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2016年4月27日 (水)

熊本・震度7の地震に関するニュース・57

引き続き、熊本県で4月14日および16日に発生した、震度6強~7の地震に関するニュースを伝達します。

リンク:九州新幹線「幻のCM」再び反響 ネット上で熊本激励 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難所に列、続く車中泊=長期化に不安「先見えない」―熊本地震2週間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:益城町役場前の配給所が活動終了 被災者「本当に助かった」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 「機種は特定されていなかった」米軍オスプレイ輸送支援で政府答弁書 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>「特定非常災害」指定を閣議決定 4例目 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州新幹線全線再開、思い乗せ 実家が被災の大学生、宮城からの支援者… - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州新幹線全線再開 13日ぶり 28日から関西直通 熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州自動車道、29日に全線復旧へ…15日ぶり - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>九州道植木-嘉島 29日に通行止め解除へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>震度1以上の地震1000回に 気象庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 「特定非常災害」政府が閣議決定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州道、29日に全線復旧=大分道は連休明け―石井国交相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:馳文科相、1日に熊本市へ=小学校、熊本城など視察 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震、特定非常災害に指定…閣議決定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:運転免許証など期限延長=特定非常災害に指定―政府 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:震度1以上、1000回超=地震2週間、熊本など活発―気象庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 堤防損壊100カ所超 迫る梅雨入り「補修、時間との闘い」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:被災後も介護休まず 断水、損壊 乗り越え 熊本・JAかみましき福祉センター - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:エコノミークラス症候群 タオル1枚で簡単予防 ネットで体操公開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:28日は全国的に雨 九州北部地方は朝まで土砂災害に注意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ライフライン完全復旧遠く=1万5900戸断水・熊本地震2週間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>九州道28日にも全線開通 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔地震〕熊本県宇城市で震度4、津波の心配なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>「なお活発な状況」気象庁が警戒呼びかけ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:依然3万6千人が避難=エコノミー症候群増―熊本地震2週間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:仮設4200戸確保へ熊本県、補正予算専決処分 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州新幹線、全線が復旧…運行数は震災前の9割 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>ひび割れた病院 200人移送 益城町 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震2週間、なお3万7000人が避難所に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>避難者なお3.6万人 住宅損壊2.7万棟 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>益城町の学校、5月9日再開へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 フィンランドから乳児用液体ミルク 西原村の保育園に寄贈 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>水枯れ「もう住めぬ」 断層の真上・西原村 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>消費者相談109件 不審な義援金電話や訪問も - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

九州新幹線「幻のCM」再び反響 ネット上で熊本激励
西日本新聞 4月28日(木)11時40分配信

 「九州に新しい力が生まれています」-。2011年3月の九州新幹線全線開通時に制作されたJR九州のCMが熊本地震後、インターネット上で再び反響を呼んでいる。5年前、開通前日に起きた東日本大震災の影響でテレビ放送が中止された「幻のCM」。映像が残る動画投稿サイトには「九州は負けない」「またあの笑顔を見たい」など、熊本の被災地を励ます言葉が集まっている。

 動画は九州新幹線の全線開通を記念して企画。7色にラッピングした新幹線が鹿児島中央駅から博多駅へ北上し、沿線の人々が新幹線に手を振る様子を撮影。約1万人が参加した。

 完成した動画は、約3分のバージョンなどがある。東日本大震災の被災地への配慮から放映は自粛されたが、JR九州によると、当時ネットなどで映像を見た東北の被災者から「元気をもらった」などの声が同社に寄せられたという。

 映像には熊本県を通過する場面で、田園風景やタオルや旗を手に跳びはねたり大きく手を振ったりする大勢の姿が映る。映像のコメントでは、被災地へのエールとして「復興したらまた放送してほしい」という声も多い。


避難所に列、続く車中泊=長期化に不安「先見えない」―熊本地震2週間
時事通信 4月28日(木)11時37分配信

 「先が見えない」。

 14日の震度7の地震発生から28日で2週間。大きな被害が出た熊本県益城町や熊本市では、屋根にブルーシートを張った家々が目立ち、道路脇には使えなくなった粗大ごみなどが回収されないまま放置されている。余震への恐怖から今も車中泊を続ける人が後を絶たず、避難所では朝食に長い列ができた。

 益城町の大型展示場「グランメッセ熊本」の駐車場では約400台の車が一夜を明かした。会社員の戸田功巳さん(33)は、当初近くの公民館に避難していたが、「1歳の娘がいるので夜泣きすると迷惑になる」と車中泊を続けている。戸田さんは不安な表情を浮かべ「いつまた余震が来るか分からない」と声を落とした。

 自宅が半壊状態になったという植田ゆかりさん(35)は、高校1年の娘と車中泊を続ける。「この駐車場もいつまで開放されるか分からない。先が何にも見えない」と不安の声を漏らした。

 一方、約300人が避難する熊本市中央区の五福小学校では午前8時前、朝食の炊き出しに約50人が列を作り、白い紙皿に載せられたおにぎりや紙コップに入ったみそ汁などを黙々と受け取った。

 薬局経営の男性(70)は「余震が少なくなり、少し眠れるようになった。ただ、いつまで避難生活が続くか不安だ」と話した。


益城町役場前の配給所が活動終了 被災者「本当に助かった」
西日本新聞 4月28日(木)11時35分配信

 熊本県益城町役場前の町商工会駐車場で、熊本地震の「前震」後の15日から活動してきた県商工会青年部会員による支援物資の配給所が、27日で終了した。物流が復活し、営業を再開する商店が出始めてきたことから決断した。これまで配給だけでなく、炊き出しでも地域の被災者を支えた。利用者からは「地震後の生活の大きな支えになった」と感謝の声が上がっている。

 配給所には、県内の会員が交代で20~30人が常駐し、地元高校生なども運営に加わった。配給物資は、全国の商工会青年部から届いた食料や生活用品などで、遠くは富山県からレトルトご飯や水が届いたという。

