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2016年3月24日 (木)

ベルギー・ブリュッセルで多発テロ、34人死亡 ISが犯行声明・8

ベルギーの首都ブリュッセルで22日朝(日本時間22日夕)、ブリュッセル国際空港と、欧州連合(EU)本部などがある官庁街の地下鉄駅で大きな爆発が相次いで起こった。

ベルギー公共放送によると、これらの爆発で少なくとも計34人が死亡、約200人が負傷した。イスラム過激派テロ組織IS(イスラム国)が犯行声明を出した。テロを受け、欧州全域の空港や交通機関で、緊急厳戒態勢が敷かれた。

ISは22日の犯行声明で、「戦闘員たちが爆弾ベルトで一連の爆破を実行した」とし、テロ攻撃の理由について、ベルギーが「(IS掃討の)有志連合に参加している」と指摘した。ベルギーのミシェル首相は記者会見で、「(空港と地下鉄駅の)二つの攻撃は、卑劣な攻撃だ。我々が恐れていたテロが起こった」と非難した。

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リンク:組織的関与の情報なし=IS、共鳴者犯行を追認か―ベルギー狙ったテロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中東は今や欧州の裏庭だ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:テロ攻撃で「切断された」体を「戦場」医療で治療、ベルギー - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ISが好んで使う自家製の爆薬「TATP」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ISの標的、日本も例外ではない 国内厳戒 自爆テロ志願者増加 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギー自爆テロ犯、トルコで拘束されていた - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:犠牲者を追悼する空港関係者ら - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ナジム・ラーシュラウイ容疑者 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:次はロンドン?  強まるテロ懸念=ISの標的、EU国民投票前も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギー連続テロ、写真の負傷女性はインド航空客室乗務員 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:【ブリュッセル連続攻撃】パリとブリュッセルの攻撃、つながり明確に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:同時テロで負傷、30歳代男性の身元判明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギー国旗の3色の光で追悼…ロンドン - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ベルギー同時テロ>重傷の日本人男性「容体安定の報告」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:重傷邦人「意識ない」=ベルギー連続テロで菅官房長官 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギー同時テロ 菅官房長官「意識ないが容態安定」重傷の30代男性 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:自爆男、トルコで昨年拘束…ベルギーは釈放 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ベルギー同時テロ>EU、連帯表明へ テロ根絶の決意 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:米国務長官、ブリュッセル訪問へ…対テロ連携 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「イスラム国」打倒が「最優先事項」…米大統領 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギー同時テロ テロに屈せず団結を 大広場「グラン・プラス」など各地で追悼集会 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ベルギー同時テロ>「町をテロと結びつけないで」住民困惑 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:欧州でテロ再発の恐れ、米国務省が警戒呼びかけ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「イスラム国」に戦術核も、とトランプ氏 オバマ氏は強硬論は「非生産的」と反論 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギー自爆犯の「遺書」発見 追い詰められ犯行か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:自爆犯、仏テロで手配 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:爆弾手製か、実態把握困難に…ベルギー同時テロ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギー同時テロ 自爆犯、パリ・テロの爆発物製造か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:連続テロ容疑者兄弟 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:オバマ大統領、対テロで結束呼び掛け IS掃討は「最優先事項」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギー テロ犯、兄弟含む4人 邦人男性2人重軽傷 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギーテロ IS犯行声明、残る謎 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギー 脆弱な体制 厳戒抜け穴、テロ許す 空港ロビー、探知機なく - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:ベルギーテロ モレンベーク地区、首都が抱える「テロリスト巣窟」 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

組織的関与の情報なし=IS、共鳴者犯行を追認か―ベルギー狙ったテロ
時事通信 3月24日(木)18時14分配信

 【カイロ時事】ベルギーの首都ブリュッセルで22日に起きた連続テロでは、過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。

 実行犯は、欧米などへの「報復」を訴えるISの思想に影響を受けていた可能性が濃厚だが、ISが拠点のシリアやイラクから指示を出すなど組織的な関与を示す情報はない。

 ISは22日にインターネット上に投稿した声明で、現場となった空港や地下鉄駅をIS戦闘員が「正確に狙った」と訴えた。ただ、声明は発出時点で報じられていなかった実行犯の氏名に言及していないなど、当事者しか知り得ない内容に乏しい。

 こうしたことから、シリアやイラクに潜伏するIS指導部は事件の計画について、少なくとも詳細には把握していなかった公算が大きい。共鳴者の犯行をISが「組織の実績」として追認したとも考えられる状況だ。

 今回のテロは容疑者の背後関係から、昨年11月に起きたパリ同時テロとの結び付きが指摘される。ISはパリ同時テロでも犯行声明を出し、ISがシリアから指示を出していたのではないかと観測も広がった。しかし、事件から4カ月以上たった現在も具体的な証拠は出ていない。


中東は今や欧州の裏庭だ
BBC News 3月24日(木)17時54分配信

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中東は今や欧州の裏庭だ

ジョナサン・マーカス防衛・外交担当編集委員

私たちは政策を国内と国外とに分けて、二元的に考えがちだ。

しかしブリュッセルの悲劇があらためて示すように、国内と国外はそうそう簡単に分けられるものではない。

むしろ根本的な意味で言えば、バラバラになりつつある中東の問題は、たちまち欧州の問題にもなりつつある。

テロだろうが、押し寄せる移民の波だろうが、リビアの未来やイランの核政策だろうが、トルコとの厄介な関係性だろうが、中東圏全体は今や日常的に欧州の意識に入り込んでくる。

ある意味でこれは、長らく普通のことだった歴史の状態に回帰しているのだとも言える。

植民地時代を思い返すといい。フランス、イタリア、イギリスは中東において膨大な地域を支配していた。

第1次世界大戦が終わりオスマントルコ帝国が崩壊すると、その支配下にあった地域も英仏両政府が管理するところとなり、シリアとパレスチナに英仏の委任統治領が作られた。

それどころか、いま激しく脅かされている中東地域の地図の大部分は、第1次世界大戦後に欧州列強が区画したものだ。

欧州の玄関口がテロの脅威に揺さぶられたことは過去にもある。

1950年代後半にはアルジェリア独立戦争の中で、フランスの標的がテロ攻撃を受けた。

そしてそれから一世代めぐった1990年代にも、アルジェリア過激派はフランスを攻撃した。自分たちの戦いに世間の注目を集めるため。そしてかつての宗主国の抑圧に復讐するため。

縮みゆく世界

しかしいま起きていることは、これまでとは根本的に異なるように見える。

ある意味で、今の中東危機は以前より厳しいものだ。

地理的条件はたとえ不変でも、中東から欧州までの距離は実際かなり短くなった。

そして様々な形のグローバリゼーションによって、大勢の目に欧州経済圏はより魅力的に映るようになり、アラブ圏はその欠陥・欠落が浮き彫りになった。

文化のグローバル化によって、地理上の距離は前ほど国際情勢にとって大事な要素ではなくなった。

欧州各国の政府は、まずは安全保障上の危機に対応しようと四苦八苦している。

いわゆる「イスラム国」に参加しようと、欧州から中東へ向かった大勢のことを思い起こすといい。

理由はなんであれ、こうして移動して聖戦主義者になった市民を人口当たり最も多く輩出したのはベルギーだ。

と同時に、たとえばフランスに昔から基盤を築いている北アフリカの移民社会を思い、フランスの都市郊外にはびこる悪名高い無秩序を思うといい。

アイデンティティーの問題、人種差別、現地社会に溶け込めない断絶などが要因となり、聖戦主義のメッセージに感化されやすいマイノリティが、こうした移民コミュニティーの中に相当数生まれてしまうのかもしれない。

