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2016年4月28日 (木)

熊本・震度7の地震に関するニュース・58

引き続き、熊本県で4月14日および16日に発生した、震度6強~7の地震に関するニュースを伝達します。

リンク:仮設住宅確保を首相に要望=熊本選出の野田氏ら・熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:緊急地震速報におびえる子供たち 「おどろおどろしい音」めぐりネットで論議に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州自動車道、29日に全面開通へ…15日ぶり - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<安倍首相>29日熊本、大分視察へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍首相、29日に大分・熊本入り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:土砂災害、「危険」54カ所=国交省が緊急点検―熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「震度6弱程度に注意」=地震活発に続く―気象庁・熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「地震後めまい」患者増加、9割近くが女性 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:観光産業に支援策を=旅行客激減で打撃―九州市長会・熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ごみ処理切迫、異臭も 焼却施設破損、住宅街に山積み 被災地・熊本 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:地震で廃棄危機、熊本地ビールを福岡で特別販売 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:営業再開、「被災者の力に」…熊本の商店街 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本・南阿蘇鉄道が危機 全線復旧に1年以上、費用30億~50億円 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:コンクリ護岸ズタズタ 断層のずれが地表にまで 熊本地震現地ルポ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エコノミークラス症候群 肺血栓塞栓症で死の危険 気になるこの症状 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:南阿蘇鉄道、復旧に1年以上=費用数十億円、代行バス運行へ―熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:住宅補修の相談電話開設=国交省・熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:地下水、地震後に異変…水前寺公園の池干上がる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 九州経済4団体、自民に被災事業者への支援要請 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔地震〕熊本県熊本市西区で震度4、津波の心配なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本県「ふるさと納税」 11日間で1億4865万円 過去最高の2010年の総額上回る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:道路脇に積まれた「災害ごみ」 陸自隊員が回収 熊本市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:地震過去最多ペース 2週間で1000回超、震度1以上 なお警戒呼び掛け - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:自分も被災、それでも支える=人手不足「役立ちたい」―負担集中で疲れも・熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:文化財被災200件超 九州6県 国・地方集計 古文書など捨てられる懸念も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>市庁舎損壊の八代市 商店街に窓口開設検討 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>本震直後に空き巣未遂 2容疑者を逮捕 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>日銀 被災地の金融機関に3000億円資金供給 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔地震〕熊本県宇城市で震度4、津波の心配なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>28日正午までの地震1006回に 気象庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔ふるさと短信〕地震後、ふるさと納税1億円=熊本県 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「災害弱者」過酷な生活 難病や車いす、寝たきり… 福祉避難所開設少なく - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難所長期化に募る不安 識者「被災者主体の運営を」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>被災地に断続的な雨 阿蘇地方中心に - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

仮設住宅確保を首相に要望=熊本選出の野田氏ら・熊本地震
時事通信 4月28日(木)19時58分配信

 安倍晋三首相は28日、首相官邸で熊本県選出の野田毅自民党衆院議員らと会談した。

 野田氏らは、住宅倒壊の危険性などを判定する「応急危険度判定」の促進や仮設住宅の早期確保などを要望。首相は「分かった」と応じた。

 菅義偉官房長官も、公明党の石田祝稔政調会長らと会い、仮設住宅を利用せず自宅の再建に取り組む被災者を支援する「自宅再建加速化交付金(仮称)」の創設検討などの要請を受けた。


緊急地震速報におびえる子供たち 「おどろおどろしい音」めぐりネットで論議に
J-CASTニュース 4月28日(木)19時57分配信

 熊本地震の余震が起こるたび携帯電話などのアラーム音が鳴ることに、被災者らから「怖い」「眠れない」といった声が出ていると報じられている。それでも、「緊急地震速報」は受信するべきなのか。

  「緊急地震速報のあの通知音は トラウマになる」「でかい揺れくんじゃないかとか考えてしまって寝つけない」

■避難所で一斉にアラーム音が

 ツイッターなどでは、2016年4月14日の地震発生以降、こんなつぶやきが次々に投稿されている。

 西日本新聞は27日付朝刊で、実際に避難所でもアラーム音に不快感を訴える声が漏れていると報じた。

 記事によると、熊本市内の避難所では18日夜、余震でアラーム音が一斉に鳴って、子供たちが大きな揺れを思い出して「怖い」と訴えていた。多くの人が携帯電話などを持っており、内陸部の直下型地震のため、揺れの最中にあちこちで鳴り出すことが恐怖心を増幅させているそうだ。

 専門家の話も紹介しており、こんな音が続くと、心的外傷後ストレス障害(PTSD)になりやすいというのだ。

 緊急地震速報は、最初の弱い揺れで震度5弱以上が予想されたとき、気象庁が震度4以上が予想される地域に流す。アラーム音は、携帯電話のエリアメール用とテレビなどのメディア用の2種類がある。

 今回の地震では、熊本・大分両県内で28日夕までに19日を最後に19回速報が流された。気象庁の管理課でも、この回数について「多い方だと思います」と言う。余震も異例のペースで起きており、28日に1000回にまで達した。

 報道を受けて、ネット上では、だれもが緊急地震速報を受信すべきなのかなどを巡って様々な意見が書き込まれている。

NTTドコモ「アラーム音の変更は考えていない」
 緊急地震速報に批判的な声としては、「不安あおる音がいけない」「もっと可愛い音にしろ」「選択できるようにバージョンを取り揃えてほしい」といった意見が出た。

 一方で、「怖くなきゃ意味なくね?」「かわいい音なんかにしたらみんな避難しなくなるぞ」「子供が脅えるなら親がしっかり力づけて」などとアラーム音に理解を示す向きも多く、賛否両論になっている。

 NTTドコモの広報部によると、携帯電話の緊急地震速報については、最初から受信しない設定にすることができる。受信を選んだとしても、電源を切ればアラーム音は出ない。また、音量は調整できないものの、バイブレーションで知らせるマナーモード設定にすることはできるそうだ。

 速報の受信で助かっているという声の方が多いといい、ドコモでは、「雑踏の中でも聞こえる、高齢者でも聞きやすい、といった条件を専門家が考えたうえで導入しています。アラーム音の変更については、今のところ考えていません」としている。

