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2016年4月16日 (土)

熊本・震度7の地震に関するニュース・17

引き続き、熊本県で4月14日および16日に発生した、震度6強~7の地震に関するニュースを伝達します。

リンク:「暴風雨怖い」「どんな被害が」=避難所、悪天候予報に不安―熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 河野太郎防災担当相、救援物資「責任を持って届ける」 非常食90万食、粉ミルク1トン… - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:患者400人、県外へ=災害医療チームが搬送―熊本地震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:阿蘇神社楼門など崩壊、熊本城も櫓など4棟倒壊 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:被災者5000人受け入れ可能=熊本県内の旅館・ホテル―国交省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:800人救出待ち=「崩落で村が分断」―熊本県南阿蘇村 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:〔地震〕鉄道:九州地方 17日の運転計画(16日23時現在) - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 生き埋め23件、閉じ込め53件 菅官房長官、午前6時に臨時会見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 「災害ボランティア控えて」全社協が呼びかけ 新たな被害を警戒 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>玄海、川内原発ともに異常なし 川内は運転継続 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:土砂災害や倒壊に警戒を 九州にまとまった雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州各地でイベント中止相次ぐ 福岡ソフトバンク対楽天戦も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本県内の停電、なお8万戸 ガスも10万戸停止 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「外の公園で朝まで過ごした」余震の不安に眠れぬ夜 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「なんということに…」神職や参拝人、絶句 熊本県民の「宝」、無残な姿 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本、大分42万世帯が断水=21施設人工透析できず―厚労省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 安倍首相「助けを待つ人がいる、夜間救出、困難だが全力を」 自衛隊2万5千人に増派 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>サポート情報 募金・神戸市社会福祉協議会 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>生産・物流への打撃広がる 再開見通し不透明に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>サポート情報 交通 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 死者計37人に 震度6相次ぎ負傷1000人以上 本震は「阪神」クラス - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:布田川断層27キロずれ=南阿蘇村、97センチ動く―国土地理院 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>防災拠点、耐震遅れ 役所や病院使えず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>自衛隊2万5000人規模に拡大へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>土砂災害に警戒を 降雨予想 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:迫る天井、4時間後救出=アパート下敷き東海大生―「生きてて良かった」・南阿蘇村 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>緊急地震速報、データ処理で誤り - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>死者41人に M7.3被害は広範囲 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>サポート情報 公衆電話 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>「我が子のような存在」南阿蘇村で学生3人死亡 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:続く揺れ「ますます被害拡大」=益城町役場、立ち入り禁止に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「相当なエネルギーが放出」 田んぼに活断層露出 緊急調査団が確認 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>サポート情報 ライフライン 電気・水・ガス - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>サポート情報 携帯電話 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

「暴風雨怖い」「どんな被害が」=避難所、悪天候予報に不安―熊本地震
時事通信 4月16日(土)21時38分配信

 南阿蘇村では20カ所の避難所に約2600人が身を寄せ、駐車場は隙間なく埋まった。

 夜からの激しい雨の予報を不安がる声が口々に漏れた。

 妻と避難した丸野健雄さん(72)は「雨だから家には帰らない方がいい」と漏らした。自宅に大きな被害はないが、過去に大雨で土砂災害が起きた山肌の集落にあるため、避難を決めたという。別の避難所で、上原由紀子さん(67)も「暴風雨と聞き、しっかりした建物にいないと怖い」と話した。

 一方、小寺久子さん(70)は停電が続く自宅にとどまることを選んだ。「真っ暗で雨も怖いけれど、家にいた方がのんびりできる」と言う。

 雨に伴う土砂災害への備えで一部に避難勧告も出た阿蘇市。瓦の落ちた自宅の屋根にブルーシートを掛け終えた畜産業西岡春光さん(54)は「暴風雨と地震が一緒になればどんな被害が出るか分からないが、家を守ろうにもこのくらいしかできない」と心配そうに話した。建物は無事だが、余震に備え車の中で寝るという。


熊本地震 河野太郎防災担当相、救援物資「責任を持って届ける」 非常食90万食、粉ミルク1トン…
産経新聞 4月16日(土)21時28分配信

 河野太郎防災担当相は16日夜、熊本地震で避難者が9万人を超えたことを受け、「非常食90万食、粉ミルク1トン、非常用トイレ1万個、子供用の紙おむつ6万枚。これをとりあげずの3日分として政府として責任を持って届ける」と述べた。首相官邸で記者団に語った。

 その上で、スーパーやコンビニで食料や生活必需品が品切れ状態になっていることから「農水省あるいは経産省中心に物流が行き渡るように全力を挙げている。特におにぎり、パン類、飲料水をなるべく早くスーパー、コンビニにもしっかり届け、きちんと買えるという状況を早く作りたい」と強調した。


患者400人、県外へ=災害医療チームが搬送―熊本地震
時事通信 4月16日(土)21時23分配信

 震度6強などの地震で医療機関も被災した熊本県では、全国各地から現地入りした災害派遣医療チーム(DMAT)が入院患者を順次、県外の病院へ移送している。

 メンバーの1人で国立病院機構大阪医療センターの若井聡智医師(48)によると、16日だけで400人程度を福岡、佐賀、宮崎各県に運んだ。

 若井医師によると、熊本県内の病院は断水などの影響で受け入れ能力が低下。全ての患者を別の病院に移した所もあった。特に人工透析患者は治療に大量の水が必要で、17日以降も約110人を県外に搬送するという。


阿蘇神社楼門など崩壊、熊本城も櫓など4棟倒壊
読売新聞 4月16日(土)21時11分配信

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大きく倒壊した阿蘇神社(16日午前7時19分、熊本県阿蘇市で、読売ヘリから)=中司雅信撮影

