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2017年4月 5日 (水)

栃木のスキー場で雪崩 高校生ら8人死亡、40人負傷・7

27日午前9時20分ごろ、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で雪崩が発生し、県高校体育連盟の春山安全登山講習会を受けていた県内の高校生が巻き込まれ、8人が死亡、重傷含む40人の負傷者が出ている。

同スキー場は去る3月20日に今シーズンの営業を終了していた。また宇都宮地方気象台は26日午前10時から雪崩注意報を発令していた。

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リンク:<那須雪崩1カ月>「会いに来たよ」遺族、現場で献花 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩から1カ月 犠牲者の高校で黙とう - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩発生地点をルート目標に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「かわいそうで涙出る」=現場で犠牲者悼む―栃木雪崩事故1カ月 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木雪崩1カ月 大田原高校や那須町役場で黙とう - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>訓練目的地で発生 教諭ら「視界悪くなかった」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那須8人死亡、きょう1カ月 犠牲班、雪崩斜面目指す? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那須8人死亡、きょう1カ月 予見可能性・現場判断が焦点に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那須8人死亡、きょう1カ月 毛塚さん「山岳部、合わない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:検証委の究明本格化=遺族「真実知りたい」―栃木雪崩事故、27日で1カ月 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<栃木・那須の雪崩>大田原高、恒例「85キロ強歩」中止に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:7年前にも同じ講習会で雪崩 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木スキー場雪崩 7年前の講習会でも雪崩…高校生ら数人巻き込まれ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:山岳部出身記者の「雪崩事故」…疑問に答えぬ栃木県教委、大人の失態で子どもの夢壊さないで - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>7年前も登山講習で発生 事故現場付近で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:生徒巻き込む雪崩、7年前も=同じ講習会で―栃木8人死亡事故 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那須・雪崩事故 遺留品の捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那須の雪崩現場、遺留品捜索…小物類見つかる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>無線連絡に応答なく通報遅れ 検証委が初会合 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩事故の遺族、知事に検証要望書 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩事故の検証委初会合=遺族「偽りない証言を」―栃木 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>遺族、検証委に要望書提出 午後初会合 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>遺族が検証委に要望書提出へ「真相究明を」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩犠牲の大田原高で始業式 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:8人死亡の大田原高で始業式=犠牲者に黙とう―栃木雪崩事故 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<栃木雪崩>山岳部犠牲の大田原高で始業式 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木スキー場雪崩 「悲しいだけじゃだめ。友達の分まで強く生きたい」教員・生徒8人死亡の大田原高で始業式 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩で8人死亡の高校で入学式 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩8人犠牲の高校で入学式 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木スキー場雪崩 那須塩原市長「未来ある8人亡くなり残念」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須の雪崩>最高時速50~60キロ 18秒間で停止か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩に限らない「安全だろう登山」遭難の危険性 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>野口健さんに聞く教訓「春山の方が危険大」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:6月中にも検証結果=8人死亡の雪崩―栃木県教委 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<那須雪崩1カ月>「会いに来たよ」遺族、現場で献花
毎日新聞 4/27(木) 21:12配信

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献花台を訪れ、事故現場に向かって手を合わせる人たち=那須町湯本で2017年4月27日午前11時9分、萩原桂菜撮影

 栃木県那須町湯本で登山講習会に参加していた県立大田原高山岳部の生徒ら8人が死亡した雪崩事故から1カ月となった27日、事故現場近くの献花台では、遺族や同高山岳部の部員らが花を手向けて冥福を祈った。

 「こうちゃん、会いに来ました」。亡くなった佐藤宏祐さん(16)の父政充さん(48)と祖母チカ子さん(74)は、午前8時半ごろとされる雪崩の発生時刻を前に、献花台で手を合わせた。「迎えに行けなくてごめんね」と語りかけたというチカ子さんは、「毎日泣くのが仕事になってしまいました」と癒えない悲しみを訴えた。

 事故前日の午後まで講習会に参加していた同高山岳部の男子生徒(3年)は精神的ショックが強く登校できない状態というが、節目の日に仲間をしのぶために献花台を訪れた。「1カ月は短かった。仲間には『お疲れ様。一緒に山を登れて楽しかった』と伝えたい」と話していた。【萩原桂菜、李舜】


雪崩から1カ月 犠牲者の高校で黙とう
ホウドウキョク 4/27(木) 17:37配信

栃木・那須町のスキー場近くで高校生ら8人が死亡した雪崩事故から、27日で1カ月。生徒と教員あわせて8人が犠牲になった大田原高校では、事故が起きた8時半ごろ、全校生徒と教職員が黙とうをささげた。
大田原高校では、午前8時半すぎ、教頭からの呼びかけで、全校生徒およそ700人が黙とうをささげた。
また、黙とう後、三森謙次校長が取材に応じた。
大田原高校の三森校長は「節目の日を迎えたということなんですね。生徒たちも、亡くなった方たちを悼んでくれたのではないかと思います」と話した。
また、登山部の活動については、再開の見通しは立っていないとしながらも、活動の増える夏休みに向けて「専門委員会の意見もふまえて、徐々に活動を再開させていきたい」と話した。


雪崩発生地点をルート目標に
ホウドウキョク 4/27(木) 17:35配信

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(写真:ホウドウキョク)

栃木・那須町のスキー場近くで高校生ら8人が死亡した雪崩事故から、27日で1カ月。事故当時、引率の教師が、雪崩が発生した付近の岩を目標にするルートを、その場で決めていたことがわかった。
この事故は、3月27日、栃木県内の高校生らが登山訓練を行っている最中に雪崩に巻き込まれ、8人が死亡したもの。
これまでの県の調査などで、訓練をしていた樹林帯から、「天狗の鼻」と呼ばれる雪崩が発生した場所のすぐ上にある岩に向かうコースをのぼることを、現場で引率の教師が決めていたことが新たにわかった。
過去の訓練は、樹林帯の中で行われていたということで、現場での判断に問題がなかったかも焦点になっている。
また警察は、現場と本部の連絡用の無線機も押収していて、実際、通信ができるのかについても、今後、検証する方針。
事故から1カ月を迎え、ゲレンデに設置された献花台には那須町の町長らが訪れ、あらためて犠牲者の冥福を祈った。


「かわいそうで涙出る」=現場で犠牲者悼む―栃木雪崩事故1カ月
時事通信 4/27(木) 10:34配信

 栃木県那須町で3月、登山講習中だった高校生ら8人が死亡した雪崩事故は、27日で発生から1カ月を迎えた。

 現場付近に設けられた献花台には多くの花束などが並び、訪れた人々らが犠牲者を悼んだ。

 同町の無職志村次男さん(68)は花を手向け、深々と一礼。発生当日は犬の散歩ができないほどの強風と積雪だったといい、事故を知り「こんな日に『まさか』と思った。単なる事故とは思えない」と話した。「かわいそうで、(事故の報道を)テレビで見るたびに涙が出る」と視線を落とした。

 埼玉県川口市から観光中に夫婦で立ち寄ったという男性(75)は「せめて手を合わせるだけでも、と思って来た。今後二度と起こしてほしくない」と唇をかんだ。同町の高久勝町長も献花に訪れ、「将来有望な貴い命が奪われ残念でならない。一刻も早く原因を究明し、再発防止策を見いだしてほしい」と話した。

