« 東日本大震災等および原発事故関連のニュース・2203 | トップページ | 天皇皇后両陛下、28日からベトナム・タイを公式にご訪問・4 »

2017年3月 4日 (土)

北朝鮮、金正恩の兄・金正男氏暗殺 金正恩の刺客による犯行説濃厚・20

中世の亡霊・暗黒残虐国家・北朝鮮の親玉=金正恩の異母兄にあたる金正男(ジョンナム)氏が13日、マレーシアで何者かに殺害された。複数の韓国メディアが14日報じた。

金正男氏はマレーシア・クアラルンプールの空港で北朝鮮の刺客とみられ女2人に何らかの方法で毒殺されたもよう。犯人の女2人は殺害後、タクシーで逃走したとしている。

金正男氏は、北朝鮮の前の親玉=金正日の長男だが、北朝鮮の改革開放を主張、また独裁権力の継承について金一派の世襲にも反対していたとされ、これらの点が金正恩の逆鱗に降れ、金正恩の指令で暗殺されたとの観測が濃厚である。
だとすれば、(すでに明白なことではあるが)金正恩一派の牛耳る北朝鮮という国家は、現世の地獄ともいうべき、中世以前の残虐で野蛮な暗黒国家であり、存在すること自体許されない犯罪国家というしかない。
そもそも21世紀の今日、このような中世以前の残虐な亡霊国家が現存すること自体、人類の恥だ。

14番目の記事
15番目の記事
16番目の記事
17番目の記事
18番目の記事
19番目の記事

リンク:<金正男氏殺害>北朝鮮大使の動向注目 マレーシア国外追放 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正恩、母の存在公にしないのは在日朝鮮人だったからか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「北」ロケット弾...3万発を発見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮大使、出国へ=正男氏事件で追放―マレーシア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア、北朝鮮大使を国外退去処分に 正男氏殺害受け - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮大使を国外追放へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:リ・ジョンチョル氏、会見をキャンセル - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害 北朝鮮、“貴重な工作拠点”失う可能性も 駐マレーシア大使追放 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害 マレーシア議員が会見「政府幹部は北朝鮮の本質知らない」 国会で政府の対北政策を追及の構え - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北大使をマレーシアが追放 正男氏暗殺捜査批判に報復 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米国務長官、日中韓歴訪へ 17日訪日、北の対応協議 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:対北で政府に厳しい対応要求へ マレーシア野党議員単独会見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア、北朝鮮大使を国外追放 48時間以内の退去要請 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<マレーシア北朝鮮大使追放>真相究明遠のく 金正男氏殺害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア、北朝鮮大使を追放=関係悪化止まらず―金正男氏事件 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア、北朝鮮大使を国外追放…外相発表 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏殺害>釈放のリ氏、帰国予定明かさず  - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<マレーシア>北朝鮮の姜哲大使、国外追放と発表 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロ支援国家再指定なら「大きな犠牲払うことになる」、北朝鮮が米に警告 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国外退去のリ氏、マレーシア側を非難 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏のカルテ入手模索=遺体身元確認でマレーシア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、リ氏の会見を直前中止=「体調良くない」と説明―北京 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正恩、韓国大統領選に活路 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア警察、高麗航空職員に逮捕状 金正男氏殺害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ティラーソン国務長官、16日に訪日で調整 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正恩による金正男殺害、2人の母の愛憎が元凶か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:暗殺2週間前 金正男からジャーナリストに届いたメッセージ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:対北朝鮮で連携目指す=アジア外交始動へ―米国務長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国外退去のリ氏 捜査は謀略と非難 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害 釈放のリ氏、事件への関与否定 「謀略」と主張 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:釈放された北朝鮮籍男性、会見で「捜査は謀略」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏殺害>釈放のリ氏「マレーシア捜査は謀略」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中国が正男氏の息子留め置き、身元確認させず? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア捜査は「謀略劇」=国外追放のリ氏が非難―正男氏事件 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<金正男氏殺害>北朝鮮大使の動向注目 マレーシア国外追放
毎日新聞 3/5(日) 21:07配信

 【クアラルンプール林哲平】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏(45)が殺害された事件を受け、マレーシアから「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」として国外追放を通告された北朝鮮の姜哲(カン・チョル)・駐マレーシア大使の動向が注目されている。

 マレーシアは退去期限を6日午後6時(日本時間同7時)としているが、北朝鮮側は公式の反応を示していない。北朝鮮大使館では時折車が出入りする程度で目立った動きはない。姜大使は2月20日に大使館前でマレーシア政府を非難する声明を読み上げたのを最後に姿を見せておらず、一部には既に出国したのではないかとの見方もある。

 姜大使はマレーシア当局の捜査について、「敵対勢力と結託している」などと強く非難していた。マレーシア外務省によると、2月28日に北朝鮮代表団と協議し、姜大使の発言について文書での謝罪を要求。期限を過ぎても回答がなく、3月4日夕の呼び出しにも応じなかったことで、厳しい措置に踏み切った。国営ベルナマ通信によると、ザヒド副首相兼内相は5日、「マレーシアが問題に真剣に取り組んでおり、(北朝鮮に)操られたくないという北朝鮮への明確なメッセージだ」と述べた。

 マレーシア政府は駐北朝鮮大使を召還したほか、6日から北朝鮮国民のビザ(査証)なし渡航を中止。国外追放はそれに続く措置で、両国関係の悪化は決定的となった。アニファ外相はさらなる対応の可能性も示唆している。

 マレーシア政府関係者によると、事件の重要参考人の一人である北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官にも6日の出頭を要請。応じなければ国外退去処分にするとしている。


金正恩、母の存在公にしないのは在日朝鮮人だったからか
NEWS ポストセブン 3/5(日) 16:00配信

 2月13日、マレーシアのクアラルンプール国際空港で、北朝鮮・金正恩朝鮮労働党委員長(33才)の異母兄・金正男(享年45)が殺されてから2週間以上が経過した。「遺体は金正男の影武者説」まで飛び出すなど、まるでミステリー映画のようなこの事件を、新聞やワイドショーでは、金正男と金正恩を巡る複雑な家庭環境とともに伝えている。

 金正男と金正恩は、母とどんな関係だったのか? 金正男の母は成ヘ琳。特権階級に産まれた、元映画女優だ。一方で、金正恩の母は高英姫といわれているが、公にはされていない。著書に『金正日秘録』がある龍谷大学教授の李相哲さんはこう語る。

「金正男のおばの手記を読むと、彼は18才頃までかなり母に反抗的だったようですが、大きくなるにつれて、病床の母を不憫に思い、よく見舞っていたそうです。彼女は2002年に亡くなり、お墓はモスクワに建てられましたが、金正男は何度もそこを訪れています。高英姫は、金正恩を愛しているからといって、特別甘やかすことはなく、時に厳しく叱りつけることもあったようです。

 1つエピソードがあって、金正恩はかなりわがままに育ったんですが、バスケの試合をしていたときに、何かに怒って八つ当たりじゃないですけど、ボールをどこかに投げつけたそうです。そしたら高英姫はみんなの前で金正恩を叱ったんです。父の金正日は『ほっとけ』となだめたりしたようなので、高英姫に比べれば甘やかしていたようですね」(李さん)

 昔から北朝鮮では指導者を神のように奉るために、その家系をたたえてきた。例えば金正日は、母を抗日闘争で、もっとも勇敢に戦った女性だとたたえ、彼女は国母となっている。

 しかし金正恩は、自分のために奔走してくれた大好きな母だったが、2004年に乳がんで亡くなってからも、その存在を今に至るまで公にしていない。

 北朝鮮の内情に詳しいジャーナリストの惠谷治さんはその理由を「高英姫が在日朝鮮人だったから」と指摘する。

「北朝鮮にとって敵対国である日本に住んでいたことは、絶対に隠したい過去。自分の正統性を危うくしかねない秘密なんです」

※女性セブン2017年3月16日号


「北」ロケット弾...3万発を発見
ホウドウキョク 3/5(日) 15:13配信

制裁逃れが、ますます巧妙になっていることがわかった。
FNNが入手した国連安全保障理事会の専門家パネルによる最新の報告書によると、2016年8月、エジプト当局が拿捕(だほ)した貨物船から、北朝鮮製のロケット弾3万発が見つかった。
北朝鮮製の弾薬類の押収量としては最も多く、明細には中国で荷積みされた「水中ポンプの組み立て部品」と、虚偽の記載がされていた。
このほか、2016年のアフリカ向けの航空貨物からは、軍事用通信機器が押収された。
これらには、金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件の現場となったマレーシアにある北朝鮮のフロント企業「グローコム」のラベルが貼られていて、北朝鮮がマレーシアを拠点に外貨獲得を進めていた実態も鮮明となった。


