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2016年4月19日 (火)

熊本・震度7の地震に関するニュース・31

引き続き、熊本県で4月14日および16日に発生した、震度6強~7の地震に関するニュースを伝達します。

リンク:〔熊本地震〕九州北部地方で大雨のおそれ 被災地での土砂災害に警戒 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 被災地へ向かう自衛隊タンクローリー横転 栃木・矢板 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本城に30億円再建費用、日本財団が支援策を発表 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:土砂に消えた家、父どこに=兄弟、捜索見守り涙―南阿蘇村 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 「高須ヘリ離陸なう」高須院長がツイッター発信 ヘリで支援物資輸送 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【図解】災害時の断水どうすれば? 「簡易式トイレ」の作り方 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:震災犠牲者に哀悼の意=衆院 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ガソリンスタンド長蛇の列=「車中泊」被災者多く―熊本 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 車中泊1人死亡、エコノミー症候群疑い23人 死者45人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 「不明の友、情報を」阿蘇大橋崩落後、連絡取れず…友人ら再会願いSNSで呼びかけ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:希望運ぶ一番電車…熊本の市電再開 「街の誇り」駆ける - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本空港が一部正常化 被災者の家族ら到着「早く家族に会いたい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本、大分 震度1以上の地震600回超 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本県全域と大分県の一部で車検の有効期間を5月15日まで延長…国土交通省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<東北道>自衛隊タンクローリー横転 熊本救援に向かう途中 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「72時間」が経過 希望捨てない、捜索続く 南阿蘇村、自衛隊など2500人 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「買って支援」売り上げ最高…銀座熊本館が盛況 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「もう限界」車中泊、命の危機にさらされ 行き場のない被災者悲鳴 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震後初の衆院本会議で黙祷 大島議長「痛恨に耐えない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「母の顔見たい」 熊本空港に到着便 スーツケースにたくさんの物資 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難所に11万人以上、11万戸以上で断水続く - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難所で「生理用品は不謹慎」だから配布されず? 3.11めぐる「うわさ」が浮き彫りにした価値観の差 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「優しさ分けてくれた」中学生の奮闘、被災者に勇気 避難所運営の力に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「うそじゃないかと」肩落とす父ら=死亡の鳥居さん―熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本県が特例措置 くまモン、募金など支援活動でのイラスト使用は許諾不要に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:被災者の仮住まいに「トレーラーハウスを」  清水国明氏が「仮設住宅」を批判する理由 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本空港「出発便再開に向けて調整」…石井国交相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本空港、到着便が再開 市内全域で通水再開へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:車中泊避難の女性死亡 熊本地震で初 エコノミー症候群と22人診断 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:JR豊肥線、肥後大津-熊本間で運転再開 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>車中泊1人死亡 エコノミー症候群23人搬送 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 MBS山中アナ、取材用弁当写真をツイッターに上げ批判続出 「配慮欠けた」と謝罪 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本空港再開、出発便も運航へ…交通網回復兆し - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:長引く避難生活…母親が周囲を気にして授乳差し控え、悪影響懸念も - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

〔熊本地震〕九州北部地方で大雨のおそれ 被災地での土砂災害に警戒
レスキューナウニュース 4月19日(火)16時30分配信

福岡管区気象台は19日16:05、「大雨に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第1号」を発表しました。前線を伴った低気圧が21日にかけて日本海へ進むため、21日は雷を伴った激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。平成28年熊本地震によって地盤の緩んでいる地域では、土砂災害に警戒する必要があります。また低気圧の通過に伴って20日夜から21日にかけては強風となる見込みです。

<防災事項>
警戒:土砂災害(特に地震で地盤の緩んでいる地域)
注意:強風、落雷、突風、急な強い雨

<雨の予想(20日18:00~21日18:00、多いところ)>
100~150mm  熊本県、長崎県、山口県
50~100mm  福岡県、佐賀県、大分県

地元の気象台が発表する警報や注意報、気象情報だけでなく、揺れの大きかった地域では、健康管理にも留意してください。


熊本地震 被災地へ向かう自衛隊タンクローリー横転 栃木・矢板
産経新聞 4月19日(火)16時29分配信

 19日午前11時50分ごろ、栃木県矢板市下太田の東北自動車道上りの矢板北パーキングエリア(PA)の入口で、熊本地震への災害派遣に向かっていた陸上自衛隊北海道真駒内(まこまない)駐屯地のタンクローリーが横転した。運転していた男性自衛官(47)にけがはなかったが、同乗の男性自衛官(20)が軽傷を負った。積んでいた軽油約6000リットルのうち、約40リットルが漏れ出したが、火事にはならなかった。

 栃木県警高速隊によると、タンクローリーはPAに入ろうとした際に横転したとみられ、高速隊が事故原因を調べている。タンクローリーは17日夕方に同駐屯地を出発し、宮城県の多賀城駐屯地を経由、20日夜に熊本に到着する予定だった。

 同PAの高橋光浩店長は「店内にいたので音は聞こえなかったが、駐車場にいたトラックの運転手からガーンというようなすごい音がしたと聞いた」と話した。


熊本城に30億円再建費用、日本財団が支援策を発表
日刊スポーツ 4月19日(火)16時21分配信

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日本財団の笹川陽平会長は、記者会見で熊本地震被災者に対する第1弾支援策を発表する(撮影・柴田寛人)

 熊本地震で大きな被害を受けた熊本城に、30億円の再建費用が用意されることになった。

 日本財団(東京都)の笹川陽平会長は19日、都内で記者会見を開き、熊本地震の被災者に対して93億円分の第1弾支援策を行うことを発表した。

 地元の被災者に希望を持ってもらうため、日本3大名城の1つに挙げられる熊本城の再建支援を決定。「熊本城は熊本県民の誇りで、国の重要文化財。いずれ再建が重要なテーマになってくる。今後、募金活動がどんな形で行われるか分からないが、日本財団は30億円をお約束する」と説明した。

 東日本大震災が起きた後も、東北の被災地の文化財や祭りの再生に協力。180件の祭りで道具類を提供してきたが、城の再建を援助するのは初めてという。「再建費用が拡大するかもしれないが、ある程度の金額を明示して、多くの方に関心を持っていただきたい。そうすれば、募金活動に広がりができると思う」と続けた。

 熊本城総合事務所によると、国の重要文化財に指定されている13の建造物のうち、「東十八間櫓(やぐら)」など5つが崩壊。瓦が落ち、壁にひびが入り、石垣が崩れている。修復に10年以上かかるという見通しもある。

 今回の支援策には、非常用トイレの配備、ボランティア活動の援助、家屋損壊に対する見舞金の支給などが含まれた。


土砂に消えた家、父どこに=兄弟、捜索見守り涙―南阿蘇村
時事通信 4月19日(火)16時20分配信

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土砂崩れに襲われた前田友光さんの自宅跡を見下ろし、涙を流す次男友次さん=19日午後、熊本県南阿蘇村の河陽地区

 土砂崩れが別荘地を直撃し、行方不明者の捜索が続く熊本県南阿蘇村の河陽地区で、連絡が取れなくなっている住民の前田友光さん(65)の長男友和さん(37)と次男友次さん(32)が19日午後、捜索現場を訪れた。

 「今は何も考えられない。家がないけん…」。友次さんは土砂の上に座り込み、力なくつぶやくのが精いっぱい。ぽつりぽつりと話すたび、涙が止めどなくあふれた。

 2人によると、友光さんは震度6強の揺れで土砂崩れが起きる数時間前の15日夜、その前の地震でめちゃくちゃになった妻和子さん(61)の家を片付けるため、熊本市にいた。「仕事があるけん、戻るね」。そう言い残して河陽地区の自宅に戻った直後に、土砂崩れが襲ったとみられる。

 自然が大好きという友光さんは、雄大な山々を望む阿蘇に家を建て、「夢がかなった」とうれしそうに話していた。2人にとっては「優しいけど怖いおやじ」。友次さんは小さいころから怒られた記憶ばかりだが、「家族思いで、困ったときはいつも手伝ってくれた」と振り返る。

