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2016年4月17日 (日)

熊本・震度7の地震に関するニュース・23

引き続き、熊本県で4月14日および16日に発生した、震度6強~7の地震に関するニュースを伝達します。

リンク:熊本地震 安倍首相、TPP特委で激甚災害指定の方針を明言 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:激甚災害指定の方針=安倍首相、国会答弁で明言―熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>サポート情報 避難所 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 安倍首相「引き続き救出に全力挙げる」「被災者生活支援チームで不安を取り除きたい」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:安倍首相、補正編成に前向き=熊本地震、激甚災害指定も明言 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:不明9人に、救出急ぐ=迫る「発生72時間」―大量土砂で難航―熊本・南阿蘇村 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 活断層、想定超す動き 調査委 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 「信じられない」消えた家、夫どこに…土砂崩れ、懸命の捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 余震怖い、帰れない 避難所、足の踏み場なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 空からルポ えぐれた山、大地に亀裂 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 オスプレイ初投入へ 米軍、被災地に物資輸送 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:政府が新ルール ツイッターの活用拡大 震度4以下でも原発の情報発信 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 倒壊多数、耐震化遅れ 九州「地震なかった」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 輸送網寸断、届かぬ物資 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 余震、南西方向へ拡大 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 TV報道、特別態勢 ネット番組、無料配信も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:萩生田官房副長官 熊本地震の政府対応「人命救助に全力で取り組む」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:倒壊牛舎から親子牛救出=地元名産「ありがたい」―阿蘇市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「カミ パン SOS」椅子並べ、報道ヘリに - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:深刻「食とトイレ」西原村の避難所 3食おにぎり1個 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 米麦施設が損壊 スイカ出荷 再開へJA連携 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 土砂流入、水田にも - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:補選対応に地震の影=北海道5区、安倍首相らが応援見送り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔熊本地震〕鉄道:18日も九州新幹線などで運転見合わせ続く(18日6時現在) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難所で77歳女性死亡=急性心不全―阿蘇市 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔熊本地震〕14日からの地震回数500回に達する 今後の地震活動に十分注意を(18日3時現在) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>屋内恐れ車中泊…想定外の駐車場不足 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 犠牲者42人に 熊本・大分で避難者なお11万人…余震、過去最多ペース - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>避難所で77歳女性が死亡…阿蘇 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔熊本地震〕高速道路:九州地方で一部区間の通行止め続く(18日1時現在) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「無駄・迷惑」を防ぐ 福岡市の救援物資集配の仕組み - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>救援物資輸送にオスプレイ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米軍オスプレイで物資空輸=防衛相 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「食料、底をついた」 足りぬ物資、避難者悲鳴 ガソリン不足も深刻化 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

熊本地震 安倍首相、TPP特委で激甚災害指定の方針を明言
産経新聞 4月18日(月)9時50分配信

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熊本地震について発言する安倍晋三首相=18日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影)(写真:産経新聞)

 安倍晋三首相は18日午前の衆院環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)特別委員会で、熊本地震を激甚災害として指定する方針を明言した。「一定の水準に達するという法適要件があるが、激甚災害の方向に向けて決定していきたい」と述べた。

 首相はまた「今後の復興・復旧に向けて国が支援していくことには変わりがない」と述べ、引き続き被災地支援に全力を挙げる考えを強調した。民進党の緒方林太郎氏の質問に答えた。


激甚災害指定の方針=安倍首相、国会答弁で明言―熊本地震
時事通信 4月18日(月)9時25分配信

 安倍晋三首相は18日の衆院環太平洋連携協定(TPP)特別委員会で、熊本地震に関して「激甚災害指定の方向で考えていきたい」と明言した。


<熊本地震>サポート情報 避難所
毎日新聞 4月18日(月)8時55分配信

 熊本県と大分県内の避難所の一覧です。各市町村が17日にホームページなどで公表した情報をまとめています。避難者がいない施設も含まれているほか、閉鎖されたり、新たな場所に開設されたりして変更されていることもありますのでご注意ください。

<熊本県>

■宇土市

市内小中学校全校▽花園コミュニティセンター▽轟公民館▽保健センター▽市民体育館▽住吉漁協会議室

■宇城市

<三角町> 三角中▽青海小

<不知火町>松合小▽不知火公民館▽不知火小

<松橋町>ウィングまつばせ▽豊福小▽当尾小▽保健福祉センター▽松橋小▽豊川小▽岡岳グラウンド

<小川町>ラポート▽海東コミュニティセンター▽小野部田小▽河江小▽小川小

<豊野町>豊野公民館▽豊野小中▽豊野町コミュニティセンター

■菊池市

菊池老人福祉センター▽七城公民館▽旭志公民館▽泗水公民館▽市福祉会館▽菊池北中体育館▽隈府小体育館▽菊池高体育館▽やまびこ体育館▽七城老人福祉センター▽七城温泉ドーム▽市ふれあい交流センター▽旭志中体育館▽泗水小体育館▽泗水東小体育館▽泗水西小体育館▽市総合体育館▽菊池南中武道館▽菊池南中体育館▽河原体育館▽迫水体育館▽戸崎小体育館▽菊之池小体育館▽花房小体育館▽旭志体育館▽きくちふるさと水源交流館グラウンド▽竜門ダム防災情報施設

■合志市

総合センターヴィーブル▽泉ケ丘市民センター▽みどり館▽合生文化会館▽野々島公民館▽御代志市民センター▽ふれあい館▽黒石市民センター▽須屋市民センター

■荒尾市

市役所▽荒尾第一小▽荒尾海陽中▽市民病院▽万田小▽メディア交流館▽万田炭鉱館▽ふれあい福祉センター▽運動公園管理事務所▽荒尾総合文化センター▽平井小▽みどり蒼生館▽府本小▽荒尾第四中▽小岱工芸館▽有明小▽中央公民館▽清里小▽桜山小

■玉名市

<玉名地区>福祉センター▽玉名町小▽九州看護福祉大▽伊倉小▽玉南中▽八嘉学習センター▽武道館

<岱明地区>岱明ふれあい健康センター

<横島地区>横島町公民館

<天水地区>天水保健センター「ふれあい館」

■阿蘇市

<一の宮地区>一の宮保健センター▽一の宮中体育館▽坂梨小体育館▽坂梨公民館▽古城小体育館

<阿蘇地区>阿蘇中体育館▽阿蘇西小体育館▽農村環境改善センター▽尾ケ石東部小体育館▽阿蘇体育館

<波野地区>波野保健福祉センター

■八代市

代陽公民館▽八代公民館▽太田郷公民館▽サンライフ八代▽総合体育館▽植柳公民館▽麦島公民館▽松高公民館▽大島石灰事務所▽八千把公民館▽高田公民館▽金剛公民館▽郡築公民館▽農村婦人の家▽宮地公民館▽龍峯出張所▽南部市民センター▽二見公民館▽西部多目的集会施設▽深水生活改善センター▽さかもと青少年センター▽鮎帰社会教育センター▽坂本公民館▽中津道社会教育センター▽田上社会教育センター▽久多良木多目的集会施設▽千丁支所▽千丁公民館▽鏡支所▽鏡保健センター▽農事研修センター▽東陽定住センター▽箱石公民館▽泉憩いの家▽泉二小▽振興センター五家荘▽代陽小▽八代小▽八代二中▽植柳小▽麦島小▽八千把小▽八代五中▽金剛小▽金剛小弥次分校▽郡築小▽昭和小▽宮地小▽龍峯小▽日奈久小▽二見小▽やつしろハーモニーホール▽八代四中▽千丁小▽千丁中▽熊本高専八代キャンパス▽老人センターきぼう▽八代保健センター▽ばんぺい湯/夢倉庫▽鏡消防署▽八代高第1体育館

■水俣市

市役所(秋葉会館)

■人吉市

東西コミュニティセンター▽市保健センター▽スポーツパレス▽大畑コミュニティセンター▽東間コミュニティセンター▽中原コミュニティセンター▽西瀬コミュニティセンター▽人吉高

