« ベルギー・ブリュッセルで多発テロ、35人死亡 ISが犯行声明・13 | トップページ | 大阪・八尾空港で小型飛行機墜落・炎上 4人死亡・2 »

2016年3月28日 (月)

ベルギー・ブリュッセルで多発テロ、32人死亡 ISが犯行声明・14

ベルギーの首都ブリュッセルで22日朝(日本時間22日夕)、ブリュッセル国際空港と、欧州連合(EU)本部などがある官庁街の地下鉄駅で大きな爆発が相次いで起こった。

ベルギー公共放送によると、これらの爆発で少なくとも計35人が死亡、約200人が負傷した。イスラム過激派テロ組織IS(イスラム国)が犯行声明を出した。テロを受け、欧州全域の空港や交通機関で、緊急厳戒態勢が敷かれた。
死者数はその後32人に訂正された。

ISは22日の犯行声明で、「戦闘員たちが爆弾ベルトで一連の爆破を実行した」とし、テロ攻撃の理由について、ベルギーが「(IS掃討の)有志連合に参加している」と指摘した。ベルギーのミシェル首相は記者会見で、「(空港と地下鉄駅の)二つの攻撃は、卑劣な攻撃だ。我々が恐れていたテロが起こった」と非難した。

8番目の記事
9番目の記事
10番目の記事
11番目の記事
12番目の記事
13番目の記事

リンク:ベルギー同時テロで重傷の男性「意識回復」 菅官房長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:首相府も標的か=パソコンに詳細情報―ベルギー - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギー自爆犯兄弟への懸念、FBIが6日前にオランダに通達 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【ブリュッセル連続攻撃】国際空港の完全再開は何カ月も先 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ベルギー同時テロ>重傷の日本人、意識回復し安定 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギーテロ犯 原子力研究者を監視 「汚い爆弾」製造の狙いか - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:重傷の邦人、意識回復=ベルギー同時テロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ベルギー同時テロ>犠牲者は32人…当局訂正、3人減 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:パリ、ベルギー テロ組織網の実態 うごめく勧誘人脈 モレンベーク地区拠点 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロ容疑者、3人がギリシャを経由=欧州の玄関口に利用か―ベルギー - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ブリュッセル自爆の犠牲者数、ベルギー当局が32人に修正 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギーテロで風刺画=配慮欠くと批判も―仏シャルリ紙 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:空港、30日にも一部再開=釈放男性にはアリバイ―ベルギー同時テロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ベルギー同時テロ>1週間、7人逮捕も捜査は混乱 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギー連続テロの捜索続く 計8人を手配 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ANAのブリュッセル線、一時運休延長 空港再開見通し立たず - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ベルギー>強まる移民排斥…仏テロ容疑者の弁護士にも暴漢 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<米国>連邦議会で警官発砲、武器所持の男拘束…女性軽傷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米国内、テロ情報なし=担当者、大統領に報告 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギー検察、容疑者を釈放 「帽子の男ではなかった」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東京五輪 理想はソフトな警備も…続くテロとの戦い - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギーテロ1週間 「優等生」過激化、テロリストとして舞い戻り自国に“牙” - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米議会に武装男、警官が発砲 観光客らパニック - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ヨーロッパの「理想」はメルトダウン寸前! なぜ現実への対処能力を失ったのか ベルギー同時テロが照らし出すもの - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米議会施設に武器所持男、警官が発砲…女性けが - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ブリュッセル空港攻撃、検察が証拠不十分で男性釈放 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:逮捕男を釈放…「帽子の男」新たな情報提供募る - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ベルギー同時テロ>関与で逮捕の容疑者釈放 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「逃走犯」報道の男性釈放=証拠不十分―ベルギー - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:EU内の連携進む=パリとの関連、捜査拡大―ベルギー同時テロから1週間 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ベルギー同時テロ>地下鉄の自爆犯、ギリシャに滞在か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギー当局、「テロ活動」関与で3人起訴 事件の死者数は35人に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ベルギー同時テロ>亡き妻「いつかテロ起きる」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ブリュッセルの自爆、犠牲者35人に=ベルギー当局 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

ベルギー同時テロで重傷の男性「意識回復」 菅官房長官
産経新聞 3月30日(水)18時0分配信

 菅義偉官房長官は30日の記者会見で、ベルギー同時テロで重傷を負って意識不明となっていた邦人男性について「意識が回復し、転院したと報告を受けている」と明らかにした。

 男性は22日、ベルギーの首都ブリュッセルの地下鉄駅で爆発に巻き込まれていた。


首相府も標的か=パソコンに詳細情報―ベルギー
時事通信 3月30日(水)17時44分配信

 【ブリュッセル時事】30日付のベルギー紙レコーなどは、同時テロ事件に関連し、ブリュッセル国際空港で自爆したイブラヒム・バクラウィ容疑者(29)の遺書らしき文章が見つかったパソコンに、首相府や首相公邸に関する写真などの詳細な情報が記録されていたと報じた。

 テロ容疑者らが首相府も標的にしていた可能性が浮上した。

 首相府と首相公邸は数百メートル離れており、その間には米大使館もある。

 バンリュー検事はパソコンが押収された後、「興味深い情報」が含まれていたと述べていた。同紙によると、パソコンのデータのほか、押収した携帯電話の記録なども米連邦捜査局(FBI)に送り、協力を求めたという。


ベルギー自爆犯兄弟への懸念、FBIが6日前にオランダに通達
AFP=時事 3月30日(水)14時31分配信

334
ベルギー連続テロの自爆犯と特定されたハリド・バクラウィ容疑者(左)とブラヒム・バクラウィ容疑者の写真(2016年3月23日入手)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】米連邦捜査局(FBI)が、ベルギーの首都ブリュッセル(Brussels)で起きた連続テロで自爆したブラヒム・バクラウィ(Ibrahim El Bakraoui)容疑者と弟のハリド・バクラウィ(Khalid El Bakraoui)容疑者に対する懸念を、事件の6日前にオランダ当局に伝えていたことが分かった。同国のアルト・ファンデルステュール(Ard van der Steur)司法相が29日、明らかにした。

 同相が議会で明らかにしたところによると、オランダ当局はFBIから情報提供を受けた翌日、ベルギー当局にこの情報を通達。FBIは2015年9月にブラヒム容疑者をテロ関連の監視対象リストに入れていたとされる。

 事件では、発生から1週間を迎えた現在も実行犯1人が逃走を続けており、ベルギー当局の対応に批判が集まっている。ベルギー当局は28日、事件の死者が35人に増えたと発表していたが、翌29日、「徹底検証」した結果として、死者数を32人に下方修正した。さらに負傷者94人が現在も入院しているという。【翻訳編集】 AFPBB News


【ブリュッセル連続攻撃】国際空港の完全再開は何カ月も先
BBC News 3月30日(水)14時4分配信

463
【ブリュッセル連続攻撃】国際空港の完全再開は何カ月も先

今月22日に連続爆発攻撃によって多数が死亡したブリュッセルのザベンテム国際空港が完全に再開できるのは何カ月も先になる見通し。運営会社のアルノー・ファイスト最高経営責任者(CEO)が明らかにした。

ファイスト氏は、爆発で破損した建物は、「空調からチェックイン・カウンターまで」すべて建て直さなくてはならないと語った。

空港の一部が間もなく再開すると期待されたものの、運営会社は30日も閉鎖が続くとした。

同空港と市中心部の地下鉄駅が標的となった連続攻撃では、32人が死亡、96人が依然として病院で治療を受けている。

ブリュッセルに本部を置く欧州連合(EU)の各機関は29日に、警備が強化されるなかで業務を再開。欧州議会では、所持品や車両の検査がさらに厳しくなった。一方で、非EU組織による催しの多くは延期されている。

臨時のチェックイン・カウンターの試験運用を始めるため、空港の職員約800人が28日に職場に戻った。臨時に使われる施設では警備が強化され、出発ラウンジに入る乗客の荷物検査を増やす。

空港の再開には政府の承認が必要。乗客の処理能力は当初、1時間当たり800~1000人を目指す。従来の平均値は1時間5000人だった。

ファイスト氏は、「臨時施設では事件前の通常の乗客数を扱うことはできない」とし、「(爆発があった)建物の躯体は大丈夫だが、空調からチェックイン・カウンターまで、すべて建て直さなくてはならない。それには何カ月もかかる」と述べた。

