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2017年5月31日 (水)

北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・94

去る1月6日に核実験を行なった残虐な中世の亡霊・暗黒独裁国家・北朝鮮が、今度は長距離弾道ミサイル発射実験の準備を進めていたが、ついに7日9時31分に発射した。

政府は7日午前、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)を開き、国民の安全確保に万全を期すとともに、米韓などと緊密に連携し、北朝鮮に厳しく対応していく方針を確認した。
NSCで首相は、「米国や韓国など関係国と連携し、必要な対応を適時適切に行う」よう求めた。また、首相は関係省庁に対し、(1)落下物などによる被害がないかの確認(2)情報収集・分析の徹底(3)関係国との連携―を指示した。

安倍晋三首相は7日午前、首相官邸で記者団に対し、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射したことについて「断じて容認できない。明白な国連安全保障理事会決議違反だ。国際社会と連携し、毅然として対応する。国民の安全と安心を確保することに万全を期する考えだ」と述べた。

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リンク:徐々に現実味を帯びる、韓国・北朝鮮「半島連合」誕生という悪夢 この「見たくない現実」を直視せよ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮決議案、3日にも採決=制裁指定拡大で米中合意―国連安保理 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米国が北朝鮮の兵器開発で追加制裁、ロシア企業も対象 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「イージス・アショア」は百害あって一利なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:自衛隊と米空母2隻が共同訓練 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米空母2隻の合同訓練非難=北朝鮮 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米空母打撃群、日本海で海上自衛隊と共同訓練実施 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<日本海>米空母2隻と自衛隊が共同訓練 艦艇12隻並ぶ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米国への対抗措置=北方領土軍備増強―ロ大統領 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:自衛隊が米空母2隻と日本海で共同訓練、北朝鮮に圧力 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<日米>2プラス2、米で7月中旬開催へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米空母2隻と訓練実施=海自と空自、日本海で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米軍「ICBM迎撃」映像公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米、ICBM迎撃実験に初成功 北朝鮮に強烈な一撃…日本海に展開中の原子力空母、合同演習実施へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、南シナ海が焦点=アジア安保会議、2日開幕 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中国、対北朝鮮で国境管理厳格化=米国務省高官明かす - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<北朝鮮ICBM>米、来年も迎撃実験 20年に米本土射程 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ICBM迎撃実験、北の脅威拡大追い抜くため=米ミサイル防衛局 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日本配備レーダー活用=北朝鮮ICBM迎撃―米 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:海自護衛艦、米空母2隻と日本海で共同訓練へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮にミサイル能力誇示=米、初のICBM迎撃実験―日本海の2空母が合同訓練 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮機関紙、ICBMを「最高首脳部の命令でいつでも試射」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「北朝鮮の主張は半分眉唾」…元海将・伊藤氏 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日中対話促進で一致…首相と楊氏が会談 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<自民・安保調査会>ミサイル防衛、前のめり 対北朝鮮 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<自民・安保調査会>対北朝鮮で対処能力強化求める提言原案 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<韓国>文大統領、閣僚任命難航 外交に影響も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「ICBM試射準備できている」北、米けん制か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ICBM迎撃実験成功>中国外務省が米国に不快感表明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ICBM迎撃実験成功>北朝鮮へ軍事圧力強める米国防総省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「北」問題で楊国務委員に協力要請 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正恩氏を増長させる習氏“弱腰”のウラ 評論家「北朝鮮はいい隠れみのになっている」、「制裁行為を行えば北京にミサイルも」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ミサイルの早期警戒強化を提言 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米空母レーガンと訓練へ=海自護衛艦、北朝鮮に圧力 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

徐々に現実味を帯びる、韓国・北朝鮮「半島連合」誕生という悪夢 この「見たくない現実」を直視せよ
6/2(金) 7:01配信 現代ビジネス

南北朝鮮連合という悪夢
 今週は朝鮮半島情勢について、日本が「見たくない真実」を書こう。いま北朝鮮の金正恩・最高指導者は追い詰められているどころか、実は高笑いしているのではないか。自分を取り巻く環境がガラッと変わってしまったからだ。

 最初に断っておくが、私は金正恩の肩を持つ気はさらさらない。だが、見たくない事実は見ないという態度では、そこらの左翼と同じになってしまう。だから、客観的に事態を眺め、検証しておきたい。

 まずは韓国だ。親北容共路線の文在寅(ムン・ジェイン)政権が誕生した。日本で言えば官房長官に当たる大統領秘書室長に任命されたのは、任鍾晳(イム・ジョンソク)氏である。任氏は文大統領に勝るとも劣らない親北派として知られている。

 任氏はかつて親北・学生運動組織の議長を務め、北朝鮮がソウル五輪に対抗して開いた世界青年学生祝典(左翼版ユニバーシアード)に女子学生を送り込んだ。日本で言えば、全学連が学生代表を送ったようなものだ。当然、北朝鮮は宣伝活動に利用した。

 この事件は韓国で騒ぎになり、任氏は指名手配された。結局、逮捕収監されたが、その後、親北の金大中政権が誕生すると、選挙に出馬して国会議員に当選する。日本にも似たような政治家がいそうだが、こちらのほうが筋金入りだろう。

 そんな任氏を政権の要に登用したのは文政権の親北容共路線は妥協の余地がない、正真正銘の左派路線であることを示している。

 その兆しは早くも表れた。文政権は5月30日、超高高度防衛ミサイル(THAAD)の追加配備問題を徹底調査する方針をあきらかにした。

 これはどういう事件かというと、朴槿恵・前政権で配備が決まったTHAADの発射台を韓国はまず2基、受け入れた。

 THAAD配備自体が親北政権の成立を見越して米韓が急いで進めた話だったが、韓国は続けて4基の発射台を国防省が大統領に報告しないまま追加搬入していた、という問題である。真相は不明だが、政権側は「搬入の決定や経緯を徹底調査する」と言っている。

 文大統領はもともとTHAADについて否定的だった。選挙戦では軌道修正を匂わせる発言もあったが、政権の座に就いて本心を隠さなくなったのか。韓国がTHAADを配備しなければ、喜ぶのは北朝鮮と中国だ。これが1点。

 THAAD問題のもっと重要な意味は、大統領が国防省に対する監視を強化し始めた点である。つまり「オレは軍が勝手に動くのを許さない。全部オレに報告しないとひどいことになるぞ」と脅しているのだ。これがどんな意味を持つか、後でもう一度触れる。

 文政権は最終的に何を目指しているのか。

 朝鮮問題に詳しい西岡力・麗澤大学客員教授は私が司会を務めるテレビ番組『ニュース女子』(TOKYO MXなど)で「政権は親日・保守派を一掃したうえで北朝鮮との連邦制、国家連合を目指すだろう」との見方を披露した。

 韓国と北朝鮮が統一するような事態になったら、日本にとっては悪夢以外の何物でもない。韓国が北朝鮮という怖いヤクザを雇ったような話になる。相手は完成した核兵器とミサイルで日本を脅すかもしれない。

「倒れるのはお前だ」
 次にトランプ政権だ。大統領は空母艦隊を日本海に派遣して北朝鮮を威嚇してきたが、すでに4月21日公開コラム(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51535)で書いたように、米朝のにらみ合いは長期戦になりつつある。

 長期化せざるを得ないのは、トランプ政権が北への原油輸出を止めるよう圧力を加えている中国が優柔不断だからだ。習近平国家主席の最重要案件は秋の中国共産党大会で習体制の基盤を強化することであって、北朝鮮問題ではない。

 北朝鮮問題でドラスティックな政策を展開すれば、それがなんだろうと、政敵に体制批判の口実を与えてしまう。とにかく揉め事は避ける。いまの習主席はこの1点なのだ。分かりやすく言えば、株主総会を控えた社長の胸中である。

 主席自身の資質問題もある。

 4月14日公開コラム(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51474)に書いたように、米国や北朝鮮を相手にガチンコ対決するには、習主席は反射神経が鈍すぎる。だから決断ができない。結果として中国は動かず、少なくとも秋までは長期戦になる。

