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2017年4月25日 (火)

北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・62

去る1月6日に核実験を行なった残虐な中世の亡霊・暗黒独裁国家・北朝鮮が、今度は長距離弾道ミサイル発射実験の準備を進めていたが、ついに7日9時31分に発射した。

政府は7日午前、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)を開き、国民の安全確保に万全を期すとともに、米韓などと緊密に連携し、北朝鮮に厳しく対応していく方針を確認した。
NSCで首相は、「米国や韓国など関係国と連携し、必要な対応を適時適切に行う」よう求めた。また、首相は関係省庁に対し、(1)落下物などによる被害がないかの確認(2)情報収集・分析の徹底(3)関係国との連携―を指示した。

安倍晋三首相は7日午前、首相官邸で記者団に対し、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射したことについて「断じて容認できない。明白な国連安全保障理事会決議違反だ。国際社会と連携し、毅然として対応する。国民の安全と安心を確保することに万全を期する考えだ」と述べた。

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リンク:対北 中国も緊迫、国境に軍展開 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:韓国、対北で中国を評価…日本には誤解や批判 日米中会談に疎外感も - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:北朝鮮の息の根を止めることになる次の核実験 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:北朝鮮はなぜ核実験を自制したのか?/辺真一氏の目 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<対北朝鮮>中国働きかけ強化確認 日米韓首席代表 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<日米共同訓練>北上の空母と護衛艦 日本海でも実施へ - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:北朝鮮、「過去最大」火力訓練 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮「暴走」を封じたのは勇猛な将軍たちだ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<北朝鮮>過去最大規模の砲兵火力訓練 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日米イージス艦が日本海で訓練=ミサイル迎撃能力でけん制 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日米の安全保障担当者が電話会談 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、米空母に打つ手なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中国が北朝鮮に「最後通告」? 共産党系メディア社説の衝撃 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮が軍創建85周年記念日 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ツイッタートレンドに「ミサイル50発」 北朝鮮めぐる「デマ」の「震源」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日ロ首脳会談、北朝鮮問題についても話すことになる=菅官房長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日米イージス艦が日本海で共同訓練 レーダー情報共有など 北朝鮮を牽制 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【解説】北朝鮮のミサイル実験、成果は上がっているのか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:半島危機の中、在日米軍が『訓練』行う理由 米空軍参謀総長「戦闘態勢だ!」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【解説】北朝鮮のミサイル実験、成果は上がっているのか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮問題、日本の「勝利」はどこにあるのか --- 渡瀬 裕哉 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮ミサイル攻撃を警戒、日本で核シェルターの需要が急増 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米国と北朝鮮、それぞれ軍事力誇示-米原潜「ミシガン」釜山入港 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル開発「新たな段階の脅威」…外交青書 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ「怒らすと、何しでかすかわからないゾ戦略」 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

対北 中国も緊迫、国境に軍展開
産経新聞 4/26(水) 7:55配信

 【北京=藤本欣也】北朝鮮の朝鮮人民軍創建85年を迎えた25日、隣国の中国でも緊迫した一日となった。中国国営中央テレビは昼のニュースで、朝鮮半島危機をトップで報道し、「中国は関係各国に自制を保つよう求めた」などと、習近平政権の土壇場の和平外交を強調。国境から約30キロの小学校では、北朝鮮の核実験を心配しながら授業を行ったほか、国境では中国人民解放軍が緊急事態に備えた。

 最近、連日のように社説で北朝鮮に警告している中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は25日付でも、「核実験を強行したら、もはや後戻りできない段階になる」と警鐘を鳴らした。

 中朝国境に近い吉林省龍井市内の小学校では、北朝鮮が昨年9月に実施した核実験の際、校舎が揺れた。核実験場がある豊渓里(プンゲリ)から約160キロの距離にある。

 「北朝鮮が核実験をしたら児童を校庭に緊急避難させることになっていた。今日は普段通りで何の影響もなかった」。女性教師は25日、産経新聞の電話取材にホッとしたように語った。

 国境警備に当たる人民解放軍が今回の危機で、どのような態勢を敷いているのかは明らかではない。

 ただ、今月中旬ごろから、海外メディアが「国境に約15万人増派された」「空軍が厳戒態勢に入り、爆撃機の動きが活発化、即応準備を整えている」と相次いで報じた。

 これに対し、中国国防省はいずれも「事実ではない」と否定したものの、「軍は中朝国境地帯で通常の軍備や訓練状態を維持している」と説明。一定の兵力が国境付近に展開していることを認めている。

 ロシア軍も北朝鮮情勢をにらんで、露朝国境に部隊を集結させていると報じられており、周辺各国の軍が最前線で北朝鮮と米軍の動向を注視しているもようだ。


正恩氏、米のレッドライン読みあぐねる 本格挑発に踏み切らず
産経新聞 4/26(水) 7:55配信

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮は、日米韓が核実験などを警戒してきた朝鮮人民軍創建85年の25日にも砲撃訓練を除いて本格挑発に踏み切らなかった。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は瀬戸際の対米外交の経験がなく、トランプ米大統領が軍事行動を決断するレッドラインを読みあぐねているようだ。

 「無謀な先制攻撃妄動に狂奔すれば、軍は警告もなく、最も壮絶な懲罰の先制攻撃を見舞うであろう」

 党機関紙、労働新聞は25日付社説で、原子力空母カール・ビンソンを朝鮮半島周辺に向かわせるなど、軍事行動も排除しないトランプ政権にこう警告した。北朝鮮は連日、日本や韓国の米軍基地や米本土も「核攻撃の照準内にある」と主張。「全面戦争には全面戦争で応じる」と対決姿勢を見せてきた。核を持たず、米軍から攻撃された「シリアなどとは違う」とも強調する。つまり米軍が北朝鮮の核・ミサイル施設への限定攻撃に出れば、即報復し、同盟国の日韓への被害も避けられず、トランプ政権は「妄動」を押しとどめよ、というメッセージにほかならない。米国の先制攻撃の可能性に脅威を感じている裏返しともいえ、トランプ政権の出方を読み切れない焦りもにじむ。

 北朝鮮は米国からの攻撃の危機にさらされたことがある。南北軍事境界線の板門店(パンムンジョム)で1976年8月、ポプラの木を勝手に伐採しようとした米将校2人を北朝鮮兵がおので殺害した「ポプラ事件」をめぐってだ。米軍は、戦略爆撃機や朝鮮半島沖に空母ミッドウェイを展開する臨戦態勢を取って伐採をやり遂げる。金日成(イルソン)主席は米側に「遺憾の意」を伝達。北朝鮮の“完敗”だった。「米国民の生命が脅かされれば、米国は軍事行動を辞さない」。これが北朝鮮が肝に銘じた教訓だったといわれる。

 83年の韓国大統領を狙ったラングーン(現ヤンゴン)爆弾テロや87年の大韓航空機爆破事件など多数の韓国人が犠牲になったテロでは米国の軍事制裁対象にならなかった。2010年の韓国哨戒艦撃沈事件でも米空母を韓国との演習に派遣する示威にとどまっている。オバマ政権時代、「戦略的忍耐」との放置政策の下、金正恩政権の度重なる核・ミサイル実験は事実上、野放しにされた。

 だが、トランプ大統領は違った。子供も犠牲となった非人道性と化学兵器拡散は米国の国益を損なうとの判断からシリアを攻撃。北朝鮮の挑発に対するレッドラインもあえて示さない。金委員長が、過去の教訓が通用しない現実を突き付けられたことを意味した。一方、金委員長は核・ミサイル開発を政権維持の柱に据えており、いずれ6回目の核実験や米本土を狙う大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試射を強行する可能性は依然高い。そのとき、米朝だけでなく、日本も経験則なき危機と対峙(たいじ)することになる。


北、最大規模の砲撃訓練 軍創建記念日 米原潜、釜山に入港
産経新聞 4/26(水) 7:55配信

 ■日韓、米と共同訓練

 【ソウル=名村隆寛、ワシントン=黒瀬悦成】北朝鮮は朝鮮人民軍の創建85年の記念日にあたる25日、日本海側の南東部にある元山(ウォンサン)一帯で過去最大規模の砲撃訓練を行った。韓国国防省が明らかにした。一方、日米韓3カ国は北朝鮮が創建記念日に合わせて6回目の核実験や弾道ミサイル発射を強行する可能性があるとみて警戒。米海軍は日本、韓国とそれぞれ、共同訓練を実施した。

 朝鮮人民軍の砲撃訓練には長距離砲など300~400門が投入されたという。韓国の聯合ニュースは政府筋の話として、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長も視察したと報じた。

 北朝鮮は、トランプ米大統領が武力行使を含む「全ての選択肢」を視野に入れていることに過敏になっているもようで、米国を刺激する核実験や弾道ミサイル発射を避け、砲撃訓練に変更した可能性も指摘されている。北朝鮮は昨年3月、米韓合同演習に対抗、大規模砲撃訓練を行っている。

 一方、北朝鮮の動きを警戒する防衛省海上幕僚監部は25日、海自の護衛艦「ちょうかい」と米海軍の駆逐艦「フィッツジェラルド」による共同訓練を日本海で同日行ったと明らかにした。日本の艦艇が日本海で共同訓練した事実が公表されるのは珍しい。日米はこれに先立ち、フィリピン海でも米原子力空母カール・ビンソンと護衛艦「あしがら」「さみだれ」などによる共同訓練を行った。

 一方、韓国海軍も同日、黄海で米海軍との共同訓練を実施。月末には日本海に到着する見通しのカール・ビンソンも加わる共同訓練を日本海で行うとしている。

 韓国・釜山には25日、米巡航ミサイル原潜ミシガンが入港した。戦略原潜を改装したミシガンは巡航ミサイルのトマホークを154発搭載可能な米軍最大級の潜水艦。米韓訓練には参加しないもようだが、釜山入港には北朝鮮への圧力を強める狙いがありそうだ。

 米韓は今月末までの予定で、野外機動訓練フォールイーグルも継続。米韓の合同軍事演習中に北朝鮮が核実験を行った例はないが、米韓は北朝鮮がいつでも実験を強行できる状態にあるとみて警戒を続けている。


韓国、対北で中国を評価…日本には誤解や批判 日米中会談に疎外感も
産経新聞 4/26(水) 7:55配信

 【ソウル=名村隆寛】朝鮮人民軍の創建記念日の25日、北朝鮮による6回目の核実験や弾道ミサイル発射が強行されなかったことに関連し、韓国では中国の役割への評価と期待が強い一方、危機感を示す日本には誤解や批判がある。

 韓国外務省報道官は25日の定例会見で「中国が北朝鮮に断固としたメッセージを発信してきている。中国の強力な警告だ」と述べた。報道官は、中国共産党系メディアが「対北原油供給の中断を含むより厳格な国連安全保障理事会の制裁決議採択に賛成する」と報じたことに言及。「北朝鮮を戦略的な資産ではなく負債と見るべきという中国国内の雰囲気を反映したもの」と評価した。

 韓国では一方で、日本に対し「朝鮮半島の危機をあおっている」「大げさに騒いでいる」(韓国紙)などと、誤解や曲解に基づく批判が続いている。偶然にも25日には外交青書の内容が明らかにされた。韓国外務省の会見では、韓国メディアから「北朝鮮が挑発する一方で日本が挑発している。北朝鮮の核問題を米中韓で議論するとか、実質的な対策はないのか」との質問まであり、日米韓の関係重視を強調する報道官を困らせていた。

 北朝鮮問題についてトランプ米大統領は前日、日中首脳とそれぞれ電話会談をした。

 定例会見ではこれに関する質問もあり、韓国ではメディアを中心に、日本批判の一方で、北朝鮮問題をめぐり韓国自身が感じている疎外感もうかがえる。


THAAD装備、韓国の配備先に到着 住民と衝突も
AFP=時事 4/26(水) 7:31配信

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韓国・慶尚北道星州郡で、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(サード)」の装備を搭載したトレーラーが通る道路に立つ警察と配備に抗議する人々(2017年4月26日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】(更新・写真追加)米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の装備を搭載したトレーラー6台が26日未明、韓国内の配備先となるゴルフ場に到着した。聯合(Yonhap)ニュースが報じた。

【写真】韓国の釜山港に入港した米海軍の原子力潜水艦「ミシガン」

 テレビ映像では、THAADの関連装備とみられるものを搭載した迷彩柄の大型トレーラーが26日朝、南部・慶尚北(North Gyeongsang)道星州(Seongju)郡のゴルフ場に入っていく様子が映されている。

