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2016年11月 9日 (水)

アメリカ大統領選挙、ドナルド・トランプが勝利・5

8日(日本時間9日)のアメリカ大統領選挙は、大接戦の末、共和党候補・ドナルド・トランプが民主党候補・ヒラリー・クリントンを抑えて勝利した。

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リンク:<米大統領選>予想外れ、永田町に動揺 信頼関係作り急ぐ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:TPP、今国会承認目指す=岸田外相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<TPP承認案>10日に衆院通過へ 政府・与党 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:思いがけないファンクラブ トランプ氏勝利を祝うインドの右翼団体 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領にトランプ氏 プーチン露大統領が祝電「米露関係を危機的状況から引き出したい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「隠れトランプ」支持、世論調査に入らず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領にトランプ氏 イラン、核合意の順守求める - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領にトランプ氏 韓国、米韓同盟の弱体化に不安感 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米国しか知らない典型的米国人が選んだトランプ大統領は結局、現政権と同じ政策に走る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領にトランプ氏 仏大統領「不確実な時代の幕開け」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日ロ関係前進へ米政権の理解も必要、日本は核保有しない=岸田外相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領にトランプ氏 習近平氏が祝電「両国に重要な責任」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ氏が勝利!レディー・ガガらセレブたちにも広まる落胆… - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領にトランプ氏 副大統領マイク・ペンス氏 日系企業誘致に熱心 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:NY円、103円台後半 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:円、103円台前半=ロンドン外為 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ夫人出身国は「満足」=スロベニア - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔NY外為〕円急伸、103円台後半(9日朝) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米大統領選>日本、同盟堅持へ 安倍首相「絆」強調 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領にトランプ氏 河井克行首相補佐官が14~18日に訪米 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領にトランプ氏 石破茂元防衛相「日米同盟の重要性はよく理解している」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:オバマ米大統領、トランプ氏に電話で祝福 ホワイトハウスへ招待 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米大統領選>先行き不透明 東京市場混乱 トランプ氏勝利 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ氏勝利宣言要旨=米大統領選 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:メルケル独首相、共通価値に基づく協力を=米大統領選 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米大統領選>オバマ氏がトランプ氏に電話し当選祝う - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「とても怖い」、 トランプ氏勝利に衝撃受けるイスラム教徒たち - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米大統領選>国際社会、不安と期待が交錯 トランプ氏勝利 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【全文】大統領当確、トランプ氏の勝利演説「この国にアメリカンドリームを取り戻す」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米大統領選>沖縄基地問題、期待と疑念 トランプ氏勝利で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米大統領選>政府・日銀 円高対応協議「必要な措置取る」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ氏に祝意=10日に会談へ-米大統領 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔ロンドン外為〕円上昇、103円台前半(9日正午) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領にトランプ氏 山崎達雄前財務官インタビュー「保護主義修正へ 日本は働きかけを」 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<米大統領選>予想外れ、永田町に動揺 信頼関係作り急ぐ
毎日新聞 11/9(水) 23:55配信

 米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が勝利したことに政府・与党内で動揺が広がっている。同盟国に米軍の駐留経費全額負担を求めるなど過激な発言を繰り返してきたうえに、日本との関わりは薄く、人脈もほとんどない。政府がヒラリー・クリントン前国務長官を優勢と分析してきた誤算もあり、対応も定まらない状況だ。

 自民党の細田博之総務会長は9日夕、東京都内のパーティーで「安倍政権にとっても試練の期間になる」と述べ、日米関係が不安定化することに懸念を示した。

 与党からはトランプ氏との関係作りを急ぐよう求める発言が相次ぐ。自民党の二階俊博幹事長は記者団に「安倍晋三首相にはできるだけ早い時期にトランプ氏と会ってほしい」と強調。古屋圭司選対委員長も「いかにして人脈を作り、トランプ陣営と信頼関係を作り上げていくかだ」と語った。公明党の山口那津男代表も「日本における日米同盟の大切さ、応分の負担をしてきた努力を政府は丁寧に説明し信頼関係を深めていただきたい」と注文した。

 だが、どう関係を深めるかはまだ手探りだ。政治経験がほとんどないトランプ氏とはつてもたどりにくい。外務省関係者は「暗い気持ちになった。誰が閣僚になるのかも分からない」と打ち明ける。

 9月に安倍首相がクリントン氏とだけ会談したのも結果的には誤算で、外務省幹部は「クリントン氏から要請があれば断ることはできない。トランプ氏からは申し出がなかった」と釈明した。

 一方、民進党の蓮舫代表は「率直に申し上げて驚いた。日米の緊密な関係を維持するために努力する」と述べ、訪米しトランプ氏との会談を目指す意向を表明。クリントン氏の敗北については「『ガラスの天井』は想定以上に高かった」と残念そうに語った。【加藤明子、小田中大】


TPP、今国会承認目指す=岸田外相
時事通信 11/9(水) 23:45配信

 岸田文雄外相は9日、環太平洋連携協定(TPP)に反対する共和党のトランプ氏が米大統領選で勝利したことに関し、「米国も(オバマ)現政権が来月まで続く中で、(承認に向け)最大限努力しようと意思表明している」と指摘した。

 日本の対応については「この国会で理解を得るべく努力する政府の方針は変わりない」と強調した。東京都内で記者団の質問に答えた。


<TPP承認案>10日に衆院通過へ 政府・与党
毎日新聞 11/9(水) 23:45配信

 政府・与党は9日、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)承認案・関連法案を10日に衆院通過させる方針を決めた。日本が承認を目指す方針は変わらないことを明確に示し、来年1月下旬までのオバマ政権の間に承認するよう米側を後押ししたい考えだ。

 TPPに反対するトランプ氏の勝利にもかかわらず、与党が強硬姿勢を続けるのは、政権の最重要課題を断念するわけにはいかないためだ。しかし現実には、TPP発効は困難な情勢で、民進党の野田佳彦幹事長は記者団に「強行採決という茶番をやるとしたら世界の笑いものになる」と批判した。

 一方、民進、共産、自由、社民の野党4党は山本有二農相の不信任決議案提出も視野に辞任を要求することで一致した。【高橋恵子、樋口淳也】


思いがけないファンクラブ トランプ氏勝利を祝うインドの右翼団体
AFP=時事 11/9(水) 23:43配信

【AFP=時事】米大統領選に勝利したドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の国外の支持者としては最も熱心な集団の一つだったインドのヒンズー教極右グループが9日、同国の首都ニューデリー(New Delhi)で祝典を開始した。

 インドの超国家主義団体「ヒンズー・セナ(Hindu Sena)」のビシュヌ・グプタ(Vishnu Gupta)代表は、同氏の勝利宣言よりも前に、トランプ氏の支持者たちがすでに路上に繰り出して伝統的な太鼓を鳴らして祝っていたと語った。同団体はお祝い用の菓子を配る予定だという。

 多数派のヒンズー教徒と少数派のイスラム教徒との間で緊張関係が続くインドでは、トランプ氏の反イスラム発言が一部地域で支持されてきた。

 トランプ氏はイスラム教徒の米国への入国禁止を呼び掛けたが、グプタ代表によるとこのメッセージは広く反響を呼んだという。

「われわれは5日前に、トランプ氏の勝利を予測していた。トランプ氏と同氏の考えに対しては大きな支持があり、それをわれわれは目にすることができた」とグプタ代表はAFPに語った。