 炊き出しは午前と午後の2回実施。温かい豚汁やうどん、カレーなどを振る舞った。26日は会員が天草市から物資を搬入。タイやカンパチなどを使ったあら炊きを数百人分提供した。調理は、同市河浦町ですし店を経営する会員の宮下剛さん(39)が担当。プロの味を披露した。

 自宅が全壊し、敷地内の小屋で生活する河内せいこさん(66)は、水が使えないため調理ができず、ほぼ毎日配給所での炊き出しを頼りにしてきた。この日も配給所を訪れ、「終了は残念だけど、本当に助かった。ありがとう」と会員たちをねぎらった。

 会員をとりまとめた木野祐樹・県商工会青年部連合会長(38)は「ひとまず初期の支援は区切りがついた。今後も会員が力を出し合い、被災者支援に努めていきたい」と話している。

=2016/04/28付 西日本新聞朝刊=


熊本地震 「機種は特定されていなかった」米軍オスプレイ輸送支援で政府答弁書
産経新聞 4月28日(木)11時23分配信

 政府は28日の閣議で、米国が日本に熊本地震の輸送支援を申し出た際、航空機の機種は特定されていなかったとする答弁書を決定した。社民党の照屋寛徳議員の質問主意書に答えた。輸送支援には米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが活用された。

 答弁書は「米側から輸送支援が可能だとの連絡があり、中谷元(げん)防衛相より安倍晋三首相にその報告があったが、当該連絡では航空機の機種は特定されていなかった」とした。オスプレイの支援については「被災地への迅速かつ効果的な物資の輸送ができた」と評価した。

 照屋氏は質問主意書で、オスプレイの投入に関し「災害を政治利用するようなことはあってはならない」と非難している。


<熊本地震>「特定非常災害」指定を閣議決定 4例目
毎日新聞 4月28日(木)11時14分配信

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倒壊した家屋=熊本県益城町で2016年4月27日午後5時27分、猪飼健史撮影

 政府は28日午前、熊本地震の「特定非常災害」指定を閣議決定した。運転免許の更新など行政手続きの期限が延長される。特例措置ではこのほか、薬局の休廃止の届け出など法令で義務づけられた手続きが期限内にできなかった場合の免責や、災害で債務超過となった法人への破産宣告の留保などを盛り込んだ。施行は5月2日。

 指定理由は「人的被害、住居被害が甚大で、多くの被災者が避難生活を余儀なくされ、復旧復興にはなお時間を要する」とした。指定は阪神大震災▽新潟県中越地震▽東日本大震災に続き4例目。【高本耕太】


九州新幹線全線再開、思い乗せ 実家が被災の大学生、宮城からの支援者…
西日本新聞 4月28日(木)11時10分配信

「こんなに重い気持ちで新幹線に乗るのは初めて」
 13日ぶりに九州新幹線が全線で運転再開した27日、沿線の駅では両親が待つ熊本県内の実家に向かう大学生や自宅を心配して家路を急ぐ夫婦の姿が見られた。親子が涙で再会を喜び、東日本大震災で支援を受けた東北の人たちが「恩返しに」と駆け付ける場面も。地震で一変した被災者の生活が一歩、日常に近づいた。

 「こんなに重い気持ちで新幹線に乗るのは初めてだ」。午後2時40分、鹿児島中央駅(鹿児島市)では博多に向かう一番列車「つばめ350号」に鹿児島大4年田上煌生(こうき)さん(22)が乗り込んだ。

 地震が起きた14日夜、友人と鹿児島市の温泉施設にいて館内放送で地震の一報を聞いた。熊本県益城町の実家のマンションは損傷がひどく、応急診断で危険を示す赤い紙が張られた。両親は車中泊を続ける。すぐに帰りたかったが、「かえって迷惑を掛ける」と我慢した。

 26日、実家近くに住んでいた祖父(92)が病気で亡くなった。落ち込んでいても明るく声を掛けてくれた。「地震がなければ、死に目に会えたかもしれないのに…」と、唇をかんだ。

 田上さんは大型連休までは熊本にとどまるつもりだ。熊本駅(熊本市)で在来線に乗り換えると、「とにかく行ってみます」とつぶやいた。

「自分だけ逃げるわけにはいかない」ボランティアへ
 同じ一番列車に熊本保健科学大4年中城仁志さん(21)=熊本市北区=も乗っていた。地震後、鹿児島県指宿市の実家に避難していたが、「余震は怖いが、自分だけ逃げるわけにはいかない」と、益城町でがれきを片付けるボランティアに参加することにした。

 新幹線が熊本に入ると、車窓の光景が一変した。ブルーシートに覆われた数々の屋根、崩れ落ちた土手…。被害の大きさに息をのんだ。「医学検査が専門なので医療の知識を生かして支援したい」と意気込んだ。

「無事で本当に良かった」再会を喜ぶ
 鹿児島中央駅では再会を喜ぶ親子もいた。鹿児島市の女性(59)は、87歳の母の退院に付き添うため、10日に熊本市北区の実家に帰り、被災した。家屋に被害はなかったが、車で泊まるなどしていた。

 新幹線の全線再開に合わせ、母と一緒に鹿児島に戻った。出迎えた息子は「無事で本当に良かった」と声を震わせ、女性は「余震におびえない生活がしたい」と繰り返した。

 午後4時前、熊本駅では熊本県宇城市の北野憲二さん(64)が博多に向かう長女(32)と3歳の孫を見送った。

 埼玉県に住む長女が帰郷していた時に地震が起きた。自宅は壊れ、避難所は満員で入れず、車中泊を続けた。17日から孫が体調を崩していた。北野さんは「家族みんな無事で良かった。ほっとした」と安心した。

