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2016年4月16日 (土)

熊本・震度7の地震に関するニュース・18

引き続き、熊本県で4月14日および16日に発生した、震度6強~7の地震に関するニュースを伝達します。

リンク:九州各地の観光キャンセル広がる 連休控え、長期化懸念 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:佐賀県内にも“震度7の断層” 県地域防災計画の被害想定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:大分で史上最大の震度6弱 地震活動活発化 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ジェーンズ邸全壊 熊本県内最古の西洋建築 県重要文化財 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:避難所に9万人超 住民悲痛「水、食料足りない」「情報が全く入ってこない」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:震源東へ 次の地震呼ぶ連鎖を懸念 3地域の地震は「それぞれが活発」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>死者41人に 南阿蘇で7人不明情報 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>宇土市庁舎倒壊の恐れ 壁にひび、窓枠などが変形 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 安倍首相「夜を徹して取り組む」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>震度6強続発、死者41人に 熊本・大分で家屋倒壊や土砂崩れ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>熊本21施設、透析不能に 医療体制に打撃 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>無情の雨、避難所の定員超えも - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>サポート情報 避難所 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州の高速5区間、通行止め…交通網の被害拡大 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>ボランティア自粛を 全社協HPで呼びかけ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【上空ルポ】「本来あるはずの阿蘇大橋がない」朝日に浮かんだ惨状 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:続く揺れ終息いつ 気象庁、予測「困難」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:交通インフラ、被害拡大 JR脱線、線路流され…熊本空港も閉鎖 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「普段15分が1時間半要する」救援活動 難航する現場 南阿蘇・益城 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>各地の自治体支援 警察官も派遣増員 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:自衛隊17日以降は2万5千人態勢に 救助活動や生活支援 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>国際支援団体、活動費募る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「水の都」が断水 停電、交通の乱れ…配布待ちの行列は500人近くに - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>明暗分かれた学生村 「一緒に食堂でご飯。まさか最後になるなんて」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ボランティア自粛呼び掛け=余震続き活動困難―全社協 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 死者、計41人に 新たに6人死亡確認 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>大分、宮崎で崖崩れ 高速道、複数区間通行止め - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>学生死亡の報「痛恨の極み」 東海大学長 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 石井国交相、仮設住宅建設へ準備指示 観光庁はホテルに受け入れ要請 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>生きた心地せず…西原村 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>木造家屋を中心に倒壊…嘉島町 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>大きな亀裂、道路寸断…益城町 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>死者41人に 16日「本震」後に32人死亡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>亡くなった方々 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

九州各地の観光キャンセル広がる 連休控え、長期化懸念
西日本新聞 4月17日(日)2時36分配信

 強い地震が相次ぐ中、九州への旅行や宿泊のキャンセルが急増している。被害が集中する熊本県内だけでなく、九州全体に影響が広がってきた。

 大分県別府市の杉乃井ホテルによると、14~16日に受けた予約取り消しは計3千人分。相次ぐ地震を不安視する年配客が多く、キャンセルは16日だけで1500人分に上った。担当は「短期間でこれほどキャンセルがあったのは初めて」と語り、料金を2割程度下げて回復を図る。

 南九州のホテルは「前年比10~15%減に当たるキャンセルがある」(幹部)。外国人を含めてキャンセルが増えてきたという大分県内のホテル幹部は「ここは大丈夫だと言い切れないのが悩ましい」と漏らす。

 福岡市内でも、キャナルシティ・福岡ワシントンホテルでは15日までに日本人団体客5件計154人、韓国人客46人がキャンセル。「地震のため旅行方面を変えたい」と話す客もいた。現在は4月分のキャンセルが多いが、佐藤俊之副支配人は「今後福岡で揺れが続くと、5~6月分もキャンセルに歯止めが利かなくなるかもしれない」と長期化を懸念する。

 日本旅行(東京)によると、4月下旬に首都圏から福岡や長崎を訪れる予定の団体旅行でキャンセルがあった。担当者は「東京からはどうしても同じ九州に見えてしまう」と残念がる。

 エイチ・アイ・エス(HIS、東京)は16日の地震を受け、ツアー予約客からキャンセルを受け付ける地域を熊本県内に加えて大分県内にも拡大すると、取り消しの連絡が相次いでいる。

=2016/04/17付 西日本新聞朝刊=


佐賀県内にも“震度7の断層” 県地域防災計画の被害想定
西日本新聞 4月17日(日)2時8分配信

 県内にもマグニチュード(M)7・5程度の地震発生の可能性が指摘される活断層がある。県地域防災計画では最大震度を7と想定し、最悪で死者約4300人、負傷者約1万6千人を予測しており、十分な備えを呼び掛けている。

 震源として検討された断層や断層帯は五つ。最も大きな被害想定は佐賀平野を東西に貫く「佐賀平野北縁断層帯」を震源とするケースで、佐賀市から武雄市まで県内12市町で震度7を予測。大多数の人が住宅にいる「冬の深夜」で死傷者2万人超、火災被害が最も多くなる「冬の夕方」で5万8千棟が全壊または焼失するとしている。

 このほか、想定死者数はいずれも冬の深夜の想定で、県東部の「日向峠-小笠木峠断層帯」で約790人▽県北部の「城山南断層」で約150人▽県西部の「楠久断層」で約50人▽県南部の「西葉断層」で約260人-。ライフラインも最悪で約1万8千世帯が停電、上水道は53%が断水して県民の半数に当たる約42万4千人に影響が出る。

 県は計画を「想定外をなくし、起こりうる最大規模の被害をまとめた」としており、住民に防災の推進や災害時の教訓の伝承を促している。

=2016/04/17付 西日本新聞朝刊=


大分で史上最大の震度6弱 地震活動活発化
西日本新聞 4月17日(日)1時40分配信

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県史跡に指定されたばかりの日田市の永山城跡。石垣が崩れ、使われた河原石が下の階段まで落ちた=16日午前8時54分

 熊本県に甚大な被害を及ぼした「熊本地震」は16日、その様相を変えた。同日未明、大分県内で史上最大の震度6弱を観測。午前7時11分には、県中部を震源とした震度5弱を観測する地震も発生した。一部の震源は「別府-万年山断層帯」と呼ばれる断層集積地帯に位置しており、気象庁は「大分県でも地震活動が活発化している。今後どうなるかは予測できない」と今後も強い揺れへの警戒を呼び掛けている。17日未明から激しい雨が降る恐れがあり、これまでの地震で地盤が緩んでいることから土砂崩れへの注意も必要だ。

 16日午前1時25分に発生し、気象庁が「本震」と分析したマグニチュード(M)7・3の揺れは別府、由布両市で震度6弱を観測した。由布市では、住民やホテルの宿泊客など約1600人が避難。同市では落下物が頭部に当たって切り傷を負うなど、計7人が重軽傷。日田、大分、宇佐、竹田、別府の各市を含め負傷者は17人に上った。建物被害14件、一般道の通行止め85件で、15日よりも増えた。

震度1以上、100回超
 「豆田町」の町並み形成につながっていった日田市・月隈山に築かれた永山城跡(1601年築)の石垣が崩落。日田林工高の裏手にあり、新たに県史跡に指定されたばかり。石垣は大きな河原石を使用しているのが特徴だが、その石が下の石段にまで落ちた。

 大分地方気象台によると、14日夜に地震活動が始まってから、県内で震度1以上を観測した地震は100回を超えており「震源域は熊本地方から北東へ移っている傾向にある」との見立ても明らかにした。気象庁も「(大分県内が震源の地震は)別府-万年山断層帯の近くで発生している」と分析する。

「島が海に水没した」言い伝え
 文部科学省の地震調査研究推進本部によると、別府-万年山断層帯は別府湾の海底から県西部へかけて分布する活断層帯で、大きく分けると四つの断層帯がある。1596年に発生し「島が海に水没した」などの言い伝えが残る慶長豊後地震や1975年の大分県中部地震もこの断層帯の活動と指摘されている。

 気象庁の青木元地震津波監視課長は16日、熊本、阿蘇、大分の地震はそれぞれ別の地震活動だと分析しながらも「午前1時25分の地震以降、阿蘇、大分で地震活動の高まりが見られ、何らかの関係がある一連の活動だ」との認識を示し、今後も強い揺れへの警戒を呼び掛けている。

