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2017年3月 8日 (水)

北朝鮮、金正恩の兄・金正男氏暗殺 金正恩の刺客による犯行説濃厚・23

中世の亡霊・暗黒残虐国家・北朝鮮の親玉=金正恩の異母兄にあたる金正男(ジョンナム)氏が13日、マレーシアで何者かに殺害された。複数の韓国メディアが14日報じた。

金正男氏はマレーシア・クアラルンプールの空港で北朝鮮の刺客とみられ女2人に何らかの方法で毒殺されたもよう。犯人の女2人は殺害後、タクシーで逃走したとしている。

金正男氏は、北朝鮮の前の親玉=金正日の長男だが、北朝鮮の改革開放を主張、また独裁権力の継承について金一派の世襲にも反対していたとされ、これらの点が金正恩の逆鱗に降れ、金正恩の指令で暗殺されたとの観測が濃厚である。
だとすれば、(すでに明白なことではあるが)金正恩一派の牛耳る北朝鮮という国家は、現世の地獄ともいうべき、中世以前の残虐で野蛮な暗黒国家であり、存在すること自体許されない犯罪国家というしかない。
そもそも21世紀の今日、このような中世以前の残虐な亡霊国家が現存すること自体、人類の恥だ。

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リンク:2人のマレーシア人、北朝鮮を出国 一時は出国禁止 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏息子が動画で激白「父は殺された」 韓国情報関係者「ハンソル氏本人だ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:駐韓オランダ大使「コメントできない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「ハンソルは偽名」 ―パスポートの黒塗り映像が明かすこと - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア首相、北朝鮮を初めて名指しで非難 金正男氏殺害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「父親が殺害された」 金正男氏息子の動画、支援団体が投稿 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「消えなければならない存在」正男氏の息子も暗殺の恐れ 脱北の前公使指摘 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害 マレーシアに北の工作員潜伏か、警察が監視強化と地元紙 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:女2人利用し関与否定計画か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米国務長官15日訪日 北の核・ミサイル協議 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏暗殺 亡命元駐英公使「人質外交、北の常套手段」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中国を拠点にサイバー活動、北朝鮮・偵察総局の全貌 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ハンソル氏暗殺に向けた動きさらに活発に…「正男氏長男動画」を辺真一氏が分析 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:Xデーは3月10日。朴大統領の弾劾をめぐり、ソウルが血の海に染まる!? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:第二次朝鮮戦争勃発なら20万人超の難民が日本に流入! 防衛庁極秘資料が示す衝撃のシナリオ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏殺害>正恩氏の指示指摘 脱北元英公使 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏事件>「父親殺害された」長男名乗るビデオ公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏殺害>マレーシア首相「北朝鮮と断交せず」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害 マレーシア首相「北と断交しない」 「人質」自国民の安全優先か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮との即時断交は考えず…マレーシア首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏の長男か 「父は殺された」ネットに動画投稿 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮「11人を人質」の勝算 マレーシアも対抗「約1000人」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏の息子と名乗る男性、動画で「父殺された」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏の息子ハンソル氏か、ユーチューブに動画メッセージ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男暗殺事件に新展開 マレーシア雇用主の正体(上) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:断交「考えていない」=不法就労の北朝鮮人37人拘束―マレーシア首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:混迷の韓国、赤化阻止へ戒厳令か 国境周辺の軍少数…対北臨戦態勢か 38度線走破ルポ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:体制には「消えるべき存在」=正男氏息子、金委員長の脅威―脱北元公使 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏の「息子」、「父は殺された」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:焦点:外交努力か先制攻撃か、北朝鮮問題で試されるトランプ氏の決断力 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏息子か、ネットに動画「父親殺害された」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏の息子?が動画 投稿者「千里馬民間防衛」とは - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮との断交は計画していない=マレーシア首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏の息子・金ハンソル氏とみられる人物が動画を投稿 「父は数日前に殺された」 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

2人のマレーシア人、北朝鮮を出国 一時は出国禁止
ロイター 3/9(木) 17:39配信

[クアラルンプール 9日 ロイター] - マレーシア政府の情報筋は9日、北朝鮮に滞在中のマレーシア国民11人のうち、2人の国連職員が北朝鮮を出国したと明らかにした。2人は、国連世界食糧計画(WFP)の職員だという。

【特集】北朝鮮の外交関係や地対空防衛システムを図表で展開

北朝鮮は7日、マレーシア国民の北朝鮮出国を一時的に禁止すると表明。これを受け、マレーシアも北朝鮮国民のマレーシア出国を禁止するなど、両国関係は金正男氏殺害事件を巡って悪化している。


正男氏息子が動画で激白「父は殺された」 韓国情報関係者「ハンソル氏本人だ」
夕刊フジ 3/9(木) 16:56配信

 北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件で、息子の金漢率(キム・ハンソル)氏を名乗る男性のメッセージが動画共有サイト「YouTube」で公開され、男性は「父は数日前に殺された」と激白した。動画では男性がハンソル氏かどうかは断定できないが、聯合ニュースによると、韓国情報関係者は「ハンソル氏本人だ。本人が投稿したものとみられる」と明らかにした。

 動画の存在について報じたシンガポールのテレビ局「チャンネル・ニュース・アジア」は、動画を投稿した脱北者保護団体にハンソル氏本人と確認したと伝えた。

 ハンソル氏を名乗る男性の動画は「KHSビデオ」というタイトルで時間は約40秒。男性はハンソル氏によく似ているが過去のインタビューでつけていた眼鏡はない。男性は英語で「私は北朝鮮の金一族の一員であるキム・ハンソルです」と名乗り、自分の旅券を示した。だが、個人情報が記された部分が画像処理され見えなくなっている。

 その後、父親の殺害に触れた男性は「現在、母、妹と一緒にいる。この状況がよくなることを願う」と述べた。

 動画を投稿した脱北者保護団体は、ホームページ(HP)で、2月に正男氏の家族から要請があり、家族3人を安全な場所にすぐに移動させたと説明している。

 ハンソル氏については中国当局の身辺保護を受け、マカオで母親や妹と暮らしているとの情報もあったが、団体はHPで家族の現在の居場所は非公開としている。


駐韓オランダ大使「コメントできない」
ホウドウキョク 3/9(木) 16:44配信

殺害された金正男(キム・ジョンナム)氏の息子、キム・ハンソル氏とみられる男性の動画をめぐって、ハンソル氏を「支援した」とされる、駐韓オランダ大使が9日朝、取材に応じた。しかし、動画に関するコメントは避けた。
オランダのエンブレヒツ駐韓大使は「動画は見ているが、オランダ政府としてはコメントできない」と述べた。
オランダのエンブレヒツ駐韓大使は、ハンソル氏に対する支援の内容や動画を公開した、支援団体との関係について、言及は避けたものの、何らかの関係があったことは事実上認めた。
エンブレヒツ大使は、支援団体がハンソル氏の保護に際して、「急な要請に対して、迅速で力強い支援をくれた」として、実名を挙げて紹介した唯一の人物で、ハンソル氏の消息などを知っているとみられている。


「ハンソルは偽名」 ―パスポートの黒塗り映像が明かすこと
ホウドウキョク 3/9(木) 16:37配信

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(画像:ホウドウキョク)
パスポートの黒塗りが偽名である証拠
暗殺された金正男氏の息子、キム・ハンソル氏のビデオメッセージで、彼のパスポートが黒塗りされたのは何故か? 今は余計な個人情報を隠す意図だったのだろうが、それによって「ハンソル」という名前が偽名であることが分かってしまった。

ビデオメッセージの冒頭、当たり前のことだがハンソル氏は「私の名前はキム・ハンソルです」と名乗った。そして、「北朝鮮の金ファミリーの一員です。これがパスポート」と言って、北朝鮮の公務用旅券を取り出し、写真ページをカメラの前に突き出した。しかし、映像は黒塗りされ記載事項は全く確認できない。

この流れからすると、その旅券に「キム・ハンソル」以外の名前が書いてあったとは考えられない。自分が名乗った直後に別の名義の旅券を見せるのはナンセンスだからだ。

一方で、金正男氏が「キム・チョル」名義の北朝鮮旅券を使っていたことを思い出してほしい。父親は偽名の旅券で、息子にはずっと実名の旅券を使わせていたということがあるだろうか? さらに金正恩委員長が10代の4年間スイスに留学した際には、「パク・ウン」という偽名であったことが知られている。等々を考えてみれば、ハンソル氏がボスニア・ヘルツェゴビナのインターナショナルスクールに入った時から「ハンソル」は偽名であり、彼はその後もそう名乗り続け、私たちは今もその偽名でしか彼を知らないのだと考えざるを得ない。

彼の実の名前は一体何というのだろうか? やはり、「正」とか「日」の文字を入れた「ファミリー」直系の名前なのだろうか? ポスト正恩を考えた時、アメリカや中国にとってはどの名前が好ましいのだろうか。実に興味深い。

ハンソル氏は父の殺害をどう確認したのか?
名前が偽名だとしたら、ビデオメッセージで金正男氏との直接のつながりを示すのは、このタイミングで「父は殺害された」と発言したことだけだ。「父」と「殺害」はどうしても使わなければならない単語だった筈だが、果たしてハンソル氏はどうやって「父は殺害された」ことを確認し納得できたのだろうか。息子の心情とすれば、自ら遺体を確認しなければ認めたくないに違いないが…。おそらく父子の間で、万一の場合の判断にかかわる約束事・身元の確認ポイント・心構えなどについて共有していたのだと推測される。

また、DNA鑑定については、誰もケチをつける余地がないレベルの人定、採取環境、採取・管理方法、鑑定プロセスなどを確保しなければならない。DNA鑑定で親子関係が認められれば、それは即、「金ファミリー」の一員であることの科学的証明になるのだし、そのサンプルは他のファミリー・メンバーの確認にも結び付く超重要データとなる。鑑定をめぐるハードルは極めて高く、政治的思惑も破壊的に渦巻いていると考えなければならない。

ハンソル氏がマカオを離れることの意味
今後の展開だが、もしも巷間噂される通り、ハンソル氏がすでにマカオ(中国)を離れ匿名の国に身を寄せたのだとしたら、それは中国にとってとてつもなく大きい決断だったと思う。北に政変が起こったとして、中朝国境地帯が大混乱に陥らないようにするには、即座に平壌に送り込んで混乱を鎮静化できる(と考えられる)人物を手許に確保しておくことが肝要だ。そうであれば、政変の勃発を恐れない…というメッセージにもなるのだ。

