝倉市杷木地区。あちこちにぬかるみが残り、乾いた砂が土ぼこりを上げる中、重機でがれきを取り除き、倒壊した家屋の屋根や梁(はり)を外して中の様子を確かめる作業が続いた。

 地形が険しく重機の搬入が難しい地域では、スコップやチェーンソーを使った手作業でがれきや土砂を撤去。警察犬も投入し、汗だくになりながら不明者の手掛かりを探していた。

 市災害ボランティアセンターによると、11日は県内外から325人のボランティアが被災地を訪れた。杷木地区ではTシャツ姿の若者らがスコップを手に、家の中の土砂をかき出す姿が見られた。

 同地区は5年前にも豪雨災害を経験した。自宅1階に土砂が流入した左官業久保山朝満さん(64)は、「川の護岸工事も済み、今回は大丈夫と思ったのだが…。家はもう使い物にならない」と肩を落とした。

 日田市では避難者に熱中症の恐れがあり、避難所で唯一エアコンが設置されていなかった市立三和小学校の体育館から、孤立地域からの避難者を含む62人全員が同市内の桂林公民館に移った。

 今回が5回目の移動となった坂本幸さん(68)は「こんなに避難生活が長くなるとは思わなかった。暑いというより疲れた」と、先の見えない生活にうんざりした様子。これまでも付近のダムに決壊の恐れがあるなどの理由で避難所を転々としており、「とにかく早く家に帰りたい」と訴えた。

 夫と共に避難している女性(55)は前日にようやく一時帰宅したが、自宅の床下は土砂で埋まっていた。「ぼうぜんとした。自然の怖さはどうにもならん」。自宅には犬を残したままで、土砂崩れの不安が残る。それでも、「避難所では友人や近所の方も一緒。地域の仲がいいから心強い」と前を向いた。


エコノミークラス症候群、避難者に周知を - 厚労省が福岡・大分県に事務連絡
7/11(火) 19:00配信 医療介護CBニュース

 厚生労働省は、九州北部の記録的な大雨による被害が出た福岡と大分の両県に対し、エコノミークラス症候群と熱中症に関する事務連絡を出した。避難生活が長期化していることなどを挙げ、健康管理に携わる県の職員らが避難所を巡回する際、注意喚起を行うよう求めている。【新井哉】

 事務連絡では、食事や水分を十分に取らない状態で、車などの狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと、血行不良によってエコノミークラス症候群が発症するリスクが高まる恐れがあると指摘。避難所の運営を支援したり、巡回をしたりする際、避難者に水分補給や歩行を勧めることを促している。

 熱中症については、気象条件や作業内容、生活環境によっては、被災者やボランティアらが熱中症にかかるリスクが高まることを挙げ、▽こまめに水分を取る▽気温が急に上昇した日や車の中は特に注意する▽体調が悪い日は作業を行わない▽できるだけ2人以上でお互いの体調を確認しながら作業を行う―などを周知するよう求めている。

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