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2016年4月15日 (金)

熊本・震度7の地震に関するニュース・7

引き続き、熊本県で4月14日午後9時26分ごろに発生した、震度7の地震に関するニュースを伝達します。

リンク:熊本震度7 「屋内避難は今晩までに収容のメド」 河野防災相が安倍首相に報告 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔熊本震度7〕鉄道:九州新幹線終日見合わせ 在来線も影響続く(15日14時現在) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「奇跡だ」「神様が守ってくれた」乳児の救出に歓声 熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:8か月女児救出に拍手、倒壊住宅から6時間ぶり - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:遺族「信じたくない」 嘆き、叫び、ぼうぜんと 熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:自民・二階総務会長が激怒「ネットでぶつぶつ言っている人は現地にお見舞いに行け」 民進党公式ツイッターへ皮肉 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>余震120回超える 複雑な地下構造原因か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「いつ家に帰れるのか…」続く余震 眠れぬ一夜 益城町の避難所 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:物資提供や避難施設の確保急ぐ…熊本地震で政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防衛省、熊本県に人命救助のため災害派遣…400人規模、航空機12機 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>災害派遣医療チームが被災地へ 厚労省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<皇室>熊本地震 両陛下、静岡への訪問を取りやめ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>「居ても立っても」九州へ帰る人で混雑 大阪 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:両陛下、熊本知事にお気持ち伝達…静岡訪問中止 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:保険証なしでも受診可能に=熊本地震で厚労省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本震度7 高市総務相、被災自治体への普通交付税前倒しを省内に指示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:共産・池内氏、地震直後に「川内原発止めよ。正気の沙汰か!」とツイッター投稿、後に削除? - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:無残に崩れた家、道路陥没=「震度7」爪痕深く―熊本地震被災地 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>死者9人、行方不明8人、860人負傷 4万4千人が避難 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中小企業の相談窓口開設=熊本地震で経産省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:警察の救助隊、56人を救助…熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「被災者救出に全力を」…安倍首相が指示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本震度7 安倍首相、今日中に屋内避難場所の確保を指示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「国を挙げて支援」=熊本地震の被害状況聴取―政府調査団 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本城地震被害、「一口城主」で復元協力の声 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本震度7 デマツイートに注意 「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ」「ライオンが逃亡」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>上空から見た被災地 道路に穴、川の水が変色 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>操業停止相次ぐ 車、電機など主力工場 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:全車両脱線の九州新幹線、復旧に時間…事故調 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>奇跡の救出8カ月の命 益城・倒壊家屋のすき間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>娘助かった父、涙 徹夜で懸命救助 熊本・益城 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「再開見通しは立っていない」 地震・九州の大動脈寸断 新幹線、自動車道 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:家屋倒壊、道路に瓦=地震被害の熊本・益城町 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:職員を派遣、食料支援も=熊本地震で全国知事会 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

熊本震度7 「屋内避難は今晩までに収容のメド」 河野防災相が安倍首相に報告
産経新聞 4月15日(金)14時12分配信

 安倍晋三首相は15日午後、熊本県で発生した地震への対応をめぐり河野太郎防災担当相を官邸に呼び、屋内避難場所の確保などに関する報告を受けた。

 河野氏は報告後、記者団に「屋外に避難されていた方を屋内に今晩までに収容するメドは立った」と説明した。首相から屋内避難を確実に進めるよう改めて指示を受けたという。

 また、被災した家屋などの応急危険度判定について他の地方自治体と連携して支援することにした。


〔熊本震度7〕鉄道:九州新幹線終日見合わせ 在来線も影響続く(15日14時現在)
レスキューナウニュース 4月15日(金)14時10分配信

気象庁によると、14日21:26頃、熊本県熊本地方を震源とするM6.5の地震が発生し、熊本県益城町で震度7の揺れを観測しました。また、強い余震が相次いで発生しています。
この地震で、九州新幹線では熊本市内で回送列車が脱線し、今日15日は終日運転見合わせを決めているほか、在来線なども熊本県を中心に運転見合わせが続いています。
なお、山陽新幹線は平常通り運転していますが、九州新幹線へ直通する「みずほ」「さくら」の各列車は山陽新幹線内のみの運転となっています。今後も最新の運行情報に注意してください。

■運転見合わせ(★=終日)
・★九州新幹線
・JR:鹿児島本線(荒尾~八代)、阿蘇高原線(熊本~宮地)、三角線、肥薩線(八代~吉松)
・肥薩おれんじ鉄道線(八代~肥後高田)
・南阿蘇鉄道線

■ダイヤ乱れ
・JR:鹿児島本線(博多~荒尾)


「奇跡だ」「神様が守ってくれた」乳児の救出に歓声 熊本地震
西日本新聞 4月15日(金)14時4分配信

 がれきの中から赤ちゃんが奇跡的に救出されると、住民は歓声を上げた。九州で初めて震度7を記録した地震から一夜明けた15日、被害が集中した熊本県益城町では救出作業が本格化した。激震の傷痕は生々しく、自宅が倒壊し、家族を失った住民は、ぼうぜんと立ち尽くした。余震が続く中、避難所で眠れぬ夜を過ごしたお年寄りは「生きた心地がしない」と疲れをにじませた。

 「奇跡だ」「神様が守ってくれた」。14日夜に震度7の激震が直撃した熊本県益城町。地震発生から約6時間後、近隣住民が祈るように見守る中、同町安永の崩れ落ちた民家から生後8カ月の女児がほぼ無傷で救出された。

 女児は発生時、木造2階建て民家の1階寝室にいた。地震で2階が崩れ落ち、1階は押しつぶされた。「娘が取り残されている」。通報を受けた消防隊員や警察官が現場に駆けつけた。

 女児の祖母によると、あっという間に家が崩れ落ち、女児が取り残された。大声で名前を呼ぶと泣き声が聞こえたが、がれきに阻まれた。母親ががれきの隙間から手を伸ばすと、女児の手に触れることができた。

