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2016年4月23日 (土)

熊本・震度7の地震に関するニュース・47

引き続き、熊本県で4月14日および16日に発生した、震度6強~7の地震に関するニュースを伝達します。

リンク:<熊本地震>避難所、感染症警戒 南阿蘇村ノロウイルス検出 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR肥薩線、24日全線開通…三角線すでに再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>地震活動は活発「6弱」の恐れも 気象庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<安倍首相>25日激甚災害指定 補正予算案、提出検討 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:週末、私も助けたい…ボランティアが長い列 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本市避難所で24時間診療…「ケアに全力」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難所のトイレ不足顕在化、感染症の拡大懸念 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:気象庁「地震まだ活発」=熊本と大分、雨や土砂災害注意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「記者が被災地少女を雨の中に」批判に報道局幹部が答えた 「ネットで猛反発」でも「謝罪の形」とらなかった理由 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本市動植物園、ライオンなど猛獣を県外に移送 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:無人重機を投入、本格的な捜索…阿蘇大橋付近 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福岡県、ホテル無償提供=避難所の高齢者ら支援―熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:被災地狙う“卑劣な窃盗団”横行 徘徊する不審者、3トントラックに乗る一団も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ノロウイルス感染拡大=トイレ断水原因か―南阿蘇村の避難者移動へ・熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:支援物資、ニーズに対応=「プッシュ型」終了へ―政府・熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:家族と再会、笑顔=ボランティア続々到着―九州新幹線、熊本・博多駅 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:激甚災害指定、「25日に閣議決定」…首相表明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:被災した熊本・益城町の住宅に侵入、タブレット機器など盗む…福岡の51歳会社員逮捕 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中越地震の恩返しを=熊本の同名中学に飲料水―12年越し「今度は私たちが」・新潟 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>「トイレ・着替え 避難所に女性視点を」男性中心の運営 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:激甚災害、25日指定=熊本視察で安倍首相表明―岡田民進代表も現地入り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 安倍首相 「月曜日に激甚災害指定を閣議決定」と明言 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州新幹線「GW前、28日には全線再開する方針」JR九州 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:交通網、復旧進む=九州新幹線、博多と直結―高速バスも・熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:南阿蘇の避難所28人 ノロ感染か 新たに関連死、計12人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 海外からも支援の輪「人としてできることを」海外ボランティアが家の片付け - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 復興に力、大動脈再び 九州新幹線 博多-熊本9日ぶり - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:被害深刻「天下の名城」…ドローンで実態撮影 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:全国の約900万戸は熊本地震級の揺れで倒壊の恐れ…まずは身近な対策から - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>活用されず、アマゾンの「ほしい物リスト」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>熊本城再建に30億円 日本財団会長が語る支援 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 安倍首相が被災地視察 復興への姿勢アピール - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:激甚災害、早期に判断=安倍首相、現地視察で表明―熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>ノロウイルス症状28人 南阿蘇の避難所 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<熊本地震>避難所、感染症警戒 南阿蘇村ノロウイルス検出
毎日新聞 4月23日(土)21時43分配信

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ノロウイルスが原因とみられる症状を訴えた避難者がいた南阿蘇中学校体育館で、入念な掃除が行われた=熊本県南阿蘇村の南阿蘇中体育館で2016年4月23日、長谷川直亮撮影

 熊本地震被災者の避難所になっている熊本県南阿蘇村立南阿蘇中学校で、避難者の男女25人が下痢や吐き気などの症状を訴え、一部の人からノロウイルスが検出されたことが23日、分かった。ノロウイルスの感染は他の避難所でも確認されているほか、インフルエンザ患者も出ている。衛生状態の悪化で感染症流行の恐れが高まっており、県は「手洗いを徹底してほしい」と注意を呼びかけている。

 日本医師会から南阿蘇村に派遣された松本久医師によると、断水で水が出ないため、避難者らはトイレで、くみ置きの水を使って手を洗ったりしていた。この水を介して感染が広がった可能性があるという。村はトイレを消毒した。

 熊本県などによると、避難所のノロウイルスの感染者は南阿蘇村のほか、菊池・阿蘇・御船の三つの保健所管内の4避難所で8人、熊本市の7避難所で7人が確認されている。いずれもトイレが感染源になっている可能性が高いという。自治体の管理が行き届かず、避難所のトイレの清掃が十分でなかったり、トイレと避難スペースを土足で行き来したりするケースもある。

 一方、インフルエンザ患者は菊池、御船、宇城の三つの保健所管内の4避難所と、熊本市の6避難所で計16人の患者が確認されている。

 蒲島郁夫知事は記者団に「市町村と一緒に予防と対応、治療に取り組む」と述べた。

 避難所で感染症が流行しかねない状況に、南阿蘇村の避難者から不安の声が漏れた。同村河陽の古沢五年生(いねお)さん(74)は「疲れもたまり、ここで病気になってしまうと長引かないか心配だ」。同村長野の渡辺茂子さん(72)は「避難所は人が多く、すぐに感染してしまわないか不安。しっかり予防して、自分の身は自分で守りたい」と話した。

 14日の地震発生から9日を過ぎても熊本県内では6万7000人以上が避難生活を余儀なくされている。【中里顕、浅野孝仁、田中将隆】

 ◇感染症を防ぐ主な予防や対策

◆ノロウイルス

・消毒液で扉の取っ手や水道の蛇口、トイレの便座、ふた、吐しゃ物で汚れたところを消毒

・消毒液がなければ水500ミリリットルに対しペットボトルのキャップ2杯分の家庭用塩素系漂白剤を混ぜて作る

・吐しゃ物、汚物はマスクや手袋を着用してペーパータオルなどで拭き取りビニール袋に入れ、封をして廃棄

◆インフルエンザ

・アルコール製剤による手洗い

・せきやくしゃみが出るときはマスクを着用

・十分な休養とバランスの取れた栄養摂取

※厚生労働省などの資料を基に作成


JR肥薩線、24日全線開通…三角線すでに再開
読売新聞 4月23日(土)21時27分配信

 JR九州は23日、熊本地震の影響で運休中だったJR肥薩線の八代―吉松の運転を24日に再開すると発表した。

 これで、同線は全線が開通する。JR三角(みすみ)線は23日午後に全線で運転を再開した。

 西日本高速道路によると、高速道路は、九州道の嘉島ジャンクション(JCT)―八代インターチェンジ(IC)と、九州横断道の嘉島JCT―小池高山ICが今週前半に開通する見込みという。


<熊本地震>地震活動は活発「6弱」の恐れも 気象庁
毎日新聞 4月23日(土)21時2分配信

 熊本、大分県を中心に続いている一連の地震で、23日は震度1以上の地震が28回発生した。20日に74回を観測した後、21日は48回、22日41回と減少傾向がみられるが、気象庁は「地震活動は活発な状況が続いており、今後1週間程度は6弱程度の地震が起きる恐れがある」と警戒を呼びかけている。

 気象庁によると、地震の発生回数は14日のマグニチュード(M)6.5の地震、16日のM7.3の地震の直後に比べると減少している。ただ、14日以前に比べると非常に多い状況に変わりはなく、同庁地震津波監視課の青木元(げん)課長は23日の記者会見で「地震が減っていると思うかもしれないが、予断を持たず今後も強い揺れに十分注意してほしい」と話した。【円谷美晶】


<安倍首相>25日激甚災害指定 補正予算案、提出検討
毎日新聞 4月23日(土)19時49分配信

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熊本地震で倒壊した家屋を視察後、報道陣の質問に答える安倍晋三首相(中央)=熊本県益城町で2016年4月23日、山崎一輝撮影

 安倍晋三首相は23日、熊本地震の復旧対策に絞った2016年度補正予算案を今国会に提出する検討を始めた。被災状況視察で訪れた熊本県益城町で「財政面でもできることは全てやる」と記者団に話した。また、激甚災害指定を25日に閣議決定する意向も示した。

 災害復旧限定の補正予算案であれば野党の協力も得やすく、6月1日までの今国会での成立も見込める。公明党の井上義久幹事長も22日の講演で「今国会で必要な予算を組むこともあり得る」と述べていた。政府はこれとは別に、景気を下支えする補正を秋の臨時国会に提出する方針だ。

