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2017年3月28日 (火)

栃木のスキー場で雪崩 高校生ら8人死亡、40人負傷・2

27日午前9時20分ごろ、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で雪崩が発生し、県高校体育連盟の春山安全登山講習会を受けていた県内の高校生が巻き込まれ、8人が死亡、重傷含む40人の負傷者が出ている。

同スキー場は去る3月20日に今シーズンの営業を終了していた。また宇都宮地方気象台は26日午前10時から雪崩注意報を発令していた。

最初の記事

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リンク:ドローンで現場の状況確認=参加者からも聴取―栃木スキー場雪崩 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:幼い頃から山岳部目指す=夢は「絶滅危惧種救う」―犠牲の浅井さん・スキー場雪崩 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:高校生ら8人死亡=スキー場で雪崩―重傷者らけが人多数・栃木 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:栃木スキー場雪崩 ラッセル訓練実施「経緯分からない」 県教育長 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

雪崩で8人死亡 表層雪崩は時速100~200kmの速さで滑り落ちてくる場合も
AbemaTIMES 3/28(火) 13:21配信

 きのう午前9時20分ごろ、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で雪崩が発生、先週土曜日から2泊3日の日程で行われていた登山講習会に参加していた県内7校の高校生徒と教員が巻き込まれた。参加していたのは生徒51人、教員11人の合計62人で、8人が死亡、40人が重軽傷を負ったことが発表されている。

 荒れる天候の中、自衛隊・消防の救助活動は難航。那須地区消防本部の担当者は「やはり現場に近づけなかったというのが一番大きなこと。当然の雪崩ですので、二次災害の恐れもある。不用意には近づけない」と話した。

 雪崩の原因の一つとして考えられるのが積雪量の急増だ。周辺には大雪・雪崩・着雪注意報が出ており、那須町は3月下旬以降としては観測史上2番目となる34cmの積雪を記録していた。そこで「表層雪崩」が起こった可能性が高いとされている。古い雪が溶け、氷(ざらめ状)になり、その上に新しい雪が積もり、滑りやすい状態になったと推測されている。表層雪崩は時速100~200kmの速さで滑り落ちてくる場合もあるという。
 
 防災科学技術研究所の小杉健二氏は「報道されていることをまとめると、短時間にかなりまとまった雪が降ったことが原因ではないか」と推測。「標高差がかなりあるので、平野に近いところではかなり春めいてきているが、標高1000メートルを超えるところではまだ真冬に近い状況だったと思う。一般論として、標高差の違いによって、想像できないようなひどい状況になることもあり得る」と話した。

 また、「雪崩には全層雪崩と表層雪崩の2種類がある。全層雪崩の場合は斜面にクラック(ひっかき傷のような雪の裂け目)が入るなどの前兆がみられる場合もある。一方で表層雪崩は前兆がほとんどなく、急に起こるので危険性が高い」と説明した。

 那須温泉ファミリースキー場は20日に今シーズンの営業を終了していた。小杉氏は「現地調査をまだ行っていないため、詳細は不明としながらも、「そうした時期でも訓練をするのであれば、スキー場内での安全性も営業期間中と同じように確かめる必要がある」と話した。


栃木スキー場雪崩 位置特定する「ビーコン」所持せず 安全装備が不十分の可能性
産経新聞 3/28(火) 12:49配信

 栃木県那須町のスキー場で登山講習会に参加した県立大田原高の生徒と教員の計8人が雪崩に巻き込まれて死亡した事故で、死亡した生徒は遭難時に位置を特定するビーコン(電波受発信器)を持っていなかったことが28日分かった。県教育委員会は「安全登山を目的とした講習会で、危険な場所での実施を想定していなかったのではないか」とみており、十分な安全装備をしていない中で積雪の中を歩く訓練を実施していた可能性がある。

 雪崩に巻き込まれた生徒らが参加していた登山講習会では27日、悪天候で登山を中止したが、積雪をかきわけて歩く「ラッセル」の訓練を実施していた。

 県教委によると、高校生が部活動などで登山をする際には計画書を提出し、県の審査会で装備品など携帯するものを事前にチェックする。今回の講習会は、一般的な登山と異なることや、審査会の委員が講習会を開催していることなどから装備品のチェックはしてこなかったという。


犠牲者、半径10m内に…一気にのみこまれたか
読売新聞 3/28(火) 12:11配信

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雪崩が起きた現場の状況を確認するためスキー場に向かう消防隊員ら(28日午前8時41分、栃木県那須町で)=飯島啓太撮影

 栃木県那須町のスキー場で雪崩が起き、同県立大田原高校の男子生徒7人と男性教諭1人の計8人が死亡した事故で、犠牲者が半径約10メートルの範囲内でまとまって発見されたことが分かった。

 8人は、雪をかき分けて進むラッセル訓練の隊列の先頭におり、約200メートル離れた斜面から崩れ始めた雪に一気にのみこまれたとみられる。

 県警は28日、那須塩原署に特別捜査班を設置した。業務上過失致死傷容疑を視野に捜査を本格化させ、事故当日早朝、登山を中止してラッセル訓練を行った判断の是非などを調べる方針。

 地元消防と県、町などは28日、合同の現場確認作業を始めた。現場に入るための安全確認を目的に、小型無人機「ドローン」を使った撮影を行った。なだれ注意報が継続して出されていることや、引率教員の立ち会いが難しいことなどから、28日の県警による現場検証は見送られた。


栃木スキー場雪崩 「まだ目を開けそうだけど冷たく…」 浅井譲さんの父、声を震わせ
産経新聞 3/28(火) 12:01配信

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雪崩が起きた現場に救助に向かう消防士ら=27日午後、栃木県那須町(鴨川一也撮影)(写真:産経新聞)

 「面倒見が良く妹思いの努力家だった」

 雪崩の犠牲となった県立大田原高2年の浅井譲さん(17)=栃木県那須塩原市=の父、慎二さん(47)は早すぎる息子の死を悼んだ。自身も登山が趣味だったという慎二さんは小学生だった譲さんを連れて、よく2人で県内の山に登った。今回の講習で登山予定だった茶臼岳(同県那須町)にも行ったことがある。

 譲さんは中学校ではバスケットボール部に所属したが、高校入学を機に山岳部に入部。慎二さんには特に相談もなく、「山岳部に入るから」といきなり告げ、驚かせたという。「子供の頃に登山を楽しんでくれていたからかな」と慎二さんは振り返る。県内屈指の強豪、大田原高山岳部で、譲さんはインターハイ出場を目標に鍛錬を積んだ。家の近くを走るなど、体力をつけるため、自主的に練習していた。

 部活に加えて来年度は受験ということもあり、図書館で勉強するなど学業にも力を入れていた。生物学に興味があり、理系の大学への進学を希望。「要領はよくないけど努力家」(慎二さん)というように、部活と学業を両立していた。妹の千鶴さん(11)は「勉強ができて優しいお兄さんだった。難しい算数を教えてもらった」。面倒見が良く、妹思いの兄だった。

