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2016年9月29日 (木)

米国ニューヨーク郊外で列車事故

アメリカ東部ニューヨーク郊外のニュージャージー州ホーボーケン駅で、アメリカ東部時間29日午前8時45分(日本時間同日午後9時45分)ごろ、公営ニュージャージー・トランジットの通勤列車が駅に突っ込む事故が発生した。

米NBCテレビの報道によれば、この事故で少なくとも1人が死亡、約100人が負傷した。捜査当局者は、現時点でテロ行為であることを示す情報はないとしている。

事故が起きた列車は、同午前7時23分(日本時間午後8時23分)ニューヨークのスプリングバレー駅を出発。同8時38分(同9時38分)にホーボーケン駅へ到着予定で、定刻より遅れていた。
目撃情報によれば、列車は速度を保ったままホームに進入し、車止めに衝突したという。

 ホーボーケン駅は、ハドソン川を挟んでニューヨークの繁華街マンハッタンの対岸に位置する。複数の路線が乗り入れ、フェリーや鉄道、バスでマンハッタンと連結している。朝の通勤ラッシュで列車は混雑していた。

アメリカにおける近年の鉄道事故
 「米国ペンシルベニア州フィラデルフィア近郊で列車脱線、2人死亡」2016年4月4日
 「米国ペンシルベニア州フィラデルフィア近郊で列車脱線、8人死亡・2」2015年5月15日
 「米国ペンシルベニア州フィラデルフィア近郊で列車脱線、7人死亡」2015年5月13日
 「米国ニューヨーク州ブロンクスの列車脱線転覆事故のニュース・2」2013年12月4日
 「米国ニューヨーク州ブロンクスの列車脱線転覆事故のニュース」2013年12月1日


リンク:<米列車事故>安全システム 自動停止する仕組み未導入 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米の列車事故原因で知事「拙速に結論出せない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米列車事故>米在住50代の日本人男性が負傷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:列車制御システム整備進まず NY郊外列車衝突事故 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米鉄道事故、後絶たず=自動制御システム整備が急務―完備車両なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:駅舎は大きく倒壊、がれき散乱…米列車事故 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米列車事故>NTSBが調査チーム派遣 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米列車事故>「叫び声と泣き声…」通勤ラッシュの惨劇 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ニューヨーク近郊の列車事故はなぜ起きたか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米列車事故、自動制御システムあれば防げたか 専門家が指摘 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米列車事故>在住邦人男性けが 「極めて高速で駅に進入」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:NY列車事故 大幅な速度超過のまま駅区間へ進入 車両ホームに乗り上げ、駅舎の屋根崩落 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米列車事故、死傷者100人超 運転士から事情聴取 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:NY列車事故 50代の日本人男性1人負傷、命に別状無し、岸田文雄外相が発表 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:通勤列車、減速せず進入=負傷者に邦人も―故障、ミス可能性で調査・米東部 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米NJ州で列車が駅に激突 1人死亡、100人超が重軽傷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:負傷、日本人1人含む114人に…米列車事故 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:NY郊外でラッシュ時に列車衝突、少なくとも1人死亡 100人超負傷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米列車事故>衝撃「爆発のよう」 減速せず駅へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ニューヨーク都市圏の駅に列車突っ込む 1人死亡、75人負傷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「多くの人が血を流していた」NY郊外の衝突事故 列車内は通勤客ですし詰め状態 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「止まる気配なかった」=通勤客で混雑―米列車事故―米列車事故 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:NY郊外のニュージャージーで列車事故 少なくとも100人負傷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:列車脱線、駅舎に突っ込み1人死亡…NY近郊 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米東部>列車が駅舎に突っ込む 1人死亡100人以上負傷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:列車が駅に突っ込む=1人死亡、100人負傷―米 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<米列車事故>安全システム 自動停止する仕組み未導入
毎日新聞 10月1日(土)0時41分配信

 【ニューヨーク國枝すみれ】米東部ニュージャージー州のホーボーケン駅で9月29日、通勤列車が駅舎に突っ込んだ事故で、列車には制限速度を超えた時に自動的に減速・停止する安全システムが導入されていなかったと米メディアが伝えた。この駅で以前にも同様の事故が起きており、米国家運輸安全委員会(NTSB)は29日、安全システムが導入されていれば事故を防げたかどうかも調べる方針を示した。

 事故ではホームにいた女性(34)が死亡し、手当てを受けた50代の日本人男性を含む114人が負傷した。

 安全システムは全地球測位システム(GPS)などを使って列車の位置や速度を監視し、自動的に速度超過を防ぐ仕組み。米国では2008年、西部カリフォルニア州で列車同士が正面衝突して25人が死亡した事故をきっかけに、15年末までに安全システムをすべての列車に導入するよう義務付ける法律が成立した。

 だが、コスト面などから交通業界の反対を受け、導入期限を18年末に延長。今回の事故を起こした鉄道会社ニュージャージー・トランジットも安全システムを導入していなかった。

 AP通信などによると、駅に進入する際の制限速度は時速10マイル(約16キロ)だが、列車はこれを上回る速度で終着駅のホーボーケン駅に進入し、車止めを乗り越えて駅舎に激突。この駅では11年5月にも列車が止まらずに車止めに激突、30人以上が負傷する事故が発生した。AP通信によると、運転士が速度コントロールを誤ったことが主な原因だった。


米の列車事故原因で知事「拙速に結論出せない」
読売新聞 9月30日(金)20時31分配信

 【ニューヨーク=水野哲也】米東部ニュージャージー州のホーボーケン駅で9月29日朝、列車が駅舎に突っ込んだ事故で、米国家運輸安全委員会(NTSB)は30日、事故原因の調査を本格化させた。

