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2016年4月16日 (土)

熊本・震度7の地震に関するニュース・12

引き続き、熊本県で4月14日および16日に発生した、震度6強~7の地震に関するニュースを伝達します。

リンク:<熊本地震>安倍首相、被災地視察を中止 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本空港、全便が欠航…管制塔業務できず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 大分県中部で震度4 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>新たに6人死亡 死者計15人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:九州地方、16日夜から「非常に激しい雨」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:土砂崩れ、陸の動脈寸断=JR豊肥線と国道57号不通 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<特報>未明に震度6強続発 熊本で倒壊、生き埋め多数 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>原子力規制庁「川内原発、異常なし」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【熊本地震】阿蘇神社の楼門が倒壊 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>速報タイムラインまとめ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>16日早朝の地震が本震 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<天気>九州地方、17日にかけ激しい雨 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:防衛相、統合任務部隊編成命じる…2万人態勢に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本・菊池市で震度6弱…津波の心配なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本県熊本で震度5弱 午前7時23分発生、津波の心配なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 揺れ「阪神」と類似 周期1~2秒、木造家屋に被害 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 ホンダ、トヨタなど工場停止 「復旧まで時間かかる」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 大規模余震が最多ペース 震源活断層、複雑に破壊か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 新幹線なぜ全車両脱線 微動検知間に合わず? レール脇ガード未整備 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 厳しい基準 川内原発「問題なし」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 家屋倒壊、母が夫が… 犠牲者は川沿いに集中 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 生後8カ月赤ちゃん助かった 6時間半ぶり - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 余震やまず車中泊 「眠れない」避難所も満杯 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 陥没した道路、屋根瓦が崩落 空から見た益城 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:与野党、震災対応を優先 国会会期延長も TPP特別委審議持ち越し - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:民進つぶやき“炎上” 熊本地震 「3・11」の自民対応を揶揄 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>熊本市で震度5弱 津波の心配なし - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震 生き埋め23件 菅官房長官が午前6時に臨時会見 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<熊本地震>大分県由布市で震度5弱 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本地震は16日が最大だった 今後のために知っておくべき「前震・本震・余震」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本県のガス停止10万戸…停電は3県19万戸 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:南阿蘇村の学生アパート、11人が生き埋め - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:熊本城しゃしほこ崩壊、震度7県民のシンボル無残…本紙・中村記者現地ルポ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:震度7熊本地震を岩田記者が現地ルポ 直下型の恐怖、局地的被害 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

<熊本地震>安倍首相、被災地視察を中止
毎日新聞 4月16日(土)9時33分配信

 安倍晋三首相は、熊本県で16日未明に起きた地震を受け、同日予定していた被災地の視察を中止した。17日の衆院北海道5区補選応援も見送る。


熊本空港、全便が欠航…管制塔業務できず
読売新聞 4月16日(土)9時24分配信

 国土交通省によると、16日未明の地震で、熊本空港では管制塔の業務が出来なくなったほか、ターミナルビルで天井の一部が崩落するなどしたため、同日午前4時45分からビルを閉鎖した。

 同空港に就航している航空会社6社は同日、全便の欠航を決めた。


熊本地震 大分県中部で震度4
産経新聞 4月16日(土)9時18分配信

 16日午前8時27分ごろ、大分県中部で震度4を観測する地震があった。震源は大分県西部で、震源の深さは約10キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は3・9と推定される。この地震による津波の心配はない。

 各地の震度は次の通り。

 震度4 大分県中部、由布市


<熊本地震>新たに6人死亡 死者計15人に
毎日新聞 4月16日(土)9時10分配信

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生き埋めになった人の救出作業をする警察官ら=熊本県益城町で2016年4月16日午前8時15分、宮武祐希撮影

 熊本県警によると、16日午前1時25分ごろ熊本県で震度6強を観測した地震で、新たに6人が死亡した。14日からの死者は、これで15人になった。【小林直】


九州地方、16日夜から「非常に激しい雨」
読売新聞 4月16日(土)9時8分配信

 気象庁は16日未明、発達する低気圧の影響により、九州地方で16日夜から17日にかけて「非常に激しい雨」が降る恐れがある、と発表した。

 同庁は特に、「熊本地震で揺れの大きかった地域では地盤の緩んでいるところがあり、少ない雨でも土砂災害の発生する恐れがある」として、警戒を呼びかけている。

 同庁によると、前線を伴った低気圧が16日夜に黄海、17日夜には北日本に進む見込みで、低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、「16日夜から17日にかけて西日本を中心に広い範囲で大気の状態が不安定になる見込み」という。このため、九州地方では16日夜から雨が強まり、17日には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降ると予想されている。

 16日午前6時から17日午前6時までの24時間に予想される雨量は、九州北部地方で150ミリ、九州南部地方で120ミリ。同庁は、土砂災害に警戒するとともに、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、落雷、突風に注意するよう呼びかけている。

 また、16日夜から17日にかけて西日本や北陸、近畿、四国地方で非常に強い風が吹き、海がしける見込み。九州北部地方などでは17日にかけ陸上で最大瞬間風速35メートルの風が予想され、波の高さも5メートルと見込まれるため、気象庁は暴風・高波にも警戒を呼びかけている。


土砂崩れ、陸の動脈寸断=JR豊肥線と国道57号不通
時事通信 4月16日(土)8時58分配信

 16日未明から続いた震度6クラスの地震で熊本、大分両県では土砂崩れが多発し、各地で道路や線路が寸断された。

 両県を結ぶ大動脈のJR豊肥線と国道57号も被害を受け、復旧には相当な時間がかかる見通しだ。

 国土交通省などによると、豊肥線と57号は九州中央部を東西に貫く主要な路線。熊本県南阿蘇村では大規模な土砂崩れが起き、線路と道路が並走する区間が数百メートルにわたって流失し、近くの阿蘇大橋も崩落した。

 大分県由布市の大分自動車道でも土砂崩れが発生し、道路が寸断された。巻き込まれた車はないとみられ、約50台が引き返した。


<特報>未明に震度6強続発 熊本で倒壊、生き埋め多数
西日本新聞 4月16日(土)8時47分配信

 16日未明、熊本県の阿蘇、熊本などで震度6強と震度6弱の地震が短時間に連続して発生した。大分県や熊本県など九州各地で多くの家屋やビルが倒壊し、多数のけが人がいるもようだ。熊本県益城町では14日に最大震度7を観測。気象庁は記者会見で「今回が14日以降に発生した地震の本震と考えられる」との見方を示した。菅義偉官房長官は記者会見で「甚大な被害が発生しているもようだ」と述べた。