 では、トランプ政権の側から事態を動かせるだろうか。私は否定的だ。なぜかといえば、政権の足元が揺らいでいるからだ。ロシアゲート事件である。

 私は先週のコラム(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51846)で「ロシアゲートはウォーターゲートよりも深刻だ」と指摘した。政権を批判する内部告発やメディア報道がはるかに幅広く、深いからだ。

 先週、紹介したワシントン・ポストはその後もスクープ記事を掲載している。5月26日付電子版は大統領の娘婿であるジャレッド・クシュナー上級顧問が政権発足前の昨年12月、ロシア大使と面談した際、ロシアと秘密情報回線を開くことを提案したと報じた(https://www.washingtonpost.com/world/national-security/russian-ambassador-told-moscow-that-kushner-wanted-secret-communications-channel-with-kremlin/2017/05/26/520a14b4-422d-11e7-9869-bac8b446820a_story.html?tid=a_inl&utm_term=.c8304050a691)。

 クシュナー氏は「ロシア大使館にある設備を使おう」と提案したという。まるでホワイトハウスの深層部がロシアのスパイになるようだ。驚くべき話である。

 スクープ記事は匿名で同紙に寄せられた手紙が発端だった。検証取材したところ、複数の官僚が中身を確認して記事になった。どうして手紙の中身を確認できたかというと、米国の情報機関がロシア大使のモスクワへの報告を傍受していたからだ。そんなスパイ活動が同紙に漏れたのも驚きである。

 クシュナー氏はなぜロシアと秘密回線を開こうとしたのか。国務省やCIA、FBIに知られたくない話をする必要があったのか。

 こんな内部告発が相次ぐようでは、大統領は北朝鮮どころではない。ホワイトハウスの広報部長も辞任した。政権自体が危うくなっているのだ。もちろん金正恩氏は喜んでいるだろう。「倒れるのはオレじゃない。オマエだ。you are fired!」と大統領の口真似をしているかもしれない。

結局、日本にいい話は何もない
 政権が揺らいでいるからこそ、戦争に打って出るのでは、という見方はどうか。それは、ますますできない。先制攻撃するなら韓国や日本に事前通告する必要がある。ところが親北の文政権に事前通告すれば、北朝鮮に漏れるに決まっている。

 秘密攻撃もできない。いくら秘密でも韓国軍には漏れるだろう。そこで先のTHAAD事件が生きてくる。大統領は「国防省が米軍の秘密行動を察知したら、直ちにオレに報告しろよ」と言っているのだ。つまり国防省と軍に対する締め付けがTHAAD事件の真の狙いである。

 完全に単独行動しようとしても、ソウルにいる米軍家族を撤退させないまま動けるはずがない。つまりトランプ政権は手詰まりに陥っている。日本にとって、一連の事態はもちろんバッドニュースである。

 米国には「金正恩なき後の北朝鮮は中国に委ねる。その代わり米軍は韓国から撤退する」という米中グランド・バーゲン(大取引)説も流れている。

 それなら、金正恩の始末をつけるのに中国は手を貸すだろう。そうなればなったで、朝鮮半島で習近平主席がのさばるだけだ。日本にいい話は何もない。

 日本にできることは何か。自前の情報収集力と抑止力を強化することだ。残念ながら、国会は森友問題が終わったと思ったら、今度は加計学園問題に夢中になっている。私には、これこそ「見たくない真実」である。


北朝鮮決議案、3日にも採決=制裁指定拡大で米中合意―国連安保理
6/2(金) 6:39配信 時事通信

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北朝鮮国営の朝鮮中央通信が5月30日に報じた弾道ミサイル発射実験の様子=撮影場所不明

 【ニューヨーク時事】北朝鮮による相次ぐミサイル発射を受け、米中両国は資産凍結や渡航禁止の制裁対象として、北朝鮮の14個人と4団体を追加指定する米作成の決議案で合意し、国連安全保障理事会理事国に提案した。

 複数の外交筋が1日明らかにした。安保理は早ければ2日午後(日本時間3日午前)にも決議案を採決する見通し。

 安保理は2006年以降、核実験や長距離弾道ミサイル発射の実験に対応する形で、6回の制裁決議を採択した。いずれの実験も行われない中で決議案が採択されれば初となる。安保理の再三の警告にもかかわらず、北朝鮮は最近3週連続でミサイルを発射し、安保理内では批判が強まっていた。決議案が採択されるかは、圧力強化に慎重な常任理事国ロシアが鍵を握る。


米国が北朝鮮の兵器開発で追加制裁、ロシア企業も対象
6/2(金) 6:29配信 ロイター

[ワシントン 1日 ロイター] - 米財務省は1日、北朝鮮の兵器開発をほう助したとして、ロシア企業を含む9組織と3個人を新たに制裁対象に加えた。

外交筋によると、米中2カ国は同日、北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射を受けて、同国の個人・組織を追加制裁リストに加えるよう、国連安保理に提案する見込みだ。

米国が今回、制裁対象に加えたロシア企業はアルディス・ベアリングス、インディペンデント・ペトロリウム・カンパニーとその子会社。アルディスはミサイルや大量破壊兵器の開発に関与している北朝鮮の商社と取引があるとしたほか、インディペンデント・ペトロリウムは100万ドル相当の石油製品を北朝鮮に輸出したとしている。

この他、北朝鮮の亜鉛企業や国営IT研究開発センターも追加指定した。

インタファクスによると、同国のリャブコフ外務次官は米国の制裁に困惑しているとし、報復措置を検討していると述べた。


「イージス・アショア」は百害あって一利なし
6/2(金) 6:00配信 JBpress

 以前より弾道ミサイル防衛強化の手段として俎上に上がっていたのが、「THAAD」(終末高高度防衛ミサイル:Terminal High Altitude Area Defense missile)と「イージス・アショア」である。

 各種報道で「イージス・アショアは、THAADより迎撃範囲が広く、少ない配備数で済むほか、洋上で警戒任務を続けるイージス艦の負担を減らせる」(ニューズウィーク、5月13日)、「コスト面の利点」がある(日本経済新聞、5月22日)などと伝えられ、イージス・アショアを推す声は多い。

 だが、本当だろうか。以下では本当にイージス・アショアにTHAADを上回る効果があるのかを検証したい。

■ THAADとイージス・アショアの違い

 そもそもTHAADとイージス・アショアとはどのような違いがあるのだろうか。

 THAADは車載型で自由に動け、イージス艦から発射するSM-3ミサイルよりも低高度、パトリオットPAC-3ミサイル(地対空誘導弾)よりも高高度で迎撃を実施し、導入すれば3段構えの防衛が可能となる。ただし、日本全土をカバーするには3~4基が必要となり、しかも1基1000億円以上となる。

 イージス・アショアとは、イージス艦から弾道ミサイル防衛機能を抜き出して地上に配備したものである。基本的には固定配備となり、SM-3を発射してミッドコース(弾道ミサイルの放物線の頂点付近の速度が遅い時点)で迎撃する。日本全土をカバーするには2基必要で、1基700億円以上とされる。

 こうしてみると、確かにイージス・アショアの方が費用対効果が良いように見える。だが、それだけで決めてしまってよいのだろうか。以下ではイージス・アショアが抱える3つの問題を指摘したい。

■ 戦略的縦深性のないイージス・アショア

 イージス・アショアの第1の問題は、システムが基本的にイージス艦と同じであるため、SM-3では迎撃困難な弾道の場合、もしくは迎撃に失敗した場合、いきなりPAC-3になってしまうということである。PAC-3は射程が短いので防衛できる範囲が極めて狭く、またPAC-3での迎撃時には弾道ミサイルが相当高速になっているために迎撃の可能性は低下する。

