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2016年6月21日 (火)

三菱MRJ、あれこれの話題・2

昨年11月11日に初飛行した三菱航空機(愛知県豊山町)が開発中の国産初の小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」は、現在形式証明の取得など量産機の製造に向けた飛行試験を続行中で、そうした開発進展状況のニュースについては逐次ご紹介しているが、ここではMRJに関するその他の話題をご紹介する。

最初の記事

リンク:MRJ、米の試験飛行拠点での開所式を中止 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ヤマザキマザック、国内初の航空産業向け技術センター開設 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱航空機、米国拠点の開所式中止 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱航空機、エアロリースからMRJを最大20機を正式受注 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米エアロリース、MRJ正式契約 最大20機、18年納入 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJへの搭載想定か! 経産省が航空機のAI運航支援システムを開発へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米納入MRJ、重量オーバー 解約回避へ軽量化着手 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米国向け「MRJ」重量超過、設計一部変更も 解約回避へ軽量化急ぐ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、来週中にも米国での試験飛行へ出発 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、22日以降に米国へ 新千歳経由が有力 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:片野坂ANAHD社長:低騒音機の拡充、MRJの納入が左右 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「MRJ」米での飛行試験、準備佳境に。機体のハードよりもソフトの不具合を危惧 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「MRJの販売に悪影響」減価償却の定額法統一に反対 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、8月に米国試験へ 三菱航空機・森本社長 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国産初ジェット旅客機MRJ90、米国内で「飛べない」可能性高まる…0.6トン重すぎる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、機内ネット接続対応へ 森本社長、競合と差別化 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、来月から米シアトルで試験飛行 森本社長「現地に機体改修体制も整備する」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱航空機、MRJの整備拠点を北米とアジアに設置…3社と基本合意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:量産体制へ準備着々と 「MRJ」のカスタマーサポート400人体制に拡大 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANAホールディングスと三菱航空機、MRJの整備・点検で基本合意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<MRJ>イランと交渉 森本社長、大量受注に期待 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANAHD子会社、MRJの推奨航空整備会社に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJの整備・点検、ANAが引き受け 三菱航空機と基本合意、北米やアジアでサービス - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国産初のジェット旅客機MRJの推奨航空機整備会社に、MRO Japanなど3社を選定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ整備に日米3社=北米、アジアで対応―三菱航空機 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJエンジン、9月から国内で組み立てへ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「MRJ」1―4号機、米国での飛行試験へ準備進む - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国産の翼よ空へ! 「MRJ」2号機の初飛行動画が公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱航空機 MRJ、試験飛行領域を設計スペックまで拡大…マッハ0.78 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJの飛行試験3号機と4号機の初飛行、今夏に実施へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ、2号機初飛行の動画 3・4号機、今夏初飛行へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ量産初号機、最終組立へ 胴体出荷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「MRJ」最終組み立て今月スタート - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:MRJ開発加速、納入時期厳守…三菱航空機社長 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

MRJ、米の試験飛行拠点での開所式を中止
読売新聞 9月2日(金)7時38分配信

 国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」を開発している三菱航空機は1日、米ワシントン州の試験飛行拠点で9日に予定していた開所式の中止を決めた。

 開所式には、州知事をはじめ日米の政財界やメディア関係者を招待する予定だった。米国でのMRJの認知度を高め、受注の上積みにつなげる狙いがあった。今後、関係者を個別に招いて見学会などを行う。

 MRJは8月27日、28日に米国に向けて愛知県を出発したが、空調システムの監視センサーが誤作動し、いずれも引き返した。三菱航空機は製造メーカーと連携し、誤作動の原因を調べているが、再出発の見通しは立っていない。


ヤマザキマザック、国内初の航空産業向け技術センター開設
時事通信 9月1日(木)20時0分配信

 ヤマザキマザックは1日、愛知県大口町の本社内に、航空機産業の技術開発を支援する「エアロスペース テクノロジーセンタ」を開設した。三菱航空機(愛知県豊山町)が進める国産初の小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の開発など、拡大が見込まれる航空機関連の需要を取り込むのが狙い。航空機産業向け技術センターの開設は米国に続き2件目で、国内では初めて。


三菱航空機、米国拠点の開所式中止
Aviation Wire 9月1日(木)11時48分配信

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モーゼスレイクへのフェリーフライトが延期されたMRJの飛行試験初号機=16年8月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 三菱航空機はリージョナルジェット機「MRJ」の米国開発拠点について、9月9日に実施予定だった開所式典の中止を1日に発表した。

 米国内でMRJの飛行試験を実施する拠点として、三菱航空機は米ワシントン州モーゼスレイクのグランド・カウンティ国際空港内に「モーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)」を9月に開設。9日にワシントン州知事を招き、三菱重工の大宮英明会長や三菱航空機の森本浩通社長が出席して開所式を開く予定だった。

 ところが8月27日に飛行試験初号機(登録番号JA21MJ)のフェリーフライト(空輸)を実施した際、空調システムの左舷用監視装置に不具合が発生。給油する新千歳空港へ向かう際、出発地の県営名古屋(小牧)空港へ引き返した。

 不具合が発生した装置を交換後、地上試験を経て翌28日に再度フェリーフライトに向かったが、再び同じ箇所に不具合が発生。新千歳へ向かう途中の秋田上空で小牧へ引き返し、2日連続でモーゼスレイクへのフェリーフライトを断念した。

 今回のルートは新千歳で給油後、ロシアのカムチャツカ半島、米国のアラスカを経て、モーゼスレイクへ向かう北回り。ロシアの上空通過権の期限が28日に小牧を出発するスケジュールで切れたため、再度当局へ申請する必要がある。許可を得るには、3週間から1カ月程度掛かる可能性がある。

 三菱航空機は故障箇所の原因究明と対策後、寄港先などを調整の上、9月下旬にもフェリーフライトを実施する予定。

 ローンチカスタマーの全日本空輸(ANA/NH)へは、2018年中頃に量産初号機を引き渡す見通し。三菱航空機では当初、今秋から米国での飛行試験を開始する予定だったが、夏に前倒ししていた。5機ある飛行試験機のうち、4機を年内に米国へ持ち込む予定だが、フェリーフライトがずれ込む場合、飛行試験を計画通りにこなせなくなる可能性もある。

 三菱航空機は8月31日、米国の航空機リース会社エアロリースがMRJ90(標準座席数88席)を最大20機(確定発注10機、オプション10機)発注する契約を正式に結んだと発表した。引き渡しは2018年に開始する見込み。

 MRJはエアロリースの発注により、ANAや日本航空(JAL/JL、9201)など計7社から427機(確定受注233機、オプション170機、購入権24機)を受注。航空機リース会社の確定発注は初めて。


三菱航空機、エアロリースからMRJを最大20機を正式受注
レスポンス 9月1日(木)9時26分配信

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MRJ飛行試験初号機

三菱航空機は、米国の航空機リース会社のエアロリースから『MRJ』(三菱リージョナルジェット)を最大20機受注したと発表した。

[関連写真]

三菱航空機はエアロリースと、「MRJ90」を確定10機、オプションで10機購入する契約を締結した。両社は、2月に開催されたシンガポールエアショー2016で、購入に関する基本合意を発表しており、今回正式契約した。

