« 天皇皇后両陛下、来春にもベトナムをご訪問 | トップページ | どこまで図に乗る中共支那、南シナ海にミサイル・戦闘機を配備・29 »

2016年9月14日 (水)

台風10号で豪雨 岩手県・北海道で川が氾濫、22人死亡・7

30日午後6時ごろに岩手県大船渡市付近に上陸した大型で強い台風10号の影響で、岩手県・北海道などで激しい降雨となり、岩手県岩泉町の小本川や北海道南富良野町の空知川などが氾濫、これまでに岩手県で浸水した高齢者グループホームの入居者など20人が死亡、北海道で2人の計22人の死亡が確認された。行方不明者は、北海道の2人と合わせ計6人となった。

岩泉町には陸上自衛隊が出動し、孤立した住民らの救助にあたっている。

最初の記事
2番目の記事
3番目の記事
4番目の記事
5番目の記事
6番目の記事

リンク:<台風10号被害>特産シイタケ、出荷再開 岩手・岩泉 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岩手で367人避難生活…台風10号から1か月 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風10号被害>流木で橋桁「ダム化」 岩手・岩泉 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「思いくじけた」農家悲痛=畜産打撃、規模縮小も―岩手県岩泉町・台風10号被害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台風被害の岩泉町、仮設住宅整備を県に要請へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岩手・久慈の琥珀ピンチ…台風で採掘場に土砂 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風10号>水門開いたまま 冠水の一因か検証へ 岩手 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<避難準備情報>高齢者施設で理解不足 発令の仕方見直しも - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:県道が復旧、豪雨での孤立地域すべて解消…岩手 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:孤立地域が解消、岩泉で県道通行可能に…岩手・岩泉 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風被害>宿不足深刻化 ボランティアら困惑 岩手・岩泉 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風被害>開通したばかりのレールバイク 復旧めど立たず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:北海道・東北襲った4台風を激甚災害に…政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台風10号などの被害を激甚災害に指定 局地指定は北海道・岩手の4市町に(9/16) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<激甚災害指定>10号はじめ4台風の被害一括で…政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:鉄道網断たれJR貨物、チャーター船で食糧輸送 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風10号>シカ柵破損 被害逃れた作物に影響も 北海道 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台風10号を激甚指定=復旧の補助率かさ上げ―政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:務台氏が「おんぶ」視察陳謝 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔台風10号災害〕岩手県に被災者生活再建支援法を適用 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台風10号など、あす激甚指定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風10号>岩手20人目の遺体 身元は岩泉の52歳男性 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<青い池>台風被害から復旧 観光客戻る 北海道・美瑛 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<JR北>台風被害路線復旧、年越しのおそれ 減収40億円 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岩手豪雨、不明3人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風10号>16日に激甚災害閣議決定へ 首相が意向表明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR北海道の復旧支援=政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台風被害、16日激甚指定=北海道・東北など―政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台風10号で支援法適用=最大300万円支給―岩手県 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR北海道 被災箇所の再開見通しなどを発表 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:グラウンドに車まで流入…国体の野球、会場変更 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:首相、台風10号など激甚災害指定の方針表明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風10号>観光農園再開へ光 道路復旧、激励受け 岩手 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台風被害、16日に激甚指定=安倍首相「復旧に全力」 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<台風10号被害>特産シイタケ、出荷再開 岩手・岩泉
毎日新聞 9月30日(金)0時47分配信

151
台風10号の影響を受けながらも再開された岩泉町のシイタケ「龍泉ちゃん」の出荷作業=岩手県岩泉町で2016年9月29日午後0時5分、宮武祐希撮影

 「岩泉きのこ産業」(岩手県岩泉町)では、地元特産のシイタケの出荷が再開し、従業員が作業に追われている。

 岩手県のシイタケ生産量は全国3位で、同社はその約2割を占める。台風10号では断水したうえ電気も止まり、栽培に欠かせないハウス内の湿度管理もできなくなった。道路の寸断で貯蔵シイタケも出荷できず、約10トンほどを廃棄処分した。

 今は水道、電気も復旧し、2日に1度のペースで出荷できるようになった。9月から年始までは需要の最盛期のため、副社長の中村和弘さん(55)は「安定供給が売りだったので悔しかった。一日も早く通常通りに出荷したい」と話した。【宮武祐希】


岩手で367人避難生活…台風10号から1か月
読売新聞 9月29日(木)21時16分配信

 大きな被害をもたらした台風10号の豪雨災害から、30日で1か月となる。

 死者は岩手県20人、北海道2人の計22人、行方不明者は両道県で5人に上った。岩手県では367人が避難生活を送っている。

 総務省消防庁の27日現在のまとめでは、住宅被害は北海道と岩手県を中心に全壊393棟、半壊2102棟、床上浸水は387棟などとなっている。

 岩手県岩泉町では、住民の孤立は18日に解消されたが、181戸で停電、364戸で断水が続いている。町は県に仮設住宅300戸の整備を要請し、10月の入居開始を目指している。

 土木施設の損壊や農業、水産業などの被害は、北海道で2787億円(前後の大雨被害を含む)、岩手県で約1394億円に達した。野菜の高騰など生活にも影響が出ている。


<台風10号被害>流木で橋桁「ダム化」 岩手・岩泉
毎日新聞 9月29日(木)20時13分配信

150
小本川の乙茂橋橋脚の上流側にたまった流木=岩手県岩泉町で2016年9月27日午後0時27分、佐藤裕太撮影

 先月の台風10号による豪雨で、大きな被害を受けた岩手県岩泉町を歩くと、流木や土砂が橋脚などに堆積(たいせき)し、ダムのようになった跡が今も至る所に残っていた。町は山あいを流れる河川に沿って形成されており、土砂災害による倒木や放置された間伐木などが流木となって町を襲ったとみられる。専門家は「橋脚の『ダム化』で川の水があふれ、被害が広がった」と指摘。町はダム化被害を少なくとも30カ所とみているが、水害から1カ月を迎えた30日になっても全容はつかめていない。