 一方、トレーラーの到着先では環境への影響を懸念する地元住民ら数百人が抗議活動を行い、警察との間で衝突も発生した。

 韓国国防相はTHAAD関連装備の運搬について、「早急にTHAADの運用能力を確保する」ためと説明し、年内に運用態勢を整えるとの見解を示した。

 THAAD配備は北朝鮮のミサイルの脅威に対抗するための措置だが、中国は自国の軍事力を阻害しかねないとして強く反発している

 韓国では朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)前大統領の罷免に伴う大統領選が来月に予定されているが、一部の候補者はTHAAD配備に関して曖昧な態度を取っている。【翻訳編集】 AFPBB News


過去最大の攻撃演習=金正恩氏立ち会い・北朝鮮―韓国で迎撃ミサイル配備開始
時事通信 4/26(水) 7:26配信

 【ソウル時事】北朝鮮国営の朝鮮中央通信は26日、北朝鮮軍が25日の創建85年を祝し、過去最大規模の合同攻撃演習を行ったと報じた。

 金正恩朝鮮労働党委員長が立ち会った。米原子力空母「カール・ビンソン」や原子力潜水艦「ミシガン」を朝鮮半島に派遣するなど、軍事的圧力を強めているトランプ米政権に対し、力で対抗する姿勢を誇示する狙いがあるとみられる。

 一方、韓国南部・星州で26日、在韓米軍への最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の一部配備が始まった。韓国国防省が発表した。韓国メディアによると、レーダーや発射台がトレーラーで配備先のゴルフ場に搬入された。

 北朝鮮による新たな挑発の可能性が高まる中、THAADの配備開始で迎撃能力の早期向上を図る。韓国国防省は「年内にはTHAADの完全な作戦運用能力を確保する」と強調した。

 朝鮮中央通信によると、北朝鮮軍の合同攻撃演習では数キロの海岸に並んだ約300門の自走砲が一斉に砲撃。潜水艦が敵の艦船に見立てた標的に強力な魚雷攻撃を仕掛け、爆撃機などが超低空飛行で爆弾を投下した。演習は成功し、金委員長は「大満足」の意を示した。同通信は「演習は、前代未聞の過酷な制裁と圧力を加えている米帝と追従勢力に容赦なく懲罰の砲火を浴びせる力を示した」と伝えた。

 韓国軍によると、北朝鮮軍は25日、東部・元山で過去最大規模の砲撃訓練を実施しており、これを指すとみられる。


習近平指導部が「金正恩体制崩壊」を容認する政策転換を検討
NEWS ポストセブン 4/26(水) 7:00配信

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金正男の息子、ハンソルを巡って中朝が駆け引き YouTube/YONHAP NEWS/AFLO

 マレーシアの首都・クアラルンプールにおける金正男氏の暗殺を契機に、中朝関係は「帰らざる橋」を渡ってしまったようだ。中国は北朝鮮産石炭の輸入禁止に踏み切り、北朝鮮は労働党中央宣伝部が「朝中(北朝鮮―中国)関係の破局を準備せよ」との重要講話の学習会を頻繁に開催している。ジャーナリストの相馬勝氏がレポートする。

 * * *
 金正男殺害事件発生から5日後の2月18日、中国は予告もなしに北朝鮮産石炭の輸入禁止措置に踏み切った。

 中国政府は「国連制裁決議が定めた2017年の輸入上限(4億ドル)に近づいた」ことを理由にしているが、中国の1月の北朝鮮からの石炭輸入額は1億2194万ドルで前年同月比59%増、輸入量自体は144万tで同13%減だった。中国の主張通りとすれば、2月の輸入額は前年同月比4 倍の2億8000万ドル前後となる。

 しかし、わずか1か月で輸入するには量が多すぎることから、「時期的にみても、石炭輸入禁止措置は中国の北朝鮮による金正男暗殺への極めて強い不快感の表明」(北京の外交筋)との見方が妥当だ。

 中国の突然の石炭輸入禁止措置について、北朝鮮は猛反発している。なぜならば、北朝鮮の対中輸出額の4割以上は石炭で占められているからだ。

 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は23日、「汚らわしい処置、幼稚な計算法」との論評記事を配信。「法律的根拠もない国連の『制裁決議』を口実にして、人民の生活向上に関連する対外貿易も完全に遮断する非人道的な措置をためらわずに講じている」と中国を強く批判。「米国と波長を合わせて」、「敵対勢力とともに朝鮮の制度を破壊しようとする陰謀と同じだ」などと激しく非難している。国営通信がこのような露骨な対中批判を展開するのは極めて異例だ。

 その一方で、「わずかな資金を遮断するからといって、われわれが核兵器を作れず、大陸間弾道ロケットを作れないと考えること自体がこの上なく幼稚であり、笑止だ」と豪語し、今後も核実験やミサイル発射実験を継続することを明らかにしている。これを裏付けるように、北朝鮮は3月初旬、4基のミサイルの一斉発射実験を行ったほか、3月10日現在、昨年9月に実施された5回目の10倍以上の威力をもつ核実験を準備していることが分かっている。

 このため、中国の習近平指導部はこれまで北朝鮮政権を擁護し、朝鮮半島における南北分断による勢力均衡状態の維持を目指してきたが、「今後は最悪の場合、『金正恩体制崩壊』を容認するという対北政策の大幅な転換を検討している」と前出の外交筋は明かす。

 トランプ米政権が北朝鮮の核開発を「米国にとって最も差し迫った脅威」として、従来の米国の対北朝鮮政策を見直し、武力行使も選択肢として検討していることも、中国が対北政策を急変させた理由だ。中国としては、それ以前に中国人民解放軍を投入し、北朝鮮政権崩壊後の体制移行のイニシアチブをとることも視野に入れているという。

【PROFILE】相馬勝●1996年生まれ。東京外国語大学中国語学科卒業。産経新聞外信部記者、香港支局長、米ハーバード大学でニーマン特別ジャーナリズム研究員等を経て、2010年に退社し、フリーに。『中国共産党に消された人々』、「茅沢勤」のペンネームで『習近平の正体』(いずれも小学館刊)など著書多数。近著に『習近平の「反日」作戦』(小学館刊)。

※SAPIO2017年5月号


北朝鮮の息の根を止めることになる次の核実験
JBpress 4/26(水) 6:15配信

 北朝鮮情勢が緊迫の度合いを増してきた。次の大きな曲がり角は新たな核実験だろう。金正恩・労働党委員長はICBM(大陸間弾道ミサイル)への装備を目指して核弾頭の小型化、軽量化の実験を繰り返してきた。

 2016年の1月と9月に続く次の核実験はいつなのか。もし北朝鮮が新たな実験に踏み切った場合、米国のトランプ政権はどう対応するのか。国連を主体とする国際社会はどう動くのか。

 北朝鮮は2006年10月以来、2016年9月までの間に合計5回にわたり核兵器開発のための核爆発実験を断行してきた。特に金正恩政権となってからは、2013年2月と2016年の2回を合わせて計3回核の実験を実施しており、開発が加速している。

 米国は1990年代から一貫して北朝鮮の核武装を阻止しようとしてきた。その米国にとって現在の最大の懸念の対象は次の6回目の実験である。

 特にトランプ政権はオバマ前政権の「戦略的忍耐」策を完全に排除し、北朝鮮の核武装を阻むために軍事的攻撃を含めたあらゆる選択肢を備えていると明言してきた。そのため、北朝鮮が6回目の核実験を断行すれば、朝鮮半島情勢は武力衝突の可能性を含む重大な危機に突入することも予測される。

■ 軍事的手段以外の北朝鮮への制裁

 こうした背景を踏まえて、米国の2人の専門家が、北朝鮮の次の核実験が実行された場合、米国をはじめ国際社会がどう対応するかについて具体的な予測を明らかにした。

 その専門家とは、ワシントンの大手研究機関の戦略国際問題研究所(CSIS)の朝鮮研究部長ビクター・チャ氏と、同部研究員のリサ・コリンズ氏である。チャ氏はブッシュ元政権の国家安全保障会議のアジア部長などを歴任した朝鮮問題の専門家だ。コリンズ氏も米韓両国の研究機関などで朝鮮情勢を専門に研究してきた学者である。2人は「もし北朝鮮が6回目の核実験を実行したらどうなるか」と題する小論文の形で予測を発表した。

 同論文によると、北朝鮮が新たな核実験を実行した場合、米国と国際社会は北朝鮮に対して、軍事的な対応以外に様々な制裁を強化することを余儀なくされるという。2人は同論文で、さらに強化されるであろう制裁を列記している。それらの概要は以下の通りである。

 [特定分野の制裁強化]

 北朝鮮への石油(原油)の供給停止と、北朝鮮との石炭の輸出入の完全な中断。現行の国連の制裁では、北朝鮮との石炭取り引きについて年間の輸出入量の上限を設けて制限している。

 [運送・海運への制裁]

 北朝鮮の国営航空である高麗航空に対して、全世界の空港での発着を禁止する。高麗航空の旅客機は長年にわたり、現金、贅沢品、北朝鮮当局の違法活動の関連物資などの輸送に利用されてきた。

 [海上検査制度の新設]

 北朝鮮の船舶を、各国の港湾だけでなく公海上で停止させ、船内を捜索できるような制度を国際的に設ける。

 [特定産品の貿易への制裁]

 北朝鮮政権が外貨獲得のために輸出している朝鮮人参などの農産物や海産物を、国連加盟国の間で全面的に輸入禁止とする。

 [奴隷労働の利用禁止]

 北朝鮮政権は外貨獲得のために北朝鮮国民を海外で強制的に労働させている。そうした労働力の利用を、国連加盟国の間で全面的に禁止する。

 [金融制裁、特に2次的制裁の実施強化]

 北朝鮮が第三国で行っている、核兵器開発計画を支えるための資金洗浄、再輸出あるいは違法活動に対し、米国が単独で制裁を課す。北朝鮮の違法活動を支える中国の国民や銀行を米国の司法省と財務省がリストアップし、罰金や訴追の対象とする。

 [テロ国家に再指定]

 米国政府が、朝鮮民主主義人民共和国を「テロを実施する国家」として再指定する。

 [北朝鮮の外交資格を停止]

 北朝鮮の国連加盟国としての外交資格を停止する制度を設ける。

 [外交公館の違法活動への懲罰強化]

 東南アジアと欧州の諸国に、自国内にある北朝鮮の外交公館による違法活動への取り締まりや懲罰を強化することを促す。

■ 大きな役割を果たす中国

 以上が、チャ氏らが提示する北朝鮮への制裁の数々である。軍事攻撃以外にも、北朝鮮の核兵器や長距離弾道ミサイルの開発を防ぐ方法はまだあるということだ。

 具体的な個別の制裁措置としては、なんといっても北朝鮮への石油供給停止が最大の効果を発揮すると言えよう。北朝鮮への石油の供給は、中国がほぼ独占的な立場にある。ここでも中国が果たす役割の大きさが改めて認識される。


池上彰も驚いた「北朝鮮の首都・平壌」は巨大な映画セット
SmartFLASH 4/26(水) 6:00配信

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(C)Google

 平壌の新しい高層住宅街「黎明通り」が竣工――。4月13日、北朝鮮が海外メディアに公開した映像は、首都・平壌の発展ぶりを世界に向けてアピールした。

 だが、「Google Earth」が写した衛星写真を見ると、表通りから見える部分だけが立派で奥行きのない、まるで大道具のような「舞台裏」が一目瞭然だ。これは「統一通り」という市内の別の場所を撮影したものだが、平壌ではこうした「作りもの」は珍しくない。

 平壌を訪問したことのある、ジャーナリストの池上彰氏が自らの体験を語る。

「平壌に住めるのは、核心階層というエリートだけ。食料の配給も十分あります。しかし高層ビルは、私たちが訪問したときだけエレベーターを動かしていました。その証拠に、住民たちは20階以上に住んでいる人たちですら、階段で昇り降りしていたのです。我々のために特別にエレベーターを動かしている、ということに気づかなかったんですね。

 平壌にはデパートもあり、商品が並んでいますが、実際には品不足で買い物はできません。でも『豊富な商品を扱っている』というシーンを作り出し、それを海外メディアに取材させています。

 いわば平壌は、巨大な映画セット。そこに暮らす住民は外国人に対して、つねに映画の『出演者』として振る舞わなければならないのです」

 さらに、4月15日におこなわれた金日成国家主席生誕105周年を祝賀する軍事パレードでは、新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)が登場して軍事力を誇示した。だが、これも本物かどうか疑わしいと、軍事ジャーナリストの世良光弘氏が指摘する。

「ロシアのICBM『トーポリM』を模倣したようなミサイルでしたが、これがいかにも怪しい。本物なら、発射後に先端の円錐形の部分が外れて分離するため、胴体部分との継ぎ目に大きな溝があるはずです。

 しかし、そういったものは確認できませんでした。また移動式ミサイルなら、暴発に備えて発射台に消火設備が備えつけてありますが、それもありません。実戦には使えない『ハリボテ』だと思います」