 熊本県によると、同県八代市の火災で1人が死亡し、14日以降の死者は計10人となった。県警によると、家屋倒壊などによる生き埋めや下敷き、閉じ込めの通報が、午前4時現在で計97件寄せられている。

 震度6強の地震は16日午前1時25分ごろ発生。その後震度6弱が午前1時44分、さらに午前3時55分に震度6強の揺れを観測した。最初の6強の地震の規模はマグニチュード(M)推定7・3、震源の深さは約12キロ。気象庁は有明・八代海に一時、津波注意報を出した。

 熊本県などによると、益城町や西原村で多くの人が生き埋めになり、阿蘇市で死者が出ているとの情報もある。熊本市民病院の建物が傾き、倒壊の恐れがある。宇土市役所が半壊し、南阿蘇村と西原村にまたがる俵山トンネルが崩落したとの情報もある。

=2016/04/16 西日本新聞=


<熊本地震>原子力規制庁「川内原発、異常なし」
毎日新聞 4月16日(土)8時36分配信

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九州電力川内原発=鹿児島県薩摩川内市で2016年4月15日午前8時34分、本社機「希望」から長谷川直亮撮影

 原子力規制庁によると、運転中の九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)は運転を継続しており、異常はないという。停止中の九電玄海原発(佐賀県)、四国電力伊方原発(愛媛県)、中国電力島根原発(島根県)にも異常はない。


【熊本地震】阿蘇神社の楼門が倒壊
西日本新聞 4月16日(土)8時36分配信

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地震で倒壊した、阿蘇神社を象徴する楼門=16日朝、熊本県阿蘇市

 熊本県などで16日未明から断続的に続く地震で、阿蘇神社(阿蘇市)を象徴する楼門が倒壊した。

=2016/04/16 西日本新聞=


<熊本地震>速報タイムラインまとめ
西日本新聞 4月16日(土)8時17分配信

16日1時25分ごろM7.1
気象庁によると、16日01時25分ごろに発生した地震の震源地は、熊本県熊本地方で、震源の深さは約10キロ、地震の規模(マグニチュード)は7・1と推定される。

2:16 津波注意報はすべて解除
 気象庁は、有明・八代海に出していた津波注意報を解除した。

3:46 マグニチュード7.3に修正
 気象庁は、16日午前1時25分ごろに発生した地震の強さをマグニチュード7.3に修正した。

3:59 熊本・阿蘇で震度6強
 16日午前3時55分ごろ、熊本県阿蘇地方で震度6強を観測した。

4:21 熊本・阿蘇で震度4
16日午前4時17分ごろ、熊本県阿蘇地方で震度4の地震を観測した。

4:23 16日の地震は熊本地震の本震
気象庁は、16日午前1時25分ごろに発生したマグニチュード7.3の地震を熊本地震の「本震とみられる」との見解を示した。

7:14 大分県由布市で震度5弱
 気象庁によると、16日午前7時11分ごろ、大分県由布市で震度5弱の地震があった。午前7時19分現在、震度3以上が観測されている地域は次の通り。
▽震度5弱=大分県由布市湯布院町川上
▽震度4=大分県別府市鶴見、別府市天間、別府市上野口町
▽震度3=大分市長浜、大分市新春日町、大分市舞鶴町、日出町役場、由布市挾間町、竹田市直入町、別府市鶴見、別府市天間、別府市上野口町

7:54報 阿蘇神社の楼門が倒壊
 熊本県などで16日未明から断続的に続く地震で、阿蘇神社(阿蘇市)を象徴する楼門が倒壊した。

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地震で倒壊した、阿蘇神社を象徴する楼門=16日朝、熊本県阿蘇市

9:33報 南阿蘇村、八代市、宇城市で震度4
 16日午前9時16分ごろ地震があり、熊本県の南阿蘇村、八代市、宇城市で震度4を記録した。気象庁によると震源地は熊本県熊本地方(北緯32.5度、東経130.7度)で、震源の深さはごく浅い。地震の規模(マグニチュード)は4.5と推定される。

10:01報 熊本で震度6弱の地震
 気象庁によると、16日午前9時48分ごろ、熊本県熊本地方を震源とするM5.4の地震が発生、熊本県熊本で震度6弱、熊本県阿蘇および大分県西部で震度4を記録した。福岡市の震度は、中央区大濠で震度3、早良区百道浜で震度2。

10:30報 熊本県宇城市で震度4の地震
16日午前9時56分ごろ地震があり、熊本県宇城市で震度4を記録した。地震の規模(マグニチュード)は3.4と推定される。

10:42 熊本県熊本で震度4
16日午前10時38分ごろ地震があり、熊本県熊本で震度4、阿蘇で震度3を記録した。

11:08報 熊本で震度4の地震
 気象庁によると、16日午前11時2分ごろ地震があり、熊本県熊本で震度4を記録した。

気象庁発表 「本日7時までに地震213回発生」
 気象庁が16日発表した熊本地震第8報によると、14日午後9時26分の地震発生以降、16日午前7時分現在、震度1以上を観測した地震が213回発生した。(地震回数は速報値)

震度7:1回
震度6強:3回
震度6弱:2回
震度5強:1回
震度5弱:3回
震度4:36回
震度3:50回
震度2:73回
震度1:44回


<熊本地震>16日早朝の地震が本震
西日本新聞 4月16日(土)8時13分配信

 気象庁は、16日午前1時25分ごろに発生したマグニチュード7・3の地震を熊本地震の「本震とみられる」との見解を示した。

=2016/04/16 西日本新聞=


<天気>九州地方、17日にかけ激しい雨
毎日新聞 4月16日(土)8時11分配信

 気象庁は16日、発達する低気圧の影響で、九州地方で16日夜から雨が強まり、17日にかけて大雨となるところがあると発表した。特に熊本地震で揺れの大きかった地域では地盤の緩んでいるところがあるため「少ない雨でも土砂災害の発生する恐れがある」として、警戒を呼びかけている。

 気象庁によると、17日午前6時までの24時間に予想される雨量は、九州北部で150ミリ、九州南部で120ミリに上る見込み。17日は局地的に1時間50ミリ以上の非常に激しい雨が降るという。土砂災害のほか、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫、落雷や突風にも注意を求めている。【デジタル編集部】


防衛相、統合任務部隊編成命じる…2万人態勢に
読売新聞 4月16日(土)8時10分配信

 熊本県内を震源とする一連の地震で、中谷防衛相は16日早朝、自衛隊制服組トップの河野克俊統合幕僚長に対し、陸上自衛隊西部方面総監を指揮官とする陸海空3自衛隊による統合任務部隊の編成を命じた。