=2016/04/17付 西日本新聞朝刊=


ジェーンズ邸全壊 熊本県内最古の西洋建築 県重要文化財
西日本新聞 4月17日(日)1時29分配信

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地震で崩壊した県指定重要文化財の「ジェーンズ邸」=16日午前10時すぎ、熊本市中央区水前寺公園

 明治初期に熊本洋学校の教師として来日した米国人教育者リロイ・ランシング・ジェーンズ(1837~1909)が暮らした県指定重要文化財の「ジェーンズ邸」(熊本市中央区)が地震で全壊した。

 「ジェーンズ邸」は1871年築の県内に現存する最古の西洋建築として知られ、1970年に現在地に復元された。特徴的な西洋風の薄緑色の柱などがばらばらに崩れ、辺りには瓦が散乱。邸内に展示されていた教師時代の教科書やノートなどが、がれきの下敷きになった。

 近くに住む男性(93)は「崩れる音も全くしなかったので、朝起きて見て、びっくりした。デザインもしゃれていて、県外からの観光客も多かったのに」と残念がった。

=2016/04/17付 西日本新聞朝刊=


避難所に9万人超 住民悲痛「水、食料足りない」「情報が全く入ってこない」
西日本新聞 4月17日(日)1時29分配信

 「食べ物がない」「紙おむつを」-。県内は大きな地震の連続発生で避難者が急増。県によると16日午後2時半現在、9万1763人が避難所に身を寄せた。熊本市は16日から、全ての市立小中高校計139校も希望者がいる場合、避難所としての開設を始めた。しかし救援物資は行き届かず、各地の市民からは悲痛な声が上がった。

 西原村の西原中の避難所。2カ月の男児を抱えた妻と身を寄せる会社員(28)は「妻は、今日は配られたおにぎりを1個食べただけで、私は水を飲んだだけ。毛布ももらえていない」と目を落とした。女性(62)は「どこで給水しているか、どこで炊き出ししているかなど、情報が全く入ってこない」と嘆いた。

 熊本市中央区の五福小では、「避難所の配給だけが頼り」と男性(79)が切迫した声を上げた。16日は、近くの飲食店などが食材を持ち寄って、焼きそばなどの炊き出しがあり、夕方には、1500人以上もの人が列をつくった。

車内泊する人たちへの配給後回しにする場合も
 1歳と3歳の息子と訪れた女性(36)は「粉ミルクと紙おむつは3、4日分しかもっていない」と配給を強く望んだ。

 同市北区の担当者によると、毛布は配給しているが、数が少ない避難所では、車内泊する人たちへの配給を後回しにする場合もあるという。「人数に対して4分の1くらいしか物資を配れていない印象」と実情を語った。

 県内各地は、流通経路の寸断などで、ガソリンやコンビニなどでの品不足も深刻になりつつある。

=2016/04/17付 西日本新聞朝刊=


震源東へ 次の地震呼ぶ連鎖を懸念 3地域の地震は「それぞれが活発」
西日本新聞 4月17日(日)1時10分配信

 14日の熊本地震を上回るマグニチュード(M)7・3を観測した16日未明の地震は、強い揺れを引き起こし、九州に甚大な被害をもたらした。熊本地震について政府は15日、日奈久(ひなぐ)断層帯(約81キロ)の北端付近が引き起こしたと判断。ところが16日の地震は、熊本県の阿蘇外輪山から宇土半島付近に延びる布田川(ふたがわ)断層帯(約64キロ)のずれだと専門家はみている。その後、震源域は北東側に大きく移動してきており、地震が次の地震を呼ぶ連鎖が懸念されている。

 気象庁は、マグニチュードが大きい16日午前1時25分の地震を「本震」と位置づけ、熊本地震をその「前震」に格下げした。

 本震をもたらした今回の震源は、日奈久断層帯北端の北側を東西に走る布田川断層帯にのっている。東京大地震研究所の古村孝志教授(地震学)は「16日の地震は、熊本地震をきっかけに布田川断層帯が約30キロにわたってずれたことによる地震だ」と指摘する。

 震源の深さは約12キロと浅い。マグニチュードも「九州の内陸部地震ではこの100年で最大だった」(福岡管区気象台)ことが、各地の被害を大きくした。

 さらに、その後の地震は特徴的な動きを見せている。15日までは熊本地震で震度7を記録した熊本県益城町が余震の主な震源域だったが、16日未明の本震以降の地震の震源域は、同県阿蘇地方、大分県など北東方向へ移動し始めている。

3地域の地震は、別の地震活動と分析
 気象庁は熊本、阿蘇、大分の3地域の地震は「それぞれが活発」として別の地震活動と分析する。

 大分県には別府湾につながる別府-万年山(はねやま)断層帯があり、高知大の岡村真特任教授(地震地質学)は同断層帯に沿ってさらに東に震源域が移る可能性も指摘する。「今後、豊後水道を震源とする地震も起こり得る。1596年の『慶長豊後地震』では別府湾沿岸で多数の死者を出した記録がある」と話す。同断層帯の先には、四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)もある。

 もともと、別府湾から阿蘇山などを経て長崎県の雲仙に至る区間は、地盤間の溝(別府-島原地溝帯)が走っているとされる。溝を境に南北方向に引っ張る力が岩板(プレート)にかかり、この地域にある活断層が「横ずれ」と呼ばれる動きを見せるのはこのためだ=イラスト参照。

 古村教授は「地溝近辺ではこれまで、大きな揺れがなくエネルギーがたまっているエリアが多い。地震が次の地震のきっかけになる連鎖が起きる可能性は否定できない」と注意を促す。

今後の地震活動は終息していくのか。
 鹿児島大の井村隆介准教授(地質学)は「今回は、本震の後に余震が続いて終息していく一般的な『本震余震型』のパターンではない」と指摘。2日前から前震が確認されていた東日本大震災(2011年)のような「前震本震型」だとみる。その上で、「今回の地震が本震なのかどうかはまだ分からない。これまで以上の大きさの本震が今後あるかもしれず、地震は1~2カ月続くことも考えられる」とみている。

=2016/04/17付 西日本新聞朝刊=


<熊本地震>死者41人に 南阿蘇で7人不明情報
毎日新聞 4月17日(日)1時6分配信

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ペンションなどが押し潰され、重機などを使い捜索活動が続く土砂崩れの現場=熊本県南阿蘇村で2016年4月16日午後5時36分、本社機「希望」から梅村直承撮影

 16日未明、熊本県熊本地方を震源とする最大震度6強の地震が発生し、同県内で32人が死亡した。県内では14日の地震でも9人が亡くなっており、一連の地震による死者は41人に増えた。県警などによると、この他に南阿蘇村の4カ所で行方不明者が最大7人いるとの情報もある。ただ現地では夕方から雨も降り始めており、2次災害を防ぐため、夜には捜索を打ち切った。警察などは17日早朝から捜索を再開することにしている。

 気象庁によると、16日午前1時25分ごろに発生した地震は、震源の深さが12キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は1995年の阪神大震災に匹敵する規模のM7.3と推定される。気象庁は、14日午後9時26分ごろに発生した最大震度7(M6・5)の地震とその後の一連の地震が「前震」で、今回の地震が「本震と考えられる」との見方を示した。

 「本震」の後も熊本地方や阿蘇地方、大分県中部地方を震源とする地震が同時多発的に発生し、熊本県だけでなく、福岡県や大分県など九州の広い範囲に被害が及んだ。14日夜の地震以降、震度1以上を観測する地震は329回(16日午後9時現在)に上った。

 国土交通省によると16日午後1時半現在、熊本県内では地滑りや土石流などの土砂災害が15件発生したことが確認された。17日は九州で局地的に1時間に50ミリ以上の激しい雨が降る見通しで、福岡管区気象台は「揺れの大きかった地域では、地盤が緩んでいる所がある」と土砂災害に警戒を呼び掛けている。

 熊本県警や各地の自治体などへの取材によると、同県南阿蘇村では土砂崩れに家ごと巻き込まれた男女2人が死亡したほか、東海大学阿蘇キャンパスに通う学生ら向けのアパート6棟が倒壊。一時多数の住人が生き埋めとなった。西隣の西原村でも住宅の倒壊が相次ぎ、5人が死亡。嘉島(かしま)町では住宅倒壊で60~80代の男性3人が亡くなった。14日の地震で大きな被害が出た益城町(ましきまち)でも再び倒壊が相次ぎ、町内の民家から福岡県宗像市の女性(63)の遺体が見つかった。熊本県警によると、死亡者の大半は圧死か窒息死だった。