エアロリース社への納入は、2018年に開始する予定。

エアロリースとの正式契約により、MRJの合計受注機数は427機となった。確定受注が233機、オプションが170機、購入権が24機。また、ロックトンとの基本合意が確定すると、合計受注機数は447機(確定243機、オプション180機、購入権24機)となる。

《レスポンス レスポンス編集部》


米エアロリース、MRJ正式契約 最大20機、18年納入
Aviation Wire 8月31日(水)15時24分配信

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エアロリース仕様のMRJの飛行機模型=16年2月16日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 三菱航空機は8月31日、米国の航空機リース会社エアロリースと、国産初のジェット旅客機「MRJ」のうち、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」20機(確定受注10機、オプション10機)を正式に契約を締結したと発表した。引き渡しは2018年に開始する見込み。

 両社は現地時間2月16日、シンガポール航空ショーで20機導入の基本合意(LoI)を発表していた。

 エアロリースの発注により、全日本空輸(ANA/NH)や日本航空(JAL/JL、9201)など計7社から427機(確定受注233機、オプション170機、購入権24機)を受注したことになる。航空機リース会社からの確定受注は初めて。

 三菱航空機は7月11日、ファンボロー航空ショーでスウェーデンのリース会社ロックトンと最大20機発注する契約締結に向け、基本合意に至ったと発表。ロックトンとの基本合意が確定すると、8社から447機(確定受注243機、オプション180機、購入権24機)を受注することになる。


MRJへの搭載想定か! 経産省が航空機のAI運航支援システムを開発へ
日刊工業新聞電子版 8月31日(水)12時27分配信

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経産省は国産旅客機「MRJ」での実証を想定している

経産省はMRJでの実証を想定
 経済産業省は2017年度から、AI(人工知能)を活用した航空機運航支援システムを開発する。悪天候などの際に現状はパイロットが対応している飛行計画変更の判断をサポートし、安全運航を支える。経産省は国産旅客機「MRJ」での実証を想定しているとみられる。熟練パイロット不足への対応や航空機産業振興にもつながる政策として注目されそうだ。

 経産省は航空機に搭載する次世代航空機運航システムの実証事業を17年度予算の概算要求に盛り込んだ。航空会社が蓄積した運航データをAIに学習させ「突然の機体故障の際に安全な不時着地点の提示」「悪天候を避ける際に適切な飛行経路オプションの提示」「急病人が生じた際に緊急着陸する飛行場と飛行経路の提示」などを実行する運航支援システムを開発する方針。

ボンバルディアなどとの差別化要素に
 事業実施主体は日本の民間航空機メーカーやAI関連企業を想定。MRJを開発する三菱重工業、三菱航空機(愛知県豊山町)が参画するとみられる。MRJが搭載すれば競合のブラジル・エンブラエルやカナダ・ボンバルディアとの差別化要素になる公算が大きい。

 格安航空会社(LCC)の拡大により、世界の旅客需要は年率約5%程度の拡大が予想され、民間航空機市場は今後20年でほぼ倍増するとの見方がある。パイロット不足数は年間9000人に達する恐れがあり、熟練パイロット不足に対応した運航支援システムの需要も広がりそうだ。


米納入MRJ、重量オーバー 解約回避へ軽量化着手
産経新聞 8月24日(水)7時55分配信

 三菱航空機(愛知県豊山町)が米国の航空会社に納入する小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」(88席クラス)の重量を削減することが23日、分かった。MRJは、米航空会社とパイロットの労使協定による機体の重量制限を超えており、このままでは営業運航ができない恐れがあった。解約を回避するため、搭載燃料や座席数の削減、機体の一部を改善して対応する。

 米国では地域の航空路線を対象にした重量制限協定がある。航空大手のパイロットの雇用を守るため、重量制限を設け、地域路線への委託増加や機体の大型化を防いでいる。

 これまで受注した447機のうち、300機が協定に該当している。具体的には米スカイウエスト(SW)の200機、米トランス・ステーツ・ホールディングス(TSH)の100機で、両社とも米航空大手から地域路線を受託しており、この協定が適用される。

 協定の最大離陸重量は乗客を含め39トン。MRJは39・6トンあり、600キロ超過していた。ライバルのブラジルのエンブラエルの同クラスの機種も重量を超過しており、制限緩和を期待していたが、納期が近づいてきたため重量の削減を決めた。

 関係者によれば、2社と搭載燃料や座席数の削減、貨物制限による対応などで重量を削減する方向だ。

 ただ、それでも重量削減のめどが立たない場合は部品を軽量化するなど、設計を一部変更する必要がある。その場合は安全性を認証する「型式証明」を追加取得しなければならず、納期が遅れる可能性もある。

 MRJは約半世紀ぶりの国産旅客機だが、すでに4度も納期を延期している。平成30年半ばにANAホールディングスに初号機を引き渡す予定。同年中にSWとTSHにも引き渡す計画だが、両社との契約は半数がキャンセル可能になっており、納期が遅れればキャンセルされてしまうリスクが高まる。


米国向け「MRJ」重量超過、設計一部変更も 解約回避へ軽量化急ぐ
SankeiBiz 8月24日(水)6時57分配信

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三菱航空機のMRJ。米航空大手とパイロット組合の協定により軽量化する必要に迫られた(写真:フジサンケイビジネスアイ)

 三菱航空機(愛知県豊山町)が米国の航空会社に納入する国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」(88席クラス)を軽量化することが23日、分かった。米大手航空会社とパイロットの労使協定による機体の重量制限を超えているため。受注した447機のうち、米地方航空会社からの最大300機が該当する。解約を回避するため、搭載燃料や座席数を減らして対応する方針だ。

 ◆600キロオーバー

 米国では航空大手が地域航空会社に地域路線を委託している。ただ、こうした路線が増加し、機体も大型化すれば、航空大手のパイロットの雇用が脅かされる。これを防ぐため航空大手はパイロット組合と協定を結び、委託する地域路線を対象に機体の重量を制限している。

 三菱航空機が200機を受注した米スカイウエスト(SW)や100機を受注した米トランス・ステーツ・ホールディングス(TSH)は、米航空大手から地域路線を受託しており、この協定が適用される。

 労使協定の最大離陸重量39トンに対し、MRJは39.6トン。600キロ超過しており、現状では米国で就航できない。ライバルのエンブラエル(ブラジル)の同型機も重量を超過しており、三菱航空機は制限緩和を期待していたが、納期が近付いており、軽量化を決めた。

 関係者によれば、三菱航空機は、搭載燃料や座席数の削減、荷物制限などで対応する方向でSWやTSHと協議している。

 ◆解約回避へ急ぐ

 ただ、それでも重量削減のめどが立たない場合は、設計を一部変更し、部品を見直す必要があるという。その場合は安全性を認証する「型式証明」を追加取得しなければならず、納期が遅れる可能性もある。

 MRJは従来機よりも燃費性能が高く、騒音が少ないのが特長。「YS-11」以来となる約半世紀ぶりの国産旅客機開発は困難も多く、これまで4度も納期を延期したが、近く米国でも飛行試験を開始し、2018年中に型式証明の取得を目指している。同年半ばにANAホールディングスに初号機を引き渡し、その後、SWやTSHへの納入を計画する。