にもかかわらず中国がそのカードを手放したのだとすれば、この件については中国とアメリカの間で手打ちが行われ、オランダがその保証人となり、中国も了解できる匿名の国にハンソル氏と家族が移ったと考えるのが筋だ。それを世界に示すためのビデオメッセージであり、千里馬民間防衛サイトでの経緯説明なのだろう。

「これが最初で最後のメッセージだ」とは意味深で、それを斜め読めば、この40秒のビデオメッセージとサイトでの説明で当面の目的は果たせているということだ。次に我々がハンソル氏を目にするのはいつとは知れないが、その時は北東アジアが激動期の最中にあるのかもしれない‥などと妄想してみた。


マレーシア首相、北朝鮮を初めて名指しで非難 金正男氏殺害
CNN.co.jp 3/9(木) 16:22配信

(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム)氏の殺害事件で、マレーシアのナジブ首相は8日、名指しで北朝鮮政府に初めて言及し、事件への関与を公然と非難した。

事件の背後に北朝鮮政府がいることを公に主張していたのはこれまで韓国の情報機関のみだった。殺害は金委員長の命令によるものともしていた。

マレーシア国営のベルナマ通信によると、首相は「我々がいま直面しているのはマレーシアもしくはマレーシア領内で自らの住民を暗殺した北朝鮮当局の行動の結果である」と言い切った。「厳しく禁止されている化学兵器も用いた」と述べた。

北朝鮮当局はこれまで事件への関与を再三否定し、捜査手法を不当としてマレーシア側を非難してもきた。マレーシア側が容疑者や重要参考人として位置付ける北朝鮮人も北朝鮮大使館内にいるとみられ、引き渡しなどを求めているが応じる姿勢を見せていない。

事件は外交摩擦にも発展しており、両国の大使の国外退去に加え、相手国民の出国を阻止する異例の措置にも踏み切っている。

国連によると、北朝鮮内にいるマレーシア人は11人。大使館館員4人とその家族、世界食糧計画の男女職員計2人となっている。マレーシア政府によると、これら11人が日常生活を送る上で不自由はないという。


「父親が殺害された」 金正男氏息子の動画、支援団体が投稿
CNN.co.jp 3/9(木) 12:02配信

(CNN) マレーシアで殺害された北朝鮮の金正男氏の息子、金ハンソル氏の登場する動画が、正男氏の死後初めて、インターネットに投稿された。

動画は「チョルリマ・シビル・ディフェンス(千里馬民防衛)」という団体がインターネットに投稿した。動画の中の男性は、英語で「私の名は金ハンソル。北朝鮮出身です」と名乗ってカメラに向けてパスポートを提示。「父は数日前に殺害されました。私は今、母や姉妹と一緒にいます」「早く事態が改善されることを望みます」と語っている。

画面ではパスポートの内容は黒く塗りつぶされていたが、韓国国家情報院(NIS)はCNNの取材に対し、この男性がハンソル氏であることを確認した。

正男氏がマレーシア・クアラルンプールの空港で2月13日に殺害されて以来、遺族がコメントを出したのは今回が初めて。

動画を投稿した千里馬民防衛は、正男氏の家族から2月に「救出と保護」を求める緊急要請を受けたと説明。一家の安全を守るために「緊急の人道支援」を行った国として、オランダ、中国、米国および国名を明かしていないもう1カ国を挙げ、特に駐韓国オランダ大使に謝意を表した。

ソウルのオランダ大使館や、中国、米国の関係機関は現時点でこの件についてコメントしていない。

千里馬民防衛という団体の実態は不明。声明では、過去にも高官を含む北朝鮮人の脱出を手助けしたと説明し、「脱出や情報共有を望む人物は誰であれ保護する。どこの国にいても保護できる。行きたい場所へ安全に送り届ける」と述べている。


「消えなければならない存在」正男氏の息子も暗殺の恐れ 脱北の前公使指摘
西日本新聞 3/9(木) 10:21配信

 韓国に昨夏亡命した北朝鮮の太永浩(テヨンホ)・前駐英公使が8日、西日本新聞など日本メディアの取材に応じた。太氏は金正男氏暗殺の狙いが、異母弟の金正恩朝鮮労働党委員長が自らの独裁体制の長期化を図るためとの見方を示し、正男氏の息子ハンソル氏も「(北朝鮮にとっては)消えなければならない存在だ」と述べ、暗殺される恐れがあるとの認識を明らかにした。

 太氏によると、金委員長は自らの血統の正統性を強調しながらも、いまだに年齢や具体的な出自を国民に明らかにしていない。正男氏は故金正日(キムジョンイル)総書記の長男として一時は後継者の最有力候補だった。北朝鮮で徹底的に存在を隠されている正男氏が海外でメディアに登場するようになり、「金委員長は相当嫌がっていた」という。

 太氏は、金委員長が自らの地位を脅かす正男氏を殺害して長期政権の基盤を固めるとともに、身内さえ例外としない「恐怖政治」を見せつけて国内の引き締めを図るのが狙いと指摘。正男氏の息子ハンソル氏にも危険が迫っており、「いつまで生きていられるだろうか」と心配した。

 太氏は日本人拉致問題にも言及。拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=について「(平壌の)外務省に勤めている時、めぐみさんは病気で亡くなったと聞いた」と明かした。北朝鮮は2004年にめぐみさんが死去した証拠として「遺骨」を日本側に提出したが、日本側の調査で別人の骨だったことが発覚。「埋葬場所が分からなくなったため、遺骨も捜せなかった」と述べた。

 核・ミサイル開発に対する経済制裁で困窮する北朝鮮は外貨が不足しているため、「日本が拉致問題を現金で解決しようと持ち掛ければ交渉に乗ってくる可能性はある」と指摘。ただ、北朝鮮が本当に被害者を戻す保証はなく、日本が支払った現金を核・ミサイル開発に使う恐れがあるため「それでは本当の解決にならない」として、「金正恩政権を崩壊させることが、拉致問題を解決する唯一の方法だ」と強調した。

 一方、太氏は北朝鮮が6日に日本海へ向けて発射した弾道ミサイル4発について「在日米軍を攻撃する訓練」と明言した点に注目。「朝鮮半島有事に日本を巻き込めば、北朝鮮を守るために中国が応戦せざるを得なくなる」と述べ、核・ミサイル戦略で日米韓と中国の対立をあおり生き残りを図る戦略との見方を示した。

=2017/03/09付 西日本新聞朝刊=


金正男氏殺害 マレーシアに北の工作員潜伏か、警察が監視強化と地元紙
産経新聞 3/9(木) 9:52配信

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金正男氏(清水満撮影)(写真:産経新聞)

 【クアラルンプール=岩田智雄】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏殺害事件に絡み、マレーシアの中国語紙、中国報は8日、マレーシア在住の北朝鮮国籍者の中に情報機関の工作員が含まれている可能性を指摘した政府当局の見方を伝えた。

 ナジブ首相の北朝鮮国籍者に対する出国禁止措置を受け、マレーシア警察は入国管理局と連絡を取り、北朝鮮国籍者の出入国への監視を強化。さらに滞在中の疑わしい人物への監視措置も取ったという。

 マレーシア国内には鉱山、農園労働者などとして送り込まれた北朝鮮国籍者が約1千人に上るとされる。今回の事件では北朝鮮国営「高麗航空」の職員に逮捕状が出ているほか、北朝鮮大使館の二等書記官が重要参考人として事情聴取に応じるよう求められている。


女2人利用し関与否定計画か
ホウドウキョク 3/9(木) 9:14配信

金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件について、2016年に脱北した北朝鮮の元高官は、北朝鮮が実行役の女2人を利用することで、関与を否定する計画だったという見方を示した。
2016年8月まで、イギリスの北朝鮮大使館で公使を務めたテ・ヨンホ氏は、「東南アジアの女2人を利用したのは、今後、事件の捜査が北朝鮮に迫る場合、無条件で全面否定するための事前計画だった」と述べたうえで、金正男氏殺害は、これまで計画されていたもので、今回、正男氏の動きが偶然把握されて、実行に至ったという見解を示した。
息子のハンソル氏については、叔父にあたる金正恩(キム・ジョンウン)委員長にとって、脅威となり得ると述べた。
テ・ヨンホ氏は「正恩氏の立場から見れば、ハンソル氏も消えなければならない存在」と述べた。
またテ・ヨンホ氏は、北朝鮮が6日に発射した弾道ミサイルについて、「先制打撃ができないと見せつけるためだった」と述べた。


米国務長官15日訪日 北の核・ミサイル協議
産経新聞 3/9(木) 7:55配信

 米国務省は7日、ティラーソン国務長官が15日から日本を訪問すると発表した。岸田文雄外相との会談や安倍晋三首相への表敬訪問を予定している。弾道ミサイルを発射した北朝鮮の核・ミサイル問題や、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏の殺害事件を中心に協議し、同盟国として日本の防衛に責任を持つことを伝える方針だ。(杉本康士、ワシントン 加納宏幸)

 ティラーソン氏は15~19日の日程でアジアを歴訪。15日から日本、17日から中国、18日から韓国を訪れる。中国では王毅外相と会談し、習近平国家主席と面会する可能性もある。韓国では尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と会談する。国務省のトナー報道官代行は7日、「北朝鮮からの核・ミサイルの脅威が進展する中で、戦略の調整に取り組む」と述べた。

 マティス国防長官が2月初めに日韓両国を訪問したのに続き、ティラーソン氏が日中韓3カ国を訪問することは、トランプ政権が北朝鮮の脅威を深刻に受け止めていることの表れだ。

 オバマ前政権の「戦略的忍耐」政策からの転換を目指すトランプ政権は「あらゆる選択肢」を検討しており、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備開始もその流れにある。

 日本政府は対北朝鮮政策に関連し、米政府と脅威認識を共有するとともに、北朝鮮に影響力を持つ一方で、東・南シナ海で強引な海洋進出を進める中国への対処を協議する方針だ。

 菅義偉官房長官はティラーソン氏の来日について「地域の安全保障環境が厳しさを増す中、就任後の早いタイミングで日本を訪問し、その後、中韓両国を訪問するのは時宜を得たものだ」と歓迎。「北朝鮮情勢を含めた諸問題について議論し、さらなる日米同盟の強化につなげていく」と強調した。


