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2017年3月12日 (日)

北朝鮮、金正恩の兄・金正男氏暗殺 金正恩の刺客による犯行説濃厚・25

中世の亡霊・暗黒残虐国家・北朝鮮の親玉=金正恩の異母兄にあたる金正男(ジョンナム)氏が13日、マレーシアで何者かに殺害された。複数の韓国メディアが14日報じた。

金正男氏はマレーシア・クアラルンプールの空港で北朝鮮の刺客とみられ女2人に何らかの方法で毒殺されたもよう。犯人の女2人は殺害後、タクシーで逃走したとしている。

金正男氏は、北朝鮮の前の親玉=金正日の長男だが、北朝鮮の改革開放を主張、また独裁権力の継承について金一派の世襲にも反対していたとされ、これらの点が金正恩の逆鱗に降れ、金正恩の指令で暗殺されたとの観測が濃厚である。
だとすれば、(すでに明白なことではあるが)金正恩一派の牛耳る北朝鮮という国家は、現世の地獄ともいうべき、中世以前の残虐で野蛮な暗黒国家であり、存在すること自体許されない犯罪国家というしかない。
そもそも21世紀の今日、このような中世以前の残虐な亡霊国家が現存すること自体、人類の恥だ。

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リンク:マレーシア政府 正男氏遺体に保存処置 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏殺害>北朝鮮「米国と韓国による暴挙だ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア、北の50人強制送還へ…不法就労で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北高官「VXは韓国から搬入」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮人50人を強制送還へ=不法就労で―マレーシア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア、北朝鮮国籍の労働者50人を強制送還へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害 50人を北朝鮮に送還 マレーシア政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マカオの指紋データで確認か=正男氏身元―マレーシア紙 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏遺体を防腐処理=「保存のため」―マレーシア副首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:証拠隠滅?北朝鮮大使館から複数の破壊パソコン - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害「『北』関与なら責任追及を」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「マレーシアを全面支持」=金正男氏殺害事件で―米高官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害 北朝鮮国連大使、「VXは韓国から搬入」と主張 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏毒殺 別々の化学物質使用か 実行犯2人「硫黄使いVX合成」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏指紋、日本政府が提供…身元確認に利用か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮外交のキーワードは“人質”と“英雄”。強硬外交の本質 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏事件で米韓非難=北朝鮮国連次席大使 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、中国を異例の批判 背景に“弾道弾” - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮との対話に危機感=正男氏殺害捜査に透明性を―国連報告者 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏殺害、カンボジアでも演習か…広域網利用 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<出国禁止1週間>北朝鮮「人質交換」打診か…マレーシア紙 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:容疑者の女性を救え=越で募金活動も―金正男氏事件 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:引き取りめど立たず=正男氏の遺体―マレーシア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏の指紋提供=マレーシアに、身元特定で―日本政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏の指紋、日本政府も提供 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正恩氏、新たな暗殺指示か=暗号解読、公使亡命に報復―英紙 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:朴大統領罷免、見直し迫られる米の対アジア政策 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏暗殺1カ月 指紋を日本がマレーシアに提供 成田で2001年採取 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:泥沼の外交戦に=マレーシア対北朝鮮―金正男氏事件1カ月 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男暗殺事件 「真犯人はCIA説」を追う - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮が韓国国民と共に大統領弾劾を喜ぶ不気味 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏>指紋、日本が提供 マレーシアが身元特定に活用 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「交換条件」 2等書記官らの出国要請か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア、北朝鮮と数日中に直接協議へ - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

マレーシア政府 正男氏遺体に保存処置
ホウドウキョク 3/14(火) 19:54配信

北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された事件で、正男氏の遺体に、腐敗などを防ぐための処置が施されていたことがわかった。
クアラルンプールの病院に安置されている正男氏の遺体について、マレーシアの副首相は、「遺体を保存するためだ」として、腐敗などを防ぐ「エンバーミング」という処置が行われたことを明らかにした。
この処置は12日、民間の業者によって行われ、正男氏の遺体は数時間後に病院に戻されたという。
親族が遺体の引き取りに訪れない中、保健相は、対応を決めるのに「2~3週間かかる」との見方を示している。
こうしたことから、今回の処置は、遺体の安置が長期化した場合に備えたものとみられる。


<金正男氏殺害>北朝鮮「米国と韓国による暴挙だ」
毎日新聞 3/14(火) 19:13配信

 【ニューヨーク國枝すみれ】北朝鮮のキム・インリョン国連次席大使は13日、マレーシアで起きた金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件は「米国と韓国当局による暴挙だ」と主張し米韓両国を非難した。ニューヨークの国連本部で開いた記者会見で語った。

 キム次席大使は「北朝鮮のイメージを傷つけ社会制度を転覆する政治的目的」をもって、米国が韓国に貯蔵していた猛毒の神経剤「VX」がマレーシアに持ち込まれた可能性に言及した。事件への北朝鮮の関与は改めて否定し、殺害された人物も「キム・チョル」だとして正男氏とは認めなかった。

 金正男氏は2月13日に殺害され、マレーシア当局によれば遺体からVXが検出された。北朝鮮はこれまで死因について「心臓発作の可能性が濃厚」と主張していた。

 キム次席大使はまた、今月1日から始まった米韓軍事演習を「北朝鮮への先制攻撃を目的とした演習で、核戦争勃発間際に状況を推し進める」と批判した。


マレーシア、北の50人強制送還へ…不法就労で
読売新聞 3/14(火) 19:10配信

 【クアラルンプール=吉田健一】マレーシアのザヒド副首相は14日、報道陣に対し、就労ビザの有効期限が切れているにもかかわらず、同国内に滞在していた北朝鮮人労働者50人を強制送還すると明らかにした。

 北朝鮮人労働者が多いボルネオ島サラワク州で働いていた。

 マレーシアと北朝鮮は金正男(キムジョンナム)氏殺害事件の捜査のあり方をめぐって対立。両国ともに相手国民の出国を禁じる措置を取っているが、50人は例外扱いとなる。

 マレーシアは現在、北朝鮮が出国を禁じた在北朝鮮マレーシア大使館員らマレーシア人9人の出国実現に向け、北朝鮮と非公式の交渉を行っている。


北高官「VXは韓国から搬入」
ホウドウキョク 3/14(火) 17:07配信

猛毒の「VX」は、韓国から運び込まれた可能性があると主張した。
北朝鮮国連次席大使は、「VXが韓国から持ち込まれた可能性は大いにある」と述べた。
北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏の殺害事件について、北朝鮮の国連次席大使は13日、アメリカ・ニューヨークで会見し、「殺害に使われたのであれば」と前置きしたうえで、「VX」が韓国から運び込まれた可能性があると主張した。
北朝鮮は、これまで正男氏の死因について、「心臓発作だ」と主張していた。


北朝鮮人50人を強制送還へ=不法就労で―マレーシア
時事通信 3/14(火) 16:52配信

 【クアラルンプール時事】マレーシアのザヒド副首相は14日、ビザの期限が切れた後もボルネオ島サラワク州の炭鉱で不法就労し、当局に拘束された北朝鮮人50人を本国に強制送還すると明らかにした。

 地元メディアが伝えた。

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏殺害事件をめぐって関係が悪化したマレーシアと北朝鮮は7日、領内にいる相手国民の出国を認めない措置をそれぞれ講じた。50人は不法在留で起訴され、副首相は「書類(の手続き)が完了次第、強制送還を始める」と表明。ただ、出国禁止措置との整合性については、説明しなかった。