社会にしっかりした基盤のない若者の過激化において、刑務所が一因となっているのは証明済みだ。これはどう考えるべきか。

あらためてベルギーでは、孤立と軽犯罪と過激化の関連が明白だ。

これに加えて、中東の危機による広範な影響にどう対処すべきかという問題もある。

ある次元ではこれは安全保障と外交の問題だ。欧米は介入すべきか。すべきだというなら、どのように。何を目的として。

リビアのムアンマル・カダフィ大佐とシリアのバシャル・アサド大統領。この2人の指導者について、判断は異なった。

1人は失脚させられ、もう1人は政権の座に残っている。

そして2人に対する異なる決断が、現在の状況を左右している。

欧州はどういう価値観を抱くのか、欧州連合諸国は全体としてどういう社会を作ろうとしているのか、難民危機はかつてなく深刻な質問を投げかけてくる。

ことの発端は海外だった諸問題が、今では欧州各国の国内政治にも大きな影響を及ぼしているのだ。

スカンジナビア諸国では大衆主義政党が台頭し、フランスでは国民戦線が支持を拡大している。ドイツでも最近の地方選で極右が躍進した。

確かなことは何もない

正直言って、これはまさに地獄のような問題だ。

冷戦時代の政策決定には確かな拠り所があった。冷戦終結においては、その確かな拠り所が勝利したかのように思えた。しかしそれは過ぎた話だ。

あの時、歴史は終わらなかった。

むしろ歴史の揺り戻しが欧州人の尻にかみついた。

欧州各国の政府が今や直面する諸問題は、ルービック・キューブのごとしだ。

立方体をどれだけひねり回そうとも、外交と安全保障と移民と内政とその他もろもろがきれいに揃って整うことなど、決してありえない。

独自に動く要素が多すぎる。

そして簡単な答えはひとつもない。

欧州の人間は、安全でいたいことは分かっている。

しかしこれを具体的にどうやって実現したらいいのか、分かっていない。

プライバシーと治安のバランスはどうすべきなのか。

欧州諸国の社会構成が変化している以上、表現の自由に関する伝統的な考え方も変更するべきなのか。

海外での軍事介入は事態を悪化させるのか。

それとも介入せずに座視すれば、安全を求めて欧州域内へ目指す難民の大量移動を招くだけなのか。

欧州連合の国々は、甚大な危機に直面している。

中東は、地中海を越えてすぐそこだ。その中東は今や、記憶もおぼろな植民地時代にいくらか関係した異国の国々……では済まされない。

欧州にとって中東は今や、「近くの外」と呼ぶべきところなのかもしれない。

(英語記事 The Middle East is now Europe's backyard)


テロ攻撃で「切断された」体を「戦場」医療で治療、ベルギー
AFP=時事 3月24日(木)17時19分配信

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ベルギーのザベンテムにあるブリュッセル国際空港を後にする救急車(2016年3月22日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】「切断された」体、激しく損傷した手足、黒こげの肌――ベルギーの首都ブリュッセル(Brussels)で22日に発生した連続テロ事件で、病院に急送された犠牲者たちは、通常は戦闘地域でみられる種類の外傷を負っているという。医師らが23日、明らかにした。

 ブリュッセルにあるエラスムス病院(Erasmus Hospital)の集中治療室長、ジャック・クルトゥール(Jacques Creteur)氏は「これは戦争だ」と話す。「これは戦場でみられる種類の外傷だ」

 犠牲者16人の治療に当たったクルトゥール氏の病院を含む国内各所の病院は、ザベンテム(Zaventem)の空港と地下鉄でテロ実行犯らが爆弾を爆発させた後、次々と搬送される死傷者であふれた。この爆発で、31人が死亡、270人が負傷した。

 エラスムス病院では23日、3人の患者が依然として瀕死(ひんし)の重体となっている。

 クルトゥール氏は、負傷者リストをチェックしながら「手足切断、爆風で飛び散ったガラスの破片や爆弾、もしくは調度品等の金属片の衝撃による頭部外傷、血管損傷、骨折」と読み上げた。

 結果的に、犠牲者の命を救うためには、欧州連合(EU)の象徴的な心臓部である近代的大都市より、戦場の野戦病院でより広く実践される種類の医療技術が必要とされた。

「今回の患者の多くに対して、大量出血を止めるために1回目の手術が行われる場合や、手足の1本が完全に破壊されている場合などに用いられる、いわゆる『ダメージコントロール』を適用した。これがその医療技術だ」とクルトゥール氏は説明する。

 重傷患者の場合、1回の手術で治療を試みる負傷箇所が多すぎると、失血や合併症などの問題が生じるリスクが非常に高くなり、患者を生命の危機に陥らせる可能性がある。医師らは後に、患者の状態の安定するのを待ち、さらなる問題に対処する。

「これは戦闘での外科処置だ。軍隊はダメージコントロールの専門家だ」と同氏は付け加えた。

 事態をさらに悪化させるのは、大規模な爆発によって体のあらゆる部位に及ぼされる影響が、一見しただけではわからないことだ。大きな爆発で放出される爆風は、外傷を残さずに、脳、肺、腸などに損傷を与える可能性がある。

 医師らにとって、このような損傷を見つけることは時間との戦いになる。手遅れにならないうちに損傷箇所を特定するために、手術や全身スキャンなどのさまざまな技術が用いられる。

 最も重い傷を負った人々の場合、テロ攻撃を生き延びることだけで、自身の生活に及ぶ影響が終わりになるわけではないと、医師らは指摘する。重傷患者は、数年に及ぶ可能性のある体のリハビリに立ち向かうことになるが、これは通常のけがから回復中の患者にも耐え難く感じられる場合がある。

 さらにテロ攻撃の犠牲者の場合、こうした回復のための苦闘に、うつや心的外傷後ストレスとの闘い、混雑した場所に行ったり、地下鉄に乗ったりして再度テロに遭うのではないかという恐怖との闘いが加わることになる。【翻訳編集】 AFPBB News


ISが好んで使う自家製の爆薬「TATP」
AFP=時事 3月24日(木)17時18分配信

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ベルギー・ザベンテムにあるブリュッセル国際空港で、警備に当たる警察官(2016年3月23日撮影、資料写真)【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】フランスのパリ(Paris)やベルギー・ブリュッセル(Brussels)そして、シリアやイラクの戦場など、様々な場所で広く使われている爆薬「TATP(過酸化アセトン)」──簡単に作ることができ、殺傷能力の高いTATPは、別名「サタン(魔王)の母」とも呼ばれ、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」も好んで利用するという。

 ベルギーのレデリク・ファン・リーウ(Frederic van Leeuw)検察官は23日、今週起きたブリュッセルでの襲撃事件の後、TATPの材料が戦闘員らの隠れ家で見つかったことを明らかにした。アセトン150リットル、過酸化水素水30リットル、起爆剤、くぎやねじが詰まったスーツケースのほか、TATPそのものも15キロあったという。

 19世紀末にドイツの化学者が発見したTATPは、アセトンや過酸化水素水、硫酸、塩酸、硝酸などの酸を正確な分量で混ぜ合わせて作る自家製の爆薬だ。アセトンはマニキュアの除光液の主成分で、過酸化水素水は殺菌剤として一般的に用いられている。これらを混ぜると白い結晶の粗粉末ができ、あとは簡単な起爆剤さえあれば大規模な爆発を起こすことができる。

 戦闘員らは当初、こうした爆薬をこっそりと作っていたが、その規模は徐々に大きくなっていった。今では研究所が設置されるまでになり、シリアやイラクでTATPやそのほかの爆発物を製造するようになった。

 英ロンドン(London)を拠点に小型兵器の調査を行っているNGO、紛争兵器研究所(Conflict Armament Research)が2月に発表した報告書によると、準工業レベルで自家製爆発物を作るのに必要な材料が、世界51企業によりISに提供されていることが指摘された。トルコやロシアだけでなく、ベルギーや米国など、企業の国籍は20に上るという。

■「台所でも作れる」
「インターネットで指導ビデオを見れば十分と言われることもあるが、それは違う」──そう話すのは、爆発物に詳しい仏軍の専門家だ。

「少なくとも1回は、どうやって作るのかを誰かが示す必要がある。だが、シリアやイラクのISでは、インストラクターとなる戦闘員が大勢いる。そして一回教えてもらえば、後は自分の台所でも作ることもできる」と述べた。

 最も注意を要するのは、混合物に酸を加える時。熱を発し、発火する恐れがあるからだ。それでも、防御として必要となるのは顔を覆うマスクだけだという。

 TATPは、昨年11月13日のパリの同時テロ事件で自爆ベストの爆薬として使われた。また、ブリュッセルの空港や地下鉄で22日に起きた爆発事件でも使用されたとみられている。

