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2016年7月15日 (金)

フランス・ニースで群衆にトラック突入テロ、84人が死亡・4

フランス南部のニースで、14日午後11時半(日本時間15日午前6時半)すぎ、大型トラック1台がフランス独立記念日の花火を見物していた群衆に高速で突っ込み、少なくとも84人が死亡、約100人が負傷した。実行犯の運転手は1人とみられ、その場で警察に射殺された。実行犯の身元は不明。
フランス治安当局は運転手が意図的なテロ攻撃を図ったとみて、テロ対策部門を中心に捜査に乗り出した。

この日はフランス革命記念日の祝日にあたり、各地で花火やコンサートなどのイベントが開かれていた。ニースでも犯行現場の海岸付近には、市民や観光客が集まっていた。

地元メディアは、トラックの中から銃器と手榴弾が発見されたと報道。犯人が群衆に向かって発砲したとの目撃情報もある。仏南部アビニョンにいたオランド大統領は、対策会議のため急遽、パリに向かった。

マルセイユの日本総領事館によると、現時点で日本人が事件に巻き込まれたとの情報はない。

フランスでは昨年11月、パリで劇場や飲食店などが襲撃される同時多発テロが発生。約130人が死亡した。テロ対策のため全土で非常事態を宣言していたオランド大統領が14日、非常事態を今月26日に解除すると表明したばかりだった。

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リンク:3色に輝くエッフェル塔 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:マラソン集団観戦を中止=在リオ日本人、テロ懸念〔五輪〕 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:五輪の警備強化へ=仏テロ受け緊急会議―ブラジル〔五輪〕 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:3色に輝くエッフェル塔=テロ犠牲者追悼―パリ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏トラックテロ 日米欧、強く非難 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏ニース 高級保養地、テロ標的 外国から観光客、警備困難 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏トラックテロ 祇園祭も厳戒態勢 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:隅田川花火大会に精鋭「ERT」配備 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏トラックテロ 「ボウリングのように人が飛んだ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏トラックテロ ニース在住邦人が指摘「共同体の断絶、深刻」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏トラックテロ ジグザグ運転繰り返し 車を降り、四方に向かって乱射 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏トラックテロ 「一匹狼型」察知難しく - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:過激派との関連焦点=実行犯、チュニジア出身31歳―仏トラック突入 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロに「屈しない」=IS壊滅の決意表明―米大統領 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロとの戦い、緊急議題に=18日のEU外相理 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:搬出されるテロ事件で使われたトラック - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:トラックを警護する警官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏テロで使われた弾痕が残るトラック - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏でテロ、84人死亡=202人負傷、群衆にトラック突入―16日から3日間服喪 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<南仏テロ>幼い命、凶行に消え 献花台に人形 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<南仏テロ>子供たち多数犠牲に 持ち物が散乱 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<南仏テロ>死者84人重体52人 容疑者はチュニジア出身 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏テロ、邦人の被害情報なし…菅官房長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏大統領に連帯伝える=安倍首相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米露外相会談>仏テロ犠牲者に献花 在ロシア仏大使館 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:1000人避難「波のよう」=犠牲者悼む人々―仏テロ現場 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<南仏テロ>ASEMが非難声明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<南仏テロ>過激派潜伏の拠点 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<政府>五輪控えテロ対策急ぐ 仏テロ、都市部標的に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「あいさつもしない男」=宗教に関心寄せず―仏テロ実行犯 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<南仏テロ>欧州に衝撃、警備継続強化へ…伊との国境検問も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロ対策の検証強化=対仏国境管理厳重に―欧州各国 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仏テロ、死者84人に…容疑者は監視対象外 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<南仏テロ>なだれ込んだ男女でレストランはパニックに… - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

3色に輝くエッフェル塔
時事通信 7月16日(土)9時12分配信

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フランス南部ニースで起きたトラック突入テロの犠牲者を追悼するため、パリのエッフェル塔が15日夜、国旗を表現する赤、白、青の3色の明かりに彩られた。


マラソン集団観戦を中止=在リオ日本人、テロ懸念〔五輪〕
時事通信 7月16日(土)8時50分配信

 【リオデジャネイロ時事】在ブラジル日本大使館や日系の民間団体でつくる「リオデジャネイロ五輪・パラリンピック連絡協議会」の会合が15日、リオ市内で開かれ、フランスのニースで起きたテロを受け、8月14日の女子マラソンを集団で観戦する計画を取りやめることを決めた。

 日本企業の駐在員や現地在住の日系人が沿道の数カ所に集まり、日の丸の小旗を振って日本選手に声援を送る方向で検討していた。梅田邦夫大使は「みんなが集まると標的になり得る。安全を第一に考えざるを得ない」と語った。


五輪の警備強化へ=仏テロ受け緊急会議―ブラジル〔五輪〕
時事通信 7月16日(土)8時28分配信

 【サンパウロ時事】ブラジルのテメル大統領代行は15日、フランス・ニースのテロ事件を受けて軍や情報庁幹部らを集めた緊急会議を開き、リオデジャネイロ五輪の警備計画を再確認するとともに、必要に応じて修正を加えるように指示した。

 フランスのテロではトラックが群衆に突っ込み、多数の死傷者を出した。これを踏まえて、エチェゴイエン情報庁長官は「検問の設置箇所、交通規制を増やす必要がある」と強調。五輪では会場アクセスの利便性を犠牲にしても、テロ対策を強化しなければならないと訴えた。


3色に輝くエッフェル塔=テロ犠牲者追悼―パリ
時事通信 7月16日(土)8時1分配信

 【パリAFP=時事】フランス南部ニースで起きたトラック突入テロの犠牲者を追悼するため、パリのエッフェル塔が15日夜、国旗を表現する赤、白、青の3色の明かりに彩られた。

 パリ市の声明によれば、「イダルゴ市長の発案で、国の服喪期間に合わせ3色にライトアップする」という。

 バルス首相は国民に対し、16日から3日間、喪に服すよう訴えている。昨年11月のパリ同時テロ以降続く非常事態宣言は今月26日に解除される予定だったが、今回のテロを受けて3カ月の延長が決まった。