 「水と木による災害だ」。町内で土木建築業を営む西倉正三さん(69)は、重機を使って道路や橋の復旧にあたる中、この思いを強くした。町中心部を流れる小本(おもと)川に架かる岩泉橋の橋脚には根こそぎ流された直径1メートル近い木々が絡まり、隙間(すきま)に泥や砂が詰まった様は「川に壁ができたよう」に映った。付近では箱石訓子(くにこ)さん(49)の遺体が自宅敷地内で見つかった。

 高齢者9人が犠牲になったグループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」の数百メートル上流にある乙茂(おとも)橋の橋脚は今も、絡み合った無数の流木が積み重なったままだ。豪雨の時は川の半分をせき止めて氾濫を加速させたとみられ、水は「楽ん楽ん」の1階天井付近まで達した。

 町中心部から西に約6キロ離れた二升石地区。小本川に注ぐ川幅1メートルほどの松橋川にも、大量の流木や土砂が流れ込んだ。「材木や切り株が流れてきて橋で止まった。しばらくすると川が増水し、濁流が押し寄せた」。台風が上陸した8月30日、自宅1階が被災した女性(70)は目撃した。周辺では田代フクさん(73)が水死した。

 盛岡地方気象台によると、台風は岩泉に194.5ミリの猛烈な大雨を降らせ、8月の月間平均雨量(157.4ミリ)を1日で上回った。現地を調査した岩手大の小笠原敏記(としのり)准教授(水工学)や町の防災担当者は、台風による豪雨で▽町内69カ所で起きた土砂災害により大規模な倒木が発生▽間伐後に放置された木々が流出▽河岸の浸食で土砂と木々が流出--したと分析。台風10号上陸の1週間前に東北地方を襲った9号の影響で、山の保水力が低下していたことも被害拡大の一因とした。

 各地で集中豪雨が起きる中、小笠原准教授は「河川の危険箇所を把握し、まずは河岸や中州に生える木々の伐採や移植が重要」と話した。【佐藤裕太】


「思いくじけた」農家悲痛=畜産打撃、規模縮小も―岩手県岩泉町・台風10号被害
時事通信 9月29日(木)18時51分配信

149
台風時に浸水した牛舎で、子牛の背をなでる中村匡志さん=23日、岩手県岩泉町

 特産の短角牛で知られ、畜産や酪農が盛んな岩手県岩泉町。

 台風10号による豪雨では牛舎が浸水して牛が流され、飼料畑に土砂が流れ込むなど甚大な被害が出た。規模の縮小を決めた畜産農家からは、「頑張ろうという思いがくじけた」と悲痛な声が上がる。

 県によると、岩泉町で畜産や酪農に携わる農家150戸のうち、7割以上の115戸が被害を受けた。牛舎などへの浸水や土砂流入、損壊は58戸、牧草地への土砂流入や浸水も50戸に上る。

 短角牛は春から夏にかけて山で放牧し、冬は牛舎で飼育するのが一般的。台風で牛舎が被災し、冬を前に行き場を失った牛を手放そうとする農家も出始めた。

 大川地区で約100頭の短角牛を育てる佐藤幸一さん(52)は、10月に山から下ろす子牛を入れる予定だった牛舎が、豪雨で使えなくなった。肉牛として売れるようになるまで育てる「肥育」が中心だが、秋の市場などで大部分を売り、当面は規模を小さくすることを決めた。

 父親の代から約40年、畜産業を営んできた。昨年の県の品評会では、育てた牛が部門別で1等賞に輝いた。経費を考えるともうかる商売ではないが、「短角の肥育への誇りが支えだった」。

 一頭でも増やそうと頑張ってきたが、現実を考えたら売却もやむを得ない。一方で、肥育から離れると再開は難しい。市場の売却申込期限は9月末。「最後の最後まで悩んだ」が、時間がない中で重い決断をした。

 親子で酪農を営む小川地区の中村匡志さん(27)も、川の氾濫で牛舎に土砂が流入した。町唯一の集乳施設は操業を停止。搾った生乳を出荷できず、廃棄せざるを得なかった。

 町内の牧場に預けていた牛がもうすぐ種付けされて戻ってくる。「置き場所がない。規模縮小も頭に浮かぶ」と悔しそうな表情を浮かべた。

 岩手県によると、過去の大規模災害では、牛舎倒壊に対する国の補助に県と市町村の上乗せ分が加わり、農家の負担は6分の1程度に抑えられた。今回の災害で、どの程度補助が出るかは不透明で、県は東日本大震災並みの措置を国に要望している。


台風被害の岩泉町、仮設住宅整備を県に要請へ
読売新聞 9月24日(土)22時58分配信

 台風10号の大雨で甚大な被害が出た岩手県岩泉町は24日、仮設住宅300戸の整備を県に求める方針を明らかにした。

 町の調査で、入居を希望する住民が220世帯に上ることや、仮復旧した道路は除雪車が通れないため、冬は一部の集落の住民に避難してもらう可能性があることも考慮した。


岩手・久慈の琥珀ピンチ…台風で採掘場に土砂
読売新聞 9月24日(土)9時7分配信

141
岩手県久慈市で採掘された琥珀の原石

 国内最大の琥珀(こはく)の産地として知られる岩手県久慈市で、台風10号の豪雨で崩れた土砂が琥珀の採掘場に流れ込み、採掘できない状態になっていることがわかった。

 復旧の見通しは立っていないという。

 琥珀は天然の樹脂が化石化したもので、同市では約8500万年前の白亜紀の地層からとれる。「久慈琥珀」は約1900平方メートルの採掘場で年間約300キロの原石を採取。ペンダントやブレスレットなどの装飾品を製造・販売して年間数千万円の売り上げがあるほか、博物館で展示もしている。