正男氏暗殺 亡命元駐英公使「人質外交、北の常套手段」
産経新聞 3/9(木) 7:55配信

 ■「正恩氏、断交してでも兄排除」

 【ソウル=桜井紀雄】韓国に昨年亡命した北朝鮮の太永浩(テ・ヨンホ)元駐英公使が8日、ソウルで日本メディアと会見した。マレーシアでの金正男氏殺害事件では、異母弟の金正恩朝鮮労働党委員長が権力維持のため、国交断絶も辞さず長兄の排除を優先したとの見解を示した。また、国内にいるマレーシア人の出国を禁じた「人質外交」も、北朝鮮の常套(じょうとう)手段だと強調した。

 太氏は殺害事件について、「事件が世界に知れ渡る危険を冒しても、自らの権威を脅かす存在を消し去ることを選んだ」と述べ、金委員長の直接の指示があったとの見方を示した。

 儒教的影響が残る北朝鮮では通常、長男が後を継ぐこととされるが、金委員長は金正日(ジョンイル)総書記の三男で、母が元在日朝鮮人だったことも公表できずにいる。太氏は唯一正統な後継者を名乗る上で、正男氏が最大の障害だったと分析。猛毒の神経剤VXで殺害したとされることについては、「北朝鮮は1960年代末から生物・化学兵器を開発してきた」と指摘した。

 また、「北朝鮮はマレーシアとの断交も覚悟している」とし、遺体を引き取って関与を全面否定することを重視していると解説。マレーシア人の出国禁止措置も、米国人を拘束してクリントン元大統領らを訪朝させた過去の成果があり、「人質政策でマレーシアを屈服させる考えだ」との見方を示した。

 さらに、金委員長は「核を絶対手放さない」とも強調。6日の弾道ミサイル発射で「在日米軍基地攻撃を担う部隊が実施した」と公言したのは、日本が朝鮮半島問題に積極介入すれば、中国が反発して北朝鮮側に立つことを狙ったと分析した。拉致問題については「日本がカネで解決しようといえば即、再交渉に応じるだろうが、それでは核の脅威にさらされ続ける」と警告した。


中国を拠点にサイバー活動、北朝鮮・偵察総局の全貌
JBpress 3/9(木) 6:10配信

 金正男暗殺事件の当初、韓国の情報機関「国家情報院」は、暗殺の指示を出したのは北朝鮮の軍の秘密工作部隊「偵察総局」であり、5年前から金正恩が偵察総局に金正男暗殺指令を出していたとの見通しを示した。そのため報道では偵察総局が凄まじい暗殺軍団かのようなイメージで語られた。

 しかし、2月27日、国家情報院は、犯行を行ったのは偵察総局ではなく「国家保衛省」であるとの見解を発表した。

 偵察総局が暗殺集団であるというイメージは現在は正しくない。実際のところ、偵察総局が実施した破壊工作は、近年は非常に少ない。

 (前編はこちら)「政権幹部も粛正する北朝鮮・国家保衛省の全貌」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49344

■ 3組織の役割を踏襲した偵察総局

 偵察総局は、金正日が晩年の2009年に、それまで海外で活動してきた秘密工作機関である党の「35号室(旧・対外情報調査部)」、党の「作戦部」、軍の「偵察局」の3組織が合併して創設された組織である。

 ちなみに、それまで海外秘密工作機関としては、それ以外に党の「対外連絡部(旧・社会文化部)」という組織があったが、そこは偵察総局には吸収されず、いったん「225室」という名称で内閣傘下に組み込まれ、秘密工作機関としての活動は大幅に縮小した。その後、統一戦線部の隷下に改編されている。

 軍の偵察総局は、そのまま母体である3組織の役割を踏襲した。それぞれの役割は以下の通りである。

 35号室──海外での諜報活動(前身の対外情報調査部の仕事で有名なのは、日本国内での日本人拉致や1987年の大韓航空機爆破テロ)。

 作戦部──主に韓国に潜入する工作員(南派工作員)のひそかな送り迎え(そのため潜水艦や工作船を運用する)。

 偵察局──海外での秘密軍事作戦(有名な作戦は83年のミャンマーでの全斗煥・韓国大統領爆殺未遂)。

 なお、偵察総局に入らなかった党対外連絡部の有名な仕事は「よど号グループ」の管理や、欧州ルートでの日本人拉致だ。

■ 北朝鮮で偉いのは金正恩だけ

 偵察総局は組織上は軍の組織だが、軍の指揮系統からは事実上独立しており、金正恩に直結している。この偵察総局の特異性を説明するため、まずは朝鮮人民軍の権力構造について解説しておきたい。

 朝鮮人民軍の組織上のトップは人民武力相だが、あまり実権はなく、3つの大きな軍内組織である「総参謀部」「総政治局」「偵察総局」がそれぞれ独立して実権を握っている。なかでも権限が強いのは、軍内政治警察である総政治局で、総政治局長ポストは北朝鮮では金正恩に継ぐ事実上のナンバー2ポストである。総参謀部のトップである総参謀長は、朝鮮人民軍全体を指揮する事実上の軍トップで、以前は金正恩に継ぐナンバー2ポストだったが、現在は総政治局長のほうが序列が上だ。

 この北朝鮮の権力機構の序列についてよく誤解されているのは、どの機関が制度的にどの機関より上とか下とかいう話だ。形式上はそうした序列があるが、実際には北朝鮮の権力構造は、トップである金正恩と「その他」の関係しかない。金正恩が優遇する組織が優先されるし、それらの組織のトップの人間も、その序列は金正恩が意のままに決める。北朝鮮の政権幹部には序列が存在するが、それはあくまでその時点での金正恩による評価にすぎず、序列が上の人間が下の人間より単純に偉いということではない。北朝鮮で偉いのは金正恩だけで、その他は全員、偉くないのだ。

 軍の謀反を警戒する金正恩は現在、軍全体の指揮権を持つ総参謀長(最高司令官は金正恩だが、その意にそって指揮権を代行する)の権限を制限するため、軍内部の謀反の兆しに目を光らせている総政治局を統括する総政治局長にナンバー2の序列を与えている。現在の総政治局長(つまり政権ナンバー2)は、党幹部(党組織指導部第一副部長)から軍監視役として送り込まれた黄炳瑞である。黄炳瑞・総政治局長は他に党政治局常務委員、党中央軍事委員会委員、国務委員会副委員長のポストにあり、次帥に称せられている。

■ 偵察総局は金正恩直結、初代局長は金英哲

 軍の独立機関である偵察総局は、陣容は総参謀部や総政治局よりずっと小規模だが、秘密工作機関であるため、総参謀部傘下の実戦部隊とは指揮系統を切り離され、金正恩直結の別系統となっている。

 もともと初代局長だった金英哲が全権を握っていた組織だが、つまりは金正恩から金英哲に、総参謀部長を通じない直結のルートがあったということである。

 金英哲は2009年に創設された偵察総局のトップに就任した時点では、国防委員会政策室長だったが、その後、権力中枢に引き上げられ、昨年1月には偵察総局長から党統一戦線部長・党書記(対南担当)に転出した。その後、党中央委員会副委員長、党政治局員、党中央軍事委員会委員、国務委員会委員などにも就任している。

 偵察総局はこのように初代局長だった金英哲の部隊という印象が強い組織だったが、昨年1月の金英哲転出の後、未確認情報だが、昨年5月に第7軍団長だったハン・チャンスンが後任の局長に就任したとの情報がある。

 なお、党の統一戦線部長に就任した金英哲だが、昨年夏の約1カ月間、なんらかの責任を問われ、農場で革命化教育を受けたとの未確認情報がある。このとき金英哲の責任を追及したのが金元弘・国家保衛相で、この両者に確執があるとの推測も報じられたことがあるが、これも未確認である。

■ 仕事のメインは諜報活動

 前述したように、偵察総局の前身組織はかつてさまざまな秘密工作を実行してきたが、2009年に偵察総局が発足してからは、それほど目立った秘密工作は多くない。知られているところでは、2010年3月の韓国軍哨戒艦「天安」の撃沈、同年に韓国で摘発された工作員の黄長燁・元書記暗殺未遂(まだ初期段階だった)、2011年の金寛鎮・韓国国防長官暗殺計画(疑惑段階)などがある。

 もちろん現在でも、とくに海外での諜報活動も任務とする偵察総局は、海外に要員を派遣していることは間違いない。旧「偵察局」の破壊工作部門であれば、軍の化学兵器部門との協力もあり、毒殺のプロットも計画可能だろう。前述した黄長燁・元書記暗殺未遂の工作員は、懐中電灯型銃や毒殺用偽装ペンを持ち込んでいた。

 しかし、実際のところ、偵察総局による暗殺は、久しく実行されていない。偵察総局の仕事のメインは諜報活動であり、作業としてはほとんど現地で協力者をオルグすること(包摂という)である。

 偵察総局はそうした任務のため、海外に要員を常駐させているはずである。国交のある国なら外交官に偽装するのが一般的だが、それ以外にも、貿易商などに偽装する場合もあるだろう。とくに、韓国へのスパイの潜入は、今でも偵察総局が力を入れて実施していると思われる。

 偵察総局の内部機構は、以下の通りと推定される。

 ▽第1局(作戦局 ※旧・党作戦部)
スパイ浸透・養成担当。海州、南浦、元山、清津の4カ所に出撃のための連絡所を運営。

 ▽第2局(偵察局 ※旧・軍偵察局)
軍事作戦を担当。2010年の韓国哨戒艦撃沈事件にも関与したとみられる。

 ▽第3局(対外情報局 ※旧・党35号室)
外国で対南情報を収集し、第三国を通した韓国浸透を支援する。

 ▽第5局(対南交渉局 ※旧・国防委員会政策室の実働セクション)
南北対話関与、交渉技術研究などを担当。

 ▽第6局(技術サイバー局)
サイバーテロとスパイ装備開発。

 ▽第7局(支援局)
他部局の工作を支援。

■ 中国各地でサイバー作戦を展開

 偵察総局の近年の活動として特筆すべきは、サイバー作戦である。偵察総局でサイバー戦を担当するのは第6局(技術サイバー局)だが、実働部隊として専門の「121局」が運用されている。121局の要員は推定で3000人。交代で中国各地に派遣され、ハッキング任務に従事しているとみられる。

 そのため偵察総局第6局は、たとえば遼寧省、黒龍江省、山東省、福建省、北京隣接地域などに、貿易会社事務所などに偽装したハッキング基地を設置しているとみられる。とくに中心的な拠点は遼寧省丹東市に設置されているようだ。

