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2016年12月20日 (火)

ドイツの首都ベルリンでトラック突入テロ、12人死亡 ISが犯行声明・2

ドイツの首都ベルリン中心部で19日午後8時(日本時間20日午前4時)ごろ、トラックがクリスマスマーケットに突っ込み、12人が死亡、48人が負傷した。警察はトラックを使った「襲撃」との見方を示した。

独メディアによれば、トラックはクリスマス市の中を50~80メートル暴走し、人々をはね、多くの屋台をなぎ倒した。現場のそばには、第2次大戦中に連合軍の空爆で尖塔(せんとう)が崩壊したカイザー・ウィルヘルム記念教会や動物園があり、普段から観光客らでにぎわっている。

トラックを運転していたパキスタン出身の男は警官に逮捕されたが、地元警察高官は20日、犯行への関与の有無がはっきりしないことを明らかにした。真の容疑者は現在も武器を所持したまま逃走中の恐れがあると認めた。

トラックはポーランドの運送会社が所有していたが、警察は「盗まれた疑いがある」と指摘した。AFP通信によると、運送会社はこのトラックを使い、ベルリンに鉄骨を運ぶ予定だった。このトラックの運転手は現場から死体で発見され、トラックを奪った犯人によって射殺されたものと見られる。

在ベルリン日本大使館は「今のところ、死傷者に日本人が含まれているとの情報はない」としている。

最初の記事

リンク:独クリスマス市襲撃事件 チュニジア国籍の男の行方を追う - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独トラック突入 イスラム国が犯行声明、当局はチュニジア人男性の行方追う - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:メルケルの寛容にテロがとどめ? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:昨日起こったテロすべての源流はアレッポにある - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:アングル:欧州の観光業、ベルリンのトラック突入で再び窮地 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルリンで突入したトラック - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルリンのトラック突入現場 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルリンのトラック突入、ISが犯行声明 実行犯逃走か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トラック突入のベルリン、市内観光客「思うつぼにはならない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:焦点:メルケル独首相、トラック突入事件後もなお盤石か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<独トラック突入>拘束者を釈放 ISが関与主張 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:揺れる「穏健なドイツ」、テロ事件の巨大衝撃 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ次期大統領を待ち受ける不穏な世界 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独トラック突入、実行犯は依然逃走か ISISが犯行声明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独トラック突入 イスラム国が犯行声明 当局、逮捕の男を釈放 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ブランデンブルク門、国旗色に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独、トラック突入12人死亡 無差別標的か 首相「テロ攻撃」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独トラック突入 繁華街切り裂く悲鳴 クリスマス装飾なぎ倒し - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ドイツ・トラック突入 「イスラム国」が犯行声明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルリンのトラック突入、イスラム国が犯行声明=AMAQ通信 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「明白なテロ攻撃」=独首相に弔意―米大統領 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ブランデンブルク門、国旗色に=トラック突入犠牲者に哀悼―ベルリン - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トラック突入、男性釈放…独紙「犯人まだ武装」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ISが「犯行声明」=パキスタン出身の男性釈放、容疑者逃走か―独トラック突入テロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:IS、独トラック突入で犯行声明 「兵士が実行」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トラック突入の容疑者釈放、証拠不十分で=ドイツ検察 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独トラック突入、拘束の男性釈放 真犯人は逃走中 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独当局:トラック突入事件で拘束の男釈放、証拠不十分-容疑者逃走か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ベルリン無差別襲撃>イタリアや英も警戒 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トラック突入、真の容疑者は逃走中か…独紙 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルリンのトラック突入、容疑者誤認逮捕=ドイツ紙 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:メルケル独首相:トラック突入事件、法を全面行使し真相究明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:独首相、トラック突入は「テロ行為」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ベルリン無差別襲撃>容疑者、難民で入国か - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

独クリスマス市襲撃事件 チュニジア国籍の男の行方を追う
BuzzFeed Japan 12/21(水) 20:18配信

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Hannibal Hanschke / Reuters

ドイツ・ベルリン中心部で12月19日、大型トラックがクリスマス市に突っ込み、12人が死亡した事件で、捜査当局がチュニジア国籍の男の行方を追っていることが分かった。複数のドイツメディアが伝えた。【BuzzFeed Japan】

シュピーゲルによると、1992年にチュニジア南部タタウイヌに生まれたとされる男の身分証明書が、犯行に使われたトラックの座席の下から発見された。ドイツでの滞在を許可する文書だったという。

この男は別の名前も使っており、別名の男(21)に対して、発行された証明書も見つかっているという。ドイツ西部ノルトライン=ヴェストファーレン州の都市クレーヴェで発行されたものだった。

DPAは、捜査当局が同州の捜索を進めると伝えている。


独トラック突入 イスラム国が犯行声明、当局はチュニジア人男性の行方追う
産経新聞 12/21(水) 19:58配信

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツの首都ベルリンで12人が死亡したトラック突入事件で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)系メディアは20日、実行犯が「ISの戦士」であるとする、事実上の犯行声明を出した。独捜査当局はこれに先立ち、逮捕していたパキスタン人男性(23)を嫌疑不十分で釈放。トラック内でチュニジア国籍の男性の身分証が見つかり、この男性の行方を追っている。

 IS系メディアは、実行犯がIS掃討作戦の参加国を標的とするよう求めた組織の呼びかけに応じ、「ベルリンでの作戦を実行した」と伝えた。ただ、実行犯の名前には触れておらず、ISが実際に関与したかは明らかでない。

 一方、独当局は20日、釈放した男性について、目撃者が犯行現場のクリスマス市(いち)から男性を追跡、通報したのを端緒に、現場付近で身柄を拘束したものの、犯行時にトラック内にいたとする証拠は乏しいと判断したことを明らかにした。

 捜査当局は、実行犯が逃走中とみて約500件の目撃情報などを基に追跡に全力を挙げている。実行犯は武器を所持している可能性があり、市民に警戒を呼びかけている。


メルケルの寛容にテロがとどめ?
ニューズウィーク日本版 12/21(水) 17:45配信

<恐れていたことが現実になった。難民保護の理想を掲げ続けるメルケルのドイツをテロが襲った。これでドイツも極右の餌食になるのか>

 月曜日にドイツの首都ベルリンでクリスマスマーケットにトラックが突入する事件が起きる前から、難民流入とそれに伴う治安上の危険性は、すでにドイツ政治の大きな争点になっていた。アンゲラ・メルケル首相も出馬表明した来年秋の独連邦議会選挙へ向け、メルケルの弱点である難民問題のことしかしゃべらない政治家も出てきそうだ。

 事件翌日の火曜日、トラック突入事件に関する記者会見に臨んだメルケルは、慎重な対応を促した。「おそらくテロ攻撃だろう」と語る一方、「確かなことは分かっていない」とも強調した。

 逃亡中の運転手が難民としてドイツに入国したという報道に話が及ぶと、メルケルは難民を温かく受け入れるドイツ人に寄り添う姿勢を見せた。「難民認定や亡命を希望してドイツにきた人間がこんな行為に及んだとすれば、断腸の思いだ」「(容疑者が難民と確認されれば)日々亡命者や難民を懸命に支援しているドイツ国民にとって痛ましいことだ」

難民受け入れが攻撃対象に

 だが政敵たちは、メルケルの記者会見を待たずして、彼女とトラック突入事件を難民危機に結びつけている。

【参考記事】アメリカは孤立無援のメルケルを救え

 極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」のフラウケ・ペトリ党首は、2015年後半に始まったドイツへの大量の難民流入を非難した。「もう思い違いをしている場合ではない。こんな犯罪行為が、ここ1年半で体系的にドイツに持ち込まれたということだ」

 最近の世論調査でAfDの支持率は10%程度。メルケルの35%には及ばないとはいえ、彼女が率いる与党・キリスト教民主同盟(CDU)の悩みの種になるには十分な数字だ。今年相次いで実施された地方選挙で、13年に結党したばかりのAfDが大きく躍進した。要因の一つは、メルケルの寛大な難民受け入れ政策を痛烈に批判したことだ。

【参考記事】メルケルを脅かす反移民政党が選挙で大躍進

 コンサルティング会社テネオ・インテリジェンスのカーステン・ニッケル副所長は、AfDが今回の事件についても従来の手法で臨むと見込む。「すでにツイッターで『メルケルが残した負債』という内容のコメントを矢継ぎ早に投稿している。彼らが事件を追い風にしていくやり方だ」

 メルケルは、与党CDU内でも批判にさらされている。CDUは長年、保守的なキリスト教社会同盟(CSU)と姉妹政党の関係を結んできた。

 CSU所属でバイエルン州内相のジョアヒム・ヘルマンは、今回のテロによって、政府の難民政策の持続可能性に疑問符が付いたと言った。「我々は今すぐ、大勢の難民が押し寄せたことによる危険に対処しなければならない」