 首相は23日朝、自衛隊機で熊本入り。被害の大きかった同町や南阿蘇村を上空から視察した後、現地の警察や消防、自衛隊を激励。避難所や家屋の倒壊現場も訪れ、避難者から不安や要望を聞いた。県庁では蒲島郁夫知事から熊本城の復旧支援など10項目の要望書を受け取り、激甚災害について「しっかり指定する」と応じ、記者団には「月曜日(25日)に閣議決定する」と明かした。

 また、政府は23日、内閣府で非常災害対策本部会議を開催。河野太郎防災担当相は「ようやく次のフェーズ(局面)が見えてきた」と述べ、生活再建の本格化を急ぐ考えを示した。【真野敏幸、梅田啓祐】


週末、私も助けたい…ボランティアが長い列
読売新聞 4月23日(土)19時24分配信

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ボランティアの受け付け開始前から並んだ大勢の人たち(23日午前8時50分、熊本市で)=秋月正樹撮影

 熊本地震で大きな被害を受けた熊本や大分の被災地には23日も、県内外から多くのボランティア希望者が駆けつけた。

 各地に災害ボランティアセンターが開設されてから初めての週末で、休日を利用して集まった人もいた。

 熊本市中央区の花畑広場に設けられた同市のボランティアセンターには同日朝、受け付け開始の1時間前から続々と希望者が集まり始め、長蛇の列を作った。希望者は1000人を超え、受け付けを済ませると運営スタッフの指示を受け、担当の避難所などへ向かった。当面は、避難所や救援物資の集積場所に派遣され、物資の仕分けや清掃を手伝うという。栃木県鹿沼市から来た海沼陽一さん(43)は「鬼怒川(きぬがわ)が氾濫した昨年9月の水害では、全国から多くの人が栃木に来て助けてくれた。日曜までの短い時間だが、恩返しがしたい」と話していた。


熊本市避難所で24時間診療…「ケアに全力」
読売新聞 4月23日(土)19時24分配信

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被災者に声を掛ける研修医(左)ら(22日午後9時15分、熊本市東区の湖東中で)=杉尾毅撮影

 大勢の被災者が集団生活を送る熊本地震の避難者には、肺塞栓(そくせん)症(エコノミークラス症候群)や、ノロウイルスなどの感染症にかかる人が相次いでいる。

 熊本市は避難所の診療態勢を強化するため、22日から東区の避難所2か所に医療スタッフを24時間常駐させ始めた。同日午後8時から23日午前10時にかけて、約400人が身を寄せる湖東(ことう)中の臨時診療所を取材してみると、避難者が抱える健康不安の実情が垣間見えた。

 「内出血ですね。湿布を出しましょう」。午後8時過ぎ、教室に設けられた臨時診療所では、左足にあざのある男性(25)が、黒木秀幸医師(39)の診察を受けていた。男性は16日未明の「本震」時、自宅マンションで被災した。大きな揺れで開閉するドアを見て、「ドアがゆがんだら避難できない」と、とっさに左足を突っ込んだ。あざはそのときにできたものだ。男性は「痛みはひどくないが、医師に診てもらえて安心です」と語った。

 臨時診療所が開設されたのは、同中と託麻(たくま)西小。市民病院の医師や看護師ら6人前後を1チームとし、交代で24時間常駐する。巡回診療とは異なり、夜間や早朝も対応できる。

 「お困りのことはないですか」。午後9時頃、臨時診療所には医療スタッフ5人が詰めていた。研修医の下川理沙さん(26)や看護師らは、被災者のいる体育館を巡回し始めた。

 心筋梗塞で約2週間入院し、退院後1か月もたたずに被災したという女性(68)は、「お医者さんがいつもいてくれるのはありがたい」と話した。

 午後11時過ぎ、黒木医師らは校庭で車中泊をする被災者たちを見回った。狭い車内でエコノミークラス症候群の症状を訴える人がいないか確認していた。

 午前0時過ぎまでに診察を受けたのは、20~70歳代の男女5人。「せきが出る」と受診した女性は、「周囲の人に迷惑をかけると思って早めに受診した」と打ち明けた。別の女性は「いびきがうるさくて眠れない」と訴え、睡眠導入剤1錠を処方された。

 翌朝までに重症患者はいなかった。市民病院の担当者は「ここは水道が使えて、トイレ前には消毒液も置かれている。ただ、他には衛生環境の悪い避難所もあると聞いているので、避難者のケアに全力を尽くしたい」と話していた。(西部社会部 杉尾毅)


避難所のトイレ不足顕在化、感染症の拡大懸念
読売新聞 4月23日(土)18時8分配信

 一連の熊本地震の被災地で、衛生面の課題が浮上している。

 大勢の被災者が身を寄せる避難所では感染症の拡大が懸念され、トイレの不足も顕在化している。

 水道が復旧していない益城町の町総合体育館では、屋外に約50基の仮設トイレが並ぶ。このうち洋式は2基のみで、足の悪い高齢者らが列を作る。トイレ内は手すりもなく、清潔とは言いがたい。避難生活を送る男性(69)は「辛抱するけれど、感染症などが心配だ」と話した。

 政府は熊本地震の本震が起きた16日、内閣府や国土交通省などの関係省庁で「物資調達・輸送班」を設置した。40人態勢で、現地で活動する職員らからの情報を基に、救援物資の品目や輸送方法を決めている。

 深刻なトイレ不足については、水を使わずに汚物を処理できる携帯トイレなど約18万個を集め、20日までに被災市町村へ発送した。

 内閣府の加藤久喜・政策統括官(防災担当)は「過去の災害では、トイレを我慢しようと水分補給を控え、肺塞栓(そくせん)症(エコノミークラス症候群)になった人もいる。トイレ事情を改善したい」と話している。


気象庁「地震まだ活発」=熊本と大分、雨や土砂災害注意
時事通信 4月23日(土)18時4分配信

 気象庁は23日、熊本県熊本・阿蘇地方と大分県中・西部で14日夜以降、震度1以上の地震が23日午後5時までに計837回観測されたと発表した。

 青木元・地震津波監視課長は「地震はまだ活発に続いており、予断を持たず注意してほしい」と話した。

 熊本、大分両県では、前線の影響で断続的に雨が降る見込み。雨量は多くないが、地震で地盤が緩んでおり、気象庁は土砂災害に注意を呼び掛けている。

 一方、気象庁は熊本市西区の熊本港に臨時の津波観測装置を設置し、23日午後3時から運用を始めた。国土交通省の潮位計のデータ送信が16日未明に途絶えたためで、復旧まで運用する。


「記者が被災地少女を雨の中に」批判に報道局幹部が答えた 「ネットで猛反発」でも「謝罪の形」とらなかった理由
J-CASTニュース 4月23日(土)17時56分配信

  「少女を雨の中に追いやり、ずぶ濡れにさせた」との指摘があったが、そうした事実はなかったと判断した――。

 熊本県民テレビ(KKT)は2016年4月22日、「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)での自局アナウンサーの振る舞いへの批判に対する「反論」コメントを発表した。ツイッターなどでは、「謝罪になってない」「言い訳してるだけ」との批判が相次いでいるが、KKTの報道局幹部はJ-CASTニュースの取材に、「現場の状況を総合的に判断した結果、あえて(編注:本人たちへの)謝罪の形はとらなかった」と説明する。

■「テレビ局ではあれを『自発的に退いた』と言うのか」

 4月21日放送の「ミヤネ屋」では、今回の地震で大きな被害を受けた熊本県益城町の避難所の様子が中継された。

 番組では、強い雨が降っている中、KKTのアナウンサーが焼き芋の炊き出しを行う男性を取材することに。その際に、男性の手前にいた少女2人を、アナウンサーが、屋根のない場所に「手で追いやった」ようにも見える場面が生中継された。左手が少女らに触れているようにも見える。

 その後、雨で濡れた少女2人(うち、ひとりは傘を持っているが、さしておらず)の姿が映されると、ネット上では「アナウンサーが少女を無理に雨の中へ押しやった」として、「酷すぎる」「気分悪い」と非難する声が次々と上がった。