 熊本県の集計では、県内の負傷者は978人で、うち184人が重傷。文部科学省によると、小中高校と大学の児童・生徒ら計76人が負傷(うち重傷8人)した。福岡、佐賀、大分、宮崎の4県でも計43人がけがをした。16日夜に首相官邸で記者会見した菅義偉官房長官は、避難者数が熊本県で約9万人▽大分県で4465人▽福岡県で818人▽宮崎県で64人--に上ることを明らかにした。

 インフラ被害も大きく、熊本、大分、宮崎の3県で最大約20万戸が停電し、熊本など5県で最大約40万世帯が断水した。また、各地で高速道路や国道が通行止めになっており、南阿蘇村では国道325号に架かるアーチ状の阿蘇大橋(全長約200メートル)が崩落。熊本空港(益城町)も空港ビルの壁にひびが入るなどしたため、客の安全を確保できないとして閉鎖した。滑走路は使用でき、自衛隊機が使用している。

 鉄道では、大分と熊本を結ぶJR豊肥線立野-赤水間の線路が土砂崩れで流され、復旧のめどが立っていない。九州新幹線は脱線した回送列車をクレーンでつり上げる作業を予定していたが取りやめ、依然、復旧時期が見通せない状態だ。

 原子力規制庁によると、運転中の九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)や停止中の九電玄海原発(佐賀県)、四国電力伊方原発(愛媛県)、中国電力島根原発(島根県)に異常はない。【取違剛、志村一也、門田陽介】


<熊本地震>宇土市庁舎倒壊の恐れ 壁にひび、窓枠などが変形
西日本新聞 4月17日(日)0時21分配信

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地震で半壊した宇土市役所=16日午前8時半、熊本県宇土市(本社ヘリから)

 熊本県宇土市では、16日の地震で築51年の市庁舎(5階建て)の4階部分が押しつぶされ、倒壊の恐れが出ている。庁舎は鉄筋コンクリート造りで、壁にひびが入って窓枠などが変形した。市によると、10年前の耐震診断で「震度6強で倒壊の恐れがある」と指摘されていた。市は庁舎そばの駐車場に災害対策本部を設置して対応中。山本桂樹企画部長(59)は「残念だ」と語った。

=2016/04/17付 西日本新聞朝刊=


熊本地震 安倍首相「夜を徹して取り組む」
産経新聞 4月17日(日)0時15分配信

 安倍晋三首相は16日夜、官邸で記者団に対し、熊本県で相次ぐ地震について「現地では天候が悪化する中、土砂崩れなど二次被害が懸念される。細心の注意を払って被害拡大防止に万全を期す」と述べた。

 首相は「避難所では多くの方々が不安な夜を過ごしている。食料や水、医療の提供はじめ被災者の支援に全力で夜を徹して取り組む。熊本市では食料や水が不足している。全力で対応したい」も語った。官邸で記者団の質問に答えた。


<熊本地震>震度6強続発、死者41人に 熊本・大分で家屋倒壊や土砂崩れ
西日本新聞 4月17日(日)0時13分配信

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地震で山肌が崩れた現場=16日午前6時半すぎ、熊本県南阿蘇村(本社ヘリから)

死者41人 避難者9万人超え 雨脚強まる
 強い地震が続いている熊本県で16日午前1時25分ごろ、熊本地方を震源とする最大震度6強の地震があり、九州全域で強い揺れを観測した。震源の深さは約12キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・3と推定される。その後も震度6強を含む地震が断続的に続き、熊本、大分両県で家屋倒壊や土砂崩れが相次いだ。熊本県によると、同県南阿蘇村で建物の下敷きになるなど、17日午前1時時点で計32人が死亡し、14日夜の熊本地震以降の死者は計41人となった。九州で少なくとも1014人が負傷し、17日午前1時のまとめで9万9887人が避難している。

 M7・3の地震以降、17日午前0時までに発生した地震は約200回を数えた。気象庁は一連の地震に関して「14日以降の地震は前震で(今回が)本震と考えられる」との見解を示した。本震の規模は、熊本地震のM6・5を上回り、1995年の阪神大震災と同規模。その後の震源域は同県阿蘇地方、大分県方面と北東側に拡大している。

震源が阿蘇・大分方面に移動
 熊本県南阿蘇村などの被災地では16日夕から雨が降り始め、夜には雨脚が強まった。福岡管区気象台によると、17日夕までに熊本県の多い所で150ミリの雨が予想される。土砂災害の危険性が高まったとして、熊本市や同県宇土市などで避難勧告が出ている。

 熊本県の発表によると、死亡者は熊本市3人、益城町12人、嘉島町3人、西原村5人、南阿蘇村7人、御船町1人。八代市では火災が発生し、1人が死亡した。多くが建物などの下敷きになったことによる圧死や窒息死とみられる。

断水 道路寸断 通行止め 空港は欠航続く
 熊本市では全域で断水。南阿蘇村で阿蘇大橋が崩落するなど各地で道路が寸断され、山あいでは孤立状態の地域もある。政府は17日以降、被災地に派遣する自衛隊を2万5千人態勢に増やす。

 交通インフラの被害も拡大。九州自動車道の熊本県内の一部区間などで通行止めとなっている高速道路は、新たに大分自動車道湯布院インターチェンジ(IC)-日出ジャンクション(JCT)間で土砂崩れが起き、通行止めになった。JR豊肥線も大規模な土砂崩れで線路が流された。

=2016/04/17付 西日本新聞朝刊=


<熊本地震>熊本21施設、透析不能に 医療体制に打撃
毎日新聞 4月16日(土)23時56分配信

 14~16日に起きた熊本地震は、熊本県内の医療提供体制にも打撃を与えた。厚生労働省によると、県内で腎不全患者の人工透析を行う医療機関は、15日に4施設、16日にさらに17施設(午後5時現在)が停電などで対応できなくなった。各施設はインターネットの専用掲示板を使い、患者の受け入れ態勢整備を急いでいる。【熊谷豪、下桐実雅子】

 日本透析医会は、ホームページの「災害時情報ネットワーク」のコーナーに、地域別の最新情報を掲載している。それによると、熊本県内にある透析可能な94医療機関のうち、14施設の建物が半壊または一部損壊し、ほかに機器故障で受け入れができなくなった施設もある。そうした医療機関からの患者受け入れ要請は、県内で透析が必要な患者6300人のうち300人以上に達する。

 受け入れ先の事情が変わったケースもある。厚労省などによると、14日に震度7の地震があった益城町の益城中央病院では、入院患者10人中6人を熊本中央病院(熊本市)に搬送した。だが16日未明には同市も震度6強の揺れで多くの負傷者が出て、同病院から「透析できない」と支援要請があったという。

 同病院はネットワークの掲示板に「市内の透析施設は、透析不能状態に陥っています。透析患者を可能な限り招集し、輸送が望まれます。できれば、この掲示板に指示をお願いします」と書き込んだ。熊本市民病院(同市)も「建物の倒壊の危険性も考え、入院患者12人、外来患者、月水金10人、火木土13人の透析をお願いします」と要請した。

 掲示板では、県内外の施設から受け入れの表明も相次いでいる。ただし「透析担当の専属スタッフが少ないので、スタッフの同行も必要」「依頼の際には透析液を持参いただくと助かります」などと、人手や物資の確保に苦慮している様子もうかがえる。

 透析は機器に血液を通し、血液中の老廃物や不要な水分を取り除いて、血液をきれいにする。電気と大量の水が必要だ。不純物が混じった水は使えないため、掲示板では「熊本市内では(地震による)水質悪化もあり、透析不可が激増する可能性がある」との指摘も出ている。

 一方、患者らで作る全国腎臓病協議会(東京都)も災害対策本部を設置し現地の患者会と連絡を取りながら情報収集を進めている。全腎協によると、停電中の施設も自家発電によって透析を続けているが、エレベーターが動かないため、高齢の患者の付き添いなどの人手が足りないとの声が届いているという。

 また、水や機材の不足から、通常は1回に4時間程度かかる透析を2時間に短縮している医療機関もある。金子智常務理事は「緊急避難的に命をつないでいる状況。透析は週3回程度行うのが一般的だが、前回の透析から日にちがたっている患者もおり、速やかな対応が必要だ」と懸念する。


<熊本地震>無情の雨、避難所の定員超えも
毎日新聞 4月16日(土)23時42分配信

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雨が降るなか、屋根のついた屋外で夜を過ごす避難者=熊本県益城町の町保健福祉センターで2016年4月16日午後10時41分、尾垣和幸撮影