 北朝鮮には大使館職員とその家族の計9人のマレーシア人が残っている。副首相によると、マレーシアには315人の北朝鮮人がいる。

 副首相はマレーシア人9人の出国に向け、北朝鮮と交渉していると語った。


マレーシア、北朝鮮国籍の労働者50人を強制送還へ
AFP=時事 3/14(火) 16:43配信

【AFP=時事】マレーシアのアフマド・ザヒド・ハミディ(Ahmad Zahid Hamidi)副首相は14日、査証(ビザ)の期限が切れたまま同国に滞在している北朝鮮国籍の労働者50人を強制送還することを明らかにした。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏が殺害されて以後、マレーシアは北朝鮮に対抗して出国禁止措置を取ってきたが、今回は例外的に出国を認めることになる。

 マレーシアで先月、正男氏が猛毒の神経剤VXを使って殺害されたことをめぐり、同国と北朝鮮が双方の大使を国外追放とし、自国に滞在する相手国の市民の出国を禁止するなど対立が深まっていた。

 だがハミディ副首相は記者団に対し、ボルネオ島(Borneo Island)サラワク(Sarawak)州にある炭鉱で働く北朝鮮国籍の労働者50人を強制送還することを明らかにし、「(労働)ビザが切れて不法滞在となっているサラワク州の北朝鮮国籍の労働者を平壌(Pyongyang)に送る」と述べた。

 ただハミディ氏は、北朝鮮が自国民の出国を禁止したことへの対抗措置を取ったにもかかわらず、なぜ今回、北朝鮮国籍の労働者を出国させることに決めたのかについては明らかにしていない。【翻訳編集】 AFPBB News


金正男氏殺害 50人を北朝鮮に送還 マレーシア政府
産経新聞 3/14(火) 16:08配信

 マレーシアのザヒド副首相は14日、同国サラワク州で労働許可の期限が切れた北朝鮮人労働者50人について、北朝鮮に送還すると発表した。50人は現在、入国管理当局が拘束しているという。ザヒド氏は国会内で記者団に「不法滞在は処罰され、強制送還される」と述べた。マレーシア外務省は、北朝鮮に足止めされた大使館員ら計9人のマレーシア人の出国を求めて、北朝鮮側と非公式協議を続けている。地元メディアは14日、正式協議が週内に行われると報じた。(クアラルンプール 吉村英輝)


マカオの指紋データで確認か=正男氏身元―マレーシア紙
時事通信 3/14(火) 14:28配信

 【クアラルンプール時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏殺害事件で、マレーシア紙スターは14日、遺体の身元確認について、正男氏と家族が暮らしていたマカオの当局が保管していた正男氏の指紋データに基づいて行われたと伝えた。

 関係筋は「指紋データによる確認は、DNAに関連して被害者の身元を確認するプロセスの一環だ」と説明したという。

 同紙によれば、正男氏の指紋などの生体情報は日本やシンガポールなども保管している。しかし、関係筋は「この事件との関連では、マレーシア警察は国際刑事警察機構(ICPO)を通じて中国側と協力している。中国から20人以上の警察関係者が正男氏の身元確認プロセスやその他の面で支援してきた」と述べたという。

 正男氏の身元確認をめぐっては、日本政府も正男氏の指紋データをマレーシア当局に提供していたことが分かっている。


正男氏遺体を防腐処理=「保存のため」―マレーシア副首相
時事通信 3/14(火) 11:58配信

 【クアラルンプール時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏殺害事件で、マレーシアのザヒド副首相は14日、正男氏の遺体を防腐処理したことを明らかにした。

 「遺体を保存するために行った」と述べた。マレーシア紙スター(電子版)が伝えた。

 また14日付の地元紙ニュー・ストレーツ・タイムズは、マレーシア当局が正男氏の遺体を一時、安置場所のクアラルンプール市内の病院から民間施設に運び出し、防腐処理していたと報じた。

 同紙によると、遺体は12日午後7時半ごろ、病院から運び出され、午後10時30分までに戻された。費用は2万リンギ(約52万円)程度という。

 民間施設の関係者は防腐処理を行ったかどうかについてコメントを避ける一方、国立法医学研究所が遺体の保存方法に関する見解を求めて連絡してきたことを認めた。

 マレーシア警察は10日、遺体の身元を正男氏と確認したと発表。スブラマニアム保健相は13日、今後2~3週間で遺体の対応について解決したいとの意向を示した。家族が引き取りに来るのを待ち、現れなければ、政府が次の措置を議論すると述べた。


証拠隠滅?北朝鮮大使館から複数の破壊パソコン
ホウドウキョク 3/14(火) 11:50配信

金正男(キム・ジョンナム)氏殺害から一か月が過ぎた。
事件解明に向け、マレーシアと北朝鮮の間で水面下の交渉が続く中、クアラルンプールにある北朝鮮大使館から捨てられたとみられるパソコンが多数確認された。

金正男氏殺害事件の北朝鮮籍の容疑者ら3人は、今もなお、クアラルンプールの北朝鮮大使館にかくまわれているとみられる。
そんな中、大使館から捨てられたとみられるパソコンが複数見つかった。
いずれも、壊されているほか、ハードディスクが取り除かれていて、何らかの証拠隠滅を図ったのではないかと考えられる。

マレーシア当局は、容疑者3人について、外交関係上、中に立ち入れないため、捜査はこう着状態のまま長期化の様相を呈している。
今回の事件をきっかけに、マレーシアと北朝鮮は、双方が相手国民の出国を禁止するなどの泥沼の外交戦が展開されている。

マレーシア大使館員ら9人の出国を認める条件として、北朝鮮2等書記官ら2人の出国を要求?
一部の現地メディアは、北朝鮮側が、マレーシア大使館員ら9人の出国を認める条件として、2等書記官ら2人の出国を求めていると伝えている。
人質交換の要求ともいえる、この情報の信ぴょう性は定かではないが、仮にマレーシア側が交換に応じることになれば、事件の真相解明に向けたキーマンを失うおそれがある。
また、マレーシアの法務長官は、「交渉は進行中だ」と、水面下でもやり取りが進んでいることを明らかにしている。

一方、焦点となっている正男氏の遺体の取り扱いについて、保健相は、親族が引き取りに訪れない中、対応を決めるには2~3週間かかるとの見方を示していて、こちらも、事態が当面動かない見通しとなっている。
法務長官は、北朝鮮との水面下のやり取りが続いていることを明らかにしたうえで、この件についてコメントできるのは首相だけだとして、多くのことは語らなかった。

日本政府が正男氏の指紋データを提供
正男氏の身元確認については、正男氏から採取した指紋データを、日本政府がマレーシア政府に提供していたこともわかった。

政府関係者が明らかにしたもので、提供した指紋データは、正男氏が2001年に日本に不法入国して、成田空港で拘束された際に採取したものだという。
このほか、正男氏のDNAデータや、入れ墨に関する情報も、マレーシア側に提供されたという。
韓国政府も、情報当局などが収集した指紋などの情報をマレーシア側に提供しているとみられ、こうした情報が、金正男氏の身元特定につながったとみられている。


金正男氏殺害「『北』関与なら責任追及を」
ホウドウキョク 3/14(火) 10:51配信

北朝鮮の人権問題を調べる国連の担当官は、金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件について、「責任の所在を特定しなければならない」と訴えた。
13日、スイスで行われている国連人権理事会で演説したキンタナ特別報告者は、金正男氏殺害事件に懸念を表明し、「北朝鮮による国ぐるみの関与が確認されれば、責任の所在を特定する措置が必要だ」と述べた。
さらに、各国に対して捜査への協力を求め、殺害の標的だとされる人たちを保護する必要があると訴えた。
一方、アメリカ・ニューヨークの国連本部では、北朝鮮の国連次席大使が会見し、死亡したのは金正男氏ではないと、あらためて訴えた。
死因について、北朝鮮は、これまで「心臓発作」としていたが、次席大使は「猛毒のVXが使われたのなら、韓国から持ち込まれた可能性が大いにある」と主張した。


