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2017年3月 8日 (水)

長野県で県防災ヘリが墜落、乗員9人全員死亡・3

5日午後3時10分ごろ、長野県松本と岡谷の両市にまたがる鉢伏(はちぶせ)山(1928メートル)付近の山中で、男性9人が乗った訓練中の県消防防災ヘリコプター「アルプス」(ベル412EP型、定員15人)が墜落し、大破しているのを県警ヘリが発見した。

5日、機内から3人が心肺停止状態で搬送され、病院で死亡が確認された。他に機内で2人を発見したが、呼びかけに応じなかった。県警は日没により救助をいったん中断し、6日早朝、上空と地上から、機内の2人の救助と行方不明の4人の捜索した結果、全員の死亡が確認された。

長野県によると、墜落したヘリは県消防防災航空センター所属で、操縦士、整備士各1人のほか、県内各消防本部から同センターに派遣されている消防隊員7人が搭乗していた。搭乗していた方々は次の通り。
機長・岩田正滋さん(56) 整備士・清水亮太さん(45) 長野市消防局・瀧澤忠宏さん(47) 上田地域広域連合消防本部・甲田道昭さん(40) 長野市消防局・伊熊直人さん(35) 佐久広域連合消防本部・大工原正治さん(42) 松本広域消防局・小口浩さん(42) 松本広域消防局・高嶋典俊さん(37) 北アルプス広域消防本部・伊藤渉さん(35)

長野地方気象台によると、長野県内は5日午前は晴れ、午後は薄曇りで、強い風は観測されていなかった。

墜落したヘリは1997年に導入され、今年2月に定期点検を受けたばかりだった。
国土交通省は航空事故に認定し、運輸安全委員会は航空事故調査官3人を現地に派遣する。

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リンク:長野防災ヘリ墜落・合同追悼式 機体、人材…体制再構築へ課題山積 失われた消防航空力 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落・合同追悼式 捜査の焦点 なぜ事故直前に低空飛行? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落・合同追悼式 「隊員たちは私たちの誇り」 遺族・同僚ら2000人、別れ惜しむ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:墜落した防災ヘリ機体回収=9人死亡事故、原因解明へ―長野 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野・防災ヘリ墜落>機体を回収 原因究明へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:28日から機体回収=消防防災ヘリ墜落―長野県 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「人命救助に感謝と敬意」=9人死亡ヘリ墜落で献花―長野知事 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防災ヘリ事故から1カ月で黙とう - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野県>防災ヘリ、民間委託8社検討  愛知とも大筋合意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:墜落の防災ヘリ、訓練予定地の下見で低空飛行か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:墜落前数十秒間、ヘリ低空で飛行 長野9人死亡1カ月 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ヘリ2機導入も検討=「体制再構築に尽力」―阿部長野知事 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:夏山シーズン控え危機感=防災ヘリ喪失、応援に限界も―墜落事故1カ月・長野県 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ヘリ墜落>長野県警が県庁など捜索…業務上過失致死容疑 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ヘリ墜落事故、消防防災航空センターなど捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野県庁を捜索=業過致死容疑―防災ヘリ事故・県警 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野ヘリ墜落>県庁など家宅捜索 県警、事故原因特定へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野ヘリ墜落>山岳救助の難航必至 人材、機材確保が困難 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野ヘリ墜落>数十秒前から高度低下 隊員には異変なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野県、消防防災ヘリ運航を民間委託へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野県が防災ヘリを当面民間委託へ 墜落事故で救難は非常態勢に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>全員即死と判明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>9人全員死因判明 8人が「多発外傷」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野県防災ヘリ墜落、同僚たちが最後の別れ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野ヘリ墜落>新たに3人の死因、多発外傷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>新たに3人の死因判明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ヘリ墜落 消防隊員の通夜 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防災ヘリ、尾部から斜面に墜落か…バランス崩し - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>2人の死因は全身強打の多発外傷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>異変から数秒で墜落 機内映像 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>尾根上部 接触で切断された複数の木 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:死因は多発外傷=隊員2人、防災ヘリ墜落―長野県警 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

長野防災ヘリ墜落・合同追悼式 機体、人材…体制再構築へ課題山積 失われた消防航空力
5/31(水) 14:55配信 産経新聞

 「アルプス」の出動件数は、山岳遭難救助や山林火災の消火、災害対応など年間100件を超えていた。だが、墜落事故で長野県は消防防災時の「航空力」を失う事態に陥っており、今後、本格化する体制の再構築に向けた協議では、機体や操縦士の確保などクリアすべき課題が山積している。

 長野県は現在、県警ヘリとドクターヘリを2機ずつ保有している。救助や患者搬送などの運用は可能だが、いずれも消火用の貯水タンクを装備しておらず、地上からの消火が困難な山林火災の対応は、他県からの応援に依存せざるを得ないのが現状だ。

 県は事故後、防災ヘリの相互応援協定を結んでいる新潟、群馬両県など隣接6県に加え、埼玉県など2県とも協定を締結した。総務省消防庁からは、他県の防災ヘリを出動させる方針も伝えられた。

 それでも、現場への飛行時間がかかり、緊急時の対処が遅れる懸念はぬぐいきれない。県保有の機体とするか、民間委託にするかは今後の協議に委ねられており、早期に結論を出す必要性に迫られている。

 操縦士や整備士の養成も急務だ。操縦士の場合だと、機体の損失で訓練もままならず、習熟度に懸念が出ている上、法定の飛行時間を円滑に確保できない可能性も出てきている。

 ロープで遭難者らをつり上げるなど機上での特殊な救助技能を持った消防隊員の確保も急がれる。同時に、各消防本部は「空に隊員を送り出すには安全確保が最優先」としており、県側がどこまで説得力のある安全対策を打ち出せるのかも課題となる。