 こうした批判を受け、KKTは4月22日、公式サイト上でコメントを発表。少女2人はインタビューが始まったので「自発的に退いた」と説明。また、視聴者からの指摘を受け、同じアナウンサーを再度派遣して経緯を説明したところ、少女2人には「どかされたという自覚がなかった」ことが分かったとも続けた。

 最終的には、「アナウンサーが焼き芋の炊き出しを邪魔したり、無理に雨の中に出したりした事実はなかったと判断しています」と結論付けた。その上で、「この映像が視聴者の方々に不快な思いをさせたとすれば、お詫び申し上げます」とした。

 KKTが発表したコメントに対し、ネット上では「言い訳してるだけ」といった批判が続出した。ツイッターやネット掲示板には、

  「本人目の前にして子どもが『退かされた』って言えるワケない」
  「言い訳にすらなってない。子どもを雨ざらしにしたのは変わりないし、退かざるを得ない状況にしたんだろ」
  「アナウンサーが手でどかしているように見えるんだけど、テレビ局ではあれを『自発的に退いた』と言うのか」

といった投稿が相次ぎ、またもや「炎上」状態になってしまった。

親族から「謝る必要などない」と言われた
 22日のコメントを発表した意図とは、いったい何だったのか。KKTの報道局幹部は16年4月23日のJ-CASTニュースの取材に対し、

  「インターネット上で『謝罪になっていない』との批判が上がっていることは知っています。ですが、本人たちが『謝罪はいらない』と言っている以上、我々は誰に向けて謝罪すればいいんですか?」

と話す。

 続けて、発表文では「経緯を説明するため」にアナウンサーを派遣したとしているが、当初は謝罪に向かわせたのだと明かす。その際、少女とその親族から「謝る必要などない」「気にせず仕事に戻って」と言われたため、本人の意思を尊重し、「あえて謝罪の形はとらなかった」と説明した。

 また、少女2人はテレビの取材を楽しんでいる様子だったとして、取材前の打ち合わせの際には、アナウンサーとも「仲良く話していた」とも続けた。さらに、現場には少女の祖父母もいて、取材中の様子は保護者も確認していたという。そうした理由を挙げた後、

  「(少女らに対して)無理に『問題ない』という趣旨のコメントを言わせたわけではない」

と強調。さらに続けて、

  「放送した内容について、ご不快に思われた方がいたとすれば、そこについてはお詫びしたい。ただ、先ほど述べたような現場の状況を総合的に判断した結果、インターネット上の批判に対して釈明・反論するようなコメントになったのです」

と話した。


熊本市動植物園、ライオンなど猛獣を県外に移送
読売新聞 4月23日(土)17時40分配信

 熊本地震で獣舎が壊れた熊本市動植物園(熊本市)から、ライオンなどの猛獣が県外の4園に移されることになった。

 福岡市動物園には23日午前、ウンピョウ2頭が運び込まれた。

 この日は大牟田市動物園(福岡県大牟田市)にユキヒョウ1頭、到津(いとうづ)の森公園(北九州市)にアムールトラ1頭が運ばれた。九州自然動物公園アフリカンサファリ(大分県宇佐市)にはライオン1頭が移る予定。


無人重機を投入、本格的な捜索…阿蘇大橋付近
読売新聞 4月23日(土)17時40分配信

 熊本地震で大規模な土砂災害に見舞われた熊本県南阿蘇村では23日、安否不明者2人の捜索が続いた。

 河陽(かわよう)地区に加え、二次災害が懸念されていた阿蘇大橋付近でも無人重機を投入した本格的な活動が始まった。

 気象庁によると、14日夜以降に熊本、大分両県で起きた震度1以上の地震は23日正午現在で830回。震度7は2回、6強は2回、6弱は3回、5強は3回、5弱は7回観測されている。1日の地震回数は、「本震」のあった16日の202回をピークに減少傾向で、22日は41回だった。

 九州北部は21日の大雨に続き、23日は昼過ぎから夜まで雨が降る見込み。熊本、阿蘇地方では多い所で、1時間雨量が5ミリ、24日朝までの24時間雨量が15ミリと予想されている。強い雨にはならないものの、同庁は「地震の影響で地盤が緩み、土砂災害の危険性は高まっている。余震や降雨の状況に十分注意してほしい」と呼び掛けている。

 24日以降も、ぐずついた天気が続く見込み。


福岡県、ホテル無償提供=避難所の高齢者ら支援―熊本地震
時事通信 4月23日(土)17時32分配信

 福岡県は23日、熊本地震の被災者のうち、高齢者や障害者、妊産婦ら特別な配慮が必要な人を対象に、旅館やホテルの空室を24日から緊急避難所として無償で提供すると発表した。

 熊本県と連携した取り組みで、期間は仮設住宅などが整備されるまで。本人の他、介助者も受け入れる。

 福岡県旅館ホテル生活衛生同業組合に加盟する約280の施設が、予約の空き状況に応じて部屋や食事、入浴を提供する。熊本県は既にこうした支援を行っているが、多くの旅館・ホテルが被災し、受け入れ可能な施設や人数が限られているため、福岡県でも同様の対応を取ることにした。

 申込先は熊本県内の各市町村(宇土市、益城町、南阿蘇村の人は熊本県薬務衛生課)。


被災地狙う“卑劣な窃盗団”横行 徘徊する不審者、3トントラックに乗る一団も
夕刊フジ 4月23日(土)16時56分配信

 熊本県や大分県で頻発する群発地震で“2次被害”が多発している。無情に降り注ぐ冷たい雨とともに被災者を苦しめるのは自然の脅威だけではない。人気のなくなった住宅地などに侵入し、金品を奪う「火事場泥棒」が横行しているというのだ。熊本県警に寄せられた窃盗事件などの被害件数は22日午前6時現在、実に17件。被災地には不届き者に対する憤りや恐怖が渦巻いていた。 (報道部・宇都木渉)

 地震発生後、被災地に初めて強い雨が降った21日。熊本市の東に位置する人口7000人あまりの西原村は、ダムの決壊などの恐れがあるとして525世帯計1573人に避難指示が出された。

 一連の地震でこの地に決定的な被害をもたらしたのは震度計のデータに不具合があり「不明」となっていた16日の「本震」だった。後日、気象庁が「震度7」と訂正したこの揺れで、18日の時点で村民全体の約25%にあたる1809人が村内の6つの施設に避難している。

 不審な人間が出入りしているという目撃情報が出始めたのは、揺れが襲った直後のことだった。

 役場に設置された災害対策本部には、パトロール中の消防団員などから寄せられる「不審者情報」が張り紙で掲示されていた。その一部はこのようなものだ。

 《ヘッドライトをつけた男性。○○地区にてウロウロしているところ、消防団員が声をかけたら逃走した(同様の事案が2件発生)》

 村の職員が嘆息する。 「夜中に発生した出来事です。人がいないところで頭にライトをつけて何をやっていたのか。地元の人間を装うためか、消防団の作業服が盗まれたこともあります」

 昔ながらのつきあいが残り、住民はみな顔なじみだという西原村。よそ者が妙な行動をしていると非常に目立つため、次々と情報が上がってくるという。

 「東日本大震災を始めとした被災地では過去に窃盗による被害があったと聞いていたので、情報を共有しようと努めています」(職員)

 記者が訪れた21日夕方には別の地区では《早朝、××地区で軽自動車2台、3トントラック1台》の見かけない一団が目撃されたとの張り紙が追加された。職員から説明を受けている最中にも初老の男性が西原村の対策本部にやってきて、異変を報告していた。

 「知らない若い男たちがいたあたりに、ブランド品の空き箱が落ちている。マリフアナ(大麻)のようなものもあって怖い」

 現場に向かうと、ブランド品の空き箱は確認できなかったが、たしかに市販のタバコとは形状の違う「何かの吸いさし」が雨に湿って落ちていた。対策本部では現在のところ、村内での空き巣被害の報告は受けていないというが、住民の不安が尽きない。