 やがて到着した消防隊員が声が漏れ聞こえるポイントに穴を開け、中に入ろうと試みたが、強い余震が続き断念した。時間がたつにつれ、泣き声が聞こえなくなり、母親は取り乱した。

 消防隊員と警察官が手作業でがれきをかき分け、自衛隊がチェーンソーを使ってがれきを除去。15日午前3時半ごろ、捜索隊が崩れた柱と柱の隙間にいた女児を救出すると、「ワーッ」という歓声が上がり、しばらくの間拍手が鳴りやまなかった。

 女児は元気で、母親が抱き締め、「家族みんなで泣いた」と祖母。「(救出中は)生きた心地がしなかった。助かって良かった。それだけです」。祖父は喜びをかみしめるように語った。

 同町木山の倒壊した住宅兼教会では同日午前2時15分ごろ、崩れた2階の窓から毛布に包まれ、担架で運ばれる女性の姿があった。

 牧師の豊世武士さん(70)の長女、美文さん(32)。シャワー中に地震に遭い、浴室に約5時間閉じ込められた。武士さんは「ずっと祈っていた。よく頑張ったと言ってあげたい、本当に良かった」。

 同町寺迫のアパートでは、暗闇の中で「助けて、助けて」という女性の大声が響いた。2階に住む岩下喬子さん(70)は地震発生時、自宅でテレビを見ながらうとうととしていると、いきなり突き上げるような衝撃を受け、気付くと1階に落ちていた。

 隣に住む60代の男性が「大丈夫か」と声をかけ、バールで窓をこじ開けてくれたため、はい出るように外に出た。岩下さんは「命が助かってほっとした」と興奮した様子で語った。

=2016/04/15付 西日本新聞夕刊=


8か月女児救出に拍手、倒壊住宅から6時間ぶり
読売新聞 4月15日(金)14時3分配信

 震度7を観測した熊本地震。

 益城町安永地区では、倒壊した住宅に取り残された生後8か月の女児が、地震発生から約6時間後に救出された。

 「赤ちゃんが取り残された」。通報で現場に駆けつけた警察官や消防隊員ら数十人が、チェーンソーなどで救出活動を展開。2階建て住宅の崩れた屋根から、1階で寝ていた赤ちゃんの居場所を探し当てた。

 近所の住民などによると、15日午前3時45分頃、女児が毛布にくるまれて外に運び出されると、拍手が起こった。女児に大きなけがはなく、足をばたつかせていたといい、祖母は「救出活動中も余震が続き、不安でたまらなかった。無事に助かって本当に良かった」と涙ぐんだ。


遺族「信じたくない」 嘆き、叫び、ぼうぜんと 熊本地震
西日本新聞 4月15日(金)13時59分配信

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住民2人が死亡した家屋。1階部分が押しつぶされていた=15日午前5時47分、熊本県益城町

 余震が頻発する中、熊本県益城町では夜を徹した救出活動が続いたが、倒壊した家屋から犠牲者の発見が相次いだ。無残に倒壊した自宅前で遺族の悲鳴が響いた。

 「正孝! 正孝!」。15日未明、2階建ての木造家屋が崩れ落ちた同町木山の村上正孝さん(61)宅前で、妻が泣き叫んでいた。夫婦は中高生の息子2人、母親のハナエさん(94)と5人暮らし。妻と子どもたちは助かったが、1階部分が押しつぶされ、正孝さんとハナエさんが下敷きになった。

 消防隊が午前4時前、2人をがれきの中から見つけ出したが、意識不明。その後死亡が確認された。

 近所の人によると、正孝さんはタクシー運転手で、足が不自由なハナエさんの介護もしていた。本震発生時、正孝さんはハナエさんの近くで出勤前の仮眠をとっていたという。正孝さんと親しい税理士富田正寿さん(67)は「『わが家で暮らしたい』というハナエさんをこの冬、病院から引き取ったばかりで、毎日そばで寝ていた。あんな優しい人が亡くなるなんて信じたくない」と声を落とした。

 同町惣領(そうりょう)の自宅でカラオケ教室を営む荒牧不二人さん(84)は、レッスン中に地震に襲われた。一緒にいて助け出された受講生の女性(62)によると、激しい揺れのあと、突然屋根が崩落。「あっという間に生き埋めになり、もう駄目だと思った。『先生! 先生!』と呼び続けたけれど、返事はなかった」

 荒牧さんは死亡が確認され、同居の息子はぼうぜんと立ち尽くしていた。近所の住民は「優しい方だった。30キロもある精米を抱えて、近所の人に届けてくれるような元気な人だったのに」と残念がった。

 同町馬水の宮守陽子さん(55)も倒壊した家屋の中から発見され、死亡が確認された。一帯の家屋は軒並み1階部分がつぶれ、ブロック塀が剥がれ落ちるように崩れていた。親族の男性は「いつも顔を合わせて話をしていた。明るい人だったのに、こんなことになって最悪だ」。近所の男性(72)は「一緒に住んでいた娘さんたちが『お母さん、お母さん』と必死に呼びかけている姿がふびんでならなかった」と語った。

=2016/04/15付 西日本新聞夕刊=


自民・二階総務会長が激怒「ネットでぶつぶつ言っている人は現地にお見舞いに行け」 民進党公式ツイッターへ皮肉
産経新聞 4月15日(金)13時59分配信

 自民党の二階俊博総務会長は15日の記者会見で、熊本県を震源とする最大震度7の地震に関連して民進党公式ツイッターが東日本大震災への自民党の対応を批判したことについて「インターネットでぶつぶつ言っている人は、早く党として現地にお見舞いに行くなどしなきゃいけない」などと皮肉った。

 二階氏は「地震の発生に、あのときのような対応をしてはいけないという反省がある。われわれが反省することではなくて、与党の対応に反省の余地がある」と当時政権を担っていた民進党(旧民主党)の対応を批判。被災者の救済、けが人や物資不足への対策などの必要性を強調し「災害が発生したらやらなきゃいけないことがいっぱいある。後ろを向いて物を言っとるときじゃない」と述べた。

