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2016年11月 9日 (水)

アメリカ大統領選挙、ドナルド・トランプが勝利・3

8日(日本時間9日)のアメリカ大統領選挙は、大接戦の末、共和党候補・ドナルド・トランプが民主党候補・ヒラリー・クリントンを抑えて勝利した。

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リンク:トランプ氏を勝たせた「嘆かわしい人々」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「歴史的勝利」「勇敢な戦い」=欧州極右党首ら祝福-米大統領選 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:同盟は不変=米大統領選で豪首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:韓国、警戒も関係構築模索=北朝鮮の脅威高まりで-米大統領選 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:朴韓国大統領、北朝鮮問題で協力期待=米大統領選 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:カナダ移民サイトがダウン=「トランプ大統領」を危惧? -米大統領選 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領にトランプ氏 自民・塩谷立衆院TPP特別委員長「8日の本会議でやっていれば…」とポロリ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米大統領選>政府「TPP発効は厳しい」トランプ氏勝利で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【米大統領選】フィリピンの暴言王がトランプ氏を祝福 関係悪化を懸念する声も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ドナルド・トランプが米既成政治に逆転勝利 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領選制したトランプ氏に祝辞、安倍首相とプーチン露大統領 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米大統領選>TPP発効、困難な情勢に トランプ氏勝利 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:EU、トランプ氏と早期会談へ 安全保障や貿易関係強化目指す - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ECBは非常時に市場介入の用意=オーストリア中銀総裁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米TPP承認、不透明に=保護主義に傾斜の恐れ-米大統領選 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:焦点:政府・日銀、市場混乱で「政治リスク」意識 特効薬なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:プラート専務理事「ECBは平静保つべき」、トランプ氏勝利で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:焦点:トランプ勝利でFRB利上げに不透明感、経済政策も未知数 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ派・高須克弥院長もツイッターで勝利宣言「逆張り大成功」「彼は日本を対等の友人にしようとしてる」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領にトランプ氏 自民・細田博之総務会長「安倍晋三政権にとって試練の期間になる可能性」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「トランプ米大統領」に驚き、TPPの先行き懸念=経済界の反響 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領にトランプ氏 安倍晋三首相「一緒に仕事することを楽しみにしている」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領にトランプ氏 稲田朋美防衛相は「想定内」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領選トランプ氏勝利にハリウッド俳優達が反応「恥ずべき夜」「今こそ団結」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領にトランプ氏 自民・二階俊博幹事長「米国に再交渉求められても応じない政府方針は不変」TPP承認案の早期成立方針を強調 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米大統領選>勝利のトランプ氏 ところで、どんな人? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「大きな転換チャンスに」=拉致被害者家族ら―米大統領選 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トランプ氏語録=米大統領選 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領選・識者談話 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:メキシコ、「国境の壁」に警戒感=米大統領選 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:プーチン政権、対米外交再構築へ=トランプ氏「親ロ的」も不確定要素-米大統領選 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:政府・日銀、円急騰けん制=緊急会合で対応協議―米大統領選開票で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東京商品市場の出来高、今年最高=米大統領選受け大商い - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中国、アジア政策転換を期待=保護主義には警戒-米大統領選 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

トランプ氏を勝たせた「嘆かわしい人々」
ウォール・ストリート・ジャーナル 11/9(水) 20:02配信

――筆者のジェラルド・F・サイブはWSJワシントン支局長

***

 嘆かわしい人々が立ち上がり、世界を揺さぶった。

 「嘆かわしい人々」とはもちろん、ヒラリー・クリントン氏がドナルド・トランプ氏の支持者を侮辱した言葉だ。トランプ氏に忠実な彼らの多くは誇りを持ってこの侮辱を受け入れ、士気を高める道具として利用した。

 そうしたエスタブリッシュメント(既成勢力)による侮辱を名誉の勲章にして、トランプ軍団は8日、米国の選挙制度の中で暴れ回り、米国現代史上で最も劇的な勝利を共和党候補にもたらした。

 トランプ氏は単にクリントン氏を打ち負かしただけではない。一瞬にして共和党を自身がイメージする党へと変貌させた。同党が最も大切にしてきた政策や理念を書き換えた。民主・共和両党とも、トランプ氏は全国的な選挙で当選できるほどの支持を白人層やブルーカラー労働者層から得られないと考えていたが、彼はその常識を打ち破った。両党が抱いていた居心地の良い前提はすべて吹き飛ばされるだろう。

 トランプ氏の勝利で金融市場には襲撃が走り、混乱が生じている。先進諸国のポピュリストやナショナリストたちは新たな活力を得た。

 トランプ氏は米国政治に先行き不透明感をもたらした。それは少なくともロナルド・レーガンが巻き起こした1980年の保守革命以降で米国が経験したことのない類いのものだ。

 トランプ氏は、エスタブリッシュメントにも共和党の中にさえもわずかな数の仲間しかいない。共和党で大統領の次に力を持つポール・ライアン下院議長とも疎遠である。連邦議会の民主党議員にはほとんど知り合いがいない。

 トランプ氏はさまざまな政策において、共和党にとって全く新たな立場を提唱してきた。貿易面では自由貿易協定に意欲的になるのではなく懐疑的になること。移民政策では経済的な繁栄を支える労働力として移民をとらえるのではなく、深刻な経済的・社会的脅威として不法移民に焦点を絞ること。諸外国への介入についても同様で、共和党の前大統領はイラク侵攻を命じたが、それを大きな過ちだと呼んだ人物が党のかじ取りを担っている。給付金制度に関しても、かつての共和党は高齢者に対する給付金を削減するという苦い薬を飲む準備をしていたが、現在は逆の方向に導かれている。

保守政党からポピュリスト政党へ

 端的に言えば、トランプ氏とその仲間たちは伝統的な保守政党を公然たるポピュリスト政党へと、たった一晩で劇的に変貌させたのだ。

 こうした変貌を予想するのは可能だが、トランプ氏の傍らで一緒に働くのは誰かを予測するのは難しい。ヒラリー・クリントン氏が当選していれば、考え得る閣僚メンバーやホワイトハウスの側近らの長いリストを作成するのは容易なはずだったが、トランプ政権の場合はこうしたリストが少ない。

 最も近い助言者といえば、多くの側面で自分の子供たちだ。副大統領候補のマイク・ペンス氏はインディアナ州知事になる前は連邦議会のベテラン議員だった。同氏は通常の副大統領よりも重要な任務を担わざるを得ないかもしれない。ほかにアラバマ州選出のジェフ・セッションズ上院議員、ニュージャージー州のクリス・クリスティー知事、元ニューヨーク市長のルドルフ・ジュリアーニ氏など、トランプ氏の味方についている共和党の重鎮もいる。だが、同氏の政策ブレーンは従来型の新大統領がワシントンで通常抱えることになる人数より少ない。

 トランプ氏の勝利は、ワシントンだけでなく米国全体に深い分断と激しい憤りを残すだろう。彼の出馬は、米国の政治・金融システムが自分たちのニーズや懸念を無視していると考える人々を喜ばせた一方で、暗い情熱も喚起した。

 ヒスパニック系やイスラム教徒の移民たちに関するトランプ氏の見解に、かすかにであれ、はっきりとであれ、人種差別意識を感じとった人は多い。女性たちの多くはトランプ氏の態度や発言に明らかな性差別意識を嗅ぎ取った。トランプ氏は多くの家庭の中にも激しい議論と感情的な分裂を招いた。

 こうした分断は選挙戦の終盤になるにつれ深まる一方だった。トランプ氏はその頃になると、有権者の幅広い層を取り込み、支持基盤を大きく広げようとする努力をほとんど投げ出していた。その代わり、反エスタブリッシュメントの怒れるメッセージに夢中な支持者たちを活気づけて勝利するという戦略に注力しているように見えた。

 8日の選挙で数千万人の支持者を動員したのはこの戦略だ。トランプ氏は支持者と同じくらいの激しさで自身を嫌悪する数千万の国民を味方に付けることができるのか。それが大統領としての最初の大きな試練になるだろう。


「歴史的勝利」「勇敢な戦い」=欧州極右党首ら祝福-米大統領選
時事通信 11/9(水) 20:00配信

 【ベルリン時事】米大統領選で勝利したトランプ氏に対し、欧州の極右政党党首らから9日、「歴史的勝利。革命だ」(オランダの自由党ウィルダース党首)と祝福の声が上がった。

