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2017年2月20日 (月)

北朝鮮、金正恩の兄・金正男氏暗殺 金正恩の刺客による犯行説濃厚・9

中世の亡霊・暗黒残虐国家・北朝鮮の親玉=金正恩の異母兄にあたる金正男(ジョンナム)氏が13日、マレーシアで何者かに殺害された。複数の韓国メディアが14日報じた。

金正男氏はマレーシア・クアラルンプールの空港で北朝鮮の刺客とみられ女2人に何らかの方法で毒殺されたもよう。犯人の女2人は殺害後、タクシーで逃走したとしている。

金正男氏は、北朝鮮の前の親玉=金正日の長男だが、北朝鮮の改革開放を主張、また独裁権力の継承について金一派の世襲にも反対していたとされ、これらの点が金正恩の逆鱗に降れ、金正恩の指令で暗殺されたとの観測が濃厚である。
だとすれば、(すでに明白なことではあるが)金正恩一派の牛耳る北朝鮮という国家は、現世の地獄ともいうべき、中世以前の残虐で野蛮な暗黒国家であり、存在すること自体許されない犯罪国家というしかない。
そもそも21世紀の今日、このような中世以前の残虐な亡霊国家が現存すること自体、人類の恥だ。

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リンク:暗殺、謎の27分間 正男氏の足取り、写真で追跡…自力で歩行 十数分後に異変 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮、マレーシアと非難応酬 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「娘に間違いない」=正男氏殺害容疑者の父―ベトナム - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮大使、金正男氏殺害で共同捜査を要求-韓国との「結託」を非難 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏息子のハンソル氏が現地入りか DNA検査、北の主張は瓦解の可能性 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:暴走の金正恩政権、孤立深める…正男氏殺害事件 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア信用できぬ、共同捜査を…北朝鮮大使 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏殺害>北朝鮮の男たち、2人の外国人女性を利用か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏殺害>遺体処遇 外交問題に 北朝鮮とマレーシア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害、韓国首相「背後に北政権は確実」 「恐怖政治」が根底にあると統一相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏が椅子でぐったり、目は「半開き」写真 襲撃後、歩いた後に毒が効き始めた  - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏殺害>中国は静観 北朝鮮とマレーシアのあつれき - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男暗殺実行犯「アイシャ」を救え! - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏襲撃 監視カメラがとらえた犯行の瞬間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア、駐北朝鮮大使を召還 金正男氏殺害めぐり - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男、毒殺の謎…北朝鮮の暗殺手法はKGB直伝だった! - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮への圧力強化の契機に=正男氏殺害で韓国統一相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長年の友好関係に亀裂=マレーシア、抗議の意思―駐北朝鮮大使を召還・金正男氏事件 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:正男氏“暗殺”…亡命政権加担に正恩氏激怒か 叔父・金平一氏擁立の動きに反応? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシアと共同捜査提案=警察非難、「金正男氏」認めず―召還に反発・北朝鮮大使 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:平壌に逃げた4容疑者 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア、駐北朝鮮大使を召還 金正男氏事件巡り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男についての誰も書かない素朴な疑問 --- 八幡 和郎 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害 北朝鮮のIOC委員、事件について「関心がない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害に深い闇=容疑者「冤罪だ」―検視嫌がる北朝鮮 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシアが駐北朝鮮大使召還…正男氏殺害巡り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア、駐北朝鮮大使を召還 金正男氏事件巡り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏殺害>マレーシアが駐北朝鮮大使召還「事件協議」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア政府、正男氏捜査批判の北朝鮮大使を呼び出し - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:駐北朝鮮大使を召還=金正男氏事件でマレーシア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男暗殺は10名が関与、4人は国外へ 現地警察が初会見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏の殺害、関係国と緊密に連携・情報分析する=菅官房長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮高官との協議準備か=元米当局者がNYで - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:逮捕の女「香水かけ驚かせる番組」…正男氏殺害 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

暗殺、謎の27分間 正男氏の足取り、写真で追跡…自力で歩行 十数分後に異変
産経新聞 2/21(火) 7:55配信

 ■VXガス クリームに混ぜた?

 クアラルンプール国際空港で殺害された北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏が襲撃から十数分間は自力で歩行し、意識がしっかりしていた様子が、フジテレビ・関西テレビの番組が報じた防犯カメラの映像から明らかになった。犯行から27分以内に容体が急変しており、毒物の専門家らが着目している。

 映像では13日午前9時ごろ、正男氏が自動チェックイン機に到着。直後に女が背後から接近。後ろから手を回して正男氏の顔に何かをなすりつけた。

 犯行6~7分後の映像では、正男氏が空港の案内所まで歩き、警備員に話しかけるのが確認できる。「女に液体をかけられた。目が痛い」と被害を訴えたとみられる。

 異変が表れたのが襲撃から十数分後。係員に付き添われながら診療所に着いたが、足をやや引きずりながら歩いている。

 27分後の映像は、正男氏が診療所から病院に搬送される模様が映し出された。この前後に撮影されたとみられる写真から、正男氏の容体は既に急変していたことがうかがえる。

 韓国の聯合ニュースによると、韓民求(ハン・ミング)国防相は20日、国会国防委員会の非公式の懇談会で、正男氏の殺害に使用された毒物についてVXガスやリシンなど5種類のいずれかが使われたとの見方を示した。

 昭和大学薬学部毒物学部門の沼沢聡教授は「化学物質の中で最も毒性が強い神経ガスのVXを用いたことが想定される」とした。

 沼沢氏は「口から泡を吹くような症状が伝えられているが、VXをはじめとした神経ガスの典型的症状だ」と指摘。VXは皮膚から吸収した場合、「時間を置いて急速に症状を悪化させ死亡する。今回は死亡するまでに一定の時間が経過しており、VXの特徴と合致する」とみる。周囲に被害が出ていない点についても、「液状のVXをクリームなどに混ぜて使ったのではないか」との見方を示す。

 これに対し、神奈川大学の常石敬一名誉教授は「毛穴からも体内に吸収される神経ガスは扱いが難しく、クリーム状にしても、準備や襲撃の段階で襲う側にも被害が及ぶはずだ」とした上で、「トリカブトなど動植物から抽出した自然界由来の毒物の可能性が高いのではないか」と述べる。


北朝鮮、マレーシアと非難応酬
ホウドウキョク 2/21(火) 7:08配信

北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件で、遺体の引き渡しをめぐり、北朝鮮とマレーシアが非難の応酬となっている。
正男氏の遺体をめぐって、北朝鮮側は当初から引き渡しを強く求めているが、マレーシア当局は捜査中であることや、親族が名乗り出ていないことを理由に拒んでいる。
20日、記者会見に臨んだ北朝鮮のカン駐マレーシア大使は「マレーシア警察の捜査は信用できない」と述べ、マレーシアを批判した一方、マレーシア外務省も、北朝鮮の抗議は「根拠がない」と反発していて、親密とされる双方の関係が急激に悪化している。
正男氏の司法解剖の結果については、マレーシアの保健相が「早ければ22日に出る」との見通しを示している。
一方、一部の現地メディアは20日夜、正男氏の息子のハンソル氏が、マレーシア入りすると報じた。
実際に到着したかどうかは明らかになっていないが、仮にハンソル氏が遺体の確認を行った場合、マレーシア側は親族への引き渡しに応じるとみられている。


「娘に間違いない」=正男氏殺害容疑者の父―ベトナム
時事通信 2/21(火) 0:38配信

 【ハノイ時事】ベトナムのメディアは20日、金正男氏殺害の実行犯としてマレーシアで逮捕されたベトナム国籍のドアン・ティ・フォン容疑者(28)の父親が「(逮捕されたのは)娘に間違いない」と認めたと報じた。

 自宅がある同国北部ナムディン省で語ったとしている。

 タインニエン紙によると、父親のドアン・バン・タイン氏は、マレーシア警察が公開した写真について娘と認め、「最後に会った時より髪が短い」との印象を述べた。地元の公安当局には、フォン容疑者が2015年10月に旅券取得に必要な書類を提出したとの記録が残っている。

 ナムディン省出身のフォン容疑者は進学のためハノイに行き、その後は主にハノイで生活していたとされる。


北朝鮮大使、金正男氏殺害で共同捜査を要求-韓国との「結託」を非難
Bloomberg 2/21(火) 0:18配信

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男氏が先週殺害されたことについて、カン・チョル駐マレーシア大使は、 捜査は韓国と「結託」しているとして、共同捜査を要求した。

カン・チョル大使は20日に在クアラルンプール北朝鮮大使館の前で声明を発表。金委員長が残り少ないライバルを暗殺させたと韓国当局が非難しているこの事件に、北朝鮮が関わったと見せかけるため、地元警察が容疑者を「でっち上げた」と同大使は記者団に話した。同大使はこれより先、警察当局の捜査に対する批判について、マレーシア外務省から呼び出しを受けた。