■上天草市

大矢野総合体育館

■美里町

町役場中央庁舎▽砥用中

■益城町

保健福祉センター▽交流情報センター▽総合体育館▽飯野小▽広安小▽広安西小▽益城中央小▽広安愛児園▽グランメッセ熊本▽エミナース▽選果場

■御船町

御船小体育館▽御船中体育館▽カルチャーセンター▽スポーツセンター▽上益城消防署▽木倉小体育館▽西木倉公民館▽七滝中央小体育館▽高木小体育館・図書館▽小坂小体育館▽御船昭和保育園▽ふれあい公園▽上田代公民館▽東部公民館▽水越小▽御船高▽木倉公民館▽下辺田見▽コゲツ産業▽北田代公民館▽緑の村▽SYSKEN▽三間伏▽茶業研究センター▽ハローワーク第2駐車場▽万ケ瀬公民館▽三間伏公民館▽ホンダ介護▽屋敷公民館▽高木サン団地▽玉虫住宅南▽東禅寺▽七滝郵便局▽御船台団地(玉虫)▽水源消防詰め所▽西往還公民館▽玉虫住宅北▽若宮公園広場▽中原住宅▽平成音大

■嘉島町

町民体育館▽子育て支援センター▽町民会館

■甲佐町

総合保健福祉センター「鮎緑(あゆみ)」▽白旗ふれあいセンター▽龍野ふれあいセンター▽町民センター▽甲佐小▽龍野小▽乙女小▽白旗小▽甲佐中▽農業研修センター「ろくじ館」

■山都町

町役場本庁▽清和支所▽蘇陽支所▽矢部小体育館▽矢部中体育館

■大津町

老人福祉センター▽生涯学習センター▽総合体育館▽楽善ふれあいプラザ▽子育て・健診センター▽人権啓発福祉センター▽美咲野小▽野外活動等研修センター(旧真城小▽)▽矢護川コミュニティセンター▽大津東小▽大津北中▽室小▽大津小▽大津中▽護川小▽大津北小▽大津地区公民館分館

■菊陽町

光の森町民センター(キャロッピア)▽東部町民センター▽南部町民センター▽老人福祉センター▽三里木町民センター▽武蔵ケ丘小体育館▽菊陽中体育館▽武蔵ケ丘コミュニティセンター▽さんふれあ▽杉並木公園(駐車場)▽ふれあいの森研修センター▽武蔵ケ丘北小体育館▽菊陽中部体育館

■玉東町

町福祉センター

■山鹿町

山鹿健康福祉センター▽市老人福祉センター▽鹿北市民センター▽菊鹿市民センター▽鹿本市民センター▽鹿央多目的研修センター

■高森町

高森中央小体育館▽高森中体育館▽高森総合センター▽高森町芙蓉館▽両併小体育館▽色見生涯学習センター体育館▽色見総合センター▽町民体育館▽草部総合センター▽草部生涯学習センター体育館▽高森自然学校▽高森東小体育館▽高森東中体育館▽河原生涯学習センター体育館▽町朋遊館▽尾下体育館

■南阿蘇村

白水保健センター▽久木野総合福祉センター▽長陽中央公民館▽旧立野小

■錦町

錦町温泉センター

■あさぎり町

免田総合福祉センター

<大分県>

■大分市

ホルトホール大分▽大分中央公民館(コンパルホール)▽大分西部公民館▽南大分公民館▽大分南部公民館▽大分東部公民館▽明治明野公民館▽鶴崎公民館▽大南支所▽稙田公民館▽大在公民館▽坂ノ市公民館▽佐賀関公民館▽野津原公民館

■別府市

青山中▽中部中▽北部中▽浜脇中▽朝日中▽鶴見台中▽境川小▽西小▽山の手小▽南立石小▽鶴見小▽上人小▽朝日小▽石垣小▽春木川小▽緑丘小▽大平山小

■佐伯市

市役所▽市消防本部

■臼杵市

中央公民館▽野津中央公民館▽諏訪山体育館▽市浜地区コミュニティセンター

■竹田市

総合社会福祉センター▽あ祖母学舎▽福祉施設はくすい▽荻小体育館▽久住公民館▽白丹公民館▽都野公民館▽直入公民館

■豊後大野市

市役所2階中央公民館▽三重農村環境改善センター▽旧菅尾地域交流センター▽三重東小▽新田小▽大原体育館▽神楽会館▽

緒方支所▽緒方公民館▽上緒方ふれあいセンター▽長谷川集会所▽朝地公民館▽大野支所▽隣保館▽土師公民館▽千歳支所▽犬飼集会所

■由布市

由布院小▽湯布院B&G海洋センター▽庄内庁舎

■九重町

保健福祉センター▽飯田公民館


熊本地震 安倍首相「引き続き救出に全力挙げる」「被災者生活支援チームで不安を取り除きたい」
産経新聞 4月18日(月)8時55分配信

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熊本地震について発言する安倍晋三首相=18日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影)(写真:産経新聞)

 安倍晋三首相は18日午前、熊本県で相次ぐ地震について「自衛隊、警察、消防、医療部隊の救助救命活動は夜を徹して行われているが、いまだに行方不明の方もいる。引き続き救命救助活動に全力を挙げて当たっていきたい」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 首相は、政府の被災者生活支援チームを17日に発足させたことを踏まえ、「まだまだたくさんの方々が避難所で不安な時を過ごしている。チームを活用してさらに被災者の不安を取り除いていきたい。被災者に寄り添って対応したい」とも語った。


安倍首相、補正編成に前向き=熊本地震、激甚災害指定も明言
時事通信 4月18日(月)8時45分配信

 安倍晋三首相は18日午前、熊本地震への対応で、災害復旧や復興のための2016年度補正予算案編成の必要性に関し、「あらゆる手段を講じたい」と述べ、前向きに検討する意向を明らかにした。

 激甚災害についても「早期に指定したい」と表明した。

 同日の衆院環太平洋連携協定(TPP)特別委員会で、民進党の緒方林太郎氏の質問に対して答えた。


不明9人に、救出急ぐ=迫る「発生72時間」―大量土砂で難航―熊本・南阿蘇村
時事通信 4月18日(月)8時16分配信

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熊本県で相次いだ地震で、自衛隊や警察などは18日、同県南阿蘇村で行方不明者7人の捜索活動を再開した。写真は自衛隊員による救出作業が行われる河陽地区。

 熊本県を中心に相次いだ地震で、同県南阿蘇村などは18日、行方不明者が2人増え9人になったと発表した。

 いずれも16日未明に発生したマグニチュード7.3の本震で被害に遭ったとみられる。負傷者の生存率が急激に低下するとされる発生から72時間が迫る中、自衛隊や警察などは約4000人態勢で捜索・救出活動を続けるが、大量の土砂に阻まれ難航している。14日以降の地震で、県内ではこれまで42人の死亡が確認された。

 捜索は、土砂崩れが起き6人と連絡が取れない同村の河陽地区と、宿泊施設「火の鳥」で40代の男女2人が行方不明になっている長野地区を中心に実施。河陽地区では、道路を広げるなどして新たに重機を使えるようになった。村によると、不明者は男性5人、女性3人、性別不明1人。

 熊本県によると、18日午前9時現在で、600を超える避難所に約10万5000人が避難。道路が寸断されるなど交通事情が悪く、支援物資が十分に行き渡らない所もあり、病人や高齢者など災害弱者の心身のケアも課題となる。

 熊本県内で判明している家屋被害は全壊約400棟、半壊約1200棟。被害の大きい益城町や南阿蘇村などは調査できておらず、損壊棟数は大幅に増える見通し。

 JR九州は脱線した九州新幹線の回送列車の撤去を18日から始める予定だが、施設の破損やレールのゆがみが新たに見つかっており、運転再開の見通しは立っていない。

 在日米軍は18日以降、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の海兵隊所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイで、岩国基地から被災地へ水や食料、毛布などの救援物資を空輸する。


熊本地震 活断層、想定超す動き 調査委
産経新聞 4月18日(月)7時55分配信

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地表に現れた断層(写真:産経新聞)

 政府の地震調査委員会は17日、熊本県で16日未明に起きたマグニチュード(M)7・3の地震は活断層の「布田川(ふたがわ)断層帯」が活動して起きたとの評価結果を発表した。動いたのは同断層帯北東端の「布田川区間」を含む約27キロで、断層の東側は調査委が想定していなかった阿蘇山のカルデラ(くぼ地)に達していたと明らかにした。

 調査委は布田川区間(長さ約19キロ)で起きる地震をM7・0程度と想定していた。今回の断層は同区間の長さと比べ東西に数キロずつ長く、地震の規模が大きくなった。

 会見した平田直委員長は「火山のカルデラでは土砂崩れが起きるため、断層運動で地表にずれがあっても痕跡がなくなる。断層の判断は難しく、短めの評価となっていた」と説明し、さらに詳しく調査する必要があるとした。