北朝鮮大使、出国へ=正男氏事件で追放―マレーシア
時事通信 3/5(日) 14:35配信

 【クアラルンプール時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件をめぐり、マレーシア政府から国外追放の通告を受けた北朝鮮の姜哲駐マレーシア大使は、5日にもマレーシアを出国する。

 同事件に端を発した両国の摩擦は大使の追放劇に発展。今後の北朝鮮の対応次第では関係はさらに冷却化し、国交断絶につながる可能性がある。

 マレーシア側は姜氏に対し、6日午後6時(日本時間同7時)までに出国するよう求めている。

 姜氏は事件発生から4日後の2月17日、遺体の引き渡しをマレーシア側に求めたが拒否されたと主張し、「われわれをだまそうとしている」「敵対勢力と結託している」とマレーシアを非難。さらに、同20日の声明でも「マレーシア警察の捜査を信用できない」「南朝鮮(韓国)保守政権が仕掛けたでっち上げ」と決め付けた。

 マレーシア側は姜氏の批判に対し、「外交上無礼」(ナジブ首相)、「妄想にとらわれ、うそと非難を吐き続けている」(アニファ外相)と猛反発した。今後の対応を協議するため駐北朝鮮大使を召還したのに続き、ザヒド副首相兼内相が外務省に対し、北朝鮮との外交関係を再検討するよう指示。今月2日には事実上の報復措置として、北朝鮮国民に認めてきたマレーシアへのビザなし渡航制度の廃止を発表した。

 だが、北朝鮮側は強硬姿勢を崩さなかった。アニファ外相が4日夜に発表した声明によると、マレーシア外務省高官は2月28日、同国を訪れている北朝鮮代表団と会談し、姜氏の批判について書面での謝罪を要求。しかし、北朝鮮側はこれに応じなかった上、姜氏も4日夕に設定されていた外務省高官との会談に現れなかったことから、マレーシア政府は「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」として大使の追放を決断した。

 正男氏事件の容疑者として逮捕されたが証拠不十分で3日に釈放された北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル氏(46)は4日、マレーシア出国後に到着した中国・北京で報道陣に「共和国(北朝鮮)の尊厳を傷つける謀略劇だ」とマレーシア側を批判。このこともマレーシア政府を刺激し、火に油を注ぐ形になった。


マレーシア、北朝鮮大使を国外退去処分に 正男氏殺害受け
CNN.co.jp 3/5(日) 11:47配信

クアラルンプール(CNN) マレーシア外務省は4日、北朝鮮のカン・チョル大使を国際条約に基づく「ペルソナ・ノングラータ(好ましからざる人物)」として国外に追放すると発表した。

マレーシア当局は、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム)氏がクアラルンプールの空港で襲われ、殺害された事件を捜査している。

北朝鮮側は事件への関与を全面的に否定してきた。

カン・チョル大使は先月、マレーシア側が北朝鮮市民の遺体を「強制的に」司法解剖したと非難し、結果を受け入れないとする声明を発表。遺体の即時返還を要求し、「マレーシア側は北朝鮮に敵対的な勢力と共謀している」などと主張した。

これに対してマレーシア外務省が謝罪を要求したが、同大使は応じなかった。ザヒド副首相が「重い代償」を警告するなど、双方の間で緊張が高まっていた。


北朝鮮大使を国外追放へ
ホウドウキョク 3/5(日) 11:06配信

北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件をめぐり、マレーシア政府が、北朝鮮大使の国外追放を決定した。
マレーシア外務省は4日、声明を発表し、北朝鮮のカン・チョル大使を「好ましからざる人物」として、国外追放すると発表した。
出国期限は、現地時間の6日午後6時までとしている。
正男氏殺害事件で、北朝鮮はマレーシアに対する非難を繰り返していて、カン大使は4日のマレーシア外務省からの呼び出しにも応じなかったという。
友好国とされた両国の関係は、事件をきっかけに急速に悪化していて、2日には、マレーシア政府が北朝鮮の市民がビザなしで入国できる制度を廃止すると発表している。


リ・ジョンチョル氏、会見をキャンセル
ホウドウキョク 3/5(日) 10:55配信

会見は急きょキャンセルされた。
北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された事件で、マレーシアを国外退去となったリ・ジョンチョル氏が、4日未明に続き、午後も会見をする予定だったが、急きょキャンセルされた。
「まだ言い残したことがある」という、リ氏のたっての希望で開催される予定だったが、なぜ突然取り消されたのか、くわしいことはわかっていない。
リ氏の主張は、捜査過程でマレーシア当局に罪を認めるよう強要され、証拠を捏造(ねつぞう)されたと非難するのが目的で、北朝鮮側が、事件をマレーシアの捏造(ねつぞう)だと、国際社会に印象づけようとする「宣伝戦」の一環とみられる。
リ氏は数日間、中国・北京に滞在し、来週にも家族とともに平壌(ピョンヤン)に戻る見通し。


金正男氏殺害 北朝鮮、“貴重な工作拠点”失う可能性も 駐マレーシア大使追放
産経新聞 3/5(日) 8:10配信

 マレーシア政府が北朝鮮の姜哲駐マレーシア大使の国外追放に踏み切ったことにより、両国関係の悪化は決定的となった。北朝鮮にとって“貴重な工作拠点”が失われることも避けられない情勢となってきた。

 韓国政府によれば、北朝鮮は約160カ国と国交を持っている。うちマレーシアは、北朝鮮にビザ(査証)なしの入国を認めている数少ない国だった。

 北朝鮮に友好的だったマレーシアが、大使の国外追放で対北強硬姿勢を強めている。隣国のシンガポールが昨年、北朝鮮に対しビザなし入国の取り消しに踏み切った。マレーシアも6日に同様の措置をとる。

 マレーシアは北朝鮮にとって、国際社会からの制裁の隠れみのとして利用できる場所であり、工作員を暗躍させるにはもってこいの国だった。マレーシア政府は4日発表の声明で「自国が(北朝鮮の)違法な活動に利用されてきたとの懸念」を明らかにした。

 東南アジアではインドネシアやカンボジア、ベトナムなどが伝統的に北朝鮮と良好な関係を続けている。金正男氏殺害事件に対するマレーシア政府の対応は、北朝鮮と良好な関係にあった他の東南アジア諸国にも影響を及ぼしそうだ。

 北朝鮮は友好国を対外工作の拠点どころか、工作への協力者づくりに利用してきた。今後も含め、マレーシアの対応は北朝鮮の非合法活動阻止に向けた好例となるかもしれない。(ソウル 名村隆寛)


金正男氏殺害 マレーシア議員が会見「政府幹部は北朝鮮の本質知らない」 国会で政府の対北政策を追及の構え
産経新聞 3/5(日) 8:09配信

 【クアラルンプール=吉村英輝】北朝鮮は金正男氏殺害事件でマレーシア警察の捜査を執拗(しつよう)に非難する一方、政府高官の代表団をマレーシアに派遣し、外交的な揺さぶりを強めている。これに対し、マレーシア政府は北朝鮮国民へのビザ(査証)なし渡航制度の中止を表明するなど対決姿勢を強めている。一方、マレーシアの野党議員は、6日から始まる国会でこれまで核問題などに目をつぶり北朝鮮と良好な関係を築いてきた政府の外交姿勢を追及する構えだ。

 野党、民主行動党(DAP)のオン・キアン・ミン議員が産経新聞と単独会見した。同議員は地政学的に差し迫った脅威がないことなどから、マレーシア政府は北朝鮮に対し、核問題などをめぐる強硬な対応は避け「中立的な立場」を維持し、友好関係を築いてきたと説明した。

 一方、関係維持は「両国間に敏感な問題が生じなかったから可能だった」と分析。マレーシア政府幹部らは「事件に関する北の猛烈な反発に戸惑っている」と指摘した。

 同議員は2015年に国会で、マレーシアのサラワク州の炭鉱や建設現場で、北朝鮮労働者計287人が就業しているとの政府答弁を引き出した経緯がある。輸出資源の乏しい北朝鮮が、労働者を海外に派遣し賃金を搾取。マレーシアとの二国間貿易の決済に利用していた疑惑がある。

 この問題を産経新聞が同年7月23日付で報じたところ、姜哲・駐マレーシア北朝鮮大使から翌日に連絡があり面会したという。大使は報道をふまえ、「労働者派遣には何の問題もない」と主張。同議員が、脱北者が相次ぐ状況などをただすと、大使は「やつらはクズだ」と反発したという。