 また、パレードで特殊部隊隊員が携行していた自動小銃にも、世良氏は疑問を呈する。

「従来はロシアのカラシニコフの改良型でしたが、今回の銃はその形状から、アメリカが開発中の『XM29 OICW』に似ています。しかしこのタイプの銃は、アメリカでさえまだ実用化されていません。北朝鮮が独自開発するのは無理。ゴム製でメッキだけ施した模型の可能性があります」

 ハリボテ国家の真実はどこにあるのか――?
(週刊FLASH 2017年5月9日、16日号)


北の挑発に「日米韓で断固たる措置」
ホウドウキョク 4/26(水) 0:17配信

北朝鮮情勢が緊迫する中、日本、アメリカ、韓国の外交担当者が25日、東京で会合を開き、「北朝鮮のさらなる挑発行為には、日米韓で断固たる措置」をとっていくことで一致した。
金杉アジア大洋州局長は「北朝鮮のさらなる挑発行為には、日米韓で一致し、断固たる措置をとっていくこと。また、北朝鮮のそうした挑発は、国際社会からの強力な対応を招くだけだということを北朝鮮に分からしめる必要があるということでも、日米韓で一致した」と述べた。
アメリカのジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表は「北朝鮮に対する外交、軍事行動、経済制裁、全てにおいて、われわれは連携していく」と述べた。
協議では、北朝鮮がさらに核実験やミサイル発射など挑発行為を行った場合に、日米韓で連携して対応することで一致した。
また、北朝鮮に大きな影響力を持つ中国に対して、「より大きな、具体的な役割を求めていく」ことでも一致し、25日に来日した中国の武大偉朝鮮半島問題特別大使に、中国が続けている石油の輸出の見直しなどを提起する考えを示した。


北朝鮮対応めぐり論戦=大統領候補がTV討論―韓国
時事通信 4/25(火) 23:59配信

 【ソウル時事】韓国大統領選に出馬している主要候補のテレビ討論会が25日夜、行われた。

 北朝鮮の軍創建85周年記念日を迎え、核実験や弾道ミサイル発射など北朝鮮が挑発に出る可能性が高まる中、北朝鮮への対応をめぐり、論戦を繰り広げた。

 支持率トップの革新系最大野党「共に民主党」候補の文在寅前代表は「北朝鮮の追加核実験を阻止するため、韓国、米国、中国の協調が必要だ」と指摘。「今や中国もわれわれと外交的に共に歩むことができる」と述べ、中国の役割に期待を表明した。

 2位の中道野党「国民の党」の安哲秀元共同代表は、トランプ米政権が韓国と協議しないまま北朝鮮への先制攻撃に踏み切る可能性について問われ「あってはならない」と強調した。当選したら、トランプ大統領と早期会談を目指す考えを示した。


北朝鮮はなぜ核実験を自制したのか?/辺真一氏の目
日刊スポーツ 4/25(火) 23:51配信

 「Xデー」とされた25日の朝鮮人民軍創建85周年記念日、北朝鮮は懸念された6回目の核実験を行わなかった。「コリア・レポート」の辺真一編集長は、その理由を米韓両軍が今月末までの日程で行っている合同軍事演習にあるとみている。

 「北朝鮮は、米軍のグレナダ侵攻、パナマ侵攻が頭にあります。演習からそのまま侵攻した。核実験をして、演習中の米韓両軍が一転本番で攻め込んでくることに恐れている。北朝鮮のこれまで5回の核実験は06年10月、09年5月、13年2月、16年1月、16年9月で、合同軍事演習が行われる3~4月は避けています」。

 合同軍事演習に対抗して、25日に実施したのが38度線など最前線に配置されている長距離砲300~400門を使った過去最大規模の砲撃訓練だ。「いざとなったらソウルをたたくというデモンストレーションです」。

 30日に合同軍事演習が終わると、再び危険度が高まるというのが辺編集長の見立てだ。辺編集長は「核実験は金正恩の決断待ちで、いつでもやれる状況です。北朝鮮は米国にとってのレッドライン(越えてはいけない一線)はICBM(大陸間弾道ミサイル)発射だと思っている。最後の段階にきた核開発をやめることはありません」と話している。


<対北朝鮮>中国働きかけ強化確認 日米韓首席代表
毎日新聞 4/25(火) 21:48配信

 北朝鮮情勢を受けて25日、北朝鮮の核問題に関する6カ国協議の日米韓3カ国の首席代表が東京都内で会談し、北朝鮮の挑発行動阻止のため、中国に働きかけを強める方針を確認した。また、日本政府は、6カ国協議議長を務める中国の武大偉・朝鮮半島問題特別代表が25~28日に日本に滞在すると発表。日本外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は26日に武氏と会って日米韓の立場を伝え、中国との連携を図る。

 日本政府は25日、北朝鮮の朝鮮人民軍創建85周年を受け、核実験やミサイル発射に対する警戒を続けた。首席代表の会談中に北朝鮮が火力訓練を実施したとの情報が伝わり、金杉氏は会談後、記者団に「規模の大小にかかわらず、北朝鮮が挑発行動を取ることは受け入れられない」と述べて北朝鮮を非難。首席代表の会談に関しては「中国により大きな具体的役割を求めていくことでも一致した。(武氏に)日本、日米韓の考え方を改めて伝えたい」と説明した。米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表も「中国が何らかの措置を取るとの期待感がある。引き続き中国と緊密に連携していく」と強調した。

 岸田文雄外相は25日の記者会見で、28日に米ニューヨークで開催される北朝鮮に関する国連安全保障理事会の閣僚級会合に出席する方針を正式表明。「米韓両国に加え、北朝鮮に大きな影響力を持つ中国、ロシアとも協力しながら、北朝鮮に安保理決議の順守を働きかけたい」と述べた。【加藤明子、秋山信一】


<日米共同訓練>北上の空母と護衛艦 日本海でも実施へ
毎日新聞 4/25(火) 21:20配信

 日米両政府は朝鮮半島近海へ向け北上している米海軍の原子力空母「カール・ビンソン」と海上自衛隊の護衛艦2隻による共同訓練を、日本海でも実施する方向で検討に入った。政府関係者が25日、明らかにした。日本海での米原子力空母との共同訓練は異例で、核実験に踏み切る兆候を見せる北朝鮮に対し、けん制を強める狙いがあるとみられる。

 カール・ビンソンを中心とする第1空母打撃群と海自の護衛艦「あしがら」と「さみだれ」は23日にフィリピン沖の西太平洋上で合流し、共同で通信訓練や隊列を変更する戦術訓練などを実施している。政府関係者によると、カール・ビンソンが今後も北上を続け、日本海に入った場合は、護衛艦も同行して訓練を続ける方向で検討しているという。

 一方、海自のイージス艦「ちょうかい」は25日、日本海で米海軍のイージス艦「フィッツジェラルド」と共同で戦術訓練を実施した。ミサイルの飛来などを想定し、探知した情報の共有訓練などを実施したという。米海軍の別のイージス艦は同日、朝鮮半島西側の海域で韓国海軍の駆逐艦とも共同訓練を実施した。弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮に対し、日米韓の3カ国が連携してけん制する狙いがあるとみられる。【前谷宏】


北が大規模な砲撃訓練、米原潜は空母と合流へ
読売新聞 4/25(火) 21:07配信

 【ワシントン=大木聖馬、ソウル=井上宗典】朝鮮人民軍創建85周年を迎えた25日、米軍は海軍最大級のオハイオ級原子力潜水艦「ミシガン」を韓国・釜山に入港させたと発表した。

 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮軍は同日、東部・元山(ウォンサン)一帯で大規模な砲撃訓練を実施した。懸念された核実験などはなかったが、朝鮮半島の軍事的緊張は当面続きそうだ。

 米メディアなどによると、ミシガンは日本海で、カリフォルニア州を母港とする米海軍第3艦隊所属の原子力空母「カール・ビンソン」と合流し、訓練に参加する。トランプ米政権は朝鮮半島の間近で軍事力を誇示し、北朝鮮への圧力をさらに強める構えだ。韓国海軍は25日、カール・ビンソンと共同訓練を行うと発表した。今週末に行われる見通しだ。


北朝鮮、「過去最大」火力訓練
ホウドウキョク 4/25(火) 21:03配信

軍創建85年の記念日に、過去最大規模の火力訓練を実施していると伝えられた。
韓国の聯合ニュースは、韓国政府消息筋の話として、北朝鮮が、朝鮮人民軍創建記念日の25日に、東部の元山(ウォンサン)で、過去最大規模の火力訓練を行っていると報じた。
訓練には、金正恩(キム・ジョンウン)委員長も立ち会っていて、300から400の長距離砲などを投入しているという。
北朝鮮メディアは、25日昼すぎの時点では、訓練について伝えていない。
聯合ニュースは、今回の火力訓練は、アメリカ軍と韓国軍が現在行っている訓練への対抗措置である可能性や、北朝鮮が核実験やICBM(大陸間弾道ミサイル)など、大型の武力挑発の代わりに行ったものだという見方を伝えている。


北朝鮮「暴走」を封じたのは勇猛な将軍たちだ
東洋経済オンライン 4/25(火) 21:02配信

 ドナルド・トランプ米大統領は交渉上手である。それは筆者が長く勤めてきたウォール街の誰しもが認めている。そうでなければビジネスの世界で不動産王として成功することなどできなかっただろう。

 そんな交渉上手のことをウォール街では「さまざまな帽子をかぶる」と表現する。相手によって、あるいはプロジェクトによって、それぞれに応じた「さまざまな帽子をかぶる」(同時並行的に、多くの異なる交渉をこなす)という意味だ。

 トランプ氏は、ツイッターにはツイッター向けの万人向けの言葉を使い、メディアにはメディア向けの印象に残る強烈な表現をし、各国首脳には各国首脳の個性に合った応対をするなど、相手やTPOに応じて「違う帽子」を使い分けることができる達人というわけだ。

今回の中国の習近平国家主席との2度の会談(4月6~7日のパームビーチの別荘と11日夜の電話会談)でも、そのトランプ流の交渉術が見事に発揮されたといっていい。パームビーチでの夕食会の席上で、シリア攻撃を伝えるなど想定外のメッセージを発信し、習主席の表情を一変させたことは前回の本欄(その瞬間、中国・習近平主席の表情は一変した)で紹介したとおりだ。

■もはや北朝鮮を放置するわけにいかない

 トランプ・習両首脳会談のあとに起こった一連の動きではっきりしたことは、トランプ大統領が習主席に伝えたメッセージがいったい何であったかということだ。それは1にも2にも北朝鮮をどうするかであり、もはや北朝鮮の暴走を放置するわけにはいかないという緊迫した現実である。

 米軍がシリア軍事基地へミサイル攻撃をしたのは、シリア政府軍が化学兵器を使ったからだが、その化学兵器は北朝鮮から運ばれてきた可能性がある。もはや北朝鮮のこれ以上の核・ミサイル実験をやめさせるだけでは済まない。金正恩労働党委員長率いる独裁体制そのもののあくなき挑発、暴挙を何としても抑え込まなければならない。

大陸間弾道ミサイルへの恐怖
 トランプ大統領がそう固く決意するようになったのは大統領に就任してからだが、それ以前から北朝鮮については、しかるべき機密情報を前政権から得ていた。すなわち昨年11月8日の大統領選に勝利した2日後、10日にトランプ氏はバラク・オバマ大統領(当時)と初めてホワイトハウスで会っている。

 その初会合は、当初15分の予定だったが、なんと1時間半以上に及んだ。会談後、オバマ氏は記者団に「政権移行を円滑に進めることが私の最優先課題」と決意を述べ、トランプ氏も「いい引き継ぎができた」と応じ、オバマ氏を高く評価した。その引き継ぎの機密情報の大きな1つに北朝鮮問題があったことは間違いない。

■アメリカでは「引き継ぎ」に命を懸ける

 トランプ氏はオバマ氏との初会合で「いい引き継ぎができた」とオバマ氏を褒めた。内政、外交についての最重要情報について、包み隠さずに伝えてくれたオバマ氏の引き継ぎの見事さを高く評価したのだ。ただ、その引き継ぎのあとは悪口の言いっぱなしだ。

 ここで知っておくべきことは、アメリカでは「引き継ぎ」に命を懸ける、ということだ。オバマ氏は自分しか知らない最高機密情報を何から何まですべてトランプ氏に引き継いだのである。もし引き継いでいない重要問題があとあと分かってしまったときには、すべての責任を前任者がかぶることになるからだ。

 日本の政治やビジネスの世界でも引き継ぎは大事にされる。しかし、アメリカのように命を懸けるほど厳しくはない。日本の社会では、人間関係がいわば「一家の家族」のようなところがある。差しさわりのない引き継ぎでも別に問題にはならない。