長野防災ヘリ墜落・合同追悼式 捜査の焦点 なぜ事故直前に低空飛行?
5/31(水) 14:53配信 産経新聞

 「アルプス」の機体は現在、長野県伊那市の県有施設で保管されている。県警は6月にも機体を検証し、墜落時の状況や不具合の有無を調べる。

 長野県警は事故2日後の3月7日、業務上過失致死の疑いがあるとみて、松本署に約120人体制の捜査本部を設置した。同25日には同容疑で、県庁や県消防防災航空センターから関係資料を押収するなどしており、事故原因の究明に向け捜査を続けている。

 ヘリに搭乗していた隊員のヘルメットに取り付けられていた小型カメラには、事故当時の様子が記録されていた。捜査関係者によると、ヘリは墜落直前に徐々に高度を下げたことが不可解だという。その後、林に接触して墜落するまでの数十秒間にわたり、速度を維持し低空飛行していた。

 カメラには音声も記録されていた。だが、エンジンと回転翼の音のみで、機体の異常などを知らせる隊員の声は確認できていない。なぜ事故直前に高度を下げて低空飛行を続けたのかが、今後の捜査の焦点になるとみられる。

 国の運輸安全委員会は、調査結果の取りまとめ時期について、過去の事故例などを踏まえ、「1年半程度」との見通しを示している。ヘリの機体は米国製でエンジンはカナダ製のため、両国の協力を得ながら、事実関係を詳細に調べる方針だ。


長野防災ヘリ墜落・合同追悼式 「隊員たちは私たちの誇り」 遺族・同僚ら2000人、別れ惜しむ
5/31(水) 14:50配信 産経新聞

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合同追悼式で献花する遺族や関係者ら=30日、長野県松本市(太田浩信撮影)(写真:産経新聞)

 9人が死亡した長野県消防防災ヘリコプター「アルプス」の墜落事故で、亡くなった消防隊員らの合同追悼式が30日、同県松本市で開かれた。遺族や消防関係者が9人を悼み、事故の再発防止を誓った。

 式には阿部守一知事、青木信之・総務省消防庁長官らが出席。会場には9人の顔写真が飾られ、参列者が献花した。阿部氏は「多くの人から信頼され愛されたあなた方は、私たちの誇りです。このような痛ましい事故が二度と起こらないよう全力を尽くす」と語った。

 ヘリは3月5日午後1時半ごろ、山岳救助の訓練のため松本市の空港を離陸。3時10分ごろ、同市の山中で墜落しているのが見つかった。

 県は事故により唯一の消防防災ヘリを失い、現在は県警ヘリや他県からの応援を受け、上空からの救助活動などに当たっている。

 午後1時半、県と県消防長会主催の合同式典が始まった。会場は厳粛な雰囲気に包まれ、遺族や同僚ら約2千人もの参列者が、殉職した9人の遺影が飾られた祭壇を仰ぎ見て、沈痛な面持ちで別れを惜しんだ。

 献花が行われると、遺族らは悲しみを振り切るように白い菊を手向け、それぞれの思いを刻んでいた。失った存在の大きさが胸に迫り、唇を震わせる様子は、事故の無念さを改めて突きつけた。

 パイロットの岩田正滋さん=当時(56)=と交流があった松本市の上田千恵さん(53)は「『今日も1人助けてきたよ』と言っていた岩田さんの笑顔が忘れられない。切なくて仕方がない」と目頭を押さえた。

 式典の冒頭では、阿部守一知事や青木信之消防庁長官らが亡くなった隊員たちを顕彰し、生前、数多くの人命救助に当たった功績をたたえた。阿部氏は別辞で「痛恨の極みだ」と言葉を震わせた。

 一般参列者の献花も受け付け、夫が亡くなった隊員の同僚だったという安曇野市の有賀久見子さん(35)は「無事に家に帰ってきてくれるのが一番だということに気づかされた。隊員たちは私たちの誇りです」と唇をかんだ。

 ロビーには、生前の元気な様子が収めらた隊員の写真12枚が掲げられ、見入っていた参列者の涙を誘った。

 松本空港の近くで理容店を営む皆川光男さん(63)が、5年以上かけて趣味で撮りためてきたものばかりだ。

 消火訓練をするヘリコプターやロープで降下する隊員たち。山で救助されたという人からの手紙には、社会復帰できたことへの感謝の気持ちがつづられていた。「きれいに撮ってくれてありがとうございます」。遺族からはそんな言葉をかけられたという。

 皆川さんは「みんな格好よかった。安らかに眠ってほしい」としのんでいた。


墜落した防災ヘリ機体回収=9人死亡事故、原因解明へ―長野
5/24(水) 18:48配信 時事通信

 消防隊員ら9人が死亡した長野県の消防防災ヘリコプター墜落事故で、県は24日、同県松本市の鉢伏山の山中から事故機を大型ヘリでつり上げ回収した。

 今後、県警が押収し、国の運輸安全委員会と事故原因の解明を進める。


<長野・防災ヘリ墜落>機体を回収 原因究明へ
5/24(水) 11:49配信 毎日新聞

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鉢伏山山頂付近に下ろされる、墜落した長野県消防防災ヘリの一部=長野県松本市で2017年5月24日午前10時42分、本社ヘリから小出洋平撮影

 消防士ら9人が犠牲になった今年3月の長野県消防防災ヘリコプター「アルプス」墜落事故で、県は24日、同県松本市や岡谷市にまたがる鉢伏山(1929メートル)の現場に残されていた機体を大型ヘリでつり上げ回収した。機体は近くの駐車場に運ばれ、25日に県有施設に陸送された後、県警などによる墜落原因の本格究明が始まる。

 県は、今回の回収に向け、10日から機体周辺の立ち木を伐採。つり上げに使う作業台の設置や、機体を複数に分割するなど、準備を進めてきた。【鈴木健太】


28日から機体回収=消防防災ヘリ墜落―長野県
時事通信 4/27(木) 19:21配信

 長野県松本市の山中で3月、県の消防防災ヘリコプターが墜落し、消防隊員ら9人が死亡した事故で、県は27日、機体の回収作業を28日に始めると発表した。

 現場が急斜面のため、作業は5月いっぱいかかる予定。

 県危機管理部によると、周辺の立木を伐採した上で、機体を分解し大型ヘリで引き揚げる。同県伊那市で保管し、県警が証拠品として押収する。


「人命救助に感謝と敬意」=9人死亡ヘリ墜落で献花―長野知事
時事通信 4/5(水) 17:54配信

 長野県松本市の山中に県の消防防災ヘリコプターが墜落し、消防隊員ら9人が死亡した事故から1カ月となった5日、阿部守一県知事や消防関係者が、県消防防災航空センター(同市)で献花した。