 同議員は、「マレーシア政府の幹部らは北朝鮮の本質を知らない。事件への対応も誤りかねない」として、政府に毅然(きぜん)とした対応を求める方針だとした。


北大使をマレーシアが追放 正男氏暗殺捜査批判に報復
産経新聞 3/5(日) 7:55配信

 【クアラルンプール=吉村英輝】北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件で、マレーシア外務省は4日夜、姜哲(カン・チョル)駐マレーシア北朝鮮大使を「ペルソナ・ノングラータ(好ましからざる人物)」と宣言し、国外追放すると発表した。6日午後6時(日本時間同7時)までの出国を求めている。北朝鮮側が現地警察の捜査への批判を続けていることにマレーシア政府が反発を強め、報復措置をとったとみられる。

 外務省によると、マレーシア政府は2月28日、捜査を批判し、協力姿勢を示さない北朝鮮側に、「書面での謝罪」を要求。北朝鮮側から返事がないため、3月4日午後6時までに姜大使を外務省に呼び出したが応じなかったため、48時間後までの国外追放を決めた。

 マレーシア紙、星洲日報(電子版)によると、外務省は北朝鮮大使館側に対し、すでに国外追放について正式通告した。

 アニファ外相は4日、「マレーシア政府は自国へのいかなる侮辱に対しても、厳しい対応をとる」と述べた。

 2月13日の事件後、北朝鮮は捜査への批判を繰り返し、20日には姜大使が「マレーシアは北朝鮮の名声を汚している」と主張していた。マレーシアのザヒド副首相兼内相は、北朝鮮との外交関係の再検討に向けた報告のとりまとめを指示。在北朝鮮マレーシア大使館の閉鎖も検討されていた。

 また、マレーシアから国外追放処分となった北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル氏(46)が、経由地の北京で4日、マレーシア警察の「不当捜査」を非難していた。

 マレーシアは今回、北朝鮮が駐在させる外交団トップである大使にもっとも重い国外追放の処分を下し、両国関係の亀裂は決定的になった。事件の捜査に協力しない北朝鮮側に圧力をかける狙いもあるものとみられる。


米国務長官、日中韓歴訪へ 17日訪日、北の対応協議
産経新聞 3/5(日) 7:55配信

 日米両政府は、ティラーソン米国務長官が今月中旬に初めて日本を訪れ、岸田文雄外相らと会談する方針を固めた。核・ミサイル開発や金正男氏殺害事件など北朝鮮問題への対応を中心に協議し、日米や日米韓の連携強化を確認する。日米外交筋が4日、明らかにした。

 ティラーソン氏の訪日は17、18両日の2日間滞在を軸に調整しており、安倍晋三首相への表敬も検討している。トランプ米政権の閣僚訪日はマティス国防長官に続き2人目。

 岸田氏とティラーソン氏は今年2月、米ワシントンやドイツ西部ボンで会談している。日米外相が短期間にこれだけ緊密に顔を合わせるのは異例といえる。

 ティラーソン氏は訪日に合わせ、中国と韓国も訪問する。中国で王毅外相と会談するほか、習近平国家主席への面会も模索。韓国では、尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と会談する。

 トランプ政権は、オバマ前政権の北朝鮮に対する「戦略的忍耐」政策を失敗と判断。米独自の経済制裁を科す「テロ支援国家」への再指定や北朝鮮への武力行使も選択肢に含める強硬路線への転換を検討しているとされる。

 ティラーソン氏は米国の新たな対北朝鮮政策について、同盟国の日韓両国に説明するとみられる。中国には、北朝鮮への圧力を強化するよう要請する構え。また、中国が反発する北朝鮮の弾道ミサイルをにらんだ最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備に理解を求めるとみられる。


対北で政府に厳しい対応要求へ マレーシア野党議員単独会見
産経新聞 3/5(日) 7:55配信

 【クアラルンプール=吉村英輝】北朝鮮は金正男氏殺害事件でマレーシア警察の捜査を執拗(しつよう)に非難する一方、政府高官の代表団をマレーシアに派遣し、外交的な揺さぶりを強めている。これに対し、マレーシア政府は北朝鮮国民へのビザ(査証)なし渡航制度の中止を表明するなど対決姿勢を強めている。一方、マレーシアの野党議員は、6日から始まる国会でこれまで核問題などに目をつぶり北朝鮮と良好な関係を築いてきた政府の外交姿勢を追及する構えだ。

 野党、民主行動党(DAP)のオン・キアン・ミン議員が産経新聞と単独会見した。同議員は地政学的に差し迫った脅威がないことなどから、マレーシア政府は北朝鮮に対し、核問題などをめぐる強硬な対応は避け「中立的な立場」を維持し、友好関係を築いてきたと説明した。

 一方、関係維持は「両国間に敏感な問題が生じなかったから可能だった」と分析。マレーシア政府幹部らは「事件に関する北の猛烈な反発に戸惑っている」と指摘した。

 同議員は2015年に国会で、マレーシアのサラワク州の炭鉱や建設現場で、北朝鮮労働者計287人が就業しているとの政府答弁を引き出した経緯がある。輸出資源の乏しい北朝鮮が、労働者を海外に派遣し賃金を搾取。マレーシアとの2国間貿易の決済に利用していた疑惑がある。

 この問題を産経新聞が同年7月23日付で報じたところ、姜哲・駐マレーシア北朝鮮大使から翌日に連絡があり面会したという。大使は報道をふまえ、「労働者派遣には何の問題もない」と主張。同議員が、脱北者が相次ぐ状況などをただすと、大使は「やつらはクズだ」と反発したという。

 同議員は、「マレーシア政府の幹部らは北朝鮮の本質を知らない。事件への対応も誤りかねない」として、政府に毅然(きぜん)とした対応を求める方針だとした。


マレーシア、北朝鮮大使を国外追放 48時間以内の退去要請
AFP=時事 3/5(日) 7:49配信

【AFP=時事】マレーシアは4日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏の殺害事件をめぐり、北朝鮮の康哲(カン・チョル、Kang Chol)駐マレーシア大使を国外追放処分とし、同大使に対して48時間以内に同国を退去するよう要請した。

 金正男氏は先月13日、マレーシアのクアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur international Airport)で、致死性が高く大量破壊兵器に指定されているVXを使って殺害された。

 事件を受けてマレーシアと北朝鮮の外交関係は急速に悪化した。北朝鮮は死亡した正男氏の身元を認めておらず、マレーシアによる捜査に激しく抗議してマレーシア政府が北朝鮮の敵と共謀していると非難した。

 北朝鮮と敵対する韓国は、正男氏殺害は北朝鮮の仕業だと指摘し、異母兄の正男氏が政敵になり得ると考えた正恩氏が暗殺を命じていたと主張している。

 マレーシア外務省は4日、北朝鮮大使の国外追放処分に関する声明を発表。声明は「DPRK(北朝鮮)大使の国外追放は違法行為にマレーシアが利用されたことに対する懸念を表明するもの」とした上で、マレーシアの殺人捜査を批判したことに北朝鮮が謝罪しなかったことから「北朝鮮大使は、『ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)』に指定され」、「48時間以内に国外に退去することが期待される」と表明していた。

 両国間の論争は、先月の正男氏殺害後、北朝鮮による正男氏の遺体引き渡し要求をマレーシアが拒否したことから起こったもの。遺体引き渡しの拒否を受け、康大使はマレーシアによる捜査は政治的動機によるものであり、同国政府が「敵体勢力」と共謀していると述べていた。

 マレーシア政府はその後、発言に抗議するため康大使を呼び出した。マレーシアのナジブ・ラザク(Najib Razak)首相は康大使の発言について「まったくいわれのないもので、外交的に無礼である」と批判。マレーシアは駐北朝鮮大使を帰国させ、北朝鮮からのビザなし渡航制度を廃止し、一時は友好的だった2国間関係に冷水を浴びせた。【翻訳編集】 AFPBB News


<マレーシア北朝鮮大使追放>真相究明遠のく 金正男氏殺害
毎日新聞 3/5(日) 0:52配信

 【ジャカルタ平野光芳】金正男(キム・ジョンナム)氏の殺害事件で、マレーシア政府が4日、北朝鮮の姜哲(カン・チョル)駐マレーシア大使の国外追放に踏み切った。警察を激しく非難して一切協力しない姜氏にマレーシア側が見切りをつけた形だが、両国の関係悪化は決定的となり、事件の真相究明はさらに遠のきそうだ。