宮城から「恩返しです」
 博多駅の新幹線ホームで鹿児島中央行きの一番列車を待つ列には「南三陸町」(宮城県)と背中にプリントされた作業服姿の男性4人がいた。同町は東日本大震災で熊本県から支援を受けた。当時副町長だった遠藤健治さん(68)は今回、町から臨時雇用され、益城町に派遣されることになったという。遠藤さんは「私たちの経験を生かしたい。恩返しです」と語った。

=2016/04/28付 西日本新聞朝刊=


九州新幹線全線再開 13日ぶり 28日から関西直通 熊本地震
西日本新聞 4月28日(木)10時58分配信

 熊本地震の影響で運休が続いていた九州新幹線の熊本-新水俣が27日午後、営業運転を再開した。博多と鹿児島中央を結ぶ九州の大動脈の全線が13日ぶりに復旧。被災地復興の大きな弾みとなりそうだ。JR九州は28日から、通常の9割程度の列車本数を確保。山陽新幹線との相互直通運転や、途中駅の一部に止まらない列車の運行も再開する。

 JR九州の青柳俊彦社長は27日、福岡市で記者会見し、28日以降の運行計画を発表した。九州新幹線のダイヤは通常、上下合わせて125本だが、当面は計114本で運行。数日間は全席を自由席扱いとするが、以降、指定席販売やインターネット予約も再開する。

 関西方面との直通「みずほ」「さくら」は、上下とも1時間に1本以上を確保するが、多くは熊本駅発着となる。余震への警戒から熊本駅以南の一部区間を時速約70キロで徐行運転するためで、代替措置として熊本-鹿児島中央は各駅停車を増やす。博多-鹿児島中央の所要時間は通常より約25分遅い最速約1時間40分。通常ダイヤへの復帰は余震の状況をみて判断する。

 全線再開の第1便は、27日午後2時36分博多発の鹿児島中央行き各駅停車「つばめ345号」。博多-熊本の乗客数は約500人で、乗車率は約92%に上った。熊本-鹿児島中央は約29%にとどまったが、同社は今後上昇するとみている。

 九州新幹線は14日夜の前震で全線が運休。熊本県内で高架橋の亀裂など約150カ所で損傷が発生し、熊本駅の南方では回送列車が脱線した。当面は修復工事を進めながらの運行となる。JR九州は今回の脱線事故を重視し、今後、脱線防止策や活断層対策の見直しを進める。

 29日には、観光列車「A列車で行こう」や「SL人吉」も再開予定。在来線では、土砂崩れの影響で豊肥線の一部で運休が続く見通し。

=2016/04/28付 西日本新聞朝刊=


九州自動車道、29日に全線復旧へ…15日ぶり
読売新聞 4月28日(木)10時58分配信

 熊本地震で一部区間で通行止めが続いていた九州自動車道の植木インターチェンジ(IC)―嘉島ジャンクション(JCT)間23キロについて、国土交通省は、29日に通行止めを解除すると発表した。

 九州自動車道(門司IC―鹿児島IC、346キロ)は14日の「前震」以来15日ぶりに全線復旧する。

 石井国交相は28日の閣議後記者会見で、「九州新幹線と並ぶ大動脈なので、今後の復旧復興に向けて大きな足がかりになる」と述べた。同省によると、益城熊本空港IC―嘉島JCT間4キロは上下各1車線の通行となり、同区間の木山川橋(熊本県益城町、870メートルは段差が残るため時速20キロの速度規制がかかる。

 また大分自動車道の湯布院IC―日出JCT間17キロでは、橋げたのゆがみなど深刻な損傷があるため、復旧はゴールデンウィーク後となる5月9日以降の見通し。


<熊本地震>九州道植木-嘉島 29日に通行止め解除へ
毎日新聞 4月28日(木)10時42分配信

 熊本地震の影響で通行止めになっていた九州道植木インターチェンジ(IC)-嘉島ジャンクション(JCT)間(23キロ)について、石井啓一国土交通相は28日の閣議後記者会見で、通行止めが29日に解除されるとの見通しを示した。一部区間で速度や車線の規制が行われる予定だが、九州道は全線で一般車両の通行が可能となる。

 国交省によると、植木IC-嘉島JCT間のうち、植木IC-益城熊本空港IC間(19キロ)は既に物資輸送車両や高速バスの通行は可能。また、石井国交相は大分道の湯布院IC-日出(ひじ)JCT間(17キロ)も応急復旧工事が順調に進めば、ゴールデンウイーク明けに通行止めを解除できるとの見通しを示した。実現すれば、地震による九州の高速道路の通行止めは全て解消される。【曽田拓】


<熊本地震>震度1以上の地震1000回に 気象庁
毎日新聞 4月28日(木)10時24分配信

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倒壊した家屋=熊本県益城町で2016年4月27日午後4時37分、猪飼健史撮影

 気象庁によると、熊本、大分県を中心に続いている地震の発生回数(震度1以上)は、14日夜から28日午前9時までの累計で1001回に上った。

 ピーク時は202回だった1日あたりの地震回数は26日30回、27日49回、28日は午前9時までに25回。同日午前2時38分ごろには、熊本地方を震源とする地震で震度4を観測した。

 同庁は「地震活動は増減を繰り返しながら活発な状況が続いている」として、警戒を呼びかけている。【円谷美晶】


熊本地震 「特定非常災害」政府が閣議決定
産経新聞 4月28日(木)10時12分配信

 政府は28日午前、熊本地震を行政上の特別措置が認められる「特定非常災害」に指定する政令を閣議決定した。5月2日の公布、施行を予定している。河野太郎防災担当相が記者会見で明らかにした。

 指定により、被災者が所有する運転免許証などの有効期限や、相続に関する手続きの期間などの延長が認められる。

 一方、建築基準法で2年3カ月間の設置期間が定められている応急仮設住宅の入居期間延長については、「2年後に仮設(住宅)がいらない状況を目指して頑張っている」(河野氏)との理由で今回は盛り込まれなかった。