 フランスの極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首は、同日の記者会見で「(トランプ氏が主張する)過度な貿易自由化の阻止や米ロ関係の改善などが実現すれば、フランスにとっても利益になる」と発言。英国の反欧州連合(EU)政党・英独立党(UKIP)のファラージュ前党首もツイッターで、「勇敢な戦いだった」とトランプ氏をたたえた。

 反難民を掲げるドイツの新興政党「ドイツのための選択肢(AfD)」のペトリ党首はフェイスブックで、「確実な国境管理と、良識をもって自国の問題に専念する政治が支持された」と指摘。「ドイツでも変革の時だ」と訴えた。


同盟は不変=米大統領選で豪首相
時事通信 11/9(水) 20:00配信

 【シドニー時事】オーストラリアのターンブル首相は9日記者会見し、トランプ氏に祝意を表した上で、「米国との(同盟)関係は深く、強固だ。トランプ氏が大統領になっても協力関係は変わらない」と力説した。

 豪国内では、トランプ氏は内向きで、アジア太平洋地域への関与を弱めると懸念する声がある。

 また、ニュージーランドのキー首相は声明で、「米国とは強い信頼感で結ばれており、トランプ政権とも緊密な関係を築きたい」と強調した。


韓国、警戒も関係構築模索=北朝鮮の脅威高まりで-米大統領選
時事通信 11/9(水) 20:00配信

 【ソウル時事】韓国は、トランプ氏が在韓米軍の駐留経費負担を求め、日韓の核武装を容認する発言を繰り返したことに警戒を強めている。

 だが、北朝鮮の脅威が高まる中、米韓同盟は引き続き強化したい考えで、トランプ次期政権との協力関係構築を模索している。

 韓国政府が2016年に負担した在韓米軍の駐留経費は前年比1.3%増の約9440億ウォン(830億円)に上り、駐留経費の半分を占めるとされる。18年開始とみられる次回の分担金交渉で、トランプ氏が法外な負担率を要求すれば、韓国世論の反発を招き、「米韓同盟が根本的な危機を迎える」(聯合ニュース)と警戒している。

 一方、韓国ギャラップが9月に発表した調査結果によると、核兵器保有には58%が賛成し、34%が反対。国際社会は北朝鮮の核開発を非難するが、核兵器保有論が根強い韓国世論が勢いを増せば、朝鮮半島の非核化が遠のく恐れもある。

 朴槿恵大統領は9日、「協力をさらに強固にしていくことを期待する」とトランプ氏に祝電を送った。また、国家安全保障会議(NSC)を開き、「次期米政権との協力関係を早期に構築してほしい」と指示した。だが、親友の国政介入疑惑で窮地に立たされる中、米韓関係の先行きにも不透明感が漂う。


朴韓国大統領、北朝鮮問題で協力期待=米大統領選
時事通信 11/9(水) 20:00配信

 【ソウル時事】韓国の朴槿恵大統領は9日、トランプ氏に祝電を送り、北朝鮮問題の解決や米韓同盟の発展に向けた協力強化に期待を表明した。

 韓国大統領府報道官が発表した。

 報道官は「次期米政権とも引き続き緊密に協力していく」と述べた。


カナダ移民サイトがダウン=「トランプ大統領」を危惧? -米大統領選
時事通信 11/9(水) 20:00配信

 【シリコンバレー時事】カナダ政府の移民情報サイトに、米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏の優勢が伝えられ始めた8日夜からアクセスが殺到し、断続的に接続できない状態となった。

 ニュージーランドの入国管理当局のサイトにも米国からとみられるアクセスが殺到した。ロイター通信などが伝えた。

 トランプ氏が移民排斥論を唱えてきたことから、「トランプ大統領」が誕生した場合、米国外への移住を検討する移民が増える可能性が指摘されていた。

 米グーグルのサービスでも「カナダ 移民」などと検索する人が急増。ニュージーランドの入管当局には、11月に入り、米国からのビザ申請が例年より5割以上増えたという。 (了)


米大統領にトランプ氏 自民・塩谷立衆院TPP特別委員長「8日の本会議でやっていれば…」とポロリ
産経新聞 11/9(水) 19:59配信

 自民党の塩谷立・衆院環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)特別委員長は9日、党本部で開かれた関芳弘環境副大臣のパーティーであいさつし、米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が勝利宣言したことを念頭にTPP承認案の衆院通過に言及した。「気持ちとしては8日の(衆院)本会議でやっていれば、今日のトランプ氏が勝つような状況の中で採決することはなかったんだろうなと思っている」と述べた。

 同時に、10日に衆院本会議が開かれる予定であることを踏まえ「国会運営の都合で10日に引き延ばされたが、私は従うだけだ。何とか10日には採決できるように努力したい」と付け加えることも忘れなかった。

 TPP承認案と関連法案をめぐっては、山本有二農林水産相が強行採決に言及した自身の発言を「冗談」と述べたことに野党が反発し、辞任を要求。衆院特別委では4日に可決したが、8日の本会議での採決は見送られた経緯がある。


<米大統領選>政府「TPP発効は厳しい」トランプ氏勝利で
毎日新聞 11/9(水) 19:58配信

 米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が当選を決めたことで、日本政府には「TPPの発効は厳しくなった」と落胆の声が出ている。安倍晋三政権が成長戦略の柱と位置づけるTPPが白紙に戻れば、通商戦略の見直しを迫られそうだ。

 米大統領候補2人はいずれもTPPに反対を訴えていたが、日本政府は「再交渉はあり得ない」と強調。実現はできなかったが、大統領選前にTPP承認と関連法案を成立させ、米国に圧力をかける方針だった。

 一方で政府内には、「実際に再交渉を求められれば、あらゆる可能性が考えられる」(外務省幹部)として、再交渉を含めTPP発効に向けた対応を模索していた。しかし、トランプ氏はTPPの離脱を主張しており、再交渉も困難な情勢だ。

 日本にとって、米国との関係をさらに強固なものにする意味でもTPPは重要で、発効の見通しが立たなければ、新たに米国との2国間での自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)の締結を目指す可能性もある。ただ、「トランプ氏が保護主義的な立場である以上、在任中は難しい」(経済産業省幹部)との見方は根強い。

 高いレベルの自由貿易の実現が見込まれたTPPが頓挫すれば、日本が中国や韓国、東南アジア諸国連合(ASEAN)などとの間で進める通商交渉にも影響を及ぼしそうだ。【秋本裕子】


【米大統領選】フィリピンの暴言王がトランプ氏を祝福 関係悪化を懸念する声も
BuzzFeed Japan 11/9(水) 19:54配信

オバマ大統領に「サノバビッチ」と言い放ったフィリピンのドゥテルテ大統領が、米大統領選を制したトランプ氏を祝福した。フィリピンの地元メディア、ラップラーが報じた。【BuzzFeed Japan / 鈴木貫太郎】

ラップラーによると、ドゥテルテ大統領は11月9日、大統領府を通じて声明を発表。

「軍司令官と行政の長の役割を担う、トランプ次期大統領の成功を祈念する。法の遵守、民主的な価値観を共有し、お互いの利益を尊重しながら、米比関係をさらに強化したい」と祝意を述べた。

「トランプ氏はドゥテルテ大統領の型破りな態度に耐えられないかもしれない」
フィリピンからの米軍撤退を要求するなど、これまでの米比関係を見直す姿勢を示してきたドゥテルテ大統領。過激な発言を繰り返してきたトランプ次期大統領とは、一体どんな関係を築くのか。

フィリピンの外交問題に詳しい、デラサール大学(フィリピン)のリチャード・ヘイダリアン准教授はBuzzFeed Newsに対し、「トランプ氏の性格を考えれば、米国の大統領に敬意を払わない、ドゥテルテ大統領の型破りな態度に耐えられないかもしれない」と、関係悪化の可能性に懸念を示した。

さらにヘイダリアン准教授は、「今後の南シナ海情勢に影響を与える可能性もある」との見方を示した。

「フィリピンと協力して中国に対峙する姿勢を明確に示していたクリントン氏とは異なる。また、トランプ氏がアメリカの国益を最優先する外交方針を取れば、ドゥテルテ政権の違法麻薬政策への批判は弱まるだろう」