 ただ、SWとTSHとの契約は半数がキャンセル可能となっている。納期が遅れてキャンセルとなれば、三菱航空機が計画する採算ラインに届かない可能性もある。解約を回避するため、早期に重量を削減する必要に迫られた。

 一方、三菱航空機は76席クラスのMRJも開発する計画で、こちらは最大離陸重量が36.85トンとなっており、米国の労使協定による制限の範囲内だ。


MRJ、来週中にも米国での試験飛行へ出発
ニュースイッチ 8月19日(金)10時35分配信

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MRJ試験1号機

経由地の新千歳空港に到着
 三菱航空機(愛知県豊山町、森本浩通社長)は18日、開発中の国産小型ジェット旅客機「MRJ」の試験1号機を北海道の新千歳空港(千歳市・苫小牧市)に初着陸させた。22日の週にも米国での飛行試験に出発する予定で、経由地の同空港まで飛行して機体整備を実施した。MRJが拠点の愛知県営名古屋空港(愛知県豊山町)以外に着陸するのは3カ所目。

 午前9時17分に名古屋空港を離陸し、10時57分に着陸した。名古屋空港以外での整備作業を確認した後、名古屋空港まで数時間かけて戻り、飛行試験に取り組んだ。

 三菱航空機は2018年半ばのANAホールディングスへの量産初号機納入に向け、米国で1年間ほど飛行試験を実施して型式証明の取得を目指す。新千歳空港、ロシア、米アラスカを経由し、試験拠点の米ワシントン州の空港に向かう計画。


MRJ、22日以降に米国へ 新千歳経由が有力
Aviation Wire 8月16日(火)12時38分配信

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8月中に米国へフェリーされる予定のMRJの飛行試験初号機=15年11月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 三菱航空機は、MRJの飛行試験初号機(登録番号JA21MJ)を8月22日の週にも飛行試験の拠点となる米国モーゼスレイクへフェリー(空輸)する。

 フェリーフライトのルートは、現在試験を実施している県営名古屋空港を出発し、新千歳空港で給油後、ロシアのカムチャッカ半島、米国のアラスカを経てモーゼスレイクのグラントカウンティ国際空港へ向かう北回りが有力だ。

 三菱航空機の森本浩通社長は、7月にロンドン近郊で開かれたファンボロー航空ショーでAviation Wireの取材に対し、フェリーフライトについて「最短距離となる北回りを考えている。秋からだんだん気象条件が厳しくなる」と述べ、今月内の実施を目指す。

 5機の飛行試験機のうち、年内に4号機までモーゼスレイクへ持ち込む。赤いラインの飛行試験2号機(JA22MJ)は5月31日に初飛行に成功しており、黒いラインの飛行試験3号機(JA23MJ)と、赤と黒のラインの飛行試験4号機(JA24MJ)は、9月中に初飛行にこぎ着ける見通し。ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)の塗装を施した5号機は、県営名古屋空港を中心に国内で飛行試験を実施する計画を進めている。

 量産については、今秋から最終組立を開始する見込み。量産初号機のANAへの納入時期は、2018年中頃を計画している。

 モーゼスレイクは飛行試験に適した天候であることや、離陸後すぐに飛行試験を始められることから、国土交通省航空局(JCAB)の型式証明を取得するための試験を効率良く実施できる。飛行試験中に課題が見つかる可能性もあり、現地で改修作業を効率良く出来るかも焦点になる。

 一方、最大のライバルであるリージョナル機大手、ブラジルのエンブラエルが開発した新型機「E190-E2」は、予定を大幅に前倒しし、5月23日に飛行試験初号機(登録番号PR-ZEY)が初飛行に成功した。MRJとほぼ同サイズの機体で同系統のエンジンを採用したE190-E2は、納入時期も同じく2018年を目指している。

 7月のファンボロー航空ショーでは、スウェーデンのリース会社ロックトンがMRJを最大20機発注する契約締結に向け、三菱航空機と基本合意(LOI)に至った。一方、2月には米国の航空機リース会社エアロリースと最大20機(確定発注10機、オプション10機)の契約に向けてLOIを締結したが、現時点で確定発注に至っていない。

 これらの契約を確定発注につなげ、さらなる受注を獲得するためにも、モーゼスレイクへのフェリーフライトを通して、開発が順調に進んでいることをアピール出来るかが重要だ。


片野坂ANAHD社長:低騒音機の拡充、MRJの納入が左右
時事通信 8月9日(火)20時0分配信

 ANAホールディングス <9202> の片野坂真哉社長は9日の記者会見で、羽田空港の国際線発着枠の拡大に向けて東京都心上空の飛行ルートが導入された際に発着枠配分で優遇されるとみられている低騒音機の拡充に関し、「できるだけ前倒ししたいが、MRJ(三菱リージョナルジェット)が予定通り入ってくるかだ」と述べた。MRJの開発・納入が遅れている三菱航空機(愛知県豊山町)が最新の納入予定を順守するよう改めてクギを刺した形だ。


「MRJ」米での飛行試験、準備佳境に。機体のハードよりもソフトの不具合を危惧
ニュースイッチ 8月8日(月)8時20分配信

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飛行試験中のMRJの飛行試験1号機(三菱航空機提供)

400人の日米混合施設。コミュニケーションの課題は解決策が見え始める
 三菱航空機(愛知県豊山町、森本浩通社長)は月内にも、開発中の国産小型ジェット旅客機「MRJ」の米国での飛行試験を始める。天候の良いシアトル郊外で約1年間かけ、運航に必要な型式証明取得のための2500時間の飛行を確保する計画だ。2018年半ばのANAホールディングスへの量産初号機納入に向けた準備が佳境に入る。

 型式証明とは、航空機を運航するための資格のようなもの。国土交通省が、強度や構造などの安全性と、騒音や排出物などの環境性を満たしているか審査する。各種試験への立ち会い、製造過程の検査などに続き、飛行試験にも立ち会う。

 三菱航空機は15年11月の試験1号機初飛行を皮切りに、愛知県営名古屋空港(愛知県豊山町)を拠点に飛行試験を開始。5月には試験2号機が初飛行し、7月末までに2機で計52回、111時間飛行した。

 ただ、国内では悪天候などで飛行時間を確保しづらく、一年中ほぼ晴天というワシントン州モーゼスレイク市のグラント・カウンティ国際空港に場所を移すことにしていた。

 試験1号機を8月中に、試験2号機をその後持ち込み、試験を始める。試験3・4号機も夏には初飛行し、年内には米国で試験を始める計画だ。

 国交省の審査組織「航空機技術審査センター」(同)も米国で活動する。審査項目ごとに担当者が現地に出向き、試験結果を解析する。実質、常駐状態の担当者も出てくるとみられる。北澤歩所長は「MRJを世界にしっかり送り出せる航空機にする」と抱負を述べる。

 量産初号機の納入時期は、当初13年の予定だったが、度重なる遅れで18年半ばまで延びた。さらなる遅れを避けるためにも、飛行試験を順調にこなさなければならない。

 三菱航空機は万全の状態で飛行試験に臨むため、準備を積み重ねてきた。400人体制の現地施設「フライトテストセンター」では、ドライランと呼ぶ予行演習を実施。日本人250人と米国人150人のコミュニケーションが課題だが、森本社長は「解決策は見えつつある」と心配していない。