ファイスト氏は当初、30日に空港の20%が運営再開できるとの見通しを示していたが、運営会社はその後、閉鎖が続くとツイッターを通じて明らかにした。

警察は27日、空港の爆発攻撃の実行犯とされる3人のうち1人の捜索を再開。警察は一時、地元メディアが「ファイサル・シェフー」との名前で報じた男性を拘束したが、証拠不十分で釈放している。男性は当初、事件前に空港の防犯カメラに映っていた、帽子を被り薄手のジャケットを着ていた容疑者とみられる男と同一人物だと考えられていた。ただし、この男性に対しては、「テロ暗殺」の疑惑が持たれている。

ベルギーの連邦検察は、男性の拘束に至った証拠を、その後の捜査で十分裏付けられなかったと述べた。

連続攻撃については、過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出している。攻撃直後に死亡した28人に加えて、病院で治療を受けていた4人が死亡している。依然として病院で治療を受ける人々のうち、集中治療室にいる負傷者も多数に上る。

捜査が進むなか、ここ数日の間にベルギーやそのほかの国で数人が拘束されている。

・イタリアでは、パリ連続襲撃事件のサラ・アブデスラム容疑者を含む実行犯らの偽造身分証を作成した疑いでジャマル・エディン・ウアリという名前のアルジェリア人が尋問を受けた。

・ヤシン・A、モハメド・B、アブバカル・Oとだけ公表された人物が当局による26日の強制捜査で拘束された。テロ集団との関連が疑われている。

・オランダ・ロッテルダムではレダ・クリケット容疑者がフランスでの攻撃を計画していたとして逮捕された。

・アブデラマネ・Aとだけ公表された人物がブリュッセルで24日に逮捕された。路面電車の停車場で逮捕された際に足を撃たれている。

ブリュッセルのイバン・マヨール市長は、22日の事件前後にベルギーの捜査当局が間違いを犯したと認めている。

マヨール市長はパリ市議会でパリやブリュッセルでの事件について演説するため、パリを訪問。地元ラジオ局の取材を受けた同市長は、ファイサル・シェフーと呼ばれる人物の釈放は間違いだと主張し、この人物がブリュッセルの公園で、難民たちにイスラム聖戦(ジハード)主義者になる勧誘を行っていたと指摘した。

なぜこれほどまで多くのイスラム主義者をブリュッセル、特にモレンベック地域が生み出しているのか、と問われたマヨール市長は、パリでも同様の問題があると反論した。

同市長は、「なぜ、我々の地に生まれて我々の社会を攻撃するような子どもを、我々の社会が生み出すようになってしまったのか」と述べた。

(英語記事 Brussels attacks: 'Months' until airport fully reopens)


<ベルギー同時テロ>重傷の日本人、意識回復し安定
毎日新聞 3月30日(水)12時55分配信

 岸田文雄外相は30日の衆院外務委員会で、ベルギー同時テロで重傷を負い、意識不明となっていた日本人男性について「ようやく意識が回復し、状況は安定しているとの報告を受けた」と述べた。

 政府関係者によると、男性は生命保険協会(東京)から国際保険協会連盟に出向中の滝田祐さんで、22日に地下鉄の自爆テロに巻き込まれた。容体は落ち着いているという。【小泉大士】


ベルギーテロ犯 原子力研究者を監視 「汚い爆弾」製造の狙いか
Wedge 3月30日(水)12時31分配信

 ベルギーの首都ブリュッセルで起きた同時テロは過激派組織「イスラム国」(IS)の地下ネットワークが欧州に広く存在していることを明るみにし、ISが欧州向けのテロ要員として400人から600人を訓練していたことが分かった。原発施設もテロの標的になっていたことが濃厚で、「新たに出現しつつある脅威」(ファロン英国防相)が欧州を震撼させている。

核情報がISに
 大規模なテロ要員の訓練情報はAP通信などがフランス議会関係者やイラク情報機関関係者らの話として報じた。シリアやイラクで訓練したことは分かっているが、正確な場所などは明らかではない。

 要員は戦闘、自爆の方法、爆発物の製造・取り扱い、偵察技術などの訓練を受けた。この一部はすでに欧州に潜入していると見られており、ベルギー、フランス、ドイツなどのイスラム教徒の移民社会に同化している可能性が強い。欧州からはこれまでに約5000人のイスラム教徒の若者らがシリア入りしてISに加入し、実戦に参加。その一部は欧州に舞い戻っている。

 今回のブリュッセルでの同時テロの実行者の中にこの訓練を受けた人物がいるかどうかは不明。しかし、欧州に根を張るISのテロ・ネットワークは昨年11月のパリの同時多発テロ以前に考えられていた以上に広範に渡っていたことが日増しに明らかになっており、根絶するには相当の時間が必要だ。

 そうした中で、ブリュッセルの国際空港と中心部の地下鉄で自爆したバクラウイ兄弟は昨年、ベルギー北部モルの原子力研究所の技術者の自宅をひそかに監視、隠しカメラで撮影していた事実も分かった。この技術者を誘拐して、原発テロや放射性廃棄物を混合した「汚い爆弾」を製造することを狙ったのではないかと見られており、ベルギー政府は原発を厳戒態勢下に置いている。

放射性廃棄物を「汚い爆弾」としてまき散らす危険性
 専門家らによると、テロリストたちが原発から高濃縮ウランを入手して核爆弾を製造することは現在のところありそうにないが、放射性廃棄物を「汚い爆弾」としてまき散らす危険性はある。この他、原発の中で爆弾を爆発させたり、原発にドローンなどを突っ込ませる危険性が指摘されている。

 ベルギーでは2カ所で原発が稼働中。そのうち、2012年には、北部ドール原発の従業員2人がシリアに向かい、ISに加わった。その後パリ同時多発テロの主犯アブデルハミド・アバウトらと一緒にベルギー軍団の一員として戦闘に参加していたことが分かっている。

 1人は戦闘で死亡したと見られている。もう1人はベルギーに戻り、2014年にテロ関連容疑で捕まって有罪になったが、昨年に釈放されている。この2人がISに原発の関連情報を漏らした可能性は大きく、そのことが今回の「原発テロ」計画につながっているのではないかとの見方も出ている。

世界遺産都市パルミラから敗走
 ISのテロの脅威が欧州を震撼させる中、シリアとイラクではISが占領地を次々と失うなど弱体化が一気に進んできた。シリア政府軍は27日、昨年5月にISに占領された中部の世界遺産都市パルミラをほぼ制圧、奪還した。東部でもクルド人勢力が最近、戦略的要衝シャダディをISから取り戻した。

 イラクでもISが占領中のイラク第2の都市モスル周辺の村々を政府軍が制圧、モスル奪還作戦が始まった。バグダッド西方でも政府軍がISを撃退しつつある。米当局者は「やっと1年半に及ぶ空爆の効果が出てきた」とし、イラクの将軍は「ISはもはや逃げるだけだ」と自信を示している。

 イラク軍がISの交信を傍受したところによると、ISの戦闘員の士気は著しく低下し、脱走兵も急増している。前線のISの指揮官は戦闘員に戦うよう説得することが多くなっており、戦闘力が相当落ちているようだ。

 組織の混乱は、ISの幹部が相次いで米主導の有志連合の空爆や特殊部隊の急襲で殺害されていることにもよる。米国によると、3日に1人の割合で幹部が殺害されているという。カーター国防長官が25日発表したところによると、米特殊部隊がシリア東部で、ISの対外戦略の責任者で、指導者バグダディに次ぐナンバー・ツーと言われていたハジ・イマームを殺害した。

 4日の空爆で死亡した軍司令官オマル・シシャニに次ぐ大物幹部の殺害で、ISにとっては大きな打撃だ。イマームはイスラム国の前身「イラクのアルカイダ」の創設メンバーの1人。歴戦のテロリストだ。バグダディが殺害されるようなことがあれば、指導者の地位に就くと見られていた。

