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2017年6月16日 (金)

三菱MRJ、パリ航空ショーに出展

三菱航空機(愛知県豊山町)は親会社の三菱重工業とともに、同社が開発中の国産初の小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」を、現地時間6月19日からパリのル・ブルジェ空港で開催される「第52回パリ航空ショー」に初めて出展した。

出展されたのは、同機の飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)で、現地時間6月15日(日本時間16日)に同空港に到着した。

この機体は去る3月13日に、愛知県営名古屋空港から飛行試験の拠点となっている米国ワシントン州モーゼスレイクのグラントカウンティ国際空港へ向けて空輸され、現地で飛行試験に投入されていたが、このたびパリ航空ショー出展に備えて、ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA)の塗装に米国で塗り替えられた。

なお、製造段階からANA塗装とされている飛行試験5号機(JA25MJ)は当面飛行せず、県営名古屋空港に隣接する三菱航空機最終組立工場で、設計変更点のプロトタイプとして機器配置の検討などに使用されている模様。

MRJは現在、世界各国の7社から計427機を受注(内訳は、確定受注が233機、オプション契約が170機、購入権契約が24機)、2020年初頭までに型式証明(TC)の取得を目指し、同年後半から量産機の納入を開始するとしている。

リンク:パリ・エアショー参加の「MRJ3号機」、モーゼスレイクに帰る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ・エアショー参加の「MRJ」、回送と離着陸動画が公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「秋にかけて大変重要な時期」MRJパリ航空ショー初出展、水谷社長に聞く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】MRJの開発は2020年半ばの引き渡しに向けて順調 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、パリ航空ショー初出展終え離陸 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJ飛行試験機がル・ブルジェ空港を出発、米国への帰途に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、現時点で新規受注なし。サプライズはあるか? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、初の国際航空ショー…受注なしの見通し - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJ飛行試験機内部を公開、初飛行で操縦桿を握った安村氏らがパリへフェリー - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、試験機の機内公開 水谷社長「将来のビジネスつなげたい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「MRJ」ようやく実機展示も、ライバルさらに上空へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱航空機、MRJの販売目標は1000機以上 20年間で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJの実機お披露目 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJの実機お披露目=パリ航空ショー開幕 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJの実機お披露目=パリ航空ショー - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱重工宮永社長「強い気持ちの表われ」 MRJ、ANA塗装でパリ航空ショーお披露目 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ航空ショー、きょう開幕。「MRJ」初の実機展示で顧客の反応は? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、パリ航空ショーで展示へ 納期順守をアピール - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、パリ航空ショーに初展示へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJを前にANAHD副会長 篠辺氏「おぉ、できてるじゃないか」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJの試験機、パリ航空ショーで展示へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA塗装のMRJ、パリ航空ショー初出展 ル・ブルジェ空港で準備進む - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、欧州初登場=パリ航空ショーで展示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANA塗装のMRJ、パリ到着 欧州初上陸、航空ショー初出展へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、パリ郊外のル・ブルジェ空港に到着 パリ・エアショーで展示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ がパリ到着…ANA塗装で欧州初上陸、エアショーに展示予定 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

パリ・エアショー参加の「MRJ3号機」、モーゼスレイクに帰る
7/7(金) 18:23配信 sorae.jp

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パリ・エアショー参加の「MRJ3号機」、モーゼスレイクに帰る

三菱航空機はMRJ Newsletterの26号で、パリ・エアショーに参加したリージョナルジェット「MRJ」の3号機がモーゼスレイクに帰着したことを伝えています。
 
パリ・エアショーにあわせてローンチカスタマーとなるANA塗装が行われた、MRJ3号機。米ワシントン州のグラント・カウンティ国際空港のモーゼスレイク・フライトテスト・センターに到着したのは現地時間で6月24日の16時頃でした。
 
さらにMRJ3号機は、帰途でもGPSや気象レーダー、自動操縦などについてのデータ収集を行い、その機能性の確認を行ったそうです。上の画像は、エンジンパートナーとなるP&W社本社があるコネチカット州ハートフォード近郊のブラッドレイ国際空港で、P&W社やUTCエアロスペース・システムズ社の社員が見学をしている様子です。
 
MRJは搭載するP&W(プラット・アンド・ホイットニー)製の「PurePowerギヤードターボファンPW1200Gエンジン」がFAA(米国連邦航空局)の型式証明を取得するなど、機体の型式証明の取得と納入までもう一息というところまできています。


パリ・エアショー参加の「MRJ」、回送と離着陸動画が公開
6/26(月) 17:34配信 sorae.jp

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パリ・エアショー参加の「MRJ」、回送と離着陸動画が公開

パリのル・ブールジェ空港で6月19日から25日まで開催された、パリ・エアショー。その場で展示された三菱航空機のリージョナルジェット「MRJ」の回送(フェリーフライト)や離着陸の様子が、動画で公開されました。(動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=ZffuEOoedeI)

ローンチカスタマーとなるANA(全日本空輸)のペイントが施されたMRJの3号機は、飛行試験を行っていた米ワシントン州のモーゼスレイク・フライトテスト・センターからカナダやアイスランドを経由して、パリへと到着。MRJがヨーロッパへと訪れるのは今回が初めてとなります。
 
公式には2020年半ば、あるいはもしかすると1年ほど前倒しされるかもしれない、MRJの納入。今回のパリ・エアショーで機体の受注に繋がったという話は聞いていませんが、着実に納入までの歩みを進めてほしいものです。


「秋にかけて大変重要な時期」MRJパリ航空ショー初出展、水谷社長に聞く
6/26(月) 9:45配信 Aviation Wire

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MRJのパリ航空ショー初出展を終えた感想を語る三菱航空機の水谷社長=17年6月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 三菱航空機が開発を進めるリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)が、6月19日から開かれた第52回パリ航空ショーに出展された。航空ショーへのMRJの実機出展は初めてで、欧州に姿を見せたのも初となった。

【パリを離陸するANA塗装のMRJ】

 同社の水谷久和社長も、世界各国から機体見学に訪れる航空会社やリース会社などの関係者を連日出迎えた。

 水谷社長は、三菱航空機の親会社である三菱重工業(7011)に1975年入社。名古屋誘導推進システム製作所副所長、航空宇宙事業本部の副事業本部長、防衛・宇宙ドメイン長などを歴任し、今年4月1日に現職に就いた。

 航空ショー開幕前日の18日に機体を報道関係者にお披露目した際は、終始表情が硬かった水谷社長。「英語であいさつするので、ものすごく緊張した」と自嘲気味に笑う水谷社長に、パリ航空ショーを終えた感想などを聞いた。

── 三菱航空機の社長として初めて航空ショーに参加した感想は。

水谷社長:これまでは防衛宇宙部門にいたので、航空ショーへ来ると世界のOEMに出向き、いろんなディスカッションや情報共有をしていた。

 今回はまったく立場が逆。いろんな方を出迎えて、こちらから説明するということが、防衛宇宙部門に在籍していた時はなかった環境だった。そこの面くらい方というか、初めての感覚が非常に強かった。

 ブリーフィングの場を持たせていただくことも、防衛宇宙ではなかったので、かなり違った。

── 今回はMRJの実機を初めて出展した。どういった部分を重視して、潜在顧客に説明したのか。

水谷社長:外観を含め、我々としてはきちっとできていると思うので、まずは機体を見てください、という感じだった。コックピットにしても、パイロットの視点で見て視認性なども配慮している。

 相手にもよるが、それなりの評価はいただけていると思う。

── 機体のサイズに対する反応はあったか。出展したMRJ90に対して胴体が短いMRJ70や、MRJ90よりも胴体が長く開発検討中のMRJ100Xもあるが。

水谷社長:もちろんそうした議論もあるのだが、まずは(出展した)MRJ90の機体をご覧いただいて、どういう感想を持たれるかが話の中心だった。

 MRJ90の機体の出来栄えや、開発状況をご自分の目で見ていただくことはできたと思う。

── 現在飛行試験機は5機で、設計変更が進んでいる。次の飛行試験機の製造はいつごろになるのか。

水谷社長:今年の然るべき時には製造に着手しないと、われわれが目指しているデリバリースケジュール(記者注:2020年半ばの量産機納入開始)がしんどくなる可能性がある。

