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2017年3月 1日 (水)

北朝鮮、金正恩の兄・金正男氏暗殺 金正恩の刺客による犯行説濃厚・18

中世の亡霊・暗黒残虐国家・北朝鮮の親玉=金正恩の異母兄にあたる金正男(ジョンナム)氏が13日、マレーシアで何者かに殺害された。複数の韓国メディアが14日報じた。

金正男氏はマレーシア・クアラルンプールの空港で北朝鮮の刺客とみられ女2人に何らかの方法で毒殺されたもよう。犯人の女2人は殺害後、タクシーで逃走したとしている。

金正男氏は、北朝鮮の前の親玉=金正日の長男だが、北朝鮮の改革開放を主張、また独裁権力の継承について金一派の世襲にも反対していたとされ、これらの点が金正恩の逆鱗に降れ、金正恩の指令で暗殺されたとの観測が濃厚である。
だとすれば、(すでに明白なことではあるが)金正恩一派の牛耳る北朝鮮という国家は、現世の地獄ともいうべき、中世以前の残虐で野蛮な暗黒国家であり、存在すること自体許されない犯罪国家というしかない。
そもそも21世紀の今日、このような中世以前の残虐な亡霊国家が現存すること自体、人類の恥だ。

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リンク:北国籍で唯一逮捕、容疑者釈放へ…証拠不十分で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:軍事演習は史上最大規模、米空母出撃で正恩氏射程 中国と『黙認』事前協議、米軍特殊部隊「斬首作戦」決断も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア、北朝鮮国民のビザなし入国廃止 6日から - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア、金正男氏事件で北朝鮮籍の容疑者を国外退去へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害 北朝鮮国籍のリ容疑者を3日釈放、国外退去へ マレーシア法務長官「証拠不十分」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害、北朝鮮籍の容疑者を3日に釈放へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮籍容疑者を釈放、送還へ=「証拠不十分」―マレーシア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、武器取引で大規模な制裁逃れ 国連が実態を報告 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア、北朝鮮国民のビザなし入国中止へ=ベルナマ通信 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮籍の男、釈放の可能性も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア、北朝鮮国民のビザなし渡航停止へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮のビザなし渡航廃止=正男氏事件受け報復―マレーシア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮籍容疑者、強制送還か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:軍事力行使も選択肢=米政権、北朝鮮政策見直し―WSJ紙 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:石井元自治相、金正男氏との会談を計画 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア、北への遺体引渡し拒否…正男氏殺害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮籍容疑者、強制送還か=正男氏殺害で「証拠不十分」―マレーシア紙 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:容疑者乗せたタクシー運転手が証言 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米政権、北朝鮮への武力行使も選択肢に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「拉致問題は取り上げないほうが解決する」と主張した左派議員 自民党重鎮の明かした秘話 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害女2人、殺人罪で起訴…有罪確定なら死刑 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:2つの「レッドライン」を越えた金正恩氏(上)保衛省犯行の「怪」と金元弘氏解任の「点と線」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男、マカオでバカラに大金 父・正日からの遠隔指令で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏殺害>「逃亡4人と共謀」検察、女2人を起訴 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:リ容疑者 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮容疑者、証拠不十分で釈放も=正男氏事件でマレーシア紙 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国情院が暗殺を警告、VX「北から」…韓国紙 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア当局、金正男氏殺害で外国人女性2人を起訴 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏とマカオで1日に会食予定…石井元自治相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮の要求に応じず=正男氏の遺体引き渡し―マレーシア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「VX毒殺説は荒唐無稽」=正男氏事件で米韓非難―北朝鮮 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:弁護依頼する余裕ない=フォン容疑者の父―ベトナム - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害 実行犯2人を殺人罪で起訴 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏殺害の罪で女2人起訴 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

北国籍で唯一逮捕、容疑者釈放へ…証拠不十分で
読売新聞 3/2(木) 17:53配信

 【クアラルンプール=向井ゆう子、大重真弓】北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏(45)殺害事件で、マレーシアのアパンディ司法長官は2日、殺害に関与したとして警察が逮捕した北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者(46)について、証拠不十分のため、不起訴として3日に釈放し、不法滞在で北朝鮮に強制送還する方針を明らかにした。

 北朝鮮国籍で唯一逮捕されたリ容疑者の刑事責任の追及が見送られることで、北朝鮮の関与など事件の全容解明が行き詰まる可能性が出てきた。

 マレーシア警察は2月17日にクアラルンプール郊外の自宅マンションでリ容疑者を逮捕し、3日が勾留期限となっていた。

 マレーシア紙中国報によると、リ容疑者は毒物などの専門知識を持ち、国外逃亡した北朝鮮国籍の容疑者4人を車で空港に送るなどの役割を担っていたとされる。


軍事演習は史上最大規模、米空母出撃で正恩氏射程 中国と『黙認』事前協議、米軍特殊部隊「斬首作戦」決断も
夕刊フジ 3/2(木) 16:56配信

 史上最大規模となる米韓合同軍事演習が1日始まった。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮の核や弾道ミサイルの開発をけん制し、挑発には強力な報復を行うと警告する姿勢を示す。正恩氏の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件などを受け、朝鮮半島情勢は緊迫している。北朝鮮が新たな挑発行為に出た場合、ドナルド・トランプ米大統領がアジアと世界の平和と安定を守るため、正恩氏を排除する米軍特殊部隊主導の「斬首作戦」を決断することもありそうだ。

 「北朝鮮の挑発で韓半島の緊張が頂点に達する場合、米核空母が西海(黄海)に進入する可能性も排除できない」

 韓国・中央日報(日本語版)は先週、米韓合同軍事演習に関連して、国防大学教授のこんなコメントを掲載した。北朝鮮の首都、平壌(ピョンヤン)は朝鮮半島の北西部にある。確かに、世界最強の米原子力空母が黄海に入れば、正恩氏に逃げ場はなくなる。

 米韓両軍は1日、韓国と周辺海域で合同野外機動訓練「フォールイーグル」を開始した。米韓の大規模軍事演習は、「強い米軍の復活」を掲げるトランプ米政権発足後初めてとなる。4月下旬まで続ける。

 昨年は、米軍約1万5000人、韓国軍約29万人が参加した。米韓関係筋は「過去最大規模だった昨年を上回る」と語る。13日からは、朝鮮半島有事の際の米軍の増援や指揮態勢を点検する合同演習「キー・リゾルブ」も開始される。

 韓国メディアは、米原子力空母「カール・ビンソン」や、イージス艦、原子力潜水艦を含めた空母打撃群が参加予定と報じている。

 加えて、超音速で敵地に侵入する米戦略爆撃機B1B「ランサー」や、「死の鳥」の異名を持つ同B52「ストラトフォートレス」、空飛ぶ円盤のような形状をしたステルス爆撃機B2「スピリット」、米軍が誇るステルス戦闘機F22「ラプター」などが、朝鮮半島に飛来するようだ。

 昨年の演習では、北朝鮮首脳部、つまり正恩氏の暗殺を意味する「斬首作戦」の訓練が初めて行われ、米陸軍の特殊部隊「グリーンベレー」や、米海軍の特殊部隊「ネービー・シールズ」、韓国の陸軍特殊部隊が参加した。今回も同様の訓練が行われるとみられるが、北朝鮮の暴走もあって、緊張度は高まっている。

 北朝鮮は、日米首脳会談(2月10日)をけん制するように新型中距離弾道ミサイルを日本海に発射した(同12日)。北朝鮮の国家的関与が疑われる正男氏殺害事件(同13日)では、化学兵器禁止条約で製造・保有が禁止されている猛毒の神経剤VXが使用された。

 今回の米韓合同軍事演習をどう見るべきか。

 米軍や米情報当局に精通するジャーナリストの加賀孝英氏は「トランプ氏が大統領に就任したことで米国は変わった。今回は単なる軍事演習ではない」といい、続けた。

 「オバマ前大統領は、軍が『北朝鮮を放置するのは危険だ』『核・ミサイル開発が限界を超える』と進言しても、『戦略的忍耐』と言って動かなかった。トランプ氏は違う。大統領選で『正恩氏と話してもいい』と最後のチャンスを与えていたが、北朝鮮が反応しなかったため、『正恩氏排除=北朝鮮の体制転換』を決意したようだ。中国に『米軍の作戦計画の黙認』について事前協議を申し入れたとの情報もある。2月の習近平国家主席との米中電話首脳会談でも、この話は出ているはずだ」