「マレーシアを全面支持」=金正男氏殺害事件で―米高官
時事通信 3/14(火) 9:37配信

 【ワシントン時事】米国務省のソーントン次官補(東アジア・太平洋担当)代行は13日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏殺害事件をめぐり、北朝鮮とマレーシアの対立が深まっている問題に関し「事件の真相究明に取り組むマレーシア政府の努力を全面的に支持している」と表明した。

 ワシントン市内での記者会見で語った。米政府高官が事件に関連してマレーシアの対応に支持を明確にしたのは初めて。


金正男氏殺害 北朝鮮国連大使、「VXは韓国から搬入」と主張
産経新聞 3/14(火) 9:03配信

 【ニューヨーク=上塚真由】北朝鮮の金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、北朝鮮のキム・インリョン国連次席大使は13日、ニューヨークの国連本部で記者会見し、「北朝鮮のイメージを傷つけ、社会主義を転覆させるために、米国と韓国が行った暴挙の産物だ」などと述べ、米韓両国の批判に終始した。

 キム氏は、遺体が北朝鮮国籍の「キム・チョル」であると改めて強調し、「米韓は北朝鮮に対し根拠のない批判をしている」と反発した。また、「米国は(猛毒の神経剤)VXを製造できる数少ない国のひとつだ」と指摘。米国は韓国などに化学兵器を保有しており、VXが事件に使用されたのが事実であれば、韓国から持ち込まれた可能性がある、と述べた。


金正男氏毒殺 別々の化学物質使用か 実行犯2人「硫黄使いVX合成」
産経新聞 3/14(火) 7:55配信

 【クアラルンプール=吉村英輝】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏が殺害された事件で、マレーシア紙ニュー・ストレーツ・タイムズは13日、正男氏から検出された猛毒の神経剤VXについて、起訴された実行犯役の女2人が別々の化学物質を渡されて犯行に及び、正男氏の顔で合成させたとの見方を報じた。

 北朝鮮側は、死因は「心臓発作」だと主張し、その根拠の一つとして、猛毒のVXを女たちが素手で扱ったことを「不自然」と主張している。VX使用の手口解明は、捜査の大きな焦点の一つだ。

 同紙によると、VXは、化学物質を合成した「QL」と硫黄を反応させて生成できる。マレーシアの捜査当局はQLを合成する化学物質の少なくとも1つについて、正男氏から検出したもようだとしている。

 正男氏は女2人から液体のようなものを顔に付けられ、空港の職員に助けを求めた。このとき対応した複数の職員が、正男氏の顔から悪臭がしたと証言。女の1人は犯行後、吐き気を催していた。これらが、女の1人が硫黄を使った裏付けになるとしている。

 一方、ザヒド副首相は12日、マレーシア国内にいる北朝鮮国籍の人間は315人だと明らかにした。2014年から今年まで2453人の入国があり、うち801人に一時就労許可が出されたが、大半はすでに出国したとみられている。

 マレーシア外務省は、平壌で「人質」状態にある自国の外交官ら9人の帰国に道筋を付けるため、近く北朝鮮と公式協議を開くとしている。


正男氏指紋、日本政府が提供…身元確認に利用か
読売新聞 3/14(火) 7:27配信

 クアラルンプール国際空港で、北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏(45)が殺害された事件で、日本で採取、保管されていた正男氏とみられる人物の指紋情報が、日本政府からマレーシア政府に提供されていたことが、関係者の話でわかった。

 マレーシア警察が正男氏の身元を確認する際に使われた可能性がある。

 正男氏とみられる人物は2001年5月、ドミニカ共和国の偽造旅券で成田空港から家族らと不法入国しようとし、日本の入管当局に身柄を拘束された。国外退去処分を受け、中国・北京に向かったが、その際、入管当局はこの人物の指紋を採取、保管しており、今回、この時の情報が提供されたという。

 マレーシア警察は今月10日の記者会見で、遺体の身元を正男氏と確認したと発表したが、確認方法については明らかにしなかった。北朝鮮は遺体の身元について、「外交官用旅券を持つキム・チョル」と主張している。


北朝鮮外交のキーワードは“人質”と“英雄”。強硬外交の本質
ホウドウキョク 3/14(火) 6:30配信

金正男氏殺害事件をめぐり、北朝鮮は駐在マレーシア外交官らの出国を禁じ、事実上の人質としました。

人質で外交取引…富士山丸船員、米記者ら
外交取引のために“人質”を取るのは北朝鮮の常套手段です。一方、犯行を認めず国外退去となったリ・ジョンチョル氏は、北朝鮮に戻れば「英雄」扱いされる見通しです。何らかの嫌疑をかけて拘束し、外交取引の材料にする。北朝鮮は過去にも“人質外交”を繰り返してきました。

例えば、1983年の第十八富士山丸事件。船長と機関長が身に覚えのないスパイ容疑をかけられ、7年間も拘束されました。拷問のような仕打ちや家族の安全を脅かすような脅しもあったと言います。90年に当時の金丸信・元副総理(自民党)と田辺誠・社会党副委員長が訪朝。金日成主席と直談判して、解放が決まりました。

この時、北朝鮮は
・日朝国交正常化交渉の開始
・朝鮮半島分断後45年間への償い(戦後補償)約束
などの見返りを日本から引き出すことに成功しました。

記憶に新しいところでは、09年の米テレビ局の女性記者2人の拘束です。2人が中朝国境取材中に北朝鮮に入ったとして北朝鮮側が逮捕しました。北朝鮮は不法国境出入などの罪で労働教化刑12年を言い渡しました。この時はクリントン元大統領が訪朝し、金正日総書記と直接交渉。特別恩赦で釈放されました。緊張した面持ちのクリントン氏と笑顔の金総書記。2人が並んだ写真が公開され、北朝鮮には格好の宣伝となりました。

人質を使って相手を交渉のテーブルに引き込み、譲歩を勝ち取る。北朝鮮外交の常套手段が、マレーシアにも使われています。

「事件は捏造だ!」絶叫…容疑者から“英雄”へ
金正男氏殺害事件に関与したとされる北朝鮮籍の9人。4人は発生直後、北朝鮮に戻りました。唯一逮捕されたリ・ジョンチョル氏も証拠不十分で国外退去となりました。

マレーシア出国の際、口を閉ざしていたリ氏。しかし経由地・北京に到着すると一転、自己主張を展開しました。

「事件は捏造だ!(北)朝鮮を陥れようとする謀略だ」
「マレーシア政府の言うことは全てうそだ」

取りつかれたような表情のリ氏。拘束中、心で唱えていた歌まで披露しました。

♪私の血はどこへ行く~
何よりも恋しい将軍のもとへ

北朝鮮の正当性を主張するのが役割です。主張を貫き通せば、北朝鮮で“英雄”と称えられるのです。例えば、日本人拉致に関与した辛光洙(シン・グァンス)容疑者。原敕晁(ただあき)さんを拉致して韓国で逮捕されました。しかし、政治思想の転向を拒否し続け、恩赦で北朝鮮に戻った後、英雄の称号を与えられました。

外交でも忠誠競争…北朝鮮には手痛い打撃
マレーシアは北朝鮮にとって特別な国でした。ビザ不要で、工作員も自由に行き来できる利点がありました。1000人超の北朝鮮労働者が派遣され、外貨稼ぎの拠点でもあります。東南アジアの「前線基地」として、計り知れない価値があったのです。一方のマレーシアからみれば、北朝鮮との経済関係は深くありません。北朝鮮との貿易額は全体の0.002%程度です。

