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2016年9月 3日 (土)

台風10号で豪雨 岩手県・北海道で川が氾濫、18人死亡・4

30日午後6時ごろに岩手県大船渡市付近に上陸した大型で強い台風10号の影響で、岩手県・北海道などで激しい降雨となり、岩手県岩泉町の小本川や北海道南富良野町の空知川などが氾濫、これまでに岩手県で浸水した高齢者グループホームの入居者など16人が死亡したほか、住民6人と連絡が取れていない。北海道で行方不明だった3人のうち2人の死亡が確認された。

岩泉町には陸上自衛隊が出動し、孤立した住民らの救助にあたっている。

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リンク:岩泉町が避難指示解除 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風10号被害>岩手・岩泉に震災支援の恩返し - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風10号被害>不明者、懸命の捜索 岩手で8人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:住民のヘリ救出続く=孤立住民700人―岩手・岩泉町の安否不明7人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岩手・岩泉町長「空振りあっても」早め全域避難指示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岩泉町の孤立集落、滞る復旧「白いご飯食べたい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台風10号 岩手県岩泉町 亡くなった方々 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風被害>3人の身元判明…岩手・岩泉 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風被害>「楽ん楽ん」周辺、土木学会が調査 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風被害>どごさ行ったらいいか…長引く避難、疲労濃く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風被害>大雨警戒、岩泉で全町避難指示 不明6人を捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台風10号、死者は18人に…岩手で2遺体発見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岩泉で新たに2遺体=町全域に避難指示―岩手の死者16人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岩泉町、町内全域に避難指示…台風12号接近で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岩泉町が避難指示=岩手 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:牛900頭孤立…町長、涙ながらに「助けて」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台風10号 岩手・岩泉町のがれきの道歩く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台風10号 岩手・岩泉町で道路寸断19集落孤立 川沿い点在、自衛隊救援阻む - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:孤立集落の曽祖母と再会=盛岡の高3、被災地踏破―岩手・岩泉町 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風10号被害>9人死亡の施設、全員の身元判明 岩手 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風10号被害>1階埋める土砂 惨状続く孤立集落 岩手 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:グループホーム死者、9人全員の身元が判明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岩泉町の孤立地区、自衛隊が救出と物資配布 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:住民らヘリで避難へ=孤立602人、8人連絡不能―岩手・岩泉町 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:孤立集落、命の救援物資=ヘリ輸送が生命線―陸自部隊に記者同行・岩手県岩泉町 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風10号被害>ヘリ救出本格化 岩手・孤立の4集落要請 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岩泉町でボランティア本格化=初の週末「もっと人手を」―台風10号 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:氾濫した小本川、「水位周知河川」に指定されず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:浸水危険区域伝えず=県が町に、9人死亡施設周辺―ハザードマップ未作成・岩手 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風10号>母親思いの夫 2人一緒に流され 岩手・岩泉 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台風10号>8人の身元確認 岩手・岩泉の施設9人死亡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:温泉つかり被災者安らぐ=岩泉のホテルが無料開放―台風10号 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新たに2人身元判明=岩手県 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:岩泉町で依然622人孤立、9人と連絡とれず - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

岩泉町が避難指示解除
時事通信 9月5日(月)15時38分配信

 岩手県岩泉町は5日午後3時、町内全域の避難指示を解除し、避難準備情報を発令した。


<台風10号被害>岩手・岩泉に震災支援の恩返し
毎日新聞 9月5日(月)12時29分配信

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小本川沿いで行方不明者の捜索をする地元の消防団員と岩手県内各地から集まった消防隊員ら=岩手県岩泉町で2016年9月5日午前9時28分、宮間俊樹撮影

 岩手県岩泉町で唯一、太平洋に面する小本(おもと)地区住民が、台風10号による河川氾濫で大きな被害を受けた同町山間部への支援に動いている。2011年3月の東日本大震災で死者を出した漁師まち。「5年半前に受けた町民からの支援に恩返しを」が合言葉だ。【国本愛】

 「おにぎり届いたよー」。小本地区にある津波防災センターにボランティアのにぎやかな声が響く。センターは昨年12月完成の鉄筋3階建てで役場支所や津波の資料室がある。指定避難所でもあり、台風被害で孤立した集落の住民数十人が身を寄せる。避難所運営を担当するのは沿岸部の住民たち。支援物資を他の地区にも配布するため車を出発させた。

 岩泉町は面積約993平方キロ。本州にある町としては最も面積が広いが、大半が山林で、海岸線は約12キロ。東日本大震災の津波に襲われ、小本地区で3人が死亡。沿岸部の住宅の約9割が損壊したという。

 津波で家を失った住民は町内のホテルや公民館で長期の避難生活を送った。「あの時はさむぐでたまんなくってな。町民がたくさん毛布を分けてくれたんだよ」。地区自治会長の長崎基一さん(68)は振り返る。避難先には地元の人から大根や白菜、キャベツも届けられた。「ずっと心に残っていて、恩返ししたいと思ってたんだべ」

 今回の台風10号では小本地区でも一部に浸水被害があったが、震災時とは逆に、小本川の上流にいくほど被害が大きい。高齢者らは「山津波だ」と口をそろえる。小本の住民はそれぞれ、自分でできる支援を始めた。

 避難所運営を手伝う会社員、三浦伸さん(22)もその一人。5年半前、海のすぐそばにあった自宅は津波で流され、2カ月の避難生活と仮設住宅を経てようやく昨年末に新しい自宅に引っ越した。「震災の時はみんなに何かしてもらうばっかりだったから、自分が助けになれるのはうれしい」とはにかんだような笑みを浮かべた。センターに避難中の女性(79)は、震災時に知人宅の片付けを手伝ったり、野菜やお米の支援物資を届けたりしたという。「恩返しなんて言われると申し訳ないことだが、みなさんがいろいろとしてくださるのはすごくうれしい。本当にありがたい」と話した。


