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2017年4月25日 (火)

北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・61

去る1月6日に核実験を行なった残虐な中世の亡霊・暗黒独裁国家・北朝鮮が、今度は長距離弾道ミサイル発射実験の準備を進めていたが、ついに7日9時31分に発射した。

政府は7日午前、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)を開き、国民の安全確保に万全を期すとともに、米韓などと緊密に連携し、北朝鮮に厳しく対応していく方針を確認した。
NSCで首相は、「米国や韓国など関係国と連携し、必要な対応を適時適切に行う」よう求めた。また、首相は関係省庁に対し、(1)落下物などによる被害がないかの確認(2)情報収集・分析の徹底(3)関係国との連携―を指示した。

安倍晋三首相は7日午前、首相官邸で記者団に対し、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射したことについて「断じて容認できない。明白な国連安全保障理事会決議違反だ。国際社会と連携し、毅然として対応する。国民の安全と安心を確保することに万全を期する考えだ」と述べた。

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リンク:米原子力潜水艦、韓国・釜山に入港 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮情勢緊迫の陰で、習近平の「強権政治」が着々と進行中! フェイクニュースよりも怖い「中国夢」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮が軍記念日に大規模砲撃演習、米原潜は釜山入港 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日米韓首席代表会合、緊密な連携を改めて確認 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米朝緊張 トランプ氏「新たな制裁準備」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮情勢 朝鮮人民軍創建85年記念日、南東部で過去最大規模の砲撃訓練 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮「新たな段階の脅威」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米原潜>釜山に入港 米韓合同演習に参加か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:巡航ミサイル原潜ミシガンが釜山に入港 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:宇宙が戦場になる日 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:いま自衛隊は戦えるか?:「百発百中」でも守れないかもしれない「理由」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北が大規模「火力訓練」…米原潜は釜山に入港 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:核実験強行も...きょう「北」軍創建85周年 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮情勢 谷内正太郎NSC局長、マクマスター米大統領補佐官と電話会談 北朝鮮問題で緊密に連携 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米大統領>「さらなる制裁を準備」安保理15大使に強調 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米ホワイトハウス、上院議員全員を異例の招集 北朝鮮めぐり - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮へ「断固たる措置」=中国に石油禁輸促す―日米韓 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ大統領「新たな制裁準備を」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日米韓が代表者会合で北朝鮮に圧力、中国に役割拡大求める - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<外交青書>核の脅威「新たな段階」 北朝鮮へ非難強める - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮の軍事パレードでミサイル戦略がわかる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮情勢 日米韓、3カ国連携強化へ協議 対北政策の見直し踏まえ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:民進は口を開けば「共謀罪」 自民は不倫で本会議欠席…北朝鮮危機にも「ノー天気」な国会議員 それでいいのか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米原子力潜水艦が韓国に、北朝鮮に軍事力を誇示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:外交青書、北朝鮮は「新たな段階の脅威」 トランプ米政権念頭に保護主義懸念 平成29年版報告 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮情勢 日米共同訓練が終了 空母カール・ビンソン、朝鮮半島に向け北上 米原潜は釜山に寄港へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「北」軍創設85年 核実験強行も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正恩ミサイルに“日本の死者186万人”のシミュレーション エスカレートする挑発行動 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:一気に緊迫…官邸、異例の注意喚起 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中国、北への制裁強化 石油供給の大幅減を警告か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米中、北の非核化で連携 電話首脳会談 日米は自制求める きょう軍創建記念日 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:半島有事“そのとき”海保は… 前例ない巡視船での邦人保護 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ氏「現状維持容認できず」、北朝鮮への追加制裁求める - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北のXデー 国民保護サイトにアクセス殺到 攻撃からの避難手順紹介 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

米原子力潜水艦、韓国・釜山に入港
BBC News 4/25(火) 15:10配信

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米原子力潜水艦、韓国・釜山に入港

北朝鮮情勢が緊迫するなか、ミサイルを搭載した米原子力潜水艦ミシガンが25日、韓国南東部の釜山に入港した。米軍は、定例通りの動きだと説明している。

ミシガンは、空母カール・ビンソン率いる駆逐艦などの打撃群に合流し、演習に参加する。打撃群は今週半ばに朝鮮半島に接近する見通し。

ミシガンはトマホーク巡航ミサイル154発を搭載し、特殊部隊兵60人を乗せている。小型潜水艇も搭載しているという。

25日は北朝鮮の朝鮮人民軍創建85周年記念日にあたる。この日に合わせて、ミサイル発射実験などを行う可能性があるとみられているが、韓国国防省は「通常と異なる動きは把握していない」と明らかにした。

韓国国防省によると、北朝鮮は東岸の元山市周辺で「過去最大規模の」実弾砲撃訓練を実施した模様。

韓国軍合同参謀本部は、「わが軍は北朝鮮軍の動きを注視している」と発表した。

一方でドナルド・トランプ米大統領は26日にも、北朝鮮情勢説明のために上院議員全員をホワイトハウスに招集する予定。情勢説明のためホワイトハウス幹部が連邦議会を訪れるのは通常の手続きだが、ホワイトハウスに上院議員100人全員を集めるのは異例。

中国外交部によると、習近平国家主席は23日、ドナルド・トランプ米大統領と電話で協議し、「全当事者が抑制的な行動をとり、緊張を悪化させる行動を控えるよう」伝えた。

東京には25日、韓国、米国、日本の政府代表が北朝鮮情勢を協議するため集まった。日本の外務省はさらに同日、中国の武大偉・外交部朝鮮半島事務特別代表(元駐日大使)が来日し、外務省幹部と北朝鮮情勢を協議すると発表した。

<解説>スティーブン・エバンズ、BBCニュース(ソウル)

北朝鮮危機は複数の局面で進展している。

米国の潜水艦が韓国に入港するのは定例のことだが、情勢が緊迫するなかでの動きだけに、通常以上の意味合いをもつ。

北朝鮮は強硬姿勢を緩めていない。中国に対しても同様で、もし中国が米国を支援するなら、その結果は「破局的」なものになると脅している。

東京では韓国、米国、日本の政府代表が北朝鮮情勢を協議している。

こうした一連の動きが結局はどこに至るのかは、トランプ米大統領が果たして歴代大統領がそうしてきたように、北朝鮮を攻撃すればソウルが報復攻撃を受けるというアドバイスを聞き入れるかどうかにかかっている。もしソウルが攻撃されれば、初日だけで何万人という犠牲者が出るという専門家筋の見方もある。

しかし北朝鮮がいずれ米国本土を射程圏内に収めた核兵器を手に入れる危険とその代償を思えば、戦争のリスクは必要なものだと、トランプ氏は判断したのかもしれない。

ともかくも分からない状況だ。

(英語記事 US submarine arrives in South Korea as tensions rise)


北朝鮮情勢緊迫の陰で、習近平の「強権政治」が着々と進行中! フェイクニュースよりも怖い「中国夢」
現代ビジネス 4/25(火) 14:01配信

ついに北朝鮮有事か!?
 いまからちょうど2週間前の4月11日、中国全土で一斉に次のような「ニュース」が、WeChat(中国版LINE)で拡散された。

 〈 韓国KBS通信社の速報!  北朝鮮の最高司令官である金正恩将軍が、今朝早くスポーツジムで、ボディガードの朴関金昌(37歳)に撃たれて重傷を負い、病院に運ばれた。朴はその場で射殺された。

 その後、朝鮮人民軍次帥の崔竜海将軍が平壌テレビで「政権継承」を宣言。国境付近では緊張が続いている。また平壌に24時間の戒厳令を敷いた。まもなく核実験も行うという 〉

 よく読むと、テレビ局のKBSが通信社になっていたり、元帥の金正恩が将軍に、朝鮮中央テレビが平壌テレビに変わっていたりして、フェイクニュースであることは一目瞭然だ。

 それでも、記事には本物の崔竜海次帥の写真が添えられていたりして、「すわ、ついに北朝鮮有事か!? と、中国人は色めき立ったのだった。

 思えば、2013年の年末にも、「金正恩逮捕!」というフェイクニュースが中国のネットに流れた。その時は、叔父の張成沢党行政部長を処刑した罪で、血まみれになった金正恩が、両腕を屈強な警官に掴まれて、刑場に引かれていく写真が付いていた。

 なぜこんなものが出回るかといえば、それはひとえに中国人が金正恩委員長をバカにしているからだ。

 かつて中国人は金正恩を「金三胖」(ジンサンパン=金家の三代目のデブ)と呼び、「金三胖」をあげつらうサイト「金正恩bar」には10万人も参加。「金三胖がいかにアホな指導者か」を、日々論じていた。

 ところが2015年10月10日の朝鮮労働党創建70周年で訪朝した劉雲山常務委員に北朝鮮が猛抗議したことで、中国のネット上で「金三胖」は使用禁止用語となり、検索不能となった。すると今度は、「金四胖」(ジンスーパン)なるニックネームで再登場。その意味するところは、「金三胖時代よりさらに一回り太ったので金四胖」なのだという。

 中国のネットで「金四胖」を検索すると、100万件以上ヒットし、書くのも憚られるような内容が満載だ。それらを見るに、上記のフェイクニュースが万一、現実のものとなれば、中国人は歓喜すること間違いない。

金融街に走った激震
 ところで、昨今、北朝鮮情勢ばかりが喧しいが、中国では習近平主席の強権政治が、着々と進行している。

 中国共産党は党員数8875万人を数える(自民党の90倍! )世界最大の政党だが、その頂点部分に位置するのが、5年前の第18回共産党大会で選ばれた205人の中央委員だ。そのうちすでに14人も、「腐敗分子」として失脚しているが、直近の4月9日に失脚したのが、中国の保険業界を統括する中国保険監督管理委員会の項俊浪主席(60歳)である。

 中国人民銀行(中央銀行)の次期総裁候補にも名が挙がっていた項主席の突然の失脚は、「北京のウォール・ストリート」こと金融街を激震している。

 重慶出身の項前主席は、名門の中国人民大学卒業後、審計署(会計検査院)に入署し、副署長まで上り詰めた後、中国銀行副頭取、中国農業銀行頭取を経て、2011年より中国保険監督管理委員会主席を務めていた。何せ14億人の保険業務や運用業務などを一手に統括するのだから、その権力は絶大で、「保険王」の異名を持っていた。

 今年に入って、習近平主席側近の王岐山書記(序列6位)率いる中央紀律検査委員会が、大量の捜査員を金融業界に投入し始めた。

 1月9日、北京最大の目抜き通り長安街に聳える「人保ビル」に捜査員が突入。項主席の子飼いで、世界最大の保険会社である中国人民保険集団の王銀成総裁(56歳)をひっ捕らえた。2月23日に王総裁の失脚が発表されると、金融街に激震が走った。

 さらに4月7日、中国の銀行業界を統括する中国銀行監督管理委員会の楊家才副主席が記者会見を開き、「2017年は、銀行の監督と管理を強化する1年にする」と高らかに宣言した。だが、この会見を終えた後、楊副主席が忽然と消えてしまったのである。

 やはり中央紀律検査委員会の捜査員にひっ捕らえられたという噂がもっぱらだ。中国の経済紙記者が語る。

 「習近平主席は、今年後半に開く共産党大会で、銀行・保険・証券と3つある監督管理委員会を1つにまとめて、自分が直接、監督管理しようとしている。その前に、反習近平派の芽を摘んでおこうということだろう。いま出ている噂は、その最終ターゲットは、『ミスター人民元』こと周小川中国人民銀行総裁だというものだ」

 世界の金融業界に激震が走る日が来るのか?