 国内災害対応での同部隊の設置は、2011年の東日本大震災、13年の伊豆大島(東京都)の土石流災害以来、3例目。自衛隊は同日午前6時現在、熊本県などで約2000人が活動しているが、同日中に1万5000人、17日には2万人態勢に増強する。

 16日午前2時35分には、大分県知事が陸自に災害派遣要請を行った。


熊本・菊池市で震度6弱…津波の心配なし
読売新聞 4月16日(土)8時2分配信

 16日午前9時48分頃、熊本県熊本地方を震源とする地震があり、同県菊池市で震度6弱を観測した。

 気象庁によると、震源の深さは約10キロ、マグニチュード(M)は5・4と推定される。

 これより先、同日午前7時11分頃には、大分県中部を震源とする地震があり、同県由布市湯布院町で震度5弱を観測した。

 さらに、同23分頃、熊本県熊本地方を震源とする地震も発生し、熊本市東区で震度5弱を観測した、

 気象庁によると、大分県の震源の深さは約10キロ、Mは5・3と推定され、熊本県のほうの震源の深さは約10キロ、Mは4・8と推定されている。


熊本県熊本で震度5弱 午前7時23分発生、津波の心配なし
産経新聞 4月16日(土)7時56分配信

 16日午前7時23分ごろ、熊本県熊本で震度5弱を観測する地震があった。震源は熊本県熊本地方で、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は4・8と推定される。この地震による津波の心配はない。

 各地の震度は次の通り。

 震度5弱 熊本県熊本

 震度3 熊本県阿蘇、大分県中部、宮崎県北部山沿い


熊本地震 揺れ「阪神」と類似 周期1~2秒、木造家屋に被害
産経新聞 4月16日(土)7時55分配信

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熊本地震と活断層(写真:産経新聞)

 熊本地震は平成7年の阪神大震災と同じ内陸直下型で、木造家屋に大きな影響を及ぼす周期1~2秒の揺れが強かったことが被害拡大につながった。政府の地震調査委員会は15日、活断層の日奈久断層帯の一部が千数百年ぶりに動いたと評価したが、専門家は別の活断層も同時に連動した可能性が高いとみている。

 日本で起きる大地震は、プレート(岩板)境界が動く東日本大震災などの海溝型地震と、内陸の活断層が動く直下型地震に大別される。熊本地震は後者で、阪神大震災と類似点が多い。

 古村孝志東大地震研究所教授によると、熊本地震は周期が1~2秒のゆさゆさとした揺れと、周期が0・4~0・6秒と短い2つのタイプの揺れが強かった。

 周期1~2秒の揺れは「キラーパルス」と呼ばれ、木造家屋に大きな被害をもたらす特徴があり、阪神大震災の揺れのほとんどがこのタイプだった。より短周期の揺れは崖崩れを起こしやすく、震源付近の被害状況と一致するという。

 地震の規模はマグニチュード(M)6・5で阪神大震災のM7・3を下回ったが、震源付近では大きな揺れに見舞われた。震源の深さが約11キロと浅かったことに加え、阿蘇山から約30キロと近いため揺れやすい地盤だった可能性がある。

 産業技術総合研究所の吾妻崇主任研究員は「阿蘇山の噴出物が分厚く堆積しているため地盤が緩く、地震の規模の割に揺れが大きくなったのでは。益城町で震度7を記録したが、周辺で震度6強が観測されておらず、地質的に特異な構造なのかもしれない」と話す。

 地震の背景には九州の特徴的な地殻構造がある。西日本は太平洋側から海洋プレートが沈み込むため地盤を圧縮する力が働くが、九州では逆に引っ張る力で地殻変動が起きている。

 大分県別府市から長崎県・島原半島にかけての溝状の地形は「別府・島原地溝帯」と呼ばれ、地盤を南北方向に引き裂くような力が働く。周辺にはひずみがたまりやすく、多くの活断層があり、今回の地震はこの南端で起きた。

 地震調査委によると、日奈久断層帯の北端に位置する高野-白旗区間が動いて地震が発生。この区間で起きる地震について調査委は、今回の規模に近いM6・8程度と想定していたものの、発生確率は不明としていた。確率の算出に必要な過去の平均活動間隔が不明だったためで、めったに動かない活断層の予測の難しさを浮き彫りにした。

 震源付近は布田川(ふたがわ)断層帯も交差しており、余震は両断層帯にまたがって分布。古村氏は「2つの断層帯が同時に活動した可能性が高い。最初に布田川断層帯が動き、日奈久断層帯に広がったようだ」と分析した。


熊本地震 ホンダ、トヨタなど工場停止 「復旧まで時間かかる」
産経新聞 4月16日(土)7時55分配信

 最大震度7を観測した熊本県を中心に、工場を置く企業で操業を停止する動きが広がった。度重なる余震で被害状況の確認が遅れているケースがあるほか、部品の調達が滞り操業停止に追い込まれる自動車メーカーもでている。

 ホンダは二輪車を生産する熊本製作所(大津町)の稼働を14日夜から停止。余震が続いているため、「設備の被害状況の確認が終わっておらず、復旧に着手するまでに時間がかかりそうだ」(広報部)という。

 高級車「レクサス」を生産するトヨタ自動車九州は15日朝から、福岡県の宮田工場(宮若市)の操業を停止。小倉工場(北九州市)と苅田工場(苅田町)もいったん稼働したが、午後から休止した。部品の調達に影響が出ており、16日も操業を見送る。日産自動車も16日の福岡県苅田町の工場の生産を休止する。

 三菱自動車は週明け18日、水島製作所(岡山県)の一部ライン、19日は全ラインの稼働を止める。アイシン精機の熊本市の工場が止まり、エンジン関連部品の調達が滞るためだ。半導体大手のルネサスエレクトロニクスも自動車向け半導体などを生産する熊本市の工場の操業を停止した。

 平成23年の東日本大震災では、電子部品などの工場が被害を受け、サプライチェーン(部品供給網)が寸断、自動車メーカーは長期間、生産を休止した。林幹雄経済産業相は15日の記者会見で、熊本地震に関し、「東日本大震災のような(大きな)影響があるとの報告は受けていない」と述べたが、影響が広がる懸念がある。

 一方、流通大手のイオンは15日、熊本県内の2店舗を安全確認のために臨時休業したが、食料品は駐車場を使って販売した。セブン-イレブン・ジャパンなどのコンビニエンスストア大手は、熊本県益城町役場などに、おにぎりや飲料水などを送った。