 友光さんの自宅があった場所は土砂に完全にのまれ、家の基礎部分が痕跡として残るばかり。近くの地中からは、孫を抱いて笑顔を浮かべる友光さんの写真が見つかった。

 友次さんは「きのう初めてここに来るまでは、こんなに大ごとになっているとは思わなかった」と絶句。「行方不明者がここで2人見つかったとニュースで見たから、おやじにもまだ希望があるかもしれない。今は少しでも早く見つけ出してもらえたら」と話し、泣きはらした目を拭った。


熊本地震 「高須ヘリ離陸なう」高須院長がツイッター発信 ヘリで支援物資輸送
産経新聞 4月19日(火)16時8分配信

 熊本、大分両県を中心に相次ぐ地震で、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(71)が19日、ヘリを使い被災地支援の物資輸送を開始した。短文投稿サイトのツイッターでもヘリの画像付きで輸送の様子を発信し、ますます絶好調だ。

 ヘリに搭乗する姿がしばしばCMで流される高須院長。18日付ブログでは、東日本大震災の際もヘリで支援に向かおうとしてヘリを調達できなかった苦い思い出に触れながら、「今回は早めに押さえた。輸送のためボランティア飛行する」と説明した。

 漫画家の西原理恵子さんから「素人は自衛隊や米軍のようなプロにとって足手まとい」と言われたというが、オムツやタオル、米など具体的な要請を受けており、「自衛隊にはかなわないが一生懸命頑張る」と宣言した。

 高須院長は19日のツイッターで、「高須ヘリ離陸なう」「一路被災地に」と投稿。飲料水を積み込んだヘリが青空をバックに飛び立つ様子を画像と動画で伝えた。

 高須院長は2月、地震の被害を受けた台湾に1千万円の義援金を送ったことをツイッターで公表している。


【図解】災害時の断水どうすれば? 「簡易式トイレ」の作り方
西日本新聞 4月19日(火)16時2分配信

 熊本地震の被災地では、断水で水洗式のトイレが使えない、避難所の仮設トイレの設置が追い付かないなど、トイレに関する問題が深刻になっている。排せつを我慢することは、ストレスだけでなく、重大な疾患にもつながる。ポリ袋と新聞紙で作る「簡易トイレ」の作り方や、トイレに関する注意点を、災害時のトイレ事情に詳しいNPO法人「日本トイレ研究所」(東京)の加藤篤代表理事に聞いた。

 加藤さんは「トイレの衛生環境が悪化すれば、感染症の温床になってしまう。さらには、トイレの回数を減らすために水分や食事を控えてしまい、命の危険に直結する」と指摘する。

ポリ袋2枚と新聞紙を使った“簡易トイレ”
 脱水症状が進めば、体力低下を招くだけでなく、ぼうこう炎、尿路感染症などの病気になりかねない。血液がドロドロとなって静脈に血栓ができ、エコノミークラス症候群を引き起こす危険性もある。

 トイレの排水ができる場合は、バケツ1杯の水を流すことで処理できる。ただし、紙は配管詰まりの原因となるため、流さずにごみとして捨てよう。水が流せない場合、仮設トイレの設置が間に合わないなどの場合は、「備え付けのトイレを、ポリ袋(45リットル用)2枚と新聞紙を使って、“簡易トイレ”とすることも可能」と加藤さん。

作り方は以下の通り。
 (1)便座を上げてポリ袋で覆う(2)2枚目のポリ袋を便座の上にかぶせ、便座の裏側に折り返す(3)四つ折りの新聞紙を2枚、それぞれくしゃくしゃにしてから広げ、縦横交差するように敷く(4)新聞紙を短冊状に裂き、中央のくぼみに敷き詰める(5)排せつ後、上に敷いたポリ袋の口を閉じる

 便器がない場合は、段ボールやバケツで簡易トイレを作ることもできる。新聞紙の代わりにおむつやペットシーツを吸収材としてもいい。使用後は、「し尿ごみ」と分かるようにしておけば、捨てるときに混乱が生じないという。

安全面への配慮も
 避難所において、トイレは共同生活の中で安心して一人になれる数少ない場所だ。清潔で、利用しやすいものにしたい。

 デリケートな問題のため、特に女性や子ども、高齢者などは、声を上げにくく、要望が埋もれてしまいがち。トイレの運営は男女共同で行い、被災者の意見を聞きながら、設置、改善していくことが大切だ。トイレに行きやすくするため、声掛けを行うことも有効な手段という。

 仮設トイレは人目につきやすい場所に設置する、内外に照明を設置するなど、安全面への配慮も必要。細菌による感染を防ぐため、使用後の手洗いや手指消毒剤の利用を周知するなども重要だ。日本トイレ研究所は、こうした災害時のトイレに関する注意点を、チェックリストとしてホームページで公開している。

 加藤さんは「災害時のトイレ対策は、衛生と健康の要となるライフライン。水や食事とセットで支援していく必要がある」と語る。

=2016/04/19付 西日本新聞朝刊=


震災犠牲者に哀悼の意=衆院
時事通信 4月19日(火)15時14分配信

 大島理森衆院議長は19日午後の衆院本会議の冒頭、熊本地震について「多くの尊い命が失われ、各地に甚大な被害がもたらされていることは誠に痛恨に耐えない。犠牲となられた方々の、ご冥福をお祈りする」と述べた。

 この後、全出席議員が起立し、犠牲者に黙とうをささげた。


ガソリンスタンド長蛇の列=「車中泊」被災者多く―熊本
時事通信 4月19日(火)14時53分配信

 地震で被災した熊本県内では、一部のガソリンスタンド(GS)に給油を求める車が集中している。

 余震で倒壊の恐れがある家屋を避け、暖を取るためエンジンをかけたまま車内で夜を明かす被災者が多いためとみられる。混雑は徐々に解消しているものの、給油待ちの車列が数百メートルに及ぶことも珍しくない。

 経済産業省によると、震度7の地震で大きな被害が出た熊本県益城町で、利用できるGSは19日現在、12店舗のうち5店舗。同県南阿蘇村でも、営業再開したGSは11店舗中3店舗にとどまる。県内で休止状態が続くGSは少なくとも68カ所に上るという。

 18日から一般客の給油を受け付け始めた同県高森町のGS「高森石油」には、朝の営業開始直後から口コミで再開を知った客の車が並んだ。多くの人に行き渡るよう、1人当たりの販売は20リットルまたは2000円分までとされたが、給油できた人は一様に「ありがたい」と笑顔を浮かべた。

 「地震で家に亀裂が入ってしまい、安心して眠れなくなった」と話す南阿蘇村の主婦アイズマンガー千奈さん(44)は、家族3人で道の駅での車中泊を3日間続けている。夜間は冷え込むが、ガソリンは容易に手に入らず、「エンジンはかけずに寝て、できるだけ節約している」とため息をついた。


熊本地震 車中泊1人死亡、エコノミー症候群疑い23人 死者45人に
産経新聞 4月19日(火)14時52分配信

 熊本、大分両県で相次ぐ地震で、自動車内に避難していた熊本市西区の女性(51)がエコノミークラス症候群で搬送され、死亡していたことが19日、分かった。同市消防局が明らかにした。今回の地震で同症候群による死者が明らかになったのは初めて。車中泊をする人も多く、被災地では健康悪化や突然死への不安が高まっている。

 消防局によると、女性は自宅の敷地に止めた車に寝泊まりしていた。車から降りた際に倒れ、18日午前7時ごろ、家族が救急車を要請。国立病院機構熊本医療センター(熊本市中央区)に心肺停止の状態で運ばれたが、同日死亡した。死因は肺梗塞。

 このほか、同症候群の疑いのある患者は、済生会熊本病院に搬送された人ら熊本県内で少なくとも23人に上っており、各自治体は、避難者に注意を呼び掛けている。

 済生会熊本病院では19日までに、10人が同症候群の確定診断を受けた。うち2人は一時心肺停止となったが、1人は意識が回復。残る1人は転院し、容体は把握できていない。同病院は18日に、この2人を含む3人が意識不明の重体と説明したが、19日に訂正した。