仏トラックテロ 日米欧、強く非難
産経新聞 7月16日(土)7時55分配信

 フランスのトラック暴走テロについて、各国の首脳や国際機関などから、「罪のない人々への攻撃だ」などと犯行を非難する声が相次いだ。

 オバマ米大統領は14日、「無実の市民を殺傷した恐ろしいテロを、最も強い言葉で非難する」との声明を発表。大統領はフランス政府に、捜査への全面支援を伝えたことを明らかにし、テロの実行組織などを「裁きにかける」と強調した。

 相次ぐテロを受け米国防総省は20日に、首都ワシントン郊外で34カ国、北大西洋条約機構(NATO)とのテロ対策会議を開く。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)に対する掃討作戦の強化策が主眼だが、フランスでのテロにより会議の重要性が高まり、今回のテロについても協議する方針だ。

 欧州連合(EU)のトゥスク大統領は15日、モンゴルの首都ウランバートルで開幕したアジア欧州会議(ASEM)首脳会議の冒頭、「被害者が自由や平等、友愛を祝う人たちだったのは悲劇的な矛盾だ。欧州とアジアはフランス国民に寄り添う」と述べた。

 安倍晋三首相も15日、同会議出席のため訪問中のウランバートル市内で「基本的価値を共有するフランスがこの困難な中にあるとき、われわれは強い連帯の意を表明する。罪のない人々を巻き込む卑劣なテロは決して許されない。断固非難する」と強調した。

 ロシア大統領府は15日、プーチン露大統領がオランド仏大統領に宛てて弔電を送ったことを明らかにした。プーチン氏はこの中で、「テロリズムと徹底的に戦うために、文明的な人類全体の力を結集せねばならない」と述べた。(ワシントン 青木伸行、ウランバートル 西見由章、小川真由美、モスクワ 遠藤良介)


仏ニース 高級保養地、テロ標的 外国から観光客、警備困難
産経新聞 7月16日(土)7時55分配信

 【カイロ=大内清】フランス南部ニースで群衆にトラックが突っ込むなどして80人以上が死亡した事件について、オランド仏大統領は「テロの性質を帯びている」との認識を示した。射殺された運転者の男の動機や背後関係などは不明だが、仮に男がイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)などの過激思想に共鳴していたとすれば、欧州屈指の保養地であるニースを「イスラムの敵」の象徴とみなして犯行に及んだ可能性もある。

 イスラム教では一般的に、水着などで肌を露出することや、男女が公然と交際することはご法度とされ、過激派にとってはふしだらな「非イスラム的」振る舞いだとして攻撃対象にさえなる。

 今回の犯行の現場となったニースは、地中海の高級リゾート地として名高く、欧州各地から行楽客が集まることから、その代表格ともいえる。

 男のルーツとみられる北アフリカのチュニジアでは昨年6月、欧州を中心とした外国人に人気がある中部のリゾート地スースで、男2人が銃を乱射して観光客ら少なくとも27人を殺害する事件が発生し、ISが犯行声明を出した。

 エジプト東部ハルガダにある紅海沿いのリゾートホテルでも今年1月、ISの旗を掲げた男2人が外国人観光客3人を刺して重傷を負わせる事件が起きた。実際にISと関係があったかは不明だが、この事件で男らは、外国人の拉致を計画していたとも伝えられている。

 エジプト東部シナイ半島で昨年10月にロシアの旅客機が墜落した事件では、ISが犯行声明を出しているが、旅客機の出発地が同半島の保養地シャルムシェイクだった。

 観光客でにぎわうリゾート地を狙ったテロは、治安当局の迅速な対応が難しい上、多くの外国人が犠牲となることも多く、比較的大きなニュースとして扱われやすい。

 世間の耳目を集めて存在感を誇示することをプロパガンダ(政治宣伝)の基本戦略とするISなどの過激派にとっては格好の「ソフトターゲット」だといえる。

 類似の事件を完全に防止するのは非常に難しいといえ、テロ対策を急務とする各国の治安当局にとっては極めて頭の痛い問題だ。


仏トラックテロ 祇園祭も厳戒態勢
産経新聞 7月16日(土)7時55分配信

 フランス・ニースで起きたテロ事件は革命記念日にあわせたイベント会場が狙われた。祇園祭が行われている京都市では、17日に前祭(さきまつり)のクライマックスとなる山鉾(やまほこ)巡行を控えており、京都府警は世界各地でテロ事件が相次いでいることから、前年に比べ約170人増強し警備体制の強化を図っている。

 府警によると、今年の警備はのべ4730人態勢。ドローン対策のため、ビルなど高所からの警戒も行っている。期間中は、歩行者天国も行われているが、車両進入などを防ぐため金属製の車両阻止柵も設置。金属探知機などで、ゴミ箱やロッカーなどに危険物がないかの警戒も行っている。京都府警の担当者は「不審な車両進入を防ぐように」とあらためて指示。「一般人を巻き込むテロ行為などは絶対に阻止する」と話していた。


隅田川花火大会に精鋭「ERT」配備
産経新聞 7月16日(土)7時55分配信

 フランス・ニースで花火の見物客が襲撃され多数の死傷者が出るなど世界各地でテロが相次いでいるため、警視庁は30日に開催される隅田川花火大会に重武装テロに対処する「緊急時初動対応部隊」(ERT)を配備することを決めた。

 夏の風物詩として知られ、今回も約95万人の観客が想定される大会での襲撃に備える。

 昨年11月のパリ同時多発テロを受け、警視庁は不特定多数の人が集まり警備が難しいソフトターゲットの警戒を強化。東京マラソンなどの大規模イベントにERTを配備していた。

 ERTは海外でテロが相次いだため、平成27年4月に運用を開始。24時間態勢で都内全域を警備するほか有事には現場に急行する。


仏トラックテロ 「ボウリングのように人が飛んだ」
産経新聞 7月16日(土)7時55分配信

 フランスがまたしても無差別テロの「標的」になった。革命記念日を祝う花火を見に集まった大勢の観光客が次々なぎ倒され、世界屈指の保養地は沈痛に包まれた。背景は不明だが、テロ阻止の難しさが改めて浮き彫りとなった格好だ。約8カ月間続いた非常事態の月末の解除を表明したばかりだけに、オランド政権にも大きな痛手となった。