 16日未明に熊本県などを襲った地震による強い揺れは、歴史的な建造物にも深刻な被害を及ぼした。

 阿蘇神社(阿蘇市)では、国指定重要文化財の楼門や拝殿が崩壊。神社は毎年多くの観光客が訪れる名所で、燃えるカヤの束を振り回す伝統行事「火振り神事」で知られる。

 幼い頃から神社を見てきた近くに住む高校3年の男子生徒(18)は「地域の宝がこんなことになるなんて」と肩を落とした。

 加藤清正が築いた国の特別史跡の熊本城(熊本市中央区)でも、石垣が崩れていた場所がさらに広がり、櫓(やぐら)など国の重要文化財4棟が倒壊する被害が出た。

 17世紀初頭の築城時からの建造物とされる平屋の北十八間(きたじゅうはちけん)櫓、東十八間櫓(各長さ35メートル)が、高さ20メートルの石垣ごと崩壊。石垣下にある熊本大神宮の建物を押しつぶした。


被災者5000人受け入れ可能=熊本県内の旅館・ホテル―国交省
時事通信 4月16日(土)21時10分配信

 熊本県などを震源とする地震が相次いだことを受け、国土交通省は16日午後、石井啓一国交相を本部長とする同省非常災害対策本部の会議を開いた。

 被災者の受け入れ先として、熊本県内の旅館やホテルに約5000人分の部屋を用意したことなどが報告された。

 旅館やホテルの宿泊費は1人当たり1泊3食付きで5000円程度。国が全額負担する。国交省が15日に全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会と日本旅館協会に協力を要請しており、107施設が受け入れを決めた。


800人救出待ち=「崩落で村が分断」―熊本県南阿蘇村
時事通信 4月16日(土)21時9分配信

 16日に震度6強の地震が発生した熊本県南阿蘇村では、建物の下敷きになるなどして5人が死亡し、行方不明者も出ている。

 村によると、西部を中心に約800人が救援を待っており、自衛隊や消防の懸命な救助活動が続く。

 阿蘇広域消防本部は「多数箇所が崩落し村内が分断された。村に至る橋やトンネルも通行止めで他地域からの支援も来にくい」と説明。地震の影響で電話が使えず、被害の把握に10時間以上かかった場合もあるという。


〔地震〕鉄道:九州地方 17日の運転計画(16日23時現在)
レスキューナウニュース 4月16日(土)21時0分配信

熊本県内を震源とする地震の影響で、あす17日も熊本県内のJRが終日運転を見合わせます。
九州新幹線や熊本県内のJR線は、17日も終日運転を見合わせますが、16日に大分県内で運転を見合わせていた日豊本線は、一部区間で本数を減らして運転を行う予定です。
なお、地震や気象状況等で運転計画が変更となる可能性があるとしています。

■17日も運転見合わせ(★=終日)
・★九州新幹線(全線)
・JR:★鹿児島本線(荒尾~八代駅間)、★阿蘇高原線(熊本~豊後竹田)、★三角線(全線)、★肥薩線(八代~吉松)
・★特急「有明」「A列車で行こう」「あそぼーい!」「SL人吉」「いさぶろう・しんぺい」「ゆふ」「ゆふいんの森」「九州横断特急」
・熊本電鉄線、熊本市電

■17日から本数を減らして運転予定
・JR:日豊本線(中津~延岡)、阿蘇高原線(豊後竹田~大分)、ゆふ高原線(向之原~大分)
・特急「ソニック」「にちりん」(本数を減らして10時頃以降運転予定)


熊本地震 生き埋め23件、閉じ込め53件 菅官房長官、午前6時に臨時会見
産経新聞 4月16日(土)20時57分配信

 菅義偉官房長官は16日午前6時頃に臨時の記者会見を開き、同日1時25分頃に熊本県熊本地方で発生した震度6強の地震による被害として閉じ込めが53件、生き埋めが23件が発生していると発表した。

 菅氏は火災や家屋の倒壊、トンネルの崩落などが発生し「救助を求める110番、119番通報が相次ぐなど広い範囲で甚大な被害が発生している」と述べた。

 警察の応援派遣について現在の1800人態勢に約1000人の追加派遣を実施し、自衛隊も17日中に2万人態勢に大幅拡充することを説明した。


熊本地震 「災害ボランティア控えて」全社協が呼びかけ 新たな被害を警戒
産経新聞 4月16日(土)20時46分配信

 全国社会福祉協議会(全社協)は16日、同日未明に発生した地震の影響で家屋倒壊など新たな被害が出ていることから、現時点でのボランティア活動は控えるよう呼びかけた。熊本市社会福祉協議会も、災害ボランティアセンターを16日に開設予定だったが、延期した。

 全社協は「現地では倒壊した家屋に取り残された住民の人命救助が行われており、緊急支援車両の道路確保が重要となっている」と強調。「ご自身の身の安全や被災地の救命活動を最優先にお考えいただき、現時点でのボランティア活動は控えていただくことを、強くお勧めします」と呼びかけた。


<熊本地震>玄海、川内原発ともに異常なし 川内は運転継続
西日本新聞 4月16日(土)20時41分配信

 九州電力によると、運転中の川内原発(鹿児島県薩摩川内市)と停止中の玄海原発(佐賀県玄海町)はともに異常がなく、川内原発は運転を継続している。

 大分県の対岸にあり、現在停止している四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)も異常は確認されていない。

=2016/04/16 西日本新聞=


土砂災害や倒壊に警戒を 九州にまとまった雨
西日本新聞 4月16日(土)20時30分配信

 前線を伴った低気圧が近づく影響で、気象庁は九州地方で17日朝にかけ断続的に雨が降り、局地的には雷を伴って非常に激しく降るとして注意を呼びかけている。雨は同日午前9時ごろまで続く見込み。

