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2016年4月20日 (水)

熊本・震度7の地震に関するニュース・35

引き続き、熊本県で4月14日および16日に発生した、震度6強~7の地震に関するニュースを伝達します。

リンク:海自最大の護衛艦、被災地ヘ…「装備全部使う」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州新幹線、一部運転再開…熊本市電は全線復旧 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>これが益城名産のスイカ 手作業で出荷作業 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「被災地に何か送りたい」問い合わせ相次ぐ 福岡市の自治体に支援物資の窓口 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:地震取材、関連会社員が虚偽投稿…仙台放送謝罪 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 気象庁「まだまだ収まる気配みえない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:21日朝から暴風大雨=熊本・大分、土砂災害警戒―気象庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本など九州北部 あす21日は非常に激しい雨のおそれ 土砂災害に警戒 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 名称を「九州中部地震」? 公明・漆原氏が風評被害防止策めぐり奇策 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>「仮設住宅作って」被災者から望む声高まる - 速報:Yahoo!ニュース.

リンク:<熊本地震>南阿蘇、土砂の中から心肺停止の1人見つかる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>気象庁「収まる気配は見えない」 余震683回 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>会社員ら「助かった」 九州新幹線一部運転再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震、避難所患者の診療報酬算定は?-厚労省がQ&A、精神疾患の転院協力要請も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「便利さ実感」「助かる」=九州新幹線一部再開で―熊本地震・鹿児島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:21日に九州北部で「非常に激しい雨」…気象庁 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震、関連死が計11人…死者47人と別に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>安心の顔と笑顔 益城「赤ひげ」院長が診療再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州観光に打撃=キャンセル部屋「長期避難に」―近県の旅館やホテル・熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:南阿蘇村で新たに1人発見=避難9万人超、対策急ぐ―九州新幹線一部再開・熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:被災者でもラーメン炊き出し 雲仙以来9万杯支援 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難先が危険閉鎖 再避難先地割れ…でも40人残る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>九州新幹線が運転再開 新水俣-鹿児島中央間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福岡県、支援物資を「共同輸送」 市町村に呼び掛け、効率化で対応 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「できることをしたい」避難学生がボランティア 「第二の故郷」物資選別で手助け - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>北九州市が住宅118戸を無償提供 小中学生の転入受け入れも - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<被災地気象>熊本・大分 21日(木)に大雨予想 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:阿蘇山の「米塚」に亀裂 国立公園を代表する景観に傷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<交通再開>九州新幹線 新水俣-鹿児島中央間再開 熊本空港も発着再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>震源が南下 八代M5.5 川内原発から80キロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 輸送支援のオスプレイ叩きに被災者から批判の声 報道こそ「露骨な政治的パフォーマンスだ」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>車中泊 1人死亡 エコノミー症候群続出 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:夜間の地震、どう備える? 防災袋や避難手順など点検を - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 海自最大艦「いずも」、初の災害派遣任務 陸自輸送で北海道・小樽出港 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

海自最大の護衛艦、被災地ヘ…「装備全部使う」
読売新聞 4月20日(水)12時11分配信

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災害派遣のため、護衛艦「いずも」に乗り込む自衛隊員(19日午後、小樽市で)=守谷遼平撮影

 海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」が19日、北海道の小樽港から陸自の災害派遣部隊とともに被災地に向けて出港した。

 全長248メートル、幅38メートルのヘリ空母型の艦内に、派遣隊員約160人、車両約40両を収容している。海自の中筋篤1佐は「出せる装備を全部使って、被災地の支援にあたる」と語った。


九州新幹線、一部運転再開…熊本市電は全線復旧
読売新聞 4月20日(水)12時11分配信

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一部区間で6日ぶりに運転を再開し、鹿児島中央駅を出発する九州新幹線の車両(20日午前6時27分、鹿児島市で、読売ヘリから)=浜井孝幸撮影

 14日からの地震で被害を受けた被災地の交通網の一部が復旧し始めた。

 JR九州は20日、九州新幹線新水俣(熊本県水俣市)―鹿児島中央駅(鹿児島市)で始発から運転を始めた。一部区間ながら14日夜に最大震度7を観測した熊本地震の発生以来の再開。被害が比較的軽く、安全性を確認できた。上りが午前6時27分、鹿児島中央駅を、下りは午前6時2分、川内(せんだい)駅(鹿児島県薩摩川内市)をそれぞれ出発。新水俣―鹿児島中央駅の94・8キロを1日16往復する。

 九州新幹線は、熊本駅近くで回送中の新幹線(6両編成)の全車両が線路から外れた。先頭車両は20日朝までに線路に戻ったが、余震などで作業が中断。他の区間も防音壁の落下や高架橋の柱のひび割れなどが見つかり、全線復旧の見通しはたっていない。JR九州の在来線も、鹿児島線の熊本―八代駅、豊肥線の肥後大津―豊後竹田駅などが終日運転を見合わせている。

 一方、16日未明の地震に伴い、全線を運休していた熊本市電(路面電車)は19日に熊本駅と市街地などを結ぶ路線で運転を再開、20日に全線復旧した。熊本空港も到着便を中心に運航が再開、20日は羽田や伊丹空港などを結ぶ計約50便が発着する予定。高速道路は20日午前10時半現在、九州自動車道・植木インターチェンジ(IC)―八代IC間、大分自動車道・湯布院IC―別府IC間などで通行止め。


<熊本地震>これが益城名産のスイカ 手作業で出荷作業
毎日新聞 4月20日(水)11時55分配信

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手作業で一つずつ大きさを選別して仕分けられたスイカ=熊本県益城町で2016年4月19日午後2時36分、久保玲撮影

 地震が直撃した熊本県益城町では、名産のスイカを出荷するための自動選果機が止まった。重さなどを機械で測定し自動的に仕分けする重要な装置だが、出荷の再開を望む声が被災農家の間で上がり、手作業による選別・出荷作業が始まった。「泣いてばかりいられない。自慢のスイカを皆に届け、復興の歩みを進めたい」。スイカ農家は前を向く。

 被害を受けたのは、「JAかみましき」の益城西瓜選果場(益城町田原)。地震で選果機のベルトコンベヤーの一部がゆがんだため、出荷作業を停止。一部のスイカは茎からちぎれて出荷不能になった。この時期のスイカは価格が高いため、農家にとっては大きな痛手だった。

 農林水産省によると、熊本県はスイカの収穫量が日本一(2014年産)。JAかみましきのエリアは約80戸の農家がある県内有数の生産地だ。

 農家も被災したが、多くが出荷再開を望み、手作業による選別・出荷作業が18日から始まった。

 農家やJA職員たちがスイカを一つ一つ手際よく量り、重さごとに仕分けして箱詰めする。手間はかかるが、にぎわいと活気が戻ってきた。

 同町の村上純子さん(41)は自宅が全壊。家族で車中泊を続けながら、スイカの世話を続ける。日中に温度が上がりすぎないように、毎日ハウスに空気を通す。ボイラーを使わず、ビニールを何枚も重ね温度を管理し、スイカの甘みを引き出す。

 村上さんは19日も、子ども3人らとともに、約3~約10キロのスイカ約100玉を手際よく箱詰めしていった。村上さんは「生活は大変。それでも、情熱の結晶であるスイカをたくさんの人に味わってほしい」と話す。【佐野格、大森治幸】


「被災地に何か送りたい」問い合わせ相次ぐ 福岡市の自治体に支援物資の窓口
西日本新聞 4月20日(水)11時50分配信

 「親戚が被害に遭った」「隣県の災害にじっとしておれない」-。熊本地震の発生を受け、各地で広がる支援物資の提供。福岡都市圏では20日までに、全市町村が住民からの受け付け窓口を開設する。

「無駄・迷惑」を防ぐ 福岡市の救援物資集配の仕組みとは?