 一方、THAADであれば、イージス艦によるSM-3での迎撃失敗後に、もう1段階の防御網を設定できる。

 こうした点を加味すると、特に北朝鮮や中国が多種多様な弾道ミサイル戦力を強化していることに鑑みれば、本当にイージス・アショアで良いのか疑問が残る。むしろ、迎撃の縦深性を高めてくれるTHAADを導入するべきではないか。

■ 海自の負担を増やすイージス・アショア

 第2の問題は、ただでさえ人員が不足している海自の負担をさらに増やすことになる点だ。

 弾道ミサイル防衛が海自のローテーションに悪影響を与えているのは確かである。現有6隻のイージス艦は、定期的なドックでの整備や整備明けの練度回復の訓練を考えれば、3隻程度しか投入できない。ここからミサイル防衛のために2隻を回すのはかなり苦しい。南西方面や海賊対処には1隻程度しか投入できなくなるからである。しかも、ミサイル防衛対処中は任務に専念するため、訓練もできずに通常戦闘の練度はどんどん低下していく。

 こうした現状を思えば、地上配備型のイージス・アショアは一見良い選択肢に見える。しかし、地球が丸いことによるレーダーの限界を考えれば、どのみち1隻は日本海に浮かべておく必要があるので、海自にとってさほどの軽減にはならない。

 しかも、イージス・アショア1基でイージス艦1隻の配備を軽減しても、実は軽減にはならない。当然ながらイージスシステムを運用する人員が必要になるからである。

 だが、海上自衛隊の職種ごとの充足率が最も低いのがイージスシステム関連なのだ。しかも、今後、イージス艦は6隻から8隻への増勢が決まっており、ここにイージス・アショアが加われば、1.5倍の人員が必要になる。人員の増加は見込めないので、隊員の負担はますます悪化することになる。また、イージスシステムの習熟は困難であり、人員の育成にも時間がかかる。

 結局、イージス・アショアで海自の負担が軽減することはなく、むしろ人員配置上の人手不足の悪化とそれによる退職や転属希望という悪循環を加速しかねない。

 もしくは、「艦艇不適」の人間を乗せるということもあるだろう。「艦艇不適」の人間とは、心に問題を抱えた者、足腰等の損傷を抱えた者、成人病の者、不祥事などの問題行為を起こした者、いじめ等に遭い馴染めずに艦艇をおりた者、艦艇勤務が嫌で拒否した者などを指す。その中からイージス運用可能な人間を集中的に配備するという選択肢である。だが、その場合、イージス・アショアは愚連隊のような海自の人事的掃き溜めになりかねない。これもまた人手不足を加速化するだろう。

 かといって、6個高射群を抱える空自にも余裕はないし、陸自がわざわざイージス運用可能な人員を育成する余裕も意義もない。空や陸がやるのも筋違いであるから、負担を考えれば避けるべきだ。

 THAADであれば、元々が米陸軍の装備なので陸自が管理・運用することは可能であるし、陸自のミサイル戦力強化の嚆矢にもなる。負担がかかる点は同様だが、陸自にとってイージスシステム導入よりは楽であろうし、米陸軍との関係強化にもつながる。

■ ゲリラコマンドに脆弱なイージス・アショア

 イージス・アショアの第3の問題は、ゲリラコマンドからの脆弱性である。停泊中のイージス艦も同様だが、対物ライフルやドローンでSPYレーダー等に穴を開けられれば無効化されてしまう。長距離から迫撃砲で襲撃されれば抵抗しようがない。

 有事には特殊部隊が真っ先に襲撃してくるだろうし、イージス・アショアを炎上させれば、日本国民に与える心理的な効果も大きいだろう。相手が中国であれば巡航ミサイル攻撃も同時に行ってくるだろうが、弾道ミサイル防衛中のイージス・アショアはイージス艦と同じく防空能力が相当低下するので、これを迎撃するアセットも必要だ。

 もちろん、陸自等が十重二十重に守ることは可能だが、政経中枢施設、陸海空自衛隊の重要拠点(弾薬庫、港湾)、在日米軍、重要インフラ(原発等の発電所等)の防衛すらままならず、警察との連携も進んでいない状態で、十分な戦力を回せるかはかなり怪しいし、負担が増える。イージス・アショアを守って、原発が特殊部隊に襲撃されれば何の意味もない。

 イージス・アショアをどこに配備するかも問題だ。イージス・アショアははっきり言ってかなり巨大であり、それなりの用地が必要だ。しかも、イージス艦と同様のシステムのため、強力な電磁波による健康被害(筆者は気にしないが)などを主張する住民反対運動が起きる可能性も考えられる。

 他方、THAADであれば、こうした問題は低減できる。イージス・アショアに比して小型なので警護もしやすく、すぐに移動できるので、安全な地域やトンネル等への避難も可能である。移動式なので、巡航ミサイルも狙いにくい。

■ やはりTHAAD導入を図るべき

 このように見てみると、3段階での防衛を可能とするTHAADと、これまでどおりの2段構えしかできず、海自の人的負担をそれほど減らすものでもないイージス・アショアのどちらを導入するべきかは明白だろう。

 THAADの価格が問題ならば、1基で関東のみ、2基で関東・関西のみを防衛するという形にしてもよい。

 どちらにせよ、国民の多額の血税を投入し現場に負担をかける以上、それが日米同盟強化という論証の難しい美名だとしても、これ以上のミサイル防衛強化が乏しい防衛費の中で、そもそも実施すべきかどうかの再検討を行うべきだろう。

 そもそも費用対効果を言うならば、弾道ミサイル防衛偏重の予算投入こそ見直されるべきである。


自衛隊と米空母2隻が共同訓練
6/2(金) 0:05配信 ホウドウキョク

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(写真:ホウドウキョク)

北朝鮮による挑発行為を受けて、日本海に展開しているアメリカ海軍の空母2隻が、自衛隊の護衛艦や戦闘機と共同訓練を行った。
日本海の能登半島沖で行われた訓練には、アメリカ海軍の空母「カール・ビンソン」と、「ロナルド・レーガン」が、また海上自衛隊からは、護衛艦「ひゅうが」とイージス艦「あしがら」が参加し、日米の連携などを確認した。
さらに、空母に搭載されているF/A-18戦闘攻撃機と、航空自衛隊のF-15戦闘機も訓練を行った。
共同訓練に、アメリカから空母が2隻参加するのは極めて異例で、日米両政府は、強固な日米同盟をアピールすることで、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮を強くけん制する狙いがある。


米空母2隻の合同訓練非難=北朝鮮
6/1(木) 23:15配信 時事通信

 【ソウル時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会の報道官は1日、談話を発表し、日本海での米空母2隻による合同訓練などについて「朝鮮半島情勢を悪化させている張本人は米国だ」と非難した。

 報道官は、米国による大陸間弾道ミサイル(ICBM)を想定した初の迎撃実験も取り上げ、「米国が勝算のない軍事的対決を追求するなら、最後まで苦しめる用意があり、さらに大きな『贈り物』をするだろう」と威嚇した。


米空母打撃群、日本海で海上自衛隊と共同訓練実施
6/1(木) 22:08配信 AFP=時事

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日本海の朝鮮半島沖で行われた自衛隊と米軍の共同訓練に臨む、米原子力空母カール・ビンソン(写真手前)およびロナルド・レーガン(写真奥)を中心とする空母打撃群(2017年6月1日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】米海軍の原子力空母2隻と海上自衛隊の護衛艦が1日、日本海(Sea of Japan)の朝鮮半島沖で共同訓練を行った。弾道ミサイルの発射実験を続ける北朝鮮をけん制する狙いがあるとみられる。

【関連写真】壮観!海上を進む米空母打撃群

 「カール・ビンソン(USS Carl Vinson)」と「ロナルド・レーガン(USS Ronald Reagan)」の米空母打撃群は、海上自衛隊の護衛艦「ひゅうが(JS Hyuga)」および「あしがら(JS Ashigara)」と共同で訓練を行った。