 民進党の公式ツイッターは14日、東日本大震災当時の自民党の対応について「ダメでしょうね」と書き込み、「一部の自民党の有力議員が原発対応についてデマを流して政権の足を引っ張ったのも有名な話です」と続け、15日に削除した。


<熊本地震>余震120回超える 複雑な地下構造原因か
毎日新聞 4月15日(金)13時55分配信

 熊本地震は余震回数が多く、規模も大きいのが特徴だ。気象庁によると、1995年の阪神大震災以降、内陸や沿岸を震源に発生したマグニチュード(M)6.5以上の主な地震のうち、M3.5以上の余震回数を比べると、15日午前9時時点では2004年の新潟県中越地震(M6.8)、08年の岩手・宮城内陸地震(M7.2)に次いで3番目に多くなっている。

 余震は15日正午までに125回に達し、その多くは本震を引き起こしたとみられる布田川(ふたがわ)(全長約64キロ)、日奈久(ひなぐ)(同81キロ)の両断層帯が交わる周辺で発生した。この付近の地下構造は複雑で、まだ揺れを引き起こしていない部分があり、これらが余震が多い原因とみられる。

 余震の状況が似ているのは、同じ最大震度7だった中越地震だ。同じように地下構造が複雑で、本震から4日後に震度6弱、10カ月後に震度5強の余震が発生した。

 気象庁の青木元・地震津波監視課長は「中越地震では本震と近い規模の余震が何回もあった。断層面がいくつもあり、地面の中で複雑に岩盤が壊れていたためだ」と説明。佐藤比呂志・東京大地震研究所教授(構造地質学)は「日奈久は非常に長い断層で、今回その北端の5分の1程度が割れたとみられる。地下構造が複雑で、今後も大粒の余震が起きる可能性は否定できない」と警戒する。

 今回の震源近くには、阿蘇山(熊本県)や雲仙岳(長崎県)などの活火山がある。地震と火山との関係について、井村隆介・鹿児島大准教授(地質学)は「今までも阿蘇山は何回も活発化しているが、こうした地震は起きておらず噴火の影響も考えにくい」と指摘。「阿蘇山について小さな変動も見逃さないよう、慎重に観測を続けるべきだ」と話す。

 一方、高層ビルなどをゆっくり揺らす「長周期地震動」について、気象庁は15日午前0時3分に起きた震度6強の余震で、最も大きい「階級4」を熊本市で観測したと発表した。同庁は13年3月から、地震が起きた際に一般的な揺れの大きさを示す「震度」とは別に、各地の「長周期地震動階級」を発表している。高層階では「はわないと動けない」状態になる階級4が観測されたのは初めてという。

 また、14日夜の本震のメカニズムについて、気象庁は南北方向に引っ張られる力で断層が横に動く「横ずれ断層」型とみている。この地域では一般的なメカニズムだが、震源の深さが11キロと浅く震度7の揺れを引き起こした。防災科学技術研究所によると、熊本地震で瞬間的な揺れの大きさを示す最大加速度は1580ガル。重力の加速度980ガルを大きく上回り、揺れの激しさを示した。【飯田和樹、千葉紀和、須田桃子、藤野基文】


「いつ家に帰れるのか…」続く余震 眠れぬ一夜 益城町の避難所
西日本新聞 4月15日(金)13時52分配信

 「いつになったら家に帰れるのか…」。停電が続いた熊本県益城町では、2820人の住民が14日夜から暗闇の中、突き上げるような余震におびえながら一夜を明かした。

 益城町役場前の駐車場には地震直後から400人以上の住民が避難した。闇夜(やみよ)にすすり泣きが聞こえる。気温は11度前後。ブルーシートの上で毛布にくるまり、風よけの段ボールで寒さをしのぐ人もいる。余震が起きるたびに悲鳴が上がり、子どもを抱きしめる母親の姿もあった。

 同町の井藤基郎さん(82)、ヒロ子さん(80)夫婦は「余震が怖くて生きた心地がしない」。白い雨がっぱに身をくるみ、毛布を抱いて体を震わせた。

 益城町保健福祉センターにも約900人が詰め掛けた。同町馬水の森林正喜さん(76)は「家の中は倒れた家具や割れたガラスでぐちゃぐちゃ。人が入れる状況じゃない」。母と2人暮らしの同町馬水の肱岡ゆかりさん(48)は「余震が続いているのが一番心配。早く普通の暮らしに戻りたい」と語った。

 15日未明にはセンターに毛布や水などの救援物資が届き、被災状況を報じる新聞を回し読みする姿も。会社員の内野恒介さん(33)は生後5カ月と2歳の娘を抱きかかえ、「築2年半しかたっていない自宅がどうなったか気がかりだ。行政の支援は受けられるのだろうか」と不安げな表情だった。

 町内の総合運動公園と陸上自衛隊熊本送信所の2カ所では、自衛隊による炊き出しが行われた。同県御船町の希望ケ丘病院は水道が止まるなどライフラインが途絶したため、自衛隊員らが入院患者約200人を熊本市東区の東稜高校に搬送を始めた。

=2016/04/15付 西日本新聞夕刊=


物資提供や避難施設の確保急ぐ…熊本地震で政府
読売新聞 4月15日(金)13時48分配信

 政府は熊本地震を受け、被災者支援に全力を尽くす構えだ。

 安倍首相は15日午前の閣議後の閣僚懇談会で、「避難した方に毛布など必要な物資を早急に届けられるようにしてほしい」と指示した。政府は同日未明から内閣府や警察庁などの職員を熊本県に派遣し、県庁などとの連絡調整に当たっている。

 政府が15日朝に開催した非常災害対策本部会議では、被災地で今後天候悪化が予想されていることから、安全な避難施設を早急に確保することを確認した。テレビ会議システムを通じて参加した蒲島郁夫熊本県知事は、「時間の経過に伴って被害の拡大が懸念される。激甚災害の早期指定など、全面的な支援をお願いする」と政府に要請した。政府は早期に指定する方針だ。

