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2016年7月 7日 (木)

バングラデシュ・ダッカでテロ集団が飲食店襲撃、外国人ら20人以上を人質 日本人1人救出7人死亡 ISが犯行声明・14

バングラデシュの首都ダッカで1日夜(日本時間2日未明)、武装した集団が大使館が集まる地区にある飲食店を襲撃し、店内の日本人を含む外国人ら20人以上を人質に取って立てこもった。

特殊部隊約100人が発生から10時間後の2日朝(同午前)、店内に突入し、人質14人を救出、実行犯6人を射殺した。また警官ら少なくとも2人が死亡、30人以上が負傷した。イスラム過激派テロ組織IS(イスラム国)は犯行声明を出し、この襲撃で20人以上を殺害したと主張。一方、国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力も犯行声明を出している。

この事件に巻き込まれた国際協力機構(JICA)に関係する日本人8人のうち1人は救出されたが、政府は2日夜、残る7人は死亡が確認されたと発表した。

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リンク:襲撃テロ関与疑い、従業員死亡…治安部隊が救出 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<バングラテロ>実行役の1人 「IS犯行」殺人関与で手配 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:バングラテロ 犠牲者の無念さに涙 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:情報ユニットの人員拡充=政府、11日に対テロ強化策 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<バングラテロ>オバマ氏から安倍首相にお見舞いの書簡  - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:危機管理、官民連携急ぐ=進出と安全、両立に苦心―海外でテロ多発 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「平和な世界を」=バングラテロ犠牲田中さんの葬儀―東京 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ダッカテロ「恥ずべきこと」=在日イスラム教徒が非難―事件1週間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米大統領が安倍首相に見舞い=バングラテロ「最も強く非難」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:元選管委員長の息子か=ISビデオでテロ予告―バングラ - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:<テロ被害者>支援拡充を チュニジアで犠牲の日本人遺族 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新テロ対策を策定へ=バングラテロ受け―政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:アジアへ拡大するISテロ、日本は狙われているのか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:面影なし…レストラン無残、惨劇の痕が生々しく - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:椅子が散乱するテロ現場 - 速報:Yahoo!ニュース.
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リンク:バングラデシュ北部で爆発と銃撃、警官1人死亡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:バングラテロ容疑者の1人は昨年の日本人殺害で手配 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:バングラテロ1週間 笑顔なきラマダン明け 祝祭会場また襲撃、3人死亡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:外国人狙うテロ攻撃も=バングラ渡航警戒を―米国務省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:同級生ら別れ惜しむ…テロ犠牲、酒井さん通夜 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:参列者「あまりにむごい」=テロ犠牲の酒井さん通夜―静岡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<バングラテロ>若者ら150人失踪 過激派、予備軍勧誘か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<バングラテロ>イタリア人を標的か 人質、時間かけ惨殺 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:昨年の邦人殺害で指名手配=飲食店襲撃テロの実行犯―バングラ - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

新たなテロ予告にバングラ緊張 黒幕はIS系の地元過激派か
Wedge 7月9日(土)12時30分配信

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バングラデシュの首都ダッカ(iStock)

 日本人7人が殺害されたバングラデシュ・ダッカのテロ事件の余波が冷めやらぬ中、過激派組織「イスラム国」(IS)が新たなテロを予告する映像をネット上に掲載、その後、東部で銃撃事件が起きるなど同国の緊張が続いている。その中で焦点であるテロ事件の背後関係が次第に浮かび上がってきた。

JMB、ミャンマー国境で軍事訓練か
 今回の事件は実行犯の若者(死者5人)だけで実行できる内容ではなかった。周到に準備された襲撃方法、武器、爆弾の調達など背後に支援組織がなければこれほどうまく運ばなかったろう。

 しかも、犯人らは日本人ら人質を取って立てこもっている際、電話で外部からの指示を受けていたことが濃厚な上、現場から外部との連絡用に使われたと見られる無線器を押収されており、背後に襲撃を操っていた人物や組織があることは間違いない。

 ISが犯行声明を出しているものの、国際テロの専門家によると、実際に黒幕として作戦を仕切ったのは、地元のIS系の過激派「ジャマトウル・ムジャヒディン・バングラデシュ」(JMB)である可能性が強い。警察当局は現在、JMBのメンバーである6人が関与したと見て行方を追跡している。

 JMBとはいかなる組織なのか。JMBはバングラデシュでイスラム革命を起こし、イスラム原理主義国家を樹立することを目標にする過激派組織だ。目標はISと類似している。同組織は1998年、アフガニスタンに侵攻したソ連軍と戦ったムジャヒディン(イスラム戦士)たちが帰国後に創設した。

 機密情報公開サイトのウイキリークスが公表した公電類によると、JMBはイスラム系の野党「バングラデシュ民族主義党」の依頼を受けて左派の政治家らを暗殺するため殺し屋を送り込み、外国人らも殺害した。

 外国人の中には、2015年10月に北部で射殺された星邦男さんや、今回のテロ現場から近い場所で殺されたイタリア人も含まれている。ISは星さん殺害で犯行声明を出しているが、当局によると、星さん殺害容疑で、ダッカ事件の実行犯の1人が指名手配されていたことを明らかにしている。

 バングラデシュ政府はJMBのアジトから大量の爆発物が発見されたことなどから2005年、同組織を非合法化した。JMBは昨年からISへ傾斜。ISの機関誌ダビクはJMBについて「新しい希望の光が生まれた」と評価、事実上、その傘下に収めていると見られている。

 各国の過激派は自分たちの存在を大きく見せようとして流行のISブランドを利用し、ISもその影響力を誇示するため、実際は後知恵であっても、ISの指示ですべてが計画、実行されたように装うケースが多い。JMBとISも当初はこうした関係でスタートしたようだ。

 テロ専門家らによると、今回のテロの構図はJMBが実行犯の若者と接触して過激思想を吹き込み、失踪させた後、ミャンマー国境付近の山岳地帯に連れて行き、そこで銃や爆弾の扱いなどを軍事訓練。「聖なるラマダン(断食月)に地元でテロを起こせ」というISの海外作戦責任者モハメド・アドナニの呼び掛けに呼応する形でテロを実行したのではないかと見ている。

 同国にはアルカイダ系の「アンサルラ・バングラ・チーム」という過激派組織もあり、イスラム主義者の政治家を激しく非難した著名なブロガーらを殺害してきたが、外国人を殺害する手口などから、今回のダッカ事件には関与していない、というのが当局の見方だ。

行方不明者を捜せ
 新たに掲載されたテロ予告は約6分間の映像で、撮影場所はシリアのISの首都ラッカの通りとされ、背景に車が行き交っているのが見える。映像は、アラビア語のナレーションで始まり地元での聖戦を呼び掛けた後、バングラデシュ出身とされる3人の若者が登場。

 1人は「ダッカで目撃されたものは、単なる兆候にすぎない。バングラデシュに聖戦がやってきた。戦いに勝利するまで何度も繰り返される」と新たなテロを予告した。

 この予告を受けたかのように、東部のキショルガンジ近郊で7日、男が警察の検問所に爆弾を投げ込んで爆発させた後、約5人が警官隊と銃撃戦を展開し、警官ら3人が死亡した。事件現場近くではラマダン明けの祝祭行事が行われていた。こうしたテロがここ数日の間、全土で起きる懸念が高まっている。

