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2016年12月25日 (日)

ドイツの首都ベルリンでトラック突入テロ、12人死亡 ISが犯行声明・5

ドイツの首都ベルリン中心部で19日午後8時(日本時間20日午前4時)ごろ、トラックがクリスマスマーケットに突っ込み、12人が死亡、48人が負傷した。警察はトラックを使った「襲撃」との見方を示した。

独メディアによれば、トラックはクリスマス市の中を50~80メートル暴走し、人々をはね、多くの屋台をなぎ倒した。現場のそばには、第2次大戦中に連合軍の空爆で尖塔(せんとう)が崩壊したカイザー・ウィルヘルム記念教会や動物園があり、普段から観光客らでにぎわっている。

トラックを運転していたパキスタン出身の男は警官に逮捕されたが、地元警察高官は20日、犯行への関与の有無がはっきりしないことを明らかにした。真の容疑者は現在も武器を所持したまま逃走中の恐れがあると認めた。

トラックはポーランドの運送会社が所有していたが、警察は「盗まれた疑いがある」と指摘した。AFP通信によると、運送会社はこのトラックを使い、ベルリンに鉄骨を運ぶ予定だった。このトラックの運転手は現場から死体で発見され、トラックを奪った犯人によって射殺されたものと見られる。

在ベルリン日本大使館は「今のところ、死傷者に日本人が含まれているとの情報はない」としている。

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リンク:運転手、英雄行為は不可能か=テロ3時間前に頭撃たれる―独紙 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロリストとトラック運転手 --- 長谷川 良 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏リヨンで容疑者の姿確認=独テロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トラック運転手に勲章を=独テロ阻止試みた「英雄」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独テロ 容疑者おい含む3人逮捕 「暗号化アプリで連絡」供述 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:街は厳戒態勢、誰も心が休まらないパリの年末 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「トラック乱入テロ」容疑者を射殺 --- 長谷川 良 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独ショッピングセンター襲撃計画容疑の兄弟を証拠不十分で釈放 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルリンテロ受け、独が送還手続き迅速化へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独テロ 「息子はテロリストではない」、母親が情報求める - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独テロ容疑者のおい含む3人を逮捕 チュニジア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独テロ 支援網の解明本格化 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独テロ 消えぬ脅威、阻止に限界 常時監視・移民送還難しく - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独トラック突入容疑者のおい含む3人逮捕 チュニジア - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

運転手、英雄行為は不可能か=テロ3時間前に頭撃たれる―独紙
時事通信 12/28(水) 5:53配信

 ドイツ大衆紙ビルト(電子版)は27日までに、ベルリンのクリスマス市にトラックが突入したテロで、車内から射殺体で見つかったポーランド人運転手(37)について、襲撃の3時間ほど前に頭部を撃たれていたとする検視結果を伝えた。

 運転手はテロを阻止しようとして、運転席の実行犯と格闘したとの情報もあった。

 同紙によると、運転手は19日午後4時半~5時半に頭部を撃たれ、大量に出血した。同8時ごろの襲撃時に生存していたとしても、ハンドルを奪うような抵抗をするのは不可能だったという。

 運転手は英雄視され、遺族向けの募金活動も行われている。


テロリストとトラック運転手 --- 長谷川 良
アゴラ 12/27(火) 16:30配信

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ベルリンのクリスマス市場に突入した大型トラック(2016年12月20日、ドイツ民間放送「N24」の中継放送から)

両者は人生で会合するとは考えていなかっただろうが、クリスマス6日前の今月19日、ベルリンで偶然出会い、一人は19日、もう一人は23日、それぞれ射殺された。前者はポーランド人の大型トラック運転手 Lukasz U (37)、後者はチュニジア人でイスラム過激テロ組織「イスラム国」(IS)を信奉するテロリストのアニス・アムリ容疑者(24)だ。