 気象庁の管理課でも、「受信するかは個人の自由ではありますが、命を守ってもらうための速報ですので、受信しなくてもいいとは言えません。アラーム音については、色々な音に変わると混乱の原因になりますし、少し緊迫感があるものでないと伝わらないと思います」と言っている。


九州自動車道、29日に全面開通へ…15日ぶり
読売新聞 4月28日(木)19時53分配信

 西日本高速道路は28日、熊本地震の影響で通行止めになっている熊本県の九州自動車道・植木インターチェンジ(IC)―嘉島ジャンクション(JCT)間(約23キロ)が29日午前9時、復旧することを明らかにした。

 これで、同自動車道は15日ぶりに全面開通する見通しだ。

 また、九州新幹線と山陽新幹線の相互乗り入れが28日、復活し、新大阪―鹿児島中央間の直通運転が再開された。ゴールデンウィークに合わせ、熊本駅と観光地を結ぶ観光列車も、29日から運転を再開する。

 一方、石井国土交通相は28日、地震でターミナルビルなどが損傷した熊本空港について、「5月中旬には被災前の運航便数に対応できる」との見通しを明らかにした。同空港は地震後、全発着便が欠航になるなどの影響が出ていたが、現在は、震災前の約8割にあたる1日60便程度が運航している。


<安倍首相>29日熊本、大分視察へ
毎日新聞 4月28日(木)19時50分配信

 安倍晋三首相は28日の非常災害対策本部会議で、熊本地震で被害を受けた熊本、大分両県を29日に視察することを明らかにした。首相の被災地入りは23日に続き2回目。

 首相は「被災者の思いを直接聞き、現場の状況を踏まえながら、一日も早い生活再建、復旧・復興に向けた取り組みを加速する」と述べた。首相は29日、熊本県西原村や熊本市、大分県を訪れ、インフラ復旧や避難状況などを確認する。

 政府は28日の閣議で、熊本地震の「特定非常災害」指定を決定した。阪神大震災、新潟県中越地震、東日本大震災に続き4例目。運転免許の更新など行政手続きの期限が延長される。【高本耕太】


安倍首相、29日に大分・熊本入り
時事通信 4月28日(木)19時13分配信

 安倍晋三首相は29日、熊本地震で被害が出ている大分県を発生後初めて視察する。

 また、23日に続き熊本県内の視察も再度行う。28日の非常災害対策本部の席上、自ら発表した。

 政府は同地震を激甚災害と特定非常災害にそれぞれ指定。首相は視察結果を被災者支援の具体策に役立てる考えで、「現場の状況をしっかり踏まえ、一日も早い被災者の生活再建、被災地の復旧・復興を一層加速したい」と強調した。


土砂災害、「危険」54カ所=国交省が緊急点検―熊本地震
時事通信 4月28日(木)18時38分配信

 国土交通省は28日、熊本地震を受け、熊本県内で土砂災害の危険が高い箇所の緊急点検結果を公表した。

 土砂崩れや地滑りなどが発生し、二次災害の恐れが特に高く、応急対策が必要な箇所は計54カ所あり、多くが活断層の周辺に集中していることが判明した。

 緊急点検は19~27日、国交省の緊急災害対策派遣隊(TEC―FORCE)が地震の揺れの大きかった地域を中心に1155カ所で実施した。

 このうち、土砂災害の危険度が3段階で最も高いAランクと判定されたのは54カ所。阿蘇市や南阿蘇村、西原村などで多かった。

 国交省の担当者は「梅雨の時期が迫っており、応急対策や避難体制の確保などに点検結果を役立ててほしい」と述べた。


「震度6弱程度に注意」=地震活発に続く―気象庁・熊本地震
時事通信 4月28日(木)18時24分配信

 気象庁の青木元・地震津波監視課長は28日、熊本県熊本地方で14日夜に最大震度7の地震が起きてから2週間がたったことを受けて記者会見した。

 青木課長は「地震の発生頻度は当初に比べれば減ったが、28日も震度3や4の地震を観測し、活発に続いている。当分の間、最大震度6弱程度の地震に十分注意してほしい」と述べた。

 熊本・阿蘇地方と大分県中・西部では14日夜以降、震度1以上の地震が28日朝までに1000回を超えた。青木課長は「(2004年の)新潟県中越地震で震度1以上の地震が1000回になったのは1年くらいたってから。それに比べれば非常に活発だ」と説明した。昨年、全国で起きた震度1以上の地震は約1800回だった。

 28日は最大震度4の地震が午後6時までに熊本地方で2回、有明海で1回発生。いずれもこれまでの地震活動域の範囲内だった。阿蘇山の状況に変化は見られないという。


「地震後めまい」患者増加、9割近くが女性
読売新聞 4月28日(木)18時14分配信

 28日に通算の地震回数が1000回を超えた熊本地震。

 被災地では、地震が発生していない時も体の揺れやふらつきなどを感じる「地震後めまい症候群」の症状を訴える患者が増えている。強い地震が続いたことに加え、車中泊や避難所生活のストレスが発症の引き金になっている可能性が高い。東日本大震災でも同様の症状が問題になり、専門家は、症状が重い場合は医療機関を受診するよう呼び掛けている。

 熊本県宇城(うき)市の松橋耳鼻咽喉科・内科クリニックでは、19日から27日までに、同症候群とみられる症状を訴えて44人が受診した。

 年齢層は13~89歳と幅広く、うち女性が9割近く(38人)を占める。体の揺れやふらつきを訴える患者が多く、自分や周囲のものが動いたり、回転したりするように感じる例もあった。44人のうち、20人は車中泊を続けている人で、14人は避難所生活を送っていた。避難生活に強いストレスや不安を感じている人が目立つという。


観光産業に支援策を=旅行客激減で打撃―九州市長会・熊本地震
時事通信 4月28日(木)18時4分配信

 九州市長会の森博幸会長(鹿児島市長)らは28日、国土交通省で石井啓一国交相と面会し、熊本地震に関する緊急要望を行った。

 森会長は「九州全体の旅行業界に影響がある。ほとんどの地域でキャンセルが相次ぎ、大打撃になっている」と述べ、観光産業への支援を求めた。

 同席した大分県市長会の佐藤樹一郎会長(大分市長)も「別府、由布両市を中心に(観光客が)8割減になっている」と窮状を訴えた。石井国交相は「非常に深刻な事態となっている。本格的な風評被害対策は、観光庁で腰を入れて行う」と述べ、九州地方での観光客離れの食い止めに力を入れる考えを強調した。