 調査委は布田川区間の地震発生確率は30年以内に最大0・9%で、全国の主な活断層の中で「やや高い」と評価していたが、最大1%以上の活断層は全国の約半数を占める。阪神大震災の活断層地震が最大8%の確率で起きたのと比べても高い数値ではなかった。

 平田氏は「この程度の数字でも、実際に大きな地震が起きてしまった。日本全体で地震は頻繁に起きている。自分のこととして考えて備えてほしい」と呼び掛けた。

 また、個別の断層ではなく、調査委が平成22年に導入した地域単位での確率評価では、布田川断層帯を含む九州中部でM6・8以上の地震が30年以内に起きる確率は18~27%と、高い数値を公表していた。

 調査委は14日に起きた熊本地震(M6・5)については、布田川断層帯と交差する日奈久(ひなぐ)断層帯の北端にある「高野-白旗区間」が活動して起きたと評価している。一連の地震活動は、2つの断層帯が連動するように起きたとみられる。

 一方、現地調査している東北大の遠田晋次教授は、16日未明の地震で地表に現れたとみられる断層を熊本県益城町で発見。布田川断層帯に沿って延びており、地面が横に約2メートルずれたことを確認した。

 気象庁によると、一連の地震の活動範囲は北東に移動していたが、日奈久断層帯の南西部でも活発化している。

 遠田教授は「南西部に断層の割れ残りがあると考えられ、余震に注意が必要」と指摘している。


熊本地震 「信じられない」消えた家、夫どこに…土砂崩れ、懸命の捜索
産経新聞 4月18日(月)7時55分配信

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土砂崩れの現場で、シャベルを使った手作業で土砂をかき出す警察官ら=17日午後、熊本県南阿蘇村(桐原正道撮影)(写真:産経新聞)

 一連の地震で多くの行方不明者が出ている熊本県南阿蘇村では17日、自衛隊員や警察官らが懸命の捜索活動を続けた。「元気で出てきて…」。捜索活動の傍らで、行方不明となった人の家族が祈るような表情で捜索活動を見守った。

 「信じられない。これではひとたまりもない」

 5人の行方が分からなくなっている同村の高野台地区では、原形をとどめないほど破壊された家屋の前で住民の前田和子さん(61)が肩を落とした。この家にいたはずの夫、友光さん(65)とは、16日の地震の後から連絡が取れていない。

 「空気がいいから」。友光さんは約15年前、熊本市内の自宅とは別に、阿蘇山の山裾に広がる高野台地区に、別宅として一軒家を購入した。その後、友光さんは、お気に入りのこの別宅を拠点として、自動車整備士として家族を支えた。

 14日夜に最大震度7を観測した最初の地震の際、友光さんは1人でこの別宅にいたが無事だった。翌15日には熊本市内の自宅に戻り、和子さんが地震で倒れた食器棚の整理をするのを手伝ってくれた。

 「体に気をつけてね」。風邪気味だった和子さんに声を掛け、再び1人で別宅に向かったという。

 テレビのニュースで、周辺が地震に伴い発生した土砂崩れに襲われたことを知った。「こんな状態になっているなんて」。想像を上回る惨状に和子さんは言葉を失った。

 17日朝からの捜索には、長男、友和さん(36)も立ち会った。「早く、出してください」。友和さんは別宅があった場所に立つと、涙をあふれさせた。「あのとき、無理にでも引き留めておけば」。和子さんは悔やみ切れない表情で語った。

 村内では、道路が寸断され、十分な重機が準備できない地区も多く、自衛隊員や警察官、消防隊員らが厳しい状況で懸命の捜索を続けた。

 同村立野地区では、大阪府警の広域緊急援助隊数十人が、家ごと土砂災害に巻き込まれたとみられる片島利栄子さん(61)を捜索した。土砂やがれきを撤去し、同日午後6時ごろに片島さんを発見したが、その後、死亡が確認された。土砂崩れに襲われた同村長野の旅館「ログ山荘火の鳥」では、宿泊していた男女2人と連絡が取れなくなっており、自衛隊員や警察官など約200人が、スコップなどで慎重に土砂を取り除いた。


熊本地震 余震怖い、帰れない 避難所、足の踏み場なし
産経新聞 4月18日(月)7時55分配信

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多くの被災者が身を寄せる南阿蘇中学校の体育館は、夜になり自家発電の電灯がともった=17日午後、熊本県南阿蘇村(早坂洋祐撮影)(写真:産経新聞)

 14日に震度7の激震が襲い、16日にも再び震度6の揺れに見舞われた熊本県益城町(ましきまち)。民家の倒壊が相次ぎ住民が下敷きになるなどして、17日までに多くの人が死亡した。ライフラインは大打撃を受け、多くの住民が避難所に身を寄せる。「わが家に戻りたい。でも…」。被災者らの思いは同じだが、余震が帰宅を阻んでいる。

 同町木山の町総合体育館には約1千人の避難者が、余震におびえながら身を寄せ合っている。

 「孫が生まれたのと同じ頃に建てた家。思い出がたくさんあるが…」。同町寺中の西山サカエさん(92)は悲しそうに話す。14日夜の地震で築25年の自宅は屋根や壁が崩れ、激しく損壊した。同居する次男夫婦や孫とともに、着の身着のまま車で逃げだした。

 3日が過ぎ、西山さんの疲れや恐怖は重なる一方だ。「生まれて90年ずっと熊本に住んでいるが、こんな経験は初めて。生きた心地がしない」。余震の度に身が震え、自宅が壊れる光景がよみがえるという。

 同町では、16日未明に起きた地震で避難者がさらに増えた。同館では初日の避難者は約600人。17日には車中泊の人も含め、約1千人に。館内では廊下まで避難者が毛布を敷いて体を休め、足の踏み場もない。

 同町寺迫から避難した40代の女性も、自宅への思いが募る。家の中を一日も早く片付け、日常生活に戻りたいというが、「そのときにもし、余震が起きたらと思うと怖くて戻れない」。

 避難者は長引く可能性のある避難生活に不安が増幅している。持病などがある人は薬品の不足を訴える。また、広いスペースに人が集まり、プライバシーは保たれない。感染症が広がる恐れもある。

 男性(65)は「共同生活で疲れが取れない。ストレスで寝付けず、体調も悪い」。さらに、地震以来、入浴できていないといい、「ゆっくり風呂に漬かりたいが、家がないからどうしようもない」とため息をついた。

 同町寺迫から避難してきた上田紘一さん(72)は、道路の破損で車の移動もままならず、「閉じ込められてしまったようだ」と話した。


熊本地震 空からルポ えぐれた山、大地に亀裂
産経新聞 4月18日(月)7時55分配信

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脱線した九州新幹線の脇には、クレーン車が横付けされていた=17日午前、熊本市(写真:産経新聞)

 鬱蒼(うっそう)と茂っていた山林が、土砂とともに斜面にそって崩れ落ちていた。土砂は、木材の固まりと化した麓の家屋をのみ込むように覆い尽くしている。17日午前、捜索活動が続く熊本県内をヘリコプターで上空から取材した。

 阿蘇山に近い南阿蘇村では、16日未明に起きたマグニチュード7・3の地震で、多くの土砂崩れが起きた。捜索が行われている「ログ山荘火の鳥」では2人の行方が分かっていない。山荘付近では重機とならんで、200人近くがスコップで山を削る。

 「県警ヘリ、火の鳥山荘方面に向かいます」-。無線から声が聞こえる。上空では捜索隊のヘリも飛び交った。並んでいたはずのログハウスは、土の下に埋もれて見えない。

 少し離れた住宅街では、一部の家屋が土砂の山に家ごとのみ込まれていた。被災者を乗せているのか、土砂の上を捜索隊が列を作りストレッチャーを運ぶ様子が見えた。周辺に広がる芝生には、ナイフでズタズタに切り裂かれたように亀裂が入っている。3日前までは、阿蘇山麓の美しい風景を売りにしたゴルフ場だった。

 捜索隊が南阿蘇村に本格的に入るのは、この日が初めてだ。無理もない。周辺自治体と村をつなぐ阿蘇大橋は折れ、別の橋も横にずれ、崖に乗っているだけ。崖にあった駐車場は川に崩れ落ち、初心者マークの付いた軽自動車が引っかかっている。下流には、ショベルカーと高層ビル並みの岩が転がり、水かさを増した濁流に洗われていた。