 同庁によると、17日夜までの24時間雨量は、熊本県が150ミリ、大分県が100ミリ、福岡県と佐賀県が80ミリなど。1時間雨量は、熊本県と佐賀県が40ミリ、福岡県と大分県が30ミリ。風も強く、大きな被害が出ている熊本県阿蘇地方は、最大瞬間風速35メートルの非常に強い風が吹くとみられる。18日以降も気圧の谷や前線の影響で、曇りや雨となる日が多いとしている。

 今回の地震を受け、気象庁は、一連の地震により地盤が緩んだ地域は雨による土砂災害や家屋倒壊の恐れが高まるとして、震度5強以上を観測した九州の市町村については、大雨警報や土砂災害警戒情報などを通常の基準の7~8割を満たせば発表するよう基準を引き下げて運用することを決めた。基準の引き下げは、当分の間としている。

=2016/04/16 西日本新聞=


九州各地でイベント中止相次ぐ 福岡ソフトバンク対楽天戦も
西日本新聞 4月16日(土)20時28分配信

 熊本県などで続いた地震の影響によって、福岡市で16日開催予定だったプロ野球福岡ソフトバンク対楽天戦など、九州各地でスポーツ競技やイベントなどの中止が相次いだ。

 福岡県久留米市の第19回久留米つつじマーチ(16、17日)や北九州市の「北九州・平尾台トレイルランニングレース」(17日)は「参加者の安全確保などのため」(主催者)として、中止を決定。鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地で23、24日に予定されていた航空ショー「エアーメモリアルinかのや」も実行委員会が中止を発表した。

 17日に九州各県11会場で約9千人が受験予定だった国家試験・情報処理技術者試験も中止になった。

=2016/04/16 西日本新聞=


熊本県内の停電、なお8万戸 ガスも10万戸停止
西日本新聞 4月16日(土)20時24分配信

16日未明から強い地震が相次いだため、熊本県内は再び大規模な停電やガス供給停止に見舞われた。

 九州電力によると、15日夜に停電の復旧作業をほぼ終えたが、地震発生のため、16日午前2時の時点で熊本県内を中心とした約45万戸が停電。午後11時現在は約8万1600戸が停電中。大分、宮崎両県の復旧はほぼ完了した。

 西部ガスも16日中の復旧完了を目指していたが、地震発生後に熊本県内7市町の約10万5千戸への供給を停止。復旧計画の策定準備に入った。

=2016/04/17付 西日本新聞朝刊=


「外の公園で朝まで過ごした」余震の不安に眠れぬ夜
日刊スポーツ 4月16日(土)20時22分配信

 震源地近くの熊本市東区佐土原3丁目に住む40代の女性が16日、地震の揺れの恐ろしさを語った。

 「最初の震度7の揺れよりも、昨日の夜中1時すぎに起きた揺れの方が死を覚悟するぐらい強かった。家の中にいたが、30秒ぐらい強く揺れて、逃げようにもその場から動けなかった。テーブルの下に隠れても、揺れでテーブルが動いて体が出てしまうぐらいだった」と震えるような声で話した。

 自宅は無事で電気は通っているものの、水道とガスが止まったという。近所の様子については「息子の幼稚園が壊れて1週間休みになった。近所には倒壊した家の下敷きになって亡くなった人もいると聞いた。昨日の夜中の揺れ以降、怖くて4歳の息子を連れて外の公園で朝まで過ごした。近所の人はみんな集まってきていて、自分もバーベキュー用の椅子と毛布を持っていって、子供と朝まで過ごした。ブルーシートを敷いて横になっている人もいた」と話した。

 近隣の学校などの避難所はすでにパンク寸前だといい、車中泊をする人もいるという。

 「今日は雨も降るし、家だと不安なので早めに避難所に移ります。一昨日からかなりの寝不足です。昨日も夜中の地震から寝てない。揺れが強いので、安心できない」と先の見えない不安な心境を語っていた。


「なんということに…」神職や参拝人、絶句 熊本県民の「宝」、無残な姿
西日本新聞 4月16日(土)20時22分配信

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地震で瓦が落下した熊本城の天守閣=16日午前9時すぎ、熊本市(本社ヘリから)

 熊本城、阿蘇神社、通潤橋-。熊本県民が誇る肥後の「宝」が14日と16日の2度にわたって激震に見舞われ、無残な姿となった。

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激しく崩れた熊本城の石垣=16日午後3時50分、熊本市中央区(撮影・岡部拓也)

 熊本市観光政策課によると、熊本城は14日の地震で、天守閣のしゃちほこを含む屋根瓦の落下が相次いだ。16日には国重要文化財の東十八間櫓(やぐら)や宇土櫓の一部も崩れた。城を見ていた男性(22)は「もう一度、あの威風堂々とした雄姿を見られるのだろうか」と落胆し、市の担当者は「今後の風雨でさらに被害が出ないよう祈るしかない」とため息をついた。

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地震で倒壊した、阿蘇神社を象徴する楼門=16日朝、熊本県阿蘇市(撮影・島村史孝)

 阿蘇神社(阿蘇市)は16日に楼門と拝殿が倒壊した。長い歴史を誇る神社の象徴である木造建築で、楼門は「日本三大楼門」の一つに挙げられている。楼門も拝殿も基底部から崩れるように倒れ、ぺしゃんこの状態で朝を迎えた。悲惨な状況を目にした神職や参拝人は「なんということに…」と絶句し、立ちすくんだ。

 豪快な放水で有名な石造りアーチ橋の通潤橋(山都町)は、14日の地震で入った亀裂が16日、さらに広がった。水漏れがあり、危険防止のため立ち入り禁止になった。町の観光関係者は「ゴールデンウイークまでに修復を」と願うが、町教育委員会は「余震が落ち着くまで手の付けようがない」とうなだれた。