 米海軍第7艦隊(7th Fleet)はフェイスブック(Facebook)で、今回の訓練について「ロナルド・レーガンとカール・ビンソンの両空母打撃群によるインド・アジア太平洋における相互運用性と準備の改善を図る通常の訓練に海上自衛隊が加わった」と説明した。【翻訳編集】 AFPBB News


<日本海>米空母2隻と自衛隊が共同訓練 艦艇12隻並ぶ
6/1(木) 21:30配信 毎日新聞

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日本海で共同訓練を実施した米空母の「ロナルド・レーガン」(右手前)と「カール・ビンソン」(右奥)および海上自衛隊の護衛艦「ひゅうが」(右中央)や航空自衛隊のF15戦闘機など=自衛隊提供

 海上自衛隊と航空自衛隊は1日、日本海で米海軍の原子力空母「カール・ビンソン」と「ロナルド・レーガン」をそれぞれ中心とする空母打撃群と共同訓練を始めた。米空母2隻との訓練は極めて異例。3週連続の弾道ミサイル発射など挑発的行動を続ける北朝鮮に対し、日本海に日米の艦艇計12隻が並ぶ姿を示すことで、けん制を強める狙いがある。

 自衛隊や米軍によると、訓練は北陸の沖合で実施され、海自からヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」とイージス艦「あしがら」が、空自からは小松基地所属のF15戦闘機がそれぞれ参加。米軍からは両空母のほか、それぞれの空母打撃群の巡洋艦と駆逐艦計8隻や艦載機のFA18戦闘攻撃機が参加し、戦闘機の模擬戦闘訓練などを実施した。海自との訓練は3日、空自とは2日まで続ける。

 カール・ビンソンは4月8日に寄港地のシンガポールを出た後に朝鮮半島近海へ向かうよう命令を受け、同23~29日にはあしがらなど海自の護衛艦2隻と南シナ海から長崎県の対馬沖にかけて共同訓練をした。その後は日本海で韓国軍との演習を続けていた。

 一方、横須賀基地を拠点とするロナルド・レーガンは5月16日に横須賀を出港し、同31日に津軽海峡から日本海に入っていた。

 米メディアによると、カール・ビンソンは今後、母港の米サンディエゴに戻る予定。一方、ロナルド・レーガンは日本海にとどまり、北朝鮮へのけん制を続けるとみられる。【前谷宏】


米国への対抗措置=北方領土軍備増強―ロ大統領
6/1(木) 19:39配信 時事通信

 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は1日、最新鋭ミサイル配備など北方領土の軍備増強について、北朝鮮情勢を理由にミサイル防衛(MD)システムの配備を進める米国への対抗措置だと主張した。

 サンクトペテルブルクで行われた外国通信社幹部との会見で語った。

 大統領は、在韓米軍への最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備などを念頭に、米国の動きは「ロシアに対する挑戦」とけん制。「状況は悪化しており、軍拡競争を招いている。われわれは常にどう対応するかを考えている」と語り、米国が軍事力強化をやめない限りは軍備増強を進める立場を示した。


自衛隊が米空母2隻と日本海で共同訓練、北朝鮮に圧力
6/1(木) 19:18配信 ロイター

937
 6月1日、海上自衛隊と航空自衛隊は、日本海に展開中の米海軍の原子力空母2隻と共同訓練を始めた。写真は海上自衛隊の護衛艦「あしがら」(手前)。提供写真。4月撮影(2017年 ロイター/Handout via REUTERS

[東京 1日 ロイター] - 海上自衛隊と航空自衛隊は1日、日本海に展開中の米海軍の原子力空母2隻と共同訓練を始めた。自衛隊が米空母2隻と訓練を行うのは初めて。弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮に、軍事的圧力を強めるのが狙い。

自衛隊によると、米側からはカール・ビンソンとロナルド・レーガンの空母2隻と艦艇8隻、空母艦載機のF18戦闘機が参加。日本側からは海自のヘリコプター空母「ひゅうが」と護衛艦「あしがら」、空自のF15戦闘機が参加している。

艦隊の陣形を組み替えながら航行するほか、通信訓練などを実施する。戦闘機同士の戦闘訓練も行う。空自は2日まで、海自は3日まで訓練に参加する。

北朝鮮は精密誘導装置付きとされる5月29日のミサイルを含め、3週連続で弾道ミサイルを発射している。安倍晋三首相は29日朝にミサイルが日本の排他的経済圏(EEZ)に落下した後、記者団に対し「北朝鮮を抑止するため、米国とともに具体的な行動を取って行く」と述べていた。

自衛隊は4月末にも、朝鮮半島沖へ向かう途上のカール・ビンソンと訓練を行った。

(久保信博※)


<日米>2プラス2、米で7月中旬開催へ
6/1(木) 19:10配信 毎日新聞

 日米両政府は、外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)を7月中旬にワシントンで開く方針を固めた。政府関係者が1日、明らかにした。トランプ米政権発足後は初めてで、北朝鮮の核・ミサイル問題への対応などを協議する。

 2プラス2には、岸田文雄外相と稲田朋美防衛相、ティラーソン国務長官とマティス国防長官が出席する。北朝鮮への対応を巡っては、5月にイタリアで行われた安倍晋三首相とトランプ大統領との会談で、日米防衛体制の強化に向けて「具体的な行動を取る」ことで合意しており、実現に向けて防衛当局間で協議を進めることを確認する。日本側が検討する弾道ミサイル防衛(BMD)の強化・拡充に関しても米側に協力を求めるとみられる。

 北朝鮮へさらに圧力をかけるため、国連安全保障理事会などでの連携について議論するほか、中国の海洋進出への対処についても意見を交わす。

 前回2015年4月の開催時には、自衛隊と米軍の役割分担を規定する日米防衛協力の指針(ガイドライン)を改定し、協力範囲を拡大した。改定を受けた運用状況についても確認する見通しだ。【木下訓明】


米空母2隻と訓練実施=海自と空自、日本海で
6/1(木) 19:04配信 時事通信

 海上自衛隊の護衛艦と航空自衛隊の戦闘機が1日、日本海に展開中の米原子力空母「ロナルド・レーガン」、「カール・ビンソン」などと共同訓練を開始した。

 空母2隻との訓練は極めて異例。強固な日米連携を示し、北朝鮮の挑発行動を抑止する狙いがある。

 防衛省などによると、訓練は能登半島沖の日本海で3日まで行われる。日米で計12隻の艦艇が参加し、戦術運動や通信の確認などを実施する。

 海自側はヘリコプター搭載型護衛艦「ひゅうが」とイージス艦「あしがら」の2隻が参加。米側は空母2隻をはじめ、ミサイル駆逐艦や巡洋艦など計10隻という。

 空自からはF15戦闘機が合流し、米空母艦載機のFA18戦闘攻撃機7機と訓練を行っている。

 海自と空自は4月23~29日にも、日本海やフィリピン海で、朝鮮半島近海に向け航行していたカール・ビンソンと共同訓練を行った。


米軍「ICBM迎撃」映像公開
6/1(木) 17:09配信 ホウドウキョク

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(写真:ホウドウキョク)

アメリカ軍はICBM(大陸間弾道ミサイル)がアメリカ本土に飛来することを想定した、迎撃実験の映像を公開した。
アメリカ軍が公開したのは、およそ1分の映像で、30日に西太平洋のマーシャル諸島から、ICBMに見立てた「標的」が発射される様子が映っている。
この標的を迎撃するミサイルは、およそ7,700km離れたカリフォルニア州の空軍基地から発射され、太平洋上で標的を打ち落とした。
アメリカ軍が、地上から発射されたICBMを想定した迎撃実験を行うのは初めてで、弾道ミサイルの発射を続ける北朝鮮をけん制する狙いがあるとみられている。