 被災者の傷に塩を塗りつける卑劣な犯罪行為。許されるわけがない。


ノロウイルス感染拡大=トイレ断水原因か―南阿蘇村の避難者移動へ・熊本地震
時事通信 4月23日(土)16時51分配信

 熊本地震で甚大な被害が出た熊本県南阿蘇村の避難所で、下痢や吐き気を訴える人が急増している。

 ノロウイルスへの感染が疑われ、村は衛生管理の強化を急ぎ、拡大を防ぐため別の避難所に避難者を移す。断水中のトイレで、くみ置きした水を介して感染が広がった可能性があり、担当者は「職員が足りず、管理に不備があった」と話した。

 村内で最も多い約420人が避難する南阿蘇中学校の体育館。20日に男性(59)が下痢と嘔吐(おうと)を訴え、搬送先の病院でノロウイルスの感染が確認された。

 その後も同様の症状を訴える人が相次ぎ、23日午後5時までに計14人が病院に運ばれた。その他に10人の感染が疑われ、物資の受け入れ拠点になっている隣の体育館に移すなどした。

 体育館で救護所を運営する医療スタッフは避難者に対し、土足で室内に入らず、食事の前には手を洗うよう呼び掛けた。避難所では、土足で入れた廊下を掃除してブルーシートで覆うなどの対策を取った。

 救護所では1日40~50人が体調不良を訴えており、医療スタッフの数も足りていない。村は感染拡大を防ぐため、健康な人70~80人を近くに開設した避難所に移すことを決めた。

 日本医師会から派遣中の松本久医師によると、断水中のトイレではバケツにくみ置きした水で、排せつ物を流したり手を洗ったりしていたといい、この水を介して感染が広がった可能性があるという。松本医師は「多数の人が出入りする避難所で管理を徹底するのは難しいが、患者の隔離をしっかり行いたい」と話した。


支援物資、ニーズに対応=「プッシュ型」終了へ―政府・熊本地震
時事通信 4月23日(土)16時10分配信

 政府は23日、熊本地震に関する非常災害対策本部を開いた。

 本部長の河野太郎防災担当相は、九州地方での物流がおおむね回復したとして、今後は被災者のニーズに即した支援物資を配送する方針を示した。同相は会議冒頭で「(被災地の要請を待たずに物資を送る)プッシュ型から、細かいニーズを吸い上げるプル型のオペレーションに変えたい」と述べた。


家族と再会、笑顔=ボランティア続々到着―九州新幹線、熊本・博多駅
時事通信 4月23日(土)16時7分配信

 九州新幹線が運転を再開した23日、JR熊本駅と博多駅では、互いの無事を喜び合う家族らの姿が見られた。

 熊本駅にはボランティアが続々と到着。大きな荷物を抱え、被災地に向かった。

 「連絡は取れていたが、顔を見て安心した」。熊本駅に到着した宮城県富谷町の会社役員中川浩志さん(70)は、娘や孫3人と再会し笑顔を見せた。24日に9歳から5歳の孫を連れ、宮城に戻るという。「娘は仕事がある。休校で余震が続く中、子供だけになるので引き取りに来た。しばらく地震から離して遊ばせたい」と話した。

 リュックに支援物資を詰め込んで到着した福岡市の自営業宮本美和さん(50)は、「避難所に要望を聞き、インターネットで集めた物を持って来た。早く困っている人に配りたい」と意気込んだ。

 神戸芸術工科大准教授の久冨敏明さん(51)は、避難所の間仕切り設置のため熊本に来た。「阪神大震災で被災し、恩返しにボランティアを続けている。活動できる時間は限られるので、新幹線が使えて良かった」と話し、車に乗り込んだ。

 熊本市の西村良子さん(44)は、涙を浮かべながら一番列車の出発を見守った。駅前の自宅マンションで被災し、車に寝泊まりしている。「窓から新幹線が見えた地震前の日常に、少し戻った気がする。頑張る元気をもらった」と声を震わせた。

 熊本発の一番列車は午後1時前、博多駅に到着した。大阪府枚方市の無職杉本シズ子さん(76)は「やっと帰れる」とほっとした表情を浮かべた。12日から姉(80)を訪ねて熊本県にいた。「避難所生活だったので頭がくらくらする」と疲れ切った様子で話した。

 熊本県八代市の太田恵美さん(49)は、同居する母(81)を山口県の義妹宅に避難させるため、博多まで付き添ってきた。「余震があるので母はすごく不安がり、かわいそうだった。一刻も早く避難させたかったので、本当にうれしい」と笑顔を見せた。


激甚災害指定、「25日に閣議決定」…首相表明
読売新聞 4月23日(土)16時1分配信

 安倍首相は23日、熊本地震の激甚災害指定について、「復興事業に取り組む地方自治体を全面的に支援するため、明後日に閣議決定する」と述べ、25日に行う意向を表明した。

 被災地を視察後、熊本県益城町で記者団の質問に答えた。

 激甚災害に指定されると、被災自治体の復旧事業への国の補助率が、通常の7~8割程度から最大9割程度に引き上げられる。地震発生後、初めて被災地入りした首相は「すさまじい地震の爪痕を目の当たりにし、被害の甚大さを実感した。胸が痛む思いだ」と語った。


被災した熊本・益城町の住宅に侵入、タブレット機器など盗む…福岡の51歳会社員逮捕
スポーツ報知 4月23日(土)15時42分配信

 熊本県警は23日、地震による避難で留守だった住宅に忍び込み、タブレット機器などを盗んだとして、窃盗と住居侵入の疑いで福岡県糸島市の会社員・石橋勝也容疑者(51)を逮捕した。県警によると、石橋容疑者は「間違いない」と容疑を認め「地震後、熊本に来た」と供述している。

 県警は、14日以降に熊本県を中心に相次ぐ地震に乗じた窃盗事件などを県内で18件確認しているが、容疑者の逮捕は初めて。今回の空き巣事件が他の事件と関連があるのか、裏付け捜査を進めている。

 逮捕容疑は15日午後10時ごろ、震源地に近い熊本県益城町(ましきまち)宮園の無職女性(83)宅から、映画のDVD2枚、タブレット端末、食器のティーセットなど計8000円相当を盗んだ疑い。

 福岡県南部にある石橋容疑者の自宅から女性宅までの距離は約142キロ。九州自動車道を使うと高速料金3200円(ETC利用で2490円)がかかる。

 県警によると、支援物資を届けに来た佐賀県の男性が15日夜、住宅が倒壊した地域をゆっくり走行する福岡ナンバーの不審な軽乗用車を発見し、近くの鹿児島県警の警察官に伝えた。

 連絡を受けた熊本県警は、石橋容疑者を御船署(上益城郡御船町)に任意同行。しかし、16日午前1時25分に発生した本震で同署が使えなくなり、いったん熊本東署(熊本市東区)に移したが、地震への対応を優先して帰宅させ、23日朝に逮捕した。


中越地震の恩返しを=熊本の同名中学に飲料水―12年越し「今度は私たちが」・新潟
時事通信 4月23日(土)15時37分配信

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2004年の新潟県中越地震で被災した同県長岡市立小国中学校の生徒が、熊本地震で被災した同名の町立小国中学校へメッセージ付きの飲料水を送ろうと準備を進めている=22日

 「12年前に受けた恩を今、返したい」。

 2004年の新潟県中越地震で被災した同県長岡市立小国中学校の生徒が、熊本地震で被災した同名の中学校へメッセージ付きの飲料水を送ろうと準備を進めている。上野忠英校長は「思いやりは旅をして、いつか自分に返ってくる。少しでも力になれば」と話している。

 中越地震直後の04年秋、小国中に励ましの手紙と色紙が届いた。差出人は「熊本県小国町立小国中学校」。遠く離れた同じ名前の中学からの温かいメッセージは、今も生徒会室に大切に飾られている。

 熊本地震の後、上野校長が色紙に気付き、生徒らに相談。「今度は私たちの番。気持ちを込めた恩返しがしたい」という生徒の思いから、ペットボトルの飲料水にメッセージをラベルのように貼り付け、送ることにした。