 他の患者13人は熊本赤十字病院、熊本大医学部付属病院、武蔵ケ丘病院、国立病院機構熊本医療センター、熊本中央病院で同症候群の確定診断や、疑いがあると判断された。入院している人が多い。13人のうち、少なくとも1人が集中治療室に入っている。同症候群で亡くなった女性は国立病院機構熊本医療センターで治療を受けた。23人には含まれていない。

 一方、土砂崩れが発生した熊本県南阿蘇村で19日朝から、自衛隊や警察などによる捜索が再開し、1人の遺体を発見。また、生死不明のもう1人も見つかった。14日以降の地震による死者は計45人となった。安否不明者は8人。19日の捜索で見つかった2人が安否不明者に含まれるかどうか確認を急いでいる。

 16日未明の本震発生から、負傷者の生存率が下がるとされる「72時間」が経過したが、捜索隊は不明者の発見と安否確認に全力を挙げた。自衛隊は部隊を増強し、今後は24時間態勢で捜索を実施する方針。

 19日の捜索は午前6時から開始。計6人の行方が分からなくなっている高野台団地などを自衛隊員らが重機やスコップを使って掘り起こした。午前8時ごろに生死不明の1人を発見。さらに午後0時45分ごろ、性別と生死が不明の1人が見つかった。うち1人の死亡を確認した。

 熊本、大分両県によると、避難者数は計約11万7千人となった。


熊本地震 「不明の友、情報を」阿蘇大橋崩落後、連絡取れず…友人ら再会願いSNSで呼びかけ
産経新聞 4月19日(火)14時49分配信

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土砂に埋まった家屋から発見された行方不明者を搬送する自衛隊員ら =19日午前9時33分、熊本県南阿蘇村(宮沢宗士郎撮影)(写真:産経新聞)

 「晃(ひかる)、みんな待っているよ」。16日未明の本震で土砂崩れが発生し、崩壊した阿蘇大橋周辺で行方が分からなくなった熊本県阿蘇市に住む熊本学園大生、大和(やまと)晃さん(22)。足取りが途絶えたことを知った友人らはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で情報提供を募り、両親は手がかりを求めて役所や警察署を回っている。再会を願う人々の祈りは届くのか。

 15日夜、大和さんは熊本市に住む友人の西川信正さん(22)の自宅を車で訪れた。いつものように食事を楽しみ、その後ドライブに。車内では他愛のない会話に花を咲かせ、「いつも通りの晃君だった」。

 ドライブ後、西川さんを自宅に送った大和さんは、阿蘇市の実家へ向かう途中の16日未明、地震に見舞われたとみられる。関係者によると、大和さんの車には当時、崩落した阿蘇大橋周辺を通過した形跡があったが、その後の行方は分かっていない。

 「大丈夫か?」。西川さんは無料通信アプリの「LINE」で何度も大和さんに呼びかけたが、メッセージを確認したことを知らせる「既読」にはならない。電話もかけたが応じない。「友人と一切連絡がつながりません」「少しでもいいので情報をください」。いても立ってもいられず、ツイッターで大和さんに関する情報を求めた。

 優しく謙虚な性格で、友人も大勢いる大和さん。「人の話をきちんと聞くが、自分の意見もしっかり言う一面もある」(西川さん)。これまでに有力な情報は寄せられていないが、「掛けたい言葉はない。ただ、いつものようにしゃべったり、遊んだりしたい」。親友との再会を信じている。

 幼なじみの介護士、野尻雅紀さん(22)=阿蘇市=も、SNSで情報を呼びかけている一人。阿蘇大橋は、大和さんの車で何回か通ったことがあるといい、「こんなことは誰も想像していなかった。みんな待っているよ」。幼なじみの身を案じた。

 地震の被害に巻き込まれた可能性のあることを知らされた大和さんの両親も、村の災害対策本部を訪れて情報を求めたり、熊本県警を訪れて捜索を要請。余震を恐れて車で夜を過ごしながら、息子の帰りを待ち続けている。父親の卓也さんは「多くの人が心配している。元気で帰って来てほしい、それだけです」。言葉少なに話した。


希望運ぶ一番電車…熊本の市電再開 「街の誇り」駆ける
産経新聞 4月19日(火)14時48分配信

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運行を再開し、朝日を浴びて市内を走行する熊本の市電=19日午前6時18分(志儀駒貴撮影)(写真:産経新聞)

 地震で大きな被害を受けた熊本市民の足「市電」が復旧作業を終え19日、一部路線で運行を再開し、一番電車が復興へ向けて希望のモーター音を響かせた。乗車した記者が車内から見たのは、地震の爪痕と日常生活を取り戻しつつある市民の笑顔だった。(市岡豊大)

 ◆「日常」と爪痕と

 まだ薄暗さが残る熊本市中心部。同市交通局前ではこの日、JR熊本駅方面へ向かう始発電車の出発前点検が行われていた。午前5時47分、「復旧試運転」のカードが外されると、電車は2つの丸い前照灯を輝かせて電停へとゆっくりと移動した。

 1両編成の路面電車は熊本県名産のトマトをイメージした赤と緑のラッピングトレイン。早朝の市街地のため警笛は鳴らさず、「熊本駅行きです」の短いアナウンスを合図に電車はレールをきしませ、街へ滑り出した。

 乗客は記者だけ。ブレーキを解除したときの空気が抜ける音や床下のモーター音が車内に響く。地元の飲食店をPRする広告放送が流れると、まるで地震などなかったかのような雰囲気が漂う。

 しかし、中心商店街に近い「通町筋」電停に止まったとき、熊本城の惨状が視界に飛び込んできた。悠然とそびえ立つ櫓(やぐら)の下で生々しくえぐれた石垣。240メートルにわたる白い塀は半分ほどが倒れ、中の木材がむき出しになっている。

 ◆生徒を思い通勤

 次の電停で、ようやく通勤客らが乗り込んできた。この日から出勤を再開した熊本県南関(なんかん)町の中学校に勤務する教諭、前田正さん(58)は普段、高速バスで通勤しているという。

 だが、地震後は渋滞がひどく到着時間が読めないため、電車で向かうことにしたという。車窓を眺めた前田さんは「市街地はこんなにひどかったんですね」とつぶやいた。

 古い木造家屋は2階部分が沈み込み、今にも倒壊しそうだ。一見無事に見えるビルも壁がはがれて落ち1階には近づかないよう「倒壊の恐れ」と書かれたフェンスが置かれている。

 前田さんの自宅も前日に電気が通ったばかりで水道はまだ不通だ。「教室で生徒たちの顔を見るとホッとするかもしれません」と教え子たちとの再会に思いをはせ、電車を降りた。

 ◆「城見て心痛む」

 まだ徐行運転で、熊本駅前までは通常24分だが、およそ30分を要した。上り一番電車を運転した松村崇史運転士(43)は「いつも目にしていた景色が少しだけ違い、城を見たときは心が痛んだ」と明かす。ただ「市電が動くことで市民の希望になれば」と期待を込めた。

 朝日を浴びて走る市電の姿が“復活”した。その様子を見つめた会社員、牧野秀男さん(43)は「みんな市電がいつ再開するのか気にしていた。熊本市民にとっては街のシンボル的存在なんだと思う」と目を細めた。


熊本空港が一部正常化 被災者の家族ら到着「早く家族に会いたい」
産経新聞 4月19日(火)14時47分配信

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熊本空港の運用が再開され、羽田空港から到着した全日空機=19日午前8時3分 (本社ヘリから、竹川禎一郎撮影)(写真:産経新聞)

 日本航空や全日空などは19日、ターミナルビルが被災し、閉鎖していた熊本空港に到着する便の運航を再開した。国土交通省は、フジドリームエアラインズが同日午後、同空港から出発便を再開すると発表。出発便は16日に全便欠航となってから初めてで、被災地の空路は3日ぶりに一部が正常化した。

 この日午前7時半すぎ、第1便として羽田空港を出発した全日空便が到着。ターミナルビルが利用できないため、乗客約40人はタラップを下り外を歩いて荷物の受け渡し場所に向かった。