 9万人以上の避難者がいる熊本県。地震後初めての雨に見舞われた16日夜、定員を超える人が身を寄せた避難所もあり、軒下で過ごす人たちも少なくない。

 災害時に1000人を受け入れる避難所として想定されていた益城町保健福祉センター。施設内は避難者であふれかえり、軒下や駐車場に止めた車内で夜を過ごす人も多い。町は「間違いなく1000人は超えている」と頭を抱える。

 軒下で段ボールや布団を敷いて眠る人たちもいる。町はペット連れで避難所に入ることを禁じているため、犬と一緒に軒下で過ごす人も。仮設トイレが屋外に設置されているため、トイレが近い高齢者の中には頻繁に玄関を出入りすれば迷惑になると考え、軒先にいる人もいる。

 町内の有料老人ホームは、70~90代の入所者9人を保健福祉センターに避難させ、うち認知症の4人が仮設トイレに近い軒先で過ごす。この日は風がなく、軒下でも雨にぬれずに済んだが、ホームの男性経営者(35)は「町外への避難は体力面で難しく、ここしかないのが現状。肺炎などにかからないか心配」と表情を曇らせた。【吉川雄策】


<熊本地震>サポート情報 避難所
毎日新聞 4月16日(土)23時35分配信

 熊本県内の避難所の一覧です。各市町村が16日にホームページなどで公表した情報をまとめています。避難者がいない施設も含まれているほか、閉鎖されたり、新たな場所に開設されたりして変更されていることもありますのでご注意ください。

 ◆熊本市

<中央区>大江公民館▽五福小▽ふれあい文化▽白川公園▽城東小▽市役所1階ロビー▽一新小▽学園大▽熊本高▽西岸寺公園▽渡鹿公園▽必由館高校▽碩台小▽黒髪小▽堂免公園▽済々黌高▽慶徳小▽熊本大▽託麻原小▽西山中▽竜南中▽江南中▽本荘小▽出水小▽壷川小▽京稜中▽桜山中▽春竹小▽市総合体育館▽熊本工業高▽出水南小▽江原中▽出水中▽帯山中▽帯山西小▽帯山小▽砂取小▽白山小▽出水南中▽藤園中▽湧心館高▽九州学院▽西消防署▽大江小▽白川小▽熊本大本荘体育館▽白川中▽熊本大薬学部▽開新高▽白川老人憩いの家▽出水南コミセン▽碩台コミセン▽砂取コミセン▽五福公民館▽世安公民館▽県教育会館▽国際交流会館

<東区>東区役所▽東町中▽東部中▽託麻出張所▽東野中▽湖東中▽画図コミセン▽託麻西小▽第二高校▽長嶺小▽尾ノ上コミセン▽月出小▽合歓の平公園▽西原小▽桜木小▽桜木中▽桜木東小▽東町小▽錦ケ丘公園▽秋津小▽若葉小▽秋津出張所▽託麻北小▽泉が丘小▽西原中▽東稜高校▽健軍東小▽秋津1丁目公民館▽錦ケ丘中▽健軍小学校▽託麻東小▽託麻東コミセン▽画図小▽山ノ内小▽尾ノ上小▽長嶺中▽東町コミセン▽東町老人いこいの家▽東町県営集会場▽秋津団地集会所▽尾ノ上コミセン▽県営江津湖団地第一集会所▽県営江津湖団地第二集会所▽託麻南小▽託麻スポーツセンター

<西区>河内公民館▽花園総合出張所▽西部公民館▽花園公民館▽城山コミセン▽池上コミセン▽松尾北コミセン▽城西コミセン▽春日コミセン▽河内中▽三和中▽花陵中▽高橋小▽西山中▽古町小▽小島小▽城山小▽池田小▽城西中▽花園小▽春日小▽池上小▽松尾東小▽中島小▽芳野中▽井芹中▽千原台高▽城西小▽県立総合体育館

<南区>富合公民館▽幸田公民館▽天明公民館▽南部公民館▽火の君文化センター▽飽田公民館▽下城南中▽城南小▽託麻中▽御幸小▽田迎小▽田迎西小▽田迎南小▽豊田小▽飽田中▽飽田東小▽飽田西小▽正保公民館▽力合中▽力合小▽川尻小▽日吉小▽日吉東小▽日吉中▽銭塘小▽川口小▽富合小▽富合中▽中緑小▽力合西小▽隈庄小▽豊田コミセン▽飽田南小▽天明体育館▽アクアドーム▽南部スポーツセンター▽田迎浜線健康パーク▽飽田グラウンド▽南部在宅福祉センター▽川尻城南中▽日吉コミセン

<北区>山東コミセン▽植木文化センター▽北区役所▽五霊中▽植木北中▽鹿南中▽大和コミセン▽田原小▽吉松小▽植木小▽田底小▽北部総合出張所▽北部中▽北部グランド▽北部東小▽西里小▽楡木小▽龍田小▽龍田出張所▽武蔵塚公園▽武蔵小▽武蔵中▽楠小▽龍田西小▽武蔵コミセン▽清水中▽麻生田小▽清水総合出張所▽高平台小▽麻生田コミセン▽桜井小▽菱形小▽機能病院▽弓削小▽楠中央公園▽楠中▽龍田中▽熊本市食品交流会館▽川上小▽城北小▽清水小▽清水スポーツセンター

 ◆菊池市

菊池老人福祉センター▽七城公民館▽旭志公民館▽泗水公民館▽市福祉会館▽菊池北中体育館▽隈府小体育館▽菊池高体育館▽菊池女子高グラウンド▽やまびこ体育館▽七城老人福祉センター▽七城温泉ドーム▽袈裟尾ふれあいセンター▽旭志中体育館▽泗水小体育館▽泗水東小体育館▽泗水西小体育館▽市総合体育館▽南中武道場駐車場▽南中体育館▽河原体育館▽迫水体育館▽戸崎小体育館▽菊之池小体育館▽花房小体育館▽旭志体育館▽きくちふるさと水源交流館グラウンド▽旭志小体育館

 ◆八代市

保健センター▽八代二中▽八代四中体育館・運動場▽日奈久温泉センターばんぺいゆ▽代陽小体育館▽高田小体育館▽麦島小体育館▽八代小体育館▽市立博物館駐車場▽金剛小▽宮地小▽やつしろハーモニーホール▽群築小体育館▽日奈久小避難所▽八代五中▽熊本県南広域本部八代振興局▽鏡中体育館▽金剛小弥次分校体育館

 ◆合志市

ヴィーブル緑地▽ひまわり公園▽黒石市民センター▽須屋市民センター

 ◆宇土市

市内小中全校▽花園コミュニティセンター▽轟公民館▽保健センター▽市民体育館▽住吉漁協会議室

 ◆宇城市

<三角町>三角中▽青海小

<不知火町>不知火公民館▽松合小

<松橋町>ウイングまつばせ▽市保健福祉センター▽豊福小▽当尾小▽松橋小グラウンド

<小川町>ラポート▽小野部田小▽河江小▽海東コミセン

<豊野町>豊野公民館▽豊野中▽豊野町コミュニティセンター

 ◆山鹿市

山鹿健康福祉センター▽山鹿老人福祉センター▽市民交流センター▽カルチャースポーツセンター▽鹿北市民センター▽菊鹿市民センター▽鹿本市民センター▽鹿央多目的研修センター

 ◆荒尾市

市役所▽市民病院▽メディア交流館▽万田炭鉱館▽荒尾総合文化センター▽みどり蒼生館▽小岱工芸館▽有明小▽清里小▽第一小▽海陽中▽万田小▽ふれあい福祉センター▽第四中▽桜山小▽平井小▽府本小▽運動公園管理事務所▽中央公民館

 ◆人吉市

東西コミセン▽市保健センター▽スポーツパレス▽大畑コミセン▽東間コミセン▽中原コミセン▽西瀬コミセン

 ◆水俣市

市役所(秋葉会館)▽もやい館▽水俣芦北広域行政事務組合消防本部▽第一小体育館▽公民館▽総合体育館(本館)▽公民館分館▽水俣高体育館▽武道館▽水俣病資料館▽旧第三中体育館▽水俣高第二体育館▽水東小体育館▽葛彩館▽総合体育館(南部館)▽袋小中体育館▽おれんじ館▽はぜのき館▽第二小体育館(校舎2階)▽第二中体育館(校舎2階)▽愛林館