「マレーシアが韓国と結託して事件を政治目的化したのは、あらゆる事象が明確に示している。状況をより明確にするための共同捜査を、マレーシアならびに国際社会に提案する」と語った。

原題:North Korea Denounces Probe Into Murder of Kim’s Half-Brother(抜粋)


金正男氏息子のハンソル氏が現地入りか DNA検査、北の主張は瓦解の可能性
産経新聞 2/20(月) 23:54配信

 【クアラルンプール=岩田智雄】マレーシア外務省は20日、北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件で遺体の取り扱いなどをめぐる康哲(カン・チョル)駐マレーシア北朝鮮大使の抗議は「根拠がない」と非難し、マレーシアの駐北朝鮮大使を召還したと発表。また、康大使を外務省に呼び抗議した。事件発生から1週間経過したが、友好関係にあった両国の外交摩擦にまで発展した。

 康大使は同日、マレーシア外務省の抗議を受けた後、大使館前で報道陣に「信用できない」と述べ、死因特定など警察の捜査の遅れを批判し、北朝鮮側との「共同捜査」を提案。遺体は正男氏ではなく、あくまで北朝鮮の外交旅券を持った「キム・チョル」だと主張し、遺体の引き渡しを求めている。

 一方、香港の公共放送RTHK(電子版)によると、正男氏の息子、ハンソル氏が20日、マカオ発の航空便に搭乗し、同日夜にマレーシアのクアラルンプールに到着したと伝えた。ハンソル氏はDNA検査で血縁関係を確認し、検視にも立ち合うとみられ、北朝鮮側の主張が一気に崩れる可能性が出てきた。

 大使召還は、国交断絶に次ぐ強い抗議の意思を示す外交上の対抗手段だ。マレーシア外務省は「不可解な状況で起きた死だ。死因を特定するのはマレーシアの責任だ」と強調した。

 北朝鮮が「マレーシア側が引き渡しを遅らせている」と批判する遺体の司法解剖について、マレーシアのスブラマニアム保健相は20日、解剖結果が22日ごろに出るとする一方、「国際的な関心を呼んでいる」として作業を慎重に進める考えを示した。


暴走の金正恩政権、孤立深める…正男氏殺害事件
読売新聞 2/20(月) 22:37配信

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(写真:読売新聞)

 【クアラルンプール=児玉浩太郎、ソウル=中島健太郎】北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏(45)がクアラルンプール国際空港で殺害された事件をめぐって、北朝鮮がマレーシア、インドネシア、中国など伝統的友好国との摩擦を深めている。

 特に白昼堂々、空港で事件を起こされ、北朝鮮から捜査を批判されているマレーシアは20日、駐平壌大使の召還に踏み切り、北朝鮮と対決姿勢を強めた。暴走を極める金正恩(キムジョンウン)政権は孤立を深めている。

 マレーシア外務省は20日、北朝鮮のカン・チョル大使を呼び、大使が17日の声明で遺体引き渡しに応じないマレーシアを「人権侵害の極み」などと批判したことについて「批判は根拠がない」と抗議した。


マレーシア信用できぬ、共同捜査を…北朝鮮大使
読売新聞 2/20(月) 22:05配信

 【クアラルンプール=児玉浩太郎】北朝鮮のカン・チョル駐マレーシア大使は20日、大使館前で記者会見し、金正男氏殺害事件について「我々はマレーシア警察の捜査を信用できない。捜査の裏で他の何者かの存在があるとの疑念が増している」と批判する声明を発表し、マレーシアに「共同捜査」を提案した。

 大使は、マレーシア警察の捜査は「政治的目的で行われている」と断定し、「我々を標的にした。マレーシアの人権侵害は容認できない」と強調した。

 大使は、殺害された男性を旅券から「キム・チョル」とし、正男氏とは認めなかった。


<金正男氏殺害>北朝鮮の男たち、2人の外国人女性を利用か
毎日新聞 2/20(月) 20:51配信

 【クアラルンプール西脇真一、ソウル米村耕一】金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件はマレーシア警察の捜査で、北朝鮮国籍の男たちが2人の外国人の女を雇い、実行した可能性が強まっている。現場の防犯カメラの映像は、女2人が正男氏とみられる男性に近づき襲いかかる様子を捉えていた。

 逮捕されたリ・ジョンチョル容疑者(46)のほか、警察は北朝鮮国籍の男4人を手配。また、重要参考人として行方を追う3人のうち1人が北朝鮮国籍だ。実行犯として逮捕されたインドネシア人のシティ・アイシャ容疑者(25)は「悪ふざけの映像を撮影するためだった」と供述。事件前に「日本のテレビ局に雇われた」と家族に話した。ベトナム人のドアン・ティ・フオン容疑者(28)も誘われたと供述したとされ、北朝鮮グループが女2人を実行役として雇った構図だ。

 韓国では、北朝鮮工作員による暗殺未遂事件がたびたび摘発されてきた。2010年、捜査当局は北朝鮮から韓国に亡命した故黄長※(ファン・ジャンヨプ)元朝鮮労働党書記の暗殺未遂事件を2件摘発。逮捕された3人はいずれも北朝鮮の工作機関所属だった。だが、11年に摘発された脱北者団体代表を狙った事件では工作員でなく脱北者が逮捕された。日本のある公安関係者は今回の事件を「脱北者を利用した韓国の事件の変形」と指摘する。

 韓国紙「中央サンデー」は「北朝鮮は10年ぐらいから工作員に代わり、現地人を活用する手法を取っている」との韓国当局者の声を伝えた。北朝鮮は米国によってテロ支援国家に指定されていたが08年に解除されており、再指定を免れるためにテロ手法を変えたとの見方だ。同紙は当局者の話として、北朝鮮がベトナムやアンゴラなどの外国人に「暗殺教育」を行っているとも伝えた。

 韓国紙「朝鮮日報」は情報筋の話として、北朝鮮国籍の4容疑者が複数の特殊機関の所属だと伝えた。北朝鮮関係筋によると、海外で活動する工作員は工作活動と外貨稼ぎビジネスとを並行して行うケースが少なくない。今回唯一逮捕されたリ容疑者は労働ビザを持ち、クアラルンプールの会社の社員だったが、同社社長(64)は、実際は勤務しておらず「給料も払っていない」と明かした。北朝鮮の知人に便宜を図るよう頼まれたという。リ容疑者が会社員を「偽装」したことについて、日本のある捜査関係者は「スパイが使う典型的な手法だ」と言う。

※「火」偏に「華」


<金正男氏殺害>遺体処遇 外交問題に 北朝鮮とマレーシア
毎日新聞 2/20(月) 20:45配信

 ◇事件1週間 マレーシア政府、駐北朝鮮大使を召還

 【クアラルンプール平野光芳】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏(45)がマレーシア・クアラルンプール国際空港で殺害された事件は20日で発生から1週間を迎えた。正男氏の遺体引き渡しを迫る北朝鮮に対し、マレーシア側は「優先は最も近い家族への引き渡し」(警察副長官)と拒絶し、対立が表面化。北朝鮮の強い非難に反発したマレーシア政府は20日、駐北朝鮮大使を本国に召還すると発表し、事件が両国間の外交問題に発展した。

 マレーシア外務省は20日、北朝鮮の康哲(カン・チョル)駐マレーシア大使を呼び出し、同氏がマレーシアの捜査手続きを批判していることについて説明を求めた。マレーシア側は「国内法に基づいて処理しており、批判に根拠はない」と伝え、警察の捜査に従うよう求めた。

 これに対し康大使は同日記者会見し「遺体は外交官パスポートを持つ『キム・チョル』という男性だ」と述べ、正男氏とは関係ないと主張。「警察を尊重しているのに、我々を捜査対象にしている」と強く批判した。また、マレーシア警察が北朝鮮国籍の男4人を容疑者として指名手配したことに対し「根拠がない」と憤りをあらわにした。

 マレーシアと北朝鮮はこれまで外交や安全保障、経済面などで大きな懸案事項はなかった。マレーシアには鉱山労働者や飲食店従業員など約300人の北朝鮮人が暮らし、貿易も活発。友好を保ってきた両国の関係は事件を巡って一気に悪化した格好だ。

 一方、北朝鮮国籍の4容疑者について、インドネシア政府は20日、出入国記録があったと発表した。4容疑者についてシンガポールやマレーシアのメディアは「事件直後に出国し、複数の国を経由して既に北朝鮮に戻った」と伝えている。インドネシア政府は3容疑者について、事件があった13日の夜の便でジャカルタ空港から中東のドバイに飛んでいたとし、別の1人は事件前の1月19日にジャカルタからバンコクに出国した記録があるとしている。