<台風10号被害>不明者、懸命の捜索 岩手で8人
毎日新聞 9月5日(月)11時42分配信

 岩手県は5日、台風10号で被災して安否確認の取れていない人が新たに宮古市と岩泉町でそれぞれ1人増え、計8人(宮古市1人、岩泉町7人)になったと発表した。同町は不明者を6人としていたが、1世帯2人を1人と集計していた。県警や消防などが捜索している。

 一方、台風12号の接近で、町内全域に避難指示を出している同町は前日に引き続き、孤立集落の住民らをヘリコプターで避難させた。県によると、同県久慈市でもヘリによる住民避難を始めた。対象者は計124人(同町113人、同市11人)。【一宮俊介、野田樹、近藤綾加】


住民のヘリ救出続く=孤立住民700人―岩手・岩泉町の安否不明7人
時事通信 9月5日(月)11時31分配信

 台風10号による大雨で甚大な被害が出た岩手県岩泉町では5日も、孤立した集落の住民を陸上自衛隊のヘリコプターで救出する作業を続けた。

 同県久慈市でもヘリによる避難を行った。台風12号は熱帯低気圧に変わったが、接近に伴う風雨を警戒している。

 岩手県によると、安否不明者は岩泉町7人(男性3人、女性4人)、宮古市1人(男性)となっている。県内では計700人が孤立している。

 5日午前の時点で、岩泉町で521人、久慈市で179人が孤立。県は4日、岩泉町の孤立集落から約150人をヘリで町内のホテルなどに避難させた。一方、久慈市では天候の悪化でヘリでの避難ができなかった。


岩手・岩泉町長「空振りあっても」早め全域避難指示
日刊スポーツ 9月5日(月)10時3分配信

 台風10号による豪雨で、甚大な被害を受けた岩手県岩泉町は4日午前9時に、台風12号の接近に備えて町内全域の9947人を対象に避難指示を出した。同町では3日、新たに2人の遺体が見つかり、2人を含めた3人の身元が、東京都足立区の柴田匡宏さん(72)岩泉町の箱石訓子さん(49)穂高ミネさん(93)と判明。死者は岩手16人、北海道2人の計18人になった。

 岩泉町では道路が寸断され、約550人が集落ごとに孤立し、自衛隊などのヘリコプターを派遣して住民160人を町の中心部へ運んだ。避難した高齢者や子どもたちは憔悴(しょうすい)した顔を見せた。中学1年の小野寺真一朗さん(12)は「食料がなくなって最後はパンや支援物資だけ。ホッとした。早く白いご飯が食べたい」と話した。

 台風12号の東北地方への接近が予想される。避難指示について、伊達勝身町長は「空振りがあってもいいので、早めに行動しなければと思った」と説明した。岩泉町は台風10号が上陸した8月30日に、一部の地域にしか避難勧告を出さなかった。その結果、川が氾濫し、高齢者グループホームで入所者9人が亡くなった。

 当初「(判断が)甘かった。反省している」と話していた伊達町長は、今回は新たな災害発生の可能性を考慮し、天候悪化の前に避難が必要だと判断。「(被害は)予想できないことを教訓で得た」と話した。

 避難指示発令に伴い、岩泉町でのボランティア活動は中止され、5日に一部で授業を再開予定だった町内の小中学校は避難指示の解除まで全て休校となった。


岩泉町の孤立集落、滞る復旧「白いご飯食べたい」
産経新聞 9月5日(月)7時55分配信

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岩手県岩泉町の小本川沿いの道路は崩れたままだ=4日午後(松本健吾撮影)(写真:産経新聞)

 「早く片付けたいのに…」。避難指示が出された岩手県岩泉町では4日、復旧作業が中断を余儀なくされ、日常生活を取り戻すことができない被災者は困惑の表情を浮かべた。

 「たとえ大雨警報が出なくても、より強力な(効果のある)避難指示を出す」

 午前7時半ごろに開いた記者会見で伊達勝身町長はこう強調した。

 町内では崖が崩落するなど地面が露出している場所も多く、台風12号の接近による雨で二次災害が懸念されるためだ。

 午前9時、避難指示を伝える防災行政無線が町内に流れ、その30分後には町立岩泉小学校の校庭に陸上自衛隊のヘリコプターがプロペラ音を響かせて着陸した。孤立住民を避難させる移送作戦を始めるためだ。

 家族5人でヘリに乗って避難してきた岩泉中1年の小野寺真一朗さん(12)は「今は白いご飯が食べたい」とほっとした様子。母、真里子さん(41)は「電気も水もなく、2日ほど前から食料も少なくなってきた。急な避難でとりあえずのものしか持ってきていない。自宅が心配」とため息をついた。

 この日はヘリ8機で約160人が移送されたという。

 一方、発生後最初の日曜日とあって、町役場に開設されたボランティアセンターには午前9時過ぎ、ボランティアを希望する137人が集まっていた。

 浸水した住宅の片付けなど仕事の割り振りが決まったが、避難指示の発令を受け、急遽(きゅうきょ)活動中止が伝えられた。

 岩手県釜石市から訪れた小笠原尊史(たかふみ)さん(38)は「東日本大震災の時はボランティアに支えられたので恩返しがしたかった」。盛岡市の公務員、小根口徹さん(51)は「明日までいるつもりだったのに…。台風が去ってからまた来たい」と話した。

 ただ、気象庁の予報では東北地方に台風12号が接近するまで3日前後あり、役場近くの観測地点では4日午後5時40分現在で降水量ゼロ。

 伊達町長は「孤立集落が多数あり、これ以上一人の命も失わないため」と特別な対応だったことに改めて理解を求めた。

 川沿いの自宅兼店舗が床上浸水した飲食店経営の熊谷凡之(つねゆき)さん(57)は「いい天気なのに避難しないといけないなんて。少しでも進めて一日も早く営業を再開させたい」と話した。


台風10号 岩手県岩泉町 亡くなった方々
産経新聞 9月5日(月)7時55分配信

 ■穂高さん…おっとりして物静か/箱石さん…優しさ振りまく人/沢田さん…昔ながら職人かたぎ

 遺体となって発見され、4日に身元が判明した岩手県岩泉町の穂高ミネさん(93)は、川の氾濫により自宅ごと流されていた。親しい近隣住民は「無事でいてほしいと思っていたが…」と肩を落とした。