「これからは、テロリストたちが世界のいたるところで追い立てられる。たとえ洞窟に潜伏しても。これからは神のみがパキスタンを助けることができる。インドはこれから、テロリストに対する取り組みで米国の支援を受けられる。われわれはこの点において一致団結する」

「ドナルド・トランプ氏は、これまで米国の大統領が誰一人できなかったことを達成する。われわれは喜んでいる。すべてのテロリストたちは今、逃走して潜伏しているはずだ」

 グプタ氏の団体は5月、まだトランプ氏が大統領の椅子に程遠いと思われていたころ、ニューデリーでトランプ氏のために特別な祈りの集会を開き、「人類の救い手および戦士」だと同氏を称賛していた。【翻訳編集】 AFPBB News


米大統領にトランプ氏 プーチン露大統領が祝電「米露関係を危機的状況から引き出したい」
産経新聞 11/9(水) 23:20配信

 【モスクワ=黒川信雄】プーチン露大統領は9日、トランプ氏に祝電を送り、「米露関係を危機的な状況から引き出すために共に行動したい」と表明した。国際情勢における「重大な課題」の解決に向けた協力も呼びかけた。一方でプーチン氏は、両国の対話は「公平と相互尊重の原則」のうえで行われるべきだとも述べ、米国に対し露側の利益を尊重するよう要求した。

 トランプ氏の主張はプーチン政権のものと近く、親和性は高い。ただトランプ氏一人で外交方針が決定されるわけではなく、「新冷戦」と称される現在の両国関係は、早期に改善されないとの見方が支配的だ。

 露下院のボロジン議長は9日、「新たな米大統領のもと、より建設的な対話が両国間で行われ得ると信じたい」と慎重に語った。


「隠れトランプ」支持、世論調査に入らず
読売新聞 11/9(水) 23:20配信

 森本敏・元防衛相、明治大の海野素央教授らが9日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、米大統領選をテーマに議論した。

 共和党のドナルド・トランプ氏(70)の勝因について、森本氏は「給料が上がらないことなど、幅広い白人労働者の不満が票につながった」と指摘した。多くの米メディアは民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(69)の勝利を予想したものの、外れた理由について、海野氏は「『隠れトランプ』の支持が世論調査に入っていなかった」ためだと語った。


米大統領にトランプ氏 イラン、核合意の順守求める
産経新聞 11/9(水) 23:20配信

 【イスタンブール=大内清】イランのザリフ外相は9日、トランプ氏に対し、イランの核開発を制限する見返りに対イラン制裁を解除するなどとした昨年7月の核合意を新政権発足後も順守するよう求めた。

 一方、イランの最高指導者ハメネイ師は、米国が合意を反故にするなら、イランが合意に固執することはないとの考えを強調した。


米大統領にトランプ氏 韓国、米韓同盟の弱体化に不安感
産経新聞 11/9(水) 23:19配信

 【ソウル=名村隆寛】韓国政府は近く高官を米国に派遣し、共和党陣営と対北朝鮮政策や米韓同盟について調整を急ぐ方針だ。

 北朝鮮の核・ミサイル問題に対し、韓国は日米と協力態勢を維持している。しかし、トランプ氏が韓国に在韓米軍の駐留経費の負担増を強く求めているほか、在韓米軍撤退を示唆する発言をしている。このため、「韓米の軍事関係は変化しそうだ」(聯合ニュース)と米韓同盟の弱体化、不安定化への危惧もある。

 韓国は、北朝鮮のミサイルに対処する米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の来年配備を決定。だが米国の国益優先を主張するトランプ氏により、THAAD配備だけでなく、韓国が求めている米軍の戦略兵器の常時配備実現などが遠のく可能性への懸念は強い。


米国しか知らない典型的米国人が選んだトランプ大統領は結局、現政権と同じ政策に走る
Business Journal 11/9(水) 23:18配信

 米大統領選は8日、投開票され、共和党のドナルド・トランプ氏(70)が民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(69)を破り、第45代大統領に就任することが確定した。当初は泡沫候補とみられていたトランプ氏が勝利したことで、アメリカ国民の変革への欲求が極めて強いことが証明されたといえよう。

 筆者は、米ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストのトランプ氏が接戦を制したという速報をみていて、思い浮かべた話がある。それは日本の幕末、坂本龍馬と勝海舟の初めての出会いの際に交わされた会話だ。

 当時、外敵を打ち払うべしとの「攘夷」思想にかぶれていた龍馬は、米国との通商など、いわば親米外交を主張する海舟を斬るために、大胆不敵にも堂々と正門から海舟邸に乗り込む。ところが、海舟は龍馬の意図を知りながらも、自身がアメリカを訪問したときの体験などを丁寧に語って聞かせる。

 アメリカの大統領は国民の「入り札(選挙)」で身分に関係なく選ばれ、誰でも努力次第でなることができる。入り札の権利は国民にあり、初代大統領にはジョージ・ワシントンという人物が就任した。

 龍馬は「そのワシントンという大統領の子孫は、今何しているのだろうか」と尋ねた。あまりにも予想外の質問に、海舟は「今どこにいるか、誰も知らないだろう」と答えたという。さらに、海舟は龍馬に、国民の入り札で選ばれたアメリカの大統領は「自分の家の下女の生活のことを心配している」とも語って聞かせた。

 当時の日本は江戸時代で、徳川家康の子孫が代々将軍になっているが、アメリカでは身分に関係なく誰でも大統領になることができる。しかも、その息子ら子孫は「ただの人」「ただの国民の一人」で、特別扱いされていない。さらに大統領は下女の心配までしているというのだから、身分制が厳しい日本のことしか知らない龍馬にとっては大変な驚きだったであろう。

 これを聞いた龍馬はアメリカの成り立ちをはっきり理解し、「ワシントンは偉い。アメリカの大統領も偉いもんじゃ。アメリカは偉大な国だ」との感想を漏らした。これがきっかけで、龍馬は海舟の弟子になったほどだ。

●トランプ氏へのアメリカ国民の期待

 ところが、それから150年後の現在のアメリカはどうか。今回の選挙でトランプ氏と最後まで大統領の座を争ったヒラリー氏は、夫が大統領経験者で、自身も名門大学の出身で弁護士という特権階級、ファーストレディを経て、米国務長官を歴任するなど輝かしい経歴と実績を持っている。いわば名門の出あり、サラブレッドだ。

 共和党でトランプ氏と大統領候補の指名を争ったジェフ・ブッシュ元フロリダ州知事にいたっては、父親と兄の二人が大統領経験者で、政治家としては名門中の名門の出といえる。ところが、ジェフ氏は指名獲得競争で早々と敗れている。

 これは、米国民の多くが名門出の既成の政治家に飽き飽きとしていることを示している。ジェフ氏が大統領になっても、彼の政治は父と兄のコピーでしかないからだ。

 あるいは、ヒラリー氏でも、夫のビル氏と大差はないだろうし、もっといえば、ヒラリー氏は09年1月から4年間の国務長官時代の政治の枠組みを出ないだろうことは容易に想像できる。間違ってもジェフ氏やヒラリー氏が、ワシントンのように「下女」の心配をすることはないだろう。この「下女」を「国民」と置き換えると、下馬評では優勢だったヒラリー氏が土壇場でトランプ氏に敗北した理由がよくわかるし、今回の大統領選挙の構図が透けて見えてくる。

