« 東日本大震災等および原発事故関連のニュース・2201 | トップページ | 無法なキチガイ国家・韓国のエスカレートする「反日」、すでに末期症状・30 »

2017年2月28日 (火)

北朝鮮、金正恩の兄・金正男氏暗殺 金正恩の刺客による犯行説濃厚・17

中世の亡霊・暗黒残虐国家・北朝鮮の親玉=金正恩の異母兄にあたる金正男(ジョンナム)氏が13日、マレーシアで何者かに殺害された。複数の韓国メディアが14日報じた。

金正男氏はマレーシア・クアラルンプールの空港で北朝鮮の刺客とみられ女2人に何らかの方法で毒殺されたもよう。犯人の女2人は殺害後、タクシーで逃走したとしている。

金正男氏は、北朝鮮の前の親玉=金正日の長男だが、北朝鮮の改革開放を主張、また独裁権力の継承について金一派の世襲にも反対していたとされ、これらの点が金正恩の逆鱗に降れ、金正恩の指令で暗殺されたとの観測が濃厚である。
だとすれば、(すでに明白なことではあるが)金正恩一派の牛耳る北朝鮮という国家は、現世の地獄ともいうべき、中世以前の残虐で野蛮な暗黒国家であり、存在すること自体許されない犯罪国家というしかない。
そもそも21世紀の今日、このような中世以前の残虐な亡霊国家が現存すること自体、人類の恥だ。

11番目の記事
12番目の記事
13番目の記事
14番目の記事
15番目の記事
16番目の記事

リンク:正男氏殺害の容疑者、事件前夜に誕生パーティー 映像を入手 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害 実行役の女2人を殺人罪で起訴 マレーシア検察当局 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害事件、女2人を殺人罪で起訴=マレーシア検察 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:実行犯の女2人起訴 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害、実行役の女2人起訴 有罪なら死刑も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:実行犯の女2人起訴=金正男氏殺害でマレーシア検察 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害、実行犯の女2人を殺人罪で起訴 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏殺害>女2容疑者を殺人で起訴 死刑の可能性も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害「化学兵器テロ」=慰安婦合意の実践強調―韓国大統領代行 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏殺害>朝鮮総連「韓国政府の陰謀」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「マカオでは殺すな」正恩氏指示…中国を意識か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北フロント企業、マレーシア社会に浸透 工作員支援に利用 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏毒殺 北、遺体返還協議要請へ マレーシア側「捜査終了後に検討」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏毒殺 グローコム社元幹部「何度も北に招待された」 工作員とも面会 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏、石井元自治相と会談計画 暗殺11日前に確約 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男のお相手を務めたソープ嬢の告白 「ひょっとしたら拉致されていたかも」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男のディズニーランド訪問、密入国情報をリークした「正恩の母」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:韓国の国連加盟停止提案、北朝鮮「まったく受け入れられず」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮の国連加盟停止検討を=韓国外相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国連への証拠提示に慎重=VXでマレーシア副首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮代表団がマレーシア入り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮高官、9カ月ぶりに中国と協議へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<北朝鮮外務次官>緊張緩和へ訪中 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<金正男氏殺害>北朝鮮が代表団派遣…遺体引き渡し協議 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:猛毒VXは「外交行嚢」で持ちまれた?──特権で他国の人間は開封できず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害、実行犯の女2人を殺人罪で起訴へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正恩氏殺害、女2人を起訴へ マレーシア当局 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮の国家システムに異常事態 正男氏暗殺で判明、稚拙化した精鋭工作員たち - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北、改良型「VX2」使用か 顔に塗った時に猛毒発生!?元オウム中川死刑囚「取り扱い容易」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「北」容疑者ら金正男氏殺害計画を延期か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マレーシア司法当局、金正男氏殺害で外国人の女2人を訴追へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北朝鮮代表団がマレーシア入り=正男氏の遺体引き渡し協議へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金ハンソル氏 米中韓の亡命政権に関われば生き残れる可能性 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:金正男氏殺害事件、女2人を殺人罪で起訴へ=マレーシア司法長官 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

正男氏殺害の容疑者、事件前夜に誕生パーティー 映像を入手
CNN.co.jp 3/1(水) 13:08配信

(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム)氏殺害の実行犯として逮捕されたインドネシア国籍の女が、事件前日に友人たちと25歳の誕生パーティーを楽しんでいた映像を、CNNが入手した。

シティ・アイシャ容疑者は2月12日に友人が撮影した映像の中で、出席者から「ハッピーバースデー」の歌を贈られ、はにかんだ様子でほほ笑んでいる。「さあ、私の隣にいる人が主役になるよ」という友人の声に笑う姿も映っていた。

友人らはアイシャ容疑者のためにお金を出し合ってパーティーを開いたという。テーブルに大きなステーキなどが並ぶ映像や、同容疑者がケーキのろうそくを吹き消す場面もあった。

同容疑者とベトナム国籍のドアン・ティ・フォン容疑者は13日、マレーシアのクアラルンプール国際空港で正男氏の顔に猛毒「VX」を塗り付けたとされる。正男氏は約20分後に死亡した。2人は空港の防犯カメラで特定され、16日までに逮捕された。

両容疑者はともに、テレビの「いたずら番組」の撮影だと思っていたと話している。

アイシャ容疑者と2年前から親しくしているという友人が匿名でCNNに語ったところによると、同容疑者は人を信じやすくだまされやすいタイプだが、秘密主義な面もあり、仕事に関することは仲間に話さなかったという。

マレーシア当局は1日、両容疑者を殺人罪で起訴する方針を明らかにした。有罪となれば絞首刑を言い渡される可能性がある。


金正男氏殺害 実行役の女2人を殺人罪で起訴 マレーシア検察当局
産経新聞 3/1(水) 12:45配信

 【セパン(マレーシア)=吉村英輝】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏殺害事件で、マレーシアの検察当局は1日、実行犯とされるベトナム人のドアン・ティ・フオン容疑者とインドネシア人のシティ・アイシャ容疑者の女2人を、殺人罪で起訴した。この事件の容疑者の起訴は初めて。

 マレーシアの首都クアラルンプール近郊のセパンの裁判所には、身柄を移送される2人の姿を取材するため、国内外の100人以上のメディアが詰めかけた。

 事件では他に、北朝鮮国籍でクアラルンプール在住のリ・ジョンチョル容疑者が逮捕されている。警察によると、アイシャ被告の交際相手のマレーシア人も逮捕したが、既に釈放した。

 警察によると、女2人は正男氏の顔に猛毒の神経剤VXを付け、殺害した疑いがある。地元メディアなどによると2人は「いたずらビデオへの出演を持ち掛けられた」とし、毒物だとは知らなかったと供述している。

 ただ、防犯カメラの映像から、2人は犯行後に手を洗って逃走する様子が確認されており、警察は2人が毒物を使っていたとの認識があったとして、殺人罪の適用を判断したもようだ。


金正男氏殺害事件、女2人を殺人罪で起訴=マレーシア検察
ロイター 3/1(水) 12:40配信

983
 3月1日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件で、マレーシア検察はインドネシア人とベトナム人の2人の容疑者を殺人罪で起訴した。写真は裁判所を後にするインドネシア国籍のシティ・アイシャ容疑者(2017年 ロイター)