 ISの壊滅はこれまでは、はるか遠い話とされていたが、「来年末までには壊滅できる」(米専門家)など、具体的にIS壊滅の見通しが出るようになってきた。


重傷の邦人、意識回復=ベルギー同時テロ
時事通信 3月30日(水)11時47分配信

 22日のベルギー同時テロで重傷を負い、意識不明となっていた日本人男性の滝田祐さんが意識を回復したことが30日、分かった。

 日本政府関係者が明らかにした。容体は安定しているという。

 滝田さんは生命保険協会(東京)から国際保険協会連盟に出向中。ブリュッセルの地下鉄駅の爆発で負傷した。


<ベルギー同時テロ>犠牲者は32人…当局訂正、3人減
毎日新聞 3月30日(水)10時7分配信

 【ブリュッセル矢野純一】ベルギー連邦検察は29日、同時テロの犠牲者数を35人から32人に訂正した。二重国籍の犠牲者3人を2度数えたため。空港と地下鉄で自爆した実行犯3人は含まない。

 犠牲者の身元は全員判明し、ベルギー人が17人、外国人は英国、米国、フランスなど9カ国の計15人。94人が入院しているという。

 一方、22日のテロ以降閉鎖されているブリュッセル国際空港は復旧作業が遅れており、30日も再開しない。


パリ、ベルギー テロ組織網の実態 うごめく勧誘人脈 モレンベーク地区拠点
産経新聞 3月30日(水)7時55分配信

 【ベルリン=宮下日出男】ベルギー同時テロや昨年11月のパリ同時多発テロに関与した欧州の過激派ネットワークの実態が明らかになってきた。パリでのテロの主犯格、アブデルハミド・アバウド容疑者(死亡)を中心に、背後にはベルギーを拠点とする過激派の勧誘組織の人脈が浮かぶ。欧州各国当局はその壊滅に向け、関係者の追跡に全力を挙げている。

 複数の欧米メディアは27日、欧州各国の捜査当局が現在、ベルギーやパリのテロに関与したとして少なくとも8人の容疑者の行方を追っていると伝えた。大半がフランスかベルギーの国籍を持ち、欧州かシリアに潜伏しているとみられる。

 米CNNによると、8人中7人がアバウド容疑者と接触しており、CNNが特定した1人は同容疑者と一緒にシリアに渡航。仏当局が昨年拘束したシリア帰りの男の供述によると、同容疑者はイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)で欧州のテロ実行者を選ぶ任務などを担っていた。

 アバウド容疑者はパリのテロだけでなく、2014年のブリュッセルのユダヤ博物館襲撃、昨年8月のパリ行き高速列車内の無差別乱射未遂事件の実行犯ともつながりがあるなど、近年欧州で起きたテロに深く関わっていたとされる。

 その人脈の背後にあるとされるのが、アバウド容疑者自身も所属し、ブリュッセル首都圏モレンベーク地区を拠点とする過激派の勧誘組織。指導者のハリド・ゼルカニ被告(収監中)は過去に多くの若者をISに送り込んだとされ、関係者から影響力の大きさや風貌から「サンタクロース」「エミール(首長)」と呼ばれている。

 アバウド容疑者もかつてこの組織を介してシリアに渡航。パリのテロの他の実行犯1人や爆発物の「製造役」とも呼ばれ、ベルギーのテロで自爆したナジム・ラーシュラウイ容疑者、CNNが特定した容疑者もこの組織に加わっていた。

 仏当局が別のテロ計画で24日に拘束したレダ・クリケット容疑者もメンバーであり、昨夏にはアバウド容疑者とともにテロ組織関与で被告不在のまま有罪判決を受けた。オランド仏大統領がラーシュラウイ容疑者の死亡とクリケット容疑者の拘束を受け、テロのネットワークが「壊滅の道」にあるとしたのも、こうした背景があるとみられる。

 ただ、アバウド容疑者はパリのテロ後、潜伏先への捜索時にすでに射殺。ベルギーのテロでは15日に潜伏先で射殺されたモハメド・ベルカイド容疑者が重要な役割を担っていたとの見方もある。フランスの元情報機関関係者は「クモの巣にクモが1匹と考えるのは安易だ」とも警告している。


テロ容疑者、3人がギリシャを経由=欧州の玄関口に利用か―ベルギー
時事通信 3月30日(水)6時0分配信

 【ブリュッセル時事】ギリシャ紙カティメリニ(電子版)は29日、ベルギー同時テロに関与した容疑者のうち少なくとも3人が、「ギリシャを経由してベルギー入りしていたことが分かった」と報じた。

 シリアなどで活動したテロ実行犯らが、ギリシャを欧州の玄関口として、一時的な拠点に利用していた可能性がある。

 同紙などによると、地下鉄マルベーク駅で自爆したハリド・バクラウィ容疑者(27)は昨年7月にイタリアから空路でギリシャに入国。その他の2容疑者は同年9月にシリアからギリシャ南東レロス島に入ったという。

 ギリシャの別のメディアは先に、パリ同時テロの首謀者とされるアブデルハミド・アバウド容疑者(死亡)が昨年1月に潜伏していたアテネのアパートから、ブリュッセル国際空港の見取り図などを収めたパソコンやUSBメモリーが見つかっていたと報道していた。


ブリュッセル自爆の犠牲者数、ベルギー当局が32人に修正
ロイター 3月30日(水)5時2分配信

[ブリュッセル 29日 ロイター] - ベルギー連邦検察当局は29日、ブリュッセルの空港と地下鉄で先週起きた自爆攻撃の犠牲者数について、従来公表していた35人から32人に修正した。

32人には、自爆犯3人は含まれていない。当局によると、死亡した二重国籍の3人を重複して数えていたという。


ベルギーテロで風刺画=配慮欠くと批判も―仏シャルリ紙
時事通信 3月29日(火)21時23分配信

 【ブリュッセル時事】ベルギーのメディアは29日、フランス風刺週刊紙シャルリエブドが掲載予定のベルギー同時テロに関する風刺画を報じた。

 爆発でバラバラになったとみられる遺体に子供が「お父さんはどこ?」と尋ね、手や足が「ここだ」と答える内容。30日に発売される。

 犠牲者への配慮を欠くと批判が出る可能性もあり、ベルギー紙ルソワールは「大きな反響を呼び起こすのは確実だ」と指摘した。


空港、30日にも一部再開=釈放男性にはアリバイ―ベルギー同時テロ
時事通信 3月29日(火)21時17分配信

 【ブリュッセル時事】ベルギー同時テロで標的となったブリュッセル国際空港のアルノー・フェイスト最高経営責任者(CEO)は29日付の地元紙レコーとのインタビューで、休止中の空港の営業について「30日に再開できるかもしれない」と述べた。

 再開の場合も、空港の発着能力は通常の2割にとどまる見通し。警察や航空当局と調整し、29日中に結論を出したい考えという。

 空港では、爆発の起きた出発ロビーに代わる暫定ロビーを設置し、安全性などの検証を進めている。

 フェイストCEOは、新施設の対応能力が「従来の20%しかない」と説明した上で、「全面的な復旧には数カ月かかる」との見通しを示した。当面は利用可能な航空会社を制限するなどして、部分的な運用にとどめる必要があるという。

 一方、ロイター通信によると、空港でのテロ後に逃亡した「黒帽子の男」と疑われ逮捕された後、28日に釈放された男性について、弁護士は29日、「男性は(テロ発生時に)自宅にいたことが、電話の記録から確認された」と語った。テロの現場で採取された指紋やDNAも、男性のものと一致しなかったという。


<ベルギー同時テロ>1週間、7人逮捕も捜査は混乱
毎日新聞 3月29日(火)20時51分配信

 ◇「兄弟が実行犯の中心」が「パリのテロ2件と同じ」指摘も

 【ブリュッセル八田浩輔、矢野純一】ブリュッセル国際空港と地下鉄での自爆テロで35人が犠牲となったベルギー同時テロから29日で1週間となった。ベルギー公共放送によると、捜査当局はこれまでに容疑者7人を逮捕した。だが、空港の監視カメラに映った実行犯の可能性があると報じられた男が証拠不十分で釈放されるなど、捜査は混乱している。一方、一緒に行動しても怪しまれない兄弟が犯行グループの核にいた点を、昨年からの大型テロとの共通点とする見方が出されている。

