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2017年3月 7日 (火)

北朝鮮、今度は弾道ミサイル発射・31

去る1月6日に核実験を行なった残虐な中世の亡霊・暗黒独裁国家・北朝鮮が、今度は長距離弾道ミサイル発射実験の準備を進めていたが、ついに7日9時31分に発射した。

政府は7日午前、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)を開き、国民の安全確保に万全を期すとともに、米韓などと緊密に連携し、北朝鮮に厳しく対応していく方針を確認した。
NSCで首相は、「米国や韓国など関係国と連携し、必要な対応を適時適切に行う」よう求めた。また、首相は関係省庁に対し、(1)落下物などによる被害がないかの確認(2)情報収集・分析の徹底(3)関係国との連携―を指示した。

安倍晋三首相は7日午前、首相官邸で記者団に対し、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射したことについて「断じて容認できない。明白な国連安全保障理事会決議違反だ。国際社会と連携し、毅然として対応する。国民の安全と安心を確保することに万全を期する考えだ」と述べた。

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リンク:<北朝鮮ミサイル>技術的には「目新しさない」…米専門家 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「4発同時発射」 映像を公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国連安保理、北朝鮮のミサイル発射を強く非難 追加制裁へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮ミサイル発射を非難=「不安定化招く」と懸念―国連安保理が声明発表 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米国務長官が15日から訪日 北朝鮮問題を協議 中韓も歴訪 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:駐韓大使一時帰国あす2カ月 対北、日米韓の連携不可欠 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮の標的は在日米軍基地 ミサイル発射で初言及、核攻撃ためらわぬ姿勢 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日米、ミサイル防衛能力の向上急務 「二段構えから三段構え」転換も視野に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:THAAD 韓国、北の挑発を牽制 装備到着、2カ月で配備完了 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:緊張緩和へ努力を=THAAD配備で―国連 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮VX使用が示唆「金正恩は本気で核を使いかねない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:15日から日中韓歴訪=対北朝鮮で「新アプローチ」探る―米国務長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:アジア各地で火種まく北朝鮮、トランプ米大統領のジレンマに - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮の弾道ミサイル発射への抗議、国会決議へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ミサイル防衛>北朝鮮技術向上、議論本格化 巨額費用が壁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防衛力強化を求める意見相次ぐ…安全保障シンポ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮ミサイル 衆参両院が非難・抗議決議へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<日米電話協議>「2プラス2」4月末開催で調整 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米韓軍事演習、実際の戦争につながる可能性=北朝鮮外交官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<THAAD>スピード配備 米韓、既成事実化狙う - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<北朝鮮ミサイル>発射は朝鮮人民軍戦略軍火星砲兵部隊か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「脅威明確に」 防衛相、米韓と電話会談 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮ミサイル 「ICBMでない」と米国防総省、5発目は失敗か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍首相「日米の懸け橋に」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮ミサイル 在日米軍基地が訓練標的だった 北朝鮮、「火星砲兵部隊」が「成功裏」に実施と報じる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米軍のTHAAD配備に中国反発、安全保障上の利益「断固」守る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:在日米軍標的、脅威一段と=北朝鮮、4発同時で技術向上誇示―米韓、THAAD配備 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米・トランプ大統領、日韓首脳と電話会談 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米国のTHAAD、韓国配備始まる-対北朝鮮での防衛が目的と米軍 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北・正恩氏、米韓軍の『斬首作戦』訓練に狂乱4発 高まる「米朝開戦」危機、米特殊部隊動く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米、同盟国防衛へ決意=THAAD配備、対中で苦慮 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮メディア「ミサイル訓練」報じる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北ミサイル 日米首脳が電話会談 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮に「重大なメッセージ」=テロ支援国再指定に効果―元米高官 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<北朝鮮ミサイル>技術的には「目新しさない」…米専門家
毎日新聞 3/8(水) 10:07配信

 【ワシントン会川晴之】米ジョンズ・ホプキンズ大学の北朝鮮専門サイト「38ノース」のミサイル専門家らは7日、北朝鮮が6日に打ち上げた弾道ミサイルについて記者会見した。ジョン・シリング氏はミサイル発射について準中距離弾道ミサイル「スカッドER」が主体との見解を示し、技術的には「目新しいことは何もない」と述べた。

 北朝鮮のミサイル発射に関しては、安倍晋三首相とトランプ米大統領が6日に電話協議した際、「北朝鮮の脅威が新たな段階に入っている」との認識で一致していた。

 これに対しシリング氏は、北朝鮮が2016年9月に複数箇所から打ち上げ秋田県沖に同時に3発のミサイルを着弾させたことがある点を指摘し、今回の打ち上げに技術面の進歩を感じさせる点はないと説明。同席したミサイル専門家のジョセフ・バミューダス氏も、同様の見解を示し「驚いた点は何ひとつない」と語った。

 発射されたミサイルについては4発とも「スカッドER」の可能性があると分析する一方、1~2発が「ノドン」だった可能性もあるとした。

 米国防総省のデービス報道部長は6日、今回のミサイル発射が、昨秋に3発のミサイルを秋田県沖の日本の排他的経済水域(EEZ)に向けて同時発射した際の「飛行経路と着弾点が極めて似通っている」と記者団に述べている。


「4発同時発射」 映像を公開
ホウドウキョク 3/8(水) 10:07配信

北朝鮮のテレビは7日、6日に実施したとみられる弾道ミサイル発射の映像を放送し、「在日アメリカ軍基地を攻撃する部隊が訓練を行った」と伝えた。
朝鮮中央テレビは7日、6日に実施したとみられる弾道ミサイル発射の映像を放送した。
映像では、4発の弾道ミサイルがほぼ同時に発射され、並行して飛んでいく様子が映っている。
また、発射に立ち会った金正恩(キム・ジョンウン)委員長の写真も、あわせて放送した。
北朝鮮メディアは、発射訓練は成功したとして、「訓練をした部隊は、在日アメリカ軍基地の攻撃を担当している」と報じている。


国連安保理、北朝鮮のミサイル発射を強く非難 追加制裁へ
AFP=時事 3/8(水) 9:43配信

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北朝鮮軍が実施した弾道ミサイル4発の発射の様子を写したとされる画像。北朝鮮国営の朝鮮中央通信が配信(撮影日不明、2017年3月7日配信)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】(更新)国連安全保障理事会(UN Security Council)は7日、北朝鮮が6日に実施した弾道ミサイル発射実験を強く非難するとともに、北朝鮮による地域を「不安定化させる行動」に対して重大な懸念を示す声明を全会一致で採択した。

 声明は米国が起草し、韓国への最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の配備をめぐって米国に反発する中国も支持に回った。

 声明では今回のミサイル発射について、北朝鮮によるミサイル技術の開発を禁じた国連(UN)決議に対する「重大な違反」だと指摘。北朝鮮に対して「追加の重大な措置を取る」と言明した。

 安保理は米国と日本の要請を受けて8日に緊急会合を開く予定。【翻訳編集】 AFPBB News


北朝鮮ミサイル発射を非難=「不安定化招く」と懸念―国連安保理が声明発表
時事通信 3/8(水) 9:35配信

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国連安全保障理事会は7日、北朝鮮の弾道ミサイル発射を安保理決議への「重大な違反」と強く非難する報道機関向け声明を発表した。写真は、北朝鮮が発射したミサイル=朝鮮中央通信が同日配信

 【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は7日、北朝鮮の弾道ミサイル発射を安保理決議への「重大な違反」と強く非難する報道機関向け声明を発表した。

 安保理は8日午前(日本時間9日未明)、北朝鮮情勢をめぐり緊急会合を開く。

 声明は、北朝鮮による「(情勢の)不安定化を招く行為の増加」に深刻な懸念を表明。また、度重なる決議違反を「公然たる安保理無視」と批判した。

 報道機関向け声明に法的拘束力はないが、安保理としての意思を国際社会に示す狙いがあり、中ロを含む安保理全15カ国の同意が必要となる。米国による最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備開始を受け、中国が声明に難色を示すことが懸念されたが、速やかに合意に至った。

 声明はまた、北朝鮮がミサイル発射を繰り返せば、核兵器運搬システムの開発が進み、緊張を高めることになると懸念を示した。さらに、「状況を注視しつつ、さらなる重大な措置を取る」と警告し、決議の履行を促した。