[クアラルンプール 1日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件で、マレーシア検察は1日、インドネシア人とベトナム人の2人の容疑者を殺人罪で起訴した。

インドネシア国籍のシティ・アイシャ容疑者(25)とベトナム国籍のドアン・ティ・フオン容疑者(28)は裁判所に出廷し、起訴状が読み上げられた。有罪判決が出た場合、死刑となる可能性がある。


実行犯の女2人起訴
時事通信 3/1(水) 12:31配信

982
北朝鮮の金正男氏が殺害された事件で、マレーシア検察当局は1日、実行犯として2人の女、ベトナム人のドアン・ティ・フォン、インドネシア人のシティ・アイシャ(写真中央)両容疑者を殺人罪で起訴した。


金正男氏殺害、実行役の女2人起訴 有罪なら死刑も
AFP=時事 3/1(水) 11:49配信

981
マレーシア・セパンの裁判所に出廷するドアン・ティ・フオン容疑者(2017年3月1日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】(更新、写真追加)北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏が殺害された事件で、マレーシア当局は1日、実行役を務めたインドネシア国籍のシティ・アイシャ(Siti Aishah)容疑者(25)とベトナム国籍のドアン・ティ・フオン(Doan Thi Huong)容疑者(28)を起訴した。

【写真】裁判所に出廷するシティ・アイシャ容疑者

 両被告は2月13日、クアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur international Airport)で、正男氏の顔に猛毒の神経剤VXを塗り付けて殺害した疑いがもたれている。

 両被告は首都クアラルンプール(Kuala Lumpur)近郊セパン(Sepang)にある裁判所に出廷。シティ被告はTシャツ姿、フオン被告もカジュアルな服装で、順に殺人罪の起訴内容が読み上げられた。

 両被告とも、有罪と判断されれば死刑を言い渡される可能性があると通知された。いずれも罪状認否は見送られ、公判開始は数か月後になる見通し。

 フオン被告の弁護士は起訴内容が示された後、被告がベトナム語で裁判所側に「私は無罪だ」と述べたと説明した。両被告とも取り調べに対し、いたずらを仕掛けるテレビ番組に出演していると思っていたと供述している。

 裁判所の入り口では、目出し帽をかぶり、自動小銃を持った重武装の警察官100人以上が警戒に当たり、ものものしい雰囲気に包まれた。【翻訳編集】 AFPBB News


実行犯の女2人起訴=金正男氏殺害でマレーシア検察
時事通信 3/1(水) 11:49配信

980
1日、マレーシアのセパンにある裁判所に出廷したベトナム人のドアン・ティ・フォン容疑者(中央の手で顔を覆った人物)。

 【クアラルンプール時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が猛毒の神経剤VXで殺害された事件で、マレーシア検察当局は1日、実行犯として2人の女、ベトナム人のドアン・ティ・フォン(28)、インドネシア人のシティ・アイシャ(25)両容疑者を殺人罪で起訴した。

 同事件で起訴は2人が初めて。

 2人はこの日午前、クアラルンプール郊外セパンの裁判所に出廷し、起訴された。傍聴者らによると、法廷では、赤いTシャツに黒っぽいロングパンツのシティ容疑者は目と鼻が赤く泣いていたように見えた。フォン容疑者は黄色のTシャツにジーンズ姿で、落ち着いた様子だったという。

 裁判所は次回の手続きを4月13日にスランゴール州の高裁で行うことを決めた。罪状認否などが行われる見通し。殺人罪で有罪になると死刑が適用される。

 マレーシア警察の調べでは、両容疑者は2月13日、クアラルンプール国際空港で、マカオに向かう予定だった正男氏の顔に液体を塗り付けて逃走。正男氏は体調不良を訴えて空港から病院に搬送される途中の救急車内で死亡した。

 起訴状は事件の被害者の名前を正男氏ではなく、同氏が所持していた旅券名義の「キム・チョル」としている。近親者による最終的な身元確認が終わっていないためとみられる。

 警察は15日にフォン容疑者、16日にシティ容疑者を逮捕。24日には、正男氏の遺体からVXが検出されたと発表した。

 2人は25日に領事面会したベトナムとインドネシアの大使館当局者に、「いたずら動画に出演すると思っていた」などと殺意を否認していた。


金正男氏殺害、実行犯の女2人を殺人罪で起訴
読売新聞 3/1(水) 11:33配信

 【クアラルンプール=向井ゆう子、児玉浩太郎】北朝鮮の金正男(キムジョンナム)氏(45)殺害事件で、マレーシアの検察当局は1日、実行犯として警察が逮捕したベトナム人のドアン・ティ・フオン(28)、インドネシア人のシティ・アイシャー(25)両容疑者を殺人罪で起訴した。

 両容疑者は同日午前、起訴手続きのため、首都クアラルンプール近郊の地元裁判所に出廷した。

 起訴状などは、両容疑者が、事件直後に国外逃亡した北朝鮮国籍の容疑者の男4人と共謀し、正男氏を殺害したとしている。今回の事件での起訴は初めて。警察によると、両容疑者は2月13日、クアラルンプール国際空港第2ターミナルで、素手に付着させた液体の毒物を正男氏の顔に塗りつけた疑い。遺体から猛毒の神経剤「VX」が検出された。


<金正男氏殺害>女2容疑者を殺人で起訴 死刑の可能性も
毎日新聞 3/1(水) 11:31配信

979
金正男氏を殺害した容疑で逮捕されたシティ容疑者(左)とフオン容疑者=マレーシア警察提供

 ◇検察「猛毒の神経剤VXで殺害の意図があった」と判断

 【クアラルンプール平野光芳、林哲平】北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム)氏(45)が殺害された事件で、マレーシア検察は1日午前、実行犯として逮捕されたベトナム人のドアン・ティ・フオン(28)とインドネシア人のシティ・アイシャ(25)の両容疑者を殺人罪で起訴した。検察は2人が金正男氏を殺害する意図があったと判断している。

 マレーシアは刑法で「殺人を犯したものは全て死刑とする」と規定しており、有罪となれば死刑判決が下る可能性が高い。両被告の出身国では「北朝鮮の工作員にだまされただけ」と同情的な世論が強く、仮に死刑が確定すればインドネシアやベトナムとの外交問題に発展する可能性もある。

 警察の調べによると事件は2月13日午前9時ごろ、クアラルンプール国際空港第2ターミナルで発生した。自動チェックインカウンターに並んでいた金正男氏を、2被告が挟みうちするように前後から襲い、数秒の間に素手で猛毒の神経剤VXを塗りつけた疑いがある。金氏は当初は意識があったが、約2時間後に死亡が確認された。

 2被告はこれまでの調べに「テレビのいたずら番組への出演だと思っていた」と殺意を否定する供述をしている。一方、検察側は、予行演習を行うなど綿密に準備していた点や、2被告が犯行直後に手に付いた毒物をトイレで洗い流していたことなどから、殺意があったと判断した。今後の公判でも殺意の有無が大きな争点となりそうだ。