=2016/04/16 西日本新聞=


熊本、大分42万世帯が断水=21施設人工透析できず―厚労省
時事通信 4月16日(土)20時20分配信

 厚生労働省によると、16日午後3時現在、熊本県内で約41万世帯が断水している。

 うち熊本市が約32万世帯、大津町と菊陽町が計約3万1000世帯。大分県でも別府市などを中心に約8000世帯が断水している。

 また、16日未明の地震の後、熊本県内で人工透析が可能な94施設中21施設で、何らかの理由により人工透析ができないと報告があり、他の医療機関への移送などを検討している。厚労省は同日、全国の都道府県に対し、被災地からの透析患者の受け入れを依頼した。


熊本地震 安倍首相「助けを待つ人がいる、夜間救出、困難だが全力を」 自衛隊2万5千人に増派
産経新聞 4月16日(土)20時20分配信

 政府は16日、熊本県で同日未明から続く地震による被害拡大を踏まえ、救命救助や復旧活動に当たる自衛隊や警察、消防の派遣要員を拡充することを決めた。安倍晋三首相は非常災害対策本部会議を断続的に開き、現地の天候悪化を踏まえ「夜間の救命、救出活動は極めて困難になるが、助けを待っている方々がいる。引き続き人命第一で全力を尽くしてほしい」と救命救助に万全を期すように指示した。

 首相は同日夜の会議で、水や食料、毛布などの生活必需品の提供▽高齢者や乳幼児らにも目配りしたきめ細かな支援の徹底▽避難の長期化を想定した住環境の確保-などを挙げ、関係機関が一体となって被災者支援に取り組むよう求めた。

 自衛隊は、陸上自衛隊西部方面総監を指揮官とする陸海空の統合任務部隊(JTF)を編成し、16日中に派遣部隊を1万5千人に、17日以降に2万5千人の態勢に大幅増強する。現在1800人規模の警察の派遣隊は約3千人に、消防は消防団員を含め約1万人態勢に拡充する。

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は16日夜の記者会見で、非常災害対策本部の下に関係省庁で構成する「物資調達班」を設置し、被災者数に応じた3日分の食料90万食を供給する準備を進めていると表明した。米軍による災害支援の受け入れは「調整中」とした。九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)など周辺の原発については「原子力規制庁から異常はないと報告を受けている」と述べた。


<熊本地震>サポート情報 募金・神戸市社会福祉協議会
毎日新聞 4月16日(土)20時14分配信

 阪神大震災(1995年)で国内外から多くの支援が寄せられたお礼として、神戸市社会福祉協議会は18日から、熊本地震の被災地のために募金活動を始める。区役所や児童館など市内28カ所に募金箱を設置するほか、銀行振り込みも受け付ける。

 振込先はみなと銀行神戸駅前支店の普通口座1637003、口座名義は「神戸市社協 災害救援募金A」。みなと銀行は市社協と協定を結んでおり、同銀行の支店窓口からの振込手数料は無料(ATMは別)。詳細は市社協のホームページに掲載している。


<熊本地震>生産・物流への打撃広がる 再開見通し不透明に
西日本新聞 4月16日(土)20時13分配信

 16日に発生した地震で、企業の生産活動への打撃はさらに広がった。新たに操業を見合わせる工場や、復旧作業を中断する企業が相次いでいる。余震も断続的に続いており、影響が長期化する可能性も出ている。

 ホンダは16日、二輪車を生産する熊本製作所(熊本県大津町)の18日の操業停止を決定。地震続きで設備点検ができていないためで、14日夜から続く停止状態からの復旧は見通せない。

 18日の完全復旧に向けて準備を進めていたコカ・コーラウエストの熊本工場(熊本市)は、作業を中断した。担当者は「復旧作業を進めたい従業員もいるが、今は安全第一。復旧計画にずれが出るのは仕方がない」。熊本県和水町にあるパナソニックの産業用部品工場では、15日夜に一部再開した生産を、点検のために再停止した。17日以降の操業については未定という。

 九州唯一の製油所であるJXエネルギーの大分製油所(大分市)ではタンクの機器が一部故障し、16日朝から午後2時半まで出荷を見合わせた。新日鉄住金の大分製鉄所(同)は地震発生を受けて操業をいったん停止し、安全が確認できた設備から再開した。

 交通網の乱れから、物流への影響も拡大。日本郵便では九州各県で速達などに半日程度の遅れが生じており、17日以降はさらに遅れる可能性があるという。

=2016/04/16 西日本新聞=


<熊本地震>サポート情報 交通
毎日新聞 4月16日(土)20時8分配信

 ◆主な交通機関の運行状況など◆(16日)

●九州新幹線

全線不通

●JR九州在来線

<鹿児島線>荒尾-八代間は運休、門司港-荒尾間は本数を減らして運行

<日豊線>宇島-延岡間は運休、小倉-宇島間と延岡-鹿児島中央間は本数を減らして運行

<豊肥線>全線運休

<肥薩線>八代-吉松間は運休

<三角線>全線運休

●その他の鉄道

<くま川鉄道>全線運休

<肥薩おれんじ鉄道>八代-肥後高田間は運休

<南阿蘇鉄道>運休

<熊本市電>運休

<熊本電気鉄道>運休

●運休している主な高速バス

<いわさきグループ>福岡-鹿児島(夜行便含む)、熊本-鹿児島

<宮崎交通>宮崎-福岡、宮崎-熊本、宮崎-新八代、宮崎-長崎など

<西鉄グループ>福岡-熊本、福岡-延岡、福岡-宮崎、福岡-鹿児島(夜行便含む)など

<九州産交バス>福岡-熊本、熊本-北九州、熊本-鹿児島など

<JR九州バス>宮崎-新八代、福岡-宮崎、延岡-大分など

<南国交通>鹿児島-熊本、鹿児島-福岡、鹿児島-長崎、鹿児島-宮崎

<神園交通>八代市内各地-阿蘇くまもと空港

<南九州観光バス>鹿児島-福岡

<美登観光>福岡-宮崎

<長崎県交通局>長崎-熊本、長崎-鹿児島、長崎-宮崎、長崎-大分

●フェリー

<九商フェリー>熊本港-島原港は全便休航(20日まで)