 治安当局は、ダッカ事件では、実行犯の若者が数ヶ月前から行方不明になっていたことから、突然、姿を消した若者らのリスト作成を急ぎ、テロを未然に防ごうと動いている。

 すでに明らかになっている行方不明者の中には、銀行家や判事の息子が含まれており、恵まれた家庭の出身という意味では死亡した実行犯5人のうち3人と共通項がある。

 当局はISなど過激派に感化されるのを防止する措置として、過激派の交流サイトに投稿することを禁じると発表、破った者に対して罰則を科すと喧伝している。しかしこれによってISの影響力が小さくなると考える人はおらず、ハシナ政権が今後とも厳しいテロとの戦いを強いられることになるのは必至だ。


襲撃テロ関与疑い、従業員死亡…治安部隊が救出
読売新聞 7月9日(土)9時24分配信

 【ダッカ=丸山修】バングラデシュ紙デイリー・スター(電子版)は8日、レストラン襲撃テロに関与した疑いも持たれていた店の男性従業員が同日午後、死亡したと報じた。

 入院先の病院の関係者が明らかにしたという。男性従業員は調理補助担当で、治安部隊に助け出されたが、負傷して治療を受けていた。警察は回復を待って事情を聞く方針だった。


<バングラテロ>実行役の1人 「IS犯行」殺人関与で手配
毎日新聞 7月9日(土)8時0分配信

 【ダッカ金子淳、岩佐淳士】日本人7人が犠牲となったバングラデシュ首都ダッカの人質テロ事件で、現場で射殺された実行役の5容疑者のうち1人について、過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行を主張した過去の殺人事件に関与した疑いで手配を受けていたことが地元警察幹部への取材で分かった。今回の人質テロもISが犯行声明を出しており、バングラ国内でのISの影響力拡大に懸念が広がりそうだ。

 過去の事件への関与が疑われているのは、北部ボグラ出身の元イスラム神学校生、ハイルル・イスラム・パエル容疑者(20)。今年4月、西部ラジシャヒでバングラ人大学教授が出勤途中に複数の男に刃物で殺害された事件で、警察が行方を追う容疑者の一人となっているという。ISは影響下にあるニュースサイト「アーマク通信」を通じこの事件への関与を主張していた。

 バングラ当局は人質テロ事件で犯行声明を出したISの関与に否定的だが、実行役のパエル容疑者が過去の「IS事件」に関与していたことが事実ならば、ISと人質テロとを結びつける新たな要素となる。当局が事件関与を疑う国内のイスラム過激派組織「ジャマトル・ムジャヒディン・バングラデシュ」(JMB)はISが昨秋、活動を称賛したこともある。


バングラテロ 犠牲者の無念さに涙
産経新聞 7月9日(土)7時55分配信

 バングラデシュ飲食店襲撃テロの犠牲者の告別式や通夜が8日営まれ、家族や知人が別れを惜しんだ。

 田中宏さん(80)の葬儀は8日、東京都千代田区の聖イグナチオ教会で営まれ、約500人の参列者が別れを惜しんだ。

 参列者の聖歌斉唱の後、遺体を乗せた車が教会を離れると、あふれる涙をハンカチでぬぐう人もいた。参列者によると、田中さんの妻は終始、毅然(きぜん)とした様子だったという。田中さんのいとこの高橋光子さん(80)は「旧国鉄(現JR)を辞めたら発展途上国のために働きたいと言っていたのを思い出す。すごく心の優しい方だった」と話した。

 東京都品川区の斎場では小笠原公洋さん(56)の通夜があり、海外で小笠原さんと一緒に仕事をした経験のある名古屋市の建設コンサルタントの男性(41)は「海外で生活面でも仕事の面でもお世話になった。本当に残念です」と沈痛な表情を浮かべた。

 酒井夕子さん(42)の告別式は、実家がある浜松市浜北区の斎場で営まれた。ひつぎを乗せた車が関係者に見送られながら出発すると、すすり泣く声が漏れた。ジャカルタで酒井さんと知り合ったという会社員、折下定夫さん(68)は「活発な女性だった。42歳といえば、今までの経験がこれから仕事に生かされるときだ。無念だっただろう」と話した。


5人の頭部に銃撃痕=突入前に被弾、致命傷か―合同捜査本部
時事通信 7月9日(土)7時15分配信

 バングラデシュの首都ダッカで起きた飲食店襲撃テロ事件で、日本人犠牲者7人を司法解剖した結果、5人が頭部に銃撃を受けていたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。

 特殊部隊が突入する前に撃たれて死亡したとみられ、神奈川県警などの合同捜査本部は、関係者らから事情を聴くなど捜査を本格化させる。

 捜査関係者によると、頭部に銃撃された痕があったのは5人。頭部以外に銃撃を受けた痕や、刃物で切られた痕がある人もいたが、頭部への銃撃が致命傷となった可能性がある。

 合同捜査本部は残る2人についても遺体の状況を詳しく調べている。7人の遺体は日本に引き渡される前に現地当局が司法解剖しており、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて、バングラデシュ当局に解剖所見の提供を含む捜査協力を求める方針。

 救出された渡辺玉興さん(46)からも当時の状況を聴くが、入院中のため当面は難しいという。

 合同捜査本部は、現地に派遣された警察庁の国際テロリズム緊急展開班や大使館員、民間企業の社員らから話を聴く方針で、情報収集を進める。


バングラテロで安部川教授「日本人もテロ標的」
読売新聞 7月8日(金)23時25分配信

 作家の山本一力氏と、日大危機管理学部の安部川元伸教授が8日夜、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、バングラデシュなど海外で日本人が巻き込まれるテロが相次いでいることについて意見を交わした。

 山本氏は「日本は治安が良く、海外の危険情報を聞いても実感が薄い」と指摘。安部川氏は「日本人も、欧米人と同じようにテロの標的になってきている」と述べ、バングラデシュの事件が日本人を狙った可能性があるとして、「海外に滞在するときは、情報をしっかりと得ることが大切だ」と語った。


飲食店勤務の男性、病院で死亡=参考人として拘束中―バングラテロ
時事通信 7月8日(金)23時9分配信

 【ダッカ時事】バングラデシュの首都ダッカで起きた飲食店襲撃事件で、犯行グループが立てこもり中に店の付近で血まみれの状態で発見され、参考人として拘束されていた飲食店従業員の20代のバングラデシュ人男性が8日、入院先の病院で死亡した。

 地元メディアが報じた。

 報道によれば、男性は事件の2日後に病院に運び込まれて治療を受けていたが、8日午後に容体が急変した。

 警察が男性を容疑者の1人とみていたかは不明。ただ、男性が事件中に現場付近にいたことに不自然な点があるとして、入院中も監視下に置いていた。


ダッカ人質テロ 政府、テロ対策強化へ 11日に推進本部で検討
産経新聞 7月8日(金)21時48分配信

 政府はバングラデシュの飲食店襲撃テロを受けて「国際組織犯罪等・国際テロ対策推進本部」を11日に首相官邸で開き、テロ対策強化を協議する。菅義偉官房長官が出席する。

 強化案では、国際テロ情報収集ユニットの要員増や、関係省庁による海外での安全確保に関する協議体の新設を検討。電波で乗客の服を透視して不審物を調べる「ボディースキャナー」の空港配備にも取り組む方針だ。