 生徒1人が2本ずつメッセージを記入。2年の岩野亜純さん(13)は「1秒でも早く、心から笑える日が来ることを祈っています」と書いた。2年の町田登弥さん(13)は「同じ名前の中学だから応援したかった」と話した。

 熊本県の小国中学校によると、校舎に大きな被害はなく、生徒や職員は全員無事だった。しかし、給食の材料調達が滞るなどしており、授業再開は25日の見込みという。同校の狭間卓史教頭は「12年も前のことを覚えていて、気に掛けてくれるだけで力になる。生徒もきっと喜ぶだろう」と話した。計480本の飲料水は配送環境が整い次第、熊本へ送られる予定だ。


<熊本地震>「トイレ・着替え 避難所に女性視点を」男性中心の運営
西日本新聞 4月23日(土)15時29分配信

 熊本地震の避難所で、女性であるが故の不便や性犯罪などへの不安が課題となっている。避難所が男性を中心に運営される傾向が強い中で、「女性の視点」を取り入れた支援が求められている。

「避難所のトイレに生理用品を捨てる所がない」(熊本県益城町・16歳女性)

「仮設トイレは体育館の外で、電灯もなくて怖い」(熊本市・16歳女性)

「着替えるときは避難所から歩いて15分ほどの家に戻る」(同市・30代女性)

「女性だけの家族なので防犯面から車で生活をしている」(同町・69歳女性)

 現地取材した記者によると、熊本市内では、車中泊をする人が集まった小学校の運動場で、車のドアを開けようとする複数の不審者が目撃され、警察を呼ぶ騒ぎになった。女性が追いかけられる被害もあり、夜間は校門を閉鎖するなど警戒を強めている。

 女性たちの不安を和らげようと、NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(広島県)は17日、益城町内に女性専用テントを設置した。20日夜は6組13人の女性が宿泊した。

 このような課題は、阪神大震災や東日本大震災でも指摘されてきた。だが避難所では「命があるだけでもありがたい」と、改善を求めにくい状況があるという。

 東日本大震災で被災者の集団移転を受け入れた栃木県は、2013年に男女の違いに配慮した防災ハンドブックを作成した。

 震災当時は避難所の管理責任者がほとんど男性だったことから、女性や子ども、高齢者、障害者らのニーズも踏まえて、イラストのような避難所設営を提案した。

 「異性の視線が気になる」との声を受けて、物干し場や更衣室を男女別に設置。生理用品や下着は女性担当者が配布する。間仕切りも使って単身女性や女性のみの世帯、子育てや介護中の世帯向けのエリアを用意する。

 仮設トイレは安全で行きやすい場所に設け、男女別にして照明や錠を取り付ける。入浴設備は利用時間を男女で分け、出入り口に受付係を置く。女性や子どもに複数で行動するよう呼び掛け、就寝場所や女性向けエリアを巡回するなど性犯罪を許さない環境をつくる。

 ハンドブックでは、「女性は当然のように、一日中炊きだしや片付けに追われた」との声もあり、「男は仕事、女は家庭」という性別役割分担意識の問題点を指摘。食事の準備や片付け、乳幼児や高齢者の世話、清掃やごみ処理のほか、男性に負担が偏りがちな行政との連絡調整なども、男女を問わず、できる人で共同作業するよう促した。

 同県担当者は「避難所では多様な人たちがそれぞれの困難に直面する。性的マイノリティーなども含め、少数派への配慮が必要だ」と話している。

=2016/04/23付 西日本新聞朝刊=


激甚災害、25日指定=熊本視察で安倍首相表明―岡田民進代表も現地入り
時事通信 4月23日(土)15時15分配信

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安倍晋三首相は23日、熊本地震の激甚災害指定について、25日に閣議決定する意向を明らかにした。写真は、倒壊した住宅が並ぶ熊本県益城町を視察する安倍首相(右から2人目)。右は同町の西村博則町長=同日午後

 安倍晋三首相は23日、熊本地震の激甚災害指定について、25日に閣議決定する意向を明らかにした。

 被災状況を視察するため訪れた熊本県益城町で記者団に語った。首相は「財政支援など、できることは全てやる」とも述べ、被災地の復興に全力で当たる考えを強調した。

 激甚災害に指定されると、復旧事業への国の補助率がかさ上げされる。首相の熊本視察は、14日に一連の地震が始まって以降初めてで、首相は視察を振り返り、「すさまじい地震の爪痕を目の当たりにし、被害の甚大さを実感した。胸が痛む思いだ」と記者団に語った。

 これに先立ち、首相は熊本県庁で蒲島郁夫知事らに会い、激甚災害の早期指定や、甚大な被害が出た熊本城など文化財への復旧支援といった10項目の要望を受けた。首相は「熊本のシンボルであり、熊本城の復旧が終わるまで、震災復興は終わらない」などと応じた。

 首相は23日の視察で、行方不明者の捜索や被災者支援に当たる警察官や消防隊員、自衛隊員を激励。南阿蘇村と益城町の避難所も訪れ、住民らの要望に耳を傾けた。

 民進党の岡田克也代表も23日、熊本県を訪れ、益城町の避難所や熊本市内の被災現場を視察した。復旧・復興に関する政府への政策提言に反映させたい考えだ。


熊本地震 安倍首相 「月曜日に激甚災害指定を閣議決定」と明言
産経新聞 4月23日(土)15時12分配信

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避難所で被災者に声をかける安倍晋三首相=23日午前10時15分、熊本県南阿蘇村(彦野公太朗撮影)(写真:産経新聞)

 安倍晋三首相は23日、熊本、大分両県で相次いだ地震の被災状況や復旧作業を確認するため地震発生後初めて熊本県に入り、「復興事業に取り組む地方自治体を全面的に支援するため激甚災害の指定を月曜日に閣議決定する」と述べた。 熊本県益城町で避難所や建物の倒壊現場を視察した後に記者団に述べた。

 首相は「全力で復興にあたっていく決意を新たにした」と強調。「財政面でもできることは全てやっていきたい」とも述べ、平成28年度補正予算案編成を含む復興事業費への負担に積極的な姿勢を示した。


九州新幹線「GW前、28日には全線再開する方針」JR九州
西日本新聞 4月23日(土)15時8分配信

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熊本駅からの営業運転が再開し、博多駅へ向かう九州新幹線=23日午前11時55分、JR熊本駅

高速道復旧道難しい中で…「地域に貢献したい」
 熊本地震の影響で一部運休が続いている九州新幹線について、JR九州がゴールデンウイーク(GW)前の28日にも全線で営業運転を再開する方針であることが、23日分かった。当面は震災による損傷箇所の補修工事を進めながらの、通常より運行本数を減らした臨時ダイヤとなる見通し。

 地震による観光や経済への打撃を軽減させるため、繁忙期前の全線再開を目指す。14日の前震から2週間での早期再開に向け、損傷が集中する熊本-新水俣の復旧作業を加速。熊本駅の南方にある脱線車両の撤去は数日中に終わる見通し。

 ただ余震や大雨の影響によっては、再開が28日以降にずれ込む可能性もある。山陽新幹線との直通運転はダイヤの設定が難しくなることから、再開が可能かどうか検討を続けている。

 JR九州関係者は「九州自動車道の早期復旧が難しい中、もう一つの縦軸である新幹線の再開で地域に貢献したい」としている。

23日、博多-熊本が再開
 熊本地震のため運休していた九州新幹線の博多-熊本(約98キロ)が23日正午前、営業運転を再開した。九州の縦軸を結ぶ大動脈の主要区間が復旧したことで、地域復興の大きな後押しとなりそうだ。同区間は当面1時間1本程度の臨時ダイヤで、1日15往復(うち下り1本は筑後船小屋止まり)の予定。すべて各駅停車で、所要時間は通常より15分ほど長い約1時間5分になる。

 熊本駅には、運転再開の1時間以上前から利用客が集まった。午前11時54分、熊本発の始発列車「つばめ」が出発。ホームで列車を見送ったJR九州の青柳俊彦社長は「再開できて非常にうれしい」と述べた。

