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2016年4月24日 (日)

神戸の新名神工事現場で橋桁落下 2人死亡、8人が負傷・2

22日午後4時半ごろ、神戸市北区道場町平田の新名神高速道路延伸工事現場で、上り線の重さ約1350トンの橋桁が約15メートル下の国道176号の上に落下した。国道で下敷きになった車などはなかった。

神戸市消防局によると、この事故で2人が死亡、8人が負傷した。うち4人が重傷。兵庫県警の発表では、死亡したのは会社員・田中幸栄さん(37)(大阪市此花区)と、下請け会社社員・福田佳祐さん(32)(兵庫県伊丹市池尻)。

兵庫県警によると、橋桁は約120メートルにわたり落下した。この日は午前8時からクレーンを使い、橋桁を橋脚に固定する作業をしていた。死傷した10人は全員橋桁の上にいた。県警は作業に問題があった可能性があるとみて、業務上過失致死傷事件として捜査する方針。

西日本高速道路関西支社によると、現場では、有馬川と川に沿って走る国道176号の上を横切る橋桁を架ける工事が行われており、当時約50人の作業員が従事していた。工事は三井住友建設(東京都中央区)と横河ブリッジ(千葉県船橋市)の共同企業体(JV)が請け負っていた。

最初の記事

リンク:橋桁落下1カ月 「施工業者は工期のことばかり」重傷の下請け作業員、過労によるヒューマンエラーの可能性指摘 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<新名神橋桁落下1カ月>遠のく完成 全工事が再び中断で - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:箕面有料道路、通行止め解除 倒壊仮橋脚を撤去 大阪 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<橋桁事故>国交省、西日本高速に再発防止策指示 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:再び事故「痛恨の極み」=全工事中断、点検へ―西日本高速 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新名神工事、今度は橋桁支える台倒れる…大阪 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新名神工事、橋桁支柱倒れる=けが人なし―大阪 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新名神工事現場、橋桁支える資材倒れる 箕面有料道が通行止め - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋桁の撤去開始=新名神落下事故―西日本高速 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:神戸橋桁落下 橋桁本体の撤去開始、復旧まで2カ月程度の見込み - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<新名神橋桁落下>午後から撤去開始 通行止め解除に2カ月 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:神戸橋桁落下 1350トン鋼鉄製橋桁の撤去作業始まる - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:神戸落下橋桁 近日中にも撤去作業開始 6月中にも通行止め解除へ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<橋桁落下>東側のずれ原因か 施工会社推定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋桁落下 「施工計画に不備なし」専門家委 バランスが崩れた?土台部分に不具合? 「捜査は1年以上」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「施工計画書問題なし」=橋桁落下で有識者委―西日本高速 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<神戸・橋桁落下>直前の様子、現場近くの防犯カメラに - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<橋桁落下>「土台、最初に変形」関係者証言 強度不足か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<橋桁落下>西日本高速社長が謝罪 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「事故重く受け止める」=橋桁落下で西日本高速社長 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋桁落下 国道176号通行止めで渋滞頻発、生活打撃 住民「早く何とかして」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:神戸橋桁落下 事故前に橋桁土台に約18センチのずれ…工事関係者が証言 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<橋桁落下>事故前にずれ認識…工事関係者が証言 神戸 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:神戸橋桁落下 作業員2人はほぼ即死 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<神戸・橋桁落下>作業員の死因は頭部強打による脳挫滅 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<神戸・橋桁落下>通行止めでコンビニ客激減 迂回路渋滞 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:神戸橋桁落下 セッティングビームの固定不足か 兵庫県警が落下との関連捜査 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<橋桁落下>南側に傾き落下か…仮固定中、バランス崩す - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:神戸橋桁落下 労基署、安衛法違反の疑いで調査着手 県警も橋桁西端中心に捜査 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:神戸橋桁落下 「想定の範囲では起こりえない事故」 専門家らの原因究明本格化 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:橋桁事故 西端の作業で重心ずれる? 県警、関係先を捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:南側ジャッキに問題か…橋桁落下、施工2社捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<橋桁落下>ジャッキ2台崩落 施工会社を捜索 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:有識者委が現場確認=橋桁落下事故 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

橋桁落下1カ月 「施工業者は工期のことばかり」重傷の下請け作業員、過労によるヒューマンエラーの可能性指摘
産経新聞 5月21日(土)19時12分配信

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橋桁が落下した新名神高速道路の事故現場。4月22日(写真左)から1カ月を経たが、今も橋桁が横たわったままだ(右)=21日午後、神戸市北区(本社ヘリから、門井聡撮影)(写真:産経新聞)

 事故に巻き込まれて重傷を負った下請け業者の20代男性が産経新聞の取材に応じた。後遺症の恐れも伝えられているといい、「施工業者の労務管理が不十分だったことでヒューマンエラーが起きた可能性がある」と話した。

 4月22日夕の事故では、長さ約120メートル、重さ約1350トンの橋桁の西側が約20メートル下の国道176号に落ちた。男性は落下した橋桁西端で作業をしていた。

 突然、爆音とともに足元が激しく上下に揺れ始めた。直後の何秒間かの記憶がないが、気が付くと、頭と下半身が部材に挟まれていた。落下した橋桁ごと地上に体がたたきつけられていたのだ。周囲の作業員に救出され、搬送先の病院で3時間に及ぶ緊急手術を受けた。「本当に死ぬと思った。なぜ自分が助かったのか不思議なくらい」

 手に重傷を負い、医師から「機能が完全に元に戻るか分からない」と告げられた。施工業者はけがの補償時期を明言しておらず、「これからどうやって生活していけばいいのか」と、不安が募る。

 現場を含む新名神高速道路の工事区間は、当初の予定より2年前倒しとなる工期の努力目標が掲げられ、下請け業者らが連日夜まで残業していた。

 事故の約1週間前、ジャッキの土台などに用いられていた鋼材が倒れ、作業員がけがをした。しかし、施工業者の担当者は工期遅れを恐れ、作業員に「事故のことは黙っておいてほしい」と、箝口(かんこう)令を敷いたという。男性は「施工業者は工期のことばかり考え、安全を十分に考えていなかった。疲れた作業員がヒューマンエラーを起こした可能性がある」と指摘する。