「断交する考えはない」
ナジブ首相はこう表明しています。だが、かつてのような友好関係に戻るのは容易ではありません。

北朝鮮は今回の一件で外交的損失を被りました。現場の外交官たちは国際感覚を持ち、自分たちの置かれた状況を理解しているはずです。なぜ、明らかに損と分かる行為を強行するのでしょうか…。

背景には、金正恩朝鮮労働党委員長の独裁体制が強化されたことがあります。「金委員長の機嫌を損なわない」。これが外交の判断基準になっているようです。大局的な判断が必要なはずの外交政策が、指導者への忠誠競争に左右される。政策は強硬な方向に進められ、他国との対立がより熾烈になる。北朝鮮外交は今後いっそう、手詰まり状態に陥ることになりそうです。


正男氏事件で米韓非難=北朝鮮国連次席大使
時事通信 3/14(火) 6:27配信

 【ニューヨーク時事】北朝鮮のキム・インリョン国連次席大使は13日、マレーシアで起きた金正男氏殺害事件について、「(北朝鮮の)評価を傷つけ、社会体制を転覆するために米韓両国が行った暴挙の産物だ」と主張し、米韓両国を改めて非難した。

 ニューヨークの国連本部で開いた記者会見で語った。

 キム氏は「米国は(猛毒の神経剤)VXを製造できる数少ない国の一つ」と指摘。米国は化学兵器を韓国に保有し、事件に使用されたVXも韓国で製造された可能性があると述べた。事件への北朝鮮の関与には「根拠がない」と反論した。一方、殺害された人物は北朝鮮人の「キム・チョル」と強調し、正男氏とは認めなかった。

 北朝鮮による弾道ミサイル発射を非難した国連安保理の報道機関向け声明については、発射を「自衛措置」と正当化し、反発した。


北朝鮮、中国を異例の批判 背景に“弾道弾”
デイリー新潮 3/14(火) 6:00配信

 日米首脳がゴルフを楽しんだ直後に中距離弾道ミサイル〈北極星2〉を発射、世界を騒がせたかと思えば、お次はマレーシア・クアラルンプール空港の金正男暗殺事件で注目を浴びる北朝鮮。

「その陰で2月18日、中国が北朝鮮からの石炭輸入を年末まで停止すると発表しています。すると23日、北朝鮮の朝鮮中央通信が〈米国の音に合わせて踊っている〉〈非人道的〉〈卑しい行動〉と激しく中国を非難したのです。北朝鮮が中国を非難するなど異例ですが、よほどショックだったのでしょう」(国際部記者)

 中国の環球時報紙は北の非難を「1つの事件」とまで評したが、国連安保理の制裁下にある北朝鮮にとって石炭は総輸出額の3分の1を占める重要な外貨獲得源。しかも中国は北朝鮮唯一の同盟国なのだ。

「そのくせ、〈わずかばかりの金が遮断されたからといって、北朝鮮が核兵器と大陸間弾道ロケットの製造が出来なくなると思い込むのは全く子供じみている〉と北朝鮮は強がっていますが、やはり焦点はこの“弾道弾”開発でしょう」(同)

 とある国際政治研究家も言う。

「北朝鮮の体制が崩壊すれば大量の難民が生じ、困るのは中国。このため制裁に消極的だった中国が石炭禁輸に踏み切ったのは驚きでした。が、実は前日、米中の外交トップが会談し、北朝鮮の核・ミサイル問題を話し合っています。いよいよ中国も北朝鮮の制裁に本腰を入れる姿勢を見せざるを得なかったのでは」

 金正恩委員長は〈新年の辞〉で、年内のICBM発射実験を宣言しており、これは米国が核ミサイルの射程に入ることを意味する。

 軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏は言う。

「実際にICBMが発射され、ハワイ沖にでも墜ちたとしたら、トランプ大統領が黙っているはずがありません。中国のお膝元、黄海で米・英・豪海軍などを展開させ、海上封鎖くらい行うでしょう。そうした際でも中国が発言権を保ち、事態への介入を可能にするには制裁に協力せざるを得ない」

 北朝鮮に崩壊されても暴発されても中国が生き延びるための窮余の一手なのだ。

「週刊新潮」2017年3月9日号 掲載


北朝鮮との対話に危機感=正男氏殺害捜査に透明性を―国連報告者
時事通信 3/13(月) 21:40配信

 【ベルリン時事】北朝鮮の人権問題を担当するキンタナ国連特別報告者は13日、人権理事会で演説し、北朝鮮が続ける核実験や弾道ミサイル発射は「(北朝鮮の)人権をめぐる協力や対話のわずかな糸口すら危うくしている」と強い危機感を表明した。

 北朝鮮を中心に北東アジア一帯の緊張が高まっている現状に懸念も表明した。

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアで殺害された事件については、透明性ある独立した捜査の必要性を強調。「国家の関与が確認されれば、法の手続きを経ない殺害となり、責任の所在を特定する措置が必要だ」と訴えた。

 北朝鮮政府代表団はこの会合をボイコットした。


正男氏殺害、カンボジアでも演習か…広域網利用
読売新聞 3/13(月) 21:17配信

 【クアラルンプール=児玉浩太郎、吉田健一】北朝鮮の金正男氏(45)殺害事件で、実行犯として殺人罪で起訴されたインドネシア人のシティ・アイシャー被告(25)が1月、北朝鮮の男とカンボジアを訪れ、殺害の予行演習をしていたことがわかった。

 ベトナム人のドアン・ティ・フオン被告(28)=殺人罪で起訴済み=も同月にカンボジアへ渡航しており、北朝鮮が東南アジアネットワークを利用し、国家ぐるみで殺害を実行したとの見方が強まっている。

 関係者によると、マレーシア警察が重要参考人として行方を追う北朝鮮人のリ・ジウ氏とされる男(30)が1月、マレーシア人の男を介してシティ被告とクアラルンプールで接触。リ氏は「ジェームス」と名乗り、いたずら番組への出演を打診した。


<出国禁止1週間>北朝鮮「人質交換」打診か…マレーシア紙
毎日新聞 3/13(月) 19:38配信

 【クアラルンプール金子淳】北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏の殺害事件を受け、マレーシアと北朝鮮が互いに相手国民の出国を禁じてから14日で1週間。マレーシアは北朝鮮に残された国民の解放に向け、数日以内にも開かれるとみられる公式協議で解決を図る構えだが、北朝鮮が重要参考人の2等書記官らの帰国を条件にあげているとの報道もあり、交渉は難航しそうだ。

 地元華字紙「東方日報」は交渉関係者の話として、北朝鮮が出国禁止措置の解除の代わりに、在マレーシアの北朝鮮大使館内にいるとみられる2等書記官らの帰国を求めていると報じた。クアラルンプールの外交関係者も「普通に考えれば『人質交換』しかない」と指摘する。だがマレーシアが書記官らを聴取せず出国させれば、事件の全容解明は困難となり、国際的な批判を呼ぶ恐れもある。

 マレーシア政府によると、北朝鮮に残る国民は外交官と家族の計9人。

 一方、マレーシアには当初、約1000人の北朝鮮国民がいるとされたが、ザヒド副首相兼内相によると315人だという。


容疑者の女性を救え=越で募金活動も―金正男氏事件
時事通信 3/13(月) 19:25配信

 【ハノイ時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏殺害事件の実行犯として起訴されたドアン・ティ・フォン容疑者(28)の母国ベトナムの一部で、容疑者への同情論が高まっている。