 今後、飛行試験が進むにつれ、機体の改修が必要になるなどのトラブルが起きる恐れがある。試験期間の1年間は順調に進むと想定した見積もりだ。トラブル対応に手間取り、試験期間が延びれば、量産初号機の納入遅れを招きかねない。

 森本社長は「機体のハードウエアよりも、ソフトウエアで不具合が見つかる可能性がある」と危惧する。改修作業が必要になっても素早くこなし、影響を最小限にできるかが問われる。


「MRJの販売に悪影響」減価償却の定額法統一に反対
ニュースイッチ 7月28日(木)15時10分配信

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初飛行するMRJの飛行試験2号機(三菱航空機提供)

名古屋商工会議所が17年度税制改正で要望
 名古屋商工会議所は、国に対する2017年度の税制改正への要望をまとめた。従来通り法人実効税率の20%台前半への引き下げを求める。減価償却方法を定額法に一本化する動きに対しては、地域を挙げて事業を後押しする三菱リージョナルジェット(MRJ)の販売に悪影響が出る懸念から反対した。

 定率法と定額法の二つある減価償却方法を定額法に一本化する動きが進んでいる。この対象が航空機にも広がると、MRJを購入するリース会社などの負担が増えるとして反対の声を上げた。

 また、消費増税の延期に合わせて17年3月末の自動車取得税廃止も先延ばしになる懸念もあり、自動車取得税の予定通りの廃止を求めた。

 労働力不足の克服に向け、人工知能(AI)やロボット、ITを活用した設備投資を支援する税制の創設を要望した。

 消費税10%への引き上げについては持続可能な社会保障制度の確立のために必要との立場を示した。


MRJ、8月に米国試験へ 三菱航空機・森本社長
Aviation Wire 7月20日(水)0時25分配信

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ファンボローでインタビューに応じる三菱航空機の森本社長=16年7月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 7月11日からロンドン近郊で開かれたファンボロー航空ショー。2年に一度開かれる世界最大規模の航空ショーで、三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」は、スウェーデンのリース会社ロックトンとMRJを最大20機発注する契約締結に向け、基本合意(LOI)に至った。

 受注に至れば、欧州初の契約獲得となるMRJ。メーカー標準座席数が88席のMRJ90と、76席のMRJ70の2機種で構成され、エンジンはいずれも低燃費や低騒音を特長とする、米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製のギヤード・ターボファン・エンジン「PurePower PW1200G」を採用する。全日本空輸(ANA/NH)などを傘下に持つANAホールディングス(9202)への量産初号機の引き渡しは、2018年中頃を目指す。

 MRJはこれまでに6社から確定発注223機、オプション160機、購入権24機の最大407機の受注を獲得。2月には米国の航空機リース会社エアロリースと最大20機(確定発注10機、オプション10機)の契約に向けてLOIを締結したが、現時点で確定発注に至っていない。

 一方、MRJと同じエンジンを搭載するリージョナル機大手エンブラエルの新型機「E190-E2」は、予定を大幅に前倒しして5月23日に初飛行。MRJと同サイズの機体であるE190-E2は、同じく2018年の納入開始を目指す。

 競争が激化する中、三菱航空機はMRJの飛行試験初号機(登録番号JA21MJ)を使い、今夏には米ワシントン州モーゼスレイクで飛行試験を始める計画だ。この「今夏」とはいつを指し、飛行試験機4機はいつまでに米国へ持ち込むのか、なぜロックトンとはLOIにとどまったのか──。今後の課題や現状について、ファンボローで三菱航空機の森本浩通社長に聞いた。

── エンブラエルのE2はMRJと同じGTFエンジンを採用した。MRJの優位性をアピールしてきた中で、どういう部分が相手に評価されたと感じたか。

森本社長:工場に来ていただき、現場や機体を見ていただいたのがすごく大きかったなと思う。お客様も、「これならいいものが出来る」と感じていただいたようだ。

 ものづくり、品質の良さはお褒めの言葉をいただいている。カスタマーサポートなど、我々の未知数のところをカバーして、ここまで来ているのではないか。

── 前回2014年のファンボロー航空ショーでは、米イースタン航空が最大40機発注する覚書(MOU)を締結し、ミャンマーのエア・マンダレイ(LMT/6T)が最大10機確定発注する契約を結んだ。今回はLOIだが、確定発注につなげる上で重要視している点は。

森本社長:今回LOIでの発表となったのは、契約書に落とし込む時に法律的にひっかかることが結構あり、そこに時間を取られているからだ。これは本質的な問題ではなく、時間が解決するとみている。

 エアロリースは契約に時間が掛かっているが、99%は出来上がっている。通常では起こりえないような、可能性がないようなことまで契約書に落とし込んでいるからだ。

 特にリース会社の場合、リースするエアラインが決まっているわけではないので、仮定の条件について想像の中での議論が起こる。リース会社との契約は初めてだったので、あまり考えていなかったことまでも議論になり、時間がかかっているというのが実情だ。

── 飛行試験機を米国のモーゼスレイクへ持っていくが、「今夏」とはいつまでを指すのか。

森本社長:受け取る方の解釈にお任せしているのだが……。8月中に最初の1機は持っていきたい。秋と言っていたのを早めて夏にしたので、また秋になっては意味がない。

 フェリー(回送)で持っていく際、最短距離となる北回りを考えている。それが秋からだんだん気象条件が厳しくなる。そうすると夏が一番良い。

 日本からモーゼスレイクへ持っていく際、途中で寄港しなければならないので、今は手続きを進めている。1回目はどうしても時間が掛かってしまう。(米国での飛行試験に使う)4機とも年内に持っていかなければならない。

── 量産初号機のデリバリー時期はよほどのことがなければ堅持できるか。

森本社長:モーゼスレイクでどれだけ飛ばせるかは、正直やってみないとわからないこともある。全然楽観視はしていない。

 ただ、モーゼスレイクは環境が非常に良いので、順調にいけば飛行回数を稼げると思う。あとは飛行試験の結果が思わしくない時に回数を増やさなければならないので、実際に飛ばし始めないとわからない部分もある。

── MRJ70も開発がスタートしているが、進捗はどうか。

森本社長:部品の製作も始まっている。70席クラスは我々しかいない状況になってきており、間違いなくやる。70席から90席クラスでは世界2強になれると思うし、ならなければならない。

── MRJ100Xの手応えはどうか。

森本社長:まだ具体的な検討までは至ってない。競合のボンバルディアやエンブラエルが100席以上を手掛けているが、お客様のニーズがあるにせよ、開発しても売れなければ意味がない。慎重にやりたい。

── 次に向けて何が大切だと感じているか。

森本社長:通信環境などソフト面の機体価値向上、商品価値向上だ。大型機だけではなく、我々のような小さな近距離の機体でさえ、Wi-Fiが当たり前みたいな世界になってきている。益々この分野は日進月歩で変わってくるだろう。

 操縦系もオートパイロットや、天候条件が悪くてもオートでいける機能がバージョンアップしてきている。その辺もどんどん変えていかないと、競争力が落ちてくるのではと気になっている。