 古い記事だが、2011年5月8日付『中央日報』日本語版が、北朝鮮ハッカーの興味深いインタビューを掲載している。一部抜粋引用する。

 「上部からの命令により中国に行き、南朝鮮のサイトをハッキングする。また、指示されたプログラムを受け取り、南朝鮮の動画ファイルに悪性コードを埋め込む作業もする」

 「正直なところ、どの南朝鮮サイトもハッキングはとても簡単だ。指示さえ下されれば数百人ずつがあるサイトを攻撃する。それであっという間にダウンする。IPアドレスのため、できるだけわれわれがやったことを知られないようプロキシサーバーを利用し、第三国を迂回して入る方法を使う」

 「南朝鮮の選挙の際には、数十人ずつチームを作って中国に滞在し、南朝鮮のサイトで世論を作り、デマを広める。サイトに加入するために盗用した住民登録番号を使う。われわれは住民番号100万個を持っている。南朝鮮の人の名義で開通した携帯電話もある」

 「私の友人らが中国で仕事をする際にはひとりが数百人分の住民番号を管理した」

 「中国に行く期間は短くて10日、長くて3~6カ月だ。デマ攪乱チームは2~3カ月ずつ滞在する」

 「コンピューターウイルス製作のために働く人だけでも数百人になる」

■ リスキーな暗殺を敢行する特異な独裁体制

 いずれにせよ北朝鮮の工作機関は、偵察総局や国家保衛省以外を含めても、重要人物の暗殺はそれほど行っていない。

 他の工作機関も含めて、北朝鮮が実際に成功した暗殺は、今回の金正男を別にすれば、97年の李韓永殺害くらいしかない。李韓永(本名・李一男)は、金正男の実母である成蕙琳の姉の息子である。つまり金正男の従兄弟にあたる。

 この李韓永は82年に韓国に亡命し、96年に暴露本を出版した。この暴露本で「喜び組」など北朝鮮上層部の私生活を明らかにしたことが、おそらく決定的な原因となり、97年、ソウルの自宅アパートの前で銃撃されて殺害された。犯人は逃げおおせたが、これは偵察総局の前身組織ではない「党社会安全部(対外連絡部)」による暗殺作戦との説がある。

 今回の金正男暗殺はその党統一戦線部225室(対外連絡部の後身)でもなければ、破壊工作のプロ集団である軍の偵察総局でもなく、おそらく秘密警察である国家保衛省の作戦と思われるが、いずれにせよ国家が明らかな犯罪行為である暗殺を行うのは、露呈した場合の政治的リスクを考えると、現代ではやはりリスキーである。

 金正男暗殺のように、北朝鮮の犯行であることが歴然な暗殺を、しかも金正男が特別に反政府活動などをしているわけでもないのに実行するというのは、それこそ政治的殺人のハードルが極端に低い超個人独裁体制の特異性の表れといえるだろう。


ハンソル氏暗殺に向けた動きさらに活発に…「正男氏長男動画」を辺真一氏が分析
スポーツ報知 3/9(木) 6:07配信

 北朝鮮の金正男氏殺害事件で、息子のハンソル氏(21)を名乗る男性が話す約40秒の動画が投稿サイト「ユーチューブ」に投稿されていたことが8日、分かった。韓国政府関係者は、ハンソル氏本人との見方を示した。正男氏が2月13日にマレーシアで殺害後、家族の動静が明らかになったのは初めて。事件から3週間あまりたった今、映像が公開された理由や意味などについて、「コリア・レポート」編集長の辺真一氏に聞いた。

 「金氏一家の一人」を名乗る男性が語る40秒間の映像は、「千里馬民防衛」というグループが投稿。ホームページの声明文では、オランダ、米国、中国と韓国とみられる匿名の計4か国の支援があったことを明かし、「事件後の先月、ハンソル氏から『助けてほしい』との要請があった」とした。突如公開された映像について、辺氏は「北朝鮮の立場は苦しくなった」とみている。

 《1》「千里馬民防衛」はどんなグループか 

 「千里馬」とは朝鮮の伝説上の馬で、北朝鮮では1950年代に国家建設のスローガン(千里馬運動)としても使われてきました。今まで聞いたことがないグループで、今回作られた、もしくはこれを機に活動を始める団体と思われます。バックには米韓が付いている可能性が高いでしょう。

 《2》なぜ、このタイミングでの公開か

 事件から間もなく1か月となりますが、北朝鮮は関与を認めず、捜査が進展していない。これに対し北朝鮮を孤立させたい勢力は、歯がゆく思っています。映像を公開することで北朝鮮に揺さぶりをかけると同時に、マレーシア側に「間違っていない」という“後方支援”の意味があるのでしょう。

 《3》パスポートのモザイク、英語で話したのは?

 誕生日など公開されたくない情報が記されているのが理由かもしれません。英語で話したのは、国際社会に向けて世論を喚起したいという理由です。北朝鮮に向けた映像ではないので。

 《4》映像から判明したことは何か

 事件当初はマカオで中国の保護下にあるとも言われていたハンソル氏でしたが、早い段階から米国かオランダが保護していることが分かりました。すでに、どちらかの国に亡命した可能性も。これにより、マレーシア警察によるDNA鑑定の実施は近いともいえます。

 《5》公開による今後の動きは

 ハンソル氏自身が「父が殺害された」と明言したことで、北朝鮮は今まで以上に苦しい立場に立たされました。関係が近いオランダ、中国が今回の件に関与していることが判明し、両国との溝も深まるでしょう。北朝鮮側は、ハンソル氏暗殺に向けた動きが、さらに活発になると思われます。


Xデーは3月10日。朴大統領の弾劾をめぐり、ソウルが血の海に染まる!?
週プレNEWS 3/9(木) 6:00配信

「内乱が起きるのではないかと、本気で心配しています」(韓国紙在京特派員)

朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾をめぐり、賛成派と反対派のバトルが激しさを増している。今年に入り、朴大統領を支持する保守層が活気づき、各地で大規模な大統領弾劾阻止のデモを繰り広げているためだ。

「昨年までは、100万人規模で人が集まる弾劾賛成デモに比べ、朴大統領を支持する保守層のデモはせいぜい数万人ほどでした。ところがこの1、2ヵ月、急に多くの人々がデモに加わるようになったのです。特に3月1日にソウルの光化門広場であったデモはすごかった。参加者は数十万人を超えていたと思います」

なぜ、急に増えたのか? 韓国大使館員が説明する。

「原因はふたつ。ひとつは金正男(キム・ジョンナム)暗殺です。この事件で、兄の正男を殺害しなくてはならないほど、金正恩(キム・ジョンウン)の統治が不安定になっているのではとの疑念が韓国内で広がっています。だとしたら、国内の不満を外部に向けようと、金正恩が韓国に軍事的挑発をかけてくるかもしれない。大統領弾劾などしている場合かと、焦りを強めた保守層が大挙してデモに参加しているのです」

もうひとつは?

「サムスン御曹司の摘発です。2月17日、李在鎔(リ・ジェヨン)サムスン電子副会長が、朴大統領側への贈賄容疑で逮捕されました。サムスングループは韓国GDPの2割強を稼ぐ企業体。その御曹司の逮捕で、韓国経済はグラついています。そこで株価や通貨レートに敏感な保守層を中心に、大統領弾劾はさらなる経済難をもたらしかねないと、弾劾反対の動きが拡大しているのです」

だが、こうした動きを朴大統領弾劾賛成派が指をくわえて眺めているはずがない。

「反対派に対抗して同じ3月1日、やはりソウル市内で大規模な集会を開いたのです。慌てたソウル市警は反対派のデモを午後2時から4時まで、賛成派のデモを午後5時から7時までと、時間帯を分けて許可することで、辛うじて衝突を回避させたのですが、それでもあちらこちらで小競り合いが発生してしまいました」(前出・特派員)

弾劾反対派は50代から60代の高齢者が多く、賛成派は20代から30代の若者が多いという。大統領弾劾をめぐる両派の対立は世代間抗争の様相を呈しつつある。

弾劾の可否が決まるXデーは3月10日頃とされている。賛成派、反対派とも妥協の様子がないだけに、Xデーは流血騒ぎになってもおかしくない。当分、韓国旅行は控えたほうが無難だろう。


第二次朝鮮戦争勃発なら20万人超の難民が日本に流入! 防衛庁極秘資料が示す衝撃のシナリオ
デイリー新潮 3/9(木) 5:51配信

■防衛庁の秘密シミュレーション
 金正男氏の暗殺事件に、相次ぐミサイル発射、繰り返される荒唐無稽な陰謀論。

 合理的な判断が期待できず、いついかなる形で暴発するのかわからない北朝鮮の動向に日本は警戒を強める必要があるのは言うまでもない。

 もっとも、北朝鮮が暴発したときに、最初に攻撃対象となる可能性が高いのは韓国かもしれない。なにせ両国はいまだに「休戦中」に過ぎないのだ。

 もしも第二次朝鮮戦争が起きたらどうなるのか。

 実は日本では、防衛庁(当時)がすでに1993年の段階で、シミュレーションをおこなっていた。その内容をまとめた文書が『K半島事態対処計画』。朝鮮半島が緊迫したり、紛争が勃発した時、自衛隊がなすべきことを示した指針である。

 実際の戦闘もさることながら、日本にとって大きな問題と想定されているのが、難民問題だ。この秘密文書を読み解いた書籍『自衛隊vs.北朝鮮』(半田滋・著)によれば、文書には「難民対策」の項目がある。

 そこでは、戦火を逃れ、避難避難する難民の発生率は「紛争開始直後に約1パーセント、紛争収拾までに約10パーセント」と分析されている。分析時の人口に照らし合わせると、紛争発生直後に北朝鮮では23万7000人、韓国では44万9000人が難民になることになる。

 北朝鮮の人口は当時からさほど増えてはいないので、この数字は現在でも大きくは変わらない。

 そして、このうち約20パーセントにあたる5万人の北朝鮮難民が日本に流入する、と文書では分析している(韓国難民は50パーセントの22万人と想定)。

 仮にこの通りに進めば、約27万人もの難民が一気に押し寄せることになり、混乱は確実である。そのような難民を管理する体制は、当時も今も日本には存在していない。

■武装難民テロの脅威
 さらに恐ろしいのは、武装難民が紛れ込む可能性もあるという点である。

「最初から日本での不法行為、テロ行為が目的の武装難民の場合は、武器や爆発物の使用、人質の獲得などの犯罪行為に走る。組織名は記載されていないが、『わが国在住の自国民』や『わが国の国内勢力』と呼応して暴動を起こすこともあるとしている」(『自衛隊vs.北朝鮮』より)