 トランプ氏に投票したアメリカ国民は、ヒラリー氏よりも、自分たちの心配をしてくれるだろうトランプ氏が当選すれば、「自分たちの生活が良くなるはずだ」と強く期待したのであろう。

 個人的なことで恐縮だが、筆者はこれまで2回、米国の大学に留学している。1回目は1991年から92年。2回目は99年から2000年だが、いずれも経済的にはアメリカは斜陽といわれた時期だ。当時、アメリカは「富める者」と「持たざる者」に2極分化していく。富める者は限りなく富み、持たざる者は底なしの貧困に襲われるという構図だ。

 さらに、01年9月11日には同時多発テロで、ブッシュ大統領時代から中東に深く介入し、膨大な戦費を使い、弱者のための社会福祉政策は切り捨てられていく。

●奇抜な発言の背景

 このようなかで、今回の大統領選では、既存の政治の価値観をもたないトランプ氏が注目を浴び、多くの国民の支持を獲得し、ついに大統領の座をつかんだのだが、この裏には、何をやらかすかわからないというトランプ氏の異端児的な発言がある。

 英語では「異端児」とか「一匹狼」は、直接的には「焼き印のない牛」を意味する「Maverick」と呼ばれるが、まさにトランプ氏は「Maverick」であるがゆえに、既存の政治家では想像もつかないような奇抜な発言をしてきた。

 たとえば、日本の問題では今年の春、「日本からは数百万台の自動車がやってくるが、米国製はほとんど日本では売られていない」とか、「(建機大手の)コマツに(米の)キャタピラーがやり込められているのは、為替操作が原因だ」などと発言している。

 トランプ氏の発言が正しいかどうかは検証を避けるとしても、ヒラリー氏がもし、このような対日批判をすれば、すぐに「事実を認識してない」などと批判される可能性が大きいだろう。

 しかし、トランプ氏がこのような発言をするのは、同氏の対日観は、80~90年代の日米貿易摩擦が最高潮に達した時に形成されたものだからだ。

 たとえば、大統領選出馬表明会見の際にも「日本やその他多くの場所から、仕事を取り返す。私は我々の仕事を取り返し、我々にお金を取り返す」と発言しているが、これはトランプ氏が90年には米雑誌のインタビューで、「まず日本はアメリカに商品を売りにきて我々のお金を残らず日本に持っていく。次に、そのお金を返しに戻ってきてマンハッタン中の不動産を買いまくる。というわけで、両方ともこちらの負けだ」と語っている内容の裏返しだ。

 トランプ氏の激しい対日批判として、日本で大きな話題になったものとしては、「在日米軍撤退の可能性」や「(日本が)核兵器を独自に保有することを否定しない」などの発言がある。さすがのトランプ氏も日本の核武装容認論は取り消したが、このような発言はアメリカの大学で対日外交を学んだことがある者ならば、絶対に口にしないだろう。

 ところが、今のアメリカでは日本に関心を持って勉強する学生が激減している。筆者の米国留学時代の研究テーマは「日米中3国関係とアジアの安全保障政策」だったが、筆者が大学の研究所以外で接するアメリカ人で、日本のことに関心を持っている人はほとんど皆無だった。彼らの関心は「スシ」など日本食が主だった。

●1年間は日米関係について発言を控える

 大半のアメリカ人にとって、彼らの生活圏は米大陸だけであり、地方で生活している人であればあるほど、一生アメリカから離れない人も少なくない。ましてや、世界地図の上で、日本がどこにあるのかを正確に答えることができる人は、一般の米国人のなかでは、少なくとも多数派ではない。

 これは、トランプ氏の対日発言は、日本のことをよく知ったうえでの発言ではない可能性が強いことと無関係ではないだろう。トランプ氏の対日発言は、アメリカのことしか知らない一般的なアメリカ国民の孤立主義的な姿勢が反映されたものといえよう。だから、極端な内容でも、一般の国民は正確な判断ができず、極端であるがゆえに、彼らから喝さいが上がるというわけだ。

 だが、トランプ氏が大統領になったあと、同じような発言をすれば、国務省や海外から大きな批判の声が巻き起こるのは間違いないだろう。

 米政権の場合、大統領個人が選挙運動期間中に発言した政策は政権発足後に練り直され、前政権とほとんど同じという例が少なくない。なぜならば、米政権の個別の地域・諸国の外交政策は大統領の補佐官や国務省の担当者によって立案され実行されるからだ。

 とくに、経済界出身のトランプ氏の場合、その傾向が強くなるのは間違いないだろう。それは、トランプ氏には日本やアジアなどに関する知識はほとんどないに等しいからだ。この点がヒラリー氏との大きな違いであり、トランプ氏は大統領就任後、少なくとも1年間は日米関係について発言らしい発言は控えるのではないかというのが、現段階での筆者の見方だ。
(文=相馬勝/ジャーナリスト)


米大統領にトランプ氏 仏大統領「不確実な時代の幕開け」
産経新聞 11/9(水) 23:18配信

 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)のトゥスク大統領は9日、トランプ氏に祝意を示した上、「米国が友好・同盟国とのパートナー関係に注力すると信じている」との声明を発表し、米EU首脳会談の早期開催を呼びかけた。

 欧州では未知数であるトランプ氏の外交・安全保障政策への警戒は強い。オランド仏大統領は米国が国際的な課題の解決のために重要なパートナーだとする一方、「不確実な時代の幕開け」と強調。メルケル独首相は「人間への尊厳」など欧米が共有する価値を基礎に「緊密に協力する」と述べた。


日ロ関係前進へ米政権の理解も必要、日本は核保有しない=岸田外相
ロイター 11/9(水) 23:12配信

[東京 9日 ロイター] - 岸田文雄外相は9日のテレビ東京の番組で、米大統領選で共和党のトランプ氏が勝利したことを受け、12月に予定している安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領による首脳会談に向けて、日ロ関係前進には米国の理解も必要との見解を示した。

岸田外相は「日本外交の基軸は日米同盟」とし、日ロ関係について「あくまで日本の国益に資するかたちで進めなければならないのが基本だが、ロシアとの関係を進めるにあたっても、米国のしっかりとした理解を得ながら進めていく観点は重要だ」と語った。

そのうえで、北方領土のについて「4島の帰属の問題を明かにして平和条約を結ぶ立場を守りながら努力をしていきたい」と述べた。

トランプ氏が選挙期間中に「日本の核保有は悪いことだとは思わない」などと発言したことに関しては「日本は核保有をまったく考えてないし、これからも保有することはないと考えている」と語った。


米大統領にトランプ氏 習近平氏が祝電「両国に重要な責任」
産経新聞 11/9(水) 23:06配信

 【北京=西見由章】中国の習近平国家主席は9日、米大統領選で勝利したトランプ氏に祝電を送り、「世界の2大経済体として、中米両国は世界の平和を守り、地球規模の発展を促進する重要な責任がある」と対等の立場を強調した。「衝突・対抗せず、協力してともに利益を得る原則を堅持し、建設的なやり方で相違を処理したい」とも言及した。国営新華社通信が報じた。

 一方、中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は「米国の『文化大革命だ』」との声を紹介し、「誇張表現だが米国政治の一側面を表している」と指摘。米中関係の焦点が「地政学上の争いから経済利益の衝突へと変わるかもしれない」と予測した。


