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2017年3月

2017年3月31日 (金)

北朝鮮、金正恩の兄・金正男氏暗殺 金正恩の刺客による犯行説濃厚・29

中世の亡霊・暗黒残虐国家・北朝鮮の親玉=金正恩の異母兄にあたる金正男(ジョンナム)氏が13日、マレーシアで何者かに殺害された。複数の韓国メディアが14日報じた。

金正男氏はマレーシア・クアラルンプールの空港で北朝鮮の刺客とみられ女2人に何らかの方法で毒殺されたもよう。犯人の女2人は殺害後、タクシーで逃走したとしている。

金正男氏は、北朝鮮の前の親玉=金正日の長男だが、北朝鮮の改革開放を主張、また独裁権力の継承について金一派の世襲にも反対していたとされ、これらの点が金正恩の逆鱗に降れ、金正恩の指令で暗殺されたとの観測が濃厚である。
だとすれば、(すでに明白なことではあるが)金正恩一派の牛耳る北朝鮮という国家は、現世の地獄ともいうべき、中世以前の残虐で野蛮な暗黒国家であり、存在すること自体許されない犯罪国家というしかない。
そもそも21世紀の今日、このような中世以前の残虐な亡霊国家が現存すること自体、人類の恥だ。

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リンク:朝鮮労働党「朝中関係の破局を準備せよ」重要講話で現実味 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮に外交的敗北を喫するマレーシアの「悲劇」 金正男暗殺から2ヵ月で起こったこと - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:朝鮮総連、日テレなどに圧力 正男氏報道で 北犯行否定を要請 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:元オウム中川死刑囚「北朝鮮がオウムのまね」 毒物の権威が明かす - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏殺害>2被告の公判準備手続き、5月に改めて開催 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏事件 女2人が裁判手続き - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏の息子「保護」団体が新発表 「2人を救出」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏殺害で実行犯2人の裁判手続き、防弾チョッキ着用で出廷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:実行犯の裁判で手続き=金正男氏殺害―マレーシア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害 実行犯の裁判で手続き 厳戒の中、女2人が法廷入り 高裁への審理移管は延期 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害 実行犯の裁判、きょう手続き 厳戒の中、女2人が法廷入り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏殺害>2被告の公判準備手続き始まる マレーシア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「娘は100%無罪」=フォン被告の父―金正男氏事件 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮労働者117人が不法滞在、出頭求める マレーシア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正恩、揺らぐ国内指導体制 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏暗殺 マレーシアのマハティール元首相に聞く「正恩氏は非理性的指導者」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア元首相 一問一答 「北との核戦争も」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ氏、習氏に北攻撃で最後通告 「中国が解決しなければオレがやる」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮のテロ支援国家再指定へ法案可決 米下院、核・ミサイル開発で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロ支援国再指定促す=対北朝鮮、法案可決―米下院 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア警察「出国前に事情聴取」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:群馬朝鮮学校に28年度分の県補助金交付 今年度以降は「条件付き」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア、外交官解放優先 真相未解明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏の遺体返還、北朝鮮の狙いは証拠隠滅 専門家が指摘 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏>遺体、北朝鮮に 容疑者ら3人も帰国 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

朝鮮労働党「朝中関係の破局を準備せよ」重要講話で現実味
NEWS ポストセブン 4/15(土) 16:00配信

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中国は金正男暗殺に激怒 AP/AFLO

 金正男氏の暗殺を契機に、中朝関係は「帰らざる橋」を渡ってしまったようだ。中国は北朝鮮産石炭の輸入禁止に踏み切り、北朝鮮は「中国との破局」に向け朝鮮人民軍の準備も始めた──。ジャーナリストの相馬勝氏がレポートする。

 * * *
 北京の外交筋が明らかにしたところによると、朝鮮労働党中央宣伝部は北朝鮮国内の新義州、恵山、会寧、南陽など中朝国境地帯にある100人以上の従業員を擁する企業や工場、あるいは国境警備隊の軍部隊に対して、「朝中(北朝鮮中国)関係の破局を準備せよ」という重要講話の学習会を頻繁に開催していることが分かった。

 その内容は「中国はすでに社会主義を捨て米国の手下になり下がっており、中国との関係は以前より良くなりはしない。中国の反動的動きを警戒し牽制しなければならない。彼らの言動は陰謀に満ちており、絶対に信じてはならない」などという厳しいもので、中朝関係断絶が現実味を帯びていることをうかがわせる。

 朝鮮人民軍内部でも同じような内容の学習会が行われており、とくに国境警備隊では新たに軍内に不穏な動きはないかを警戒する「監視組」が組織されるという異常事態が出来している。

 これは中国から金正男殺害事件の情報が北朝鮮国内で拡散することについて、金正恩指導部が強い危機感を抱いていることを示している。事件の真相究明は今後もなされていくことになろうが、金正恩委員長が兄である金正男の暗殺を命令したとの情報が流れれば、国内に動揺が広がり、体制崩壊のきっかけにもなりかねないからだ。

【PROFILE】相馬勝●1996年生まれ。東京外国語大学中国語学科卒業。産経新聞外信部記者、香港支局長、米ハーバード大学でニーマン特別ジャーナリズム研究員等を経て、2010年に退社し、フリーに。『中国共産党に消された人々』、「茅沢勤」のペンネームで『習近平の正体』(いずれも小学館刊)など著書多数。近著に『習近平の「反日」作戦』(小学館刊)。

※SAPIO2017年5月号


北朝鮮に外交的敗北を喫するマレーシアの「悲劇」 金正男暗殺から2ヵ月で起こったこと
現代ビジネス 4/15(土) 8:01配信

 北朝鮮情勢の緊迫感が高まっている。「そもそもなぜこうなったか」を辿るのは難しいが、マレーシアで2月に起こった金正男氏暗殺事件が、アメリカの北朝鮮に対する態度を硬化させたことは間違いないだろう。

 北朝鮮の行動の「予測不能さ」と、「テロ国家としての側面」を浮き彫りにした「金正男暗殺事件」から2カ月。マレーシアはいま、北朝鮮に対して外交的敗北を屈しようとしている。米朝対立の影で繰り広げられているもうひとつの「外交戦争」について、朝鮮半島情勢をウォッチするジャーナリストの北方農夫人氏が、マレーシア現地の情報も交えながら分析する。

ペースは常に北朝鮮が握っていた
 朝から南国の強い日差しが照りつける3月26日午前10時過ぎ、マレーシアの首都クアラルンプールの高級住宅地にある北朝鮮大使館近くの路上に、1台の乗用車が停まった。
中から出てきたのは、東南アジア特有の黒い肌をした4人の男たち。私服姿ながら、がっしりとした体格と周囲を威圧するような雰囲気から、周辺の住民ではないことは明らかだった。

 カバンなどを手にした4人が歩いて北朝鮮大使館に近づくと、正面の鉄門が音もなく自動で開いた。張り込みを続けていた記者やカメラマンが訪問の目的などを尋ねたが、男たちは無言のまま建物に入っていった。

 それから約2時間後、4人は建物から出て、やはり無言のまま大使館を後にした。いずれも厳しい表情を崩さず、抑えきれない怒りを浮かべているようでもあった。その様子を見ていた地元の記者は、男たちが車に乗り込むのを見届けると、複雑な表情を浮かべながら、こうつぶやいた。

 「あの中の1人は、今回の事件を担当している刑事だ。マレーシアが、北朝鮮との取り引きに応じたんだ」

 地元記者の言う「今回の事件」とは、言うまでもなく、北朝鮮の金正男氏殺害事件のことを指している。2月13日、正男氏はクアラルンプール国際空港のチケットカウンターで女2人に襲われ、直後に体調不良を訴えて、間もなく死亡した。マレーシア警察は遺体から猛毒の神経剤VXを検出したと発表し、多くの人が行き交う場所で白昼堂々と行われた北朝鮮による国家テロとして、世界に衝撃を与えたことは記憶に新しい。

 北朝鮮は事件に対して、一貫して関与を否定してきた。遺体を正男氏であることすら認めず、パスポートに記された「キム・チョル」であると強弁し、死因も心臓発作の可能性が高いと言い張った。さらに、北朝鮮による組織的なテロ行為との見方には「アメリカなど敵対勢力の陰謀」とまで言い放った。さまざまな証拠から、こうした北朝鮮の主張が荒唐無稽であることは誰の目からも明らかだった。

 だが、マレーシア警察が「外交特権」で捜査権の及ばない大使館に立ち入ったのは、そうした国家テロの実行犯たちに、マレーシア政府が“手打ち”を強いられたことを示していた。

 この時、マレーシア政府は北朝鮮と水面下での協議を進めていた。3月24日には、北朝鮮外務省でアジア地域などを担当する崔希鉄外務次官らが、シンガポールからクアラルンプールに入っていた。協議は日程や場所なども含めてマレーシア政府は一切発表せず、開催場所と思われる政府関連施設には、銃を構えた警察官を配置し、ジャーナリストが近づこうとすると追い払うなど、神経をとがらせていた。

 クアラルンプール入りした北朝鮮の政府高官も、報道関係者の前には一切姿を見せず、不気味な沈黙を保っていた。だが、マレーシアの政府関係者は、苦渋の表情を浮かべながら「(北朝鮮との)協議は、常に北朝鮮側のペースで進められた」と打ち明ける。

「人質外交」
 関係者によると、北朝鮮はマレーシア政府に、正男氏の死因はVXによるものではなく、心臓発作だったと認めるよう迫ったという。マレーシアは2月24日に、警察トップのカリド長官自らが、正男氏の遺体からVXが検出されたと発表していた。マレーシア外務省も、クアラルンプール国際空港でVXが使われたことを「一般市民を危険にさらす行為だ」として非難する声明を出しており、北朝鮮の主張を受け入れれば、マレーシア政府は自らの主張を根底から崩さなくてはならないことになる。

 「強く要求を拒否した」(同関係者)というマレーシア政府の出方を見越していたかのように、北朝鮮側が代替案として示したのが、マレーシア警察が逮捕状をとった北朝鮮国籍の男らとの「面会」だった。マレーシア警察は、正男氏殺害に関わったとして北朝鮮国営の高麗航空職員ら2人の逮捕状を取り、北朝鮮大使館の2等書記官も重要参考人として、聴取を求めていた。

 3人は、いずれも大使館内に潜伏しているとみられ、カリド長官も「(容疑者らが)出てくるまで5年でも待つ」と強気の姿勢を示していた。北朝鮮側は、3人が大使館内に潜んでいることを認めた上で、マレーシア警察が大使館を訪れて話をすることを認めるとの条件を出してきたのだった。

 マレーシア警察の当局者は「(北朝鮮側は)あくまで3人は事件と無関係で、調査(investigation)ではなく、面会(meeting)だと言い張った。大使館内でわれわれが逮捕権を行使できないのを知った上で、茶番を強いたのだ」と怒りを露わにする。

 結局、マレーシア政府は北朝鮮側の主張を受け入れ、3人は大使館内で警察当局と「面会」した。3人が事件の関与を認めるはずもなく、結果として「無罪放免」に道をつける形となってしまった。さらに、正男氏の遺体も北朝鮮に搬送されることになり、3月30日には北朝鮮の政府代表団と3人の容疑者ら、そして正男氏の遺体が、平壌に向かう経由地の北京に向けて、マレーシアを飛び立っていった。

 北朝鮮は事件後、マレーシア政府に対し、遺体の引き渡しや逮捕された容疑者の釈放などを求めていた。事件後、実行犯のベトナム人とインドネシア人女性のほか、北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル氏が逮捕されたが、リ氏だけは起訴できないまま釈放されており、北朝鮮側の要求は満たされたことになる。

 さらに、双方のビザなし渡航を認めていた友好関係を維持することも求めていたが、協議の後に出された「共同声明」では、事件によって中断されたビザなし渡航の復活を検討することも盛り込まれた。北朝鮮にとっては、まさに「満額回答」といえる内容だった。しかし、遺体も容疑者もマレーシアから消えてしまったことは、事件の真相解明は絶望的となったことを意味していた。「我々は北朝鮮に完敗したのだ」。マレーシア政府の関係者は、悔しさをにじませながら言い切った。

 では、ここまでマレーシアが北朝鮮に屈服したのはなぜなのだろうか。最も大きかったのが、平壌のマレーシア大使館に残された外交官ら9人のマレーシア人の存在だ。北朝鮮は3月7日、突如として北朝鮮に駐在するマレーシア人の出国を禁じる措置を取り、事実上の「人質外交」に打って出た。マレーシアは、事件の関与を認めず捜査を一方的に非難する北朝鮮に業を煮やし、2月の段階で平壌に駐在するマレーシア大使を召還していた。

 だが、大使館の保安管理などを理由に職員は帰国させず、その判断が結果として裏目に出る形となった。

「裏取引」を暴露されたくない?
 イスラム教徒が多いマレーシアでは、イスラム国(IS)の浸透をどう防ぐかというのが大きな問題になっている。マレーシアの人々にとって、9人のマレーシア人を人質にした北朝鮮のやり方は、敵と見なした人を無慈悲に殺害するISの残虐さと重なった。

 それまで、北朝鮮に対する知識や関心が高くなかったマレーシアの人々も、インターネットなどを通じて「政治犯の強制収容所」「公開処刑」といった内情を知ることになり、「9人も収容所に送られて処刑されるのでは」という懸念が一気に広まった。マレーシアでは来年にも総選挙を控えており、こうした国民の懸念を放置しておくことは、政治家にとっては命取りになりかねない状況だった。

 ナジブ政権としては、事件の迷宮入りと国際社会からの信用失墜というマイナス面をはかりに掛けても、9人の解放を最優先に交渉に臨まなければならなかった。

 一方で、ビザなしでの渡航が可能だったことから、マレーシアには北朝鮮の「フロント企業」が数多く存在し、北朝鮮側に外貨獲得などの利益をもたらすかわりに、マレーシア側も何らかの恩恵を受けていたとの見方もある。

 地元のジャーナリストは「マレーシアはISの影響力を防ごうと対策に力を入れていることもあり、警察の情報部門の能力ははかなりのものである。北朝鮮がマレーシアでどういった活動をしていたのかを把握するのなど容易なはずだが、そこには一切踏み込まなかった。国家のメンツを傷つけられているのに、あまりに弱腰な対応だったのは、北朝鮮との裏取引を暴露されたくないとの考えもあるのではないか」と話す。

 マレーシアは、ナジブ首相をはじめ、政治家や警察、税関などでの賄賂体質が深刻との指摘もある。「フロント企業」の中には、北朝鮮の軍事開発に関係していたとされるところもあり、今回の事件で逮捕され、その後釈放されたリ・ジョンチョル氏も、軍事開発のエキスパートだったという情報もある。一連の対応からは、北朝鮮の外貨獲得と、利益の一部をキックバックするという「ウィン・ウィン」の関係も浮かび上がってくる。

 もちろん、こうしたマレーシア政府の対応には、国内からの批判もある。野党・民主行動党のリム・グアンエン幹事長は、4月1日の記者会見で、北朝鮮はマレーシアに「宣戦布告した」と述べ、「ナジブ首相がなぜ北朝鮮との外交関係の断絶を宣言しないのか、理解できない」と怒りを露わにした。

 9人がマレーシアに戻り、政府としての「懸案」がなくなった今後、マレーシア政府は北朝鮮にどういった対応をとっていくのか。今回の事件をきっかけに、東南アジア諸国連合(ASEAN)全体に北朝鮮への不信感が拡大していく中で、「被害国」であるマレーシアの今後の動きが注目されている。


朝鮮総連、日テレなどに圧力 正男氏報道で 北犯行否定を要請
産経新聞 4/15(土) 7:55配信

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が日本テレビとテレビ朝日に対し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏殺害事件に関して、北朝鮮当局による犯行説を否定する報道を行うよう要請していたことが14日、分かった。朝鮮総連関係者が明らかにした。事件をめぐる朝鮮総連の諜報活動が明らかになるのは初めて。国際社会が北朝鮮による核・ミサイル実験を警戒しているため、朝鮮総連は北朝鮮に有利な報道を促そうとマスコミへの圧力を強めている。(比護義則)

 関係者によると、朝鮮総連幹部がマレーシアで発生した2月13日の事件後、日本テレビとテレビ朝日の報道局員らと接触。正男氏殺害事件について、北朝鮮当局による犯行説を払拭する報道を行うよう求めた。

 事件をめぐっては、マレーシア警察が、在マレーシア北朝鮮大使館の2等書記官らを重要参考人に位置付けたことなどから、北朝鮮当局による組織的犯行をうかがわせる報道が国内外で行われていた。このため、事件関与を否定する北朝鮮の意を酌んだ朝鮮総連が諜報活動の一環として謀略や宣伝工作を行ったとみられる。

 ◆TBSには抗議

 一方、TBSは3月13日の番組「好きか嫌いか言う時間」放映時に、脱北者が北朝鮮の生活を語る韓国のテレビ番組「いま会いに行きます」の内容を紹介。番組では脱北者が正恩、正男両氏の不仲説など金一族の内実を解説していた。このため、朝鮮総連は偏向放送であるとして14~16日の3日間連続でTBSを訪問するなどして抗議した。

 北朝鮮は当初、TBSに対し、北朝鮮の金日成(イルソン)主席誕生記念日「太陽節」(4月15日)取材のため記者らの訪朝を許可する意向を示していた。ところが、突如方針を転換して訪朝を拒否していた。

 日本テレビとテレビ朝日は産経新聞の取材に対し、それぞれ「ニュース制作過程の個別質問には答えない。取材や報道において、あらゆる圧力、干渉を排除し多角的な報道に努めている」「指摘の事実はない」としている。

 TBSは「通常、番組にはさまざまな意見が寄せられるが、具体的な内容は明らかにしていない」としている。朝鮮総連は「取材に応じない」としている。


元オウム中川死刑囚「北朝鮮がオウムのまね」 毒物の権威が明かす
産経新聞 4/13(木) 22:07配信

 毒物研究の世界的権威で、平成7年の地下鉄サリン事件の捜査に協力した米コロラド州立大のアンソニー・トゥー名誉教授(86)=台湾名・杜祖健=が13日、京都市内で講演し、北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏が猛毒の神経剤VXで殺害された事件について、元オウム真理教幹部、中川智正死刑囚(54)が「北朝鮮がオウムのまねをした」との見方を示していることを明らかにした。中川死刑囚はVXを使った教団の事件に関わっていた。

 トゥー氏は、講演を行う直前に弁護士経由で中川死刑囚の手記をメールで受け取ったと説明した。

 トゥー氏は、中川死刑囚と定期的に情報交換しており、マレーシア警察が正男氏殺害の手法を公表するより前に中川死刑囚が「症状からVXと考えて矛盾はない」とした手記を公表している。

 講演ではさらに、正男氏殺害に使われたVXは、2種類の化学物質を混合して作り出された可能性が高いとした上で、「中国人民解放軍は使わず、米陸軍が使う手法」と指摘。日本の国民に対し「北朝鮮の化学兵器はかなり進歩していると思う」と警鐘を鳴らした。


<金正男氏殺害>2被告の公判準備手続き、5月に改めて開催
毎日新聞 4/13(木) 19:02配信

 ◇検察側の書類が整わず

 【クアラルンプール西脇真一】北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件で、実行犯として殺人罪で起訴されたベトナム人のドアン・ティ・フオン(28)とインドネシア人のシティ・アイシャ(25)の両被告に対する公判準備手続きが13日、クアラルンプール近郊セパンの裁判所で開かれた。重大事件として1審から高等裁判所で審理するための手続きだったが、検察側の書類が整わず、5月30日に改めて開かれることになった。

 午前8時(日本時間同9時)ごろ、防弾チョッキを着た両被告が相次いで裁判所に入った。不測の事態を避けるため、建物の周囲には重武装した全身黒ずくめの警察官も多数配置された。

 法廷では、弁護側が被告人との面会の時間が制限されていることや、証拠が十分に開示されていないことなどについて強い不満を表明。監視カメラの映像や電話の通話記録のほか、北朝鮮大使館で事情聴取した重要参考人の2等書記官らの供述内容などの提供を改めて求めた。

 起訴状や捜査によると、両被告は2月13日午前9時ごろ、クアラルンプール国際空港第2ターミナルの自動チェックインカウンターに並んでいた金正男氏を襲撃。数秒の間に猛毒の神経剤VXを塗りつけ、約2時間後に死亡させたとされる。また、現場から逃走し既に帰国した北朝鮮人容疑者4人が、指示・監視役として両被告と共謀したとされる。


金正男氏事件 女2人が裁判手続き
ホウドウキョク 4/13(木) 18:09配信

北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された事件で、実行犯として起訴された女2人の裁判を始めるための手続きが、マレーシアの裁判所で行われた。
シティ・アイシャ被告とドアン・ティ・フオン被告は、正男氏の顔に猛毒「VX」を塗りつけ、殺害した罪で起訴されている。
2人は13日朝、武装した警察官が取り囲む厳戒態勢の中、防弾チョッキを着せられて足早に裁判所に入っていった。
2人は「いたずらビデオの撮影だと思った」と、無罪を訴える構え。
また、新たに、アイシャ被告が正男氏の顔に液体をつけた直後に、正男氏とやりとりをしていたことがわかった。
アイシャ被告の弁護士は「(液体をつけられたあと)正男氏は『誰だ』と尋ねた。アイシャ被告は『ごめんなさい、ごめんなさい』と言って立ち去った」と述べた。
事件をめぐっては、関与が疑われる北朝鮮籍の男らが、すでに平壌(ピョンヤン)に戻ったとみられていて、全容解明は難しい状況。


正男氏の息子「保護」団体が新発表 「2人を救出」
J-CASTニュース 4/13(木) 15:17配信

 マレーシアで殺害された金正男(キム・ジョンナム)氏(45)の息子、ハンソル氏を保護したとされる団体「千里馬(チョンリマ)民間防衛」(Cheollima Civil Defense)が、新たな動きを見せている。

 公式サイトが約1か月ぶりに更新され、「2人を救出」したことが明らかにされた。何らかの脱北者支援活動を続けていることが明らかになった形だが、「いつ、誰が、どこで」救出されたかは明らかではない。

■正男氏の家族からの「緊急の保護要請に応えた」

 「千里馬民間防衛」のサイトは2017年3月初旬に公開され、

 「千里馬民間防衛は先月、金正男氏の生存している家族からの緊急の保護要請に応えた」と説明されていた。サイトに貼り付けられた動画では、ハンソル氏を名乗る男性が

  「父は数日前に殺害された」

と説明。韓国の国家情報院は、この男性はハンソル氏だとみている。

 ウェブサイトは4月12日頃に更新されたとみられ、「救出2件」という英語の見出しとともに、

  「2人の救出と自由を遂げました。引き続き行っていきます。保護が必要な場合はお手伝いします。下記のアドレスまでご連絡ください」

とハングルで説明。英語でも

  「ミスターCと、ある匿名の政府に感謝」

と説明された。ただ、「救出」がいつ、どこで行われたのか、救出された人は誰なのかなどは明らかになっていない。

「救出」された2人は誰?
 ハンソル氏以外の遺族の動向は現時点で明らかになっておらず、今回「救出」された2人は、この遺族の一部である可能性はある。遺族の動向をめぐっては、香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポストが正男氏殺害の2月18日、正男氏の2番目の妻と子ども2人がマカオで暮らしており、現地警察に保護されたと報じた。3月15日には、マレーシアのザヒド副首相が、正男氏の遺体の身元特定に「子どもから採取したDNAのサンプル」を利用したことを明らかにしたが、子どもの氏名や居場所については明らかにしなかった。


正男氏殺害で実行犯2人の裁判手続き、防弾チョッキ着用で出廷
AFP=時事 4/13(木) 14:10配信

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マレーシア・セパンの裁判所を後にするベトナム国籍のドアン・ティ・フオン被告(2017年4月13日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏が殺害された事件で、実行役を務めたとして殺人罪で起訴されたインドネシア国籍のシティ・アイシャ(Siti Aishah)被告(25)とベトナム国籍のドアン・ティ・フオン(Doan Thi Huong)被告(28)が13日、首都クアラルンプール(Kuala Lumpur)近郊セパン(Sepang)の裁判所で公判準備手続きを行った。

【写真8枚】ものものしい雰囲気の中、連行されるシティ・アイシャ被告

 2人は防弾チョッキを着用して出廷。裁判所周辺では警官100人余りが警戒に当たり、自動小銃で武装した覆面の警察特殊部隊も展開するなど、ものものしい雰囲気に包まれた。両被告は有罪なら死刑となる可能性がある。【翻訳編集】 AFPBB News


実行犯の裁判で手続き=金正男氏殺害―マレーシア
時事通信 4/13(木) 12:47配信

 【クアラルンプール時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、殺人罪で起訴された女2人の裁判手続きが13日、クアラルンプール郊外セパンの裁判所で行われた。

 2人の弁護人らは、犯行時の監視カメラ映像などの提供を警察に求めたが、拒まれていると不満を表明。弁護活動のために資料の提供を改めて要求した。5月30日にも引き続き行われる。

 起訴されたのは、ベトナム人のドアン・ティ・フォン被告とインドネシア人のシティ・アイシャ被告。出廷した2人は落ち着いた様子で弁護側と検察側のやりとりを聞いていた。

 起訴状などによると、2人は2月13日、北朝鮮国籍の容疑者4人と共謀し、クアラルンプール国際空港で正男氏の顔に液体を塗り付けて殺害した。遺体からは猛毒の神経剤VXが検出された。殺人罪で有罪になると死刑が適用される。2人は「いたずら動画に出演すると思っていた」と語り、殺意を否認している。


金正男氏殺害 実行犯の裁判で手続き 厳戒の中、女2人が法廷入り 高裁への審理移管は延期
産経新聞 4/13(木) 11:37配信

 【セパン(マレーシア)=吉村英輝】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、実行犯として殺人罪で起訴された女2人の裁判手続きが13日、クアラルンプール郊外セパンの裁判所で行われた。

 2人はベトナム国籍のドアン・ティ・フオン被告(28)とインドネシア国籍のシティ・アイシャ被告(25)。同裁判所には同日朝、2人とみられる人物が別々に、厳重な警備の中で移送された。2人の審理は高裁に移されるとみられていたが、弁護人は「われわれが求めた証拠が示されなかったため、延期された」と記者団に述べた。

 裁判傍聴などのため現地入りしているドアン・ティ・フオン被告の親族は、面会した同被告の健康状態は「良好だ」としたうえで、「無罪だと信じている」などと話した。

 マレーシアでは、殺人罪で有罪になれば死刑が適用されるため、両被告は「いたずらビデオの出演といわれた」などと主張し、減刑を求める見通しだ。

 起訴状によると、2人は2月13日、逃走中の4容疑者と共謀し、クアラルンプール国際空港の出発ロビーで、北朝鮮国籍の男性を殺害したとしている。マレーシア警察によると、正男氏の遺体から猛毒の神経剤VXが検出された。


金正男氏殺害 実行犯の裁判、きょう手続き 厳戒の中、女2人が法廷入り
産経新聞 4/13(木) 10:44配信

 【セパン(マレーシア)=吉村英輝】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、実行犯として殺人罪で起訴された女2人の裁判手続きが13日、クアラルンプール郊外セパンの裁判所で行われる。同裁判所は、殺人罪を扱う高裁に審理を移す見通し。

 2人はベトナム国籍のドアン・ティ・フオン被告(28)とインドネシア国籍のシティ・アイシャ被告(25)。同裁判所には同日朝、2人とみられる人物が別々に、厳重な警備の中で移送された。

 裁判傍聴などのため現地入りしているドアン・ティ・フオン被告の親族は、面会した同被告の健康状態は「良好だ」としたうえで、「無罪だと信じている」などと話した。

 マレーシアでは、殺人罪で有罪になれば死刑が適用されるため、両被告は「いたずらビデオの出演といわれた」などと主張し、減刑を求める見通しだ。

 起訴状によると、2人は2月13日、逃走中の4容疑者と共謀し、クアラルンプール国際空港の出発ロビーで、北朝鮮国籍の男性を殺害したとしている。マレーシア警察によると、正男氏の遺体から猛毒の神経剤VXが検出された。


<金正男氏殺害>2被告の公判準備手続き始まる マレーシア
毎日新聞 4/13(木) 10:39配信

 【クアラルンプール西脇真一】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された事件で、殺人罪で起訴されたベトナム人のドアン・ティ・フオン(28)とインドネシア人のシティ・アイシャ(25)の両被告に対する公判準備手続きが13日、クアラルンプール近郊セパンの裁判所で開かれた。

 両被告は午前8時(日本時間同9時)、重武装の警察官に付き添われて裁判所内に入った。重大事件として1審から高等裁判所で審理するための送致手続きを行ったが、この日だけでは終わらず、来月再度手続きを行うことになった。

 起訴状や捜査によると、両被告は2月13日午前9時ごろ、クアラルンプール国際空港第2ターミナルの自動チェックインカウンターに並んでいた金正男氏を襲撃。数秒の間に猛毒の神経剤VXを塗りつけ、約2時間後に死亡させたとされる。現場から逃走し既に帰国した北朝鮮の容疑者4人が、指示・監視役として両被告と共謀したとしている。

 両被告は逮捕後「テレビのいたずら番組への出演だと思っていた」などと、殺意を否認している。

 一方、12日にクアラルンプールで記者会見したフオン被告のいとこの男性(32)によると、同日朝、フオン被告と彼女の父親が面会。健康状態は良さそうだったが、父親の身辺の安全をしきりに心配していたという。

 男性は「彼女が無罪となることを期待する。真の犯人が既に逃走してしまったのは残念だ」と話した。


「娘は100%無罪」=フォン被告の父―金正男氏事件
時事通信 4/12(水) 21:31配信

 【ハノイ時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏殺害事件の実行犯としてマレーシアで起訴されたドアン・ティ・フォン被告は12日、父親のドアン・バン・タインさんと収監先で面会した。

 ベトナムのメディアは、タインさんが面会後に「娘は100%無罪だと信じている」と語ったと伝えた。

 フォン被告らに対する裁判手続きは13日行われる。ベトナム北部で農業を営むタインさんは、それを控えて10日にマレーシア入りした。


北朝鮮労働者117人が不法滞在、出頭求める マレーシア
CNN.co.jp 4/12(水) 11:03配信

(CNN) マレーシア当局は、就労ビザが期限切れになった後も同国に滞在している北朝鮮人労働者117人を特定したとして、1週間以内に出頭するよう呼び掛けている。入国管理当局の責任者が11日、CNNに語った。

マレーシアと北朝鮮は今年2月、金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム)氏の殺害事件をめぐって対立。マレーシアは当時、国内に滞在する北朝鮮人の出国を一時的に禁止した。

これをきっかけに、同国では不法滞在の北朝鮮人労働者に対する取り締まりが強化されている。

117人は全員、ボルネオ島サラワク州に滞在し、炭鉱や建設業界で働いているという。同責任者は「ビザが切れた不法就労者だ。居場所は分かっているが、本人と雇用主にまず1週間の猶予を与えたい」と述べた。

国連の報告によると、北朝鮮は外貨を獲得するため、数千人の労働者を外国へ送り出している。


金正恩、揺らぐ国内指導体制
Japan In-depth 4/10(月) 11:01配信

【まとめ】 ・金正男殺害事件、北朝鮮の粘り勝ち。 ・金正恩の指導体制は不安定。 ・韓国、野党政権誕生で内政混乱する可能性大。
■金正男氏遺体帰国、北朝鮮作戦勝ち

朝鮮半島は現在非常に不安定な状態にある。北朝鮮では金正男氏が殺害されたり、ミサイル発射が頻繁に行われたりしている。韓国では朴槿恵氏が逮捕される事態になった。今、朝鮮半島で何が起きているのか、政治ジャーナリストの細川氏が、朝鮮半島情勢に詳しい早稲田大学名誉教授重村智計氏に話を聞いた。

「マレーシアで殺害された金正男氏の遺体と北朝鮮の外交官が北朝鮮に帰国し、マレーシアの外交官ら平壌で足止めされていた人たちも帰国するという取引が行われたようだが、その背景はどうなっているか。」との細川氏の問いに対し、重村氏は「一言でいえば、北朝鮮の作戦が成功したといえる。」と述べた。

「はじめ北朝鮮側が平壌にいるマレーシアの外交官の出国を停止したのは、クアラルンプールの大使館にかくまっている(金正男氏殺害に関わった)犯人を(マレーシア当局に)捕まえさせないようにするためだった。又、もともとマレーシア側は(金正男氏の)遺体をマカオにいた家族に引き渡そうとしていたが、最終的に北朝鮮が持って帰ることが出来た。北朝鮮が家族のパスポートの期限を切った可能性がある。」と北朝鮮側の狙いを分析した。

その背景について、「(家族は)韓国政府がオランダの協力を頼み、身分保障してもらって中国からオランダ経由でアメリカに渡ったのではないかとみられている。しかし、アメリカから出国してマレーシアに行く段階で、パスポートがないので行けない、となり、そこを北朝鮮がうまくついた。」と述べ、北朝鮮側が遺体を引き取る為の交渉を有利に進めたとの考えを示した。

遺体の状態についても「遺体を引き取らせると証拠がなくなる。北朝鮮側は(金正男氏の暗殺は)なかった、陰謀だと言いだすので韓国とアメリカはマレーシアに遺体ではなく遺骨・灰で渡してほしいと交渉したが、結局北朝鮮側が応じず遺体をそのまま返したようだ」と述べた。

■不安定な金正恩の指導体制

細川氏が「北朝鮮がアメリカ・韓国に強硬姿勢を打ち出している意図は何か。」と質問したのに対して重村氏は、「強硬に見えるが、実際は、北朝鮮の事情は不安定である。金正恩は自分を立派な指導者だとみせるためにミサイルを打ち上げた。父金正日氏の時代は専軍政治だったが、金正恩氏は核とミサイルに集中する政策に変えた。それが成功していることを示さねばならない。今まで比較的豊かだった軍にお金が回らなくなり、不満がたまっているのでそれを抑える必要がある。ということは金正恩氏の指導体制が安定していないということだ。」と述べ、一連の北朝鮮の行動は対外的な影響力を増すことよりも、政権基盤の安定を図るためのものであるとの考えを示した。

では北朝鮮による韓国・アメリカに対する軍事行動は現実的ではないのだろうか?重村氏は、「狙うことはできないと自分たちが一番よく知っている。例えばアメリカにミサイルを打つとアメリカ軍に総攻撃されて北朝鮮がつぶれてしまう。また日本やアメリカを陸上部隊で占拠する能力はない。あたかもできるように見せかけなければならない」と述べ、国内状況を考えた行動であるとの認識を改めて示した。

■韓国野党政権誕生で日米との関係は最悪に

また、韓国では朴槿恵氏が逮捕された。これは韓国の大統領としては三人目である。「朴槿恵大統領は日米韓の関係が大事であるとの見方を示していた。次の大統領に誰が選ばれるか日本にとって懸念しなければならない。」と細川氏は述べた。

重村氏は「野党候補の文在寅(ムン・ジェイン)氏が就任すれば最悪だ。」と述べた。また、「彼は、当選したらアメリカに行くより先に平壌に行って首脳会談を行い、日本との慰安婦合意は破棄または見直し、高高度ミサイル防衛システムTHAAD(サード)も配備しない、との方針を打ち出している。よって日米との関係は最悪になる。」と懸念を示した。

現在文在寅氏が最有力ではあるが、「対立候補が決まっていない状況の支持率としてはそれほど高くなく、約32パーセントにとどまっており、彼を支持していない人が7割はいる。韓国の大統領選は通常2人で戦うが、過去圧倒的に一方が勝ったことはほとんどなく、大体3~5パーセント差で決まる。ただ今の流れからいくと、保守派の候補が勝つ可能性は非常に少ないのではないか」と述べ、野党政権が生まれる可能性が高いとの見通しを示した。

細川氏は、日本はどう対応すべきなのか、と質問したのに対して、重村氏は「北朝鮮からミサイルが万が一飛んでくる可能性があり、その対応は当然しなければならない。また北朝鮮の内部情勢を分析しておくこと。いくつかある金正恩氏の弱みも知っておくことが必要だ。」と述べ、「拉致問題ではいつでも交渉する姿勢をみせつつ、核問題はアメリカと共同で行う、という外交を展開していくしかない。」と強調した。

細川氏は、韓国・北朝鮮を含む近隣諸国との関係について「視野を広げ、俯瞰したうえで、冷静に判断することが重要である」との考えを示した。

(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2017年4月8日放送の要約です)

「細川珠生のモーニングトーク」
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正男氏暗殺 マレーシアのマハティール元首相に聞く「正恩氏は非理性的指導者」
産経新聞 4/6(木) 7:55配信

 【クアラルンプール=吉村英輝】マレーシアのマハティール元首相(91)は5日、産経新聞と単独会見し、北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件について「マレーシアの開放性」が悪用されたと批判した。一方、同日に弾道ミサイルを発射した北朝鮮の金正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長を「普通ではない指導者」と指摘しつつ、戦争回避へ、日本などに外交での解決を求めた。

 マハティール氏は首相在任中の2000年、北朝鮮国民のビザ無し訪問を認めるなど、両国関係の強化を進めた。同氏はただ、観光業推進などに向けたビザ免除は他国にも実施しており、「北朝鮮を特別扱いしたわけではない」と主張した。

 一方、国際社会で敬遠される北朝鮮にとり、マレーシアは自由に渡航できる数少ない国だったため、暗殺現場に選ばれたのだろうと指摘。マレーシアの全方位外交や各国との自由交流が過去も国際テロに悪用されてきたと述べた。

 その上で、遺体や参考人引き渡しで北朝鮮に譲歩したマレーシア側の対応は、マレーシア人が人質になったこともあり「状況は複雑だった」と理解を示した。

 ミサイル発射など挑発行為を続ける正恩氏については「(ナチス・ドイツの)ヒトラーのように非理性的な指導者であっても、国民としては何もできないことがある」とし、戦争被害を考えれば北朝鮮と「対話をすべきだ」と説いた。

 マハティール氏は03年まで20年以上の長期政権を率いたが、昨年はナジブ現首相と対立して与党を離れ新党を結成した。公的資金流用疑惑を抱えるナジブ氏が事態解決のため、中国からの資金援助受け入れを強めていることから「少しずつ主権が侵害されている」と主張。年内にも予想される総選挙をにらみ、ナジブ氏に退陣を迫る構えを示した。


マレーシア元首相 一問一答 「北との核戦争も」
産経新聞 4/6(木) 7:55配信

 【クアラルンプール=吉村英輝】マレーシアの首相として1981年から22年間にわたり、「開発独裁型」の経済発展を進めたマハティール氏。5日の産経新聞との会見では、北朝鮮の金正男氏殺害事件で厳しい対応を迫られた自国政府を代弁した。また、北朝鮮をめぐる安全保障環境に強い危機感を示した。主なやりとりは以下の通り。

 --正男氏殺害事件へのマレーシア政府の対応は

 「とても異例のことで対応が分からず、まず事件として扱った。だが、北朝鮮との対立は避けたかった。それが警察や外務省など、各政府機関が矛盾する声明を出した理由だ」

 --なぜマレーシアが現場に

 「暗殺を遂行するのに便利な国だった。各国の旅客が自由に訪れ、出国している。現場の空港は利用が多く、人混みに紛れ込むこともできる。また、ビザ免除も北朝鮮側にとっては特別な待遇だった」

 --ベトナム人とインドネシア人の2被告に、本国などで同情論も出ている

 「だまされたと主張するなら、公判で証明すればいい。(有罪なら死刑となる)殺人罪で起訴されたが、まだそう判決を下されたわけではない」

 --北朝鮮が弾道ミサイルを発射した

 「北朝鮮の過去の指導者は、それぞれ違った政策をとってきた。(朝鮮労働党委員長の)金正恩(キム・ジョンウン)氏は、叔父(の張成沢(チャン・ソンテク)氏)を処刑したとされる人物。ミサイル発射は、そういう彼がとっている政策だ」

 --国際社会はどう対応すべきか

 「正恩氏が北朝鮮の指導者として同国で受け入れられている限り、私たちはそれを受け止めるしかない。戦争に突入する前に、可能な限り早く問題を解決しなければならない。非合理的になり得る指導者に対応しているので、戦争や核戦争も起こり得る」

 --日本は何をすべきか

 「北朝鮮と対話する努力を続けるべきだ。核爆弾は世界中に拡散しており、中国は明らかに、北朝鮮と米国の戦争を懸念している。中国や米国とともに、北朝鮮に戦争をやめさせなければならない」

 --環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に反対してきた

 「その部分では、トランプ米大統領と同意見だ。ただ、彼は選挙期間中の他の公約を実現できていない。1期で終わるだろう」

 --クアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道計画に中国と日本が関心を示している

 「ナジブ首相は、他の鉄道などと同様、中国に契約を与えるだろう。中国から資金を貸し付けられて新たな負債を抱え、さらに国土を(中国に)売り渡すことになる」


トランプ氏、習氏に北攻撃で最後通告 「中国が解決しなければオレがやる」
夕刊フジ 4/4(火) 16:56配信

 北朝鮮が弾道ミサイルの発射に続き、6回目の核実験の準備を進めている。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、異母兄の金正男(キム・ジョンナム)氏を暗殺する異常さだけに、「東京やソウルを火の海にする」との発言も脅しでは済まされない。東京上空で、長崎型の核兵器が爆発した場合、「死者50万人・負傷者500万人」というシミュレーションもあり、自民党は「敵基地攻撃能力」の検討を打ち出した。こうしたなか、ドナルド・トランプ米大統領は6、7日の米中首脳会談で、中国の習近平国家主席に北朝鮮問題での「最後通告」を行う。

 「(正恩氏は)歯止めが利かなくなっている」「十数分で北朝鮮から(弾道ミサイルが)飛んでくる。2発目を撃たせない即応性を考えた場合、日本も攻撃能力を検討すべきだ」

 自民党の小野寺五典元防衛相は2日、フジテレビ系「新報道2001」で、こう語った。巡航ミサイルや戦闘機などによる敵基地攻撃(反撃)能力を保有することは、日本の国土に危険が及ぶ可能性を低下させられるほか、抑止効果も期待できる。

 民進党の前原誠司元外相も「こういう議論をするということは、大事なことだと思いますし、党としても、これから議論していくことになると思います」と語ったが、同党のリーダーの認識はかなり違う。

 蓮舫代表は3月30日の記者会見で、「(敵基地攻撃能力の保有を検討することを)懸念している」「戦後歩んできた平和国家の礎が崩れているように思える」と語った。

 北朝鮮による「今そこにある危機」を目の前にしながら、いまだに「憲法9条が日本を守っている」「平和国家=反軍事」という“教義”を信じ込んでいる政党があるとすれば、政権運営の資格があるのか疑わしい。一部野党には、国民と国家を守る意志と覚悟はないのか。

 現に、憲法9条はあるが、北朝鮮に拉致被害者は数十年も奪われたままで、島根県・竹島は韓国に強奪され、沖縄県・尖閣諸島の周辺海域には連日のように中国公船が侵入している。

 北朝鮮の核ミサイルが日本に飛来した場合の惨劇は尋常ではない。

 札幌医科大学の高田純教授(放射線防護学)のシミュレーションでは、東京の上空600メートルで長崎型と同じ20キロトンの核兵器が爆発すれば、《死者50万人/負傷者300~500万人を数える》という。

 核ミサイルだけではない。北朝鮮は正男氏暗殺にも使用した猛毒の神経剤VXのほか、サリン、炭疽(たんそ)菌といった生物化学兵器を少なくとも5000トン保有しているというデータもある。

 ジャーナリストの山口敬之氏は夕刊フジの連載「ドキュメント永田町」(3月14日発行)で、現在、日本政府が極秘裏に行っているシミュレーションについて、以下のように報告している。

 《東京や大阪などの人口密集地にVXミサイルが着弾すれば、その強烈な毒性と残存性から、数千人から数万人が犠牲になる可能性もある》

 北朝鮮は現時点で、日本のほぼ全土を射程に収める中距離弾道ミサイル「ノドン」を200から300基配備しているとされる。

 学校法人「森友学園」(大阪市)の問題も大切だが、国会は国民の生命と財産に直結する危機についても、急いで議論すべきだ。

 トランプ氏は6、7日、フロリダ州パームビーチで、習氏と米中首脳会談を行う。トランプ氏は北朝鮮の金正恩体制について「地球規模の脅威」との立場から、習氏に対し、北朝鮮への圧力強化を要請する考えだ。

 トランプ氏は2日の英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)とのインタビューで、「中国が北朝鮮問題を解決しなければ、われわれがやる」と語り、単独で「斬首作戦」や「限定空爆」に踏み切る考えを示唆した。

 評論家で軍事ジャーナリストの潮匡人氏は「敵基地攻撃能力の検討は、何十年も前から言われてきた。遅きに失した感がある。北朝鮮は移動可能な固体燃料を使用した新型ミサイルの開発に成功した。ミサイル防衛システムの処理能力を超えた『飽和攻撃』を仕掛けられた場合、現時点では迎撃できない。敵基地攻撃能力を保有するとしても、何をどこまで整備するのかは、政府・与党内でコンセンサスは得られていない。北朝鮮は近く、大規模な核実験や、ICBM(大陸間弾道ミサイル)発射実験をする可能性が高い。トランプ米政権は黙っていない。日本に何ができるか、真剣に考え、議論すべきだ」と語っている。


北朝鮮のテロ支援国家再指定へ法案可決 米下院、核・ミサイル開発で
産経新聞 4/4(火) 10:23配信

 【ワシントン=加納宏幸】米下院は3日の本会議で、北朝鮮の核・ミサイル開発や金正男氏殺害を受け、国務省にテロ支援国家への再指定を求める超党派の法案を可決した。上院で審議される見通し。本会議では北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発を非難する決議も可決した。

 下院外交委員会のロイス委員長(共和党)は法案と決議の可決を受け、「最近の金正男氏暗殺をみても、われわれが圧力を強めるときだ」とする声明を発表した。

 米政府は2008年、北朝鮮との対話を模索したブッシュ(子)政権下で北朝鮮へのテロ支援国家指定を解除した。トランプ政権は北朝鮮に対して軍事行動を含む「あらゆる選択肢」を検討。6、7両日の米中首脳会談の結果によっては再指定の検討を本格化させる可能性がある。


テロ支援国再指定促す=対北朝鮮、法案可決―米下院
時事通信 4/4(火) 10:13配信

 【ワシントン時事】米下院は3日の本会議で、北朝鮮をテロ支援国家に再指定するようトランプ政権に促す法案を可決した。

 ティラーソン国務長官に対し、法案成立から90日以内に、テロ支援国家の要件を満たしているかどうかを調査し、議会に報告することを求めている。

 法案はこの後、上院を通過し、大統領が署名すれば成立する。

 北朝鮮は1988年1月にテロ支援国家に指定されたが、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の進展を受けて2008年10月に解除された。金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏殺害事件などを踏まえ、再指定を求める声が高まっている。

 下院はまた、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発を非難する決議も採択した。


マレーシア警察「出国前に事情聴取」
ホウドウキョク 4/1(土) 11:54配信

北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件で、マレーシア警察は、関与が疑われていた北朝鮮2等書記官らについて、出国を認める前に、事情聴取をしていたことを明らかにした。
カリド長官は「彼らに求めていたものは得られた」と述べた。
マレーシア警察の長官は3月31日、記者会見し、北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官と、高麗航空のキム・ウクイル職員ら事情聴取を求めていた3人から、供述調書をとったうえで、出国を認めたと述べた。
さらに、正男氏の「親族」から、遺体を北朝鮮に返還するよう求める手紙を受け取っていたことを明らかにした。
長官はまた、「捜査は続いている」とした。
中国外務省によると、2等書記官ら2人と正男氏の遺体は、すでに北朝鮮に戻っていて、事件の全容解明は、ますます困難となっている。


群馬朝鮮学校に28年度分の県補助金交付 今年度以降は「条件付き」
産経新聞 4/1(土) 7:55配信

 群馬朝鮮初中級学校(前橋市)に対する県の補助金交付問題で県は31日、県議会常任委員会で平成28年度分の交付決定を報告し、同日執行した。「やむを得ない」などと説明したが、29年度分以降は拉致問題の記述が教科書にないことなどの課題が改善されない限り「交付しない」との条件を付した。なぜ28年度分には条件を課さないのか、県は「不交付にする明確な根拠がない」などと説明したが、他県との違いが浮き彫りになった。

 県は県議会総務企画常任委員会で判断に至った経緯などを説明。約半年間にわたり行ってきた授業視察などの調査結果を踏まえ、「不交付をするまでの明確な根拠はない。年度末まで不交付だと学校運営に与える影響は大きく、教育環境を著しく低下させることにもなりかねない」とし、28年度分交付を決定した事情を説明した。執行された補助金は241万9千円。

 一方、県学事法制課は、「(教科書や授業などに)特有の歴史観に基づく記載など反日的とも思える内容もあった」「拉致問題について教科書に記載されていない」「朝鮮総連と学校との関係性は否定できるところまで至っていない」と問題点を列挙した。

 その上で29年度分以降については、(1)拉致問題を教科書に記述すること(2)学校が朝鮮総連との関係を絶つこと-の2点を条件に挙げ「これを解決しない限り交付しない」とした。

 これに対し、補助金を打ち切った東京都の調査内容などを3月28日に視察した県議は、都の調査内容を説明した上で「都と比べ群馬の調査は生ぬるい」「拉致問題解決のためには出すべきではない」などと指摘した。

 しかし同課は「各県で個別の事情があり対応はまちまち。課題は残っているが本県(の調査)では明確な反日的内容はなかった」などと強調した。

 県議会側も結局、28年度分の交付については了承した。その上で、朝鮮学校の運営について県が継続調査を行うこと、教科書に拉致問題を記述することなど4点を求める決議案を全員一致で可決した。

 最終判断を下した大沢正明知事は「(朝鮮学校の)子供たちの教育のことを考えると、やむを得ない」と厳しい表情で話し、「拉致問題の教科書記述や総連との関係性の疑念の課題が残っているので、明らかにしていくことを求めていく」と語った。

                   ◇

 ■全国の流れに逆行「なぜ?」批判の声

 「朝鮮総連がどのような団体か理解しないまま、進めている」。朝鮮学校への補助金中止を求めてきた拉致被害者・家族の支援組織「救う会・群馬」の大野敏雄事務局長は、県の判断を厳しく批判した。

 「総連と学校が関係があるということは国会でも答弁されており明らかだ。さらに全国的にも補助金交付の中止が続いている。なぜ群馬は交付するのか」。繰り返される北朝鮮によるミサイル発射、金正男氏暗殺事件などに触れながら「憤りを感じる」と語った。

 他県では、和歌山で3月中旬に28年度分からの補助金廃止を決定。神奈川でも、学校側に求めていた拉致問題の教科書への記述が実施されなかったことから、今年度中の交付は「不可能」との方針を打ち出している。いずれの県も、群馬と同じく28年度の予算に計上していた。

 28年度分は当初予算に計上していたから交付するとの判断は、他県は採っていない。しかし、不交付を求める県議側も「反対したいが、予算計上を認め議会も通してしまっている」とやむなく了承した。

 県は「地域によって事情が違う」というが、総連との関係や拉致問題の教科書への不記載など問題点は残っていると明言している以上、適正な税金支出とは言い難い。


マレーシア、外交官解放優先 真相未解明
産経新聞 4/1(土) 7:55配信

 【クアラルンプール=吉村英輝】北朝鮮の金正男氏殺害事件をめぐり、マレーシア政府は31日、北朝鮮に「人質」となっていた9人の帰国に成功した。だが、事件への関与が疑われる北朝鮮の外交官たちは出国。国家ぐるみとみられる事件は、北朝鮮に翻弄され、真相が解明されないまま事実上の幕引きとなった。

 在マレーシア北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官らと正男氏の遺体を乗せた北京行きのマレーシア航空機は3月30日、定刻の午後6時を過ぎ1時間45分遅れで出発した。

 マレーシア当局筋は産経新聞に、遅延は、9人を乗せたマレーシア空軍手配の航空機の平壌離陸を確認する措置だったとした。「本当に9人を解放するか最後まで北朝鮮を信用できなかった」ためだ。

 地元紙ニュー・ストレーツ・タイムズによると、マレーシア政府は25日、北朝鮮代表団と9人の解放で合意。26日に北朝鮮大使館内で2等書記官らを聴取したうえ出国を認め、27日に正男氏の遺体とともに北朝鮮に向かわせる予定だった。

 だが、マレーシア側は出国前に急遽(きゅうきょ)、正男氏の遺体を取り戻した。北朝鮮側が9人の出国で突然の条件変更を示した可能性がある。

 「北朝鮮側がなぜ遺体引き取りにこだわるのか、当初は分からなかった」。マレーシア警察筋は、正恩氏への報告に、正男氏の遺体を“証拠物”として差し出す必要が北朝鮮側にあったと見る。遺体はマレーシアにとり「身代金」だった。


正男氏の遺体返還、北朝鮮の狙いは証拠隠滅 専門家が指摘
AFP=時事 4/1(土) 6:11配信

【AFP=時事】マレーシアで殺害された金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏の遺体が北朝鮮に返還されたことについて、専門家らは、北朝鮮の狙いは金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)政権による暗殺の証拠隠滅だと指摘している。

 正恩氏の異母兄で、「金王朝」の後継者候補ともされていた正男氏は2月13日、マレーシアの首都クアラルンプール(Kuala Lumpur)の空港で、猛毒の神経剤VXにより殺害された。

 マレーシアと北朝鮮の関係は事件を受けて悪化。両国は互いに相手国の大使を追放し、国内に滞在する相手国市民の出国を禁じていたが、今週になり、出国禁止措置の解除と、正男氏の遺体の北朝鮮への引き渡しに合意した。

 専門家らは、北朝鮮は遺体をすぐに処分し、事件を闇に葬ろうとするだろうと予測している。

 脱北者で、現在は韓国国家安保戦略研究所(Institute for National Security Strategy)で研究者を務める金光鎮(キム・グァンジン、Kim Kwang-jin)氏は「北朝鮮は遺体を焼却するだろう」と述べた。

 金氏は北朝鮮が正男氏の死因を病死と宣言し、一連の騒動の責任を敵国になすりつけるつもりだと指摘。「北朝鮮は、キム・チョル(Kim Chol)という自国民が心臓発作で死亡し、韓国や米国が騒動を巻き起こしたと主張するはずだ」と述べた。

 正男氏はマレーシアで死亡時、キム・チョルと名前が記載されたパスポートを所持していた。北朝鮮は事件の被害者の身元確認を拒否しているが、マレーシア当局はDNAサンプルを基に、遺体の身元を正男氏と確認している。

 脱北前は北朝鮮の国営保険会社で働いていた金氏は、北朝鮮政府は証拠隠滅によって反対勢力の関心をそらすこともできると指摘。AFPに対し、「北朝鮮が遺体の引き渡しを求めるのは当然のこと。遺体が国外にある限り注目を集めてしまう」と語った。

 専門家らはまた、北朝鮮が国民に真実を知られないよう、遺体の取り扱いを秘密裏に行うだろうとみている。

 北朝鮮問題に詳しい韓国・東国大学校(Dongguk University)の金龍見(キム・ヨンヒョン、Kim Yong-Hyun)教授は「正男氏の存在と彼の暗殺は、北朝鮮にとって国民に知られてはならない『パンドラの箱』のようなもの。全てが最低限の手順で秘密裏に行われるだろう」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News


<金正男氏>遺体、北朝鮮に 容疑者ら3人も帰国
毎日新聞 3/31(金) 23:15配信

 【ジャカルタ平野光芳】北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件で、マレーシア警察のカリド長官は31日、容疑者や重要参考人の北朝鮮の男3人が金氏の遺体とともに30日夜に出国したと明らかにした。金氏の遺体と3人の北朝鮮人は31日未明に経由地の北京に到着。中国外務省の陸慷(りく・こう)報道局長は同日の記者会見で「きょう北京から北朝鮮に戻った」と明らかにした。

 マレーシアを出国したのは在マレーシア北朝鮮大使館の2等書記官や高麗航空の職員らで、出国前に捜査員が潜伏先の北朝鮮大使館を訪れ、事情聴取した。カリド長官は「満足のいくもので、今後の捜査に支障は出ない」と述べた。長官は、今後も北朝鮮に逃亡した指示役の4容疑者の引き渡しを求めると強調したが、北朝鮮側は遺体が金氏であること自体を否定しており、全容解明は一層困難になった。

 一方、事件後に平壌で足止めされていたマレーシア人9人も31日早朝に専用機でクアラルンプールに到着し、政府関係者らが出迎えた。

 関係者によると、マレーシア人9人を乗せた飛行機と、北朝鮮人3人と遺体を乗せた飛行機は30日夜、それぞれ、平壌とクアラルンプールをほぼ同時刻に離陸した。双方が交換条件が履行されているか慎重に確認しながら、帰還手続きを進めたという。

東日本大震災等および原発事故関連のニュース・2217

引き続き、2011年3月11日に発生した、東日本大震災ならびに東電福島第一原発事故に関連するニュース記事を伝達します。

今後も引き続き、随時追加します。

リンク:<熊本地震>「みなし仮設」で5人死亡 孤独死か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<公取委>鹿島など立ち入り 震災復旧で談合疑い - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:農地の震災復旧で談合疑い=東北農政局発注工事―ゼネコン十数社立ち入り・公取委 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<玄海原発>再稼働、佐賀県議会が同意へ 13日にも可決 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「数日見かけない」益城町の仮設で孤独死 61歳男性 熊本地震で初めて - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:外部電源が一時途絶=川内原発、九電が報告訂正 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:高浜再稼働容認が確定=住民側、抗告見送り―大阪高裁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震から1年 益城町に新入職員 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>「益城のために」復興の決意 辞令交付式 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:17年度「まだ有事」=残る避難区域、根強い風評被害―福島知事 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:益城町、被災庁舎で入庁式 21人が新たな一歩「やりがいと責任感じる」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島・浪江町>「復興に尽力したい」役場業務が本格再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「土砂災害」地震は想定外 警戒区域の指定「豪雨」前提 熊本地震では8人が死亡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<JR浪江駅>6年ぶり再開 戻れ古里 ホームに笑顔 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<よさこいまつり>被災地を元気づけ 気仙沼で第1回開催 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:桜のトンネル、7年ぶり点灯…避難指示解除で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR常磐線・浪江-小高間再開 「一歩一歩元の町に」「6年は長かった」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:再出発の浪江に春呼ぶ列車 常磐線「小高~浪江」6年ぶり再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:茨城県で震度3 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島・富岡町の避難指示が解除 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島第1原発事故 「新しい町の誕生日」浪江で常磐線再開 今春の避難解除が完了 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島第1原発事故 浪江町長「常磐線運転再開は復興の原動力」 地域再生に期待高まる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:震源近く「心構えできた」=緊急地震速報、熊本震度7で―気象庁が住民調査 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【震災6年 ふるさとの今(4・完)宮城県気仙沼市】  「苦境」逆手、活路はシンガポールに 水産加工、団結の力で交渉力 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「原発の町」富岡町が避難解除 町に少しずつ増える“ぬくもり”と決意の火 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:浪江駅、新たな出発…JR常磐線6年ぶり再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<常磐線>原発の町、戻れ古里…浪江-小高・再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:常磐線、小高―浪江が再開=避難解除に合わせ―JR東 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難指示解除の福島3町村、再建へ一歩 「ゴールでなくスタート」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難先から老舗うどん店帰還 「生まれ育った飯舘村で再開したい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難指示7割で解除=残るは原発立地2町など―福島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島・避難指示解除>自治体、苦渋「まち残し」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島・避難指示解除>帰還1割未満 追い続ける復興 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:12市町村 除染作業終わらず - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<熊本地震>「みなし仮設」で5人死亡 孤独死か
毎日新聞 4/4(火) 14:30配信

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熊本県益城町の仮設住宅=2016年7月5日、本社ヘリから今冨英樹撮影

 熊本市は4日、熊本地震の被災者用に市が民間賃貸住宅を借り上げた「みなし仮設住宅」で1人暮らしをしていた男女5人が死亡していたことを明らかにした。誰にもみとられずに亡くなった孤独死の可能性もあるが、市は個人情報を理由に詳しい状況を明らかにしていない。

 市によると、死亡したのは40、70、80代の女性3人と、50代と70代の男性。昨年8月~今年1月末、親族らが死亡を理由に退去すると市に届けた。

 被災者の申請によると、熊本市のみなし仮設に入居した被災世帯は3月15日現在で8742世帯。このうち契約を終え、市が入居人数など詳細を把握したのは6914世帯(1万5761人)で、1032世帯が65歳以上の1人暮らしという。

 また、プレハブの応急仮設住宅には529世帯(1381人)が入居し、うち81世帯が65歳以上の1人暮らし。入居者の死亡は確認されていないという。

 市復興総室は「これまでも見守りに努めてきたが、5人が亡くなったのは残念。一層見守りを徹底したい」と話した。

 熊本県内の仮設住宅では3月28日に益城町の応急仮設住宅で入居者の男性(61)が孤独死しているのが見つかった。【樋口岳大】


<公取委>鹿島など立ち入り 震災復旧で談合疑い
毎日新聞 4/4(火) 14:14配信

 農林水産省東北農政局が発注した東日本大震災による津波被害の復旧事業を巡り、受注調整をしていた疑いが強まったとして、公正取引委員会は4日、独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で鹿島(東京都港区)など大手・中堅ゼネコン複数社の東北支店などに立ち入り検査に入った。関係者から事情を聴いて実態を解明する。

 関係者によると、複数社は数年前から、東日本大震災の被害に遭った宮城・福島両県での復旧事業の入札で、事前に調整して受注業者を決めていた疑いがある。

 農地や排水路の復旧のほか、区画整理事業など多岐にわたる事業で、受注調整をしていた疑いが持たれているという。

 鹿島の広報室は「立ち入り検査には全面的に協力してまいります」とコメントした。

 東北農政局によると、東日本大震災による宮城、福島、岩手の3県の農林水産関係の被害額は2兆円超で、農地の流出・冠水面積は約2万ヘクタール。うち約7割が宮城県だった。

 東北農政局発注の復旧工事を巡っては、宮城県亘理町での工事で、入札情報を漏らした見返りに飲食や宿泊の接待を受けたとして、山形県警が昨年11月、同局に勤務していた職員を加重収賄の疑いで、落札業者を贈賄容疑で逮捕している。【高木香奈】


農地の震災復旧で談合疑い=東北農政局発注工事―ゼネコン十数社立ち入り・公取委
時事通信 4/4(火) 13:53配信

 農林水産省東北農政局が発注した東日本大震災の復旧工事などをめぐり、談合した疑いが強まったとして、公正取引委員会は4日、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで、鹿島建設(東京都)や大林組(同)などゼネコン十数社を立ち入り検査した。

 ほかに立ち入り検査を受けたのは、飛島建設やフジタ、青木あすなろ建設、りんかい日産建設(いずれも東京)など。

 関係者によると、各社は東日本大震災で被災した農地や水路を復旧する土木工事などをめぐり、事前に受注予定者を決めるなどしていた疑いが持たれている。

 東北農政局の資料によると、同局管内では青森、岩手、宮城、福島の4県で2万ヘクタール超の農地が津波被害を受けた。被害の大きい宮城など3県では、農業以外に転用された土地を除き昨年11月時点で83%の農地が、がれき撤去や塩分除去作業を終え、農業再開が可能となった。

 農業分野での震災復旧・復興をめぐっては、農業用ハウスの復興工事で談合を繰り返したとして、公取委は今年2月、メーカー5社に課徴金納付を命じた。

 また、被災した高速道路の復旧をめぐり、東北、関東地方でそれぞれ談合を摘発している。

 鹿島建設、大林組、フジタなどは「検査には全面的に協力する」とコメントした。


<玄海原発>再稼働、佐賀県議会が同意へ 13日にも可決
毎日新聞 4/4(火) 13:03配信

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玄海原発(手前左から)3、4号機=佐賀県玄海町で2016年11月6日、本社ヘリから津村豊和撮影

 佐賀県議会は4日、議会運営委員会を開き、九州電力玄海原発3、4号機(同県玄海町)の再稼働の判断を巡る臨時議会を11日から13日までの3日間とし、再稼働に関する決議案を採決することを申し合わせた。自民党県議団は再稼働に同意する決議案を提出する方針を明らかにした。自民は県議会の大半を占めており、再稼働に同意する決議案が13日の県議会本会議で可決される見通しとなった。

 再稼働の判断に至っていない山口祥義(よしのり)知事が「議会としての意見を聞きたい」として臨時議会の招集を表明していた。玄海原発が立地する玄海町の町議会と岸本英雄町長は既に同意している。

 議会運営委員会では、過半数を占める自民党と公明党の委員が議会としての意思を示す決議案の提案を主張。野党会派は「性急だ」と反発し、委員会を退席した。野党会派は再稼働に反対する決議案を提出する見込み。【松尾雅也】


「数日見かけない」益城町の仮設で孤独死 61歳男性 熊本地震で初めて
西日本新聞 4/4(火) 11:26配信

 熊本県益城町は3日、熊本地震の被災者が入居する町内の仮設住宅で、1人暮らしの男性(61)が亡くなっているのが見つかったと明らかにした。発見時、死後数日が経過していたとみられる。県によると、熊本地震の仮設住宅で孤独死が確認されたのは初めて。

 町によると、男性は惣領仮設団地(約60戸)に昨年10月上旬に入居。3月28日に仮設団地の自治会長から「数日見かけない」と町に相談があり、警察と訪問し死亡している男性を発見した。死因は明らかにしていないが、持病があったという。町内の仮設住宅には同21日現在、3885人が入居している。

 町は、仮設住民らの見守り活動の拠点を町社会福祉協議会に整備。町内の仮設住宅では、支援団体が戸別訪問して入居者の健康状態を把握したり、孤立しがちな独居男性を集めた交流会を開いたり、孤独死を防ぐ取り組みを続けていた。

 被災地の孤独死問題に詳しい熊本学園大の高林秀明教授(地域福祉論)は「時間がたつにつれ、自立する力の弱い人たちが仮設住宅に残され、孤独死が起きやすくなる。戸別訪問や住民同士の関係づくりが個々の仮設で行き届いているかを確認し、支援を強化する必要がある」と指摘した。 

=2017/04/04付 西日本新聞朝刊=


外部電源が一時途絶=川内原発、九電が報告訂正
時事通信 4/4(火) 10:53配信

 九州電力は4日、運転中の川内原発(鹿児島県)で2日に外部電源3系統のうち1系統から一時受電できなくなるトラブルが発生したと発表した。

 九電は原子力規制委員会や地元自治体に運転上のルールの逸脱と報告したが、その後に事前に定めた3系統とは別の系統から受電ができているため、逸脱ではないと訂正。規制委は再確認を要求し、九電は4日になって、事前に決めた系統からの受電はできていなかったため、やはりルールの逸脱だったと再訂正した。

 九電によると、2日午後4時25分ごろ、川内原発につながる外部電源の1系統から受電できない状態になった。九電は外部電源について事前に選定した3系統の動作が可能であることを必要と定めており、運転上のルールの逸脱と判断した。

 だが、3系統とは別の系統から受電できていることが分かったとして、2日午後7時15分に逸脱ではないと訂正し、報道発表なども行わなかった。


高浜再稼働容認が確定=住民側、抗告見送り―大阪高裁
時事通信 4/3(月) 23:14配信

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)をめぐり、滋賀県の住民らが運転差し止めを求めた仮処分申し立てで、住民側は3日、運転を認めた大阪高裁決定について最高裁に特別抗告などをしないことを決めた。

 大阪高裁決定が確定する。

 大津地裁は昨年3月、運転中の原発を初めて停止させる決定をし、関電の異議も退けたが、高裁は今年3月28日、関電の保全抗告を認め、差し止めを取り消す決定をした。

 住民側弁護団は「本訴でしっかりと主張・立証し、勝訴を目指すことが得策だと判断した」と抗告を見送った理由を説明した。


熊本地震から1年 益城町に新入職員
ホウドウキョク 4/3(月) 15:03配信

熊本地震の発生から間もなく1年。震度7の揺れに2度襲われた熊本・益城町では、2017年度の新規採用職員などの辞令交付式が行われた。
辞令交付式では、2017年度に採用された新規採用21人と再任用6人、あわせて27人の名前が1人ひとり呼ばれ、辞令が手渡された。
採用職員を代表して、東野 加保里さんが宣誓書を読み上げ、西村博則町長が、「熊本地震で多くの人から支えていただきました。いろんなことにチャレンジしてください」と激励した。
復旧事業課の高浜宏弥さんは、「配属は復旧事業課です。いち早く、町民の皆さんが、今までの生活を取り戻せるよう、一生懸命職務に取り組みたい」と話した。
益城町では、熊本地震からの復旧復興に向けて、新年度から、復旧事業課や復興整備課などを新設して業務にあたる。


<熊本地震>「益城のために」復興の決意 辞令交付式
毎日新聞 4/3(月) 13:19配信

 昨年4月に発生した熊本地震で震度7の揺れが2度襲った熊本県益城(ましき)町で3日、新採用職員21人が辞令交付式に臨んだ。被災から14日で1年となる町の早期復興への尽力を誓った。

 地震関連の対応などで会議室が使えず、式は町長室前廊下で開かれた。西村博則町長は「町は生活再建を第一に取り組む。失敗もあったけどさまざまな事業をできたといえるような職員人生を送ってもらいたい。大いにチャレンジしてください」と呼びかけた。

 復興整備課に配属となった園田剛章さん(32)は2015年に青年海外協力隊員として派遣されていたアフリカから帰国後「熊本のために仕事をしたい」と行政職を志した。出身は同県八代市だが熊本地震後「被害の大きかった益城町の町づくりに携わりたい」と町職員を選んだ。「町民の不安や要望は多いと思うが、職員としての責任を受け止めて復興に携わりたい」と力を込めた。【出口絢】


17年度「まだ有事」=残る避難区域、根強い風評被害―福島知事
時事通信 4/3(月) 12:44配信

 「2017年度もまだ有事が続いている」。

 福島県の内堀雅雄知事は、新年度初となる3日の記者会見でこう語り、東京電力福島第1原発事故からの復興がいまだ途上にあるとの認識を示した。

 その理由として、内堀氏は(1)原発事故に伴う避難指示区域が、双葉町や大熊町など7市町村にまたがる地域に残っている(2)農産物を中心に、風評被害が依然として根強い―ことなどを列挙。加えて、県の人口が「全国でもトップクラスの減り幅だ」と指摘した。


益城町、被災庁舎で入庁式 21人が新たな一歩「やりがいと責任感じる」
西日本新聞 4/3(月) 11:14配信

 熊本地震で甚大な被害が出た熊本県益城町は、被災して取り壊しが決まっている庁舎で入庁式を開き、21人の新規採用職員が一歩を踏み出した。

 新設の復興整備課に配属される園田剛章さん(32)は「自分の仕事がまちづくりに直接反映されることに重い責任を感じます」。町では今なお、約3千世帯が仮設住宅や民間賃貸住宅を自治体が借り上げる「みなし仮設」で暮らす。西村博則町長は「多くの住民が日常でない避難生活を送っている。切磋琢磨(せっさたくま)して町を支えてほしい」と期待した。

=2017/04/03 西日本新聞=


<福島・浪江町>「復興に尽力したい」役場業務が本格再開
毎日新聞 4/3(月) 11:12配信

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が3月末に一部で解除された福島県浪江町では、約6年ぶりに町内の役場で業務が本格再開した。全域避難中は約50キロ離れた同県二本松市に仮事務所を置き、町役場ではインフラ整備など一部業務の再開にとどまっていた。辞令交付式で「復興に尽力したい」などと抱負を語る新顔の職員らに、先輩職員は温かい拍手を送った。

 職員約200人の8割が戻った役場では、8人の新採用職員や、全国の自治体からの派遣職員らへの辞令交付式があった。訓示で馬場有(たもつ)町長は「復興に向けていよいよ今日から出発した。スタートダッシュが大切で、遅れると後々に憂いを残すことになる。一致団結と行動力に期待したい」と呼びかけた。

 浪江町出身で、県内の大学を卒業後に新採用された佐藤望(のぞみ)さん(24)は教育委員会に配属。町が来年4月にも小中学校を再開させることから、「栄養士の資格を持っているので、給食面などでサポートできる。町に子どもたちの笑顔が戻ってくるよう頑張りたい」と語った。

 当面、町への帰還者は数%とみられ、多数の町民が避難を続ける二本松市には仮事務所を残す。【土江洋範】


「土砂災害」地震は想定外 警戒区域の指定「豪雨」前提 熊本地震では8人が死亡
西日本新聞 4/3(月) 10:06配信

 崖崩れや地滑りの危険性が高い「土砂災害警戒区域」の指定を巡り、地震による発生可能性も考慮すべきだとの声が上がっている。現在の国の指定基準は、基本的に「豪雨時」の発生を想定しているためだ。昨年4月の熊本地震では指定区域外の4カ所で大規模な土砂災害が発生し、8人が死亡。東日本大震災でも同様に死者が出た。専門家は「地震での土砂災害の傾向も分析し、基準に反映すべきだ」と指摘する。

 国土交通省によると、警戒区域の指定基準は、過去の豪雨時に発生した土砂災害のデータを基に(1)高さ5メートル以上で傾斜度が30度以上の急傾斜地(2)過去に地滑りした痕跡があり、地滑りを起こす恐れがある地域-などとされる。都道府県が基礎調査に入り、基準に当てはまれば指定している。

 しかし、昨年4月16日の熊本地震の本震では、熊本県南阿蘇村河陽の高野台地区などで大規模な地滑りや土砂崩壊が発生し、8人が死亡した。いずれも基準に該当せず、警戒区域ではなかった。

 警戒区域について、国は77人が犠牲となった2014年の広島市の土砂災害後、全国に指定を強化するよう促したため、この1年で急ピッチに進められてきた。指定することで住民に事前周知し、危険性の認識と備えの意識を高められる利点がある。

 警戒区域とみられる箇所のうち、指定済みは全国平均で71%(1月末現在)、約14万カ所が見込まれる九州は63%。各都道府県は全基礎調査の終了目標を2019年度と設定しているが、「豪雨」を基本とする現行基準での指定作業すら遅れているのが現状だ。

 指定基準に地震の要素も加えるべきだとの指摘に、国交省は「現実として熊本地震では警戒区域以外での土砂災害が起きているが、現在の科学技術では地震による土砂災害の予測は難しい」としている。

 東京農工大の石川芳治教授(砂防学)は「地震時には基準に満たない緩やかな傾斜地でも、火山灰由来など軟らかい地質の地域で土砂災害の危険性がある。地震時の地形や地下水を分析すれば傾向は導き出せる」と指摘。「突発的な地震では豪雨時のように事前避難も難しい。地震による発生を想定した基準が必要だ」と話す。

九州7県に8万9164ヵ所
 九州7県の土砂災害警戒区域は8万9164カ所(1月末現在)で、昨年3月末から8397カ所増加。このうち、特別警戒区域は7万4465カ所で、昨年3月末に比べ8103カ所増えた。

 国土交通省によると、九州7県の警戒区域数は、福岡が1万7602カ所(うち特別警戒区域1万6069カ所)で最多。続いて、熊本1万6489(同1万5432)▽鹿児島1万6334(同8271)▽長崎1万5171(同1万4483)▽佐賀8072(同6981)▽大分7750(同7171)▽宮崎7746(同6058)となっている。

 九州各県で、警戒区域とみられる箇所の指定がほぼ完了したのは福岡のみ。各県の完了率は、熊本80%▽佐賀70%▽鹿児島65%▽宮崎54%▽長崎48%▽大分39%。大分は「基礎調査を行う専属班を設けており、指定を急ぐ」としている。

【ワードBOX】土砂災害警戒区域
 崖崩れや土石流、地滑りが起こる危険性が高い場所。都道府県が土砂災害防止法に基づいた基礎調査をした上で指定する。通称イエローゾーン。指定されれば市町村は地域防災計画に盛り込み、ハザードマップなどで周知し、避難体制を整える。さらに危険な場所は特別警戒区域(通称レッドゾーン)に指定され、住宅地分譲などの土地開発や建築物の構造についての規制がある。

=2017/04/03付 西日本新聞朝刊=


<JR浪江駅>6年ぶり再開 戻れ古里 ホームに笑顔
毎日新聞 4/3(月) 9:46配信

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JR常磐線の浪江-小高間の再開を記念し、浪江駅で開かれた式典=福島県浪江町で2017年4月1日、喜屋武真之介撮影

 福島県浪江町は、東京電力福島第1原発事故により全域に出ていた避難指示が一部で解除され、中心市街地にあるJR浪江駅も約6年ぶりに再開し、再起への歩みを進めている。だが当面の帰還者は数%とみられ、かつて周辺地域からも人を集める「商業の町」として、原発作業員らでにぎわった駅前商店街もシャッター通りとなっている。原発で盛衰を味わった町の復興はなお遠い。【土江洋範】

 浪江町権現堂(ごんげんどう)地区にあるJR浪江駅。1日午前10時12分、馬場有(たもつ)町長(68)らを乗せた電車がホームに到着すると、大勢の町民らが笑顔で出迎えた。東日本大震災と福島第1原発事故の影響で不通だったJR常磐線の浪江(浪江町)-小高(南相馬市)間8.9キロの運行が再開し、沿線では、地元住民が「お帰りなさい」の横断幕を掲げ歓迎した。

 避難先の南相馬市から始発電車に乗った町出身の東海林サチ子さん(61)は「町の新たな誕生日をお祝いしたかった。約40年前に通学で利用していたので懐かしい」と話した。

 看板が傾くスナックや倒壊寸前のバー、板で入り口を塞いだ花屋……。町関係者は浪江駅が再開し、仙台と直結したことで復興に弾みがつくと期待するが、人だかりができた駅から少し歩けば人影はまばらだ。

 街は復興作業のトラックばかりが目立ち、ガソリンスタンドや整備工場がわずかに店を開ける。3月末に放射線量が高い「帰還困難区域」を除き、避難指示が解除されたものの、帰還に向けて自宅宿泊に登録していた町民は解除対象人口の5%にとどまっている。

 避難指示が出た浪江など双葉郡8町村は、1971年に運転を始めた福島第1原発(大熊・双葉町)が立地するまで主だった産業がない農村だった。浪江駅からは多くの若者がSLに乗り出稼ぎに行った。馬場町長は「農閑期に日銭を稼ぐ人が多かった。中学卒業後に集団就職でみんなして東京に行っていた。原発ができてからは、働く場所が生まれて町民が定着し、商業も盛んになった」と話す。

 原発効果は大きく、昼は買い物客でにぎわい、夜はネオンがともる店が増えていった。

 権現堂地区の区長会長を務め、種苗店を経営する佐藤秀三さん(72)は「スナックなど飲食店は100軒近くあった。終電が過ぎても東電関係者や原発作業員が飲み歩き、運転代行もほとんどつかまらなかった」と振り返る。

 そんな町も原発事故で全域避難となり、若者は仕事や子育てで避難先に定着した。佐藤さんは、昨年9月に町内宿泊が認められてから自宅兼店舗で暮らすものの、町民の帰還が進まず、店を再開できないでいる。

 駅から約400メートル離れた「田河輪業商会」は昨年9月に店を開けた。2代目の田河一良(いちろう)さん(77)は「他の店主が『あの人がやってんだったら俺もやってみんべ』と思うきっかけに」と願う。ただ、客が誰も来ない日も珍しくなく、倉庫に6年間眠らせていたスクーターを点検したり、テレビを見たりして時間を潰す。自転車やバイクの在庫を売り切ったら店を畳むつもりだ。

 町内で営業を始めた飲食店や商店などの事業所は約50カ所。事故前は約1000カ所だった--。


<よさこいまつり>被災地を元気づけ 気仙沼で第1回開催
毎日新聞 4/2(日) 20:06配信

 東日本大震災の被災地を「よさこい」で元気づけようと、宮城県気仙沼市の産直施設で2日、「第1回気仙沼みなと復興よさこいまつり」が開かれ、宮城、岩手、秋田の計9団体が演舞を披露した。

 市内のよさこい4団体のうち震災後も活動を続けるのは、開催を呼びかけた「祭りや」だけ。「祭りや」は「活動できなくなった仲間と再会したい」との思いを込めたオリジナル曲「祭海(さいかい)」を力強く演じた。

 まつりは来年以降も4月に開催する予定で、「今後参加団体を増やしたい」と「祭りや」の小山ひとみ代表(52)。被災地を代表する水産業のまちの新たな春の風物詩となることを願う。【三浦研吾】


桜のトンネル、7年ぶり点灯…避難指示解除で
読売新聞 4/2(日) 9:29配信

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ライトアップされた夜の森地区の桜並木(1日午後6時24分、福島県富岡町で)=林陽一撮影

 福島県富岡町で1日、東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示区域(帰還困難区域を除く)が解除され、桜の名所「夜の森」地区の桜並木が7年ぶりにライトアップされた。

 住民たちはつぼみをつけた木々を見上げ、古里の再生を願った。

 「3、2、1……」。1日午後6時、投光器の光が約90本の桜の木を一斉に照らし出すと、うすいピンク色のトンネルが闇夜に浮かび上がった。同県いわき市で避難生活を送る富岡町の大和田剛さん(64)は、その様子を見守った。ライトアップを仕掛けた町民有志の取りまとめ役。古里への思いは強まるが、高齢の母を残してすぐには戻れず、改修した自宅とを往復する日々を過ごしている。


JR常磐線・浪江-小高間再開 「一歩一歩元の町に」「6年は長かった」
産経新聞 4/2(日) 7:55配信

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東京電力福島第1原発事故と東日本大震災で運休が続いていたJR常磐線の浪江(福島県浪江町)-小高(同県南相馬市)間が1日、6年ぶりに運行を再開した(桐山弘太撮影)(写真:産経新聞)

 東京電力福島第1原発事故と東日本大震災で運休が続いていたJR常磐線の浪江(福島県浪江町)-小高(同県南相馬市)間が1日、6年ぶりに運行を再開した。浪江町は再び仙台圏と鉄路で結ばれ、復興に向けて前進した。

 昭和62年に国鉄が分割・民営化され、JR発足当時の浪江駅長だった栃本勝雄さん(72)=同町=は「6年は長かった。復旧・復興のために交通網は必要なもの。町に戻ってくるのは高齢者が多く、再開は非常に大きい意義がある」と強調。浪江町から南相馬市に避難中で、一番列車に乗った東海林サチ子さん(61)は「一歩一歩少しずつ元の浪江町に戻っていくんだなあと思った。40年くらい前、理容学校に行くため原ノ町駅まで同僚と通った。とても楽しい思い出」と感慨深げだった。

 常磐線の竜田(同県楢葉町)-富岡(同県富岡町)間は今年10月ごろに再開予定で、残る富岡-浪江間は平成31年度末までの全線開通を目指している。

 浪江町などは3月31日に、富岡町は1日に帰還困難区域を除いて避難指示が解除。今春に予定された4町村の解除が完了した。富岡町の宮本皓一町長は「新たな町の本格復興がスタートする」と話した。今春解除された地域で将来も含め帰還の意向を示している住民の割合は、川俣町山木屋地区(43・9%)▽飯舘村(33・5%)▽浪江町(17・5%)▽富岡町(16・0%)。


再出発の浪江に春呼ぶ列車 常磐線「小高~浪江」6年ぶり再開
スポニチアネックス 4/2(日) 7:01配信

 東京電力福島第1原発事故と東日本大震災で不通となっていたJR常磐線の小高(福島県南相馬市)―浪江(同県浪江町)が1日、6年ぶりに再開した。再び仙台市と鉄路で結ばれ、復興の加速が期待される。

 浪江行き始発列車には約40人が乗車。浪江駅では記念式典が開かれ、馬場有(たもつ)町長は「再開は大変ありがたく、復興の大きな原動力になる」とあいさつした。

 町民も待ちわびていた。駅から約1キロの所にある仮設商店街「まち・なみ・まるしぇ」内で、B―1グランプリにも輝いた「なみえ焼きそば」を提供する「浪江焼麺太国アンテナショップ」の阿久津雅信さん(46)は「これで復興のスタートラインに立った。いろんな地域から浪江に足を運んでもらい、現状がどうなっているのかを見てもらいたい」と期待を寄せた。この日は1皿500円の焼きそばが通常の土曜日より2倍売れたといい、「列車効果かな」と喜んだ。ただ鉄道が通っても、駅前にはまだ倒壊店舗や空き地も多く残っており「以前のようになるまで、時間はかかるかもしれない」とも話した。

 また、浪江町で行政区会会長を務める佐藤秀三さん(72)も鉄道再開は明るいニュースとしながら「学校も企業もなく、利用者は少ないだろう」と道半ばであることを強調。浪江町は前日3月31日に、放射線量の高い区域を除いて避難指示が解除となったが「すでに避難先で生活基盤ができてしまった人もいる。住民がいてこそ復興。待ちに待った解除ではあるが、バンザイとはならない」と厳しい現状を口にした。浪江駅は大震災の地震で線路がゆがむなどの被害が出たほか、長期の不通で電気設備や駅舎などの修繕が必要となった。JR東日本は2016年1月に復旧工事に着手、今年3月に試運転をした。

 今後は一日に上下線計22本を運行する。常磐線は浪江町の南側の富岡―竜田は10月ごろに再開する見通し。その後は第1原発のある双葉、大熊両町を経由する浪江―富岡が不通区間で残る。JR東は20年3月末までの全線開通を目指している。


茨城県で震度3
時事通信 4/1(土) 20:48配信

 1日午後8時28分ごろ、茨城県北部を震源とする地震があり、同県日立市などで震度3の揺れを観測した。

 気象庁によると、震源はごく浅く、地震の規模(マグニチュード)は4.0と推定される。主な各地の震度は次の通り。

 震度3=茨城県日立市、高萩市
 震度2=茨城県東海村。


福島・富岡町の避難指示が解除
ホウドウキョク 4/1(土) 19:15配信

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(写真:ホウドウキョク)

福島第1原発の事故で福島・富岡町に出されていた避難指示が、4月1日に解除された。
解除された午前0時に、東日本大震災の犠牲者に黙とうがささげられた富岡町。
復興の願いを込めた、3,000本の竹の灯籠の光によって、「富岡は負けん!」というメッセージが浮かび上がった。
富岡町民と交流してきた40代男性は「この日の迎え方も人それぞれですけれど、そのそれぞれを共有したいなと強く思います」と話した。
解除に合わせて、1日から路線バスと町が運営する無料バスの運行が始まった。
解除されたのは、帰還困難区域を除く避難区域で、対象の住民は3,817世帯9,544人と町全体の人口のおよそ7割にあたる。
一方で、帰還に向けた準備宿泊を申し込んだのは348人で、住民の帰還には、生活環境のさらなる整備が必要。

福島テレビ/FNN


福島第1原発事故 「新しい町の誕生日」浪江で常磐線再開 今春の避難解除が完了
産経新聞 4/1(土) 17:03配信

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福島第一原発事故により不通になっていた浪江-小高駅間が6年振りに運転を再開。浪江駅に到着した車両からは多くの乗客が乗降した=1日、福島県浪江町(桐山弘太撮影)(写真:産経新聞)

 東京電力福島第1原発事故と東日本大震災で運休が続いていたJR常磐線の浪江(福島県浪江町)-小高(同県南相馬市)間が1日、6年ぶりに運行を再開した。浪江町は再び仙台圏と鉄路で結ばれ、復興に向けて前進した。

 浪江町から南相馬市に避難中で、一番列車に乗った東海林サチ子さん(61)は「新しい町の誕生日。一歩一歩、町が元に戻っていくんだなと思った」と感慨深そうに話した。

 浪江町などは3月31日に、富岡町は1日に帰還困難区域を除いて避難指示が解除。今春に予定された4町村の解除が完了した。


福島第1原発事故 浪江町長「常磐線運転再開は復興の原動力」 地域再生に期待高まる
産経新聞 4/1(土) 17:02配信

 東京電力福島第1原発事故による避難指示が解除された福島県浪江町に1日、鉄路が戻った。JR常磐線の浪江-小高(同県南相馬市)間の約8・9キロが6年ぶりに運行を再開。住民や関係者からは地域の再生に期待する声が上がった。

 午前6時27分、約40人を乗せて原ノ町駅(南相馬市)を出発した2両編成の始発列車が浪江駅に滑り込んだ。

 昭和62年に国鉄が分割・民営化され、JRが発足した際の浪江駅長だった栃本勝雄さん(72)=同町=は「復旧・復興のために交通網はなくてはならない。鉄道の再開は非常に意義がある」と話した。

 午前10時すぎには同駅で運転再開式が開かれ、浪江町の馬場有(たもつ)町長は「再び乗車したが、線路脇の草は刈られ、きれいな砂利も敷かれていた。運転再開は復興の原動力だ」と述べた。

 浪江駅は津波被害はなかったが、震災時の揺れで線路がゆがむなどの被害が出たため、JR東日本は昨年1月から復旧工事に着手していた。今後は1日に上下線計22本を運行する。

 常磐線は竜田(同県楢葉町)-浪江間の27・7キロで運休が続く。竜田-富岡(同県富岡町)間は今年10月ごろに再開予定で、残る富岡-浪江間は平成31年度末までの全線開通を目指している。

 また、富岡町に出ていた避難指示も1日午前0時、帰還困難区域を除き解除された。同町では住民の帰還に合わせ診療所や商業施設などの整備が進んでおり、宮本皓一町長は「新たな町の本格復興がスタートする」と話した。


震源近く「心構えできた」=緊急地震速報、熊本震度7で―気象庁が住民調査
時事通信 4/1(土) 14:10配信

 大きな被害をもたらした熊本地震は、14日で発生から1年を迎える。

 気象庁は九州と愛媛県の住民を対象に、昨年4月に最大震度7の地震が2回起きた際、緊急地震速報がどう受け止められたかを調べるアンケートを実施。震源に近い熊本県中心部では速報が強い揺れに間に合わず、直後のタイミングとなったが、「心構えができた」と回答した人が4割いた。

 アンケートは今年2月から3月初め、インターネットで行った。2回の大地震のいずれかで震度5弱以上を観測した市町村にいた成人男女約1900人を分析対象とした。

 昨年4月14日夜の最初の大地震で、緊急地震速報が強い揺れに間に合わなかった約400人のうち4割は、速報を見聞きして「体感していた揺れが地震だと分かった」「心構えができた」と回答。「自分自身の身を守る行動ができた」も1割強、「家族などの身近な人を守ることができた」は1割弱あった。