 既に逮捕されている指示役のマレーシア在住北朝鮮人、リ・ジョンチョル容疑者(46)についても、検察は勾留期限の3日までに処分を決定する見通し。さらに事件では空港で指示していたとみられる北朝鮮人4容疑者も指名手配されているが、平壌に帰国しているとみられる。また警察は在マレーシア北朝鮮大使館の2等書記官ら3人の北朝鮮人を重要参考人として追っているが、北朝鮮側はいずれも捜査への協力を拒んでおり、事件の全容が解明するめどは立っていない。


金正男氏殺害「化学兵器テロ」=慰安婦合意の実践強調―韓国大統領代行
時事通信 3/1(水) 11:08配信

 【ソウル時事】韓国の黄教安大統領代行(首相)は1日演説し、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄・金正男氏が殺害された事件について、「残酷かつ無謀、反倫理的な北朝鮮の政権の素顔を端的に示した」と述べ、金正恩政権の仕業と断定した。

 また金正男氏の遺体から猛毒の神経剤VXが検出されたことを受け、「国際法で禁止された化学兵器によるテロ」と非難した。

 演説は、日本の植民地支配に抵抗して1919年に起きた「三・一独立運動」の記念式典で行われた。黄代行は、慰安婦問題をめぐる日韓政府間合意について「韓日両国は、趣旨と精神を心から尊重し、実践しなければならない」と強調。ただ、釜山の日本総領事館前に設置された慰安婦を象徴する少女像をめぐる問題には触れなかった。


<金正男氏殺害>朝鮮総連「韓国政府の陰謀」
毎日新聞 3/1(水) 10:53配信

 ◇日本のメディア関係者や同胞向けのメールニュース使い

 【クアラルンプール岸達也】金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件について、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が、日本のメディア関係者や同胞向けのメールニュースを使って「韓国政府の陰謀」などと主張し続けている。日本の公安当局者は「北朝鮮当局が朝鮮総連を使って国際社会への宣伝戦を始めている」と分析する。

 朝鮮総連は正男氏が2月13日に殺害された後、メールで配信される「コリアニュース」で20日に初めて事件を取り上げた。現地の報道を引用し、駐マレーシア北朝鮮大使の17日の発言を詳細に日本語で紹介。朴槿恵(パク・クネ)大統領を巡る韓国政界の混乱に触れ「みじめな状態から逃げ出そうと必死になっている。朝鮮民主主義人民共和国のイメージを悪化させるために、巧妙な企てで世論を歪曲(わいきょく)している」とした。

 22日以降も、マレーシア当局が正男氏の遺体を引き渡さないことを強く非難し「最初から南朝鮮(韓国)と共謀していた」などと主張。メールニュースで機関紙「朝鮮新報」よりも詳しく事件を報じており、日本の公安当局者は「北朝鮮当局の反論を詳細に知ってもらうために、メールニュースは有効だと判断しているのだろう」としている。


「マカオでは殺すな」正恩氏指示…中国を意識か
読売新聞 3/1(水) 9:54配信

 【ハノイ=吉田健一】北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長(34)の異母兄、金正男(ジョンナム)氏(45)殺害事件で、正恩氏が「(正男氏が住む)マカオでは殺すな」と指示していたとの見方を北朝鮮情報筋が読売新聞に語った。

 正男氏を保護下に置く中国を刺激しないためだという。犯行グループがマレーシアでの殺害を計画したのも、中国を意識したためだった可能性がある。

 別の中朝関係筋は本紙に「正男氏が中国にいれば殺害されることはなかった」と述べ、中国政府が、中国やマカオで正男氏を警備していたことを認めている。情報筋は「正男氏は、ものものしい警護が性格に合わず、いつも要らないと言っていた。北朝鮮の現状を憂えてはいたが、本人は政治にかかわる気はなかった」と話した。


北フロント企業、マレーシア社会に浸透 工作員支援に利用
産経新聞 3/1(水) 7:55配信

 【クアラルンプール=吉村英輝】北朝鮮の金正男氏殺害事件を契機に、マレーシアに浸透する北朝鮮企業の怪しい実態が浮かび上がってきた。国内では、「友好国」であり続けた北朝鮮との関係見直しを求める声が強まっている。

 国連の専門家パネルから北朝鮮工作機関のフロント企業と指摘されたグローバル・コミュニケーション社(グローコム)は、クアラルンプール中心街の雑居ビルの一室にある。28日に訪ねると、表札もなく、扉は閉じられていた。

 1階の郵便受けには手紙が1通。付近の女性は「外国人らしき人が出入りしているのを見たことがない」と言った。報道で北朝鮮関連企業の入居を知ったという男性は「危ないから、あなたも関わらない方がいい」と話し、立ち去った。

 マレーシアには50人程度の北朝鮮人が住んでいるとされるほか、北朝鮮からのビジネスマンが数百人程度おり、東南アジアにおける北朝鮮の経済活動の重要な足場とされる。一方、本国から厳しいノルマを課せられ業績が上がらなければ呼び戻され責任を追及されるため、密輸など非合法ビジネスが横行しているとの指摘もある。


金正男氏毒殺 北、遺体返還協議要請へ マレーシア側「捜査終了後に検討」
産経新聞 3/1(水) 7:55配信

 【クアラルンプール=吉村英輝】北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件で、北朝鮮外務省のリ・ドンイル氏は28日、マレーシア入りし、クアラルンプールの北朝鮮大使館前で報道陣に対し、遺体返還などをめぐりマレーシア政府と協議する意向を示した。

 地元メディアによると、同国のザヒド副首相は同日、捜査が終了した後に北朝鮮側の要請に応じるか検討すると述べた。ザヒド氏は、犯行グループが殺害の2カ月前に殺害作戦を開始していたことが判明したとも述べた。

 一方、今回の事件では、マレーシア警察が主犯格とみられる北朝鮮国籍の容疑者らに正男氏の動向などに関する情報を流していたとみられる関係者の捜査を活発化させている。シンガポールのテレビ、チャンネル・ニューズ・アジア(電子版)は28日までに、正男氏とかつてマカオで同棲(どうせい)していたという北朝鮮国籍の女性を捜していると報じた。

 女性の名前は「ソ・ヨンラ」で、41歳の国営高麗航空の元客室乗務員。正男氏が2001年に偽造旅券を使って日本に入国しようとした際に一緒に拘束されたという。同年以降、正男氏とマカオで暮らし、その後結婚したとみられる。


金正男氏毒殺 グローコム社元幹部「何度も北に招待された」 工作員とも面会
産経新聞 3/1(水) 7:55配信

 【クアラルンプール=吉村英輝】北朝鮮の工作機関がマレーシアに置いたフロント企業だと国連の報告書が指摘したグローバル・コミュニケーション社。マレーシアの与党第一党、統一マレー国民組織(UMNO)の高齢党員組合で書記を務めるムスタファ・ヤクブ氏(69)は28日、産経新聞など一部メディアと会見し、経営幹部として同社の事業運営などに携わった経緯を証言した。

