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2016年4月22日 (金)

777・787・A350等、航空機一般の話題・26

引き続き、ボーイング777、787、エアバスA350等、航空機一般の話題に関するニュース記事を伝達します。

なお、個別の機種についての特記すべき話題、および重大な航空機事故航空機を標的とするテロ等の発生については、これまでと同様、そのつど項を改めて伝達します。

リンク:<JAL>伊丹中心に欠航へ エンブラエル機不具合で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<日航エンブラエル機>空気漏れで連続引き返し 大阪空港 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エアバスの16年4月納入52機、受注85機 A350は21機受注 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ナブテスコとジャムコ、ボーイング・サプライヤー・オブ・ザ・イヤー2015受賞 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エア・カナダ機緊急着陸=操縦室で異臭、けが人なし―成田 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイングの16年4月納入54機、受注34機 787-9は15機受注 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米アマゾン、飛行機を20機追加リースし輸送力強化へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エアバスA350、FAAからも180分超のETOPS取得 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:航空エンジンの羽根、耐摩耗性を5倍に IHIの技術と歴史に迫る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング、TAAGアンゴラ航空に777-300ERを納入 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ターキッシュ・エアラインズ、ボーイング機26機を年内受領へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:スカンジナビア航空のA340、18年以降退役へ A350導入後に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ターキッシュエア、16年に777を6機受領 737は20機 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:400機目の787、スクートに納入 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボーイング、16年1-3月期の純利益9%減 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:富士重工業、ボーイング777X向け新工場が完成 - 速報:@niftyニュース.
リンク:富士重工業、ボーイング777X向け中央翼組立工場が完成 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:羽田空港、ビジネスジェットの発着枠を2倍に拡大へ…ホンダジェットに追い風 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:タイ国際航空のA350初号機、塗装完了 16年中ごろ受領へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:IHIと三菱電機、航空エンジンの羽根を5倍“強く“する技術を開発 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:GE製エンジン搭載のボーイング787、米当局が改修命令 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:飛べ!国産ステルス戦闘機 - 時事ドットコムニュース.
リンク:日本のステルス技術注視=部品の9割超が国産-次期戦闘機開発〔深層探訪〕 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国産ステルス機初飛行 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国産ステルス実証機X-2、初飛行成功 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱重工、国産ステルス機「X-2」の初飛行に成功 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:三菱重工、ステルス実証機「X2」の初飛行を実施 - 速報:@niftyニュース.
リンク:三菱重工業、先進技術実証機X-2の初飛行に成功 - 速報:@niftyニュース.
リンク:国産ステルス初飛行 試作機、岐阜基地に着陸 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ステルス機初飛行 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ステルス戦闘機>実証機X2初飛行 小牧基地から岐阜に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日本版ステルス機初飛行 中谷防衛相「戦闘機開発の技術力確保にメド」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:日本版ステルス機初飛行 「平成の零戦」心神、初めて大空舞う…30分飛行 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:国産ステルス実証機が初飛行…防衛省など開発 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<JAL>伊丹中心に欠航へ エンブラエル機不具合で
毎日新聞 5月12日(木)10時44分配信

 ◇12日午後0時半現在、22便欠航予定で1190人に影響へ

 日本航空(JAL)とグループ会社ジェイエアは12日、ジェイエアが保有するエンブラエル170の5機で不具合が見つかり、大阪(伊丹)空港発着便を中心に同日の国内線を一部欠航すると発表した。午後0時半現在、22便が欠航予定で、1190人に影響する見込み。

 ジェイエアによると11日正午ごろ、伊丹発函館行きJAL便に、エンジンの異常を示す表示が出たため引き返した。エンジン部分から空気を機内に送る冷却システムの接合部品の一部が外れているのが見つかった。部品を交換して運航したが、再び異常が表示され、再度引き返した。同じ部品を使っている計10機を一斉点検し、このうち詳細な点検をした5機に同様の破損が見つかった。原因は不明という。残る5機は運航を続けるが、順次、詳細な点検を行う。【五味香織】


<日航エンブラエル機>空気漏れで連続引き返し 大阪空港
毎日新聞 5月11日(水)23時6分配信

 11日午前11時55分ごろ、大阪(伊丹)空港を離陸した函館行き日本航空2123便(エンブラエルERJ170、乗員・乗客66人)で、左翼側エンジンの異常を示す計器表示が出た。同機は約50分後に大阪空港に着陸した。運航するジェイエアで点検したところ、エンジンから取り出す主翼の凍結防止用の空気配管に亀裂があった。接合部から高温の圧縮空気が漏れていた。

 同機は配管を修理後、午後4時20分ごろ、山形行きの2237便(乗員・乗客38人)として飛び立ったが、離陸直後、再び同じエンジンで空気漏れを示す警告表示が発生。約50分後に大阪空港へ引き返した。配管の別の部位が破損していたといい、同社で原因を調べている。【黄在龍】


エアバスの16年4月納入52機、受注85機 A350は21機受注
Aviation Wire 5月11日(水)13時16分配信

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A350 XWBは21機受注=14年11月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 エアバスの2016年4月の引き渡しは52機(前年同月62機)、受注は85機(108機)となった。A350 XWBは計21機を受注した。

 引き渡しの内訳は、A320シリーズが41機(前年同月50機)、A330シリーズが6機(9機)、A350シリーズが2機(0機)、A380が3機(3機)だった。

 A380はエミレーツ航空(UAE/EK)に2機、エティハド航空(ETD/EY)に1機引き渡した。A350はシンガポール航空(SIA/SQ)とフィンエアー(FIN/AY)に1機ずつ引き渡した。

 受注はA320シリーズが44機(前年同月107機)、A330シリーズが20機(1機)、A350シリーズが21機(0機)、A380が0機(0機)だった。

 A350は21機ともA350-900で、中国東方航空(CES/MU)から20機、匿名顧客から1機を受注。A330はA330-200を7機、A330-300を13機、いずれも匿名顧客から受注した。


ナブテスコとジャムコ、ボーイング・サプライヤー・オブ・ザ・イヤー2015受賞
Aviation Wire 5月9日(月)8時55分配信

 ボーイングは2015年の「ボーイング・サプライヤー・オブ・ザ・イヤー」に12社を選出し、日本企業ではナブテスコ(6268)とジャムコ(7408)が選ばれた。

 ナブテスコは、コラボレーション賞を受賞。飛行中に機体の姿勢を制御する「フライト・コントロール・アクチュエーション・システム(操縦制御システム)」の供給に対し、信頼性の高いパフォーマンスや忠実さ、リスクを共有しようという姿勢などが評価された。