<熊本フェリー>熊本港-島原港は全便休航(同)

<有明、島鉄、三和フェリー>通常運航

●通行止めの高速道など(16日午後4時現在)

<九州自動車道>植木IC-八代IC

<九州中央自動車道>嘉島JCT-益城TB

<大分自動車道>日田IC-大分IC

<東九州自動車道>安心院IC-日出JCT

<日出バイパス>速見IC-日出IC


熊本地震 死者計37人に 震度6相次ぎ負傷1000人以上 本震は「阪神」クラス
産経新聞 4月16日(土)20時4分配信

 16日午前1時25分ごろ、熊本県で震度6強の地震があった。その後、短時間に震度6弱以上の地震が相次いで3回発生。ビルや家屋が倒壊し、県などによると新たに男女28人が死亡、14日以降の死者は計37人となった。九州の広範囲で多数がけがをし、千人以上が重軽傷を負った。熊本県では約9万人が避難した。

 熊本県益城町では14日に最大震度7を観測しているが、気象庁は「今回(午前1時25分)が14日以降に発生した地震の本震」との見方を示した。この最初の震度6強の地震はマグニチュード(M)7・3で、阪神大震災と同じ規模。震源の深さは約12キロだった。

 大規模な土砂崩れもあり、阿蘇大橋(全長約200メートル)が崩落。宇土市役所が半壊し、南阿蘇村と西原村にまたがる俵山トンネルが崩落した。南阿蘇村では4人が行方不明で、村内の体育館では約500人が孤立状態になっている。

 原子力規制庁は16日、連続的に発生している熊本地震を受け、稼働中の九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)▽運転停止中の九電玄海原発(佐賀県玄海町)▽四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)▽中国電力島根原発(松江市)-に異常はないと発表した。


布田川断層27キロずれ=南阿蘇村、97センチ動く―国土地理院
時事通信 4月16日(土)20時3分配信

 熊本県で16日未明に起きたマグニチュード(M)7.3の地震について、国土地理院は同日、地表に設けた基準点を分析した結果、布田川断層帯が長さ約27キロにわたってずれ、南阿蘇村が南西方向に最大97センチ動いたと発表した。

 
 地理院によると、全地球測位システム(GPS)を使い、地表に設置した基準点の地震前後のずれを計測。南阿蘇村は南西方向に97センチ、熊本市北区は北東方向に75センチ動いていた。

 この結果から、地中の布田川断層帯が長さ約27キロにわたり、約3.5メートルずれたと考えられるという。


<熊本地震>防災拠点、耐震遅れ 役所や病院使えず
毎日新聞 4月16日(土)20時2分配信

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被災した宇土市役所=熊本県宇土市で2016年4月16日午前9時59分、本社機「希望」から梅村直承撮影

 熊本地震で役場や病院などの防災拠点自体が損壊し、使用不可能になるケースが出ている。被災時のとりでなのに、財政難などで耐震が万全でないという事情が背景にある。

 熊本県宇土(うと)市の本庁舎は16日未明、コンクリート造り5階建ての4階の天井部分が崩れ、はりが落ちて大きくゆがんだ。1965年建造で、約10年前の耐震診断により震度6強に耐えられないと判定され、ようやく昨年、耐震改修計画を検討し始めたばかりだった。市担当者は「財政上の問題で改修が遅れた」と釈明する。

 同県益城町も古い庁舎だが耐震改修が済み、震度7に耐えられるはずだった。だが14日の前震で庁舎にひびが入ったり窓が開閉できなくなったりした。さらに16日の本震で電気がストップ。役場横に配備した電源車も倒れた。建物強度への懸念や電気が使えないことから、600人以上が避難する町保健福祉センターの児童館に災害対策本部を移し、約50平方メートルにシートを敷いて椅子と机を置いて災害対応に当たる。ある職員は「耐震補強をしたので、使えなくなるとは思わなかった」と話す。

 医療機関でも、熊本市の防災拠点施設に指定されている熊本市民病院で天井の一部崩落などがあり、「倒壊する恐れがある」として使用を中止。入院患者約300人は県の防災ヘリコプターや救急車で他の病院に搬送された。

 同病院は46年開設。79年完成の南館が耐震基準を満たしておらず、市議会特別委員会が13年に「建て替えが妥当」との報告をまとめた。市は15年度に12階建て免震病棟を着工する計画だったが、133億円だった建設費の見積もりが資材高騰などで209億円に膨らみ、大西一史市長が昨年1月に着工延期を表明した。病院関係者は「地震時に患者を治療できないのは残念だが、安全を考えればやむを得ない」と肩を落とす。

 しわ寄せを受けたのが、県の基幹災害拠点病院の熊本赤十字病院(熊本市)。けが人が殺到し、重症度に応じて転院可能な患者は県内外の医療機関に移ってもらう措置を取った。担当者は「病床数や備蓄医薬品などにも限界がある。想定外の患者数で、市民病院などで患者の受け入れができなくなったことも少なからず影響している」と話す。

 防災拠点となる公共施設などの耐震化について、国土交通省幹部は「特に庁舎の遅れが問題」と指摘する。限られた予算の中で学校などが優先され、「役人の施設は後回しにされがち」(総務省幹部)という。

 総務省消防庁の14年度末現在の調査で、防災拠点となっている全国の公的施設約19万棟のうち、88.3%が耐震基準を満たしていた。だが、自治体などの庁舎は74.8%にとどまる。