 同社によると、台風10号が岩手県に上陸した翌日の8月31日朝、斜面などから崩れた土砂が採掘場一帯に流れ込み、最大で約2メートルの高さに堆積しているのを社員が確認。


<台風10号>水門開いたまま 冠水の一因か検証へ 岩手
毎日新聞 9月22日(木)14時31分配信

135
台風10号の洪水時、開いたままになっていた旧山口川(手前)の第3号水門。堤防の後ろ側を流れる閉伊川から大量の濁流が流れ込んだという=岩手県宮古市築地で

 8月30日の台風10号の豪雨で岩手県宮古市の市街地が冠水した時、氾濫した閉伊川と支流の旧山口川が合流する所にある第3号水門が開いたままになっていたことが分かった。開いた状態での水門の流量や周辺で冠水した原因との関係は分かっていないが、市は水門の開放が適切だったのか検証する方針だ。

 旧山口川は、山口川から分かれて途中から地下水路を流れ、閉伊川に注ぐ築地地区の第3号水門の直前で再び姿を見せる。水門は閉伊川左岸の堤防にあり、幅が約5メートル、高さが約1・5メートルの鉄製。レバーを引けば、自重で落下し川をふさぐ。旧山口川を含めて山口川を管理する県が宮古市を通じて、近くに屯所のある消防団の1分団に操作を委託している。

 宮古消防署によると、30日午後2時半ごろに市建設課からの連絡を受けて「(閉伊川沿いの堤防壁にある陸上の)門扉を閉めて」と各消防団に伝達した際、1分団から「水門はどうしましょうか」と指示を求められた。同課に確認すると「閉鎖の必要があれば(県から)連絡がくるが、今のところない。連絡が来たのは門扉の閉鎖だけだ」という回答だった。

 しかし、夕方になって辺りが増水したため、団員が水門の様子を見に向かおうとしたが、付近の水位が上がって水門に近寄ることができなかった。水門は洪水時、普段と同じ約50センチ開いたままになっていたという。

 一方、旧山口川が山口川から分岐する地点に設置された水門は市下水道局が管理しており、30日午前9時前までに閉鎖。旧山口川に流れないようにしたものの、大量の雨水が流れ込んだ。

 第3号水門付近の住民の一人は「危なくて水門には近づけなかった。閉伊川の水位が急上昇したので、水門があれぐらい開いていれば大量の閉伊川の水が流入したのは間違いない。閉めてほしかった」と肩を落とした。

 県宮古土木センター河川港湾課の佐藤秀和課長は「門扉については、人や車の安全を考えて、早めに閉鎖の指示を出した。第3号水門は、雨量や閉伊川の状態がどうなるのか分からなかったので、特に指示はしなかった」と説明する。

 市危機管理課の山本克明課長は「閉めておけばよかったのか、開けた方がよかったのか、現段階では判断できない。開閉指示の伝達は、課が直接関与する事務ではないが、総合的な検証が必要だ」と話している。【鬼山親芳】


<避難準備情報>高齢者施設で理解不足 発令の仕方見直しも
毎日新聞 9月20日(火)11時46分配信

132
9人の遺体が見つかったグループホーム「楽ん楽ん」の内部=岩手県岩泉町で2016年9月1日午後0時51分、望月亮一撮影

 災害時の避難勧告・指示の前段階で出される「避難準備情報」。これには「要援護者は避難行動を始める」との意味があるが、8月30日に上陸した台風10号による豪雨被害を受けた岩手県岩泉町で、高齢者グループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」を含む町内全5カ所の入居型高齢者施設が理解していなかったことが毎日新聞の取材で分かった。全国的にも周知が進んでおらず、発令の仕方を見直す自治体も出ている。

【台風16号がまた日本を襲う】

 避難準備情報は、市町村長が国のガイドラインに基づき発令する。岩泉町は台風上陸前の30日午前、発令した。入居者9人が死亡した「楽ん楽ん」を管理する社団医療法人の常務理事は「避難準備情報が出たことは知っていたが、意味を理解していなかった」とした上で「準備情報が出た時に避難しておけば良かった」と話した。

 町内には、「楽ん楽ん」に隣接し同法人が管理する高齢者施設「ふれんどりー岩泉」以外に3カ所の入居型施設がある。毎日新聞が現場責任者に聞いたところ、全員が避難準備情報段階で避難させるとの認識はなかった。

 同町岩泉の介護老人福祉施設「百楽苑」の分田悦子苑長は「正確な意味を把握していなかった」とした上で「行政は避難を促すだけでなく、安全な場所などの情報も提供すべきだ」と話した。また、氾濫した小本川流域にある「グループホームいわいずみ」のホーム長、似内(にたない)ミユキさんも「いつどこに避難すべきかという情報がなかった」と話した。

 百楽苑の避難先は隣接の病院だが、分田苑長は「寝たきりに近い認知症の高齢者120人を移動させることはリスクが大きい。差し迫った危険を感じない状況で避難を選択できない」と簡単には避難できない現状も訴えた。

 避難準備情報の意味が分かりにくいとの指摘は以前からあり、自治体も対応を模索し始めた。東京都町田市は一昨年の台風被害を教訓に「避難の準備を開始してください」との表現を「お年寄りや体の不自由な人は直ちに避難してください」に変えた。群馬県高崎市は台風10号を機に、従来なら避難準備情報を出す段階で「避難勧告」を発令することにした。