熊本地震 大規模余震が最多ペース 震源活断層、複雑に破壊か
産経新聞 4月16日(土)7時55分配信

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倒壊した家屋のがれきが散乱する道路を歩く被災者ら =15日、熊本県益城町(桐原正道撮影)(写真:産経新聞)

 熊本県益城(ましき)町で14日夜に発生した熊本地震で、気象庁は15日、平成7年以降に内陸部で発生した同じ規模の地震としては、余震の発生が過去最高ペースで推移していることを明らかにした。気象庁は、16日午前0時までに震度1以上の余震を計151回観測。震源が浅いため余震でも揺れが大きく、震源とみられる活断層が複雑に破壊されたことで余震が頻発している可能性もあるという。

 気象庁は、今回の地震では余震発生数が多く、比較的規模も大きいことから、過去に内陸部で発生した直下型地震のうち、今回のマグニチュード(M)6・5以上の地震と、余震の発生ペースを比較分析した。

 その結果、16年の新潟県中越地震(M6・8)、20年の岩手・宮城内陸地震(M7・2)に次ぐ過去3番目のペースで推移しており、M6・5級としては過去最高ペースという。

 余震は本震よりMが小さいのが通常だが、今回は最大M6・4と本震に迫る。15日午前0時3分に熊本県宇城(うき)市で発生した最大規模の余震では、長周期地震動の大きさを示す4段階の階級で最大の「階級4」を観測した。これは25年に長周期地震動の観測を始めて以来、国内初めてとなる。

 長周期地震動は、大規模な地震で発生する周期の長い揺れで、高層ビルなどの高い建物の上層階で大きな揺れを生じさせる。階級4では「人が立っていることができない」程度の揺れを感じるとされる。

 余震を発生させているのは、今回の震源域近くで北東から南西方向へ伸びる2つの活断層とみられる。余震が活発な地域は熊本をはじめ、益城、宇城、宇土(うと)、嘉島、御船、甲佐、西原の各市町村で、断層に沿う形で発生している状況にある。

 気象庁の青木元・地震津波監視課長は余震について「極めて活発だった中越地震などに次ぐ非常に多い部類」と指摘。中越地震では「地下の断層が何枚も交差したり、重なったりするなどして複雑な形で起き、本震に近い規模の余震が頻発した」と解説し、今回も同様の状況である可能性を示した。


熊本地震 新幹線なぜ全車両脱線 微動検知間に合わず? レール脇ガード未整備
産経新聞 4月16日(土)7時55分配信

 熊本地震では、九州新幹線の一編成で全車両が脱線した。フル規格新幹線の脱線は過去3件あるが、全車両脱線は初。各新幹線で対策を強化する中、九州新幹線も新技術の導入を進めていた。なぜ防げなかったのか-。

 国土交通省によると、新幹線の主な脱線防止対策は3つある。まず、高架橋の補強。阪神大震災の被害を踏まえたものだが、新しい九州新幹線の高架橋は、すでに十分な耐震強度を持っており必要なかった。

 次に、地震の初期微動を検知して列車を止める、早期地震検知システム。沿線などに設置した地震計が大地震を予知し、変電所から列車への送電を自動的に止めて非常停止させる。九州新幹線では今年3月末までに18カ所に地震計を設置。脱線現場も同システムの対象区域だったが「震源が近すぎて間に合わなかった可能性がある」(国交省)。運転士も非常ブレーキを使ったが、脱線を防げなかった。

 また、レール脇に脱線防止ガードを設置し列車の車輪がレールから外れるのを防ぐ方法もある。同時に、車両下部に取り付けた逸脱防止ストッパーが脱線時にも大きな逸脱を防止する。

 JR九州は、営業する約289キロのうち約48キロで脱線防止ガードを設置済み。ただ、活断層がある場所を優先したため現場は未整備だった。逸脱防止ストッパーも20編成中13編成には付いていたが、脱線した列車には付いていなかった。

 平成16年の新潟県中越地震で上越新幹線の8両が、23年の東日本大震災では試運転中の東北新幹線の1両が脱線。昭和48年には、大阪運転所構内の分岐器のミスで1両が脱線したが、いずれも死傷者はなかった。国交省は「対策は各社の取り組みに任されている」とするが、各社は対策の加速を迫られることになるだろう。


熊本地震 厳しい基準 川内原発「問題なし」
産経新聞 4月16日(土)7時55分配信

 14日に最大震度7を観測した熊本地震で、国内で唯一稼働している九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)は通常通り運転を続けた。巨大地震と津波に襲われた東京電力福島第1原発事故を教訓に、原子力規制委員会が策定した新規制基準は地震・津波対策で事業者に高いハードルを課しており、規制委は「運転に問題はない」としている。

 原発は一定以上の揺れを感知すると、制御棒を挿入して原子炉を自動停止させる。14日の本震から15日の余震で、薩摩川内市では最大震度4を観測したが、川内原発は震度2だった。揺れの強さ(最大加速度)は自動停止の基準である160ガルに対して数ガルだった。

 新規制基準では、原発ごとに想定される最大の揺れ(基準地震動)を策定し、耐震設計するよう事業者に求めている。九電は川内原発の基準地震動を当初の540ガルから620ガルに引き上げ「世界一厳しい」とされる規制委の審査に全国の原発で初めて合格。1号機が昨年8月、2号機が同10月に再稼働した。

 原子力規制庁の松浦克巳総務課長は「基準地震動や自動停止の設定値は審査で確認しており、運転を止める理由はない」と述べた。


熊本地震 家屋倒壊、母が夫が… 犠牲者は川沿いに集中
産経新聞 4月16日(土)7時55分配信

 熊本県で震度7を観測した大地震から一夜明けた15日、最も被害が大きかった益城(ましき)町では断続的に余震が起きる中で懸命の救助活動が行われた。祈りが通じ、無事助け出された乳児に歓声が上がる一方、悲しみの再会となり言葉を失う人々の姿も。町内を横切る秋津川周辺では多くの建物が倒壊し、ライフラインが寸断された町では、避難所に身を寄せた住民らの間に不安が広がった。

 「お母さんが下にいる。助けて!」

 益城町馬水の宮守陽子さん(55)は2階建ての自宅の1階部分が潰れて生き埋めになり亡くなった。近所の住人によると、数年前に夫を事故で亡くし、娘2人と暮らしていた。「子供好きで、明るい性格だった」という。向かいに住む女性(48)によると、2階の窓から娘が泣き叫びながら助けを求めていた。