 取材に応じた阿部知事は「これまで人命救助に尽力してくれたことへの敬意と感謝を伝えた」と述べた。


防災ヘリ事故から1カ月で黙とう
ホウドウキョク 4/5(水) 16:26配信

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(写真:ホウドウキョク)

消防防災ヘリの墜落事故から1カ月。派遣していた消防局では、黙とうをささげ、あらためて冥福を祈った。
3月5日、長野県の消防防災ヘリが訓練中に墜落し、乗っていた9人全員が死亡した。
警察は、尾根の木に接触したあと墜落したとみて捜査している。
2人の隊員を失った松本広域消防局では、5日午前8時半に、一斉に黙とうをささげた。
渚消防署・横山正志署長は、「悔しい思いを感じながら、その分、俺たちが職員一丸となって災害現場に立ち向かっていくぞ。そういう姿を見せるから安心してと(黙とう)」と語った。
ヘリが飛び立った松本空港のセンターには、献花台が置かれ、知事や各消防長も訪れる予定。

長野放送/FNN


<長野県>防災ヘリ、民間委託8社検討  愛知とも大筋合意
毎日新聞 4/5(水) 9:19配信

 長野県唯一の消防防災ヘリコプター「アルプス」の墜落事故から5日で1カ月。今後の防災ヘリ運航体制について民間委託を検討している県は、委託先を8社に絞って検討していることが分かった。また、岐阜など隣県6県と事故後に結んだ埼玉に続く他県との応援協定締結について、愛知県とも大筋合意に至った。【鈴木健太】

 4日に開かれた知事会見で、県が明らかにした。消防課によると、県は事故後、民間委託が可能な全国の運航業者を調査。運航実績や業者と県の距離などを踏まえ、8社に絞り込んだ。委託に向けた交渉を順次始めており、阿部守一知事は「(各業者の)能力をきちんと把握し、慎重に進めたい」と述べた。

 愛知との応援協定については、締結の方向で、最終調整の段階。花岡徹・消防課長は「なるべく早くということでお願いしている」と話した。

 記者会見では犠牲者9人の合同葬についても質問があり、阿部知事は「何よりも、ご遺族のお気持ちが優先。お気持ちをうかがいながら、対応を検討している」とした。


墜落の防災ヘリ、訓練予定地の下見で低空飛行か
読売新聞 4/5(水) 9:07配信

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(写真:読売新聞)

 長野県松本市の山中で県消防防災ヘリコプターが墜落し、搭乗していた9人全員が死亡した事故は、5日で発生1か月となる。

 事故機が墜落直前、当日に降下訓練を予定していた前鉢伏(はちぶせ)山(1836メートル)の西側斜面のほぼ真上を低空飛行していたことが、捜査関係者らへの取材で分かった。訓練参加経験者は取材に対し、訓練場所の状況を事前に確認することがあったと証言しており、事故機も下見をしていた可能性がある。

 事故は3月5日に発生した。県内各消防本部から県消防防災航空センターに派遣されている消防隊員7人と操縦士、整備士が乗ったヘリは午後1時33分、松本空港を離陸し、同3時12分、鉢伏山(1928メートル)で大破した状態で発見された。前鉢伏山の南西約5キロの高ボッチ高原臨時ヘリポートで隊員を降ろす予定だったが、同ヘリポートに着陸せずに墜落した。


墜落前数十秒間、ヘリ低空で飛行 長野9人死亡1カ月
産経新聞 4/5(水) 7:55配信

 長野県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が同県松本市の山中に墜落し隊員9人全員が死亡した事故で、ヘリが墜落直前に数十秒間、高速で低空飛行を続けていたことが4日、関係者への取材で分かった。航空法ではヘリが飛行する際には地表から150メートルの最低安全高度が定められているが、アルプスは数十秒間、この高度を満たしていなかった可能性がある。

 5日で事故発生から1カ月。県警は業務上過失致死容疑で捜査を進めており、事故直前に高度が下がった理由についても慎重に調べている。ヘリに搭乗していた隊員のヘルメットには小型カメラが取り付けられていた。関係者によると、映像の状況から、機体が徐々に高度を下げ、林に接触して墜落するまでの数十秒間、速度を落とさずに低空で飛行していた。


ヘリ2機導入も検討=「体制再構築に尽力」―阿部長野知事
時事通信 4/4(火) 14:39配信

 9人が死亡した消防防災ヘリコプター墜落事故を受け、阿部守一長野県知事は4日までに時事通信社のインタビューに応じ、将来的なヘリの再導入について、これまでの1機体制にとらわれず、2機体制も視野に幅広く検討していく考えを示した。

 山岳県として、「いざというときの対応も考え、充実した体制を構築していく必要がある」と述べた。

 死亡した9人のうち7人は、県内各地の消防本部・局から県に派遣されていた。同僚を失った消防関係者からは、隊員の安全確保を強く求める声も上がる。阿部知事は、こうした声にも耳を傾けるとし、今後の体制について「市町村や消防関係者の意見を聞く場をできるだけ早くつくって、一緒に検討していきたい」と語った。

 ベテラン操縦士が不足する中、人材確保が喫緊の課題だ。県では、救助技術を継承し、緊急時に柔軟な対応をするため、操縦士の養成やヘリの自主運航に取り組んできたが、「養成には時間もコストもかかり、すぐに確保したくてもできる状況ではない」と指摘する。ドクターヘリや消防防災ヘリの操縦士確保に向けた検討を進める国に対しては、「人材確保の今後の在り方を一緒に考えてほしい」と呼び掛けた。


夏山シーズン控え危機感=防災ヘリ喪失、応援に限界も―墜落事故1カ月・長野県
時事通信 4/4(火) 14:38配信

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墜落した長野県の消防防災ヘリコプター「アルプス」(長野県公式ホームページより)