 菅官房長官は同日の閣議後の記者会見で、天候悪化に備え、「(被災地の)隣接市町村を広域的に活用し、最大限安心できる避難場所を確保するよう対応する」と述べた。

 九州の原子力発電所について、菅氏は「安全第一だ。政府全体として情報提供を強化する」と語り、安全に関する情報を積極的に国民に開示する方針を強調した。

 一方、自民、民進両党の国会対策委員長は15日午前の会談で、政府による災害対応を優先させるため、同日に予定されていた衆院環太平洋経済連携協定(TPP)特別委員会でのTPP承認案などの審議を見送ることで合意した。同委員会は、安倍首相が出席して被災状況を説明した後、約3分で休憩となった。


防衛省、熊本県に人命救助のため災害派遣…400人規模、航空機12機
レスポンス 4月15日(金)13時45分配信

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航空自衛隊のC-1輸送機(参考画像)

防衛省は、熊本県熊本地方を震源とする地震で自衛隊を災害派遣すると発表した。

4月14日21時26分頃、熊本県熊本地方を震源(マグニチュード6.5)とする地震が発生した。防衛省では、情報収集を開始するとともに、22時40分に熊本県知事から陸上自衛隊第8師団長(北熊本)に人命救助の要請があり、災害派遣を決めた。

派遣部隊は陸自第42普通科連隊(北熊本)、第8特科連隊(北熊本)、第8偵察隊(北熊本)、第8飛行隊(高遊原)、第4特科連隊(久留米)、西部方面航空隊(目達原)、西部方面衛生隊(健軍)海自第22航空群(大村)、第1航空群(鹿屋)空自第8航空団(築城)、新田原救難隊(新田原)、芦屋救難隊(芦屋)。

人員は約400人、航空機12機、艦船8隻(待機中)、1隻(準備中)。

《レスポンス レスポンス編集部》


<熊本地震>災害派遣医療チームが被災地へ 厚労省
毎日新聞 4月15日(金)13時42分配信

 厚生労働省によると、15日午前、災害派遣医療チーム(DMAT)約70隊が派遣された。また、被災者の心のケアに当たる災害派遣精神医療チーム(DPAT)も熊本、佐賀、沖縄、岡山、広島各県の計5隊が派遣された。

 DPATは東日本大震災を教訓に整備された。派遣は2014年8月の広島土砂災害、同年9月の御嶽山噴火に続き3回目。被災都道府県以外から受け入れるのは初めて。

 塩崎恭久厚労相は閣議後の記者会見で「必要な医療の提供と飲料水の確保、保健・衛生の維持に総力を挙げて取り組むように指示をした」と述べた。【熊谷豪】


<皇室>熊本地震 両陛下、静岡への訪問を取りやめ
毎日新聞 4月15日(金)13時38分配信

 熊本県での地震を受けて宮内庁は15日、同日に予定していた天皇、皇后両陛下の静岡県への訪問を取りやめたと発表した。両陛下は静岡市で開かれるスペインと日本の交流行事に出席される予定だったが、地震で多数の被災者が出て余震が続く状況に配慮し、皇居・御所で状況を見守るという。

 両陛下は熊本県知事に侍従長を通じ、被災者へのお見舞いと災害対策に従事する人々へのねぎらいの気持ちを伝えた。また、訪問を見合わせた静岡の関係者を気遣う気持ちを静岡県知事に伝えた。【山田奈緒】


<熊本地震>「居ても立っても」九州へ帰る人で混雑 大阪
毎日新聞 4月15日(金)13時35分配信

 大阪(伊丹)空港やJR新大阪駅では15日早朝から、家族の安否を心配して熊本など九州方面へ帰る人で混雑した。

 大阪空港から熊本へ向かう便に乗るという兵庫県伊丹市の女性(58)は、親族が熊本県西原村に住んでいる。地震発生直後から安否を確認するため親族に電話をかけたが、全員の無事が確認できたのは未明だった。女性は「親戚の中学2年の女の子は声が震えていた。早く行って励ましたい」と気遣った。

 大阪市西区の男子大学生(20)は両親が熊本市で酒店を営んでいるといい、「店が大変なことになっているようだ。両親は帰って来なくていいと言ったが、居ても立ってもいられない」と語った。

 九州新幹線が運休したため、新大阪駅では博多駅から先の交通手段を心配する乗客も。大阪市東淀川区の女性会社員(60)は鹿児島県で暮らす病気の母(88)を見舞うため、九州新幹線で出水駅へ行く予定だった。「明日は母を病院に連れて行かなくてはいけない。地震で不安がっているので、何があってもたどり着きたい」と言う。

 大阪市住之江区の男性(75)は「昨夜は長崎に住む弟が亡くなった後、地震が起きた。弟の娘らが熊本市に住んでおり、不幸が続いて混乱している」と表情を曇らせた。【黄在龍、大島英吾】


両陛下、熊本知事にお気持ち伝達…静岡訪問中止
読売新聞 4月15日(金)13時26分配信

 天皇、皇后両陛下は15日、犠牲者への追悼と被災者へのお見舞い、災害対策にあたっている関係者へのねぎらいの気持ちを、河相周夫(かわいちかお)侍従長を通じ、蒲島郁夫熊本県知事に伝えられた。

 両陛下は、県民生活に大きな被害が生じていることに大変、心を痛められているという。

 また、両陛下は、日本とスペインの交流行事のため、同日予定していた静岡県の訪問を取りやめられた。


保険証なしでも受診可能に=熊本地震で厚労省
時事通信 4月15日(金)13時14分配信

 熊本県益城町で震度7の揺れを観測した地震で、厚生労働省は15日、紛失したり、自宅に置いたまま避難したりして手元に保険証がない場合でも、氏名や生年月日などを医療機関に伝えれば、保険適用で受診できるよう全国の都道府県や医療機関に同日付で通知した。