 新名神高速道路の工事をめぐっては、19日に大阪府箕面市でも橋桁を支える仮の橋脚(ベント)が倒れる事故が起きた。男性は「短期間で事故が続く背景には労務管理の問題もあるはずだ」と話した。


<新名神橋桁落下1カ月>遠のく完成 全工事が再び中断で
毎日新聞 5月21日(土)12時59分配信

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新名神高速道路工事で、橋桁が落下した現場=神戸市北区で2016年4月22日、本社ヘリから森園道子撮影

 神戸市北区の新名神高速道路の建設現場で橋桁が落下し、作業員10人が死傷した事故は22日、発生から1カ月を迎える。現場では巨大な橋桁の撤去が始まったが、19日には大阪府箕面市の現場でも橋桁の設備が倒壊した。神戸の事故後に中断していた工事の再開直後の再発で、西日本高速道路の全工事が再び中断を余儀なくされている。政財界の要望もあって工期を短縮していた新名神だが、建設計画への影響は深刻だ。

 「事故防止に力を注いでいたのに痛恨の極みだ」。箕面市で事故があった19日、記者会見した西日本高速の村尾光弘・関西支社長は肩を落とした。

 神戸市の事故後、進行中の工事114件を全て中断した西日本高速は、順次安全を確認し、箕面市の現場では今月6日に工事を再開したばかりだった。だが、19日から再び全工事を中断した。現場責任者を集めて安全対策の徹底を指示し、社員が現地を訪れて施工計画と適合しているか確認する。

 両方の事故現場を含む新名神の高槻-神戸間(約40キロ)は、工期を2年前倒しして来年3月開通を目指していた。神戸市の現場は来年2月完成予定だったが、そもそも「工期が大幅に遅れていた」と工事関係者が証言する状況で、作業員の残業も続いていたという。工事再開のめどは立っておらず、西日本高速の幹部は「原因究明や再発防止の見通しができてからでないと……」と表情を曇らす。

 しかし、原因究明は長期化するとみられる。業務上過失致死傷容疑で捜査を進める兵庫県警は、究明に1年以上かかると見通す。落下とは反対側の東側の橋桁にずれが生じ、西側とのバランスが崩れたことなどが推定されているが、捜査のハードルは高い。捜査幹部は「対象物の規模はJR福知山線脱線事故に迫る。膨大な作業が要る」と話す。現場検証も月内まで続き、その後コンピューターで事故の状況を再現したり、専門家に意見を求めたりするとみられる。

 信州大の清水茂教授(橋梁=きょうりょう=工学)は「事故続発には共通する背景があるのではないか。工期よりも安全を優先しないといけない」と指摘する。【矢澤秀範、山下貴史】

 ◇現場の周辺店 通行止め「死活問題」

 神戸市の現場では橋桁の撤去が進んでいるが、通行止めになっている国道176号の復旧には2カ月以上かかるとみられる。近畿北部と阪神間をつなぐ幹線のストップは、市民生活にも大きな影響を及ぼしている。

 通行止め区間にあるバイク販売店は事故後、客が激減した。社長の男性(37)は「死活問題だ。西日本高速などに補償してほしい」と訴える。商店主らが集団で営業補償を求める声も出ている。

 迂回(うかい)路の県道は渋滞し、周辺を通るバスの運休が続く。近くの農業の女性(54)は「急に交通量が多くなり、事故が起きそうで心配です。一日も早く復旧してほしい」。【矢澤秀範、石川勝義】


箕面有料道路、通行止め解除 倒壊仮橋脚を撤去 大阪
産経新聞 5月20日(金)14時29分配信

 大阪府箕面市で建設中の新名神高速道路の橋桁を支える仮の橋脚「ベント」が倒壊した事故で、西日本高速道路は20日、ベントの撤去など復旧作業が完了したと発表。箕面有料道路は同日午後0時半、通行止めが解除された。

 ベントは19日午前、桁下を通る同有料道路をふさぐ形で倒壊した。西日本高速によると、19日深夜に倒れたものに変わるベントの設置を完了。また、20日には倒壊したベントの撤去作業を終えたという。

 新名神高速の建設をめぐっては、今回の現場から約20キロ西の神戸市北区で4月22日、橋桁が国道に落下し作業員10人が死傷する事故があったばかりだった。


<橋桁事故>国交省、西日本高速に再発防止策指示
毎日新聞 5月20日(金)11時57分配信

 大阪府箕面市の新名神高速道路の工事現場で橋桁を支える仮受け台が倒壊した事故で、国土交通省は工事を発注した西日本高速道路に対し、原因究明と再発防止策を早急にまとめ、報告するよう指示した。国交省は新名神の工事で1カ月弱の間に2度も事故が起きたことを重視。「西日本高速は安全管理のあり方を再考すべきだ」としている。

 現場では橋桁を連結する作業が進んでいたが、19日午前、橋桁を支える仮受け台(高さ13メートル、重さ21トン)が倒れ、下を通る箕面有料道路を塞いだ。西日本高速は、仮受け台を失って安定を欠く橋桁を支えるため、新たな仮受け台を設置し、倒れた仮受け台を撤去。箕面有料道路は20日午後0時半に通行を再開した。

 新名神の工事を巡っては、4月22日に神戸市北区の現場で橋桁が落下、作業員10人が死傷した事故があった。事故が相次いだことを受け、西日本高速は実施中の全工事(114件)を中断し、緊急点検する。【山下貴史】


再び事故「痛恨の極み」=全工事中断、点検へ―西日本高速
時事通信 5月19日(木)20時26分配信

 大阪府箕面市の新名神高速道路の建設現場で橋桁の仮支柱が倒れた事故を受け、西日本高速道路は19日午後、記者会見した。

 村尾光弘関西支社長は「4月22日にも事故が起きており、痛恨の極みだ」と謝罪。同社発注の全ての建設工事を中断し、安全点検を進める考えを示した。

 同社は4月22日に神戸市で起きた橋桁落下事故を受け、全ての工事現場で緊急点検を実施。今回事故が起きた箕面市の現場は、今月6日から本格的に作業を再開したばかりだった。


新名神工事、今度は橋桁支える台倒れる…大阪
読売新聞 5月19日(木)13時37分配信

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箕面有料道路上に倒れた新名神高速道路のベントと呼ばれる仮受け台(19日午後0時31分、大阪府箕面市で、読売ヘリから)=浜井孝幸撮影