 穂高さんの自宅は川から数十メートルのところにあったが、現在は土砂やがれきが堆積し、跡形もない。近隣住民によると、穂高さんは息子(67)とおい(35)との3人暮らし。川が氾濫したとき、2人は仕事に行っていて自宅には足の悪い穂高さん1人だったという。

 午後7時ごろ、川の水は欄干を越え、道路上に大量の水があふれて地区は孤立。停電で闇に包まれ、夜が明けると家ごと行方不明になっていたという。近くに住む70代の男性は「おっとりして物静かな人。ミネさんのために玄関にスロープを作ったりと家族仲も良かった。流されたと聞いたときの息子さんが本当にかわいそうだった」と話す。

 同町の自宅脇で見つかった箱石訓子さん(49)は、いつも笑顔で明るく、優しい人だった。親戚などによると、訓子さんは氾濫した川のそばの家で育った。高齢の母親が施設に入った後は1人で住んでいたという。

 「誰にでも分け隔てなく優しさを振りまく子。娘のような存在だった」と、近所の箱石シゲさん(73)が振り返った。重い荷物を運ぶお年寄りに「持ちましょうか」と声をかける姿を見たこともあったという。

 同町の高齢者グループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」で犠牲になった入所者、沢田繁雄さん(79)は10年ほど前まで町内の建設会社に勤め、生コンクリートを流し入れる型枠作りを担当。元同僚の男性(61)は「昔ながらの職人かたぎ。勤勉で寡黙に仕事をこなすタイプ」と振り返る。近所の男性(65)は沢田さんがボランティアで小学生の登下校に付き添っていた姿が思い浮かぶという。「とても穏やかで、いい人だった」と突然の死を悼んだ。


<台風被害>3人の身元判明…岩手・岩泉
毎日新聞 9月4日(日)21時32分配信

 岩手県は4日、台風10号の大雨で氾濫した同県岩泉町の小本川周辺で見つかった男女3人の遺体の身元が判明したと発表した。東京都足立区の柴田匡宏さん(72)、同町の箱石訓子さん(49)と穂高ミネさん(93)で、いずれも水死。柴田さんは国道455号沿いの道の駅付近、箱石さんは自宅敷地内、穂高さんは河川敷でそれぞれ見つかった。【近藤綾加】


<台風被害>「楽ん楽ん」周辺、土木学会が調査
毎日新聞 9月4日(日)21時27分配信

 台風10号被害で、土木学会の岩手水害調査団が4日、入所者9人が亡くなった岩手県岩泉町乙茂地区の高齢者グループホーム「楽ん楽ん」周辺で現地調査を行った。台風による豪雨で小本川沿いを走る国道455号まであふれた大量の水の一部が、施設の反対側にある切り立った崖にあたって施設側に流れ込んだ可能性があると指摘した。今回の調査を基に本調査を行い、正式に報告する方針。

 調査団は団長を務める小笠原敏記・岩手大准教授(水工学)ら4人で、同地区にある「道の駅いわいずみ」から上流の乙茂橋まで、川よりやや高い位置にある国道などを歩いて周辺の地形を確認。浸水の高さやフェンスの倒れた方向などを基に当時の状況を検討した。【野田樹】


<台風被害>どごさ行ったらいいか…長引く避難、疲労濃く
毎日新聞 9月4日(日)21時24分配信

 ◇孤立集落から住民ヘリ輸送…岩手・岩泉

 孤立集落の住民をヘリで早く安全な場所へ--。台風10号で大きな被害を受けた岩手県岩泉町で4日、近づく台風12号による風雨に備え、道路の寸断などで山間部に孤立している住民全602人を5日までにホテルなどに移す計画が始まった。町は全域に避難指示を発表。復旧作業が続く中、次の台風への対応に追われる事態となった。一方、町内の避難所では長い人で避難生活が6日目となり、疲労の色を濃くしている。【国本愛、山中宏之、成瀬桃子】


<台風被害>大雨警戒、岩泉で全町避難指示 不明6人を捜索
毎日新聞 9月4日(日)21時19分配信

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孤立集落となっている岩泉地区月出から自衛隊のヘリコプターで避難した人たち=岩手県岩泉町の岩泉中学校で2016年9月4日午前8時46分、宮間俊樹撮影

 岩手県は4日、台風10号で大きな被害が出た同県岩泉町で、新たに2人の遺体が見つかったと発表した。町内では依然として6人と連絡が取れておらず、県警は氾濫した小本川(おもとがわ)に流されるなどして行方不明になった可能性があるとみて捜索している。一方、同町は4日、台風12号が近付いていることを受け、大雨による被害の拡大を防ぐため町内全域(4587世帯9947人)に避難指示を出した。(社会面に関連記事)

 県は同町と久慈市で孤立している計394世帯800人全員を、5日までにヘリコプターなどで避難させるよう調整している。町によると、町内の孤立地区では4日に陸上自衛隊のヘリなどで住民157人が町内のホテルなどに避難。だが、集落にとどまる意向を示す住民もいて、町職員らが説得を続けている。避難指示に伴い、ボランティアの受け入れは中断された。

 岩手県内で見つかった死者は16人(岩泉町15人、久慈市1人)。このうち同町の1人について、県は台風との関連の有無を調べている。一方、北海道では4日、道警が清水町で行方不明になっている男性2人について捜索を続けたが、発見には至らなかった。北海道での死者は2人。【一宮俊介、深津誠、村山豪】


台風10号、死者は18人に…岩手で2遺体発見
読売新聞 9月4日(日)21時11分配信

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孤立集落から自衛隊ヘリで救助される住民(4日、岩手県岩泉町で、読売ヘリから)=片岡航希撮影
 台風10号による豪雨災害で、岩手県は4日、岩泉町で新たに2人の遺体を発見したと発表した。