 トランプ氏が、正恩氏を見限った可能性が高いことは、最近のニュースからもうかがえる。

 トランプ氏は2月23日、ロイター通信とのインタビューで、正恩氏との直接会談について「もう遅すぎる」と語った。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は同月24日、ニューヨークで計画されていた北朝鮮外務省の崔善姫(チェ・ソンヒ)北米局長と、米政府の元当局者による接触が中止になったと報じた。米国務省が崔氏へのビザ(査証)を発給しなかったという。

 米韓合同軍事演習を意識したのか、トランプ氏は同月27日、中国の楊潔チ国務委員(外交担当)とホワイトハウスで会談した。会談内容は公表されていないが、ショーン・スパイサー米大統領報道官は「安全保障上の共通の利益」について話し合ったと明かした。

 北朝鮮は国営メディアを通じて、米韓合同軍事演習に猛反発している。もし、新たに弾道ミサイル発射などに踏み切れば、どうなるのか。

 加賀氏は「最近、正恩氏による粛清の数が増えている。トランプ氏も『常軌を逸している』と判断しているはずだ。米軍が、正恩氏の近くに協力者を確保し、地下の秘密部屋の位置や、逃亡経路も把握したとの情報もある。軍事演習中に挑発行為に出れば、一気にゴーサインが出てもおかしくない」と語る。

 米空母「カール・ビンソン」といえば2011年5月、国際テロ組織「アルカーイダ」の最高指導者、ウサマ・ビンラーディン容疑者の遺体を、アラビア海で水葬したことで知られる。

 正恩氏の葬儀も、同艦で行うことになるのか。


マレーシア、北朝鮮国民のビザなし入国廃止 6日から
CNN.co.jp 3/2(木) 16:25配信

クアラルンプール(CNN) マレーシア政府は2日までに、北朝鮮国民にこれまで認めてきたビザ(査証)なしの入国を3月6日から中止すると発表した。マレーシア国営のベルナマ通信がアフマド・ザヒド・ハミディ副首相の発言として報じた。

北朝鮮国民は今後、入国に当たりビザ取得が必要となる。

今回の措置は、マレーシアの首都クアラルンプールの国際空港で発生した、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム)氏の殺害事件を受けている。

事件をめぐっては韓国が北朝鮮工作員の関与を主張。北朝鮮はこれを否定し、北朝鮮の社会体制の崩壊を狙う米国と韓国による政治的詭弁(きべん)の試みと非難している。マレーシア当局は、北朝鮮国籍の容疑者4人の事件への加担を断定し、既に北朝鮮に帰国しているとも説明。マレーシア国内にいる北朝鮮国籍の容疑者や重要参考人と位置付ける計3人の聴取なども求めているが、北朝鮮側の協力が得られず、両国関係にきしみも生じている。

北朝鮮国民にビザなし入国を許可する国は世界で極めて少ないとされ、マレーシア国民は北朝鮮にビザなしで渡航出来る世界で唯一の待遇も付与されていた。

一方、マレーシアのモハメド・アパンディ・アリ司法長官は、事件に関与した疑いで逮捕していた北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者を3日に釈放するとの方針を示した。CNNの取材に明らかにした。

起訴するだけの十分な証拠が固められなかったとしている。同容疑者は拘束を解かれた後、北朝鮮に強制送還される見通し。


マレーシア、金正男氏事件で北朝鮮籍の容疑者を国外退去へ
ロイター 3/2(木) 15:32配信

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 3月2日、 マレーシアのアパンディ法務長官は、金正男氏の殺害事件で警察が逮捕していた北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者について、3日に釈放し、国外退去させることを明らかにした。写真は2月セパンの警察署に連行される同容疑者(2017年 ロイター/Park Jung-ho)

[クアラルンプール 2日 ロイター] - マレーシアのアパンディ法務長官は2日、金正男氏の殺害事件で警察が逮捕していた北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者について、3日に釈放し、国外退去させることを明らかにした。

金正男氏は北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄。

法務長官はメールでロイターに対し、リ容疑者を起訴する証拠は不十分と説明した。


金正男氏殺害 北朝鮮国籍のリ容疑者を3日釈放、国外退去へ マレーシア法務長官「証拠不十分」
産経新聞 3/2(木) 14:55配信

 【クアラルンプール=吉村英輝】北朝鮮の金正男氏殺害事件で、殺害に関与したとして逮捕された北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者(46)について、マレーシアのアパンディ法務長官は2日、リ容疑者を3日に釈放すると明らかにした。「起訴するに足る証拠が不十分なため」としている。

 英BBC放送や地元メディアが報じた。国外退去にするという。

 地元紙によると、空港の防犯カメラにリ容疑者はとらえられていない。1日に起訴された女2人は、リ容疑者を「知らない」と供述しているという。

 警察は、リ容疑者が所有する車を防犯カメラがとらえていたことなどから、リ容疑者の逮捕に至った。ただ逮捕後、リ容疑者は「車は紛失した」とし、現場にいた北朝鮮国籍の4容疑者や被告の女2人についても「知らない」と供述。警察はこの車を発見できていないという。


金正男氏殺害、北朝鮮籍の容疑者を3日に釈放へ
AFP=時事 3/2(木) 14:31配信

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金正男氏の殺害事件に絡み、身柄を拘束された北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者。マレーシアの警察が公開(2017年2月19日公開)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】(訂正)北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏が殺害された事件で、マレーシアの司法長官は2日、勾留していた北朝鮮籍のリ・ジョンチョル(Ri Jong Chol)容疑者を釈放すると発表した。

 リ容疑者は、先月13日に金正男氏が殺害されたことを受け、約2週間にわたり勾留されていた。

 モハメド・アパンディ・アリ(Mohamed Apandi Ali)司法長官は「彼は釈放される。彼は自由の身だ。勾留期限が切れ、起訴できるだけの十分な証拠がそろわなかった」と説明。「明日釈放されるだろう」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News


北朝鮮籍容疑者を釈放、送還へ=「証拠不十分」―マレーシア
時事通信 3/2(木) 13:59配信

 【クアラルンプール時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件で、マレーシアのアパンディ司法長官は2日、内外メディアに対し、事件に関与した疑いで逮捕された北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者(46)を「証拠不十分」で3日に釈放し、北朝鮮に強制送還する方針を明らかにした。

 マレーシア警察は事件発生から4日後の2月17日、クアラルンプール市内でリ容疑者を逮捕。マレーシア国内の情報収集など現地調整役だったとの見方が出る一方、「私は暗殺には参加していない」と事件への関与を全面否認していると伝えられていた。

 アパンディ氏は取材に対し、リ容疑者について「(事件と)関係しているが、起訴するには(証拠が)十分でない」とだけ答えた。マレーシアの中国語紙・中国報は先に、現場のクアラルンプール国際空港の監視カメラの映像では、事件発生時にリ容疑者の姿が確認されていないなど、関与を裏付ける証拠はないと報じていた。

 今回の事件では、実行犯として殺人罪で起訴された女2人のほかに、マレーシア警察が事件に関わった可能性のある人物として北朝鮮国籍の男8人の名前と顔写真を公表。この中で逮捕されたのはリ容疑者1人で、残る7人のうち4人は既に北朝鮮に帰国したとみられるなど、事件の全容解明に向けた捜査は難航の様相を呈している。


北朝鮮、武器取引で大規模な制裁逃れ 国連が実態を報告
CNN.co.jp 3/2(木) 13:20配信

香港(CNN) 国連がまとめた報告書によって、北朝鮮が大がかりな犯罪ネットワークを使って武器取引などに関する国際的な制裁をかいくぐっている実態が2日までに明らかになった。報告書は国連安全保障理事会のために準備されたもので、このほどCNNが入手した。

