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2017年3月 6日 (月)

長野県で県防災ヘリが墜落、乗員9人全員死亡・2

5日午後3時10分ごろ、長野県松本と岡谷の両市にまたがる鉢伏(はちぶせ)山(1928メートル)付近の山中で、男性9人が乗った訓練中の県消防防災ヘリコプター「アルプス」(ベル412EP型、定員15人)が墜落し、大破しているのを県警ヘリが発見した。

5日、機内から3人が心肺停止状態で搬送され、病院で死亡が確認された。他に機内で2人を発見したが、呼びかけに応じなかった。県警は日没により救助をいったん中断し、6日早朝、上空と地上から、機内の2人の救助と行方不明の4人の捜索した結果、全員の死亡が確認された。

長野県によると、墜落したヘリは県消防防災航空センター所属で、操縦士、整備士各1人のほか、県内各消防本部から同センターに派遣されている消防隊員7人が搭乗していた。搭乗していた方々は次の通り。
機長・岩田正滋さん(56) 整備士・清水亮太さん(45) 長野市消防局・瀧澤忠宏さん(47) 上田地域広域連合消防本部・甲田道昭さん(40) 長野市消防局・伊熊直人さん(35) 佐久広域連合消防本部・大工原正治さん(42) 松本広域消防局・小口浩さん(42) 松本広域消防局・高嶋典俊さん(37) 北アルプス広域消防本部・伊藤渉さん(35)

長野地方気象台によると、長野県内は5日午前は晴れ、午後は薄曇りで、強い風は観測されていなかった。

墜落したヘリは1997年に導入され、今年2月に定期点検を受けたばかりだった。
国土交通省は航空事故に認定し、運輸安全委員会は航空事故調査官3人を現地に派遣する。

最初の記事

リンク:<長野ヘリ墜落>さらに2人の死因判明…県警発表 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:墜落数秒前、激しく揺れる機内…隊員のカメラに - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防災ヘリ墜落 回転翼が木に接触か 周辺の複数樹木が切断 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防災ヘリ墜落 「実質1人」パイロット失う 長野県、稼働ヘリ一時1機に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野ヘリ墜落>直前まで異変なく 回収映像に機内の様子 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:救助再開、めど立たず=ベテラン操縦士死亡で―長野県 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熟練操縦士の確保難しく=増える山岳救助、進む高齢化―防災ヘリ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>ヘリ胴体とテール切断、衝撃裏付け - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:周辺の木々に接触か=事故調査官が確認―防災ヘリ墜落 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防災ヘリ墜落、長野県の救難体制に打撃 多くの隊員とヘリ失う - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:100m離れた尾根の木に接触の跡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:墜落ヘリ、林接触か…現場から100m地点に跡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 長野県警が捜査本部設置 2人の死因も判明、パイロットは心臓・大動脈損傷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野ヘリ墜落>回転翼、木に接触か…現場近くに痕跡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野県>唯一の防災ヘリ失う 大規模火災、隣県ヘリ頼りに - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:事故調査官ら現地調査=長野県警が捜査本部―原因究明が本格化・防災ヘリ墜落 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:調査官、きょうヘリ墜落現場へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<長野防災ヘリ墜落>訓練前にトラブルか カメラの映像回収 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 岩田正滋さん、「アルプスに魅せられ」長野で働く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 甲田道昭さんの父「話したいこと、まだまだたくさんあった」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 滝沢忠宏さんの恩師「たーちゃん、死んじゃだめだ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 大工原正治さん、「心」と「体」兼ね備えた隊員 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 伊藤渉さん、意欲的な仕事ぶり 救命士の資格も取得 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 高嶋典俊さん、優しい人柄 「ヘリに乗る」と誇らしげに - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 清水亮太さん、子煩悩の優しい父親 隣の子供も学校送る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 伊熊直人さん、寡黙で頼られる存在「レスキューへの思い熱かった」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 「痛かったよね」小口浩さんの母、遺体にそっと上着 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:死亡した隊員、墜落まで小型カメラで撮影…発見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野防災ヘリ墜落 「9人は全員知り合い、なぜこんなことに…」救助支援の山梨の副隊長 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長野の防災ヘリ墜落、搭乗9人全員が死亡 離陸10数分後にトラブルか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「ジェット岩田」と親しまれ=墜落ヘリのパイロット―山岳関係者ら落胆・長野 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:離陸15分以内に異常か=墜落までの映像残る―防災ヘリ9人死亡・長野 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ヘリ墜落死亡事故 「優しいあの子を思い出すと涙止まらない」犠牲の甲田さん父 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ヘリ、離陸15分でトラブルか…呼びかけ応じず - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<長野ヘリ墜落>さらに2人の死因判明…県警発表
毎日新聞 3/8(水) 13:32配信

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長野県の消防防災ヘリコプターの墜落現場を調べる捜査員ら=長野県松本市の鉢伏山で2017年3月7日、本社ヘリから

 長野県松本市の鉢伏山(1929メートル)に県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し乗員9人全員が死亡した事故で、県警は8日、司法解剖の結果、新たに▽長野市消防局から派遣されていた伊熊直人さん(35)=松本市神林▽松本広域消防局から派遣の高嶋典俊さん(37)=松本市村井町南3=の死因を発表した。2人とも全身を強く打ったことによる多発外傷だった。

 県警は7日、パイロットの岩田正滋さん(56)が心臓・大動脈損傷、上田地域広域連合消防本部から派遣の甲田道昭さん(40)は全身を強く打ったことによる多発外傷が死因だったと発表している。

 死因の判明は4人となった。【川辺和将】


墜落数秒前、激しく揺れる機内…隊員のカメラに
読売新聞 3/8(水) 8:46配信

 長野県の山中に県消防防災ヘリコプターが墜落して搭乗者9人が死亡した事故で、乗っていた消防隊員の小型カメラが撮影した映像には、墜落の数秒前に激しく揺れる機内の様子が映っていたことが7日、複数の関係者への取材でわかった。

 隊員は機体後部右側に搭乗。映像は音声がなく、離陸から墜落まで記録されていた。隊員が訓練の準備をするなど混乱した様子はなかったが、突然、最後数秒間で映像が大きく乱れ、その後、複数の隊員が倒れている場面で終わっていた。

 また、墜落現場の北西約100メートルの尾根筋では木が折れ、ヘリの一部とみられる破片が散乱。県警は、高度が下がって主回転翼が林に接触したとみて、業務上過失致死容疑で調べている。