 現場となったニース中心部の大通り「プロムナード・デ・ザングレ(英国人の遊歩道)」。紺碧(こんぺき)の地中海が眼前に広がり、高級ホテルやレストランが並ぶ通りは15日、本来のにぎやかさと打って変わり、人もまばらで閑散としていた。

 「自分の前で多くの人が死んだ。まだ、信じられない」。通りでレストランの男性経営者が茫然(ぼうぜん)とした姿で立ち尽くしていた。現場周辺はこの日封鎖され、店も閉めさせられていた。

 歩道の自転車はなぎ倒され、通りにはタオルやサンダルが散乱。その近くでは弾痕が残り、正面が大破した白いトラックの犯行車両を警官が取り囲んでいた。

 「だれか助けて」

 通りで悲鳴が上がったのは14日夜。恒例の花火が終わり、日付が変わる前に自宅やホテルに戻ろうと見物客らが道路を歩いていたところ、トラックが猛スピードで突き進み、人々をはねた。「人の体がまるでボウリングのピンのように空を飛んだ」。目撃者の一人はそう声を震わせた。

 男性経営者の店の前の路上では何人もの人が倒れ、負傷者を介助する人々の姿もあった。銃声が響くと人々は逃げ惑い、「20人しか入れない店に100人もが避難してきた」という。混乱で店のガラスも割れた。

 「非常事態は例外措置。永遠に続けるわけにはいかない」。オランド大統領は14日、地元メディアのインタビューに、昨年11月のパリ同時多発テロから続ける非常事態を26日で終了する意向を示した。しかし、仏当局の“幕引き”をあざ笑うかのようなテロで解除の撤回を迫られた。

 フランスでは昨年1月にも風刺週刊紙本社などが襲撃された連続テロが発生。治安対策は大きな課題だ。非常事態は3度延長され、10日までの1カ月間、国内で行われたサッカー欧州選手権では兵士や警官計約10万人を動員し、威信をかけて厳戒態勢を敷いた。

 ただ、選手権を無事終えたとはいえ、夏の休暇シーズンには人気観光地がテロに狙われる可能性も指摘されていた。14日は革命記念日という重要な日。この日を狙ったテロだとすれば、衝撃は小さくない。オランド氏も、「フランスが襲われたのは自由の象徴である国家的な日」とも強調した。

 今回のテロと過激派との関連は、今のところ判然としない。だが、オランド氏は「フランス全土が、イスラム過激派のテロの脅威にさらされている」として、シリア、イラクでのイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討作戦を強化する考えを示した。(ニース 宮下日出男)


仏トラックテロ ニース在住邦人が指摘「共同体の断絶、深刻」
産経新聞 7月16日(土)7時55分配信

 ■テロ日常化しつつあるフランス 

 フランスの保養地ニースで14日に起きたテロ事件は新聞社襲撃事件やパリ同時多発テロ事件に続き、フランスでテロが日常化しつつある現実を見せつけた。現地在住の邦人男性は、「最近はコミュニティー(共同体)の断絶が現れ始めている。5年後の社会のあり方すら見えない」とフランス社会の変化を指摘している。

 「多くの人が亡くなり、大きなショックだ」。テロの現場となった大通り沿いでコンサルタント会社を経営する野添一郎さん(66)は、悲惨なテロを、そう振り返った。

 野添さんは鹿児島県出身。「70年安保闘争」に違和感を覚え、パリ大学に入学した。総合商社「日商岩井」(現・双日)の現地法人に勤務し、現地の女性と結婚、同社パリ店長などを歴任した。

 「北アフリカに植民地を持っていたフランスには、私が大学に入学した当時も多くのイスラム教徒の移民がいた。多くが低賃金労働に従事するなど差別はあったが、表立った対立やテロはなく、一定の調和があった」と話す。

 野添さんが社会の変化を感じ始めたのは、EU(欧州連合)が成立し、欧州の経済発展が続いていた10年ほど前。経済目的の移民が増え、2世、3世も増えた頃だった。差別に反感を抱いた移民らが宗教や人種に基づくコミュニティーに帰属し、そこに一部のイスラム教徒が過激思想を吹き込んでいるという。

 フランスでは、2015年1月のパリの風刺週刊紙「シャルリー・エブド」本社銃撃事件に続き、同年11月にはパリ同時多発テロが起きた。野添さんは、悲惨なテロが続いたことで「宗教ごとのコミュニティー同士がよそよそしくなっていた」と話す。

 フランス警備当局は近年、北アフリカに近くイスラム系住民が多い南仏地方の警備を強化していた。しかし野添さんは「当局の主眼は銃や爆弾の摘発だった」と話す。「トラックで群衆に突っ込む手法は想定せず、備えもしていなかったのだろう」

 14日はパリ祭で各地でイベントが行われていた。「事件時、娘がカンヌに出かけており、もし同時多発テロなら娘も巻き込まれたかもしれないとぞっとした」と話す野添さん。「フランスを離れるつもりはないが、テロが続けば、さらにコミュニティーが断絶していく恐れがある。子供や孫たちの世代になったとき、どのような社会になっているか想像もできない。それが最も心配だ」と打ち明けた。


仏トラックテロ ジグザグ運転繰り返し 車を降り、四方に向かって乱射
産経新聞 7月16日(土)7時55分配信

 フランス革命記念日の祝賀ムードに包まれた南仏のリゾートを襲った無差別テロ。観光客など目撃者の証言などから、惨劇の瞬間を振り返った。

 ロイター通信などによると、花火大会が終わった14日午後10時半過ぎ、犯人が乗った白いトラックが突如、「どこからともなく」遊歩道に向かって直進してきた。

 遊歩道付近は通常、祝日には走行が禁止されるため、一帯を封鎖する障害物を突破して侵入してきたものとみられる。

 近くのホテルで犯行を目撃した男性は「(犯人は)何に集中するわけでもなく、前後に目をやりながら」走行したと証言。見物人の中に突入すると、犠牲者を増やすためイスラム武装組織のテロ犯が見せるようなジグザク運転を繰り返した。