 たとえば、会社の転勤などの引き継ぎでも、ほとんどの社員の気持ちは本社のほうを向いている。何か問題が起これば、新しく転任してきた人が処理すれば、それで済む。人事の考え方もそうなっている。

 アメリカでは、日本のようにはいかない。引き継ぎはそれこそ命懸けである。オバマ氏が伝えた最高機密情報の中にはトランプ氏には寝耳に水の北朝鮮に関する最新情報があったはずだ。引き継ぎの前と後では、トランプ氏の言動も驚くほど違ってきている。

トランプ政権を支える将軍たち
 たとえば、選挙戦中にトランプ氏は、オバマケア(医療保険制度改革法)やTPP(環太平洋経済連携協定)をやり玉に挙げ、何かにつけてオバマ政権の実績を潰そうとした。

 現に、就任早々、オバマケアやTPPは公約どおり廃止に動いた。ところが、金正恩氏と直接会談する用意があるとか、日本が核武装してもいいとか、かなり無責任な暴言を吐いていたが、引き継ぎのあとではピタッと前言を翻している。

 特に北朝鮮の金正恩独裁体制の挑発や暴挙に対する強い姿勢は、オバマ氏の引き継ぎの前と後ではガラリと変わった。大陸間弾道ミサイル(ICBM)の性能や精度は、トランプ氏が引き継ぎ前に想像していた以上に進歩が速く、アメリカ大陸の西海岸まで着弾範囲内という可能性が高まったからだ。

■変幻自在なトランプ流ビジネス殺法

 これは捨ておくわけにはいかない。これまで中国の説得に期待を寄せてきたが、どうもラチが明かない。「習さん、キミがやらないのなら、オレがやる」とばかりに圧力をかけた。それが習氏の表情を一変させた米中首脳会談だったわけだ。

 2度目の電話会談で習氏が念を押すように「平和的解決」を強く要請したとき、トランプ氏はアメリカの対北朝鮮強硬姿勢に対して中国側が暗黙の了解をしたからこその要請であると確信した。手のひら返しに習氏をベタ褒めするようになり、為替操作国のレッテル張りも取りやめた。

 新しい情報を得て、正しい事実が見極められれば、前言を翻し、やり方を改めるのもためらわない。それは公約違反でも何でもない。というのが変幻自在なトランプ流ビジネス殺法だ。

 トランプ氏は、習氏をベタ褒めしたかと思うと、オバマ氏を“ベタ攻撃”している。オバマ氏の無策に対して悪口の言いたい放題だ。なぜ、オバマ氏に対する悪口を言い続けているのか。

 トランプ氏にしてみれば、オバマ氏の命懸けの引き継ぎの中身をしっかり受け止め、それを命懸けで尻ぬぐいしているのであり、結果的にオバマ氏を守っていることになる。だから、守ってあげている自分が、いくら悪口を言っても許されるというわけだ。

サムライの美学
 今回、オバマ氏からトランプ氏に引き継がれたものは、アメリカ軍の最高司令官であるアメリカの大統領同士にしかわからない、いわばサムライの美学といっていい。

 「武士道と云うは、死ぬことと見つけたり」とは、『葉隠』の有名な文言だが、アメリカの大統領同士の引き継ぎはそれにも似て、命懸けの辞世の句の美学のようなものである。オバマ・トランプ両大統領が命を張った誓いでもある。

■勇猛果敢なマティス国防長官

 トランプ政権の閣僚職やホワイトハウスの補佐官職に名だたる将軍たちが指名され、まさに「将軍たちの時代」がやってきたかの感があるのは、オバマ・トランプ両サムライの間でサムライの辞世の句が、大統領選挙の直後に引き継がれたからにほかならない。

 将軍たちのなかでも傑出しているのはジェームズ・マティス国防長官だ。海兵隊大将、アメリカ中央軍司令官を歴任した歴戦の士である。“マッドドッグ”(狂犬)の異名をもつ勇猛果敢なサムライでもある。マティス長官は、いまや自由自在に仕事をこなしている。国家安全保障担当補佐官のマイケル・フリン氏が去り、主席戦略官・上級顧問のスティーブン・バノン氏が国家安全保障会議(NSC)から外され、チームとしてまとまりがよくなったからだ。

 マティス長官は、トランプ大統領が安倍晋三首相に「最も信頼できる閣僚」として日本に送り出し、日米首脳会談を大成功に導いた人物でもある。日米同盟の強化、充実を図る日本にとって、頼もしい、強い味方がいることを知っておくといい。


<北朝鮮>過去最大規模の砲兵火力訓練
毎日新聞 4/25(火) 20:20配信

 【ソウル米村耕一】北朝鮮は朝鮮人民軍創建85周年となる25日、東部・元山(ウォンサン)一帯で過去最大規模の砲兵火力訓練を実施した。韓国軍が「訓練実施を把握した」と発表した。米国が原子力空母「カール・ビンソン」などを朝鮮半島周辺に派遣して圧力を加えていることに対し、ソウルに届く射程の長距離砲による演習で対抗姿勢を示したものとみられる。

 聯合ニュースによると、演習には300~400門の長距離砲が投入されたという。また北朝鮮外務省報道官は25日、トランプ米政権が北朝鮮に強い圧迫を加えていることを批判し、「触れば爆発する状態である朝鮮半島の現状において、全面戦争の導火線に火を付けるのと同様に危険なことだ」と警告した。今回の対抗策として米国を刺激する核やミサイル実験でなく長距離砲による訓練を選択した背景には、北朝鮮側にも危機の水準を調整する意図がある可能性もある。

 一方、韓国軍は火力訓練について「北朝鮮軍の動向を鋭意注視しており、確固とした対応を取る体制を維持している」とコメントした。

 また、聯合ニュースによると、巡航ミサイルを搭載している米海軍の原子力潜水艦「ミシガン」が25日午前、韓国南部・釜山港に入った。「カール・ビンソン」を中心とする空母打撃群とともに、米韓合同演習に参加するとみられる。


日米イージス艦が日本海で訓練=ミサイル迎撃能力でけん制
時事通信 4/25(火) 19:52配信

 米海軍第7艦隊と海上自衛隊は25日、日米のイージス艦2隻が同日、日本海で共同訓練を実施したと発表した。

 両艦とも弾道ミサイル迎撃能力があり、北朝鮮の挑発をけん制する狙いがある。防衛省海上幕僚監部は「各種戦術訓練を行った」としている。

 参加したのは、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載できる海自イージス艦「ちょうかい」と米海軍のイージス艦「フィッツジェラルド」。

 イージス艦が装備する、複数の目標に対し同時に対処できる高性能レーダーで得た情報を共有する訓練などを行ったとみられる。


日米の安全保障担当者が電話会談
ホウドウキョク 4/25(火) 19:23配信

北朝鮮情勢が緊迫する中、日米の安全保障担当者が電話会談を行った。
日本の安全保障分野を担う谷内国家安全保障局長とアメリカのマクマスター国家安全保障担当大統領補佐官は25日朝、およそ45分間、電話会談を行った。
前日に安倍首相とトランプ大統領が行った電話会談を受けて行われたもので、挑発行動を続ける北朝鮮に対して、日米双方が引き続き緊密に連携し、核実験やミサイル開発に対処していくことで一致した。
25日は、北朝鮮軍の創建記念日にあたるため、各国で緊張感が高まっている。


北朝鮮、米空母に打つ手なし
Japan In-depth 4/25(火) 18:45配信

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トップ画像:米海軍の空母カール・ビンソン

【まとめ】 ・北朝鮮の対艦攻撃能力は低く、米空母に手も足も出ない。 ・最新鋭機持たぬ北朝鮮、空対艦ミサイルも無し。 ・従って北朝鮮の反撃目標は韓国国内の米韓軍事基地となる。
■ 米空母カールビンソン日本海へ

ようやく米空母カールビンソンが日本海に入る。今月初旬には「即座にインド洋から北朝鮮周辺に展開する」と発表されたものの、遅れて今月末となった。

到着以降、北朝鮮に圧力を掛けることになる。北がどれほど痛痒に感じるのか、そもそも危険視するのかはともかく。少なくとも北や国際社会に米国の封じ込めの意思を示すものとなるだろう。

この米空母機動部隊に対し、北朝鮮は対抗できるのだろうか?

北は空母機動部隊には手も足もでない。対抗するとしても陸上での停戦ラインを越えた銃砲撃、あるいは弾道弾の発射試験や核実験に限定される。

なぜなら、北朝鮮の対艦攻撃能力は低いためだ。北朝鮮は航空機、艦艇、潜水艦といったいずれの攻撃手段でも米空母を傷つけることはできない。攻撃しても戦力を消耗させる結果に終わる。

■ 航空攻撃は通用しない

まず、北朝鮮による航空攻撃は行われない。これは戦力として通用しないだけではなく、それにより北朝鮮はなけなしの防空戦力を失うだけだからだ。

北朝鮮空軍は最新鋭機を保有していない。『ミリタリー・バランス 2016』によれば戦闘機等を545機保有しているが、ほぼ旧式機である。例外は18機+のMig-29だけ、足してもMig-23を56機程度だ。対地攻撃機のSu-25を34機のぞけば、残りは旧式のMig-21やそれ以前の機体である。

すべてを可動状態に持っていくのは難しいが、仮にこのMig-29と23を一挙投入しても米空母に有効打は与えられない。米空母側の迎撃戦闘機やイージス防空システムを突破できないからだ。もともと後者は5分間に200発の対艦ミサイル同時攻撃に耐えられるように整備されたシステムであり、その後も性能向上は続いている。

そもそも北が空対艦ミサイルを保有している話はない。まずは短射程の対地攻撃用ミサイルか爆弾で攻撃しなければならない。一応だが新型の艦対艦ミサイルができた話がある。目視照準ならこれは戦闘機に積んで発射できるが、イージス側の防空ミサイルの射程内に入る必要がある点で大差はない。

唯一の手段は新旧あわせて545機すべてを一挙に投入する手法だ。あまり期待はできないが、うまくすればイージスシステムを飽和させられるかもしれない。

だが、引き換えに北はミサイル以外の有効な防空戦力を失う。北の戦闘機は米韓の戦闘機を落とすためではなく、数によって侵入コストを上げ、爆撃等を制約するための戦力だ。だが、旧式でも戦闘機がいなくなるとその効果は見込めなくなる。平時から米韓航空機の自由な行動を許すこととなる。

■ 水上攻撃も通用しない

また、水上艦艇によるミサイル攻撃も通用しない。同様に空母機動部隊の防御網を食い破れない。

北の実用兵器はミサイル艇だけだ。五〇年代型のコマール(ちなみに木造)、オーサといったものを含めて34隻保有しているとされる。

だが、まず空母機動部隊の攻撃圏内に入ることは厳しい。高速艇であるものの、米空母部隊も俊足であり最高速力はさほど変わらない。しかもミサイルの射程も短いため。米空母が距離をとる方向に針路を向ければなかなかたどり着けない。

当然だが、米艦載機や艦載ヘリを出し抜けない。ちなみに、米軍は中東の例では衝突コースをとる高速艇には警告射撃を行い、それでも針路を変えなければ沈めている。

高速艇は脆弱であり、有効な対空兵器を持たないので簡単に沈む。通例では誘導爆弾マーベリックや対戦車ミサイルのヘルファイアを使うが、それ以下の武器でもよい。特異な例では湾岸戦争でカナダ軍のCF-18ホーネットは空対空ミサイルのスパローや機関砲で高速艇を沈めた。

米護衛艦すら出し抜けない。軍艦のほうが遠くまで捜索できるレーダーをもっており、対艦ミサイルの射程も長い。86年のシドラ湾事件ではリビアのミサイル艇は米イージス巡洋艦からの先制攻撃を受けた。

首尾良く対艦ミサイルを発射しても命中しない。これはイージスの優位以前の話だ。北のスティックス対艦ミサイルも年代物であり、80年代の改修を受けていたとしても比較的高い高度を漫然と飛ぶ。目標としては迎撃しやすく騙しやすい。ちなみに沿岸配置の陸上型シルクワームは中国製の同等品だ。

■ 潜水艦も通用しない

強いて対抗するとすれば潜水艦だが、あまり期待できない。よくいわれる騒音以前に攻撃位置につけない問題がある。

潜水艦には潜水攻撃圏(LLSA)といった概念がある。これはその目標を攻撃できるかどうかを見極めるものだ。一般的に潜水艦は水上艦船よりも遅い。このため後ろから目標を追いかけて攻撃位置にはつけない。たまたまその前方にいて、向こうから近づく目標しか攻撃できないのだ。

結果から言えば北朝鮮潜水艦は空母の前方25度の範囲にいなければ攻撃ができない。魚雷の発射距離に入れないのだ。

当然だが、米軍もその範囲を警戒する。広めにみて針路前方60度を虱潰しにする。そのため、攻撃位置につくまえに「何処の国の潜水艦か?」の質問を受けて撃退されるか、情勢次第では沈められる。