 吉田直美・日本福祉大准教授(社会福祉学)は「避難準備情報ができて約10年たつのに、福祉関係者にも浸透していないのは行政の周知不足だ。国が定める人員配置を満たしても、多数の要援護者を抱える施設が自力で避難することは難しい。日ごろから地域にSOSの声を上げ、いざという時に手助けしてもらうことが大切だ」と指摘している。【国本愛】

 【ことば】避難準備情報

 「要援護者避難情報」ともいう。災害で人的被害が発生する可能性が高まった際、避難勧告、避難指示に先んじて市町村長が発令する。高齢者や障害者、乳幼児など避難に時間のかかる要援護者らに避難行動を始めるよう促す。それ以外の者は、非常用持ち出し品の用意など避難準備を始める。2004年に高齢者を中心に多くの死者が出た豪雨災害を機に05年3月に内閣府が新たなガイドラインに基づき定めた。避難には建物の上階に逃げることも含まれる。


県道が復旧、豪雨での孤立地域すべて解消…岩手
読売新聞 9月19日(月)20時34分配信

 台風10号の豪雨災害で、岩手県は19日、岩泉町で通行止めになっていた県道が復旧し、県内で住民の孤立がすべて解消したと発表した。

 岩泉町の県道が18日正午から車で通行できるようになり、同町安家茂井(あっかもい)の2世帯5人の孤立が解消した。先月30日に上陸した台風10号により、県内の孤立住民は9月1日時点で約1600人に上っていた。

 同町では一部地域で停電や断水が続き、343人が避難所で生活している。孤立が解消された集落の60歳代男性は「早く停電が解消してテレビが見られるようになれば」と話した。


孤立地域が解消、岩泉で県道通行可能に…岩手
読売新聞 9月19日(月)12時2分配信

 岩手県は19日、台風10号の影響で通行止めが続いてきた県道安家玉川線の一部区間が通行できるようになり、県内の孤立地域はすべて解消したと発表した。

 同県岩泉町安家茂井の2世帯5人が孤立していたが、18日正午から緊急車両などが通れるようになった。


<台風被害>宿不足深刻化 ボランティアら困惑 岩手・岩泉
毎日新聞 9月17日(土)9時30分配信

130
被災者宅など活躍するボランティアだが、宿不足の問題に直面している=岩手県岩泉町で、望月亮一撮影

 台風10号の大雨で、岩泉町など被災地を支援しようとしているボランティアの宿不足が深刻化している。参加者は宿泊先を自分で手配しなければならないが、紅葉などの観光客や国体関係者が町内外の宿泊施設を既に予約しており、空室がほとんどない状況だ。同町は体育施設などを一時無料宿泊所として開放する予定だが、宿不足がボランティア不足の一因になっている。【近藤綾加、小鍛治孝志】

 岩泉町向町地区。中村範子さん(77)の木造2階建ての自宅は、1階部分が床上浸水した。盛岡から駆けつけた兄知愛(ともよし)さん(79)ら4~5人で、泥出しをしてもらっているが、今も部屋には20~30センチほど流れ込んだ泥が残る。汚れたタンスなど、重い家具も運び出せていない。

 「作業に終わりが見えないね」。中村さんに疲れがうかがえる。「高齢者に力仕事はつらく、片付け作業で1日が終わってしまう。ボランティアの若い人たちに重い家具や泥出しの作業を手伝ってもらえれば」

 県社会福祉協議会によると、16日現在で県内外の延べ5638人がボランティアに参加し、同町や久慈市などの被災地で家屋に流れ込んだ土砂やがれきを撤去したり、家財道具の片付けをしたりしている。

 しかし、被災者からボランティアに手伝ってほしいと依頼があった934件のうち、作業が終わったのは535件。今後も作業が必要な所やこれから対応する所が計400件近くに上る。

 特に被害が大きかった同町では、361件の要請のうち、作業が終わったのは2割程度にとどまる。県社協の担当者は「孤立状態が続いており、ボランティアの支援を遠慮する人もいて、実際にはまだまだ困っている人がいると思われる。今後も多くの人手が必要」と話す。

 ところが、遠方から訪れるボランティアが宿を取るのに四苦八苦している。紅葉シーズンの観光客や復興工事の関係者らで混雑するうえ、今年は10月に国体もあり、被災地や周辺の宿泊施設には既に、選手や監督など大会関係者の予約が入っている。

 宿不足を少しでも解消しようと、町は17日からの3連休に、宿泊用に体育施設「町B&G海洋センター」など2カ所を開放。約30人が寝られるという。「いわてNPO災害支援ネットワーク」(北上市)は、町内のセレモニーホール「うれいらホール」に約50人分を確保するなどした。

 ただ、岩泉町だけでも平日で150人ほどのボランティアが活動。休日には更に増え、宿泊先は足りていないという。地元の支援関係者は「個人宅や自治会で集会所を宿泊場所として開放したりして何とかやっている状態。盛岡にも宿がなく、ボランティアに来られない人が多くて困っている」と話している。


<台風被害>開通したばかりのレールバイク 復旧めど立たず
毎日新聞 9月17日(土)9時1分配信

129
台風10号の豪雨で土砂が崩れ、レールバイクの線路を覆った=岩手県宮古市の旧岩泉線中里駅付近で2016年9月16日、鬼山親芳撮影

 2014年4月に廃止となった旧JR岩泉線の線路を活用して、6月に開業したばかりの岩手県宮古市の「レールバイク」(軌道自転車)が、台風10号の記録的な豪雨による土砂崩れで「運休」している。運営主体の和井内刈屋地域振興会は市に土砂を取り除くよう要請しているが、復旧のめどは立っていない。