 ナブテスコは、次世代大型機777X向けの同システムを2015年3月に受注している。

 ジャムコは、新製品の導入リスクを分担するアライアンス賞を受賞。ギャレー(厨房設備)やラバトリー(化粧室)、調理用機器などのインサートなど、航空機内装品を供給している。2014年9月には、777X向けラバトリーを独占受注している。

 同賞はサプライヤーごとに品質や納期、納入後のアフターケア、価格、顧客ニーズへの対応力などを総合評価し、選定している。

 ボーイングは世界47カ国、1万3000社以上の企業から、年間620億ドル(約6兆6400億円)以上の製品やサービスを購入している。2015年は価額ベースで、ボーイングの製品コストのうち、約65%をサプライヤーが供給するコンポーネントや組立済み部品が占めた。ボーイングの2015年の売上高は過去最高となる961億ドルに達した。


エア・カナダ機緊急着陸=操縦室で異臭、けが人なし―成田
時事通信 5月6日(金)22時22分配信

 6日午後8時5分ごろ、香港発カナダ・トロント行きのエア・カナダ機(ボーイング777―300型機)が、操縦室などで煙のような臭いがしたとして、成田空港に緊急着陸した。

 乗客乗員にけがはなく、同社などが詳しい原因を調べている。

 国土交通省によると、成田空港の南西約160キロ、高度約9400メートルを飛行中に操縦室や客室内で煙のような異臭がしたという。火災などは起きておらず、着陸時に臭いはなくなっていた。


ボーイングの16年4月納入54機、受注34機 787-9は15機受注
Aviation Wire 5月6日(金)18時1分配信

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KLMオランダ航空の787-9=16年3月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 ボーイングの2016年4月の引き渡しは54機(前年同月66機)、受注は34機(37機)だった。

 引き渡しの内訳は737が35機(前年同月43機)、747が0機(2機)、767が1機(1機)、777が8機(9機)、787が10機(11機)だった。

 787は10機中8機が787-9で、エア・カナダ(ACA/AC)に2機、KLMオランダ航空(KLM/KL)を傘下に持つエールフランス-KLMグループ、ブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA)、エティハド航空(ETD/EY)、サウジアラビアのサウディア(SVA/SV)、ベトナム航空(HVN/VN)、イスラエルのMGアビエーションの各社に1機ずつ引き渡した。

 受注は737が18機(前年同月9機)、747が0機(0機)、767が0機(1機)、777が1機(18機)、787が15機(9機)だった。

 737は18機すべてが737-800で、737 MAXの受注はなかった。787は15機すべてが787-9で、受注リストによると匿名顧客が発注。現地時間4月28日、ボーイングは中国東方航空(CES/MU)が正式発注したと発表した。


米アマゾン、飛行機を20機追加リースし輸送力強化へ
sorae.jp 5月6日(金)15時0分配信

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米アマゾン、飛行機を20機追加リース

世界の小売業界で非常に大きな存在感を示す「アマゾン」。日本でもお世話になっている人は多いと思います。実はアマゾン、3月に自社の輸送力を強化するために飛行機を20機リース契約していたのですが、新たに20機の飛行機を追加リースすることになりました。
 
今回、アマゾンはAtlas Air Worldwideと20機のボーイング767の長期リース契約を結ぶことを発表しています。同社はATSGとも3月に同機の20機のリース契約を結んでいますが、アメリカ市場ではたったの20機では足りない!と、さらに追加契約を結ぶこととなったようです。
 
実はこの飛行機のリース、全世界で好評の「Amaznoプライム」にも関係しています。同会員は無料で即日などの配送オプションを選べるのですが、それにより輸送システムへの負担が増加。そこで独自の飛行機を用意することで、素早い配送と輸送システムのコストダウンを狙っているのです。
 
リース機の導入は今年の後半から2018年にかけて行なわれる予定です。独自の飛行機で荷物を運ぶなんてなんともスケールの大きな話ですが、日本のアマゾンにはそのような計画はあるのでしょうか…?


エアバスA350、FAAからも180分超のETOPS取得
Aviation Wire 5月6日(金)11時12分配信

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FAAからもETOPSを取得したA350 XWB=14年11月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 エアバスはA350-900型機がFAA(米国連邦航空局)から180分超のETOPS(イートップス)の認可を取得した。すでにEASA(欧州航空安全局)からはETOPSを取得済み。

 ETOPSは、双発機のエンジンが1基停止しても洋上飛行が可能な認証。エンジン単発での飛行可能時間が最長180分の「ETOPS 180」が認可されたが、同300分のETOPS 300まで認証に含まれる。エアバスでは、今年後半に同370分のETOPS 370の取得を目指す。ETOPS 370では、代替着陸する空港までの距離を最大2500海里(4630キロ)まで延ばせる。

 ETOPS 300を取得した機体では、東南アジアやオーストラリアなどから、北・中央太平洋上を飛行する、より効率的な大洋横断航路で北米へ飛行できるようになる。

 エアバスが米国の航空当局であるFAAによるETOPSを取得するのは、アメリカン航空(AAL/AA)やデルタ航空(DAL/DL)、ユナイテッド航空(UAL/UA)といった米国籍の航空会社がA350を発注しているため。2017年には、米国で最初の航空会社へ機体が引き渡される見通し。

 A350 XWBは3機種で構成。座席数はメーカー標準仕様で短胴型のA350-800が280席、A350-900が325席、A350-1000が366席で、エンジンは英ロールス・ロイス社製トレントXWBを搭載し、燃費を25%改善する。4月末時点で、A350 XWBの合計受注数は世界43社から803機に達した。A350 XWBは現在、世界中の5社により20機が運航されている。

 日本の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入する。


航空エンジンの羽根、耐摩耗性を5倍に IHIの技術と歴史に迫る
エコノミックニュース 5月6日(金)8時49分配信

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日本のジェットエンジン生産の6~7割を担うIHI。この度、米ボーイング777用エンジン「GE90」の部品に、三菱電機<6503>と共同開発した放射表面処理技術(MSC)が適用されることとなった。

 日本のジェットエンジン生産の6~7割を担うIHI <7013> 。幕末以来160年超の名門企業で、防衛省で使用する航空機の多くのエンジンが同社製である。長きにわたって日本の工業技術を牽引してきたわけだが、この度、米ボーイング777用エンジン「GE90」の部品に、三菱電機 <6503> と共同開発した放射表面処理技術(MSC)が適用されることとなった。

 MSCは放射加工による皮膜形成技術により、耐摩擦性・耐熱性優れた機能性皮膜を形成でき、耐摩擦性が従来比およそ5倍にまで高まる。三菱電機が開発した専用の放電表面処理装置は簡単に生産ラインに導入できるという。