 ブリュッセルの事件では、31人が死亡し、270人が負傷した。負傷者の多くは重度のやけどに苦しんでいる。

 起爆剤は、ペースト状の詰め物の入った薄い金属チューブで作られる。つながれた2本の電線で火花を起こし、発火する仕組みだ。だが、こうした起爆剤は、一般的な販売店で簡単に購入できる。実際、パリ同時テロ事件の実行犯の一人として先週、ベルギーで身柄を拘束されたサラ・アブデスラム(Salah Abdeslam)容疑者は、パリの花火ショップで花火用の発火装置を何の疑いも持たれずに1ダース購入していた。

「TATPの大きな問題は、材料が簡単に入手できることだ」とフランスのテロ対策担当の治安当局者は語る。

「われわれは、過酸化水素水の販売を監視することはできる。しかし、彼らがもし賢ければ20の薬局で少量ずつ分けて買うだろう。それは、アセトンや酸についても同じことだ」

【翻訳編集】 AFPBB News


ISの標的、日本も例外ではない 国内厳戒 自爆テロ志願者増加
夕刊フジ 3月24日(木)16時56分配信

 北大西洋条約機構(NATO)の本部などがある欧州の中枢、ベルギーを襲った同時テロ。260人以上が死傷し、日本人男性2人も巻き込まれた。テロ犯は計4人とみられ、いまだ1人が逃走中だ。犯行声明を出したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の標的は欧米に限らず、「欧米人が集まるところはすべて危ない」(専門家)という。もはや日本も例外ではない。

 現地の検察当局によると、実行犯4人のうち2人はベルギー国籍の兄弟で、29歳のブラヒム・バクラウィと27歳のハリド・バクラウィの両容疑者。ブラヒム容疑者らはブリュッセル国際空港で、ハリド容疑者は欧州連合(EU)本部に近い地下鉄マールベーク駅で自爆した。逃走中の1人は、パリ同時多発テロにも関与したナジム・ラーシュラウイ容疑者ではないかとの報道もある。

 ブリュッセル郊外のエラスム病院は23日、集中治療室で治療中の日本人男性が昏睡状態だと発表。政府関係者によると、生命保険協会から国際保険協会連盟に出向中の30代の男性職員、滝田祐さんとみられる。

 関係者によると、滝田さんは昨年4月からブリュッセルにある国際保険協会連盟に出向。勤務先はテロのあった地下鉄駅の近くで、現地の大使館から23日未明、負傷したと生保協会に連絡が入った。もう1人は、ブリュッセルの旅行代理店「ジャパンP・I・トラベル」社員、日野実さん(53)で軽傷。日野さんも地下鉄で爆発に巻き込まれた。

 昨年11月のパリ同時多発テロから4カ月後、ISは再び欧州主要国を標的にしたことになる。

 『イスラムのテロリスト』(講談社プラスアルファ新書)の著者で軍事アナリストの黒井文太郎氏は、「ISを含むイスラム過激派によるテロは流行期に入っている。彼らが『ジハード(聖戦)』と呼ぶ自爆テロへの志願者は増えており、ISシンパも含めて『俺が(テロを)やる!』という意識になっている。年内は今回のような事件が次々起きるのは間違いない」と警告する。

 フランスやベルギー以外でも危険視される国は多く、「トルコはISに加え、クルド人によるテロも発生しており、渡航は控えるべきだろう。観光国であるエジプトやモロッコもISを含むイスラム過激派の活動が活発化している」(黒井氏)。昨年3月には、チュニジアの首都チュニスにある博物館が襲われ、日本人3人を含む20人以上が犠牲になったが、これもイスラム過激派の犯行だった。

 アジアでは今年1月、インドネシアの首都ジャカルタ中心部で連続爆弾テロが起きた。黒井氏は「実行犯はIS本体から金銭面でも援助を受けていたようだ」と話す。インバウンド(訪日客)が急増し、外国人であふれる日本。われわれも常に危険と隣り合わせだ。


ベルギー自爆テロ犯、トルコで拘束されていた
ウォール・ストリート・ジャーナル 3月24日(木)16時55分配信

 ブリュッセルの連続テロ事件で自爆した実行犯の1人が昨夏、過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員である疑いでトルコ当局に身柄を拘束されたが、ベルギー当局がこの実行犯とテロ組織のつながりを確認できなかったため、国外退去処分になり自由の身になっていたことが分かった。

 トルコのエルドアン大統領が23日、この事実を明らかにした。テロネットワークの破壊を目指す欧州の取り組みで、また一つ新たなミスが明るみに出た格好だ。

 エルドアン大統領は男の身元を明かさなかったが、トルコ当局は自爆犯の1人と特定されたベルギー国籍のイブラヒム・エルバクラウイ容疑者(29)だと述べた。

 エルバクラウイ容疑者は昨夏、シリア国境近くでの警察の強制捜査で拘束された。その後、容疑者の希望でオランダに強制送還され、自由の身になった。エルドアン大統領は「この人物は外国人テロ戦闘員であるとわれわれが警告したにもかかわらず、ベルギー当局はテロと結び付けることができなかった」と語った。

 エルバクラウイ容疑者の身柄が欧州に移った時点で、ベルギー当局は同容疑者を拘束したり、その活動を追跡したりすることができなくなった。これは、ブリュッセルのテロや昨年11月のパリ同時多発テロにかかわったとされるテロ集団の細胞組織(セル)の撲滅に、ベルギーがいかに苦労しているかを物語る。多くのセキュリティー専門家によると、ベルギーの警察と情報機関は人手不足が深刻で、複雑な法制度が情報機関と検察当局の協力を難しくしている。政府の組織が何重にも重なっていることも、迅速な危機対応を妨げている。

 ベルギーのヘーンス法相はテレビ番組で、トルコ当局が昨夏にエルバクラウイ容疑者を拘束した時、同容疑者は潜在的テロリストと認定されていなかったと説明。「当時、彼はテロリストではなく単に犯罪者としてベルギー当局に知られていた」と述べた。

 昨年11月13日のパリ同時テロ事件の数日後、ベルギー政府は、テロ関連の捜査ではいつでも家宅捜索を行うことを認めるといった18の具体的なテロ対策を発表した。当局はテロ対策予算を増額したものの、対策の大半はまだ実行に移されていない。

 ヘーンス法相は昨年12月、ベルギーには基本的に午後9時から午前5時まで家宅捜索を行うことを禁じる法律があるために、パリ同時テロのサラ・アブデスラム容疑者は11月15日にベルギーの警戒網を擦り抜けることができた可能性があると指摘した。ベルギーではこの法律に基づき、午後9時から午前5時に家宅捜索が行えるのは、居住者が許可した場合、または容疑者を現行犯で捕まえる場合に限られている。アブデスラム容疑者はブリュッセルに身を隠してから4カ月後の3月18日に逮捕された。

 ベルギー連邦議会のテロ対策委員会の委員長を務めるコーエン・メツ議員は、新しいテロ対策法がなかなか採択されないことは「わが国の制度的枠組みの複雑さをよく表している」と述べた。このような法律は議会の採決の前に、ベルギーのプライバシー当局などのさまざまな機関の承認を得なければならない。 

 これと対照的に、米国では2001年9月11日の同時多発テロからわずか45日後の10月26日に、ジョージ・ブッシュ大統領が愛国者法に署名し、法律として成立させた。この法律は、テロ容疑者に対する政府の監視権限を強化することで国内の安全を高めることを目的としたものだ。ただ、国家安全保障局(NSA)のエドワード・スノーデン元契約職員が暴露したように、NSAによる大量の情報収集を可能にしていることなどから、自由主義者から批判を受けている。

 ベルギーでは新しいテロ対策法が採択されたとしても、他の構造的な問題にも対処しないといけない。

 アントワープ大学の法律学教授ヨアヒム・ミーズ氏は、ベルギーの刑事訴追手続きに関する規定は「全く時代遅れだ」と述べた。

 英国などと違い、ベルギーでは検察当局がテロ事件の捜査を開始すると、情報機関は捜査から外され、捜査で分かった情報も入手できない。また、過激思想への傾倒が疑われる人々の電話を盗聴することもできない。ベルギー議会は昨年11月に発表された18のテロ対策の1つとして、規定を変更するかどうか検討している。