 列車は減速せず駅構内に進入したことが分かっており、NTSBは、乗務員の事情聴取や運行記録装置のデータ解析を急ぐ。

 同州のクリスティー知事は29日に記者会見し、「列車はかなりのスピードで駅に進入した」と述べつつ、「問題はなぜそれが起きたかだ。拙速に結論は出せない」と慎重な姿勢を示した。


<米列車事故>米在住50代の日本人男性が負傷
毎日新聞 9月30日(金)19時42分配信

 ◇1人死亡、負傷114人に

 【ニューヨーク國枝すみれ】米東部ニュージャージー州のホーボーケン駅で9月29日朝(日本時間同日夜)、通勤列車が駅舎に突っ込み、ホーム上にいた女性(34)が死亡し、114人が負傷した。ニューヨークの日本総領事館によると、米国在住の50代の日本人男性1人が負傷し、病院で手当てを受けた。

 ホーボーケン駅は終着駅で、4両編成の列車は車止めを乗り越え、その先にある駅舎に激突。記者会見したクリスティー州知事は、列車が「極めて高速で駅に進入した」と述べ、制限速度を超えていたと明らかにした。米国家運輸安全委員会(NTSB)は調査チームを現地に派遣した。

 通勤ラッシュ時の事故で、米CNNによると、列車には200人以上の乗客がいた。列車の運転士は18年間の運転歴を持ち、病院で手当てを受けた後に退院。事故原因の調査にも応じているという。

 AP通信によると、駅に進入する際の制限速度は時速10マイル(約16キロ)だが、列車には制限速度を超えた時に自動的に減速・停止する安全システムが導入されていなかった。米国では2008年、安全システムを15年末までにすべての列車に導入することを義務づける法律が成立したが、コスト面などから交通業界が反対、18年末に期限が延長されていた。

 ホーボーケン駅では11年5月にも、列車が車止めに激突し30人以上が負傷。この事故も運転士が速度コントロールを誤ったことが主な原因だった。

 ホーボーケン駅はハドソン川を挟んでニューヨーク・マンハッタンの対岸にあり、1日1万5000人が利用する拠点駅。


列車制御システム整備進まず NY郊外列車衝突事故
Japan In-depth 9月30日(金)19時0分配信

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*トップ写真:事故後、現場で会見するNYクオモ州知事とNJ(ニュージャージー)クリスティー州知事(C)クオモ州知事Twitter公式アカウントより

現地時間29日朝8時45分頃、ニュージャージー州で、列車が猛スピードで駅構内に突っ込む事故が発生した。
事故が起きたのは、5万人以上が利用する、ニュージャージー州とマンハッタンを結ぶハブであるホーボーケン駅。ラッシュアワーに起きた惨事で犠牲になったのはプラットホームにいた34歳の女性。ケガ人は乗客を中心に112人にのぼった。

CNNで目撃者が語ったところによると、列車は駅に近づく際、通常は10km以下 に減速するところを、この時は、50km近く出していたように見えたという。このホーボーケン駅は終着駅であり、運転手に心臓発作など何か身体的問題が起きたのではないかという見方が今のところ有力である。負傷した運転手は病院で治療を受け、現在、捜査に協力しているというが、真相が明らかになるまでには時間がかかるだろう。

■珍しくないアメリカの列車事故

鉄道のインフラ整備が遅れているアメリカでは、このような列車脱線事故は珍しくない。 2011年には、同じホーボーケン駅に列車が突っ込み、30人が負傷する事故が起きている。運転手の不注意が原因と見られている。

2013年12月にはニューヨーク市ブロンクス地区で列車が脱線、4人が死亡、60人以上が負傷する惨事が起きている。居眠りしていた運転手が、制限速度の3倍の速度でカーブを曲がろうとして起きた事故だった。

2015年5月には米東部フィラデルフィアで、首都ワシントンからニューヨークに向かっていた長距離列車アムトラックが制限速度の2倍の170kmでカーブを曲がろうとして脱線、8人が死亡、200人以上が負傷する大惨事が起きている。この時、運転手は投石を伝える無線に気を取られ、減速を忘れていたと見られている。

いずれの事故とも、 列車制御システム、PTC(Positive Train Control)が整備されていれば防げた事故であった。

■遅れる列車制御システム整備

このPTCについては2008年にカリフォルニア州で25人が死亡、135人以上が負傷した列車衝突事故を契機に、法律が制定され、2015年末までに全米の鉄道路線に整備が義務づけられていた。前述のアムトラックでは昨年末には整備を完了。フィラデルフィアを中心とした交通網のSEPTA(Southeastern Pennsylvania Transportation Authority)などでも、最優先課題として整備がすでに大幅に進んでいるが、 膨大な費用がかかる新システムを前に各社苦しみ、議会は全米7割の路線で期限までの整備は不可能と判断。国家運輸安全委員会の反対を押し切って、2018年末までに期限が延期された。

今回事故の起きたニュージャージーの路線では、PTCの整備はまったく進んでいないと見られており、現状のままでは、今後2年間で間に合うとは到底思えない。 事故後の会見では、ニュージャージー州知事クリス・クリスティー氏とニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ氏に対し、記者からは、「PTCがあれば防げた事故ではないか」との質問が相次いだが、両氏とも、まだ事故原因がわかっていないとして、PTCの議論に移行することを避けている。

ABCによると、国家運輸安全委員会が制御システムの導入を呼びかけ始めた70年代以降、PTCが整備されていれば防ぐことができたと見られる事故は145件。300人が死亡、6700人が負傷している。


米鉄道事故、後絶たず=自動制御システム整備が急務―完備車両なし
時事通信 9月30日(金)16時24分配信

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29日、米東部ニュージャージー州ホーボーケン駅の列車衝突事故の後、避難する乗客ら。