 MSCはすでに稼働する同エンジンの修理時、今後生産する部品にも適用され、修理では米ゼネラルエレクトリック(GE)に対してMSCをライセンス供給する。また、GEに対し三菱電機が同装置を納入し、IHIがコーティング用部材の供給と技術指導を行うとした。

 IHIは現在、産業や社会を支える様々なプラント、機械、設備から、暮らしの身近にある設備まで、多彩な製品を提供しているが、同社の出発点は、遡ること1853年(嘉永6年)、江戸幕府に命じられた水戸藩が現在の東京都中央区佃二丁目に造船所を創業したのが始まりで、西洋式軍艦「旭日丸」「千代田形」などを建造した。

 1877年には、民間造船所として日本で初めての蒸気船「通運丸」を建造、その後は第一次世界大戦での船舶特需によって莫大な利益を手にし、現いすゞ自動車 <7202> の前身となる自動車部門に投資。1945年には日本初のジェットエンジン「ネ-20」を製作、石川島重工業株式會社と株式會社播磨造船所が合併し、石川島播磨重工業株式会社となった後も、当時世界最大のタンカー「日精丸」就航するなど、常にトップを走り続けてきた。

 ところが、社名を現在のIHIに変更後、一時は特定注意市場銘柄に指定され、今年2月には3回目の下方修正で300億円の最終赤字に転落。投資家の信頼が揺らぐ中、この度の明るいニュースも手放しに喜べないのが現状だ。(編集担当:久保田雄城)


ボーイング、TAAGアンゴラ航空に777-300ERを納入
レスポンス 5月5日(木)16時30分配信

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ボーイング、TAAGアンゴラ航空に777-300ERを納入

米国の航空機メーカー、ボーイングは5月3日、TAAGアンゴラ航空に777-300ER型機1機を納入したと発表した。

TAAGに納入された777-300ER型機は3日、アンゴラの首都ルアンダのクアトロ・デ・フェベレイロ空港に到着。デリバリーフライトは、ボーイングのデリバリーセンター(米ワシントン州エバレット)からノンストップで実施された。

今回の納入により、アンゴラのフラッグキャリアは、777型機の保有機数が南部アフリカ地域の航空会社としては最多となる。TAAGはボーイング製の旅客機(777-300ER型機、777-200ER型機、737型機)のみを運航している。

TAAGは6月2日からアンゴラとポルトガルを結ぶ路線を増便し、同路線に引き渡されたばかりの777-300ER型機を投入する予定。

《レスポンス 日下部みずき》


ターキッシュ・エアラインズ、ボーイング機26機を年内受領へ
レスポンス 5月3日(火)7時15分配信

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ターキッシュ・エアラインズ、ボーイング機26機を年内受領へ

ターキッシュ・エアラインズは5月2日、ボーイング777-300ER型機6機と737-800型機20機、計26機を年内に受領すると発表した。

同社の保有機材数は2日現在、314機。そのうち777-300ER型機(337~349席)は26機、737-800型機(151~189席)は102機。777-300ER型機は長距離路線、737-800型機は短距離路線に投入される。

トルコのフラッグキャリアは1945年、ダグラス(67年にマクドネルと合併、97年にボーイングに吸収合併される)のDC-3型機とC-47型機を受領。60年代以降はDC-9型機、DC-10型機、ボーイング707型機、727型機、757型機、MD-80型機を運航してきた。

《レスポンス 日下部みずき》


スカンジナビア航空のA340、18年以降退役へ A350導入後に
Aviation Wire 5月2日(月)23時37分配信

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18年以降に退役を予定するスカンジナビア航空のA340=14年12月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 スカンジナビア航空(SAS/SK)のリカード・グスタフソンCEO(最高経営責任者)は、保有中のエアバスA340型機について、A350 XWBを受領する2018年以降に退役させる意向を明らかにした。このほど都内でAviation Wireの取材に応じた。

◆A340「燃油価格下落で低コスト化」

 グスタフソンCEOは新機材を導入すると燃料費を抑えられる一方、費用がかかるとした上で、「A340の場合、減価償却が終わっている。(4発機だが)燃油価格の下落で低コスト化が図られている」と、継続して運航する意向を示した。

 同社は2015年から、保有する8機のA340-300の改修に着手。ビジネスクラスには離陸から着陸までリクライニングできるシートで、寝具にはスウェーデンのベッドメーカー「Hastens(ハステン)」の製品を採用するなど、快適さを追求したシートを導入している。40席のビジネスのほか、プレミアムエコノミー「SAS PLUS」は28席、エコノミー「SAS GO」は179席の計247席を設定する。

 現在は5機の改修が完了し、6月までに2機の改修を数量する見込み。残りの1機は予備機で、改修は決定しているが時期は未定。改修済みの機体は、2015年11月から日本路線にも投入している。

◆A350「日本への導入時期未定」

 また、2018年に受領を予定しているA350-900について、グスタフソンCEOは導入路線は未定とし、「日本路線にも投入するが、時期は未定」とした。同社はA350-900を8機発注している。

 同社は1951年4月、ストックホルム-羽田線を開設。今年で日本就航65周年を迎えた。


ターキッシュエア、16年に777を6機受領 737は20機
Aviation Wire 5月2日(月)19時16分配信

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ターキッシュエアの777-300ER(奥)と737-800=15年4月 PHOTO: Gail Hanusa/Boeing

 ボーイングは、ターキッシュエアラインズ(旧称トルコ航空、THY/TK)に777-300ER型機と737-800を1機ずつ引き渡したと現地時間4月29日に発表した。ターキッシュエアは2016年、777-300ERを6機と737-800を20機の計26機受領する見込み。

 ボーイングの受注リストによると、ターキッシュエアは2016年3月末現在、777-300ERを32機、737-800を89機発注済み。これまでに777-300ERは25機、737-800は89機受領し、注残はそれぞれ7機、14機となっている。

 ターキッシュエアは1-3月期に777-300ERを2機、737-800を6機受領している。

 現在、ターキッシュエアが保有する機材は計313機で、ボーイングが143機、エアバスが167機、エンブラエルが3機となっている。

 ボーイング機の内訳は、777-300ERが26機、737-800が101機、737-700が1機、737-900ERが15機。

 エアバス機の内訳は、A340-300が4機、A330-300が29機、A330-200が21機、A321が60機、A320が29機、A319が14機、貨物型のA310カーゴが3機、A330-200Fカーゴが7機。エンブラエル機はエンブラエル195(E195)を3機保有している。

 ターキッシュエアの1968年、旧マクドネル・ダグラス(現ボーイング)DC-9型機を導入。1974年に727-200を受領した。エアバス機は1984年、A310で導入を開始した。


400機目の787、スクートに納入
Aviation Wire 5月2日(月)14時49分配信

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400機目の787となったスクートの787-8(ボーイングのサイトから)