 生徒と教諭計8人が犠牲になった県立大田原高校では、朝のホームルームで全校生徒が約30秒間、黙とうをささげた。取材に応じた三森謙次校長は「生徒は徐々に日常を取り戻そうとしている。今後も気を付けて見守っていきたい」と語った。


栃木雪崩1カ月 大田原高校や那須町役場で黙とう
産経新聞 4/27(木) 10:09配信

 登山講習中の高校生らが巻き込まれた栃木県那須町の雪崩事故から1カ月となった27日、生徒、教員の計8人が犠牲となった県立大田原高校(同県大田原市)や那須町役場では発生時刻の午前8時半に合わせて犠牲者の冥福を祈り、黙とうがささげられた。

 大田原高では、ショートホームルームが始まった午前8時35分、堀江幸雄教頭が校内放送で「事故から1カ月、亡くなった8人に哀悼の意を表し、黙とうをささげます」と呼びかけ、全校生徒約700人と教職員約50人が起立し、静かに30秒間の黙とうした。

 この後、三森謙次校長は取材に応じ、「安全管理の徹底が今回の最大の教訓。マニュアルや危機管理態勢を見直さなければならない。今年は(同校伝統行事の)85キロ強歩が中止となったが、生徒会が代わりの行事を考えるなどして平常に戻りつつある。学校も徐々に平常の状態に戻していきたい」と話した。

 一方、那須町役場では役場や出先機関の全職員約280人が午前8時半に黙とう。町役場では「犠牲者の方に対し追悼の意を表するとともに心からご冥福をお祈りするため黙とうをささげます」と庁内放送が流れ、高久勝町長をはじめ職員が起立して茶臼岳の方向を向いて1分間、黙とうをささげた。

 高久町長は「痛ましい雪崩事故から1カ月。町内で事故によって8人が亡くなるのは初めて。町にとっても本当に不幸な事故だった。改めて犠牲になった方々に心からご冥福を祈り、ご家族のみなさまに追悼の言葉、そしてまだ心身ともに癒やされないみなさまにお見舞いを申しあげたい」と述べ、今回の事故を教訓として「町の事業やイベントの安全性を再確認していきたい」と語った。

 高久町長は午前11時に平久井好一町教育長らと共に献花台を訪れ、花を手向ける予定だ。


<那須雪崩>訓練目的地で発生 教諭ら「視界悪くなかった」
毎日新聞 4/27(木) 8:30配信

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雪崩事故のあった那須温泉ファミリースキー場付近で現場検証をする捜査員たち=栃木県那須町で2017年3月30日午前9時55分、本社ヘリから竹内紀臣撮影

 栃木県那須町で登山講習会に参加していた高校生ら8人がラッセル訓練中に死亡した雪崩事故で、被害の大きかった先頭の1班が雪崩の発生場所とされる通称「天狗の鼻」(標高1515メートル)を目指していたことが分かった。県教育委員会の調査に対し引率教諭が説明しているという。一方、訓練に参加した全5班のうち、出発地点付近で待機中だった5班を除く1~4班(計48人)が雪崩に流されていた。県警は業務上過失致死傷容疑で捜査しており、雪崩発生の予見可能性や安全管理に問題がなかったかを調べている。事故は27日で発生から1カ月を迎える。【野口麗子、萩原桂菜】

 県関係者によると、1班を引率していた教諭は県教委に対し、急斜面による危険性は認識しつつ「天候や雪の状態から天狗の鼻まで進んでも大丈夫だと判断した」などと説明しているという。

 県警の現地調査によると、雪崩は天狗の鼻付近で発生し160メートル以上流れていた。複数の教諭は訓練中は「視界は悪くなかった」「風は強くなかった」と証言しており、雪崩発生まで天狗の鼻を目指したとみられる。

 県教委が設置した「那須雪崩事故検証委員会」で副委員長を務める西村浩一・名古屋大大学院教授(雪氷学)によると、天狗の鼻付近はくぼみがあり、雪がたまりやすく雪崩が発生しやすい。悪天候のために当初予定していた茶臼岳(標高1915メートル)への登山を中止したはずが、茶臼岳の山腹にある天狗の鼻付近を目指していた。

 また1、2班に加え、1班から100メートルほど後方にほぼ一緒にいた3、4班も雪崩に巻き込まれていた。「7、8メートル流された」と証言している3、4班の教諭もおり、全員が互いに助け合うなどして脱出したという。

 ◇スマホ持っていたが、「寒さで作動しなかった」

 一方、県関係者によると、事故現場にいた教諭や高校生はスマートフォンを持っていたものの「寒さで作動しなかった」と話していることも分かった。

 雪崩は午前8時半ごろ発生したが、訓練に参加しなかった責任者の教諭がいた現地本部から県警に110番が入ったのは約50分後の午前9時20分ごろ。待機中だった5班の教諭は走って現地本部に駆け込んでいた。

 登山講習会を主催した県高校体育連盟登山専門部などによると、7年前に実施した講習会で今回の事故現場に近い「郭公沢(かっこうざわ)」で雪崩が起き、生徒らが腰まで埋まっていた。しかし、先月の講習会でも、雪崩事故の前日に郭公沢付近で滑落停止などの訓練を実施していた。

 ◇「なぜ命を落としたのか」真相究明を訴える

 他の教諭と共に1班の生徒12人を引率中に死亡した県立大田原高教諭の毛塚優甫(けつか・ゆうすけ)さん(29)の父辰幸さん(65)と母愛子さん(59)は、登山経験がほとんどなかった息子が事故に巻き込まれたことに怒りを隠せない。「なぜ命を落としたのか。責任の所在を明らかにしてほしい」と真相究明を訴える。

 毛塚さんは小学2年で剣道を始め、三段の腕前だった。「国語の先生になって剣道部の顧問をすることが夢だった」と愛子さんは振り返る。昨年4月、3度目の挑戦で教員採用試験に合格。大田原高では剣道部と山岳部の副顧問を兼務した。「毎日子どもたちと話すのが楽しくて仕方がない」と話していた毛塚さんだが、「登山は向いていない」と漏らしていたという。

 両親は今、学校からの謝罪や訪問も受け止めきれず断っている。「どこかで過失の連続が起きている」と辰幸さん。事故の日から両親の時は止まったままだ。【萩原桂菜】


那須8人死亡、きょう1カ月 犠牲班、雪崩斜面目指す?
産経新聞 4/27(木) 7:55配信

 ■県警、引率教諭ら任意聴取

 栃木県那須町のスキー場付近で3月、登山講習会中に雪崩が発生し、参加した高校生ら8人が死亡した事故で、8人を含む班が雪崩が起きた斜面を登ろうとしていた可能性があることが26日、捜査関係者などへの取材で分かった。事故発生から27日で1カ月。県警那須塩原署の特別捜査班は安全管理に問題があったとみて業務上過失致死傷の疑いで引率教諭らから任意で事情を聴いている。

 捜査関係者によると、雪崩は3月27日午前8時半ごろ、スキー場近くの樹林帯で雪をかき分けて進む「ラッセル」の訓練中に発生。参加者55人はそれぞれ引率教諭を含む5班に分かれ、班ごとに別行動を取っていたという。