 --北朝鮮との関わりは

 「党の青年部会や国際部会の担当などをしたので、金日成(キムイルソン)氏の生誕記念日などに、若い頃から何度も北朝鮮に招待された。私たちも先方の党員をマレーシアに招き、親交を築いてきた」

 --なぜ同社の経営に

 「北朝鮮大使館の知人から2005年ごろ、北朝鮮のビジネスマン3人を紹介され、数回面会した。工作員だとは思わなかった。警察からは、付き合い方を注意するよう勧告はされた」

 --事業はどう進んだ

 「北朝鮮のラジオは性能が良く、内外で売れると思った。だが、ラジオも国連の制裁対象だと後から知って、数年で事業を閉鎖し、商売は成立していない。利益も出していない。それ以降、北朝鮮との付き合いはない。会社がその後も使われていたことも知らない」


金正男氏、石井元自治相と会談計画 暗殺11日前に確約
産経新聞 3/1(水) 7:55配信

942
金正男氏=2007年3月18日、中国・マカオ(写真:産経新聞)

 北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件をめぐり、同氏が3月1日に、マカオで石井一元自治相との会談を計画していたことが分かった。石井氏が28日、産経新聞の取材に明らかにした。

 石井氏は長年、日朝国交正常化の問題に取り組んでおり、正男氏が異母弟の金正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長とは別に、独自に両国関係の改善に動こうとしていた可能性がある。正男氏は面会が確定した日から11日後の2月13日にクアラルンプールで暗殺された。

 2011年に北朝鮮で正恩氏の体制が確立されて以降、正男氏は政治的な活動から距離を置いてきたが、他国の政治家と接触を図ろうとしていたことで、北朝鮮指導部の警戒心を刺激したとの見方もある。石井氏によると、正男氏との会談は韓国籍の実業家の仲介で2月2日に確定。マカオのすし店で3月1日午後6時から石井氏、実業家、正男氏の3人で会食することになっていた。

 石井氏は平成2年9月、金丸信元自民党副総裁が団長を務めた超党派の訪朝団に事務総長として同行。過去には平壌で複数回、正男氏の祖父に当たる故金日成(イルソン)主席とも面会している。石井氏は「正男氏は国際感覚もあり、故郷のことに思いをはせていたようだ。(仲介者を通じ)北朝鮮人民の幸福を真剣に考えているとも聞いていた」と言及。今回の暗殺劇を「衝撃的」と述べた上で、「日朝関係の今後について意見交換できる貴重な機会だったことを考えれば残念でならない」と述べた。


金正男のお相手を務めたソープ嬢の告白 「ひょっとしたら拉致されていたかも」
デイリー新潮 3/1(水) 5:58配信

 好ましからざる人物のことを外交用語で「ペルソナ・ノン・グラータ」と呼ぶ。ディズニーランドでは招かれざる客だったが、吉原のお湯にはいわば、ペルソナ・オボレータ。金正男のお相手を務めた吉原ソープ嬢があのころ口にした告白を紹介しておこう

 ***

 ドミニカのパスポートを携えた30歳の「パン・シオン」を名乗る男が、全日空機に吸い込まれるように消えて行く。その姿をテレビで見つめる東京・吉原のソープ嬢(当時21)の胸は早鐘を打っていた。

「心臓が止まるかと思っちゃった。ポロシャツにベスト、首からは金のネックレス。そのままの格好でお店に来ていたんですから。店長に慌てて電話すると、“間違いない”というので確信に変わりました」

 ショートヘアにトランジスタ・グラマーの呼称がぴったりな体型の彼女は、120分で8万円と吉原屈指の高級店に所属していた。

「彼は2001年の、年が明けてすぐくらいに、何度も店にやってきていました。3日連続でお相手をしたこともあります。明るいうちからなんですが、携帯が鳴ると、“赤坂へ行く”と言って、プレイ途中でもそのまま帰っちゃう。私には『黄』と名乗り、“香港でビジネスをやっている”と話していました」

 金正男が赤坂の韓国クラブへ頻繁に出入りしていたこと、韓国人ホステスたちを「一夜妻」にして“励んで”いたことは幾度となく報じられてきた。そんななか、昼間の活動実態を詳らかにする貴重な報告である。

■子供の写真を
「会話はカタコトの英語と韓国語。うちの店は『即尺』、要するにお目にかかって汗を流さないままプレイに入るんですね。それと避妊具を使用しないんですけど、ガイジンは怖いので彼にはつけてもらっていました。とにかく子煩悩なようで、子供の写真を見せては頬を緩ませていましたよ」

“横浜の中華街に一緒に行こう”が口癖だったが、

「ホント、断って正解。ひょっとしたら拉致されていたかもしれませんからね。物腰は紳士的でしたが、“ヤクザにトモダチがたくさんいる”と話していたし、背中には、そう、龍みたいな柄の刺青がありました。それでもコミュニケーションはうまくとれないので、プレイは黙ったまま彼に身を預けるだけ。マットはせずにベッドで一度交わるって感じです。ちっともよくなかったけれど、お仕事ですから、とりあえず感じているフリだけはしました。いつも支払いはカードでしたね」 

 ペルソナ・ダカレータの甘酸っぱい思い出であった。

特集「『金正男』暗殺は『金正恩の指令』に疑義あり」

「週刊新潮」2017年3月2日号 掲載


金正男のディズニーランド訪問、密入国情報をリークした「正恩の母」
デイリー新潮 3/1(水) 5:57配信

 日本で一躍、その名が知れ渡ったのは、ディズニー観光のために密入国を図った事件なのは間違いない。挙げ句、後継者争いから外れ、クアラルンプールでの悲劇に繋がることになる。実は、密入国情報をリークしたのは、金正恩委員長の母親だった。

 ***

 2001年5月1日の午後3時半ごろ、金正男氏ら一行4人がシンガポールから日本航空のビジネスクラスで成田空港に到着した。入管では、事前に情報を得ていた係官が待ち構え、すぐさま身柄拘束。胖熊(パン・シオン)という名義でドミニカ共和国の偽造パスポートを持っていた金正男氏は、来日の目的を“ディズニーランドに行きたかった”と明かした。

 金正男氏の側近が明かす。

「実はあの時期、次期後継者としての帝王教育がほぼ終了し、あとはいつお披露目をするかというタイミングでした。日本へは、息抜きのために、奥さまと息子、通訳兼身の回りの世話をする女性と一緒に遊びに来たのです。のちに彼は、正恩の母親の高英姫が朝鮮総連の許宗萬副議長(当時)を通じ、日本側に自分が来日することを洩らしたと憤慨していました」

 長男の金正男氏の母親は成恵琳という元女優で、三男の金正恩委員長とは腹違いの兄弟になるのはご存じの通りだ。

 早稲田大学の重村智計名誉教授によれば、

「確かに、正恩を後継者に据えたい高英姫が正男を追い落とすために仕掛けたと言われている。ただ、正男はそれ以前にも度々来日していたが、公安当局は知らないふりをして泳がせていました。このときは、連絡ミスなどの手違いが生じ、入管の係官が捕まえてしまったのです」