九州道、29日に全線復旧=大分道は連休明け―石井国交相
時事通信 4月28日(木)9時46分配信

 石井啓一国土交通相は28日の閣議後の記者会見で、熊本地震で被害を受けた九州自動車道について、29日に全線が復旧すると明らかにした。

 一般車両の通行も可能となる。通行止め区間が残る大分自動車道に関しては、5月の大型連休明けの9日以降に全線復旧するとの見通しを示した。

 九州道は植木インターチェンジ(IC、熊本市)―嘉島ジャンクション(JCT、熊本県嘉島町)間で通行止めとなっているが、一部速度規制の上、解除する。国交相は「これにより、(九州の)南北を連絡する大動脈が回復する」と強調した。


馳文科相、1日に熊本市へ=小学校、熊本城など視察
時事通信 4月28日(木)9時37分配信

 馳浩文部科学相は28日の閣議後記者会見で、5月1日に熊本市を訪問すると発表した。

 地震で休校が続き避難所になっている市立小学校や、大きな被害を受けた熊本城のほか、熊本大と東海大などを視察し、関係者と意見交換する。


熊本地震、特定非常災害に指定…閣議決定
読売新聞 4月28日(木)9時19分配信

 政府は28日午前、被災者の行政上の権利や利益を守るため、熊本地震を特定非常災害に指定する政令を閣議決定した。

 阪神大震災、新潟県中越地震、東日本大震災に続き4例目。

 指定により、罹災(りさい)証明書を提示することで、運転免許証の有効期限、薬局の休廃止届の提出期限など行政手続きの期限が延長される。被災で債務超過に陥った企業に対する裁判所の破産手続きの開始決定も一定期間猶予される。政府は仮設住宅の入居期限(原則2年)の延長も検討したが、今回の決定では対象から外した。

 河野防災相は28日午前の記者会見で、「2年後には仮設住宅が要らなくなる状況を目指して頑張る」と述べた。


運転免許証など期限延長=特定非常災害に指定―政府
時事通信 4月28日(木)8時55分配信

 政府は28日の閣議で、熊本地震について、被災者の権利や利益を保全する「特定非常災害」に指定することを決めた。

 地震で更新できなかった運転免許証の有効期限を延長するなど、さまざまな特例が適用される。指定は阪神大震災、新潟県中越地震、東日本大震災に続き4例目。

 特定非常災害は、阪神大震災を受けて制定した特定非常災害特別措置法に基づき指定する。熊本地震では、運転免許証や飲食店などの営業許可の更新期限が過ぎても9月30日まで有効期限を延長。地震で経営が悪化した企業の破産手続きを一時留保し、再生を促す。


震度1以上、1000回超=地震2週間、熊本など活発―気象庁
時事通信 4月28日(木)8時51分配信

 気象庁は28日、熊本県熊本・阿蘇地方と大分県中・西部で14日夜以降に起きた震度1以上の地震が、28日午前8時50分ごろまでに計1000回を超えたことを明らかにした。

 気象庁は熊本県益城町で最初の震度7の地震が起きてから2週間たっても、依然として活発な地震活動が続いているとして注意を呼び掛けている。


熊本地震 堤防損壊100カ所超 迫る梅雨入り「補修、時間との闘い」
産経新聞 4月28日(木)7時55分配信

 熊本地震の発生から28日で2週間を迎える被災地は27日、大雨に見舞われた。熊本県内の河川の堤防は地震で被害を受け、1級河川だけでも損壊地点が100カ所を超える上、今年は雨の日も例年より多くなっている。約1カ月後には梅雨入りする見込みで、河川の増水による堤防決壊の不安も募る。「時間との闘いになる」。堤防の復旧現場では雨の中、24時間態勢での作業が続く。(五十嵐一)

 緑川と加勢川に囲まれた熊本市南区野田の河川敷では27日夜、高さ20メートルほどのクレーン車がコンクリートブロックを積み上げる作業を続けていた。この堤防では、16日の本震の後、「クラック」と呼ばれる亀裂が複数確認された。亀裂は数十センチの幅で深さは約2メートルに及んでいた。

 補修作業は亀裂がなくなるまで堤防を掘り返し、再び土を積んで砂利を敷いた後、アスファルトで固める。その上で、堤防にコンクリートブロックを積み上げる。現場近くの工事事務所のカレンダーには、4月30日に◯をつけ「工期」と大きく書き込まれていた。「今回のようなタイトなスケジュールでの作業は経験がない。間に合うかどうか微妙だよ」。現場責任者の男性はそう話す。

 国土交通省によると、確認された堤防被害は、白川水系32▽緑川水系105▽菊池川水系1-の計138カ所。全地点で応急措置を取ったが、被害が深刻な緑川水系の11カ所は、今月末の工期に向けて工事が続く。

 現在も続く余震と、地震後にたびたび降る雨も工事の進捗(しんちょく)を妨げている。熊本地方気象台によると、14日の前震から27日までの2週間で、熊本市に雨が降ったのは11日。昨年の同期間は6日で「今年は少量のものも含め、雨が多い」(熊本地方気象台)という。

 例年は6月初旬という梅雨入りも約1カ月後に迫っている。国交省熊本河川国道事務所緑川下流出張所の尾後(おご)大輔所長は「現状のまま梅雨が来ればどうなるか分かったものじゃない。時間との闘いになる」と話す。

 「堤防が決壊したら一巻の終わり」。堤防の修復工事現場近くに住む中村亮一さん(78)によると、この一帯は土地が低く、普段から雨が降るとポンプを使う地域だという。「堤防は文字通り生命線。一刻も早く工事が終わるよう祈るだけだ」。中村さんは不安そうな表情で話した。