 この中で先行していた1班だけが樹林帯を抜け、斜面上方の「天狗(てんぐ)の鼻」と呼ばれる岩を目指していた可能性があるという。雪崩はこの岩の下の急斜面で発生。1班14人のうち生徒7人、教諭1人が死亡した。

 1班は県内強豪の県立大田原高校の生徒で構成されていた。引率教諭2人のうち、重傷の県立真岡高校、菅又久雄教諭(48)は11日に退院。県警は菅又教諭が1班の行動について詳しい事情を知っているとみて捜査を進める。


那須8人死亡、きょう1カ月 予見可能性・現場判断が焦点に
産経新聞 4/27(木) 7:55配信

 高校生ら8人が死亡する重大な結果を招いた今回の雪崩事故。栃木県警は今後、現場でラッセル訓練を行った引率教諭らを業務上過失致死傷容疑に問えるかどうか慎重に判断することになる。最大のポイントは引率教諭らが雪崩の発生を予見できたかどうかだ。

 県警は26日までに引率教諭や生徒から約200回の任意聴取を行った。供述には食い違う点や記憶があいまいな点も多く、「まだ折り返し地点にもいかない」と捜査関係者は明かす。

 雪崩の「予見可能性」を判断する上で重要なのは、危険性の認識だ。講習会責任者で当日朝、ゲレンデで最終判断した県立大田原高校の猪瀬修一教諭(50)は訓練場所について「(経験上)絶対に安全だと思った」と説明。しかし、発生現場の斜面を調査した専門家は「典型的な発生地形」と指摘する。

 実施を決めた時点で天候は「雪がぱらぱらで風はない」(猪瀬教諭)状況で積雪は約30センチ。だが、天候は次第に悪化し、救助段階で吹雪になっていたという。県検証委員会メンバーの名古屋大大学院、西村浩一教授(雪氷学)の調査では、現場周辺は吹きだまりで積雪約60センチと推定。西村教授は「どの程度の視界が確保できたかや、雪崩の危険性を調べるテストを現場で行ったかなど登った当事者の判断が重要」と指摘する。

 現場では5つの班が別行動を取っており、各班の引率教諭の判断で行動していた可能性がある。雪崩が直撃した1班が危険性の高い場所をルートに選んだことについて、引率した菅又久雄教諭の認識が今後の焦点になりそうだ。

 雪崩事故を予見できたとすれば、次に事故を避けられたかどうかという「結果回避可能性」が問題になる。登山計画の審査や装備、緊急連絡態勢など安全管理面で問題がなかったかについても県警は慎重に調べを進める。


那須8人死亡、きょう1カ月 毛塚さん「山岳部、合わない」
産経新聞 4/27(木) 7:55配信

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剣道着姿の毛塚優甫さんの写真を抱える父の辰幸さん=栃木県栃木市(斎藤有美撮影)(写真:産経新聞)

 ■死亡教諭両親「悔しい。この苦しみ一生続くのかな」

 栃木県那須町の雪崩事故で、教員で唯一犠牲となった県立大田原高教諭、毛塚優甫(ゆうすけ)さん(29)は県立高の非常勤講師を経て3回目の受験で教員採用試験に合格。昨春、大田原高に着任していた。発生1カ月を前に、優甫さんの父、辰幸さん(65)と母、愛子さん(59)は「本当に悔しい。この苦しみが一生続くのかな」と心境を語った。

 事故発生当日の3月27日、両親が病院に到着すると、優甫さんは人工呼吸器を付け、心臓マッサージを受けていた。体は既に冷たかった。「これからでしょ、これからでしょ。やっと念願かなって先生になったのに」。愛子さんはこう呼びかけ、体を温めようと必死にさすったという。

 何度もチャレンジした教員採用試験に合格した優甫さんが「ほっとした」と、はにかんだことを今も覚えている。大田原高では勉強でつまずいた生徒に積極的に声を掛け、様子をうかがっていたという。「自分も順調じゃなかったから子供の気持ちが分かるのだと思う」と愛子さんは言う。

 部活は剣道部と山岳部の顧問を任された。剣道は学生時代から続けていたが、登山は初心者。辰幸さんには「山岳部は自分に合わない」と漏らしていた。「優甫は真面目で優しいから断れなかったんだと思う」。この春から担任を持ち、部活動も剣道部の顧問に専念する予定だったことは、亡くなった後に知らされた。

 「朝起きると妻が泣いている。雪崩事故のことで頭がいっぱいになる。この怒りをどこにぶつけていいのか」と辰幸さん。大田原高からの説明にも「きちんと説明をして謝罪をしてもらったと感じられない」と不満を隠さない。

 「教員採用試験に受からなければよかった。試験の勉強で苦しんでいる方がましだった」。愛子さんは涙ながらに訴えた。(斎藤有美)


検証委の究明本格化=遺族「真実知りたい」―栃木雪崩事故、27日で1カ月
時事通信 4/26(水) 14:34配信

 栃木県那須町で登山講習会に参加した男子高校生ら8人が死亡した雪崩事故から、27日で1カ月。

 安全管理の適否や雪崩の予見可能性の有無などを焦点に県警が捜査する中、県教育委員会も原因究明に向け、有識者による検証委員会を設置した。「真実を知りたい」。遺族らは議論の行方を見詰める。

 講習会の現場責任者だった高校教諭は、事故後の記者会見で「経験から安全だと思った」などと述べ、県教委も25年以上の登山歴がある引率教諭らがいたと説明。これに対し、16日の検証委初会合で、名古屋工業大の北村憲彦教授は「『経験』とは何なのか。登山計画に無理はなかったのか」とただした。

 他の委員からも「非常時の連絡態勢はどうだったか」「事前に積雪状況は調べたのか」など矢継ぎ早に質問が飛び、県教委は補充調査を約束した。

 戸田芳雄委員長(東京女子体育大教授)は会合の後、講習会の進め方やラッセル訓練実施の是非など重視すべき点を挙げ、「真摯(しんし)に検証したい」と述べた。また、参加した七つの高校が教諭から聞き取り調査した中で、証言が一致していない所があると指摘。必要に応じ、会合に教諭を招致したり、教諭を立ち会わせて現地調査をしたりする考えを示した。

 初会合と同じ日、遺族らが集まり、原因究明などを求める要望書を福田富一知事に提出。県立大田原高校2年だった鏑木悠輔さん=当時(17)=の父浩之さん(51)は「真実を知りたいだけ」と涙を拭い訴えた。

 「本当は救えたかもしれないという思いが強くある」と話したのは、同校の毛塚優甫教諭=同(29)=の父辰幸さん(64)。「なぜ命を奪われることになってしまったのか。原因を明らかにし、8人の命が無駄にならないようにしてほしい」と語気を強めた。


<栃木・那須の雪崩>大田原高、恒例「85キロ強歩」中止に
毎日新聞 4/25(火) 9:11配信

 栃木県那須町であった雪崩事故で山岳部の生徒や教諭の計8人が亡くなった県立大田原高(大田原市)は24日、一昼夜をかけて歩き、心身を鍛える恒例の「85キロ強歩」を、今年度は中止すると発表した。

 同校によると、県教委が設置した雪崩事故の検証委員会による最終報告をふまえ、学校行事の安全管理を再点検する方針で、「再点検することなく、強歩を実施することは早計という結論に達した」としている。