 ボーイングは現地時間4月27日、400機目の787型機をシンガポール航空(SIA/SQ)系のLCCであるスクート(SCO/TZ)に引き渡した。

【400機目の787となったスクートの機体】

 引き渡された機体は、米サウスカロライナ州ノースチャールストン工場製の787-8(登録番号9V-OFE)。双通路の旅客機では、727以来の速さで達成したという。

 787の量産初号機は全日本空輸(ANA/NH)の787-8(JA801A)で、2011年9月25日に引き渡され、400機目には4年7カ月で到達。727は、初号機の引き渡しから3年6カ月後の1967年4月に400機目を引き渡した。

 スクートは787を20機発注。内訳は標準型の787-8と長胴型の787-9が10機ずつで、今回の引き渡しで受領済みの機体は787-8が5機、787-9を6機の計11機となった。

 787は今年3月末時点で、787-8を435機、787-9を551機、超長胴型の787-10を153機の計1139機を世界60以上の顧客から受注。3月末までに787-8を295機、787-9を98機引き渡しており、受注残746機の半数以上は787-9となっている。


ボーイング、16年1-3月期の純利益9%減
Aviation Wire 5月2日(月)13時46分配信

 ボーイングの2016年1-3月期(第1四半期)決算は、純利益は前年同期比9%減の12億1900万ドル(約1298億6000万円)だった。売上高は2%増の226億3200万ドル、営業利益は11%減の17億8800万ドル、年金や退職金給付の経費を除外した中核営業利益は21%減の16億9400万ドルだった。

 民間航空機部門は、引き渡し機数減により売上高が6%減の143億9900万ドルを記録。営業利益率は3.3ポイント下落し7.2%だった。キャンセル分を差し引いた純受注機数は121機、受注残は約5700機で、金額ベースでは110億ドル減少し、4240億ドルとなった。

 1-3月期中の現地時間1月29日、737 MAXの初飛行に成功。2016年3月末までに計3090機の受注を獲得している。2月24日には737-800を旅客機から貨物機へ改修する「737-800BCF」をローンチしし、3月14日には川崎重工業(7012)が787-10の前部胴体の組立を開始した。

 2016年度の業績と引き渡し機数の見通しについては、変更なし。業績見通しは、予想売上高が930億から950億ドル、1株当たり予想中核利益が8.15から8.35ドル。民間航空機部門の予想売上高が640億から650億ドル、予想営業利益率が9.0%で、予想引き渡し機数が740から745機となっている。


富士重工業、ボーイング777X向け新工場が完成
2016年4月27日(水)18時15分配信 マイナビニュース

富士重工業は4月27日、愛知県半田市の航空宇宙カンパニー半田工場の敷地内に、ボーイング777X向け中央翼組み立て工場を建設したと発表した。

新工場の敷地面積は約1万1600m2で、今後、最新鋭の自動打鋲機に加えて自動搬送装置や塗装設備等を装備した生産ラインを設置する。米ボーイングの次世代旅客機「777X」の胴体と主翼をつなぐ中央翼の組み立て・生産を2016年度末より開始する予定。

半田工場では、これまでボーイング777、787および防衛省の「固定翼哨戒機(P-1)」「輸送機(C-2)」の中央翼の組立・生産を行っており、同社は「今回『777X』中央翼組立工場が完成したことによって、半田工場は世界的にも類まれな中央翼生産センターとなります」とコメントしている。

(神山翔)


富士重工業、ボーイング777X向け中央翼組立工場が完成
オートックワン 4月27日(水)16時34分配信

富士重工業は、航空宇宙カンパニー半田工場(愛知県半田市)敷地内に、新たに3棟目となる組立工場を建設し、4月27日に竣工式を行った。

このニュースのフォトギャラリー

新工場の建築面積は約11,600平方メートルで、今後、最新鋭の自動打鋲機に加えて自動搬送装置や塗装設備等を装備した生産ラインを設置する。

この工場では、米国ボーイング社の次世代旅客機「777X」の胴体と主翼をつなぐ重要な部位である中央翼の組立・生産を、2016年度末から開始する予定となっている。

半田工場では、これまでボーイング社の大型旅客機「777」「787」、および防衛省の「固定翼哨戒機(P-1)」「輸送機(C-2)」の中央翼の組立・生産を行っており、今回「777X」中央翼組立工場が完成したことによって、半田工場は世界的にも類まれな中央翼生産センターになる。

富士重工業は、完成機生産に加えて複合材部品を含む中央翼・主翼の開発・製造も得意技術の一つとしており、今後も技術をさらに磨き、世界の航空機産業に確固たる地位を築くよう努めるとしている。


羽田空港、ビジネスジェットの発着枠を2倍に拡大へ…ホンダジェットに追い風
レスポンス 4月25日(月)16時15分配信

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羽田空港(参考画像)

国土交通省は、羽田空港でビジネスジェットの発着枠を2倍に拡大すると発表した。ホンダのビジネスジェット「ホンダジェット」の販売に追い風となりそうだ。 

[関連写真]

羽田空港では、ビジネスジェットの運航ニーズが高く、発着回数も年々増加している。特に2015年の国際線は、前年比30%と大幅に増加、運航不成立も発生しており、乗り入れ希望のうち約20%が乗り入れできない状況にある。

こうした状況を改善するため、羽田空港へのビジネスジェットの受入れ条件を見直す。ビジネスジェットの発着枠を現在1日8回から16回に倍増させる。1日最大4回の到着上限を15回と約4倍に増やす。公用機など、枠内の発着調整で他の航空機と発着枠の申請が競合した場合、ビジネスジェットの優先順位を6位から4位へ2段階引き上げる。ビジネスジェットが利用できる発着枠は時間毎に1~3回の制限があるが、定期便の発着枠に空きがある場合には、ビジネスジェットの総枠の範囲内で時間毎の制限を超えた発着を可能としする。

さらに、ビジネスジェットの駐機可能期間を最大10日間から5日間に短縮する。これにより1スポット毎の駐機スポットの稼働率を高め、より多くのビジネスジェットの駐機を可能とする。大型機対応のビジネスジェット機用駐機スポットを分割し、複数航空機の駐機を可能とする。

ビジネスジェットは、定期便とは異なる公用機などの発着枠範囲内で運航しているため、今回の対応では定期便の運航に影響しない。

《レスポンス レスポンス編集部》


タイ国際航空のA350初号機、塗装完了 16年中ごろ受領へ
Aviation Wire 4月25日(月)14時1分配信

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塗装を完了したタイ国際航空向けA350-900初号機=16年4月 PHOTO: H. Gousse, Master Films/Airbus