北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件にもし北朝鮮が関与していたとすれば、化学兵器を禁じた国際法に明らかに違反する。しかし、マレーシアの事件も制裁をかいくぐっている北朝鮮にとっては氷山の一角かもしれない。

報告書では、北朝鮮の制裁逃れの手口について「規模も範囲も巧妙性も増している」と指摘し、「軍の暗号通信機器、携帯式地対空システム、地対空ミサイル、衛星誘導式ミサイルなど、これまで報告されていなかった品目」がアジアやアフリカ、中東で取引されていると報告。国連加盟国が制裁を完全履行していないと批判している。

対北朝鮮制裁は2009年の国連決議で強化され、すべての武器の取引が禁止された。

しかし報告書によれば、北朝鮮は膨大な数のダミー会社や仲介業者を通じてそうした制裁をかいくぐっているといい、「禁止品目の販売や調達、金融、流通では(北朝鮮の)外交使節が組織的に中心的な役割を果たしている」とした。

16年には金融制裁が強化されたが、北朝鮮はさらに巧妙な手口を使って、公式な銀行ルートや現金、金取引を利用しているという。

昨年8月にはエジプト当局が、スエズ運河へ向かう途中の北朝鮮船を発見。何枚も積み重ねられた防水シートの下に、ロケット式手投げ弾約3万発を含む武器弾薬が大量に隠されているのが見つかった。こうした武器は北朝鮮で製造され、「水中ポンプのための組み立て部品」に偽装されていたという。同船は国連決議で禁止された鉱物も輸送していた

13年にパナマで拿捕(だほ)された北朝鮮船には、北朝鮮からキューバに輸送される地対空ミサイルやMIGジェット機などが積んであった。

16年には北朝鮮からアフリカ東部のエリトリアに向かう船が拿捕され、中国からエリトリアに輸送される予定だった軍事用通信機器約45箱が押収された。ラベルに記載されていた「グローコム」はマレーシアが本拠とされる会社で、報告書によれば、軍事用の無線機器などを専門に扱っている。

北朝鮮とマレーシアは比較的深い関係にある。マレーシアは北朝鮮に大使館を置く約30カ国のうちの1つ。マレーシア市民は唯一、ビザなしで北朝鮮に渡航できる。

グローコムや関連会社のIGSは、武器関連の取引を手がける北朝鮮企業パン・システムズ・平壌のダミー企業だと国連報告書は指摘し、同社が工作員や企業や海外の銀行口座で構成する巨大ネットワークを使って制裁をかいくぐっている実態を報告している。

報告書には、「異議がなければ」2月22日までに公表されるとあるが、今のところ公表されていない。


マレーシア、北朝鮮国民のビザなし入国中止へ=ベルナマ通信
ロイター 3/2(木) 13:09配信

[クアラルンプール 2日 ロイター] - ベルナマ通信によると、マレーシアは、北朝鮮国民に認めてきたビザ(査証)なしで入国できる制度を中止する。ザヒド副首相が発表した。

副首相は、北朝鮮国民がマレーシアに入国する際は安全保障上の理由によりビザ取得が義務付けられると述べた。3月6日から実施する。

北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏は先月、クアラルンプールの空港で、猛毒の神経剤であるVXガスで殺害された。

マレーシアは北朝鮮にビザなしでの入国を認める数少ない国の1つだったが、正男氏殺害事件で両国の関係に亀裂が生じている。

同事件を巡っては、韓国と米国が北朝鮮の工作員による暗殺との見方を示している。

マレーシアと北朝鮮は1970年代以来、長年にわたって友好関係を維持してきた。マレーシアはパーム油やゴムを北朝鮮に輸出しており、マレーシア国営自動車メーカー、プロトンが生産した車は北朝鮮でタクシーとして使用されている。


北朝鮮籍の男、釈放の可能性も
ホウドウキョク 3/2(木) 12:58配信

北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された事件で、実行犯とされる女2人が、殺人罪で起訴された。一方、逮捕されている北朝鮮籍の男は、釈放される可能性が出てきている。
1日、殺人罪で起訴されたベトナム国籍のドアン・ティ・フオン被告は、起訴の手続きの際、「わたしは無罪です」と発言し、インドネシア国籍のシティ・アイシャ被告も、弁護士に無罪を主張しているという。
起訴に先立ち、事件現場となった空港では、警察当局がフオン被告を立ち会わせて、犯行当時の行動を確認した。
また、北朝鮮籍の容疑者4人の関係先とみられるマンションについて、地元メディアによると、4人が出入りしていたのは、5階にある68平方メートルほどの部屋で、台所には、化学物質を捨てようとした跡もあった。
一方、すでに逮捕されている北朝鮮籍のリ・ジョンチョル容疑者について、地元メディアは、「証拠不十分で釈放される可能性が高い」と伝えた。
勾留期限は3日までで、釈放された場合は、国外退去処分となる可能性も指摘されている。


マレーシア、北朝鮮国民のビザなし渡航停止へ
読売新聞 3/2(木) 12:55配信

 【クアラルンプール=田尾茂樹】北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏(45)殺害事件に絡み、マレーシアのザヒド副首相は2日の記者会見で、北朝鮮国民に認めてきたマレーシアへのビザなし渡航を6日から停止する、と発表した。

 マレーシア警察の捜査への批判を繰り返す北朝鮮側への対抗措置とみられる。

 副首相は「マレーシアを訪問するすべての北朝鮮国民は6日からビザが必要になる。治安上の理由だ」と述べた上で、「北朝鮮の外交官はマレーシアを自らの国の計略実施の場にするべきでない」と警告した。

 両国は1973年に国交を樹立。マレーシアは北朝鮮国民のビザなし渡航を認めてきた数少ない国だが、事件以降、北朝鮮大使館前で「マレーシアの主権と法手続きを侵害している」と非難する抗議デモが起きるなど、国民の反発が広がっており、副首相は2月24日に「北朝鮮との外交関係の再評価」を行うよう外務省に指示していた。


北朝鮮のビザなし渡航廃止=正男氏事件受け報復―マレーシア
時事通信 3/2(木) 12:26配信

 【クアラルンプール時事】マレーシアのザヒド副首相兼内相は2日、北朝鮮国民に認めてきたマレーシアへのビザなし渡航措置を廃止すると発表した。

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件を受け、マレーシア警察の捜査を批判する北朝鮮への事実上の報復措置。

 地元メディアによると、ザヒド氏はこの日の記者会見で「マレーシア訪問を計画している北朝鮮のすべての国民は6日からビザを課されることになる」と述べた。

 ザヒド氏は今回の決定について、正男氏の事件を受けて安全上の懸念を考慮した結果だと説明。また、北朝鮮に対しマレーシア政府への非難をやめるよう求めた。


北朝鮮籍容疑者、強制送還か
時事通信 3/2(木) 12:04配信

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金正男氏の殺害事件に関与した疑いで逮捕された北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者。2日付のマレーシア紙サンは関係筋の話として、「数日中に北朝鮮に強制送還される」との見通しを伝えた=マレーシア警察提供


軍事力行使も選択肢=米政権、北朝鮮政策見直し―WSJ紙
時事通信 3/2(木) 11:54配信

 【ワシントン時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は1日、弾道ミサイル発射や金正男氏殺害事件で北朝鮮の脅威が高まる中、トランプ政権がオバマ前政権の北朝鮮政策の見直しに着手し、軍事力行使も含むあらゆる選択肢を検討していると報じた。

 
 同紙によると、マクファーランド大統領副補佐官(国家安全保障担当)が約2週間前、各省庁の安全保障担当者を集め、政策の見直しを要請。軍事作戦だけでなく、北朝鮮を核保有国と認める融和策まで、硬軟両様の幅広い選択肢を検証するよう求めた。出席者の意見は先月28日にまとめられ、トランプ大統領に提出するまでさらに検討が加えられるという。