米、ICBM迎撃実験に初成功 北朝鮮に強烈な一撃…日本海に展開中の原子力空母、合同演習実施へ
6/1(木) 16:56配信 夕刊フジ

 核・ミサイル開発に狂奔する北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権に対し、米国が強烈な一撃を見舞った。米本土に襲来するICBM(大陸間弾道ミサイル)を想定した初の迎撃実験を5月30日に実施し、成功したと発表したのだ。米原子力空母2隻による異例の訓練が日本海で行われるとの報道もある。米国は空と海から北朝鮮への圧力を強めているが、逆上した正恩氏が報復に踏み切る恐れもある。

 「実験は、極めて現実的な脅威に対して米国が有効かつ信頼に足る抑止力を確保していることを示した」。米ミサイル防衛局のシリング局長はそう述べた。

 実験は、太平洋のマーシャル諸島クエゼリン環礁から発射されたICBMを模した標的を迎撃するという想定で行われた。太平洋上の海上配備型Xバンドレーダーで標的を捕捉し、西部カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から発射された地上配備型迎撃ミサイル(GBI)で迎え撃った。ミサイル防衛局によると、「大気圏外弾頭破壊飛行体」が空中で標的に命中し、破壊した。

 GBIによる迎撃実験は1999年から2014年6月までの間に計17回行われ、うち9回成功した。これまでは中距離弾道ミサイルなどを想定した実験だったが、今回の実験ではICBMを模して、飛行速度を一層高速にしたという。

 北朝鮮は今年だけで9回、弾道ミサイルを発射している。31日には朝鮮労働党の機関紙、労働新聞が論評で、米原子力空母が朝鮮半島近海に展開していることに触れ、「軍事的威嚇を続けている」と非難。「われわれは最高首脳部の命令によって、いつ、どこでもICBM発射実験を行う準備ができている」と表明した。

 暴発阻止に向け、ドナルド・トランプ政権もさらに軍事的圧力を強めている。米ABCニュース(電子版)は米政府当局者の話として、原子力空母「ロナルド・レーガン」が日本海に入ったと報じた。早ければ、周辺海域で活動する原子力空母「カール・ビンソン」と米時間の31日に合同演習を実施する予定としている。

 日本海で2隻の原子力空母による合同演習実施は極めて異例となる。6月1日には、原子力空母「ニミッツ」が米西海岸ワシントン州の海軍基地を出港し、太平洋北西部に向かう予定だ。カール・ビンソンと交代する見方もあるが、朝鮮半島周辺海域に一時的とはいえ、3隻の原子力空母がそろう可能性もある。

 逆ギレどころか、正恩氏は震え上がるしかなさそうだ。


北朝鮮、南シナ海が焦点=アジア安保会議、2日開幕
6/1(木) 16:50配信 時事通信

 【シンガポール時事】アジア太平洋、欧米の50カ国以上の国防相や軍幹部らが一堂に会する「アジア安全保障会議」(シャングリラ会合、英国際戦略研究所主催)が2~4日、シンガポールで開催される。

 弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮や、中国が実効支配を進める南シナ海の問題をめぐる各国代表らの発言が注目される。

 今年で16回目となる同会議には、稲田朋美防衛相、マティス米国防長官が初めて出席する。稲田防衛相は3日に「ルールに基づく地域秩序の擁護」と題したスピーチを行うほか、マティス長官、韓国の韓民求国防相らと会談する。初日の2日には、ターンブル豪首相が基調講演を行う。


中国、対北朝鮮で国境管理厳格化=米国務省高官明かす
6/1(木) 15:31配信 時事通信

 【ワシントン時事】中国が米国に対し、中朝国境管理の厳格化など核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への具体的な圧力強化策を伝えていたことが分かった。

 5月末に北京を訪問したソーントン国務次官補代行(東アジア太平洋担当)が現地で行った記者懇談会で明らかにした。国務省が1日までに議事録を公開した。

 ソーントン氏は「中国は北朝鮮がミサイルを発射している中で、対話をするのは非常に難しいと認識している」と発言。北朝鮮の核問題解決で対話路線を重視してきた中国が圧力強化に前向きになっていることを評価した。

 トランプ政権は国際社会による北朝鮮包囲網づくりを目指し、特に中国の役割に期待している。中国側の対応はこうした要請に応える姿勢を示したものだ。ただ、ソーントン氏は「中国はもっと多くのことをする必要がある」と強調。影響力行使はまだ不十分だとの見解を示した。


<北朝鮮ICBM>米、来年も迎撃実験 20年に米本土射程
6/1(木) 10:29配信 毎日新聞

 【ワシントン会川晴之】米ミサイル防衛局のシリング局長は5月31日、30日に初の大陸間弾道ミサイル(ICBM)迎撃実験に成功したことを受けて電話会見した。シリング氏は、北朝鮮が2020年までに米本土に届くICBMを取得する可能性があると米情報機関が分析していることを明らかにし、来年夏にICBMの迎撃実験を再び実施するほか、より性能の高い新型迎撃ミサイルの開発を急ぐ考えを強調した。

 ジョンズ・ホプキンズ大学の北朝鮮専門サイト「38ノース」をはじめとする米国の核・ミサイル専門家は、北朝鮮が20年までにICBMを取得する可能性が高いと分析している。米政府がこの可能性に触れたのは今回が初めてとみられる。シリング氏はICBM迎撃実験は「情報機関の予測に基づいて実施している」と断った上で、「大気圏外から再突入する際に弾頭を保護する技術や、ロケット推進技術」を北朝鮮が向上させる可能性があると指摘した。

 韓国メディアは、北朝鮮が5月14日に発射した新型ミサイル「火星12」の実験で、「大気圏再突入後も(弾頭部分の)内部装置が作動していた形跡がある」として再突入技術の取得に近づいていると報道。また、北朝鮮はより長距離の飛行を目指して新型ロケットエンジンの開発を進めている。

 来年夏の迎撃実験は8~9月をメドに実施する。今回の実験は、ICBMの模擬弾、迎撃ミサイルとも1発ずつだったが、次回は2発の迎撃ミサイルを使用する。将来、北朝鮮が取得する可能性がある多弾頭型のミサイルに備える狙いもあるとみられる。またシリング氏は、新型迎撃ミサイルについて「19年末までに実験したい」と述べ、北朝鮮だけでなく、弾道ミサイルの開発を加速するイランの脅威に備える考えも示した。


ICBM迎撃実験、北の脅威拡大追い抜くため=米ミサイル防衛局
6/1(木) 9:11配信 ロイター

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 5月31日、米国防総省ミサイル防衛局(MDA)のシリング局長(写真)は、大陸間弾道弾による模擬攻撃をミサイル防衛システムで迎撃する実験について、北朝鮮などからのICBMの脅威拡大に先を越されないようにするためだと述べた。2015年12月撮影。提供写真(2017年 ロイター/Inquam Photos/Octav Ganea)

[ワシントン 31日 ロイター] - 米国防総省ミサイル防衛局(MDA)のシリング局長は31日、大陸間弾道弾(ICBM)による模擬攻撃をミサイル防衛システムで迎撃する実験に30日成功したことについて、北朝鮮などからのICBMの脅威拡大に先を越されないようにするためだと述べた。

シリング局長は、2億4400万ドルを要した迎撃実験について、2020年時点で想定される北朝鮮ないしイランのミサイルプログラムの状況に関する米諜報機関の「非常に現実的な」シナリオに基づくものだと指摘。「わが国には、他国からのいかなる脅威も打ち破ることのできる能力があると、迎撃実験前から確信していた。前日に実験が成功し、いまの路線をさらに推進することへの自信がいっそう強まった」と述べた。

実験はマーシャル諸島のクェゼリン環礁からアラスカ南部の海上に向けて発射したICBM型ミサイルを、カリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地から迎撃ミサイルを発射し撃ち落とした。

米本土と北朝鮮の距離は約9000キロメートル。これに対しICBMの射程は通常5500キロメートル程度だが、最長で1万キロメートルを超えるものもある。

局長は「前日発射した迎撃ミサイルは(脅威拡大に)遅れを取らないよう確実に進んでおり、2020年までに想定される脅威を追い抜けるよう支援してくれるだろう」と述べた。