 レールバイクは、旧岩手和井内駅から旧中里駅の約3キロの線路を利用。レール上を自転車でこいで走れるよう、地元の鉄工所で改造してもらった2人乗りと4人乗りの2タイプが計4台あり、旧岩手和井内から出発して往復する。11月まで毎週土曜、日曜日に営業する予定だった。これまでに約450人が利用している。

 しかし、今回の台風により2カ所で土砂崩れが起き、予約客にはキャンセルしてもらった。1カ所は、旧岩手和井内駅寄りの山側の沢が崩れ、土砂がレールを約10メートルにわたって覆った。沢水が線路下を伏流水となって流れ出している。

 もう1カ所は中里駅近くで、レールが約20メートル区間で土砂をかぶった。いずれも重機を使えば土砂の除去は難しくはなさそうだが、沢水対策や軌道などの安全確認が必要となる。

 線路や敷地などは地域振興会が、JR東日本から岩泉線の資産を譲渡された宮古市から無償で借りている。このため、地域振興会は、市に土砂の除去を要望。20日に対策会議を開く予定で、場合によっては自分たちで土砂を取り除くことも検討するという。

 地域振興会の代表を務める矢崎誠一郎さんは「客足も順調だったので、運休は残念だ。今月中にはなんとか再開したい」と話している。【鬼山親芳】


北海道・東北襲った4台風を激甚災害に…政府
読売新聞 9月16日(金)13時35分配信

 政府は16日午前の閣議で、8月に北海道・東北地方を襲った一連の台風を激甚災害に指定することを決めた。

 対象は台風7、9、10、11号。指定により、建物や道路、農地などの災害復旧事業に対する国の補助率が、通常の7~8割程度から最大9割程度に引き上げられる。北海道や岩手県では、農地が冠水するなど甚大な被害が出ており、地元自治体から早期の指定を求める声が出ていた。


台風10号などの被害を激甚災害に指定 局地指定は北海道・岩手の4市町に(9/16)
レスキューナウニュース 9月16日(金)12時0分配信

内閣府は16日、8月16日から9月1日にかけての台風7・9~11号による被害を激甚災害(本激)に指定し、北海道と岩手県の計4市町の被害を局地激甚災害(局激)に指定する政令を閣議決定しました。
これにより、自治体による復旧工事費などに対して特別の財政援助が実施されます。政令は23日公布・施行する予定です。

■指定された地域
本激:全国
局激:北海道南富良野町
   岩手県宮古市、久慈市、岩泉町


<激甚災害指定>10号はじめ4台風の被害一括で…政府
毎日新聞 9月16日(金)11時23分配信

125
台風10号の影響で浸水した住宅=岩手県宮古市で2016年8月31日午前、本社機「希望」から丸山博撮影

 政府は16日午前の閣議で、北海道や岩手県を中心に大きな被害をもたらした台風10号と、台風7、11、9号の被害を合わせて激甚災害に指定することを決定した。道路や農地の復旧事業に対する国の補助率がかさ上げされる。

 政府はまた、北海道南富良野町と、岩手県宮古市、久慈市、岩泉町の企業を対象に、信用保証協会の融資保証を手厚くする。【高本耕太】


鉄道網断たれJR貨物、チャーター船で食糧輸送
読売新聞 9月16日(金)11時5分配信

 台風10号などによる大雨と洪水は、日本を代表する食糧供給基地・北海道十勝地方と本州方面を結ぶ鉄道網を切断した。

 多くの農産物が水浸しになったことに加え、被害を免れた作物もスムーズに輸送できないことなどから、都内の市場ではジャガイモなどが値上がりしている。JR貨物(東京)は15日からチャーター船の運航を始めたが、輸送力は普段の5割程度。今後、収穫作業が進むにつれて、農作物の滞留なども懸念される。

 釧路港では15日午後、クレーンがせわしなく動き、次々に5トンコンテナを貨物船内に運び込んでいた。コンテナ内にはジャガイモや大豆、小豆などが詰まっていた。

 貨物船は、JR貨物が借り上げた船で、同日夕、80個のコンテナを収め、約350キロ離れた青森県・八戸港に出発した。コンテナは、同港でトラックや列車に積み替えられ、東京に向かう。


<台風10号>シカ柵破損 被害逃れた作物に影響も 北海道
毎日新聞 9月16日(金)10時48分配信

123
流水で地面が陥没し、宙づりになったシカ柵のくいと金網=北海道本別町で、JA本別町提供

 台風10号の豪雨による土砂流出で、北海道十勝地方ではエゾシカの食害を防ぐため広範囲に設置している侵入防止柵が壊れる被害が確認されている。今後、深刻な大雨被害の中でも何とか出荷できる状態の残った農産物が、畑地に入り込んだシカに荒らされる恐れがある。本別町の畑では既にシカの足跡が見つかっており、関係者は頭を抱えている。

 本別町や足寄町など十勝地方北部はシカの生息数が多く、農業関係者は日ごろから農産物被害に神経を使っている。道のまとめによると、2014年度の十勝地方のシカによる農業被害は約6億4700万円に上り、特に北部で被害が大きい。

 本別町は対策として地元農協などと連携し、1998年からシカのいる山間部と平地の境に、高さ2.2メートルの侵入防止柵「シカ柵」を総延長93キロにわたって設置。シカ柵は鉄や木製のくいに金属製の網を張り巡らせたものだが、大雨で発生した土砂流出や流木で押しつぶされたり、くいの根元の土が洗い流されて倒れたりした。

 JA本別町によると、大量の土砂が残っているため詳細な調査はできていないものの、破損箇所は相当数に上る見込みだという。破損の範囲が1.5キロに及ぶ場所もある。壊れた部分には応急措置として一般の畑地用の電気柵を取り付けているが、既にビートやジャガイモ畑でシカの足跡が多数確認されている。担当者は「シカは隙間(すきま)を見つけると、そこから次々に入り込む」と警戒する。