 一方、この地震で速報を見聞きした約1600人で、事前に速報への対応を考えていた人は1割強にとどまった。対応を考えていた人はそうでない人に比べ、「その場で身構えた」「安全と思う場所に移動した」「身近な人を守ろうとした」などと答えた割合が高かった。

 2回目の大地震は4月16日未明に発生。回答者の6割は眠っていたが、このうち4割が「速報で目を覚ました」と答えた。

 気象庁地震津波防災対策室でアンケートを分析した赤石一英さんは「緊急地震速報の効果は示されている。首都直下地震などが起きる可能性があり、普段から対応をしっかり考えてもらえるよう、普及啓発を進めたい」と話している。


【震災6年 ふるさとの今(4・完)宮城県気仙沼市】  「苦境」逆手、活路はシンガポールに 水産加工、団結の力で交渉力
J-CASTニュース 4/1(土) 14:00配信

 カツオの水揚げ量で20年連続日本一の宮城県気仙沼市は、サメやメカジキ漁でも知られる魚の街だ。東日本大震災で大打撃を受けた漁業関連施設は、6年の歳月を経て再建が進んだ。

 一方で、近年は日本人の「魚食離れ」が指摘されている。苦戦が予想される未来に備えて、地元の水産加工会社が団結した。視線の先にあるのは、海外だ。

■「個人プレーヤー」が組合結成

 気仙沼市の鹿折(ししおり)地区は、魚市場から2.5キロの距離にある。2011年3月11日、未曽有の津波と大火災に襲われ壊滅的な被害を受けた。震災後、復興工事が行われる中で港に近い一部区域は水産加工業集積地として整備され、今日では新築の工場が並んでいる。

 その中に、気仙沼鹿折加工協同組合がある。「個人プレーヤー」の色合いが強かった水産加工業者が震災を機にまとまり、大手商社や農林中央金庫が支援して2012年8月に設立された。目的は、生き残りのための「コストダウン」と「販売戦略」だ。コスト面では、農林中金からの低利融資約20億円を活用して共同利用の大型冷蔵庫と海水処理施設を設置した。おかげで個々の会社は、独自にこうした高額の設備を購入せずに済む。販売戦略面では、小規模業者の場合、単独だと商品の売り込みが困難だった百貨店のような大手に対して、組合としてまとまったことで交渉のテーブルに就いてもらえるようになった。

 ところが、厳しい現実が立ちはだかる。実は震災前から、日本国内の魚介類の消費が右肩下がりで減っているのだ。

 厚生労働省の「国民健康・栄養調査報告」2015年版に掲載されている、1人1日当たりの食品摂取量の平均値を見ると、1975年は魚介類が94.0グラム、肉類が64.2グラムだった。以降魚介類は減り続ける半面、肉類は増える一方だ。2006年は魚介類80.2グラム、肉類80.4グラムと逆転、直近の2015年は魚介類69.0グラム、肉類91.0グラムまで差が開いた。過去40年間で、魚食離れは一向に止まらない。

中国、韓国は今も被災地の輸入停止
 販路の課題もある。震災直後は事業が停止した影響で、製品が供給できなくなった。顧客側は別の地域や業者から商品を確保するようになり、結果的に国内販路の一部を失ったのだ。

 国内での販売は、将来苦戦が予想される。そこで組合では、日本とは逆に魚介類の消費量拡大が見込まれる海外に注目した。組合所属の各社が製造する水産加工品を売り込み、外国へ販路を広げていこうというのだ。

 ただアジアでは、中国や韓国といった隣国がいまも被災地からの水産物の輸入を停止している。そこで、ターゲットをシンガポールに定めた。1人当たりGDP(国内総生産)が世界でも上位で、組合の水産加工品を購入できる顧客層があるのも、選定の理由となった。対象は日本食レストランではなく、あくまで現地のバイヤーや飲食店だ。

 海外との取引経験が乏しい企業が多いため、組合をバックアップする三井物産が、現地と太いパイプを持つ輸出業の日本企業に販路開拓を要請した。資金面は農林中金がサポートする。農林中金仙台支店長の榎本浩巳氏は、この取り組みについて「被災地のみならず、国内消費減という課題を抱える全国の農林水産業における先駆的なモデルケースとなり得る」とコメントした。

 海外相手となれば、組合の「規模の力」が生きる。例えば海外市場を視察したり、現地で商品の見本市に参加したりする場合、中小企業だと費用面で厳しい。組合なら今回のように金融機関や商社の支援を受けやすく、水産加工会社としては組合経由で現地事情の情報を得られる。

 2017年2月、シンガポールのバイヤーを気仙沼に招待した。先方の希望を組合で吸い上げて最適な商品を提案する中、早くも具体的な商談に入るケースも見られた。バイヤーたちが鹿折にある水産加工工場を視察した際は、衛生管理状態を高く評価。実は現地ではいまも、気仙沼に原発事故の影響があるのではとの懸念が完全には消えていないようだが、雑菌の入り込む余地もない清潔な環境に「問題ない」と安心していた。

 3月には、気仙沼の代表団がシンガポールに渡りPRイベントを開いた。シンガポールの消費者は、日本人と味の好みが違う。まず食べてもらうのが大切だ。現地のレストラン関係者やバイヤー、政府関係者、メディアを招いて水産加工品を使った料理をふるまった。参加者からは好評で、その場で発注が来たほどだ。別の日には現地の人気ブロガーを招き、若者への情報発信を期待する。

「気仙沼の味」が海を越えて広がるか
 鹿折の水産加工企業にとって海外は未知の領域で、チャレンジだ。

 参加企業のひとつ、「気仙沼ほてい」は、フカヒレを中心とした缶詰やレトルトパウチ製品が主力だ。過去に海外進出の積極的なプランはなかったが、販路が国内だけに限られるといつか行き詰まるとの危機感はあったと、販売部長の熊谷敏氏は話す。組合から今回の話を聞いたとき、「長い目で見たら、(海外進出は)必然」と判断した。

 だが、2月にシンガポールのバイヤーが来て話した際、「初耳」の事実が多かった。現地では一般に3食とも外食で、家庭で調理しない。また外食産業向けの魚介の食材では、冷凍冷蔵の物流が発達していて、バイヤーからは「加工食品よりも、できれば(生の)原料に近いものが欲しい」と言われたという。熊谷氏にとっては「ショックだった」が、半面「現地の実情を把握できたのは大きい」とも考える。気仙沼ほていでは生鮮部門の工場を運営しており、ここから活路が開けるかもしれないとみている。

 サケのほぐし身を事業の柱とする「あかふさ食品」は、丁寧な手作業でつくる瓶詰の「ゴロほぐし塩鮭」「ゴロほぐし焼鯖」が消費者に人気だ。魚の生臭さがなく、塩加減も強すぎないので、そのまま食べてもよいし、料理の中に入れてもほかの食材の味を邪魔しない。海外では受け入れられやすそうだ。

 だが、被災した工場の再稼働を始めたのは2016年10月とごく最近。しかも人手不足で、海外市場に目を向ける余裕がない。社長の赤坂知政氏は、「現在抱える国内の顧客が第一だ。ただ、海外に興味はある。現状では可能な範囲で考えていきたい」と話している。

 組合所属の各社は、2017年10月には、シンガポールで開催される日本食の見本市「フードジャパン」出展を予定している。現地での足掛かりを築き、2018年度以降は組合が主体となって自力で海外への輸出拡大に取り組む予定だ。

 気仙沼の「ふるさとの味」が、海を越えて広がる日を目指す。(おわり)


「原発の町」富岡町が避難解除 町に少しずつ増える“ぬくもり”と決意の火
THE PAGE 4/1(土) 13:50配信

 公園に竹あかりが灯る中、黙祷が始まりました。4月1日午前0時。福島第2原発がある福島県富岡町は避難指示が解除(一部地域除く)されました。東日本大震災と福島第1原発事故から6年。その第1原発も北約10キロにある「原発の町」は、転機を迎えます。立ち入りが可能となった4年前から少しずつ、「人のぬくもり」が増えていました。

         ◇
 富岡町南部の岡内東児童公園に集まった町民は、雨の中、避難解除のときを静かに迎えました。割った竹に明かりを灯し、静かな音楽に耳を傾け、そして犠牲者を追悼しました。

 また公園内には、献花の絶えない「鉄の塊」が「震災遺産」として保存されています。2人の非番警察官が乗っていたパトカーでした。海岸近くで避難誘導していましたが、津波にのまれ、1人はいまだ行方不明です。

 富岡町は「地震、津波、原発事故」という史上類をみない「三重複合災害」を経験しました。その困難な中でも、再生に向けた動きがこれまで行われてきました。

生活のライフライン「コンビニ」
 東北へ向かう大動脈・国道6号線を北に進み、楢葉町から富岡町に入ると、最初の信号は、福島第2原発への入り口です。平日は多くの車やバスが右折して第2原発へ向かいます。

 北上するとまもなく「セブンイレブン上郡山店」が見えます。コンビニは「生活のライフライン」。全町避難中の昨年3月末、小売店舗として原発事故後初となる再開は、この店でした。車が吸い寄せられるように次々止まり、コンビニの「引力」を実感します。

 その先に「下郡山集会所」があります。立ち入り可能になった3~4年前、町は防護服の着用をよびかけており、町に入る前、薄い素材の防護服や帽子などを着用した場所です。いまは町の除染もほぼ終わり、その役割を終えました。

まちづくりの拠点「ショッピングモール」
 さらに北上すると、町の中心部です。右側に現れる「さくらモールとみおか」は、以前「トムトム」の愛称で親しまれたショッピングモール。スーパー「ヨークベニマル」(県内74店舗)が3月30日に開店。ホームセンター「ダイユーエイト」もあり、福島県民おなじみの店が並びます。

 モールのフードコートは昼食時、復旧・復興事業の作業員や地元住民でにぎわいます。町のお母さん手作り弁当や、鶏肉たっぷりの親子丼、そばなどが食べられます。

 店舗の反対側は事務所棟で、民間主体のまちづくり会社「とみおかプラス」や町商工会が入居。今後はまちづくりの拠点にもなりそうです。

 北隣は、福島第1原発見学への拠点となる東京電力の旧エネルギー館。常磐線代行バスがとまる現在の「富岡駅」でもあり、4月から竜田駅(楢葉町)との間で上下計22便も走ります。

「複合災害」の象徴・富岡駅
 モールの北側は住宅地で、真新しい「復興住宅」が建設の真っ最中でした。

 住宅地を東へ約10分歩くと、JR富岡駅です。海岸から約300メートルと近い富岡駅は「三重複合災害」の象徴でした。(当時の記事)

 津波で駅舎は基礎しか残らず、駅東側にびっしりあった住宅群は破壊されました。駅トイレ近くにも遺体が流れ着いたといいます。震災後、駅の脇に小さな慰霊碑が置かれ、訪れた人が手を合わせていました。

 現在、駅を北に約100メートル移設する工事が進みます。今年10月ごろ、富岡駅以南のJR常磐線が再開し、上野駅と直結予定です。

 ロータリーはすでに完成し、慰霊碑はモール近くにある冒頭の岡内東児童公園に移りました。駅東側には2年前、除染廃棄物の黒い袋が広大に積みあがっていました。現在、処理が進んでいますが、町北部などにはその廃棄物が残されています。

火祭りと桜が「町の誇り」
 「町の誇り」といえるイベントに「麓山の火祭り」と「夜ノ森の桜」があります。

 町北西部・麓山神社の「麓山の火祭り」は400年近くの伝統を誇り、火のついた松明を担いで山道を登ります。昨年9月、神社に新たな碑が建ちました。「除染と修復工事は困難を極めたが、復興への強い思いと町民の結束で修復した」。町民は祭りの復活を待ちわびています。

 町北東部は放射線量がいまだ高く、桜並木で有名な夜ノ森地区などは避難が続く帰還困難区域です。「境界」にはバリケードが一軒一軒にある一方で、道路を隔てた反対側の住宅群にはなく、4月から住み始めることができます。(当時の記事)

 夜ノ森の桜は、町民の「心の象徴」です。毎春「桜まつり」が開かれ、よさこい踊りも桜並木で行われました。新ショッピングモールも、桜にちなんだ名称です。

 6年経った今も、バリケードで「分断」される光景は変わりません。そんな中、夜ノ森の桜並木の7年ぶりライトアップが1日から16日間行われ、幻想的な光景となります。

被災地・熊本とつながる希望
 岡内東児童公園で竹明かりの演出を行った団体は、熊本市の「ちかけん」です。全国で竹あかりを活用した「まつり型まちづくり」に取り組んでいます。富岡町民は演出家の三城賢士さんを招き、準備を重ねました。

 三城さんは「熊本ではすでに13回、15万人が来場するイベントに広がり、昨年の熊本地震時にはボランティア活動もスムーズに立ち上がった。熊本と福島の被災地同士や、被災地以外の地域とのつながりのきっかけになれば」と話します。

 竹あかりは「希望のあかり」です。今回、町民は「感謝と追悼」の思いを表現しました。

 同時に、町民のこれまで、そして今後の決意が灯されています。

「富岡は負けん!」

(ヤフー社会貢献推進室・森禎行)


浪江駅、新たな出発…JR常磐線6年ぶり再開
読売新聞 4/1(土) 12:18配信

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避難指示が解除され、運転が再開されたJR常磐線の電車(1日午前10時18分、福島県浪江町で)=冨田大介撮影

 東京電力福島第一原発事故で不通となっていたJR常磐線浪江(福島県浪江町)―小高(南相馬市)駅間(8・9キロ)の運転が1日、約6年ぶりに再開された。

 浪江町の一部で31日、避難指示が解除されたため。竜田(楢葉町)―浪江駅間(27・7キロ)は引き続き不通で、JR東日本は2020年3月末までの全線開通を目指している。

 浪江駅での記念式典には多くの町民が集まり、馬場有町長が「復興への大きな原動力になる」とあいさつ。電車を出迎えた女性(72)は「6年間大変だったが、負けていられない。駅前のにぎやかさを取り戻していきたい」と力強く話していた。


<常磐線>原発の町、戻れ古里…浪江-小高・再開
毎日新聞 4/1(土) 11:39配信

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JR常磐線の浪江-小高間が再開を記念し、浪江駅で開かれた式典=福島県浪江町で2017年4月1日午前10時19分、喜屋武真之介撮影

 JR東日本は1日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で6年以上不通だったJR常磐線浪江(福島県浪江町)-小高(同県南相馬市)間の運行を再開した。浪江町の全域に出た避難指示は3月末に一部解除され、駅にも客が戻った。浪江は商業の町だったが、当面の帰還者は数%とみられ、飲食店が軒を連ねて原発作業員らでにぎわった駅前商店街もシャッター通りだ。原発で盛衰を味わった町の復興は遠い。【土江洋範】

 浪江町の中心市街地・権現堂(ごんげんどう)地区にあるJR浪江駅。午前10時12分、馬場有(たもつ)町長(68)らを乗せた電車がホームに到着すると、大勢の町民らが笑顔で出迎えた。再開区間は8・9キロ。沿線では地元住民が「お帰りなさい」の横断幕を掲げて歓迎した。

 避難先の同県南相馬市から始発に乗ってきた町出身の東海林サチ子さん(61)は「町の新たな誕生日をお祝いしたかった。約40年前に通学で利用していたので懐かしい」と話した。

 看板が傾くスナック、入り口を塞いだ花屋--。仙台と直結し、町は復興に弾みがつくと期待するが、駅前から一歩入れば厳しい現実が広がる。復興作業のトラックばかり目立ち、ガソリンスタンドや整備工場がわずかに店を開ける。郵便局の再開は4日の予定だが、帰還に向けた自宅宿泊に登録した町民は解除対象人口の5%にとどまる。

 避難指示が出た浪江町など双葉郡8町村は、1971年に運転を開始した福島第1原発(大熊・双葉町)が立地するまで、主だった産業がない農村だった。浪江駅からは中学を卒業したばかりの若者がSLに乗り、集団就職で上京。農閑期に日銭を稼ぐため、古里を離れる人も多かった。馬場町長は「原発ができてからは働く場所が生まれて町民が定着し、商業も盛んになった」と話す。

 「原発城下町」として、昼は買い物客でにぎわい、夜はネオンがともる店が増えていった。権現堂地区の区長会長を務め、種苗店を経営する佐藤秀三さん(72)は「終電が過ぎても東電の関係者や原発作業員が飲み歩き、運転代行もほとんど捕まらなかった」と振り返る。

 そんな町も原発事故で全域避難となり、若者は仕事や子育てで避難先に定着した。佐藤さんは昨年9月に町内宿泊が認められてから自宅兼店舗で暮らすものの、町民の帰還が進まず、店を再開できないでいる。

 駅から約400メートル離れた「田河輪業商会」は昨年9月に店を開けた。2代目の田河一良(いちろう)さん(77)は「他の店主が『あの人がやってんだったら、俺もやってみんべ』と思うきっかけになれば」と願う。ただ、誰も来ない日も珍しくない。在庫を売り切ったら、店を畳むつもりだ。


常磐線、小高―浪江が再開=避難解除に合わせ―JR東
時事通信 4/1(土) 8:15配信

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で運休していた福島県内のJR常磐線のうち、小高(南相馬市)―浪江(浪江町)間8.9キロが1日、6年ぶりに運転を再開した。

 浪江町の避難指示が帰還困難区域を除いて3月31日に解除されたのに合わせた。

 浪江駅で行われた再開記念式典で、馬場有町長は「復興の大きな原動力になる」と語った。

 同町から南相馬市に避難している無職女性(61)は、乗車した1番列車の車窓から景色を見ながら、「一つずつ元に戻っていくんだ」と感じたという。女性は「早く(全線が)復旧してほしい」と話した。

 JR東日本は浪江―小高間で、地震で損傷した電柱や橋桁などの復旧と除染作業を進め、3月7日から試運転を始めていた。

 残る運休区間のうち、富岡(富岡町)―竜田(楢葉町)間6.9キロは今年10月ごろ再開する予定。JR東は2020年3月末までの全線再開を目指している。


避難指示解除の福島3町村、再建へ一歩 「ゴールでなくスタート」
産経新聞 4/1(土) 7:55配信

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が福島県内3町村で解除された31日、対象となった浪江町、川俣町山木屋地区、飯舘村で記念式典や追悼式が行われた。富岡町に出ていた避難指示も1日午前0時に一部を除いて解除された。喜びと不安が交錯する中、各自治体は再建への一歩を踏み出した。

 町民ら約180人が東日本大震災の津波で亡くなった浪江町では日の出時刻に合わせ、馬場有(たもつ)町長と町民約20人が海を望む町内の慰霊碑に集まり、犠牲者に避難解除を報告した。

 この日は曇りで朝日は見えにくく、馬場町長は「町の現状と同じような天気。いつか晴れると信じて町を再生しよう」と呼びかけた。参加者は碑に黙祷(もくとう)をささげ、犠牲者を悼んだ。

 飯舘村は昨夏に開館した村交流センターで「おかえりなさい式典」を開催。避難先や村内の自宅から村民ら約300人が訪れ、再会と解除を喜んだ。菅野典雄村長は「6年の避難生活から待ちに待った解除だが、ゴールではなく復興のスタートだ」とあいさつした。

 3町村では31日午前0時、放射線量が高い「帰還困難区域」を除き避難指示が解除された。川俣町は避難区域がなくなり、飯舘村も大半で解消された一方、浪江町は面積の約8割で避難指示が続く。


避難先から老舗うどん店帰還 「生まれ育った飯舘村で再開したい」
産経新聞 4/1(土) 7:55配信

 「飯舘では肉うどんが人気だったけど、福島では五目うどんが人気だったね」

 福島県飯舘村の飯樋(いいとい)地区にある創業60年以上の老舗うどん店「ゑびす庵」の高橋ちよ子さん(68)は、店舗前に完成した新居への家財道具の搬入に追われていた。避難していた福島市内の住宅と店舗を引き払い、夫の義治さん(70)とともに31日から故郷に戻って生活を始めた。

 原発事故が起きたのは店を建て替えた数年後だった。避難先の福島市で店を再開し、同様に避難した村民や新たな常連客に親しまれた。福島市で店を続けることも考えたが、平成27年秋、義治さんが「生まれ育った飯舘村で店を再開しよう」と決意。家族で営業再開の準備を進めてきた。

 新築した自宅は工期が遅れ、荷物を運び込むことができたのは避難解除当日の31日午後。家財道具のほか、店で使う冷蔵庫、どんぶりなどはすべて軽トラックを使って自力で運んだ。「ゑびす庵」の看板もみんなで運び入れた。

 「ゼロからのスタートだけど、ここで店を開けてたら飯舘に来た人がほっとするでしょ。憩いの場になれたらいいね」。こう話すちよ子さんだが、帰還する村民がどれくらいいるかは分からない。厳しい経営になることは覚悟している。

 ちよ子さんは村の店に、「平成23年6月11日」のカレンダーをかけ続けてきた。避難のため村を出て行った日だ。店の再開とともに外すという。一方、義治さんは新しいカレンダーを持ってきた。4月26日に予約の印を付ける。営業再開はまもなくだ。(大渡美咲)


避難指示7割で解除=残るは原発立地2町など―福島
時事通信 4/1(土) 0:23配信

 東京電力福島第1原発事故で、福島県富岡町の全域に出されていた避難指示が1日、放射線量が高い帰還困難区域を除いて解除された。

 対象区域の住民登録者は、全町民の7割に当たる9544人(3月1日現在)。

 宮本皓一・富岡町長は解除後、「これまで以上の懸命さで復興、再生に取り組んでいかなければならない」と話した。

 3月31日には同県飯舘村と浪江、川俣両町の避難指示も同様に解除され、事故から6年で、県内11市町村の避難指示は対象区域の約7割で解除された。残るは七つの市町村にまたがる帰還困難区域と第1原発がある双葉、大熊両町となる。

 ただ、富岡町で解除の前段階として行われている準備宿泊の登録者は、28日時点で348人にすぎない。復興庁などが実施した住民の意向調査では、解除後も「戻らないと決めている」と答えた世帯が57.6%に上る半面、戻る希望があると回答した世帯は16.0%にとどまる。

 政府や町は帰還困難区域について、除染やインフラ整備を重点的に進める「特定復興再生拠点区域」を設け、おおむね5年以内をめどに解除を目指す。


<福島・避難指示解除>自治体、苦渋「まち残し」
毎日新聞 3/31(金) 23:02配信

 ◇国は避難者の自立促す

 「一言で言うと生き残り、『まち残し』なんです」。福島県浪江町の馬場有(たもつ)町長は1月下旬の町民説明会で、3月末に避難指示を解除する政府方針について、暗に理解を求めた。原発被災地を新産業の拠点にする国の方針に触れ、「企業誘致は他町村も立候補している。これは浪江町の百年の大計。誘致しないと、町はダメになる」とも訴えた。2月には富岡町の宮本皓一町長も「このままでは町が途絶えてしまう」として、政府の4月1日解除案を容認した。

 16年6月以降は避難指示が出た11市町村のうち7自治体を対象とした「解除ラッシュ」。帰還をためらう避難者が大半を占める中、首長が解除に踏み切ったのは、避難が長引くほど住民の帰還意欲が下がるからだ。政府内では、解除が最も難航するとみられていたのは浪江町だった。政府が避難者の自立を促すため、避難指示を解除して賠償を打ち切ろうとする中、町が町民の先頭に立って賠償の増額を求めていたからだ。だが周辺自治体で企業誘致や解除が進むうちに、「町は取り残されると思って焦るだろう」(関係省庁幹部)という思惑もあった。

 一連の解除は、人口減で自治体存続の危機に陥ると考えた首長と、避難の長期化による賠償を抑え、避難者の自立も促したい政府の思惑が一致した形だ。


<福島・避難指示解除>帰還1割未満 追い続ける復興
毎日新聞 3/31(金) 22:08配信

 ◇増える作業員 共生を模索

 政府は1日、前日の福島県浪江町・飯舘村・川俣町に続き、富岡町でも東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示を解除した。帰還困難区域を除き、今春までに解除するとの政府目標は達成されたが、当面の帰還者は1割に満たない。国や自治体は廃炉産業などを頼りに新住民を転入させ「まち残し」を図る一方、事故前からの住民には見知らぬ廃炉・除染作業員との共生に不安を感じる人も少なくない。作業員が帰還者の数を上回る町もあり、復興に向けた新旧住民の共生は一筋縄ではいかない。【土江洋範、関谷俊介、宮崎稔樹】

 「世界の研究者や廃炉企業の関係者など新しい住民を受け入れたい」。富岡町の宮本皓一町長は力説し、元の町民の帰還だけにこだわらないとした。

 国は、被災した沿岸部を廃炉研究やロボット開発などの集積で復興させる「イノベーション・コースト構想」を推進。自治体側も関連施設の誘致に躍起で、雇用創出による人口増を期待する。

 富岡町も、構想の拠点となる廃炉研究施設の誘致を要望。放射性物質を含んだ稲わらや焼却灰を町内で最終処分する国の計画を、2015年12月に受け入れるのと前後して建設が決まった。

 一方、富岡町に隣接する楢葉町。「ゴミ出しを指定日以外にしたり、分別しなかったりして、イノシシやカラスに荒らされる」と男性(79)は顔をしかめた。不満の先は、自宅近くにある宿舎に住む除染作業員らだ。

 同町は解除から1年半が過ぎ、廃炉や除染の作業員の流入が進む。帰還した町民は人口の11%にあたる818人(3月3日現在)にとどまるのに対し、作業員は約1500人。25カ所の民宿やプレハブ宿舎に滞在する。昨年8月には、除染作業員2人が自転車盗の容疑などで逮捕され、町は「帰還意欲が低下する」と環境省に抗議した。

 町は昨年、住民の不安解消に向け、作業員宿舎の建築主に計画書の提出を求め、何が建つのかを記した標識を予定地に立てるよう義務づける条例を施行。町民の求めに応じて、説明会を開くことも求めた。同様の条例は同町の南隣にある広野町でも施行されている。

 住民の帰還が富岡町より一足早く始まった楢葉町。担当者は「作業員も復興のためになくてはならない存在」と述べ、共生の方法を模索している。


12市町村 除染作業終わらず
ホウドウキョク 3/31(金) 22:06配信

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(写真:ホウドウキョク)

政府は、福島第1原発事故にともない、帰還困難区域を除く地域について、31日までに除染を終えるとしていたが、12の市町村では、作業が2017年度までかかることがわかった。
31日までに除染が行われたのは、放射線量が高い帰還困難区域を除いた福島県など8つの県の100市町村で、2012年からこれまでに、およそ2兆8,000億円かけて、延べ3,000万人の作業員が携わった。
政府の目標では、31日までに作業を終えるとしていたが、100市町村のうち、福島市など12の市町村では、人が住んでいるため、農地の除染ができる期間が限られるなどの理由で作業が遅れ、2017年度までかかるとしている。
政府の除染作業は、いったん区切りを迎えるが、これまでの除染で出た土壌の処分や、帰還困難区域の除染など、復興に向けて多くの課題が残されている。

2017年3月30日 (木)

北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・40

去る1月6日に核実験を行なった残虐な中世の亡霊・暗黒独裁国家・北朝鮮が、今度は長距離弾道ミサイル発射実験の準備を進めていたが、ついに7日9時31分に発射した。

政府は7日午前、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)を開き、国民の安全確保に万全を期すとともに、米韓などと緊密に連携し、北朝鮮に厳しく対応していく方針を確認した。
NSCで首相は、「米国や韓国など関係国と連携し、必要な対応を適時適切に行う」よう求めた。また、首相は関係省庁に対し、(1)落下物などによる被害がないかの確認(2)情報収集・分析の徹底(3)関係国との連携―を指示した。

安倍晋三首相は7日午前、首相官邸で記者団に対し、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射したことについて「断じて容認できない。明白な国連安全保障理事会決議違反だ。国際社会と連携し、毅然として対応する。国民の安全と安心を確保することに万全を期する考えだ」と述べた。

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リンク:正恩氏制御不能! 北、4・6に核実験か…十数倍の威力、地震や火山噴火触発も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日米韓、初の対潜訓練=北朝鮮SLBMを想定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮の核開発問題、中国の助けなくても解決 トランプ米大統領 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日米韓、北の潜水艦を念頭に海軍合同軍事演習 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北問題、中国やらねば「我々が」とトランプ氏 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<北朝鮮核>米単独で強い行動も トランプ氏、中国に圧力 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮核問題、米単独で対処も トランプ大統領が中国けん制 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北の核問題、中国の協力ないなら「米単独で」 トランプ氏 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:6、7日に米中首脳会談 通商、対立の恐れも - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:アメリカが北朝鮮に打てる手段は「軍事力の行使しかない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮の止まらない暴走 アメリカとの緊張関係も過去最大、日本が狙われる可能性も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプが北朝鮮を攻撃する日 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「アメリカ含めた議論必要」で一致 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「今に満足」最高65.9% 社会意識調査 「防衛環境悪化」懸念 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<内閣府調査>「日本悪い方向」外交安保で増加 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル マティス国防長官が、北朝鮮を「無謀だ」と猛批判 ロシアの脅威にも言及 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:アメリカ、北朝鮮に新たな追加制裁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:内閣府・社会意識調査 「防衛環境悪化」が過去最高28・2% 北朝鮮への不安くっきり 国を愛する気持ち「強い」55・9% - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「社会に満足」過去最高66%=防衛・外交、悪化の見方増す―内閣府調査 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮に独自制裁 大量破壊兵器開発阻止へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:群馬朝鮮学校に28年度分の県補助金交付 今年度以降は「条件付き」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:助けてトランプ大統領!中国に叩かれて韓国が悲鳴 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮の12個人・団体に制裁=中国との首脳会談控え―米 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「無謀な行動」と北朝鮮批判=ミサイル開発は脅威―米国防長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮の行動は向こう見ず、止めなければならない=米国防長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<習主席>ミサイル開発と米韓軍事演習、一時停止提案へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:韓国の悲願「核武装」は親北政権誕生で実現するのか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:麻生財務相、北朝鮮情勢「新聞が書いているより深刻」 有事の難民日本流入、可能性は「ゼロではない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:サイバー銀行強盗の背後に北朝鮮が - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:アメリカは北朝鮮に先制攻撃するのか?~浮上する3つの日付 日本には、いつ打診があるのか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:落合信彦氏が指摘 今後日本に牙を剥く「2つの核保有国」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:韓国の「THAAD」配備は中国の身から出た錆だ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「敵基地反撃能力」保有を提言 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「一定の攻撃、抑止力を構成」=敵基地攻撃能力の与党提言で―制服組トップ - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

正恩氏制御不能! 北、4・6に核実験か…十数倍の威力、地震や火山噴火触発も
夕刊フジ 4/3(月) 16:56配信

 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮が、6回目の核実験の準備を進めている。今回の実験は「過去最大規模」「十数倍の威力も」といわれ、地震や地殻変動などの環境破壊を指摘する専門家もいる。ドナルド・トランプ米大統領と、中国の習近平国家主席は6、7日、米フロリダ州パームビーチで米中首脳会談を行うが、制御不能状態となった正恩氏を排除する「密約」を結ぶのか。

 「いま日本の新聞が書いているより深刻じゃないか」

 麻生太郎副総理兼財務相は3月31日、閣議後の記者会見で、北朝鮮情勢について、こう語った。

 米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は同月29日、前日撮影された商業衛星写真に基づき、北朝鮮の北東部豊渓里(プンゲリ)にある核実験場の指揮施設の中庭に、車1台と70~100人の集団が確認されるなど活動が活発化しているとの分析を発表した。

 韓国軍合同参謀本部の広報室長は翌30日の定例会見で、正恩氏が決断を下せば核実験がいつでも可能だと指摘し、「過去とは異なる様相の核実験を行う可能性を排除していない」と語った。聯合ニュースが報じた。

 同時か、わずかな時間差での複数回の爆発実験や、威力を飛躍的に高めた弾頭の爆発実験を行う可能性を念頭に置いているようだ。

 この核実験について、元航空自衛隊空将で軍事評論家の佐藤守氏は「米シンクタンクなどの分析では、今までの十数倍の威力を持つ原爆や、水爆の実験の可能性がある」といい、続けた。

 「大規模な地下核実験を行えば、地震を引き起こす可能性がある。豊渓里は中国とロシアの国境に近い。北朝鮮だけでなく、中露でも被害が予想される。加えて、韓国の大学などが、豊渓里から約120キロ離れた中朝国境の火山・白頭山(ペクトゥサン)の噴火を触発する可能性も指摘している。正恩氏は、異母兄の金正男(キム・ジョンナム)氏を暗殺するなど自身の制御ができなくなっている。何をやるか分からない」

 白頭山は、中国では「長白山」の名で呼ばれ、標高は2744メートル。文献などによれば、過去に複数回噴火している。実際に噴火すれば北朝鮮はおろか、韓国や中国、ロシア、日本などにも被害が及ぶ恐れがある。

 安倍晋三首相は2014年10月の参院予算委員会で、白頭山の噴火の危険性について、以下のように答弁している。

 「10世紀の噴火で(日本の北海道や東北地方で)約5センチの火山灰の堆積があったとされている。同規模の噴火が発生した場合には、降灰による大きな影響が発生すると考えている」

 現時点で、北朝鮮が核実験を行うタイミングとしては、米中首脳会談(6、7日)や、北朝鮮の国会に当たる最高人民会議の開催(11日)、故金日成(キム・イルソン)主席の誕生日(15日)などが指摘される。

 前出の佐藤氏はいう。

 「北朝鮮が今度、核実験に踏み切れば、米国も中国も黙っていないだろう。米軍主導の『斬首作戦』や『限定空爆』に踏み切る可能性がある。当然、北朝鮮の反撃もあり得る。日本全土を射程に収める中距離弾道ミサイル『ノドン』を200~300基、実戦配備しているとされ、日本の安全保障の危機でもある。だが、日本の国会は学校法人『森友学園』の問題ばかり。一部野党やメディアは意図的に目をそらさせているのではないか」


日米韓、初の対潜訓練=北朝鮮SLBMを想定
時事通信 4/3(月) 15:37配信

 【ソウル時事】韓国国防省は3日、北朝鮮が開発を進める潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の脅威に対応するため、日米韓が合同で対潜水艦訓練を始めたと発表した。

 海上自衛隊によると、日米韓合同の対潜訓練は初めて。

 訓練は韓国南部・済州島沖の公海で5日まで行われる。日韓は昨年11月に軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を締結しており、これまでも米軍を含めた弾道ミサイルの探知・追跡訓練などを通じ、軍事的な連携強化を図っている。


北朝鮮の核開発問題、中国の助けなくても解決 トランプ米大統領
BBC News 4/3(月) 15:02配信

北朝鮮が国連安保理決議に違反して核開発を進めている問題をめぐり、ドナルド・トランプ米大統領が、中国の助けがなくても米国が解決するとの考えを示したことが明らかになった。

トランプ大統領は2日付の英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで、「もし中国が北朝鮮問題を解決しないのなら、我々がする。言えるのはこれだけだ」と述べた。

米国単独で解決できるのかと、さらに質問されたトランプ大統領は、「もちろんだ」と語った。

トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は、今週6、7日に米フロリダ州パームビーチにあるトランプ氏の別荘「マール・ア・ラーゴ」で首脳会談を行う予定。

インタビューの中でトランプ大統領は、「中国は北朝鮮に対して大きな影響力を持っているが、中国は北朝鮮問題で我々を助けるか、そうしないかだろう。もし中国が手助けするなら中国にとって非常に良いことだ。もし手助けしないのなら、誰にとっても良くないことだ」と述べた。

「1対1」の単独行動を念頭に置いているのか、さらに質問されたトランプ大統領は、「これ以上言う必要はないだろう。完全に」と語った。

どんな措置を取る考えなのか、トランプ氏は明らかにしなかった。

米政府の高官らは相次いで、北朝鮮の核・ミサイル開発に警告を発している。北朝鮮が米国の本土が攻撃できる長距離核ミサイルの開発に成功するのではないかとの懸念が出ている。

レックス・ティラーソン米国務長官は、先月東アジアを訪問した際、先制的な軍事攻撃も選択肢に含まれると述べた。

その1カ月前には、ジェイムズ・マティス米国防長官が核兵器のいかなる使用にも、「圧倒的な対抗措置」を取ると語っていた。

北朝鮮の唯一の同盟国である中国は今年2月、最近相次ぐ北朝鮮のミサイル実験を受け対抗措置を取っている。中国は今年2月、北朝鮮からの石炭輸入を年末まで禁止するとした。石炭の輸出は北朝鮮にとって主要な収入源となっている。

しかし、トランプ氏は習主席との会談で、対応の拡大を中国に促すとみられており、貿易問題がてこに使われる可能を示唆していた。

インタビューでトランプ氏は、「貿易がインセンティブだ。貿易が全てだ」と述べた。しかし、首脳会議では関税は取り上げないと語った。

トランプ大統領は先月末、貿易赤字の縮小に向け、現在の貿易協定や外国による協定乱用を精査する2つの大統領令に署名した。

政権幹部らは、大統領令は中国を標的としていないとしている。しかし、米国にとって最も大きな貿易赤字が出ているのは中国で、年間の貿易赤字5020億ドル(約56兆円)のうち3470億ドルが対中国となっている。

トランプ大統領はツイッターで先週、「我々はこれ以上巨額の貿易赤字を許容できない。その点で、来週の中国との会談は難しいものになるだろう」とコメントした。

トランプ氏は、貿易をめぐり中国とどのように交渉する考えなのか明らかにしていない。一方で、北朝鮮の核開発については、中国に影響力の行使を求めている。

専門家らによると中国は、北朝鮮の体制崩壊で南北朝鮮が統合され、自分たちと国境を接する国に米軍基地があるという状況を避けたいと考えている。また、北朝鮮で大量の難民が生まれ、国内に流入する可能性を心配している。

(英語記事 Trump ready to 'solve' North Korea problem without China)


日米韓、北の潜水艦を念頭に海軍合同軍事演習
AFP=時事 4/3(月) 14:40配信

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東シナ海を航行する米海軍の航空母艦カール・ビンソン(手前)と海上自衛隊のむらさめ型護衛艦(2017年3月9日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】日米韓は3日、北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイルの脅威への対応を念頭に、韓国南部沖で海軍合同演習を開始した。韓国国防省が発表した。3日間の演習には800人以上が参加し、駆逐艦やヘリコプターを用いた対潜水艦戦訓練を行うという。

【関連写真】北朝鮮が軍事演習、韓国大統領府など標的

 北朝鮮は米本土に到達可能な長距離核弾道ミサイルの開発を進めており、5回の核実験をこれまでに実施した。このうち2回の核実験は昨年行われたもので、北の核開発をめぐる懸念が高まっている。

 演習に先立ちドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は2日、中国が北朝鮮の核開発問題の解決に消極的ならば、米国は単独での対処も辞さないと警告していた。

 韓国国防省は今回の演習の狙いについて「潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)など、北朝鮮の潜水艦の脅威に対し効果的に対応できるようにするため」と説明。さらに「(日米韓)3か国の強い決意を示すもの」だとしている。

 北朝鮮はこの数か月、ミサイル発射実験を繰り返しており、地域の緊張は急速に高まっている。また、北朝鮮が新たな核実験を準備していると示唆する報道もある。【翻訳編集】 AFPBB News


北問題、中国やらねば「我々が」とトランプ氏
読売新聞 4/3(月) 11:04配信

 【ワシントン=黒見周平】トランプ米大統領は2日、英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)のインタビューで、核・ミサイル開発を進める北朝鮮への対応について、「中国は北朝鮮に大きな影響力を持っており、中国は我々に協力するかどうかを決めなければならない。中国が問題を解決しないのなら、我々が行う」と述べた。

 中国が手をこまねいている場合、米国単独で行動に出ると“警告”を発した形だ。

 トランプ氏は6、7の両日、フロリダ州の別荘で中国の習近平(シージンピン)国家主席と初の直接会談に臨む予定で、北朝鮮問題は会談で主要テーマになる見通しだ。トランプ氏の発言は、中国に抜本的な対応を求める米側の姿勢を強調し、習氏をけん制する狙いがありそうだ。

 トランプ政権は北朝鮮を「安全保障上の最大の脅威」とみており、オバマ前政権時代の北朝鮮政策の見直しでは、ミサイル施設などに対する先制攻撃の選択肢も排除していない。さらに北朝鮮の後ろ盾となっている中国に対し、北朝鮮問題で第三国の企業や金融機関も制裁対象とする措置「セカンダリー・サンクション(二次的制裁)」を積極的に発動し、圧力を強めている。


<北朝鮮核>米単独で強い行動も トランプ氏、中国に圧力
毎日新聞 4/3(月) 10:49配信

 【ロンドン矢野純一】トランプ米大統領は2日付英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで、北朝鮮の核・ミサイル開発問題に関して「中国が解決しなければ、我々がするだけだ」と述べ、米単独でさらなる制裁や強い行動に出る可能性を示唆した。米フロリダ州で6、7日に行われるトランプ氏にとって初となる米中首脳会談を前に、中国をに圧力をかけたものとみられる。

 米単独行動の具体的な中身には触れていない。北朝鮮との直接交渉の可能性や、軍事行動については言及しなかった。

 トランプ氏は、習近平国家主席との会談で核や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発を進める北朝鮮問題について協議することを明らかにすると共に、中国は北朝鮮に対して「非常に大きな影響力を持っている」と指摘。中国が米国に協力することを決断すれば「中国にとって良い結果となる」と述べる一方、協力しなければ「誰の得にもならない」と述べ、北朝鮮への圧力強化で中国の協調を改めて促した。

 米中首脳会談前後にも北朝鮮が6回目の核実験に踏み切るとの観測がある。中国の鄭沢光・外務次官は3月31日の記者会見で「当面の半島情勢は非常に複雑、敏感である」と警戒感をあらわにしている。

 一方、トランプ氏がこれまで厳しく批判していた中国の為替操作や貿易赤字の問題について「中国や習氏を非常に尊敬している」と述べ、首脳会談で何らかの前進があることに期待感を示した。


北朝鮮核問題、米単独で対処も トランプ大統領が中国けん制
AFP=時事 4/3(月) 10:28配信

【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は2日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)のインタビューで、北朝鮮の核開発問題について、中国が解決に消極的であれば米国は単独での対処も辞さないと警告した。6日からの米中首脳会談を前に中国側をけん制した形だ。

 インタビューでトランプ氏は「中国が北朝鮮(問題)を解決しようとしなければ、米国が解決する」と強調した。

 トランプ氏は6~7日、米フロリダ(Florida)州に自身が所有するリゾート施設「マーアーラゴ(Mar-a-Lago)」に中国の習近平(Xi Jinping)国家主席を招き、首脳会談を開く。

 北朝鮮をめぐっては、弾道ミサイル発射実験の加速や、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発で最終段階にあると表明したことを受けて、緊張が急激に高まっている。

 米国の専門家らは、北朝鮮が新たな核実験に向けて準備を進めている兆候がみられるとも警告している。北朝鮮は昨年の2回を含め、これまでに5回の核実験を実施している。

 トランプ氏はFTに「中国は北朝鮮に対して大きな影響力を持っている。中国は北朝鮮に関してわれわれに協力すると決めるか、そうしないかだ」と指摘。「協力すれば中国にとっても非常に良いが、協力しなければ誰にとっても良くない」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News


北の核問題、中国の協力ないなら「米単独で」 トランプ氏
CNN.co.jp 4/3(月) 9:26配信

ワシントン(CNN) トランプ米大統領は3日までに、北朝鮮の核開発問題の解決に中国が協力しないなら米国が単独で対応するとの構えを示した。英紙フィナンシャル・タイムズに掲載されたインタビューの中で明らかにした。

トランプ氏は今週予定してい習近平(シーチンピン)中国国家主席との会談で北朝鮮情勢を取り上げ、中国に協力を要請する「インセンティブ」として貿易を使うつもりだと述べた。

そのうえで「中国が解決しないというのなら、我々がやる」と表明。中国の協力なしで米国が問題を解決できるのかという質問にも、その通りだと答えた。

また、中国が協力すれば「中国にとって大変良い」結果となり、協力しなければ「だれにとっても良い結果にはならないだろう」と語った。

北朝鮮は昨年9月に核実験を実施し、今年もミサイル発射やエンジンの燃焼実験を繰り返している。

トランプ政権はこれまで繰り返し、北朝鮮の核問題に強い懸念を示してきた。ティラーソン国務長官は先月の訪中で、北朝鮮に影響力を持つ中国に改めて協力を呼び掛けた。これに先立つ韓国での記者会見では、北朝鮮に対する軍事行動の選択肢も排除しないと警告した。


6、7日に米中首脳会談 通商、対立の恐れも
産経新聞 4/3(月) 7:55配信

 トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は6、7日、米フロリダ州パームビーチで首脳会談を行う。トランプ政権発足後、米中首脳による直接会談は初めて。北朝鮮の核・ミサイル開発や南シナ海情勢、通商・為替政策などが主要議題となる。

                   ◇

 ■米、北の核問題どう協調

 【ワシントン=黒瀬悦成】米大統領が国際会合の場などを借りず、就任後これほど早期に中国との本格的な首脳会談を行うのは極めて異例だ。トランプ氏としては「北朝鮮」「貿易・為替」という安全保障と経済の最重要懸案に関し、できるだけ早期に中国と基本的な道筋をつけたいとの思惑がうかがえる。

 一方で、会談場所がホワイトハウスでなく、トランプ氏が所有する会員制高級リゾート「マールアラーゴ」となったのは、トランプ政権としては高官人事が遅々として進まず、中国と実質的な協議ができる状況にないため、会談とは別に「個人的な関係を築く機会」(スパイサー大統領報道官)と説明できる場所を設定したとみられる。

 トランプ氏は北朝鮮に関し、核武装した金正恩(キム・ジョンウン)体制は「地球規模の脅威」であるとの立場から、これ以上の核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発を阻止するため、習近平氏に北朝鮮への圧力強化を要請していく考えだ。

 特に、北朝鮮への資金供給の抜け穴となっている、中国国内の金融機関に対する締め付け強化に習氏が応じるかが焦点の一つになるとみられている。

 問題は、トランプ氏が通商問題で強硬な態度を打ち出しており、米中が一気に対立局面に突入する恐れも排除できないことだ。

 トランプ氏は3月30日、ツイッターで「中国との会談は非常に難しいものになる。われわれは、(中国に対する)巨額の貿易赤字や雇用流出を抱えておくことはできない」と指摘。さらに、「米企業は他の選択肢も準備すべきだ」と述べ、生産拠点を中国から米国に移すよう暗に求めた。

 トランプ氏が31日に出した、不公正貿易の是正に関する大統領令に関しても、スパイサー報道官は「中国を念頭に置いたものではない」としているものの、米中会談の直前というタイミングからみて、中国に衝撃を与える意図があったのは確実だ。

 貿易分野で中国を過度に圧迫すれば、北朝鮮問題で中国の協力を得るのが難しくなることも予想されるだけに、トランプ氏の交渉手腕の真価が試される。

                   ◇

 ■中、対等関係確認なるか

 【北京=西見由章】中国の習近平国家主席は米中首脳会談で、「対等な協調関係」の確認を最大の外交成果とする構えだ。

 「米国第一」を掲げ安全保障や通商政策で中国に強硬な姿勢を示してきたトランプ政権と中国側との主張の隔たりは大きい。会談の中心議題となる北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐり、中国側は米韓の軍事演習中止と北朝鮮の核開発の一時停止という対話に向けた提案を再度持ち出す構えだが、「現実的な解決策でないことは習指導部も認識している」(中国の政治学者)との指摘もある。

 通商政策に関しても中国側は“守り”の姿勢だ。トランプ政権が掲げる貿易赤字削減では中国が主な標的となっている。中国の鄭沢光外務次官は3月31日の記者会見で「中国は決して貿易黒字を追求していないし、通貨安競争によって輸出を刺激する意図もない」と釈明した。

 こうした批判をそらすため、会談では米国への“土産”として米農産品の輸入拡大や米国への投資増強などを提案する可能性がある。

 では習氏が持ち帰る成果とは何か。

 3月訪中したティラーソン米国務長官は習氏との会談などで「米国は対抗せず衝突せず、相互に尊重する精神に基づき対中関係を発展させたい」と繰り返した。これは中国がオバマ前政権時代から米国に求め続けてきた「新型大国関係」の核心部分だ。

 今回の米中首脳会談は、秋に共産党大会を控えた中国側が対米関係安定のために急いだ側面が大きい。北京の外交筋は「米国の立場が上との印象が強かっただけにティラーソン氏の発言は意外だった」と受け止める。米中の対等な協調関係の確認は、習氏にとっての最大の果実となりそうだ。

 一方、メルケル独首相との握手を拒否し、ツイッターで気ままに持論を発信するトランプ氏の予測不能な振る舞いを中国側は警戒している。習氏自らが出向いた米国でメンツを失う非礼を受ければ国内的なダメージは大きい。「フィンランドへの公式訪問のついでに米国に立ち寄るという形式」(台湾メディア)を整えたのは、そうしたリスクを軽減化し、米国との対等な関係を演出する狙いがありそうだ。


アメリカが北朝鮮に打てる手段は「軍事力の行使しかない」
AbemaTIMES 4/2(日) 18:54配信

 先月30日、自民党の安全保障調査会が、今のミサイル迎撃能力では、北朝鮮の攻撃を防ぎきれないとして、安倍総理に「弾道ミサイル防衛の強化」を提言した。安倍総理は「北朝鮮がミサイル発射を繰り返し新たな脅威の段階に入っている。我々も本日の提言をしっかりと受け止めていきたい」と話した。

 北朝鮮は中距離弾道ミサイル「ノドン」を実践配備しているとされているが、その射程は約1300kmで日本のほぼ全域が射程圏内に収まる。現在の日本の弾道ミサイル防衛は最高高度約500kmで迎撃できるイージス艦と、高度約15~20kmで迎撃できるPAC3の2段構えだが、先月の実験のように北朝鮮が複数同時発射した場合、撃ち落とせるのかどうか懸念がある。そこで、3つの防衛システムである「高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)」、「陸上配備型イージス(イージス・アショア)」、そして「敵基地攻撃能力」を導入するよう提言された。

 韓国が配備しようとしている「高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)」は、高度約40~150kmでミサイルを迎撃することができる。今年1月、グアムの米軍基地に配備されたTHAADを視察した稲田防衛大臣は「THAADに関しては、北朝鮮の核ミサイルの脅威が新たな段階に入っている。1つの選択肢としてこれから何が可能か検討していきたい」と話した。

 「陸上配備型イージス(イージス・アショア)」は、イージス艦を海上に配備する手間を省くことができる。THAADも、イージス・アショアもロッキード・マーチン社製で、THAADだけでも数千億円の予算がかかると言われている。

 さらに検討されているのが、ミサイル攻撃を受けた場合、自衛のために敵の基地に反撃する能力の保有だ。現状では、日米安全保障条約で「攻撃は米軍、防衛は自衛隊」と役割分担されているが、日本も巡航ミサイル「トマホーク」などを保有して、ミサイル発射基地などを攻撃するという考え方が検討されている。

 日本、そして世界は北朝鮮の脅威にどう対応すべきなのだろうか。

 コリア・レポート編集長の辺真一氏は、射程圏内に届くミサイルを開発した北朝鮮に対してアメリカが打てる手段として「方法は3つしかない」と話す。「1つは直接交渉して対話をすること。しかしそれはもう遅すぎる。もう1つは中国を介して説得すること。しかし、それも北朝鮮が中国の言うことに耳を貸すような国ではないということは周知の事実。そうなると、軍事力の行使しかない」。

 いつ北朝鮮がミサイルを発射するか分からない状況で、危機管理体制を強化し、またその意識を高めることは急務だ。しかし、その危機管理が「まだまだ甘すぎる」と自民党参議院議員の青山繁晴氏は危機感を露わにする。「この大都市東京にシェルターひとつない。他にそんな国はない。新たに穴を掘って建設しなくても、現在ある地下商店街や地下鉄に放射性物質が入らないように改造して食料と水、医薬品を置くだけでシェルターになる。なのに国は作ろうとしない」

 ジャーナリストの山口敬之氏も、「今できることをやるべき」だと主張する。山口氏によると「防衛のために今できることはたくさんある。例えば、金正男氏暗殺に使用されたとされる猛毒VXガスが化学兵器としていつ使用されるか分からない状況の中で、その対策を取るべき。各家庭においても危機管理の周知、保存食、水、医薬品の常備などできることは無数にある。今、国会はそういうことを議論するべきではないのか」と主張する。

 一方で30日、自民党の安全保障調査会が提言した中にも含まれた「敵基地攻撃能力」についても検討する必要がある。

 安倍総理は先月31日の、参院本会議で、こうした敵基地攻撃能力について「敵基地攻撃能力は米軍に依存しており、保有する計画はない」と答弁する一方で、「安全保障環境の変化に対応し防衛力について不断の検討を行うことは当然」として含みを残した。

 敵国への攻撃は憲法違反になる可能性もあると指摘されているが、2003年、当時の石破防衛庁長官は「北朝鮮が東京を灰燼(かいじん)に帰すと宣言しミサイルを屹立させれば攻撃の着手と考える。その時点で自衛隊に防衛出動を下命することは法理上は可能」として、先制攻撃の可能性にも言及している。

 一方で、憲法学者の小林節氏は「憲法と日米安全保障条約の下で敵基地攻撃は米軍の役割である。専守防衛の原則に触れ、違憲。憲法の枠内で限界に直面したら、まず改憲を提案すべき。北朝鮮の脅威を過大評価した過剰反応」としている。

 ジャーナリストの山口敬之氏は、「敵基地攻撃能力」について「敵基地攻撃は憲法を改正しなくても可能」だと主張する。「ノドンは日本を狙うためだけにデザインされたミサイルなんだから、屹立されたら日本に発射されると断定できるんじゃないか。そうしたら、敵基地攻撃は憲法を改正しないでも可能。そのぐらいの議論を今、国会でやるべき」。

 東アジア情勢が緊迫してきている中、日本はどのように対応すべきなのか。議論を深め、防衛体制を整えることが急務だ。(AbemaTV/みのもんたのよるバズ!より)


北朝鮮の止まらない暴走 アメリカとの緊張関係も過去最大、日本が狙われる可能性も
AbemaTIMES 4/2(日) 18:49配信

 3月31日、ついに逮捕され、ソウル拘置所に収監された朴槿恵前大統領。一方、韓国が迷走を続ける中、北朝鮮の暴走は止まらない。

 先月19日、新型ロケットエンジンの燃焼実験に成功したと発表し、満面の笑みを浮かべた金正恩氏はこう語った。「今日の大勝利がどんな意義を持つのかを全世界が近く目撃することになるだろう」。

 防衛省関係者によれば、アメリカ本土を射程圏内とする大陸間弾道弾(ICBM)に搭載され、近々発射される可能性が高いという。さらに、2月に行われた日米首脳会談の最中、新型弾道ミサイル「北極星2号」が発射実験に成功。こちらは潜水艦発射型のSLBMとされ、やはり米国本土が射程圏内に入る。

 アメリカにとってのRED LINE(超えてはならない一線)は「米国本土に到達する核ミサイルの開発」だ。ICBMとSLBMによりまさにその一線を越えようとしている北朝鮮に、トランプ大統領は「彼(金正恩氏)は大変な悪事を働いている」と激怒している。

 ジョージタウン大学のクレーニッグ准教授は「金正恩が核ミサイル開発を手放さない限り、長期的に見て唯一の解決策は政権転覆だ」とコメントした。米韓合同軍事演習に、アメリカの特殊部隊「SEALs」の中でも、ビンラディン暗殺を担当した精鋭部隊「Team6」が加入している。これは「トップの首をいつでも取れるぞ」という強烈なメッセージだ。

 先月22日、北朝鮮は弾道ミサイルを一発発射するも、空中爆発。これは、敵のコンピュータを誤作動させる「サイバー攻撃」の可能性が高いと言われている。サイバーディフェンス研究所の名和利男氏によると、1000km飛ぶミサイルを200kmしか飛ばさない、といったことがサイバー攻撃によって可能になるという。

 同日、ミサイルの発射に対抗するかのように、レーダーを避けながら超低空飛行で爆撃できる米軍最強の戦略爆撃機「B-1B」、別名「死の白鳥」を北朝鮮に向けて発進。

北朝鮮の止まらない暴走 アメリカとの緊張関係も過去最大、日本が狙われる可能性も
AbemaTIMES 4/2(日) 18:49配信

 これに対して北朝鮮も、海外に向けて動画を公開。「空中のB-1Bは火の雨に打たれハラハラと落ちていく。飛んで火に入る虫けらだ」と動画で反発した。
さらに今週、朝鮮中央テレビでは「いつ何時でも、事前警告なしに我が軍が殲滅的攻撃をできることを肝に銘じるべきだ」と米韓に対し先制攻撃も辞さない構えを表明した。

 そして6回目の核実験を行うことも宣言。28日の労働新聞では「我々がまもなく新たな核実験を断行し、大陸間弾道ミサイルを発射することでアメリカ本土に直接的な脅威を与えるだろうとアメリカが悲鳴をあげている」と記載されている。

 アメリカの北朝鮮研究グループ「38North」は、6回目の核実験は5回目に比べ、10倍以上の威力になるかもしれないという。

 一方、ウォール・ストリート・ジャーナルは国際原子力機関IAEA事務総長・天野之弥氏のこんなインタビューを掲載している。「ここ数年で北朝鮮のウラン濃縮施設の規模が2倍に拡張した。全ての指標が北朝鮮の宣言通りに進展したことを示している。状態が非常に悪い」。

 そんな中、ジャーナリストの山口敬之氏は、トランプ大統領のとある決断が迫っていると主張する。それは金正恩氏に対する「斬首作戦」、すなわち金正恩氏を実力で排除する作戦だという。

 山口氏は「トランプ氏のパフォーマンスの大きさから推測するに、『亡命して作戦が中止になってほしい』という思惑もある可能性がある」とコメント。

 自民党参議院議員の青山繁晴氏は「アメリカと北朝鮮の関係がここまで緊張したことはない」とコメントした。国家の存亡を賭けた北朝鮮。米軍基地がある日本が狙われる可能性はゼロではない。北朝鮮、そしてアメリカ、さらには韓国まで、今後の動向に注目しなければならない。(AbemaTV/みのもんたのよるバズ!より)


トランプが北朝鮮を攻撃する日
Japan In-depth 4/2(日) 17:51配信

Thaad
THAAD(高高度防衛ミサイル)発射実験(2015年11月11日)出典 (C)米・ミサイル防衛庁

【まとめ】 ・トランプ政権、対北朝鮮「予防攻撃」を検討。 ・米、中国に対北朝鮮経済制裁の実施を要求へ。 ・国会は今すぐ朝鮮有事に備えよ。
北朝鮮の好戦的な言動に対するアメリカのトランプ政権の態度の硬化が顕著となってきた。政権の内外では北朝鮮の核兵器や長距離弾道ミサイルを破壊するための「予防攻撃(Preemptive attack / strike)」という選択肢までが語られるようになった。

その一方、トランプ大統領は中国に対して北朝鮮の核開発を阻止するための最後の経済圧力をかけることを求め、4月6日の米中首脳会談でも習近平主席に強く迫る構えをみせ始めた。同大統領は3月31日にも北朝鮮に対する経済政策の再度の強化を大統領令で打ち出した。

さてトランプ政権は北朝鮮をどうするのか。ここで改めて多角的に点検してみた。

トランプ政権にとって北朝鮮の脅威は当面、安全保障上の最大の危機として迫ってきたといえる。政権自身の認識も、アメリカの国政の場での認識もそのようだ。北朝鮮が核兵器と各種ミサイルの開発へとひた走り、無法な実験を重ねてきた歴史は長い。

だがこの数ヶ月、北朝鮮のその好戦的な言動はとくにエスカレートしてきた。しかも核兵器開発のための実験やアメリカ本土にも届くと金正恩労働党委員長が豪語する弾道ミサイルの発射実験など実際の危険な行動を誇示するのだ。

ではトランプ政権はどう対応するのか。

政権内外で「予防攻撃」という名の下での軍事手段が頻繁に語られるようになった。

レックス・ティラーソン国務長官は軍事行動を含む「あらゆる選択肢の考慮」を明言した。

トランプ政権に近い上院外交委員長のボブ・コーカー議員(共和党)が「アメリカは北朝鮮のICBM(大陸間弾道ミサイル)を予防的に攻撃する準備をすべきだ」と述べた。

上院軍事委員会の有力メンバー、リンゼイ・グラハム議員(共和党)は北朝鮮のICBM開発阻止のため大統領に予防的な軍事攻撃の権限を与える法案を出すと言明した。

ウォルター・シャープ前在韓米軍司令官は北朝鮮がICBMを発射台に乗せる動きをみせれば軍事攻撃をかけることを提唱した。

1990年代からアメリカ側の対応策では軍事手段は断続して語られてきた。だがいまほど現実味を帯びたことはない。トランプ政権は歴代政権よりも確実に強固な姿勢を固めたようなのだ。

政権内では大統領の国家安全保障担当副補佐官K・T・マクファーランド氏が中心となり、軍や政府の関連機関から具体的な対策案を3月上旬までに集めた。軍事手段も含めての多様な提案がいま国家安全保障会議アジア上級部長マシュー・ポッティンガー氏を実務調整役として検討されているという。

この政権内部の動きについてこれまで30年もアメリカ政府内外で朝鮮情勢研究を専門にしてきたジョージワシントン大学のラリー・ニクシュ教授に尋ねてみた。

ニクシュ教授はトランプ政権のアジア部門に近いとはいえ、あくまで外部からの考察の結果だと前置きして、以下の要点を明らかにした。

・トランプ政権は北朝鮮の核武装とICBMの開発阻止のため、なお優先政策としては中国に北朝鮮への石油輸出の全面停止など決定的な経済制裁を実施するよう最大の圧力をかけることを目指している。

・そのためトランプ政権は当面の対中関係では北朝鮮問題が最優先課題だとみなし、中国が決定的な対北制裁を実行すれば、他の領域である程度の対中譲歩をしてもよいという構えがある。

・ただトランプ政権は軍事攻撃案もかつてない真剣さで詰めており、最も現実的な方法は北朝鮮の北西部の弾道ミサイル発射基地などへのミサイルあるいは有人無人の航空機による限定的な爆撃案とみている。

・核施設への直接攻撃は核弾頭や核燃料の再処理・濃縮の施設の位置が確認できず、山岳部の深い地下にあるとみられるため、効果が期待できず、優先されていない。

ニクシュ氏がさらに指摘したのはトランプ政権が米側の軍事攻撃が必ずしも全面戦争にはつながらないという認識を強め始めたようだという点だった。

これまでの軍事案はすべて北朝鮮の全面反撃で韓国側にあまりに重大な被害が出るとの見通しで排除されてきた。だがトランプ政権下では拠点攻撃への北側の全面反撃を抑止できるという見方が広まったというのだ。

日本の反応の鈍さが改めて心配になる。朝鮮有事という日本の命運を左右する重大事態の危機がすぐそこまでひたひたと迫っているのだ。

だがわが国会は森友事件などというおよそ日本の命運には影響のない案件に没頭している。危機が迫ると自分の頭を砂に突っ込むダチョウを連想するのは私だけだろうか。


「アメリカ含めた議論必要」で一致
ホウドウキョク 4/2(日) 17:09配信

北朝鮮が日本に向けて弾道ミサイルを発射した場合に、続けて発射させないための、敵基地反撃能力の保有について、与野党の論客が、2日朝のフジテレビ「新報道2001」で、アメリカを含めた議論をする必要があるとの認識で一致した。
自民・小野寺政調会長代理は、「10数分で、北朝鮮の本土から(日本に)飛んでくるとすれば」、「2発目を撃たせないためには、実は撃ってくる元を断たないといけない」などと述べた。
民進・前原元外相は「こういう議論をするということは、大事なことだと思いますし、党としても、これから議論していくことになると思います」と述べた。
敵基地反撃能力保有の検討について、自民党の小野寺政調会長代理と民進党の前原元外相は、アメリカを含めて議論する必要があるとの認識を示した。
北朝鮮について、小野寺氏は「金正恩(キム・ジョンウン)の歯止めが利かなくなってきた」と述べ、前原氏は「アメリカが自らの脅威として、とらえ始めている」と指摘した。


「今に満足」最高65.9% 社会意識調査 「防衛環境悪化」懸念
産経新聞 4/2(日) 7:55配信

 内閣府が1日に発表した「社会意識に関する世論調査」で、現在の社会に全体として「満足している」との回答が65・9%となり、前回調査(平成28年2月)から3・9ポイント増加した。質問を始めた21年以降で最高となった。「満足していない」は3・9ポイント減の33・3%で、過去最低だった。

 満足している点は「良質な生活環境」が43・2%で最も多く、「心身の健康が保たれる」(27・0%)、「向上心、向学心を伸ばしやすい」(17・8%)などが続いた。反対に、満足していない理由のトップは「経済的なゆとりと見通しが持てない」(43・0%)だった。

 民意が国の政策に「反映されている」と思う人は、4・7ポイント増の34・6%で、過去最高水準となった。

 日本が悪い方向に向かっている分野を聞いたところ、「防衛」が4・0ポイント増の28・2%で、過去最高となった。

 北朝鮮が昨年だけで20発以上の弾道ミサイルを発射し、核実験を2回行うなど、安全保障上の脅威が高まっていることへの不安が顕在化したようだ。

 同じ質問で「外交」と答えた割合は26・7%と前回から8・1ポイント増えた。内閣府は北朝鮮情勢に加え、調査期間(1月19日~2月5日)が米国の政権移行期と重なり、トランプ大統領の外交政策が不透明だったことが影響したとみている。

 調査は昭和44年から原則毎年実施している。今回から18歳以上とし、1万人を対象に行った結果、5993人から回答を得た。


<内閣府調査>「日本悪い方向」外交安保で増加
毎日新聞 4/2(日) 7:30配信

 内閣府は1日、「社会意識に関する世論調査」の結果を発表した。現在の日本の状況について、悪い方向に向かっている分野(複数回答)を聞いたところ、「外交」が26.7%で、昨年同時期実施の前回調査から8.1ポイント増加。「防衛」と答えた人も28.2%で4.0ポイント増え、外交・安全保障分野で懸念が高まっていることが浮き彫りになった。

 北朝鮮による核.ミサイル開発問題や、米国のトランプ政権発足後の国際秩序への不安などが背景にあるものとみられる。「悪い方向」で最も多かったのは昨年同様、「国の財政」の37.1%(前回調査38.0%)だった。一方、「良い方向」に向かっている分野では、「医療・福祉」が31.4%(同29.2%)で最も多かった。「科学技術」が25.8%で続いたが、前回調査より3.3ポイント減った。

 調査は今年1~2月、全国で18歳以上の1万人を対象に面接方式で実施し、5993人から回答を得た。回収率は59.9%。前回調査までは対象は「20歳以上」だったが、選挙権年齢の引き下げに伴い、今回から対象を「18歳以上」とした。【真野敏幸】


北ミサイル マティス国防長官が、北朝鮮を「無謀だ」と猛批判 ロシアの脅威にも言及
産経新聞 4/1(土) 18:58配信

 【ロンドン=岡部伸】英国を訪問した米国のマティス国防長官は3月31日、ロンドンでファロン国防相と会談した後の記者会見で、北朝鮮が核実験やミサイル発射を強行していることを厳しく批判した。

 マティス氏は北朝鮮の強硬姿勢について「無謀だ」と非難、「(核実験などは)阻止される必要がある」と強調した。

 一方、ロシアの脅威についても言及し「クリミア侵攻、選挙妨害などロシアの違反行為については記録がある。NATOは団結してロシアの脅威に立ち向かう必要がある」と述べた。

 両氏は、防衛費を2024年までに国内総生産(GDP)2%以上にする目標に達していない北大西洋条約機構(NATO)加盟国の防衛費が前年比より増額されるべきとの認識を示した。マティス氏の訪英は国防長官就任後、初めて。


アメリカ、北朝鮮に新たな追加制裁
ホウドウキョク 4/1(土) 17:48配信

アメリカが、北朝鮮に新たな制裁。
アメリカ財務省は3月31日、北朝鮮の核や弾道ミサイルなど大量破壊兵器のための資金調達に関与しているとして、北朝鮮籍の11人などを、新たに制裁対象にすると発表した。
対象となるのは、中国やロシア、キューバなどで活動する北朝鮮籍の11人と、北朝鮮に拠点がある石炭会社1社で、アメリカ国内の資産が凍結されるほか、アメリカの企業との取引も禁止される。
制裁について、ムニューシン財務長官は、「北朝鮮が、違法な核・弾道ミサイルのために資金を調達するネットワークと方法を妨げるためだ」と強調している。


内閣府・社会意識調査 「防衛環境悪化」が過去最高28・2% 北朝鮮への不安くっきり 国を愛する気持ち「強い」55・9%
産経新聞 4/1(土) 17:31配信

 内閣府が1日付で発表した「社会意識に関する世論調査」で、日本が悪い方向に向かっている分野を聞いたところ、「防衛」が28・2%で、前回調査(平成28年2月)から4・0ポイント増加した。質問を始めた10年以降で最高となった。北朝鮮が昨年だけで23発の弾道ミサイルを発射し、核実験を2回行うなど、安全保障上の脅威が高まっていることへの不安が顕在化したようだ。

 同じ質問で「外交」と答えた割合は26・7%と前回から8・1ポイント増えた。内閣府は北朝鮮情勢に加え、調査期間(1月19日~2月5日)が米国の政権移行期と重なり、トランプ大統領の外交政策が不透明だったことが影響したとみている。

 また、国を愛する気持ちが他人と比べ「強い」と答えたのは55・9%、「弱い」が6・0%で、ともに横ばいだった。国を愛する気持ちを育てる必要があるかについて「そう思う」との回答は73・4%で、23年(81・0%)以降、6年連続の減少となった。

 日本人が「国民全体の利益」と「個人の利益」のどちらを大切にすべきか尋ねたところ、「国民全体」が5年ぶりに増加して49・3%、「個人」は6年ぶりに減少して32・7%だった。

 調査は昭和44年から原則毎年実施。これまで20歳以上が対象だったが、選挙権年齢が昨夏の参院選から「18歳以上」に引き下げられたことを受け、今回から18歳以上とした。1万人に面接方式で実施し、5993人が回答した。


「社会に満足」過去最高66%=防衛・外交、悪化の見方増す―内閣府調査
時事通信 4/1(土) 17:03配信

 内閣府は1日、「社会意識に関する世論調査」を公表した。

 「現在の社会に全体として満足しているか」との質問に「満足している」と答えた人が前回調査比3.9ポイント増の65.9%に上り、2009年の設問開始以来最高を2年連続で更新した。「満足していない」は同3.9ポイント減の33.3%で過去最低だった。

 国の政策に民意が「反映されている」と思う人は、同4.7ポイント増の34.6%で過去最高水準に迫った。「良い方向に向かっている分野」(複数回答)としては、「医療・福祉」(31.4%)、「治安」(22.0%)が共に同2.2ポイント増と伸びが目立った。

 「悪い方向に向かっている分野」では、「防衛」を挙げた人が設問開始以来最高の28.2%(同4.0ポイント増)に上った。内閣府の担当者は「北朝鮮の核実験・弾道ミサイル発射など、安全保障環境の厳しさが表れている」と分析した。「外交」も26.7%(同8.1ポイント増)と急伸した。

 満足している点を複数回答で尋ねたところ、「良質な生活環境が整っている」43.2%、「心と身体の健康が保たれる」27.0%、「向上心・向学心を伸ばしやすい」17.8%の順で、いずれも前回調査比でほぼ横ばいだった。

 満足していない点としては「経済的なゆとりと見通しが持てない」が43.0%(同1.4ポイント減)とトップ。「若者が社会での自立を目指しにくい」35.5%(同1.6ポイント減)、「家庭が子育てしにくい」28.7%(同0.2ポイント増)と続いた。


北朝鮮に独自制裁 大量破壊兵器開発阻止へ
産経新聞 4/1(土) 10:56配信

 【ワシントン=加納宏幸】米財務省は3月31日、北朝鮮が進める核・ミサイルなど大量破壊兵器開発に要する資金の調達に携わったとして、北朝鮮11人と、北朝鮮を拠点に中国への石炭、金属輸出に関わった貿易会社「ペクソル・トレーディング・コーポレーション」を独自制裁の対象に加えたと発表した。米国内の資産凍結、米企業との取引禁止が科される。

 11人は中国、ロシア、キューバ、ベトナムで金融機関や貿易会社の駐在員として大量破壊兵器開発のため資金を調達。ペクソル社は朝鮮人民軍、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の秘密資金を扱う「党39号室」との関係があるとみられる。

 ムニューシン財務長官は声明で「制裁には北朝鮮政府による違法な核・弾道ミサイル・拡散計画の資金源となるネットワークを崩壊させる狙いがある」と強調。他国にも同様の制裁措置をとるよう訴えた。


群馬朝鮮学校に28年度分の県補助金交付 今年度以降は「条件付き」
産経新聞 4/1(土) 7:55配信

 群馬朝鮮初中級学校(前橋市)に対する県の補助金交付問題で県は31日、県議会常任委員会で平成28年度分の交付決定を報告し、同日執行した。「やむを得ない」などと説明したが、29年度分以降は拉致問題の記述が教科書にないことなどの課題が改善されない限り「交付しない」との条件を付した。なぜ28年度分には条件を課さないのか、県は「不交付にする明確な根拠がない」などと説明したが、他県との違いが浮き彫りになった。

 県は県議会総務企画常任委員会で判断に至った経緯などを説明。約半年間にわたり行ってきた授業視察などの調査結果を踏まえ、「不交付をするまでの明確な根拠はない。年度末まで不交付だと学校運営に与える影響は大きく、教育環境を著しく低下させることにもなりかねない」とし、28年度分交付を決定した事情を説明した。執行された補助金は241万9千円。

 一方、県学事法制課は、「(教科書や授業などに)特有の歴史観に基づく記載など反日的とも思える内容もあった」「拉致問題について教科書に記載されていない」「朝鮮総連と学校との関係性は否定できるところまで至っていない」と問題点を列挙した。

 その上で29年度分以降については、(1)拉致問題を教科書に記述すること(2)学校が朝鮮総連との関係を絶つこと-の2点を条件に挙げ「これを解決しない限り交付しない」とした。

 これに対し、補助金を打ち切った東京都の調査内容などを3月28日に視察した県議は、都の調査内容を説明した上で「都と比べ群馬の調査は生ぬるい」「拉致問題解決のためには出すべきではない」などと指摘した。

 しかし同課は「各県で個別の事情があり対応はまちまち。課題は残っているが本県(の調査)では明確な反日的内容はなかった」などと強調した。

 県議会側も結局、28年度分の交付については了承した。その上で、朝鮮学校の運営について県が継続調査を行うこと、教科書に拉致問題を記述することなど4点を求める決議案を全員一致で可決した。

 最終判断を下した大沢正明知事は「(朝鮮学校の)子供たちの教育のことを考えると、やむを得ない」と厳しい表情で話し、「拉致問題の教科書記述や総連との関係性の疑念の課題が残っているので、明らかにしていくことを求めていく」と語った。

                   ◇

 ■全国の流れに逆行「なぜ?」批判の声

 「朝鮮総連がどのような団体か理解しないまま、進めている」。朝鮮学校への補助金中止を求めてきた拉致被害者・家族の支援組織「救う会・群馬」の大野敏雄事務局長は、県の判断を厳しく批判した。

 「総連と学校が関係があるということは国会でも答弁されており明らかだ。さらに全国的にも補助金交付の中止が続いている。なぜ群馬は交付するのか」。繰り返される北朝鮮によるミサイル発射、金正男氏暗殺事件などに触れながら「憤りを感じる」と語った。

 他県では、和歌山で3月中旬に28年度分からの補助金廃止を決定。神奈川でも、学校側に求めていた拉致問題の教科書への記述が実施されなかったことから、今年度中の交付は「不可能」との方針を打ち出している。いずれの県も、群馬と同じく28年度の予算に計上していた。

 28年度分は当初予算に計上していたから交付するとの判断は、他県は採っていない。しかし、不交付を求める県議側も「反対したいが、予算計上を認め議会も通してしまっている」とやむなく了承した。

 県は「地域によって事情が違う」というが、総連との関係や拉致問題の教科書への不記載など問題点は残っていると明言している以上、適正な税金支出とは言い難い。


助けてトランプ大統領!中国に叩かれて韓国が悲鳴
JBpress 4/1(土) 6:10配信

 中国で韓国叩きがものすごい勢いで広がっている。中国政府が韓国の「THAAD」(サード、終末高高度防衛ミサイ)配備に抗議して、官製の一大反韓キャンペーンを展開し始めたのだ。

 韓国系商店のボイコット、韓国の芸能人の公演禁止、韓国ドラマの放映禁止、民間交流の規制、中国人の韓国訪問の禁止、さらにはキムチの販売や購入の禁止まで、中国で異様なほどに韓国排斥運動が高まっている。韓国ではこの反韓運動に音をあげて米国に助けを求める動きまで出てきた。

■ 驚くほどの豹変ぶり

 韓国は北朝鮮の核兵器やミサイルの脅威に備えて、米軍の新鋭ミサイル防衛システム「THAAD」の配備を2月上旬に決めた。この配備に対して中国政府は強い抗議を表明するとともに、国内各地の共産党組織を通じて大規模な韓国叩きのキャンペーンを開始した。

 手の平を返すとは、まさにこんな事態を指すのだろう。つい最近まで、中国は韓国との交流を大々的にアピールし、日本との間の歴史問題でも韓国と連合を組んできた。2015年9月の「抗日勝利70周年記念」の大軍事パレードには韓国の朴槿恵大統領が出席し、中韓連帯を誇示した。

 それが、驚くほどの豹変ぶりなのだ。中国は韓国との関わりがあるイベントをすべて中断し、官営メディアを総動員して国民にボイコットを呼びかけ、国民も「愛国」の名の下に一斉に韓国叩きに走った。

 米国メディアも、中国の激しい韓国叩きを報道している。たとえば3月中旬の「ニューヨーク・タイムズ」の記事は、中国各地で合計112店ある韓国企業のロッテのスーパーが消費者からボイコットされ、また、当局から突然の立ち入り検査を受けたことで半数近くが臨時閉店に追いこまれたことを詳しく報道していた。韓国の化粧品やマスク、キムチなどが輸入や販売を規制されたことも伝えられた。

■ 「韓国叩きをやめるよう中国に圧力を」

 この動きによって、韓国側は米国に救済の訴えをするまでに追い詰められた。

 3月下旬、ワシントンの大手研究機関「戦略国際問題研究所」(CSIS)のハワイ支部にあたる「太平洋フォーラムCSIS」は、「THAADをめぐる中国の韓国叩き=ワシントンにとって他人の問題なのか」と題する論文を発表した。

 執筆者は、韓国の政府系シンクタンク「韓国統一研究院」(KINU)の元院長で現在は建陽大学教授の金泰宇氏である。

 金氏は同論文で、まず中国の韓国叩きの内容を列挙する。例えば「韓国の芸能人の中国での出演および公演の禁止」「韓国ドラマの中国での放映の禁止」「中国人の韓国観光訪問の禁止」「韓国企業に対するダンピング容疑の追及強化」「韓国産物を輸入する際の検疫強化」「中国観光客の韓国訪問禁止」などだ。

 金氏はこうした中国当局の措置は不当であり間違っていると断じ、その理由を以下のように挙げる。

 (1)韓国がTHAADを配備したのは、北朝鮮の核兵器とミサイルによる挑発への対応のためである。韓国は自衛のために対抗策をとったにすぎない。

 (2)THAADは純粋に防衛のためのシステムであり、攻撃用の弾頭は装備していない。その目的は韓国軍と米軍を北朝鮮のミサイル攻撃から守ることのみだ。

 (3)THAAD の迎撃対象は北朝鮮のミサイルであり、中国を対象にしていない。また、その偵察対象範囲は800キロほどにすぎない。

 (4)THAADの偵察能力がたとえ中国領内にまで及ぶとしても、中国が韓国、日本、西太平洋を偵察するレーダーの方がずっと強力である。

 (5)中国は韓国の安全保障を無視している。韓国は北朝鮮の核とミサイルという脅威に直面しているのに、中国に対するその種の脅威は存在しない。

 金氏は同論文で、韓国は米国からの要請を受けた結果、THAADを配備しているのであり、そもそも米国の関与の度合いが大きい、だから米国政府は中国に圧力をかけて韓国叩きを止めるよう求めてほしい、と要請する。

 4月上旬に米国のトランプ大統領が中国の習近平国家主席と米国フロリダ州で会談する。その際に、トランプ大統領が習主席に韓国叩きを止めることを求めてほしい、というのが金氏の主張だ。

 中国は、このようにある国の行動が気に入らないと、中国国内でその国を徹底的に叩こうとする。日本もその標的となってきた。今後もまた起こり得るだろう。その際はどのように反撃するべきか。今回の韓国の対応はその指針となるはずだ。


北朝鮮の12個人・団体に制裁=中国との首脳会談控え―米
時事通信 4/1(土) 6:06配信

 【ワシントン時事】米財務省は31日、北朝鮮の大量破壊兵器開発などに関与したとして、北朝鮮国籍の11人と北朝鮮企業「ペクソル貿易会社」を制裁対象に追加指定した。

 米国内の資産が凍結され、米国人との取引が禁止される。

 トランプ大統領は北朝鮮の核・ミサイル開発の進展を懸念しており、6、7両日にフロリダ州で行う米中首脳会談で主要議題として取り上げる意向とみられる。会談を前に、北朝鮮への厳しい姿勢を改めて示した形だ。

 財務省によると、制裁対象になった11人は、ロシアや中国、ベトナム、キューバで大量破壊兵器の部品調達などに従事。ペクソル貿易会社は、北朝鮮政府の資金源になっている鉱物資源の売却に関わっていた。

 ムニューシン財務長官は、「北朝鮮が違法な核・弾道ミサイル計画の資金を賄うために用いているネットワークを分断するのが狙いだ」と説明。「われわれのパートナーや同盟国に対し、北朝鮮の資金調達を断つため同様の措置を講じるよう求める」と述べた。


「無謀な行動」と北朝鮮批判=ミサイル開発は脅威―米国防長官
時事通信 3/31(金) 22:20配信

 【ロンドン時事】訪英中のマティス米国防長官は31日、ファロン英国防相との会談後の記者会見で、ミサイル開発を進める北朝鮮について「非常に無謀な行動を取っており、やめさせなくてはならない」と強調した。

 マティス長官は、「(ミサイル開発は)レトリックとしても(攻撃)能力拡大の面でも脅威だ」と指摘。イランに関しても「テロの第一の輸出国として振る舞い続けている」と批判した。


北朝鮮の行動は向こう見ず、止めなければならない=米国防長官
ロイター 3/31(金) 20:52配信

[ロンドン 31日 ロイター] - マティス米国防長官は31日、北朝鮮の行動は向こう見ずで止めなければならないと主張した。

米国に対する弾道ミサイルの脅威についての質問に「レトリックと能力向上の両方の意味で脅威であり、対応に向け国際社会と協力している」と述べた。

さらに「将来的にみて非常に向こう見ずに行動しており、止めなければならない」と強調した。


<習主席>ミサイル開発と米韓軍事演習、一時停止提案へ
毎日新聞 3/31(金) 20:05配信

 【北京・河津啓介】4月6、7日に訪米する中国の習近平・国家主席が、トランプ米大統領との初の首脳会談で、北朝鮮の核・ミサイル開発と米韓の大規模軍事演習を同時に一時停止する提案をする方針が明らかになった。中国としては北朝鮮問題で米中の共同歩調を模索し、国際社会の課題に両国が共に取り組む姿勢を内外に印象付けたいとみられる。

 中国の鄭沢光・外務次官が31日の記者会見で明かした。北朝鮮問題を巡っては、米研究機関の分析などから、米中首脳会談前後にも北朝鮮が6回目の核実験に踏み切るとの観測が出ている。米中も警戒を強めており、鄭氏は会見で「当面の半島情勢は非常に複雑、敏感である」と警戒感をあらわにした。

 鄭氏は「中国の対話回復の努力に各方面が積極的に呼応するよう望む」と米韓や北朝鮮に自制と歩み寄りを求めた。中国の王毅外相は3月8日の記者会見で、北朝鮮と米韓が軍事的活動を同時停止すれば「交渉のテーブルに再び戻れる」と提案。「対話による解決」を主張していた。

 だが、米側は王氏の会見後に演習の一時停止に否定的な態度を示した。トランプ政権は「過去20年の非核化の努力は失敗した」と対北朝鮮政策の見直しを進めている。中国にも「更なる影響力行使」を迫っており、立場の違いは小さくない。

 それでも米中双方にとって北朝鮮問題は、南シナ海問題などと異なり、「半島の安定」という共通の目標を見いだせる貴重な分野だ。ティラーソン国務長官も18、19日の訪中で「衝突せず、対抗せず、相互に尊重する」などと発言し、米中の協調ムードを前面に出していた。


韓国の悲願「核武装」は親北政権誕生で実現するのか
NEWS ポストセブン 3/31(金) 16:00配信

 左派親北政権の誕生が現実味を帯びる韓国で、再び「核武装論」が勢いを増している。もし南北が統一すれば、韓国は自動的に北の核を手に入れることになる。その時、韓国は核を放棄するのか。答えは否だ。拓殖大学大学院特任教授の武貞秀士氏がレポートする。

 * * *
 韓国の「悲願」が叶う日が近づいている。

 キー・ファクターは、朴槿恵大統領失脚とトランプ政権の誕生である。これらの要因を追い風にして朝鮮半島に統一国家(統一コリア)が誕生し、韓国がタナボタ式に「核」を手にする可能性が高まっているのだ。

 まず、統一コリア成立までの青写真を描いてみよう。

「私にとっては取り引きが芸術だ」。

 自伝でそう宣言するトランプ大統領は韓国に自主防衛を促し、在韓米軍の撤収、或いは大幅削減を実行。一方で北朝鮮の金正恩委員長には、核開発の凍結と引き替えにインフラ投資と米朝不可侵協定の締結を約束するかもしれない。北朝鮮が核開発を凍結する見返りに、軽水炉2基の建設や50万tの重油供給などを盛り込んだ1994年の米朝枠組み合意の焼き直しだ。

 ただし、核兵器を「朝鮮半島統一のための唯一無二の手段」と考える北朝鮮は決して核をあきらめず、米国の圧力を巧みにかわしながら、堂々と核弾頭やミサイルの開発を進めるはずだ。

 こうした状況において、反米・対北融和派の韓国最大野党「共に民主党」の前代表・文在寅(ムンジェイン)氏が新たな韓国大統領になれば、「(北の同胞は)同じ民族としてよく頑張っている」として、大胆に北朝鮮に接近するのは間違いない。そして文在寅氏と金正恩委員長が手を握り、平和的な南北統一への流れができる。

 その後、考えられるのは、両国が文化・経済交流を進めながら統一に至る垣根を低くしつつ、南北同数の代議員で連邦議会を作り大統領を選出するシナリオだ。ここで韓国側に一人でも従北勢力の代議員がいれば、多数決で金正恩大統領が誕生することになる。

 仮に、北朝鮮の主導で統一が進んでも、文在寅氏は「朝鮮民族の力量を世界に見せる絶好の機会がやってきた」と強調し、北朝鮮が密かに続ける核開発を断固支持するだろう。そして、統一コリアが核を保有する日が到来するのである。

●たけさだ・ひでし/1949年兵庫県生まれ。慶應義塾大学大学院修了後、防衛省防衛研究所(旧・防衛庁防衛研修所)に教官として36年間勤務。その間、韓国延世大学に語学留学。米・スタンフォード大学、ジョージワシントン大学客員研究員、韓国中央大学国際関係学部客員教授を歴任。2011年、防衛研究所統括研究官を最後に防衛省を退職。その後、韓国延世大学国際学部教授等を経て現職。主著に『東アジア動乱』(角川学芸出版刊)、『韓国はどれほど日本が嫌いか』(PHP研究所刊)、『なぜ韓国外交は日本に敗れたのか』(PHP研究所刊)などがある。

■取材・構成/池田道大(ジャーナリスト)

※SAPIO2017年4月号


麻生財務相、北朝鮮情勢「新聞が書いているより深刻」 有事の難民日本流入、可能性は「ゼロではない」
産経新聞 3/31(金) 11:13配信

 麻生太郎財務相は31日の閣議後記者会見で、北朝鮮情勢に関して「いま日本の新聞が書いているより深刻じゃないか」と述べた。仮に有事が起きた場合、朝鮮半島から難民が日本に流入する可能性について「ゼロではない」としたうえで、経済にはマイナス影響になるとの見方を示した。

 麻生氏は「(朝鮮戦争のあった)昭和25、26年、おれの住んでいる筑豊、北九州じゃ『北朝鮮機が入ってきました。電気は消してください』というのをやっていた」と説明。

 「今度は(ミサイルに)核弾頭がついているという話になると、規模の大きなことになりかねないから、それに備えないといかん」と話した。

 一方、経営再建中の東芝について「誰が社長で、誰が決めているのかと外から見て思う。きちんとした経営判断をやる人が社内にいないと非常事態は難しい」と指摘。東芝が石坂泰三氏、土光敏夫氏ら財界トップを輩出してきた名門企業だったことに触れ、「数年でここまでなるって、何が起きているんだ。そこが一番知りたい」と述べた。


サイバー銀行強盗の背後に北朝鮮が
ニューズウィーク日本版 3/31(金) 10:00配信

<銀行からの大金強奪の背後に北朝鮮が関与していたことが発覚。サイバーセキュリティ業界は警戒を強めている>

制裁に次ぐ制裁で資金的に追い込まれた北朝鮮がついに銀行からカネを強奪したようだ。それもサイバー攻撃で。

ニューヨーク連銀にあるバングラデシュ中央銀行の口座から昨年、不正な送金指示で数千万ドルが盗み出された事件。その背後に北朝鮮のハッカーがいたと米国家安全保障局(NSA)の高官が先週、暗に認めた。

ハッカーは9億5100万ドルの不正送金を試みたが、実際に送金できたのは8100万ドル。事件後、いくつものセキュリティー企業が北朝鮮の関与を指摘したが異を唱える専門家もいた。

だが先週、NSAのリック・レッジェト副長官は米シンクタンクの会議で、北朝鮮が背後にいたことをにおわせた。彼は民間の専門家が、今回の事件と14年に起きたソニー・ピクチャーズへの攻撃を関連付けたことを指摘した。ソニーの事件は北朝鮮による犯行だと、米政府は考えている。