 仮に自衛隊がこうしたテロ対策に回れば、今度は一般難民に対処することは極めて困難になる。その彼らが暴徒化した時に、警察だけで対処できるかどうかは不明である。

「金正男殺人事件」をミステリーのように楽しむ前に、日本人が考えておくべきことは多いのである。


<金正男氏殺害>正恩氏の指示指摘 脱北元英公使
毎日新聞 3/8(水) 21:10配信

 【ソウル大貫智子】昨年8月に脱北し韓国入りした元駐英北朝鮮公使、太永浩(テ・ヨンホ)氏が8日、ソウル市内で日本メディアと会見した。金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件について「(異母弟の)金正恩(キム・ジョンウン)(朝鮮労働党委員長)は金正男を物理的に除去するのが長期政権に有利になると考えたのだろう」と述べ、正恩氏が秘密警察「国家保衛省」に殺害を指示したとの見方を示した。

 太氏によると、正男氏は一般住民には知られていなかったが、自身は1990年代末ごろ、市内中心部の「高麗ホテル」で頻繁に見かけ、金正日(キム・ジョンイル)総書記の息子と聞いていた。2000年代に正男氏がマカオに拠点を移した後、現地の貿易関係者の間で知られるようになり、正日氏の後継者と目されていた時期もあったという。

 脱北者らが正男氏を担ぎ、亡命政府樹立や政権交代を目指したとの説については「信ぴょう性がない」との見方を示した。

 また、事件に北朝鮮の在マレーシア大使館の書記官の関与が疑われていることに関連し「北朝鮮が(海外で)暗殺やテロを行う場合、ごく一部の職員だけに介入させる」と述べ、大使館ぐるみで事件に関与することはないとした。正恩氏の兄、金正哲(キム・ジョンチョル)氏が15年にロンドンを訪問した際、太氏は本国から直接指示を受けて数カ月間準備をしたが、大使を含め他の職員には口外しなかったという。


<金正男氏事件>「父親殺害された」長男名乗るビデオ公開
毎日新聞 3/8(水) 21:08配信

 【ソウル米村耕一】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏の息子ハンソル氏を名乗る男性が8日までにインターネット上にビデオメッセージを投稿。聯合ニュースによると、韓国の情報当局者は「本人に間違いない」と明言した。

 この男性は流ちょうな英語で「私の名前はキム・ハンソル。金一族の一員だ。数日前に私の父親が殺害された。今は母親や妹と一緒にいる」と述べた。落ち着いており笑顔も見せている。

 ハンソル氏らについては「千里馬民防衛」と名乗る団体が声明で保護したと表明している。同団体は、オランダ、中国、米国と匿名のもう1国も保護を支援したと説明し、特に韓国と北朝鮮の両方を担当するオランダのエンブレフツ大使に謝意を表明した。在韓国オランダ大使館は問い合わせに「知らせるべき話はない」と回答した。声明は、北朝鮮国内外の北朝鮮国民から重要な支援を受けたと述べている。

 韓国メディアは「千里馬民防衛」について、一時的な団体との見方を伝えている。同団体は声明の中で活動継続のため、インターネット上の仮想通貨「ビットコイン」での寄付を呼びかけている。


<金正男氏殺害>マレーシア首相「北朝鮮と断交せず」
毎日新聞 3/8(水) 21:03配信

【クアラルンプール林哲平、金子淳】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏(45)がマレーシアの首都クアラルンプールで殺害された事件を契機に両国関係が悪化している問題で、マレーシアのナジブ首相は8日、北朝鮮との断交は考えていないと表明した。「相手と対話し、交渉するチャンネルが必要だ」と述べ外交関係を維持する重要性を強調した。

 ◇「対話窓口が必要」

 ナジブ首相は7日の声明で北朝鮮によるマレーシア国民の出国禁止措置を「実質的に人質を取るもの」として激しく非難し、北朝鮮に対し同様の対抗措置を取ることを発表していた。

 だがナジブ首相は同日の安全保障会議後の声明で「自国民の安全確保が最優先だ」とも表明。今回、断交の可能性を否定したのは、北朝鮮を刺激することを回避し事態の鎮静を図ったと見られる。ナジブ首相は8日、北朝鮮内に残されたマレーシア人11人の安全は確保されているとも述べた。

 国営ベルナマ通信によると、ザヒド副首相兼内相も在マレーシア北朝鮮大使館を通じて外交問題を解決したいと強調。「彼ら(北朝鮮)が理性的に行動すると信じている」と述べた。

 一方、マレーシア英字紙「ニュー・ストレーツ・タイムズ」によると、東部サラワク州の入国管理当局などは7日、建設現場で働いていた北朝鮮人37人を不法就労容疑で逮捕した。北朝鮮国民に対する出国禁止措置や査証(ビザ)免除制度中止などに基づく捜査だという。北朝鮮人は訪問ビザで入国し、労働許可なしに働いていた。マレーシアには約1000人の北朝鮮人が滞在し、多くが外貨獲得のために鉱山や建設現場に送り込まれているという。

 また、7日の化学兵器禁止機関(OPCW、オランダ・ハーグ)の執行理事会では、マレーシア政府代表が金正男氏殺害事件で猛毒の神経剤VXが使用されたと報告し、使用を強く非難した。OPCWから専門知識や技術面で支援を受け、在マレーシア北朝鮮大使館に捜査状況を逐次知らせていることも明かした。


金正男氏殺害 マレーシア首相「北と断交しない」 「人質」自国民の安全優先か
産経新聞 3/8(水) 20:52配信

 【クアラルンプール=岩田智雄】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件で、マレーシアのナジブ首相は8日、「われわれは北朝鮮の友好国だ」と述べ、北朝鮮との外交関係を断絶する計画はないことを明らかにした。

 北朝鮮は7日、北朝鮮にいるマレーシア人の出国を禁止し、マレーシアも同様の対抗措置を取ったが、首相は今後、北朝鮮側の要求を確認して、話し合いで事態を解決する方針を示した。

 ザヒド副首相もAP通信に、「重要なのは平壌にいるマレーシア人の安全だ」と述べており、政府として事実上の「人質」となっている国民の安全確保を優先するため、悪化の一途をたどっていた北朝鮮との関係を一定程度、食い止めることを示唆した形だ。

 一方、地元メディアによれば、マレーシア当局は7日、サラワク州で橋の建設作業に従事していた北朝鮮国籍の労働者37人を不法滞在容疑で逮捕した。

 マレーシアには約1千人の北朝鮮国籍の人がおり、同州では約170人が建設事業や炭鉱労働に従事しているとされる。


北朝鮮との即時断交は考えず…マレーシア首相
読売新聞 3/8(水) 20:09配信

 【クアラルンプール=児玉浩太郎、吉田健一】マレーシアのナジブ首相は8日、報道陣に対し、金正男氏殺害事件を機に悪化した北朝鮮との関係について「我々は友好関係にある数少ない国の一つだ」と述べ、現段階で国交断絶の意思がないことを明らかにした。

 双方が大使を国外追放し、相手国民を出国禁止にするなど、両国関係の摩擦が激化する中、北朝鮮にいる自国民の安全な帰還を優先させる狙いがあるとみられる。

 北朝鮮に滞在中の大使館員ら11人のマレーシア国民について、ナジブ氏は「拘束されているわけではない。普段通りに外出が許され、安全面の心配はない」と説明。帰還に向けた交渉に関しては「敏感な問題で、望ましい結果を得るために秘密裏に行うことが最善だ」と述べるにとどめた。


金正男氏の長男か 「父は殺された」ネットに動画投稿
BBC News 3/8(水) 20:06配信

北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の異母兄で、先月マレーシア・クアラルンプール国際空港で殺害された金正男氏の長男とみられる男性が「父親は殺された」と語る動画が、インターネット上に投稿されたことが8日、明らかになった。

動画投稿サイトYouTubeに掲載された短い動画で男性は、「私の名前はキム・ハンソルです。北朝鮮出身、キム一族の一人です」と話している。映像は一部が加工されている。

男性は、母親と妹と一緒にいると語っているが、撮影時期や場所などの詳細は明らかにされていない。動画は、金正男氏が殺害されて以来初めての親族による公の発言になる。

韓国統一省と国家情報院(NIS)の関係者は、動画に出ている男性は金正男氏の長男だと述べた。

40秒の動画では、灰色の壁を背景にした男性が、流暢(りゅうちょう)ながらわずかになまりのある英語で、「私の父親は数日前に殺されました。私は今、母親と妹と一緒にいます」と話している。

男性は身元を証明するために、北朝鮮政府が発効した外交官パスポートを見せているが、詳細は見えないように加工されている。男性が「感謝している……」と述べた段階で音声と映像が中断され、男性が「(状況が)近く改善するのを期待している」と語ったところで動画は終わる。

動画は、「千里馬民防衛」という名前の、これまで存在が知られていなかった団体が投稿。団体がYouTubeに登録したのは最近のことだとみられる。

韓国の聯合ニュースによると、団体は脱北者を支援する組織だとみられ、名前は平壌の南西にある千里馬と同じ。団体は動画のリンクを、シンガポールのテレビ局、チャンネル・ニュース・アジアのマレーシア特派員に送っていたという。

(英語記事 Kim Jong-nam death: Mystery video of son emerges)


北朝鮮「11人を人質」の勝算 マレーシアも対抗「約1000人」
J-CASTニュース 3/8(水) 19:16配信

 北朝鮮の金正男氏(45)の暗殺事件をめぐり、北朝鮮とマレーシア間の外交関係は「人質合戦」の様相を呈してきた。両国が互いの大使を国外退去処分にしたのに続いて、北朝鮮は同国に滞在しているマレーシア国民の一時出国禁止を通告。

 マレーシアは、この措置を「人質」だと反発し、同様の措置を発動した。これに加えて、マレーシアは、北朝鮮労働者37人を不法滞在の容疑で逮捕した。北朝鮮滞在中のマレーシア人は11人に過ぎないのに対して、マレーシアには約1000人程度の北朝鮮人が滞在しているとみられる。この多くは工事現場や鉱山の労働者だとみられ、北朝鮮の外貨稼ぎにもメスが入ることになりそうだ。