第3の国家プロジェクト
 さらに、習近平主席の強権政治は、2200万人の北京市民を激震させている。

 「雄安」(シオンアン)――北京はいま、この話題で持ち切りだ。

 雄安というのは、北京から南に125㎞ほど行ったところにある河北省の荒れ果てた農村の地名である。2月23日、習近平主席が突然、この地を視察に訪れて、大号令を発した。

 「雄安を開発せよ!」

 誰もが冗談かと思ったが、4月1日、中国共産党中央委員会と国務院(中央政府)は共同で、「鄧小平時代の深圳経済特区と江沢民時代の上海浦東新区に次ぐ第3の国家プロジェクトとして、雄安新区を設立する」ことを発表したのだった。

 それによれば、短期プロジェクトとして100平方キロメートルを、中期プロジェクトとして200平方キロメートルを、長期プロジェクトとして2000平方キロメートルを開発する「国家千年の大計」なのだという。

 さらに人々を驚かせたのは、北京にある巨大な国有企業89社の本社機能を、雄安に移すという噂が、まことしやかに流布し始めたことだった。北京大学や清華大学など北京の名門大学も、移転候補とされる。

 この「89社リスト」に入っている1社の幹部に聞くと、心情を吐露した。

 「本社が雄安に移る話は、まさに寝耳に水で、いったいいつ引っ越すことになるのか気になって、皆仕事が手に着かない状態だ。かつて毛沢東主席は文化大革命を起こし、北京のインテリたちを根こそぎ農村に『下放』した。毛沢東の再来のような雰囲気の習近平主席も、同じことをやりたいのではないか。

 すでに北京に家を買っている社員は、途方に暮れている。また、この情報を知っていた政権幹部連中は、雄安周辺の土地を事前に買い漁っていたなんて噂も立っている」

 実際、4月1日の発表の翌日には、雄安の地価は2倍にハネ上がった。それでもまだまだ上がると見て、中国全土から不動産業者や個人投資家が殺到する騒ぎになっている。

 これまで嫁探しを諦めていた地元の農民たちも、俄然強気になって、「花嫁募集」のインターネット広告を出し始めた。それらを見ると、いかにも野暮ったい風貌の53歳の男性が、「25歳以下の女性に限り、米英留学者を優先する」との条件を出したりしている。

 これが習近平式の国有企業改革というわけか!?


北朝鮮が軍記念日に大規模砲撃演習、米原潜は釜山入港
ロイター 4/25(火) 13:37配信

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 4月25日、韓国の聯合ニュースによると、北朝鮮は、朝鮮人民軍の創建85年の記念日を迎えるのにあわせ、大規模な砲撃演習を行った。写真はKCNAが昨年12月に配信した朝鮮人民軍の砲兵ユニットの演習の様子。提供写真(2017年 ロイター/KCNA)

[ソウル 25日 ロイター] - ミサイル・核開発プログラムを巡り国際的な孤立を強める北朝鮮は25日、朝鮮人民軍の創建85年の記念日を迎えるのにあわせ、大規模な砲撃演習を行った。

韓国の聯合ニュースが韓国政府筋の話として伝えたところでは、北朝鮮の軍が同国東岸の元山市近郊で大規模な実弾演習を行ったもよう。韓国国防省はこの報道を確認していない。

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は1面の社説で、朝鮮人民軍は「米国の策略と核の脅しの歴史に終止符を打つ」用意があると表明。「人民軍には、様々な精密・小型核兵器、潜水艦発射弾道ミサイルなど、独自の最新鋭軍装備があり、攻撃力に限界はない」と指摘した。

一方、米海軍の原子力潜水艦ミシガンは25日、韓国・釜山港に入港した。

4月は北朝鮮で記念日が続くうえ、米韓軍が大規模な合同演習を実施していることから、金正恩政権が挑発行動に出ることが懸念されている。とりわけ朝鮮人民軍創建85年に当たる25日は、6回目の核実験を踏み切る可能性が指摘されており、トランプ米大統領は、空母カール・ビンソンも合同訓練のため朝鮮半島近海に向かわせており、日韓との連帯を示すことで北朝鮮を強くけん制している。

トランプ大統領は24日、中国、ロシアを含む国連安保理15カ国の大使とホワイトハウスで会談。「北朝鮮の現状維持は許されない」との立場を示し、「安保理は北朝鮮の核開発・弾道ミサイルプログラムに対し、より強力な追加制裁を発動する用意を整えておく必要がある」と述べた。

そのうえで、北朝鮮は世界に対する現実的な脅威であるとの認識を示し、「北朝鮮問題は何十年も放置されてきたが、解決しなければならない時期に来た」と語った。

26日にはティラーソン国務長官、マティス国防長官、コーツ国家情報長官、米軍のダンフォード統合参謀本部議長がホワイトハウスで、北朝鮮情勢について上院全体に説明する。100人の上院議員全員が今回のような目的でホワイトハウスを訪れ、しかも前述の高官4人が関与するというのは異例。

ホワイトハウスで説明を行うことで、米国が対北朝鮮政策の転換に真剣だというメッセージを強調する狙いがあるようだと議会側近は語る。

<日米韓は中国の役割拡大で一致>

また、日米韓の政府高官は25日、北朝鮮問題を巡る6者協議の代表者会合を都内で開いた。北朝鮮軍の創建記念日を迎え、新たな挑発行為が懸念される中、3者は北朝鮮に強く自制を促すことで一致。中国の役割拡大を求めることでも認識を共有した。

26日には日本と中国の代表者が会い、北朝鮮への石油の禁輸措置などを協議する見通しだ。

会合には日本の外務省の金杉憲治アジア大洋州局長、米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表、韓国外務省のキム・ホンギュン朝鮮半島平和交渉本部長が出席した。金杉局長は会談後、記者団に対し、「北朝鮮がさらなる挑発行為を取る危険がある。日米韓が連携し、強力に自制を促していくことで一致した」と語った。

韓国のキム朝鮮半島平和交渉本部長は記者団に、「私たちは北朝鮮にさらなる挑発をやめるよう強く警告する。それでも北朝鮮がこれを続けた場合、耐え難い懲罰的措置を通じ、北朝鮮への圧力を最大化することにした」と述べた。

会合の焦点の1つとなったのは、北朝鮮の貿易の9割を占める中国の役割。中国は2月に北朝鮮からの石炭輸入を停止したが、日本の外務省の金杉局長は「より大きな、具体的な役割を求めることで(日米韓で)一致した」と語った。25日に来日した中国の武大偉・朝鮮半島問題特別代表と26日に会談し、日米韓の考えを伝える方針。金杉局長は「石油は1つのツール。武大偉大使と会うときにこの点も取り上げたい」と語った。

日米韓の代表者は、会合の終盤に北朝鮮による大規模な砲撃演習についての情報を知らされた。金杉局長は「規模の大小にかかわらず、北朝鮮が挑発行動を取ることは、われわれにとって受け入れられないということで日米韓で一致している」と述べた。

また、NZのリゾート地クイーンズタウンでは、米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド(NZ)の情報機関が25日会合を開く、と同国のイングリッシュ首相が明らかにした。

「ファイブ・アイズ」と呼ばれる情報ネットワークを構成する5カ国の会合について、イングリッシュ首相は24日に開催自体は認めたものの、議題や出席者について明らかにしていない。

NZ情報機関の元職員であるマッセー大学の安全保障・防衛アナリスト、リース・ボール氏によると、ロシア政府の活動や北朝鮮を巡る核問題が議題になりそうだという。


日米韓首席代表会合、緊密な連携を改めて確認
読売新聞 4/25(火) 13:36配信

 北朝鮮の核問題を巡る6か国協議の日米韓3か国首席代表会合が25日午前、東京・麻布台の外務省飯倉公館で開かれた。

 25日に朝鮮人民軍創建85周年の記念日を迎えた北朝鮮が6回目の核実験や弾道ミサイル発射など挑発行動に踏み切る可能性を念頭に、3か国の緊密な連携を改めて確認した。また、北朝鮮が経済面で大きく依存する中国に対し、挑発行動の抑止に向けた役割を果たすよう促す考えで一致した。

 会合は2月にワシントンで開催されて以来で、外務省の金杉憲治アジア大洋州局長、ジョセフ・ユン米政府特別代表(北朝鮮担当)、韓国の金●均(キムホンギュン)朝鮮半島平和交渉本部長が出席した。米国による北朝鮮の「テロ支援国家」再指定についても議論された可能性がある。(●は火の右に共)


米朝緊張 トランプ氏「新たな制裁準備」
ホウドウキョク 4/25(火) 13:30配信

アメリカのトランプ大統領は、国連安全保障理事会の理事国の大使などを集めて、北朝鮮への新たな制裁が必要だと直接訴えた。
トランプ大統領は24日、安保理の理事国の大使などを招いた昼食会で「国連安保理は北朝鮮の核・ミサイル開発計画に対し、新たにより強力な制裁を科す準備をしなければならない」と述べ、核やミサイルでの挑発を続ける北朝鮮は「本物の脅威だ」として、新たな制裁を求めた。
また、「人々は何年も見て見ぬふりをしてきた」として、「戦略的忍耐」の方針を貫いたオバマ前政権をあらためて批判した。
一方、NBCテレビに出演したアメリカのヘイリー国連大使は、北朝鮮への先制攻撃の理由となり得ることを聞かれた際、「北朝鮮が軍事基地を攻撃したり、ICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射した場合、われわれが北朝鮮を攻撃することは明らかだろう」と発言した。
トランプ政権の高官が、武力行使の判断基準である「レッドライン」を明らかにしない中での発言として、注目される。


北朝鮮情勢 朝鮮人民軍創建85年記念日、南東部で過去最大規模の砲撃訓練
産経新聞 4/25(火) 13:06配信

 【ソウル=名村隆寛】北朝鮮は25日、朝鮮人民軍の創建85年の記念日を迎えた。軍創建記念日の大型行事は予告されていないが、記念日に遭わせて北朝鮮が6回目の核実験や弾道ミサイル発射を強行する可能性があり、日米韓では警戒を強めている。

 韓国の聯合ニュースは同日、韓国政府筋の話として、北朝鮮がこの日、南東部にある元山(ウォンサン)一帯で過去最大規模の火力訓練を行っていると報じた。金正恩(キムジョンウン)委員長が視察する中、長距離砲などを大量に動員した訓練だという。韓国国防省は確認中という。

 トランプ米大統領は23日(日本時間24日)、安倍晋三首相と中国の習近平国家主席と相次ぎ電話会談を行い、北朝鮮に挑発行動自制を強く要めていくことで一致した。

 北朝鮮は、トランプ氏が軍事力行使を含む「全ての選択肢」を視野に入れていることに過敏に反応している様子だ。北朝鮮は24日、平壌で軍創建記念の中央報告大会を開き、「敵が軍事的冒険に出ようとすれば、先制核攻撃で侵略の牙城を完全に消し去る」などと米国を牽制した。

 米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイトでは、北朝鮮北東部・豊渓里(プンゲリ)の核実験場はいつでも実施できる状態であると分析されている。米韓は今月末までの予定で、野外機動訓練「フォールイーグル」を継続しているが、米韓の合同軍事演習中に北朝鮮が核実験を行った例はない。

 北朝鮮は今月15日には故金日成(キムイルソン)主席の生誕105年を祝い、海外メディアなどを迎え入れ平壌(ピョンヤン)で大規模な軍事パレードを行った。


北朝鮮「新たな段階の脅威」
ホウドウキョク 4/25(火) 13:00配信

北朝鮮の核・ミサイルや慰安婦像で、新たな記述が加えられた。
岸田外相は「新しい段階の脅威に至っているという表現で、わが国の認識を明らかにしている」と話した。
2017年版「外交青書」が、25日の閣議で報告された。
その中で、国際社会の批判をよそに、核実験やミサイル発射を繰り返している北朝鮮について、核・ミサイル能力の増強は「新たな段階の脅威となっている」との記述が新しく追加された。
また、韓国の釜山(プサン)総領事館前に新たな慰安婦像が設置されたことについて、「日韓合意にかかわらず設置されたことは極めて遺憾」と批判し、さらに慰安婦像をアメリカやオーストラリア、ドイツなどの国に設置する動きがあることは「日本政府の立場と相いれず、残念」だとして、「日本政府は、引き続き日本の立場を説明していく」との記述が加わった。