 ベルギー同時テロでは、空港で自爆したブラヒム・バクラウィ容疑者(29)と、地下鉄で自爆したハリド・バクラウィ容疑者(27)の兄弟が実行犯の中心となっていた。

 パリで昨年起きた2件のテロも同じ構図だ。

 昨年11月のパリ同時多発テロでは、現場で自爆したブラヒム・アブデスラム容疑者(31)と、弟で参謀役のサラ・アブデスラム容疑者(26)=18日、逮捕=が主軸。昨年1月の仏週刊紙シャルリーエブド襲撃事件ではサイド・クアシ(34)、シェリフ・クアシ(32)両容疑者=いずれも射殺=の兄弟が実行犯だった。

 欧州の治安当局者は「過激派組織『イスラム国(IS)』は、欧州に潜伏するテログループが摘発されるのを恐れ、一緒に行動しても怪しまれない兄弟をグループの核にしている」と説明。「リクルート段階でも兄弟や親族を取り込むように指示している」と話す。ISは治安当局の通信傍受を避けるため、携帯電話などでの連絡を控え、兄弟が会って意思疎通を図るように指示しているという。

 容疑者グループが偽造身分証を使って周到な準備をしていた状況も明らかになりつつある。ベルギーの実行犯は偽造身分証で借りた隠れ家を転々と移動していた。

 バクラウィ兄弟は、18日に逮捕されたサラ容疑者の潜伏先のひとつであるブリュッセル南部フォレ地区のアパートや、大量の爆弾や原料が見つかった北部スカーベーク地区のアパートを偽造身分証を使って借りていた。空港で自爆したナジム・ラーシュラウィ容疑者(24)もベルギー南部の一軒家を偽造身分証で借りていた。

 地元メディアによると、偽造身分証は中東から欧州に密航する不法移民向けに約500ユーロ(約6万円)で売られている。26日には、ナジム容疑者らが使用した身分証の偽造に関与した疑いで、イタリア警察がアルジェリア国籍の男(40)を逮捕した。

 一方、ベルギー検察は28日、26日に逮捕したファイサル・C容疑者を証拠不十分で釈放したと発表した。地元メディアは、空港テロの実行犯のうち逃走していた男と同一人物だと伝えていた。


ベルギー連続テロの捜索続く 計8人を手配
CNN.co.jp 3月29日(火)15時29分配信

(CNN) ベルギーの首都ブリュッセルで起きた連続テロの全容解明に向けて、警察は同市内で家宅捜索などを繰り返し、少なくとも8人の容疑者を欧州全域に手配している。

当局が行方を追っている8人の中には、現場の空港で防犯カメラに映っていた「白っぽい服装の男」と、地下鉄駅での爆発に関与したとみられる男1人も含まれている。

連続テロによる死者は35人に増えた。負傷者は300人を超えている。

ベルギーでは28日、新たに3人の男がテロ組織の活動に参加した罪に問われたが、詳細は公表されていない。

当局は一方で、これまでに数人の逮捕者を証拠不十分で釈放した。24日に逮捕され、テロ殺人の罪に問われた「ファイサル・C」という人物も、28日に釈放が発表された。

CNNの対テロ専門家はこの人物について「目撃証言などに基づき、当時空港にいたとみられて関与が疑われたものの、その疑いが晴れたのだろう」と語った。

米中央情報局(CIA)元職員の専門家は「テロ再発の危険が差し迫っている場合、当局には容疑者を何週間も追跡している余裕がない。とにかく全員拘束しておいて一部を釈放するのは、この規模の捜査でよくみられるやり方だ」と話す。

ただ同専門家は、「白っぽい服装の男」の正体がいまだに特定されないのは意外だとも指摘する。複数の捜査当局者がCNNに語ったところによると、ベルギーと米国の当局は該当する可能性のある人物のリストを基に、複数の場所で手掛かりを追っている。ベルギー警察は28日、男が空港を歩く姿のビデオを公開し、改めて情報提供を呼び掛けた。


ANAのブリュッセル線、一時運休延長 空港再開見通し立たず
Aviation Wire 3月29日(火)12時50分配信

 全日本空輸(ANA/NH)は、成田-ブリュッセル線の運航見合わせを4月10日まで延長する。現地時間3月22日午前(日本時間同日午後)にベルギーのブリュッセル空港と地下鉄の駅で、過激派組織「イスラム国(Islamic State:IS)」による連続テロが起きた影響によるもの。テロ発生からの運休期間中は39便が欠航し、約4500人に影響が出る見通し。一部日程ではドイツ西部のデュッセルドルフへの臨時便を運航する。

 一時運休するのは、成田発ブリュッセル行きNH231便と、折り返しのブリュッセル発成田行きのNH232便。当初3月31日まで運航を見合わせていたが、ブリュッセル空港の再開見通しが立たないことから、運休を延長する。

 3月31日までの欠航便数は19便で、約2100人に影響が生じる。4月1日から10日までは20便が欠航し、約2400人に影響が出る見通し。

 ANAは2015年10月25日、成田-ブリュッセル線を開設。日本とベルギーを結ぶ唯一の直行便として、1日1往復運航している。機材はボーイング787-8型機で、座席数は3クラス169席(ビジネス46席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー102席)となっている。

 4月8から10日までは、成田発デュッセルドルフ行きの片道臨時便を運航する。NH1901便は成田を午前9時30分に出発し、デュッセルドルフには午後2時30分に到着する。機材はブリュッセル便と同じ、169席仕様の787-8を使用する。

 ブリュッセル空港は29日現在も閉鎖が続いている。部分的な再開に向け検証が進められているものの、再開の見通しは立っていない。同空港を拠点とするブリュッセル航空(BEL/SN)は現地時間3月30日まで、欧州内の便はベルギーのリエージュとアントワープから、国際線はフランクフルト(ドイツ)とチューリッヒ(スイス)から運航する。


<ベルギー>強まる移民排斥…仏テロ容疑者の弁護士にも暴漢
毎日新聞 3月29日(火)12時18分配信

458
ブリュッセル中心部の広場を占拠し、ベルギー国旗を掲げる極右グループ=2016年3月27日、三木幸治撮影

 【ブリュッセル三木幸治】ベルギー同時テロを受け、外国人に寛容な国民性で知られるベルギーで難民や移民を排斥しようとする動きが強まっている。昨年11月に起きたパリ同時多発テロの参謀役で、ベルギー同時テロの容疑者と接点があるサラ・アブデスラム容疑者(26)の弁護士が襲撃される事件も起きており、緊張は高まるばかりだ。

 27日午後、ブリュッセル中心部の広場で約400人の市民らがテロの犠牲者を弔う中、全身黒ずくめの男ら約100人が乱入した。ベルギー各地から集まった極右グループの連合体で、男たちは「犠牲者の追悼に来た」と言いながらも、「難民や移民を一掃しろ」と叫んで広場を占拠。治安部隊が放水する騒ぎとなった。

 ベルギーでの難民申請者は昨年、約3万5000人と前年の約2倍となった。昨年8月の世論調査では、8割の市民がこれ以上の難民受け入れに反対し、7割の市民が難民によって自らの幸福が傷つけられる恐れがあると答えた。

 極右グループに所属するシーサさん(27)は毎日新聞の取材に「難民・移民が全て悪いわけじゃないが、彼らにプライバシーは認められない。(サラ容疑者が住んでいた)ブリュッセル・モレンベーク地区など移民が集まる地域は一軒残らず調べなくてはならない」と語気を強めた。

 18日にベルギーで逮捕されたサラ容疑者の弁護士は、22日のテロの数時間後にブリュッセル市内で暴漢に襲われた。弁護士には数百通の嫌がらせメールも届いており、弁護士は「スタッフに迷惑がかかる」として事務所閉鎖の意向も示している。

 一方、難民申請者の心境は複雑だ。ブリュッセルの難民保護施設では28日、申請者の心を和ませるため、思い思いの絵を描かせていた。

 内戦状態が続くアフガニスタンから難民らが殺到する通称「バルカンルート」を通り、一人で入国したという少年(16)は「この国でもとても悪いことが起こってしまった。親が貯金をはたいてここまで来させてくれたのに、今後はどうなるか分からない」と声を落とした。