石井元自治相、金正男氏との会談を計画
ホウドウキョク 3/2(木) 11:35配信

北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏との会談を、計画していたことを明らかにした。
石井 一元自治相は「すごく国際感覚のある人で。国を愛していると、祖国の人民が幸せになることを常に願っていると、非常に平衡感覚がある人で、会ったら非常に魅力のある人間だと。そういう意味では、すごい機会を逸したなと」と述べた。
石井 一元自治相は、フジテレビのインタビューで、殺害された正男氏との会談を、1日に中国のマカオで予定していたことを明らかにした。
石井氏によると、正男氏との会談は、知人の実業家の仲介で2月2日に決まり、マカオのすし店で1日午後6時から、実業家も交えて会食をする約束をしていたという。
石井氏は長年、日朝国交正常化問題に取り組んでおり、これまでに正男氏の祖父にあたる故・金日成(キム・イルソン)主席と面会したこともある。


マレーシア、北への遺体引渡し拒否…正男氏殺害
読売新聞 3/2(木) 10:26配信

 【クアラルンプール=田尾茂樹】北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏(45)殺害事件で、マレーシアのスブラマニアム保健相は1日に行った記者会見で、前日にクアラルンプール入りした北朝鮮代表団が遺体引き渡しを求めたのに対し、マレーシア政府は要求を拒否したと明らかにした。

 マレーシアの閣僚が2月28日に代表団と協議したという。

 保健相は「(遺体は)正当な権利を持つ親族に引き渡す。北朝鮮側の要求にかかわらず、我が国の手続きを尊重する」と強調した。


北朝鮮籍容疑者、強制送還か=正男氏殺害で「証拠不十分」―マレーシア紙
時事通信 3/2(木) 10:12配信

 【クアラルンプール時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件で、2日付のマレーシア紙サンは関係筋の話として、事件に関与した疑いで逮捕された北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者(46)が「数日中に北朝鮮に強制送還される」との見通しを伝えた。

 
 同紙によると、リ容疑者は勾留期限の3日に証拠不十分で警察の拘束を解かれる見込み。ただ、渡航文書に絡む入国管理法違反で再び拘束され、北朝鮮に送還される公算が大きいという。シンガポールのテレビ局チャンネル・ニューズ・アジア(電子版)も消息筋の話として、リ容疑者は起訴されずに国外退去処分となる見通しだと報じた。


容疑者乗せたタクシー運転手が証言
ホウドウキョク 3/2(木) 10:03配信

北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された事件で、北朝鮮籍の容疑者らを事件直後に乗せたタクシーの運転手が、FNNの取材に応じ、車内でのやりとりを証言した。
容疑者を乗せたタクシーの運転手は、「容疑者が急いでくれと言った」と話した。
運転手の男性によると、タクシーに乗せたのは、北朝鮮籍のホン・ソンハク容疑者で、ホン容疑者は、事件直後にあたる、現地時間13日午前9時すぎから10時ごろにかけて、襲撃現場となった空港第2ターミナルから、タクシーに乗り込んだ。
その後、第1ターミナルまで移動したが、ホン容疑者は、車内で「急いでくれ」と英語で話したという。
この時、北朝鮮籍の容疑者とみられる、別の男も一緒にいた。
マレーシア警察は、この運転手からすでに事情を聴いていて、容疑者らが、事件後に出国するため、急いで移動していたとみて調べている。


米政権、北朝鮮への武力行使も選択肢に
ウォール・ストリート・ジャーナル 3/2(木) 8:42配信

 北朝鮮による核兵器の脅威に対応するため、トランプ米政権が武力行使や政権転覆などの選択肢を検討していることが分かった。政権内部の対北朝鮮戦略の見直し作業に詳しい関係者が明らかにした。東アジアの同盟諸国を緊張させかねない動きだ。

 ドナルド・トランプ米大統領はこれまで同盟諸国に対し、米国の数十年来のアジア政策を維持し、同地域で結ばれている合意を破棄することはないと伝え続けてきた。一方で北朝鮮による大陸間弾道ミサイルの発射実験は阻止するとも明言しており、ここ2週間の戦略見直し作業を踏まえると、米国のアジア政策が大きく変わると見る向きもある。

 今回の戦略見直しは、東アジアの安定を揺るがす出来事が相次ぐ中で行われた。北朝鮮は先月、日本海に向けて弾道ミサイルを発射。また金正恩・朝鮮労働党委員長の異母兄にあたる金正男氏がマレーシアで暗殺された。

 事情に詳しい関係者によれば、米政府は最近の同盟諸国との協議の中で、対北朝鮮戦略に軍事的側面が含まれる可能性を強調している。2月に日本の安倍晋三首相とトランプ氏が2日間にわたって首脳会談をした際は、米側が北朝鮮に対して全ての選択肢が検討されていると複数回にわたり述べた。

 このとき日本側に伝えられた選択肢の中には、北朝鮮が大陸間弾道ミサイルの発射実験をする構えを見せた場合などに、米国が軍事攻撃をすることも含まれているという。日本側はこのシナリオを危惧していたと、この関係者は話す。

 米国の同盟諸国は数年にわたって米政権と足並みをそろえ、核開発計画を阻止するため外交・経済面で北朝鮮に圧力をかけ続けてきた。しかし新たな戦略見直しが大幅な方針転換を示唆していることで日本と韓国は不安になっている。北朝鮮は今年に入り大陸間弾道ミサイルの発射実験を行う準備が整ったと発表した時、トランプ氏はツイッターに「(実験は)行われない!」と投稿した。

 K・T・マクファーランド大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)は約2週間前、安全保障に関わる政府関係者を集めて北朝鮮への対策を提案するように指示した。従来の考え方からかけ離れた発想でも構わないと言われたと、ある関係者は明かす。北朝鮮を核保有国として認めることから軍事行動まであらゆる選択肢を検討するよう指示された。マクファーランド氏の狙いは、政権の対北朝鮮政策を根本的に考え直すことだったという。

 会議に出席した政府関係者らは2月28日、マクファーランド氏に提案を提出した。これらの選択肢は精査されてから大統領に届けられる。


「拉致問題は取り上げないほうが解決する」と主張した左派議員 自民党重鎮の明かした秘話
デイリー新潮 3/2(木) 6:10配信

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高村正彦・自民党副総裁と三浦瑠麗氏。自民党外交族の重鎮に気鋭の学者が迫る――

■北朝鮮を支援しようとする人たち
 
 金正男氏の暗殺事件の全貌はいまだ明らかになっていないとはいえ、この一件を巡ってのリアクションは、北朝鮮という国家の不可思議さを改めて衆目に晒すことになったのは間違いない。
 この様を見て、日本にとっての大きな目標である、拉致被害者の奪還が容易に進まないのもまたむべなるかな、と感じる方も多いことだろう。

 自民党副総裁の高村正彦氏は、政治学者の三浦瑠麗さんとの対談をまとめた新刊『国家の矛盾』で、北朝鮮との交渉に関連した秘話を披露している。明らかにされているのは、北朝鮮だけではなく、国内の「親・北朝鮮」とも言うべき勢力の存在だ。以下、『国家の矛盾』から高村氏の発言を引用してみよう。

「私の外務大臣時代(注・小泉訪朝の4年前)に、国連から『北朝鮮で餓死者が出ているから人道援助しよう』という話が出ました。
 私はだめだと言ったんです。
 外務省の役人は『大臣が言っている“国交正常化なくして経済協力なし”というのは、国交正常化後の大型経済協力のことでしょう。これは国連のアピールに基づく人道援助だからいいんじゃないですか』と言っていましたが、私は『北朝鮮が拉致の存在すら認めていないときに人道援助を行ったら北朝鮮が誤解するおそれがある。北朝鮮は拉致の問題にほっかむりしたままで国交正常化による経済協力をとりたいと思っている。だから、たとえ人道援助にしても協力はだめだ』といって、私が外務大臣時代には出しませんでした」

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外交・安保の「現場」と「理論」が正面からぶつかり合った異色の対談 『国家の矛盾 』[著]高村正彦、三浦瑠麗

いつのまにか被害者が帰国? 
 