 同県と北海道の死者は計18人になった。岩泉町によると、町内では連絡がとれない住民が6人いる。北海道では警察などが行方不明者2人の捜索を続けている。

 台風12号の接近で二次災害の恐れがあるとして、岩泉町は午前9時、町全域の4587世帯9947人に避難指示を出した。岩手県内では午前6時現在、岩泉町で602人、久慈市で198人の計800人が孤立。陸上自衛隊がヘリコプターを使って急ピッチで救出作業を進め、約150人を救助した。

 岩泉町で遺体で見つかったのは、ともに同町の箱石訓子(くにこ)さん(49)、穂高ミネさん(93)。1日に岩泉地区で発見された遺体は、東京都足立区の柴田匡宏さん(72)と確認された。死因はいずれも溺死。


岩泉で新たに2遺体=町全域に避難指示―岩手の死者16人に
時事通信 9月4日(日)16時56分配信

 岩手県は4日、台風10号による大雨で甚大な被害が出た同県岩泉町で、新たに2人の死亡が確認されたと発表した。

 県内の死者は計16人になった。岩泉町は台風12号の影響で新たな土砂災害が起きる恐れがあるとして、町内全域に避難指示を出した。土砂崩れなどで道路が寸断され、孤立した集落の住民を自衛隊のヘリコプターで救出する作業も本格化した。

 県などによると、2人の遺体は3日に発見された。岩泉町岩泉の民家で見つかった遺体は住人の箱石訓子さん(49)、小本川の河川敷で見つかった遺体は同町袰野の穂高ミネさん(93)と確認された。町内で連絡が取れない人は6人になり、県警などは行方不明者として捜索することを決めた。

 また、1日に同町乙茂の道の駅付近で見つかった遺体は、東京都足立区の柴田匡宏さん(72)と判明した。

 岩泉町は4日午前9時に避難指示を発令。対象は4587世帯、9947人で、町内の指定避難所6カ所とホテル1カ所で受け入れる。

 同町ではボランティア137人が家屋の泥の除去や支援物資の仕分けを予定していたが、避難指示を受け中止となった。5日以降の再開を予定していた町内の小中学校17校は、避難指示が解除されるまで再開を延期する。

 県によると、4日午前6時現在、岩泉町では17地区で計602人が孤立。陸上自衛隊のヘリなどで、同日夕までに約140人を避難させた。県内では久慈市でも198人が孤立していたが、天候悪化でヘリによる避難は延期された。


岩泉町、町内全域に避難指示…台風12号接近で
読売新聞 9月4日(日)12時44分配信

 台風10号で13人が死亡するなど大きな被害を受けた岩手県岩泉町は4日午前9時、台風12号の接近によって土砂災害などの危険性が高まっているとして、町内全域に避難指示を出した。

 対象は住民4587世帯9947人で、町内の避難所への避難を求めている。


岩泉町が避難指示=岩手
時事通信 9月4日(日)10時31分配信

 台風10号による大雨で大きな被害が出た岩手県岩泉町は4日午前9時、町内全域に避難指示を出した。

 西日本に台風12号が接近している影響で、天候の悪化や新たな被害が出る恐れがあると判断した。


牛900頭孤立…町長、涙ながらに「助けて」
読売新聞 9月4日(日)9時10分配信

 北海道南富良野町では、公共串内牧場につながる道道が損壊し、牛約900頭が孤立状態になっている。

 町によると、牧場(約500ヘクタール)は地面も雨で削られたり、崩落したりして、分断された状態という。

 町によると、牧場内は柵で区切った約80の牧区に分けられており、一つの牧区の牛が食べる草は2週間程度でなくなる。池部彰町長は、3日に視察に訪れた石井国土交通相に、「牛を助けるため、力をいただきたい」と涙ながらに訴えた。石井氏は取材に「道と連携して取り組んでいきたい」と述べた。

 町は、近くを通る道東道に牛を移動させ、トラックで救出する計画を東日本高速道路などと検討している。


台風10号 岩手・岩泉町のがれきの道歩く
産経新聞 9月4日(日)7時55分配信

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台風10号による豪雨被害で孤立している岩手県岩泉町の安家地区大平。親族に会いに行く合砂コノさん(88)と寄り添って歩く、ひ孫の滉人(ひろと)さん(18)=3日午後、岩手県岩泉町(松本健吾撮影)(写真:産経新聞)

 崩れ落ちた橋、押し流され積み重なった木々、沢の水で家財道具を洗う住民-。台風10号の豪雨被害で孤立している住民へ救援物資を届ける自衛隊とともに3日、ヘリコプターで岩手県岩泉町安家(あっか)地区の大平集落に降り立った。

 川の氾濫の影響で集落には流木などが散乱し、電気や水道などのライフラインは寸断されたままだ。道路は所々で崩落し、がれきで埋まっている。近くには避難所も設置されていない。多くの住民は、自宅で不便な生活を強いられている。(写真報道局 松本健吾)

 ■家に泥流「とにかく人手を」

 救援物資を届ける自衛隊とともにヘリコプターで降り立った岩手県岩泉町安家地区の大平集落は、町の中心部から北北西に約20キロ。自衛隊によると、約100人が住んでいるが、周辺道路の被害が大きく孤立状態にある。周囲を見渡すと、激しい台風の爪痕がそのまま残っていた。

 「全く、ひどいありさまだ」。集落で酒屋を営む中川原光太郎さん(67)の自宅兼店舗には泥が流れ込み、1メートル以上積もった泥の上に冷蔵庫が横たわっていた。店の背後で土砂崩れが発生、土砂が一気に1階部分に流れ込んだという。

 普段は妻が1階で寝起きしていたというが、当日は近くの小学校に逃げていたため無事だった。「もし、いつも通りに寝てたら命はなかった。とにかく今は多くの人手がほしい。早く泥をかき出さないと生活ができない」。電気が通っておらず、明かりがないため活動時間も限られる。噴き出す汗を拭い、再びシャベルに手をかけた。

 「何人でお住まいですか」「必要な物を持っていってください」。自衛隊の隊員は、食料、救急セットなどの救援物資が詰め込まれた段ボールを手に、周辺の民家を一軒一軒訪れては住民らに手渡し、安否確認を行っていく。