米国務長官が15日から訪日 北朝鮮問題を協議 中韓も歴訪
産経新聞 3/8(水) 9:23配信

 【ワシントン=加納宏幸】米国務省は7日、ティラーソン国務長官が今月15日から日本を訪問すると発表した。岸田文雄外相との会談や、安倍晋三首相への表敬訪問を予定している。北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けて核・ミサイル問題や金正男氏殺害事件を中心に協議し、同盟国として日本の防衛に責任を持つことを伝える方針だ。

 ティラーソン氏は15~19日の日程でアジアを歴訪。15日から日本、17日から中国、18日から韓国をそれぞれ訪れる。中国では王毅外相と会談し、習近平国家主席と面会する可能性もある。韓国では尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と会談する。

 トランプ政権は対北朝鮮戦略の見直しを進めており、国務省のトナー報道官代行は7日、ティラーソン氏がアジア歴訪で「北朝鮮からの核・ミサイルの脅威が進展する中で、戦略の調整に取り込む」と述べた。

 マティス国防長官が2月初めに日韓両国を訪問したのに続き、ティラーソン氏が日中韓3カ国を訪問することは、トランプ政権が北朝鮮の脅威を深刻に受け止めていることの表れだ。

 オバマ前政権の「戦略的忍耐」政策からの転換を目指す同政権は「あらゆる選択肢」を検討しており、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備を開始したのもその一環といえる。

 米軍は年内の運用開始を予定していたが、早ければ4月へと大幅に前倒しされる。トナー氏は6日の記者会見で「THAAD配備は韓国はもとより駐韓米軍を守るための防衛的手段だ」と述べた。

 北朝鮮は6日の弾道ミサイル発射で在日米軍基地を攻撃する意図を明確にした。米政府はアジアでの米軍のプレゼンスが損なわれる事態を強く懸念しており、マティス氏が政権発足直後にまず日韓両国を訪問して、日米韓3カ国の連携を確認。ティラーソン氏自らも「早期のアジア訪問が必要と考えてきた」(米政府筋)という。

 しかし、THAAD配備には中国が強く反発しており、ティラーソン氏は訪中で「悪い行動を続ける北朝鮮に対する防衛システム」(トナー氏)であることを強調。対北朝鮮制裁の抜け穴を封じ、圧力強化に協力するよう求める考えだ。


駐韓大使一時帰国あす2カ月 対北、日米韓の連携不可欠
産経新聞 3/8(水) 7:55配信

 ■武藤元駐韓大使 長期不在に懸念も

 韓国・釜山の日本総領事館前に慰安婦像が設置されたことへの対抗措置として、日本政府が長嶺安政駐韓大使を日本へ一時帰国させてから今月9日で2カ月となる。2012年8月に李明博大統領(当時)が竹島(島根県隠岐の島町)に上陸したことに抗議し、一時帰国したときの駐韓大使だった武藤正敏氏に最近の朝鮮半島をめぐる情勢について聞いた。

 武藤氏が一時帰国したときは12日後にソウルに帰任している。武藤氏は「日本の強い抗議の意思を伝える意味で一時帰国は良かった」とした上で、「安倍晋三首相のアジア歴訪からの帰国や、2月12日に北朝鮮が新型ミサイルを発射した直後のタイミングを逸したので帰任は難しくなった。慰安婦像の撤去は現状では難しいだろう」と指摘した。

 一方、近く朴槿恵大統領の弾劾の可否を審理している憲法裁判所の判断が出る見通しだ。罷免となれば、60日以内に大統領選挙が行われることになる。大統領選候補者の支持を問う調査によると、現在、親北・左派系の最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)前代表が大きくリードしている。

 武藤氏は「本来、大使が直接、次期大統領候補の陣営とルートを作っておかなければいけないが、そうした活動もできずにいる」と懸念を示した。

 また6日に新たにミサイル4発を発射するなど北朝鮮の挑発が続く中、「日米韓が協力し対処しなければいけない状況だ。大使は本来ソウルで韓国と連携しながら陣頭指揮を執ることが望ましい」と述べた。

 金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件で神経剤VXが使用されたことについて「化学兵器にもなるVXを使ったことは、北朝鮮が一線を越えたことを意味する。米国が化学兵器を使用する北朝鮮をこのまま放っておけるだろうか。相当強い対抗措置が出てくるとすれば、大使は現地でやるべきことが多々あろう」と話した。(水沼啓子)


北朝鮮の標的は在日米軍基地 ミサイル発射で初言及、核攻撃ためらわぬ姿勢
産経新聞 3/8(水) 7:55配信

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北朝鮮が6日に発射したミサイルの落下地点と在日米軍基地(写真:産経新聞)

 北朝鮮の朝鮮中央通信は7日、在日米軍基地の攻撃を担う朝鮮人民軍「戦略軍火星砲兵部隊」が弾道ミサイル発射訓練を実施し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が立ち会ったと報じた。6日のミサイル4発を指すとみられる。韓国周辺で継続中の米韓合同演習に反発し、在日米軍基地を標的に核攻撃をためらわない姿勢を示した。日米両政府は日米同盟の抑止力を高めるため外務・防衛閣僚級協議(2プラス2)を4月末からの大型連休中に開く調整に入った。

 安倍晋三首相は7日、トランプ米大統領と電話で会談し、「地域や国際社会に対する明らかな挑戦だ。脅威が新たな段階に入った」との認識で一致。2プラス2の早期開催を確認した。

 首相は電話会談後、官邸で記者団にトランプ氏から「米国は百パーセント、日本と共にある」との発言があったと明かした。トランプ氏は「日米同盟は盤石であり、米国の日本の安全保障に対する関与は揺るぎない」とも強調した。

 米韓両軍は7日、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備を開始したと発表。4月にも実戦運用に入る。

 一方、朝鮮中央通信は、訓練は核弾頭の取り扱い手順と作戦遂行能力を判定する目的だったとした。ラヂオプレスによると、部隊の任務として在日米軍基地の攻撃に言及したのは初めて。朝鮮中央テレビは7日、4発がほぼ同時に打ち上がる映像を放送した。韓国軍合同参謀本部は射程約1千キロの「スカッドER」との見方を示した。(石鍋圭、ソウル 桜井紀雄)


日米、ミサイル防衛能力の向上急務 「二段構えから三段構え」転換も視野に
産経新聞 3/8(水) 7:55配信

 北朝鮮が国営メディアを通じ、弾道ミサイル発射に「在日米軍基地の打撃を担う部隊が参加した」と報じたのは、ミサイル技術の向上を誇示し、トランプ米政権が発足して以降、対北朝鮮対応で連携強化を図る日米両国のミサイル防衛(MD)を攪乱(かくらん)させる意図がありそうだ。日米両国にとってMDのさらなる能力向上が急務となる。

 朝鮮中央テレビが7日に放送したミサイル発射の映像は約2分20秒。カウントダウン後に発射台付き車両から4発が轟音(ごうおん)とともに炎を噴き出し、打ち上げられる瞬間を2つのアングルから撮影。その後、青空に4本の噴煙を残して飛んでいく様子が延々と映し出された。

 発射したのは5発で、うち1発が失敗に終わったとの情報もあるが、北朝鮮が発射成功に自信を持っていたことがうかがえる。

 それを裏付けるのが、金正恩朝鮮労働党委員長が発射に立ち会った事実だ。朝鮮中央テレビが放送した写真には、金委員長が「戦略軍火力打撃計画」と書かれた地図上で、目標地点とみられる日本周辺を棒で指す姿も写っていた。

 北朝鮮は2000年代からスカッドERの発射を繰り返してきた。先月中旬には潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の射程を伸ばし、移動式地上発射型に応用したミサイルも発射。防衛省の分析部門は「技術の信頼性は高い」と指摘する。日本(在日米軍)を射程に入れるミサイルの性能は進歩し、命中精度も向上しているとされる。

 自衛隊のMDは、日本を標的とするミサイルを海上配備型迎撃ミサイル「SM3ブロック1A」と、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の二段構えで迎撃する。在日米軍も嘉手納基地(沖縄県)にPAC3を配備しているほか、日本海上にSM3を搭載したイージス艦を少なくとも1隻は常時展開している。

 北朝鮮から在日米軍基地にミサイルが発射された場合、自衛隊と米軍が連携して迎撃することが想定される。スカッドERは迎撃が難しい高高度から落下するタイプではなく、防衛省幹部は「現在の自衛隊のMDでも十分に打ち落とせる」と自信を見せる。