 県内で最も大きな被害が出た同町。町内を横切る秋津川周辺で多くの建物が倒壊するなどし、8人が死亡した。川と並行するように布田川(ふたがわ)断層帯と日奈久(ひなぐ)断層帯が走っており、地盤が軟弱な地域の家屋に被害が集中した可能性がある。

 同町寺迫の富田知子さん(89)も古い民家の下敷きになった。約15年前に夫を亡くし1人暮らしで、昼間はデイサービスを利用したり、隣の息子宅で過ごしたりしていたという。

 救助活動は15日午前5時ごろまで続いたが、無事を願う周囲の祈りは届かなかった。近隣の知人男性(55)は「近所付き合いのいい人だった。地震が来たときは急いで家を出て、『おばちゃん、大丈夫か!』と声を掛けたけど何の反応もなかった」。

 自宅が全壊して死亡した同町惣領の荒牧不二人さん(84)。知人によると、歌が得意でカラオケ教室を開くなど、周囲から慕われていた。甘い声に誰もが引き込まれたという。

                 ■  ■

 「ドア越しに声を掛けたときは、確かに『大丈夫』と返事があった。まさかこんなことになるなんて…」

 熊本市東区の市営団地で亡くなった松本由美子さん(68)の真下の部屋に住む大工、高橋宣行さん(55)は、そう話した。松本さんは目が不自由な夫と2人暮らし。松本さん自身も足が不自由で、車いすを使っていたという。ゴミ捨てや車いすの出し入れなどを手伝う高橋さんに、松本さんは感謝の言葉だけでなく、手作りの白菜の漬物を配るなど気配りを欠かさなかった。

 激しい揺れの直後、高橋さんは家族の安否を確認すると、すぐに上階の松本さん宅に走り、ドア越しに呼びかけた。「聞こえた声は確かに松本さんのものだった」が、しばらくしてサイレン音が鳴り響き救急隊が到着。慌てて戻ったが既に意識を失っていたという。死因は浴室内での溺死。「残されたご主人を思うと心配だ」。松本さんが使っていた車いすを見つめた。

                 ■  ■

 同町木山の自宅が半壊して亡くなった村上ハナエさん(94)と正孝さん(61)親子は、明るい人柄で親しまれた。正孝さんはタクシーで深夜勤務の傍ら、寝たきりのハナエさんを献身的に介護していたという。正孝さんは、仕事前の仮眠中に地震に襲われたとみられ、同居の妻と2人の息子は間一髪逃れた。近所の高齢女性は「親孝行だったから、最後も母親を助けようとしたのではないか」と話した。

 同町安永の福本末子さん(54)は自宅が押し潰されて生き埋めになり、数時間後に救出されたが間に合わなかった。夫と義理の父母らと暮らしており、近所の主婦は「きれいでおしとやか。道で会うとあいさつしてくれた」と語る。

 同町広崎の伊藤俊明さん(61)は、兄と妹の3人暮らし。近所の住人によると、洗濯物を干そうとしたときに地震に遭い、家の下敷きになった。間一髪で難を逃れた兄と妹は泣き崩れたという。

 同町内で亡くなった坂本龍也さん(29)=熊本市東区=は、3人兄弟の末っ子。知人らによると、小学校で本格的に野球を始め、中学時代はリトルリーグでプレー。熊本県立熊本農業高に進み、投手として甲子園を目指していたという。


熊本地震 生後8カ月赤ちゃん助かった 6時間半ぶり
産経新聞 4月16日(土)7時55分配信

 熊本県益城町では、崩落した住宅から約6時間半ぶりに生後8カ月の幼い命が救い出された。多くの住民が建物の下敷きになるなどして死傷する厳しい状況の中、救助隊による必死の活動で救い出される人も相次ぎ、見守った住民からは拍手や歓声が上がった。

 「見つかった!」

 15日午前4時前、益城町安永で生後8カ月の女児が崩落した住宅から救助された。1階で寝ていた女児は、崩れた2階の下敷きになったが、1階のはりが作った僅かな隙間で生きていた。両親も無事だった。

 大きな余震が続き、家屋は不気味な音を立て、漏れ出すガスの臭気が立ちこめる。駆けつけた消防隊員や警察官らは女児の声を頼りに、救出を試みた。チェーンソーでがれきを切り開き、地震発生から約6時間半が経過したころ、女児を無事救出。現場は安堵(あんど)と大きな拍手に包まれた。

 同町惣領の木造2階建ての2階で寝ていた宮本康広さん(68)。大きな揺れの直後、2階部分が「ドタドタ」と大きな音を立てて崩れ落ちた。何とかはい出たが、1階部分は潰れていた。「お父さん、お父さん!」。1階で寝ていた妻が、がれきの中から助けを求めているのに気付き、懸命に引きずり出した。

 7人家族の福永吉成さん(53)一家も激震に耐えた。妻、るみ子さん(53)らは、倒れかかる重い食器棚を必死に押さえた。ガスコンロに棚が激しく当たってカチカチと鳴り今にも発火しそうだった。天井は崩れ落ち、孫らは一時部屋に閉じ込められた。

 室内はメチャクチャになり、暗闇の中、敷地内のガレージで身を寄せ合い一夜を過ごした。「これからどうしたらよいか分からない。誰もけががなかった。それだけでよしとしなきゃ」。るみ子さんは自らに言い聞かせるよう話した。


熊本地震 余震やまず車中泊 「眠れない」避難所も満杯
産経新聞 4月16日(土)7時55分配信

 激震から一夜明けた15日、震度7を観測した熊本県益城町では大きな余震が続き、自宅の崩落を恐れて、地震から2日目の夜を車中などで過ごす避難者も目立った。16日夜には、発達した低気圧の影響で大雨になる恐れがあり、住民には疲労がにじんでいた。

 同町惣領の川崎美知子さん(67)は15日夜も、損壊した自宅近くで車中泊。「昨夜はなんとか家からはい出たが、車は4台とも崩れた倉庫の下敷きになった。友人から車を借り、長男夫婦と孫3人と一夜を過ごした。夫は避難中に骨折して全く眠れず、私もほとんど寝ていない」と疲れ切った表情。

 避難所はあるものの、施設が古く、崩れることが不安で、車中泊を選んだという。日中は息子のテントを使って過ごしたが、「明日からは雨が降るというし、どうしたものか」と話した。

 同町宮園の町公民館には、他の避難所がいっぱいだったために入れず、駐車場で車中泊するという住民らが集まった。アルバイトの野口和記さん(61)は「昨日は少しでも暖まろうと照明器具の側に一晩中立っていた。腰が痛い」。