ごみ処理切迫、異臭も 焼却施設破損、住宅街に山積み 被災地・熊本
西日本新聞 4月28日(木)17時58分配信

 熊本地震の被災地では、大量に発生した「災害ごみ」の収集、処理が切迫した問題となっている。熊本市や熊本県益城町では、他自治体の支援も受けて収集を急いでいるが、焼却施設の一部稼働停止などで追い付いていないのが現状だ。益城町では仮置き場が容量オーバーに近づき、受け入れ中止の事態にもなっている。未回収ごみは住宅地周辺の道路沿いなどにも山積みされ、住民からは不満も出始めている。

 25日午前、被害が大きい熊本市東区の住宅街の一角。壊れたたんすやソファ、割れた食器類…。大人の身長を超えるほどのごみの山が、道路沿いに点在している。生ごみも混在し、異臭を放ち始めた場所もある。

 「前震や本震の発生直後に出たごみさえも収集されずに残っている」。地元の自営業、千田博英さん(63)は嘆いた。避難所から自宅へ戻る被災者が増え、自宅の後片付けが進むとさらにごみが増加すると予想され、「行政は何とか対応してほしい」と訴えた。

「ごみが出せないと生活が前に進まない」
 あふれ返るごみへの対応に、福岡市や北九州市、長崎市なども収集車を派遣。計218台が市内でフル稼働し、福岡市などがごみの受け入れも始めた。それでも「全体のボリュームが分からない」(大西一史熊本市長)状況で、全面回収のめどは立っていない。

 熊本市では、二つの焼却施設のうち東部環境工場(東区)が地震で破損し、稼働不能に陥った。敷地内には、約630トンのごみが野積みされている。埋め立て処分を行う扇田環境センター(北区)は、地震発生後から25日までの収集量が8613トンに上り、既に年間処分量を超えた。

 益城町も深刻だ。町内のごみを焼却する益城クリーンセンター(同町寺迫)が施設の破損で稼働していない。他の自治体の受け入れも始まったが、同センターの野積みは解消していない。唯一、災害ごみを持ち込めていた仮置き場の受け入れ中止に、50代の主婦は「倒れた家具や食器で家はひどい状態。ごみが出せないと生活が前に進まない」と漏らす。

 今後は、既に一部で始まっている自治体の枠を超えた広域処理が重要になる。中山裕文九州大大学院准教授(廃棄物処理)は「広域処理は、分別されていないと円滑に進まず時間がかかる上、コストも高くなる。過酷な状況だが、住民はできる限り分別に協力してほしい」と話している。

=西日本新聞朝刊=


地震で廃棄危機、熊本地ビールを福岡で特別販売
読売新聞 4月28日(木)17時49分配信

 熊本地震の影響で廃棄される恐れがあった熊本県内の地ビールが、福岡市で29日から開かれる「九州地ビールフェア」で特別販売される。

 観光客が減少し、売り上げが落ち込んでいたことを知った同フェアの主催者がメーカーに出品を持ちかけた。主催者は「熊本のおいしい地ビールを知ってもらい、復興のお手伝いができれば」と話している。

 同フェアは福岡市早良区百道浜の福岡タワー前で、29日から7日間開催される。特別販売される地ビールは、熊本県南小国町・黒川温泉の「湯上り美人」と、JR九州の観光列車「SL人吉」などで販売されている「小町麦酒(ビール)」の2銘柄。いずれも熊本市のメーカー「熊本クラフトビール」が製造し、県内限定で販売している。


営業再開、「被災者の力に」…熊本の商店街
読売新聞 4月28日(木)17時42分配信

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地震の爪痕が残る健軍商店街でも水道などが復旧し、営業する店舗が徐々に増えている(27日午後、熊本市東区で)=加藤学撮影

 熊本地震による断水戸数(最大時約40万戸)の減少などライフラインの復旧に伴い、シャッターを閉めていた被災地の店舗に、営業を再開する動きが出てきた。

 アーケードとスーパー1棟が倒壊した熊本市東区の健軍(けんぐん)商店街では大半が休業に追い込まれたが、18日頃に水道、25日頃にガスが復旧し、全52店舗中28店舗が27日までに営業を再開した。

 19日から営業を再開している和菓子店「NEW若草」の従業員(64)は、「この店が開いていて良かった」「甘いものは久しぶり」と喜ぶお客さんの声が励み。「いつも通りに店を開くことが、被災者の力になると知った」と語った。


熊本・南阿蘇鉄道が危機 全線復旧に1年以上、費用30億~50億円
西日本新聞 4月28日(木)17時6分配信

 熊本県の南阿蘇村と高森町を結ぶローカル線、南阿蘇鉄道(立野-高森、17・7キロ)が熊本地震の深刻な被害を受け、全線運休している。土砂崩れで線路が寸断され、トンネルの亀裂や線路のゆがみなどが多数発生。全線復旧には最短でも1年以上、工事費用30億~50億円がかかる見通しだ。

 被害が特にひどいのは、山深い地域を走る立野-長陽間で、約250メートルにわたって土砂が線路内に流入。第一白川橋梁(きょうりょう)では橋桁にひずみ、立野橋梁では橋脚にひびが生じている。さらに二つのトンネルで内壁がはがれたり、無数の亀裂ができたりした。線路のゆがみは全線に及び、温泉施設を併設する「阿蘇下田城ふれあい温泉」駅では、駅舎の瓦が線路に降り積もった。車両への被害はなかった。

 運営会社によると、被害を把握する目視の調査は終わったが、詳細な確認はこれからだ。周辺道路も地震で寸断され、危険箇所も多く、復旧の手順も決まっていない。津留恒誉専務は「被害は甚大だが、可能性がある限り、前向きに取り組むしかない」と話す。

 鉄道省時代の1928年に開業し、86年に第三セクターに移管された。阿蘇のカルデラを望む美しい車窓が観光客に人気で、トロッコ列車「ゆうすげ号」が走る。沿線住民にとっては熊本市方面への通勤通学に用いる「生活の足」でもあり、長期の運休は市民生活にも深刻な影響を与える。

 同社は25日から義援金を募集している。振込口座は「肥後銀行高森支店 普通 口座番号1406905」。名義は「南阿蘇鉄道株式会社 代表取締役 草村大成(くさむらだいせい)」。問い合わせは同社総務課=0967(62)1219。