トランプ氏が勝利!レディー・ガガらセレブたちにも広まる落胆…
シネマトゥデイ 11/9(水) 23:04配信

 現地時間9日、アメリカ大統領選挙で共和党のドナルド・トランプ氏が、民主党のヒラリー・クリントン氏を破り、当選を果たした。レディー・ガガをはじめとする多くのセレブたちが、選挙キャンペーン中から熱心にクリントン氏を支持してきただけに、Twitter上には続々と落胆・困惑するセレブたちの声があがっている。

 9日の朝早くから、ニューヨークにあるトランプタワーの前で、ゴミ収集車に乗って「愛することは嫌悪することに勝る(Love trumps hate)」と書かれたボードを掲げ、抗議していたガガ。トランプ氏の勝利を受けて、ゴミ収集車のうえで抗議していたときの写真とともに「私は愛が嫌悪に勝るような、思いやりのある国に住みたい」と心に響くツイートをした。

 同じく歌姫のケイティー・ペリーは、「じっと座ってないで。くよくよしないで。動いて。“憎しみ”に私たちを指揮させるような国家じゃないわ」とアメリカに活を入れた。一方のアリアナ・グランデは、トランプ氏の当選が濃厚になっていくタイミングで「本当に恐怖でしかないんだけど」「泣いてるわ」と悲鳴のツイート。

 『アベンジャーズ』シリーズなどのキャプテン・アメリカとして知られているクリス・エヴァンスは、「アメリカにとって恥ずべき夜だ。僕たちは、憎悪の念をかき立てる扇動者にこの国家のリーダーの役目を託した。いじめの代表格に僕たちの針路を預けた。精神的に打ちのめされているよ」と落胆。

 『テッド』シリーズの監督と脚本、テッドの声を務めたセス・マクファーレンは「ある人はブッシュが好きじゃなかった。ある人はオバマが好きじゃなかった。でも今回は違うんだ。嫌いっていうのを忘れてくれ。多くの人は今、心から恐怖を感じているんだ。これは初めてのことだ」とこれまでの大統領とは明らかに次元が違うことを嘆いた。

 『ゼロ・ダーク・サーティ』などのジェシカ・チャステインも「このすべてのことからわかるポジティブなことは、私たちは人種差別や性差別から解放されたっていうフリがもうできないってことね。問題なのは、さてどうするか?」とするどい指摘を投げかけた。また、ハリウッドで活躍するイギリス人俳優のジェームズ・コーデンは「ブレグジット(イギリスのEU離脱)と同じような気分だ」と自国で起きたこととなぞらえていた。(編集部・石神恵美子)


米大統領にトランプ氏 副大統領マイク・ペンス氏 日系企業誘致に熱心
産経新聞 11/9(水) 23:03配信

 副大統領就任が決まったマイク・ペンス氏は、1959年6月7日生まれの57歳。米中西部インディアナ州コロンバス出身で、インディアナ大学法科大学院修了後、弁護士やラジオ番組の司会者を経て、2001年から下院議員を6期務めた。13年からインディアナ州知事を務め、何度も来日して日系企業の誘致に熱心に取り組んでいる。

 熱心なキリスト教徒として知られ、共和党の支持層では原理主義的な福音派など宗教右派からの信頼が厚い。過去には大統領選への出馬を取り沙汰されたこともあった。今回の大統領選共和党候補者選びでは、トランプ氏と最後まで争ったテッド・クルーズ上院議員を支持していた。

 副大統領候補への指名後、全米での知名度不足が懸念されていたが、10月4日に開かれた副大統領候補討論会では落ち着いた受け答えが好感された。

 家族は、カレン夫人との間に3人の子供がいる。


NY円、103円台後半
時事通信 11/9(水) 23:00配信

 【ニューヨーク時事】9日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、米大統領選で共和党のトランプ氏が勝利したことを受け、1ドル=103円台後半に上伸した。午前8時半現在は103円65~75銭と、前日午後5時比1円45銭の円高・ドル安。

 対ユーロでは1ユーロ=114円30~40銭と、1円51銭の円高・ユーロ安。


円、103円台前半=ロンドン外為
時事通信 11/9(水) 23:00配信

 【ロンドン時事】9日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、米大統領選で共和党のトランプ氏が勝利したことを受け、1ドル=103円台前半に上伸した。

 正午現在は103円10~20銭と、前日午後4時比1円65銭の大幅な円高・ドル安。


トランプ夫人出身国は「満足」=スロベニア
時事通信 11/9(水) 23:00配信

 【ベルリン時事】米大統領選で勝利したトランプ氏のメラニア夫人の出身国、スロベニアのツェラル首相は9日の声明で、トランプ氏への祝意を示した上で、「ファーストレディーがスロベニアから出ることへの満足感」を表明した。

 首相は「(トランプ氏は)これまで以上にスロベニアの動きを意識してくれるだろう」と指摘。同国を含む欧州と米国の関係強化に期待を示した。


〔NY外為〕円急伸、103円台後半(9日朝)
時事通信 11/9(水) 23:00配信

 【ニューヨーク時事】9日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が勝利したことを受けてリスク回避の買いが強まり、1ドル=103円台後半に急伸している。午前8時半現在は103円65~75銭と、前日午後5時(105円10~20銭)比1円45銭の大幅な円高・ドル安。
 8日投開票の米大統領選では、事前に実施された大半の世論調査で民主党のヒラリー・クリントン前国務長官の優勢が伝えられていたにもかかわらず、トランプ氏が激戦州で次々に勝利。予想外の展開を受けて、東京市場ではパニック的なドル売りが加速、相対的に安全資産とされる円は一時101円台に乗せた。ただ、9日未明以降の市場は落ち着きを取り戻し、円は大きく上げ幅を縮めている。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1020~1030ドルと前日午後5時と同水準、対円では同114円30~40銭(前日午後5時は115円81~91銭)で推移している。


<米大統領選>日本、同盟堅持へ 安倍首相「絆」強調
毎日新聞 11/9(水) 22:45配信

 政府は、核兵器保有を日本に促すなど過激な発言を繰り返してきたトランプ氏に日米同盟重視の姿勢を堅持するよう求めていく考えだ。だが、米軍駐留経費の全額を受け入れ国に求める発言などを巡り、日米関係には不透明感も漂う。安倍晋三首相は、来年1月の就任後のできるだけ早い時期にトランプ新大統領と会談し、日米同盟を強化していく方針を確認する意向だ。

 首相はトランプ氏の優勢が伝えられていた9日午後、周辺に「はっきり物を言う政治が求められている」と感想を漏らした。首相は河井克行首相補佐官を14日からワシントンに派遣。河井氏はトランプ氏の外交顧問らと会談し、日米同盟を深化させてきた安倍政権の政策を説明する予定だ。

 政府高官は、先月に来日したトランプ氏の外交政策アドバイザーを務めるフリン元国防情報局長と会談したことを明らかにし、「共和党政権に代わっても米国の外交・安全保障政策は急変しないだろう」と語り、平静を装った。しかし、外務・防衛当局は、アジアへのリバランス(再均衡)政策の旗振り役だったクリントン前国務長官が次期大統領になることを想定しており、トランプ氏の勝利を衝撃をもって受け止めている。外務省幹部は「対外政策がどうなるか分からないので大変だ」と指摘。首相周辺は「心配だが、時間をかけて説明すれば分かってくれるだろう」と語った。