防災ヘリ墜落 回転翼が木に接触か 周辺の複数樹木が切断
産経新聞 3/8(水) 7:55配信

 長野県の山中に県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し消防隊員ら搭乗員9人全員が死亡した事故で、運輸安全委員会は7日、墜落現場での調査の結果、周辺の複数樹木の上部が切断されていることを明らかにした。県警の捜査でも、現場より標高が少し高い場所の樹木に回転翼が接触したような傷が複数見つかっており、回転翼が木に接触したことが墜落につながった可能性がある。

 県警は同日、業務上過失致死の疑いがあるとみて、松本署に捜査員約120人態勢の捜査本部を設置した。

 司法解剖では、9人のうち2人の死因が判明し、消防隊員の甲田道昭さん(40)は全身打撲に起因する多発外傷、パイロットの岩田正滋さん(56)は心臓・大動脈損傷と分かった。2人はいずれも即死だったとみられる。岩田さんの死因が病気によるものか事故によるものかは不明で、今後解明を進める。

 隊員らが所属する県消防防災航空センターによると、搭乗員の1人が機内で離陸から墜落までを撮影したビデオ映像から、ヘリは救助訓練に入る前に墜落したとみられている。

 離陸後、交信不能になるまでの約15分間に何らかのトラブルが起きた可能性がある。


防災ヘリ墜落 「実質1人」パイロット失う 長野県、稼働ヘリ一時1機に
産経新聞 3/8(水) 7:55配信

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長野県が応援協定を結ぶ6県(写真:産経新聞)

 唯一の消防防災ヘリコプターが失われた長野県では、稼働できる山岳救助ヘリが、現在一時的に1機しかない状況となっている。「実質1人」だったパイロットも失い、立て直しには数年を要するとみられ、新たな協定先を模索する状況に追い込まれている。

 長野県内の山岳地帯で救助や救急の通報があった場合、これまでは計2機の県警ヘリと、消防防災ヘリが連携して出動してきた。県警によると昨年1年間の総出動回数は計240回。内訳は県警174回、消防65回、民間1回だった。

 ヘリは年1回、3カ月以上の定期点検が必要で、県警ヘリは現在1機が3月下旬まで点検中のため稼働できるのは1機のみ。通報が相次いだり、搬送が複数回必要なこともあるため「同時出動できないのは痛手」(県警)となる。

 標高3千メートル級の山では高度な技術が求められるが、今回の事故では、消防防災航空隊の精鋭消防隊員8人のうちの7人を失ったのと同時に、操縦歴27年以上のベテランパイロット、岩田正滋さんが死亡。同隊には他に2人のパイロットがいるものの、いずれも育成段階のため、担当者は「動けるのは実質1人だった」と明かす。

 ヘリを新たに購入するにも期間を要する。平成9年度に導入した事故機の価格は、装備品も含め約7億8千万円。予算化には機種選定などに今後数年かかるという。

 消火活動ができるのは消防防災ヘリに限られており、昨年は12件で出動。山火事が発生しても、この状況では他県や自衛隊に頼るしかない。長野県は隣接6県と消防防災ヘリの応援協定を結んでいるが、阿部守一知事は6日、「協力県の範囲もできれば広げたい」と協定先をさらに拡大する考えを示した。

 登山シーズンには1日5件の救助要請があったこともあるといい、担当者は「当面は、主に隣県からの応援で乗り切るしかない」と苦渋の色を浮かべた。


<長野ヘリ墜落>直前まで異変なく 回収映像に機内の様子
毎日新聞 3/8(水) 6:00配信

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長野県の消防防災ヘリコプターの墜落現場を調べる捜査員ら=長野県松本市の鉢伏山で2017年3月7日午前10時9分、本社ヘリから

 長野県松本市の鉢伏山(1929メートル)に県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し9人が死亡した事故で、同機は異変から数秒で墜落していたことが7日、関係者への取材でわかった。回収された墜落前の映像からは、途切れる直前まで平常時と変わらない機内の様子がうかがえるという。県警や国の運輸安全委員会は映像などをもとに事故原因の解明を進める。

 墜落時の機内の状況が明らかになるのは初めて。現場近くの斜面には折れた樹木や破損した機体の一部が確認されており、回転翼などが何らかの原因で山林に接触した後、一気に墜落した可能性が出てきた。

 死亡した9人のうち、ヘリの右後部にいた隊員のヘルメットに小型カメラが装着されていた。5日の事故後、カメラは回収され、離陸から墜落までの機内の様子などが映った音声のない20分前後の映像が確認された。

 関係者によると、ヘリの機内はパイロットが座る席とその横の席以外は座席がない構造。映像には隊員らが訓練開始に向けて機内で膝をついた状態で待機している様子や、外の景色が映っており、異変を感じさせる状況はなかった。ところが、映像が途切れる数秒前、高度が下がったような場面が映り、途切れたという。この間、同機が高度を持ち直す様子は見られなかったという。

 一方、国の航空事故調査官は7日、墜落現場を調査。主管調査官によると、機体上部で回る4本の回転翼がずたずたに折れ、胴体とテール部が切断されるなど墜落時の衝撃のすさまじさを裏付けていた。後部の回転翼は「見つかっていない」としている。

 調査官らはこの日、機体の破損状況を確認したほか、地図に落とすための現場周辺の樹林の状況も把握した。【滝川大貴、安元久美子】


救助再開、めど立たず=ベテラン操縦士死亡で―長野県
時事通信 3/8(水) 5:11配信

 防災ヘリの墜落事故があった長野県では、救助活動の7割を山岳遭難が占め、日本アルプスなど厳しい環境下での活動も求められる。

 事故前、防災ヘリのパイロットは3人いたが、緊急出動の経験があったのは死亡したベテランの岩田正滋さん(56)だけだった。新たなヘリや熟練パイロットの早期確保は難しく、県による救助活動再開の見通しは立っていない。

 長野県では近年、パイロットが退職を繰り返して慢性的な人員不足が続き、2013年には岩田さん1人となり、週に2日は防災ヘリの運航を休まざるを得なくなった。

 このため県は15年から、消防士をパイロットとして自主養成する制度を開始。同年4月に同制度によるパイロットが初めて採用され、近く墜落機を操縦するための免許を取得する予定だった。

 自主養成パイロットら後進の指導役は死亡した岩田さんが務めており、代わりとなる人材の確保は難しい。失われた防災ヘリの再導入のめども立っておらず、長野県内のヘリによる救助活動は当面、県警が保有する2機のほか、協定に基づく周辺6県からの応援派遣で対応する方針だ。