 財政面の問題もある。人口1100万人のベルギーは昨年、情報機関に5000万ユーロを支出したが、人口1700万人の隣国オランダはその4倍を投じた。ベルギーは今年、情報機関の予算を1150万ユーロ増やした。

 ベルギーの政府当局者は、テロ対策における同国の成果の低さは誇張されていると話す。ヤンボン内相は23日にテレビ番組で、同国のテロ対策が批判されていることについて「理解できない。本当に理解できない」と語った。 

 当局者らは、ベルギー東部ベルビエで昨年、警官を標的としたテロ計画を阻止したことや、最近では3月18日にアブデスラム容疑者を確保したことを挙げている。

 ベルギーのテロ対策当局は、連続テロ事件が起きるまでの数日間、厳重な警戒態勢を敷いていた。しかし、米国の捜査当局者が航空会社に対して行った説明を聞いていた関係者によると、ベルギーのテロ対策当局は電車か地下鉄が攻撃を受けるとの見方を強めていて、航空会社や空港が狙われる可能性は低いと考えていたという。


犠牲者を追悼する空港関係者ら
時事通信 3月24日(木)16時50分配信

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23日、自爆テロがあったブリュッセル国際空港の近くで犠牲者を追悼する空港関係者ら。


ナジム・ラーシュラウイ容疑者
時事通信 3月24日(木)16時32分配信

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ナジム・ラーシュラウイ容疑者=ベルギー連邦警察が21日公開


次はロンドン?  強まるテロ懸念=ISの標的、EU国民投票前も
時事通信 3月24日(木)16時2分配信

 【ロンドン時事】昨年11月のパリに続き、ブリュッセルでも同時テロが起きたことで、英国も首都ロンドンなどで大規模テロの懸念が強まっている。

 島国の英国は大陸欧州よりは危険度は低いとの見方もあるが、「いつ起きても不思議はない」とみる専門家は少なくない。

 リード元内相はBBC放送に対し「テロリストは(英国の防御を)突破するだろう」と断言。「政治家たちは『テロは起きる』ということを国民に率直に告げるべきだ」と強調した。

 ロンドンで2005年7月、地下鉄や路線バスが爆破され50人以上の死者を出した同時多発テロ以来、英国で大規模なテロは発生していない。

 その背景として、大陸とはドーバー海峡を隔て、欧州内の加盟国の国境管理を廃止したシェンゲン協定にも不参加のため、テロリストや武器の流入を阻止しやすいことや、銃保有の規制が厳格なことなどが挙げられる。事前にテロの芽を摘む情報機関の能力も高いとされる。

 それでも、英政府のテロ警戒レベルは14年8月以来、5段階で上から2番目の「重大」を保っており、政府は事態を楽観していない。

 過激派組織「イスラム国」(IS)は英国を標的の一つと名指ししている。報道によれば、パリでのテロの首謀者とされるアブデルハミド・アバウド容疑者(死亡)は、パリの事件前、フェリーで英国に渡りロンドンや中部バーミンガムを訪れ、標的となる施設を携帯電話のカメラで撮影していたという。


ベルギー連続テロ、写真の負傷女性はインド航空客室乗務員
AFP=時事 3月24日(木)14時1分配信

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連続テロ発生直後のベルギーのブリュッセル国際空港で、負傷して放心状態となった女性(2016年3月22日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ベルギー連続テロ事件で、ブリュッセル国際空港(Brussels Airport)の爆発を報じた各国紙が一面に掲載した負傷女性の身元が判明した。全身に粉じんを浴びて血を流した女性は、インド民間航空大手ジェットエアウェイズ(Jet Airways)の客室乗務員で2児の母親のニディ・チャペカール(Nidhi Chaphekar)さん(40)だという。

 チャペカールさんの義理のきょうだいは23日、AFPの電話取材に対し、入院中のチャペカールさんに会うためインド・ムンバイ(Mumbai)から飛行機でブリュッセルに向かうと話した。まだ本人と直接話せてはおらず、容体が安定しているということしか分かっていないという。

 爆発直後の空港で、制服の黄色の上着はずたずたになり、靴も片方をなくし、顔から血を流して放心状態のチャペカールさんを写した写真は、瞬く間にソーシャルメディアを介して世界に広まり、連続テロのすさまじさを人々の記憶に焼き付けた。

 チャペカールさんの写真をめぐっては、インターネット上でプライバシー保護を訴える声が上がっており、テロに巻き込まれたチャペカールさんの写真の公表や拡散は控えるべきだと批判する人も多い。インドの女優、グル・パナーグ(Gul Panag)さんはマイクロブログのツイッター(Twitter)で、「負傷したジェットエアウェイズ乗務員の写真を報道各社やソーシャルメディアが伝えているのは、無神経で悲しい。プライバシーを尊重してあげて!!!」と苦言を呈した。【翻訳編集】 AFPBB News


【ブリュッセル連続攻撃】パリとブリュッセルの攻撃、つながり明確に
BBC News 3月24日(木)13時54分配信

ブリュッセルの空港や地下鉄を爆弾で攻撃した容疑者たちと、昨年11月に130人が犠牲になったパリの連続襲撃を実行したイスラム過激派グループとの間に、明確なつながりが浮上しつつある。

昨年11月13日のパリ襲撃から間もなく、実行犯の複数がベルギー出身で、いくつかの爆弾はブリュッセルのアパートで作られたものだというのが明らかになった。

過激派勢力のいわゆる「イスラム国」(IS)が自分たちの犯行だと名乗り出ており、複数の主要人物がパリとブリュッセル両方の攻撃に関わっていたのではないかと指摘されている。

ナジム・ラシュラウイ

ブリュッセル攻撃の前日、ベルギー警察はパリ襲撃後に逃亡中の重要容疑者のひとりとしてナジム・ラシュラウィ容疑者を指名手配した。

ブリュッセル近郊スカルベック出身のベルギー人で、ベルギー国内で活動するISセル(組織の小集団)の武器担当だった可能性がある。

ベルギーのメディアが伝える未確認情報では、ブリュッセルの空港で22日にブラヒム・エルバクラウイ容疑者と一緒に自爆死したとされる。もしこれが確認されれば、ブリュッセルとパリの攻撃のつながりは立証される。

ラシュラウイ容疑者のDNAが、ブリュッセルのアパートとベルギー南部オーブレの民家から発見されている。どちらも、パリ襲撃の前に実行犯たちが使っていた拠点だ。21日に指名手配されるまでは、通称スフィアン・カヤルとして知られていた。オーブレの家を賃借する際に、この偽名を使っていたのだ。

ラシュラウィ容疑者は2013年にシリアのISに参加し、昨年ベルギーに帰国した。

9月にオーストリア・ハンガリー国境で警察に職務質問された車に、ベルギー人2人と同乗していた。ほかの2人は、パリ襲撃のサラ・アブデスラム容疑者と共犯のモハメド・ベルカイド容疑者だった。

3月15日に警察がブリュッセル・フォレ地区のアジトを強襲し、ベルカイド容疑者を射殺した際、3人は一緒にいたとみられている。

サラ・アブデスラム

サラ・アブデスラム容疑者はパリ襲撃の計画・実行に綿密に関わっていたとされる。兄のブラヒム容疑者は襲撃で自爆死した。サラ容疑者は襲撃後、4カ月にわたり捜査の手を逃れたが、ベルカイド容疑者が射殺された3日後、ブリュッセル・モレンベック地区で逮捕された。容疑者はモレンベック出身だ。

ベルギーのISセルの一員として、復活祭の時期に合わせた攻撃を計画中だったのではないかと言われている。このため、アブデスラム容疑者逮捕によって攻撃が前倒しになった可能性がある。同容疑者が黙秘せず捜査に協力していると警察は明らかにしていたため、ISセルの共犯たちは自分たちの身元も警察に把握されたと懸念したはずだ。

アブデスラム容疑者はパリ襲撃の前には欧州内を何度か移動していた。ISセル中枢部やベルギー各地に網のように張り巡らせたアジトを担当する、兵站(へいたん)専門家と認識されていた。