 さすがに北朝鮮といえども、他国への密入国が発覚した人物を最高指導者の地位に就けるわけにもいかない。そのため、正男氏は世襲レースから外れたというのが衆目の一致するところだ。

■“白頭山血統”
 わが子可愛さに、金正男氏を追い落とそうとした金正恩委員長の母親、高英姫とはどのような人物なのか。

 北朝鮮ウォッチャーが解説する。

「もともと大阪出身の在日朝鮮人で、万寿台芸術団のスター女優として活躍しているときに金正日に見初められ、正哲、正恩という2人の息子と娘の与正をもうけました。過去20年近く、高英姫の父親は北朝鮮柔道の草分け的存在、高太文とされてきた。ところが、5年ほど前に日本の軍需工場に勤めていた労働者だったことが判明したのです」

 金日成国家主席の血筋“白頭山血統”に在日なおかつ“日本軍協力者”の血が混じっている事実は、北朝鮮ではタブー以外の何ものでもない。

「本来なら後継者争いで、正恩はまったく勝ち目がなかった。なので、高英姫は正男に決定的なダメージを与えるべく、密入国情報をリークするという強硬手段に出たのです。しかし、今度は正男の遺児が“白頭山血統”の正統性を掲げ、父親を追い詰めた正恩への反撃に出てくるかもしれません」(同)

 金一族の血で血を洗う争いが始まるのか。

特集「『金正男』暗殺は『金正恩の指令』に疑義あり」

「週刊新潮」2017年3月2日号 掲載


韓国の国連加盟停止提案、北朝鮮「まったく受け入れられず」
ロイター 3/1(水) 1:23配信

[ジュネーブ 28日 ロイター] - 金正男氏殺害事件を受け、韓国の閣僚が北朝鮮の国連加盟停止を検討すべきと訴えた件で、北朝鮮外交官は28日、まったく受け入れられないという立場を示した。

同外交官は国連軍縮会議で「卑劣で無責任、尊大、非論理的な韓国側の発言を、北朝鮮は完全に拒絶する」と表明。「北朝鮮は化学兵器を製造、貯蔵、利用したことは一度も無く、マレーシアで起きた出来事に関する仮定や憶測を断固として拒否する」と述べた。


北朝鮮の国連加盟停止検討を=韓国外相
時事通信 2/28(火) 23:37配信

 【ベルリン時事】AFP通信によると、韓国の尹炳世外相は28日、ジュネーブ軍縮会議で演説し、金正男氏殺害事件は「北朝鮮の化学兵器能力と使用の意図」を明らかにしたと述べ、北朝鮮の国連加盟国としての権利停止を検討すべきだと訴えた。

 外相はこの事件により、北朝鮮が「相手が誰であれ、時間、場所を問わず攻撃する用意がある」ことが示されたと指摘。「われわれが今後、どのような措置を講じるべきか、真剣に考えなければならない」と強調した。


国連への証拠提示に慎重=VXでマレーシア副首相
時事通信 2/28(火) 22:26配信

 【クアラルンプール時事】北朝鮮の金正男氏殺害事件で、マレーシアのザヒド副首相兼内相は28日、猛毒の神経剤VX使用を示す証拠を国連など国際機関に提示することについて、慎重な姿勢を示した。

 国営ベルナマ通信によると、ザヒド副首相は「マレーシアは(VXに関する情報を)共有する用意はあるが、(国際社会は)この国の司法制度を尊重する必要がある」と指摘。事件に関する全体の法手続きが完了するまでは、情報を共有しない考えを明らかにした。

 VXをめぐっては、ライクロフト英国連大使が「証拠があるなら化学兵器禁止機関(OPCW)と国連安保理に送るべきだ」と述べ、マレーシアに証拠の提示を要請していた。


北朝鮮代表団がマレーシア入り
ホウドウキョク 2/28(火) 21:45配信

金正男(キム・ジョンナム)氏の遺体引き渡しなどの協議のため、マレーシア入りした。
北朝鮮前国連次席大使の李東日氏は「政府代表の訪問の目的は、人道問題を解決することだ」と述べた。
北朝鮮の金正男氏が殺害された事件をめぐり、北朝鮮とマレーシアの関係が悪化する中、クアラルンプールにある北朝鮮大使館で28日、北朝鮮の前国連次席大使が取材に応じ、マレーシア側と協議するため、北朝鮮の代表団が現地入りしたことを明らかにした。
協議では、遺体の引き渡しや、北朝鮮籍のリ・ジョンチョル容疑者の釈放をあらためて求めるほか、悪化した外交関係についても話し合うという。


北朝鮮高官、9カ月ぶりに中国と協議へ
ホウドウキョク 2/28(火) 21:43配信

金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件について、説明があるのかどうか、注目される。
北朝鮮のリ・ギルソン外務次官は28日、飛行機で、中国・北京空港に到着した。
北朝鮮の高官が、第3国経由の目的以外で中国を訪問するのは、2016年5月に、リ・スヨン朝鮮労働党副委員長が訪中して以来、9カ月ぶりとみられる。
一方、中国外務省は、リ次官が中国の招きで訪中し、王毅外相をはじめ、中国外務省の高官と会談することを明らかにした。
新型の弾道ミサイル発射や、金正男氏殺害事件で北朝鮮への批判が強まる中、中朝が、どこまで踏み込んだ意見交換をするのか、注目される。


<北朝鮮外務次官>緊張緩和へ訪中
毎日新聞 2/28(火) 20:47配信

 【北京・西岡省二】北朝鮮の李吉聖(リ・ギルソン)外務次官を団長とする外務省代表団が28日、平壌から空路、北京に到着した。中国外務省の耿爽・副報道局長は同日の定例記者会見で「中国政府の招請」とし、3月4日までの滞在中、王毅外相や劉振民外務次官、孔鉉佑外務次官補と会談すると述べた。訪中目的の詳細は明らかにしていないが、中国による北朝鮮産石炭の輸入停止問題を中心に協議し、緊張緩和を図るとみられる。

 また両者は、核問題をめぐる6カ国協議の日米韓首席代表会合や、金正男氏殺害事件などへの対応について意見交換する可能性がある。

 李次官は28日午前、北京空港に到着した後、中国政府の車で北京中心部に移動した。北朝鮮高官の訪中は昨年5月の李洙墉(リ・スヨン)朝鮮労働党副委員長以来。


<金正男氏殺害>北朝鮮が代表団派遣…遺体引き渡し協議
毎日新聞 2/28(火) 19:43配信

 【クアラルンプール平野光芳】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏(45)が殺害された事件で、北朝鮮政府は28日、マレーシア警察が保管している遺体の引き渡しを求め、政府高官らによる代表団をクアラルンプールに派遣した。一方、マレーシアの検察当局は実行犯とみられる女2人を3月1日に殺人罪で起訴する方針を固めた。

 北朝鮮の発表によると、代表団はマレーシア側に遺体の引き渡しや、指示役として逮捕されたリ・ジョンチョル容疑者(46)の釈放、両国関係についての話し合いを求める。北朝鮮は「遺体はキム・チョルという外交官だ」と主張し、一貫して金正男氏であることを否定している。マレーシア側は再三、引き渡しを拒否しており双方が歩み寄る可能性は極めて低い。