アムリ容疑者がUに最初に出会ったのは、19日午前、Uがトラックの鉄鋼材の荷下ろしが遅れたので近くの軽食堂で食事を取っていた時とみられる。GPSの位置情報から、Uは19日朝、イタリアからベルリンに到着していることが判明している。

アムリ容疑者は抵抗するUをナイフで脅し、そして最後はピストルで射殺した。事件発生前、運転手は既に殺されていた、という情報が流れたが、司法解剖の結果、アムリ容疑者がクリスマス市場にトラックで乱入し、無差別殺人を行おうとしていた時もUは生きており、アムリ容疑者の蛮行を懸命に防ぐために抵抗していたという。アムリ容疑者もその際、返り傷を受けている。

アムリ容疑者はクリスマス市場に乱入して、60メートルから80メートル走った後、左側に切って、トラックを止めて逃げている。ポーランドのメディアによれば、Uは体重120キロで頑強な体力を持っていたという。アムリ容疑者は抵抗するUと格闘した後、最後はピストルを取り出さざるを得なくなったのだろう。

アムリ容疑者は12人を殺害し、53人を重軽傷を負わせた後、トラックから降りて逃げたが、Uが抵抗しなかったならば、さらに多くの犠牲者が出た可能性は十分考えられる。

フランス革命記念日の日(7月14日)、フランス南部ニースの市中心部のプロムナード・デ・ザングレの遊歩道付近でチュニジア出身の31歳のテロリストがトラックで群衆に向かって暴走し、85人が犠牲となった事件が発生したばかりだ。ベルリンのクリスマス市場でのトラック突入事件はそれと酷似している。Uはベルリンのテロ事件を“第2のニース事件”となるのを防いだというわけだ。

トラック運転手の命がけの抵抗があったことが明らかになると、ドイツ国民の中にはトラック運転手に報奨金とドイツ連邦功労勲章を与えるべきだという声が高まっている。オンラインで署名運動が始まっている。独週刊誌シュピーゲル電子版によると、24日現在、1万3500人の署名が集まったという。

一方、アムリ容疑者は23日早朝、逃避先のイタリアのミラノ近郊でパトロール中の2人のイタリア警察官から職務質問を受け、抵抗したために射殺された。なぜアムリ容疑者がイタリア・ミラノに逃げ、地下鉄MI線で終点のセスト・サン・ジョヴァンニで下車したのか、共犯者と会う予定だったのかは不明だ。今後の捜査を待たなければならない

両者の人間ドラマはイタリアから始まっている。Uはトリノで鉄鋼材を積み、ベルリンに運び、そこでアムリ容疑者に襲撃された。そしてテロリストはベルリンから列車でフランス東部シャンベリ経由でイタリアのトリノ、そしてミラノに逃げ、そこでイタリア警察官に射殺されたわけだ。ちなみに、イタリア警察官は射殺した人物がベルリンのトラック乱入テロ事件のアムリ容疑者とは知らなかったという。

ベルリンの「トラック乱入テロ事件」は偶然にもイタリア(トリノ)で始まり、イタリア(ミラノ)で幕を閉じたわけだ。

編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2016年12月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』(http://blog.livedoor.jp/wien2006/)をご覧ください。


仏リヨンで容疑者の姿確認=独テロ
時事通信 12/27(火) 9:50配信

 【ベルリン時事】ベルリンで19日に起きたクリスマス市へのトラック突入テロで、AFP通信は26日、フランス捜査関係者の話として、イタリアで射殺された容疑者(24)の姿が22日午後に仏南東部リヨンの駅の監視カメラに映っていたことが確認されたと報じた。

 容疑者はドイツからフランスを経由してイタリアに入ったとみられており、逃走ルートの一部が裏付けられた形。監視カメラの映像によると、容疑者は1人で行動していたもようだ。