被災後も介護休まず 断水、損壊 乗り越え 熊本・JAかみましき福祉センター
日本農業新聞 4月28日(木)7時2分配信

 熊本地震に見舞われた熊本県山都町のJAかみましき福祉センターは、震災発生から1日も休まず、地域への高齢者福祉サービスの提供を続ける。余震が続いて同センターも断水、一部施設は破損したが、250人への1日2回の配食と訪問介護を途切れさせることはなかった。地域を支えるとの使命感から、災害弱者となりやすい高齢者をJAがしっかりと支えている。

 同町は、住み慣れた地域で安心して暮らせることを目指した「地域包括ケアシステム」のJA版のモデルとして注目を集める。だが、地震で小規模多機能型施設「さくら荘」と、隣接するデイサービス施設の壁も崩壊し、同センター自体が大きな被害を受けた。

・職員心一つに

 震災発生直後、北潮子センター長はスタッフに声を掛けた。「どぎゃんかせなんたい」。スタッフの中には被災し、公民館から通い続ける人もいる。だが、JAのサービスを頼りに生活している人がいる――と、ほとんどの職員が集まった。

 訪問介護は休むことなく、運転が危険な場所へはヘルパーの家族の助けなども借りて回った。出歩けない人のために町が支給する水を家まで運ぶ役割も担う。

 ただ、同センターも水不足に直面。給水車は来たが、配食やデイサービスには到底足りず、職員が近くの水源から飲用にも使える水を調達した。配食のメニューは減らしたものの、通常通り届けることができ、デイサービスは入浴はできない条件で受け入れを始めた。

・宿泊受け入れ

 破損した施設の機能は、無事だった施設に移し、泊まり付き介護も、町の許可を得て宿泊を受け入れる体制を整えた。高齢者がいる世帯には心強い支えになっている。デイサービスを利用する男性(86)は「家族も大変な中、受け入れてもらえてありがたい。人に迷惑を掛けてしまう気持ちが和らいだ」と話す。

 北センター長は「職員も大変だが、自分たちが地域に絶対に必要とされていることを忘れてはいけない」と力を込める。(竹林司)


エコノミークラス症候群 タオル1枚で簡単予防 ネットで体操公開
スポニチアネックス 4月28日(木)7時1分配信

 熊本地震での長引く避難生活によるエコノミークラス症候群の予防に役立ててもらおうと、東日本大震災後に仮設住宅などで運動不足解消の指南をしてきた福島市の女性が、タオル1枚で手軽にできる予防体操の動画を作成し、インターネット上で公開した。

 作成したのは、チアリーディングを通じた社会貢献活動をしている石河美奈さん(42)。東日本大震災の1週間後から福島や仙台の避難所でボランティア活動をはじめたところ、被災者の多くが背中を丸めて段ボールの上に座っている姿を目撃。「エコノミークラス症候群が問題になり始め、ストレスを軽減できるようにとタオル1枚でできる体操の指導を始めた」という。

 熊本地震後、新聞やテレビで車中泊などで体調を崩す被災者が多いことを知り、「東日本大震災直後のことを思い出して、何かしなければ」と、タオル体操のビデオを作った。

 動画投稿サイト「You Tube」に21日公開された6分あまりの動画には、活動を共にする福島県内の小学生らが出演。タオルを用いて、血液の循環を促す全身ストレッチ運動を例示している。

 熊本県では依然、余震を恐れた多くの住民が避難所生活を続けている。県はこの日、エコノミークラス症候群で入院が必要な重症と診断された患者が新たに3人増え、26日までに計40人になったと公表。県によると、65歳未満の女性1人と65歳以上の男女2人。25日午後4時~26日午後4時に、県内の医療機関を受診したという。エコノミークラス症候群の患者は増加傾向にある。

 石河さんは「被災地で運動不足へのさまざまな対策が行われるきっかけになってほしい。このビデオを見て、率先して運動をする人が出てくれればうれしい。子供たちがリーダーになったっていいんです」と話している。動画は「元気届け隊 エコノミー症候群対策体操」で検索できる。


28日は全国的に雨 九州北部地方は朝まで土砂災害に注意
ウェザーマップ 4月28日(木)6時36分配信

 九州北部地方では、雨の峠は越えたが、4月14日からの地震とこれまでの雨で地盤が緩んでいる所があり、土砂災害に注意が必要だ。4月26日午後8時から28日午前6時までの総降水量は、大分県佐伯市蒲江で73.0ミリ、熊本県の阿蘇山で67.5ミリなどとなっている。

 28日午前3時現在、前線を伴った低気圧が紀伊半島の南にあって東北東に進んでいる。日中は関東の南海上を北東に進むため、東日本を中心に広い範囲で雨が降り、雷を伴う所がある見込みだ。

 また、29日は発達する低気圧の影響で北日本の太平洋側地方では大荒れの天気になるおそれがある。暴風や高波に警戒するとともに、北海道では平地でも積雪となるところがあるため、路面の凍結、ふぶきによる交通障害に注意が必要だ。東~西日本では晴れるところが多いが、強風や高波に注意が必要となる。


ライフライン完全復旧遠く=1万5900戸断水・熊本地震2週間
時事通信 4月28日(木)5時24分配信

 熊本地震発生から28日で2週間。

 熊本県内ではなお約3万6000人が避難生活を続けている。ライフラインの復旧が進みつつあるものの、完全復旧は遠い。断水が続く益城町では一部の地域で通水が始まったばかりだ。熊本市では水道管破損の影響などによる水不足で、夜間の計画断水も。コインランドリーや公衆浴場は不便な生活を強いられる被災者で混雑している。

 県のまとめでは、断水は27日現在、約1万5900戸。復旧しても十分な水量が出なかったり、濁って飲用には使えなかったりするケースも多い。自衛隊による給水活動が続いている。