 住民らは、一時の間、泥かきなどの作業の手を止め救援物資を受け取っていった。大下ノブさん(82)は「隊員からおにぎりをもらって食べた。でも、まだ連絡が取れない親族もいて心配。電気も水道も駄目だし、早くお風呂に入りたい」という。

 川沿いの道路は、ところどころで崩落、隣家を訪ねるのも難しい場所もある。

 がれきが積み重なる川沿いの道を寄り添って歩いてくる、お年寄りと若者に出会った。合砂(あいしゃ)コノさん(88)と盛岡市に住む、ひ孫の滉人(ひろと)さん(18)だ。この日、滉人さんはコノさんの安否を確認するため、母親らと盛岡市から車で駆けつけた。途中、通行止めの場所があったため、1時間半の「かなりひどい道」(滉人さん)を歩いて集落にたどり着き、コノさんと再会した。これから2人で、連絡のとれていないコノさんの娘、ヤエコさん(71)の家に向かうという。

 滉人さんは「想像以上の被害だが、ようやくひいおばあちゃんの元気な顔を見られて安心しました」と笑顔。コノさんは「ひ孫のおかげで台風後初めて外に出られた。長らく住んでいるが、こんな台風は初めてだ。びっくりした」と話した。

 滉人さんに手をひかれ、コノさんは30分ほどかけてヤエコさんの自宅に到着。ヤエコさんは「よく歩いてきたね」と元気そうな様子で出迎えた。「心配していた。ようやく顔が見られて安心した」。コノさんは、そう言って笑顔を見せた。

 ■8人連絡取れず

 岩泉町では3日、援助物資の提供や安否不明者の捜索活動が本格化したが、まだ町内の8人と連絡が取れていない。犠牲者のうち、新たに3人の身元が確認された。岩泉町の高齢者グループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」で死亡した9人は全員が入所者だった。

 岩手県によると、ホームの9人のうち最後に判明した2人は、岩泉町の浦場トワさん(94)と沢田繁雄さん(79)。9人は77~95歳の男性2人、女性7人だった。2日にホームと同じ地区で見つかった2遺体のうち1人は同町の熊谷福志さん(57)で、死因は溺死と判明した。


台風10号 岩手・岩泉町で道路寸断19集落孤立 川沿い点在、自衛隊救援阻む
産経新聞 9月4日(日)7時55分配信

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豪雨被害で孤立している岩手県岩泉町の安家地区には、土砂災害の爪痕が色濃く残っている =3日午後(写真:産経新聞)

 台風10号による甚大な被害を受けた岩手県岩泉町では3日、自衛隊などが孤立集落での物資配布や捜索活動を本格化させたが、同町内では依然、19集落で孤立状態が続いている。山間部を通る道路の寸断が、多くの箇所で解消しないためだ。この日も、川沿いの道路に面した狭い平地に集落が点在する地形が、自衛隊の救援活動を阻んだ。

 「この先の孤立状態の人たちに支援物資を届けようにもトラックが入れない。小さな集落のためヘリが着陸できる場所がない」

 崩落した岩泉町内の幹線道路を眺めながら、陸上自衛隊岩手駐屯地の男性隊員はため息をついた。反対側の山肌は岩で覆われ、道を広げることはできない。

 同町は深い谷底を流れる川沿いに多数の集落が点在しており、川の増水による崩落や倒木で幹線道路の大半を含めて通行止めが多発した。町では3日正午時点で計289世帯、602人が孤立したままとなっている。

 さらに狭い平地に住宅が密集しているため、足場の悪さが活動を妨げる。ヘリコプターの入れない集落にはバイクや徒歩で物資を届けているという。同駐屯地第9特科連隊、柳裕樹隊長は「孤立集落が多く、難しい状況だ」と話す。

 一方、3日には幹線道路の一部が開通するなど、道路の復旧は徐々に進んでいる。同日夕の会見で伊達勝身町長は「1週間後をめどに道路の寸断が解消できるかもしれない」との見通しを示した。

 孤立状態にある住民の中には、救助隊がたどり着いても自宅待機を希望する人も相当数いる。伊達町長は「もともと大雪が大変な地域で『(備蓄の)米と水さえあれば死なない』という人が多い。ただ、安全確保のためにも道路が開通するまでは避難するよう説得を続ける」と話した。


孤立集落の曽祖母と再会=盛岡の高3、被災地踏破―岩手・岩泉町
時事通信 9月4日(日)4時55分配信

 台風10号による大雨の影響で孤立した岩手県岩泉町安家地区の曽祖母の元に、ひ孫の高校3年合砂滉人さん(18)=盛岡市=が3日午後、徒歩で会いに来た。

 破損した道路を約1時間半かけて歩き、曽祖母の無事を確認。「安心した」と話した。

 安家地区の大平集落に住むコノさん(88)は、電話がつながらず安否不明だった。なかなか情報が得られず、滉人さんは直接コノさん宅に向かうことを決意。同日、母親の運転する車で行ける所まで行き、途中から徒歩でコノさん宅を目指した。

 集落へつながる道路は、電柱がなぎ倒されたり、アスファルトが剥がれたり、原形をとどめていなかった。「テレビで見るよりひどい」「川の中を歩いているようだった」。滉人さんは振り返る。

 道なき道を越え、到着。コノさんは予期せぬ再会に「ひ孫の顔を見て安心した」と話した。コノさんは滉人さんに手を添えられ、集落が孤立して以来、初めて家の外に。近くに住む娘の家まで、壊れた道路の上を歩いていった。


<台風10号被害>9人死亡の施設、全員の身元判明 岩手
毎日新聞 9月3日(土)23時44分配信

 岩手県は3日、台風10号による同県岩泉町の小本(おもと)川の氾濫で、同町乙茂(おとも)地区の高齢者グループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」で死亡した9人のうち、新たに同町の澤田繁雄さん(79)の身元を確認したと発表した。入所者全員の身元が判明した。

 さらに、同地区の小本川付近で見つかった遺体は、同町の熊谷福志さん(57)と確認された。いずれも水死だった。【藤井朋子】


<台風10号被害>1階埋める土砂 惨状続く孤立集落 岩手
毎日新聞 9月3日(土)23時41分配信

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孤立状態が続く岩手県岩泉町の安家地区。橋が落ち、自由に行き来できない民家もあった=2016年9月3日午後3時20分、駒木智一撮影