 人工透析をしている母親が熊本県八代市で被災した横浜国立大大学院2年の矢倉裕也(ひろなり)さん(26)は「母親の体調が心配。飛行機が再開されると聞いて一番早い便にした」と気遣った。また、東京にいる息子に会いに行った際に自宅の被災を知った熊本市東区の増田よみ子さん(75)は「地震で自宅内に物が散乱していると夫から聞いた。片付けなど、これからやらないといけないことがたくさんある」と話した。

 乗客には、家族のために食料など大量の物資を手にしている人も。

 東京都渋谷区の熊川綾女(あやめ)さん(23)は、家族が同県菊池市で被災して避難生活を送っている。「フルーツが食べたいといわれたので、大量の缶詰などを持ってきた。とにかく早く家族に会いたい」と足早に空港を後にした。

 同空港のターミナルビルは16日未明から相次いだ地震のため天井が崩落するなどしており、民間機は同日から全便が欠航した。ただ、滑走路に地割れなどの被害がなかったことから、19日は熊本着便の計18便の運航を再開。日航や全日空など航空4社が、大阪や羽田、中部など4空港から出発する便を運航した。


熊本、大分 震度1以上の地震600回超
産経新聞 4月19日(火)14時47分配信

 熊本、大分両県を中心に相次ぐ地震で、気象庁は19日、両県にまたがる3つの震源域では依然として活発な活動が続いているとの見解を示した。地震は減少しつつあったが、18日夜の震度5強以降は増加傾向に転じ、14日夜から19日午前までに、震度1以上は600回を超えた。

 気象庁は、引き続き強い揺れが起こる恐れがあるとして家屋倒壊や土砂災害への警戒を呼び掛けている。

 気象庁によると、18日午後8時41分の震度5強は熊本県阿蘇地方が震源でマグニチュード(M)は5・8だった。阿蘇地方では16日未明に2回、同規模の地震が起き、6強と5強を観測した。気象庁は「本震の後に余震が続く単純なタイプの地震ではない」と説明、監視を強めている。熊本県の阿蘇山の観測データに変化はない。

 震度7が起きた14日午後9時26分から、19日午前11時までに観測した震度1以上は606回。うち震度7は1回、6強と6弱は各3回、5強は2回、5弱は6回、4は72回。19日は午前11時までに35回を観測している。


熊本県全域と大分県の一部で車検の有効期間を5月15日まで延長…国土交通省
レスポンス 4月19日(火)14時45分配信

国土交通省は、2016年熊本地震に伴って、一部地域で自動車検査証(車検証)の有効期間を延長すると発表した。

熊本地震に伴って被災地域にで使用の本拠とする車両は当面、継続検査を受けることが困難で、自動車検査証の有効期間が切れるおそれがある。このため、道路運送車両法第61条の2の規定を適用し、自動車検査証の有効期間を延長する。

対象は、熊本県全域と大分県の別府市、日田市、竹田市、豊後大野市、由布市、玖珠郡九重町、玖珠郡玖珠町を使用の本拠とする車両のうち、自動車検査証の有効期間が4月15日から5月14日までのもので、対象車両台数は約3万0900台。これらの車両は、自動車検査証の有効期間を5月15日まで延長し、今後、対象地域の状況に応じて有効期間の再延長、対象車両の追加を検討する。

今回の公示により有効期間伸長の適用を受けた自動車の自動車損害賠償責任保険(共済)の契約期間は、伸長された期間内の継続検査を申請する時までに契約すればよいこととなる。

《レスポンス レスポンス編集部》


<東北道>自衛隊タンクローリー横転 熊本救援に向かう途中
毎日新聞 4月19日(火)14時15分配信

 19日午前11時50分ごろ、栃木県矢板市太田の東北自動車道上り線矢板北パーキングエリア入り口付近で、熊本県を中心とした地震災害の救援に向かっていた自衛隊のタンクローリーが横転した。栃木県警高速隊によると、助手席の男性隊員が首や手に軽いけがをしたという。

 現場周辺に軽油が漏れ出したため一部の車線を規制したが、通行止めはしていない。タンクローリーは北海道から九州の被災地へ向かう途中だったといい、県警は事故原因を調べている。


「72時間」が経過 希望捨てない、捜索続く 南阿蘇村、自衛隊など2500人
西日本新聞 4月19日(火)14時12分配信

 いまだ多くの安否が分からない人たちがいる熊本県南阿蘇村では19日午前、捜索が再開された。マグニチュード(M)7・3の本震から4日目。生存率が急激に低下するとされる「72時間」が経過する中、希望を捨てない自衛隊や地元消防など2500人が土砂や樹木をかき分けていった。

 6人が行方不明になっている同村河陽の高野台団地。この日から24時間態勢となり、自衛隊約100人が重機4台を使って土砂をくみ上げる作業に当たった。おびただしい量の土砂と岩石が広がる現場。午前7時半の捜索開始から間もなく、1人の行方不明者が見つかり搬送された。

 香川県から旅行中で死亡が確認された鳥居敬規さん(42)の妻の行方が分からない同村長野の「ログ山荘・火の鳥」では、早朝から土砂に混じった樹木などを細かく刻むチェンソーや重機の音が鳴り響いた。

「いつ崩れてもおかしくない状態」
 捜索隊の陸上自衛隊山口駐屯地の北村善海1尉は、地中から突き上げるような衝撃が襲った18日夜の最大震度5強の余震の影響を警戒。現場の斜面には亀裂も見つかり、これまで以上に張り詰めた空気が広がる。北村1尉は「いつ崩れてもおかしくない状態。隊員の安全を確保しながら捜索に全力を挙げたい」。

 18日には同村河陽の国道325号で、崖崩れに車が巻き込まれたとの情報が寄せられた。自衛隊などが19日早朝から約50メートルにわたり道路をふさぐ土砂や樹木を重機で撤去していた。土砂が国道沿いのログハウスに入り込んだ設計事務所社長の後藤幸夫さん(52)が、本震発生の翌日、村役場に連絡した。

 後藤さんによると、地震発生時、ログハウスの前に大型トラックが停車しており、トラックの運転手は「前を走っていた車が巻き込まれたかもしれない」と話していたという。

=2016/04/19付 西日本新聞夕刊=


「買って支援」売り上げ最高…銀座熊本館が盛況
読売新聞 4月19日(火)14時7分配信

 東京都内では支援の動きが広がっている。

 東京・銀座にある熊本県のアンテナショップ「銀座熊本館」には地震が発生して以降、買い物による支援をしようという市民が次々に訪れている。最初の地震から2日後の16日に営業を再開したところ、連日、多くの買い物客であふれた。19日も午前11時の開店前から約80人が列を作り、一時的に入場規制をするほどの盛況ぶりだった。

 週末だった16、17両日は通常の2倍近い計約6100人が来店し、県のゆるキャラ「くまモン」の関連グッズや特産品の辛子レンコンなどを中心に、売り上げは計約600万円で過去最高となった。

 館内に設置された募金箱には18日までに約630万円が集まった。地震の影響で県産品の入荷が少なく、品薄の商品も出ているが、同館を運営する熊本県東京事務所の担当者は、「予想以上の支援で、県民にとって励みになる」と話す。


「もう限界」車中泊、命の危機にさらされ 行き場のない被災者悲鳴
西日本新聞 4月19日(火)14時2分配信

 激震から生き延びた人々が、「安全地帯」のはずの避難場所で命の危機にさらされている。14日の熊本地震発生から5度目の夜が明けた。余震への恐れや避難所のスペース不足から車中で寝泊まりを余儀なくされる被災者を中心に、突然死を招く「エコノミークラス症候群」が疑われる人が続出し始め、ついに死者が出た。満足な食事もなく、寒さに震える窮屈な空間での仮住まい。飲料水不足や劣悪なトイレ環境が追い打ちをかける。「もう限界」。行き場のない被災者たちは悲鳴を上げている。

 14日夜に震度7の揺れに襲われた熊本県益城町。大小のホールを備える「グランメッセ熊本」の駐車場には18日夜、約2千台の車が並んだ。多くの人が車内で毛布をかぶり、シートを倒して横になっている。