金正男氏殺害、韓国首相「背後に北政権は確実」 「恐怖政治」が根底にあると統一相
産経新聞 2/20(月) 19:58配信

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の金正男氏殺害についてのマレーシア警察の発表を受け、韓国で大統領権限を代行する黄教安(ファン・ギョアン)首相は20日、「事件の背後に北の政権があるのは確実」との見方を示した。国家安全保障会議(NSC)の会合で述べた。ただ、韓国政府は事件の当事国ではなく、対応への限界もにじむ。

 黄氏は「政権維持のためなら手段を選ばない北政権の無謀さと残虐性を如実に示した」とし、「テロ行為に応分の代価を支払わせるため、国際社会との協力を模索するよう」指示した。

 洪容杓(ホン・ヨンピョ)統一相も20日、外国メディアとの会見で、事件前日の12日に新型中距離弾道ミサイルの発射を強行したことと合わせ、「北朝鮮問題の深刻さが高まっている」との認識を示した。

 事件の背景には、金正恩(キム・ジョンウン)政権の権力基盤を揺るがす者は排除・粛清するという「恐怖政治」があると指摘。対外的にも核・ミサイルという「恐怖」で関心を引き付けようとする行為と軌を一にしていると分析した。正恩政権が背後にあると判断する根拠の詳細については「公表できない」とし、マレーシア当局の捜査の進展を待つ必要があると述べるにとどまった。


金正男氏が椅子でぐったり、目は「半開き」写真 襲撃後、歩いた後に毒が効き始めた 
J-CASTニュース 2/20(月) 19:30配信

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フェイスブックに投稿されたシティ・アイシャ容疑者と見られる写真(左)と防犯カメラに映り込んだドアン・ティ・フォン容疑者(右、写真は地元メディアより)

 金正男(キム・ジョンナム)氏(45)がマレーシア・クアラルンプールの空港で2017年2月13日に殺害された事件で、襲撃前後の様子をとらえた空港内の防犯カメラの映像が明らかになった。

 直接的な「襲撃」にかかった時間はわずか2秒程度。その後、正男氏は空港職員に助けを求め、比較的しっかりした足取りでクリニックに向かった。だが、直後にクリニック内で撮影されたとされる写真では、椅子にぐったりとした様子で座った正男氏の目は「半開き」で焦点は合っておらず、毒物が急速に作用して容態が急変したことがうかがえる。

■クリニックに移動する足取りはしっかりしていた

 日本で最初に映像が放送されたのは、2017年2月19日夜放送の情報番組「Mr.サンデー」。複数の防犯カメラに記録されたとみられる映像によると、正男氏が出発ロビーのカウンターに並ぼうとしていたところ、女が正男氏の前に回り込んで何かを話しかけようとした直後に、別の女が正男氏の後ろから回り込む形で、顔に何かを手でなすりつけた。女2人が犯行にかかった時間は、わずか2秒程度だった。

 この2人の女は、現地警察が2月15日から16日にかけて逮捕した、ベトナムのパスポートを持つドアン・ティ・フォン(29)、インドネシアのパスポートを持つシティ・アイシャ(25)の両容疑者だとみられる。

 その後、正男氏は空港職員に対して、身振り手振りで異常を訴え、職員に付き添われて出発フロアの下の階にあるクリニックに移動。移動中の足取りは比較的しっかりしていたが、クリニックの入り口では若干ふらついているようにも見えた。

 その後、その後正男氏は救急車で病院に搬送されたが、救急車の中で死亡が確認された。

 こうしたことから、正男氏に盛られた毒は、ある程度の時間をかけて死に至るような作用をもつものとみられる。

 クリニックの待合スペースで撮影された正男氏とされる写真の存在も明らかになった。現地英字紙「ニュー・ストレーツ・タイムズ」や「Mr.サンデー」が報じたもので、正男氏は椅子からずり落ちそうな体勢で、目は「半開き」で焦点は合っていない。血圧を計ったりしたのか、服ははだけ、右腕を前に突き出していた。撮影者や撮影時間などは明らかになっていない。

 マレーシア当局は、犯行には北朝鮮当局が関与していると見ている模様で、両国間の緊張が高まりそうだ。マレーシアの警察は2月17日、マレーシア在住の北朝鮮籍のリ・ジョンチョル容疑者(46)を逮捕したのに続いて、19日の会見では、リ容疑者以外にも北朝鮮国籍の男4人が事件にかかわったとして、その行方を捜査していると発表した。その後、現地メディアは、4人全員が既に北朝鮮に帰国していると報じている。
マレーシア外務省、北朝鮮大使の発言に「憤り」
 一方、駐マレーシアのカン・チョル北朝鮮大使は17日深夜(現地時間)正男氏の司法解剖が行われた病院の前で報道陣の取材に応じ、正男氏の司法解剖が終わったにもかかわらず、マレーシア側が遺体を北朝鮮側に引き渡さないことを

  「強く非難する」

と述べ、

  「我々はマレーシア側と北朝鮮に対する敵対勢力の行動に強く反応し、この件を国際法廷に提訴する」

と主張した。

 この発言に反発する形で、マレーシア外務省は2月20日にカン大使を呼び出した。ニュー・ストレーツ・タイムズ紙は、情報筋の話として、マレーシア側はカン大使の発言に憤っており、今回の件が殺人事件だということを理由に

  「大使は我が国の刑事訴訟を尊重すべきだ。遺体引き渡しを要求できるのは正男氏の遺族だけだ。北朝鮮大使は遺体引き渡しを要求する前に、正男氏の遺族から同意書を取り付けるべきだ」

と主張したと伝えている。

 マレーシア外務省は、駐北朝鮮大使を「協議のため」に一時的に本国に呼び戻した。

<金正男氏殺害>中国は静観 北朝鮮とマレーシアのあつれき
毎日新聞 2/20(月) 19:14配信

 【北京・西岡省二】中国は現時点で、金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件をめぐって北朝鮮とマレーシアの間であつれきが高まるのを静観する立場だ。ただ、北朝鮮当局の関与が明確に示されれば、中国は正男氏を保護してきた経緯もあり、北朝鮮批判を表面化させる可能性もある。

 金正男氏は北京や、中国の「1国2制度」の下にあるマカオなどに家族とともに住み、中国当局の監視・保護下にあった。中朝間のパイプ役を務めてきた張成沢(チャン・ソンテク)氏(金正恩=キム・ジョンウン=朝鮮労働党委員長の叔父、2013年処刑)は正男氏に近かったことから、金正恩氏には「中国が金正恩体制有事の際、『代替カード』として正男氏を温存している」と映っていたようだ。

 事件について、中国は「事件の進展に関心を払っている」(17日・耿爽(こうそう)外務省副報道局長)などと表明するにとどまる。中国当局にとって中朝関係は「敏感な問題」であり、具体的な論評を避けて北朝鮮への配慮をにじませている。

 一方、中国国内には当局の対応に違和感を表明する声も上がる。

 共産党機関紙・人民日報系「環球時報」は17日、当局が「敏感な問題」に適切な説明をせず事なかれ主義的だとして、異例の批判を展開した。同紙は、韓国での報道が国際世論の「価値判断」を主導している▽なのに中国当局は「情報を発信せず、沈黙する傍観者」になっている--などと指摘。主要メディアが報道を控えているのにネット上では外国報道を引用した情報が出回っており、「中国の利益を損なう」と改善を求めた。

 この状況下で、中国は先週末、北朝鮮からの石炭輸入を17年末まで停止すると発表した。一義的には、弾道ミサイル発射など挑発行為を続ける北朝鮮に対して、制裁決議の厳格な履行をアピールする狙いがあるとみられる。加えて、殺害事件に関する明確な説明を北朝鮮に促す立場を暗示するとともに、事件への不快感を込めた措置である、ということも指摘できる。


金正男暗殺実行犯「アイシャ」を救え!
Japan In-depth 2/20(月) 19:06配信

【まとめ】 ・アイシャ容疑者逮捕でインドネシア国内世論沸騰 ・アイシャは陰謀の被害者だと同情論が急拡大 ・インドネシア世論は一気に「反北朝鮮化」
北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の異母兄にあたる金正男氏(45)がマレーシア・クアラルンプールの国際空港で2月13日に暗殺された事件は、インドネシアでは当初金正男氏の正体があまり知られていないことやジャカルタ特別州知事選(2月15日投開票)の報道などに埋没してほとんど関心を呼ばなかった。

ところが殺害実行犯としてマレーシア警察当局に逮捕された女性の1人がインドネシア国籍と判明すると、新聞やテレビ、ネットで一斉に事件とその関連が報道されはじめ、今や国民の一大関心事となっている。

地元紙は金正恩委員長の血縁関係を示す系図、政治的地位と政権の構図を表す図表や写真を掲載して、「北朝鮮という特殊な国」の実情を次々と伝えている。逮捕されたシティ・アイシャ容疑者(25)のジャカルタ市内の自宅、ジャワ島西部の実家に暮らす母親や親族などの声も連日のように伝えられている。

そのインドネシアメディアの報道姿勢は当初の事実関係の報道から、「アイシャは国際的な陰謀の被害者」との位置づけに変化してきており、「アイシャを救え」という論調が強まっている。

■日本のテレビ番組と騙された?