 「私たちは見捨てられていなかった」。30日に東北地方を襲った台風10号による河川の氾濫で、孤立状態が続く岩手県岩泉町の安家(あっか)地区。自衛隊がヘリコプターで支援物資を届けると、取り残されていた町民の心に希望の光が差し込んだように見えた。台風被害から5日目の3日、記者は自衛隊部隊とともに空路で現地入り。目の前に広がっていたのは、濁流にのみこまれた集落の惨状だった。

 集落を南北に流れる川沿いを中心に、目を覆いたくなるような風景が広がっていた。木造平屋建ての保健福祉館は跡形もなく流され、集落で唯一の道路は大きく崩落。流木は山のように堆積(たいせき)し、人の背丈の2倍以上に達していた。

 食料の蓄えはあったとはいえ、電気と水は止まり、通信も途絶え、プロパンガスだけが使える状態だった。

 息子夫婦と暮らす大下ノブさん(83)は隊員を見つけると、深々とお辞儀した。自衛隊の物資が届くまでは川の水を沸かして飲み、しのいできたという。大下さんは高齢者グループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」で犠牲になった中屋敷チエさん(85)の親戚。他地区の親戚らと連絡を取る手段はなく、訃報は人づてに聞いた。「私は無事だと伝えてほしい。みんなも無事だといいのだけど」

 ヘリは午後0時40分ごろ、町中心部の県立岩泉高校を離陸。10分足らずで安家地区の大平集落にある旧大平小学校のグラウンドに着いた。記者が今回降り立った現場は今月1日、陸路で1時間以上行った先で道路を土砂で塞がれ、たどり着けなかった集落だった。

 タクシー運転手の中川原光太郎さん(67)の自宅は、裏山の崖崩れで土砂が1階を埋め尽くしていた。スコップで土砂を取り除いていたが、いまだに大部分が手つかずの状態だった。「少しやってみるか?」とスコップを渡されたが、10回もしないうちに体中から汗が噴き出してきた。「これを朝から晩までずっとだ。せっかくいただいた食料も喉を通らない。ただただ人手が欲しい。砂利道でもいいから道路をつないでくれ」。中川原さんは、作業の手を休めることなく訴えた。

 当時、家に1人でいた妻栄子さん(69)は土砂崩れが起きる直前、家の前の川が増水していることに気づいて高台に避難。間一髪で難を逃れた。「食料も飲み物も本当にありがたいが、一番は自衛隊の皆さんのお顔が見られること。集落が孤立していても『私たちは見捨てられていない』という気持ちになれる」と目頭を押さえていた。【駒木智一】


グループホーム死者、9人全員の身元が判明
読売新聞 9月3日(土)23時13分配信

 岩手県は3日、岩泉町の認知症グループホーム「楽ん楽ん(らんらん)」の死者9人全員の身元が判明したと発表した。

 この日、新たに身元が判明したのは、同町の浦場トワさん(94)と沢田繁雄さん(79)。

 また、同町岩泉地区で見つかった遺体については、町内の熊谷福志さん(57)と発表した。死因は3人とも溺死。


岩泉町の孤立地区、自衛隊が救出と物資配布
読売新聞 9月3日(土)22時13分配信

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孤立した集落に到着し、救援物資をヘリから降ろす自衛隊員(3日午後1時14分、岩手県岩泉町で)=伊藤紘二撮影

 台風10号で甚大な被害に見舞われた岩手県岩泉町で3日、自衛隊がヘリコプターで孤立地区での救出と救援物資の配布を始めた。

 県によると3日正午現在、道路の寸断などで同町で602人、久慈市で212人の計814人が孤立している。

 岩泉町ではこの日、岩泉地区の鼠入(そいり)集落から家族5人が救助された。ただ、「家は無事」との理由でヘリでの避難を拒む住民もいたという。伊達勝身町長は「(避難を拒む住民の)説得を続け、一日も早く全員を救出したい」としている。

 一方、岩手県警は3日、岩泉町で心肺停止の状態で見つかった2人の死亡を確認したと発表した。岩手県での死者は14人となった。町によると、3日午後5時現在で連絡が取れない住民は8人となっている。

 男性2人が行方不明になっている北海道清水町では、道警や自衛隊などが朝から約100人態勢で現場周辺を捜索したが、発見には至らなかった。台風10号による死者は、岩手県と北海道で合わせて16人となった。


住民らヘリで避難へ=孤立602人、8人連絡不能―岩手・岩泉町
時事通信 9月3日(土)22時2分配信

 台風10号による大雨で道路寸断などの被害を受けた岩手県岩泉町で602人が孤立する状態が依然続いていることが3日、県への取材で分かった。

 自衛隊などがヘリで物資の輸送を続けているが、接近中の台風12号の影響で輸送が困難になる可能性があるため、県は4~5日にかけ、同県久慈市の212人も対象に2市町の孤立地区の住民をヘリで避難させる方針を固めた。

 岩泉町によると、3日までに連絡が取れなかった9人のうち1人の無事が確認され、連絡がつかないのは8人となったことも新たに判明した。

 同町では、グループホーム「楽ん楽ん」の9人を含む11人の死亡が確認され、2日には2人の遺体が発見された。久慈市でも1人が死亡しており、県内の犠牲者はこれまでのところ計14人となっている。

 県によると、岩泉町では3日正午までに15地区で孤立状態が解消したが、自衛隊がヘリで上空を巡回したところ、新たに5地区が土砂崩れなどで孤立していることが分かり、同日現在、孤立は17地区となった。久慈市ではこれまでと変わらない16地区で孤立状態が続いているという。


孤立集落、命の救援物資=ヘリ輸送が生命線―陸自部隊に記者同行・岩手県岩泉町
時事通信 9月3日(土)22時1分配信

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ヘリコプターで孤立集落に運んだ救援物資を住民の元に届ける陸上自衛隊の隊員ら=3日午後、岩手県岩泉町安家地区