【参考記事】ドイツを分断する難民の大波

 かねてCSUは難民の受け入れ人数に上限を設けるよう訴えてきたが、メルケルは強硬に拒んできた。彼女に批判的な勢力は同じ主張を再び持ち出してきそうだと、ニッケルは言う。

 すでにメルケルは、右派に譲歩する姿勢を見せている。今年1年を通じて、ドイツに入国する移民の数を抑制するよう取り組んできた。トルコ経由でEUに入ってきた難民や移民をトルコに送還するという合意を取り付けたのも難民減らしの一環だ。今月6日にエッセンで開かれたCDUの党大会では、ドイツ国内でイスラム教徒の女性が身に着けるニカブやブルカなど顔を覆うベールを着用禁止にすることも支持した。

極右に政権はとれない

 メルケルの強みは、異なる立場の間で上手くバランスを取れることだ。折に触れて難民保護や治安強化を図りつつ、他方では広範な支持を確保する「実利主義に基づく中道」の手法だ。その点AfDには与党として国を率いる可能性がないし、極右に近い有権者から人気を取ることしか眼中にない。

 事件を受けてテロや治安対策に注目が集まるなか、メルケルが極右に支持を奪われている可能性はある。だが重要なのは、メルケルはまだ終わっていないということだ。AfDには連立を組める政党が一つもなく、来年の総選挙で大きく躍進したところで政権を取ることはできないからだ。

「我々は恐怖によって無力になりたくない」とメルケルは火曜の記者会見で語った。それはドイツの文化でもある。ベルリンの人々は事件による恐怖をやり過ごし、クリスマスシーズンは続いていくだろう。だがメルケルは、今後のドイツ政治が「恐怖で骨抜きにされる」可能性があるということも、知っておかなければならない。


昨日起こったテロすべての源流はアレッポにある
ニューズウィーク日本版 12/21(水) 16:00配信

<シリアのかつての商業中心地の破壊は、これから中東を――そして欧州を襲うさらにおそろしい事態の前触れだ>

 12月19日は最悪の1日だった。アンカラではトルコ人の男がロシア大使を射殺した。ベルリンでトラックが群衆に突っ込んだ事件は、昨夏ニースで起こったトラック突入テロの恐怖を彷彿とさせる。国連安全保障理事会は、アレッポから住民が安全に避難できるようにする監視団を送る決議を採択した。ただし、骨抜きにして。

 これらの一連の出来事は、1914年のサラエボを思い起こさせる。ガヴリロ・プリンツィプという名の若いセルビア人の暗殺者がフェルディナント大公を殺害したサラエボ事件は、第一次世界大戦の引き金になった。

 19日の様々な出来事に共通するキーワードは、アレッポだ。アレッポの陥落と、その後に起きていることの両方が絡んでいる。外交問題評議会会長のリチャード・ハースは、「アレッポが陥落し、ISがモスルとラッカを失いつつあるいま、(アレッポの出来事は)これから起きるさらなるテロの前触れとなる可能性が高い」と予測している。

【参考記事】世界が放置したアサドの無差別殺戮、拷問、レイプ
【参考記事】アレッポ陥落、オバマは何を間違えたのか?

骨抜きの監視決議

 ハースは正しいかもしれない。19日にはロシアがついに、アレッポからの市民退避を国連が監視できるようにするための安保理決議案に合意した。表面上は良いことのように思える。安保理はシリアをめぐって長らく分裂状態にあり、ロシアと中国は、反政府勢力の助けになりそうな決議には片っぱしから拒否権を行使してきた。だが、フランスがまとめた今回の決議案には、実際にはほとんど重みがない。監視団は国際休戦監視部隊でも平和維持軍でもなく、退避の際に起きた戦争犯罪を記録できる人権担当官でさえない。シリア政府の協力に全面的に依存することになるのだ。

 ある外交筋は、微妙な話題であるためとして匿名を条件に取材に応じ、本誌に次のように語った。「ロシアのおかげで、安保理決議は、現地の軍隊に指揮権を与えるという中途半端なものになった」

 監視団は、アレッポ東部に到着する前に、どこかの検問所で足止めを食らうかもしれない。シリア政府軍が監視団の前進を阻む可能性もある。

「また、監視団をダマスカスからアレッポへ送るための書類の処理に......数時間か、数日かかるかもしれない」と、ある国連幹部は語っている。「書類がダマスカスのデスクの上に置かれているあいだに、いろいろ悪いことが起きる可能性もある」

 国連事務総長の報道官を務めるステファン・デュジャリックは、日課の記者会見の際、監視団の人数や派遣時期に関するコメントを避けた。シリアの現場でプロセスを詰めているところだ、とデュジャリック報道官は述べた。

 一方、欧州では、アレッポ陥落後の最初のおそろしい波紋がリアルタイムで広がっている。それはベルリンのクリスマスマーケットへのトラック攻撃という形をとり、12人が死亡した。なぜドイツなのか? アンゲラ・メルケル首相は、欧州の大部分が排外主義に傾いているこの時代に、難民保護の砦になってきた。

【参考記事】ベルリン、トラック突入テロ「トラックは止まろうとしなかった」

 シリア危機の発生後、トルコから国境を越えて欧州へ向かう難民が殺到するなか、ドイツは欧州大陸のほかのどの国よりも多くの難民を受け入れてきた。メルケルは、フランスの極右政党「国民戦線」党首マリーヌ・ルペンなどの右派指導者たちとは対照的に、寛容の精神を訴えてきた。だがそれは逆にドイツの極右勢力を勢いづかせ、メルケルは最近、人権擁護の姿勢を後退させている。顔を完全に覆うタイプのブルカの着用禁止を支持したうえ、難民に広く門戸を開いてきたこれまでの「開放政策」は今後とらないと約束した。当然ながら、それはイスラム過激派の怒りを買った。

1つの町がまっ平らに

 だが、19日の混乱と死は、さらなる広がりを見せた。トルコでは、非番の警察官がロシアのアンドレイ・カルロフ駐トルコ大使を射殺した。容疑者は警官隊に射殺される前、「アレッポを忘れるな、シリアを忘れるな」と叫んだ。アレッポで多くの民間人を殺したロシアへの報復攻撃とも受け取れる。ドイツのトラック突入テロと同じく、ローンウルフ(一匹狼)による犯行か、ISIS(自称イスラム国)またはアルカイダの下部組織による犯行か不明のままだ。

【参考記事】トルコのロシア大使が射殺される。犯人は「アレッポを忘れるな」と叫ぶ

 こうした攻撃は、すぐには終わらないだろう。だが、アレッポがロシアの空爆で徹底的に破壊され、まっ平らの駐車場さながらの姿にされてしまったこと、そしてその間世界のほとんどが沈黙していたことは心に留めるべきだ。そこで生きる人たちを見捨てたのは我々はなのだ。


アングル:欧州の観光業、ベルリンのトラック突入で再び窮地
ロイター 12/21(水) 15:20配信

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 12月20日、ドイツの首都ベルリンのクリスマスマーケットにトラックが突っ込み、60人が死傷した事件で、相次ぐテロ攻撃に揺れる欧州の観光業は再び窮地に立たされた。写真は、事件現場に立つ警官の銃(2016年 ロイター/Hannibal Hanschke)

[ベルリン 20日 ロイター] - ドイツの首都ベルリンのクリスマスマーケットにトラックが突っ込み、60人が死傷した事件で、相次ぐテロ攻撃に揺れる欧州の観光業は再び窮地に立たされた。

欧州は昨年11月にパリ中心部で銃乱射事件が発生。今年3月にはベルギーのブリュッセルの空港と地下鉄でテロが起き、さらに7月にはフランス南部ニースでトラックが暴走して86人が死傷した。今回の事件はニースの事件を思い起こさせる。

ユーロモニターの観光アナリスト、ウーター・ゲールツ氏は「ベルリンなどドイツの都市ではクリスマスマーケットは観光客を引きつける大きなイベントだ。今回の事件が年内の観光客数に影響するのは間違いない」と述べた。

最近のテロ攻撃で欧州への観光需要は既に落ち込んでおり、とりわけ米国、中国、日本で顕著だ。

調査会社フォワードキーズによると、昨年11月半ばから今年10月半ばに中国人観光客の欧州での予約は7.7%減少した。

ベルリンへの予約は、欧州の安全面への懸念から、年初来で6.6%減少した。ただ、この2カ月間でみると前年同期比で11%増加し、持ち直していた。

ベルリンのクリスマスマーケットは60カ所以上。長い歴史を持ち、夜も賑やかで、欧州の都市としては出費も比較的少ないことから、近年は観光客が増加している。

ユーロモニターによると、ベルリンを訪れる観光客は2010年以来で50%増加。ベルリン・ブランデンブルク統計局によると、今年1─10月の観光客数は2.5%増の1070万人で、特に英国で需要が強かった。