マレーシアの捜査当局やアイシャ容疑者の親族などの証言から今回の「暗殺」にベトナム国籍のもう1人の女性とともに関わったアイシャ容疑者は、「日本のテレビ番組への出演」という依頼を受けていたという。

その番組については 〔1〕マレーシアで見知らぬ人に突然背後から目をふさいだり、スプレーを正面から吹き付ける「いたずらビデオ」への出演依頼 〔2〕「香水を見知らぬ人に振りかける香水の宣伝番組」への依頼などとみられている。

インドネシアやマレーシアではいわゆる日本の「ドッキリカメラ」的な番組の人気が高く、アイシャ容疑者も1回100米ドルの出演料で依頼を受け、インドネシアやマレーシアで何度か同様の「ビデオ撮影」に協力していたことが分かっている。

このため事前の収録では「実際に香水をかけていた」が、金正男氏のケースは香水が殺傷の力のある薬物に変わっていて「実行犯の女性2人にはそのことは知らされていなかった可能性」が高いとみられている。

アイシャ容疑者に直接接触して「いたずら」を依頼した人物については「これまでのところ中国人か日本人か判明していない」と捜査当局は明かしている。

■暗殺当日に出国した北朝鮮人男性4人

一方でマレーシア捜査当局は女性2人の暗殺実行犯に犯行を指示した北朝鮮国籍の男性5人を事件容疑者として手配。うちまとめ役とみられる1人を17日にマレーシア市内で逮捕した。しかし残る4人はすでにマレーシアを出国しており、国際刑事警察機構を通じて行方を捜しているとしている。4人は北朝鮮の外交官旅券ではない通常旅券を所持し、暗殺実行当日にすでにマレーシアを出国したものの出国先について捜査当局は明らかにしていない。

この北朝鮮人男性5人(うち1人すでに逮捕)の中にアイシャ容疑者に接近して「日本のテレビ番組出演」を依頼した人物がいる、と捜査当局はみている。このほかに3人が事件に関与した疑いが濃厚としてマレーシア警察は行方を追っているがうち1人は北朝鮮国籍という。

■副大統領も「アイシャは犠牲者」

こうした事件の捜査の進展に伴い、インドネシア国内での報道合戦が激化、内外の報道陣が押しかけたジャカルタ西方約100キロにあるバンテン州セラン県パブアランのアイシャ容疑者の実家では母親や親族が質問に答えてアイシャ容疑者の人となりを話し、無実を訴え続けている。

新聞の論調も「アイシャは国際的陰謀の被害者」「インドネシア人のアイシャは無実、救済しよう」という同情的なものに変わりつつある。

報道の過熱を受けて17日にはユスフ・カラ副大統領が「事件後アイシャは(クアラルンプールの)空港付近で逮捕されたようで、逃走もしなかったことなどから(アイシャ自身が)特定国の工作員や暗殺犯ではないだろう。(アイシャは)殺害の実行犯だったとしても、特定工作員に利用された犠牲者とも言えるのではないか」との同情的な見方を示し、同情論が一気に高まっている。

■インドネシア人の対北朝鮮観に変化 

インドネシアはスカルノ初代大統領時代から北朝鮮の金日成主席との間で友好関係を樹立、外交関係もありジャカルタ市内中心部メンテンには北朝鮮大使館が存在する。北朝鮮による日本人拉致事件の被害者、曽我ひとみさんが夫ジェンキンズ氏と再会を果たしたのもインドネシア・ジャカルタであり、今年1月23日のスカルノ大統領の長女、メガワティ・スカルノプトリ元大統領の誕生日にはメンテンのメガワティ私邸を北朝鮮大使が祝賀のために訪問している。

こうした友好関係からこれまで北朝鮮には比較的中立的な立場をとってきたインドネシアだが、近年はミサイル発射を批判したり、北朝鮮とのイベントをキャンセルしたり、北朝鮮レストランが閉店したりと様々な要因から「冷めた関係」に変化してきていたという。

そこに起きた今回の金正男氏暗殺事件へのインドネシア女性の関与は、インドネシア世論を一気に「反北朝鮮化」させており、「恐ろしい国」、「何をするかわからない国」との共通認識が国民の間に広がっている。そういう意味では「北朝鮮にとって友好国であり外交関係のある国」のインドネシアで北朝鮮の実態が周知され始めたことは、今回の暗殺事件思わぬ波及効果と言えるだろう。


金正男氏襲撃 監視カメラがとらえた犯行の瞬間
ホウドウキョク 2/20(月) 18:30配信

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(画像:ホウドウキョク1)

北朝鮮の金正男氏がマレーシア・クアラルンプール国際空港で殺害された事件で、犯行の瞬間が収録された監視カメラ映像をフジテレビは入手した。

監視カメラの映像には、白っぽいジャケットにジーンズ姿、右肩に黒いリュックサックをかけて、一人悠然と空港に入ってくる金正男氏の姿がある。
映し出されたのは、クアラルンプール国際空港3階の出発ロビー。
行き先の表示を確かめているのか、一度立ち止まって見上げ、自動チェックイン機へ向け、歩いていった。

その時、二人の女が正男氏に向かってくる。
逮捕された、ベトナムのパスポートを所持していたドアン・ティン・フオン容疑者(28)とインドネシア国籍のシティ・アイシャ容疑者(25)だ。

わずか2秒ほどの犯行
正男氏の左横から、アイシャ容疑者が近付き、フオン容疑者が背後から正男氏に駆け寄り両手で飛びかかった。
振り払うようなしぐさを見せた正男氏だが、この瞬間に毒物をかけられたとみられる。
その直後、アイシャ容疑者とフオン容疑者は、それぞれ別々の方向へ逃げるように消えていった。
わずか2秒ほどの犯行だった。

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(画像:ホウドウキョク2)

「目がとても痛い。液体をかけられた」
ここではまだ正男氏の様子に異変は見られない。
次の映像では、正男氏は空港職員に身ぶり手ぶりで相談していた。
正男氏は「目がとても痛い。とても痛い。めまいがする。女二人に液体をかけられた」と話したという。

その後、別のカメラには、女性職員に連れられた正男氏が、警備担当者に、身ぶり手ぶりで、顔になにかかけられたことを訴えていた。
正男氏は、警備担当者とともにクリニックヘ向かう。この時は、まだ、しっかりとした足取りに見える。

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(画像:ホウドウキョク3)

ガラス張りの空港内のクリニック前に到着した正男氏は、一度、その前を行き過ぎ、戻ってきた時には、やや足元がふらついているようにも見えた。
そして、そのまま、おぼつかない足取りで中に入ったが、クリニックに入った直後、崩れるようにソファに倒れこんでしまったという。

【画像参照】

クリニック内の正男氏は、ジャケットを脱ぎ、バイタルチェックを行ったのか、右腕が宙に突き出し、足元には医療機器のようなものもあり、意識を失っているようにも見える。このあと、正男氏は病院に運ばれたが、搬送中に死亡が確認されたという。

犯行の瞬間が克明に記録された監視カメラの映像。
事件発生から1週間。まずは、その死因の究明が急がれる。


マレーシア、駐北朝鮮大使を召還 金正男氏殺害めぐり
BBC News 2/20(月) 18:10配信

マレーシア政府は20日、クアラルンプール国際空港で北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党書記長の異母兄、金正男氏が殺害された事件をめぐり、駐北朝鮮大使を召還した。

マレーシア警察は、殺害に関連して北朝鮮国籍の4人の行方を追っている。警察は、金正男氏が空港でマカオ行きの飛行機への搭乗を待っていた際に毒殺されたとみている。

マレーシア外務省はさらに、北朝鮮の康哲(カン・チョル)駐マレーシア大使を呼び、金氏の遺体引き渡しをめぐってマレーシア政府を批判したことに抗議した。

北朝鮮政府が金氏の殺害に関わっていたという憶測が広がっているものの、確たる証拠は示されておらず、北朝鮮政府もいまだに公式な反応を示していない。

韓国政府は北朝鮮が暗殺を計画したと非難しており、20日には、北朝鮮の「テロ行為が大胆さを増している」と述べた。

一方、日本のテレビ局は、空港の監視カメラが金正男氏が襲われた時の様子を撮影したとされる映像を報じた。

外交論争の原因は? 