 容疑者は23日に伊北部ミラノで警官に射殺された。当局は現在、共犯者や支援者の有無を中心に捜査を続けている。


トラック運転手に勲章を=独テロ阻止試みた「英雄」
時事通信 12/27(火) 6:01配信

 【ベルリン時事】ベルリンのクリスマス市にトラックが突っ込み、12人が犠牲になったテロで、車内から遺体で見つかったポーランド人男性運転手ウカシュ・ウルバンさん(37)にドイツの勲章授与を求める呼び掛けがインターネット上で始まった。

 26日現在で3万6000人超の署名が集まっている。

 19日の事件では、チュニジア人の容疑者が男性のトラックを奪って犯行に及んだとみられている。報道によると、男性は容疑者に射殺される前、テロ阻止を試み、人の少ない方向に進路を変えさせた可能性があると捜査当局は考えている。

 ネット署名サイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」上の請願は、男性が「英雄的行動」を取ったと強調。「すべてのドイツ人には彼をしのび、遺族に感謝する理由がある」と訴えている。

 一方、英国の男性トラック運転手デイブ・ダンカンさんは遺族を支援しようと、ネット上で募金を開始。26日までに1万人以上から計約16万7000ポンド(約2400万円)が集まった。


独テロ 容疑者おい含む3人逮捕 「暗号化アプリで連絡」供述
産経新聞 12/26(月) 7:55配信

 【ベルリン支局】ドイツ・ベルリンのトラック突入テロに関連し、チュニジア内務省は24日、イタリアで射殺されたチュニジア国籍のアニス・アムリ容疑者(24)のおいなど3人を逮捕したと発表した。同内務省によると、3人は「テロ細胞に所属しており、アムリ容疑者と連絡をとっていた」といい、ベルリンのテロへの関与などを調べる方針。AP通信が報じた。

 チュニジア内務省の発表では、同国内で逮捕されたのはアムリ容疑者のおい(18)など27歳までの3人。おいは調べに対し、「おじであるアムリ容疑者と、通信内容が暗号化されるアプリを使って連絡をとっていた」と自白したという。

 チュニジア当局の調べでは、アムリ容疑者は自身の活動に参加させようと、ドイツへの渡航費用をおいに送金。おいに対し、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)へ忠誠を誓うように促していた。

 おいが捜査当局に話したところでは、アムリ容疑者は、イスラム過激派ネットワークの名前を挙げた上で、自身がその組織の幹部だと打ち明けたという。

 一方、スペインの警察も同国内の過激派メンバーである可能性のある人物が、アムリ容疑者と連絡をとった疑いがあると明らかにした。内務省によると、ドイツ当局からの情報提供を受け、「1人の特定の人物」の捜査を始めたという。

 アムリ容疑者はベルリンでのテロ後、イタリアまで逃走。欧州内の各国当局が支援網の有無などの捜査に乗り出している。


街は厳戒態勢、誰も心が休まらないパリの年末
JBpress 12/26(月) 6:15配信

 「我々は全員がベルリンっ子だ」

 12人が死亡し48人が重軽傷を負ったドイツ・ベルリンでのクリスマス市へのトラック突入テロを受けて、フランスのブルノ・ルルー内相は12月19日、ベルリンの犠牲者への連帯をこう表明した。

 国民に向けて「年の瀬を迎えて全警官隊が動員されている」と安全を保障するとともに、「用心」することも呼びかけた。

 (参考・関連記事)「もうどこにも安全な場所がないフランス人の生活」

■ 人手の多い場所を避けるパリ市民

 ルルー内相は同日、フランス東部ストラスブールで開かれるフランスで最も古いクリスマス市を視察した。

 フランスではクリスマスの季節、パリの中心街シャンゼリゼ大通りをはじめ、各地でクリスマス市が開かれ、大勢の地元民や観光客でにぎわう。シャンゼリゼ大通りのクリスマス市には毎年、約130万人が訪れる。

 今年は7月14日の南仏ニースでのトラック突入テロ(死者86人、重軽傷者400人以上)の教訓から、人出の多いクリスマス市は重点的に厳戒態勢が敷かれた。シャンゼリゼ大通りでは、周辺の道路に重さ1.5トンのコンクリ―ト製の台座60個を設置してトラックの突入を防ぐと同時に、軍隊や警官約1000人が常時パトロールしていた。