 
 同省は被災者の保険料について、市町村の判断で窓口負担を減免できることも都道府県などに周知した。


熊本震度7 高市総務相、被災自治体への普通交付税前倒しを省内に指示
産経新聞 4月15日(金)13時7分配信

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官邸で記者の質問に答える高市早苗総務相=15日午前、首相官邸(福島範和撮影)(写真:産経新聞)

 高市早苗総務相は15日午前、最大震度7を記録した熊本県の地震を受け、被害の大きい自治体への財政的な措置として、普通交付税の前倒し交付を検討するよう総務省内に指示した。官邸で安倍晋三首相に被災者の救助状況などを報告した後、記者団に明らかにした。

 高市氏は「省内の会議で普通交付税の前倒し交付を含めて財政的な措置の検討作業に入るよう指示した」と述べた。


共産・池内氏、地震直後に「川内原発止めよ。正気の沙汰か!」とツイッター投稿、後に削除?
産経新聞 4月15日(金)13時3分配信

 共産党の池内沙織衆院議員が14日に熊本県で発生した最大震度7の地震に関連し、自身のツイッターで「川内原発今すぐ止めよ。正気の沙汰か! 二度と動かさず廃炉にせよ」などと投稿した。現在は閲覧できない状態で、削除したとみられる。

 池内氏は14日夜に投稿した同じツイッターで「まさに今、地震がおこり人々が避難している。今も大きな余震が続く。何より、命からがら逃れた人たちの不安をこれ以上増やさないでください。停止せよ!」と続けた。熊本県の隣に位置する鹿児島県薩摩川内市で稼働中の九州電力川内原発の「廃炉」を求めた形だ。薩摩川内市は震度4で、原発は安全が確認されている。

 池内氏は別の投稿で「熊本のみなさん、九州のみなさん、安らかな場所にいてください。どうか皆さんご無事でいてください」とも書き込んだ。

 池内氏は昨年1月、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が日本人男性を殺害したとする映像をインターネットで公開した際にも、ツイッターに「『ゴンゴドウダン』などと、壊れたテープレコーダーの様に繰り返し、国の内外で命を軽んじ続ける安倍政権。安倍政権の存続こそ、言語道断。本当に悲しく、やりきれない夜。眠れない」と投稿し、安倍晋三政権の退陣を要求。後に削除し、謝罪していた。


無残に崩れた家、道路陥没=「震度7」爪痕深く―熊本地震被災地
時事通信 4月15日(金)12時55分配信

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陥没した道路(右)と倒壊した墓石=15日午前、熊本県益城町(時事通信ヘリより)

 熊本地震で被災した熊本県益城町や熊本市の上空をヘリコプターで飛んだ。

 元の形が分からないほど無残に倒壊した家や、大きく陥没した舗装道路が、東日本大震災以来となった「震度7」の恐ろしさを物語っていた。

 熊本市中心部に位置する熊本城では、至る所で石垣が崩れて瓦が散乱。天守閣にあったはずのしゃちほこも見当たらない。観光客用の広大な駐車場に車は1台もなく、敷地内は閑散としていた。JR熊本駅から南に向かうと、脱線して立ち往生している6両編成の九州新幹線も見えた。

 益城町に近づくにつれて、瓦が剥がれ落ちたり、屋根をブルーシートで補修したりした家屋が目立ち始める。通行止めが続いている九州自動車道では、アスファルトに大きな亀裂が走り、所々で土がむき出しになっていた。

 益城町役場の周辺には、完全に倒壊した家や火災で焼け落ちた住宅跡が点在。多くの家の瓦が剥がれ落ちたりずれたりしており、崩れた家屋で道路がふさがれた場所もある。付近の墓地では、墓石が倒れて無秩序に散乱しているのが見て取れた。

 多くの人が避難所に身を寄せているためか、街中を歩いている人の姿はまばら。役場の駐車場では、住民らが自衛隊の給水車の横で水を求めて並んでいた。近くの学校では、校庭にテントを張って一夜を明かしたらしい家族の姿も見えた。


<熊本地震>死者9人、行方不明8人、860人負傷 4万4千人が避難
西日本新聞 4月15日(金)12時51分配信

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地震で倒壊した熊本県益城町の家屋=15日午前9時5分

 熊本県益城町で14日に震度7を観測した九州で観測史上最大の地震は、総務省消防庁などによると15日午前11時半現在、死者9人、けが人864人、うち重傷者53人となった。行方不明者がいないか調べている。県内495カ所に最大約4万4千人が避難し、約1万1400世帯が停電。九州自動車道の陥没や九州新幹線が脱線した影響で、九州の大動脈が寸断された。防衛省は自衛隊員約1700人を現地に派遣。気象庁は今回の地震を「2016年熊本地震」と命名した。政府関係者によると、安倍晋三首相が16日に熊本県入りし、被災地を視察する。

 気象庁は15日正午までに、震度1以上の余震125回、うち震度5弱以上が4回と発表。熊本県によると、死者の内訳は最大震度7を観測した同県益城町で8人、熊本市で1人。死因は家屋の下敷きになった圧死や窒息死など。益城町では避難所16カ所に最大2820人が避難した。同県御船町の希望ケ丘病院は、電気や水道が寸断したため入院患者約200人を熊本市内の高校に搬送している。

 九州新幹線は、前夜に続き15日も終日運休を決定。在来線は特急「有明」「SL人吉」など5路線が終日運休し、鹿児島線の博多-荒尾は運行本数を減らした。高速道路は、九州自動車道や九州中央自動車道、南九州西回り自動車道の一部区間が通行止めに。益城町の益城熊本空港IC-御船ICの下りで路面が長さ30メートル、深さ3メートル崩落し、トラックが巻き込まれたが、運転手にけがはなかった。

 西日本鉄道は高速バスのうち、熊本、延岡、宮崎、鹿児島と福岡市・天神を結ぶ路線などの終日運休を決定。空の便は熊本空港発着の4便が欠航し、複数便で遅れが出た。新幹線や高速道の不通を受け、日本航空は同日午前、福岡、鹿児島両空港を結ぶ便を通常の2往復4便から4往復8便に増やすことを決めた。