<米原潜>釜山に入港 米韓合同演習に参加か
毎日新聞 4/25(火) 12:58配信

 【ワシントン会川晴之、ソウル米村耕一】聯合ニュースによると、巡航ミサイルを搭載している米海軍の原子力潜水艦「ミシガン」が25日、韓国の釜山港に入港した。朝鮮半島に向かっている原子力空母「カール・ビンソン」を中心とする空母打撃群とともに、米韓合同演習に参加すると見られる。

 米軍は今月6日、シリアのアサド政権が化学兵器を使用したとして、シリアの軍施設に巡航ミサイルを59発撃ち込んだ。北朝鮮が新たな挑発行為に踏み切る可能性が指摘される中、「ミシガン」を釜山港に入港させてその存在を公にし、巡航ミサイルによる攻撃がある可能性を意識させる狙いがあるようだ。

 「ミシガン」はかつて、潜水艦発射型核弾道ミサイルを24基搭載する戦略原潜だった。米露の戦略核兵器削減交渉に伴い、通常弾頭の巡航ミサイルに置き換える改良が行われ、現在は154発の巡航ミサイルを搭載している。


巡航ミサイル原潜ミシガンが釜山に入港
JSF | 軍事ブロガー
4/25(火) 12:22

4月25日、韓国の釜山港にアメリカ海軍の巡航ミサイル原潜ミシガンが入港しました。この日は北朝鮮人民軍創建記念日であるため、核実験かICBM発射を行う可能性を警戒している最中の出来事です。

巡航ミサイル原潜とはその名の通り巡航ミサイルを主兵装とする原潜で、ミシガンはオハイオ級戦略原潜を改装して本来は弾道ミサイルを搭載していたスペースに代わりにトマホーク巡航ミサイルを154発装備しています。配備数の多い攻撃原潜はトマホーク搭載数が12発なのに比べると、巡航ミサイル原潜は凄まじい数を搭載しています。

アメリカ海軍より巡航ミサイル原潜コンセプトイラスト
潜水艦は存在位置を秘匿出来るのが最大の利点ですが、特に動向を秘匿すべきなのは戦略原潜であり、巡航ミサイル原潜の場合は寄港時にその存在を見せ付ける砲艦外交的な運用が以前から行われてきました。今回も同様に北朝鮮に対して力を見せ付ける目的で姿を現しています。

砲艦外交に使える巡航ミサイル原潜SSGNオハイオ(2010年07月09日、筆者ブログ記事)

アメリカ海軍には巡航ミサイル原潜は4隻しかなく、太平洋側には「オハイオ」と「ミシガン」の2隻が配備されていて「オハイオ」は長期展開から本国に帰還したばかりだったので、今回は前線で動けるのはこの「ミシガン」のみと見られその動向が注目されていました。


宇宙が戦場になる日
Wedge 4/25(火) 12:11配信

 ワシントン・ポスト紙コラムニストのイグネイシャスが、3月16日付同紙のコラムで、いまや衛星は、地上の商業、軍事活動に不可欠となっているが、攻撃に極めて弱く、宇宙が戦場になる可能性がある、と述べています。論説の要旨、以下の通り。

 米空軍司令官のGoldfein大将は、宇宙は今や戦場となる可能性があり、空軍は宇宙での優位を確保したい、これは宇宙で攻撃されず、行動の自由を確保するということである、と述べた。
今日のデジタルの世界は、地球を回る衛星のネットワークで維持されている。

 それは地上での商業上の、そして軍事上の作業のためのシステムであり、攻撃に極めて弱い。ロシアはウクライナのGPS利用を、中国は米国の気象衛星を、北朝鮮は非武装地帯上空の信号を妨害した。

 1967年の宇宙条約は、宇宙における核兵器の使用は禁止したが、通常兵器の使用は禁止しなかった。ロシアは1961年に最初の衛星破壊兵器計画を始めた。冷戦の終結とともに、宇宙での紛争の恐れは和らいだが、2007年中国が衛星破壊ミサイルの実験を行い、その後8回実験をした。ロシアも実験を再開した。米国もミサイル防衛の一部として衛星破壊ロケットを開発したと思われる。

 今日国防総省はロケット攻撃より電子攻撃を懸念している。衛星は他の衛星に対し、妨害電波を発生できる。GPSの信号を阻止するため地上のシステムが電子の泡を作り出せる。ロシアは2014年、ウクライナのドローンの機能を損なうためこの技術を使った。

 米空軍は関係省庁間の作業を調整するため、統合宇宙作戦センターを設立したが、軍と民間の宇宙利用者との連携はまだ初歩の段階である。

 米国は通信の情報の共有に比べ、宇宙の秘密を共有することを躊躇している。

 まだ「ファイブアイズ」(注:UKUSA協定と呼ばれる、米英豪加NZの5か国による諜報協定)に相当する連携はないが、英、豪、加は宇宙作戦センターを作っており、いずれ11年前に設立された米海軍の部局とデータを共有できるだろう。

 地上におけるのと同様、隠れた危険はハッキング(コンピューターへの不法侵入)である。もし防護されなければ、軌道を変えられたり、センサーの機能を停止されたり、データを改ざんされうる。しかし、宇宙の専門家はまず話し合うべきである。

出典:David Ignatius,‘War in space is becoming a real threat’(Washington Post, March 16)

 この論説でイグネイシャスは、いまや地上での商業活動、軍事行動は衛星のネットワークで維持されているが、攻撃、特に電子攻撃に極めて弱く、宇宙は戦場になる恐れがある、その対策として、宇宙関係者の間のデータの共有は不十分で、まず宇宙関係者は話し合うべきである、と言っています。

世界の衛星産業の収入はこの10年間で2.3倍
 宇宙の商業利用はGPSをはじめ近年著しく拡大し、世界の衛星産業の収入はこの10年間で2.3倍に達したと言われます。GPSは、交通、金融取引、個人ナビゲーションなど、いまや世界的な経済・社会インフラへと変化したといってよい存在です。

 他方でイグネイシャスの指摘を待つまでもなく、宇宙の軍事利用とその国際競争が進んでいます。米国ではGPS誘導弾、無人機の誘導など衛星通信の多用といった宇宙の軍事利用が進み、ロシアや中国なども宇宙の軍事利用に力を入れています。

 このような状況の下で、宇宙が戦場となる危険性が増しています。宇宙の重要性から言って、宇宙を制する者が世界を制するといっても過言ではなく、米国はじめ主要国は宇宙での軍事能力の強化に努めていますが、宇宙を戦場としないことが、地上での紛争防止とともに、あるいはそれ以上に重要です。そのため関係国は、新たな国際ルールの策定をはじめどのような対策を取るべきかにつき、真剣に検討すべきでしょう。

 宇宙は我が国の安全保障にとっても極めて重要です。2008年に成立した宇宙基本法に基づき、情報収集、警戒監視、情報通信などの分野における、宇宙の効率的利用に一層努めるとともに、宇宙に関する日米協力の充実に努めるべきです。


いま自衛隊は戦えるか?:「百発百中」でも守れないかもしれない「理由」
新潮社 フォーサイト 4/25(火) 12:00配信

「集団的自衛権の行使」「駆けつけ警護」「共同防護」「北朝鮮の弾道ミサイル迎撃」といった「自衛隊の武器使用を伴う事態対処」は、今や自衛隊の当然の職務として受け容れられている。しかし、多くの人に「自衛隊が守ってくれるから自分たちは安全だ」という自衛隊過信の錯覚が生じていないだろうか。

■弾薬量の基本単位=BL

 自衛隊員の能力、自衛隊の装備・技術が抜きん出て優れ、火器の命中精度が「百発百中」であっても、相手の攻撃を阻止できない「どう仕様もない状態」に陥ることは考えられる。それは、 “Ammunition Basic Load (BL)” が底を突いて戦えない状態が発生することである。「BL」は、「作戦戦闘の勝利に必要な弾薬・火器などの量を示す単位」と、『米陸軍省 FM(Field Manual)4-30-13, 1 March 2001, “AMMUNITION HANDBOOK : Appendix A Ammunition Basic Load”』に概念付けされ、自衛隊においても準用している。

 例えば、ベトナム戦争参戦の米陸軍戦闘員1人の標準装備「1BL」は、「M16ライフル銃1丁・同18発入りマガジン(弾倉)19個・同18発入り曳光弾マガジン1個・同200発連続射撃用送弾倉/手榴弾4個/煙幕手榴弾2個/M60拳銃(拳銃帯付)・同100発入り弾帯2本/火器整備用キット/鉄帽とヘルメット/カラビナとロープ/マチェテ(鉈)/ガスマスク/戦闘服(予備)/アルミ製リュックサック/弾倉袋/ポンチョ/携行食/飲料/タバコ/髭剃・歯磨き洗顔セット/虫除け剤/メコンデルタ用泥除けオーバーシューズとパンツ」(http://www.vietvet.org/bscload.htm)であり、ベトナムでは、毎日、ヘリコプター、あるいはボートでBLの補充が繰り返された。

■日本のBL事情

 北朝鮮弾道ミサイルを迎撃する改良型パトリオット(PAC3)の場合は、発射ランチャーに4発(M901発射機)または16発(M902発射機)の対空ミサイルを搭載したPAC3の1単位を1BLと言う。例えば、全弾発射後の再装填可能回数を含めて3BLは、3回の射撃が可能な戦闘力を表わす。

 同様に、要撃戦闘機の場合、ミサイル・ランチャー全てに空対空ミサイルを装着して出撃する1回分を1BLと言い、2BLは、同じ条件で2回出撃できるということを表わす。他方、1.5BLは、2回目の出撃時、1戦闘機に半数のミサイルしか搭載されていない、あるいは、全ランチャーにミサイルが装着され再発進できる戦闘機が半数に減少することを意味する。このように、BLは、「戦い続ける弾薬の備蓄が有るか否か」の継戦力も示している。

 F35やTHAADミサイル(終末高高度防衛ミサイル”Terminal High Altitude Area Defense Missile”)など最新の装備を保有していても、弾が無くなれば戦えない。米国のランド研究所が行った「日中戦争シミュレーション(Jan. 2016)」では、「5日間で日本の敗北」となったが、「日本のBL事情」が敗因のひとつであったことが考えられる(2016年2月13日「『日本は対中戦争5日で敗戦』――米ランド研究所シミュレーションの含意」参照)。

 航空作戦の場合、米軍来援の要件は、日本の作戦運用システムとの連接性・相互運用性の確保、および日本からの武器弾薬・燃料・修理/整備用部品の補給である。米軍が、「手弁当」で日本のために馳せ来ることを期待するのは虫が良すぎる。米軍の来援は、作戦所要のBLを日本が提供できるなど、米軍が日本で戦える環境を整えておくことで確かさと信頼を増す。ところが現在は、来援米軍はもとより、日本固有のBLでさえ、予期する様相に適応できていないのではないかと危惧されるのである。

■「身を伴う防衛力の整備」を

 北朝鮮は弾道ミサイルを何発、核弾頭を何個保有しているのだろうか。迎え撃つ日本が質と量で優位に立つには何BL必要なのか。BLの備蓄量は、装備の「最新・最高性能」といった優越だけではなく、戦術的優位を維持できる数量を確保すべきである。