<バングラテロ>11日に国際テロ対策推進本部を開催
毎日新聞 7月8日(金)21時1分配信

 政府は11日に国際テロ対策推進本部(本部長・菅義偉官房長官)を開き、日本人7人が犠牲になったバングラデシュの人質テロ事件を受けた総合対策を決定する。テロ情報収集のための人員増強や、国際協力事業に従事する日本人の安全対策強化が柱となる。

 萩生田光一官房副長官は8日の記者会見で「安倍晋三首相の指示に基づいて近々、対策をとりまとめる」と明らかにした。首相は5日の関係閣僚会議で「内外の日本人の安全確保のための対策を強力に推し進める」と指示。総合対策には、海外での情報収集・分析を目的に昨年末に発足した「国際テロ情報収集ユニット」の人員拡充や、空港の保安検査場で乗客の衣服の上から不審物を検知できる「ボディースキャナー」配備の加速などの水際対策を盛り込む。

 また、政府開発援助(ODA)などの国際協力事業に取り組む中小企業など民間事業者も含めた日本人の安全確保策の強化にも着手する。外務省は、国際協力機構(JICA)も参加する「国際協力事業安全対策会議」を新設し、赴任先での安全確保の対策見直しを進める。危険情報の共有や周知の方法などの具体的な改善策を検討し、8月中に公表する。【高本耕太】


5人の頭部に銃撃痕=突入前に被弾、致命傷か―合同捜査本部
時事通信 7月8日(金)19時40分配信

 バングラデシュの首都ダッカで起きた飲食店襲撃テロ事件で、日本人犠牲者7人を司法解剖した結果、5人が頭部に銃撃を受けていたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。

 特殊部隊が突入する前に撃たれて死亡したとみられ、神奈川県警などの合同捜査本部は、関係者らから事情を聴くなど捜査を本格化させる。

 捜査関係者によると、頭部に銃撃された痕があったのは5人。頭部以外に銃撃を受けた痕や、刃物で切られた痕がある人もいたが、頭部への銃撃が致命傷となった可能性がある。

 合同捜査本部は残る2人についても遺体の状況を詳しく調べている。7人の遺体は日本に引き渡される前に現地当局が司法解剖しており、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて、バングラデシュ当局に解剖所見の提供を含む捜査協力を求める方針。


情報ユニットの人員拡充=政府、11日に対テロ強化策
時事通信 7月8日(金)19時24分配信

 政府は8日、日本人7人が死亡したバングラデシュでのテロ事件を受け、在外邦人の安全確保のためテロ対策を強化する方針を固めた。

 安倍晋三首相の指示によるもので、省庁横断でテロ関連情報の収集・分析に当たる「国際テロ情報ユニット」の人員拡充などが柱。11日に国際組織犯罪等・国際テロ対策推進本部(本部長・菅義偉官房長官)を開催し、強化策を取りまとめる。

 強化策では、水際対策と併せ、外務省と国際協力機構(JICA)のメンバーを中心とした「国際協力事業安全対策会議」の新設も盛り込む。ダッカの事件では、日本人被害者8人全員がJICAのプロジェクトに関わっていた。このため同会議は来週にも初会合を開き、国際協力事業で活動する日本人の安全確保策を検討する見通し。


<バングラテロ>オバマ氏から安倍首相にお見舞いの書簡 
毎日新聞 7月8日(金)19時18分配信

 政府は8日、バングラデシュでの人質テロ事件に関し、オバマ米大統領から安倍晋三首相宛てに、お見舞いの書簡が届いたと発表した。事件について「最も強い言葉で非難する。米国はテロと戦う固い決意を持って国際社会と共にあり続ける」と批判。日本人犠牲者に対し「心から深く哀悼の意を表する。犠牲となったのがバングラデシュのより良い未来を創るためにダッカにいた日本国民であったことが我々を一層憤慨させる」とお悔やみの言葉を記している。書簡は6日付。【前田洋平】


危機管理、官民連携急ぐ=進出と安全、両立に苦心―海外でテロ多発
時事通信 7月8日(金)19時2分配信

 バングラデシュの首都ダッカで起きた飲食店襲撃テロ事件で日本人7人が犠牲になった。世界各地でテロ事件が相次ぐが、国内需要の縮小に直面する日本企業の海外進出は止まらない。安倍政権も政府開発援助(ODA)などでインフラ輸出を後押しする方針で、危機管理の強化に向けた官民連携が急務だ。

 7人はODAの仕事で現地にいた。日本は世界各地で途上国支援を行っている。「多くの官民関係者をどこまで把握するのか」。岸田文雄外相は事件が突き付けた難題を深刻に受け止めた。

 これを踏まえ、政府は5日、外務省に「国際協力事業安全対策会議」の設置を決め、ODA関係者の安全対策の強化に乗り出した。

 イスラム過激派組織のテロ活動は、アジアや先進国に拡大。警備が緩い飲食店や劇場など「ソフトターゲット」を狙うケースが増えた。バングラデシュの直前にはトルコのイスタンブールの空港でテロが発生、44人が死亡した。

 両国はODA重点対象国でもある。バングラデシュ向け円借款は2014年度までの累計で1兆円余、トルコ向けは約6500億円に達する。政情が不安定でも経済成長が見込める両国に、ODA案件も含めた日本企業の進出は続きそうだ。

 外務省によると、日本企業の海外拠点は15年10月現在、約7万1000カ所。最多は中国で3万3390社が進出している。バングラデシュは243社、トルコは138社が拠点を構える。

 しかし、海外進出企業の多くは「安全対策が手探りの状態」(繊維大手)で、現地での活動と安全確保の両立に苦労している。大企業を中心に約280社が参加する「日本在外企業協会」が15年に行った調査では、危機管理マニュアルを持つ企業は71%にとどまる。ダッカの事件から8日で一週間となった今も、日本企業には衝撃が広がったままだ。


「平和な世界を」=バングラテロ犠牲田中さんの葬儀―東京
時事通信 7月8日(金)18時39分配信

 バングラデシュの首都ダッカで発生したテロ事件で犠牲となった田中宏さん(80)と小笠原公洋さん(56)の葬儀が8日、それぞれ東京都内でしめやかに営まれ、参列者らが突然の死を悼んだ。

 千代田区のキリスト教会で執り行われた田中さんの葬儀には約500人が参列。参列者によると、遺族代表として田中さんの弟が「理不尽でたまらなく悔しい。残された者で平和な世界にしていきましょう」とあいさつ。安倍晋三首相らの弔電も読み上げられ、最後に参列者全員で献花した。田中さんの妻は気丈にしていたが、立つのがやっとの様子だったという。

 海外で援助活動をしている友人の北原聡子さん(47)は「とても謙虚な方で、世の中のために働きたいとの思いが強い人だった。もっと仕事の話を聞きたかった」と悲しそうに話した。