昨年10月初めにはドイツ南西部ウルムで、警察に職務質問されている。この際に同行していた通称モニール・アフメド・アラアジ容疑者(別名、アミネ・シュクリ)は3月18日に、アブデスラム容疑者と共に逮捕されたが、警察によるとほとんど何も供述していない。

ハリドとブラヒム・エルバクラウイ

共に犯罪歴のあるこの兄弟は、3月22日に自爆死したとされる。ブラヒム容疑者(29)はザベンテム空港で。そしてハリド容疑者(27)はメルベック地下鉄駅の車両内で。

ベルギー当局は何年も前から2人を、ありふれた犯罪者だととらえていた。ブラヒム容疑者は2010年に銃を使った強盗罪で9年間服役し、ハリド容疑者はカージャックの罪で2011年に禁錮5年を言い渡された。

しかしトルコのエルドアン大統領は、トルコ当局が昨年7月にシリア国境付近でブラヒム容疑者を拘束したと指摘。トルコから強制送還する前にベルギー政府に「外国人のテロ戦闘員」だと警告していたという。また、パリ連続襲撃やサラ・アブデスラム容疑者との明らかなつながりを示す複数の情報もある。

3月15日にモハメド・ベルカイド容疑者が射殺されたブリュッセル・フォレ地区ドリス通りのアパートを借りたのは、ハリド容疑者だった。警察はエルバクラウイ兄弟を探して、アパートを強襲したのだった。

加えて、パリ襲撃犯たちが集合場所として使ったベルギー南部シャルルロワのアパートも、ハリド容疑者が賃借した様子だというのだ。

シャルルロワ・フォール通りのアパートからは、アブデスラム兄弟のほか、スタッド・ド・フランス競技場で自爆したビラル・ハドフィ容疑者、首謀者とされるアブデルウアミド・アバウード容疑者、およびシャキブ・アクルー容疑者の痕跡が発見された。アバウード、アクルー両容疑者は、パリ警察による襲撃5日後の強制捜査で死亡している。

パリ襲撃におけるルバクラウイ兄弟の役割は限定的なものだったかもしれないが、2人を通じてサラ・アブデスラム容疑者やナジム・ラシュラウイ容疑者、そしてブリュッセル連続攻撃との関連性が明確に浮き彫りになる。

モハメド・アブリニ

パリ連続襲撃のモハメド・アブリニ容疑者について、追跡は続くが行方はつかめていない。警察は、ブリュッセル攻撃2日前のラシュラウイ容疑者捜索の際にも、2度にわたりアブリニ容疑者に言及した。ブリュッセル攻撃にも積極的に関わったとみられている。

アブリニ容疑者はモレンベック出身で、サラ・アブデスラム容疑者の幼なじみだ。昨年11月10日から11日にかけて、アブデスラム兄弟と共にベルギーとパリを車で往復している。

その姿はパリに向かう途中のガソリンスタンドで目撃されている。パリ襲撃で使われた乗用車ルノー・クリオを運転していた。

それ以降の動向は不明だ。

(英語記事 From Paris to Brussels: Why the attacks are linked)


同時テロで負傷、30歳代男性の身元判明
読売新聞 3月24日(木)13時44分配信

 ベルギーの同時テロで負傷した30歳代の男性は、生命保険協会からベルギーにある国際保険協会連盟に出向している滝田祐さんであることがわかった。

 生命保険協会によると、滝田さんは地下鉄のテロで重傷を負い、病院で治療を受けているという。

 菅官房長官は24日午前の記者会見で「意識はないが容体は安定しているとの報告を受けている」と明らかにした。


ベルギー国旗の3色の光で追悼…ロンドン
読売新聞 3月24日(木)12時45分配信

 【ロンドン=角谷志保美】ベルギー同時テロの被害者を追悼し、ロンドンでは23日夜、美術館ナショナル・ギャラリーやタワーブリッジ、トラファルガー広場など市内の名所が、ベルギー国旗を構成する黒、黄、赤の3色の光で彩られた。

 エリザベス女王は23日、ベルギー国民に対し、「ブリュッセルでのテロに深くショックを受け、悲しんでいる」として、哀悼の意を表すメッセージを発表した。


<ベルギー同時テロ>重傷の日本人男性「容体安定の報告」
毎日新聞 3月24日(木)12時24分配信

 菅義偉官房長官は24日午前の記者会見で、ベルギー同時テロで重傷を負った現地在住の30代の日本人男性について「意識はないが、容体は安定していると報告を受けている」と述べた。男性は、生命保険協会から国際保険協会連盟に出向中の滝田祐さんとみられる。


重傷邦人「意識ない」=ベルギー連続テロで菅官房長官
時事通信 3月24日(木)12時13分配信

 菅義偉官房長官は24日午前の記者会見で、ベルギーで発生した連続テロで負傷した日本人2人のうち、重傷の1人について「30代の男性で現地在住だ。意識はないが容体は安定している」と述べた。

 一方で菅長官は、軽傷の1人については日野実さんだと明らかにするとともに、「足に軽傷を負ったが、現在は回復に向かっている」と説明した。


ベルギー同時テロ 菅官房長官「意識ないが容態安定」重傷の30代男性
産経新聞 3月24日(木)12時12分配信

 菅義偉官房長官は24日午前の記者会見で、ベルギーの首都ブリュッセルの国際空港と地下鉄で発生した同時テロで負傷した2人の日本人男性に関し、集中治療室で治療中の30代男性は「意識はないが、容体は安定していると報告を受けている」と述べた。

 軽傷だったブリュッセルの旅行代理店の社員、日野実さん(53)は快方に向かっているという。


自爆男、トルコで昨年拘束…ベルギーは釈放
読売新聞 3月24日(木)11時59分配信

 【ブリュッセル=横堀裕也】ベルギー同時テロについて、トルコのエルドアン大統領は23日の記者会見で、容疑者のうち1人はトルコ治安当局が昨年6月に拘束し、国外追放した男だと明らかにした。

 男はベルギーに引き渡された後、釈放されたといい、ベルギー当局のテロ対策が問題となりそうだ。

 ロイター通信によると、大統領府の関係者は、この男がブリュッセルの国際空港で自爆したブラヒム・エルバクラウイ容疑者だったと明らかにした。トルコ治安当局はシリア国境に近いトルコ南部で男を拘束。男は昨年7月にオランダに強制送還された後、ベルギー当局に引き渡されたが、過激派との関係がつかめず、釈放されたという。

 エルドアン大統領は「我々は男が戦闘員だとベルギー政府に警告したが、無視された」と述べ、ベルギーの対応を批判した。

 一方、ベルギーのメディアは24日、空港の自爆犯2人のうち1人は、昨年11月のパリ同時テロで指名手配されていたナジム・ラーシュラウイ容疑者(24)だったと報じた。


<ベルギー同時テロ>EU、連帯表明へ テロ根絶の決意
毎日新聞 3月24日(木)11時46分配信

 【ブリュッセル斎藤義彦、エルサレム大治朋子】欧州連合(EU)は24日、ベルギー同時テロを受けた緊急の内相・法相会議を開く。地下鉄テロの現場に近いEU本部に集まることで、テロとの戦いを進める強い決意を示し、ベルギーへの連帯を表明する。また、ケリー米国務長官は25日、ブリュッセルを訪問し、EUやベルギー政府当局者と会談、テロ対策で欧米の緊密な協力を確認する。

 EUは、欧州全体でテロ対策を強化しているにもかかわらず、「欧州の首都」であるブリュッセルで30人を超える犠牲を出したことを重視。テロに関する加盟国間の情報交換強化や、テロ資金対策などテロ根絶への取り組みを確認する。また、難民の大量流入で、一時的に機能不全に陥ったEUと外部との国境管理の回復も目指す。

 22日の同時テロではEU本部から数百メートルしか離れていない地下鉄駅で20人前後の犠牲者を出した。EUに揺さぶりをかける狙いもあったとみられるが、内相・法相がEU本部に結集することでテロにひるまない姿勢を明確にする。