ベルリンは失業率が10.7%とドイツの都市で最も高い部類に入る。観光客は地元経済を支える柱で、商店街やモールの売上高の約40%を観光客相手が占める。

ドイツや他の欧州の当局はベルリンの事件を受けて、クリスマスマーケットとニューイヤーイベントについて、警官を目立つ場所に配置したりパトロールの回数を増やすなど、警備態勢を強化する方針を打ち出した。

(Victoria Bryan記者)


ベルリンで突入したトラック
時事通信 12/21(水) 14:49配信

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ドイツの首都ベルリンで、クリスマス市に突入したトラック=20日


ベルリンのトラック突入現場
時事通信 12/21(水) 14:49配信

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ドイツのベルリンで起きたトラック突入事件の現場付近で警戒に当たる警官=20日

(AFP=時事)


ベルリンのトラック突入、ISが犯行声明 実行犯逃走か
BBC News 12/21(水) 12:26配信

ドイツ・ベルリン中心部で開かれていたクリスマス市にトラックが突入し、12人が死亡し49人が負傷した事件で、過激派組織のいわゆる「イスラム国」(IS)が20日、犯行声明を出した。

IS系メディアの「アマク通信」は、「有志連合に参加する国の人々への攻撃の呼びかけに答え」、「戦士の1人」が実行したと述べた。

実行犯の身元は分かっておらず、声明内容の信ぴょう性は不明。

ドイツの検察当局は、事件後間もなく容疑者として拘束されていた男性を嫌疑不十分で釈放した。報道では、男性はパキスタン国籍で、名前はナベド・Bとだけ明らかにされている。

当局者らは単独か複数の実行犯が逃走している可能性を示唆した。

ドイツのトマス・デメジエール内相は、犯行声明の内容に慎重な態度を示し、「捜査は複数の線」で進められていると語った。

連邦検察のペーター・フランク氏は記者団に対し、攻撃の手口や標的の選び方からはイスラム過激主義との関連がうかがえると話した。

このほかの動き(20日)

・国連安全保障理事会は、「野蛮で臆病なテロ攻撃」だと強く非難し、「どのような動機であれ、どこであれ、誰に対してであれ、テロ行為は犯罪であり正当化はできない」と述べた。

・英警察は、ロンドンの観光名所となっている、バッキンガム宮殿前で行われる衛兵交代式の時間に、周辺の道を通行禁止にする計画を発表した。

・スペイン・マドリードで開かれたバスケットボールのレアルマドリードとブローゼ・バンベルクの試合前に、犠牲者を追悼する1分間の黙祷が行われた。

・各国のクリスマス市で警備が強化された。

唯一容疑者として拘束されていた男性は、現場から逃走していると周囲にみられ、一般の人が後を追った末に、公園で取り押さえられた。

トラックを元々運転していたポーランド人のルカシュ・ウルバンさんは、トラックの助手席で遺体で見つかった。銃で撃たれ刃物で刺されたもようだが、銃は見つかっていない。

AP通信によると、負傷者の一人で、スペイン人学生のイナキ・エラクリアさん(21)は、事件が起きた数分後にツイッターで「トラックが最初に屋台に突っ込む音が聞こえた。速いスピードで、事故というにはあまりに速く、道から逸れた」とツイートした。

エラクリアさんはその後、「考える度に痛い。この痛みを乗り越えられないと思った」とツイートした。

エラクリアさんは20日にベルリンの病院で、折れていた左足の脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)の手術を受けた。右足も足首と足の甲の骨が折れているほか、腰も負傷した。親族によると、手術後の経過は良好だという。

犠牲者の追悼

20日には、事件が起きたブライトシャイト広場の隣りにあるカイザー・ウィルヘルム記念教会に犠牲者を悼む人々が集まった。

アンゲラ・メルケル首相は、攻撃の責任を負う人物を「法が求める範囲で、できるだけ厳しく」処罰すると述べた。また、実行犯が難民申請者である可能性に懸念を示し、「ドイツでの保護と安全な場所を求めていた人物がこのような犯行に及んだとすれば、我々全員にとって特に受け入れることが難しいのは分かっている」と語った。

これまでメルケル首相は、移民に対して門戸開放政策を取ってきており、2015年には89万人がドイツで難民申請を行った。しかし、治安を脅かすとして反対する声も出ており、国内の世論は二分している。

反移民政党、ドイツのための選択肢(AfD)の共同党首フラウケ・ペトリ氏は、事件の責任はメルケル首相の移民に対する開放政策にあると批判し、「このような行為を盛んにできる環境が、過去1年半にわたって無頓着に、また組織的に輸入されてきた」と述べた。

今回、今年7月14日に仏南部のニースで、革命記念日の花火の見物客にトラックが突っ込み86人が死亡した事件との類似性が指摘されている。ニースの事件でも、ISが犯行声明を出している。

ISやアルカイダは、自分たちの信奉者に対して、車両を使って群衆を攻撃するよう呼びかけてきた。

(英語記事 Berlin attack: So-called Islamic State claims responsibility)


トラック突入のベルリン、市内観光客「思うつぼにはならない」
AFP=時事 12/21(水) 12:17配信

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ドイツの国旗色に照らされたベルリンのブランデンブルク門。前日のクリスマス市での事件では、12人が死亡した(2016年12月20日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ドイツの首都ベルリン(Berlin)のクリスマス市にトラックが突入し12人が死亡した事件から一夜明けた20日、市内の人気観光スポットを訪れた観光客らが、攻撃者らの思惑には屈しはしないとの断固とした決意を、落ち着かない様子ながらも示した。

 かつて東西ベルリン分断の象徴とされた人気観光スポット、ブランデンブルク門(Brandenburg Gate)では、近隣の大使館が前日の攻撃の犠牲者を悼み半旗を掲げていたが、その傍らでは「自分撮り(セルフィー)」に興じる観光客の姿が見られた。

 英ロンドン(London)から訪れたというデービッド(52)さんは、攻撃によって「自分たちの行動が制限されることはない」と述べ、「もはや誰も安全ではない。どこかへ行くのを止めることはできない。それでは彼らの思うつぼだ」と続けた。

 友人のニールさん(53)も、このような事件が当たり前のようになってしまったと述べ、攻撃で狙われたクリスマス市を目的に、今回ベルリンを訪れていたことを明らかにした。

 また、ポルトガル留学中という中国人女性のリリさん(23)は「安全の問題は少し心配ですが、これからクリスマス市に向かいます」とAFPに語った。中国から訪れた両親を連れて観光に来たのだという。

 ドイツおよび欧州各地のクリスマス市では、訪れる観光客の安全を確保するために、事件発生後すぐに厳重な警戒態勢が敷かれた。毎年この時期は、観光業界にとって書き入れ時だ。

 クリスマス市に店を構えている店主のゲジーネさんも、攻撃には屈しないとの決意をあらわにし、「(犠牲者への)連帯のために店を閉めることもできたが、逆にそれはまさしくテロリストが望んでいること。すべてをまひさせて皆を怖がらせることを」と述べた。

 ドイツのクリスマス市は世界的に有名で、2013年の業界調査によると、その数は1500か所にも上る。毎年、数千万人規模の訪問客が訪れるが、観光当局は19日の襲撃事件が及ぼす影響を測りかねている。

 ベルリンの観光当局によると、市内のホテルはいまもほぼ満杯でキャンセル多発といったこともみられないという。

 また、今後計画されているブランデンブルク門での新年を祝う盛大なイベントについては、予定通り開催するとベルリン当局は話している。【翻訳編集】 AFPBB News


焦点:メルケル独首相、トラック突入事件後もなお盤石か
ロイター 12/21(水) 12:16配信

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 12月20日、ベルリン中心部のクリスマス市場で起きたトラック突入事件は、メルケル独首相(中央)でさえ揺るぎない存在ではないことを想起させた。写真は、ベルリンの事件現場で花をたむける同首相ら(2016年 ロイター/Hannibal Hanschke)

[ベルリン 20日 ロイター] - 英国のキャメロン氏やイタリアのレンツィ氏らが次々と首相辞任に追い込まれるなど不安定化する欧州の政治状況の中で、ドイツのメルケル首相の地位は、しっかりと安定したものだと思われてきた。その状況におおむね変化はないものの、ベルリン中心部のクリスマス市場で起きたトラック突入事件は、そのメルケル氏でさえ揺るぎない存在ではないことを想起させた。