 熊本市から避難してきた宮本幸子さん(66)は5日連続の「車中泊」。自宅で酒瓶などが次々に割れ、暗闇を逃げ惑った瞬間が忘れられない。「ここは物が落ちてくることがない。避難所は感染症も怖くて、行く気にならない」。午後11時ごろ、毛布にくるまった。

「やっぱりきつい。寝返りが打てない。」
 19日朝、車から外に出た宮本さんの吐く息が白い。一帯は気温約7度まで冷え込んだ。「毛布1枚ではさすがに寒い」。なかなか寝付けなかったというが「エコノミークラス症候群も心配だけど、余震がなくなるまで車で寝ると思う」。

 施設内はガラスが割れて閉鎖中だが、敷地内には陸上自衛隊が給水車を出し、食料の提供や簡易トイレもあり、この駐車場には14日夜から車が集まり始めた。

 県によると、避難所が一部で収容人数を超えたり、自宅から遠かったりするため、車中泊を続ける人が多いという。熊本市の春日小グラウンドも夜になると車約80台が並ぶ。愛犬がいるため避難所を避けて車中泊をする喜野利行さん(66)は「やっぱりきつい。寝返りが打てない。助手席を倒して寝る姿勢にはなるけど、水平じゃないから、布団と疲れの取れ方が違う」。

 益城町の自宅が損壊した無職岩田和男さん(68)は、17日に自家用の軽乗用車で移動中にパンクし、ようやくたどりついたコンビニ駐車場で車中泊を続ける。「近くの避難所に行ったけど、座る場所もないほどの混み具合だった」。ただ、「身動きが取れない。朝起きたら準備運動をしないと足が動かない」と嘆く。

飲料水や休める場所、トイレの提供が急務
 医療支援で18日まで被災地に滞在した福岡赤十字病院(福岡市)の松川龍一医師(37)は「避難所を回ったが、予想以上に車中泊の方が多かった。足のむくみが取れない場合は早期受診が必要だ」と振り返る。避難所内で過ごす被災者に比べ、車中泊だと孤立しがちで、発症予防のためには、医療従事者による巡回や声掛けが重要だ。

 「本震」発生の16日夜から車で寝泊まりする熊本市の北嶋博文さん(62)は、発症リスクを知りつつ車で過ごす胸の内を、こう語った。「余震が怖くて建物に入りたくない。次にぐらっときたら終わりだから。夜に集団でいたい気持ちもある。体は限界に近いけど、今は家に戻れない」

 避難所に身を寄せる人も注意が必要だ。断水や簡易トイレ不足のため、トイレは地面に穴を掘ってブルーシートで囲んだだけという避難所も多い。日本循環器学会の専門家は「飲み水が足りない上、トイレを我慢するために水分の摂取を控えると、発症リスクが高まる」と指摘する。

 余震がいつまで続くのかは誰にも分からず、止めようもない。ただ、飲料水や足を伸ばして休める場所、安心して用を足せるトイレの提供が急務だ。


熊本地震後初の衆院本会議で黙祷 大島議長「痛恨に耐えない」
産経新聞 4月19日(火)13時44分配信

 衆院は19日午後、熊本地震後初めての本会議を開き、大島理森議長は審議に先立ち、「甚大な被害がもたらされていることは誠に痛恨に耐えない。犠牲となられた方々のご冥福をお祈りする」と哀悼の意を表した。その後、全ての議員が1分間、議場で黙祷をささげた。


「母の顔見たい」 熊本空港に到着便 スーツケースにたくさんの物資
西日本新聞 4月19日(火)13時43分配信

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熊本空港への到着便の運航が一部再開され、航空機から降りてくる乗客たち=19日午前7時47分、熊本県益城町

 一部の到着便の運航が4日ぶりに再開した熊本空港(熊本県益城町)では19日、大きなスーツケースにたくさんの物資を詰め込んだ熊本県出身者などが到着し、足早に故郷へと向かった。

 午前7時半すぎに到着した最初の臨時便の乗客は約40人。ターミナルビルはまだ使用できないため、乗客たちは臨時機のタラップを下り、屋外に広げたブルーシート上に運び込まれた荷物を受け取った。

 同県八代市出身の横浜国立大大学院2年矢倉裕也さん(26)は「やっと来られた。人工透析をしている母が、近くの中学校に避難しているので心配です。落ち着くまで家族といたい」。同県菊池市の実家に帰るという熊川雅己さん(27)と綾女さん(23)兄妹は、スーツケース二つに約80キロ分の食料を詰め込んできた。雅己さんは「親が『牛乳が飲みたい』と言っていたので持ってきた。いっぱい食料を持ってきたので、たくさんの人に配りたい」と話した。

=2016/04/19付 西日本新聞夕刊=


避難所に11万人以上、11万戸以上で断水続く
読売新聞 4月19日(火)13時43分配信

 余震による二次被害などの不安が高まっており、被災地では19日も熊本県を中心に11万人以上が避難所に身を寄せた。

 九州電力によると19日正午現在、熊本県内3市町村の計約1万3100戸で停電が続いている。停電しているのは阿蘇市の約5900戸と高森町の約1200戸、南阿蘇村の約6100戸。ただ、九電はこれらの地域に対し、電気を供給する発電機50台以上を投入しており、20日には送電が再開される見通しだ。

 阿蘇地区では、送電線の近くで大規模な土砂崩れが発生し、使用できない状態になっている。代わりの送電線による本格的な復旧のめどは立っていないという。

 西部ガスは、17日までに熊本大学医学部付属病院など、熊本市内8か所の医療機関にガスの供給を再開したが、県内7市町の計約10万5000戸への供給は停止したままだ。熊本、大分両県の11万戸以上で断水が続いている。


避難所で「生理用品は不謹慎」だから配布されず? 3.11めぐる「うわさ」が浮き彫りにした価値観の差
J-CASTニュース 4月19日(火)13時40分配信

 「生理用品が『不謹慎だ』として避難所で配布されなかった」――2011年の東日本大震災発生時に流れたこんな「うわさ」がネット上で再び注目され、生理用品に対する「価値観の違い」が表面化している。

 女性の必需品と言える生理用品だが、東日本大震災発生時は数量不足が問題となった。そんな背景もあるのか、「うわさ」への拒否感は根強い。一方、男が生理用品に詳しくなる必要はない、との声もある。

■「生理用品は女性には必需品です」

 2016年4月16日、こんなツイートがネット上で話題となった。

  「避難所で、生理用品が不謹慎だとかいう理由で配布されなかった話も聞いたことがあります。避難所は女性特有のことが言いにくい場合があるのでしょうが、おむつと同レベルで必要なのよ。2時間つけてなかったらズボンが血で染まるよ。男性の方、届いたら配布の邪魔しないでね」

 ツイート主の女性は「東日本大震災のときに読んだ資料にあった」話と主張しているが、真偽の程はわからない。また、なぜ「不謹慎」なのかの説明もされていない。

 ただ、熊本などでの地震とタイミングが重なったためか、このツイートは19日12時までに7000回以上もリツイート(拡散)。

  「全く迷惑な人達がいたものですね」
  「もっと女性の事を気にかけるべき」
  「生理用品は女性には必需品です」

といった声が噴出した。

 実際、当時こうした出来事はあったのだろうか。12年7月に内閣府が発表した資料「東日本大震災における災害応急対策の主な課題」によると、避難所に生理用品がない、生理用品が届いても男性が配布しているためもらいに行きづらい、といった問題は確かに生じていた。

「生理用品届けろ」 男が言うと「気色悪い」
 また、「女性セブン」(11年4月14日号)の記事は、大震災発生から2日後の3月13日に生理用ナプキンを被災地の避難所に運び込んだ女性が、現地住民から「心ない言葉」を掛けられたというエピソードを紹介している。2つの情報を見る限り、「うわさ」が生まれる素地はあったと言えそうだ。

