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2016年1月16日 (土)

台湾総統選挙、民進党の蔡英文氏が圧勝

16日に行なわれた台湾の総統選挙で、野党・民主進歩党(民進党)の蔡英文氏が、与党・中国国民党の朱立倫主席ら2候補を破って圧勝した。
総統選では、国民党の馬英九政権が推し進めた媚中共政策が焦点となり、蔡氏は台湾の「現状維持」を訴えて、媚中共政策の継続を掲げる国民党候補らを引き離した。

女性総統の誕生は史上初めて。就任式は5月20日に行われ、総統選挙が直接投票制に移行した1996年以来、3度目の政権交代が実現する。民進党政権の誕生は、陳水扁政権以来8年ぶり2度目。

リンク:台湾総統選、民進党の蔡英文主席当選…初の女性 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台湾総統に蔡英文氏=8年ぶり政権交代―初の女性、対中「現状維持」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台湾8年ぶり政権交代 女性初の総統に民進党の蔡英文氏 国民党・朱立倫氏が党主席辞任表明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台湾総統選>民進・蔡英文氏の当選確実 8年ぶり政権奪還 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台湾・総統選 蔡英文主席がリード 世論調査で52パーセントの得票率 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台湾総統選の投票実施、野党の女性主席が優勢 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:3候補が投票=「結果に自信」「投票を期待」―台湾総統選 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台湾・総統選 初の女性総統誕生へ 全土で投票始まる 民進党の議会過半数と若者層取り込みが焦点 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台湾総統選、投票始まる…大学生が続々と帰省 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台湾総統選>投票始まる…16日夜、大勢判明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台湾総統選、投票開始=今夜、大勢判明 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台湾・総統選きょう投開票 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「正常な国家に」 台湾・立法委員選、第三勢力が急伸 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台湾・総統選 米政府、選挙後に中台へ「特使」派遣か 中台関係の安定化のため - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台湾総統選>若者に投票促す 学生が格安帰省バス仕立て - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:中国、蔡氏をけん制=台湾総統選 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:16日に台湾総統選、野党候補・蔡英文氏の勝利ほぼ確実な情勢 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:尖閣論文、「総統選意識した政治利用」 石井准教授が台湾・国民党に反論 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台湾・総統選16日に投開票 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台湾・総統選 16日投開票、民進・蔡氏が依然優勢  - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台湾>総統選16日投開票 蔡氏有利、8年ぶり政権交代か - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:民進党・蔡英文氏の優位動かず=台湾総統選、16日投票 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台湾・総統選 訪台中国人に「政治的刺激」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台湾総統選>野党、「客家」票切り崩し 国民党の支持基盤 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台湾総統選に静観する経済界 結果織り込み済み?「政権交代不安視せず」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:新政党「時代力量」に勢い=反国民党の若者支持―台湾立法院選 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台湾総統選 沈黙する経済界 政権交代に「不安視していない」と専門家 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台湾総統選 民進党・蔡氏、優勢のまま最終盤に 対中政策は現状維持か、TPP加盟へ日本に協力要請 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台湾、16日総統選 対中接近、反発追い風 「一つの中国」否定的 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:台湾総統選、民進党の勝利は確実な情勢に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:総統選ラストサンデー=3候補、各地で支持訴え―台湾 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台湾立法院選>野党に勢い 民進党、単独過半数も - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<台湾総統選>初の女性総統の誕生濃厚 蔡氏、終盤も独走 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:民進党・蔡氏優位保つ=総統選まで1週間―台湾 - 速報:Yahoo!ニュース.

以下、参考のために同記事を引用

台湾総統選、民進党の蔡英文主席当選…初の女性
読売新聞 1月16日(土)20時16分配信

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台湾総統選で民進党の蔡英文主席が当選確実となり喜ぶ支持者ら(16日午後7時4分、台北で)=田村充撮影

 【台北=向井ゆう子】台湾総統選は16日、投開票され、最大野党・民進党の蔡英文(ツァイインウェン)主席(59)が与党・国民党の朱立倫(ジューリールン)主席(54)、野党・親民党の宋楚瑜(ソンチューユー)主席(73)を破り、初当選を果たした。

 民進党の政権奪還は2000~08年の陳水●政権以来8年ぶりとなり、女性総統の誕生は台湾史上初めて。民進党は同日の立法院(国会に相当、定数113)の委員選でも過半数を大幅に上回る歴史的勝利を収め、国民党の馬英九(マーインジウ)政権が進めた中国への接近に歯止めがかかることになる。(●は編のつくり)

 台湾「独立」志向の強い民進党は、中台双方が「一つの中国」の原則を認めるとした「1992年合意」を受け入れておらず、中台関係は今後、不安定な状況に陥る可能性がある。日米との関係を含め、地域のパワーバランスへの影響も注目される。台湾総統は任期4年、2選まで可能で、蔡氏は5月20日に就任式に臨む。