ドナルド・トランプが米既成政治に逆転勝利
ニューズウィーク日本版 11/9(水) 19:52配信

<ほとんど誰も予想していなかったトランプの大統領選勝利は、アメリカの既成政治を根本的に変えてしまうほど大きな衝撃をもたらした>

 ワシントンの既成政治に猛省を迫る驚くべき逆転劇で、ドナルド・トランプはアメリカ合衆国第45代大統領に選出された。

【参考記事】「トランプ勝利」世界に広がる驚き、嘆き、叫び

 思えばアメリカの政治を大きく変質させるトランプの試みは、前回の大統領選前にバラク・オバマの出世地がアメリカ(ハワイ)ではなくケニアではないのか、と根拠もなくクレームをつけたときから始まった。そして、今回の大統領選は泡沫候補扱いから始まり、大番狂わせで共和党の予備選を制し、今日は遂に、大半の世論調査で大差の勝利を予想されていた民主党候補のヒラリー・クリントンまで打ち破った。トランプは自由貿易に反対し、合法・不法を問わず移民を大幅に減らし、「バカげた」戦争を終わらせると豪語するナショナリストだ。トランプ大統領の誕生は、過去数十年ワシントンで主流だった民主・共和両党の合意に基づく政治から、アメリカ政治が根本的な変質を遂げることを意味する。

【参考記事】トランプに熱狂する白人労働階級「ヒルビリー」の真実
【参考記事】「トランプ大統領」を誰より危惧するイスラム教徒の不安

政治も軍隊も未経験

「既成政治のアウトサイダー」という売り言葉どおり、70歳のトランプは政治経験と軍隊経験をまったく持たないアメリカ史上初の大統領となる。その代わり、自分は成功した実業家であり、雇用創出のノウハウもあり、政治家に献金する企業の動機が政治操作であることも熟知していると主張してきた。

 来年1月の就任時点で、彼は最年長の新大統領となる。また、ジョン・アダムズ以来初の外国生まれの伴侶を持つ大統領となり、3回結婚した史上初の大統領、そしておそらくは歴代で最も裕福な大統領となる。不動産王の息子として生まれ、父親譲りの事業をグローバルに拡大、テレビのパーソナリティーとして顔を売り、自分の名前を冠したさまざまな商品の売り込みを精力的に行ってきた。

【参考記事】トランプ旋風を生んだ低俗リアリティ番組「アプレンティス」

 本人によると、個人資産は100億ドルに上るというが、実際はその3分の1、あるいはさらに少ないとの見方もある。大統領選の候補者は確定申告書を公開する長い伝統があるが、彼はこれに抵抗してきた。就任後には、手広く展開してきた事業は子供たちに継がせるつもりだと言っている。

 大統領になれば、議会の反対を押し切って北米自由貿易協定(NAFTA)、世界貿易機関(WTO)、さらに批准待ちのTPPから脱退する権限を持つことになる。米軍の最高司令官として、外国に駐留する部隊を撤退させることも増員することも可能だ。移民政策についても、合衆国憲法に基づき、大きな決定権を持つ。

 メキシコとの国境に壁を築くという公約は、さすがに議会の承認なしにはできないだろう。だが法律の専門家によれば、不法移民の送還を迅速化し、不法移民の滞在を認めたオバマの大統領令を無効にし、テロ防止のために特定の国々からの移民の流入を禁止することは議会の承認なしでも可能だという。

【参考記事】トランプのメキシコ系判事差別で共和党ドン引き

 懲罰関税を課すと、外国政府に脅しをかけてきたトランプだが、これは議会の承認なしには不可能だ。1年5カ月に及ぶ選挙戦で訴えてきた大幅減税や「軍備増強」もそう。トランプは民主党ばかりか、共和党議員の抵抗に直面することになり、自身の政策を通すことも、最高裁判所の判事にお気に入りの人物を据えることも困難だろう(最高裁の判事には今年死去した保守派のヒーロー、アントニン・スカリア判事のような人物を指名すると公約している)。

ロシアとの連携を強化?

 テロ組織ISIS(自称イスラム国、別名ISIL)との戦いでは、軍事作戦を短期間に集中的に実施し、シリア問題ではロシアとの連携を強化すると言ってきた。選挙戦中はロシアのウラジーミル・プーチンを褒めたたえ、民主党陣営だけでなく共和党からも激しい批判を浴びた。そのロシア政府は、アメリカの選挙に介入する目的で民主党全国委員会とクリントン陣営のスタッフのサーバーのハッキングを指示したと、アメリカの17の情報機関が断定している。

【参考記事】トランプはプーチンの操り人形?

 トランプは5人の子の父親で、長老教会派の信者である。ニューヨーク市民が大統領になるのは、リチャード・ニクソン(カリフォルニア州からマンハッタンに移り住み、68年の大統領選に勝利)以来だ。

 トランプはマンハッタンのミッドタウンに設置された会場で勝利演説を行ったが、そこからわずか3キロ程のハドソン川近くのコンベンションセンターでは、クリントンの勝利を祝うために集まった支持者たちが予想外の結果に肩を落としていた。


米大統領選制したトランプ氏に祝辞、安倍首相とプーチン露大統領
AFP=時事 11/9(水) 19:49配信

【AFP=時事】日露首脳は9日、米大統領選でのドナルド・トランプ(Donald Trump)氏勝利を受けて、それぞれトランプ氏に祝辞を送った。

■安倍首相「日米は揺るぎない同盟国」

 安倍晋三(Shinzo Abe)首相は、トランプ氏に祝意を伝えるとともに、祝辞の中で「世界経済の原動力であるアジア太平洋地域の安定は、米国に平和と繁栄をもたらす」「日米両国は、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった普遍的価値の絆で固く結ばれた、揺るぎない同盟国」と述べ、親密な日米関係の維持を呼び掛けた。

 米大統領選の選挙期間中、トランプ氏は環太平洋連携協定(TPP)に反対の意志を表明したほか、日米安保条約についても日本の負担増を要求。さらには北朝鮮の脅威への対抗手段として日本の核武装を示唆するなどしたことから、日本ではトランプ氏に対する懸念や批判が高まっていた。

■トランプ氏勝利、露議会は拍手喝采

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領も同日、大統領府を通じてトランプ氏の勝利を祝福する声明を発表した。ロシアの体制側から反ロシアと目されていたヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官が敗北し、トランプ氏が勝利したとの知らせに、ロシア議会は拍手に包まれた。

 トランプ氏の勝利を祝う声明文の中で、プーチン大統領は「米露関係を危機的状況から脱却させるための相互協力や、未解決の国際的な課題への取り組みに期待を表明する」と述べて、米露関係の改善に向けてともに取り組むことへの期待を表明した。

 プーチン大統領は、すでに米大統領の選挙期間中から暗黙裏にトランプ氏支持を示唆していた。トランプ氏側も何度もプーチン大統領を称賛し、プーチン大統領と協力関係を築くことが楽しみだなどと語っている。【翻訳編集】 AFPBB News


<米大統領選>TPP発効、困難な情勢に トランプ氏勝利
毎日新聞 11/9(水) 19:40配信

 ◇10月下旬「就任当日にTPP離脱を正式発表する」と宣言

 【ワシントン清水憲司】次期米大統領に決まった共和党のドナルド・トランプ氏は、日米など12カ国の環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に強硬な反対姿勢を示し、離脱を訴えてきた。オバマ大統領は残る任期中にTPPの議会承認を得ることを目指しているが、審議入りすら危ぶまれており、TPP発効は困難な情勢に追い込まれた。

 大統領選では、民主党候補のヒラリー・クリントン氏もTPPに反対を表明していたが、実際に大統領に就任すれば、TPPを合意に持ち込んだオバマ政権の政策を引き継ぎ、容認に傾く可能性もあるとみられていた。一方、トランプ氏は、自由貿易を製造業衰退や賃金伸び悩みの元凶とみなし、「米製造業の命取りになる」とTPPを激しく批判。10月下旬には「就任当日にTPP離脱を正式発表する」と宣言していた。

 オバマ政権は、大統領選と同時に行われた上下両院選で当選した新議員らの任期が始まる1月3日以前に、議会でのTPP承認を得ることを目指している。上下院で過半数を占める共和党が、伝統的に自由貿易に積極的なことに対する期待論もあった。

 しかし、合意内容の再交渉すら許さない強硬姿勢のトランプ氏が勝利したことで、共和党議員も同調せざるを得ないとの見方が強まっており、法案提出にさえ至らない可能性も出ている。TPPの発効には、米国の承認が不可欠で、世界の国内総生産(GDP)の約4割を占める巨大な経済圏の実現が危ぶまれる。