マレーシアは北朝鮮と外交関係を持つ数少ない国の一つだが、殺害事件を受けて両国の間には緊張が生じている。

北朝鮮は金氏の遺体引き渡しを求めているが、マレーシアは司法解剖が必要だとして拒否。北朝鮮の康大使は17日、マレーシアが「何かを隠そうとしている」として、「敵対的な勢力」と結託していると非難した。

マレーシア外務省はこれに対し、康大使の非難は「根拠に欠ける」とし、金氏の殺害はマレーシア国内で起きており、マレーシア当局に捜査する責任があると、北朝鮮に強い調子で反論した。

金氏の遺体は? 

マレーシア当局は現在、遺体の司法解剖の結果を待っている。康大使は、北朝鮮の立ち会いが許されなかった司法解剖の結果は受け入れないと述べた。

マレーシアはDNA検査がまず必要だとして、遺体を依然として管理下に置いている。

マレーシア警察は、北京とマカオに在住しているとみられる金氏の遺族からのDNAの提供を求めた。警察はまた、DNA入手であらゆる手立てを使い果たした後、近親者からの遺体引き渡し要請がなければ、遺体を北朝鮮大使館に引き渡すとしている。

マレーシア警察は事件から間もなく、インドネシア国籍とベトナム国籍の2人の女性を逮捕。インドネシア国籍のシティ・アイシャ容疑者は事件について、いたずらをすると聞かされ、報酬を手渡されたと警察に話した。

警察はさらに、北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者を逮捕。さらに、すでにマレーシアから出国しているとみられる、リ・ジヒョン、ホン・ソンハク、オ・ジョンギル、リ・ジェナムの4人の行方を追っていると明らかにした。

(英語記事 North Korea Kim Jong-nam killing: Malaysia recalls Pyongyang envoy)


金正男、毒殺の謎…北朝鮮の暗殺手法はKGB直伝だった!
週プレNEWS 2/20(月) 18:00配信

2011年に死亡した父・金正日(キム・ジョンイル)の生誕記念日の3日前。腹違いの弟にして、現指導者の金正恩(キム・ジョンウン)が放ったとみられる女スパイの毒に、金正男(キム・ジョンナム)は倒れた。すでに権力闘争の舞台を降りた“過去の人”にもかかわらず、だ。

* * *

北朝鮮の3代目指導者・金正恩朝鮮労働党委員長(33歳)の腹違いの兄、金正男氏(45歳)が2月13日、マレーシアのクアラルンプール国際空港で、北朝鮮の工作員らしきふたり組の女、シティ・アイシャ容疑者(25歳)とドアン・ティ・フオン容疑者(29歳)にVXガスにより「毒殺」された可能性がある―。

元防衛庁情報工作官で作家の柳内伸作(やない・しんさく)氏はこう語る。

「北朝鮮はもともと旧ソ連の独裁者スターリンの指導で建国されたこともあり、暗殺を含む諜報(ちょうほう)破壊工作の手法はKGB(ソ連国家保安委員会)の直伝です。数百人が所属しているとされる対外工作機関『朝鮮人民軍偵察総局』の工作員などが行なう暗殺方法、特に『毒殺』はその影響を強く受けています」

旧共産圏では、権力に背いた人間の毒殺事件が珍しくない。例えば、2006年にイギリスで放射性物質ポロニウムを使って暗殺された元FSB(ロシア連邦保安庁、旧KGB)職員のアレクサンドル・リトビネンコ中佐。また、1978年には同じくイギリスでブルガリアからの亡命者ゲオルギー・マルコフがコウモリ傘で刺され、猛毒のリシンを注入されて殺害された事件もあった。

「これらの毒物は遅効性で、暗殺の実態を隠蔽(いんぺい)するのに都合がいい。一方、今回の正男暗殺のケースでは、襲撃を受けてからわずか数十分で死亡しているとみられ、即効性の毒物だったと推定されます。

即効性の毒物は、その効果を直接確認できる利点がある一方、暗殺の事実がすぐに露見するため、実行犯が身柄を確保されるなどの危険性も非常に大きい。今回の正男毒殺事件からは、『失敗は許されない』という強い意思を感じます」(柳内氏)

◆北朝鮮は何を焦って正男を暗殺したのか? 詳しくは本日発売の『週刊プレイボーイ』10号「金正男 毒殺3つの謎」をお読みいただきたい。

(取材・文/本誌ニュース班&世良光弘 写真/ゲッティ)


北朝鮮への圧力強化の契機に=正男氏殺害で韓国統一相
時事通信 2/20(月) 17:56配信

 【ソウル時事】韓国の洪容杓統一相は20日、ソウルの外信記者クラブで会見し、金正男氏殺害事件について「北朝鮮を変化させるため、国際社会の力を結集する機会になる」と述べ、北朝鮮への国際的圧力を強める契機になるとの見通しを示した。

 
 統一相は、5人の北朝鮮籍の容疑者を特定したマレーシア警察の発表などから「背後に北朝鮮当局がいる可能性が極めて高い」と指摘。「北朝鮮に対する否定的な見方が一層強まっている」と強調した。

 統一省当局者は、北朝鮮の康哲駐マレーシア大使が「マレーシア警察の捜査を信用できない」と非難したことについて、「予想された反応だ。過ちを認めることはできず、否定するしかない」と述べた。


長年の友好関係に亀裂=マレーシア、抗議の意思―駐北朝鮮大使を召還・金正男氏事件
時事通信 2/20(月) 17:35配信

 【ソウル、クアラルンプール時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件で、マレーシア外務省は20日、駐北朝鮮大使を召還したと発表した。

 1973年に国交を樹立し、友好関係にあるとされる両国だが、正男氏の遺体引き渡しをめぐり、マレーシア批判を続ける北朝鮮側に抗議した形だ。大使召還は外交関係断絶にもつながる異例の措置で、両国関係に亀裂が走るのは必至だ。

 北朝鮮の康哲駐マレーシア大使は17日夜、マレーシア政府に正男氏の遺体の即時引き渡しを要求。引き渡しを拒否しているマレーシア政府を「何かを隠し、だまそうとしている」「敵対勢力と結託している」などと批判した。

 これに対してマレーシア外務省は20日午前、康大使を呼んで発言に関し説明を要求。死因特定は政府の責任だと強調する声明も出し、北朝鮮側にも事案の経過は伝えてきたと反論した。

 外務省はさらに、康大使の批判は「根拠がない」と一蹴し、「マレーシア政府の信用を損なう試みを深刻に受け止める」と強調。平壌に駐在するマレーシア大使を「協議のため」に召還すると明らかにした。これを受け、外務省から呼び出された康大使は20日午後、記者会見を開き、「マレーシア警察の捜査を信用できない」と改めて非難した。

 マレーシアは北朝鮮との国交樹立後、2004年に平壌に大使館を設置し、現在、両国間の往来にビザは不要だ。マレーシアが駐北朝鮮大使を召還するのは初めての事態とみられる。

 問題は遺体の引き渡しにとどまらない。マレーシア警察は19日の会見で、新たに公表した北朝鮮国籍の4容疑者が事件当日に出国したと発表。一部報道によれば、4人は既に平壌に戻った。警察は国際刑事警察機構(ICPO)に協力を求める考えだが、北朝鮮はICPOの非加盟国で、マレーシアと犯罪人引き渡し条約も結んでいないとされ、捜査協力を求めるのは至難とみられる。

 北朝鮮が今後、対抗措置として康大使を召還する可能性もあり、韓国の北朝鮮専門家は「北朝鮮とマレーシアの外交的対立はしばらく続く可能性がある」と指摘する。


正男氏“暗殺”…亡命政権加担に正恩氏激怒か 叔父・金平一氏擁立の動きに反応?
夕刊フジ 2/20(月) 16:56配信

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の親族を擁立して亡命政権を樹立しようという動きが北朝鮮国外であり、当局が国外に住む親族への監視・警戒を強めていたことが分かった。マレーシアで殺害された異母兄の金正男(キム・ジョンナム)氏が亡命政権を計画する脱北者と接触していたとの情報もあり、加担を疑われて当局に暗殺された可能性がある。

 17日付の産経新聞が複数の消息筋の話として報じた。

 「『北朝鮮亡命政府』金平一(キム・ピョンイル)擁立の声高まる」と書かれたビラが1月1日、韓国から北朝鮮に向け、風船で飛ばされた。在英脱北者団体が仕掛けたもので、正恩政権崩壊後を見すえた亡命政権構想は、昨年ごろから米国や欧州の一部脱北者団体の間で持ち上がったという。