 西部ガスによると、都市ガスは熊本市や益城町など2市2町の2万2000戸余りで供給停止になっているが、今月末に全面復旧する見通しだ。


<熊本地震>九州道28日にも全線開通
毎日新聞 4月28日(木)3時0分配信

 熊本地震で一部通行止めとなっている九州自動車道が早ければ28日にも全線開通の見通しであることが関係者への取材で分かった。ただし、天候などによっては29日以降になるという。

 九州道は植木インターチェンジ(IC)-嘉島(かしま)ジャンクション(JCT)間で通行止めが続いているが、国土交通省は月内再開の見通しを示していた。関係者によると、28日以降、天候などをみて最終判断する。益城(ましき)熊本空港IC-嘉島JCT間は一部車線で通行規制が残る予定。【尾垣和幸】


〔地震〕熊本県宇城市で震度4、津波の心配なし
レスキューナウニュース 4月28日(木)2時45分配信

気象庁によると、28日02:38頃、熊本県熊本地方を震源とするM4.1の地震があり、熊本県宇城市で震度4の揺れを観測しました。
この地震による津波の心配はありません。

■発生事象
発生日時 :4月28日02:38頃
震源地  :熊本県熊本地方(北緯32.6度、東経130.7度)
震源の深さ:約10km
地震の規模:M4.1(推定)

■震度3以上が観測された市町村(*印は気象庁以外の震度観測点)
【震度4】
熊本県:宇城市不知火町*
【震度3】
熊本県:八代市平山新町、八代市松江城町*、八代市千丁町*、八代市鏡町*、八代市泉支所*、八代市坂本町*、宇土市浦田町*、熊本美里町馬場*、宇城市松橋町、宇城市小川町*、宇城市豊野町*、氷川町島地*、上天草市大矢野町、上天草市松島町*


<熊本地震>「なお活発な状況」気象庁が警戒呼びかけ
毎日新聞 4月28日(木)1時15分配信

 熊本、大分両県を中心に続く地震について、気象庁は27日、「地震活動は活発な状況が続いている」と警戒を呼びかけた。低気圧が通過する影響で熊本県を含む九州北部では28日にかけて雨が降り続く見込み。両県の同日午後6時までの24時間雨量は多いところで40ミリが予想されており、土砂災害などに注意が必要だ。【円谷美晶】


依然3万6千人が避難=エコノミー症候群増―熊本地震2週間
時事通信 4月28日(木)0時36分配信

 熊本県を中心に続く地震は28日、最初に震度7を観測した大地震から2週間を迎えた。

 電気や水道、ガスなどのライフラインは熊本市を中心に復旧が進むが、県内では依然3万6000人以上が避難生活を強いられている。

 熊本県災害対策本部によると、27日午後1時半現在で492カ所に約3万6800人が避難している。14日以降の地震による直接の死者は49人。同県南阿蘇村では依然1人が行方不明で、警察などが捜索を続けている。

 震災関連死とみられるケースは16人。余震が続くため車の中で寝泊まりする人も多く、エコノミークラス症候群の患者が増えている。県内20の主要医療機関で入院が必要と診断された患者は26日午後4時現在で計40人(男性9人、女性31人)になった。

 水道は約1万5900戸で断水している。一方、西部ガスによると、27日までに都市ガスは7割超が復旧する見込みで、4月末には全面復旧の予定という。


仮設4200戸確保へ熊本県、補正予算専決処分
読売新聞 4月28日(木)0時7分配信

 熊本地震を受け、熊本県の蒲島郁夫知事は27日、仮設住宅2100戸の建設などを進めるため、366億3900万円の今年度一般会計補正予算を専決処分した。

 民間賃貸住宅などの「みなし仮設住宅」2100戸も含め、計4200戸を確保する。蒲島知事は「被災者が一番不安なのは住居。一日も早い復興に取り組む」と述べた。

 内訳は〈1〉仮設住宅の建設や災害弔慰金などに170億7300万円〈2〉河川や道路の復旧費などに101億5500万円〈3〉中小企業や農林水産業の支援に93億5500万円――など。

 大分県の広瀬勝貞知事も27日、2億2900万円の補正予算を専決処分。道路や港湾の復旧工事に向けた調査費などを計上した。


九州新幹線、全線が復旧…運行数は震災前の9割
読売新聞 4月28日(木)0時7分配信

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全線で運行を再開した九州新幹線。熊本駅を出た「一番列車」が回送列車の脱線現場付近を新水俣方向(下)に向けて走り抜けた(27日午後3時45分、熊本市で)=宇那木健一撮影

 熊本地震で回送列車が脱線した九州新幹線は27日午後、博多(福岡市)―鹿児島中央(鹿児島市)間(257キロ)の直通運転を再開した。

 熊本(熊本市)―新水俣(熊本県水俣市)間(75キロ)が復旧したため。これで13日ぶりに全線が復旧した。

 JR九州によると、午後2時36分、博多発鹿児島中央行きが出発した。27日の両駅間の直通便は15本で、すべて各駅停車。28日から山陽新幹線の乗り入れが始まり、全体の運行本数は当面、震災前の約9割、114本になる見通し。熊本駅付近に徐行区間があるため、所要時間は博多―熊本間が最速で36分(通常33分)、博多―鹿児島中央間は1時間42分(同1時間17分)となる。

 九州新幹線は14日夜、熊本駅の南約1キロ付近で回送列車(6両編成)が脱線し、全線で運休。16日の「本震」後、熊本県内で防音壁の落下など約150か所の破損が見つかり、補修作業などが行われていた。


<熊本地震>ひび割れた病院 200人移送 益城町
毎日新聞 4月27日(水)21時58分配信

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波打ったように隆起・陥没した益城病院の敷地=熊本県益城町で2016年4月15日午後5時10分、田畠広景撮影

 熊本市民病院から、隣の熊本県益城町まで車で普段なら十数分だろうか。だが片側1車線の県道には市民や救援の車が殺到し、信号が3回変わっても動けない交差点もあった。何とか進むと、市内では見なかったような、ぐしゃっと崩れた家が目立ち始めた。