 各市町村が受け付けている物資は主にペットボトルの水、紙おむつ、タオル、生理用品など6~8品目。期間や時間は自治体によって異なり、一部は土日曜日も対応する。

 新宮町は「被災地に何か送りたい」という町民からの問い合わせが相次いだため、被害が甚大な熊本県益城町に問い合わせて品目を決め、18日午後に町研修所に受け付け場所を設けた。初日に訪れた町民は10人だったが、19日は女性を中心に一気に増え、91人に上った。「インターネットのフェイスブックやLINE(ライン)などで善意の輪が広がっているようだ」と職員。

 紙おむつなどを抱えてきた新宮町の南原亜由美さん(27)は「1歳児がいる熊本のいとこが夜泣きを気にして避難所に行けず、アパートは倒壊が怖いからと車中泊している。体が心配」と気遣った。同町の酒店店長、石井信治さん(46)は「同じ九州の出来事。少しでも役立ちたい」と店に納品されたミネラルウオーターのケース6箱を個人で買って持参した。

 被災地に送る物資は新品で未開封などが条件。森雅彦総務課長は「水などは賞味期限にも注意を。被災地の実情に応じて品目が変わる可能性もあるので、持ち込む前に問い合わせをしてほしい」と話す。

=2016/04/20付 西日本新聞朝刊=


地震取材、関連会社員が虚偽投稿…仙台放送謝罪
読売新聞 4月20日(水)11時50分配信

 フジテレビ系の仙台放送は、関連会社「仙台放送エンタープライズ」の男性社員が、熊本県で地震の取材をしていた関西テレビ(本社・大阪市)の中継車が、給油待ちの車列に割り込んだことを擁護するような投稿をツイッターにしていたとして謝罪した。

 投稿は17日午後で、関西テレビの中継車について、「自分たちの燃料をドラム缶等で持ち込んで来ていて、危険物の管理をGSにお願いしている」などと虚偽の内容が記されていた。

 関西テレビは割り込みを認めて18日に謝罪しており、仙台放送エンタープライズが男性社員に聞き取りをしたところ、虚偽の投稿をしたと回答したという。

 仙台放送は公式サイトで「報道機関に携わる者として、あまりに軽率であり、あってはならない行為でした。深くお詫(わ)び申し上げます」と謝罪した。


熊本地震 気象庁「まだまだ収まる気配みえない」
産経新聞 4月20日(水)11時46分配信

 熊本、大分両県を中心に相次ぐ地震で、気象庁は20日、「まだまだ収まる気配がみえない」とし、強い余震への注意を改めて呼びかけた。一方、19日夕から夜にかけて熊本地方で相次いだ震度5強と5弱の地震について、「これまでの震源域の南端で発生したが、その後はさらに震源域が広がる様子は見られない」とした。

 気象庁は一連の地震について、「内陸で起きた地震としては、これまで例を見ない活発な活動が広域に起きており、震源域は東日本大震災より広い」と指摘。14日夜からの震度1以上は680回を超え、現在も地震活動が活発な状況が続いているとの認識を示した。

 また、前線を伴った低気圧が九州地方を通過する影響で、九州北部では21日朝から昼過ぎにかけて雷を伴う非常に激しい雨が降るといい、予想される1時間雨量は多いところで熊本県が50ミリ、大分県は40ミリ、21日正午までの24時間雨量は熊本県が120ミリ、大分県が100ミリとなっている。

 気象庁は「雨とともに風も強まって荒れた天気になるので、土砂災害に厳重な注意が必要」としている。


21日朝から暴風大雨=熊本・大分、土砂災害警戒―気象庁
時事通信 4月20日(水)11時42分配信

 気象庁は20日、九州北部では21日朝から昼すぎにかけ、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降り、強風が吹くと発表した。

 前線を伴う低気圧が発達しながら対馬海峡を通過し、西日本を東へ進むため。同庁は地震が多発する熊本、大分両県では土砂災害に厳重に警戒するよう呼び掛けた。

 21日正午までの県別の24時間雨量は多い所で、熊本と長崎が120ミリ、大分と佐賀が100ミリ、福岡80ミリ。熊本と大分ではその後、22日正午までの24時間雨量が多い所で約50ミリと予想される。21日の最大瞬間風速は30メートルの見込み。

 熊本・阿蘇地方と大分県中・西部では、14日夜に震度7の地震が起きて以来、震度1以上の地震が20日午前10時までに681回に上った。


熊本など九州北部 あす21日は非常に激しい雨のおそれ 土砂災害に警戒
ウェザーマップ 4月20日(水)11時41分配信

 九州北部は、あす21日は雷を伴い非常に激しい雨が降り、南または南西の風が非常に強く吹く見込み。地震により地盤の緩んでいる地域では土砂災害に一層警戒するとともに、暴風に対しても警戒が必要だ。

 きょう20日の九州は晴れて日差しが強く、昼過ぎにかけては25℃以上の夏日となる所がある見込み。車の中などは、とくに気温が上がりやすいため、熱中症に注意が必要だ。

激しい雨のおそれ、土砂災害に警戒
 一転して、あす21日は低気圧や前線の影響で、熊本や大分など九州北部を中心に大雨となるおそれがある。とくに昼前~昼過ぎにかけての時間帯は、局地的に雷を伴い1時間50ミリの非常に激しい雨が降る予想。また、九州北部は21日朝から昼過ぎにかけて南寄りの風が強まるため、暴風にも警戒が必要となる。

<雨の予想>
 あす21日に予想される1時間雨量(多い所)
  熊本、長崎、佐賀 50ミリ
  福岡、大分    40ミリ
  
 あす昼までに予想される24時間雨量(多い所)
  熊本、長崎 120ミリ
  大分、佐賀 100ミリ
  福岡    80ミリ
  
 熊本、大分では、あす昼から22日(金)昼までに、さらに多い所で50ミリの雨が降る見込み。

<風の予想>
 あす21日の最大風速(最大瞬間風速)
  対馬海峡、九州西海上 20メートル(30メートル)
  豊後水道、瀬戸内海  20メートル(30メートル)
  陸上         18メートル(30メートル)

 地震により揺れの大きかった地域では、土砂災害により一層警戒するとともに、低地の浸水、河川の増水、落雷、突風、高波に注意が必要だ。今後も地元の気象台が発表する警報・注意報、気象情報などに、可能な限り注意を払うよう心掛けたい。


熊本地震 名称を「九州中部地震」? 公明・漆原氏が風評被害防止策めぐり奇策
産経新聞 4月20日(水)11時32分配信

 自民党の二階俊博総務会長は20日午前、党本部で開かれた熊本地震対策本部と国土強靱化総合調査会の合同会議に出席し、公明党の漆原良夫中央幹事会会長から熊本地震の名称を「九州中部地震」などに変更するよう提案されたことを明かした。

 二階氏は合同会議に先立ち、漆原氏と都内で会談。二階氏によると、漆原氏は会談で熊本県の風評被害防止策をめぐり「(地震の)名称を少し和らげてくれないか」と提案した。二階氏が「何て言えばいいんだ」と問うと、漆原氏は「よくみんなで考えたが、『九州中部地震』と、こんなぐらいのことしか思いつかない」と述べたという。

 二階氏は合同会議で「ここから私が感じ取るのは、そこまで現地の関係者は神経質になっている(ということだ)」と指摘。4月末から5月上旬にかけてのゴールデンウイークを前に、熊本県を訪れる観光客が減少するなどの風評被害を最小限に食い止めるべきだとの考えを示した。