 そういう意味では、今から秋にかけて大変重要な時期を迎えている。スケジュールをどうやってきちっとこなしていくかが重要だと思っている。

── MRJ70の開発状況はどうか。

水谷社長:MRJ90でTC(型式証明)を取得してからという位置づけなので、MRJ70が先に動き出すことはないと思っている。すべてはMRJ90の開発状況次第だ。


【パリ航空ショー2017】MRJの開発は2020年半ばの引き渡しに向けて順調
6/23(金) 15:11配信 Impress Watch

 三菱重工業株式会社の子会社でMRJ(Mitsubishi Regional Jet)の開発、製造、販売を行なう三菱航空機は6月19日(現地時間)、フランス・パリ郊外のル・ブルジェ空港で開かれている航空産業の商談/展示会「パリ航空ショー2017」において記者会見を開催し、グローバルの報道関係者に向けてMRJの開発進展状況などに関して説明した。

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 このなかで三菱航空機は、1月に発表した量産初号機引き渡しを2018年半ばから2020年半ばに延期したことに伴うスケジュール変更、さらには飛行試験の予定などに関して説明し、延期に伴って実施される装備品の配置変更に関してはすでにデザインが完了、電気配線の変更は予定どおりデザインプロセスが行なわれており、現在行なわれている試験飛行と合わせて、新しいターゲットとなる2020年半ばの量産初号機引き渡しに向けて、順調に進んでいるとアピールした。

■ローンチパートナーとなるANA塗装のMRJをもって、パリ航空ショーでの売り込みを目指す

 冒頭で挨拶に立った三菱航空機 取締役社長の水谷久和氏は「MRJのプログラムは徐々に進展しており、今回は我々のローンチパートナーとなるANA(全日本空輸)のカラーを塗装した試作機を持ち込んで、どの程度進展しているのかをお客さまにお見せしたいと考えた。今回は2人のチームリーダーから開発状況について説明していきたい」と述べ、今回三菱航空機がMRJをパリ航空ショーに持ち込んだことの目的を説明した。

 なお、質疑応答では、海外の報道関係者から同社が1月23日に量産初号機の引き渡しを2018年半ばから2020年半ばに延期したことを受けて、このショーで何をアピールしたいのかという質問もでたが、水谷氏は「今回来ているのは我々が開発がきちんと進んでいるということを理解をいただくことが大事だと考えている。すでにご注文をいただいているお客さまからは理解をいただいている。これから将来注文していただくお客さまに理解していただければいいと思っている」と答え、今回のパリ航空ショーに参加したのは、MRJの進展について説明し、潜在的な顧客にアピールする目的があると説明した。

■MRJはゼロから開発した飛行機となるため、過去のしがらみなく新しい世代の技術を採用できている

 引き続き、三菱航空機 営業本部 営業部長の福原裕悟氏が、MRJのリージョナルジェット(座席数が100席以下でハブ空港とローカル空港を結ぶような路線に投入されるジェット機)市場での位置付けや、そのセールスポイントなどについて説明した。福原氏は「今回初めてMRJを欧州に持ってくることができた。販売・マーケティングの観点からこのショーは重要であり、欧州の顧客に対してその高品質や高性能をアピールすることができると考えている」と述べ、MRJをパリ航空ショーに参加させた意義について説明した。

 続けて福原氏は、「リージョナルジェットは今後も年々成長していくと予想されており、2036年には1.6倍になると予想している。だからこそ我々はこの市場にコミットしていく。向こう約20年間に5000機の需要があると考えており、多くは北米、次いで欧州やアジアに需要がある」と述べ、MRJ開発の背景としてのリージョナルジェット市場の大きな可能性を語った。

 そのうえで、MRJの強みとして「MRJはクリーンシート(製品をゼロから開発すること)として設計されている。クリーンシートで設計できることがニューカマーの強みで、顧客のニーズに合わせた飛行機を提供することができる」と述べ、通常であれば従来製品の延長線上として設計されるのが飛行機開発の常道だが、新規参入した三菱航空機はゼロから設計することで、従来製品のしがらみがなく開発できることが強みだとした。それにより具体的なメリットとして、競合と比較して最大20%の低燃費のアドバンテージ、ノイズの低さなど環境への配慮、乗客への快適さの提供、最先端の15インチディスプレイを利用したコックピットデザインなどを挙げた。

■米国でのスコープ・クローズに対応するため、MRJ70からMRJ90へのコンバートも計画

 また、リージョナルジェットを米国で販売するうえでハードルの1つとなるスコープ・クローズ(Scope Clause)問題への対応についても触れた。スコープ・クローズとは、米国における航空会社とパイロットの労使協定の1つで、リージョナルジェットの座席数と重量に制限を設けるもの。米国では大手航空会社がリージョナルジェットをほかの航空会社に委託する場合があり、リージョナルジェットが大きな輸送力を持つと大手航空会社のパイロットの職域を侵すため、それを防ぐために設けられた規定。航空会社により規定は異なるが、最大76席、重量が8万6000ポンドということは共通している。

 MRJの場合、最初にリリースされるMRJ90は座席も重量も規定を超えてしまうため、それ以下のMRJ70というモデルを用意して対応する計画だ。福原氏によれば「現行のスコープ・クローズは2019年の末に改訂される予定で、そこで撤廃される可能性もある。このため、MRJ70をMRJ90にコンバートすることも可能にしている」と述べ、米国特有のニーズにもSKU構成を柔軟にすることで対応できるとアピールした。

 その後、福原氏はMRJの受注状況について説明し、ANAやJAL(日本航空)などの顧客を紹介した。また、スウェーデンのROCKTONとはまだ契約は結ばれていないが、交渉中であるとした。

 福原氏は「現在のリージョナルジェット市場はエンブラエルとボンバルディアの市場だが、現在のオーダーベースで考えれば、三菱は26%のマーケットシェアを獲れている」と説明し、三菱航空機が近い将来にシェアでエンブラエルについで第2位になれる可能性があると指摘した。

■スケジュール変更の原因となった装備品の配置はデザイン完了、電気配線のデザインは進行中

 引き続き、MRJの技術チームを率いている三菱航空機 プログラム・マネジメント・オフィス プログラム・ディレクターのアレクサンダー・ベラミー氏が登壇し、MRJの開発状況の進展に関する説明を行なった。

 ベラミー氏は「量産初号機の引き渡しのスケジュールを、装備品の配置変更と配線関連の設計変更のため、2018年半ばから2020年の半ばに変更したことを発表した。現在は飛行テストを行なっており、変更されたスケジュールでの引き渡しを実現するため全力で取り組んでいる」と述べ、1月23日に発表した設計変更によるスケジュールの変更について説明した。ベラミー氏は着任後にエンジニアリングチームを再編したことを明らかにし、各プロジェクトごとに責任者を配置して組織を整理したとした。

 MRJの開発状況については、認証要件を満たすように装備品の配置を変更することはすでにデザインが完了しており、電気関連の配線変更は、新たに開発チームを雇い、パートナーの協力を得ながら現在デザインが行なわれていると説明した。ベラミー氏によれば、パートナーはそうした飛行機の電気配線を専門に行なっているチームで、専用のツールと技術を利用して現在名古屋で開発を進めているということだった。

 今後のスケジュールについては、現在第1段階目の試験飛行を米国のモーゼスレイクで行なっており、そこに4機のテスト機を投入していくという。さらに第2段階目の試験飛行は最終的な型式証明の認証テストとなり、それは日本とモーゼスレイクで行なうことになるという。現在MRJ90の5機(10001、10002、10003、10004、10005)がテスト機として用意されており、10001~10004までがモーゼスレイクでの試験飛行に、10005が名古屋で地上テストに使われているとベラミー氏は説明した。また、最終的な型式証明の認証テストにはMRJ90が1機ないしは2機用意され、その後MRJ70のそれが用意されると説明した。