 品川区の斎場で営まれた小笠原さんの通夜には約200人が参列。国際協力機構(JICA)の北岡伸一理事長は参列後、「ご遺族から『必ずプロジェクトを成功させてください』と言葉を掛けられた。安全のレベルを上げ、仕事を続けていきたい」と述べた。

 小笠原さんと一緒に海外で仕事をしてきた建設コンサルタントの男性(41)は「面倒見が良く、仕事でも生活面でもアドバイスをもらった。すごく悲しい」と言葉を詰まらせた。大学時代のボート部の後輩岡田敏章さん(54)は「穏やかで、優しい先輩だった。バングラデシュのために情熱を傾けていたのに、やりきれない」と話した。


ダッカテロ「恥ずべきこと」=在日イスラム教徒が非難―事件1週間
時事通信 7月8日(金)17時41分配信

 バングラデシュの首都ダッカでのテロ事件発生から1週間を迎えた8日、集団礼拝のため名古屋モスク(名古屋市中村区)を訪れたイスラム教徒らは「イスラムの教えと違う」「ラマダン(断食月)中に恥ずべきことだ」と一様にテロを非難した。

 バングラデシュ出身で日本に10年以上暮らすラナ・シディクさん(38)は、「とても悲しくショックだ。人間にこんなことができるのか」と声を落とした。実行犯らが非イスラム教徒を選び殺害したとの報道に、「コーラン(イスラム教の聖典)のどこにも異教徒なら殺せるとは書いていない。教えと全く違う」と話す。

 カナダ人の男性(48)も「イスラム教徒を装っているだけ。宗教が追随者を集めるのに利用されている」と指摘した。

 テロの発生は、ラマダン最後の金曜日。イスラム教徒が神聖視し善行が奨励される月の犯行に、ウガンダ出身の会社員イスマイール・ジュマさん(44)は「非常に恥ずべきことだ。日ごろ飲酒してしまう人も控え、寄付をし、つつましくあるべき月なのに」と話し、「イスラムは平和の宗教。彼らはそのイメージを壊している」と語気を強めた。

 昨年発生したイスラム国(IS)による日本人人質殺害事件後、モスクには脅迫の電話やメールが殺到した。日本人の男子大学生(21)は、「かわいそうなのは子どもたちがいじめの対象になること。私たちは本来のイスラムが何かを説明し、静かに偏見と闘うしかない」と話した。


米大統領が安倍首相に見舞い=バングラテロ「最も強く非難」
時事通信 7月8日(金)16時54分配信

 オバマ米大統領は8日、バングラデシュで日本人7人が犠牲となった襲撃テロ事件を受け、安倍晋三首相に対し、「深く哀悼の意を表する。多くの罪のない人々の命を奪った恐ろしい攻撃を、最も強い言葉で非難する」とのお見舞いの書簡を届けた。

 外務省が発表した。

 書簡では「米国は、テロと戦う固い決意を持ち、日本、バングラデシュ、その他の国際社会と共にあり続ける」と強調した。


元選管委員長の息子か=ISビデオでテロ予告―バングラ
時事通信 7月8日(金)16時24分配信

 【ダッカ時事】過激派組織「イスラム国」(IS)のバングラデシュ支部を名乗るグループがさらなるテロを予告したビデオ声明で、複数の地元メディアは8日までに、声明に登場したバングラデシュ人とみられる3人の男のうち、1人は元選挙管理委員長の息子である可能性が高いと報じた。

 ただ、警察は身元を特定していない。

 バングラデシュではこれまでに少なくとも約150人の若者の行方が分からなくなっていることが判明している。その一部は中東に渡り、ISなどのイスラム過激派組織の活動に参加したもようだ。

 複数の友人らの証言から、声明の中で1人目として登場したのはタミド・ラーマン・シャフィ容疑者とみられる。報道によれば、父親の故シャフィウル・ラーマン氏は政府高官で、2000~05年には選挙管理委員長を務めた。

 シャフィ容疑者はかつて、一般参加者がオーディション形式で歌唱力を競う人気テレビ番組に出演したこともあったとされる。経営学修士を取得した後、大手通信事業会社グラミンフォンで勤務。昨年半ばから消息を絶っていた。

 ISが「首都」と位置付けるシリア北部ラッカで撮影されたとみられるビデオ声明では、シャフィ容疑者が素顔をさらし、「(ダッカの飲食店襲撃事件は)始まりにすぎない。世界各地で何度でも繰り返される」と警告した。同容疑者は流ちょうな英語を話しており、高い英語教育を受けたとみられる。


ダッカ人質テロ 安倍晋三首相にオバマ米大統領からお見舞い 深い哀悼の意「安倍首相とともに非難する」
産経新聞 7月8日(金)15時11分配信

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7日、ダッカ市内のテロ現場近くで、市民が供えた多くの花束の前で犠牲者の冥福を祈る政党関係者ら(岩田智雄撮影)(写真:産経新聞)

 日本人7人が亡くなったバングラデシュの飲食店襲撃テロで、オバマ米大統領が安倍晋三首相に送ったお見舞いの書簡が8日、届いた。日本政府が同日発表した。

 オバマ氏は書簡で、被害者家族や友人に「心から深く哀悼の意を表する」とし、「米国はテロと戦う堅い決意を持って日本、バングラデシュ、そしてその他の国際社会とともにあり続ける」と語った。

 オバマ氏は「多くの罪のない人々の生命を奪った今回の恐ろしい攻撃を安倍首相とともに最も強い言葉で非難する」などと日本との連帯やテロに屈しない姿勢を示した。書簡は6日付で安倍首相宛に送られた。


<テロ被害者>支援拡充を チュニジアで犠牲の日本人遺族
毎日新聞 7月8日(金)15時1分配信

 北アフリカ・チュニジアの国立博物館で昨年3月に起きたテロ事件で犠牲になった成澤万知代さん(当時66歳)=東京都荒川区=の夫洋二さん(71)が、毎日新聞の取材に応じた。バングラデシュの人質テロ事件で日本人7人が命を落とすなど、日本人がいつテロに巻き込まれてもおかしくない時代になってしまった。洋二さんは「被害者を支援する仕組みを早急に整備してほしい」と語った。【堀智行】

 万知代さんは服飾デザイナーとして65歳まで働き、定年のご褒美にとツアー旅行に参加した。昨年3月18日昼、成澤さん夫妻は知人らと4人で博物館を訪れた。2階に上がると窓の近くに人が集まっていた。外の様子を見ようと万知代さんのそばを離れた時、銃声が響いた。物陰に隠れ、音が静まってから周囲を見渡すと、銃撃された万知代さんが息を引き取っていた。

 万知代さんを抱き締めて床に突っ伏している脇を黒い軍靴の男が通り過ぎた。直後に「アー・ユー・ジャパニーズ?(日本人か)」と離れた場所から声が聞こえた。

 その1カ月ほど前にジャーナリストの後藤健二さん(当時47歳)らがシリアで殺害された事件が頭をよぎった。過激派組織「イスラム国」(IS)が「今後も日本人を標的にする」と宣言したと報道されていた。「あの言葉通り万知代も犠牲になったのか」。男の問いには答えず、救出されるまでの約3時間、万知代さんを抱き締め続けた。