 【ニューヨーク時事】米東部ニュージャージー州で29日、通勤列車がターミナル駅のホームに突っ込み、1人が死亡、100人以上が負傷する事故が起きたが、米国ではここ数年、旅客列車や貨物列車の衝突、脱線事故が頻発している。

 多くは人為的ミスが原因だが、「自動の列車制御システムが未整備なことが重大な事故を招いた」可能性が複数のケースで指摘されている。

 運輸安全委員会(NTSB)は、車両や信号の不具合、運転士の人為的ミスの可能性について調査を進める。また、NTSB当局者は29日の記者会見で、PTCと呼ばれる列車制御システムが整備されていれば事故を防げたかどうか調べる方針も明らかにした。

 PTCは全地球測位システム(GPS)や無線を使って速度超過などを自動的に防ぐシステムだが、事故を起こしたニュージャージー・トランジットにはこのシステムを完備した車両はまだない。


駅舎は大きく倒壊、がれき散乱…米列車事故
読売新聞 9月30日(金)14時56分配信

 【ニューヨーク=水野哲也】米東部ニュージャージー州ホーボーケン駅で29日朝、列車が駅舎に突入した事故は、多くの通勤客があわただしく行き来するラッシュアワーに起きた。

 駅舎は大きく倒壊し、がれきが散乱する現場で、乗客らは「爆発のようだった」と惨劇の様子を語った。

 「突然大きな衝撃があり、人々が席から宙に投げ出された。車内の電気が消え、爆発のような大きな音が聞こえた。パニックになって叫ぶ人の声が聞こえ、全ての人が仰天していた」

 後部車両に乗っていた乗客の一人はAP通信に事故の瞬間の様子を語った。


<米列車事故>NTSBが調査チーム派遣、原因調査始める
毎日新聞 9月30日(金)12時3分配信

 ◇死者は女性1人、米国在住の邦人男性1人含む114人負傷

 【ホーボーケン(米東部ニュージャージー州)國枝すみれ】米ニュージャージー州のホーボーケン駅で29日に起きた通勤列車の衝突事故で、クリスティー州知事は同日記者会見し、列車が「極めて高速で駅に進入した」と述べた。制限速度を超えて駅に進入したとみられ、米国家運輸安全委員会(NTSB)は調査チームを派遣して事故原因の調査を始めた。

 クリスティー知事らによると、事故の死者は女性1人で、114人が負傷した。ニューヨークの日本総領事館によると、米国在住の50代の日本人男性1人が負傷し、病院で手当てを受けた。死亡した女性はプラットホームにいて駅舎の天井崩落に巻き込まれた。

 AP通信によると、駅に進入する際の制限速度は時速10マイル(約16キロ)。制限速度を超えた時に自動的に速度を抑える安全システムは設置されていなかった。米政府はこのシステムを2015年末までに全列車に設置することを義務づけたが、交通業界の反対を受け、18年末に延長されていた。

 列車の運転士は重傷を負い病院で手当てを受けていたが、既に退院。事故原因の調査に応じている。

 ホーボーケン駅はハドソン川を挟んでニューヨーク・マンハッタンの対岸にあり、1日1万5000人が利用する拠点駅。事故が起きたのは通勤ラッシュ時で、米CNNによると、列車には200人以上の通勤客が乗っていた。


<米列車事故>「叫び声と泣き声…」通勤ラッシュの惨劇
毎日新聞 9月30日(金)11時59分配信

 ◇米ニュージャージー州のホーボーケン駅、列車が突っ込む

 【ホーボーケン(米東部ニュージャージー州)國枝すみれ】「叫び声と泣き声に満ちていた」--。米ニュージャージー州のホーボーケン駅で29日朝、列車が突っ込んだ事故は、平日の慌ただしい通勤ラッシュを惨劇に変えた。列車は制限速度を大幅に超えて駅に進入したとみられる。

 現場では、けがの程度で救護の優先順を決めるトリアージが行われていた。「空港で荷物につける名札のようなカードを首から下げ、血まみれの30~40人が救急車両を待っていた」。ニューヨークの公共ラジオ「WNYC」の幹部ナンシー・ソロモンさん(57)が事故当時の駅舎の様子を証言した。4、5人は歩くことができずに地面に横たわっていたという。

 ホットドッグスタンドや花屋、新聞売店が並ぶ駅コンコースは天井の一部が崩落し、一変。ソロモンさんは「朝の通勤時間帯には数百人が肩を並べて歩いている。最悪の時間、最悪の場所で事故が起きた」と首を振った。

 停電した駅舎では、乗客がショック状態で黙っていたが、1人がソロモンさんに「暗くて、叫び声と泣き声に満ちていた。先に出た乗客が車両の窓から閉じ込められている乗客を助けていた」と話した。

 AP通信によると、列車が駅に進入する際には時速10マイル(約16キロ)までスピードを落とすことになっている。しかし、列車がスピードを落とした気配はない。事故の数十秒前に駅から外に出たという列車運転士のウィリアム・ブレインさん(53)は「車両止めを乗り越えていることから、時速30マイル(約48キロ)は出ていたのではないか」と推測した。

 現場に近いハドソン大学メディカルセンターには22人が搬送された。職員のキラト・カロデさん(35)は「警察官は列車がかなりのスピードで駅に突入したと話していた」と話した。


ニューヨーク近郊の列車事故はなぜ起きたか
東洋経済オンライン 9月30日(金)11時50分配信

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ニュージャージー州のホーボーケン駅で、通勤列車が暴走しホームに乗り上げた(写真:ロイター/アフロ)

 9月29日(木)現地時間朝9時少し前、ニュージャージー州のホーボーケン駅で、通勤列車が暴走しホームに乗り上げてコンコースに突っ込んだ。死者1名、負傷100名以上(現地29日夕刻現在)という大事故となった。ニュージャージー州に在住する筆者の身近では、2週間前に爆弾テロ騒ぎがあったばかりだが、今度はこんな大事故が起きるとは想像もしなかった。