■就労許可証の有効期限切れで37人逮捕

 北朝鮮の国営朝鮮中央通信は2017年2月7日、すでに一時帰国している駐北朝鮮マレーシア大使の国外退去処分に続いて、北朝鮮外務省が

  「当地のマレーシア大使館に対して、マレーシアで発生した事案が公正に解決され、マレーシアにおける北朝鮮外交官と市民の安全が完全に保証されるまで、マレーシア国民の出国を一時的に禁止することを通知した」

と報じた。マレーシアのナジブ・ラザク首相は同日、この措置は「人質」だとして、

  「気まぐれや思いつきでふるまうことは許されない。人質を取ることは国際法違反であり、マレーシアだけでなく世界にとって全く受け入れられない」

と強く反発。マレーシアに滞在する北朝鮮人についても同様の一時出国禁止措置を発表した。

 マレーシア側は、北朝鮮側よりも強い態度で臨むようだ。現地紙のニュー・ストレーツ・タイムズによると、ボルネオ島にあるサラワク州の入国管理局、海洋警察などが3月8日、北朝鮮の労働者37人を、ビザを不正に利用した容疑で逮捕した。北朝鮮人は、今回の事件が起こるまでは、ビザなしでマレーシアに滞在することができたが、働くには就労許可証が必要だった。この許可証の有効期限が切れたままマレーシアで働いていた容疑だ。37人は、橋の建設現場で働いていたという。

「違法なので国外退去にしなければならないが」...
 余波はさらに広がりそうで、現地紙「ザ・スター」によると、サラワク州当局は、37人以外にも約140人が、就労許可が切れた状態で滞在しているとして調査を進めている。ただ、サラワク州のアバン・ジョハリ首相は140人の扱いについて

  「問題は彼らを国外退去にできるかだ。違法なので国外退去にしなければならないが、今起きている外交問題を踏まえると、(マレーシア)連邦政府の許可を得る必要がある」

と話しており、若干の紆余曲折がありそうだ。

 マレーシアメディアによると、マレーシアには約1000人の北朝鮮人が滞在しているが、大半が工事現場や鉱山での労働者だと考えられている。北朝鮮の外貨稼ぎの一翼を担っているとみられ、北朝鮮に経済的に与える影響も大きそうだ。

 一方で、現時点でマレーシア側が受けている影響は比較的小さい。マレーシア国営のベルナマ通信によると、現在北朝鮮国内にとどまっているマレーシア人は11人。内訳は、国連世界食糧計画(WFP)職員が2人、大使館員3人と家族6人。

 一時出国禁止を伝える朝鮮中央通信の記事では、北朝鮮外務省が

  「駐朝マレーシア大使館とマレーシア外務省が双務関係を重んじ、発展させていこうとする善意の立場に立って今回の事件を速やかに公正に解決することを希望」

し、

  「この(一時出国禁止)期間、駐朝マレーシア大使館の外交官と市民は、以前と同様の条件と環境の中で正常に働いたり居住できたりする」

とも付け加えており、抑制的だ。ナジブ首相も8日、11人は軟禁状態に置かれることなく通常通りの外出が許されているとして、

  「安全については心配ない」

と話した。


正男氏の息子と名乗る男性、動画で「父殺された」 
ロイター 3/8(水) 18:35配信

[ソウル 8日 ロイター] - 北朝鮮の金正男氏の息子ハンソル氏(21)を名乗る男性の動画がインターネット上で公開されたことが分かった。男性は、父親が数日前に殺害され、今は母親と妹と身を隠しているなどと話している。

動画は「千里馬民防衛」という団体が投稿。動画と共に発表された団体の声明によると、オランダ、中国、米国ともう1カ国がハンソル氏ら家族を保護するため、人道支援を提供したと明かした。

韓国の情報機関当局者は、この男性はハンソル氏であるとの見方を示した。動画は40秒の長さで、7日に投稿された。

男性は「現在、母親と妹と一緒にいる」「早くこの状況が良くなるよう願っている」などと話した。

金正男氏は先月13日、クアラルンプール国際空港で殺害され、マレーシア警察は猛毒の神経剤が使用されたと断定した。

また、千里馬民防衛は声明で、正男氏の家族から保護を求める緊急の要請があったと説明。団体の支援要請に対し「迅速かつ強力に対応してくれた」として、エンブレヒツ駐韓国オランダ大使に感謝を表明した。同大使はコメントを拒否した。


金正男氏の息子ハンソル氏か、ユーチューブに動画メッセージ
AFP=時事 3/8(水) 17:49配信

【AFP=時事】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄で、マレーシアで殺害された金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏の息子キム・ハンソル(Kim Han-Sol)氏を名乗る男性の動画が8日までにユーチューブ(YouTube)で公開された。正男氏の家族が事件について公に語ったのは初めてとみられる。

「チョルリマ・シビル・ディフェンス(Cheollima Civil Defense、CCD、千里馬民防衛)」と名乗る団体のユーチューブチャンネルで公開された約40秒の動画の中で、男性は「私の名前はキム・ハンソル。北朝鮮出身です。キム・ファミリーの一員です」と英語で語った。男性は身元を証明するため北朝鮮の外交パスポートを見せたが、個人情報が記載されたページを開いた際には映像編集で入れられた黒い四角形でその部分は隠された。

 男性は「数日前、私の父は殺されました。私は今、母と妹と一緒にいます」と話した。続けて感謝の言葉を述べたが、誰に感謝しているかを話している間は音声が消された上、映像編集で口の辺りに黒い四角形が入れられて口の動きも分からないようにされていた。動画が作られた場所や時期は不明。

 チョルリマ・シビル・ディフェンスは、ウェブサイトに正男氏の家族を保護しているとの声明を朝鮮語と英語で掲載した。同団体のウェブサイトは今月4日に登録されたばかり。

 声明によると同団体は先月、救助と保護を求める正男氏の家族からの緊急要請に対応し、家族3人は安全な場所に移されたという。また「過去にも保護に関する緊急の要請に対応した」ことがあると主張し、「これはこの件に関する最初で最後の声明であり、家族の現在の所在に関する発表は行わない」としている。

 さらに同団体は「家族の保護において緊急の人道的支援を提供してくれた」として、オランダ、中国、米国、そして国名不詳のもう1か国に感謝を表明した。

 韓国の情報機関・国家情報院(国情院)の報道官は動画の人物はハンソル氏だと述べたが、同氏の現在の所在や団体の詳細を明らかにすることは拒否した。【翻訳編集】 AFPBB News


金正男暗殺事件に新展開 マレーシア雇用主の正体(上)
Forbes JAPAN 3/8(水) 17:45配信

殺された金正男の長男が動画で声明を出す一方、マレーシアと北朝鮮は報復措置の応酬をエスカレートさせている。昨年まで捜査にあたってきた国連安保理の北朝鮮制裁委員会の元メンバー、古川勝久氏が新たな展開をレポートする。

北朝鮮に心酔するマレーシア人

次の言葉は、朝鮮中央通信に引用された、あるマレーシア人の言葉である。

「金正日閣下が、人生の最後の瞬間まですべてを人民のために捧げてくれたおかげで、朝鮮民主主義人民共和国は、勝利への確信とともに経済大国の建設を加速させつつ、同時に、難攻不落の軍事大国としての自らの力を証明している」(2014年6月8日付け記事)

「5千年の歴史の中で初めて朝鮮人民が喝采する金日成主席と金正日書記長は、国家の指導者であるばかりでなく、無比の愛国者であり、また人々の優しい父である。母国、人民、そして革命について、彼らと同じ見解をお持ちであられる金正恩元首のおかげで、彼らの偉業は今やさらにまぶしく輝いている。」(2014年6月28日付け記事)

北朝鮮の金一族の支配に心酔しているこの人物。彼の名前は、チョン・チン・チー氏。マレーシアにあるトンボ・エンタープライズ社の社長、チョン・アー・コウ氏の別名である。朝鮮中央通信では、しばしば「トンボ」のかわりに「ドンボ・エンタープライズ社」として紹介されている。

マレーシア警察発表によると、この会社は、先日、金正男氏暗殺事件の容疑者として逮捕されていた、リ・ジョン・チョル氏の法律上の雇用主であった。同社とチョン氏は、朝鮮中央通信に頻繁に紹介されており、2010年10月以来だけでも、少なくとも36回は引用されている。

チョン・アン・コー(別名:チョン・チョン・チー)氏のプロフィール

トンボ・エンタープライズ社のホームページより
https://www.tianxian.com.my/en/About/2012-10-05-13-48-38.html

各種メディアに対して、チョン氏は、リ氏には同社での勤務実態がなく、彼の就労許可証の取得を支援するために会社の名義を貸していただけ、と説明している。また、チョン氏はメディアのインタビューに対して、北朝鮮との緊密な関係についても説明しており、約10名の北朝鮮人の就労許可証取得にも協力してきたと説明している。

チョン氏がメディアに対して説明していなかったのは、彼自身が熱烈な金正恩政権の支持者であり、経済大国・軍事大国として北朝鮮をたたえ、そしてマレーシア国内で金日成主席や金正日主席の追悼委員会の委員長などの要職を歴任してきた過去である。マレーシア国内で北朝鮮の主要行事が開催される際には、彼がとりまとめ役として重要な役割を務めてきた。

トンボ・エンタープライズ社は、抗がん作用があるとされる漢方薬を販売している。この漢方薬の供給元は香港登記企業とされており、トンボ社はそのマレーシア国内の販売総代理店を務めている。

報道によると、この漢方薬は日本国内にも代理店があり、その社長の説明によると、漢方薬の原料は、中朝国境の長白山で採られているという。同じ山の反対側は、北朝鮮で「白頭山」と呼ばれる。金日成主席の「生誕地」として、神格化された山である。原材料は、あくまでも北朝鮮側で採られたものではない、との主張である。

十分な証拠がないとして、釈放されたリ氏
2017年3月3日、マレーシア警察は、暗殺事件への関与を裏付ける十分な証拠が得られなかったとして、リ氏を釈放した。その後、同氏の労働許可証の期限が切れていたため、マレーシア不法滞在を理由に国外退去処分とした。

もしこれが日本であれば、旅券法違反の容疑でリ氏と雇用主を徹底して取り調べるところであろうが、マレーシア警察にはその意図も能力もないようだ。さらなる捜査のためには、家宅捜査、家族への聴取、通信記録の収集と解析、銀行口座取引履歴などを徹底的に行う必要がある。

このような捜査には朝鮮語の能力が必須であるが、マレーシア警察には期待できない。限られた拘留期限内に、マレーシア警察に膨大な量の朝鮮語の通信記録の解析を期待するのは非現実的だからだ。それ以上に、リ氏の不法滞在や旅券法違反については何ら追求しないマレーシア警察の姿勢は、あまりにも不徹底であると言わざるを得ない。

リ氏はクアラルンプール市内で、比較的高級なアパートに暮らしており、家族とともに裕福な暮らしを送っていたことが推測される。もしチョン氏の会社ではリ氏の勤務実態がなかったのであれば、彼はどのようにして収入を得ていたのだろうか?