 正恩氏の叔父にあたる金平一駐チェコ大使(62)は、金日成(キム・イルソン)主席の息子という北朝鮮国内で絶対視される「白頭血統」を持つことから、亡命政権の首班として目をつけられたようだ。平一氏は、金正日(キム・ジョンイル)総書記との後継者争いに敗れ、約30年間、東欧の大使を転々としてきた。

 正恩政権は以前から平一氏を警戒し、2014年末に監視のため、秘密警察、国家安全保衛部(現・国家保衛省)幹部をチェコに派遣した。ただ、平一氏は目立った反応を示さず、昨年には、平壌に一時帰国し、大使館業務の改善を訴えるなど正恩政権に恭順の姿勢を見せているという。

 亡命政権構想の動きを受け、北朝鮮の治安当局内では、平一氏らの排除を主張する強硬論も台頭していたと伝えられる。

 脱北者団体関係者が次善の候補として接触したとされるのが正男氏だ。だが、平一氏と違い、正恩政権からの再三の帰国指示にも従わず、殺害されるに至ったとみられている。

 1月中旬には、金元弘(キム・ウォンホン)国家保衛相が解任されたとされるが、正男氏と脱北者との接触を察知し、報告することを怠った責任を問われた可能性も指摘されている。

 ■白頭血統 北朝鮮建国の父で、中朝国境地域の白頭山で抗日武装闘争を展開した金日成主席の直系の血筋を示し、3代世襲の正統性の根拠ともなっている。金正日総書記の長男、金正男氏に対し、金正恩朝鮮労働党委員長は三男であり、元在日朝鮮人の踊り子出身の高英姫氏を母に持つという出自が権威付けの障害になってきたとされる。金委員長の出自は北朝鮮国内で秘匿されている。


マレーシアと共同捜査提案=警察非難、「金正男氏」認めず―召還に反発・北朝鮮大使
時事通信 2/20(月) 16:41配信

 【クアラルンプール時事】北朝鮮の康哲駐マレーシア大使は20日午後、大使館前で記者会見を開き、金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏の殺害事件について「マレーシア警察の捜査を信用できない」と非難した上で、真相解明に向けマレーシア警察との共同捜査を提案した。

 また旅券から男性を「キム・チョル」と特定したが、その他の名前は知らないと主張し、男性が金正男氏とは認めなかった。

 マレーシア外務省は20日午前、康大使を呼び、同国の対応を批判した17日夜の発言について説明を求めたほか、駐北朝鮮大使を召還したと発表。康大使は会見でマレーシア側に反発した形で、外交問題に発展した両国間の緊張は高まっている。

 康大使は会見で、事件から1週間が経過したが、死因に関する明確な証拠が出ていないなどと批判。「われわれは被害者の側として捜査結果を要求する権利がある」としたほか、実行犯として逮捕されたベトナム人とインドネシア人の女2人に面会させるようマレーシア側に要求すると語った。

 また、家族のDNAサンプルを求め、遺体の引き渡しを遅らせるのは「ばかげている」と主張。事件はマレーシアが韓国と結託し政治的色合いが強いものになっているとも批判した。

 一方、マレーシアの中国語紙・中国報やロイター通信は、金正男氏の息子ハンソル氏(21)が20日夜、マレーシア入りするとの情報を伝えた。しかし、同氏の到着は確認されていない。

 現地の中国語紙・東方日報(電子版)は殺害に関与したとして逮捕された北朝鮮籍のリ・ジョンチョル容疑者(46)が、マレーシア国内の情報収集や宿泊の手配など、現地調整役だったとみられると伝えた。


平壌に逃げた4容疑者
時事通信 2/20(月) 16:33配信

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金正男氏殺害事件で平壌に逃げた北朝鮮国籍の(上から)ホン・ソンハク、リ・ジヒョン、オ・ジョンギル、リ・ジェナム各容疑者(左は監視カメラ、右はパスポート、マレーシア警察提供)


マレーシア、駐北朝鮮大使を召還 金正男氏事件巡り
ロイター 2/20(月) 16:32配信

[クアラルンプール 20日 ロイター] - クアラルンプールで起きた金正男氏殺害事件の捜査手法を北朝鮮側が非難したことを巡り、マレーシア外務省は20日、カン・チョル駐マレーシア北朝鮮大使に抗議するとともに、駐北朝鮮マレーシア大使を平壌から召還した。

マレーシア外務省によると、カン大使を同省に呼び、17日の会見でマレーシア政府を非難したことについて説明を求めたという。

外務省の声明では、カン大使はこの会見で、マレーシアについて外部勢力と結託しているなどと非難していた。

マレーシア外務省は北朝鮮のこうした主張を否定した。また、正男氏の遺体は近親者に引き渡すとした。これまでに申し出た近親者はいないという。

マレーシア保健省は、早ければ22日に検視結果を公表する考えを明らかにした。

マレーシア警察は、事件当日にマレーシアを出国した北朝鮮国籍の容疑者4人の行方を追っている。ジャカルタの出入国管理局の関係者がロイターに明らかにしたところによると、容疑者4人のうち少なくとも3人は、その日の夜のエミレーツ航空便でジャカルタからドバイに向かった。マレーシアのスター紙は、4人全員が平壌に戻ったと報じている。

こうした中、正男氏がクアラルンプール空港で女に襲われる場面をとらえたとされる防犯カメラの映像をフジテレビなどが公開した。

ロイターはこの映像の信頼性を確認できていない。警察関係者のコメントも得られていない。


金正男についての誰も書かない素朴な疑問 --- 八幡 和郎
アゴラ 2/20(月) 16:30配信

クアラルンプールの事件については、金正恩の指令によるものというのが確率は高いのは当然だ、その可能性が極めて高いというだけで、現在のところは完全に立証されたわけではない。

殺人事件は、下手人とその背後にいる人物が特定され、動機についての自白があってはじめて真相、確定だ。

坂本龍馬の暗殺も、鳥羽伏見の戦いのあと、新撰組から真犯人と名指しされた見廻組の今井信郎が自白し(主犯の佐々木只三郎は戦死)、さらに、のちに佐々木只三郎の兄である会津藩重臣だった手代木傳右衛門が指示したことを認めたことで、松平容保ないしその弟の松平定敬の指示だったことが分かったのである。そして、さらにもう一人の下手人も自白した(それでも薩摩だフリーメーソンだとかいう人がいて困るが)

北朝鮮の仕業としても、誰かがなんらかの思惑でやったのかもしれないし、別の可能性だってないわけでない。

ただ、さまざまな人がいろんな分析をしているなかで、なにか変だという分析もあるので雑感を書いておく。

暗殺された最大の原因は、金正恩が無防備だったというか、暗殺を徹底して避けるより自由な生活を重視したことにある。

もしじっとなにもしない条件で中国で庇護を求めたり、韓国、アメリカあたり亡命すれば、少なくとも殺されはしなかった。ただ、自由に贅沢な生活はできなかっただろう。

マカオでじっとしていたら、中国も安全を確保しただろうが、あちこち飛び回れたら完全な完璧な安全確保は不可能だ。

だから、中国は怒っているだろうが、マカオで事件を起こされたわけでないから、それほど怒らねばならない立場ではないし、それで、政策を大転換しなくてはならないともいえない。(もちろん、政策変換のきっかけになることはあり得るが)

亡命者の生活はけっこう惨めだ。金正恩の母親の姉妹にしても、アメリカで洗濯屋をしてつつましやかに暮らしている。

金正男が自分で弟にとって代わる野心はなかったと思うし、そういうタイプでもないが、担ぎ出そうとする人たちとの接触に無防備だった。それは、普通、危険なことだ。

また、かつて、金正男と交流があった人たちが、いろいろ分析をしているが、金正男が殺された原因のひとつが、彼らが金正男との交流内容や発言を拡散したことだという点は忘れているのではないか。

そういう意味では、金正男は西側マスコミに対してお人好しで無防備だった。金正男は無意味で戦略的な配慮のないおしゃべりで自分の立場を弱め帰国できないようになったように見える。

金正男の密入国事件については、私は、当時から入国させたうえで、国内で接触を図り、裏ルートとして活用すべきだったという意見だ。公表などすべきでない。

フランスなど、金正恩の母親がたびたび治療のために訪れ、噂によればそこで死んだともいわれる。また、張成沢の娘が留学しそこで自殺しているが、公式には何も発表していないし、金正日の治療のために医師を派遣しているし、金正男の長男もフランスに留学して当局に保護されていた。