 マレーシアで弁護士を雇う余裕がない家族のための募金には、10日間で日本円に換算して200万円相当が集まった。

 ベトナム北部でコメ農家を営むフォン容疑者の家族は事件後、「私たちにはお金がない」(父親)と嘆くばかり。その一方で「容疑者は北朝鮮にだまされた。かわいそうだ」といった意見が出てきたのを受け、ベトナム弁護士連合会はマレーシアに弁護士を送り、資料提供などで支援する方針を明らかにしている。

 また、大学講師と実業家の女性2人が今月2日、家族のための募金をインターネット上で呼び掛けた。呼応する人が相次ぎ、11日現在で4億ドン(約200万円)前後が集まったが、女性らは「まだ足りない」と訴えている。

 3代世襲という特異な体制に加え核・ミサイル開発などを進める北朝鮮に対し、同じ社会主義体制のベトナムは「本音では愛想を尽かしている」(日越関係筋)とされる。北朝鮮を心中で嫌悪するベトナムの人々の感情が、フォン容疑者への同情の背景と言える。


引き取りめど立たず=正男氏の遺体―マレーシア
時事通信 3/13(月) 19:16配信

 【クアラルンプール時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏殺害事件で、マレーシアのスブラマニアム保健相は13日、保管中の正男氏の遺体について、今後2~3週間は動かせないと厳しい認識を示した。

 暗殺から1カ月が過ぎた中、遺体の引き取り先が定まらない異常事態が続いている。国営ベルナマ通信が伝えた。

 保健相は「正男氏には妻子がいると聞いている。家族が対応し、遺体を引き取りに来ることを願っている」と述べた。家族から反応がない場合は「保健省が首相府や内務省、外務省と共に次の措置を議論する」と手詰まり感を漂わせた。

 マレーシア警察は10日、遺体の身元を正男氏と確認したと発表した。警察のカリド長官はこの際、近親者に連絡するのかと質問され「既に近親者には知らせた」と話したが、家族との具体的な連絡方法などは明らかにしていない。


金正男氏の指紋提供=マレーシアに、身元特定で―日本政府
時事通信 3/13(月) 18:19配信

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏殺害事件を受け、日本政府が2001年に不法入国を試みた正男氏から採取した指紋のデータをマレーシア当局に提供していたことが13日、分かった。

 事件捜査への協力の一環で、データは遺体の身元特定に活用されたとみられる。複数の関係者が明らかにした。

 同事件をめぐり、北朝鮮は遺体の身元について正男氏とは認めていないが、マレーシア警察は10日、本人と確認したと発表した。

 菅義偉官房長官は13日の記者会見で、指紋データの提供について「事柄の性質上、コメントを差し控えたい」と詳しい説明を避ける一方、「(マレーシア当局と)緊密に連携し、情報収集・分析に努めている」と語った。


金正男氏の指紋、日本政府も提供
ホウドウキョク 3/13(月) 17:11配信

金正男(キム・ジョンナム)氏の指紋データを、日本政府も提供していた。
マレーシアで、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の兄、金正男氏が殺害された事件で、正男氏から採取した指紋データを、日本政府がマレーシア政府に提供していたことがわかった。
政府関係者が明らかにしたもので、提供した指紋データは、正男氏が2001年に日本に不法入国して、成田空港で拘束された際に採取したものだという。
このほか、正男氏のDNAデータや、入れ墨に関する情報も、マレーシア側に提供されたという。
韓国政府も、情報当局などが収集した指紋などの情報をマレ―シア側に提供しているとみられ、こうした情報が、金正男氏の身元特定につながったとみられる。


金正恩氏、新たな暗殺指示か=暗号解読、公使亡命に報復―英紙
時事通信 3/13(月) 17:00配信

 英日曜紙サンデー・エクスプレス(電子版)は12日、情報機関筋の話として、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、英国人ビジネスマンら2人の暗殺を計画中だと伝えた。

 金正恩体制は、このビジネスマンを、北朝鮮の太永浩元駐英公使が昨年、韓国に亡命するのを助けた人物と考えている。報復のため「既に指令を出した」という。

 北朝鮮をめぐっては、2月13日にマレーシアのクアラルンプール国際空港で、金委員長の異母兄、金正男氏が猛毒の神経剤VXで暗殺される事件が起きたばかり。新たな暗殺対象2人のうち1人は米国人とされる。同紙は「北朝鮮国民以外が暗殺対象になるのは初めて」と指摘している。

 暗殺指令について同紙は「10日前、約8分間の北朝鮮のラジオ放送の中で暗号を伝達する手法で行われた」と伝えた。脱北者の支援を得て、この暗号を解読したとスパイ映画さながらに描写している。


朴大統領罷免、見直し迫られる米の対アジア政策  
ウォール・ストリート・ジャーナル 3/13(月) 8:17配信

 【ソウル】朴槿恵大統領が追放されたことで、韓国では60日以内に大統領選挙が実施される。世論調査によると、北東アジアの米国の外交政策目標に対し、一段と懐疑的な大統領が誕生しそうだ。

 韓国憲法裁判所が10日に罷免を決定した保守派の朴大統領は、北朝鮮のミサイル・核開発プログラムに関して、同国の指導部に圧力をかけることを目指す米政府の強硬なアプローチを推進する上で頼りになるパートナーだった。

 今週、韓国には物議を醸している米国のミサイル防衛システムの一部が到着している。同システムは北朝鮮のミサイルの脅威を防ぐ目的で配備される。

 朴槿恵大統領失職に伴う大統領選を控え、支持率でリードしている文在寅氏は、ミサイル防衛システムを疑問視し、韓国を中国に接近させ、北朝鮮政権との対話強化を促す政策を支持してきた。支持率で文氏に続く候補者たちも政治的には左派であり、中国、北朝鮮との関係についても同様に協調的な姿勢を示している。

 米国やアジア諸国の政府高官たちは、米政府内で北朝鮮と中国に対する懸念が高まっているタイミングで朴大統領が追放されたことで、北東アジアに新たな不確実性がもたらされたと指摘する。

 レックス・ティラーソン米国務長官はアジア歴訪の一環として17日にソウルを訪問する。アジア歴訪は15日の東京から始まり、韓国訪問後には北京に向かうことになっている。

 トランプ政権は韓国に高高度防衛ミサイル(THAAD)システムの配備を計画しており、北朝鮮への経済的締め付けを大幅に強めようとしている。

 米政府の現旧高官によると、韓国の政権移行がミサイル防衛システムの配備のタイミングに影響を及ぼすかは不透明だという。韓国の次期大統領は、経済的な誘因や共同事業計画を通じて北朝鮮政府と接近しようとする可能性があると指摘する向きもいる。

 米政府高官たちは最近、そのミサイル防衛システムの配備に必要な用地の提供を受け、その設備の一部を韓国に移送し始めていた。

 米政府高官たちは、2000年代初めの米韓関係と似た状況になる可能性があると話す。当時のジョージ・W・ブッシュ政権と韓国政府とでは北朝鮮と直接的に交渉するかどうかで意見が分かれ、緊張が急激に高まったことがあった。

 ブッシュ政権で米国家安全保障会議(NSC)アジア部長などを務めた朝鮮半島問題の専門家でジョージタウン大学の教授であるビクター・チャ氏は、「左派寄りとなる可能性が高い韓国の次期政権とトランプ政権とでは意見が一致しないだろう」と指摘する。

 最近の挑発的な行動を受け、国際社会では北朝鮮に制裁を科すべきだというコンセンサスが高まっている。朴大統領の後継者が誰であれ、新政権が北朝鮮と直接交渉をするという姿勢を示せば、韓国は国際社会のコンセンサスと相容れない状況に置かれるだろう。

 国連安全保障理事会は昨年、核実験を受けて北朝鮮に2度の制裁を科した。最近では、北朝鮮との友好関係を長く維持してきたマレーシアが北朝鮮大使を国外追放とし、北朝鮮国籍の人々の出国を禁止した。こうした外交騒動は先月、クアラルンプール国際空港で北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男氏が殺害されたことに端を発している。