 台風10号の大雨で孤立した岩手県岩泉町の安家地区。

 途絶えた陸路に代わり、陸上自衛隊ヘリコプターが救援物資を空輸してライフラインを支える。記者が3日、部隊に同行して現地に入った。

 約60人が暮らす安家地区の大平集落。行方不明者の情報はないが、川に架かった橋は流されて半分なくなり、山につながる道路は水が流れ下って沢のように。麓の住宅には、大量の土砂が流れ込んでいた。

 3日午後1時ごろ、自衛隊員らが救援物資の入った段ボール箱を住宅一軒一軒を回って届けると、住民は皆、ほっとした表情を見せた。「沢の水を沸かして飲んでいたが、泥が詰まっていた」と話す大川原※子(※コザトヘンに弟)さん(85)は、ペットボトル入りの水を受け取り、何度も頭を下げていた。

 中川原光太郎さん(67)は、自宅1階を埋める大量の土砂をかき出す重労働で、疲れ切った様子だった。カップラーメンなどの食糧も届いたが、食欲はない。「ぜいたくは言えないけど、後は風呂と電気さえあれば」。

 岩泉町では陸自第9特科連隊(岩手県滝沢市)を中心に約350人態勢で活動。ヘリコプターのほか、林道を走破できる偵察用オートバイも使って物資輸送などを続ける。連隊長の柳裕樹1等陸佐は「一日も早く回復できるよう自衛隊の力を結集したい」と話した。


<台風10号被害>ヘリ救出本格化 岩手・孤立の4集落要請
毎日新聞 9月3日(土)21時34分配信

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橋が落ちて川の対岸に取り残された民家に、物資を届ける方法を検討する隊員。この後、ロープを使って住民に物資を渡した=岩手県岩泉町安家で2016年9月3日午後1時44分、駒木智一撮影

 台風10号による河川の氾濫で大きな被害を受けた岩手県岩泉町で3日、橋の崩落や土砂崩れによる道路の寸断で孤立した地区に自衛隊などのヘリコプターが入り、空路で住民を避難させたり支援物資を届けたりして、孤立解消に向けた作業が本格化した。町によると、同日夕までに孤立地区を含め町内で8人と連絡が付いていないという。

 県の同日正午現在のまとめによると、岩泉町では289世帯602人、久慈市で110世帯212人が孤立状態にある。このうち、道路の復旧が見通せない岩泉町の安家(あっか)地区大平(おおだいら)など4集落の計152人について、町はヘリによる避難を県などに要請。この日は陸上自衛隊などのヘリが住民を乗せて町民会館に避難させた。

 一方、県警は3日、岩泉町の小本川付近で2日に心肺停止の状態で見つかった1人の死亡が確認されたことを明らかにした。台風による県内の死者は13人(岩泉町12人、久慈市1人)。このほか、町内で心肺停止の状態で見つかった別の1人も死亡が確認され、台風で川に流されたとみて調べている。一方、北海道では、清水町で行方不明者2人の捜索が続いている。台風による死者は岩手県と北海道で計15人となった。【一宮俊介】


岩泉町でボランティア本格化=初の週末「もっと人手を」―台風10号
時事通信 9月3日(土)19時25分配信

 台風10号の豪雨から初めての週末を迎えた3日、大きな被害が出た岩手県岩泉町では、被災者支援のボランティア活動が本格化した。

 朝早くから個人や団体が次々と町役場で登録を済ませ、浸水した住宅の泥かきなどを手伝った。

 役場のある町中心部では、今のところ人的被害は確認されていないが、多くの家が浸水した。

 佐々木章子さん(74)宅で家財の運び出しを手伝った盛岡市の看護師中嶋緑さん(25)は「東日本大震災の時は学生で車もなく行動に移せなかった」と語った。大雨の影響で道が通れず、車を途中で乗り捨て10キロの道を歩いて町にたどり着いたという。佐々木さんは「家族だけではとても無理。本当にありがたい」と話している。

 被災を免れた地元の学生も参加している。県立岩泉高校2年の村上舞さん(16)は友人らと重い泥をスコップでかき出した。「人手がもっと要ると感じた。たくさんの人が応援に来ることで、被災した人たちも元気が出ると思う」と話し、積極的なボランティアの参加を呼び掛けた。


氾濫した小本川、「水位周知河川」に指定されず
読売新聞 9月3日(土)16時4分配信

 台風10号の豪雨で氾濫して流域に大きな被害をもたらした岩手県岩泉町の小本(おもと)川について、県が、避難勧告などの目安となる水位を定める対象とする「水位周知河川」に指定していないことが分かった。

 指定されていれば、氾濫の危険性が高まっている状況が迅速に伝わり、住民に周知できた可能性もあった。県河川課は「指定しなければならないと考えていたが、ほかに優先度の高い河川があった」としている。

 小本川の流域では、認知症グループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」が濁流にのまれ、入所者9人が亡くなった。

 水位周知河川は、過去の災害などから洪水で相当な損害が出る恐れのある河川で、水防法に基づいて指定される。指定されると、避難勧告や避難指示を発令する目安となる「氾濫危険水位」や、避難準備情報を出す目安の「避難判断水位」が設定され、それぞれの水位に達すると県が市町村に連絡する。県内では28河川が指定されている。


浸水危険区域伝えず=県が町に、9人死亡施設周辺―ハザードマップ未作成・岩手
時事通信 9月3日(土)13時13分配信

 台風10号の大雨による川の氾濫で、9人が死亡した岩手県岩泉町の高齢者グループホームがある地区で、県が浸水想定区域図を策定していたのに、東日本大震災の影響で町に提供できていなかったことが2日、県への取材で分かった。

 このため、洪水時の避難場所などを示す町の住民向けハザードマップは作成されていなかった。

 岩泉町では2日に複数の遺体が新たに見つかり、県警が身元確認を急いでいる。同町では他に、グループホーム「楽ん楽ん」の9人を含む計11人が死亡し、同県久慈市でも1人の死亡が確認されている。同町内の9人と連絡が取れておらず、県警などが安否確認を続けている。