 一昨年の5月に県内の渓流に3人でハイキングに行った。慎二さんは「家で学校や部活の話をよくしてくれる。おしゃべりな子でした」と振り返る。最後に会ったのは25日の朝。母が車で送っていこうかと声をかけると、「帰りの時間がいつになるか分からないし」といつも通りに荷物を背負い、自転車で学校に出かけていった。

 雪崩のことはニュースで知った。「まさか雪崩が起きるなんて」。信じられなかった。職場から急いで自宅に戻り、母と妹と無事を祈っていたが、昼過ぎに警察から悲報が届く。病院で面会した。「まだ目を開けそうだけど、冷たくなっていた。きれいな顔をしていた。息子がいなくなってしまった実感がわかない」。慎二さんは声を震わせた。慎二さんは「自然のことなので防ぎようがない。引率の先生にも責任はない」と話し、「現場に行っていないので分からないが、もう少し早く下りていたら」と涙を浮かべた。


表層雪崩か?警察は「業務上過失致死傷」で捜査へ
ホウドウキョク 3/28(火) 11:54配信

27日、「那須温泉ファミリースキー場」で発生した雪崩では、大田原高校の生徒・高瀬淳生(あつき)さん(16)、浅井 譲(ゆずる)さん(17)、佐藤宏祐(こうすけ)さん(16)、奧 公輝(まさき)さん(16)、萩原秀知(ひでとも)さん(16)、大金 実(みのる)さん(17)、鏑木悠輔(かぶらぎ・ゆうすけ)さん(17)と、教諭・毛塚優甫(けつか・ゆうすけ)さん(29)が死亡し、生徒や教師40人が重軽傷を負った。

業務上過失致死傷の疑いで捜査
検視の結果、8人の死因は、雪の重みによる圧死だったことがわかった。事故当時、栃木県内の7つの高校の生徒と教師らが、春山登山の研修を行っていて、死傷した生徒らは、ゲレンデを外れた林の付近で、雪崩に巻き込まれたという。

研修を主催した栃木県高校体育連盟は、「ベテランの先生方の状況判断を尊重していた」などと話しているが、当時は大雪・雪崩などの注意報が発令されていた。

生徒らは、全員が自分たちの位置情報を伝達する無線標識「ビーコン」を持っていなかったこともわかり、警察は、主催者の判断に問題がなかったかなど、業務上過失致死傷の疑いで調べる方針。

50年以上続いていた講習会
春山安全登山講習会は、25日から2泊3日で行われて、栃木県内の7つの高校から、山岳部の生徒ら51人と引率の教師11人、あわせて62人が参加。

会見で、栃木県高等学校体育連盟は「非常にベテランの先生方が多数おりまして、今まで無事故で講習会を行ったという実績がございます」と話した。
講習会3日目の27日は、登山をする予定だったが、現場の教師たちは悪天候で中止を決定し、代わりに「ラッセル」と呼ばれる訓練を行っていたという。
ラッセルとは、積雪をかき分け、踏み固めながら歩いていくこと。

大田原高校の山岳部は、全国大会に連続出場している強豪
ラッセルの練習は、5つのグループに分かれて行われ、先頭のグループで登っていた大田原高校の生徒らが中心に、雪崩に巻き込まれたとみられている。
大田原高校の山岳部は、全国大会に連続出場している強豪。
毎年12月下旬に、日光白根山を目指し、2泊3日の冬山合宿を行っているといい、山岳部のウェブサイトには、「氷点下20度になることもある厳しい環境下で、雪上にテントを張る」と書かれていた。

「表層雪崩」か?観測史上2位の大雪。那須町には、大雪・雪崩・着雪注意報
「表層雪崩」の雪が滑り落ちる速さは、時速100kmから200kmともいわれ、今回の現場でも発生したとみられている。
積もっていた雪の表面が、気温の上昇によりシャーベット状になり、その上に新雪が積もったあと、表層部分だけが滑り落ちる表層雪崩。
短期間で多量の降雪があった場合などに発生しやすいといわれている。

現場から5km離れた地点では、午前1時から午前10時までの9時間で、34cmの積雪を観測。
この時期では、観測史上2位の大雪に見舞われており、那須町には、大雪・雪崩・着雪注意報が出されていた。
今回の事故を、未然に防ぐことはできなかったのか。

「登山訓練の判断基準」と「実施人数」
日本勤労者山岳連盟 全国雪崩講習会で講師をしている、石川 昌さんは、「登山訓練実施の判断基準」と「人数が多すぎたのでは」という2点を指摘する。

(そもそも登山するという判断は正しかったのか?)
石川 昌さんーー「登山前に、シャベルコンプレッションテストをやったのかどうか。シャベルコンプレッションテストは、三段階に分かれていて、一段階目は軽くスナップをきかせてスコップの上をたたく。次に、肘から力を入れてたたく。最後は全体に振り下ろすという感じで、この基準で、30cmの四角柱でテストして、滑り目があるか、弱い層があるのかを判断する。それがちゃんと行われていたのか、そうゆうことが大切です」

(雪山登山をする方にとっては常識?)
石川 昌さんーー「雪山に入るときは、これをやって、雪の質を見るということはとても大事なことで、上から見ただけでは何がどうなっているかは全然わからない。ある程度の基準を自分に持って、登山することが大切だと思います。

雪崩注意報の中、登山することは結構あるが、自分の判断が大切
(雪崩注意報が出ていたのに、訓練を実施したことについてどう思う?)
石川 昌さんーー「雪崩注意報が出ているときに登山をするということは結構あるのですが、その中でも、自分の判断をもって山に登ることが大切」

(人数が多かったのでは?)
石川 昌さんーー「これは多いと思う。5つのグループに分かれて実施していたが、それでも雪の状態がどうだったのかを最初にわかっていないと問題が多いと思う。スキー場が営業中だったら、雪崩が起きないというのは大原則だが、今回はもう営業していなかったから、どうゆう判断基準で皆さんが登ったのかというところが気になるところ」


<那須雪崩>歩行訓練開始判断が焦点 県高体連詳細把握せず
毎日新聞 3/28(火) 11:44配信

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那須温泉ファミリースキー場の雪崩が発生した付近で、現場を調べる準備をする人たち=栃木県那須町で2017年3月28日午前9時50分、本社ヘリから竹内紀臣撮影撮影

 栃木県那須町のスキー場で発生した雪崩で県立高校生ら8人が死亡した事故で、県警は28日、那須塩原署に68人態勢の特別捜査班を設置した。今後、業務上過失致死傷容疑で現場検証を始め、事故原因の解明を本格化させる。現場の教職員は悪天候のため登山の実技講習を中止しながら、なぜ、歩行訓練を実施したのか。今回の「春山登山」の講習会を主催した県高校体育連盟も詳細を把握しておらず、中止から訓練開始までの2時間の判断が適切だったのかが焦点となる。