 九州電力によると、熊本県内の停電は15日中に復旧の見込み。西部ガス(福岡市)は地震直後から熊本市南区の約1100戸へのガス供給を停止。15日午前11時までにガス漏れの通報が66件あった。熊本県によると、断水や水の濁りなど約2万6800世帯に影響があったという。

 政府は15日朝、非常災害対策本部の第2回会合を開催。首相は「救命、救助は時間との勝負だ」と関係閣僚に指示した。蒲島郁夫熊本県知事は激甚災害の早期指定を要請。菅義偉官房長官は記者会見で「関係省庁にできるだけ早く対応するよう指示した」と述べた。

=2016/04/15 西日本新聞=


中小企業の相談窓口開設=熊本地震で経産省
時事通信 4月15日(金)12時49分配信

 経済産業省は15日、熊本地震で被災した中小企業を支援するため、特別相談窓口を九州経済産業局(福岡市)や熊本県の商工会議所などに設置したと発表した。

 資金繰りや営業再開に向けた相談に応じる。

 日本政策金融公庫と商工中金は復旧に必要な資金を、通常融資とは別枠で貸し出す。信用保証協会が借り入れ分を全額保証する「セーフティネット保証」も実施する。


警察の救助隊、56人を救助…熊本地震
読売新聞 4月15日(金)12時39分配信

 警察庁によると、警察の救助隊は14日の地震発生以降、15日午前10時までに熊本県益城町内の倒壊家屋などから56人を救助した。

 警察は19都府県の警察災害派遣隊計1220人を派遣。現地では、同日朝から警察、消防、自衛隊による合同捜索も行われている。

 不在になった民家に空き巣が入る恐れもあり、県警は益城町内に移動交番を設置し、周辺のパトロールを始めた。地震発生以降、同日午前9時半までに、県内では879件の110番が入っている。


「被災者救出に全力を」…安倍首相が指示
読売新聞 4月15日(金)12時39分配信

 政府は15日朝、首相官邸で熊本地震を受けた非常災害対策本部の会議を開き、安倍首相は被災者の救出活動に全力を挙げるよう関係閣僚に指示した。

 首相は会議で、「被災者の救命救助は時間との勝負だ。警察、消防、自衛隊の部隊を最大限動員し、全力を挙げてほしい」と述べた。避難が長期に及ぶことも想定し、被災者支援を急ぐことも確認した。


熊本震度7 安倍首相、今日中に屋内避難場所の確保を指示
産経新聞 4月15日(金)12時39分配信

 安倍晋三首相は15日午前、河野太郎防災担当相と官邸で会談し、熊本県を震源とする最大震度7の地震を受け、天候悪化に備えて屋外に避難している被災者のため、同日中に屋内の避難場所を確保するよう指示した。

 河野氏が会談後に記者団に明らかにした。河野氏は避難者の最新状況を確認して、午後の早いに時間に再度、首相に報告する。


「国を挙げて支援」=熊本地震の被害状況聴取―政府調査団
時事通信 4月15日(金)12時30分配信

 熊本県益城町で震度7の揺れを観測した地震で、松本文明内閣府副大臣を団長とする政府の調査団は15日午前、県庁を訪れ被害状況の説明を受けた。

 蒲島郁夫知事が「激甚災害への早期指定など全面的な支援をお願いする」と要望したのに対し、松本副大臣は「総理からは『まず命だ』と言われている。国を挙げて皆さんと災害を乗り切りたい」と応じた。

 政府は同日午前、県庁内に現地対策本部を設置した。松本副大臣は午後、益城町などの被災現場を視察する。


熊本城地震被害、「一口城主」で復元協力の声
日刊スポーツ 4月15日(金)12時27分配信

 14日夜に発生した熊本地震で、熊本城の重要文化財の石垣が崩れたり、天守閣の瓦が崩落した被害が報じられたことで、「一口城主」になって復元に協力しよう、といった動きが早くも広がっている。

 熊本城総合事務所(熊本市)では「一口城主」制度で1万円以上の寄付を募り、寄付金は熊本城復元整備事業に充てている。寄付者には「一口城主」として城主手形を渡し、天守閣に芳名板を掲示するとしている。

 15日になって、熊本城の被害が明らかになってくると、ネット上などでは「『一口城主』になろう」などとの書き込みが相次ぎ、急上昇ワードにもなった。


熊本震度7 デマツイートに注意 「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ」「ライオンが逃亡」
産経新聞 4月15日(金)12時23分配信

 最大震度7を記録した熊本の地震が発生した14日夜、「ライオンが逃亡した」「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ」などの悪質なデマが短文投稿サイト「ツイッター」に投稿され、拡散した。

 ライオンの逃亡では「おいふざけんな、地震のせいでうちの近くの動物園からライオン放たれたんだが 熊本」と書き込みがあった。わざわざライオンが街を徘徊する写真も貼られたが、縁石にローマ字で文字が書かれていることなどから海外の写真とみられる。実際に熊本でライオンが逃亡したとなれば、余震の続く中、戸外への避難をためらう人も出ることになり、二次災害を招きかねない。

 15日現在、最初の投稿はネット上から消されている。一方、掲示板では、同投稿を引用した上で、「デマに振り回されて対応が遅れるとかいう事案が発生するからこういう人は極めて迷惑」「そういうやつはバチ当たればええと思う」などと非難する書き込みや、「デマですよ!」と拡散を止めようとする良心的な書き込みが相次いでいる。

 「熊本の朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだぞ」とする投稿は、関東大震災の際のデマをまねたものとみられる。大正12(1923)年の関東大震災発生時は、混乱の中で朝鮮人が井戸に毒を入れたり、放火をしたりというデマが流され、東京・横浜などで多数の朝鮮人が虐殺された。本人はジョークのつもりのようだが、こうした安易な投稿はヘイト(憎悪)感情をあおり、悲劇の再来も招きかねない。