 一方、マレーシアの検察が起訴方針を固めたのは、クアラルンプール国際空港で正男氏に毒物を塗りつけたとされるベトナム人のドアン・ティ・フオン(28)とインドネシア人のシティ・アイシャ(25)の両容疑者。リ容疑者については勾留期限が3月3日であるため、検察の決定が2日以降にずれ込む可能性もある。


猛毒VXは「外交行嚢」で持ちまれた?──特権で他国の人間は開封できず
ニューズウィーク日本版 2/28(火) 18:56配信

<金正男暗殺に使われたVXは「外交特権を有する荷物」としてマレーシアに運び込まれた可能性があることがわかった>

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄にあたる金正男氏が2月13日にマレーシアのクアラルンプール国際空港で暗殺された事件で、使用された毒物VXガスが当事国以外は勝手に開封できない「外交行嚢(こうのう)」を使ってマレーシアに運び込まれた可能性があることがわかった。暗殺準備に外交特権が使われていたことが事実とすれば、今回の暗殺が北朝鮮による国ぐるみの犯行であることを裏付けることにもなり、マレーシア関係当局は慎重に捜査を進めている。

金正男氏の死因を調査していたマレーシア警察当局、保健省化学局などは2月24日に、遺体の顔面の解剖サンプルから猛毒の神経ガス「VX」が検出されたとの暫定報告を発表、死因がVXガスによるものであることが濃厚となっている。

マレーシアの英字紙「ニュー・ストレート・タイムズ」ネット版は28日、「VXは外交行嚢を使って不法に持ち込まれたか?」との見出しで記事を掲載。マラヤ国際大学戦略研究センターの研究者の話として「少量であればありとあらゆるものの外交行嚢を使っての持ち込みは可能である。国際的なスパイネットワークでは法律の目を逃れるために(外交行嚢は)よく使われる手段である」との見方を示した。

【参考記事】金正男暗殺で、また注目される「女性工作員」

当該国以外は開封できない外交行嚢

外交行嚢は外交関係に関するウィーン条約で当該国外交当局による封印袋とされ、当該国以外は原則として開封できない外交特権を有するもの。「クーリエ」「外交伝書使」ともいわれ、大きさや重さ、量、中身に関して制限はないものの外部に「DIPLOMATIC POUCH」などと明記することが求められている。

主に機密に属する外交関係の書類や冊子、外交官が必要とするものなどが中身とされているが、一般法令に反する「武器弾薬や麻薬類、劇薬毒物」などはそもそも搬入しないことが前提条件となっている。これまで北朝鮮の外交行嚢に関しては「麻薬類や偽札などが運ばれている」との情報もあったが「外交特権を有する荷物」だけにその情報が確認されることはなかった。

【参考記事】金正男殺害を中国はどう受け止めたか――中国政府関係者を直撃取材

「その気になればなんでも持ち込めることは事実だが、良識としてそんなことはしないとの共通理解がある」(日本外務省関係者)と話すが、そうした外交特権を悪用することは可能性としては十分にあり、北朝鮮によるVXガスの外交行嚢での持ち込みも「極めて現実的方法」とみられている。

韓国の聯合ニュースも28日、「北朝鮮がVX搬入に外交行嚢使用か、他国は原則開封できず」との記事を掲載した。記事の中で「外交行嚢」の可能性があるとの指摘に関する情報ソースを明らかにしていないが、韓国外交部の関係者の話として「頻発する国際テロの影響で外交行嚢に対する不可侵特権は次第に縮小しつつある」とした上で外交行嚢も近年は金属探知機の検査を受けて、金属や不審物が感知されると外交行嚢所有国の外交官を呼んで開封させるケースもあるとしている。

調合前の状態でVX持ち込みか

マレーシア紙は「500ml以下の液体をたとえばシャンプーボトルに入れて外交行嚢に忍ばせば、全く検査もすり抜け疑念も抱かれることもなく持ち込むことは可能である」とのマレーシア原子力エネルギー庁関係者の談話を伝えている。

VXガスは極めて致死性の高い猛毒だが、調合する前の状態にある別々の液体を分離して持ち込み、その後に調合することで、運搬中のリスクは回避できる、とも指摘している。

マレーシアでは外交官旅券を所持した外交官に対しては税関での検査は原則フリーパスで、大使館関係者が到着航空機の側まで出迎えて同行するケースが多いとしている。空港の税関職員、入管当局員も「無用な外交摩擦を回避するため、ほとんどフリーパスでの入国を黙認しているのが実情」と同紙は情報筋の話として伝えている。

カギを握る北朝鮮大使館関係者

マレーシア捜査当局は暗殺事件への関与が濃厚としてすでにインドネシアのジャカルタなどを経由して北朝鮮に帰国している4人の北朝鮮国籍男性の身柄引き渡しを求める一方で、4人を国際刑事警察機構(ICPO)に対し国際手配する手続きを依頼している。

このほかにも在マレーシア北朝鮮大使館の2等書記官ら複数の重要参考人に関する捜査も続いている。こうした関係者がVXガスのマレーシアへの外交行嚢での持ち込み、あるいは調合などで重要な役割を担っていた可能性は高く、今後の捜査のカギとなりそうだ。

そして北朝鮮大使館あるいは北朝鮮外交官による「外交行嚢」を利用した暗殺事件への関与が事実とすれば、国際社会の共通ルールを裏切る行為が明白となる。

このため今後、各国関係機関が国際空港などで北朝鮮外交当局による「外交行嚢」に対し、特別にX線検査などの強化、北朝鮮大使館員を呼んでその場で開封させて中身を確認するような事態が起きる可能性も指摘されている。国際社会の北朝鮮に対する視線、対応は日増しに厳しくなっているのが現実だ。


[執筆者]
大塚智彦(ジャーナリスト)
PanAsiaNews所属 1957年東京生まれ。国学院大学文学部史学科卒、米ジョージワシントン大学大学院宗教学科中退。1984年毎日新聞社入社、長野支局、東京外信部防衛庁担当などを経てジャカルタ支局長。2000年産経新聞社入社、シンガポール支局長、社会部防衛省担当などを歴任。2014年からPan Asia News所属のフリーランス記者として東南アジアをフィールドに取材活動を続ける。著書に「アジアの中の自衛隊」(東洋経済新報社)、「民主国家への道、ジャカルタ報道2000日」(小学館)など


金正男氏殺害、実行犯の女2人を殺人罪で起訴へ
BBC News 2/28(火) 17:30配信

977
金正男氏殺害、実行犯の女2人を殺人罪で起訴へ

北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアのクアラルンプール国際空港で殺害された事件をめぐり、マレーシアの検察は28日、実行犯として逮捕された女2人を3月1日に殺人罪で起訴する方針だと明らかにした。

アパンディ・アリ司法長官は、ベトナム国籍のドアン・ティ・フォン容疑者(28)とインドネシア国籍のシティ・アイシャ容疑者(25)を正式に起訴するとし、有罪となれば死刑になる可能性があると述べた。