 長野県松本市の山中に県の消防防災ヘリコプターが墜落し、操縦士や消防隊員ら9人が死亡した事故は、5日で発生から1カ月を迎える。

 山岳事故が多発する夏山シーズンを前に、保有する唯一のヘリを失った県は、残る県警ヘリに加え、協定に基づく近隣県への出動要請などで急場をしのぐ方針。ただ、山岳遭難への応援出動には技術的な限界もあり、救助態勢の確保に危機感を募らせる。

 事故は3月5日に発生。訓練中だった消防防災ヘリが松本市の山中に墜落し、搭乗していたパイロットや整備士、消防隊員全員が死亡した。県警は運航を管理していた県庁の危機管理部を家宅捜索するなど、業務上過失致死容疑で捜査しており、運輸安全委員会も原因調査を進めている。

 3000メートル級の山を15座抱える長野県にとって、当面の最大の懸念は登山者が増える今年の夏山シーズン。県消防課によると、7~9月に事故機が出動した山岳救助は、2016年に34件、15年に27件。年間の出動件数の約3分の1を県の消防防災ヘリ、残りを2機の県警ヘリで対応してきた。

 県は墜落事故を受け、それまでの近隣6県との相互応援協定に加え、3月末に埼玉県と特別応援協定を結んだ。6県との協定では経費は出動する側の負担になるが、埼玉県からの応援は長野県が実費相当を支払う。愛知県とも4月中に同様の協定を結ぶ方針だ。

 ただ、埼玉県との新たな協定では、危険の伴う山岳救助は2500メートルを超える場合には行わないなど、制限も設けられた。例年同様の救助態勢を確保できるかは不透明で、体力に応じた登山を呼び掛けるなど事故防止対策も強化する。


<ヘリ墜落>長野県警が県庁など捜索…業務上過失致死容疑
毎日新聞 3/25(土) 19:42配信

 長野県松本市の鉢伏山に県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し9人が死亡した事故で、県警は25日、ヘリの運航を管理していた県庁の危機管理部や松本市の県消防防災航空センターなど関係先を業務上過失致死容疑で家宅捜索した。県警は、県から任意提出された墜落時の機内の様子を収めた映像などを調べてきたが、強制捜査で関係資料を押収し、事故原因の解明を進める。

 ヘリは5日午後1時半ごろ、山岳遭難の救助訓練に向かうため松本空港(松本市)を離陸したが、約15分後には無線に応答しなくなった。パイロットや整備士、消防隊員の男性計9人が搭乗していたが、全員が死亡した。

 墜落現場から北西側約100メートル上の尾根には上部が折れた木が十数本あり、機体は下部を上に向けたあおむけ状態で発見された。尾翼は元の位置についたままであることなどから、県警は主に主回転翼が木に接触した後にバランスを崩し、急降下して墜落した可能性があるとみている。

 任意提出された映像は、ヘリの右後部に搭乗していた隊員のヘルメットにつけた小型カメラで撮影。機内や外の景色が離陸から墜落するまで映っており、事故後に回収された。

 阿部守一知事は「事故原因の究明は極めて重要。(捜査には)全面的に協力する」とのコメントを出した。【安元久美子、ガン・クリスティーナ】


ヘリ墜落事故、消防防災航空センターなど捜索
読売新聞 3/25(土) 17:20配信

 長野県松本市の山中で今月5日、県消防防災ヘリコプターが墜落し、消防隊員ら搭乗者9人全員が死亡した事故で、県警は25日、ヘリを運航していた県消防防災航空センター(松本市)や県庁(長野市)を、業務上過失致死容疑で捜索した。

 県警は、押収した関係資料を分析し、墜落原因の解明につなげる方針。

 県警はこれまで、県職員から事情を聞いたほか、ヘリの通信記録や機内の様子が映ったカメラ映像などを県から任意提出を受けている。


長野県庁を捜索=業過致死容疑―防災ヘリ事故・県警
時事通信 3/25(土) 16:28配信

 長野県松本市の山中に県の消防防災ヘリコプターが墜落し9人が死亡した事故で、県警は25日、業務上過失致死容疑で、ヘリの運航を管理していた県庁の危機管理部や消防防災航空センター(松本市)を家宅捜索した。

 事故原因特定には運航に関する詳細な資料が必要と判断し、強制捜査に入ったとみられる。

 ヘリは今月5日、訓練中に長野県の岡谷市と松本市にまたがる鉢伏山(1929メートル)の山中に墜落。搭乗していたパイロットや整備士、消防隊員全員が死亡した。ヘリは裏返った状態で大破し、テールローターが折れていた。

 県警は捜索で押収した資料を分析し、事故当日のヘリの飛行記録や整備点検状況などを調べ、事故原因の解明を急ぐ。

 県消防防災航空センターは、死亡した乗員のヘルメットに装着された小型カメラで撮影された墜落までの映像を県警に既に任意提出しており、県警が映像の解析を進めている。

 県警は今後、機体を回収し損傷状況を詳しく調べる。

 阿部守一長野県知事の話 事故原因の究明は極めて重要と考えており、警察の捜査および運輸安全委員会の調査に全面的に協力していく。捜査、調査による原因究明がなされることを願っている。


<長野ヘリ墜落>県庁など家宅捜索 県警、事故原因特定へ
毎日新聞 3/25(土) 15:21配信

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消防防災ヘリコプターの墜落現場を調べる捜査員ら=長野県松本市の鉢伏山で2017年3月7日、本社ヘリから

 長野県松本市の鉢伏山(1929メートル)に県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し9人が死亡した事故で、県警は25日、ヘリを運航していた県庁(長野市)や県消防防災航空センター(松本市)など関係先を業務上過失致死容疑で家宅捜索を始めた。県警は、墜落時の機内の様子などを収めたカメラ映像の任意提出を県から受けたが、事故の原因特定には詳細な運航記録の押収などが不可避と判断し、強制捜査に踏み切ったとみられる。