なお、長距離からの音響誘導魚雷は効かない。米艦はニクシーと呼ばれる魚雷探知・音響欺瞞装置をもっている。魚雷は頭が悪いので目標と欺瞞信号を聞き分けられない。フォークランド紛争ではアルゼンチン潜水艦のドイツ製誘導魚雷はすべて英艦の類似装置に騙されている。通用したのは英潜の直進魚雷だけだった。

付け加えれば、水中兵器としての機雷も脅威とならない。日本海には仕掛けるべき航路収束部がなく、しかも北朝鮮海岸から10kmも離れれば水深200mであり、深すぎて敷設できない。

■ 空爆されても反撃できない
つまりは、北朝鮮は空母には手も足もでないということだ。
仮に米空母機動部隊の空爆を受けた場合の報復も同じだ。空母への攻撃は成果が見込めないので、反撃目標は韓国国内の米韓軍事基地となる。


中国が北朝鮮に「最後通告」? 共産党系メディア社説の衝撃
J-CASTニュース 4/25(火) 18:39配信

 北朝鮮が6回目の核実験を強行する可能性もある、とみられていた朝鮮人民軍の創建記念日にあたる2017年4月25日、夕方時点では核実験は行われていないものの、依然として予断を許さない状況が続く。そんな中で、有事の際の中国の対応について解説した中国紙の社説が波紋を広げている。

 仮に米国が北朝鮮の核施設を攻撃したとしても、中国は軍事的に介入しない、という内容だ。中国が米国による攻撃を容認するともとれる内容で、韓国紙は「『6回目の核実験はするな』という『最後通告』」だと分析している。

■政権転覆は座視しない

 中国は北朝鮮に対して一貫して核開発を断念するように求めており、政府の意向を忖度(そんたく)しているとされる中国メディアの北朝鮮に対する論調も厳しさを増している。特に中国共産党系の環球時報が4月22日に掲載した社説では、有事の際の中国政府の行動を「代弁」した。社説では、

  「今が中国政府にとって、戦争が起こった際に中国が取る、事前に確立された立場を米国に説明しておく良い時期だろう。北朝鮮政府が断固として核プログラムの開発を続け、その結果として米国が北朝鮮の核施設を軍事攻撃した場合、中国はこの動きに外交チャンネルでは反対するが、軍事行動には関与しない」

などと説明。核施設への空爆であれば中国は容認するともとれる内容だ。その一方で、地上戦による攻撃や、政権の転覆は容認しない考えのようだ。

  「しかし、米国と韓国の軍隊が北朝鮮の政権を壊滅させる直接的な目的で非武装地帯(DMZ)を地上から侵略するならば、中国は警鐘を鳴らし、直ちに軍隊を増強するだろう。中国は、外国の軍隊が北朝鮮の政権を転覆させるのを座視することは決してない」

  韓国の朝鮮日報は4月24日付の社説で環球時報の社説を取り上げ、

  「中国が北朝鮮に対して『6回目の核実験はするな』と最後通告したものと受け止められている」

と解説している。

朝鮮中央通信は「破局的結果」警告
  北朝鮮側も中国に対して黙っているわけではない。国営朝鮮中央通信は4月21日、「他国の笛に踊らされるのがそんなにいいのか」と題した論評で、中国を名指しこそしなかったものの、「われわれの周辺国」について

  「彼らがわれわれの意志を誤って判断し、誰かの拍子に引き続き踊らされながらわれわれに対する経済制裁に執着するなら、われわれの敵からは拍手喝采を受けるかも知れないが、われわれとの関係に及ぼす破局的結果も覚悟すべきであろう」

などとして、石油の輸出制限をちらつかせながら核開発断念を求める中国の姿勢を非難した。

中国外務省は「冷静、抑制的な対応」求める
  環球時報は4月23日の社説で、朝鮮中央通信の論評に「反撃」。論評に対して

  「北朝鮮の今後の核活動に対する中国政府の姿勢を変えさせようと、中国に圧力をかけようとしたのだろう。だが、こういった動きは北朝鮮自身の孤立を深める以外に何の影響も与えない。北朝鮮が6回目の核実験を行えば、中国政府は疑う余地なく、国連がさらに厳しい制裁を採択することに賛成するだろう」

などと反論した。

  なお、中国外務省の耿爽報道局長は4月24日の会見で、朝鮮半島問題について

  「関係国には冷静、抑制的な対応を求めたい。朝鮮半島の緊張を高めるような行動は控えて欲しい」

と繰り返した。現時点では環球時報の主張と中国政府の公式見解とは距離がある。

 4月25日夕方時点で北朝鮮は核実験を行っていないが、代わりに大規模な軍事訓練を行った模様だ。聯合ニュースは韓国政府筋の話として、北朝鮮が東部の江原道・元山(ウォンサン)付近で過去最大規模の砲撃訓練を行ったと報じた。訓練には金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長も立ち会っていたという。


北朝鮮が軍創建85周年記念日
ホウドウキョク 4/25(火) 18:35配信

何らかの行動に出るのか、静かな緊張感が広がっている。
北朝鮮は25日、朝鮮人民軍創設85周年の記念日を迎えた。
それにともない、6度目の核実験などを強行する可能性があるとして、韓国軍などは警戒を続けている。
25日の労働新聞は社説で、「アメリカには政治的降伏か軍事的降伏を選択すべき宿命しかない」、「アメリカと韓国が無謀な先制攻撃妄動を続けるなら、警告・通告なしに、懲罰の先制攻撃を加える」と、強気の姿勢を示している。
一方、150発以上の巡航ミサイルを搭載したアメリカの原子力潜水艦「ミシガン」が、25日午前10時すぎ、釜山(プサン)に入港した。
さらに、朝鮮半島付近に向かっている、原子力空母「カール・ビンソン」が、韓国海軍と今週末に合同訓練を予定していて、北朝鮮への圧力を強めている。


ツイッタートレンドに「ミサイル50発」 北朝鮮めぐる「デマ」の「震源」
J-CASTニュース 4/25(火) 18:10配信

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米原子力空母のカールビンソンが西太平洋に派遣されたことで、米国と北朝鮮の緊張が高まっていることは事実だ

 2017年4月25日の朝5時に「北朝鮮がミサイル50発を日本に向けて発射する」というデマ情報が、北朝鮮の人民軍創建85年の節目にあたる25日未明、インターネット上で出回った。

 ツイッターの「トレンド」欄には一時、「ミサイル50発」というワードが登場。このデマ情報を信じ込んでしまったネットユーザーも多かったようで、ツイッターには「怖くて寝れなかった」「怖すぎて震えてる」といった声も相次いでいた。

■デマ情報を「拡散希望」

 今回のデマ情報がネット上で広まったのは、あるツイッターユーザーの投稿が発端とみられる。一般人ながら6万人以上のフォロワーを抱えるこのユーザーが24日22時過ぎ、

  「明日の朝5時に北朝鮮がミサイル50発撃つらしい」

という一言を呟いたのだ。その数十分後、このツイートを目にしたフォロワーの一人が、

  「25日(明日)の朝5時に、東京にミサイル50発撃たれるらしいぞ!(略)東京にいる人は今すぐ避難した方がいい」

と注意を呼び掛ける内容のツイートを投稿。このツイートには「拡散希望」のハッシュタグが付けられていたほか、弾道ミサイル落下時にとるべき行動をまとめた画像も添付されていた。

 こうした2つの投稿が拡散の起点となった模様で、ネット上ではこのデマ情報が急拡散。ツイッターの「トレンド」欄には、24日の深夜23時頃から翌25日の朝4時頃まで「ミサイル50発」というワードが表示されていた。

 実際、ミサイル発射に関する投稿の内容を信じ込んでしまったユーザーも多かったようで、ツイッターには、

  「ミサイル怖過ぎて寝れなかった...」
  「ほんとに怖すぎて震えてる」
  「やめてくださいお願いします。 震え止まんないし、どの音にも敏感になってる」

といった投稿も数多く出ていた。

「ミヤネ屋」にも飛び火
 結局のところ、北朝鮮が25日の朝5時にミサイルを発射することは無く、ネット上では「何事もなかった」「生きててよかった」と安堵の声が広がることになった。

 だが一体なぜ、根拠のない「ミサイル発射情報」を唱えるユーザーが出たのか。その理由について、ネット上では、24日昼放送の情報番組「情報LIVE ミヤネ屋」(日本テレビ系)の内容の一部が誤解され、独り歩きしたのではないか、との推測が出ている。

 24日の「ミヤネ屋」では、25日に北朝鮮がミサイルを発射する可能性を取り上げた。その中で、番組にVTR出演していた「コリア・レポート」編集長の辺真一(ピョン・ジンイル)氏が、「ミサイル50発」と「朝5時」という2つの言葉自体は、確かに口にしていたのだ。ただ、番組中の辺氏はあくまで、

  「北朝鮮のここ数年間のミサイルの発射をこまめにチェックしますとね、少なくとも発射場は十数か所ある。(略)万が一これが発射された時には、50発が一気に飛んでくる」

  「もう一つは北朝鮮のミサイル発射の時間帯なんですよ。調べてみると去年(16年)の3月から7月に十数発が発射されていますけど、発射時間帯の平均で明け方の5時頃なんですよ」

など、「万一」の仮定の話や、過去の傾向に触れただけだ。

 しかし、ネット上では「ミサイル50発の情報を流したのはミヤネ屋だ」という新たなデマも拡散。「濡れ衣」なのだが、ツイッターには、

  「今回のデマはミヤネ屋発信かよ」
  「ミヤネ屋はデマばっかりじゃねえか」
  「ミヤネ屋は今日謝罪するのかな?」

と勘違いした投稿も数多く出ている。


日ロ首脳会談、北朝鮮問題についても話すことになる=菅官房長官
ロイター 4/25(火) 18:08配信

[東京 25日 ロイター] - 菅義偉官房長官は25日午後の会見で、安倍晋三首相が27日からロシアと英国を訪問すると正式発表した。プーチン大統領との日ロ首脳会談では北朝鮮問題についても話をすることになるとの見通しを示した。

日ロ首脳会談について菅官房長官は「北方4島での経済活動などを中心に会談が行われる」としたうえで、北朝鮮問題について「現状を考えたとき、こうした問題について会談することになると思っている」と述べた。英国のメイ首相との日英首脳会談では「英国との緊密な連携を確認し、欧州連合(EU)離脱に関する意見交換も行う」と語った。

北朝鮮がこの日、核実験やミサイル発射でなく、大規模な砲撃訓練を行ったことについては「情報収集・分析に努めている。結果についてはコメントを控えたい」とした。

(石田仁志)


日米イージス艦が日本海で共同訓練 レーダー情報共有など 北朝鮮を牽制
産経新聞 4/25(火) 17:51配信

 防衛省海上幕僚監部は25日、海自の護衛艦ちょうかいと、米海軍の駆逐艦フィッツジェラルドが同日、日本海で共同訓練を行ったことを明らかにした。ともに弾道ミサイル対処能力を持つイージス艦で、レーダーで捉えた目標情報を交換し、共有する訓練などを実施した。

 日米の艦艇が日本海で共同訓練を実施した事実が公表されることは珍しく、弾道ミサイルへの共同対処能力を示すことで、北朝鮮を牽制(けんせい)する狙いがある。

 日米はこれに先立ち、フィリピン海でも原子力空母カール・ビンソンと護衛艦あしがら、さみだれなどによる共同訓練を実施している。


【解説】北朝鮮のミサイル実験、成果は上がっているのか
BBC News 4/25(火) 17:14配信

937
【解説】北朝鮮のミサイル実験、成果は上がっているのか

北朝鮮は先日の盛大な軍事パレードで、大型も含め多数のミサイルを披露した。だが北朝鮮のミサイル能力について、私たちには実際どれだけのことが分かっているのか。米カリフォルニア州のミドルベリー国際大学院モントレー校ジェイムズ・マーティン不拡散研究センターの軍事専門家、メリッサ・ハンナム上級研究員が解説する。

金正恩・朝鮮労働党委員長は北朝鮮を建国した祖父、故金日成主席の生誕105周年を記念して大々的なパレードを実施した。公開された新兵器の数は過去最多で、その中には大陸間弾道ミサイル(ICBM)も含まれていた。

正恩氏はパレードで国内に技術の力と発展を見せつけ、国外に対しては「近くにいようと遠くにいようと、いずれ射程に収めてやる」と脅しをかけた。

北朝鮮は正恩体制の下、国連制裁決議に違反するミサイル実験を加速させてきた。だが実験の結果、北朝鮮のミサイル能力に何か変化は起きているのだろうか。

北朝鮮によるミサイル開発の始まり

北朝鮮の弾道ミサイル計画は、史上最も広く拡散したミサイルのひとつ、旧ソ連製の「スカッド」から始まった。

1979年にエジプトのサダト大統領(当時)が北朝鮮と交わしたミサイル技術提携合意の一環として、少数のスカッドを供与。北朝鮮はそれを分解して研究し、これをもとに国産ミサイル「火星(ファソン)5」「火星6」の製造と実験を始めた。