そもそも、リ氏は雇用実態を偽りながら、マレーシア国内でどのような活動を行っていたのか? 本当はトンボ社で何らかの雇用実態があったのではないか? トンボ社のパートナーである香港企業のグローバル・ネットワークを、北朝鮮のために悪用していなかったのか? また、チョン氏が支援したとされる「10名の北朝鮮人」とは、いったい何者で、どこでどのような活動を行っているのか? すべてが闇のままである。[関連:金正男暗殺で動いた、東南アジアに潜伏する工作員たちの日常]

国連専門家パネルが懸念するマレーシア企業

朝鮮中央通信に引用された海外企業には、国連制裁違反事件に関与した企業や関与が疑われる企業が多く存在する。マレーシア国内には他にもそのような企業がある。例えば、マレーシアと北朝鮮のジョイント・ベンチャー企業である、マレーシア・コリア・パートナーズ・グループ・オブ・カンパニーズ(Malaysia-Korea Partners Group of Companies: 以下、「MKPグループ」と略称)。この在マレーシア企業も、朝鮮中央通信に頻繁に紹介されてきた。

国連安保理・北朝鮮制裁委員会・専門家パネルは、2017年度の最終報告書で、同社の子会社である、在平壌のインターナショナル・コンソーシアム銀行(International Consortium Bank)の活動が、国連安保理決議で禁じられた活動を行っている容疑で捜査中、と報告している。

安保理決議では、北朝鮮の銀行との取引関係の維持が禁じられており(決議2270号の第33の規定)、北朝鮮に所在する子会社や銀行口座の閉鎖も義務づけられている(決議2321号第31の規定)。

MKPグループの銀行がこれらの制裁措置に違反する可能性が考えられている。また、MKPグループの主要事業の一つに、アフリカなどでの銅像などのモニュメントの建造も含まれており、安保理決議で禁止されている、北朝鮮による銅像の輸出が行われている可能性も、同報告書で示唆されている。

海軍の艦船と思われるような代物も製造している
加えて、MKPグループのもう一つの主要事業として、船舶建造がある。同社のホームページで紹介されている「船舶」の中には、海軍の艦船と思われるような代物も紹介されている(写真1参照)。もしこれらが海軍向け艦船であれば、北朝鮮との「兵器及び関連物資」の取引を禁じた国連制裁にも違反していることとなる。

写真1:MKPグループのホームページに掲載された艦船の写真

(http://www.mkpholdings.com.my/imageGallery/Shipping/ship_gallery.htm)

さらに、MKPグループは建設事業も柱としており、そこでは日本企業の建設作業車両の使用を宣伝している(写真2参照)。もしこれらの車両が日本から迂回輸出されて、北朝鮮のジョイント・ベンチャー企業に使用されていたとすれば、それは日本の輸出管理にも抵触しうるのではないだろうか。

写真2:MKPグループのブローシャーに掲載された日本製工事車両

(http://www.mkpholdings.com.my/image/get/moredetail/mkpbrochuredoc.pdf)

北朝鮮がマレーシアとのジョイント・ベンチャー・ビジネスを通じて、様々な国連制裁違反を行っていた可能性につき、検証されなければならない。

しかし、マレーシア政府は、これまでのところ国連専門家パネルの捜査にまったく協力せず、この企業や関係者に関する情報を何ら提供していない。もとよりマレーシアは北朝鮮に融和的で、厳しい制裁に協力的ではなかった。まさにこのようなマレーシアの脇の甘さが、今回の金正男暗殺事件で利用されたのである。[下に続く]


断交「考えていない」=不法就労の北朝鮮人37人拘束―マレーシア首相
時事通信 3/8(水) 17:32配信

 【クアラルンプール時事】マレーシアのナジブ首相は8日、金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏の暗殺事件をめぐり関係が悪化している北朝鮮と国交を断絶したり、在北朝鮮マレーシア大使館を閉鎖したりする考えはないことを明らかにした。

 首相は「事態の解決へ(北朝鮮との)連絡のチャンネルを維持する必要がある」と述べた。国営ベルナマ通信が伝えた。

 一方、地元紙ベリタ・ハリアン(電子版)によると、マレーシアのサラワク州では7日、当局が不法就労していた北朝鮮人37人を拘束した。北朝鮮が領内在留のマレーシア人の出国を認めない措置を取ったことを受け、マレーシア政府は同日、北朝鮮人の出国を禁じる対抗策を講じた。拘束が対抗策と関係しているかどうかは不明だが、マレーシアと北朝鮮の緊張は依然、続いている。

 ナジブ首相は対抗策に関し、「北朝鮮と交渉する手段として実施しなければならない」と正当性を強調。在留マレーシア人の出国に向けた交渉について、慎重な対応が求められるため、秘密裏に行う方針を示した。


混迷の韓国、赤化阻止へ戒厳令か 国境周辺の軍少数…対北臨戦態勢か 38度線走破ルポ
夕刊フジ 3/8(水) 16:56配信

 北朝鮮が6日、弾道ミサイルを連射した。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件を受け、韓国と北朝鮮の国境地帯「非武装地帯」(DMZ)周辺を1400キロ走破した、フォトジャーナリストの山本皓一氏の緊急リポート。韓国では「戒厳令の発令しかない」との声も聞かれたという。

 私は38度線周辺を先週3日間、走り回ってきた。現地から「極度の緊張状態にある」と連絡があったからだ。

 ソウルから、韓国北東部の束草(ソクチョ)市に飛び、最北端にある国境の村・明波里(ミョンパリ)を経て西に向かい、高地の軍人村・楊口(ヤング)に入った。朝鮮戦争の激戦地・鉄原(チョロン)、坡州(パジュ)の砲兵部隊基地を横目で見て、都羅山OP(国境監視基地)、北朝鮮が掘った第3侵攻地下トンネル、統一村、同国北西部の●(=さんずいに文)山(ムンサン)と走破した。全走行距離は1400キロを超えた。

 不思議なことに、DMZ近くで軍人の姿はほとんど見ることができなかった。過去5回ほど、同じルートを横断しているが、至る所で大勢の軍人や軍用車両、戦車までも目撃していたのだが…。

 さらに、元北朝鮮領だった旧鉄原への道も封鎖されていた。いつもは道路沿いから見られる大砲陣地の155ミリK9砲も姿を消していた。北朝鮮の町を見下ろせる統一展望台まで立ち入り禁止だった。

 北朝鮮の不意打ち攻撃を避けて移動したのか? 軍人の外出禁止令が発令されているのか? どこかで臨戦態勢を敷いているのか?

 謎が解けたのは、3・1記念日だ。韓国国防部は1日、米韓両軍による合同野外機動訓練「フォールイーグル」の開始を発表した。13日からは、半島有事に備えた合同演習「キー・リゾルブ」も始まり、米韓両軍で約30万人が参加し、4月下旬まで続く。合同演習は時期を早めたとされ、これは完全に臨戦態勢と言えるだろう。

 韓国の憲法裁判所は10日前後にも、国会が弾劾訴追した朴槿恵(パク・クネ)大統領の罷免の可否を最終決定する。正男氏暗殺事件の真相究明も加えて、朝鮮半島の危機は確実に増幅している。

 朴氏については、擁護派20万人と、指弾派30万人デモがソウル市内で激突し、市街戦に発展する危険を指摘する声もある。警察は車両を並べて道路を封鎖し、激突を阻止しているが、韓国国内に保守と左派の対立境界線ができたようだった。混迷の韓国…。北朝鮮の脅威を知る韓国の識者は「赤化を阻止し、独立を維持するには戒厳令しかない」と語る。

 一触即発の危機が訪れているようだ。

 ■山本皓一(やまもと・こういち) 1943年、香川県生まれ。日大芸術学部を卒業後、渡米。出版社を経て、フリーランスのフォト・ジャーナリストに。世界各国のルポルタージュや、湾岸戦争、ソ連崩壊、北朝鮮などをカバー。近年は尖閣諸島や北方領土、竹島など、日本の国境の島々も取材する。著書に『日本の国境を直視する1、2』(ベストセラーズ)、『日本人がもっと好きになる尖閣諸島10の物語』(宝島社)など多数。


体制には「消えるべき存在」=正男氏息子、金委員長の脅威―脱北元公使
時事通信 3/8(水) 16:43配信

 【ソウル時事】北朝鮮の元駐英公使で昨夏に韓国に亡命した太永浩氏は8日、ソウル市内のホテルで日本メディアと記者会見した。

 太氏はマレーシアで殺害された金正男氏の息子ハンソル氏について「金正恩(朝鮮労働党委員長)の立場からすると消えるべき存在だ」と語った。

 ハンソル氏は正恩氏の異母兄、正男氏の息子で「建国の父」金日成主席の血を受け継ぐ。正恩氏と並ぶ正統な体制承継者と見なされ得るため、危険が及びかねないとする見方も出ている。

 太氏は北朝鮮住民に正男氏らの存在は知られていないと主張。一方、ハンソル氏が正恩氏にとって脅威になる可能性を示唆し、「(ハンソル氏が)どれほど生きることができるかは、見極めるべき問題だ」と述べ、今後の動向に注意を促した。


金正男氏の「息子」、「父は殺された」
ホウドウキョク 3/8(水) 14:46配信

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(写真:ホウドウキョク)