「私が『拉致問題の解決なくして国交正常化なし、国交正常化なくして経済協力なし』と言ったとき、社会党系のかなり有力な議員からこんなことを言われました。
『高村さん、朝鮮民族というのはとても誇り高い民族だ。拉致を認めろと言ったって認めるわけがない。だから、そんなことを言わないで国交正常化したほうがいい。国交正常化したら、拉致されたはずの人がいつの間にか東京の街を歩いているかもしれない』と言ったんです。(略)
 誇り高い民族ならそもそも拉致なんてしないと思うんだけど……。
『あなたみたいな有力な人がそんなことを言ったら、北朝鮮は拉致にほっかむりしたままでも経済協力をとれると思うかもしれないじゃないですか。そうしたら拉致問題の解決が遠のくばかりだ』 といって反論したんですけど」

 社会党議員が主張したように、かの国に「善意」が通用するかどうか。その答えはすでに明らかだろう。

デイリー新潮編集部


金正男氏殺害女2人、殺人罪で起訴…有罪確定なら死刑
スポーツ報知 3/2(木) 6:05配信

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起訴手続きを終え、防弾チョッキを着けて裁判所を出るドアン・ティ・フオン被告(右から2人目、ロイター)

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏殺害事件で、マレーシア検察当局は1日、実行犯とされるベトナム国籍の女、ドアン・ティ・フオン(28)とインドネシア国籍の女、シティ・アイシャ(25)の両容疑者を殺人罪で起訴した。今後、裁判が開かれるが、マレーシアの刑法では殺人罪で有罪が決定すれば死刑となる。両被告はこの日、防弾チョッキを着て殺害現場の空港で実況見分を行った。弁護士によると、両被告とも無罪を訴えているという。

 実行犯とされる女2人に対し、法廷での真相解明が始まった。午前9時過ぎ、白バイに先導されて警察車両十数台が猛スピードで敷地内へ。間もなく、裁判所に横付けされた車から、Tシャツの上から防弾チョッキを着たフオン被告が降りたった。建物までの約10メートルの距離をしっかりした足取りで歩いたが、報道陣の問いかけには無言だった。

 敷地内は、自動小銃を持った黒い目出し帽姿の警察特殊部隊による厳戒態勢が敷かれた。同被告はアイシャ被告と共に、空港で約10分間の実況見分にも参加。そこでも防弾チョッキを着用していた。

 裁判所は正男氏が襲撃されたクアラルンプール国際空港の近く。早朝から各国の記者やカメラマンが続々と集まった。法廷内や敷地に入れる人数が国やメディアごとに制限され、受付で記者が入構証を取り合う場面も見られた。

 起訴状によると、2人は国際手配中の4容疑者と共謀して2月13日、空港で正男氏を殺害。マレーシア警察は、殺害に猛毒の神経剤VXを使用したとほぼ断定している。検察側は殺意を持って正男氏を襲撃したとの見方から、殺人罪を適用。マレーシアの刑法302条には「殺人を犯した者は死刑に処する」とあり、殺人罪で有罪とされれば死刑が確定する。

 弁護士によると、フオン被告は起訴手続きで「私は無罪です」と述べ、起訴内容を否認。アイシャ被告も弁護士に対し無罪を訴えた。一方、マレーシア検察は「いたずらビデオ」に勧誘されただけとの主張を否定。国外逃亡した北朝鮮国籍の男4人と共謀した点も強調し、今後の公判では組織的な犯行だったと立証する方針とみられる。

 またマレーシアの中国語紙、中国報(電子版)は、北朝鮮国籍で唯一逮捕されたクアラルンプール在住のリ・ジョンチョル容疑者(46)について、勾留期限が切れる3日に証拠不十分で釈放される可能性があると報じた。実行犯の女2人がリ容疑者を知らないと述べたり、リ容疑者が、帰国したとされる北朝鮮国籍の4容疑者を知らないと供述したりしていることなどから、現時点では事件とリ容疑者の関連を証明できないという。

 ◆マレーシアの司法制度

 日本と同じく3審制が取られ、日本の最高裁にあたる裁判所は「連邦裁判所」と呼ばれる。殺人罪は裁判官に裁量権がなく、有罪となれば自動的に死刑が確定する「絶対的法定刑」とされている。ほかにも国王反逆罪や騒擾(そうじょう)罪、誘拐、麻薬密輸などでも死刑(執行は絞首刑)が科され、刑罰が重いことで知られている。

 2011年10月には、同国に覚醒剤3・5キロを持ち込んだとしたとして、危険薬物不正取引の罪に問われた日本人の元女性看護師に死刑判決が言い渡された。看護師は上訴するも覆らず、15年10月に連邦裁判所で死刑が確定した。


2つの「レッドライン」を越えた金正恩氏(上)保衛省犯行の「怪」と金元弘氏解任の「点と線」
新潮社 フォーサイト 3/2(木) 6:00配信

 金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアのクアラルンプールで暗殺されて約2週間が過ぎた。テレビのワイドショーを含め日本のメディアは連日、大騒ぎを続けているが(筆者もその1人かもしれないが)、長年、北朝鮮をウオッチしてきた者としては、今回の事件に何とも言えない失望感を抱いてしまう。

 北朝鮮は特異な国ではあり、われわれは同意しがたいが、北朝鮮なりの論理があり、それは、それで、北朝鮮はそういう道を行くのか、と思わせるようなことも時々ある。

 しかし、今回の金正男氏殺害で、金正恩(キム・ジョンウン)党委員長は、ある「レッドライン」を越えたような気がしてならない。

 本サイトで、事件発生5日後の2月18日に報告したが、それは「白頭の血統」という視点でこの事件を見るということであった。金正恩氏は何か業績があり、何か特筆すべき才能があって、北朝鮮の最高指導者になったわけではない。これは「世襲」といわれながらも、実質的には熾烈な権力闘争で後継者の地位を争取した金正日(キム・ジョンイル)総書記と根本的に異なる点だ。金正恩氏は「金正日総書記の子供」だから、最高権力者になれた。その人物が金日成(キム・イルソン)主席の孫であり、金正日総書記の長男であるいわば「白頭の血統」の嫡流を暗殺することは自らの存立基盤をないがしろにすることであった。

■金正日総書記の「遺言」破り

 金正日総書記は2011年12月17日に死亡した。朝鮮労働党中央委員会政治局会議が同12月30日に開かれ、同会議は「偉大な領導者金正日同志の主体100年(2011年)10月8日の遺訓に従い、党中央軍事委副委員長である敬愛する金正恩同志を朝鮮人民軍最高司令官に高く奉じたことを丁寧に宣布した」とし、金正恩氏は最高司令官に就任し、後継者としてのスタートを切った。この党政治局会議の報道で金正日総書記が死の約2カ月前に「10.8遺訓」という遺言を残していたことが明らかになった。

 韓国紙・中央日報は2013年4月13日に「10.8遺訓」の内容が明らかになったと報じた。北朝鮮戦略情報サービスセンターのイ・ユンゴル所長が「北朝鮮の最高位層と連絡が取れる複数の消息筋から入手した資料」とし、約40項目の内容だという。金正日総書記は、ここで「中国は近いが最も警戒すべき国」と述べるなどした。この文書が「10.8遺訓」であるかどうかは公式には確認されていないが、内容的には理解できるものだ。遺言執行は金正日総書記の妹である金慶喜(キム・ギョンヒ)氏が行うとして、金正男氏については「金正男に配慮する。あの子は悪い子ではない。彼の苦労を減らすこと」とある。金正日総書記の正妻の金英淑(キム・ヨンスク)氏との間にできた娘の金雪松(キム・ソルソン)氏については「金雪松を金正恩の幇助者にすること」と指示していた。

 今回の金正男氏の殺害は次第に、北朝鮮が国家ぐるみで行ったテロ行為である可能性が高まっているが、そうであるなら、最高指導者・金正恩党委員長の指示でなくしては行えない事件だ。そうなると、金正恩氏は「白頭の血統」を継承する金正男氏を暗殺し、父・金正日総書記の「遺言」までも破った可能性が高い。北朝鮮なりの論理の枠組みを脱した行為だったといえる。