EU、トランプ氏と早期会談へ 安全保障や貿易関係強化目指す
ロイター 11/9(水) 19:39配信

[ブリュッセル 9日 ロイター] - 欧州連合(EU)は9日、米大統領選で勝利した共和党のトランプ候補に対し書簡で祝辞を送るとともに、安全保障や貿易関係について可能な限り早急に首脳会談を開催するよう要請した。

トゥスクEU大統領と欧州委員会のユンケル委員長は「欧州と米国との大西洋を挟んでの関係強化はいま、この上なく重要になっている」との見解を提示。「過激派組織『イスラム国』、ウクライナの主権や領土の保全に対する脅威、気候変動や移民・難民問題など前例のない難問に変化をもたらすには、EUと米国の緊密な協力継続をもってする他ない」と述べた。


ECBは非常時に市場介入の用意=オーストリア中銀総裁
ロイター 11/9(水) 19:39配信

[ウィーン 9日 ロイター] - オールストリア中央銀行のノボトニー総裁は、米大統領選でのトランプ候補勝利で為替市場などが荒れているが、非常時には欧州中銀(ECB)は市場に介入する用意があると述べた。

ECB理事でもある同総裁は記者団に対し、「非常の場合はもちろん介入する用意がある」と指摘。ただ何が起こるかを把握するには時期尚早として「様子をみる必要がある」と述べた。


米TPP承認、不透明に=保護主義に傾斜の恐れ-米大統領選
時事通信 11/9(水) 19:37配信

 【ワシントン時事】米大統領選では「環太平洋連携協定(TPP)離脱」を訴えた共和党のトランプ氏が勝利した。

 オバマ大統領は来年1月までの任期中に議会承認を得ると表明してきたが、情勢は極めて不透明になった。「米国最優先」を掲げるトランプ氏が保護主義的な姿勢を貫けば、日米など12カ国が合意したTPPが崩れる恐れがある。

 トランプ氏は選挙戦で「TPPは米国の雇用に災いをもたらす」と述べ、国務長官在任時にTPPを推進した民主党候補のクリントン氏を非難。中国の輸出拡大阻止も訴え、鉄鋼、自動車産業が集積する中西部などの票を民主党からもぎ取った。

 TPPが発効するには、域内の国内総生産(GDP)合計の6割を占める米国の議会承認が不可欠。オバマ大統領は「選挙後はTPPの利点に関心が向かう」と語り、自由貿易に前向きな共和党主流派とTPP実施法案の提出に向けて協議を進めていた。だが、トランプ氏は「就任初日にTPP離脱を宣言する」と表明しており、議会が年内の承認を避ける可能性は高い。

 米次期政権の「内向き」姿勢は、TPPに限らず、欧州連合(EU)との自由貿易協定など他の貿易交渉にも打撃を与える。通商代表部(USTR)のフロマン代表は10日にTPP参加国の駐米大使らと今後の方針を協議する予定だ。 

 ただ、トランプ氏はTPPを批判する一方、「米国はもっと自由貿易に取り組む必要がある」とも主張。米政府の元高官は「トランプ政権でもアジア戦略は重要だ」と述べ、TPPの枠組みを活用する可能性があるとみている。(了)


焦点:政府・日銀、市場混乱で「政治リスク」意識 特効薬なし
ロイター 11/9(水) 19:34配信

[東京 9日 ロイター] - 米大統領選はトランプ氏が勝利し、株安・円高が大幅に進行した。政府・日銀にとってこの現象は、デフレ脱却と景気拡大へのやっかいな「障害物」。来年は欧州で重要な選挙が続き、同じ状況に直面する可能性もあり、「政治リスク」への対応が強く意識されてきた。

しかし、短期的な「特効薬」はなく、構造改革の推進による体質改善が先決との声も漏れている。

<「悪夢の再来」>

財務省の浅川雅嗣財務官は、省内で開かれた政府・日銀の緊急幹部会合後に記者団の取材に応じ「投機的な動きがさらに継続するなら、必要な措置を取りたい」と述べ、厳しい表情を浮かべた。

英国の欧州連合(EU)離脱を問う6月の国民投票は、直前まで残留予想だったのが一転して離脱となり、為替を含む金融市場が混乱。「悪夢の再来が現実となった」(政府関係者)との声も聞かれた。

足元の円高を受け、浅川財務官は為替介入の可能性について「ノーコメント」とする一方、過度な変動に対しては、あらゆる選択肢を排除しない考えを示した。

<日銀にも難題の円高>

日銀では、米大統領選について黒田東彦総裁が早い段階から予断を持たないよう幹部に促してきたとされ、冷静に受けとめているとみられる。

今後は米国をはじめとした世界経済の行方や金融市場の動向が、日本の経済・物価に与える影響を注視する方針だ。

足元の市場の動揺は、大方の予想に反した結果が変動を増幅している面があるものの、不確実な状況が長引いたり、これまで緩やかながらも利上げを模索していた米金融政策が転換を迫られれば、一段と株安・円高が進行。日銀が掲げる2%の物価安定目標の実現が、さらに遠のくことは避けられない。

日銀は9月の金融政策決定会合で、政策の軸足をそれまでの「量」から「金利」に転換し、11月1日には物価2%の到達時期を「2018年度ごろ」に先送りしたばかり。

黒田総裁は2日の衆院財務金融委員会で「必要に応じて追加措置をとる用意がある」と強調したが、中心的な手段となるマイナス金利(現行マイナス0.1%)の引き下げは金融界を中心に反発も強く、難しい判断を迫られる可能性もある。

ただ、日銀内では、米国・世界の流動性や金融システムに支障が生じるような事態は想定しづらいとみており、緊急的な対応には距離を置いている。12月15、16日に開く次回の金融政策決定会合に向けて、金融市場の変動が日本の経済・物価情勢に及ぼす影響について分析を急ぐ考えだ。

<来年は欧州発のリスク>

東京市場では大統領選の大勢が判明するにつれ、株安・円高が進行した。日経平均株価<.N225>は一時1000円超下落、ドル/円<JPY=EBS>も105円台から、一時101円台前半まで下げた。政府内ではこうした「政治リスク」に対する市場の弱さを懸念する声も広がった。

来年、欧州では重要な選挙が目白押しで、ある政府関係者は「気が抜けない展開が今後も続く」と指摘。フランスの大統領選に加え、オランダやドイツでの議会選挙では極右政党の躍進が取り沙汰されており、結果次第では再び市場が混乱に陥りかねない。

政治イベントに大きく左右される市場の構造について、別の政府関係者は「市場の足腰を鍛えるためにも、構造改革の着実な推進が欠かせない」と指摘する。

与党内では選挙への影響を見越し、社会保障改革への機運が高まらない現状がある。「高齢者という『貴族』が若年層を搾取する根本的な構図を変えなければ、投機筋が幅を利かせる市場構造も変わらない」(同)と語った。

(梅川崇、伊藤純夫、竹本能文 編集:田巻一彦)


プラート専務理事「ECBは平静保つべき」、トランプ氏勝利で
ロイター 11/9(水) 19:31配信

[ブリュッセル 9日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事は9日、米大統領選でのトランプ氏の勝利で不安定な相場変動が広がったことを受け、ECBは市場よりも平静を保たなければならないと述べた。

金融政策やユーロ圏の銀行システムに関する講演の前に、報道関係者に語った。

専務理事は、トランプ氏の勝利に反応するのは尚早としたうえで、「ECBは通常、最初の数日は当然ながら相場変動を観察することから、やや忍耐強く展開を見守る必要がある」と述べた。

さらに、今回の結果で金融政策に関するすべてのコミュニケーションが変わることはないとし、ECBは市場よりも落ち着きを保つ必要があるとの見方を示した。

講演では、インフレを目標水準に戻すためにECBは「非常に規模の大きい」金融緩和策を維持しなければならないと述べた。


焦点:トランプ勝利でFRB利上げに不透明感、経済政策も未知数
ロイター 11/9(水) 19:21配信

[ワシントン 9日 ロイター] - 米大統領選挙で共和党のトランプ候補が予想外の勝利を収めたことを受け、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ路線に不透明感がでている。

トランプ氏の優勢が伝えられたことで9日に市場は荒れ模様となった。2015年の中国株式市場の急落や今年6月の英国民投票後など、これまでも市場が荒れた際にはFRBは動きづらかった経緯がある。