 大きな衝突音と悲鳴が一帯に響き渡る中、トラックは2キロ近くにわたって暴走。親子連れやカップルなどの見物人に加え、樹木やポールなどもなぎ倒した。

 トラックは数分後、高級ホテル「地中海宮殿」前で停車。犯人が降車し、携帯電話を取り出した後、四方に向かって銃を乱射した。警官隊との間で30~40発の撃ち合いとなった後、犯人は射殺された。

 オランド仏大統領は15日午前4時15分ごろ、防衛相ら関係閣僚による緊急会合を開くと発表。予備役兵を招集することも決めた。カズヌーブ内相は15分後、「われわれは、暴力的なテロリストとの全面戦争に突入した」と宣言した。


仏トラックテロ 「一匹狼型」察知難しく
産経新聞 7月16日(土)7時55分配信

 フランス南部ニースで80人以上が死亡したテロは、単独犯もしくはごく少人数のグループでも、車を使うなどして市民を大量に殺傷することが可能であることを改めて示した。過激思想に感化された個人や小集団が起こすテロは各地で目立っており、同様の事件が連鎖する恐れもある。

 今年6月、米フロリダ州オーランドでは、アフガニスタン系の男1人が同性愛者の集うクラブで銃を乱射し49人を殺害する米史上最悪の銃器犯罪が発生。男は事件の最中にISに忠誠を誓い、それを受ける形でISが犯行声明を発表したが、男とISの直接的な関連は薄いとみられている。

 昨年12月にも米カリフォルニア州で、イスラム教徒の夫婦が福祉施設を襲撃し14人を殺害した。この事件でもISが犯行声明を出したが、夫婦は、ISとはライバルである国際テロ組織アルカーイダ系のヌスラ戦線関係者らともつながりがあったとされる。

 これらの事件は、実行犯本人が犯行を計画・準備したとみられており、ISはその結果に“便乗”しているだけだともいえる。こうしたテロは「ローンウルフ(一匹狼(おおかみ))型」「自律型」などと呼ばれ、直接的な指令や組織との定期的な接触がなく、犯行も本人たちだけで行っているだけに、治安当局の事前察知が難しいのが特徴だ。

 今回の事件も、背後関係や思想性はなおも不明ながら、トラックを運転していた男が1人で実行。凶器となる車や銃さえあれば、大規模テロも可能だと強く印象付けた。欧米を敵視するなどの過激思想に共鳴しテロ遂行の意思を持つ者らが刺激を受け、犯行を模倣する恐れは否定できない。(カイロ 大内清)


過激派との関連焦点=実行犯、チュニジア出身31歳―仏トラック突入
時事通信 7月16日(土)7時8分配信

 【ニース時事】フランス南部ニースで80人超が犠牲となったトラック突入テロ事件で、パリ検察のモラン検事は15日、ニースで記者会見し、射殺された実行犯をチュニジア出身のモハメド・ラフエジブフレル容疑者(31)と特定したと明らかにした。

 過激派と接触した形跡はないが、攻撃手法は過激派の影響を強くうかがわせる。当局は動機など背後関係の解明に全力を挙げる。

 モラン検事によると、ラフエジブフレル容疑者は2010年から16年にかけて暴行や窃盗などの軽犯罪を繰り返し、今年3月には暴行の罪で執行猶予付きの有罪判決を受けた。ただ、過激化の兆候はみられず、当局のテロ対策部門の警戒対象にはなっていなかった。

 しかし、過激派組織「イスラム国」(IS)は支持者に対し、敵対する米仏などでの無差別テロを呼び掛けている。モラン検事は、今回の犯行が「過激派の訴えに合致している」と指摘。バルス仏首相も、地元テレビで「過激派に関係している可能性が高い」と語った。


テロに「屈しない」=IS壊滅の決意表明―米大統領
時事通信 7月16日(土)6時36分配信

 【ワシントン時事】オバマ米大統領は15日、ホワイトハウスで各国大使らを前に講演し、フランス南部ニースで起きたテロ攻撃について「われわれはくじけないし、屈しない」と訴えた。

 その上で、過激派組織「イスラム国」(IS)を壊滅させる決意を改めて表明した。

 大統領はこの中で、オランド仏大統領と電話で話し、心からの弔意とともに「米国は最古の同盟国フランスの友人を支援し、テロと暴力の被害からわれわれの国を守る」と伝えたことを明らかにした。


テロとの戦い、緊急議題に=18日のEU外相理
時事通信 7月16日(土)6時36分配信

 【ニース時事】欧州連合(EU)は15日、フランス南部ニースで群衆にトラックが突っ込み、多数の死傷者が出たテロ事件を受け、18日にブリュッセルで開催する外相理事会では、緊急に「テロとの戦い」を議題に加える方針を発表した。


搬出されるテロ事件で使われたトラック
時事通信 7月16日(土)1時41分配信

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15日、フランス南部ニースで、テロ事件で使われ、現場から搬出されるトラック


トラックを警護する警官
時事通信 7月16日(土)1時37分配信

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15日、フランス南部ニースで、テロ事件に使用され、現場から搬出されるトラックを警護する警官。車体に弾痕とみられる穴が確認できる。


仏テロで使われた弾痕が残るトラック
時事通信 7月16日(土)1時34分配信

939
15日、フランス南部ニースで、テロ事件に使用されたトラック。銃撃戦によるとみられる弾痕が残っている。


仏でテロ、84人死亡=202人負傷、群衆にトラック突入―16日から3日間服喪
時事通信 7月16日(土)1時11分配信

 【ニース時事】フランス南部のリゾート地ニースで14日午後10時半(日本時間15日午前5時半)ごろ、仏革命記念日を祝う花火を見物していた人の列にトラックが突っ込み、84人が死亡、202人が負傷した。