 岩手県によると、グループホーム近くで氾濫した小本川の流域について、県は2010年度、洪水時に浸水が想定される区域を記載した浸水想定区域図を作成した。グループホームがある岩泉町の乙茂地区では、最高で2~5メートルの浸水が想定されていた。

 県は11年度中に浸水想定区域図を町に提供し、これに基づき町がハザードマップを作成するはずだったが、東日本大震災で状況が一変。地震で地域一帯の地盤が沈下し、流域で堤防のかさ上げ工事などが計画された。このため、「そのまま町に渡せるものではなくなった」(河川課)と判断し、町への提供を見送った。

 その後、相次いで発生した水害への対応に追われ、新しい浸水想定区域図は作成されていない。県は「今回の水害の状況を検証した上で、新たな浸水想定区域図の作成を急ぐ」としている。


<台風10号>母親思いの夫 2人一緒に流され 岩手・岩泉
毎日新聞 9月3日(土)13時8分配信

 台風10号による河川の氾濫で、岩手県などで多くの人たちが犠牲になった。濁流にのまれたとみられる男性や、高齢者施設の入所者。遺族たちは悲しみに暮れた。

 岩泉町の農業、岩館(いわだて)五郎さん(76)は台風が上陸した8月30日、妻(76)と母(93)の3人で家にいた。自宅は氾濫した小本(おもと)川まで数十メートル。豪雨に見舞われ、午後5時過ぎに川の水位が急上昇した。妻は車に乗り込んで五郎さんが母を連れてくるのを待ったが、2人が現れないまま車ごと流され、木に引っかかっているところを近所の人に助けられた。

 五郎さんは31日午前5時55分ごろ、同川河川敷で遺体で見つかった。母とともに濁流に流されたとみられ、母の安否は不明のままという。

 長男の弘幸さん(38)によると、五郎さんは母親思いで、祖母の頼みを断ったところを一度も見たことがないという。野球のテレビ観戦が趣味で、周囲の面倒をよく見る優しい父だった。弘幸さんは8月下旬、ささいなことで五郎さんと電話越しでけんかした。「どうして仲直りしておかなかったのか」と唇をかんだ。【駒木智一】


<台風10号>8人の身元確認 岩手・岩泉の施設9人死亡
毎日新聞 9月3日(土)12時26分配信

 岩手県は3日、台風10号による同県岩泉町の小本(おもと)川の氾濫で、同町乙茂(おとも)地区の高齢者グループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」で死亡した9人のうち、女性1人の身元を確認したと発表した。女性は浦場トワさん(94)で、水死とみられる。これで身元の確認ができていないのは、1人となった。また、岩泉町乙茂地区の小本川付近で見つかった遺体は、同町の熊谷福志さん(57)と確認された。このほか、町内では9人の安否が確認できていない。

 町などによると、岩泉町で303世帯622人、久慈市で110世帯212人の計413世帯834人が孤立している。市は、市内の孤立世帯に食料などの支援を実施。自衛隊と県は3日、町内の孤立世帯を、町内のホテルに避難してもらうため予定通りヘリで移送する。

 一方、北海道では2人が行方不明となっており、道警や自衛隊などが捜索を続けた。【藤井朋子】


温泉つかり被災者安らぐ=岩泉のホテルが無料開放―台風10号
時事通信 9月3日(土)12時5分配信

 台風10号で被害を受けた岩手県岩泉町では、被災者のためにホテルの温泉が無料で開放されている。

 「窮屈から解放される」「極楽ってこんななんだ」。被災者の心が、つかの間安らいだ。

 被害が大きい安家地区から約15キロ離れた龍泉洞温泉ホテルには3日朝、相次いで被災者が訪れた。無職遠藤信夫さん(89)は、3日ぶりの湯船に「気持ちよかった」と晴れ晴れした様子。自宅は断水が続いており、妹(87)の家には泥が入った。

 約40年間、JR岩泉駅の運営に従事。「離れたことがない大好きな町がこんなことに…」と涙を浮かべたが、「そんな窮屈な気持ちから解放された」と表情をゆるめた。

 千葉県船橋市から帰省中だった主婦栗原ヤエ子さん(64)は、久しぶりの入浴に「極楽ってこんななんだな」とにっこり。安家地区出身で、現在は町内の別の所に住む母親(90)は、地区の様子をしきりに心配していたという。「母もお風呂に連れてきたかったが、体が不自由で」と残念そうだった。

 ホテル総支配人の木村成美さん(51)によると、温泉の開放を始めた2日は292人が利用。つらそうな表情が、入浴後は明るくなる様子に、「本当に良かった」と語った。当面は無料開放を続ける予定だ。


新たに2人身元判明=岩手県
時事通信 9月3日(土)11時52分配信

 岩手県は3日、グループホーム「楽ん楽ん」で見つかった9人の遺体のうち、新たに1人が浦場トワさん(94)と判明したと発表した。

 これまで7人の身元が判明しており、残る1人の確認を進めている。

 また、9人とは別に、同町乙茂地区の広場付近で2日午前に発見された遺体は、同町の熊谷福志さん(57)と判明した。


岩泉町で依然622人孤立、9人と連絡とれず
読売新聞 9月3日(土)11時46分配信

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岩泉町の安家地区で懸命に捜索活動を続ける消防隊員ら(3日午前9時5分、岩手県岩泉町で)=伊藤紘二撮影

 台風10号による豪雨で大きな被害を受けた岩手県岩泉町で、一部地域の孤立が続いている。

 町全域で道路の崩落や土砂崩れが発生し、救出に向かう車両が入れないためで、町によると、孤立者数は3日午前7時現在、5地区で計622人。同県久慈市の212人(2日午後5時現在)を加えると、岩手県では計834人となる。町内の孤立地域では3日、自衛隊のヘリコプターによる救出活動が始まった。町は同日中に4集落の約100人を救出させる計画だ。

 岩泉町は、町としての面積が本州で一番広い992・92平方キロ・メートルで、東京23区の1・6倍。人口は、9959人(7月末現在)で、山林が大半を占め、宅地面積は0・3%しかない。

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