 政府が最も警戒するのが在日米軍の兵力削減の提案や駐留経費の日本側負担の増加要求だ。トランプ氏は選挙中に「米国に守られている国は費用を支払うべきだ」と語り、駐留経費の全額負担を同盟国に求めた。政府はトランプ陣営に「日本の負担割合は約75%で、ドイツ、韓国などの30~40%より高い」と説明してきたが、防衛省幹部は「大統領就任後も負担増を求めてくるだろう」と予測する。

 東・南シナ海を巡る対中政策や核兵器開発を続ける北朝鮮への対応でも、緊密に連携してきた関係が維持されるか不安の声が上がる。政府関係者は「トランプ氏が対中経済関係を優先し、尖閣諸島に日米安全保障条約が適用されると明言したオバマ政権の方針を継続しない可能性もある」と懸念する。トランプ氏は北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との対話について「何の問題もない」と言及しており、米朝が日本の頭越しに対話路線に踏み切る事態も警戒している。

 東京財団の渡部恒雄上席研究員は「共和党主流派が政権入りするかが鍵を握る」と語り、人事次第では、こうした懸念が払拭(ふっしょく)されるとの見方を示す。【影山哲也】


米大統領にトランプ氏 河井克行首相補佐官が14~18日に訪米
産経新聞 11/9(水) 22:27配信

 政府は9日、米共和党のドナルド・トランプ氏が第45代大統領に就任することが確実となったことを受け、河井克行首相補佐官が今月14日から18日まで訪米し、新政権関係者らと会談すると発表した。

 河井氏は官邸で記者団に「トランプ氏に近い人たちに会うために調整をしている。安倍首相とトランプ氏の個人的な信頼関係を早期に作ることが必要だ」と強調した。


米大統領にトランプ氏 石破茂元防衛相「日米同盟の重要性はよく理解している」
産経新聞 11/9(水) 22:25配信

 自民党の石破茂前地方創生担当相は9日、次期米大統領に共和党のドナルド・トランプ氏が選出されたことを受け、日米関係に与える影響について「(トランプ氏の)側近の人たちの話を聞く限りにおいては日米同盟の重要性をよく理解している。これから先もさらに深い理解をするだろう」と述べた。同時に「トランプ氏は今までの米国の政治風土からは出てこなかった大統領であり、日本も心して臨む必要がある」とも語った。国会内で記者団に語った。

 防衛相経験者の石破氏は、トランプ氏が選挙戦で在日米軍駐留経費などの日本の負担増を求めていることに関しては「米国の世界戦略にとって、日本の後方支援基地としての役割、恒久基地としての役割が、いかに重要なものかはトランプ氏も理解されると思う」と述べた。

 一方、「自衛隊に今の憲法の解釈の範囲内でできることは他にもあるのではないか。相対的に米国の国力は落ちていく。日本が法律上も能力上もできることはやっていくという姿勢は、さらに強めにすべきだ」との考えを示した。


オバマ米大統領、トランプ氏に電話で祝福 ホワイトハウスへ招待
AFP=時事 11/9(水) 22:19配信

【AFP=時事】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は9日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏に電話をかけ、大統領選での勝利を祝福し、協議のため10日にホワイトハウス(White House)へ招待した。

 また、ジョシュ・アーネスト(Josh Earnest)大統領報道官が発表した声明によると、オバマ大統領は、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官にも電話し、「全米各地で行った力強い選挙運動に対する称賛」を伝えた。オバマ大統領は9日中に選挙結果についての声明を発表する予定となっている。

 アーネスト報道官によると、オバマ大統領はホワイトハウスで「激戦の選挙期間が過ぎ、国が一つになるために行うことのできる方策」について話し合う予定だという。

 10日のトランプ氏との会談で、オバマ大統領は政権の移行について協議するとみられる。「権力の滞りのない移行を確保することは、大統領が年初に示した最優先事項の一つであり、次のステップは大統領に選出された人と会談することだ」とアーネスト報道官は付け加えた。【翻訳編集】 AFPBB News


<米大統領選>先行き不透明 東京市場混乱 トランプ氏勝利
毎日新聞 11/9(水) 22:06配信

 9日の東京金融市場は、米大統領選の開票を受け、日経平均株価の振れ幅が1300円を超える大荒れの展開となった。市場にはトランプ氏が今後、現実路線に落ち着くことへの期待もあるが、先行き不透明感は根強い。当面はトランプ氏の言動などを巡り不安定な値動きが続きそうだ。

 「全く予想外だ」。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の福田圭亮シニアエコノミストは率直に驚きを語った。

 株式市場では9日の取引開始直後、直近の米世論調査などを材料に「トランプ氏勝利の線はほぼ消えた」(野村証券)との楽観的な見方が大勢になっていた。日経平均は一時、前日終値比250円上昇、円相場も前日午後5時比1円06銭円安・ドル高の105円47銭をつけた。

 ところが、開票が進み、フロリダなど接戦が見込まれた州でトランプ氏勝利の情報が次々と伝わると空気は一変した。午後2時すぎ、日経平均はこの日の最安値となる前日終値比1059円57銭安の1万6111円81銭まで下落。相対的に安全な資産とされる円は買い進まれ、1ドル=101円19銭まで上昇した。

 トランプ氏が輸入関税の大幅引き上げなど保護主義的な政策を大統領の権限で押し通せば、「米国向け輸出の減少で設備投資が滞り、景気の足を引っ張る悪循環が日本を含む各国に広がりかねない」(野村証券の竜沢俊彦投資情報部長)との懸念が高まっている。来年1月にトランプ氏が大統領に就任するまで、具体的な政策の方向性が見通せない面もあり、当面は不透明感がぬぐえそうにない。

 一方で、米国の経済指標そのものは景気の底堅さを示していることや、政策の実現には議会との信頼関係を築くことが欠かせないことなどから、市場では「トランプ氏が現実路線に戻れば市場は落ち着きを取り戻す」(SMBC日興証券の圷正嗣株式ストラテジスト)との見方も少なくない。

 円相場は1ドル=101円台まで上昇した後、政府・日銀が緊急会合で市場をけん制したこともあって下落に転じ、9日のニューヨーク外国為替市場では104円台まで値を下げた。同株式市場では、ダウ工業株30種平均が前日比で上昇と下落を繰り返し、方向感を欠く値動きとなった。【和田憲二、松倉佑輔】


トランプ氏勝利宣言要旨=米大統領選
時事通信 11/9(水) 22:00配信

 【ニューヨーク時事】米大統領選で勝利した共和党ドナルド・トランプ氏(70)の9日未明(日本時間同日午後)の演説要旨は次の通り。

 一、(ヒラリー)クリントン前国務長官から電話を受けたばかりだ。彼女はわれわれの勝利に祝意を表明した。私は、激戦となった選挙戦について、彼女と家族に祝意を伝えた。

 一、ヒラリーは長い間、非常に懸命に働いた。彼女の国への奉仕にわれわれは大きな恩義がある。

 一、今、米国は分断の傷を縫合する時だ。全ての共和党員、民主党員、無党派の人たちに言う。一つの国民として団結する時だ。

 一、私は全ての米国民のための大統領になる。これは私にとってとても大事なことだ。

 一、当初から言っているように、これは選挙戦ではなく、偉大な運動だ。全ての人種、宗教、背景を持つ米国民から成る運動だ。

 一、われわれと仲良くしたい全ての国と仲良くやっていく。素晴らしい関係になるだろう。

 一、国際社会に言いたい。米国の国益を第一にする一方で、全ての国と公平に付き合う。共通点を探し、対立や紛争ではなく、パートナーシップを求める。

 一、私はこの国を愛している。ありがとう。(了)