 ユニチャームの公式サイトによると、月経は一度始まると、何日にもわたって出血が続く。個人差はあるものの、経血の量も生理用品なしでは対応しづらい。

 一方で、そうした状況に理解を示しつつも「男が生理用品に詳しくなくていい」「都合のいい時だけ生理に理解を求めようとすんな」という声も、ツイッターに寄せられている。

 今回話題となったツイートとは直接関係ないが、漫画家の小林よしのりさんも16年4月17日のブログにこう書いている。

  「(ワイドショーのコメンテーターが)被災地の女性のために生理用品を届けるべきだと言っていたが、わしが古いせいなのか、そういうコメントは女に言わせるべきであって、男が言うと気色悪いと感じた」

 ともあれ、生理用品が熊本の被災地に次々搬入される様子は、すでにマスコミ報道で伝えられている。河野太郎防災担当相も4月17日、熊本県の要請をうけて生理用品2.6万枚を搬入したとツイッターで明かした。


「優しさ分けてくれた」中学生の奮闘、被災者に勇気 避難所運営の力に
西日本新聞 4月19日(火)13時38分配信

 約千人が避難生活を送る熊本市中央区の江南中で、被災者支援に中学生たちが奮闘している。ごみの片付け、トイレ掃除、高齢者への声掛け。水が足りないときは運動場に白線で「のみ水ください」と書き、実際に飲料水が届いた。地元の若者の頑張りに被災者も勇気づけられている。

 「元気ですか」。19日午前、体育館で食事をしていた高齢の夫婦に中学生2人が声を掛けた。定期的にごみを拾いながら、被災者の体調を確認するためだ。

 家庭科室で作った炊き出しを出すとき「ご飯ができました」と声を掛けるのは、江南中出身の高校生の役目だ。列を作る人には中学生2人が滅菌用にウエットティッシュを配り「頑張りましょう」と声を掛ける。

 誰に言われたわけでもない。地元の大学生が支援を始めた姿を見て、避難していた江南中の生徒を中心に「自分たちも何かできないか」と自主的に活動が広がったという。自宅で寝泊まりしている生徒たちも加わり、1日に20~30人が避難所で汗を流している。

 夫婦で避難してきた金子信子さん(73)は「避難所生活や地震で緊張が続くけれど、子どもたちの頑張りを見ると和らぎます」と笑顔。普段は1人暮らしの井上雅子さん(78)は支援物資で菓子が届いたとき、中学生からあめ玉を手渡され「自分たちも大変なのに、優しさを分けてくれて涙が出た」と振り返る。

大人たちと一緒に「がんばるけん」
 熊本市では断水が続き、避難所の水不足も深刻だ。そこで16日には、運動場に「のみ水ください」と白線を引き、上空から見えるようにSOSを発信した。その画像が短文投稿サイト「ツイッター」で広がった。17日夜から、ペットボトルやタンクで飲料水が続々と届き始めたという。

 18日には自衛隊の給水車も初めて到着した。避難所をまとめる江南地区の田上一成自治協議会長(79)は「当初の10倍に増えた。長期的な避難になればまだまだ足りないが、大変ありがたい」と感謝する。

 生徒たちもお礼の気持ちを伝えようと、運動場の白線を「のみ水ありがとう」と書き直し、避難生活を送る大人たちと一緒に「がんばるけん」と付け足した。

 「困っている人が心配」と自宅から毎日通う江南中3年の野崎シエラさん(14)は「地域でお世話になっている人ばかり。お互いに助け合いたい」と語り、お年寄りたちと笑顔で言葉を交わしていた。

=2016/04/19付 西日本新聞夕刊=


「うそじゃないかと」肩落とす父ら=死亡の鳥居さん―熊本地震
時事通信 4月19日(火)13時24分配信

 「うそじゃないかと思った」。

 熊本地震による土砂崩れ現場で発見され、死亡が確認された鳥居敬規さん(42)=香川県東かがわ市=の父親で、同市内で漁業を営む政次さん(72)は、悲痛な表情で語った。「九州に行っていることすら知らなかった。漁師を継いでもらいたかったのに」と、突然の訃報に肩を落とした。

 政次さんや知人らによると、敬規さんは3人姉弟の長男で、看護師の妻と共に熊本県南阿蘇村の施設に宿泊中、土砂崩れに遭った。2人は10年以上の交際を経て、約10年前に結婚したという。

 1カ月ほど前に敬規さんとあいさつを交わしたという親戚の男性(61)は「やっと取れた休みで、無理をしたのかもしれない」と残念そうに話した。


熊本県が特例措置 くまモン、募金など支援活動でのイラスト使用は許諾不要に
サンケイスポーツ 4月19日(火)13時20分配信

 熊本地震を受け熊本県は19日、同県のPRキャラクター「くまモン」のイラストについて、募金活動やチャリティーイベントなど支援活動で利用したいという声に応え、通常であれば「利用申請」手続きを経て許諾が必要になるところを特例措置として届出制とし、許諾不要とすることを公式サイトで発表した。

 「くまモン」のイラストを利用した商品やPRグッズ、看板やホームページを製作する場合、通常であれば事前に熊本県PR事業者事業者登録を申請、登録された後に利用許諾申請を提出し、許諾を受ける。しかし、「熊本地震支援のための募金活動、チャリティーイベント等で使用するポスター、のぼり、チラシ、募金箱」などの利用に限り、当面の間、利用可能とするという。

 届出方法は利用申請の「利用規程」「利用の手引き」を読んだ上で、「利用許諾申請書」とデザイン画(ラフ画)を、くまもとブランド推進課(kumabura@pref.kumamoto.lg.jp)までメールで送付。使用時にはイラストの周囲に「(C)2010熊本県くまモン#熊本支援」と記載し、支援活動終了後、約2週間以内に募金者名義・募金先の支援内容(任意様式)をくまもとブランド推進課宛てにメールで報告する。

 ただし、チャリティー目的であっても商品・グッズなどへの利用については、通常の利用許諾手続きが必要になるという。


被災者の仮住まいに「トレーラーハウスを」  清水国明氏が「仮設住宅」を批判する理由
J-CASTニュース 4月19日(火)13時0分配信

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写真はキャンピングカー。トレーラーハウスはもっと住宅に近い外観だとされる

 タレントの清水国明さん(65)が、被災者の仮住まいとして、トレーラーハウスを活用すべきとブログなどで訴えている。清水さんが言う、「仮設住宅ではダメ」なわけとは――。

 2016年4月17日放送のNHK日曜討論では、熊本地震への対応についても議論になった。

■「仮設住宅は、時間とお金がかかるなど無駄が多い」

 清水さんは、山梨県内で自然体験施設を運営しながら、被災地への支援活動も続けている。番組では、今回の地震を受けて、備蓄しているトレーラーハウス10台を被災地に届ける活動をしていると明かした。

 仮設住宅をこれから作るとすれば1~2年もかかるとして、清水さんは、アメリカなどで災害時に活用しているトレーラーハウスやキャンピングカーが有用だと訴えた。日本では、震災があるたびに被災者が避難所に長い間閉じ込められる同じ光景が繰り返されているとして、「何も備えてこなかったんじゃないか?」と現状を強く批判した。

 清水さんは、ブログなどでも自らの考えを説明している。

 それによると、東日本大震災の被災地に何度も通って被災者に聞いた結果、本当に必要なのは、「金」と「家」だということを痛感したという。しかし、仮設住宅は、時間とお金がかかるなど無駄が多すぎることに気づいた。アメリカのようにトレーラーハウスを全国に備蓄して、通常はレジャー用などに使い、震災時にそれを仮住まいにすることを清水さんは唱えている。

 国交省でも震災後、車体の長いトレーラーハウスに対し、車検上の基準緩和を行い、特殊車両の通行許可を取れば、国道などを走れるようになった。しかし、トレーラーハウスを使う動きは、日本ではあまり進んでいない。

冷暖房完備で、10センチの断熱材を使っている
 その理由としては、明確な根拠はないが、仮設住宅の設置によって建設業者らが潤う「災害特需」があるのではないか、とみる向きもある。