 19日午前9時55分頃、大阪府箕面市下止々呂美、新名神高速道路の建設現場で、橋桁を支えている「ベント」と呼ばれる鉄製の仮受け台(重さ約15トン、高さ約13メートル)が、箕面有料道路上に倒れた。

 府警によると、けが人はない模様。同有料道路は全線が通行止めになっている。

 新名神高速道路の建設工事を巡っては、神戸市北区で4月22日、橋桁が国道に落下し、作業員10人が死傷する事故があったばかり。


新名神工事、橋桁支柱倒れる=けが人なし―大阪
時事通信 5月19日(木)12時43分配信

 19日午前9時55分ごろ、大阪府箕面市下止々呂美の新名神高速道路の建設工事現場で、橋桁を支える仮支柱が、交差して下を走る箕面有料道路上に倒れた。

 西日本高速道路によると、けが人や巻き込まれた車はないという。府警箕面署や同社が事故原因を調べている。

 同社や施工業者のIHIインフラシステム(堺市)によると、倒れたのは「ベント」と呼ばれる鉄製の仮支柱1機。橋桁を架ける作業が終わったため、作業員が仮支柱の解体作業をしていたところ、箕面有料道路上に倒れたという。

 事故の影響で、箕面有料道路は午前10時10分ごろから上下線とも通行止めとされた。


新名神工事現場、橋桁支える資材倒れる 箕面有料道が通行止め
産経新聞 5月19日(木)12時36分配信

 19日午前10時ごろ、大阪府箕面市内の新名神高速道路建設工事現場で、箕面有料道路に橋桁を支える資材が箕面有料道路に倒れた。けが人はなかったが、箕面有料道路が上下線で通行止めになっている。復旧の見通しは立っていない。

 新名神では先月22日、神戸市北区の工事現場で橋桁が落下して10人が死傷する事故があったばかり。


橋桁の撤去開始=新名神落下事故―西日本高速
時事通信 5月13日(金)17時22分配信

 西日本高速道路は13日、神戸市の新名神高速道路の工事現場で落下した橋桁の撤去を開始した。

 4月22日の事故後に通行止めとなっている国道176号が復旧するまで、約2カ月かかる見込み。

 撤去は架橋工事を担当していた三井住友建設と横河ブリッジの共同企業体が担当する。落下した全長約120メートル、重さ約1350トンの橋桁を仮受け設備で支えながら三つに切断し、さらに細分して運び出す。


神戸橋桁落下 橋桁本体の撤去開始、復旧まで2カ月程度の見込み
産経新聞 5月13日(金)13時48分配信

 神戸市北区の新名神高速道路の工事現場で橋桁が落下し、作業員10人が死傷した事故で、工事を発注した西日本高速道路は13日午後、橋桁本体の撤去作業を始めた。通行止めとなっている国道176号の復旧作業と合わせると2カ月程度がかかる見通しで、通行止めの解除時期は未定としている。

 兵庫県西宮市の事務所で同日開いた会見で担当者が明らかにした。

 工事を受注した三井住友建設と横河ブリッジの共同企業体は、すでにジャッキなどの撤去作業を進めており、橋桁本体の撤去も担当。重心が傾いて不安定な状態にある橋桁を固定し、細かく切断して撤去する。騒音や振動が出る杭打ちを除いて24時間態勢で行うという。

 事故は4月22日に発生。長さ約120メートル、重さ約1350トンの鋼鉄製の橋桁が落下し、巻き込まれた作業員10人が死傷した。兵庫県警は業務上過失致死傷容疑での現場検証を継続。橋桁の一部は証拠品として押収し、鑑定を進める。


<新名神橋桁落下>午後から撤去開始 通行止め解除に2カ月
毎日新聞 5月13日(金)11時33分配信

 神戸市北区の新名神高速道路の工事現場で橋桁が落下した事故で、西日本高速道路は13日午後、国道176号をふさいでいる鋼鉄製の橋桁(長さ124メートル、重さ1350トン)の撤去を始める。兵庫県警の現場検証と並行して作業を進めるが、国道の通行止め解除までは2カ月程度かかる見通しという。

 事故は4月22日午後4時半ごろに発生。ジャッキなどで仮設置していた橋桁の西側部分が国道に落下し、作業員2人が死亡、8人が重軽傷を負った。県警は業務上過失致死傷容疑で捜査し、現場検証を進めている。

 国道は南北約2キロが通行止めになり、迂回(うかい)路になっている県道が渋滞したり、周辺店舗の売り上げが激減したりする影響が出ている。近くの不動産店は来週から休業することを決めた。男性店長(46)は「売り上げがゼロになり、本当に困る。一日でも早く復旧してほしい」と話した。【矢澤秀範、山下貴史】


神戸橋桁落下 1350トン鋼鉄製橋桁の撤去作業始まる
産経新聞 5月3日(火)11時26分配信

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落下した橋桁の撤去作業が始まった事故現場=3日午前、神戸市北区(小松大騎撮影)(写真:産経新聞)

 神戸市北区の新名神高速道路工事現場で橋桁(長さ約120㍍、重さ約1350㌧)が落下し、作業員10人が死傷した事故で、工事を請け負っていた横河ブリッジが3日、国道176号をふさいでいる橋桁などの撤去作業を始めた。兵庫県警は業務上過失致死傷容疑での現場検証を撤去作業と並行して継続し、解体した一部を証拠品として押収し、鑑定を進める。

 関係者によると、まず国道上に落下した橋桁の西側部分を1カ月かけて撤去し、通行止めを解除する。

 さらに、落下していない東側部分も1~2カ月かけて撤去する工程を検討中だが、天候の関係でずれ込む可能性もあるという。


神戸落下橋桁 近日中にも撤去作業開始 6月中にも通行止め解除へ
産経新聞 5月3日(火)8時50分配信

 神戸市北区の新名神高速道路工事現場で橋桁が落下し、作業員10人が死傷した事故で、工事を請け負っていた横河ブリッジが近く、国道176号をふさいでいる橋桁の撤去作業を始めることが2日、関係者への取材で分かった。兵庫県警は解体した一部を証拠品として押収して鑑定し、事故原因の解明を進める。

 関係者によると、崩落の危険性がある橋桁の西側から作業に着手する。まず、橋桁を支えていたジャッキや土台の「ベント設備」、「セッティングビーム」(仮受け桁)などを1週間かけて撤去。その後、国道上に落下した橋桁の西側部分を1カ月かけて撤去し、通行止めを解除する。