台湾総統に蔡英文氏=8年ぶり政権交代―初の女性、対中「現状維持」
時事通信 1月16日(土)20時9分配信

 【台北時事】台湾総統選挙は16日、投開票され、台湾独立志向の最大野党・民進党の蔡英文主席(59)が、与党・国民党の朱立倫主席(54)、野党・親民党の宋楚瑜主席(73)の2人を破り、初当選した。
 女性総統は台湾史上初となる。民進党の政権奪還は8年ぶりで、馬英九政権下で緊張緩和が進んだ中台関係に変化が生じるとみられる。蔡氏は5月20日に新総統に就任する。
 中央選挙委員会によると、各候補の得票率は、蔡氏が56.12%、朱氏が31.04%、宋氏が12.84%。副総統には蔡氏とペアを組んだ中央研究院前副院長の陳建仁氏(64)が選出された。投票率は過去最低の66.27%だった。
 蔡氏は「3度目の政権交代を果たした」と勝利を宣言。朱氏は「失望させて申し訳ない」と敗北を認め、党主席を辞任する考えを表明した。毛治国行政院長(首相)も辞任の意向を明らかにし、内閣は総辞職する見通しだ。
 同時実施の立法院(国会、定数113)選も民進党が現有の40議席から68議席に躍進し、初めて過半数(57議席)を確保した。蔡氏は安定的な政権基盤を築くことができる。国民党は64議席から35議席に激減。新政党「時代力量」は5議席を獲得した。
 蔡氏は2008年に発足した馬政権での経済情勢悪化や親中路線を批判し、有権者の不満を取り込んで選挙戦を終始リードした。最大争点の対中政策では「現状維持」を掲げ、民進党政権発足で中台関係が悪化するとの懸念の解消に努めた。
 一方、朱氏は馬政権に対する逆風に加え、国民党の混乱で出馬表明が昨年10月と出遅れ、厳しい戦いを強いられた。馬政権の対中融和路線を引き継ぎ、蔡氏が当選すれば「中台関係が不安定になる」と危機感をあおったが、及ばなかった。
 馬総統は昨年11月に中国の習近平国家主席と分断後初の首脳会談を行い、「一つの中国」原則に基づく「92年合意」を改めて確認した。民進党は合意を認めておらず、蔡氏は当選後の記者会見で、対中関係について「挑発せず、予想外のことをせず、対等な交流の道を探る」とする基本的な立場を示した。


台湾8年ぶり政権交代 女性初の総統に民進党の蔡英文氏 国民党・朱立倫氏が党主席辞任表明
産経新聞 1月16日(土)19時45分配信

 【台北=田中靖人、西見由章】台湾の総統選は16日投開票され、野党、民主進歩党の蔡英文主席(59)が、与党、中国国民党の朱立倫主席(54)ら2候補を破り、勝利した。女性総統の誕生は史上初めて。就任式は5月20日に行われ、総統選挙が直接投票制に移行した1996年以来、3度目の政権交代が実現する。

 国民党の朱氏は同日午後7時(日本時間8時)、支持者の前に現れ、「皆さん、申し訳ない。国民党は敗れた」と敗北を認め、党主席の辞任を表明した。

 民進党政権の誕生は、陳水扁政権(2000~08年)以来8年ぶり2度目。総統選では、国民党の馬英九政権が2期にわたり進めた中国との融和政策が焦点となった。蔡氏は台湾の「現状維持」を訴え、馬政権路線の継続を掲げる朱氏を終始引き離した。

 同日行われた立法委員(国会議員に相当、定数113)選でも、民進党は現有の40議席を積み増し、過半数をうかがう勢いだ。また、14年春に中国とのサービス貿易協定に反発した学生らが立法院を占拠した「ヒマワリ学生運動」から派生した「時代力量(時代の力)」も初の議席を獲得する見通しだ。

 現職の馬総統は、陳政権での中台関係の悪化や内政混乱への批判を追い風に08年に当選した。だが、馬政権下で台湾経済の対中依存度が高まり、有権者の間には台湾が中国にのみ込まれるとの不安が強まった。多数の中国人観光客が台湾を訪れ、自らを「中国人とは異なる台湾人」と考える意識も若年層を中心に広まった。富の配分が富裕層に偏り格差が広がったとの批判も加わり、独立志向の強い民進党が14年末の統一地方選大勝の余勢を駆って選挙戦を有利に展開した。

 中国の習近平国家主席は昨年11月、馬総統と1949年の分断後初の中台首脳会談を実施。一方、「一つの中国」原則を中台間で確認したとされる「1992年コンセンサス」を認めない民進党との対話は拒否してきた。蔡氏は中台関係の悪化を懸念する多数派の中間層を意識し、92年合意への態度を明確にしなかった。