 ヘリは5日午後1時半ごろ、山岳遭難の救助訓練に向かうため松本空港(松本市)を離陸したが、約15分後には無線の返答がなくなった。パイロットの男性(56)と整備士の男性(45)、県内各消防から派遣されていた35~47歳の男性7人の計9人が搭乗していたが、全員が死亡した。

 墜落現場から北西側約100メートル上の尾根には上部が折れた木が十数本あり、機体は下部を上に向けたあおむけ状態で発見された。尾翼は元の位置についたままであることなどから、県警は主に主回転翼(1枚の長さ約7メートル)が木に接触後にバランスを崩し、急降下して墜落した可能性があるとみている。

 任意提出された映像は、ヘリの右後部に搭乗していた隊員のヘルメットにつけた小型カメラで撮影された。機内や外の景色が離陸から墜落するまで映っており、事故後に回収された。捜査関係者によると、当初は異変を感じられなかったが、映像が途切れる数十秒前、徐々に高度が低下。突然、木などが映って映像は乱れ、数秒後に途切れていた。

 県警はこの日、捜査員を派遣し、県庁3階にある危機管理部や同センターを家宅捜索した。【安元久美子、ガン・クリスティーナ】


<長野ヘリ墜落>山岳救助の難航必至 人材、機材確保が困難
毎日新聞 3/13(月) 10:12配信

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長野県中部・鉢伏山付近の山中に墜落した長野県の消防防災ヘリコプターの周囲で行われた救助活動=2017年3月6日、本社ヘリから

 ◇事故1週間 育成にも時間必要

 長野県消防防災ヘリコプター「アルプス」が松本市の山中に墜落し、搭乗した9人全員が死亡した事故から12日で1週間がたった。県は唯一の防災ヘリと操縦士ら県消防防災航空隊員の半数以上を一度に失った。運航を民間委託するまでは県警ヘリ2機と近隣県からの支援でしのぐ考えだが、新たな人材や機体の確保など体制を立て直すためには少なくとも2~3年かかり、航空隊の活動再開のめどは立たない。山岳県・長野の防災救助態勢が揺らいでいる。【稲垣衆史】

 アルプスは2015年度の106件など、近年は年間100件前後、出動してきた。最も多いのは山岳救助だ。救助要請があった際は県警ヘリ2機と協力し、昨年は計240回の出動のうち65件をアルプスが担った。

 冬~春先のこの時期は林野火災への対応も迫られる。県のヘリで消火を担えるのはアルプスのみで昨年は12件出動したが、今後は隣県や自衛隊に頼るしかなくなった。

 県は防災ヘリの応援協定を結ぶ6県に加え、東京都など3都県にも協力を求めている。ただ登山シーズンには他県も救助要請が増え、自県での対応が優先される可能性も高い。協定を結ぶ岐阜県の防災ヘリは09年の墜落事故後、北アルプスなど高所での救助を行わない制限を設けており、同県担当者は「可能な範囲内で要請に応じることになる」と話す。

  ◆  ◆

 総務省によると、防災ヘリを配備する全国55団体の6割は「経験ある操縦士らの確保は難しい」(富山県)などとして運航を民間委託している。操縦士らを自前で雇う「自主運航」は長野のほか、秋田、岐阜、高知のみだ。

 県が1997年のアルプス導入以来、自主運航してきたのは3000メートル級の高山に囲まれた特異な環境も大きい。消防隊員とともに操縦士らを組織することで「柔軟な運航だけでなく、高い技術が必要な救助のノウハウ継承もしやすい」(県担当者)からだ。

 一方で操縦士は06年度以降定着せず、13年度までに雇用した3人はいずれも退職。全国的な操縦士不足の中で確保に悩まされてきた。そのため、14年度に自主養成を始め、若手2人を採用したが今も育成段階だ。操縦かんを20年間握り、指導役も担った岩田正滋操縦士(56)を失ったことで新たな訓練先も必要となり、養成計画も暗礁に乗り上げている。危機管理部の野池明登部長は「民間委託も一つの選択肢」と述べ、将来的な運航態勢の切り替えにも含みを持たせた。

  ◆   ◆

 「運航を民間委託しても救助に当たり、最も活躍するのは消防隊員だ」。10日の県議会危機管理建設委員会で県担当者は消防隊員の重要性を訴えた。

 隊員は県内の消防本部から3年任期で入れ替わりで派遣を受けることで、高い技術を維持してきた。事故時もヘリからロープで降下する救助の指揮者を養成するため、任期を終える隊員が後輩を指導する訓練中だった。

 消防隊員計8人のうち7人を失った航空隊を早期に立て直すため、県は航空隊での勤務経験のある隊員らの派遣を求める考えだ。

 ただ県担当者は「現場は相当なショックを受けていて、求めに容易には応じられないかもしれない。一気に問題の解決はできず、県内消防の意見を聞きながら考えていくしかない」と話した。


<長野ヘリ墜落>数十秒前から高度低下 隊員には異変なし
毎日新聞 3/13(月) 7:30配信

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長野県の消防防災ヘリコプターの墜落現場を調べる捜査員ら=長野県松本市の鉢伏山で2017年3月7日午前10時9分、本社ヘリから撮影

 長野県松本市の鉢伏山(1929メートル)に県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し搭乗員9人全員が死亡した事故で、回収された映像に、墜落の数十秒前からヘリの高度が徐々に下がっていく様子が映っていたことが捜査関係者への取材で分かった。ヘリはその後、尾根の木に接触し斜面に墜落したとみられる。12日で事故から1週間、県警は業務上過失致死容疑を視野に、高度低下や尾根に接触した原因を調べている。

 ヘリは5日午後1時半ごろ山岳遭難の救助訓練のため松本空港(松本市)を離陸し、約15分後には無線の応答がなくなった。この間に墜落したとみられる。

 映像はヘリの右後部にいた隊員のヘルメットに付いた小型カメラで撮影されており、音声はないが離陸から墜落までの機内や外の様子が映っている。捜査関係者によると、周囲の景色からヘリが緩やかに高度を下げ始めた様子がうかがえた数十秒後、窓のすぐ外に突然、木などが映って映像が乱れ、数秒後に途切れる。映像が乱れるまで隊員は膝を付いて待機するなど異変は感じられない。県によると離陸前の点検で機体に異常はなかった。映像でもエンジンの故障など機器にトラブルが起きた様子は見られないという。