 同庁は「市町村は都道府県に比べ、耐震診断、耐震化実施のいずれも低い」とし、その原因を「予算の制約」と説明する。都道府県庁舎は85.3%だが、市町村は71.2%。都道府県間でも、静岡などの100%に対し、最下位の愛媛は30.4%と大差がある。格差解消のため同庁は耐震化事業での交付税の優遇(09年度)、国の補助対象となる防災・減災事業の拡大(15年度)など財政面での支援を実施してきたが、耐震率は不十分なままだ。

 名古屋大の福和伸夫・減災連携研究センター長は「役所や病院は災害時のとりで。いざという時に機能しなくなることはあってはならない。そうした問題に直面した阪神大震災以降、耐震化が進められてきたが、南海トラフ地震で被害が想定される地域に比べ、それ以外の地域の動きは鈍かった。財政的な問題もあったのだろうが、過去の教訓が十分に生かされたとは言えない」と指摘している。【高尾具成、吉川雄策、桐野耕一、熊谷豪】

 【ことば】耐震率

 建築基準法が定める基準を満たしている建物の割合。1981年の同法改正でできた新基準は震度5強程度でほぼ損傷しないことに加え、震度6強~7で倒壊しないよう求めている。


<熊本地震>自衛隊2万5000人規模に拡大へ
毎日新聞 4月16日(土)19時59分配信

 政府は16日、熊本県での同日未明の地震で被害が拡大したことを受け、現地に投入する救援要員の拡充を決めた。当初2000人規模だった自衛隊は17日以降、2万5000人規模に拡大する。16日夜に降り始めた雨で土砂崩れなど2次被害が発生する恐れもあり、危機感を募らせている。

 安倍晋三首相は16日、現地視察を中止し、首相官邸で陣頭指揮を執った。同日夜、記者団に「細心の注意を払って被害拡大防止に万全を期す」と強調。「熊本市で食料や水が不足している。全力で対応する」と語った。政府は3日分の食料として90万食を提供する作業を急いでいる。

 首相はこれに先立つ非常災害対策本部会議で「夜間の活動は困難なものになるが、助けを待つ人がいる。人命第一で全力を尽くしてほしい」と指示。「強い地震が相次ぎ、避難の長期化も予想される」として長期的な対応が必要になるとの認識を示した。

 政府は15日夜時点では、14日に発生した最大震度7の地震被害から徐々に落ち着きを取り戻せると判断していた。しかし、16日未明に再び大きな「本震」が発生。河野太郎防災担当相は同日昼、記者団に「残念ながら、元の救命救急のフェーズ(段階)に戻った」と険しい表情で語った。

 菅義偉官房長官は記者会見で「各地で甚大な被害が発生している」と述べ、危機レベルが新たな段階に入ったことを強調した。道路の寸断や土砂崩れで孤立した集落が確認され、ヘリコプターによる輸送や被災者の安全確保が課題となったためだ。約9万人の避難者の安全確保も課題で、菅氏は全員が悪天候下でも安心して過ごせるよう、「民間施設も含めて対応している」と強調した。

 一方、被害の拡大を受け、民進党の枝野幸男幹事長は16日、自民党の谷垣禎一幹事長に「国会日程を含めて最大限協力する」と電話で伝達。「情報や知恵があったら伝えたい。政府・与党で窓口を作ってほしい」と要請し、谷垣氏も対応する考えを示した。【高本耕太、朝日弘行】


<熊本地震>土砂災害に警戒を 降雨予想
毎日新聞 4月16日(土)19時56分配信

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2台の車の間にブルーシートを張り、雨に備える被災者=熊本県西原村の村役場で2016年4月16日午後7時7分、久保玲撮影

 16日未明の激しい揺れで阿蘇地方を中心に土砂災害が相次いだ熊本県で、17日に多いところで1時間に40ミリの雨が予想されている。地震で地盤が不安定となっていることに加え、阿蘇山周辺の火山灰などが堆積(たいせき)した地盤は、水を含むと緩みやすいとされる。専門家は避難の備えが必要と指摘する。

 福岡管区気象台によると、熊本では同日午後6時までの24時間で150ミリの降雨を予想。大分県では同日、1時間に多いところで30ミリの見通し。

 九州大大学院付属アジア防災研究センターの橋本晴行教授は「地震で地盤が揺れて緩み、雨水が染みこみやすくなっており、斜面では土砂が重みにたえられずに流れる危険性がある」と指摘。「どこまで土砂が到達する恐れがあるか、事前に県のハザードマップで危険箇所を確認して避難に備えてほしい」と話す。

 福岡管区気象台も「揺れの大きかった地域では、地盤が緩んでいる場所や道路がある。少ない雨でも土砂災害や洪水への警戒が必要」と呼びかけている。【川上珠実】


迫る天井、4時間後救出=アパート下敷き東海大生―「生きてて良かった」・南阿蘇村
時事通信 4月16日(土)19時52分配信

 熊本県南阿蘇村にある東海大阿蘇キャンパス近くのアパートは、地震で倒壊し死者も出た。

 1階から救出された同大農学部3年の鷲頭朋之さん(22)は、病院で面会した父勇人さん(62)に、天井に押しつぶされそうになる恐怖を振り返り「生きてて良かった」と話したという。

 勇人さんによると、朋之さんは16日未明、ベッドで寝ていたとき激震に襲われた。「ドスン」。ごう音とともに天井が体の上に落ちてきたという。

 勇人さんは携帯やメールでも連絡が取れなかったため、午前3時ごろに車で福岡県久留米市内の自宅を出発。途中、妻から息子の住むアパートが倒壊していると連絡があった。高速道路も使えない中、祈るような思いで南阿蘇村を目指した。約2時間後に同村までたどり着いたが、橋の崩落に行く手を阻まれた。それでも何とかアパートに向かおうとしていたところにレスキュー隊から「救出」の連絡が入った。

 搬送先の阿蘇市内の病院でようやく息子に面会し、無事を確認。朋之さんは救出されるまでの約4時間、体にのしかかってくる2階部分の恐怖を振り返り「だんだん狭くなってきて息苦しかった。死ぬかと思った」と話したという。