 強歩は、教育方針の「質素堅実」を具現化した伝統行事として昨年まで31回開催している。【柴田光二】


7年前にも同じ講習会で雪崩
ホウドウキョク 4/21(金) 23:41配信

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(写真:ホウドウキョク)

栃木・那須町で、登山講習中の高校生ら8人が雪崩で死亡した事故で、7年前にも同じ講習会で生徒が雪崩に巻き込まれていたことがわかった。
那須町のスキー場付近で、3月27日に発生した雪崩では、登山講習会に参加していた高校生ら8人が雪崩に巻き込まれて死亡した。
その後の県教育委員会への取材で、7年前にも同じ講習会で雪崩が発生し、高校生数人が腰の辺りまで、雪に埋もれていたことがわかった。
また、この時期に引率していた教員は、今回の講習会にも参加していたという。
警察は、今回の事故では、雪崩が発生する危険が予測できたかどうかなど、業務上過失致死などの疑いで調べを進めている。


栃木スキー場雪崩 7年前の講習会でも雪崩…高校生ら数人巻き込まれ
産経新聞 4/21(金) 17:48配信

 栃木県那須町で登山講習中に雪崩に巻き込まれ、県立大田原高校の生徒7人と教員1人が死亡した事故で、平成22年3月に同じ場所で実施された講習会でも雪崩が起き、参加者が巻き込まれていたことが21日、県教育委員会への取材で分かった。

 22年と今回の講習会の両方に参加した教員が複数いることも判明。県警は、雪崩の発生場所は異なるものの、今回の雪崩が予見できた可能性があるかどうか、関連を調べている。

 県教委によると、講習会は県高等学校体育連盟の主催で昭和38年以降、那須町湯本の那須ファミリースキー場付近で毎年実施されている。22年の講習会では、同年3月27日に「郭公沢(かっこうざわ)」と呼ばれる沢付近で雪崩が起き、数人の参加者が流され、腰の辺りまで雪に埋もれた。負傷者はなく、県教委には報告されていなかった。今月11日に実施した参加教員への聞き取り調査で発覚した。

 今回の事故では、雪崩注意報が出ている中で、雪をかき分けて進むラッセル訓練をしていたときに高校生らが雪崩に巻き込まれた。県警は業務上過失致死傷容疑で調べており、雪崩の発生を関係者が予想できたか「予見可能性」が焦点となっている。


山岳部出身記者の「雪崩事故」…疑問に答えぬ栃木県教委、大人の失態で子どもの夢壊さないで
スポーツ報知 4/21(金) 16:02配信

 高校山岳部で顧問の先生に雪山の素晴らしさを教えてもらい、大学でヒマラヤ登山を経験した者として、高校生ら8人が亡くなった栃木・那須での雪崩事故は残念でならない。世界の山々に出掛けて、その素晴らしさを味わって欲しかった。

 講習の責任者だった栃木県県高等学校体育連盟登山専門部委員長の記者会見を聞き、自分なりに事故現場の俯瞰図や地形図を検討したが、腑に落ちない点は多々ある。1つ目はなぜラッセル訓練の場所としてあの急斜面を選んだのか、ということだ。

 積雪登山で歩行訓練が必要なのは当然だ。だが、なぜ尾根筋へと続く急斜面を選ぶ必要があったのだろうか。樹林帯を選択したのは雪崩の危険を回避する意図があったのだろうが、雪崩の走路となることは明らかだったはずだ。それ以前にあの急斜面は高校生の登山訓練に適しているとはとても思えない。管理されたスキー場付近も30センチ程度の積雪があったそうなので、その近辺で十分だったのではないか。

 2つ目は樹林帯を登りきって、尾根筋まで出てしまったのはなぜなのか、という点だ。茶臼岳山頂へと続く尾根筋まで出たということは、茶臼岳登山の中止を判断した意味がほとんどなくなる。事故当時は吹雪いており、視界が悪かったとの情報もあり、樹林帯を抜けきったことに引率者が気づいていなかった可能性もある。だが、位置確認すらできない状態だったのならば、それこそ即座に引き返すべきだったのではないか。

 ラッセル訓練の1班を先導していたのは「登山経験が豊富」とされる教諭の一人だった。例えば「30年以上趣味で登っています」という中年は「経験豊富」と言えなくはないだろうが、その人物が正しい状況判断ができるかどうかは全く別問題だ。事故当時の状況についてはこの人が一番良く分かっているのではないだろうか。栃木県教委にこの教諭への取材を申し込んだところ「個人情報になるので」との頓珍漢な理由で拒絶をされてしまった。

 4月16日には事故の検証委員会の初会合が行われた。若い命を奪った事故の真相究明のカギを握るのは、事故当時現場にいた教諭から真実を聞き出すことではないか。山を愛する者として懸念しているのは、防げたはずの事故が起きたことを理由に、無闇と積雪期登山を禁止とする潮が広がってしまうことだ。10代のうちに山と触れ合うことの教育的効果があるからこそ、高校山岳部が存在して来たのではないか。大人が巻き起こした失態を理由に、子どもたちの夢を壊さないでいただきたい。(記者コラム・甲斐 毅彦)


<那須雪崩>7年前も登山講習で発生 事故現場付近で
毎日新聞 4/21(金) 11:31配信

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雪崩事故の現場周辺で遺留品を調べる那須塩原署員ら=那須町湯本で2017年4月20日、本社ヘリから

 栃木県那須町湯本の雪山で先月27日、登山講習会に参加していた高校生と教諭計8人が死亡した雪崩事故で、7年前にも同時期に実施した講習会で高校生が雪崩に巻き込まれていたことが21日、県教委への取材で分かった。

 当時、講習会に参加していた教諭の中には、今回の登山講習会で訓練の実施を判断した教諭もいたという。県警は引率教諭が雪崩の発生をどの程度予測し、危険性を予見できたかについて慎重に捜査している。

 県教委によると、7年前の2010年3月に実施した講習会では、今回の事故現場に近接する「郭公沢(かっこうざわ)」と呼ばれる場所の付近で雪崩が発生。けが人はなかったが、複数の生徒が腰まで雪に埋まったという。講習会を主催した県高校体育連盟などによると、講習会は1963年から毎年実施しており、山岳部の生徒らが4、5月に登山をするために必要な講習として参加を呼びかけていた。県教委はこれまで「過去約10年間で事故はなく、講習会を中止したケースもない」と説明していたが、改めて調査した結果、雪崩の事実を確認したという。

 今回は「春山安全登山講習会」と題して先月25~27日の日程で実施。27日朝は悪天候だったため、当初予定した茶臼岳(標高1915メートル)までを往復する登山を中止し、登山経験が豊富だった3人の教諭が「経験則」を基に、雪をかきわけて進むラッセル訓練に急きょ変更して実施し、雪崩に巻き込まれた。

 県立大田原高など県内7校の山岳部の生徒らが被害に遭い、大田原高の生徒7人と教諭の計8人が死亡し、他校も含め40人が重軽傷を負った。【野口麗子】


生徒巻き込む雪崩、7年前も=同じ講習会で―栃木8人死亡事故
時事通信 4/21(金) 11:27配信

 栃木県那須町で登山講習会に参加した高校生ら8人が死亡した雪崩事故で、7年前にも同じ講習会中に雪崩が発生し、複数の生徒らが巻き込まれていたことが21日、県教育委員会などへの取材で分かった。