2人は、金正男氏が今月13日に飛行機への搭乗を待っていた際、猛毒の神経ガスVXを金氏の顔に塗りつけた容疑がかけられている。2人は、いたずらを仕掛けるテレビ番組に出演していると思っていた、と語っていた。

アパンディ長官は、「2人は刑法302条に基づき起訴される」と述べた。マレーシア当局は北朝鮮国籍の男1人も逮捕しているが、起訴についての決定はまだない。

今回の事件では、これら3人も含め合計10人の容疑者が特定されている。

容疑者には、クアラルンプールの北朝鮮大使館の2等書記官と国営高麗航空の職員の2人も含まれる。韓国は容疑者のうち少なくとも4人が北朝鮮の工作員だとの見方を示している。

(英語記事 Kim Jong-nam death: Two women to face murder charges)


金正恩氏殺害、女2人を起訴へ マレーシア当局
AFP=時事 2/28(火) 17:08配信

962
北朝鮮の金正男氏が殺害された事件に関与したとして拘束されたインドネシア人のシティ・アイシャ容疑者。マレーシア警察提供(2017年2月19日提供)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】(更新)北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏がマレーシアで殺害された事件で、マレーシア当局は拘束していた女2人を殺人罪で起訴する方針を示した。同国のモハメド・アパンディ・アリ(Mohamed Apandi Ali)司法長官が28日、発表した。

 金正男氏は今月13日、マレーシアのクアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur international Airport)で猛毒の神経剤によって殺害された。容疑者としてインドネシア人とベトナム人の女2人が逮捕されている。有罪となった場合は絞首刑とされる可能性がある。

 空港内の防犯カメラの映像には、正男氏が近づいてきた女2人に顔に何かをこすりつけられる様子が映っている。正男氏はその後、発作症状を示し、病院へ搬送される前に亡くなった。

 拘束されている女2人は、ベトナム人のドアン・ティ・フオン(Doan Thi Huong)容疑者(28)と、インドネシア人のシティ・アイシャ(Siti Aishah)容疑者(25)。2人ともいたずらを仕掛けるテレビ番組に自分たちが出演していると思っていたと供述している。

 アイシャ容疑者は25日、インドネシアの駐マレーシア副大使との面会で、「いたずら番組」出演の報酬として400リンギット(約1万円)を受け取っていたと述べ、また自分が持っていたのは「ベビーオイル」のような液体だと思っていたと語った。一方、フオン容疑者もベトナム当局者に対し、コメディー動画を撮影していると思っていたとし、だまされて正男氏を殺害させられたと語った。【翻訳編集】 AFPBB News


北朝鮮の国家システムに異常事態 正男氏暗殺で判明、稚拙化した精鋭工作員たち
夕刊フジ 2/28(火) 16:56配信

 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮が、体制崩壊の危機に直面している。異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏暗殺事件で、国家ぐるみの犯行を裏付ける事実が次々と明らかになっているのだ。大使館員や工作員は同国が誇る精鋭のはずだが、どうしてここまで稚拙なのか。正恩氏の周辺警備にも不備の可能性が指摘されている。

 「どうも、国家システムがおかしくなっているようだ」

 北朝鮮情勢に精通する東京基督教大学の西岡力教授は、こう語った。

 注目の解説は後述するとして、北朝鮮の工作機関、偵察総局が主導したとみられる今回の事件は、過去に同国工作員が実行したテロに比べると、ずさんさが際立っている。

 発生4日後(17日)に北朝鮮国籍の男が逮捕されると、19日にはマレーシア警察が北朝鮮国籍の容疑者4人の氏名を公表した。4人の姿は、現場のクアラルンプール国際空港の監視カメラにしっかり映っていた。

 さらに、マレーシア警察から事件に関与したとして、北朝鮮大使館の2等書記官まで出頭要請された。北朝鮮による国家犯罪である疑いは日に日に濃くなっている。

 過去のテロ事件では、北朝鮮の犯行と分からないよう、工作員らは巧妙に偽装していた。

 例えば、大韓航空機爆破事件(1987年)の実行犯、金賢姫(キム・ヒョンヒ)元工作員は日本人名義の偽造旅券を所持し、日本人になりすましていた。逮捕の危機が迫ると、金元工作員が毒物で自殺を図ったことからも、祖国に害を及ばさないよう、覚悟していたことがうかがえる。

 今回の工作員の行動を見ると、まさに隔世の感がある。

 前出の西岡氏は「北朝鮮は『テロ国家』だが、今までテロは緻密に準備されていた」と指摘し、続けた。

 「これだけ国家がおかしくなると、何が起きるか分からない。例えば、正恩氏の警備が緩んでいるのかもしれない。表面的には厳重な警備をしているが、(恐怖政治による面従腹背で、将来に希望もなく)それぞれの人間はやる気がない。警備している中に正恩氏に恨みのある人間が入っていて、突発的な暗殺が起きる可能性もある」

 散々、幹部らを粛清してきた正恩氏に危機が迫っているようだ。


北、改良型「VX2」使用か 顔に塗った時に猛毒発生!?元オウム中川死刑囚「取り扱い容易」
夕刊フジ 2/28(火) 16:56配信

 金正男氏の殺害に使われた神経剤が、改良型の「VX2」だった疑いが浮上した。実行犯の2人の女が別々の化合物を正男氏の顔に塗った時点で猛毒のVXが発生したというのだ。北朝鮮が化学兵器を公共の場で使用したことを国際社会は怒りと衝撃で受け止めており、米トランプ政権は「テロ支援国家」再指定の検討に入った。

 監視カメラの映像では、犯行当時、インドネシア国籍の女、シティ・アイシャ容疑者(25)がまず正男氏に接触し、その後、ベトナム国籍のドアン・ティ・フオン容疑者(28)が後ろから顔に何かを塗るような様子がみられた。

 米紙ニューヨーク・タイムズは、犯行に使われたのは攻撃者の危険性を低くするために改良された「VX2」で、2人の女がそれぞれ別の無害な化合物を正男氏の顔に付けた時点で猛毒のVXが発生する仕組みだった疑いがあるとの専門家の見方を紹介している。

 VX2が使用されていたとすると、正男氏が顔に毒を塗り付けられてから15~20分後に死亡したことや、実行犯2人の命に別条がなかったものの、後から正男氏に接触したフオン容疑者が逃走中のタクシーで嘔吐(おうと)する症状が出たことも説明がつくという。

 元オウム真理教幹部で、VXを使った教団の事件に関わった中川智正死刑囚(54)が、マレーシア当局の発表前の時点で「症状からVXと考えて矛盾はない」と記した手紙を旧知の専門家に送っていた。「サリンと比較すると気化せず、取り扱いは容易。私が取り扱う際は長袖の普通の服に手袋をつけただけ」とも書いていたという。

 正男氏殺害や新型弾道ミサイル発射を受けて、トランプ政権は、北朝鮮をテロ支援国家に再指定する検討を始めた。日本、韓国とともに北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議の首席代表会合を27日に首都ワシントンで開くが、再指定についても議論する方向だという。