この2つの事件の関係者がつながっているなら「国家が銀行から強奪したことになる」と、レッジェトは言う。

レッジェトは、NSAが事件に関してつかんだ証拠を明かしていない。しかし彼は、北朝鮮の関与を疑う見方のほうが「もっともだ」と、語っている。

【参考記事】サイバー戦争で暗躍する「サイバー武器商人」とは何者か

北朝鮮のハッカーが銀行から大金を盗もうとしたことに、サイバーセキュリティー業界は警戒を強めている。事件の手口は技術的に洗練されており、サイバースペースにおける北朝鮮の高い能力と大胆さを印象付けるものだと、コンピューターセキュリティーの専門家は言う。

事件の背景には、北朝鮮での資金需要の高まりがある。国連は対北朝鮮制裁を進め、北朝鮮が外貨獲得のために中国に設立したフロント企業を調べている。

国際社会は、一連のミサイルと核実験を行った北朝鮮への圧力を強めている。ティラーソン米国務長官は最近、北朝鮮の核開発計画に対し、アメリカは先制攻撃を行う用意があると語った。中国も反抗的な北朝鮮への不満から、石炭輸入を停止した。

銀行から多額のカネを強奪すれば、北朝鮮は制裁を受けても外貨を獲得できる。北朝鮮の悪事がばれずに成功したことはあまりないのだが。

From Foreign Policy Magazine

[2017.4. 4号掲載]


アメリカは北朝鮮に先制攻撃するのか?~浮上する3つの日付 日本には、いつ打診があるのか
現代ビジネス 3/31(金) 7:01配信

米中首脳会談がひとつの区切り
 北朝鮮が核とミサイルの開発を加速する中、米国が北朝鮮に先制攻撃する可能性がとりざたされている。トランプ大統領は武力行使を決断するのだろうか。

 先制攻撃シナリオに現実味が出てきたのは、先に日本と韓国、中国を訪問したティラーソン国務長官がソウルでの記者会見で「戦略的忍耐の政策は終わった。すべての選択肢がある」と明言したからだ。選択肢の中には武力行使も含まれる。

 米国は20年以上にわたって「戦略的忍耐」と称される政策を展開してきた。その象徴が1994年、北朝鮮と結んだ米朝枠組み合意だ。北朝鮮に核開発をあきらめさせる代わり、日韓が費用を分担して軽水炉を建設し、完成まで重油も提供する合意だった。

 いまにして思えば、いかにも北朝鮮に甘い合意だったが、北朝鮮は核開発をあきらめず、国際原子力機関(IAEA)の査察を受け入れないどころか、IAEAから脱退し結局、合意は水泡に帰した。

 そんな経緯を踏まえ、国務長官は北朝鮮が核開発を凍結しただけではダメで、完全に廃棄する必要があるという点も明確にした。凍結ではいつまた復活させるか分からず、2度と使えないように廃棄しなければ、米朝交渉には応じない姿勢なのだ。

 そうは言っても、北朝鮮がこれまで開発してきた核兵器とミサイルを廃棄するとは思えない。裏を返せば、国務長官の廃棄要求はトランプ政権が「武力行使してでも廃棄させる」という強硬姿勢の表れとも受け取れる。

 もしも米国が先制攻撃するなら、当面、次の3つの日付が焦点になるだろう。まず米中首脳会談が予定されている4月6、7日だ。米国といえども、さすがに中国を無視して勝手に先制攻撃には踏み切れない。朝鮮戦争(1950~53年)の経験があるからだ。

 北朝鮮は50年6月、韓国を奇襲攻撃した。当初、韓国軍は劣勢だったが、マッカーサーが指揮する国連軍が参戦して戦況を盛り返す。韓国・国連軍は中国との国境である鴨緑江まで北朝鮮軍を追い詰めたが、そこで中国は人民解放軍の義勇兵を大量投入した。

 中国が介入した結果、戦況は一進一退の膠着状態に陥り、53年の休戦協定で38度線を境にした朝鮮半島の南北分断が決まって現在に至っている。つまり、中国にとって朝鮮半島の北側に米国が押し寄せる事態は容認できない。

 米国が中国を無視して北朝鮮に攻め込むようなら、中国から見れば休戦協定違反であり「第二次朝鮮戦争」を戦う口実になってしまう。

 トランプ大統領は習近平国家主席との首脳会談で、朝鮮半島情勢について中国の考えを必ず打診するだろう。中国の出方を見極めない限り、米国は動けない。逆に言えば、4月の米中首脳会談までは何も起きない。

実務者がいないというネック
 次の日付は4月30日。いま日本海では史上最大規模の米韓合同軍事演習が続いている。その最終日が30日なのだ。演習には最新鋭爆撃機やアルカイダのオサマ・ビンラディンを急襲、殺害した米海軍の特殊部隊「SEALs」も参加している。先制攻撃に踏み切るとすれば、演習中に実戦に切り替えるのが手っ取り早い。

 3つ目は韓国大統領選がある5月9日だ。大統領選では最大野党、「共に民主党」の元代表、文在寅(ムン・ジェイン)候補が最有力視されている。親・北朝鮮でウルトラ反日と言われる文氏が大統領になると、米国は北朝鮮に手を出しにくくなる。同盟国である韓国も敵に回しかねないからだ。

 以上から、トランプ政権が先制攻撃を決断するとすれば、当面は4月の米中首脳会談から4月30日、ぎりぎり5月9日までが要注意になる。

 とはいえ結局のところ、そんな早いタイミングで先制攻撃するのは難しいのではないか。なぜか。

 根本的な理由は、まだ政権自体の基盤が固まっていないからだ。閣僚人事の議会承認も終わっていないうえ各省も空席が多い。政権交代に伴って約4000人の幹部官僚が政治任用で入れ替わるはずなのに、国防総省や国務省でさえ多くのポストが埋まっていない。

 戦闘自体は軍の仕事だが、戦闘後は国務省や国防総省など官僚の出番になる。後始末をどうするかを固めないまま、戦闘に踏み切るなどありえないだろう。いまは戦闘後のデザインを描いて、落とし所を探る実務者がいないのだ。

 94年の朝鮮半島危機も参考になる。

 日本は当時、細川護煕政権から羽田孜政権への移行期だった。羽田内閣で官房長官を務めた熊谷弘氏が2012年4月、日本経済新聞のインタビューに答えて、当時の状況を概要、次のように語っている(http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1102B_R10C12A4000000/)。

 「北朝鮮危機を日本政府が認識したのは93年、宮沢内閣末期に北朝鮮がノドンミサイルを日本海に発射したときだ。その後、細川内閣になって核開発の疑惑もあることが分かり、米国は北朝鮮の核関連施設を爆撃する計画を立案した。米国は日本政府も危機感を共有すべきだと事あるごとに対応を促してきた。普段なら日本には姿を見せない米中央情報局(CIA)長官が来日して政府要人を回ったこともあった」

 「羽田内閣の発足時、官房長官として私の頭の中にあったのは北朝鮮危機だけだった。当時は経済問題では米国にたたかれていたが、現実の危機を前にして現行法でできる限り米国を支援しようと考えた。それには憲法解釈を変え、集団的自衛権の行使も考えざるを得ない。私は集団的自衛権の行使で内閣がつぶれるなら構わないと覚悟した」

 「そろそろ結論を出そうと思っていた94年4月ころ、米国のプレッシャーがふと緩んだ。深夜に羽田首相と私、柿沢弘治外相、石原官房副長官、斉藤邦彦外務次官らが集まって情勢を分析すると、外務省には『米国が直ちに作戦を実行する状況ではなくなった』という情報が入ってきたという」

 「半年後に分かったことだが、そのころホワイトハウスで『空爆した場合、北朝鮮軍の反撃で60万人の死傷者が出る』という想定が米軍トップからクリントン大統領に伝えられ、大統領が空爆を断念したということだった。米側は対話路線に転換し、カーター元大統領の訪朝準備に入っていたようだ」

 その後、カーター元大統領が訪朝し、先に紹介した米朝枠組み合意につながっていく。

日本国内にも異変が出てくるはず
 北朝鮮は「攻撃されたらソウルを火の海にする」と脅した。実際に38度線の北側には大量の大砲が配備されていた。米国が一挙に大砲網を殲滅するのは不可能で、韓国の軍人や民間人はもとより駐韓米軍や家族にも被害が及ぶのは避けられない、とみたのだ。

 この情勢はいまも変わっていない。それどころか今回、北朝鮮が反撃すれば、被害はソウルにとどまらず、日本にも及ぶ可能性が極めて高い。北朝鮮は先のミサイル発射で「仮想目標は在日米軍」と明言している。

 当然、基地周辺も安全とは言えない。つまり朝鮮半島危機は、すなわち日本の危機なのだ。オサマ・ビンラディンの捕捉作戦どころではない。日中韓を巻き込む一大事になる可能性が高い。そんな作戦を足腰が固まらないトランプ政権がいま決断できるかどうか。

 本当にトランプ政権が武力行使を決断するなら、94年の経験から見ても当然、日本に対して早いタイミングで打診があるだろう。そもそも日本が後方支援するには、重要影響事態であれ存立危機事態であれ、閣議決定しなければ何もできない。

 閣議決定の前には、相当な緊張感が政府内にみなぎっているはずだ。異変を察知するメディアも出てくるだろう。いずれにせよ、ここ数カ月が山場である。


落合信彦氏が指摘 今後日本に牙を剥く「2つの核保有国」
NEWS ポストセブン 3/31(金) 7:00配信

 アメリカのトランプ新大統領の言動に世界が注目している。安倍首相も2月中旬、日米首脳会談を行い、新大統領との信頼関係構築を図ったが、過激な発言を繰り返すトランプ氏がリーダーとなったアメリカはいったいどこへ向かうのか? 作家の落合信彦氏が解説する。

 * * *
 近著『そして、アメリカは消える』で指摘したように、あの国は50年以上かけて少しずつ劣化してきた。しかし、ここに来て劣化のスピードが急激に加速している。世論調査によれば、トランプの「入国禁止」大統領令を支持するアメリカ国民は49%もいる。残念ながら、アメリカ人も劣化してしまったのだ。

 リーダーを見ればその国の国民のレヴェルもわかる。また、リーダーが劣化すれば、国民も劣化する。かつてケネディが大統領だった頃、アメリカは国家も国民も輝いていた。あの素晴らしい国は、いまや大きく変容してしまったのだ。

 アメリカが劣化して世界の平和にコミットしなくなったことで、今年は全地球的に戦争勃発の危機に見舞われることになるだろう。

 たとえばイランとサウジアラビアが火種になる可能性がある。シーア派国家のイランとイスラム教スンニ派の大国サウジアラビアは一触即発の状態だ。2016年1月には、サウジ政府がシーア派の指導者47名を「テロに関与した容疑」で処刑した。それにイスラム教シーア派指導者ニムル師も含まれていたことから、両国は国交を断絶。現在もさや当てを続けている。

 もしこの2国が戦争になれば、プーティンがイランのことを支えるだろう。一方、これまでサウジアラビアを支えてきたアメリカは傍観を決め込むはずだ。なぜならアメリカ国内でシェールガスが産出されるようになり、アメリカにとってサウジアラビアが「原油の防衛線」ではなくなったからだ。また、トルコも戦争の震源地になる可能性がある。大統領のエルドアンは独裁色を強めていて、何をしでかすかわからない。

 何と言っても日本にとって脅威なのは、北朝鮮だ。金正恩は日米首脳会談の真っ最中に弾道ミサイルをぶっ放し、挑発してきた。日本はそれに対し、「断じて容認できない」とお決まりのフレーズで声明を出しただけだった。

 北朝鮮は、潜水艦発射型のミサイルを地上から発射するタイプに改造した新型弾道ミサイルであり、実験に成功したと主張している。発射準備に時間がかかる液体燃料ではなく固体燃料が使われたとも指摘されている。本当なら、発射の兆候がつかみにくくなり日本の安全保障にとって極めて深刻な事態だ。

 他の国なら、隣国から何発も弾道ミサイルが発射され、目の前の海に撃ち込まれていたら、すぐ戦争になる。ここまでされて何もしないのは、日本くらいのものだ。日本は「ケンカ」を恐がっているから舐められて、北朝鮮の挑発がエスカレートするのである。

 金正恩は異母兄の金正男を暗殺し、暴走を加速させている。アメリカが世界平和にコミットしないとなれば、金正恩にとっては大チャンスだ。習近平が金正恩をバックアップし、極東で戦争が始まる可能性もある。その時、日本は“2つの核保有国”と戦わなければならないのだ。アメリカの劣化により、世界はジャングル化した。日本人は、その中でどう生き抜いていくか、考えていかなければならないのである。

※SAPIO2017年4月号


韓国の「THAAD」配備は中国の身から出た錆だ
JBpress 3/31(金) 6:15配信

 韓国で米国による「THAAD」(終末高高度ミサイル防衛システム)の配備が開始されたことを受けて、中国の“官製”韓国いじめがエスカレートし、大国としての矜持を全く感じさせない陰湿な嫌がらせが公然と行われている。中国からの訪韓観光客の制限や、THAAD配備の土地を提供したロッテに対する中国での圧力などが、わが国でも報道されている。

 しかし、本来、中国には韓国を非難する資格はないはずだ。

 そもそも米国が韓国にTHAADを配備したのは、度重なる北朝鮮の核実験や弾道ミサイル実験が招いた事態である。つまり、北朝鮮による軍事的脅威への対処として、米韓で合意されて配備が決まったのだ。

 中国に言わせれば、北朝鮮による挑発の責任は、北朝鮮に対し「戦略的忍耐」の名目で「不作為」という放置政策を継続してきた米国にあるということなのだろう。言い換えれば、米国が北朝鮮との直接対話に乗り出していれば、現在のような緊張がエスカレートした状況は未然に防げたはずだという思いが中国側にはあるのかもしれない。

 だが、北朝鮮を増長させた主犯は、やはり中国である。北朝鮮の度重なる挑発を招いた主因は、北朝鮮に対する経済制裁に対して「制裁の対象はあくまでも核やミサイルの開発阻止に絞られるべきであり、人民の生活を圧迫してはならない」と主張し、制裁の「骨抜き」を図って金正恩体制の北朝鮮を温存させようとしてきた中国にあるといっても過言ではない。

■ 中国はなぜ韓国に怒り心頭なのか

 中国にしてみれば、最悪のシナリオは北朝鮮の内部崩壊による難民の流入と、その後の韓国主導による朝鮮半島統一である。そうなれば、米韓同盟によって米国の軍事的影響力が中国の陸上国境に到達することになるからだ。

 そうした事態を未然に防ぐことが、中国にとっては北朝鮮の核やミサイルよりも重大な意味を持つことになる。すなわち、朝鮮戦争以来、中国は一貫して米国とのバッファ(緩衝)としての北朝鮮の存続を必要としているということになる。

 朝鮮半島では南北ともに「統一」を将来目標に掲げてきた。それに対する中国の立場は「統一は支持するが、統一後の朝鮮半島は政治的に中立であるべきだ」というもので、明らかに米国の影響力の拡大を牽制してきた経緯がある。

 中国では2012年11月に習近平政権が成立し、韓国では翌年の2013年2月に朴槿恵政権が誕生した。以来、両氏は誼(よしみ)を通じ、2013年と2014年の2年間に5回の首脳会談を行うなど蜜月関係を続け、2015年9月の中国・北京で行われた抗日戦争勝利70週年を記念する軍事パレードへの朴槿恵大統領の出席でピークを迎えた。朴槿恵大統領の中国への傾斜は、中国が韓国を米国から引き剥がそうとした成果であり、中国が望む朝鮮半島の中立化の進展でもあった。

 懸念を深めた米国はどう対応したかといえば、2015年10月、米国を訪問した朴槿恵大統領に対し、オバマ大統領が首脳会談後の記者会見で、南シナ海での中国の強引な人工島建設を念頭に、中国が国際規範に反する行動を取った際には「韓国が米国と同じ声を上げることを期待する」と発言することで、対中関係での米韓の連携強化を求めた。

 しかし、2016年1月の北朝鮮による核実験で状況は一変した。韓国国内では「我が国も核を持つべきだ」という勇ましい議論が起き、それを懸念した米国は、北朝鮮のミサイル脅威に対抗するためのTHAAD配備を韓国政府に強く求めた。その結果、同年7月に韓国へのTHAAD配備が米韓で合意されたのである。

 こうした韓国の決定は、中国から見れば「裏切り」に見えたのだろう。あれほど習近平主席に愛想を振りまいていた朴槿恵大統領は、北朝鮮の脅威に直面し、最期になって「頼るべきは米国」ということで、中国が強硬に反対してきたTHAAD配備を受け入れた。結局のところ韓国にとって中国は安全保障の面で頼りにならないと韓国が判断したことになる。

 執拗な「韓国いじめ」に狂奔する中国の心理を読み解けば、THAAD配備もさることながら、中国の要請に従おうとしない韓国への怒りがあるのだろう。

■ THAAD配備は韓国の「核武装論」を抑えるため? 

 そもそも、なぜ中国は韓国へのTHAAD配備にそれほど激しく反応するのだろうか。

 韓国の核武装が中国にとって何よりも受け入れがたいものであるとすれば、それよりもTHAAD配備のほうが、中国にとってはまだ「まし」な選択であったはずだ。しかし、そうはならなかった。

 なぜかといえば、米国は韓国の「核保有」を容認するはずがないからである。韓国の核保有は日本に連鎖し、台湾にも連鎖するかもしれない。だから米国は韓国の「核保有」はなんとしても阻止しなければならない。

 それを踏まえると、中国にしてみれば、どれだけ「韓国の『核武装論』を抑えるため」という名目を掲げられたところで、米国による韓国へのTHAAD配備には疑念を持たざるを得なくなる。THAADがあってもなくても韓国の核武装はありえないからだ。

 韓国には局地ミサイル防衛用のパトリオットPAC-3がすでに配備済みであり、中国としては、THAADの追加配備には別の意図が込められていると見ている。

 すなわち、北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対抗するためと言いつつ、中国東北部を中心に、中国の弾道ミサイル戦力への監視能力を高めようとしているのではないか、という懸念である。

■ 「Xバンド・レーダー」への中国の懸念

 もちろん米国も韓国も、THAAD配備による運用が中国の国防・安全保障にマイナスになる要素がないことを縷々説明したはずである。しかし、中国はその説明を受け入れなかった。

 3月に開催された中国の全国人民代表大会(日本の「国会」に相当)で、恒例の外相記者会見に臨んだ王毅外交部長は、「現在中韓関係に影響を与えている最大の問題は、米韓が論争に満ちたミサイル防衛システム『THAAD』の韓国配備を進めていることだ。我々は当初から断固として反対している。THAADの監視・早期警戒範囲は朝鮮半島をはるかに超えており、中国の戦略的安全を損なう企てはすでに誰の目にも明らかだからだ」と主張した。

 ここで明らかなのは、中国が懸念を持っているのがTHAAD配備に付随する「Xバンド・レーダー」であるということだ。

 Xバンド・レーダー、正式には「AN/TPY-2」と呼ばれるレーダーの探知性能は軍事機密であり、明らかにはされていない(探知能力には諸説あり、控えめな表現で1000キロメートル以上とされ、3000キロメートル以上あるとする説もある)。

 北朝鮮から発射される中距離ミサイルを迎撃するための「終末段階(terminal phase)モード」での探知範囲は半径600キロメートルとされる。一方、「前進配備(forward-based)モード」で運用すると、仮に探知範囲が3000キロメートルであるとすれば5倍以上に広がることになる。すなわち、極東ロシア、モンゴルの一部を含め、中国東北部のみならず内蒙古、山西省、北京市、河北省、山東省まで及ぶ広い範囲がカバーされることになる。

 しかも、韓国に配備されるのと同じAN/TPY-2レーダーが、すでに日本に2基設置され運用されている。青森県の車力駐屯地と京都府の日本海に面した経ヶ岬である。都合3基のレーダーが三角形を作って運用されることになるのだ。

 人民解放軍が中国東北部から発射させた弾道ミサイルは、発射段階から補足され、3基のレーダーが連動(データリンク)することによって飛行経路がより正確に割り出される。その結果、中距離ミサイルをミッドコース段階で迎撃するイージス艦配備のSM-3ブロック2Aによって、高い命中精度で迎撃されることとなる。

 つまり韓国へのTHAAD配備は、日米韓によるミサイル防衛網を強化させ、北朝鮮のみならず中国が日本や米国に向けて発射した弾道ミサイルの探知力向上にもつながる。結果として、中国のミサイルによる「報復能力(second-strike capability)」が毀損されることになりかねない。中国が神経質になるのも理解できる。

■ 中国はどんな対抗策をとるのか

 では中国はどうするつもりなのか。

 手っ取り早い方法はミサイル戦力の増強である。さらには、空母キラーとされる「東風21D」のように、落下するミサイル弾頭に機動性を持たせ、迎撃ミサイルを回避できるようにするか、あるいは、AN/TPY-2レーダーが同時に対処できる目標は最大で60とされているから、それを超えるミサイルの一斉発射で飽和攻撃を目指すことであろう。

 場合によっては、北米大陸を狙う大陸間弾道ミサイル(ICBM)を、レーダー探知の及ばない中国西部に全て移動させる必要もあるかもしれない。

 ミサイル防衛への対策として、戦略核ミサイルなら多弾頭(MIRV)化が有効である。だが、日本をターゲットとする中距離ミサイルは西部に移動させることもできないし、弾頭のMIRV化も現実的な選択ではないだろう。

 いずれにしても、韓国へのTHAAD配備が中国のミサイル戦略に深刻な影響を与えることになるとすれば、北朝鮮の内部崩壊を恐れて、制裁を実効性のないものに仕向けてきた中国の自業自得といえるだろう。


「敵基地反撃能力」保有を提言
ホウドウキョク 3/30(木) 20:32配信

「敵基地反撃能力」の保有を提言した。
自民党の安全保障調査会などは、北朝鮮の弾道ミサイルについて、2発目以降を撃たせないための「敵基地反撃能力」の保有の検討を直ちに始めることなどを求める提言書を30日、政府に提出した。
安倍首相は、「われわれも、本日の提言をしっかりと受け止めていきたいと思うし、今後とも、党と連携していきたい」と述べた。
安倍首相は、「われわれも深刻に受け止めている」と述べ、早急に北朝鮮のミサイルへの対策を党と連携して検討していく考えを示した。
提言書には、同時に複数発射される弾道ミサイルへの迎撃能力を高めるため、「イージスアショア」や「THAAD」の導入の検討も含まれている。


「一定の攻撃、抑止力を構成」=敵基地攻撃能力の与党提言で―制服組トップ
時事通信 3/30(木) 20:26配信

 自衛隊制服組トップの河野克俊統合幕僚長は30日の記者会見で、与党が北朝鮮を念頭に敵のミサイル基地を攻撃する「敵基地攻撃能力」保有の早期検討を求める提言を出したことに関連し、「一般論だが、一定の攻撃力が抑止力を構成する一要素であることは間違いない」と述べた。

 敵基地攻撃能力については、「一定の条件で敵基地攻撃能力を持つことは、現行憲法下でも可能というのが政府の公式見解だ」と説明。「これ以上は高度な政治判断になるため、コメントは控える」とした。

東日本大震災等および原発事故関連のニュース・2216

引き続き、2011年3月11日に発生した、東日本大震災ならびに東電福島第一原発事故に関連するニュース記事を伝達します。

今後も引き続き、随時追加します。

リンク:原発避難者訴訟、原告側も控訴=「認定額低く、被害反映せず」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:1号機で汚染水採取=線量など分析―福島第1 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<原発避難訴訟>原告70人も控訴 「認定慰謝料低い」と - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<宮城・山元町>被災者支えたFM局「りんごラジオ」閉局 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島原発事故>住民激励の横断幕「富岡は負けん!」撤去 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難指示区域の除染終了…累計費用1・3兆円 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:浪江町など一部除き避難指示解除 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島・飯館村で村の再生誓う式典 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<避難指示解除>飯舘のカボチャ守る…福島市で栽培続ける - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<避難指示解除>「ここからが復興のスタート」…飯舘で式典 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「待ってた」「今は戻らない」=思いさまざま―避難解除の飯舘村と浪江町 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難指示区域の除染、ほぼ完了=福島原発、区域外12市町村は4月以降―環境省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:茨城の指定廃棄物8割減=再測定結果で―環境省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:牛肉の放射性物質の独自検査 風評被害恐れ横並びで続く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:用地取得23.5%に=福島原発、除染廃棄物の中間貯蔵施設―環境省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:住宅無償提供が終了へ=原発事故の自主避難者―帰郷「まだ考えられない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:原発避難4町村解除…浪江など31日と4月1日 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:飯舘村など避難解除=3町村、帰還に課題も―福島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:浪江、川俣、飯舘の3町村 31日午前0時に避難指示解除、4月1日には富岡も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<伊方3号機>「どれだけ被ばく重ねれば…」被爆住民ら怒り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<避難指示解除>31日に浪江・飯舘・川俣 帰還は1割未満 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<伊方3号機>運転差し止め却下 耐震設計「不合理ない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:作業員が親指切断=大飯原発、安全点検の中―福井 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:実験炉「常陽」、審査申請=21年度までの再稼働目指す―原子力機構 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:2号機格納容器で湯気=エネ庁「溶融燃料の影響」―福島第1 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<原発避難者訴訟>国と東電が控訴 「津波予見できた」不服 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:住民側「諦めない」=却下決定、厳しく批判―伊方原発・広島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:四国電「安全運転に努力」=伊方原発 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:愛媛知事「慎重に運転を」=伊方原発 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:伊方町長「判断尊重」=住民安堵、事故に不安も―愛媛 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:関電、時間外賃金の未払い17億…従業員の6割 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:もんじゅ後継の議論始動=18年中に行程表―政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:双葉署本庁舎、本格再開=治安面で被災地支え―福島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「前橋判決は不服」 国と東電が控訴 福島第1原発事故の集団訴訟 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

原発避難者訴訟、原告側も控訴=「認定額低く、被害反映せず」
時事通信 3/31(金) 21:36配信

 東京電力福島第1原発事故で福島県から群馬県に避難した住民らが国などに賠償を求めた訴訟で、原告の一部が31日、国と東電の責任を認めた前橋地裁判決を不服として控訴した。

 国と東電は30日に控訴している。

 記者会見した鈴木克昌弁護団長は、国の規制権限不行使と東電の津波予見可能性を認めた地裁判決を改めて評価。一方で「損害認定額は総じて低く、原告らが受けた深刻な被害を十分に反映したものとは言えない」と控訴理由を説明した。


1号機で汚染水採取=線量など分析―福島第1
時事通信 3/31(金) 21:09配信

 東京電力は31日、福島第1原発1号機の格納容器に長いホースを入れ、内部にたまった汚染水を吸い取る作業を実施した。

 汚染水の中の浮遊物も一緒に採取した。放射線量などを分析し、格納容器の底に沈んでいるとみられる溶け落ちた核燃料(デブリ)の性質を探る手掛かりとする。

 東電によると、汚染水は100ミリリットルの容器1個に採取した。


<原発避難訴訟>原告70人も控訴 「認定慰謝料低い」と
毎日新聞 3/31(金) 20:19配信

 東京電力福島第1原発事故で福島県から群馬県などに避難した住民ら137人が国と東電に約15億円の損害賠償を求めた訴訟で、17日の前橋地裁の判決を不服とする原告の70人が31日、東京高裁に控訴した。原告弁護団は「東電の重大な落ち度と国の違法を認め、画期的」と地裁判決を評価した一方、認定された慰謝料が「総じて低い金額にとどまる」と控訴理由を述べた。

 1審では一律1人1100万円を求めたが、控訴審では個別の事情を考慮して330万か1100万円としたという。国と東電は30日にそれぞれ東京高裁に控訴している。【西銘研志郎】


<宮城・山元町>被災者支えたFM局「りんごラジオ」閉局
毎日新聞 3/31(金) 20:13配信

 東日本大震災の発生10日後から1日も休まず放送を続けてきた宮城県山元町の臨時災害FM局「りんごラジオ」が31日夕、閉局した。震災の津波で大きな被害を受けたまちと、そこに暮らす被災者を支え続けてきた小さなラジオ局が、震災から6年で幕を閉じた。【鈴木一也】

 「テレビ局で36年やったが、この6年の方が長かったんじゃないかと思います」

 午後6時。ラジオ局に詰めかけた大勢の町民らが見守る中、高橋厚局長(74)は最後の放送を笑顔で締めくくった。

 県南部に位置し、福島県と隣接する山元町は、震災で700人を超える犠牲者が出た。しかし、震災直後は県北部の三陸沿岸のまちの被害状況が報道の大半を占め、山元町のことを伝える報道や情報は皆無に近かった。

 「地元の情報が必要だ」

 元テレビ局アナウンサーで定年後に山元町に移り住んだ高橋さんは、交流のあった新潟県の「FMながおか」から機材を譲り受け、2011年3月21日に放送を始めた。町役場の一角を借りた小さな放送局から、安否情報やライフライン情報などを発信し続けた。

 放送時間は午前7時~午後7時。高橋さんは自ら取材し、執筆した原稿を読み上げた。休みのないハードな毎日が続くなか、高橋さんを病魔が襲う。14年12月、脳内出血で緊急入院。意識が混濁するなかで、高橋さんはこうつぶやいた。

 「りんごラジオは存続だ」

 この言葉を聞いた妻真理子さん(67)はスタッフと一緒に放送を続けることを決めた。高橋さんの復帰は15年8月。後遺症で言葉がスムーズに出なかったが、真理子さんらのサポートを受け、昨年12月のJR常磐線の運転再開や新市街地完成など、復興の進むまちの様子を伝え続けた。高橋さんは願う。

 「町民の皆さんに支えられてここまで続けられた。この経験を全国に伝え、防災に役立ててほしい」


<福島原発事故>住民激励の横断幕「富岡は負けん!」撤去
毎日新聞 3/31(金) 20:06配信

 ◇4月1日の避難指示解除を受けて

 福島第1原発事故で住民不在となった福島県富岡町の国道上で、5年半以上にわたり住民を励ましてきた横断幕が31日、取り外された。同町の平山勉さん(50)が、幅約3.6メートルのビニールにペンキで力強く手書きしたのは「富岡は負けん!」。4月1日の避難指示解除を受け、撤去を決めた。

 避難先の同県いわき市から一時帰宅した2011年8月、国道6号にかかる歩道橋に掲げた。全域避難を強いられた町の惨状に無力さを感じながらも「負けてたまるか。必ず復活するぞ」との思いをぶつけた。

 今回取り外した横断幕は2代目。初代は暴風雨でボロボロになり、震災遺産として県立博物館(会津若松市)に保管されている。2代にわたるメッセージは一時帰宅の避難者や原発へ向かう作業員らの目に留まり、「励まされた」「勇気をもらった」との声も届いた。

 近く自宅に戻る平山さんは31日午後、町民有志が避難指示解除の瞬間を迎えるために集まる公園に横断幕を持ち込んだ。「やっとスタートラインに立った。戻った人で頑張って、町をよみがえらせたい」【乾達】


避難指示区域の除染終了…累計費用1・3兆円
読売新聞 3/31(金) 17:48配信

 東京電力福島第一原発事故に伴う放射性物質の除染について、環境省は31日、福島県の帰還困難区域を除く避難指示区域で、同日までに作業を終えたと発表した。

 2017年度からは、帰還困難区域の除染にとりかかる。

 政府は事故後、同県内で放射線量が高く、避難指示が出された11市町村で「除染特別地域」を指定。同省が12年1月以降、年間被曝(ひばく)線量が50ミリ・シーベルトを超える帰還困難区域以外の住宅、道路や農地などで、放射性物質が付着した土や草などを取り除いてきた。16年3月には、17年3月末までの作業終了を目指す方針を閣議決定した。

 同省によると、11市町村では、住宅2万2000件、農地8200ヘクタール、道路1400ヘクタール、住宅に近い森林について5800ヘクタールで作業を終えた。国直轄の除染費用は累計1・3兆円にのぼり、延べ約1300万人が作業に関わった。


浪江町など一部除き避難指示解除
ホウドウキョク 3/31(金) 17:44配信

福島県内の3町村で、一部地域除き、避難指示が解除された。
帰還困難区域を除いて避難指示が解除された浪江町では、31日早朝、馬場 有町長や町民が、震災後に整備された霊園を訪れ、日の出を拝んで、町の復興を祈った。
また、慰霊碑に黙とうをささげ、震災の犠牲者に町の避難指示解除を報告した。
浪江町の馬場町長は「震災で亡くなった方々の前で、拝礼ができたということで、これから復興に向けて、気持ちを新たに尽力していきたい」と述べた。
このあと馬場町長は、浪江町役場で職員に対し、「町民に寄り添って行政を進めていく」と訓示した。
浪江町では、これまでの避難指示解除で最も多い、1万5,000人を超える住民が、解除の対象になっている。

福島テレビ/FNN


福島・飯館村で村の再生誓う式典
ホウドウキョク 3/31(金) 17:39配信

避難指示が出されていた福島県の浪江町、飯館村、そして川俣町の山木屋地区、この3つの地域に対し、31日午前0時に、一部の地域を除いて避難指示が解除され、飯館村では村の再生を誓う式典が開かれた。
村民代表は「飯館村が再び輝くまで、決して諦めない心で、村に必ず、日はまた昇ります」と話した。
「いいたてむらおかえりなさい式典」には、村民などおよそ300人が出席した。
式典では、村民の代表が、避難生活の中で感じた地域との繋がりや、村の自然への思いを忘れずに歩んでいくことを誓った。
飯舘村の避難指示解除の対象は、1,747世帯5,828人で、村の人口の95%となっている。
しかし村内には、除染廃棄物を保管する仮置き場が96カ所あり、復興の足かせとなっている。

福島テレビ/FNN


<避難指示解除>飯舘のカボチャ守る…福島市で栽培続ける
毎日新聞 3/31(金) 12:16配信

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イベントで飯舘村生まれのかぼちゃ「いいたて雪っ娘」の加工品を売る渡辺とみ子さん(左手前)福島市南矢野目の複合施設「チャンネルスクエア」で2017年3月26日午後1時23分、宮崎稔樹撮影

 白く薄化粧をしたような愛娘--。福島県飯舘村でカボチャを育ててきた農業、渡辺とみ子さん(63)は、東京電力福島第1原発事故で避難した福島市で、今も作り続けている。飯舘生まれの新品種で、「全ては種をつなぐため」。31日に村の避難指示が大部分で解除されたものの、村と自身の誇りであるカボチャを守るため、しばらくは帰還しないつもりだ。【宮崎稔樹】

 3月下旬、福島市内のイベント会場の一角にカボチャで作った蒸しパンやスープのもとが並んだ。パッケージには「いいたて雪っ娘(こ)」。根強いファンが販売を聞きつけ次々と買っていった。

 雪っ娘は、山あいの飯舘に降る雪のように白っぽい薄緑色の皮が特徴だ。15年ほど前、村出身の育種家から栽培を持ちかけられた。「しっとりとして甘い」。畑の片隅に一人で種をまき始めた。

 2004年、平成の大合併が各地で進む中、村は自立を選んだ。行く末を話し合う村の集会に出ると、周りは男性ばかり。「村も女性も、自信が持てるものを作らないと」。渡辺さんは農家の女性らを巻き込み、品種改良に取り組んだ。

 11年3月の大震災発生から4日後。念願の品種登録はかなったものの、福島第1原発で水素爆発が起きていた。翌月、村は全域が避難指示区域になった。

 カボチャの種は収穫した翌年に植えないと虫がつく。避難先で農地を探し、種を植えたのは5月。土が硬く芽が出づらい休耕田で、種をカラスに食べられたり湿害で腐ったりもした。「どうせうまくいかないよ」。周囲の言葉も胸に刺さった。

 間もなくすると、黄緑色の芽が土から小さな顔を出した。「こんな環境なのに自分の一生を全うしようとしている」。雪っ娘と自身の境遇が重なり、涙がこぼれた。

 同年11月に商標登録する際、風評被害を恐れて雪っ娘から「いいたて」の名を抜く意見も出た。「何も悪いことはやっていない」。断固反対した。国が定めた食品の放射性セシウムの基準値をはるかに下回る「1キロ当たり20ベクレル以下」を自主的な出荷基準にした。

 事故から6年。雪っ娘を大手スーパーの生鮮食品売り場に置いてもらい、3日間で100キロを完売。品質も認められ、東京での出張販売も予定している。

 飯舘の自宅庭はイノシシが穴を掘り、木には猿が登る。獣害で雪っ娘が全滅する危険があるから、まだ戻れない。でも穏やかに時間が流れる大好きな村で「いつかまた、雪っ娘を育てる」と決めている。


<避難指示解除>「ここからが復興のスタート」…飯舘で式典
毎日新聞 3/31(金) 12:11配信

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子供らも参加して開かれた飯舘村の避難指示解除の式典=福島県飯舘村で2017年3月31日午前10時46分、喜屋武真之介撮影

 政府は31日、東京電力福島第1原発事故で福島県浪江町・飯舘村・川俣町の3町村に出した避難指示を解除した。「居住制限区域」と「避難指示解除準備区域」の2区域が対象で、放射線量がより高い「帰還困難区域」はそのまま残る。解除区域の対象人口は3町村で約8000世帯約2万2500人に上るが、当面帰還するのは1割前後とみられる。

 飯舘村では同日午前、村主催の式典があり、菅野典雄村長が「解除がゴールではなく、ここからが復興のスタート。村の自主・自立の精神と復興への志を改めて高めていきたい」と決意を述べた。村民代表が「子どもが自然の中で遊び、年寄りが畑で笑っていて、若者が恋を語る。かつての村の姿を、私たちは一歩一歩取り戻していきます」とする宣言を読み上げた。

 出席者は唱歌「故郷(ふるさと)」を合唱。村立飯舘中の生徒が村の方言「までい」(真心の意)を歌詞に込めたオリジナルにない4番も披露し、<胸に生きる 思い出 いつも村を 思わん までいの心 めぐりて わたしたちの ふるさと>と、復興への思いを歌声に乗せた。【宮崎稔樹】


「待ってた」「今は戻らない」=思いさまざま―避難解除の飯舘村と浪江町
時事通信 3/31(金) 12:03配信

 東京電力福島第1原発事故による避難指示が31日、福島県飯舘村や浪江町など3町村で、帰還困難区域を除き一斉に解除された。

 飯舘村と浪江町では、解除に合わせた式典などが行われた。

 飯舘村が開いた「おかえりなさい式典」には、原子力災害現地対策本部長を務める高木陽介経済産業副大臣らが出席。あいさつした菅野典雄村長は「待ちに待った解除だ。復興のスタートに立つことができ、とてつもなくうれしい」と声を詰まらせた。

 同村から福島市の仮設住宅に避難している三輪栄子さん(85)は「先祖代々の家を守りたい。孫も将来は戻ると言っている」と、帰還への強い思いを語った。

 浪江町では、馬場有町長が早朝、東日本大震災の慰霊碑の前で、町幹部らに「(帰還困難区域があるので)手放しでは喜べない。町全部が解除になるよう、力を合わせて復興を成し遂げたい」と語った。その後、全員で犠牲者に黙とうした。

 同県広野町に妻や母と避難している経営者の男性(69)は、第1原発や町内の仮置き場に多数残されている除染廃棄物への不安を挙げ、「解除は時期尚早だと思う。今は戻るつもりはない」と話した。また、「戻って来たのも高齢者ばかりで、若い者が戻らない」と嘆いた。


避難指示区域の除染、ほぼ完了=福島原発、区域外12市町村は4月以降―環境省
時事通信 3/31(金) 11:51配信

 環境省は31日、東京電力福島第1原発事故で出た放射性物質を取り除くため、福島県内11市町村の避難指示区域内で国が直接進めていた除染作業が、目標としていた3月末でほぼ完了したと発表した。

 同区域外で「年間被ばく線量1ミリシーベルト」以上の地域を抱える福島県内の36市町村が実施した除染は、うち12市町村で完了時期が4月以降にずれ込む。

 政府は昨年3月、広範囲で行う「面的除染」を今年3月末までに完了するとの目標を閣議決定。月内に完了できなかった12市町村も住宅や公共施設があるエリアなど、日常生活圏での除染は終えたため、目標はおおむね達成されたことになる。政府は今後、放射線量が高い帰還困難区域の除染と復興拠点の整備に注力する。

 4月以降も除染を継続する12市町村は福島市、郡山市、いわき市、白河市、二本松市、南相馬市、伊達市、本宮市、国見町、川俣町、大玉村、川内村。

 同省によると、除染は2012年1月に開始し、福島を含む8県の100市町村が対象となった。作業には国と市町村で延べ3000万人以上を投入。東京ドーム12個半に上る約1560万立方メートルの汚染土を除去した。

 費用は国が立て替え、東電に請求している。16年度までに投入した除染作業の予算は計約2兆6000億円。17年度から始める帰還困難区域での除染には国費を充てる。


茨城の指定廃棄物8割減=再測定結果で―環境省
時事通信 3/31(金) 11:38配信

 環境省は31日、東京電力福島第1原発事故により茨城県内で発生した放射性物質を含む指定廃棄物の再測定結果を公表した。

 指定基準を超えた廃棄物は、従来の3643トンから8割減の612トンとなった。基準以下の廃棄物は指定を解除すれば、通常のごみと同じように処分できる。

 同省は指定基準の1キロ当たり8000ベクレル超の廃棄物が、2017年3月時点で約690トンに減ると推計していた。山本公一環境相は31日の閣議後記者会見で「おおむね推計通りに減衰している」と述べた。

 調査期間は16年3月中旬から17年3月上旬までの約1年間。同県の指定廃棄物は当面、現状のまま14市町で「分散保管」する方針が決まっている。


牛肉の放射性物質の独自検査 風評被害恐れ横並びで続く
産経新聞 3/31(金) 11:35配信

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放射性物質の検査のため、牛肉のサンプルをとる食肉処理場の担当職員 (西川博明撮影)(写真:産経新聞)

 福島など東日本の17都県で行われている農産物の放射性物質の検査について、国は4月から対象品目や頻度を縮小する。ただ、国の検査とは別に、自治体などが独自に始めた牛肉の検査は平成29年度も続けられそうだ。担当者の多くは「科学的に不要」と考えるが、風評被害の不安や流通業の要求などからやめられない状況が続いている。(平沢裕子)

 ◆基準値超、3年なし

 自治体などの牛肉の独自検査は、東京電力福島第1原発事故から約4カ月後の23年7月、放射性セシウムの暫定基準値(当時、1キロ当たり500ベクレル以下)を超えた牛肉が全国に流通していたことで始まった。

 牛肉の汚染は被災地で育つ野菜などと異なり、飼料の稲わらが原因。当時、東北地方の汚染稲わらが全国に出荷され、被災地から離れた場所の牛も汚染された。牛肉の検査が全国各地で行われているのはこのためだ。

 ただ、飼料管理で汚染は防止可能で、実際、直近3年間で基準値超の牛肉は確認されていない。

 東京都は食肉処理場で扱う牛を全頭検査している。28年度の検査費用は約4700万円で、29年度もほぼ同額を見込む。

 中央卸売市場管理部市場政策課は「全頭検査が必要な被災県の牛も扱っている。被災県の牛だけ検査すれば、その県の牛は危険だから検査していると思われかねない。風評被害防止のために全頭検査は必要」と説明する。

 ◆流通が検査要求も

 飛騨牛の生産地である岐阜県も全頭検査を実施。県は、28年度の検査費用約6千万円のうち約4千万円を負担、29年度もほぼ同規模の予算という。農政部畜産課は「この5年間で基準値超は一回もない。検査をやめたいが、検査証明書を求める流通業者もある。他の自治体が続ける以上、うちだけやめるわけにいかない」。

 “横並び”の検査が続く中、検査を見直す自治体もある。松阪牛で知られる三重県は検査を外部へ移し、費用負担も行わないこととした。農林水産部畜産課は「検査費用を県が負担することで、実際は必要がない場合でも検査が行われてきた。自己負担なら不要な検査が減るのではないか」と期待を寄せる。

 ただ、流通業者から検査証明書を求められれば、生産者は自己負担でも検査せざるを得ない。検査証明書を生産者に求めている大手流通は「消費者からの問い合わせはゼロではない。それにこたえるのに検査は必要」とする。

 ◆消費者に説明尽くせ

 「検査をすることが安全対策と誤解している消費者もいるのではないか」

 こう指摘するのは、内閣府食品安全委員会フェローの姫田尚さんだ。安全のために大事なのは、むしろ生産・加工の工程管理をしっかり行うことで、検査は工程管理が適切に行われているか、確認するものという位置付けだ。

 姫田さんは「自治体が食品の安全のためにやらなければいけないことは他にもある。流通側も生産者に無駄な検査を強いるのでなく、消費者が理解できるよう説明を尽くすべきだ」と話している。

 ■BSEでは検査に1兆円

 自治体が独自に行う牛肉の検査はBSE(牛海綿状脳症)対策でも行われた。

 BSEの安全対策は危険部位の除去が重要で、検査が安全を担保するわけではない。このため、海外で全頭検査を行う国はなかった。しかし、日本では初めて国内で感染牛が見つかった直後の平成13年10月から20年7月まで、国が検査費用を負担して全頭検査を実施。国の補助が打ち切られて以降も、多くの自治体が独自予算で全年齢の全頭検査を継続した。結局、厚生労働省が主導する形で自治体がこれを一斉に廃止したのは25年6月末。

 近畿大の有路昌彦教授(食料経済学)は当時の試算として、BSE全頭検査の直接・間接の費用を約1兆円としている。


用地取得23.5%に=福島原発、除染廃棄物の中間貯蔵施設―環境省
時事通信 3/31(金) 10:43配信

 環境省は31日、東京電力福島第1原発事故の除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設(福島県双葉町、大熊町)の用地について、3月末の速報値で、全体の23.5%に当たる376ヘクタールを取得したと発表した。

 2016年度は累計で140~370ヘクタールの取得を目指していた。

 目標を達成したことについて山本公一環境相は31日の閣議後記者会見で、「数字が上がってきたことは喜ばしいことだ」と述べた。

 中間貯蔵施設は約1600ヘクタールで整備し、最大2200万立方メートルの除染廃棄物を、最長30年間保管する。昨年11月に建設予定地の一部で本体工事に着手。17年秋ごろの貯蔵開始を目指している。


住宅無償提供が終了へ=原発事故の自主避難者―帰郷「まだ考えられない」
時事通信 3/31(金) 5:20配信

 東京電力福島第1原発事故で、自主避難した約1万世帯が受けてきた住宅の無償提供が31日で打ち切られる。

 これまで家賃などを全額負担してきた福島県は「県内の生活環境が整ってきた」と説明し支援を縮小するが、県外に避難した世帯の多くは福島に戻らない。放射線被ばくへの不安や、避難先での生活が定着したことなどが影響しているとみられる。

 福島市から山形県米沢市に避難した西田いずみさん(42)。中学3年になる娘と中1になる息子の3人で、市の雇用促進住宅で暮らしている。家賃全額負担の打ち切りで生活は厳しくなるが、放射線への不安から、帰郷は「まだ考えられない」。福島市内に借りていた市営住宅は引き払い、パートの仕事をフルタイムに変えることも考えている。

 福島県は、避難指示区域以外の地域から県内外に自主避難した人たちに対し、引っ越し費用の助成と家賃の全額負担、住まい探しの支援を続けてきた。引っ越し助成と家賃の全額負担は打ち切るが、収入などの要件を満たせば、来年3月までは家賃などの半額(最大3万円)を、その後1年間は3分の1(同2万円)を補助する。

 ただ、県が3月10日まで実施した意向調査では、県内避難者の66.7%が避難元に戻ることを選択したのに対し、県外避難者の83%は避難継続を決めていた。

 県生活拠点課の担当者は、県外での避難継続について「放射線に対する不安が拭えなかったり、避難先での生活が定着して子供の学校を変えたくなかったりする避難者が多い」と話す。

 福島県の打ち切り後、独自に住宅提供を続けるのは10都道府県と7市のみ。多くは公営住宅への入居要件緩和などにとどまっている。


原発避難4町村解除…浪江など31日と4月1日
読売新聞 3/31(金) 4:42配信

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住宅や生活道路のすぐ近くには汚染土が入った袋が積み上げられている(30日、福島県飯舘村で)=冨田大介撮影

 福島県の川俣、浪江、飯舘、富岡の4町村で31日と4月1日、東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示区域が相次いで解除される。

 計11市町村に設定された同区域の面積は約3割にまで縮小する。読売新聞のまとめでは、解除地域に事前宿泊登録をした人の高齢化率(65歳以上の人が占める割合、全国平均28%)は41~57%で、急激に高齢化が進むことは確実だ。生活基盤の復旧も遅れており、課題は山積している。

 川俣町と浪江町、飯舘村は31日、富岡町は1日、いずれも午前0時で解除される。4町村で事前宿泊の登録をした人は16日現在、計1661人。解除直後に帰還する住民の大半は登録者とみられる。ただ、現状の避難指示区域の枠組みが決まった2013年8月時点で住民票があった人の数(計3万3482人)と比べると、登録者は4・96%にとどまっている。


飯舘村など避難解除=3町村、帰還に課題も―福島
時事通信 3/31(金) 0:06配信

 東京電力福島第1原発事故で福島県飯舘村と浪江町、川俣町山木屋地区に出されていた避難指示は31日、帰還困難区域を除いて一斉に解除された。

 対象は3町村で約2万2100人(2月末現在)。4月1日には富岡町も解除され、残るは第1原発が立地する大熊、双葉両町だけになる。

 一方、既に解除された市町村も住民の帰還は進まず、生活環境の整備が大きな課題となっている。

 帰還者や新規居住者を増やそうと、政府や避難自治体はこれまで、商業施設や交通インフラなどの整備に力を入れてきた。特に要望が多い医療機関については、富岡町に約24億円かけて救急病院を開設することを決めた。

 だが、これまでに避難指示が解除された5市町村の帰還率は14.5%にとどまり、戻った住民は高齢者が多い。今回の3町村を見ても、復興庁などが実施した調査で「避難指示解除後に戻りたい」と答えたのは、川俣町山木屋地区が43.9%、飯舘村は33.5%、浪江町では13.4%だった。


浪江、川俣、飯舘の3町村 31日午前0時に避難指示解除、4月1日には富岡も
産経新聞 3/31(金) 0:01配信

 東京電力福島第1原発事故の被害で、福島県の浪江町、川俣町山木屋地区、飯舘村に出ていた避難指示が31日午前0時に一部を除き解除。4月1日には富岡町でも解除され、11市町村計約1150平方キロメートル、約8万1千人が対象となった避難指示は、約370平方キロメートル、約2万4千人まで縮小される。事故から6年が経過し、地域の再生に向けた動きが本格化する。

 解除対象は放射線量が高い「帰還困難区域」を除く「居住制限区域」「避難指示解除準備区域」で、浪江町が避難自治体で最多となる5832世帯1万5294人、飯舘村は1747世帯5828人、山木屋地区は548世帯1156人。川俣町は今回で避難区域が全てなくなる。

 第1原発がある双葉、大熊両町に加え、南相馬市小高区、葛尾、浪江、富岡、飯舘の7市町村にある帰還困難区域への避難指示は継続する。今後、同区域内に住民の居住が可能な特定復興拠点を整備、5年後をめどに解除する方針だ。


<伊方3号機>「どれだけ被ばく重ねれば…」被爆住民ら怒り
毎日新聞 3/30(木) 22:03配信

 「どれだけ被ばくを重ねれば、主張が認められるのか」。72年前に広島原爆で被爆した住民らは広島地裁決定に怒りをあらわにし、伊方町では安堵(あんど)の表情を浮かべる住民もいた。

 地裁前には住民ら約100人が集まり、「差止めならず」「被爆地ヒロシマはあきらめない」と書かれた垂れ幕が掲げられると重苦しい雰囲気に包まれた。

 本訴訟の原告団長の堀江壮(そう)さん(76)=広島市佐伯区=は4歳の時、爆心地から約3キロの場所で被爆し、55歳で甲状腺腫を患った。「放射線がどんな影響を与えるかは自分の肌で理屈抜きに知っている。被爆者の責任として原発廃止を今後も訴えたい」と力を込めた。

 住民側の記者会見で河合弘之弁護士は、「裁判所は証拠から目を背け、四電や規制委の考え方をなぞる決定を出した。(同様に住民側の申し立てを棄却した)福岡高裁宮崎支部決定に盲従する決定で、裁判官の独立を自ら放棄するに等しい暴挙だ」などとする声明を読み上げた。

 海を挟んで愛媛県の対岸に位置する大分県の住民からも落胆の声が上がった。大分地裁に伊方原発の運転差し止めなどを求めている原告の農業、中山田さつきさん(62)は「福島の原発事故は企業では背負えない被害の甚大さを示した。大分地裁は電力会社の言い分を十分に検証してほしい」と話した。

 一方、伊方原発近くに住む50代男性は「原発関連の下請け、孫請けの仕事をする人でもっている店もある」と決定を歓迎した。中村時広・愛媛県知事は「四電は決して事故を起こさないとの心構えで、細心の注意を払いながら安全運転に努めてほしい」とコメント。四電の滝川重理登(えりと)・原子力部副部長は「まだ3件の仮処分や本訴訟があり、気を引き締めたい」と話した。【東久保逸夫、真下信幸、田畠広景、山崎太郎】


<避難指示解除>31日に浪江・飯舘・川俣 帰還は1割未満
毎日新聞 3/30(木) 21:11配信

 ◇富岡町は4月1日

 政府は、東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示を福島県浪江町・飯舘村・川俣町で31日に、富岡町で4月1日に解除する。今回の解除で避難指示区域の面積は当初の3割まで縮小するが、当面の帰還住民は1割に満たない見通し。生活インフラや放射線量への不安が根強く、生活基盤が避難先に移ったのも要因だ。

 原発事故後、11市町村に広がった避難指示は2014年4月から順次解除。今回は4町村の「避難指示解除準備区域」と「居住制限区域」(計約3万2000人)が対象で、放射線量がより高い「帰還困難区域」は含まれない。面積は現在の3区域に設定された13年の約3割(369平方キロ)まで縮小する一方、7市町村に残る帰還困難区域は解除されず、第1原発が立地する大熊・双葉両町は全域で避難が続く。対象人口は約2万4000人で、政府は5年後をめどに同区域の一部を解除する方針。

 これまでの解除を含め、帰還対象者は9市町村で計5万2370人(昨年6月時点)。ただ、実際に帰還した人や帰還に向けて自宅宿泊に登録した人は8.6%にとどまっている。

 政府は放射線量が下がり、生活インフラが整ったとして解除を進めるが、9市町村の病院・診療所は事故前の3割弱、商店などの事業所数は2割程度にとどまっている。【土江洋範】


<伊方3号機>運転差し止め却下 耐震設計「不合理ない」
毎日新聞 3/30(木) 20:55配信

 四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)を巡り、広島、愛媛両県の住民が運転差し止めを求めた仮処分申請で、広島地裁(吉岡茂之裁判長)は30日、四電が耐震設計で想定した揺れの大きさ(基準地震動)に「不合理な点はない」などとし、申し立てを却下する決定をした。住民側は広島高裁に即時抗告する方針。

 原発の運転差し止めでは、関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転を差し止めた大津地裁の仮処分決定の保全抗告で、大阪高裁が28日、運転再開を認める決定を出し、広島の判断が注目されていた。

 決定では、原子力規制委員会の新規制基準について「福島第1原発事故を踏まえて制定された」などとして問題がないと判断。そのうえで、中央構造線断層帯近くで南海トラフ巨大地震の震源域にある伊方原発について、四電が策定した基準地震動650ガル(ガルは加速度の単位)の妥当性を検討した。

 吉岡裁判長は「信頼性のある手法や知見を用い、不確かさを考慮している」とし、規制委の判断に不合理な点はないと結論づけた。揺れの評価については「過小評価の恐れなど、四電の想定の合理性についてなお慎重な検討が必要」と指摘したが、「地震学者らの証人尋問などは本訴訟で行うべきで、仮処分手続きになじまない」とした。

 四電側が最大8.1メートルとした津波の高さ予測の精度では「相当程度の不確かさを考慮した」とし、科学的安全性に問題がないとした。火山の危険性についても「噴火が発生する可能性が、相応の根拠で示されているとはいえない」として規制委の判断を妥当とした。

 これらを踏まえ、吉岡裁判長は原発事故で生命、身体に重大な被害を受けて人格権が侵害されるとした住民側の主張を退けた。【東久保逸夫、寺岡俊】

 ◇ことば「伊方原発」

 九州に向かって延びる佐田岬半島(愛媛県伊方町)の瀬戸内海側に立地する四国電力の原発。3号機(出力89万キロワット)は1994年に運転を開始し、2010年からはウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料によるプルサーマル発電を始めた。11年の定期検査で停止していたが、昨年8月に再稼働した。77年に運転を始めた1号機は、老朽化で昨年5月に廃炉とした。


作業員が親指切断=大飯原発、安全点検の中―福井
時事通信 3/30(木) 20:03配信

 30日午前10時25分ごろ、福井県おおい町の関西電力大飯原発で、「作業員が機械に指を巻き込まれた」と119番があった。

 県警小浜署によると、大飯3、4号機の海水ポンプエリアで作業をしていた男性(24)が左手親指を切断する重傷を負った。

 関電は1月に高浜原発(同県高浜町)で起きたクレーン倒壊事故を受け、県内に保有する美浜、大飯、高浜の3原発全11基を対象に、安全管理の総点検を進めている最中だった。

 同署によると、男性は当時、2人1組で防潮堤に鉄筋を打ち込む作業をしており、別の作業員が使っていたハンマードリルにゴム手袋が巻き込まれたという。


実験炉「常陽」、審査申請=21年度までの再稼働目指す―原子力機構
時事通信 3/30(木) 19:51配信

 日本原子力研究開発機構は30日、高速実験炉「常陽」(茨城県大洗町)について、新規制基準の適合性審査を原子力規制委員会に申請した。

 2021年度までの再稼働を目指す。

 申請では、想定される地震の揺れを最大700ガル、津波の高さは最大約17メートルと見積もった。原子力機構は耐震補強工事や屋外設備の更新などを行えば安全性に問題はないとし、工事に必要な予算として約54億円を見込んでいる。

 常陽は1977年に運転開始。廃炉が決まった高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)の前段階に当たる実験炉で、もんじゅと同様に冷却材にナトリウムを使うが、発電設備はない。熱出力は10万キロワット。07年の実験装置のトラブル以降、運転を停止している。


2号機格納容器で湯気=エネ庁「溶融燃料の影響」―福島第1
時事通信 3/30(木) 19:27配信

 東京電力福島第1原発事故で、経済産業省資源エネルギー庁は30日、今年1~2月に2号機格納容器内部で実施した調査で得た画像を解析した結果、湯気が確認されたと発表した。

 エネ庁は「溶融燃料の影響以外に考えられない」と話している。

 エネ庁は、圧力容器下で作業用足場の一部が脱落した辺りの画像を解析し、湯気が立ち上っていると判断した。溶けた核燃料(デブリ)が圧力容器の底を突き破り、格納容器下部に落ちたとみており、デブリが依然として発熱していることを示すと説明している。一方、東電は「断定できない」としている。


<原発避難者訴訟>国と東電が控訴 「津波予見できた」不服
毎日新聞 3/30(木) 19:26配信

 東京電力福島第1原発事故に伴い、福島県から群馬県などに避難した人ら137人が国と東電に約15億円の損害賠償を求めた訴訟で、国と東電は30日、「巨大津波を予見できた」と認定し国や東電の責任を認めた前橋地裁判決(17日)を不服として、それぞれ東京高裁に控訴した。

 地裁判決は、政府の地震調査研究推進本部が2002年、福島沖でも巨大な津波地震が起き得ると指摘した「長期評価」を公表したことなどから、東電は巨大津波を予見できたと指摘。また、国が津波対策を命じなかったことも違法とした。

 国側の原子力規制庁は控訴理由を「長期評価を踏まえても、事故前には国が事業者に津波対策を義務づけるような、確立した科学的知見がなかった」などと説明。東電は「総合的に判断した」とコメントした。

 この判決を巡っては、原告側も一部が「認定された慰謝料が低い」などとして控訴する方針。【柳楽未来、尾崎修二】


住民側「諦めない」=却下決定、厳しく批判―伊方原発・広島
時事通信 3/30(木) 19:11配信

 「伊方3号機、差し止めならず」。

 30日午後3時すぎ、広島地裁前で待っていた住民や支援者らに決定が伝えられると、「ああ」とため息が広がった。仮処分を申し立てた住民は「残念だ」と落胆の表情を見せつつも、「諦める理由はない。これからも意思表示を続けていく」と前を向いた。

 広島地裁は、九州電力川内原発(鹿児島県)の差し止めを認めなかった昨年4月の福岡高裁宮崎支部決定が示した判断の枠組みを参照し、却下の結論を導いた。

 住民側の河合弘之弁護士は記者会見で「右に倣えの判断は、裁判官の独立の放棄を宣言したに等しい」と厳しく批判。「極めて不当な決定だ」として、即時抗告する方針を明らかにした。

 差し止めを申し立てた広島市の会社員綱崎健太さん(36)は「結果は残念。新規制基準だけで(安全性を)判断してほしくない。これからも裁判を通じて、被ばくを拒否する意思表示を続けていきたい」と語った。

 一方、四国電の滝川重理登・原子力部副部長は「主張が認められ、妥当な決定だ。安全、安定運転を続けることが住民の信頼感の醸成につながる。実績を積み上げたい」と話した。


四国電「安全運転に努力」=伊方原発
時事通信 3/30(木) 18:23配信

 四国電力は30日、伊方原発3号機の運転差し止めを求めた住民の仮処分申請を広島地裁が却下したことを受け、「妥当な決定をいただいた。今後とも安全性の向上に終わりはないことを肝に銘じ、安全・安定運転に向け、不断の努力を重ねる」とのコメントを出した。


愛媛知事「慎重に運転を」=伊方原発
時事通信 3/30(木) 17:53配信

 愛媛県の中村時広知事は30日、広島地裁が運転中の四国電力伊方原発3号機(同県伊方町)の差し止めを却下したことを受け、「司法判断に関わるものであり、コメントを差し控える」との談話を発表した。

 四国電に対しては「今後とも、決して事故を起こさないという心構えの下、慎重かつ細心の注意を払いながら、安全運転に努めていただきたい」と注文した。


伊方町長「判断尊重」=住民安堵、事故に不安も―愛媛
時事通信 3/30(木) 17:50配信

 四国電力伊方原発がある愛媛県伊方町。

 高門清彦町長は30日、広島地裁の決定を受けて町役場で記者団の取材に応じ、「今回の判断を尊重する」と評価した。

 その上で高門町長は「四国電力に対しては、今後とも安全安心を肝に銘じ、慎重な運転をお願いしたい」と強調した。

 伊方原発から南東に約4キロ、役場近くの民宿で働く丸山栄一さん(75)は「原発作業員がいることで客入りが増える。止まらなくてほっとした」と話した。

 一方で、住民の間では昨年8月の再稼働後も、事故への不安が根強い。原発5キロ圏の同町小中浦で暮らす主婦渡辺英美さん(66)は「町の活性化を考えれば原発は動いていた方がいいが、何かあったら避難しないといけない町というのも嫌だ」と複雑な心境を明かした。


関電、時間外賃金の未払い17億…従業員の6割
読売新聞 3/30(木) 17:44配信

 関西電力は30日、昨年末までの2年間で、全従業員の6割弱にあたる約1万2900人に、時間外賃金の未払いがあったと発表した。

 未払い分の労働時間は合計で約55万5900時間(1人あたり月平均1・8時間)、金額は約16億9900万円(同5500円)に上る。関電は4月分の給与支給時に全額を支払うとしている。

 関電は昨年12月、本店(大阪市)勤務の従業員6人に対する残業代の未払いで、天満労働基準監督署から是正勧告と指導を受けた。これを受け、全従業員約2万2400人を対象に、過去2年間の勤務実態を調べた。パソコンの使用状況や出退勤時刻の記録などと、電子メールの送信履歴などを突き合わせて確認した。

 関電は今年1月にも、原子力発電所の安全審査を担当していた40歳代の男性社員が過労自殺した問題で、敦賀労基署から指導を受けた。


もんじゅ後継の議論始動=18年中に行程表―政府
時事通信 3/30(木) 16:51配信

 政府は30日、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃炉決定を受け、後継の高速炉開発の道筋を示す「戦略ロードマップ(行程表)」の策定に向けた議論を始めた。

 経済産業省内で作業部会の初会合を開き、2018年中に行程表をまとめることを確認した。

 政府はもんじゅを廃炉にする一方、使用済み核燃料の再利用を目指す核燃料サイクル政策は維持する方針。作業部会の冒頭、資源エネルギー庁の多田明弘次長は「わが国の高速炉開発の歩みを止めることなく、着実に前に進めていく必要がある。行程表策定はその第一歩だ」と述べた。


双葉署本庁舎、本格再開=治安面で被災地支え―福島
時事通信 3/30(木) 16:17配信

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で閉鎖されていた福島県警双葉署の本庁舎(同県富岡町)で30日、本格的に業務が再開された。

 富岡町は帰還困難区域を除いて4月1日に避難指示が解除され、署員らは治安面から被災地を支える。

 本庁舎では30日午後、署員や管内自治体の首長ら約140人が参加して移転式が開かれた。震災の犠牲者に黙とうをささげた後、松本裕之県警本部長は署員を前に「警察活動を積極的に展開することで住民や県民の期待に応え、地域の復興に大いに貢献してもらいたい」と述べた。


「前橋判決は不服」 国と東電が控訴 福島第1原発事故の集団訴訟
産経新聞 3/30(木) 15:53配信

 東京電力福島第1原発事故の集団訴訟で、国の過失を認定して賠償を命じた前橋地裁判決を受け、国は30日、判決内容を不服として東京高裁に控訴した。国と連帯して賠償を命じられた東電も同日、控訴した。

 前橋地裁は17日、政府の地震調査研究推進本部が平成14年に「マグニチュード8クラスの津波地震が30年以内に20%程度の確率で発生する」と試算していたことなどを重視し、国は東電に安全対策を命じる権限行使を怠ったと認定。一部の原告に対し、東電と連帯して賠償するよう命じた。

 国側は30日、原子力規制庁で会見し、「試算された地震と東日本大震災は別物だった上、試算は確立された科学的知見ではなかった」と主張。東電も「判決内容を精査し、総合的に判断して控訴した」という。

 国と東電は「詳細な主張は控訴審で明らかにする」としている。

栃木のスキー場で雪崩 高校生ら8人死亡、40人負傷・5

27日午前9時20分ごろ、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で雪崩が発生し、県高校体育連盟の春山安全登山講習会を受けていた県内の高校生が巻き込まれ、8人が死亡、重傷含む40人の負傷者が出ている。

同スキー場は去る3月20日に今シーズンの営業を終了していた。また宇都宮地方気象台は26日午前10時から雪崩注意報を発令していた。

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リンク:雪山登山、中止相次ぐ=独自の安全基準検討も―栃木雪崩事故受け - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:高校の冬山春山登山の実態調査へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>犠牲者の顔写真を取り違え TBSが謝罪 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:<那須雪崩>大田原高校を家宅捜索…業過致死容疑で栃木県警 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩、別の斜面でも 同じ日、調査で痕跡発見 那須 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:講習会内容を二重チェック=栃木県高体連が方針―スキー場雪崩 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:事故前、雪崩懸念で封鎖=現場近くのゲレンデ―高校生ら8人死亡・栃木 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那須のスキー場雪崩 警察が現場検証 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:誘発された雪崩、別の班の9人襲う…自力で脱出 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:警察関係者は入らず=雪崩事故検証委の構成訂正―栃木県教委 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:なだれ注意報の中、死亡事故の現場検証…那須 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>冬山登山大会、三重県中止へ - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<那須雪崩>計画変更、事前準備なし 県警、体制不備捜査
毎日新聞 4/1(土) 8:00配信

 栃木県那須町のスキー場付近で県立大田原高山岳部の生徒ら8人がラッセル訓練中に死亡した雪崩事故で、主催者の県高校体育連盟の登山専門部が予定の登山を悪天候でできなくなった場合の訓練計画を事前に作らず、実施要項に講師として記載のない教諭にラッセル訓練の先頭班を引率させていたことがわかった。また、事故現場の国有林の管理元に入林届を出していなかったことも判明。県警は、雪崩に対する危機意識の欠如や管理体制の不備があったとみて調べている。

 県警捜査1課などは31日、業務上過失致死容疑で事故後初めて同校を家宅捜索。実施要項などの関係書類を押収したとみられる。

 県高体連登山専門部の関係者によると、今回の訓練は春山安全登山講習会と題し、県内7校が参加して先月25~27日の日程で開催。茶臼岳登山が予定された前日の26日に雪崩注意報が出されたことなどをふまえ、翌朝に委員長を含む引率教諭3人が協議し登山を中止。ラッセル訓練に変えた。

 実施要項は講習会前に作られたが、「荒天でない限り茶臼岳まで往復」とのみ記され、代替訓練の記載はなかった。代替のラッセル訓練は、ルートも事前に決めないまま引率者任せで行われていた。しかも、同専門部はラッセル訓練に当たり力量に応じて生徒らを5班に編成したが、先頭で深雪をかきわけることから十分な経験が必要とされた「1班」に登山歴の浅い同校教諭の毛塚優甫さん(29)=死亡=を配置。実施要項の講師欄にも毛塚さんの名前はなかったという。

 現場付近の国有林を管理する林野庁塩那森林管理署によると、事故現場一帯は雪崩危険箇所として栃木県に通知されていたが、県高体連のような団体が国有林に入る際に必要な入林届は未提出だった。管理署幹部は「事前に(ラッセル訓練の)計画があったら、相談してほしかった。入林届が出ていれば、雪崩の注意喚起もできた」と語った。

 スキー場へもトイレの使用しか申請されておらず、講習会前に雪崩が原因で一部ゲレンデが封鎖された事実も伝わらなかった。【野口麗子、柴田光二、川崎健】


栃木雪崩事故 2月に一時スキー場閉鎖 栃木県警、高校を家宅捜索
産経新聞 4/1(土) 7:55配信

 栃木県那須町のスキー場で、登山講習会に参加した県立大田原高校の生徒と教員の計8人が死亡した雪崩事故で、雪崩の危険があるとして、同スキー場の一部が2、3月にかけて閉鎖されていたことが31日、分かった。講習会の安全管理に問題があった可能性もあるとみて、県警は同日、業務上過失致死の疑いで、講習会の責任者だった県高等学校体育連盟登山専門部の猪瀬修一委員長(50)が所属する県立大田原高校の家宅捜索を実施した。

 スキー場を所有する那須町によると、今年2月25日から3月1日まで、雪崩が発生する恐れがあったため、スキー場の第2ゲレンデを閉鎖したという。2日の再開後、20日にはすべての営業を終了した。猪瀬氏らが事前にこうした事実を把握していれば、講習の内容を見直すことになった可能性もある。

 猪瀬氏は29日に開いた記者会見で、「雪崩が起きやすい地点を知っていた」などとし、事故のあった場所については「絶対安全」と述べていた。

 また、県警によると、雪崩が流れ落ちた距離は約160メートル以上にわたっていた。30日に実施したスキー場とその近辺の現場検証で判明した。


雪崩発生は予見できたか 残る3つの謎…県教委も検証作業へ
産経新聞 4/1(土) 7:55配信

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雪崩発生までの動きと残る謎(写真:産経新聞)

 栃木県那須町のスキー場で高校生ら8人が死亡した雪崩事故は、県警の捜査が本格化した。業務上過失致死容疑での立件に向け、今後の捜査でポイントとなるのは、講習会の責任者らが雪崩をどの程度予期できたかという「予見可能性」だ。その解明に向けては、いくつかの謎が残されている。県教委も第三者による検証委員会を設置、4月上旬にも検証作業を開始する。

 ◆誰が訓練提案?

 謎の一つは、登山の中止を決めた後、誰が雪の中を歩く「ラッセル訓練」を提案したかだ。

 「2人と相談した。誰が提案したか特定するのは自信がない」

 講習会の責任者だった猪瀬修一氏は3月29日の記者会見でそう述べている。猪瀬氏は事故当時、スキー場から車で2、3分の本部にいた。相談した2人とは、猪瀬氏よりも登山歴の長い、副委員長の菅又久雄氏と前委員長、渡辺浩典氏だ。

 猪瀬氏の説明では2人と携帯電話でやり取りする中で「ラッセル訓練ならできるよね」とまとまった。ただ、3人のうち誰が訓練を提案したかは具体的に判明していない。

 ◆見解の食い違い

 訓練場所について「絶対安全」と強調した猪瀬氏だが、「典型的な雪崩発生地形」と指摘する専門家もおり、見解が食い違っているのも不可解な点だ。

 「雪崩の起きやすい地点は認知しており、そこを避ければ大丈夫」。同じスキー場で何度も講習会を行ってきた3人は、訓練場所の北側にある急斜面を危険場所として認識していた。

 しかし、雪崩は訓練場所の上部にある別の急斜面で発生。生徒たちがいた場所まで約160メートル下りてきた。現地調査を行った「日本雪崩ネットワーク」の出川あずさ理事(56)は「この斜面は傾斜30度以上で風を遮るものがなく、樹木が少ないといった雪崩の条件がそろっている」という。

 山のベテランである猪瀬氏らと、専門家でなぜ認識が百八十度異なるのか。出川氏は「(北側の斜面を)危険だと認識できたのであれば、上部の急斜面も危険だと認識できたと考えるのが自然だ」と首をひねる。

 ◆無線機使用は?

 なぜ救助要請に無線機が使われなかったのかも分かっていない。救助要請は生徒を引率していた教員が本部に駆けつけて行われており、事故発生から約50分もかかっている。

 栃木県内のある山岳部顧問によると、県高体連の登山部行事では引率教諭が1人1台ずつ無線機を持つといい、「山中で連絡を取り合うときは通常、無線機を使う」と話す。今回の訓練でも、引率した教員の一部は無線機を持っていたというが、猪瀬氏の元に無線連絡はなかったとされる。

 しかし、猪瀬氏は雪崩発生から30分後の午前9時ごろに10分程度、無線機を車内に放置していたことも明かしている。空白の10分間に連絡はあったのか-。捜査や調査機関による、実態の解明が求められている。


雪山登山、中止相次ぐ=独自の安全基準検討も―栃木雪崩事故受け
時事通信 4/1(土) 4:42配信

 栃木県那須町で8人が死亡した雪崩事故を受け、高校生による雪山登山の中止が1日までに各地で相次いでいる。

 スポーツ庁は冬山登山を原則行わないよう求める緊急通知を出したが、噴火災害などを含めた県独自の安全管理基準の策定に向け、検討を始めたところもある。

 福島県教育委員会は事故が発生した3月27日、山形県内で登山していた高校山岳部に即時下山を指示した。福島県内の高校では他に、4月上旬までに登山を計画していた3校が中止を決めたという。

 宮城県でも1校が、4月初めに予定していた蔵王連峰への山行合宿を中止した。この高校によると、毎年この時期に行ってきたが、今後は夏山登山を中心とする方向で見直すという。

 宮城県高校体育連盟は登山に加え、山での活動が多いスキーや自転車競技でも安全管理徹底の再確認を求めた。今後、雪山での事故に限らず、噴火災害などを含めた山での安全管理について、外部の有識者を交えて独自の基準作りに取り組む方針という。

 三重県高体連は、毎年12月に北アルプスや八ケ岳などで開催してきた登山部冬季大会を、2017年度以降は中止する方向で検討を始めた。藤田隆司理事長は「(雪山で)安全に登山する技術を身に付けるため行ってきたが、高校生の部活動という観点から、生徒の命のリスクを冒してまで行うべきではないと考えている」と述べた。4月下旬に結論を出す予定という。


雪崩、長さ160m以上に…県警が現場検証
読売新聞 4/1(土) 0:04配信

 栃木県那須町で春山登山講習会に参加していた同県内の高校生と教諭計48人が雪崩に巻き込まれ、8人が死亡した事故で、県警による現場検証の結果、雪崩の規模が長さ160メートル以上に及んでいたことが31日、分かった。

 県警は同日、講習会の現場責任者だった教諭が勤務する同県大田原市の県立大田原高校を業務上過失致死容疑で捜索し、関係資料を押収した。

 事故は先月27日午前8時半頃、茶臼岳(1915メートル)中腹のスキー場近くで発生、雪をかき分けて進むラッセルの訓練中に雪崩が起き、同校の男子生徒7人と同校の男性教諭(29)が死亡した。

 県警によると、雪崩の起点はスキー場西側の「天狗(てんぐ)の鼻」と呼ばれる岩(標高1515メートル)付近で、160メートル以上にわたって雪が滑り落ち、同校の生徒らを襲った。


高校の冬山春山登山の実態調査へ
ホウドウキョク 3/31(金) 20:03配信

栃木・那須町で、高校生ら8人が雪崩に巻き込まれ死亡したことを受け、スポーツ庁は、都道府県の教育委員会などを通じ、高校の冬山登山などの実態調査を行う。
31日午前、松野文科相は「二度と同様の事故を起こさないためにも、今回の調査を通じて、実態を的確に把握する」と述べた。
栃木・那須町で、登山講習会に参加していた高校生ら8人が雪崩に巻き込まれ、死亡したことを受け、スポーツ庁は、全国の高校の冬山や春山登山の、今シーズンの実施状況や安全対策について、実態調査を行うよう、都道府県の教育委員会などに通知した。
文科省は、1964年以降、高校生以下の冬山登山を禁止する通知を出していて、2016年11月にも、スポーツ庁が通知を行っていた。


<那須雪崩>犠牲者の顔写真を取り違え TBSが謝罪
毎日新聞 3/31(金) 19:21配信

 TBSは31日、栃木県那須町の雪崩事故で亡くなった男子高校生として放送した写真が、別人だったとして、同日朝の情報番組「白熱ライブ ビビット」で訂正し、謝罪した。30日夜の報道番組「NEWS23」でも同様に謝罪した。

 TBSによると、集合写真から顔写真を抜き出す際に取り違えたまま、29日の「NEWS23」で流し、「ビビット」でも使っていた。社内からの指摘で誤りに気付いたという。【丸山進】


高校生の冬山登山、スポーツ庁が実態調査
読売新聞 3/31(金) 18:46配信

 高校生ら8人が死亡した栃木県那須町での雪崩事故を受け、スポーツ庁は31日、高校生の冬山登山について全国的な実態調査を始めた。

 2016年の「高校生以下は原則として冬山登山を行わない」とする同庁の通知を各都道府県教委は周知したか、各高校などに対しては登山の実施状況や、安全対策などについて、4月21日までに電子メールでの回答を求めている。


「申し訳ない」「冥福祈るだけ」=雪崩現場で知事ら献花―栃木・那須町
時事通信 3/31(金) 18:40配信

 栃木県立大田原高校(同県大田原市)の生徒ら8人が死亡した雪崩事故で、現場近くの那須温泉ファミリースキー場(同県那須町)には31日午後、福田富一知事や県教育委員会の宇田貞夫教育長らが訪れ、献花台で黙とう、犠牲者の冥福を祈った。

 献花を終えた福田知事は、報道陣から8人にささげた言葉を問われると、硬い表情で「こんなことになってしまい、『申し訳ない』と言った」と言葉を詰まらせた。県警による大田原高校の家宅捜索については、「司法の場で真実が明らかにされると思う。遺族も注目しており、速やかな対応が求められる」などと語った。

 知事に先立ち献花した宇田教育長は、声を震わせながら、「冥福を祈るだけ。申し訳ありません。本当に言葉がない」と述べ、ハンカチで目元を押さえた。大田原高校に対しては、県警の捜査に協力するよう指示したという。


雪崩事故 故・奥 公輝さんの告別式
ホウドウキョク 3/31(金) 16:22配信

栃木・那須町の雪崩事故で亡くなった大田原高校の奥 公輝さん(16)の告別式が、31日に行われた。
高校の同級生らは「僕の気持ちの表れとして持ってこようと思って」、「山岳部以外に応援団にも入っていて、すごく頑張っていた。静かに天国で眠ってほしい」などと話した。
同級生たちは、告別式の1時間以上も前から斎場に集まり始め、奥さんとの突然の別れを悼む声が多く聞かれた。
また、31日夜には、同じ大田原高校の高瀬淳生さん(16)、大金 実さん(17)、佐藤宏祐さん(16)の通夜が、それぞれ営まれる予定。
一方、現場が見えるスキー場のゲレンデには、午前10時前に献花台が設置された。


雪崩事故 現場責任者の高校を家宅捜索
ホウドウキョク 3/31(金) 16:19配信

栃木・那須町で、高校生ら8人が雪崩で死亡した事故で、警察は31日朝から、業務上過失致死の疑いで、講習会の現場責任者が勤務する大田原高校を家宅捜索している。
31日午前9時すぎ、警察の捜査員およそ20人が、大田原高校の正門から校舎内に入り、捜索が行われている。
捜索の前には、講習会の現場責任者で、大田原高校山岳部顧問の猪瀬修一氏ら、学校関係者も校舎内に入っていて、捜索の対応にあたっているものとみられる。
一方、雪崩が発生した際、現場で訓練を引率していた先生が、講習会の本部がある麓の旅館にいた猪瀬氏に、緊急事態を無線で伝えようとしたものの、つながらなかった可能性があることがわかった。
本部が設置された旅館の関係者は「スキー場にいた先生が、猪瀬先生に連絡に来たんだと思う。(先生と)連絡が取れないから、直接、本人のところに来たのでは」と話した。
旅館の関係者によると、現場から歩いて旅館を訪ねてきた引率の先生に、電話を貸したということで、このため、雪崩発生から110番通報まで、およそ50分を要した。
猪瀬氏は、29日の会見で、「無線機を一時、手元に置いていなかった」と釈明している。
警察は、講習会に関わる書類などを押収し、登山訓練を行った判断や、安全管理に問題がなかったか、さらに、雪崩発生から通報までの経緯などを調べる方針。


別の雪崩も派生、生徒巻き込む=自力脱出し生還―栃木雪崩8人死亡事故で学校捜索
時事通信 3/31(金) 16:11配信

 栃木県那須町のスキー場付近で、登山講習中の県立大田原高校の生徒ら8人が死亡した雪崩事故で、8人が巻き込まれた雪崩から派生したとみられる小規模な雪崩に、一緒に訓練していた県立真岡高校の生徒らが巻き込まれていたことが3月31日までに、引率した教諭らへの取材で分かった。

 
 生徒らは雪に埋もれたが、ほぼ全員が自力で脱出した。引率の教諭らは安否確認に追われ、大田原高校の生徒らが遭難したことにしばらく気がつかなかったという。

 県警捜査1課などは31日、業務上過失致死容疑で大田原高校を捜索し関連資料を押収。訓練実施の判断や安全対策に問題がなかったかや、通報までの経緯について詳しく調べる。現場の責任者ら引率した教諭からの事情聴取も進める。

 訓練を主催した県高校体育連盟などによると、講習会に参加した生徒は、五つの班に分かれ、大田原高校生徒らが第1班として、先頭になり雪をかき分けて進むラッセル訓練をしていた。

 雪崩は3月27日午前8時半ごろに発生。第2班に所属する県立真岡高校の生徒8人も、第1班が遭った雪崩から派生したとみられる雪崩に巻き込まれた。

 生徒の安否確認に当たった第2班を引率した教諭は当初、1班が遭難したことに気付かなかった。その後、1班の引率教諭が雪の中から助け出されるのを見て大田原高校の生徒たちの遭難に気付いた。

 訓練に参加した引率の教諭らが救助要請に動いたのは、午前9時前ごろだったという。最後尾の5班を指導していた教諭が、旅館に駆け込んで雪崩発生を伝えた。110番は同9時20分ごろに入っていた。

 旅館にいた県高体連登山専門部の委員長で、現場責任者だった大田原高校山岳部顧問の猪瀬修一教諭(50)は記者会見で、事故当時旅館にいたが、無線を一時手放していたことを明らかにしている。


高校生の冬山登山、全国調査へ…スポーツ庁
読売新聞 3/31(金) 14:58配信

 栃木県那須町の雪崩事故を受け、スポーツ庁は高校生の冬山登山について全国調査を行うことを決めた。

 松野文部科学相が31日の閣議後記者会見で明らかにした。

 各都道府県の教育委員会、各高校が対象。同庁が毎冬出している「高校生以下は原則として冬山登山は行わない」という通知がどれだけ周知されているか、2016年度の冬山、春山登山の実施状況、安全対策などを調査する。松野文科相は「(事故の)検証結果などを踏まえながら、再発防止の徹底を図りたい」と話した。


雪崩犠牲の生徒顔写真、取り違え…TBS謝罪
読売新聞 3/31(金) 12:31配信

 栃木県那須町の雪崩事故で、TBSは、29日夜に放送した報道番組「NEWS23」で事故で亡くなった男子生徒の顔写真を誤って放送したとして、30日夜の同番組などで謝罪した。

 TBS広報部によると、県立大田原高校2年の浅井譲さん(17)が写った集合写真を加工して使用したが、別人を浅井さんとして放送したという。


<那須雪崩>大田原高を捜索…危険性の認識捜査 栃木県警
毎日新聞 3/31(金) 12:07配信

 栃木県那須町のスキー場付近で「春山登山」講習会に参加した高校生ら8人が死亡した雪崩事故で、県警は31日、県高校体育連盟の登山専門部委員長で現場責任者だった男性教諭が勤務する県立大田原高校(大田原市)を業務上過失致死容疑で家宅捜索した。県警はこれまでに引率した教諭らから事情を聴いており、雪崩に対する危険性の認識や安全管理体制に問題がなかったか捜査を進める。

 午前9時過ぎ、県警の捜査員ら約20人が校舎に入り山岳部の部室などを調べた。

 県警によると、雪崩は那須温泉ファミリースキー場西側にある「天狗の鼻」と呼ばれる岩の付近で発生し、雪は160メートル以上にわたって流れ落ちていたことが現場検証で判明した。

 委員長によると、事故前日の26日に雪崩注意報が出されたことなどから、27日朝に委員長を含め引率にあたった教諭3人が話し合って予定していた付近の茶臼岳への登山を中止し、雪をかき分けて歩くラッセルの訓練に変更した。

 訓練には55人が参加し、スキー場付近の国有林で雪崩に巻き込まれて大田原高の生徒7人と教諭1人が死亡した。

 委員長は雪崩の危険があるのは事故現場とは別の場所だと認識していたといい「(訓練を実施した)尾根筋は安全」と判断したという。

 雪崩の発生から、現地本部にいた委員長に事故の連絡が入り警察へ通報するまで約50分を要しており、県警はこうした事故後の対応に問題がなかったかも調べを進める。【川崎健、田中友梨】


冬山登山の実態調査=全国の高校で―文科省
時事通信 3/31(金) 11:19配信

 栃木県那須町のスキー場付近で高校生ら8人が死亡した雪崩事故を受け、松野博一文部科学相は31日の閣議後記者会見で、全国の国公私立高校などを対象に、冬山・春山登山の実態調査を実施することを明らかにした。

 
 各教育委員会や高校などにアンケート用紙を送り、高校生以下の冬山登山を原則として行わないよう求めた通知の周知状況や、2016年度の冬から春にかけての雪が積もった山の登山の実施状況、講じた安全対策などを尋ねる。

 結果は5月中に取りまとめ、栃木県教委の事故検証委員会の報告書と併せて有識者らの意見も聞き、再発防止策などを検討する。

 通知は06年から毎年出し、16年11月にもスポーツ庁が出していた。


栃木スキー場雪崩 県立大田原高校を家宅捜索 業務上過失致死の疑いで栃木県警
産経新聞 3/31(金) 9:45配信

 栃木県那須町のスキー場で登山講習会に参加した高校生ら8人が死亡した雪崩事故で、県警は31日、業務上過失致死の疑いで、講習会の責任者だった県高等学校体育連盟登山専門部の猪瀬修一委員長(50)が所属する栃木県立大田原高校に家宅捜索に入った。捜査員らは山岳部の部室や倉庫など関係先を捜索したとみられる。

 この日午前9時過ぎ、多くの報道陣が集まる中、警察車両から降りた捜査員約20人が次々に校舎の中に入っていった。春休みのため校内に生徒の姿はなく、学校関係者が数人出入りする姿がみられた。

 県警は30日に那須温泉ファミリースキー場とその周辺を現場検証しており、31日に雪崩は約160メートル以上下ったとみられることを明らかにした。幅や積雪の深さについては明らかにしなかった。今後、家宅捜索で押収した資料を分析し、講習会の行程や安全管理に問題がなかったか、雪崩の発生の予見可能性などについて調べる。

 一方、松野博一文部科学相は31日の閣議後記者会見で、全国の高校や高専を対象に、冬季や春季の登山の実施状況を調べると明らかにした。


雪崩事故、現場責任者の教諭勤務の大田原高捜索
読売新聞 3/31(金) 9:24配信

 栃木県那須町で春山登山講習会に参加していた同県内の高校生と教諭計48人が雪崩に巻き込まれ、8人が死亡した事故で、県警は31日、講習会の現場責任者だった教諭が勤務する同県大田原市の県立大田原高校を業務上過失致死容疑で捜索した。

 関係資料を押収、分析し、捜査を進める方針。

 講習は、県高校体育連盟登山部が主催した。事故は27日午前8時半頃、「那須温泉ファミリースキー場」近くで、雪をかき分けて進むラッセルの訓練中に発生し、大田原高校の男子生徒7人と、同校の教諭(29)が死亡した。

 同町には26日からなだれ注意報が出ており、当日は未明から雪が降っていた。現場責任者の大田原高校の猪瀬修一教諭(50)は29日の記者会見で、別の引率教諭2人と話し合い、当初予定していた登山を中止し、ラッセル訓練に変更したと説明。訓練を行った場所については「経験から絶対安全と考えていた」と述べた。


大田原高校を捜索=業務上過失致死容疑―8人死亡の雪崩・栃木県警
時事通信 3/31(金) 9:18配信

 栃木県那須町のスキー場付近で、春山登山講習中の県立大田原高校の生徒ら8人が死亡した雪崩事故で、県警捜査1課などは31日、業務上過失致死容疑で、引率した教諭が勤務する同県大田原市の同校を家宅捜索した。