 フランソワ・オランド大統領は12月21日、内相、国防相などと国防諮問委員会を開き、フランスでテロの脅威が高いことを警告した。同時に、警戒計画の水準は「極めて高い」と述べ、万全の警戒態勢をアピールした。

 ベルリンでのトラックを使ったテロは、フランス国民にニースでのテロの悪夢を蘇らせている。

 「家族全員でクリスマス市に行こうと思っていたが、行くのが怖くなった」「クリスマスイブには必ず教会のミサに行っていたが、今年は中止して家で過ごす」など、パリ市民からは人出の多い場所を避ける声が聞かれる。

 来春のフランス大統領選を半年後に控え、「治安」が失業と同様に争点の1つになることは間違いない。

■ 即座に反応した極右政党の党首

 ベルリンの犯人は当初「パキスタンからの難民」と報じられた。それに即座に反応したのが、大統領選に出馬している極右政党「国民戦線」(FN)のマリーヌ・ルペン党首だ。

 ルペン氏は早速「国境線を今すぐ再構築せよ」と主張し、従来から提案している「シェンゲン協定」(加盟国の間でヒトやモノの往来を自由にする協定。EUの大半の加盟国とスイスなどが加盟している)の廃止や、EUからの離脱を訴えた。そして、メルケル独首相の大量の難民受け入れ政策も暗に批判した 。

 ベルリンの犯人が実はパキスタンからの難民ではなく、ニース・テロの犯人と同様にチュニジア人である可能性が高いことも、移民排斥を唱えるFNを勢いづかしている。

 こうしたFNの反応には、「死体を食い物にして生きるハゲタカ」(映像作家ラファエル・グリュックスマンのツイート)など非難が殺到している。

 だが、テロリストが大量の難民とともに欧州に潜入していることは事実だ。また、EUの決定は欧州委員会や欧州議会の承認などが必要なため、遅れ気味なことも否めない。

 7月のニースのテロは単独犯による犯行とみられていたが、その後の捜査で共犯がいたことが判明している。12月16日に拳銃などを供給したとの共犯容疑でアラブ系の移民3人(31、24、36歳)が収監され、本格的な取り調べが開始された。

 3人のほかに、すでに6人が共犯容疑で本格的取り調べを受けており、「IS」のテロ組織の網の目がフランス中に張り巡らされていることが確認された。この中には若いアルバニア人夫婦やフランスとチュニジアの二重国籍者などが含まれている。捜査筋によると、「いずれも、イスラム教に急激に感化されると同時に、超暴力的な行為であるテロに魅了された」のだという。

 実行犯のチュニジア人の携帯電話には、4月4日にイラク、シリア周辺から発信された「トラックを用意し、2000トンの鉄を積み、ブレーキ装置を切断して突っ込め。見ているぞ」というISからの指令も記録されていた。

■ 厳戒態勢の中で迎える年末年始

 「ドイツ、ベルギー、フランスは、テロが発生する可能性が高い三大国だ」(ストラスブールの政治研究所のテロ専門家ジャン=シャルル・ブリサール氏)と指摘されている。

 シリアに渡ったドイツ人は今年だけで約800人に上る。そして、その中の何人かはテロ実施のためにヨーロッパに戻ってきている。2013年以来、ドイツでは17件のテロ未遂事件が発生している。

 12月15日には、2015年11月のパリ同時多発テロの犯人の1人で、パリ郊外の競技場スタド・ド・フランスで自爆したテロリスト(20歳)の母親がラジオに登場した。その母親が語ったところによると、ブリュッセルで学生生活を送っていた移民2世の息子は、2014年2月のある日、シリアに出発し、再会したのはパリの死体置き場での身元確認だったという。