メルケル独首相、共通価値に基づく協力を=米大統領選
時事通信 11/9(水) 22:00配信

 【ベルリン時事】ドイツのメルケル首相は9日、記者会見し、ドイツと米国は民主主義や自由、出身や肌の色とは関係ない人間の尊厳という価値を共有していると強調、「こうした価値に基づき、緊密に協力していきたい」とトランプ氏に呼び掛けた。

 一方、シュタインマイヤー外相は、米大統領選の結果は「大部分の独国民が望んでいたものではない」と指摘。「米国の外交政策は予測しづらくなる」と述べた。


<米大統領選>オバマ氏がトランプ氏に電話し当選祝う
毎日新聞 11/9(水) 21:57配信

 ◇クリントン氏にも電話、労をねぎらう

 【ワシントン会川晴之】オバマ米大統領は9日、次期大統領に決まった共和党のトランプ氏に電話し当選を祝った。ホワイトハウスが発表した。両者は10日に会談し政権移行を話し合う。オバマ氏は、敗退した民主党のクリントン氏にも電話し、労をねぎらった。


「とても怖い」、 トランプ氏勝利に衝撃受けるイスラム教徒たち
AFP=時事 11/9(水) 21:55配信

【AFP=時事】(更新)「私はとても怖い。また戦争が起きるのか。またアメリカはイスラム教の国々を攻撃するのか」──ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が米大統領選で劇的な勝利を収め、イスラム教徒たちが衝撃を受ける中、インドネシアの活動家、アリジャ・ディエテ(Alijah Diete)さん(47)は9日、こう問いかけた。

 トランプ氏の激烈な反イスラム発言は、同氏のポピュリズム戦術の中核だった。アジアのイスラム教徒の多くは、米国民がそのトランプ氏を世界最強の国の指導者に選んだことに絶句している。

 不安に包まれたイスラム教徒たちは、トランプ大統領のもとで起きる恐れのある多くの問題を指摘している。トランプ氏が約束していたイスラム教徒の米国入国禁止を実際に実行するかどうかや、米国の政策の強硬化によりイスラム過激派が急増するのではないかなどといった問題だ。

「アメリカ人はまたしても世界をひどい目に遭わせた」と語るのは、米国に親密な友人が数人いるというバングラデシュのサイード・タシュフィーン・チョードリー(Syed Tashfin Chowdhury)さん。バングラデシュでは大勢の人々が、徐々に判明する大統領選の開票結果に衝撃を受け、フェイスブック(Facebook)上では驚きの反応に賛意を示す声が相次いだ。

 アジアのイスラム教徒の間で怒りと不安の声が広がる中、インドネシアの活動家のディエテさんは「イスラム教徒はトランプ氏にとってよそ者なんだ」と述べる。パキスタンでは、人々が悲しみに暮れる中、ある高官はトランプ氏勝利のニュースについて「とてつもない恐怖だ」と匿名を条件に語った。

 国内で長らくイスラム武装勢力との間で問題を抱え、最近ではイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に大勢の国民が参加しているインドネシアでは、過激派が自らの大義を主張するためにトランプ氏の反イスラム政策を利用する恐れがあるとの不安が出ている。

■「不安と懸念」に震える米イスラム教徒

 トランプ氏の発言は票の獲得が目的であって、実際の外国人嫌悪政策には結実しないと期待する専門家もいる。一方、トランプ政権が米国内に暮らすイスラム教徒に及ぼす影響について、深刻な懸念を示す専門家も多い。

 全米で活動するイスラム教徒の権利擁護団体「北米イスラム協会(Islamic Society of North America)」のハゼム・バタ(Hazem Bata)代表は、米国各地のイスラム教徒が、トランプ政権の意味するものが何なのかを知りたがっていると話した。「私の耳に届いているのは、不安と懸念の入り交じった声だ」

「多くの人々が立場の脆弱さを感じている。米国には多くのイスラム教徒が暮らしているが、必ずしも全員が米国市民というわけではない。合法的に滞在していても、米国籍を取得していない人もいる。そうした人々は不安を抱いている。震え上がっている人たちもいる」とバタは語っている。【翻訳編集】 AFPBB News


<米大統領選>国際社会、不安と期待が交錯 トランプ氏勝利
毎日新聞 11/9(水) 21:47配信

 国際社会では、米大統領選で、ドナルド・トランプ氏の衝撃的な勝利に不安と期待が交錯する。隣国メキシコは不法移民を巡る摩擦が予測され、同盟国は協力関係への不安ものぞかせる。ロシアなど政権交代をきっかけに関係改善に意欲を見せる国もある。

 ◇■強硬策を警戒

 トランプ氏は公約で、不法移民の越境防止用にメキシコ政府の負担で国境に壁を造らせると宣言している。トランプ氏の当選確実が報じられ、通貨ペソは対ドル相場で10%以上急落。ペニャニエト大統領は「トランプ氏と働く用意がある」と述べた。

 昨年7月に米欧など6カ国と核合意を結んだイランのロウハニ大統領は「国連安全保障理事会決議として承認されており、一国の政府が変えられるものではない」と、合意を見直す方針のトランプ氏をけん制した。

 ◇■関係改善に期待

 ロシアのプーチン大統領はクレムリン(露大統領府)で演説し、「トランプ氏は、選挙戦で米露関係の改善を訴えていた。我々は両国関係を堅固な発展(の方向)に戻すため、あらゆる手段を取る用意がある」と述べた。

 オバマ大統領との関係がぎくしゃくするフィリピンのドゥテルテ大統領は「フィリピンは両国の絆をさらに強めるため、一緒に仕事をするのを楽しみにしている」と呼びかけた。

 ◇■関係継続を模索

 中国の習近平国家主席はトランプ氏に祝電を送り、「中米両国は世界の平和、安定、発展に特殊で重要な責任があり、安定した中米関係は国際社会の普遍的な期待だ」などと述べ、オバマ政権時代の米中関係の継続を呼びかけた。

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は国家安全保障会議(NSC)で「米次期政権とも同盟関係を強固に発展させ、北朝鮮の核問題のための強い制裁・圧迫基調を揺るぎなく持続できるように最善の努力をせよ」と指示した。

 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は記者会見で「強いNATOは欧州にとっても米国にとっても重要だ」と述べ、米国に従来通りの貢献を求めた。


【全文】大統領当確、トランプ氏の勝利演説「この国にアメリカンドリームを取り戻す」
ログミー 11/9(水) 21:43配信

11月8日に行われたアメリカ大統領選。日本時間の9日16時ごろ、共和党のドナルド・トランプ氏が当確しました。その直後に行われた、勝利演説の全文書き起こしです。

ヒラリー氏からのお祝いの言葉
ドナルド・トランプ氏:みなさん、お待ちいただきありがとうございます。長らくお待たせしてしまい申し訳ありません。

(会場歓声)

ありがとうございます。

つい先ほど、クリントン氏からお電話をいただきました。彼女から私たちの勝利についてお祝いの言葉をいただきました。

私も彼女の感動すべき努力に対して賞賛をお送りしました。

(会場拍手)