 関係書類などを押収し、安全管理などに問題がなかったか捜査を進める。

 雪崩は27日午前8時半ごろ発生。雪をかき分けて進むラッセル訓練中だった高校生と引率の教諭らが巻き込まれ、大田原高校の男子生徒7人と男性教諭が死亡した。

 同校の説明などによると、講習会の責任者だった同校山岳部顧問の猪瀬修一教諭(50)らは、同日午前6時に雪崩注意報を確認し、計3人の教諭が相談した上で、予定していた登山を中止しラッセル訓練に切り替えた。

 猪瀬教諭は29日の記者会見で、「雪崩の危険は知っていたが、起きやすい地形に近づかなければ大丈夫だと思った」と説明。訓練を実施した場所について「危険な場所という認識はなかった」と述べていた。

 県警は、引率した教諭のほか、講習会を主催した県高校体育連盟の関係者らから事情聴取。雪崩注意報が出ていた中、ラッセル訓練を行った判断の妥当性や、参加者に適切な装備をさせていたかなどについて詳しく調べる方針。

 県警は30日、現場周辺の検証を実施。痕跡などから、「天狗の鼻」と呼ばれる付近を起点に斜面を160メートル以上にわたって雪が崩れ落ちていたことが確認されたという。


<那須雪崩>大田原高校を家宅捜索…業過致死容疑で栃木県警
毎日新聞 3/31(金) 9:16配信

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雪崩が発生した那須温泉ファミリースキー場付近で現場検証をする捜査員たち=栃木県那須町で2017年3月30日、本社ヘリから竹内紀臣撮影

 栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場付近で27日、県高校体育連盟主催の「春山登山」講習会に参加していた県立大田原高校山岳部の生徒ら8人が死亡した雪崩事故で、県警は31日、業務上過失致死容疑で同校の家宅捜索を始めた。同校教諭が県高体連登山専門部委員長として現場責任者を務めており、県警は雪崩に対する危険性の認識や安全管理体制などに問題がなかったか、捜査を進める。


雪崩、別の斜面でも 同じ日、調査で痕跡発見 那須
産経新聞 3/31(金) 7:55配信

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那須温泉ファミリースキー場(写真:産経新聞)

 栃木県那須町のスキー場で登山講習会に参加した高校生ら8人が死亡した雪崩事故で、このスキー場で同じ日に別の雪崩が発生していた可能性が高いことが30日、現地を調査した「日本雪崩ネットワーク」への取材で分かった。当時の現場付近は一晩で積雪30センチを記録しており、一帯は雪崩が起きやすい状況だったとみられる。

 生徒らを直撃した雪崩は、27日午前8時半ごろ、スキー場第2ゲレンデ西側の場外の斜面で発生。同団体が28日朝に調査したところ、この場所の北側の斜面で、雪崩の後にできる「デブリ」(塊)が発見された。雪質から27日中に発生した雪崩と推定されるという。

 デブリの位置などにより、この雪崩はゲレンデ近くまで到達していることも判明。被害の出た雪崩よりやや小さいが、直撃すれば死者が出る可能性のある規模だったという。調査した出川あずさ理事(56)は「27日に短時間に大量の雪が降ったため、スキー場付近で複数の雪崩が発生したのではないか」と説明した。

 新たな雪崩の発生場所は、講習会で引率教諭らが「雪崩の起きやすい地点」としていた場所とほぼ重なるとみられる。

 一方、栃木県警は30日、業務上過失致死容疑で、現場となったスキー場やその近辺を事故後初めて現場検証。講習会を主催した県高等学校体育連盟は同日、登山専門部など各部の活動ごとに危機管理マニュアルの作成を義務化することを決めた。


那須雪崩 浅井さん、鏑木さん告別式
産経新聞 3/31(金) 7:55配信

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雪崩事故で犠牲になった浅井譲さんのひつぎを乗せ、参列者に見送られて式場を出る車=30日午後、栃木県那須塩原市(菊本和人撮影)(写真:産経新聞)

 ■「カブとの思い出は一生の宝物」「世界一優しいお兄ちゃん」

 栃木県那須町のスキー場雪崩事故で犠牲となった同県立大田原高校2年の浅井譲さん(17)=那須塩原市=と鏑木(かぶらぎ)悠輔さん(17)=那須町=の葬儀・告別式が30日、県内の斎場でそれぞれ営まれ、家族や友人らが最後の別れを惜しんだ。

 浅井さんの告別式では、妹の千鶴さん(11)が「誕生日プレゼントはラジコンカーだったね。2日で壊れちゃったらまた買ってくれたよね。うれしかったよ」と思い出を語り、「これからも千鶴のことを守ってください。世界一優しいお兄ちゃん」と、すすり泣きながら手紙を読み上げた。浅井さんと小中学校が同じだった中山迅人(はやと)さん(17)は「妹がかわいそうでならない。中止していれば…」と声を詰まらせた。

 那須町で行われた鏑木さんの告別式では、代表の友人らが「カブ(鏑木さん)との思い出は一生の宝物」などと挨拶。父、浩之さんも鏑木さんが教師になる夢に向けて勉強に励んでいたことなどを話し、「17年間、一緒にいられて最高に幸せだったよ。悠輔、ありがとう」と涙をこらえて息子に語りかけた。

 同日夜には同じく雪崩の犠牲になった、同高1年の奥公輝さん(16)=さくら市=の通夜も営まれた。制服姿の同級生らが多数出席。中学の同級生だった上保光美(じょうほ・みつよし)さん(16)は「学校の不注意で亡くなったと思うと怒りを覚える」とやるせない気持ちを打ち明けた。


雪崩の現場、国の「危険箇所」…入林届提出なし
読売新聞 3/31(金) 7:22配信

 栃木県那須町で春山登山講習会に参加していた高校生と引率教諭計48人が雪崩に巻き込まれ、県立大田原高校の8人が死亡した事故で、現場一帯が国の雪崩危険箇所に指定されていることが30日、林野庁や県への取材で分かった。

 林野庁塩那(えんな)森林管理署によると、現場一帯は「那須町湯本中曽根」という箇所名で、同庁の指示を受けて県が調査し、1997年度と2004年度に雪崩危険箇所として公表された。

 現場はスキー場近くの国有林で、登山以外で立ち入る場合は、「入林届」を署に提出する必要があり、届け出の際には、同署が、雪崩危険箇所であることを伝えることになっているという。しかし、今回の講習会を主催した県高校体育連盟登山部からは、入林届は提出されていなかった。


連絡付かず駆け込みか=引率教諭、雪崩現場から本部に―通報まで50分・栃木県警
時事通信 3/31(金) 7:08配信

 栃木県那須町のスキー場付近で、春山登山講習中の県立大田原高校の生徒ら8人が死亡した雪崩事故で、現場の引率教諭から講習会本部に雪崩発生を伝えようと試みたが、つながらなかった可能性があることが30日、関係者への取材で分かった。

 本部が設置された旅館の男性は「(雪崩の一報をもたらした別の教諭が)『電話がつながらない』と駆け込んできた」などと話しているという。

 雪崩発生から110番まで50分程度を要しており、県警はこの男性から、本部にいた講習会責任者の猪瀬修一・同校教諭(50)が雪崩を把握した状況などについて聴取。通報までの経緯などの解明を進めている。

 雪崩は27日午前8時半ごろに発生し、スキー場近くの国有林内でラッセル訓練をしていた大田原高校の生徒らが巻き込まれた。訓練は五つの班に分かれて実施。旅館に駆け込んで雪崩発生を伝えたのは最後尾の5班を指導していた教諭で、110番は同9時20分ごろに入っていた。

 旅館の男性は県警の事情聴取を受けた後、取材に対し、「先生が9時すぎに駆け込んできて、猪瀬教諭と話をした。(110番のため)旅館の電話を貸した」などと証言。男性の親族によると、男性は「先生が『電話がつながらない』と言って駆け込んできた」などと話したという。

 猪瀬教諭は記者会見で、現場とやりとりをするための無線機を約10分間、車の中に放置していたなどと説明。放置した時刻を「9時前後だと思う」などとし、この間に無線が鳴ったどうかは「分からない」と話していた。

 県警は無線機や携帯電話の使用状況についても捜査を進め、通報に時間がかかった経緯の解明を急ぐ。


<那須雪崩>雪山登山あり方賛否「原則禁止」「判断力育成」
毎日新聞 3/30(木) 21:42配信

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雪崩が発生した那須温泉ファミリースキー場付近で現場検証をする捜査員たち=栃木県那須町で2017年3月30日午前9時56分、本社ヘリから竹内紀臣撮影

 栃木県那須町で高校生ら8人が死亡した雪崩事故を受け、高校生の登山のあり方を見直す動きが始まっている。冬山登山禁止の徹底が前提となるが、「春山」との線引きがあいまいなことに加え、過度の自粛は状況判断能力の低下につながるとの指摘もある。どのような見直しが高校生の命を守ることにつながるのか、関係者は頭を悩ませている。【野口麗子、三股智子】

 スポーツ庁は今回の事故直後に全国の都道府県教委に高校生の「冬山」登山を原則禁じるよう再通知した。毎日新聞が関東・東北の1都12県の高校体育連盟に取材したところ、青森▽秋田▽宮城▽山形▽福島▽群馬▽栃木--の7県が11~3月の積雪期に登山技術の講習会を開催しており、いずれも入山時期の見直しや雪崩遭遇時に位置情報を知らせる電波発信機(ビーコン)の配備など、安全管理を見直す検討を始めたと回答した。

 ただ、特に東北地方の担当者は「一部の山は6月ごろまで雪が残り、春でも冬の気象条件になることがある。『冬山』の定義がはっきりしないのが問題だ」と不安を口にする。

 こうした現場の悩みに理解を示すのは、世界的な登山家、野口健さん(43)だ。雪崩のリスクは冬より春の方が高いことから季節で区切ることに疑問を呈し、毎日新聞の取材に「今回の事故は、責任者が現場を見ることもなく急きょ予定を変更するなど、責任者に基礎知識が欠けていた。問題の本質は判断ミスで、冬山だからというわけではない」と言い切る。

 野口さんは夏山でも暴風雨による低体温症の遭難が起きる可能性があることなどを指摘したうえで、季節ごとの一律規制よりも、状況を見極める能力を重視している。また、「引率者である教諭の役割は山岳ガイドに等しい」と話し、登山は命にかかわる活動だということを念頭に、顧問の教諭が山岳ガイドの資格を取ったり、外部の専門家をコーチに招いたりするなどの対応が必要だとも話した。


同級生ら冥福祈る=雪崩犠牲の奥さん通夜―栃木
時事通信 3/30(木) 20:58配信

 栃木県那須町で起きた雪崩の犠牲となった県立大田原高校1年奥公輝さん(16)の通夜が30日夜、同県高根沢町の斎場で営まれ、制服姿の同級生らが冥福を祈った。

 中学3年生の時に同じクラスだった上保光美さん(16)は、「話しているとすごく面白くて、一緒にいると毎日が楽しかった」と振り返った。自分がつらいときに奥さんが支えてくれたといい、「学校側の不注意で亡くなったのではと思うと、怒りが湧いてくる」と悔しがった。

 小中学校が同じだった別の男子生徒(16)は「勉強ができたので、休み時間などに教えてもらった。短かったけどありがとうという気持ちです」と沈痛な面持ち。女子生徒(16)は「無理して訓練をやるべきではなかった。できるなら帰ってきてほしい」と声を振り絞った。

 参列者によると、父親は「これから楽しい時期が待っていたのに残念です」とあいさつ。母親は黙ったまま隣で泣いていたという。


<那須雪崩>初めて現場検証 規模など確認 県警、消防など
毎日新聞 3/30(木) 20:21配信

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雪崩が発生した那須温泉ファミリースキー場付近で現場検証をする捜査員たち=栃木県那須町で2017年3月30日午前9時56分、本社ヘリから竹内紀臣撮影

 栃木県那須町で「春山登山」の講習会に参加していた県立大田原高山岳部の生徒ら8人が死亡した雪崩事故で、発生4日目の30日、悪天候のため延びていた栃木県警の現場検証が初めて行われた。講習会を主催した県高校体育連盟も臨時理事会を開き、危機管理方法などを話し合った。

 業務上過失致死容疑の現場検証は事故現場のスキー場付近で行われ、県警捜査員のほか消防隊員、山岳救助隊員も加わり、雪崩の規模などを確認した。

 宇都宮市で開かれた県高体連の臨時理事会では、登山に限らず全運動部の専門部に対し、活動状況に応じた危機管理マニュアルの作成を義務づけることを決めた。講習会の内容などもチェックし、事故の未然防止に努める。【萩原桂菜】


講習会内容を二重チェック=栃木県高体連が方針―スキー場雪崩
時事通信 3/30(木) 18:12配信

 栃木県那須町のスキー場付近で高校生ら8人が死亡した雪崩事故で、春山登山講習を主催した県高校体育連盟が30日、臨時理事会を開き、競技ごとの専門部が開催する講習会・研修会の要項や実施報告を、高体連事務局に提出するよう求めた。

 
 従来は大会以外は提出を求めていなかった。橋本健一会長は「二重のチェックをしたい」と話し、問題があると判断すれば、専門部に再提出を求めるとした。

 災害や負傷者が発生した時の対応をまとめた危機管理マニュアルも、すべての専門部が作成するよう要請。既に作成済みの部も見直して再提出するよう求めた。


事故前、雪崩懸念で封鎖=現場近くのゲレンデ―高校生ら8人死亡・栃木
時事通信 3/30(木) 16:45配信

 栃木県那須町のスキー場付近で高校生ら8人が死亡した雪崩で、事故前の一時期、雪崩が起きる危険性があるとしてスキー場の一部ゲレンデが封鎖されていたことが30日、同町への取材で分かった。

 登山講習の責任者は、一時封鎖を把握しないまま、訓練が行われたゲレンデ西側の林を「絶対安全」と判断していた。県警は現場周辺での雪崩の危険性に対する認識などについて調べを進める。

 那須町によると、那須温泉ファミリースキー場では、降雪状況の確認や日々のパトロールで雪崩の危険性を調査している。事故発生前の2月下旬、三つあるゲレンデのうち第2ゲレンデ上方の山の斜面で雪崩の危険性があるとして、同月25日から3月1日までの間、第2ゲレンデを封鎖。ポールや看板を立てて立ち入りを制限した。雪崩を前提としたゲレンデ封鎖は過去にもあった。


那須のスキー場雪崩 警察が現場検証
ホウドウキョク 3/30(木) 16:02配信

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(写真:ホウドウキョク)

栃木・那須町のスキー場で、登山講習会に参加していた高校生ら8人が雪崩に巻き込まれ、死亡した事故で、現場では30日朝から警察による現場検証が行われた。
30日午前7時すぎから行われた現場検証では、警察と、現場で救出活動を行った消防や山岳救助隊が、生徒たちを発見した当時の状況などの確認した。
講習会の現場責任者だった大田原高校の猪瀬修一教諭は、29日の会見で、「当時は絶対安全だと判断していた」などと説明したが、スキー場を管理する那須町の観光商工課は、訓練を行う報告を受けていなかったことを明らかにしている。
警察は今後、雪崩の発生場所や規模を特定し、判断に問題がなかったかなどを調べることにしている。


誘発された雪崩、別の班の9人襲う…自力で脱出
読売新聞 3/30(木) 14:21配信

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現場検証のため、スキー場の敷地内に入る捜査員ら(30日午前7時17分、栃木県那須町湯本で)=江原桂都撮影

 栃木県那須町で27日、春山登山訓練をしていた高校生と引率教員計48人が雪崩に巻き込まれた事故で、最初に発生した大きな雪崩が先頭の第1班14人(大田原高)を襲い、これに誘発された小規模な雪崩が、少し北側に離れた斜面にいた第2班9人(真岡(もおか)高)を巻き込んだとみられることが、引率教員の説明でわかった。

 第1班は雪に埋まり、生徒7人と教員1人が死亡。第2班はほぼ全員が自力で脱出できたが、雪崩の規模によっては、危うく被害が拡大しかねない状況だった。

 訓練は、県高校体育連盟が主催する「春山安全登山講習会」の一環で実施。当初は那須ファミリースキー場付近から茶臼岳(1915メートル)に登る予定だったが、積雪のため、ゲレンデ周辺の林で雪をかき分けて進むラッセルの訓練に変更され、教員を含めて5班計55人が参加した。雪崩は訓練開始30分後の午前8時半頃、ゲレンデ先の国有林にいた第1班の上方約200メートルから雪の塊が押し寄せてきたとみられる。


警察関係者は入らず=雪崩事故検証委の構成訂正―栃木県教委
時事通信 3/30(木) 12:46配信

 栃木県教育委員会は30日、高校生ら8人が死亡した雪崩事故の原因究明や再発防止に向け設置する検証委員会に関し、構成する委員に警察関係者は含まれないと訂正発表した。

 県教委は29日に構成する委員を発表した際、「警察関係者」も挙げていた。検証委は登山や気象、医療の専門家らで構成され、4月上旬に初会合を開く。


なだれ注意報の中、死亡事故の現場検証…那須
読売新聞 3/30(木) 12:04配信

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現場検証のため、樹林帯を登っていく捜査員ら(30日午前、栃木県那須町湯本で)=江原桂都撮影

 栃木県那須町で春山登山講習会に参加していた高校生と引率教諭計48人が雪崩に巻き込まれ、県立大田原高校の8人が死亡した事故で、県警は30日、現場検証を行った。

 那須山岳救助隊副隊長を先頭に、捜査員10人と那須地区消防本部4人の計15人が隊列を組んで午前7時17分、那須温泉ファミリースキー場を出発し、8人の遺体が見つかった第2ゲレンデ先の林へ向かった。

 同町には30日もなだれ注意報が出ており、15人は雪上歩行用の「かんじき」を履き、防寒着に身を包んで、救出時の状況や遺体発見場所などを約3時間20分にわたり慎重に確認していた。

 事故は、県高校体育連盟主催の「春山安全登山講習会」の訓練中に発生。県警は引率教員たちがこの訓練を行った判断に過失がなかったか、業務上過失致死傷容疑で捜査をしている。


<那須雪崩>冬山登山大会、三重県中止へ
毎日新聞 3/30(木) 11:48配信

 栃木県那須町の雪崩事故を受けて、三重県教育委員会は29日、県立高校に冬山登山を中止するよう文書で通知した。同県教委で通知するのは初めて。同県高体連も県内の高校の登山部員らが毎年行ってきた冬山での登山大会を2017年度以降は中止する方向で検討しており、4月中に結論を出す方針だ。

 県教委によると、県内には約20校に登山部があり、計約250人が所属している。登山大会は県高体連が主催し、毎年12月に長野県の八ケ岳で実施してきた。雪上歩行やテント張りなどを行い、昨年は5校の25人が参加した。

 今回の事故を受けて、県高体連の藤田隆司理事長は「安全面への配慮から今後も続けることは厳しい。日常の部活動でも雪山での活動を規制する可能性がある」と話す。県教委保健体育課の野垣内(のがいと)靖課長は「これまで冬山登山を行うかどうかの判断は各校に委ねてきた。しかし、改めて危険性が明確になり、冬山で活動しないよう県教委としても通知した」と説明した。【井口慎太郎】

2017年3月29日 (水)

天皇皇后両陛下、武蔵野陵・武蔵野東陵をご参拝

天皇皇后両陛下は29日午前、東京都八王子市の武蔵陵墓地を訪れ、昭和天皇の武蔵野陵と香淳皇后の武蔵野東陵をご参拝された。
外国訪問の際の恒例のご参拝で、両陛下は、2月末からのベトナム・タイ公式訪問を陵前にご報告された。

リンク:天皇皇后両陛下、昭和天皇陵墓ご参拝 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:両陛下、田部井淳子さん回顧展へ…武蔵陵参拝後 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:両陛下、武蔵野陵ご参拝 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:両陛下、武蔵野陵を参拝 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

天皇皇后両陛下、昭和天皇陵墓ご参拝
ホウドウキョク 3/29(水) 22:06配信

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(写真:ホウドウキョク)

天皇皇后両陛下は29日午前、昭和天皇の眠る陵墓を参拝された。
今回の参拝は、3月初めに、ベトナムとタイへの訪問を終えたことを報告するためのもの。
午前11時すぎ、武蔵陵墓地に到着した両陛下は、昭和天皇と香淳皇后の眠る陵墓、それぞれに玉串をささげ、深々と拝礼された。
このあと、両陛下は、東京・昭島市へ移動し、女性として世界で初めてエベレスト登頂に成功し、2016年10月に亡くなった登山家の故・田部井 淳子さんの特別展を訪問された。
両陛下は、田部井さんと面識があり、エベレスト初登頂の際、資金不足からカーテンの布で手作りした登山用ズボンなど、愛用の品を見て回り、「ずいぶん、いろいろなものを工夫して作られたんですね」などと述べられていた。


両陛下、田部井淳子さん回顧展へ…武蔵陵参拝後
読売新聞 3/29(水) 20:06配信

 天皇、皇后両陛下は29日、東京都八王子市の武蔵陵墓地(むさしりょうぼち)を訪れ、昭和天皇の武蔵野陵(むさしののみささぎ)と香淳皇后の武蔵野東陵(むさしののひがしのみささぎ)をそれぞれ参拝された。

 春の彼岸の頃にあわせて例年行われる参拝で、ベトナム・タイ訪問を終えた報告もされた。

 その後、昭島市に立ち寄り、昨年10月に77歳で亡くなった登山家、田部井淳子(たべいじゅんこ)さんの回顧展を見学。1975年に女性で初めてエベレストに登頂した時の装具などを見てまわられた。


両陛下、武蔵野陵ご参拝
産経新聞 3/29(水) 16:46配信

 天皇、皇后両陛下は29日、武蔵陵墓地(東京都八王子市)にある昭和天皇の武蔵野陵、香淳皇后の武蔵野東陵を参拝された。春の恒例の参拝だが、残留元日本兵家族と面会するなどした2月末から3月にかけてのベトナム、タイ訪問についても報告された。

 続いて、女性で初めてエベレストに登頂し、昨年10月に死去した登山家、田部井淳子さんのゆかりの品が並んだ展示会(同昭島市)をご覧になった。両陛下は平成20年の春の園遊会などで田部井さんと懇談されており「苦難を克服して偉業をなしたことを、心に留めておられた」(宮内庁幹部)という。

 両陛下は田部井さんの長男、進也さん(38)の説明を受けながら、登頂時に使われたボンベなどを見て回り「ずいぶん重かったでしょう」「どうやって体力をつけていたんですか」と熱心に質問されていた。


両陛下、武蔵野陵を参拝
時事通信 3/29(水) 12:13配信

 天皇、皇后両陛下は29日午前、東京都八王子市の武蔵陵墓地にある昭和天皇の武蔵野陵と香淳皇后の武蔵野東陵を参拝された。

 両陛下は例年、3月の彼岸の時期や外国訪問の前後に武蔵陵墓地を訪問。2月末からのベトナム・タイ訪問を終えたのに合わせ、この日の参拝となった。

 両陛下は同日午後、昭島市に移動し、登山家の故田部井淳子さんの回顧展を見学する。

栃木のスキー場で雪崩 高校生ら8人死亡、40人負傷・4

27日午前9時20分ごろ、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で雪崩が発生し、県高校体育連盟の春山安全登山講習会を受けていた県内の高校生が巻き込まれ、8人が死亡、重傷含む40人の負傷者が出ている。

同スキー場は去る3月20日に今シーズンの営業を終了していた。また宇都宮地方気象台は26日午前10時から雪崩注意報を発令していた。

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リンク:<那須雪崩>雪山講習を見直し…関東・東北7県高体連 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>規模や発見状況など確認 栃木県警が現場検証 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木県スキー場の雪崩事故。学校側に落ち度はあったのか? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:3教諭で登山訓練決定「絶対に安全と判断した」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那須雪崩事故「賠償責任が発生する可能性は高い」山の法律問題に詳しい弁護士が解説 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩事故で現場検証=那須のスキー場付近―学校関係者聴取・栃木県警 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那須雪崩 責任者会見 歩行訓練過去何度も 発信器は不要と判断 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那須雪崩 高体連責任者が会見 甘い意識 判断誤る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那須雪崩 講習会責任者「絶対安全と判断」 通報まで50分 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:講師3人、危険予想せず=「雪山歩かせたかった」―経験による慢心か・栃木雪崩 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩被害、NHKが別人の画像を放送…謝罪 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:雪崩危険「認識なかった」=「取り返しつかない」と涙も―会見で山岳部顧問 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>NHK、被害者写真誤り訂正し謝罪 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩事故で検証委=栃木県教委 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩現場「安全と判断」、訓練責任者「反省」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>「あまりに無謀」那須町長 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:<那須雪崩>「もっと一緒にいたかった」…浅井さん通夜 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>「経験則」から慢心…歩行訓練、3教諭で決断 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>歩行訓練「絶対安全と判断」…講習会責任者会見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「絶対安全」あり得ない=学校説明にベテランガイド批判―栃木スキー場雪崩 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木スキー場雪崩 講習会責任者が初の会見 ラッセル訓練は「相談して決めた」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:同級生ら涙、口にハンカチ=犠牲の浅井さん、鏑木さん通夜―栃木 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:高校生の冬山登山、条件付きで認めていた 栃木県教委の判断は妥当だったのか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩8人死亡 高校で全校集会 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩の対処法教えず=引率教諭「絶対安全と判断」―8人死亡で謝罪・栃木 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩8人死亡 ゲレンデに献花も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:事故前「雪崩の危険性ある」、一時ゲレンデ封鎖 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木スキー場雪崩 県教委、第三者委員会を設置へ 冬山登山許可の経緯を検証 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩で防災体制強化=関係省庁会議を開催―政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩8人犠牲>大田原高、悲しみの集会 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木スキー場雪崩 生徒から責任問う声「実施判断の理由を聞きたい」 8人犠牲の高校で全校集会 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>危険な斜面でなぜ 発信機あれば…救助隊員 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<那須雪崩>雪山講習を見直し…関東・東北7県高体連
毎日新聞 3/30(木) 11:46配信

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救助に当たった消防隊員などの立ち会いの下、尾根の付近の現場検証を行う捜査員ら=栃木県那須町湯本の那須温泉ファミリースキー場付近で2017年3月30日午前7時57分、野田樹撮影

 栃木県那須町で高校生ら8人が死亡した雪崩事故を受け、積雪期に登山技術の講習会を実施している関東・東北の7県の高校体育連盟が、入山時期の見直しや訓練場所の選定、雪崩遭遇時に位置情報を知らせる電波発信機(ビーコン)の配備など安全管理を見直す検討を始めた。スポーツ庁が高校生らに冬山登山をさせないよう通知しているが、見直す背景には「季節の移行期は冬山か春山か判然としない」との戸惑いがあり、各県とも独自の基準での対応を急ぐ。【三股智子】

 毎日新聞が1都12県の高体連に取材したところ、11~3月に登山講習会を開催しているのは▽青森▽秋田▽宮城▽山形▽福島▽群馬▽栃木--の7県。いずれも緩やかな斜面や樹林帯で歩行訓練などを行っているが、ビーコンを全員に装備している県はなかった。「機材が高価で全員分を用意できない」「高校生はビーコンが必要な危険地域には入山しないのが前提」という理由だ。

 しかし、今回の事故後、群馬県は「ビーコンは全員が持っていなくては意味がない」として、来年度の講習会に向けて配備を検討。青森県も「配備を検討する可能性がある」としている。

 宮城県では、一部の高校が春休み中の登山を危険度の低い山に行き先を変えた。同県高体連登山専門部は、入山する時期や山の選定など安全に活動するための基準作りを急ぐ。福島県も事故のあった27日、山形県内で登山中だった高校山岳部に即時下山を命令。福島県内4校が4月中旬までの登山計画を中止した。

 見直しの背景には、今回の事故現場が冬山か春山かを巡る議論がある。スポーツ庁が今回の事故直後に全国都道府県教委に高校生の「冬山」登山を原則禁じるよう再通知を出したが、栃木県教委は「春山」と主張する。東北地方の複数の担当者は「6月ごろまで残雪がある山があり、春でも冬と同じ気象条件になる時もある」と指摘。ある担当者は「『冬山』の定義がはっきりしないのが問題だ」と明言した。

 千葉は1986年まで冬季の講習会を行っていたが、危険性を考えて夏季のみに変更するなど県によって判断や対応が異なる。全国高体連登山専門部の前田善彦事務局長は「各都道府県高体連が、各高校の登山計画にどう関わっているか知りたい」と調査に乗り出す考えを示した。


<那須雪崩>規模や発見状況など確認 栃木県警が現場検証
毎日新聞 3/30(木) 11:43配信

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雪崩事故のあった那須温泉ファミリースキー場付近で現場検証をする捜査員たち=栃木県那須町で2017年3月30日午前9時55分、本社ヘリから竹内紀臣撮影

 栃木県警は30日、県立大田原高山岳部の生徒ら8人が死亡した雪崩事故の現場となった那須町のスキー場付近で業務上過失致死容疑で現場検証を行った。雪崩の規模や被害者の発見状況などの把握が主な目的。講習会を主催した県高校体育連盟の登山専門部関係者らへの事情聴取も始めており、雪崩に対する危険性の認識や安全管理体制、事故直後の対応などに問題がなかったか調べを進める。

 県警捜査1課など捜査員10人と事故当時に救助にあたった消防隊員4人、現地の事情に詳しい那須山岳救助隊員1人の15人態勢で午前7時17分から現場検証を開始。気温の上昇が予想されたため、雪崩の危険性を考慮して早朝に着手した。生徒が雪崩に巻き込まれた尾根筋付近まで登り、救助から発見までの経緯を確認。同10時33分にこの日の検証を終えた。

 捜査は、雪崩の予見可能性が最大の焦点となる。

 事故発生の27日、県高体連登山専門部は雪崩の危険性を認識し、予定していた登山を中止して雪をかきわけて歩くラッセルの訓練に変更。同専門部の現場責任者の猪瀬修一委員長(50)は「絶対安全だと判断した。(講習会の)前日にテレビなどで雪崩の危険性は認知していたが、(訓練を行う)尾根筋は安全だと認識していた」とし、当時の判断に問題ないとの立場だ。これに対し、現場一帯には雪崩注意報が出ており、救助活動の指揮を執った那須山岳救助隊の大高登隊長は「あんな尾根の方まで人が入っていくなんて聞いたことがない」と指摘する。

 また那須町によると、同スキー場第2ゲレンデの一部を2月25日~今月1日に封鎖。今回の現場とは異なる場所で雪崩が起きる可能性があったためだったが、猪瀬委員長は、この一時封鎖を知らないまま講習会の実施を決めている。

 那須山岳救助隊によると、当時は雪が降り、凍った雪の上に新雪が積もることによる「表層雪崩」が起きやすい状態だった。現場の上方は雪が崩落しやすい地形との指摘もあり、県警は、県高体連側の情報収集体制についても調べる。【野田樹、田中友梨、野口麗子】


栃木県スキー場の雪崩事故。学校側に落ち度はあったのか?
ホウドウキョク 3/30(木) 10:20配信

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(画像:ホウドウキョク)

3月27日(日)、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で雪崩が発生。この雪崩で登山講習中の高校生と教員合わせて40人がけが、8人が死亡した。

雪崩の現場を調査した特別非営利活動法人日本雪崩ネットワークの出川あずさ氏は「幅50m厚さ40~50cmの雪が動いたというそのくらいのスケールですね」と話す。

一晩で30cm以上もの積雪の中で実施されたラッセル訓練だが、安全管理に問題はなかったのだろうか。

実は今回の講習に参加した全員が、雪崩に巻き込まれた際に居場所を発信するビーコンを持っていなかった。このビーコンとは、電波で居場所を知らせ捜索や救助の手助けとなる道具だ。ビーコン一代はおよそ5万円。雪崩の可能性がある山に登る際には携帯するのが望ましいという。カモシカスポーツ山の店・本店の宮城洋二店長は「個人装備というわけにはいかないと思うんです。学校でそろえてそれを学生が借りて持っていくという事になると必ず全員が持つっていうのが基本です」と話す。

日本勤労者山岳連盟 全国雪崩講習会講師の石川昌氏はビーコンの所持について「残念ながら本来であれば個人装備で(持つべき)。高校生といえども、やはり僕ら雪崩講習会の基本的常識としてはすべてこのビーコンは持つ。できれば高校生も持つべきだと思います」という。(石川氏、以下同)

しかし、今回の事例でビーコンを持っていれば被害が変わったかどうかは難しいところと話す。「全員が埋まってしまいますとなかなか(救助に)行けないんです。やはり半身が出てたとかそういう人から助け出す。そこから2mぐらい埋まっていると掘り出すのが大変(時間が)かかるので、周囲の人からとにかく助けられる範囲でやるしか方法はないですね」と語る。

この山で雪崩はないだろうという考えが命取りになる春の登山。警察は安全管理の問題について「業務上過失致死傷」の疑いで捜査する方針だ。


3教諭で登山訓練決定「絶対に安全と判断した」
読売新聞 3/30(木) 9:54配信

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(写真:読売新聞)

 「絶対に安全と判断した」――。

 登山訓練に参加した男子高校生ら8人が死亡した栃木県那須町の雪崩事故で、現場責任者・県立大田原高校の猪瀬修一教諭(50)は29日、登山歴の豊富な教諭3人で訓練実施を決めたと明かした。現場付近の山にも度々訪れていたが、雪崩の危険性を見極めることはできず、「反省している。本当に取り返しがつかない」と、沈痛な表情で判断ミスを悔やんだ。

 県庁で行われた県高校体育連盟の記者会見は午後5時から2時間半に及んだ。

 猪瀬教諭は県高体連登山専門部専門委員長として、訓練が行われた春山安全登山講習会を取り仕切っていた。自身の登山歴は24、25年。事故当日の朝、訓練内容を話し合った他の2教諭も経験豊富で、「登山経験が長く、信頼できる」と評した。


那須雪崩事故「賠償責任が発生する可能性は高い」山の法律問題に詳しい弁護士が解説
弁護士ドットコム 3/30(木) 9:49配信

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救出された人を搬送する消防隊員ら(C)時事

栃木県那須町のスキー場付近で3月27日に発生した雪崩事故は、高校生7人、教員1人が死亡するほか、40人が重軽傷を負う大惨事となった。

巻き込まれたのは、栃木県高体連主催の「春山安全登山講習会」の参加者たち。講習会には、県内高校の山岳部1、2年生の生徒51人と引率の教員11人の計62人が参加していた。

当日は朝から雪で、雪崩注意報が継続発令中。悪天候のため、引率教員らの判断で本来予定していた往復登山を中止し、ゲレンデ周辺で、雪を踏み固めながら進む「ラッセル訓練」をしていたという。

29日、記者会見した県高体連登山専門部の猪瀬修一委員長は「絶対安全だと判断した」と発言。危険な場所には近づかないため、生徒にはビーコン(電波受発信器)を持たせていなかったとも説明した。

栃木県警は業務上過失致死傷容疑での捜査を始めている。今後、責任問題はどうなっていくのだろうか。登山の問題にくわしい溝手康史弁護士に聞いた。

●過去の判例からすると、民事で賠償責任が発生する可能性は高い

今回の事故について、民事責任と刑事責任の両方が問題になります。民事責任は、損害賠償の問題です。登山講習を指導した教員には、生徒の安全を確保すべき注意義務があり、義務違反がなかったかがポイントになります。

国は、過去に何度も、原則として高校での冬山登山を行わない内容の通達を出しています。ただし、国の通達が直ちに法的な注意義務を構成するものではありません。

今回は、雪崩が起きたときに被害を受ける危険の高い場所にいたことが、事故につながりました。引率した教員は「雪崩の危険がない」と考えていたと思われますが、この点に判断ミスがあったということになります。この判断ミスが直ちに法的な過失を意味するわけではありませんが、同種事故の判例の傾向からすれば、民事裁判で雪崩の予見可能性が認められ、教員の過失が認められる可能性が高いでしょう。

なお、公務員である教員に過失があっても、国家賠償法の規定により、教員は損害賠償責任を負わず、代わりに学校を管理する自治体が損害賠償責任を負うことになります。

●近年、起訴された山岳事故の刑事裁判はすべて有罪判決

刑事責任については、業務上過失致死傷罪が問題になります。業務上過失致死傷罪の対象者は、現場で生徒を引率した教員や安全管理に携わった教員です。

かつて、山岳事故は刑事事件で捜査を受けても、不起訴になることが多く、刑事裁判の件数はわずかでした。しかし、近年、過失事故に対する世論の非難が厳しく、1999年頃からツアー登山を中心に、検察官が起訴するケースが増えています。

刑事裁判でも問題になるのは、「雪崩を予見できたかどうか」です。今回の警察の捜査では、どういう経緯で事故の起きたコースでの「ラッセル訓練」が決まったかなどが、調べられると考えられます。

一般的に刑事責任における予見可能性は、民事責任の場合よりも厳格に解釈されます。しかし、近年、裁判所は山岳事故の刑事上の予見可能性を広く認める傾向があり、1999年以降、起訴された山岳事故の刑事裁判はすべて有罪判決が出ています(ただし、すべて執行猶予付きの禁錮刑)。

今回の事故は、スキー場付近の樹林帯での訓練という油断と、講習会の指導者が相当の経験者だったことからくる過信が、判断ミスにつながったと思われます。無雪期の登山を含めて、あらゆる登山にリスクがあることを銘記する必要があるでしょう。過去に、無雪期でも学校登山で大量遭難事故が起きています。

【取材協力弁護士】
溝手 康史(みぞて・やすふみ)弁護士
弁護士。日本山岳サーチ・アンド・レスキュー研究機構、国立登山研修所専門調査委員会、日本山岳文化学会、日本ヒマラヤ協会等に所属。著書に「山岳事故の法的責任(ブイツーソリューション)」等。アクタシ峰(7016m)等に登頂。
事務所名:溝手康史法律事務所
事務所URL:みぞて法律事務所


雪崩事故で現場検証=那須のスキー場付近―学校関係者聴取・栃木県警
時事通信 3/30(木) 8:41配信

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栃木県那須町のスキー場付近で、登山講習中の県立大田原高校の生徒ら8人が雪崩に巻き込まれ、死亡した事故で、県警は30日午前、雪崩が起きた状況などを詳しく調べるため、スキー場付近の現場検証を行った。

 栃木県那須町のスキー場付近で、登山講習中の県立大田原高校の生徒ら8人が雪崩に巻き込まれ、死亡した事故で、県警は30日午前、雪崩が起きた状況などを詳しく調べるため、那須温泉ファミリースキー場付近の現場検証を行った。

 
 県警は業務上過失致死傷容疑で捜査。訓練が行われた「春山安全登山講習会」を主催した県高校体育連盟や引率した教諭ら関係者から事情聴取し、訓練を実施した判断や安全管理に問題がなかったか調べている。

 雪崩は27日午前8時半ごろ発生。第2ゲレンデの上にある斜面で雪をかき分けて進むラッセル訓練中だった生徒と教諭が巻き込まれ、男子生徒7人と男性教諭1人の計8人が死亡。40人が重軽傷を負った。

 県警捜査1課などは事故当時、救助活動に当たった消防隊員らとともに15人態勢で、30日午前7時15分ごろから現場検証を開始。捜査員は生徒たちが埋まっていた状況などについて隊員から説明を受けた。県警は雪崩で樹木が倒された状況などを調べ、雪崩が起きた範囲や積雪の状況などを確認。訓練場所の選択に問題がなかったかや、危険を回避する措置を取っていたかなどを重点的に捜査する。

 当時、雪崩注意報が出て荒天だったにもかかわらず、現場責任者の教諭らはスキー場付近は安全と判断し、訓練していた。事前に訓練場所の積雪状況や雪崩の危険性を十分調べていなかった疑いも出ている。

 大田原高校の山岳部顧問で、講習会の責任者だった猪瀬修一教諭(50)は29日の記者会見で、スキー場付近を訓練場所に選んだことについて、「危険な場所という認識はなかった」と説明。積雪のため当初予定していた登山を断念したが、「ラッセル訓練には向いていると判断した」としていた。


那須雪崩 責任者会見 歩行訓練過去何度も 発信器は不要と判断
産経新聞 3/30(木) 7:55配信

 8人もの若い命を失う重大な結果を招いた栃木県那須町の雪崩事故。登山講習会責任者で県高等学校体育連盟登山専門部の猪瀬修一専門委員長(50)は29日の記者会見で、雪の中を歩行する「ラッセル」訓練を決行した理由について「過去、何度も行っていたので…」と釈明した。一晩で30センチの積雪の中、専門家が「雪崩が発生しやすい」と指摘する急斜面付近で行われた訓練。現場でどのような判断があったのか。

                   ◇

 「どうしようか」「(登山予定の)茶臼(岳)は無理だね」。発生当日の午前6時ごろ、現場となったスキー場から車で数分の本部にいた猪瀬氏は天気予報を見て、現地でテント泊していた古参の引率教諭2人と携帯電話で相談した。

 1人は副委員長の菅又久雄氏、もう1人は猪瀬氏の前任委員長、渡辺浩典氏。2人の話では雪はさほど強くなく、風もほぼない。中止基準とされる「雨や風がかなり強い状態」には程遠く、むしろ30センチの積雪は「雪上訓練に向いている」との考えもあった。「ラッセルはできるよね」との話でまとまったという。

                ×  ×  ×

 午前7時半ごろ、スキー場に生徒ら55人が集合し、訓練実施を最終決定。猪瀬氏は現地で確認した上、5班に分かれて出発する生徒らを見送り、滞在費精算のため本部のある旅館へ向かった。雪崩は8時半ごろに発生。9時20分ごろ、旅館へ駆け込んできた引率教諭の「緊急事態です! 救助を要請してください」との声で事態を知ったという。

 猪瀬氏によると、講習会では天候不良で登山を中止することが3年に1回ほどあり、ラッセル訓練に切り替えたこともあった。ラッセルを行う場所は事前におおむね決まっており、顧問歴23年の猪瀬氏も過去1、2回、今回と同じ場所で行ったことがあるという。

 ただ、訓練場所を登った先にある尾根の上部には、現地調査した専門家が「典型的な雪崩発生地形」と分析する急斜面がある。猪瀬氏らはこの急斜面付近を「非常に安全」と認識していたという。

 一方、猪瀬氏が非常時に連絡を受ける無線機を約10分間にわたり放置していたことも判明。雪崩発生から110番通報まで約50分かかっていた。空白の10分間に現地から連絡があったかは不明という。

                ×  ×  ×

 一行は雪崩に遭った際に位置を特定できる「ビーコン(電波受発信器)」を装備していなかった。その理由について猪瀬氏は「雪崩の危険がかなり高い場所では必須だが、そのような場所に高校生は基本的に行かない」と説明した。

 経験を信用するあまり、漫然と訓練を行った部分はなかったのか。全国高体連登山専門部の前田善彦事務局長は「通常の高校にはビーコンの装備はないが、危険な場所に行かないのが前提だ。登山中止の時点で訓練場所も変更するのが適切な判断だったのではないか」と話している。


那須雪崩 高体連責任者が会見 甘い意識 判断誤る
産経新聞 3/30(木) 7:55配信

 ■危険認識も「大丈夫だろう」 無線機放置

 「絶対安全との認識だった」。栃木県立大田原高校の生徒と教諭計8人が犠牲となった雪崩事故後、29日に初めて会見した同高山岳部顧問で県高等学校体育連盟登山専門部の猪瀬修一専門委員長(50)。声を詰まらせながら「違う判断をしていればこんなことにならなかった」と悔やむ様子もみせたが、連絡を取り合う無線機を車に一時放置するなど、危機管理に対する認識の甘さも露呈させた。

                   ◇

 猪瀬氏は会見中、亡くなった生徒について質問が出ると、憔悴(しょうすい)した様子をみせ、現場から運ばれてきた心肺停止の生徒全員と対面した状況について「取り返しのつかないことになってしまった。今でもあのときの生徒の顔が思い浮かぶ」と絞り出すように話した。

 一方で、話題が事故原因に及ぶと、手を動かしながらよどみなく説明した。

 登山を中止しながら、雪をかき分けて進む「ラッセル」訓練を実施した責任を問われると「委員長は私」としつつ、ベテラン教諭2人と電話で相談して決めたことを強調。数年前にも同じ場所でラッセル訓練をしたことがあったといい「とにかく生徒たちに雪に触れさせたかった」と話した。

 ただ、過去に雪崩がどこで起きていたのかを把握したり、専門家に意見を聴いたりするなどの事前調査はやっていなかった上、前日にテレビなどを通じて雪崩が発生する可能性を認識したものの、「雪崩が起きやすい地点を知っていたので大丈夫だろう」と考えていたことも判明した。

 現場と連絡を取るための無線機を一時放置したことについては「安全な訓練だと思っていたので肌身離さず持っていなければならないという意識もなく、置いてある場所も意識して行動していなかった」と弁解。無線機から離れた時間は10分程度で、無線機は現地の複数の教員が持っていたが「その時間帯に呼びかけをしていたかは分からない」という。

 その後、現地から駆け付けた教諭が救助を要請したことを受け、猪瀬氏が雪崩現場で大田原高校を引率していた教諭の無線機に呼びかけたが、応答がなかった。現場の別の教諭の無線機に呼びかけ、ようやく連絡が取れたという。応答がなかった教諭は雪崩でけがを負っており、下山後、入院した。

 亡くなった同高1年、高瀬淳生さん(16)の母、晶子さん(50)は会見内容に「猪瀬先生はベテランと聞いていたが、経験が長いだけで知識は持ち合わせていなかったのではないか。人災だと思っている」と語気を強めた。


那須雪崩 講習会責任者「絶対安全と判断」 通報まで50分
産経新聞 3/30(木) 7:55配信

 栃木県那須町のスキー場で登山講習会に参加した県立大田原高校の生徒と教員の計8人が死亡した雪崩事故を受け、同高山岳部顧問で講習会の責任者だった県高等学校体育連盟登山専門部の猪瀬修一専門委員長(50)が29日、県庁で事故後初めて記者会見した。ラッセル訓練の実施については「当時は絶対安全だと判断した。現地にいた登山経験が長い教諭2人と相談して決めた」と述べた。

 猪瀬氏によると、当初予定していた登山の中止とラッセル訓練への変更は27日午前6時ごろ、スキー場近くの本部にいた猪瀬氏が現地の教諭2人と携帯電話で相談して判断。「雪崩が起きやすい地点を知っていたので大丈夫だと思った」とし、雪崩の危険性を指摘する声は出なかったという。

 雪崩は午前8時半ごろ発生し、現場から本部に駆けつけた教員からの連絡を受けて午前9時20分ごろようやく110番通報できたと説明。本部付近にいた猪瀬氏は午前9時ごろ、無線を10分程度車の中に放置していたことも判明した。

 今回の事故を受け、県教委は29日、第三者による検証委員会の設置を決定。県警は30日にも業務上過失致死傷容疑で現場検証を行う方針。


講師3人、危険予想せず=「雪山歩かせたかった」―経験による慢心か・栃木雪崩
時事通信 3/30(木) 5:06配信

 栃木県那須町のスキー場付近で高校生ら8人が死亡した雪崩事故で、登山講習会の講師役として引率した教諭3人が全員、雪をかき分けて道を作りながら進むラッセル訓練について、雪崩の発生を予想していなかったことが30日までに分かった。

 責任者だった男性教諭は「雪の上を歩かせたかった」と述べており、経験による慢心が惨事を招いた可能性もある。

 県警は業務上過失致死傷容疑も視野に、教諭ら関係者から事情を聴くなどして、判断に問題がなかったか調べている。

 犠牲者が出た県立大田原高校の山岳部顧問で、講習会の責任者だった猪瀬修一教諭(50)は29日の記者会見で、雪崩のあった日は雪が降っていたため、当初予定していた登山を断念したと説明。一方、積もった雪が30センチ程度しかなく、風もほとんどなかったため、「ラッセル訓練には向いていると判断した」と述べた。

 猪瀬教諭は麓の旅館に設置した本部に詰めており、詳しい状況は分からなかったが、現場にいた教諭2人の意見を信頼し、予定変更を決定。2人とも登山歴25年以上のベテランだが、雪崩の危険には触れず、自身も「絶対安全だと思っていた」と振り返った。


雪崩被害、NHKが別人の画像を放送…謝罪
読売新聞 3/30(木) 0:31配信

 栃木県那須町の雪崩事故で、NHKは29日、同県内向けに放送したニュース番組「とちぎ640」で、事故で亡くなった男子生徒の顔写真1枚を、誤って別人の写真と取り違えて放送したとして、同日夜のニュース番組「首都圏ニュース845」で謝罪した。

 NHK広報部によると、大田原高校2年の大金実さん(17)の写真2枚のうち1枚が別人だったという。


栃木スキー場雪崩 「明るい笑顔今でも」「上から見ていてね」通夜しめやかに
産経新聞 3/30(木) 0:01配信

 栃木県那須町の雪崩事故で犠牲となった栃木県立大田原高2年の浅井譲さん(17)=同県那須塩原市=と鏑木悠輔さん(17)=同県那須町=の通夜が29日、営まれた。同高の生徒や小中学校の同級生など、学生服姿の参列者も目立ち、事故の悲惨さを物語っていた。

 浅井さんのいとこの男子高生(17)は「春休みに会う約束だったのにかなわなかった…。譲君の明るい笑顔が今でも心に残っている」としのんだ。友人らによると、成績優秀で運動神経も抜群だったという浅井さん。同じ中学の1年後輩で、一緒に駅伝大会に出たという別の高校の男子生徒(16)は「後輩にも優しい人だった。今までの感謝を伝えたい」と声を振り絞った。

 鏑木さんの通夜が行われた那須町の会場には、開始時刻の1時間以上前から参列者が足を運んだ。

 中学の同級生だったという高校2年の男子生徒(17)は「『悠輔の分も頑張るから、上から見ていてね』と伝えたい」と話した。


雪崩危険「認識なかった」=「取り返しつかない」と涙も―会見で山岳部顧問
時事通信 3/29(水) 23:18配信

 生徒ら8人が死亡した栃木県那須町の雪崩事故を受け、29日に開かれた県立大田原高校側の記者会見では、登山講習会を主催した県高校体育連盟登山専門部の委員長を務める、山岳部顧問の猪瀬修一教諭に質問の大半が集中した。

 講習会の責任者だった猪瀬教諭は「安全だと思った」などと落ち着いた口調で状況を説明する一方、「取り返しがつかない」と涙交じりになる場面もあった。

 猪瀬教諭は事故当時、麓の旅館に待機しており、現場にはいなかった。ラッセル訓練の実施は現場の教員らと電話で話して決めたと説明し、「絶対安全だと思っていた」と強調した。スキー場付近を訓練場所に選んだことについても、「危険な場所という認識はなかった」などと何度も繰り返した。

 一方、結果として大事故につながったことについて問われると、しばらく絶句し、「本当に反省しなければいけないと思っている」と謝罪。涙を浮かべ、「取り返しがつかない。中止の判断をしていればこんなことにはならなかった」と、言葉を絞り出すように語った。

 会見開始から約2時間で、「体調面を考慮して」(県教育委員会)退席。今後の検証委員会の調査に「誠実に対応します」と述べ、深々と一礼した。


<那須雪崩>NHK、被害者写真誤り訂正し謝罪
毎日新聞 3/29(水) 22:15配信

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那須温泉ファミリースキー場の雪崩が発生した現場付近=栃木県那須町で2017年3月28日午後3時、本社ヘリから竹内紀臣撮影

 NHKは29日、宇都宮放送局が同日午後6時40分から栃木県内で放送したローカルニュース「とちぎ640」内で、栃木県那須町の雪崩事故で亡くなった男子高校生として、別人の顔写真を流す間違いがあったと明らかにした。同日午後8時45分からの「首都圏ニュース845」でアナウンサーが訂正し、謝罪した。


雪崩事故で検証委=栃木県教委
時事通信 3/29(水) 22:11配信

 栃木県教育委員会は29日、同県那須町で起きた雪崩事故について、原因究明に向けた検証委員会を設置すると発表した。

 4月上旬に初会合を開く。

 検証委は登山や気象、警察関係者ら15人程度で構成する予定。関係者から話を聴き、事故原因や問題点の解明、再発防止策の検討などを議論して報告書をまとめる。


雪崩現場「安全と判断」、訓練責任者「反省」
読売新聞 3/29(水) 22:09配信

 栃木県那須町で春山登山訓練をしていた同県内の高校生と引率教員計48人が雪崩に巻き込まれ、県立大田原高校の生徒7人と教諭1人が死亡した事故で、県高校体育連盟が29日、県庁で記者会見した。

 現場責任者で同校山岳部顧問、猪瀬修一教諭(50)は、訓練を行った場所について「過去の経験から、最も安全な場所と思った」と説明した。その上で「こういう事態に陥り反省している」と述べた。

 猪瀬教諭は27日、スキー場近くで雪崩が起きた際、訓練の本部となっていた旅館にいた。同日午前6時、スキー場にいた別の引率教諭2人と携帯電話で連絡を取り、降雪のため滑落の危険があるという理由で登山中止を決定。30センチほど積もった新雪が適しているとして、雪をかき分けて進むラッセルの訓練の提案を受け、実施を決めた。


<那須雪崩>「あまりに無謀」那須町長
毎日新聞 3/29(水) 21:44配信

 町営の那須温泉ファミリースキー場で登山講習会に参加していた高校生らが雪崩に巻き込まれたことについて、地元・栃木県那須町の高久勝町長は29日、定例記者会見で「(現場は)スキー場の境界から約400メートル離れた国有林内で、雪崩が発生しやすいため専門家でも入らないところ。素人から見ても、そこでのラッセル訓練はあまりにも無謀ではなかったのか」と指摘した。

 同スキー場は町や地元商工会などが出資する会社「那須未来」が今年度から指定管理者となり、管理を委託されている。会見では、今回の講習会で事前に施設借用願が出されていたのはトイレだけだったことも明らかにされた。【柴田光二】


<那須雪崩>大田原高山岳部、県大会で9連覇
毎日新聞 3/29(水) 21:43配信

 大田原高校は栃木県立の男子校で、県内有数の進学校。山岳部は県大会9連覇を誇る強豪だった。

 同校のホームページによると、山岳部は県内での春山、秋山登山のほか、夏には北アルプスや富士山で合宿登山を実施。毎年12月下旬には日光白根山を目指して2泊3日の冬山合宿もしている。氷点下20度にもなる厳しい環境で雪上にテントを張るといい、「山岳部は普通の高校生ではなかなか体験できないことも経験できる」と紹介している。【金秀蓮】


<那須雪崩>「もっと一緒にいたかった」…浅井さん通夜
毎日新聞 3/29(水) 21:41配信

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雪崩事故で犠牲になった浅井譲さんの通夜に向かう人たち=栃木県那須塩原市で2017年3月29日午後5時24分、長谷川直亮撮影

 栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場付近で起きた雪崩で亡くなった大田原高校2年の浅井譲さん(17)と鏑木悠輔さん(17)の通夜が29日夜、栃木県内の斎場であり、大勢の人が突然の死を悼んだ。

 那須塩原市であった浅井さんの通夜には、学生服の友人らが訪れた。いとこで中学3年の女子生徒(15)は、浅井さんが「山岳部は楽しい」と話す姿を覚えているという。「もっと一緒にいたかった」と肩を落とした。

 中学時代のバスケットボール部の後輩で別の高校1年の男子生徒(16)は「きれいな顔をしていて、また話をしてくれるようだった。ありがとうございましたと伝えました」と話した。

 会場では浅井さんの両親や妹が涙を流しつつも、気丈に参列者に応対していたという。【川崎健】


<那須雪崩>「経験則」から慢心…歩行訓練、3教諭で決断
毎日新聞 3/29(水) 21:40配信

 「絶対安全だと思っていた」--。栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場付近で起きた雪崩で県立高校生ら8人が死亡した事故で、現場責任者だった教諭が29日、公の場で初めて当時の状況を語った。安全と判断した根拠については自らの「経験則」という言葉を繰り返す一方、教え子を失った事実に声を震わせ、頭を下げて記者会見場を後にした。

 悪天候のために登山の実技講習を中止しながら、なぜ歩行訓練を実施したのか--。「春山登山」講習会を主催した栃木県高校体育連盟で登山専門部委員長を務める県立大田原高の猪瀬修一教諭(50)が県庁で記者会見し、登山専門部の副委員長、参加校の山岳部の顧問教諭の計3人で話し合って決めたことを明かした。

 27日午前6時ごろ、現地本部となっていた町内の旅館にいた猪瀬教諭は、スキー場近くに設営したテントにいた副委員長の携帯電話を鳴らした。副委員長が、一緒にいた登山のキャリアが豊富な顧問教諭に相談したところ、顧問は「雪が降っているので登山は無理。ラッセル訓練はできるだろう」と語り、3人でゲレンデに出ることを決めたという。

 午前7時半ごろにスキー場の管理事務所に生徒らを集合させ、訓練について説明。同8時ごろ、生徒46人、副委員長と顧問教諭を含む教員9人の計55人が第2ゲレンデの方向に歩き出した。猪瀬教諭は送り出した後、本部に戻り待機した。

 講習会は毎年このスキー場で行われており、教諭らの「経験」で「雪崩が起きやすい地点に近付かないように」して山の斜面で訓練を開始。生徒らは10人前後の5班に分かれ、亡くなった大田原高校の生徒7人と教諭1人を含む「1班」計14人が先頭になり登っていた際、同8時半ごろに雪崩に見舞われた。副委員長を含む生徒ら40人が負傷した。

 猪瀬教諭が事故を知ったのは午前9時15分ごろ。参加者は無線機などを持参していたはずだが雪崩でなくしたのか、無事だった教諭の1人が本部に駆け付け猪瀬教諭に報告。同20分ごろ110番した。

 また、雪の中で位置情報を知らせる電波発信機(ビーコン)を装備していなかった点については「雪崩の危険性のある登山には必要だが高校生は(危険な山には)行かない。全国的にもそうだと認識している」と語った。

 「安全」の判断は「経験則」によるとの説明を繰り返す一方、結果的に慢心があったことを認め「正直あの時行かないという判断をできればこんなことにならなかった」と後悔の言葉も。本部で連絡係として待機していたが、午前9時ごろから約10分間は無線機から離れていたといい「その間に通報があった可能性はあり、今では不用意だったと思っている」と釈明した。

 反省の言葉も口にし、会見終盤には「取り返しがつかないこと」と涙ぐんで声を震わせ、28日の保護者説明会で「『こういうことになっていたたまれない。申し訳ない』と話した」と明かした。

 「私ができることは、知っていること、こういうことになってしまったことをうそをつかずに誠実に答えること。謝罪しても、すみませんと言っても……」。体調への配慮から県教委の幹部らを残し2時間余りで途中退席する際、深く頭を下げた。【野口麗子、萩原桂菜、三股智子】


<那須雪崩>歩行訓練「絶対安全と判断」…講習会責任者会見
毎日新聞 3/29(水) 21:40配信

 栃木県那須町のスキー場付近で発生した雪崩で、「春山登山」講習会に参加していた県立大田原高山岳部の生徒ら8人が死亡した事故で、主催した栃木県高校体育連盟の登山専門部委員長で現場の責任者だった同校の猪瀬修一教諭(50)が29日、県庁で記者会見した。悪天候のため登山の実技講習を中止しながら歩行訓練を実施したことについて「絶対安全だと判断して訓練に入った。こういう事態に陥り、反省しなければならない。ものすごく残念」と釈明した。

 雪をかきわけて進むラッセルの訓練の実施を判断した27日朝の天候について、猪瀬教諭は「雪も風もさほどなかった。私より(登山)経験のある教諭2人と相談し、3人で決めた」と説明。雪崩の危険性のある地点は別の場所だと認識していたといい「経験則の中で(事故現場は安全と)判断していたことは間違いない」と語った。県教委は訓練の参加人数を48人から55人に訂正した。

 一方、県警は業務上過失致死傷容疑で30日にスキー場付近を現場検証する方針。【野口麗子】


「絶対安全」あり得ない=学校説明にベテランガイド批判―栃木スキー場雪崩
時事通信 3/29(水) 21:36配信

 栃木県那須町のスキー場付近で生徒ら8人が死亡した雪崩事故で、県立大田原高校が29日に行った記者会見での説明に対し、ベテランの山岳ガイドは「絶対安全という言葉は使ってはいけない」と厳しく批判した。

 30年近くガイドを務める東京山岳ガイド協会会長の下越田功さん(73)は、学校側が「絶対安全だと判断した」と説明したことに、「山登りは自然が相手だ。何を根拠に安全と言っているのか」と疑問を呈した。

 遭難時に位置情報を発信できる「ビーコン」を生徒らが所持していなかった点については、「積雪期の登山には(ビーコンやスコップなどの)『三種の神器』が必須。登る場所や標高は関係ない」と強調した。

 生徒らに雪崩の対処方法を教えていなかった点には、「雪崩に巻き込まれたら、残った人たちで早急に救助活動をするのが原則で、通常は事前にロールプレーなどで訓練を行う」と指摘した。

 下越田さんは「山登りのベテランとは、常に新しい知識を取り入れ、事故を未然に防ぐ人のことだ」と強調。山岳部顧問の教諭が、無線機を車に置いたままの時間帯があったと話していることも踏まえ、「緊張感を持ってリスクマネジメントをしていなかったのでは」と話した。


栃木スキー場雪崩 講習会責任者が初の会見 ラッセル訓練は「相談して決めた」
産経新聞 3/29(水) 21:25配信

 栃木県那須町のスキー場で登山講習会に参加した県立大田原高の生徒と教員の計8人が死亡した雪崩事故を受け、講習会の責任者だった県高等学校体育連盟登山専門部の猪瀬修一専門委員長が29日、県庁で事故後初めて記者会見し、ラッセル訓練を行ったことについて、「当時は絶対安全だと判断した。現地にいた登山経験が長い教諭2人と相談して決めた」と述べた。

 猪瀬氏によると、当初予定していた登山の中止とラッセル訓練への変更は27日午前6時ごろ、現地近くの本部にいた猪瀬氏が現地の教諭2人と携帯電話で相談して判断。「雪崩が起きやすい地点を知っていたので大丈夫だと思った」とし、雪崩の危険性を指摘する声は出なかったという。

 雪崩は午前8時半ごろ発生したが、現場から通報できず、110番通報が午前9時20分ごろになったとも説明。当時、本部付近にいた猪瀬氏は作業のため無線を午前9時ごろに10分程度車の中に置いており、現場からの無線連絡に対応できない空白時間があったことも判明した。

 今回の事故を受け、県高体連は30日午後に臨時理事会を公開で行う。県警は天候などの条件がそろえば30日にも業務上過失致死傷容疑で現場検証を行う方針。


同級生ら涙、口にハンカチ=犠牲の浅井さん、鏑木さん通夜―栃木
時事通信 3/29(水) 21:02配信

 栃木県那須町のスキー場付近で起きた雪崩事故で、犠牲になった県立大田原高校2年の男子生徒2人の通夜が29日夜、県内の斎場でそれぞれ営まれた。

 参列した同級生らは、突然の死にショックを隠しきれない様子で、目頭を押さえたり口元にハンカチを当てたりしていた。

 同県那須塩原市の斎場で営まれた浅井譲さん(17)の通夜では、待合室に家族と写った笑顔の写真や使っていた筆箱などが置かれた。参列者によると、父慎二さん(47)は「合掌すると亡くなったことを認めてしまいそうでできない」とあいさつ。気丈に振る舞っていたが、途中で涙ぐみ、言葉を詰まらせていたという。

 静岡県藤枝市に住むいとこの男子高校生(17)は「正月にトランプをして遊んだ。春休みにも遊ぼうと話していたのに」と落胆。1年の時にクラスが一緒だったという男子生徒(17)は「元気で明るく、部活と勉強の両立を頑張っていた。助かってほしかった。ショックです」と声を落とした。

 那須町での鏑木悠輔さん(17)の通夜でも、小中学校で取り組んだ野球のボールや登山用具などが並べられた。母親は泣き崩れていたといい、同級生の男子生徒は目頭を押さえながら、「つらいです」とつぶやき、足早に会場を後にした。


高校生の冬山登山、条件付きで認めていた 栃木県教委の判断は妥当だったのか
J-CASTニュース 3/29(水) 20:04配信

 栃木県那須町で高校生ら8人が雪崩で死亡した事故で、冬山や春山の登山を県教委が条件付きで認めていたことがネット上で論議になっている。

 「雪崩の起きにくいところと判断していました。結果としては、反省しないといけないと思っています」。高校生を引率した栃木県立高校の教諭は、2017年3月29日夕の会見でこう話した。

■スポーツ庁は、冬山登山を「原則禁止」

 そもそも、スポーツ庁では、高校生らの冬山登山を原則として行わないよう毎年通達を出している。これに対し、栃木県教委では、山岳関係者らでつくる登山計画審査会を通じて登山を認めてきた。

 今回は、「春山安全登山講習会」だとして、主催者の県高体連が審査会を通さずに、各校の山岳部員らを対象に実施していた。県教委のスポーツ振興課によると、毎年慣例でそうしてきたそうだ。

 しかし、事故の起きた3月27日は、茶臼岳までの往復登山も計画していた。これは大雪注意報を受けて撤回したものの、スキー場の営業が20日で終わっているにも関わらず、雪をかき分けて進むラッセル訓練に踏み切った。しかも、スキー場の外の尾根付近まで出ていき、雪崩に巻き込まれてしまった。

 報道によると、現地を調査した専門家は、目で見ても分かるような雪崩が発生しやすい典型的な場所だったと証言している。

富山は「雪が残っていない状態の登山だけ」
 冬山登山については、都道府県によって、対応がまったく異なっている。

 富山県教委の保健体育課では、スポーツ庁の通達を各校に周知させており、「雪が残っていない状態の登山しかされていません」とJ-CASTニュースの29日の取材に答えた。各校では、計画書を出したうえで、4月下旬から11月まで登山しているそうだ。

 なぜ栃木県は、冬山や春山の登山も認めることをしているのか。

 県教委のスポーツ振興課では、取材に対し、県高体連の登山専門部が1952年に立ち上がり、その要請を受けて登山計画審査会が設置された、とその経緯を説明した。安全が十分に確保されるとの条件付きで審査会が登山を認めており、2016年度は、15校27件が認められた。このうち、6校6件は、県教委が冬山とする11月末から2月末までの期間だった。ただ、コースや日程の変更などが求められたケースもあったという。

 今回の登山講習会が冬山や春山の登山に当たる可能性については、「審査会を通すべきであったか、検証していきたい」と話している。また、冬山や春山の登山を全面的に禁止すべきかどうかも検討しているという。

 スポーツ庁の健康スポーツ課によると、冬山登山については、1974年の通達で、学校や保護者の理解を得て、指導者などの条件が整えば、安全な場所での基礎的訓練の範囲なら例外として認めるとしていた。栃木県のケースについても、例外に当てはまる可能性はあると取材に答えた。

 今回の講習会が例外に当たるのかどうかについては、「今後の調査内容を見て判断したい」としている。


雪崩8人死亡 高校で全校集会
ホウドウキョク 3/29(水) 17:37配信

栃木・那須町のスキー場で雪崩が発生し、登山講習会に参加していた高校生7人と教師1人が犠牲となった大田原高校で、29日朝、全校集会が開かれた。
卒業した3年生を除く、1~2年生が参加した緊急の全校集会は、およそ30分ほどで終了した。
全校集会に参加した生徒は、「校長先生が話してくれて、『前向きに生活しましょう』と。カウンセラーが『心の異常が現れるので、対処するために落ち着いてください』と」、「(全校集会は)静まり返って、一切話す人はいなかった」などと話した。
那須町のスキー場で27日、雪崩が発生し、大田原高校の山岳部の生徒7人と教師の8人が死亡した。
29日の全校集会では、最初に全員で黙とうをささげたあと、校長から5分ほど、「前を向いていこう」という内容などの話があったということだが、事故についての具体的な説明はなかったという。
また、亡くなった鏑木悠輔さん(17)の友人は、事故のあとに連絡がつかなくなったと話している。
鏑木悠輔さんの友人は、「体つきもすごかったので、絶対死ぬわけないってLINEしたけど。返信してくれなくて、本当に死んじゃったんだって」と語った。
亡くなった生徒たちの葬儀は、29日夜以降、執り行われることになっている。


雪崩の対処法教えず=引率教諭「絶対安全と判断」―8人死亡で謝罪・栃木
時事通信 3/29(水) 17:23配信

 栃木県那須町のスキー場付近で発生した雪崩事故で、生徒ら8人が死亡した県立大田原高校の植木洋一校長(60)や山岳部顧問の猪瀬修一教諭(50)らが29日、県庁で事故後初めて記者会見した。

 猪瀬教諭は登山講習会の責任者として引率していたが、生徒らに雪崩の対処方法を教えていなかったことを明らかにした。

 講習会は県高校体育連盟主催で、積雪期の登山に必要な知識や技術を習得するため、県内から7校が参加していた。

 猪瀬教諭は、当初予定していた登山から、雪をかき分けて道を作りながら進むラッセル訓練に変更したことについて、「絶対安全だと判断したが、こういう事態になり反省しなければならない」と謝罪。自身は旅館に設置した本部にいたため、現場にいた講師役の教諭2人と電話で話し合って決めたという。「雪崩の危険は前日にテレビで知っていたが、起きやすい地形に近づかなければ大丈夫だと思った」と説明した。

 事故を知ったのは、発生から45分近く経過した27日午前9時15分ごろ。引率教諭の1人が「緊急事態です」と本部に駆け込み、救助を要請した。猪瀬教諭は現場とやりとりできる無線機を携行していたが、荷物の運び出しなどで車に置いた時間帯があったという。「その間に呼び掛けがあったか分からないが、不用意だった」と述べ、自身のミスで救助が遅れた可能性に言及した。

 遭難した際に自分の位置情報を発信できる機器「ビーコン」などを生徒に持たせなかった点については、「雪崩の危険がある山には行かないので、義務付ける認識はなかった」と発言。雪崩が起きた場合の対処方法も今回の講習で教えておらず、「危険な場所には行かないのが大前提だった」と釈明した。

 植木校長も「あってはならない痛ましい事故になってしまい、心からおわびする」と謝罪。「原因究明に誠意をもって協力し、今後何をすればいいか考え続けたい」と話した。同校の山岳部は当面活動を中止する。


雪崩8人死亡 ゲレンデに献花も
ホウドウキョク 3/29(水) 16:31配信

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(写真:ホウドウキョク)

雪崩で8人が死亡した栃木・那須町のスキー場では、犠牲者に献花する姿が見られた。
「那須温泉ファミリースキー場」のゲレンデ入り口には、犠牲者に向けた花が供えられている。
献花に訪れた人は、「言葉にならないですね。生徒さんたちもきっと、一生懸命だったんでしょうし」と語った。
登山の講習会に参加していた生徒や教師は、当時5つのグループに分かれ、計画になかった深い雪をかき分けて進む「ラッセル訓練」をしていて、先頭のグループが大田原高校の生徒たちだった。
生徒は、「(浅井 譲さんは前から何番目ぐらいを歩いていた?)2番目ぐらい。(ご自身は何番目を?)6番目でした」、「(前兆などはあった?)自分はわからなかったです」、「いきなり雪にもまれて、助け出されるまでは記憶にない。どうなってたのかとか、わからないですね」などと語った。


事故前「雪崩の危険性ある」、一時ゲレンデ封鎖
読売新聞 3/29(水) 15:09配信

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(写真:読売新聞)

 栃木県那須町のスキー場で登山講習会に参加していた高校生ら8人が雪崩に巻き込まれて死亡した事故で、現場近くの斜面が雪崩の危険性があるとして、事故前に一時ゲレンデが封鎖されていたことが29日、スキー場関係者への取材で分かった。

 関係者は「登山関係者には雪崩が起きやすいことは分かっていたはず」と話している。県警は講習会を主催した県高校体育連盟の引率教諭らが荒天の中、この斜面の使用を決めた経緯についても事情を聞くとみられる。

 ■40度近い傾斜

 現場となった那須温泉ファミリースキー場は町営だが、2016年4月から地元企業「那須未来」が指定管理者として管理を委託されている。

 27日に事故が起きたのは三つあるゲレンデのうち、第2ゲレンデの上方にある斜面。同社によると、傾斜が40度近く、雪崩が起きやすい場所という。降雪の影響で危険性が高まり、今年2月25日から3月1日までは第2ゲレンデがポールなどで封鎖された。


栃木スキー場雪崩 県教委、第三者委員会を設置へ 冬山登山許可の経緯を検証
産経新聞 3/29(水) 12:57配信

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スキー場雪崩で負傷し、運ばれる負傷者=27日、栃木県那須町(桐山弘太撮影)(写真:産経新聞)

 栃木県那須町のスキー場で登山講習会に参加した県立大田原高の生徒と教員の計8人が死亡した雪崩事故を受け、県教育委員会は29日、外部の専門家を入れた第三者委員会を設置することを決めた。冬山登山を原則禁止とする通知がスポーツ庁から各都道府県に出されている中で、講習会や冬山登山を許可してきた経緯など、安全管理体制について検証する必要があると判断した。

 県教委によると、栃木県では県高等学校体育連盟登山専門部委員らで構成する審査会が、登山計画を審議。装備や行程などに問題がないか確認して許可している。冬山登山も同様に許可していた。講習会は、審査会のメンバーである県高体連登山専門部が実施していることから審査の対象外としてきた。


雪崩で防災体制強化=関係省庁会議を開催―政府
時事通信 3/29(水) 12:09配信

 政府は29日、栃木県那須町のスキー場付近で発生した雪崩事故を受け、関係省庁災害対策会議を開いた。

 会議の冒頭、松本純防災担当相は「今後も雪崩や落雪の発生が懸念される。地方自治体と緊密に連携し、政府一体となって防災体制の強化に努めたい」と述べ、協力を求めた。


<那須雪崩8人犠牲>大田原高、悲しみの集会
毎日新聞 3/29(水) 12:01配信

 栃木県那須町の雪崩事故で、生徒ら8人が犠牲になった県立大田原高校は29日午前9時から、生徒約470人を集めて全体集会を開いた。生徒らによると、集会は約30分。全員で黙とうして犠牲者の冥福を祈った後、植木洋一校長が事故について説明し、「亡くなった人を弔うためにも、生きている自分たちが精いっぱい日々を過ごしていこう」と話したという。

 犠牲になった2年の浅井譲さんと中学から一緒だったという男子生徒(17)は「勉強も部活も文武両道でしっかりやり、みんなから尊敬されていた。今日学校に来ても姿が見えないのが現実として胸に刺さった」と口元をゆがめた。

 同校は保護者を対象とした説明会も開いた。【乾達】


栃木スキー場雪崩 生徒から責任問う声「実施判断の理由を聞きたい」 8人犠牲の高校で全校集会
産経新聞 3/29(水) 11:27配信

 生徒7人、教諭1人の計8人が雪崩の犠牲となった栃木県立大田原高校は29日、1、2年生を集めた全校集会を開いた。学校側から事故の経緯を説明された生徒らからは「(亡くなった生徒と)もっと一緒に遊びたかった」と早すぎる死を悼む一方、事故について「責任をはっきりさせてほしい」との声も上がった。

 参加した生徒らによると、同校体育館で開かれた集会では犠牲者に黙祷(もくとう)をささげ、校長が8人が亡くなったことや、春山安全登山講習のスケジュール、訓練内容などを説明。騒がしい普段とは打って変わって会場は重苦しい沈黙に包まれていたという。

 死亡した佐藤宏祐さん(16)とクラスメートだった1年の男子生徒(16)は「終業式でうちに遊びに来ると言っていたし、もっと一緒に遊びたかった」と唇をかんだ。鏑木悠輔さん(17)と1年で同じクラスだった2年の男子生徒(17)は「事故が夢であってくれと今も思う」と話した。

 2年の男子生徒(17)は「自然災害だからしかたがないが、誰の責任かはっきりさせてほしい」。1年の男子生徒(16)は集会前、「誰が訓練をする判断をしたのか、その人に理由を聞きたい」と話していたが、集会では報道されている以上の説明はなかったという。


<那須雪崩>危険な斜面でなぜ 発信機あれば…救助隊員
毎日新聞 3/29(水) 11:06配信

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雪崩が発生したスキー場で行われた捜索活動=栃木県那須町で2017年3月27日、本社ヘリから長谷川直亮撮影

 なぜ、あんな危険な斜面で訓練を強行したのか--。高校生ら8人が死亡した栃木県那須町の雪崩事故で、現場で懸命の救助活動にあたった山岳救助のベテランから疑問の声が上がっている。訓練は人が通常立ち入らないようなスキー場のゲレンデ外で実施されており、天気や地形など雪崩が起きやすい条件が重なったとみられるという。

 今回の雪崩で救助活動をした那須山岳救助隊のメンバーによると、雪崩が発生したとみられる場所は、第2ゲレンデ上方の標高1550メートル付近。生徒らはそこから約200メートル下がったスキー場外の林で訓練していたとみられる。ふもとで救助活動の指揮を執っていた同隊の大高登隊長(88)は「長年、山を見てきたが、あんな尾根の方まで人が入っていくなんて聞いたことがない。危険な斜面を選ばなくても安全に訓練ができたはず」と首をかしげる。

 雪崩の発生から約3時間半後、同隊メンバーが現場に駆けつけると、かつて見たことのない光景が広がっていた。寒さに震えて声も出せなくなっている生徒。別の生徒は顔以外が雪に埋まっていた。

 「うー」。救助開始から約20分が過ぎたとき、雪の中からかすかなうめき声が聞こえた。雪崩発生から4時間近くが経過する中、奇跡的に生存していた男子生徒の発見だった。雪を掘る途中に苦しそうな表情を見せると、「がんばれ、がんばれ」と励ました。助け出した後はブルーシートで体を包み「寝るな」と声をかけると、生徒はわずかに反応した。

 同隊が雪の中から救出した生徒のうち、生存者はこの1人だけ。死亡した8人は雪の中で位置情報を知らせる電波発信機(ビーコン)は身につけていなかった。救助隊の到着前に、仲間が助け出したケースもあり、渡部逸郎副隊長(69)は「ビーコンで位置の特定が素早くできれば、救えた命があるかもしれない」と指摘する。

 なぜ雪崩が起きたのか。メンバーによると、当時は雪が降っており、凍った雪の上に新雪が積もったことによる「表層雪崩」が起きやすい状態だった。現場の上方には切り立った岩があり、平らに雪が積もらないため雪が崩れやすい場所だった。渡部副隊長は「雪崩が起きやすい条件が重なっており、雪崩の知識があれば取らない行動だった」と話す。

 今回の雪崩では8人もの若者の命が失われたことへの衝撃も大きい。高根沢修二副隊長(67)は語る。「将来ある高校生ら8人もが命をなくしてしまい残念としか言いようがない。19歳から救助隊で活動しているが、このような惨事は初めてだ」【杉直樹、高橋隆輔、柴田光二】

北朝鮮、金正恩の兄・金正男氏暗殺 金正恩の刺客による犯行説濃厚・28

中世の亡霊・暗黒残虐国家・北朝鮮の親玉=金正恩の異母兄にあたる金正男(ジョンナム)氏が13日、マレーシアで何者かに殺害された。複数の韓国メディアが14日報じた。

金正男氏はマレーシア・クアラルンプールの空港で北朝鮮の刺客とみられ女2人に何らかの方法で毒殺されたもよう。犯人の女2人は殺害後、タクシーで逃走したとしている。

金正男氏は、北朝鮮の前の親玉=金正日の長男だが、北朝鮮の改革開放を主張、また独裁権力の継承について金一派の世襲にも反対していたとされ、これらの点が金正恩の逆鱗に降れ、金正恩の指令で暗殺されたとの観測が濃厚である。
だとすれば、(すでに明白なことではあるが)金正恩一派の牛耳る北朝鮮という国家は、現世の地獄ともいうべき、中世以前の残虐で野蛮な暗黒国家であり、存在すること自体許されない犯罪国家というしかない。
そもそも21世紀の今日、このような中世以前の残虐な亡霊国家が現存すること自体、人類の恥だ。

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リンク:金正男氏遺体 北朝鮮に到着 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害 北朝鮮の3人は「証拠不十分で出国」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏の遺体、北朝鮮へ向かう…中国外務省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏殺害 事実上の「人質」交換完了 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏遺体、北朝鮮に到着=関与疑惑の書記官らも - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏の遺体、北朝鮮に到着 中国外務省が認める - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシアで亡くなった男性の遺体を北朝鮮に移送=中国外務省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害の容疑者ら、同氏の棺と一緒に北朝鮮に帰国か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害 北朝鮮足止めのマレーシア外交官らが帰国 マレーシア外相「捜査は続ける」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏の遺体、北朝鮮に返還 マレーシア人9人は帰国 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア、金正男氏の遺体を北朝鮮へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏遺体、北朝鮮に引き渡し…書記官ら北京着 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏の遺体返還など合意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア、金正男氏の遺体を北朝鮮に引き渡し 出国禁止も解除 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア 正男氏遺体、北に引き渡し 外交官ら出国、交換合意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア人9人、北朝鮮から帰国 正男氏殺害で足止め - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮書記官ら北京入り=足止めのマレーシア人も帰国―正男氏事件 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア首相:金正男氏の遺体を北朝鮮に引き渡しへ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「金正男」と認めず、遺体引き取り 正恩政権、外交的勝利 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏殺害>遺体送還「人質外交」に譲歩 解明は絶望的 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏遺体、北へ返還 マレーシア外交官ら平壌出発、交換合意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏殺害>遺体を北朝鮮に送還へ 両政府が合意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮とマレーシア、正男氏遺体引き渡しで合意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏の遺体、北朝鮮に移送へ マレーシア首相が発表 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:遺体返還で合意=出国禁止も解除―マレーシアと北朝鮮が声明・正男氏事件 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏殺害>遺体と重要参考人ら2人が北朝鮮に送還か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏の遺体、空港に到着…行き先巡り情報錯綜 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏の遺体、クアラルンプール国際空港に到着 北京へ移送か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア警察、北朝鮮企業を捜査 国連安保理の制裁決議違反容疑 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北のテロ支援国家再指定を求める法案可決 米下院委員会 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロ支援再指定促す法案可決=対北朝鮮で「緊急性」―米下院外交委 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:脱北者、正男氏殺害を伝えるビラを北朝鮮に飛ばす 韓国 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「正男氏殺害」ビラ30万枚=脱北者団体が飛ばす―韓国 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏遺体、移送中断か…「まだ管理下にある」 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

金正男氏遺体 北朝鮮に到着
ホウドウキョク 3/31(金) 22:01配信

北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件で30日、マレーシアを出国した北朝鮮大使館員ら2人と、金正男氏の遺体が北朝鮮に戻った。
中国外務省によると、マレーシア警察が捜査対象としていた北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官と、高麗航空のキム・ウクイル職員ら2人は31日、北朝鮮に戻った。
また、金正男氏の遺体も、すでに戻っているという。
一方、平壌(ピョンヤン)に足止めされていたマレーシア人外交官ら9人も、31日朝早く、クアラルンプール国際空港に到着した。
マレーシアの外交官は「愛する家族と再会できて、とてもうれしい。あらためてマレーシア政府に感謝したい」と話した。
金正男氏殺害事件の全容解明は、ますます厳しくなった。


金正男氏殺害 北朝鮮の3人は「証拠不十分で出国」
産経新聞 3/31(金) 19:23配信

 【クアラルンプール=吉村英輝】マレーシア警察のカリド長官は31日の会見で、北朝鮮の金正男氏殺害事件に関与したとみている在マレーシア北朝鮮大使館2等書記官ら3人について、同大使館内で聴取した結果、立証するだけの十分な事実が得られず出国を許した、と述べた。

 3人は正男氏の遺体が移送された飛行機で、30日に北京に向かったことも確認した。同長官は「正男氏殺害事件の捜査は続いている」として、北朝鮮に帰国したとされ、指名手配した4人の聴取について「北朝鮮側から反応はないが、いつまででも待つ」と述べた。


金正男氏の遺体、北朝鮮へ向かう…中国外務省
読売新聞 3/31(金) 18:23配信

 【クアラルンプール=安田信介、北京=東慶一郎】北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏殺害事件で、マレーシアと北朝鮮の政府間合意を受け、北朝鮮で足止めされていたマレーシア国民9人が31日早朝、クアラルンプール国際空港に到着した。

 正男氏の遺体は同日、経由地の北京から北朝鮮に運ばれ、事件の捜査対象だった北朝鮮大使館員らも帰国の途についた。これで事件の全容解明は事実上、不可能となった。

 マレーシアと北朝鮮は3月30日、正男氏の遺体を北朝鮮に移送し、相手国の国民の出国禁止を解除することで合意したと発表。アニファ外相は、マレーシア大使館員3人とその家族6人の帰国を空港で出迎えた際の記者会見で、「犯人を司法の場に引き出すために、事件の捜査は続けていく」と強調したが、マレーシアが北朝鮮の「人質外交」で譲歩を迫られたのは明白だ。


正男氏殺害 事実上の「人質」交換完了
ホウドウキョク 3/31(金) 17:48配信

北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件で、北朝鮮とマレーシアの双方の出国禁止措置が解除されたことを受けて、マレーシアを出国した北朝鮮大使館員らは、経由地の中国・北京に到着、北朝鮮に足止めされていたマレーシア人9人も帰国した。
31日未明に北京に到着したのは、マレーシア警察が捜査対象としていた、北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官と、高麗航空のキム・ウクイル職員らで、空港を出たあと、北京市内の北朝鮮大使館に入った。
マレーシアと北朝鮮は、30日、正男氏の遺体を北朝鮮に引き渡すことや、双方の出国禁止措置を解除することで合意したとの共同声明を発表した。
マレーシア外交官は「愛する家族と再会できて、とてもうれしい。あらためて、マレーシア政府に感謝したい」と話した。
これを受け、平壌(ピョンヤン)に足止めされていたマレーシア人外交官ら9人も、31日朝早く、クアラルンプール国際空港に到着し、家族と抱き合うなどして、再会を喜んだ。


正男氏遺体、北朝鮮に到着=関与疑惑の書記官らも
時事通信 3/31(金) 17:43配信

 【北京、クアラルンプール時事】マレーシアで北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件で、中国外務省の陸慷報道局長は31日、正男氏の遺体が搬送先の北京から北朝鮮に戻ったと明らかにした。

 マレーシア警察が事件に関わったとみている在マレーシア北朝鮮大使館のヒョン・クァンソン2等書記官と高麗航空職員のキム・ウギル氏らも経由地の北京から帰国した。

 マレーシアと北朝鮮は30日、正男氏の遺体の北朝鮮移送や両国国民の出国禁止措置の解除に合意。これを受け、正男氏の遺体がマレーシアから搬送されたほか、書記官ら2人もマレーシアを出国し、31日未明に北京に到着した。

 北朝鮮で足止めされていたマレーシア大使館員とその家族計9人も既にクアラルンプールに戻った。

 一方、マレーシア警察のカリド長官は31日、北朝鮮籍の3人を事情聴取して調書を取った上でマレーシアからの出国を認めたと述べた。3人のうち2人はヒョン・クァンソン2等書記官とキム・ウギル氏とみられる。警察はこのほか、リ・ジウ氏の行方を追っていたが、同氏がどう出国したかは明らかでない。

 またマレーシア紙スター(電子版)によれば、ナジブ首相は、マレーシア人が「人質」にされた問題は終わったとして、北朝鮮との外交関係を断絶しない方針を明らかにした。


金正男氏の遺体、北朝鮮に到着 中国外務省が認める
AFP=時事 3/31(金) 17:43配信

【AFP=時事】(更新)北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄で、マレーシアの首都クアラルンプール(Kuala Lumpur)の空港で殺害された金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏の遺体が、北朝鮮の平壌(Pyongyang)に到着した。中国外務省が31日、明らかにした。

 中国外務省の陸慷(Lu Kang)報道局長はこの日の定例会見で、「マレーシアで死亡したDPRK(北朝鮮)国民の遺体、およびそれに関連して同国の複数の国民が今日、北京(Beijing)経由でDPRKに帰還した」と語った。

 また陸報道局長は、「国際的な慣例および人道主義的見地から、中国は遺体の移送に必要な支援を行った」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News


マレーシアで亡くなった男性の遺体を北朝鮮に移送=中国外務省
ロイター 3/31(金) 17:27配信

[北京 31日 ロイター] - 中国外務省は31日の定例記者会見で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された件に絡み、男性の遺体が北朝鮮に同日移送されたと明らかにした。

また、この件に関係する複数の北朝鮮国民も帰国したと明らかにした。ただ、それ以上の詳細は明らかになっていない。


金正男氏殺害の容疑者ら、同氏の棺と一緒に北朝鮮に帰国か
ロイター 3/31(金) 14:18配信

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 3月30日、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアの空港で殺害された事件で、容疑者とされた北朝鮮籍の男、少なくとも2人が正男氏の棺を乗せた航空機でマレーシアから出国したとみられる。写真は北京に到着した北朝鮮の当局者ら。30日に撮影(2017年 ロイター/ Thomas Peter)

[クアラルンプール 31日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアの空港で殺害された事件で、容疑者とされた北朝鮮籍の男、少なくとも2人が正男氏の棺を乗せた航空機でマレーシアから出国したとみられる。

ロイターが共同通信から入手した写真には、在マレーシア北朝鮮大使館のヒョン・クァンソン二等書記官と高麗航空職員のキム・ウギル氏が30日夜、クアラルンプールから北京に向かう便に搭乗している姿が写っていた。

写真の2人はマレーシア警察が先に公開した容疑者と一致している。当局は確認していないものの、正男氏の棺も同じ便で移送されたとみられる。

マレーシアのメディアは、2人とともにクアラルンプールの北朝鮮大使館に隠れていた別の北朝鮮籍の容疑者も帰国を認められたと報道。容疑者3人と正男氏の棺は北京から航空機で平壌に向かうとみられている。

正男氏殺害事件を巡り北朝鮮と対立していたマレーシア政府は、北朝鮮で足止めされていたマレーシア人9人の出国を認めることを条件に、正男氏の遺体を北朝鮮に引き渡すことで合意。30日に遺体の引き渡しに応じた。


金正男氏殺害 北朝鮮足止めのマレーシア外交官らが帰国 マレーシア外相「捜査は続ける」
産経新聞 3/31(金) 11:20配信

 【クアラルンプール=吉村英輝】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏殺害事件で、北朝鮮の出国禁止措置で平壌に足止めされていた外交官らマレーシア人9人は31日早朝、クアラルンプール国際空港に到着した。