 墜落現場から北西側約100メートル上部の尾根には先端が折れた木が十数本ある。折れた木は墜落現場に向かって一直線に並んでおり、県警は北西から南東方向に高度を下げて進んだヘリが木に接触した痕跡とみている。

 墜落した機体は後部が折れて雪に埋まり、下部を上に向けあおむけの状態で発見された。下部に激しい損傷はみられない。尾翼は元の位置に付いたままであることなどから、県警は主に主回転翼(1枚の長さ約7メートル)が木に接触し、バランスを崩し急降下して墜落した可能性があるとみている。【川辺和将、安元久美子、巽賢司】


長野県、消防防災ヘリ運航を民間委託へ
読売新聞 3/12(日) 22:41配信

 長野県の山中に県消防防災ヘリコプターが墜落し、搭乗者9人が死亡した事故は12日で発生から1週間となった。

 熟練の操縦士と唯一の消防防災ヘリを失った長野県は、春の登山シーズンや山火事が増える時期を前に、緊急時の体制を立て直そうと、ヘリの運航を民間委託する方針を決め、ヘリ派遣の応援協定を結ぶ自治体の拡大に向けた協議も始めた。

 「山岳救助に出動できる技術があるパイロットは実質、岩田さんだけだった」。県危機管理部の担当者は、事故で失った操縦士岩田正滋さん(56)の存在の大きさを痛感している。

 県内には北アルプスなど標高3000メートル級の山が連なる。高地では空気の薄さがヘリの揚力に影響し、気象の変化も激しいため、高度な操縦技術が求められる。


長野県が防災ヘリを当面民間委託へ 墜落事故で救難は非常態勢に
THE PAGE 3/10(金) 21:50配信

 1機だけ所有していた消防防災ヘリコプターの墜落事故を受けて長野県は10日、消防・救難のヘリ運航を当面、民間に委託する方針を明らかにしました。ヘリ運航の再建まで長期間を要するための緊急措置。同時にヘリ運航を現行通り県の直営とするか恒久的に民間委託とするかも検討します。長期的な課題を抱える一方で今春、夏以降の頻発する遭難救助、山火事対策も迫っており、近隣自治体や国の支援に頼る非常態勢を迎えることになりました。

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[写真]地上でヘリと向き合う隊員(写真は長野県のホームページから)

県警ヘリ、ドクターヘリ、他県との連携
 この日開いた県議会の危機管理委員会で、県の野池明登・危機管理部長は「今後のヘリコプターによる消防防災活動については、目的に応じ県警のヘリ、県のドクターヘリ、ほかの都道府県の消防防災ヘリ、自衛隊のヘリなどの協力を求めて対応したい」としました。

 ほかの自治体のヘリ出動は富山など隣接県と長野県との相互応援協定に基づくもので、県は「新たに愛知県、埼玉県、東京都と協定締結に向け協議中」と表明。大規模な災害などの際は長野県の要請により消防庁による「広域航空消防応援」を発動、同庁の決定で近くの自治体が応援出動するとしました。

 長野県にそれぞれ2機ある県警ヘリとドクターヘリの活動で手が回らない場合に、他自治体の応援を求めるケースとして県は、▽救急搬送、▽山岳遭難の救助、▽災害応援対策――などを挙げ、事態が大きくなった場合は、消防庁の広域航空消防応援に続いて自衛隊に災害派遣を要請する、と説明しました。

 このうち林野火災では、今回の墜落事故で水をまくタンクが付いているヘリを失ったため、状況によりただちに各県の消防ヘリの応援を求めます。春先に多い山火事は地上からも消防隊などが消火活動をしますが、長野県内では過去に強風で大規模に延焼した例もあり、足元の消防ヘリの欠落は痛手です。

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[写真]遭難救助のため雪上訓練にも挑む(乗鞍岳で)(写真は長野県のホームページから)

新ヘリ導入、操縦士ら人材育成には時間必要
 県の対応が注目された消防防災ヘリの今後の体制について、「県の直営、民間委託などを含め検討するが、操縦士や整備士の養成、ヘリコプターの確保などに相当の時間を要するため、当面、民間委託を行う方向で検討している」と野池部長が説明。今後、市町村と協議を進めるとしました。県側はヘリコプターを仮に導入する場合は、機種選定や発注、納入について「2~3年はかかる」としています。

 当面の民間委託の内容について県側は「まったくの民間委託という可能性は極めて低い。救助隊の職員が現場で働くことになる」とし、ヘリや操縦士の提供などを受けて訓練された消防職員などが現場に赴く形になるとの見通しを示しました。

 消防防災ヘリの再建は直営(自主運航)か民間委託かにかかわらず課題は山積。直営の場合はパイロット、整備士の養成も加わって時間もかかります。この日の委員会で県側は「パイロットは2人態勢で継続してきたが、アルプスの高度をこなす技術が難しく、退職した人もいる」とし、委員からも「人材確保が難しく、途中退職もあったと聞く。人員体制について考えるべきではないか」との指摘もありました。

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[写真]戸隠山では危険な尾根で踏査訓練も(写真は長野県のホームページから)

ヘリのホバリングなどは厳しい訓練の成果
 消防防災ヘリは救急活動や山岳遭難の救助活動、林野火災の消火、調査・偵察など広い分野での活動が求められるだけでなく、パイロットも消防隊員も厳しい訓練の連続。今回墜落した県の消防防災ヘリ「アルプス」にかつて隊員らの訓練で同乗したことがある登山家の丸山晴弘氏(長野県山岳遭難防止対策協会講師。ニュージーランド山岳会会員=長野市)は「飛行時の振動や動きで、乗り物に弱い隊員は機内でおう吐してしまうほど」と言います。