 けが人はいなかったという。当時の参加者には今回の引率教諭も含まれており、県警は雪崩発生を予見できた可能性もあるとみて調べている。

 県教委によると2010年3月、今回の発生場所に近い「郭公沢」と呼ばれる場所で雪崩が発生し、実技講習をしていた生徒らが流された。生徒数人が腰の付近まで雪に埋もれたが、けが人はおらず、講習はその後も続けられた。

 この雪崩の発生は、講習会を主催する県高校体育連盟登山専門部が発行する会報などに記載がなく、今回の事故を受けた引率教諭への聞き取りで判明した。教諭は「けががなかったので、特に報告しなかった」と説明しているという。講習会は近年、ほぼ同時期に那須温泉ファミリースキー場周辺で行われていた。


那須・雪崩事故 遺留品の捜索
ホウドウキョク 4/20(木) 14:13配信

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(写真:ホウドウキョク)

栃木・那須町のスキー場付近で、登山講習中の高校生などが雪崩に巻き込まれて、8人が死亡した事故で、警察などは、朝から現場周辺の斜面に入って、遺留品の捜索を行った。
遺留品の捜索は、20日午前8時すぎから、警察と山岳救助隊などあわせて13人で行われた。
雪崩が起きた事故当時は雪で覆われていた山も、今では山肌が見え始めている。
20日の捜索は、完全に雪が溶けてしまうと、遺留品がクマザサややぶなどの中に紛れて、探しにくくなるため実施したもの。
警察は、この捜索で生徒などの遺留品が見つかれば、証拠品として調べたうえで、持ち主や遺族に返すことにしている。


那須の雪崩現場、遺留品捜索…小物類見つかる
読売新聞 4/20(木) 13:27配信

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雪崩事故の現場周辺で遺留品を捜す捜査員ら(20日午前9時50分、栃木県那須町で、読売ヘリから)=武藤要撮影

 栃木県立大田原高校の生徒と教諭計8人が死亡した同県那須町の雪崩事故で、県警は20日、現場の茶臼岳(1915メートル)中腹の尾根付近で遺留品の捜索を行った。

 現場周辺はここ数日暖かい日が続いて積雪が減り、今後草木が生い茂ると遺留品が見つけにくくなることから、この時期の捜索を決めた。

 県警などによると、捜索は午前8時20分に始まり、警察官11人、那須山岳救助隊員2人の計13人が参加。手袋のような小物類が見つかった。

 雪崩は3月27日、県高校体育連盟登山部主催の春山安全登山講習会で、雪をかき分けて進むラッセルの訓練中に起き、高校生と引率教諭48人が雪崩に巻き込まれ、大田原高校の生徒7人、教諭1人が死亡した。県警は訓練の実施に問題がなかったか、業務上過失致死傷容疑で調べている。


<那須雪崩>無線連絡に応答なく通報遅れ 検証委が初会合 
毎日新聞 4/16(日) 22:09配信

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雪崩が発生した現場周辺でで活動する救助隊=那須町湯本で2017年3月27日、本社ヘリから長谷川直亮撮影

 登山講習会中だった高校生と教諭計8人が先月27日に栃木県那須町の雪崩で死亡した事故で、原因究明や再発防止策を提言する第三者による検証委員会が16日、宇都宮市内で初会合を開いた。県教委が講習会に参加した教諭に聞き取りをした結果、雪崩に巻き込まれた教諭らが、現地本部にいた責任者の教諭に何度も無線で連絡したが応答がなく、通報が遅れた経緯も報告された。

 検証委は、弁護士や雪崩研究の専門家ら委員10人と地元の山岳関係者ら協力委員4人で構成。現地調査を経て6月までに中間報告をまとめ、再発防止への提言を含む報告書を9月末までに公表する方針を決めた。

 会合に先立ち、遺族側が検証委に事故の原因究明や責任の所在を明らかにするよう求める要望書を、福田富一知事らに提出した。遺族の一人は「息子を含め8人の命が無駄にならないようにしてほしい」などと真相究明を求めた。【野口麗子、萩原桂菜】


雪崩事故の遺族、知事に検証要望書
ホウドウキョク 4/16(日) 20:34配信

栃木・那須町で、雪崩に巻き込まれ死亡した高校生ら8人の遺族が16日、栃木県知事に事故検証の要望書を提出し、午後から検証委員会が開かれた。
亡くなった鏑木悠輔さんの父・浩之さんは「徹底して、関わった指導者の方にも、うそ偽りなく証言していただき、私どもも納得いくように説明していただければ」と話した。
3月の雪崩事故で亡くなった高校生らの遺族は16日、福田県知事に事故の経緯や責任の所在を検証するよう求めた要望書を手渡した。
午後からは、検証委員会が始まり、事故の経緯や連絡態勢などの問題点の議論が行われた。
今後も議論が重ねられる予定。


雪崩事故の検証委初会合=遺族「偽りない証言を」―栃木
時事通信 4/16(日) 18:44配信

 栃木県那須町で登山講習会に参加した高校生ら8人が死亡した雪崩事故で、県教育委員会は16日、検証委員会の初会合を宇都宮市内で開いた。

 今後、現地調査などを経て6月中をめどに中間報告を公表し、9月末までに再発防止策の提言をまとめる方針。

 検証委は、県内外の学識経験者や登山関係者ら14人で構成。委員長に選出された東京女子体育大の戸田芳雄教授は会合後、記者団に「このような事故を二度と繰り返さないためにどうすればよいか調査していきたい」と述べた。

 初会合に先立ち、遺族らは同日、事故の真相究明を求める要望書を福田富一知事に提出した。犠牲になった県立大田原高校2年の鏑木悠輔さん(17)の父浩之さん(51)は「関わった指導者の方にもうそ偽りなく証言していただき、納得のいくように説明してほしい」と涙ながらに訴えた。


<那須雪崩>遺族、検証委に要望書提出 午後初会合
毎日新聞 4/16(日) 11:13配信

 栃木県那須町の雪山で登山講習中だった県立大田原高の生徒と教諭計8人が死亡した雪崩事故で、遺族側が16日、事故の原因や問題点を検証し、再発防止策を提言する第三者委員会「那須雪崩事故検証委員会」に対し、事故の経緯や責任の所在を明らかにするよう求める要望書を提出した。この日午前、遺族が宇都宮市内で福田富一知事らに要望書を手渡した。「真相を究明するため、切実な対応をお願いします」などとつづっている。同日午後には検証委の初会合が開かれる予定。

 要望書では、悪天候のために登山を中止しながら、雪をかき分けて進む「ラッセル訓練」に切り替えた当時の引率教諭らの判断や危険性の認識などについて、疑問点を列挙している。

 前日の気象情報や訓練現場の把握、事前に表層雪崩を予測するための「弱層テスト」の実施の有無、訓練継続を決めた経緯や理由の説明など、訓練前と訓練時の大きく二つに分けてまとめた。