 過去、自衛隊の場合、BLは作戦所要によって自ら決めるのではなく、大蔵省(現財務省)の予算配分が決めてきた。

 1980年前後の航空自衛隊の平時BLは、戦闘機が2回出撃すると丸腰になるので3度目の発進はできなかった。当時の地対空ミサイルは、航空攻撃が2波にわたり来襲するとBLが底を突いた。有事の重要防護対象に指定されていた弾薬庫は、作戦開始時、警備の隊員が張り付いているが、中は空っぽという「笑うに笑えない」現実が、今日の「笑い話」となっていることを願いたい。

 防衛・安全保障政策は、国民に安心感を与えるところに原点が在る。専守防衛レジームの転換が行われた今日、法体系の整備にそった実を伴う防衛力整備に改めなければならない時期にある。その最優先が「BL」である。(林 吉永)


北が大規模「火力訓練」…米原潜は釜山に入港
読売新聞 4/25(火) 11:56配信

 【ワシントン=大木聖馬、ニューヨーク=橋本潤也】北朝鮮の朝鮮人民軍創建85周年を迎えた25日、米国や日本など周辺国は、北朝鮮による6回目の核実験など新たな挑発行為を警戒している。

 ロイター通信などによると、米海軍最大級のオハイオ級原子力潜水艦「ミシガン」が25日に韓国・釜山に入港した。トランプ米政権としては、朝鮮半島近海に向けて航行中の原子力空母「カール・ビンソン」に加え、原潜も派遣することで「平壌に強力なメッセージを送る」(米CNNテレビ)狙いだ。

 韓国政府関係者は25日、北朝鮮が同日、東部・元山(ウォンサン)一帯で、長距離砲などを投入した大規模な「火力訓練」を実施していると本紙に明らかにした。聯合ニュースによると、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が訓練を視察しているという。


核実験強行も...きょう「北」軍創建85周年
ホウドウキョク 4/25(火) 11:43配信

「銃隊重視、軍事重視」、「わが党に忠実な革命武装力に栄光あれ」。
24日の北朝鮮・平壌市内に掲げられた、結束を促すメッセージと、「4.25」の文字。
朝鮮人民軍の創建85周年という節目の日に、核実験、または弾道ミサイル発射強行の緊張が高まっている。

侵略者・挑発者を無慈悲に掃討する
朝鮮中央テレビは、日本時間24日午後6時半すぎの放送で、平壌で開かれた、朝鮮人民軍創建記念日を祝う中央報告大会の様子を流した。

この場に金正恩委員長が現れることはなかったが、北朝鮮の朴永植(パク・ヨンシク)人民武力相は、「われわれには(アメリカに反応する)無敵の力があり、最高司令部が決心する、時刻・場所で、侵略者・挑発者を無慈悲に掃討する」と威嚇。
「アジア太平洋地域のアメリカ軍基地と、アメリカ本土に対する核攻撃手段は、発射待機状態にある」と強調した。

また、前日23日の朝鮮中央テレビは、正恩氏が、空軍所有の養豚場を訪れ、兵士らの士気を鼓舞し、大きく太った豚に満足げな様子を見せる姿を放送。
「正恩氏が、『パイロットたちに、鮮度のいい豚肉の十分な供給を確実に用意できる』とおっしゃいました」と報じた。

朝鮮半島に向け、北上を続けるアメリカの原子力空母「カール・ビンソン」については、北朝鮮の労働新聞は23日付で、「われわれの革命的武装力は、『大きくて太った変態動物』を一撃で水葬させる、万端の戦闘準備を整えた」と報じた。

一方、オーストラリアを訪問中のアメリカのNo.2、ペンス副大統領は、「(今こそ朝鮮半島問題の)平和的解決に、中国が不可欠な手段をとることを促進させるべきだ」と述べ、北朝鮮をけん制した。

北朝鮮はレッドラインを越えるのか
24日午前中には、アメリカ・トランプ大統領と安倍首相による電話首脳会談が行われ、両国が緊密に連携する方針を確認した。

トランプ大統領はその後、中国・習近平国家主席とも電話会談を実施。
その内容について、中国の耿爽副報道局長は、「習主席は、中国は北朝鮮の安保理決議に反する行為に強く反対すると強調した。同時に関係各国が自制し、朝鮮半島の緊張を回避するよう希望する」と述べた。

一方、北朝鮮は、21日、韓国系アメリカ人の男性を、平壌空港で拘束。
軍事ジャーナリスト・黒井 文太郎氏は「アメリカとの駆け引きのさなか、北朝鮮としては、1つのカードを増やしておく。有力な政治家などの特使と、直接の交渉に入りたいということを、もしかしたら狙っているのかもしれない。軍事衝突に至らないように、時間を稼いでいる」との見方を示した。

韓国国防省「差し迫った動きは見られない」
韓国国防省は24日の会見で、「差し迫った動きは見られない」としながらも、「アメリカ軍と韓国軍は、万全の態勢を整えている」と強調した。

日本・アメリカ・中国の首脳が自制を求める中、北朝鮮は、6度目の核実験や、弾道ミサイルの発射を強行するのか。

世界が、その動向を注視している。


北朝鮮情勢 谷内正太郎NSC局長、マクマスター米大統領補佐官と電話会談 北朝鮮問題で緊密に連携
産経新聞 4/25(火) 11:43配信

 国家安全保障会議(NSC)の谷内正太郎国家安全保障局長は25日午前、マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と電話会談し、北朝鮮情勢について意見交換した。両氏は朝鮮人民軍創建85年となる同日中にも核実験や弾道ミサイル発射が強行される可能性も踏まえ、日米双方が引き続き緊密に連携して北朝鮮の核・ミサイル開発に対処していく方針で一致した。


<米大統領>「さらなる制裁を準備」安保理15大使に強調
毎日新聞 4/25(火) 11:33配信

 【ワシントン高本耕太】トランプ米大統領は24日、ホワイトハウスに国連安全保障理事国(15カ国)の国連大使らを招いた会合で「北朝鮮の核・ミサイル開発に対して、さらなる制裁を準備しなければならない」と強調した。ホワイトハウスは週内に上院議員全100人を対象にした北朝鮮政策の説明会も企画。北朝鮮が朝鮮人民軍創建85周年記念日(25日)にあわせ挑発行為をする可能性をにらみ、圧力強化の動きを活発化させている。

 米国は今月の安保理議長国で、日本の別所浩郎国連大使らを昼食会に招待。その席でトランプ氏は「北朝鮮は世界に対する脅威で、解決しなければならない問題だ」と主張。シリアの化学兵器使用に対して安保理が対応できなかったと指摘した上で「(北朝鮮について)数十年にわたり、見て見ぬふりをしてきた。今こそ対処するときだ」と述べた。会合にはマクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)も同席し、北朝鮮情勢を説明した。

 またヘイリー米国連大使は24日、NBCテレビに出演し「米国は北朝鮮と戦闘する考えはない」と先制攻撃の可能性を否定する一方、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が「米軍基地を攻撃したり、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したりすれば我々はやる」と警告した。

 米政府は26日、上院議員100人全員をホワイトハウスに招き、ティラーソン国務長官やマティス国防長官らが「機密情報を含めた北朝鮮の現状説明」を行う。対北朝鮮政策への超党派の支持を得たい考えだ。


米ホワイトハウス、上院議員全員を異例の招集 北朝鮮めぐり
BBC News 4/25(火) 11:22配信

米ホワイトハウスは24日、北朝鮮情勢について上院議員に説明するため、議員100人全員をホワイトハウスに呼ぶことにしたと発表した。ブリーフィングは26日に行い、レックス・ティラーソン国務長官やジェイムズ・マティス国防長官も同席するという。上院議員全員を一度にホワイトハウスに呼びよせるのは、きわめて異例。

国防長官と国務長官のほかに、ダン・コーツ国家情報長官、ジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長も出席するという。

ホワイトハウス幹部が連邦議会を訪れて国家安全保障問題について議員たちに説明するのは通常のことだが、上院全体がホワイトハウスを訪れるのは異例。

上院への説明について定例会見で質問されたショーン・スパイサー大統領報道官は、質問は上院のミッチ・マコネル院内総務(共和党)にするようにと答えるにとどまった。

ロイター通信によると、下院も同様に北朝鮮情勢についての説明をホワイトハウスに求めているという。

北朝鮮にとって最大の後ろ盾の中国は、関係各国に抑制を呼びかけている。

中国外交部によると、習近平国家主席は23日、ドナルド・トランプ米大統領と電話で協議し、「全当事者が抑制的な行動をとり、緊張を悪化させる行動を控えるよう」伝えた。両首脳は朝鮮半島について連絡を取り続けると約束し合ったという。

その一方でトランプ氏は、北朝鮮が続ける敵対的行為が朝鮮半島をいっそう不安定な状態にしていると批判を重ねてきた。

米政府によると、空母カール・ビンソンを中心とする打撃群が数日中に朝鮮半島沖に到達する。打撃群の所在をめぐっては、米政府の発表が錯綜していた。

トランプ氏はさらに、国連安全保障理事会の理事国各国の大使をホワイトハウスに集め、北朝鮮に対する新しい国連制裁を科す準備が必要だと述べた。

ワシントンで取材するBBCのギャリー・オドノヒュー記者は、米政府は北朝鮮について多角的な戦略を遂行していると指摘。

第一に米政府は、既存の国連制裁を確実に実施するよう求めるほか、これまで以上に厳しい制裁を要求していく。

第二に、今まで以上に北朝鮮の行動を制御するよう、新たに中国に圧力をかけようとしている。

さらに三つ目の対応として、空母打撃群を朝鮮半島に派遣し、軍事行動も選択肢の一つだと明確なメッセージを北朝鮮に伝えようとしている。

北朝鮮のレトリック

一方の北朝鮮は23日、国営メディアを通じて、朝鮮半島に向かっている米空母を「沈める用意がある」と主張した。朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、空母カール・ビンソンを「大きくてぶざまな動物」と呼び、「一発で撃沈」できると論説で書いている。

北朝鮮は、トランプ政権の警告をよそに、ミサイル発射実験を重ねていくと表明。専門家筋は、国連決議を無視して新たな核実験に向けて準備しているとみている。

しかし16日には試験発射したミサイルが発射直後に爆発したと、米消息筋は言う。

米政府は、米国を射程圏内に収めたミサイルに核弾頭を搭載する技術を、北朝鮮がいずれ開発することを懸念している。

中国政府は、朝鮮半島で全面戦争になることを懸念。北朝鮮が崩壊すれば大規模な難民問題が発生するほか、中国国境まで米軍が迫ることになると、中国は恐れている。

<朝鮮半島緊迫 最近の動き>


・4月8日 ――米軍、海軍打撃群に朝鮮半島への前進を命令。
・4月11日――北朝鮮、「強力な武力」による自国防衛を宣言。
・ 4月15日――北朝鮮、故金日成国家主席の生誕105年記念日を祝う軍事パレードで、大陸間弾道ミサイル(ICBM)や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)に見えるものを展示。
・ 4月16日――マイク・ペンス米副大統領が韓国訪問。ペンス氏がアラスカを出発後、北朝鮮はミサイル発射実験を実施するも失敗。
・4月17日――北朝鮮外務次官がBBCに、「我々は今後もミサイル実験を重ねる。毎週、毎月、毎年」と発言。ペンス氏は北朝鮮に、トランプ政権を「試さない方がいい」と警告。
・4月18日――朝鮮半島へ向かっていると発表されていた米海軍打撃群は、実際にはインド洋へ向かっていたことが発覚。
・  4月22日――ペンス副大統領、打撃群は「数日中」に朝鮮半島に到着すると。
・4月23日――北朝鮮、米空母を「沈める用意がある」と表明。