 エアバスは、タイ国際航空(THA/TG)向け初号機となるA350-900型機の塗装を完了し、仏トゥールーズで公開した。引き渡しは2016年中ごろを予定している。

 現地時間4月19日に発表した。今後、エンジンを搭載し内装を整備。走行試験や飛行試験を実施する。

 A350 XWBは3機種で構成。座席数はメーカー標準仕様で短胴型のA350-800が280席、A350-900が325席、A350-1000が366席で、エンジンは英ロールス・ロイス社製トレントXWBを搭載し、燃費を25%改善する。3月末現在、41顧客から計777機を受注している。内訳は-800が16機、-900が580機、-1000が181機。

 現在はA350-900を、カタール航空(QTR/QR)など5社が計19機を受領している。アジアではベトナム航空(HVN/VN)が4機、シンガポール航空(SIA/SQ)が1機を運航している。

 タイ国際航空はA350-900を12機導入予定で、うち4機は自社購入機。のこりの8機はリースで導入する。欧州やアジアなどの長距離路線に投入する見込み。日本では、日本航空(JAL/JL、9201)がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入する。


IHIと三菱電機、航空エンジンの羽根を5倍“強く“する技術を開発
ニュースイッチ 4月25日(月)8時20分配信

777
GE90エンジンを搭載したボーイング777(ボーイング提供)

「777」向けの米GE製エンジンに採用
 IHIは、三菱電機と共同開発した放電表面処理技術(MSC)が、米ボーイングの「777」用エンジン「GE90」の部品に適用された。同エンジンの中核部品である低圧タービン6段ブレードの6段目に適用される。MSCを施すことで、耐摩耗性が従来比で約5倍高まるという。すでに稼働するGE90の修理の際にMSCを施すほか、今後生産する部品にも適用する。修理では米ゼネラル・エレクトリック(GE)に対し、MSCをライセンス供給する。

 MSCは放電加工による皮膜生成技術で、安定的に耐摩耗性・耐熱性に優れた機能性皮膜を形成できる。三菱電機が開発した専用の放電表面処理装置は、容易に生産ラインに組み込める。GEに対し三菱電機が同装置を納入するほか、IHIは治具やコーティング用部材の供給、技術指導を行う。

 IHIは相馬第一工場(福島県相馬市)で、MSCの受託加工を開始。表面処理装置2台や装置向けの電極を製造する焼成炉を追加投入した。GEや低圧ブレードの製造を担当する伊アビオエアロから、MSCの加工を請け負う。


GE製エンジン搭載のボーイング787、米当局が改修命令
AFP=時事 4月24日(日)13時10分配信

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米ワシントン州エバレットにあるボーイングの工場で、製造中のボーイング787型旅客機「ドリームライナー」(2012年2月17日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】米連邦航空局(FAA)は22日、ボーイング(Boeing)の旅客機「787ドリームライナー(787 Dreamliner)」の一部に搭載されたエンジンに、氷の影響によるトラブルが突然発生する恐れがあるのは安全面の緊急課題だと述べ、予防策として改修命令を出した。

 1月、カナダ・バンクーバー(Vancouver)から成田に向かって飛行していた日本航空(Japan Airlines)787型機のエンジンに不具合が発生。FAAはこれを踏まえ、米ゼネラル・エレクトリック(GE)製の最先端エンジンを積んだ機種にトラブル発生の可能性があると判断した。同エンジンを積んだ航空機は世界全体で176機に上る。

 日航機のパイロットは片方のエンジンを停止する対応措置を取ったものの、残り片方のエンジンは旧型でトラブル発生の可能性が低いことから、この不具合は重大とみなされていなかった。

 FAAは「片方または双方のエンジンに、損傷や飛行中に再起動できない電力損失」が発生する恐れがあるとして、GEのエンジン「GEnx」のファンブレードに蓄積した氷がエンジンケーシングにこすりつけられるのを防止する改修を命じている。

 改修対象の787型機は、5か月以内に少なくともエンジン1基の修理または交換を行わなければならない。FAAの命令は米国の航空各社が運航している43機が対象だが、FAAの規制に追随している他の国々も応じる見通しだ。【翻訳編集】 AFPBB News


飛べ!国産ステルス戦闘機
時事ドットコムニュース

試験機X-2が初飛行

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先進技術実証機X-2の機体。防衛省が公開したものだが、前脚のカバー部分などの細部が分からないように修正されている(防衛省提供)【時事通信社】

 防衛省が開発を進めている純国産ジェット戦闘機の試験機X-2が2016年4月22日に初飛行した。機体だけでなくジェットエンジンも国産化した戦闘機は戦後初で、同省は今後、テスト飛行を重ねながら性能評価を実施。その結果を基にレーダーや熱センサーに捉えられにくいステルス性能を持つ超音速戦闘機の国産化を目指す。

 航空自衛隊は戦後、米国製の機体を主力戦闘機として導入してきた。16年度中に配備が始まる予定の次期主力戦闘機も米ロッキード・マーチン社製のステルス機F35Aだが、同省はその先を見据え、機体・エンジンの国産を前提とした「将来戦闘機」構想を既にまとめている。X-2は「先進技術実証機(ATD-X)」として開発が進められてきた機体で、16年1月にX-2という型式名称を与えられた。同省はその性能評価を通じ、将来戦闘機構想のベースとなる技術の開発を進める計画だ。

 ステルス技術とは、レーダー波の反射を妨げる機体デザインやレーダー波を吸収する素材、ジェットエンジンの高温排気を減らす工夫などを組み合わせ、敵から発見されにくくする軍用テクノロジーを意味する。ただし、これを戦闘機に応用する場合、ステルス性能を追求するあまり戦闘機に本来求められる高い機動性やデータ収集能力、攻撃力を犠牲にすることはできない。技術的に矛盾するいくつもの課題をクリアするには、その国の総合的な工業力が問われ、何よりも多額の開発資金が必要になる。

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航空自衛隊の次期主力戦闘機F35A。写真は、米軍がテスト中の機体【AFP=時事】

 16年現在、ステルス機の実用化に成功したのは米国だけで、これまでにF117とF22を配備している。このうちF117は既に退役したものの、1989年12月のパナマ侵攻作戦や91年の湾岸戦争などで実戦投入された。世界的な軍事プレゼンス維持を目的に、米国はステルス機の開発に多額の資金を注ぎ込んでおり、F117、F22の経験を踏まえた最新鋭のF35の配備を進めている。そのため、米国はステルス戦闘機の分野で圧倒的優位に立っているが、近年はロシアとインドがステルス戦闘機T50の共同開発を進めているほか、中国もJ20、J35といったステルス試験機を飛行させるなど、特に極東周辺国が米国を激しく追随する動きを見せ始めた。