この選挙期間中、彼女はとても長くとても熱心に活動をしていました。私たちは彼女の努力を無駄にはせず、この国に還元していく責任があります。

今こそ、私たちは分裂をひとつに統合し、共和党や民主党を含めたこの国に存在する政党が一緒になり、1つの組織となる時です。

(会場拍手)

私はこの国に住むすべての人の代表となることを誓います。私のことを支持しないという選択をとった方々にも、この国の統合に向けて助力を頂けるようアプローチしていきます。

はじめにお話したように、私たちはキャンペーン(宣伝活動)をしていたのではなく、輝く未来を信じて、この国を愛する数百万人にも及ぶ人々の活動による偉大で重要なムーブメントを起こしていたのです。

この国は、政府が人々のために奉仕することを願っている、宗教、信念や人種の違う様々なバッググラウンドをもつすべてのアメリカ人によって構成されています。

全員が一丸となって行動し、アメリカンドリームを取り戻すという喫緊の課題に着手します。

美しくて偉大な夢を
私は、今まで自分の人生をビジネスに費やし、溢れんばかりの世界中の人々のポテンシャルを目の当たりしてきました。そして今、そのポテンシャルをこの国のために使いたいと考えています。

それはとてもすばらしいことで、忘れられていた我々アメリカ人のポテンシャルに気づくことでしょう。

まずは、私たちの都市を再生します。高速道路や橋、トンネル、空港、学校、病院などインフラを再整備するために、数百万人の人々を再生の立役者として投入します。

この18ヵ月間の長い旅で、すばらしい方々との活動を通してたくさんのことを学びました。

そして、そのすばらしい才能を国民のみなさんに還元できるよう、国家成長のプロジェクトを促進していきます。

私たちはすばらしい経済計画を持っています。経済成長を2倍にし、世界で一番の経済大国にすると同時に、わが国と進んでいい関係を築こうとする国々すべてとうまくやっていきます。

その国々といい関係を築き、いい規制関係も築いていきます。大きすぎる夢もなければ、偉大すぎる挑戦もありません。私たちがしようとすることはすべて実現可能なのです。

アメリカはもう最良の国という立場以外に甘んじることはありません。私たちは、わが国の運命を再生させ、大きくて勇敢で思い切った夢を抱くべきです。そして、再び私たちは美しくて偉大なことを夢に描いていきます。

われわれアメリカの利益を優先して考える一方、公平に取引するということを世界中の委員会に伝えたいです。

すべての人々、すべての国々と、敵意もつのではなく同じ絵を見て、衝突するのではなくパートナーとして活動していきます。

歴史的勝利を支えたメンバーたち
そしていま、この歴史的勝利を支えてくれたメンバーにこの場を借りて感謝の意を示させてください。

まずは、目の前にいる私の両親です。すばらしい両親です。私は彼らからたくさんのことを学びました。また、この場にいる姉のマリアンとエリザベスにも感謝しています。どこにいるのでしょうか? 彼女たちはとてもシャイなんです。

そして、弟のロバートです。ロバートはどこにいますか? 彼もステージにいる予定だったのですが、まあいいでしょう。そして、今は亡き兄のフレッドにも感謝しています。こんなにすばらしい兄妹、家族のもとで生まれて、私はとても幸運です。

長男のダン、妻のメラニアにも感謝しています。そして、長女のイヴァンカ、次男のエリック、次女のティファニー、三男のバロン。政治的なことというのは、不快でタフなものです。このようなタフな戦いをサポートしてくれた愛する彼らにとても感謝しています。

また、私たちを支えてくれたメンバーにもとても感謝しています。今回とても多くの方が支援してくれました。

ここにいるメンバーを見てください。キャリアン、クリス、ルーディー、スティーブ、デイビッドなど、とても優秀な方々です。彼らにも特別な感謝の意をお送りします。

また、元ニューヨーク市長のジュリアーニ氏にもとても感謝しています。彼は、私たちと各地に渡り歩き、数々の会議を共にしてくれました。

ニュージャージー州のクリス・クリスティー知事もすばらしい活動をしてくれました。ありがとう、クリス。そして、上院議員のジェフ・セッションズ。偉大な男です。

もう1人、私の友人で偉大な男がいます。もともとは競争相手でしたが、民主党と幾度となく交渉をしてくれた人物です。それは、ベン・カーソン氏です。どこにベンはいますか? 

ともかく、マイク・ハッカービーもここのどこかにいますが、彼はすばらしい男です。彼と家族のサラ、どうもありがとう。大佐のマイク・フリン。どこにいますか? そしてもう一人大佐のケロッグ。私たちには200人を超える大佐や将官がいて、このキャンペーンをサポートしてくれました。とても特別な人たちです。

次の大統領を誇りに思ってもらえるように
私たちは22人の栄誉賞受賞者もいます。私を信じてくれた特別な人で、私は以前彼と仲がよくないというレポートを読みましたが、私は1秒たりとも彼に変な気持ちを持ったことはありません。

彼はスターです。誰だと思いますか? レインスを紹介します。レインスと言いました。わかります、わかります。ここにいるすべての人を見てください。レインスはスーパースターです。本当にそうです。彼はもっともよく働く人で、私もそうしてきました。

レインス、来て、ここに来てください。何か一言、お願いします。

レインス氏:紳士淑女のみなさん、こちらが次の大統領ドナルド・トランプです! ありがとう。ありがとう神様。

トランプ:すばらしい男性です。共和党全国委員会との関係もこの成功のためには大切なものでしたので、信じられないほどすばらしい人々にあったことを言わなければなりません。

シークレトサービスの人々もその中の1人です。彼らは屈強で、賢く、鋭いので、私は彼らに変なことをしたくありませんが、言います。私が席を立ち、手を大勢の人々に降りたい時、彼らは私を引っ張り席に戻したことがありましたが、彼らはすばらしい人々です。シークレットサービスにも感謝します。

今晩ここにきている、ニューヨークの法執行機関にも感謝します。才能のある人々が集まっていますが、残念なことに時に正当な評価を受けないことがあります。私は彼らに感謝しています。

歴史的な出来事と言われますが、本当にそうではありません。私たちはすばらしい任務を果たさなければなりません。失望させないことを約束します。私たちはすばらしい任務をやり遂げます。

みなさんの大統領になることを待ち望んでいます。そして2年、3年、4年、また8年間、できればみなさんが私たちのために協力したいと言ってくれることを願います。みなさんが、私の成し得ることに対し、誇りに思ってくれるようになるでしょう。本当にありがとう。

そしてキャンペーンが終わって、私が今言えることはこの活動に対する仕事は、本当に始まりにすぎないということです。アメリカの人々のために即座に任務に取り掛かり、次の大統領をみなさんが誇りに思ってくださるように努めます。必ず誇りに思うはずです。

もう一度、本当に光栄です。すばらしい夜でした。すばらしい、2年間でした。この国を愛しています。

ありがとうございます。


<米大統領選>沖縄基地問題、期待と疑念 トランプ氏勝利で
毎日新聞 11/9(水) 21:40配信

 米大統領選で勝利した共和党候補のドナルド・トランプ氏。「大金を払って他国を守る我々は『ぼったくり』の被害者。条約は再交渉が必要だ」。トランプ氏は今の日米安全保障体制に不満を表明してきた。

 沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事は県庁内で「発言からすると、新しい発想の政治を考えている。沖縄の基地問題にどのような対応をとるか期待し、注視していきたい」と述べた。