 一方、町の保健福祉センターでは15日夕方から、陸上自衛隊が「火の国の湯」と名付けた仮設の野外風呂を開設した。アルバイトの森田明那さん(28)は、「朝から自宅の片付けに追われ、汗だくだった。リラックスできる」。中学2年の松村陽衣菜さん(13)も「さっぱりして気持ち良かった。自衛隊の皆さんに感謝したい」と笑顔を見せた。

 《実家にいます》《TEL下さい》。役場の正面玄関には、うずたかく積まれたパンや飲料水などの支援物資とともに連絡用の「伝言板」も準備されている。

 《みんな無事です。ヤスダ一家》。会社員の安田美保さん(49)はこう記した。「いろんな人から連絡があるので、無事を伝えたかった」と話した。


熊本地震 陥没した道路、屋根瓦が崩落 空から見た益城
産経新聞 4月16日(土)7時55分配信

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九州自動車道では、路面に大きなひび割れが見られた=15日午前、熊本県益城町(本社ヘリから、村本聡撮影)(写真:産経新聞)

 倒壊した住宅、陥没した道路…。熊本県益城町で震度7を観測した地震から一夜明けた15日、被災した住宅密集地の上空をヘリコプターで飛ぶと、激震の爪痕が目に飛び込んできた。

 午前6時、北九州空港を飛び立ってから約30分。周囲に多数のヘリが飛び交う益城町上空に差し掛かると、無残な光景が目の前に広がった。ぺしゃんこに潰れたような住宅が点在。あちこちの住宅で屋根瓦が崩れ落ち、周囲の地面や車の上にばらまかれたように落ちていた。建物の2階部分が潰れ、屋根がおかしな形に傾いたり、外壁が倒れたりした住宅もあった。既に避難したのか、周囲に人影はほとんどなかった。

 益城町などを通る九州自動車道では路面が大きくひび割れて陥没し、大型トラックが立ち往生していた。基礎部分の土がむき出しになり、側壁も数十メートルにわたって落ちていた。

 町役場の駐車場では、車のない部分にブルーシートが何枚も敷かれ、段ボールや毛布などの支援物資も見える。避難した住民らが座り込んで身を寄せ合ったり、物資を運んだりしていた。

 熊本市に移動すると、熊本城の天守閣のしゃちほこが失われ、屋根瓦は最上部など複数の層で大きく崩れていた。その後、回送中に脱線した九州新幹線の上空へ。線路上にいびつな形でたたずむ車両に、地震の怖さを実感した。(写真報道局 村本聡)


与野党、震災対応を優先 国会会期延長も TPP特別委審議持ち越し
産経新聞 4月16日(土)7時55分配信

 熊本地震は、国会審議にも影響を与えている。政府や与野党は14日夜から情報収集などの対応に追われ、15日にようやく再開した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)承認案と関連法案の特別委員会の審議も開会後まもなく散会。他の重要法案の審議にも遅れが生じかねず、6月1日までの国会日程は切迫してきた。

 安倍晋三首相は15日のTPP特別委の冒頭、地震の被災状況を説明し、「住民の安全確保や被災者の支援に万全を期す」と述べると、災害対応を優先するため退室した。予定されていた審議には入れず、審議は18日に持ち越された。

 与野党は15日、地震を受けて対応に追われた。自民党は同日朝、対策本部の会合を開き、谷垣禎一幹事長は「政府を全面的にバックアップし、全力で対応していきたい」と強調。民進党の岡田克也代表は対策本部会合で「政府にも気がついたことについてはしっかり提案していきたい」と語り、協力姿勢を示した。

 国会運営では、自民党の佐藤勉、民進党の安住淳両国対委員長が国会内で会談し、災害対応を優先させる方針で一致。安住氏は政府・与党の事情に理解を示し、TPP特別委審議には柔軟に応じると伝えた。

 とはいえ、TPP承認案などの今国会での成立が困難であることに変わりはない。これまでに、出版を予定していたとされるTPP交渉に関わる西川公也委員長(自民党)の著書をめぐり、民進党が激しく反発して審議を拒否、実質4日間審議が遅れている。自民党は民進党が要求していた党首討論を20日に行うことを了承する代わりに、15日の審議再開にこぎつけたが、地震で吹き飛んだ形だ。

 与党は特別委の審議に入る前に、40時間程度の審議時間を確保することで野党と合意した。しかし、審議入りから11日が経過した現時点での審議時間は8時間半にとどまる。今国会での成立には月内に衆院を通過させる必要があるが、民進党は「40時間」を譲らない。

 こうした状況を踏まえ、谷垣氏は15日の記者会見で、今国会の会期延長について「ないとは言っていない。日程は非常にタイトだとは繰り返し申し上げてきた」と含みを持たせた。二階俊博総務会長は記者会見で、地震の影響でTPP承認案などの今国会成立が危うくなってきたとの指摘に対し、「途中でギブアップしないで、やれるところまでやる」と強調した。


民進つぶやき“炎上” 熊本地震 「3・11」の自民対応を揶揄
産経新聞 4月16日(土)7時55分配信

 ■一般人からの投稿にけんか腰で「なんで?」

 民進党は震度7の熊本地震発生後の15日未明、党公式ツイッターで東日本大震災時の野党・自民党の対応を批判する投稿を行った。党職員が個人の見解を書き込んだとして約2時間後に削除したが、同党ではツイッターなどで公職選挙法に抵触する不祥事が相次いでおり、インターネット活用に対する脇の甘さが浮き彫りになっている。

 民進党は15日午前1時20分ごろ、公式ツイッターへの一般人の「東日本大震災時の自民党のような対応を望みます」との投稿に対し、「それじゃあダメでしょうね」と書き込んだ。「ひどい」との反応にも「一部の自民党の有力議員が原発対応についてデマを流して政権の足を引っ張ったのも有名な話」と投稿。根拠を示さずに自民党を揶揄(やゆ)する投稿を続け、「災害対応に与野党はない」などと批判する一般人に「なんで?」とけんか腰で反論する書き込みもあった。

 当時は余震が続き、政府や自治体などが懸命に対応にあたっていた。党公式ツイッターは午前3時20分ごろ、「担当者の私見の入った不適切なツィート」として書き込みを削除し、“炎上”はひとまず収束したが、自民党の二階俊博総務会長は15日の記者会見で「災害が発生したら、やらなきゃいけないことがいっぱいある。後ろを向いてものを言っとるときじゃない」と不快感を示した。