 また、訪露中のケリー米国務長官も25日にブリュッセルへ向かい、EUやベルギー政府要人と会談する。「暴力的な過激主義に対抗」するための協力を再確認する。カーター米国防長官は23日、欧州は過激派組織「イスラム国」(IS)との戦いを「加速する必要がある」と述べており、米主導の対IS有志連合へのさらなる貢献を欧州側に求める狙いもありそうだ。

 一方、トルコ大統領府高官は23日、ブリュッセル空港で自爆したブラヒム・バクラウィ容疑者(29)が昨年6月、シリアに近いトルコの国境付近でトルコ治安当局に拘束され、本人の希望でオランダに強制送還されたと明らかにした。AP通信が伝えた。これに先だってエルドアン大統領は23日の記者会見で「バクラウィ容疑者が外国人戦闘員だとオランダやベルギーに警告した」と述べていた。

 大統領府高官はAP通信に、オランダ政府は当初、バクラウィ容疑者を拘束していたが、ベルギー当局が「テロとの関係性を証明できない」としたため釈放したと述べた。

 ベルギーのヒーンス司法相は、バクラウィ容疑者兄弟には一般犯罪の経歴はあってもテロとの関わりはなかったと釈明した。


米国務長官、ブリュッセル訪問へ…対テロ連携
読売新聞 3月24日(木)10時43分配信

 【ワシントン=大木聖馬】米国務省のカービー報道官は23日、ケリー国務長官が25日にブリュッセルを訪問すると発表した。

 22日の同時テロの犠牲者に対する哀悼の意を伝えた上で、ベルギー政府や欧州連合(EU)の高官と会談し、テロ対策での連携を確認する。


「イスラム国」打倒が「最優先事項」…米大統領
読売新聞 3月24日(木)10時38分配信

 【ワシントン=大木聖馬】オバマ米大統領は23日、訪問先のブエノスアイレスでアルゼンチンのマクリ大統領と共同記者会見を行い、ベルギー同時テロを実行したイスラム過激派組織「イスラム国」を打倒することが「我々の最優先事項だ」と述べ、空爆を中心とした掃討作戦を続ける考えを表明した。

 オバマ氏は「米国や同盟国を守るためには、必要な場所で軍事力をためらわずに行使する」と強調する一方、「(軍事力を)どのように使うかが重要だ」と述べた。「イスラム国」に対して行っている空爆は「機能している」と評価した。

 米大統領選の共和党指名候補を争うテッド・クルーズ上院議員が「イスラム国」の支配地域へのじゅうたん爆撃を主張していることについて、「非人道的であり、『イスラム国』に自爆犯を集める道具を提供するだけ」と批判。クルーズ氏やドナルド・トランプ氏が主張しているイスラム教徒の監視強化についても「イスラム系米国人を差別する手法。逆効果だ」と批判した。


ベルギー同時テロ テロに屈せず団結を 大広場「グラン・プラス」など各地で追悼集会
産経新聞 3月24日(木)10時36分配信

 【ブリュッセル=岡部伸】国際空港と地下鉄駅を狙った連続テロが起きたブリュッセルでは23日、各地で集会などが行われ、事件の犠牲者を追悼した。市内の至る所では依然として道路が封鎖され、一部運行が再開された地下鉄や中央駅で自動小銃を携えた軍兵士や武装警察官による所持品検査が実施され、厳戒態勢が続いている。

 中心部にある大広場「グラン・プラス」はヴィクトル・ユゴーが賛嘆したことで知られ、世界で最も美しい広場のひとつ。1998年にユネスコの世界遺産にも登録された。その広場で開かれた集会には、「私はブリュッセル」とフランス語とオランダ語で書かれた横断幕を持ち連帯を示す市民数百人が集まった。

 市民たちはロウソクに火をともし献花。ベルギー国旗をささげた。同日正午、犠牲者を追悼する1分間の黙とうの後、市民からテロへの抵抗の意志を示す拍手が湧き起こった。

 「われわれは共生しよう」。そう書かれたプラカードを掲げて市民の団結を呼びかけた不動産業のマイケル・ボルマンさん(55)は、「テロは許し難いが、あらゆる宗教、人種が共に生き、協力できるように努力しよう」と語った。

 犠牲者への追悼のため訪れたという大学生のジョセフィーン・ボウイリットさん(21)は「テロがまた起きるのではないか心配だが、犠牲者への思いをみんなと共有したかった」と話した。同じ大学に通うエイリー・ベイヤートさん(22)は「平穏なブリュッセルに恐怖をもたらしたテロを憎む。テロに屈せずテロを恐れていないことを自分に言い聞かせるため、ここに来た」と語り、テロへの怒りを新たにした。

 欧州連合(EU)欧州委員会では、ベルギーのフィリップ国王やミシェル首相やフランスのバルス首相らが集まり、1分間の黙とうをささげた。

 バルス首相は、記者会見で「2015年にはフランスが攻撃され、今回はベルギーだった。欧州の価値、生活様式、民主主義、寛容さが標的になっている」と強調。ベルギーと団結してテロに立ち向かう決意を表明した。


<ベルギー同時テロ>「町をテロと結びつけないで」住民困惑
毎日新聞 3月24日(木)10時21分配信

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報道陣の質問に答えるジョン・バルデラマさん(中央)=ブリュッセル・スカーベーク地区で23日、賀有勇撮影

 【ブリュッセル賀有勇】ベルギー同時テロ事件で、空港で自爆したブラヒム・バクラウィ容疑者(29)らが部屋を借りていたブリュッセル北部のスカーベーク地区。サラリーマンや公務員といった中産層の移民系住民や外国人が多く住む町だ。レンガや石造りの中層住宅が並ぶ普通の住宅街でテロの準備が行われていたとされることに、住民たちは困惑の色を隠せずにいた。

 報道などによると、ブラヒム容疑者と地下鉄で自爆した弟のハリド・バクラウィ容疑者(27)は同地区の6階建てアパート最上階に部屋を借りていた。治安当局は22日のテロ直後に家宅捜索し、爆薬や起爆装置などを押収した。

 2カ月前に隣の部屋に入居したというコロンビア人のジョン・バルデラマさん(50)は2週間ほど前、容疑者らの部屋から出てきた男と廊下で初めて会った。あいさつしたが、男は無言で立ち去ったという。

 近所に住むモロッコ系ベルギー人のカリムさん(41)は「ここは治安も良く、テロの温床になるところではない。テロリストのために偏見を持たれることが許せない」と悔しそうに語った。

 住民によると、昨年11月のパリ同時多発テロ以降、同地区でも大規模な捜索が行われるようになった。昨年12月には、逃走中だったパリ同時テロの実行犯サラ・アブデスラム容疑者(26)=今月18日に逮捕=の指紋も地区内の住宅から検出された。ブリュッセルの移民集住地区モレンベークの監視が強まったため、スカーベーク地区が利用された可能性があると見られている。

 アパート周辺に集まった報道陣を見ていた高校生のアライディン・エルバシリさん(17)は、「目の前にテロリストがいたのに何もできなかったことが悔しい。どうか、この地域をテロと結びつけないでほしい」と懇願するように話した。


欧州でテロ再発の恐れ、米国務省が警戒呼びかけ
CNN.co.jp 3月24日(木)9時57分配信

(CNN) ベルギーの首都ブリュッセルで起きた爆弾テロ事件を受けて米国務省は、欧州で近いうちに再びテロが起きる恐れもあるとして、欧州滞在者や渡航者に警戒を促した。爆発が起きたブリュッセル空港は23日も封鎖が続き、欧州全土に混乱が広がっている。

米国務省は22日に出した警戒情報で、欧州では「テロ組織が依然として差し迫った攻撃を計画している」と述べ、スポーツイベントや観光地、飲食店、交通機関などが狙われる可能性があると指摘。公共の場所や交通機関では警戒を怠らず、特に宗教関連の祭日や大規模なフェスティバルあるいはイベントでは注意を払う必要があると呼びかけた。

オーストラリアやオランダ、カナダ、ニュージーランド、フィリピン、インドなどの各国も同様の警戒を促している。

一方、英国は23日、ベルギーへの渡航自粛勧告は撤回し、「引き続きベルギー当局の指示に従うよう勧告する」とした。

ブリュッセル空港は25日まで旅客便の運航を停止する方針で、この間の商用便は全便が欠航となる。一方、貨物機と自家用機については23日夕から運航を再開する。26日からの営業再開については、爆発による被害状況を見極めた上で判断する。