 金正恩氏は父・金正日総書記の遺言を破り、「白頭の血統」という北朝鮮の統治イデオロギーを破り、北朝鮮という国家がつくった「レッドライン」を越えた。

■「VX」というレッドライン

 マレーシア警察のカリド・アブバカル長官は2月24日、金正男氏の顔などから猛毒の神経剤VXが検出されたと発表した。マレーシアのスブラマニアム保健相も同26日に記者会見し、司法解剖の結果から、体内に致死量をはるかに超える猛毒の神経剤VXが吸収され、心臓や肺などが影響を受け死亡したと推定されるとした。顔に毒を塗り付けられて15~20分後に死亡したと推定した。

 日本ではオウム真理教がサリンやVXを製造、使用したが、通常は軍などの国家機関が関与しない限り製造が困難な化学兵器だ。この事件でVXを使える国は北朝鮮しか考えられない。今回の暗殺にVXが使われたこと自体が北朝鮮の犯行を裏付ける大きな根拠になっている。

 韓国国防省は、北朝鮮がVXやサリンなど25種類の化学兵器を2500トンから5000トン保有していると推定している。しかも、韓国軍は、北朝鮮が弾道ミサイルや多連装ロケットの弾頭のうち相当数を化学弾の形で保有しているとみている。ノドン・ミサイルは、韓国はもちろん日本までも射程に入れているが、ミサイルの弾頭に爆弾を装填しなくても、生物化学兵器を装填すれば大規模な被害が出ることは、オウム真理教のサリン事件を経験した日本人ならばよく理解できるだろう。

 北朝鮮は、自国の核・ミサイルは米韓などの脅威のために自衛の手段と保有を正当化している。しかし、北朝鮮がいかなる理由を付けても化学兵器を正当化することはできないだろう。

 化学兵器禁止条約には世界の大半の国が締結しているが北朝鮮など3カ国が未締結だ。未締結だからと言って、化学兵器の製造、保有、使用が許されるものではない。

 VXという化学兵器が戦場ではなく、空港という公共の場で、しかも金正男氏という民間人に使われたということは単なる暗殺という意味を超えた重大な意味を持つ。国家が公共の場で、民間人に化学兵器を使用したということは明らかに「レッドライン」を越えている。

■韓国国情院「事件は保衛省が主導」

 韓国の情報機関、国家情報院は2月27日、国会の情報委員会で金正男氏暗殺事件は「北朝鮮の金正恩党委員長が組織的に展開した明白な国家テロだ」と断定した。

 さらに、事件にかかわったとされる北朝鮮籍の8人の男性のうち、4人が国家保衛省、2人が外務省に所属しているとした。

 国情院によると、犯行は暗殺実行組と支援組に分かれ、暗殺実行組は別々に活動していたがマレーシアで合流したとした。金正男氏の顔にVXを塗ったベトナム人の実行犯、ドアン・ティ・フオン容疑者(28)には保衛省所属のリ・ジェナム(57)、外務省出身のリ・ジヒョン(33)の2容疑者が接触、犯行を持ち掛けた。インドネシア人の実行犯、シティ・アイシャ容疑者(25)には保衛省所属のオ・ジョンギル(55)、外務省出身のホン・ソンハク(34)の2容疑者が接触、犯行を持ちかけた。

 また国情院は、在マレーシア北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官(44)は、保衛省から派遣された駐在官で、正男氏の動向を追跡し実行犯グループに伝える役割などを担ったとした。保衛省と外務省以外は北朝鮮の国営航空会社職員や内閣直属の貿易会社シングァン貿易の職員とした。

 国家情報院は事件直後の2月15日にはこの事件は北朝鮮の工作組織、偵察総局が中心になって実行したとみていたが、これを国家保衛省と外務省が共同で行ったと修正したものだ。これは容疑者8人の氏名や写真が出たことからその身元を割り出したとみられる。

■偵察総局と国家保衛省

 北朝鮮の偵察総局と国家保衛省はどちらも公安機関だが、少し性格が違う。

 偵察総局は2009年に軍偵察局と朝鮮労働党の党作戦部、党35号室を統合して出来た組織だ。最初の偵察総局長は、現在は党統一戦線部長を務めている金英哲(キム・ヨンチョル)上将(当時)だった。これは対南工作や海外テロを主に担当してきた。

 一方、国家保衛省は、国家安全保衛部が昨年6月に名称変更した組織だ。人民保安省が警察なら、この国家保衛省は秘密警察でCIAのような組織だ。

 これまでは海外テロはだいたい偵察総局がやってきたので、国家情報院も当初はそう考えたようだ。

 国家保衛省の主な業務は国内の情報収集、反国家分子、反党分子の摘発だ。海外へ要員を派遣はするが、情報収集などが主で、テロはあまりないように思う。規模が大きい大使館には保衛省の職員が派遣される。海外でのテロではなく、大使館員の監視が主な業務だ。

 今回、国家情報院はリ・ジヒョン容疑者とホン・ソンハク容疑者を外務省所属としたが、これは過去に海外公館勤務の実績があったからかも知れない。そうであれば、本籍は外務省でなく保衛省所属で海外へ派遣された可能性もあるように思う。

 今回の暗殺事件では空港の監視カメラに犯行の様子が撮られたり、インドネシアとベトナムのどうみても素人の女性をスカウトしてテロの実行をやらせるなど、北朝鮮の従来の海外テロのやり方と違うのは、あまり海外テロに慣れていない保衛省の犯行だったためなのかもしれない。

■金元弘は軟禁中

 しかし、そうなってくると、極めて不可解な謎が生じてくる。

 国家情報院の李炳浩(イ・ビョンホ)院長は2月27日の国会情報委員会で、金正男氏暗殺事件について説明すると同時に、北朝鮮内部で現在進行中の国家保衛省への摘発についても説明を行った。既に、韓国の統一部は2月3日に、国家保衛省のトップ、金元弘(キム・ウォンホン)国家保衛相が1月中旬に解任されたと明らかにした。金元弘氏の軍事階級も大将から少将に3階級降格されたとした。さらに韓国政府関係者は、保衛省次官級を含む「多数の幹部」が処刑されたとした。

 国情院は「金元弘氏は党組織指導部の調査を受け、現在は軟禁中。国家保衛省の次官級5人以上が高射銃で銃殺された」と説明した。さらに保衛省にあった金正日総書記の銅像も「保衛省には金正日総書記の銅像を置く資格がない」として他に移されたという。党組織指導部による保衛省の調査は現在も続いており、さらに犠牲者が出る可能性も指摘されている。

 金元弘保衛相の容疑は金正恩党委員長に「虚偽報告」をしたことだとされているが、それがどのような内容の虚偽報告だったかは不明だ。

■トップ不在で金正男氏暗殺? 

 韓国の統一部は、金元弘保衛相は1月中旬に解任され、組織指導部の調査を受けているとし、国家情報院は現在軟禁中とした。しかし、金正男氏の暗殺は2月13日だ。国情院は金正男氏の暗殺は保衛省主導で行われたとしたが、その保衛省のトップは不在だ。単に不在であるばかりか、次官級幹部5人以上が処刑されるなどの組織的な危機に直面している。

 国家情報院が主張しているように金正男氏の暗殺は2012年から「スタンディング オーダー」(取り消されるまで有効な命令)だったとしても、Xデイを前に「決行」の報告を上げ、本国の最終的な許可を得るはずだ。

 マレーシアの実行部隊は誰に報告をしていたのであろうか。

 普通に考えれば、この事件は金正恩党委員長の許可なくは行えないはずだ。最終的には報告は金正恩党委員長に行くとしても、マレーシアの実行部隊に最終的な判断を示す勢力は存在するはずだ。

 金元弘保衛相の解任と金正男暗殺事件が関係しているのか、無関係なのか? 関係しているとすればどういう可能性があるのか疑問は広がる。

■党組織指導部による一元支配か? 