 クリスマスはキリスト教の最も大切な行事の日であり、テロリストにとっては「攻撃するのに最も効果的な標的」(同)となる。クリスマスから年末年始にかけての時期を、欧州の人々は厳戒態勢の中で迎えている。


「トラック乱入テロ」容疑者を射殺 --- 長谷川 良
アゴラ 12/25(日) 16:53配信

ドイツの首都ベルリンで19日午後8時過ぎ、大型トラックが市中央部のクリスマス市場に突入し、12人が死亡、48人が重軽傷を負った「トラック乱入テロ事件」の重要容疑者、チュニジア人のアニス・アムリ容疑者(24)は23日午前3時頃、イタリアのミラノ近郊で警察官の職務質問を受けた際、銃撃戦となり、イタリア警察官に射殺されたことが明らかになった。

イタリア側の発表によれば、射殺された男の指紋が公開捜査中のアムリ容疑者のものと一致したという。同テロ事件は発生から4日後、重要容疑者の射殺で幕を閉じたが、多くの疑問も浮かび上がってきた。

ドイツ連邦検察庁は21日、アニス・アムリ容疑者をベルリンの大型トラック乱入テロ事件の実行犯と見なし、その行方を追うと共に、公開捜査に踏み出し、実行犯逮捕に繋がる情報を提供した人に10万ユーロの報奨金を与えると発表した。

検察庁によれば、トラックの中にアムリ容疑者の身分証明書(独・Duldungsbescheunigung)が見つかったこと、トラック内にポーランド出身のトラック運転手と格闘した形跡があるとともに、容疑者の指紋が見つかったことから、ドイツ側は公開捜査に踏み切った。

公開された容疑者のプロファイルによると、アムリは178センチ、75キロ、髪は黒く、目は茶色。2011年、チュニジアからイタリアに入り、放火と窃盗などの罪状で4年間余り、刑務所生活。昨年7月、ドイツに入り、国内を転々としながら、今年2月からベルリンに住んでいた。今年6月、難民申請したが、却下されている。

アムリ容疑者の名前が浮上する前は、事件発生2時間後、トラックを運転していたと思われた男(23歳でパキスタン人)が一時拘束された。男は2015年12月31日、独国境都市パッサウから難民としてドイツに入国。今年2月以降、ベルリンに住んでいた。ただし、DNA検査などでトラックの運転をしていた可能性がないことから、「証拠不十分」として20日夜、釈放されている。

ドイツのメディアによると、アムリ容疑者はベルリンから列車でフランスンに入り、同国東部シャンベリからローカル列車でイタリアのトリノに移った後、23日早朝にミラノに入り、イタリア警察官の職務質問を受けた。アムリ容疑者はリュックサックからピストルを出して警察官に発砲したが、警察官が素早く射殺したという(イタリア警察官の一人は肩を負傷する)。

これまで判明した事実から、2、3の疑問点を指摘したい。ドイツ連邦検察局はトラック内にアムリ容疑者の身分証明書が発見されたという。無差別殺人テロを画策していたテロリストが犯行時に自身の身分証明書を持参してくるだろうか。なぜ21日になって身分証明書が発見されたのか。トラック内にあったとすれば、事件直後の検証段階で見つかったはずだ。実際は、犯行後から身分証明書発見まで2日間弱の時間が経過している。

もう一つは、公開捜査後もアムリ容疑者は列車で自由に3カ国内を移動している。非常事態宣言下のフランスにも自由に移動し、列車で移動している。容疑者はフランスから列車でイタリアのトリノ市に入り、そこからミラノに移っている。そしてイタリア警察官に職務質問を受けたわけだ。アムリ容疑者は発見されることなく、ベルリンからシャンベリ、トリノ、ミラノの3カ国の都市を移動していた、という事実は何を物語っているか。