金正男を捕まえて拉致被害者の救出と交換とかやっても、偽造旅券での入国くらいで長期に拘留などできないし、逆に拉致被害者に危害が及んだ可能性すら高いと思う。

金正日の料理人だった“藤本健二”氏(仮名)が平壌市内で日本料理店を開店したとのこと(朝日新聞より(http://www.asahi.com/articles/ASK2J4VXTK2JUHBI012.html))。結構なことだと思う。

ここでは、北朝鮮政策全般を論じる気はないが、一つ大事なことは、情報ルートは遮断してはダメだ。とくに在日の人たちは、潜在的には日朝の良い関係を実利の上でも望んでいるのだから、彼らの役割をアメとムチで引き出す発想はもっとあるべきと思う。

もちろん、私は北に対する融和策を主張しているのでない。アメとムチの使い分け、場合によっては果断さもいると思う。しかし、情報ルートの確保は少しの弊害があっても確保すべきだ思う。


金正男氏殺害 北朝鮮のIOC委員、事件について「関心がない」
産経新聞 2/20(月) 15:55配信

 札幌で開催されている冬季アジア大会のために来日している北朝鮮の張雄・国際オリンピック委員会(IOC)委員は20日までに、札幌市内で産経新聞の取材に応じ、金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアで殺害された事件について、「関心がない」と言及を避けた。

 張氏は「われわれはアジア大会のために来た。スポーツのために来た。スポーツ以外のことについては話す立場にない」と従来の主張を繰り返した。来日前に金正恩氏委員長と面会したかについては、「私はただのIOC委員だ」と述べて否定した。

 「私は政治家ではない」という張氏だが、2015年には独誌シュピーゲルに「西側諸国で話すことができる唯一の公式な北朝鮮人」「多才な外交官」などと書かれている。北朝鮮選手の強化に熱心な金正恩委員長と、非常に近い親しいともされている。

 金正男氏暗殺事件に関する受け答えからは、事件を認識していることがうかがえた。

 日本政府は北朝鮮への独自制裁措置として、入国を原則禁止しているが、特例として選手団の入国が認められた。北朝鮮選手団は北京を経由して17日に札幌入り。選手らにはスーツ姿の北朝鮮関係者が常時付き添うなど、固くガードされている。


金正男氏殺害に深い闇=容疑者「冤罪だ」―検視嫌がる北朝鮮
時事通信 2/20(月) 14:43配信

 【クアラルンプール時事】北朝鮮の金正男氏殺害事件は20日、発生から1週間を迎えた。

 マレーシア警察は逮捕した容疑者らの聴取を進め、背後関係解明の手掛かりを探る。しかし、北朝鮮工作員とみられる4容疑者は既に平壌へ逃げ帰っており、捜査の前途には深い闇が漂う。

 クアラルンプール国際空港で正男氏が襲われたのは13日午前。警察は15日、空港に戻ってきたベトナム人の女、マレーシア人の男、翌16日にインドネシア人の女を逮捕した。さらに17日には北朝鮮籍の男リ・ジョンチョル容疑者をクアラルンプール市内で逮捕した。

 警察は19日の記者会見で、犯行直後に出国した4人に加え、「北朝鮮の男と身元確認中の男2人の計3人の行方も追っている」と発表。計7人を追跡中で、逮捕済みの容疑者4人との関係をどこまで洗い出せるかが当面の焦点の一つだ。

 マレーシアの中国語紙・中国報(電子版)は19日、リ容疑者が「私は暗殺に参加していない」と犯行を全面否認していると伝えた。リ容疑者は「私ではない。殺していない」と訴え、空港の監視カメラの映像に自分は映っていないと主張。「誤認逮捕だ」「冤罪(えんざい)だ」として、釈放を求めているという。

 中国報によると、警察は当初、リ容疑者を監視カメラが捉えた4人の不審人物の1人と考えていた。しかし、容疑者の主張通り、違うことが確認された。自宅や職場から事件と関係のある証拠も発見されていない。

 もう一つの焦点は、正男氏の検視結果だ。今回の犯行は、相手を確実に殺し、実行犯に被害はなかった。使用された毒物は何か、特定が待たれるが、マレーシアのスブラマニアム保健相は18日、毒物の検査結果について「普通は2週間くらいかかる」とAFP通信に述べた。

 北朝鮮は事件直後から検視に反対し、マレーシア政府に強く申し入れていた。しかし、ロイター通信によると、「粛々とやる」と突っぱねられた。

 これに対し、北朝鮮の康哲駐マレーシア大使は17日、正男氏の遺体が安置されたクアラルンプールの病院前に現れ、記者団を前に「われわれの許可もなく検視を強行した。一方的に行った検視の結果を全面拒否する」と宣言した。そこまで検視を嫌がるのはなぜかに関心が集まっている。


マレーシアが駐北朝鮮大使召還…正男氏殺害巡り
読売新聞 2/20(月) 13:29配信

 【クアラルンプール=児玉浩太郎】マレーシア外務省は20日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム)氏(45)の殺害事件に絡み、北朝鮮に駐在するマレーシア大使を本国に召還すると発表した。

 マレーシア政府の対応を非難する北朝鮮に対し、抗議の意思を示すためとみられる。

 マレーシア外務省は発表に先立つ20日午前、北朝鮮のカン・チョル駐マレーシア大使を呼び、カン氏が正男氏の遺体の引き渡しを巡りマレーシア政府の対応を批判したことについて、説明を求めた。同省は「マレーシア政府の名声を傷つける事実無根の試みを非常に深刻に受け止めている」と抗議した。

 カン氏は17日の声明で、マレーシア側が遺体の引き渡しを拒否しているとした上で、国際法廷への提訴も辞さない構えを示した。15日に行われた正男氏の遺体の司法解剖についても「我々の許可や立ち会いなしに強行した」と述べ、結果を受け入れない立場を表明した。


マレーシア、駐北朝鮮大使を召還 金正男氏事件巡り
ロイター 2/20(月) 13:14配信

[クアラルンプール 20日 ロイター] - マレーシア外務省は20日、クアラルンプールで起きた金正男氏の殺害事件の捜査手法を北朝鮮側が非難したことを巡り、カン・チョル駐マレーシア北朝鮮大使に抗議した。

また、駐北朝鮮マレーシア大使を平壌から召還したと発表した。

マレーシア外務省によると、カン大使を同省に呼び、17日の会見でマレーシア政府を非難したことについて説明を求めたという。

外務省の声明では、カン大使はこの会見で、マレーシアについて外部勢力と結託しているなどと非難していた。


<金正男氏殺害>マレーシアが駐北朝鮮大使召還「事件協議」
毎日新聞 2/20(月) 12:59配信

 【クアラルンプール平野光芳、西脇真一】北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏の殺害事件に関連し、マレーシア外務省は20日、北朝鮮の康哲(カン・チョル)駐マレーシア大使を呼び出し、同氏がマレーシアの捜査手続きを批判していることについて説明を求めた。また外務省は対応を協議するためとして、駐北朝鮮大使を本国に召還した。

 北朝鮮側は17日、金氏の遺体をマレーシア政府が司法解剖したことに対して、「我々の許可や立ち会いもなく司法解剖を強行した」と主張。「人権侵害の極みだ」として解剖結果の受け入れを拒否すると批判した。また、金氏の遺体の即時返還を認めないマレーシア政府を「反北朝鮮の勢力と結託している」と強く非難する声明を発表した。

 マレーシア警察は詳しい死因や身元の確定が終わるまでは遺体の保管を続ける方針で、「批判に根拠はない」と反論して対立している。

 一方、金氏殺害に関与したとしてマレーシア警察に逮捕されたリ・ジョンチョル容疑者(46)の勤務先になっていたクアラルンプールの会社の社長(64)は20日記者会見し、リ容疑者が就労ビザを取得するために会社の名前を貸していたと明らかにした。勤務実態はなく、社長は「給料を払っておらず、ビジネスパートナーでもない」と語った。

 社長は北朝鮮への渡航歴があり、現地の知人から協力の依頼があった。2013年に初めてリ容疑者と面会。リ容疑者は「娘が現地の大学に通うためにビザがほしい」と話していたという。

 会社にはたまに個人的に会いに来るだけで、その際は娘が英語の通訳をしていた。社長は「どうやって稼いでいたのかも詳しく分からない」と語った。


マレーシア政府、正男氏捜査批判の北朝鮮大使を呼び出し
AFP=時事 2/20(月) 12:34配信

【AFP=時事】(更新、写真追加)マレーシア政府は20日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏が殺害された事件で、マレーシア側の捜査について「敵対勢力」と共謀していると非難したカン・チョル(Kang Chol)駐マレーシア北朝鮮大使を外務省に呼び出した一方、自国の駐北朝鮮大使をクアラルンプール(Kuala Lumpur)に呼び戻したことを明らかにした。