 認証機関による認証は、JCAB(国土交通省航空局)/FAA(米国連邦航空局)などの認証機関との協力のもとに行なわれており、JCABの最初のフライトは今夏に、FAAの最初のフライトは今年の終わりまでに、EASA(欧州航空安全機関)は現在検討中だとした。すでにエンジンとなるプラット・アンド・ホイットニー社の「PurePower Geared Turbofan PW1200Gエンジン」はFAAの型式証明を取得しており、それもMRJにとって大きな進展だとベラミー氏は指摘した。

 ベラミー氏は「再デザインや飛行テストは順調に進んでおり、予定どおり2020年の半ばに量産初号機を納入できるように進めたい」と述べ、再デザインによる延期はあったものの、その後は順調に進んでおり、2020年の半ばという新しい公約を守るべく開発を進めて行きたいとした。


MRJ、パリ航空ショー初出展終え離陸
6/22(木) 17:23配信 Aviation Wire

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パリ航空ショー初出展を終えル・ブルジェ空港を離陸するANA塗装を施したMRJの飛行試験3号機=17年6月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 三菱航空機が開発を進めるリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)が現地時間6月22日午前8時10分すぎ(日本時間同日午後3時10分すぎ)、第52回パリ航空ショーが開かれているル・ブルジェ空港を離陸し、米国の飛行試験拠点であるワシントン州モーゼルレイクへ向かった。

【パリを離れるMRJ3号機】

 MRJの実機が航空ショーに出展されたのは、今回が初めて。25日まで開かれているパリ航空ショーのうち、商談期間である22日までに受注発表には至らなかったが、三菱航空機の水谷久和社長は、機体を見学した来場者からの反応についていると評価をいただいた」と語った。

 今回展示した3号機の塗装は、ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングに米国で塗り直された。現地時間13日午前8時38分(日本時間14日午前0時38分)に、飛行試験拠点である米ワシントン州グラントカウンティ国際空港内のモーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)を出発。カナダのウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港とグースベイ空港、アイスランドのケプラヴィーク国際空港を経て、15日午後5時5分(日本時間16日午前0時5分)に、ル・ブルジェ空港へ到着した。

 22日にパリを出発した3号機は、モーゼスレイクへ戻った後は再び飛行試験に戻る。飛行試験は4機体制で進められており、2020年初頭までに機体の安全性を国が証明する型式証明(TC)の取得を目指し、合計2500時間におよぶ飛行試験を進める。三菱航空機によると、まもなく1000時間に達する見通し。

 一方、機体の再設計も同時に進められており、今秋には設計が固まる見込み。設計変更を反映した飛行試験6号機の製造開始は、年内を計画している。

 MRJは、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」と、76席の「MRJ70」の2機種で構成。エンジンはいずれも低燃費や低騒音を特長とする、米プラット・アンド・ホイットニー製のギヤード・ターボファン・エンジン(GTFエンジン)「PurePower PW1200G」を採用する。当初2013年だった納期は5度目の延期により、2020年半ばとなる見通しで、水谷社長によると、社内目標としては2019年を掲げているという。

 MRJはローンチカスタマーとして25機(確定15機、オプション10機)を発注したANAのほか、32機を確定発注した日本航空(JAL/JL、9201)など、7社から計427機を受注。内訳は、確定受注が約半数の233機で、残りはキャンセル可能なオプション契約が170機、購入権契約が24機となっている。


【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJ飛行試験機がル・ブルジェ空港を出発、米国への帰途に
6/22(木) 15:59配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 三菱重工業と三菱航空機がパリ航空ショー2017で展示したMRJの飛行試験3号機「FTA-3(登録記号:JA23MJ)」が、6月22日(現地時間)の朝、フライトテストの地である米国に向けて出発した。

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 今回のパリ航空ショーで展示されている飛行試験機3号機は、会場では地上展示だけだったものの、自力でのフェリーフライトを経て6月15日(同)に、パリ航空ショー会場であるル・ブルジェ空港に到着。商談目的での展示であることから、23日から始まる一般デーを前に、会場をあとにした。

 一般デーを前に会場をあとにする展示機は珍しいことではなく、既報のとおりボーイング 787-10型機は会期2日目には会場をあとにしている。こうしたフェリーフライトの離陸時刻などは公表されていないが、MRJは22日8時過ぎに23滑走路から離陸。すぐにランディングギアを収納し、やや右に旋回しながらパリから旅立っていった。

 ちなみに、このJA23MJの飛行情報は、Flightradar24でも表示されているので、気になる人は追跡してみてもよいだろう。


MRJ、現時点で新規受注なし。サプライズはあるか?
6/21(水) 7:31配信 ニュースイッチ

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会見する水谷三菱航空機社長

三菱航空機、パリ航空ショーで
 【パリ=戸村智幸】三菱航空機(愛知県豊山町、水谷久和社長)は、航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」で19日(現地時間)、開発中の国産小型ジェット旅客機「MRJ」の最新状況を説明した。ただ、2016年に英国で開かれた「ファンボロー国際航空ショー」の時のような受注発表はなく、国際航空ショー初の実機を披露した前日と対照的に、寂しい内容となった。

 「新しい注文を取るのはさることながら、実機を展示して開発作業がきちんと進んでいることを理解してもらうことが重要だ」。水谷社長は記者から新規受注がないことを質問されると、今回の目的が受注獲得ではないことを強調した。

 MRJの最新状況の説明会は、パリとファンボローの両国際航空ショーの初日の恒例行事。16年はスウェーデンの航空機リース会社ロックトンから、20機の受注(10機はオプション)で基本合意したことを華々しく発表した。しかし今回は開発と営業の両責任者による説明にとどまった。

 ただ、5度目の納入延期でMRJへの信頼低下が懸念される中で、実機を展示して存在をアピールすることが、今回の最大の目標だったと言える。

 水谷社長も事前に「会期中の受注は難しい」と表明していた。重要なのはこれからだ。今秋の完了を見込む設計見直しなど、今後の開発が順調に進み、受注活動につながることが期待される。

<解説>
 エアショーでの受注会見は開幕2日目や3日目に突然設定されることもあるので、現時点で本当に受注ゼロに終わるかは分からない。ただし「受注という目的よりも、見直した計画に基づいて開発していると認識してもらうことが重要」(エアショー前の取材に対する水谷社長談)などの発言からも、相当に厳しい状況であることは伝わってくる。サプライズがあるといいのだが。


MRJ、初の国際航空ショー…受注なしの見通し
6/21(水) 7:13配信 読売新聞

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多くの報道陣がMRJの取材に訪れ、関心の高さを示した=戸田雄撮影

 【パリ=戸田雄】世界最大規模の航空見本市「パリ国際航空ショー」が19日開幕し、三菱航空機は国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の実機を初めて展示した。

 開発が順調に進んでいることをアピールする狙いだが、今回の航空ショー期間中に新たな受注は獲得できない見通しだ。小型機の需要は今後拡大が見込めるものの、ライバル社との差は広がっている。

 「MRJの開発作業がきちんと進んでいるということを理解して頂くのが、一番重要なミッションだ」

 三菱航空機の水谷久和社長は19日の記者会見で、実機を展示する意義を強調した。親会社の三菱重工業は、MRJ事業を宮永俊一社長の直轄にし、グループを挙げて開発に取り組んできた。航空見本市に初めて実機を展示できたことで、「ようやくスタートラインに立てた」(水谷社長)形だ。


【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJ飛行試験機内部を公開、初飛行で操縦桿を握った安村氏らがパリへフェリー
6/20(火) 22:27配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 三菱重工業と三菱航空機は、パリ航空ショー2017の会場でMRJの飛行試験3号機「FTA-3」の機内を公開した。既報のとおり、三菱重工業と三菱航空機は今回のパリ航空ショーでANA塗装が施された飛行試験機の3号機を地上展示。開幕前日にはANAホールディングスの篠辺副会長も同席した記者会見が行なわれた。

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 今回のパリ航空ショーで展示されている飛行試験機3号機は2016年11月22日に初飛行した機体で、通常はブラックストライプとMRJロゴが描かれたデザイン。今回の展示のために5月にANA塗装をし直した。現在、愛知県のMRJ最終組立工場で地上試験に使われている飛行試験5号機もANA塗装が施されており、一時的ではあるが、2機のANA塗装MRJが存在する状態になっている。