=2016/04/28 西日本新聞=


コンクリ護岸ズタズタ 断層のずれが地表にまで 熊本地震現地ルポ
夕刊フジ 4月28日(木)16時56分配信

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すさまじい断層の爪跡。小川ごと切り裂いた=熊本県益城町(写真:夕刊フジ)

 熊本県を襲った16日の最大震度7、マグニチュード(M)7・3の直下型地震。その震源となったのが、古くから住民にその存在が知られてきた「布田川断層帯」だった。家々を破壊し、のどかな田園風景を一変させた激烈な揺れ。直下型地震をもたらす活断層は、全国に2000カ所以上走り、「東京23区の地下にも無数にある」(地震学者)といわれる。変わり果てた街の風景が、地震列島が抱えるリスクをまざまざと映し出していた。 (報道部・宇都木渉)

 布田川断層帯の真上に位置する益城町(ましきまち)の東部には、M7・3の激震の爪跡が生々しく残っていた。田んぼの土が1本の帯状にえぐられ、その筋はすぐ近くの小川にまで延びてコンクリートでできた護岸を破壊している。断層のずれが地表にまで浮かび上がった跡とみられる。

 全長64キロ以上と言われる断層帯は、阿蘇外輪山の西側斜面から宇土(うと)半島の先端に至る。

 その断層帯の西端にあたる宇土市の5階立て市役所庁舎は、上階部分がアルミ缶のようにひしゃげてしまっていた。

 建築基準法改正(1981年)以前の65年に建てられた庁舎は、かねてから老朽化が指摘されていたが、破壊のすさまじさが地震の衝撃の強さを物語る。

 地下の活断層がはらむリスクは、まったく知られていないわけではなかった。益城町では、老若男女問わず、「活断層が近くにあることは知っていた」と口をそろえる。

 「特に知られるようになったのは、(同じく活断層が震源となった直下型地震の)阪神大震災が起こってからじゃなかったかな」(地元住民)

 とはいえ、ほとんどの人々が巨大地震の発生を「夢にも思わなかった」と感じているのも事実だ。静岡県から10年以上前に引っ越してきたという40代の女性は、倒壊した木造家屋を前に、「静岡は震度2程度の小さい地震がよく起こります。熊本は本当に静かなので、これはいいなと思っていたのですが」と困惑する。

 益城町と隣り合う熊本市東区の住宅で片付けをしていた30代の主婦の言葉も切実だ。

 「福岡からこちらに嫁いできました。姉は兵庫に嫁いで阪神大震災に遭っています。まさか、姉妹そろって震災を経験するとは思いませんでしたよ。母親が精神的にまいってしまって…」

 しかし、不安はなお尽きない。今回の地震で震度7を2回記録した益城町には、新たな活断層が存在する可能性も浮上している。被災地から離れても地震に遭遇する恐れはゼロではない。

 大規模な土砂崩れが発生し、いまだ男子大学生1人の安否が分かっていない南阿蘇村。現在、避難所に身を寄せている50代の住人男性は「東日本大震災から5年が経過したら、この地震がきた。震災の記憶は風化させてはいけないと身をもって知りましたよ。時間がたってもちゃんとこの地震のことを伝えてください」と語気を強めた。

 熊本が見舞われた悲劇は決して人ごとではない。2000カ所以上の活断層があるといわれる日本に住む限り、地震に関しては「あすはわが身」だ。その日のために、改めて普段からの備えに万全を期したい。


エコノミークラス症候群 肺血栓塞栓症で死の危険 気になるこの症状
夕刊フジ 4月28日(木)16時56分配信

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多くの被災者が車中泊している熊本県益城町の「グランメッセ熊本」の駐車場(写真:夕刊フジ)

 長時間足を動かさずに同じ姿勢でいることで発症するエコノミークラス症候群。熊本地震でも死者が続出しているように、震災時に避難所や車の中で窮屈な姿勢を取り続けていると、発症リスクが高くなる。GWに海外旅行をする人も、飛行機での長時間移動は十分注意しておこう。

 【足の血流が停滞】

 飛行機の座席の狭いエコノミークラス席で発症しやすいことから「エコノミークラス症候群」と呼ばれるが、正式名称は「静脈血栓塞栓(そくせん)症」。足の静脈に血の塊(血栓)ができる病気だ。循環器専門医で三好クリニック(東京・表参道)の三好俊一郎院長が説明する。

 「足の静脈にある血液は、足を動かしていれば筋肉が収縮して重力に逆らって心臓に戻ってきやすいのですが、足に力が入らない状態、姿勢で長時間じっとしていると、血流が停滞して固まりやすくなるのです」

 血栓ができる要因には、脱水、ストレス、体質なども関係するという。

 【肺に飛ぶと死亡も】

 病態は2つに分けられる。最初に足のふくらはぎに血栓ができた状態が「深部静脈血栓症」。ふくらはぎに痛みやはれが現れる。普通のむくみと違うのは、ほとんどが片方の足に発症する点だ。

 そして、ゼリー状の血栓が大きくなり、足の静脈から離れて飛び、肺動脈を詰まらせると「肺血栓塞栓症」という。

 「飛んだ血栓が心臓を通り、肺動脈を詰まらせると、肺のガス交換ができなくなるので息苦しさや胸がドキドキする症状が現れます。突然、失神したり、そのまま死亡するケースもあります」

 深部静脈血栓症の症状は必ず現れるとはかぎらない。長時間の座位の後に動き始めたときに肺血栓塞栓症を発症する場合もあるという。

 【持病薬もリスクに】

 飛行機での発症は、6時間以上のフライトで起こりやすくなるといわれている。特に機内は乾燥しているので、水分を十分に取り、2~3時間に1回はトイレに立つ、ズボンのベルトをゆるめる、座席に座ったままでもカカトやつま先の上下運動をするなどが予防法だ。

 「糖尿病や心臓病で利尿作用のある薬を飲んでいる人は、脱水になりやすいので要注意です。また、睡眠薬やお酒で深く寝込んでしまうと、体をまったく動かさないので避けた方がいい」

 発症した場合の治療は、血液を固まりにくくさせる抗凝固薬の服用。肺動脈が詰まって血圧低下がみられるほどの重症になると、入院して強力に血栓を溶かす薬を点滴する「血栓溶解療法」が必要になるという。