 博多を経由して大分県で取引先と会うという熊本県嘉島町の自営業、中川明江さん(68)は「新幹線は復興の励みになる。地震で亡くなった知人もいて悲しい思いもしたが、今日は元気が出た」。避難所生活を続けた熊本駅の平瀬径寿(みちとし)副駅長(52)は「涙が出るくらいうれしい」と喜んだ。

 九州新幹線は、熊本県内の区間で高架橋や防音壁などに約150カ所の損傷が発生。熊本駅の南方では回送車両が脱線した。博多-熊本は当面、損傷箇所を補修しながらの運転となる。通常は最高時速260キロだが、一部区間で時速70キロに減速。通常ダイヤへの復帰の時期は見通せていない。

 前震の起きた14日夜から九州新幹線は全線が運休。20日に新水俣-鹿児島中央が営業運転を再開した。熊本-新水俣も復旧作業が進んでいる。

=2016/04/23付 西日本新聞夕刊=


交通網、復旧進む=九州新幹線、博多と直結―高速バスも・熊本地震
時事通信 4月23日(土)15時7分配信

 熊本地震で大きな被害を受けた九州新幹線が23日、博多―熊本間で運転を再開した。

 最初に震度7の地震が起きた14日夜以来、9日ぶりに九州最大の都市と被災地が新幹線で結ばれた。九州自動車道は熊本県内で通行止めが続くが、高速バスの通行が可能になるなど、九州の交通網は徐々に復旧が進んでいる。

 九州新幹線は23日正午前、博多―熊本間で運転を再開した。24日以降は朝から上下線で計30本を走らせる。すべて各駅停車で、新玉名―熊本間は高架橋などを応急補修した影響で徐行運転する。博多―熊本間は各停で通常50分ほどだが、1時間5分程度かかるという。

 博多―熊本間の運転再開で、ボランティアの現地入りや県外避難がしやすくなる。一方、熊本―新水俣間は脱線事故の影響で不通が続く。新水俣―鹿児島中央間は本数を減らし20日に再開した。

 在来線の三角線も23日午後に運転を再開。熊本と大分を結ぶ豊肥線は土砂崩れで復旧の見通しが立たず、熊本と鹿児島を結ぶ肥薩線は24日の始発から運転を再開する見込み。

 高速道路は、九州自動車道の植木インターチェンジ(IC)―八代ICで通行止め。ただ、植木IC―益城熊本空港ICは、緊急車両と物資輸送車両に加え、23日から高速バスの通行が可能になった。九州中央自動車道の嘉島ジャンクション(JCT)―小池高山IC、大分自動車道の湯布院IC―日出JCTも通行止めが続いている。

 熊本と大分を結ぶ主要道路の国道57号は、熊本県南阿蘇村の土砂崩れで寸断された。国道210号の大分県日田市―玖珠町間も通行止めとなっているが、いずれも地方道などの迂回(うかい)路が通行できる。

 熊本空港は19日から運航を再開。熊本港は22日から長崎県・島原港との間でフェリーが再開し、物資輸送が可能になった。23日には韓国・釜山港から定期コンテナ船が入港し、産業活動の回復につながると期待される。


南阿蘇の避難所28人 ノロ感染か 新たに関連死、計12人に
西日本新聞 4月23日(土)15時0分配信

 熊本地震で甚大な被害を受けた熊本県南阿蘇村は23日、村内の避難所で28人がノロウイルスに感染した疑いがあると発表した。マグニチュード(M)7・3の「本震」から1週間が過ぎ、避難生活が長期化するにつれて衛生面も悪化、感染症の拡大が懸念される。村内では自衛隊などによる安否不明者の捜索も続いた。また、県は23日、本震で倒壊した家屋から救出され、5日後に死亡した同村の女性について、関連死が疑われると発表。関連死などの死者は12人となった。地震による直接の死者は48人。

 南阿蘇村によると、約400人が身を寄せている南阿蘇中体育館で21日以降、避難者28人が下痢や嘔吐(おうと)の症状を訴え、うち17人を病院に搬送、残る11人は体育館内の隔離スペースや自家用車内で経過を観察している。搬送者の中には入院した人もいるという。

 避難所の中には断水が続いたり、ごみ処理が遅れたりするところもあり、感染症対策が急務となっている。熊本市でも22日までに、感染症が疑われる避難者として、ノロウイルス7人、インフルエンザ5人が確認されている。

 安否不明の男性2人のうち、1人が巻き込まれたとみられる南阿蘇村河陽の土砂崩れ現場では、550人態勢で捜索範囲を拡大。現場では23日午前11時すぎから雨が降り始めており、安全を確認しながらの作業となっている。

 14日以降の震度1以上の揺れは23日正午現在、830回。

=2016/04/23付 西日本新聞夕刊=


熊本地震 海外からも支援の輪「人としてできることを」海外ボランティアが家の片付け
産経新聞 4月23日(土)14時47分配信

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地震で崩れかけた塀を片付けるシンガポールからのボランティアら=23日、熊本市(三尾郁恵撮影)(写真:産経新聞)

 ■シンガポール男性ら活動

 熊本地震の被災地は23日、ボランティアの受け付けがスタートしてから初めての週末を迎え、大勢の人々が支援に駆けつけた。海外からの支援の輪も広がっており、家々を訪ねて散乱した家財道具の片付けを手伝うシンガポール人グループの姿もある。外国からの思わぬ善意に、生活再建に向けて途方に暮れていた熊本市中央区の高齢の夫婦は「心が支えられた。まだやれそう」と励まされていた。(石川有紀)

 「私たちが昔から大事にしてきた家が壊れてしまった。熊本城もあんなに大きな被害を受けたのだから仕方ないけれど…」

 熊本市中央区の荒木迪夫(みちお)さん(72)、嘉代子さん(72)夫妻は、大正初期に建てられた元病院の洋館と民家を丁寧に改修したマイホームに長年、愛着を持って暮らしてきた。

 最大震度7を観測した14日以降の一連の地震でも倒壊は免れたが、しっくいの壁がはがれ落ち、室内は家具や食器、本が散乱した。特に16日未明の「本震」ではトイレは屋根や壁が壊れ、雨風にさらされるように。2人の体力では身の回りを片付けて寝食の場所を確保するのが精いっぱいだった。

 長女の森朋子さん(45)は失意に沈む両親を心配し、嫁ぎ先の米国から20日に帰国した。だが、あまりの散らかりように「片付けにどれだけの期間がかかるんだろう」と困り果てた。

 そんなとき支援に乗り出したのが、シンガポール人ボランティアのミンチン・リムさん(40)ら約10人だ。22~23日にかけ、地震で崩れた塀や壊れた置物をハンマーで砕き、麻袋に詰めて捨てる作業を手伝った。

 リムさんは海外の報道で家が倒壊し電気や水が止まってしまった熊本の様子を知り、仲間とともに支援に駆けつけた。「日本の友人との交流もある。被災者と言葉が通じなくても、人として助け合うことができるのではないか」と思ったからだという。

 余震が続いていることは知っていた。「恐れる気持ちもあったが、勇気を出した」。バンコクと福岡を経由し、9時間をかけて20日に熊本入り。知人の牧師、中村陽志さん(45)=熊本市西区=らと、被害の大きかった市内や益城町(ましきまち)で住民に声をかけ、家の片付けなどを手伝ってきた。

 荒木さん宅でのボランティアは、リムさんらの働きぶりを人づてに聞いた朋子さんが依頼したのがきっかけという。

 最初は日本の若者だと思ってリムさんらに話しかけたという迪夫さん。「まったく言葉が通じず驚いた」が、懸命に片付けを手伝ってくれる姿を見るうちに被災後ずっと抱えていた不安が消えていき、笑顔を取り戻した。リムさんも「感謝されたら、疲れも吹っ飛ぶ」と笑う。日本語の分かるメンバーを通じ「とにかく、何をしてほしいのか聞く」ことを重視して活動。25日まで滞在し、ボランティアを続ける。

 荒木さん宅はまだ水道も完全には復旧していない。地震以前の「普通の暮らし」にはほど遠いのが実情だ。それでも少しずつ片付いていく部屋の様子を見て、嘉代子さんは「先が見えてきた」とうれし涙を浮かべていた。