 ペイントはいわゆるトリトンブルーのANA塗装をベースに、前方に「MRJ Mitsubishi Regional Jet」のロゴがあしらわれたもの。MRJのハウスカラーの特徴である、歌舞伎の化粧をモチーフにしたコックピット窓枠の端の“隈取”も通常のANAカラーにはないMRJ独特のデザインだ。なお、今回のペイントはあくまで今回のショーのためのもので、実際の機体に採用されるかは決まっていない。

 機内は飛行試験機ということもあって、配線などもむき出しの状態。旅客機として利用する場合のイメージは、過去にお伝えしている記事の客室モックアップなどを参照してほしい。コックピットは4枚のディスプレイを用いたグラスコックピットで、ジョイスティックなどではなく操縦桿を用いている。

 後方には貨物エリアがある。多くの旅客機は筒状の機体を上下に分割し、上部を客室、下部を貨物エリアとしているが、MRJは貨物エリアを機体後方のみに装備。これにより、上下を分ける床の位置を下げて、客室エリアを広くしている。これもMRJの特徴の一つであり、飛行試験機では壁のない状態でその特徴を見ることができる。旅客機となる際には、貨物室と客室を隔てる部分にギャレーやラバトリーが設置されることになる。

 この飛行試験機3号機は、米国ワシントン州のモーゼスレイクにあるグラント・カウンティ国際空港をベースに試験が行なわれており、今回のパリ航空ショーには、カナダのウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港、同グースベイ空港、そして大西洋を越えてアイスランドのレイキャビクにあるケプラヴィーク国際空港を経由。レイキャビクからパリまではノンストップで飛行した。

 このフェリーフライトを担当したのは3名のパイロットで、うち1名は、2015年11月11日に県営名古屋空港で行なわれたMRJの初飛行で操縦桿を握ったチーフパイロットの安村佳之氏。初飛行後、安村氏は現在、モーゼスレイクでテスト飛行に従事しており、「私自身は300時間とちょっと。MRJ合計では1000時間近く」の飛行時間に達している。現時点での飛行レートは「4機の飛行試験機が3時間ほどの12~13時間ほどがピーク」とのことだが、これは「これからまだ上がっていく」としている。

 初飛行後からの改善点などを尋ねると、「日々いろいろなパイロットが飛んで、いろいろなコメントが出る。数え切れないほどのパイロットコメントをアップデートした」とのことで、基本的な操縦性は変わっていないものの、ハンドリングのアップデートにより飛ばしやすくなっているという。

 ちなみに、現在はアビオニクス(航空電子機器)や、操縦性に関わるスタビリティ&コントビリティのテストが中心になっているとのこと。安村氏の見解としては「飛行レートがだいぶ上がってきている。機体自体も、フラッター試験や加重試験などの外形上の主な試験は終わっていて、もうそれらのトラブルはないと思う。あとは内部の1個1個の機器の完成度が上がっていけば型式証明が取れると思う」とし、2020年納入というスケジュールを守れることに自信をのぞかせた。


MRJ、試験機の機内公開 水谷社長「将来のビジネスつなげたい」
6/20(火) 13:10配信 Aviation Wire

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パリ航空ショーで公開されたMRJ飛行試験3号機のコックピット=17年6月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 三菱航空機は現地時間6月19日、この日開幕した第52回パリ航空ショーで全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングをまとった飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)の機内を公開した。

【MRJ機内とパリ航空ショーで飛ぶE195-E2】

 5機あるMRJの飛行試験機のうち、3号機はアビオニクス試験とオートパイロット(自動操縦)試験、飛行特性試験に使用。19日の公開時は、機体前方は試験機器などがない状態で、中央から後方は技術者が機体の状態を観測する席が設けられていた。

 このほかの飛行試験機は、初号機(JA21MJ)はシステム試験、2号機(JA22MJ)は機能・性能試験、内装を施す4号機(JA24MJ)はインテリアや騒音、防氷試験に投入。初号機から4号機までは、米モーゼスレイクを拠点に試験を進めている。

 一方、当初国内でオートパイロット試験に使用する予定だったANA塗装を施した5号機(JA25MJ)は、県営名古屋空港に隣接する最終組立工場で機器配置の見直しなどに使われている。

 パリ航空ショーが開かれているル・ブルジェ空港で会見した、三菱航空機の水谷久和社長は、今回の3号機出展について「開発がきちんと進んでいることを、実機を持ち込んで世界のみなさんにお示しし、理解をいただくことが重要なミッション」と説明。「開発の実態を実機を通して御理解いただき、将来のビジネスにつなげていくきっかけになれば」と述べ、パリでの受注は難しいとの見通しを示した。

 実機を持ち込んだものの、受注は厳しいとみられるMRJ。一方、リージョナルジェット機の市場をリードするブラジルのエンブラエルは、開発中の「E2」シリーズで最大の機体サイズとなるE195-E2の初号機(登録番号PR-ZIJ)を出展。19日には当初20日に予定していた飛行展示を前倒しして実施。約6分間のフライトを終えると、会場からは拍手が沸き起こった。

 リージョナルジェットの王者エンブラエルに対し、開発がリードしていたはずのMRJは徐々に巻き返され、苦しい戦いが続いている。


「MRJ」ようやく実機展示も、ライバルさらに上空へ
6/20(火) 11:40配信 ニュースイッチ

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披露したMRJ試験3号機の前で握手する宮永三菱重工社長(中央)と篠辺ANAホールディングス副会長(左)ら

「これ以上の納入延期はしないという決意だ」(三菱重工社長)
 【パリ=戸村智幸】三菱重工業は19日(現地時間)に開幕した航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」で、開発中の国産小型ジェット旅客機「MRJ」の実機を国際航空ショーで初めて展示した。開発遅れでMRJへの信頼低下が懸念される中、世界の航空機産業の晴れの舞台で実機を披露し、存在感を高める狙いだ。

 パリ北東部の会場、ル・ブルジェ空港で18日、米国ワシントン州の飛行試験拠点から持ち込んだMRJ試験3号機の披露会が開かれた。第1号顧客のANAホールディングス(HD)仕様に塗装された3号機の前面が、6月のパリにしては熱い日差しを白く反射してたたずんだ。

 披露会には宮永俊一三菱重工社長が出席した。5度の納入延期を経て、開発の主体が子会社の三菱航空機(愛知県豊山町)から三菱重工に移った表れと言える。

 宮永社長は自らの出席が、「これ以上の納入延期はしないという決意だ」と表明。さらにANA仕様への塗装は自身の指示だと明かした上で、「顧客のために全力で開発していると強く示すため」と狙いを説いた。

 同席した篠辺修ANAHD副会長は「開発過程でさまざまなことが起きると覚悟して発注した」と納入延期に理解を示した上で、「我々の塗装になっているのを見て、できてきていると実感した」と感慨深げだった。

 今年1月の5度目の延期決定により、量産初号機の納入予定時期は2020年半ばへと2年間遅れた。これによるマイナスイメージを払拭(ふっしょく)しようと踏み切ったのが、実機展示だ。

 航空ショーではこれまで、実物大模型(モックアップ)の展示にとどまっていた。機体を持ち込むには、型式証明取得のための飛行試験を中断する必要があったからだ。

 水谷久和三菱航空機社長は「1日でも多く飛行試験をと言う人もいた」と反対意見があったことを明かした上で、「それよりも実機展示で生まれる期待感などプラス効果を採った」と強調した。宮永三菱重工社長も「機体を見てもらうことで商談が広がっていくと願っている」と今後の受注活動の弾みになることに期待する。

 ただ、初の実機展示が意義深いのは確かだが、航空ショーの華である飛行展示を実施しないのは残念だ。米ボーイングや欧エアバスは、開発中の新型機を飛行展示や内部公開でアピールする。一方、MRJは飛行試験への影響を考えると、実機を持ち込むのが限界だった。試験機の状態という理由で、内部も公開しない。

 では次はどうか。18年に英国で開かれる「ファンボロー国際航空ショー」での飛行展示について、宮永三菱重工社長は「来年はステップアップに努める」と前向きな姿勢を示しつつ、「そのときの状況でいろいろ相談しなければならない」と付け加えた。現段階では判断しようがないのだろう。開発が順調に進み、MRJが1年後に英国の空を舞うことに期待したい。