 この列車はニュージャージー・トランジットという同州の第三セクター近郊鉄道が運行している「パスカック・バレー路線」。7時23分に始発のスプリング・バレー駅を出発して、郊外の住宅地を通って各駅に停車し、8時38分に終点のホーボーケンに着くはずだった。

■ブレーキかけず高速で突っ込む

 ホーボーケン駅というのは、大昔からあるハドソン川の船着き場だ。ここから多くの乗客はフェリーボートや、パス・トレインという地下鉄に乗り換えてマンハッタンに渡る。つまり、ニュージャージー・トランジットからすると、ホーボーケン駅というのは完全に行き止まりの始発駅というわけだ。

 そのため、構内への進入速度は時速10マイル(時速16キロメートル)に規制されている。だが、乗客の話によれば、ほとんどブレーキをかけずに高速で突っ込み、車止めに乗り上げてそのまま壁を突き破って停止しているという。死傷者の多くは、この列車の乗客ではなく、コンコースやプラットホームにいて乗り換えを待っていた乗客だ。亡くなった1名の女性もその中に含まれる。

 現時点では政府組織の事故調査委員会が入って原因を調査中である。運転士に急激な健康面での異常が発生したという可能性を軸に調査が進められている。

 では、仮にそうだとして、どうしてこのような惨事になってしまったのか。

事故はなぜ起きたのか
 まず、アメリカで言う「アクティブ・セーフティー」つまり自動列車停止装置、日本で言うATSもしくはATCのようなシステムが採用されていなかったという問題がある。国の規制では、時速127キロメートルを超える速度で営業運転をする鉄道路線には設置が義務付けられている。このニュージャージー・トランジットに対しても再三にわたって、採用するよう勧告がされていたが、設置されていなかった。

 一方で、同社はGPSを使った列車管制を導入し始めており、ここ数年は定時運行の比率が向上していたのは筆者も実感していた。一番大事なATSが設置されていないというのは、背景に根深い問題があるのかもしれない。組合が「機械に命令される」のを嫌って導入に反対し続けているという報道もあるが、真相は分からない。

 アメリカの鉄道事故の場合、いつもそうなのだが、組合が非常に強い権限をもっているために、運転士の立場を防衛することが優先されて、事故原因などの情報公開が遅れる傾向がある。今回もそのような気配が出てきている。

■機関車が客車を後ろから押す

 メカニカルな問題もある。このニュージャージー・トランジットは、就役して40年近い一部の車両には「電車タイプ」のものもあるが、郊外型の通勤列車であるにも関わらず「客車」を機関車で駆動するというタイプが圧倒的だ。

 理由としては、エネルギーコストが比較的安い国なので、省エネに無頓着ということがあり、また電車と違って機関車+客車の場合はメンテナンスが容易だということもある。

 さらに、「アメ車」的な発想といえばそれまでだが、5000KWとか6000KWといったバカみたいに強力な電気機関車ばかり持っていて、1台で「2階建て客車の10両編成」を駆動することもある。パワーへの執着とでも言える一種のアメリカならではのカルチャーである。

 アメリカの郊外列車では一般的に、方向転換時に機関車の付け換えをしない。ニュージャージー・トランジットでも同様で、編成の西側に機関車を連結し、西行の場合はプル(牽引)として、東行(今回のケース)の場合はプッシュ(押す)方式で列車を走らせる。そのために、客車の多くには運転台が設置されており、先頭が客車の場合はその運転台から最後尾の機関車を遠隔操作することになっている。

乗客のダメージが少ない理由は?
 力学的には不安定でも、連結器に工夫があるので乗車していても違和感はない。ブレーキの「遅れ込め制御」も一応できている。だが、今回の事故の場合、最後尾から重たい機関車がプッシュする慣性質量が大きいために、軽い客車がいとも簡単にホームに乗り上げていったという見方など、「プッシュ・プル方式」の欠点が出たという専門家もいる。

 特に今回の編成は、客車4両を後ろから重量級の機関車がプッシュしていたわけで、重量配分として異常であったということはいえる。

 一方で、不幸中の幸いだったのが、先頭車両も含めて事故列車の乗客のダメージが限定的だということがあげられる。驚かされたのは、先頭車両が綺麗に原形を留めていることだ。

 この客車はアルストム社の「コメット5」という北米仕様のものだが、かなり剛性が高められているという印象を受ける。「鉄道というのは衝突するもの」という野蛮なカルチャーの産物と言ったら言い過ぎか。

■相互乗り入れしない不思議

 ちなみに、ニューヨークへの通勤の大動脈がどうして、この駅での「乗り換え」を強いているのかというと、地理的にマンハッタン島の南端に行くにはフェリーが便利ということもあるが、鉄道同士の「ニュージャージー・トランジット」と「パス・トレイン」の間で相互乗り入れ(相直)ができていないからだ。

 では、どうして相直できないのかというと、軌間はどちらも標準軌なのでいいのだが、郊外のニュージャージー・トランジットが空中架線方式(交流電化)である一方で、パス・トレインは第三軌条方式(直流電化)、つまり東京の銀座線や丸ノ内線のように第三のレールから電気を取り入れる方式をとっているからだ。

 そんなものは統一してしまえばいいように思われるが、パス・トレインを架線式にするには、ハドソン川の川底トンネルの天井を高くするなど大工事になり不可能ということで、現在に至っている。

 最終的な原因究明は事故調査委員会の判断を待つ必要があるが、現段階の筆者の印象としては、今回の事故の背景には、アメリカの鉄道における技術と意識の遅れ、そしてインフラの未整備といった要因があると言わざるを得ない。