<米国>連邦議会で警官発砲、武器所持の男拘束…女性軽傷
毎日新聞 3月29日(火)11時2分配信

 【ワシントン西田進一郎】米首都ワシントンにある連邦議会議事堂のビジターセンターで28日午後、男が武器を警官に向けたため、警官が発砲して男を拘束した。男は負傷して病院に運ばれ、近くにいた女性1人も軽いけがをした。ベルギー同時テロなどを受けて緊張が高まる中での騒ぎに緊急車両が多数集まり、議事堂が一時封鎖された。

 警察当局は記者会見で「単独の行為で、犯罪行為以上のものではない」とし、テロの可能性を否定した。当局は武器の詳細や男の身元を明らかにしなかったが、CNNテレビは、これまでにも議会を訪れて騒ぎを起こし、拘束されたことがある66歳の男と特定して報じている。

 議会はキリスト教のイースター(復活祭)休暇中で、多くの議員は不在だった。ワシントンでは31日から安倍晋三首相ら各国の首脳が集まる核安全保障サミットが開かれる予定で、警備が強化されている。


米国内、テロ情報なし=担当者、大統領に報告
時事通信 3月29日(火)10時11分配信

 【ワシントン時事】オバマ米大統領は28日、政府のテロ対策担当者らと会談し、ブリュッセルで起きた同時テロへの対応などをめぐり協議した。

 ホワイトハウスによると、大統領はこの中で「米国内で同様の攻撃が計画されているという、いかなる信頼すべき特定情報もない」と報告を受けた。

 大統領は担当者らに対し、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討戦を強化するとともに、ISによるテロ計画阻止に向けて全力を尽くすよう指示した。


ベルギー検察、容疑者を釈放 「帽子の男ではなかった」
AFP=時事 3月29日(火)9時40分配信

401
ベルギー・ブリュッセルの空港爆破当日の朝に防犯カメラに映っていた容疑者とされる男の画像(2016年3月22日作成・公開)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ベルギーの検察当局は28日、首都ブリュッセル(Brussels)で先週起きた連続テロに関連して訴追していた唯一の容疑者を、証拠不十分で釈放した。ベルギー当局の事件への対応を改めて疑問視する声が上がっている。

 検察は26日、この男性を「フェサル・C(Faycal C)」容疑者として「テロ行為による殺人」などの罪で訴追し、ブリュッセルの空港で自爆に失敗し逃走した3人目の実行犯、いわゆる「帽子の男」とみて取り調べていた。

 しかし、28日の検察の声明によると「フェサル・C容疑者の逮捕につながった証拠は、これまでの捜査で実証できなかった。そのため容疑者は釈放された」という。

 捜査に近い情報筋は、AFPの取材に「捜査当局としては、フェサル・C容疑者は『帽子の男』ではなかったとの結論に達した」と述べた。

 ベルギー当局は昨年11月の仏パリ(Paris)同時テロをめぐり、関与したイスラム過激派ネットワークの摘発につながる手掛かりを幾つも見逃していたとして批判を浴びており、今回の容疑者釈放を受け、改めて対応を問題視する声が出ている。【翻訳編集】 AFPBB News


東京五輪 理想はソフトな警備も…続くテロとの戦い
スポニチアネックス 3月29日(火)9時32分配信

457
27日、ベルギーの首都ブリュッセルで追悼会場を警備する機動隊(AP)

 4年後の東京五輪・パラリンピック向けたテロ対策などのPR映像を警視庁が公開している。動画投稿サイトのユーチューブで見ることができるこの映像には1000人以上の現職警官が出演。潜伏するテロリストを特殊部隊が急襲するシーンや要人を警護するSPの活躍など本物ならではの迫力で、制作費2000万円というのもうなずける内容となっている。ベルギー同時テロの直後だけに映像を見ていると「日本は大丈夫」という気になってくるが、実際のところはどうなのだろうか。

 昨年末、東京五輪・パラリンピック組織委員会の警備担当者から報道陣へのブリーフィングがあった。警備に携わる人員は約5万人。内訳は警察官2万1000人、消防士6000人、海上保安官850人、民間警備員1万4000人、ボランティア9000人で、選手村や競技会場内は組織委、空港や鉄道など会場外の警備は警察の担当となる。これらは招致段階での数字なので、世界各地で頻発するテロを受けて更に増員が図られるのは確実だが、警察官はともかく民間警備員やボランティアは人手不足で、当初の人数ですら集められるかどうか危ぶまれているのが実情だ。大会のオフィシャルパートナーとして民間警備会社のセコムとALSOKが契約を結んでいるが、両社の警備員は全国に配置されており、短期間とはいえ東京だけに集中させれば他の地域の業務に支障が出る恐れがある。新たに採用しようにも、警備員はテロ阻止の最前線に立つことになるのだから誰でもいいというわけにはいかない。ボランティアも含めて身元調査や技能訓練をしっかり行う必要があり、2万人を超す人数を集められるかどうか不安が残る。

 そこで組織委が人手不足を補う切り札として期待を寄せているのがハイテク機器だ。代表的な顔認証システムは既に実用化されているが、東京五輪ではゴールドパートナーのNECが中心となり、4Kカメラを使って更に認証度を高めた最新型システムの導入を目指している。NECは他にも生体認証、行動検知・解析、そしてドローンなどで組織委と契約しており、国際オリンピック委員会も日本のハイテク防犯技術には高い関心を寄せている。

 ブリーフィングの際、警備担当者は「スポーツの感動、お祭りなので、警官を並べての威力警備は行わない」と強調した。テロ後のパリやブリュッセルでは警察や軍の特殊部隊が街中で銃を構えてテロリストを威圧する警備を続けているが、日本ではなじまないとの判断だ。警察官が群衆に溶け込むソフトな警備が理想であるのは間違いないが、果たして4年後の世情がそれを許してくれるかどうか。開幕まであと4年。テロとの戦いは1日の休みもなく続いていく。(藤山 健二)


ベルギーテロ1週間 「優等生」過激化、テロリストとして舞い戻り自国に“牙”
産経新聞 3月29日(火)7時55分配信

 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)本部があるベルギーの首都ブリュッセルで国際空港と地下鉄が標的になり、約370人が死傷した同時テロから29日で1週間となる。「優等生」とみなされていながら突然姿を消し、テロリストとして舞い戻って自分の国に牙をむいた実行犯の一人、ナジム・ラーシュラウイ容疑者(24)の地元では衝撃が広がっている。テロは「若者の過激化」をどう防ぐかという難題を再び突きつけた。

 ◆3年前にシリアへ

 「素晴らしい生徒で、成績も完璧だった」。ラーシュラウイ容疑者が通っていたブリュッセル首都圏スカールベーク地区のキリスト教系高校の校長は、欧州メディアに対し、同容疑者が空港での自爆犯の一人だったことに驚きを示した。

 ラーシュラウイ容疑者は1991年、モロッコ生まれ。幼いころに家族とベルギーに移住し、スカールベーク地区で育った。移民系や白人系の住民が混在しており、イスラム教徒がキリスト教系の学校に通うことも珍しくないという。

 容疑者はその後、ブリュッセルの大学付属の工学系の専門学校に進学し、電気機械について学んだ。この時期の友人だった一人もフェイスブック上で「毎週末、フリスビーで遊んでいたのに、どうやって自爆するほどに変われるんだ?」と書きつづった。

 だが、「転機」はこのころに訪れていたようだ。

 2012年、ラーシュラウイ容疑者は進学した専門学校を1年でやめた。周囲には「医学を勉強する」とも語ったが、13年2月にシリアに渡航。家族への連絡もベルギーを去った後で、それまで変わった様子はみられなかっただけに家族は動揺したという。やがて連絡は途絶え、次に消息を知ったのはテロの後だった。

 ◆仏テロにも関与か

 ラーシュラウイ容疑者は昨年11月のパリ同時多発テロにも深く関与したとみられている。実行犯が使った自爆ベルトから指紋が検出され、爆発物の「製造役」だったともいわれる。昨年9月にはこのテロの実行犯サラ・アブデスラム容疑者と、オーストリア・ハンガリー国境付近で行動を共にしていた。

 ラーシュラウイ容疑者が過激化した経緯は不明だが、ブリュッセルを拠点とする過激派の勧誘組織に加わっていたとされ、この組織にはパリ同時多発テロの主犯格、アブデルハミド・アバウド容疑者(死亡)も所属していた。