 しかし今回は、ほぼ同じ地点に3発を着弾させた昨年9月とは異なり、日本の排他的経済水域(EEZ)周辺の約50キロの範囲内に4発を撃ち込んだ。同時に複数の攻撃目標に打ち分けたことから、さらに多くのミサイルを別の場所から発射される可能性があり、MD能力を一層向上させることが課題となる。政府高官は「今のままでいいとは思っていない。2層態勢でいいのかどうか…」と語る。

 「迎撃ミサイルの種類が多ければ多いほど撃ち落とせる可能性も高まる」(航空自衛隊幹部)ことから、政府は現行の二段構えから三段構えへの転換も視野に入れる。自民党内で進むMD強化に向けた議論で、米軍の最新鋭迎撃システム「THAAD」導入が検討されているのはこのためだ。(小野晋史、ソウル 名村隆寛)


THAAD 韓国、北の挑発を牽制 装備到着、2カ月で配備完了
産経新聞 3/8(水) 7:55配信

 【ソウル=名村隆寛】韓国国防省は7日、北朝鮮のミサイルに対処する米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の装備の一部が韓国に到着したと発表した。

                  ◇

 THAADは韓国南部の慶尚北道星州(キョンサンプクトソンジュ)郡に配備される。到着したのは発射台2基など。装備は6日、輸送機でソウル南方の烏山(オサン)基地に搬入された。残りの装備も順次到着の予定で、配備への作業が始まった。聯合ニュースによると、韓国軍では1、2カ月で配備が完了するとみているという。

 大統領代行を務める黄教安(ファン・ギョアン)首相は7日、トランプ米大統領と電話会談し、北朝鮮のミサイル発射への対応策を協議した。韓国国防省は「(米韓が)速やかなTHAAD運用に向け努力する」としている。

 THAAD配備作業開始の発表は、首脳による電話会談にも合わせており、北朝鮮のミサイル挑発を牽制(けんせい)したものとみられる。

 THAADは北朝鮮のミサイルに対処するものだが、米韓が配備に着手したことで、レーダーによる監視を警戒する中国のさらなる反発は必至の情勢だ。


緊張緩和へ努力を=THAAD配備で―国連
時事通信 3/8(水) 6:48配信

 【ニューヨーク時事】国連のハク事務総長副報道官は7日の定例会見で、米国による韓国への最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備開始に中国が反発していることについて、「緊張の緩和と朝鮮半島の非核化に向け、一層の努力が行われることを望む」と呼び掛けた。

 米国は北朝鮮による6日の弾道ミサイル発射を受け、韓国へのTHAAD配備を開始した。国連安保理は8日にミサイル発射を受けた緊急会合を開く。THAADをめぐって米中が対立する可能性がある。

 ハク氏は、北朝鮮の金正男氏が殺害されて以降、関係が悪化する北朝鮮とマレーシア両国に対しては、「冷静になり、外交を通じ意見の相違を解消するよう求める」と促した。


北朝鮮VX使用が示唆「金正恩は本気で核を使いかねない」
ダイヤモンド・オンライン 3/8(水) 6:00配信

● 金正男暗殺にVXを使った北朝鮮 今後の動向には相応の覚悟が必要

 金正日朝鮮労働党総書記の頃、北朝鮮の核開発は「瀬戸際外交」の手段だと言われた。核やミサイルの脅威をチラつかせ、韓国を脅迫して欲しいものを手に入れると、宥和姿勢に転じる、という外交である。その結果、金大中、盧武鉉大統領の90年代半ば以降、官民あわせて30億ドルが北朝鮮に流れたと言われている。

 その頃、北朝鮮の挑発行動は少なかったが、核・ミサイル開発はその資金で加速された。この間は米国も、オバマ大統領の言うところの「戦略的忍耐」をもって、アメとムチで対話を通じた核の放棄を促そうとした。

 それに対し北朝鮮は、時として核開発を抑制するかのような行動をとった時もあったが、それは偽装だった。昨年5月の朝鮮労働党大会において、金正恩朝鮮労働党委員長はとうとう核保有宣言を行い、核・ミサイルの最終的な開発と実戦配備を宣言した。昨年だけで、2回の核実験と20回以上のミサイル発射を行った。

 それでも、西側諸国の常識的見方は、北朝鮮の核ミサイル開発は自己防衛のためであり、これを使用したり、中東のテロリストに売却するような自己破滅につながる行為はしないであろうと考えてきた。

 しかしこの度、北朝鮮が金正男殺害にVXを使用したことで、その考えを改める必要性が高まっている。

 猛毒のVXは化学兵器禁止条約で使用、生産、保有が禁止されているものであり、これを使用するなどあり得ず、それは自滅につながる行為であると考えられている。それでも使用した北朝鮮が、核やミサイルは絶対に使用しないと言えるであろうか。化学兵器ばかりでなく核・ミサイルまで使いかねないことを再考する必要がある。

 トランプ政権の誕生後、2月初めにはマティス国防長官が最初の訪問地として日本と韓国を訪問した。3月16、17日にはティラーソン国務長官が訪日する。いずれも北朝鮮への対応が主たる議題である。

 米国も北朝鮮に対してこれまで以上に危機感を抱いている。27日ワシントンで開催した6ヵ国協議の首席代表による日米韓協議で米国は、2008年に解除した「テロ支援国家」に北朝鮮を再指定する検討に着手したと日韓に説明した。日本や韓国も今後の北朝鮮の動向については覚悟を持って臨むべき時に来ているのではないかと危惧される。

● 世界第3位の化学兵器大国 中東への輸出も疑われる

 韓国の国防白書によると、北朝鮮の化学兵器保有量は米国、ロシアについで世界第3位、25種類2500~5000トンを保有する。VXのほかサリンなど神経系に作用する6種類の猛毒物質を保有するそうである。

 今回使用したVXは有機リン系の猛毒の神経剤であり、同じ神経剤の中でももっとも殺傷力が高く、皮膚にわずかにつくだけで死亡するという。このため、化学兵器禁止条約では使用、生産、保有が禁止されている。なお、北朝鮮はこの条約には未加盟である。

 なぜ、それほど大量の化学兵器を保有しているのか。実は北朝鮮が保有する通常兵器は、年代物が多く、燃料も石油を中国から若干輸入している程度で、通常兵器によって米韓連合軍に対抗するのは不可能である。そうした中で自己防衛を図ろうとすれば、化学兵器が最も安価で効果的である。化学兵器を大量に保有すれば攻撃を受けないと考えた。このため、北朝鮮は、長年化学兵器の開発・製造に力を入れてきたのである。

 さらに北朝鮮は化学物質の使用ばかりでなく、輸出も疑われている。

 韓国国防省傘下のシンクタンク、国貿研究員の資料は「北朝鮮は金正恩体制発足以降、シリア政府に化学兵器の売却を大きく増やした」と紹介、シリア軍に軍事顧問を派遣、技術の助言や訓練指導までしたと説明しているそうである(「日本経済新聞」より)。これにより北朝鮮は科学物質を拡散し、核・ミサイル開発の資金を得ているのであろう。化学兵器を中東に輸出する国であれば、核・ミサイルも秘密裏に中東に輸出しようとしても不思議ではない。恐ろしい国である。

● マレーシアの善意に テロ行為で応えた北朝鮮

 今回の金正男暗殺事件は、北朝鮮にとって友好国であるマレーシアの善意を踏みにじって、不法行為を繰り返し、それが露見するとしらを切るばかりか、友好国を誹謗中傷する国であることを実証した。要するに北朝鮮に対しては友好的な姿勢で接しても、恩をあだで返す国だということである。

 北朝鮮は、化学兵器の使用を認めないであろう。金正男の殺害を否定し、心臓発作であると言い張っている。また、犯人を隠ぺいして捜査を妨害し、確証を取らせないようにし、罪を2人の外国人女性に被せようとしている。

 しかし、マレーシア警察によって金正男の遺体の目の粘膜と顔に付着した成分を分析してVXを検出した。VXを調達できる組織が関与した可能性が濃厚であり、国外から持ち込まれた可能性が高いとしている。