熊本地震 復興に力、大動脈再び 九州新幹線 博多-熊本9日ぶり
産経新聞 4月23日(土)14時46分配信

 九州新幹線は23日、熊本地震の影響で不通となっていた区間のうち、博多(福岡市)-熊本(熊本市)の約98キロで営業運転を9日ぶりに再開した。新水俣(熊本県水俣市)-鹿児島中央(鹿児島市)の約84キロは20日に運転を再開しており、全長約256キロのうち約7割が復旧した。本州側や福岡県と熊本県をつなぐ大動脈の復活は、被災地の復興に役立ちそうだ。

 残る不通区間は熊本-新水俣の約74キロ。この区間にある熊本駅南側に脱線した車両が残っており、撤去作業が続いている。JR九州は23日中にも完了できるとの見通しを示している。

 熊本駅では午前9時半ごろ、再開を知らせる掲示板を改札口に設置。同11時15分すぎに改札が開くと、荷物を抱えた人が次々と新幹線ホームへと急いだ。

 午前11時55分ごろには、熊本駅からの一番列車となる博多行きの「つばめ」が出発。乗り込んだ熊本市西区の会社員、石崎竜一さん(22)は「出張で博多まで行くが、ガタガタの道路を車で行くよりも安心」と笑顔だった。

 一方、博多発の一番列車は、午後1時前に熊本に到着した。地震発生直前に福岡へ出張していた熊本市中央区の公務員、大林紅葉(かえで)さん(24)は「窓からブルーシートが掛けられている家が見え、地震の大きさを実感した。『熊本』という字を見た瞬間に安心感を覚えた」と話した。

 23日は正午前から上り10本、下り11本(1本は筑後船小屋まで)を運行。24日以降は上下15本ずつに増やす。全列車が8両編成で各駅に停車。損傷箇所に応急処置を施した区間で速度を落とすため、所要時間は通常より長い約1時間となる。山陽新幹線との相互乗り入れは実施しない。

 JR九州は、運転を見合わせていた熊本県の三角線(宇土-三隅)の運行も23日午後0時半ごろ始めた。地震で不通となった交通網は、在来線のJR鹿児島線が21日に全線で運転を再開。熊本県内の植木-八代インターチェンジ(IC)の56キロが通行止めとなっている九州自動車道は、来週前半に嘉島ジャンクション-八代ICの33キロなどが通れるようになる予定。


被害深刻「天下の名城」…ドローンで実態撮影
読売新聞 4月23日(土)14時32分配信

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最上部の屋根瓦の大部分が落ちた熊本城天守閣

 瓦が落ちて下地がむきだしになった天守閣、崩れ落ちた曲線の石垣――。熊本地震で損傷した熊本城に小型無人機「ドローン」で接近したところ、深刻な被害の実態が撮影できた。

 熊本県民の誇りで、多くの観光客を引きつけてきた「天下の名城」だが、修復には長い時間がかかる可能性が高い。

 ドローンは22日、熊本城を管理する熊本市の許可を得て、読売新聞が飛ばした。飛行時間は約25分。鉄筋コンクリート造りの天守閣(高さ約30メートル、《1》)と、いずれも築城当初からの遺構で国指定重要文化財の北十八間(きたじゅうはちけん)櫓(やぐら)(《2》)、宇土櫓(《3》)に接近し、撮影した。

 天守閣は、最上階の瓦はほとんど落ち、コンクリート製の下地が露出して赤茶けて見える。下層階の屋根には瓦片が積もり、城の威厳を示す二つの鯱瓦(しゃちがわら)もなくなっていた。


全国の約900万戸は熊本地震級の揺れで倒壊の恐れ…まずは身近な対策から
産経新聞 4月23日(土)14時9分配信

 一連の熊本地震は最大震度7を記録し、家屋が倒壊して住民が下敷きになるなど多数の犠牲者が出た。熊本県益城町では、2階建て住宅の1階部分がつぶれた家屋のすぐそばに、壁の一部が剥がれた程度の軽微な被害で済んだ住宅も目につく。国土交通省は平成7年の阪神大震災を教訓に家屋の耐震化を進めているが、いまなお全国約900万戸は今回と同規模の地震で倒壊する恐れがあるという。有識者は「九州地方などは対策が遅れていた」とも指摘する。(市岡豊大、小泉一敏)

 今回の地震は震源が比較的浅く、家屋倒壊の危険があるとされる震度6弱以上の地震が16日までに7回発生した。熊本県建築課によると、県内約68万戸の耐震化率は25年時点で75%。担当者は「それほど悪い数字ではない」と話すが、27年度末までに達成目標としていた90%には到底及ばない数字だ。

 ただ、今回のような地震について、神戸大の石橋克彦・名誉教授(地震学)は「未知の活断層も多く、全国のどこで発生してもおかしくない」と話す。

 阪神大震災では昭和56年以前の古い耐震基準の住宅で被害が集中したため、震災後には56年以前の建物に耐震診断を義務付ける耐震改修促進法が施行。国交省は改修費用を助成するなどして4年後までに住宅全体の耐震化率95%を目指す。だが、実際には平成15年に約75%だった耐震化率は25年に約82%と10年間で7ポイントしか増えていない。

 原因の一つは費用だ。耐震診断には10万~20万円かかる上、柱や屋根などの耐震改修に100万~200万円かかる。自治体によっては改修費用の2割程度は補助されるが、経済的負担は避けられない。

 名古屋大の福和伸夫・減災連携研究センター長(耐震工学)は「地震が頻繁に起こらない地域では耐震化が遅れる傾向がある。南海トラフ巨大地震が想定される東海地方に比べ、九州地方は進んでいない」と分析。「寝室などを部分的に耐震化する『一室補強』という手法もある。まずは家具の固定などできることから始めるべきだ」と話す。

 ただ、耐震補強や家具固定などの必要性は、震災が起こるたびに叫ばれてきた。熊本県の担当者は「どこで地震が起きてもおかしくないのだが、実際にはほとんど地震がなかった地域でもあり、(耐震への)意識が高くなかったのは否めない」と打ち明ける。

 群馬大大学院の片田敏孝教授(災害社会工学)も「地震で倒れた家屋や家具で圧死する危険は既に十分認識されているはず。それでも対策が進まない根本的な原因は、災害による死が自分のこととして受け止められていないから」と当事者意識の欠如を指摘している。


<熊本地震>活用されず、アマゾンの「ほしい物リスト」
毎日新聞 4月23日(土)14時5分配信

 ◇東日本大震災では活躍のサービス 認知度不足?

 被災地で必要なものをネット上にアップし、それを見た支援者が代金を払うと商品が届く--。ネット通販大手「アマゾンジャパン」のサービス「ほしい物リスト」が、熊本地震でほとんど利用されていない。2011年の東日本大震災では活躍したが、認知度不足などから活用されていないようだ。

 ほしい物リストは、たとえば避難所の運営者が欲しい商品とその数をネット上に掲載し、支援者がその商品をアマゾンを通じて購入すると、避難所に商品が届く仕組み。必要な物資を必要な量だけ調達できる利点があり、東日本大震災では、仙台市などが活用し、7000カ所以上の避難所や個人宅などに10万個以上の物資が届けられた。伝言欄もあり、避難所と支援者のコミュニケーション作りに役立った。南海トラフ巨大地震の被害が予想される徳島県が運用に向けた訓練を重ねるなど、活用の動きが広がる。

 だが、熊本地震での利用は低調でリストは数件にとどまる。

 熊本市の避難所名義で掲載されたリストには、老眼鏡▽トイレットペーパー▽簡易トイレ▽オムツ--などが公開された。しかし、避難所の運営者はリストの存在そのものを知らなかった。しかもリストの商品は十分確保できていた。避難所を運営する男性(56)は「行政の力が行き届かないところを埋めてくれるサービスは非常にありがたいが、善意で支援してくれる人に間違った情報が伝われば、元も子もない。悪用されていなければいいが……」と困惑する。