 記者会見したラーシュラウイ容疑者の弟は、兄がアバウド容疑者と一緒にいる姿は見たことがないと説明。敬虔(けいけん)なイスラム教徒でもあった兄のテロへの関与は「信じられない」とする一方、「兄の行動とテロ攻撃を断固として非難する」と強調した。


米議会に武装男、警官が発砲 観光客らパニック
AFP=時事 3月29日(火)7時25分配信

456
発砲があった米首都ワシントンの連邦議会に急行した警察(2016年3月28日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】米首都ワシントン(Washington D.C.)にある連邦議会のビジターセンターの保安検査場で28日、武装した男が警官の発砲を受けて負傷し、身柄を拘束された。連邦議会の建物は事件を受け一時閉鎖。ベルギーの首都ブリュッセル(Brussels)で先週起きた連続テロ事件を受けて警戒が高まる中、観光シーズン中の同市にはパニックが広がった。

 事件に怯えた訪問者や職員らはその場で身の安全を確保するよう指示されたが、ワシントン警察は「市民に対する喫緊の脅威はない」と発表し、建物の閉鎖命令は約1時間後に解除された。だが観光客が保安検査を受けガイドツアーの出発点となるビジターセンターは、捜査のため引き続き閉鎖された。

 警察によると、容疑者の男は検査場で「武器とみられるもの」を取り出し、警官に向けたという。男は病院に搬送され、現在手術を受けているが、詳しい容体は不明。事件はテロ関連ではないとみられている。事件ではその場に居合わせた女性が負傷し病院に搬送されたが、警察によると軽傷とみられる。

 議会は、キリスト教の祭日「イースター(Easter、復活祭)」に合わせ休会中だった。しかし桜が満開を迎えている同市は観光客でにぎわっており、特にイースター明けの1週間には首都への学校遠足も数多く予定されている。

 この日はイースターのイベントのため数千人が訪れていたホワイトハウス(White House)でも、何者かがフェンスによじ登ろうとしたとみられる騒ぎがあり、一時閉鎖措置が取られたが、すぐに解除された。【翻訳編集】 AFPBB News


ヨーロッパの「理想」はメルトダウン寸前! なぜ現実への対処能力を失ったのか ベルギー同時テロが照らし出すもの
現代ビジネス 3月29日(火)6時1分配信

多文化主義の「失敗」
 大規模なテロが再び欧州を襲った。

 22日に同時テロが起きたベルギーの首都ブリュッセルは、欧州連合(EU)が本部を置く「EUの首都」である一方で、欧州のイスラム過激派の「首都」とも形容されるようになった。

 その現状は、「開かれた社会」という欧州が高く掲げてきた理想がメルトダウン寸前となっている理由の一端を物語る。ベルギー同時テロは、統合欧州の理想と現実を照らし出しているように思えてならない。

 * * *

 ベルギー同時テロでは、地下鉄と空港の2ヵ所が自爆テロに見舞われ、30人近い死者を出した。過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出し、昨年11月に起きたパリ同時多発テロとの密接な関係が指摘されている。

 実行犯は、移民の子として欧州で育った「ホームグロウン・テロリスト」である。パリ同時多発テロ以降、ブリュッセル西郊のイスラム教徒集住地区モレンベーク(人口9万人の8割がイスラム教徒)がISへの戦闘員供給地となっていることが広く知られるようになった。

 ここで一つの疑問を感じないだろうか。統合欧州の中枢神経とも言えるブリュセルがなぜ、テロの温床として無防備であり続けてきたのかということだ。筆者はこの点に、統合欧州の「理想」と「現実」のギャップの一端を垣間見る。

 ベルギーは移民政策において寛容な国だ。その基本姿勢はレッセフェール(自由放任)であり、言語や教育を通した移民の同化政策を取るフランスとは対極にある。

 移民政策には同化政策と、出身国の習慣・文化の維持を容認する多文化主義があるが、ベルギーは多文化主義の国と言えるだろう。さまざま民族がお互いを尊重し合い共生する社会。国境を越えた「多民族共存」は統合欧州が目指してきた理想の姿だ。

 欧州では近年、この自由という価値観に基づいた多文化主義の行き詰まりが顕著になっている。

 移民には出身国や言語、宗教などの近似性で集住する傾向が強い。そこに生活習慣、価値観の違いが加わると、コミュニティ間の分断が始まる。人々は異質なコミュニティに無関心となり、その結果、社会の主流から外れた少数派コミュニティは疎外感を持つようになる。

 モレンベーク地区がテロの温床となった背景の一因に、多文化主義の失敗があることは疑いない。この多文化主義の失敗は、ホームグロウン・テロリストによるロンドン同時テロ(2005年7月、死者56人)の背景としても指摘された問題である。

国家統治が緩んでいる
 テロを許した背景には、EU傘下での国家統治の「緩み」という問題もあるように思えてならない。

 欧州統合とは、加盟国がその主権を段階的にEUへ委譲していくプロセスだ。主権国家の権限が縮小する中で、言語的・民族的に独自性を持つ地域政府がEUと直結し、発展を目指すというのが一つのトレンドになっている。東西冷戦終結による国家安全保障環境の改善もあり、イギリスのスコットランドやスペインのカタルーニャ地方で急速に独立機運が盛り上がってきた背景である。

 ベルギーはある意味で、統合欧州の下での地方の自治権拡大の先例である。この国は、北部のフランデレン地方(オランダ語圏)と南部のワロン地方(フランス語圏)の対立を背景に1993年に連邦制へ移行した。

 しかし、国家統治がうまくいっているとはとても思えない。2010年の総選挙では連立交渉がうまくいかず、政治空白が540日も続いた。総選挙後の長期政治空白は常態化しており、2014年5月の総選挙でもミシェル現連立政権発足までに4ヵ月半を要している。

 こんな政治空白が許されるのは、強い権限を持つ地域政府があるからだろう。連邦政府は、超国家機構としてのEUと自治権を持つ地方政府の間で存在感の低下が指摘されてきた。

 こうした国内事情を背景に、ベルギーはテロ対策で欧州各国の情報機関ネットワークにおける「弱いリンク」と批判されてきた。今回の同時テロでも、ベルギー当局の失態が次々と明るみに出ている。

 空港で自爆したイブラヒム・バクラウィ容疑者は昨年6月、トルコがシリアとの国境付近で拘束して欧州へ国外追放。トルコはバクラウィ容疑者について「テロリストだ」(エルドアン大統領)とベルギー政府に伝えていたというが、容疑者は野放しになっていた。ベルギーのヤンボン内相は25日、「警察当局の誰かが過ちを犯した」と信じがたい釈明をしている。

 また、テロの容疑者のうち2人は事件前から米国のテロ監視リストに載っていた。26日付の毎日新聞によると、米国はベルギーがパリ同時多発テロの出撃拠点となったことから、ベルギー当局に再三、捜査情報の提供などを求めたが、ベルギー側は多忙などを理由に応じていなかったという。

 こうした失態ぶりに触れると、ベルギー政府はEU本部のお膝元にあるという事情も手伝ってか、欧州統合プロジェクトにより「変化し続ける統治構造」の下で、国民の財産と安全を守るという主権国家の最大の責任に対する感覚が麻痺していたのではないかと思わざるを得ないのである。

現実への対処能力の喪失
 欧州諸国が直面する統治構造の劇的な変化については、ユーロ危機を思い出せば分かりやすいだろう。

 この危機の根っこには、2002年に単一通貨ユーロを導入して金融政策は欧州中央銀行(ECB)に一元化したものの、財政政策は各国が独自に行うという、金融と財政を分離する矛盾した構造にあった。

 危機に陥ったギリシャ政府は今も苦闘しているが、金融政策のオプションを失った中での危機対応は、通常の主権国家にとっては考えられない未知の領域だろう。

 テロ対策に話を戻すと、EUはパリ同時多発テロを受けて今年1月、欧州警察機構(ユーロポール)にテロ対策センターを設置していた。しかし、機密情報を提供していたのは5ヵ国しかなかったという。

 アブラモプロス欧州委員(内務担当)は「(加盟国間の)信頼関係が足りなかった」と率直に語っている。

 国境検査なしに自由に移動するという「シェンゲン協定」(1995年発効)を導入しながら、その治安対策面では加盟国間の協力がなかなかうまくいかない。理想を追うEUと、現実に対処できないEU。二つのEUの姿を象徴する事実ではないだろうか。