<熊本地震>「仮設住宅作って」被災者から望む声高まる
毎日新聞 4月20日(水)11時28分配信

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地震で倒壊した家屋が目立つ益城町=熊本県益城町で2016年4月20日午前7時19分、本社ヘリから山下恭二撮影

 熊本地震の発生から21日で1週間を迎えるが、家を失った被災者が安全な生活を手に入れる見通しは立っていない。早急な仮設住宅の建設などを求める声が高まっているが、被害が大きい市町村は避難者支援に追われ、仮設住宅の需要がどれほどあるのか把握できていないのが現状だ。

 14日の地震で震度7を観測した熊本県益城(ましき)町。安永地区の有料老人ホーム「桜花(おうか)」の玄関には「この建築物に立ち入ることは危険です」と書かれた赤い紙が貼られている。倒壊の恐れのある住宅などを調べる県の「応急危険度判定」の調査結果で、「赤」は最も危険度が高いが、現在も60代後半~90代の高齢者9人が暮らす。多くが認知症だ。

 近隣の住宅は倒壊し、ホーム自体も廊下などがひび割れている。激しく揺れた14日夜と16日未明、職員が入所者の車椅子を押したり、抱えたりして約1キロ離れた避難所の町保健福祉センターに避難させた。しかし中は足の踏み場もなく、おむつ交換などもできない。入所者たちはホームに戻らざるを得ず、地震に備え、玄関付近で布団を敷いて寝ている。

 同町では住宅全壊が1026棟、半壊・一部損壊が4374棟に上り、町の住宅のほぼ半数が被害を受けた。応急危険度判定は現段階で終わった955棟のうち、半数以上の494棟が「危険」、268棟が「要注意」と判断された。西村博則町長は18日の蒲島郁夫知事との会談で、1000戸分の仮設住宅の手当てを要望。自宅が全壊し、避難所暮らしを続ける女性(70)は「ぐっすり寝られない日々がいつまでも続き、健康面も不安。県や町はめどを示してほしい」と訴える。

 災害救助法では仮設住宅について、災害発生から20日以内の着工を定めており、県も町も月内着工を目標としている。だが益城町のある職員は「約250人の町職員は被災者への食糧確保やインフラ復旧で精いっぱい……」と打ち明ける。他の自治体も同様で、家屋約75棟が被害を受けた阿蘇市福祉課の担当者は「今は避難所の住民の支援に全力を挙げている。親族の家に避難したいという住民もいるかもしれない。住民の意向も聞き取った上で検討したい」。宇城市の担当者も「民間の住宅を借り上げる『みなし仮設住宅』や市営住宅への入居という選択肢もある。まずは住民の需要を調べないといけない」と話した。

 一方、南阿蘇村は20日、村内に仮設住宅を設置する検討を始めたことを明らかにした。【柿崎誠、吉川雄策、樋口岳大】


<熊本地震>南阿蘇、土砂の中から心肺停止の1人見つかる
毎日新聞 4月20日(水)11時25分配信

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新たに見つかった被災者を搬送する警察官ら=熊本県南阿蘇村河陽で2016年4月20日午前10時、西本勝撮影

 熊本県南阿蘇村では、20日も自衛隊員らが捜索を続けている。同村河陽(かわよう)の高野台団地では午前9時ごろ、土砂の中から1人が見つかった。心肺停止の状態で県警などが身元の確認を急いでいる。

 村は20日、高野台団地で安否不明であると判断していた1人が実在しないことが分かったと発表した。地震による安否不明者は4人になっている。

 同村長野の「ログ山荘火の鳥」では、安否不明者がすべて発見されたとみて捜索を終了。同村立野(たての)の阿蘇大橋崩落現場近くでは、熊本学園大4年の大和晃(ひかる)さん(22)が被災したとみられるが、2次災害の恐れがあり捜索を開始する見通しが立っていない。

 気象庁によると、九州北部地方は21日朝から昼すぎにかけ暴風を伴った荒れた天候となる恐れがあり、熊本県では多いところで1時間に50ミリ、被災地である大分県でも40ミリの雨が予想されている。地震で地盤が緩んでいることから、気象庁は土砂災害への警戒を呼びかけている。【杉山雄飛、田畠広景、岩崎邦宏】


<熊本地震>気象庁「収まる気配は見えない」 余震683回
毎日新聞 4月20日(水)11時21分配信

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地震で倒壊した住宅=熊本県益城町で2016年4月20日午前9時14分、兵藤公治撮影

 ◇20日午前11時まで M3.5以上の回数は過去最多ペース

 熊本、大分両県で14日から続発している地震で、気象庁は20日、震度1以上の地震が同日午前11時までの累計で683回を記録したと発表した。このうち熊本県熊本地方で発生したマグニチュード(M)3.5以上の地震は同8時半現在で197回を記録。2004年の新潟県中越地震(M6.8)を上回り、過去最多ペースとなっている。

 19日夕から夜にかけて熊本県八代市で震度5強や5弱の地震を観測した。活動範囲は布田川(ふたがわ)断層帯と、日奈久(ひなぐ)断層帯の一部で、さらに北東や南西方向に広がる動きは見えないという。今後の見通しについて、同庁の青木元・地震津波監視課長は「20日に入ってもまだまだ活発な状態が続き、収まる気配は見えない」と述べ、強い揺れへの警戒を呼びかけた。

 同庁によると、熊本地方は21日朝から雷を伴う激しい雨が降る可能性があり、22日午前6時までの24時間で100~150ミリの雨が予想されている。1時間あたりの雨量は多いところで50ミリと見込まれ、「土砂災害や強風などに厳重に警戒を」と呼びかけている。【千葉紀和、円谷美晶】


<熊本地震>会社員ら「助かった」 九州新幹線一部運転再開
毎日新聞 4月20日(水)11時14分配信

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新水俣駅に入線する九州新幹線=熊本県水俣市で2016年4月20日午前6時56分、本社ヘリから山下恭二撮影

 ◇新水俣-鹿児島中央間で6日ぶりに

 熊本県で震度7を観測した14日夜以降、全線運休していた九州新幹線が20日、新水俣(熊本県水俣市)-鹿児島中央(鹿児島市)間で6日ぶりに運転を再開した。

 川内(せんだい)(鹿児島県薩摩川内市)-鹿児島中央間の上下各1本を含め、1日に上下各16本の臨時ダイヤで、全て各駅停車の「つばめ」(8両)を通常と同じ最高時速260キロで運行する。博多-新水俣間は脱線車両の撤去作業や高架橋の損傷などで復旧のめどは立っていない。

 鹿児島中央駅では20日朝、新水俣行きのつばめに次々に通勤・通学客らが乗り込んだ。新水俣に向かう鹿児島市の会社員、竹迫義一さん(45)は「地震で新幹線が止まって以来、在来線などを乗り継いで2時間以上かけて通勤していた。これ以上続くなら会社近くのビジネスホテルに泊まろうかと考えていたので、本当に良かった」と運転再開を喜んだ。

 熊本市西区の会社員、宮崎泰樹さん(22)は「余震が続いているので県外に避難したいと考えている人が多いが、市内は新幹線も高速道路も止まっているので避難の足を確保できずにいる。新幹線が早く全線復旧してほしい」と話した。

 熊本地震による「大動脈」の寸断は、鹿児島市を中心にホテルなど旅行関係のキャンセルが相次ぐなど鹿児島県の地域経済にも影響している。

 出張客を鹿児島中央駅に送ったタクシー運転手の男性(59)は「新幹線が止まって市街地のタクシー利用が激減した。一部再開は復調への一歩だが、全線再開しないことには楽観的になれない」と険しい表情だった。【田中韻、取違剛】