 県高体連や県教委によると、事故当時は吹雪の状態だったといい、講習会に参加していた高体連の登山部の委員長と副委員長の教職員が27日午前6時ごろ、当初予定されていた付近の茶臼岳まで往復する登山の中止を判断。同7時半ごろにスキー場で雪をかきわけて歩くラッセルの訓練をすることを決め、同8時ごろ始めた。計画変更を高体連は把握していなかったといい、運営は現場の教職員に委ねていたという。

 講習会の実施要項では「荒天でない限り」は登山をすることが記されているが、悪天候の場合に何を実施するか書かれておらず現場で決めたとみられる。同町では27日未明から雪が積もり始め、中止を決めた午前6時の積雪は24センチだった。

 また、那須地区消防本部によると、死亡した8人は雪崩に巻き込まれた際に位置情報を知らせる電波発信機(ビーコン)は身につけていなかったという。

 一方、雪崩が発生した現場周辺では28日朝に地元の消防隊などが入り、雪崩の発生状況などを確認するために上空に小型無人機(ドローン)を飛ばした。気温の上昇とともに雪崩が起きる恐れがあり、県警は現場の状況を確認した上で29日以降に検証を実施する。

 NPO法人「日本雪崩ネットワーク」(横浜市)のメンバーも28日現地に入り、状況を確認した。出川あずさ理事によると、斜面には数十メートルの幅で雪が崩落した形跡があったという。「現場は斜度が十分あり、木がなく、雪崩が発生しやすい地形。尾根からかなりの量の雪が落ちた痕跡が複数残っていた」と話した。【田中友梨、杉直樹】


<那須雪崩>自画像抱え父悲痛 傷ない遺体「目覚ましそう」
毎日新聞 3/28(火) 11:42配信

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1週間ほど前に佐藤宏祐さんが持ち帰ってきた自画像を持って、宏祐さんとの思い出を語る父政充さん=栃木県大田原市狭原の自宅で2017年3月28日午前8時53分、野田樹撮影

 未来への希望にあふれる高校生らを雪崩が襲い、8人の命が奪われた事故から一夜明けた28日、栃木県那須町の現場では検証の準備が進み、遺族はもう帰らない息子の在りし日を振り返り、悲嘆に暮れた。

 「今までありがとう。お父さんのことは気にせずに天国に行ってください」。亡くなった大田原高校1年、佐藤宏祐(こうすけ)さん(16)の父政充さん(48)が、同県大田原市内の自宅で息子に語りかけるように思いを語った。

 宏祐さんを最後に見届けたのは、講習初日の25日に車で高校に送り届けた時。その2日後の27日、宏祐さんはほとんど無傷のまま無言の帰宅をした。「目を覚ましそうで。最後に見送ったときをしっかりと覚えていないのがつらいです」と、目を赤くした。

 宏祐さんは、政充さんにとって大事な一人息子。「なんでも一生懸命真面目にやる子で、後輩にも慕われていた」。市立湯津上中では生徒会長を務めた。部活動は野球部に所属し、4番で一塁、副主将も務めた。「運動神経がいいわけではなかったが、バッティングはうまかったんです」。大会には欠かさず応援に行ったという。

 絵が好きだったことから、高校入学当初は美術部を志望していた。しかし、山岳部の勧誘を受け、「運動がしたい」と言って入部を決めた。「小さい頃からスキーによく連れて行ったので、興味を持ったのではないか」。部活動の愚痴は聞いたことがなく、好きで続けていた様子だった。山岳部に入るのを許したことに「後悔はない」と言い切った。

 事故現場で発見された状況はまだ詳しく分からないが、雪に埋もれていたところを仲間から引き上げられたと聞いた。「当時の状況が分かる人がいれば、最後がどうだったか聞きたい」

 自宅には、宏祐さんの自画像が飾られている。美術の授業で描いたものを1週間ほど前に持ち帰ってきた。やや硬い表情で、大きな目がじっと前を見つめる。「私は絵を描くのが苦手なので『うまいなあ』と思います。何を思って描いていたんでしょうね」。顔を伏せて、言葉を詰まらせた。【野田樹】


栃木スキー場雪崩 「カブ、もっと一緒にいたかったよ」 鏑木悠輔さんの幼馴染み、涙の対面
産経新聞 3/28(火) 11:33配信

 栃木県那須町のスキー場で27日に発生した雪崩で、死亡が確認された県立大田原高校2年の鏑木(かぶらぎ)悠輔(ゆうすけ)さん(17)=栃木県那須町=は笑顔を絶やさない明るい人気者だった。「カブ、もっと一緒にいたかった」。保育園から一緒に育った幼なじみの高久蓮さん(17)は28日午前、鏑木さん宅で遺体と対面し、涙を浮かべた。

 体が丈夫で運動神経が良く、「超人」と同級生の間で言われていた。小、中と野球部で、エースだった小学生時代には高久さんとバッテリーを組んだ。弱気になった高久さんが「これ、無理じゃない?」と聞くと、鏑木さんはいつも「大丈夫だ、大丈夫だ」と笑顔で答えてくれた。

 高校では野球と登山にわかれた。「また野球やろうぜ」と冗談半分に声をかけることもあったが、鏑木さんは「山に登るのが楽しい」と言っていた。それでも大会には応援に来て「春の大会、見に行くね」と言ってくれたという。

 雪崩に巻き込まれたと知り、通信アプリのLINEで「カブ、早く帰って来い」と送ったが、ついに返信はなかった。遺体はまるで寝ているようだった。「お疲れ様」と顔をなでたが、それでも亡くなったことが信じられない。「もっと一緒にいろんなことをしたかった」。高久さんは涙をこらえ、鏑木さん宅を後にした。


栃木スキー場雪崩 「子供を失う親の気持ちを思うと…」 8人犠牲の高校に弔問相次ぐ
産経新聞 3/28(火) 11:28配信

 雪崩で生徒7人、教員1人が犠牲になった栃木県立大田原高校では、事故から一夜明けた28日朝から、弔問に訪れる人の姿が見られた。

 栃木県大田原市に住む女性は、「母の日」の贈り物として知られるカーネーションを犠牲者数と同じ8本持って、応対した教員に「1人1人にお供えしてください」と手渡した。

 5年ほど前に娘を亡くしたという女性は「子供を失った親の気持ちを考えるとかわいそうでならない。まだ成人もしていないのに…」と声を詰まらせた。また、「凍った斜面の上にあんなに雪が降ったら雪崩になりやすいと分かりそうなものなのに、なんで山に行かせたのか。原因をしっかりと明らかにしてほしい」と話した。