国産初ジェット旅客機MRJ90、米国内で「飛べない」可能性高まる…0.6トン重すぎる
Business Journal 7月18日(月)6時3分配信

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試験飛行中のMRJ90 1号機

 三菱航空機の小型旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の試験飛行と開発が、いよいよ佳境に入ろうとしている。5月31日からは試験機2号機が加わり2機体制で飛行試験が行われ、日に複数回のフライトも実施しながら、開発が急ピッチで進められている。7月末には、米ワシントン州のモーゼスレイクへと旅立ち、米連邦航空局(FAA)とも連携を取りながら、夏以降4機体制で本格的な飛行試験が行われる運びである。MRJの納入予定時期は当初13年だったが、開発の遅れを理由に度重ねて納入は延期され、昨年12月には従来の17年春から18年半ばに先送りすると発表されていた。そんなMRJの開発も、今や順調な軌道に乗ったようにみえる。

 ところが、仮発注も含め300機以上も発注を得た主たる市場である肝心の米リージョナル航空会社(地域航空会社)で、MRJ90(88席)を現状では運航できそうにないのである。その理由は、大手航空がパイロット組合と結ぶ労使協定にある。

●強いパイロット組合

 アメリカの大手航空会社は、破綻と破産法11条による再生を繰り返しながら、今やデルタ航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空のビッグスリー3社に集約されている。各社は自社で国際線と国内線の基幹路線(ハブ)を運航し、小需要の路線(スポーク)についてはリージョナル航空会社に運航委託している。これが「ハブ・アンド・スポーク」と呼ばれる路線形態である。

 そして、実は大手航空はこのリージョナル航空への委託契約によって、最終利益の大部分を得ており生命線である。しかし、大手航空のパイロット組合から見れば、このリージョナル航空への委託が増えることは、自分たちの職域を侵すものにほかならない。ましてや、リージョナル航空が運航する機体(リージョナル・ジェット)が大型化してきたことは看過できない事態であった。そこで、労使交渉の末、スコープ・クローズと呼ばれる協定を結び、機材の席数、大きさを制限することになったのである。

 航空会社間で微妙な違いはあるが、代表的なスコープ・クローズによるリージョナル・ジェットへの制限は、「席数:最大76席」「最大離陸重量:39トン(8万6000ポンド)」である。このため、リージョナル航空会社は、90席クラスのリージョナル・ジェットを、大手航空の要求でもあるファーストクラス(ビジネスクラス)を設け全体席数を76席に抑えて、大手航空ブランドで運航している。規制緩和の流れのなかで、この制限値は早晩緩和されるものとみられていたが、つい最近まで労使交渉は暗礁に乗り上げている。

国産初ジェット旅客機MRJ90、米国内で「飛べない」可能性高まる…0.6トン重すぎる
Business Journal 7月18日(月)6時3分配信

●わずかに0.6トン重すぎる

 MRJ90の最大離陸重量は標準型で、39.6トン(8万7303ポンド)である。つまり、スコープ・クローズの制限値39トンより、わずかに0.6トン重いだけなのである。それでも制限オーバーには変わりなく、米国内では運航できない。

 そこで、当面50機導入予定のトランス・ステイツ社のリーチCEO(最高経営責任者)は、5月にノースカロライナ州シャーロット市で開催された全米リージョナル航空コンベンションでの記者会見で、「欲しいのはもちろん90席クラスのMRJ90なのだが、スコープ・クローズの制限値が変わらないのなら、軽いMRJ70(76席/36.65トン)への切り替えを考慮せざるを得ないかもしれない。決断のタイミングを計っているところだ」と述べている。

 70席クラスのMRJ70を決定した後、重量制限が緩和される可能性も十分あり、トランス・ステイツ社として難しい判断である。一方、100機導入予定のスカイウェスト航空CEOのチャイルズ氏は、「現段階では、MRJ90しか考えていない。とにかく、スコープ・クローズの制限値が交渉のテーブルに乗るのを待つだけだ」と述べている。

 三菱航空機は米国の情勢を見て、MRJ70についても、MRJ90の後に型式証明がとれるよう準備を開始している。しかし、最良の策は、若干航続距離を犠牲にして、最大離陸重量39トンのMRJ90アメリカ版型式証明を追加することである。なぜなら、世界のリージョナル・ジェット市場では、50席、70席クラスは退役の方向であり、航空会社は90席、100席クラス以上に向かっているからである。

 ましてや、米国国内線では大手航空の要求でファーストクラス、ビジネスクラスを設定するため、結果的にMRJ70は全体座席50~60席の中途半端な使い勝手の悪い機材になる可能性が高い。最大離陸重量を下げることはボーイングでもよくやられることで、飛行試験が必要なわけでもなく、当局の書類審査だけで済む。

 ただ、三菱としては多大なエンジニアリング・コストがかかり、また、重量制限が緩和されれば徒労となってしまうため、難しい判断を迫られる。

●ピンチはチャンス

 MRJ90の開発が足踏みし何度も遅延を繰り返すなか、今やリージョナル・ジェットで世界一の座にあるブラジルのエンブラエル社は、着々と新型機E2シリーズを開発中である。今年の5月23日には、予定より早くE190-E2(130席クラス)の初飛行に成功し、航空会社への引き渡しも早まる方向。

 MRJ90の直接のライバルとなるのは、E2シリーズで最も小さい90席クラスのE175-E2であり、2020年には航空会社に引渡し可能となっている。このE175-E2には、MRJ90と同様の燃費性能の高い新型エンジンが搭載され、MRJ90の売りである燃費性能の優位性は小さくなってきている。

 しかしながら、着目すべきはライバルであるE175-E2の重量である。同型機の最大離陸重量は、44.8トン(9万8767ポンド)とスコープ・クローズの制限値より5.8トンも重いのである。とても調整できるレベルの差ではない。つまり、スコープ・クローズ制限がある限りE175-E2の米国市場での出番はなく、MRJ90が最大離陸重量を変えた場合、一人勝ちになる可能性すらあるのである。最大のピンチは、最大のチャンスでもある。

 米国には、90席クラスのリージョナル・ジェットは欲しいが、スコープ・クローズを気にして決断を躊躇している航空会社がいくつもある。もし三菱が最大離陸重量39トンのMRJ90の型式証明の追加予定を早々とアナウンスすれば、堰を切ったように受注オーダーが増えるかもしれない。

 多大なコストをかけて最大離陸重量39トンに変えた直後に組合の重量制限が緩和されて徒労に終わるリスクと、早期に最大離陸重量39トンをアナウンスして一気にアメリカ市場で受注を拡大するメリットを天秤にかけるならば、最大離陸重量39トンのMRJ90アメリカ版型式証明の追加取得は、十分検討に値するものと考える。
(文=橋本安男/航空経営研究所主席研究員、桜美林大学特任教授、運輸総合研究所客員研究員)


MRJ、機内ネット接続対応へ 森本社長、競合と差別化
Aviation Wire 7月16日(土)18時55分配信

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三菱航空機がファンボロー航空ショーで展示したモックアップ=16年7月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 国産初のジェット旅客機「MRJ」の開発を進める三菱航空機の森本浩通社長は、無線LANを使った機内インターネット接続サービスへの対応を進める考えを示した。