冷泉 彰彦


米列車事故、自動制御システムあれば防げたか 専門家が指摘
CNN.co.jp 9月30日(金)11時1分配信

(CNN) 米ニュージャージー州のターミナル駅ホーボーケンで29日に起きた列車事故は、列車の速度を自動的に制御する安全システム「PTC」の必要性を改めて浮き彫りにした。

事故原因の究明に当たる国家運輸安全委員会(NTSB)は、安全システムに関する調査に重点を置く方針。PTCでは全地球測位システム(GPS)と無線信号、コンピューターで列車を監視し、信号を無視したり制限速度を超えたりすると自動的にシステムが作動して減速または停止させ、衝突や脱線などの事故を防止する。

事故を起こした列車を運行するニュージャージー・トランジットは旧式の安全システムを使っていたが、PTCは導入していなかった。

米議会は当初、2015年までにPTCの導入を義務付ける方針だったが、全米で列車が運行できなくなる恐れがあったことから期限を18年末までに延長していた。

列車の速度などについては、現場から回収したイベントレコーダーで明らかになる見通し。事故現場の制限速度は時速16キロだった。NTSBは列車の運転士からも事情を聴く。

ホーボーケンでは2011年にも33人の負傷者を出す列車事故が起きていた。NTSBはこの事故の原因について「駅に侵入する列車の速度を運転士が制御できなかった」と断定し、「PTCがあれば衝突は防止できた」とも指摘していた。

鉄道事情に詳しいデラウェア大学のスティーブ・ディトマイヤー教授によると、ニュージャージー・トランジットが装備していたのは約40年前から使われている「ATC」というシステムで、制限速度を超えると運転士に警報を出し、反応がなければ自動的にブレーキがかかる仕組みだった。

PTCへの切り替えにはコストがかかることから、ニュージャージー・トランジットのような公営鉄道では導入が遅れているといい、「PTCがあれば防げたはずの事故は後を絶たない」とディトマイヤー氏は解説している。


<米列車事故>在住邦人男性けが 「極めて高速で駅に進入」
毎日新聞 9月30日(金)10時52分配信

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乗客が撮影した、駅舎に突っ込んだ通勤列車=米ニュージャージー州のホーボーケン駅で2016年9月29日、AP

 ◇通勤列車が駅舎に突っ込む 女性1人死亡、114人負傷

 【ホーボーケン(米東部ニュージャージー州)國枝すみれ】米ニュージャージー州のホーボーケン駅で29日朝(日本時間同日夜)、通勤列車が駅舎に突っ込んだ。同州のクリスティー知事らによると、女性1人が死亡し、114人が負傷した。また、ニューヨークの日本総領事館によると、米国在住の50代の日本人男性1人が負傷し、病院で手当てを受けた。

 列車は4両編成。記者会見した知事によると、列車は「極めて高速で駅に進入した」といい、車止めを乗り越えて駅舎の柱に突っ込んだ。死亡した女性はプラットホームにいて駅舎の天井崩落に巻き込まれた。

 AP通信によると、駅に進入する際の制限速度は時速10マイル(約16キロ)。制限速度を超えた時に自動的に速度を抑える安全システムは設置されていなかった。米政府はこのシステムを2015年末までに全列車に設置することを義務づけたが、交通業界の反対を受け、18年末に延長されていた。

 列車の運転士は重傷を負い病院で手当てを受けていたが、既に退院。当局の事故原因調査に応じている。

 ホーボーケン駅はハドソン川を挟んでニューヨーク・マンハッタンの対岸にあり、1日1万5000人が利用する拠点駅。事故が起きたのは通勤ラッシュ時で、米CNNによると、列車には200人以上の通勤客が乗っていた。


NY列車事故 大幅な速度超過のまま駅区間へ進入 車両ホームに乗り上げ、駅舎の屋根崩落
産経新聞 9月30日(金)10時35分配信

 【ホーボーケン(米ニュージャージー州)=上塚真由】ニューヨーク近郊のホーボーケン駅で29日朝、通勤列車が駅舎に激突した事故で、クリスティー・ニュージャージー州知事は同日、事故列車が大幅な速度超過のまま駅区間に進入したと明らかにした。駅ホームにいた女性1人の死亡が確認されたほか、在留邦人1人を含む114人が負傷した。

 在ニューヨーク日本総領事館によると、負傷した邦人は50代の男性で命に別条はない。

 地元当局は、運輸安全委員会(NTSB)と連携して、人為ミスや機器の不具合の可能性を含めて速度超過の原因を調べている。

 事故を起こしたのは、ニューヨーク州スプリングバレー発のニュージャージー・トランジット鉄道の列車。29日午前8時45分(日本時間同日午後9時45分)ごろ、終着駅のホーボーケン駅で車止めを乗り越えて駅舎の柱などをなぎ倒した。

 当時、予定の到着時間を遅れていたという。列車の運転士も負傷したが、当局の調査に協力している。

 地元メディアに対し、乗客は「駅に近づいても列車は減速せず、すごい速さだった」などと証言。1、2車両目の損傷が激しく、車両はホームに乗り上げて駅舎の屋根を崩落させた。

 米国では、列車の進路や速度を制御する「列車運行管理システム(PTC)」の導入が義務づけられたが、コスト負担を理由に導入が2018年末まで延期された。複数の米メディアは、今回の列車には装備されていなかったと伝えた。

 ホーボーケン駅は、主にニュージャージー州内を結ぶ複数路線の終着駅で、バスを含めて1日に約5万人が利用する主要ターミナル。ハドソン川を隔てて東側のニューヨーク・マンハッタンに向かう路線に乗り換える人も多く、事故当時は通勤客で混み合っていた。


米列車事故、死傷者100人超 運転士から事情聴取
CNN.co.jp 9月30日(金)10時9分配信

ニューヨーク(CNN) 米ニュージャージー州のターミナル駅ホーボーケンで29日朝の通勤ラッシュ時に起きた列車事故は、これまでに確認されただけで1人が死亡、114人が負傷した。捜査当局は列車を運転していた48歳の機関士から事情を聴いている。