今回の実験は、ICBMによる模擬攻撃に対する初の実弾発射実験。地上配備型中間段階防衛(GMD)の迎撃ミサイルは米航空機大手ボーイング<BA.N>が運用している。


日本配備レーダー活用=北朝鮮ICBM迎撃―米
6/1(木) 7:53配信 時事通信

 【ワシントン時事】米国防総省ミサイル防衛局のシリング局長は31日、北朝鮮が米本土を狙って大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した場合、日本に配備したレーダーを活用して迎撃することになると述べた。

 電話を通じた記者会見で語った。

 米軍は30日、ICBMを想定した初の迎撃実験に成功した。西太平洋のマーシャル諸島にある実験場から標的を発射し、北太平洋の米領ウェーク島に設置した早期警戒レーダー「TPY2」などで捕捉。米西部カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から発射したミサイルで撃ち落とした。

 シリング局長は「北朝鮮から(ICBMが)発射されたなら、捕捉には日本のレーダーを使う」と説明。「実戦シナリオでは、日本にあるTPY2が重要な役割を担う」と強調した。米軍は日本で、青森県つがる市と京都府京丹後市にTPY2を配備している。


海自護衛艦、米空母2隻と日本海で共同訓練へ
6/1(木) 7:23配信 読売新聞

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護衛艦「ひゅうが」

 海上自衛隊の護衛艦「ひゅうが」(全長197メートル)などが1日にも、米原子力空母「ロナルド・レーガン」と「カール・ビンソン」の2隻と日本海で共同訓練を行うことがわかった。

 ミサイル発射を繰り返す北朝鮮へのけん制を強める狙いがあるとみられる。

 日米の政府関係者によると、ひゅうがは31日朝、舞鶴基地(京都府)を出港した。一方、ロナルド・レーガンは、5月16日に横須賀基地(神奈川県)を出港して31日に日本海に進出。カール・ビンソンは、4月末から朝鮮半島沖に展開し、韓国軍と共同軍事演習を行ってきた。

 日米の共同訓練では、陣形を変えながら航行したり、交信手順を確認したりする見通し。両空母には、ミサイル駆逐艦などが随伴しており、計10隻近い艦艇が参加する可能性がある。


北朝鮮にミサイル能力誇示=米、初のICBM迎撃実験―日本海の2空母が合同訓練
6/1(木) 7:06配信 時事通信

 【ワシントン時事】米国防総省は30日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を想定した初の迎撃実験を行った。

 4月下旬から5月上旬にかけて、米国内からのICBM発射実験も実施。弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に攻撃と防衛の両面でミサイル能力の違いを見せつけ、軍事的圧力をさらに強めている。

 国防総省ミサイル防衛局や米メディアによると、30日の実験では、西太平洋のマーシャル諸島クエゼリン環礁に設けた実験施設からICBMに見立てた標的を発射。陸上、海上、宇宙空間のセンサーで捕捉し、カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から発射したミサイルで撃ち落とした。

 弾道ミサイルの迎撃は「弾丸を弾丸に当てる」ことに例えられるほど難度が高く、ICBMより射程が短いミサイルの攻撃を想定して行われた過去の実験でも、2010年以降は4回中3回が失敗していた。それだけに、ミサイル防衛局のシリング局長は今回の実験成功について「(ミサイル防衛)計画にとって、極めて重要な節目だ」と強調する。

 国防総省のデービス報道部長は「北朝鮮をめぐる現在の緊張状態にタイミングを合わせたわけではないが、われわれが(迎撃)能力を持つ理由の一つは北朝鮮」と言明。「北朝鮮などからのICBMの脅威に対し米本土を防衛できると、自信を持って言い続けられるようにするのが目標だ」と語った。

 ミサイル実験に加え、朝鮮半島近海には現在、米空母「カール・ビンソン」と「ロナルド・レーガン」が展開中。米メディアによると、近く日本海で合同訓練を実施する。

 米政府は、北朝鮮と軍事衝突が起きれば「壊滅的な戦争になる」(マティス国防長官)として、武力行使に慎重姿勢を示しつつ、制裁など外交手段と並行して軍事的圧力もかけ続ける方針だ。


北朝鮮機関紙、ICBMを「最高首脳部の命令でいつでも試射」
6/1(木) 1:31配信 産経新聞

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は31日付論評で、米本土を狙うICBMについて「われわれは、最高首脳部の命令で任意の時間、場所から試射する準備ができている」と表明。トランプ米政権が空母2隻を朝鮮半島近海に展開したことを批判し、「米国の敵視政策が続く限り、今後も連続的かつ多発的に」弾道ミサイルを発射すると主張した。


「北朝鮮の主張は半分眉唾」…元海将・伊藤氏
5/31(水) 23:34配信 読売新聞

 元外交官・宮家邦彦氏と元海将・伊藤俊幸氏は31日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、29日に3週連続となる弾道ミサイル発射に踏み切るなど挑発行為を繰り返す北朝鮮の狙いについて議論した。

 宮家氏は「北朝鮮は核保有国として、米国に認めさせた上で、米国と和平を結んで生き延びたいと思っている。本当に戦いたいのではない」と解説した。

 伊藤氏は「北朝鮮の主張は半分眉唾だ。北朝鮮の人々に対して、すごいでしょといばっている」と述べた。


日中対話促進で一致…首相と楊氏が会談
5/31(水) 23:14配信 読売新聞

 安倍首相は31日、中国の外交を統括する楊潔チ(ヤンジエチー)(よう・けつち)国務委員(副首相級)と首相官邸で会談し、両国関係の改善に向け、首脳会談などの対話を進めることで一致した。

 弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮に対し、緊密に連携することも確認した。

 首相は会談で、「本年の日中国交正常化45周年などの機会を捉え、日中関係をさらに発展・改善させていきたい」と呼びかけた。楊氏は「関係改善に向けて共に努力していきたい」と応じた。日本政府は7月にドイツで開かれる主要20か国・地域(G20)首脳会議に合わせ、習近平(シージンピン)国家主席と首脳会談を行うことを検討している。

 首相は北朝鮮について「圧力を強化することが重要だ。中国の役割は重要だ」と述べ、中国側に圧力を強めるよう働きかけた。一方、楊氏は「平和的な解決が実現されるよう期待している」として、外交交渉による解決を強調した。


<自民・安保調査会>ミサイル防衛、前のめり 対北朝鮮
5/31(水) 21:26配信 毎日新聞

 ◇核・ミサイルへの対処能力強化を求める提言原案まとめる

 自民党の安全保障調査会が31日にまとめた北朝鮮の核・ミサイルへの対処能力強化を求める提言原案は、早期警戒衛星の導入や敵基地反撃能力の保有など、日米安全保障体制による米軍との役割分担からこれまで導入に慎重だった分野にも切り込むよう求めた。弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮の挑発行動に対し強い姿勢を示すという政治的なメッセージという側面はあるものの、防衛力全体の中でのバランスや防衛費増額の是非などの議論は置き去りで、拙速感は否めない。【木下訓明、村尾哲】

 31日に自民党本部で開かれた安保調査会の幹部会では、早期警戒機能、サイバー防衛などを分野別に検討してきた議員が説明し、意見交換した。稲田朋美防衛相も出席し「貴重な意見をありがとうございます」と謝意を述べた。

 日本の弾道ミサイル防衛(BMD)は、ミサイルに対し、イージス艦に搭載する迎撃ミサイルSM3が大気圏外で迎撃し、撃ち漏らした場合は、地上配備のパトリオット(PAC3)が大気圏内で撃ち落とす2段構えだ。

 北朝鮮はミサイル発射を繰り返し、5月14日には2000キロを超える通常よりも高い高度で打ち上げて迎撃を難しくする「ロフテッド軌道」で発射するなど技術を向上させている。政府はイージス艦のレーダーや迎撃ミサイルを地上に配備する「イージス・アショア」の導入の検討を始めてはいるが、自民党内には北朝鮮の挑発行動に対し、BMDだけでは不十分との不満の声が高まっている。