熟練操縦士の確保難しく=増える山岳救助、進む高齢化―防災ヘリ
時事通信 3/8(水) 5:06配信

 長野県の防災ヘリが墜落した事故では、事故や災害時に人命救助に当たっていた消防隊員やパイロット9人が犠牲になった。

 こうした消防防災ヘリの出動件数は全国で毎年約7000件に上るが、熟練パイロットが確保できず、活動時間が制限されるケースが大半だ。難度の高い山岳救助も増えており、国土交通省は訓練プログラムを作成して若手の就業を促す考えだ。

 総務省消防庁によると、都道府県や消防機関が保有する消防防災ヘリは、1995年の阪神大震災を契機に普及が進み、佐賀、沖縄両県を除き全国に76機配備されている。

 毎年7000件前後の出動件数の約半数が急患の搬送。次いで多い救助捜索のうち、山岳遭難は約6割を占める。遭難は90年代後半から急増しており、2015年は1085人が防災ヘリで救助された。

 しかし、防災ヘリを運航できる熟練パイロットは足りていない。5県から防災ヘリの運航委託を受ける東邦航空(東京)は「山岳救助には高い技量が求められるが、業界全体でパイロットが不足している」と話す。

 操縦免許保有者のうち40歳以上が77%と高齢化が進む一方、若手が十分に活用されていない現状もある。無人ヘリの普及で農薬散布飛行が激減しており、若手が経験を積む機会が減少。20代の免許保有者のうち、パイロットとして乗務するのは6割にすぎない。


<長野防災ヘリ墜落>ヘリ胴体とテール切断、衝撃裏付け
毎日新聞 3/7(火) 22:35配信

 長野県松本市の鉢伏山(1929メートル)に県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し9人が死亡した事故で、国の運輸安全委員会の航空事故調査官が7日、墜落現場を調査した。主管調査官によると、機体上部で回転する4本のブレードがずたずたに折れ、胴体とテール部が切断されるなど墜落時の衝撃のすさまじさを裏付けていた。後部回転翼(テールローター)は「見つかっていない」としている。

 調査官らはこの日、機体の残骸や周囲の木の折れ方を確認。変速機(トランスミッション)の状況などを調べたほか、地図に落とすための現場周辺の樹林の状況も把握した。現場は急な斜面で機体周辺の木は切断されており、福田公爾(こうじ)主管調査官は「(機体に)どんな力が加わったのか分析していく」と語った。

 調査官らは現場に2時間ほど滞在した後、ヘリが所属する県消防防災航空センターの職員からも話を聞いた。隊員のヘルメット装着の小型カメラで撮影された、離陸から墜落時までの映像も確認するという。調査官らは8日、一時、長野県を離れるという。

 一方、県警は7日、業務上過失致死容疑を視野に松本署に捜査本部を設置。死亡したパイロットの岩田正滋さん(56)=松本市=の死因について、心臓・大動脈損傷だったと発表した。操縦中ではなく、事故の衝撃で受けたものとみられる。【安元久美子、三上剛輝、川辺和将】


周辺の木々に接触か=事故調査官が確認―防災ヘリ墜落
時事通信 3/7(火) 19:37配信

 長野県の山中に県の消防防災ヘリコプターが墜落し消防隊員ら9人が死亡した事故で、現場で調査を行った運輸安全委員会の福田公爾航空事故調査官が7日、松本市内で取材に応じ、現場周辺の木々にヘリが接触し切断されたような形跡があったことを明らかにした。

 県警も切断された木々を確認しており、捜査関係者によると、接触したとみられる現場は尾根の林で、機体の一部もあったという。


防災ヘリ墜落、長野県の救難体制に打撃 多くの隊員とヘリ失う
THE PAGE 3/7(火) 19:10配信

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[写真]降下訓練中のヘリ「アルプス」(長野県のホームページから)

 5日に起きた長野県の消防防災ヘリ墜落事故は、北アルプスなど全国有数の山岳・観光地と広大な県域を持つ長野県の今後の救難・防災活動に打撃を与えています。訓練された多くの隊員と、山火事などにも対応できたヘリコプター「アルプス」のそろっての喪失で救難・防災対策の再構築は急務に。県は近隣県への支援要請などを含め厳しい対応策の検討が迫られます。

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[写真]救助訓練などに活躍した「アルプス」(長野県のホームページから)

全国有数の山岳地帯と広い県域
 長野県の救難・防災ヘリの態勢は、長野県警の「やまびこ1号」と「やまびこ2号」、今回墜落した県の「アルプス」の合わせて3機。救難以外では医療関係で県のドクターヘリ2機が松本市と佐久市を拠点に活動しています。

 県の消防防災航空センターで運航してきた「アルプス」は、全国でも秋田、高知、岐阜各県と並んで4県が「自前」でパイロットやヘリなどすべてを賄う「自主運航」。運航を民間委託する自治体が多いなかで、防災ヘリの活動は長野県でも重視されてきました。

 今回の墜落事故で死亡した搭乗員は、県の消防防災航空センターに属するパイロット1人、整備士1人、消防隊員7人。同センターはパイロット3人、整備士3人、隊員8人を抱えていましたが、そのうち隊員のほとんど、数少ないパイロットと整備士も2人失い、訓練によって高い技術を持っていたスタッフの多くがいなくなりました。唯一のヘリも失くし、同センターは機能しない状態です。

 2016年の「アルプス」の出動件数は、山岳などでの救助活動87件、山火事への散水などの火災防御12件、大雪などでの災害応急11件など111件に上り、ほぼ3日に1回の頻度。救助は前年比14件増えています。八ヶ岳連峰や奥穂高、北アルプスなど山岳での救助や捜索のほか、大雪や豪雨による孤立地域への物資補給、御嶽山噴火や土砂災害などの調査も行っています。こうした活動では県警と連携することもあり、長野県の救難・防災体制の要でした。

 長野県は北海道、岩手県、福島県に次ぎ全国で4番目の広い県域(約13500平方キロメートル)を持ち、春以降は乾燥による山火事、夏は山岳遭難なども多発。県警と県の3機のヘリはフル稼働することも。このため今回の事故で人員とヘリを失った影響は深刻です。

 県はまだ具体策を示していませんが、救難・防災対策の後退を防ぐために隣接県との協定に基づくヘリ出動支援の要請や、民間ヘリへの委託なども検討課題になると見られています。