 息子2人が大田原高校の卒業生という市内の男性(74)も、門の前で一礼した後手を合わせ、「母校でこんなことになって息子たちも泣いていた。何とも残念でならない」と涙ながらに語った。


若い死悼み合掌=8人が犠牲の大田原高―栃木スキー場雪崩
時事通信 3/28(火) 11:27配信

 雪崩で8人が犠牲となった大田原高校には朝から近所の住民らが訪れ、涙ながらに手を合わせる人の姿も見られた。

 息子2人が同校の卒業生という自営業の男性(74)=大田原市=は、「若い命が失われたので弔うために来た」と言葉少なに話し、正門脇で静かに合掌した。

 約20年前に娘を交通事故で亡くしたという60代のパート女性=同市=は、青いカーネーションの切り花8本を持参。正門で警備に当たる教員に手渡した後、「なんで訓練なんかさせたんですか」と声を荒らげ詰め寄った。「5年、10年たったらみんな忘れていく。お母さんの気持ちを分かってあげてください」と涙ながらに訴えた。

 教員らは遺族らへの説明に追われ、堀江幸雄教頭は「遺族の気持ちを最優先に対応したい」と話した。


栃木スキー場雪崩 県警が特別捜査班設置
産経新聞 3/28(火) 11:27配信

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雪崩が起きた現場に救助に向かう消防士ら=27日午後、栃木県那須町(鴨川一也撮影)(写真:産経新聞)

 栃木県立大田原高校山岳部の男子生徒と教員の計8人が死亡した那須温泉ファミリースキー場(同県那須町)の雪崩事故で、栃木県警は28日、事故の全容解明のため、同日付で那須塩原署に特別捜査班を設置したと明らかにした。同県警が自然災害で特別捜査班を設置するのは異例で、県警は「事態の重大性を考慮した」としている。

 捜査班長に同署の宇賀持久男署長と捜査1課の伊藤靖志課長の2人が就き、県警捜査1課19人、同署員12人など計68人の態勢で捜査に当たる。

 雪崩は高校生が参加する登山講習会を実施した同スキー場の第2ゲレンデ付近で起きており、県高体連の安全管理が不十分だった可能性もあるとみて、業務上過失致死傷容疑で捜査。悪天候の中で訓練を実施した経緯や判断について引率教員らから詳しく事情を聴くなど捜査を進めている。


スポーツ庁職員2人派遣=栃木県教委を支援―栃木スキー場雪崩
時事通信 3/28(火) 11:12配信

 栃木県那須町のスキー場で雪崩が発生し、高校生や教諭が巻き込まれ8人が死亡したことを受け、松野博一文部科学相は28日の閣議後記者会見で、スポーツ庁の職員2人を同日から同県教育委員会に派遣することを明らかにした。

 教委の支援や事故に関する情報収集に当たる。

 文科相は「(事故時に実施していた)講習に問題がなかったか状況を把握し、二度と同様の事故が起こらないよう万全を尽くす」と語った。

 スポーツ庁は27日付で、高校生らの冬山登山は原則行わないよう求める緊急通知を全国の教委などに出した。同様の通知は昨年11月にも出していた。大学生らについては、積雪が残るこれからの時期は最新の気象状況を適切に把握し、特に雪崩の発生に注意する必要があるとした。


ドローンで現場の状況確認=参加者からも聴取―栃木スキー場雪崩
時事通信 3/28(火) 11:08配信

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栃木県那須町で雪崩が発生し8人が死亡するなどした事故で、同町などは28日午前、現場上空に小型無人機(ドローン)を飛ばし、雪崩の状況を確認した。写真はドローンを飛ばす消防隊員ら。

 栃木県那須町で雪崩が発生し8人が死亡するなどした事故で、同町などは28日午前、現場上空に小型無人機(ドローン)を飛ばし、雪崩の状況を確認した。

 事故は県高校体育連盟が主催した春山登山講習中に発生しており、県警は特別捜査班を設置し、参加した生徒や教諭をはじめとする関係者から話を聴くなどして状況解明を進める。

 ドローンは午前10時すぎ、雪崩の発生現場に近いゲレンデ上に設置された作業場所から離陸。この日は晴れて風も弱く、消防隊員ら約10人が現場尾根の方向に飛び立ったドローンで、上空約80メートルから状況を確認した。

 ドローン操縦を担当したさいたま市消防局によると、約2時間で終了し、逃げ遅れなどはいなかったという。映像は鮮明で、雪崩の痕跡もあった。ドローンで状況を確認できたため、ヘリコプターは飛ばさずに作業を終えた。雪崩の規模や原因は今後調査するという。

 雪崩は27日午前8時半ごろ、那須町の那須温泉ファミリースキー場の第2ゲレンデ付近で発生。長さ数百メートルにわたって斜面の雪が崩れた。生徒らは五つのグループに分かれ、雪をかき分け踏み固めて道を作りながら進むラッセルの訓練中だった。死亡した生徒7人と教諭が通うなどしていた県立大田原高校(大田原市)は、1、2年生12人と男性顧問2人でグループをつくっていた。

 宇都宮地方気象台は事故前日の26日、県北部で雪崩が起きる恐れがあるとして注意を呼び掛けており、県警は、講習を実施した県高体連や引率者の判断に問題がなかったか、参加者から詳しく話を聴く方針。

 同校の山岳部は登山競技の県大会で9連覇中の強豪で、講習には他に県内の六つの高校の生徒らも含め、62人が参加していた。


幼い頃から山岳部目指す=夢は「絶滅危惧種救う」―犠牲の浅井さん・スキー場雪崩
時事通信 3/28(火) 11:05配信

 雪崩に巻き込まれ亡くなった大田原高校2年の浅井譲さん(17)は、同じく高校時代に山岳部だった父慎二さん(47)の影響で、小学生の頃から山岳部を目指していた。

 目標だった強豪校に合格し、憧れの部での活動中に惨劇に見舞われた。

 両親によると、譲さんは「こつこつ頑張る努力家」。妹思いで、一緒にバドミントンや野球をして遊んでいたという。

 小さい頃から家族一緒に那須の山々へハイキングに出掛け、植物や動物を観察。「絶滅危惧種を救う仕事がしたい」と将来の夢を語り、部活動の傍ら、生物学を学ぶための大学受験の勉強も進めていたという。

 母道子さん(51)は25日朝、譲さんにおにぎりを持たせ、家の中で見送った。「天気が良くないのでは」と心配すると、譲さんも「気が乗らない」と答えたという。「最後の1日が無ければ無事だったのではと思ってしまう。いっぱい頑張ってきたので、今はゆっくり休ませてあげたい」と言葉を絞り出した。