 9人は、マレーシア政府が手配した航空機により、中国福建省経由で到着。帰国した在平壌マレーシア大使館のアズリン参事官は家族とともに記者団を前に、出国禁止措置となった後の様子について「日常生活は許されていたが、心理的には当然、以前とは違った」と語った。その上で、北朝鮮との交渉に当たったマレーシア政府関係者や、物資提供などの支援を受けた在北朝鮮の各国大使館などへの謝意を表明した。

 出迎えたアニファ外相は記者会見で、「今回の一件に平壌で強く立ち向かったマレーシア人を誇りに思う」と9人をねぎらった。事件について「犯人を裁くために捜査を継続する」とした。北朝鮮が否定する「正男氏」の名前には言及せず、北朝鮮側に配慮を示した。


金正男氏の遺体、北朝鮮に返還 マレーシア人9人は帰国
CNN.co.jp 3/31(金) 11:03配信

(CNN) 北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件に関連して、マレーシアのナジブ首相は31日までに、遺族からの要請を受けて正男氏の遺体を北朝鮮に返還することを認め、北朝鮮から出国できなくなっていたマレーシア人9人は帰国できることになったと発表した。

マレーシア国営ベルナマ通信によると、北朝鮮からの出国を阻まれていた9人は31日に帰国し、クアラルンプール国際空港でアマン外相が出迎えた。

帰国したのは北朝鮮に駐在していたマレーシアの外交官4人とその家族。マレーシアの捜査当局が正男氏の遺体を北朝鮮に返還せず、解剖を行って正男氏は殺害されたと断定したことから、両国の関係が悪化していた。

ナジブ首相は、マレーシア国内にいる北朝鮮人の出国も認めると発表した。

正男氏はクアラルンプール国際空港で2月13日に殺害された。この事件に関連してマレーシア警察は、防犯カメラに映っていたインドネシア人の女とベトナム人の女を逮捕。北朝鮮人の容疑者4人の行方を追うとともに、3人からの事情聴取を求めている。

北朝鮮は、事件への一切の関与を否定している。


マレーシア、金正男氏の遺体を北朝鮮へ
BBC News 3/31(金) 11:00配信

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マレーシア、金正男氏の遺体を北朝鮮へ

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が先月13日にマレーシアで殺された事件で、マレーシア政府は30日、遺体の北朝鮮移送を承認した。

マレーシアのナジブ・ラザク首相は、検死官事務所が遺体の引き渡しを許可したと説明した。

日本メディアは30日、正男氏の棺とみられる貨物のほか、北朝鮮大使館の2等書記官や高麗航空職員とみられる複数の男性が旅客機に乗りこむ映像を放送した。

同国警察によると、金氏は先月、クアラルンプール国際空港で猛毒の神経ガスによって殺害された。暗殺事件をめぐり、マレーシアと北朝鮮の外交関係は紛糾。

マレーシア政府は、北朝鮮による暗殺だと正式に糾弾はしていないものの、北朝鮮による殺害だと広く受け止められている。

北朝鮮は事件後、国内にいたマレーシア大使館職員3人と家族の計9人について、出国を制限していたが、31日未明に9人全員マレーシアに帰国した。

一方でナジブ首相は、マレーシアにいる北朝鮮人全員の出国を認めた。

ジョナサン・ヘッドBBC東南アジア特派員は、その中にはマレーシア警察が事件との関連を疑っていた北朝鮮の男性3人も含まれるだろうと指摘。正男氏の棺と共に出国した様子の男たちが、その3人とみられる。

マレーシア政府は、自国民を北朝鮮政府が人質にとっていると怒りを表明したが、9人の帰国と引き換えに、事件関与が疑われる北朝鮮の3人の出国を認めたもようだと、ヘッド特派員は指摘する。

ナジブ首相は、「本件について個人的に深く懸念しており、今回の成果を上げるため、水面下で懸命の努力を重ねてきた。同胞マレーシア人の帰還を確保するため、様々な障害を乗り越えた」と説明。

首相はさらに「マレーシア政府は正義と主権の原理を強く信奉する。マレーシアの国土で起きたこの重大事件に対する警察捜査は、続行する。この殺人の責任者全員に法の裁きを与えるため、可能な手段はすべて尽くすよう指示した」と述べた。

インターポールが国際手配

正男氏殺害については、ベトナム人女性とインドネシア人女性の計2人が訴追されている。2人とも、テレビ番組用のいたずらだと思っていたと供述しているという。

空港の防犯カメラ映像では、2人が搭乗待ちの正男氏に近づき、猛毒のVXガスを顔になすりつける様子が見られる。正男氏はこの後、20分を待たずに死亡した。

国際刑事警察機構(インターポール)は、暗殺に関連して北朝鮮人4人を国際手配。マレーシアは、事件当日に空港にいたこの4人はすでに出国したと説明。北朝鮮に帰還したとみられている。

北朝鮮はインターポールに加盟していないため、4人が逮捕される可能性は低い。

インターポールの国際逮捕手配書に相当する「赤手配書」に記載された4人の名前は、リ・ジヒョン(33)、ホン・ソンハク(34)、オ・ジョンジル(55)、リ・ジェナム(57)。

正男氏は殺害当時、マカオ在住だった。妻と子供たちの所在は明らかではないが、今月初めには長男とみられる男性が家族は一緒にいると語る動画がインターネットに投稿された。

(英語記事 Kim Jong-nam's body released to North Korea)


正男氏遺体、北朝鮮に引き渡し…書記官ら北京着
読売新聞 3/31(金) 10:53配信

 【クアラルンプール=安田信介、北京=東慶一郎】マレーシアのアニファ外相は31日早朝、クアラルンプール国際空港で記者会見し、同空港で2月13日に殺害された北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏(45)の遺体を北朝鮮側に引き渡したと発表した。

 平壌で足止めされていたマレーシア国民9人が31日、同空港に到着したのを出迎えた際に明らかにした。事件の重要参考人だった在マレーシア北朝鮮大使館のヒョン・クァンソン2等書記官(44)、逮捕状を取っていた高麗航空職員キム・ウキル容疑者(37)とみられる男は同日、マレーシアから経由地の北京に着き、北京市内の北朝鮮大使館に入った。

 一連の措置は、マレーシアと北朝鮮が30日に発表した政府間合意に基づくものとみられる。事件を機に両国関係は悪化の一途をたどり、双方が相手国の国民の出国を禁止する事態に発展していたが、大方決着したことになる。


金正男氏の遺体返還など合意
ホウドウキョク 3/31(金) 9:18配信

北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された事件で、北朝鮮とマレーシアは、遺体を引き渡すことなどで合意し、捜査対象になっていた北朝鮮大使館員らは、マレーシアを出国し、経由地の中国・北京に到着した。
31日未明に北京の空港に到着したのは、マレーシア警察が捜査対象としていた北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官と、高麗航空のキム・ウクイル職員らで、空港のVIP用の出口から迎えの車に乗り込み、北京市内の北朝鮮大使館に入った。
また、正男氏の遺体も、同じ便で移送されたとみられる。
これに先立ち、マレーシアと北朝鮮は、遺体を北朝鮮に引き渡すことや、出国禁止措置を解除することで合意したとの共同声明を発表した。


マレーシア、金正男氏の遺体を北朝鮮に引き渡し 出国禁止も解除
ロイター 3/31(金) 8:37配信

[クアラルンプール 30日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアの空港で殺害された事件で、マレーシア政府は30日、同氏の遺体を北朝鮮の平壌に向かう航空機に移した。

両国は、遺体の引き渡しと引き換えに、北朝鮮で足止めされていたマレーシア人9人の出国を認めることで合意した。

金正男氏の殺害を巡り、両国の関係は急速に悪化。両政府は互いの国民の出国を禁止する措置を講じていたが、合意を受けて、7週間近く続いた対立は解消された。

マレーシアのナジブ首相は30日、北朝鮮人のマレーシアからの出国を認めると発表。北朝鮮で足止めされているマレーシア人9人についても出国が認められたとし、マレーシア時間の31日早朝に搭乗機がクアラルンプールに到着する予定だと明らかにした。

首相は「遺体の検視完了と、遺族からの手紙で北朝鮮への遺体返還の要請があったことから、検視官は遺体の引き渡しを認めた」とコメントした。

首相の声明は金正男氏の名前に言及していない。

マレーシアの北朝鮮大使館にかくまわれているとされた金正男氏殺害事件の北朝鮮籍の容疑者3人についても、マレーシアからの出国を認められたかどうかは現時点で不明。

北朝鮮政府は声明を発表し、両国は「北朝鮮人の死亡に伴う問題」を解消できたとし、「両国関係の重要性が再確認された」とコメントした。


マレーシア 正男氏遺体、北に引き渡し 外交官ら出国、交換合意
産経新聞 3/31(金) 7:55配信

 【クアラルンプール=吉村英輝】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏殺害事件で、マレーシアのナジブ首相は30日、北朝鮮に足止めされていた外交官らマレーシア人9人が同日夜に平壌を出発し、クアラルンプールへ31日早朝に到着する、との声明を発表した。

 中国語紙、中国報(電子版)は、正男氏の遺体と、マレーシア警察が事件に関与したとみる北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官と高麗航空のキム・ウクイル職員が30日夜、航空便で北京に向かったと報じた。北京を経由し北朝鮮に帰国するとみられる。

 マレーシア当局筋は30日、産経新聞に対し、これらの措置がマレーシア人の帰国を北朝鮮側に認めさせる「交換条件」だったことを明かした。事件の重要参考人の出国を認めて北朝鮮側に譲歩したことで、事件の真相究明はさらに遠ざかることになった。

 マレーシアと北朝鮮は事件への対応で対立し、自国内の相手国民の出国を禁じるなど関係が悪化。北朝鮮の代表団とマレーシア外務省がクアラルンプールで、事態打開への協議を続けていた。

 両国は30日、共同声明を出し、相手国民の出国禁止解除で合意したと発表。さらに両国関係の重要性を確認し、事件を受けて停止していた双方のビザ無し渡航制度の再開検討でも合意したとした。

 共同声明は、北朝鮮が必要書類を準備したため、マレーシアが「北朝鮮の家族に遺体を引き渡すことで合意した」と説明。ナジブ氏も声明で司法解剖の終了などを遺体引き渡しの理由に挙げたが、遺体が正男氏とは言及しなかった。北朝鮮は死亡したのは所持していた旅券名義の「キム・チョル」との主張を最後まで押し通し、要求どおり遺体を引き渡させる格好となった。


マレーシア人9人、北朝鮮から帰国 正男氏殺害で足止め
AFP=時事 3/31(金) 7:01配信

【AFP=時事】(写真追加)マレーシアの空港で先月、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏が殺害された事件をめぐり、北朝鮮からの出国を一時禁じられていたマレーシア人9人が31日、帰国した。同国外務省職員とAFP記者が伝えた。

 マレーシア大使館職員3人とその家族6人は同日未明、クアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur International Airport)に到着。アニファ・アマン(Anifah Aman)外相と親族らに迎えられた。

 北朝鮮とマレーシアの関係は正男氏殺害事件により悪化。両国は互いに相手国の大使を追放し、国内に滞在する相手国市民の出国を禁じていた。だが両国は30日、正男氏の遺体を北朝鮮に引き渡すことで合意。これを受け、マレーシア人9人の出国が許可された。【翻訳編集】 AFPBB News


北朝鮮書記官ら北京入り=足止めのマレーシア人も帰国―正男氏事件
時事通信 3/31(金) 5:56配信

 【北京、セパン(マレーシア)時事】マレーシアで北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件で、マレーシア警察が事件に関わったとみている在マレーシア北朝鮮大使館のヒョン・クァンソン2等書記官と高麗航空職員のキム・ウギル氏が31日未明、マレーシアから北京に到着した。

 正男氏の遺体も到着したもようだ。

 マレーシア側との交渉に当たった北朝鮮代表団も同じ航空便に搭乗。一行は近く、北京から平壌に戻るとみられる。

 マレーシアと北朝鮮は30日、北朝鮮への正男氏の遺体返還や両国国民の出国禁止措置の解除で合意したと発表していた。

 北朝鮮で足止めされていたマレーシア大使館員とその家族計9人も31日早朝、空路帰国した。クアラルンプール国際空港でアニファ外相が出迎えた。

 外相は記者会見で「今回の一件に平壌で強く立ち向かったマレーシア人を誇りに思う」と9人をねぎらい、無事の帰国を歓迎した。また、「犯人を裁くために捜査は継続する」と述べ、事件の真相解明を目指すと強調した。

 帰国したマレーシア大使館のアズリン参事官は「日常生活は許されていたが、当然、心理的には違った」と留め置かれていた日々を振り返った。その上で、帰国に向けて交渉に当たったマレーシア政府関係者や、物資提供などの支援を受けた各国の在北朝鮮大使館などに謝意を表した。


マレーシア首相:金正男氏の遺体を北朝鮮に引き渡しへ
Bloomberg 3/31(金) 1:32配信

マレーシアのナジブ首相は30日、同国で2月に殺害された金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏の遺体を引き渡すことを明らかにした。また、北朝鮮から出国禁止措置を受けていたマレーシア国民9人が帰国したと、声明で発表した。

金正夫氏がクアラルンプールで殺害されて以降、両国間の緊張が高まっていた。今回の措置で北朝鮮国民もマレーシアを出国できることになった。韓国政府当局者は、正男氏殺害の背後には金正恩委員長がいるとの見方を示していた。

北朝鮮側はキム・チョル氏という男性が心臓発作で死亡したとし、猛毒の神経剤「VX」が使われたとするマレーシア当局の報告書は虚偽であると主張していた。

原題:Malaysia to Release Kim Jong Nam’s Body After February Murder(抜粋)


「金正男」と認めず、遺体引き取り 正恩政権、外交的勝利
産経新聞 3/31(金) 1:01配信

 【北京=藤本欣也】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権にとって金正男(ジョンナム)氏の遺体を返還させることが最優先課題だった。妻子に引き渡され、金正男氏であると正式確認される最悪の事態を回避できたことは、北朝鮮の“外交的勝利”との見方も出ている。

 北朝鮮の儒教社会において、最高実力者、金正恩朝鮮労働党委員長といえども実兄の殺害は隠さなければならないタブーである。金正日(ジョンイル)総書記の長男、金正男氏こそ、“金王朝”の正統な後継者であることは自明だっただけになおさらだ。

 金正恩氏は政権を継承するに当たり、(1)自らの母が在日朝鮮人であることを隠す(2)金正男氏の存在自体を国民に知らせない-ことを徹底してきたとされる。

 北朝鮮は今回、総選挙を控えるマレーシアが世論を意識しなければならない事情を利用し、平壌在住のマレーシア人を“人質”に交渉を展開。公式的には決して認めないものの、水面下では金正恩氏も「金正男氏の家族」という理屈で、マレーシア側から譲歩を引き出したとみられる。

 ただ韓国の団体が28日、殺害事件の真相を記したビラ約30万枚を北朝鮮側に飛ばすなど事件が国民に知られるのは時間の問題。国外に緊張を作り出すため、核実験などを強行する可能性がさらに高まっている。


<金正男氏殺害>遺体送還「人質外交」に譲歩 解明は絶望的
毎日新聞 3/31(金) 1:00配信

 【ジャカルタ平野光芳】金正男(キム・ジョンナム)氏の殺害事件で、マレーシアと北朝鮮両政府が30日、遺体の北朝鮮への送還で合意した。マレーシアは「大使館員の北朝鮮からの出国禁止」という強硬策は当初想定しておらず、北朝鮮の「人質外交」に、手玉に取られる形になった。

 マレーシアと北朝鮮は事件の発生直後から捜査方法や遺体の扱いを巡って度々衝突した。北朝鮮が「反北朝鮮勢力と結託している」と批判すれば、マレーシアは「妄想を抱き、うそや非難を続けている」(アニファ外相)と応じ批判合戦に発展。双方の駐在大使を国外追放処分とするなど関係は悪化の一途をたどった。

 ただ、マレーシアにとり、大使館員や家族ら9人の出国禁止までは想定外だったようだ。北朝鮮が今月7日に措置を発表すると、対抗してマレーシアにいる北朝鮮人の出国禁止措置を取ったものの、北朝鮮側の強硬姿勢は崩せなかった。マレーシアメディアでは9人の安否を気遣う報道も続き、その北朝鮮出国と安全確保を最優先に政府は譲歩を重ねるしかなかった。

 今回の合意で事件の全容解明が一層困難になったことは間違いない。マレーシア警察は26日、クアラルンプールの北朝鮮大使館に立ち入って事件の重要参考人や容疑者ら3人に事情聴取したとされる。ただ、今回の合意には「北朝鮮人がマレーシアを離れるのを許可する」とも書かれ、3人の出国も認めたとみられる。事件直後に北朝鮮に逃亡したとみられる4容疑者に捜査の協力を求めるのは絶望的だ。今後、実行役とされ殺人罪で起訴されたインドネシア人とベトナム人の女2人だけの捜査のみでは、事件の解明は行き詰まる恐れがある。

 金氏は猛毒のVXで殺害された。VXはマレーシアや日本など190以上の国が加盟する化学兵器禁止条約(CWC)で使用が禁じられた化学兵器だ。遺体は北朝鮮が化学兵器を海外で使用した重要な証拠だった。「マレーシア政府が安易に手放すわけがない」(日本の公安関係者)との見方もあったが、マレーシアはこれも放棄した。


正男氏遺体、北へ返還 マレーシア外交官ら平壌出発、交換合意
産経新聞 3/31(金) 0:31配信

 【クアラルンプール=吉村英輝】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏殺害事件で、マレーシアのナジブ首相は30日、北朝鮮に足止めされていた外交官らマレーシア人9人が同日夜に平壌を出発し、クアラルンプールへ31日早朝に到着する、との声明を発表した。

 中国語紙、中国報(電子版)は、正男氏の遺体と、マレーシア警察が事件に関与したとみる北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官と高麗航空のキム・ウクイル職員が30日夜、航空便で北京に向かったと報じた。北京を経由し北朝鮮に帰国するとみられる。

 マレーシア当局筋は30日、産経新聞に対し、これらの措置がマレーシア人の帰国を北朝鮮側に認めさせる「交換条件」だったことを明かした。事件の重要参考人の出国を認めて北朝鮮側に譲歩したことで、事件の真相究明はさらに遠ざかることになった。

 マレーシアと北朝鮮は事件への対応で対立し、自国内の相手国民の出国を禁じるなど関係が悪化。北朝鮮の代表団とマレーシア外務省がクアラルンプールで、事態打開への協議を続けていた。

 両国は30日、共同声明を出し、相手国民の出国禁止解除で合意したと発表。さらに両国関係の重要性を確認し、事件を受けて停止していた双方のビザ無し渡航制度の再開検討でも合意したとした。

 共同声明は、北朝鮮が必要書類を準備したため、マレーシアが「北朝鮮の家族に遺体を引き渡すことで合意した」と説明。ナジブ氏も声明で司法解剖の終了などを遺体引き渡しの理由に挙げたが、遺体が正男氏とは言及しなかった。

 北朝鮮は死亡したのは所持していた旅券名義の「キム・チョル」との主張を最後まで押し通し、要求どおり遺体を引き渡させる格好となった。


<金正男氏殺害>遺体を北朝鮮に送還へ 両政府が合意 
毎日新聞 3/30(木) 22:17配信

 ◇足止めマレーシア大使館職員ら9人帰国の交換条件で

 【ジャカルタ平野光芳】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏(45)がマレーシアのクアラルンプール国際空港で殺害された事件で、マレーシアと北朝鮮両政府は30日、金氏の遺体をマレーシアから北朝鮮に送還するとの共同声明を発表した。朝鮮中央通信が報じた。北朝鮮国内に足止めされていたマレーシア人9人を帰国させる交換条件として、両政府が合意した。

 ナジブ首相は声明で「遺体の解剖が完了し、遺族から遺体は北朝鮮に送るよう求める手紙が来ている」と理由を説明。また北朝鮮側の発表によると、遺体は北朝鮮にいる親族に引き渡されるという。遺体は北京に向け、搬出された。

 遺体を巡っては、北朝鮮政府が「キム・チョルという外交官だ」と主張して事件直後から即時の引き渡しを要求していた。マレーシア政府は親族への引き渡しを最優先することなどを理由に拒否したが、北朝鮮政府は平壌にある在北朝鮮マレーシア大使館の職員やその家族計9人の出国を禁止する事実上の「人質」策を取って対抗。両政府が1カ月以上交渉を続けていた。

 マレーシア警察は、北朝鮮国営の高麗航空職員や北朝鮮大使館の2等書記官ら計3人の容疑者・重要参考人が、クアラルンプールの北朝鮮大使館内に潜伏しているとみて、以前から出頭を求めてきた。今回の発表は両国が互いの国民に対する出国禁止措置を解除し「北朝鮮人がマレーシアを離れるのを許可する」と述べており、3人も出国すると見られる。

 北朝鮮に逃亡した指示役の4容疑者の扱いには言及はなかった。マレーシア人9人は30日夜に飛行機で平壌を出発しており、31日午前5時(日本時間同6時)にクアラルンプール国際空港に到着する。


北朝鮮とマレーシア、正男氏遺体引き渡しで合意
読売新聞 3/30(木) 22:02配信

 【クアラルンプール=安田信介、ソウル=宮崎健雄】北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏殺害事件で、マレーシアのナジブ首相は30日夜、北朝鮮に足止めされたマレーシアの外交官と家族ら9人の帰国と引き換えに、正男氏の遺体を北朝鮮に引き渡し、マレーシア国内の北朝鮮人の出国を認めることで北朝鮮と合意に達したとの声明を発表した。

 北朝鮮大使館にかくまわれていた大使館員らも含まれるとみられる。

 事件の捜査は、警察が継続して行うとしたが、真相解明の鍵を握る重要人物の出国を許したことで事実上の幕引きとなる。

 声明などによると、北朝鮮内のマレーシア人9人は同日夜、平壌を出発し、31日朝、クアラルンプールに到着する。正男氏の遺体については、「北朝鮮に戻してほしいとの手紙を家族から受け取っており、検視官が引き渡しを認めた」と説明した。声明では「遺体」としただけで、正男氏と特定する表現は使っていない。


金正男氏の遺体、北朝鮮に移送へ マレーシア首相が発表
AFP=時事 3/30(木) 21:53配信

【AFP=時事】(更新、写真追加)マレーシアのナジブ・ラザク(Najib Razak)首相は30日、同国の首都クアラルンプール(Kuala Lumpur)の空港で殺害された北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏の遺体を北朝鮮に移送し、一方で、北朝鮮からの出国を一時禁じられていたマレーシア人9人が出国が認められることになったと発表した。

 ナジブ首相の声明によると、マレーシアに滞在する北朝鮮国民も出国が認められるという。

 ナジブ首相は「遺体の検視が終了し、遺体を北朝鮮に戻してほしいとの書簡を遺族から受け取ったことから、検視官が遺体の移送を承認した」と述べた。

 また同首相は、外交関係の悪化を受け、北朝鮮からの出国が禁止されていたマレーシア人9人が、「マレーシアへ帰国することを認められた」と述べ、「9人は(北朝鮮の首都)平壌(Pyongyang)をマレーシア時間の午後7時45分(日本時間同日午後8時45分)に発った。クアラルンプール(Kuala Lumpur)には明日午前5時(日本時間31日午前6時)ごろに到着する」と説明した。ナジブ首相の声明では金正男氏の名は挙げられておらず、ただ「死者」と称されるにとどまった。【翻訳編集】 AFPBB News


遺体返還で合意=出国禁止も解除―マレーシアと北朝鮮が声明・正男氏事件
時事通信 3/30(木) 21:29配信

 【ソウル、クアラルンプール時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、両国政府は30日、共同声明を出し、北朝鮮への遺体返還や両国国民の出国禁止措置の解除で合意したことを明らかにした。

 一方、マレーシアのナジブ首相は平壌にいたマレーシア人9人が31日早朝、クアラルンプールに到着すると発表した。

 事件をめぐり、両国関係は国交断絶の可能性が指摘されるほど悪化したが、声明では「2国間関係をより高い段階へ発展させるために努力する」ことで合意した。ただ、焦点となっていた北朝鮮国籍の容疑者に対する捜査が行われる見込みは薄く、事件の真相解明は困難な状況だ。

 共同声明は朝鮮中央通信が30日夜に伝えた。声明によると、北朝鮮の「死亡者の家族」が遺体に関する文書をマレーシア側に提出。マレーシアが返還に同意したという。遺族や文書、返還の日程などの詳細には触れていない。


<金正男氏殺害>遺体と重要参考人ら2人が北朝鮮に送還か
毎日新聞 3/30(木) 21:26配信

 ◇地元華字紙報道 「北朝鮮に足止め9人と交換条件で」

 【ジャカルタ平野光芳】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏(45)がマレーシアのクアラルンプール国際空港で2月に殺害された事件で、地元華字紙「中国報」は30日、金氏の遺体と北朝鮮籍の重要参考人ら2人が同日中にもマレーシアを出国し、北京経由で北朝鮮に送還される見通しだと報じた。北朝鮮国内に足止めされていた在北朝鮮マレーシア大使館の職員と家族計9人を帰国させる交換条件として、マレーシア、北朝鮮両政府が合意したという。

 遺体を巡っては、北朝鮮政府が「キム・チョルという外交官」と主張し即時引き渡しを要求していた。マレーシア政府は遺体は親族に優先的に引き渡すとの立場を取ったが、北朝鮮政府はマレーシア外交官らを事実上の「人質」に取り対抗していた。重要参考人の出国を認めれば真相解明は一層困難になる。

 一方、シンガポールのテレビ局「チャンネル・ニュース・アジア」(電子版)は、マレーシア人9人は31日朝にも帰国する見通しだと報じた。

 ただ、別の地元メディアは遺体は正男氏の親族がいるマカオに向かうとも伝えており、情報は混乱している。


正男氏の遺体、空港に到着…行き先巡り情報錯綜
読売新聞 3/30(木) 21:08配信

 【クアラルンプール=安田信介】北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏殺害事件で、正男氏の遺体を乗せたとみられる車が30日午後、安置先の病院を出てクアラルンプール国際空港に到着した。

 国外に搬送するためとみられるが、行き先を巡っては情報が錯綜(さくそう)している。

 マレーシア紙ブリタ・ハリアン(電子版)は、正男氏の遺体が同日夕の北京行きのマレーシア航空機で移送されるとの見通しを伝えた。北京経由で北朝鮮に引き渡される可能性がある。一方、地元紙サン・デイリー(同)は、出発時間は未定としつつ、マカオに搬送されるとの見方を報じた。

 遺体の取り扱いを巡っては、26日にいったん病院から運び出され、27日に空港から再び病院に戻された。こうした経緯から、2国間交渉が合意寸前で決裂したとの見方も出ていた。


正男氏の遺体、クアラルンプール国際空港に到着 北京へ移送か
産経新聞 3/30(木) 19:16配信

 【クアラルンプール=吉村英輝】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏殺害事件で、正男氏の遺体を乗せたとみられる車両が30日、クアラルンプール市内の病院施設を出て、クアラルンプール国際空港に到着した。

 クアラルンプールの北朝鮮大使館からは同日、数人を乗せた車両が同空港に向かった。中国語紙、中国報(電子版)は、車両にマレーシア警察が事件に関与したとみる同大使館の2等書記官や高麗航空職員の男が乗っていたと伝えた。

 同紙は、2等書記官らが同日発の航空便で北京へ向かうと報じた。正男氏の遺体とともに北京経由で北朝鮮に帰国するとみられる。

 両国政府から発表はないが、正男氏の遺体移送や2等書記官らの出国で、最終合意した可能性がある。

 マレーシアのナジブ首相は29日、北朝鮮との協議について「平壌にいるマレーシア人の安全と、法の支配を重んじる主権国家としてのイメージを重視する」と強調していた。北朝鮮側が、平壌にいる外交官らマレーシア人9人の解放を認めた可能性がある。

 マレーシアと北朝鮮は、事件の対応などをめぐって関係が悪化。事態の打開に向けた協議は27日、ほぼ合意したとみられた。だが、27日の北京行きの搭乗者リストに名前があった2等書記官ら2人は、土壇場で搭乗をキャンセル。クアラルンプールの北朝鮮大使館は同じ航空機で遺体移送を予約していたが実施されなかった。


マレーシア警察、北朝鮮企業を捜査 国連安保理の制裁決議違反容疑
産経新聞 3/30(木) 19:15配信

 【クアラルンプール=吉村英輝】30日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(アジア版)は、マレーシア警察が国内にある北朝鮮系企業について、国連安全保障理事会の制裁決議に違反している疑いがあるとして、捜査していると伝えた。金正男氏殺害事件をきっかけに、従来の北朝鮮に対する「友好的」対応を変化させたとしている。

 捜査対象の一つは、クアラルンプール郊外にある「マレーシア・コリア・パートナーズ」社で、同社の北朝鮮人経営者は現地で外交官用車両を使うなどしているという。この経営者は単なるビジネスマンではなく、北朝鮮当局と深い関係があると推測される。

 専門家によると同社は過去10年余の間、アンゴラやザンビアで北朝鮮人労働者を働かせ、住宅建設などに携わってきた。北朝鮮の外貨獲得のためとみられる。

 国連は、北朝鮮の核兵器開発などにつながる企業との取引を禁じる制裁を2006年から科している。国連は14年、同社についてマレーシア側に調査を求めたが反応はなかったという。


北のテロ支援国家再指定を求める法案可決 米下院委員会
産経新聞 3/30(木) 17:57配信

 【ワシントン=加納宏幸】米下院外交委員会は29日、北朝鮮の核・ミサイル開発や金正男氏殺害事件を受け、国務省にテロ支援国家再指定を求める超党派の法案を可決した。同委は同時に北朝鮮への制裁を強化する法案や大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発を非難する決議も可決した。

 テロ支援国家再指定を求める法案は、指定が解除された2008年以降も北朝鮮が「よど号」事件を起こした元共産主義者同盟(共産同)赤軍派メンバーをかくまうなど外国テロ組織に支援を続けていると指摘。米国へのサイバー攻撃やシリアの原子力施設建設支援などの動きを挙げて、「再指定の基準を満たしている」とした。

 決議は「ICBMに核弾頭が装備されれば米国に直接の脅威をもたらす」とし、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の速やかな韓国配備や日米韓3カ国のミサイル防衛協力、軍事情報共有の強化を盛り込んだ。中国に北朝鮮指導部への圧力強化や国連安全保障理事会決議に基づく制裁の着実な履行も求めた。


テロ支援再指定促す法案可決=対北朝鮮で「緊急性」―米下院外交委
時事通信 3/30(木) 10:08配信

 【ワシントン時事】米下院外交委員会は29日、北朝鮮をテロ支援国家に再指定するようトランプ政権に促す法案を可決した。

 ロイス委員長(共和党)は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件などを踏まえて「(再指定は)緊急性を帯びている」と述べた。

 法案はティラーソン国務長官に対し、北朝鮮の国際的な違法活動がテロ支援国家としての要件を満たしているかどうかを調査し、法案成立から90日以内に議会へ報告することを要求。再指定を見送る場合は、理由を説明することも定めた。

 法案は下院本会議と上院をそれぞれ通過した後、大統領が署名すれば成立する。


脱北者、正男氏殺害を伝えるビラを北朝鮮に飛ばす 韓国
CNN.co.jp 3/29(水) 20:03配信

ソウル(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム )氏がマレーシアで殺害された事件に関連し、脱北者の男性がこれに関する情報を風船に付け、韓国から北朝鮮に飛ばしていることが29日までに分かった。

朴相学(パクサンハク)氏はCNNの取材に、一般の北朝鮮国民に正恩氏の真の姿を示したいとの考えを示した。自身は韓国から送られてきたビラを拾った後、1993年に脱北したという。

マレーシア当局は、北朝鮮の工作員らが2月13日にクアラルンプールの空港で正男氏の顔に猛毒「VX」をこすり付けて殺害を実行したとの見方を示している。韓国の情報当局者らは正恩氏が殺害を直接命令したと主張。北朝鮮政府はこれを強く否定している。

朴氏は「韓国国民ですら正男氏暗殺のニュースを聞いてショックを受けていた」と指摘。「北朝鮮国民がどのように反応するか想像できるか」と記者に問いかけた。

メディアが厳格に統制されている北朝鮮では、殺害の情報は報道されていない可能性が高い。

朴氏は、風船に付けたビラやSDカード、USBメモリーを通じ北朝鮮国内の人々が外の世界を垣間見てほしいとの考え。以前にも風船を使いビラなどを北朝鮮に送った経験がある。

脱北者らによれば、北朝鮮政府はこれを敵対的行為とみなし、ビラは韓国のプロパガンダだと国民に伝えているという。


「正男氏殺害」ビラ30万枚=脱北者団体が飛ばす―韓国
時事通信 3/29(水) 16:16配信

 【ソウル時事】韓国の脱北者団体「自由北韓運動連合」は28日深夜、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害されたことを知らせるビラ30万枚を軍事境界線に近い地点から大型風船に付けて飛ばした。

 同団体関係者が29日、明らかにした。

 正男、正恩両氏の写真が印刷されたビラには「大量破壊兵器(猛毒の神経剤)VXで金正男を残忍に殺害した金正恩」などと書かれており、北朝鮮住民に正男氏殺害を伝え、揺さぶりを掛ける狙いがある。

 ただ、韓国に亡命した太永浩・元駐英北朝鮮公使は「北朝鮮住民は正男氏の存在自体を知らない」と述べており、ビラの効果は未知数だ。


正男氏遺体、移送中断か…「まだ管理下にある」
読売新聞 3/29(水) 8:17配信

 【クアラルンプール=安田信介】北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏(45)殺害事件で、マレーシアのスブラマニアム保健相は28日、正男氏の遺体について「まだ保健省の管理下にある」と説明した。

 地元紙ニュー・ストレーツ・タイムズ(電子版)によると、正男氏の遺体は26日、クアラルンプールの病院から運び出されたが、27日夜には病院に戻された。

 関係筋によると、遺体が移送されたのはクアラルンプール国際空港だったという。このため26日から27日にかけて、遺体を国外に搬出するための準備が進められたとみられる。

 マレーシアは北朝鮮に足止めされている9人の国民の帰国を認めるよう北朝鮮に求めている。北朝鮮は交換条件として、重要参考人とされる北朝鮮大使館のヒョン・クァンソン2等書記官(44)らのマレーシアからの出国に加え、正男氏の遺体の引き渡しを要求しているとされる。ただしマレーシアは「家族の同意がなければ引き渡すことはない」との立場を取っている。両国の交渉結果は発表されておらず、遺体の搬送を巡る情報は錯綜(さくそう)している。

2017年3月28日 (火)

栃木のスキー場で雪崩 高校生ら8人死亡、40人負傷・3

27日午前9時20分ごろ、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で雪崩が発生し、県高校体育連盟の春山安全登山講習会を受けていた県内の高校生が巻き込まれ、8人が死亡、重傷含む40人の負傷者が出ている。

同スキー場は去る3月20日に今シーズンの営業を終了していた。また宇都宮地方気象台は26日午前10時から雪崩注意報を発令していた。

最初の記事
2番目の記事

リンク:栃木スキー場雪崩 問われる安全管理体制 栃木県警、異例の特別捜査班設置 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「判断に疑問」「先生責められない」=全校集会、説明に生徒不満も―栃木・大田原高 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:8人犠牲の高校で保護者会 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木スキー場雪崩 「典型的な発生地形」 専門家ら予測可能性指摘 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那須雪崩 届かぬ「戻ってきて」、佐藤宏祐さん - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那須雪崩 映画行く約束果たせず、高瀬淳生さん - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那須雪崩 「すごい医師」の夢、萩原秀知さん - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那須雪崩 文武両道の努力家、奥公輝さん - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那須雪崩 人柄優しく慕われ、大金実さん - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那須雪崩 父と同じ教員の道、毛塚優甫さん - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:那須雪崩で犠牲 一人息子失い父涙…「寒かっただろうな」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:半径5メートルくぼ地に9人=顔たたき「眠るな」―8人死亡雪崩事故・救助隊証言 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>NPO法人理事「雪崩発生しやすい典型的地形」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>犠牲の大田原高の鏑木さん、幼少から明るく活発 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>犠牲の大田原高の大金さん、信頼厚く山岳部主将 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>犠牲の大田原高の奥さん、テント設営も積極的に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>犠牲の大田原高の佐藤さん 美術部を志望変えて - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>犠牲の大田原高の高瀬さん 優しい性格で人気者 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>犠牲の大田原高の浅井譲さん 努力家で、妹思い - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大田原高が第1班…雪崩発生時、各班の位置判明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:講習会、審査通さず=計画書も未提出―雪崩8人死亡事故 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>事故現場はスキー場の敷地外の国有林 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:山岳部員の保護者集め説明会=2時間半超、内容明かさず―大田原高・スキー場雪崩 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩事故の再発防止を徹底 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「ビーコン誰も持たず」=救助隊証言、位置特定難しく―栃木スキー場雪崩 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩事故「残念で悔しい」…鈴木スポーツ庁長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩に「伏せろ!」は間違い ではどうすればいいのか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:死亡者は先頭グループの高校に集中 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:雪崩8人死亡 消防が現場確認作業 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「幅50メートルにわたり雪崩」=NPO法人現地調査―スキー場8人死亡事故・栃木 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:高校生以下の冬山登山で緊急通知 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「運動抜群、なぜ」=相棒につながらない電話―鏑木さん親友・栃木スキー場雪崩 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩>文科相「極めて遺憾」昨年、高校生の冬山禁止 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木・雪崩事故で高校生ら8人犠牲に 原因は「表層雪崩」か - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

栃木スキー場雪崩 問われる安全管理体制 栃木県警、異例の特別捜査班設置
産経新聞 3/29(水) 11:05配信

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雪崩が発生した那須温泉ファミリースキー場=栃木県那須町湯本(伊沢利幸撮影)(写真:産経新聞)

 栃木県那須町のスキー場で起きた8人死亡の雪崩事故から一夜明けた28日、男子生徒7人、男性教諭1人が犠牲となった県立大田原高では同級生や保護者、地域住民に深い悲しみが広がった。また、生徒の負傷者が出た登山講習会参加校では保護者への説明会が相次いで開かれた。

 那須町湯本の那須温泉ファミリースキー場で実施された県高体連による「春山安全登山講習会」には7校62人の生徒、教員が参加していた。積雪をかき分けて歩く「ラッセル」訓練中、雪崩が発生し、犠牲になった8人のほか、40人が負傷した。

 県教育委員会によると、参加校のうち宇都宮高、那須清峰高、真岡女子高、矢板東高、矢板中央高で28日、保護者への説明会が開かれた。大田原高では29日に全校集会、全保護者を対象とした説明会を開く予定で、真岡高は生徒の状況をみながら決めるという。

 宇田貞夫教育長は28日も県庁で記者会見に臨み、状況などを説明。生徒らは遭難時に位置を特定するビーコン(電波受発信器)を持っていなかったことを認めた。「専門家としての知識は時代遅れではないか」。厳しい質問に宇田教育長は「コメントできない」。

 状況は明らかになるにつれ、雪崩注意報が出ていた中で、ラッセル訓練を実施した責任を問う声が強まっている。宇田教育長は「これから調査を進めていく中で、よく状況を整理分析して検証していきたい」と述べるにとどめた。

 同日、那須塩原署に特別捜査班を設置した県警は、業務上過失致死傷容疑で捜査を進めている。県警が自然災害で特別捜査班を設置するのは異例で、「事態の重大性を考慮した」としている。


「判断に疑問」「先生責められない」=全校集会、説明に生徒不満も―栃木・大田原高
時事通信 3/29(水) 10:13配信

 栃木県のスキー場付近で起きた雪崩で、山岳部の男子生徒7人と顧問の男性教諭が死亡した県立大田原高校(大田原市)で29日午前、緊急の全校集会が開かれた。

 集会後、生徒からは「雪崩注意報が出ていたのに」と訓練を強行したことへの疑問や、「先生は責められない」との声が聞かれた。同校では保護者説明会も行われた。

 集会は午前9時から約30分間行われ、1、2年生の男子生徒のほとんどが参加。会場の体育館は静まり返り、泣いている生徒もいたという。2人のクラスメートを亡くした1年生の男子生徒(16)は「集会ではいつもは注意されるぐらいうるさいのに、誰も話していなかった」と語った。

 生徒らによると、集会の冒頭に校長が犠牲になった生徒と教諭の名前を読み上げ、全員で黙とうをささげた。その後、校長から事故について約10分間説明。スクールカウンセラーからも話があったという。

 犠牲になった鏑木悠輔さん(17)の友人の生徒は「報道であるような説明しかなかった。なぜ(位置情報を発信できる)ビーコンを持って行かなかったのか。説明が足りない」と憤った。高瀬淳生さん(16)のクラスメートの生徒(16)は「絶対に二度と同じことを起こさないで」と訴えた。

 この日は午前7時半ごろから、生徒らが登校。いずれも硬い表情で、「何があったのか知りたい」と口をそろえた。


8人犠牲の高校で保護者会
ホウドウキョク 3/29(水) 8:17配信

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(写真:ホウドウキョク)

栃木・那須町のスキー場で発生した雪崩で、登山講習会に参加していた高校生7人と教師1人が犠牲となった大田原高校で、28日夜、山岳部の保護者会が開かれた。
28日午後6時前、大田原高校には、今回の春山登山の講習会に参加した山岳部員の保護者や、学校の関係者が次々と入った。
保護者会には、7家族、およそ15人が参加し、午後8時半に終了したという。
一方、現場となった栃木・那須町の「那須温泉ファミリースキー場」には、28日、消防隊員などが入って、ドローンなどで確認作業を行い、午後には雪崩の発生現場付近が報道陣に公開された。
ゲレンデの外の林にいた高校生らは、山の頂上付近で発生した雪崩に巻き込まれたとみられていて、警察は、主催者の判断に問題がなかったかなど、業務上過失致死傷の疑いで調べている。
浅井 譲さん(17)の父親・慎二さん(47)は「17年で短かったですけど、幸せだったかなと思います。いい子でした。親より先に死んじゃいけないと思います。それだけが親不孝だったなと思います」と話した。
大田原高校は29日、全校集会と保護者説明会を開くほか、夕方には、校長が記者会見を開くことにしている。


栃木スキー場雪崩 「典型的な発生地形」 専門家ら予測可能性指摘
産経新聞 3/29(水) 7:55配信

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那須温泉ファミリースキー場(写真:産経新聞)

 「雪崩が発生しやすい典型的な地形だ」。高校生ら8人が死亡した栃木県那須町の雪崩事故をめぐり、28日に現地を調査した専門家らは、事前に雪崩の発生を予想できた可能性を指摘した。県警は同日、業務上過失致死傷容疑での捜査に本格的に乗り出しており、雪崩の発生をどの程度予測できたのかが、今後の焦点となりそうだ。

 この日、防災科学技術研究所雪氷防災研究センター(新潟県長岡市)は調査員3人が現場を調査。その結果、事故後に積もった深さ30センチの雪の下に柔らかい雪の層を発見した。結晶同士の結合が弱く崩れやすい性質で、地表近くの固い雪の層の上を柔らかい雪の層が滑る「表層雪崩」が起きたとの推定が強まったという。

 当時、生徒らは深い雪の中を進む「ラッセル」の訓練のため、ゲレンデを外れた沢状の地形を登り、傾斜が緩やかになった台地状の場所で休憩していたところ、山側の急斜面で雪崩が起きたとみられる。捜索現場に入った那須山岳救助隊の高根沢修二副隊長(67)は「現場はくぼ地のようになっていて、そこに向かって雪崩が発生したようだ」と証言する。

 28日に現地調査を行った「日本雪崩ネットワーク」の出川あずさ理事(56)も、この地形に着目する。山側の急斜面は30度以上あり、風を遮るものがなく、樹木が少ないなど雪崩の発生条件がそろっていた。「講習を受ければ分かるような教科書通りの危険箇所。むしろもっと大きい雪崩が起きた恐れもある」という。

 調査では、「デブリ」と呼ばれる雪崩後の雪の塊も確認された。デブリから判断すると、今回の雪崩は幅約50メートル、厚さ40~50センチの雪が、約100メートルにわたって崩れた規模と推定された。雪崩は約200メートル上から急斜面を下ったとみられる。

 今回の雪崩では那須町付近に雪崩注意報が出され、登山時には新たに約30センチの積雪を観測していた。県警はこうした事情を踏まえ、教員らの「予見可能性」を解明することになる。出川理事は「雪山の安全の基本は雪崩が起きやすい場所を避けること」と述べ、講習会のルートに疑問を呈した。


那須雪崩 届かぬ「戻ってきて」、佐藤宏祐さん
産経新聞 3/29(水) 7:55配信

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佐藤宏祐さんが雪崩に遭ったときに着ていたパーカを見つめる父の政充さん=28日、栃木県大田原市の自宅(写真:産経新聞)

 「信じられない」。栃木県大田原市の佐藤宏祐さん(16)の父、政充さん(48)は、一人息子の宏祐さんが雪崩に遭ったときに着ていた赤いマウンテンパーカを握りしめ、唇をかんだ。

 学校から連絡が寄せられ、半信半疑で山に向かった。しかし、「心肺停止状態で運ばれた」と聞き、搬送先の那須赤十字病院へ。遺体は、あごに傷があったが顔はきれいで、今にも目を覚ましそうだった。

 「かなりの父親っ子だった」。政充さんがそう語るように、マウンテンパーカは、もともとは政充さんのものだったが、宏祐さんが「これが好き」とよく着ていたものだという。年に1度、親子で東京・秋葉原までアニメグッズを買いに行くのが恒例だった。

 中学時代は野球部で副主将。高校進学後は美術部と迷ったが、「やっぱりスポーツがしたい」と山岳部を選んだ。政充さんの趣味の渓流釣りに付き合う中で、山の魅力に引き込まれた。

 成績も優秀。県内屈指の進学校である県立大田原高で、1年の1学期は242人中8位だった。中学では生徒会長、高校でも副室長(副学級委員長)を務めた宏祐さんのスマートフォンには、友人から多くのメッセージが届いている。「絶対忘れない」「戻ってきて」…。

 届くたびに、政充さんは友達に恵まれていたことをかみしめる。「本当に自慢の息子だった」


那須雪崩 映画行く約束果たせず、高瀬淳生さん
産経新聞 3/29(水) 7:55配信

 高瀬淳生(あつき)さん(16)の中学の同級生、小野崎洋統(ひろと)さん(16)によると、高瀬さんはブルーハーツ、ビートルズなどの曲が好きで、身長も高く、ついたあだ名は「おやじ」。一緒にバンドを組み、高瀬さんはリードギターを担当していた。4月に映画を見に行く約束をしていた。亡くなったことが今でも信じられないという。「ツイッターなどでおやじが頑張っていたことを伝えたい」

 高瀬さんの母親は「まだ受け入れられない」と話した。


那須雪崩 「すごい医師」の夢、萩原秀知さん
産経新聞 3/29(水) 7:55配信

 両親の跡を継ぎ、医師になるのが夢だった萩原秀知さん(16)。小学校の卒業文集には「野口英世のようなすごい医者になる」「みんなが驚くような薬を作り、伝染病を治したい」などと書き記した。

 近くで酒店を経営する小堀輝夫さん(79)は「いつもあいさつしてくれて、最近会った際も『医師になります』と力強く言っていた。頭が良く、スポーツもできる万能選手。孫のようで、将来が楽しみだった」と無念さをにじませた。近くの70代の主婦も「東日本大震災でうちの石塀が崩れた際、『緊急車両が通れないだろうから』と散乱した石を片付けてくれた一生懸命な姿が印象に残っている」とショックを隠しきれない様子だった。


那須雪崩 文武両道の努力家、奥公輝さん
産経新聞 3/29(水) 7:55配信

 奥公輝さん(16)は中学校時代に陸上部に所属し、駅伝や長距離の選手として活躍していた。通っていた中学校の教頭は「文武両道の努力家だった」と振り返る。朝も放課後も、グラウンドで懸命に練習していたという。同じ住宅街に住む女性は「よくお父さんと一緒にジョギングしていた」と話した。

 中学校で同学年だったという男性(16)は「真面目で誰からも好かれるタイプだった」とショックを隠せない様子だった。

 遺体は、両親らが待つさくら市の自宅に戻った。「すらっと背の高く、礼儀正しい子だった。家族の気持ちを思うと言葉がない」。近所の主婦は言葉少なに語った。


那須雪崩 人柄優しく慕われ、大金実さん
産経新聞 3/29(水) 7:55配信

 山岳部の部長だった大金実さん(17)はリーダーシップがあり、多くの仲間から慕われていた。同級生の人見蒼(あおい)さん(17)は「誰にでも平等に接する優しい人柄で信頼されていた。彼には心を許せると言う友達もいる」と振り返る。

 近所に住む男性(64)は「昔はお父さんと一緒に雪かきをしているところを見かけたが、最近は1人でやっていて成長したなと思っていた。まさかこんなことになるなんて」と声を詰まらせた。近所の60代女性は「礼儀正しい子だった。父親は中学校の先生なので、よく育てられたんだと思う」と涙を浮かべた。


那須雪崩 父と同じ教員の道、毛塚優甫さん
産経新聞 3/29(水) 7:55配信

 毛塚優甫(けつか・ゆうすけ)さん(29)は父親と同じ教員の道を歩き出したばかりだった。生徒への指導も熱心で、元上司は「これから栃木の教育を担っていく存在だったのに…」と悔やんだ。

 平成24~27年度に県立宇都宮工業高(宇都宮市)で非常勤講師として勤務。同校の葭葉(よしば)功教頭によると、必ず早めに出勤し予習をした上で授業に臨んでいた。また、剣道の有段者だったこともあり、よく剣道部に顔を出して指導していたといい、「しっかりと生徒のことを見ていてくれた」。

 念願の教員に採用され、大田原高には昨年、着任したばかり。同じアパートに住む無職、遠藤道信さん(63)は「笑顔であいさつしてくれる気持ちのいい人だった」と言葉を失った。


那須雪崩で犠牲 一人息子失い父涙…「寒かっただろうな」
スポニチアネックス 3/29(水) 7:01配信

 栃木県那須町のスキー場で登山講習会に参加した県立大田原高の山岳部の生徒ら8人が雪崩で死亡した事故から一夜明けた28日、遺族や友人に深い悲しみが広がった。生徒らが、遭難時に位置を特定するビーコン(電波受発信器)を持っていなかったことも判明。県警は業務上過失致死傷容疑で那須塩原署に特別捜査班を設置し、関係者の事情聴取を続けた。

 佐藤宏祐さん(16)は、父親のマウンテンパーカやフリースを着て雪山を登っていた。その衣類は、雪に埋まり、湿り気が残ったまま。

 「寒かっただろうな」

 父親の団体職員、政充さん(48)は、病院で看護師から渡された赤いマウンテンパーカを両手で握り締めた。袖の一部が30センチ以上にわたって破れていた。

 自宅1階の和室に横たわる一人息子の顔のそばに置かれたスマートフォンには、「大丈夫?」、「苦しくない?」、そして「今までありがとう」などのメッセージが続々と届いた。「こんなに友達が多かったんだなって。寒い中に長い時間いたと思うと、いてもたってもいられない」。政充さんは目を真っ赤にしながら、胸の内を語った。

 職場で事故の連絡を受けた。すぐに現地に向かうが情報は乏しく、ただ待つしかなかった。27日午後5時半ごろ連絡が入り、搬送先の那須赤十字病院へ。「そこで初めて現実を知った。目を覚ましそうな顔をしていた」。顎に傷があったが、まるで眠っているかのようなきれいな顔だった。

 宏祐さんは小中学校時代、野球に打ち込んでいた。中学では4番、一塁手で副キャプテン。政充さんは、試合観戦に欠かさず行っていた。運動会では応援団を務めるなど、活発で後輩に慕われる子だった。小さい頃から政充さんと山登りや渓流釣りに行っていた影響で、高校で登山の道へ。山岳部への入部を許可したことについて「後悔はない」と話した。

 「今までありがとう。お父さんのことは気にせずに天国に行ってください」。息子に語りかけた。講習初日の25日に車で学校へ送り「行ってらっしゃい」と掛けた言葉が最後になってしまった。

 宏祐さんはツイッターにゴーグルを着用した自身の写真を掲載。今年1月には母親と人気ロックバンド「SEKAI NO OWARI」のライブを楽しんだ様子も記していた。


半径5メートルくぼ地に9人=顔たたき「眠るな」―8人死亡雪崩事故・救助隊証言
時事通信 3/29(水) 5:19配信

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雪崩が発生した現場から救出された重傷者を搬送する消防隊員ら=27日午後、栃木県那須町

 栃木県那須町のスキー場付近で発生した雪崩事故で、高校生ら9人が雪に埋まり、半径約5メートルのくぼ地でまとまって発見されていたことが29日、捜索に当たった救助隊員の話で分かった。

 数百メートル離れた斜面から崩れた雪に一気にのみ込まれたとみられ、うち8人が犠牲となった。

 那須山岳救助隊の副隊長高根沢修二さん(67)によると、県警から救助隊の担当者を通じ連絡があったのは27日午前9時半ごろ。「3人くらい雪崩に巻き込まれた」。吹雪で視界が悪い中、先発隊として警察官らと共に約10人で現場に急行した。

 生徒らのいる場所が分からず、「おーい」と声を掛けながら第2ゲレンデを登って行くと、コースから200~300メートル外れた林の中に手を振る人影が見えた。急いで駆け付けると、開けたくぼ地に、負傷した生徒らが座り込んでガタガタと震えており、周囲には埋まっているとみられる数人の顔や手足が雪の上に出ているのが見えた。

 急いでスコップで掘り返したが、いずれも唇は変色しており、声掛けにも反応はなかった。さらに周囲を掘ると、次々と顔や体の一部が見えてきた。「こんなにいるのか」と驚きながら捜索を続けていると、雪の中から「うー」「あー」とうめき声が聞こえた。

 「生きてるぞ!」。1メートルほど掘ると、生気を失った男子生徒の顔が見えた。眠りそうになるとほほをたたき、「眠っちゃ駄目だ」「頑張れ」と声を掛け続け、5、6分で引き上げた。「奇跡だと思った」。生徒の体をブルーシートで包み、5人がかりで医師の待機するロッジに搬送。重傷の生徒らも次々と運んだ。

 約45年前から救助隊に参加し、30~40回は出動したという高根沢さんだが、「ここまで悲惨な現場はなかった」と振り返る。「若者の死に顔を見るのは忍びない。それも1人や2人ではない。誰か声を出してくれと願いながら雪を掘っていた。残念としか言いようがない」と声を落とした。


<那須雪崩>NPO法人理事「雪崩発生しやすい典型的地形」
毎日新聞 3/28(火) 23:30配信

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雪崩が発生したと推測される地点と、生徒らが被災したとみられる大まかな地点

 ◇現地調査した「日本雪崩ネットワーク」の出川あずさ氏

 栃木県那須町で起きた雪崩で県立高校生ら8人が死亡した事故で、28日に現地調査したNPO法人「日本雪崩ネットワーク」(横浜市)の出川あずさ理事は「現場は傾斜が30度以上あり、大きな木も少なく、雪崩が発生しやすい典型的な地形だった」と語った。

 雪崩の痕跡自体はその後に降った雪ではっきりとは残っていなかったが、同ネットワークによると、生徒らはスキー場のゲレンデから直線距離で山側へ200メートル程度の場所で雪崩に巻き込まれたと推測される。最前列で巻き込まれた生徒らは、標高約1400メートル付近で被災したとみられるという。【杉直樹】


<那須雪崩>犠牲の大田原高の鏑木さん、幼少から明るく活発
毎日新聞 3/28(火) 23:03配信

 「『ただいま』って帰ってきてほしかった」--。栃木県那須町のスキー場付近で起きた8人死亡の雪崩事故。「春山登山」の安全講習会に参加し、犠牲となった県立大田原高の男子生徒7人と男性教諭1人の家族や友人らは、冷たくなって戻ってきた体に触れ、現実におののいた。悲しみをこらえながら、かけがえのない思い出を口にした。

 鏑木悠輔さん(17)=2年=は幼い頃から明るく活発で、小中学生のころは野球に打ち込んだ。那須町の自宅には28日朝から多くの親戚や友人などが訪れ、「信じられない」と悲しみに暮れた。

 幼なじみだった同級生の男子生徒(17)は「信じたくない」と言った。幼少期を知る近くの女性(47)は「まだ実感がわかない。まるで自分の息子を亡くしたかのようだ」と声を震わせた。【川崎健】

 ◇雪崩事故で亡くなった方々は次の通り。

 【大田原高生徒】

 高瀬淳生さん(16)=矢板市▽浅井譲さん(17)=那須塩原市▽佐藤宏祐さん(16)=大田原市▽奥公輝さん(16)=さくら市▽萩原秀知さん(16)=高根沢町▽大金実さん(17)=那須塩原市▽鏑木悠輔さん(17)=那須町

 【大田原高教諭】

 毛塚優甫さん(29)=大田原市


<那須雪崩>犠牲の大田原高の大金さん、信頼厚く山岳部主将
毎日新聞 3/28(火) 23:01配信

 「『ただいま』って帰ってきてほしかった」--。栃木県那須町のスキー場付近で起きた8人死亡の雪崩事故。「春山登山」の安全講習会に参加し、犠牲となった県立大田原高の男子生徒7人と男性教諭1人の家族や友人らは、冷たくなって戻ってきた体に触れ、現実におののいた。悲しみをこらえながら、かけがえのない思い出を口にした。

 大金実さん(17)=2年=は周囲の信頼が厚く、山岳部で主将を務めていた。

 小学校では地元の少年野球「黒磯クラブ」に所属。落ち着いた性格から「みのじい」の愛称で慕われた。監督だった水沼利之さん(50)は「頭が良くてスポーツもできて、有望だった」と目を潤ませた。幼なじみの男子生徒(17)も「いつも隣にいてくれる存在だった」と振り返る。高校1年の夏、寝台特急「カシオペア」の定期運行が終わる前に、2人で札幌まで旅行した。「行動力があり、周囲への気配りも欠かさなかった」と悼んだ。【野田樹】

 ◇雪崩事故で亡くなった方々は次の通り。

 【大田原高生徒】

 高瀬淳生さん(16)=矢板市▽浅井譲さん(17)=那須塩原市▽佐藤宏祐さん(16)=大田原市▽奥公輝さん(16)=さくら市▽萩原秀知さん(16)=高根沢町▽大金実さん(17)=那須塩原市▽鏑木悠輔さん(17)=那須町

 【大田原高教諭】

 毛塚優甫さん(29)=大田原市


<那須雪崩>犠牲の大田原高の奥さん、テント設営も積極的に
毎日新聞 3/28(火) 22:58配信

 「『ただいま』って帰ってきてほしかった」--。栃木県那須町のスキー場付近で起きた8人死亡の雪崩事故。「春山登山」の安全講習会に参加し、犠牲となった県立大田原高の男子生徒7人と男性教諭1人の家族や友人らは、冷たくなって戻ってきた体に触れ、現実におののいた。悲しみをこらえながら、かけがえのない思い出を口にした。

 奥公輝さん(16)=1年=は中学2年まで地元のボーイスカウトのメンバーだった。口数は多くないが、テントの設営や料理作りに積極的に取り組んでいた。「どうして大好きだった野外活動で命を落とすことになったのか」。同級生の風間龍生さん(16)は肩を落とした。

 中学時代は陸上部にも所属。同級生の女子生徒(16)は「練習はさぼらず、毎日黙々と長距離競技に励んでいた」と語った。【萩原桂菜】

 ◇雪崩事故で亡くなった方々は次の通り。

 【大田原高生徒】

 高瀬淳生さん(16)=矢板市▽浅井譲さん(17)=那須塩原市▽佐藤宏祐さん(16)=大田原市▽奥公輝さん(16)=さくら市▽萩原秀知さん(16)=高根沢町▽大金実さん(17)=那須塩原市▽鏑木悠輔さん(17)=那須町

 【大田原高教諭】

 毛塚優甫さん(29)=大田原市


<那須雪崩>犠牲の大田原高の佐藤さん 美術部を志望変えて
毎日新聞 3/28(火) 22:52配信

 「『ただいま』って帰ってきてほしかった」--。栃木県那須町のスキー場付近で起きた8人死亡の雪崩事故。「春山登山」の安全講習会に参加し、犠牲となった県立大田原高の男子生徒7人と男性教諭1人の家族や友人らは、冷たくなって戻ってきた体に触れ、現実におののいた。悲しみをこらえながら、かけがえのない思い出を口にした。

 「今までありがとう。お父さんのことは気にせずに天国に行ってください」。佐藤宏祐さん(16)=1年=の父政充さん(48)は息子に語りかけるように思いを語った。

 最後に見届けたのは研修初日の25日。その2日後、宏祐さんは無言の帰宅をした。「目を覚ましそうで。最後に見送ったときをしっかりと覚えていないのがつらいです」

 絵が好きだったから、高校入学当初は美術部を志望していた。しかし、山岳部の勧誘を受け「運動がしたい」と入部を決意。好きで続けていた様子だったから、政充さんは「後悔はない」と言う。

 自宅には、宏祐さんの自画像が飾られている。美術の授業で描き、1週間ほど前に持ち帰った。やや硬い表情に、じっと前を見つめる大きな瞳。「『うまいなあ』と思います。何を思って描いていたんでしょうね」。顔を伏せ、言葉を詰まらせた。【野田樹】

 ◇雪崩事故で亡くなった方々は次の通り。

 【大田原高生徒】

 高瀬淳生さん(16)=矢板市▽浅井譲さん(17)=那須塩原市▽佐藤宏祐さん(16)=大田原市▽奥公輝さん(16)=さくら市▽萩原秀知さん(16)=高根沢町▽大金実さん(17)=那須塩原市▽鏑木悠輔さん(17)=那須町

 【大田原高教諭】

 毛塚優甫さん(29)=大田原市


<那須雪崩>犠牲の大田原高の高瀬さん 優しい性格で人気者
毎日新聞 3/28(火) 22:49配信

 「『ただいま』って帰ってきてほしかった」--。栃木県那須町のスキー場付近で起きた8人死亡の雪崩事故。「春山登山」の安全講習会に参加し、犠牲となった県立大田原高の男子生徒7人と男性教諭1人の家族や友人らは、冷たくなって戻ってきた体に触れ、現実におののいた。悲しみをこらえながら、かけがえのない思い出を口にした。

 高瀬淳生さん(16)=1年=は音楽が大好きで、自身のツイッターでは「(音楽の)メタルが好物な山岳部員」と自己紹介していた。知人によると、中学時代に授業でギターの演奏を披露したこともあり、優しい性格で人気者だった。

 高校で入部した山岳部では標高3193メートルの北岳に登った。講習会に参加する前日の今月24日には「気づいたら一年経ってた」と投稿し、充実した高校生活をうかがわせていた。

 中学の同級生だった男子生徒(16)は「同級生はみんな落ち込んでいる。もう会えないなんて信じられない」。【加藤佑輔】

 ◇雪崩事故で亡くなった方々は次の通り。

 【大田原高生徒】

 高瀬淳生さん(16)=矢板市▽浅井譲さん(17)=那須塩原市▽佐藤宏祐さん(16)=大田原市▽奥公輝さん(16)=さくら市▽萩原秀知さん(16)=高根沢町▽大金実さん(17)=那須塩原市▽鏑木悠輔さん(17)=那須町

 【大田原高教諭】

 毛塚優甫さん(29)=大田原市


<那須雪崩>犠牲の大田原高の浅井譲さん 努力家で、妹思い
毎日新聞 3/28(火) 22:46配信

 「『ただいま』って帰ってきてほしかった」--。栃木県那須町のスキー場付近で起きた8人死亡の雪崩事故。「春山登山」の安全講習会に参加し、犠牲となった県立大田原高の男子生徒7人と男性教諭1人の家族や友人らは、冷たくなって戻ってきた体に触れ、現実におののいた。悲しみをこらえながら、かけがえのない思い出を口にした。

 浅井譲さん(17)=2年=の父慎二さん(47)は、27日夜、病院で譲さんと対面した。きれいな顔だったが、体を触ると冷え切っていた。「寒かったね。やっと帰ってきたね」。そう声をかけるのがやっとだった。

 慎二さんは登山や自転車などが趣味で、小さい頃の譲さんをよく外に連れて行った。小学生時代に那須の山々に登った際、険しい斜面を怖がることもあったが、一緒に後を付いて歩いていた。

 「将来は絶滅危惧種を守る仕事がしたい」。こんな希望を持っていた譲さんは、高校で山岳部に入った。入部の連絡を聞いた慎二さんは「何も親のまねをしなくてもいいのに」と思いながらも喜んだ。

 努力家で、妹思いだった譲さんは慎二さんの誇りだ。「本当にいい子だったし、短くても幸せな人生だったと思う。ただ、親より先に死んでしまったことだけは親不孝。山に行った人は全員、無事『ただいま』と言って帰ってきてほしい」

 今回の訓練の判断について「中止して撤退する道もあったのではないかとは思う。ただ、先生方も状況を見てくださっていたと思うので、責めるつもりはない」と言った。【高橋隆輔】

 ◇雪崩事故で亡くなった方々は次の通り。

 【大田原高生徒】

 高瀬淳生さん(16)=矢板市▽浅井譲さん(17)=那須塩原市▽佐藤宏祐さん(16)=大田原市▽奥公輝さん(16)=さくら市▽萩原秀知さん(16)=高根沢町▽大金実さん(17)=那須塩原市▽鏑木悠輔さん(17)=那須町

 【大田原高教諭】

 毛塚優甫さん(29)=大田原市


大田原高が第1班…雪崩発生時、各班の位置判明
読売新聞 3/28(火) 21:57配信

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(写真:読売新聞)

 栃木県那須町のスキー場の雪崩事故で、県教育委員会は28日記者会見し、雪崩発生時に各校の生徒らがいた位置を明らかにした。

 訓練は県高校体育連盟が主催した「春山安全登山講習会」の一環。27日は五つの班を作り、後続のために雪をかき分け、踏み固めて進路を切り開きながら進む「ラッセル」訓練を実施した。体力を使うため縦列で先頭を交代しながら行うこともある集団訓練だった。

 生徒7人と教諭(29)が死亡した大田原高が第1班。第2班の真岡高・宇都宮高は先行する1班を追いかける形で歩き、第3班の矢板東高・那須清峰高は、第4班の矢板中央高・宇都宮高を先導するように、1班より南側の斜面を歩いていた。第5班の真岡女子高・矢板東高(女子)は斜面の下の方で待機中だった。


講習会、審査通さず=計画書も未提出―雪崩8人死亡事故
時事通信 3/28(火) 21:32配信

 栃木県那須町で起きた雪崩事故で、県教育委員会は28日に記者会見し、死亡した高校生らが参加した登山講習会について、主催した県高校体育連盟が、登山のために必要な計画書の事前提出や有識者の審査を経ずに毎年実施していたことを明らかにした。

 県教委は講習会について「安全指導を目的としたもので、登山ではないと認識していた」と説明している。

 県教委によると、各高校が部活動として標高1500メートル以上の冬山に登る際には登山計画書の提出が求められ、山岳連盟や県警などでつくる県の登山計画審査会による審査を受けることになっている。

 今回の講習会の行程には茶臼岳(標高1915メートル)に登る予定が組まれていたが、計画書の提出や審査はなかった。茶臼岳の山頂まで行く計画だったかは調査中という。


<那須雪崩>事故現場はスキー場の敷地外の国有林
毎日新聞 3/28(火) 21:05配信

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雪崩があった那須温泉ファミリースキー場そばに手向けられた花=栃木県那須町で2017年3月28日午後1時43分、小出洋平撮影

 栃木県那須町で起きた雪崩で県立高校生ら8人が死亡した事故で、県と県教育委員会は28日、生徒が被害に遭った事故現場について、那須温泉ファミリースキー場の敷地外の国有林だったことを明らかにした。雪をかきわけて進むラッセルの訓練に参加した生徒らは、当初の県教委の想定よりも山側へ行進していたことになる。また、現場では事故当時、会話できないほどの吹雪に見舞われていたことも訓練に参加した生徒の証言で分かった。

 生徒らは県高校体育連盟主催の「春山登山」の講習会に参加。27日朝に付近の茶臼岳への登山を予定していたが、天候悪化のため県高体連登山専門部の委員長と副委員長が話し合い、登山を中止。代わりにラッセルを実施していた際、雪崩に巻き込まれた。参加した男子生徒の1人は28日、毎日新聞の取材に応じ、「吹雪で会話は通じる状況じゃなかった。周りは何も見えなかった」と明かした。

 県警は業務上過失致死傷容疑での立件も視野に捜査を始めており、参加した生徒らからも事情を聴いて、事故を予見できたかどうか調べを進める。

 一方、県教委は県災害警戒本部の情報を基に生徒はスキー場内で事故に遭ったと説明していたが、同本部が現場の資料などを詳細に分析したところ、雪崩はスキー場内にも押し寄せていたが、生徒らは敷地外で巻き込まれたことが判明したという。那須地区消防本部によると、死亡した8人は、位置情報を知らせる電波発信機(ビーコン)は身につけていなかった。【野口麗子、野田樹】


山岳部員の保護者集め説明会=2時間半超、内容明かさず―大田原高・スキー場雪崩
時事通信 3/28(火) 20:44配信

 栃木県のスキー場で起きた雪崩で、山岳部の男子生徒7人と顧問の男性教諭が死亡した県立大田原高校で28日夜、山岳部員の保護者への説明会が開かれた。

 同校によると、校長と教頭が説明に当たったというが、内容は明らかにしなかった。説明会は2時間半超に及んだ。

 午後6時から始まった説明会は、同8時半すぎに終了。講習を受けた12人の部員の保護者約15人が参加した。同校には同5時半ごろから車が次々と到着し、教職員が一礼して誘導。保護者らは一様に硬い表情で校舎内に入った。

 同6時ごろには、車で訪れた女性が同校の教職員に花束を手渡し、そのまま走り去った。


雪崩事故の再発防止を徹底
ホウドウキョク 3/28(火) 20:08配信

高校生ら8人が死亡した雪崩事故を受けて、安倍首相は、再発防止に努める考えを示した。
安倍首相は「痛ましい災害が発生しました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族に心からお悔やみを申し上げるとともに、被害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます」と述べた。
高校生ら8人が死亡した栃木県での雪崩事故を受けて、安倍首相は、28日の参議院決算委員会で、「再発防止を徹底するため、原因の徹底究明を行うとともに、警戒、避難体制の強化、危険箇所の巡視、点検の実施徹底など、防災体制のいっそうの強化を図る」と強調した。


「ビーコン誰も持たず」=救助隊証言、位置特定難しく―栃木スキー場雪崩
時事通信 3/28(火) 20:04配信

 栃木県那須町のスキー場で発生した雪崩で、現場で捜索に当たった救助隊員が28日、遭難した際に自分の位置情報を発信できる機器「ビーコン」を高校生らが所持していなかったと証言した。

 同日、記者会見した田代哲郎県教育委員会スポーツ振興課長は「これまでビーコンを持って行くような指導はしていなかったと記憶している。標準装備として携帯していなかったのではないか」と述べた。

 那須山岳救助隊の副隊長渡部逸郎さん(69)によると、位置情報が得られず、当初は高校生らが雪の中のどこに埋まっているか分からなかった。動けずに座り込んだり、簡易テントに入って救助を待ったりしている重傷者らの姿を捜し当て、ようやく現場を特定した。

 冬山は雪崩の危険があるため、登山に際してはビーコンのほか、雪をかき出すスコップ、雪を突いて人の居場所を確認する「ゾンデ棒」を持参することが多く、「三種の神器」と呼ばれる。

 渡部さんは「雪崩発生から救助活動が終わるまで3時間以上かかった」と話した。

 もう一人の副隊長高根沢修二さん(67)によると、高校生らは滑り止めとして靴に装着する金属製の「アイゼン」も付けていなかった。一方で、ニット帽や二重の手袋はしていたといい、「春山の防寒対策としては十分。こんなに雪が降るとは思っていなかったんだろう」と話した。


雪崩事故「残念で悔しい」…鈴木スポーツ庁長官
読売新聞 3/28(火) 18:46配信

 今回の雪崩事故を受け、スポーツ庁の鈴木大地長官は28日、報道陣の取材に対し「将来ある若者が、命を絶たれたのは非常に残念で悔しい。(事故防止に向けて)周知を徹底する必要がある」と語った。

 今回は春山登山で研修中の事故だったと聞いているといい、「安全修習の場で事故につながったのは無念。(再発防止のため)情報収集に努めたい」と述べた。

 また、全国高等学校体育連盟(高体連)は、各都道府県高体連が主催する講習会や研修会について、安全確保の基準や指針を調査する方針を固め、27日付で各高体連に文書で通知した。4月上旬にも調査を開始するという。


雪崩に「伏せろ!」は間違い ではどうすればいいのか
J-CASTニュース 3/28(火) 18:23配信

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雪崩が起きたら「伏せて」はいけない(写真はイメージ)

 栃木県那須町で起きた雪崩に巻き込まれ、男子高校生7人と引率していた男性教諭を合わせ8人が死亡した事故が起きた。そして、その時に教諭と生徒の間で交わされたやり取りが報じられると、ツイッターなどでは、あり得ないといった声が上がった。

 引率教諭はベテランとされていたが、雪崩が起きた時に「伏せろ!」と叫び生徒を従わせたというのだ。雪崩の時はとにかく必死に逃げるのが常識であり、伏せて雪崩に飲み込まれれば助かるものも助からない、との指摘が出ている。

■「雪崩が来たら走るんだよ、叫んで叫んで走るんだよ」

 今回の事故は2017年3月27日の午前9時20分ごろに「那須温泉ファミリースキー場」付近の標高1300メートルで起きた。栃木県高校体育連盟主催の「春山安全登山講習会」が開かれていて、県内7校の山岳部1、2年生と教員の計62人が参加していて、先頭で登っていた県立大田原高校の8人が巻き込まれ死亡し、40人が重軽傷を負った。何とも痛ましい事故だが、NHKが報じた内容でネット上の空気が一変した。

 NHK は17年3月27日夕のニュースなどで、講習会に参加し雪崩に巻き込まれた男子高校生に電話取材し、雪崩が起きた時の状況について、

  「引率の教員が『伏せろ!』と声を上げた。私たちは伏せたが、体に雪をかぶった形になった」

という男子生徒の証言を放送。さらに、

  「講習中に教員たちは雪崩は全く想定していない様子だった。けさ積雪がひどかったので慎重に状況を見極め、講習を中止する決定をしてほしかった」

という言葉も報じたのだ。

 大田原高校山岳部は、県の強豪で引率教員はベテランと報じられていただけに、「教員はシロウトじゃないか」「伏せたら死ぬぞ!」などといった声がツイッターなどに挙がった。「レスキュー屋」を名乗る人物は、

  「雪崩が来たら走るんだよ、叫んで叫んで走るんだよ 呑まれたら泳いで泳いで、もがいてもがいて、最後に閉じ込められそうになった時に口元を覆ってエアポケット作るんだよ。 可能なら片腕は上へ突き上げて目印になる可能性に賭ける。雪崩で『伏せろ』なんて誰が提唱してるの?事実なら犯罪レベル」

などと投稿。賛同する声が多く見られる。

 本当に引率教諭と生徒の間にこのようなやり取りがあったのか、J-CASTニュースは大田原高校と県の教育委員会に3月28日に取材した。

顔が埋まれば15分から20分で窒息死する
 しかし、

  「そのような話は初めて聞いたが、詳細についてはまだ分からない」(大田原高校)
   「事実確認はできていない」(教育委員会)

という返事だった。引率教員のレベルについては、

  「メディアで報じられている通りです」(大田原高校)

と、ベテランで十分なキャリアを持っていた、とした。

 それでは雪崩に遭遇した場合にはどうすればいいのか、J-CASTニュースが28日に防災科学技術研究所雪氷防災研究センターに取材したところ、まず、雪崩が起きそうな場所には近づかないことが大前提、とした。さらに、雪山に登るときは雪崩が起きた場合の逃げ道を確保、確認して行くこと。そして雪崩に遭ってしまった場合は、

  「伏せるのは正しい方法ではありません」

という。

 雪崩に巻き込まれた場合は体周辺の雪が固くなり、自力では抜け出せなくなるし、顔が全部埋まった場合は、15分から20分で窒息死してしまうからだ。そのため全力で逃げなければならない。流れに巻き込まれないようにし、下に逃げる場合と上に逃げる場合があり、それは状況次第だが、下に逃げれば蛇行した雪崩に飲み込まれることもあるという。複数人いた場合は、それぞれバラバラに逃げること。それは誰かが助かる可能性があるからで、助かった人は埋まった人を掘り起こす作業に移れるからだという。

  「泳ぐように逃げる、という表現がありますが、それは雪をかき分け顔だけでも表面に出すよう努力する、ということなんです」

と担当者は話していた。


死亡者は先頭グループの高校に集中
ホウドウキョク 3/28(火) 17:56配信

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(写真:ホウドウキョク)

栃木県の7つの高校が参加した登山訓練中の雪崩で、死亡した8人は全員、栃木県立大田原高校の生徒や教師だった。
今回の登山訓練は、栃木県内の7つの高校の生徒らが参加していたが、死亡した8人は、先頭のグループにいた大田原高校の生徒や教師だった。
犠牲となった鏑木悠輔さん(17)の知人は、取材に「何にでも積極的に取り組んで、運動も好きでしたし、勉強もできて」と話した。
27日は悪天候のため、現地にいた登山講習会の委員長らの判断で、予定していた登山を中止し、計画になかった、ゲレンデ周辺で深い雪をかき分けて進む、「ラッセル訓練」を始めたということで、教師らの判断が正しかったかどうかが、今後の焦点になる。


雪崩8人死亡 消防が現場確認作業
ホウドウキョク 3/28(火) 16:38配信

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(写真:ホウドウキョク)

栃木・那須町のスキー場で27日、雪崩が発生し、登山訓練中だった高校生ら8人が死亡した事故で、現場では、消防隊員による確認作業が行われている。
現場となった「那須温泉ファミリースキー場」には、28日午前8時すぎから、消防隊員などが入り、ドローンなどの器具を使い、雪崩が発生した現場の確認作業を行っている。
入山して調査にあたった専門家によると、雪崩は、山の頂上部分の岩の周辺から発生し、ゲレンデの外の林で登山訓練中だった高校生らが巻き込まれたとみられている。
また、発生時に救助活動にあたった山岳救助隊の隊員が、当時の状況について話した。
救助にあたった那須山岳救助隊の渡部逸郎さんは、「(生徒が埋まっていたのは)1~1.5メートルくらい。あれだけ大量の雪が降ったあとなので、雪崩に遭う可能性は大」と話した。
また、この隊員は、雪崩などの際、電波を発信し居場所を知らせる機器「ビーコン」は全員が持っていなかったと話した。
警察は、特別捜査班を設置し、主催した県の高体連の判断や、生徒の安全対策に問題がなかったかなど、業務上過失致死傷の疑いで調べを進めている。


「幅50メートルにわたり雪崩」=NPO法人現地調査―スキー場8人死亡事故・栃木
時事通信 3/28(火) 16:27配信

 栃木県那須町で雪崩が発生し高校生ら8人が死亡するなどした事故で、NPO法人「日本雪崩ネットワーク」が28日、那須山岳救助隊の依頼を受けて現地調査を行った。

 取材に応じた出川あずさ理事(56)は、雪崩の規模について「幅50メートルにわたり、厚さ40~50センチの雪が動いた」と分析した。

 出川さんは同日午前6時半ごろから現場のスキー場に入り、約3時間にわたり雪の状態などを調査。高校生らが埋まった現場から目視で、雪崩発生地点を特定し、流れた雪がたまった「デブリ」も確認した。

 雪が割れた破断面は確認できなかったが、雪の状態などから幅50メートル、厚さ40~50センチの雪が動いたとした。縦にどれくらい動いたかは全地球測位システム(GPS)を使って今後分析するという。

 現場は雪崩が起きやすい地形で、その真下を休憩場所として選んだために、多くの生徒が巻き込まれたと説明。短時間に大量に雪が降った直後で、雪の状態が不安定になっていたとの見方を示した。


高校生以下の冬山登山で緊急通知
ホウドウキョク 3/28(火) 16:23配信

27日、栃木・那須町のスキー場で雪崩が発生し、登山訓練中だった高校生ら8人が死亡した事故を受け、スポーツ庁は、高校生以下が冬山登山を行わないよう求める緊急通知を、あらためて各都道府県などに対して出した。
松野文科相は、「高校生徒以下については、原則として冬山登山を行わないよう、あらためて指導したところです」、「(通知を出しながら、事故が起きたことについて?)極めて遺憾であります」などと話した。
文科省は、同様の通知を1964年以降、繰り返し出していて、通知は2016年11月にも、スポーツ庁から出されていた。
スポーツ庁は28日、職員2人を現地に派遣し、訓練の実施に問題がなかったかを含め、情報収集を進める方針。


「運動抜群、なぜ」=相棒につながらない電話―鏑木さん親友・栃木スキー場雪崩
時事通信 3/28(火) 15:38配信

 「何度も電話したが、つながらなかった」。

 雪崩の犠牲となった栃木県立大田原高校2年鏑木悠輔さん(17)=同県那須町=と、小中学生時に野球部でバッテリーを組んでいた同校2年の高久蓮さん(17)は、「運動抜群なのに、なぜ」と自然の猛威を呪った。

 鏑木さんとは保育園からの幼なじみで、小学3年から中学までチームメートだった。今も同じクラスで、昨年12月の修学旅行も同じ班。「先週、楽しくWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の話をしていたのに。信じられない」と肩を落とした。

 雪崩発生を知った27日昼、高久さんは鏑木さんに電話をかけ続けた。「頼むから出てくれ」。口癖の「大丈夫」という声が聞こえてくることはなく、夜になって母親から鏑木さんの死を伝えられた。その日は何も考えられなくなった。

 高久さんによると、中学校でクラスの学級委員も務めたという鏑木さんは、正義感があり、クラス替えでなじめない生徒がいると積極的に声をかけていたという。

 体力テストでは常に最高評価を受け、投手としても中学時代は名の通った存在で、県大会でベスト8まで勝ち上がった。高久さんは「本当に何でもできるやつだった。悠輔のおかげで上の大会にも行けた」と振り返った。

 28日午前に遺体と対面。自宅の居間で眠る無二の親友は「眠っているような表情」だった。「もっと一緒に遊びたかった。もっと話したかった」と鼻をすすり、「ゆっくり休んでほしい」と涙をこらえた。


<那須雪崩>文科相「極めて遺憾」昨年、高校生の冬山禁止
毎日新聞 3/28(火) 14:45配信

 栃木県那須町で高校生ら8人が死亡した雪崩事故について、松野博一文部科学相は28日の閣議後記者会見で、スポーツ庁の通知で高校生の冬山登山が原則禁止されていたことを踏まえ「極めて遺憾だ」と述べた。スポーツ庁職員2人を栃木県教育委員会に同日派遣し、状況の把握にあたらせることも明らかにした。

 スポーツ庁は昨年11月、高校生の冬山登山を原則禁止とする通知を各都道府県に出していた。【伊澤拓也】


栃木・雪崩事故で高校生ら8人犠牲に 原因は「表層雪崩」か
AbemaTIMES 3/28(火) 14:30配信

 27日午前9時20分ごろ、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で、ゲレンデの上方で雪崩が発生し、数人が巻き込まれたと110番通報があった。警察などによると、スキー場で春山登山の講習会に参加していた県内の高校の山岳部生徒や教師が雪崩に巻き込まれたという。県立大田原高校の男子生徒7人と男性教諭1人の計8人の死亡が確認され、死因は圧死や外傷性窒息だった。

 今回発生した雪崩について、栃木県の教育委員会が同日午後4時ごろ会見を行った。

 那須温泉ファミリースキー場はもともと3月20日に営業を終了していたという。27日は、高校生たちの講習会のために開けていた。ゲレンデは第1から第3まで3つあり、第1と第3の上に上級コースに当たる第2ゲレンデがある。生徒たちはその第2ゲレンデのさらに上の方にある林の中を登って、春山の登山講習会を行っていた。

 県内の7つの高校から62人が参加しており、生徒が51名、引率の教員が11名だったというが、5つのグループに分かれ、概ね縦一列で移動していたということだ。そこで雪崩が起き、先頭を歩いていた大田原高校のグループの生徒たちが雪崩に巻き込まれたものとみられている。また彼らはスキーではなく、登山の格好をしていたという。もともとこの実技は午前7時から午前11時のものであったということから、まさに実技の最中に起こったものとみられている。

 今回の雪崩は、「表層雪崩」である可能性が高く、もともと積もっていた雪の上に新しい雪が積もり、その新雪の部分が雪崩になった。時速は100~200キロに及び、低気温で降雪が続く厳寒期に起こりやすいといわれる。

■福島県でも雪崩 安達太良山山頂付近で遭難通報
 さらに、栃木県に続いて福島県でも雪崩が起こった。安達太良山山頂付近で雪崩に巻き込まれた男性2人が遭難しているという通報を受け、警察や消防が救助に向かった。警察と消防によると、午後1時ごろ猪苗代町沼平付近で雪崩に巻き込まれ、下山できないと60代の男性から119番通報があった。通報した男性と一緒に雪崩に巻き込まれた70代の男性は意識がなく、心肺停止になっているという。

 雪崩には「表層雪崩」以外に、「全層雪崩」と呼ばれるものがある。斜面の固く重たい雪が地表面を流れるように滑り落ちるもので、時速は40~80キロ、気温が上昇する春先に起こるものであるということだ。

 現場には、26日午前10時32分ごろに大雪・雪崩・着雪注意報が出されていた。平年の積雪量は1センチであり、今シーズンで最も多い降雪量だったということで、3月下旬以降としては記録的な雪となった。「表層雪崩」は、まとまった雪が短時間に降ることで起こりやすくなり、今回の雪崩も急な積雪によって表層雪崩が発生したものと考えられる。

(AbemaTV/原宿アベニューより)

栃木のスキー場で雪崩 高校生ら8人死亡、40人負傷・2

27日午前9時20分ごろ、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で雪崩が発生し、県高校体育連盟の春山安全登山講習会を受けていた県内の高校生が巻き込まれ、8人が死亡、重傷含む40人の負傷者が出ている。

同スキー場は去る3月20日に今シーズンの営業を終了していた。また宇都宮地方気象台は26日午前10時から雪崩注意報を発令していた。

最初の記事

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リンク:栃木スキー場雪崩 ラッセル訓練実施「経緯分からない」 県教育長 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

雪崩で8人死亡 表層雪崩は時速100~200kmの速さで滑り落ちてくる場合も
AbemaTIMES 3/28(火) 13:21配信

 きのう午前9時20分ごろ、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で雪崩が発生、先週土曜日から2泊3日の日程で行われていた登山講習会に参加していた県内7校の高校生徒と教員が巻き込まれた。参加していたのは生徒51人、教員11人の合計62人で、8人が死亡、40人が重軽傷を負ったことが発表されている。

 荒れる天候の中、自衛隊・消防の救助活動は難航。那須地区消防本部の担当者は「やはり現場に近づけなかったというのが一番大きなこと。当然の雪崩ですので、二次災害の恐れもある。不用意には近づけない」と話した。

 雪崩の原因の一つとして考えられるのが積雪量の急増だ。周辺には大雪・雪崩・着雪注意報が出ており、那須町は3月下旬以降としては観測史上2番目となる34cmの積雪を記録していた。そこで「表層雪崩」が起こった可能性が高いとされている。古い雪が溶け、氷(ざらめ状)になり、その上に新しい雪が積もり、滑りやすい状態になったと推測されている。表層雪崩は時速100~200kmの速さで滑り落ちてくる場合もあるという。
 
 防災科学技術研究所の小杉健二氏は「報道されていることをまとめると、短時間にかなりまとまった雪が降ったことが原因ではないか」と推測。「標高差がかなりあるので、平野に近いところではかなり春めいてきているが、標高1000メートルを超えるところではまだ真冬に近い状況だったと思う。一般論として、標高差の違いによって、想像できないようなひどい状況になることもあり得る」と話した。

 また、「雪崩には全層雪崩と表層雪崩の2種類がある。全層雪崩の場合は斜面にクラック(ひっかき傷のような雪の裂け目)が入るなどの前兆がみられる場合もある。一方で表層雪崩は前兆がほとんどなく、急に起こるので危険性が高い」と説明した。

 那須温泉ファミリースキー場は20日に今シーズンの営業を終了していた。小杉氏は「現地調査をまだ行っていないため、詳細は不明としながらも、「そうした時期でも訓練をするのであれば、スキー場内での安全性も営業期間中と同じように確かめる必要がある」と話した。


栃木スキー場雪崩 位置特定する「ビーコン」所持せず 安全装備が不十分の可能性
産経新聞 3/28(火) 12:49配信

 栃木県那須町のスキー場で登山講習会に参加した県立大田原高の生徒と教員の計8人が雪崩に巻き込まれて死亡した事故で、死亡した生徒は遭難時に位置を特定するビーコン(電波受発信器)を持っていなかったことが28日分かった。県教育委員会は「安全登山を目的とした講習会で、危険な場所での実施を想定していなかったのではないか」とみており、十分な安全装備をしていない中で積雪の中を歩く訓練を実施していた可能性がある。

 雪崩に巻き込まれた生徒らが参加していた登山講習会では27日、悪天候で登山を中止したが、積雪をかきわけて歩く「ラッセル」の訓練を実施していた。

 県教委によると、高校生が部活動などで登山をする際には計画書を提出し、県の審査会で装備品など携帯するものを事前にチェックする。今回の講習会は、一般的な登山と異なることや、審査会の委員が講習会を開催していることなどから装備品のチェックはしてこなかったという。


犠牲者、半径10m内に…一気にのみこまれたか
読売新聞 3/28(火) 12:11配信

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雪崩が起きた現場の状況を確認するためスキー場に向かう消防隊員ら(28日午前8時41分、栃木県那須町で)=飯島啓太撮影

 栃木県那須町のスキー場で雪崩が起き、同県立大田原高校の男子生徒7人と男性教諭1人の計8人が死亡した事故で、犠牲者が半径約10メートルの範囲内でまとまって発見されたことが分かった。

 8人は、雪をかき分けて進むラッセル訓練の隊列の先頭におり、約200メートル離れた斜面から崩れ始めた雪に一気にのみこまれたとみられる。

 県警は28日、那須塩原署に特別捜査班を設置した。業務上過失致死傷容疑を視野に捜査を本格化させ、事故当日早朝、登山を中止してラッセル訓練を行った判断の是非などを調べる方針。