 東日本大震災の際にリストを活用した仙台市の担当者は「被災者のニーズが分からなければ、リストに適切な情報を載せられない。避難所の運営者と被災者が連携を深めることが重要」と話した。【数野智史、石川貴教】


<熊本地震>熊本城再建に30億円 日本財団会長が語る支援
毎日新聞 4月23日(土)13時30分配信

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インタビューに答える日本財団の笹川陽平会長=東京都港区で2016年4月20日、米田堅持撮影

 日本財団は19日、熊本城の再建資金の提供を含む熊本地震への緊急支援策を発表した。被災地への支援について同財団の笹川陽平会長(77)に聞いた。【米田堅持】

 「熊本城再建の支援がこんなに話題になるとは思わなかった」

 笹川会長は熊本城再建への資金提供に対する反響の大きさに驚きを隠さなかった。同財団は15日に被災地での支援活動経験を持つ職員4人が救助犬とともに熊本入りし、被災地の状況を調べた。「発生当初は人命救助が最優先。警察や消防、自衛隊などの領域で民間が入り込む余地はない。ただ、救助犬は救助活動では欠かせないので派遣した」という。

 発表された緊急支援策は、障害者や高齢者、乳幼児などへの支援と非常用トイレ500台の配備に3億円▽NPO、ボランティア活動支援に10億円▽家屋損壊に対する1世帯20万円の見舞金の支給に20億円▽住宅・事業再建資金のための融資制度創設に30億円▽熊本城再建のための支援に30億円--の5項目で、計93億円だ。即座に行うものから長期的なものまで網羅した形で、熊本城再建は長期的支援のひとつだ。

 ◇復興のシンボルに

 熊本城支援再建には、今も続けている東日本大震災における支援の経験があるという。「東日本大震災への支援では、漁師が海に魚を取りに戻れないと涙を流す姿を報道で見て、1億円以下の漁船を買うための資金を15年間無利息で貸し出した。漁が再びできることに喜ぶ漁師の姿を見て、明るい話題は必要だと思った」という。さらに支援策として、祭りや鎮守の森の復興に約180件支援した。「絆の原点は祭り。復興途上の故郷に人々が戻り、喜び合う姿があった」と振り返る。

 今回の熊本地震で損壊した熊本城は、日本三大名城のひとつだ。被災前に89億円もかけて県民の浄財で再建した県民の象徴でもある。「被災者の気持ちが落ち着けば、城再建のプロジェクトが立ち上がるだろう。城も立ち上がってがんばるぞとなれば、全国レベルで支援の輪が広がる」と期待を寄せている。

 熊本城再建について時期尚早ではないかという声については「食うや食わずで家に帰れず車の中で避難している時だから批判は出るだろう。批判は甘んじて受ける。しかし、県民の誇りである熊本城の再建はいずれ県民の喜びになるだろう。被災者には夢や希望も必要だ」と、笹川氏は決断の背景を述べている。

 ◇当面の支援策とは切り離して

 当面の支援について「災害で最初に問題となるのはトイレの問題。建設現場にあるような仮設トイレは、段差があって車椅子の人やお年寄りには使いにくい」。そこで、まず1台30万円の非常用トイレを500台、1億5000万円分提供することにした。

 また、避難所では障害者や高齢者、乳幼児は居心地の良い場所とは言えない。「彼らへの支援も可能な限り速やかに実施していく」とした。また住宅を失った人に対しては「罹災(りさい)証明が出たら、家屋が損壊した世帯には全壊、半壊を問わず、借家住まいの方も含めて、罹災証明書を出せばすぐに見舞金を出すことにしている。行政機関で罹災証明を早く発行してもらって、受け取ってほしい」と話した。

 「地域の金融機関と連携した住宅や事業再建資金の無利息無担保の融資や、簡易的な手続きでNPOを支援する資金も用意した」と話すとともに、「私自身、終戦直後に手元に現金がなく苦労した。現金を持っていないことのつらさは想像を絶するものがある」と自らの体験も引き合いに出しながら、資金支援の意義を強調した。

 ◇

 同財団は災害支援のために、2014年から毎年50億円ずつ積み立てて、300億円規模の災害復興支援特別基金を創設することにしていたが、その途上で熊本地震は起きた。笹川氏は「こんなに早く使うことになるとは思わなかった」とも語る。

 今後については「東日本大震災の時は支援も縦割りになり、効率的ではなかったのではないかと感じていたので、横の連携を強化したい。パラリンピックでボランティアセンターを作った経験をもとに熊本県知事にお願いして『日本財団災害支援センター』(仮称)を設置することにしている」と話す。

 1995年に起きた阪神・淡路の大震災以来、同財団はこれまでに48回の支援を行っており、「被災者のニーズが刻々と変わることは承知している。今後も第2弾、第3弾の支援策を打ち出していく」と、さらなる支援策も検討している。


熊本地震 安倍首相が被災地視察 復興への姿勢アピール
産経新聞 4月23日(土)12時34分配信

 安倍晋三首相は23日午前、熊本、大分両県で相次いだ地震の被災状況や復旧作業を確認するため地震発生後、初めて熊本県に入った。特に被害の大きかった熊本県南阿蘇村などの被災地を訪れて被災者を激励し、復旧、復興に向けて尽力する政府の姿勢をアピールした。

 首相は同日早朝に自衛隊機で羽田空港から熊本に入り、甚大な被害が出た益城町や南阿蘇村を自衛隊ヘリコプターで上空から視察。その後、南阿蘇村を訪問し、行方不明者の捜索などを行っている警察や消防、自衛隊関係者らを慰労した。村の避難所となっている総合福祉センターも訪れ、避難生活を強いられている被災者らを激励した。

 昼には、県庁で蒲島郁夫知事らと意見交換を行い、「被災された方々が1日も早く日常の生活を取り戻せるよう全力を尽くす。直接現場の声をうかがい、これからの対策に生かしたい」と強調。蒲島氏が激甚災害の早期指定を求めたのに対しては「しっかり判断していくので、ご安心していただきたい」と答えた。熊本城の修復についても、国としての支援に前向きな姿勢を示した。

 この後、首相は益城町の避難所や建物の倒壊現場を訪れる。

 一方、民進党の岡田克也代表も同県益城町の避難所を訪れ、被災者を激励した。「住むところを確保できるようにしたい」と述べた。

 首相の被災地視察は当初、16日に行われる予定だったが、同日未明に発生した最大震度7の地震への対応に集中するため延期していた。首相は既に喫緊の災害対策費として政府の予備費から23億円を拠出することを決定。復興に向けた平成28年度補正予算案編成も含めて「必要な、あらゆる手段を講じていきたい」と述べている。


激甚災害、早期に判断=安倍首相、現地視察で表明―熊本地震
時事通信 4月23日(土)12時28分配信

 安倍晋三首相は23日午前、熊本地震の被災地を視察するため現地入りした。

 首相自ら被害状況を把握するとともに、政府が対応に全力を挙げている姿勢を明確にする狙いがある。首相は熊本県庁で蒲島郁夫知事らと会い、激甚災害指定について早期に決断する意向を表明した。

 首相は蒲島知事らから、被災状況などについて説明を聴取。首相は「県、市町村と協力し、総力を挙げて、先手先手で取り組んでいきたい」と伝えるとともに、復旧事業費への国庫補助率がかさ上げされる激甚災害指定に関して「しっかり判断するので安心してほしい」と述べた。


<熊本地震>ノロウイルス症状28人 南阿蘇の避難所
毎日新聞 4月23日(土)12時14分配信

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余震が続く中、多くの人が避難している村立南阿蘇中の体育館=熊本県南阿蘇村で2016年4月19日、徳野仁子撮影

 熊本県南阿蘇村は23日、熊本地震の避難所になっている村立南阿蘇中学校で、ノロウイルスが原因とみられる症状を訴えた避難者の男女が28人いると発表した。うち17人が病院に搬送され、一部は入院中。

 村によると、21日から下痢や吐き気などを訴える避難者が出た。村は消毒などトイレの衛生状態の管理を強化する。南阿蘇中には23日午前8時現在、村内で最も多い423人が避難している。【大島英吾】

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