 マレーシア警察は、4人の主犯格は既に北朝鮮に逃亡しているが、これ以外にも北朝鮮大使館の2等書記官と高麗航空職員など3名の容疑者がいるとして捜査している。VXは北朝鮮大使館の2等書記官によって外交行嚢(本国と大使館との間で文書をやり取りする袋で、接受国はこれを開封できない)を使って持ち込まれたのではないか、と疑っているようである。北朝鮮の非協力によってマレーシアの捜査は難航している。しかし、これだけの状況証拠があれば北朝鮮の犯行を疑わない訳にはいかない。

 マレーシアは北朝鮮の姜哲(カン・チョル)大使を「ペルソナ・ノン・グラータ(国外追放)」にした。北朝鮮は金正男氏の殺害を認めないばかりでなく、マレーシア政府の捜査を妨害し、姜大使自身が「(マレーシア警察の捜査を)信用できない」「北朝鮮を中傷するために外部勢力と結託している」と誹謗中傷を繰り返した。ナジブ首相は「(発言は)無礼だ」として不快感を表明し、外交ルートを通じ謝罪を求めたが、北朝鮮からの返答はなかった。そうした中、4日夕刻マレーシア外務省の呼び出しにも姜大使が応じなかったことから48時間以内の国外退去が通告されたものである。

 マレーシアと北朝鮮の対立はどこまで行くのか。マレーシア警察は、金正男氏殺害の捜査に北朝鮮が非協力的であることから、周辺部分にも捜査を広げ、その結果、北朝鮮大使館の内部事情も相当わかったようである。北朝鮮大使館員は外交団リストに載る者が14人であるが、車両登録など調べたところ実際には28人おり、そうした人々は、軍事物資の非合法な輸出や、資金洗浄、諜報活動など大使館員としてふさわしくない活動に従事している可能性がある。ちなみに、問題のヒョン・グァンソン2等書記官は外交団リストには載っていない。

 国連安保理の専門家パネルによる最新の報告書によれば、昨年8月にエジプト当局が拿捕した船舶からロケット弾3万発が発見されたそうであり、アフリカ向けの航空貨物からは軍事用通信機器が押収されたが、これらには北朝鮮のフロント企業「グローコム」のラベルが貼られていたそうである。国連安保理制裁破りの密輸もマレーシアに駐在するこうした要員が仲介したのではないか。大使館がそうした不法行為に加担していれば、国交断絶も視野に入ってくるであろう。

● 想像以上のスピードで進んでいる 北朝鮮の核・ミサイル開発

 北朝鮮は昨年、2度の核実験を行った。これまでは数年に一度のペースであったから、核の開発を急いでいる様子がうかがえる。9月の5回目の核実験は核弾頭の爆発実験ではないかと言われており、核弾頭は完成に近づいているのではないか。さらに、近々6回目の実験を行うのではないかと危惧されている。

 金正男殺害の前日の2月12日、北朝鮮は弾道ミサイル1発を発射した。「北極星2号」と名付けられたこのミサイルは高度約550km、東に500km飛行して日本海に落下した。これは移動式発射台を使用して発射したものであり、昨年8月に発射した潜水艦発射弾道ミサイルの射程を延長し、5-10分で注入可能な固形燃料(液体燃料であれば約2時間)を使用している。

 このミサイルは液体を注入しない分、衛星でミサイル発射の動きを事前に察知するのが難しく、先制攻撃「キルチェーン」が効かないミサイルであると考えられる。また、これを迎撃する場合にもこれまでのパトリオットミサイルでは届かず、最新の地上配備型迎撃ミサイル「THAAD」が必要と言われている。通常の角度で打ち上げた場合の飛行距離は2500kmと推計され、これはグアムの米軍基地に到達する距離である。

 北朝鮮のミサイル技術がこれほど急速に発達するとは、韓国の専門家も予想していなかったようである。米国本土に届く大陸間弾道弾はまだ完成していないと言われているが、そう遠くない先かもしれない。北朝鮮の核・ミサイル開発は待ったなしの状況である。

 さらに、3月6日の朝には、4発の弾道ミサイルを日本海に向けて発射し、そのうち3発は日本の排他的経済水域(EEZ)に着弾した。これは3月1日から4月末まで行われる米韓合同演習を牽制したものであろう。4発も同時に発射することは異例である。私は、軍事技術の専門家ではないが、これを同時に撃ち落とすことが可能であろうか。

 北朝鮮がこうした大量破壊兵器を使えば、逆に全面的な報復を受け北朝鮮が滅びるから使わないであろうとの常識は、もはや通用しない。

 このことがわかったのが、先述したVXの使用である。それがマレーシアにおいて使用され、しかもインドネシア人とベトナム人の女性を使って、北朝鮮の行為であることを隠蔽しようとしたのである。仮にこれを中国やマカオで行えば、中国の報復を受けるであろうが、マレーシアも北朝鮮と極めて友好的な国である。

 もし核やミサイルが使用されるとなれば、日本や韓国がまず標的になるであろう。核が輸出され、中東のテロリストに渡れば、米国が危険にさらされるであろう。

 また、仮に今、日本でテロが起きるとすれば、イスラム過激派よりも北朝鮮による行為を心配する必要があるのかもしれない。現に多くの日本人が北朝鮮に拉致されている。今回の北朝鮮によるVXの使用はこうしたリスクを改めて認識させるものである。

 自国が滅びるくらいなら、世界もろとも……と自暴自棄になった指導者には、抑止力という概念は意味を持たない。日本は北朝鮮の現実的な脅威を認識し、これにどう備えるか真剣に検討するべき時が来ているのではないか。

● 北朝鮮の核・ミサイル開発は 従来の発想では止められない

 これまで北朝鮮の核ミサイル開発を阻止するため、中国を議長国とする6者協議を行い、国連安保理決議の制裁決議を再三強化するとともに、日米韓を中心に一層強い措置を講じてきた。しかし、北朝鮮は長年の制裁によってこうした措置に慣れてきており、中国の非協力もあって、その効果は限定的であった。

 今後、中国の石炭輸入禁止などの措置はそれなりの効果はあろうが、北朝鮮の核ミサイル開発は、その効果を上回る速度で進んでおり、米国のトランプ大統領も、「遅すぎるかもしれない」「オバマ政権が対処しておくべきであった」と述べている。

 北朝鮮の核ミサイル開発を抑止するためには、金正恩の行動を止めるしかないであろう。これを日米韓でやろうとすれば非常に大きなリスクを伴う。中国が動くのが最もリスクが少ないが、中国は北朝鮮の混乱や崩壊を危惧して最後まで追い詰めることには躊躇してきた。

 ただ、トランプ政権の誕生後はこれまでよりは動くようになったと思う。中国の懸念を除きつつ、行動をとらせるためにはより率直な対話が必要である。米国ティラーソン国務長官の日中韓訪問が実り多いものとなることを期待する。

 (元・在韓国特命全権大使 武藤正敏)


15日から日中韓歴訪=対北朝鮮で「新アプローチ」探る―米国務長官
時事通信 3/8(水) 5:41配信

 【ワシントン時事】米国務省は7日、ティラーソン国務長官が15~19日の日程で日中韓3カ国を歴訪すると発表した。

 15日に訪日し、岸田文雄外相らとの会談で北朝鮮の核・ミサイル開発問題への対応を協議する。長官のアジア歴訪は就任後、初めて。

 国務省のトナー報道官代行は7日の記者会見で、北朝鮮に対する「新たなアプローチ」を探ることがアジア歴訪の目的の一つだと説明。「(北朝鮮への)制裁履行に焦点を当ててきたが、他の可能性についても検討している」と述べた。トランプ政権は軍事力行使を含む「あらゆる選択肢」を検討しているとされる。

 ティラーソン長官と岸田外相は2月に米ワシントンで会談した。ドイツ西部ボンでの日米韓外相会談を含めると、3回目となり、短期間でこれだけ顔を合わせるのは異例。安倍晋三首相とも会談する見通し。

 長官は17日から韓国を訪問。尹炳世外相らと会談し、北朝鮮に対する抑止力の強化や米国の韓国防衛義務を明確にする。

 18日からの訪中では、楊潔※(※竹カンムリに褫のツクリ)国務委員らと会談、米中関係や北朝鮮対応での協力について意見交換する。また、中国が反発している最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の在韓米軍への配備開始に対する理解も求める方針だ。

 トナー報道官代行は、THAADは北朝鮮の脅威に対抗するための防衛システムだと強調。「われわれは中国側との対話の中で(THAAD配備が)中国への脅威ではないと明確にしてきた」と指摘した。