 地元消防と県、町などは28日、合同の現場確認作業を始めた。現場に入るための安全確認を目的に、小型無人機「ドローン」を使った撮影を行った。なだれ注意報が継続して出されていることや、引率教員の立ち会いが難しいことなどから、28日の県警による現場検証は見送られた。


栃木スキー場雪崩 「まだ目を開けそうだけど冷たく…」 浅井譲さんの父、声を震わせ
産経新聞 3/28(火) 12:01配信

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雪崩が起きた現場に救助に向かう消防士ら=27日午後、栃木県那須町(鴨川一也撮影)(写真:産経新聞)

 「面倒見が良く妹思いの努力家だった」

 雪崩の犠牲となった県立大田原高2年の浅井譲さん(17)=栃木県那須塩原市=の父、慎二さん(47)は早すぎる息子の死を悼んだ。自身も登山が趣味だったという慎二さんは小学生だった譲さんを連れて、よく2人で県内の山に登った。今回の講習で登山予定だった茶臼岳(同県那須町)にも行ったことがある。

 譲さんは中学校ではバスケットボール部に所属したが、高校入学を機に山岳部に入部。慎二さんには特に相談もなく、「山岳部に入るから」といきなり告げ、驚かせたという。「子供の頃に登山を楽しんでくれていたからかな」と慎二さんは振り返る。県内屈指の強豪、大田原高山岳部で、譲さんはインターハイ出場を目標に鍛錬を積んだ。家の近くを走るなど、体力をつけるため、自主的に練習していた。

 部活に加えて来年度は受験ということもあり、図書館で勉強するなど学業にも力を入れていた。生物学に興味があり、理系の大学への進学を希望。「要領はよくないけど努力家」(慎二さん)というように、部活と学業を両立していた。妹の千鶴さん(11)は「勉強ができて優しいお兄さんだった。難しい算数を教えてもらった」。面倒見が良く、妹思いの兄だった。

 一昨年の5月に県内の渓流に3人でハイキングに行った。慎二さんは「家で学校や部活の話をよくしてくれる。おしゃべりな子でした」と振り返る。最後に会ったのは25日の朝。母が車で送っていこうかと声をかけると、「帰りの時間がいつになるか分からないし」といつも通りに荷物を背負い、自転車で学校に出かけていった。

 雪崩のことはニュースで知った。「まさか雪崩が起きるなんて」。信じられなかった。職場から急いで自宅に戻り、母と妹と無事を祈っていたが、昼過ぎに警察から悲報が届く。病院で面会した。「まだ目を開けそうだけど、冷たくなっていた。きれいな顔をしていた。息子がいなくなってしまった実感がわかない」。慎二さんは声を震わせた。慎二さんは「自然のことなので防ぎようがない。引率の先生にも責任はない」と話し、「現場に行っていないので分からないが、もう少し早く下りていたら」と涙を浮かべた。


表層雪崩か?警察は「業務上過失致死傷」で捜査へ
ホウドウキョク 3/28(火) 11:54配信

27日、「那須温泉ファミリースキー場」で発生した雪崩では、大田原高校の生徒・高瀬淳生(あつき)さん(16)、浅井 譲(ゆずる)さん(17)、佐藤宏祐(こうすけ)さん(16)、奧 公輝(まさき)さん(16)、萩原秀知(ひでとも)さん(16)、大金 実(みのる)さん(17)、鏑木悠輔(かぶらぎ・ゆうすけ)さん(17)と、教諭・毛塚優甫(けつか・ゆうすけ)さん(29)が死亡し、生徒や教師40人が重軽傷を負った。

業務上過失致死傷の疑いで捜査
検視の結果、8人の死因は、雪の重みによる圧死だったことがわかった。事故当時、栃木県内の7つの高校の生徒と教師らが、春山登山の研修を行っていて、死傷した生徒らは、ゲレンデを外れた林の付近で、雪崩に巻き込まれたという。

研修を主催した栃木県高校体育連盟は、「ベテランの先生方の状況判断を尊重していた」などと話しているが、当時は大雪・雪崩などの注意報が発令されていた。

生徒らは、全員が自分たちの位置情報を伝達する無線標識「ビーコン」を持っていなかったこともわかり、警察は、主催者の判断に問題がなかったかなど、業務上過失致死傷の疑いで調べる方針。

50年以上続いていた講習会
春山安全登山講習会は、25日から2泊3日で行われて、栃木県内の7つの高校から、山岳部の生徒ら51人と引率の教師11人、あわせて62人が参加。

会見で、栃木県高等学校体育連盟は「非常にベテランの先生方が多数おりまして、今まで無事故で講習会を行ったという実績がございます」と話した。
講習会3日目の27日は、登山をする予定だったが、現場の教師たちは悪天候で中止を決定し、代わりに「ラッセル」と呼ばれる訓練を行っていたという。
ラッセルとは、積雪をかき分け、踏み固めながら歩いていくこと。

大田原高校の山岳部は、全国大会に連続出場している強豪
ラッセルの練習は、5つのグループに分かれて行われ、先頭のグループで登っていた大田原高校の生徒らが中心に、雪崩に巻き込まれたとみられている。
大田原高校の山岳部は、全国大会に連続出場している強豪。
毎年12月下旬に、日光白根山を目指し、2泊3日の冬山合宿を行っているといい、山岳部のウェブサイトには、「氷点下20度になることもある厳しい環境下で、雪上にテントを張る」と書かれていた。

「表層雪崩」か?観測史上2位の大雪。那須町には、大雪・雪崩・着雪注意報
「表層雪崩」の雪が滑り落ちる速さは、時速100kmから200kmともいわれ、今回の現場でも発生したとみられている。
積もっていた雪の表面が、気温の上昇によりシャーベット状になり、その上に新雪が積もったあと、表層部分だけが滑り落ちる表層雪崩。
短期間で多量の降雪があった場合などに発生しやすいといわれている。

現場から5km離れた地点では、午前1時から午前10時までの9時間で、34cmの積雪を観測。
この時期では、観測史上2位の大雪に見舞われており、那須町には、大雪・雪崩・着雪注意報が出されていた。
今回の事故を、未然に防ぐことはできなかったのか。

「登山訓練の判断基準」と「実施人数」
日本勤労者山岳連盟 全国雪崩講習会で講師をしている、石川 昌さんは、「登山訓練実施の判断基準」と「人数が多すぎたのでは」という2点を指摘する。

(そもそも登山するという判断は正しかったのか?)
石川 昌さんーー「登山前に、シャベルコンプレッションテストをやったのかどうか。シャベルコンプレッションテストは、三段階に分かれていて、一段階目は軽くスナップをきかせてスコップの上をたたく。次に、肘から力を入れてたたく。最後は全体に振り下ろすという感じで、この基準で、30cmの四角柱でテストして、滑り目があるか、弱い層があるのかを判断する。それがちゃんと行われていたのか、そうゆうことが大切です」

(雪山登山をする方にとっては常識?)
石川 昌さんーー「雪山に入るときは、これをやって、雪の質を見るということはとても大事なことで、上から見ただけでは何がどうなっているかは全然わからない。ある程度の基準を自分に持って、登山することが大切だと思います。

雪崩注意報の中、登山することは結構あるが、自分の判断が大切
(雪崩注意報が出ていたのに、訓練を実施したことについてどう思う?)
石川 昌さんーー「雪崩注意報が出ているときに登山をするということは結構あるのですが、その中でも、自分の判断をもって山に登ることが大切」

(人数が多かったのでは?)
石川 昌さんーー「これは多いと思う。5つのグループに分かれて実施していたが、それでも雪の状態がどうだったのかを最初にわかっていないと問題が多いと思う。スキー場が営業中だったら、雪崩が起きないというのは大原則だが、今回はもう営業していなかったから、どうゆう判断基準で皆さんが登ったのかというところが気になるところ」


<那須雪崩>歩行訓練開始判断が焦点 県高体連詳細把握せず
毎日新聞 3/28(火) 11:44配信

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那須温泉ファミリースキー場の雪崩が発生した付近で、現場を調べる準備をする人たち=栃木県那須町で2017年3月28日午前9時50分、本社ヘリから竹内紀臣撮影撮影

 栃木県那須町のスキー場で発生した雪崩で県立高校生ら8人が死亡した事故で、県警は28日、那須塩原署に68人態勢の特別捜査班を設置した。今後、業務上過失致死傷容疑で現場検証を始め、事故原因の解明を本格化させる。現場の教職員は悪天候のため登山の実技講習を中止しながら、なぜ、歩行訓練を実施したのか。今回の「春山登山」の講習会を主催した県高校体育連盟も詳細を把握しておらず、中止から訓練開始までの2時間の判断が適切だったのかが焦点となる。

 県高体連や県教委によると、事故当時は吹雪の状態だったといい、講習会に参加していた高体連の登山部の委員長と副委員長の教職員が27日午前6時ごろ、当初予定されていた付近の茶臼岳まで往復する登山の中止を判断。同7時半ごろにスキー場で雪をかきわけて歩くラッセルの訓練をすることを決め、同8時ごろ始めた。計画変更を高体連は把握していなかったといい、運営は現場の教職員に委ねていたという。

 講習会の実施要項では「荒天でない限り」は登山をすることが記されているが、悪天候の場合に何を実施するか書かれておらず現場で決めたとみられる。同町では27日未明から雪が積もり始め、中止を決めた午前6時の積雪は24センチだった。

 また、那須地区消防本部によると、死亡した8人は雪崩に巻き込まれた際に位置情報を知らせる電波発信機(ビーコン)は身につけていなかったという。

 一方、雪崩が発生した現場周辺では28日朝に地元の消防隊などが入り、雪崩の発生状況などを確認するために上空に小型無人機(ドローン)を飛ばした。気温の上昇とともに雪崩が起きる恐れがあり、県警は現場の状況を確認した上で29日以降に検証を実施する。

 NPO法人「日本雪崩ネットワーク」(横浜市)のメンバーも28日現地に入り、状況を確認した。出川あずさ理事によると、斜面には数十メートルの幅で雪が崩落した形跡があったという。「現場は斜度が十分あり、木がなく、雪崩が発生しやすい地形。尾根からかなりの量の雪が落ちた痕跡が複数残っていた」と話した。【田中友梨、杉直樹】


<那須雪崩>自画像抱え父悲痛 傷ない遺体「目覚ましそう」
毎日新聞 3/28(火) 11:42配信

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1週間ほど前に佐藤宏祐さんが持ち帰ってきた自画像を持って、宏祐さんとの思い出を語る父政充さん=栃木県大田原市狭原の自宅で2017年3月28日午前8時53分、野田樹撮影

 未来への希望にあふれる高校生らを雪崩が襲い、8人の命が奪われた事故から一夜明けた28日、栃木県那須町の現場では検証の準備が進み、遺族はもう帰らない息子の在りし日を振り返り、悲嘆に暮れた。

 「今までありがとう。お父さんのことは気にせずに天国に行ってください」。亡くなった大田原高校1年、佐藤宏祐(こうすけ)さん(16)の父政充さん(48)が、同県大田原市内の自宅で息子に語りかけるように思いを語った。

 宏祐さんを最後に見届けたのは、講習初日の25日に車で高校に送り届けた時。その2日後の27日、宏祐さんはほとんど無傷のまま無言の帰宅をした。「目を覚ましそうで。最後に見送ったときをしっかりと覚えていないのがつらいです」と、目を赤くした。

 宏祐さんは、政充さんにとって大事な一人息子。「なんでも一生懸命真面目にやる子で、後輩にも慕われていた」。市立湯津上中では生徒会長を務めた。部活動は野球部に所属し、4番で一塁、副主将も務めた。「運動神経がいいわけではなかったが、バッティングはうまかったんです」。大会には欠かさず応援に行ったという。

 絵が好きだったことから、高校入学当初は美術部を志望していた。しかし、山岳部の勧誘を受け、「運動がしたい」と言って入部を決めた。「小さい頃からスキーによく連れて行ったので、興味を持ったのではないか」。部活動の愚痴は聞いたことがなく、好きで続けていた様子だった。山岳部に入るのを許したことに「後悔はない」と言い切った。

 事故現場で発見された状況はまだ詳しく分からないが、雪に埋もれていたところを仲間から引き上げられたと聞いた。「当時の状況が分かる人がいれば、最後がどうだったか聞きたい」

 自宅には、宏祐さんの自画像が飾られている。美術の授業で描いたものを1週間ほど前に持ち帰ってきた。やや硬い表情で、大きな目がじっと前を見つめる。「私は絵を描くのが苦手なので『うまいなあ』と思います。何を思って描いていたんでしょうね」。顔を伏せて、言葉を詰まらせた。【野田樹】


栃木スキー場雪崩 「カブ、もっと一緒にいたかったよ」 鏑木悠輔さんの幼馴染み、涙の対面
産経新聞 3/28(火) 11:33配信

 栃木県那須町のスキー場で27日に発生した雪崩で、死亡が確認された県立大田原高校2年の鏑木(かぶらぎ)悠輔(ゆうすけ)さん(17)=栃木県那須町=は笑顔を絶やさない明るい人気者だった。「カブ、もっと一緒にいたかった」。保育園から一緒に育った幼なじみの高久蓮さん(17)は28日午前、鏑木さん宅で遺体と対面し、涙を浮かべた。

 体が丈夫で運動神経が良く、「超人」と同級生の間で言われていた。小、中と野球部で、エースだった小学生時代には高久さんとバッテリーを組んだ。弱気になった高久さんが「これ、無理じゃない?」と聞くと、鏑木さんはいつも「大丈夫だ、大丈夫だ」と笑顔で答えてくれた。

 高校では野球と登山にわかれた。「また野球やろうぜ」と冗談半分に声をかけることもあったが、鏑木さんは「山に登るのが楽しい」と言っていた。それでも大会には応援に来て「春の大会、見に行くね」と言ってくれたという。

 雪崩に巻き込まれたと知り、通信アプリのLINEで「カブ、早く帰って来い」と送ったが、ついに返信はなかった。遺体はまるで寝ているようだった。「お疲れ様」と顔をなでたが、それでも亡くなったことが信じられない。「もっと一緒にいろんなことをしたかった」。高久さんは涙をこらえ、鏑木さん宅を後にした。


栃木スキー場雪崩 「子供を失う親の気持ちを思うと…」 8人犠牲の高校に弔問相次ぐ
産経新聞 3/28(火) 11:28配信

 雪崩で生徒7人、教員1人が犠牲になった栃木県立大田原高校では、事故から一夜明けた28日朝から、弔問に訪れる人の姿が見られた。

 栃木県大田原市に住む女性は、「母の日」の贈り物として知られるカーネーションを犠牲者数と同じ8本持って、応対した教員に「1人1人にお供えしてください」と手渡した。

 5年ほど前に娘を亡くしたという女性は「子供を失った親の気持ちを考えるとかわいそうでならない。まだ成人もしていないのに…」と声を詰まらせた。また、「凍った斜面の上にあんなに雪が降ったら雪崩になりやすいと分かりそうなものなのに、なんで山に行かせたのか。原因をしっかりと明らかにしてほしい」と話した。

 息子2人が大田原高校の卒業生という市内の男性(74)も、門の前で一礼した後手を合わせ、「母校でこんなことになって息子たちも泣いていた。何とも残念でならない」と涙ながらに語った。


若い死悼み合掌=8人が犠牲の大田原高―栃木スキー場雪崩
時事通信 3/28(火) 11:27配信

 雪崩で8人が犠牲となった大田原高校には朝から近所の住民らが訪れ、涙ながらに手を合わせる人の姿も見られた。

 息子2人が同校の卒業生という自営業の男性(74)=大田原市=は、「若い命が失われたので弔うために来た」と言葉少なに話し、正門脇で静かに合掌した。

 約20年前に娘を交通事故で亡くしたという60代のパート女性=同市=は、青いカーネーションの切り花8本を持参。正門で警備に当たる教員に手渡した後、「なんで訓練なんかさせたんですか」と声を荒らげ詰め寄った。「5年、10年たったらみんな忘れていく。お母さんの気持ちを分かってあげてください」と涙ながらに訴えた。

 教員らは遺族らへの説明に追われ、堀江幸雄教頭は「遺族の気持ちを最優先に対応したい」と話した。


栃木スキー場雪崩 県警が特別捜査班設置
産経新聞 3/28(火) 11:27配信

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雪崩が起きた現場に救助に向かう消防士ら=27日午後、栃木県那須町(鴨川一也撮影)(写真:産経新聞)

 栃木県立大田原高校山岳部の男子生徒と教員の計8人が死亡した那須温泉ファミリースキー場(同県那須町)の雪崩事故で、栃木県警は28日、事故の全容解明のため、同日付で那須塩原署に特別捜査班を設置したと明らかにした。同県警が自然災害で特別捜査班を設置するのは異例で、県警は「事態の重大性を考慮した」としている。

 捜査班長に同署の宇賀持久男署長と捜査1課の伊藤靖志課長の2人が就き、県警捜査1課19人、同署員12人など計68人の態勢で捜査に当たる。

 雪崩は高校生が参加する登山講習会を実施した同スキー場の第2ゲレンデ付近で起きており、県高体連の安全管理が不十分だった可能性もあるとみて、業務上過失致死傷容疑で捜査。悪天候の中で訓練を実施した経緯や判断について引率教員らから詳しく事情を聴くなど捜査を進めている。


スポーツ庁職員2人派遣=栃木県教委を支援―栃木スキー場雪崩
時事通信 3/28(火) 11:12配信

 栃木県那須町のスキー場で雪崩が発生し、高校生や教諭が巻き込まれ8人が死亡したことを受け、松野博一文部科学相は28日の閣議後記者会見で、スポーツ庁の職員2人を同日から同県教育委員会に派遣することを明らかにした。

 教委の支援や事故に関する情報収集に当たる。

 文科相は「(事故時に実施していた)講習に問題がなかったか状況を把握し、二度と同様の事故が起こらないよう万全を尽くす」と語った。

 スポーツ庁は27日付で、高校生らの冬山登山は原則行わないよう求める緊急通知を全国の教委などに出した。同様の通知は昨年11月にも出していた。大学生らについては、積雪が残るこれからの時期は最新の気象状況を適切に把握し、特に雪崩の発生に注意する必要があるとした。


ドローンで現場の状況確認=参加者からも聴取―栃木スキー場雪崩
時事通信 3/28(火) 11:08配信

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栃木県那須町で雪崩が発生し8人が死亡するなどした事故で、同町などは28日午前、現場上空に小型無人機(ドローン)を飛ばし、雪崩の状況を確認した。写真はドローンを飛ばす消防隊員ら。

 栃木県那須町で雪崩が発生し8人が死亡するなどした事故で、同町などは28日午前、現場上空に小型無人機(ドローン)を飛ばし、雪崩の状況を確認した。

 事故は県高校体育連盟が主催した春山登山講習中に発生しており、県警は特別捜査班を設置し、参加した生徒や教諭をはじめとする関係者から話を聴くなどして状況解明を進める。

 ドローンは午前10時すぎ、雪崩の発生現場に近いゲレンデ上に設置された作業場所から離陸。この日は晴れて風も弱く、消防隊員ら約10人が現場尾根の方向に飛び立ったドローンで、上空約80メートルから状況を確認した。

 ドローン操縦を担当したさいたま市消防局によると、約2時間で終了し、逃げ遅れなどはいなかったという。映像は鮮明で、雪崩の痕跡もあった。ドローンで状況を確認できたため、ヘリコプターは飛ばさずに作業を終えた。雪崩の規模や原因は今後調査するという。

 雪崩は27日午前8時半ごろ、那須町の那須温泉ファミリースキー場の第2ゲレンデ付近で発生。長さ数百メートルにわたって斜面の雪が崩れた。生徒らは五つのグループに分かれ、雪をかき分け踏み固めて道を作りながら進むラッセルの訓練中だった。死亡した生徒7人と教諭が通うなどしていた県立大田原高校(大田原市)は、1、2年生12人と男性顧問2人でグループをつくっていた。

 宇都宮地方気象台は事故前日の26日、県北部で雪崩が起きる恐れがあるとして注意を呼び掛けており、県警は、講習を実施した県高体連や引率者の判断に問題がなかったか、参加者から詳しく話を聴く方針。

 同校の山岳部は登山競技の県大会で9連覇中の強豪で、講習には他に県内の六つの高校の生徒らも含め、62人が参加していた。


幼い頃から山岳部目指す=夢は「絶滅危惧種救う」―犠牲の浅井さん・スキー場雪崩
時事通信 3/28(火) 11:05配信

 雪崩に巻き込まれ亡くなった大田原高校2年の浅井譲さん(17)は、同じく高校時代に山岳部だった父慎二さん(47)の影響で、小学生の頃から山岳部を目指していた。

 目標だった強豪校に合格し、憧れの部での活動中に惨劇に見舞われた。

 両親によると、譲さんは「こつこつ頑張る努力家」。妹思いで、一緒にバドミントンや野球をして遊んでいたという。

 小さい頃から家族一緒に那須の山々へハイキングに出掛け、植物や動物を観察。「絶滅危惧種を救う仕事がしたい」と将来の夢を語り、部活動の傍ら、生物学を学ぶための大学受験の勉強も進めていたという。

 母道子さん(51)は25日朝、譲さんにおにぎりを持たせ、家の中で見送った。「天気が良くないのでは」と心配すると、譲さんも「気が乗らない」と答えたという。「最後の1日が無ければ無事だったのではと思ってしまう。いっぱい頑張ってきたので、今はゆっくり休ませてあげたい」と言葉を絞り出した。


「驚き」「性格良い子」=犠牲高校生知る住民ら―栃木スキー場雪崩
時事通信 3/28(火) 11:02配信

 8人が犠牲になった栃木県那須町のスキー場雪崩から一夜。

 亡くなった県立大田原高校の生徒を知る近隣住民らは28日、「驚いた」「良い子だったのに」と突然の惨事を嘆き、大切な息子を失った遺族を思いやった。

 同校2年、大金実さん(17)=同県那須塩原市大原間=の近所で洋品店を営む男性(64)によると、大金さんには2人の妹がおり、父親は中学校教諭。4~5年前まで同県黒磯市内にある母親の実家に住んでいた。

 中学時代は野球部に所属していたが、昨年12月、母親と一緒に学生服を買い替えにきた際、「山岳部に入った。(国内2番目の高さの)北岳に登った」と楽しそうに話していたという。

 犠牲者の中に大金さんが含まれていたことに、男性は「驚いた。ご両親は切なく悲しいだろう」と肩を落とした。

 1年生の高瀬淳生さん(16)=同県矢板市荒井=宅の近所に住む林由美子さん(60)は「とても頭が良く、性格も良い子だった」と悼んだ。身長が高く、中学時代はバスケ部に所属していたという。

 林さんによると、高瀬さんは次男で、小学6年の時に父親を亡くした。「中学になってから、母親、祖母と一緒に四国へお遍路に出掛けていた。心がきれいだった」と話した。

 2年生鏑木悠輔さん(17)=那須町寺子丙=宅から出てきた近所の女性は「活発で明るい子だった」とハンカチで目元を押さえた。「(家族に対しては)何も声を掛けられなかった」と話し、足早に立ち去った。


栃木スキー場雪崩 県高体連、講習内容変更を把握せず 現場に一任
産経新聞 3/28(火) 10:30配信

 栃木県那須町のスキー場で登山講習会に参加した県立大田原高の生徒と教員の計8人が雪崩に巻き込まれて死亡した事故で、登山の予定を中止し、積雪をかき分けながら歩く「ラッセル」訓練への講習内容の変更を、講習会を主催した県高体連が事前に把握していなかったことが28日、分かった。実施の判断は現場に委ねていたという。

 県警は引率教員や県高体連の判断に誤りがなかったかどうか、業務上過失致死傷容疑で捜査。同日、関係者から事情を聴くなどして調べを進める。

 県高体連の橋本健一会長らによると、講習会を実施する専門部から手順などについて提出を受けていたが、変更する際の報告は義務付けておらず、今回も事前報告はなかったという。

 登山講習会は昭和38年以降、今回の事故が起きたスキー場で毎年実施されており、登山経験がある教員が生徒を指導。県高体連の登山専門部委員長で山岳指導員の免許を所持し、大田原高などで山岳部顧問を20年以上務めた男性教諭が、ここ数年の責任者だった。

 橋本会長は「本当に痛恨の極み。亡くなられた方、被災した方、そのご家族に対して心よりお見舞いを申し上げたい」としているが、詳細については「各専門部が責任を持って講習会をやっている」などと、現場に一任していたとの説明を繰り返した。

 また、スポーツ庁は高校生の冬山登山は控えるよう各都道府県に通達しているが、県高体連では、残雪がある春山登山に必要な安全対策として「春山安全登山講習会」を続けてきたという。

 県高体連は「残雪が多い春山は技術をしっかり習得させ、安全対策をしっかりさせた上で登山をさせたいということで講習会を毎年やっている」としている。


生徒ら死亡の大田原高山岳部、県総体V9の強豪
読売新聞 3/28(火) 9:58配信

 多くの生徒が雪崩に巻き込まれた栃木県立大田原高校山岳部は、登山の安全性や計画性を競う競技の強豪校として全国に知られている。

 栃木県高校体育連盟によると、県高校総体を9連覇中で、昨年は全国で7位だった。顧問もベテランで、指導に熟達していたという。

 大田原高校山岳部のホームページによると、夏と冬を中心に合宿を行い、冬山合宿は毎年12月に2泊3日で実施。「氷点下20度になることもある厳しい環境の中で雪上にテントを張ります」などと活動を紹介している。27日夕、取材に応じた堀江幸雄教頭は、「(今回の事故を)重く受け止め、誠意をもって対応させていただきたい」と話した。


再発防止へ対策強化=安倍首相
時事通信 3/28(火) 9:19配信

 安倍晋三首相は28日午前の参院決算委員会で、栃木県那須町のスキー場で雪崩が発生し、高校生ら8人が死亡したことを受け、「再発防止を徹底するため原因究明とともに、警戒・避難態勢の強化、危険箇所の巡視・点検実施の徹底などによる防災対策の一層の強化を図る」と述べた。

 自民党の山田俊男氏への答弁。


雪の下からうめき声、掘り返すと体変色の生徒ら
読売新聞 3/28(火) 9:09配信

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(写真:読売新聞)

 高校生らが巻き込まれた雪崩は、27日午前8時半に発生したとみられている。

 那須山岳救助隊の副隊長高根沢修二さん(67)は栃木県警からの連絡を受け、午前10時半過ぎ、先行して数人で現場に到着した。教員や生徒たちは、装備していたスコップで雪を掘り返し、雪に埋もれた生徒らを懸命に救助していた。高根沢さんも作業に加わると、雪の下からうめき声が聞こえ、足や、唇が紫色になった生徒らが次々と現れた。真っ青な顔で意識が混沌(こんとん)としている男子生徒には、「しっかりしろ」と大声を掛けてほおをたたいた。10人ほどが雪に埋もれていたという。

 高根沢さんは「これほどの被害は今までなかった。しかも、若い。すごいショックだ」と声を絞り出した。


栃木スキー場雪崩 大田原高山岳部員ら8人死亡 負傷者40人 スキー場コース外で訓練
産経新聞 3/28(火) 8:23配信

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スキー場雪崩で負傷し、自力で下山する高校生ら=27日、栃木県那須町(桐山弘太撮影)(写真:産経新聞)

 27日午前8時半ごろ、栃木県那須町湯本のスキー場「那須温泉ファミリースキー場」付近で雪崩が発生し、高校生らが登山講習中に巻き込まれた。県警によると、県立大田原高山岳部の男子生徒7人と顧問の男性教員1人が死亡。この8人以外の負傷者は40人で、重傷者は7人としている。

 那須町付近は27日朝から雪が多く降り、雪崩注意報などが継続していた。専門家は、「表層雪崩」の可能性を指摘。県警は、悪天候の中で訓練を実施した判断などについて業務上過失致死傷容疑で捜査している。死因は全員、圧死だった。

 県教育委員会によると、県高校体育連盟が25日から2泊3日の日程で開いた「春山安全登山講習会」に、大田原高など7校の計62人が参加。生徒40人と教員8人が積雪をかき分けながら歩く「ラッセル」の訓練をしていた際、雪崩が発生したとみられる。残る14人はこの訓練に加わっていなかった。

 県警や消防によると、訓練はロッジから約500メートル離れ、標高約1300メートルの第2ゲレンデ上部付近で実施。目測によると雪崩の規模は約100~200メートルとみられる。

 県教委によると、この日は当初、登山をする予定だったが、雪が多く降ったことから、午前6時ごろ、県高体連登山部の責任者を務める大田原高の教員が中止を決定。代わりに、生徒らは5グループに分かれてラッセル訓練をし、大田原高のグループが先頭だった。大田原高山岳部は全国大会に連続出場する強豪。

 那須温泉ファミリースキー場は20日に今冬の営業を終了。気象庁によると、那須町では27日午前1時現在に0センチだった積雪が、午前8時現在で31センチを観測していた。

 講習会は25日に同県那須塩原市内に集まり学科の講習を受けた後、スキー場へ移りテントで宿泊。26、27日に登山の実技講習を受け、27日午後に撤収予定だった。

     ◇

 栃木県那須町の雪崩で亡くなった県立大田原高山岳部の関係者は次の通り。いずれも栃木県在住。

 【生徒】矢板市、高瀬淳生さん(16)▽那須塩原市、浅井譲さん(17)▽大田原市、佐藤宏祐さん(16)▽さくら市、奥公輝さん(16)▽高根沢町、萩原秀知さん(16)▽那須塩原市、大金実さん(17)▽那須町、鏑木悠輔さん(17)

 【教員】大田原市、毛塚優甫さん(29)


那須雪崩 無謀な強行判断 歩行訓練が誘発か
産経新聞 3/28(火) 7:55配信

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雪崩の種類とメカニズム(写真:産経新聞)

 栃木県那須町湯本で27日、8人が死亡した雪崩。低気圧の接近、短時間で大量に降る雪、営業を終了したスキー場、と事故が起きやすい条件がそろった中で高校生の春山登山講習は“強行”された。当初の登山訓練を中止して切り替えられたラッセル訓練が雪崩を誘発した可能性もあり、主催者側の無謀な判断が悲劇を生んだとみられる。

                   ◇

 「(登山経験の)ベテランの先生方が状況を把握して、的確な判断のもとにやったと思う」

 講習会を主催した栃木県高体連の橋本健一会長は同日夜、県庁で開いた会見で判断は適切だったとの考えを強調した。ただ、その理由を問われると「詳細は分からない」「先生はベテランだった」などと、現場に責任を転嫁しているとも受け取れる説明を繰り返した。

 雪崩のリスクを下げる活動を行う日本雪崩ネットワークの出川あずささんは「営業していないスキー場はただの雪山。勾配がある斜面に積雪があれば、雪崩はどこでも起こりうる」と指摘する。

 那須温泉ファミリースキー場は20日に今季の営業を終えており、圧雪車で雪を固めたり、担当者が危険がないか見回ったりする安全対策は取られていなかったとみられる。地元の旅館関係者によると、現場付近では過去にも雪崩が起きたことがあり、危険を避けるためスキー場のリフトの場所が設計し直されたという。

 宇都宮地方気象台によると、那須町では強い低気圧の接近による大雪が警戒され、前日から大雪や雪崩注意報が出されていた。スキー場近くでは午前1時に0センチだった積雪が、午前8時に31センチに。短時間で大量の雪が降り、雪崩が起きやすい条件がそろっていた。

 冬山に詳しい八ケ岳山岳ガイド協会(山梨県)の竹内敬一会長は「表層雪崩を予想し、危険性の低い下方に場所を変える判断をできる人はいなかったのか」と疑問を投げ、「雪崩の危険性がある場所に入ってラッセル訓練を行えば、雪崩を誘発してしまう。別の場所を選ぶという対応ができたはずだ」と話した。


那須雪崩 表層雪崩が起きやすい現場 前日から注意報
産経新聞 3/28(火) 7:55配信

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雪崩の種類とメカニズム(写真:産経新聞)

 栃木県那須町湯本で発生した雪崩について、専門家は「未明に急激な積雪があったことから、新しく降った新雪部分が一気に滑り落ちる表層雪崩が起きた可能性が高い」と指摘する。

 国土交通省などによると、雪崩にはすでにある固い積雪の上に急激に雪が降り積もり、上層部の新しく降り積もった部分が滑り落ちる「表層雪崩」と、斜面の固く重たい雪が全部、流れるように滑り落ちる「全層雪崩」の2種類がある。表層雪崩は低気温で降雪が続く1、2月に起きやすいのに対して、全層雪崩は気温が上がる春先などに起きやすい。今回起きた可能性が高い表層雪崩は、滑り落ちる速度が全層雪崩より速い時速100~200キロに達し、発生地点から数キロ先まで届くこともある。山中では、発生した時点で気付いても逃げるのは困難だ。

 現場のスキー場がある那須町では27日未明から雪が降り、宇都宮地方気象台によると、前日の26日午前10時半過ぎから「大雪、雪崩、着雪注意報」が発令されていた。

 防災科学技術研究所雪氷防災研究センター(新潟県長岡市)の本吉弘岐主任研究員は、「降り積もったばかりの雪は崩れやすい。もともとあった固められた雪の上に未明から降った雪が積もり、うまくなじまず弱い層となって崩れた可能性が高い」と指摘する。古い雪が降り固められてどのくらいたったか、その間の天候がどうだったかによっても、崩れやすさは異なる。

 また、スキー場など木が生えていなかったり、まばらに生えていたりする場所では雪崩が起きる危険が高くなる。本吉氏は「斜面を流れていく間に雪は圧縮されて固くなる。表層雪崩では雪煙も大きくなり、風の影響も受けて衝撃は大きくなる」としている。


栃木スキー場雪崩 スノーボール、クラック…雪崩の前兆に注意を 時速200キロ、回避困難
産経新聞 3/28(火) 7:55配信

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雪崩の種類とメカニズム(写真:産経新聞)

 雪山事故の中でも、いったん発生したら被害を防ぐのが難しいのが雪崩だ。最大時速200キロと速く、発生に気付いても逃げるのが難しいため、発生しやすい場所や状況を知っておくことが重要となる。

 内閣府が取りまとめた対処法によると、発生しやすいのは傾斜30度以上の斜面。スキーの上級者向けコースや、落石注意の標識が設置してある場所などが目安となる。低木の林や笹などに覆われた斜面は、高木が密生している場所よりも危険性が高くなるという。

 斜面を雪の塊が転がるスノーボールや、雪面が裂けるクラックといった前兆現象が見られたときは危険度が高い。山の尾根や雪崩予防柵から雪の張り出しが見られる場合、そこから雪の塊が斜面に落ちて雪崩につながる危険がある。

 多くの雪崩危険箇所を抱える新潟県砂防課は、前兆現象をまとめたパンフレットをホームページで公開し、「前兆現象を見つけたら地元の役所などに通報してほしい」と呼びかける。

 山岳ガイドの太田昭彦さんによると、急激に雪が積もったときや、前日に比べ気温が高いときは雪崩事故が発生しやすいので注意が必要だ。雪崩に巻き込まれた場合は、雪の中を泳いで雪面上に出るか、雪の中で救助を待つ間、呼吸できる空間を確保するため、口の前に手を当てる。太田さんは「事前に気象情報を確認し、巻き込まれたときの対処方法も知っておく。春は雪崩のリスクが高い。迷ったら行かない判断をすることも大切だ」と助言する。


那須雪崩8人死亡 犠牲の大田原高・大金さん 同級生「憧れの存在だった」
産経新聞 3/28(火) 7:55配信

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雪崩発生までの動き(写真:産経新聞)

 栃木県那須町のスキー場で雪崩に巻き込まれ、死亡した県立大田原高の大金(おおがね)実さん(17)は真面目な性格でリーダーシップがあり、周囲から慕われていた。同級生の男子生徒は「みんなから好かれる人柄で、憧れの存在だった」と語った。

 この生徒によると、大金さんは「勉強も運動も努力していた。本当に真面目だった。友達も多かった」。登山の際にテントの中で一緒にパーティーゲームをして遊んだことを覚えている。男子生徒は「現実と受け止められず、ショックを受けている」と落胆した。

 山岳部の顧問が登山講習会の事務局を担っていた大田原高。雪崩の報を受け、衛星利用測位システム(GPS)で位置を確認するために携帯電話の番号を保護者から聞き取るなどし、職員が現場に向かった。午後からは部外者の立ち入りを制限。山岳部関係者らが険しい表情で出入りした。

 近くに住む同校OBの伊沢邦夫さん(73)は「練習ではいつも重い荷物を背負って、校内の階段を必死に上っていた。かわいそうでならない」と声を絞り出した。


那須雪崩8人死亡
産経新聞 3/28(火) 7:55配信

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雪崩発生までの動き(写真:産経新聞)

 栃木県那須町のスキー場で27日、安全な春山登山を学ぶ講習会に参加していた高校生らを雪崩が襲った。被害にあったのは、登山経験が豊富なベテラン教員に引率された山岳部員だった。前日から降り始め、雪崩の原因となった春の大雪は、消防や警察による救助の手も拒み、捜索は難航。参加した各校では、関係者が情報収集に追われた。


雪崩事故 過去に生活圏でも被害
産経新聞 3/28(火) 7:55配信

 雪崩事故は過去にも各地で発生し、スキー客や登山者、遭難者捜索中の警察官らの命を奪ってきた。

 平成以降最大級の被害が出たのは25年11月、富山県の北アルプス・真砂岳で発生した雪崩だ。古い積雪の上に積もった新雪が崩れる表層雪崩とみられ、スキー客ら7人が死亡。7年に長野県中央アルプス・千畳敷(せんじょうじき)で起きた事故も表層雪崩によるものとみられる。

 12年6月、新潟県入広瀬村(現魚沼市)の浅草岳で、遭難者捜索中の警察官や消防署員ら4人が雪崩に巻き込まれ殉職。このときには、岩石状の雪塊が落下する「ブロック雪崩」と呼ばれる現象だったことが分かっている。

 生活圏での被害も。24年2月、秋田県仙北市の温泉旅館「玉川温泉」で、山の斜面近くにあった屋外岩盤浴場のテントが表層雪崩で押しつぶされ、湯治客3人が死亡した。山で崩落した新雪が温泉街まで達した事故だった。


雪崩で死亡...8人の身元判明
ホウドウキョク 3/28(火) 7:07配信

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(写真:ホウドウキョク)

27日、栃木・那須町のスキー場で起きた雪崩に巻き込まれ死亡した高校生ら8人の身元が明らかになった。
死亡したのは、大田原高校の生徒・高瀬淳生(あつき)さん(16)、浅井 譲(ゆずる)さん(17)、佐藤宏祐(こうすけ)さん(16)、奧 公輝(まさき)さん(16)、萩原秀知(ひでとも)さん(16)、大金 実(みのる)さん(17)、鏑木悠輔(かぶらぎ・ゆうすけ)さん(17)と、教諭・毛塚優甫(けつか・ゆうすけ)さん(29)。
8人は27日午前8時半ごろ、栃木・那須町の「那須温泉ファミリースキー場」で発生した雪崩に巻き込まれ、検視の結果、死因は圧死と外傷性窒息と判明した。
ほかに、教師と生徒40人が重軽傷を負った。
事故当時、栃木県内の7つの高校の生徒と教師らが、春山登山の研修を行っていて、死傷した生徒らは、ゲレンデを外れた林の近くで雪崩に巻き込まれた。
当時は、大雪・雪崩などの注意報が発令されていて、警察は今後、主催者の判断に問題がなかったかなど、業務上過失致死傷の疑いで調べることにしている。
また、栃木県は28日朝から、県の防災ヘリコプターやドローンを使い、雪崩の発生状況をくわしく調べることにしている。


雪崩で8人死亡 注意報、悪天候の中「春山安全登山講習会」
スポニチアネックス 3/28(火) 7:01配信

 栃木県那須町湯本のスキー場付近で27日午前8時半ごろ、雪崩が発生し、登山講習会に参加していた高校生らが巻き込まれた。県警によると、県立大田原高校の男子生徒7人と顧問の男性教員1人が死亡。死因は8人全員が圧死だった。ほかに負傷者が40人おり、重傷者は7人という。この日、付近には雪崩注意報が出ており、県警は悪天候の中で訓練をなぜ実施したのか、業務上過失致死傷容疑で捜査している。

 雪崩は積雪をかき分けて歩く「ラッセル」の訓練中に起きた。生徒らは午前7時半ごろ「那須温泉ファミリースキー場」第2ゲレンデ下部にあるロッジを出発。400~500メートル登り、ゲレンデ上部のコースを外れた林の中で被害に遭った。

 救出された高校1年の男子生徒(16)は搬送先の病院で取材に応じ「気付いたら胸まで雪が来ていた。顔が出ていて助かったと思った」などと当時の状況を語った。

 雪の深さは腰まで体が埋もれるほどだった。ある救助隊員は雪の下から「おぉ…」とうめくような声を聞き、掘り起こすと生徒が見つかったという。消防車や救急車10台以上が止まった駐車場には、続々とケガ人を乗せた担架が運び込まれた。消防によると、歩行できない負傷者や、骨盤骨折などの重傷者もいるという。

 1963年から毎年続く伝統の「春山安全登山講習会」での事故。県高体連が25日から2泊3日の日程で、この日は茶臼岳(那須町)に登る予定だったが、大雪のため午前6時ごろに大田原高の教員が内容を変更した。

 講習会には大田原高のほか県立の那須清峰高、矢板東高、真岡女子高、真岡高、宇都宮高と私立の矢板中央高の生徒51人と教員11人が参加。大田原高は生徒12人と教員2人だった。うち雪崩に巻き込まれたのは、ラッセル訓練中の生徒40人と教員8人。残る14人は訓練に参加しなかった。5グループに分かれ、大田原高のグループが先頭だったという。

 気象庁の観測によると、那須町では27日午前1時現在0センチだった積雪が、午前9時現在で33センチを観測。宇都宮地方気象台は26日から雪崩注意報を出していた。

 引率教員が訓練中止を決断できなかった背景に、学校行事特有の事情があった可能性もある。栃木県教育委員会によると、県高体連は、5月に山に登るためにはこの講習を受ける必要があると各校に通知。5月の大会を目指す山岳部にとって事実上「必修」行事だった。

 部活動中の事故に詳しい名古屋大の内田良准教授は「集団活動は予定を変えづらく、多少状況が悪くても予定通り強行してしまう。講習会を中止する議論があったのだろうか」と疑問を投げ掛けた。


「雪崩だっ、伏せろ」…教員叫び足元の雪動く
読売新聞 3/28(火) 6:18配信

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雪崩が起きたスキー場からけがをした人を運び出す消防隊員ら(27日午後1時55分、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で)=菅野靖撮影

 安全な登山について学ぶはずだった「講習会」が一転、大惨事となった。

 27日朝、講習会に参加していた高校生らが雪崩に巻き込まれ、死傷者48人にのぼった栃木県那須町湯本の「那須温泉ファミリースキー場」の事故。「雪崩だっ、伏せろ」。引率の教員が叫んだ時には足元の雪がスピードを上げて滑り出し、雪の塊が生徒らを襲った。

 県教委によると、この日は、同スキー場ゲレンデ脇の林の中で、雪をかき分けて斜面を登るラッセルという訓練を行っていた。

 軽傷を負った生徒2人は、同県那須塩原市の病院に搬送され、医師に事故当時の状況を語った。

 雪崩が起きたのは、参加者の隊列の先頭を大田原高校の部員たちが2年、1年の順に進んでいた時だった。突然、引率の教員が「雪崩だっ」「伏せろっ」「逃げろっ」と叫んだ。だが、すでに足元の雪は動き出していたといい、生徒たちは雪とともに滑り落ち、のまれた。


高校生の冬山登山自粛を=スポーツ庁
時事通信 3/28(火) 5:01配信

 栃木県那須町のスキー場で雪崩が発生し、教諭や高校生が巻き込まれ8人が死亡したことを受け、スポーツ庁は28日までに、高校生らの冬山登山は原則行わないよう求める緊急通知を全国の教育委員会などに出した。


涙浮かべ「真面目な子」=雪崩で死亡の佐藤さん父―栃木
時事通信 3/28(火) 4:58配信

 栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場の雪崩に巻き込まれて亡くなった県立大田原高校1年、佐藤宏祐さん(16)=同県大田原市狭原=の父親(48)は28日未明、家族のすすり泣く声が漏れる自宅前で取材に応じ、「何でも一生懸命真面目にやる子。後輩にも慕われていた」と言葉を詰まらせた。

 父親によると、27日、雪崩現場にいた教員からの連絡でスキー場に急いだ。宏祐さんは既に無言のまま帰宅したという。

 同校などが参加した県高校体育連盟の春山登山講習初日の25日朝、学校まで車で送ったのが、元気な姿を見た最後になった。目に涙を浮かべた父親は、この時に息子と交わした言葉が思い出せないといい、「それがつらい」と語った。


亡くなった高校生と教諭=栃木スキー場雪崩
時事通信 3/28(火) 0:43配信

 栃木県のスキー場で雪崩に巻き込まれ死亡した高校生と教諭は次の通り(いずれも同県内、敬称略)。

 【高校生】高瀬淳生(16)=矢板市荒井=▽浅井譲(17)=那須塩原市東豊浦=▽佐藤宏祐(16)=大田原市狭原=▽奥公輝(16)=さくら市氏家=▽萩原秀知(16)=高根沢町宝積寺=▽大金実(17)=那須塩原市大原間=▽鏑木悠輔(17)=那須町寺子丙=
 【教諭】毛塚優甫(29)=大田原市本町=。


高校生ら8人死亡=スキー場で雪崩―重傷者らけが人多数・栃木
時事通信 3/28(火) 0:25配信

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27日午前8時半ごろ、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で雪崩が発生し、巻き込まれた県立大田原高校(大田原市)の男子生徒7人と男性教員1人が死亡した。写真は救出された人を搬送する消防隊員ら。

 27日午前8時半ごろ、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で雪崩が発生し、巻き込まれた県立大田原高校(大田原市)の男子生徒7人と男性教諭1人が死亡した。

 県によると、けが人は重傷の男子生徒2人を含め40人に上るという。生徒らは当時、他の高校の生徒らと共に、県高校体育連盟の春山登山講習を受けていた。

 県警によると、死亡した8人は同校の教諭毛塚優甫さん(29)=大田原市本町=と鏑木悠輔さん(17)=那須町寺子丙=ら生徒7人。死因はいずれも圧死などだった。

 県警那須塩原署によると、雪崩は生徒ら55人が雪上を踏んで進むラッセルの訓練中に第2ゲレンデ付近で発生。100~200メートルにわたって斜面が崩れた。生徒らは、ゲレンデコース外の林の中を登っている最中に雪崩に巻き込まれたという。

 宇都宮地方気象台は26日、県北部で雪崩が発生する恐れがあるとして注意を呼び掛けていた。県警は業務上過失致死傷容疑を視野に、引率者らの捜査を進める方針。

 県教育委員会によると、27日は那須町の茶臼岳(標高1915メートル)を登る予定だったが、雪が降る悪天候のため教諭らが午前6時に中止を決定。代わりにラッセルに切り替え、午前8時から同9時半の予定で、五つのグループに分かれて行動していた。大田原高校は1、2年生12人と男性顧問2人で一つのグループをつくっていた。

 県教育委員会によると、講習には、大田原高校、県立真岡高校(真岡市)など七つの高校の山岳部員や顧問の教諭ら62人が25~27日の日程で参加していた。

 那須温泉ファミリースキー場は、茶臼岳の山麓にあり、ゲレンデ3面とペアリフト2基などの施設がある。同町によると、20日で今シーズンの営業は終了していたという。


栃木スキー場雪崩 ラッセル訓練実施「経緯分からない」 県教育長
産経新聞 3/28(火) 0:14配信

 栃木県庁で27日午後に記者会見した栃木県教育委員会の宇田貞夫教育長は、「登山の中止を決めたのは正しかったと思う」とした上で、ラッセル訓練の実施について「経緯は分からない。スキー場内の練習ということで『まさか』という思いがあったのではないか」と述べた。

 一方で「ベテラン顧問が率いていた」と強調。積雪が多い中で訓練を続けたことについては「詳細が分からない」と繰り返した。

2017年3月27日 (月)

東日本大震災等および原発事故関連のニュース・2215

引き続き、2011年3月11日に発生した、東日本大震災ならびに東電福島第一原発事故に関連するニュース記事を伝達します。

今後も引き続き、随時追加します。

リンク:伊方原発3号機、運転差し止め申し立てを却下 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:関電、残業17億円未払い 2年間、従業員1万3000人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<伊方原発3号機>運転差し止めを認めず 広島地裁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:伊方原発、差し止め却下=新基準「不合理と言えず」―広島地裁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:責任認めた地裁判決に控訴=福島原発事故の国賠訴訟―政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:責任認めた地裁判決に控訴=福島原発事故の賠償訴訟―国 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:原賠機構法改正案、審議入り=東電が廃炉費積み立て - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島・富岡町>公設民営「さくらモールとみおか」全面開業 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>仮設、入居を延長…期間は言及せず 知事方針 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島4町村、避難解除 医療は?防犯は? 故郷の灯いくつともる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<大川小津波・控訴審>遺族側「備え怠った」…市と県反論 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:もんじゅ廃炉「一方的」=地元で初の住民説明会―福井 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大川小津波、控訴審始まる=「子供の死無駄にしないで」―仙台高裁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東電元会長ら公判前整理手続き…原発強制起訴 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:津波の予見可能性が争点=東電元会長ら刑事裁判―東京地裁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<規制委員長>原発事故当事者、感じる人に…東電新社長に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:原子力規制庁、「女性自身」記事うけ見解 原発建屋カバー撤去と数値上昇は「関係ない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:争点は予見可能性 東電元会長らの公判前整理手続き始まる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大川小訴訟控訴審、原告・被告ともに異論 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<原子力規制委>老朽4原発の廃炉計画、認可先送り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:高浜原発「絶対的安全ない」 高裁の判断、地裁と対照的 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「体制、姿勢で判断」=福井知事、高浜再稼働で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:高浜原発 高裁が再稼働認める - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:地元町長「非常に評価」=歓迎の一方、不安の声も―福井・高浜 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<高浜原発>「安全性欠如と言えない」運転差し止め取り消し - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:高浜原発再稼働「関電は最善の努力を」…菅氏 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新基準を高く評価=関電「丁寧な説明」奏功―高浜原発 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:原発運転容認に安堵感=再稼働方針を堅持―政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:高浜原発の再稼働可能に…運転差し止め取り消し - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:高浜原発再稼働へ、関電の抗告認める 大阪高裁、運転差し止め取り消し - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<高浜原発>再稼働可能に…大阪高裁が運転差し止め取り消し - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:高浜原発の運転容認=仮処分取り消し―3、4号機・大阪高裁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<原発避難いじめ>横浜市が再発防止策 市教委が対応チーム - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「原発いじめ」横浜市が再発防止策 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

伊方原発3号機、運転差し止め申し立てを却下
読売新聞 3/30(木) 15:16配信

 再稼働中の四国電力伊方原子力発電所3号機(愛媛県伊方町)を巡り、広島、松山両市の住民4人が運転差し止めを求めた仮処分裁判で、広島地裁は30日、住民側の申し立てを却下した。

 吉岡茂之裁判長は、原子力規制委員会が定めた新規制基準について「不合理な点はない」と述べた。住民側は決定を不服として、広島高裁に即時抗告する方針。

 原発の運転差し止めを巡る仮処分は各地裁に申し立てられており、伊方3号機についてもほかに3地裁・支部で争われている。こうした状況について、吉岡裁判長は「原発や裁判所によって司法審査の枠組みがまちまちになるのは望ましくない」と指摘。「確定した唯一の高裁判断を参照するのが相当だ」として、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機の運転を認めた昨年4月の福岡高裁宮崎支部の決定を引用し、「新規制基準や安全審査に不合理な点がないか」という観点から検討した。


関電、残業17億円未払い 2年間、従業員1万3000人
産経新聞 3/30(木) 15:08配信

 関西電力は30日、平成27~28年の2年間で従業員のうち約1万2900人に対して計16億9900万円の賃金未払いがあったと発表した。1人当たり月5500円となる。2年分を一括して来月の給与支給日に支払うとしている。

 昨年12月、本店従業員6人の時間外労働に対する割増賃金の未払いがあったとして、天満労働基準監督署から是正勧告を受けたことを踏まえ、全従業員約2万2400人の勤務状況を調査していた。

 パソコンの使用状況や出退勤時刻などと照合することで、正確な勤務時間を把握したという。給与未払いとなっていた時間外勤務は計55万5900時間に達していた。これら調査内容は同日、天満のほか敦賀、西野田の各労基署に報告。関電は「調査結果を真摯(しんし)に受け止め、働き方改革に不退転の決意で取り組む」としている。


<伊方原発3号機>運転差し止めを認めず 広島地裁
毎日新聞 3/30(木) 15:05配信

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伊方原発3号機(左)=愛媛県伊方町で、本社ヘリから幾島健太郎撮影

 広島、愛媛両県の住民4人が四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを求めた仮処分の申し立てで、広島地裁(吉岡茂之裁判長)は30日、住民側の訴えを退けた。原発の運転差し止めを巡っては、大阪高裁が28日、関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転を差し止めた大津地裁の仮処分決定の保全抗告で関電側の主張を受け、運転再開を認める判断を下しており、広島地裁の判断が注目されていた。

 広島地裁での主な争点は、耐震設計で想定した揺れの大きさ(基準地震動)や津波の高さの妥当性だった。四電側は、近くの中央構造線断層帯などが約480キロの距離にわたって連動した場合を想定し、基準地震動を650ガル(ガルは加速度の単位)とし、一部は1000ガルに耐えられると主張した。

 住民側は国内最大級の断層帯を過小評価しているとし、「新規制基準の審査を通ったからといって安全性が保証されたとは到底言えない」と訴えていた。

 伊方3号機は原子力規制委員会の安全審査に合格し、昨年8月に再稼働した。伊方3号機の運転差し止めの仮処分申し立ては大分、松山、山口の3地裁・支部でも行われている。【東久保逸夫】


伊方原発、差し止め却下=新基準「不合理と言えず」―広島地裁
時事通信 3/30(木) 15:04配信

 四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)は安全性が確保されていないとして、広島市の住民ら4人が運転差し止めを求めた仮処分申請で、広島地裁は30日、住民側の申し立てを却下した。

 吉岡茂之裁判長は、東京電力福島第1原発事故後に策定された新規制基準について「不合理とは言えない」と判断。3号機が新基準に適合するとした原子力規制委員会の判断に不合理な点はないとした。住民側は広島高裁に即時抗告する方針。

 伊方原発は瀬戸内海を挟んで広島市から約100キロの距離にあり、3号機は昨年8月に再稼働した。

 吉岡裁判長は「全国で原発の運転差し止めを求める仮処分申請が審理中だが、裁判所によって司法審査の枠組みが異なるのは望ましくない」と指摘。新規制基準や規制委の判断に不合理な点がないかを検討すべきだとした昨年4月の福岡高裁宮崎支部の抗告審決定を引用した。

 その上で、原発の耐震設計基準となる基準地震動(想定される最大の揺れ)について検討。四国電は詳細な地盤構造の調査を行い、複数のケースを想定するなどして策定したと認め、「新規制基準に適合するとした規制委の判断に不合理な点はない」とした。

 基準地震動の策定に使う計算式に過小評価の恐れがあることなどについては、「慎重な検討を要すべき問題がある」と認める一方、「検討には地震学者らの証人尋問を実施し、関連事実を慎重に認定する作業が不可欠。証拠調べは訴訟で行われるべきで、仮処分手続きにはなじまない」とした。

 また、基準津波の策定や火山噴火の影響などについても、規制委の判断に合理性を認めた。


責任認めた地裁判決に控訴=福島原発事故の国賠訴訟―政府
時事通信 3/30(木) 14:50配信

 東京電力福島第1原発事故をめぐり避難者らが起こした国家賠償請求訴訟で、国と東電の責任を認めた前橋地裁の判決を不服として、政府と東電は30日、控訴した。

 前橋地裁は17日、津波を予見し、事故を防ぐことはできたと判断し、国と東電に総額3855万円の支払いを命じていた。

 当時、原発の安全性を審査する立場だった旧原子力安全・保安院を引き継いだ原子力規制委員会事務局は30日、控訴の判断について説明。前橋地裁が政府の地震調査研究推進本部の長期評価で2002年に示された大地震の可能性を重視し、東電に第1原発で津波対策を取らせるよう権限を行使すべきだったと指摘したことなどを挙げ「受け入れがたい点がある」と主張した。

 控訴審は東京高裁で行われ、政府は引き続き巨大津波の予測はできず、事故は防げなかったと訴える見通しだ。

 一方、東電も30日、「判決内容を十分に精査した結果、総合的に判断し、控訴することとした」などとコメントした。


責任認めた地裁判決に控訴=福島原発事故の賠償訴訟―国
時事通信 3/30(木) 13:36配信

 東京電力福島第1原発事故をめぐり避難者らが起こした国家賠償請求訴訟で、国の責任を認めた前橋地裁の判決を不服として、政府は30日、控訴した。

 前橋地裁は17日、津波を予見し、事故を防ぐことはできたと判断し、国と東電に総額約3855万円の支払いを命じていた。


原賠機構法改正案、審議入り=東電が廃炉費積み立て
時事通信 3/30(木) 13:08配信

 東京電力ホールディングスに福島第1原発の廃炉費用を確実に負担させるための原子力損害賠償・廃炉等支援機構(原賠機構)法改正案が30日午後、衆院本会議で審議入りした。

 改正案は、原発事故を起こした事業者に対し、廃炉に必要な資金を原賠機構に積み立てることを義務付ける。毎年度の積立額は原賠機構が決め、経済産業相が認可する。取り崩しも経産相が承認する計画に基づき実施すると定めるなど、資金管理への国の関与を明確化した。

 福島第1原発の廃炉費用は8兆円に上る見込みで、政府は全額を東電に負担させる方針。


<福島・富岡町>公設民営「さくらモールとみおか」全面開業
毎日新聞 3/30(木) 11:01配信

 東京電力福島第1原発事故による避難指示が4月1日に大半で解除される福島県富岡町で30日、町が整備した公設民営の商業施設が全面開業した。生活環境を整えて町民の帰還を促し、原発の廃炉作業員らの利用も見込む。第1原発が立地する同県双葉郡にある富岡町は事故前、郡内最大の商業集積地とされ、解除に当たり「郡都復活」を掲げている。

 商業施設「さくらモールとみおか」の売り場面積は約4500平方メートル。昨年11月、ホームセンターと飲食店3店舗が先行して開業し、30日からはスーパーとドラッグストアがオープンした。記念式典で宮本皓一町長は「復興を後押しすると確信している」と話した。

 富岡町の商業施設はほとんどが休業。他の避難自治体が仮設商店街の整備にとどめる中、町は国道6号沿いの建物を改修し、さくらモールを整備した。

 町で避難指示が解除されるのは、避難指示解除準備区域と居住制限区域で、対象人口は9544人(1日現在)。当面、帰還する町民は対象人口の数%とみられる。放射線量の高い、帰還困難区域は解除されない。【曽根田和久】


<熊本地震>仮設、入居を延長…期間は言及せず 知事方針
毎日新聞 3/30(木) 8:00配信

 熊本県の蒲島郁夫知事は29日、熊本地震の被災者が入る仮設住宅について、原則2年と定めている入居期間を延長する考えを示した。地震発生から間もなく1年になるのに合わせた毎日新聞のインタビューに応じた。

 災害救助法は仮設住宅の入居期間を原則2年と定めているが、蒲島知事は復興状況から「(仮設生活解消を)『2年でやります』というのは恐らく約束違反になる」との見通しを述べた上で「『2年たったから出てください』とは絶対に言わない」と事実上の延長方針を明言した。民間賃貸住宅を借り上げる「みなし仮設」も対象とする。延長期間については言及しなかった。

 政府は昨年4月に熊本地震を被害が甚大な「特定非常災害」に指定。指定されれば、都道府県知事が仮設住宅の入居期間について延長が必要と判断して国が同意すると、最長1年延長できる。さらに延長が必要な場合、改めて1年延長を国に求めることができる。

 熊本県は昨年11月に4303戸の仮設住宅の建設を完了。昨年12月時点で仮設住宅と「みなし仮設」に計約4万人が避難生活を送っている。【中里顕、山下俊輔】


福島4町村、避難解除 医療は?防犯は? 故郷の灯いくつともる
産経新聞 3/30(木) 7:55配信

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雪の残る福島県飯舘村の道路沿いには、避難指示の解除を知らせるのぼりが並んでいる(大渡美咲撮影)(写真:産経新聞)

 「私と妻は生まれも育ちも浪江町。町に帰れるのはとてもうれしい」。福島県浪江町から二本松市の仮設住宅に避難していた紺野忠雄さん(75)、芳子さん(71)夫妻は、昨年11月から夜間も含め自宅に長期滞在できる準備宿泊で浪江町での暮らしを再開している。2年ほど前から草刈りや家の修理などのために避難先から足しげく通い、準備を進めてきた。(大渡美咲)

                   ◇

 避難先と自宅の行き来に加え、通院に買い物…。これまで用事があるときは丸一日かけてきた。しかし、1月に浪江町内で新聞配達が始まり、銀行や飲食店も開業。間もなく郵便局やJAなどもオープンする。十分ではないが、徐々に必要なものが整ってきた。

 ◆「刺し身買いたい」

 自宅の庭にはバラやローズマリーを植えた。家庭菜園の収穫も楽しみだという。紺野さんは「まだ生鮮食品を扱う店がない。浪江町で刺し身が買えるようになれば言うことはない」と笑顔を見せる。

 30日、富岡町で複合商業施設「さくらモールとみおか」が全面オープンするなど、各自治体で診療所や商業施設といった生活インフラの整備が進む。飯舘村ではコンビニや食堂などを併設した道の駅が8月にオープンする予定だ。

 浪江町では27日に町唯一の医療機関、浪江診療所が開所。国内外の離島で地域医療に携わってきた北村雄二所長(72)は「CT(コンピューター断層撮影装置)やレントゲンなど最新鋭の設備をそろえている。住民の方々に安心してもらいたい」と話す。

 飯舘村でも昨年9月、村唯一の診療所が再開したが、診療日は原発事故前の週6日から週2日の午前中に減少。入院はできず、初期診療が中心だ。富岡町も周辺に中核病院がない。高齢者介護施設の不足などの課題もあり、医療の復興はまだら模様だ。

 ◆近所不在「寂しい」

 郡山市に避難している50代の女性は、自宅があった富岡町に帰還すべきか迷っている。「夜になるとイノシシが歩いているし、女性一人では怖くて外に出られない」。女性は時折、富岡町を訪れるが、町民が姿を消し、復興に絡んで町外から多くの人が流入した町の環境・治安は激変した。町内のコンビニで見知らぬ男に体を触られたこともある。津波被災地なのに、防災対策も十分でないと感じており、「今後については様子を見ながら考えたい」。

 数年後の帰還や、故郷と避難先との「二地域居住」を考える人も多い。飯舘村に帰還予定の男性(63)も「村がいくらハコモノを造っても、お隣さんが帰ってこないと寂しい」と話す。行政には生活インフラと同様、コミュニティー復活の視点も求められている。


<大川小津波・控訴審>遺族側「備え怠った」…市と県反論
毎日新聞 3/29(水) 22:06配信

 ◇仙台高裁・初弁論

 東日本大震災の津波で犠牲になった宮城県石巻市立大川小学校の児童23人の遺族が、市と県に約23億円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が29日、仙台高裁(小川浩裁判長)であり、遺族側は「事前の備えを怠った責任は重い」と訴えた。市と県は「具体的な予見は極めて困難だった」と反論した。

 6人の遺族が意見陳述し、6年だった三男を亡くした佐藤和隆さん(50)は「息子は先生に『山に逃げよう』と訴え、子どもも津波を予見していた」と述べた。

 小川裁判長は「(学校の管理責任を負う校長らの)職務上の注意義務違反の観点から検討する必要がある」として校長らの法的責任について見解を整理するよう双方に求めた。遺族側弁護士によると、危機管理マニュアルの整備など組織として適切に対応していたかも論点にしていく考えを示したという。

 1審・仙台地裁判決(16年10月)は、津波襲来の7分前までに教員らは具体的な危険を予見したと認定し、市と県に14億円余りの支払いを命じた。【百武信幸、本橋敦子】


もんじゅ廃炉「一方的」=地元で初の住民説明会―福井
時事通信 3/29(水) 21:45配信

 政府が廃炉を決めた高速増殖原型炉もんじゅがある福井県敦賀市の白木地区で29日夜、住民説明会が開かれた。

 文部科学省や経済産業省の担当者が説明したが、参加した住民からは「一方的だ」などの意見が出たという。

 昨年12月の廃炉決定後、政府が白木地区の住民に説明するのは初めて。文科省の西條正明原子力課長は冒頭、「皆さまの期待に沿えず、政策決定に際してご心配をお掛けしたことをおわび申し上げる」と陳謝した。

 説明会は冒頭を除き、非公開で行われた。終了後、取材に応じた坂本勉区長(61)によると、住民からは「一方的だ」「はしごを外された」といった意見が相次いだ。

 坂本区長は「(政府は)これからしっかり説明しますと言っているが、積み重ねていかないと信用は取り戻せない」と話した。

 説明会は白木地区が文科省に開催を求め、住民ら約25人が参加した。


大川小津波、控訴審始まる=「子供の死無駄にしないで」―仙台高裁
時事通信 3/29(水) 21:08配信

 東日本大震災の津波で犠牲になった宮城県石巻市立大川小学校の児童23人の遺族が、市と県に損害賠償を求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が29日、仙台高裁(小川浩裁判長)であった。

 市側は改めて、津波は予見できなかったとして請求棄却を求めた。

 遺族6人が意見陳述。三男の雄樹君=当時(12)=を失った佐藤和隆さん(50)は「雄樹は津波が来ると訴えていた。先生が避難を迷ったのは事前の備えを怠ったからではないか。子供らの死を無駄にせず、今後の学校防災の礎になるような判決を」と訴えた。

 次女千聖さん=同(11)=を亡くした紫桃隆洋さん(52)は「子供たちは先生の言うことを聞いて命を落とした。何が原因かを法律的に明らかにし、千聖にも説明できるようにしたい」と語った。

 大川小では児童74人と教職員10人が犠牲になり、昨年10月の一審仙台地裁判決は、津波が襲来した約7分前までには予測できたと認定。適切な場所に避難させなかったとして14億円余りの支払いを命じ、原告と被告双方が控訴した。


東電元会長ら公判前整理手続き…原発強制起訴
読売新聞 3/29(水) 20:43配信

 東京電力福島第一原発事故を巡り、検察審査会の起訴議決に基づき業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電の勝俣恒久・元会長(77)ら当時の役員3人の第1回公判前整理手続きが29日、東京地裁(永渕健一裁判長)であった。

 3人は出席しなかったが、3人の弁護人や検察官役の指定弁護士が初公判に向け、争点や証拠について協議した。次回期日は4月28日。

 勝俣元会長の他に起訴されたのは、原発担当の役員だった武藤栄(66)、武黒一郎(71)の両元副社長。

 起訴状では、3人は津波対策を怠り、東日本大震災に伴う津波で原発の炉心損傷を発生させた結果、近くの病院から避難を余儀なくされ、症状が悪化した入院患者ら44人を死亡させ、爆発した原発のがれき片などで自衛官ら13人を負傷させたとしている。公判では3人が巨大津波で事故が起きる可能性を予見できたかが主な争点になる。


津波の予見可能性が争点=東電元会長ら刑事裁判―東京地裁
時事通信 3/29(水) 20:15配信

 東京電力福島第1原発事故をめぐり、業務上過失致死傷罪で強制起訴された勝俣恒久元会長(77)ら3人の裁判で、津波襲来を予見できたかが主な争点となることが分かった。

 東京地裁で29日、主張や証拠を整理する公判前整理手続きの第1回期日が開かれ、初公判に向けた協議が本格化した。

 勝俣元会長と武藤栄(66)、武黒一郎(71)両元副社長は昨年2月、検察官役の指定弁護士に強制起訴された。29日の手続きに3人は出席しなかった。

 津波の予見可能性をめぐっては、福島県から避難した住民らが起こした民事訴訟で前橋地裁が17日、「東電は津波を予見できた」とする初判断を示している。

 勝俣元会長ら3人は、津波襲来による原発事故を予見できたのに適切な措置を怠り、2011年3月に事故を起こし、近隣病院の入院患者44人を死亡させたなどとして強制起訴された。


<規制委員長>原発事故当事者、感じる人に…東電新社長に
毎日新聞 3/29(水) 20:13配信

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は29日の記者会見で、退任見通しとなった東京電力ホールディングスの広瀬直己社長の後任人事に関して「東電が福島第1原発事故を起こした当事者であることを、骨の髄まで身に染みて感じる人であってほしい」と述べ、新社長に就任するとみられる小早川智明取締役に注文を付けた。

 大阪高裁が関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働を認める決定を出したことについては、「関電は住民に心配をかけることのないように緊張感をもって取り組んでもらいたい」と指摘。新規制基準の合理性などが認定されたことに対しては「規制委の審査の判断は一応認められたということだろう」と述べた。【柳楽未来】


原子力規制庁、「女性自身」記事うけ見解 原発建屋カバー撤去と数値上昇は「関係ない」
J-CASTニュース 3/29(水) 20:13配信

 原子力規制庁は2017年3月24日、21日発売(首都圏など)の週刊誌「女性自身」(4月4日号)に掲載された「福島第一原発1号機 建屋カバー撤去で65倍の放射能が降っている!」などと題した記事についての見解を原子力規制委員会の公式サイト上で発表した。

 この記事は、福島第一原発1号機の原子炉が収納された建屋を覆うカバーが16年11月に全撤去されたことで、大気からの降下物(ほこりや雨)に含まれる放射性物質量が増加した可能性があると指摘するもの。これに対し、原子力規制庁は今回の発表で、カバー撤去と降下物の数値の変動に「関係はないと考えております」と指摘。一方、「女性自身」編集部は「(記事内容を)訂正するつもりはありません」としている。

■撤去後、「65倍に」

 今回の「女性自身」記事では、福島県などの降下物中の放射性物質量が16年9月から17年1月にかけて上昇していることを、原子力規制庁が公開したデータを用いて紹介。1号機の建屋カバーの撤去作業が始まったのは16年9月中旬だ。

 記事の中では、16年9月の1か月間の降下物中の放射性物質量が、1平方メートルあたり84ベクレル(放射性セシウム134と放射性セシウム137の合計値)だったのが、17年1月には5470ベクレルと短期間で約65倍となった福島県双葉郡のケースなど6つの都道府県データを取り上げている。

 15年9月から16年1月の数値も棒グラフ形式で紹介しており、それによると、今から1年前の16年1月の福島県双葉郡の数値は1130ベクレルだった。記事では、こうしたデータを挙げた上で、元東電社員の男性(記事では実名)の話として次のようなコメントを掲載している。

  「福島県の降下物が15年に比べて16年が増えているのは、昨(16)年9月から1号機建屋の解体作業をしていたことが関係している可能性もあります」(カッコ内はJ-CAST編集部注)

  「(カバーの撤去後、大型吸引器によるゴミ掃除の作業が始まり)それで汚染ぼこりが飛散しているんでしょう。1号機は屋根もカバーもないわけですから、飛散しやすいんです」(同)

  さらに記事の終盤部分では、降下物中の放射性物質量を定期的にモニタリングしている原子力規制委員会に問い合わせたところ、

  「いま数値が上がっていることと、建屋カバー撤去との関係は否定できません」

との回答があったとも書いている。

規制庁「特段問題がある数値とは認識していない」
 こうした「女性自身」の記事の内容を受け、原子力規制庁は17年3月24日に公式サイト上に見解を掲載。この「平成29年3月21日女性自身の記事について」と題したコメントでは、

  「降下物の数値の変動と建屋カバー撤去工事及びその後の作業との関係はないと考えております」

と説明。その理由については、記事で紹介された16年9月から17年1月の期間中、カバーの撤去作業が行われた1号機の敷地内や敷地境界など計34か所に設置した飛散物のモニター装置では、「異常な数値」が確認されなかったためだと説明している。

 J-CASTニュースが3月27日、原子力規制庁福島第一原発事故対策室の担当者に取材したところ、原子炉建屋のがれきなどの撤去作業時には「のり状」の飛散防止剤を吹き付けるなど「徹底して飛散物が出ないよう管理を行っている」として、

  「カバーの撤去と降下物の数値の変動に関係があるとは思えません」

と話した。

 また、同庁監視情報課の担当者は取材に対し、今回の記事で指摘された降下物の放射性物質量の増加については、

  「風や天候の影響で数値が左右されやすい調査になりますので、今回のように数値が大きく上下することは通常でも十分に考えられます。(記事で取り上げられた)数値の変動についても、環境的な影響によるものではないかと考えています」

と説明。17年1月に福島県双葉郡で観測された5470ベクレルという数値については、「特段問題がある数値とは認識していない」としていた。

 担当者が話した通り、同庁が実施している降下物の過去の調査データを見ると、短期間で放射性物質量の数値が乱高下しているケースはある。特に、福島県双葉郡の15年のデータは上下が激しく、2月に8700ベクレルあったものが、4月には75分の1以下の115ベクレルまで激減。その翌月の5月には再び610ベクレルまで上昇している。

女性自身編集部「訂正を出すつもりはありません」
 とはいえ、今回の女性自身記事には「建屋カバー撤去との関係は否定できません」という発言が、原子力規制委のコメントとして掲載されている。担当者は、

  「『女性自身』側から電話を受け、担当者が応答したことは事実です。本人に確認を取りましたが、口頭でのやり取りということもあり、どのような内容だったかは正確には分かりませんでした。記事に掲載されたような内容を本当に話したかどうかは不明ですが、本来回答すべき内容は発表した通りです」

と話した。なお、サイト上に見解を掲載したことはすでに「女性自身」編集部にも伝えているという。

 一方で、「女性自身」編集部の担当者は27日のJ-CASTニュースの取材に、同誌の取材に応じた原子力規制委のコメントについて、

  「記事に掲載した通りの回答があったことは事実です」

と説明。原子力規制委が発表した見解については「何とも言えません」として、

  「(記事の内容を)訂正するつもりはありません」

と話した。


争点は予見可能性 東電元会長らの公判前整理手続き始まる
産経新聞 3/29(水) 19:37配信

 東京電力福島第1原発事故で適切な津波対策を怠って事故を招いたとして、業務上過失致死傷罪で起訴された勝俣恒久元会長(77)▽武藤栄元副社長(66)▽武黒一郎元副社長(71)-の東電旧経営陣3人の刑事裁判をめぐり、争点や証拠を絞り込む公判前整理手続き第1回が29日、東京地裁であった。

 手続きは非公開。東京地裁によると、「津波の到来は予見可能だったか」などが争点となることが確認された。第2回手続きは4月28日に指定された。

 この事件では、東京地検が2度にわたり旧経営陣3人を不起訴としたが、検察審査会が起訴を議決。検察審査会法の規定により、3人は強制起訴された。

 手続きには、裁判官のほか、検察官役を務める指定弁護士、弁護人らが出席した。これまで3人は「津波や事故は予見できなかった」と無罪を訴えている。


大川小訴訟控訴審、原告・被告ともに異論
読売新聞 3/29(水) 19:18配信

 東日本大震災の津波で犠牲になった宮城県石巻市立大川小学校の児童23人の遺族らが、市と県に計23億円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が29日、仙台高裁(小川浩裁判長)で行われた。

 1審・仙台地裁判決は、午後2時46分の地震発生後、津波襲来7分前とされる同3時半頃までに、学校前を通過した市の広報車が沿岸部の松林を津波が越えたことを告げながら高台への避難を呼びかけていたことから、教員らは津波を予見できたと認定。学校近くの裏山に避難させず、児童らを死なせた過失があったとして、被告側に計約14億円を支払うよう命じた。

 原告、被告双方が控訴し、県と市はこの日、1審の事実認定に対し、「広報内容を校庭にいる教員らが聞き取ったかは不明」と主張。裏山についても「崩落や倒木の危険性があった」とした。原告側は、防災行政無線が大津波警報の発令を告げた午後2時52分には津波襲来を予見できたと訴えた。

 法廷では遺族6人が意見陳述し、次女、千聖(ちさと)さん(当時11歳)を亡くした父、紫桃(しとう)隆洋さん(52)は「子供たちは先生の言うことを聞き、命を落とした。2審は学校防災に向き合う判決であってほしい」と述べた。


<原子力規制委>老朽4原発の廃炉計画、認可先送り
毎日新聞 3/29(水) 18:16配信

 原子力規制委員会は29日の定例会で、廃炉が決まっている老朽4原発5基の廃止措置計画について審査したが、認可を見送った。規制委事務局の原子力規制庁がまとめた資料の一部に、分かりにくい記述があったため。修正のうえ、来月5日以降の定例会で再度審査する。4原発5基は、日本原子力発電敦賀1号機(福井県)▽関西電力美浜1、2号機(同)▽中国電力島根1号機(島根県)▽九州電力玄海1号機(佐賀県)。【柳楽未来】


高浜原発「絶対的安全ない」 高裁の判断、地裁と対照的
産経新聞 3/29(水) 7:55配信

 関西電力高浜原発3、4号機の運転再開を容認した28日の大阪高裁決定は、東京電力福島第1原発事故後の安全対策について最新の科学的・技術的知見が反映されているとして一定の信頼性を認めた。「不安」「ためらい」といった表現で新規制基準を否定し、稼働中の原発の運転を初めて禁じた大津地裁決定とは対照的な内容となった。

 「有史以来の人類の記憶や記録にあるのは、人類が生存し得る温暖で平穏な、わずかな時間の限られた経験にすぎない」。壮大な時間軸を設定し、原発の安全性を展望する立場をとったのが昨年3月の大津地裁決定だった。同じく高浜原発の再稼働を差し止めた平成27年4月の福井地裁決定も、新規制基準に求められるのは「深刻な災害を引き起こす恐れが万が一にもない」ことだとして、現行基準は「緩やかにすぎる」と断じていた。

 一方、大阪高裁の山下郁夫裁判長は28日の決定の中で「科学技術の分野で絶対的安全性は達成できない」と指摘。原発の安全性は他の設備に比べて「格段に高度なものでなければならない」と高いハードルを課しつつ、「被害発生の危険性が社会通念上無視できる程度にまで管理されていれば、安全性が認められる」と述べた。

 そもそも高裁レベルで原発の差し止めが認められた例はなく、関電は大阪高裁での逆転を期し、地裁で敗れた後に訴訟の専従チームを新設。地裁決定で「安全性についての説明が足りない」と批判されたことを踏まえ、抗告審では千ページを超える書面を提出していた。

 ただ、稼働中の原発を即刻停止させることができる仮処分の申し立ては下級審で続くとみられ、裁判官の考え方次第で、原発が動いたり止まったりという不安定な状態は当面解消されそうにない。


「体制、姿勢で判断」=福井知事、高浜再稼働で
時事通信 3/28(火) 21:38配信

 福井県の西川一誠知事は28日、大阪高裁が運転再開を認めた関西電力高浜原発3、4号機(同県高浜町)の再稼働に関して「クレーンの問題などを含め、体制や姿勢を(関電から)十分うかがうことで判断がなされるのではないか」と述べた。

 県庁内で記者団の取材に答えた。

 大阪高裁の決定については「妥当で明確な判断に戻った」と評価した。


高浜原発 高裁が再稼働認める
ホウドウキョク 3/28(火) 21:15配信

福井県の高浜原子力発電所3号機、4号機の運転差し止めを命じた2016年3月の仮処分決定について、大阪高等裁判所は、関西電力側の不服を認めて、仮処分を取り消した。
大阪高裁は、原発の新規制基準について、「合理性が認められ、福島第1原発事故の教訓をふまえている」と指摘。
そのうえで、「関西電力は、新規制基準に適合するよう対策をとっていて、高浜原発の安全性は欠如しているとはいえない」と判断した。
これにより、高浜原発3号機、4号機は、再稼働に向けて動き出す方針。

関西テレビ/FNN


地元町長「非常に評価」=歓迎の一方、不安の声も―福井・高浜
時事通信 3/28(火) 20:33配信

 関西電力高浜原発がある福井県高浜町。

 野瀬豊町長は、運転再開を認めた大阪高裁の決定を受けて役場内で記者団の取材に応じ、「この判断を非常に評価したい」と歓迎した。

 高浜3、4号機は2015年にも福井地裁が再稼働を差し止めた。決定は取り消され2基は再稼働したが、今度は大津地裁が差し止め、大阪高裁が取り消した。

 野瀬町長は「二転三転を経験している当事者なので、結果が出るまではどうなるか分からないと危惧を持っていた。ほっとしている」と話した。

 高浜原発がある地区で暮らす無職金森幹夫さん(70)も「稼働できるようになって一安心」と話す。知人や親戚が原発で働いているといい、隣の滋賀県の住民が差し止めを求めたことに「直接関係のない所が(仮処分申請を)出して、振り回されて嫌な思いをするのは地元だ」と語った。

 県立高校2年の武田鈴音さん(17)は「日本全体でみれば再稼働した方がいい」と話しつつ、「危険もすごく大きいし、うれしいとまでは言えない」と複雑な表情を見せた。

 60代の男性は「(原発が)動けば仕事があるが、今は全然仕事がない。動かせるなら早く動かしてほしい」と訴える。別の60代男性は「今の世の中は脱原発の意見が多い。決定はいかがなものか」と疑問を呈した。


<高浜原発>「安全性欠如と言えない」運転差し止め取り消し
毎日新聞 3/28(火) 20:13配信

 ◇保全抗告審で大阪高裁 規制委の新規制基準合理性認める

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転を差し止めた大津地裁の仮処分決定について、大阪高裁は28日、関電の保全抗告を認め、地裁の判断を取り消す決定を出した。山下郁夫裁判長は、国の原子力規制委員会が策定した新規制基準の合理性などを認め、「安全性が欠如しているとは言えない」と判断した。決定は即座に効力を持つため、1年ぶりに2基の再稼働が法的に可能になった。

 住民側は最高裁への特別抗告などを断念する方向で検討している。

 決定はまず、原発の安全性に関する判断基準について、「『絶対的安全性』を要求するのは相当ではない」と強調した。昨年3月の大津地裁決定と同様、安全性の立証責任は関電側にあるとの立場を取る一方、関電側が説明を尽くした場合は住民側にも安全性の欠如についての証明が必要とした。

 東京電力福島第1原発事故後に規制委が策定した新規制基準について、「事故原因は未解明な部分も残っているが、最新の科学的・技術的知見に基づいて策定された」と指摘。福島事故の教訓を踏まえていないものではないとした。

 そのうえで、山下裁判長は新規制基準に基づく原発の安全審査に不合理な点がないかどうかを検討した。

 電力会社が耐震設計で想定する最大の揺れ(基準地震動)について、「関電は信頼できる関係式に基づき設定し、断層の詳細な調査結果も踏まえて余裕をもたせてある」と述べた。

 高浜原発の近隣自治体がまとめる事故時の避難計画については、「いまだ改善の余地はあるものの、国や電力会社、自治体が主体となって適切に取り組まれている」と指摘した。

 関電側の立証が尽くされている一方、住民側による安全性欠如の証明はなされていないとして、山下裁判長は「高浜原発3、4号機の安全性が欠けているとは言えない」と結論付けた。

 仮処分は高浜原発から70キロ圏内に住む滋賀県の住民29人が申し立て、原発の過酷事故が起きれば平穏に暮らせる人格権が侵害されると訴えた。

 大津地裁は昨年3月、3、4号機の運転を差し止める仮処分決定を出した。関電はこの決定に対する保全異議と仮処分の執行停止を申し立てたが、地裁の同じ裁判長が審理し、いずれも退けた。これを受け、関電は昨年7月、高裁に保全抗告を申し立てていた。【向畑泰司】

 ◇高浜原発

 福井県高浜町にある関西電力の原発で、1~4号機とも加圧水型。1974年に1号機、75年に2号機(ともに出力82.6万キロワット)、85年に3、4号機(同87万キロワット)が営業運転を開始した。原子力規制委員会の安全審査に合格した3、4号機は昨年1~2月に再稼働したが、4号機は直後にトラブルで緊急停止。さらに大津地裁が運転差し止め仮処分を決定し、2基とも運転停止中。1、2号機は運転期間が40年を超しているが、昨年6月に20年の運転延長認可を受け、再稼働に向けた準備が進められている。


高浜原発再稼働「関電は最善の努力を」…菅氏
読売新聞 3/28(火) 18:46配信

 菅官房長官は28日の記者会見で、関西電力高浜原子力発電所3、4号機(福井県)の運転を認める大阪高裁の決定を受け、「関西電力は再稼働について、安全優先で、立地自治体をはじめ関係者の理解を得つつ最善の努力をしてほしい」と述べた。

 菅氏は、「原子力規制委員会が科学的、技術的に審査し、世界で最も厳しいレベルでの新規制基準に適合すると判断した原発のみ、地元理解を得ながら再稼働を進めるのが政府の一貫した姿勢だ」とも語り、政府の原発再稼働の方針に変わりがないことも強調した。


新基準を高く評価=関電「丁寧な説明」奏功―高浜原発
時事通信 3/28(火) 17:49配信

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関西電力高浜原発3号機(左)と4号機=25日撮影、福井県高浜町

 関西電力高浜原発3、4号機の運転を容認した28日の大阪高裁の保全抗告審決定は、原発再稼働のよりどころとなっている新規制基準と、原子力規制委員会の審査の合理性を高く評価した。

 運転差し止めを命じた昨年3月の大津地裁決定は、東京電力福島第1原発事故の教訓反映が「不十分」として新基準や審査への不信感をあらわにしたが、対照的な判断となった。

 関電は、大津地裁決定で「十分な資料が提供されていない」と説明不足を指摘されたことを受け、代理人弁護士を8人から12人に増員。社内に訴訟対応専門のチームを設けるなど、態勢を強化した。抗告審でも双方の主張や争点はほぼ変わらなかったが、丁寧な対応を心掛けた。関電幹部は「書面のボリュームを増やし、図表も入れた。新基準の策定過程も詳しく説明した」と打ち明ける。

 こうした法廷戦術が功を奏したのか、大阪高裁は基準地震動(想定する最大の揺れ)の策定や津波想定などについて「相当の根拠および資料に基づいて証明している」と評価し、関電側の主張を全面的に認めた。

 新規制基準に対しても、福島第1原発事故の教訓が踏まえられているとした上で、「最新の科学的・技術的知見に基づき、耐震安全性や津波への安全性、重大事故対策などの検討が重ねられた」と評価。「お墨付き」を与える形になった。

 また、大津地裁決定が疑問を呈していた事故時の住民避難計画についても、「不合理であるとは言えない」と容認。県や地元市町村などが策定する避難計画に「いまだ改善の余地がある」と指摘しつつ、「具体的内容は適切だ」と理解を示した。


原発運転容認に安堵感=再稼働方針を堅持―政府
時事通信 3/28(火) 16:13配信

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県)の運転を容認する大阪高裁の決定に、政府内では安堵(あんど)感が広がった。

 菅義偉官房長官は28日午後の記者会見で「(原子力規制委員会の)新規制基準に適合すると判断された原発の再稼働を進めるのが政府の一貫した姿勢だ」と述べ、従来の方針に変更がないことを強調した。

 世耕弘成経済産業相も記者団の取材に「関西電力は、地域住民をはじめとする関係者の理解を得る努力をしながら、再稼働に向けた手順を進めてほしい」と語った。

 ただ、今後の再稼働について立地自治体などの理解をすんなり得られるかは不透明だ。昨年は鹿児島、新潟両県で反対・慎重派の知事が就任するなど、地元の逆風はなお強いままだ。


高浜原発の再稼働可能に…運転差し止め取り消し
読売新聞 3/28(火) 15:22配信

 関西電力高浜原子力発電所3、4号機(福井県高浜町)の運転を差し止めた仮処分の保全抗告審で、大阪高裁(山下郁夫裁判長)は28日、関電の抗告を認め、大津地裁の仮処分決定を取り消した。

 差し止めの効力は直ちになくなり、関電は3、4号機の再稼働が可能になった。

 仮処分を申し立てていたのは、滋賀県内の住民28人。大津地裁は昨年3月、東京電力福島第一原発事故後に定められた新規制基準の合理性について「関電は説明を尽くしていない」とし、地震や津波対策にも疑問が残るなどと指摘。住民側の主張を認め、運転中の原発を停止させる初の司法判断を出した。関電の保全異議も退けたため、関電が大阪高裁に保全抗告していた。

 原発の運転差し止めを巡っては、福岡高裁宮崎支部も昨年4月、新規制基準について「不合理な点はない」として、九州電力川内原発1、2号機の差し止めを認めない決定を出している。


高浜原発再稼働へ、関電の抗告認める 大阪高裁、運転差し止め取り消し
産経新聞 3/28(火) 15:16配信

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止めをめぐる保全抗告審で、大阪高裁(山下郁夫裁判長)は28日、差し止めを命じた昨年3月の大津地裁の仮処分決定を取り消し、運転を認める決定をした。抗告審の決定もただちに効力が生じるため、関電は早期に再稼働の手続きに入るとみられる。差し止めを求めていた滋賀県の住民側は特別抗告などを申し立てて、最高裁の判断を仰ぐかどうか検討する。

 大津地裁決定は「東京電力福島第1原発事故の原因究明はいまだ道半ばで、津波をその主原因としていいのかも不明だ」と指摘。そうした状況下で策定された新規制基準について「公共の安寧の基礎になると考えることを、ためらわざるを得ない」と疑念を呈した。さらに現在想定されている過酷事故対策や耐震性能などにも危惧すべき点があるとし、「関電は安全が確保されているか、説明を尽くしていない」と批判した。

 この決定に関電は「科学的知見に基づかない独自の観点から、抽象的に原発への危惧を述べている」と反発。取り消しを求める保全異議を大津地裁に申し立てたが、仮処分のときと同じ裁判長が審理を担当し、主張を退けられていた。


<高浜原発>再稼働可能に…大阪高裁が運転差し止め取り消し
毎日新聞 3/28(火) 15:09配信

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関西電力高浜原発3号機(左)。右は4号機=福井県高浜町で、本社ヘリから幾島健太郎撮影