 防衛省は航空自衛隊の次期主力戦闘機として、当初は米国製F22を想定したものの、米国の思惑から導入できず、結果的にF35Aに落ち着いた経緯がある。主力戦闘機の機種選定が他国の政治情勢に左右されるのは、長期的な安全保障戦略を組み立てる上で好ましいはずはなく、将来戦闘機計画が純国産を目指すのも当然と言える。

 X-2の開発は、機体を三菱重工業、エンジンをIHI(旧石川島播磨重工業)が担当して進められている。現段階では、09年度から製造を始めたX-2の飛行試験を今後2年程度かけて実施、実用化の可能性を判断するとしている。

先進的なステルス技術を応用

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斜め上方からとらえた先進技術実証機X-2の機体(防衛省提供。画像の一部修正は同省による)【時事通信社】

 試験機X-2は、全長が約14メートル、全幅が約9メートルで、エンジン2基を搭載した双発機。機体のサイズはエンジンを1基しか積んでいない単発機のF35A(全長15.7メートル、全幅10.7メートル)よりも若干コンパクトなので、かなり小さくまとめられている。ただし、X-2はあくまで試験機のため、現状の姿のまま実用機になるわけではない。今後の開発過程で機体構造が大幅に変更されるのは当然で、ステルス機に必須の兵器倉(ミサイルや爆弾を格納する場所)などのスペースを考えると、実用化に向けて機体は大型化していく可能性が高い。

 X-2の機体デザインは、正面からのレーダー反射断面積(RCS)をできるだけ小さくする配慮がなされている。経費節減のため、キャノピーは既存のT4練習機のものを転用しており、その分、RCSが増大しているが、実用段階までには修正される見通しだ。そのほかにも、前脚、主脚はT2練習機(既に退役)の部品を流用するなど、コスト軽減策が講じられている。

 側面や後部のRCSを低減するため、垂直尾翼を外側に傾けるとともに、主翼の後退角を前縁、後縁とも同じにしているほか、機体側面に設けたエンジンの空気取り入れ口も内部を複雑な形状にした「スネーク・ダクト」を採用したとみられる。また、機体全体には電波吸収材が塗布されているようで、発表された写真からも、先進的なレーダー・ステルス技術を応用していることがうかがえる。

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F35戦闘機に搭載されるプラット&ホイットニーF135エンジンの燃焼試験の様子(米空軍提供)【時事通信社】

 防衛省が公表したX-2の写真は、エンジンが未装備の段階で撮影されていたが、2014年7月に2基の実証エンジンXF5-1が搭載された。XF5-1は、IHIが開発したアフターバーナー(エンジン排気に燃料を吹き付けて再度燃焼させる出力増加装置)付きのターボファンエンジンで、推力は1基当たりおよそ5トンの能力を持つ。

 エンジンの排気口には推力偏向装置が設けられ、通常の航空機では困難な高機動飛行が可能になるほか、エンジン前面には空気取り入れ口から進入したレーダー波を減衰させるレーダーブロッカーを装備している。もっとも、XF5-1は「実証エンジン」という位置付けで、現段階では実用機に搭載できる能力はない。発生させる推力も、F22戦闘機に搭載されているプラット&ホイットニーF119の16トン、F35戦闘機のプラット&ホイットニーF135の18.1トンに比べて3分の1以下という状態にある。

 ただし、X-2の機体は、離陸重量が13トン程度、XF5-1エンジン自体の重さも644キロと軽量に作られている。最大離陸重量が38トンのF22、同31.8トンのF35Aといった実用機に搭載されているエンジンとXF5-1を同列に論じる必要はなく、試験段階としては十分な能力があると考えていいだろう。

実用化は2030年代

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「将来戦闘機」の想像図。防衛省のデジタルモックアップをベースに作成【時事通信社】

 国産ステルス戦闘機を開発する上で、試験機X-2の初飛行はあくまでスタートライン。解決すべき技術的なハードルは数多く、防衛省が目指す「将来戦闘機」構想でも、実用化は早くて2030年代としている。

 2016年現在の航空自衛隊戦闘機部隊は、F4ファントムII、F15イーグル、F2の3機種で構成されている。このうちF4は原型機が1958年に初飛行した年代物で、航空自衛隊では72年から40年以上にわたって運用を続けてきた。16年度に導入されるF35Aは、その代替という位置付けで、F4戦闘機は順次退役していく予定だ。

 一方、F15、F2の後継については何も決まっていない。F15は原型機が1972年に初飛行した機体で、ステルス性能はほとんど考慮されていない旧世代機に属する。航空自衛隊は、日本仕様のF15J/DJ(DJは複座型)を78年に初めて受領、主力戦闘機として運用してきた。改修を続ければ今後20~30年は現役にとどまることが可能とみられ、後継機については未定のままになっている。F2は米国製F16戦闘機をベースに日米共同開発した機体で、原型機が95年に初飛行し、2000年から運用を開始した。自衛隊の戦闘機としては最も新しいが、将来戦闘機構想では国産ステルス機をF2の後継機種に想定している。

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「将来戦闘機」への代替が想定される航空自衛隊のF2戦闘機【時事通信社】

 将来戦闘機の検討作業はX-2の開発と同時並行で進められ、実用化時点で期待される性能を反映したデジタルモックアップ(仮想模型)を順次作成し、それをX-2の開発にフィードバックさせている。14年度現在の構想では、20年程度の開発期間をかけ、(1)諸外国よりもハイレベルなステルス性能(2)敵国のステルス機を発見可能な高性能レーダー(3)小型軽量の高出力エンジン―などの開発を目指すとしているが、現状ではいずれも実現のめどは立っていない。

 もちろん、日本には電波吸収素材や半導体、エンジンに必要な耐熱素材などの分野で最先端の技術があり、将来戦闘機に必要なパーツを開発できる可能性は高い。ただ、実用機の開発までには少なくとも5000億~8000億円の経費が掛かるとされ、どのようにして資金を調達するかが、構想実現のカギになる。

 最も高いハードルになりそうなのが高性能エンジンの開発だ。将来戦闘機構想では推力が15トン程度の出力を想定しており、X-2に搭載されたXF5-1エンジンの3倍のパワーを生み出しながら、戦闘機に2基搭載できるサイズを実現するには、膨大な資金が必要になる。戦闘機用のエンジンは、他の機種に転用することが難しく、開発に要したコストが当該機種の調達価格にそのまま跳ね返ってしまう。そのため、将来戦闘機を実現させる過程では、参加国が応分のコスト負担を行う国際共同開発を含め、資金を調達する方法を模索する必要がありそうだ。


日本のステルス技術注視=部品の9割超が国産-次期戦闘機開発〔深層探訪〕
時事通信 4月23日(土)8時33分配信

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初飛行で愛知県営名古屋空港を離陸する国産初のステルス実証機「X2」=22日午前(代表撮影)