アジア各地で火種まく北朝鮮、トランプ米大統領のジレンマに
Bloomberg 3/8(水) 3:22配信

マレーシアの殺人、中国の抗議デモ、日本に向けたミサイル試射-。

このすべてが北朝鮮にたどることができる。金正恩・朝鮮労働党委員長がトランプ米大統領の反応を引き起こそうと挑発しつつ、アジアの緊張をあおっている姿勢も浮き彫りにする。経済制裁や懐柔策、軍事的な圧力、この全てを持ってしても暴走を止めることができない北朝鮮に対し、トランプ氏や習近平・中国国家主席をはじめとする世界の指導者の対応が問われている。

トランプ大統領は当初、金正恩氏との対話に後ろ向きではない姿勢を示していた。だが最近では、核開発の放棄なしには交渉はあり得ないと主張したオバマ前政権の路線をなぞりそうな様相だ。

トランプ大統領にとって、北朝鮮問題の重要度はオバマ時代と比べて上がっているかもしれない。米本土に届く核弾頭搭載可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発で、北朝鮮の技術に進歩が見られるからだ。挑発の手を休めていた北朝鮮が最近相次いで国際社会を騒がせているのは、米国を交渉の席に着かせ譲歩を引き出すことを狙った金正恩氏流のやり方なのだろうと、複数の専門家はみている。

ソウルの延世大学で中国地域を専門とするジョン・ドルーリー准教授は、「おとなしくしていても意味がなく、行儀を良くしても米国には影響しないと北朝鮮は判断した」と分析。それでも「北朝鮮は交渉を望んでいるのだと思う」と述べた。

北朝鮮の言動はかつてないほど切迫感を増している。AP通信によると、同国の国連大使は安保理に向けた書簡で、3月初めに始まった米韓軍事演習について朝鮮半島と北東アジアを「核の惨事」に向かわせるリスクを冒していると非難した。

ただ、金正恩氏は殉教者として終わりを迎えるよりも、生存して権力の座にとどまりたいはずだと、トロイ大学講師でソウルを拠点とするダニエル・ピンクストン氏は述べた。

原題:Kim Jong Un Lights Fires Across Asia, Raising Dilemma for Trump(抜粋)


北朝鮮の弾道ミサイル発射への抗議、国会決議へ
読売新聞 3/8(水) 0:02配信

 衆参両院は7日、北朝鮮の弾道ミサイル発射に抗議する国会決議案をそれぞれ採択する方針を固めた。

 参院は8日、衆院は9日にも、本会議で採択する見通しだ。


<ミサイル防衛>北朝鮮技術向上、議論本格化 巨額費用が壁
毎日新聞 3/7(火) 22:41配信

 北朝鮮の核開発や弾道ミサイル技術の向上を踏まえ、新たな弾道ミサイル防衛(BMD)システムの導入に向けた議論が本格化してきた。安倍晋三首相は先月のトランプ米大統領との会談で日米同盟における役割の拡大に言及し、BMD強化は柱の一つと考えられている。ただ、巨額の予算が必要で、実現は容易ではない。【村尾哲】

 現在のBMDは、大気圏外(高度100キロ以上)となる最高高度500キロで弾道ミサイルを迎撃するイージス艦搭載の「SM3」で日本全域をカバーし、撃ち漏らした場合、地上配備型の「パトリオット」(PAC3)が高度15~20キロで迎撃する2段構え。事前に発射の兆候をつかみ、待ち構えて迎撃する運用構想だが、北朝鮮は移動式発射台や、準備時間の短い固体燃料エンジンを使用した奇襲的な発射を繰り返しており、兆候をつかむのが困難になっている。

 政府は新システム導入を検討しており、SM3などを地上に配備する「イージス・アショア」と「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」が有力だ。いずれも地上配備型で常時警戒が容易になる。イージス・アショアは2~3基で日本全体をカバー。THAADは高度40~150キロの間を防護するため、SM3とPAC3の「隙間(すきま)」を補完し、3段構えの体制が可能となる。

 THAADは強力な電磁波を発するレーダーを都市部近くに設置する必要があり、配備場所の選定が難航する恐れがある。イージス・アショアは、日米が共同開発している能力向上型SM3も運用が可能で、自民党内ではイージス・アショアを推す声が強い。

 ただ、いずれのシステムも導入には数千億円単位の費用が必要だ。安倍首相は2日の参院予算委員会で「GDP(国内総生産)比1%以内に防衛費を抑えるという考え方はない」と述べ、防衛費の増額に意欲を示した。しかし、社会保障費の膨張で拡大する財政赤字への懸念から、BMDの劇的な強化は現実的ではないとの指摘もある。

 ◇国会に「敵基地攻撃」論

 「敵基地攻撃能力保有の検討を加速させる必要がある」。日本維新の会の松井一郎代表は6日、北朝鮮による4発の弾道ミサイル発射を受けた声明でそう求めた。

 北朝鮮のミサイル発射施設を巡航ミサイルや戦闘機からの空対地ミサイルで攻撃する敵基地攻撃能力の保有を求める意見は自民党内にも根強い。2004年から1.5兆円以上の予算を費やしてBMDを整備してきたにもかかわらず、北朝鮮の弾道ミサイル開発を抑止できないためだ。

 憲法9条は海外での武力行使を禁じているが、政府は、ミサイル発射の着手が認められた場合、基地を攻撃することは自衛の範囲に含まれ、憲法上可能としている。

 だが、敵基地攻撃のため巡航ミサイルや戦闘機に搭載する精密誘導弾などを配備した場合、「専守防衛」の基本方針を逸脱する恐れが出てくる。運用面でも、北朝鮮が用いた移動式発射台によるミサイル発射は兆候をつかみづらいのが実態だ。

 自民党は今国会中に敵基地攻撃能力の検討を求める提言をまとめる方針だが、公明党は消極的だ。防衛相経験者の一人は「政府が検討するのは難しいだろう」と話している。【村尾哲】


防衛力強化を求める意見相次ぐ…安全保障シンポ
読売新聞 3/7(火) 21:58配信

 第12回安全保障シンポジウム(NPO法人ネットジャーナリスト協会主催、読売新聞社後援)が7日、東京都内で開かれた。

 自民党の石破茂・元防衛相ら出席者からは、弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対抗するため、防衛力の強化を求める意見が相次いだ。

 石破氏は、北朝鮮が弾道ミサイル4発をほぼ同時に発射したことを挙げ、「10発、20発いっぺんに撃ってきた時にどうするかを考えた時、日本海側にイージス(艦)をいっぱい置いた方がいい」と述べ、ミサイル防衛強化の必要性を指摘した。また、ミサイル攻撃を受ける前に相手国の基地などを攻撃する敵基地攻撃能力についても、「答えを出さないといけない」と述べ、日本が保有に向けて検討を進めていくべきだとの考えを示した。


北朝鮮ミサイル 衆参両院が非難・抗議決議へ
産経新聞 3/7(火) 21:35配信

 与野党は7日の衆院議院運営委員会理事会で、6日に弾道ミサイルを4発発射した北朝鮮を非難する国会決議を9日に本会議で採択することで合意した。

 参院も8日の本会議で「抗議決議」を採択する。


<日米電話協議>「2プラス2」4月末開催で調整
毎日新聞 3/7(火) 21:23配信

 安倍晋三首相は7日、北朝鮮が弾道ミサイル4発を6日に発射したことを受け、トランプ米大統領と電話で約25分間協議し、北朝鮮の脅威が新たな段階に入っているとの認識で一致した。外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を早期に開催する方針も確認し、日米両政府は4月末から5月初めの大型連休に合わせての開催に向けて調整に入った。

 首相は、北朝鮮がミサイル発射に関して「在日米軍攻撃」と表明したことに言及し、「断じて容認できない」と指摘。「日米同盟の抑止力を高めるため、日本がより多くの役割と責任を果たす用意がある」と述べた。トランプ氏は「米国は100%日本と共にある。日米同盟は盤石で、日本の安全保障に対する米国のコミットメント(義務)は揺るぎない」と強調した。

 また、首相は米軍が北朝鮮政策の見直しを進めていることを評価し、日米で戦略目標を共有するよう呼びかけた。両首脳は中国の役割が重要だとの認識でも一致。ティラーソン米国務長官が17~18日に来日し、その後に中韓両国を訪れる調整をしていることについても意見を交わした模様だ。