 関係者の話では、破損した部分を取り換えるためには、1メートルにつき資材や作業費が約5000円かかるという。本別町の高橋正夫町長は、視察で訪れた山本有二農相に対し「(大雨被害を免れ)残った作物だけでも守りたい。何とか力を貸してほしい」と訴えた。【鈴木斉】


台風10号を激甚指定=復旧の補助率かさ上げ―政府
時事通信 9月16日(金)9時51分配信

 政府は16日の閣議で、8月16日~9月1日にかけて北海道や岩手県に大きな被害をもたらした台風10号などによる暴風・豪雨災害について、激甚災害への指定を決めた。

 被害を受けた河川や道路などの公共土木施設、農地の復旧事業に対し、国庫補助率を1~2割程度かさ上げする。

 指定対象とするのは、台風10号の他、7、9、11号などによる被害。14日までに判明した復旧事業の査定見込み額は、公共土木施設が2332億円、農地が126億円だった。松本純防災担当相は同日の閣議後記者会見で「地元の方は大変苦しんでいる。激甚指定は大変重要だ」と述べた。

 また、北海道南富良野町、岩手県宮古、久慈両市、岩泉町の計4自治体を市町村単位の「局地激甚災害」に指定。被災した中小企業に対する融資の保証枠を拡充する。


務台氏が「おんぶ」視察陳謝
時事通信 9月15日(木)11時0分配信

 内閣府の務台俊介政務官は15日、首相官邸で開かれた政務官会議の席上、岩手県の台風被害視察時に水たまりで職員におんぶさせたことについて「このたびの私の行動で皆さんにご心配、ご迷惑をお掛けしたことをこの場を借りておわびしたい」と陳謝した。

 これを受け、萩生田光一官房副長官は身を律して仕事に当たるよう全政務官に求めた。

 務台氏は視察時に長靴を履いていなかったが、自身のフェイスブックで「遅ればせながらようやく大事なものを調達できた」と、長靴を購入したことを写真付きで報告した。


〔台風10号災害〕岩手県に被災者生活再建支援法を適用
レスキューナウニュース 9月15日(木)9時0分配信

岩手県・内閣府は、今年8月末の台風10号災害により被害を受けた市町村に対し、被災者生活再建支援法を適用することを発表しました。この適用により、全壊(長期避難・みなし全壊)・大規模半壊の被害を受けた世帯に支援金(被害程度に応じた基礎支援金及び再建方法に応じた加算支援金)が、公益財団法人都道府県会館から支給されることとなります。

■適用地域
岩手県:宮古市・久慈市・岩泉町(いずれも適用日は08/30~)


台風10号など、あす激甚指定
産経新聞 9月15日(木)7時55分配信

 安倍晋三首相は14日、北海道や岩手県に大きな被害をもたらした台風10号などに関し、被災自治体が行う復旧事業で国の補助率をかさ上げする激甚災害指定を、16日の閣議で決定すると表明した。訪問先の北海道中札内村で記者団に語った。

 首相はこの日、被害状況を把握するため北海道を訪れ、ヘリコプターで上空から帯広市内を視察したほか、高橋はるみ知事らと意見交換した。視察後、記者団に行方不明者の捜索に全力を尽くす考えを示し、「できることは全てやる」と語った。首相は岩手県も訪問する予定だったが、悪天候のため中止となった。


<台風10号>岩手20人目の遺体 身元は岩泉の52歳男性
毎日新聞 9月14日(水)23時22分配信

 岩手県は14日、台風10号で被災した同県岩泉町で見つかっていた男性の遺体の身元は、同町の田代安享さん(52)だったと発表した。氾濫した小本川に流され水死したとみられる。

 田代さんの母フクさん(73)も、この台風で死亡した。県内の犠牲者は20人で、行方不明者は3人になった。【小鍜冶孝志】


<青い池>台風被害から復旧 観光客戻る 北海道・美瑛
毎日新聞 9月14日(水)22時36分配信

122
元の状態に戻り、立ち入りが可能となった「青い池」で、記念写真を撮る観光客ら=北海道美瑛町で2016年9月14日午前11時45分、手塚耕一郎撮影

 台風被害で立ち入り禁止となっていた北海道美瑛町の観光名所「青い池」が14日、復旧工事を終え、約3週間ぶりに観光客の立ち入りが再開された。青い池は火山の泥流対策工事の際、水がたまってできた人工池。鉱物の成分が美瑛川の水に混ざり、太陽の光で反射して神秘的なエメラルドブルーに輝く。

 北海道に8月23日に上陸した台風9号で、美瑛川の護岸が一部崩れ、水の色が茶色く濁っていた。秋の行楽シーズンを前に護岸工事が終了し、水の色もほぼ元通りになった。

 町経済文化振興課の嵯城(さじょう)和彦課長は「町の大切な観光地であり、復旧を待ち望んでいた」と述べ、台風被害による観光客減少の歯止めになることを期待した。【手塚耕一郎】


<JR北>台風被害路線復旧、年越しのおそれ 減収40億円
毎日新聞 9月14日(水)22時32分配信

121
台風10号により基礎部分が川に流された鉄橋=北海道新得町のJR根室線新得駅付近で、JR北海道提供

 台風による大雨被害を巡り、JR北海道の島田修社長は14日の定例記者会見で「台風被害による減収は約40億円に上る」との見通しを示した。深刻な被害に遭った石勝線トマム-芽室間や根室線幾寅-新得間の復旧については「12月中の一日も早い復旧を目指す」と述べ、年内に復旧できない可能性も示唆した。