トランプ氏は、国際的な通商交渉の破棄や再交渉の方針を示しており、世界的な保護主義に今後つながるおそれがある。トランプ氏は大幅減税も打ち出しており、エコノミストの多くは米財政赤字の急拡大につながると試算している。

ムーディーズ・アナリティクスの首席エコノミスト、マーク・ザンディ氏は「FRBは12月に政策変更しない可能性が高まった」と述べた。

トランプ氏勝利でイエレンFRB議長の将来も不透明となった。トランプ氏はオバマ大統領を支えるためにFRBは低金利を維持していると批判、2018年1月の任期終了後に交代させる可能性を示唆していた。このため、議長が早期に退任するとの憶測も一部のアナリストからはでている。

トランプ氏の経済政策運営にも不透明感が漂う。

同氏は、低所得者向け健康保険への連邦政府の歳出について、州当局に一段の裁量を与えることを提案。また個人・法人税率の引き下げを提案したが、エコノミストからはこれら計画の裏付けとなる前提条件や不透明な財政手当について疑問の声があがっている。

非営利団体の「責任ある予算委員会」は、トランプ候補の提案には不透明な部分が多いため評価するのは困難としながらも、計画を進めれば連邦債務は今後10年で5兆3000億ドル膨らむ可能性がるとの試算を示している。

トランプ氏は、自身の政策で企業投資が拡大し2500万人の雇用を創出、経済成長を倍増させると発言している。選挙の勝利演説でも「素晴らしい経済計画がある。成長を倍加させ世界で最も強い経済をつくる」と述べた。

エコノミストのバリー・アイヒェングリーン氏は今年に入り、トランプ氏の貿易保護政策の当初の影響はそれほど悪くないと指摘。関税をめぐり貿易戦争や地政学的緊張が高まる可能性があるが、当初の影響では米国の賃金とインフレ押し上げるとの見方を示した。これはこれまでFRBが求めてきたものだ。

ムーディーズ・アナリティクスのザンディ氏率いる分析チームは、トランプ氏の主張する貿易・移民政策が完全に実行されればインフレを押し上げ、FRBの積極的な利上げや景気後退(リセッション)につながる可能性があるとの見方を示した。

ナショナル・セキュリティーズ(ニューヨーク)の首席市場ストラテジスト、ドナルド・ゼルキン氏は「トランプ氏の減税は財政赤字の大幅な拡大につながり、貿易制裁は世界の通商を阻害するかもしれない。これがリセッションにつながる」と述べた。

フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は10月13日、FRBは選挙後の政策変更を注視する必要があると指摘。「FRBの対応が必要なほどの歪曲効果があるような政策がとられれば、われわれは対応しなければならない」と述べていた。

Jason Lange、Jonathan Spicer記者


トランプ派・高須克弥院長もツイッターで勝利宣言「逆張り大成功」「彼は日本を対等の友人にしようとしてる」
産経新聞 11/9(水) 19:15配信

 米大統領選で9日、共和党候補のドナルド・トランプ氏(70)が勝利宣言し、トランプ派を自認する高須クリニックの高須克弥院長(71)は自身の短文投稿サイト「ツイッター」を更新し、「トランプが勝つと言ってたのは僕だけ。逆張り大成功」と、いつもの高須節を炸裂させた。

 高須氏はこの日の選挙速報を見ながらゴルフを楽しんでいたと明かした上で、トランプ氏優勢との開票状況に気を良くしたのか、「トランプも僕も絶好調」と投稿。「トランプ、大統領に当選したとたんに紳士になった。選挙前に紳士のふりして当たり障りのないこと言って媚びる政治家や当選してから正体表す下品な政治家は大嫌い」などと書き込んだ。

 また、「彼は日本を対等の友人にしようとしてる。親日ではないが良いことだ。日本はアメリカのパシリではなくなる。言うべきことが言えるようになる」「トランプは常識人。今までの日米関係が非常識だった」と論じた。(WEB編集チーム)


米大統領にトランプ氏 自民・細田博之総務会長「安倍晋三政権にとって試練の期間になる可能性」
産経新聞 11/9(水) 19:14配信

 自民党の細田博之総務会長は9日、党本部で開かれた会合であいさつし、米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が勝利宣言したことについて「対日政策はどうなるのか。日本は米国とどのように関係を築いていかなければならないのか。わが国の政策の選択が問われる。安倍晋三政権にとっても試練の期間になる可能性がある」と述べた。


「トランプ米大統領」に驚き、TPPの先行き懸念=経済界の反響
ロイター 11/9(水) 19:13配信

[東京 9日 ロイター] - 米国大統領選で、当初劣勢が伝えられていた共和党候補のドナルド・トランプ氏が当選する見通しになったことについて、日本の経済界からは「驚き」、「先行き不透明」、「日米関係への理解を期待」などのコメントが相次いだ。

経済同友会の小林喜光代表幹事(三菱ケミカルホールディングス<4188.T>会長)は「英国のブレグジット(EU離脱決定)と同様、その結果について驚きをもって受け止めている」とのコメントを書面で発表。「トランプ氏が大統領に就任したとしても、『トランプ現象』の背景にある(経済格差という)根本的な原因に対処するには、相当の時間がかかるだろう」と指摘した。

同氏はまた、記者団に対し、懸案となっている環太平洋連携協定(TPP)の承認問題について「厳しい。かなり悲観せざるを得ない」との見方を示し、日本政府に対し、米国の新政権との円滑なコミュニケーションをとるよう求めた。

日本経団連の榊原定征会長(東レ<3402.T>相談役最高顧問)は記者団に対し、トランプ氏の豊富なビジネス経験、副大統領候補であるペンス氏の長年の政治経験に触れ、「バランスのとれたコンビ。ビジネスの立場から日米関係の重要性は十分に理解してもらえると思っている」と述べた。

ただ、新政権との人脈については、「クリントン候補とはいろいろな面で政治経済、いろいろなルートがあるが、トランプ候補の場合、今の所は全くない状態」とし、「経済界としてもパイプ作り、いろいろな対話ができる場を作って行きたい」と日本からの発信強化の必要性を強調した。

その他の首脳の主な発言は以下の通り。

小林栄三・日本貿易会会長(伊藤忠<8001.T>商事会長):

トランプ氏の実業家としての豊富な経験を活かし、柔軟で現実的な政策が推進されることを期待する。日本を始め、世界各国との連携をさらに強化し、世界経済の安定と成長に向けて力強いリーダーシップを発揮されることを望む。

新浪剛史・サントリーホールディングス[SUNTH.UL]社長:

日米両国の関係は政治・経済の両面において、お互いにとって最も重要な関係であるということは動かしがたい事実だ。両国間の戦略的か

つ互恵的なパートナシップを政府と民間がともにより深化させていくこ

とが重要。新政権には内向きなアメリカとなることなく、とりわけ通商政策については、お互いウィン・ウィンとなる貿易投資関係を構築できるよう期待したい。

根岸 秋男・生命保険協会長(明治安田生命代表執行役社長 ):

トランプ氏が勝利したことで、マーケットにおいては先行きの不透明感を嫌気してリスク回避の動きが強まっている。対外強硬路線が日本に与える影響についても懸念されるところである。しかし、同氏が提唱する所得税および法人税の減税とインフラ投資支出拡大を通じた財政政策は、経済成長を高めると見ており、今後、具体的にどのような政策を打ち出していくのかを注視したい。

磯崎功典・キリンホールディングス<2503.T>社長:

米国の政治・経済の先行き不透明感が高まることを懸念しており、今後の政策に注目する。今回の選挙を通じて、想像以上に米国の雇用不安、格差問題が顕在化した。世界情勢も不安定な中、 日米両国が協力して世界の社会・経済の発展に取り組むことを期待する。

日比野隆司・大和証券グループ本社<8601.T> 社長:

トランプ氏の当選は想定外であったため、ブレグジットと同様、日本市場は株式、為替共にややパニック的な大きなリアクションとなった。株式市場は時間の経過とともに落ち着きを取り戻すのではないか。

今後の焦点は、新政権の顔ぶれやトランプ氏の政策を見極めるプロセスに入る。選挙戦の時の過激な発言と異なり、現実的で調和のとれた政策を期待する。また、日本政府がトランプ政権との強固なパイプを早期に構築することを期待したい。