 ◆益城町

保健福祉センター▽交流情報センター▽総合体育館▽飯野小▽広安小▽広安西小▽益城中央小▽広安愛児園▽グランメッセ熊本▽エミナース▽選果場

 ◆菊陽町

光の森町民センター(キャロッピア)▽東部町民センター▽南部町民センター▽老人福祉センター▽三里木町民センター▽武蔵ケ丘小▽菊陽中▽武蔵ケ丘コミュニティセンター▽さんふれあ▽杉並木公園▽ふれあいの森研修センター

 ◆嘉島町

嘉島西小▽滝河原公民館▽東老人憩いの家▽上六嘉公民館

 ◆御船町

御船中体育館▽町カルチャーセンター▽木倉小体育館▽西木倉公民館▽高木小体育館・グラウンド・図書室▽小坂小グラウンド▽御船小体育館

 ◆甲佐町

総合保健福祉センター「鮎緑(あゆみ)」▽白旗ふれあいセンター▽龍野ふれあいセンター▽町民センター▽甲佐小▽龍野小▽乙女小▽白旗小▽甲佐中▽緑川グラウンド▽農業研修センター「ろくじ館」

 ◆美里町

町中央庁舎▽町老人福祉センター

 ◆氷川町

町文化センター▽宮原福祉センター(福祉センターさくら)

 ◆大津町

老人福祉センター▽生涯学習センター▽総合体育館▽楽善ふれあいプラザ▽子育て・健診センター▽人権啓発福祉センター▽美咲野小▽野外活動等研修センター(旧真城小)▽矢護川コミュニティセンター▽大津東小▽大津北中▽室小▽大津小▽大津中▽護川小▽大津北小▽オークスプラザ▽大津地区公民館分館

 ◆山都町

町役場本庁▽清和支所▽蘇陽支所

 ◆高森町

<高森>高森中央小体育館▽高森中体育館▽高森総合センター▽町芙蓉館▽両併小体育館

<色見>色見生涯学習センター体育館▽色見総合センター

<上色見>町民体育館

<草部>草部総合センター▽草部生涯学習センター体育館▽高森自然学校

<野尻>高森東小体育館▽高森東中体育館▽河原生涯学習センター体育館▽町朋遊館▽尾下体育館

 ◆和水町

中央公民館▽三加和公民館

 ◆小国町

<宮原>小国ドーム

<上田>旧万成小

<北里>旧北里小

<西里>西里多目的集会所

<下城>旧下城小

<黒渕>旧蓬莱保育園

 ◆芦北町

町地域活性化センター▽町社会教育センター▽町立公民館大野分館(大野出張所)▽東部保健福祉センター(吉尾出張所)▽きずなの里▽宮浦地区ふれあいセンター▽小田浦地区生涯学習センター(校舎)▽県立あしきた青少年の家▽波多島農事研修館▽下井牟田地区ふれあいセンター▽上井牟田地区ふれあいセンター▽横居木公民館▽旧計石小(校舎2階)▽町地域資源活用総合交流促進施設(しろやまスカイドーム)▽大尼田地区生涯学習センター(体育館)▽告地区生涯学習センター▽大岩公民館▽女島活力推進センターゆめもやい▽内野小(校舎、体育館)▽丸米地区生涯学習センター(体育館)▽古石地区生涯学習センターみどりの里

 ◆津奈木町

農業就業改善センター▽平国小体育館

 ◆錦町

町温泉センター

 ◆あさぎり町

ヘルシーランド大広間▽免田総合福祉センター▽岡原ふれあい福祉センター▽須恵文化ホール▽せきれい館

 ◆球磨村

<渡>渡多目的集会施設

<一勝地・三ケ浦>高齢者生活福祉センターせせらぎ▽村コミュニティセンター清流館▽村公民館高沢分館▽田舎の体験交流館さんがうら

<神瀬>神瀬多目的集会施設

 ◆南阿蘇村

白水保健センター▽久木野総合福祉センター▽長陽中央公民館▽旧立野小


九州の高速5区間、通行止め…交通網の被害拡大
読売新聞 4月16日(土)23時31分配信

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踏切の遮断棒をなぎ倒し脱線したJR豊肥線の車両(16日午後0時21分、熊本県阿蘇市で)=泉祥平撮影

 16日未明の地震による土砂崩れなどの影響で、九州の交通網の被害が拡大している。

 国土交通省などによると、高速道路は16日午後8時現在、5区間で通行止めとなっている。大分道の湯布院インターチェンジ(IC)―日出ジャンクション(JCT)間では大規模な土砂崩落が発生し、九州道の緑川パーキングエリア付近では、高速道路に架かる県道の陸橋が壊れた。益城熊本空港IC―御船IC間では道路脇の斜面が崩落した。

 国道では、熊本県南阿蘇村の阿蘇大橋が根元から折れるなどした。

 九州新幹線は、博多―鹿児島中央間の全線で運転見合わせが続いている。14日の地震発生直後に熊本駅近くの本線上で回送列車が脱線したことや余震の影響があるためだ。在来線でも熊本県内を走る路線を中心に、運転の見合わせが相次いでいる。JR豊肥線では、同県阿蘇市の赤水駅付近で回送列車が脱線し、近くでは線路に土砂が流入している。


<熊本地震>ボランティア自粛を 全社協HPで呼びかけ
毎日新聞 4月16日(土)23時27分配信

 全国社会福祉協議会(全社協)は16日、熊本県で同日未明に発生した地震について、現時点でのボランティア活動を自粛するようホームページで呼びかけた。被災地では緊急支援車両の道路確保が重要な上、余震や強い雨による2次災害の危険性があると指摘。「ボランティア活動の受け入れや活動が非常に困難な状況にある」と説明している。【藤田剛】


【上空ルポ】「本来あるはずの阿蘇大橋がない」朝日に浮かんだ惨状
西日本新聞 4月16日(土)23時24分配信

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地震で崩落した橋=16日午前6時半すぎ、熊本県南阿蘇村(本社ヘリから)

信じられない光景
 朝日に浮かんだ村には惨状が広がっていた。山肌はごっそりえぐられ、地面には切り裂かれたような地割れがいくつも走っている。16日朝、震度6強の地震に見舞われた熊本県南阿蘇村上空をヘリコプターで飛んだ。

 午前6時に福岡空港を出て約30分。南阿蘇村上空に入ると、信じられない光景が目に飛び込んできた。本来あるはずの阿蘇大橋がない。近くの山が頂上付近から数十メートルにわたって土砂崩れを起こし、裾野にあった大橋は影も形もない。上空から見ている間もがらがらと土砂が崩れ落ちていく。国道57号は4車線全てが土砂に埋もれていた。

手を振る人も
 地面にはあちこちに亀裂が入り、黒い線が不気味に浮かぶ。道路は各地で寸断され、今後の復旧の難しさを想像させる。

 つぶれたアパートもいくつか見える。その周囲には心配そうに見守る人も。近くの運動場には約50人が避難している。ブルーシートの上で毛布にくるまったり、地面にうずくまったりしている。ヘリコプターに救助を求めるかのように手を振る人もいた。

 未明に起こった地震の被害の全容はまだ見えない。ただ、九州に住む私たちが経験したことのない大規模な被害であることは疑いようがなかった。

=2016/04/16 西日本新聞=


続く揺れ終息いつ 気象庁、予測「困難」
西日本新聞 4月16日(土)23時21分配信

 気象庁は16日の記者会見で、熊本県熊本地方でマグニチュード(M)6・5の地震が14日に発生した後、より規模の大きな地震を16日未明に観測したことに関し「1885年以降、内陸部では初めて」と明らかにした。当初は最大震度6弱の余震が1週間程度続くとみていたが、今後の予測は「経験則で言うのは厳しい」と述べた。

 気象庁は、14日午後9時26分に発生したM6・5の地震を「本震」としていたが、16日午前1時25分発生のM7・3の地震が「本震と考えられる」との見解を示した。地震予知情報課の橋本徹夫課長は「国内の内陸地震はM6・5ぐらいになると『本震余震型』で経過するのが過去の事例であり、そう推移すると判断していた」と説明した。

 14日以降に熊本地方で発生したM3・5以上の地震の回数は、1995年の阪神大震災以降に内陸や沿岸で起きた地震では、2004年の新潟県中越地震に次いで過去2番目のペースで多発しているという。