熊本地震、避難所患者の診療報酬算定は?-厚労省がQ&A、精神疾患の転院協力要請も
医療介護CBニュース 4月20日(水)11時9分配信

 熊本地震の被災に伴う診療報酬と保険診療の取り扱いについて、厚生労働省は都道府県に対し、関係団体への周知を求める事務連絡を行った。特に診療報酬の項目では、「避難所の患者に診療を行った場合に算定できるのか」などと被災地で想定される質問を盛り込んだQ&Aを提示。医療機関や保険薬局の建物が全半壊して仮設の建物で診療や調剤を行うケースについても、「保険診療または保険調剤として取り扱って差し支えない」としている。【新井哉】

■避難所への往診、患者要望など条件満たせば算定可能に

 Q&Aでは、被災地で混同する可能性が指摘されている「災害救助法の補助対象」と「保険診療」の取り扱いについて詳述している。例えば、被災地の保険医療機関の医師が避難所を自発的に巡回し、診療を行った場合は、「保険診療として取り扱うことはできない」と説明。「災害救助法の適用となる医療については、県市町村に請求する」としている。

 ただ、避難所に居住し、定期的に外来診療を受けている患者からの求めに応じて、その外来診療を行っている被災地の保険医療機関の医師が避難所に往診を行った場合、「往診料を算定できる」と回答。被災地以外の都道府県で登録した保険医が、被災地の保険医療機関で診療を行った場合については、「被災地の保険医療機関から診療報酬の請求が行われることになる」と説明している。

 また、被災地以外の保険医療機関が、被災地の介護施設や避難所などから入所者を受け入れた際の入院基本料の取り扱いにも触れ、「医学的判断に基づき入院が必要と判断された場合には算定できる」とする一方、「単なる避難所としての利用の場合は算定できない」としている。

■被災医療機関から転院の入院基本料、廊下に収容は「算定できず」

 熊本地震で被災した精神疾患患者の受け入れについても、厚労省は日本精神科病院協会に対してQ&Aを添付した事務連絡を行った。事務連絡では、DPAT(災害派遣精神医療チーム)が被災した精神科医療機関の患者の転院調整を行っていることに触れ、比較的被害の少ない精神科医療機関や近隣県の精神科医療機関が、患者の受け入れに協力するよう求めている。

 また、Q&Aでは、被災した精神科医療機関から患者の転院を受け入れ、所定の病床数を上回った際の入院基本料の取り扱いについて説明。災害などやむを得ない事情の場合は、「入院した月について、減額規定は適用しない」としている。ただ、超過して受け入れた患者を廊下や処置室といった「病室以外の場所」に収容した場合は、入院基本料は算定できないとの見解を示している。


「便利さ実感」「助かる」=九州新幹線一部再開で―熊本地震・鹿児島
時事通信 4月20日(水)11時8分配信

 熊本県を中心に相次いでいる地震の影響で運休していた九州新幹線が20日の始発から一部区間で運転を再開。

 利用者からは「改めて便利さを実感した」「助かる」といった声が聞かれた。

 鹿児島県薩摩川内市に住む会社員の加治屋義信さん(65)は、鹿児島市内のオフィスまで毎日新幹線で通勤している。運休していた19日までは、在来線で1時間かけて出勤したという。「きょうは10分程度で市内まで来ることができた。改めて新幹線の便利さを感じた」と満足そうに話した。

 出水市に住む会社員の40代女性は、娘が鹿児島市内の学校に通っている。新幹線運休の影響で、自宅から車で2時間かけて娘を送っていた。「体力的に厳しく、17日から鹿児島市内のホテルで宿泊していた。新幹線が再開して本当に助かる」と喜んだ。

 一方、JR鹿児島中央駅の改札前にある土産物店販売員の30代女性は「いつもよりも駅に人が少なく静かだ」と語る。普段は平日でもキャリーバッグを持った旅行客が目立つといい、「地震以降、お客さまが少なくなった。売り上げも相当落ちている」と肩を落とした。


21日に九州北部で「非常に激しい雨」…気象庁
読売新聞 4月20日(水)10時52分配信

 気象庁は、九州北部で21日朝から昼過ぎにかけて局地的に非常に激しい雨が降り、大雨になる恐れがあるとして、14日夜からの地震で地盤が緩んでいる地域で土砂災害に警戒するよう呼び掛けている。

 同庁によると、前線を伴った低気圧が発達しながら西日本を東に進む影響で、21日朝から22日朝までの24時間に予想される雨量は、多い所で熊本県と長崎県で150~100ミリ、福岡県と佐賀県、大分県で100~50ミリに達する。風も強まり、九州北部の陸上での最大風速は18メートル、最大瞬間風速は30メートルと予想されている。21日朝の予想最低気温は熊本市で14度、熊本県阿蘇市で10度としている。


熊本地震、関連死が計11人…死者47人と別に
読売新聞 4月20日(水)10時46分配信

 熊本県を中心に相次いでいる地震で、同県災害対策本部は20日、これまでの死者47人とは別に、車中泊に伴う肺塞栓(そくせん)症(エコノミークラス症候群)など震災に関連して死亡したとみられる人が計11人に上ると発表した。

 最大震度7の地震発生から21日で1週間。被害は広がりつつある。同県南阿蘇村では20日も、安否不明者の捜索・救助活動が行われ、新たに1人が見つかったが、容体などは不明。県や村によると、一連の地震の安否不明者は4人となった。一方、全線運休していた九州新幹線は同日午前、新水俣―鹿児島中央間で運行を再開するなど、復旧の動きも見え始めている。


<熊本地震>安心の顔と笑顔 益城「赤ひげ」院長が診療再開
毎日新聞 4月20日(水)10時32分配信

 熊本地震で休診していた熊本県益城町の「ふくだ整形外科」が19日、診療を再開した。断水の中での復帰で、町によると地震後、町内での外来診療再開は初めて。約10年前に古里に戻って開業し、町民に「赤ひげ」と親しまれる院長の福田朋博さん(50)は「地域の人の安心する顔が見たい」と話す。初日は15人が来院した。

 「膝に水はたまっていないみたいですね」。じっくり会話を交わしながら、福田さんが、来院した町内の主婦、本田恵美子さん(62)の膝に痛み止めの注射を打った。本田さんは14日の地震後、車で寝泊まりしており「エコノミークラス症候群が怖かったけれど、先生の顔を見たら安心した」と笑顔になった。屋根の補修中に転落してけがをした患者も訪れた。

 14日夜と16日未明の地震で薬の瓶は割れ、棚が倒れてカルテが散乱。福田さんは「再開まで数週間はかかる」と考えていた。しかし、避難所へ緊急支援に訪れた災害派遣医療チーム(DMAT)の医師らの前で、顔なじみの患者らが列を作るのを見て思った。「自分が責任を持って診るべき患者さん。早くいつものように受診させてあげたい」

 19日朝に電気が復旧したことから、破損を免れたレントゲン機器を使って診察を開始。断水で医療器具の殺菌消毒が難しく、スタッフも被災したため人手が足りないなど制約は多いが、いち早く再開を果たした。

 2年前に79歳で亡くなった父武司さんが消化器内科医として地域医療に貢献する姿を見てきた。10年前、父を見習い、大規模病院の勤務医を辞め、地元の益城町で開業。手術に追われていた勤務医の時とは違い、患者一人一人に丁寧に向き合い、生活習慣まで指導してきた。

 内科や小児科の患者も診察し、急患があれば駆け付ける。かかりつけ医にしている進村(しんむら)知子さん(66)は「温和な先生で、地元にはなくてはならない存在」と頼りにしている。