永井浩二・野村ホールディングス<8604.T>グループCEO:

対新興国、資源国通貨に対してドル高が進む可能性があるが、少なくとも短期的には対円でドル安圧力が強まる公算が大きい。金融市場での先行き不透明感が高まり、米国利上げのさらなる後ずれにつながることも予想される。短期的には円高、日本の株安につながり得るが、市場の混乱は長期化しないと考えている。


米大統領にトランプ氏 安倍晋三首相「一緒に仕事することを楽しみにしている」
産経新聞 11/9(水) 19:12配信

 安倍晋三首相は9日夕、共和党のドナルド・トランプ氏が第45代大統領に就任することが確実となったことについて「心からお祝いを申し上げる。一緒に仕事することを楽しみにしている」と述べて祝意を示した。官邸で記者団に語った。首相の発言は次の通り。

 トランプ候補が次期米国大統領に選出されたことに心からお祝いを申し上げます。日米同盟は普遍的価値で結ばれた揺るぎない同盟です。その絆をさらに強固なものにしていきたいと思います。また、トランプ次期大統領とも、世界のさまざまな課題に共に協力して取り組んでいきたいと思います。一緒に仕事することを楽しみにしています。


米大統領にトランプ氏 稲田朋美防衛相は「想定内」
産経新聞 11/9(水) 19:12配信

 稲田朋美防衛相は9日、米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が勝利宣言したことについて「想定内でした」と述べた。また、トランプ氏や陣営関係者への接触について「もちろんそういう必要はある。どの政権であっても日本の立場、日米同盟の強化を働きかけていく必要がある」と語った。防衛省で記者団の質問に答えた。

 稲田氏はまた、トランプ氏が選挙期間中に在日米軍駐留経費など日本の負担増を求めていることに関し、「選挙期間中にそういう発言をしたことは承知しているが、具体的にどういった政策を打ち出すかは不確定なので、今この時点でコメントする立場にはない」と述べた。日本の防衛費が国内総生産(GDP)1%の枠内に収まる状態が続いていることについては「防衛費1%ということが決まっているわけではない」とした。

 新たな米政権との日米関係にも触れ、「アジア太平洋地域の平和と安定、繁栄のためには日米同盟が重要であることに変わりはないので、しっかりと緊密な関係を築きたい」と強調した。


米大統領選トランプ氏勝利にハリウッド俳優達が反応「恥ずべき夜」「今こそ団結」
クランクイン! 11/9(水) 19:12配信

 日本時間9日にアメリカの大統領選が実施され、接戦の末、共和党のドナルド・トランプ候補が民主党ヒラリー・クリントン候補に勝利した。選挙前から投票を呼びかけていた様々なセレブが、トランプ氏の勝利が確定するとそれぞれの思いをツイッターやインスタグラムなどのソーシャルメディアで共有した。果たしてその反応とは?

 トランプ氏は「時が来ました。私はアメリカ国民全員の大統領になることを誓います。これは私にとって重要なことです。少人数ではありましたが、過去に私をサポートしないことを選択した人々にも、力を合わせ我々の偉大な国をひとつにまとめられるように導きと助けを求めます」と勝利演説。しかし、リベラル派の多いハリウッドでは、トランプ氏の勝利に落胆ムードが漂っているようだ。

 映画『キャプテン・アメリカ』俳優のクリス・エヴァンスは「アメリカにとって恥ずべき夜だ。僕たちは憎悪を扇動する者をこの偉大な国を導かせてしまう。弱者いじめをする者に我々の進路を決めさせてしまう。僕は落胆している」とツイート。モデルのベラ・ハディッドは「とんでもない事態だわ」「何てことよ」と立て続けにツイートした。女優のラシダ・ジョーンズは「人生を投げ出したい」とコメント。今年公開された映画『ゴーストバスターズ 』を手掛けたポール・フェイグ監督は「パパもハグが必要だ。憎しみが勝利している。いじめっ子が勝利している。言葉がない。世界よ、これは僕達全員を代表しているわけではないんだ。僕達は恐怖でおののいている」と、トランプ氏の当選にショックを隠せないでいる。

 一方、人気海外ドラマ『One Tree Hill』女優のソフィア・ブッシュは「まだ私達を信じている。国は明らかに大きく分裂しているけれど、今こそ団結する時なのよ。お互いに耳を傾けましょう。決して諦めず、泣いたり嘲笑ったりせずに。一致団結よ」と、ポジティブにコメント。マイケル・ムーア監督も「どんな結果になろうと、そこから我々は始める」とツイートしている。


米大統領にトランプ氏 自民・二階俊博幹事長「米国に再交渉求められても応じない政府方針は不変」TPP承認案の早期成立方針を強調
産経新聞 11/9(水) 19:11配信

 自民党の二階俊博幹事長は9日、米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が勝利したことに関し「トランプ氏と日本は積極的な協力関係を築いていけるよう努力すべきだ。党は全面的に政府、あるいは民間それぞれをしっかり支えていきたい」と述べた。東京都内の自民党本部で記者団に答えた。

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)にトランプ氏が反対していることに対し、二階氏は「仮に米国から再交渉を求められても応じないという日本政府の方針は一貫している」と述べ、TPP承認案・関連法案の早期成立を目指す与党方針を改めて強調した。

 トランプ氏が在日米軍駐留経費の全額負担など日米同盟の見直しに言及していた点については「安倍(晋三)首相はできるだけ早い時期にトランプ氏と会い、日米同盟がこれまで果たしてきた役割を共有し、両国関係のさらなる発展のために努力していただきたい」と話した。


<米大統領選>勝利のトランプ氏 ところで、どんな人?
毎日新聞 11/9(水) 19:04配信

 米大統領選は共和党のドナルド・トランプ氏(70)が当選を決めた。資産総額37億ドル(約3800億円)の不動産王、人気番組を持つテレビタレント、暴言を連発する異端--そして、ついには大統領にまで上り詰めたトランプ氏の実像とは。【ニューヨーク田中義郎】

 9日未明、マンハッタン中心部のホテル。トランプ氏はほほ笑みを浮かべて勝利宣言した。長年の「野望」が成就した瞬間だ。

 トランプ氏は1985年ごろ、すでに周囲に「いつか大統領になる」と漏らしていたという。それでも、しばらくは大統領選のたびに、出馬意欲をちらつかせるだけだった。

 なぜ今回は、本気で大統領の座を狙ったのか。

 かつて、多くの議員がトランプ氏のもとを訪ね、献金を求めた。米国の抱える諸問題の解決策を語る議員たちに、トランプ氏は金を渡した。だが、問題は解決しない。「もう黙っていられない」。2012年にオバマ大統領が再選された直後、後の選挙スローガン「米国を再び偉大な国に」を商標登録し、出馬準備に着手した。「政治家は口先ばかりだ」。ワシントンを中心とした既存政治に対する「怒り」が行動を突き動かした。

  ◇  ◇  ◇

 トランプ氏は46年、ニューヨークで不動産会社を営むドイツ移民の父とスコットランド移民の母の間に生まれた。リーダーシップの萌芽(ほうが)は13歳から5年間を過ごしたニューヨークの軍事アカデミー。野球部の主将としてチームをまとめ上げ、一目置かれた。当時の教官、セオドア・ドビアス氏は「最高のリーダーだった」と振り返る。

 父の不動産開発業を引き継ぐと、米国が好景気に沸いた80年代に一気に台頭する。83年にトランプタワーを建設し、広く名前の知られる存在となった。酒もたばこも口にしないが、高級クラブに通って上流階級の間に知人を増やした。そのころ開拓した人脈は後のビジネスや大統領選で生きている。

 当時から、交渉での押しの強さは際立っていた。90年4月にニュージャージー州アトランティックシティーで開業したカジノホテル「タージマハル」を巡る一連の出来事が好例だ。このカジノホテルは当初、別のリゾート会社が建設を始めていた。しかし同社のオーナーが急逝し、経営が悪化。米メディアなどによると、トランプ氏はオーナーの遺族から同社の議決権付き株式を購入して危機を救うが、「タージマハル」の建設やその費用調達の見返りとして、5年間で1億800万ドル(約110億円)を要求して払わせている。

 これには後日談もある。証券アナリストのマービン・ロフマン氏によると、オープン直前、ロフマン氏が米紙に「タージマハルは債務やローンの返済に1日130万ドル以上の利益を上げないといけない。10月ごろ、冷たい風が吹き始めるだろう」とコメントすると、トランプ氏はロフマン氏が勤める証券会社にファクスを送りつけ、「ロフマン氏が公式に謝罪するか、解雇されない場合には訴訟を起こす」と迫った。