19日夜発生したトラック突入事件では12人が死亡。容疑者としてパキスタン出身の男性が逮捕されたが、独連邦検察当局はその後、容疑を裏付ける十分な証拠がないとして釈放した。

ただドイツ国内でのこうした事件と昨年の難民流入との関連がみつかれば、それがどんなものであれ、政敵がメルケル氏を攻撃する材料となるのは確実だ。

ユーラシア・グループのムジタバ・ラーマン氏は「トラック突入事件は、メルケル氏の、難民に寛容で、開かれた国境を掲げた政策に対する批判を再燃させる。来年の国政選挙が近づいていく中で、同氏の弱点を示すことになる」と指摘する。

メルケル氏も事件が今後の難民受け入れに及ぼすかもしれない影響を懸念しているようだ。事件後の最初のコメントでは、ドイツ国民に恐怖に屈しず、自由で開かれた国であり続けることを呼びかける一方、「もし、今回の事件の犯人がドイツに逃れてきた難民だと確認されたなら、ドイツ国民にとって耐え難いことになる」と言及している。

反移民を掲げる右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」のペトリー党首は「こうした事件が起きる環境というのはここ1年半、不注意に、そして制度として海外から持ち込まれたものだ」と指摘。

反欧州連合(EU)を掲げ、ブレグジット(英国のEU離脱)を後押しした英独立党(UKIP)のファラージュ党首は「ベルリンから恐ろしいニュースが飛び込んできた。しかし、驚きはない。こうした事件こそがメルケルの業績なのだ」と述べるなど、海外からも批判の声が上がっている。

事件前に実施され、20日公表された世論調査では、メルケル氏率いる与党キリスト教民主同盟(CDU)などの保守体制支持が36%と、第2党の社会民主党(SPD)を14ポイントリード。AfDに対しては25ポイントのリードを保っている。

これだけの差があるものの、メルケル氏は来年の選挙は「これまでとは比べものにならないほど厳しい」ものになるとの見方を示している。

CDUの姉妹政党、キリスト教社会同盟(CSU)のゼーホーファー党首も20日、事件を受け「移民政策や安全保障政策を見直すことは、犠牲となった方々やその家族、そしてすべてのドイツ国民に対するわれわれの義務だ」と述べ、メルケル氏に政策の見直しを促した。

ただ、メルケル氏の足元のCDU内では20日、一部で不満の声こそ聞かれたものの、90%近い支持で党首に再選しただけに反旗を翻す動きは考えにくい。中道政党は有権者の75%の支持を集め、CDUの他政党に対するリードも大きい。今回のような事件が続発するのでなければ、メルケル氏が現在の座から転落することはないのかもしれない。

(Noah Barkin 記者)


<独トラック突入>拘束者を釈放 ISが関与主張
毎日新聞 12/21(水) 11:13配信

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トラックが突っ込んだ現場からけが人を搬送する救急車=ベルリンで2016年12月19日午後10時28分、中西啓介撮影

 【ベルリン中西啓介、カイロ秋山信一】ベルリン中心部のクリスマス市に大型トラックが突入し60人が死傷した事件で、過激派組織「イスラム国」(IS)の影響下にあるニュースサイト「アーマク通信」は20日、「(対IS)国際連合の国の市民を標的にせよとの呼び掛けに応じて、イスラム国の戦士が作戦を実行した」と伝えた。事実上の犯行声明だが、ISの関与を直接裏付ける内容はなく、信ぴょう性は不明だ。

 一方、独連邦検察は20日夜(日本時間21日未明)、現場近くで拘束されたパキスタン出身の男性(23)を釈放したと発表した。「明白な証拠が得られなかった」という。デメジエール内相は実行犯が逃走している可能性があるとし、警戒を呼びかけている。

 ベルリン警察は当初、目撃者情報により、現場から2キロ離れた場所で男性を確保していた。だが、男性は容疑を否認。警察幹部も20日午後に「拘束した人が(トラックの)運転手か確証がない」と発表していた。男性は難民認定希望者として今年2月に入国していた。

 独誌シュピーゲル(電子版)によると、トラック運転手のポーランド人男性(37)は拳銃で頭を撃たれ殺害されたが、拘束男性からは硝煙反応が出なかった。

 実行犯は運転手を射殺しトラックを奪ったとみられているが、凶器の拳銃は見つかっていない。警察は武器を持った実行犯や協力者が逃走している可能性も視野に、目撃者らが提供した画像などを解析している。

 事件では銃撃された運転手のほか、11人がトラックにはねられて死亡し、48人が負傷した。メルケル首相は「現状ではテロと見るべきだ」としている。

 事件へのIS関与をアーマク通信が伝えたのは、本拠地のイラクやシリアでISの実効支配地域が縮小する中、その「健在ぶり」を誇示したい思惑があるとみられる。ISはこれまでも、ドイツなど米軍主導の対IS有志国連合参加国やロシアなどで無差別テロを仕掛けるよう支持者に求めている。


揺れる「穏健なドイツ」、テロ事件の巨大衝撃
東洋経済オンライン 12/21(水) 11:05配信

 12月19日夜、買い物客で賑わうドイツ・ベルリンの市場に大型トラックが突っ込んだ。12人が死亡し、49人が負傷したこの事件を警察は「テロ事件」として捜査中だ。実際、イスラム過激組織「イスラム国」(IS)は犯行声明を発表している。

 筆者が住むロンドンでもこのニュースは大々的に報じられた。英国メディアは、この事件をどのように報じたのだろうか。

■どのような事件だったのか

 事件発生は19日午後8時14分。観光客や買い物客が詰めかけていた「クリスマス・マーケット」(クリスマス用の飾り付けや食品などを販売するマーケット)にトラックが突っ込んだ。商品を並べていた木製の小屋やスタンドなどが次々と潰れた。独DPA通信によると、トラックは50~80メートルほど走って止まったという。

 BBCによると49人の負傷者のうち18人は「重症」だ。トラックの助手席には既に死亡していたポーランド国籍の男性ルーカス・アーバン氏が発見された。同氏はこのトラックの本来の運転手だが銃で撃たれ、刺された跡もあったようだ。

 警察は、現場近くの公園で、運転席にいてトラックを走らせたとみられる男性を拘束した。男性は アフガニスタンあるいはパキスタン出身の難民で、昨年12月末ドイツに到着。ベルリンに来たのは今年2月だ。難民認定のための処理申請中だった。ドイツメディアによると、名前は「ナビード・B」(23歳)。しかし、この男性は「証拠不十分」として、のちに釈放されている。

イスラム国はどこまで関与しているのか?
 現在までにイスラム過激組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を発表しているが、はたして直接指令を受けた犯行なのか、イスラム国の思想に心酔した人物の独自行動なのか、またはイスラム国がこの機に便乗して関与を発表しただけなのかは不明だ。

 英メディアは、ベルリンのトラック事件をISとの関連で分析するとともに、積極的な難民受け入れ政策をとったメルケル政権への負の影響を懸念する。

■「ISの戦略が変わった」とガーディアン紙

 ガーディアン(20日付)は、トラックを使ったテロ事件が「ISの戦略の変更を意味する」と指摘する。 
 ベルリンのテロ事件は、今年7月14日のフランス革命記念日に南仏ニースで発生したトラックの突っ込み事件を思い出させる。ニース事件は、チュニジア生まれでフランス居住権を持つ男性が運転するトラックが花火鑑賞を楽しんでいた市民に向かってぶつかっていった事件だ。86人が亡くなり、数百人が傷を負った。

 ドイツではクリスマス・マーケットでの買い物、フランスでは フランス革命記念日の花火鑑賞はそれぞれの国民が重要視する年間行事だ。こうした特別の日が格好の標的になったという面も似ている。ガーディアンの指摘によると、イラクで勢力を失い、シリアでは軍事圧力をかけられて苦しんでいるイスラム国は、乗り物を使って攻撃を行い、西側諸国でジハド戦士をリクルートする必要にかられていたという。

 イスラム国の雑誌「ルミヤー」11月号には「敵方の戦線」で戦う具体例としてニース事件が使われていた。表紙にはトラックの写真が掲載されていた。

 11月25日には、フランス当局がパリのクリスマス・マーケットなどでのテロを計画していたと思われる5人を逮捕したばかりだ。隠していた武器が逮捕につながった。こうした「弱点」を克服するためにそれ自体はテロとは関係がない「トラックの利用につながった」とガーディアンは指摘する。

武器らしくない武器による攻撃
 トラックという、武器らしくない武器によるテロが発生する可能性について、11月、米国務省が欧州に向かう観光客に対し警告を発していた。クリスマスの時期にテロリストたちが「休暇中の祭りや催し、戸外のマーケット」で「通常及び通常ではない武器」を使って攻撃をすることがあるため、注意を喚起した。ベルリンの場合も、ニースの場合も「通常ではない武器」とはトラックだった。

 ドイツでは今年、イスラム国がその関与を認めた2件のテロ事件が発生している。7月には27歳のシリア人男性が自爆テロを起こし、斧を持ったアフガン人の男性が電車内で斧を振り回し、4人に傷害を加えた。

■ドイツ政治の転換期になるか? 