 攻撃を受けた後、敵基地を巡航ミサイルなどで攻撃する敵基地反撃能力の保有などを盛り込んだのは、こうした不満を吸収するためだ。

 海上自衛隊の元自衛艦隊司令官の香田洋二氏はBMDの拡充方針は評価する一方、「防衛力整備は、離島防衛やシーレーン防衛、東シナ海の制海権、制空権維持のための体制など他にも不十分なところがあり、優先度を考えて整理した方がよい」と指摘。敵基地反撃能力については「日米同盟の『盾と矛』の関係を明確化する意思疎通を十分に行わずに踏み込んだ場合、日米関係の悪化を招く」と懸念を示した。

 ◇巨額の予算必要に

 仮に、自民党の提言原案に盛り込まれた弾道ミサイル防衛(BMD)の強化や早期警戒衛星を導入するなら、巨額の予算が必要となる。BMDで政府が配備を検討している地上配備型SM3「イージス・アショア」は2~3基で日本全体をカバーするが、数千億円が必要とされる。早期警戒衛星については、数兆円単位まで膨らむという試算もある。

 これに対し、敵基地反撃能力で念頭に置かれている巡航ミサイル「トマホーク」はミサイル1発で1億円程度とされ、自民党内には、BMDより敵基地反撃能力を保有した方が安上がりという意見がある。


<自民・安保調査会>対北朝鮮で対処能力強化求める提言原案
5/31(水) 21:20配信 毎日新聞

 ◇日本独自「早期警戒衛星」導入や「敵基地反撃能力」保有

 自民党の安全保障調査会は31日、幹部会を開き、北朝鮮の核・ミサイルへの対処能力強化を求める提言の原案をまとめた。ミサイル発射を探知する日本独自の「早期警戒衛星」の導入や「敵基地反撃能力」の保有を政府に要求する内容だ。

 北朝鮮によるミサイル発射情報は、熱源を探知する米国の早期警戒衛星に頼っている。提言原案は「独自に迅速な評価ができず即応性に欠ける」と指摘。弾道ミサイル防衛(BMD)による迎撃確度を高めるため、早期警戒衛星と偵察機導入などを提案した。

 一撃を受けた後、敵基地をたたく敵基地反撃能力を巡っては、巡航ミサイルの保有などを提案。ただ、自衛隊が敵地を攻撃する能力を持てば基本方針である「専守防衛」を逸脱する恐れがある。公明党は明確に反対しており、自民党内にも慎重論がある。BMDでは新たに地上配備型SM3「イージス・アショア」の導入などを求めた。

 一方、提言原案は防衛省にサイバー攻撃能力を保持するよう求めたが幹部会で「武力の行使」に当たる可能性が指摘され、検討課題となった。【村尾哲】


<韓国>文大統領、閣僚任命難航 外交に影響も
5/31(水) 21:18配信 毎日新聞

 ◇国会で可決 李洛淵氏は首相に就任

 【ソウル大貫智子】韓国の文在寅大統領が首相に指名した知日派の李洛淵氏に対する国会の同意案が5月31日、賛成多数で可決され、李氏は就任した。5月10日の文政権発足から3週間でようやく内閣の軸が固まったが、他の閣僚の任命は野党の反対もあってできておらず、今後の外交日程に影響を及ぼす可能性も出てきた。

 リアルメーター社の29日発表の世論調査で、文氏の支持率は84.1%。高い支持率を背景に、李氏の任命はスムーズに進むと見られた。与党「共に民主党」だけでなく、李氏と地盤を同じくする第2野党「国民の党」が賛成すれば、同意案は可決されるからだ。

 だが、李氏は就職や進学のため実際には住んでいない場所に居住届をする「偽装転入」の過去が明らかになり、野党側は激しく批判。採決が遅れたうえ、保守系最大野党「自由韓国党」は採決を棄権し、朴槿恵前大統領の弾劾に賛成した議員で作る保守系野党「正しい政党」は出席したが、反対票を投じた模様だ。

 今後の焦点は、内閣の目玉と期待され、7日に予定される初の女性外相候補、康京和氏の国会聴聞会だ。首相と異なり国会の同意は必要ないが、やはり偽装転入をめぐる説明が二転三転するなどし、与党内で厳しい見方も出ている。

 一方、北朝鮮との対話に積極的な文氏が配備に慎重姿勢を示す「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」の在韓米軍配備問題を巡り、青瓦台(大統領府)と国防当局との不協和音が生じ、6月中下旬に予定される初の米韓首脳会談への影響が懸念されている。

 THAADの砲台4基が韓国内に追加搬入されたという報告がなかったことについて、青瓦台は31日、「国防省が意図的に(青瓦台への)報告書から漏らしたことが確認された」と発表。これに対し前政権下で任命された韓民求国防相は「(報告しないよう)指示したことはない」と反論した。

 文氏は米韓首脳会談前に外交安保担当の閣僚の任命を終えたい考え。だが、青瓦台入りした補佐官らは北朝鮮との対話に積極的な学者ばかりとの批判が出ており、新たな統一相や国防相の人選は慎重に行っている模様だ。

 文氏は31日、外務第2次官や統一省次官に官僚出身者をあてる人事を発表。当面「次官体制」で乗り切るとの見方が出ている。


「ICBM試射準備できている」北、米けん制か
5/31(水) 19:53配信 読売新聞

 【ソウル=井上宗典】31日付の北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、弾道ミサイルの相次ぐ発射実験成功に関する論評で「最高首脳部の命令で、任意の時間と場所で大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試射を行う準備ができている」と強調した。

 金正恩(キムジョンウン)党委員長は1月の新年の辞で、ICBM試射の準備が「最終段階にある」と表明していた。改めて準備完了を宣言することで、北朝鮮に圧力を強めるトランプ米政権をけん制する狙いとみられる。


<ICBM迎撃実験成功>中国外務省が米国に不快感表明
5/31(水) 18:52配信 毎日新聞

 【北京・浦松丈二】米国による大陸間弾道ミサイル(ICBM)の迎撃実験成功について、中国外務省の華春瑩副報道局長は31日の定例記者会見で「世界と地域の安全保障へのマイナスの影響を避けるため、慎重に事を進めるべきだ」と述べ、不快感を表明した。

 北朝鮮が態度を硬化させ、対話再開がさらに遠のくことを懸念しているとみられる。


<ICBM迎撃実験成功>北朝鮮へ軍事圧力強める米国防総省
5/31(水) 18:40配信 毎日新聞

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米カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から打ち上げられた地上配備型迎撃ミサイル=2017年5月30日、AP

 【前谷宏、ワシントン会川晴之】米国防総省は5月30日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を想定した初の迎撃実験を実施し、成功した。また、米原子力空母「ロナルド・レーガン」が31日までに日本海に入り、近く海上自衛隊と共同訓練をする方向で調整中だ。軍事的圧力に反発し、北朝鮮がミサイル発射などさらなる挑発行為に出る可能性もある。

 国防総省ミサイル防衛局によると、迎撃実験は西太平洋上で行われた。まず、マーシャル諸島の米軍施設からICBMの模擬弾を発射。その後、約8000キロ離れた米西部カリフォルニア州の空軍基地から地上発射型迎撃ミサイル(GBI)で模擬弾を撃墜した。

 北朝鮮はICBM開発の進展を強調しており、国防総省のデービス報道部長は「我々が迎撃能力を持つ理由の一つは北朝鮮だ」と主張。GBIによるミサイル迎撃実験は1999年から2014年まで計17回実施され、うち9回成功。従来はICBMより射程が短く、速度も劣る中距離弾道ミサイルが対象で、今回の実験は北朝鮮に対する脅威認識の高まりを裏付けている。

 聯合ニュースによると、米空母「カール・ビンソン」は韓国軍と共同訓練を終え31日夜、日本海を離れた。それに代わるような形でのロナルド・レーガンの投入で、米国は絶え間なく北朝鮮をけん制する姿勢を鮮明にした。