 初飛行した防衛省が開発を進める国産のステルス実証機「X2」。操縦席付近に日の丸のデザインが施された機体は22日、愛知県営名古屋空港(愛知県豊山町)を離陸後、高度3000メートルまで上昇、時速400キロで飛行した。レーダーに探知されにくく、高度な運動性能を備えたステルス戦闘機は「第五世代機」と呼ばれ、F22戦闘機などを実戦配備する米国をはじめ、ロシア、中国も開発にしのぎを削る。ステルス技術は地域の安全保障にも影響するだけに、実証機の能力は周辺国からも注視される。

【特集】飛べ! 国産ステルス戦闘機

 ◇航空産業の力結集
 X2は航空自衛隊の次期戦闘機(F2戦闘機の後継機)にステルス能力を持たせるための先進技術実証機として開発された。2009年度から約394億円が投じられ、部品の9割が国産。三菱重工業が主体となり、主翼と尾翼は富士重工業、操縦席周辺は川崎重工業、戦闘機用のアフターバーナー(推力増強)を備えた初の国産エンジンをIHIが製造するなど、約220社が最新の航空技術の粋を結集させた。部品総数は数十万点に及ぶ。

 機体にはレーダーに探知されにくい電波吸収材に最新の複合材が採用され、エンジンには高い機動性を得るために推進方向を変える技術などが盛り込まれた。

 ◇国際共同開発でも必要
 戦闘機の純国産化の思いは強い。日本はかつて戦闘機の開発で辛酸をなめた。1980年代に空自F2戦闘機の単独開発を目指し研究していたが、最終的に米国の主張が通り、日米共同開発になった。ある防衛省関係者は「X2の技術で、今度こそ単独で開発を」と意気込む。防衛省幹部は「日本独自のステルス技術は国際共同開発になっても有利な立場を獲得するために必要」と話す。

 空自が老朽化したF4戦闘機の後継として近く調達するステルス戦闘機F35は、米ロッキード・マーチン社が中心に国際共同開発したものだ。日本企業もF35の最終組み立てや検査に参画することになるが、「機体は機密の塊。後発組の日本がノウハウを吸収できる分野は限られる」(日米関係者)。

 ◇素材開発、将来ビジネスに
 民間側には航空業界の活性化へ期待感もある。三菱重工の担当者は実証機について「私たちの開発チームメンバーだけで多い時で250人ぐらいいる。数人の経験あるエンジニアが若いエンジニアを育てながら仕上げていくというプロセスになる」と指摘。「新しい技術を得るほかに、この事業で得られた基盤と技術で航空産業全体をもっと強くすることに役立てられる」と力を込める。

 戦闘機開発技術の民間転用をめぐっては、三菱重工が開発を手掛けたF2戦闘機の軽くて丈夫な炭素繊維の複合材は、米国のボーイング787の主翼に転用された。現在ではこの技術が航空業界で主流になりつつある。


国産ステルス機初飛行
産経新聞 4月23日(土)7時55分配信

 国産初のステルス戦闘機開発に向け、防衛省の発注で三菱重工業などが製造した「先進技術実証機」(通称・心神、正式名称・X-2)が22日、航空自衛隊の小牧基地(愛知県小牧市)から飛び立ち、初飛行した。

 白と赤を基調にした機体の心神は午前8時47分に離陸し、試験空域を飛行して機体のシステムを確認。同9時13分に空自の岐阜基地(岐阜県各務原市)に着陸した。

 防衛装備庁は試験結果について「良好」とした。パイロットからは「安定した飛行だった」などと報告があったという。

 心神は平成22年から試作が始まり、炭素繊維の電波吸収材や工夫を凝らした形状により、レーダーに映りにくいステルス性能を備えている。

 機体は全長14・2メートル、全幅9・1メートル、全高4・5メートル。開発費は約400億円。


国産ステルス実証機X-2、初飛行成功
Aviation Wire 4月22日(金)23時1分配信

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初飛行する防衛装備庁の先進技術実証機X-2=16年4月22日 PHOTO: Japan Air Self-Defense Force

 防衛省が開発を進める先進技術実証機「X-2」が4月22日、初飛行に成功した。今後は航空自衛隊岐阜基地を拠点に、ステルス技術などの検証を進める。

【X-2に用いられる主なステルス技術】

 X-2は、2009年度から防衛装備庁(当時の防衛省技術研究本部)が開発を進めている国産実証機。将来の戦闘機に使われるステルス技術を用いた機体形状やエンジンの推力偏向制御など、先進技術を検証する。

 機体の大きさは全長14.2メートル、全幅9.1メートル、全高4.5メートルで、実証エンジンXF5-1を2基搭載。三菱重工業(7011)が機体、IHI(7013)がエンジンを製造した。開発費は約393億円を予定している。

 今年1月28日、三菱重工の名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場で、防衛省の記者クラブに加盟する報道機関に機体を公開。型式がX-2に制定された。

 X-2は4月22日午前8時47分に県営名古屋(小牧)空港を離陸。三菱重工のテストパイロットが操縦し、試験空域で上昇や下降、旋回などの基本特性や機体システムの確認などを実施後、午前9時13分に航空自衛隊岐阜基地へ着陸した。


三菱重工、国産ステルス機「X-2」の初飛行に成功
レスポンス 4月22日(金)17時58分配信

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X-2(先進技術実証機)初飛行

三菱重工業は4月22日、防衛省向け国産ステルス機「X-2」の初飛行に成功したと発表した。

X-2の初飛行は、県営名古屋空港を離陸後、上昇、下降、旋回などの基本特性の確認した後、航空自衛隊岐阜基地に着陸した。初飛行を終えた同社の操縦士は「極めて安定した初飛行だった。シミュレータでトレーニングした通りの操縦性で今後の防衛省の要求に応える、素晴らしい機体であることを確信した」と話した。

X-2は、国産初のレーダーに探知されにくいステルス性能や、高い運動性能など、将来の戦闘機に適用される機体、エンジンについて各種先進技術のシステム・インテグレーションを図った試作機。

同社は、機体の取りまとめ企業として、防衛装備庁の指導を受けながら220社に及ぶ国内企業の協力を得ながら、2009年度から開発に取り組んできた。

同社では今後、世界最先端の技術を駆使した防衛航空機の開発・生産、運用支援を通じて日本の安全保障に貢献していくとしている。

《レスポンス レスポンス編集部》


三菱重工、ステルス実証機「X2」の初飛行を実施
2016年4月22日(金)17時55分配信 コンポジット

防衛庁が発注し、三菱重工 <7011> が機体を、IHI <7013> がエンジンの開発を担当した国産ステルス戦闘機の実証機「X2」が22日、愛知県営名古屋空港を離陸して初飛行を行った。