<解説>
 やっとスタートラインに立てた、という印象。MRJを含む民間航空機の開発において「エアショーデビュー」は大きな一歩だが、この先、型式証明までの険しい道のりはまだ残されている。ライバルも手強い。MRJは地上展示のみだが、ブラジルのエンブラエルは今回、開発中の「E2シリーズ」の地上展示と飛行展示を予定している。


三菱航空機、MRJの販売目標は1000機以上 20年間で
6/20(火) 7:21配信 ロイター

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 6月19日、三菱重工業子会社の三菱航空機は、2040年近辺までに国産ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」を1000機以上、販売する方針を示した。写真はMRJのポスター、都内で2016年10月撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[パリ 19日 ロイター] - 三菱重工業<7011.T>子会社の三菱航空機は、2040年近辺までに国産ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」を1000機以上、販売する方針を示した。

同社は同機をパリ航空ショーで展示。顧客に対し順調な進捗(しんちょく)状況を示し、2020年半ばの納入計画に変更がないことを確認していた。

三菱航空の販売マーケティング担当副社長、福原裕悟氏は、同機の販売目標について「約20年間で1000機以上」と答えた。

福原氏は19日、現時点の納入計画は427機と明かしていた。

ローンチカスタマーのANAは18日、同納入計画にコミットしていると述べた。

また福原氏は、三菱航空がブラジルのエンブラエル<EMBR3.SA>やカナダのボンバルディア<BBDb.TO>に独占されているリージョナルジェット市場で、主要2社のうちの1社になることが目標と言及。「(同市場の)リージョナルジェット機需要は今後20年間で5000機以上とみている。リージョナルジェット市場はとても堅実で、グローバルな顧客基盤を作ることが目標」と述べた。


MRJの実機お披露目
6/19(月) 20:00配信 時事通信

 【パリ時事】隔年で開催される世界最大級の航空機見本市、第52回パリ国際航空ショーが19日、パリ郊外ルブルジェで開幕した。日本からは、三菱航空機(愛知県豊山町)が国産初の小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の実機を国際航空ショーで初めてお披露目した。


MRJの実機お披露目=パリ航空ショー開幕
6/19(月) 17:00配信 時事通信

 【パリ時事】隔年で開催される世界最大級の航空機見本市、第52回パリ国際航空ショーが19日、パリ郊外ルブルジェで開幕した。日本からは、三菱航空機(愛知県豊山町)が国産初の小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の実機を国際航空ショーで初めてお披露目した。

 同社の親会社である三菱重工業の宮永俊一社長は「MRJを披露するのにこれ以上の機会はない。ぜひ間近で見てほしい」としている。

 このほか、ホンダが小型ジェット機「ホンダジェット」を出展。日本政府が川崎重工業を中心に製造するP1哨戒機も展示され、活発な商談が交わされる見通しだ。

 航空ショーは25日まで。米ボーイングや欧州のエアバスをはじめとする航空機関連の約2300社が参加し、業界関係者や一般客ら約35万人の来場が見込まれている。


MRJの実機お披露目=パリ航空ショー
時事通信 6/19(月) 16:10配信

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世界最大級の航空機見本市、第52回パリ国際航空ショーが19日、パリ郊外ルブルジェで開幕した。日本からは、三菱航空機が国産初の小型ジェット旅客機MRJの実機(写真)をお披露目した=15日撮影(同社提供)


三菱重工宮永社長「強い気持ちの表われ」 MRJ、ANA塗装でパリ航空ショーお披露目
6/19(月) 12:58配信 Aviation Wire

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パリ航空ショーで展示されるANA塗装をまとったMRJの前で握手を交わす三菱重工の宮永社長(中央)と三菱航空機の水谷社長(右)、ANAホールディングスの篠辺副会長=17年6月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 三菱重工業(7011)と三菱航空機は現地時間6月18日、第52回パリ航空ショーが19日から開かれるパリのル・ブルジェ空港でMRJの飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)をお披露目した。ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングをまとい、ANAを傘下に持つANAホールディングス(9202)の篠辺修副会長も出席した。

【パリに出展されたANA塗装のMRJ】

 MRJは、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」と、76席の「MRJ70」の2機種で構成。エンジンはいずれも低燃費や低騒音を特長とする、米プラット・アンド・ホイットニー製のギヤード・ターボファン・エンジン(GTFエンジン)「PurePower PW1200G」を採用する。1日には、PW1200GがFAA(米国連邦航空局)の型式証明を取得した。

 当初2013年だった納期は5度目の延期により、2020年半ばを計画。開発遅延に伴い、2016年11月からは三菱重工の宮永社長直轄の開発体制に移行した。

 今回パリへ持ち込んだのは、5機あるMRJ90の飛行試験機のうち3号機で、飛行試験の拠点である米国のモーゼスレイクには、今年4月に到着。ANA塗装には米国で塗り直し、ル・ブルジェ空港には、15日夕方に到着した。

---記事の概要---
・宮永社長「かなりの完成度」
・ANA塗装「強い気持ちの表われ」
・100席以上の着手未定

◆宮永社長「かなりの完成度」

 機体の完成度について、三菱重工の宮永俊一社長は、「かなりの完成度に来ている。そこをぜひ見ていただきたい」と自信を示した。これまでの開発遅延については「1月にも説明したとおり、国際基準の中で機体を完成していくことに、知見が足りなかった。試行錯誤でやってきて、このように解決したと示したい」と、実機をパリへ持ち込んだ意図を説明した。

 宮永社長がパリ入りしたことについて、記者から今後の開発がこれ以上遅れない意思表示かを尋ねられると、宮永社長は「そういう風に理解していただいて結構。より安全な飛行機を完成させるため、最後の検証プロセスにある。飛行機がこんなに完成していますということを、御理解いただければありがたい」と語った。

 三菱航空機の水谷久和社長は、パリに機体を持ち込んだことについて、「航空ショーで機体をお見せできて、身近な目標をクリアした。世界を代表する各社が集まっており、世界レベルではスタートラインについた」と感想を述べた。

 今後の開発スケジュールをどのようにクリアしていくかについて、水谷社長は「2019年納入の社内目標は、スケジュールを変えるわけではない。1月の新体制発表以降、新しい体制をきっちり作って運用し、それなりに成果が出始めている。この延長線上でわれわれなりにがんばって行けば、計画を守れると信じている」と語った。

 今回MRJはパリ航空ショーへ初参加となるだけではなく、欧州での実機初お披露目となった。水谷社長は欧州市場について、「北米だけではなく、欧州にもと思っており、まずはMRJ90を仕上げる。開発状況に理解を深めていただき、将来に向けての話につながっていけばよいと思う」と述べた。

◆ANA塗装「強い気持ちの表われ」

 MRJの飛行試験機5機のうち、すでにANA塗装が施され、国内での飛行試験に投入する予定だった5号機(JA25MJ)は、当面飛行しない見通し。設計変更が進んでいることから、現在は県営名古屋空港に隣接する最終組立工場で、機器配置の見直しなどに使われている。

 3号機をANA塗装でパリへ出展することは、宮永社長のトップダウンで決まった。「ANAには遅れを待っていただいて申し訳ない。機体開発がここまできていると、航空ショーでお客様のために全力でやっていることをお示しする、強い気持ちの表われだ」と理由を述べた。

 一方、MRJはANA以外にも北米市場などにも顧客がおり、機体の安全性を証明する型式証明(TC)を取得するまでは、航空機メーカーの自社デザインによるカラーリングで、航空ショーなどに持ち込むのが一般的だ。

 MRJを発注している他社との関係について、宮永社長は「米国のお客様は、ローンチカスタマーとメーカーの関係をよくご存じなので、(ANA塗装で出展したことを)理解していただけると思う。ネガティブではなく、喜んでいただけると信じている」と語った。

 ANAHDの篠辺副会長は、MRJのパリ航空ショー初出展について、「飛行機を設計してから製造するまでの最終盤にきたことを証明していただけた。我々のペイントがどの段階で見られるかが、ひとつのステップだ」と語った。