 JR北によると、釧網線釧路-摩周間は14日に復旧。残る摩周-知床斜里間は16日に運転を再開する予定。日高線苫小牧-鵡川間は今週末に再開予定で、根室線富良野-東鹿越間、石北線上川-白滝間は10月中の復旧を見込んでいる。

 同社は今後、国に災害復旧事業費の支援を求めていく方針。【野原寛史】


岩手豪雨、不明3人に
時事通信 9月14日(水)20時43分配信

 台風10号による豪雨被害で、岩手県は14日、新たに同県岩泉町二升石、田代安享さん(52)の死亡が確認されたと発表した。

 県内の台風10号による死者は20人で変わらず、不明者は1人減って3人になった。


<台風10号>16日に激甚災害閣議決定へ 首相が意向表明
毎日新聞 9月14日(水)20時22分配信

 安倍晋三首相は14日、台風10号などによる北海道や岩手県を中心とする豪雨被害の激甚災害指定について、16日に閣議決定する意向を表明した。被災状況の視察のために訪れた北海道中札内(なかさつない)村で記者団に語った。菅義偉官房長官は14日午後の記者会見で、台風7、11、9号の被害も指定する方針を示した。

 激甚災害に指定されると、道路や農地の復旧事業に対する国の補助率がかさ上げされる。首相は「全国規模で道路、河川、橋などのインフラや、農地、農林水産業の施設などの災害復旧事業への支援を拡充し、被害の大きな自治体の中小企業への支援を厚くしていく」と述べた。

 首相は14日朝、自衛隊機で北海道入りし、冠水した農地や崩落した橋などの被害状況を上空から視察。その後、農作物や農業施設に被害を受けた現地の農業関係者らと意見交換し、「国としても全力で復興に力を入れていく」と激励した。

 14日午後は岩手県岩泉町で、利用者9人が犠牲になった高齢者グループホーム「楽ん楽ん」などを視察する予定だったが、悪天候のため中止した。【梅田啓祐】


JR北海道の復旧支援=政府
時事通信 9月14日(水)19時42分配信

 公明党の災害対策本部(本部長・井上義久幹事長)は14日、菅義偉官房長官を首相官邸に訪ね、今年8月以降の台風による被災者への援助を申し入れた。

 井上氏らが、線路や橋が流失するなどしたJR北海道の復旧支援を要請したのに対し、菅長官は「被災者の生活を支えるために、できることは全てやる」と応じた。

 この後、同本部事務局長の若松謙維参院議員は記者団に、一連の台風被害が激甚災害に指定されても、民間企業は補助対象にならないと指摘。「JR北海道は赤字で復興財源が出てこない」と述べ、同党として支援を継続する考えを示した。


台風被害、16日激甚指定=北海道・東北など―政府
時事通信 9月14日(水)19時2分配信

 政府は16日の閣議で、北海道や岩手県に大きな被害をもたらした台風10号など8月に相次いだ豪雨被害について、一連の災害とみなして激甚災害に指定する。

 菅義偉官房長官が14日の記者会見で明らかにした。

 激甚災害指定の対象となるのは、台風10号のほか、7、9、11号による被害。被災地は全国に及ぶが、北海道や東北地方などが中心となる見通し。

 安倍晋三首相は14日、被災現場の視察のため訪れた北海道中札内村で記者団に、「全国規模で、道路、河川、橋などのインフラや、農地、農林水産の施設など、災害復旧需要への支援を拡充し、被害の大きな自治体の中小企業への支援を厚くしていく」と表明。早期の復旧・復興に全力を挙げる方針を示した。

 激甚災害制度は、大規模な災害で被災した自治体の財政負担を軽減するのが主な目的。指定されれば、道路や下水道などのインフラ整備と、農地の復旧事業などに対する国の補助率が1~2割程度引き上げられる。また、中小企業が金融機関から復旧に向けた資金を借り入れしやすくなる措置も設けられている。


台風10号で支援法適用=最大300万円支給―岩手県
時事通信 9月14日(水)17時13分配信

 岩手県は14日、台風10号で被害を受けた同県宮古、久慈両市と岩泉町について被災者生活再建支援法を適用すると発表した。

 住宅が全半壊した世帯に対し、被害程度や住宅の再建方法に応じて最大300万円を支給する。

 13日までに判明した住宅被害は、全壊が宮古市で11世帯、久慈市で7世帯、岩泉町で52世帯だった。


JR北海道 被災箇所の再開見通しなどを発表
レスキューナウニュース 9月14日(水)16時30分配信

JR北海道は14日、8月下旬からの台風や大雨による被災箇所の復旧見込みを発表しました。

最も被害の大きい石勝線・根室本線(トマム~新得~芽室)では、橋梁流出をはじめとする大きな損壊が12か所あり、復旧時期を申し上げられる段階にないとしていますが、河川・砂防管理者との協議・連携を進め、復旧を目指すとしています。また、根室本線(富良野~新得)については、富良野~東鹿越駅間のみ10月末までに運転を再開するとしています。東鹿越~新得駅間は信号システムも含めて損壊が著しい状態で、復旧には多大な困難が伴うとしています。
路盤が流出し、作業用車が脱線した石北本線(上川~白滝)はこれまで10月中旬に再開するとの見込みを発表していましたが、復旧工事が順調に進んでおり、10月上旬に再開見込みが繰り上げられました。
このほか、日高本線(苫小牧~鵡川)は今週末から、釧網本線(摩周~知床斜里)は16日(金)14時頃から運転を再開する見込みです。