 福田さんは「診療してこそ医者。普段のペースが戻り、私も元気になります」と笑顔で聴診器を手にした。【尾垣和幸】


九州観光に打撃=キャンセル部屋「長期避難に」―近県の旅館やホテル・熊本地震
時事通信 4月20日(水)10時23分配信

 熊本県などの地震では、大きな被害が出た熊本、大分以外の九州各県の観光にも影響が出ている。

 温泉地の旅館などでは、約2000人分の宿泊キャンセルがあった。旅行中止が相次ぐ長崎県では、空いた部屋への長期避難者の受け入れに前向きな旅館も多い。

 21~25日に長崎市で開催される「長崎帆船まつり」は、国内外の帆船が集まり毎年約20万人が訪れ人気だが、入港セレモニーや花火などのイベントを取りやめた。予約制の体験クルーズも中止し、300人以上の予約者一人ひとりに電話連絡。安全を考慮したためで、予約者からは「残念だが仕方ない」との声が聞かれたという。

 今月5日~5月5日まで福岡県久留米市で開催中の植木市「久留米つつじまつり」。実行委員会によると、毎年約25万人が訪れ、1日平均約8000人が来場する計算になるが、14日夜の震度7の地震翌日は3割減。客足は戻りつつあるものの、「被災した熊本と大分からの旅行客は落ちたまま」だ。

 ホテルや旅館のキャンセルも相次ぐ。佐賀県の旅館ホテル生活衛生同業組合などによると、嬉野温泉で知られる嬉野市では地震後、5月5日までの約2000人分の宿泊予約がキャンセルに。宮崎県では、16日未明の本震後にキャンセルが出始めたという。

 長崎県の同業組合によると、地震の長期避難者の受け入れ可否を加盟するホテルなどに問い合わせたところ、キャンセルで空いた部屋での受け入れに前向きな回答がかなりの数に上ったという。


南阿蘇村で新たに1人発見=避難9万人超、対策急ぐ―九州新幹線一部再開・熊本地震
時事通信 4月20日(水)9時59分配信

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熊本県を中心に相次いでいる地震で、大規模な土砂崩れが起きた同県南阿蘇村では20日、行方不明者の捜索と救助活動が続いた。写真は土砂災害現場で発見され、ビニールシートに覆われながら運ばれる行方不明者。

 熊本県を中心に相次いでいる地震で、大規模な土砂崩れが起きた同県南阿蘇村では20日、行方不明者の捜索と救助活動が続いた。

 自衛隊や警察などは19日から夜間・未明も捜索を続ける態勢を整え、夜を徹して活動し、20日午前中に行方不明者とみられる1人を発見した。安否や身元は不明。地震による死者は計47人で、村内には依然行方不明者がいる。一方、九州新幹線は一部区間で6日ぶりに運転を再開した。

 自衛隊は南阿蘇村に約1000人を投入。19日夜から部隊を増員し、大きな被害が出た河陽地区で約100人が徹夜で捜索を続けた。

 熊本県内の停電は20日午前10時現在で約2700戸まで減少。九州電力は他の電力会社から応援を得て、同日中の復旧を目指している。

 県内の避難者は19日午後1時半現在で約9万5000人。強い地震が続いているため、自宅の倒壊を恐れて車で生活する人も多く、エコノミークラス症候群による死者が出ている。

 国土交通省は、九州全域のホテルや旅館に被災者を受け入れるよう関係団体に要請。各都道府県には公営住宅の空き部屋などの提供に協力するよう求めたほか、仮設住宅の準備をプレハブ建築協会に要請している。

 九州新幹線は20日の始発から、新水俣―鹿児島中央間で本数を減らして運転を再開した。一方、博多―新水俣間は再開のめどが立っていない。JR熊本駅近くで脱線した回送列車の撤去作業が続いているほか、レールのゆがみや駅施設の破損などが100カ所以上あり、JR九州は被害状況の確認を急いでいる。


被災者でもラーメン炊き出し 雲仙以来9万杯支援
日刊スポーツ 4月20日(水)9時50分配信

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九州ラーメン党の浜田龍郎さん(左)は益城町の自宅で被災したが、炊き出しを実施

 「たまたま被災者になりましたけど、逆に被災地まで出向く時間をかけず、発生直後から動き出せました」。雲仙・普賢岳の噴火以来、阪神・淡路大震災、東日本大震災など、全国の被災地で通算8万7000杯のラーメンの炊き出しを続けてきた益城町のNPO法人「九州ラーメン党」代表浜田龍郎さん(71)は19日、スープの仕込みをしながら笑顔で言った。

 14日夜の前震、16日未明の本震で、益城町は壊滅的な被害を受けている。浜田さんの自宅もメチャクチャだ。それでも18日から、ラーメンの炊き出しを始めた。地震発生以来、近所の住民たちに200食のラーメンを振る舞った。「みんな食べていない。避難所では家族にパン1個とか冷たいおにぎり1個。温かい食事で喜んでもらえました」。

 麺は冷凍麺を常備しており、スープや、わかめ、キクラゲなどの乾物は、いつでも被災地に飛べるように用意してある。水は、良質な湧き水がある。浜田さんが炊き出しを始めると、近所の知人たちが、次々に食材を持ち寄ってくれた。植木町からラーメン店の友人は麺を、近所の農家の友人はネギやトマトを持ち寄ってくれている。

 11年の東日本大震災では、南三陸町、石巻、気仙沼、いわきなど、宮城、福島両県の避難所約20カ所で炊き出しを行った。12年以降も毎年、仮設住宅などで炊き出しを続けている。今年の3月11日にも東北を炊き出しで回り、帰宅した直後の地震だった。「ありがたいのは、東北からすごいエールがあること」。浜田さんのラーメンを食べた東北の被災者たちから「生きてるか」「何が必要だ」と連絡が入った。すでに、東北の被災者有志が「困った時はおたがいさま」と支援金を募り始めているという。全国の被災地での1杯のラーメンの縁が、熊本に集まっている。

 「だからこのラーメンは、東北の被災者のみなさんからの炊き出しです」。復旧、復興へは長丁場になりそうだが「体力が続く限り、ラーメン作ります」と話した。【清水優】


避難先が危険閉鎖 再避難先地割れ…でも40人残る
日刊スポーツ 4月20日(水)9時50分配信

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避難所となった旧長陽西部小の体育館(かまぼこ型の屋根)。裏手には地割れが迫る

 熊本、大分両県を中心に相次ぐ地震で19日、被災者らの避難生活は6日目を迎えた。土砂崩れなど被害の大きかった熊本県南阿蘇村では、東海大体育館に避難していた住民約40人が、同館の閉鎖により、同じ地区にある廃校となった小学校に移動。被災者らは高齢者への移動などの負担もあり、地元に残ることを選んだ。同村ではこの日、県警などの捜索により、土砂崩れ現場から新たに3人を発見。いずれも死亡が確認され、地震による死者は計47人になった。

 東海大の学生と、黒川地区の家屋倒壊被害にあった住民らが避難していた同大体育館の避難所が19日、閉鎖された。同大学の学生らはこの日までに熊本市内のキャンパスなどに移動。身を寄せていた地元住民は黒川地区の旧長陽西部小(廃校)の体育館に再避難した。閉鎖の理由について、東海大の担当者は、村からの要請だとしている。

 東海大によると、体育館には一時学生700人、住民300人の計1000人が避難していた。村によると、徐々に村内外の別の避難所などに避難したため、17日現在で、学生と住民の計280人となり、18~19日にかけて閉鎖の方針が決定。18日現在で73人いた住民のうち約40人が旧長陽西部小に移るという。