 「彼らは山だけでなくさまざまな訓練を全部やる」と言う丸山氏は、厳しい訓練の成果は明らかだと指摘。「ホバリング(空中に機体を停止)して隊員らをつり上げる様子などを見ると、よく訓練されていることが分かった。航空機に乗る人たちが持つ特有の緊張感と練度を感じた」。消防防災ヘリの再建の行方を県民は見守っています。

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■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説


<長野防災ヘリ墜落>全員即死と判明
毎日新聞 3/10(金) 19:51配信

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墜落した長野県の消防防災ヘリ=2017年3月5日午後5時23分、本社ヘリから

 長野県の山中に県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落した事故で、乗っていた消防隊員ら9人全員が即死していたことが10日、県警の司法解剖結果から明らかになった。搭乗者が墜落時に受けた衝撃のすさまじさを改めて示した。

 県警はこの日、残る2人の死因を発表。松本広域消防局から派遣されていた小口浩さん(42)=同県塩尻市広丘郷原=と、県職員で整備士、清水亮太さん(45)=同松本市神林=で、いずれも多発外傷による即死状態だった。

 パイロットの岩田正滋さん(56)は心臓・大動脈損傷、甲田道昭さん(40)▽伊熊直人さん(35)▽瀧澤忠宏さん(47)▽大工原正治さん(42)▽伊藤渉さん(35)▽高嶋典俊さん(37)の消防隊員6人は多発外傷と判明している。【川辺和将】


<長野防災ヘリ墜落>9人全員死因判明 8人が「多発外傷」
毎日新聞 3/10(金) 12:21配信

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長野県中部・鉢伏山付近の山中に墜落した長野県の消防防災ヘリコプター=本社ヘリから

 長野県松本市の山中に県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落、消防隊員ら9人が死亡した5日の事故で、県警は10日、司法解剖の結果、松本広域消防局から派遣されている小口浩さん(42)=塩尻市広丘郷原=と県職員で整備士の清水亮太さん(45)=松本市神林=の死因は、いずれも全身を強く打ったことによる多発外傷と判明したと発表した。いずれも即死状態だったという。

 これで犠牲者9人全員の死因が判明。8人が多発外傷で、パイロットの岩田正滋さん(56)だけが心臓・大動脈損傷だった。【川辺和将】


長野県防災ヘリ墜落、同僚たちが最後の別れ
読売新聞 3/10(金) 7:31配信

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高嶋さんの遺体を乗せた車を見送る消防隊員ら(9日、長野県松本市で)

 長野県松本市の山中で県消防防災ヘリコプターが墜落して搭乗者9人が死亡した事故で、亡くなった消防隊員や操縦士の遺体を乗せた車が9日、それぞれの職場に立ち寄り、同僚たちが最後の別れを告げた。

 松本広域消防局(松本市)から県消防防災航空センター(同)に派遣されていた高嶋典俊さん(37)の棺(ひつぎ)を乗せた車は午前9時過ぎ、同消防局に到着し、職員約250人が敬礼して迎えた。遺影を抱えた高嶋さんの妻・碧(みどり)さん(35)ら遺族が「たくさん人を救ってください。ありがとうございました」と頭を下げ、職員たちは涙を流しながら見送っていた。

 同センターには、操縦士岩田正滋さん(56)や消防隊員の滝沢忠宏さん(47)、伊藤渉さん(35)の遺体を乗せた車も立ち寄り、職員らが整列して迎えた。同センターの滝沢重人所長(56)は「志半ばで亡くなった彼らの遺志を引き継いでいきたい」と唇をかみしめていた。


<長野ヘリ墜落>新たに3人の死因、多発外傷
毎日新聞 3/9(木) 19:34配信

 長野県の山中に県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落、消防隊員ら9人が死亡した5日の事故で、県警は9日、新たに▽北アルプス広域消防本部から派遣されていた伊藤渉さん(35)=松本市島内▽長野市消防局から派遣の瀧澤忠宏さん(47)=松本市島内▽佐久広域連合消防本部から派遣の大工原正治さん(42)=松本市神林=の3人の死因を発表した。いずれも全身を強く打った多発外傷で、即死状態だった。

 また、県警はこの日、墜落現場となった鉢伏山での現場検証を終えた。今後、機体を回収し、業務上過失致死容疑での立件を視野に事故原因の解明を進める。【川辺和将、ガン・クリスティーナ】


<長野防災ヘリ墜落>新たに3人の死因判明
毎日新聞 3/9(木) 13:23配信

 長野県松本市の鉢伏山(1929メートル)に県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し9人が死亡した事故で、県警は9日、犠牲となった3人の死因を発表した。

 司法解剖の結果、死因が確認できたのは北アルプス広域消防本部から派遣されていた伊藤渉さん(35)=松本市島内、長野市消防局から派遣の瀧澤忠宏さん(47)=松本市島内、佐久広域連合消防本部から派遣の大工原正治さん(42)=松本市神林=の3人で、いずれも全身を強く打った事による多発外傷と判明。3人とも即死状態だったという。

 これで死因の判明は7人となった。県警は残る2人の死因を調べている。【川辺和将】


ヘリ墜落 消防隊員の通夜
ホウドウキョク 3/9(木) 8:20配信

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(写真:ホウドウキョク)

9人が死亡した長野県の消防防災ヘリコプターの墜落事故で、亡くなった長野市の隊員の通夜が営まれた。
長野市消防局から派遣されていた、伊熊直人隊員(35)は、2015年に志願して、県の消防防災航空隊に入隊。
救助などで活躍する一方、家では、2人の子を持つ、子煩悩な父親だったという。
伊熊さんの親族は、「すごく朗らかで、いい子でしたよね。惜しいね。これからの子だからね」、「本人も、途中でこんな事故に遭って、おそらく無念だろうなって。自分の仕事を全うしたかったんだろうなって」などと話した。
3月5日の墜落事故では、乗っていた9人全員が死亡。
警察や国の運輸安全委員会が、原因の究明にあたっている。