(英語記事 North Korea nuclear: White House calls Senate to briefing)


北朝鮮へ「断固たる措置」=中国に石油禁輸促す―日米韓
時事通信 4/25(火) 11:16配信

 日米韓3カ国は25日、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議首席代表による会合を東京都内で開催した。

 核・ミサイル開発を繰り返す北朝鮮に対し、米空母との合同演習などを通じ日米同盟、米韓同盟の抑止力を強めていくことで一致。新たな挑発行為に対しては、日米韓で「断固たる措置」を取ることも確認した。

 日本の首席代表を務める金杉憲治外務省アジア大洋州局長は会合後、外務省で記者団に、北朝鮮に影響力を持つ中国の武大偉朝鮮半島問題特別代表と26日に会談することを明らかにした。日米韓会合を踏まえて協力を促す方針で、北朝鮮経済への影響が大きい石油の禁輸も議題とする意向を表明した。

 これに関し、安倍晋三首相は自民党二階派パーティーで「朝鮮半島は大変緊張している。米国、韓国、中国、ロシアと力を合わせ、北朝鮮が今の政策を変えるよう圧力をかけながら、『対話と圧力』路線で解決していきたい」と述べた。

 日米韓会合では、中国やロシアに、より大きな役割を果たすよう協力を働き掛けていくことも申し合わせた。米側は、北朝鮮政策の見直しが完了したことや、テロ支援国家再指定の検討状況について説明した。

 会合には、金杉氏のほか、米国のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表、韓国の金※均(※火ヘンに共)平和交渉本部長が出席。25日は朝鮮人民軍創建85周年に当たり、北朝鮮が近く核実験に踏み切るとの観測もあるため、26日以降も3カ国で情報を共有し、警戒を強化する。


トランプ大統領「新たな制裁準備を」
ホウドウキョク 4/25(火) 11:15配信

アメリカのトランプ大統領は24日、北朝鮮に対する「新たな制裁を準備しなければならない」と述べた。
トランプ大統領は24日、国連安全保障理事会の理事国の大使らを招いた昼食会で、「国連安保理は、北朝鮮の核・ミサイル計画に対し、新たにより強力な制裁を科す準備をしなければならない」と述べ、核やミサイルでの挑発を続ける北朝鮮は、「本物の脅威だ」として、新たな制裁を求めた。
また、「人々は、何年も見て見ぬふりをしてきた」と、「戦略的忍耐」の方針を貫いたオバマ前政権を批判したうえで、安保理に対しても、団結して行動をとることを求めた。


日米韓が代表者会合で北朝鮮に圧力、中国に役割拡大求める
ロイター 4/25(火) 11:15配信

[東京 25日 ロイター] - 日米韓の政府高官は25日、北朝鮮問題を巡る6者協議の代表者会合を都内で開いた。北朝鮮軍の創建記念日を迎え、新たな挑発行為が懸念される中、3者は北朝鮮に強く自制を促すことで一致。中国の役割拡大を求めることでも認識を共有した。26日には日本と中国の代表者が会い、北朝鮮への石油の禁輸措置などを協議する見通しだ。

会合には日本の外務省の金杉憲治アジア大洋州局長、米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表、韓国外務省のキム・ホンギュン朝鮮半島平和交渉本部長が出席した。金杉局長は会談後、記者団に対し、「北朝鮮がさらなる挑発行為を取る危険がある。日米韓が連携し、強力に自制を促していくことで一致した」と語った。

4月は北朝鮮で記念日が続くうえ、米韓軍が大規模な合同演習を実施していることから、金正恩政権が挑発行動に出ることが懸念されている。とりわけ朝鮮人民軍創建85年に当たる25日は、6回目の核実験を踏み切る可能性が指摘されており、米国は空母カール・ビンソンを朝鮮半島の近海に派遣。さらに原子力潜水艦を韓国南部の釜山に寄港させるなどして圧力を強めている。

韓国のキム朝鮮半島平和交渉本部長は記者団に、「私たちは北朝鮮にさらなる挑発をやめるよう強く警告する。それでも北朝鮮がこれを続けた場合、耐え難い懲罰的措置を通じ、北朝鮮への圧力を最大化することにした」と述べた。

会合の焦点の1つとなったのは、北朝鮮の貿易の9割を占める中国の役割。中国は2月に北朝鮮からの石炭輸入を停止したが、日本の外務省の金杉局長は「より大きな、具体的な役割を求めることで(日米韓で)一致した」と語った。25日に来日した中国の武大偉・朝鮮半島問題特別代表と26日に会談し、日米韓の考えを伝える方針。金杉局長は「石油は1つのツール。武大偉大使と会うときにこの点も取り上げたい」と語った。

韓国の聯合ニュースによると、北朝鮮はこの日、軍の創建85年の記念日に合わせて大規模な砲撃演習を行った。日米韓の代表者は、会合の終盤にこの情報を知らされた。金杉局長は「規模の大小にかかわらず、北朝鮮が挑発行動を取ることは、われわれにとって受け入れられないということで日米韓で一致している」と述べた。

(久保信博、竹中清 編集:山川薫)


<外交青書>核の脅威「新たな段階」 北朝鮮へ非難強める
毎日新聞 4/25(火) 11:10配信

 岸田文雄外相は25日午前の閣議で2017年版外交青書を報告した。青書は北朝鮮の核・ミサイル開発について「日本と国際社会に対する新たな段階の脅威となっている」と分析。「国際的な軍縮・不拡散体制への重大な挑戦であり、断じて容認できない」と従来より強い表現で非難した。

 北朝鮮が16年に2回の核実験と20発を超える弾道ミサイル発射を強行し、今年もミサイル発射が続いていることを紹介。米国、韓国、中国、ロシアなどと連携し、「挑発行動の自制や国連安全保障理事会決議の順守を強く求めていく」と記述した。

 日米関係では、安倍晋三首相がトランプ大統領との2月の会談で「確固たる個人的な信頼関係を築いた」と強調した。トランプ氏が「米国第一」を掲げていることを踏まえ、米国への累積直接投資額や雇用創出実績で日本は世界2位だと図表付きで説明し、日本の対米貢献をアピールした。

 環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を巡っては、16年版では日米など12カ国が署名したことを「経済成長に向けて大きな推進力になる」と歓迎した。しかし、トランプ政権が離脱したため、今回は「どのようなことができるかを米国以外のTPP署名国とも議論していく」と後退した。

 昨年12月に韓国・釜山の日本総領事館前に慰安婦を象徴する少女像が設置されたことを「日韓関係に好ましくない影響を与える」と批判。米国やカナダなどでも同様の動きがあり、「日本政府の立場と相いれない」と懸念を表明した。

 日中関係は「引き続き、改善の流れがみられる1年になった」と一定程度、評価した。そのうえで、中国の国防費増大や東シナ海、南シナ海情勢を念頭に「透明性を欠いた軍事力の急速な拡大や一方的な現状変更の試みは地域共通の懸案事項だ」と指摘した。【秋山信一】


北朝鮮の軍事パレードでミサイル戦略がわかる
ホウドウキョク 4/25(火) 10:18配信

軍事評論家の岡部いさく氏とミサイル防衛が専門分野の能勢伸之解説委員が詳細解説

千代島瑞希(写真左)
日本時間の15日午前10時、北朝鮮では金日成主席生誕105 年を祝う大規模な軍事パレードが行われました。やはり一番懸念されるのはミサイル開発の動向です。
ここからは今回のパレードに出てきたミサイルについて、軍事評論家の岡部いさく先生と能勢さんにそれぞれの装備について解説していただきます。

能勢伸之解説委員
まずこれは、対空ミサイルですね。【上記リンク参照】

岡部いさく氏(写真右)
「S-200」。新しいものじゃないです。SA-5シリーズですが後部のブースターの先端がちょっと外側に曲がっています。これは分離する時にきれいにはがれるようにという空力的配慮で、古くて曲がっているものではないですし、昔からこの形でちゃんと使われているミサイルです。

能勢解説委員
続いて潜水艦発射弾道ミサイルの「北極星1型」です。 【上記リンク参照】

岡部氏
トラックが多いからきっと海軍なんですよ。これは、ミサイルと海軍の兵士を見せるためにこの車両に載せているのであって、移動式の発射機に載っているのではありませんね。
北極星1型はこないだ撃ったものだけじゃなくてこれだけ何本もあるぞと見せつけている。

能勢解説委員
そしてこれが「北極星2型」。【上記リンク参照】

千代島
近くに人がいて、その大きさがわかりますね。

岡部氏
このキャニスター(筒)の中にミサイルが入っていて、いわゆるキャタピラ式の移動発射装置(TEL:テル)の上に載っている。キャタピラだと、ある程度荒れた道のない場所にも移動してミサイルを発射できる。しかもこのTELとセットで何台もあるぞと。

続いては今回、初公開となったもののひとつです。【上記リンク参照】

能勢解説委員
はい、巨大ですね。ただこの移動式発射装置そのものは、以前KN-08やKN-14をむき出しにして軍事パレードで搭載していた8軸16輪の車両、WS51200の改造型。

岡部氏
WS51200は中国製の重量運搬用トラックで、それに似ています。たぶんそれだよねと言われているやつです。ただこのキャニスターに本物のICBM(大陸間弾道ミサイル)が入っているかは、この状態ではわからないです。

千代島
とすると、ただの張りぼて?

岡部氏
この中にミサイルが入っているなら先端の部分がはずれるようになっているはずなので、線が見えるはずじゃないか、それが見えないからただの見せかけかという。
でもたとえ見せかけであっても、ここまで作っているというのは、訓練用のモックアップ、あるいは現在開発用のモックアップの可能性もあるわけです。

能勢解説委員
次は今回初めて見た移動式の発射装置であります…【上記リンク参照】

岡部氏
載っているキャニスターも筒の形や大きさが違っています。

能勢解説委員
7軸でけん引式(トレーラータイプの)移動式発射装置に搭載されています。移動式発射装置の場合、このけん引型というのは取り回しが難しいのではと思うのですが…

岡部氏
確かに。これは後部の油圧式のピストンがあって、TELとして移動のあとミサイルを直立させて素早く発射体制にもっていくことが可能になっていますね。最後部には直立させた時に接地して安定を保つためのアウトリガーも付いている。

能勢解説委員
ただ、なぜわざわざけん引式の車両にしたのかというのがありますね。ひょっとしたら、大型の弾道ミサイルを搭載するのに適した転用ができるような車両が不足しているのかもしれません。

岡部氏
あるいはそういう移動式発射装置の開発がミサイル開発に追いついていない状態か。
次は白いラインの入ったこのミサイルです。【上記リンク参照】

能勢解説委員
これは、おそらく「ムスダン」の移動式発射機の転用だと思われます。
そしてその上に載っているのは明らかにムスダンではないんです。この大きさ、形状からするとKN-08と呼ばれる大陸間弾道ミサイルに似ている。

千代島
16日朝に発射後、数秒で爆発したとされる準中距離弾道ミサイルはこの軍事パレードには出たんですか?