 40分ほどかかった。15日午後3時半ごろ、益城病院へ入る細い道は、塀が倒れて破片が散らばり、斜めの電柱に電線がぶら下がっていた。入り口前のアスファルトは隆起と陥没で波打ち、地中の水道管がむき出しに。震度7が襲った町だった。

    ◆

 「現実とは思えないほど、すさまじい縦揺れと横揺れでした」。14日の地震の際に病院の事務所にいた事務次長の宮崎翔さんは、顔がまだ青白かった。建物をつなぐ渡り廊下の接合部もひび割れた。病院の玄関前の陥没が徐々に広がり、液状化かもしれない、としきりに気にしている。

 病院の職員たちは、患者の荷物をビニール袋にまとめ、玄関まで運び出していた。ヘルメット姿の犬飼邦明理事長によると、入院患者は約200人。病院の設備が被災し、全員を他へ移送するところだという。

 迎えのマイクロバスに患者が乗り込むと、女性職員は「気をつけてね」と手を振った。午後4時の会議で、犬飼理事長は「1週間で復旧し、患者を再び受け入れる態勢を整えたい」と皆に伝えた。

    ◆

 会議の後、炊き出しのカレーライスを勧められた。何度も断ったが「まあいいから」と笑って差し出され、頭を深く下げてお皿とスプーンを受け取った。大分で買って車に積んだゼリーやクッキーばかり食べていたので、温かい食事は熊本に来て初めてだった。こうやって皆、少しずつ日常に戻っていけるのかな、とその時は思った。

 取材結果を熊本支局へ送ると、この日の仕事は終わった。午後10時前には熊本市中央区のホテルに入り、服をハンガーに掛けてソファに横になった。相部屋の先輩記者を待つつもりが、疲労ですぐに眠り込んでしまった。数時間後の本震のことなど、むろん知るはずもない。【田畠広景】


熊本地震2週間、なお3万7000人が避難所に
読売新聞 4月27日(水)21時40分配信

 14日夜と16日未明に最大震度7を観測した熊本地震は、28日で発生から2週間となる。

 27日午後6時現在、死者は49人、安否不明者は1人で、震度1以上の地震が1000回に迫る中、熊本県を中心に、なお約3万7000人が避難所に身を寄せている。避難の長期化に伴い、「震災関連死」とみられる死者も増加。一方、熊本県が同日、2000戸以上の仮設住宅を建設する方針を示すなど、被災者の生活再建への動きも具体化しつつある。

 熊本県によると、27日夕方の時点で、被災した住宅は2万7406棟に上り、全壊は2000棟を超えた。これまでは県が確認した数を発表していたが、被災者からの罹災(りさい)証明書の申請が増え、同日から申請数の発表に切り替えた。

 熊本県内では27日現在、全45市町村のうち30市町村で計492か所の避難所が開設され、3万6866人が身を寄せている。車中泊など、県が把握できていない人も多いとみられる。

 県は27日、避難生活に伴う病気などによる「震災関連死」とみられる人が2人増え、計16人になったと発表した。2人は熊本市の69歳女性と75歳男性。また、車中泊などに伴う肺塞栓(そくせん)症(エコノミークラス症候群)で入院が必要と診断された患者はこれまでに40人に上る。

 過酷な避難生活の解消に向け、県や市町村は、避難者受け入れの準備を進めている。県は27日、仮設住宅2100戸分の建設費と、民間賃貸住宅などの「みなし仮設住宅」を2100戸確保するための費用を補正予算に盛り込んだ。益城(ましき)町や南阿蘇村など11市町村が建設を要望しており、益城町は当面2000戸が必要との考えを示した。熊本市などは公営住宅の空き部屋への入居希望者を募っている。

 気象庁によると、14日の「前震」以降、震度1以上の地震は、28日午前0時現在、976回に上っている。

 地震の規模を示すマグニチュードが3・5以上の地震は27日午後1時半現在、熊本市周辺だけで計215回。同じ期間で比べると、2004年の新潟県中越地震(200回)を上回り、1995年以降に内陸で起きた地震では最多となっている。

 九州は27日、各地で雨となった。熊本、大分両県の28日午後6時までの24時間予想雨量は40ミリ程度。同庁は土砂災害への警戒を呼びかけている。


<熊本地震>避難者なお3.6万人 住宅損壊2.7万棟
毎日新聞 4月27日(水)21時16分配信

 熊本地震発生から28日で2週間となるが、熊本県内ではなお3万6866人が避難を続け、住宅損壊は27日にこれまでの約2.5倍の2万7406棟に上ることが確認されるなど傷痕は深い。

 県内の住宅損壊は26日は約1万800棟だった。熊本県によると、熊本市からの報告が384棟から1万6245棟になったのが急増の要因。熊本市はこれまで市が確認した被害棟数を報告していたが、罹災(りさい)証明書の申請件数に切り替えたため数が膨らんだという。

 県は27日、仮設住宅と民間借り上げ住宅(みなし仮設)をそれぞれ2100戸ずつ用意する補正予算を専決処分で決定した。しかし、住宅被害の全容把握は難しく更に多くの仮設住宅が必要になる可能性もある。

 警察が検視した熊本地震の死者は49人で、震災関連死とみられる人は27日に新たに2人が加わり計16人となった。熊本県南阿蘇村では、依然として安否不明の男子大学生1人の捜索が続いている。

 県内の避難者数は17日のピーク時(18万3882人)から約5分の1に減少した。しかし、車中泊を続ける避難者も多く、エコノミークラス症候群=肺塞栓(そくせん)症など=と診断される人も相次いでいる。

 断水は益城(ましき)町、南阿蘇村などを中心に計1万4617世帯で続いている。ガスの供給停止はなお3万戸余り。九州自動車道は植木インターチェンジ-嘉島(かしま)ジャンクション間で通行止めとなっているが、月内に全線再開の見通しとなっている。【中里顕】