防災ヘリ墜落、長野県の救難体制に打撃 多くの隊員とヘリ失う
THE PAGE 3/7(火) 19:10配信

 一部には「自主運航」にこだわらず、恒久的な民間への委託なども含め検討し、柔軟な対応ができるようにすべきだとの意見もあり、事故をきっかけにヘリ運用の基本を問う動きも出そうです。県によると、全国では防災ヘリを自主運航とせず、パイロットや機材などを民間に委託している自治体が大半の39道県を占めます。

 7日夕県庁で開いた部局長会議で阿部守一知事は「亡くなられた方々のご家族に寄り添っていきたい。救急救命体制の維持に努めるため他県の協力を得るようにし、その後の方向性についても早急に検討したい」と述べました。

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■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説


100m離れた尾根の木に接触の跡
ホウドウキョク 3/7(火) 15:08配信

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(写真:ホウドウキョク)

長野県の防災ヘリ墜落事故で、現場近くの尾根の木に、ヘリが接触したとみられる痕跡が見つかった。
7日午前、松本市の鉢伏山の麓では、国の航空事故調査官や警察の捜査員を乗せた車両が次々と現場に向かい、調査や鑑識活動を本格化させている。
機体は大破しており、6日までに乗員9人全員の死亡が確認された。
一方、現場から100メートルほど離れた尾根では、カラマツの木にヘリが接触したとみられる跡や、破片が見つかっている。
ヘリは、救助訓練のため、5日午後に離陸し、臨時ヘリポートで隊員を降ろすことになっていたが、到着せず、離陸から15分ほどの間に墜落したものとみられている。
県警は、捜査本部を設置し、業務上過失致死の疑いも視野に、捜査する方針。

長野放送/FNN


墜落ヘリ、林接触か…現場から100m地点に跡
読売新聞 3/7(火) 12:10配信

 長野県の山中に5日、同県消防防災ヘリコプターが墜落し、搭乗していた9人全員が死亡した事故で、墜落現場から北西に約100メートル離れた尾根筋のカラマツ林に、機体が接触したとみられる痕跡があることが、県警への取材でわかった。

 県警は、何らかの理由で高度を下げたヘリのメインローター(主回転翼)が林に接触し、墜落した可能性があるとみている。

 県警は7日、松本署に126人態勢の捜査本部を設置し、業務上過失致死容疑で現場検証を始めた。運輸安全委員会の調査官3人も同日、鉢伏(はちぶせ)山(1928メートル)の墜落現場に入った。県警とともに機体やその破片などを回収して詳しく調べるほか、死亡した消防隊員の1人が離陸から墜落までを撮影した小型カメラの映像解析も進める。


長野防災ヘリ墜落 長野県警が捜査本部設置 2人の死因も判明、パイロットは心臓・大動脈損傷
産経新聞 3/7(火) 11:56配信

 長野県の山中に県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し消防隊員ら搭乗員9人全員が死亡した事故で、県警は7日、業務上過失致死の疑いがあるとみて松本署に捜査員約120人体制の捜査本部を設置した。県警は現場付近の尾根側の木に機体が接触したとみられる痕跡を把握しており、墜落経路を特定する手掛かりになるとみて周囲の状況を調べている。

 県警は6日、鉢伏山(1929メートル)斜面の墜落場所(標高約1700メートル)から約100メートル上部のカラマツ林の樹木に回転翼が接触したとみられる複数の傷を確認したという。

 司法解剖の結果、9人のうち2人の死因が判明。消防隊員の甲田道昭さん(40)は全身打撲に起因する多発外傷、パイロットの岩田正滋さん(56)は心臓・大動脈損傷と分かった。2人はいずれも即死だったとみられる。岩田さんの死因が病気によるものか事故によるものかは不明で、今後解明を進める。

 隊員らが所属する県消防防災航空センターによると、搭乗員の1人が機内で離陸から墜落までを撮影したビデオ映像から、ヘリは救助訓練に入る前に墜落したとみられている。離陸後、交信不能になるまでの約15分間に何らかのトラブルが起きた可能性がある。


<長野ヘリ墜落>回転翼、木に接触か…現場近くに痕跡
毎日新聞 3/7(火) 11:49配信

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長野県の消防防災ヘリコプターの墜落現場を調べる捜査員ら=長野県松本市の鉢伏山で2017年3月7日午前10時9分、本社ヘリから

 長野県松本市の鉢伏山(1929メートル)に県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し9人が死亡した事故で、墜落現場近くの尾根側の山林に機体が接触したとみられる痕跡があることが7日、捜査関係者への取材で分かった。木が倒れ、周辺に機体の一部とみられる破片が落ちているという。ヘリ回転翼が木に接触した可能性があり、県警が調べている。

 県警は7日、松本署に捜査本部を設置。業務上過失致死容疑を視野に126人態勢で捜査する。同日朝、捜査員が現場に入り、機体周辺の状況を調べた。ヘリを運航していた県消防防災航空センター(松本市)からも事故状況を聞く。

 運輸安全委員会の航空事故調査官も同日、現場入りし、事故原因の調査を始めた。

 木が倒れていた場所は墜落現場北側で、現場より標高が高い斜面。訓練予定地の高ボッチ山に向かう途中で何らかの理由で回転翼が木に衝突したとみられる。県警はこうした痕跡や、隊員のヘルメットに付いていた小型カメラで撮影された映像の分析を進める。

 ヘリは山岳遭難救助の訓練のため5日午後1時半ごろに松本空港(松本市)を離陸。約15分後に無線での応答がなくなった。

 県警は7日、死亡した甲田道昭さん(40)=長野県上田市=は全身を強く打ったことによる多発外傷、パイロットの岩田正滋さん(56)=松本市=は心臓・大動脈損傷が死因だったと発表した。2人とも即死だった。【三上剛輝、川辺和将】


<長野県>唯一の防災ヘリ失う 大規模火災、隣県ヘリ頼りに
毎日新聞 3/7(火) 10:24配信

Ja97na
墜落した長野県の消防防災ヘリ「アルプス」=長野県のホームページから

 長野県消防防災ヘリコプター「アルプス」の墜落事故を受け、阿部守一知事は6日、隣接する6県と相互に結んでいる防災ヘリの応援協定を見直す方針を示した。県唯一の防災ヘリを失い、大規模火災などの際は、当面は近隣県の防災ヘリに頼ることになる。