<那須雪崩>遺族が検証委に要望書提出へ「真相究明を」
毎日新聞 4/16(日) 10:12配信

 栃木県那須町の雪山で登山講習中だった県立大田原高の生徒と教諭計8人が死亡した雪崩事故で、事故の原因や問題点を検証し、再発防止策を提言する第三者委員会「那須雪崩事故検証委員会」に対し、遺族側が事故の経緯や責任の所在を明確にするよう求める要望書を提出することが15日、分かった。16日に宇都宮市内で行われる検証委の初会合前に福田富一知事らに手渡す予定で、「真相を究明するため、切実な対応をお願いします」などと訴えている。

 要望書では、悪天候のために登山を中止しながら、雪をかき分けて進む「ラッセル訓練」に切り替えた当時の引率教諭らの判断や危険性の認識などについて、疑問点を列挙している。

 前日の気象情報や訓練現場の把握、事前に表層雪崩を予測するための「弱層テスト」の実施の有無、訓練継続を決めた経緯や理由の説明など、訓練前と訓練時の大きく二つに分けてまとめた。

 雪崩事故で高校1年の息子を亡くした遺族によると、多くの遺族が今回の要望書の提出に賛同しているという。検証委の傍聴を希望している遺族もおり、16日に今後の対応などについて話し合う方針。【萩原桂菜、野田樹】


雪崩犠牲の大田原高で始業式
ホウドウキョク 4/10(月) 15:33配信

栃木・那須町で3月27日に発生した雪崩に巻き込まれ、生徒ら8人が亡くなった大田原高校で10日、始業式が行われた。
雪崩事故から2週間がたった10日、生徒と教員のあわせて8人が亡くなった大田原高校では、始業式が行われ、生徒らが登校する姿が見られた。
大田原高校の生徒は、「亡くなった人の分まで頑張って生活していきたい。(雪崩事故は)ショックを受けたし、このような事故が二度と起きないよう対処してほしい」と語った。
始業式では、校長から、事故の経緯などについてなんらかの説明があったとみられる。
県の教育委員会は、講習会に参加した学校へカウンセラーを派遣し、生徒らの心のケアをすると同時に、関係者への聞き取り調査を行い、4月中に行われる事故の検証委員会に向けて準備を進めている。
一方、警察は3月31日、講習会の引率責任者が山岳部の顧問を務める大田原高校の家宅捜索を行っていて、引率の教員らの安全管理に問題がなかったか調べている。


8人死亡の大田原高で始業式=犠牲者に黙とう―栃木雪崩事故
時事通信 4/10(月) 11:15配信

 栃木県那須町で起きた雪崩事故で山岳部の生徒ら8人が死亡した県立大田原高校(同県大田原市)で10日、始業式が開かれ、全校生徒と教職員計約750人が犠牲者に黙とうをささげた。

 生徒らの多くは午前7時半ごろから硬い表情で登校。校門前に立った教職員が「おはよう」と声を掛け見守った。

 バレー部に所属する2年生の男子生徒は「ショックを受け、最初は信じられなかった。亡くなった方の分まで精いっぱい生活したい」と話した。陸上部に入る予定という1年生男子生徒は「今後、こんな事故がないよう対策をしてもらいたい」と伏し目がちに訴えた。

 学校側によると、始業式では三森謙次校長が「二度と事故を起こさないよう、部活動や学校行事に万全の危機管理体制を取っていく」と生徒に話した。続く離任式では、植木洋一前校長が「事故を決して忘れず、前を向いて頑張ってほしい」と呼び掛けた。

 事故のあった講習会に参加して負傷した山岳部の生徒5人も、全員が始業式に出席した。


<栃木雪崩>山岳部犠牲の大田原高で始業式
毎日新聞 4/10(月) 10:46配信

 栃木県那須町の雪山で起きた雪崩事故で山岳部員ら8人が死亡した県立大田原高で10日、新学年の始業式があった。雪崩に巻き込まれながらも一命を取り留めた部員らも不安な面持ちで登校。「友の分まで生きていこう」と心に決めるまでの胸中を語った。

【発生現場の地図を見る】

 午前10時すぎからの始業式を前に登校した生徒の中に、雪崩の直撃を受けた先頭班にいた男子部員(新3年)がいた。肺炎で1週間入院したといい「(亡くなった)みんなのいない学校に登校するのは正直、とても不安でした」。しかし「いつも通り元気に来ることが、みんなのため。気負わず、新学期を頑張ろう」と思い直したという。

 犠牲となった奥公輝さん(16)と同じクラスだった男子生徒(新2年)は「これからの人生、失った仲間の分まで頑張りたい」と話し、校門をくぐった。

 県教委はスクールカウンセラーを派遣するなど生徒の心のケアを続ける。一方で、学識経験者や登山、消防、医療、気象関係者で構成する事故原因などの検証委員会を近く開催する。

 雪崩は先月27日、県内7高校が参加した春山登山講習会のラッセル訓練中に発生。大田原高の生徒7人と教諭の計8人が死亡し、40人が重軽傷を負った。県警は安全管理に問題がなかったか業務上過失致死傷容疑で捜査している。【野口麗子、萩原桂菜】


栃木スキー場雪崩 「悲しいだけじゃだめ。友達の分まで強く生きたい」教員・生徒8人死亡の大田原高で始業式
産経新聞 4/10(月) 10:27配信

 栃木県那須町のスキー場付近で起きた雪崩事故で、登山講習会に参加した生徒7人と教員1人が死亡した同県大田原市の県立大田原高で7日、始業式が開かれ、生徒が自転車や徒歩で登校した。

 花を手にする生徒もおり、犠牲になった佐藤宏祐さん(16)と同じクラスだったという同県さくら市に住む2年の男子生徒(16)は「早過ぎるだろうと納得できない気持ちはある。悲しいという気持ちだけじゃだめ。友達の分まで強く生きていきたい」と話した。

 同県那須塩原市の2年の男子生徒(16)は「(事故は)ショックを受けた。二度と起こらないようにしっかり学校で対処してほしい」と指摘。大田原市内から通う2年の男子生徒(16)は「二度と事故が起きないように改めるところは改めてほしい。もう少しいい対応ができたと思う」と静かに語った。

 県教委は同校をはじめ登山講習会に参加した7校の教員を対象にセミナーを開くなど生徒の心のケア対策を強化している。

 県教委によると、県精神保健福祉センター(宇都宮市)の専門家が講義。教員らは深いショックを受けた生徒たちへの接し方、支援の仕方、ショックを受けた後の状態などについて学んだ。今月5日に大田原高で同校教員約40人が参加し、6日には同センターで、同校以外の6校の教員約20人が参加した。県教委は既に7校にスクールカウンセラーを派遣。生徒らの状況把握に努め、支援態勢を整えられるよう図っている。

 事故をめぐり県警は、引率教員らの安全管理態勢に問題がなかったか、業務上過失致死傷容疑で調べている。県教委による検証委員会もまもなく始まり、講習会参加者への聞き取りを進めている。