 ロフマン氏と会社幹部がトランプ氏に電話を入れ、「公式の謝罪とは何を指すのか?」と問うと、トランプ氏はこう言ったという。「謝罪文に『タージマハルは大成功する』と書いて公表しろ」。結局、ロフマン氏は解雇された。「トランプはいじめっ子」。ロフマン氏は苦い表情で振り返る。

◇ ◇ ◇

 トランプ氏はドン底も知っている。90年代に入ってすぐ、米国の景気が低迷し、所有していたカジノの株価も下がった。トランプ氏の負債額は34億ドル(約3500億円)にまで膨らみ、カジノやリゾート会社が米連邦破産法第11条の適用を4回も受けた。当時、トランプ氏はニューヨーク市内を歩いていた時、道端にいた一人のホームレスに目を留め「彼は金もないけど、借金もない」と絶望の言葉を口にしている。

 そんなトランプ氏に04年、思わぬ好機が訪れた。テレビ番組の司会の誘いがかかったのだ。その番組「アプレンティス(見習い)」はトランプ氏の会社で複数の素人を見習いで働かせ、最終的に残った人を採用するリアリティー番組。毎週、誰か一人が解雇され、トランプ氏が言い放つ「お前はクビだ」の決めゼリフが人気となり、高視聴率を稼いだ。

 再び有名人となったトランプ氏は衣料品会社などとライセンス契約し「トランプ帝国」を再建。メディアに取り上げられる効果を知る彼は「人と違うことをしたり、相手とやり合ったりすると、メディアは喜ぶ。彼らが書き立てる分には金がかからず、効果も大きい」と計算していたという。

 トランプ氏は自著で「おれは金持ちだ」と言い切る。ただし「一番幸せなのは素晴らしい家族と真の価値観を持っている人」ともいう。

 トランプ氏は2度の離婚を経験したが、子どもたちには愛情を注いだ。小さいころ、父に家賃の集金や建設現場に連れられ、ビジネスのイロハを学んだ影響もある。トランプ氏は子どもたちを放課後、自ら経営する会社で遊ばせた。今も会社の要職に就け、家族に囲まれて生活している。

 だが、常に現状に安住しないのもトランプ氏だ。自身が求める「真の価値観」を実現するため、ホワイトハウスに乗り込む。


「大きな転換チャンスに」=拉致被害者家族ら―米大統領選
時事通信 11/9(水) 19:02配信

 米大統領にドナルド・トランプ氏が当選した9日、北朝鮮による拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さん(78)が取材に応じ、「この大きな転換期を逆にチャンスと捉えてほしい。日本の態度次第だ」と述べ、日本政府に対し、拉致問題解決に向け米政府に強く働き掛けていくよう訴えた。

 
 飯塚さんはトランプ氏について「選挙戦でなかなか政策的な話が出ず、まだよく分からない。日本の問題まで考えてくれるか心配はある」と懸念。一方、「どんな状況でも『拉致を最優先』という意見は変わらない」と強調し、「友好国としてぜひ協力していただきたい」と呼び掛けた。

 救う会の西岡力会長は「トランプ政権になっても、北朝鮮に強い圧力をかける大きな枠組みは変わらないと思う」と指摘。日本政府に対し、「早急に拉致問題の深刻さや、安倍政権が最優先課題で取り組んでいることをトランプ氏に伝えてほしい」と訴えた。


トランプ氏語録=米大統領選
時事通信 11/9(水) 19:00配信

【2015年】
 「メキシコは問題のある人々を(米国に)送り込む。彼らは婦女暴行犯だ。国境に万里の長城を築き、費用をメキシコに払わせる」(6月、出馬表明演説)
 「彼女がばかげた質問をし始めた。体の至るところから血が出ていた」(8月、討論会で厳しい質問をした女性キャスターについてコメント)
 「安倍(晋三首相)は頭が切れる。キャロライン・ケネディ(駐日大使)は安倍に飲ませ食わせされ、日本の望むことを何でもするようになった」(同、アラバマ州での演説)
 「日本が攻撃されれば、米国はすぐ助けに行かなければならないが、われわれが攻撃を受けても、日本は助ける必要はない。条約は不公平だ」(同、アイオワ州の集会)
 「(米同時テロで)ビルが崩れ落ちた時、ニュージャージー州では何千人もの人々が喝采を送っていた」(11月、アラバマ州の演説)
 「米国の指導者が何が起きているか理解できるまで、イスラム教徒の米国への全面的かつ完全な入国禁止を求める」(12月、声明)
 【16年】
 「私が(ニューヨークの)5番街の真ん中に立って誰かを撃っても、支持者を全く失わないだろう」(1月、アイオワ州の集会)
 「私なら(テロ容疑者尋問のため)水責めよりはるかに悪いものを復活させる」(2月、ニューハンプシャー州の討論会)
 「核兵器が最後の手段だ」(3月、インタビューで過激派組織「イスラム国」=IS=掃討作戦についてコメント)
 「(日韓に核武装させないのが)米国の政策だったかもしれないが、変えなければならない時が来るだろう」(同、CNNテレビの番組)
 「(人工妊娠中絶を)禁止する必要がある。(違反した女性には)何らかの処罰がなければならない」(同、MSNBCテレビの番組収録)
 「彼(北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長)が米国に来るなら受け入れる。公式夕食会はやらない。会議用テーブルでハンバーガーを食べればいい」(6月、ジョージア州の演説)
 「米国を環太平洋連携協定(TPP)から撤退させる」(同、ペンシルベニア州の演説)
 「行方不明の(クリントン氏の)3万通のメールをロシアが見つけられることを望んでいる」(7月、フロリダ州での会見)
 「ヒラリーは(銃所持の権利を定めた)憲法修正2条を廃止したがっている。彼女が(最高裁)判事を選べる立場になれば、残された手段はない。銃所持論者にはできることはあるかもしれないが」(8月、ノースカロライナ州の集会)
 「私は美人を見ると自動的に引き寄せられ、キスを始める。待つことはない。スターなら(女性は)させてくれる。何でもできる」(05年の会話。10月、ワシントン・ポスト紙が録音公開)
 「(クリントン氏の私用メール問題で)私が勝てば特別検察官に調べさせる。あなたは刑務所行きだ」(10月、セントルイスでの第2回テレビ討論会)
 「これは八百長選挙だ。メディアが選挙を不正に操作しようとし、投票所でも不正が行われようとしている」(同、ウィスコンシン州の集会)
 「私たちは、団結した一つの国民になる時だ。すべての米国民のための大統領になることを誓う」(11月、ニューヨークでの勝利演説)(時事)


米大統領選・識者談話
時事通信 11/9(水) 19:00配信

 ◇過激発言、直ちに政策にならず=村田晃嗣・同志社大教授(米外交・安保)
 トランプ氏は、選挙中は日本などに対し過激な発言をしたが、専門家が政権に入れば政策は修正される部分もあるだろう。公約通り全てが過激になるわけではないはずだ。共和党内部や専門家も離反しており、国防長官など実務レベルの担当者を決定し政権を立ち上げるには時間がかかる。対日政策も直ちに変わることはないだろう。

 日本のパートナーは米国であり、トランプ氏だけではないと理解すべきだ。共和党の主流派や経済界は日本との関係を軽視していない。選挙結果に慌てふためかずに日米関係を構築していくことが重要だ。

 しかし、内向きの米国、対外負担を求める米国というムードは出来上がった。日本や韓国などの同盟国が対応を誤ると関係が悪化することはあり得る。

 ロシアと中国はトランプ大統領誕生を歓迎するだろう。米ロ関係が改善すれば日ロ関係にもプラスになる。一方で、米中関係の深化は日本にとっては痛手となる可能性がある。南沙、尖閣諸島で過激な行動をしても米国は関与しないと判断すれば、中国のアクションが派手になる可能性がある。逆に、中国が挑発から柔和路線へ変更し、日本をなびかせ日米同盟にくさびを打とうとしてくるかもしれない。

 ◇国民の不満つかむ=渡部恒雄・東京財団上席研究員
 トランプ氏が今の米国に不満を持つ国民の心をつかんだ結果だろう。低・中所得の白人層、マイノリティーの権利主張に不満を持つ層がトランプ氏支持に流れたとみられる。