 北朝鮮と最も親密な同盟国である中国でさえ、北朝鮮からの石炭の輸入を年末まで停止すると宣言した。これにより北朝鮮政府は重要な外貨収入源を奪われる可能性がある。

 トランプ政権は対北朝鮮政策を見直している最中だ。事情に詳しい関係者によると、米政権は核・ミサイル開発計画を進める北朝鮮の独裁政権に対して、武力行使や政権転覆などの選択肢も検討しているとされる。


正男氏暗殺1カ月 指紋を日本がマレーシアに提供 成田で2001年採取
産経新聞 3/13(月) 7:55配信

 【クアラルンプール=岩田智雄】北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏の殺害事件で、正男氏が2001年に成田空港で拘束された際に採取された指紋を日本政府がマレーシアに提供し、正式な身元特定につながったことが12日、分かった。日本政府筋が明らかにした。事件発生から、13日で1カ月。死因は毒殺と断定されており、今後は、潜伏中の重要参考人、北朝鮮外交官らへの捜査や遺体の遺族への引き渡しが焦点となる。

 マレーシア警察が事件に関与していると見て行方を追っているのは、事件直後に出国した北朝鮮国籍の4人のほか、北朝鮮大使館の2等書記官、国営高麗航空の職員、指示役とされる北朝鮮国籍の男の7人だ。

 出国した4人は帰国したとみられ、残る3人について、カリド警察長官は「大使館に隠れていると思う」としているが、確認されていない。高麗航空職員に逮捕状が出たと報じられているが、カリド氏は産経新聞に対し、職員と指示役の男に「事情聴取の召喚状が出ているだけだ。それに応じない2人への逮捕状はいつでも出せる」と話している。

 北朝鮮は、マレーシア人9人の北朝鮮からの出国を禁止し、事実上の人質にしている。マレーシア政府は北朝鮮との協議を余儀なくされ、現地メディアは北朝鮮側が9人の帰国と引き換えに、2等書記官と航空会社職員の罪を問わないことを求めていると伝えている。

 指示役の男は既に国外に脱出したとの情報もあり、仮に「9対2」の交換が実現すれば、実行犯のインドネシア人とベトナム人の女以外は裁かれなくなり、事件の真相はやぶの中になる恐れもある。

 正男氏の遺体については、北朝鮮政府が引き渡しを求めてきたが、マレーシア側は正男氏の親族に返すと要求を突っぱねてきた。

 しかし、近親者は引き取りに現れず、アニファ外相は11日、北朝鮮大使館へ引き渡す可能性に言及。12日付現地紙ニュー・サンデー・タイムズも遺体処理に当たる消息筋の話として、「正恩氏が遺体を引き取ろうと決めれば法的には可能だ」と伝えた。

 ただ、マレーシア保健省副大臣は11日、「遺体はマレーシアに埋葬されるかもしれない」と述べており、正式決定にはなお時間を要しそうだ。

 北朝鮮の友好国だったマレーシアは、北朝鮮の国家ぐるみの疑いが濃厚な今回の事件に大きく振り回された格好だ。

 元マレーシア政府高官は「貿易の利益がマレーシアの政策を左右してきたため、北朝鮮との関係は小切手帳で結ばれたようなものだった」と指摘。その上で「マレーシアは北朝鮮の情報機関の活動の場となっていた」と批判した。


泥沼の外交戦に=マレーシア対北朝鮮―金正男氏事件1カ月
時事通信 3/13(月) 7:14配信

 【クアラルンプール時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件は13日、発生から1カ月を迎える。

 マレーシア当局は実行犯の女2人を起訴したが、真相解明のカギを握る北朝鮮国籍の容疑者や重要参考人の聴取は進まず、捜査は手詰まり感が漂う。北朝鮮の度重なる捜査批判で両国の友好関係は崩壊。双方が相手国民の出国を禁止するなど、泥沼の外交戦に発展している。

 警察が現在、行方を追っている北朝鮮人は7人。このうち、実行犯のインドネシア人とベトナム人の女2人に猛毒の神経剤VXを渡した疑いがある4人の容疑者は、既に北朝鮮に帰国したとみられる。残る3人は在マレーシア北朝鮮大使館の二等書記官らで、警察は「大使館の中にいるとみている」(カリド長官)。

 マレーシア側は北朝鮮に容疑者4人の身柄引き渡しや二等書記官らに対する聴取への協力を求めている。ただ、マレーシアの捜査を「信用できない」と非難する北朝鮮に応じる気配はなく、捜査の長期化は必至だ。

 事件は両国関係も一変させた。マレーシアは北朝鮮と「とても友好的」(ナジブ首相)だったが、捜査への批判に「外交上、無礼だ」(同)と態度を硬化。駐北朝鮮大使の召還や北朝鮮人に認めていたビザなし渡航の廃止、駐マレーシア北朝鮮大使の国外追放と、矢継ぎ早に外交カードを繰り出し、けん制した。

 これに対し、北朝鮮もマレーシアの駐北朝鮮大使を国外追放し、さらに国内にいるマレーシア人の出国を認めない措置を実施。「人質」を取られたマレーシアは「北朝鮮と交渉する手段として」(ナジブ首相)、即座に北朝鮮人の出国を禁止して対抗し、両国関係は一層、緊迫化している。

 北朝鮮に残るマレーシア人は大使館職員とその家族の9人。地元メディアによると、ザヒド副首相は12日、出入国管理局の記録ではマレーシアに315人の北朝鮮人がいると述べた。

 アニファ外相は11日、出国停止措置をめぐり、数日中に北朝鮮と正式な協議を始める見通しを示した。地元紙の東方日報(電子版)は、交渉で北朝鮮は、マレーシア警察が行方を追う二等書記官と高麗航空職員2人の出国を認めるよう要求していると報道。仮にマレーシアが9人の帰国と引き換えに2人の出国を認めれば、捜査はさらに厳しいものになる。マレーシアは難しい対応を迫られている。


金正男暗殺事件 「真犯人はCIA説」を追う
NEWS ポストセブン 3/13(月) 7:00配信

 金正男殺害事件から約1か月が経った。マレーシア捜査当局は、実行犯とされる2人の女のほか、北朝鮮国籍の男を逮捕したが、すぐに釈放され、事件の全容は全く解明されていない。

 いったい誰が女たちに指示したのか。なぜ犯行は空港という衆人環視の中で行なわれたのか。そしてなぜ、今だったのか──。

 さまざまな憶測が飛び交うなか、驚くべき仮説が飛び出した。そもそも事件を指示したのは、金正恩ではないかもしれないというのだ。軍事ジャーナリスト・古是三春氏が説く。

「金正恩にとって、犯行の映像が世界中で繰り返し放送されることで、異母兄を殺した無慈悲な男というイメージが広がることは望むべきことでしょうか。

 一方で、この暗殺で“一番得をした”のが米国です。北朝鮮と国交のあるマレーシアが今回の件で出国禁止措置を取ったように、北朝鮮は国際社会の信用を失っている。米国が強化しようとする北朝鮮への制裁に同調が得られやすくなっています」

 米国にとってはタイミングも絶妙だった。今年1月31日、米上院外交委員会は北朝鮮の核開発に関する公聴会を開催。公聴会では、「なぜ米国はこれまで発射された北朝鮮のミサイルを撃ち墜とさなかったのか」といった過激な意見が飛び交い、共和党のボブ・コーカー委員長も「北朝鮮の核開発は米国が直面するもっとも大きな脅威だ」と断言した。コーカー氏は共和党内でいち早くトランプ支持を打ち出した人物で、そのトランプ氏は大統領就任前から、北朝鮮への脅威を訴えてきた。