やがてスカッドの射程を伸ばし、大型化したミサイル「ノドン」の開発に成功した。

さらにはノドンのエンジンを束ねる「クラスター化」に着手し、大気圏外まで積載物を運べる多段式のロケット「銀河3」を開発した。

スカッド系は先進的なミサイルではないが、信頼性が高く製造コストも比較的低い。ノドンには核搭載能力があり、パキスタンとイランに輸出までされている。

だが北朝鮮が進展をめざした技術はこのほかにもあった。

隠しやすいミサイルを開発

北朝鮮は近年、旧ソ連の潜水艦発射型弾道ミサイル(SLBM)「R27」を複製して改造し、グアム島の米軍基地を射程に収める車載移動式の中距離弾道ミサイル「ムスダン」を開発した。

ムスダンは何年か前から軍事パレードに登場していたが、発射実験は2016年に始まったばかりだ。

6回重ねた実験のうち、目ぼしい成功を収めたのは同年6月の1回だけだった。

しかし実験のたびに改良が加えられたてきた変化の過程は、振り返ると興味深い。例えば、実験の失敗で移動式発射台(TEL)のトラックが大きく破損すると、次の実験にはタイヤや車台を保護したTELが登場した。

そしておそらく、ムスダンには核弾頭を搭載する能力がある。

北朝鮮のミサイルはほとんどが車載移動式だ。つまりミサイルをTELに載せ、国内各地を絶えず移動させておくことができる。TELのトラックはトンネルや倉庫、ざんごうや洞くつに隠しておける。常に移動させ、隠し続けることによって、ミサイルは探知されにくくなる。

水中から発射できるミサイル

2016年はもうひとつ、SLBMの分野でも重要な年だった。「北極星」と呼ばれるSLBMの発射実験は2015年に大失敗を繰り返した後、いくらか前進し始めたのだ。

水中の発射台からミサイルを打ち上げたが、当初は発射に成功してもエンジンが点火しなかったり、短い距離しか飛ばなかったりした。しかし2016年4月に液体燃料でなく固体燃料を使ったエンジンで実験を行ってからは、成功率が上がっている。

北朝鮮のSLBMは、米国やロシア、中国が保有するSLBMに比べると脅威ははるかに小さい。実験をさらに重ねない限り、信頼性は低いままにとどまるだろう。そのうえ北朝鮮の潜水艦は音が大きく、探知されやすい。北朝鮮のSLBMはさまざまな意味で、実戦用というより国内向けの「威信」が目的といえる。

とはいうものの、北朝鮮が東部・新浦(シンポ)にある潜水艦造船所の整備に相当の投資をしていることが、衛星画像からうかがえる。つまり、SLBM計画はまだ始まったばかりなのだ。

新浦近郊では、先日のパレードに登場し、米国が「KN17」と呼ぶ地上配備型対艦弾道ミサイルの実験も行われている。これまで2回の実験は失敗したものの、その存在は米国や韓国、日本の艦艇に警告を促すものだ。

固体燃料を使うミサイル

北朝鮮は今年2月、固体燃料を使うSLBMの地上配備版「北極星2」をTEL上の発射筒から打ち上げる実験を行った。

北朝鮮のミサイルには従来、スカッドと同じ液体燃料が使われていた。液体燃料は信頼性が高く安価だが腐食性があり、ミサイルに注入したままの保存ができない。つまり、ミサイルの移動には燃料と酸化剤を載せた複数のトラックを同行させる必要があり、大規模な車列になるため偵察衛星から発見されやすくなる。またミサイルに燃料が入った状態で移動したり保管したりできないため、打ち上げの準備に時間がかかる。

例えばトラックがトンネルから出てミサイルを立ち上げたら、そこへ燃料を注入し、狙いを定めてから打ち上げることになる。

だが固体燃料なら通常はミサイルの中に入れておけるため、実戦での打ち上げで貴重な時間を節約することができる。

北朝鮮は先日のパレードで固体燃料方式のICBMが入っているとみられる発射筒を披露し、固体燃料への熱意をうかがわせた。

発射筒の中身は空だった可能性もある(だれにも見えないのなら、ミサイルを入れておく意味はない)。だがこれを設計コンセプトとして、今後さらにパレードや部品の実験を重ねながら開発が進む可能性は高い。

また2016年初め以降の経緯をたどると、北朝鮮はミサイル技術の開発だけでなく、実際の配備にも力を注いでいることが分かる。

2016年9月には弾道ミサイル3発、2017年3月にはさらに4発を連射した。複数のミサイルを同時に発射すれば、追跡や迎撃は難しくなる。韓国への配備で論議を呼んでいる最新鋭の弾道ミサイル防衛システム「THAAD(サード)」にとっても、これは難題だ。

では北朝鮮に長距離ミサイルはあるのか

北朝鮮のミサイルは米国に届くのか。米国人はこの点に最も強い関心を持っているようだ。

ICBMを保有する主な理由は核攻撃だ。このようなミサイルに通常弾頭を搭載してもほとんど意味がない。

北朝鮮のパレードにICBMが初めて登場したのは2012年。「KN08」と呼ばれるミサイルに加え、中国から密輸したトラックをTELとして披露した。このミサイルは当初「偽物」と批判されたが、後に改良が加えられ、本物としての信ぴょう性が高まった。先日のパレードでは大幅に改良されたKN08とともに、固体燃料方式のICBM2種類が登場したとみられる。

北朝鮮のミサイル能力はこれまで何十年も否定されてきたが、注意すべき重要な展開がいくつかある。

北朝鮮は2015年、「KN14」と呼ばれるICBMを公開してみせた。2016年のプロパガンダ(政治宣伝)に使われた画像や映像には、ICBMに必要とされる要素が事実上全て紹介されていた。

まず正恩氏がKN08と、同ミサイルへの搭載用とされる核弾頭の間に立つ写真が公開された。そして同じ月のうちに、大気圏へ再突入する飛翔体に使う耐熱シールドの模擬実験が実施された。再突入は、宇宙への打ち上げロケットとICBMを区別する重要な部分だ。

ICBMはロケットと同じように大気圏の外へ出るが、その後再び大気圏内まで弾頭を持ち帰る必要がある。再突入の熱と圧力に耐えられることを確認するのが模擬実験だ。

また北朝鮮の技術者たちは2016年4月、旧ソ連製R27エンジンの改造版を2基束ねた新型エンジンの実験を行い、高エネルギーの推進剤を使う技術を獲得したとみられる。この実験ではスカッド系のエンジンで通常みられる黄色の煙ではなく、ピンクがかった紫色の半透明な煙が排出された。

煙の色の変化が高エネルギー推進剤を使ったためだとすると、これを使ったICBMの射程にはアラスカ半島やハワイだけでなく、ロンドンやワシントンまで入る恐れがある。より良い燃料を使えば、より重い物をより遠くまで運ぶことが可能になるからだ。

では北朝鮮はいつICBMの発射実験に踏み切るのだろう。準備万端が整ったら、というのがその答えだ。

パレードに登場した固形燃料方式の新型ICBM2種類は、実験するまでにまだ何年もかかる。しかし昨年亡命した北朝鮮の元駐英公使、テ・ヨンホ氏によると、2017年末か2018年初めまでにICBMをひとつ完成させるのが北朝鮮の目標だという。実験と完成は全く別の話だ。

北朝鮮がこの日程で実験を目指すのはおそらく、液体燃料方式のICBM、KN08だろうと思われる。このタイプが最も完成に近そうだからだ。

しかし配備が可能になるまでには、何度か失敗を繰り返す可能性も高そうだ。

(英語記事 Have North Korea's missile tests paid off? )


半島危機の中、在日米軍が『訓練』行う理由 米空軍参謀総長「戦闘態勢だ!」
夕刊フジ 4/25(火) 16:56配信

 ドナルド・トランプ米政権の北朝鮮への圧力が強まり、朝鮮半島有事発生の危機もささやかれる中、各地の在日米軍基地でも有事を想定したとも受け取れる訓練が行われている。北朝鮮では3月、在日米軍基地攻撃を担う部隊の訓練も実施されたと報じられている。米軍の訓練は一体何を意味するのか。

 「Check out this awesome display of combat(この素晴らしい戦闘空軍力を見よ)」

 米空軍のデービッド・ゴールドフェイン参謀総長は今月14日、ツイッターで、米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)での訓練をそう紹介し、こう記した。

 「Fight’s on!(戦闘態勢だ!)」

 この訓練は12日、予告なしの即応体制を向上させるのを目的に行われた。空軍が公開した写真を見ると、捜索救難ヘリコプターを先頭に、F15戦闘機や空中警戒管制機、空中給油機が嘉手納基地の滑走路を進む様子が確認できる。さらに、米軍岩国基地(山口県岩国市)では6日、海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機「F35B」への兵器装填も含む訓練が行われた。

 F35Bはレーダー網をかいくぐって敵地奥深くまで進入し、標的を攻撃する能力を備えている。3月下旬には、韓国での米韓海兵隊合同訓練(KMEP)に参加したことが確認されている。

 北朝鮮の朝鮮中央通信は3月7日、在日米軍基地の攻撃を担う朝鮮人民軍「戦略軍火星砲兵部隊」が弾道ミサイル発射訓練を実施し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が立ち会ったと伝えた。

 今月に入っても、朝鮮中央通信は、「米国とその追随勢力に対するわれわれの超強硬対応は生存を許さない破滅的懲罰を目標に無慈悲に加えられる」という朝鮮人民軍総参謀部の報道官声明を伝えている。

 在日米軍基地の訓練はこうした威嚇に対抗するものなのか。首都圏にも米海軍の横須賀基地や厚木基地があり、周辺の住民からは「最近、夜間に飛行機の音がうるさく聞こえる。訓練が増えているのではないか」と不安の声も漏れる。

 岩国基地での訓練について、海兵隊第1海兵航空団の広報担当者は夕刊フジに対し、「前もって予定されていた訓練であり、最近の出来事に対応したものではない」と回答した。

 軍事問題に詳しいジャーナリストの恵谷治氏も「騒がれている朝鮮半島有事に対応してやっている訓練ではないだろう。一番高い可能性はルーティンだが、ひょっとすると、部隊に緊張感を持たせるとともに、本当の有事のときの手順を確認させるための突発訓練の可能性もある」と話した。

 訓練で終わってくれることを祈りたい。


【解説】北朝鮮のミサイル実験、成果は上がっているのか
BBC News 4/25(火) 16:46配信

937
【解説】北朝鮮のミサイル実験、成果は上がっているのか

北朝鮮は先日の盛大な軍事パレードで、大型も含め多数のミサイルを披露した。だが北朝鮮のミサイル能力について、私たちには実際どれだけのことが分かっているのか。米カリフォルニア州のミドルベリー国際大学院モントレー校ジェイムズ・マーティン不拡散研究センターの軍事専門家、メリッサ・ハンナム上級研究員が解説する。

金正恩・朝鮮労働党委員長は北朝鮮を建国した祖父、故金日成主席の生誕105周年を記念して大々的なパレードを実施した。公開された新兵器の数は過去最多で、その中には大陸間弾道ミサイル(ICBM)も含まれていた。

正恩氏はパレードで国内に技術の力と発展を見せつけ、国外に対しては「近くにいようと遠くにいようと、いずれ射程に収めてやる」と脅しをかけた。

北朝鮮は正恩体制の下、国連制裁決議に違反するミサイル実験を加速させてきた。だが実験の結果、北朝鮮のミサイル能力に何か変化は起きているのだろうか。

北朝鮮によるミサイル開発の始まり

北朝鮮の弾道ミサイル計画は、史上最も広く拡散したミサイルのひとつ、旧ソ連製の「スカッド」から始まった。

1979年にエジプトのサダト大統領(当時)が北朝鮮と交わしたミサイル技術提携合意の一環として、少数のスカッドを供与。北朝鮮はそれを分解して研究し、これをもとに国産ミサイル「火星(ファソン)5」「火星6」の製造と実験を始めた。

やがてスカッドの射程を伸ばし、大型化したミサイル「ノドン」の開発に成功した。

さらにはノドンのエンジンを束ねる「クラスター化」に着手し、大気圏外まで積載物を運べる多段式のロケット「銀河3」を開発した。

スカッド系は先進的なミサイルではないが、信頼性が高く製造コストも比較的低い。ノドンには核搭載能力があり、パキスタンとイランに輸出までされている。

だが北朝鮮が進展をめざした技術はこのほかにもあった。

隠しやすいミサイルを開発

北朝鮮は近年、旧ソ連の潜水艦発射型弾道ミサイル(SLBM)「R27」を複製して改造し、グアム島の米軍基地を射程に収める車載移動式の中距離弾道ミサイル「ムスダン」を開発した。