能勢解説委員
出ています。それがこのKN-17というミサイルです。【上記リンク参照】
ミサイルの発射装置は戦車の車体を使ったような装軌式で、上に載っているミサイルは全体的にはスカッド系列の形をしています。
後ろから見た画像を見てみましょう。
後ろの形状はスカッドとかノドンの形状とそっくりであります。
しかも白いコードのようなものが引っ張ってあります。それがミサイルにデータを送り込むためのものではないかと…スカッド系列はそういったものをよく使っています。
そして、このミサイルの特徴は前の方にあるんです。

ここに4枚の三角形の翼があるんですが、これがどうも動くようなんですね。

岡部氏
ミサイル本体との間に隙間があります。そして隙間の真ん中に軸みたいなものが確認できる。ということはこの軸を中心に翼が動くわけです。だから翼が動くことによって、このミサイルは、たぶん落下する時に向きが変わる。

能勢解説委員
それで、アメリカのメディアはこの弾道ミサイルは弾着までに“機動性がある“と。
ひょっとするとこれは「対艦弾道ミサイル」ではないかというふうにも報じられているんですね。

千代島
対艦弾道ミサイルというのは???岡部さんが書いてくださったイラストで説明してくださるんですね。【上記リンク参照】

岡部氏
はい、対艦弾道ミサイルというのは軍艦に対するミサイル。
弾道ミサイルというのは上の図のように地上や潜水艦から発射して相手の地上目標を狙う。発射した時に飛ぶコースと距離は決まってしまいます。ドカンと打ち上がって、あとは物理法則にしたがって飛んで行く。だから何かの基地、工場、都市といった動かない目標を攻撃するのに弾道ミサイルは使われていた。

ところが軍艦、たとえば航空母艦とかは動き回るわけです。速い場合には時速50kmくらいのスピードで移動する。ミサイルを発射しても目標は動いちゃうじゃないですか。だから突入してからミサイルの向きを変えて当たるように動いていかなければならない。それができるのが対艦弾道ミサイルというわけですが…

でも本当に軍艦を攻撃するにはまだまだいろいろな問題があるわけですよ。
まず、広い海のどこに狙うべき軍艦がいるか。偵察衛星で船の動きを追いかけてもいい、あるいは飛行機を飛ばして敵艦を捜してもいい。でも北朝鮮にはそういう能力はない…さらに最後にどうやって目標に持っていくかという誘導装置の問題もあります。考えられるのはレーダーがミサイルに付いていて目標に向かうことですが少なくともまだ実験したこともなさそう。

能勢解説委員
これまで失敗した2回の発射というのは、その実験だったのかもしれないです。
ただ、何のために北朝鮮は対艦弾道ミサイルかもしれないものを開発しようとするか?ということなんですが…

岡部氏
アメリカの空母打撃群などが北朝鮮に近づいて行った時に、対艦弾道ミサイルを撃ってくるとなればアメリカ海軍としても北朝鮮のあたりにおいそれと艦船を近づけるわけにはいかなくなってしまうというわけです。

能勢解説委員
その可能性がもしもあれば、日本を防衛するためにアメリカ海軍が日本海にイージス艦を展開させるというのは結構大変なことになるかもしれない…
2回失敗していると言われていますけれども。

4月21日(金)「週刊安全保障」より


北朝鮮情勢 日米韓、3カ国連携強化へ協議 対北政策の見直し踏まえ
産経新聞 4/25(火) 9:58配信

 日米韓3カ国は25日午前、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の首席代表会合を外務省飯倉公館で開いた。トランプ米政権が進める対北朝鮮政策の見直しを踏まえ、3カ国の連携強化に向けた方策を話し合う。

 会合に出席したのは、日本外務省の金杉憲治アジア大洋州局長、米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表、韓国外務省の金●(=火へんに共)均(キムホンギュン)・朝鮮半島平和交渉本部長の3人。首席会合を開催するのは、今年2月にワシントン開催して以来約2カ月ぶりとなる。

 日米韓当局は、北朝鮮が6回目の核実験や、さらなる弾道ミサイル発射に踏み切る可能性もあるとみて警戒を強めている。北朝鮮に影響力がある中国に対し、対北圧力を強めるよう3カ国が連携して働きかけることについても改めて確認するとみられる。

 金杉氏は24日、ユン氏や金氏とそれぞれ個別に会談した。


民進は口を開けば「共謀罪」 自民は不倫で本会議欠席…北朝鮮危機にも「ノー天気」な国会議員 それでいいのか
産経新聞 4/25(火) 9:40配信

 トランプ米政権が、核・ミサイル開発で挑発を続ける北朝鮮への攻撃も辞さない態勢をとる中、日本の国会は相変わらず「ノー天気」だ。まさか朝鮮半島の危機を目の前にして、米朝間による対岸の火事と思っているわけではないだろうが、この間の国会の論戦などを見ていると、与野党ともに「こんな国会議員たちに日本の外交・安全保障を任せていていいのか」と思わざるを得ない。

 例えば、安倍晋三首相も出席して行われた4月17日の衆院決算行政監視委員会の質疑だ。前日の16日、北朝鮮は弾道ミサイル1発を発射した。15日の金日成主席生誕105年の記念日に軍事パレードを行った直後で、失敗に終わったとはいえ、明確な威嚇行為だった。

 だが、民進党にとって北朝鮮情勢は些事のようだ。民進党として最初に質問に立った石関貴史氏は冒頭、さすがに北朝鮮情勢について「大変不安だ」と述べ、外交・安全保障について尋ねた。しかし、その中身は米国がシリアに行った攻撃について日本に事前通告があったか否かの話が中心だった。北朝鮮有事に日本としてどのように具体的に対応するのかといった詳細には踏み込まず、10分程度で別の話題に移った。

 石関氏は、大阪市の学校法人「森友学園」問題も取り上げ、財務省の面談記録に言及した。とはいえ、本筋の決算に関する質問をした石関氏は、まだましな方だった。

 続く山尾志桜里前政調会長は約31分間の質問時間で北朝鮮情勢にも決算にも触れず、延々と共謀罪の構成要件を厳格化した「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案を取り上げた。山尾氏は「共謀罪はテロ対策の役に立たない」として、「監視社会を作り、国民にとって百害あって一利なしの法案だと明らかにしたい」と宣言した。

 政府は「共謀罪」の法案を提出していない。それにも関わらず、山尾氏の質問は勝手な妄想に基づく架空の話を作って政府を攻める自作自演の様相を呈した。その内容は、テロ等準備罪の対象になる犯罪277の数え方のルールや、保安林のキノコ採取が対象になるか否かなどだった。

 山尾氏が「個別的なテロ対策をやらずに、何のために役に立つのかも疑問符がつく共謀罪ばかりに時間をかけるのか」とただすと、首相はこう言い放った。

 「もともとこの委員会は決算委員会だ。その中で通告のない質問を次から次へとされる。法務委員会でしっかりと議論すべきことを決算委で質問するのはどうかという意見もある」

 至極その通りだ。民進党は山尾氏に続き、階猛氏も約26分間の質問時間全てをテロ等準備罪に費やした。民進党の3人の質問時間は合計で約105分間で、そのうち北朝鮮関係は石関氏の約10分間だけだった。こんな政党に日本の政治を任せてはいけないと自ら明らかにしたようなものだった。

 その後の共産党の宮本徹氏は約21分間の質問時間すべてを外交・安全保障に使った。しかし、どこの国の国会議員なのかと疑わせるような発言が目立った。

 宮本氏は「米国は北朝鮮に公然たる軍事威嚇をしている」と訴え、「北朝鮮はミサイル発射でさらなる挑発行為をしており、チキンレースになってきている。最悪の場合は戦争になりかねない大変危うい状況だ。絶対戦争を起こしてはいけない」と語った。

 そんなことは百も承知だ。非難されるべきは北朝鮮のはずだが、宮本氏にはそういう視点があまりみられず、「米国の先制攻撃になれば平和的解決を目指した国際社会の努力が無になる。外交交渉で平和的解決を目指すべきではないか」と訴えた。

 党綱領で日米安保条約を「日本をアメリカの戦争にまきこむ対米従属的な軍事同盟条約」と位置付け、「自衛隊の解消」を明記している共産党の本領発揮だ。悪いのは全部米国であり、一方で日本をどう守るかという現実的な提案はない。外交交渉で解決できるなら、とっくに解決しているはずだ。いかにも共産党らしい空想を唱える宮本氏に対し、首相は「北朝鮮に何回も善意を示してもゼロかマイナスだった」と過去の事実を紹介し、こう反論した。

 「共産党は経済制裁に懐疑的だったではないか。北朝鮮は軍事力を誇示している。建前を述べるのは結構だが、北朝鮮が動いてこなかったことは事実だ。戦略的忍耐をしてきたが、金正恩は多くのミサイル発射、かつ能力が向上しているのが厳然たる事実だ」

 野党の無能ぶりをさらけ出すだけの国会の議論に、いったい何の意味があるのだろうか。時間と税金の無駄でしかない。

 もっとも、政府や自民党の対応も不安を抱かせる。17日の決算委の最初の質問者は、自民党の瀬戸隆一氏だった。当然ミサイル発射への対応を尋ね、首相は関係国と緊密に連携し、「中国に対し、さらに大きな役割を果たすよう、働きかけていく考えだ」と述べた。

 続いて瀬戸氏は「ミサイルの脅威から日本をどう守るのか」とただし、韓国の在留邦人保護や大量避難民についての対応を聞いた。首相は「現下の厳しい情勢を踏まえ、引き続き高度な警戒監視態勢を維持し、万全の体制をとっていく」と答弁した。「海外で邦人が危機にさらされたとき、その保護、救出に対応することは国としての責務だ」「いかなる事態にあってもわが国の平和と安全の確保、国民の安全、安心の確保に万全を期していく考えだ」とも強調した。

 「万全を期す」のは当然だが、では日本国民は北朝鮮の弾道ミサイル発射などに備え、何をどうしたらいいのか。その説明は17日の決算委では全くなかった。少なくとも首相や稲田朋美防衛相、菅義偉官房長官らが明確に「国民にこう備えてください」と発したのを聞いたことがない。

 本当にミサイルが日本に落下したら、われわれはどこに避難すればいいのか。まさか映画「シン・ゴジラ」のように地下鉄にでも逃げろというのだろうか。地下空間がない地域の人はどうしたらいいのか。ミサイルの弾頭に化学兵器が登載されていたら、どうしたらいいのか。原子力発電所の防衛はどうなっているのか。日本にいる北朝鮮の工作員への対応はきちんとしているのか。

 疑問は尽きない。政府は過剰に危機をあおりパニックが起こることを懸念しているのだろうか。しかし、北朝鮮は日本人を拉致し、トップは平気で側近や異母兄弟を殺害する。何も起きないという証明は、それこそ「悪魔の証明」だ。

 そう思っていたら、21日にようやく内閣官房がホームページに「弾道ミサイル落下時の行動について」を掲載した。ミサイルが日本に落下する可能性がある場合は全国瞬時警報システム(Jアラート)で情報を流し、屋外にいる場合は「近くのできるだけ頑丈な建物や地下街などに避難する。近くに適当な建物がない場合は、物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守る」とし、屋内にいる場合は「できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動する」とした。他にも注意書きはあるが、おおよその説明はそうだった。

 何もしないよりはましだろうが、なんとも心許ない。シェルターの整備、防毒マスクの配備、有事の際に国民一人一人が何をすべきかといった周知徹底や教育など課題は山ほどある。「安全だから大丈夫」と散々説明しておいて実は対策が機能しなかった東日本大震災の原発事故の教訓はどうなったのか。迎撃システムの詳細を明らかにせよとは言わないが、本当に日本国民を守る気持ちがあるのだろうか。

 そんな中、18日に自民党の中川俊直経済産業政務官が不倫問題を理由に辞職した。週刊誌によれば、妻子ある中川氏は女性と不倫に陥って“重婚”のような挙式を海外で行い、別れ話がもつれてストーカー行為に及び、警察沙汰になったという。政務官というのは不倫にうつつを抜かすほど暇らしい。昨年は不倫で辞職した自民党の議員もいた。国会議員の仕事は随分と暇で楽な仕事だ。

 中川氏は21日に自民党を離党した。この間、フェイスブックでは言い訳がましいおわびを掲載したが、記者会見での説明は一切行っていない。21日の衆院本会議も欠席した。日本はこんな国会議員にも税金で給料を払う余裕がある。