「父は殺された」。マレーシアで殺害された、北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏の息子、キム・ハンソル氏と名乗る男性が、40秒間のビデオメッセージを公開した。
ハンソル氏は、「わたしの名前はキム・ハンソルです。北朝鮮出身で、金一族の一員です。これが、わたしのパスポートです。わたしの父は、数日前に殺されました。わたしは今、母と妹と一緒にいます。わたしたちは...に感謝しています。この状況が、早く良くなることを祈っています」と語った。
これは、動画投稿サイト「YouTube」で公開された映像。
男性は、パスポートを見せながら、英語で、「わたしの名前はキム・ハンソル。北朝鮮の金一族の一員だ」と名乗り、「わたしの父は、数日前に殺された」と語っている。
投稿された動画は40秒ほどで、男性が示した、パスポートが映る部分は加工されている。
また、一部、音声が消去されている。
動画の右上には、1日に千里を走る馬という名の「千里馬(チョルリマ)民間防衛」という団体名が記されている。
これは、脱北者支援団体で、団体のウェブサイトには、「ハンソル氏の家族の避難を支援したオランダ、中国、そして、アメリカ政府に感謝する」、「要請を断ったいくつかの政府に遺憾を示す」などと書かれていて、家族の行方や脱出の過程については、公にできないとしている。


焦点:外交努力か先制攻撃か、北朝鮮問題で試されるトランプ氏の決断力
ロイター 3/8(水) 14:25配信

[ワシントン 7日 ロイター] - 大統領選中から北朝鮮に厳しい姿勢で臨むと明言してきたトランプ米大統領は、今その決断力を試される状況に面している。政権幹部は北朝鮮のミサイルや核の脅威に対抗する戦略見直しを早期にまとめるよう働き掛けを強めている。

北朝鮮による最近のミサイル発射やマレーシアで起きた金正男氏殺害事件を受け、情勢は緊急度を増し、米政府が安全保障上の重大課題に向き合う必要が高まった。

政権高官らによると、あらゆる選択肢が検討されている。北朝鮮を協議に引き戻すことを狙った制裁強化から、韓国への米核兵器の再配備、さらには北朝鮮のミサイル施設に対する先制攻撃までもが検討対象だという。

ただ、米国が先制攻撃に出た場合、地域戦争を引き起こす危険があり、日本や韓国、また両国に駐留する数万人の米軍に多数の犠牲が出る恐れがある。このため、米当局者は現在のところ、リスクが大きすぎると考えている。

しかし、米本土を攻撃できる能力を持つ大陸間弾道ミサイル(ICBM)の実験を北朝鮮が実施する場合、先制攻撃案も現実味を帯びるかもしれない。1月の就任直前、北朝鮮がICBMの発射実験に近付いているとした際、トランプ氏は「そのようなことは起きない」とツイートした。

<今月中にも戦略見直し>

当局者によると、対北朝鮮戦略の見直しは今月末までに完了する見込みだという。ただ、国家安全保障関連の課題に対するトランプ氏の対応ペースが遅いため、決定が遅れる可能性もある。

トランプ氏は詳細な外交政策を巡る協議に忍耐強く応じないことで知られるが、当局者によると、北朝鮮が対処すべき最も切迫した国際的課題だと忠告したオバマ前大統領に従っているようだという。

また当局は、北朝鮮への圧力を強めるように中国を説得する必要を強調しているが、ミサイル発射を受けたトランプ氏の最初の具体的な対応は、韓国に「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備を開始したことで、これが中国政府をいら立たせている。

中国はTHAADを自国への脅威とみなしており、対北朝鮮制裁強化への関与を弱らせることになると、外交関係者は語る。

ある政権関係者は「しっかりした事実を基にすべての選択肢を調整する必要がある」とし、メディアは軍事オプションを大きく取り上げすぎだと指摘。「パンチ力があり、従来より威力ある制裁を行うには、中国の協力にある程度かかっている」と語った。

<軍事オプション>

戦略国際問題研究所(ワシントン)のボニー・グレイサー氏は、中国が取り得る対策として、北朝鮮と違法な金融取引を行った銀行の閉鎖、ダミー会社の摘発、原油輸出の停止、北朝鮮労働者の国外追放などを挙げる。

同氏は軍事オプションに反対の考えを示す。これまでの対話は失敗に終わったものの、トランプ氏が外交による解決を試そうとしても驚きはないとみている。

一つの考えとして、北朝鮮の核・ミサイル開発凍結をまず協議することはあり得るという。

グレイサー氏は「北朝鮮は核兵器保有国として認知するよう求めるかもしれないが、その場合、米国がその点で譲歩するかどうか決断する必要がある」と述べた。

一方、ブッシュ(子)政権下で北朝鮮問題に関与した元外交官のエバンス・リビア氏は、経済制裁や軍派遣、秘密作戦を採用すべきだと指摘する。

こうした戦略を機能させるために必要なリスクをトランプ氏が容認するかどうかはなお不明だ。

ある政権幹部は「この政権は手持ちのカードに基づく選択肢を考え出そうとしており、(北朝鮮の)体制変革といった大きな変化を起こすつもりはないだろう」と語った。

(Matt Spetalnick記者 David Brunnstrom記者)


正男氏息子か、ネットに動画「父親殺害された」
読売新聞 3/8(水) 13:21配信

 【ソウル=井上宗典】マレーシアで北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏が殺害された事件で、脱北者支援団体とみられる「チョルリマ・シビル・ディフェンス(千里馬民防衛)」のホームページ(HP)に、正男氏の息子、金ハンソル氏を名乗る男性が「父親が殺害された」と話す動画が掲載されたことが8日わかった。

 ハンソル氏であれば、遺体が正男氏だと家族が初めて認めたことになる。

 動画は約40秒間。若い男性が英語で「私の名前は金ハンソルで、北朝鮮の金氏一家の一員だ。私の父は数日前に殺害された」と述べた。「現在、母親と妹と一緒にいる。我々は状況がすぐに好転することを願う」とも語った。同団体はHPに声明も掲載し「正男氏が殺害された後、家族から助けが必要だと要請が来た。彼らを安全な場所に移動させた」としている。オランダ、中国、米国のほか「無名の政府」が支援したという。韓国政府関係者は「男性はハンソル氏だ」と本紙に語った。


金正男氏の息子?が動画 投稿者「千里馬民間防衛」とは
J-CASTニュース 3/8(水) 12:36配信

908
ユーチューブに公開された動画。キム・ハンソル氏を名乗る男性が「父は数日前に殺害された」と話した

 北朝鮮で殺害された金正男(キム・ジョンナム)氏(45)の息子、ハンソル氏を名乗る男性の動画が2017年3月7日付でユーチューブに公開された。男性は「北朝鮮から来た。キムファミリーの一員だ」と話し、「父は数日前に殺害された」とも話した。仮にハンソル氏だと確認されれば、正男氏の家族が同氏の殺害について触れるのは初めて。

 動画には、「千里馬(チョンリマ)民間防衛」を名乗る脱北者支援団体とみられる団体のマークが入っており、ハンソル氏はこの団体の保護下にあるとみられる。

■脱北者支援団体の保護受ける?

 動画の長さは約40秒で、黒い服を着た男性が、比較的流暢な英語で

  「私の名前はキム・ハンソル。北朝鮮から来た。キムファミリーの一員だ」

と自己紹介。自らのパスポートの表紙や写真が掲載したページも示したが、写真のページは「黒塗り」で公開されている。その上で、男性は

  「父は数日前に殺害され、今は母親、姉妹(シスター)と一緒にいる。(音声が消されて聞き取れず)には非常に感謝している」

と述べた。撮影時期や場所は明らかにしていない。

 ユーチューブの動画の動画を投稿したのは、「千里馬民間防衛」(Cheollima Civil Defense)を名乗る利用者。動画の説明欄には、この団体の公式サイトとみられるサイトへのリンクも貼られている。サイトによると、

  「千里馬民間防衛は先月、金正男氏の家族から助けが必要だと要請があった。速やかに家族3人と面会し、安全な場所に移動させた。我々は過去にも、緊急の保護要請に対応してきた。これがこの件に関する最初で最後の声明だ。今の家族の所在地は明らかにしない」

と説明。オランダ、中国、米国、それ以外の1国への「人道的支援に感謝」するとも表明している。

 この動画について、韓国統一省の鄭俊煕(チョン・ジュンヒ)報道官は8日の会見で、

  「もう少し確認が必要」とした上で、「千里馬民間防衛」については
  「韓国統一省として把握していない団体だ」

とした。

 一方で、聯合ニュースによると、韓国の情報当局関係者は

  「本人が投稿したものとみられる」

と明らかにしたという。


北朝鮮との断交は計画していない=マレーシア首相
ロイター 3/8(水) 12:29配信

[クアラルンプール 8日 ロイター] - マレーシアのナジブ首相は8日、マレーシア政府が北朝鮮との国交断絶を計画していないことを明らかにした。

首相は議会で「われわれは北朝鮮に友好的な国だ」と語った。

両国の関係は、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男氏の殺害事件を巡り、急速に悪化しており、両政府は互いの国民の出国を禁止する措置を講じている。

ナジブ首相は前日、北朝鮮が同国に滞在するマレーシア人の出国を一時的に禁止したことについて「マレーシア国民を事実上、人質に取るような卑劣な行為」だと非難していたが、きょうは姿勢を軟化させた格好となった。

同首相は、北朝鮮にいるマレーシア人11人の身の安全は脅かされていないとも発言。北朝鮮側の要求について調査を進めていると述べた。

同首相は「けんかを売っているわけではない。ただ、犯罪が発生しており、特にマレーシア国内で化学兵器が用いられた。当然、国民の利益を守る義務がある」と主張した。

北朝鮮にいるマレーシア人の出国に向けてどのような対応を取るかについては詳細を明らかにしなかった。「交渉するのであれば、メディアを通してはできない」と述べた。

国連はマレーシアと北朝鮮に対し、冷静な対応を呼びかけており「既存の外交手段」を通じて見解の差を解消するよう求めている。


金正男氏の息子・金ハンソル氏とみられる人物が動画を投稿 「父は数日前に殺された」
ねとらぼ 3/8(水) 12:14配信

907
金ハンソル氏とみられる男性

 マレーシアで殺害された金正男氏の息子・金ハンソル氏とみられる人物による「父が数日前に殺害された」などと語る動画がネット上に投稿されました。

 動画は40秒ほどの長さ。「私の名前は金ヨンソルです。金ファミリーの一人です」と身分を明かし、パスポートを開いてみせる様子などが写されています(動画では、パスポートは黒く塗りつぶされています)。また、「父は数日前に殺された。今は母と妹と一緒にいる」とも語っています。

 この動画は千里馬民間防衛(Cheollima Civil Defense)のサイトで掲載されたものが初出とみられており、同サイト上では金正男の家族から救援の要請があったとされています。この人物が金ハンソル氏本人であるかどうかの真偽は不明ですが、一部報道によると、韓国政府はこの動画の確認を進めているとしています。

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