 金正恩体制がスタートして5年余が経過した。2012年7月に李英鎬(リ・ヨンホ)総参謀長が粛清された。2013年12月には張成沢(チャン・ソンテク)党行政部長が粛清された。張成沢氏粛清を断行した中心勢力は党組織指導部と国家安全保衛部(当時)だった。組織指導部は党内で拡大する党行政部との権力闘争の側面を持っていた。保衛部には、張成沢氏が1997年ごろから人民保安部を動員して国家安全保衛部を圧迫した「深化組事件」への恨みがある。党組織指導部と国家安全保衛部が両輪となって張成沢氏粛清を行った。

 現在進行中の国家保衛省への査問で、金元弘氏が粛清を逃れることができるのか、復権できるか。2012年7月の李英鎬総参謀長の粛清では、総参謀長の解任だけが発表されたが、その後、粛清されたもようだ。金元弘氏が「少将」の軍事称号を持っているのは、現時点ではまだ粛清を免れている根拠ともみえるが、部下が処刑されている状況では党組織指導部の調査が終わった時点で最高指導者の判断が下されるとみるべきだろう。

 金元弘氏が粛清されなくても、国家保衛省が傍若無人ぶりを発揮した時期は過ぎ、党組織指導部の権勢下に組み込まれる可能性はある。

 そうなれば、北朝鮮は金正恩党委員長とそれを支える党組織指導部という一元化された指導体制になるのかも知れない。しかし、「白頭の血統」を無視した金正男氏の暗殺、化学兵器VXを公共の場で民間人に使ったという2つのレッドラインを超えた金正恩体制の前途はこれまでになく厳しいものになろう。(つづく)


金正男、マカオでバカラに大金 父・正日からの遠隔指令で
デイリー新潮 3/2(木) 5:57配信

 北朝鮮の最高権力者争いに脱落する前から、マカオは金正男氏の生活の拠点の一つだった。バクチ好きとして知られる彼は、この地で、ポーカーやバカラゲームに興じた。しかも、父親の金正日総書記からの遠隔指令で大金を投じることもあったという。

 ***

「ウィン・マカオ」は、マカオでも最大規模のカジノホテルだ。

 そのポーカールームは日本人、中国人、欧米人客などで賑わい、かつて日本のミュージシャンのGACKTやフィリピンのプロボクサー、マニー・パッキャオなどが目撃されたこともあった。

 東大卒のプロポーカープレイヤーで、世界選手権優勝者の木原直哉氏が明かす。

「数年前、ウィン・マカオで金正男と思しき人物と卓を囲んだことがあります。他の客たちも“ジョンナムだ”と騒いでいた。でも、本人は周囲の反応を気にも留めず、同世代のアジア系の女性を後ろに従え、黙々とプレイを続けていました」

 そこは、ミドルレートの卓で、日本円で30万円以上を持ち込まないと勝負できないという。

「私がマカオに滞在した1週間、彼は毎日、ポーカールームにやって来ました。長いときには1日10時間以上も卓に着いていた。最終的にどれくらい勝ったのかわかりませんが、プロ級の腕を持っているのは確かです。確率を度外視し、卓上に大金をばら撒く中国人の富豪のような賭け方はしていなかった。ただ、アンラッキーな負け方をすると、苛立ちを顔に出すタイプでした」(同)

■出目を予想
 金正男氏が手を出していたギャンブルは、ポーカーだけではなかった。

 知人が言う。

「10年近く前になりますが、『ザ・ベネチアン・マカオ』というカジノで、一緒にバカラをしたことがあった。正男さんの関係者しか入れないVIPルームに行き、7、8人で台を囲みました」

 バカラとは、プレイヤーとバンカーのどちらが勝つかを予想し、賭けをするゲーム。勝敗は、それぞれに配られたトランプカードの合計点によって決まる。

「時々、正男さんは携帯電話で話しながら、チップを置く場所を決めていた。だから、“誰かに相談しているんですか?”と聞くと、“アボジ(父親)がね、自分はプレイヤーだと思うんだけどバンカーだと言うんですよ”と、照れ臭そうに答えていました」(同)

 実は、金正日総書記は大のバカラ好きだったものの、さすがに海外のカジノに出かけていくわけにもいかず、遠隔指令で正男氏に打たせていたという。

「正男さんの話では、父親はバカラのデータを膨大に収集していて、それに基づき、次の出目を予想するんだそうです。それでも、当然いつも勝てるとは限らず、そのうえ、派手に賭けるから億単位で損をすることもしばしば。そういうとき正男さんは、所有する日本の骨董品を“買ってくれない?”と周りの者らに持ちかけていました」(同)

 だが、父親の亡きあと、北朝鮮からの送金ストップに伴い、カジノに姿を見せることはなくなった。

特集「『金正男』暗殺は『金正恩の指令』に疑義あり」

「週刊新潮」2017年3月2日号 掲載


<金正男氏殺害>「逃亡4人と共謀」検察、女2人を起訴
毎日新聞 3/1(水) 21:48配信

 【クアラルンプール平野光芳、林哲平】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏(45)が殺害された事件で、マレーシア検察は1日、実行犯として逮捕されたベトナム人のドアン・ティ・フオン(28)とインドネシア人のシティ・アイシャ(25)の両容疑者を殺人罪で起訴した。事件での容疑者の起訴は初めて。2人は無罪を主張するとみられ、真相解明の場は法廷に移ることになる。

 起訴状や捜査によると、2被告は2月13日午前9時ごろ、クアラルンプール国際空港第2ターミナルで自動チェックインカウンターに並んでいた金正男氏を挟み撃ちするように前後から襲撃。数秒の間に猛毒の神経剤VXを塗りつけ、約2時間後に死亡させたとされる。起訴状では、指示・監視役で逃亡中の北朝鮮人容疑者4人が2被告と「共謀した」と明記した。

 2被告は逮捕後、「テレビのいたずら番組への出演だと思っていた」などと殺意を否定する供述をしている。一方、検察側は、予行演習を行うなど綿密に準備していた点や、2被告が犯行直後に手に付いた毒物をトイレで洗い流していたことなどから、殺意があったと判断した模様だ。今後の公判では、殺意の有無や毒物の危険性を認識していたかが主な争点となる。

 既に逮捕されているマレーシア在住北朝鮮人、リ・ジョンチョル容疑者(46)について、検察は勾留期限の3日までに処分を決定する見通し。捜査関係者の話などによると、リ容疑者は証拠不十分のため釈放され、国外退去処分となる可能性があるという。北朝鮮人4容疑者は指名手配されているが、平壌に帰国しているとみられる。また警察は在マレーシア北朝鮮大使館の2等書記官ら3人の北朝鮮人を重要参考人として追っているが、北朝鮮側は捜査協力を拒んでいて捜査は進展していない。マレーシアの刑法では、明確な殺意が認められれば死刑判決が下る可能性が高い。両被告の出身国では「北朝鮮の工作員にだまされただけ」と同情的な世論が強く、死刑が確定すればベトナムやインドネシアとの外交問題に発展する可能性もある。


リ容疑者
時事通信 3/1(水) 21:34配信

985
金正男氏殺害事件で逮捕された北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者=マレーシア警察提供


北朝鮮容疑者、証拠不十分で釈放も=正男氏事件でマレーシア紙
時事通信 3/1(水) 20:57配信

 【クアラルンプール時事】北朝鮮の金正男氏殺害事件で、マレーシアの中国語紙・中国報(電子版)は1日、事件に関与した疑いでマレーシア警察に逮捕された北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者(46)が「証拠不十分で釈放される可能性が高い」と報じた。

 同紙によると、現場のクアラルンプール国際空港の監視カメラの映像では、事件発生時にリ容疑者の姿は確認されていない。また、実行犯とされる女2人がリ容疑者と面識がないと主張しているほか、リ容疑者と女2人の直接のつながりも見つからないなど、リ容疑者が事件に関与したことを裏付ける証拠はないという。


国情院が暗殺を警告、VX「北から」…韓国紙
読売新聞 3/1(水) 19:55配信

 【ソウル=中島健太郎】2月28日付の韓国紙・中央日報は、北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏(45)殺害事件に関連し、韓国の情報機関・国家情報院が昨年後半、暗殺に注意するよう第三者を通じて正男氏に警告していたと報じた。

 2月27日に国情院から報告を受けた国会情報委員会関係者の話としている。

 国情院は、事件が発覚するまで正男氏がマレーシアに入国していたことを把握していなかったという。

 殺害に使われたVXをマレーシアに持ち込んだ方法については「北朝鮮から持ってきた。外交行嚢(こうのう)しか方法はない」との見方を示した。外交行嚢は外交官が持ち運ぶ袋で、外交特権で出入国の際などに中身を確認しないことが認められている。