 英ニュース週刊誌「エコノミスト」はベルリン・テロ事件がドイツの政治を過激なポピュリズムに追いやるのではないか、と懸念する(「ベルリンのクリスマス・マーケット事件はドイツの神経をテストする」、12月24日号)。

 事件は、メルケル政権の難民「歓迎文化」の下にドイツにやってきた難民の中にジハド戦士がいるのではないか、という恐怖心が高まりつつある中で発生した。

 難民の受け入れに反対する極右政党「ドイツのための選択肢=AfD」の欧州議会議員は、テロで12人の犠牲者が出たことに言及し、「メルケル(が引き起こした)死だ」とツイートしている。

 2005年から政権を担当してきたメルケル首相は、移民・難民を大量に受け入れたことで内外から批判を浴びた。

 メルケル氏が党首を務めるキリスト教民主同盟の支持率は下落していたが、党内右派勢力から支持を得るためにイスラム教徒の女性がかぶる「ブルカ」(全身を覆う衣装)の着用禁止に傾く様子をみせたり、偽の難民申請者に厳しくあたる姿勢を出すなど、次第に党内の支持を強める状態にあった。

 しかし、今回のテロ事件が難民によるものと判明した場合、メルケル政権に逆風が吹く。

 「ベルリン市民は過剰反応をしないだろう」という見方ものあるものの、もし今回の事件がフランスのように次々とジハド戦士が生まれる流れを作るようだと、「ドイツの政治にとって、転換期となるかもしれない」とエコノミストは報じている。
「穏健なドイツ」が過去のものに?
 第2次世界大戦の反省から「穏健で、コンセンサスを主流にする連立政権を維持してきたドイツは、他の欧州の国のようなポピュリスト的な扇情主義には無縁だった」。しかし、今後もテロによる殺害が続くようだと「それも長続きはしないかもしれない」。

 テレグラフ紙の欧州エディター、ピーター・フォスター氏は今回のテロ事件がメルケル首相を孤立化させ、極右派がこれを利用すると見る(20日付)。

■極右政党「ドイツのための選択肢」とは? 

 実行犯がシリアなどのイスラム教の国からやってきた難民だった場合、テロは西欧社会に分断をもたらす可能性がある。キリスト教徒対イスラム教徒、欧州人対中東諸国の人々、といった対立だ。

 こうした解釈を利用すると見られるのが極右の「ドイツのための選択肢=AfD」だ。反移民、反イスラム教徒、反緊縮財政の政党は2013年に生まれた。きっかけはギリシャを救済するためにドイツ国民の税金が使われることに反対するデモ行動だった。

 現在、会員数は2万人。党首は女性で、フラウケ・ペトリー氏。今年、反イスラム教徒を表に出して幾つかの地方選挙で票を獲得。今年9月、ベルリン州(特別市)議会選挙では得票率14.2%、25議席を獲得した。

 来年9月の連邦議会選挙では議席を得ると見られ、もしそうなれば、極右系政党が連邦議会で議席を持つのは第2次大戦以来、初となる。

 テロ後、ペトリー党首はメルケル首相の移民政策に責任がある、と述べている。「過去1年半、このような行動が頻繁に起こるような環境が、怠惰にそして組織的に輸入されてきた」。

 BBCニュースによると、メルケル首相の支持勢力の中にも、移民政策の見直しを求める声がすでに上がっているという。2017年はEU盟主のドイツの右傾化が懸念される1年となりそうだ。


トランプ次期大統領を待ち受ける不穏な世界
ウォール・ストリート・ジャーナル 12/21(水) 10:42配信

 今週に相次いで起きたロシアの駐トルコ大使射殺と、独ベルリンでのトラックを使った襲撃。両事件はドナルド・トランプ次期米大統領が数週間後に直面する国際情勢が一触即発の状態であることを浮き彫りにした。また、一連の事件に対する同氏の最初の反応は、次期米政権がこうした不測の事態に、オバマ大統領とはかなり異なる対応を取るであろうことをうかがわせる。

 この2つの事件の数時間後にトランプ氏が出した声明は、ホワイトハウスの声明とは好対照を示した。トランプ氏はアンカラでのロシア大使射殺に関し、犯人の動機についてトルコ当局が結論を下していないうちに、「イスラム過激派テロリスト」による犯行だと決めつけた。一方、オバマ大統領は「テロと断固対峙する決意である」と強調する声明を出しただけだった。

 トランプ氏は、ベルリンでのトラック突入に関しても「おそろしいテロ攻撃」と断じたのに対し、ホワイトハウスは「テロ攻撃とみられる恐ろしい事件」と評した。

 中東専門家のジェームズ・ジェフリー氏は、オバマ氏がイスラム教と過激主義とを結び付けない姿勢を一貫してとってきたのに対し、トランプ氏が今回の2つの事件を直ちに「イスラム教徒の」テロと断定したことについて、トランプ氏が大統領選中にしばしばオバマ氏を批判するのに利用してきた手法だと分析する。オバマ政権下でイラク大使を務め、現在はワシントン近東政策研究所の客員研究員であるジェフリー氏は、「オバマ氏は思慮深いが、なかなか決断しない。オバマ氏は怒らないし、短気を起こさない。だが、指導者にはそうした面は必要だと思う」と語る。

 トランプ氏は、中東や欧州、アジアの外交政策上の多くの課題について方針を明確に示していない一方で、ロシアに対して融和的な姿勢を見せており、米国の同盟国や議会に懸念を生んでいる。

 トランプ氏の側近らは、どのような情報に基づきベルリンとアンカラでの事件に関する声明を出したのかとの質問に回答していない。ホワイトハウス当局者は両事件について、トランプ氏がオバマ氏とは違う情報や、より具体的な情報を得ているのかどうか分からないと述べている。

<これまでになく複雑なテロの脅威>

 トランプ氏が11月8日の大統領選に勝利して以降、中国による米軍の潜水機奪取という挑発行為や、ロシアが米大統領選でサイバー攻撃を仕掛けたとする米情報機関の結論をめぐるロシアとの対立激化など、さまざまな外交問題が浮上している。トランプ氏は、中国による潜水機奪取についてツイッターで「前代未聞の行為」と非難。一方で、ロシアによるサイバー攻撃疑惑に関しては情報機関の評価に疑問を呈した。

 戦略国際問題研究所(CSIS)のジョン・オルターマン副所長(中東プログラム責任者)は、大統領たる者はさまざまな脅威をすべて同時に比較検討できなければならないと指摘する。「核によるアルマゲドンを食い止めようとしているのか。敵対国が同盟国を攻撃するのをやめさせようとしているのか。国内でのテロ発生を未然に防ごうとしているのか。大統領はそうした異なる問題のすべてに対処する必要がある」

 また、国土安全保障省の元テロ対策調整官だったラトガース大学のジョン・コーエン教授は、米欧がこれまでになく複雑なテロの脅威に直面し、それらの脅威を単純化することは適切ではなさそうな状況にある時に、トランプ氏は大統領に就任すると指摘。「『イスラム過激派』といった言葉を使って、事態をあまりに単純化してとらえようとする向きがあるが、現在生まれている脅威はテロ対策機関がこれまで対応してきたものとはまったく違う」とくぎを刺す。

 トランプ氏は、外交政策チームの重要ポストである安全保障担当補佐官や国防長官、国土安全保障長官に退役将官を起用。国務長官には、国際経験はあるものの、他国の内戦に介入したり、人道上の危機に対処したりする必要のなかった民間企業のトップを登用した。外交専門家らは、トランプ氏が異例の陣容で、大統領就任後直ちにこうした試練に立ち向かうことになると語っている。


独トラック突入、実行犯は依然逃走か ISISが犯行声明
CNN.co.jp 12/21(水) 10:11配信

ベルリン(CNN) ベルリンのクリスマス市にトラックが突入した事件で、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行声明を出した。トラックを運転していた実行犯は依然として逃走中とみられ、警察が市民に警戒を呼び掛けている。

ISIS系のアマク通信は20日、「イスラム国の戦士」が攻撃を実行したとする声明を流した。実行犯は、ISIS掃討作戦の参加国を攻撃せよという指導部の呼び掛けに応じたとされる。