 清水国明さんは、仮設住宅について、こう指摘する。

 「隣の音も聞こえるほど粗悪な住宅が多く、被災者がかわいそうですよ。壊すのにも数百万円かかり、金や時間の無駄だと思います」

 トレーラーハウスは車内が狭いなどのデメリットがあるのではとの声もネット上であるが、清水さんは否定する。

  「冷暖房完備で、10センチの断熱材を使っています。窓が2重ガラスで、床暖房もあるんですよ。居住性もよく、仮住まいとしては、まったく問題ないと思っています」

 清水さんは、備蓄している10台とも国産車を使っており、自動車メーカーなどと協議して、日本の新しい産業にしようと働きかけているとした。

 熊本の被災地にトレーラーハウスを送ることは、国からも要請を受けているという。東北地方からも25台が送られる予定で、現在は集会場や売店、宿などに使われているが、熊本で使ってほしいと要望があったそうだ。


熊本空港「出発便再開に向けて調整」…石井国交相
レスポンス 4月19日(火)12時48分配信

19日、熊本空港は到着便に限って受け入れを再開した。同日は東京(羽田)、大阪(伊丹)、名古屋(中部)の各空港から、全日空、日本航空、ソラシドエア、フジドリームエアラインズ、ジェットスターの全19便が運航する予定だ。

石井啓一国土交通相は熊本空港が到着便で再開したことについて、「復興に向けての大きなステップになると鋭意調整してきた。これは大きな歩みになると思う」と、同日午前の会見で述べた。

熊本空港は14日の地震で最も揺れた益城町にあるが、滑走路の損傷は免れた。「地震直後から点検に入り、問題なく運用している。現在は障害はない」(国土交通省熊本空港事務所)状況で、地震発生後から自衛隊機が利用する。民間機が利用できなかったのは、天井が落ちるなど空港ターミナルビルの施設が破損したためだ。それでも到着便が再開できたのは、利用客が航空機を降りて、滑走路からバスで移動して場外へ出る方法をとっているためだ。荷物の受け渡しは、その途上で各航空会社が実施する。

ターミナルビルは安全性が確認されないため今も使用ができない。空港からの出発便は、保安検査を各種の機器を使って行う必要がある。管理する「熊本空港ビルビルディング」は、今あるターミナルビルを使う方向で対策を進めている。

建物は「14日に続き16日の強い揺れで損傷が進んだが、その後は18日の揺れでも大きな損害を受けたとは聞いていない」(国土交通省航空局)状態だが、内部の補修を行って受け入れ態勢が整える時間が必要だ。

石井氏は同日の会見で、見通しをこう語った。「一日も早く可能になるよう関係者と調整を図っていきたい」。

熊本空港ビルディングは「態勢が整い次第、ホームページで発表する」という。

《レスポンス 中島みなみ》


熊本空港、到着便が再開 市内全域で通水再開へ
西日本新聞 4月19日(火)12時41分配信

 一連の地震で深刻な被害を受けたライフラインは19日、復旧に向けた動きが加速してきた。

 空港ビルが損壊した影響で民間機が運休していた熊本空港(熊本県益城町)で、到着便の受け入れを再開。19日午前7時半ごろ、第1便の乗客や貨物が到着した。東京などから約20便が到着する。出発便も同日午後に名古屋(小牧)向けの便が再開する。

 高速道路は、通行止めの九州道の植木インターチェンジ(IC)-益城熊本空港IC間で19日朝から、警察、消防、自衛隊、支援物資運搬など緊急車両通行が始まった。

 西日本鉄道によると19日午前11時半から、大分方面と福岡市を結ぶ高速バスの運行を再開。大分道の通行止め区間を迂回(うかい)する。

 熊本市上下水道局によると、19日午後から最後に残った1配水区で、試験的に通水する計画。水漏れなどがなければ、全配水区で順次、本格的に送水する。

 九州電力によると、19日午後1時現在、阿蘇市、高森町、南阿蘇村の約1万3千戸で停電中。全国の電力会社から支援を受けた発電機車の配置を進めており、「20日の停電解消を目指す」との見通しを示した。

=2016/04/19付 西日本新聞夕刊=


車中泊避難の女性死亡 熊本地震で初 エコノミー症候群と22人診断
西日本新聞 4月19日(火)12時33分配信

 熊本市は19日、熊本地震の避難で車中泊をしていた女性(51)が「エコノミークラス症候群」で市内の病院に搬送され、死亡したと発表した。同症候群で死亡が確認されたのは今回の地震で初めて。西日本新聞の調べで同症候群の疑いがあると診断された患者数は同市内の4病院だけで死亡した女性を含め、同日午後1時現在で22人に上った。

 熊本県内の避難所には11万6861人が身を寄せており、車内で避難生活を送る人も多い。県によると、車中泊をしている人の数は把握できていないという。病院関係者は「水分を十分に取り、できるだけ体を動かしてほしい」と注意を呼び掛けている。

 同市によると、死亡した女性は同市西区の自宅敷地内で車中生活をしており18日朝、車から降りたところで倒れた。国立病院機構熊本医療センター(同市中央区)に心肺停止状態で搬送され、その後死亡が確認された。担当の医師は「典型的な同症候群の症状だった」と言う。

南阿蘇村で最低気温2・6度を記録
 熊本赤十字病院(同市東区)でも5人が同症候群と診断された。いずれも車中泊をしており、17~18日に体調不良を訴えて同病院に搬送された。

 済生会熊本病院(同市南区)では17日から18日にかけて搬送された30~70代の男性2人、女性8人が同症候群と診断された。うち3人は一時意識不明の重体だったが、その後2人は意識が回復。1人は別の病院に搬送された。

 この日の朝、熊本県内は内陸部を中心に冷え込み、南阿蘇村で最低気温2・6度を記録するなど避難生活は厳しさを増している。

地震死者45人に
 熊本県を中心に14日から続発している地震で、8人が行方不明となっている同県南阿蘇村の土砂崩れ現場で19日朝、心肺停止の女性1人が見つかり、熊本県警は死亡を確認した。同日午後には付近でさらに1人が見つかった。村によると、性別などは不明という。14日以降の地震による県内の死者は計45人となった。亡くなった女性と、18日に死亡を確認した女性が行方不明者に含まれているか、県警などが確認を急いでいる。自衛隊や警察は前日に続き、2500人態勢で行方不明者の捜索に当たった。

 陸上自衛隊によると、19日に2人が見つかったのは同村河陽の高野台地区の土砂崩れ現場。生存率が急激に下がるとされる「72時間」が同日未明に経過。陸自は同日以降、一部の捜索箇所では24時間態勢で捜索を続ける方針。

 また、14日に震度7の地震に見舞われた同県益城町は19日、町内の住家の被害を17、18日に調査した結果、全壊1026軒、一部損壊を含む半壊が4374軒となり、町内の全住家の半数近くで被害が確認されたと発表した。町によると、この中には調査時点で既に撤去されていた建物は含まれていないという。

 気象庁によると、14日以降、19日正午までに観測した震度1以上の揺れは610回となった。

=2016/04/19付 西日本新聞夕刊=


JR豊肥線、肥後大津-熊本間で運転再開
読売新聞 4月19日(火)12時30分配信

 JR九州は、熊本-豊後竹田間で運転を見合わせていた豊肥線のうち、安全が確認された肥後大津-熊本間で、午前11時51分から運転を再開した。


<熊本地震>車中泊1人死亡 エコノミー症候群23人搬送
毎日新聞 4月19日(火)12時17分配信

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土砂の中から発見した行方不明者を搬送する自衛隊員ら。重機と手作業で数メートルの深さまで掘り下げて発見した=熊本県南阿蘇村河陽で2016年4月19日午前9時32分、丸山博撮影

 ◇土砂から遺体、県内の死者45人に

 熊本県を中心に14日から続発している地震で、車内に避難していた熊本市西区の女性(51)がエコノミークラス症候群で死亡した。熊本市が19日発表した。今回の地震での同症候群による死者は初めて。毎日新聞の調べで同症候群の疑いで少なくとも23人が熊本市内の病院に搬送され、複数が重体となっている。一方、熊本県南阿蘇村では19日も行方不明者の捜索が続き、同村河陽(かわよう)の高野台団地の土砂崩れ現場で新たに女性1人が見つかり死亡が確認され、性別不明の1人も見つかった。県内の地震による死者は45人となった。【田畠広景、岩崎邦宏、蓬田正志、高瀬浩平】