 マレーシア側が強硬な措置を取る背景には、国民世論がある。自国の「玄関」ともいうべき首都の国際空港で公然と犯罪が行われ、北朝鮮による国家的な犯罪の可能性が濃厚になったことに国民の反発は高まっている。2月23日にはクアラルンプールの北朝鮮大使館前でNGOのメンバーらによるデモもあった。北朝鮮は経済的にも重要なパートナーとは言い難く、関係悪化による実害が少ないことも後押しした。

 実行犯として逮捕された女2人のうち1人の出身国であるインドネシアでは、「被告は北朝鮮の工作員に利用されただけ」と北朝鮮に対する反発が広がっている。伝統的に北朝鮮と友好関係を保ってきた東南アジアの国々にも、北朝鮮との関係悪化の波が広がる可能性がある。

 姜大使は事件後、度々、報道陣に対し、遺体が金正男氏であることを否定。事件は北朝鮮をおとしめるための陰謀だと主張し、マレーシア側を「反北朝鮮の勢力と結託している」と激しく非難していた。マレーシア外務省は姜氏に抗議し、駐北朝鮮大使を召還、北朝鮮国民に認めていたビザなし訪問を停止するなど対抗策を次々と講じた。


マレーシア、北朝鮮大使を追放=関係悪化止まらず―金正男氏事件
時事通信 3/5(日) 0:18配信

 【クアラルンプール時事】マレーシアのアニファ外相は4日、声明を出し、北朝鮮の康哲駐マレーシア大使を国外追放すると発表した。

 両国は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件をめぐって対立。大使追放の事態に発展し、両国関係は悪化の一途をたどっている。

 康大使は正男氏殺害事件について「マレーシアの捜査は信用できない」などとマレーシア側を非難する発言を繰り返してきた。こうした北朝鮮の対応にマレーシア側が反発。ザヒド副首相兼内相が2日、北朝鮮国民のマレーシアへのビザなし渡航制度の廃止を発表していた。

 アニファ外相の声明によると、康大使はマレーシア外務省に呼ばれ、4日夕に同省高官と会うはずだった。しかし、康大使は姿を見せなかった。

 このため外務省は北朝鮮政府に対し、康大使を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」として、国外追放を通告。康大使は同日午後6時(日本時間同7時)から48時間以内にマレーシアを退去することになる。

 声明によれば、同省高官は2月28日夕、北朝鮮代表団と会談し、席上、大使によるマレーシア批判について書面で謝罪するよう求めた。この日夜までに返答がなければ「(マレーシアの)利益を保護する措置を取る」と警告していた。

 しかし、北朝鮮側からは謝罪も、謝罪を行う意向も示されなかった。このため、大使追放に踏み切った。アニファ外相は「マレーシアはいかなる侮辱に対しても強く対応する」と強調した。


マレーシア、北朝鮮大使を国外追放…外相発表
読売新聞 3/4(土) 23:17配信

 【クアラルンプール=田尾茂樹】マレーシアのアニファ外相は4日夜、北朝鮮のカン・チョル駐マレーシア大使に対し、6日午後6時(日本時間同午後7時)までに国外退去するよう通告したと発表した。

 北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏(45)殺害事件を巡り、マレーシア政府や同国捜査当局への批判を繰り返してきた北朝鮮側に対する報復措置とみられる。

 外相が発表した声明などによると、同大使がマレーシア政府を「信用できない」などと非難した点を問題視。北朝鮮側に謝罪を要求したが、返答がなく、4日の呼び出し要請にも誰も応じなかったため、大使の国外退去を通告した。声明では「いかなる侮辱にも断固たる措置をとる」としている。これで両国関係が極度に悪化することは必至となった。


<金正男氏殺害>釈放のリ氏、帰国予定明かさず 
毎日新聞 3/4(土) 23:11配信

 【北京・西岡省二】北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件に絡み、マレーシアで逮捕された後に釈放された北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル氏(46)が4日、事件について初めて公の場で自らの見解を明らかにした。リ氏はマレーシア警察批判を繰り返し、捜査の不当性を印象付けた。

 リ氏は4日未明、クアラルンプールからの経由地である北京国際空港に到着。空港ロビーは大勢のメディアで騒然となり、中国公安当局がリ氏を誘導した。記者団の問いかけに、リ氏は興奮した様子で「知らない(大使館)職員たちと私を結びつけた」「マレーシア当局は、真実ではない、故意と捏造(ねつぞう)の証拠で私を殺人者に仕立てた」と叫んだ。

 北朝鮮大使館に移動した後も、リ氏は報道陣の前でマレーシア警察批判を展開した。

 リ氏は4日夕にも大使館で記者会見を開くと通告していたが、直前になって中止となった。北朝鮮への帰国予定は明らかにしていない。


<マレーシア>北朝鮮の姜哲大使、国外追放と発表
毎日新聞 3/4(土) 22:56配信

 【クアラルンプール林哲平】マレーシア外務省は4日夜、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏(45)がクアラルンプールの空港で殺害された事件を受け、北朝鮮の姜哲(カン・チョル)・駐マレーシア大使を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」として国外追放すると発表した。6日午後6時(日本時間同日午後7時)までの退去を求めている。

 事件をめぐっては、姜大使が「マレーシアの捜査は信用できない」などと批判。マレーシア政府が駐北朝鮮大使を召還したほか、北朝鮮国民のビザ(査証)なし渡航を中止していた。今回の国外追放はそれに続くもので、両国関係の悪化は決定的なものになった。

 マレーシア外務省によると、2月28日に北朝鮮代表団と公式協議し、事件に関する姜大使の発言に文書での謝罪を要求。しかし、期限の同日夜を過ぎても回答はなかった。マレーシア外務省は4日夕に姜大使を呼び出したものの姿を見せなかったため、文書で国外追放を通告したという。

 姜大使は2月17日、金正男氏の遺体をマレーシア政府が司法解剖したことに対し、「我々の許可や立ち会いもなく解剖を強行した」「人権侵害の極みだ」などと批判。解剖結果を受け入れない考えを示した。その後もマレーシア政府や捜査当局への批判を繰り返し、マレーシアのナジブ首相が「外交的に無礼だ」などと強く反発していた。

 マレーシアのアニファ外相は4日の声明で「マレーシア政府は自国に対するいかなる侮辱や名誉を汚す行為にも厳しく対応する」と強調。国外退去などの一連の措置は「北朝鮮との関係見直しの一環だ」と述べ、さらなる対応の可能性も示唆した。

 ◇書記官に警告

 マレーシア政府関係者によると、事件の重要参考人として行方を追っている北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官に対しても6日に外務省に出向くよう求めた。応じなければ姜大使同様に国外退去処分にするとしている。

    ◇

 北朝鮮の駐マレーシア大使の漢字表記を「康哲」としてきましたが、朝鮮中央通信の表記に合わせ「姜哲」に変更します。


テロ支援国家再指定なら「大きな犠牲払うことになる」、北朝鮮が米に警告
AFP=時事 3/4(土) 20:31配信

967
マカオで韓国メディアの取材に応じた後、手を振る北朝鮮の金正男氏(2010年6月4日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】北朝鮮は4日、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏がマレーシアで殺害された事件を受け、事件を首謀したとして米国が北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定するのであれば、米国は「非常に大きな犠牲」を払うことになると警告した。

 日本と韓国のメディアは、外交筋の話として、米国が北朝鮮をテロ支援国家に再指定する考えを検討していると報じている。米国が指定するテロ支援国家には他にイランやシリアなどが入っている。

 北朝鮮外務省の報道官は国営の朝鮮中央通信(KCNA)に対して、米国が北朝鮮を再びテロ支援国家に指定するのであれば、「威厳のある北朝鮮に対する根拠のない非難に大きな犠牲を払わなければならないことを痛感するだろう」と述べた。また北朝鮮政府は「あらゆる形態のテロ」に反対していると主張し、米国については、北朝鮮の評判をおとしめようとしていると非難した。【翻訳編集】 AFPBB News


国外退去のリ氏、マレーシア側を非難
ホウドウキョク 3/4(土) 19:27配信

北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された事件で、3日に釈放されてマレーシアを国外退去処分となった男性は、4日未明、経由地の中国・北京に到着し、マレーシア側の対応を強く非難した。
リ・ジョンチョル氏は「なぜ逮捕したのかと警察に聞いたら、『お前は容疑者だ、首謀者だ』と」と話した。
北京の北朝鮮大使館で記者会見したリ・ジョンチョル氏は、事件への関与をあらためて否定したうえで、捜査過程で罪を認めるよう強要されたとして、事件は謀略だとマレーシア側を強く非難した。
リ氏は4日午後にも、北朝鮮の平壌(ピョンヤン)に向かうとみられる。
一方、正男氏の遺体について、マレーシア警察幹部は現地メディアの取材に対し、親族が現れなかった場合、北朝鮮側ではなく、マレーシア保健省に引き渡す考えを示した。
マレーシア当局は、遺体の身元確認と引き渡しのため、親族に名乗り出るよう呼びかけているが、これまでのところ、実現していない。