 また、宮永社長の直轄体制である点について、篠辺副会長は「ありがたい。三菱重工が総力を挙げて納期に向けて進めている」と評価した。

 MRJのANA塗装は、同社が運航するボーイング787型機と同様、機体前方に大きくMRJのロゴが描かれている。量産機のデザインについて、篠辺副会長は「MRJの文言をどういう形で表現するかは、別途検討する」と述べるにとどめた。

◆100席以上の着手未定

 MRJは2008年3月27日、ANAがローンチカスタマーとして25機(確定15機、オプション10機)を三菱重工に発注し、事業化が決定した。ANAのほか、32機を確定発注した日本航空(JAL/JL、9201)など、7社から計427機を受注。内訳は、確定受注が約半数の233機で、残りはキャンセル可能なオプション契約が170機、購入権契約が24機となっている。

 一方、MRJ最大のライバルである、ブラジルのエンブラエルが開発中の「E2」シリーズは、最初の機体となるE190-E2が、2016年2月25日にロールアウト。現行のエンブラエル170(E170)とE175、E190、E195の4機種で構成する「Eジェット」の後継機で、E175-E2とE190-E2、E195-E2の3機種で構成する。

 2018年の納入開始を目指す、E190-E2のメーカー標準座席数は1クラス106席、2クラス97席、2019年前半から納入予定のE195-E2は1クラス146席、2クラス120席、2020年納入開始予定のE175-E2は1クラス88席、2クラス80席。MRJと座席数で比較すると、MRJ90にとってE190-E2が、MRJ70はE175-E2が競合となる。

 今回のパリ航空ショーでは、エンブラエルはE2シリーズ最大の機体サイズとなるE195-E2の初号機(登録番号PR-ZIJ)を出展。地上展示するほか、飛行展示も予定している。

 80席クラスの機体から、リージョナル機では大型となる100席を超える機体まで、E2シリーズは幅広い選択肢を航空会社に提案できる。

 三菱航空機では、長胴型のMRJ100Xを100席クラスで検討している。宮永社長は、「リージョナル機のコアマーケットは、MRJ90とMRJ70のクラス。技術的に成功させることの次に、事業として成功させることが重要だ。MRJ90とMRJ70をしっかり成功させる」と述べ、当面は100席以上のクラスに着手しない考えを示した。


パリ航空ショー、きょう開幕。「MRJ」初の実機展示で顧客の反応は?
6/19(月) 10:15配信 ニュースイッチ

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パリに向けて米国から出発するMRJ試験3号機(三菱航空機提供)

納入時期前倒しに挑戦、「2強目指せる」
 世界最大の航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」が19日、パリ郊外のル・ブルジェ空港で開幕する。英国で行う「ファンボロー国際航空ショー」との隔年開催の展示会。主催者によると今回は約2300社・団体が出展し、業界関係者向けの前半4日間には15万人の来場が見込まれる。25日までの開催で、後半3日間は一般来場者向け。

 出展する日本勢最大の目玉は、三菱重工業が開発中の国産小型ジェット旅客機「MRJ」を実機展示することだ。主要航空ショーでの同実機展示は初めて。開発が遅れる中、実機を見せて世界の航空会社へのアピールを狙う。

 このほか、日本航空宇宙工業会(SJAC)と加盟12社や、各地の中小企業が出展する。また、東京都が中小企業グループと初出展し、海外メーカーからの受注獲得を目指す。中部地方の7企業・団体もドイツの航空宇宙産業クラスターの企業と交流する。

 パリ航空ショーは2年に一度、奇数年に開かれる世界最大の航空ショー。今回、米ボーイングが小型機「737MAX」の派生機種を事業化することが予想されたり、欧州エアバスが最新鋭大型機の飛行展示を予定したりしているが、日本で最も大きなトピックとなるのは、やはりMRJの実機出展だろう。

 世界の主要な航空ショーでは、メーカーは開発中の機体を展示してPRすることが多い。一方、これまでMRJの開発遅延に苦しんできた三菱航空機は、試験作業などを最優先するため航空ショーには実物大の客室模型(モックアップ)を出展してきた。MRJの実機が航空ショーに持ち込まれるのは初めてとなる。三菱航空機の親会社である三菱重工業の宮永俊一社長も現地に出向き、記者会見を行う予定。

 三菱航空機の水谷久和社長は、ローンチカスタマーであるANAホールディングスへの納入時期について「2019年を念頭に置いて作業している」と20年半ばからの前倒しを目指している。

 量産初号機の納入時期は、5度目の延期で18年半ばから20年半ばに遅れた。水谷社長は「めどが付いたと言えるほどではないが、社内では何とか19年に頑張ろうと話している」という。

 現在、今秋の完了予定で電気配線の見直しによる機体の設計変更作業を進めている。フランス企業とパートナー契約を結び、約20人の技術者を受け入れており「彼らの力をフル活用してきっちり仕上げたい」と水谷社長。

 パリ国際航空ショーに向けては、「エンブラエルが約5割のシェアだと思っている。ボンバルディアは4割だが100席以上に注力しており、我々ががんばっていけば、新しい2強の一角を形成できるのでは」(水谷社長)と意気込む。


MRJ、パリ航空ショーで展示へ 納期順守をアピール
6/19(月) 9:44配信 ロイター

[パリ 18日 ロイター] - 三菱重工業<7011.T>子会社の三菱航空機は約半世紀ぶりとなる国産ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の実機を19日開幕するパリ航空ショーで展示する。現地入りした幹部らは18日、2020年半ばの納入計画に変更がないことを確認した。

MRJは開発の遅れから初号機の納入予定が5度延期されているが、三菱重工業の宮永俊一社長は18日、記者団に対し「順調な進捗(しんちょく)状況を示すための展示」と説明。

また、同航空ショーで受注についての発表は予定していないと述べた。

三菱航空の販売マーケティング担当副社長、福原裕悟氏は昨年MRJ最大20機の発注契約を結んだスウェーデンの航空機リース会社ロックトンと欧州での販売で提携することに期待感を示した。

同氏はロイターに対し、「欧州では依然として多くの地域ジェット機が運航しており、それらに取って代わる絶好の機会」と述べた。

三菱航空機の水谷久和社長は納入時期を早める可能性があるか聞かれ、2020年半ばを目指しているが開発の前倒しに尽力していると語った。

初号機の納入先であるANAホールディングスの篠辺修副会長は「われわれは(MRJ)受け入れに向けて完全に用意ができている」と述べた。


MRJ、パリ航空ショーに初展示へ
6/19(月) 8:45配信 ホウドウキョク

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(写真:ホウドウキョク)

世界最大級のフランス・パリ国際航空ショーで初めて展示される、国産初のジェット旅客機「MRJ」が現地に到着し、関係者に公開された。
初めてヨーロッパに到着した「MRJ」。
披露されたのは、アメリカを拠点に試験飛行を続けているMRJの3号機で、最初の顧客、全日空の青を基調とした塗装が特別に施されている。
世界最大級のパリ航空ショーは、2,300を超える航空関連企業が出展。
三菱重工などは、MRJの実機を展示して、2020年の初納入に向けた開発の進捗(しんちょく)状況を世界にアピールしたい考え。
三菱重工の宮永俊一社長は「飛行機がこれだけできていますと、実際に見ていただきたい」と話した。
MRJは、「パリ国際航空ショー」で、19日から3日間、公開される。

東海テレビ/FNN


【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJを前にANAHD副会長 篠辺氏「おぉ、できてるじゃないか」
6/19(月) 6:24配信 Impress Watch

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写真:Impress Watch

 三菱重工業と三菱航空機は、パリ航空ショー2017開幕を前日に控えた6月18日(現地時間)に記者会見を実施。両社代表者と、MRJのローンチカスタマーであるANA(全日本空輸)を代表して、ANA前社長で現在はANAHD(ANAホールディングス) 取締役副会長を務める篠辺修氏が同席した。

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 すでにお伝えしているとおり、三菱重工業と三菱航空機は、今回のパリ航空ショーでANA塗装が施された飛行試験機の3号機を地上展示している。同社で「FTA-3」と呼ばれる同機は2016年11月22日初飛行し、2017年4月1日に米国のモーゼスレイクに到着。元々はブラックストライプとMRJロゴが描かれたデザインだが、今回の展示のために5月に塗装し直したという。パリには6月15日(現地時間)に到着した。