 「なぜ妻から離れたのか。そばにいてあげたら、(自分は)こんなに苦しまなかったかもしれない」。事件から1年3カ月が過ぎた今も後悔は消えない。

 一緒に旅行に参加した知人も脚を撃たれ、今も入院している。自分たちと同じような思いをする人が出ないように、洋二さんは長男文吾さん(32)の助けも借りて、海外でテロ事件に巻き込まれた被害者の支援拡充を政府に要望してきた。

 そうした時にバングラデシュで人質テロ事件が起きた。犠牲になった7人の遺体は政府専用機で日本に運ばれた。しかし、万知代さんの時は外務省に遺体の搬送協力を求めたものの「自分で手配してほしい」と断られた。

 自分たちの時は金銭的な支援もなかった。今年6月に海外で事件に巻き込まれて死亡した遺族に200万円の弔慰金を支払う「国外犯罪被害弔慰金支給法」が成立したが、施行前の事件は対象外だ。国内で起きた事件の遺族らには最高4000万円が支給される制度との格差も理不尽だと思う。

 テロ被害に備えた支援制度を整備している米国などと比べると、政府の対応は場当たり的に見える。洋二さんは「日本はテロ被害者に冷たい。事件ごとに求められる支援内容は異なる。きめ細かい支援の仕組みをつくることが必要」と訴える。

 【ことば】チュニジア博物館襲撃テロ事件

 2015年3月18日、チュニジアの首都チュニスにあるバルドー国立博物館に武装グループが侵入し観光客に銃を乱射して、人質を取り立て籠もった。日本人観光客3人を含む22人が死亡。事件後、ISが犯行声明を出した。警視庁と埼玉県警が殺人容疑などで合同捜査本部を設置し、現地の捜査当局と連携して捜査している。


新テロ対策を策定へ=バングラテロ受け―政府
時事通信 7月8日(金)12時39分配信

 萩生田光一官房副長官は8日午前の記者会見で、バングラデシュの首都ダッカで発生したテロ事件を受け、安倍晋三首相の指示で新たな対テロ強化策を検討していることを明らかにした。

 来週にも国際組織犯罪等・国際テロ対策推進本部(本部長・菅義偉官房長官)を開催し、対策を取りまとめる。

 萩生田氏は「今般のテロ事案を踏まえ、関係各省庁で既存のテロ対策を改めて点検し、今後必要な対策を検討している」と述べた。


アジアへ拡大するISテロ、日本は狙われているのか
Wedge 7月8日(金)12時30分配信

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テロ発生直後の現場。銃撃により負傷した警察官が支えられている(Getty Imaegs)

 2016年7月1日午後9時(日本時間2日午前0時)頃、バングラデシュの首都ダッカの中心部の外国人が頻繁に利用するレストラン「ホーリー・アルティザン・ベーカリー」に武装した男らが押し入る人質テロ事件が発生した。事件自体は約14時間後に強行突入した警察と軍が、犯行一味の6人を射殺し1人を拘束したことで終了した。

日本人も犠牲となったバングラデシュテロ事件
 我が国にとって衝撃的であったのは、犯人たちに鋭利な刃物などで殺害されたと見られる20人の遺体が現場から見つかり、そのうちの7人がバングラデシュの運輸インフラ整備のために同国入りしていた日本人であったことである。海外展開を積極化する日本企業にとっては、平素からの情報収集・分析の重要さを改めて思い知らされる事件となった。

 気になるのはいかなる組織が何の目的で事件を起こしたのかである。イスラム国(IS)のバングラデシュ支部を名乗る組織が日本時間の3日未明、インターネット上に犯行を認める声明を出している。だが、これまで国内にはISもアル・カイダも存在しないと言い続けてきたバングラデシュ政府は、これを完全否定し国内の過激派組織「ジャマトゥル・ムジャヒディン・バングラディシュ(JMB)」の犯行と主張している。

近年急増していた宗教絡みの殺人事件
 実はバングラデシュでは下表に見るように15年以降、宗教絡みの殺人事件が急増している。16年は上半期だけで既に14件も発生している。さらに驚かされるのが容疑者の大部分が富裕層の出身者であった点である。

 実際、バングラデシュのハサヌル・ハク・イヌ情報相はインドのNDTVで「レストラン(ホーリー・アルティザン・ベーカリー)の襲撃者の大部分は極めて良い教育機関の出身者である」「一部は高尚な学校に通っていた」「彼らの家庭は相対的に裕福である」と説明し、富裕層の若者が容疑者の大部分を占めたことを認めている。

 例えば、リーダー格とみられるニブラス・イスラム容疑者(22歳)は首都ダッカのインターナショナル・スクールであるターキッシュ・ホープ学校卒業後、最高位の有名私立大学ノース・サウス大学に進学し、さらに年間の学費が9000ドル(約90万円)もするマレーシアの首都クアラルンプールにある豪州系のモナシュ大学に留学していた。

 またロハン・イムティアズ容疑者(20歳)の父親は与党「アワミ連盟」ダッカ市幹部兼バングラディシュ・オリンピック委員会副事務局長。母親はダッカにある英語で教える私立名門学校「スコラスティカ」の教師であった。同容疑者自身も私立名門学校「スコラスティカ」卒業後、ニブラス・イスラム容疑者と同じマレーシアの大学に留学していた。

 一般には穏健なイスラム国家として知られるバングラデシュだが、近年の宗教絡みの殺人事件の急増は若者を中心にイスラム過激思想が急速に拡散し治安が思われていたより悪化していたことを示していると言えそうだ。

ISの新たな戦略は世界各地へのテロの拡散
 シリア及びイラクでの戦闘面での敗退が続くなか健在ぶりを誇示したいためなのか、IS戦闘員やIS同調者による中東のみならず欧米やアジアでのテロ攻撃が急増している。同時に、こうしたテロを警戒する当局によるIS要員・同調者の摘発も増えている。

 欧米では6月を見ただけでも、ISに忠誠を誓う者による米フロリダ州オーランドの男性同性愛者のナイトクラブでの乱射事件(6月12日)、フランスのパリ北西55kmのマニャンビルでの警察官夫妻刺殺事件(6月13日)、ベルギーでのイスラム過激主義者3人のテロ殺害計画容疑による逮捕(6月18日)、スイスでのイスラム過激派指導者の拘束(6月22日)などと相次いでいる。

 アジアを見ても既に言及したバングラデシュ以外でも、世界で最もイスラム教徒の多いインドネシアで6月9日、第2の都市スラバヤでの自爆テロを計画をしていたイスラム過激派3人が逮捕されているし、マレーシアでも3月24日、ISとの関連が疑われる15人がテロ計画容疑で逮捕されている。

 注目されるのは東アジアの韓国でも情報機関の国家情報院(NIS)が6月19日、ISハッカー部隊が世界中の米国と北大西洋条約機構(NATO)の空軍施設77カ所の情報を収集のうえ暗号化されたメッセージ・サービスの無料通信アプリで支持者に攻撃を呼びかけたとし、その中に韓国北西部の烏山空軍基地も含まれていたことを明らかにしたことである。しかも韓国政府は、ISが昨年15年11月に起きたパリの同時多発テロ事件後、関心対象を欧米からアジアに拡大したので警戒が必要であると強調している。