<熊本地震>上空から見た被災地 道路に穴、川の水が変色 
毎日新聞 4月15日(金)12時19分配信

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地震で町役場の駐車場に広げられたビニールシート=熊本県益城町で2016年4月15日午前6時22分、本社ヘリから矢頭智剛撮影

 熊本県内を中心に激しい揺れを観測した熊本地震から一夜明けた15日、避難所や屋外などで眠れぬ夜を過ごした被災者らは疲れ切った様子で不安を口にした。震度7を記録した同県益城町などでは地震後に火災や家屋の倒壊が相次ぎ、断続的な余震に見舞われながら夜を徹して懸命の救出作業が続いた。

 15日朝、被災地の上空を本社ヘリから取材した。

 震度7を観測した熊本県益城町役場の駐車場にはブルーシートが敷かれ、数百人が避難している姿が見えた。役場のすぐそばが被害の大きい木山・安永の両地区だ。屋根の瓦が落ち、激しく倒壊した数多くの民家や、1階部分が押しつぶされたアパートと見られる建物が見え、救助作業をする人の姿が確認できた。墓地の墓石は倒れ、道路に大きな穴があいている。信号が消えた幹線道路の交差点には渋滞が発生し、警察官が交通整理をしていた。

 益城町と熊本市との境目に近い川の上空にさしかかると、川の水が一部だけ変色していた。上流も下流も透明なのに、そこだけは黄土色だ。震源地に近いからなのか。

 九州自動車道に目を移すと、アスファルトの上に何本もの長い亀裂が入っている。通行止めになっているため、一般の車両の姿はない。のり面が崩れているところも数多く見られた。

 熊本市の上空に移動すると、熊本駅近くの線路に6両編成の新幹線が見えた。脱線しているため各車両の連結部分が少しずつずれている。観光名所の熊本城は、天守閣の屋根瓦が広い範囲で崩れていた。【浅野翔太郎】


<熊本地震>操業停止相次ぐ 車、電機など主力工場
西日本新聞 4月15日(金)12時17分配信

 熊本県内にある大手メーカーの主力工場は地震の影響で操業停止している。

 ソニーの半導体子会社、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(熊本県菊陽町)は24時間稼働の画像センサー工場で操業を14日夜から停止中。復旧の見通しは立っていない。

 液晶画面用フィルムの世界シェア首位、富士フイルム九州(同)も地震直後から操業停止。担当者は「16日には再開したいが、まだ分からない」。ブリヂストン熊本工場(熊本県玉名市)も生産を停止している。

 二輪車を生産するホンダ熊本製作所(熊本県大津町)は14日夜の操業を停止し、15日午前も被害状況の確認のため停止中。自宅が被害を受けた社員が多く、午後の操業も見送る方針。部品供給が止まる可能性もあり、週明けの18日からの再開は不透明としている。

 熊本県外でも、トヨタ自動車九州宮田工場(福岡県宮若市)が14日夜から停止し、15日も午前11時半時点で操業を見合わせている。

=2016/04/15 西日本新聞=


全車両脱線の九州新幹線、復旧に時間…事故調
読売新聞 4月15日(金)12時12分配信

 今回の地震で脱線した回送中の九州新幹線。運輸安全委員会は15日、鉄道事故調査官3人を現地に派遣し、脱線の詳しい原因について調査を始めた。

 国土交通省などによると、新幹線は14日午後9時25分、JR熊本駅を発車。約1分後に激しい揺れを感知して非常ブレーキがかかったが、6両すべてが脱線。同委員会は、線路や車両の状況を確認して調査を進める。

 新幹線の本線上を走行中に起きた列車脱線事故は今回を含め、これまでに4件発生。1973年に大阪府内で起きた運転ミスによる東海道新幹線の事故以外は地震が原因で、2004年の新潟県中越地震と、11年の東日本大震災の際に起きている。

 JR九州では中越地震以降、脱線防止ガードを設置するなどの対策を取ってきたが、事故が起きた場所には設置されていなかったという。

 復旧については、中越地震では約2か月、東日本大震災でも40日近くかかっており、今回も時間がかかりそうだ。


<熊本地震>奇跡の救出8カ月の命 益城・倒壊家屋のすき間
毎日新聞 4月15日(金)12時9分配信

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倒壊した家屋から女児を救出する警察官ら=熊本県益城町で2016年4月15日午前3時44分、和田大典撮影

 「これからどうなるのか」--。熊本県内を中心に激しい揺れを観測した熊本地震から一夜明けた15日、避難所や屋外などで眠れぬ夜を過ごした被災者らは疲れ切った様子で不安を口にした。震度7を記録した同県益城町(ましきまち)などでは地震後に火災や家屋の倒壊が相次ぎ、断続的な余震に見舞われながら夜を徹して懸命の救出作業が続いた。

 「おー、やったぞ」。地震発生から6時間以上経過した15日午前3時40分ごろ、暗闇の中から歓声と拍手が上がった。最も被害が大きい熊本県益城町安永(やすなが)で、倒壊した家屋から生後8カ月の女児が無事救出された。消防隊員らが2階の屋根の部分から1階部分まで慎重に掘り進めての救出劇だった。

 木造2階建ての住宅は1階部分が押しつぶされ、2階も大きく傾いていた。女児の家族らによると、女児は1階寝室で1人で寝ていた。祖父(60)、祖母(60)、母(33)、兄(4)は隣の居間や台所におり、女児を助けようとしたが、間もなく倒壊し、やむを得ず屋外に逃げたという。

 母親らが1階部分の隙間(すきま)に手を伸ばすと、女児の手に触れることはできた。しかし姿を見ることはできず、名前を呼ぶと泣き声がした。

 救出に当たったのは警察、消防、自衛隊など。大きな余震もあり、2次災害を招きかねない状況が続く。熊本市東消防署の隊員2人は、「5分間」とリミットを決めて、何度も屋内の隙間に入り込んだが姿は見えない。それでも、わずかに聞こえる女児の声を頼りに位置をほぼ特定。2階の屋根から真下に掘り進めた。女児のすぐそばには、直径約50センチの太いはりがあった。女児ははりと屋根の間にできた、わずかなスペースから見つかったという。