ムスダンは何年か前から軍事パレードに登場していたが、発射実験は2016年に始まったばかりだ。

6回重ねた実験のうち、目ぼしい成功を収めたのは同年6月の1回だけだった。

しかし実験のたびに改良が加えられたてきた変化の過程は、振り返ると興味深い。例えば、実験の失敗で移動式発射台(TEL)のトラックが大きく破損すると、次の実験にはタイヤや車台を保護したTELが登場した。

そしておそらく、ムスダンには核弾頭を搭載する能力がある。

北朝鮮のミサイルはほとんどが車載移動式だ。つまりミサイルをTELに載せ、国内各地を絶えず移動させておくことができる。TELのトラックはトンネルや倉庫、ざんごうや洞くつに隠しておける。常に移動させ、隠し続けることによって、ミサイルは探知されにくくなる。

水中から発射できるミサイル

2016年はもうひとつ、SLBMの分野でも重要な年だった。「北極星」と呼ばれるSLBMの発射実験は2015年に大失敗を繰り返した後、いくらか前進し始めたのだ。

水中の発射台からミサイルを打ち上げたが、当初は発射に成功してもエンジンが点火しなかったり、短い距離しか飛ばなかったりした。しかし2016年4月に液体燃料でなく固体燃料を使ったエンジンで実験を行ってからは、成功率が上がっている。

北朝鮮のSLBMは、米国やロシア、中国が保有するSLBMに比べると脅威ははるかに小さい。実験をさらに重ねない限り、信頼性は低いままにとどまるだろう。そのうえ北朝鮮の潜水艦は音が大きく、探知されやすい。北朝鮮のSLBMはさまざまな意味で、実戦用というより国内向けの「威信」が目的といえる。

とはいうものの、北朝鮮が東部・新浦(シンポ)にある潜水艦造船所の整備に相当の投資をしていることが、衛星画像からうかがえる。つまり、SLBM計画はまだ始まったばかりなのだ。

新浦近郊では、先日のパレードに登場し、米国が「KN17」と呼ぶ地上配備型対艦弾道ミサイルの実験も行われている。これまで2回の実験は失敗したものの、その存在は米国や韓国、日本の艦艇に警戒を促すものだ。

固体燃料を使うミサイル

北朝鮮は今年2月、固体燃料を使うSLBMの地上配備版「北極星2」をTEL上の発射筒から打ち上げる実験を行った。

北朝鮮のミサイルには従来、スカッドと同じ液体燃料が使われていた。液体燃料は信頼性が高く安価だが腐食性があり、ミサイルに注入したままの保存ができない。つまり、ミサイルの移動には燃料と酸化剤を載せた複数のトラックを同行させる必要があり、大規模な車列になるため偵察衛星から発見されやすくなる。またミサイルに燃料が入った状態で移動したり保管したりできないため、打ち上げの準備に時間がかかる。

例えばトラックがトンネルから出てミサイルを立ち上げたら、そこへ燃料を注入し、狙いを定めてから打ち上げることになる。

だが固体燃料なら通常はミサイルの中に入れておけるため、実戦での打ち上げで貴重な時間を節約することができる。

北朝鮮は先日のパレードで固体燃料方式のICBMが入っているとみられる発射筒を披露し、固体燃料への熱意をうかがわせた。

発射筒の中身は空だった可能性もある(だれにも見えないのなら、ミサイルを入れておく意味はない)。だがこれを設計コンセプトとして、今後さらにパレードや部品の実験を重ねながら開発が進む可能性は高い。

また2016年初め以降の経緯をたどると、北朝鮮はミサイル技術の開発だけでなく、実際の配備にも力を注いでいることが分かる。

2016年9月には弾道ミサイル3発、2017年3月にはさらに4発を連射した。複数のミサイルを同時に発射すれば、追跡や迎撃は難しくなる。韓国への配備で論議を呼んでいる最新鋭の弾道ミサイル防衛システム「THAAD(サード)」にとっても、これは難題だ。

では北朝鮮に長距離ミサイルはあるのか

北朝鮮のミサイルは米国に届くのか。米国人はこの点に最も強い関心を持っているようだ。

ICBMを保有する主な理由は核攻撃だ。このようなミサイルに通常弾頭を搭載してもほとんど意味がない。

北朝鮮のパレードにICBMが初めて登場したのは2012年。「KN08」と呼ばれるミサイルに加え、中国から密輸したトラックをTELとして披露した。このミサイルは当初「偽物」と批判されたが、後に改良が加えられ、本物としての信ぴょう性が高まった。先日のパレードでは大幅に改良されたKN08とともに、固体燃料方式のICBM2種類が登場したとみられる。

北朝鮮のミサイル能力はこれまで何十年も否定されてきたが、注意すべき重要な展開がいくつかある。

北朝鮮は2015年、「KN14」と呼ばれるICBMを公開してみせた。2016年のプロパガンダ(政治宣伝)に使われた画像や映像には、ICBMに必要とされる要素が事実上全て紹介されていた。

まず正恩氏がKN08と、同ミサイルへの搭載用とされる核弾頭の間に立つ写真が公開された。そして同じ月のうちに、大気圏へ再突入する飛翔体に使う耐熱シールドの模擬実験が実施された。再突入は、宇宙への打ち上げロケットとICBMを区別する重要な部分だ。

ICBMはロケットと同じように大気圏の外へ出るが、その後再び大気圏内まで弾頭を持ち帰る必要がある。再突入の熱と圧力に耐えられることを確認するのが模擬実験だ。

また北朝鮮の技術者たちは2016年4月、旧ソ連製R27エンジンの改造版を2基束ねた新型エンジンの実験を行い、高エネルギーの推進剤を使う技術を獲得したとみられる。この実験ではスカッド系のエンジンで通常みられる黄色の煙ではなく、ピンクがかった紫色の半透明な煙が排出された。

煙の色の変化が高エネルギー推進剤を使ったためだとすると、これを使ったICBMの射程にはアラスカ半島やハワイだけでなく、ロンドンやワシントンまで入る恐れがある。より良い燃料を使えば、より重い物をより遠くまで運ぶことが可能になるからだ。

では北朝鮮はいつICBMの発射実験に踏み切るのだろう。準備万端が整ったら、というのがその答えだ。

パレードに登場した固形燃料方式の新型ICBM2種類は、実験するまでにまだ何年もかかる。しかし昨年亡命した北朝鮮の元駐英公使、テ・ヨンホ氏によると、2017年末か2018年初めまでにICBMをひとつ完成させるのが北朝鮮の目標だという。実験と完成は全く別の話だ。

北朝鮮がこの日程で実験を目指すのはおそらく、液体燃料方式のICBM、KN08だろうと思われる。このタイプが最も完成に近そうだからだ。

しかし配備が可能になるまでには、何度か失敗を繰り返す可能性も高そうだ。

(英語記事 Have North Korea's missile tests paid off? )


北朝鮮問題、日本の「勝利」はどこにあるのか --- 渡瀬 裕哉
アゴラ 4/25(火) 16:40配信

米国が北朝鮮に攻撃することは、勝者なきゲームに過ぎない
米国が北朝鮮問題に本腰を入れ始めた背景には習近平と張徳江の中国国内の政争があるものと推測(http://agora-web.jp/archives/2025614.html)されるわけですが、米国が本気になる大前提は北朝鮮の核を積んだICBMが米本土に届く可能性が出てきたことにあります。

北朝鮮の核やミサイルは日本や韓国などをそもそもターゲットにして久しいわけであり、在日米軍・在韓米軍はあるものの、米国の国内政局的なリアルに影響を与えていたとは思えません。

筆者は現状では米国の北朝鮮攻撃の可能性は極めて薄いと思います。しかし、仮に米国が北朝鮮を攻撃したとしても米本土はほぼ何も傷つかず、主な戦場となるのは韓国・日本です。その際、北朝鮮はミサイル攻撃だけでなく、インフラテロなどを仕掛けることで確実に都市機能が崩壊しにかかることでしょう。一方、北朝鮮から発生した難民問題に苦慮するのは中国・ロシアということになります。そして、北朝鮮も体制崩壊は必然であり、金王朝も終わりということになります。

つまり、北朝鮮に対して米国が実際に攻撃するという事態は、米国以外の全ての国々の負けがその場で決定します。実際には米軍にも被害は出ますし、東アジア経済が混乱することで米経済も打撃を受けるという勝者のいない戦争が行われるに過ぎません。

米国はICBMさえ放棄させればOKであり、なおかつ核放棄をさせれば上々ということになります。北朝鮮有事を実際に発生させることは避けたい、ということが関係各国の指導部ほぼ全員の意図が一致している本音ではないかと思われます。

北朝鮮問題の「勝利」はどこにあるのか、日本人はどこを目指すべきなのか
日本は自由と民主主義の価値観を米国と共有する国だと安倍首相は何度も海外に向けて表明していますが、東アジアの理想はどのような状況か、というビジョンは実際には無いように見受けます。

そのため、この緊迫する事態に対して殆ど政治的なメッセージらしいメッセージも出せず、米国の同盟国として危機に慄くばかりの対応となっています。

北朝鮮有事が発生することは上記の観点から日本にとっては負けであり、現状維持またはICBMを放棄させたとしても負けに近い引き分けしかないゲームに参加していることになります。

安全保障上の脅威にさらされている日本人、北朝鮮に拉致された拉致被害者の方々、北朝鮮国内で圧政に苦しむ北朝鮮国民、そして東アジアの自由は、金王朝に脅かされ続けます。

もちろん、核とミサイル、そしてテロへの対抗策を整備していくことで、日本への安全保障上の脅威を緩和できるので大いに進めるべきです。更に難しいとは思いますが、現在議論されている先制攻撃能力の獲得やサイバー能力の拡充も急ぐべきです。

しかし、北朝鮮問題とは日本の安全保障が問われているだけではなく、世界の中、そして日本の隣国に圧政を敷く独裁国が存在していることについて、日本人としてどのように考えるべきなのか、というビジョンが問われている問題だと思います。

現在発生している事態は、北朝鮮という独裁国をコントロールするために米中の接近が生まれており、米国が軍事的・経済的大国かつ事実上の独裁国家である中国の東アジアにおける影響力拡大を容認する方向に動いています。

日本は、北朝鮮や中国の政治体制の在り方を認めるのか、それとも自由主義・民主主義がアジア地域に拡がることを良しとするのか、仮に後者だとするなら米国も含めた国際社会に自国のビジョンを提示するべきではないでしょうか。

トランプ政権は中国政府を動かしましたが、日本は中国政府を動かすこともできず、米国政府を動かすこともほとんどできません。それは軍事力の不足も当然ですが、日本に本当はビジョンがないからに他なりません。北朝鮮に対して中国が生殺与奪権を持っているのは理解しますが、米中のやり取りを傍観して追認するだけの存在のままで良いのでしょうか。

実際に有事が起きたときの脅威への対処で「負け」の被害を少なくすることは大事ですが、日本の「勝利」とは何か、それに向けて何をするべきか、ということをもう少し議論・準備しても良いのではないかと思います。

本記事の内容は所属機関とは関係なく渡瀬個人の見識に基づくものです。取材依頼や講演依頼などはyuya.watase02@gmail.comまでお願いします。


北朝鮮ミサイル攻撃を警戒、日本で核シェルターの需要が急増
ニューズウィーク日本版 4/25(火) 16:00配信

<半島情勢の緊迫化に伴い、核兵器や化学兵器に対して身を守るシェルターや空気清浄機への注文が増えている>

北朝鮮のミサイル発射や核実験の可能性が高まるなか、アジアでは不安と緊張が増している。ロイターが4月24日に伝えたところによると、日本では数週間ほど前から、最悪のケースに備えようと、核シェルターや放射性物質を除去できる空気清浄機の売上や注文が急増している。

神戸に本社を置く織部精機製作所は、4月に入ってすでに8件の核シェルター施工契約を結んでいる。通常は年間6件ほどだという。同社取締役の織部信子はロイターに対し、放射性物質と毒ガスを排除できるスイス製の空気清浄機50台が売り切れたため、需要に応じるべく仕入れようとしているところだと述べた。

「核シェルターの施工には費用と時間がかかる。しかし、近ごろは情勢が緊迫しているため、今すぐ設置してほしいという声ばかりだ」と織部は語る。「すぐに来て見積もりを出してほしいと依頼がある」

安倍首相の言葉がきっかけに

核シェルターや空気清浄機を設置したり、設備を改善したりするのはけっして安くない。6人まで収容できるシェルター向けの空気清浄機1台は5630ドルで、13人までの空気清浄機は1万5440ドルだ。より多数が収容できるシェルターの価格は22万7200ドルで、施工には4カ月かかる。