 負傷者のうち52人が重体。バルス首相は15日、事件を「テロ」と断定。捜査当局は、射殺された実行犯をチュニジア出身のモハメド・ブフレル容疑者(31)と特定した。

 現時点で犯行声明は出ていないが、捜査当局は「犯行はイスラム過激派組織の呼び掛けに合致する」と指摘。過激派組織との関連や革命記念日を選んだ背景の解明に全力を挙げる。

 仏政府は16日から3日間の服喪を宣言した。ニース入りしたオランド大統領は、負傷者らを見舞った後、記者団に「自由という価値観を持つ全ての人々を攻撃し続ける敵がいる。われわれは長期戦に直面している」とテロ撲滅への決意を強調した。

 ブフレル容疑者はトラックで約2キロにわたって見物客をなぎ倒し、警官に発砲。その後、警察との間で銃撃戦になり射殺された。トラックの中には容疑者の身分証などが残されていた。

 捜査当局によれば、ブフレル容疑者は情報機関の監視対象ではなかった。一方で容疑者は1月に暴行事件を起こし、有罪判決を受けていた。容疑者はフランスとチュニジアの二重国籍保持者で、3人の子供がいるといい、AFP通信は警察筋の話として、当局が容疑者の元妻に事情を聴いていると伝えた。

 今回の事件はブフレル容疑者による単独犯行とみられる。車内からは手りゅう弾やライフルが押収されたが、手りゅう弾は使用不能で、ライフルは偽物だった。捜査当局は、犯行を支援した共犯者やグループの有無についても調べを進める。

 現場はプロムナード・デ・ザングレ(英国人の散歩道)と呼ばれる地中海沿いの通り。マルセイユの日本総領事館によると、現時点で日本人の被害情報はない。

 パリでは昨年11月、過激派組織「イスラム国」(IS)に関わる容疑者による同時テロがあった。大統領は15日のテレビ演説で、シリアなどのIS拠点に対する攻撃を強化する方針を表明。また、同時テロ以降継続してきた非常事態について、今月26日に解除する意向だったが、3カ月延長する方針に転換した。

 革命記念日に当たる14日は、パリ中心部のシャンゼリゼ通りで恒例の軍事パレードが行われるなど国内は祝賀一色だった。


<南仏テロ>幼い命、凶行に消え 献花台に人形
毎日新聞 7月15日(金)23時58分配信

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現場付近には犠牲となった幼い子供を悼むために赤ちゃんの人形や花などが供えられていた=仏南部ニースで2016年7月15日、賀有勇撮影

 【ニース(フランス南部)賀有勇、八田浩輔】片方だけの子供用ビーチサンダルに浜辺に置かれたままのベビーカー--。花火見物の群衆に大型トラックが突入したテロから一夜明けた15日、地中海の保養地ニースの現場には、多くの子供が巻き込まれた凶行の傷痕が残されていた。

 陽光照りつける湾岸道路「プロムナード・デザングレ」。規制線の内側に白い大型トラックが止まっていた。正面部分が壊れ、多数の人をはねた衝撃の大きさを物語る。フロントガラスには警官隊による弾痕があった。

 事件で84人が死亡し、52人が重体。家族連れが多かったため、子供は10人が命を落とし、50人ほどが治療を受けているという。急ごしらえの献花台には、人形なども供えられ、泣き崩れる人もいた。

 米メディアによると、犠牲者の一人のブロディエ・コープランドさん(11)は、米南部テキサス州から家族5人で観光に来た。会社経営者の父ショーンさん(51)と共に逃げ切れなかったとみられ、家族の友人の男性は「本当に良い子だったブロディエの死に衝撃を受けている」と語った。

 モロッコから観光に来たイスラム教徒の大学生、ゾヘル・ロティフォさん(19)は「悲鳴を聞いてホテルから出ると血まみれの子供たちが倒れていた。もし容疑者がイスラム教を曲解して犯行に及んだのであれば、許せない」と話した。

 発生は14日午後10時半(日本時間15日午前5時半)ごろ。独立記念日を祝う花火が終わりかけた頃、トラックが3万人の群衆に向かって暴走。オートバイに乗った人が飛び移って止めようとしたが、失敗してひかれたとの目撃情報もある。トラックが止まると警官隊との間で銃撃戦になり、容疑者の男は射殺された。

 「あの男は大勢の人をはね、私の目の前でトラックを止めた」。目撃者の男性が地元テレビに説明した。「我々は男に話しかけ、やめさせようと試みた。男はいらだっている様子だった」

 発生後、救命や搬送が遅れ、多くの死傷者が路上に横たわったままだった。「ずっと地面に座り込み、冷たくなった家族の手を握っている人もいた。慰めの言葉はかけられなかった」。男性のタルビ・ワヒド・モスタさんがAFP通信に語った。

 「プロムナード・デザングレ」一帯は、高級ホテルや飲食店が建ち並び、砂浜もある。ニースの中心地で、欧州各国や中東などから観光客が集まる。

 フランスでは6月から1カ月間、サッカーの欧州選手権が開催され、10日に無事終了。現在は世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスが開かれている。事件は、オランド大統領が非常事態宣言の26日解除を発表したのと同じ日に起きた。


<南仏テロ>子供たち多数犠牲に 持ち物が散乱
毎日新聞 7月15日(金)23時50分配信

 【ニース(フランス南部)八田浩輔、賀有勇】「ドフ、ドフ、ドフ」--。人をはねる音をまき散らしながら、巨大な白いトラックが迫ってきた。14日夜、フランス南部ニースで起きたトラック暴走テロ事件。デンマークから休暇に訪れていたエル・スマールさん(49)は当時の様子をそう証言した。「本当に怖い音だった」。目に涙がにじむ。

 夫のアランさん(50)と、仏革命記念日の花火見物のため海岸沿いの歩道に座っていた。トラックは自転車や街灯もなぎ倒し、スマールさん夫婦の数十メートル手前で止まった。「すごいスピードがでていた」。アランさんの表情が恐怖にゆがんだ。

 現場近くでホテルを経営するジョゼフ・ブトースさん(59)は、大型トラックが海岸通りを速度を上げながら走っているのを不審に思い玄関先に出た。恐ろしい光景が広がっていた。「多くの人が地面に倒れ動かなかった。パニック状態で逃げる人もいた」