 航空各社は国際線から始めたインターネット接続サービスを、国内線にも拡大。日本の航空会社でも、日本航空(JAL/JL、9201)が2014年7月から、全日本空輸(ANA/NH)が今年1月から国内線でのサービスも始めている。

 また、一部のリージョナル機では、インターネット接続はできないものの、機内の無線LAN環境を使い、乗客がスマートフォンなどのWi-Fi機器で映像などを楽しめるサービスを開始。ANAホールディングス(9202)傘下のANAウイングス(AKX/EH)が3月から、JALグループのジェイエア(JAR/XM)が4月から提供している。

 ファンボロー航空ショーでAviation Wireの取材に応じた森本社長は、「大型機だけではなく、小型機でもWi-Fiが普及してきている。我々もどんどん変えていかなければならない」と語り、大型機で一般的になりつつあるインターネット接続サービスも、ブラジルのリージョナルジェット機大手エンブラエルなど競合との差別化で、対応が不可欠との考えを示した。

 今後課題となるのは、航空機が衛星とデータをやり取りする際に使用する通信機器の小型化だ。リージョナル機が無線LANの利用を映像放映などに留めているのは、インターネットへ接続する機器のサイズが影響している。機器の小型化が実現すると同時に、ネット接続に対応させることで差別化を図る。


MRJ、来月から米シアトルで試験飛行 森本社長「現地に機体改修体制も整備する」
日刊工業新聞電子版 7月15日(金)8時30分配信

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三菱航空機社長・森本浩通氏

ハードウエア部分は問題ない
 【英ファンボロー=戸村智幸】三菱航空機(愛知県豊山町)は国産小型ジェット旅客機「MRJ」の型式証明取得に向け、米国での試験飛行にまもなく臨む。天候が安定している米シアトル郊外に試験1―4号機を持ち込み、試験時間を蓄積する。2018年半ばの量産初号機納入に向け、カスタマーサポート(CS)も強化する。英国で開催中の航空宇宙産業展「ファンボロー国際航空ショー」で、森本浩通社長に試験飛行への意気込みを聞いた。

―この夏としている開始時期は正確に決まりましたか。
 「8月中には機体を持ち込んで始める計画だ。現地施設での予行試験はもう済んでいるので、持ち込めばすぐに始められる。施設の米国人と日本人のスタッフのコミュニケーションが課題だが、解決策は見えつつある」

―順調なら1年間で完了すると見ていますが、トラブル発生は想定していますか。
 「試験の結果によっては、機体を改修しないといけない場合がある。そうなった場合の影響が読めない。日本に機体を持ち帰って改修するのは時間の損失なので、現地で改修できる体制を整える」

―どのような改修作業があり得ますか。
 「ハードウエア部分は問題ないだろう。必要なのはソフトウエア部分だ。バグの解消やソフトのバージョンアップが考えられる」

―CSはどう強化しますか。
 「機体が良ければ売れるわけではない。使い勝手が良く、顧客がもうけられるようにすることが大事だ。リージョナルジェットなので1日に4、5回は飛行する。着陸から次に飛ぶまでの時間を短くできるよう、燃料補給や荷物の積み降ろしを効率化する」

―乗客へのサービス向上策をどう考えていますか。
 「機内でスマートフォンなどをWi-Fiに接続できるようにすることを検討している。具体的な提供時期は決めていない。1-2時間の短い飛行なので、機内エンターテイメントがない。若い乗客はインターネットに接続できるかを重視する。案外そういう部分で、どの便に搭乗するか決めるものだ」

―88人乗りの機体に続いて70人乗りも開発しますが、需要はどれほどありますか。
 「88人乗りのほうが需要は多いだろう。米国では組合規定でパイロットが運転できる機体に制限があり、70人乗りの需要がある。だが、それほど多いわけではない。70人乗りは受注がまだなく、試験1号機の部品を作っている段階だ」

【解説 求められるトラブル対応力】
 量産初号機の納入は当初、13年の予定だったが、度重なる開発の遅れで18年半ばにまでずれ込んだ。米国での試験飛行が計画通り進まなければ、さらなる延期を招きかねない。そうなればブラジルのエンブラエルなどとの競争に勝ち抜くのが難しくなる。想定外のトラブルが起きた時の対応力が求められる。


三菱航空機、MRJの整備拠点を北米とアジアに設置…3社と基本合意
レスポンス 7月14日(木)15時15分配信

三菱航空機は、北米とアジアでMRJ(三菱リージョナルジェット)の整備・修理・分解点検を担うパートナーとして、HAECOアメリカス、ペムコ・ワールド・エア・サービス、MROジャパンの3社を選定し、基本合意した。早期に各社と正式契約を締結する予定。

[関連写真]

航空機整備では、航空会社は自社整備、外部専門企業への委託を選ぶ。三菱航空機は、顧客の外部委託環境を整えるため、世界各地に整備拠点を複数社選定する方針。今回、MRJを受注している北米で2社、アジアで1社のパートナーを選定した。

三菱航空機は、顧客がMRJを安全・安心、効率よく運航するための高品質なカスタマーサポートを提供していくことを目指しており、今回の整備拠点選定を機に、戦略を一層推進していく。

《レスポンス レスポンス編集部》


量産体制へ準備着々と 「MRJ」のカスタマーサポート400人体制に拡大
日刊工業新聞電子版 7月14日(木)8時30分配信

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量産に向け試験飛行を続けるMRJ(2号機)

 【英ファンボロー=戸村智幸】三菱航空機(愛知県豊山町、森本浩通社長)は国産小型ジェット旅客機「MRJ」のカスタマーサービス体制強化に乗り出す。カスタマーサポート担当者を、量産初号機を納入する2018年に現在比約60%増の400人にする。航空機の購入条件の一つに、納入前後のサポート体制の充実度が挙げられる。同社は拡販に向けて担当者の大幅増に踏み切る。

 カスタマーサポートは実機納入前を含む顧客支援業務を担当する社員。アフターサービスとしての補修部品供給や技術指導に加え、パイロット・乗務員らの訓練支援、顧客別の各種マニュアル作成なども担当する。18年半ばにANAホールディングス(HD)に量産初号機を納入した後、航空会社への引き渡しが進み、サポート需要が高まると見込む。

 アフターサービス分野の外部連携も進める。航空機の整備・修理・分解点検(MRO)専業3社と協業することで基本合意した。顧客の航空会社にMROを3社に委託するよう提案する。米ハエコアメリカズと米ペムコワールドエアサービシズが北米、ANA系のMRO会社MROジャパン(那覇市)がアジアを担う。

 三菱航空機がMRO専業会社と協業するのは初。ピーター・ターナーカスタマーサポート本部副本部長は「MRO専業会社は数百はある」と協業先の拡大にも意欲を示した。


ANAホールディングスと三菱航空機、MRJの整備・点検で基本合意
SankeiBiz 7月14日(木)8時15分配信

 ANAホールディングス(HD)は13日、国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の北米・アジアにおける整備・点検サービス提供について、三菱航空機と基本合意に達したと発表した。三菱はANAHD傘下の航空機整備会社「MRO Japan」や米整備会社2社を推奨会社に指定し、近く正式契約を結ぶ。