 県によると、県は防災ヘリ1機、県警ヘリ2機、ドクターヘリ2機を所有していた。このうち火災に対応できるのはアルプスだけだった。県は新潟、富山、岐阜、群馬、山梨、静岡の6県と防災ヘリの相互応援協定を結んでいるが、他県に派遣を要請できるのは、所有するヘリが機体点検中の場合や、他の救助活動をしている時などに限られている。今後、協定内容の見直しに向け、各県に協力を求める方針。また他の近隣県にも同様の協定締結や協力を求めていく。

 県の担当者は「救助が必要のない救急時はドクターヘリ、山岳遭難は県警ヘリでカバーできるが、火災の際は他県か自衛隊に要請するしかなくなった。県民の安全のためにできる限り協力してもらえるよう努める」と話した。

 アルプスは1997年に装備品も含めて計約7億8000万円で導入。2016年の出動は計111件で、うち山岳救助を含めた救助活動が最多の87件、次いで火災対応12件、災害応急7件、救急活動5件だった。【稲垣衆史】


事故調査官ら現地調査=長野県警が捜査本部―原因究明が本格化・防災ヘリ墜落
時事通信 3/7(火) 10:18配信

 長野県松本市と岡谷市にまたがる鉢伏山(1929メートル)に、県の消防防災ヘリコプターが墜落し、消防隊員ら9人が死亡した事故で、運輸安全委員会の航空事故調査官が7日午前、墜落現場に入り現地調査を行った。

 機体の破損の状態や周辺の木の折れ方を確認するなど原因究明を本格化させる。

 県警は同日、松本署に捜査本部を設置し、現場検証した。業務上過失致死容疑を視野に126人体制で捜査する。また、司法解剖の結果、パイロット岩田正滋さん(56)の死因は心臓・大動脈損傷、消防隊員甲田道昭さん(40)は全身打撲による多発外傷と発表した。2人とも即死だった。残る7人も順次司法解剖する。

 県消防防災航空センターは6日、現場で発見された、乗員のヘルメットに装着された小型カメラで撮影した墜落までの映像を県警に任意提出。県警や事故調査官は今後、この映像の解析を進める。

 同センターによると、カメラは訓練風景を撮影するためヘルメットに装着されていたが、たまたま離陸時から録画されていた。録音機能はあるが、音声は入っていなかったという。

 6日に取材に応じた福田公爾航空事故調査官(53)は、映像について「(原因究明に向け)非常に参考になる」と述べた。その上で、この映像のほか管制レーダーの記録や機体の整備状況などから原因究明を進める考えを示した。


調査官、きょうヘリ墜落現場へ
ホウドウキョク 3/7(火) 8:46配信

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(写真:ホウドウキョク)

長野・松本市で起きた県の消防防災ヘリの墜落事故は、6日の捜索で9人全員の死亡が確認された。7日、国土交通省の調査官が事故現場を訪れ、原因調査が本格化する。
5日午後、松本市の鉢伏山で起きた県の消防防災ヘリの墜落事故は、5日に見つかった3人に続き、6日朝から残る6人の救助活動が行われた。
6人は機体の中から見つかり、全員の死亡が確認された。
また、隊員がヘルメットに着けていたカメラに、離陸から墜落までの映像が映っていたことがわかった。
福田公爾航空事故調査官は「映像だけ残っていたのであれば、非常に(調査の)参考になる」と話した。
7日午前、国土交通省の航空事故調査官3人が事故現場を訪れ、原因調査が本格化する。

長野放送/FNN


<長野防災ヘリ墜落>訓練前にトラブルか カメラの映像回収
毎日新聞 3/7(火) 0:10配信

 長野県松本市入山辺の鉢伏山(1929メートル)の斜面に、県の消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し5人が死亡した事故で、県警は6日、新たに4人の死亡を確認した。これでヘリに搭乗していた消防隊員ら9人全員が死亡した。県は、乗っていた隊員が撮影した小型カメラの映像を回収。映像によると、救助訓練を開始する前に墜落していた。ヘリは離陸から約15分後に連絡がとれなくなっており、県警などは、訓練開始前に何らかのトラブルがあったとみて調べる。

 県警や自衛隊、消防などは6日早朝、地上から約100人の救助隊員を投入し、ヘリコプターでも隊員を輸送し、標高約1700メートルの斜面で救助に当たった。

 新たに死亡が確認されたのは、大工原正治さん(42)=松本市神林=ら消防隊員3人と整備士の清水亮太さん(45)=同。

 県によると、ヘリは山岳遭難救助訓練のため、5日午後1時半に松本空港(松本市)を離陸。10~15分後に鉢伏山から約4キロ離れた高ボッチ山でヘリを下降させて着陸し、隊員1人を降ろして訓練を始める予定だった。しかし、隊員を降ろした後に県消防防災航空センターに入るはずの無線連絡がなかった。

 映像は後部に搭乗していた隊員のヘルメットに付いていた小型カメラで撮影され、5日に回収された。音声はなかったが、離陸時から事故までの様子が記録され、機外の様子が映っていた。同種の訓練は今年度13回目で、離陸前の点検で機体に問題はなかったという。【川辺和将、滝川大貴、稲垣衆史】

 ◇知人ら願い届かず

 願いは届かなかった--。犠牲となった9人を知る人たちは早すぎる死を悼んだ。

 元長野県消防学校校長の塚原富夫さん(68)は、事故で犠牲となった9人のうち、7人が教え子だった。「名前が明らかになるにつれ、一人一人の顔が頭に浮かんで、胸が締め付けられた。小口、高嶋、大工原……。みんな名前を聞けば顔を思い出してしまう」

 塚原さんは1979~2009年、消防学校で多くの消防士を育てた。指導役として年5~6回は同校を訪れていたパイロットの岩田正滋さん(56)=松本市神林=も旧知の間柄。「熟練で信頼できた。事故原因は分からないが、今後の教訓にしてほしい」と語った。

 長野市消防局から県に派遣されていた瀧澤忠宏さん(47)=松本市島内=は4月、同局に戻る予定だった。瀧澤さんは海外の災害に派遣される国際消防救助隊に登録するなど、意欲的に任務に取り組んでいた。同局の桜井篤次長(58)は「救助するはずの人たちが逆に救助されることになり、つらい思いをしたと考えると胸が痛くなる」と話した。