「驚き」「性格良い子」=犠牲高校生知る住民ら―栃木スキー場雪崩
時事通信 3/28(火) 11:02配信

 8人が犠牲になった栃木県那須町のスキー場雪崩から一夜。

 亡くなった県立大田原高校の生徒を知る近隣住民らは28日、「驚いた」「良い子だったのに」と突然の惨事を嘆き、大切な息子を失った遺族を思いやった。

 同校2年、大金実さん(17)=同県那須塩原市大原間=の近所で洋品店を営む男性(64)によると、大金さんには2人の妹がおり、父親は中学校教諭。4~5年前まで同県黒磯市内にある母親の実家に住んでいた。

 中学時代は野球部に所属していたが、昨年12月、母親と一緒に学生服を買い替えにきた際、「山岳部に入った。(国内2番目の高さの)北岳に登った」と楽しそうに話していたという。

 犠牲者の中に大金さんが含まれていたことに、男性は「驚いた。ご両親は切なく悲しいだろう」と肩を落とした。

 1年生の高瀬淳生さん(16)=同県矢板市荒井=宅の近所に住む林由美子さん(60)は「とても頭が良く、性格も良い子だった」と悼んだ。身長が高く、中学時代はバスケ部に所属していたという。

 林さんによると、高瀬さんは次男で、小学6年の時に父親を亡くした。「中学になってから、母親、祖母と一緒に四国へお遍路に出掛けていた。心がきれいだった」と話した。

 2年生鏑木悠輔さん(17)=那須町寺子丙=宅から出てきた近所の女性は「活発で明るい子だった」とハンカチで目元を押さえた。「(家族に対しては)何も声を掛けられなかった」と話し、足早に立ち去った。


栃木スキー場雪崩 県高体連、講習内容変更を把握せず 現場に一任
産経新聞 3/28(火) 10:30配信

 栃木県那須町のスキー場で登山講習会に参加した県立大田原高の生徒と教員の計8人が雪崩に巻き込まれて死亡した事故で、登山の予定を中止し、積雪をかき分けながら歩く「ラッセル」訓練への講習内容の変更を、講習会を主催した県高体連が事前に把握していなかったことが28日、分かった。実施の判断は現場に委ねていたという。

 県警は引率教員や県高体連の判断に誤りがなかったかどうか、業務上過失致死傷容疑で捜査。同日、関係者から事情を聴くなどして調べを進める。

 県高体連の橋本健一会長らによると、講習会を実施する専門部から手順などについて提出を受けていたが、変更する際の報告は義務付けておらず、今回も事前報告はなかったという。

 登山講習会は昭和38年以降、今回の事故が起きたスキー場で毎年実施されており、登山経験がある教員が生徒を指導。県高体連の登山専門部委員長で山岳指導員の免許を所持し、大田原高などで山岳部顧問を20年以上務めた男性教諭が、ここ数年の責任者だった。

 橋本会長は「本当に痛恨の極み。亡くなられた方、被災した方、そのご家族に対して心よりお見舞いを申し上げたい」としているが、詳細については「各専門部が責任を持って講習会をやっている」などと、現場に一任していたとの説明を繰り返した。

 また、スポーツ庁は高校生の冬山登山は控えるよう各都道府県に通達しているが、県高体連では、残雪がある春山登山に必要な安全対策として「春山安全登山講習会」を続けてきたという。

 県高体連は「残雪が多い春山は技術をしっかり習得させ、安全対策をしっかりさせた上で登山をさせたいということで講習会を毎年やっている」としている。


生徒ら死亡の大田原高山岳部、県総体V9の強豪
読売新聞 3/28(火) 9:58配信

 多くの生徒が雪崩に巻き込まれた栃木県立大田原高校山岳部は、登山の安全性や計画性を競う競技の強豪校として全国に知られている。

 栃木県高校体育連盟によると、県高校総体を9連覇中で、昨年は全国で7位だった。顧問もベテランで、指導に熟達していたという。

 大田原高校山岳部のホームページによると、夏と冬を中心に合宿を行い、冬山合宿は毎年12月に2泊3日で実施。「氷点下20度になることもある厳しい環境の中で雪上にテントを張ります」などと活動を紹介している。27日夕、取材に応じた堀江幸雄教頭は、「(今回の事故を)重く受け止め、誠意をもって対応させていただきたい」と話した。


再発防止へ対策強化=安倍首相
時事通信 3/28(火) 9:19配信

 安倍晋三首相は28日午前の参院決算委員会で、栃木県那須町のスキー場で雪崩が発生し、高校生ら8人が死亡したことを受け、「再発防止を徹底するため原因究明とともに、警戒・避難態勢の強化、危険箇所の巡視・点検実施の徹底などによる防災対策の一層の強化を図る」と述べた。

 自民党の山田俊男氏への答弁。


雪の下からうめき声、掘り返すと体変色の生徒ら
読売新聞 3/28(火) 9:09配信

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(写真:読売新聞)

 高校生らが巻き込まれた雪崩は、27日午前8時半に発生したとみられている。

 那須山岳救助隊の副隊長高根沢修二さん(67)は栃木県警からの連絡を受け、午前10時半過ぎ、先行して数人で現場に到着した。教員や生徒たちは、装備していたスコップで雪を掘り返し、雪に埋もれた生徒らを懸命に救助していた。高根沢さんも作業に加わると、雪の下からうめき声が聞こえ、足や、唇が紫色になった生徒らが次々と現れた。真っ青な顔で意識が混沌(こんとん)としている男子生徒には、「しっかりしろ」と大声を掛けてほおをたたいた。10人ほどが雪に埋もれていたという。

 高根沢さんは「これほどの被害は今までなかった。しかも、若い。すごいショックだ」と声を絞り出した。


栃木スキー場雪崩 大田原高山岳部員ら8人死亡 負傷者40人 スキー場コース外で訓練
産経新聞 3/28(火) 8:23配信

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スキー場雪崩で負傷し、自力で下山する高校生ら=27日、栃木県那須町(桐山弘太撮影)(写真:産経新聞)

 27日午前8時半ごろ、栃木県那須町湯本のスキー場「那須温泉ファミリースキー場」付近で雪崩が発生し、高校生らが登山講習中に巻き込まれた。県警によると、県立大田原高山岳部の男子生徒7人と顧問の男性教員1人が死亡。この8人以外の負傷者は40人で、重傷者は7人としている。

 那須町付近は27日朝から雪が多く降り、雪崩注意報などが継続していた。専門家は、「表層雪崩」の可能性を指摘。県警は、悪天候の中で訓練を実施した判断などについて業務上過失致死傷容疑で捜査している。死因は全員、圧死だった。

 県教育委員会によると、県高校体育連盟が25日から2泊3日の日程で開いた「春山安全登山講習会」に、大田原高など7校の計62人が参加。生徒40人と教員8人が積雪をかき分けながら歩く「ラッセル」の訓練をしていた際、雪崩が発生したとみられる。残る14人はこの訓練に加わっていなかった。

 県警や消防によると、訓練はロッジから約500メートル離れ、標高約1300メートルの第2ゲレンデ上部付近で実施。目測によると雪崩の規模は約100~200メートルとみられる。