「金正男の暗殺が、この公聴会からわずか2週間後です。さらに米国が、金正男の存在自体を危険視していた可能性が高い。金正男は北朝鮮製の武器や偽ドル札の密売への関与が指摘されており、これらは米国がもっとも過敏に取り締まってきた犯罪行為です。金正男の死は、結果といいタイミングといい、米国の国益にあまりにも適っている。

 殺害には猛毒のVXガスが使用されたと言われていますが、いくら北朝鮮の工作員であっても、VXガスの調達や持ち込み、それを使用した犯行は容易ではないはず。一流の諜報機関、CIAのような組織の関与でなければ難しいのではないか。実際に、各国の軍事専門家の間では、CIAの関与を疑う声が上がっています」(同前)

 CIAはこれまでさまざまな謀略事件への関与が取り沙汰され、韓国・朴正煕大統領が暗殺された際にも、実行犯が韓国版CIAの部長であり、米CIAとも関係が深かったことから物議を呼んだ。もちろん、CIAの存在が「陰謀論」に利用されやすいのもまた、事実ではある。

 真相が解明されない限り、まだまだ新たな仮説が出てきそうだ。

※週刊ポスト2017年3月24・31日号


北朝鮮が韓国国民と共に大統領弾劾を喜ぶ不気味
ダイヤモンド・オンライン 3/13(月) 6:00配信

● 韓国の憲政史上初となる 大統領の罷免が及ぼす影響

 3月10日、韓国の憲法裁判所は8人の裁判官全員一致で、「朴槿恵(パク・クネ)大統領に重大な憲法・法律違反があった」として罷免を宣告した。韓国の憲政史上大統領の罷免は初めてのことである。朴大統領は直ちに失職し、今後60日以内、5月9日までに大統領選挙が行われる。

 韓国の憲法裁は、証拠と法理を積み上げるのではなく、政治的判断で結論を出すと韓国の国内でも言われている。元在韓大使として、憲法裁の結論にコメントするのは差し控えたいが、今の激昂する国民感情の下で、朴大統領の弾劾を棄却するのは非常に勇気のいることであっただろうし、この結論は想定されていたことでもある。

 韓国の大統領は伝統的に、任期末あるいは任期後に不幸な結末を招いているとも言われているが、弾劾というのは憲政史上初である。とはいえ、これまでの大統領と比べ、朴大統領の行動が重大な憲法・法律違反であったかは何とも言えない。ただ、朴大統領の行動がベールに包まれ、国民に理解しがたいものであったことは事実であろうし、朴大統領の捜査に対する非協力姿勢も心証を悪くしたと言えるであろう。

 それにしても、朴大統領の弾劾は韓国国内の政治的対立を深め、北朝鮮情勢が混沌としている中で、韓国の安全保障にとって深刻な事態をもたらしていることは否定しがたい。しかも、韓国国民が北朝鮮の脅威よりも朴弾劾を優先したことは次の政権選択に暗い影を落としている。また、せっかく朴政権の下で立ち直りかけていた日韓関係を再び悪化させかねない危険をはらんでいる。

 韓国の主要紙も、韓国の政治家は日韓の対立を煽ることばかりで、対立関係を調整し韓国の進路を正しい方向に持っていくことをしないと嘆いている。

 韓国の政治的混乱が、どのような影響を及ぼすのか考えてみたい。

● 北朝鮮のことは眼中にない? 次期大統領候補と韓国民

 朴大統領の弾劾によって、次の大統領選挙が5月9日ごろ行われる見通しである。現在名前の挙がる候補者の支持率を見ると、世論調査によって違いがあるが、野党系の候補の合計支持率は7割を超えるものが多い。聯合通信も野党内の予備選挙が事実上の決戦になると予測しており、トップを走る野党「共に民主党」前代表の文在寅(ムン・ジェイン)候補の支持率は3分の1を超え、突出している。

 今回の選挙で特徴的なことは、北朝鮮が、急速に性能が向上したミサイルを発射し、金正男(キム・ジョンナム)氏を暗殺するなどの挑発行為を繰り返しているにもかかわらず、文在寅氏に対する支持率がむしろ上昇していることである。これまでの選挙では、北朝鮮の挑発行為があると保守系に支持が集まっていた。1987年に起こった北朝鮮の工作員による大韓航空機爆破事件直後の大統領選で、軍人出身の盧泰愚(ノ・テウ)候補が、野党政治家の金泳三(キム・ヨンサム)候補を下したのはその典型である。

 しかし、今回こうした傾向はみられず、朴大統領を政権の座から引きずり下ろしたいとの感情が優先し、北朝鮮の挑発行為は国民の眼中にはないようである。

 次の大統領選挙では朴大統領の行ってきた政策を否定する候補に票が集まるであろう。朴大統領は北朝鮮に対し強硬姿勢で臨んできたため、北朝鮮に対する宥和的な政策で北朝鮮を支援してきた政権の失策を忘れさせ、文在寅氏の親北政策の危険性から目をそらすことになっている。

 日韓関係では慰安婦問題に関する合意を否定すること、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の見直しを行うこともその弊害を見えなくしている。韓国の安全にとって米軍との協力は最優先すべきであるが、地上配備型ミサイル防衛システム(THAAD)の在韓米軍への配備の再検討さえ指摘されている。これらはいずれも韓国の防衛・外交にとって深刻な事態をもたらすことを韓国国民は全く理解していない。

● 親北政権の誕生は 北朝鮮の核・ミサイル開発を支援する

 韓国に亡命した元在英北朝鮮大使館公使太永浩(テ・ヨンホ)氏は、報道によれば「北朝鮮の核ミサイル開発を止めることができるのは、政権交代だけである」と述べたという。北朝鮮の核ミサイル開発は待ったなしである。

 1990年代後半の金大中、盧武鉉政権は北朝鮮に対し宥和的な政策をとり、北朝鮮の攻撃的政策を改めさせようとしたが、その結果約30億ドルが北朝鮮に流れ、その大半が核ミサイル開発に使われたと言われている。

 それと同じことが次の政権で行われたらどうなるのか。北朝鮮は、安んじて核・ミサイル開発に邁進するであろう。そして、北朝鮮が核・ミサイルを実戦配備すれば韓国は北朝鮮の脅威から身を守れなくなるであろう。日米韓の結束は乱れ、中国に北朝鮮への影響力行使を期待することもより一層難しくなろう。

 韓国国民は、北朝鮮に対する危機意識が日本よりも薄い。それは北朝鮮に対する客観的な情報分析よりも、北朝鮮は同胞であり、あまり追い詰めなければ、韓国を攻めたりはしないであろう、といった希望的観測で見ているからである。また、万が一北朝鮮が瓦解すれば韓国が背負う負担は甚大であり、韓国の発展が阻害されて、それでなくても苦しい自分たちの生活がより一層苦しくなる、北朝鮮に万が一のことが起きるのを望まないという気持ちが北朝鮮の状況を直視できなくしている。

 しかし、北朝鮮が核・ミサイルを開発すれば、韓国はいいように北朝鮮の餌食になるのである。韓国の主要紙は、そうした懸念を持ち始めているが、それが国民には浸透していない。日本以上にネット社会である韓国では、朴槿恵弾劾に動いた若者は新聞を買って購読せず、自分たちが欲しい情報だけをネットで選別して見ている。これは米国とも共通する傾向である。