<台湾総統選>民進・蔡英文氏の当選確実 8年ぶり政権奪還
毎日新聞 1月16日(土)19時43分配信

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故郷にある道教の寺院で立法院選挙の候補者たちと共に気勢を上げる蔡英文主席(右から2人目)=台湾屏東県で2016年1月9日、鈴木玲子撮影

 【台北・鈴木玲子、林哲平】台湾総統選は16日投開票された。台湾メディアによると、最大野党・民進党候補、蔡英文主席(59)の得票が600万票を超え、当選を確実にした。独立志向が強い民進党が8年ぶりに政権を奪還し、台湾史上初の女性総統が誕生することになった。

 経済不振から脱却できない国民党・馬英九政権への不満が高まり、対中傾斜も世論の反発を招いた。国民党は候補の途中交代など混乱が続き、支持離れが加速した。根底には影響力が強まる中、台湾を主体と考える「台湾意識」の高まりがある。

 蔡氏の就任式は5月20日で任期は4年。蔡氏とペアを組んだ中央研究院の元副院長、陳建仁氏(64)が副総統となる。


台湾・総統選 蔡英文主席がリード 世論調査で52パーセントの得票率
産経新聞 1月16日(土)18時50分配信

 【台北支局】開票が始まった台湾の総統選で、台湾のテレビ局TVBSは16日、最新の世論調査をもとに野党、民主進歩党(民進党)の蔡英文主席(59)の得票率が52%に達すると報じた。与党、中国国民党の朱立倫主席(54)の得票率は32%、親民党の宋楚瑜主席は16%。同時に行われた立法委員(国会議員に相当)選挙でも単独過半数をうかがう勢い。

 民進党系メディアの集計では、蔡主席の得票数(日本時間午後6時半時点)が朱氏の得票数を150万票以上、上回っている。


台湾総統選の投票実施、野党の女性主席が優勢
CNN.co.jp 1月16日(土)16時30分配信

香港(CNN) 4年ぶりとなる台湾の総統選の投票が16日午前から始まった。世論調査によると、独立志向が強いとされる最大野党・民進党の蔡英文(ツァイインウェン)主席(59)が初の女性総統になる可能性が強い。

同主席が当選すれば、8年ぶりの政権交代となる。総統選には、中台融和路線を進めてきた与党・国民党の朱立倫(チューリールン)主席や親民党の宋楚瑜(ソンチューユイ)主席も立候補している。

蔡主席は現実主義者と言われ、当選した場合、国民党の現政権が進める対中国政策の大部分は継続するとの見方がある。

総統選と同時に、立法院(国会に相当、定数113議席)選の投票も実施されている。同選挙も民進党や野党に加わる他の小政党の優勢が指摘されている。国民党が初めて立法院で過半数を失う可能性もある。

台湾では1996年に初の民選総統が誕生。これ以前の40年間以上は戒厳令が敷かれる国民党の1党支配が続いていた。

国民党の馬英九(マーインチウ)現総統は中国との協力関係の強化に腐心。総統就任後には、航路の直行便開設や郵便、海運事業の交流拡大などを初めて実現させていた。昨年11月には同総統と中国の習近平(シーチンピン)国家主席がシンガポールで初の中台首脳会談を開いてもいた。

ただ、台湾の若年世代は中国への依存を深めることに警戒心を抱いているとされる。14年には中国との貿易拡大に反発する学生らが立法院などの建物を占拠する抗議行動も起きていた。

台湾の政治論議では中国との将来の関係の在り方が常に主要争点となってきた。ただ、多数の台湾住民の最大の関心事は経済問題で、今回の総統選や立法院選挙の立候補者は経済対策の明示に追われてもいた。中国との経済交流拡大を重視した馬政権の政策は台湾の富裕層のみを潤し、停滞する賃金水準の向上にはつながらなかったとの批判もくすぶっている。


3候補が投票=「結果に自信」「投票を期待」―台湾総統選
時事通信 1月16日(土)11時58分配信

 【台北時事】台湾総統選挙投票日の16日、与党・国民党の朱立倫主席、最大野党・民進党の蔡英文主席、野党・親民党の宋楚瑜主席の3候補は、台北市に隣接する新北市内の投票所でそれぞれ1票を投じた。
 
 新北市永和区の小学校を訪れた蔡氏は投票を済ませた後、記者団に対し「(選挙戦では)全力を尽くした。結果には自信がある」と述べ、笑顔を見せた。
 国民党の朱氏は同市三重区の小学校で投票。地元メディアによると、朱氏は「皆が投票することを期待している」と語った。
 親民党の宋氏は同市林口区の中学校で投票した。