 高い安全性が求められる旅客機整備は、各国制度で機体別の資格が求められるが、コストや設備の制約から整備を外注する航空会社も多い。小型のMRJは北米とアジアを中心に格安航空会社(LCC)からの需要が見込まれており、整備・点検サービスとのパッケージで、小型航空機市場で競争力強化を図る。

 整備事業に力を入れるANAHD側も海外受注拡大を目指しており今回の三菱へのサービス提供を足がかりにしたい考え。


<MRJ>イランと交渉 森本社長、大量受注に期待
毎日新聞 7月14日(木)7時10分配信

 【ファンボロー(英南部)坂井隆之】国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」を開発する三菱航空機(愛知県豊山町)の森本浩通社長は13日、英国南部のファンボロー国際航空ショー会場で毎日新聞のインタビューに応じ、イランの航空会社と受注交渉していることを明らかにした。1月に経済制裁を解除されたばかりのイランは航空機の大規模更新を予定しており、大量受注に成功すれば事業に弾みが付きそうだ。

 森本社長は「イランは古い機体の代替需要が大きい。近距離の航空機も必要ということで興味を持ってもらっている」と交渉状況を説明。「金融面などで制約も残っており、政府の意向も見ながら進めたい」との考えを示した。

 イラン政府は、欧米の経済制裁で航空機が更新できず多くの機体が老朽化していることから、「400機規模以上の更新が必要」として各国の航空機メーカーと商談を進めている。既に欧州大手エアバスが1月に118機の受注に成功し、米ボーイングも6月下旬、イラン航空と受注の覚書を交わしている。

 MRJが提供する座席数100席前後の小型機の分野では、エンブラエル(ブラジル)やボンバルディア(カナダ)もイランで営業活動している。三菱航空機は制裁解除前から市場調査を開始し、イラン航空やイランの航空当局とも接触し、受注を目指してきた。

 日本政府も「販路拡大につながる」(政府関係者)としてイランでの受注に期待をかけており、政府系金融機関による融資などを通じて支援する方針だ。米国製部品を多数含むMRJをイランに輸出するには米国当局の許可が必要で、受注に成功した場合は米ボーイングなどの動向を踏まえて手続きを進めるとみられる。


ANAHD子会社、MRJの推奨航空整備会社に
時事通信 7月13日(水)20時0分配信

 ANAホールディングス <9202> は13日、子会社のMROジャパン(那覇市)が三菱航空機(愛知県豊山町)から現在開発中の国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の推奨航空整備会社の一つに選定されたと発表した。MRJの整備から大規模不具合の修復の運転支援までを行う。


MRJの整備・点検、ANAが引き受け 三菱航空機と基本合意、北米やアジアでサービス
産経新聞 7月13日(水)17時12分配信

 ANAホールディングス(HD)は13日、国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の北米・アジアにおける整備・点検サービス提供について、三菱航空機と基本合意に達したと発表した。三菱はANAHD傘下の航空機整備会社「MRO Japan」や米整備会社2社を推奨会社に指定し、近く正式契約を結ぶ。

 高い安全性が求められる旅客機整備は、各国制度で機体別の資格が求められるが、コストや設備の制約から整備を外注する航空会社も多い。小型のMRJは北米とアジアを中心に格安航空会社(LCC)からの需要が見込まれており、整備・点検サービスとのパッケージで、小型航空機市場で競争力強化を図る。

 整備事業に力を入れるANAHD側も海外受注の拡大を目指しており、今回の三菱へのサービス提供を足がかりにしたい考え。


国産初のジェット旅客機MRJの推奨航空機整備会社に、MRO Japanなど3社を選定
Impress Watch 7月13日(水)15時5分配信

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写真:Impress Watch

 ANAグループで航空機整備の専門会社であるMRO Japanは、三菱航空機による国産ジェット旅客機「MRJ」の、アジアにおける「推奨機体MRO」(Maintenance Repair & Overhaul)に選定されたことを発表した。

 LCCなどを中心に、自社で航空機の整備体制をもたない航空会社が増えることが見込まれており、三菱航空機はMRJを購入した航空会社が、整備を外部委託できる環境を用意するために、MRO Japanを「推奨機体MRO」として選定した。

 MRJは三菱航空機による初めての国産リージョナルジェット旅客機で、2016年夏から高頻度のフライトテストに入り、型式証明およびローンチカスタマーであるANA(全日本空輸)への2018年半ばの納入を目指している。ちなみにANAでは確定15基、オプション10機の購入予定となっている。

 三菱航空機はアジアではMRO Japan、北米ではHAECO Americas社とPEMCO(Pemco World Air Services )社と、合計3社をMRJの「推奨機体MRO」として選定、協業していくことで基本合意している。


MRJ整備に日米3社=北米、アジアで対応―三菱航空機
時事通信 7月13日(水)5時31分配信

 【ロンドン時事】三菱航空機(愛知県豊山町)は12日、開発中の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の整備委託先に日米の3社を選定したと発表した。

 MRJを購入した航空会社が北米やアジアで整備を要請した場合、この3社を推奨する。

 選定したのは日本のANAホールディングス傘下の「MROジャパン」(那覇市)と、米国の「ハエコ・アメリカズ」「ペムコ・ワールドエアサービシズ」。三菱航空機は3社と基本合意を済ませており、早期に正式契約を結ぶ方針。


MRJエンジン、9月から国内で組み立てへ
読売新聞 7月7日(木)9時54分配信

 三菱重工業が、国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」のエンジンの組み立てを9月から愛知県で始めることがわかった。

 6月末からは愛知県の別の工場で機体の生産も始めており、MRJの本格的な量産体制がほぼ整った。

 MRJのエンジンは米大手プラット・アンド・ホイットニー(P&W)から購入している。飛行試験中の試作機に搭載しているエンジンはP&W製だ。今後生産する量産機向けはP&Wから部品を送ってもらい、三菱重工の子会社・三菱重工航空エンジン(愛知県小牧市)で最終組み立てを行う。旅客機用エンジンを国内で生産するのは初めてで、最初のエンジンは今年末ごろに完成する見通しだ。


「MRJ」1―4号機、米国での飛行試験へ準備進む
ニュースイッチ 7月7日(木)7時10分配信

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試験飛行が進むMRJ

飛行試験を模した作業「ドライラン」を実施
 三菱航空機(愛知県豊山町、森本浩通社長)は6日、国産小型ジェット旅客機「MRJ」の試験1―4号機を米国に8月以降持ち込んで飛行試験する計画について、飛行試験を模した作業「ドライラン」を5―6月に米国で実施したと明らかにした。飛行試験の実施準備が整いつつあるとアピールした。

国土交通省の型式証明取得のため、試験1―4号機は米シアトル郊外の空港で飛行試験に臨む。ドライランは飛行試験を順調に立ち上げるための作業で、飛行準備から離陸、着陸までのフライトオペレーションを模擬的に実施した。120人ほどが参加し、米国の飛行試験専門会社との連携も確認した。