 一方、稲田朋美防衛相も7日、マティス米国防長官、韓国の韓民求(ハン・ミング)国防相と個別に電話協議し、日米韓の緊密な連携を確認した。マティス氏は協議で、米国による「核の傘」を含む拡大抑止の維持など日本防衛への「揺るぎないコミットメント」も表明した。【影山哲也】


米韓軍事演習、実際の戦争につながる可能性=北朝鮮外交官
ロイター 3/7(火) 21:02配信

[ジュネーブ 7日 ロイター] - 国連主催で開催した軍縮セミナーで北朝鮮の外交官は、米韓軍事演習を批判、「緊張を高める要因であり、実際の戦争につながる可能性がある」と述べた。

米国のウッド軍縮大使は、北朝鮮は弾道ミサイル発射や核実験で何回も国連安全保障理事会決議や国際法に違反しており、世界の外れ者だと切り返した。


<THAAD>スピード配備 米韓、既成事実化狙う
毎日新聞 3/7(火) 21:01配信

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在韓米軍基地に輸送されたTHAADの機材=韓国の烏山空軍基地で2017年3月6日、AP(在韓米軍提供)

 【ソウル米村耕一】米韓軍が想定よりも早く、在韓米軍に配備する地上配備型迎撃システム「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」の機材の一部を韓国に搬入したのは、北朝鮮のミサイルによる脅威が急速に高まっているだけでなく、中国政府が配備に激しく反発する中で、速やかに配備を進める方が問題を長引かせずにすむとの判断があると見られる。

 また、朴槿恵(パク・クネ)大統領のスキャンダルで次期大統領選が4~5月に行われる可能性がある中で、次期政権発足前に韓国内に搬入し配備を既成事実化する狙いも指摘されている。

 米軍と韓国軍は北朝鮮の「スカッド」や「ノドン」といった短・中距離弾道ミサイルに対応するために、高度40~150キロの地点でミサイルを迎撃できるTHAADが有効と判断しており、昨年7月に在韓米軍への配備で合意した。高い位置で迎撃するために防御範囲が広く、韓国国防省によるとTHAADを韓国南部・星州(ソンジュ)に配備することによって韓国全土の2分の1から3分の2をカバーすることができるという。

 しかし、中露両国は特にTHAADの一部として配備される高性能の「Xバンドレーダー」を問題視している。このレーダーは「終末モード」と「早期警戒モード」とがあり、終末モードで使用すれば「見える範囲」はほぼ朝鮮半島に限られるが、早期警戒モードに切り替えると中国やロシアの内陸までカバーされるためだ。

 米韓軍は北朝鮮のミサイル探知に最適化した「終末モード」でのみ使用すると明言している。韓国軍が作成した資料によれば早期警戒モードに切り替えるには、いったん米国にある工場に送る必要があるほか、早期警戒モードに設定している間は北朝鮮のミサイルに対する探知能力がほぼ無力化されてしまうためだ。ただ、中国は米軍が日韓などのレーダーとXバンドレーダーを秘密裏に連結して、米軍のミサイル防衛(MD)システムのために活用するとの疑いを捨てていないとされ、強く反発している。

 ◇「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル

 米軍がミサイル防衛(MD)計画の一環として開発した移動式・地上配備型の迎撃ミサイル。大気圏外で迎撃できなかった敵のミサイルについて、大気圏内に再突入する段階で撃ち落とす。パトリオット(PAC3)よりも高高度で撃ち落とすことができて、射程が長いのが特徴。

 ◇中国、対抗措置を示唆

 【北京・石原聖】在韓米軍に地上配備型迎撃システム「THAAD」の配備が始まったことについて、中国外務省の耿爽(こうそう)副報道局長は7日の定例会見で、「断固反対」「配備プロセスの停止」を改めて求めた。そのうえで「自らの安全上の利益を守るため、断固として必要な措置をとる」と対抗措置を示唆した。

 中国ではTHAAD配備が決まった昨年7月から韓国製化粧品や「韓流スター」を締め出す動きが広がった。所有ゴルフ場が配備用地になった韓国ロッテ・グループが2月末に韓国政府と用地売却契約を締結。前後して、中国で展開するロッテ系列スーパーの4分の1にあたる23店舗が売り場の防火対策上の不備を理由に一時営業停止処分になった。さらに、北京市や山東省では、ロッテの菓子から禁止添加物が検出されたほか、ロッテスーパーの広告が違法と判断されて没収されたり、罰金が科されたりしている。

 十数年前から中国市場で営業してきたロッテのスーパーなどが突然、営業停止に追い込まれた事態を受け、韓国の尹炳世(ユンビョンセ)外相は5日、世界貿易機関(WTO)の規定に「抵触する可能性がある」と批判した。

 耿氏は会見で韓国を含む外資の中国展開を歓迎し、「中国側の関係行為は法律と関係規定によるもの」と述べ、対抗措置ではないと強調した。しかし、今回は「断固として必要な措置をとる」と表明していることから、韓国側には厳しい措置が打ち出されそうだ。


<北朝鮮ミサイル>発射は朝鮮人民軍戦略軍火星砲兵部隊か
毎日新聞 3/7(火) 20:07配信

 ◇北朝鮮「在日米軍を標的に実施、成功した」報道

 【北京・西岡省二、ワシントン会川晴之】北朝鮮国営の朝鮮中央通信は7日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の立ち会いの下で「在日米軍を攻撃する弾道ミサイル4発を同時に発射する訓練が実施され、成功した」と報じた。6日に北朝鮮北西部から日本海に向けて発射されたミサイルとみられる。同通信は「合同軍事演習を強行して朝鮮半島の平和と安定を破壊する敵に報復する」と伝えており、米韓合同軍事演習への対抗措置であることが確認された。

 朝鮮中央通信によると、北朝鮮の訓練に参加したのは朝鮮人民軍戦略軍火星砲兵部隊で「有事に日本駐屯米軍基地を攻撃する任務」を担うという。北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、ミサイル4発が発射される映像を放映した。

 ミサイルについて韓国軍は、射程1000キロの「スカッドER型」との見方を示している。米NBC放送は国防総省筋の情報として、今回北朝鮮が発射したのは5発で、うち1発が失敗だったと伝えた。

 一方、米軍は7日、在韓米軍への「終末高高度防衛(THAAD=サード)ミサイル」の配備を始めたと発表した。北朝鮮に対抗し、韓国のミサイル防衛力を高める狙い。トランプ米大統領は韓国の大統領代行、黄教安(ファン・ギョアン)首相と電話協議し、対応策を話し合った。THAAD配備に反発する中国、ロシアとの関係悪化は必至だ。

 国連安全保障理事会でも日米韓の3カ国は6日に緊急会合を要請。8日にも開催される見込みだ。3カ国は北朝鮮を非難し、国連加盟国に制裁決議の履行を求める報道声明の採択を目指している。


「脅威明確に」 防衛相、米韓と電話会談
ホウドウキョク 3/7(火) 20:04配信

「脅威が明確になった」と強調した。
稲田防衛相は「昨年来、新たな脅威の段階に入ってきているという認識だったが、今回、初めて4発同時発射という事態を受けて、それが明確になった」と述べた。
北朝鮮による4発の弾道ミサイル発射を受けて、稲田防衛相は7日、アメリカのマティス国防長官、韓国の韓民求(ハン・ミング)国防相と相次いで電話会談を行い、日米韓で緊密に連携し、一致した対応をとることが重要だとの認識を共有した。
一方、北朝鮮側が、「在日アメリカ軍基地を狙った訓練だった」と公表したことについて、鶴保沖縄・北方担当相は、「在日アメリカ軍に対してのものでも、日本に対する攻撃と受け止める。断固とした態度で対処していく」と強調した。


北朝鮮ミサイル 「ICBMでない」と米国防総省、5発目は失敗か
産経新聞 3/7(火) 19:58配信

 【ワシントン=黒瀬悦成】米国防総省のデービス報道部長は6日、記者団に対し、北朝鮮のミサイル発射について「ミサイルは複数回発射され、4発が日本海に落ちたのを確認した」と述べた。実際には4発以上が発射された可能性を示唆したが、「詳細はコメントしない」としている。