 雪崩は3月27日午前8時半ごろ発生。生徒らは雪をかき分けて進む「ラッセル」の訓練をしていた際に巻き込まれた。


雪崩で8人死亡の高校で入学式
ホウドウキョク 4/7(金) 19:44配信

栃木・那須町で3月に起きた雪崩事故で、山岳部の生徒など8人が亡くなった県立大田原高校で、入学式が行われた。
大田原高校の生徒と教師8人は、3月27日に那須町で、登山講習会で雪をかき分けるラッセル訓練をしていた際に雪崩に巻き込まれ、死亡した。
大田原高校では7日、入学式が行われ、参加者によると、式の冒頭に黙とうがささげられたという。
新入生は、「亡くなった方たちのご冥福をお祈りした」、「先輩になる人が亡くなったので、その人の分まで、この高校で頑張りたい」などと話した。
新入生の保護者は「(校長先生から)これから信頼を回復していけるよう、みんなで頑張りましょうと」と話した。
一方、警察は、大田原高校から無線機を押収するなどして、事故の際の通信環境に問題がなかったかなどを調べている。


雪崩8人犠牲の高校で入学式
ホウドウキョク 4/7(金) 14:59配信

栃木・那須町で3月に起きた雪崩事故で、山岳部の生徒など8人が亡くなった県立大田原高校で、入学式が行われた。
大田原高校の生徒と教員8人は、3月27日に那須町で、登山講習会で雪をかき分けるラッセル訓練をしていた際に、雪崩に巻き込まれ死亡した。
大田原高校の入学式は、多くの新入生が集まり、午前10時から行われた。
新入生は「(先生から)悲しいことがあったので、切り替えてやっていくしかないと」、「スポーツなど、そういう部活に入る人への安全管理はしっかりしてほしい」と話した。
在校生は「何かがあっても、それを力に変えて進める学校になると伝えたい」と話した。
一方、警察は、大田原高校から無線機を押収するなどして、事故の際の通信環境に問題がなかったかなどを調べている。


栃木スキー場雪崩 那須塩原市長「未来ある8人亡くなり残念」
産経新聞 4/7(金) 11:39配信

 栃木県那須塩原市の君島寛市長は6日の記者会見で冒頭、県立大田原高校の生徒らが犠牲になった雪崩事故に触れ、「未来ある8人が亡くなり、大変残念だ。お亡くなりなった方々のご冥福を心より祈りたい」と述べ、「県教育委員会が検証作業を進めており、要請があれば協力を惜しまない」との考えを示した。犠牲となった生徒のうち、大金実さん(17)と浅井譲さん(17)が市内在住だった。

 君島市長は頸椎(けいつい)症性脊髄症手術で2月に入院し、3月31日、42日ぶりに公務に復帰したばかり。退院後、初の定例記者会見となり、「市民に多大なる迷惑と心配をかけ、おわびしたい。重要な市議会も欠席したが、議会の理解をいただき、感謝している。手術後は順調に回復しており、今後は健康管理に十分配慮して公務に支障がないようにしたい」と述べた。


<那須の雪崩>最高時速50~60キロ 18秒間で停止か
毎日新聞 4/6(木) 19:56配信

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西村浩一・名古屋大大学院教授のシミュレーションした画像。中心部の三角形の部分が雪崩の起きた範囲=本人提供

 栃木県那須町湯本のスキー場付近で登山講習会に参加した県立大田原高の生徒ら8人が死亡した雪崩事故について、雪崩のメカニズムに詳しい名古屋大大学院の西村浩一教授(雪氷学)が、当時の状況をシミュレーションした。気象条件や斜度などから、雪崩は最高時速50~60キロで、約18秒間で停止した可能性が高いという。

 西村教授は当時の気象データや地形から、幅40メートル、長さ5メートル、深さ50センチの雪の層が滑り落ちたと想定。大岩の「天狗の鼻」直下は急斜面だが、比較的すぐ緩斜面に移行するためそれほど加速せず、50~60キロ程度にとどまった。それでも「雪には水の3分の1程度の重さがあり、相当な衝撃が加わったはず」と予測した。

 現地調査も行った西村教授は、発生地点とみられる「天狗の鼻」直近に、雪崩の起点の可能性のある痕跡を見つけたが、保存状態から断定はできないという。仮に起点となっていたとすれば、50~60センチの雪の層が動いたと推定されるという。

 この結果に、西村教授は「18秒程度で止まっていることから考えれば、もう少し下の斜面で訓練していれば、被害は違ったかもしれない」と話した。【高橋隆輔】


雪崩に限らない「安全だろう登山」遭難の危険性
THE PAGE 4/6(木) 18:40配信

 栃木県那須町で登山講習中の高校生ら8人が死亡した雪崩事故はなぜ防げなかったのか。山岳関係者らは栃木県警の捜査を見守りながら、あらためて山岳や雪との向き合い方を検証しています。アルプスを抱える長野県で長年、遭難防止の指導に当たってきた登山家の丸山晴弘さん(長野市)は、「気象情報などで引っかかることがあったらとにかく“行かない”“やめる”に尽きる」と強調。車の「だろう運転」に似た、楽観的な判断に引きずられての遭難は雪崩事故に限らないと警鐘を鳴らしています。

【写真】多発する冬山遭難 遭難は「出発前」の自宅から始まっている?

どこでどんな降り方をしていたか
 栃木県北部には3月26日からの降雪で雪崩注意報が出ており、事故当日の27日午前中までに30センチ以上の積雪がありました。丸山さんは「南岸低気圧の影響も指摘されており、重くて大量の積雪があった。雪崩が発生するのは分かっている。そういう時は山に行かないものです」。

 栃木県高体連の登山講習会の責任者の「雪崩の危険を知って、登山からラッセル訓練に変更したが、尾根筋なので当時は絶対安全と判断した」との説明について丸山さんは首をひねります。ラッセルとは雪の中をかき分けて道を作りながら進むことで、雪山登山には必須の技術。「雪崩の事故防止で一番気を付けることは降雪直後の様子。どこの地域でどんな降り方をしたかが問題です。それによって雪の状態がどうなっているか、雪崩が起きやすい状態かどうか重要な判断をし、行事を実行するかどうか決めることになる」とし、そうした具体的で詳細な状況分析があったかどうかを問いかけます。

 さらにラッセル講習会で、山の斜面を登りながらビーコン(小型の無線機)などの遭難対策の機材がなかったことも「問題外」。「ビーコンがあれば万全というわけではないが、ビーコンの配備で以前に比べ遭難時の生存率が上がったのは確かなのだから」と言います。事故当時の指導者らの対応の是非は今後の捜査に委ねられます。

低気圧接近は発生に強く影響
 「今回の事故のように南岸低気圧の接近など気象の変化や地形などが雪崩の発生に強く影響する」と話す丸山さんは、雪崩の発生要因について「自然発生」と「誘発発生」に分けられ、自然発生では(1)横なぐりの風、(2)多量の降水、(3)気温の上昇、を挙げます。

 風の影響では、雪の斜面の横から平行に吹く風、尾根上の雪庇(せっぴ)の下の斜面の風、風上の斜面の順に危険。雨の関連では、積もり方が速い「ドカ雪」にみぞれ、大雨で発生しやすい。気温は高くなるほど危険。

 登山者やスキーヤーらによる誘発発生では、「急傾斜」が危険。斜度60度以上だと雪が舞って来るスノーシャワー型の雪崩が頻発するが、危険度は低い。問題は斜度30~60度の斜面で、「ここをスキーで横切ったりすると大きな雪崩を誘発することがある」。また、丈の高いササや草、樹高2~3メートルの低木が雪の下に伏せた状態であると積雪の移動を促す、としています。