 大工原正治さん(42)=松本市神林=は、派遣元の佐久広域連合消防本部によると、00年の同本部発足と同時に消防士に採用された。04年の新潟・中越地震、11年の東日本大震災では現地に派遣され、救助活動に携わった。同本部の小平学消防長(58)は「先輩を立て、後輩を導く気配りができる人だった。本部に戻って力を発揮してもらいたかった」と惜しんだ。

 松本市神林に自宅がある整備士の清水亮太さん(45)は、妻、子ども2人の4人家族。近所の男性(69)は「子煩悩なお父さんだった。町内では先頭に立ってごみ拾いをする責任感の強い人だった」と振り返った。

 小口浩さん(42)=塩尻市広丘郷原、高嶋典俊さん(37)=松本市村井町南3=の派遣元、松本広域消防局も悲しみに包まれた。2人とも山岳遭難救助隊を希望し、念願かなっての県消防防災航空センターへの派遣中だった。「2人は優秀だった。本当に立派だった」。元消防局長で上司の男性はうつむいた。【武田博仁、西銘研志郎、安元久美子】


長野防災ヘリ墜落 岩田正滋さん、「アルプスに魅せられ」長野で働く
産経新聞 3/6(月) 21:51配信

 パイロットの岩田正滋さん(56)は、県の広報で「アルプスの山々に魅せられた」と長野で働き始めた理由を語っていた。警視庁航空隊でも勤務。20年間無事故で信頼も厚かった。

 松本空港近くの隊員寮に住み、近隣住民によると生活態度のしっかりしたまじめな人柄だったという。近くの60代主婦は「背筋をぴんと伸ばし、さっそうと歩く姿が目に浮かぶ。もう見られないなんて…」と嘆いた。


長野防災ヘリ墜落 甲田道昭さんの父「話したいこと、まだまだたくさんあった」
産経新聞 3/6(月) 21:49配信

 上田地域広域連合消防本部に所属する甲田道昭さん(40)の父、明さん(67)=長野県上田市=は5日夜、松本市内の病院で遺体と対面した。「酒でも酌み交わしながら、話したいことがまだまだたくさんあった。こんなことになり、やりきれない」

 道昭さんが消防に興味を持ったのは中学生のころ。実家の目の前の家で火災があり、果敢に炎に立ち向かう消防隊員の姿に憧れた。就職後は「市民の生命と財産を守るのが仕事」と責任感を持って取り組んでいた。精鋭がそろう消防防災航空隊への出向は、家族にとって誇らしかった。

 妻と3人の子供を連れて実家を訪れたときは、子煩悩な父親ぶりも見せた。「先月、『もうすぐ航空隊の任務は終わるけど、最後まで気を緩めたらだめだよ』と話したばかりだった。優しいあの子のことを思い出すと、涙が止まらない」


長野防災ヘリ墜落 滝沢忠宏さんの恩師「たーちゃん、死んじゃだめだ」
産経新聞 3/6(月) 21:47配信

 長野県消防防災航空隊の消防隊長として先頭に立っていた最年長の滝沢忠宏さん(47)は、まじめで面倒見がいい性格だったという。年1回の競技会では腕の力だけでロープを登る競技を得意とした。他の隊員を集めて練習会を開くこともあり、技術を磨くことに余念がなかった。

 「立派な後輩だった。尊敬できる部下だった。悔しい。悔しい…」。前任の篠ノ井消防署時代の上司で、長野市消防局の山越洋課長補佐(53)は大粒の涙をこぼした。

 高校時代に野球部のコーチとして指導した後昭雄(うしろ・あきお)さん(71)は「『超』が付くほどまじめなやつだった」と語る。内野手として誰よりも前向きに練習に汗を流し、部員たちから「たーちゃん」と呼ばれ、慕われていた。

 約1週間前に地元で会った。「空から戻ってこいや。もうヘリコプター下りろよ」「うん。そろそろかな」。任期は今月末に満了する予定だった。

 庭に咲いた花や、実った柿を持ってきてくれたときの笑顔が忘れられない。ニュースで事故を知ったとき、後さんはテレビに「おい、たーちゃん。死んじゃだめだ!」と叫んだという。「あいつなら何とか生き残ってくれると信じてたんだ…」


長野防災ヘリ墜落 大工原正治さん、「心」と「体」兼ね備えた隊員
産経新聞 3/6(月) 21:47配信

 大工原正治さんが所属していた佐久広域連合消防本部の小平学消防長(58)は、「航空隊派遣は本人の希望で、充実しているようだった。活躍を期待していただけに残念極まりない」と話した。

 技術と身体能力に優れていた一方、防災活動でも積極的に意見を出していたといい、小平消防長は「冷静沈着な『心』と、すばらしい『体』を兼ね備えた隊員だった」とたたえた。


長野防災ヘリ墜落 伊藤渉さん、意欲的な仕事ぶり 救命士の資格も取得
産経新聞 3/6(月) 21:46配信

 北アルプス広域消防本部に所属していた伊藤渉さん(35)は、救助隊のほか救急救命士の資格を取得して救急現場にも駆けつけるなど仕事に意欲的だった。

 幼い頃は「ウルトラマンになりたい。人助けをしたい」と周囲に話していたという。「おとなしいけれど心のしっかりした子だった」と親族の女性。同本部の同僚は「若手を引っ張っていくはずだったのに」と肩を落とした。


長野防災ヘリ墜落 高嶋典俊さん、優しい人柄 「ヘリに乗る」と誇らしげに
産経新聞 3/6(月) 21:42配信

 松本広域消防局から派遣されていた高嶋典俊さん(37)は、他人の子供もかわいがる優しい人柄だった。近所の男性(43)によると、高嶋さんが娘たちと遊んでいると近所の子供も自然と集まってきた。「子供と同じ目線で楽しんでいた」と振り返る。

 休みの日でも後輩を指導するために仕事に出かけ、約1年前に「ヘリに乗ることになった」と誇らしげに話していたという。


長野防災ヘリ墜落 清水亮太さん、子煩悩の優しい父親 隣の子供も学校送る
産経新聞 3/6(月) 21:41配信

 整備士の清水亮太さん(45)は優しく子煩悩な父親で、地域住民からも信頼されていた。隣に住む自営業、山岸和明さん(69)によると、清水さんは妻、小学2年の息子と3歳くらいの娘との4人暮らし。毎朝、自分の子だけでなく、山岸さんの孫も学校へ送っていた。雪が積もった休日には公園でそり遊びもした。