同社の森本社長は6日、愛知県春日井市内で報道陣と懇談し、飛行はせず、荷重をかける強度試験機2機の試験状況も説明。「順調にテストを実施している」と強調した。


国産の翼よ空へ! 「MRJ」2号機の初飛行動画が公開
sorae.jp 7月6日(水)14時54分配信

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「MRJ」2号機の初飛行動画が公開

今秋の量産に向けて着々と歩みを進めている、国産初のリージョナルジェット機「MRJ」。その2号機が5月31日に初飛行を行ったのですが、その模様の動画がYouTube上に公開されています。(動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=NNi6AUC7KuA)

MRJは三菱航空機と三菱重工業が開発をすすめるリージョナルジェット(地域間輸送機)で、プロペラ機のYS-11以来となる国産旅客機です。客席は70~90席クラスで、燃料性能の高さが特徴となっています。ただし、エンジンはアメリカのプラット・アンド・ホイットニー社製です。
 
MRJの2号機は5月31日に名古屋空港から飛び立ち、太平洋上を134分間飛行しました。この2号機は1号機とは異なり、赤いラインを一筆書きで書いたようなデザインが特徴です。
 
このように1号機や2号機の飛行試験を順調にこなしているMRJですが、その道程は容易なものではありませんでした。これまでにはMRJは4度の納期の延期が発表され、最終的に納期は2018年第2四半期まで伸びています。さらに同機はJAL(日本航空)やANA(全日本空輸)を含む世界中の233の航空会社から407機の受注を受けていますが、今後はライバルとなるエンブラエル社との競争に巻き込まれることになりそうです。
 
何はともあれ、国産初のジェット旅客機の開発と生産が今後も無事に進むことを祈りたいものです。


三菱航空機 MRJ、試験飛行領域を設計スペックまで拡大…マッハ0.78
レスポンス 7月6日(水)10時30分配信

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MRJ飛行試験の様子

三菱航空機は、国産リージョナルジェット「MRJ」(三菱リージョナルジェット)飛行試験機の開発状況を公表した。

飛行試験2号機で、片エンジンでの飛行、補助動力装置の動作確認、失速試験といった、安全な飛行に不可欠となる緊急時対応を確認、有効な試験結果を取得したとしている。

また、今夏に予定している北米へのフェリーフライトに向けて、飛行領域を設計スペックである最大速度マッハ0.78、最高高度約1万1900メートルまで拡大して試験を実施している。また、雲中など視界の悪い状態で、計器に依存しての飛行や、対地接近警報装置、空中衝突防止警報装置など、警報システムへの対応などの試験も実施中だ。

《レスポンス レスポンス編集部》


MRJの飛行試験3号機と4号機の初飛行、今夏に実施へ
レスポンス 7月4日(月)14時45分配信

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MRJ(三菱リージョナルジェット)

三菱航空機は、次世代リージョナルジェット「MRJ」(三菱リージョナルジェット)の飛行試験機3号機、4号機を今夏にも初飛行を目指す。

[関連写真]

同社がMRJの開発状況について公表した。現在の飛行試験は、初号機と2号機の2機体制で実施しているが、今夏には3号機、4号機を初飛行させる計画で、順調に開発が進めば一気に4機体制で試験できる見通し。

開発中のMRJは、2015年11月11日、初号機の初飛行に成功したのに続いて、飛行試験機2号機が今年5月31日に初飛行、6月は2機体制で飛行試験を実施してきた。7月末には本格的な飛行試験に向けて米国に出発する予定。

《レスポンス レスポンス編集部》


MRJ、2号機初飛行の動画 3・4号機、今夏初飛行へ
Aviation Wire 7月2日(土)13時34分配信

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初飛行中の飛行試験2号機(YouTubeから)

 三菱航空機は、開発を進めるリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験2号機(登録番号JA22MJ)について、初飛行時の動画をこのほど公開した。

 初飛行は5月31日に実施。県営名古屋空港を離陸後、太平洋側の空域で正常に飛行できるかなど、基本特性を確認した。

 現在は片エンジンでの飛行や非常用発電機の動作確認、失速試験など緊急対応時の確認作業を進めている。また、米国へのフェリーフライト(回送便)に向け、最大速度をマッハ0.78、最高高度を3万9000フィート(約1万1900メートル)まで引き上げて試験を実施。雲中など視界の悪い状態で計器に依存して飛行する「計器飛行」なども重ねて試験している。

 黒いラインの飛行試験3号機(JA23MJ)と、赤と黒のラインの飛行試験4号機(JA24MJ)は、今年夏の初飛行を目指して開発をすすめている。

 MRJは米ワシントン州モーゼスレイクで飛行試験を計画。早ければ今夏に実施する。


MRJ量産初号機、最終組立へ 胴体出荷
Aviation Wire 7月1日(金)13時50分配信

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最終組立工場に出荷した胴体部品(三菱航空機提供)

 三菱航空機が開発を進めるリージョナルジェット機「MRJ」の量産初号機が、最終組立工程に入った。6月29日には、胴体部品を最終組立工場に出荷。2018年中ごろに、ローンチカスタマーのANAホールディングス(ANAHD、9202)への引き渡しを目指す。

 MRJは三菱航空機が開発し、製造は親会社の三菱重工業(7011)が請け負う。愛知県の飛島工場で製造した胴体を、県営名古屋空港(小牧)に隣接する最終組立工場に搬入。胴体結合などの最終組立に着手する。

 最終組立工場は2016年3月に竣工。胴体のほか、飛島工場で製造する主翼、三重県の松坂工場が手掛ける垂直尾翼や水平尾翼などを結合し、機体として完成させる。


「MRJ」最終組み立て今月スタート
ニュースイッチ 7月1日(金)7時20分配信

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最終組立工場

まず胴体から
 三菱航空機(愛知県豊山町、森本浩通社長)は、開発中の国産小型ジェット旅客機「MRJ」の量産初号機の最終組み立てを月内に始める。愛知県営名古屋空港(豊山町)に隣接する三菱重工業の最終組立工場で、複数部に分かれた胴体をまず組み立てる。年内をめどに主翼や尾翼の組み立ても始める。

 三菱重工の飛島工場(愛知県飛島村)で、機首、前胴、中胴、後胴に分けて量産初号機の胴体を製作した。6月29日出荷し、最終組立工場に運んだ。

 主翼、尾翼も製造後に最終組立工場に運び、胴体に組み合わせる。量産初号機は2018年半ばにANAホールディングスに納入する。


MRJ開発加速、納入時期厳守…三菱航空機社長
読売新聞 6月21日(火)7時9分配信

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MRJの開発スケジュールを説明する三菱航空機の森本浩通社長

 三菱航空機の森本浩通社長は読売新聞のインタビューに対し、開発中の国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」について、2017年秋頃までに日米で計約2500時間の飛行試験を終える方針を示した。

 今秋以降に予定していた米国での試験飛行の開始時期を8月に早める。ライバル機との競争激化を受け、開発スピードを上げる。

 三菱航空機は7月末から順次、試験機4機を米西海岸の空港に運ぶ。天候が安定している米国で多くの試験を行い、就航の前提となる型式証明を日米などで取得する予定だ。

 MRJは過去に4度、納入時期を延期した。森本社長は「正直、お客様には『また遅れるのでは』と見られている。信頼がなければ、商談にもならない」と述べ、18年半ばとしている初号機の納入時期を厳守する姿勢を強調した。

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