雪崩に遭ってしまったら
 雪崩に遭った際、登山者はどうしたらいいのか。よく言われる「雪に埋まっても口元で空気を確保する空間を作ったら助かるのでは」との見方について、実際に訓練で雪崩遭難の状況をつくってみたことがある丸山さんは、肯定的ではありません。「救助隊員に雪中に全身埋まってもらって確かめたところ、隊員は雪の圧力で手足を少しも動かすことができなかった。よほど偶然の状態がないと自由に手足を動かして対応することは難しい」。

 では、雪に埋まった状態でどのくらい生存できるのか。「実際に体験してもらった状況から、おそらく雪に埋まって30分ほどで死亡するのではないかというのが当時の判断でした」と推察します。

 人体に対する雪の重圧は予想以上。丸山さん自身、雪山の登山中に上の方から雪がサラサラと落ちてくるチリ(塵)雪崩に遭い、「足が半分ほど埋まっただけで、どうあがいても身動きが取れなくなったことがある」と振り返りました。

雪崩事故以外でも重要な状況判断
 雪崩事故に限らず、状況判断が大きな事故につながるのは他の遭難でも同様。例えば2006年の10月に白馬岳でツアー客4人が死亡した遭難。コースは富山県黒部市から欅(けやき)平、不帰岳(かえらずだけ)、清水岳(しょうずだけ)、白馬岳頂上宿舎(2850メートル)、白馬岳、白馬以北縦走、日本海(親不知)の5泊6日で、ガイドなどを除く登山客は平均60代。コースの標高差は1950メートルという本格的なスケジュールでした。

 初日の午前5時に出発して、その日のうちに標高差2000メートル近い白馬岳近くの小屋を目指しましたが、朝からの小雨がみぞれになり、目的の小屋近くで凍死者を出しました。

 丸山さんによると中高年は平均的に1時間で標高差250メートルを登ります。この計画だとこの日1日の日程の標高差が1950メートルなので休憩なしで歩いて8時間のコース。休憩を入れれば10時間近く歩くコースです。そこへ雨やみぞれの悪天候が加わって遭難しました。

 途中の不帰岳には避難小屋があったので「そこに避難していれば遭難は避けられたかもしれないが、悪天候の中、白馬へ向かってしまった」と判断の誤りがあったと見ます。さらに中高年の登山客を同行してのハードな日程は、計画段階で遭難のおそれがある「典型的な“入山前遭難”と言っていい」と丸山さん。このケースでは同行したプロでもある山岳ガイドの責任が問われました。

美しい冬山の自然を親しんで
 「家を出る前の計画段階で“遭難”しているケースがある」「入山前遭難」など計画や実行段階からの危険を指摘してきた丸山さんは、さらに「心が遭難している」という表現でも警鐘を鳴らしてきました。「『心』は用意のことで、十分な自覚をすること。そして勉強をすることが大切だということです」。山岳や雪という自然と正面から科学的に冷静に向き合うことの大切さを今回の雪崩事故は教えているようです。

 ただ、雪崩遭難をきっかけに雪山訓練などの自粛や禁止の動きが出ることについては懐疑的で、「美しい冬山の自然に親しみ、訓練を重ねていくことは、適切な指導の下にこれからも進めていってほしい」と話していました。

◎丸山晴弘(まるやま・はるひろ) 1940年長野市生まれ。1961年以降北穂高岳滝谷ツルム正面壁、鹿島槍ケ岳荒沢奥壁ダイレクトルンゼなど初登はん。1971年、イラン最高峰ダマバンド峰(標高5671メートル)スキー初滑降。長野県山岳遭難防止対策協会講師。ニュージーランド山岳会会員

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■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説


<那須雪崩>野口健さんに聞く教訓「春山の方が危険大」
毎日新聞 4/6(木) 11:56配信

 栃木県那須町のスキー場付近で登山講習会に参加した県立大田原高の生徒7人と教諭の計8人が死亡した雪崩事故は、6日で発生から10日を迎える。世界的な登山家の野口健さん(43)に事故再発防止への思いを聞いた。【聞き手・野口麗子】

 ◇引率するリーダーの質を高めて

 今回の雪崩事故で、冬山登山の禁止を検討するという報道を見ましたが、何をもって「冬山」とするのか。私は「春山」だと思います。国際的に見ても3月下旬は春山です。

 私の感覚では春山の方が危険です。春は気温も、天気も変わりやすい。山が暖かくなり、湿度が上がると、晴れたり、雪が降ったり、みぞれになったりと不安定です。雪が重くなり、雪崩のスピードも速くなります。

 冬は寒くて厳しい気候ですが、春の方が分かりにくい怖さがあります。例えば、冬の里山は危険でしょうか。夏のエベレストは安全でしょうか。季節より、高校の山岳部員がどこまで登れるのかを判断して登山計画を設定すべきです。そして、登山計画書にない行動をしてはいけません。

 今回の事故は明らかに判断ミス。季節の問題ではありません。雪崩注意報が出たから全て危険というわけではなく、地形や天候を見て登ることも私はあります。今回雪崩が発生した場所の付近は、緩やかな斜面で雪がたまり、落ちてきます。木が生えていないくぼ地になっている雪崩の通り道が、私が見る限りでも5本程度ありました。しかも、付近のスキー場の第2ゲレンデは雪崩の危険性があるため今年は一時封鎖しています。

 つまり、定期的に雪崩が起きる山だと考えた方がいい。それなのに、現場責任者の教員は、(雪をかき分けて進む)ラッセル訓練をする場所を見ずに訓練を決行しました。山の上とゲレンデでは、雪の積もり方が全然違います。高校生を連れて行くのですから、引率教員がまず訓練場所を下見すべきでした。

 「春山だから」「冬山だから」危ないとして、チャレンジ精神が無くなることが心配です。山岳部の活動全体が危険と思われるのはおかしい。山は季節に関係なく判断を誤ると人が亡くなります。

 地元の山岳連盟や山岳ガイドを招くなど、外部の人をコーチにすることも必要です。引率するリーダーの質を高めないといけない。今回は地元の山を知るスキー場職員などのスタッフを加えていれば、雪崩を予見できた可能性が高いです。

 本当に残念な事故が起きましたが、教訓にしなければなりません。山岳部の子は自然の中でいろんなことをします。困難の中でチャレンジするのが山岳部です。チャレンジ精神を養ったり、チームワークを学んだりと、魅力ある活動ができます。高校生には登山活動を続けてほしいと思います。


6月中にも検証結果=8人死亡の雪崩―栃木県教委
時事通信 4/5(水) 18:04配信

 栃木県那須町で「春山安全登山講習会」に参加した高校生ら8人が死亡した雪崩事故で、県の宇田貞夫教育長は5日、第三者による検証委員会の検証結果を6月中をめどに公表する考えを示した。

 
 県教育委員会は、講習会に参加した七つの高校に対し、引率教諭から当時の状況を詳細に聞き取り調査するよう要請。現場にいた生徒らへの聞き取りもしてもらい、検証委の検討資料にする。

 県教委は、県内外の登山関係者らで構成する検証委の人選を進めている。4月中に初会合を開き、6月までに5回程度開催する予定。

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