 さらに、落下していない東側部分も1~2カ月かけて撤去する工程を検討中だが、天候の関係でずれ込む可能性もあるという。

 県警は事故翌日の4月23日から施工業者の現場責任者らを立ちあわせ、業務上過失致死傷容疑で現場検証を進めているが、撤去作業と並行して継続する方針。

 事故は22日午後4時20分ごろ発生。長さ約120メートル、重さ約1350トンの鋼鉄製の橋桁が落下し、巻き込まれた作業員10人が死傷した。


<橋桁落下>東側のずれ原因か 施工会社推定
毎日新聞 5月1日(日)9時0分配信

 神戸市北区の新名神高速道路の工事現場で橋桁が落下し、作業員10人が死傷した事故で、施工会社の「横河ブリッジ」(千葉県船橋市)が「クレーンでつるしていた橋桁の東側にずれが生じた」と事故原因を推定していることが、関係者への取材で分かった。このずれが起因になって橋桁がバランスを崩し、西側の落下につながった可能性があるという。

 30日に兵庫県尼崎市内であった下請け業者への説明会で、横河ブリッジの幹部が説明した。関係者によると、幹部は「損傷状況からの推定」とした上で「(東側の)ぶら下げた橋桁が、何らかのきっかけでずれた」「重さのバランスが崩れ、(西側が)耐えきれなくなって落下した」などと説明したという。

 事故は4月22日午後4時27分ごろ発生。当時、橋桁は東端を門型クレーンでつり、西端はジャッキ4台と土台で支えていた。工事関係者は「最初に土台が崩れた」と証言しており、東側にずれが生じたことで西側に不均等に重さがかかった可能性がある。

 事故前、東側のクレーンが地盤沈下によって約2センチ沈んでいたという証言もあり、兵庫県警は現場検証を続けている。

 約30人が集まった30日の下請け業者向けの説明会では、横河ブリッジの幹部が「横河ブリッジの管理や計画にミスがあった」などと謝罪。事故現場での救護や、死傷者・遺族への対応にも「誠意が足りなかった」などと述べたという。

 横河ブリッジの大阪事業場は、毎日新聞の取材に「施工業者としての責任はあるが、事故原因はまだ究明中。今後のことはしっかり協力会社に説明していきたい」としている。【石川勝義、矢澤秀範、井上卓也】


橋桁落下 「施工計画に不備なし」専門家委 バランスが崩れた?土台部分に不具合? 「捜査は1年以上」
産経新聞 4月29日(金)11時46分配信

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落下した西端の橋桁の図解(写真:産経新聞)

 神戸市北区の新名神高速道路工事現場で橋桁が落下し、作業員10人が死傷した事故は、29日で発生から1週間。警察や労働基準監督署などによる捜査・調査が本格化しているが、工事関係者からは構造的欠陥と人為的ミスの双方の指摘があり、難航が予想される。過去の同種事故では原因特定に至らなかったケースもあり、関係者は早くも捜査の長期化を示唆している。

■「手順確認する」

 「無理もなく従来的な工法だ。施工計画に問題は認められない」

 西日本高速道路が設置した有識者による技術検討委員会の初会合が28日、大阪市内で開かれ、委員長を務める山口栄輝九州工業大副学長がこう断言した。

 非公開で行われた会合で、委員らは西日本高速側から現場見取り図などを示されて計画概要の説明を受けた。一方、西日本高速側は委員の要請を受け、施工を請け負った三井住友建設と横河ブリッジの共同事業体(JV)に作業員の証言をもとにした当時の作業状況を書面で提出するよう求めた。

 山口委員長は「通常ではあり得ないことが起きている。事故直前の作業手順を確認し、異常がなかったかを検証したい」と述べた。

■バランス失う?

 事故は22日、橋桁の西端で「セッティングビーム」(仮受け桁)3基(計75トン)が取り付けられ、クレーンに仮留めされてから約20分後に発生。橋桁は南に約10メートルずれた場所に落ちた。

 何らかの原因で橋桁がバランスを失い、西端を支えていたジャッキを含む土台ごと崩れたか、土台部分で不具合が発生して橋桁が滑るように落下した可能性が指摘されている。

 関係者によると、作業員らは、セッティングビームの固定が不十分だった▽東端クレーンの基礎部分が約2センチ沈み込んでいた▽西端のジャッキの土台が定位置から東方向にずれていた-などと証言したという。

■原因不明の事例も

 しかし、内容はばらつきがあり、兵庫県警の捜査関係者は「事実確認は一筋縄にはいかない」と話す。関西大の石川敏之准教授(鋼構造)も「現場で何が起きていたのかを明らかにしなければ詳しい分析はできないし、最終的に原因を解明できる保証もない」と指摘した。

 実際過去には原因特定に至らなかった事故もある。

 愛媛県の来島(くるしま)海峡大橋の工事現場で平成10年に仮設橋桁が落下して8人が死傷した事故では、労働安全衛生法違反と業務上過失致死傷容疑で、JVの代表企業や現場責任者らが書類送検された。しかし松山区検は代表企業を略式起訴する一方、現場責任者らは「事故原因が特定できない」として不起訴処分にした。

 他の事故も、原因は「複合的要因」や「過失の競合」とされるケースが多く、兵庫県警の捜査幹部は「原因はそう簡単に分からない。捜査には1年以上を要するだろう」としている。


「施工計画書問題なし」=橋桁落下で有識者委―西日本高速
時事通信 4月28日(木)19時36分配信

 神戸市で起きた新名神高速道路の橋桁落下事故で、西日本高速道路が設置した有識者の技術検討委員会が28日、初会合を開いた。

 終了後に記者会見した委員長の山口栄輝・九州工業大副学長は、「施工計画書を見て審議したが、特段の問題はないと判断した」と話した。事故原因については「まだ分からない」と述べるにとどめた。

 山口委員長によると、会合で委員らは、西日本高速が作成した施工計画書の内容などを確認し、同社から模型などを使った事故の説明を聞き取った。今後、工事を担当した横河ブリッジなどに、事故現場の機材の設置や作業の詳しい状況、現場周辺の防犯カメラ映像などの資料を請求。次回会合で内容を検討する方針。