シェルターや空気清浄機の需要が急増したのは、今月に入って安倍晋三首相が、北朝鮮は神経ガスのサリンを搭載したミサイルの発射技術を持つ可能性があるとの見解を示しためだ。

首相は4月13日に開かれた参議院外交防衛委員会で北朝鮮に関し、「サリンを弾頭につけて着弾させる能力をすでに保有している可能性がある」と述べた。化学兵器を北朝鮮が保有していることを示す具体的な証拠は挙げなかった。

金正恩政権は3月6日、日本海に向けて弾道ミサイル4発を発射した。うち3発は1000キロほど飛行して海に落下した。報道によると、それらの3発は、秋田県男鹿半島沖合の300~350キロ付近に落下したとみられる。4月1日にも1発発射したが失敗した。

(翻訳:ガリレオ)


米国と北朝鮮、それぞれ軍事力誇示-米原潜「ミシガン」釜山入港
Bloomberg 4/25(火) 15:26配信

米国の原子力潜水艦が25日、韓国に到着した。北朝鮮は同日の朝鮮人民軍創建85年の記念日に合わせ、最大規模の砲撃演習を実施したと報じられている。

米潜水艦「ミシガン」が韓国南部の釜山港に入ったと、韓国に駐留する米海軍が発表した。韓国海軍によれば、ミシガンとの合同演習の計画はない。

北朝鮮が創建記念日に6回目の核実験を強行するとの懸念がくすぶる中で、韓国の聯合ニュースが平壌の東での砲撃演習を報じたことを受け、韓国国防省は監視を強化した。

トランプ米大統領は軍事行動も含めあらゆる選択肢が検討対象であることを示し、核開発を続ける北朝鮮に圧力をかけようとしている。北朝鮮に対して影響力を行使することを中国に促すため今週、中国の習近平国家主席と電話で話した。

米海軍はミシガンの釜山入港についてアジア太平洋地域における通常活動の一環としているが、空母も朝鮮半島付近に送り込まれている。米海軍は25、26両日、日韓と合同演習を実施する。

6カ国協議の日米韓代表は25日に東京で会合を持ち、制裁や中国との協力を通じて北朝鮮に圧力をかけ続けていくことに同意した。日本の外務省によると、中国の武大偉北朝鮮問題特別代表は25日から4日間の日程で日本に滞在する。

原題:U.S., North Korea Flex Military Muscles as Tensions Remain High(抜粋)U.S., North Korea Flex Military Muscles as Tensions Simmer (1)U.S., North Korea Flex Military Muscles as Tensions Simmer (2)


北ミサイル開発「新たな段階の脅威」…外交青書
読売新聞 4/25(火) 15:19配信

 岸田外相は25日午前の閣議で、2017年版外交青書を報告した。

 北朝鮮による核・ミサイル開発について、「新たな段階の脅威で、北東アジアと国際社会の平和と安全を著しく損なう」と厳しく非難。米国、韓国、中国、ロシアなどと協力し、挑発行動の自制と国連安全保障理事会決議の順守を求める方針を示した。

 韓国については、日本にとって「戦略的利益を共有する最も重要な隣国」であるとする16年版の表現を踏襲したが、韓国・釜山(プサン)の日本総領事館前に慰安婦を象徴する少女像が設置された問題について、「極めて遺憾」と批判した。

 中国については、急速な軍事力拡大や東・南シナ海への進出、日中中間線付近でのガス田開発を列挙し、「地域共通の懸念だ」と指摘。北方領土問題を含むロシアとの平和条約締結交渉に関しては、北方4島での共同経済活動や自由往来拡大を通じて「一歩一歩着実に前進していく」とした。


トランプ「怒らすと、何しでかすかわからないゾ戦略」
プレジデント 4/25(火) 15:15配信

 ホワイトハウスの大統領執務室には、ニクソン元大統領の手紙が額中に飾られている。トランプ大統領が30年前にもらったもので、尊敬する政治家がニクソンなのだという。北朝鮮への圧力を強めるトランプ氏の動きは、そのニクソンに倣ったものではないかと元共同通信ワシントン支局長で国際ジャーナリストの春名幹男氏は指摘する。

 「1973年に米国はベトナム戦争の当事者をパリに集め和平協定の調印に漕ぎ着けますが、出席を渋る北ベトナムの指導者のホー・チ・ミンを引っ張り出すために、ニクソンは核攻撃をちらつかせたのです。『怒らせたら何をしでかすかわからない』と思わせて交渉をまとめる。これがマッドマン・セオリー(狂人の理論)と呼ぶ戦略です」

 「戦略的忍耐」を採ってきたオバマ政権と違い、マクマスター国家安全保障担当補佐官やマティス国防長官など軍人出身のスタッフに支えられるトランプ氏は、金庫に鍵をかけて軍事力をしまっておくようなことはしない。軍事攻撃をちらつかせ、ニクソンばりに北朝鮮に圧力をかける。外交を担うはずの国務省は脇役に追いやられた形だ。

 すでに空母カール・ビンソンを中心とする空母打撃群は日本海に接近している。それだけではない。防衛省関係者は、巡航ミサイルのトマホークを30発搭載する駆逐艦や150発以上搭載する攻撃型原潜も朝鮮半島近海に展開していると見る。シリアに巡航ミサイル59発を撃ち込んだことも、米国の圧力に迫真性をもたせる。にわかに緊迫が高まってきた。

■「核開発をやめないといつでも撃ち込む」

 そもそも、こうも米国が神経を尖らせる理由は何か。海上自衛隊ナンバー2にあたる自衛艦隊司令官を務めた香田洋二氏は、昨年9月に北朝鮮が行った新型ロケットエンジンの燃焼実験がきっかけだったとする。

 「米国の専門家の分析で、新型ロケットの射程が1万キロを超え、大陸間弾道ミサイル(ICBM)にあたるとされたのです。そうなれば、米本土が直接北朝鮮の核の脅威にさらされるということ。これまでのように日韓が射程に入るだけならまだしも、米国の安全保障にとって根本的な脅威となる。米軍は実験の翌月にはネバダ州で核を搭載可能な地中貫通型爆弾B61の投下実験を行ってわざわざ写真を公表し、さらにトマホークを搭載した原子力潜水艦のグアム寄港も公表しました。いずれも北朝鮮へのシグナルと見るべきです。『核やICBMの開発をやめないと撃ち込むぞ』ということです」

 だが、金正恩・朝鮮労働党委員長は、国民向け新年の挨拶で、「ICBMの開発は最終段階に達した」と誇示して開発を継続する意志を示し、さらに今年3月には在日米軍への攻撃を担当する火星砲兵部隊による4発の弾道ミサイルの発射訓練を実施してみせた。朝鮮中央テレビの映像には、これ見よがしに司令室の地図に米軍の三沢基地や岩国基地の位置が掲げられていた。

 米国の圧力を無視するかのような北朝鮮にどうやって核やミサイルの開発を断念させるか。大統領向けに毎日行われるPDBと呼ばれるインテリジェンス・ブリーフィングでは、トランプ氏は活字資料を詳しく読もうともせず、米メディアの取材には、「俺は直感の男」「俺のカンはよく当たる」と言って憚らない。「まるでビジネスをやっているような感覚で国際情勢に対処する」(春名氏)というトランプ氏が、北朝鮮を説得する役目を押しつけたのは、中国だ。4月の米中首脳会談で為替操作国への認定を見送ることと引き換えに習近平国家主席に強く迫った。

 「オバマ政権の8年間で中国は米国をなめていたふしがあり、半ば公然と北朝鮮と貿易や金融取引することで、経済制裁の抜け穴となっていた。ところが、米中首脳会談の5日後に習近平がトランプに電話したり、ロシアにも北朝鮮の説得に協力するよう求めたりする様子を見ると、中国がトランプ政権の本気度に気づいて慌てている様子がよくわかる」(外務省関係者)

 朝鮮半島問題特別代表の武大偉氏を平壌に派遣しようとして断られるや中国国際航空の北京―平壌路線を閉鎖するなど、中国も必死で北朝鮮に圧力をかけるが、これに応じる様子はない。

■地上部隊による斬首作戦は決行されるか

 北朝鮮が圧力に屈せず、トランプ氏が軍事作戦に踏み切ることがあるとすれば、どのような作戦を展開するのだろうか。前出の香田氏はこのように予測する。

 「シリアで米軍が撃ち込んだミサイルの数倍は撃ち込むでしょう。まず、駆逐艦や攻撃型原潜による海上からの巡航ミサイル攻撃、さらにはグアムや米本土からの爆撃機による爆撃などで、北朝鮮の核関連やミサイル関連の施設を破壊するとともに、南北の軍事境界線に沿ってあるDMZ(非武装地帯)に展開する北朝鮮の長距離砲部隊を叩くでしょう。長距離砲はソウルに狙いを定めて展開していますから、漏らすことなく攻撃しなければならない。さらに、カール・ビンソンの艦載機に在韓米軍と三沢基地の攻撃機、合計200機で残ったポイントを叩き反撃を封じ込めてしまうのです」

 これらの作戦に要する時間は、長くとも数日。ただし、地上部隊は投入しない。一部に勇ましく報道されているような、金正恩氏をターゲットとした斬首作戦はもってのほかだ。

 「そんなことをすれば、中国の介入を招いてしまいます。あくまでも北朝鮮の核攻撃能力や同盟国である韓国への反撃能力を叩くことに絞り込んだ、徹底的かつ大規模ではあるものの限定的な攻撃となるはずで、北朝鮮の体制そのものを覆すような作戦を米軍は決して採らないでしょう」(香田氏)

 だが、この予想される米軍による軍事攻撃のシナリオには、いくつもの懸念材料がある。ひとつは、海上からの巡航ミサイルで北朝鮮を攻撃するためには、日本海と黄海の双方から挟み撃ちにすることが効果的だが、黄海に米海軍の艦隊が入ることを中国が許すのか。2010年に韓国の哨戒艦が北朝鮮の魚雷によって沈没した事件直後に米韓が演習を行った際には、中国の猛反対で米海軍は黄海への展開を断念した経緯がある。事前にどこまで中国と話がつけられるかということだ。

 防衛省関係者はこんな懸念もする。

 「北朝鮮の軍事施設は地下要塞化したものが多く、海上や空からの攻撃だけでDMZ沿いの長距離砲を破壊しきれるのか。生き残った部隊がソウルを攻撃して、それこそ『火の海』になる可能性も考えられる。中距離ミサイルのスカッドERやノドンはTELと呼ばれる車両型の発射台に載せて移動が可能で、空爆ですべて破壊するのは難しい。そうなれば反撃としてミサイルをどこに向けて飛ばすかわからない」

 さらに有事ともなれば、長期滞在者だけで4万人近くに上る在韓邦人をどうやって避難させるのか。防衛省には「NEOオペレーション」と呼ばれる邦人の救出作戦計画があるが、実施には自衛隊の空港や港湾の使用に韓国側から了解を得なくてはならない。はたして有事といえども、自衛隊アレルギーが強い韓国が了解するのか。そもそも、南北の軍事境界線からわずか40キロほどしか離れていないソウル周辺の仁川や金浦などの空港で、離着陸が可能なだけの安全が確保されているかは情勢次第。釜山から輸送艦で避難というケースも想定しているほどだ。

 軍事作戦に踏み切るには、あまりに懸念材料が多すぎる。ただ、中東とアフリカ諸国出身者の入国制限やメキシコとの国境の壁建設など、公約の多くが暗礁に乗り上げて支持率が低迷していることや、大統領選挙中に選挙チームがロシア大使館と接触を繰り返していた問題でFBIなどによる捜査が進んでいることを考えれば、トランプ氏が戦時大統領となって求心力を高める手に出ることも考えられる。

 Xデーが来るとすれば、はたしていつか。

 「これだけの圧力にもかかわらず北朝鮮が核実験に踏み切れば、攻撃の可能性は十分あります。米国が求めるのは、核やミサイル開発の中断ではなくリセット。中断では、やめると言いながら、秘密裏に開発を再開し米本土を核攻撃する一歩手前まできたこの20年間の繰り返しとなりかねない。ただ、北朝鮮にすれば、リセットはやすやすと呑めるものではない。今回の事態がなんらかの妥協で一時的に沈静化しても、中期的には米国の軍事攻撃の可能性は今後も続くでしょう」(香田氏)

 日本にとっても決して対岸の火事ではない。

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竹中明洋(たけなか・あきひろ)
ジャーナリスト。1973年、山口県生まれ。在ウズベキスタン日本大使館専門調査員、NHK記者、衆議院議員秘書、「週刊文春」 記者などを経てフリーランスに。近著に『沖縄を売った男』(扶桑社)。
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