 「避難所や旅行中の長時間の飛行機移動でふくらはぎがはれて痛くなったら、避難所の医療スタッフや航空会社、旅行会社のスタッフにきちんと症状を伝えることが大切です」

 《エコノミークラス症状群の症状》

 ★深部静脈血栓症

  片方の足のふくらはぎに、痛み、はれ、むくみなどが現れる

 ★肺血栓塞栓症

  呼吸困難(息苦しさ)、胸痛、頻脈、失神など。ひどいと突然死することもある


南阿蘇鉄道、復旧に1年以上=費用数十億円、代行バス運行へ―熊本地震
時事通信 4月28日(木)16時26分配信

 トロッコ列車で知られ、熊本地震で大きな被害を受け運行を休止した第三セクター、南阿蘇鉄道(熊本県高森町)が、全面復旧までに1年以上かかる見通しになっていることが28日、同社などへの取材で分かった。

 土砂崩れが相次いだ南阿蘇村の住民らが生活の足として利用しており、高森町は、学校が再開する5月9日から代行バスを運行する方針。

 南阿蘇鉄道は1986年に営業を開始し、立野駅(南阿蘇村)~高森駅(高森町)の全長17.7キロを結ぶ。通常の列車に加え、週末や観光シーズンなどに1日2往復するトロッコ列車で人気を集めるが、地震でトンネルや鉄橋に亀裂が入るなどし、全線で運行を休止した。

 同社が調査したところ、特に南阿蘇村西側の立野地区の被害が甚大で、渓谷にかかる日本初の鉄道用鋼鉄アーチ橋「第一白川橋梁(きょうりょう)」は壊れ、立野駅から東へ約1.2キロの線路上には約250メートルにわたって土砂が流れ込んでいた。

 試算では、復旧には30億~50億円が必要と見込まれるが、同社の年間の売上高は約1億円で、財源のめどは立たないという。


住宅補修の相談電話開設=国交省・熊本地震
時事通信 4月28日(木)16時17分配信

 国土交通省は28日、熊本地震で被災した住宅の補修や再建の相談を受け付ける専用電話を29日に開設すると発表した。

 電話番号はフリーダイヤルで0120(330)712。5月7日まで毎日午前10時から午後5時まで受け付ける。その後は日曜、祝日は休み。

 同省はまた、熊本市内に相談窓口を設置するほか、被災住宅に相談員(建築士)を派遣して補修方法や費用などの具体的な相談にも応じる。


地下水、地震後に異変…水前寺公園の池干上がる
読売新聞 4月28日(木)15時50分配信

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庭園の池がほとんど干上がった水前寺成趣園(28日午前10時28分、熊本市中央区で)=大原一郎撮影

 一連の地震の影響で、熊本県の豊かな地下水源に異変が生じている。

 熊本市中央区にあり、全国有数の湧水地として知られる国の名勝・史跡「水前寺成趣(じょうじゅ)園」(通称・水前寺公園)では、庭園の池が干上がった。専門家は「地震の影響で地下水の流れが変わった可能性がある」と指摘している。

 同園を管理する出水(いずみ)神社の宮司代務者、岩田徹さん(68)によると、約1ヘクタールの池の水深は最大50センチあったが、「前震」翌日の15日朝、7~8割が干上がった。地下水をくみ上げて回復したが、16日の「本震」後、再び7~8割ほど干上がった。

 一帯の「水前寺江津(えづ)湖湧水群」は2008年、環境省が「平成の名水百選」に選定。同園は年間約40万人が訪れる観光名所で、岩田さんは「湧水が戻るのを待つしかない」と困惑する。


熊本地震 九州経済4団体、自民に被災事業者への支援要請
産経新聞 4月28日(木)15時46分配信

 自民党の谷垣禎一幹事長は28日、九州経済連合会の麻生泰会長ら九州の経済4団体の関係者と党本部で面会し、熊本、大分両県で相次いでいる地震で被災した地元事業者への支援要請を受けた。

 麻生氏らは被災者の生活支援とともに、水道などライフラインの安定化や、道路などの交通インフラの早期復旧を要望。被災した事業者に対しては、復旧に関わる無利子融資制度の拡充や資金繰りへの金融支援による後押しを求めた。

 九州地方への旅行をキャンセルする動きが広がりつつあることを踏まえ、観光産業の復興を促すための財政措置も併せて求めた。


〔地震〕熊本県熊本市西区で震度4、津波の心配なし
レスキューナウニュース 4月28日(木)15時35分配信

気象庁によると、28日15:30頃、有明海を震源とするM4.7の地震があり、熊本県熊本市西区で震度4の揺れを観測しました。
この地震による津波の心配はありません。

■発生事象
発生日時 :4月28日15:30頃
震源地  :有明海(北緯32.8度、東経130.5度)
震源の深さ:約10km
地震の規模:M4.7(推定)

■震度3以上が観測された市町村(*印は気象庁以外の震度観測点)
【震度4】
熊本県:熊本西区春日
【震度3】
熊本県:八代市松江城町*、八代市千丁町*、八代市鏡町*、八代市坂本町*、玉名市中尾*、玉名市横島町*、玉名市天水町*、山鹿市鹿央町*、宇土市浦田町*、長洲町長洲*、宇城市松橋町、宇城市三角町*、宇城市不知火町*、宇城市小川町*、宇城市豊野町*、合志市竹迫*、熊本北区植木町*、上天草市大矢野町、天草市五和町*
長崎県:雲仙市小浜町雲仙、南島原市深江町*


熊本県「ふるさと納税」 11日間で1億4865万円 過去最高の2010年の総額上回る
西日本新聞 4月28日(木)15時15分配信

過去最高だった2010年度の総額上回る
 熊本県は27日、熊本地震の本震発生以降の11日間で、ふるさと納税のポータルサイト「ふるさとチョイス」を通した県への寄付が総額1億4865万円(5597件)になったと発表した。

 過去最高だった2010年度の総額1億3773万円を上回った。

 寄付額には、県内の各市町村分は含まれない。県税務課は「まだ集計できていないが、南阿蘇村や益城町などへの寄付を含めれば総額はかなりの規模になる。とてもありがたい」としている。