 森友問題を、さも国の一大事かのように扱って無駄な時間を使い、テロ等準備罪を過剰に危険だとあおりながら、有事の対応を語らない「ノー天気」な日本を攻めることは、北朝鮮にとってみれば赤子をひねるほど楽なことだろう。嫌なことだが、「国は国民を守ってくれない」という自覚を持つ必要がありそうだ。(酒井充)


米原子力潜水艦が韓国に、北朝鮮に軍事力を誇示
CNN.co.jp 4/25(火) 9:20配信

ワシントン(CNN) 米国防当局者は、誘導ミサイル設備を搭載した海軍の原子力潜水艦「ミシガン」が25日、韓国・釜山に姿を現して入港すると明らかにした。北朝鮮との間で緊張が高まる中、米国の軍事力を見せつける狙いだとしている。

北朝鮮の朝鮮人民軍はこの日、創設から85年を迎えた。

これに先立ち海上自衛隊の護衛艦2隻と米軍の空母「カールビンソン」は太平洋西部で共同訓練を開始。北朝鮮は、カールビンソンを1発で撃沈できると威嚇していた。

ミシガンは共同演習には参加しないものの、米軍のプレゼンスを誇示することによって北朝鮮を強く牽制(けんせい)する。カールビンソンも週内に朝鮮半島付近に到着する見通し。

ミシガン(全長約170メートル)は米海軍が保有するオハイオ級原子力潜水艦。海軍によると、戦術ミサイルや高度な通信機能を装備したステルス潜水艦で、レーダーに検知されずに攻撃や特殊任務を遂行できるという。

外国への寄港では燃料の供給や修理、貨物の詰め替えなどを行う。


外交青書、北朝鮮は「新たな段階の脅威」 トランプ米政権念頭に保護主義懸念 平成29年版報告
産経新聞 4/25(火) 9:18配信

 岸田文雄外相は25日午前の閣議で、平成29年版「外交青書」を報告した。北朝鮮の核・ミサイル開発について「日本及び国際社会に対する新たな段階の脅威となっている」と強調。トランプ米政権の誕生を念頭に「グローバル化に逆行する動きとして、保護主義や内向きの傾向が強まっている」と記し、保護主義の台頭に懸念を表明した。

 北朝鮮に関しては、昨年1月に続き行われた同年9月の核実験に触れ「前回実験からわずか8カ月というこれまでになく短期間のうちに実施」と指摘。20発以上に上った弾道ミサイルの発射が「弾道ミサイルとして一定の機能を示した」と危機感を募らせた。

 保護主義に対しては、米国の名指しこそ避けたものの、別の箇所でトランプ米政権による環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に言及。「今後の日米間の経済対話の中で、どういった経済枠組みが日米経済にとって最善であるかということも含めてしっかりと議論していく」と明示した。

 中国の軍拡には「透明性を欠いた軍事力の広範かつ急速な拡大や一方的な現状変更の試みの継続は、地域共通の懸念」と説明。尖閣諸島(沖縄県石垣島)を含む東シナ海での強引な海洋進出にも「一方的な現状変更の試み」と非難した。

 ロシアとの関係では「首脳及び外相間の緊密な信頼関係構築を重視しつつ、北方領土問題を解決して平和条約を締結すべく精力的に交渉に取り組んでいる」と表現。昨年12月の安倍晋三首相とプーチン露大統領の首脳会談で、北方領土での共同経済活動などで合意した経緯を踏まえ、「これらの成果を具体化しつつ、問題の解決に向け一歩一歩着実に前進していく」と記述した。

 韓国・釜山(プサン)の日本総領事館前に設置された慰安婦像には「極めて遺憾」と批判。韓国が不法占拠する竹島(島根県隠岐の島町)にも「歴史的事実に照らしても国際法上も明らかに日本固有の領土」と主張した。


北朝鮮情勢 日米共同訓練が終了 空母カール・ビンソン、朝鮮半島に向け北上 米原潜は釜山に寄港へ
産経新聞 4/25(火) 9:02配信

 【ワシントン=黒瀬悦成】米国防総省当局者は24日、フィリピン海で現地時間23日から行われていた、原子力空母カール・ビンソンを中心とする第1打撃群と海上自衛隊による共同訓練が同24日に終了したことを明らかにした。第1打撃群は今後、朝鮮半島に向けて北上し、月末には日本海に到着する見通し。

 訓練には米海軍からカールビンソンと巡洋艦、駆逐艦の計3隻と、海自の護衛艦「あしがら」「さみだれ」が参加した。

 一方、米CNNテレビは24日、国防当局者の話として、米海軍のオハイオ級戦略ミサイル原潜「ミシガン」が同日(現地時間25日)に韓国の釜(プ)山(サン)に寄港すると報じた。同当局者は寄港について、朝鮮半島情勢の緊迫化をにらんで米軍の軍事力を誇示する狙いがあるとしている。


「北」軍創設85年 核実験強行も
ホウドウキョク 4/25(火) 8:01配信

北朝鮮は25日、朝鮮人民軍が創設されてから85年を迎える。
アメリカとの対決姿勢を強める北朝鮮は、核実験などを強行する可能性があり、緊張が高まっている。
24日、平壌(ピョンヤン)で開かれた、朝鮮人民軍創建記念日を祝う中央報告大会では、朴永植(パク・ヨンシク)人民武力相が「われわれには、アメリカが望むどんな戦争方式にも対応する、無敵の力がある」と強調した。
また、「アジア太平洋地域のアメリカ軍基地と、アメリカ本土に対する核攻撃手段は、発射待機状態にある」と威嚇した。
日本・アメリカ・中国の首脳が、北朝鮮に自制を求めているが、反発する北朝鮮は、6度目の核実験や、弾道ミサイルの発射を強行する可能性があるとみられている。
韓国国防省は24日の会見で、「差し迫った動きは見られない」としながらも、「アメリカ軍と韓国軍は、万全の態勢を整えている」と強調した。


金正恩ミサイルに“日本の死者186万人”のシミュレーション エスカレートする挑発行動
デイリー新潮 4/25(火) 8:00配信

 戦後日本の歴史は、いまひとつの分水嶺に差し掛かっているのかもしれない。暴走止まらない金正恩に対し、トランプは「最後通牒」を突きつけた。これが中国に破り捨てられれば開戦前夜で、日本に向かうミサイルは、186万人を葬るポテンシャルを持つという。

 ***

 2003年、『ウォー・シミュレイション 北朝鮮が暴発する日』なる書籍が小社から刊行されている。

 当時、経済産業研究所でリサーチアソシエイト(北東アジア地域安全保障問題)を務めていたマイケル・ユー氏が、米ヘリテージ財団の協力を得て、北が周辺国にミサイルを撃ち込んできた場合、どれくらいの被害が出るのか、詳細なシミュレーションを行ったものだ。核、生物兵器、化学兵器のそれぞれを搭載するミサイルが撃ち込まれた場合の被害が算出されている。

 例えば、04年の5月31日午前8時に、東京・永田町近辺に12キロトンの核爆弾が落ちた場合、死亡者は、42万3627人。

〈致死率90%地域は着弾地点を中心として、半径2・5キロになる。核爆弾が投下された瞬間、苦痛を感じることもなく、カメラのフラッシュのような閃光を見た瞬間に消える〉

〈強い放射能や火事と酸素欠乏により、核兵器投下以後30日以内に命を落とす〉

 など恐ろしい光景が並ぶ。

 東京都庁付近に炭疽菌を装填したミサイルが落ちた場合、死者はぐっと増えて186万2145人。

〈主に乾燥した粉末又は液体として体内に送り込まれる。発症後、風邪に似た症状が数時間から数日続いた後、呼吸困難や高熱、そしてショック症状にまで至り、急死するケースも〉

〈空気や水、食物等を通じて被害は拡大し続けることになる〉

 同じく都庁付近にサリンを弾頭に装塡したミサイルが着弾した場合は、犠牲者は2714人だが、それでも日本が大パニックに陥ることは疑いないのだ。

■恐怖心と猜疑心
「国民の命に係る事態が切迫している中、日本の政治家は一体、どのように対処しようとしているのか」

 と、元陸将の福山隆氏。

「金正恩は、我々が想像している以上に、アメリカの攻撃を恐れ、疑っているはずです。こうした恐怖心や猜疑心から、一つ一つの行動がボタンの掛け違いのようにエスカレートを引き起こし、異常な事態に発展する可能性はゼロではなく、むしろほとんどの戦争はそうやって勃発してきた。しかし日本では、野党は論外として、与党は危機が深刻化した場合の手立てを真剣に考えているようには見えません。数百万の日本国民の生命が犠牲になる可能性があることを、どれだけ理解しているのでしょうか」

 この4月、北朝鮮では、軍創設85周年など、重要行事が立て続けに行われる。

「過去、こうした時に、北は核実験、ミサイル発射など、挑発的行動をエスカレートさせている。中国の対応以前に偶発的な衝突が起き、そこから戦端が開かれる可能性もある」(外信部デスク)

「戦後」七十余年のまどろみを経て、日本は再び暗い「戦前」期へ引き戻されたと言えるかもしれないのだ。

特集「トランプが中国に突きつけた最後通牒 『金正恩』のミサイルに死者186万人のポテンシャル」より

「週刊新潮」2017年4月20日号 掲載


一気に緊迫…官邸、異例の注意喚起
産経新聞 4/25(火) 7:55配信

 北朝鮮はレッドラインを越えるのか-。日米、米中首脳が24日、相次ぎ電話で朝鮮半島情勢を協議。首相官邸は同日のメールマガジンで、国民に「身を守るためにとるべき行動」を確認するよう異例の発信を行った。北朝鮮の出方が不透明な中、日本政府内でも緊張感が一気に高まってきた。

 きっかけは、24日午前に安倍晋三首相が行ったトランプ米大統領との電話会談だった。

 「トランプ氏は今までと違って緊迫した雰囲気だった」

 電話会談に同席した政府関係者はこう語った。いつもなら家族やゴルフの話で会話を盛り上げるトランプ氏が、この種の話題を一切封印したからだ。ほかの関係者も電話会談の内容については固く口を閉ざした。

 外務省幹部は「ワイドショーのような状況ではない」と危機感をあおる報道に不快感をあらわにし、米軍による即座の北朝鮮攻撃に否定的な見方を示した。しかし、別の幹部からは、今後の朝鮮半島情勢次第では「極めて厳しい判断を迫られる」との声も上がる。

 一方、海上自衛隊は24日、米海軍の原子力空母カール・ビンソンを中心とする空母打撃群と西太平洋上で共同演習を継続した。最新鋭イージス艦「あしがら」など護衛艦2隻を派遣し、北朝鮮を牽制(けんせい)した。

 安倍首相はトランプ氏との会談後、「高度な警戒監視態勢を維持し、わが国として毅然(きぜん)として対応する」と強調した。

 事実、自衛隊は昨年8月から発令されている「破壊措置命令」に基づき、北朝鮮の弾道ミサイルが日本に飛来した場合に備え、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)搭載のイージス艦を日本海に配備。航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)部隊での迎撃態勢も整えている。防衛省幹部は「20年以上の自衛官生活の中で、今が最もピリピリしている」と語る。

 日米は中国に北朝鮮を自制させるよう求め、中国は米国に抑制的な対応を求める。だが、肝心な北朝鮮の出方は誰にも分からない。

 日本政府高官は、見通せない状況にこう漏らす。

 「北朝鮮の自制がなければ、その先には“あらゆる選択肢”がテーブルの上にある状況だ…」(石鍋圭)