X2は、午前8時47分に名古屋空港を離陸し、その後、9時13分に航空自衛隊岐阜基地に着陸を果たすことにより、約25分間の初飛行を成功裏に終えた。

X2は、全長14.174m、全幅9.099m、全高4.514mと、航空自衛隊が運用している米国製の戦闘機に比べると一回り小柄なものとなる。

防衛庁では今後、X2のステルス性能などを含めた試験を行うことで、試験成果を今後の実用ステルス機開発に活かすことを計画している。

X2にはこれまでに約400億円の開発費が投じられている。


三菱重工業、先進技術実証機X-2の初飛行に成功
2016年4月22日(金)17時48分配信 マイナビニュース

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写真提供:マイナビニュース

三菱重工業は4月22日、X-2(先進技術実証機)の初飛行に成功したと発表した。初飛行では県営名古屋空港(愛知県豊山町)を離陸後、上昇、下降、旋回などの基本特性の確認を行い、航空自衛隊の岐阜基地(岐阜県各務原市)に着陸した。

X-2は、国産初のレーダーに探知されにくいステルス性能や高い運動性能など、将来の戦闘機に適用される機体、エンジンといった各種先進技術のシステム・インテグレーションを図った試作機。

同社は機体の取りまとめ企業として防衛装備庁の指導の下、220社におよぶ国内企業の協力を得ながら、2009年度から開発に取り組んできた。今後、同社は最先端の技術を駆使した防衛航空機の開発・生産および運用支援を通じて、日本の安全保障に貢献していくという。

(岩井 健太)


国産ステルス初飛行 試作機、岐阜基地に着陸
岐阜新聞Web 4月22日(金)13時7分配信

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初飛行を成功させたX-2=22日午前9時4分、各務原市、航空自衛隊岐阜基地

 国産初となるステルス戦闘機開発に向け、防衛省が発注し三菱重工業などが製造した試作機「先進技術実証機(X-2)」が22日午前、初飛行試験で愛知県営名古屋空港(豊山町)を飛び立ち、航空自衛隊岐阜基地(岐阜県各務原市)に着陸、初飛行に成功した。
 午前9時5分ごろ、X-2の白を基調とした機体が随伴機のF-2、F-15とともに岐阜基地上空に姿を見せた。一度、低空で旋回した後、同10分すぎに滑走路に着陸。駐機場で見守った関係者が拍手を送る中、パイロットに花束が渡された。
 飛行時間は約20分。離陸後は、高山市など県北部の空域まで行ったとみられる。
 X-2は、レーダーに映りにくくするため電波吸収材を採用しているほか、急旋回できる性能が特徴。防衛装備庁岐阜試験場は今後、岐阜基地飛行開発実験団などと連携して飛行試験を重ね、基本的な機動性やステルス性能を確認する。


ステルス機初飛行
時事通信 4月22日(金)12時0分配信

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初飛行で愛知県営名古屋空港を離陸する国産初のステルス実証機「X2」=22日午前(代表撮影)


<ステルス戦闘機>実証機X2初飛行 小牧基地から岐阜に
毎日新聞 4月22日(金)11時21分配信

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初飛行に成功したステルス実証機「X2」=愛知県小牧市の航空自衛隊小牧基地で2016年4月22日午前8時47分、木葉健二撮影

 レーダーに探知されにくいステルス戦闘機の実証機「X2」が22日、航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)から岐阜基地(岐阜県各務原市)に初飛行した。三菱重工業が防衛装備庁の委託を受け、国内企業として初めてステルスを開発しており、飛行実験などの後に納入する。同庁は次期戦闘機を国産化するか、国際共同開発するかを判断する。

【離陸するX2の雄姿】

 X2(全長14.2メートル)は午前8時47分、小牧基地と愛知県営名古屋空港が共用する滑走路を飛び立った。旋回や上昇、下降をして機体の安定性などを確認し、約30分後に岐阜基地に着陸した。ステルス機能は調べなかったという。離陸時に小牧基地から見守った関係者は安堵(あんど)の表情を見せた。

 X2は、2009年度から約394億円をかけて技術開発している。今年2月までに9回の地上滑走試験などを終えた。2月中に初飛行する予定だったが、脱出装置の不具合などが見つかり、延期していた。【月足寛樹】


日本版ステルス機初飛行 中谷防衛相「戦闘機開発の技術力確保にメド」
産経新聞 4月22日(金)11時1分配信

 中谷元(げん)防衛相は22日午前の記者会見で、未来のステルス戦闘機開発への第一歩となる「先進技術実証機」(通称・心神)が初飛行したことについて、「将来の戦闘機を開発するために必要な技術力の確保にメドをつけるもので、大変重要な意義を有している」と指摘した。

 「航空機産業全体の技術の革新や、他分野の応用に期待が持てるものだ」とも述べた。


日本版ステルス機初飛行 「平成の零戦」心神、初めて大空舞う…30分飛行
産経新聞 4月22日(金)10時33分配信

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初飛行に臨む先進技術実証機「X-2(心神)」=22日午前、愛知県小牧市の航空自衛隊小牧基地(村本聡撮影)(写真:産経新聞)

 防衛装備庁は22日午前、国産初のステルス戦闘機開発に向けた「先進技術実証機」(通称・心神)の初飛行を実施した。航空自衛隊・小牧基地(愛知県小牧市)を飛び立った心神は30分後、空自・岐阜基地(岐阜県各務原市)に着陸した。

 心神は平成22年から試作が始まり、炭素繊維の電波吸収材や工夫を凝らした形状により、レーダーに映りにくいステルス性能を備えている。防衛省の発注で三菱重工業などが製造した。


国産ステルス実証機が初飛行…防衛省など開発
読売新聞 4月22日(金)9時41分配信

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初飛行する先進技術実証機(22日午前8時47分、愛知県小牧市で)=小林武仁撮影

 防衛装備庁は22日、敵のレーダーに探知されにくいステルス性能を備えた国産初の先進技術実証機「X―2」の初飛行を、愛知県営名古屋空港(豊山町)―航空自衛隊岐阜基地(岐阜県各務原市)間で実施した。

 X―2は午前8時50分頃、県営名古屋空港から離陸。全長約14メートル、全幅約9メートルの白い機体は、随伴機2機とともに北へ向かい、約30分後に同基地に降り立った。着陸後、機体から出たパイロットは、関係者十数人に拍手と花束で迎えられた。

 X―2は防衛省が三菱重工業やIHIなどと研究開発を進めてきた。初飛行は当初、2月中旬の予定だったが、地上での走行試験や機体の調整に時間がかかって遅れていた。

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