 午前11時ごろ、捜索現場の奥から煙が立ち上り、赤色灯が回るのが見えた。火災だ。余震、大雨、火災…。最初の地震から息つく間もなく、新たな災害が次々に被災地を襲う。消防隊が消防車20台近くを動員し、放水にあたっていた。

 村に大きな被害を与えた16日未明の地震からは、丸1日以上が過ぎた。14日夜の地震からは、生存率が大きく下がるとされる72時間が迫る。上空から見ても、捜索隊が手を休めることなく作業にあたっていることが見て取れる。残された時間が少ないことを、捜索隊が一番、理解しているはずだ。(荒船清太)


熊本地震 オスプレイ初投入へ 米軍、被災地に物資輸送
産経新聞 4月18日(月)7時55分配信

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行方不明者の捜索を行う自衛隊員ら=17日午後、熊本県南阿蘇村(村本聡撮影)(写真:産経新聞)
 ■元自衛官300人招集/補正予算も

 中谷元(げん)防衛相は17日夜、熊本地震の被災者支援のため、米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイなどによる輸送支援の受け入れを決めたと発表した。日本の災害支援にオスプレイが参加するのは初めて。政府は同日、元自衛官で民間企業などに勤務する即応予備自衛官を最大300人招集することを閣議決定。安倍晋三首相は同日の非常災害対策本部会議で「激甚災害の早期指定や予備費の投入などあらゆる手段を尽くしていく」と強調した。

 オスプレイは18日以降に作業を開始する見通し。普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)に配備されている4機が、熊本県内の救援物資集積所から被災地に物資を輸送する計画だ。

 一方、即応予備自衛官の招集は平成23年3月の東日本大震災以来2回目で、中谷氏は17日午後に招集を発令。記者団に「地元に精通した即応予備自衛官の必要性がある」と説明した。

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は記者会見で、17日の救出・救助活動に関し「警察、消防、自衛隊、海上保安庁など3万人規模の態勢で当たっている」と述べた。さらに、「できることは全てやるということだ」と述べ、28年度補正予算案編成の可能性にも言及した。

 首相は17日の非常災害対策本部会議で「重要なことは現場主義の徹底だ。被災市町村の現場に飛び込み、強く連携しながら支援を進めていくことが必要だ」と述べ、政府職員を派遣する役割を述べた。

 政府は17日、生活必需品や医薬品、宿泊施設、トイレの確保など被災者の要望に沿った態勢拡充のため「被災者生活支援チーム」を立ち上げ、初会合を官邸で開催。首相は同日、スーパーなどでの食品の品切れ解消に向けて「店頭に17日中に70万食を届ける」と述べた。


政府が新ルール ツイッターの活用拡大 震度4以下でも原発の情報発信
産経新聞 4月18日(月)7時55分配信

 政府が、地震発生時に原子力発電施設に関する情報の新たな発信ルールを導入することが17日、分かった。ツイッターなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を活用して、積極的に情報提供を実施。原発の安全性に問題がない場合でも発信に努め、被災者や立地地域の住民が原発の安全性に関わる情報を把握しやすくする。

 原子力規制庁は情報発信に関する新たなルール作りに着手。現在の内部基準で、原発が立地する市町村で震度5弱以上の場合に情報提供するとしている規則を変更し、震度が弱い場合にも情報を発信する方向で検討する。具体的な震度基準は調整を進める。

 原発付近の揺れが小さい場合でも、近隣地域で大きな地震が起きれば地域や被災者に不安が生じる可能性があるため、基準を引き下げる。これまでは原発立地の市町村で震度4以下の場合は、報道機関にのみメールなどで知らせる仕組みだった。

 震度5弱以上の地震が発生した場合、現在は同庁のホームページ(HP)や登録者へのメールサービス「Nアラート」を軸に情報提供しているが、今後はツイッターなどの活用を拡大。原発施設の状態や地震動の大きさ、放射線量を観測するモニタリングポストの数値など細かい情報も公表する方針だ。同庁はすでに公式ツイッターで試験的に情報提供しているが、新たなルールを導入し本格運用を開始したい考えだ。

 熊本での地震では、九州電力川内原発1、2号機が立地する鹿児島県薩摩川内市は震度4だったため、当初はHPでの情報発信がなかった。このため、地域住民や被災地での不安に対応するため、菅義偉官房長官が同庁に対し、情報発信の態勢を改善するよう指示していた。


熊本地震 倒壊多数、耐震化遅れ 九州「地震なかった」
産経新聞 4月18日(月)7時55分配信

 「熊本地震」は最大震度7を記録し、家屋が倒壊して住民が下敷きになるなど多数の犠牲者が出た。熊本県益城(ましき)町では、2階建て住宅の1階部分が潰れた家屋のすぐそばに、壁の一部が剥がれた程度の軽微な被害で済んだ住宅も目につく。国土交通省は平成7年の阪神大震災を教訓に家屋の耐震化を進めているが、いまなお全国約900万戸は今回と同規模の地震で倒壊する恐れがあるという。有識者は「九州地方などは対策が遅れていた」とも指摘する。 (市岡豊大、小泉一敏)

 今回の地震は震源が比較的浅く、家屋倒壊の危険があるとされる震度6弱以上の地震が17日午後3時までに7回発生した。熊本県建築課によると、県内約68万戸の耐震化率は25年時点で75%。担当者は「それほど悪い数字ではない」と話すが、27年度末までに達成目標としていた90%には到底及ばない数字だ。

 ただ、今回のような地震について、神戸大の石橋克彦・名誉教授(地震学)は「未知の活断層も多く、全国のどこで発生してもおかしくない」と話す。

 阪神大震災では昭和56年以前の古い耐震基準の住宅で被害が集中したため、震災後には56年以前の建物に耐震診断を義務付ける耐震改修促進法が施行。国交省は改修費用を助成するなどして4年後までに住宅全体の耐震化率95%を目指す。だが、実際には平成15年に約75%だった耐震化率は25年に約82%と10年間で7ポイントしか増えていない。

 原因の一つは費用だ。耐震診断には10万~20万円かかる上、柱や屋根などの耐震改修に100万~200万円かかる。自治体によっては改修費用の2割程度は補助されるが、経済的負担は避けられない。

 名古屋大の福和伸夫・減災連携研究センター長(耐震工学)は「地震が頻繁に起こらない地域では耐震化が遅れる傾向がある。南海トラフ巨大地震が想定される東海地方に比べ、九州地方は進んでいない」と分析。「寝室などを部分的に耐震化する『一室補強』という手法もある。まずは家具の固定などできることから始めるべきだ」と話す。

 ただ、耐震補強や家具固定などの必要性は、震災が起こるたびに叫ばれてきた。熊本県の担当者は「どこで地震が起きてもおかしくないのだが、実際にはほとんど地震がなかった地域でもあり、(耐震への)意識が高くなかったのは否めない」と打ち明ける。

 群馬大大学院の片田敏孝教授(災害社会工学)も「地震で倒れた家屋や家具で圧死する危険は既に十分認識されているはず。それでも対策が進まない根本的な原因は、災害による死が自分のこととして受け止められていないから」と当事者意識の欠如を指摘している。


熊本地震 輸送網寸断、届かぬ物資
産経新聞 4月18日(月)7時55分配信

 相次ぐ強震に見舞われた熊本県内では高速道路の通行止めや空港の利用制限などで輸送インフラが寸断され、食料品やガソリンなどの物資が不足している。小売店やガソリンスタンドには長蛇の列ができ、一部の避難所にも物資が十分に行き届いていない。

 「食料品は納入から30分程度で全てなくなる」。熊本市東区にある「ローソン熊本秋津新町店」の山本清隆店長(61)は話す。食料品の棚に残っているのはソース、油などの調味料だけで、17日午後3時すぎに初の臨時休業に入った。

 インフラの寸断は深刻だ。西日本高速道路によると、高速道路は17日夕時点で土砂崩落などにより九州自動車道、大分自動車道、九州中央自動車道で一部区間が通行止め。国土交通省によると、県道の通行止めは熊本、大分、宮崎、福岡の4県で100カ所を超える。

 熊本空港では物資を積む自衛隊機は離着陸するが、旅客ターミナルなどの損壊で大量輸送が可能な民間便は利用できない。

 「子供やお年寄りがたくさんいるが、何も足りない。助けて」。インターネット上では熊本市内の避難所にいる人たちが訴える。熊本市内の避難者数は17日朝の時点で10万人超。市市民生活部によると、食料品や飲料水に加え、ウエットティッシュなどが不足しており、井上学・同部長は「一部の避難所に夕食が届くのは夜中になりそうだ」。