 ツイッターをめぐっては、徳永エリ参院議員(北海道選挙区)が昨年9月の北海道北見市議補選の投開票日に、特定候補の実名を書いて応援を呼びかける投稿を行い、公選法違反罪で刑事告発された。起訴猶予になったが、徳永氏は当初、秘書が書き込んだと説明。その後、自身の投稿と認めた上で「選挙運動に当たるとは思わなかった」と法知識の乏しさを露呈した。

 山尾志桜里政調会長も平成26年12月の衆院選直後、公選法が禁じた不特定多数への「当選御礼」のショートメールを送信していた。

 岡田克也代表は15日の会見で今回の公式ツイッターの問題について「どうして起きたのか検証しなければならない」と述べたが、謝罪はしなかった。


<熊本地震>熊本市で震度5弱 津波の心配なし
毎日新聞 4月16日(土)7時48分配信

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地震で崩落した道路=熊本県南阿蘇村立野付近で2016年4月16日午前5時50分、野呂賢治撮影

 16日午前7時23分ごろ、熊本市で震度5弱の地震があった。気象庁によると、震源地は熊本県熊本地方で、震源の深さは約10キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は4.8と推定される。この地震による津波の心配はないという。

 主な各地の震度は次の通り。

 ▽震度5弱=熊本市▽震度4=菊池市、菊陽町、嘉島町、山都町、合志市▽震度3=熊本高森町、阿蘇市、玉名市、大津町、熊本美里町、宇城市、和水町


熊本地震 生き埋め23件 菅官房長官が午前6時に臨時会見
産経新聞 4月16日(土)7時48分配信

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停電の暗闇の中、クルマのライトを当て倒壊したアパートで生き埋めになった友人を捜索する東海大学の学生ら=4月16日午前、熊本県南阿蘇村(早坂洋祐撮影) (写真:産経新聞)

 菅義偉官房長官は16日午前6時頃に臨時の記者会見を開き、同日1時25分頃に熊本県熊本地方で発生した震度6強の地震による被害として閉じ込めが53件、生き埋めが23件が発生していると発表した。

 菅氏は火災や家屋の倒壊、トンネルの崩落などが発生し「救助を求める110番、119番通報が相次ぐなど広い範囲で甚大な被害が発生している」と述べた。

 警察の応援派遣について現在の1800人態勢に約1000人の追加派遣を実施し、自衛隊も17日中に2万人態勢に大幅拡充することを説明した。


<熊本地震>大分県由布市で震度5弱
毎日新聞 4月16日(土)7時32分配信

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崩落した道路=熊本県南阿蘇村立野で2016年4月16日午前5時8分、林壮一郎撮影

 16日午前7時11分ごろ、大分県由布市で震度5弱の地震があった。気象庁によると、震源地は大分県中部で、震源の深さは約10キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は5.3と推定される。この地震による津波の心配はないという。

 主な各地の震度は次の通り。

 ▽震度5弱=大分県由布市▽震度4=別府市▽震度3=大分市、日出町、竹田市


熊本地震は16日が最大だった 今後のために知っておくべき「前震・本震・余震」
BuzzFeed Japan 4月16日(土)7時25分配信

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16日の「本震」

熊本県で16日午前1時25分ごろ、再び強い地震があった。最大震度6強は14日の地震より小さいが、地震の規模を示すマグニチュードは16日の方が大きい。気象庁は「16日が本震で14日は前震」と判断した。今後の「余震」に備えるためにも知っておくべき「前震・本震・余震」とは。【BuzzFeed Japan / 古田大輔】

130
14日の「前震」

14日午後9時26分ごろに発生した地震は最大震度7、マグニチュード6.5だった。一方で、16日午前1時25分ごろの地震は最大震度6強、マグニチュード7.3。

全国への揺れの波及を見ると規模の違いがわかる。

気象庁が言う「前震」と「本震」とは何か。

文部科学省の地震調査研究推進本部のページはこう説明している。(http://www.jishin.go.jp/main/yogo/c.htm)

「地震が発生すると、その地震が発生した場所で、それより小さい地震が多数発生する。最初の地震を本震、それに続く小さな地震を余震と言う」

これが「本震」と「余震」だ。では、「前震」とは何か。

「本震が発生するより前に、本震の震源域となる領域で地震が発生することがあり、それを前震と言う。前震は本震の直前~数日前に発生することが多いが、一ヶ月以上前から発生することもある」

14日の地震が前震であれば、16日の本震に備えることはできなかったのか。残念ながら、「本震が発生するより前に、ある地震が前震であるかどうかを判断することは、現状では難しい」点も言及されている。

熊本では16日の本震後も、余震が続く。地震調査研究推進本部は、こう指摘している。

「余震の回数は、本震の直後には多いが、ある経験式に沿って、時間とともにある程度規則的に減少する。余震の規模は本震のマグニチュードより1 程度以上小さいことが多いが、本震の規模が大きい場合は、余震でも被害が生じる場合がある」

気象庁の青木元・地震津波監視課長は16日未明の記者会見で「余震も数多く発生している。最大震度6強の余震が今後1週間程度は考えられる」と注意を呼びかけた。


熊本県のガス停止10万戸…停電は3県19万戸
読売新聞 4月16日(土)7時25分配信

 西部ガスは地震発生後の16日午前1時50分、熊本県内の契約戸数(11万2800戸)の約93%にあたる10万5000戸に対し、都市ガスの供給を停止した。

 対象は熊本市、合志市、菊陽町、益城町、大津町、嘉島町、御船町の7市町。

 九州電力によると、16日午前7時現在、熊本、大分、宮崎の3県で計約19万1300戸が停電している。内訳は熊本19万400戸、大分700戸、宮崎200戸。


南阿蘇村の学生アパート、11人が生き埋め
読売新聞 4月16日(土)7時20分配信

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倒壊し多くの人が生き埋めになっているとみられる学生向けアパート(16日午前6時31分、熊本県南阿蘇村で、読売ヘリから)=中司雅信撮影

 熊本県によると、同県南阿蘇村にある東海大農学部の学生アパートで11人が生き埋めになり、自衛隊のヘリコプターが救助に向かっている。


熊本城しゃしほこ崩壊、震度7県民のシンボル無残…本紙・中村記者現地ルポ
スポーツ報知 4月16日(土)7時5分配信

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天守閣に通じる道を完全にふさいだ石垣の崩落現場

 熊本県益城町(ましきまち)で最大震度7を観測した熊本地震で、熊本県警は15日、建物の倒壊などによる9人の死亡を確認したと発表した。県などによると、けが人は1000人を超え、うち53人が重傷。20軒以上の家屋が倒壊した。一時約4万4400人が避難したが、午後3時現在約7300人に減った。