「北」容疑者ら金正男氏殺害計画を延期か
ホウドウキョク 2/28(火) 16:32配信

北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件で、北朝鮮籍の容疑者らが、いったん殺害計画を延期していた可能性があることがわかった。
マレーシアの警察は先週、北朝鮮籍の男が借りていたマンションの部屋を捜索したが、地元メディアは、工作拠点とみられるこの部屋を男が借りたのは、事件のおよそ3カ月前だったと報じた。
その後、一度、契約を延長していたということで、警察は、何らかの事情で殺害計画を延期した可能性もあるとみて調べている。
また、韓国のメディアによると、北朝鮮籍の容疑者4人が犯行後、ロシアのウラジオストクにいるという情報を韓国の情報当局がつかみ、ロシア当局に身柄確保を要請していた。
しかし、ロシア側は、受け入れなかったという。
一方、北朝鮮が、制裁逃れのため、マレーシアに「グローコム」という企業を設立し、無線機器などの取引を行っていたことが、国連の報告書で明らかになった。
正男氏殺害事件との関連は明らかになっていないが、マレーシア警察は28日、この企業を監視する措置を取るとの声明を発表した。


マレーシア司法当局、金正男氏殺害で外国人の女2人を訴追へ
Bloomberg 2/28(火) 16:23配信

マレーシアは金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男氏が殺害された事件で、容疑者の女2人の訴追手続きを行う。

アパンディ司法長官は2月28日、マレーシアの刑法302条に基づきベトナム人とインドネシア人の女を3月1日に訴追するとテキストメッセージで発表した。302条は殺人を対象としており、死刑もあり得る。

金正男氏はクアラルンプールの空港で2月13日に殺害され、マレーシア警察は猛毒の神経剤「VX」が使われたとの暫定報告を明らかにしている。

原題:Malaysia to Charge Two Suspects for Murder of Kim Jong Nam(抜粋)


北朝鮮代表団がマレーシア入り=正男氏の遺体引き渡し協議へ
時事通信 2/28(火) 16:06配信

 【クアラルンプール時事】北朝鮮代表団が28日、マレーシアの首都クアラルンプールに到着した。

 代表団のスポークスマンを務めるリ・ドンイル元国連次席大使は、クアラルンプール国際空港で殺害された金正男氏の遺体の引き渡しなどについてマレーシア側と協議する方針を明らかにした。

 北朝鮮はこの日、中国には外務次官を派遣。殺害事件で傷ついた外交関係の修復に乗り出したとみられ、北朝鮮の動きが注目される。

 リ氏はクアラルンプールの北朝鮮大使館前で記者団に対し、訪問の目的は「人道問題を解決するため」と説明した。

 その上で、正男氏の名指しは避けながらも(1)遺体の引き渡し(2)マレーシア警察に逮捕された北朝鮮国籍の容疑者の釈放(3)マレーシアとの友好関係発展―の3点に関しマレーシア側と協議する意向を表明した。いつまでマレーシアに滞在するかなどには触れなかった。

 北朝鮮による代表団派遣は突然だった。遺体の引き渡しを改めてマレーシア側に迫るとともに、殺害事件を受けてマレーシア国内で北朝鮮への反発が強まる中、局面を打開したい思惑がありそうだ。

 しかし、AFP通信などによると、マレーシアのスブラマニアム保健相は28日、「遺体は近親者に渡される」と記者団に述べ、北朝鮮の引き渡し要請には応じない考えを強調した。


金ハンソル氏 米中韓の亡命政権に関われば生き残れる可能性
NEWS ポストセブン 2/28(火) 16:00配信

 北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の異母兄・金正男氏が2月13日、マレーシアクアラルンプール国際空港で暗殺され、マレーシア警察による捜査の進展に関心が寄せられる一方で、より大きな注目を集めているのが正男氏の長男である金ハンソル氏(21)の動向だ。

 今回の正男氏暗殺の背景にあるのは、昨年表面化した欧米各国に散らばる脱北者団体による亡命政権樹立の動きだという。『コリア・レポート』編集長の辺真一氏の解説だ。

「イギリスの脱北者団体関係者が最後に正男氏に接触したのが昨年6月。その際、正男氏は自分が亡命政権のトップに就くことを固辞したとされますが、この動きが正恩氏の耳に入り暗殺のタイムスケジュールが早まったとも言われています」

 ヨーロッパで教育を受け、民主主義的な価値観を持つハンソル氏に欧米各国は好意的な見方をしている。特に米国、中国、韓国にとってハンソル氏は、正男氏暗殺後の現在、対北カードで最大の切り札に浮上したという。

 だが、新政権発足間もない米国、政治的混乱で身動きが取れない韓国を尻目に今、最も積極的に動いているのは中国だという。辺氏が続ける。

「トランプ政権の誕生で、中国は米国との関係構築に大きな不安を抱いている。互いの利益が一致する北朝鮮のゆるやかで安全な体制転換に向け、ハンソル氏を自国で保護し続けることで対米関係改善のカードとしても利用できる。北朝鮮からの石炭輸入停止はその布石であり、米国に向けたシグナルです」

 では、肝心のハンソル氏はどう動くのか。ハンソル氏が今後、“復讐”に出る可能性を指摘するのは、北朝鮮問題に詳しい早稲田大学名誉教授の重村智計氏である。

「ハンソル氏がこれから生涯にわたって金正恩から命を狙われる立場になったのは確かです。ならば米中韓のいずれかに亡命して、亡命政権樹立に自ら関わったほうが生き残れる可能性は高い。さらに亡命政権のトップに立って、北朝鮮の現体制を転換させる運動の先頭に立つことで父親の無念を晴らす機会も得られる。

 聡明な若者ですから、そう判断する可能性は十分にあります。正男氏の暗殺によって、ハンソル氏が表舞台に立つ機会を得たことは皮肉な結果というしかありません。21歳の青年の行動次第で、体制崩壊のスピードが早まるかもしれないのですから」

 金正恩の放った毒は、自らに回り始めたのか。

※週刊ポスト2017年3月10日号


金正男氏殺害事件、女2人を殺人罪で起訴へ=マレーシア司法長官
ロイター 2/28(火) 15:55配信

[クアラルンプール 28日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件で、マレーシアの検察当局は、インドネシア人とベトナム人の2人の容疑者を3月1日に殺人罪で起訴する方針だ。アパンディ司法長官が28日に明らかにした。

女2人は正男氏の顔に猛毒の神経剤VXを付けた疑いが持たれている。

アパンディ司法長官はロイターへのテキストメッセージで、2人を起訴する方針を確認した。

« 東日本大震災等および原発事故関連のニュース・2201 | トップページ | 無法なキチガイ国家・韓国のエスカレートする「反日」、すでに末期症状・30 »

ニュース」カテゴリの記事

侵略・支配・抑圧」カテゴリの記事

国防・軍事・安全保障」カテゴリの記事

破廉恥」カテゴリの記事

社会・事件」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/566606/64954678

この記事へのトラックバック一覧です: 北朝鮮、金正恩の兄・金正男氏暗殺 金正恩の刺客による犯行説濃厚・17:

« 東日本大震災等および原発事故関連のニュース・2201 | トップページ | 無法なキチガイ国家・韓国のエスカレートする「反日」、すでに末期症状・30 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30