<神戸・橋桁落下>直前の様子、現場近くの防犯カメラに
毎日新聞 4月28日(木)19時7分配信

 神戸市北区の新名神高速道路の工事現場で橋桁が落下し、10人が死傷した事故で、東西に架かっていた橋桁が落ちる直前に南に傾いて揺れる様子が現場近くの防犯カメラで撮影されていた。落下までは約6秒間。この間、トラックや乗用車計4台が揺れる橋桁の下を通過していた。

 カメラは、現場の北約100メートルにある住宅関連会社「ひまわりライフ北神戸店」に設置され、南方向を映していた。映像では22日午後4時27分40秒ごろ、橋桁が南方向に傾き始め、橋の底面が見えるように揺れて6秒後に西側部分が落下した。

 同店は規制線の内側にあり、国道176号の通行止めは解除のめどが立たない。客足は半減したといい、早川篤誉(あつよ)店長(46)は「電話を受けて店まで案内しているが、このままでは死活問題。一日でも早く解除してほしい」と話した。【井上卓也】


<橋桁落下>「土台、最初に変形」関係者証言 強度不足か
毎日新聞 4月28日(木)7時45分配信

 神戸市北区の新名神高速道路の工事現場で橋桁が落下し、作業員10人が死傷した事故で、「橋桁の西端を支えていた土台が最初に変形して崩れた。土台の強度に疑問があった」と工事関係者が話していることが27日、分かった。橋桁落下は土台の強度不足で起きた可能性があり、兵庫県警は、土台の設置方法や強度に問題がなかったか調べる。

 工事を発注した西日本高速道路などによると、土台は鉄製の建材や円柱形の支柱を組み合わせて設置されていた。橋桁を下ろして橋台に最終固定するまでの仮の台で、土台の上にはジャッキ4台を置いて橋桁の西端を支えていた。

 西端の現場では事故当日の22日、クレーンを引っかけるための棒状の構造物「セッティングビーム」3基(計75トン)を橋桁上に設置する作業が新たに行われ、橋桁落下の約30分前に完了していた。

 関係者によると、落下の状況を目の前で見ていた工事関係者が「セッティングビームを設置してすぐにジャッキの土台が変形して崩れ、橋桁が落ちた」と事故の瞬間を証言。事故前から「元々、重荷に耐えられないのでは」と土台の強度不足を不安視していたが、「工期が大幅に遅れていたので、土台を組み直せない状況だった」と説明しているという。土台のすぐ前を国道176号が通っているため、新たな土台を組めない事情もあったという。

 橋桁は30日に周辺の道路を一時通行止めにして最終固定する予定だった。作業員らは、計画に間に合わせるために作業を急いでいた可能性がある。

 橋桁の落下前、土台が東側に約18センチずれていることを工事関係者が認識していたが、作業は続けられたとの証言もあり、県警は工事関係者らから事情を聴いて確認を進める。【矢澤秀範、釣田祐喜】


<橋桁落下>西日本高速社長が謝罪
毎日新聞 4月27日(水)19時14分配信

 神戸市北区の新名神高速道路の工事現場で橋桁が落下した事故を巡り、工事を発注した西日本高速道路(大阪市)の石塚由成社長は27日の定例記者会見で、「国道176号の通行止めなどで周辺に多大な迷惑をかけており、深くおわびします」と頭を下げ、公の場で初めて謝罪した。

 記者会見で石塚社長は「亡くなった方の冥福を心よりお祈りします」などと述べた一方で、自社の責任の有無については「原因が分からないと判断できない」と話した。

 一方、兵庫労働局(神戸市中央区)は同日、兵庫県内の大規模な橋りょう工事現場19カ所を緊急に立ち入り調査すると発表した。【山下貴史、井上卓也】


「事故重く受け止める」=橋桁落下で西日本高速社長
時事通信 4月27日(水)16時10分配信

 神戸市で起きた新名神高速道路の橋桁落下事故で、西日本高速道路の石塚由成社長は27日に開いた定例の記者会見で、「亡くなった方の冥福を心よりお祈りする。事故を大変重く受け止めている」と述べた。

 
 石塚社長は、受注した三井住友建設と横河ブリッジに、警察の捜査に全面的に協力するよう指示したと述べた。西日本高速の責任については「原因が分からないと判断できない」と述べ、同社が設置した有識者委員会で原因究明を図るとした。


橋桁落下 国道176号通行止めで渋滞頻発、生活打撃 住民「早く何とかして」
産経新聞 4月27日(水)14時47分配信

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橋桁落下事故のため通行止めとなった国道176号=27日午前、神戸市北区道場町(小松大騎撮影)(写真:産経新聞)

 神戸市北区の新名神高速道路の工事現場で橋桁が落下し、作業員10人が死傷した事故で、国道176号の一部区間が通行止めになり周辺で交通渋滞が発生して近隣住民らに影響が出ている。西日本高速道路はゴールデンウイーク(GW)を控え、迂回(うかい)路を案内。事態打開に乗り出したが、住民からは「早く何とかして」と悲鳴が上がっている。

 27日午前8時半ごろ。事故現場から北に約1キロ離れた迂回路の起点、県道15号(有馬街道)日下部交差点では長い車の列が続いていた。

 近くに住む会社員、山田恭子さん(42)は「これまで買い物や病院に車で5分くらいで行けたが、今は迂回し、3倍の時間がかかる。連休はもっと混雑するだろうから、早く何とかしてほしい」とうんざりした表情を浮かべた。

 一方、事故現場近くの国道176号は、車が迂回路に流れ、朝の通勤時間帯でも通行量はまばらな状態が続いている。沿線のガソリンスタンドの男性店員(32)は「例年に比べて売り上げは3割くらい減るのではないか」と話す。

 神戸市によると、日下部交差点から現場までの約1キロの国道176号の交通量は、事故前までは平日で約2万8千台。そのままの交通量が有馬街道などに流れたとみられ、連日数キロ規模の渋滞が発生している。

 こうした状況に、西日本高速道路は、有馬街道を含めた2つの迂回ルートをホームページで案内するなど事態打開に乗り出した。また、事故後に実施している中国自動車道や舞鶴若狭自動車道の一部区間の無料化措置も改めて周知徹底を図っている。

 ただ、GWを控え、懸念材料もある。GWの中国自動車道の宝塚トンネル付近では、例年、数十キロ規模の渋滞が発生。国道176号は、高速渋滞を回避する迂回路でもあるため、GW期間中の混雑状況は予想がつかない側面もある。