正男氏のカルテ入手模索=遺体身元確認でマレーシア
時事通信 3/4(土) 18:24配信

 【クアラルンプール時事】北朝鮮の金正男氏殺害事件で、マレーシアのヒルミ保健副大臣は4日、記者会見し、クアラルンプールの病院で安置されている遺体の身元確認について、正男氏のカルテがあれば確認は可能だとして、カルテの入手を模索していることを明らかにした。

 地元メディアが伝えた。

 遺体の身元確認をめぐっては、マレーシア政府は近親者からDNAサンプルの提供を受けて身元を確認した上で、遺体を近親者に引き渡す方針を示してきた。しかし、これまでのところ親族からDNAサンプル提供の申し出はない。

 ヒルミ氏は会見で「歯などのカルテを通じて遺体の身元を特定できる」と説明。「(カルテが)得られれば、遺体が金氏かどうか確認できる」とし、「われわれは内務省と外務省が必要な記録を取得するのを待つ必要がある」と述べた。

 遺体の身元が正式に確認されていないため、正男氏殺害の実行犯として女2人が1日に殺人罪で起訴された際、起訴状に記載された被害者の名前は正男氏ではなく、同氏が所持していた旅券名義の「キム・チョル」となっていた。


北朝鮮、リ氏の会見を直前中止=「体調良くない」と説明―北京
時事通信 3/4(土) 18:14配信

 【北京時事】北朝鮮の金正男氏殺害事件に絡みマレーシア警察に容疑者として逮捕された後、国外退去処分になった北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル氏(46)が経由先の中国・北京で4日夕に予定していた記者会見を直前にキャンセルした。

 リ氏は4日未明にクアラルンプールから北京に到着した後、取材陣の取材に応じ、マレーシア警察の捜査を批判していた。北京の北朝鮮大使館はリ氏が同日夕に改めて記者の質問に答えると通知していたが、開始時間直前に取り消された。


金正恩、韓国大統領選に活路
Japan In-depth 3/4(土) 18:00配信

【まとめ】
・「枝削ぎ論」で消された「知りすぎた男」正男氏

・孤立深まり韓国野党政権誕に突破口求める北朝鮮

・金正恩委員長を「人道に対する罪」で訴追を

2月13日のマレーシア、クアラルンプール国際空港。北朝鮮の独裁者、金正恩委員長の異母兄である金正男氏が殺害された。世界中に衝撃が走ったこの事件。一体なぜ彼が殺害されたのか。金正恩体制へどのような影響があるのか。アメリカ、韓国、中国、東南アジア諸国と北朝鮮の今後、そして日本はどう対応すべきなのか。3月2日、朝鮮情勢分析の第一人者、朴斗鎮氏を講師に迎え、Japan In-depthセミナー「衝撃!金正男暗殺 半島情勢最新分析」が東京・千代田区の日本記者クラブで行われた。

■「枝削ぎ論」で排除された金正男氏

金正男氏の遺体からVXガスが検出されたことから、北朝鮮の国家犯罪だということがほぼ確定した、とした上で、ではなぜ国家ぐるみで正男氏を殺害したのか、その動機について、朴氏はまず北朝鮮の特異な統治体制に言及した。もともと祖父の故金日成主席はスターリンの独裁システムを取り入れていたが、父金正日はそれにナチスなどあらゆる独裁システムを付加して指導者を絶対化する「首領独裁体制」を築き上げた。

この体制では指導者一人を絶対化するために、その兄弟・肉親を排除する「枝削ぎ論」と呼ばれる「統治論」がある。金正恩委員長ももちろんこの「統治論」を踏襲している。それは「枝葉があれば栄養が行かないから幹が大きくならない」という説明がなされている。「これが適用されることによって金正男氏は除去される運命にあった」と指摘した。

「枝削ぎ論」は、自身に権力を集中させることが目的であるため、金正日時代には排除といっても政治力を排す、つまり政治生命を絶つことにとどめ、命までとることはなかった。それが金正日の「枝削ぎ論」であった。だが、「金正恩はその枠から完全にはみ出て2人(※義理の叔父・張成沢氏と兄・金正男氏)も親族を殺し、叔母の金慶喜の政治生命まで奪った。もしかしたら命まで奪っているかもしれない」と朴氏は金正恩委員長が父金正日の路線から完全に逸脱していると指摘した。

■金正恩は「パラノイア」

では、故金正日総書記とその息子、金正恩委員長の違いはなんなのか。それは金委員長の抱えるパラノイア的性格(※偏執病、妄想性パーソナリティ障害の一種)が関係していると朴氏は指摘、その上でこの性格が今回の「金正男暗殺」に大きく影響していると分析し、このパラノイア的性格の根底には「劣等感が潜んでいる」とした。

まず、金正恩委員長は、出自や学歴が発表されておらず、母親が誰かもわからない状態であるが、これに対して金正男氏は家系や経歴がはっきりしており能力も高かった」と述べた。こうした点からも金正恩委員長は「兄に比べれば自慢することがなにもない」という劣等意識を持っていたはずだと朴氏は述べた。

また、若くして指導者になったせいで金正恩委員長には業績がなく、年寄りは自分を馬鹿にしているという意識もあるとした。こういった、金正恩委員長のパーソナリティに着目している朴氏は「そういうところを分析しないから、「彼は読めない、なにをするかわからない」という結論になる。しかしこれは結論とは言えない。彼は読めないでは予測し対策を立てることができない」と警鐘を鳴らした。

特にテレビでこれといった分析もせず「北朝鮮は盤石だ」とか「韓国の朴槿恵大統領が完全に崔順実(チェ・スンシル)被告の操り人形だ」などと根拠のない話を平気で流すテレビのワイドショーや一部のコメンテーターはあまりにも無責任だと厳しく批判した。

■国家機密知る金正男氏の「口封じ」

金正男氏は長男として金正恩委員長が生まれる前から後継者として金正日から教育されてきた。そのために彼はロイヤルファミリーの秘密、権力中枢内部の機密情報、さらには核の情報など、金正恩委員長ですら把握できていない重要な秘密を握っている可能性がある。こうした自身の知りえない秘密に恐怖心を抱き、金委員長は金正男氏を「口封じ」のために殺したのではないか、との考えを示した。

金正男氏は2001年の日本への不法入国がきっかけで後継者から脱落したものの、父からの信頼は厚かった。金正日氏から1億ドル以上のお金を任され、ファンドの運用、武器の販売、マネーロンダリングなどのビジネスを展開し金正日の秘密資金を潤した。まさに日本が金正男氏の活動拠点であった、と朴氏は指摘、その秘密資金に対する情報も口封じが必要だっただろうし、彼のもつ資金の回収もねらっただろうとの分析も行った。

「自分に変わる指導者になりうるという『枝削ぎ論』に基づいた動機、『直接的な利害関係』に基づく動機の2つがあると私は思っている」と朴氏は金正恩委員長による兄の暗殺の動機について説明した。

さらに動機として「北朝鮮の内部ががたつき始めている」ことが関係しているとも指摘した。

1990年代までの北朝鮮では統治者を崇拝する思想で成り立ってきた。だが、「今は思想で人は動いていない。恐怖とお金で動いている。」と朴氏は指摘した。統制が厳しい一方で、賄賂を渡せば見逃されるのが現状だという。拝金主義が蔓延する中で、金正恩委員長の統治資金調達の政策もあり、多くの人はビジネスに精を出している。ビジネスに情報は付き物だ。ゆえに、「噂が一つ入ると、わっと広がる状況」だということだ。そのため金正恩委員長は、「金正男氏のもつ情報が国内に入ってくると大変だという危機感」もあったと朴氏は指摘した。

かくして「目の上のタンコブ」だった金正男氏を抹殺し、金正恩委員長の目的は達成された。しかし、それによって金委員長はこれから枕を高くして寝ることができるのかというと決してそうではなく、「金正恩は得たものよりもダメージの方が大きいのではないか。」と朴氏は述べた。