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転を差し止めた昨年3月の大津地裁の仮処分決定を巡り、大阪高裁(山下郁夫裁判長)は28日、関電の保全抗告を認め、地裁の判断を取り消す決定を出した。決定は即座に効力を持つため、1年ぶりに2基の再稼働が法的に可能になった。

 仮処分は高浜原発から70キロ圏内に住む滋賀県の住民29人が申し立て、原発の過酷事故が起きれば平穏に暮らせる人格権が侵害されると訴えた。

 大津地裁は昨年3月、3、4号機の運転を差し止める仮処分決定を出した。関電はこの決定に対する保全異議と仮処分の執行停止を申し立てたが、地裁の同じ裁判長が審理し、いずれも退けた。これを受け、関電は昨年7月、高裁に保全抗告を申し立てていた。

 3、4号機は2015年2月に国の新規制基準に合格した。昨年1月以降に再稼働したが、4号機は機器のトラブルで再稼働の直後に緊急停止。3号機は大津地裁の決定で運転を止めた。【向畑泰司】

 ◇高浜原発

 福井県高浜町にある関西電力の原発で、1~4号機とも加圧水型。1974年に1号機、75年に2号機(ともに出力82.6万キロワット)、85年に3、4号機(同87万キロワット)が営業運転を開始した。原子力規制委員会の安全審査に合格した3、4号機は昨年1~2月に再稼働したが、4号機は直後にトラブルで緊急停止。さらに大津地裁が運転差し止め仮処分を決定し、2基とも運転停止中。1、2号機は運転期間が40年を超しているが、昨年6月に20年の運転延長認可を受け、再稼働に向けた準備が進められている。


高浜原発の運転容認=仮処分取り消し―3、4号機・大阪高裁
時事通信 3/28(火) 15:07配信

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転を差し止めた大津地裁の仮処分決定について、大阪高裁は28日、関電の保全抗告を認め、差し止めを取り消す決定をした。

 山下郁夫裁判長は「安全性が欠如していることの説明があるとは言えない」と判断した。昨年3月の大津地裁決定は運転中の原発を司法判断で初めて停止させたが、高裁の決定により法的には運転が可能になった。

 高浜原発では今年1月、大型クレーンが倒壊する事故があり、福井県は「安全管理の総点検」を求めている。関電は再稼働の時期について「今の時点では未定」としている。

 大阪高裁の保全抗告審では、関電の地震・津波対策と東京電力福島第1原発事故後に策定された原発の新規制基準、住民の避難計画が論点になった。


<原発避難いじめ>横浜市が再発防止策 市教委が対応チーム
毎日新聞 3/28(火) 0:51配信

 原発事故で福島県から横浜市に自主避難した中学1年の男子生徒が、転入先の市立小学校でいじめを受けて不登校になった問題で、市教育委員会は27日、再発防止策をまとめた。市教委や学校が、いじめ防止対策推進法に規定されたいじめの定義を十分に理解していなかったとして、研修の強化や体制の見直しを図る内容。

 再発防止策の中で市教委は、重大事態を判断する主体が不明確で調査が遅れたと強調。今後は市教委の緊急対応チームが主導し、学校などと連携して判断する。「いじめられた児童、生徒の立場での対応ができなかった」との反省点も盛り込んだ。

 男子生徒の保護者は代理人の弁護士を通じて「二度と私たちと同じ苦しみを味わう子どもや保護者が出ないように徹底していただきたいの一言に尽きる」というコメントを出した。林文子市長は「もっと早く子どもに寄り添うべきだった。再発防止策を実効性のあるものにしたい」と語った。【水戸健一】


「原発いじめ」横浜市が再発防止策
ホウドウキョク 3/27(月) 23:25配信

原発いじめを受けて、神奈川・横浜市が再発防止策の報告書案をまとめた。
報告書案には、1人の児童生徒に複数の教職員が関わり、複数の目で児童生徒をとらえることや、児童生徒がSOSを発信しやすい仕組みや関係づくりを進めること、また放射線などに関する教育や、震災避難者の思いを理解し、被災地理解を進める教育の推進をすることなどをあげている。
横浜市の林 文子市長は「いじめの問題は複雑化している。現場の課題をタイムリーにあげてもらって、オール横浜で取り組んでいく」と話した。
横浜市は、この案を2016年度内にまとめ、新年度の始まりとともに、各学校に周知したいとしている。

栃木のスキー場で雪崩 高校生ら8人死亡、40人負傷

27日午前9時20分ごろ、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で雪崩が発生し、県高校体育連盟の春山安全登山講習会を受けていた県内の高校生が巻き込まれ、8人が死亡、重傷含む40人の負傷者が出ている。

同スキー場は去る3月20日に今シーズンの営業を終了していた。また宇都宮地方気象台は26日午前10時から雪崩注意報を発令していた。

リンク:雪崩事故「痛恨の極み」=講習会主催の高体連会長―栃木 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩8人死亡>「引率教員に専門知識」教育長 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<那須雪崩8人死亡>一瞬で胸まで「景色も音も覚えてない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木スキー場雪崩 男子生徒ら8人の死亡を確認 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:高校生ら8人死亡=スキー場で雪崩―重傷者らけが人多数・栃木 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木スキー場雪崩 安倍晋三首相「被災者救助に全力」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:スキー場で雪崩 高校生ら心肺停止 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:救命救助最優先で対応=安倍首相―栃木スキー場雪崩 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木スキー場雪崩 心肺停止疑いは県立大田原高の生徒か 同校生徒と教諭計4人が不明、3生徒は負傷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:菅官房長官「被害状況の把握と救助に全力」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍首相「救命、救助を最優先」…参院予算委で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:8時間で積雪30センチ超=栃木県那須町、26日朝から注意報 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<雪崩>「表層雪崩」か 気温上昇 3月でも危険性 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「詳しいこと分からない」=捜索続く現場、無事祈る教諭ら―栃木スキー場雪崩 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木スキー場雪崩 高校生6人が心肺停止か 3人不明、負傷3人 登山講習で7高校参加 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:菅官房長官「救命救助を最優先」 栃木県の雪崩被害で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木スキー場雪崩、心肺停止疑い6人 行方不明3人、負傷者は3人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木スキー場雪崩 3人が呼吸停止 3人連絡取れず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:スキー場で雪崩、登山訓練の高校生6人心肺停止 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:スキー場で雪崩 高校生数人と連絡取れず 栃木・那須町 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:高校生6人心肺停止=スキー場で雪崩―重傷者らけが人多数・栃木 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<雪崩>高校生ら遭難6人心肺停止4人不明 栃木のスキー場 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

雪崩事故「痛恨の極み」=講習会主催の高体連会長―栃木
時事通信 3/27(月) 22:36配信

 栃木県那須町のスキー場で起きた雪崩事故を受け、登山講習会を主催した栃木県高校体育連盟の橋本健一会長は27日夜、記者会見し「痛恨の極みだ」と視線を落とした。

 橋本会長は、登山経験が豊富な教員が引率していたとし、「今まで一度も事故がなく、高く評価していた」と説明。行程表を変更する際の判断基準は定められておらず、変更時に県高体連に報告する義務もなかった。「現場の判断に任せていた」という。

 その結果、今回の事故が起きたことについて、「個人的にはもう少ししっかりした危機管理体制が必要だったと思う」と唇をかみしめた。

 登山を中止するほどの天候の中、代わりにラッセルを行うのが適切な判断だったかどうかについては、「事故の詳細が分からず、はっきりしたことは言えない」と述べるにとどめた。


<那須雪崩8人死亡>「引率教員に専門知識」教育長
毎日新聞 3/27(月) 22:08配信

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雪崩が発生した那須温泉ファミリースキー場で捜索活動する救助隊=栃木県那須町で2017年3月27日午後4時12分、本社ヘリから長谷川直亮撮影

 栃木県教委の宇田貞夫教育長は27日、那須温泉ファミリースキー場で起きた雪崩事故で8人が死亡したことを受け、宇都宮市の県庁で、記者会見し、「事故は誠に残念。事故の原因を調査し再発防止策に努める」と話した。

 県教委によると、講習会に参加したのは、大田原(大田原市)12人▽矢板中央(矢板市)3人▽矢板東(同市)7人▽宇都宮(宇都宮市)13人▽真岡(真岡市)8人▽真岡女子(同)4人▽那須清峰(那須塩原市)4人--の栃木県内7高校の生徒51人と、7校の教員11人。

 登山を中止し、雪をかき分けて歩くラッセル訓練の実施は県高体連登山専門部の委員長と副委員長の2人が相談して決めたとみられ、宇田教育長は「登山中止の判断は正しかったと思っている」と話した。なだれ注意報が出ている中での訓練については「専門知識のある複数のベテラン教員が引率している」などと説明した。

 スポーツ庁が原則として高校生の冬山登山をしないよう求めていることについては「専門知識のある人がいる講習会という位置づけなので」と言葉を濁した。講習会は、毎年同時期に同じ場所で行われるが、過去10年でトラブルはなかったという。【野口麗子】


<那須雪崩8人死亡>一瞬で胸まで「景色も音も覚えてない」
毎日新聞 3/27(月) 22:02配信

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救助され、下山する高校生たち=栃木県那須町で2017年3月27日午後6時45分、小出洋平撮影

 安全な登山を学ぶ場でなぜ--。栃木県那須町のスキー場で27日朝、登山講習中の県内高校生らの団体が雪崩に巻き込まれた。高校生7人と教員1人が死亡し、重傷者を含む40人が負傷する惨事に。深い雪に阻まれ、消防や警察、自衛隊による救助作業は難航。「我が子は」。保護者らは悲痛な表情で無事を祈った。

 「雪崩が来るぞ」。講習に参加していた矢板中央高校1年の男子生徒(16)は男性の大きな叫び声を聞いた。ゲレンデのコース外にある樹林帯で、雪をかき分けて進む訓練中だった。その後の記憶ははっきりしない。気がついたときには胸の辺りまで雪に埋もれていた。自力ではいずり出て、全身が埋まった仲間をみんなで助け出した。

 男子生徒によると、午前7時半ごろから班ごとに樹林帯のあちこちで訓練をしていた。雪はひざの高さぐらいまで積もっていた。「雪崩はあまりに突然で、景色も音も覚えていない」とぼうぜんとした様子で語った。

 事故現場のゲレンデ入り口には規制線が張られ、消防や自衛隊の隊員らが担架などを抱えて慌ただしく出入りした。午後7時ごろ、スキー場に待機していた生徒ら約30人が消防車両で下山した。

 那須地区消防本部によると、警察からの通報を受け、午前10時過ぎに隊員がスキー場に着いたが、積雪のため、雪崩の現場に到達するのに更に約2時間かかった。スコップを使って捜索したが、雪は深いところで腰の高さまであったという。

 同消防本部の室越孝・警防課課長補佐は「新たな雪崩が発生する恐れもあり、慎重さが求められた。地元の山岳救助隊のアドバイスを受け安全なルートを選びながら現場に向かった」と話した。捜索終了は発生から8時間以上が経過した午後5時ごろだった。

 先頭の班で生徒、教員計8人が犠牲になった県立大田原高校の山岳部はインターハイに8年連続出場し、今年度は全国7位の強豪だ。27日夕、報道陣の取材に応じた堀江幸雄教頭(55)によると、県高校体育連盟の「春山安全登山講習会」には毎年参加。高体連登山専門部委員長も務める顧問の男性教諭ら教員2人が1~2年生12人を引率した。

 事故の一報を聞いてすぐに引率の教諭に連絡したところ「雪崩が起きて生徒たちが巻き込まれたかもしれない」などと話したという。現地に教員2人を派遣し、警察などからの情報収集に追われた。堀江教頭は「学校行事でこのような事態が起きたことを重く受け止める。全員が無事に戻ってくるよう祈っている」と沈痛な表情で述べたが、その後、悲報がもたらされた。

 生徒らが搬送された病院には家族らが駆けつけた。国際医療福祉大病院(栃木県那須塩原市)に搬送された大田原高1年の男子生徒を訪ねて来た親戚の女性(68)は「まさかこんな事故に巻き込まれるなんて」と目に涙を浮かべた。

 那須赤十字病院(同県大田原市)には男子高校生2人と教員と見られる男性が相次いで搬送された。連絡が取れない山岳部の友人の安否を確かめようと病院を訪れた大田原高2年の男子生徒(17)は昼過ぎにツイッターで事故を知った。「どうして事故が起きたのか。信じられない」と話した。

 同病院には災害派遣医療チーム(DMAT)の23人が処置のため待機。担当者は「更に受け入れを予定している。救命救急センターはばたついている」と緊迫した様子だった。【岸慶太、加藤佑輔、杉直樹、乾達】


栃木スキー場雪崩 男子生徒ら8人の死亡を確認
産経新聞 3/27(月) 21:42配信

 栃木県那須町湯本のスキー場「那須温泉ファミリースキー場」で27日に発生した雪崩で、県警は、男子生徒7人と男性教員1人の死亡を確認した。


<雪崩>高校生ら8人死亡40人負傷 犠牲者、先頭班に集中
毎日新聞 3/27(月) 21:06配信

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登山講習会に参加していた高校生らが雪崩に巻き込まれた那須温泉ファミリースキー場=栃木県那須町で2017年3月27日午後4時10分、本社ヘリから長谷川直亮撮影

 栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で27日朝に発生した雪崩事故で、県警によると、県内7高校から「春山登山」の講習に参加して巻き込まれた県立大田原高(大田原市)の男子生徒7人と男性教諭1人の計8人が死亡した。骨盤骨折などで自力歩行できない生徒7人を含む負傷者計40人も病院で治療を受けている。当時、スキー場一帯には前日からなだれ注意報が継続中で、48人は雪中を歩く訓練中だった。県警は、業務上過失致死傷容疑での立件を視野に捜査を始めた。

 県警によると、8人の死因はうち6人が圧死で、2人が外傷性窒息死だった。スポーツ庁は今回の事故を受け、全国の都道府県教委に対し、高校生らに冬山登山を原則実施しない指導を各校に行うよう緊急通知した。同庁は昨年11月にも同様の通知を出している。

 訓練は県高校体育連盟が25~27日の2泊3日の日程で主催した春山登山講習で、大田原▽矢板中央(矢板市)▽矢板東(同市)▽宇都宮(宇都宮市)▽真岡(真岡市)▽真岡女子(同市)▽那須清峰(那須塩原市)--の山岳部などに所属する1、2年生や引率教諭ら計62人(生徒51人、教員11人)が参加した。

 訓練最終日の27日は悪天候のため、予定の茶臼岳(1915メートル)登山の中止を教諭らが決定。深雪をかき分けて進む「ラッセル」と呼ばれる雪中歩行の訓練を同スキー場で行うことにし、生徒ら48人が5班に分かれて参加していた。雪崩は訓練開始から約30分後の午前8時半ごろに起きたとみられ、亡くなった生徒はラッセルの先頭にいた大田原高に集中。雪崩は同校生徒らの「1班」を直撃したらしい。

 県などによると、同スキー場は20日に今季の営業を終え、新雪を固める圧雪作業は行われていなかった。現場一帯は前日から雪が降り続いており、古い雪面に積もった新雪が滑り落ちる「表層雪崩」が起きた可能性が高い。雪崩はゲレンデ付近の標高約1300メートルにある樹林の斜面で発生し、長さ100メートルから200メートルにわたって滑り落ちた。

 宇都宮地方気象台などによると、栃木県北部では26日から降雪が続き、27日午前10時に那須高原で34センチの積雪を観測。26日午前から同スキー場のある県北部になだれや大雪注意報が出されていた。【田中友梨、野口麗子】

 ◇亡くなられた方々

 【大田原高生徒】

 高瀬淳生さん(16)=矢板市▽浅井譲さん(17)=那須塩原市▽佐藤宏祐さん(16)=大田原市▽奥公輝さん(16)=さくら市▽萩原秀知さん(16)=高根沢町▽大金実さん(17)=那須塩原市▽鏑木悠輔さん(17)=那須町

 【大田原高教諭】

 毛塚優甫さん(29)=大田原市


栃木スキー場雪崩 男子生徒3人の死亡を確認
産経新聞 3/27(月) 20:56配信

 栃木県那須町湯本のスキー場「那須温泉ファミリースキー場」で27日に発生した雪崩で、那須赤十字病院は、病院に搬送された男子生徒3人の死亡を確認した。


吹雪の中、担架で次々=緊急車両行き交う―雪の中から「おお」・栃木スキー場雪崩
時事通信 3/27(月) 20:28配信

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消防隊員に付き添われ、スキー場から下山する高校生ら=27日午後6時45分、栃木県那須町

 雪崩が発生した栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場では27日午後、巻き込まれた高校生とみられる負傷者が担架で次々と搬送された。

 吹雪の中、サイレンを鳴らした緊急車両が慌ただしく行き交い、地元の山岳関係者は「この辺りで雪崩は起きたことがないのに、このゲレンデで起きるとは」と絶句した。

 スキー場のすぐ下の路上には、救急車や自衛隊の車両などが20台以上待機。捜索活動や負傷者の搬送が続いた。

 担架で運ばれてきた負傷者は、ブルーシートで周囲から隠すように囲まれ、相次いで救急車に乗せられた。午後5時半には、捜索に当たっていた県警の機動隊員ら約20人がスコップなどを手に疲れ切った表情で引き揚げ、同6時ごろ心肺停止状態という最後の生徒が搬送された。

 県警によると、自力で歩ける生徒33人はスキー場の施設で待機した後、同7時ごろ、消防のバスに分乗して同県大田原市の病院に向かった。

 同市の那須赤十字病院には同8時ごろ、バスが次々と到着。車いすに乗ったり体を支えてもらったりした生徒が病院に入っていった。

 スキー場まで様子を確認しにきた那須山岳救助隊隊長で、地元で旅館を経営する大高登さん(89)は取材に応じ、隊員から聞いた救助の様子を明らかにした。それによると、雪の中から「おお」という声が聞こえ、急いで1メートルほど掘り返すと、生徒の姿が見えたという。

 大高さんは「新雪だったので声が聞こえたのではないか。たくさんの高校生が犠牲になり残念だ。まさかこんなことが起きるとは」と驚いた様子で話した。


対応追われる大田原高=教頭「重く受け止める」―栃木スキー場雪崩
時事通信 3/27(月) 17:05配信

 栃木県那須町のスキー場で起きた雪崩で、山岳部の生徒が多数巻き込まれた県立大田原高校(大田原市)では27日、教員らが安否確認などに追われた。

 堀江幸雄教頭(55)は同日夕、詰め掛けた報道陣の取材に応じ、一部の生徒と教諭の無事を確認したと明らかにした。

 堀江教頭によると、スキー場での登山講習には1、2年の部員計12人と山岳部顧問の男性教諭2人が参加。学校には午前9時半ごろ県警から雪崩の第一報が入った。現地に教員2人を急派し、同行していた顧問の1人と5、6回電話で話したが、混乱した様子で情報把握が難航したという。

 堀江教頭は、講習に学校行事として参加したことについて「重く受け止めている。(保護者には)誠意をもって対応させていただきたい」と述べた。

 夜に入り、8人の死亡確認が報じられたが、応対した教員は「あすにしてください」と繰り返した。


県内9連覇誇る強豪=顧問は「山のエキスパート」―大田原高の山岳部
時事通信 3/27(月) 16:51配信

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救出作業のため現場となったスキー場に向かう消防隊員ら=27日午後2時29分、栃木県那須町

 栃木県那須町のスキー場で発生した雪崩で、多くの生徒が巻き込まれた県立大田原高校山岳部は、県大会9連覇を誇る強豪だった。

 部を知る関係者によると、顧問は県内で有名な山のエキスパートで、部員数も多かったという。

 同校などによると、山岳部は登山競技の県大会で9連覇し、全国大会に連続出場を果たす強豪。作新学院(宇都宮市)の山岳部顧問川村真教諭(55)は「大田原高校は進学校だが、山岳部の部員も県内で一番多いのでは」と話す。

 大田原高のホームページによると、山岳部は夏と冬に合宿がある。毎年12月下旬に日光白根山を目指して2泊3日で冬山合宿を行い、「氷点下20度になることもある厳しい環境下で雪上にテントを張る」という。

 川村教諭によると、同部に複数いる顧問の1人は「県内で非常に有名で、栃木県高等学校体育連盟登山部でも長年役職に就いている」。顧問の中には、作新学院の卒業生もいるという。

 川村教諭は、昨年行われた岩登りの研修で大田原高の部員と接したという。「カメラを向けると笑顔で応えてくれ、素直なよい子が多かった。待ち時間にも勉強の話をしていた」と振り返り、「その時の生徒たちが今回の雪崩に巻き込まれたのでは」と心配そうに語った。


スキー場で雪崩 高校生8人心肺停止
ホウドウキョク 3/27(月) 16:39配信

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(写真:ホウドウキョク)

栃木・那須町のスキー場で雪崩が発生し、登山研修を行っていた高校生と教師が巻き込まれ、これまでのところ、8人が心肺停止の状態で見つかった。
27日午前9時20分ごろ、「那須温泉ファミリースキー場で雪崩が起きて巻き込まれた」と、引率の教師から110番通報があった。
当時スキー場では、栃木県の大田原高校や矢板中央高校など、県内7つの高校の生徒と教師およそ60人が、春山登山の研修を行っていた。
消防によると、このうち雪崩に巻き込まれた8人が心肺停止の状態で見つかり38人が重軽傷を負い、このうち32人は、自力で下山を始めたという。
これまで3人が行方不明と伝えられていたが、消防によると、現在、行方不明者は確認されていないという。
当時、那須町には、大雪、なだれ着雪注意報が出されていた。
雪崩があったスキー場は、3月20日で営業を終了していたという。


栃木スキー場雪崩 心肺停止は8人に いずれも県立大田原高の関係者か
産経新聞 3/27(月) 16:32配信

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スキー場雪崩で負傷し運ばれる負傷者=27日、栃木県那須町(桐山弘太撮影)(写真:産経新聞)

 栃木県那須町湯本のスキー場「那須温泉ファミリースキー場」で発生した雪崩で、県警は27日、心肺停止は8人で、いずれも県立大田原高校の男子生徒の可能性があることを明らかにした。重傷者も数人、軽傷者も多数いるという。

 県災害警戒本部は心肺停止8人、重傷、中等傷が計8人としている。軽傷者は多数。参加した高校の関係者で現在、行方不明者はいないという。

 負傷者らはいずれも、県高体連登山専門部会主催の「春山安全登山講習会」の参加者。大田原高校をはじめ県内7高校の生徒52人と引率教員11人の計63人が参加していた。


新雪の表層雪崩か=防災科研の主任研究員―栃木スキー場雪崩
時事通信 3/27(月) 16:28配信

 栃木県那須町のスキー場で起きた雪崩について、防災科学技術研究所雪氷防災研究センター(新潟県長岡市)の平島寛行主任研究員は27日、「以前から残っていた雪の上に新たに降り積もった雪が滑り落ちた表層雪崩と考えられる」との見方を示した。

 防災科研は専門家を現地調査に派遣した。

 気象庁の松本積主任予報官も「表層雪崩が起きた可能性が高い。26日夜にシャーベット状の雪が降り、表面に氷の層ができた上に、27日未明から雪が降り積もって滑り落ちたのではないか」と話した。

 那須町にある気象庁の観測点では27日午前1時すぎから雪が積もり始め、同9時の積雪が33センチに上った。しかし、スキー場付近はこの観測点より標高が高く、気温が低いため、26日夜もみぞれが降っていたとみられるという。

 3月下旬は通常、気温の上昇や雨に伴い、積もった雪が地面を滑り落ちる全層雪崩が起きることが多い。しかし、山地では春でもまとまった雪が降ることがあり、平島主任研究員は「雪崩の危険性が高まるので注意が必要だ」と話している。


<雪崩>心肺停止は高校生8人に 多数負傷 栃木のスキー場
毎日新聞 3/27(月) 16:12配信

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高校生らが遭難した現場近くに駆けつけた救急車。後方が雪崩が発生した那須温泉ファミリースキー場=栃木県那須町湯本で2017年3月27日正午ごろ、柴田光二撮影

 27日午前9時20分ごろ、栃木県那須町湯本の那須温泉ファミリースキー場で雪崩が発生したと110番があった。地元消防などによると、県内7高校から登山講習会に参加していた団体が雪崩に遭い、生徒8人が心肺停止の状態で見つかったほか、重傷者2~3人を含む多数が負傷した。同スキー場は20日に今季の営業を終えており、雪崩は第2ゲレンデ付近で発生したとみられる。

 7校は25~27日の日程で組まれた県高体連主催の「春山登山研修」に参加していた。参加校は、▽大田原▽矢板中央(矢板市)▽矢板東(同市)▽宇都宮(宇都宮市)▽真岡(真岡市)▽真岡女子(同市)▽那須清峰(那須塩原市)--の計約60人。

 心肺停止で見つかった生徒は大田原高に集中しており、雪崩は同校の隊列を直撃したものとみられる。

 同県北部では26日から降雪が続き、気象庁によると27日午前10時に那須高原で34センチの積雪を観測。宇都宮地方気象台は、同県北部に26日午前10時から雪崩注意報を発令していた。【田中友梨、金秀蓮】


雪崩で高校生ら8人死亡…那須、注意報発令中
読売新聞 3/27(月) 15:59配信

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雪崩が起きたスキー場からけがをした人を運び出す消防隊員ら(27日午後1時55分、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で)=菅野靖撮影

 栃木県那須町湯本の町営「那須温泉ファミリースキー場」で27日午前、雪崩が発生し、登山講習会に参加していた同県内の7高校の登山部員と引率教員の計48人が巻き込まれた。

 県警などによると、県立大田原高校の男子生徒7人と男性教員1人の計8人の死亡が確認された。このほか、生徒33人と教員7人の計40人がけがをした。当時は大雪、なだれ注意報が発令中で、県警は業務上過失致死傷容疑を視野に捜査を始めた。

 県教育委員会によると、訓練は25~27日の日程で行われていた「春山安全登山講習会」。県高校体育連盟の主催で、大田原、宇都宮、那須清峰、矢板東、真岡、真岡女子の県立6校と私立矢板中央を含めた7校から、生徒51人、引率教員11人の計62人が参加していた。


訓練最終日の惨事、参加高校関係者ら衝撃
読売新聞 3/27(月) 15:26配信

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捜索に向かう救助隊(27日午後0時11分、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で)

 栃木県那須町湯本の「那須温泉ファミリースキー場」で27日午前に発生した雪崩は、登山訓練中だった高校生らを次々と襲った。

 県警などが救助・捜索活動を展開しているが、生徒6人が心肺停止、さらに生徒3人と教員1人が行方不明となっている。訓練は、25日から2泊3日の日程で行われていた。最終日に起きた惨事に、学校関係者らに衝撃が広がった。

 雪崩発生を知らせる110番は午前9時20分、県高校体育連盟(県高体連)の関係者から入った。この直後から、生徒や引率教員が訓練に参加している県内7高校にも連絡が入り、職員らが情報収集に追われた。

 真岡高校(真岡市)では、参加した生徒9人、教員2人のうち、1年生2人が雪崩に巻き込まれた。2人は救急車で搬送されたが、命に別条はないという。渡辺佐知夫教頭は「生徒の顔を見るまでは安心できない。行方不明になっている他校の生徒のことも心配だ」と不安げに話した。


スキー場で雪崩、前日から注意報が発令されていた 担当者は「常識的に考えれば…」
BuzzFeed Japan 3/27(月) 15:18配信

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スキー場の公式サイト

3月27日午前9時20分ごろ、栃木県那須町にある「那須温泉ファミリースキー場」で雪崩が起きたと110番があった。【BuzzFeed Japan / 播磨谷拓巳】

6人が心肺停止、行方不明者3人
栃木県栃木北東地区消防指令センターはBuzzFeed Newsの取材に、午前11時時点で心肺停止6人、行方不明3人、負傷者3人(うち1人は教諭)を確認しているという。

スキー場には当時、約50人の生徒らがおり、午前7時30分ころに登山を開始。午前9時22分、雪崩の通報が入った。雪崩発生時間は現在調査中とのこと。

7校が参加する「春山安全登山講習会」だった
県の災害警戒本部によると、高校生らは栃木県高等学校体育連盟主催の「春山安全登山講習会(以下、講習会)」に参加していた。

この講習会は、毎年この時期に行われており、25日から27日までの2泊3日を予定していたという。

参加していたのは、大田原高校、那須清峰高校、矢板東高校、矢板中央高校、真岡高校、真岡女子高校、宇都宮高校の7校で山岳部などに所属する生徒とのこと。

「常識的に考えれば…」
同スキー場は3月20日をもって今シーズンの営業を終了していた。

運営会社の女性社員は「3月20日で営業を終了していたことは間違いない。詳しいことは担当者が(山の)上の方に行っているのでわからない。把握しているのは雪崩が起こったということだけ」と話した。

また、宇都宮地方気象台は3月26日午前10時点で、同スキー場を含む栃木県北部に雪崩注意報を発表していた。

先の災害警戒本部担当者は話す。

「雪崩注意報を把握して登ったのかは、教諭など現場にいた者に確認しないとわからない。ただ、常識的に考えて把握はしていたのではないかと思う」と話した。


高校生ら8人死亡=スキー場で雪崩―重傷者らけが人多数・栃木
時事通信 3/27(月) 14:52配信

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27日午前8時半ごろ、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で雪崩が発生し、巻き込まれた県立大田原高校(大田原市)の男子生徒7人と男性教員1人が死亡した。写真は救出された人を搬送する消防隊員ら。

 27日午前8時半ごろ、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で雪崩が発生し、巻き込まれた県立大田原高校(大田原市)の男子生徒7人と男性教員1人が死亡した。

 県によると、けが人は重傷の男子生徒2人を含め40人に上るという。生徒らは当時、他の高校の生徒らと共に、県高校体育連盟の春山登山講習を受けていた。

 大田原市内の病院によると、死亡した8人のうち3人は、16歳の生徒2人と17歳の生徒1人。

 県警那須塩原署によると、雪崩は生徒ら55人が雪上を踏んで進むラッセルの訓練中に第2ゲレンデ付近で発生。100~200メートルにわたって斜面が崩れた。生徒らは、ゲレンデコース外の林の中を登っている最中に雪崩に巻き込まれたという。

 宇都宮地方気象台は26日、県北部で雪崩が発生する恐れがあるとして注意を呼び掛けていた。県警は業務上過失致死傷容疑を視野に、引率者らの捜査を進める方針。

 県教育委員会によると、27日は那須町の茶臼岳(標高1915メートル)を登る予定だったが、雪が降る悪天候のため教員らが午前6時に中止を決定。代わりにラッセルに切り替え、午前8時から同9時半の予定で、五つのグループに分かれて行動していた。大田原高校は1、2年生12人と男性顧問2人で一つのグループをつくっていた。

 県教育委員会によると、講習には、大田原高校、県立真岡高校(真岡市)など七つの高校の山岳部員や顧問の教員ら62人が25~27日の日程で参加していた。

 那須温泉ファミリースキー場は、茶臼岳の山麓にあり、ゲレンデ3面とペアリフト2基などの施設がある。同町によると、20日で今シーズンの営業は終了していたという。


栃木スキー場雪崩 安倍晋三首相「被災者救助に全力」
産経新聞 3/27(月) 14:31配信

 安倍晋三首相は27日午後の参院予算委員会で、栃木県那須町湯本のスキー場付近で発生した雪崩に関し、「被害情報の把握を進め、自治体と緊密に連携を図りながら、被災者の救命、救助を最優先に災害応急対策に全力を尽くす」と述べた。民進党の白真勲氏への答弁。


スキー場で雪崩 高校生ら心肺停止
ホウドウキョク 3/27(月) 14:15配信

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(写真:ホウドウキョク)

栃木・那須町のスキー場で雪崩が発生し、登山訓練などを行っていた高校生らが巻き込まれた。3人が心肺停止の状態で見つかり、数人と連絡が取れなくなっている。
27日午前9時20分ごろ、「那須温泉ファミリースキー場で雪崩が起きて巻き込まれた」と、引率の教師から110番通報があった。
当時、スキー場では、栃木県の大田原高等学校など、県内7つの高校の生徒およそ50人が、登山訓練などを行っていたが、消防によると、このうち3人が心肺停止の状態で見つかり、数人と連絡がとれなくなっているという。
警察や消防は、連絡が取れなくなっている生徒の捜索を急ぐとともに、ほかにも雪崩に巻き込まれた生徒や人がいないか、確認を急いでいる。


救命救助最優先で対応=安倍首相―栃木スキー場雪崩
時事通信 3/27(月) 14:07配信

 安倍晋三首相は27日の参院予算委員会で、栃木県那須町のスキー場で高校生らが雪崩に巻き込まれた事故に関し、「被害情報の把握を進め、被災自治体と緊密に連携を図りながら、被災者の救命救助を最優先に災害応急対策に全力を尽くす」と語った。

 政府は同日、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。


栃木スキー場雪崩 心肺停止疑いは県立大田原高の生徒か 同校生徒と教諭計4人が不明、3生徒は負傷
産経新聞 3/27(月) 14:05配信

 栃木県那須町湯本のスキー場「那須温泉ファミリースキー場」で発生した雪崩で、栃木県教育委員会は27日、6人が意識不明で、いずれも県立大田原高校の生徒だと明らかにした。県と消防は、この6人を心肺停止の疑いと発表している。

 負傷の3人も同校生徒。ほかに同校生徒3人と同校教諭1人の計4人が行方不明という。

 県教委によると、高体連登山専門部会主催の「春山安全登山講習会」で、積雪期登山で必要な知識や技術の習得するため、25日~27日の2泊3日の予定で、那須岳周辺で実技などを行っていた。参加者は県内7高校の生徒52人と引率教員11人の計63人だった。


菅官房長官「被害状況の把握と救助に全力」
読売新聞 3/27(月) 13:48配信

 菅官房長官は27日午前の記者会見で、栃木県那須町のスキー場で起きた雪崩について「被害状況の把握に全力で取り組み、救助にも総力をあげている」と述べ、被災者の救命・救助を最優先に取り組む考えを示した。

 政府は雪崩を受け、同午前11時50分、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。


安倍首相「救命、救助を最優先」…参院予算委で
読売新聞 3/27(月) 13:48配信

 安倍首相は27日午後の参院予算委員会で、「情報収集体制を強化するとともに、救命、救助等の災害応急態勢に当たっている。引き続き被害情報の把握を進め、自治体と緊密に連携を図りながら、救命、救助を最優先に災害応急態勢に全力を尽くしていく」と述べた。


8時間で積雪30センチ超=栃木県那須町、26日朝から注意報
時事通信 3/27(月) 13:11配信

 栃木県那須町にある気象庁の観測点では、27日午前1時ごろには積雪がほぼなかったが、その後大雪となり、同9時に33センチを観測した。

 気象庁は栃木県を対象とする大雪気象情報を25日夕方から27日朝までに計4回発表し、傾斜地では雪崩に注意するよう呼び掛けた。宇都宮地方気象台は26日午前10時半すぎ、那須町に大雪と雪崩、着雪の注意報を発表していた。

 大雪は、関東の南海上で低気圧が発達しながら北東へ進む一方、関東の上空に寒気が流れ込んだのが原因という。


<雪崩>「表層雪崩」か 気温上昇 3月でも危険性
毎日新聞 3/27(月) 13:09配信

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高校生らが遭難した現場近くに駆けつけた救急車。後方が雪崩が発生した那須温泉ファミリースキー場=栃木県那須町湯本で2017年3月27日正午ごろ、柴田光二撮影

 27日午前9時20分ごろ、栃木県那須町湯本の那須温泉ファミリースキー場で、雪崩が発生したと110番があった。地元消防に現場から入った連絡などによると、県内7高校が登山講習会に参加しており、高校生6人が心肺停止の状態で見つかったほか、4人が行方不明、8人が負傷しているという。雪崩は同スキー場の第2ゲレンデ付近で発生したとみられる。気象庁は積雪面の上に新雪が降ったことによる「表層雪崩」の可能性が高まったとして雪崩注意報を発令していた。

        ◇

 気象庁によると、雪崩には古い積雪面の上に新たに降り積もった雪が滑り落ちる「表層なだれ」と、積雪全体が滑り落ちる「全層なだれ」がある。

 今回は日中に気温が上がる一方、深夜から早朝にかけて気温が下がった影響で、積雪面が氷状に変化。その上に新雪が降ったことで、滑りやすくなったとみられる。

 日本山岳協会専務理事、尾形好雄さん(69)も、前日から降雪が続いていたことに着目。「すでに固まっている雪の上に新しい雪が降ると、新雪がうまくなじまず、弱い層となってしまう」と同様の指摘をする。「降り固まった雪と新雪の間に力が加われば、ショックで新雪が表層で雪崩を起こす」と話す。

 尾形さんも20代のころ、3月にこうした雪崩に巻き込まれたことがあり「新雪が降ったら、古い雪となじんでいるかをチェックするのが基本だ」と語る。

 栃木県内の山岳情報に詳しく、山岳ガイドの経験もある県勤労者山岳連盟の池谷友夫副会長(63)は「この時期の雪は湿気があり、3月になって比較的、温かくなっているため雪崩の危険性が高まる。一気に降雪があると、何らかのきっかけで亀裂が走って雪崩を誘発する可能性がある」と指摘した。


「詳しいこと分からない」=捜索続く現場、無事祈る教諭ら―栃木スキー場雪崩
時事通信 3/27(月) 12:45配信

 栃木県那須町のスキー場で27日、雪崩が発生し複数の高校生が巻き込まれた事故。

 現場となったスキー場では懸命の捜索が続けられ、担当者らは「詳しいことは分からない」と繰り返した。生徒の無事を願う男性教諭は「これまで大きな事故はなかったのに」と祈るように話していた。

 雪崩が起きた那須温泉ファミリースキー場の担当者は「現在捜索中」「まだ何も分かっていない」と息を切らせながら繰り返した。運営会社側も「雪崩の一報があったのは事実。情報収集をしているところで、詳しいことは分からない」と話した。那須町によると、同日午前9時半ごろに一報が入り、スキー場に現地対策本部を設置した。

 生徒6人が心肺停止状態となった栃木県立大田原高校(大田原市)は登山部の1、2年生12人と引率の男性教諭2人が春山登山講習に参加していた。生徒が雪崩に巻き込まれたとの情報があるだけで詳しい状況は分からず、スキー場に職員を向かわせたという。取材に応じた男性教諭は「毎年の恒例行事で、これまで大きな事故はなかったのに。大変驚いている」と言葉少なに話した。

 県立真岡高校(真岡市)からも山岳部の1、2年生の男子生徒9人が参加。教頭によると、「現地で引率している教諭が捜索に加わっているため連絡が取れていない」。他校を通じて生徒全員の無事の連絡があったという。


栃木スキー場雪崩 高校生6人が心肺停止か 3人不明、負傷3人 登山講習で7高校参加
産経新聞 3/27(月) 12:36配信

 27日午前9時20分ごろ、栃木県那須町湯本のスキー場「那須温泉ファミリースキー場」で雪崩が発生したと110番通報があった。

 地元消防や県危機管理課によると、春山登山の講習会に参加していた高校生と教員らが巻き込まれ、生徒6人が心肺停止の疑いがある。ほかに3人と連絡が取れず、3人が負傷との情報がある。

 雪崩は初中級向けの第2ゲレンデ付近で起きた。

 県教育委員会などによると、講習会は県高等学校体育連盟の主催で、25~27日の予定で県内の高校7校の山岳部に所属する生徒ら60~70人が参加していた。7校は県立大田原高、那須清峰高、矢板東高、真岡高、真岡女子高、宇都宮高、私立矢板中央高。

 県内の高校関係者によると、生徒らは25日に学科の講習を受けた後、スキー場へ移り、テントで宿泊。26日も春山登山の講習を受け、27日に実技を実施して昼すぎに撤収予定だった。消防によると、生徒は1~2年生で、27日は午前7時半ごろから登山を開始したという。

 同スキー場は町営で、指定管理者が運営。福島県の県境に近い茶臼岳山麓に位置し、ペアリフト2基、ゲレンデ3面、そり専用ゲレンデ、センターハウスなどの施設がある。同町によると、今季の通常営業は20日に終了していたという。

 政府は27日、今回の雪崩事故を受け、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。県は自衛隊に災害派遣を要請し、県内消防にも広域応援を要請した。 

 菅義偉官房長官は27日午前の記者会見で「これまでに意識不明の方が3人、連絡が取れない方が3人との報告を受けている」とした上で、「引き続き被害状況の把握に努め、被災自治体と緊密に連携を図りながら被災者の救命救助を最優先に災害応急対策を行っていく」と述べた。


菅官房長官「救命救助を最優先」 栃木県の雪崩被害で
産経新聞 3/27(月) 12:20配信

 菅義偉官房長官は27日午前の記者会見で、同日午前9時20分ごろ、栃木県那須町のスキー場で雪崩が発生し、高校生が巻き込まれたと発表した。菅氏は「これまでに意識不明の方が3人、連絡が取れない方が3人との報告を受けている」とした上で、「引き続き被害状況の把握に努め、被災自治体と緊密に連携を図りながら被災者の救命救助を最優先に災害応急対策を行っていく」と述べた。


栃木スキー場雪崩、心肺停止疑い6人 行方不明3人、負傷者は3人
産経新聞 3/27(月) 11:42配信

 27日午前9時20分ごろ、栃木県那須町湯本の那須温泉ファミリースキー場から「雪崩が発生した」と110番通報があった。

 同町総務課によると、県内の高校生ら40~50人が利用中だった。

 消防によると、雪崩はスキー場のゲレンデの上の方で発生した。

 心肺停止の疑いが6人、行方不明が3人、負傷者が3人。負傷者は教員1人、生徒2人という。

 同スキー場は町営で、茶臼岳山麓に位置し、ペアリフト2基、ゲレンデ3面、そり専用ゲレンデ、センターハウスなどの施設がある。同町によると、今季の営業は既に終了しているが、競技団体の依頼で県内の複数の高校の生徒らが利用していたという。高校生は登山中に巻き込まれたとみられる。


栃木スキー場雪崩 3人が呼吸停止 3人連絡取れず
産経新聞 3/27(月) 11:11配信

 27日午前9時20分ごろ、栃木県那須町湯本の那須温泉ファミリースキー場から「雪崩が発生した」と110番通報があった。

 同町総務課によると、県内の高校生ら40~50人が利用中で、複数の安否が不明との情報がある。県警が詳しい状況を調べている。

 地元消防への現場からの連絡によると、3人が呼吸停止で見つかった。他に3人が行方不明という。

 同スキー場は町営で、茶臼岳山麓に位置し、ペアリフト2基、ゲレンデ3面、そり専用ゲレンデ、センターハウスなどの施設がある。同町によると、今季の営業は既に終了しているが、競技団体の依頼で県内の複数の高校の生徒らが利用していたという。


スキー場で雪崩、登山訓練の高校生6人心肺停止
読売新聞 3/27(月) 10:58配信

 27日午前9時20分頃、栃木県那須町湯本の町営「那須温泉ファミリースキー場」で雪崩が発生し、登山の訓練中だった同県内の高校山岳部の生徒らが巻き込まれた。

 県によると、生徒6人が心肺停止の状態で、ほかに少なくとも3人が負傷した。さらに生徒3人と教諭1人の行方が分かっておらず、県警などが捜索を続けている。県は災害警戒本部を設置し、陸上自衛隊にも災害派遣を要請した。

 同スキー場は今月20日に今季の営業を終えていたが、県教委などによると、27日は午前7時半頃から県内7校の高校山岳部の生徒計52人と引率教諭11人が、春山登山の合同訓練で現地に入っていた。スキー場には三つのゲレンデがあり、雪崩は第2ゲレンデ(標高差110メートル、最大斜度25度)で発生。巻き込まれたのは、主に大田原高校の山岳部員という。


スキー場で雪崩 高校生数人と連絡取れず 栃木・那須町
産経新聞 3/27(月) 10:58配信

 27日午前9時20分ごろ、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で雪崩があった。高校生が巻き込まれ、数人と連絡が取れないという。同スキー場には、高校生約50人がいたという。


高校生6人心肺停止=スキー場で雪崩―重傷者らけが人多数・栃木
時事通信 3/27(月) 10:51配信

 27日午前9時20分ごろ、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で雪崩が発生したと110番があった。

 県などによると、雪崩に巻き込まれた6人が心肺停止で、全員が当時登山の講習中だった県立大田原高校(同県大田原市)の生徒と確認された。また重傷者が2人いるという。他にも6人以上の負傷者が出ているが、命に別条はない。

 当初、行方不明者が3人いるとの情報があったが、その後連絡が取れた。けがの程度などは不明という。他にも不明者がいる可能性があり、県警などが詳しい状況を調べている。

 県警や消防などによると、雪崩はスキー場の第2ゲレンデ付近で発生。同ゲレンデには当時、県内の高校生らの団体約60人がいた。高校の話では、複数の高校の山岳部員らが25~27日の日程で、県高校体育連盟の春山登山講習を受けていたという。

 宇都宮地方気象台は26日、県北部で雪崩が発生する恐れがあるとして注意を呼び掛けていた。

 福田富一栃木県知事は27日午前、陸上自衛隊に災害派遣を要請した。

 那須温泉ファミリースキー場は、那須町の茶臼岳(標高1915メートル)の山麓にあり、ゲレンデ3面とペアリフト2基などの施設がある。同町によると、20日で今シーズンの営業は終了したという。


<雪崩>高校生ら遭難6人心肺停止4人不明 栃木のスキー場
毎日新聞 3/27(月) 10:38配信

 27日午前9時20分ごろ、栃木県那須町湯本の那須温泉ファミリースキー場で、雪崩が発生したと110番があった。地元消防や県教委によると、県内7高校が登山講習会に参加しており、同県立大田原高校(大田原市)の生徒6人が心肺停止の状態で見つかったほか、同高の生徒と教諭計4人が行方不明、8人が負傷しているという。雪崩は同スキー場の第2ゲレンデ付近で発生したとみられる。気象庁は積雪面の上に新雪が降ったことによる「表層雪崩」の可能性が高まったとして雪崩注意報を発令していた。

 同校の関係者によると、同スキー場では「春山安全登山講習会」を開催しており、▽大田原▽矢板中央(矢板市)▽矢板東(同市)▽宇都宮(宇都宮市)▽真岡(真岡市)▽真岡女子(同市)▽那須清峰(那須塩原市)--の計7校(約60人)の生徒らが参加。主催は栃木県高等学校体育連盟。

 同日午前9時35分ごろ、引率していた大田原高校の教員から「安否の確認ができない生徒がいて、捜索している」と同校に連絡があったという。同講習会は25~27日の日程で行われ、参加者は事故現場周辺にいたという。

 那須温泉ファミリースキー場の運営会社によると、スキー場は20日に営業を終了し、リフトは運転していなかった。三つのゲレンデのほかにそり用スペース、雪遊び場があり、毎年開かれる同講習会に施設の一部を貸していたという。事故の一報は午前10時過ぎに入ったが、男性社員は「まだ詳しいことは全く分からない。上の者が現地に向かっている」と慌ただしく話した。

 同県北部では26日から降雪が続き、気象庁によると27日午前10時に那須高原で34センチの積雪を観測。宇都宮地方気象台は、同県北部に26日午前10時から雪崩注意報を発令していた。【田中友梨、金秀蓮】

朝日新聞、ク◯ション◯ンタレ流し状態 瀕死の重体ww

金正男氏の暗殺弾道ミサイルの乱射、核実験と、悪事の限りを尽くす地獄の暗黒国家・北朝鮮と、その凶暴残虐な独裁者・金正恩(かつては金正雲と表記した)の動向について、あの売国アカ媒体・朝日新聞が、まったく正反対の相矛盾する記事を掲載していた。27日の産経新聞が報じた。

同紙の報道によると、朝日新聞は2009年6月18日付の朝刊で「北朝鮮の金正雲が極秘に訪中し、胡錦濤(当時の中共の主席=当ブログ注)と北京で会談、胡錦濤と面識のある金正男氏も同席(当ブログによる要約)」と「スクープ」扱いで報じたにもかかわらず、先の金正男氏暗殺事件の直後の2017年2月15日朝刊では「金正男氏と正恩は別々の場所で育てられ、面識もなかったという(同要約)」と、以前の「スクープ」と真っ向から矛盾する記事をシレッと掲載していたという。(^^;

もちろん、この間、先の記事を誤報として訂正あるいは謝罪するなどの行為は一切なし。

前の記事は朝日新聞記者・峯村健司の署名記事、後者は2009年当時から現在までソウル駐在の同・牧野愛博の署名記事。

この相互に矛盾する2つの記事のどちらがいったい本当なのか? ・・それとも朝日新聞のことだから、両方とも裏付け取材なしのデッチ上げなのか!?(^^;

この点について、産経新聞社は今月21日、どちらが正しいか朝日新聞社広報部に問い合わせた。・・やるもんだのう! ははは。(^^;

朝日新聞社のお答えは・・「2つの記事は、それぞれの記者が信頼する取材相手からの情報に基づいて執筆いたしました」とファクスで返答(朝日新聞社広報部・24日)・・だとさ。むろん、記事の正誤についての言及はなし。

このアカい朝日の返答をふつうの日本語に翻訳すると、「ウチのしんぶんしでは、それぞれの記者が勝手に書きなぐった記事を何の検証もしないでそのままタレ流しております。もちろん、検証する能力もそんな良識も持ち合わせてはおりません」という意味にしかならないだろう。

朝日新聞は、ク◯ション◯ンタレ流し状態、報道機関を自任するブンヤとしては瀕死の重体であることを自ら認めたに等しい。遠慮はいらんで、はよ芯でまえ! ※なんたらコードに引っかかるとまずいので(^^;、いろいろ伏せ字や当て字乱発。m(._.)m

リンク:「金正雲氏と正男氏、北京で同席」…朝日「スクープ」に矛盾する記事 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

「金正雲氏と正男氏、北京で同席」…朝日「スクープ」に矛盾する記事
産経新聞 3/27(月) 7:55配信

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北朝鮮の金正雲(正恩)氏と中国の胡錦濤国家主席との「会談」に、金正男氏が同席していたと報じた2009年6月18日付の朝日新聞1面の記事(写真:産経新聞)

 ■2月15日付では「面識なかった」

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアで殺害されてから1カ月半。衝撃的な事件によって、異母兄弟の関係や正男氏を保護してきたとされる中国と北朝鮮の関係が改めて脚光を浴びている。そうした中、8年前の「連続スクープ」で両氏に直接面識があると報じた朝日新聞が最近、既報と矛盾する記事を掲載。過去の特ダネの信憑(しんぴょう)性を自ら損ねるという異例の状況が生まれている。(原川貴郎)

 ◆中国を極秘訪問

 「正雲氏訪中に正男氏も同席」

 2009年6月18日付の朝日新聞朝刊1面は、こんな見出しを付けた記事を掲載した。「北朝鮮の金正日総書記の三男、正雲氏が極秘に訪中し、胡錦濤・中国国家主席と北京で会談」した際、「正男氏は胡主席と面識があり、紹介者として側近とともに列席」していたと報じた(※当時は正恩氏を正雲氏と表記)。

 その2日前の16日に朝日は、「正雲氏が、金総書記の特使として中国を極秘に訪問」し、「胡錦濤国家主席らと初めて会談、後継者に内定したことが直接伝えられた」と朝刊1面トップで報道した。18日の記事は16日の続報で、いずれも峯村健司記者の署名による北京発の「スクープ」だった。

 ただ、先月13日の正男氏殺害後の朝日の記事には、かつて中国国家主席と同席するほどだった異母兄弟の間柄についての紹介はなく、代わりに次のような説明があった。

 「正男氏と正恩氏は別々の場所で育てられ、面識もなかったという」(2月15日付朝刊9面)

 ◆各方面から疑問

 実は09年6月の朝日の一連の報道には直後から「誤報」と指摘する声が各方面で上がっていた。

 中国外務省の報道官は記者会見で、「報道された事実は存在しない」「まるで(スパイ小説の)『007』を読んでいるようだ」などと明確に否定。中国の武大偉外務次官(当時)も、訪中した自民党議員に対し、「全くそういう事実はない。正雲氏は中国に一度も来たことがない。なぜあのような記事が出たのか。日本のメディアはしっかりしているはずなのに」と語った。

 北朝鮮の2度目の核実験の約3週間後の報道だっただけに、専門家からも「だいたい、中国が北朝鮮の核実験に怒っているこの時期に、“首脳会談”を受け入れるはずがない」(重村智計早大教授・『WiLL』09年8月号)などと疑問が呈された。

 しかし、朝日側は当時、中国外務省の会見を踏まえた毎日新聞社の問い合わせに、「ご指摘いただいた北朝鮮についての一連の報道は、確かな取材に基づき記事にしたものです」とコメント。さらに「朝日新聞『金正雲・胡錦濤会談』大虚報のケジメの付け方」の見出しで記事を掲載した「週刊新潮」の編集部に対して抗議文を送付し、記事と見出しについて謝罪と訂正を求めるなど自社報道に強い自信を見せていた。

 ◆正誤に言及せず

 09年6月18日付の峯村記者の記事と相反する事実を伝えた今年2月の朝日報道は、09年6月当時もソウル駐在だった牧野愛博記者によるソウル発の署名記事だ。

 兄弟間の面識をめぐっては、当の正男氏自身が「平壌では住んでいる場所が違ったので、弟とは全く面識がない」(11年1月の東京新聞の五味洋治氏とのインタビュー)と説明している。韓国の情報機関によれば、正男氏は12年4月に正恩氏に送った手紙に「私たちは一度も顔を合わせたことのない兄弟だ」と記しており、産経新聞社は2月、これを報じた。事件後、韓国や欧米のメディアも2人に面識はなかったとの情報を伝えている。

 牧野記者も横並びに伝えたが、朝日は強い自信を見せていた特ダネをさりげなく訂正したのか。09年6月18日の記事が誤報なら、その2日前の「世界的スクープ」(当時の船橋洋一・朝日新聞社主筆)の第一報の信憑性も改めて問われることになる。

 産経新聞社は今月21日、少なくとも正恩氏と正男氏との面識の有無について矛盾する2つの記事について、どちらが正しいか朝日新聞社広報部に問い合わせた。

 同広報部は24日、「2つの記事は、それぞれの記者が信頼する取材相手からの情報に基づいて執筆いたしました」とファクスで返答した。しかし、記事の正誤について言及しなかった。

2017年3月25日 (土)

ロンドン中心部でテロ、4人死亡 ISが犯行声明・5

ロンドン中心部の英国会議事堂付近のウェストミンスター橋で22日午後(日本時間同日深夜)、男が運転する車が歩行者を次々とはね、議事堂敷地内で警官を襲うテロがあり、警察によると、4人が死亡、約40人が負傷した。

犠牲者のうち3人は一般市民とみられる。男は議事堂の敷地内で、持っていた刃物で警官1人を殺害した。別の警官が男を射殺した。

単独犯とみられている。警察当局は「イスラム主義に関連したテロ」の疑いがあると述べ、イスラム過激思想に影響を受けた犯行の可能性を示唆した。

メイ首相は「下劣で病んだテロ攻撃」と断定し、厳しく非難。警察当局者は「対テロ部隊が全面的な捜査を行っている」と明らかにした。

現場は観光客も多い一帯。在英日本大使館によると、日本人が事件に巻き込まれたことを示す情報は入ってない。

警察の説明などによると、事件は22日午後3時(日本時間23日午前0時)前に発生。議事堂に面したテムズ川に架かるウェストミンスター橋の上を走行していた車が歩道に乗り上げ、歩行者をひいた。車はそのまま前進して議事堂横の鉄柵に衝突。車から降りた男は刃物を持ち、徒歩で議事堂の敷地内に入った。

現場付近は非常線が張られ、パトロールの警官が追加配置された。男の身元は不明だが、取り押さえられた直後の報道映像によると、あごひげを生やしている。

メイ首相は22日夜、緊急治安閣僚会議を招集し、事件への対応を協議。会議後に官邸前で声明を読み上げ、「暴力によってわれわれの価値観を打ち負かそうとする試みは失敗に終わる」と強調した。現在5段階のうち上から2番目の「重大」に指定されているテロ警戒レベルは変更しない考えも明らかにした。

※以上、時事通信の報道による

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4番目の記事

リンク:<英テロ1週間>容疑者、人種差別に過敏 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:英、テロ捜査でフェイスブックと協議 通信内容の開示要求 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ロンドンテロ 過激派の指示なし、過去の手口まねる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ロンドン襲撃犯、「聖戦」に関心 ISにつながる証拠なし=警察 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:英議会襲撃犯、過激派と接触の証拠なし 警察発表 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ISと関係の証拠ない=英議会テロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ムスリム女性らがテロ現場で黙祷、犠牲者に寄り添う 英 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:英国警察はなぜ丸腰? ロンドンのテロ事件受けて変わるか? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:英議会襲撃、新たに容疑者1人拘束 捜査はメッセージアプリに焦点 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:英議会テロ さらに1人逮捕  実行犯は過去「過激派」と認定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ロンドンテロ>議事堂セキュリティー対策が問題に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「実行犯、単独で行動」=さらなる攻撃計画なし―英テロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:英議会テロ 犯行、わずか82秒間…着手2分前にメッセージ受信 ロンドン警視庁発表、共犯者を捜査 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:英ロンドン襲撃事件、犯行動機の解明進まず 拘束者は1人除き釈放 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:英テロ容疑者、高校時代は「人気者」 偽名や暴力事件も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:宗派超え指導者5人黙祷 ウェストミンスター寺院前 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:英テロ犯、犯行直前にスマホで通信 ISと連絡か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:容疑者の男改名か サウジアラビア滞在も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:共犯者か、犯行前にメッセージ=容疑者にサウジ渡航歴―英テロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:英でのテロ受け、日英首相が電話会談 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<英テロ1週間>容疑者、人種差別に過敏
毎日新聞 3/28(火) 21:12配信

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ハリド・マスード容疑者が利用したスーパー。黒い缶に入ったビールから人種差別を連想して激高したことも=英南東部イーストサセックス州ノーシャムで3月25日、三沢耕平撮影

 【ノーシャム(英南東部)で三沢耕平】ロンドン中心部の英国会議事堂周辺で4人が死亡したテロの発生から29日で1週間となる。ハリド・マスード容疑者(52)=現場で射殺=が過激化した経緯は依然として不明だが、容疑者がかつて暮らした村を歩くと、人種差別に過敏だったという人物像の一端が浮かび上がった。

 ロンドンから南へ約70キロ。幹線鉄道の駅から車でさらに2キロ南下すると、閑静な住宅街に入る。イーストサセックス州ノーシャム。人口わずか2000人の小さな村だ。

 英南東部で黒人の父と白人の母との間に生まれたマスード容疑者。英国内を転々としたが、英メディアによると、1993年から2000年まで、パートナーの女性と2人の子どもも一緒にノーシャムで暮らしていた。

 「普段は普通の男だったが、酒を飲むと問題があった。ドラッグ(薬)もやっていたようだった」。マスード容疑者が利用していたスーパーの店長、ナイジェル・ギルさんはこう振り返る。

 「ある時、ビールを買いに来た彼(容疑者)に黒い缶ビールを勧めたところ、突然怒り出したことがあった」という。差別用語ともとれる「黒く汚れた」「すすけた」などを意味する「Sooty(スーティー)」という名の黒猫の飼い主に暴行したこともあった。

 村の中心部から1キロ北上すると、マスード容疑者の行きつけだったパブがある。店長のアリス・ウイリアムさんは「村に黒人が2人しかいなかったので、居心地が悪かったのだろう」と振り返る。よく新聞を熟読しながら政治談議をしていたが、「とても利己的な男だった。死のうと思って起こした犯行ではないと思う」と話す。

 マスード容疑者は00年、別のパブの店長を刃物で切りつける事件を起こし、2年間服役した。出所後の03年にも別の傷害事件で6カ月服役。04年にウエストサセックス州クローリーでパキスタン系のイスラム教徒の女性と結婚し、05年と08年にはサウジアラビアで、英語教師として働いた。10年以降は生活拠点を英国に戻し、ロンドン北郊ルートンでアフリカ系の別の女性と暮らし、その後、イスラム教徒が多いバーミンガムに移り住んだ。

 ロンドン警視庁は27日、マスード容疑者が過激派組織「イスラム国(IS)」や国際テロ組織アルカイダとつながっていた証拠は見つかっていないが、「ジハード(聖戦)には明らかに関心があった」と指摘。服役中に改宗し、過激化した可能性があるとの見方もあるが、既に容疑者が死亡していることもあり、ロンドン警視庁は「犯行動機を解明できないまま(捜査が)終わることを覚悟しなければならない」との声明を出している。

 マスード容疑者の母親は27日、警察を通じて発表した談話で「私は犠牲者のために多くの涙を流している。息子の行動を許さない。息子の信仰も認めない」と訴えた。


英、テロ捜査でフェイスブックと協議 通信内容の開示要求
Forbes JAPAN 3/28(火) 16:30配信

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Photo by Jack Taylor / gettyimages

先週、ロンドンで発生したテロ事件の捜査で、イギリス政府はフェイスブックに対し、容疑者が使用したメッセージアプリ「WhatsApp(ワッツアップ)」の通信内容へのアクセスを求めている。

4人を殺害したカリド・マスード容疑者は犯行の約2分前にWhatsAppを起動していたと、デイリーメール紙が報道していた。英国内務大臣のアンバー・ラッドはこの件でグーグルやフェイスブック、ツイッターの担当者と面会し「テロリストらが特定のプラットフォームで連絡を取り合っているのに、そこにアクセスできないというのは実に不条理なことだ。解決策を探っている」とメディアに述べた。

日曜夜のBBCのニュース番組でラッドは「このような状況下では、国家の情報機関がWhatsAppの暗号化メッセージにアクセスする権限を持つことが正当であるべきだ」と述べた。

WhatsAppのアクティブユーザー数は10億人以上にのぼる。同社の担当者は「テロは大変恐ろしいことであり、捜査には協力している」と述べた。しかし、今回の事件はWhatsAppとその親会社のフェイスブックを難しい立場に追いやった。

WhatsAppは昨年からエンドツーエンドの完全な暗号化を実装しており、同社のエンジニアであっても送信済みのメッセージにはアクセスが不能だという。国家機関であってもその内容を見ることは技術的に不可能なのだ。

WhatsApp創業者のジャン・コウムらは完全暗号化を実装した昨年4月に「送信後のメッセージを読めるのは、送った本人と送信先グループの人物に限られる。誰も外部からメッセージを見ることは出来ない。それがサイバー犯罪者であろうと、ハッカーであろうと、政府であっても無理だ。もちろん我々にも不可能なのだ」と述べていた。

ブラジルの裁判所はWhatsAppが暗号化を導入してから一ヶ月後、同社が薬物取引がらみのユーザーデータの提出を拒んだため、3日間に渡りアプリが国内で利用できないようにした。当時、WhatsAppのコウムは「裁判所は我々が持っていないデータを提出するよう要求している」と反論していた。

そんな事態を踏まえ、英国政府がWhatsAppにデータの開示を求める背景には何があるのだろうか。一つ考えられるのは世間に向けて「政府は手を打っている」とのポーズを示すためだ。テクノロジー企業に圧力をかけることは、少なくとも何もしないよりはましだ。

一方で政府は、WhatsAppが譲歩し、情報提供に応じることも期待している。実際、WhatsAppは最近になってプライバシーポリシーを変更しているからだ。

昨年8月にWhatsAppはフェイスブックとデータ共有を行うよう過去4年で初めてプライバシー規約を変更し、ユーザーから強い反発を受けた。規約変更により、フェイスブックでのターゲット広告表示にWhatsAppでのユーザー行動履歴が用いられるようになった。

英国の情報機関はこの件を踏まえ、WhatsAppから交渉次第では譲歩が引き出せると考えているのかもしれない。しかし、この考え方にも無理がある。

WhatsAppの創業者らは今回の事件を契機に暗号化を停止し、政府のアクセスを受け入れる道もあるのかもしれない。しかし、それは行き過ぎた譲歩としか思えない。


ロンドンテロ 過激派の指示なし、過去の手口まねる
CNN.co.jp 3/28(火) 11:04配信

ロンドン(CNN) ロンドン警視庁は27日、同市中心部の国会議事堂周辺で起きたテロ事件について、現場で射殺されたカリド・マスード容疑者が過激派から指示を受けていたわけではないとの見解を示した。

警視庁幹部が語ったところによると、マスード容疑者の犯行は過去のテロ事件をまねた低水準、低コストの手口だった。

同幹部は、警官や民間人を狙った攻撃の方法には過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」指導者らの発言が反映されていると指摘。そのうえで、ISISや国際テロ組織アルカイダから直接の指示はなかったとの見方を示し、「容疑者がこの件についてだれかと相談した形跡は見つかっていない」と述べた。

マスード容疑者はイングランド南東部ケント州で生まれ、「エイドリアン・ラッセル・アジャオ」と名付けられた。その後いくつもの偽名を使い、複数の暴力事件などで有罪となったが、テロの罪に問われたことはなかった。

容疑者の母、ジャネット・アジャオさんは27日に発表した談話で、事件が息子の犯行だったと知ってから犠牲者のために「たくさんの涙を流してきた」と語り、「私は息子の行動を許さない。犯行につながった息子の信仰も支持しない」と明言した。

事件で死亡した4人の中には、米国人男性も含まれていた。結婚25周年を記念して、妻とロンドンを訪れていたという。妻は脚の骨やろっ骨を折るなどのけがを負ったが、命に別条はないとされる。


ロンドン襲撃犯、「聖戦」に関心 ISにつながる証拠なし=警察
ロイター 3/28(火) 8:58配信

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 3月27日、英国の警察当局はロンドンの国会議事堂付近で先週起きた襲撃事件について、実行犯として現場で射殺されたハリド・マスード容疑者と過激派組織「イスラム国(IS)」、あるいは「アルカイダ」とのつながりを示す証拠は見つかっていないと発表した。写真は犠牲者を悼んで事件現場に置かれた花束(2017年 ロイター/Stefan Wermuth)

[ロンドン 27日 ロイター] - 英ロンドンの国会議事堂付近で先週起きた襲撃事件で、警察は27日、実行犯として現場で射殺されたハリド・マスード容疑者(52)について、過激派組織「イスラム国(IS)」あるいは「アルカイダ」とのつながりを示す証拠は見つかっていないと発表した。

ただ、同容疑者が「聖戦(ジハード)」に関心があったことは明らかだとし、動機の解明を進める方針を示した。

英国生まれのマスード容疑者は22日、国会議事堂近くのウェストミンスター橋で通行人を車ではねた後、警官を刃物で刺した。事件の犠牲者は3人、負傷者は50人前後とされる。


英議会襲撃犯、過激派と接触の証拠なし 警察発表
AFP=時事 3/28(火) 4:38配信

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英ロンドン警視庁が公開したハリド・マスード容疑者の写真(2017年3月24日提供)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】英警察は27日、ロンドン(London)の国会議事堂近くで22日に起きた襲撃事件について、犯行声明を出したイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」と実行犯の男との関係を示す証拠は見つからなかったと発表した。

 イスラム教徒に改宗していたハリド・マスード(Khalid Masood)容疑者(52)について、ニール・バス(Neil Basu)副警視監は声明で、「ISまたは(国際テロ組織の)アルカイダ(Al-Qaeda)との関係を示す証拠は見つからなかった」と説明。一方で、容疑者には過激思想への明白な関心があったと述べた。

 マスード容疑者は車で歩行者を次々とはねた後、議事堂の敷地内に入って警察官1人を刃物で刺し、警察に射殺された。この間1分22秒という短時間での犯行で、刺された警察官を含む4人が死亡し、負傷者は数十人に上った。

 バス副警視監は、車や刃物で警察や一般市民を襲ったマスード容疑者の手口は、他の襲撃事件を模倣し、IS指導者らの呼び掛けに呼応しているようにも思われるが、「現段階では他者と打ち合わせたことを示す証拠は得ていない」としている。

 さらにバス氏は、マスード容疑者が2003年に刑務所内で過激化したことを示す証拠はないとして、一部メディアの報道を否定した。

 この事件では12人が身柄を拘束されたが、うち9人は不起訴で釈放、さらに女1人が保釈された。男2人は引き続き勾留されている。【翻訳編集】 AFPBB News


ISと関係の証拠ない=英議会テロ
時事通信 3/28(火) 1:22配信

 【ロンドン時事】英国会議事堂周辺で起きたテロ事件について、警察当局者は27日、現場で射殺されたハリド・マスード容疑者が過激派組織「イスラム国」(IS)や国際テロ組織アルカイダと「関係していた証拠は見つかっていない」と指摘した。

 ただ、「ジハード(聖戦)には明らかに関心を持っていた」という。事件後、IS系メディアは同容疑者のことを「ISの兵士」だと主張していた。


ムスリム女性らがテロ現場で黙祷、犠牲者に寄り添う 英
CNN.co.jp 3/27(月) 17:48配信

(CNN) テロ事件の現場となったロンドン中心部のウェストミンスター橋で26日、イスラム教徒の女性のグループが支援者などと手をつないで一列に並び、テロの犠牲者に黙祷(もくとう)をささげた。事件直後の現場で撮られたイスラム教徒とみられる女性の写真をめぐってネット上で批判的な声が上がる中、同じイスラム教徒の女性たちが犠牲者への哀悼と連帯を示した形だ。

女性たちの多くは平和を象徴する青い衣服を身に着け、国会議事堂のビッグベンが午後4時を告げる鐘を鳴らすと、5分間黙祷した。

今月22日に起きたテロの実行犯であるカリド・マスード容疑者(52)は、運転していた車でウェストミンスター橋を歩く観光客を次々とはね、国会議事堂の外で車から降りると、警官を刃物で殺害した。同容疑者は警察に射殺された。

事件では4人が死亡。数十人に上る負傷者が出た。ロンドン警視庁は、これまでに12人を逮捕したと発表している。

今回、イスラム教徒の女性の集まりを企画したのはトランプ米大統領の就任に抗議するデモ行進を運営した「ウィメンズ・マーチ・オン・ロンドン」という団体だ。企画は、テロ発生直後のウェストミンスター橋を撮影した1枚の写真がソーシャルメディア上で物議を醸す中で実現した。

その写真には、襲撃に遭って路上に倒れたとみられる人の横を、携帯電話を見つめながら通り過ぎる女性が写っている。女性はイスラム風のスカーフを頭に巻いている。写真はネットに公開され、一部のユーザーからは負傷者に対して女性が無関心に見えるのを批判する意見が出ていた。

この女性は24日、反イスラム的な事象を報道するメディアを通じて匿名で声明を発表。自身に対する批判は憎悪と外国人嫌悪に基づいたものだと指摘したうえで「あの瞬間、頭にあったものは悲しみと恐怖、そして不安だ」「写真からは分からないが、現場に居合わせた別の人と連絡を取っていた。状況を把握しようと努め、助けになれないか考えていた。(中略)私の思いはテロの犠牲者とその家族とともにある」と語った。

写真を撮影したカメラマンも「同じ場面で撮った別の写真では、彼女は本当に取り乱している。(中略)個人的にはどちらの写真も困惑しているようにみえる」と述べ、女性を擁護した。


英国警察はなぜ丸腰? ロンドンのテロ事件受けて変わるか?
ニューズウィーク日本版 3/27(月) 14:00配信

英国の国会議事堂で起こったテロ事件は、警官を含む4人が犠牲になった。刃物で襲われたこの警官は、銃を携帯していなかった。というのも、一般市民の銃所持が合法の米国とは対照的に、英国では警官でさえも基本的に銃を携帯していないためだ。

英国警官は丸腰

テロを受けてロンドンのサディク・カーン市長は、「ロンドン市民はテロの脅しに決して屈しない」との声明を発表。「ロンドンは世界でも有数の安全な都市であり続ける」と語った。

ロンドンを含め英国の警官は、一部の特殊部隊を除き基本的には拳銃を所持していない(北アイルランドを除く)。世界的に安全な都市と言われる東京でさえ、警官は常に銃で武装していることを考えると、ロンドンがいかに普段は危険ではないか、想像に難しくないだろう。

ワシントン・ポストによると、警官が拳銃で武装していない国は世界的にも珍しく、英国のほかにはアイルランド、アイスランド、ノルウェー、ニュージーランドなどごくわずかだ。

「武器は市民との間に壁を作る」

英国のマンチェスターで2012年、勤務中の警察官2人が銃と手投げ弾で襲われ殺害された事件があった。これを受けて、警察官は銃を携帯すべきだという世論が持ち上がったが、当時のグレーター・マンチェスター警察署長は記者会見で、「英国の警察業務は武装しないということに、我々は情熱を持っている」と、方針に変わりないことを強調。さらに、「米国や他国での事例を見ても、武装すれば警官が射殺されない、ということにはならない」と指摘した。

警官が武装していない理由はさまざまだが、歴史的背景も大きい。ウォルバーハンプトン大学のワディントン教授がBBCに語った話によると、ロンドン警視庁が設立された19世紀当時、軍は市民から恐れられており、武器を持った赤い制服を身につけた軍隊と差別化するために、警官は武器を持たず青い制服を身につけたという。

また、ロンドン警視庁のホーガン=ハウ警視総監はNBCニュースに対し、英国の警察は市民の一部であり、武器は市民と警察の間に壁を作ってしまうため、銃を携帯していないと説明した。現在、ロンドン警視庁の警官の90%以上が銃を携帯していないという。警官が携帯している武器は、警棒、催涙スプレーなど。これで、860万人超のロンドン市民や世界中から集まる観光客を守っている。

テロを受けて銃携帯に傾くか?

2015年11月にパリで発生した同時多発テロを受け、当時のテリーザ・メイ内務相(現首相)は、パリのような攻撃を受けた場合でも対応できるように、武装警官を大幅に増員させる方針を発表していた。

しかし実際は、武器使用を志願する警官が少なく人集めに苦労していると、デイリー・メールが同年3月に報じていた。警官が銃を持ちたがらないのは前述の理由のほかに、発砲して死者が出た際に、自分が加害者として起訴されるのを恐れている警官が多いのが理由らしい。

ガーディアンによると、今年1月にロンドン警視庁の警官1万1000人を対象にして行った調査では、「警官は常に銃を携帯すべき」との回答はわずか26%だった。また、「いかなる状況であれ、任務で銃を携帯したくない」と回答した警官は12%いた。「専門の武装警官を増やすべきだ」と回答したのは43.6%、「ロンドンにいる武装警官の数は十分ではない」と答えたのはわずか6%にとどまった。一方、全警官にテーザー銃(相手に電流を流す非殺傷武器)を持たせるべきだと回答した警官は75%に上った。

インディペンデントによると、今回のテロ事件を受けて国会議員からは、議事堂や空港など、テロリストの目標になりやすい場所をパトロールする警官は武装すべきではないのかという声が上がっている。しかしメイ首相は、実際にどの警察業務で武装するかを決めるのは警察当局である、と回答した。

ロンドンは、1970年代から2001年まで断続的に続いたIRAによる爆弾攻撃や、2005年の同時爆破事件など、これまでもテロ攻撃に無縁だったわけでは決してなかった。それでも、警官は銃不携帯を貫いてきた。恐らく今後も、全警官が銃で武装することは少なくともしばらくはなさそうだ。


英議会襲撃、新たに容疑者1人拘束 捜査はメッセージアプリに焦点
AFP=時事 3/27(月) 9:52配信

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英ロンドンの襲撃事件の現場となったウェストミンスター橋で、犠牲者に手向けられた花束(2017年3月26日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】英ロンドン(London)の国会議事堂近くで22日に起きた襲撃事件で、警察当局は26日、新たに容疑者1人を拘束した。事件の捜査は実行犯が使用していたメッセージアプリ「ワッツアップ(WhatsApp)」に焦点が当てられており、当局は同サービスへのアクセスが捜査に不可欠との見方を示している。

 実行犯とされた英国籍のハリド・マスード(Khalid Masood)容疑者(52)は、ウェストミンスター橋(Westminster Bridge)で車で歩行者をはねた後、国会議事堂入口で警察官を刃物で刺し、その後、警察に射殺された。この事件で4人が死亡し、50人が負傷している。

 ロンドン警視庁(Metropolitan Police、Scotland Yard)によると、新たに中部バーミンガム(Birmingham)で男(30)をテロ行為準備の疑いで拘束したという。

 事件以降、合計12人が拘束されたが、うち9人は告訴されずに釈放された。58歳の男1人が引き続き留置されており、32歳の女性1人が保釈となった。

 新たな容疑者は、マスード容疑者が「ワッツアップ」を使用していたことが確認されるなかで逮捕され、当局は同サービスへのアクセスが捜査に不可欠だとみている。メディアの報道によると、マスード容疑者は襲撃事件を起こす直前にワッツアップを使用していたが、メッセージを送信したのかは不明だ。

 アンバー・ラッド(Amber Rudd)内相はスカイニュース(Sky News)に、警察と治安当局が高度に暗号化されたワッツアップにアクセスできずにいる状態は「絶対に受け入れられない」と語った。

 ワッツアップ側は、捜査当局に協力していると明らかにしたが、暗号化の方針を変更するかどうかについては言及しなかった。【翻訳編集】 AFPBB News


英議会テロ さらに1人逮捕  実行犯は過去「過激派」と認定
産経新聞 3/27(月) 9:12配信

 【ロンドン=岡部伸】英国会議事堂テロで、ロンドン警視庁は26日夜、新たに中部バーミンガムに住む30歳の男性を「テロの準備」をした疑いで逮捕したと発表した。また、英ガーディアン紙(電子版)は、射殺された実行犯ハリド・マスード容疑者(52)がサウジアラビアから帰国した2010年ごろに英情報局保安部(MI5)が「潜在的なイスラム過激派」と認定していたと報じた。

 MI5は監視カメラと情報収集で大規模テロを封じ込めてきたとされる。しかし、マスード容疑者をめぐってはメイ首相が下院で「MI5が調査して、過激派の周辺人物だったが、監視対象から外れていた」と証言。このため、MI5が一度は要注意人物とした同容疑者の監視をなぜとりやめたのかに関心が集まっている。


<ロンドンテロ>議事堂セキュリティー対策が問題に
毎日新聞 3/26(日) 18:49配信

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マスード容疑者が侵入した英国会議事堂前の門(中央)。日中は開け放たれることが多かった=2012年撮影、地図検索サイト「グーグルマップ」より

 【ロンドン矢野純一】ロンドン中心部の英国会議事堂前で22日に起きたテロ事件で、議事堂のセキュリティー対策が問題となっている。実行犯に「警備の弱点」を突かれ、敷地内に侵入を許したためだ。「国民に開かれた議会」という理想を掲げる英議会だが、警察当局と共に、警備態勢の見直しを始めた。

 実行犯のマスード容疑者(52)が運転する乗用車は、ウェストミンスター橋で通行人を次々とはねた後、橋を渡りきったところにある議事堂の敷地を囲む柵に衝突。容疑者は柵沿いに走って、議員らの車が出入りする門から敷地内に侵入した。

 門は議会内で働く職員など入館証を持つ人が利用し、議事堂の地下駐車場に通じている。議員が乗った車両が頻繁に通るため、日中は門が開け放たれていることが多い。

 また、門の周辺で警官が警備しているが、容疑者に殺害された警官は銃で武装していなかった。英メディアによると、容疑者を射殺したのは、敷地内に止めた車内で待機していたファロン国防相のボディーガードだった。

 英紙テレグラフによると、警察当局は容疑者に侵入を許した門のセキュリティーの脆弱(ぜいじゃく)さをたびたび指摘。英下院の委員会では今年2月にも同様の問題が議論されていた。

 英議会の広報担当者は英メディアに「議員や議事堂の訪問者の安全は最も優先しなければならないが、民主主義の役割を果たす議会は国民に開かれていなければならず、難しい問題だ」と説明した。


「実行犯、単独で行動」=さらなる攻撃計画なし―英テロ
時事通信 3/26(日) 18:30配信

 【ロンドン時事】ロンドンの英国会議事堂付近で起きたテロ事件で、警察当局者は25日、警察に射殺されたハリド・マスード容疑者(52)が「単独で行動したとみられる」と言明した。

 警察は同日までに、事件後に身柄拘束した11人のうち1人を除く全員を釈放した。

 当局者は「われわれが容疑者の動機を理解することは不可能かもしれない」と指摘。一方で、「さらなる攻撃が計画されていることを示す情報はない」とも付け加えた。

 英紙タイムズなどは、容疑者が犯行直前に携帯電話で通信を行っていたことから、共犯者がいる可能性を報じていた。


英議会テロ 犯行、わずか82秒間…着手2分前にメッセージ受信 ロンドン警視庁発表、共犯者を捜査
産経新聞 3/26(日) 18:00配信

 【ロンドン=岡部伸】ロンドンの英国会議事堂付近で起きた襲撃事件で、ロンドン警視庁は25日、実行犯のハリド・マスード容疑者(52)が車を暴走させて群衆に突っ込み、刃物で警官を襲って射殺されるまでわずか82秒だったと発表した。警視庁は逮捕した容疑者の1人を無関係として釈放、残る逮捕者は1人となった。

 英スカイニュース・テレビによると、ロンドン警視庁が監視カメラの記録などを調査したところ、マスード容疑者がウエストミンスター橋の北側から車の暴走を開始したのが午後2時40分8秒。歩道に乗り上げ歩行者をはねながら猛スピードで暴走し、議事堂のフェンスに激突したのが40分38秒。そして最初の警視庁への通報が40分59秒。

 マスード容疑者が車から降りて下院通用口から侵入しようと警察官を刺して射殺されたのは41分30秒と、開始から82秒の“電光石火”の犯行だった。

 一方、マスード容疑者が犯行2分前に、スマートフォンのアプリでメッセージを通信していたことが判明。捜査当局は共犯者などと連絡を取り合っていた可能性もあるとして調べている。


英ロンドン襲撃事件、犯行動機の解明進まず 拘束者は1人除き釈放
AFP=時事 3/26(日) 17:07配信

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英ロンドンで、国会議事堂近くで起きた襲撃事件の犠牲者を追悼するために手向けられた多数の花束(2017年3月25日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】英ロンドン(London)の国会議事堂近くで22日に起きた襲撃事件で、警察当局は25日、犯行動機の解明が行き詰っていることを認めた。これに先立ち、これまでに警察が拘束した11人は、1人を除いて全員釈放された。

 実行犯と特定された英国籍のハリド・マスード(Khalid Masood)容疑者(52)は、ウェストミンスター橋(Westminster Bridge)で車で歩行者をはねた後、刃物で警察官を刺して4人を殺害した。警察は、犯行動機の解明につながる情報の提供を新たに呼び掛けた。

 警察の新たな捜査では、犯行時間がわずか82秒だったことが明らかになった。マスード容疑者は車でウェストミンスター橋の歩道を歩いていた人々を次々とはねた後、国会議事堂の柵に衝突。車外に出て、議事堂入口で警備にあたっていた警察官のキース・パーマー(Keith Palmer)さんを刃物で刺し殺害し、その後、警察に射殺された。

 この事件後、テロ攻撃を準備していた疑いで合計11人が拘束されたものの、25日時点で勾留されているのは、容疑者の最後の居住地である中部バーミンガム(Birmingham)で拘束された58歳の男のみとなった。釈放された10人のうち、32歳の女性は保釈となったが、残り9人には今後法的措置は取られない。【翻訳編集】 AFPBB News


英テロ容疑者、高校時代は「人気者」 偽名や暴力事件も
CNN.co.jp 3/26(日) 11:21配信

バーミンガム(CNN) ロンドン中心部の国会議事堂周辺で起きたテロ事件の実行犯として射殺されたカリド・マスード容疑者(52)は高校時代まで「人気者のスポーツマン」だったが、その後いくつもの偽名を使い、暴力事件などで有罪となった前歴を持っていたことが分かった。

マスード容疑者は1964年12月25日にイングランド南東部ケント州で生まれた。出生時の名前は「エイドリアン・ラッセル・アジャオ」だった。

英PA通信が元同級生の話として伝えたところによると、同州内の裕福な町にあった男子校に5年間通い、81年に卒業した。「パーティー好き」の人気者で、サッカーに打ち込んでいたという。

元同級生は「とても人当たりの良いしっかりした生徒で、だれからも好かれていた。遠慮がちなところはなく、スポーツがとても得意で、母親はキリスト教徒だった」と話している。

しかし卒業後に何があったのか、まず19歳だった83年に器物損壊で有罪となり、それ以降も暴行致傷や攻撃的武器の所持、公の秩序を乱した罪などを重ねた。ただ警察によれば、テロ関連の罪に問われたことはなかった。

「エイドリアン・エルムズ」という名前を使っていた2000年には、パブで口論となった相手の顔を刃物で切り付けた罪を認め、禁錮2年の刑を言い渡された。

釈放後は各地を転々としていたとみられる。在ロンドンのサウジアラビア大使館によると、05年11月からの1年間と08年4月からの1年間は同国に滞在し、英語の教師をしていた。15年にも巡礼者向けの特別ビザを取得して同国を訪れた。当時、サウジ当局の監視網にはかかっていなかったという。

近年は家族とともにバーミンガム市内に住んでいた。近隣住民の関係者はCNNに「おとなしくて近所の人と話をすることもなかった」との印象を語った。6~7歳とみられる男女2人の子どもがいた様子で、「ごく普通のイスラム教徒の一家に見えた」という。

警察は、マスード容疑者がどの時点でイスラム過激派思想に感化されたのかなどについて、引き続き詳しく調べている。


宗派超え指導者5人黙祷 ウェストミンスター寺院前
産経新聞 3/26(日) 7:55配信

 ロンドンの英国会議事堂近くで起きたテロ事件で、現場近くのウェストミンスター寺院前で24日、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の指導者5人が黙祷(もくとう)をささげ、テロを非難するとともに英国民に連帯を訴えた。

 事件の実行犯がイスラム教に改宗し過激思想に染まり犯行に及んだ可能性が高まっており、英国内で反イスラム感情が広がる懸念が出ているからだ。

 英国国教会の最高位聖職者、ウェルビー・カンタベリー大主教は「悲しみと国を守る決意を新たにするときだ」と訴え、イスラム教シーア派のヒリル師がテロ事件を「忌まわしく恐るべき攻撃」と非難。イスラム教スンニ派のエザト師は、「イスラム教とテロ実行犯を結びつけるべきではない」と強調した。

 ほかに英カトリック教会のニコラス大司教、ユダヤ教のミルビス主席ラビ(指導者)が参加した。(ロンドン 岡部伸)


英テロ犯、犯行直前にスマホで通信 ISと連絡か
産経新聞 3/26(日) 7:55配信

 【ロンドン=岡部伸】ロンドンの英国会議事堂付近で起きた襲撃事件で、英メディアは25日、実行犯のハリド・マスード容疑者(52)が犯行直前にスマートフォンのメッセージアプリで通信していたと報じた。内容や通信相手は明らかにされていないが、捜査当局は、共犯者や犯行声明を出したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)と連絡を取り合っていた可能性もあるとみて送受信記録を調べている。

 マスード容疑者は22日午後2時40分ごろ、運転する車で歩道の人をはねた後、刃物で警官を襲ったが、報道によるとメッセージアプリには犯行の2分前に接続した記録が残されていた。実際にメッセージをやりとりしたかどうかは不明。

 マスード容疑者は人種差別を受けるなどして、10代から傷害事件を繰り返した。2003年に投獄され、出所後にイスラム教に改宗した。

 在英サウジアラビア大使館によると、マスード容疑者は05年11月からと08年4月からの約1年間、就労ビザを取得し英語教師としてサウジに滞在。15年3月にも巡礼で短期間、サウジを訪問している。サウジ国内での犯罪歴はなく、治安当局の監視対象にも入っていなかったが、サウジ渡航中、思想を過激化させたとの見方も浮上している。

 ロンドン警視庁は25日までに「テロ準備」の疑いで逮捕した11人のうち男女計9人を「テロと無関係」として釈放し、残る2人の取り調べを続けた。


容疑者の男改名か サウジアラビア滞在も
ホウドウキョク 3/25(土) 20:26配信

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(写真:ホウドウキョク)

イギリス・ロンドンで4人が死亡、およそ50人が負傷したテロ事件で、容疑者が、イスラム教徒に多く見られる名前に改名していたほか、過去に3回、サウジアラビアに滞在していたことがわかった。
ロンドン警視庁は24日、現場で射殺されたテロの実行犯、ハリド・マスード容疑者(52)について、出生時の名前が「エイドリアン・ラッセル」だったことを明らかにした。
マスード容疑者は、傷害事件など、たびたび犯罪を重ねていて、イギリスのタイムズは、マスード容疑者が、2003年にイスラム教に改宗したと報じた。
改名は、そのころに行われた可能性がある。
また、在英サウジアラビア大使館によると、マスード容疑者は2005年以降、2回にわたり、サウジアラビアで英語教師として働き、2015年には、巡礼のため、再び渡航していたこともわかった。
警察は、協力者の有無などを調べている。


共犯者か、犯行前にメッセージ=容疑者にサウジ渡航歴―英テロ
時事通信 3/25(土) 19:15配信

 【ロンドン時事】25日付の英紙タイムズなどによると、ロンドン中心部の英国会議事堂周辺で起きたテロ事件で、警官に射殺されたハリド・マスード容疑者(52)が、犯行に及ぶ直前、携帯電話で通信を行っていたことが分かった。

 警察は共犯者と連絡を取り合っていた可能性もあるとみて捜査している。

 警察の調べでは、容疑者は22日午後、ウェストミンスター橋で車を暴走させる3分前に、テキストメッセージを送受信できる通信アプリを使用していた。内容や通信相手は明らかにされていないが、犯行声明を出した過激派組織「イスラム国」(IS)から指示を受け取っていた可能性もあると伝えられている。

 一方、在英サウジアラビア大使館は24日、マスード容疑者が2005年11月から1年間と08年4月から1年間、サウジに滞在し、就労ビザを得て英語教師として働いていたことを確認した。15年3月にも短期間訪れていた。

 サウジ国内で犯罪歴はなく、治安当局の監視対象にも入っていなかったが、滞在中、何らかの影響を受け過激化したとの見方が浮上している。


英でのテロ受け、日英首相が電話会談
ホウドウキョク 3/25(土) 18:51配信

テロ根絶に向けて、協力を深めていくことで一致した。
イギリス・ロンドンで22日に起きたテロ事件を受けて、安倍首相は24日夜、イギリスのメイ首相と電話で会談した。
この中で安倍首相は、メイ首相に哀悼の意を伝え、「この困難な時に、日本はイギリス国民とともにある」と述べた。
両首脳は、卑劣なテロを断固非難し、テロに屈することなく、テロの根絶に向けて、協力していくことを確認した。
そして、5月にイタリアで開かれるG7サミット(主要国首脳会議)の場を含め、国際社会の連携をいっそう強めていくことで一致した。