 伯母(36)によると、母は同町にある実家に家族と里帰りしていた。伯母は「わずかな空間に奇跡的にはまっていた。古い日本家屋で、大きなはりと柱があったからこそだと思う。無事でよかった」と話した。【野呂賢治】


<熊本地震>娘助かった父、涙 徹夜で懸命救助 熊本・益城
毎日新聞 4月15日(金)12時3分配信

 「これからどうなるのか」--。熊本県内を中心に激しい揺れを観測した熊本地震から一夜明けた15日、避難所や屋外などで眠れぬ夜を過ごした被災者らは疲れ切った様子で不安を口にした。震度7を記録した同県益城町(ましきまち)などでは地震後に火災や家屋の倒壊が相次ぎ、断続的な余震に見舞われながら夜を徹して懸命の救出作業が続いた。死者や負傷者は増え続け、ライフラインや交通機関は断たれたままで市民生活に大きな影響が出ている。

 深夜から未明にかけて熊本県益城町では懸命の救出が繰り広げられた。

 益城町木山では、地震発生から約5時間後の15日午前2時半ごろ、倒壊したアパートの1階にいた豊世美文(みふみ)さん(32)が消防隊員らに救出された。救助隊員がはしごなどを使って2階部分から入って救い出すと、心配そうに見守っていた住民から大きな拍手が起こった。

 「何とも言えない気持ち。神様が守ってくださった」

 現場で見守った牧師の父武士さん(70)は涙ながらに語った。武士さんによると、アパート1階の自宅に家族3人でいて強い揺れに襲われた。1階部分は完全に押しつぶされた状態だった。

 一方、豊世さん方から約50メートル離れた場所では、倒壊した家屋からタクシー運転手の村上正孝さん(61)と母ハナエさん(94)の救出活動が続いた。消防隊員や自衛隊員、警察のレスキュー用車両なども駆け付け、1階部分が押しつぶされた家の下敷きになった2人を懸命に捜し出したが、助からなかった。近くでカメラ店を営む林真二さん(57)は「本当に優しく礼儀正しい親子だった。残念でならない」と肩を落とした。

 「鉄筋カッターを用意しろ」「ハンマーを出せ」。益城町惣領の福永アパートでは、15日午前1時50分ごろ、レスキュー車が到着し、機動隊員約20人がアパート内に閉じ込められた坂本龍也さん(29)の救出作業を始めた。アパートの鉄筋が「ギュリ、ギュリ」と切断される音が響く。約1時間の救出作業の間、大きな余震が3回。「作業やめ」「まだ揺れてるぞ」。声が飛び交う。2階建ての1階部分に穴が開けられ、ビニールシートに包まれた坂本さんが運び出された。「2時56分」。心肺停止状態で、その後、死亡が確認された。隊員たちはどっと疲れたような表情をみせた。【樋口岳大、尾垣和幸】


「再開見通しは立っていない」 地震・九州の大動脈寸断 新幹線、自動車道
西日本新聞 4月15日(金)12時1分配信

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路面が陥没した九州自動車道=15日午前8時10分、熊本県益城町(本社ヘリから)

 九州自動車道が通行止めとなり、九州新幹線も全線運休となった。九州を南北に貫く二つの“大動脈”が寸断された。地震から1夜明けた15日、市民の生活に混乱が広がった。運輸安全委員会は脱線した新幹線付近に到着。調査を始める。

 九州新幹線はJR熊本駅から熊本総合車両所に向かう回送列車が脱線し、「再開見通しは立っていない」(JR九州)。JR博多駅の窓口では同日朝、切符のキャンセルや問い合わせが相次いだ。熊本県上天草市の男性(63)は14日夜、新幹線で福岡から自宅に戻ろうとした直後に地震に遭い、急きょ近くのホテルに泊まったが、15日も自宅に帰れる見通しは立たない。

 九州自動車道では南関インターチェンジ(IC)-えびのIC間の通行止めで高速バスの運休が相次いだ。福岡市・天神の西鉄天神高速バスターミナルには熊本への行き方を探す人の姿が見られた。単身赴任で福岡市中央区在住の会社員(58)は「熊本市に1人で暮らす妻が心配」と焦りをにじませた。

 青果卸売業で九州最大の福岡大同青果(福岡市)は15日分の出荷を前夜までに終え混乱はなかったが、高速道路が使えないため16日以降の出荷に影響が出る可能性があるという。

=2016/04/15 西日本新聞=


家屋倒壊、道路に瓦=地震被害の熊本・益城町
時事通信 4月15日(金)11時58分配信

 震度7の地震が襲った熊本県益城町。

 中心部の町役場周辺の路地では、上から押しつぶされたように家屋や小屋が崩れていた。落下した屋根瓦の破片が散乱し、ブロック塀も倒壊。路上に転がったプロパンガスのボンベからは、ガスの臭気が漂った。

 役場から約300メートル離れた寺は、建物の一部が崩壊。石垣が崩れ、道路には土砂が広がった。付近の神社では、鳥居だったとみられる巨大な石材が砕け散っていた。

 住宅街では、庭に落ちた瓦を拾うなど自宅を片付ける住民の姿も。変わり果てたわが家をぼうぜんと見つめる男性の姿もあった。


職員を派遣、食料支援も=熊本地震で全国知事会
時事通信 4月15日(金)11時58分配信

 全国知事会(会長・山田啓二京都府知事)は15日午前、熊本地震を受け、各都道府県の東京事務所長会議を開いた。

 古尾谷光男事務総長は席上、知事会として静岡、大分両県職員を2人ずつ被災地に派遣したことを明らかにした上で、熊本県の要請に応じて今後、必要な人員派遣や食料輸送などを行うとの考えを表明。「まずは被災者の救助に知事会として全力を注ぎ、熊本を応援したい」と述べた。

 熊本県の渡辺純一東京事務所長は「(熊本県民は)このような未曽有の大震災の経験がない。経験のある県から知恵を貸していただきたい」と支援を要請した。

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