事故は現地時間の午前8時45分ごろ発生。目撃者によると、列車が停止位置を越えて車両止めに突っ込み、車体が浮き上がって通勤客らで混雑する駅のホームに乗り上げた。

死亡したのはホーボーケン在住の34歳の女性で、ホームに立っていたところを飛んできた破片に直撃された。

通勤のため同列車の先頭車両に乗っていたという男性は、列車は駅に差し掛かっても停止する様子がなかったと証言。「次の瞬間、自分は床に倒れていた。列車が止まると、先頭車両の屋根の一部が目に入り、がれきの一部は私の横に落ちていた」と話した。

先頭車両は満員の状態で、がれきの下敷きになったりした乗客を、現場にいた人たちが助け出していたという。

同駅の係員は、先頭車両が車両止めに突っ込んで爆発するような音を聞いたといい、「車両止めを乗り越えて駅に突っ込み、待合室の壁で止まった」「速度は普通よりも相当速かった」と指摘。先頭車両は半分がつぶれて屋根が座席の上に崩れ落ちていたと話している

列車の機関士は病院で手当てを受け、捜査当局が事情を聴いている。国家運輸安全委員会(NTSB)による聴取はまだ行われていない。

列車は4両編成で、ニューヨークのスプリングバレーとホーボーケンを結び、大勢の通勤客が利用していた。

同列車を運行していたニュージャージー・トランジットは当面の間、運行を停止する。一方、ニューヨークとニュージャージーを結ぶPATH路線は29日午後の運行再開を発表した。PATH列車が使用するホーボーケン駅のターミナル部分に構造的なダメージはなかったとしている。


NY列車事故 50代の日本人男性1人負傷、命に別状無し、岸田文雄外相が発表
産経新聞 9月30日(金)10時6分配信

 岸田文雄外相は30日午前の記者会見で、米ニュージャージー州の列車事故で50代の在留邦人男性1人が負傷し、病院で手当てを受けていると明らかにした。命に別条はないという。

 岸田氏は「ニューヨークの総領事館から負傷者の関係者と連絡を取り必要な支援を行っている。また現地の在留邦人に対し、本件事故の情報提供や、事故現場に近づかないよう注意喚起を行っている」と述べた。


通勤列車、減速せず進入=負傷者に邦人も―故障、ミス可能性で調査・米東部
時事通信 9月30日(金)6時13分配信

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29日、列車事故のあった米東部ニュージャージー州のホーボーケン駅周辺に集まる救急車両。クリスティー州知事は同日、記者会見し、列車が必要な減速をせずホームに突っ込んだことを明らかにした。

 【ニューヨーク時事】米東部ニュージャージー州のホーボーケン駅構内で29日に起きた通勤列車の衝突事故で、クリスティー州知事は同日、記者会見し、列車が「極めて高速で進入した」と述べ、必要な減速をせずホームに突っ込んだことを明らかにした。

 運輸安全委員会(NTSB)が負傷した運転士から事情を聴くなどして事故原因を調べている。運転士は聴取に協力的という。

 捜査当局者によれば、現時点でテロ行為であることを示す情報はない。知事によると、ホームにいた女性1人が衝突で生じた破片に当たって死亡したほか、乗客を中心に少なくとも114人が負傷した。ニューヨークの日本総領事館によれば、在留日本人の50代男性がけがをして病院で手当てを受けた。命に別条はない。

 衝突したのは公営ニュージャージー・トランジットの車両。同社の職員で当時現場にいた男性がCNNテレビに語ったところでは、列車は車止めに衝突して乗り越え、その先にある待合所手前の壁にぶつかる形でようやく止まった。一部の車両はホームに乗り上げ、屋根が崩れ落ちるなど駅施設が大きく損傷した。

 NTSBは速度やブレーキの使用などを記録した装置を同日中に車両から回収。故障や人為ミスの可能性を視野に調査を進めるとみられる。


米NJ州で列車が駅に激突 1人死亡、100人超が重軽傷
AFP=時事 9月30日(金)4時16分配信

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米ニュージャージー州ホーボーケンの鉄道駅で、プラットホームに衝突した列車を調べる鉄道職員ら(2016年9月29日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】(更新)米ニュージャージー(New Jersey)州のホーボーケン(Hoboken)駅で29日朝、通勤客で混み合う列車が駅に突っ込み、クリス・クリスティー(Chris Christie)州知事によると1人死亡、114人が重軽傷を負った。

 列車を運行していたニュージャージー・トランジット(New Jersey Transit)の職員が現場でAFPに明らかにしたところによると、列車は駅内に入っても速度を落とさず、線路の終端に設けられた車止めを突き破って壁に激突して停止した。

 また別の職員は記者会見で、「爆弾のような爆発音」を聞いたと話している。同職員によると、列車は猛烈な勢いで車止めに衝突して宙に浮き、駅の屋根に接触。屋根の一部が崩落した。

 列車には当時、約250人が乗り合わせていた。乗客らは、車両が車止めにフルスピードで激突したと証言している。テレビ局FOXニュース(Fox News)の取材に応じた地元の通勤客の一人は、「列車は全く速度を緩めなかった。車止めを突き破るようにぶつかった」と振り返った。

 クリスティー知事が米CNNに語ったところによると、死亡したのはホームに立っていた34歳の女性だった。運転士も負傷し病院で治療を受けたがすでに病院を後にし、調査に協力しているという。【翻訳編集】 AFPBB News