上記の疑問点について。

男は犯行後直ぐに国外逃亡する考えだったので国境を通過するためにも身分証明書(暫定的滞在許可書)が必要となる。だからズボンのポケットにいれていたが、ポーランド人運転手(37歳、体重120キロの強靭な体形だった)が抵抗し、格闘となった。最初はナイフで戦ったが、最後はピストルで射殺した。その格闘の際、男のポケットから身分証明書が落ちた。男は現場から逃げることに没頭し、身分証明書を落としたことに気がつかなかったことが考えられる。また、容疑者は偽造証明書を使い、監視が緩い列車で移動したのではないか、一応説明は可能だが、十分ではない。

いずれにしても、ドイツ警察側はアムリ容疑者を久しく「危険人物」としてマークしていた。彼がイスラム過激テロ組織「イスラム国」(IS)と接触していた事実も掴んでいた。にもかかわらず、ベルリンの「トラック乱入テロ事件」を防止できなかった。ベルリンのテロ事件では依然、アムリ容疑者の単独犯行か、共犯者がいたかも分かっていない。

「トラック乱入テロ事件」は重要容疑者が射殺されたことから疑問点が未回答のままになってしまう危険性がある。ドイツ当局の今後の捜査を待ちたい。

編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2016年12月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』(http://blog.livedoor.jp/wien2006/)をご覧ください。


独ショッピングセンター襲撃計画容疑の兄弟を証拠不十分で釈放
AFP=時事 12/25(日) 14:50配信

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ドイツ西部オーバーハウゼンのショッピングセンター「セントロモール」の外で武装してパトロールを行う警官(2016年12月23日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ドイツの警察当局は24日、同国西部オーバーハウゼン(Oberhausen)にある国内最大級のショッピングセンター襲撃を企てた疑いで逮捕した兄弟2人を証拠不十分で釈放したことを明らかにした。

【関連写真】襲撃計画があるとされたドイツのショッピングセンター

 首都ベルリン(Berlin)で19日に観光客らでにぎわうクリスマス市にトラックが突っ込み、12人が死亡、多数の負傷者が出る襲撃事件が発生し、国内が厳戒態勢にある中、西部エッセン(Essen)の警察は23日、コソボ出身の28歳と31歳の兄弟2人が近郊の都市オーバーハウゼンにあるショッピングセンター「セントロ(CentrO )モール」襲撃を計画しているという報告を情報機関から受けて逮捕に踏み切っていた。

 しかしエッセン警察は声明で、「慎重に捜査を進めたにもかかわらず」2人の容疑を立証できなかったと発表。「犯罪に関係した証拠が発見されず、明確な危険性がないことがはっきりしたため、本日(24日)午後に釈放した」と明らかにした。

 ベルリンの襲撃事件から4日後に兄弟2人が別の襲撃事件の容疑者として逮捕されたというニュースは、世界中で大きく報道されていた。【翻訳編集】 AFPBB News


ベルリンテロ受け、独が送還手続き迅速化へ
読売新聞 12/25(日) 14:37配信

 【ベルリン=井口馨】ドイツのベルリンで起きたトラックによるテロ事件で、メルケル首相は23日、難民申請を却下されたチュニジア人の送還を急ぐ考えを示した。

 同国出身のアニス・アムリ容疑者(24)の送還手続きが停滞している間に事件が起きたことへの批判に対応し、国民の不安や不満を抑え込みたい考えだ。一方、検察当局は、イタリアで射殺された同容疑者に共犯者がいる可能性も視野に捜査を進めている。

 メルケル氏は同日、チュニジアのセブシ大統領と電話で会談し、「送還をスピードアップし、人数を増やす」と伝達、同国に受け入れ態勢の整備を求めた。

 アムリ容疑者は今夏、難民申請を却下され、強制送還される予定だったが、チュニジア国籍を証明する書類を持っておらず、同国からの証明書類の発行や受け入れ同意を待つため、送還が遅れていた。


独テロ 「息子はテロリストではない」、母親が情報求める
CNN.co.jp 12/25(日) 14:08配信

(CNN) ドイツの首都ベルリンのクリスマスマーケットにトラックが突入し12人が死亡した事件のアニス・アムリ容疑者がイタリア・ミラノで射殺された件で、容疑者の母親は25日までに、チュニジア・ウエスラティアでCNNの取材に応じ、「息子はテロリストではない」「真実を知りたい」と訴えた。