防災ヘリ、尾部から斜面に墜落か…バランス崩し
読売新聞 3/9(木) 7:07配信

 長野県の山中に県消防防災ヘリコプターが墜落して搭乗者9人が死亡した事故で、ヘリはメインローター(主回転翼)が尾根筋の林に接触してバランスを崩し、テール部(尾部)から山の斜面に墜落した可能性が高いことが、県警への取材でわかった。

 ヘリの胴体部は上下逆さまになり、折れて切断されたテール部の上に乗っていることが、県警の現場検証で確認された。

 現場から回収された、死亡した消防隊員の小型カメラが撮影した映像には、ヘリの高度が下がり、墜落の数秒前になって急激に激しく揺れたと受け取れる様子が映っていたという。県警はヘリが高度を下げた原因について、解明を進める。


<長野防災ヘリ墜落>2人の死因は全身強打の多発外傷
毎日新聞 3/8(水) 22:58配信

 ◇死因の判明は4人に

 長野県消防防災ヘリコプターの墜落事故で、県警は8日、長野市消防局から派遣されていた伊熊直人さん(35)=松本市神林▽松本広域消防局から派遣の高嶋典俊さん(37)=同市村井町南3=の死因を、ともに全身を強く打ったことによる多発外傷と発表した。死因の判明は4人になった。

 県警松本署捜査本部は8日も引き続き、墜落したヘリ周辺の現場検証を実施。国の運輸安全委員会の航空事故調査官3人は同日で調査を終えた。必要があれば再び調査する。【川辺和将、松澤康】


<長野防災ヘリ墜落>異変から数秒で墜落 機内映像
毎日新聞 3/8(水) 22:39配信

 長野県松本市の鉢伏山(1929メートル)に県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し9人が死亡した事故で、同機は異変から数秒で墜落していたことが関係者への取材でわかった。回収された墜落前の映像からは、途切れる直前まで平常時と変わらない機内の様子がうかがえるという。県警や国の運輸安全委員会は映像などをもとに事故原因の解明を進める。

 墜落時の機内の状況が明らかになるのは初めて。現場近くの斜面には折れた樹木や破損した機体の一部が確認されており、回転翼などが何らかの原因で山林に接触した後、一気に墜落した可能性が出てきた。

 死亡した9人のうち、ヘリの右後部にいた隊員のヘルメットに小型カメラが装着されていた。映像には、離陸から墜落までの機内の様子などが約20分間映っていた。音声はなかった。

 関係者によると、ヘリの機内はパイロットが座る席とその横の席以外は座席がない。映像には隊員らが訓練開始に向けて機内で膝をついた状態で待機している様子や、外の景色が映っており、異変を感じさせる状況はなかった。ところが、映像が途切れる数秒前、高度が下がったような場面が映っていた。この間、同機が高度を持ち直す様子は見られなかったという。

 一方、長野県警は、8日、長野市消防局から派遣されていた伊熊直人さん(35)=松本市神林▽松本広域消防局から派遣の高嶋典俊さん(37)=松本市村井町南3=の死因を、ともに全身を強く打ったことによる多発外傷と発表した。死因の判明は4人になった。

 県警松本署捜査本部は8日も引き続き、墜落したヘリ周辺の現場検証を実施。国の運輸安全委員会の航空事故調査官3人は、同日で調査を終えた。必要があれば再び調査する見通し。【滝川大貴、安元久美子、川辺和将、松澤康】


<長野防災ヘリ墜落>尾根上部 接触で切断された複数の木
毎日新聞 3/8(水) 21:00配信

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ヘリコプターが墜落する直前に接触したとみられる木がある尾根=長野県松本市で2017年3月8日午後2時4分、巽賢司撮影

 ◇低空飛行していた可能性

 長野県松本市の鉢伏山(1929メートル)に県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し乗員9人全員が死亡した事故で、墜落現場から約100メートル上部の尾根の少なくとも手前数メートルの斜面から、ヘリが接触して切断されたとみられる木が複数あることが分かった。毎日新聞記者が8日、鉢伏山に入り、確認した。機体は尾根に差し掛かる直前から、十分な高度がない低空飛行をしていた可能性がある。

 接触跡が残っていたのは、墜落現場の北西の尾根周辺(標高約1750~1800メートル付近)で、山頂へと向かう登山ルート付近。周囲は高さ10メートル以上のカラマツの林。尾根と尾根の斜面で、少なくとも十数本のカラマツの先端が切られたり、折れたりしたようになっていた。一部には幹に傷がついたような跡もあった。尾根の北西から墜落現場の谷側の南東方向へ、約20メートルにわたって一直線に並んでいた。

 事故機は尾根を越えようとしたものの、何らかの理由で高度が足りず、カラマツに接触し、急激に下降して谷へ墜落したように見える。谷側には墜落したヘリの塗装とみられるオレンジや白色の機体の破片が確認できた。

 尾根では、県警の捜査員約10人が深いところで膝上ほどの積雪の中、木の幹にテープで目印を付け、距離を測定したりしていた。

 航空評論家の杉江弘さん(73)は「尾翼が木にぶつかった可能性が高い。主翼が木にぶつかれば、機体は100メートルも飛行を持続できず、カラマツも幹ごとなぎ倒されているはず」と分析。尾根から吹き下ろす局所的な風が機体の高度を急激に押し下げた可能性を指摘し、「(尾根越えで)尾翼が木に接触したことでバランスと揚力を失い、機体を反転した状態で墜落したのでは」とみている。【稲垣衆史、巽賢司、川辺和将】


死因は多発外傷=隊員2人、防災ヘリ墜落―長野県警
時事通信 3/8(水) 16:34配信

 長野県松本市の山中に県の消防防災ヘリコプターが墜落し9人が死亡した事故で、県警は8日、消防隊員の伊熊直人さん(35)=松本市=と高嶋典俊さん(37)=同=の死因について、多発外傷と発表した。

 ほぼ即死状態で、全身に打撲があったという。

 これまでパイロットら2人の死因が判明しており、県警は残る5人についても死因を特定する。県警は同日も墜落現場を検証。事故原因の解明を進めている。

 ヘリは5日午後1時半ごろ信州まつもと空港を離陸。松本市の山中で、午後3時10分ごろ墜落しているのが発見された。

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