 菊陽町内のガソリンスタンドでは17日、車列ができた。益城町に住む看護師の女性(56)は「余震が怖くて車で寝ており、地震の情報を得るのも車の中。ガソリン節約のためにエンジンをこまめに切るようにしている」。

 ガソリンを運搬する会社の担当者は「運搬車をフル稼働させているが、高速道路が使えず需要に追いつかない」と話していた。


熊本地震 余震、南西方向へ拡大
産経新聞 4月18日(月)7時55分配信

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過去の主な内陸地震の回数(写真:産経新聞)

 熊本県益城町などで14日以降相次いだ熊本地震で、気象庁は17日、熊本県熊本地方でのマグニチュード(M)3・5以上の地震回数が同日午後1時半までに165回に上り、平成7年以降の内陸地震としては16年の新潟県中越地震を超え、最多になったことを明らかにした。熊本地方では余震が南西方向へ広がっており、同庁は今後1週間程度は震度6弱程度の余震が発生する恐れがあるとして警戒を呼びかけている。

 熊本地震では14日夜に起きたM6・5の地震以降、余震が多数回発生。M3・5以上の地震回数が7年の阪神大震災以降、内陸部での直下型地震としては中越地震(M6・8)、20年の岩手・宮城内陸地震(M7・2)に次ぐ過去3番目のペースで推移していた。

 その後、16日未明に発生した本震とみられるM7・3の地震以降、再び活動が活発化。17日午後1時半には165回を記録し、約150回だった中越地震を超えた。震度1以上の地震回数は、熊本地震に伴って活発化した熊本県阿蘇地方や大分県中西部の地震と合わせて17日午後11時までに計488回に上っている。

 また、16日午前9時16分に熊本県八代市でM4・5の地震が発生して以降、これまで中心だった益城町周辺の南西側でも地震活動が活発化。八代市周辺では、熊本地震の震源とされる「日奈久(ひなぐ)断層帯」があり、余震域が断層に沿って南西方向へ拡大しているとみられる。

 17日、記者会見した同庁の青木元・地震津波監視課長は「今回は、本震の後に余震が続く通常の形ではなく、複雑に経過しているので単純比較はできないが、地震回数が最多になったのは事実。震源の場所に関わらず、熊本地方全体で注意が必要」と呼びかけた。


熊本地震 TV報道、特別態勢 ネット番組、無料配信も
産経新聞 4月18日(月)7時55分配信

 熊本県を中心に相次ぐ地震を受け、在京テレビ各局は予定していた番組を差し替え、報道特番を放送するなどの対応に追われている。東日本大震災の教訓を生かし、ニュース番組をインターネットで無料配信し、テレビが見られない環境でも視聴できるようにする取り組みも目立つ。

 NHKは17日、「のど自慢」などの番組を休止し、地震関連情報を長時間にわたって放送。フジテレビも同日、安倍晋三首相がゲスト出演した事前収録の情報バラエティー番組「ワイドナショー」に代わり、特番で被災地の状況を伝えた。

 スポンサーが地震被害を考慮してCMの放送を見合わせ、ACジャパンの公共CMに差し替えられるケースも増えている。携帯電話会社も災害用伝言板の利用方法を伝えるCMに切り替えて放送している。

 ドラマの休止も相次ぎ、14日放送予定だったフジ「早子先生、結婚するって本当ですか?」や16日放送予定だった日本テレビ「お迎えデス。」の初回放送が延期となった。17日からは徐々に通常の放送に戻す民放が増えたが、多くの局は「状況を見て臨機応変に対応する」としている。

 一方、多くのテレビ局は今回、ニュース番組をネットで無料公開した。NHKは14日夜から総合テレビのニュースを公式サイトで同時配信。東日本大震災を受けて必要性が議論され、放送法改正で昨年4月から可能になった緊急時の取り組みで、NHK幹部は「テレビのない場所でもスマホなどで最新ニュースを見ることができる」と話す。

 民放もスマホなどで視聴できるニュース専門局のフジ「ホウドウキョク」や、テレ朝とIT大手、サイバーエージェントの「AbemaTV」が、テレビ放送と異なる独自の報道番組を配信。日テレとTBSも動画サイトで一時、ニュースを同時提供した。


萩生田官房副長官 熊本地震の政府対応「人命救助に全力で取り組む」
産経新聞 4月18日(月)7時55分配信

 萩生田光一官房副長官が熊本地震の政府対応について語った。

 --政府が今、最優先で取り組んでいることは

 「(被災地では)救助を待っている方、行方不明の方もおり、人命救助を最優先に災害応急対策に全力で取り組みたい」

 --食料などの救援物資が不足している

 「救援物資は16日から飲料水、パン、おにぎり、子供用紙オムツなど必要なものを送っている。(救援物資は)熊本県庁までは届くが、そこから先が避難場所が681カ所と、かなり細かく分散している。今、被災者の皆さんに届くよう順次、送っているので、ぜひ待っていただきたい」

 --激甚災害の指定は

 「(安倍晋三)首相のリーダーシップの下で状況を収集している。もちろん遅いより、早い方が安心感はあるだろう。早いか遅いかで、何か対応に違いがあるような書き込みがSNSなどで多くあるが、それが被災者の皆さまの不安をあおっているのだろう。政府の対応をぜひ、信頼していただきたい」


倒壊牛舎から親子牛救出=地元名産「ありがたい」―阿蘇市
時事通信 4月18日(月)7時27分配信

 「生きてて本当によかった」。

 17日、地震で倒壊した熊本県阿蘇市の牛舎から、地元名産の肉用牛「あか牛」の親子が自衛隊員に救出された。親牛は地元のコンテストで優勝したこともあり、育てた同市阿蘇町的石の畜産業山内一意さん(42)は「あきらめかけていたのに、ありがたい」と、何度も感謝の言葉を口にした。

 2階建ての牛舎は、16日未明の激しい揺れでわらを積んでいた2階床が落ちて全壊。1階にいた3頭の上に、床板と梁(はり)が落下した。

 明け方には、下敷きになっているのが分かったが、山内さんに助けるすべはなかった。丸1日が過ぎ、あきらめかけていたとき、自衛隊員7人が駆け付け、チェーンソーで落下物を切って取り除き、近所の人も含め10人で約2時間かけて救い出した。

 助かったのは、13歳の雌牛と子どもの生後約3カ月の雌牛。あか牛の中でも貴重な血統で、数も少ないという。残る1頭は息絶えていた。「落ちた梁と寝ていた牛の間にすき間があり、偶然助かったのではないか」と山内さんは推測する。


「カミ パン SOS」椅子並べ、報道ヘリに
読売新聞 4月18日(月)7時14分配信

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避難所になっている熊本国府高校の校庭に、パイプ椅子を並べて描かれた「SOS」(17日午後5時43分、熊本市中央区で、読売ヘリから)=浜井孝幸撮影

 16日未明の地震で近隣住民の避難所となった熊本国府(こくふ)高校(熊本市中央区)では、避難者らが、グラウンドにパイプ椅子約180脚を並べて、「カミ パン SOS 水 コクフ」と救援物資を求めるメッセージを作った。

 食べ物の配給がなく、断水でトイレにも不自由している現状を、上空を飛ぶ報道機関などのヘリに伝えようと、近くに住む同校OBの村上次郎さん(30)らが考えた。ニュースで取り上げられた結果、同日夜までに水やトイレットペーパー、米などが届いた。物資は近隣の避難所とも分け合っているといい、村上さんは「人の温かい気持ちを感じた」と話している。


深刻「食とトイレ」西原村の避難所 3食おにぎり1個
スポニチアネックス 4月18日(月)7時1分配信

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この日から倍の大きさになったおにぎりを手にする馬場侑翔くん

 地震が続く熊本、大分両県で17日、余震とみられる揺れが相次ぎ、自宅などから避難した人は両県で最大約19万6000人に上った。地震活動は終息の気配がなく、避難は長期化する恐れが出てきた。避難所では救援物資の不足が深刻化している。熊本県南阿蘇村では女性1人が心肺停止状態で見つかり、その後死亡を確認。震度7を観測した14日以降の地震による死者は計42人となった。

 【阪神大震災被災 岩田記者現地ルポ】熊本県益城町の被害の大きさが伝えられているが、東側に位置する西原村も、どこを歩いても崩れた家ばかり。村内の約2300棟の住宅のうち344棟が全壊し、1087棟が半壊。6割強が崩れたことになる。住民の大半は西原中学校に身を寄せていた。