 米国からの圧力の高まりを受け、北朝鮮の労働党機関紙「労働新聞」は31日付の論評で、「最高首脳部の命令に従ってICBMを試験発射する準備ができている」と警告した。


「北」問題で楊国務委員に協力要請
5/31(水) 18:19配信 ホウドウキョク

安倍首相は31日午後、中国の外交のトップ・楊潔チ国務委員と会談し、北朝鮮問題の解決に向けて、影響力を持つ中国に協力を求めた。
安倍首相は「(北朝鮮問題を)平和的に外交的に解決していくうえにおいても、強い影響力を持っている中国と、われわれは協力して取り組んでいきたい」と述べた。
1時間近く行われた会談の中で、安倍首相は、弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮問題の解決に向けて、中国の協力を求めた。
これに対し楊氏は、「朝鮮半島問題の平和的な解決に向けて、各国が建設的な役割を果たすことに期待したい」などと、中国の立場を説明した。
また、両者は日中国交正常化45周年を迎えたことについて触れ、日中関係を改善、発展させていくことを確認した。


正恩氏を増長させる習氏“弱腰”のウラ 評論家「北朝鮮はいい隠れみのになっている」、「制裁行為を行えば北京にミサイルも」
5/31(水) 16:56配信 夕刊フジ

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権が、また中国の習近平国家主席の顔に泥を塗った。中国の自制呼びかけを無視し、3週連続となる弾道ミサイル発射に踏み切ったのだ。対話姿勢を崩そうとしない中国の“弱腰”が正恩氏を増長させた形だ。そんな中国に見切りをつけたのか、ドナルド・トランプ米政権は原子力空母による圧力を北朝鮮に加え続けている。北朝鮮に対して中国が強気に出られない裏には、習体制の弱点が関係しているとの見方も浮上する。

 「ミサイルは予定目標点の7メートル差で正確に命中した」。朝鮮中央通信は30日、新たに開発した精密誘導ミサイルの発射実験に正恩氏が立ち会ったことを報じた。実験の日時は定かではないが、29日の弾道ミサイル発射を指しているとみられる。

 北朝鮮の脅威がより高まっている中、日米両政府は表向き、中国に期待を寄せている。トランプ氏は29日、ツイッターで「北朝鮮がまた弾道ミサイルを発射し、隣国の中国に大変無礼を働いた」と非難しながらも、「だが中国は懸命に努力している」とかばった。谷内正太郎国家安全保障局長は29日、中国の外交担当トップである楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)国務委員と会談し、中国がさらなる役割を果たすよう求めた。

 トランプ氏は4月の米中首脳会談で、習氏に対し、北朝鮮問題について7月までに成果を上げるよう迫ったと伝えられている。だが、中国が本気で北朝鮮を止めようとしているのかも疑わしい。対話重視を強調し、行動が伴っていないからだ。

 今月21日の弾道ミサイル発射後に開かれた国連安保理での非公開の緊急会合でも、制裁強化を求める日米に対し、中国は対話を通じた解決を主張した。劉結一国連大使は記者団に「(北朝鮮)問題は対話を通じてのみ解決できる」「現状でなぜ対話が行われないのか理解できない」と述べたが、対話にこだわる理由の方が分からない。

 中国が制裁の「抜け穴」となっていることを示す統計もある。

 中国税関総署が23日に公表した国・地域別の輸出入統計月報(ドルベース)では、北朝鮮との貿易総額が今年1~4月に16億279万ドル(約1779億円)となり、前年同期に比べ16・3%増えていた。中国は2月19日から、北朝鮮産の石炭輸入を停止する措置を取ったとしているが、実行されているのかどうかすら疑わしい数字だ。

 北朝鮮も中国の態度を見透かしているようにうかがえる。中朝関係の「決裂」を意味する6回目の核実験には踏み切ってはいない。一方で「脱中国」を見据え、ロシアへの接近を強めている。北朝鮮北東部の羅先(ラソン)とロシアのウラジオストクを、貨客船「万景峰(マンギョンボン)号」で結ぶ新たな定期航路が誕生したのはその一例だ。

 中国は北朝鮮の封じ込めに本気ではないとの分析もある。評論家の石平氏が解説する。

 「北朝鮮が挑発を繰り返している間、米国の目は、南シナ海への進出など中国の行為に向きにくくなる。中国にとって、問題を起こしている北朝鮮はいい隠れみのになっており、それを止めたいとは考えていない」

 石平氏はこう続ける。

 「中国が北朝鮮への石油供給を完全に停止するなどの制裁行為を行えば、北京にミサイルを撃ち込んでくることも考えられる。そうなれば習政権は終わりだ。その意味で止めることができないともいえる」

 中国内部の権力争いが影響しているとの見方を示すのは評論家の宮崎正弘氏だ。中国人民解放軍で中朝国境を管轄する旧瀋陽軍区「北部戦区」について、「(元国家主席の)江沢民派と深い関わりがあり、習氏は抑えることができていない。江氏に忠誠を誓っている人間は多く、江氏が生きている限り力がある。このため、習氏は動くことができないだろう」と指摘する。

 ツイッターでは中国をフォローしたトランプ氏だが、実際には軍事的圧力を強化する行動を取っている。

 米軍の誇る原子力空母「ニミッツ」が6月1日に米西海岸ワシントン州の海軍基地を出港し、太平洋北西部に派遣される。朝鮮半島周辺には現在、原子力空母「カール・ビンソン」と「ロナルド・レーガン」が展開している。ニミッツの具体的な目的地は不明で、カール・ビンソンとの交代説もあるが、韓国紙の朝鮮日報(日本語版)は29日、「たとえ一時的とはいえ、米軍が保有する空母11隻のうち3隻が同時に特定の地域に展開するのは異例だが、これが現実になる可能性が高まったのだ」と報じた。

 中国が北朝鮮を止められない中、米国が軍事力行使に踏み切り、中国がそれを容認する可能性はあるのか。

 前出の石平氏は「米国が北朝鮮に対し限定空爆などの攻撃を加える可能性は十分ある。中国にとって北朝鮮は存在したほうが好都合だが、守ることまではしない」と話し、続けた。

 「ただ、もし金正恩体制が崩壊するような事態になれば、米国に先んじて主導権を握りに行くことは間違いない」

 結局は自国の都合しか考えないということか。


ミサイルの早期警戒強化を提言
5/31(水) 16:22配信 ホウドウキョク

北朝鮮がミサイルを相次いで発射する中、自民党では31日朝、防衛関係の議員が会合を開き、ミサイルの発射に迅速に対応する、早期警戒体制の強化を政府に求める提言をまとめた。
自民党は31日朝、安全保障や防衛に関する会合を開き、弾道ミサイル発射をいち早く察知する「早期警戒衛星」の導入や、敵基地反撃能力の具体化などの提言をまとめた。
ミサイル発射の兆候については、アメリカの警戒衛星に依存しているとして、今後は、日米の衛星を互いに活用することが、日米同盟の強化になると指摘している。
出席した議員らは、この提言を稲田防衛相に説明し、政府の防衛政策に反映するよう求めた。


米空母レーガンと訓練へ=海自護衛艦、北朝鮮に圧力
5/31(水) 13:20配信 時事通信

 海上自衛隊の護衛艦が、米原子力空母「ロナルド・レーガン」と近く共同訓練を行う方向で調整していることが31日、政府関係者への取材で分かった。

 弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮への圧力を強める狙いがある。

 レーガンは今後、米空母「カール・ビンソン」と日本海で合同演習を行うとされている。海自の護衛艦も日本海で合流し、空母2隻と訓練を実施する可能性もある。艦船の陣形を確認する戦術訓練や通信訓練などが想定されている。

 レーガンは16日、定期点検や修理作業を終え、拠点とする横須賀基地(神奈川県)を出港。合同演習後、日本海などで警戒監視任務を行っているカール・ビンソンと交代するとみられる。

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