 記者会見に臨んだ三菱重工業 取締役社長CEOの宮永俊一氏と、三菱航空機 取締役社長の水谷久和氏は、ともに開発の順調さと、リージョナルジェットに新たな快適性や安全性をもたらす機体であることを改めて説明。

 宮永氏は、「プロジェクトにかける思いとコミットメント。1月に2年遅れるということを説明したが、遅れると言いながらも飛行機はほとんどできているが、安全性の証明のために万全を期すために遅れる、でも飛行機はこれだけできているということを実際に見ていただきたいと思っていた」とし、忙しいテストフライトのスケジュールを合間をぬってパリ航空ショーに出展したことに喜びを示した。

 水谷氏は「パリのこの青空で実機をご覧いただくことができてうれしく思っている。関係者一同、準備を重ねてきた甲斐があった。順調に仕上がっている。1月にお約束したスケジュールを守るべく頑張る」と改めての決意を表明した。

 今回の展示について、多くの商談が予定されていることは認めつつも、セールスの観点以上に「ここまで来ていると見ていただくことが重要」であるとしており、宮永氏は「コミットメントを示すために来た」と強調。

 水谷氏は、一部で「納入を2019年に前倒しする」との発言が報道されたことについて、「スケジュールを前倒し、変更したような報道があったことは一部にあったことは、私の思いとずれていたところがあった。特になにかを変えるわけではなく、1月の発表以降、新しい体制をきっちり作って、それを運営して成果が出始めているので、その延長線上で頑張っていければ、今の計画を守れることになると信じている。そこに(前倒しが)付いてくるということ」と説明。「我々の社内のグループ目標として“少しでも早く”という気持ちをお伝えしたかった。三菱航空機として対外的に約束しているMRJの目標納期は2020年半ばで、変わっていない」とした。

 このほか記者会見では、MRJ 90と最終組立工場での製造がスタートしたMRJ 70に続く航空機の開発についても質問が出たが、宮永氏は「まずはMRJを素晴らしい飛行機に作り上げることが大事で、総合的な航空機メーカーとしての力を長く保てるような全体的なレベルを高める。それを続けることが一番大事。我々のコアなビジネスにするためのいろいろな形で努力していく」とし、まずは両モデルの生産で技術力やビジネスとして確立するノウハウなどを習得することが重要であるとした。

□ANAHD副会長 篠辺氏「(スケジュールの遅れは)ローンチカスタマーとして理解している」

 ローンチカスタマーのANAを代表して会見に臨席したANAホールディングス 取締役副会長を務める篠辺修氏は、今回の出展に対して三菱関係者の努力への敬意や、ANA塗装が施された機体の展示に喜びの言葉を述べ、「我々はエアラインとして受け入れの準備ができており、引き続きMRJプロジェクトの進展に期待する」とした。

 また、ANA塗装のMRJをバックに行なわれた囲み取材では、「(スケジュールの遅れについては)都度ご報告をいただいていたし、実際に飛行機が飛んできて、しかも私どものロゴが入ったものを見て『おぉ、できてるじゃないか』」としたほか、「これは飛行機の設計から製造にいたる過程のなかでの最終盤であることを証明いただけたと思っている。最初に受領することになる我々のペイントをいつ実際に見られるかは一つのステップ。大変に光栄でうれしい」とコメント。今回ANA塗装機が展示されたことを「この段階まで来たな、という安心材料」とした。

 またスケジュールの遅れについては、「飛行機を使う側としては万全な飛行機にしていただきたいので、そこはローンチカスタマーとして理解しているつもりなので、これから確実にスケジュールを刻んでいただければ。開発の過程で我々にはうかがい知れないことが今後もあるかも知れないが、それを覚悟したうえで発注している」と話し、ANA側は納期予定から逆算しての受け入れ体制の修正を進めているとした。


MRJの試験機、パリ航空ショーで展示へ
6/18(日) 18:46配信 読売新聞

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パリ航空ショーで初展示される三菱航空機のMRJ=戸田雄撮影

 【パリ=戸田雄】三菱航空機は19日から開催される世界最大規模の航空見本市「パリ国際航空ショー」で、国産ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の試験機を展示する。

 MRJの納入は当初予定の2013年から大幅に遅れており、実機を展示することで世界の航空業界関係者に開発の進行をアピールする狙いがある。

 展示されるのは、米国の開発拠点でテスト飛行を行っていた試験機で、初号機の納入先となっている全日本空輸の塗装が施されている。


ANA塗装のMRJ、パリ航空ショー初出展 ル・ブルジェ空港で準備進む
6/17(土) 19:12配信 Aviation Wire

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パリ航空ショーが開かれるル・ブルジェ空港で展示準備が進むANA塗装が施されたMRJの飛行試験3号機=17年6月17日午前 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 パリのル・ブルジェ空港では、現地時間6月19日から開かれる世界最大規模の航空ショー「第52回パリ航空ショー」の開催準備が進んでいる。実機の出展は初となる三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」も、17日午前は好天に恵まれた会場で、空調設備などの準備が進められていた。

【パリ航空ショー会場で展示準備が進むMRJ】

 三菱航空機は親会社の三菱重工業(7011)とともに、MRJの飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)を地上展示。MRJの航空ショー出展は初めてで、欧州初お披露目となる。今回は地上展示のみで、飛行展示は行わない。

◆米国でANA塗装に

 MRJは、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」と、76席の「MRJ70」の2機種で構成。エンジンはいずれも低燃費や低騒音を特長とする、米プラット・アンド・ホイットニー製のギヤード・ターボファン・エンジン(GTFエンジン)「PurePower PW1200G」を採用する。6月1日には、PW1200GがFAA(米国連邦航空局)の型式証明を取得した。

 今回展示する3号機の塗装は、ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングに、米国で塗り直された。現地時間13日午前8時38分(日本時間14日午前0時38分)に、飛行試験拠点である米ワシントン州グラントカウンティ国際空港内のモーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)を出発。カナダのウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港とグースベイ空港、アイスランドのケプラヴィーク国際空港を経て、15日午後5時5分(日本時間16日午前0時5分)に、ル・ブルジェ空港へ到着した。

 MRJは2008年3月27日、ANAがローンチカスタマーとして25機(確定15機、オプション10機)を三菱重工に発注し、事業化が決定。開発に手間取り、当初2013年だった納期は5度目の延期により、2020年半ばを計画している。開発遅延に伴い、2016年11月からは三菱重工の宮永俊一社長直轄の開発体制に移行した。

 MRJはANAのほか、32機を確定発注した日本航空(JAL/JL、9201)など、7社から計427機を受注。内訳は、確定受注が約半数の233機で、残りはキャンセル可能なオプション契約が170機、購入権契約が24機となっている。

 MRJの飛行試験機は現在5機。すでにANA塗装が施され、国内での飛行試験に投入する予定だった5号機(JA25MJ)は、当面飛行しない見通し。設計変更が進んでいることから、現在は県営名古屋空港に隣接する最終組立工場で、機器配置の見直しなどに使われている。

◆宮永社長もトップセールス

 航空ショー開幕前日の18日には、三菱重工の宮永社長や三菱航空機の水谷久和社長、ANAホールディングス(9202)の篠辺修副会長が出席し、機体をお披露目する予定。三菱航空機はANA塗装機を出展することについて、ローンチカスタマーに敬意を表するためだとしている。

 今回で52回目となるパリ航空ショーは、1909年にスタート。防衛や航空、宇宙分野を中心とする約2300社が出展し、出展総面積は32万4000平方メートル、企業が重要顧客などをもてなすシャレー(山小屋の意)は330棟、出展航空機は150機にのぼり、会期中の来場者数は業界関係者が15万人、一般は20万人を見込んでいる。

 開催は奇数年で、偶数年はロンドン近郊でファンボロー航空ショーが開かれ、1年のうち大きな商談は両航空ショーで発表されることが多い。しかし規模で比べると、パリの出展者数はファンボローの1.5倍、来場者数も2倍と、パリが大きく上回っている。

 フランスの大統領や首相をはじめとする、各国政府などの公式視察団は300団体を予定。日本からはMRJのほか、海上自衛隊の哨戒機「P-1」の出展が予定されており、P-1は飛行展示を計画している。