 惨劇から一夜明けた現場付近には、片方だけの子供のビーチサンダルや救急医療用のビニール手袋が落ちていた。道沿いに置かれた赤ちゃんの人形の周りには、「私たちの子どもたちの命を奪う権利は誰にもない」と書かれたカードと花が供えられていた。


<南仏テロ>死者84人重体52人 容疑者はチュニジア出身
毎日新聞 7月15日(金)23時36分配信

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テロ現場近くにたむけられた花束の周りに集まり、犠牲者を悼む人々=フランス・ニースで15日、AP

 【ニース(フランス南部)賀有勇、八田浩輔】フランス南部のニースで14日深夜(日本時間15日早朝)、大型トラックが群衆に突っ込んだテロ事件で、仏検察当局のフランソワ・モラン検事は15日、実行犯はニース在住でチュニジア生まれの運転手、モハメド・ラフエジブフレル容疑者(31)と発表した。容疑者は犯罪歴はあったが過激派のリストに名前はなく、仏情報機関の監視対象にもなっていなかった。死者数は子供ら未成年者10人を含めて84人に増えた。202人が負傷し、うち52人が重体。

 モラン検事は「昨日の事件の犯行声明は出ていないが、この種の行動はテロ組織がビデオで殺害を呼びかけてきたものと合致する」と指摘、容疑者とイスラム・テロ組織のつながりの有無について捜査を進めると述べた。

 仏検察当局によると、容疑者は窃盗など複数の犯罪歴があり、今春に暴力行為で執行猶予付きの有罪判決を受けたという。仏検察当局は元妻から事情を聴いている。仏当局は15日、容疑者の自宅を家宅捜索した。

 15日にニース入りしたオランド大統領は「犠牲者には多くの外国人や、家族で花火見物に来ていた子供たちが含まれている」と述べた。仏メディアによると、犠牲者には少なくとも米国やロシア、ドイツ、ウクライナなど6カ国の9人が含まれる。

 大統領は「敵は自由を根本的な価値観として持つ国々を攻撃し続ける。だが、一丸となることで打ち勝つことができる」と発言。最近では昨年11月のパリ同時多発テロに次ぐ規模の惨事となった今回のテロ事件にも動揺しないよう、仏社会に結束を呼びかけた。

 現場はニース中心部に近い地中海沿いの大通り「プロムナード・デザングレ(英国人の遊歩道)」。仏検察当局などによると、容疑者は自転車で現場近くに移動し、花火大会が終わった直後にトラックで相当なスピードを出しジグザグ走行をしながら人々をなぎ倒した。銃撃戦の末、警察に射殺された。

 犯行に使われたトラックは、容疑者が7月11日に借り、13日に返却する予定になっていた。車内からは複数の武器が見つかったが、ライフルなど一部は偽物だった。

 バルス首相は16日から3日間、服喪すると述べた。


仏テロ、邦人の被害情報なし…菅官房長官
読売新聞 7月15日(金)23時15分配信

 菅官房長官は15日夕の記者会見で、仏ニースで起きたテロ事件について、「現時点で邦人の被害は確認されていない」と述べた。

 これに関連し、安倍首相は同日夜、オランド仏大統領宛てに「普遍的価値を共有するフランス政府、国民に強い連帯の意を表明する。日本はフランスとともにある」との弔意メッセージを送った。岸田外相も同様のメッセージをエロー仏外相宛てに出した。


仏大統領に連帯伝える=安倍首相
時事通信 7月15日(金)22時47分配信

 安倍晋三首相は15日、フランス・ニースで起きたテロ事件を受け、同国のオランド大統領に弔意のメッセージを送った。

 この中で首相は「テロ行為を最も強い言葉で断固非難する」と述べるとともに、フランス政府、国民との「強い連帯」を表明。テロ対策で同国と緊密に連携していく考えを伝えた。


<米露外相会談>仏テロ犠牲者に献花 在ロシア仏大使館
毎日新聞 7月15日(金)22時38分配信

 【モスクワ杉尾直哉】ケリー米国務長官は訪問先のロシアで14日にプーチン大統領、15日にラブロフ外相と相次いで会談し、シリアやウクライナ問題について協議した。ニースで起きたテロを受け、ケリー氏とラブロフ氏は会談を中断して、在ロシア仏大使館前でそろって犠牲者に献花した。

両者は会談冒頭、テロ犠牲者に黙とう。ケリー氏は「憤慨している」とテロを非難。ラブロフ氏も「テロによって米露の取り組みは一層緊急の課題になった」と米側に協力を呼びかけた。


1000人避難「波のよう」=犠牲者悼む人々―仏テロ現場
時事通信 7月15日(金)22時16分配信

 【ニース時事】80人超の命を奪ったフランス南部ニースのトラック突入テロ事件。

 一夜明けた15日の現場で、居合わせた目撃者は「約1000人もの人々が一斉に避難し、まるで『人の波』のようだった」と、当時の様子を生々しく振り返った。献花場に花やメッセージカードをささげ、犠牲者を悼む人々の姿も見られた。

 現場となったプロムナード・デ・ザングレ(英国人の散歩道)から北に50メートルの場所で食品店を営むベトナム人のオー・ティエンさん(40)は事件当時、店を営業中だった。ものすごい悲鳴が聞こえた後、難を逃れた人々が一斉に店の前の道路に殺到。恐怖で足がすくんで転倒する人が続出するなど、混乱を極めたという。

 ティエンさんは「そのうち何人かを店の中に入れてかくまった。けがをしている人もいた。周囲の店も、逃げ場を求める人々ですし詰めになった」と話した。

 散歩道周辺には規制線が張られ、立ち入りが制限された。警備に当たる警官は「事件に使われたトラックは、まだあの辺に残されているはずだ」と説明したが、内部の様子は当局が設置した幕に遮られ、うかがうことができない。


<南仏テロ>ASEMが非難声明
毎日新聞 7月15日(金)22時8分配信

 【ウランバートル西岡省二】当地で開催中のアジア欧州会議(ASEM)首脳会議は15日、各国首脳による国際テロに関する声明を発表し、「テロに対する強く明確な非難」を表明した。