■金正男暗殺で国際的に孤立する北朝鮮

まず、口封じをしたことで逆に情報が国内に浸透している、と朴氏は述べた。そもそも北朝鮮の一般国民は金正恩委員長に兄がいたことすら知らなかったが、そういった情報が外部から入っておりそれが広まりつつある。それらがどういう「爆弾」になるかまだわからないが、少なくとも「金正恩にとって悪い方向に動くことは間違いない」という。

国際関係も深刻だ。事件が起きたマレーシアをはじめ、「東南アジアに悪い印象を与えて、拠点がなくなるか弱体化」すると朴氏は予想。アメリカとの関係も、ニューヨークで予定されていた米国元高官と北朝鮮外務省高官との協議も中止となり、北朝鮮をテロ支援国に再指定すべきだとの動きが活発になってきている。また、米韓合同軍事演習も最大規模で行われている。

トランプ氏の性格から見て、当面金正恩委員長との交渉は行わず、「当面は激突するだろう」と朴氏はみている。また、「(金正恩氏にとって)一番きついのは人道の罪で裁かれること」と述べた。現実に起こる可能性は低いが、国際刑事裁判所に付託され実際に裁判が起きれば、金正恩氏は人道の罪で裁かれる指導者となり「イメージダウンは避けられず、その情報が国内に流入すれば彼の統治体制が揺らぐ可能性もある」と朴氏は指摘した。

中国でも事件直後、北朝鮮からの石炭輸入を年末まで停止すると発表。これは国連制裁の一環と言われているが、それだけではないと思われる、と朴氏は述べた。だが中国が今回の事件を正面から取り上げることはないだろうと見ている。中国は自国内でこういった事件が起こらないようにという働きかけはしていたが、実際に金正男氏を「真剣にどれほど守っていたかというとクエスチョン」とした。つまり、朴氏は「金正男がいるから北との関係がうまくいっていない部分もあったのではないか。喉に刺さったとげのように。」と述べ、だからこそ、この事件により今後中朝関係がスムーズになることも考えられる、とした。

■韓国での野党政権誕生に突破口を求める北朝鮮

国際的孤立が進み八方塞がり状態になっている中、金正恩委員長は突破口を韓国に見出そうとしている、と朴氏は述べた。親北朝鮮・反日反米の野党政権ができることは北朝鮮にとって孤立突破の「秘密兵器」になりうる、と朴氏は指摘した。しかしそれは日本にとって有利なこととは言えない。「韓国に左派野党政権ができたらまず慰安婦の問題が出てくるだろう」と朴氏は述べ、北朝鮮はそれによって日韓関係の悪化を期待しているという。同様に、日米韓の関係悪化も期待している。そういった中、日本にとって必要なことは「アメリカとがっちりタッグを組んで、韓国をひき寄せること」と朴氏は述べた。そうしてこそ中国との交渉もうまくいくのではという。

最後に拉致問題についても言及。朴氏は拉致問題をテロの一種と認識したうえで、人権侵害の問題としてだけでなく「人道に対する罪」として、国際社会に金正恩が犯罪者だということを知らしめる運動を展開する必要がある」と呼びかけた。「人道に対する罪」などで国連安保理が、国際刑事裁判所に金正恩委員長を付託すれば、金正恩委員長が窮地に陥ることは間違いない。そうすれば日本政府は主導権が取れ、金委員長も譲歩せざるをえなくなるのではないか、と拉致問題解決の糸口を見出していた。

(この記事は、Japan In-depthセミナー「衝撃!金正男暗殺 朝鮮半島最新情勢」2017年3月2日開催 の内容を要約したものです)

Japan In-depth編集部


マレーシア警察、高麗航空職員に逮捕状 金正男氏殺害
CNN.co.jp 3/4(土) 16:28配信

(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム)氏の殺害事件で、マレーシア警察は4日までに、重要参考人として位置付けていた北朝鮮の国営航空会社、高麗航空のキム・ウクイル職員(37)の逮捕状を取った。

マレーシア国営のベルナマ通信がハリド・アブ・バカル警察長官の発言として伝えた。同長官によると、マレーシア外務省を通じ北朝鮮側に対し、事件で同じく重要参考人に指定していた在マレーシア北朝鮮大使館のヒョン・クァンソン2等書記官の捜査協力も求めた。

キム容疑者とヒョン書記官の詳しい居場所は不明だが、北朝鮮大使館内にいるとの情報も流れている。

事件解明をめぐってはマレーシアと北朝鮮に対立が目立ち、マレーシア政府首脳が捜査手法などを非難する北朝鮮のカン・チョル大使に反論するなどの外交摩擦にも発展している。マレーシアのアフマド・ザヒド・ハミディ副首相は同大使に対し今回の捜査協力の要請に応じるよう警告。マレーシアに対する口頭での非難を続けるなら、「大きな代価を支払うことになるだろう」ともけん制した。


ティラーソン国務長官、16日に訪日で調整
ホウドウキョク 3/4(土) 16:19配信

アメリカのティラーソン国務長官が、3月16日に日本を訪問する方向で調整していることがわかった。安倍首相や岸田外相と会談し、北朝鮮への対応などについて協議する予定。
外交筋によると、ティラーソン国務長官は、3月16日から日本を訪問し、その後、韓国と中国を訪れる方向で調整を進めている。
日本では、弾道ミサイルの発射や、金正男(キム・ジョンナム)氏殺害などで不確実性を増す北朝鮮への対応などについて、岸田外相と意見を交わすことにしている。
ティラーソン氏の訪日は、国務長官に就任してから初めてで、今後、トランプ政権のアジア外交が本格化することになる。


金正恩による金正男殺害、2人の母の愛憎が元凶か
NEWS ポストセブン 3/4(土) 16:00配信

 2月13日、マレーシアのクアラルンプール国際空港で、北朝鮮・金正恩朝鮮労働党委員長(33才)の異母兄・金正男(享年45)が殺されてから2週間。「遺体は金正男の影武者説」まで飛び出すなど、まるでミステリー映画のようなこの事件を、新聞やワイドショーでは、金正男と金正恩を巡る複雑な家庭環境とともに伝えている。

 北朝鮮における世襲制による「金王朝」の独裁は、金正男と金正恩の祖父にあたる金日成国家主席から始まる。彼は白馬に乗って抗日闘争を指揮した国民的英雄とされている。しかし北朝鮮の内情に詳しいジャーナリストの惠谷治さんは、「ねつ造」と指摘する。

「北朝鮮の公式伝記によれば、金正男と金正恩の父にあたる金正日総書記は、朝鮮半島北部の中朝国境にある聖山・白頭山で生まれたとされていますが、実際は日本軍に追われて満州から避難していたソ連で生まれています。

 公式には1942年生まれとされていますが、実際は1941年生まれ。妻については公式発表がなく、愛人が多くて情報が錯綜しています。それは、金王朝3世代にわたって同様のことがいえます」(惠谷さん)

 これは現在わかっている限りの情報を整理して作成したものだが、実際にはこれ以上に枝分かれした愛人やその子供がいるといわれている。金正男と金正恩についても「ふたりは会ったことはなく、直接話したこともなかった」といわれている。

「北朝鮮国民は徹底した情報管理の下に暮らしていますから、国の代表にこんなに妻や愛人がいることは知る由もありません。今回、金正男が暗殺されたことも、北朝鮮国民は知らされていません」(惠谷さん)

 異母兄弟だった金正男と金正恩。ふたりの母の愛憎が、今回の悲劇の元凶にあった。

◆精神不安定な金正男の母

 金正男の母・成ヘ琳(ソンヘリム)は、道行く人が見とれるほどのすば抜けた美貌の持ち主のスター女優だった。

「金正日が成ヘ琳を見初めた時、彼女は人妻で、娘は中学生でした。後に成ヘ琳の甥・李韓永が明かしたことですが、当時彼女は夫との愛のない結婚に失望していたんです。1969年には金正日が夫から彼女を略奪する形で一緒に暮らし始めています。そのとき成ヘ琳は33才、金正日は5才年下の28才でした。そして彼女が妊娠すると200坪ほどの豪邸を建て、本妻格として待遇しました」(惠谷さん)

 この豪邸は池や滝、シカが飛び回る広大な庭など贅が尽くされた。しかしその周りは、4mを超える塀と、その上には高圧電線が張り巡らされ、塀の外は15m間隔、塀の内側は30m間隔で警備員が配置されていた。1971年5月に生まれた金正男は、この要塞で母と子供時代を過ごした。

 著書に『金正日秘録』がある龍谷大学教授の李相哲さんはこう語る。

「女優で人妻だった年上女性との間に子供がいることは、金正日にとっては後ろ暗い事実でした。父の金日成や政権中枢を担う幹部たちに知れることは是が非でも避けたかったんです。息子を父に会わせたのは、誕生から4年も経ってからといわれています」