 ふるさと納税の手続きを県内の自治体に代わって支援する動きも広がり、長崎県平戸市など13自治体(26日現在)がサイト上に窓口を開設し、納税通知発送などを代行している。

=2016/04/28付 西日本新聞朝刊=


道路脇に積まれた「災害ごみ」 陸自隊員が回収 熊本市
西日本新聞 4月28日(木)14時42分配信

 陸上自衛隊北熊本駐屯地(熊本市北区)は28日、同市南区城南町の道路脇に積まれていた「災害ごみ」の回収を始め、同市東区の仮置き場へ搬出した。

 市内にある二つの焼却施設のうち、東部環境工場(東区)が被災して稼働できなくなり、災害ごみ、一般ごみともに処理が追いつかず収集が遅れている。道路脇に積まれた災害ごみは往来の妨げになるため、市が国に協力を要請した。

 この日は隊員約80人と収集業者らが瓦やコンクリートブロック、椅子、自転車などを分別し、収集車やダンプ計14台に積み込んだ。29日以降も市内で収集、搬出を続けるという。

 回収作業を見守っていた女性(35)は「だんだんと臭いがひどくなってきていたので、衛生的にも助かる」と話した。

=2016/04/28 西日本新聞=


地震過去最多ペース 2週間で1000回超、震度1以上 なお警戒呼び掛け
西日本新聞 4月28日(木)14時33分配信

 熊本地震は28日午前8時半すぎ、熊本県益城町で震度7を観測した14日の前震以降、16日の本震を含めて震度1以上の地震が千回に達した。発生から2週間で千回は過去最多ペース。

 気象庁によると、1日当たりの地震回数は25日に24回まで減少していたが、27日には49回を数え、若干の増加傾向が見られる。28日正午現在、14日以降の震度1以上の地震は1006回。「消長を繰り返しながら活発な活動を続けている」として引き続き警戒を求めている。

 一方、低気圧の影響で被災地では雨が降り続いた。28日午前11時までの72時間雨量は同県南阿蘇村44ミリ、益城町25ミリ、熊本市19・5ミリなど。九州北部では雨の峠は越えたが、気象庁は地盤の緩みによる土砂災害に注意を呼び掛けている。

 熊本県は、車中泊などで発症の恐れのある肺血栓塞栓(そくせん)症などのエコノミークラス症候群について、14~27日に主要20病院で入院が必要とされた重症患者は新たに2人増え、42人となったと発表した。

 県内の避難者数は28日午前9時現在、3万8196人。

=2016/04/28付 西日本新聞夕刊=


自分も被災、それでも支える=人手不足「役立ちたい」―負担集中で疲れも・熊本地震
時事通信 4月28日(木)14時29分配信

 熊本地震では発生直後から自治体の機能がまひした。

 混乱と人手不足が続く中、自身も被災しながら、他の住民を支えようと多くの人が奮闘した。事情はさまざまだが、「誰かの役に立ちたい」との思いは同じだ。

 「横になる間もなかった」。熊本県益城町の福田地区で避難所運営に当たった田崎研一さん(66)は疲れ切った表情を見せた。地区の公民館は指定避難所だったが、町からは14日夜の地震後、「建物が古いので移ってください」と指示があっただけ。16日未明の本震でさらに住民が殺到したが、支援物資は届かなかった。

 今月区長になったばかりの田崎さんは、炊き出し用の米を農家に提供してもらったり、物資を集めたりと奔走。地区の住民分を何とか確保したが、町からの支援物資と間違って受け取りに来た隣接地区の住民とトラブルも起きたという。

 近くの福祉施設に掛け合って住民の受け入れ場所を確保すると、町は施設を避難所と認めた。田崎さんは22日から町職員に運営を任せ、「やっと壊れた家の片付けを考えられる」と一息ついた。

 益城町で自宅が半壊した高校1年吉田龍成さん(15)は母と祖母の3人で、車で寝泊まりしている。祖母の世話をしながら避難所の掃除や配食を手伝う。「男は僕1人なので家族を守るのに精いっぱいだったが、助け合わなければと思い、手を挙げた」と話した。

 自宅に土砂が流れ込み、南阿蘇村の体育館に子供3人を連れて避難する保育士藤原恵子さん(40)。勤務先の保育園が断水で休園する間、体育館の玄関脇にスペースを設け、十数人の幼児の世話を続けた。「日付も分からない」ほどの忙しさ。慣れない避難所暮らしに抱っこをせがむ次女(2)の面倒も十分見られなかった。

 保育園は26日に再開したが、小学校は休校中。藤原さんは4年の長男と1年の長女を避難所に置いて出勤せざるを得ない。「早く避難所を出られるようにならないと、大人も子供もスタートラインに立てない」と語った。

 一時300人が身を寄せた南阿蘇村の福祉センターに務める介護士藤川めぐみさん(43)は、自宅に病気の父親を残し、本震から3日間寝ずに働いた。「とにかく役に立ちたいという思い。みんな被災しながら助け合っている」と話した。


文化財被災200件超 九州6県 国・地方集計 古文書など捨てられる懸念も
西日本新聞 4月28日(木)14時28分配信

 熊本地震で九州各地の文化財に大きな被害が出ている。文化庁によると27日現在、国が指定・選定・登録した文化財の被災は、鹿児島を除く6県で計118件に上る。西日本新聞の取材では県や市町村の指定文化財も109件。余震の終息が見えない中で、さらに件数は増える見通しだ。一方で、個人が所有する古文書などの保全活動に専門家が乗り出している。

 熊本県では国の文化財の被災が70件。熊本市では熊本城の石垣や櫓(やぐら)が壊滅的被害を受け、夏目漱石が教壇に立った旧制第五高等学校の本館(熊本大五高記念館)もれんが造りの煙突が折れた。阿蘇市の阿蘇神社は日本三大楼門とされる楼門が全壊した。

 地方自治体の指定文化財も「日本赤十字発祥の地」とされる熊本市の洋館「ジェーンズ邸」(県重要文化財)が全壊。県教育委員会は「被害状況の全容は不明。修理のことまで今は考えられない」と話す。

 大分県でも滝廉太郎が作曲した「荒城の月」の舞台となった岡城跡(竹田市)の石垣にたわみやずれが生じるなど各地で被害が相次いだ。

 被災件数を県別にみると国の文化財は熊本が最も多く、大分18件、福岡15件と続く。地方自治体指定の場合、文化庁とは異なる集計方法だが、熊本51件、福岡21件、佐賀20件など。