 実は我が国ではあまり知られていないものの、韓国政府が昨年10月下旬、爆弾製造原料を違法搬出しようとしていたIS同調者を摘発したほか、11月中旬にはアル・カイダ系ヌスラ戦線を支持するインドネシア人を出入国管理法違反の容疑などで検挙している。

日本にも忍び寄るイスラム過激派の影
 幸い我が国については先般開催されたG7伊勢志摩サミットも厳重警戒が奏功し何事もなく終了した。しかし近年日本にはイスラム教徒が太宗を占めるインドネシアやマレーシアなどからの観光客が急増している。

 勿論、彼らの大半はアジアの先進国で伝統と近代化を融合させた我が国に純粋に関心を持つ善良な一般市民であることは確かである。それでも彼らの中に観光客を装って来日する者がいないとは言い切れまい。過去にはアル・カイダの傘下組織の幹部であるリオネル・デュモン容疑者が、我が国在住のアジア系やアフリカ系のイスラム教徒の助けを借りながら誰にも気づかれることなく約1年2カ月に亘り潜伏していた事例があることを忘れてはならない。

 油断は禁物である。既に紹介したバングラデシュ人質テロ事件のハン・イムティアズ容疑者(20歳)はフェイスブック上で、英国とカナダから入国を禁止されているイスラム教説教師のザキール・ナイク師の「全てのイスラム教徒はテロリストになるべき」との発言を引用し自身が過激派に傾倒している事実を鮮明にしていた。

 実は、そのザキール・ナイク師が15年11月、日本ムスリム平和連盟(JMPF: Japan Muslims Peace Federation)の招待で来日し、国内数カ所で講演のうえ聴衆にイスラム教徒への改宗を呼びかけている。講演を聞きイスラム教への改宗を申し出た聴衆が10人前後いたと言われる。

 さらに現在はインターネットの時代である。わざわざイスラム教の説教師やISの勧誘者が来日しなくても支持者を増やすことは可能である。バングラデシュで起きた人質テロ事件の容疑者の大部分が富裕な家庭の若者であったのは、同国でインターネットを自由に駆使できる層がある程度限られていたためとも考えられる。そうであるとすれば大半の若者がインターネットを不自由なく使える我が国には、バングラデシュと同様な考えを持つ若者が一定程度存在していたとしても不思議ではない。

 今回のバングラデシュの人質事件は、テロなどの海外危険情報の収集・分析を含めた我が国企業の危機管理や海外旅行時の心構えも含めた日本人の危機意識の在り方を改めて問い直していると言えそうだ。


面影なし…レストラン無残、惨劇の痕が生々しく
読売新聞 7月8日(金)12時12分配信

 【ダッカ=丸山修】バングラデシュの首都ダッカで日本人7人が死亡したテロ事件で、同国警察は8日、惨劇の現場となったレストラン「ホーリー・アーティザン・ベーカリー」を日本の報道陣に初めて公開した。

 現場は1日夜の事件発生から1週間たった今も惨劇の痕が生々しく残されていた。

 レストランの建物内部を外から見ると、ひっくり返った椅子がテーブルの上や床に散乱。建物2階の窓ガラスも多くが割れていた。建物周辺には数多くの弾痕や薬きょうが残り、銃撃戦の激しさを物語っていた。

 敷地内には芝生広場や本格的なピザを焼くための小屋などがあり、雰囲気の良さで外国人や富裕層に人気があった。しかし、その面影はもはやない。


椅子が散乱するテロ現場
時事通信 7月8日(金)11時54分配信

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日本人7人を含む人質20人が犠牲になったバングラデシュの首都ダッカの飲食店襲撃現場が8日、一部の日本メディアに公開された。写真は、椅子が散乱するテロ現場の「ホーリー・アルチザン・ベーカリー」=代表撮影


無数の弾痕、散乱した椅子=がれきの前に白い花束―バングラ襲撃テロ
時事通信 7月8日(金)11時54分配信

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日本人7人を含む人質20人が犠牲になったバングラデシュの首都ダッカの飲食店襲撃現場が8日、一部の日本メディアに公開された。写真は、椅子が散乱するテロ現場の「ホーリー・アルチザン・ベーカリー」=代表撮影

 日本人7人を含む人質20人が犠牲になったバングラデシュの首都ダッカの飲食店襲撃現場が8日、一部の日本メディアに公開された。事件当時からそのまま保存されている現場からは、生々しい事件の様子と突入作戦の激しさが伝わってきた。


ダッカ人質テロ 襲撃の飲食店 扉に弾痕、車は大破 何かが腐ったようなにおいも
産経新聞 7月8日(金)11時5分配信

 【ダッカ=岩田智雄】バングラデシュの首都ダッカで起きたテロ事件で、現地の警察当局は8日、産経新聞を含む日本メディアに対し、現場となった飲食店の店舗外側からの代表撮影を許可した。

 店の前にとめられた白い乗用車は大破し、治安部隊が装甲車で突入した際の衝撃の大きさを物語っていた。店の金属製の扉には無数の弾痕があり、窓ガラスは割れ、店内には白いいすが散乱していた。

 店の前に張られた非常線の外側には、遺族らがたむけたとみられる数十の花束が置かれ、警備に当たる警官は、「日本人が置いていったものもある」と述べた。飲食店は2階建てで、2階の窓ガラスも割れていた。

 道路をはさんで向かい側にある病院の建物の壁にも弾痕があり、「誰が撃ったのか」との問いかけに警官は「テロリストだ」と答えた。辺りには薬莢(やっきょう)が散乱し、何かが腐ったようなにおいがわずかに感じられた。


バングラデシュ北部で爆発と銃撃、警官1人死亡
AFPBB News 7月8日(金)8時38分配信

【7月8日 AFP】バングラデシュ北部のキショレガンジュ(Kishoreganj)県で7日、イスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」明けを祝う祭り「イード・アル・フィトル(Eid al-Fitr)」の祈りをささげるため大勢が集まっていた付近で爆発と銃撃があり、警察当局によると少なくとも警官1人が死亡、5人が負傷した。

 警察や地元メディアは、現場付近の祈りの集会には少なくとも20万人が参加しており、イスラム過激派による新たな襲撃だとの見方を示している。

 ある地元警官はAFPに対し、「警察の検問に爆発物が投げつけられた。この爆発で巡査1人が死亡した。襲撃犯の1人は死亡し、もう1人は身柄を拘束された」と説明した。別の警官は、襲撃犯は複数で、なたを手にした者たちもいたと語った。爆発物を投げた後、なたで襲い掛かってきたため、警察が銃撃で応戦したという。