 選挙を通して金持ちと低所得者、民主党と共和党、白人とマイノリティーなど、以前からあった米国内の亀裂が浮き彫りになった。トランプ氏はこうした問題の解決策を示していないし、解決できないだろう。亀裂は今後より深まるとみられる。それでも米国民は「現状維持」のクリントン氏でなく、事態を変化させる人を選んだ。

 クリントン氏には現状を変えるメッセージはなかった。トランプ氏の主張は実現可能とは受け止められなかったが、国民の間でエスタブリッシュメント(体制派)に一泡吹かせたいという思いがあったとみられる。

 既存のメディアがクリントン氏優勢を伝えることに対する反発もあった。集会に有名人を動員したことも反発を招く結果となったといえる。

 トランプ氏は既存政治にノーと言うだけで明確な政策を語っていない。何を考えているのか誰にも分からず、国際社会は外交のかじ取りが難しくなるだろう。米国がいつまでも変わらないと考えるのは間違いで、これは日本が乗り越えなければならない試練だ。

 ◇有権者に変化待望のうねり
 久保文明東京大学教授(米政治)の話 有権者の間の変化を待望するうねりが共和党のトランプ氏勝利へつながった。元から民主党政権が2期続いた後の選挙は民主党に不利な上、60~65%が米国が誤った方向に向かっていると回答したとの世論調査もあった。こうした中、オバマ政権内で国務長官を務めるなどしたクリントン氏は変化を象徴する候補としては、難しい面があった。これに対し、トランプ氏はリスクはあっても非政治家として変化を期待させる戦略がうまくいった。

 特に白人の中下層階級がトランプ氏を強く支持し、クリントン氏勝利が有力とみられていたウィスコンシン州など激戦州でのトランプ氏勝利へ導いた。2008年や12年の大統領選時のオバマ氏ほど、クリントン氏がアフリカ系の支持を得られなかったことも影響した。

 トランプ氏の政権運営能力は全く未知数だ。まずは閣僚や補佐官人事を注視し、外交でも自分が直接やりたいのか、あるいは閣僚に任せる方針か見極めたい。対日関係では、トランプ氏は日米同盟や日米安全保障条約、対日投資の実情をよく知らずに一方的に米国が損をしていると考えている可能性があり、日本は実情を理解してもらうことが必要だ。(了)


メキシコ、「国境の壁」に警戒感=米大統領選
時事通信 11/9(水) 19:00配信

 【サンパウロ時事】メキシコのペニャニエト大統領は9日、ツイッターで、トランプ氏を祝福するとともに「両国は協力と相互尊敬の結び付きを強めていくと確信している」と強調した。

 ただ、トランプ氏はメキシコからの移民をやり玉に挙げ、暴言や中傷を繰り返してきた。不法入国を防ぐため、「国境に壁を建設する」との公約も掲げており、メキシコ政府は警戒感を緩めていないとみられる。

 「犯罪者」「婦女暴行犯」。トランプ氏は選挙戦を通じ、メキシコ移民を徹底して批判。「壁の建設費用は相手に負担させる」と一方的に決めつけてはばからなかった。

 「悪者」にされたメキシコ国民の反発は強く、カルデロン元大統領は「わが国はばかげた壁の建設に1セントも払わない」と激怒。対米関係悪化を懸念したペニャニエト大統領は8月、トランプ氏と直接会談したが溝は埋まらなかった。

 対米貿易に依存するメキシコにとっては、トランプ氏が訴える北米自由貿易協定(NAFTA)の見直しも頭痛の種だ。「公約をどこまで実行に移すのか不透明なところも多い」(外交筋)ことから、トランプ氏の一挙手一投足に振り回されそうだ。


プーチン政権、対米外交再構築へ=トランプ氏「親ロ的」も不確定要素-米大統領選
時事通信 11/9(水) 19:00配信

 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は9日、トランプ氏に祝電を送り、同氏を祝福した上で、関係改善に意欲を示した。

 この中で『米ロ関係の危機的状況からの脱却、目下の国際社会の問題解決、世界の安全保障の脅威への効果的対処に向け、共同作業に期待する』と表明した。

 プーチン政権は、選挙結果を受け、対米外交の再構築を図る見込み。トランプ氏は選挙戦での発言から「ロシア寄り」と受け止められているが、ウクライナ危機やシリア内戦が続く中、ロシアにとって読みづらい不確定要素も多い。

 ロシアによる民主党へのサイバー攻撃疑惑も相まって、欧米では「プーチン大統領はトランプ氏当選を待望している」との見方が支配的だった。ただ、ロシア経済紙ベドモスチは複数の識者の見解として、トランプ氏が勝利しても「欧州を無視した対ロシア制裁の解除は極めて非現実的」と楽観を戒めている。

 「クリントン大統領」が誕生した場合、対ロ外交のシナリオは「トランプ氏よりも厳しい」(識者)と予想された。トランプ氏と「関係をゼロから再構築し、制裁の解除・緩和を含めて有利な取引をしたい思い」(ベドモスチ)がロシア側にあるのは事実で、トランプ新政権への働き掛けを活発化するとみられる。

 過去、プーチン大統領はトランプ氏について、「傑出した、才能ある人物だ」「(親ロ的発言を)歓迎せずにいられるだろうか。もちろん歓迎する」と話している。


政府・日銀、円急騰けん制=緊急会合で対応協議―米大統領選開票で
時事通信 11/9(水) 19:00配信

 財務省と金融庁、日銀は9日午後、緊急会合を開き、金融市場の動向をめぐり意見交換した。米大統領選開票での共和党トランプ氏優位の情報を背景に外国為替市場で進んだ急激な円高について、「投機的な動きが継続すれば必要な措置を取る」との認識で一致。政府・日銀が連携し、投機筋をけん制する姿勢を示した。

 浅川雅嗣財務官は会合後、円相場の動きについて「非常に荒い動きが見られる。重大な関心を持っている」と指摘。政府・日銀による市場介入の可能性に関しては「あらゆる措置を排除しない」と述べた。日銀の雨宮正佳理事は「市場動向を注視し、政府と連携して対応する」と語った。


東京商品市場の出来高、今年最高=米大統領選受け大商い
時事通信 11/9(水) 19:00配信

 9日の東京商品取引所では、米大統領選の行方を見守る中、事前予想に反して共和党候補のトランプ氏が優勢と伝えられたことから相場が大きく変動し、取引が活発化した。出来高は29万2020枚と、英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決まり大荒れの展開となった6月24日を上回り、今年の最高を記録した。

 個別銘柄では、米国の政治・経済の先行き懸念を背景に、安全資産とされる金が買われた。金先物(標準取引)の出来高は、前日の5倍強に当たる11万7754枚に上った。

 また、景気に敏感な中東産原油は売りが先行し、取引の中心である2017年4月物は、一時1880円安の2万8210円まで下落。出来高は6万4764枚と3月7日以来8カ月ぶりの高水準となった。


中国、アジア政策転換を期待=保護主義には警戒-米大統領選
時事通信 11/9(水) 19:00配信

 【北京時事】中国は、オバマ政権で進められたアジア重視のリバランス(再均衡)政策が転換される契機になると期待する。

 ただ、「予測できない部分も多い」(中国の専門家)のも事実で、トランプ氏の今後の出方をうかがう構えだ。経済分野では同氏の保護主義を警戒している。

 習近平国家主席は9日、トランプ氏に祝賀メッセージを送り、「互いの相違点を建設的に管理し、中米関係がさらに進展することを期待する」と協力を訴えた。また「衝突せず、対抗せず」「相互尊重」という原則を堅持していく考えも伝えた。中国は、オバマ政権と同様に「新型大国関係」構築を目指し、対立を回避して協力を優先させたい考えだ。

 オバマ政権は、南シナ海問題や韓国への地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備などを通じて、中国に圧力をかける場面が目立ち、中国側はこれに不満を抱いてきた。中国は、孤立主義が色濃いトランプ氏が日韓などアジアの同盟国や中国に対し、どのような戦略を描くかを注視している。

 一方、経済分野で次期米政権が保護主義を強め、中国からの安価な鉄鋼などの流入に強い対抗措置を取った場合、激しい通商摩擦に発展する可能性がある。人民元安への批判を繰り広げることも予想され、そうなれば中国にとって頭の痛い問題となりそうだ。

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