 そんな状況に成ヘ琳は精神が壊れていく。「こんな生活は嫌! お父様に会わせて」と泣き叫ぶものの、金正日は頑として受け入れない。慰めても言うことを聞かない彼女に、金正日はピストルを取り出し、「撃ち殺すぞ」と脅しつけたこともあった。

 一方で、疑惑の目をそらすために、1973年、金正日は父が認める女性と結婚する。相手は党中央本部のタイピスト・金英淑。当時26才だった。

「1974年に長女・金雪松が生まれ、金正日は彼女をいたくかわいがりました。晩年、金正日が最期まで頼ったのも金雪松といわれ、スケジュールの管理など自身の仕事もサポートさせていました。ともかく、金正日の結婚は成ヘ琳の耳にも入り、彼女の精神不安はますます悪化し、1973年にはモスクワで長期治療を始めます」(惠谷さん)

◆大阪生まれの金正恩の母

 金正恩の母・高英姫は、1975年頃から金正日のパートナーとして周囲に知られている。惠谷さんが説明する。

「彼女は1952年に大阪で生まれ、1960年10月に一家で北朝鮮に帰ってきた在日朝鮮人で、1970年代初めに『万寿台芸術団』に舞踊手として入団しました。目鼻立ちのはっきりした、スタイルのいい美人だった彼女を、金正日は一目見て気に入ったようです。

 金正日の執務室のテーブルの上には万寿台芸術劇場の訓練場と連結されたモニターがあって、彼はこの画面で練習中の高英姫を発見したと伝えられています。その後は彼女の練習室にやってきて、その姿を直接見守るほどの熱のいれようだったそうです」

 1980年、高英姫との間に、金正日にとっては次男となる金正哲が誕生。金正日はこの時期、同時に3つの家庭を持っていたことになる。女性関係が派手だった金正日が、生涯最も愛したといわれるのがこの高英姫だ。

「高英姫は在日で、最下層の階級でしたが、金正日の寵愛を一身に受け、強大な権力を手中にしました。美しいだけでなくとても聡明な女性でしたから、なんとか自分の息子が後継者になるよう動きました。

 というのも、金正日にも異母兄弟・金平一がいるのですが、金正日は金平一にものすごく嫉妬し、廃人状態にしたんです。さらに金正日は金平一と握手するなど、少しでも彼と親しくした人を粛清しました。それを目の当たりにしたから高英姫は自分の息子ではない金正男が後継者になることを恐れたのでしょう」(李さん)

 金平一は金日成の後妻・金聖愛の長男。北朝鮮で理想のルックスとカリスマ性を併せ持つ金日成の遺伝子を受け継いでおり、一時は金日成の後継者といわれていた。

 対して金正日の母・金正淑は、抗日パルチザン(遊撃隊)の一員で、金日成とともに国のために闘うなかで彼と結ばれた。小さな体で、決して美人ではなかったものの、金日成いわく、「遊撃隊にほかに女がいなかったから」。その母に似ているといわれていた金正日は、外見にコンプレックスを抱き、父似の金平一が疎ましかった。

「金正淑は金正日が8才のとき、4度目の出産がたたって亡くなるのですが、最期は医師の治療を拒んだ憤死でした。その1年ほど前から夫と金聖愛の不倫を知っていたといいます。

 その母の後釜に座った継母への憎しみは大きく、またその長男で、父の後継者といわれる金平一の存在は邪魔で仕方なかった。それで彼を追い詰めるのですが、高英姫は、そんな夫の過去を知っていただけに、金正男が政権を握ったら、自分の息子たちがどうなるか、ものすごく心配したんですね。

 成ヘ琳は相手にもしていなかったのですが、彼女の息子である金正男は脅威だったんです。金正男は一時期、祖父の金日成からかわいがられていましたし、金正日も長男を後継者にするのが順当だと考えていたはずですから」(李さん)

 その金正男が金正日から嫌悪されたきっかけこそ、女性問題だったといわれている。前出の李さんは、金正男の意外な一面を明かしてくれた。

「金正男はスイスに留学していた多感な時期、オートバイの後ろに金髪の女性を乗せたりしてかなり遊んでいたんです。女性関係も派手で、それが父にしてみれば自分を見ているようで嫌で、帰国命令を出したとの話もあります。

 その後、金正男が東京ディズニーランドに来ようと不正入国し強制退去させられたことがありましたが、それをリークしたのも高英姫だといわれています。金正男が世界中に恥をさらした姿を見せることで、父・金正日の信頼を失わせるのが目的でした」

 高英姫は当初、金正哲を後継者に推していたものの、彼はエリック・クラプトンの追っかけをするほどの音楽好きで、政治にはまったく興味を示さなかった。金正男が失脚するなかで、2011年12月、金王朝の三代目に指名されたのが金正恩だった。

※女性セブン2017年3月16日号


暗殺2週間前 金正男からジャーナリストに届いたメッセージ
NEWS ポストセブン 3/4(土) 16:00配信

 かつて北朝鮮・金正日総書記の後継者と呼ばれたこともある金正男氏が暗殺された。指令を下したのは腹違いの弟・金正恩委員長とみられる。今から3年前、マレーシアで当の正男氏に直撃したジャーナリストの李策氏が、暗殺2週間前に受け取ったというスマホのメッセージを公開する。

 * * *
 1月28日、私のスマホに1通の年賀状が届いた。メッセンジャー・アプリ「カカオトーク」に画像で送られてきたもので、新年のあいさつが1行、韓国語で書かれただけのシンプルな便りだ。送り主のハンドルネームは韓国名だが、日本語に直すと「福ちゃん」といったところで、自分の外見から付けた名前だろう。

 彼の本名は、金正男。北朝鮮の故金正日総書記の長男で、金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄である。

 年賀状が届いてからわずか2週間余り後、我々が知り合ったマレーシアの地で殺されることになるとは、想像も出来なかった。

 私が正男氏とメッセージをやり取りするようになったのは、2014年4月からのことだ。正男氏の滞在先情報を得た私は、週刊誌と報道番組の制作会社との合同企画として、彼のインタビューを行うべくマレーシアに飛んだ。

 当時、正男氏はすでに何度も海外の空港などでキャッチされ、カメラの前でコメントし、本人のメールをまとめた書籍も出ていた。これ以上、立ち話を盗み撮りしたようなインタビューを報じても意味がない。正式に取材を申し込み、承諾を得られなければ何も撮らず、何も書かないと決めていた。

 前年12月、正男氏の後ろ盾とされていた叔父・張成沢元国防副委員長が正恩氏によって処刑されていた。正男氏が危うい立場にあることは考えるまでもなくわかる。だから正恩氏や本国に対する批判めいた言葉を引き出すのではなく、北朝鮮と日本、そしてアジアの未来像について聞こうと思った。

 もっとも、この質問は消去法で決めたわけでもなかった。私は1995年の春、北朝鮮・平壌のホテルで偶然、彼を見かけている。そのときから自分とほぼ同い年の彼に興味を持ち、「この人は、どのような世界観を語るのだろうか」と考えていたのだ。

 マレーシア入りして数日後、私は正男氏と接触することができた。彼が滞在していたのはクアラルンプールの長期滞在者用レジデンス。一泊1万5000円ほどだったから「超高級」というわけでもない。Tシャツ、短パン姿の軽装で、護衛はついていなかった。

 路上で立ち話をしながら懸命に口説いたが、彼は「もういかなる言論社(メディア)、言論人とも接触しない」として、取材を頑なに拒んだ。彼が本国の権力世襲を批判した内容を含む日本の書籍から、相当なダメージを受けたようだ。

 それでも、私の熱意は汲んでくれたようだった。私は、自分がかつて北朝鮮を支持する民族団体に所属し、その後に立場を変え、北朝鮮の民主化を志向するに至った経緯を綴った手紙を彼に渡した。すると、カカオトークで次のようなメッセージが届いた。

「手紙を確かに受け取りました。あまりに率直な内容に感銘が深いです。皆が、所信に従って自分の人生を生きるのが基本だと思います。李策さんの手紙に共感します」

 これ以降のカカオトークでのやり取りでは、私も突っ込んだ質問を避け、時候の挨拶を交わすのがほとんどになった。それでもいずれ打ち解けて、北朝鮮の未来について話し合ってみたいとの思いは捨てなかった。