 米国は次の大統領選挙を見据えて対策を取りつつある。

 3月7日、韓国国防省は高高度ミサイル防衛システム(THAAD)の一部が韓国に到着し、配備を開始したと発表しており、運用開始まで1~2ヵ月、早ければ4月にも稼働する模様である。このように在韓米軍へのTHAADの配備時期を大幅に早めたのは、韓国の大統領選挙とも関係があろう。大統領選挙でトップを行く文氏はTHAAD配備の決定は次期政権で行うべきとして配備の再検討を匂わせている。米韓両国政府ともに、親北の政権ができる前にできることはしておこうとの姿勢である。

 米国のティラーソン国務長官が3月15日から日本、17日に中国、そして18日に韓国をそれぞれ訪問する。マティス国防長官に続き、ティラーソン国務長官が東アジアを訪問するのは、トランプ政権が北朝鮮の脅威を深刻に受け止めていることの表れである。特に、中国とは楊潔チ(チの字は竹かんむりに褫のつくり)国務委員が米国を訪問した時、トランプ大統領が面会しており、習国家主席の訪米も検討されていることから、ティラーソン国務長官の習主席との面談の可能性がある。

 こうした一連の動きは、韓国の次の政権が誕生する前に、既成事実を積み上げようとする動きにも見える。

● 日韓関係は悪化へ 少女像の撤去はさらに遠のく

 最後に、今回の弾劾を経て、日韓間の慰安婦合意は守られるのか、である。

 慰安婦を象徴する少女像が在釜山総領事館前に設置されたことに対し、長嶺安政駐韓大使を一時帰国させたのは、日本の強い抗議の意思を示す意味で適切であったと思う。また、その少女像の撤去の見通しが立たない状況で帰任することには反対する声が日本国内では強い。

 しかし、北朝鮮の核・ミサイル開発は待ったなしの状況である。安倍総理とトランプ米大統領の電話会談でも「北朝鮮の核ミサイルの脅威は新たな段階に入った」と合意している。今、日本にとって最も重要なのは北朝鮮の脅威にいかに備えるかである。

 韓国の次期大統領が就任すれば、日米韓の緊密な協力が揺らぐ危険が高く、その前に北朝鮮への対応は動いていく可能性が高い。新しい状況に迅速に対応していくためにも日本として最善の体制をとっておくべきと考える。

 韓国の野党系大統領候補はいずれも日韓の慰安婦合意は無効である、再交渉すると言っている。国家首脳の間で合意したことを勝手に反故にするなど外交の常識ではあり得ないことであり、韓国政治家は日本のことになるとこうした常識を忘れるようだ。

 慰安婦問題の解決に向けて日本への圧力を高めようと、慰安婦団体が働きかけてきた米国でも、有識者は呆れている。 

 また、この合意を受けて韓国政府は、これまでの協議の相手であった「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」や元慰安婦が共同生活をする「ナヌムの家」に加え、いずれにも属さない元慰安婦とも接触を続け、合意当時46人存命(現在は39人)であった元慰安婦の内34人に合意を受け入れてもらっている。このうち6人はナヌムの家にいる人々であると聞く。要するにハードコアの元慰安婦以外は合意を受け入れようとしているのであり、本来この問題は解決済みなのである。

 これを蒸し返したのが挺対協である。したがって、既に日本は合意を忠実に履行している、これ以上の交渉に応じる考えはないと突っぱねていればいい。

 政治と歴史、領土の問題を除けば韓国の一般国民の対日感情は悪くない。他方、政治と歴史それに領土の問題は韓国の政権が反日的性向の時は何をやっても改善しない。日本はこれまで日韓関係修復のため譲歩をすることが多かったが、その結果、韓国は日本に対しては客観性がなく、自分の理屈で要求する習性が治っていない。

 先般の慰安婦に関する合意は日韓双方が譲歩するという新しいモデルであり、今後の日韓関係のモデルケースとなるものである。これを変えることは決してないことを韓国に悟らせることは重要である。

 ただ、朴大統領の弾劾という状況になったために少女像の撤去はさらに遠のくであろう。日韓関係は悪くなる時は速いが、良くなる時も速い。日韓関係が好転する時に一気呵成に改善させていくのが効果的である。少女像の撤去はその時に進めるのが現実的である。

● 朴大統領弾劾を いち早く報道した北朝鮮

 朴大統領の弾劾については、北朝鮮がいち早く報道した。これは大変珍しいことである。朴大統領は「北朝鮮の核開発は北朝鮮の体制崩壊を早める」と述べたが、先に朴政権が倒れてしまったわけだ。北朝鮮が喜んで報道しているということは、それだけ韓国にとって危険なことであるということである。

 韓国の若者もまた、朴大統領の失職を喜んでいるが、朴大統領が退陣した今、韓国の置かれた地政学的状況や、友好国日米との関係をしっかり見つめ直し、大統領選挙に臨んでほしい。

 大統領選は韓国の内政問題であり、日本は誰が大統領になろうと協力していかなければならない。それが外交の宿命である。しかし、本音を言えば大変心配である。


<金正男氏>指紋、日本が提供 マレーシアが身元特定に活用
毎日新聞 3/12(日) 22:25配信

 北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件で、日本政府が不法入国しようとした正男氏から採取した指紋データをマレーシア政府に提供していたことが関係者の話で分かった。韓国政府も指紋データを提供したとみられており、マレーシア政府は各国の協力を得ながら遺体の身元の特定を進めていったことが浮き彫りになった。事件は13日で発生から1カ月。

 正男氏は2001年5月1日、ドミニカ共和国の偽造パスポートで妻子と見られる女性や子供らと一緒に成田空港から日本に入国しようとし、日本の入管当局に身柄を拘束された。出入国管理法に基づく退去強制処分を受け、同4日に民間機で中国・北京に向かった。この際、日本の入管当局などは、正男氏の指紋などを採取していた。

 関係者によると、正男氏の指紋データを巡っては韓国政府も情報当局などが収集したものをマレーシア側に提供したとみられているが、日本政府の指紋データは、合法的に採取されたもので、マレーシア政府にとっても対外的な説明に使いやすい性質のものという。

 一方、北朝鮮側はこれまで、死亡時に正男氏が所持していたパスポートに記載された「キム・チョル」という外交官が心臓疾患で死亡した、と繰り返し主張。死亡した男性が正男氏とは認めていない。

 正男氏の身元確認を巡ってはマレーシア警察が10日、遺体は正男氏と特定したと発表した。指紋データに加え、家族のDNAを何らかの方法で入手し最終確認したとみられている。【岸達也】


「交換条件」 2等書記官らの出国要請か
ホウドウキョク 3/12(日) 20:38配信

交換条件に2等書記官らの出国を要求しているとの報道。
金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件の捜査をめぐる対立で、マレーシアと北朝鮮が、互いの国民の出国を禁止する中、現地メディアの東方日報は12日、北朝鮮側がマレーシア人大使館員ら9人の出国を認める条件として、マレーシア警察が行方を追っている、北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官と、高麗航空職員のキム・ウクイル容疑者のマレーシア出国を求めていると伝えた。
マレーシア政府は、事態打開のために、近く北朝鮮と直接協議する見通し。


マレーシア、北朝鮮と数日中に直接協議へ
ホウドウキョク 3/12(日) 9:54配信

金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件をきっかけに、北朝鮮との関係が悪化しているマレーシア政府は11日、事態打開に向け、数日中に北朝鮮と直接協議を始める意向を示した。
マレーシアのアニファ外相は「われわれは数日中に協議をする用意ができている」と述べたうえで、北朝鮮側も協議に前向きな姿勢を示していることを明らかにした。
日程や場所はまだ決まっていないが、協議では、正男氏の遺体の取り扱いなどについて話し合う見通し。
現地メディアは、副保健相が11日、「身元の確認後に親族が遺体を引き取らない場合、通常は『埋葬される』」と述べ、マレーシアで埋葬される可能性を示したと伝えている。

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