 米NBCテレビは国防総省当局者の話として、発射されたのは5発で、うち1発は打ち上げに失敗したと報じた。

 デービス氏はミサイルの種類について、「大陸間弾道ミサイル(ICBM)ではなかった」とし、中距離弾道ミサイルだったとの見方を明らかにした。

 国防総省高官は、ミサイル発射は米韓両軍が1日から始めた定例の合同野外機動訓練「フォールイーグル」に対抗した挑発行為であるとの見方を示した上で、「発射は訓練に何ら影響はなく、予定も変更しない」と述べた。


安倍首相「日米の懸け橋に」
時事通信 3/7(火) 19:37配信

 安倍晋三首相は7日、米国で指導的な立場にある日系人を招聘(しょうへい)するプログラムの参加者と首相官邸で面会した。

 北朝鮮弾道ミサイル発射への日米連携に触れ、「同盟関係が強固なのは、日系人の皆さまの力が大変大きかったのではないか」と謝意を表明。「これからも日本と米国の懸け橋となっていただくことをお願いする」と呼び掛けた。


北朝鮮ミサイル 在日米軍基地が訓練標的だった 北朝鮮、「火星砲兵部隊」が「成功裏」に実施と報じる
産経新聞 3/7(火) 19:02配信

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮中央通信は7日、在日米軍基地の攻撃を担う部隊が弾道ミサイル発射訓練を「成功裏」に実施し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が立ち会ったと報じた。6日に日本の排他的経済水域(EEZ)内などに着弾したミサイル4発を指すとみられる。韓国周辺で継続中の米韓合同演習に反発、日本にある米軍基地を標的に核攻撃をためらわない姿勢を明示し、日米韓への挑発の水準を高めた形だ。

 米韓演習に対し、同通信は、弾道ミサイルの集中攻撃で「無慈悲に粉砕する」という朝鮮人民軍部隊の「報復意志」を強調した。

 ミサイル発射は「戦略軍火星砲兵部隊」が実施したとしている。戦略軍はミサイル運用を統括。火星砲兵部隊は「有事に日本駐屯米帝侵略軍基地を攻撃する任務を担う」とした。

 訓練は、核弾頭の取り扱い手順と作戦遂行能力を判定するため、実施されたとし、「実戦をほうふつとさせる訓練を通じ、最強の核攻撃兵力に強化された同部隊の威力が誇示された」と主張した。

 7日付党機関紙、労働新聞は4発がほぼ同時に打ち上がる写真を掲載。韓国軍合同参謀本部は「スカッドの改良型だ」と射程約千キロの「スカッドER」が発射されたとの見方を示した。昨年9月に日本のEEZ内に着弾した3発もスカッドERだとみられている。

 発射に立ち会った金委員長は、4発が「アクロバット飛行隊のように一つの姿で飛んでいく」と感嘆し、「超精密化」されたミサイルを相次ぎ開発し、質量ともに強化するよう指示したという。同通信は、米韓演習に対し「将兵がわが領域に一点の火花でも散らすなら、核弾頭をフル装填(そうてん)した火星砲で挑発の本拠地を焦土化する覚悟を固めた」とも強調した。


米軍のTHAAD配備に中国反発、安全保障上の利益「断固」守る
AFP=時事 3/7(火) 18:43配信

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韓国・ソウル近郊の平沢にある烏山空軍基地に到着した、最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(サード)」の装備。在韓米軍提供(2017年3月6日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】米軍が韓国に最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の配備を開始したことを受け、中国政府は7日、自国の安全保障上の利益を「断固として」守ると明言した。米韓両国は昨年、韓国へのTHAAD配備で合意したが、中国は自国の安全保障に対する脅威だとして繰り返し反発してきた。

 中国外務省の耿爽(Geng Shuang)報道官は北京(Beijing)で行われた定例会見で「われわれは米国と韓国によるTHAAD配備に強く反対する」と語った。また「中国はわが国の安全保障上の利益を守るために断固として必要な手段を取っていく。これによって引き起こされる結果はすべて米国と韓国が負うこととなる」と語った。

 米太平洋軍(US Pacific Command)は同日、北朝鮮による一連のミサイル発射実験を受けて、米国の同盟国である韓国を防衛するためにTHAADの配備を開始したと発表している。

 北朝鮮は6日にも、在日米軍基地を標的とした攻撃の演習としてミサイル4発を発射し、うち3発が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。【翻訳編集】 AFPBB News


在日米軍標的、脅威一段と=北朝鮮、4発同時で技術向上誇示―米韓、THAAD配備
時事通信 3/7(火) 18:11配信

 【ソウル時事】北朝鮮は7日、4発同時の弾道ミサイル発射が在日米軍を標的とする訓練だったと明かした。

 技術向上を誇示し、「日本領内への核攻撃」を連想させるのが北朝鮮の狙いだ。一方、日米韓は脅威が一段と高まったとして警戒感を強め、米韓両軍は6日夜、北朝鮮のミサイル開発に対抗するため、最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の配備を開始した。朝鮮半島を取り巻く安全保障環境は新たな次元に移りつつある。

 ◇複数目標、同時攻撃
 「一度に4発を撃つのは新たなことだ」。韓国の情報機関、国家情報院は7日、国会議員を前に説明した。稲田朋美防衛相も4発同時発射は初めてと指摘し、在日米軍を狙った訓練との主張には「新たな段階の脅威に入った」と警戒を強めた。

 北朝鮮は昨年9月5日、準中距離弾道ミサイル「スカッドER」(射程1000キロ)とされるミサイルを移動式発射台(TEL)からほぼ同時に3発発射。いずれも約1000キロ飛行し、ほぼ同じ地点に落下したとされる。命中精度を高める狙いだったとみられる。

 今回発射されたミサイルもスカッドERとする見方が強い。ただ韓国国防省出身の金東葉・慶南大極東問題研究所教授は「複数の目標を同時攻撃する能力を強調した」と分析する。在日米軍のある横須賀や佐世保、岩国、沖縄を同時多発的に攻撃できることを誇示し、脅威を高める狙いだったとみる。

 ◇「4発同時は厳しい」
 日本の自衛隊幹部は「4発同時は厳しい。イージス艦配置など態勢変更を考えないといけない」と懸念を強める。金教授も日本の防衛能力は高いと指摘する一方、「本番でミサイルを防げるかどうか。肯定的ではない」と語る。

 朝鮮中央テレビは7日、同時発射の様子を伝えた。ミサイルはいずれもTELに設置された状態でエンジンを点火し、ほぼ同じ軌道で飛行。噴射された煙が似たような形を描く様を強調し、誘導技術に一定の自信を得ていることがうかがえる。

 聯合ニュースによれば、THAADは1~2カ月以内に配備予定地の韓国南部・星州に展開。早ければ4月中にも運用が開始される。

 ハリス米太平洋軍司令官は配備開始に当たり、「昨日(6日)の発射を含め、北朝鮮が続ける挑発行為は、THAAD配備という米韓同盟による決断の思慮深さを裏付けるだけだ」と強調。北朝鮮の脅威に断固として立ち向かう覚悟を示した。


米・トランプ大統領、日韓首脳と電話会談
ホウドウキョク 3/7(火) 17:52配信

弾道ミサイル発射を受け、電話会談で対応を協議した。
アメリカのトランプ大統領は6日、北朝鮮の弾道ミサイル発射について、安倍首相と韓国の大統領代行の黄教安(ファン・ギョアン)首相と、それぞれと電話会談した。
トランプ大統領は、日本と韓国と共にあるために、アメリカの断固とした責任を強調した。
さらに、トランプ政権が、アメリカ軍のあらゆる能力を用いて、北朝鮮の弾道ミサイルに対する防衛力強化に取り組むと主張した。


米国のTHAAD、韓国配備始まる-対北朝鮮での防衛が目的と米軍
Bloomberg 3/7(火) 17:37配信

米国の「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備が始まった。THAADを構成する発射台2台が韓国に到着したと米軍が発表した。今後も搬入が続く。米軍は声明で、THAAD配備の唯一の目的は北朝鮮のミサイルから韓国を防衛することだとコメントした。

北朝鮮は6日午前に日本海へ向け4発の弾道ミサイルを発射、うち3発が日本の排他的経済水域(EEZ)内に着弾したもよう。安倍晋三首相は7日、トランプ米大統領と電話会談し、北朝鮮のミサイル発射は国連安全保障理事会決議違反で、脅威は「新たな段階になっている」との認識を確認した。

原題:U.S. Begins Thaad Deployment in Korea to Counter Kim Jong Un (2)(抜粋)