◆E195-E2は飛行展示も

 一方、 MRJ最大のライバルである、ブラジルのエンブラエルが開発中の「E2」シリーズは、最初の機体となるE190-E2が、2016年2月25日にロールアウト。予定を前倒しして、3カ月後の同年5月23日に初飛行に成功し、同年7月11日からロンドン近郊で開かれたファンボロー航空ショーに飛行試験初号機(登録番号PR-ZEY)を持ち込んで地上展示した。

 E2シリーズは、現行のエンブラエル170(E170)とE175、E190、E195の4機種で構成する「Eジェット」の後継機。E175-E2とE190-E2、E195-E2の3機種で構成する。

 2018年の納入開始を目指すE190-E2のメーカー標準座席数は1クラス106席、2クラス97席、2019年前半から納入予定のE195-E2は1クラス146席、2クラス120席、2020年納入開始予定のE175-E2は1クラス88席、2クラス80席としている。

 MRJと座席数で比較すると、MRJ90にとってE190-E2が、MRJ70はE175-E2が競合となる。

 今回のパリ航空ショーでは、E2シリーズで最大の機体サイズとなるE195-E2の初号機(登録番号PR-ZIJ)を出展。地上展示するほか、パリ航空ショーのウェブサイトによると飛行展示も予定している。

 三菱航空機は例年、客室を模したモックアップを会場に展示し、売り込みを図ってきたが、実機の展示はE2シリーズが先行した。今回実機を初めて展示することで、各国の関係者にアピールしていく。


MRJ、欧州初登場=パリ航空ショーで展示
6/16(金) 17:00配信 時事通信

 三菱航空機(愛知県豊山町)は16日、開発中の国産初の小型ジェット旅客機、MRJ(三菱リージョナルジェット)の試験機がパリ郊外のル・ブルジェ空港に到着したと発表した。米ワシントン州の開発拠点で試験飛行を行っている試験3号機で、欧州初登場となる。19日から同空港で開催されるパリ航空ショーで地上展示する。

 世界最大規模を誇るパリ航空ショーでの展示は初めてで、開催前日の18日から21日まで実際の機体を公開する。MRJは開発の遅れから初号機の納入予定の延期が続いているが、世界の航空業界関係者に開発の進捗(しんちょく)をアピールする。


ANA塗装のMRJ、パリ到着 欧州初上陸、航空ショー初出展へ
6/16(金) 9:07配信 Aviation Wire

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三菱重工と三菱航空機がパリ航空ショーに出展するANA塗装を施したMRJの飛行試験3号機(三菱航空機提供。水平出しとトリミングを当紙編集部で実施)

 三菱重工業(7011)と三菱航空機は現地時間6月15日(日本時間16日)、開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験3号機(登録番号JA23MJ)が、パリのル・ブルジェ空港に到着したと発表した。19日から同空港で開かれるパリ航空ショーで、地上展示する。MRJの実機を出展するのは初めてで、欧州上陸も初となった。

【三菱航空機が公開したANA塗装MRJの写真】

 機体の塗装は、ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)のカラーリングに、米国で塗り直された。現地時間13日午前8時38分(日本時間14日午前0時38分)に、飛行試験拠点である米ワシントン州グラントカウンティ国際空港内のモーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)を出発。カナダのウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港とグースベイ空港、アイスランドのケプラヴィーク国際空港を経て、15日午後5時5分(日本時間16日午前0時5分)に、ル・ブルジェ空港へ到着した。

 MRJは2008年3月27日、ANAがローンチカスタマーとして25機(確定15機、オプション10機)を三菱重工に発注し、事業化が決定。開発に手間取り、当初2013年だった納期は5度目の延期により、2020年半ばを計画している。

 MRJはANAのほか、32機を確定発注した日本航空(JAL/JL、9201)など、7社から計427機を受注。内訳は、確定受注が約半数の233機で、残りはキャンセル可能なオプション契約が170機、購入権契約が24機となっている。

 MRJの飛行試験機は現在5機。すでにANA塗装が施され、国内での飛行試験に投入する予定だった5号機(JA25MJ)は、当面飛行しない見通し。設計変更が進んでいることから、現在は県営名古屋空港に隣接する最終組立工場で、機器配置の見直しなどに使われている。

 パリ航空ショーは世界最大級の航空ショーで、世界各国から航空関係者や政府要人が集まる。三菱航空機は例年、客室を模したモックアップを会場に展示し、売り込みを図ってきた。

 今回の機体お披露目には、親会社の三菱重工業(7011)の宮永俊一社長や三菱航空機の水谷久和社長、ANAホールディングス(9202)の篠辺修副会長が出席を予定。三菱航空機では、ANA塗装機を出展することについて、ローンチカスタマーに敬意を表するためだとしている。

 MRJが航空ショーに参加するのは、今回が初めて。地上展示のみで、飛行展示は行わない。また、三菱航空機は15日、3号機がANA塗装となる様子を収めた動画を公式サイト「MRJ Progress Updates」で公開した。

 MRJ最大のライバルである、ブラジルのエンブラエルが開発中の「E2」シリーズは、最初の機体となるE190-E2が、2016年2月25日にロールアウト。予定を前倒しして、3カ月後の同年5月23日に初飛行に成功し、7月11日からロンドン近郊で開かれたファンボロー航空ショーに飛行試験初号機(登録番号PR-ZEY)を持ち込んだ。

 E2シリーズは、現行のエンブラエル170(E170)とE175、E190、E195で構成する「Eジェット」の後継機。E175-E2とE190-E2、E195-E2の3機種で構成する。今回のパリ航空ショーでは、E2シリーズで最大の機体サイズとなるE195-E2の初号機(登録番号PR-ZIJ)を地上展示。同機は3月7日にロールアウトした。


MRJ、パリ郊外のル・ブルジェ空港に到着 パリ・エアショーで展示
6/16(金) 7:03配信 sorae.jp

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MRJ、パリ郊外のル・ブルジェ空港に到着 パリ・エアショーで展示

三菱重工株式会社と三菱航空機が開発・製造をすすめる国産ジェット旅客機「MRJ」は、パリ・エアショーでの展示へ向けて飛行試験機がパリ郊外のル・ブルジェ空港へと到着しました。
 
今回同空港へと到着したのは、MRJの3号機。ボディーカラーはローンチカスタマーのANA仕様となっており、試験飛行を行っていた米ワシントン州のグラント・カウンティ国際空港のモーゼスレイク・フライトテスト・センターからカナダ、アイスランドを経由し、初めてヨーロッパへと到着しました。
 
現在アメリカで型式証明の取得を目指しているMRJですが、2017年5月31日には搭載するP&W(プラット・アンド・ホイットニー)製の「PurePowerギヤードターボファンPW1200Gエンジン」がFAA(米国連邦航空局)の型式証明を取得。さらに、2020年半ばの納入が予定されていたMRJですが2019年に納入時期が前倒しされるという報道もあります。
 
これまで紆余曲折のあったMRJの開発ですが、いよいよ納入へとむけて詰めの時期へと入りつつあるのかもしれません。


MRJ がパリ到着…ANA塗装で欧州初上陸、エアショーに展示予定
6/16(金) 2:00配信 レスポンス

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ANA塗装のMRJ

三菱重工業および三菱航空機が開発・製造を進めるMRJ(Mitsubishi Regional Jet)の飛行試験機が現地時間15日(日本時間16日)、パリ郊外のル・ブルジェ空港に到着した。MRJにとって初の欧州上陸だ。

[関連写真]

同機は19日から同空港で開催されるパリエアショーに展示される。到着した飛行試験機は3号機で、ローンチカスタマーである全日本空輸株式会社(ANA)の塗装が施されている。

3号機は現地時間13日午前8時38分(日本時間14日午前0時38分)に米ワシントン州グラント・カウンティ国際空港内の、飛行試験拠点であるモーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)を出発した。その後カナダのウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港、グースベイ空港と、アイスランドのケプラヴィーク国際空港を経由し、現地時間15日午後5時5分(日本時間16日午前0時5分)にル・ブルジェ空港に到着した。

《レスポンス 高木啓》

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