<熊本地震>緊急地震速報、データ処理で誤り
毎日新聞 4月16日(土)19時50分配信

 気象庁は16日、同日午前に発表した緊急地震速報が2カ所で起きた地震を一つの地震と捉えデータ処理したことによる誤報だったと発表し、陳謝した。

 16日午前11時29分に日向灘を震源とするM6.9の地震があり、九州全域と中国、四国地方の一部に震度3~7の地震が発生するとの緊急地震速報を出した。同庁によると熊本県阿蘇地方と大分県中部でほぼ同時に起きたM4程度の二つの地震を一つの地震と誤認識し過大に計算した結果だったという。気象庁は2011年の東日本大震災で誤報を頻発させ、小規模な地震は緊急地震速報に利用しないなどの改善を図っていた。【山崎征克】


<熊本地震>死者41人に M7.3被害は広範囲
毎日新聞 4月16日(土)19時46分配信

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ペンションなどが押し潰され、重機などを使い捜索活動が続く土砂崩れの現場=熊本県南阿蘇村で2016年4月16日午後5時36分、本社機「希望」から梅村直承撮影

 16日午前1時25分ごろ、熊本県熊本地方を震源とする地震があり、同県南阿蘇村や熊本市などで震度6強を観測した。気象庁によると、震源の深さは12キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.3と推定され、1995年の阪神大震災と同規模。その後も震度6クラスの地震が断続的に発生し、毎日新聞の集計によると、32人が死亡した。14日の地震で9人が亡くなっており、死者は41人に増えた。今回の地震では被害が福岡県や大分県など九州の広い範囲に及んだ。

 気象庁は、14日午後9時26分ごろに発生した最大震度7(M6.5)の地震とその後の一連の地震が「前震」で、今回の地震が「本震と考えられる」との見方を示した。「本震」の後も熊本地方や阿蘇地方、大分県中部地方を震源とする地震が同時多発的に発生。14日夜の地震以降、震度1以上を観測する地震は287回(16日午後3時現在)に上った。

 国土交通省によると16日午後1時半現在、熊本県内では地滑りや土石流などの土砂災害が15件発生したことが確認された。17日は九州で局地的に1時間に50ミリ以上の激しい雨が降る見通しで、福岡管区気象台は「揺れの大きかった地域では、地盤が緩んでいる所がある」と土砂災害に警戒を呼び掛けている。

 熊本県警や各地の自治体などへの取材によると、同県南阿蘇村では土砂崩れに家ごと巻き込まれた男女2人が死亡したほか、東海大学阿蘇キャンパスに通う学生ら向けのアパート6棟が倒壊。一時多数の住人が生き埋めとなった。西隣の西原村でも住宅の倒壊が相次ぎ、5人が死亡。嘉島(かしま)町では住宅倒壊で60~80代の男性3人が亡くなった。14日の地震で大きな被害が出た益城町(ましきまち)でも再び倒壊が相次ぎ、町内の民家から福岡県宗像市の女性(63)の遺体が見つかった。熊本県警によると、死亡者の大半は圧死か窒息死だった。

 熊本県の集計では、県内の負傷者は978人で、うち184人が重傷。文部科学省によると、小中高校と大学の児童・生徒ら計76人が負傷(うち重傷8人)した。県内の避難者は少なくとも9万1763人に上る。また、福岡、佐賀、大分、宮崎の4県でも計43人がけがをした。熊本、大分、宮崎の3県で最大約20万戸が停電し、熊本など5県で最大時には約40万世帯が断水した。

 交通インフラの被害も拡大し、各地で高速道路や国道が通行止めになっている。南阿蘇村では国道325号に架かるアーチ状の阿蘇大橋(全長約200メートル)が崩落。熊本空港(益城町)も空港ビルの壁にひびが入るなどしたため、客の安全を確保できないとして閉鎖した。滑走路は使用でき、自衛隊機が使用している。

 鉄道では、大分と熊本を結ぶJR豊肥線立野-赤水間の線路が土砂崩れで流され、復旧のめどが立っていない。九州新幹線は脱線した回送列車をクレーンでつり上げる作業を予定していたが取りやめ、依然、復旧時期が見通せない状態だ。

 原子力規制庁によると、運転中の九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)は運転を継続しており、異常はない。停止中の九電玄海原発(佐賀県)、四国電力伊方原発(愛媛県)、中国電力島根原発(島根県)にも異常はない。【取違剛、曽田拓、内橋寿明】


<熊本地震>サポート情報 公衆電話
毎日新聞 4月16日(土)19時39分配信

 NTT西日本は、熊本県内に設置された約2300台の公衆電話を無料化した。デジタルタイプの電話機は受話器を手に取るだけで使える。アナログタイプは硬貨やテレホンカードをいったん入れる必要があるが、通話後に戻ってくる。同社がこうした措置を取るのは初めて。NTT東日本が東日本大震災の際に実施した例がある。


<熊本地震>「我が子のような存在」南阿蘇村で学生3人死亡
毎日新聞 4月16日(土)19時37分配信

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押しつぶされたアパートの1階から大学の友人が心肺停止で発見され、アパートの前でうなだれる大学生=熊本県南阿蘇村で2016年4月16日午後3時37分、津村豊和撮影

 16日未明に再び熊本県などを襲った大地震。学生ら向けのアパートが倒壊し、多数の土砂崩れも起こるなど大きな被害があった南阿蘇村。東海大阿蘇キャンパス近くでは、アパートが少なくとも6棟倒壊し、16日未明から消防の救助隊員らが生き埋めとなった学生らを10人以上救助したが、脇志朋弥(わきしほみ)さん(21)、清田啓介さん(18)ら学生3人の死亡が確認された。