 首脳会議の数時間前に仏ニースでテロが起きたことに言及し、「罪のない命を奪い、多数の負傷者をもたらす凶悪かつ卑劣なテロ攻撃を強く非難する」と表明。「テロの広がりに対し、ともに戦う決意を再確認する」とアピールした。


<南仏テロ>過激派潜伏の拠点
毎日新聞 7月15日(金)21時55分配信

 【ウィーン三木幸治】ニースやマルセイユなどの観光地が集中する南フランスは、北アフリカからの移民が多いことで知られる一方、イスラム過激派の温床として恐れられる地域だった。過激派組織「イスラム国」(IS)が支配するイラクやシリアの一部地域に渡航する若者らの存在も報告されており、過激派の拠点として利用されるケースも出ている。

 仏当局などは昨年11月、リビアでISなどによる軍事訓練に参加しようとしたマルセイユの男とニースの女を拘束した。女は仏国内でテロを計画し、爆発物を作ろうとしていたことが発覚している。また同月、マルセイユでISのロゴの入ったTシャツを着た男ら3人がユダヤ人学校の教師を刃物で襲撃し、負傷させる事件が起きた。

 同じく昨年11月に起きたパリ同時多発テロの実行犯の一人、サラ・アブデスラム容疑者もマルセイユの港でテロを起こす計画を持っていたことが判明しており、この地域にネットワークを持っていた可能性がある。

 また仏当局は今年6月、世界遺産に登録されている南仏の観光地カルカソンヌでテロを計画していた男を逮捕した。男は刃物やハンマーを持っており、ISを空爆する米国やロシアに報復するため、両国の観光客を標的にしていたと供述した。

 南仏の主要都市には、パリ同時テロに関わった実行犯が暮らしていたのと同様に、北アフリカ出身のイスラム教徒が多く暮らす貧困地域がある。職のない若者が多く犯罪が多発し、他の地域の住民は立ち入ることを嫌がるという。

 当局は2015年の1年間にニース周辺とマルセイユ周辺で計300人以上が過激思想に染まったと発表。数十人がISの支配地域に渡航しているとの情報もある。


<政府>五輪控えテロ対策急ぐ 仏テロ、都市部標的に
毎日新聞 7月15日(金)21時55分配信

 フランスで14日発生したトラック突入テロで、都市部のテロ対策の難しさが改めて浮き彫りになった。日本にとっては2020年東京五輪・パラリンピックに向けた安全対策は重い課題で、政府は大規模集客施設など「ソフトターゲット」のテロ対策を急ぐ考えだ。【高本耕太】

 菅義偉官房長官は15日の記者会見で国内のテロ対策について「重要施設やソフトターゲットに対する警戒警備に重点的に取り組んでいる」と強調した。

 ソフトターゲットは不特定多数が集まるレストランや劇場、デパートなど。世界的な過激主義の台頭で標的となるケースが増えており、政府は5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)でも、会場から離れた東京など都市部で厳重な警戒態勢を敷いた。

 今月1日にはバングラデシュの首都ダッカのレストランで人質テロ事件が発生し、日本人7人が犠牲になったばかり。ソフトターゲットは人の出入りが捕捉しにくく、テロに対する脆弱(ぜいじゃく)性が問題となっている。

 政府は2013年4月に米ボストンで発生した爆弾テロ以降、ソフトターゲット対策を本格化させた。施設管理者や鉄道事業者らに警備強化を指導。監視カメラの増設も促しているが、「自主警備」が基本のこうした施設では安全の徹底に限界がある。利用者の手荷物検査が最も有効な防止策だが、利便性や経済性から限界があり、抜本的な対策はないのが実情だ。

 このため優先するのはテロリストの入国阻止など「水際対策」だ。安倍晋三首相は12日の犯罪対策閣僚会議で、空港の保安検査場で衣服の上から不審物を検知できる「ボディースキャナー」の配備の加速や、事前に登録した顔写真との照合を行うシステムの導入などを指示した。

 ◇入国検査に重点

 11日には国際テロ対策推進本部(本部長・菅官房長官)が総合対策をまとめ、国内外の情報収集・分析にあたる「国際テロ情報収集ユニット」(約40人)を今年度中にも増強する方針を発表。菅氏は「テロ未然防止の要諦は情報だ。インテリジェンス強化を早急に講じたい」と語った。


「あいさつもしない男」=宗教に関心寄せず―仏テロ実行犯
時事通信 7月15日(金)21時53分配信

 【ニース時事】フランス南部ニースで起きたトラック突入テロで、捜査当局は15日、射殺された実行犯の男(31)のニース市内にある自宅を捜索した。

 住民らはAFP通信に対し、男が短パン姿のことが多く、「道で会っても、あいさつを返すことはほとんどなかった」と印象を語った。

 トラックの中には男の身分証が残され、報道では名前は「モハメド・ブフレル」と伝えられている。地元紙ニース・マタン(電子版)は近所の住民の話として、男は「孤独で物静か」で、宗教に大きな関心を寄せているようには見えなかったと報道。BFMテレビは「(男は)精神的に不安定で、攻撃的になることもあった」という住民の証言を伝えた。


<南仏テロ>欧州に衝撃、警備継続強化へ…伊との国境検問も
毎日新聞 7月15日(金)21時53分配信

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テロ事件に使用されたトラックの運転席をライトで照らす警察官=仏南部ニースで14日、AP

 【ロンドン矢野純一】欧州有数の観光地フランス南部ニースで起きた暴走トラックによるテロ事件で、フランスのオランド大統領は15日未明(日本時間同日朝)、テロを厳しく非難し、治安部隊の予備役の招集も決め、空港や観光地など主要施設の警戒を一層強化するとした。欧州各国は首脳がテロを非難し、国境警備を厳しくするなど衝撃の大きさを示した。