 西日本高速道路は「通行止めで多大な迷惑をおかけしている。GW中を含めて復旧のめどが立っていないので、迂回路の利用をお願いしたい」としている。


神戸橋桁落下 事故前に橋桁土台に約18センチのずれ…工事関係者が証言 
産経新聞 4月27日(水)14時9分配信

 新名神高速道路の橋桁落下事故で、工事関係者が「橋桁の西側を支えていた土台が事故前に約18センチずれていた」と証言していることが27日、関係者への取材で分かった。事故当日、このずれをめぐって現場で関係者らが対応を協議していたが、作業を継続したという。

 兵庫県警は、こうした状況が橋桁のバランスに影響を与えた可能性もあるとみて捜査を進める。


<橋桁落下>事故前にずれ認識…工事関係者が証言 神戸
毎日新聞 4月27日(水)12時17分配信

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土台がずれたり沈下したりしていた新名神高速道路の工事現場=神戸市北区で2016年4月22日午後5時20分、本社ヘリから森園道子撮影

 神戸市北区の新名神高速道路の工事現場で橋桁が落下し、作業員10人が死傷した事故で、「橋桁の西側を支えていた土台が、事故前に約18センチずれていた」と工事関係者が証言していることが分かった。土台のずれなどが判明後、現場で関係者が対応を協議したが、作業を継続したという。地盤沈下などの影響で土台のずれが生じ、橋桁がバランスを崩した可能性があり、現場の対応に問題がなかったか、兵庫県警が捜査を進めている。

 工事を発注した西日本高速道路によると、落下したのは上り線の橋桁で長さ124メートル、重さ1350トン。東端は門型クレーンでつられた状態で、西端はジャッキ4台と土台で支えていた。22日午後4時27分ごろに橋桁の西側が落下し、ジャッキも南側の2台が崩れていた。

 関係者によると、東側の門型クレーンが約2センチ沈んでいることが事故前に現場の調査で判明。西側の土台も定位置より東方向に約18センチずれていることが分かった。さらに、落下していない下り線の橋桁も東側が沈んでいたという。

 工事関係者らは、地盤が沈下したとみて対応を協議したが、作業は進められた。事故当時は周辺で約50人が作業し、死傷した10人は東西の橋桁の上や足場にいたという。

 工事は、三井住友建設と横河ブリッジの共同企業体(JV)が請け負い、落下した工区は横河ブリッジが担当。下請けとして汐義(しおよし)建設工事(兵庫県尼崎市)などが関わっていた。

 県警は関係者から事情を聴き、安全管理に問題がなかったか詳しく調べている。【矢澤秀範、山下貴史】


神戸橋桁落下 作業員2人はほぼ即死
産経新聞 4月26日(火)23時24分配信

 神戸市北区の新名神高速道路の工事現場で橋桁が落下し、作業員10人が死傷した事故で、兵庫県警捜査1課は26日、死亡した男性作業員2人の司法解剖の結果、いずれも即死状態だったとみられることを明らかにした。

 事故で死亡したのは、いずれも下請け作業員で、工事会社「汐義(しおよし)建設工事」(兵庫県尼崎市)社員、福田佳祐さん(32)=同県伊丹市池尻=と、別の会社員の田中幸栄(ゆきひさ)さん(37)=大阪市此花区春日出南。

 同課によると、福田さんの死因は左脚が切断されたことなどによる失血死。田中さんは頭の骨を粉砕骨折したことなどによる脳挫滅で死亡した。事故当時、福田さんは橋桁の東端、田中さんは西端で作業していた。


<神戸・橋桁落下>作業員の死因は頭部強打による脳挫滅
毎日新聞 4月26日(火)22時51分配信

 ◇兵庫県警が司法解剖

 神戸市北区の新名神高速道路の工事現場で橋桁が落下した事故で、兵庫県警は26日、死亡した作業員の田中幸栄(ゆきひさ)さん(37)=大阪市此花区=を司法解剖し、死因は頭部の強打による脳挫滅だったことを明らかにした。

 事故の発生は22日午後4時27分ごろで、即死とみられる。事故では計2人が死亡、8人が重軽傷を負った。【矢澤秀範】


<神戸・橋桁落下>通行止めでコンビニ客激減 迂回路渋滞
毎日新聞 4月26日(火)15時37分配信

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国道176号(手前)が一部通行止めになっているため、県道に迂回する車の列=兵庫県西宮市で26日午前8時6分、本社ヘリから小関勉撮影

 神戸市北区の新名神高速道路の工事現場で橋桁が落下した事故で、橋と立体交差する予定だった国道176号が完全に塞がれた。通行量の多い幹線道路で2キロにわたって通行止めが続き、解除のめどは立っていない。橋桁は長さ124メートル、重さ1350トンにも及び、撤去や復旧の長期化が予想される。周辺では渋滞も生まれ、市民生活にも影響が出ている。

 「もう店がつぶれるまで秒読み状態。どうしてくれるのか」。現場近くでコンビニエンスストアを経営する女性は涙を浮かべた。店は、通行止めになっている国道に面し、客の大半は車で来店する。小さな脇道もあるが、事故後は売り上げが5分の1に激減。工事を発注した西日本高速道路の関係者が謝罪に訪れたが、補償に関する説明はなかったという。

 国道176号は兵庫・京都方面と大阪方面を結び、通行量は1日2万8000台。現場付近も、通勤の車やトラックがひっきりなしに通っていた。沿線にはガソリンスタンドや飲食店が並ぶが、事故後は南北約2キロが通行止めに。迂回(うかい)路になっている片側1車線の県道は、多い時で交通量が2倍に増え、通勤時間帯などは渋滞している。

 近くに住む会社員男性(60)は「仕事でよくこの道を使う。復旧に時間がかかるのは本当に困る」と嘆いた。

 道路を管理する神戸市によると、事故直後に道路下の水道管が破損して水が濁ったため、道路自体も壊れている可能性が高い。橋桁を撤去できても安全を確認する必要があり、費用は事業者に請求する方針という。同市北建設事務所の担当者は「前例がない事故。あんな大きな橋をどうやって撤去するかも分からず、復旧のめどは全く立たない」と話す。