 熊本市によると、同じ姿勢を取り続けることで、血液中に血栓(血の塊)ができ肺などの血管に詰まるエコノミークラス症候群で死亡した女性は、18日に自宅で車の中に自主的に避難していた。車を降りた際に倒れ、熊本市の国立病院機構・熊本医療センターに搬送され、典型的なエコノミー症候群と診断された。

 済生会熊本病院(熊本市)でも強い地震があった16日未明から1日たった17日朝以降、同症候群とみられる10人の患者が訪れた。うち2人が心肺停止(1人は回復)となり、3人が重体という。他に患者が搬送されたのは、熊本赤十字病院▽熊本大学付属病院▽熊本中央病院--など。

 今回の地震では、強い余震が続くことから多くの被災者が車内で避難生活を送っている。揺れがひどかった熊本県益城(ましき)町の県の施設「グランメッセ熊本」駐車場(2200台収容)は、車中泊する被災者の車でほぼ埋まった状態となっている。

 同症候群は同様に車中泊が目立った2004年の新潟県中越地震の際も問題となった。医療機関は同症候群となるのを防ぐため、まめな水分補給や軽い運動を勧めている。

 南阿蘇村の高野台団地では午前7時ごろ、陸上自衛隊が約100人態勢で捜索を再開した。

 高野台団地と同村の「ログ山荘火の鳥」では18日午後、男女2人が見つかり死亡が確認されていた。行方不明は9人だったが、見つかった男女2人のうち、男性は行方不明になっていた香川県東かがわ市の鳥居敬規(たかのり)さん(42)と判明し、県内の不明者は8人となっている。

 南阿蘇村では19日午前6時過ぎの気温が2.6度と冷え込んだ。約200人が避難している村立南阿蘇西小学校は、電気は復旧せず、体育館には暖房器具もない。避難している近くの牟田英樹さん(74)はインスタントコーヒーが入った紙コップで両手を温めながら「寒くて何度もトイレで起きた」と肩をすくめた。

 体育館でジャンパーを頭からかぶり座っていた川崎えり子さん(64)は、寒さで午前3時ごろに目が覚めた。約20年前に脳出血で右半身がまひしており「床は冷えるのでベッドで寝たい」と右足をさすった。

 益城町でも被災者が夜の冷え込みに疲労をにじませる。同町惣領の契約社員、伊達亜矢子さん(46)は駐車場に止めた車の中に避難しており「寒さですぐに目が覚める。避難の長期化に備えてガソリンを消費しないよう暖房はつけていない」と話した。


熊本地震 MBS山中アナ、取材用弁当写真をツイッターに上げ批判続出 「配慮欠けた」と謝罪
産経新聞 4月19日(火)12時16分配信

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岐阜県から到着した大量の水の仕分けが進む福岡市の旧青果市場=19日午前(写真:産経新聞)

 熊本地震を取材していた毎日放送(MBS、大阪市)の山中真アナウンサー(39)が、取材用弁当の写真を自身のツイッターに投稿し、相次いで批判を受けていたことが19日、わかった。同アナはすでに「配慮に欠けた行為」と謝罪し、写真などを削除した。

 同局などによると、山中アナは「前震」発生翌日の15日から熊本に入り、精力的に取材。同日放送の生ワイド番組「ちちんぷいぷい」などで報告した。

 問題となったツイートは16日夜に投稿された。揚げ物などが入った弁当の写真とともに、〈やっと今日の1食目。食料なかなか手に入りにくいです〉とのつぶやきを書き込んだ。

 この直後、ツイッター上には〈食料飲料が最低限なのに〉〈あなた以上に現地の方は食料を求めているでしょうに〉〈食糧持参しろよ〉といった趣旨の反応が相次いだという。

 山中アナはその後も、ラーメンを食べる予定などを投稿したが、18日夜になって、〈被災者のみなさんに不快な思いをさせてしまいました。配慮に欠けた行為で申し訳ありませんでした〉と謝罪し、写真など一連の投稿を削除した。

 弁当は同局取材班が購入したもので、被災者に支給予定だったものを横取りした-などとする指摘は否定したものの、「被災者の方々に対して配慮を欠いた行為で、おわびするしかない」(広報)とし、詳しい経緯を調べている。

 熊本地震の取材をめぐっては、関西テレビ(大阪市)の中継車がガソリン給油の行列に横入りしたとして非難を浴びたばかり。


熊本空港再開、出発便も運航へ…交通網回復兆し
読売新聞 4月19日(火)12時15分配信

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熊本空港に臨時便で到着した乗客(19日午前9時6分)=原田拓未撮影

 熊本、大分両県で相次いだ地震の影響で寸断されていた九州の交通網が、徐々に回復し始めた。

 航空各社は19日、熊本空港を発着する一部の便を再開し、九州自動車道の一部区間でも通行が可能となった。

 全日空は羽田発便など計12便の運航再開を決め、第1便は午前7時40分頃、熊本空港に予定通り到着した。日本航空も羽田、伊丹空港からの計3便を運航する。九州新幹線の全線運休を受け、両社とも19日以降、福岡と鹿児島を結ぶ臨時・不定期便を設定して対応する。

 国土交通省によると、フジドリームエアラインズの熊本発小牧行きの便が19日午後3時に運航することになった。熊本発の便の再開は初めて。定員が少ないため、手荷物検査が可能と判断したという。

 九州道は植木―八代インターチェンジ(IC)間、大分自動車道は湯布院―別府IC間でそれぞれ通行止めが続き、開通の見通しは立っていない。植木―益城(ましき)熊本空港IC間の約19キロは19日午前、緊急車両に限って通行できるようになった。

 西日本鉄道は19日、福岡と大分、別府、湯布院を結ぶ各高速バスの運行再開を決めた。高速道の通行止め区間は迂回(うかい)して一般道を運行する。

 九州新幹線は博多―鹿児島中央間の全線が不通となっている。在来線は18日夕に鹿児島線荒尾―熊本間で3日ぶりに運転再開した。


長引く避難生活…母親が周囲を気にして授乳差し控え、悪影響懸念も
読売新聞(ヨミドクター) 4月19日(火)12時10分配信

 避難生活が長期化し、生活環境の激変によるストレスで、持病がある高齢者や子どもの健康状態の悪化が懸念され、専門家は注意を呼びかけている。

熊本で14人がエコノミー症候群…女性3人重体

 糖尿病や心臓病などの生活習慣病を持病とする高齢者は、普段の薬を飲み続けることが重要。金沢医大の森本茂人教授(高齢医学)は「薬が途切れると1週間で急激に症状が悪化する」と指摘する。薬を紛失したり、薬の名前を忘れたりした場合は、避難所の医療班に相談すべきだという。

「乳児を抱える家族には、できるだけ個室を」
 避難所では、母親が周囲を気にして授乳を差し控え、赤ちゃんの成長に悪影響を及ぼす恐れもある。福島県立医大小児科の細矢光亮教授は「乳児を抱える家族には、できるだけ個室を確保してほしい」と話す。

 高齢者と子どもに共通して注意が必要なのは、感染症と脱水症。トイレの後や食事前の手洗い、こまめな水分摂取も重要だ。

アレルギー対策も…
 日本小児アレルギー学会は、ホームページで、アレルギーの子どもの災害時の対応をまとめたパンフレットを公開している。保護者からの相談窓口も案内している。

 寝具のほこりを吸い込まないように、顔があたる部分にきれいなタオルをあてるなどの対策が盛り込まれているほか、行政関係者や周囲の理解を求めている。

 足立雄一・富山大小児科教授は「ぜんそくの子どもが薬の吸入に電源を使うことや、アトピー性皮膚炎の子どもが皮膚を清潔に保つために水を使うことは、悪化予防に必要なことだと理解してほしい」と話す。

 日本小児科学会は18日、関係学会などが避難時の健康管理の注意点をまとめた資料集を ホームページ で公開した。

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