ブリュッセルで22日に起きた連続テロでは31人が死亡。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行を認める声明を出している。


「イスラム国」に戦術核も、とトランプ氏 オバマ氏は強硬論は「非生産的」と反論
産経新聞 3月24日(木)9時43分配信

 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領は23日、ベルギーの同時テロで犯行声明を出したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の掃討に「最優先」で取り組むと強調した。一方で、ISは米国にとり「存続にかかわる脅威ではない」と語り、米大統領選の共和党候補らが主張する強硬論にくぎを刺した。訪問先のアルゼンチンで記者会見した。

 米通信社ブルームバーグによると、共和党候補指名を争う不動産王、トランプ氏は同社のインタビューでISに対して戦術核兵器を使う可能性を否定しなかった。クルーズ上院議員も絨毯爆撃を主張している。

 こうした強硬論に対し、オバマ氏は「非生産的であり米国の価値観に反する。(絨毯爆撃で)ISは空港や地下鉄駅で自爆しようとする人物をより多く集めるだろう」と述べた。また、「恐怖によって反応しないことが重要だ」とした。

 米大統領選でオバマ氏の後継を目指す民主党のクリントン前国務長官も23日、同時テロを機にIS掃討の取り組みを強化する必要性を強調する一方、共和党からの強硬論を「すべてのイスラム教徒を悪者扱いする攻撃的で扇動的な発言だ」として退けた。カリフォルニア州にあるスタンフォード大で演説した。

 クリントン氏はその上で「最も喫緊の課題は(ISに加わる)外国人戦闘員の流れを止めることだ」と強調。欧州連合(EU)加盟国に国境や空港の警備強化やテロ対策に関する負担の分かち合いを呼びかけた。


ベルギー自爆犯の「遺書」発見 追い詰められ犯行か
AFP=時事 3月24日(木)9時31分配信

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ベルギー連続テロの自爆犯と特定されたブラヒム・バクラウィ容疑者。国際刑事警察機構(インターポール)提供(2016年3月23日提供)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ベルギー検察は23日、前日に首都ブリュッセル(Brussels)で起きた連続テロ事件で自爆した兄弟のうちの1人が、追い詰められて絶望的になった心境を吐露する「遺書」をパソコン内に書き残していたと発表した。

 同国検察当局の発表によると、ブラヒム・バクラウィ(Ibrahim El Bakraoui)容疑者と弟のハリド・バクラウイ(Khalid El Bakraoui)容疑者はそれぞれブリュッセル国際空港(Brussels Airport)のチェックインカウンター付近と地下鉄のマルビーク(Maalbeek)駅で自爆した。当局の最新の発表では、これまでに確認された死者数は31人、負傷者は270人とされている。

 記者会見したフレデリク・ファン・リーウ(Frederic van Leeuw)検察官によると、ブラヒム容疑者はパソコンに残した文書に、「焦っている」「どうしたらいいのか分からない(…)あちこちで追われている(…)もう安全じゃない」「彼と一緒に、刑務所に入れられるのはごめんだ」などと綴っていた。

「彼」とは昨年11月のパリ(Paris)同時テロ事件の実行犯として先週、ベルギーで身柄を拘束されたサラ・アブデスラム(Salah Abdeslam)容疑者を指しているとみられる。

 文書が保存されていたパソコンは、連続テロとの関連で警察が22日夜に家宅捜索したアパートがあるスカールベーク(Schaarbeek)地区の道端のごみ箱に捨てられていた。アパートからは、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の旗と爆弾、および爆弾製造用の材料が見つかっている。【翻訳編集】 AFPBB News


自爆犯、仏テロで手配
時事通信 3月24日(木)9時1分配信

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連続テロ事件が起きたブリュッセル国際空港で、自爆した2人のうち身元が判明していなかった男が、パリ同時テロで手配中のナジム・ラーシュラウイ容疑者(写真)である可能性が高いことが23日、明らかになった。


爆弾手製か、実態把握困難に…ベルギー同時テロ
読売新聞 3月24日(木)9時0分配信

 【ブリュッセル=笹沢教一】ベルギー政府は昨年11月のパリ同時テロの後、予算増額などテロ対策に力を入れてきた。

 しかし今回、犯行グループが手製で爆弾を製造していた可能性が浮上し、水面下に潜った武装の実態を把握することはますます困難になりそうだ。

 ベルギーの捜査当局は23日、関係先への捜索で、化学薬品のアセトンと過酸化水素計150リットルを押収したと発表した。アセトンと、高濃度の過酸化水素を実験室のような特殊な環境で化学反応させると過酸化アセトン(TATP)という爆薬が製造できる。

 2005年のロンドン同時爆破テロや過去のイスラム過激派の自爆テロにも使われたとされており、犯行グループが爆薬を自家製造していた可能性を示すものだ。


ベルギー同時テロ 自爆犯、パリ・テロの爆発物製造か
産経新聞 3月24日(木)8時51分配信

 【ブリュッセル=宮下日出男】ベルギーの首都ブリュッセルの地下鉄駅と国際空港で起きた同時テロで、現地メディアは23日、捜査当局が国際空港で自爆した2人目の男をナジム・ラーシュラウイ容疑者(24)と特定したと報じた。同容疑者は昨年11月のパリ同時多発テロで使われた爆発物の製造に関与した疑いが持たれている。

 自爆したのは3人。当局は国際空港で最初に自爆したブラヒム・バクラウィ(29)、ブリュッセルのマルベーク駅で犯行に及んだ弟のハリド・バクラウィ(27)の両容疑者をすでに特定しており、自爆せずに逃亡した残る1人の行方を追っている。

 報道によると、ラーシュラウイ容疑者をめぐってはパリのテロで使用された自爆ベルトからDNA型が検出され、昨年末にブリュッセルで実施された関係先の捜索では爆発物とともに、逮捕された実行犯のサラ・アムデスラム容疑者(26)とラーシュラウイ容疑者の指紋が検出された。

 一方、トルコのエルドアン大統領は23日、ベルギーのテロで自爆した1人を昨年、同国南部のシリア国境付近で拘束し、オランダに送還していたことを明らかにした。トルコ大統領府によると、送還したのはブラヒム容疑者。時期は昨年7月でその後、ベルギーに引き渡されたとみられる。

 ロイター通信によると、オランダ側は送還を受けたか確認中。エルドアン氏はベルギー側にも情報提供したが釈放されたとして「警告が無視された」としている。


連続テロ容疑者兄弟
時事通信 3月24日(木)8時49分配信

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ブリュッセル国際空港テロ実行犯とされるイブラヒム・エルバクラウイ容疑者(写真右)と、地下鉄テロ実行犯とみられるカリド・エルバクラウイ容疑者兄弟。

(AFP=時事)


オバマ大統領、対テロで結束呼び掛け IS掃討は「最優先事項」
AFP=時事 3月24日(木)8時37分配信

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ベルギー・ブリュッセル中心部の広場「プラス・ド・ラ・ブルス」で、手をつないで連続テロの犠牲者を追悼する人々(2016年3月22日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は23日、ベルギーの首都ブリュッセル(Brussels)で22日に発生した連続テロを受け、各国に対して結束してテロに立ち向かうよう呼び掛けた。また、犯行声明を出したイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」について、その掃討が自身の「最優先事項」だと言明した。

 ブリュッセルの空港と地下鉄駅で起きたこのテロでは、これまでに31人が死亡、270人が負傷している。

 オバマ大統領は訪問先のアルゼンチンで「米国は襲撃の捜査や襲撃犯の処罰のためにできる援助は引き続き何でも提供していく。また、ISIL(ISの別称)をシリアとイラクから排除し最終的に壊滅させるまで、積極的に追い詰めていく」と表明。

 その上で「世界はテロに対して結束しなければならない。われわれは、わが国の国民だけでなく世界中の人々の安全を脅かす者を打ち負かすことができるし、実際に打ち負かすだろう。それこそがわれわれの最優先事項だ」と強調した。