ドイツ当局はテロ事件として捜査している。現場近くで容疑者とみられる男性が拘束されたものの、証拠不十分として20日に釈放された。

捜査当局は拘束した男性の身元を公表しなかったが、デメジエール内相は「昨年末に入国したパキスタン出身の難民希望者」との見方を示していた。当局は、この男性がトラックを運転していたことを立証できなかったと説明している。

犯人の捜査は振り出しに戻った形だ。検察によると、単独犯か複数犯か、協力者がいたかどうかも明らかでない。CNNでテロの分析を担当する専門家は、逃走中の実行犯がさらに犯行を重ねる恐れもあると懸念を示した。

現場近くの教会では20日夜、数千人の市民が犠牲者らに祈りをささげた。

メルケル首相は同日、犯人が難民としてドイツの保護を受けていたとすれば、それは「耐え難いこと」だと語った。首相が移民や難民に寛容な政策を取ってきたことに対しては、国内外でのテロなどを理由に批判の声が強まっている。

デメジエール内相は、犠牲者を哀悼するため20日のクリスマス市を中止すると述べたが、21日以降は再開できることを願うと語った。


独トラック突入 イスラム国が犯行声明 当局、逮捕の男を釈放
産経新聞 12/21(水) 8:35配信

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツの首都ベルリンで12人が死亡したトラック突入事件で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)系メディアは20日、事件の実行犯について「ISの戦士」などとする事実上の犯行声明を出した。欧米メディアが一斉に報じた。

 ドイツはIS掃討を進める米国などの有志連合に参加しており、声明は実行犯が参加国を標的にするよう求めるISの呼びかけに応じて「ベルリンでの作戦を実行した」とした。捜査当局は事件についてテロとの見方を示しているが、現時点でISとの関連は明らかになっていない。

 一方、ドイツ連邦検察当局は20日、逮捕していたたパキスタン人の男性(23)を嫌疑不十分で釈放した。男性は19日夜の事件発生後、男性は19日夜の事件発生後、現場のクリスマス市から約1キロ余り離れた場所で拘束された。

 検察によると、男性の拘束は事件の目撃者が現場から追跡した上、警察に通報したことがきっかけだったが、捜査の結果、トラックを運転していたとする証拠は乏しいと判断した。捜査当局は実行犯はまだ逃走中とみて追跡に全力を挙げるとともに、武器を所持している可能性があるとして、警戒を呼びかけている。

 また、クリスマス市が開かれている広場のカイザー・ウィルヘルム記念教会では20日夜、犠牲者追悼のためのミサが営まれ、メルケル独首相らが約800人が参列。牧師は「われわれが集まったのは、一緒に神の前で恐怖や悲しみに耐えるためだ」と訴えた。


ブランデンブルク門、国旗色に
時事通信 12/21(水) 8:28配信

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ベルリンのクリスマス市で起きたトラック突入の犠牲者に哀悼を表するため、市内のブランデンブルク門が20日夜、ドイツ国旗の黒、赤、金にライトアップされた。


独、トラック突入12人死亡 無差別標的か 首相「テロ攻撃」
産経新聞 12/21(水) 7:55配信

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツの首都ベルリンで19日午後8時(日本時間20日午前4時)ごろ、トラックがクリスマス市(いち)に突っ込み、12人が死亡、48人が負傷した。メルケル首相は20日、事件について「テロ攻撃」との認識を表明。捜査当局は事件の状況や背景などの解明を急いでいる。

 警察は19日夜、現場から逃走しようとしたパキスタン出身の男(23)を逮捕した。男は昨年末、難民としてドイツに入国していた。ただ、男は容疑を否認し、警察も男がトラックの運転手かどうかは「不確実だ」と説明。犯人はまだ逃走中の恐れがあるとした。

 当局によると、トラックは広場で開催中のクリスマス市に歩道を乗り越えて突入。数十メートル突き進み、一部の屋台を破壊し、訪れていた客を次々とはねた。トラックはポーランドのナンバーで、所有者の運送業者は運転していた親類と連絡が不通になっていたと説明。車内で男性の射殺体が見つかり、DPA通信は親類の遺体と伝えた。トラックは乗っ取られた可能性がある。

 メルケル氏は20日の声明で「家族や友人とすばらしい時間を過ごすクリスマス市で多くの人が殺害されることは耐えられない」と強調した。クリスマス市は、この季節のドイツの風物詩で、ベルリンではいくつもの市が開かれる。だが、開放された空間に多くの人が訪れる場所での対テロ警備は困難を極める。

 事件の犯行声明は出ていないが、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)などの過激派は欧米文化への敵意を示しており、専門家には警備が手薄な状況につけ入り、「クリスマスという象徴的イベント」で無差別に市民を標的にした可能性を指摘する声もある。

 欧州では最近、フランスなどでテロが続発。メルケル氏の寛容政策の下、大量の難民らが流入したドイツでも今年7月、南部アンスバッハでシリア難民による自爆テロが起きるなどし、治安確保が重要な課題だった。それだけに多数の犠牲者が出たことは来年秋の総選挙で首相4期目を目指すメルケル氏に打撃だ。

 一方、難民受け入れに反対する右派政党「ドイツのための選択肢」は「際限ない自由がテロリストに利用されている」とメルケル氏を批判。欧州では来年、独総選挙のほか、フランス大統領選などの選挙を控えており、反難民・移民などを主張する大衆迎合主義(ポピュリズム)勢力が事件を利用し、勢いづく可能性もある。


独トラック突入 繁華街切り裂く悲鳴 クリスマス装飾なぎ倒し
産経新聞 12/21(水) 7:55配信

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ドイツで最近起きたテロや事件(写真:産経新聞)

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツの首都ベルリンでクリスマス市(いち)にトラックが突入し、12人が死亡した事件は、クリスマスを間近に控えた華やかな雰囲気を一転させ、現場には大きな衝撃が広がった。欧州では昨年以降、テロが相次いでいるだけに、市民らは不安を募らせていた。

                  ◇

 破壊された屋台の脇の路上に停車した大型トラック。フロントガラスが割れるなど車両正面の損傷が激しい。横にはなぎ倒された装飾用の樹木が横たわり、屋台の木材などが散乱していた。事件から一夜明けた20日朝、悲惨な状況が明らかになる中、現場では警察が検証などを続けた。

 「ここの市には毎日通っていたのに…」

 近所に住むアイルランド人女性(38)は現場を遠巻きに見ながら表情を曇らせた。女性は事件の直前にも子供と市で買い物をし、屋台の店員には「明日も来るね」と言ったばかりだったという。

 現場は旧西ベルリン時代の中心的な繁華街で、戦時中の爆撃で尖塔(せんとう)が破壊されたカイザー・ウィルヘルム記念教会などの名所もある観光地の一つ。市ではクリスマス用の装飾品や飲食物などを販売する屋台が数多く設けられ、事件発生当時は多くの市民や観光客らでにぎわっていた。

 事件を目撃した男子生徒(15)によると、トラックは突然突進してきて訪問客を何人もはねてから停車した。「客はみんな悲鳴を上げて逃げ出した」。事件直後、男子生徒は不安げな表情で振り返った。

 「今は何も話したくない。そっとしておいてくれないか」

 現場に居合わせた中年男性はショックのあまり言葉少なだった。周りでは駆けつけた市民が知人を見つけて抱き合ったりする姿もみられた。

 欧州でテロが相次ぐ中、現場にいた別の男性は「ドイツも狙われているとはいわれていたが、本当に起こるとも考えていなかった」と驚きの表情を見せた。アイルランド人の女性も「市は平和な場所と思っていたが、ドイツを含め、世界に安全な所はもうないのかしら」と言葉を詰まらせた。


ドイツ・トラック突入 「イスラム国」が犯行声明
ホウドウキョク 12/21(水) 7:22配信

ドイツ・ベルリンのクリスマスマーケットに大型トラックが突っ込んだテロ事件で、20日、過激派組織「イスラム国」が犯行声明を発表した。
「イスラム国」系の通信社が20日、「ベルリンでトラックが突っ込む作戦を実行したのは、『イスラム国』の戦闘員だ。十字軍を狙う呼びかけに応じたものだ」との声明を報じた。
警察は、事件直後に、現場近くでパキスタン人の男性を逮捕したが、事件に関わった証拠が不十分として、20日、釈放し、犯人の行方はわかっていない。
警察は、銃を持った犯人がトラックを乗っ取って犯行に及び、今も逃走している可能性があるとして、ほかのクリスマスマーケットなどでの警備を強化している。