 避難生活が3日を過ぎ、「食とトイレ」問題が鮮明になっていた。

 西原中で支給される食べ物は、15日から1日3食、おにぎりだけ。それも1人に1食1個。近くに住む古庄キヨコさん(67)は「塩も利いてないし、漬物もない。水だけで食べなくてはいけない」と話した。

 それでも17日には、給水車1台と炊事車2台とともに自衛隊が到着。キヨコさんは「おにぎり1個は同じだけど、大きさが2倍くらいになった」と笑顔を見せた。馬場侑翔くん(11)は「大きくなったのはうれしいけど、おかずも欲しい。唐揚げが食べたい」と話した。

 益城町の避難所では、取材した15日の時点で既にペットボトルの水や、箱入りの非常食セットなどが配られていた。避難所ごとの差に驚いた。

 より深刻なのはトイレだ。西原中には体育館だけで約400人が寝泊まりしているが、校内にあるトイレは2カ所だけ。男子の大便器は校内に2基しかなかった。近隣の公共施設のトイレも開放されているが、隣接する村役場の2個を除けば歩くのが面倒な距離にあった。市の職員によると「役場の外に仮設トイレもあったが、前夜の強風で倒壊した」という。

 いずれのトイレも断水しているため、水をバケツに用意して流す必要がある。当然、手を洗う水はない。紙は便器に流さずゴミ箱に捨てる。

 校内の一角には、花壇に穴を掘り、ブルーシートで前後左右を覆っただけの“青空トイレ”が4個設けられていた。この日も風が強く、ブルーシートがまくれあがり、中が見えることもあった。

 30代の女性は「ここでするのは、ちょっと考えられないですね」と困惑顔だった。だが使わざるを得ないケースもあるはずだ。

 体の不自由な母親と避難している60代女性は「トイレが大変。仕方がないから、裏の畑などでするしかない」と訴えた。


熊本地震 米麦施設が損壊 スイカ出荷 再開へJA連携
日本農業新聞 4月18日(月)7時0分配信

 熊本県を中心に相次ぐ地震を受け、農業用施設の被害が深刻なことが17日明らかになってきた。同県のJAかみましきでは、16日未明の激しい揺れや余震により、スイカの選果機が破損し、ライスセンターが半壊した。県内有数の米麦産地・JA菊池でも菊陽町のカントリーエレベーターが稼働できない状態になった。

 JAかみましきでは、出荷時期だったスイカの選果場で、選果ラインが破損していることが分かった。停電のため、センサーなども作動できるか分からない状態が続いている。ライスセンターは屋根が崩れ、傾いていた。

 JAは「復旧には時間がかかる。組合員が今シーズンに出荷を再開できるよう、県内のJAと連携してなんとか対策を打ちたい」(営農部)と対応に追われる。

 JA菊池の菊陽町のカントリーエレベーターは、大麦を5月中旬から360トン受け入れる計画だった。しかし、運搬ラインが崩れて稼働できないため、隣接する大津町のカントリーエレベーターなどで対応するよう準備を進めている。

 両JAは、組合員の住宅や畜舎、農業用倉庫、機械の格納庫などの被害調査を行った。しかし、余震が相次ぎ状況が大きく変化しているため、今週にも再度、巡回調査などを行う計画だ。(竹林司)


熊本地震 土砂流入、水田にも
日本農業新聞 4月18日(月)7時0分配信

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地震で崩落した道路。水田まで土砂が流れ込んでいる(17日、熊本県御船町で)

 「平成28年熊本地震」の余震が続く熊本県で17日、道路の崩落やひび割れなど、各地で大きな影響が出ている。17日の降雨もあり、土砂災害の危険性が高まっている。農業関係では、土砂が流入した水田も確認されており、農地への被害がさらに広がることが心配されている。

 JAかみましきによると、山都町などの山間部ではこれまでの地震による土砂崩れが相次いでいる。水田や畑地の被害は調査中だ。

 山都町から御船町に向かっていたところで足止めとなった井出基裕さん(41)は「山道では、あちこちでアスファルトがひび割れて陥没している。これから孤立することにならないか心配だ」と厳しい表情を浮かべた。


補選対応に地震の影=北海道5区、安倍首相らが応援見送り
時事通信 4月18日(月)6時46分配信

 24日投開票される衆院2補選のうち、与野党一騎打ちの構図となった北海道5区では17日、熊本県を中心とする大規模地震が選挙戦に影を落とした。

 自民党新人の応援演説を予定していた安倍晋三首相(党総裁)は首相官邸にとどまり、地震への対応を優先。無所属新人の野党統一候補を推す共産党幹部も、現地入りを取りやめた。

 「九州で余震が続いており、首相は応援に来ることができなかった。こういうときこそ信頼を与党に、私たちに力を与えていただきたい」。首相の代役として急きょ北海道に入った自民党の下村博文総裁特別補佐は、JR札幌駅前でこう訴えた。

 下村氏は、選挙区内の複数の自衛隊基地を念頭に、被災者の救助活動に取り組んでいる自衛隊を称賛。同時に、共産党を名指しして「自衛隊解散を綱領でうたっている。共産党が支援している候補者が当選したらこの国は危うい」と警告した。

 自民党は谷垣禎一幹事長ら幹部のほか、知名度が高い小泉進次郎農林部会長らが代わる代わる現地入りし、てこ入れに懸命だ。17日には石破茂地方創生担当相も当別町などで街頭に立った。

 一方、共産党の小池晃書記局長も熊本地震の被災者支援のため、17日の現地入りを中止。東京都内で党の募金活動に加わった。同党と民進、社民、生活4党が推す無所属新人の陣営は「野合」批判をかわす狙いもあり、政党色を極力排して、市民の連携を前面に出す戦略で臨んでいる。

 野党統一候補を支援する市民団体などが17日、札幌市内で一堂に会した集会では、参加した女性が「安倍政権は私たちに何をしたのか。こんなつらい政治は終わりにしたい」と訴え、別の男性は「風が吹けば必ず勝てる」と気勢を上げた。

 12日の告示後、野党幹部は目立たない形で現地入りしており、16日に民進党の山尾志桜里政調会長、共産党の紙智子参院議員ら女性議員4人がそろって街頭で支援を呼び掛けたのは例外的だ。この日は民進党の野田佳彦前首相も、選挙区に近い札幌ドーム前でマイクを握った。

 ◇3野党が舌戦―京都3区
 自民党が擁立を見送った京都3区では17日、公認候補を立てた民進党、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の野党3党が舌戦を展開した。民進党前職は「国民の思いを受け止め、憲法を大事にする」と強調。維新新人を応援する吉村洋文大阪市長は「維新は約束したことはやる」と語った。


〔熊本地震〕鉄道:18日も九州新幹線などで運転見合わせ続く(18日6時現在)
レスキューナウニュース 4月18日(月)6時0分配信

熊本地震の影響により、きょう18日も、九州新幹線など一部の鉄道路線で影響が続いています。交通機関の利用にあたっては、最新の運行情報に注意が必要です。

■運転見合わせ(★=終日)
[新幹線]
・★九州新幹線

[九州]
・JR九州:鹿児島本線(荒尾~熊本、★熊本~八代)、阿蘇高原線(★熊本~豊後竹田)、肥薩線(★八代~吉松)、★三角線
・私鉄など:★南阿蘇鉄道線、熊本市電、熊本電鉄線(上熊本~北熊本)、肥薩おれんじ鉄道線(八代~肥後高田)

■ダイヤ乱れ
[九州]
・JR九州:鹿児島本線(鳥栖~荒尾)


避難所で77歳女性死亡=急性心不全―阿蘇市
時事通信 4月18日(月)4時19分配信

 17日午前10時ごろ、熊本県で起きた地震を受け設置された同県阿蘇市の避難所の仮設トイレで、市内の女性(77)が倒れているのが発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。

 死因は急性心不全。

 県警阿蘇署によると、女性は16日未明に震度6弱を観測した本震の発生後、娘と一緒に避難していた。17日朝、女性がいなくなっていることに娘が気付き、避難所の中を捜したところ、仮設トイレで発見された。


〔熊本地震〕14日からの地震回数500回に達する 今後の地震活動に十分注意を(18日3時現在)
レスキューナウニュース 4月18日(月)3時30分配信

平成28年熊本地震では、熊本県から大分県にかけて地震活動の活発な状態が続いており、14日21:26頃に発生した以降の震度1以上の地震回数は合わせて500回に達しています。
気象庁は、揺れの強かった地域では家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているとして、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意し、身の安全を図るよう呼びかけています。