 これに先立ち、地元の民放テレビSomoy TVは、警察と襲撃犯との間の銃撃戦の映像を放映するとともに、巡査は斬殺された報じていた。

 バングラデシュでは首都ダッカ(Dhaka)で、イスラム武装勢力による飲食店襲撃で人質20人が殺害される事件が起きたばかり。(c)AFPBB News


バングラテロ容疑者の1人は昨年の日本人殺害で手配
産経新聞 7月8日(金)7時55分配信

 【ダッカ=岩田智雄】バングラデシュの首都ダッカで起きた飲食店襲撃テロで、治安部隊に射殺された襲撃犯の1人が昨年10月に起きた邦人男性殺害事件に関与した疑いで、現地警察に手配されていたことが分かった。地元警察当局者が7日、明らかにした。

 手配されていたのは、カイルル・イスラム・パエル容疑者。北部ボグラ出身で貧しい家庭に育ち、マドラサ(イスラム神学校)で学んだ。地元イスラム過激組織ジャマートゥル・ムジャヒディン・バングラデシュ(JMB)の構成員で、行方をくらましていたという。

 昨年の事件では、北部ランプルで在留邦人の星邦男さん=当時(66)=が3人組の武装集団に銃撃され、殺害された。過激組織「イスラム国」(IS)バングラデシュ支部を名乗るグループが犯行声明を出していた。


バングラテロ1週間 笑顔なきラマダン明け 祝祭会場また襲撃、3人死亡
産経新聞 7月8日(金)7時55分配信

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7日、ダッカ市内のテロ現場近くで、市民が供えた多くの花束の前で犠牲者の冥福を祈る政党関係者ら(岩田智雄撮影)(写真:産経新聞)

 【ダッカ=岩田智雄】バングラデシュの首都ダッカで日本人7人を含む人質20人が若者のテロ集団に殺害されてから、8日で1週間になる。7日は、ラマダン(断食月)明けの祝祭イード・アルフィトルだったが、過去に例のない大規模なテロが起きた直後だけに、市民は複雑な表情で祝いの日を迎えた。

 ◆現場近くなお封鎖

 ハシナ首相は7日、ダッカ市内の首相公邸で、祝祭のあいさつに訪れた多くの市民を出迎えた。この後、地元記者団に「世界でテロや過激派を甘やかせば、国際社会が責任を負うことになる」と対テロで断固とした姿勢を貫くことを強調した。

 公邸で市民の列を見守ったムハンマド・ザミール元外務次官は「パキスタンからの独立以来45年間、日本との外交に関わってきただけにとても悲しい。今年の祝祭にいつもの笑顔はない」と話し、「テロはウイルスのようなものだ。世界中の人々と助け合い、根絶したい」と述べた。

 テロ事件で政府は、地元イスラム過激組織ジャマートゥル・ムジャヒディン・バングラデシュ(JMB)の犯行としているが、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出している。現場となった飲食店付近の道は、この日も警察に封鎖されたままで、バリケードの前には、花束を供える市民の姿が絶えない。

 弔問に訪れた野党指導者ラウシャン・エルサドさんは「きょうは喜ぶべき日だが、何も祝えない」と厳しい表情を見せた。

 ◆「政争避けるべきだ」

 一方、ハシナ首相の与党アワミ連盟はこれまで、カレダ・ジア元首相率いる有力野党バングラデシュ民族主義党(BNP)と政争を続けてきた。ともに女性で首相の座を奪い合ってきたため「女の戦い」と揶揄(やゆ)される。2014年の総選挙では、中立な選挙管理内閣の設置を求めてBNPが選挙をボイコット。各地で野党支持者が暴徒となった。

 ハシナ政権は1971年のパキスタンからの独立時の戦争犯罪を裁く法廷で、イスラム保守政党「イスラム協会」(JI)幹部らを処刑台に送った。JI支持者も治安部隊と衝突し、不安定な情勢がテロを生む土壌になっていた。

 米イリノイ大のアリ・リアズ教授は「テロ攻撃が激化しているのは、現在の対テロ戦略が行き詰まっているからだ。団結してテロに立ち向かうべきで、政治家は互いを非難し合ったり、得点稼ぎをしたりすることを避けるべきだ」と指摘している。

 東部キショルガンジ近郊では7日、祝祭のため市民が集まっていた会場付近で爆弾テロがあった。警官2人と市民1人が死亡し、市民の間に再び不安が広がっている。犯人は不明だが、6日、ISが投稿したとみられる新たなテロを予告する映像がインターネット上で見つかっている。

 政府は、過激思想の拡散に神経をとがらせており、6日、インターネット上でISなど過激派を支持すれば厳しく取り締まると警告する声明を発表した。


外国人狙うテロ攻撃も=バングラ渡航警戒を―米国務省
時事通信 7月8日(金)7時33分配信

 【ワシントン時事】カービー米国務省報道官は7日の記者会見で、日本人ら20人が死亡したテロ事件の起きたバングラデシュ情勢について、テロの脅威は依然としてあり、「外国人に対するテロ攻撃は起こり得る」と、警戒を呼び掛けた。

 
 報道官によると、国務省はバングラデシュへの渡航警戒情報を6日に更新した。警戒情報は、テロの脅威は「本物で、信じるに足る」として、米国民に渡航の危険性を注意深く考慮するよう促している。

 また、首都ダッカで1日に起きた飲食店襲撃事件のほかにも、少数派宗教信者らに対する攻撃が続いていると注意喚起。バングラデシュに滞在する米国民に対し、厳重な安全対策を取り、警戒を怠らないよう求めた。


同級生ら別れ惜しむ…テロ犠牲、酒井さん通夜
読売新聞 7月7日(木)22時7分配信

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酒井さんの通夜会場を訪れる弔問客(7日、浜松市で)

 バングラデシュのレストラン襲撃テロ事件で犠牲になった酒井夕子さん(42)の通夜が7日夜、実家がある浜松市浜北区の葬儀場で営まれ、友人らが別れを惜しんだ。

 高校時代に同じクラスだったという浜松市の男性(41)は「明るくて真面目だったことを覚えている。何でこんなことになったのか。安らかにゆっくり休んでくださいと伝えたい」と話した。通夜には国際協力機構(JICA)の北岡伸一理事長も参列した。

 通夜に先立ち、酒井さんの叔父の大橋雅信さん(65)は取材に応じ、「夕子がこんな状態で戻ってくるなんて今でも信じられない」と無念な胸中を語った。

 この日は、テロで犠牲になった黒崎信博さん(48)の通夜も横浜市内で行われた。


参列者「あまりにむごい」=テロ犠牲の酒井さん通夜―静岡
時事通信 7月7日(木)22時2分配信

 バングラデシュの首都ダッカで発生したテロ事件で犠牲となった酒井夕子さん(42)の通夜が7日、実家のある浜松市内の葬儀場で営まれた。

 参列者らは突然の死を悼むとともに、テロへの怒りを新たにした。

 参列者らによると、会場内に設けられたメモリアルスペースには、高校時代に弓道部の試合で弓を引く酒井さんの写真が置かれた。遺影には、異国のマフラーを巻き、華やかな衣装を着た姿が掲げられた。

 酒井さんの母まゆみさんが経営する喫茶店の常連、藤井清さん(68)によると、ひつぎで眠る酒井さんの顔の上には、笑顔の写真がかぶせられていた。藤井さんは「ショックで頭が真っ白になった。本当にむごい」と憤った。まゆみさんは参列者ら一人ひとりに声を掛け、気丈に振る舞っていたという。