チュニジアにいるアムリ容疑者の母はCNNとの単独インタビューで、1週間前に本人から近況を知らせる電話があったと話した。特に変わった様子はなく、いつも通りの明るい口調だったと強調。「息子はテロリストではなかった」と繰り返した。

また、チュニジア政府やドイツ政府に対しては、「息子に何が起こったのか教えてほしい」「真実が知りたい」と訴えた。


独テロ容疑者のおい含む3人を逮捕 チュニジア
CNN.co.jp 12/25(日) 13:20配信

ミラン(CNN) チュニジア内務省は24日、ドイツの首都ベルリンで起きたトラック突入事件の実行犯とされるチュニジア人、アニス・アムリ容疑者のおいら3人が同国で逮捕されたと発表した。

3人は18~27歳の男で、テロ組織に所属し、テロ行為とつながりを持っていた疑い。

アムリ容疑者とおいは暗号化メッセージのアプリを通して連絡を取っていたとされる。おいは調べに対し、アムリ容疑者から過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に忠誠を誓うよう求められていたと供述している。

同容疑者はまた、第三者を通しておいに送金し、ドイツのISIS系組織に加わるよう促していたとされる。

アムリ容疑者は事件から4日後の23日、イタリア北部ミラノで警官との銃撃戦の末に死亡した。ドイツ当局は、逃走を手助けした組織があったかどうかなどについて調べている。

アムリ容疑者はチュニジアからイタリアへ大量の難民が押し寄せた2011年、未成年者として同国に入国した。放火などの罪で4年間収監され、15年5月に釈放。イタリア当局は同容疑者を送還しようとしたが、チュニジア当局は書類の不備を理由に受け入れを拒否した。同容疑者はイタリア当局の命令で出国したまま、足取りが途絶えた。

ドイツ情報当局によると、今年3月にはイスラム過激派の危険人物として同国治安当局のリストに加えられていた。


独テロ 支援網の解明本格化
産経新聞 12/25(日) 7:55配信

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツの首都ベルリンで起きたトラック突入テロのアニス・アムリ容疑者(24)がイタリア北部で射殺されたことを受け、ドイツ捜査当局は24日、テロの背景など全容解明を本格化させた。

 デメジエール独内相は23日、「容疑者追跡の結果で捜査が終わることはない」と強調。容疑者が独国内の過激派とかかわっていたことから、こうしたネットワークについて解明する考えを示した。

 独誌シュピーゲルは、トラック内から容疑者の携帯電話も発見されたと報道。独捜査当局はデータの解析を進める。犯行声明を出したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)と事件の関係解明も重要になる。

 捜査当局は、容疑者が伊ミラノ郊外での銃撃戦で使った拳銃が犯行車両のトラック内で射殺体で見つかったポーランド人男性の殺害に使われたのと同一かを確認し入手経路も調べる方針。報道によると、警官がミラノ郊外の路上で容疑者に身分証の提示を求めた際、外国人なまりのイタリア語などを不審に思い、所持していたリュックの中身をすべて出すよう要求。容疑者は突然、上着から拳銃を取り出し、発砲したという。


独テロ 消えぬ脅威、阻止に限界 常時監視・移民送還難しく
産経新聞 12/25(日) 7:55配信

 ベルリンのトラック突入テロはアムリ容疑者の射殺で一定の節目を迎えたが、一連の経緯では危険人物の監視や不法移民の送還などの課題が浮き彫りになった。テロの脅威は消えず、ドイツを含む欧州は再発阻止への対処を改めて迫られている。

 「事件は多くの問題を投げかけた。国として対処法をどれだけ変革せねばならないのか懸命に検証する」。メルケル首相は23日、容疑者射殺後にこう語り、対策を急ぐ考えを示した。