中国、北への制裁強化 石油供給の大幅減を警告か
産経新聞 4/25(火) 7:55配信

 【北京=藤本欣也】中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は24日付の社説で、「もし北朝鮮が6回目の核実験を行えば、中国は疑いなく、石油の貿易制限を含む、より厳格な国連安保理制裁決議の採択に賛成する」と断言した。

 同紙は22日付社説でも、北朝鮮で「人道的な災難」が起きない程度まで「石油の供給を大幅に縮小すべきだ」と主張している。党指導部内の声を反映している可能性がある。

 北朝鮮への制裁強化を米国から強く求められている中国は、これまでに北朝鮮の主要な外貨獲得源である石炭の輸入禁止を徹底。次の制裁措置としては、北朝鮮が中国に依存している石油の供給制限に踏み切るとの見方が強い。

 これに関連して平壌発のAP通信は22日、「平壌でガソリン販売が19日から制限された」と報道。価格も倍近く急騰し営業を停止したガソリンスタンドもあるという。当局が備蓄に乗り出した可能性や、中国が石油の供給制限を始めた可能性も取り沙汰されている。

 環球時報は22日付社説でも、米国が核関連施設を限定攻撃するのであれば、事実上黙認する主張を展開し北朝鮮を牽制(けんせい)している。


米中、北の非核化で連携 電話首脳会談 日米は自制求める きょう軍創建記念日
産経新聞 4/25(火) 7:55配信

 【ワシントン=黒瀬悦成】北朝鮮が25日の朝鮮人民軍創建記念日にあわせて弾道ミサイル発射や核実験を強行する可能性が高まる中、トランプ米大統領は23日(日本時間24日)、日中首脳と相次いで電話会談し、北朝鮮情勢について協議した。

 米ホワイトハウスは24日、トランプ氏と中国の習近平国家主席が電話会談で朝鮮半島の非核化に向けて連携を強化することを確認したと発表した。

 トランプ氏は会談で北朝鮮が好戦的態度を続けていることを批判し、北朝鮮の行動は朝鮮半島を不安定化させていると強調。米中首脳は北朝鮮の核・ミサイル開発の脅威が差し迫っていることを改めて確認した。

 一方、中国の公式報道によると、習氏は関係各国が抑制を保ち、朝鮮半島をめぐる緊張の悪化を回避するよう求めた。

 トランプ氏と安倍晋三首相は電話会談で、北朝鮮に自制を求めることで一致。安倍首相は会談後、記者団に「北朝鮮情勢について突っ込んだ意見交換を行った」と説明。「全ての選択肢がテーブルにあることを言葉と行動で示すトランプ氏を高く評価した」と語った。両首脳は、北朝鮮に強い影響力を持つ中国が大きな役割を果たすよう働きかけることも確認した。

 日米首脳の電話による会談は9日以来で、今月に入って3度目となる。


半島有事“そのとき”海保は… 前例ない巡視船での邦人保護
産経新聞 4/25(火) 7:55配信

 北朝鮮の朝鮮人民軍が創建85年を迎えるに当たり、核実験や弾道ミサイル発射などの挑発に出る可能性があるとして、日本政府は警戒を強めている。こうした中、有事の際に在韓邦人や避難民の避難・保護を担う海上保安庁の緊張も高まっている。紛争となれば邦人の避難に民間の航空機や船舶を利用するのが困難となり、海保が保有する巡視船を活用する可能性が出てくるからだ。そのとき、海保は何ができるのか-。

 海保は過去に2回、海外へ邦人保護に向かったことがある。平成10年5月のインドネシアと翌11年8月の東ティモールだ。インドネシアではヘリ搭載巡視船2隻がシンガポール港で待機していたが、現地情勢の安定化で撤収。東ティモールでは同型巡視船1隻がディリ沖合で待機したが、邦人は空路脱出した。ともに海保による邦人保護は実際には行われなかった。今回、仮に邦人が保護されれば海保初となるという。

 政府関係者は「実際には、まず民間の航空機や船舶による輸送が行われる」と指摘するが、情勢に左右される可能性が高い。政府はすでに、緊急時の臨時便運航について全日空や日航に打診済みとみられ、釜山と福岡を結ぶJR九州高速船(福岡市)は産経新聞の取材に「政府の要請を受ければ検討する」としている。

 難点は、航空機や船舶の発着時間と場所をどのように在韓邦人に伝えるかだ。外務省や観光庁がさまざまなルートを使って行うとみられるが、混乱する状況の中では未知数といえる。

 海保の巡視船は、韓国が認めれば韓国領海内に入り、釜山などの港で邦人を乗せることができる。ヘリ搭載型大型巡視船は1500人以上を乗せ、釜山-福岡間を5時間前後で移動可能だが、戦闘状態に入れば、大掛かりな火力を装備していない巡視船が単独で救出に向かえるか微妙だ。

 海洋政策に詳しい東海大の山田吉彦教授は、「北朝鮮が動乱に陥った場合、韓国にも相当な混乱が起きる。そのときは在韓邦人を保護するために、すぐに日本海、黄海に海保の巡視船を展開する必要がある。対馬の住民避難も考えた方がいいだろう」と指摘する。

 邦人輸送中の巡視船が北朝鮮側から攻撃された場合、警察官職務執行法を準用し、攻撃と同程度の反撃が可能ではある。ただ、現実的には保護を優先し、攻撃を回避しつつ帰投を急ぐことになるとみられる。戦闘の状況が厳しければ海上自衛隊の投入も検討されるが、韓国側が海自艦艇の領海接近を拒む可能性があり、政府は厳しい判断を迫られる。

 北朝鮮で避難民が発生した場合、多くは同胞のいる韓国や中国、ロシアに陸路で向かうとみられている。公海や日本領海に難民船が入れば、海保が救護する可能性もある。乗船者の生命に危険がある場合は巡視船に収容し、保護された避難民は港に上陸後、指定避難所に移送される。

 一方、海保は日頃から原発など沿岸部の重要施設の警戒、海上警備に当たっているが、日本海を手厚くすれば他海域が手薄になる事態も想定される。山田教授は「今後、海保の警備態勢は尖閣諸島の警備と股裂き状態になるのではないか。第3管区の巡視船を日本海に配置することで、尖閣諸島には専従部隊を張り付けて徹底的に警備した方がいいだろう」と話している。


トランプ氏「現状維持容認できず」、北朝鮮への追加制裁求める
ロイター 4/25(火) 7:42配信

[ワシントン/北京 24日 ロイター] - トランプ米大統領は24日、北朝鮮のミサイル・核開発プログラムをめぐる緊張が高まるなか、国連安保理は同国に対する新たな制裁を発動する用意を整える必要があるとの考えを示した。

トランプ大統領は同日、中国、ロシアを含む国連安保理15カ国の大使とホワイトハウスで会談。「北朝鮮の現状維持は許されない」との立場を示し、「安保理は北朝鮮の核開発・弾道ミサイルプログラムに対し、より強力な追加制裁を発動する用意を整えておく必要がある」と述べた。

そのうえで、北朝鮮は世界に対する現実的な脅威であるとの認識を示し、「北朝鮮問題は何十年も放置されてきたが、解決しなければならない時期に来た」と述べた。

トランプ米大統領は週末の安倍晋三首相、習近平・中国国家主席に続き、この日はメルケル独首相と電話協議を行い、北朝鮮がもたらす「安全上の喫緊の課題」について話し合った。

米国のヘイリー国連大使はNBCの番組で、北朝鮮に対する先制空爆が検討されているかと問われ、「金正恩委員長がその理由を与えるまでは行わない」と答えた。その上で、北朝鮮が軍拠点への攻撃や大陸間弾道ミサイル発射などを行えば、空爆に踏み切る可能性があるとの考えを示した。

米国務省によると、ティラーソン国務長官は28日に安保理で北朝鮮問題を巡る外相級会合を主催し、既存の制裁の効果を最大限に高めるとともに、北朝鮮がさらなる挑発行動に出た場合には新たな措置で適切に対処するという決意を示す方法について討議する。

また、米上院関係者によると、ティラーソン長官とマティス国防長官、コーツ国家情報長官、米軍のダンフォード統合参謀本部議長は26日にホワイトハウスで、全上院議員に対し北朝鮮について説明を行う予定という。

政権関係者が議会に足を運び議員に演説を行うことはしばしばあるが、100人の上院議員全員が今回のような目的でホワイトハウスを訪れ、しかも前述の高官4人が関与するというのは異例だ。


北のXデー 国民保護サイトにアクセス殺到 攻撃からの避難手順紹介
スポニチアネックス 4/25(火) 7:02配信

 北朝鮮の朝鮮人民軍は25日、創建85周年を迎える。核実験やミサイル発射実験が行われることが警戒され、緊張感が高まっている。トランプ米大統領は23日(日本時間24日)、安倍晋三首相、中国の習近平国家主席と相次いで電話会談。北朝鮮に挑発行動の自制を引き続き強く要求することで一致した。日本では、武力攻撃からの避難手順などを紹介する「国民保護ポータルサイト」にアクセスが殺到している。

 トランプ米大統領と安倍首相は約30分電話会談。安倍首相は記者団に、米原子力空母カール・ビンソンと海上自衛隊の共同訓練開始を踏まえ「米国と緊密に連携し、高度な警戒監視態勢を維持し、我が国として毅然(きぜん)として対応していく」と述べた。また、軍事力行使を含む「全ての選択肢」を視野に入れるトランプ氏を評価。一方、中国国営の中央テレビによると、北朝鮮の核実験などを念頭に、習氏はトランプ氏に「国連安全保障理事会の決議に違反する行為に断固として反対する」と強調した。

 トランプ氏は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が朝鮮人民軍創建85年の節目に核実験やミサイル発射実験を行うことを警戒。日米韓の連携を盤石にするとともに、北朝鮮が経済的に依存する中国を巻き込み、包囲網を強化する方針だ。カール・ビンソンは朝鮮半島付近に向け北上。23日からフィリピン海で海上自衛隊と共同訓練を実施している。同空母は近く日本海に入る予定だ。

 習氏は「関係各国が自制し、情勢の緊張を避けるよう望む」と述べトランプ政権をけん制もした。米空母派遣が軍事的緊張を高めると警戒しているのもその理由だ。

 コリア・レポートの辺真一編集長は「日米の共同訓練は、北朝鮮に核実験などの自制を求める狙いがあるが、誤ったメッセージを伝えるかもしれない。北朝鮮は“米国が日本と一緒に攻撃するための訓練”と考え、日本を攻撃対象とする可能性もある」と指摘する。

 北朝鮮のミサイルを巡り稲田朋美防衛大臣が18日に国会で「我が国が射程内に入る核弾頭搭載ミサイルが配備されるリスクが増大していくと考えられる」と発言するなど、ミサイルに対する国内の危機感は高まってる。

 内閣官房が武力攻撃やテロが発生した際の避難手順を紹介する「国民保護ポータルサイト」はアクセスが殺到。先月まで月30万~40万件で推移していたが、今月に入り急増。21日に106万2380件、22日に142万4015件と伸び続け、1~23日までに571万3497件にも達した。25日の北朝鮮の動向に注目が集まる。

 《頑丈な建物や地下街非難を》「国民保護ポータルサイト」には弾道ミサイルが発射されたケースを想定した行動マニュアルが掲載されている。昨年2月の弾道ミサイルが、発射後約10分で沖縄上空を通過した例を挙げ、発射から極めて短時間で着弾する性質があることを強調し、全国瞬時警報システム(Jアラート)でメッセージが流れたときにただちに取るべき行動として、できるだけ頑丈な建物や地下街などへの避難や、窓から離れることを呼びかけている。また、ミサイル着弾時に屋外にいる場合は口と鼻をハンカチで覆い、室内にいるときは換気扇を止め窓を目張りするなど、密閉するよう指示している。

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