 中学生時代に酒井さんが所属していたバレー部の副顧問だった鈴木隆幸さん(69)は、「学習も優秀でバレーも上手だった。常に友達に囲まれていた」と振り返り、「自慢の教え子だった。自分より先に逝かれるのは一番つらい」と悔やんだ。

 通夜には、国際協力機構(JICA)の北岡伸一理事長も参列。取材に対し、「(酒井さんは)国際協力前線の同志。仲間を失ってただ悲しい」と話した。


<バングラテロ>若者ら150人失踪 過激派、予備軍勧誘か
毎日新聞 7月7日(木)21時31分配信

 【ダッカ岩佐淳士、金子淳】バングラデシュの首都ダッカで日本人7人を含む20人が死亡した人質テロ事件が起きてから8日で1週間となる。イスラム過激派メンバーとみられる実行役の容疑者らは有名私大などで学んでいた若者たちで、数カ月以上前に行方不明となっていた。バングラ国内では失踪した若者が150人以上いるとされ、「テロリスト予備軍」として一部は過激派に勧誘された疑いもある。過激思想の広がりに脅威が強まるなか、7日には中部ショラキアで爆発事件が発生、3人が犠牲となった。

 捜査当局が実行役と断定したのは6人。5人は治安部隊が突入した際に射殺され、1人は逮捕された。実行グループの多くは裕福な家庭で育ち、学歴も高かった。彼らは現場のレストランで「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫び、銃を乱射。リーダー格のニブラス・イスラム容疑者(24)はインターネットでイスラム過激派リーダーの発言を常時チェックするなど、過激思想に染まっていた。

 警察は4日、突入作戦時には人質側にいた元大学講師、ハスナット・カリム容疑者を逮捕。若者たちを過激派組織に勧誘した「指導者」とみて調べている。カリム容疑者はイスラム容疑者が通っていた有名私大の講師だった。

 バングラでは大学生や高校生など20代前後の若者をターゲットに、過激派組織が勧誘活動を活発化させていると言われる。地元メディアによると、国内で150人以上の若者が行方不明となっており、中東などで過激派組織に加わっているのではないかとの見方も出ている。

 ダッカ市内に住む男性(43)は「数年前、バイクに乗った男がモスク(イスラム教礼拝堂)付近で地元の若者を集めていた」と話す。そこにいた2人が後に過激派による殺人事件で逮捕されたという。

 バングラ政府は過激派や反体制派の取り締まりを強化し、先月に1万1000人以上を逮捕。カーン内相は取材に「この半年間で過激派の摘発に力を入れ、90%は拘束した」と強調する。一方、こうした強硬姿勢が反発を生みテロを招いたとの指摘もある。

 事件の背後組織について、バングラ当局は、犯行声明を出した過激派組織「イスラム国」(IS)の関与を否定し、国内のイスラム過激派組織「ジャマトル・ムジャヒディン・バングラデシュ」(JMB)だと指摘する。だが、イスラム容疑者の友人は取材に容疑者から「ISに入った」と打ち明けられたと証言。JMB自体がIS系の組織であるとの指摘もあり、ISが何らかの形で関与した疑いは強い。

 ISは人質事件後にバングラで新たなテロを予告する動画を公開。バングラ人とみられる3人が、テロは「お前たちが負けるまで繰り返される」と訴えた。3人は元歯科医らや名門大の元学生とみられている。

 バングラは7日、ラマダン(イスラム教の断食月)明けの祝祭を迎えた。同日朝、中部ショラキアの学校前を銃やなたで武装した若者たちが襲撃。地元メディアなどによると、警官や女性ら少なくとも3人が死亡、14人が負傷した。近くでは礼拝が行われ、国内最大規模の30万人が集まっていた。現時点でイスラム過激派などによる犯行声明は出ていない。


<バングラテロ>イタリア人を標的か 人質、時間かけ惨殺
毎日新聞 7月7日(木)21時16分配信

 【ローマ福島良典】バングラデシュの首都ダッカで起きた人質テロ事件で犠牲となったイタリア人の遺体がローマで司法解剖された。人質は時間をかけて惨殺され、一部は刃物で手足なども切断されていたことが明らかになった。イタリアは、過激派組織「イスラム国」(IS)が拠点の一つとするリビアへの介入姿勢を強めていることから、イタリア国民が報復の標的にされたとの見方が浮上している。

 犠牲になったイタリア人9人の遺体は6日、ローマ市内の病院で司法解剖された。7日付コリエレ・デラ・セラ紙によると、イタリア捜査当局は、武装集団が人質をただちに殺害するケースの多い中で、今回は殺害に時間をかけている点などに注目しているという。

 レプブリカ紙によると、遺体から弾丸も見つかったが、銃創は致命傷ではなかったとされる。捜査当局は、摘出した弾丸から武装集団が使用した銃の特定を急いでいるという。また、コリエレ紙は事件現場となったレストランの料理人の話として「テロリストは発砲後、まだ息がある人ののどや手足を切断した」と伝えた。

 今回のテロでは日本人7人も殺害されたが、救出された人質の話では、大半が実行犯に捕まった直後に殺されたという。

 バングラデシュは「プラダ」や「ベネトン」などイタリア主要服飾ブランドの生産拠点の一つとなっている。殺害されたイタリア人9人中8人は、繊維業界で働いていた。

 また、テロや軍事情勢に詳しいイスラエルの民間サイトは今回の事件について、旧植民地のリビアで特殊部隊を展開中とされるイタリアが標的とされたと分析。ISがリビアから地中海経由でイタリアにテロ実行犯を送る代わりに、ダッカ駐在のイタリア人を狙ったとの見方を示している。

 ISのバングラデシュ支部は事件直後の2日、「イタリア人を含む(対IS有志国連合の)十字軍兵士を殺害した」との声明を発表。ダッカでは昨年9月にも、オランダのNGOスタッフのイタリア人男性が射殺され、IS系団体が「西洋人を殺害した」と主張していた。


昨年の邦人殺害で指名手配=飲食店襲撃テロの実行犯―バングラ
時事通信 7月7日(木)20時50分配信

 【ダッカ時事】バングラデシュの首都ダッカで起きた飲食店襲撃事件で、警察当局は7日、射殺された実行犯の一人、ハイル・イスラム・パエル容疑者(20)について、昨年10月に北西部で起きた日本人男性殺害事件に関与した疑いで指名手配していたと明らかにした。

 昨秋の事件では、北西部ランプルで農業に従事していた星邦男さん=当時(66)=が、オートバイで近づいてきた男らに銃で撃たれて死亡した。

 事件後にダッカのテロと同様、過激派組織「イスラム国」(IS)のバングラデシュ支部を名乗るグループが犯行声明を発表。だが、政府は「ISが関与した証拠はない」と否定していた。

 警察はこれまでに容疑者の男5人を逮捕した。男らが取り調べの過程で、パエル容疑者の関与を供述したため、警察が行方を追っていた。

 地元メディアなどによると、パエル容疑者は北部ボグラの貧しい家庭に育ち、マドラサ(イスラム神学校)を修了。昨年12月にダッカに移った後、数カ月前から行方をくらませていた。

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