 アムリ容疑者は昨年7月のドイツ入国後、「イスラム国」(IS)につながる過激派ネットワークに関与。当局は容疑者がテロなどを起こす恐れのある「危険人物」に指定し、監視対象にしたが、証拠を詰め切れず解除。テロ時には所在が把握できていなかった。

 メディアによると、危険人物の指定は現在、イスラム過激派だけで549人。2011年は約130人だったが、難民・移民が大量流入した15年前後から急増した。24時間の監視には1人につき要員40人が必要ともされ、現体制での対応は「限界」(独紙)との声も上がる。同様の課題はフランスでも指摘される。

 今回のテロでは難民・移民の送還にも焦点があたった。難民申請を却下された容疑者は強制送還されるはずだったが、複数の身分証を使っていたため、チュニジアが自国出身と証明しきれていないと疑義を唱え、送還できなかった。

 メルケル氏は難民への寛容姿勢を維持する一方、申請が却下された者の送還を強化。今月にはアフガニスタン出身者約30人を送還した。だが、チュニジアなど北西アフリカ諸国は送還への協力に慎重で、出身者が正規の身分証を破棄する事例も少なくないとされる。送還実現の割合も低い。

 メルケル氏は23日、「送還手続きの加速」をチュニジア側に要請したことも明らかにしたが、実効性が伴うかは不透明だ。

 アムリ容疑者はベルリンからフランス経由でイタリアに逃走していたともみられている。パリ同時多発テロの際と同様、欧州の「自由往来」がテロリストに利用されている実態が改めて示された形で、犯罪者の行動把握のため情報共有などのテロ対策で各国が連携する必要は一段と高まった。

 IS系メディアは23日、アムリ容疑者とする人物が「遺言」として欧州のイスラム教徒に報復を呼びかける映像を報じた。一方、メルケル氏も「テロリズムの危険は続く」と述べ、警戒感を強めた。(ベルリン 宮下日出男)


独トラック突入容疑者のおい含む3人逮捕 チュニジア
AFP=時事 12/25(日) 7:46配信

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ドイツの首都ベルリンで起きたクリスマス市襲撃事件で指名手配されたアニス・アムリ容疑者のコンボ写真(2016年12月22日ドイツ連邦警察提供、同月23日コンボ写真作成)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】チュニジア当局は24日、ドイツ・ベルリン(Berlin)でクリスマス市にトラックが突っ込み12人が死亡した事件の容疑者で、イタリアの警察に射殺されたチュニジア人アニス・アムリ(Anis Amri)容疑者のおいなど3人を逮捕したと公表した。

【関連写真】容疑者の射殺現場

 チュニジア内務省は、同国出身のアムリ容疑者とつながりのある「テロ細胞」に属していたとして、同容疑者のおいと他2人の容疑者ら18~27歳の3人の身柄を23日に拘束したと述べた。しかし同国政府は、独ベルリンで今月19日にアムリ容疑者がトラックを奪いクリスマス市に突っ込んだとみられている事件と、今回逮捕された3人の直接的関連については言及していない。

 事件後に逃走したアムリ容疑者を追い、欧州では4日間にわたる捜索が行われていた。同容疑者は23日、イタリアのミラノ(Milan)で警察に向かって先に発砲したため射殺された。

 ベルリンの事件では、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。ISは23日、アムリ容疑者がISの最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)容疑者に忠誠を誓う様子を映した動画を公開していた。

 チュニジア内務省は声明で、アムリ容疑者はおいをドイツに渡航させるため送金していたと明らかにし、おいに対して「ダーイシュ(Daesh、ISのアラビア語名の略称)に忠誠を誓うよう」促していたと述べた。

 同省の声明によると、名前が公表されていないこのおいは、アムリ容疑者がドイツで「『アブ・ワラア(Abu al-Walaa)旅団』というイスラム過激派組織のリーダーを務めていた」と話していたという。【翻訳編集】 AFPBB News

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