 個人宅に残る古文書などは文化財に指定されていないものが多く、家屋倒壊で風雨にさらされ、捨てられる懸念も出ている。23日には熊本の歴史学者らが「熊本被災史料レスキューネットワーク」を設立。史料の被害情報を収集し、一時保管する活動を始めた。代表の稲葉継陽(つぐはる)熊大教授は「史料は地域のアイデンティティー。泥や水で汚れても修復できるので捨てずに預けてほしい」と呼び掛ける。問い合わせは熊大文学部付属永青文庫研究センター=096(342)2304。

=2016/04/28付 西日本新聞朝刊=


<熊本地震>市庁舎損壊の八代市 商店街に窓口開設検討
毎日新聞 4月28日(木)14時12分配信

 熊本地震で市役所本庁舎が一部損壊し使用停止となっている熊本県八代市が、住民票発行などの窓口を中心商店街の空き店舗などに開設することを検討している。

 中村博生市長が27日の定例記者会見で明らかにした。市は市民課や、り災証明書などを担当する資産税課などを本庁舎から約4キロ離れた千丁支所にほぼ集約したが、中心市街地などの住民から不便との声が寄せられた。

 そのため、暫定的な出先機関として商店街の空き店舗や空きビルを利用できないか調査を始めた。中村市長は「適地を探して、早く決めたい」と話した。【笠井光俊】


<熊本地震>本震直後に空き巣未遂 2容疑者を逮捕
毎日新聞 4月28日(木)14時9分配信

 熊本県警は28日、熊本地震の本震直後に避難で無人となっていた熊本市の事務所を物色したとして、福岡県大牟田市草木、会社員、吉田忠史(21)と同市久福木、会社員、横山悟(30)の両容疑者を窃盗未遂などの容疑で逮捕した。「地震で無施錠の家が多く、簡単に盗めると思った」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は16日午前3時50分ごろ、熊本市中央区大江の女性(74)が所有するビルの2階にある事務所で窃盗をしようとしたとしたとしている。避難先から女性の家族が事務所に戻り、2容疑者を見つけた。2人は会社の同僚という。県警によると14日の地震後、避難者の窃盗被害は25件。【出口絢】


<熊本地震>日銀 被災地の金融機関に3000億円資金供給
毎日新聞 4月28日(木)13時10分配信

 日銀は28日の金融政策決定会合で、熊本地震の復旧・復興に向けた資金需要に応えるため、被災地の金融機関に対し総額3000億円の資金供給を無利息で実施することを決めた。

 資金供給を受けた金融機関の日銀当座預金の増加分はゼロ金利とし、マイナス金利は適用しない。


〔地震〕熊本県宇城市で震度4、津波の心配なし
レスキューナウニュース 4月28日(木)13時0分配信

気象庁によると、28日12:56頃、熊本県熊本地方を震源とするM3.6の地震があり、熊本県宇城市で震度4の揺れを観測しました。
この地震による津波の心配はありません。

■発生事象
発生日時 :4月28日12:56頃
震源地  :熊本県熊本地方(北緯32.7度、東経130.7度)
震源の深さ:約10km
地震の規模:M3.6(推定)

■震度3以上が観測された市町村(*印は気象庁以外の震度観測点)
【震度4】
熊本県:宇城市松橋町
【震度3】
熊本県:宇土市浦田町*、熊本美里町永富*、宇城市不知火町*、宇城市小川町*、宇城市豊野町*、氷川町島地*、熊本南区城南町*


<熊本地震>28日正午までの地震1006回に 気象庁
毎日新聞 4月28日(木)12時57分配信

 気象庁によると、熊本、大分県を中心に続いている地震の発生回数(震度1以上)は、14日夜から28日正午までの累計で1006回に上った。2週間で1000回に達するのは比較的早いペースといい、同庁は「活動域が広く、さまざまな所で地震が起きているからでは」とみている。

 また、熊本県熊本地方で発生したマグニチュード(M)3.5以上の地震は27日午後1時半までに215回で、現在の観測体制が整った1995年以降最多だった新潟県中越地震(2004年)を超え、内陸や沿岸で発生した地震では過去最多となっている。

 ピーク時は202回だった1日あたりの地震回数は26日30回、27日49回、28日は正午時までに30回。同日午前2時38分ごろには、熊本地方を震源とする地震で震度4を観測した。同庁は「地震活動は増減を繰り返しながら活発な状況が続いている」として、警戒を呼びかけている。【円谷美晶】


〔ふるさと短信〕地震後、ふるさと納税1億円=熊本県
時事通信 4月28日(木)12時2分配信

 熊本県は、大きな被害を出した熊本地震の発生後、「ふるさと納税」制度を通じて全国から集まった寄付金が26日までに計5597件、総額1億4865万円に上ったと発表した。
 例年、ふるさと納税を通じて同県に寄せられる寄付は9000万円程度。地震発生から2週間足らずで、1年間の寄付額を超えたことになる。蒲島郁夫知事は27日の記者会見で「温かいご支援に心から感謝する。寄付者のご意向に沿うよう活用し、一日も早い復興に取り組んでいく」と語った。


「災害弱者」過酷な生活 難病や車いす、寝たきり… 福祉避難所開設少なく
西日本新聞 4月28日(木)11時56分配信

 熊本地震の被災地では、高齢者や障害者ら「災害弱者」といわれる人と家族たちが避難所で過酷な生活を続けている。災害時に配慮が必要な人を受け入れる福祉避難所として機能するはずの施設が被災し、開設が進まずに車中泊も多い。障害者や難病患者などの特性に応じた合理的配慮を公的機関や民間事業者に求める障害者差別解消法が4月に施行されたばかり。専門家は「支援の在り方が問われる」と話す。

 約450人が避難する熊本県西原村の西原中体育館で過ごす西岡照洋さん(63)一家。娘の知香さん(31)は発育・発達が遅れ筋力が弱く、幼少期から白内障の症状が出る難病「マリネスコ・シェーグレン症候群」を患う。知香さんは、1畳ほどのスペースで座ったままの体勢が続く。手や上半身を動かして軽い運動をするが、十分ではない。病気に詳しい医師によると、運動量が減ればより筋力が低下し、体を動かしにくくなる恐れがある。