 県教委によると、この日は当初、登山をする予定だったが、雪が多く降ったことから、午前6時ごろ、県高体連登山部の責任者を務める大田原高の教員が中止を決定。代わりに、生徒らは5グループに分かれてラッセル訓練をし、大田原高のグループが先頭だった。大田原高山岳部は全国大会に連続出場する強豪。

 那須温泉ファミリースキー場は20日に今冬の営業を終了。気象庁によると、那須町では27日午前1時現在に0センチだった積雪が、午前8時現在で31センチを観測していた。

 講習会は25日に同県那須塩原市内に集まり学科の講習を受けた後、スキー場へ移りテントで宿泊。26、27日に登山の実技講習を受け、27日午後に撤収予定だった。

     ◇

 栃木県那須町の雪崩で亡くなった県立大田原高山岳部の関係者は次の通り。いずれも栃木県在住。

 【生徒】矢板市、高瀬淳生さん(16)▽那須塩原市、浅井譲さん(17)▽大田原市、佐藤宏祐さん(16)▽さくら市、奥公輝さん(16)▽高根沢町、萩原秀知さん(16)▽那須塩原市、大金実さん(17)▽那須町、鏑木悠輔さん(17)

 【教員】大田原市、毛塚優甫さん(29)


那須雪崩 無謀な強行判断 歩行訓練が誘発か
産経新聞 3/28(火) 7:55配信

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雪崩の種類とメカニズム(写真:産経新聞)

 栃木県那須町湯本で27日、8人が死亡した雪崩。低気圧の接近、短時間で大量に降る雪、営業を終了したスキー場、と事故が起きやすい条件がそろった中で高校生の春山登山講習は“強行”された。当初の登山訓練を中止して切り替えられたラッセル訓練が雪崩を誘発した可能性もあり、主催者側の無謀な判断が悲劇を生んだとみられる。

                   ◇

 「(登山経験の)ベテランの先生方が状況を把握して、的確な判断のもとにやったと思う」

 講習会を主催した栃木県高体連の橋本健一会長は同日夜、県庁で開いた会見で判断は適切だったとの考えを強調した。ただ、その理由を問われると「詳細は分からない」「先生はベテランだった」などと、現場に責任を転嫁しているとも受け取れる説明を繰り返した。

 雪崩のリスクを下げる活動を行う日本雪崩ネットワークの出川あずささんは「営業していないスキー場はただの雪山。勾配がある斜面に積雪があれば、雪崩はどこでも起こりうる」と指摘する。

 那須温泉ファミリースキー場は20日に今季の営業を終えており、圧雪車で雪を固めたり、担当者が危険がないか見回ったりする安全対策は取られていなかったとみられる。地元の旅館関係者によると、現場付近では過去にも雪崩が起きたことがあり、危険を避けるためスキー場のリフトの場所が設計し直されたという。

 宇都宮地方気象台によると、那須町では強い低気圧の接近による大雪が警戒され、前日から大雪や雪崩注意報が出されていた。スキー場近くでは午前1時に0センチだった積雪が、午前8時に31センチに。短時間で大量の雪が降り、雪崩が起きやすい条件がそろっていた。

 冬山に詳しい八ケ岳山岳ガイド協会(山梨県)の竹内敬一会長は「表層雪崩を予想し、危険性の低い下方に場所を変える判断をできる人はいなかったのか」と疑問を投げ、「雪崩の危険性がある場所に入ってラッセル訓練を行えば、雪崩を誘発してしまう。別の場所を選ぶという対応ができたはずだ」と話した。


那須雪崩 表層雪崩が起きやすい現場 前日から注意報
産経新聞 3/28(火) 7:55配信

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雪崩の種類とメカニズム(写真:産経新聞)

 栃木県那須町湯本で発生した雪崩について、専門家は「未明に急激な積雪があったことから、新しく降った新雪部分が一気に滑り落ちる表層雪崩が起きた可能性が高い」と指摘する。

 国土交通省などによると、雪崩にはすでにある固い積雪の上に急激に雪が降り積もり、上層部の新しく降り積もった部分が滑り落ちる「表層雪崩」と、斜面の固く重たい雪が全部、流れるように滑り落ちる「全層雪崩」の2種類がある。表層雪崩は低気温で降雪が続く1、2月に起きやすいのに対して、全層雪崩は気温が上がる春先などに起きやすい。今回起きた可能性が高い表層雪崩は、滑り落ちる速度が全層雪崩より速い時速100~200キロに達し、発生地点から数キロ先まで届くこともある。山中では、発生した時点で気付いても逃げるのは困難だ。

 現場のスキー場がある那須町では27日未明から雪が降り、宇都宮地方気象台によると、前日の26日午前10時半過ぎから「大雪、雪崩、着雪注意報」が発令されていた。

 防災科学技術研究所雪氷防災研究センター(新潟県長岡市)の本吉弘岐主任研究員は、「降り積もったばかりの雪は崩れやすい。もともとあった固められた雪の上に未明から降った雪が積もり、うまくなじまず弱い層となって崩れた可能性が高い」と指摘する。古い雪が降り固められてどのくらいたったか、その間の天候がどうだったかによっても、崩れやすさは異なる。

 また、スキー場など木が生えていなかったり、まばらに生えていたりする場所では雪崩が起きる危険が高くなる。本吉氏は「斜面を流れていく間に雪は圧縮されて固くなる。表層雪崩では雪煙も大きくなり、風の影響も受けて衝撃は大きくなる」としている。


栃木スキー場雪崩 スノーボール、クラック…雪崩の前兆に注意を 時速200キロ、回避困難
産経新聞 3/28(火) 7:55配信

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雪崩の種類とメカニズム(写真:産経新聞)

 雪山事故の中でも、いったん発生したら被害を防ぐのが難しいのが雪崩だ。最大時速200キロと速く、発生に気付いても逃げるのが難しいため、発生しやすい場所や状況を知っておくことが重要となる。

 内閣府が取りまとめた対処法によると、発生しやすいのは傾斜30度以上の斜面。スキーの上級者向けコースや、落石注意の標識が設置してある場所などが目安となる。低木の林や笹などに覆われた斜面は、高木が密生している場所よりも危険性が高くなるという。

 斜面を雪の塊が転がるスノーボールや、雪面が裂けるクラックといった前兆現象が見られたときは危険度が高い。山の尾根や雪崩予防柵から雪の張り出しが見られる場合、そこから雪の塊が斜面に落ちて雪崩につながる危険がある。

 多くの雪崩危険箇所を抱える新潟県砂防課は、前兆現象をまとめたパンフレットをホームページで公開し、「前兆現象を見つけたら地元の役所などに通報してほしい」と呼びかける。