欧州危機の核心
 130人の死者を出したパリ同時多発テロからわずか4ヵ月で起きたベルギー同時テロ。報道によると、パリのテロの首謀者であるアブデルハミド・アバウド容疑者はシリアで軍事訓練を受けた戦闘員90人と欧州に戻っていたという。

 欧州にとって、テロと隣り合わせの日常は「ニュー・ノーム(新たな標準)」となってしまったようである。

 頻発するテロと難民危機、ユーロ危機、イギリスのEU離脱問題……。欧州を怒濤のように襲う危機の連鎖が止まらない。そして、ポピュリスト政党や暴力的組織が台頭し、欧州をさらに不安定化させる。このサイクルこそ、危機の核心だろう。

 20世紀の二つの世界大戦の舞台となった反省から生まれた平和構築プロセスの原点を振り返るために、著名なアメリカ人歴史家、トニー・ジャット氏が書いた『ヨーロッパ戦後史』(上下巻、みすず書房、森本醇訳)から、以下の記述を紹介したい。

 〈 西ヨーロッパが今ではわれわれがよく知っている新たな進路を取ったのは、古き悪霊ども(失業、ファシズム、ドイツの軍国主義、戦争、革命)の復活を阻止するためだった。脱民族の、福祉国家の、協調的で平和なヨーロッパが生まれたのは、今日のヨーロッパ理念主義者たちがたわいのない回想で思い描くような楽観的・野心的・前進的な企図からではなかった。それは不安が産み落とした虚弱な赤ん坊だった。〉

 欧州統合のプロジェクトは、「ポスト主権国家」の平和で繁栄する世界へ向けた人類の輝かしい将来像として脚光を浴びてきた。

 しかし、今の欧州を覆うムードは不安であり、過去への逆戻りをいかに食い止めるかで苦闘している。

 問われているのは、「未来への理想像」ではなく、「虚弱な赤ん坊」が背負わされた「過去の超克」という原点である。

----------
笠原敏彦(かさはら・としひこ)
1959年福井市生まれ。東京外国語大学卒業。1985年毎日新聞社入社。京都支局、大阪本社特別報道部などを経て外信部へ。ロンドン特派員 (1997~2002年)として欧州情勢のほか、アフガニスタン戦争やユーゴ紛争などを長期取材。ワシントン特派員(2005~2008年)としてホワイ トハウス、国務省を担当し、ブッシュ大統領(当時)外遊に同行して20ヵ国を訪問。2009~2012年欧州総局長。滞英8年。現在、編集委員・紙面審査 委員。著書に『ふしぎなイギリス』がある。
----------


米議会施設に武器所持男、警官が発砲…女性けが
読売新聞 3月29日(火)5時50分配信

 【ワシントン=尾関航也】米国の首都ワシントンの連邦議会議事堂に隣接する見学者施設で28日午後2時40分(日本時間29日未明)ごろ、武器を所持していた男に警察官が発砲し、居合わせた女性1人が巻き込まれてけがを負った。

 地元警察の発表によると、男は建物の入り口で金属探知機を通過する際に武器を取り出し、警備をしていた警察官へ向けたという。男は撃たれて身柄を拘束され、病院に搬送された。女性のけがは軽いという。

 ワシントンでは31日から、日本の安倍首相ら世界各国の首脳が集まる「核安全サミット」が開かれる。ベルギー同時テロも受け、米政府はテロへの警戒を強めているが、警察当局者は、記者団に「単独犯による単発の犯行」との見方を示し、組織的テロの可能性を否定した。ワシントン・ポスト紙(電子版)は容疑者について、逮捕歴のある66歳の男と伝えた。昨年10月に下院の傍聴席で大声を出して審議を妨害し、その場で拘束されたという。


ブリュッセル空港攻撃、検察が証拠不十分で男性釈放
ロイター 3月29日(火)4時24分配信

455
 3月28日、ベルギー検察は、「テロ殺人」罪で起訴した男性を証拠不十分で釈放したと明らかにした。写真はブリュッセル空港ターミナル前で鑑識作業の準備を進める捜査員ら。23日、代表撮影(2016年 ロイター)

[ブリュッセル 28日 ロイター] - ベルギーの連邦検察当局は28日、ブリュッセル空港の監視カメラに映っていたとされ、「テロ殺人」罪で起訴した男性を証拠不十分で釈放したことを明らかにした。

当局は男性の氏名について「ファイサル・C」と説明、拘束を正当化する証拠が見つからなかったとした。男性は26日、起訴されていた。

警察は28日、自爆したとみられる2人と、監視カメラに映っていた男の身元特定作業を進める方針で、目撃者情報の提供を呼び掛けた。

警察は、この男が爆弾を現場に残したが爆発せず、逃走したとみている。


逮捕男を釈放…「帽子の男」新たな情報提供募る
読売新聞 3月29日(火)1時21分配信

 【ブリュッセル=井口馨、横堀裕也】ベルギー同時テロで捜査当局は28日、テロ殺人の疑いで25日に逮捕していた「ファイサル・C」容疑者を証拠不十分で釈放したと発表した。

 ベルギー公共放送など地元メディアは、この容疑者が空港テロ実行犯で逃走中の「帽子の男」だと報じていた。テロ発生から29日で1週間を迎える中、全容解明に向けた捜査は難航している模様だ。

 捜査当局は28日、ブリュッセル国際空港で撮影された監視カメラの映像を新たに公開し、情報提供を呼びかけた。当局は同日、集団テロに関与した疑いで新たに容疑者3人を逮捕したと発表した。

 ベルギーの保健当局は28日、同時テロによる死者数が35人に増えたと発表した。

 一方、AP通信によると、オランダ捜査当局は27日、同国西部ロッテルダムで、フランス当局が指名手配していた仏国籍の男(32)を仏国内でのテロを計画していた疑いで逮捕した。アルジェリア系の男ら3人も拘束されたといい、国境を越えて広がるテロのネットワークに対する欧州各国の捜査が進んでいる。


<ベルギー同時テロ>関与で逮捕の容疑者釈放
毎日新聞 3月29日(火)0時31分配信

 【ブリュッセル賀有勇】ベルギー検察は28日、ベルギー同時テロに関与したとして26日に逮捕したファイサル・C容疑者を証拠不十分で釈放したと発表した。

 地元メディアによると、男はブリュッセル国際空港の爆破に関与した実行犯3人のうち、現場から逃走していた男と同一人物である可能性が指摘されていた。


「逃走犯」報道の男性釈放=証拠不十分―ベルギー
時事通信 3月29日(火)0時22分配信

 【ブリュッセル時事】ベルギー検察は28日、同時テロに関連して逮捕した男性を証拠不十分で釈放した。

 ベルギーの一部メディアは、この男性を空港テロ後に逃走した「黒帽子の男」と報じていたが、検察は確認していなかった。

 検察は「逮捕に至った証拠は、その後の捜査で十分に確認できなかった」と説明した。警察はテロ行為による殺害などの疑いで26日に男性を逮捕。関係先を家宅捜索したものの、武器や爆発物などは見つからなかった。


EU内の連携進む=パリとの関連、捜査拡大―ベルギー同時テロから1週間
時事通信 3月29日(火)0時11分配信

 【ブリュッセル時事】ベルギー同時テロから29日で1週間。

 4カ月前のパリ同時テロ実行犯らが中心的な役割を果たした可能性が高まる中、捜査はベルギー、フランス両国のほか、イタリアなど欧州連合(EU)各国に拡大。EU内では情報共有の不備への批判がくすぶるが、捜査当局間の連携は徐々に成果を上げつつある。

 これまでの捜査で、自爆した3人の容疑者はいずれも、パリ同時テロ実行犯グループの一員で、ベルギー同時テロの4日前に逮捕されたサラ・アブデスラム容疑者(26)とつながりがあったことが判明。3人のうち、空港で自爆したナジム・ラーシュラウイ容疑者(24)はパリ同時テロでも爆弾製造担当だったとみられている。

 ベルギー警察は28日、テロ後に空港から逃走した容疑者のビデオ映像を公開し、改めて情報提供を呼び掛けた。検察はテロ事件に絡み、26日に逮捕した男性を釈放した。一部メディアはこの男性が空港テロ後に逃げた男だと報じていた。