 車いすでの生活。避難所に設置された仮設トイレは和式で使えず、当初はトイレのたびに損傷した自宅に両親が連れて帰っていた。周囲の環境に敏感な知香さんにとって間仕切りがない生活もストレスだ。母の比呂子さん(62)は「みんながつらい状況だが、体が不自由な人がいる実情を知ってほしい」と話す。

 同県益城町保健福祉センターの避難所で、姉(81)を介護する男性(75)が確保したスペースは出入り口近くの階段の下。硬いタイルに毛布を敷いて過ごす。姉は右半身にまひがあり1人でトイレに行けない。屋外にある仮設トイレまで車いすに乗せて連れて行く。約15センチの段差では車いすを抱え、健常者だと1分もかからない場所も通路を遠回りして数分かかる。これを毎夜7、8回は繰り返す。

 一方、約2万人が避難生活を送る熊本市。25日午後、東区の長嶺小体育館に避難する松岡貞次郎さん(63)は、ほぼ寝たきりの92歳の母のそばに座っていた。「母の世話で離れられない」。食事の配給の列が長いと、並ぶのを諦めた。市の福祉避難所への入所を希望したが最初は断られた。25日朝、再度頼んだが、担当者に「連絡します」と言われたまま。携帯電話の着信を待つ。

 同市は、支援が必要な高齢者や障害者など「災害時要配慮者」といわれる人を約3万5千人と想定していた。しかし、今回の地震で被災した要配慮者の数や今どんな生活をしているのか、行政側は実態がつかめていないという。市は災害救助法に基づき、福祉避難所を設置する協定を176の福祉施設などと結び、約1700人の利用を見込んだ。しかし、施設の被災などで、受け入れができているのは27日午後1時時点で43施設、計207人にとどまる。市の担当者は理由を「被災に加え、介助スタッフが足りない」と説明した。

 24日から3日間、被災地を調査した同志社大の立木茂雄教授(福祉防災学)は障害者差別解消法を踏まえ「要配慮者が過酷な環境での生活を続ければ、関連死が増える恐れがある。行政は障害者や高齢者の避難状況を早急に把握し、福祉施設だけでなく民間の旅館やホテルを福祉避難所として活用することなども検討していくべきだ」と話した。

災害時要配慮者
 内閣府によると、災害の発生や危険が迫っていることの認知や安全な場所に避難すること、避難先で生活を続けることなど一連の避難行動に困難があり、支援が必要な人たちを指す。立ち上がりや歩行が自力ではできない高齢者や障害者、難病患者のほか、乳幼児や妊婦なども含まれる。

=2016/04/28付 西日本新聞朝刊=


避難所長期化に募る不安 識者「被災者主体の運営を」
西日本新聞 4月28日(木)11時47分配信

 熊本地震の発生から28日で2週間、今なお4万人近くが避難所暮らしを強いられている。これまで避難所の多くは行政やボランティアを中心に運営されてきたが、専門家は「長期化を見据えれば、被災者主体の運営が不可欠」と指摘する。自分たちの手で過ごしやすい“家”に-。既に立ち上がった住民たちがいる一方で、先の見えない不安を抱えたままの避難所もある。

 約200人が肩を寄せ合う熊本市中央区の一新小。前震が起きた14日から避難生活を送る高校3年の海津大樹さん(18)はおにぎり作りや物資の運搬が日課だ。人手不足を補うため、学校が呼び掛けたボランティアに手を挙げた。「みんな被災者。自分ができることをしたい」。10人ほどの仲間と、子どもたちの遊び相手も引き受けている。

 一新小には16日の本震直後、約1400人が殺到した。すぐに自治会やPTAで炊き出しや交通整理の役割が振り分けられた。「できる人に声を掛けて乗り切ってきた」と自治会連合会長の宮本茂弘さん(68)。学校も協力し、トイレ掃除から水くみまで自主運営で取り組んでいる。馬場敬子校長(54)は「避難者や地域の協力がなければ避難所は回らない」と実感する。

「早くコミュニティーを復活させれば、地域の絆を保てる」
 一方、行政側が中心を担ってきた避難所では、じわりと不安が広がる。2度の震度7に襲われた熊本県益城町。隣接する町総合体育館と町交流情報センターには計約1200人が身を寄せ、仮設風呂や理髪用のテントが並ぶ。センターの西山広成所長(54)は「十分な支援だが、ずっと続くわけではない」。

 役場の業務再開に向け、センターの常駐職員は25日に10人から4人へと縮小され、他自治体の応援や一部避難者の手伝いでしのぐ。人手不足に加え、長期化によるストレスで避難者同士のトラブルも生じかねず、西山所長は「顔が利く町内会長にまとめ役をお願いできれば」と思っている。

 町内会長を務める増永信喜さん(70)も「住民をまとめられないと運営は難しい」と痛感する。ただ、この避難場所だけでも関係する町内会は数十に及び、連携も容易ではない。同じ地区でまとまろうにも、住民は散り散り。さらに2週間がたち、積極的に協力してくれていた避難者にも疲れの色が見えてきた。

 余震が続き、先はまだ長くなるかもしれない。東日本大震災の経験から避難所運営のノウハウを伝えるNPO遠野まごころネット(岩手県)の臼沢良一理事長(67)は「顔見知りだと、あうんの呼吸で物事が進みやすい。そのためには住民の避難先を把握し、避難所再編のタイミングで集落ごとに集約すべきだ」と指摘する。さらに今後の仮設住宅への移行も見据え「早くコミュニティーを復活させれば、地域の絆を保てる」と強調した。

=2016/04/28付 西日本新聞朝刊=


<熊本地震>被災地に断続的な雨 阿蘇地方中心に
毎日新聞 4月28日(木)11時47分配信

 最初の地震から2週間を迎えた熊本地震の被災地は28日、阿蘇地方を中心に断続的な雨に見舞われた。熊本地方気象台によると、26日夜の降り始めからの降水量は、土砂崩れで多くの被害が出た南阿蘇村で76ミリとなっている(28日午前10時現在)。気象台は引き続き、土砂災害への注意を呼び掛けている。

 地震による直接の死者が20人を数えた益城町では、この日も朝から崩れた家屋の片付けをする住民の姿があった。小雨が時折ぱらつく中、必要な家財を運び出すなどしていた。【佐野格】

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