 村は住民に対し、黒川地区外の南阿蘇中などへの避難を要請。一方、住民は、黒川地区内の廃校となった長陽西部小の体育館への避難を希望した。村は同小の体育館が耐震構造でもあり、住民のニーズも強いため、許可したという。

 黒川地区は倒壊家屋が多数に上り、西部小体育館に隣接する幼稚園の裏には、大きな地割れも発生している。だが、西部小に再避難した住民は「東海大の体育館も地割れがあり、裏手は断崖。西部小の体育館も地割れはあるが、裏手は斜面程度。この地域は地割れだらけだし、東海大の体育館よりは安全と思う」と話した。電気も水道も不通だが、水は自衛隊の給水車、食料は村で供給するという。

 住民の地域への強い思いと、安全の確保の両立を考えた村としては難しい判断だった。ある住民は「村外や県外などの広域避難となれば高齢者には負担も大きい。ただ、阿蘇はふもとより気温も冷え込む。屋内が怖くて車で寝ている人も多い。村外に行っても受け入れ先があるのかも分からない」と複雑な表情で話した。【清水優、上岡豊】


<熊本地震>九州新幹線が運転再開 新水俣-鹿児島中央間
毎日新聞 4月20日(水)9時46分配信

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鹿児島中央駅を出発する九州新幹線=鹿児島市で2016年4月20日午前6時27分、山下恭二撮影

 熊本地震で全線運休していた九州新幹線は20日、新水俣(熊本県水俣市)-鹿児島中央(鹿児島市)間で運転を再開した。

 博多(福岡市)-新水俣間は、熊本駅近くで脱線した回送列車が止まったままで、高架など施設に損傷もあり、復旧のめどは立っていない。【神崎修一】


福岡県、支援物資を「共同輸送」 市町村に呼び掛け、効率化で対応
西日本新聞 4月20日(水)9時38分配信

 熊本地震の被災地に向けた支援物資について、県は19日、一般からの受け付けを始めるとともに、県内の市町村に対して物資の「共同輸送」を呼び掛けた。九州自動車道など交通インフラの復旧の見通しが立たない中、搬送の効率化を図り、被災者に必要な物資を届けるのが狙い。

 共同輸送の対象になるのは、県が受け付けを始めたペットボトルの水▽粉ミルク▽紙おむつ(子ども用、大人用)▽生理用品▽トイレットペーパー▽ウエットティッシュ▽毛布▽タオル。このほか未開封、賞味期限内の保存食なども現地の実情に応じて対応する。

 これらの物資を受け入れた市町村は県に「救援物資依頼簿」をメールで連絡した上、指定された集積所に搬送。県は中身を確認した上で、県の物資とともに被災地へ運ぶ。搬送先や物資の中身は熊本県側の要望を聞き取り、搬送には県トラック協会が協力する。

 県がこの日から物資の受け付けを始めたのは県庁1階と県内の保健福祉(環境)事務所の計14カ所。初日は市民や企業からタオル約千枚、ペットボトル入りの水約400本などが届いた。県庁にトイレットペーパーや紙おむつを持ち込んだ県森林土木建設業協会の橋川潤事務局長(61)は「協会の予備費を使い、買い集めた。要請があれば、(会員などの)重機を持って行くことも考えたい」。栄養食品や健康飲料水を提供した大塚製薬福岡支店の担当者は「長期間、避難生活を送る人は栄養が偏りがち。ちゃんとした水分補給にもつなげてくれれば」と話した。

 県の受付時間は平日午前9時から午後5時まで。問い合わせは福祉総務課=092(643)3246。

=2016/04/20付 西日本新聞朝刊=


「できることをしたい」避難学生がボランティア 「第二の故郷」物資選別で手助け
西日本新聞 4月20日(水)9時31分配信

 熊本市内の大学に通う福岡県田川地区出身の学生2人が熊本地震に見舞われた後、故郷に戻り、被災地支援のボランティア活動を始めた。「離れていてもできる限りのことをしたい。残った友達も頑張ってほしい」。福岡県田川市が設けた救援物資の受け入れ窓口で仕分け作業に汗を流し、第二の故郷へエールを送った。

 2人は、熊本大文学部歴史学科1年の財津加葉子さん(18)=川崎町出身=と、崇城大芸術学部デザイン学科3年の平原友真さん(20)=添田町出身。

 最初の地震が起きた14日夜、財津さんは大学近くのアパートで電話中に被災。「携帯の警告音より先に」激震に襲われたという。16日未明の本震は、友人と大学の体育館で寝ていた時に起きた。「ガス漏れのにおいがする」という熊本市内から、親類と両親の車を乗り継ぎ川崎町に避難した。

 平原さんは、2回の大きな地震をアパート4階の自室で経験した。1回目は大きな被害はなかったが、16日未明は激しい揺れで停電となり、室内は真っ暗に。物が倒れる音に命の危険を感じながら「ベッドで布団をかぶるのが精いっぱいだった」。携帯電話と荷物を手に外へ逃げだし、自分の車で添田町に戻った。

 2人は、田川市役所で働くそれぞれの父親から救援物資の受け入れ窓口があることを聞き、スタッフに志願。19日から両大学が休校になった5月上旬まで、物資の荷造りや運搬補助、物品確認に励む予定だ。

 財津さんは「元通りに熊本で友達と勉強したい。ここからでも、できることをしたい」。平原さんは「自分だけ安全な場所にいることが申し訳ない。送った物資が被災者に行き渡ってほしい」と思いを語った。

 田川市は19日朝、500ミリリットルペットボトル入りの飲料水2500本と紙おむつ3千枚を熊本市へ搬送した。19日は夕方までに146の個人・団体から、トイレットペーパーやカップ麺、毛布などが多数寄せられており、市はボランティアを募集している。問い合わせは市安全安心まちづくり課=0947(44)2000。

=2016/04/20付 西日本新聞朝刊=


<熊本地震>北九州市が住宅118戸を無償提供 小中学生の転入受け入れも
西日本新聞 4月20日(水)9時8分配信

2DK~3DK 1年まで可能
 北九州市は、熊本地震の被災者の一時避難場所として、市営住宅と市住宅供給公社の賃貸住宅計118戸を無償提供している。期間は原則半年で1年まで延長可能。既に1世帯の入居が決まったという。

 市によると、住宅の間取りは2DK、3DKが中心。問い合わせは、市営住宅=093(582)2556▽市公社賃貸住宅=093(531)3150。

市が保育料全額負担 学用品・制服
 また市は、避難中の園児を、保育所や幼稚園で受け入れる。保育料は市側が全額負担。被災家屋の片付けなど、保護者が熊本に一時的に戻る場合も利用可能という。

 市教委は小中学生を対象に、熊本から住民票を移さなくても小中学校転入を受け入れている。教科書や学用品、制服などは市教委が用意する。いずれも各区役所に相談窓口がある。

行橋市も市営住宅5戸提供
 行橋市は19日、熊本地震の被災者を対象に、市営大橋団地(同市南大橋3丁目)の住宅5戸を一時避難場所として無償で提供することを明らかにした。

 間取りは2DK。入居期間は3カ月で、最長1年まで継続可能。1年を超えて正式入居を希望する場合は優先的に認められる。問い合わせは、市都市政策課市営住宅係=0930(25)1111。

=2016/04/20付 西日本新聞朝刊=


<被災地気象>熊本・大分 21日(木)に大雨予想
西日本新聞 4月20日(水)8時45分配信

 福岡管区気象台は19日、低気圧の影響で21日に熊本、大分両県など北部九州で大雨が予想されると発表した。地震が続く地域では地盤が緩んでおり、土砂災害の恐れがあるとして警戒を呼び掛けている。