 マレーシア外務省の声明によると、マレーシア側はカン大使に対し、正男氏の殺害事件はマレーシア国内で不可解な状況下で起きたもので、マレーシア政府には死因を特定するため捜査を行う責任があると強調したという。

 一方でカン大使は、マレーシア政府からの呼び出しを受けた後、マレーシア警察による正男氏の死因の調査は信頼できないとの主張を展開。北朝鮮大使館の前で報道陣に対し、「今回の事件が発生してから7日が経過したが、死因についての明確な証拠はなく、現時点でマレーシア警察による調査を信頼することはできない」と述べた。

 また、マレーシア政府は自国の駐北朝鮮大使に対し、協議を行うためクアラルンプールに戻るよう命じたという。北朝鮮政府は正男氏の遺体の引き渡しを要求しているが、マレーシア側は応じない意向を表明しており、両国の対立が深まっている。【翻訳編集】 AFPBB News


駐北朝鮮大使を召還=金正男氏事件でマレーシア
時事通信 2/20(月) 12:12配信

 【クアラルンプール時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件で、マレーシア外務省は20日、同国の駐北朝鮮大使を召還したと発表した。

 北朝鮮側が金氏の遺体を引き渡さないマレーシア政府の対応を批判したことに対し、抗議する姿勢を示したとみられる。

 また、マレーシア外務省は同日、北朝鮮のカン・チョル駐マレーシア大使を呼び、マレーシア側を批判した同大使の発言について説明を求めた。外務省は声明で「死因を特定する捜査はマレーシア政府の責務であり、捜査はマレーシアの法律に基づいたものだ」とした上で、「大使の批判には根拠がない」と反論した。

 カン大使は17日、声明を発表し、クアラルンプール国際空港で13日に殺害された金氏の遺体に関して「遅滞なき引き渡しを強く求めたが、死因特定と関係ない問題で拒否された」などとマレーシア政府を非難。「敵対勢力」と結託していると決め付けた。


金正男暗殺は10名が関与、4人は国外へ 現地警察が初会見
ニューズウィーク日本版 2/20(月) 12:12配信

<金正男が暗殺されてから1週間となるが、現地のマレーシア警察当局が19日初めて記者会見を開き、捜査状況などを説明した。一方、行方が知れない容疑者に関して既に平壌に帰国したという情報も出ている>

韓国メディア、イーデイリーなどによれば、マレーシア警察庁のノア・ラシド・イブラヒム副長官は、「金正男暗殺事件は、すでに逮捕されたリ・ジョンチョルのほか、北朝鮮国籍の男性容疑者が4人以上いる」とし、4人をリ・ジヒョン(32)、ホン・ソンハク(34)、オ・ジョンギル(55)、リ・ジェナム(57)と確認した。

また今回の事件の背景に北朝鮮政府が関わっているのではないかという質問に対しては、「これらの容疑者が北朝鮮国籍だという点だけを確認した。北朝鮮の外交旅券を持っている人はおらず、それ以上は現時点ではいうことができない」とした。

マレーシア警察当局は、逮捕したリ・ジョンチョルとほかの北朝鮮国籍の男4人のほかに、リ・クリア(別名ジェームズ)という男をはじめとする別の北朝鮮国籍者3人も事件に関わっていると見て行方を追っているという。

逮捕された北朝鮮国籍の男リ・ジョンチョルとは?
既に逮捕されている北朝鮮国籍の男リ・ジョンチョルについては、外国人労働者の身分証明書「i-Kad」を所持しており、IT業界の会社で働いていると記載されていることが分かっているが、この身分証明書が偽装されたものかどうかはまだ調査中だということだ。もし、この身分証明書がマレーシア政府の発効した正規のものであれば、北朝鮮の海外労働者は原則的に家族と離れていることを考えると、リ・ジョンチョルが妻と子供らと一緒に暮らしていたことは、特殊な立場にいたことを示唆する。

現地メディア、ニュースストレートタイムズは、警察当局の消息筋の話として、リ・ジョンチョルが北朝鮮の偵察総局所属の工作員で、今回の事件との関連を示す強力な証拠を手にしたと報道している。イブラヒム副庁長は、「リ・ジョンチョルについて、マレーシアでの交友関係、仕事先での業務内容などについて調査しており、金正男の殺害に使用された毒物がリ・ジョンチョルから提供されたものかどうかを調査している」と語っている。

また、現地の東方日報によれば、マレーシア警察当局の消息筋は「リ・ジョンチョルが他の逃走犯と合流するのを待っていたが、1日過ぎても他の容疑者が現れなかったため、リ・ジョンチョルの逮捕を決定した」と語った。

逃走中の容疑者らは帰国済み?
一方、19日夜になってシンガポールのチャンネルニュースアジアは、金正男暗殺事件の容疑者として警察当局が行方を追っている北朝鮮国籍の4人について、既に北朝鮮の平壌に戻っていると報じた。それによれば、マレーシア警察消息筋の話として北朝鮮国籍の男4人は、暗殺事件当日の13日、クアラルンプールを離れてインドネシアのジャカルタへ移動。その後、ドバイを経てロシアのウラジオストクに飛び、そこから平壌行きの便で帰国したとされる。

マレーシアの中国語メディア中國報も、これら4人の容疑者が犯行後4日ぶりに北朝鮮に戻ったと報じた。また3カ国を経由して4日後に平壌に到着したのは、マレーシア警察の捜査を混乱させ追跡を逃れるためだったと分析している。

マレーシア警察当局は記者会見で、この北朝鮮国籍の男4人は1月31日~2月7日の間にそれぞれマレーシアに入国した後、犯行当日の13日に4人とも出国したことを明らかにした。出国先については明らかにしなかったものの、インターポールと協力して彼らの行方を追っていると説明している。

北朝鮮大使館への遺体引き渡しには否定的
また、マレーシア警察は19日の記者会見で、焦点となっている金正男の遺体引き渡しについて、北朝鮮大使館ではなく、遺族に引き渡す意向を明らかにした。

韓国メディアNEWS1によれば、マレーシア警察は「金正男の遺体を引き受ける優先順位は遺族にある」と明言。さらに「金正男の家族が遺体を引き取るためにはマレーシアに直接来なければならない」とした。

NEWS1は、金正男の遺族について、最初の妻として知られるシン・ジョンヒは中国政府の保護の元、北京で娘と共に暮らしている。愛人のイ・ヘギョンはマカオで息子のキム・ハンソル、娘のキム・ソルヒと暮らしている。またマレーシア政府に遺体引き続きを求めたとも言われる。さらにマカオにはもうひとりの愛人ソ・ヨンラもおり、遺体引き渡しについてもすんなりとはいかないもようだ。


金正男氏の殺害、関係国と緊密に連携・情報分析する=菅官房長官
ロイター 2/20(月) 12:00配信

[東京 20日 ロイター] - 菅義偉官房長官は20日午前の定例会見で、金正男氏の殺害事件についてマレーシア警察が北朝鮮籍の男4人を容疑者として指名手配したことに関連し、関係国と緊密に連携し、情報収集と分析に努めて行くと述べた。

そのうえで日本政府として「適切に対応していく」と語った。

(田巻一彦)


北朝鮮高官との協議準備か=元米当局者がNYで
時事通信 2/20(月) 11:43配信

 【ワシントン時事】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は19日、北朝鮮高官と元米当局者が、米国内で接触する準備が進んでいると報じた。

 数週間以内にニューヨークで協議することを想定しているが、米国務省は北朝鮮側にまだビザ(査証)を出しておらず、実現するかどうかは不透明だ。

 同紙がクアラルンプール発で報じたところでは、準備作業に携わっている関係者は「北朝鮮は協議に興味を示している」ものの、まだ何も決定されていないと説明した。北朝鮮が弾道ミサイル発射を強行したのに続き、金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアで殺害されたことで、準備が難しくなっているという。


逮捕の女「香水かけ驚かせる番組」…正男氏殺害
読売新聞 2/20(月) 11:35配信

 【クアラルンプール=児玉浩太郎】クアラルンプール国際空港で北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏が殺害された事件で、実行犯として逮捕された女2人のうち、インドネシア人のシティ・アイシャー容疑者(25)がマレーシアに行く目的について、「香水を人に吹きかけて驚かせる番組を撮影するため」と語っていたことがわかった。

 ロイター通信が19日、母親の証言として報じた。

 19日記者会見したマレーシア警察のヌール・ラシード・イブラヒム副長官は、正男氏は「(女2人に)液体を顔につけられ、拭かれた」と助けを求めた空港職員に話したと発表している。

 同通信によると、シティ容疑者の母親は「娘は、誰かから『香水の広告モデルになる仕事』を提供されていた」と話したという。

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