負傷、日本人1人含む114人に…米列車事故
読売新聞 9月30日(金)4時1分配信

 【ニューヨーク=水野哲也】米東部ニュージャージー州のホーボーケン駅で列車が駅舎に突っ込んだ事故で、同州のクリスティー知事は29日記者会見し、「列車はかなりのスピードで駅に進入した」と明らかにした。

 当局は、規定の速度を超えたまま駅に進入したことが事故につながったとみて、原因を調べている。

 事故は29日朝の通勤時間帯に起きた。米メディアによると死者は1人で、ホームにいた地元在住の女性が巻き込まれ死亡した。けが人は日本人1人を含む114人に上った。ニューヨークの日本総領事館によると、日本人負傷者は50代の男性で、命に別条はないという。


NY郊外でラッシュ時に列車衝突、少なくとも1人死亡 100人超負傷
ロイター 9月30日(金)2時55分配信

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9月29日、米ニューヨーク市郊外のニュージャージー州ホーボーケンの鉄道駅で朝のラッシュ時に通勤列車が駅構内で衝突し、少なくとも1人が死亡、100人超が負傷した。写真は同日、事故現場で(2016年 ロイター/Carlo Allegri)

[ホーボーケン(米ニュージャージー州) 29日 ] - 米ニューヨーク市郊外のニュージャージー州ホーボーケンの鉄道駅で29日朝のラッシュ時に通勤列車が駅構内で衝突し、少なくとも1人が死亡、100人超が負傷した。

MSNBCは地元の病院などの情報として、3人が死亡したと報じているが、ロイターは同情報を確認していない。

同州のクリス・クリスティ知事はCNNに対し、死者1人が出たことを確認した。

列車を運営するニュージャージー交通局の広報担当は、負傷者の多くは重症と説明している。

乗客がソーシャルメディアに投稿した写真は、列車の前車両部分が駅の通路に突っ込み大破した様子を捉えている。

現時点で事故の原因はわかっていない。クリスティ知事は事故以外の兆候はないと話している。


<米列車事故>衝撃「爆発のよう」 減速せず駅へ
毎日新聞 9月30日(金)1時12分配信

 【ホーボーケン(米東部ニュージャージー州)國枝すみれ】ニューヨークへの通勤客らで混雑した列車が衝突した米東部ニュージャージー州のホーボーケン駅。平日の通勤風景を突如激しい衝撃が襲った。現場にいたウィリアム・ブレインさん(53)は「爆発のような音。地震のような揺れだった。血を流して倒れる人。遺体のようだった」と語った。

 現場の状況については「列車が壊れ、そこら中に血や金属片が飛び散っていた」と説明した。

 米メディアの映像によると、列車は駅構内に乗り上げ、駅舎の天井などが地面に崩れ落ち、衝撃の大きさを物語っている。列車は止まるはずのプラットホームを突き抜けて、駅舎の柱数本をなぎ倒して止まったとみられる。

 米NBCテレビによると、駅舎に衝突した瞬間について、前から2両目に乗り合わせた男性は「2、3秒の出来事だったが、とても長く感じられた。女性が1人コンクリートの下敷きになっていた。たくさんの人が血を流していた」と語った。

 また、乗客の女性はNBCの取材に、駅が近づいてもスピードが緩まなかったと指摘し「列車はとても速く走っていた」と述べた。


ニューヨーク都市圏の駅に列車突っ込む 1人死亡、75人負傷
CNN.co.jp 9月30日(金)1時12分配信

ニューヨーク(CNN) 米ニューヨーク都市圏にあるニュージャージー州ホーボーケンの主要駅で29日午前8時45分ごろ、列車が駅に突っ込み、地元当局によると、少なくとも1人が死亡、75人が負傷した。

事故が起きたのはニューヨーク都市圏の最も混雑するターミナル駅の一つで、ニュージャージー・トランジットの列車が朝の通勤時間帯に突っ込んだ。負傷者には重傷者も含まれているという。

インターネット上のソーシャルメディアには、駅ターミナルの屋根の一部が崩落している様子など、構造的に大きく損壊した駅の状態を伝える画像が投稿された。

事故当時駅にいた鉄道会社社員は、先頭車両が駅に高速で進入しながら車止めを乗り越え、待合室そばの壁まで進み停止したと語った。先頭車両の半分はつぶれ、屋根が座席に落ちた状態だったという。

国家運輸安全委員会(NTSB)が衝突原因の調査を開始した。


「多くの人が血を流していた」NY郊外の衝突事故 列車内は通勤客ですし詰め状態
産経新聞 9月30日(金)0時59分配信

 【ニューヨーク支局】 「多くの人が血を流し、泣いていた」-。米ニューヨーク郊外の鉄道駅で29日、すし詰め状態の列車が駅舎に突っ込み百人以上の死傷者を出した事故で、米メディアは目撃者の生々しい証言を伝えた。

 事故が起きたのは現地時間で29日午前9時前。ホーボーケンはニューヨーク市から10キロ程度で日本人も数百人程度が住む地域で、通勤時間帯とあって駅構内は乗客で混み合っていた。列車はホームに乗り上げる格好で大破。特に先頭から1~2両目の車両は改札に近いため乗客が多かったもようだ。米AP通信は、乗客が2両目の緊急避難用の窓を割って外に逃げ出した様子を伝えた。

 乗客の男性は米メディアに「コンクリートの下敷きになっている女性を見た」と発生直後の現場の惨状を証言。鉄道関係者は「列車はかなり速いスピードで突っ込んできた」と振り返った。乗客がツイッターに投稿した写真には、駅舎の屋根が崩落している様子が写っている。

 米国では死者が複数出る列車事故が度々発生。昨年5月には東部ペンシルベニア州フィラデルフィアの脱線事故で8人が死亡した。


「止まる気配なかった」=通勤客で混雑―米列車事故―米列車事故
時事通信 9月30日(金)0時48分配信

 【ニューヨーク時事】「止まる気配は全くなかった」。

 米ニュージャージー州のホーボーケン駅で29日朝に発生した列車事故で、乗客の女性は地元テレビの取材に対し、列車がかなりの速度で走行しており、ホームに激突してようやく止まったと振り返った。