 気象台によると20日は晴れ、その後天候は悪化。20日午後6時からの24時間予想雨量は熊本、長崎、山口県で100~150ミリ。福岡、佐賀、大分県で50~100ミリ。20日夜から21日にかけては、強風への注意も必要という。

=2016/04/20付 西日本新聞朝刊=


阿蘇山の「米塚」に亀裂 国立公園を代表する景観に傷
西日本新聞 4月20日(水)8時40分配信

 熊本県の阿蘇山で秀麗な容姿の火山として知られる「米塚」に亀裂が入った。山頂の火口縁などに、黒い筋状の線が走っている。

国の名勝で天然記念物。阿蘇くじゅう国立公園を代表する景観の一つとして、観光客の目を楽しませる草原の山が、地震に傷ついた。

=2016/04/20付 西日本新聞朝刊=


<交通再開>九州新幹線 新水俣-鹿児島中央間再開 熊本空港も発着再開
西日本新聞 4月20日(水)8時33分配信

 地震の影響でまひした九州のライフラインの復旧に向けた取り組みが進んできた。全線運休が続いた九州新幹線は20日から、南側の新水俣-鹿児島中央で運転を始める。熊本空港を発着する民間航空機は19日から運航を再開した。

 JR九州によると、新水俣-鹿児島中央は、8両2編成による上下各16本の臨時ダイヤで各駅停車の運行予定。博多から新水俣までの区間は、熊本駅近くで14日に脱線した車両の撤去作業が続いている。新八代駅ホーム下の構造物が損傷するなど計約130カ所の被害も確認されており「全線復旧の見通しは立てられない」(同社)としている。

 ターミナルビルが損壊した熊本空港は19日、国内線の運航を4日ぶりに再開。東京、名古屋、大阪からの到着便の受け入れを午前中に開始。ビル内の受付カウンターや保安検査など一部施設の復旧を終えた午後からは、出発便も運航した。

 高速道路は19日朝から、九州自動車道の植木インターチェンジ(IC)-益城熊本空港ICの約19キロで、警察、消防、自衛隊、支援物資運搬など緊急車両の通行が可能になった。西日本鉄道などは同日、福岡と大分、湯布院、別府を結ぶ高速バスの運行を再開した。

 電気は熊本県南阿蘇村など3市町村で停電が続いているが、九州電力は同日、20日中にも熊本県全域で停電が解消するとの見通しを発表した。西部ガスも同日から、熊本市内の一部地域でガス供給を再開の予定。

 全線で運休していた熊本市電も19日、一部区間で運転を再開した。

=2016/04/20付 西日本新聞朝刊=


<熊本地震>震源が南下 八代M5.5 川内原発から80キロ
西日本新聞 4月20日(水)8時22分配信

死者は計47人に 八代に震源移動
 熊本、大分両県で地震が頻発する中、19日午後5時52分ごろ、熊本県八代市で震度5強を観測するマグニチュード(M)5・5の地震が発生した。この地震の震源は14日以降に発生したM5以上の地震のうち、最も南西に位置するとみられ、気象庁は引き続き厳重な警戒を呼びかけた。同県南阿蘇村の土砂崩れ現場では行方不明者の捜索が続き、19日、新たに男女3人の死亡を確認。一連の地震の死者は計47人になった。

震源八代市に拡大 川内原発から80キロ
 16日のM7・3の本震発生後、震源域が東側に拡大。17日にはそれまでの震源域より南西部にある八代市などで小規模地震が頻発していた。

 19日は午後9時前にも、ほぼ同じ場所を震源とするM5・0の地震が起き、八代市などで震度5弱を観測。気象庁は記者会見で、今後活動域が南西側に広がる可能性について「全体的にどこで発生するか分からず、予測は非常に難しい。現状では(南西側に)延びる様子は見られないが、厳重に監視する」と説明した。八代市は九州電力川内原子力発電所(鹿児島県)から、北東約80キロに位置する。

 気象庁によると14日以降、20日午前0時までに観測した震度1以上の揺れは652回となった。

南阿蘇捜索続く
 南阿蘇村の土砂崩れ現場では19日も、自衛隊や警察が約2500人態勢で捜索活動を続けた。同村内ではなお5人と連絡が取れなくなっている。このうち20代の男子大学生が行方不明となったとみられる阿蘇大橋付近は、崩落が大規模なため手を付けられていない。

=2016/04/20付 西日本新聞朝刊=


熊本地震 輸送支援のオスプレイ叩きに被災者から批判の声 報道こそ「露骨な政治的パフォーマンスだ」
産経新聞 4月20日(水)8時21分配信

 熊本地震で、輸送支援に当たっている在日米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの活動を、複数の日本メディアが批判的に報じたことに、被災者から怒りの声が上がった。「政治利用」や「パフォーマンス」などと断じる記事こそ、イデオロギーを背景とした政治利用ではないかという憤りだ。

 「今日の新聞を見て、本当に腹が立った。われわれ被災者が怒っているということを、知ってもらいたい。自分たちこそ『露骨な政治的パフォーマンス』をしているのではないか!」

 19日、熊本県甲佐町の団体職員、北川和彦氏(63)は、配達された地元紙を手に声を震わせた。

 記事は共同通信が配信した「『露骨すぎ』身内も批判、同盟PR、安全性宣伝か」との記事だ。「オスプレイの安全性に対する根強い懸念の払拭につなげたいとの思惑が透けてみえる」などとオスプレイの活動を批判的に報じている。

 これだけではない。朝日新聞は「必要性 疑問の声」「『政治的な効果』」などの文言を小見出し(文中の見出し)に取り、「今回の救援活動に必要なのか」「災害派遣での実績作りを急いだ」と報じた。毎日新聞もインターネットサイトで「オスプレイ物資搬送 『政治利用』の声も」との見出しで伝えた。

 オスプレイは、ヘリコプターが持つ垂直離着陸やホバリング(空中停止)機能と、固定翼機の速度や長い航続距離といった双方の長所を併せ持つ。道路網が寸断されたなかでの支援活動には大きな力を発揮する。

 そうした利点に目をつぶった記事に、批判が噴出した。

 自民党の長尾敬衆院議員は自身のツイッターで「正直言ってとんでもない記事です。朝日新聞の皆さん、オスプレイの活躍を見て、実績作りだなどと感ずるのは御社だけですよ。本当にお気の毒ですし、そのイデオロギー論争に一般国民を巻き込まないでください」と断じた。

 批判は野党側からも出た。

 熊本県議の浜田大造氏=民進・県民クラブ=は「性能のよいものが支援することはよいことだ。オスプレイは米軍の最新鋭の飛行機で、飛行実績を重ね、信頼を得ていくことも理解できる。中国への抑止力確保の点からも重要だ。共産党などは反対するかもしれないが、このような非常時にとやかく言う人の方がおかしい」と語った。

 そもそも、日米同盟がある以上、被災地支援に利用できる米軍の航空機を使用するのは当たり前で、政治的な判断を必要とするのも当然だ。オスプレイ投入を政治利用と腐し、自衛隊の存在そのものに否定的な勢力の論法だと、自衛隊の災害派遣も、自衛隊を正当化する政治利用だということになりはしないか。

 これまでもオスプレイは沖縄県の普天間飛行場への配備時など、執拗な批判にさらされてきた。しかし、物資輸送をはじめ、災害発生間もない被災地のさまざまな需要に応じるため、オスプレイを活用しない理由はない。主力輸送ヘリCH46と比べ、速度は約2倍、航続距離は約4倍で、積載量も約3倍といずれの性能も上回るからだ。

 救援活動での活躍は、ことさらオスプレイの危険性を強調し、過剰ともいえる議論をリードしてきた一部メディアにとっては“不都合な真実”になりかねない。しかし、露骨な反対運動のアピールは、逆に被災者や関係者の怒りや失望を買うだけではないか。(九州総局 中村雅和)