【地震活動の状況】〔気象庁(※速報値)〕
・14日21:26の地震以降、18日03:00現在、震度1以上を観測する地震が500回発生(震度7:1回、震度6強:3回、震度6弱:3回、震度5強:1回、震度5弱:6回、震度4:66回、震度3:121回、震度2:208回、震度1:91回)。

【4月14日21:26以降に発生した震度6弱以上を観測した地震】
・4月16日 09:48 熊本県熊本地方 M5.4 最大震度6弱
・4月16日 03:55 熊本県阿蘇地方 M5.8 最大震度6強
・4月16日 01:46 熊本県熊本地方 M6.0 最大震度6弱
・4月16日 01:25 熊本県熊本地方 M7.3 最大震度6強
・4月15日 00:03 熊本県熊本地方 M6.4 最大震度6強
・4月14日 22:07 熊本県熊本地方 M5.8 最大震度6弱
・4月14日 21:26 熊本県熊本地方 M6.5 最大震度7


<熊本地震>屋内恐れ車中泊…想定外の駐車場不足
毎日新聞 4月18日(月)2時30分配信

 熊本地方を震源とする地震は、14日の「前震」に続く16日の「本震」で被害が広域に及び、熊本県災害対策本部の17日午前9時半現在のまとめでは、県内の避難者数は約18万人に膨らんだ。避難所では救援物資が追いつかないだけでなく、入りきれなかったり、さらなる地震を恐れて屋外の車で寝泊まりしたりする「車中泊避難」に駐車場の収容台数が追いつかないという課題が浮上している。

 損傷した同県益城(ましき)町役場から災害対策本部が移転した町保健福祉センターの避難所。町中心部に位置し、約600人が避難しているが、駐車スペースは約100台分しかない。

 子ども9人を含む親類5家族の計19人で、車5台を使って避難した町内の30代女性は最初、公園や畑で車中泊していたが、救援物資や情報が届かず、避難所である同センターに移動。ところが駐車スペースは見つからず、駐車場内の車が通行するためのスペースに車を止めている。「どかすように言われたらどうしよう」と不安だ。一方、軽乗用車に妻(59)と2人で寝泊まりしている町内の男性(65)は18日、透析のため町外の病院へ車で行かなければならない。「戻ってきたら駐車スペースがなくなっているのでは」と心配していた。

 町の指定避難所は約10カ所あるが、町広報担当者は「建物への避難しか考えていないので、駐車可能台数は把握していない」と話す。

 益城町西部にある県の「グランメッセ熊本」の駐車場(2200台収容)も16日夜、避難者の車や緊急車両で全て埋まっていた。

 指定避難所ではないが、町職員4人が避難者の対応に尽力する。ある職員は「避難所なら宿泊者名簿に名前や住所を書いてもらうが、車中泊避難は熊本市内の避難者もおり、出入りも激しい。人数の把握が難しい」と明かした。本震後に急増したため必要な救援物資量をうまく算出できず、用意した朝食用のパン500食分はすぐに底を突いた。夜には急きょ、仮設トイレ9基を設置した。

 同町に隣接する熊本市東区から避難してきた建設業の男性(61)は「自宅アパートは築5年で家具が倒れた程度だったが、余震が続くので怖い。近くの避難所は駐車スペースもないから、ここに来た」と窮屈な車内で膝をさすった。町は車の台数などから約1万人が身を寄せていると推定している。

 内閣府はもともと、自治体向けの「避難所運営ガイドライン」を今月中に公表する予定だったが、熊本地震が起きたため17日に急きょ、ホームページ上で公表。被災自治体には公表前に渡した。だが、あくまで指定避難所の建物内での住環境を想定した内容で、車中泊や避難所の駐車スペース確保については盛り込んでいない。内閣府の担当者は「駐車場の問題は、議論の余地があると思う」と話し、今回の地震で浮かんだ新たな課題として認識していた。【関谷俊介】

 ◇底突く備蓄食料

 自宅外への避難を選択する人が増え、一部の避難所で生活物資不足などが表面化してきた。避難の長期化が予想される中、早急な対策が求められている。

 熊本県によると、14日夜の地震後、益城町や熊本市を中心に2万3233人(15日午前2時現在)が避難したが、その後、7262人(同午後3時現在)に減少。しかし本震発生後、被害が阿蘇市や八代市など県内全域に広がって、避難者数は一気に増加した。

 これに伴い、市町村から水や食料の要望が急増し、16日中には県が備蓄していた水や食料は底を突いた。

 県の担当者は「2度目の予想外の揺れで『また揺れるのでは』と自宅から避難した人が増えたのだろう。民間企業に発注しているが流通の問題もあり行き届いていない。できる限りのことはしたい」と話す。

 益城町でも避難者が16日に増え、物資が足りなくなった。「避難当初はちゃんとした弁当だったが、16日は昼も夜も白いおにぎり二つずつ。ぜいたくを言うつもりはないが、足りているとは言えない」。自宅が全壊し、妻とともに町総合体育館に避難した男性(70)は不満げに語る。町担当者も「食料や衛生用品に加え、今後は下着類なども不足しそうだ」と心配する。

 避難所以外でも、物が行き渡らなくなってきている。熊本市では断水が続いており、市が設置した給水所に市民が長い列をつくっている。ガソリンスタンドには車列ができている。営業を再開した店舗は少なく、避難の長期化に伴い、衣料品や医薬品の不足を懸念する声も出ている。【平川昌範、尾垣和幸、吉川雄策】

 ◇欠かせぬ弱者配慮

 避難所では、高齢者や子ども、持病のある人ら、サポートが必要な人への配慮が欠かせない。

 災害時には、あらかじめ市町村が介護施設などと協定を結び、一般の避難所で共同生活を送ることが困難な高齢者や障害者、妊婦ら向けに福祉避難所が開設される。熊本市では16日から福祉避難所が開設され、17日午後5時現在、避難所で過ごしていた計13人が移った。市健康福祉政策課の担当者によると「ライフラインの寸断などで受け入れ施設側の態勢が整わないところが多い」と話す。

 東日本大震災後、宮城県気仙沼市の避難所で避難者の健康管理に当たった同市の村岡正朗(まさあき)医師は「福祉避難所へ移った方が良いケースでも、家族と離れることを嫌がる高齢者が多い。かかりつけ医ら顔なじみの人が説得に当たると良い」とアドバイスする。

 環境の変化は子どもたちに強い不安を与える。危機管理アドバイザーの国崎信江さんは「子どもたちは何が起きているかを理解できていない可能性がある。『大丈夫だよ』と声をかけて抱きしめてあげてほしい」と指摘する。

 避難所では、女性や子育て家庭など多様な視点を踏まえた運営も求められる。国崎さんは「おむつやミルク、生理用品などの支援や授乳スペースの確保などはためらわずに要望してほしい。避難所のグループごとに女性リーダーを作ると良い」と話す。

 避難所生活が長引くと、持病を持つ人たちへの影響も広がる。東日本大震災後に宮城県内の避難所の支援に入った孫大輔・東京大講師(内科医)は「薬がないことを自分から言い出せない人もいる。周囲が上手に聞き出すことが必要だ」と話す。また、歯磨きが十分にできないと、命にかかわりかねない誤嚥(ごえん)性肺炎を起こしやすい。孫さんは「わずかな水でも口の中の衛生を心がけてほしい」という。【有田浩子、山田泰蔵、永山悦子】


熊本地震 犠牲者42人に 熊本・大分で避難者なお11万人…余震、過去最多ペース
産経新聞 4月18日(月)1時44分配信

 地震が続く熊本、大分両県で17日、余震とみられる揺れが相次ぎ、自宅などから避難した人は両県で最大約19万6千人に上った。午後には計約11万人にまで減ったが、避難は長期化する恐れが出てきた。

 熊本県によると、南阿蘇村の家屋倒壊の現場で片島利栄子さん(61)が心肺停止状態で発見され、その後死亡が確認された。震度7を観測した14日以降の地震による死者は計42人となった。同村で安否不明の11人に含まれるかどうか確認を急いでいる。また既に見つかっていた男性の遺体も東海大2年生の大野睦さん(20)と判明した。

 気象庁によると、地震発生回数(マグニチュード3・5以上)は、2004年の新潟県中越地震を上回り、内陸や沿岸で起きた地震としては最多ペースになっている。14日から17日午後9時までに観測した震度1以上の地震は478回。