グラウンドに車まで流入…国体の野球、会場変更
読売新聞 9月14日(水)16時13分配信

120
フェンスがなぎ倒された岩泉球場(14日午前、岩手県岩泉町で)=高橋学撮影

 台風10号の豪雨災害で、10月に岩手県で開催される岩手国体に会場変更などの影響が出ている。

 認知症グループホームで9人の犠牲者が出た岩泉町の岩泉球場では、軟式野球の5試合が予定されていたが、水害でフェンスがなぎ倒されるなどし、復旧のめどが立っていない。県国体実行委員会などは岩泉球場での開催を断念。試合は県内の他会場に振り分けられた。

 「まさかこれほどとは」と、岩泉球場の工藤郁雄・球場長(75)は表情を曇らせる。6月に国体に向けた改修を終え、全国から選手を迎える日を楽しみにしてきたが、8月30日の小本(おもと)川の氾濫で、グラウンドには泥や流木のほか、車までもが流れ込み、外野フェンスがなぎ倒された。


首相、台風10号など激甚災害指定の方針表明
読売新聞 9月14日(水)13時39分配信

 安倍首相は14日、北海道、岩手県を中心に被害をもたらした台風10号などについて、16日の閣議で激甚災害指定を決める方針を明らかにした。

 視察先の北海道中札内村で記者団に語った。首相は「被害の大きな自治体では中小企業への支援を厚くしていきたい」とも述べた。

 激甚災害に指定されると、災害復旧事業にかかる費用に対する国の補助率がかさ上げされる。


<台風10号>観光農園再開へ光 道路復旧、激励受け 岩手
毎日新聞 9月14日(水)13時4分配信

119
濁流で一部のブルーベリーが流され、泥に覆われた川上さんの畑(3日、川上さん撮影)

 台風10号による豪雨被害で、岩手県岩泉町では最大で約1100人が孤立状態になった。これまでに5世帯9人まで解消したが、家屋が損壊したり、唯一の交通手段である車を失ったりした住民は多く、元の生活に戻るには少なくとも数カ月はかかりそうだ。町南部の鼠入(そいり)地区に住む川上健治さん(65)もその一人。約40年にわたり愛情を注いできた観光農園のブルーベリー畑が甚大な被害を受け、不安の日々を送っている。

 「辞めないといけないかもなあ」。川上さんは9世帯からなる甲地(かっち)集落から今月4日、自衛隊のヘリコプターで救出された。被災のショックは大きく、臨時避難所となった竜泉洞温泉ホテル(同町)でも所在なげで、記者が声をかけると絞り出すような声で窮状を語った。

 標高約600メートルにある川上さん宅は、冷涼な気候でブルーベリー栽培に適し、収穫シーズンの7月下旬~9月末は例年約1000人の観光客でにぎわってきた。東日本大震災の影響で客足は一時半分まで落ち込んだが、ようやく元の水準に戻ってきたところで、今回の水害に襲われた。

 台風が接近した8月30日午後5時半ごろ、自宅脇を流れる幅3メートルほどの鼠入川の水かさが一気に増え、物置として使っていた自宅1階に水が流れ込んだ。同居する母親と居住スペースの2階にいた川上さんは「流されるかも」と危険を感じ、少しでも高い場所にと近くの車庫へ駆け込んだ。約3時間、水が引くまでじっと耐えた。

 夜が明けると、物置に置いていた耕運機などの農機具は泥まみれになり、自宅は基礎部分がえぐり取られていた。壁には床から約90センチの高さに水の跡があった。自宅に隣接する約1ヘクタールのブルーベリー畑では、約2000株のうち15%ほどが流されたり泥をかぶっていたりした。客も使う川沿いの町道は断たれ、今季の営業は絶望的。「廃業」の2字が頭をよぎった。

 希望の光が差したのは12日。町道の復旧は今月末以降になりそうだが、なんとか迂回(うかい)路が使えるようになった。来年、営業を再開するためには、雪が降る前の剪定(せんてい)が不可欠。「何とか間に合うかもしれない」と胸をなで下ろした。

 数十年来の客が「大丈夫か」「生きてっか」と心配して電話をくれるのも励みになっている。「お客さんがあってこその畑だからね」。ようやく笑顔を見せた。【山中宏之】


台風被害、16日に激甚指定=安倍首相「復旧に全力」
時事通信 9月14日(水)12時4分配信

 安倍晋三首相は14日午前、台風10号による被害状況を視察するため、北海道を訪れた。

 首相は農業関係者や自治体首長との協議後、中札内村で記者団に「被災された方々が一日も早く元の日常に戻れるよう、インフラの復旧・復興、なりわいの再建に向け全力を尽くす」と表明。北海道などの被災地について、16日の閣議で激甚災害指定を行う方針を明らかにした。

 首相は「広範な地域ですさまじい台風の爪痕を目の当たりにした」と強調。その上で、「全国規模で道路、河川、橋などのインフラや農地、農林水産施設など、災害復旧需要への支援を拡充するとともに、被害の大きな自治体の中小企業への支援を厚くしていく」と語った。

 首相は、農業や畜産業に大きな被害が出た帯広市周辺の被害状況を陸上自衛隊のヘリコプターで上空から確認。農業関係者との車座集会、高橋はるみ知事や地元市町村長との会合にも相次いで臨み、国の支援について意見を交わした。

 首相は午後に岩手県へ移動して視察を続ける予定だったが、悪天候を理由に中止した。

« 天皇皇后両陛下、来春にもベトナムをご訪問 | トップページ | どこまで図に乗る中共支那、南シナ海にミサイル・戦闘機を配備・29 »

ニュース」カテゴリの記事

災害」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/566606/64206980

この記事へのトラックバック一覧です: 台風10号で豪雨 岩手県・北海道で川が氾濫、22人死亡・7:

« 天皇皇后両陛下、来春にもベトナムをご訪問 | トップページ | どこまで図に乗る中共支那、南シナ海にミサイル・戦闘機を配備・29 »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31