マレーシア当局、金正男氏殺害で外国人女性2人を起訴
Bloomberg 3/1(水) 19:54配信

マレーシア当局は、金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄とみられる北朝鮮国籍の男性が殺害された事件に絡み、女性2人を起訴した。

クアラルンプール近郊の裁判所で1日読み上げられた起訴状によると、このうち1人はベトナム人、もう1人はインドネシア人で、2人はキム・チョル氏と名乗る北朝鮮人男性を殺害したとして殺人罪に問われた。依然逃亡中の4人が殺人を教唆したとされている。

2人に適用されたのはマレーシア刑法302条で、有罪なら死刑もあり得る。ベトナム人被告の弁護人によると、被告は法廷で起訴内容を理解しているかとの問いに「イエス」と答えた上で無罪を主張した。殺害された男性は故金正日総書記の長男、金正男氏であると広く報じられているが、マレーシア警察はまだ確定していない。

マレーシア警察はこれまでの捜査で、北朝鮮人1人を拘束。さらに殺害があった日にクアラルンプール空港から出国したとされる同国人4人の行方を追っている。また在クアラルンプールの北朝鮮大使館員1人、北朝鮮国営航空会社の従業員1人、マレーシアに3年間在住する北朝鮮人1人に対し聴取したい考え。

原題:Malaysia Charges Two Women With Murder in Kim Jong Nam Death(抜粋)


正男氏とマカオで1日に会食予定…石井元自治相
読売新聞 3/1(水) 19:51配信

 北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏殺害事件に関連し、前参院議員の石井一・元自治相が1日に正男氏とマカオのすし店で会食を予定していたことが分かった。

 石井氏が明らかにした。2月初旬に北朝鮮関係者の仲介で正男氏と連絡を取り、会食日程が決まった。石井氏は記者団に「正男氏には良識と国際感覚があり、現在の金正恩(ジョンウン)体制に憂いもあった」と語った。


北朝鮮の要求に応じず=正男氏の遺体引き渡し―マレーシア
時事通信 3/1(水) 19:27配信

 【クアラルンプール時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件で、マレーシアのスブラマニアム保健相は1日、記者会見し、北朝鮮側が要求している正男氏の遺体の引き渡しには応じないとするマレーシア政府の方針を確認した。

 保健相は、クアラルンプール入りした北朝鮮代表団がマレーシアの閣僚らと協議したことを明らかにした。詳細には触れなかったが、「われわれは、身元を確認するまで遺体を引き渡すことはせず、正当な権利を持つ親族に引き渡す」と述べ、「これがわが国の決定だ」と強調した。

 ただ、遺体の身元確認に関しては「申し出た近親者はおらず、進展はない」と説明し、見通しが立たない状況が続いていることを認めた。

 北朝鮮は2月28日、マレーシアに代表団を派遣。代表団のリ・ドンイル元国連次席大使は記者団に対し、正男氏の遺体の引き渡しや、事件に関連して逮捕された北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者(46)の釈放をマレーシア側に求める方針を示していた。


「VX毒殺説は荒唐無稽」=正男氏事件で米韓非難―北朝鮮
時事通信 3/1(水) 19:02配信

 【ソウル時事】北朝鮮国営の朝鮮中央通信は1日、マレーシアで起きた金正男氏殺害事件について、「米国と南朝鮮(韓国)当局は『猛毒の神経剤VX』による毒殺だと主張し、われわれに対し、根拠なく言い掛かりをつけている。荒唐無稽な詭弁(きべん)だ」と非難した。

 さらに、米韓が「政治的陰謀策動」を続けるなら「より強力な自衛的措置を取る」と警告した。事件への関与を改めて全面否定し、米韓の「陰謀」と決め付け、対抗措置を予告した形だ。

 同通信は「容疑者として逮捕された女性が南朝鮮を訪れていた事実から見て、南朝鮮当局者が女性に物質(VX)を渡して送ったのではないかと一部メディアが疑うのも偶然ではない」と主張。「南朝鮮当局は最初から、われわれとマレーシアとの間にくさびを打ち込もうとして動いていた」と批判した。

 同通信は正男氏について「外交旅券所持者のわが国の公民、キム・チョル」と報じている。


弁護依頼する余裕ない=フォン容疑者の父―ベトナム
時事通信 3/1(水) 18:56配信

 【ハノイ時事】北朝鮮の金正男氏殺害の実行犯としてマレーシアで起訴されたベトナム国籍のドアン・ティ・フォン容疑者(28)の父ドアン・バン・タインさんは1日、「私たちにはお金がない」と述べた。

 娘のために弁護士を雇ったり、家族がマレーシアに行ったりする経済的余裕がないことを明らかにした。

 ベトナムのメディアが伝えた。タインさんは北部ナムディン省で農業を営んでいる。


金正男氏殺害 実行犯2人を殺人罪で起訴
BBC News 3/1(水) 17:50配信

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金正男氏殺害 実行犯2人を殺人罪で起訴

北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアのクアラルンプール国際空港で殺害された事件で、マレーシアの検察は1日、実行犯として逮捕された女2人を殺人罪で起訴した。

ベトナム国籍のドアン・ティ・フォン容疑者(28)とインドネシア国籍のシティ・アイシャ容疑者(25)は、先月13日に空港でマカオ行きの飛行機への搭乗を待っていた金正男氏の顔に猛毒の神経剤VXを塗り、死に至らせた容疑がかけられている。

両容疑者は1日、特殊部隊に警護されながらクアラルンプール近郊の地方裁判所に出廷した。両容疑者は有罪判決を受けた場合、死刑になる可能性がある。

殺人事件は地裁の管轄下にないため、罪状認否は行われなかったが、起訴状が読み上げられるとドアン・ティ・フォン容疑者は、「理解しましたが、私は無罪です」と英語で語った。

金正男氏の殺害をめぐっては、北朝鮮が指示したとみる向きが多いが、北朝鮮政府は強く否定している。金正男氏は北朝鮮の体制を公に批判していた。

起訴された2人の容疑者は来月13日に再び出廷する予定で、検察は、クアラルンプールがあるセランゴール州の高裁で2人同時に裁判にかけられるよう求める見通し。

シティ・アイシャ容疑者の担当弁護士は裁判所に対し、警察や目撃者とされた人物が公正な裁判を脅かすような証言をするのを許さないよう求めた。

両容疑者は先に、いたずらを仕掛けるテレビ番組のために報酬を受け取って行ったことだと語っていた。

マレーシアのアパンディ・アリ司法長官は、今回の事件に関連して逮捕された北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者について、まだ起訴するか決めていないと述べた。同長官はAFP通信に対し、「まだ続いている警察の捜査の結果による」と語った。

マレーシア当局が行方を追う容疑者には、クアラルンプールの北朝鮮大使館に勤務する2等書記官と国営高麗航空の職員の2人も含まれる。韓国は容疑者のうち少なくとも4人が北朝鮮の工作員だとの見方を示している。

28日には、リ・ドンイル元国連次席大使をはじめとする北朝鮮代表団がマレーシアに到着。リ氏は、遺体の回収と、逮捕されたリ・ジョンチョル容疑者の引き渡しを求めると述べた。

(英語記事 Kim Jong-nam death: Two women charged with murder)


正男氏殺害の罪で女2人起訴
ホウドウキョク 3/1(水) 17:06配信

金正男(キム・ジョンナム)氏殺害の罪で起訴された。
北朝鮮の金正男氏が殺害された事件で、ベトナム人のドアン・ティ・フオン容疑者と、インドネシア人のシティ・アイシャ容疑者は1日、金正男氏の顔に猛毒のVXを塗り付けて殺害した、殺人の罪で起訴された。
2人はこれまで、「いたずらビデオへの出演だと思った」と話すなど、殺意を否認している。
それに対して、検察側は、2人が毒物だと認識していたとみている。
マレーシアの司法長官は、「有罪となれば、死刑になる可能性もある」と述べていて、今後開かれる裁判では、2人が正男氏の顔に塗りつけた液体が毒物だと認識していたかどうかが焦点になる。

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