 気象庁は今回の地震を「平成28年熊本地震」と命名した。熊本のシンボルとされ難攻不落といわれた熊本城は、周辺を囲む国重要文化財の長塀が約100メートルにわたり崩れ、しゃちほこが落下するなど大きな被害を受けた。本紙・中村卓記者が現地からリポートする。

 大阪から新幹線と在来線を乗り継ぎ、最後は大牟田市からレンタカーを2時間以上運転。午後1時過ぎに入った熊本市内の街並みは一見、平穏に見えた。だが随一の観光名所、熊本城の無残な姿に目を疑った。石垣の崩落は、前夜のニュースで見たお堀の横だけではなかった。天守閣西の「頬当(ほほあて)御門」から中をのぞくと、天守閣に向かう通路が土砂で完全に閉ざされていた。

 中の警備員に様子を尋ねると、報道目的ということで撮影を許された。崩れた土砂は高さ10メートルほどだろう。両サイドの石垣が崩落し、そびえ立っていた植木の根がむき出しだ。「頬当御門」は来客の7割が利用するいわばメインゲート。地震発生が前日午後6時の閉門前だったなら、間違いなく犠牲者が出ていただろう。大人でも難なく押しつぶされそうな巨石の散乱に、揺れのすさまじさを実感した。

 熊本城は大阪城、名古屋城と並ぶ日本三名城。周囲約5・3キロ、面積約98万平方メートルと広大な城郭を誇り、上に行くほど反り返る「武者返し」と呼ばれる石垣の構造から、難攻不落とされる。関ケ原の戦い後、築城の名手である加藤清正が7年の歳月をかけて1607年に完成させた。1877年に西南戦争が起き、西郷隆盛率いる薩摩軍が政府軍の拠点となった熊本城を攻めた時も、薩摩軍は城を落とせなかったという。

 こうした誉れ高い歴史からだろう、一般公開が中止されているにもかかわらず、城郭の周りには、城の無事を願う市民や県民の姿が多数あった。同県山鹿市で生まれ、福岡県に移住して約30年になるという福島章さん(60)は勤務先で半休を取ってまで来訪。崩れた石垣を見上げて「涙が出てくる」と絞り出した。天守閣は屋根瓦が四方にわたって崩れ、しゃちほこが落下。「熊本市民、県民にとってのシンボルですから…。悲しいです」と声を詰まらせた管理事務所の高崎琢磨さん(56)に、かける言葉がなかった。

 熊本城を出ると、平穏に見えたはずの熊本市街に「山口県警」と記された車両など、他県の緊急車両が頻繁に往来していることに気付く。益城町に隣接する同市東区では屋根瓦を修繕する人たちに何度も遭遇し、はっきり体感できる余震も3度あった。九州新幹線の運休、在来線と高速道路の一部不通もあり、自宅から現地入りに要したのは約8時間。私たち人間が普段何気なく続けている営みの脆(もろ)さを思い知った。


震度7熊本地震を岩田記者が現地ルポ 直下型の恐怖、局地的被害
スポニチアネックス 4月16日(土)7時1分配信

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1階、2階ともに大破した家から、持ち出せるものを探す園川一美さん(左)と妻

 ◇平成28年熊本地震

 熊本県益城(ましき)町で震度7を観測した地震から一夜明けた15日、熊本県警は建物の倒壊などによる9人の死亡を確認したと発表した。20軒以上が倒壊し、崩れ落ちた住宅から生後8カ月の乳児が見つかり歓声が沸く一方、息絶えた家族の姿に泣き叫ぶ人もいた。九州で震度7を観測したのは初めて。東日本大震災を受けて気象庁は「平成28年熊本地震」と命名した。

 県道28号沿いに、被害の激しい益城町の惣領、馬水、安永地区を歩いた。所々で波打ってヒビ割れた道路、崩れ落ちた木造家屋の2階が道路をふさぐ光景を見て、1995年の阪神・淡路大震災を思い出していた。

 当時、大学生で兵庫県西宮市のアパートに住んでいた記者は、1階の自室で寝ていた。ベッドに両手をついて踏ん張ったが膝が浮くほどの揺れだった。3秒ほどで信じられない重さの“何か”が背中に落ちてきた。2階だった。3時間後に救出されたが、本気で死を覚悟した。

 今回の地震は、震源が浅く直下型だったことなどから、阪神・淡路大震災との共通点が指摘されている。至近距離から地盤を揺さぶる強い力が、アスファルトをゆがめ、木造家屋を破壊した光景は、確かに似ているように見えた。

 強烈な揺れが前触れなく来たのも同じ。町の公民館駐車場に避難した山本千賀子さん(63)は「ドーンと突き上げるような揺れがいきなり来た。立っていられなかった。家がミシミシ、バリバリと音を立てていた」と青ざめた顔で話した。

 1階が押しつぶされた家の前を行き来する男性に話を聞いた。親族の宮守陽子さん(55)が亡くなったという。「彼女は1階に住んでいた。その姉も兄も生き埋めになって、彼女だけ助からなかった」と無念の表情。近所の人によると「20代くらいの娘さんが涙ながらに“母が中にいます”と消防隊員に助けを求めていた。チェーンソーの音が響く中“頑張れ”と声を掛け続けていた」。だが、懸命の救出にもかかわらず宮守さんは心肺停止状態に。住宅内にいた母親を窓越しに見た娘は「お母さん」と何度も泣き叫んでいたという。

 余震が頻繁に続くのは直下型地震特有のものではない。だが崩れかけた建物がギシギシ音を立てるのを聞くと、ガレキに挟まれたまま揺さぶられた21年前を思い出す。陽子さんの恐怖と無念を想像し、手を合わせた。

 ぺしゃんこに壊れた家から、家財道具を探していたのは園田一美さん(54)。一家は妻と娘、父と4人暮らし。地震発生時、一美さん以外の3人は1階で寝ており、ガレキの中をはい出すようにして外に出た。その際、娘は目の上を切るケガを負った。「顔が血だらけで、父に驚かれた。はい出る途中、何かで切ったんだと思う」。まぶたが大きく腫れていたが、生き延びた安堵(あんど)からか笑顔も見せた。

 壊れた自宅の前で、電話帳をめくる70代の男性がいた。「きょう泊まるホテルを探している」という。隣に座る50代の息子は、無言で壊れた家を見つめていた。(岩田 浩史)

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