 14日以降、17日午前0時までに震度1以上の地震を354回観測した。うち震度7は1回、6強は3回、6弱は3回、5強は1回、5弱は6回、4が55回となっている。

 多発する地震の関連について橋本課長は「M7・3クラスの地震が起きると、周辺地域に力を及ぼすことはある」と話し、「地震活動が活発化して強い揺れの地震が多くなっている」と一層の注意を求めた。

=2016/04/17付 西日本新聞朝刊=


交通インフラ、被害拡大 JR脱線、線路流され…熊本空港も閉鎖
西日本新聞 4月16日(土)23時15分配信

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強い揺れで崩落した九州自動車道上をまたぐ陸橋=16日午後3時すぎ、熊本県甲佐町

16日の地震の影響で、鉄道や空港など交通インフラの被害が拡大した。

 JR九州によると、16日午前1時25分ごろ、熊本と大分を結ぶ豊肥線の赤水駅構内(熊本県南阿蘇村)で回送列車が脱線。大規模な土砂崩れの影響で、立野-赤水間で線路が流された。同社は「運転再開にかなりの時間がかかる」とした。在来線では豊肥線に加え、鹿児島線の一部などで終日運休。九州新幹線は16日も運休が続いた。

 高速道路では、熊本県甲佐町の九州自動車道御船インターチェンジ(IC)-松橋IC間で高速道の上に架かる橋が落下。大分県由布市湯布院町の大分道湯布院IC-日出ジャンクション(JCT)間でも土砂崩れが発生し、この2区間を含む計6区間が通行止めとなった。このため西日本鉄道などは、福岡市を発着する高速バスで、大分や熊本などを結ぶ路線が運休した。

 九州新幹線や九州道などの主要幹線は、全面復旧の見通しが立っていない。

 ターミナルビルの天井が落下するなどした熊本空港(熊本県益城町)は未明から閉鎖。17日まで国際線と国内線の全便を欠航する。

 代替交通手段として、日本航空グループと全日本空輸は福岡-鹿児島便を増便または臨時運航する。

=2016/04/17付 西日本新聞朝刊=


「普段15分が1時間半要する」救援活動 難航する現場 南阿蘇・益城
西日本新聞 4月16日(土)23時14分配信

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地震で道路が崩落した現場=16日午前6時半すぎ、熊本県南阿蘇村(本社ヘリから、撮影・納富猛)
橋が崩落 道路は土砂崩れ

 16日、震度6強の激震に見舞われた熊本県南阿蘇村。九州有数の観光地に向かう橋は崩落し、散発する土砂崩れが道路を遮断した。救助や支援物資を求めて孤立した集落から続々と届くSOS。しかし、ルートは限られる上、断続的な余震も早期の救難活動を阻んでいる。焦りを募らせる救助隊の頭上に夕方以降、無情の雨が降り注いだ。

 16日午前10時、南阿蘇村河陽地区に救援に出向いた民間のレスキュー隊員8人は息をのんだ。目の前を赤茶けた土砂がふさぎ、数軒の家屋が流されていた。その200メートル先では「生存者がいます」「生き埋めの人もいます」という住民たちの叫び声。震度6強の地震から既に8時間以上がたっていた。

15分が1時間半要する
 赤土に足を取られ、まっすぐには進めない。余震も絶えず続く。分断されていなければ15分で着く距離を迂回(うかい)しなければならず、1時間半を要した。住民の手で土から掘り出された被災者は、ヘリコプターで搬送されたという。

 阿蘇地方は今回の地震で橋や道路が次々に壊れ、家屋の倒壊も多発した。熊本県などによると、阿蘇の外輪山沿いに走る国道57号、325号、「やまなみハイウエー」(県道11号)は路面に亀裂が入り、寸断された。

 同村の温泉地では16日午後4時までに、一時取り残された宿泊客らが、自衛隊のヘリコプターでピストン輸送し救出された。

 また村によると、同日午後6時現在、同村にある東海大体育館には約500人が孤立。途中の道が危険なため、移動は難しい状況という。

 村内では懸命の復旧作業が続けられるが、なお危険は残る。救助に当たる阿蘇広域消防本部の藤原松男南部分署長は「被災者の安全確認は7~8割終えた。雨の影響は懸念されるが、明日以降も活動に力を注ぎたい」と話した。

水、食材すべてが足りない
 一方、交通網の寸断は各地の避難所への支援物資輸送にも影響を与えた。

 同県益城町の小学校に避難している主婦(41)は「長い列に並んだが、何ももらえなかった」。同県西原村の日置和彦村長は「水、食材すべてが足りない。自衛隊に要請したがまだ届かない」と肩を落とした。

=2016/04/16 西日本新聞=


<熊本地震>各地の自治体支援 警察官も派遣増員
毎日新聞 4月16日(土)23時9分配信

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生き埋めになった人の救出作業をする警察官ら=熊本県益城町で2016年4月16日午前8時15分、宮武祐希撮影

 被害拡大に伴い、警察庁は現地に派遣する警察官を増員。各地の自治体も職員の派遣や支援物資の提供など、支援を広げている。

 警察庁によると、被災地にはすでに警視庁など18都府県警1146人の警察官が応援で派遣されていたが、16日未明に本震が起きたことで新たに埼玉や神奈川など16県警1258人も駆けつけた。また、上空から情報収集を行う警察ヘリも16機から23機に増やした。

 静岡県は建築技術職員6人を熊本県に派遣。2人ずつ3班に分かれ、建物に倒壊の恐れがないか判定する業務を手がける。

 茨城県石岡市は、被害が大きい益城町への支援物資として、市内避難所に保管していた備蓄品のうち、1.5リットルの飲料水1000本や100グラム入りアルファ米1000食などをトラックで輸送。同県守谷市は、被害が集中した地域以外の周辺自治体にも支援を広げるため、全国市長会を通じて交流のある熊本県宇城市に、備蓄品のペットボトル水(500ミリリットル)4000本と毛布450枚を送った。【玉腰美那子、荒木涼子】


自衛隊17日以降は2万5千人態勢に 救助活動や生活支援
西日本新聞 4月16日(土)23時8分配信

 政府は16日、熊本地震の被害拡大を受け、被災地に派遣する自衛隊を17日以降は2万5千人態勢に拡大することを決めた。当初計画よりも5千人増やし、被災者の救助や生活支援に当たる。被災地では物資が不足しており、避難者数に応じて3日分の食料、90万食分の供給準備を進めている。

 菅義偉官房長官は記者会見で、在日米軍の支援を要請する方向で調整していることを明らかにした。

 安倍晋三首相は16日夕の非常災害対策本部会議で「ますます雨、風が強くなる中、夜間の救出活動は困難になると思うが、助けを待っている方がいる。人命第一で全力を尽くしてほしい」と述べた。余震の頻発で避難の長期化が予想されるため、被災者の住環境の確保などに万全を期すように指示した。

 首相と石井啓一国土交通相は、16日に予定していた熊本の被災地視察を中止した。

=2016/04/16 西日本新聞=


<熊本地震>国際支援団体、活動費募る
毎日新聞 4月16日(土)23時6分配信

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被害状況を確認するA-PADジャパンなどが派遣した隊員=熊本県益城町で15日、A-PADジャパン提供

 国際災害支援団体の「アジアパシフィックアライアンス・ジャパン」(A-PADジャパン、本部・佐賀市)が、被災地で活動する緊急支援チームを結成し、現地での支援活動を始めた。活動費を工面するため、「ふるさと納税」を利用したインターネットでの寄付を呼び掛けている。

 A-PADは日本、韓国、インドネシアなどアジア・太平洋地域の6カ国による災害支援連携組織。2012年に開かれた第5回アジア防災閣僚級会合で発足し、国内本部を佐賀市に置く。昨年9月の関東・東北豪雨で茨城県常総市の避難所を巡回し、足湯サービスや自宅などの清掃に使う高圧洗浄機のレンタルサービスなどを手掛けた。

 熊本県の被災地には14日午後11時ごろ、姉妹団体のNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」(広島県神石高原町)と協力し、隊員12人と災害救助犬2頭を派遣した。自治体や企業などと協力して避難者を支援する予定。

 募金は1000万円を目標に、国内本部のある佐賀県のふるさと納税制度を活用する。ふるさと納税の情報をまとめたサイト「ふるさとチョイス」で15日から募り、既に約150万円集まっている。

 A-PADジャパンの根木佳織事務局長(39)は「現地の細かなニーズに応えていきたい。避難生活が長期化した際には心のケアや法律相談にも対応したい」と話している。【山中宏之】