 ホーボーケン駅は、鉄道のほかバスやフェリー乗り場もあるハブターミナル。CNNテレビの映像では、大きく傾いた車体に、崩れた天井が覆いかぶさるように崩れ落ちており、衝撃の大きさがうかがえる。

 同駅はニューヨーク・マンハッタンに近く、事故当時は通勤客で混み合っていた。乗客の男性はNBCテレビの取材に、駅の出入り口に近い先頭の2車両は特に混雑していたと説明。「たくさんの人が血を流していた。泣いている人もいた」と語った。


NY郊外のニュージャージーで列車事故 少なくとも100人負傷
産経新聞 9月29日(木)23時10分配信

 【ニューヨーク=上塚真由】米東部ニュージャージー州のホーボーケン駅で29日朝(日本時間同日夜)、電車の衝突事故が起きた。朝の通勤時間帯で、米メディアによると、少なくとも100人が負傷したもよう。事故の原因は不明。

 複数の乗客がツイッターに投稿した写真には電車が駅構内に突っ込み、壁などが崩壊する様子が写っている。ホーボーケン駅は、同州とニューヨーク・マンハッタンを結ぶパストレインも運行する主要ターミナル駅の一つ。


列車脱線、駅舎に突っ込み1人死亡…NY近郊
読売新聞 9月29日(木)22時59分配信

 【ニューヨーク=水野哲也】米東部ニュージャージー州ホーボーケン駅で29日午前8時45分(日本時間29日午後9時45分)頃、列車が脱線して駅舎に突っ込んだ。

 米CNNテレビによると、少なくとも1人が死亡し、75人が負傷した。同駅は終着駅で、同テレビなどは「列車が減速せずに車止めを乗り越えた」との見方を伝えた。また警察関係者の話として、「初期段階の捜査で、テロの兆候はない」と伝えている。

 ニューヨークの日本総領事館によると、「現時点で日本人が巻き込まれたとの情報はない」としている。

 米メディアが伝えた映像では、駅舎などが大きく損壊し、先頭車両はがれきに埋もれている。

 同駅はニューヨーク・マンハッタンの西側を流れるハドソン川の対岸にあり、フェリーなどに乗り換えマンハッタンに通勤する人も多い。事故当時は通勤時間帯で、車内は混雑していたという。


<米東部>列車が駅舎に突っ込む 1人死亡100人以上負傷
毎日新聞 9月29日(木)22時47分配信

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駅舎に衝突した列車=米東部ニュージャージー州ホーボーケンで2016年9月29日、AP

 【ホーボーケン(米東部ニュージャージー州)國枝すみれ】米ニュージャージー州のホーボーケン駅で29日午前8時45分(日本時間同日午後9時45分)ごろ、通勤列車が駅舎に突っ込んだ。米NBCテレビなどによると、少なくとも1人が死亡、100人以上が負傷した。ニューヨークの日本総領事館は事故に巻き込まれた日本人の有無の確認を急いでいる。

 事故原因は不明。NBCによると、捜査当局者は現時点でテロ行為を示す情報はないと述べた。

 ホーボーケン駅は複数路線が乗り入れる拠点駅で、突っ込んだ列車はニューヨーク州スプリングバレー駅発だった。AP通信などが伝えた乗客の話では、列車は減速することなく車止めを乗り越え、そのまま駅舎の柱に突っ込んだ。

 ホーボーケン駅はハドソン川を挟んでニューヨーク・マンハッタンの対岸にあり、乗客の多くはフェリーなどに乗り換えてニューヨークに向かう。事故が起きたのは通勤ラッシュ時で、先頭車両と2両目は乗り換えを急ぐ乗客で満員状態だった。AP通信によると、同駅の平日の乗降客は約1万5000人。

 ホーボーケン駅では2011年にも列車が車止めに衝突し、30人以上が負傷する事故が起きている。


列車が駅に突っ込む=1人死亡、100人負傷―米
時事通信 9月29日(木)22時35分配信

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米東部 ニュージャージー州のホーボーケン駅で29日午前8時45分ごろ、通勤列車が駅に突っ込む事故が発生し、少なくとも1人が死亡、約100人が負傷した。写真はホームに突っ込んだ列車を調べる職員ら。

 【ニューヨーク時事】米東部ニュージャージー州のホーボーケン駅で29日午前8時45分(日本時間同日午後9時45分)ごろ、通勤列車が駅に突っ込む事故が発生し、米NBCテレビによると、少なくとも1人が死亡、約100人が負傷した。

 
 NBCによれば、捜査当局者は、現時点でテロ行為であることを示す情報はないと述べた。ニューヨークの日本総領事館によれば、現時点で日本人の被害情報はない。

 衝突したのは公営ニュージャージー・トランジットの車両。米テレビが伝えた映像では、ホームに車両が乗り上げ、屋根が崩れ落ちるなど駅施設が大きく損傷している。

 目撃情報によれば、列車は速度を保ったままホームに進入し、車止めに衝突したという。捜査当局は車両故障や人為ミスの可能性も視野に、運転士から事情を聴くなどして原因調査を進めるとみられる。

 ホーボーケン駅は、ハドソン川を挟んでニューヨークの繁華街マンハッタンの対岸に位置する。複数の路線が乗り入れ、フェリーや鉄道、バスでマンハッタンと連結している。朝の通勤ラッシュで車両は混雑していた。

 事故列車は午前7時23分(日本時間午後8時23分)ニューヨークのスプリングバレー駅を出発。同8時38分(同9時38分)にホーボーケン駅へ到着予定で、定刻より遅れていた。

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