 山岳ガイドの太田昭彦さんによると、急激に雪が積もったときや、前日に比べ気温が高いときは雪崩事故が発生しやすいので注意が必要だ。雪崩に巻き込まれた場合は、雪の中を泳いで雪面上に出るか、雪の中で救助を待つ間、呼吸できる空間を確保するため、口の前に手を当てる。太田さんは「事前に気象情報を確認し、巻き込まれたときの対処方法も知っておく。春は雪崩のリスクが高い。迷ったら行かない判断をすることも大切だ」と助言する。


那須雪崩8人死亡 犠牲の大田原高・大金さん 同級生「憧れの存在だった」
産経新聞 3/28(火) 7:55配信

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雪崩発生までの動き(写真:産経新聞)

 栃木県那須町のスキー場で雪崩に巻き込まれ、死亡した県立大田原高の大金(おおがね)実さん(17)は真面目な性格でリーダーシップがあり、周囲から慕われていた。同級生の男子生徒は「みんなから好かれる人柄で、憧れの存在だった」と語った。

 この生徒によると、大金さんは「勉強も運動も努力していた。本当に真面目だった。友達も多かった」。登山の際にテントの中で一緒にパーティーゲームをして遊んだことを覚えている。男子生徒は「現実と受け止められず、ショックを受けている」と落胆した。

 山岳部の顧問が登山講習会の事務局を担っていた大田原高。雪崩の報を受け、衛星利用測位システム(GPS)で位置を確認するために携帯電話の番号を保護者から聞き取るなどし、職員が現場に向かった。午後からは部外者の立ち入りを制限。山岳部関係者らが険しい表情で出入りした。

 近くに住む同校OBの伊沢邦夫さん(73)は「練習ではいつも重い荷物を背負って、校内の階段を必死に上っていた。かわいそうでならない」と声を絞り出した。


那須雪崩8人死亡
産経新聞 3/28(火) 7:55配信

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雪崩発生までの動き(写真:産経新聞)

 栃木県那須町のスキー場で27日、安全な春山登山を学ぶ講習会に参加していた高校生らを雪崩が襲った。被害にあったのは、登山経験が豊富なベテラン教員に引率された山岳部員だった。前日から降り始め、雪崩の原因となった春の大雪は、消防や警察による救助の手も拒み、捜索は難航。参加した各校では、関係者が情報収集に追われた。


雪崩事故 過去に生活圏でも被害
産経新聞 3/28(火) 7:55配信

 雪崩事故は過去にも各地で発生し、スキー客や登山者、遭難者捜索中の警察官らの命を奪ってきた。

 平成以降最大級の被害が出たのは25年11月、富山県の北アルプス・真砂岳で発生した雪崩だ。古い積雪の上に積もった新雪が崩れる表層雪崩とみられ、スキー客ら7人が死亡。7年に長野県中央アルプス・千畳敷(せんじょうじき)で起きた事故も表層雪崩によるものとみられる。

 12年6月、新潟県入広瀬村(現魚沼市)の浅草岳で、遭難者捜索中の警察官や消防署員ら4人が雪崩に巻き込まれ殉職。このときには、岩石状の雪塊が落下する「ブロック雪崩」と呼ばれる現象だったことが分かっている。

 生活圏での被害も。24年2月、秋田県仙北市の温泉旅館「玉川温泉」で、山の斜面近くにあった屋外岩盤浴場のテントが表層雪崩で押しつぶされ、湯治客3人が死亡した。山で崩落した新雪が温泉街まで達した事故だった。


雪崩で死亡...8人の身元判明
ホウドウキョク 3/28(火) 7:07配信

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(写真:ホウドウキョク)

27日、栃木・那須町のスキー場で起きた雪崩に巻き込まれ死亡した高校生ら8人の身元が明らかになった。
死亡したのは、大田原高校の生徒・高瀬淳生(あつき)さん(16)、浅井 譲(ゆずる)さん(17)、佐藤宏祐(こうすけ)さん(16)、奧 公輝(まさき)さん(16)、萩原秀知(ひでとも)さん(16)、大金 実(みのる)さん(17)、鏑木悠輔(かぶらぎ・ゆうすけ)さん(17)と、教諭・毛塚優甫(けつか・ゆうすけ)さん(29)。
8人は27日午前8時半ごろ、栃木・那須町の「那須温泉ファミリースキー場」で発生した雪崩に巻き込まれ、検視の結果、死因は圧死と外傷性窒息と判明した。
ほかに、教師と生徒40人が重軽傷を負った。
事故当時、栃木県内の7つの高校の生徒と教師らが、春山登山の研修を行っていて、死傷した生徒らは、ゲレンデを外れた林の近くで雪崩に巻き込まれた。
当時は、大雪・雪崩などの注意報が発令されていて、警察は今後、主催者の判断に問題がなかったかなど、業務上過失致死傷の疑いで調べることにしている。
また、栃木県は28日朝から、県の防災ヘリコプターやドローンを使い、雪崩の発生状況をくわしく調べることにしている。


雪崩で8人死亡 注意報、悪天候の中「春山安全登山講習会」
スポニチアネックス 3/28(火) 7:01配信

 栃木県那須町湯本のスキー場付近で27日午前8時半ごろ、雪崩が発生し、登山講習会に参加していた高校生らが巻き込まれた。県警によると、県立大田原高校の男子生徒7人と顧問の男性教員1人が死亡。死因は8人全員が圧死だった。ほかに負傷者が40人おり、重傷者は7人という。この日、付近には雪崩注意報が出ており、県警は悪天候の中で訓練をなぜ実施したのか、業務上過失致死傷容疑で捜査している。

 雪崩は積雪をかき分けて歩く「ラッセル」の訓練中に起きた。生徒らは午前7時半ごろ「那須温泉ファミリースキー場」第2ゲレンデ下部にあるロッジを出発。400~500メートル登り、ゲレンデ上部のコースを外れた林の中で被害に遭った。

 救出された高校1年の男子生徒(16)は搬送先の病院で取材に応じ「気付いたら胸まで雪が来ていた。顔が出ていて助かったと思った」などと当時の状況を語った。

 雪の深さは腰まで体が埋もれるほどだった。ある救助隊員は雪の下から「おぉ…」とうめくような声を聞き、掘り起こすと生徒が見つかったという。消防車や救急車10台以上が止まった駐車場には、続々とケガ人を乗せた担架が運び込まれた。消防によると、歩行できない負傷者や、骨盤骨折などの重傷者もいるという。

 1963年から毎年続く伝統の「春山安全登山講習会」での事故。県高体連が25日から2泊3日の日程で、この日は茶臼岳(那須町)に登る予定だったが、大雪のため午前6時ごろに大田原高の教員が内容を変更した。

 講習会には大田原高のほか県立の那須清峰高、矢板東高、真岡女子高、真岡高、宇都宮高と私立の矢板中央高の生徒51人と教員11人が参加。大田原高は生徒12人と教員2人だった。うち雪崩に巻き込まれたのは、ラッセル訓練中の生徒40人と教員8人。残る14人は訓練に参加しなかった。5グループに分かれ、大田原高のグループが先頭だったという。