 事件から一夜明けた15日朝、オランド大統領に続き、バルス首相もテレビを通じて国民向けに演説し、「我々は再びテロとの戦争に直面している。テロリストの狙いは我々を恐怖とパニックに陥れることだ」として、国民に平静を呼びかけた。また、「革命記念日の14日を狙ったことは、フランスの連帯の精神への挑戦だ。革命記念日の精神と、フランスの価値の自由・平等・博愛の精神を守ることが、我々の威厳を示すことだ」と述べ、国民に連帯を呼びかけた。

 オランド大統領はテロ事件発生前の14日、昨年11月のパリ同時多発テロを受けて出していた非常事態宣言を今月26日に解除することを明らかにしていた。テロを受け、緊急閣議を開き、治安部隊の予備役を招集することを決定。非常事態宣言の解除で1万人から7000人に削減する予定だった、主要施設や街頭の警備にあたっていた治安部隊の規模を維持し、継続して警備を強化することを決めた。

 欧州各国の首脳も、テロ事件に哀悼の意を示すと共に、国境警備の強化策などを打ち出した。

 空港や地下鉄を狙った今年3月のテロで32人の犠牲者を出したベルギーでは、7月21日の建国記念日に向け、警備を強化していた。ミシェル首相は、フランスとの連帯を強調すると共に、国家安全保障会議を開催。地元メディアに対し、「主要施設の警備強化と共に、ベルギー国内でのテロを未然に防止するため、テロに関する情報収集を一層、強化する」とした。

 また、ニースから国境まで35キロしか離れていないイタリアのアルファノ内相は、フランスに対し連帯を呼びかけると共に、仏・伊の国境を通じる幹線道路での検問を強化することを明らかにした。

 英国のメイ首相は英BBCに対し、オランド大統領に電話でお悔やみを述べたことを明らかにし、「多くの罪なき人々が亡くなった。我々は野蛮なテロリストを打ち負かさなければならない」と語った。

 ◇◇ニース◇

 フランス南東部コートダジュール地方の中心都市。地中海に面し、温暖な気候で保養地として知られる。人口は約35万人(2013年)。テロの現場となった「プロムナード・デザングレ(英国人の遊歩道)」は英国人の出資で19世紀初頭に整備され、その後も拡張工事が続いた。現在は全長約3.5キロにおよび、高級ホテルやレストランが建ち並ぶ。


テロ対策の検証強化=対仏国境管理厳重に―欧州各国
時事通信 7月15日(金)21時41分配信

 【ベルリン時事】フランス・ニースのテロを受け、欧州各国政府は15日、既存のテロ対策の検証に着手し、国境管理の徹底に乗り出した。

 混乱に乗じた新たなテロも懸念され、各国当局は警戒を強めている。

 DPA通信などによると、ドイツ警察はフランスとつながる道路や鉄道で警戒態勢を強化。仏当局と連携しながら、ニースの犯行との関連が疑われる人物がいないか調べるとともに、テロリストの動きに目を光らせる。

 イタリア政府は観光地など「テロの標的になりやすい」場所の警備厳重化を決定。アルファーノ内相は「われわれの警戒レベルは既に高いが、各地のリスクを再検証し、対策を強める」と語り、全土でテロを抑え込む方針を示した。


仏テロ、死者84人に…容疑者は監視対象外
読売新聞 7月15日(金)21時35分配信

 【パリ=森太】フランス南部のリゾート地ニースで14日、大型トラックが花火見物で集まった群衆に突っ込んだテロ事件で、仏検察庁は15日、死者が84人に上り、52人が重体と発表した。

 死者のうち子どもと未成年者が10人。ほかに202人が負傷した。司法当局は、警察によって射殺された容疑者の背後関係など全容解明に向けて捜査を本格化させた。

 検察庁によると、トラックを運転していたのはチュニジア生まれの移民でニース在住のモハメド・ブフレル容疑者(31)。トラック運転手として配達を職業としていた。

 強盗や窃盗の犯罪歴があり、今年初め暴行事件で執行猶予付きの有罪判決を受けていた。

 検察庁によると、これまで過激組織などとのつながりを示す情報はなく、テロリストとして監視対象になっていなかった。


<南仏テロ>なだれ込んだ男女でレストランはパニックに…
毎日新聞 7月15日(金)21時28分配信

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トラック(左)が群衆に突っ込んだ現場には、負傷者の救助のため多くの救急車が集まった=フランス・ニースで14日、AP

 大人や子供の悲鳴が次第に近づき、いきなり10人ほどが店になだれ込んできた。フランスのニースで14日夜、テロの舞台となった大通り「プロムナード・デザングレ」の近くでフランス料理店を営むシェフの神谷隆幸さん(37)が、発生直後の様子を電話取材に証言した。

 革命記念日で花火の音が響くなか、店内では家族連れ2組が食事をしていた。ふと、遠くで上がる悲鳴に気づいた。少しずつ大きくなっていく。

 突然、なだれ込んできた男女で店はパニックになった。国籍はさまざま。誰かが「銃声だ」と叫んだ。1歳くらいの子を乗せたベビーカーを押す男性もいた。逃げる途中で転んだのか、頭や足を負傷し、中には血を流している人もいる。

 「テロだ」。神谷さんは直感し、逃げて来た人々を店の地下にある倉庫に誘導。避難者はその後も増え続け、25人ほどになった。神谷さんは店のシャッターを下ろし、地下に入りきれない人々を1階の厨房(ちゅうぼう)やフロアの奥など入り口から離れた場所に隠した。

 「パニック状態で体を震わせ、叫び続けている人や、泣き崩れてしゃがみ込んでいる人もいた」と振り返る。少しでも気持ちを落ち着かせようと、店にあった救急箱で負傷者を手当てし、水を飲んでもらった。子供にはあめを渡した。避難者たちは店内で家族と連絡を取り合い、約2時間後に店を離れた。

 神谷さんの店は、トラックが最後に止まったとみられる場所から約1キロほど東にある。フランス南部の高級リゾート地ニースを気に入り、約3年前に店を出した。

 切迫した状況がよみがえるのか、神谷さんは興奮しながら言う。「観光客が多く、人の集まる場所もたくさんあるので、いつかテロの標的になるかもしれないと心配していた。みんなが楽しんでいるところを狙われ、悔しい」【福島祥】

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