北・正恩氏、米韓軍の『斬首作戦』訓練に狂乱4発 高まる「米朝開戦」危機、米特殊部隊動く
夕刊フジ 3/7(火) 16:56配信

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が再び、暴挙に出た。6日午前に弾道ミサイル4発を発射し、3発が日本の排他的経済水域(EEZ)に落下したのだ。1日に始まった米韓両軍の合同野外機動訓練「フォールイーグル」で、正恩氏の「斬首作戦」の訓練も予定されていることへの報復とみられ、少なくとも1発は大陸間弾道ミサイル(ICBM)だった可能性も指摘されていた。「軍事オプション」も検討しているとされる米ドナルド・トランプ政権側の反発は必至で、「米朝開戦」の危機がさらに高まった。

 日本政府の発表によると、弾道ミサイルは6日午前7時34分ごろ、北朝鮮北西部の東倉里(トンチャンリ)付近から、日本海に向けて発射された。ミサイルは約1000キロ飛行し、秋田県男鹿半島から西に約300~350キロの日本海上に落下した。船舶や航空機への被害は確認されていない。政府は国家安全保障会議(NSC)を開き、情報収集を進めるとともに、対応策を検討した。

 政府筋は4発のうち少なくとも1発はICBMの可能性もあるとみて分析を進めていた。正恩氏は今年1月1日の「新年の辞」でICBM発射実験の準備が「最終段階」に入ったと述べており、ICBMであれば発射実験は初めてだった。一方、韓国軍は「ICBMの可能性は低いとみられる」との見解を示していた。

 北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は「北朝鮮によるミサイル発射は北米に脅威をもたらすものではない」と結論付けた。

 安倍晋三首相は報道陣に対し、「今回の弾道ミサイル発射は、北朝鮮が新たな脅威となったことを明確に示すものだ」と述べた。菅義偉官房長官は緊急記者会見で、「わが国としては、このような北朝鮮による度重なる挑発行為を断じて容認できず、北朝鮮に対し厳重に抗議を行うとともに、最も強い表現で非難した」と語った。

 北朝鮮は2月12日、米国で開催されていた日米首脳会談に合わせたかのように、新型中距離弾道ミサイル「北極星2号」を発射した。それからわずか22日後、今回の暴挙に踏み切った。

 北朝鮮情勢に詳しい東京基督教大の西岡力教授は「米韓軍事演習に対抗したものだろう。北朝鮮の技術力は進歩し、固体燃料を使い、移動発射台で弾道ミサイルを撃たれた場合、事前に察知することはほぼ不可能になる。米韓軍の『斬首作戦』に対し、技術力を示して、『変なことをしたらこちらも報復できる』という趣旨でやったのではないか」と話す。

 昨年の米韓軍事演習では、北朝鮮首脳部、つまり正恩氏の暗殺を意味する「斬首作戦」の訓練が初めて行われ、米海軍の特殊部隊「ネービー・シールズ」や、米陸軍の特殊部隊「グリーンベレー」、韓国軍の特殊部隊が参加した。

 今回も同様の訓練を予定しているとされ、米韓の特殊部隊が朝鮮半島周辺に集結している。

 トランプ米大統領が決断すれば、正恩氏に対して、国際テロ組織「アルカーイダ」の最高指導者、ウサマ・ビンラーディン容疑者を襲撃・殺害した際と同様の作戦が決行される。

 具体的には、どんな作戦が考えられるのか。

 防衛省に近い軍事関係者は「米軍は北朝鮮の核・軍事施設など約700カ所をピンポイント爆撃し、同時に特殊部隊を潜入させる『作戦計画5015』を用意しているが、今回はコンパクトな作戦になるはずだ。100人弱の特殊部隊を送り込み、空爆も限定的なものになる。イージス艦と潜水艦だけで対応可能だ。いつでもゴーサインは出せる」と語っている。

 正恩氏も身の危険を感じているのだろう。今回の米韓演習に対し、北朝鮮は過敏に反応していた。朝鮮人民軍総参謀部は2日、報道官談話を発表。その中で、「米帝(米国)と南朝鮮(韓国)傀儡(かいらい)が危険極まりない北侵核戦争演習を強行した以上、わが軍隊は超強硬対応措置で立ち向かうであろう」「朝鮮人民軍は正義の核の霊剣で侵略者の核戦争騒動を無慈悲に粉砕する」と反発した。

 相次ぐ北朝鮮の暴挙に、米国もなめられっぱなしで終わりそうにない。トランプ政権は対北朝鮮政策の見直しを始め、武力行使や政権転覆などの選択肢を検討していると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)が報じている。トランプ氏も議会での施政方針演説で軍事力の増強を表明し、2日には「米軍の力を遠方で示す」と述べている。

 正恩氏の暴発で、朝鮮半島に緊張が走っている。


米、同盟国防衛へ決意=THAAD配備、対中で苦慮
時事通信 3/7(火) 16:16配信

 【ワシントン時事】トランプ米政権は北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、在韓米軍への最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備を開始し、同盟国である韓国防衛への決意を明確にした。

 ただ、中国の反対を押し切っての配備だけに、北朝鮮への圧力行使で調整に苦慮する可能性もある。

 スパイサー米大統領報道官は6日、記者団に「(北朝鮮による)極めて深刻な脅威に対し、米国は同盟国と共にある」「北朝鮮の弾道ミサイルへの防衛能力強化を進めている」と強調。その日のうちに国防総省はTHAAD配備開始を発表した。

 トランプ政権は「北朝鮮に対する政策を今、検討している」(佐々江賢一郎駐米大使)とされ、軍事力行使を含めた幅広い選択肢を考慮に入れているとみられる。対北朝鮮政策が固まるには時間がかかるとの見方もある中、今回のTHAAD配備は、その政策の中身を問わず、同盟国防衛の責任は果たすという米国の意思表示と言える。


北朝鮮メディア「ミサイル訓練」報じる
ホウドウキョク 3/7(火) 16:07配信

北朝鮮メディアが、弾道ミサイルの訓練を報じた。
北朝鮮の「労働新聞」は7日、金正恩(キム・ジョンウン)委員長が視察する中、4発の弾道ミサイルを同時に発射する訓練に成功したと、写真入りで伝えた。
6日のミサイル発射を指すとみられる。
また、訓練を行った部隊について、「在日アメリカ軍基地の攻撃を担当している」と伝えていて、「核弾頭を装填(そうてん)したミサイルで、相手の本拠地を、生存不可能なように焦土化する」と挑発を強めている。
さらに、現在行われている、アメリカと韓国の合同軍事演習に対抗する措置だと強調している。
一方、韓国国防省は、発射されたのは射程1,000kmに達するとされる、スカッドミサイルの改良型だという見方を示した。


北ミサイル 日米首脳が電話会談
ホウドウキョク 3/7(火) 15:40配信

安倍首相は7日朝、アメリカのトランプ大統領と電話で会談し、北朝鮮の脅威は、新たな段階に入ったという認識で一致した。
安倍首相は「(北朝鮮のミサイル発射は)明確な安保理決議違反であり、地域や国際社会に対する明らかな挑戦である。そして、この脅威は、新たな段階になっているということを確認した」と述べた。
電話会談は、午前8時すぎから25分間行われ、両首脳は、日米韓3カ国が緊密に連携し、万全の態勢を取ることを確認するとともに、外務・防衛担当閣僚による、日米安全保障協議委員会「2+2」を、早期に開催することで合意した。
会談で、トランプ大統領は「アメリカは100%、日本と共にある。自分の発言を、日本国民にも紹介してもらいたい。アメリカを信頼してもらいたい」と述べたという。


北朝鮮に「重大なメッセージ」=テロ支援国再指定に効果―元米高官
時事通信 3/7(火) 14:30配信

 【ワシントン時事】米国のデトラニ元朝鮮半島和平担当大使は6日、時事通信のインタビューに応じ、弾道ミサイル発射や金正男氏殺害事件で脅威を増大させる北朝鮮をテロ支援国に再指定する動きについて、「指定すれば非常に重大なメッセージになる」と述べ、北朝鮮をけん制する効果があるとの認識を示した。

 デトラニ氏は、軍事力行使を含む「あらゆる選択肢」を机上に載せるトランプ米政権の北朝鮮政策見直しは数カ月で完了すると指摘。「(オバマ前政権と比べて)北朝鮮問題の優先順位はより高い」と述べた。

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