 米国が行っているシリア国内のISを標的とした空爆やイラク国内のIS拠点に対する作戦は、ISを弱体化させる上で「機能している」とも指摘。ISを拠点から追い出して壊滅させるまで作戦を続けていく考えを示した。【翻訳編集】 AFPBB News


ベルギー テロ犯、兄弟含む4人 邦人男性2人重軽傷
産経新聞 3月24日(木)7時55分配信

 【ブリュッセル=宮下日出男】ベルギーの首都ブリュッセルの国際空港と地下鉄で発生した同時テロで、ベルギーの検察当局は23日記者会見し、実行犯が計4人だったことを明らかにした。うち2人はブリュッセル在住の兄弟で、自爆した。また、日本人男性2人が負傷し、うち1人は意識不明の重体。

 ■パリ実行犯と接点

 当局によると、兄弟は、兄がブラヒム・バクラウィ容疑者で弟がハリド・バクラウィ容疑者。空港でブラヒム容疑者ら2人が、地下鉄でハリド容疑者がそれぞれ自爆した。残る1人が逃走中で、パリ同時多発テロにも関与したナジム・ラーシュラウイ容疑者ではないかとの報道もある。

 パリ同時多発テロの実行犯の一人で18日逮捕されたサラ・アブデスラム容疑者の潜伏先だったとみられるアパートをハリド容疑者が偽の名義で借りていたとされ、兄弟がパリのテロにも関わった可能性がある。

 今回のテロでは、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。ベルギーメディアなどは23日、治安当局がテロに関連し男1人を逮捕したと報じた。

 ブリュッセル郊外のエラスム病院は23日、集中治療室で治療中の日本人男性が昏睡(こんすい)状態だと発表。政府関係者によると、生命保険協会から国際保険協会連盟に出向中の30代の男性職員、滝田祐さんとみられる。もう一人はブリュッセルの旅行代理店「ジャパンP・I・トラベル」社員、日野実さん(53)で軽傷を負った。2人はいずれも地下鉄で爆発に巻き込まれた。

 一方、捜査当局は22日に数カ所で家宅捜索を実施。ブリュッセル首都圏スカールベーク地区のアパートからは爆発物や化学物質、ISの旗が発見された。

 今回のテロでは空港で14人が死亡、地下鉄では20人が犠牲となり、負傷者は計230人に上っている。

 EUのアブラモプロス欧州委員は23日、ベルギー同時テロを受け、臨時内相会合が2日以内にも開かれる見通しを明らかにした。


ベルギーテロ IS犯行声明、残る謎
産経新聞 3月24日(木)7時55分配信

 【ブリュッセル=宮下日出男】ベルギー同時テロでイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。欧州で起きた大規模テロではパリ同時多発テロに続く声明だ。ただ、犯行状況との齟齬(そご)もみられるなどテロをめぐる不明な点はなお多く、捜査当局がテロの全容解明を急いでいる。

 欧米メディアなどによると、ISの犯行声明はテロの実行犯らをたたえた上、「カリフの戦士たちは自爆用ベルトを身につけ、爆発装置と機関銃を所持していた」と表明した。

 ただ、ブリュッセル国際空港では爆薬が仕込まれたベストが遺留品として見つかったが、容疑者とされる男3人が自爆用ベルトを着用していたとは確認されていない。検察当局が公表した写真では、男らはスーツケースのようなものをカートに載せていた。ロイター通信は脚を負傷した人が多いため、低い位置で爆発した可能性も指摘する。

 ブラヒム・バクラウィ容疑者ら自爆した2人は左手に手袋をつけ、起爆装置を隠していたともみられる。一方、2人と異なり、逃亡した男は手袋もせずに帽子を深く着用。捜査当局はテロ捜査のカギを握るとみて行方を追っている。

 一方、ISの声明ではパリ同時多発テロ実行犯、サラ・アブデスラム容疑者の逮捕への言及がなかった。今回のテロは同容疑者の18日の拘束から4日後に発生し、その関連も疑われる一方、検察当局は調査中とするにとどめた。

 同容疑者逮捕の報復であれば、短期間にこれほどの規模のテロを準備できるかは疑問だ。ベルギーのレインデルス外相は同容疑者が「ブリュッセルで再び何かを始める」と供述していると指摘しており、新たなテロが逮捕前から準備されていたとの見方が出ている。


ベルギー 脆弱な体制 厳戒抜け穴、テロ許す 空港ロビー、探知機なく
産経新聞 3月24日(木)7時55分配信

 【ブリュッセル=宮下日出男】ベルギー同時テロでは同国の治安当局が厳重な警戒態勢を敷いていたにもかかわらず、犯行を防げなかった。空港のセキュリティーのあり方が課題となる一方、欧州の中枢施設を抱えながら、かねて欧州諸国の中では脆弱(ぜいじゃく)とされたベルギーの治安体制も改めて問われそうだ。

 ブリュッセル国際空港の出発ロビー。22日朝、容疑者の男3人はそれぞれスーツケースのような荷物を載せ、カートを押していた。同国の検察当局が公開した容疑者とみられる男らの写真だ。その後爆発が2回起き、ロビーに煙が充満した。

 テロは容疑者らが荷物を預けたり、検査を受けたりする前に起きた。空港では軍兵士が警備に当たっていたが、ロビーに外部から入る際、欧州以外でみられる金属探知機などはない。体制の盲点を突かれた形で、今後議論となる可能性もあるが、それだけに「事前の情報収集が重要だ」(専門家)の声も上がる。

 だが、空港の爆発から約1時間、次はブリュッセルの地下鉄駅で爆発が発生した。「さらなる攻撃が起こることは常にあり得るが、これほどの規模は想像できなかった」。ベルギーのヤンボン内相は22日、テロを防げなかったことに苦渋の表情を浮かべた。

 ベルギーをめぐっては昨年11月のパリ同時多発テロを受け、治安体制に焦点があたった。2年前にもブリュッセルのユダヤ博物館が襲撃され、昨年8月のパリ行き国際特急列車での銃撃事件の容疑者はブリュッセルから乗車していた。

 政府は多発テロ後、治安体制強化のため4億ユーロ(約500億円)の拠出を表明した。しかし、以前から、オランダ語圏と仏語圏の対立で連邦制をとる同国では警察を含む行政の部局間の連携に課題があるなどと指摘されていた。

 ヤンボン氏は「欧州で何かが動いていたのは承知していたが、この(テロの)情報はなかった」とも語った。今回のテロを受け、欧州として、その「首都」の治安をどう確保するかは大きな課題となりそうだ。


ベルギーテロ モレンベーク地区、首都が抱える「テロリスト巣窟」
産経新聞 3月24日(木)7時55分配信

 ■イスラム教徒がバー経営/あるのは不満だけ

 ブリュッセルは欧州連合(EU)の本部を抱える一方、モロッコ系やトルコ系移民を多く受け入れてきた歴史を持つ。南西部モレンベーク地区は移民2世、3世のイスラム教徒が数多く居住。パリ同時多発テロの実行犯も潜伏するなど「テロリストの巣窟」とも呼ばれる。欧州の心臓部にはテロリストを培養する闇の共同体がある。

 「ここ3年ぐらいで若者が何人もシリアに向かった」。昨年11月、パリ同時多発テロの際に同地区を訪れた。日中は青果店に住民が詰めかけ、“巣窟”とは到底思えない光景だが、住民の口から出たこの言葉は衝撃的だった。

 同地区は人口約9万人で約80%がイスラム教徒とされる。パリ同時多発テロの実行犯で今月18日に逮捕されたサラ・アブデスラム容疑者が潜伏していたのもこの地区で、捜査当局も全容を把握しきれない一帯だ。

 平和に見えるが、飲酒が禁じられているはずのイスラム教徒が営むバーが堂々とあり、違法薬物や銃器が取引されるという。

 取材では住宅の一室にある集会施設「地下モスク」にたどり着いた。先鋭的な思想の“聖職者”が移民たちに「お前は貧しさと差別にさらされる惨めな人間ではない。聖なる戦士だ」などと説く。

 感化された若者はシリアに渡航し、テロリストとして訓練されて欧州に戻ってくるという。

 同地区の失業率は3割超。あるモロッコ系住民はこう話した。「われわれ移民はカネも職もなく不満だけはある。またテロは起こるだろう」(森浩)

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