 山岸さんは「自分の家族のようにかわいがってくれた」と話す。


長野防災ヘリ墜落 伊熊直人さん、寡黙で頼られる存在「レスキューへの思い熱かった」
産経新聞 3/6(月) 21:41配信

 伊熊直人さん(35)は特に救助隊としての活動歴が長く、平成23年の東日本大震災では発生直後に宮城県入りして救助、捜索活動に従事した。航空隊も自ら志願し、長野市消防局から派遣された。仕事を寡黙にこなし、現場でもデスクワークでも頼られる存在だったという。

 派遣元の同僚男性(36)は「レスキューに対する思いは熱かった。惜しい人を亡くした」と目頭を押さえた。


長野防災ヘリ墜落 「痛かったよね」小口浩さんの母、遺体にそっと上着
産経新聞 3/6(月) 21:36配信

 松本広域消防局から派遣されていた小口浩さん(42)は、まじめで愛される人柄だった。「絶対に生きていると信じていたのに…」。母、まさ子さん(66)=長野県塩尻市=は、松本市内の病院で変わり果てた息子と対面した。

 墜落機体から運び出された遺体は、あまりに傷だらけで、顔をなでると手に黒い油が付いた。「寒かったよね」「痛かったよね」。家族は声をかけながら冷たい遺体にそっと上着をかけた。

 子供の頃から体格が周囲より大きく、小、中、高と剣道で鍛えた。小中学生の息子2人、娘1人がおり、航空隊へ派遣されてからは、出勤時に「子供の顔、見納めかもね」と覚悟するようにつぶやくことも度々あった。

 平成26年に長野・岐阜県境で起きた御嶽山噴火でも出動。「日没までには山を下る。絶対に誰にもけがをさせない」と、常に隊員が安全に活動できるよう気を配っていたという。

 まさ子さんは「こんな姿になる瞬間まで、きっとみんなを救おうとしていたのだと思います。ただ、ただ、まじめな子でした」と涙を浮かべた。


死亡した隊員、墜落まで小型カメラで撮影…発見
読売新聞 3/6(月) 21:12配信

 長野県の山中に5日、同県消防防災ヘリコプターが墜落した事故で、県警などの捜索隊は6日朝、機体内で6人を発見し、死亡を確認した。

 事故機に乗っていた9人全員が死亡した。6日午後には国の運輸安全委員会の調査官が県内入りしており、7日から事故原因の解明を本格化させる。

 総務省消防庁などによると、記録が残る1974年以降の防災ヘリの事故で最悪の犠牲者数。民間ヘリでは、宮崎県日向市で90年9月、10人が死亡する事故があった。

 長野県によると、死亡した消防隊員の1人がヘルメットに小型のCCD(電荷結合素子)カメラを装着し、離陸から墜落までの機内や機外を動画撮影していた。撮影時間は「30分までいかない」という。カメラは事故現場で見つかり、県警に提出された。

 6日に身元が確認されたのは、▽伊藤渉さん(35)(長野県松本市)▽岩田正滋さん(56)(同)▽小口浩さん(42)(同県塩尻市)▽清水亮太さん(45)(松本市)▽大工原正治さん(42)(同)▽高嶋典俊さん(37)(同)▽滝沢忠宏さん(47)(同)。


長野防災ヘリ墜落 「9人は全員知り合い、なぜこんなことに…」救助支援の山梨の副隊長
産経新聞 3/6(月) 20:07配信

 長野県の消防防災ヘリコプター「アルプス」の墜落事故で、山梨県消防防災航空隊は長野県の要請を受け、5、6の両日、県防災ヘリ「あかふじ」で救助支援のため出動した。

 5日は現場到着が日没に近く、この日の救助活動が終了。長野から救助で来ていた隊員1人を松本空港まで送り届けて、活動を終えた。

 6日は午前6時、機長、副操縦士、整備士、隊員4人の計7人を乗せ、山梨県甲斐市の基地を出発。同20分に松本空港に到着した。この後、約12キロ離れた鉢伏山の墜落現場へ、長野の消防隊5人と機材を3回に分けてピストン輸送した。

 あかふじは現場では着陸せず、上空40メートルで約10分間ホバリングしながら、人員や機材を降ろした。

 渡辺亮副隊長(40)は地上の様子について「膝上ぐらいまで根雪が残る山中。機体はまだ裏返った状態だった。消防隊が周辺の木を切り倒し、ヘリが作業するポイントを作ってくれていた」との状況を話した。

 天候は曇りで、上空は時折強い風が吹き、機長が機体の向きを変えながら空中でホバリングしたという。

 午前11時半すぎ、作業にあたった消防隊員2人を松本空港まで輸送し、任務を終了。午後12時45分すぎに基地に帰着した。

 墜落した長野県消防航空隊と本県の消防航空隊は、運航不能時の協定を結んでおり、合同訓練の機会も多く、交流が深い。

 渡辺さんは、亡くなった9人について「全員知り合い。消防大学校での同期生もいた。なぜこんなことに…」と声を詰まらせた。

 その上で「(事故は)本来あってはいけないこと。うちも3月末で隊員が変わるが、注意点をしっかり引き継いでいかなければならない」と亡き空の仲間たちを思い、厳しい表情で話した。


長野の防災ヘリ墜落、搭乗9人全員が死亡 離陸10数分後にトラブルか
THE PAGE 3/6(月) 20:03配信

 長野県の消防防災ヘリ墜落事故で、長野県警などは6日午後までに墜落機内で発見した6人の死亡を確認しました。これで搭乗者9人全員が死亡する事故となりました。

 「長野県消防防災ヘリコプター事故対策本部」(本部長・阿部守一知事)は6日午前10時、事故発生時の概要を発表。それによると、墜落した消防防災ヘリ「アルプス」は5日午後1時31分に訓練のため松本空港を離陸。午後2時25分にヘリを運航する消防防災航空センターから県の危機管理部に「アルプスと40~50分間連絡が取れない」と連絡がありました。

 情報収集を依頼された県警が同3時12分に鉢伏山付近の斜面に墜落している消防防災ヘリ「アルプス」を発見しました。「アルプス」は松本空港を離陸後10数分後にトラブルが発生したとみられています。

 亡くなった9人の搭乗者は次の通り(県内各地から派遣の消防職員を含む)
 ▽岩田正滋さん(56)=長野県消防防災航空センター・パイロット▽清水亮太さん(45)=同整備士▽滝澤忠宏さん(47)=長野市消防局▽伊熊直人さん(35)=同▽小口浩さん(42)=松本広域消防局▽高嶋典俊さん(37)=同▽甲田道昭さん(40)=上田地域広域連合消防本部▽大工原正治さん(42)=佐久広域連合消防本部▽伊藤渉さん(35)=北アルプス広域消防本部