 兵庫県警は23日から事故現場の検証を続けているが、壊れた鋼材が垂れ下がるなどし、崩落の危険がある。立体的に撮影することで構造物の大きさなどを測ることができる特殊なカメラなども使うが、検証だけで1週間以上かかるという。

 捜査幹部は「市民生活への影響は最小限にしたいが、長期化は避けられない」と話す。【矢澤秀範、五十嵐朋子、久野洋】


神戸橋桁落下 セッティングビームの固定不足か 兵庫県警が落下との関連捜査
産経新聞 4月25日(月)18時7分配信

 神戸市北区の新名神高速道路の工事現場で橋桁が落下し、作業員10人が死傷した事故で、事故当日に橋桁西端に設置された「セッティングビーム(仮受け桁)」3基について、工事関係者が兵庫県警の聞き取りに「固定が不十分だった」という趣旨の証言をしていることが25日、捜査関係者への取材で分かった。県警は事実確認を進めており、落下との関連を慎重に調べる。

 道路を管理する西日本高速道路などによると、西端では事故当日、作業員6人が橋桁の降下作業に備え、橋桁の上にセッティングビーム3基(計75トン)を設置。クレーンに仮留めした約20分後、橋桁が落ちた。

 捜査関係者によると、セッティングビーム1基につき2カ所をボルトで固定する設計になっていたが、工事関係者は、事故当時は3基計6カ所のうち少なくとも3カ所が固定されていない状態だったとの説明をしているという。

 事故をめぐっては、施工業者などに労働安全衛生法違反の疑いがあるとして、神戸西労働基準監督署も現地に職員を派遣し、調査を進めている。


<橋桁落下>南側に傾き落下か…仮固定中、バランス崩す
毎日新聞 4月25日(月)13時53分配信

 神戸市北区の新名神高速道路で橋桁が落下し10人が死傷した事故で、水平に設置されていた橋桁は突然、南側に傾きながら落ちていった可能性の高いことが25日、西日本高速道路などへの取材で分かった。

 落下前の橋桁はジャッキの上に平らに置かれ、橋桁をつるす鋼棒で仮固定されていたが、バランスを崩して南側から落ちたとみられる。兵庫県警はジャッキの設置方法や土台の強度などを詳しく調べている。

 西日本高速によると、橋桁は長さ約124メートル、幅員6.6メートル、重さ1350トンあり、東端はつるされた状態で、西端はジャッキと土台に置かれていた。当初、東端をクレーンでつり上げたことで西端に過大な負荷がかかり、土台部分の崩落につながった可能性が指摘された。しかし、東端は事故4日前につり上げたままだったことが判明。西端では事故当日、橋桁をつり上げるための接続構造物「セッティングビーム」3本を橋桁に固定しており、この作業を終えた約30分後に落下した。

 落下の瞬間を捉えた防犯カメラには、橋桁が次第に傾き、2、3回バウンドしながら西端が国道176号上に落下する様子が映っていた。橋桁は真下ではなく約10メートル南側にずれ落ちており、事故現場にも西端部分を支えていたジャッキ4台のうち南側2台が崩れ落ちていた。

 セッティングビームは橋桁に固定された後、クレーンでつって仮固定されていたため、橋桁と一緒に落下。セッティングビームをつるすための構造物が、宙に浮いた状態で残っていた。ジャッキは1台で400トンの重さに耐えられるといい、西日本高速は強度に問題はないとしている。

 県警は、セッティングビームの設置作業やジャッキの配置などが施工計画通りだったかなど、西端部分を重点に現場検証を続け、作業員らから事情を聴いている。【山下貴史、矢澤秀範】


神戸橋桁落下 労基署、安衛法違反の疑いで調査着手 県警も橋桁西端中心に捜査
産経新聞 4月25日(月)11時22分配信

 神戸市北区の新名神高速道路の建設現場で橋桁が落下し、作業員10人が死傷した事故で、神戸西労働基準監督署が施工業者などに労働安全衛生法違反の疑いもあるとして調査を始めたことが25日、関係者への取材で分かった。事故が発生した22日以降、職員を派遣し、現場検証を行っている兵庫県警とともに被害状況を確認。今後、工事関係者から事情を聴くなどし、工事の作業内容や作業計画に問題がなかったかどうかを調べる。

 一方、県警は23日以降の現場検証で、西端で橋桁を支えていたジャッキ4基が四角形に配置され、うち南側の2基が崩落しているのを確認。西端では橋桁の降下作業に備えてセッティングビーム(仮受け桁)が設置され、クレーンに止められた直後に事故が発生しており、県警は、橋桁の西端を中心に状況把握を進めるとともに、現場責任者らから当時の作業状況を聞き取っている。

 県警は24日の工事関係先への家宅捜索で施工計画書や設計図など100点以上の関連資料を押収した。


神戸橋桁落下 「想定の範囲では起こりえない事故」 専門家らの原因究明本格化
産経新聞 4月25日(月)8時22分配信

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工事中の橋桁が落下した新名神高速道路の建設現場=23日、神戸市北区(本社ヘリから、柿平博文撮影)(写真:産経新聞)

 新名神高速道路の橋桁落下事故は24日、兵庫県警が業務上過失致死傷容疑で関係先の強制捜査に着手。西日本高速道路が設けた、橋梁(きょうりょう)工学の専門家らによる「技術検討委員会」も現地調査し、原因究明が本格的に始まった。橋桁は、降下作業に備えて仮設物が設置され、クレーンで止められた直後に落下。専門家も「橋桁や、仮設のジャッキ部分がどういう状況だったか確認したい」と注目している。

 「想定の範囲では起こりえない事故だ」

 同検討委の委員長、山口栄輝・九州工業大学副学長は同日、事故現場を視察した後、報道陣にこう述べ、工事設計の確認や施工手順の調査などを進める方針を示した。

 この日は本格的な調査を始める前段階の視察という位置づけで、委員3人が規制線の外から約20分間、落下した橋桁の西端部分の写真を撮ったり、同社担当者から説明を受けたりした。山口委員長は工事全体は「橋桁をつり上げて下ろす点に何かあるのかもしれないが、まだ具体的なことは分からない」とした。

 西日本高速道路などによると、問題の橋桁(約120メートル、約1350トン)は国道176号や有馬川をまたいで渡される予定で、事故直前は、東端をクレーンでつりあげられ、西端を仮受け台とジャッキで下から支えられていた仮置き状態だった。