「水の都」が断水 停電、交通の乱れ…配布待ちの行列は500人近くに
西日本新聞 4月16日(土)23時1分配信

 大規模な停電や断水、交通機関の乱れ…。大地震で「九州第3の都市」の熊本はまひした。

 豊富な地下水に恵まれた“水の都”だが、送水管の損傷によって市全域の計32万戸で断水が発生。市は健軍水源地(東区)から地下水をくみ上げ、給水車で市民にポリ袋に入れた水を配布した。市中心部の白川公園では、配布待ちの行列は500人近くに。市担当者は「全域での断水は記憶にない。復旧のめどは立たない」と話した。

 市電は枕木などの破損によるレールの不具合のため、終日運休。停電は最大約7万4900戸に上り、入院患者を抱える医療機関は対応に追われた。熊本市民病院(熊本市東区)は倒壊の恐れが出たことから、新生児3人をドクターヘリなどで鹿児島市立病院(鹿児島市上荒田町)に移送した。

 街中には、崩れたビルなどが点在。熊本市中央区の女性(24)は「食料確保もできず、トイレも断水でままならない。不安で眠れないから県外に避難する」と語った。

=2016/04/16 西日本新聞=


<熊本地震>明暗分かれた学生村 「一緒に食堂でご飯。まさか最後になるなんて」
西日本新聞 4月16日(土)22時51分配信

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倒壊した学生アパート(奥)から発見された遺体をブルーシートで覆いながら運び出す警察官たち=16日午後3時半ごろ、熊本県南阿蘇村

 16日未明の最大震度6強の「本震」に始まり、断続的に襲ってきた余震が、熊本、大分両県の大地を深く切り刻んだ。道路の寸断で孤立し、土石流で茶褐色と化した集落。雲が厚く垂れ込め、日没を待たずに降りだした大粒の雨が、自衛隊や警察、消防の救助隊の行く手を遮る。「必ず家族、友人の元へ戻る」。窮地を脱した被災者たちがいる一方で、刻々と犠牲者は増えた。避難所では食料や水などの物資不足という現実もあらわになってきた。

 震度6強の激震が学生アパートを押しつぶした。熊本県南阿蘇村の河陽地区。近くにある東海大農学部の学生が多く住む「学生村」で、わずかな差が若者の生死を分けた。「突然どーんと突き上げられた後、何も分からず隙間に逃げ込んだ」。助かった若者は地面にへたり込み、やがて、がれきの中から発見された友人たちの遺体を涙で見送った。

夢中で壁をたたいた
 崩れ落ちた山が国道57号をのみ込み、阿蘇大橋を崩落させた。その大橋を渡った先に数十棟のアパートが集まる学生村はあり、約830人が暮らす。4棟ある2階建ての「グリーンハイツ」では複数で1階部分が押しつぶされた。

 1階に住む同大3年の宮本真希さん(20)は就寝中、突然の大きな揺れに目が覚め、壁が倒れてきた。夢中で目の前の隙間に逃げ込んだが、身動きが取れない。自力で逃げた学生たちが救助活動に当たり、「頑張れ」「大丈夫か」と励まし続けた。約3時間後、知人らがチェーンソーでがれきを取り除き、無事救出。「助かったのは友人たちのおかげです」と感謝した。

 別のアパート1階に住む農学部の女子学生(22)も「柱か机の下か分からないが、目の前の何かの隙間に入り込んだ。『助けて!』と何度叫んでも反応はない。そのうち『壁をたたいてください』という声が聞こえたんで、夢中でどんどんと壁をたたいた」。

 同じく1階に住む同大1年の中島勇貴さん(18)はうつぶせで寝ていると、背に重たいものを感じた。「息苦しく、死にたくないと呼吸に専念した。真っ暗でどれほど時間がたったか分からないが、やがて鳥の声が聞こえ朝だと思った」。チェーンソーで体が通れるだけの穴が開き、引っ張り出された。

「一緒に食堂でご飯を食べた」
 救出された学生はぼうぜんと立ち尽くしたり、簡易ベッドにへたりこんだりしていた。その脇を、毛布にくるまれ、ブルーシートで隠された複数の遺体が運び出された。その姿を見つめながら、学生たちはすすり泣き、手を合わせ、黙とうした。

 熊本県警によると、遺体で見つかったのは同大4年の脇志朋弥(しほみ)さん(21)と、同1年の清田啓介さん(18)。2人とも1階で見つかった。もう1遺体は身元が確認されていないが、1階に住む男子学生の可能性が高い。

 脇さんは勉強熱心で、頑張り屋だった。「教員になるか、大学院に進学するか相談を受けていた。本当に残念だ」。先輩の一人は悔しがった。

 清田さんは明るい性格だった。「最後に会ったのは15日。一緒に食堂でご飯を食べた。まさか最後になるなんて…」。同級生は声を詰まらせた。

=2016/04/17付 西日本新聞朝刊=


ボランティア自粛呼び掛け=余震続き活動困難―全社協
時事通信 4月16日(土)22時47分配信

 全国社会福祉協議会(全社協)は16日、熊本県で同日未明に発生した地震やその後の余震で家屋倒壊などの被害が拡大しているとして、現時点でのボランティア活動は自粛するようホームページで呼び掛けた。

 余震や強い雨で二次災害の恐れがあるほか、緊急支援車両用の道路確保が重要と説明。「被災地ではボランティアの受け入れや活動は非常に困難な状況にある」とした。

 熊本市社会福祉協議会も、同日に設ける予定だった「災害ボランティアセンター」の開設延期を決定。ボランティアが現地に入れる状況になれば改めて告知するとした。


熊本地震 死者、計41人に 新たに6人死亡確認
産経新聞 4月16日(土)22時11分配信

 16日未明から続く熊本県の地震で、県警などは新たに6人分の死亡を確認した。

 このうち2人はすでに東海大が死亡したことを明らかにしていた同大の学生が含まれており、14日以降の死者は計41人となった。


<熊本地震>大分、宮崎で崖崩れ 高速道、複数区間通行止め
毎日新聞 4月16日(土)22時8分配信

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大分自動車道を覆う土砂崩れ=熊本県由布市で2016年4月16日午後5時、本社機「希望」から梅村直承撮影

 土砂崩れによる住民の孤立やライフラインへの打撃など深刻な状況がさらに広がった。国土交通省によると熊本県内で起きた15件の土砂災害のうち、南阿蘇村河陽では温泉旅館2軒の宿泊客らが一時孤立した。大分県中津市と宮崎県椎葉村でも崖崩れが1件ずつあり、民家に被害が出た。

 高速道路は17日午前0時現在、九州道植木インターチェンジ(IC)-八代ICなど複数の区間が通行止め。このうち大量の土砂が崩落した大分道湯布院IC-日出(ひじ)ジャンクション(JCT)間下り車線では土砂搬出が始まった。国道も阿蘇大橋が崩落した325号を含め熊本県を中心に多数通行止めとなっている。

 鉄道の在来線被害も深刻で、南阿蘇村では豊肥線の立野-赤水駅間の線路が流された。

 ターミナルビルに被害が出て全便欠航となっている熊本空港の復旧は2~3日かかる見込み。ただ、使用できる滑走路は24時間、自衛隊機やドクターヘリ離着陸に利用される。

 一方、毎日新聞の集計では、断水は少なくとも熊本県で約39万世帯、大分、宮崎、長崎、佐賀県を含めると約40万世帯に上り、復旧の見通しは立たない。熊本、大分、宮崎の3県では一時約20万3700戸が停電。うち約19万7200戸は熊本県内で、南阿蘇村で村内の全て、阿蘇市で約84%の約1万6000戸が停電した。西部ガスはガス漏れによる2次災害を防ぐため、熊本県内の約10万5000戸で供給を止めた。【曽田拓、内橋寿明】


<熊本地震>学生死亡の報「痛恨の極み」 東海大学長
毎日新聞 4月16日(土)22時3分配信

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救助活動が続く東海大阿蘇キャンパスそばのアパート=熊本県南阿蘇村で2016年4月16日午前7時29分、本社ヘリから矢頭智剛撮影

 16日未明の本震で熊本県南阿蘇村で東海大学の阿蘇キャンパスに通う同大の学生たちが死亡したとの悲報は正午過ぎ、神奈川県平塚市の東海大湘南キャンパスに伝わった。同大は「痛恨の極み」とする山田清志学長のコメントを発表した。山田学長は所用でハワイに滞在していたが、急きょ帰国を決めた。