ベルリンのトラック突入、イスラム国が犯行声明=AMAQ通信
ロイター 12/21(水) 6:41配信

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 12月20日、ドイツ・ベルリンのクリスマス市にトラックが突っ込み、死傷者が出た件で、過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。写真は現場周辺。(2016年 ロイター/Hannibal Hanschke)

[カイロ 20日 ロイター] - ドイツ・ベルリンのクリスマス市にトラックが突っ込み、死傷者が出た件で、過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。

ISと関連のあるAMAQ通信が20日、伝えた。同通信は「ベルリン作戦の実行者はISの戦闘員で、同盟各国の国民を狙うようにという呼び掛けに応じ、実行した」とした。


「明白なテロ攻撃」=独首相に弔意―米大統領
時事通信 12/21(水) 6:29配信

 【ワシントン時事】米ホワイトハウスは20日、ドイツの首都ベルリンで起きたトラック突入事件を受け、オバマ大統領が19日にメルケル独首相に電話で弔意を伝えたことを明らかにした。

 オバマ氏は、事件を「恐ろしい明白なテロ攻撃だ」と非難。「いかなる攻撃も、あらゆるテロに打ち勝つという私たちと同盟国ドイツの決意をぐらつかせることはできない」と強調した。


ブランデンブルク門、国旗色に=トラック突入犠牲者に哀悼―ベルリン
時事通信 12/21(水) 6:15配信

 【ベルリン時事】ベルリンのクリスマス市で起きたトラック突入の犠牲者に哀悼を表するため、市内のブランデンブルク門が20日夜、ドイツ国旗の黒、赤、金にライトアップされた。

 市内に住む公務員のドミニクさん(33)は「こういう事件は遠い所で起きるものだと思っていたから、ショックを受けた。自由がテロよりも強いことを示したい」と強調した。

 内戦が続くシリアの首都ダマスカスから1年前に逃れてきたというアハマドさん(18)は、大好きなベルリンで悲劇が起きたことを悲しむ。「平和の大切さを訴えていきたい」と力を込めた。


トラック突入、男性釈放…独紙「犯人まだ武装」
読売新聞 12/21(水) 5:36配信

 【ベルリン=井口馨】ドイツの首都ベルリン中心部で19日にクリスマス市(いち)に大型トラックが突入し、12人が死亡した事件で、検察当局は20日、容疑者として拘束していたパキスタン国籍の男性(23)を証拠不十分で釈放したと発表した。

 メルケル首相が「テロ」と判断した事件の実行犯は逃走していることになり、当局は行方を追うとともに新たな攻撃を警戒している。

 検察当局は声明で、パキスタン国籍の男性が、事件発生時にトラックの運転席にいたことを証明できなかったと説明した。男性はクリスマス市を見るため、現場を訪れていたことは認めたが、犯行への関与を否認。独紙ウェルトも「誤った人物を拘束した。真犯人はまだ武装している」との警察幹部の証言を伝えていた。


ISが「犯行声明」=パキスタン出身の男性釈放、容疑者逃走か―独トラック突入テロ
時事通信 12/21(水) 5:14配信

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20日、ベルリンのトラック突入事件現場で捜査員らに囲まれる、犯行に使われたトラック。

 【ベルリン、カイロ時事】ドイツの首都ベルリンで19日に起きたトラック突入事件で、過激派組織「イスラム国」(IS)系メディアの「アマク通信」は20日、「IS兵士が実行した」と伝えた。

 事実上の犯行声明とみられるが、当局は関与を確認していない。同通信は「実行したのは1人のIS兵士だ。彼は『(シリアとイラクで対IS作戦を続ける)有志連合参加国の人々を標的にせよ』という呼び掛けに応じた」と主張した。

 一方、ドイツ連邦検察は20日、事件直後に拘束されたパキスタン出身とみられる男性(23)について、証拠不十分で釈放したと発表した。実行犯の容疑者は、銃を持って逃走している恐れがある。当局は捜査を続けるとともに、住民に警戒を呼び掛けている。

 独メディアなどによると、パキスタン出身とみられる男性は、トラック突入後に逃走したとして目撃者が追跡。現場から約2キロ離れた場所で警官らに取り押さえられた。しかし、検察は「これまでの複数の鑑定では、犯行時にトラックの運転席にいた証拠がない」と明らかにした。

 トラックの本来の運転手だったポーランド国籍の男性は射殺され、遺体が車内で見つかっている。このため、逃走中の容疑者は銃を所持しているとみられている。

 クリスマス市が狙われた今回の事件では12人が死亡、48人が負傷した。ドイツでは新たな襲撃やテロに対する懸念が続いているが、各州内相は20日、テロに屈せず、日常を守っていくため、各地のクリスマス市を継続する方針を決めた。今後、連邦・州レベルで安全対策の強化について議論を重ねる予定だ。


IS、独トラック突入で犯行声明 「兵士が実行」
AFP=時事 12/21(水) 4:49配信

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ドイツの首都ベルリンのカイザー・ウィルヘルム記念教会で開かれていたクリスマス市に突っ込んだトラック(2016年12月20日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ドイツの首都ベルリン(Berlin)のクリスマス市にトラックが突入し12人が死亡した事件について、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」系の通信社は20日、ISの「兵士」による犯行だったと主張する声明を出した。

 IS系通信社アマック(Amaq)はインターネット上に出した声明で、「イスラム国の兵士が、有志連合の参加国の市民を狙えとの呼び掛けに応じ、ベルリンでの作戦を実行した」と主張した。【翻訳編集】 AFPBB News


トラック突入の容疑者釈放、証拠不十分で=ドイツ検察
ロイター 12/21(水) 4:29配信

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 12月20日、ドイツ検察はトラック突入事件の容疑者として逮捕した男性を釈放した。写真は現場近くでろうそくに火をともす人。同日撮影(2016年 ロイター/Pawel Kopczynski)

[ベルリン 20日 ロイター] - 独連邦検察当局は、19日夜にベルリンのクリスマス市場で発生したトラック突入事件の容疑者として逮捕したパキスタン出身の男性を釈放したと明らかにした。

事件当時に実際、トラックを運転していたとの容疑を裏付ける十分な証拠が得られなかったと説明した。

12人が犠牲となったベルリンのクリスマス市場は20日も閉鎖されたままとなっている。

またベルリンでの事件を受けて、ドイツだけでなく欧州全体で警備を強化する動きが広がった。イタリアではクリスマス関連行事の警備を強化したほか、フランス当局は24時間体制で警戒に当たるとして国民の不安払しょくに努めている。7月に花火見物客にトラックが突っ込み86人が死亡した南仏ニースのクリスマス村は人影もまばらという。


独トラック突入、拘束の男性釈放 真犯人は逃走中
AFP=時事 12/21(水) 4:01配信

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ドイツ・ベルリン中心部で開かれていたクリスマス市で起きたトラック暴走事件の現場(2016年12月20日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】(更新)ドイツの首都ベルリン(Berlin)のクリスマス市にトラックが突入し12人が死亡した事件で、容疑者として拘束されていたパキスタン人難民申請者の男性が20日、証拠不十分で釈放された。検察当局が発表した。捜査当局は現在、逃走中の真犯人の行方を追っている。

 連邦検事当局は声明で、「2016年12月19日に起きたベルリンのクリスマス市襲撃をめぐり拘束されていた容疑者は、連邦検事の指示により今夜、釈放された」と発表。さらに、「これまでの科学捜査では、容疑者とされた人物が事件発生当時、問題のトラックの運転席にいたことを示す証拠が見つからなかった」としている。

 警察当局はこれに先立ち、男性が事件の犯人ではない可能性があるとの見解を示していた。ベルリン警察のクラウス・カント(Klaus Kandt)署長は、「危険な犯罪者が付近にいるかもしれない」と述べ、警備体制の強化を約束するとともに、市民らに「いっそうの警戒」を呼び掛けた。

 事件では、ポーランドでナンバー登録され鉄鋼建材を積載していたトラックが観光名所のクリスマス市に突っ込み、60~80メートルに及び血の帯を残した。

 当局によると、犠牲者のうち少なくとも6人はドイツ人。負傷者は約50人で、イスラエルやスペインを含む各国の出身者が含まれていたとされる。

 トマス・デメジエール(Thomas de Maiziere)内相によると、トラックの助手席からはポーランド人男性が射殺体で発見された。男性は同車両の運転手として登録されていた人物とみられている。【翻訳編集】 AFPBB News


独当局:トラック突入事件で拘束の男釈放、証拠不十分-容疑者逃走か
Bloomberg 12/21(水) 0:35配信

ドイツの捜査当局は20日、死者12人を出したベルリンのクリスマスマーケットでのトラック突入事件の容疑者として拘束していた男性を釈放した。捜査当局は犯人の捜索に全力を挙げているが、メルケル首相が「テロ」と指摘した今回の事件を受け、ドイツ全土に恐怖と不安が広がっている。