 今月30日に、約7メートル下にある、本来橋桁がすえられるべき橋台(西側)と橋脚(東側)への降下作業を予定。この作業には、橋桁の両端を降下用のクレーンでつり下げる必要があり、すでに東端はクレーンでつられていた。

 西端もクレーンでひっかけられるよう、橋桁のセッティングビーム(仮受け桁)と呼ばれる仮設物を設置。セッティングビームは長さ14・4メートル、1基あたり重さ25トンの棒に近い形状の部材で、橋桁に3基並行にボルトで固定した。作業が完了した約20分後、橋桁が土台ごと落下した。

 工事は三井住友建設と横河ブリッジが請け負い、橋桁が落下した部分は横河ブリッジが担当していた。同社は平成9年、北海道の高速道路架橋建設現場で、ジャッキで橋桁を橋脚上に設置する作業を実施。ジャッキの位置がずれているにもかかわらず作業を進めたため橋桁が横にずれて落下し、作業員5人を死傷させたとして、業務上過失致死傷容疑で社員3人が書類送検された。


橋桁事故 西端の作業で重心ずれる? 県警、関係先を捜索
産経新聞 4月25日(月)7時55分配信

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落下した橋桁の西端の図解(写真:産経新聞)

 神戸市北区の新名神高速道路の建設現場で橋桁が落下し、作業員の男性2人が死亡、8人が重軽傷を負った事故で、落下直前に橋桁の重心が南側にずれて、バランスを崩したとみられることが24日、工事関係者への取材で分かった。橋桁は、いったん南側に傾いた後、西端が国道の上に落ちており、橋桁の西端上で行われていた作業の影響などによって重心の位置が変化した可能性がある。

 兵庫県警は同日、業務上過失致死傷容疑で、落下部分の工事を担当した横河ブリッジ大阪事業場(堺市西区)や下請けの汐義(しおよし)建設工事(兵庫県尼崎市)など数カ所を家宅捜索した。押収資料を分析し、作業の手順や安全対策に不備がなかったかを調べる。

 道路を管理する西日本高速道路などによると、落下した橋桁の西端はジャッキ4基によって下から支えられていたが、うち2基は橋桁とともに落下した。しかし、ジャッキは1基当たり400トンの重量に耐えられるよう設計され、ジャッキや土台の強度に問題がない場合、計算上1350トンの橋桁を支えられた。

 一方、西端では当日、橋桁に「セッティングビーム」(仮受け桁)が3基(計75トン)新たに取り付けられ、クレーンで仮につり上げる作業が行われた。この約20分後、橋桁は南に約10メートルずれた場所に落下。作業の影響か、ジャッキを含む土台部分の一部に不具合が生じたため、橋桁の重心が水平方向に動き、バランスが崩れた可能性がある。

 県警は現場責任者からも具体的な作業手順について聞き取りを進めている。


南側ジャッキに問題か…橋桁落下、施工2社捜索
読売新聞 4月25日(月)7時21分配信

 神戸市北区で22日、建設中の新名神高速道路の橋桁(長さ約120メートル、1350トン)が国道上に落下し、作業員10人が死傷した事故で、兵庫県警は24日、工事を行う橋梁(きょうりょう)会社「横河ブリッジ」(千葉県)の大阪事業場大阪工場(堺市西区)と、下請けの「汐義(しおよし)建設工事」(兵庫県尼崎市)を業務上過失致死傷容疑で捜索した。

 また、落下した橋桁の西端を支えていたジャッキ4基が四角形を描く形に配置され、このうち南側にあった2基が崩れていたことが新たに判明。橋桁は真下ではなく、南に大きくずれて落下しており、県警は、南側のジャッキに問題があった可能性もあるとみて慎重に調べている。

 事故では、国道176号を東西にまたいで仮設置されていた「有馬川橋」の橋桁の西側部分が、橋脚から約15メートル下に落下した。


<橋桁落下>ジャッキ2台崩落 施工会社を捜索
毎日新聞 4月24日(日)21時26分配信

 神戸市北区の新名神高速道路の工事現場で橋桁が落下し10人が死傷した事故で、兵庫県警は24日、施工会社「横河ブリッジ」の大阪事業場(堺市西区)や下請け会社「汐義(しおよし)建設工事」(兵庫県尼崎市)など数カ所を業務上過失致死傷の疑いで家宅捜索した。西日本高速道路によると、橋桁を支えていたジャッキ4台のうち2台が崩落していたことが新たに分かった。ジャッキの配置や操作方法に問題があった可能性がある。

 家宅捜索は午前9時ごろから順次開始。橋桁の設計書などを押収したとみられる。

 事故は22日午後4時半ごろ発生し、建設中の橋桁(長さ124メートル、重さ1350トン)が国道176号上に落下。西日本高速などによると、落下した橋桁の西端は、長方形状の四隅に配置したジャッキ4台で支えられて仮置きされていた。同日午後、クレーンを引っかけるための鉄製の構造物を橋桁の上に設置したところ、約30分後に橋桁の西端が落下。橋桁は南側に約10メートルずれて落ち、4台のジャッキのうち南側の2台だけが崩れていた。

 東京都市大の三木千寿学長(橋りょう工学)は「ジャッキの周辺に何らかの不具合があったのではないか」と指摘している。

 一方、原因究明などのために西日本高速が設けた技術検討委員会のメンバー3人は24日、事故現場を視察した。委員長の山口栄輝・九州工業大副学長は「通常は落ちないジャッキが落ちた。十分に調査し結果を公表したい」と話した。第1回の検討委を28日に開く。【矢澤秀範、田辺佑介、原田悠自、五十嵐朋子】


有識者委が現場確認=橋桁落下事故
時事通信 4月24日(日)21時1分配信

 神戸市北区の橋桁落下事故を受け、西日本高速は24日までに、有識者4人から成る技術検討委員会(委員長・山口栄輝九州工業大副学長)の設置を決めた。

 委員のうち山口委員長ら3人は同日、規制線の外側から事故現場を確認した。

 第1回会合は28日に開催。関係者の聴取などを通じて、事故原因の解明や再発防止策の取りまとめを進める。

 現場調査で委員らは、西日本高速道路の社員から事故の概要説明を受けながら、写真を撮るなどした。調査後に記者会見した山口委員長は「一日でも早く原因究明をしたい」と述べた。

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