 気象庁の観測によると、那須町では27日午前1時現在0センチだった積雪が、午前9時現在で33センチを観測。宇都宮地方気象台は26日から雪崩注意報を出していた。

 引率教員が訓練中止を決断できなかった背景に、学校行事特有の事情があった可能性もある。栃木県教育委員会によると、県高体連は、5月に山に登るためにはこの講習を受ける必要があると各校に通知。5月の大会を目指す山岳部にとって事実上「必修」行事だった。

 部活動中の事故に詳しい名古屋大の内田良准教授は「集団活動は予定を変えづらく、多少状況が悪くても予定通り強行してしまう。講習会を中止する議論があったのだろうか」と疑問を投げ掛けた。


「雪崩だっ、伏せろ」…教員叫び足元の雪動く
読売新聞 3/28(火) 6:18配信

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雪崩が起きたスキー場からけがをした人を運び出す消防隊員ら(27日午後1時55分、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で)=菅野靖撮影

 安全な登山について学ぶはずだった「講習会」が一転、大惨事となった。

 27日朝、講習会に参加していた高校生らが雪崩に巻き込まれ、死傷者48人にのぼった栃木県那須町湯本の「那須温泉ファミリースキー場」の事故。「雪崩だっ、伏せろ」。引率の教員が叫んだ時には足元の雪がスピードを上げて滑り出し、雪の塊が生徒らを襲った。

 県教委によると、この日は、同スキー場ゲレンデ脇の林の中で、雪をかき分けて斜面を登るラッセルという訓練を行っていた。

 軽傷を負った生徒2人は、同県那須塩原市の病院に搬送され、医師に事故当時の状況を語った。

 雪崩が起きたのは、参加者の隊列の先頭を大田原高校の部員たちが2年、1年の順に進んでいた時だった。突然、引率の教員が「雪崩だっ」「伏せろっ」「逃げろっ」と叫んだ。だが、すでに足元の雪は動き出していたといい、生徒たちは雪とともに滑り落ち、のまれた。


高校生の冬山登山自粛を=スポーツ庁
時事通信 3/28(火) 5:01配信

 栃木県那須町のスキー場で雪崩が発生し、教諭や高校生が巻き込まれ8人が死亡したことを受け、スポーツ庁は28日までに、高校生らの冬山登山は原則行わないよう求める緊急通知を全国の教育委員会などに出した。


涙浮かべ「真面目な子」=雪崩で死亡の佐藤さん父―栃木
時事通信 3/28(火) 4:58配信

 栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場の雪崩に巻き込まれて亡くなった県立大田原高校1年、佐藤宏祐さん(16)=同県大田原市狭原=の父親(48)は28日未明、家族のすすり泣く声が漏れる自宅前で取材に応じ、「何でも一生懸命真面目にやる子。後輩にも慕われていた」と言葉を詰まらせた。

 父親によると、27日、雪崩現場にいた教員からの連絡でスキー場に急いだ。宏祐さんは既に無言のまま帰宅したという。

 同校などが参加した県高校体育連盟の春山登山講習初日の25日朝、学校まで車で送ったのが、元気な姿を見た最後になった。目に涙を浮かべた父親は、この時に息子と交わした言葉が思い出せないといい、「それがつらい」と語った。


亡くなった高校生と教諭=栃木スキー場雪崩
時事通信 3/28(火) 0:43配信

 栃木県のスキー場で雪崩に巻き込まれ死亡した高校生と教諭は次の通り(いずれも同県内、敬称略)。

 【高校生】高瀬淳生(16)=矢板市荒井=▽浅井譲(17)=那須塩原市東豊浦=▽佐藤宏祐(16)=大田原市狭原=▽奥公輝(16)=さくら市氏家=▽萩原秀知(16)=高根沢町宝積寺=▽大金実(17)=那須塩原市大原間=▽鏑木悠輔(17)=那須町寺子丙=
 【教諭】毛塚優甫(29)=大田原市本町=。


高校生ら8人死亡=スキー場で雪崩―重傷者らけが人多数・栃木
時事通信 3/28(火) 0:25配信

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27日午前8時半ごろ、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で雪崩が発生し、巻き込まれた県立大田原高校(大田原市)の男子生徒7人と男性教員1人が死亡した。写真は救出された人を搬送する消防隊員ら。

 27日午前8時半ごろ、栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で雪崩が発生し、巻き込まれた県立大田原高校(大田原市)の男子生徒7人と男性教諭1人が死亡した。

 県によると、けが人は重傷の男子生徒2人を含め40人に上るという。生徒らは当時、他の高校の生徒らと共に、県高校体育連盟の春山登山講習を受けていた。

 県警によると、死亡した8人は同校の教諭毛塚優甫さん(29)=大田原市本町=と鏑木悠輔さん(17)=那須町寺子丙=ら生徒7人。死因はいずれも圧死などだった。

 県警那須塩原署によると、雪崩は生徒ら55人が雪上を踏んで進むラッセルの訓練中に第2ゲレンデ付近で発生。100~200メートルにわたって斜面が崩れた。生徒らは、ゲレンデコース外の林の中を登っている最中に雪崩に巻き込まれたという。

 宇都宮地方気象台は26日、県北部で雪崩が発生する恐れがあるとして注意を呼び掛けていた。県警は業務上過失致死傷容疑を視野に、引率者らの捜査を進める方針。

 県教育委員会によると、27日は那須町の茶臼岳(標高1915メートル)を登る予定だったが、雪が降る悪天候のため教諭らが午前6時に中止を決定。代わりにラッセルに切り替え、午前8時から同9時半の予定で、五つのグループに分かれて行動していた。大田原高校は1、2年生12人と男性顧問2人で一つのグループをつくっていた。

 県教育委員会によると、講習には、大田原高校、県立真岡高校(真岡市)など七つの高校の山岳部員や顧問の教諭ら62人が25~27日の日程で参加していた。

 那須温泉ファミリースキー場は、茶臼岳の山麓にあり、ゲレンデ3面とペアリフト2基などの施設がある。同町によると、20日で今シーズンの営業は終了していたという。


栃木スキー場雪崩 ラッセル訓練実施「経緯分からない」 県教育長
産経新聞 3/28(火) 0:14配信

 栃木県庁で27日午後に記者会見した栃木県教育委員会の宇田貞夫教育長は、「登山の中止を決めたのは正しかったと思う」とした上で、ラッセル訓練の実施について「経緯は分からない。スキー場内の練習ということで『まさか』という思いがあったのではないか」と述べた。

 一方で「ベテラン顧問が率いていた」と強調。積雪が多い中で訓練を続けたことについては「詳細が分からない」と繰り返した。

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