ドイツ当局は拘束していたパキスタン人を釈放した理由について、現時点では犯行を裏付ける確固たる証拠がないためだと説明した。デメジエール内相は犯人は依然逃走中だと示唆している。この日、過激派組織「イスラム国」(IS)は「戦士」の1人がトラック突入を実行したと、IS系列の通信社AMAQを通じて犯行声明を出した。

犯人がこのまま逃走を続ければ、来年に4期目を目指すメルケル首相は国民の不安沈静化のため一段の治安対策を迫られる。

メルケル首相は20日の国民向けテレビ演説で、「多くのドイツ国民と同じく、私もベルリンのブライトシャイト広場で昨晩起きた事件に恐怖と衝撃を覚え、深く悲しんでいる」と語った。

原題:Berlin on Terror Alert as German Police Resume Hunt for Killer(抜粋)


<ベルリン無差別襲撃>イタリアや英も警戒
毎日新聞 12/21(水) 0:31配信

 【ローマ福島良典、ロンドン矢野純一】ベルリンのクリスマス市へのトラック突入事件を受け、キリスト教カトリックの総本山バチカンを擁するイタリアの当局は20日、クリスマス関連行事を狙ったテロに対する警戒を強化した。ANSA通信などが伝えた。

 イタリア治安当局はベルリン事件の詳細と背景を把握するためドイツ側と連絡を取っており、ミンニーティ伊内相は事態を重く見て、「対テロ分析戦略委員会」の招集を検討しているという。

 ANSA通信によると、クリスマス市で知られるイタリア北部ボルツァーノの警察署長はベルリン事件後、「一帯のクリスマス市のために配備されている治安部隊が増員された」と述べた。

 伊メディアによると、ベルリン事件で使用されたポーランドの運送会社所有のトラックは19日にイタリアから出発し、ベルリンで積み荷を降ろす予定だったという。

 一方、英国のロンドン警視庁は20日に声明を発表し、ベルリンでの事件やトルコでのロシア大使射殺事件を受け治安対策を点検中だと明らかにした。多数の人々が集まるイベントの警備計画は準備済みだが、テロ警戒レベルは上から2番目で、攻撃は十分にありうるとしている。


トラック突入、真の容疑者は逃走中か…独紙
読売新聞 12/21(水) 0:13配信

 【ベルリン=井口馨、三好益史】ドイツの首都ベルリンの中心部で19日にクリスマス市に大型トラックが突入し、12人が死亡、48人が負傷した事件で、独検察当局は20日に記者会見し、「トラックの突入は意図的だった。

 テロ攻撃の可能性が高い」と述べ、トラックを運転していたとみられる拘束した男の取り調べを進める考えを明らかにした。

 独当局によると、男は23歳のパキスタン国籍の難民認定申請者。調べに対し、男は容疑を否認しているという。一方で当局は「(拘束した)男が本当に運転していたかどうかは不確実だ」とも指摘し、男のDNA鑑定を実施していることを明らかにした。独紙ウェルトは20日、男は容疑者ではなく、真の容疑者は今も武器を持って逃走している可能性があると報じた。


ベルリンのトラック突入、容疑者誤認逮捕=ドイツ紙
ロイター 12/20(火) 23:26配信

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 12月20日、ベルリンのトラック突入で、独紙は警察が容疑者を誤認逮捕したと認識していると伝えた。写真は現場で同日撮影(2016年 ロイター/Fabrizio Bensch)

[ベルリン 20日 ロイター] - 19日にベルリンのクリスマスマーケットにトラックが突っ込み12人が死亡した事件について、独ウェルト紙は、複数の治安関連高官の話として、パキスタン出身の男性を容疑者として逮捕したのは誤認逮捕と独警察が考えていると伝えた。

それによると、警察幹部は、誤った人物を逮捕したと述べ、「事態は振り出しに戻った。真犯人はなお武装し、逃走しており、新たな攻撃を加える可能性がある」と語ったという。


メルケル独首相:トラック突入事件、法を全面行使し真相究明
Bloomberg 12/20(火) 22:22配信

ドイツのメルケル首相は、トラックがクリスマスマーケットに突っ込み12人が死亡した事件をテロ攻撃と見なして各当局が作業を進めていると明らかにし、加害者に裁きを受けさせるため法を全面的に行使すると宣言した。

メルケル首相はベルリンで全国向けのテレビ演説を行い、19日夜に発生した「恐ろしく、想像を絶する」事件によりドイツ全土が悲しみに暮れていると発言。20日午後に現場を訪れる計画だと語った。

デメジエール内相によると、この事件で12人が死亡したほか48人が負傷し、うち18人が重体。ベルリン警察はトラックを運転していたとみられる容疑者を現場近くで拘束し、現在はテロ事件など大規模な犯罪を担当する連邦検察が調べを進めているが、この容疑者は関与を否認しているという。同内相は過激派組織「イスラム国」が犯行に絡んだ証拠はないと述べた。

原題:Merkel Vows Full Force of German Law to Probe Berlin Attack (3)(抜粋)


独首相、トラック突入は「テロ行為」
AFP=時事 12/20(火) 21:49配信

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ドイツの首都ベルリンで起きたトラック突入事件について記者会見するアンゲラ・メルケル首相(2016年12月20日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】(写真追加)ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は20日、首都ベルリン(Berlin)で起きたトラック突入事件について、当局は亡命希望者とみられる人物によって実行された「テロ行為」とみていると語った。

 黒い服を着用し、明らかに動揺した様子で報道陣に答えた同首相は「分かっていることから判断すれば、これはテロ攻撃とみなすべきだ。この攻撃を実行した人物が、ドイツに保護と亡命を求めていたことが確認されれば、わが国にとってとりわけつらいことだと承知している」と語った。

 また、人混みにトラックを突入させ12人を殺害し拘束された容疑者が亡命希望者だったことが確認されれば「日々、難民支援に関わっている多くのドイツ国民にとってとりわけ、いまいましいこととなろう。また日々、われわれの保護を必要としている多くの人々、わが国に溶け込もうとしている人々にとっても苦しいことだろう」と述べた。

 メルケル氏は、個人として「恐怖と衝撃を覚え、深く悲しんでいる」と述べ、20日のうちにトマス・デメジエール(Thomas de Maiziere)内相、ベルリンのミヒャエル・ミュラー(Michael Mueller)市長とともに現場を訪れる意向を明らかにした。

 一方、デメジエール内相は同日、トラックを突入させたとされる容疑者はパキスタン人で、2015年12月31日にドイツへ到着し、亡命を希望していたと語った。また、攻撃への関与を否定しているという。

 難民受け入れについて賛否が分かれているドイツには、昨年一年間で89万人の亡命希望者が入国。受け入れ批判派からは、難民流入は治安に対する深刻な脅威となるとの声が上がる中、今年はさらに30万人が到着している。

 亡命者受け入れに積極的な政策にもかかわらずメルケル首相の支持率は依然高いが、来年9月の実施が見込まれる総選挙を前に、右派ポピュリスト政党の「ドイツのための選択肢(Alternative for Germany、AfD)」に支持者の一部を侵食されている。【翻訳編集】 AFPBB News


<ベルリン無差別襲撃>容疑者、難民で入国か
毎日新聞 12/20(火) 21:09配信

 【ベルリン中西啓介】ベルリンのクリスマス市で起きた無差別襲撃事件で、容疑者の男が「難民」として入国していた疑いが浮上している。来年秋の連邦議会(下院)総選挙で初の国政進出を目指す新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)のペトリ党首は20日、「こうした犯罪が起きる社会環境はここ1年半で作られた」と述べ、人道支援として難民を受け入れてきたメルケル首相を批判した。

 独メディアによると、逮捕されたのはパキスタン出身の23歳の男。2月に難民認定希望者として入国したとみられる。メルケル氏は徹底した捜査と容疑者を厳罰に処す考えを示した。

 メルケル氏はこれまで国境閉鎖や難民受け入れの上限設定などを一貫して拒否してきた。だが、7月に南部バイエルン州で過激派組織「イスラム国」(IS)支持者による自爆事件が発生。難民とテロを結びつける世論が、保守的で反イスラム色の強いAfDの躍進を後押ししている。

 AfDのガウランド副党首は「メルケル氏の難民政策は大きな危険をもたらすと指摘してきた」と政権批判を強める。国政与党キリスト教社会同盟(CSU)のゼーホーファー党首も「我々は移民政策や安全保障を再考する責務がある」と厳しい見方を示した。難民による無差別事件が続く中、総選挙に向け政権に批判的な保守派の支持をどう取り戻すのか、メルケル氏は難しい課題に直面している。

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