 検察当局は28日、テロ組織に参加した疑いで新たに容疑者3人を逮捕したと発表。事件の解明は、アブデスラム容疑者らに対する取り調べが鍵となりそうだ。

 一方、イタリアのメディアは、同国警察がベルギー同時テロに関連して、身分証の偽造を手がけていた容疑者を逮捕したと報道。さらに、フランスでのテロ計画に関して、ベルギー当局が2人の容疑者を逮捕しており、移動の自由を定めたシェンゲン協定内で国境を自由に行き来し、監視の目をすり抜けてきたテロネットワークの動向を、各国当局が連携強化により暴き出しつつある。


<ベルギー同時テロ>地下鉄の自爆犯、ギリシャに滞在か
毎日新聞 3月28日(月)23時10分配信

 【ローマ福島良典】イタリアのテレビ局・スカイTG24は28日、ベルギー同時テロの際に地下鉄で自爆したハリド・バクラウィ容疑者(27)が昨年7月、ブリュッセルからイタリア経由でギリシャに渡っていたと報じた。

 報道によると、ハリド容疑者は昨年7月23日、他人名義のクレジットカードで航空券を購入し、ブリュッセルからイタリア北部トレビーゾに到着。翌24日に北部ベネチアからアテネに向かった。

 昨年11月のパリ同時多発テロの参謀役だったサラ・アブデスラム容疑者(26)=今月18日に逮捕=は約1週間後の昨年8月1日、イタリア南部バーリからギリシャ西部パトラにフェリーで入国したことが分かっている。

 ギリシャメディアによると、パリ同時多発テロの首謀者、アブデルハミド・アバウド容疑者(死亡)が昨年1月に潜伏していたアテネのアパートからブリュッセル国際空港の見取り図を保存した記憶媒体が見つかった。


ベルギー当局、「テロ活動」関与で3人起訴 事件の死者数は35人に
AFP=時事 3月28日(月)23時10分配信

454
ベルギーの首都ブリュッセル中心部にある広場「プラス・ド・ラ・ブルス」で、駐車された軍用車両のそばを通り過ぎるカップル(2016年3月27日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ベルギーの連邦検察は28日、先週末に行われた捜索で逮捕された容疑者3人を、テロリストグループの活動に関与した罪で起訴した。一方で同国の危機管理当局は同日、連続テロによる死者数が35人に増えたと発表した。

 連邦検察が出した声明によると、「容疑者3人はテロリストグループの活動に関与した罪で起訴された」としている。同時に、27日に身柄を拘束した4人目の人物については釈放したことも明らかにした。

 3人の身元はそれぞれヤシン・A(Yassine A)容疑者、モハメド・B(Mohamed B)容疑者、アブバカル・O(Aboubaker O)容疑者とのみ発表されており、「捜査の関係で」これ以上の詳細については公表を差し控えるとしている。

 ベルギー警察は27日、首都ブリュッセル(Brussels)、同市の北方約30キロに位置するメッヘレン(Mechelen)、同じく40キロ北方のデュフェル(Duffel)で一連の捜索を展開し、4人を拘束していた。

 その一方で当局は28日、ブリュッセルで22日に発生した連続テロについて、死者数が35人に増えたことを明らかにした。同国の危機管理センターの話では、攻撃の標的になった空港と地下鉄で31人が死亡、4人が搬送先の病院で死亡したという。これに加え、自爆犯3人の死亡も確認されている。【翻訳編集】 AFPBB News


<ベルギー同時テロ>亡き妻「いつかテロ起きる」
毎日新聞 3月28日(月)22時20分配信

453
エディさんと、亡くなった妻のファビアンさん(右)=エディさん提供

 【ジェーブ(ベルギー南部)で賀有勇】ベルギー同時テロで空港にいた妻を失った会社経営、エディ・バンカルスタルさん(54)が、ベルギー南部ジェーブの自宅で毎日新聞のインタビューに応じた。居間のソファに深く腰掛けたエディさんは記者を正面から見つめながら、静かに「今はテロリストへの憎しみや怒りより、妻のことしか考えることができない」と口にした。

 ◇犠牲の空港職員

 妻のファビアンさん(51)はベルギーの航空会社のチェックインカウンターで働いていた。職場は爆発現場から離れているが、夜勤明けでたまたま現場に居合わせたようだという。テロ翌日の23日から2週間の休暇を取り、エディさんと旅行する計画だった。

 エディさんは、長男(28)からの電話で空港での爆発を知った。病院や警察に電話を掛けても、妻の居場所は分からなかった。

 24日にようやく警察から身元確認を求める電話があり、変わり果てたファビアンさんと再会した。治安当局から細かい状況の説明はなかった。

 ファビアンさんは以前から「いつかテロに巻き込まれる。起きるとしたら多くの利用客で混み合う午前中だと思う」と不安を口にしていた。だが、会社を数年前に設立したばかりのエディさんを気遣って、給料の高い未明から朝までの勤務をしていたという。

 居間には、和服の女性が写った古いポスターが額に入れて大切に飾られている。日本観光を呼びかける航空会社のポスターで、エディさん夫婦には特別な思い出の品だ。

 幾重にも折り目のついたポスターに話が及ぶと、それまで気丈に振る舞っていたエディさんは初めて涙を流した。「今でも彼女がどこかにいる気がする」

 エディさんとファビアンさんは、アフリカのザイール(現コンゴ民主共和国)で父親が同じ職場に勤務していた幼なじみだ。

 知り合った当時、ファビアンさんは9歳、エディさんは13歳だった。ファビアンさんは、エディさんの部屋に飾ってあったポスターを欲しがった。ファビアンさんは当時から航空関係の仕事に携わることが夢だった。

 エディさんは16歳で帰国した時、ポスターをファビアンさんにプレゼント。4年後に帰国したファビアンさんがポスターをエディさんに返したことがきっかけで交際が始まり、2人は1984年に結婚した。

 エディさんは、過激思想に走る若者について「宗教が問題なのではない。偽りの真実を教え込まれて信じることが問題だ」と語る。そして、「(貧困や差別などによって)将来の選択肢が狭められていると感じるのかもしれないが、決して自分を見失わないでほしい」と語った。

 ◇移民溶け込める成熟した社会を

 タクシードライバーのモンセフさんはテロ発生時、空港の外で客待ちをしていた。大きな爆発音に驚いてターミナルの方向を見ると、タクシーに向かって走ってくる人々の姿が目に入った。会社からすぐに「逃げる人々を助けるように」という連絡を受けた。

 モンセフさんは2時間半の間、何が起きたか分からずパニック状態の旅行者らを市内の病院まで無料で搬送し続けた。

 モンセフさんはチュニジアからの移民でイスラム教徒。「どんな状況に置かれていてもテロは許されない」と非難した。同時に、大学生の娘がインターンシップ(就業体験)の受け入れ先さえ見つけられないと訴え、「移民系の子どもたちが溶け込める成熟した社会を作らなければいけない」と話した。


ブリュッセルの自爆、犠牲者35人に=ベルギー当局
ロイター 3月28日(月)21時4分配信

[ブリュッセル 28日 ロイター] - ベルギー当局によると、22日にブリュッセルの空港と地下鉄で起きた自爆による死者が病院での死亡を加えて35人になった。これには3人の自爆犯は含まれていない。

負傷者は300人以上に上っている。

当局によると犠牲者35人のうち身元が明らかになったのは28人で、15人が空港、13人が地下鉄での爆発で死亡した。

空港の15人のうちベルギー国籍は6人、外国籍が9人。地下鉄では10人がベルギー人、3人が外国人という。

亡くなった外国人の国籍は、英国、中国、オランダ、フランス、ドイツ、イタリア、スウェーデン、米国となっている。

« ベルギー・ブリュッセルで多発テロ、35人死亡 ISが犯行声明・13 | トップページ | 大阪・八尾空港で小型飛行機墜落・炎上 4人死亡・2 »

ニュース」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

社会・事件」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/566606/63411869

この記事へのトラックバック一覧です: ベルギー・ブリュッセルで多発テロ、32人死亡 ISが犯行声明・14:

« ベルギー・ブリュッセルで多発テロ、35人死亡 ISが犯行声明・13 | トップページ | 大阪・八尾空港で小型飛行機墜落・炎上 4人死亡・2 »

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30