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■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説


「ジェット岩田」と親しまれ=墜落ヘリのパイロット―山岳関係者ら落胆・長野
時事通信 3/6(月) 16:20配信

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消防防災ヘリコプター墜落事故で死亡したパイロットの岩田正滋さん=インターネット版「広報ながのけん」より

 消防防災ヘリコプター墜落事故で死亡したパイロットの岩田正滋さん(56)は、1997年から長野県の消防防災航空隊に所属していた。

 困難な山岳救助に長く携わり、「ジェット岩田」と慕われた熟練パイロットの死に、山岳関係者は「残念だ」と落胆を隠せない。

 「操縦は一番信頼できた。彼が来たら大丈夫、そんな人だった」。山岳ガイドの村上周平さん(60)=同県富士見町=は、岩田さんの人となりを振り返り、「安全面は特にシビアにやっていたはず。信じられない」と沈んだ声で話した。

 村上さんによると、「ジェット岩田」のあだ名で呼ばれ、ヘルメットには出動回数を示す星をつけていた。「救助に対する強い使命感、現場への思いがあった」
 山岳救助技術の講師も務める村上さんにとって、消防隊員らは「仲間」。雪中で一夜をしのぐ技術やロープの使い方を熱心に学ぶ姿を思い出しながら、「みんな人を助ける熱意があった。こんなことになって」と声を詰まらせた。

 鉢伏山近くの山荘オーナー近岡年さん(66)は10年ほど前、地上の様子を調べに来た岩田さんと会ったのを覚えている。山荘で近岡さんに航空隊のTシャツなどをプレゼントし、一緒だった隊員の分もコーヒー代を払う岩田さんに「親分肌なのかな」と感じた。

 それ以来、訓練のため週に何度も飛来するヘリに親しみを込めて手を振った近岡さん。事故のニュースに、「まさか岩田さんが」と感じた不安が現実となり、「勤勉でまじめな人だったと思う。残念だ」と悔しそうにつぶやいた。


離陸15分以内に異常か=墜落までの映像残る―防災ヘリ9人死亡・長野
時事通信 3/6(月) 15:40配信

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長野県の消防防災ヘリコプターが墜落した現場で救助活動に当たる消防隊員ら=6日午前(埼玉県消防防災課提供)

 長野県の松本市と岡谷市にまたがる鉢伏山(1929メートル)に、訓練中の県の消防防災ヘリコプターが墜落し、乗っていた消防隊員ら9人全員が死亡した事故で、ヘリが離陸から約15分の間に何らかのトラブルを起こした可能性があることが6日、県への取材で分かった。

 乗員のヘルメットに装着したカメラに、離陸から墜落までの映像が残されていたことも判明。県警や運輸安全委員会の航空事故調査官らは今後、映像や機体の状況などを詳しく調べ、墜落原因の究明を本格化させる。

 県によると、ヘリは5日午後1時半ごろ、松本市の信州まつもと空港を離陸。15分ほどの距離にある同県塩尻市の高ボッチ高原の臨時ヘリポートで搭乗員1人を降ろし、訓練を始める予定だった。

 しかし、県消防防災航空センターに訓練開始の連絡がなく、同45分から断続的に約40分間、無線で呼び掛けたが応答がないため、県警に通報。県警のヘリが同3時10分ごろ墜落しているのを発見した。

 県警によると、ヘリは裏返った状態で大破し、テールローターが折れていた。国土交通省によると、ヘリには飛行データを記録するフライトレコーダーや、パイロットの会話を録音するボイスレコーダーは搭載されていなかった。

 同センターによると、機体右後部にいた隊員が訓練の様子を撮影するためヘルメットに着けたCCDカメラが、5日に現場で発見された。音声は確認できなかったが、墜落の衝撃で画像が乱れる様子などが映っていたという。


ヘリ墜落死亡事故 「優しいあの子を思い出すと涙止まらない」犠牲の甲田さん父
産経新聞 3/6(月) 15:27配信

 長野県の山中で、9人乗りの県の消防防災ヘリコプターが墜落した死亡事故。亡くなった甲田道昭さん(40)の父、明さん(67)=同県上田市=が6日、産経新聞の取材に応じ、「酒でも酌み交わしながら、話したいことがまだまだたくさんあった。こんなことになり、やりきれない」と肩を落とした。

 明さんによると、道昭さんが消防の仕事に興味を持ったのは中学生のころ。実家の目の前の家で火災があり、果敢に炎に立ち向かう消防隊員の姿に憧れた。就職後は「消防は市民の生命と財産を守る仕事」と責任感を持って取り組んでいたという。

 妻と3人の子供を連れて実家を訪れた際には、子煩悩な父親ぶりも見せていた。明さんは「先月会ったとき、『もうすぐ航空隊の任務は終わるけど、最後まで気をゆるめたらだめだよ』と話したばかりだった。優しいあの子のことを思い出すと、涙が止まらない」と声を震わせた。

 6日に死亡が確認されたパイロットの岩田正滋さん(56)は、松本空港(同県松本市)近くの隊員寮に住んでおり、近所の住民らは「生活態度のしっかりとした真面目な人柄だった」と口をそろえる。

 寮には今も洗濯物が干したままになっている。近くの無職、橋本和子さん(78)は「1人で草むしりしたり、洗濯物を干したりする姿をよく見た」。出勤する岩田さんと挨拶をよく交わしたという近くの60代主婦は「背筋をぴんと伸ばし、さっそうと歩く姿が今も目に浮かぶ。それがもう見られないなんて…」と声を落とした。


ヘリ、離陸15分でトラブルか…呼びかけ応じず
読売新聞 3/6(月) 14:51配信

 墜落した長野県消防防災ヘリコプター「アルプス」は、5日午後1時31分に県営松本空港(松本市)を離陸後、同45分頃までに、南東約10キロの高ボッチ高原臨時ヘリポート(塩尻市)に着陸し、搭乗者9人のうち1人をいったん降ろすはずだった。

 だが、臨時ポート着陸予定時刻に無線連絡がなく、県消防防災航空センターが約30分にわたって何度も呼びかけたものの、応答はなかったという。このため県は、離陸から15分前後の間に、何らかのトラブルが起きたとみている。

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