 学生11人が暮らしていた木造2階建ての「竹原アパート」では午後3時半ごろ、つぶれた1階からブルーシートに包まれた遺体が運び出された。様子を見守っていた友人らから「だめだったか」とため息が漏れた。近くに住む家主の竹原めぐみさん(72)は「学生は我が子のような存在です」と涙を浮かべた。

 脇さんの実家がある鹿児島県南大隅町で衣料品店を営む東幸治郎さん(57)は「私の次女が地元の小中学校のバレーボール部で一緒だった。(4年生で)就職活動をしていると人づてに聞いていた。もうすぐ独り立ちする前の子供を亡くした家族の気持ちを思うといたたまれない」と肩を落とした。

 「寝ていたら、ドーンという地面をたたくような衝撃が来た」。2階に住んでいた1年生の男子学生(18)は未明に襲った衝撃を振り返った。気づくと1階がつぶれており、窓から外に飛び降りて避難したという。

 阿蘇キャンパスには農学部と大学院があり、大学によると、4月現在で約1000人の学生が在籍。8割は自宅外から通学し、キャンパスの南側には約60棟のアパートや下宿が集中している。周辺の道路は土砂崩れなどで寸断された場所もあり、わが子を捜しながら「この向こうに息子がいる」と叫ぶ保護者もいた。

 キャンパス近くでは住宅の倒壊も相次いだ。午後2時半ごろにはがれきの中から60代の女性が助け出された。「まっちゃん!」。見守っていた友人の今村百合子さん(67)が叫んだが返事はなく、両手で顔を覆って泣き崩れた。

 山鳴りとともに絶え間なく余震が襲う中での救助活動。「緊急地震速報。大地震です」。村の防災無線からアナウンスが流れるたびに、隊員らは捜索を中断し退避した。その様子を、今村さんはタオルで時折、涙をぬぐいながら見守った。

 「14日の夜とは全然違う激しい揺れだった。何でこんなことになるのか」。今村さんは疲れ切った様子で搬送されていく女性を見守った。

 土砂崩れが相次いだ村内では、夜に降雨が予想されているため避難指示が出た。2次災害の発生の恐れがある中、行方不明者の情報がある場所では、夜まで懸命の捜索活動が続いた。【降旗英峰、樋口岳大、新開良一】


続く揺れ「ますます被害拡大」=益城町役場、立ち入り禁止に
時事通信 4月16日(土)19時32分配信

 2夜連続で大地震に見舞われた熊本県益城町。

 町中の至る所に全壊した住宅や道路のひび割れがあり、住民の間には一様に不安や困惑が広がっていた。

 町役場は建物が傾き、立ち入り禁止に。支援物資を求める住民の長い列ができたが、その間にもたびたび余震が襲う。町職員らは庁舎内から必要最低限の物資などを運び出し、住民に近づかないよう注意を呼び掛けた。

 夜からの降雨を心配してブルーシートをもらいに来たという田嶋京子さん(61)は「(14日夜の地震よりも)今回の揺れの方がひどかった。ますます被害が広がった。家は瓦が全部壊れ中も外もめちゃくちゃ」と不安を隠せない様子。

 サッシ店を営む福永賢一さん(58)は「亀裂はあってもしっかり建っていた家が、朝見たら全壊していた。町内に無傷の家は1軒もないのでは」と表情を曇らせた。借りた車の中で一夜を明かしたという無職女性(88)は「まさかまた地震が来ると思わなかった」と半壊した自宅を悲しそうに見詰めた。


「相当なエネルギーが放出」 田んぼに活断層露出 緊急調査団が確認
西日本新聞 4月16日(土)19時30分配信

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本震で動いたとみられる布田川断層。畑が高さ約50センチ近く隆起していた=16日午後3時22分、熊本県益城町

 産業技術総合研究所の活断層・火山研究部門(茨城県つくば市)の緊急調査団が16日、熊本県益城町で、田んぼの表面に少なくとも長さ約50メートル、段差20~30センチにわたって、活断層が露出しているのを確認した。吉見雅行主任研究員は、衛星画像の解析結果も根拠に「16日未明の本震によって露出した布田川断層帯」との見方を示した。

 吉見氏は「これほど地表に影響が出たからには、相当なエネルギーが放出されたとみられる」と指摘。今後、地表に影響が出た範囲を確認し、これまで推定された断層帯の位置と照合する。吉見氏は「布田川断層帯は相当の長さにわたり連続しているとみられており、実際に起きた地震の結果から研究結果を蓄積する必要がある」と話した。

=2016/04/16 西日本新聞=


<熊本地震>サポート情報 ライフライン 電気・水・ガス
毎日新聞 4月16日(土)19時18分配信

 九州電力によると、被災地で停電しているのは熊本県の約8万6300戸(16日午後7時現在)。また熊本県環境保全課によると、同県内約37万3600戸が断水している(同午後3時現在)。

 西部ガスによると、熊本地区供給エリア約10万5000戸でガス供給を停止。主な供給停止地区は熊本市のほぼ全域と、菊陽町▽合志市▽益城町▽大津町▽嘉島町▽御船町の全域(同午後2時半現在)。


<熊本地震>サポート情報 携帯電話
毎日新聞 4月16日(土)19時11分配信

 基地局の停電やケーブルの断線などで、携帯電話がつながらないか、つながりにくくなっている地域がある。各社の発表によると次のとおり。

 <NTTドコモ>熊本市中央区▽熊本県高森町▽南阿蘇村▽阿蘇市▽大津町▽御船町▽上天草市▽大分県日田市(16日午後3時半現在)

 <KDDI(au)>熊本県阿蘇市赤水▽南阿蘇村▽高森町▽小国町▽大分県由布市湯布院町湯平▽九重町(同午後9時現在)

 <ソフトバンク>熊本県阿蘇市▽小国町▽高森町▽南阿蘇村▽大分県九重町(同午後6時現在)。

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