<熊本地震>車中泊 1人死亡 エコノミー症候群続出
西日本新聞 4月20日(水)8時13分配信

エコノミークラス症候群で死者 同診断26人
 熊本市は19日、熊本地震の避難で車中泊をしていた女性(51)が「エコノミークラス症候群=肺血栓塞栓(そくせん)症=」で死亡したと発表した。同症候群で死亡が確認されたのは今回の地震で初めて。西日本新聞の取材では、同症候群の疑いがあると診断された患者は同日午後6時現在、同市内の6病院だけで26人(死亡女性を含む)に上った。

 熊本県内の避難所には9万5052人が身を寄せているが、車内で避難生活を送る人は県も人数を把握していない。病院関係者は患者が増えることを懸念し「水分を十分に取り、できるだけ体を動かしてほしい」と注意を呼び掛けている。

自覚症状がなくても突然発症 起床時は特に注意
 熊本市によると、死亡した女性は同市西区の自宅前で車内生活をしていて、18日朝、車から降りたところで倒れた。国立病院機構熊本医療センター(同市中央区)に心肺停止状態で搬送され、その後、死亡が確認された。担当医師は「典型的なエコノミークラス症候群の症状だった」と言う。

 済生会熊本病院(同市南区)では17日から18日にかけて搬送された30~70代の男性2人、女性8人が同症候群と診断された。3人は一時意識不明の重体だったが、2人はその後に意識が回復し、残る1人は別の病院に搬送された。

 同病院の坂本知浩循環器内科部長は19日、報道各社の取材に応じ「寝るときはジーパンは避け、楽なジャージーなどを着るのが好ましい。自覚症状がなくても突然発症することがある。起床時は特に注意してほしい」と話した。

そもそもエコノミークラス症候群とは
 肺血栓塞栓(そくせん)症。飛行機や車の座席など狭い所に長時間座り続けると、脚がむくんで血液の濃度が高くなり、血栓ができやすくなる。血栓ができた状態で歩くと、太ももの静脈に血液が勢いよく流れて血栓が移動、肺動脈を詰まらせて最悪の場合、死に至る。薬で血栓を溶かす治療法が一般的。

予防するには
(1)窮屈な場所で寝泊まりしない
(2)水分を十分に取る
(3)定期的に体を動かす
-ことが大事。

=2016/04/20付 西日本新聞朝刊=


夜間の地震、どう備える? 防災袋や避難手順など点検を
産経新聞 4月20日(水)8時5分配信

 14日夜から熊本、大分両県で相次ぐ地震は、最大震度7を記録した最初の揺れが同日午後9時26分頃、本震とされるマグニチュード(M)7・3の揺れが16日午前1時25分頃に起きた。夜間の地震は暗闇や就寝中であることが多く、避難に時間がかかることが指摘されている。家族の安全を確保するために改めて、家庭の備えを点検したい。(戸谷真美、玉崎栄次、中井なつみ)

 ◆「玄関が遠かった」

 「地震と暗闇、2つの恐怖が重なって、外に出るのも大変だった」

 7歳の長男を筆頭に、3人の子供を持つ熊本市東区の主婦(32)は、16日未明の地震をそう振り返った。当時はマンション7階の自宅で子供たち3人と就寝中で、夫は仕事で不在だった。停電のため、明かりはつかず、携帯電話の小さな光を頼りに玄関に向かったが、廊下には棚から落ちた写真立てや割れたガラスなどが散乱。「子供たちがけがをするのでは、と怖かった。慣れた家のはずなのに、玄関まで異様に遠く感じました」

 深夜の地震は、昼間に比べて避難に移るまでに時間がかかる。内閣府による南海トラフ地震の被害想定では深夜の場合、避難までの時間は日中の約3倍にもなる。まず家から安全に出るために、寝ている場所から手の届くところに最低限の防災セットを準備したい。

 家庭の防災に詳しい危機管理アドバイザーの国崎信江さんは「懐中電灯やヘッドライト、足を保護するスリッパなどを準備。家族で1つでは足りないので、人数分用意して」と話す。

 ◆走れる重さに

 自宅が海に近く津波被害が考えられる場合や、火災の危険がある住宅密集地、耐震基準を満たしていない古い建物の場合などはすぐに避難の準備をする。ヘルメットや携帯ラジオなどを入れた非常持ち出し袋は玄関の近くなどに置く。

 持ち出すのは、補聴器、つえ、血圧の薬やインスリン製剤、赤ちゃん用のミルクなど「生きるのに必要なもの」を優先。次に紙おむつやお尻ふき、生理用品など行政の備蓄から漏れがちなものを準備する。家庭や企業の防災コンサルティングなどを手がける「ソナエルワークス」代表の高荷智也さんは「非常持ち出し袋はそれを持って全速力で走れるくらいの重さにまとめて」とアドバイスする。

 今回の地震で改めて家庭の備蓄が注目されているが、1人1日3リットル必要とされる水を確保し続けるのが困難という人もいるだろう。高荷さんは「普段お茶を飲んでいる人は、ペットボトルのお茶でかまわない。まとめ買いをしておけば、備蓄という意識がなくても確保できる」とアドバイスする。

 ◆集合場所を決める

 夜間でも家にいない家族の安否確認には、基本的にNTTの災害用伝言サービスを使う。電話(171番)からのメッセージの録音、再生の他、インターネット上の伝言板でも確認できる。

 元消防官の防災・危機管理アドバイザー、林繁幸さんは「伝言サービスに不慣れな人も多い。家族であらかじめ最終的な集合場所を決めておくことが重要。避難する際は、行き先や安否情報を紙に書いて残しておくことも必要だ」とアドバイスしている。


熊本地震 海自最大艦「いずも」、初の災害派遣任務 陸自輸送で北海道・小樽出港
産経新聞 4月20日(水)8時0分配信

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熊本地震の災害支援のために陸自輸送の任にあたる護衛艦「いずも」。昨年3月の就役以来、初の災害任務となる=4月19日、北海道・小樽港(杉浦美香撮影)(写真:産経新聞)

 海上自衛隊最大の艦艇であるヘリコプター搭載護衛艦「いずも」(1万9500トン)が、熊本地震の被災地支援にあたる陸上自衛隊輸送のため19日夕、北海道・小樽港から熊本に向けて出発した。

 「いずも」は空母のように艦首から艦尾まで続く「全通甲板」が特徴。全長は同じ全通甲板の護衛艦「ひゅうが」の1・25倍(248メートル)と海自最大で、昨年3月に就役した。熊本地震の被害拡大を受け、北海道から九州に派遣される陸自のトラックの積み込みなどにかかる時間短縮のため、母港である横須賀基地から初の北海道入り。災害救援の任務に初めてあたることになった。

 北海道からは約4100人が熊本地震救援のために派遣されることになっており、民間フェリーや航空自衛隊、米軍輸送機などで移動。「いずも」には北部方面隊の約160人とトラックなど40両が乗船した。

 今回の輸送責任者となる第1護衛隊司令の中筋篤・1等海佐は、「いずもの装備・能力の全力を発揮したい」と語った。

 現地で給水や給食、多目的支援を行う第1高射特科団の船盛博実・1等陸佐は「23日夕方までに着かなければならないが、いずものおかげで迅速に到着できる。東日本大震災で災害支援を行ってきたが、重要なのは消防、自治体など関係機関との連携だ。現地のニーズを把握して支援にあたりたい」と抱負を述べた。いずもには手術室やICU(集中治療室)、歯科治療室、ベッドも35床と病院並みに完備されている。

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