<熊本地震>益城町の学校、5月9日再開へ
毎日新聞 4月27日(水)20時47分配信

 熊本地震で甚大な被害が出た熊本県益城(ましき)町は27日、休校している町内の5小学校と2中学校の計全7校を5月9日午後をめどに再開する方針を示した。校舎や通学路の安全性を確認したうえで、29日に正式に再開日を決める。

 授業の遅れは夏休みを短縮して対応する考え。町教委の森永好誠教育長は「再開直後の1週間ほどは授業を行わず、児童や生徒の心のケアに努めたい」と語った。

 小学校3校の教室に避難している住民計約550人は、町総合体育館のメインアリーナなどへ移すことを想定している。同館の天井の一部は地震で崩落しているため修復を急ぐ。各校の体育館は従来通り避難所として使う。

 また休園中の二つの町立幼稚園も5月9日をめどに再開する。他の五つの町立保育所のうち三つは5月6日をめどに再開するが、残り二つは施設の安全性が確保できず再開の見通しが立っていない。【比嘉洋】


熊本地震 フィンランドから乳児用液体ミルク 西原村の保育園に寄贈
産経新聞 4月27日(水)20時1分配信

 赤ちゃんにそのまま飲ませることができる乳児用液体ミルクが27日、熊本地震で被災し、断水が続いている熊本県西原村の阿蘇こうのとり保育園などに贈られた。

 常温保存が可能で、粉ミルクのように水で溶く必要がない液体ミルクは、水が不足しがちな災害時にも有効とされるが、日本では流通しておらず、今回は日本フィンランド友好議員連盟やフィンランド大使館などが協力、緊急輸入した。

 保育園を訪れたマヌ・ヴィルタモ駐日フィンランド大使は「この小さな行為が熊本の赤ちゃんの栄養源となるばかりか、遠い北欧の国も被災者を決して忘れていないというメッセージになることを願っている」と話した。


<熊本地震>水枯れ「もう住めぬ」 断層の真上・西原村
毎日新聞 4月27日(水)19時59分配信

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「これからどげんしようか」。コメ農家の山本秀輝さん(右)が、崩壊寸前の自宅の前でため息をついた=熊本県西原村で、栗田慎一撮影

 美しい田園風景が広がる熊本県西原村の布田(ふた)地区は、熊本地震の震源となった「布田川断層」の真上にある。激しい揺れで住民3人が死亡し、96戸のほとんどが立ち入り危険と判定された。田畑の水源も崖崩れで失った。村は土石流などの2次災害を警戒し、雨が降るたび地区に入らないよう呼びかける。「この集落は人が住めなくなるのか」。先の見えない恐怖を抱える住民の中には、移住を考え始めた人もいる。

 「地区の生命線はコメとかんしょ(サツマイモ)。水がないけん、今年は田植えができん。どげんもこげんもならん」。布田川断層の北側に広がる布田地区。16日のマグニチュード(M)7.3の地震で傾いた自宅の前で、コメ農家の山本秀輝さん(70)が嘆いた。江戸時代から農業用水にしてきた滝つぼが崖崩れで埋まって水源が断たれ、5月の田植え用にためていた貯水池も漏水している。

 さらに、活断層が走る小高い森の斜面にいくつもの亀裂が入り、ところどころで起きた地滑りで樹木が倒れかけている。「地震前は稜線(りょうせん)近くの樹林帯から向こうの空は見えんかった。でも木々が倒れちょるから、今は隙間(すきま)だらけばい」。山本さんが指さし、雨がぱらつき始めた空を見上げ「土石流にならんといいが」と身震いした。

 崖崩れで埋まった滝つぼから下流へ約500メートル付近に住んでいた建設業、岡村准之助さん(66)は16日未明、寝ていた1階が2階に押しつぶされ、30センチの隙間で生きのびた。「ドンとものすごい音がしたと思ったら、目の前に天井があった。あと少しずれて寝ていたら、頭がつぶされていた」。1階の別の場所にいた妻や2階で寝ていた長男も無事だったが、生きた心地は今でもしない。

 「若いころから、布田は断層があるから『(地震が)来たら太か(大きい)ぞ』と言われていた。ばってん、こげんすごか地震が来るとは思わなかった」。布田川が横を流れる自宅の周囲には複数の亀裂が走り、地盤が緩んでところどころで川へ土砂が崩落している。「この場所は危なくて、家ば再建できん。自然や田園が美しくて大好きな場所だが、安全などこかに引っ越すしかない」と肩を落とした。【栗田慎一】


<熊本地震>消費者相談109件 不審な義援金電話や訪問も
毎日新聞 4月27日(水)19時29分配信

 熊本地震に絡む相談が全国の消費生活センターに109件(26日現在)寄せられている。大半は、被災した不動産の貸借や住宅の修理費用についてだが、義援金を巡る不審な電話や訪問についての相談もある。国民生活センターは28日から専用電話を開設し、震災関連の消費者トラブルの相談を受け付ける。

 国民生活センターによると、109件の約8割を九州地方が占め、相談内容は▽被災した不動産の家賃支払いなどに関する相談が20件▽被災した住宅の修理費用などの相談が10件▽被災地への旅行のキャンセルについての相談が8件--などとなっている。

 義援金を募る不審な電話や訪問の相談も6件あった。熊本県内で「自治体の職員を名乗る者が『義援金を集めている』と自宅を訪問してきた」との相談があったほか、長崎県内では、ボランティアを名乗る女性から電話があり、「募金を集めるので家族構成や名前を教えてほしい」と言われたという。同センターは「募金に応じる際は、団体名や活動状況、使い道などを確認してほしい」と注意を呼びかけている。

 28日から開設する専用電話はフリーダイヤル(0120・7934・48)。土日祝日を含む午前10時~午後4時。九州地方からのみつながる。【今手麻衣】

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