 それがかなわなくなったことが、無念でならない。


対北朝鮮で連携目指す=アジア外交始動へ―米国務長官
時事通信 3/4(土) 14:57配信

 【ワシントン時事】ティラーソン米国務長官が17日から日本を訪れる方針が固まった。

 合わせて中国と韓国の歴訪も検討中で、トランプ政権のアジア外交が本格始動する。核・ミサイル開発や金正男氏殺害事件で国際社会に脅威を振りまく北朝鮮に対処するため、関係各国との連携を深めるのが最大の目的だ。

 アジア初外遊で訪日に加え、訪中を検討しているのは、昨年12月に大統領就任前のトランプ氏が蔡英文台湾総統と電話会談し、ぎくしゃくした米中関係の改善を図る狙いがある。友好関係の土台づくりに向けて仕切り直しを図り、米中首脳会談の早期実現につなげられるかが焦点だ。

 トランプ政権は、中国に対して南シナ海の軍事拠点化や貿易不均衡などで批判を強めているが、利害が一致する北朝鮮の核問題では協力関係を築きたい考え。ティラーソン長官は先月17日、中国の王毅外相との会談で、北朝鮮の挑発行為抑制のために「可能なすべての手段」を行使するよう要請している。

 また、在韓米軍への最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備をめぐって中国と韓国の対立が深刻化しており、両国間の緊張緩和もティラーソン長官の課題になりそうだ。


国外退去のリ氏 捜査は謀略と非難
ホウドウキョク 3/4(土) 11:37配信

北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された事件で、3日、マレーシア当局から釈放され、国外退去処分になった男性が、北朝鮮への経由地、中国・北京に到着した。男性は、事件への関与をあらためて否定したうえで、マレーシア側の対応を強く非難した。
リ・ジョンチョル氏は、日本時間の4日午前2時すぎ、経由地の北京に到着した。
リ氏は、警察官に護衛され、物々しい雰囲気の中で、迎えの北朝鮮関係者らとともに、空港をあとにした。
リ氏はその後、北朝鮮大使館で記者会見し、捜査過程で、マレーシア当局に罪を認めるよう強要されたとして、「事件は、北朝鮮をおとしめるための謀略だ」と、マレーシア側を非難した。
リ氏は「なぜ逮捕したのかと警察に聞いたら、『お前は容疑者だ。首謀者だ』と」と話した。
リ氏は、事件当日に空港に行ったこともなく、車も家にあったとして、事件への関与をあらためて否定し、マレーシアの主張は全て認められないと強調した。
リ氏は、4日午後にも、北朝鮮の平壌(ピョンヤン)に向かうとみられる。


金正男氏殺害 釈放のリ氏、事件への関与否定 「謀略」と主張
産経新聞 3/4(土) 11:31配信

 【北京=藤本欣也】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏殺害事件で、マレーシア警察が証拠不十分で釈放した北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル氏が4日、空路で北京に到着した。北京の北朝鮮大使館前で報道陣に対し、事件は「共和国(北朝鮮)の尊厳を傷つけるための謀略だ」などと述べ、マレーシア警察の捜査を批判した。

 リ氏は大使館関係者とともに姿を現した。金正男氏殺害事件当日、空港には行っていないとして、事件への関与を全面否定。マレーシア警察は取り調べの際、自白すれば「マレーシアで良い暮らしができる」と持ちかけ、毒薬を包む紙など「捏造(ねつぞう)した証拠」を示して自白を強要したと主張した。

 リ氏は、北朝鮮国籍の容疑者らを犯行現場のクアラルンプール国際空港まで車で送った疑いが浮上し、マレーシア警察に逮捕された。3日に釈放された後、有効な旅券を所持していないとして国外退去処分になり、4日未明、北京の北朝鮮大使館に入った。

 リ氏が事件についてコメントしたのは初めて。捜査を批判されたマレーシア当局は反発を強めそうだ。


釈放された北朝鮮籍男性、会見で「捜査は謀略」
読売新聞 3/4(土) 11:02配信

 【北京=中川孝之】北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏(45)殺害事件で、マレーシア警察に逮捕され、証拠不十分で釈放となった北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル氏(46)が4日未明、帰国途中に経由地の北京に到着し、北朝鮮大使館前で記者会見した。

 リ氏は、捜査は「我が共和国(北朝鮮)をおとしめようとする謀略だ」などと主張し、事件への関与を完全否定した。

 北朝鮮大使館は、日本も含めた一部報道機関に事前連絡もして記者会見を開催。北朝鮮側の「潔白」を主張する狙いだったとみられる。リ氏は大使館敷地内からフェンス越しに十数分にわたって報道陣に応対。「祖国があるから頑張ることができた」と声を詰まらせながら、事件4日後の2月17日にクアラルンプール郊外の自宅で逮捕されて以降の拘束生活を振り返った。


<金正男氏殺害>釈放のリ氏「マレーシア捜査は謀略」
毎日新聞 3/4(土) 10:46配信

 【北京・西岡省二】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件に絡み、マレーシアで逮捕された後、釈放された北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル氏(46)が4日未明、経由地・北京に到着した。リ氏は報道陣に対し、マレーシア警察の捜査を「祖国(北朝鮮)の尊厳を奪う謀略だ」と強い口調で非難した。

 今回の事件で北朝鮮国籍で逮捕されたのはリ氏だけだったが、関与を裏付ける証拠が不十分として、3日に釈放された。北朝鮮としては、リ氏の主張を通してマレーシア側の不当性を印象付け、自国の関与を否定する思惑があるとみられる。

 リ氏は、マレーシア警察について、自宅に保管していたがんの予防薬などを「毒物」と主張し、「証拠なしに逮捕した」と批判。また「(容疑を)認めれば、みんながマレーシアで幸せに生きられるようにする」と持ちかける一方で、「認めなければ抹殺だ」と脅したと強調した。


中国が正男氏の息子留め置き、身元確認させず?
読売新聞 3/4(土) 10:14配信

994
(写真:読売新聞)

 【ソウル=井上宗典、ハノイ=吉田健一】2月13日に発生した北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏(45)殺害事件は、2週間以上経過してもDNAサンプルを提供する近親者が現れず、遺体が正男氏であることが科学的に確認されないままになっている。

 複数の北朝鮮消息筋は、中国政府の保護下にあるとされる正男氏の息子ハンソル氏が父親の元に行けないのは、身元確認によって緊張が激化することを恐れる中国の意向が働いているためと分析する。

 同消息筋は2月27日、「ハンソル氏は妹や母親とマカオに滞在し、中国から指示を受けたマカオ警察が警備にあたっている」と明かした。その上で「ハンソル氏は、女友達について相談するほど正男氏と仲が良かった。父親の元に飛んでいきたいと思うはずなのに行かない。それは、行けないからではないか」と語った。


マレーシア捜査は「謀略劇」=国外追放のリ氏が非難―正男氏事件
時事通信 3/4(土) 6:20配信

 【北京時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件で、マレーシア警察に逮捕された後、釈放され、国外退去処分となった北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル氏(46)が4日未明、クアラルンプールから経由地の中国・北京に到着した。

 リ氏は報道陣に対し「証拠なしに逮捕した」とマレーシア警察の捜査を批判し、「共和国(北朝鮮)の尊厳を傷つける謀略劇だ」と訴えた。

 マレーシア当局はリ氏による事件への関与を示す証拠が不十分だったため、3日に釈放し、国外退去処分とした。北朝鮮側にはリ氏の主張を報道陣に公開することで、事件への組織的関与を否定する狙いがあるとみられる。

 リ氏によれば、マレーシア警察は自宅に保管していた自動車用の油や会社から譲り受けたがんの予防薬を「毒物」だと主張したという。リ氏は「虚偽、捏造(ねつぞう)の証拠で私を殺人者に仕立てた」と強い口調でマレーシア側の対応を非難した。

 また、マレーシア警察が自白を繰り返し強要し、「罪を認めればマレーシアで十分な生活を保障する」と取引を持ち掛けたとも主張した。リ氏は北京に数日間とどまり、その後平壌に戻る。

« 東日本大震災等および原発事故関連のニュース・2203 | トップページ | 天皇皇后両陛下、28日からベトナム・タイを公式にご訪問・4 »

ニュース」カテゴリの記事

侵略・支配・抑圧」カテゴリの記事

国防・軍事・安全保障」カテゴリの記事

破廉恥」カテゴリの記事

社会・事件」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/566606/64971774

この記事へのトラックバック一覧です: 北朝鮮、金正恩の兄・金正男氏暗殺 金正恩の刺客による犯行説濃厚・20:

« 東日本大震災等および原発事故関連のニュース・2203 | トップページ | 天皇皇后両陛下、28日からベトナム・タイを公式にご訪問・4 »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31