 政府地震調査委員会は、熊本県で16日に起きたマグニチュード(M)7・3の地震は「主に布田川断層帯の布田川区間の活動」との評価をまとめた。同区間の東側は、阿蘇山のカルデラの中まで延びていたとみられることも判明した。

 熊本県内では今回の地震の影響で40万戸以上が停電。約25万世帯で断水となった。JR九州は18日にも脱線した九州新幹線の車両の撤去作業に着手する。


<熊本地震>避難所で77歳女性が死亡…阿蘇
毎日新聞 4月18日(月)1時21分配信

 17日午前10時ごろ、熊本県阿蘇市の避難所で、市内の女性(77)が倒れているのを女性の娘が見つけた。病院に搬送されたが、死亡が確認された。死因は急性心不全。熊本県などで連続して発生した地震に絡み、避難所での死亡が表面化したのは初めて。

 県警阿蘇署によると、避難所になっている農業改善センターの仮設トイレに倒れていた。女性は16日未明、阿蘇市で震度6弱を観測した地震の後、娘と一緒に避難してきた。避難によるストレスや過労などが原因の可能性もあるとみて調べている。【柿崎誠】


〔熊本地震〕高速道路:九州地方で一部区間の通行止め続く(18日1時現在)
レスキューナウニュース 4月18日(月)1時20分配信

熊本地震の影響により、きょう18日も、九州地方の高速道路では一部区間で通行止めが続いています。

■高速道路への影響(18日01:00現在 JARTIC)
≪通行止め≫
・九州道  :植木IC~八代IC(上下線)
・大分道  :玖珠IC~別府IC(上下線)
・東九州道 :日出JCT~速見IC(上下線)
・九州中央道:嘉島JCT~小池高山IC(上下線)

<50キロ規制>
・関門橋 :下関IC~門司IC(上下線)
・九州道 :門司IC~南関IC付近(上下線)
・大分道 :鳥栖JCT~日田IC(上下線)
・東九州道:北九州JCT~椎田南IC(上下線)、豊前IC~中津IC(上下線)


「無駄・迷惑」を防ぐ 福岡市の救援物資集配の仕組み
西日本新聞 4月18日(月)1時8分配信

必要な物資を、必要なタイミングで
 やまない余震の恐怖、空腹と渇き。14日の熊本地震は、穏やかな日常を一夜にして一変させた。避難所にどうやって支援物資を送ればいいのか。いま、本当に必要なサポートは…。被災地の暮らし、被災者を支えたい人たちに役立つ情報をお届けしたい。

 被災地が必要な物資を、必要なタイミングでどうやって届けるのか、災害支援の大きな課題だ。福岡市は17日、中央区の旧大名小を拠点に、熊本地震の被災地への支援物資の受け入れを始めた。現地ニーズを的確に把握することで、不要品を届けて無駄になったり、迷惑がられたりするのを防ぐ仕組みを取り入れた。東日本大震災の被災地支援に携わった職員たちの経験を生かしたという。

東日本大震災時 教訓に
 17日午後1時、旧大名小に、物資を持参した市民が次々と現れた。「水」「毛布・タオル」「おむつ・生理用品」「トイレットペーパー」。品物ごとに保管する教室が仕分けられ、市民はそれぞれの教室に荷物を運び込んだ。福岡市は熊本市からの情報に基づき、市民に提供してほしい品物をホームページなどで情報発信。災害直後に不足しがちな6品を指定した。東日本大震災時は混乱もあった。歯ブラシ1本だけ持ち込む人がいたり、多種多様な品物を詰めた段ボール箱が届いたり。福岡市職員によると「被災地のニーズに沿わない“善意”をもてあますこともあった」と言う。

 午後1時すぎ、市の防災ヘリが第1弾の物資を積み込み、熊本市へ飛び立った。おむつなどを提供した福岡市城南区の林舞子さん(32)は「個人が被災地に物資を届けるのは難しいと聞いたので、ぜひ協力したくて」。午後4時、1階の教室は物資で満杯になった。

    ◇   ◇

 物資受け付けは午前10時~午後8時。問い合わせは福岡市コミュニティ推進課。

=2016/04/18付 西日本新聞朝刊=


<熊本地震>救援物資輸送にオスプレイ
毎日新聞 4月18日(月)0時27分配信

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米海兵隊のMV22オスプレイ=沖縄県宜野湾市で2014年11月18日、野田武撮影

 中谷元(げん)防衛相は17日、記者団に対し、在日米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを18日にも、熊本地震の救援物資輸送に使用することを明らかにした。国内の災害派遣でオスプレイを使用するのは初めて。

 防衛省によると、オスプレイは普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備されている4機。岩国基地を拠点にし、熊本空港にある救援物資を熊本県南阿蘇村などに運ぶ予定。【町田徳丈】


米軍オスプレイで物資空輸=防衛相
時事通信 4月17日(日)23時35分配信

 中谷元防衛相は17日夜、熊本地震の被災地支援に関し、在日米軍が海兵隊所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイで18日から救援物資を輸送すると発表した。

 防衛省で記者団に語った。


「食料、底をついた」 足りぬ物資、避難者悲鳴 ガソリン不足も深刻化
西日本新聞 4月17日(日)23時34分配信

 水も食料もガソリンも仮設トイレも足りない-。16日未明の激しい地震で被害が拡大した熊本県では体育館や駐車場に避難する人が一時、18万人を超えた。道路や鉄道などのインフラが寸断し、多くの被災者に支援物資が届かず、悲痛な声が相次いだ。旅館や民家が山崩れに襲われた熊本県南阿蘇村では、大量の土砂をかき分け行方不明者の捜索が続く。家族は「早く助けて…」と声を震わせた。

■子どもが空腹
 「米・水・保存食 HELP」。熊本県御船町の老人総合福祉施設「グリーンヒルみふね」は、駐車場に白いラッカースプレーで大きな字を書いた。

 入所者や地域住民約200人がいるが、町から届いたのはペットボトルの水9箱だけ。吉本洋施設長(44)は「あと3日で食料が枯渇しそうだ」と語った。

 だが、町にも余裕はない。藤木正幸町長は16日夕、フェイスブック(FB)で「町には緊急物資が何一つ入ってきません。町民は水分補給もできずに飢えと戦っています」と訴えた。その後に届いた支援物資の食料も17日昼で底をついた。炊き出しのおにぎりは1人1日1~2個しか配れない状態という。

 FB上では、具体的な避難所名を書いて「指定避難所ではないため、物資が一切届きません」「中学校は水も止まり、食料もありません。救援物資を」といった書き込みが相次ぐ。

 各地の避難所には数百人が身を寄せ、配給のカップ麺やおにぎりを求める長蛇の列で2~3時間待ちのケースも珍しくない。

 同県西原村の西原中で1歳3カ月の息子と避難する園田唯代さん(25)は「おにぎり1個とアイス1個が配給されたが、子どもがおなかをすかせている」。別の女性(48)は「並んでも全員に行き渡らないまま、配給が終わってしまう。朝からパン2個しか食べていない」。この避難所は断水しており、トイレは地面を掘って、ブルーシートで囲んだだけという。

■国道は大渋滞
 ガソリン不足も各地で深刻化している。同県高森町の国道325号沿いのスタンドは、17日に営業を再開したが、午前8時半の開店とともに給油待ちの車で500メートルの行列ができ、片側1車線の国道は大渋滞に。

 自衛隊などの緊急車両が通行できない事態になり、1時間ほどで給油を中止した。同町の自営業男性(47)は「余震が心配で車中泊を続けているが、夜は暖房用にエンジンをかけるので燃料の残量が少なくなってきた。遠方まで買いに行っても給油できる保証はないし、どうすればいいのか」。

 同県南阿蘇村の特別養護老人ホーム「水生苑(すいせいえん)」では電気と水が止まり、情報源はラジオが頼り。食料は3日分備蓄していたが底をつく恐れがあり、16日から1日2食に減らした。関係者は「役場に支援をお願いしたが、避難者が多すぎて『自分たちでどうにかしてください』と言われた」。

 近くのスーパーやコンビニは閉まっており、往復100キロの店まで買い出しに行く必要がある。だが、発電機の燃料や、買い出しに使う車のガソリンは入手困難。停電で水のくみ上げもできず、入所者は次第に追い詰められている。

=2016/04/18付 西日本新聞朝刊=

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