 同大湘南キャンパスでは同日午前6時ごろから梶井龍太郎副学長をトップとする対策本部を設け、教職員ら約15人が学生の安否情報の収集に努めていた。だが、現地の通信状況が悪いため状況把握が難しく、対策本部に詰めていた男性職員は「情報が集まってこない。歯がゆい状態だ」と話していた。

 同大企画広報課によると阿蘇キャンパスには学生991人が通学し、うち831人がキャンパスの近くに下宿している。熊本市から同キャンパスに車で行くには落下した橋を使わなければならない。このため職員らもキャンパスに向かえず、学生アパート周辺などで安否情報を集めているという。【渡辺明博】


熊本地震 石井国交相、仮設住宅建設へ準備指示 観光庁はホテルに受け入れ要請
産経新聞 4月16日(土)22時3分配信

 石井啓一国土交通相は、熊本地震の被災者向けの仮設住宅建設について、自治体の要請があり次第、対応できるよう、プレハブ建築業界など関係団体に準備を指示した。官邸で16日、記者団に明らかにした。

 また、観光庁が熊本県内のホテルや旅館などに被災者の受け入れを要請し、「107施設、約5千人の収容を用意している」と語った。


<熊本地震>生きた心地せず…西原村
毎日新聞 4月16日(土)22時1分配信

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避難所で使うため倒壊した自宅から毛布を運ぶ男性=熊本県西原村で2016年4月16日午後4時56分、久保玲撮影

 震度6強を観測した熊本県西原村では、建物の下敷きになって5人が死亡。村によると、人が住んでいない小屋などを含めて344棟が全壊、1087棟が半壊した。

 美晴台(みはるだい)地区は道が崩れて孤立状態になったが、地区住民はヘリコプターで救助された。

 「生きた心地がしなかった」。眠っていた泗水(しすい)直子さん(72)は激しい音とともに体が強く揺さぶられた。長い揺れがおさまると、近くの男性(66)の呼びかけに応じて地区の広場にそれぞれの車で集まり、車中で夜を明かした。

 早朝になって、地区外に出るただ一つの県道が崩れているのが分かった。熊本県警に連絡すると、昼前に救助応援に駆け付けた山口県警のヘリコプターが飛来。住民二十数人を熊本空港までピストン輸送で運んだ。泗水さんは「助けてもらい、ほっとした」と語った。

 一方、集落の半数以上の民家が損壊したという大切畑(おおきりばた)地区では、生き埋めになった人たちを住民たちが協力して助け出し、犠牲者は出なかった。男性(45)は「集落のみんなが暗闇の中でも必死だった」と振り返った。【野呂賢治】


<熊本地震>木造家屋を中心に倒壊…嘉島町
毎日新聞 4月16日(土)21時59分配信

 熊本県嘉島(かしま)町でも多数の民家が倒壊し、建物の下敷きになった男性3人が死亡した。多くの町民が自宅を追われ、町の推計によると約3000人が避難生活を強いられている。

 嘉島町は14日の地震では目立った被害がなかったが、16日は震度6強を観測した地震で激しく揺れた。町によると「調査する人手が足りない」ため倒壊棟数を把握できていない。町職員は「古い木造家屋を中心に倒壊した。14日の地震で弱っていたのかもしれない」と話す。

 死亡したのは奥田久幸さん(73)▽田端強さん(67)▽冨岡王将さん(84)--で、いずれも自宅が倒壊したことによる圧死とみられるという。

 田端さんの救助に駆けつけた親戚、田端司郎さん(66)は「がれきから右手が見えたので何度も揺すって呼びかけたが反応がなかった。こんなに揺れるとは思わなかった。残念でならない」と悔やんだ。

 被害が大きかった上六嘉(かみろっか)地区では約30世帯が全半壊した。炊き出し場所になっている上六嘉公民館も敷地の液状化で建物全体が傾き、床下浸水した。【平川昌範】


<熊本地震>大きな亀裂、道路寸断…益城町
毎日新聞 4月16日(土)21時57分配信

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倒壊した家屋の中をビニールシートを持って歩く女性=熊本県益城町で2016年4月16日午前9時57分、久保玲撮影

 14日夜の地震で集中的な被害が出た熊本県益城(ましき)町は16日未明の地震によって被害が更に拡大した。民家の倒壊が増え、道路には大きな亀裂が入り、寸断された。

 平田地区に住む西村正敏さん(88)と美知子さん(82)夫婦は、同居する孫の洋介さん(38)とともに倒壊した自宅の下敷きに。洋介さんは月明かりを頼りに何とか自力で外に出たが、夫婦は約6時間後、遺体で見つかった。「『痛い、動けない』と言う祖母の姿が見えた」。洋介さんは救出できなかった無念を明かした。

 安永地区の山内由美子さん(92)も自宅が倒壊し、命を落とした。長女坂田由理子さん(68)によると、約20年前に夫を亡くしたが、歌舞伎、時代劇が好きで、俳句が趣味。孫をよくかわいがった。坂田さんは「(14日夜の)震度7に耐えたので、もう大丈夫だろうと思っていた。母はまだまだ生きられる人。こんなふうに死なせてしまうなんて」と悔やみきれないように話した。

 救われた命もある。宮園地区で自宅の下敷きになった田上信弘さん(60)、さつきさん(55)夫婦。警察官らが「あと少し頑張って」と声をかけるなか救出作業が続き、約2時間半後にさつきさんが、その2時間半後に信弘さんが助け出された。救助を見守った長男智士さん(29)は「絶望しかけていたが、無事でよかった」と涙ぐんだ。【原田悠自、岩崎邦宏、大森治幸】


<熊本地震>死者41人に 16日「本震」後に32人死亡
毎日新聞 4月16日(土)21時53分配信

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ペンションなどが押し潰され、重機などを使い捜索活動が続く土砂崩れの現場=熊本県南阿蘇村で2016年4月16日午後5時36分、本社機「希望」から梅村直承撮影

 16日午前1時25分ごろ、熊本県熊本地方を震源とする地震があり、同県南阿蘇村や熊本市などで震度6強を観測した。気象庁によると、震源の深さは12キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.3と推定され、1995年の阪神大震災と同規模。その後も震度6クラスの地震が断続的に発生し、毎日新聞の集計によると、32人が死亡した。14日の地震で9人が亡くなっており、死者は41人に増えた。今回の地震では被害が福岡県や大分県など九州の広い範囲に及んだ。

 気象庁は、14日午後9時26分ごろに発生した最大震度7(M6.5)の地震とその後の一連の地震が「前震」で、今回の地震が「本震と考えられる」との見方を示した。「本震」の後も熊本地方や阿蘇地方、大分県中部地方を震源とする地震が同時多発的に発生。14日夜の地震以降、震度1以上を観測する地震は287回(16日午後3時現在)に上った。


<熊本地震>亡くなった方々
毎日新聞 4月16日(土)21時53分配信

 16日未明に発生した地震で亡くなった方々。<>は発見された場所、16日午後8時55分現在、熊本県警などの調べ。

 <熊本市>熊本市東区沼山津2、矢野悦子さん(95)▽同市中央区本荘5、高村秀次朗さん(80)▽同市南区城南町永、椿節雄さん(68)

 <八代市>不詳(女性)

 <益城町>益城町平田、内村宗春さん(83)▽同、西村正敏さん(88)▽同、西村美知子さん(82)▽福岡県宗像市三倉、福田喜久枝さん(63)▽益城町上陳、園田久江さん(76)▽同町寺迫、村田恵祐さん(84)▽同町福原、島崎京子さん(79)▽同、河添由実さん(28)▽同町赤井、城本千秋さん(68)▽同町島田、吉永和子さん(82)▽同町木山、松野ミツ子さん(84)▽同町安永、山内由美子さん(92)

 <御船町>御船町滝川、持田哲子さん(70)

 <南阿蘇村>南阿蘇村立野、片島信夫さん(69)▽同、高田一美さん(62)▽同村河陽、増田フミヨさん(79)▽同、橋本まち子さん(66)▽同、清田啓介さん(18)▽同、脇志朋弥さん(21)▽不詳(男性)

 <嘉島町>嘉島町上六嘉、奥田久幸さん(73)▽同町鯰、田端強さん(67)▽同、冨岡王将さん(84)

 <西原村>西原村鳥子、野田洋子さん(83)▽同村布田、内村政勝さん(77)▽同村宮山、大久保重義さん(83)▽同村小森、加藤カメノさん(90)▽同、加藤ひとみさん(79)

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