北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・39

去る1月6日に核実験を行なった残虐な中世の亡霊・暗黒独裁国家・北朝鮮が、今度は長距離弾道ミサイル発射実験の準備を進めていたが、ついに7日9時31分に発射した。

政府は7日午前、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)を開き、国民の安全確保に万全を期すとともに、米韓などと緊密に連携し、北朝鮮に厳しく対応していく方針を確認した。
NSCで首相は、「米国や韓国など関係国と連携し、必要な対応を適時適切に行う」よう求めた。また、首相は関係省庁に対し、(1)落下物などによる被害がないかの確認(2)情報収集・分析の徹底(3)関係国との連携―を指示した。

安倍晋三首相は7日午前、首相官邸で記者団に対し、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射したことについて「断じて容認できない。明白な国連安全保障理事会決議違反だ。国際社会と連携し、毅然として対応する。国民の安全と安心を確保することに万全を期する考えだ」と述べた。

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リンク:自民党が「敵基地攻撃能力」保有を提言、安倍晋三首相「しっかりと受け止めたい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:韓国に親北朝鮮政権の誕生か!? 次期大統領候補である文在寅は「従北」「反米」「反日」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北のテロ支援国家再指定を求める法案可決 米下院委員会 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:敵基地攻撃能力の保有、自民が政府に検討求める - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:北朝鮮による核・ミサイル開発に対応 自民党関係部会による提言「敵基地反撃能力」とは? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「敵基地攻撃能力の検討急げ」自民部会が提言 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米国で北朝鮮攻撃が議論の的に、日本は備えを急げ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「国の守り」を放棄する学術会議でいいのか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「敵基地攻撃能力の保有必要」自民・安全保障調査会が緊急提言 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<自民党>「敵基地反撃能力保有を」政府への提言まとめる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新ミサイル防衛導入 自民が提言 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「敵基地攻撃」早期検討を=ミサイル防衛能力強化も―自民 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:サイバー分野でも「専守防衛」を貫く日本 対北ミサイルの敵基地攻撃議論で再考を - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安保法制1年 進む検討、見える限界 朝鮮半島有事で自衛隊は… - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、再びエンジン燃焼実験か CNN報道 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:<核兵器禁止条約>日本「実効性ない」演説 交渉不参加表明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米国連大使、核兵器禁止「現実的でない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、またエンジン実験=CNN - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、24日にロケットエンジン実験=米当局者 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、24日にもエンジン燃焼実験 ICBM用か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岩国基地所属のF35、韓国で合同訓練に初参加 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中谷元・前防衛相が生解説するミサイル防衛 「探知」「迎撃」「反撃」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:イランが米企業15社に制裁、ミサイル開発巡る措置に報復 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「朝鮮半島緊迫化」が世界経済にもたらすリスク 日本は、なにをすべきか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「核実験準備進んでいる可能性」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ミサイル物資供給で経済制裁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、核実験準備を完了か 米当局者 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

自民党が「敵基地攻撃能力」保有を提言、安倍晋三首相「しっかりと受け止めたい」
産経新聞 3/30(木) 18:45配信

 自民党安全保障調査会の今津寛会長らは30日、官邸を訪れ、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、発射拠点を攻撃する「敵基地攻撃能力」保有の早期検討などを政府に求める提言を、安倍晋三首相に手渡した。

 首相は「(北朝鮮の)新たな段階の脅威を深刻に受け止めている。本日の提言をしっかりと受け止め、今後も党とよく連携したい」と述べたが、能力保有の是非には言及しなかった。

 菅義偉官房長官は記者会見で「大変重要な提言をいただいた。弾道ミサイル対処能力の総合的な向上のために検討を行っていきたい」と強調した。

 提言では、「敵基地攻撃能力」保有のほか、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」といった新装備の導入に向けた検討なども求めた。


韓国に親北朝鮮政権の誕生か!? 次期大統領候補である文在寅は「従北」「反米」「反日」
BEST TIMES 3/30(木) 18:00配信

韓国が赤化消滅する日は来るのか――元韓国国防総省北朝鮮情報分析官であり、『韓国左派の陰謀と北朝鮮の擾乱』を上梓するなど、朝鮮半島情勢に詳しい高永喆(コウ・ヨンチョル)氏に、今後の動きをどうみるのか、情報分析のプロの視点から話をしていただいた。

 日本では、韓国の朴槿恵大統領の弾劾裁判で罷免が決定されたことは「民衆の力が大きい、民主主義が成熟してきた証だ」と捉えられている部分が大きい。

「しかし、これこそ北朝鮮が目論む“朝鮮半島赤化統一”の引き金になる可能性がある」

 と警鐘を鳴らす。

「現在、大統領候補として一番の支持を集めているのは、“共に民主党”の文在寅氏です。日本では一見、民主的な指導者として伝えられているようですが、実はこれまでに非常に“親北朝鮮”の発言や行動を繰り返してきた人物なのです。
 まず、盧武鉉政権時に大統領秘書室長を勤めていた2007年、北朝鮮の人権状況を非難する国連の人権決議案の採択前に北朝鮮に意見を求め、韓国の決議を棄権させていたのです。これは当時外交通商部長官を務めた宋旻淳氏の回顧録から2016年に判明しています。本来、これは韓国では利敵行為にあたるとして、罪に問われてもおかしくない行動なのです。
 また、現在、米軍と共同で進めているTHAAD(終末高高度防衛ミサイル)の配備も、中国や北朝鮮との 無駄な対立の種になるので必要がない、見直しが適当であるという考えを述べています。さらには、大統領に就任したならば、アメリよりも先に北朝鮮を訪問して対話する、南北統一は北朝鮮が主張する連邦制が望ましいという発言までしています」

 文氏は北朝鮮の現体制を支持する言動が目立ち、アメリカや日本との関係も距離を保つ方向の考えを示しているのだという。加えて、ようやく実現して機能し始めてきている、日韓軍事情報包括保護協定(GISOMIA)の見直しも表明。親北朝鮮どころか、「従北」であり「反米」「反日」である。そんな人物が大統領に就任すれば、米韓と日韓の関係にも亀裂が入り、北朝鮮が一気に韓国を飲み込んでしまう恐れが出てくる。

「もう一人の大統領候補である国民党代表の朴智元氏も、完全に親北朝鮮の人物なのです。朴氏は金大中政権時に文化観光部長官を務めていました。その当時、2000年8月5日~12日まで46名の韓国新聞•放送言論社の社長団を連れて訪朝し、その全員が平壌の高級ホテルで性接待まで受けたという疑惑まで持たれています。同時に北朝鮮に対して4億5000万ドルを不正送金したり、巨額の収賄で求刑されたりした人物でもあるのです。彼もまた、“北の操り人形ではないか”と言われています」

 つまり、野党が現政権を引き摺り下ろすために世論を操作したというのが、高氏の分析なのだ。そして支持率の高い二人の野党候補うち、どちらが大統領になっても韓国の体制が北朝鮮寄りになることは必至。

 その隙に、北朝鮮が判断ミスで韓国に武力侵攻、第2次朝鮮戦争が勃発する可能性も捨てきれない。そんなことになれば当然、海を挟んで対峙する日本にも大きな影響が出てくることになる。

 3月6日に北朝鮮は4発の弾道ミサイルを日本海EEZに発射し、在日米軍基地を狙っていると公式発表した。さらに3月19日には高出力ロケットエンジンの燃焼実験を行い米本土まで届く大陸間弾道ミサイルの開発が着々と進んでいる。アメリカは第2の9.11大惨事を迎える前に、先制攻撃に踏み切るしかないのか? 今となっては「やられる前にやらざるを得ない」と言う選択肢に迫られている。


北のテロ支援国家再指定を求める法案可決 米下院委員会
産経新聞 3/30(木) 17:57配信

 【ワシントン=加納宏幸】米下院外交委員会は29日、北朝鮮の核・ミサイル開発や金正男氏殺害事件を受け、国務省にテロ支援国家再指定を求める超党派の法案を可決した。同委は同時に北朝鮮への制裁を強化する法案や大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発を非難する決議も可決した。

 テロ支援国家再指定を求める法案は、指定が解除された2008年以降も北朝鮮が「よど号」事件を起こした元共産主義者同盟(共産同)赤軍派メンバーをかくまうなど外国テロ組織に支援を続けていると指摘。米国へのサイバー攻撃やシリアの原子力施設建設支援などの動きを挙げて、「再指定の基準を満たしている」とした。

 決議は「ICBMに核弾頭が装備されれば米国に直接の脅威をもたらす」とし、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の速やかな韓国配備や日米韓3カ国のミサイル防衛協力、軍事情報共有の強化を盛り込んだ。中国に北朝鮮指導部への圧力強化や国連安全保障理事会決議に基づく制裁の着実な履行も求めた。


敵基地攻撃能力の保有、自民が政府に検討求める
ロイター 3/30(木) 17:22配信

[東京 30日 ロイター] - 自民党は30日、北朝鮮の弾道ミサイル発射が相次ぐ中、敵基地攻撃能力の保有と迎撃態勢の強化を早急に検討するよう政府に提言した。政府は同盟国の米国と調整しつつ、提言を踏まえて弾道ミサイル対処力の増強を急ぐ。

提言は、北朝鮮の弾道ミサイル開発を「新たな段階の脅威」とした上で、敵領内のミサイル発射装置などを破壊する敵基地攻撃能力の保有を「直ちに検討」するよう政府に要求。新型迎撃ミサイルの導入や、領海のすぐ外側の排他的経済水域(EEZ)に落下する弾道ミサイルを迎撃可能にする法的措置の検討も求めた。

安倍晋三首相は「新たな段階の脅威に入ったと深刻に受け止めている。この認識は米国も同じだ」と発言。「提言をしっかりと受け止めたい」と語った。

政府は提言を踏まえて「種々の検討」(菅義偉官房長官)を行うが、日本が敵基地攻撃能力を保有するには、米国が「矛」、日本が「盾」という日米同盟の役割分担の見直しが必要になる。「イージス・アショア」や「THAAD(サード)」といった新型迎撃ミサイルも、導入を決めれば米国から調達することになる。

いずれも米国との調整が欠かせず、政府関係者の1人は、両国が早期開催で一致している外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)の「議題になるだろう」と指摘する。

(久保信博)


北朝鮮の挑発、可能性高い=核実験・ICBM試射警戒―韓国
時事通信 3/30(木) 16:56配信

 【ソウル時事】韓国外務省報道官は30日の記者会見で、北朝鮮が4月に核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)試射などの「挑発行為を仕掛ける可能性が高いと判断している」と述べ、厳戒態勢を取っていることを明らかにした。

 挑発に出るタイミングとしては、4月6、7両日の米中首脳会談や、11日の最高人民会議、15日の故金日成主席の誕生日、25日の朝鮮人民軍創建記念日を挙げた。

 一方、韓国軍合同参謀本部は30日の記者会見で、北朝鮮がいつでも核実験を実施できる状態だと指摘。その上で、「従来とは異なる核実験をする可能性がある」と警戒を呼び掛けた。

 30日付の韓国紙・中央日報は情報当局者の話として、米中首脳会談の前に核実験が行われる可能性が高いと伝えた。さらに、6回目の核実験では、プルトニウム型やウラン型、ブースト型核分裂弾(強化原爆)を組み合わせ、一度に複数の爆発を起こすとの見方も報じている。


敵基地攻撃能力で自民提言=安倍首相「しっかり受け止める」
時事通信 3/30(木) 16:13配信

 自民党安全保障調査会の今津寛会長らは30日、安倍晋三首相を首相官邸に訪ね、北朝鮮を念頭に敵のミサイル基地を攻撃する「敵基地攻撃能力」保有の早期検討を柱とする提言書を手渡した。

 首相は「提言をしっかりと受け止め、党とよく連携していきたい」と表明。北朝鮮の核・ミサイルに関し「新たな脅威の段階に入ったと深刻に受け止めている。この認識は米国も同じだ」と語った。


北朝鮮による核・ミサイル開発に対応 自民党関係部会による提言「敵基地反撃能力」とは?
ホウドウキョク 3/30(木) 11:38配信

自民党安保調査会の「弾道ミサイル防衛に関する検討チーム」は29日、「弾道ミサイル防衛の迅速かつ抜本的な強化に関する提言(案)」をまとめ(写真)、政府に提出した。
提言ではまず、弾道ミサイルの発射などを繰り返す北朝鮮の脅威について「到底看過できないレベルに達している」と指摘し、その上でミサイル発射前に発射台の位置を把握したり敵のレーダーを無力化するといった、いわゆる敵基地攻撃について、「敵基地反撃能力」として保有の検討を直ちに始めるよう政府に求めている。
また、発射されたミサイルを迎撃するため、最新鋭ミサイル防衛システム「THAAD」や陸上配備型イージスシステム「イージスアショア」の導入の検討も求めた。
これを受け、政府は近く防衛省内に検討委員会を設置し、将来的な弾道ミサイル防衛の方針をまとめることにしている。

今回、耳慣れない「敵基地反撃能力」という言葉が使われている。
ここで使われている「反撃」とは何を意味するのか、「どういう段階」での「反撃」ということになるのか・・・それがこの先、議論されることになるかもしれない。

(文責:松島 スタッフ:能勢・中西・北原)
3月29日(水)配信「日刊安全保障」より


「敵基地攻撃能力の検討急げ」自民部会が提言
読売新聞 3/30(木) 8:56配信

 自民党は29日、安全保障調査会などの合同部会で、ミサイル攻撃を受ける前に相手国の基地などを攻撃する「敵基地攻撃能力」の保有について、政府に検討を急ぐよう求める提言をまとめた。

 作成作業は「弾道ミサイル防衛に関する検討チーム」(座長=小野寺五典・元防衛相)が中心となった。

 提言は、核・ミサイル開発を進める北朝鮮について、「新たな段階の脅威に突入した」と指摘し、「『敵基地反撃能力』を保有すべく、直ちに検討を開始する」との対応を政府に求めた。

 北朝鮮の弾道ミサイルへの対処能力を強化するため、最新鋭ミサイル防衛システム「最終段階高高度地域防衛(THAAD)」や、陸上型イージスシステムなど、新装備の導入を促した。


米国で北朝鮮攻撃が議論の的に、日本は備えを急げ
JBpress 3/30(木) 6:10配信

 「先制攻撃にせよ予防攻撃にせよ、北朝鮮を軍事攻撃した場合は直ちに北朝鮮から報復攻撃を受け、第2次朝鮮戦争がスタートすることになる」

日本は完全に北朝鮮のミサイルの射程圏内(図)

 先週、韓国紙(英語版「Korea Times」)で、ジョージタウン大学のロバート・ガルーチ教授が警告した。

 もともと大学教授であったガルーチ氏はビル・クリントン政権に加わり、アメリカ側の首席交渉官として「米朝枠組み合意」(1994年)の成立に尽力した。その後、再び大学に戻り、現在はジョージタウン大学で外交を教えている(北朝鮮はしばらくの間「米朝枠組み合意」を履行していたが、徐々に困難に直面し2003年に決裂した)。

 トランプ政権は「過去20年にわたる北朝鮮に対する“関与政策”は失敗であり、今後は軍事攻撃も含むあらゆるオプションを実施する」といった方向性を打ち出している。それに対してガルーチ氏は、「封じ込め政策」でなく「関与政策」こそが有効であると反論している。

 そしてガルーチ氏は上記の警告に続けて、「(北朝鮮を軍事攻撃するからには)アメリカと同盟国は第2次朝鮮戦争に備えねばならない。しかしながら、アメリカも同盟国も戦争には備えていないではないか」と強い懸念を表明している。

■ 在韓米軍は「常に準備万端」

 このようなガルーチ氏の懸念に対して、朝鮮半島に戦闘部隊を展開させているアメリカ陸軍関係者は、「我々(アメリカ軍と韓国軍)は、勃発するしないにかかわらず第2次朝鮮戦争には常に備えている」と反論する。

 彼らによると、朝鮮半島には「Ready to Fight Tonight!」をモットーとするアメリカ陸軍第2歩兵師団が常駐しており、いわゆる38度線を越えて押し寄せてくる北朝鮮軍に対して常に準備万端なのだという。

 北朝鮮軍は、極めて旧式装備とはいえ、兵力110万、戦車4000輛、重火砲15000門を擁する強大な戦力である。だが、近代的装備と優れた戦術情報環境を手にしているアメリカ軍と韓国軍側は、北朝鮮軍に効果的に反撃することができると胸を張っている。

■ 避けられない民間人の犠牲

 ただし、そのように主張する陸軍関係者も、準備態勢に問題がないとしているわけではない。

 ガルーチ氏が指摘しているとおり、アメリカ軍にせよ韓国軍にせよ、北朝鮮を軍事攻撃した場合には、すぐさま北朝鮮による報復反撃が韓国に加えられることは確実である。とりわけソウル一帯には1時間近くにわたって砲弾やロケット弾が雨あられと降り注ぐことはもはや周知の事実となっている。そのため、極めて多数にのぼる一般市民(韓国市民のみならず多くの外国人も含む)の死傷者が出ることは避けられない。1000万人以上の人口を擁するソウルとその周辺一帯における死傷者数の推計は不可能に近く、死者数万名、負傷者数十万名でもおかしくないといわれている。

 今のところ、このような事態を避けることは不可能である。よって、ソウル一帯の壊滅的損害に着目するならば“第2次朝鮮戦争に対する準備が整っていない”と言えなくはないのである。

 軍隊が果敢に防戦に努めても、数万名の民間人が犠牲になることが前提では、戦争に対する準備が整っているとは言いがたい。

■ ソウルへの報復攻撃を封じるのは困難

 北朝鮮の報復攻撃とそれによって生ずる莫大な数の民間人の犠牲といったこうした悲惨な状況は、ガルーチ氏のように北朝鮮への軍事攻撃そのものに反対を唱える人々だけでなく、北朝鮮に対する予防攻撃は場合によってはやむを得ないと考えている人々にとっても共通してきわめて悩ましい難問である。

 「アメリカ本土に達する可能性がある核搭載大陸間弾道ミサイル(ICBM)を北朝鮮が手にする以前に、北朝鮮の核兵器関連施設を破壊しておく必要がある」と考えている戦略家たちの間でも、「ソウル一帯での膨大な非戦闘員の死傷者はどうするのか?」は最大の論点になっている。

 多くの軍関係者たちは、北朝鮮に対する軍事攻撃の必要性は認めつつも、実際には極めてハードルが高い軍事作戦になると考えている。なぜならば「ソウルに対する報復攻撃を避けるには、核関連施設だけでなく、国境地帯に展開する北朝鮮軍も一掃せねばならず、それも急襲によって一気に殲滅しなければならない。したがって、とても局所を狙ったピンポイント攻撃といった軍事行動では済まなくなり、第2次朝鮮戦争をこちらから仕掛けざるをえない」からだ。

 一方、「北朝鮮がICBMをはじめとする核兵器を手にした場合に生ずる結果を考えるならば、ある程度の犠牲はやむをえない」との考えも見受けられる。

 例えば極めて少数ではあるが、「広島と長崎に原爆攻撃を実施する際にも、敵側に多くの民間人犠牲者が出ることに関して議論が闘わされた。しかしながら、原爆攻撃を実施せずに上陸作戦を敢行した場合に予想された我が軍側と日本軍ならびに日本国民の莫大な死傷者数予測を考えた結果、やむを得ず原爆攻撃に踏み切ったのだ」という米陸軍による公式見解を引き合いに出す関係者もいる(ただし、米海軍や海兵隊にはこのような説明に異を唱える人々も少なくない)。

 いずれにせよ、最終的な決断を下すのは軍隊ではなく、トランプ政権の専決事項である。したがって軍隊は、攻撃命令が下された場合に核関連施設破壊作戦や金正恩一派排除作戦を成功させる準備を万全に整えておくのが、軍事組織としての責務である。

■ 相変わらず平和ぼけ状態の日本

 米軍関係戦略家や外交政策関係者たちの間では、現在、上記のような議論が沸騰している。ところが、日本も当事者にならざるを得ないのにもかかわらず、日本政府・国会においては米軍による北朝鮮軍事攻撃に対する準備はガルーチ教授の指摘の通り「全くしていない」状態だ。

 米軍関係者たちの頭を悩ませているソウル一帯での莫大な数の民間人犠牲者の中には、多くの日本国民も含まれている。そのことを日本政府・国会は認識しているのであろうか? 

 韓国全体には4万名近くの日本国民が在留しているという。それらの人々を救出するのは、アメリカ軍ではなく自衛隊だ。

 また、北朝鮮による報復攻撃は、ソウル一帯や韓国内に限らず日本国内の米軍施設や日本の戦略ポイント(たとえば原子力発電所、火力発電所、石油化学コンビナートなど)に対して敢行されることもほぼ確実である。北朝鮮軍は現在も(数年前に比べて在庫は減っているとはいえ)、日本各地を射程圏に納めている弾道ミサイル(スカッド-ER、ノドン)を100発近く保有している。そのため、少なくとも50発の弾道ミサイルが日本に向けて報復発射されるであろう。

 日本政府・国会は、日本国民に迫り来ている深刻な危機に、いつまでも目を背けていてはならない。


「国の守り」を放棄する学術会議でいいのか
JBpress 3/30(木) 6:10配信

 防衛省が公募する安全保障関連の技術研究に対し、日本学術会議は構成員の総意としての総会ではなく、幹事会で「軍事目的の科学研究を行わない」とした過去の声明を継承するとした。

 しかし、日本の安全を守るためには産業界の協力だけでなく、先進的な科学技術を探求する学界の協力が欠かせない。

 学術会議は戦争に関わることに忸怩たる思いがあるというが、侵略戦争は憲法9条で禁止しており、日本の防衛技術研究はどこまでも戦争抑止や自衛戦争の目的に資するものである。

 また、戦争に反対するのは学術会議の会員だけではない。会員以上に戦争したくないのが防衛省・自衛隊であり自衛官である。また国民のほとんどもそうであろう。

 しかし、日本に脅威を及ぼし、あるいは侵略する国があれば、それを抑止し防衛しなければならない。そうでなければ日本の安全が保障されない。

 憲法9条は、日本が侵略戦争をすることを禁止はするが、外国が日本を侵略することを抑止することはできない。従って、家に戸締りが必要であるように、国にも防衛のための備えは必要である。

■ かつてあった「戦争と平和」大論争

 1978年9月15日付「サンケイ新聞」の「正論」欄に関嘉彦早大客員教授が「〝有事″の対応策は当然」という記事を掲載した。この頃は有事立法が争点化しつつあり、栗栖弘臣統合幕僚会議議長(当時)による超法規発言(78年7月)などがあった時代である。

 関氏は、反対論者にはサンフランシスコ平和条約の全面講和論者の声明文や、60年安保改定時の知識人などの反対論と類似の言論が見られ、それらはヒトラーがベルサイユ条約に違反して軍事増強などをしているのを看過した宥和政策に似ていると評した。

 また、「『善意』ではあるが、歴史の教訓に『無知』な平和主義者の平和論がある」として、「平和憲法をもった日本を侵略する国などあるはずがない。海に取り囲まれた日本に対する奇襲攻撃などあるはずがない、といった希望的観測に立った議論」は、水と安全はタダと考える日本人の俗耳に入りやすいが、万一にも政治家までがこうした希望的観測に迎合するようではかえって侵略を招き寄せかねないと警告した。

 そのうえで、人為的災害である侵略などの有事に備えるべきであると主張した。

 また、軍備や非常時の対応策を講ずることが戦争を招き寄せるという考えに対しては、スイスは民兵組織であるが侵略に対してはあくまで戦う決意で準備をしていたので、ヒトラーはスイスを通ってフランスに攻め入るのを断念したという例示で反論した。

 森嶋通夫ロンドン大学教授が帰国便の中で関論文を読み、「何をなすべきでないか」と題する反論記事を「北海道新聞」(79年1月1日付)に掲載する。

 新聞での論争は4回続くが十分な論議が尽くせないとして、その後は『文藝春秋』(1979年7月号)誌上で、「大論争 戦争と平和」の掲題の下、森嶋氏は「新『新軍備計画論』」を、関氏は「非武装で平和は守れない」を、全42ページにわたって展開した。両者は10月号でも同ページの補論を展開する。

 森嶋氏は、英国の宥和政策がヒトラーの攻撃を招いたというよりも、ヒトラーがいる限り戦争は避けられなかったし、スイスを攻撃しなかったのは敵国と交渉する際の通路として利用しようと思っていたからだと述べ、関氏の軍事的備えを批判した。

 森嶋氏は、学ぶべき歴史の教訓は軍事力や民兵組織の必要性などではなく、攻め入られた英国がヨーロッパのほとんどの国を自分の陣営に引き止め、米国やソ連までも参戦させ連合軍としてまとめた政治力である。またスイスの場合は中立国という政治的地位であると述べたのである。

 そのうえで森嶋氏は結論的に、「徹底抗戦して、玉砕して、その後に猛り狂ったソ連軍が来て惨憺たる戦後を迎えるより、秩序ある威厳に満ちた降伏をして、その代り政治的自決権を獲得する方が、ずっと賢明だ」と述べたのである。

 ところで、かつてのソ連に代わり今日、日本の脅威になっている中国はどのような状況にあるのであろうか。

■ 中国の軍事状況

 マイケル・ピルズベリーはニクソン政権以来、30年以上にわたって米国の政府機関で働いてきた中国研究の専門家で、2015年刊の『China2049  秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」』に中国の軍事状況を子細に記述している。

 孫子の兵法を古来重視してきた中国であり、また米国と軍拡競争して敗れたソ連の失敗からも学び、ICBM(大陸間弾道弾)や核兵器、軍艦、戦闘機などの正面装備の軍事競争はしない。

 こうして表向きは「平和的な台頭」のイメージを世界に与えながら、秘密裏に先進兵器への支出を過去10年間で劇的に増やし続けてきたという。実際に公表する軍事予算は半分以下でしかないようだ。

 ピルズベリーは、米国のような超大国に対抗するうえで必要な戦術として中国が考えているのは、「暗殺者の鎚矛」という意味の「殺手かん(金ヘンに間)」であり、中国人軍事戦略家が1995年に発表した「海上戦の軍事改革」という論文で初めて「殺手かん」という用語を目にしたと述べる。

 「殺手かんは、自国より強い国の急所をついて勝つための非対称兵器」を指しており、米国が戦争を軍事的手段という方向からしか見ないのとは異なり、中国は科学をはじめとして情報、経済、法律、政治、金融など何でもありで、いわゆる「超限戦」の様相を指すようだという。

 また、「中国の殺手かん計画はアメリカでの諜報活動に支えられて進展してきた」とピルズベリーは述べる。

 冷戦下で米国は中国の平和的台頭を信じて、「軍事力増強のパートナーを喜んで引き受け」、「中国への武器輸出と技術譲渡」を惜しみなくやってきたことに加え、中国によるサイバー攻撃での技術窃盗などを指している。

 江沢民主席(当時)は殺手かんの強力な推奨者であったようで、1999年には軍の指揮官たちに、「国の主権と安全を守るために必要な殺手かんを、可能な限り迅速に手に入れる必要がある」「いくつかの新しい殺手かんに習熟しなければならない」と語り、2002年には「大国として世界の覇者と戦うために、いくつかの殺手かん兵器を作るべきだ」などとも述べている。

 「世界の覇者と戦う」ということで、殺手かんが目指すところは「アメリカの弱点を突いて、アメリカを無力にする方法を見つけることに注がれ」ており、中国国防大学の外国軍事研究部門が米国の軍事的弱点を詳述した64人の著者の論文を纏めたとも述べる。

 中国が列挙する米国の弱点は、(1)ハイテク情報システムへの過剰依存(2)宇宙衛星への依存(これは深刻とみる)(3)長距離の供給ライン(シーレーン)の3点である。

■ 「殺手かん」とは何か

 殺手かんとは兵器などのハードウェアなのか戦略・戦術などのソフトウェアなのか分かりにくい。超限戦の様相を意図している点からは双方をミックスしたものというのが正しいであろう。

 米国はあまりにも情報スーパーハイウェイに頼りすぎているため、「電気無力化システムによる攻撃に対して脆弱であり、電力システム、民間航空システム、輸送ネットワーク、海港、テレビ放送局、電気通信システム、コンピューターセンター、工場、ビジネスが妨害あるいは破壊される恐れが高い」とみている。

 このようなことから、殺手かんの開発は、「監視システム、地上配備の電子インフラ、あるいは合衆国の航空母艦を無力化する兵器の開発から始まる」という。これには「核爆発で生じる電磁パルスを増幅させ、広範囲のあらゆる電子装置を動作不能にする電磁パルス(EMP)兵器が含まれる」としている。

 実際、マウス、ラット、兎、犬、猿でEMPの威力を調べ、また敵の電子機器を破壊する高出力マイクロ波兵器の研究も行っているという。

 また、過度の宇宙衛星依存や長距離兵站ライン(シーレーン)も弱点と中国はみなしている。衛星を破壊し、あるいは無力化する殺手かん兵器を中国は過去20年間にわたって作ってきたという。

 その1つは2007年に公開され、3000を超す破片(デブリ)を作り出し、世界の衛星機能を阻害することから国際社会の批判を受けた。

 中国版「スター・ウォーズ計画」であるが、「人民解放軍は、人工衛星からの通信を乱したり消したりする他の兵器や妨害器の開発も進めており、おそらくレーザー、マイクロ波兵器、粒子ビーム兵器、EMP兵器が含まれる」としている。

 シーレーンに対しては「潜水艦、機雷、魚雷、対艦巡航ミサイルといった非対称攻撃に対して脆弱であり、そのすべてを既に備えている」とも言う。

 こうした、研究の走りは1986年頃のようである。同年3月に「高技術研究発展計画」(863計画)を立案し、科学と技術によって国防の遅れを埋め合わせようとする大きな試みを始める。

 それにはバイオ技術やレーザー技術、新素材など民間・軍事両用の技術が含まれ、「自主創新戦略」の基盤となる「国家中長期科学技術発展計画(MLP、2005~2020年間)」に組み込まれたという。

 自主創新戦略とは、外国のR&D資本、技術譲渡、外国の企業や研究機関での中国人エンジニアと科学者の育成を通して、軍事・民事の両方で活用できる技術力を高めようとするものだそうである。

 近年、中国の指導者は、863計画に投資する資金を大幅に増大し、領域を広げているという。

 MLPは最も野心的な科学技術計画になっており、電気通信、航空宇宙科学など16の「国家的メガプロジェクト」を「最優先中の最優先事項」として発表。MLPと863計画が民間・軍事両用を掲げていることは、中国の長期的軍事計画と民間の科学技術開発が、土台部分で結びつきつつあることを反映しているとも述べる。

■ 学術会議は日本を危険にさらすのか

 ドゴールが「同盟などというものは、双方の利害が対立すれば一夜で消える」と語ったように、米国といえどもTPO次第では同盟をいつ解除しないとも限らない。それどころか敵国にさえなり得る。

 現に冷戦が終わり米国の敵であったソ連が消滅した後、米国は日本とドイツを敵国に見立てた経緯がある。

 米国はともあれ、現在の中国は日本領の尖閣諸島を併呑する動きを示しており、沖縄さえ自国領と称している。「中華民族の偉大なる復興」を明言する中国は「戦争準備」さえ呼号しており、日本が無傷であるはずはない。

 また北朝鮮は、先に4発同時発射したミサイルの目標は在日米軍基地を意図したものであったことを明確にした。

 先述したように、憲法9条を根拠に日本がいくら戦争を忌避しても、状況次第で中国は尖閣諸島の奪取に動いたり、北朝鮮は在日米軍基地にミサイルを撃ち込んだりする危険性がある。

 こうした脅威を抑止し、実際に侵攻やミサイル攻撃が行われた場合には反撃することが日本の安全に資することになる。

 そうした防衛に資するために自衛隊は存在し、自衛隊が兵器・装備を万一使用する場合は、「寸鉄人を刺す」ものでなければならない。

 科学者の代表組織である日本学術会議や一部のノーベル賞受賞者の声高な反対によって、軍事研究をしていなかったばかりに臍を噛むことはないだろうか。後の祭りと悔やんでも学問や言論の自由も人権も、いや生存の保障もなくなることは火を見るよりも明らかではないだろうか。

 政治・外交によって戦争を回避することが最善であることは言うまでもないが、日本の願望どうりに行くとは限りないし、森嶋氏が言うような保証はとても期待できそうもない。

 最終的に、日本の安全は科学技術の粋とも言うべき兵器・装備を保有する軍隊(日本においては自衛隊)によって基本的には保持される。そのためには、国家のあらゆる力を集積する必要がある。即ち国家の安全を維持するのは軍事科学技術を応用した兵器を装備した組織によってであることが実情である。

 当人が研究・開発を忌避するのは自由であるが、賛同する科学者や国家に縛りをかけるのは「軍事研究に協力しない」声明を発した当人の自由や生命さえ奪う結果を招く道理を理解していないからであろう。

 中国の状況を見るだけでも簡単に理解できるわけで、学術会議の決意ほど形容矛盾はないであろう。

 学術会議の会員(今回は幹事たちであるが)たちには、産学官の協力があって初めて日本の安全が留保されるという現実を見つめてほしい。

■ おわりに

 個人として軍事研究を忌避するのは自由であるが、科学者の中にも日本の安全に関わる軍事研究の必要性を熟知している人士も多いようである。特に今日の科学技術は、両用性(デュアル・ユース)と称され、民生と軍用に有用なものが多いし、判別もし難い。

 かつては軍事用に開発されたGPSやインターネット、さらには戦車の昇降システムなど、軍事技術が民用に供されることが多かったが、今では民用に開発された製品が軍用に供される状況も多い。

 それは第一線で兵士が戦車などで直接戦う様相から、科学技術の進歩で情報・通信・指揮システムなどにダメージを与えて軍隊を機能不全にする様相に移行しつつあるからである。

 また、相手の侵略意図を憲法9条で防止することはできないし、森嶋氏が言うような「秩序ある威厳に満ちた降伏」で「政治的自決権を獲得する」ことなどは、今日の中国や北朝鮮などの状況を見る限り絶望的な夢想でしかない。

 端的に言えば、防衛技術の研究に協力しないで侵略を許したために失う自由や人権蹂躙と、国家の防衛に尽力して今日の日本の姿を維持し続けることとどちらを選ぶかの問題であろう。ここは、真剣な議論で日本の安全に資する方策を導き出してもらいたい。


「敵基地攻撃能力の保有必要」自民・安全保障調査会が緊急提言
産経新聞 3/29(水) 23:53配信

 自民党の安全保障調査会は29日、国防部会との合同会議を党本部で開き、北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイルの発射を受け、ミサイル防衛(MD)の強化に向けた緊急提言をまとめた。政府に対し、他国のミサイル基地などを攻撃する「敵基地攻撃能力」の保有や、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」といった新装備の導入に向けた早期検討などを求めた。

 提言検討チーム座長の小野寺五典元防衛相は会合後の記者会見で、「災害と同じくらい緊急性を持つという問題意識で、政府には速やかな対応を求めていきたい」と述べた。30日に安倍晋三首相に提言を手渡す。

 提言は「北朝鮮の脅威が新たな段階に突入した」とした上で、敵基地攻撃能力について、巡航ミサイルを念頭に置いた能力保有に向け、政府が「直ちに検討を開始すること」だと強調。小野寺氏は敵基地攻撃能力に関し、「日本政府は専守防衛という立場を取っている。誘導弾などによる攻撃が行われた場合を想定しての対応で、決して先制攻撃ではない」と述べた。

 MD能力の強化に関しては、THAADや地上配備型イージスシステム「イージス・アショア」などの新装備について、政府の導入に向けた早期検討を始め、日本全国を守るに足る十分な数の確保に向けた予算措置を急ぐよう主張した。

 また、弾道ミサイルが日本の排他的経済水域(EEZ)内に落ちた点を深刻視し、船舶に速やかに警報を出すなどの安全確保策の充実も要望した。


<自民党>「敵基地反撃能力保有を」政府への提言まとめる
毎日新聞 3/29(水) 22:53配信

 自民党の安全保障調査会などは29日、北朝鮮の核・ミサイルの脅威を踏まえ、敵側の基地を攻撃する「敵基地反撃能力」の保有を政府に求める提言をまとめた。先制攻撃ではないと明確にするため、「反撃」の語句を入れた。日米同盟の抑止力・対処力向上を図るため、巡航ミサイル保有も検討するよう求めた。30日に安倍晋三首相に提出する。

 記者会見した小野寺五典元防衛相は「何発もミサイルを発射されると、弾道ミサイル防衛(BMD)では限りがある。2発目、3発目を撃たせないための(敵基地)無力化は自衛の範囲で、先制攻撃ではない」と説明した。

 新たなBMDシステムについては、イージス艦のレーダーや迎撃ミサイルを地上に配備する「イージス・アショア」や、移動式の「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」の導入を検討し「早急に予算措置を行うこと」を要請。北朝鮮が今月6日、4発のミサイルを日本の排他的経済水域(EEZ)とその周辺にほぼ同時に着弾させたことも踏まえ、船舶に警報情報を迅速に伝える仕組みなどの検討も求めた。【村尾哲】


新ミサイル防衛導入 自民が提言
ホウドウキョク 3/29(水) 17:34配信

自民党は、北朝鮮による核・ミサイル開発に対応するため、敵基地攻撃能力や、新たなミサイル防衛システムの導入を政府に求める提言をまとめた。
自民党の関係部会による提言では、まず、弾道ミサイルの発射などを繰り返す北朝鮮の脅威について、「到底看過できないレベルに達している」と指摘した。
そのうえで、ミサイル発射前に発射台の位置を把握したり、敵のレーダーを無力化するといった、いわゆる敵基地攻撃について、「敵基地反撃能力」として、保有の検討を直ちに始めるよう政府に求めている。
また、発射されたミサイルを迎撃するため、最新鋭ミサイル防衛システム「THAAD」などの導入を検討することも求めた。
これを受け、政府は近く、防衛省内に検討委員会を設置し、将来的な弾道ミサイル防衛の方針をまとめることにしている。


「敵基地攻撃」早期検討を=ミサイル防衛能力強化も―自民
時事通信 3/29(水) 17:23配信

 自民党は29日、党安全保障調査会などの合同部会で、敵のミサイル基地を攻撃する「敵基地攻撃能力」保有の検討を急ぐよう政府に求める提言をまとめた。

 北朝鮮による弾道ミサイルへの対処能力を強化するため、米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」など新規装備品の導入に向けた検討も促している。30日に安倍晋三首相に手渡す。

 提言は、党安保調査会の下に設置した検討チーム(座長・小野寺五典元防衛相)が中心となってまとめた。核・ミサイル開発を進める北朝鮮について「新たな段階の脅威に突入した」と指摘。専守防衛を逸脱しない立場から「敵基地攻撃能力」の用語は避け、「巡航ミサイルをはじめ、わが国としての『敵基地反撃能力』を保有すべく、直ちに検討を開始する」よう政府に求めた。


サイバー分野でも「専守防衛」を貫く日本 対北ミサイルの敵基地攻撃議論で再考を
産経新聞 3/29(水) 10:13配信

 北朝鮮の核・ミサイルの脅威が高まる中、自民党では日本が敵基地攻撃能力を保有すべきか、検討が進められている。北朝鮮のミサイル技術が向上し、同時に複数発のミサイルを発射する現状からすれば、敵基地攻撃能力保有の検討は当然のことだろう。しかし、この際、サイバー攻撃の検討もぜひ進めてもらいたい。サイバー技術は何年も前から世界各国が軍事利用し、北朝鮮の核・ミサイルに対しても有効な防衛手段となり得るからだ。

 核関連施設へのサイバー攻撃は、2010年ごろにすでに確認されている。イランのウラン濃縮関連施設のコンピューターシステムが「スタクスネット」と呼ばれるマルウエア(不正プログラム)に感染し、制御システムが正常に作動しなくなった。

 この攻撃は米国とイスラエルが共同で行い、これによって両国はイランの核開発を遅らせることに成功したとされている。

 また、米ニューヨーク・タイムズ紙は3月上旬、オバマ前大統領が約3年前にミサイル防衛システムでの米本土防衛は不十分と判断し、サイバー攻撃の強化を指示したと報じた。その後、北朝鮮のミサイル発射は失敗が続き、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の完成が数年遅れたというのだ。

 日本が実際に敵基地攻撃を行う際に想定される選択肢としては、イージス艦から発射する巡航ミサイル「トマホーク」、あるいはF35戦闘機などによる空対地攻撃などがある。

 巡航ミサイルは戦闘機のパイロットを危険にさらさずにすみ、戦闘機による攻撃は誤情報に基づく攻撃をギリギリで回避することが可能といったメリットがあるが、これにサイバー攻撃を組み合わせれば、さらにリスクを減らし、効果を高めることもできる。

 自民党国防族の一人は「1発目のミサイルは空中で撃ち落とし、サイバー攻撃で相手を動けなくする。その後、戦闘機で攻撃する。そういったことも選択肢としてはあり得る」と話す。

 一方で、菅義偉官房長官が3月上旬の記者会見で、日本が他国に対してサイバー攻撃をする可能性について「想定していない」と説明した通り、サイバー分野でも日本は専守防衛を貫いている。

 しかし、失敗しても損害を被らない攻撃側が圧倒的に有利とされるサイバー分野では、専守防衛は成り立たず、防御側はいずれ弱点を突破され、必ず負けると考えられている。

 北朝鮮の脅威は核・ミサイルだけではない。2014年に北朝鮮の金正恩第1書記(当時)の暗殺を扱った映画を製作したソニー子会社の米映画会社がサイバー攻撃を受けた際には、米側は北朝鮮による犯行と断定した。北朝鮮が他国に対し、サイバー攻撃も行っているのは周知の事実だ。

 サイバーセキュリティー企業のパロアルトネットワークス社副社長で、米国の国家安全保障会議(NSC)でサイバーセキュリティー政策担当部長を歴任したライアン・ギリス氏はかつて本紙の取材に対し、「国と国との間では、制裁を発動することが有効だ。さまざまな技術やネットワークを駆使し、攻撃する側のコストを高くさせる環境にしていかなければならない」と攻撃を抑止する手段の必要性を指摘していた。

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が実施した合同世論調査で、日本も敵基地攻撃能力を保有すべきか聞いたところ、「保有すべきだ」「保有を検討すべきだ」と答えた人は計75・1%に達した。

 敵基地攻撃能力保有の議論が進む中で、サイバー攻撃の必要性も見落としてはならない。(政治部 大橋拓史)


安保法制1年 進む検討、見える限界 朝鮮半島有事で自衛隊は…
産経新聞 3/29(水) 7:55配信

 集団的自衛権の限定的な行使を容認した安全保障関連法が施行されてから29日で1年となる。この間も北朝鮮は弾道ミサイル発射や核実験を繰り返し、日本を取り巻く安保環境は「新たな脅威の段階」(安倍晋三首相)に入った。トランプ米政権が北朝鮮への先制攻撃を本格検討するなど朝鮮半島有事の勃発も否定できない中で、安保関連法の持つ意味は重要性を増している。(小野晋史、杉本康士)

                  ◇

 ◆「できること」増加

 「米国にとって大事なのは、国連平和維持活動(PKO)の駆け付け警護よりも、集団的自衛権だ。これで米国の日本を見る目が変わった」

 対米交渉に関与する政府高官は、日米同盟において安保関連法が持つ意義をこう説明する。

 米政府が重視するのは、安保関連法が成立する直前の平成27年4月に改定された「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」だ。指針では共同作戦計画の策定・更新が規定されている。複数の政府関係者によると、日米の防衛関係者は外務省も交えた検討に入っており、現在も作業は続いているという。

 共同作戦計画の中身は極秘中の極秘だが、朝鮮半島有事の際の米軍と自衛隊の役割分担も含まれているという。ある防衛省幹部は「安保関連法で自衛隊ができることが多くなった。これを共同作戦に反映させることが、日米両政府の課題だ」と話す。

 ◆米軍見捨てる事態

 朝鮮半島で軍事衝突が発生した場合、自衛隊はどのような措置をとり得るか。最も現実味があるのが、放置すれば日本への直接的な武力攻撃に至る恐れがある「重要影響事態」での後方支援だ。

 周辺事態法とは異なり、安保関連法の下では弾薬の提供や緊急発進準備中の戦闘機への給油もできる。活動地域で戦闘が行われる見通しがあっても活動することが可能だ。とはいえ、実際に戦闘が始まれば自衛隊は撤収を余儀なくされる。米軍を見捨てる形になるわけで、自衛隊内には「米軍には理解してもらっているが、実際にそういう事態が起きた場合に米世論の理解を得られるかどうか…」(幹部)との懸念は残る。

 事態がエスカレートし、日本の存立を脅かす「存立危機事態」となれば、全面的な戦闘を意味する武力行使が可能で、戦闘の有無にかかわらず活動できる。

 政府内で想定されているケースの一つが、韓国に約3万8千人(平成27年10月現在)在留する邦人の保護だ。自衛隊の輸送艦などが朝鮮半島に近づけない場合、米軍に邦人の輸送を依頼するケースもある。米軍の輸送艦が公海上を日本に向かって航行中に、北朝鮮軍が攻撃を加えれば、自衛隊は反撃することができる。

 ◆集団的自衛権に壁

 トランプ米政権は北大西洋条約機構(NATO)諸国に対して国防費の増額を迫る一方、日本に対しては在日米軍駐留経費の増額も含めてあからさまな圧力を加えていない。外務省幹部は「安保法制や安倍政権で地道に防衛費を増やしてきたことが一定の評価を得ている」と受け止める。

 だが、日本の存立が危機に陥らなければ集団的自衛権は行使できない。安倍首相は、これ以上の法改正は憲法改正が必要としており、安保関連法は「成果と課題」の双方をはらんでいる。


北朝鮮、再びエンジン燃焼実験か CNN報道
産経新聞 3/28(火) 22:34配信

 【ワシントン=黒瀬悦成】米CNNテレビは27日、米国防当局者の話として、北朝鮮が24日に弾道ミサイル用ロケットエンジンの地上燃焼実験を行ったと報じた。エンジン技術は大陸間弾道ミサイル(ICBM)用のものである可能性があるとしている。

 北朝鮮は19日にも同国北西部の東倉里で高出力ロケットエンジンの地上燃焼実験を成功させたと発表。金正恩朝鮮労働党委員長は今年1月、ICBM発射実験の準備が「最終段階」に入ったと述べており、相次ぐ燃焼実験を通じてミサイルの性能を着実に確立させている可能性もある。


岩国所属のF35、韓国で訓練初参加
産経新聞 3/28(火) 22:31配信

 【ワシントン=黒瀬悦成】米国防総省のデービス報道部長は27日、米海兵隊岩国基地に所属するF35B最新鋭ステルス戦闘機が今月下旬、韓国で行われた米韓海兵隊合同訓練(KMEP)に参加したことを確認した。

 米海兵隊のF35Bが韓国に派遣されるのは初めて。国防総省は訓練の詳細について明らかにしなかったが、韓国紙コリア・ヘラルドなどによると、F35Bは東部の江原道で精密爆撃訓練を実施したという。

 F35Bは敵のレーダー網をかいくぐって敵地奥深くまで進入し、標的を攻撃する能力を備えており、北朝鮮の弾道ミサイル発射を阻止するための先制攻撃を実施する際は中心的役割を担うとみられている。

 在韓米軍のブルックス司令官はF35B派遣について、声明で「米国が韓国との同盟関係をどれだけ献身的に支持しているかを示すものだ」と強調した。


<北朝鮮独自制裁>2年延長を方針固める 4月13日期限
毎日新聞 3/28(火) 20:32配信

 政府は4月13日に期限を迎える北朝鮮に対する独自制裁を2年間延長する方針を固めた。政府関係者が28日、明らかにした。与党の了承を得た上で、近く閣議決定する。

 独自制裁のうち、期限を迎えるのは北朝鮮籍船舶や北朝鮮に寄港した全船舶の入港禁止と、輸出入の全面禁止。政府は北朝鮮が今年に入ってからも弾道ミサイルの発射を繰り返していることなどから、独自制裁の継続が適当と判断した。【小田中大】


政府、対北制裁2年延長へ…ミサイル発射受け
読売新聞 3/28(火) 18:55配信

 政府は北朝鮮による核実験や弾道ミサイル発射を受け、4月13日に期限が切れる日本独自の制裁を2年間延長する方針を固めた。

 近く、自民党外交部会などの合同部会で了承を得たうえで、閣議決定する方針だ。

 期限切れとなる独自制裁は、人道目的を含む北朝鮮籍船舶入港禁止と、北朝鮮との輸出入の全面禁止。入港禁止は2006年から、輸出入禁止は09年からそれぞれ開始し、これまでも延長を繰り返してきた。

 政府は北朝鮮が2月に続き、今月6日にも弾道ミサイルを発射し、3発が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したことから、独自制裁をやめる状況ではないと判断した。米国などと連携し、北朝鮮への圧力を一層強めていく構えだ。


対北朝鮮独自制裁、2年延長へ=政府、ミサイル発射受け
時事通信 3/28(火) 18:21配信

 政府は28日、来月中旬に期限が切れる北朝鮮に対する日本独自の制裁について、2年間延長する方針を固めた。

 北朝鮮が弾道ミサイル発射など挑発行為を活発化させていることを踏まえ、引き続き圧力をかける必要があると判断した。与党の了承を得て、近く閣議決定する。

 延長する独自制裁は、4月13日に期限切れとなる北朝鮮籍船舶などの入港禁止と、北朝鮮との輸出入の全面禁止措置。政府は拉致被害者らの再調査約束と引き換えに解除していた独自制裁を昨年2月に復活、12月には再入国禁止対象を広げるなど制裁を強化していた。


北、24日にもICBM用エンジン実験…CNN
読売新聞 3/28(火) 12:35配信

 【ワシントン=大木聖馬】米CNNテレビは27日、複数の米国防当局者の話として、北朝鮮が弾道ミサイルに用いるエンジンの実験を24日に実施したと報じた。

 北朝鮮は、米本土に届くことを目指した大陸間弾道弾(ICBM)用と想定されるエンジンの地上燃焼実験を18日に行ったとみられ、「成功した」と主張している。相次ぐ実験でICBM技術の獲得を急ぐと共に、米国への揺さぶりをかける狙いもありそうだ。

 CNNによると、同当局者らは今回のエンジン実験について、過去数週間で同様の技術を用いた3度目の実験だったと分析している。24日以外にも、別の実験を実施したことになるが、詳細は明らかになっていない。


<核兵器禁止条約>日本「実効性ない」演説 交渉不参加表明
毎日新聞 3/28(火) 11:34配信

 ニューヨークの国連本部で27日、核兵器禁止条約の交渉会議が始まった。日本政府の高見沢将林(のぶしげ)軍縮会議代表部大使は演説で、交渉には核軍縮での協力が不可欠な核兵器保有国が加わっておらず、日本が「建設的かつ誠実に参加することは困難」と述べ今後の会議への不参加を表明。岸田文雄外相も28日午前、東京での記者会見で会議について「我が国の主張を満たすものではないことが明らかになった。日本の考えを述べたうえで今後この交渉に参加しないことにした」と明言した。

 高見沢大使は核兵器とミサイル開発を続ける北朝鮮に触れ、禁止条約で脅威は解決できず「現実の安全保障を踏まえずに核軍縮は進められない」と主張した。

 また、核保有国抜きの禁止条約は実効性がなく「核兵器国と非核兵器国、さらには非核兵器国間の分裂を広げ、核なき世界という共通目標を遠ざける」と訴えた。日本は核拡散防止条約(NPT)強化や核実験全面禁止条約(CTBT)早期発効に努力するとした。

 これに先立ち、広島と長崎の被爆者を代表して日本原水爆被害者団体協議会の藤森俊希事務局次長が演説。「同じ地獄をどこの国の誰にも絶対に再現させてはなりません」と述べ条約制定を訴えた。政府演説については記者団に「このままでは建設的なことはできないので出ないという発言は、唯一の戦争被爆国の政府が言うことではない」と批判した。

 国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の川崎哲・国際運営委員は、北朝鮮を理由に核兵器を禁止できないとの主張は「論理が逆。北朝鮮のような国が増えるかもしれないから、核兵器を禁止しないといけない」と述べた。【小田中大、ニューヨーク國枝すみれ、竹内麻子】


米国連大使、核兵器禁止「現実的でない」
BBC News 3/28(火) 11:14配信

核兵器を禁止する条約の制定を目指す交渉が国連で始まるなか、米国の国連大使は27日、世界的な核兵器禁止は「現実的でない」と、ニューヨークの国連本部で記者団に述べた。新条約の交渉には、核保有国をはじめ40カ国近くが不参加の見通し。一方で、120カ国以上が、法的拘束力のある核兵器禁止条約制定を支持している。

新条約について話し合う会議に、核保有国の米英仏などは欠席した。

ニッキー・ヘイリー米国連大使は、国際社会には信用できない「悪いアクター(当事者)」がいるため、国の安全保障上、核兵器は必要だと記者団に述べた。

「自分の家族にとって、核兵器のない世界を何よりも強く求めたい。けれども現実的でいなくてはならない。北朝鮮が核兵器禁止に賛成するなど、信じている人はいますか?」と大使は述べ、さらに「今のこの時代状況で、悪いアクターに(核兵器を)持たせて、平和と安全を維持しようとしている良い我々に持たせないなど、それで国民を守れるとは正直言い難い」と懸念を示した。

北朝鮮は近年、中国を含む国際社会からの度重なる警告にも関わらず、核開発やミサイル開発を進めている。

法的拘束力のある核兵器禁止条約を制定を目指す国連会議の開催は、昨年10月に発表された。当時、米英仏ロとイスラエルが、この条約に反対票を投じ、中国とインド、パキスタンが棄権した。

唯一の被爆国・日本も、交渉に反対した。

日本の高見沢将林軍縮大使は、「核保有国が参加なしに」核兵器禁止条約を交渉したのでは、国際社会の「亀裂と分断を深めるだけだ」と話した。

交渉に参加しない米英などは、核兵器や核関連技術の拡散防止を目的に1970年に発効した核拡散防止条約を堅持している。

一方で、核兵器禁止条約の制定を呼びかける国々を主導するスウェーデンのマルゴット・ワルストロム外相は国連で先週、核兵器の「完全排除へ向けて世界を導く」作業には「長い時間がかかる。おめでたい期待は抱いてはならない」と認めた上で、「核兵器を使うと脅すなど威力をひけらかしたり、挑発したりする言動が増えている昨今、(核兵器禁止は)非常に重要なことだ」と呼びかけていた。

(英語記事 World nuclear ban 'not realistic', says US ambassador to UN)


北朝鮮、またエンジン実験=CNN
時事通信 3/28(火) 10:59配信

 【ワシントン時事】米CNNテレビは27日、米国防当局者の話として、北朝鮮が24日に弾道ミサイル用エンジンの実験を行ったと報じた。

 北朝鮮の国営メディアは19日にも、新開発の「高出力ロケットエンジン」の地上燃焼実験に成功したと伝えており、盛んに実験を続けていることになる。

 CNNによれば、24日の実験に使われた技術について当局者は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)に利用できる可能性があると指摘した。ただ、そのためにどの程度改良が必要かは、はっきりしないという。


北朝鮮、24日にロケットエンジン実験=米当局者
ロイター 3/28(火) 9:14配信

[ワシントン 27日 ロイター] - 複数の米当局者によると、北朝鮮は24日夜にロケットエンジンの燃焼実験を追加で実施した。大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発の一環として行った可能性があるとみられている。

北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は19日、新たに開発した高出力ロケットエンジンの地上燃焼実験を東倉里ミサイル基地で実施し成功したと報じており、今回追加で実験を行ったもよう。


北朝鮮、24日にもエンジン燃焼実験 ICBM用か
CNN.co.jp 3/28(火) 9:12配信

(CNN) ミサイル発射やエンジン燃焼実験を繰り返す北朝鮮が、24日にも弾道ミサイル用エンジンの実験を実施していたことが新たに分かった。米国防当局者2人が27日、CNNに語った。

北朝鮮がここ数週間で同様の実験を行ったのは3度目とされる。

当局者の1人が初期分析の結果として語ったところによると、大陸間弾道ミサイル(ICBM)向けのエンジンだった可能性がある。ただICBMに使われるとしても、そのために部分的な修正が必要かどうかは明らかでない。

北朝鮮がICBMの技術を獲得すれば、米本土への核攻撃も可能になる。

ただし、そのためには高度なロケット設計が不可欠とされる。

また、核弾頭をICBMに搭載できる水準まで小型化する必要もある。北朝鮮は小型化に成功したと主張するが、その真偽は確認されていない。

これとは別に、米国は27日、海兵隊がステルス戦闘機「F35B」を初めて韓国に展開したことを明らかにした。

24日に始まった韓国との合同訓練の一環だという。

F35Bは垂直離着陸が可能な最新機種で、2015年7月に実用化が発表された。

国防総省の報道官は合同訓練について、防衛が目的だと強調。「北朝鮮からのいかなる攻撃に対しても、我が国が韓国と日本の防衛を約束していることは言うまでもない」と述べた。


岩国基地所属のF35、韓国で合同訓練に初参加
産経新聞 3/28(火) 8:52配信

 【ワシントン=黒瀬悦成】米国防総省のデービス報道部長は27日、米海兵隊岩国基地に所属するF35B最新鋭ステルス戦闘機が今月下旬、韓国で行われた米韓海兵隊合同訓練(KMEP)に参加したことを確認した。

 米海兵隊のF35Bが韓国に派遣されるのは初めて。国防総省は訓練の詳細について明らかにしなかったが、韓国紙コリア・ヘラルドなどによると、F35Bは東部の江(カン)原(ウォン)道(ド)で精密爆撃訓練を実施したという。

 F35Bは敵のレーダー網をかいくぐって敵地奥深くまで進入し、標的を攻撃する能力を備えており、北朝鮮の弾道ミサイル発射を阻止するための先制攻撃を実施する際は中心的役割を担うとみられている。

 在韓米軍のブルックス司令官はF35B派遣について、声明で「米国が韓国との同盟関係をどれだけ献身的に支持しているかを示すものだ」と強調した。


中谷元・前防衛相が生解説するミサイル防衛 「探知」「迎撃」「反撃」
ホウドウキョク 3/28(火) 6:30配信

能勢解説委員:今、自民党では「弾道ミサイルに関する検討チーム」で作業をしておられるんですよね?そして中谷・前防衛大臣もそのメンバーでいらっしゃる…

中谷元・前防衛大臣:幅広い分野で、たとえば今日最初に早期警戒衛星の話が出ましたけれども、早くミサイル発射等の情報を探知するにはどうしたらいいのかということ、あるいは「迎撃」つまり途中で撃ち落とすにはどうしたらいいのか、はたまたそれ以上の状態の時にどう反撃したらいいのか、それはひとつの抑止力なんですけれどもね、これはやはり日米の安保体制の中で日本の防衛を考えていますので、それどういうふうに考えていくのかということです。
ちょうど韓国もこういったミサイル防衛を考えていまして、3つの柱があるんですね。
ひとつは「探知」、ひとつは「迎撃」、でもうひとつは「反撃」。まさに日本もこういった3本柱の中でどのようにして国民の命を守るかという観点で検討しています。

能勢:その検討していらっしゃる文書は政府に提出されるんですか?

中谷・前防衛相:はい、とりまとめをしたら当然提言をしますけれども慎重に深く議論をしている最中ですから、どう取り扱うのかはまだ検討中です。単に軍事的な見地だけではなくて国家としてどう対応するかということですから、外交も要素ですし日米協力の中でどうするかという見地も必要ですからね。非常に奥の深い議論だということです。

小山ひかる:元ちゃん(中谷・前防衛相)は弾道ミサイルや巡航ミサイルに対応するシステムについてこれまでいろいろな発言をしてきましたけれども、検討チームの提言ではどうなるのかを具体的にお聞きしたいと思うのですが…

中谷・前防衛相:ひとつは「DWES」ですね。これは日米でどのように飛んできたミサイルに対応するのか、今は北朝鮮が成功している試験は4発同時発射ですが今、日本にある迎撃システムはイージス艦においてのSM-3です。これを高度化する。
また今のイージス艦4隻体制を8隻体制にします。一方アメリカもイージス艦の配置をした場合に、それでは日米でどのように効率的に運用するかということになり、今アメリカではそれを瞬時に判定する「DWES」というシステムができている。こういうものと日本とをどういう風にからめていくかという、システム運用というも大事な視点ですね。

小山:今日もご出演いただいている岡部いさく先生が書いてくださったイラストの説明ですね。【画像参照】
相手のミサイルとの距離やこちらの残りの迎撃ミサイルの数などの条件をもとに、あなたはこのミサイル、あなたはこのミサイルを迎撃しなさいということを瞬間で判断・指示を出して「無駄撃ち」を少なくする。そのシステムが「DWES」。

中谷・前防衛相:そうすると同時にたくさん飛んできても、それぞれが対応できますので、より重層的に対応できます。
それから今は2層体制なんですね。これともうひとつはPAC-3で、これも高度化しますから。
その中間にあるのがTHAADとイージス・アショアで、3層で守れるようにするんですけれども、それについて情報交換をしているというところです。

能勢:そうするとTHAADとイージス・アショアとどっちを優先するかが気になるところですが…

中谷・前防衛相:これは党で「こうだ」というと政府も困ってしましますから、そういう点は専門的に政府が責任をもってやるべきで、予算も大変かかることでもあり、長期計画の中でどうするかということは政府でしっかり考えてもらいます。
党としてはしっかり方向性と提言として示します。

(文責:松島 スタッフ:能勢・中西・北原)
3月24日(金)配信「週刊安全保障」より


イランが米企業15社に制裁、ミサイル開発巡る措置に報復
ロイター 3/27(月) 8:00配信

[ドバイ 26日 ロイター] - イランが、人権侵害やイスラエルとの協力を理由に米国企業15社に制裁を科した。イラン国営通信(IRNA)が26日報じた。イランのミサイル開発などを支援したとして、米国が中国企業などへの制裁を決定したことへの報復とみられる。

制裁対象には防衛企業のレイセオン<RTN.N>、航空機エンジン・機械大手ユナイテッド・テクノロジーズ<UTX.N>などが含まれ、資産没収や取引禁止などの措置が取られるが、これらの企業がイランと取引を行っているかは不明。

米国は24日、イランの弾道ミサイル開発を支援したとして、中国や北朝鮮などの企業11社や個人に制裁を科したと発表していた。


「朝鮮半島緊迫化」が世界経済にもたらすリスク 日本は、なにをすべきか
現代ビジネス 3/27(月) 7:01配信

 3月10日、韓国の朴槿恵大統領(当時)が歴代の大統領として初めて罷免された。韓国最大の財閥、サムスンの事実上のトップである李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長も起訴され、韓国は国のトップと経済界の総帥が不在という異常事態に直面している。世論はこれまでの政権、財閥への批判を強めているだけに、世論に後押しされた捜査は厳しさを増すだろう。

 一つ気がかりなのが軍事的挑発を続ける北朝鮮の動向だ。韓国と中国の関係が冷え込み始めたことも重なり朝鮮半島の情勢は一段と複雑化しており、北朝鮮の暴走にはなかなか歯止めがかからない。米国も北朝鮮に対する強硬姿勢を示唆し始め、これ以上の状況悪化を防ぐためには、韓国の政治・経済が落ち着きを取り戻し、韓国自身が国力を増強し北朝鮮に対する抑止力を高めることが必要だ。

一段と混迷の色彩高まる韓国情勢
 韓国は、荒海を漂流する船のようだ。輸出依存の経済は低迷が続いている。そして、政治、経済、軍事に関する独裁的な決定権を持つ大統領も不在だ。財閥企業の経営も一時期の勢いはない。それに加えて家計の債務も増加している。世界経済の環境が悪化すると、韓国にとってかなりのショックがあるだろう。

 そうした状況下、韓国の世論は既存の政治への不信を募らせ、政権中枢と癒着してきた財閥の解体を求めている。韓国では、これまで財閥企業の業績拡大をテコに経済成長を目指してきた。そして、財閥の創業者一族は事業運営への配慮などを求めて政権にすり寄り、不正な資金授受などのスキャンダルが続いてきた。その結果、韓国経済ではサムスンなどの財閥企業による寡占状態が続いてきた。

 財閥中心の経済運営が進んだ結果、中小企業の育成などを通した内需の拡大は進んでいない。そのため、国民の多くは韓国経済の高成長を実感しづらい。この状況を変えるためには、民主主義に基づく政治運営の基盤整備、財閥企業による寡占の是正といった構造改革が必要だ。そして、構造改革は一時的な失業増加などの痛みを伴う。改革を進めるためには、国民に選ばれた大統領のリーダーシップが欠かせない。

 実際に改革を進めることは口で言うほど容易ではない。足許、韓国の政治は民衆の不満解決に向かい始めている。次期大統領選の候補者の主張には、慰安婦問題の再交渉など日韓政府間で解決済みの事案の蒸し返しを目指すものが多い。そうした政治が進めば、経済格差の是正などの本質的な問題解決は進まないだろう。その代わりに、これまで以上の反日政策が採られ、目先の支持獲得を重視した政治が進む可能性が高い。

日本が取り組むべきこと
 韓国の政治が不安定化し始めると、朝鮮半島情勢には無視できない影響が出る。それは国際社会にも、かなりのインパクトを与える。歴史的に朝鮮半島は、大国意識の高い米中露のエネルギーがぶつかり合う重要なポイントだ。朝鮮戦争の休戦以降は、社会主義陣営のフロントラインとしての北朝鮮、自由主義陣営の防衛線としての韓国が対峙することで、大国同士が直に向き合いエネルギーを消耗することが回避されてきた。

 政治・経済が混乱し韓国の国力が落ち始めると、北朝鮮は制裁の解除を狙って軍事的挑発を繰り返すだろう。それに歯止めがかからなくなると、中国、米国の対立につながる。そこで、中国は北朝鮮の暴走を抑えるために朴前政権との関係強化を進めた。しかし、北朝鮮のミサイル発射への対応策として韓国が米国のミサイル迎撃システム(THAAD)配備を進めると、中国は手のひらを返すように韓国への報復措置をとっている。

 米国は中国の対応を批判している。気がかりなのは、何かと物議を醸すトランプ政権が、中国と北朝鮮対策を共有し、対話を進めることが出来るか否かだ。米国が強硬姿勢を取り始めると、北朝鮮を刺激するだけでなく、米中関係も冷え込む可能性がある。こうした展開を防ぐためには、やはり、韓国が独り立ちして政治の安定を実現しなければならない。それが進まないと、朝鮮半島情勢は緊迫化する。

 こうした展開を念頭に、わが国は韓国に政府間合意の遵守を求めればよい。何かと韓国はわが国の批判を展開するだろうが、聞き流せばよい。一方で、政府はアジア各国との連携を進めて米国を中心とする安全保障体制の重要性、経済連携の必要性など正しいことを正しいと主張できる外交関係を整備すべきだ。中長期の目線で考えた時、そうした取り組みがわが国の発言力を高めるはずだ。


「核実験準備進んでいる可能性」
ホウドウキョク 3/26(日) 16:48配信

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(写真:ホウドウキョク)

新たな核実験の準備が進んでいる可能性があると分析している。
北朝鮮北東部・豊渓里(プンゲリ)にある核実験場を、24日に撮影した衛星写真では、過去に核実験が行われた北側の坑道付近で、トレーラーのような車両が確認できる。
アメリカの研究機関は、核装置など、核実験に関連した機器を搬入している可能性があると分析している。
北朝鮮は、ICBM(大陸間弾道ミサイル)を初めて発射する構えをたびたび示しているほか、3月中にも、6回目の核実験を実施する可能性があるとアメリカメディアが伝えている。


ミサイル物資供給で経済制裁
ホウドウキョク 3/25(土) 20:31配信

ミサイル開発への関与で、中国企業などに経済制裁をした。
アメリカ国務省は24日、イランの弾道ミサイル開発などに関与したとして、中国企業など、30の個人や団体に経済制裁を科したと発表した。
イランや北朝鮮による弾道ミサイルなどの大量破壊兵器の開発を規制する法律に基づくもので、制裁には、アメリカ政府との取引停止などが含まれる。
アメリカ国務省は、今後も、弾道ミサイル開発などに関与した企業などへの規制を強化する姿勢を示している。


北朝鮮、核実験準備を完了か 米当局者
CNN.co.jp 3/25(土) 11:08配信

ワシントン(CNN) 複数の米当局者は24日、北朝鮮が6回目の地下核実験を行う態勢を整えたことを示す具体的な情報が得られたとCNNに明らかにした。

米当局者2人によれば、衛星画像の分析の結果、北朝鮮北東部・ 豊渓里(プンゲリ)の核実験場で、この数週間続いていた車両や人、装置の活発な動きや坑道2本の入り口での掘削作業などが最近止まったという。これは過去の核実験の直前に見られた活動パターンの変化と同様で、最終段階の準備が完了したことを示唆しているという。

韓国政府は24日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長が命令を下せば核実験はすぐに行われる状況にあるとの声明を発表。韓国統一省の報道官は、韓国と米国の情報機関がそのように評価したと述べた。

米当局者はまた、弾道ミサイル発射に使われる可能性のある備品や人員の動きも依然続いていると言及。移動式装置によるミサイル発射や地下核実験がいつ行われるのかを米国が知るのは不可能だと注意を促している。

北朝鮮政府は衛星による監視が行われているのを知っており、過去には衛星を欺く目的で軍要員や装置を移動させたこともある。

2017年3月24日 (金)

東日本大震災等および原発事故関連のニュース・2214

引き続き、2011年3月11日に発生した、東日本大震災ならびに東電福島第一原発事故に関連するニュース記事を伝達します。

今後も引き続き、随時追加します。

リンク:横浜市が「いじめ再発防止策」報告書案 防止法の認識不足指摘 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:女川原発 放射性物質含む水かかる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:高線量、デブリ断定できず=1号機の調査分析―福島第1 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:作業員3人に放射性物質を含む水かかる 女川原発、被曝なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:放射性物質含む水かかる=作業員3人、被ばくなし―女川原発 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東電新会長に日立の川村氏で調整 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:高浜差し止め可否、28日午後3時に=大阪高裁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:公園造成に汚染土=環境省が再利用案―福島第1原発事故 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本城天守閣、復旧工事が本格化 重機通行用スロープ、報道陣に公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本県、仮設住み替え認めず 被災者の訴え切実 東日本の被災県は個別対応 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:もんじゅ廃炉に障害、模擬燃料170体不足 ずさん管理 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:姿変える福島の自然=写真家「教訓残す」―原発事故6年、撮影続ける - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島第1原発>周辺5市町村、避難計画なし 月末指示解除 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<東日本大震災>津波被害の東六郷小が閉校 歴史60年 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【震災6年 ふるさとの今(3)福島県相馬市】  いまだに「試験操業」が続く漁業の街 風評被害をチャンスに変える - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<核ごみ処分場>有望地マップ、夏に延期…表現修正し再説明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<除染汚染土>再利用、規制庁や専門家疑義 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<環境省>緑地公園造成に汚染土…非公開会合で検討 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島県>モモの出荷、原発事故前を上回る 海外で人気 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本と東北で鎮魂演奏会、2つの被災地つなぐ 佐渡裕さん - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【震災6年 ふるさとの今(2)岩手県陸前高田市】  土地のかさ上げと巨大な防潮堤 「再生目指す街」に人は戻るのか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「原発いじめ」校長らが初の謝罪 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<能登半島地震10年>午前9時41分 住民らが黙とう - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:原発避難いじめ、当時の校長ら謝罪…横浜市立小 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難いじめで校長ら生徒に謝罪 保護者「一定の理解」 横浜 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<チャリティーコンサート>震災遺児支援 復興へメッセージ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<厚労省>食品の放射性物質検査 縮小条件を決定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<原発避難いじめ>元担任 生徒に謝罪「つらい思いさせた」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:担任ら、生徒に謝罪=原発避難いじめ―横浜 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<東電社員>半数が福島第1炉心溶融「あると思っていた」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「炉心溶融ある」半数が推測=東電が社員4千人調査―検証委 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<原発避難者訴訟>判決に誤り 東電の中間報告時期を訂正 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<原子力規制委>4原発5基の廃炉認可へ 美浜1号機など - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<原子力規制委>六ケ所の核燃再処理工場 今夏「合格」へ - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

横浜市が「いじめ再発防止策」報告書案 防止法の認識不足指摘
産経新聞 3/27(月) 20:05配信

 東京電力福島第1原発事故で福島県から横浜市に自主避難した中学1年の男子生徒(13)のいじめ問題に関して同市は27日、林文子市長を議長とする市総合教育会議を開催し、いじめ防止対策推進法に対する学校や市教育委員会の認識不足があったと指摘する再発防止策の報告書案をまとめた。市は近日中に内容を確定し、公表する方針。

 会議で林市長は「再発防止策を具体的で実効性のあるものにしたい」と述べた。報告書案では冒頭、「学校、教育委員会が適切な対応を取れないまま約1年7カ月もの期間を経過させ、児童の苦痛を長引かせてしまったことを深く反省する」としたうえで、学校、市教委側の問題点を指摘し、8項目、34点の再発防止策を挙げた。

 防止策には、児童生徒がSOSを発信しやすい仕組みとして、児童生徒への日常的な声がけや、学校とスクールソーシャルワーカー、区役所、警察など関係機関との連携体制強化などが盛り込まれた。報告書を受けて保護者は「二度と、私たちと同じ苦しみを味わうお子さまや保護者がでないように、徹底していただきたいの一言に尽きます」とコメントした。


女川原発 放射性物質含む水かかる
ホウドウキョク 3/27(月) 20:05配信

宮城県の女川原子力発電所で、放射性物質を含む水が漏れ、作業員3人にかかっていたことがわかった。
東北電力によると、27日午前10時15分ごろ、女川原発2号機の原子炉建屋地下3階で、仮設の排水ポンプの撤去作業中、仮設ホースの接続部分を外した際に、配管の中にたまっていた放射性物質を含むおよそ5リットルの水が漏れて、男性作業員3人にかかったという。
3人は検査の結果、被ばくしていないことが確認された。
また漏れた水は、施設の外へ流れ出ておらず、東北電力は周辺環境への影響はないとしている。

仙台放送/FNN


高線量、デブリ断定できず=1号機の調査分析―福島第1
時事通信 3/27(月) 19:59配信

 東京電力は27日、福島第1原発1号機に自走式ロボットを入れて実施した調査の分析結果を公表した。

 格納容器にたまった汚染水の中で、溶け落ちた核燃料(デブリ)があると予想していた場所では比較的高い放射線量を測定したが、東電福島第1廃炉推進カンパニーの増田尚宏代表は「デブリと言い切るには早い」との見方を示した。

 デブリがあるとみられる場所は、堆積物があるため格納容器の底から高さ90センチの所までしか測定できなかった。ただ、高さ1メートルの数値は、デブリがないとみられる場所に比べ明確に高かった。

 調査は18日から5日間、格納容器内でロボットを走行させて実施した。格子状の作業用足場からカメラと線量計をつり下げて水中を調査。底に砂のような堆積物が広がっている様子が確認できたが、明らかにデブリと分かるものは撮影できなかった。22日に作業を終えロボットを回収した。


作業員3人に放射性物質を含む水かかる 女川原発、被曝なし
産経新聞 3/27(月) 18:06配信

 東北電力は27日、宮城県の女川原発2号機で、仮設の排水ポンプの撤去作業中、作業員3人に放射性物質を含む水がかかったと発表した。外部への流出はなく、検査で3人とも被曝がないことを確認したという。

 東北電によると、同日午前10時17分ごろ、2号機の原子炉建屋地下3階で、協力企業の作業員が仮設ホースの接続部を外そうとしたところ、中にたまっていた水が漏れ出した。配管のバルブが閉まっていなかったといい、詳しい原因を調べている。

 漏れ出た水の量は推定約5リットル。放射線量は国への報告基準の約1千分の1の約3400ベクレルだったという。

 2号機は再稼働に向け、原子力規制委員会による新規制基準の適合審査を受けている。


放射性物質含む水かかる=作業員3人、被ばくなし―女川原発
時事通信 3/27(月) 17:37配信

 東北電力は27日、女川原発2号機(宮城県石巻市、女川町)の原子炉建屋地下3階で、仮設の排水ポンプの撤去作業をしていた協力企業の作業員3人に放射性物質を含む水がかかったと発表した。

 検査で被ばくがないことを確認したという。外部への流出もないとしている。


東電新会長に日立の川村氏で調整
ホウドウキョク 3/27(月) 15:25配信

政府は、東京電力の経営体制を刷新し、新しい会長に日立製作所の川村名誉会長を起用するとともに、社長には、電力小売りを担当する子会社の小早川社長を充て、若返りを図る方向で最終調整している。
政府は、株式の過半数を保有する東京電力の経営改革を進めるため、首脳陣を刷新することにしているが、関係者によると、数土文夫会長に代わって、日立製作所の川村 隆名誉会長を起用し、広瀬直己社長の後任に、電力小売りを担当する子会社の小早川 智明社長を昇格させる方向で最終調整しているという。
小早川氏は53歳で、今の広瀬社長から、10歳以上若返る。
東京電力は、3月中にも取締役会を開いて、新しい経営体制を内定する見通し。


高浜差し止め可否、28日午後3時に=大阪高裁
時事通信 3/27(月) 14:28配信

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県)の運転を差し止めた大津地裁の仮処分決定をめぐり、大阪高裁が28日午後3時、関電の保全抗告に対する決定文を双方に交付することが分かった。

 高裁から住民側の代理人弁護士に27日、通知があった。


公園造成に汚染土=環境省が再利用案―福島第1原発事故
時事通信 3/27(月) 12:52配信

 環境省は27日、東京電力福島第1原発事故後の除染で出た福島県内の汚染土について、再利用して造成した土地を公園などとして整備する案を有識者検討会に示した。

 検討会は大筋で了承した。

 汚染土をめぐり同省は、昨年6月に道路の基盤材などとして再利用する基本方針を既に決めている。子どもたちが遊ぶ公園に汚染土を使うことに関し、伊藤忠彦環境副大臣は「安全性をしっかり確保したい」と強調した。近く基本方針を改定する。


熊本城天守閣、復旧工事が本格化 重機通行用スロープ、報道陣に公開
西日本新聞 3/27(月) 12:21配信

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熊本城の天守閣復旧工事に向け、完成したスロープを通って砂利を搬入する大型トラック=24日午後3時半ごろ、熊本市中央区

 熊本地震で被災した熊本城(熊本市中央区)の天守閣の復旧工事がいよいよ本格化する。熊本市は24日、大型重機の通行用に整備したスロープを報道陣に公開した。工事の完了時期は大天守が2019年中を予定。地震発生から1年の4月から作業に着手する。

 市熊本城総合事務所によると、スロープはコンクリート製で、長さ約98メートルと約55メートルの2本(幅はいずれも6・6メートル)。200トンの大型クレーンも天守閣前まで入ることができる。24日は資材を搬入する大型トラックが出入りした。

 4月に天守閣に作業用の足場を設け、5月の連休後から大天守を工事用シートで覆う作業を始める。7月ごろから19年1月ごろまで、大天守は外から見えなくなるという。小天守も8月からシートで覆う。シートの内側で、復旧工事は着々と進む。


熊本県、仮設住み替え認めず 被災者の訴え切実 東日本の被災県は個別対応
西日本新聞 3/27(月) 9:57配信

女性の訴えは切実
 熊本地震の被災者に、自治体が民間賃貸住宅を借り上げて提供する「みなし仮設」の入居者が、各地に整備された仮設住宅の空き部屋や、別のみなし仮設へ転居を希望しても認められない問題に直面している。熊本県は「仮設住宅は応急的なもので一度供与したら変更できない」として一律に退けている。ただ、岩手県など東日本大震災の被災県は個別事情を考慮して認める対応をしており、支援団体は「熊本県も柔軟に対応するべきだ」と提言する。

⇒熊本城石垣から400年前の人物画 地震による崩落で発見

 昨夏から熊本県益城町の仮設住宅で夫と暮らす女性(62)は、地震前は長男(36)家族と暮らしていた。乳児がいる長男は仮設住宅の完成を待てず昨年6月、同県合志市のみなし仮設に入居。しかし長男の妻が昨年末に脳出血で入院し、日中は女性が子どもを預かっている。長男は送迎のため、往復2時間かけて益城町まで通う。町の担当者に空いている仮設住宅への住み替えを相談したが断られた。「空き部屋を借りられるだけで問題は解決するのに」。女性の訴えは切実だ。

あくまで住み替えは認めない考え
 みなし仮設の入居者を見回り支援する「こころをつなぐよか隊ネット」(熊本市)には、地震から半年を過ぎた頃から同じような相談が後を絶たない。相談員の高木聡史さん(49)によると、体調を崩して遠方への通院が必要になったり、急いで選定した上層階の物件での生活が身体的負担になったりしている人が増えているという。

 県によると、熊本地震でみなし仮設に入居したのは約1万2500世帯(約2万9千人)。自宅の修理を終えた世帯が退去するなどしたため、21日現在で熊本市など16市町村の仮設住宅には空室が122あるが、担当者は「住宅を供与した時点で、災害救助法が定める応急的な救助は完了したと考える」と、あくまで住み替えは認めない考えだ。

東日本大震災の被災県は個別対応
 一方、東日本大震災の被災県も原則、住み替えは認めていないが、個別対応はしている。みなし仮設から仮設住宅への住み替えについて岩手、福島は「希望があれば柔軟に対応」、宮城は「古里で生活再建してもらうため、遠方からの住み替えに対応」とする。岩手、福島では健康上の理由などを踏まえ、みなし仮設からみなし仮設への住み替えを認めた例もある。

 高木さんは「被災者の希望を入り口で切り捨ててはいけない。被災者本人が苦しい状況にいては自立につながらず、判断基準を設けるべきだ」と対応の見直しを求めている。

=2017/03/27付 西日本新聞朝刊=


もんじゅ廃炉に障害、模擬燃料170体不足 ずさん管理
産経新聞 3/27(月) 7:55配信

 昨年末に廃炉が正式決定した高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の燃料取り出し作業に不可欠な模擬燃料が、少なくとも170体以上不足していることが26日、分かった。もんじゅの燃料は互いに支え合うような形で原子炉容器に入っており、燃料を抜く際は、燃料と同じ形の金属製の模擬燃料を代わりに入れる必要がある。異常事態にも燃料が取り出せない状況を放置していたことになり、日本原子力研究開発機構のずさんな体質に改めて批判が集まりそうだ。

 不足分は新たに製造する必要があるといい、燃料の取り出し作業だけで5年半と長期化している主な要因となっている。模擬燃料の新規調達については、4月に公表するもんじゅの廃炉に関する「基本的計画」にも盛り込まれる見通し。

 原子炉容器には現在、198体のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料と、172体の劣化ウラン燃料の計370体の燃料が入っているが、原子力機構によると模擬燃料は約200体しかないという。

 この模擬燃料についても、平成2~3年にもんじゅに搬入されたもので、全てがそのまま使えるかは不明。1体ずつ検査して調べる必要があるが、関係者によると「全て作り直す必要がある」という話も出ているという。

 原子力規制委員会は、もんじゅの燃料が今も炉内にあることが廃炉作業における「最大のリスク」と指摘。原子力機構に対し可能な限り早期の取り出しを求め、燃料取り出しに時間を要する理由や具体的工程を示すよう求めている。

 原子力機構によると、取り出し期間を短縮するため、全てを模擬燃料に置き換えずに燃料を取り出すなど、新規調達をしなくて済む方法についても検討しているというが、安全面などで規制委の了承が得られるかは不明だ。

 もんじゅをめぐっては、政府が昨年12月に廃炉を正式決定。5年半で使用済み燃料を取り出し、平成59年に解体を終える大まかな工程を示した上で、今年4月に基本的な計画を策定する方針だ。


姿変える福島の自然=写真家「教訓残す」―原発事故6年、撮影続ける
時事通信 3/27(月) 7:12配信

 東京電力福島第1原発事故から6年。

 福島県内に出されていた避難指示が、4町村で帰宅困難区域を除き、31日~4月1日に解除される。山形市の自然写真家永幡嘉之さん(44)は、事故の教訓を残そうと、人が住まなくなった地域で変化する自然の姿を写真に収めてきた。

 3月8日、同県富岡町北部に広がるメガソーラーに向かって、永幡さんはシャッターを切った。「ここはもともと田んぼだった場所。水が引かれなくなり、一時は外来種のセイタカアワダチソウが一面に咲いていました」。今では周辺一帯で、太陽光パネルの敷設工事が進む。

 同町は原発から20キロ圏内で、全町避難を余儀なくされた。以降、イノシシやキジが街中に現れるようになった一方、水が干上がった田んぼからはカエルやトンボ、タガメなどの生き物が姿を消した。永幡さんは「カエルの大合唱が聞こえた『ふるさと』の風景がなくなってしまった」と惜しむ。

 兵庫県三木市に生まれ、野山の中で遊んで育った。大学で造林学を専攻し、25歳のとき、東北の豊かなブナ林に魅せられ山形県に移住した永幡さん。原発事故で長年受け継がれてきた里山の風景が変わっていくことに耐えられなかった。

 当初は毎日のように被災3県を訪れた。今も月1回程度足を運び、定点撮影を続ける。2015年2月に写真集を出版したほか、各地で写真を通じて被災地の現状を伝える講演を続けている。

 永幡さんは「除染を優先するあまり、復興の中で自然環境の議論が忘れ去られている」と訴える。国が除染のため、農地から削り取った汚染土などが入った袋は、あちこちの仮置き場に山積みされたままだ。「復興というなら里山も復活させなければ」と力を込める。

 復興庁などが16年度に行った調査では、回答のあった4町村の避難者の16~44%が「戻りたい」とした。再び人が住み始めれば、かつての風景は戻るのか。「何が起きているのか記録し、教訓にしたい」。永幡さんは今後も通い続けるつもりだ。


<福島第1原発>周辺5市町村、避難計画なし 月末指示解除
毎日新聞 3/27(月) 6:30配信

 東京電力福島第1原発事故で避難指示が出された福島県の11市町村で今春までに、帰還困難区域を除くほとんどの地域の避難指示が解除されるが、5市町村では原子力災害が再びあった場合に備える避難計画を策定できていない。既に住民帰還が始まった田村市と葛尾(かつらお)村、3月末に避難指示が解除される飯舘(いいたて)村も含まれており、専門家は「溶融燃料の状態が不明な上、余震も多い」と、万が一の際に住民の安全を守るためには避難計画が必要だと指摘している。【関谷俊介】

 国の指針は、原発周辺自治体に避難計画の策定を求めている。原子炉の冷却機能喪失など「全面緊急事態」となった場合、5キロ圏は即避難。5~30キロ圏は屋内退避を基本とし、毎時20マイクロシーベルトの空間放射線量を計測したら1週間以内に避難させ、毎時500マイクロシーベルトとなったら即避難としている。

 葛尾村は未策定の理由を「担当職員が2人しかおらず、専門知識もないうえ、他の業務が多くて手が回らない。国や県からの助言もない」と打ち明ける。飯舘村は職員不足に加え「住民の帰還状況をみないと策定が難しい」、田村市の担当者は「避難所の調整に時間がかかっている」と説明。解除時期が未定の双葉、大熊両町も策定していない。

 一方、避難指示が今春解除される浪江、富岡両町は「国の指針通りでは、住民の安全は守れない」と、全面緊急事態での全町民避難を原則とした避難計画を策定した。浪江町の馬場有(たもつ)町長は「住民には『屋内にいれば大丈夫』という考えはないと思う」と指摘。内閣府原子力被災者生活支援チームも「避難指示解除の要件にはないが、防災体制は整えておくべきだ」と話す。

 第1原発は全基で廃炉に向けた作業が行われ、稼働する原発とは違う。ただ、溶融燃料の取り出し計画は難航が予想され、2号機内部では空間放射線量が最大毎時650シーベルトと推定されている。復興庁の田村市住民意向調査では、同市以外に住みたいと答えた人に理由を尋ねたところ「原発の廃炉、管理などに不安があるから」が61.5%に達した。原子力防災に詳しい東京女子大の広瀬弘忠名誉教授は「溶融燃料の状態が分からず福島では余震も多い。避難指示を解除しながら計画が整っていないのは問題だ」と指摘する。

 【ことば】原子力防災体制

 原子力規制委員会は福島第1原発事故を教訓に2012年、原子力災害対策指針を策定。従来は8~10キロ圏だった防災重点区域を30キロ圏に拡大した。全国の原発周辺自治体は指針に基づき、具体的な避難の手順やルートなどを定めた避難計画を策定するよう求められている。


<東日本大震災>津波被害の東六郷小が閉校 歴史60年
毎日新聞 3/26(日) 14:47配信

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閉校記念碑の除幕に臨んだ仙台市立東六郷小学校の児童ら=同市若林区の同小で2017年3月25日午後3時13分、鈴木一也撮影

 東日本大震災の津波被害を受けた仙台市立東六郷小学校(同市若林区)の閉校式と校舎お別れ会が25日、開かれた。同校は4月1日に市立六郷小学校(同区)と統合する。児童8人や卒業生、地域住民らは、60年間子どもたちを見守り続けた学校に感謝を告げ、閉校後も伝統を引き継いでいくことを誓った。【鈴木一也】

 東六郷小は1957(昭和32)年開校。震災時は周辺住民ら500人弱が避難し無事だったが、1階部分が浸水し、市立六郷中学校(同区)の一部を間借りして授業を行ってきた。震災前に49人いた児童は、住民の移転が進むにつれて減少し、閉校が決まった。

 同中であった閉校式では、鈴木一彦校長が「全国の人との触れ合いを通じて育んだ感謝の気持ちは皆さんの宝。大地に根を張り、大きな実を結ぶよう努力してください」と児童に語りかけた。児童は「日本中、世界中からの温かい支援を忘れず、地域の復興と発展に取り組んでいきます」と決意を述べた。

 その後、東六郷小に場所を移して校舎お別れ会。児童らが同小の歴史や校歌が刻まれた閉校記念碑の除幕をし、津波で流されずに残った鐘を鳴らし校舎に別れを告げた。

 6年の庄司アリアさん(12)は入学直前に震災が起き、楽しみにしていた同小校舎への通学はかなわなかった。「入学前に参加したお泊まり会や節分など、思い出がいっぱい詰まった校舎のことを絶対に忘れない」。父、息子と3代で同小に通った大友隆さ