 沖縄には在日米軍専用施設の74%が集中し、普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画も進む。在日米軍を巡るトランプ氏の持論が基地問題にどう影響するか、県民の間に期待と疑念が交錯する。

 移設に反対する翁長知事は、一連の発言を「新しい発想」と前向きに解釈する。話し合いの機会を得て沖縄の考えを伝えたいとして、祝電を打ち、来年2月にも訪米する意向を明らかにした。

 一方で、米国の利益優先の姿勢をとるトランプ氏の真意を疑う人も少なくない。

 辺野古移設に反対する名護市議の大城敬人(よしたみ)さん(76)は「沖縄の米軍基地は、太平洋戦争の沖縄戦で犠牲を払って得た戦利品というのが米国の認識。そう簡単に基地を手放すとは考えられない」。

 辺野古移設を容認する自民党県連の翁長政俊副会長(67)は「米軍を巡る(発言が)実際に実行されれば日本の安全保障にも大きな変化が出てくるが、トーンダウンしているようにも見える。就任後を見ないとコメントできない」と話した。

 東京の防衛省も大統領選の行方を注視してきた。ある幹部自衛官は「大国の米国がトランプ氏一人で大きく変わるものではない。日米同盟の姿に変わりはないだろう」と冷静に受け止めた。民主党のオバマ政権時に中国の海洋進出が進んだこともあり、「共和党政権がきっちり中国と相対するのを期待したい」と話した。一方で「経営者的な感覚で米軍駐留経費など日本に金銭的な負担を求めてくるのは目に見えている」とも指摘した。

 別の幹部自衛官は驚きを感じたというが、「安全保障政策はまだ見えない点が多い。当面は様子見。過激な発言で混乱をもたらしてほしくはない」と語った。【佐藤敬一、町田徳丈】


<米大統領選>政府・日銀 円高対応協議「必要な措置取る」
毎日新聞 11/9(水) 21:36配信

 米大統領選を受けて円高・ドル安が急速に進み、財務省と金融庁、日銀は9日、臨時の3者会合を開くなど対応に追われた。円高の進行で景気下押し圧力が強まれば、追加の経済対策や金融緩和など新たな対応を求められる可能性もある。

 「(為替市場で)非常に投機的な動きが出ており、継続するなら必要な措置を取りたい。あらゆる措置を排除しない」。浅川雅嗣財務官は、会合終了後に円売りの為替介入を辞さない姿勢を示唆し、市場をけん制した。

 だが、米オバマ政権は為替介入を容認しておらず、トランプ氏も為替操作に対して厳しい姿勢を示している。単独介入に踏み切っても限定的な効果しか得られない可能性があり、手詰まり感が強いのが実情だ。

 保護主義色の強いトランプ氏が輸入増につながるドル高・円安を容認せず、中長期的に円高が進めば、企業業績の重しとなりかねない。ただでさえ、年明け以降の円高で企業収益は減速している。今後、景気先行きへの懸念が高まれば、経済対策を盛り込んだ第3次補正予算の編成を求める声が強まる可能性もある。

 一方、日銀も金融政策のシナリオが狂いかねないことに警戒感を強めている。日銀は9月の金融政策決定会合で金利を軸とした新たな金融政策の枠組みを導入し、「長期戦」で2%の物価目標達成を目指す姿勢を鮮明にした。実際に今月1日の金融政策決定会合では目標の達成時期を先送りする一方で追加緩和は見送り、できるだけ「切り札」を温存させたい考えだ。

 だが、今後円高が急速に進んだ場合、再び追加緩和圧力にさらされる恐れもある。市場の混乱で、12月に見込まれている米国の利上げが先送りされれば、更に円高が進むことも予想され、難しい対応が迫られそうだ。【坂井隆之、小倉祥徳】


トランプ氏に祝意=10日に会談へ-米大統領
時事通信 11/9(水) 21:30配信

 【ワシントン時事】オバマ米大統領は9日、大統領選で勝利した共和党のドナルド・トランプ氏に電話し、祝意を伝えた。

 大統領は同日中にホワイトハウスで声明を読み上げ、選挙後の社会の団結に向けて取り得る行動などについて訴える。アーネスト大統領報道官が発表した。

 大統領はまた、10日にトランプ氏をホワイトハウスに招き、スムーズな政権移行に向けた手順などを伝達する。

 大統領は選挙に敗れたヒラリー・クリントン前国務長官にも電話し、選挙運動を称賛した。 (了)


〔ロンドン外為〕円上昇、103円台前半(9日正午)
時事通信 11/9(水) 21:30配信

 【ロンドン時事】9日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、米大統領選の共和党トランプ候補勝利を受けたリスク回避の買いで、1ドル=103円台前半に上昇している。正午現在は103円10~20銭と、前日午後4時(104円75~85銭)比1円65銭の円高・ドル安。
 円は東京市場でトランプ氏優勢との報を受けて101円台前半まで上伸した後は戻り売り優勢の展開で、じりじりと上げ幅を縮める展開になった。ロンドン時間早朝にトランプ氏の当選が確実と伝えられると一服感からさらに売りが活発化し、一時103円70銭台付近まで押し戻された。もっとも、その後は再びドル売り・円買いが優勢になり、足元では103円近辺まで戻して落ち着いた値動きを続けている。
 邦銀関係者は「トランプ氏勝利は予想外のシナリオだったのでいったんパニック的なドル売りが出て、全面安の展開になった」と指摘。その後のドルの下げ幅縮小については「トランプ氏の政策はドル安志向とみられるので今後ドルは安くなるという見方がある一方、短期的に見れば下がったところではそれなりに買い需要も多かったようだ」との見方を示した。 
 ユーロも対ドルで上げ幅縮小。対ドル相場は正午現在1ユーロ=1.1085~1095ドル(前日午後4時は1.1040~1050ドル)。一方、対円では軟調で、同114円35~45銭(115円70~80銭)に下げている。
 他の欧州通貨はポンドが1ポンド=1.2435~2445ドル(1.2400~2410ドル)と小じっかり。スイス・フランは1ドル=0.9735~9745フラン(0.9740~9750フラン)。


米大統領にトランプ氏 山崎達雄前財務官インタビュー「保護主義修正へ 日本は働きかけを」
産経新聞 11/9(水) 21:29配信

 米大統領選でのトランプ氏の勝利を受けて前財務官の山崎達雄氏に日本経済への影響などを聞いた。主なやり取りは以下の通り。

 --9日の金融市場は乱高下した

 「市場が不意を突かれたので株安ドル安になったが、この変動自体は短期的だ。経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)が変わったわけではない。トランプ氏は金利上昇を容認しており、利上げもしやすい状況なので、ドルが安くなる要因はないと思う」

 --日本や世界経済への影響は

 「トランプ氏は大胆な法人税や所得税の減税や規制緩和などで強い米国を目指している。米国が成長すれば、日本や世界経済にとってプラスになる」

 --環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)からの離脱を明言している

 「TPPをやめて一番喜ぶ国は中国だ。中国に対しては為替操作国として認定するなど通商政策で強く対抗すると言っており、矛盾する部分もある。(日本などが)トランプ氏が考え直す材料をインプットする必要がある」

 --米国で保護主義が台頭する恐れがある

 「20カ国・地域(G20)は保護主義への反対で一致しており、うまく修正できるかがポイントだ。首脳同士の話し合いの場を早く設けた方がいい」

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