台湾・総統選 初の女性総統誕生へ 全土で投票始まる 民進党の議会過半数と若者層取り込みが焦点
産経新聞 1月16日(土)11時33分配信

 【台北=西見由章】台湾の総統選と立法委員(国会議員に相当)選は16日午前8時(日本時間同9時)、台湾全土で投票が始まった。総統選は最大野党・民主進歩党の蔡英文主席(59)が、与党・中国国民党の朱立倫主席(54)と野党・親民党の宋楚瑜主席(73)を抑えて大幅な優勢を保ったまま選挙戦を終えた。1996年に初の直接選挙による総統選が行われて以降、台湾で8年ぶり3度目となる政権交代と、初の女性総統の誕生が確実視されている。

 有権者は正副総統票と立法委員の選挙区票、比例区の政党票の3種類の票を投じる。午前には、蔡氏が戸籍地の新北市の投票所で投票するなど、3人の総統選候補が投票を終えた。投票は午後4時で締め切られて即日開票され、同日夜に結果が判明する見通し。

 投開票を前に総統選の情勢がほぼ決する中で、蔡陣営にとっての焦点は、民進党が立法院(定数113)選で現有の40議席から政権の安定運営に必要な過半数まで議席を増やすかに移っている。選挙区で協力する2014年春の「ヒマワリ学生運動」から派生した新党「時代力量(時代の力)」が支持を伸ばしており、蔡陣営は比例区の票が流出することも警戒している。

 中央選挙委員会によると有権者は約1878万人。うち20代は300万超に上り、各陣営は、政党色が薄い若者層の選択や投票率が選挙結果に影響を与えるとみて、取り込みを図ってきた。

 蔡氏は15日夜に台北市内で開いた最後の大規模集会で「初めて投票する若者」に向けた特別メッセージを送り、「この党の血の中には台湾人民の民主と自由への渇望が流れている。比例区の中で最もよい政党は民進党だ」と訴えた。


台湾・総統選 初の女性総統誕生へ 全土で投票始まる 民進党の議会過半数と若者層取り込みが焦点
産経新聞 1月16日(土)11時33分配信

 【台北=西見由章】台湾の総統選と立法委員(国会議員に相当)選は16日午前8時(日本時間同9時)、台湾全土で投票が始まった。総統選は最大野党・民主進歩党の蔡英文主席(59)が、与党・中国国民党の朱立倫主席(54)と野党・親民党の宋楚瑜主席(73)を抑えて大幅な優勢を保ったまま選挙戦を終えた。1996年に初の直接選挙による総統選が行われて以降、台湾で8年ぶり3度目となる政権交代と、初の女性総統の誕生が確実視されている。

 有権者は正副総統票と立法委員の選挙区票、比例区の政党票の3種類の票を投じる。午前には、蔡氏が戸籍地の新北市の投票所で投票するなど、3人の総統選候補が投票を終えた。投票は午後4時で締め切られて即日開票され、同日夜に結果が判明する見通し。

 投開票を前に総統選の情勢がほぼ決する中で、蔡陣営にとっての焦点は、民進党が立法院(定数113)選で現有の40議席から政権の安定運営に必要な過半数まで議席を増やすかに移っている。選挙区で協力する2014年春の「ヒマワリ学生運動」から派生した新党「時代力量(時代の力)」が支持を伸ばしており、蔡陣営は比例区の票が流出することも警戒している。

 中央選挙委員会によると有権者は約1878万人。うち20代は300万超に上り、各陣営は、政党色が薄い若者層の選択や投票率が選挙結果に影響を与えるとみて、取り込みを図ってきた。

 蔡氏は15日夜に台北市内で開いた最後の大規模集会で「初めて投票する若者」に向けた特別メッセージを送り、「この党の血の中には台湾人民の民主と自由への渇望が流れている。比例区の中で最もよい政党は民進党だ」と訴えた。


台湾総統選、投票始まる…大学生が続々と帰省
読売新聞 1月16日(土)11時17分配信

 【台北=鈴木隆弘】台湾の総統・立法委員(国会議員に相当、定数113)選挙の投票が16日午前、台湾全土で始まった。

 投票は午後4時(日本時間午後5時)に締め切られて即日開票され、同日夜には大勢が判明する。台湾では馬英九(マーインジウ)政権が進めた対中国接近政策への反感で若者の政治意識が高まっており、中心都市・台北では学生組織の呼びかけで、大学生が投票のために続々と帰省している。

 台北市の台湾大学では16日早朝、正門に横付けされたバスに学生が次々と乗り込んだ。バスは学生会が格安料金で用意したもので、台湾メディアによると、他大学も含め「帰省バス」を利用する学生は計約2000人に上るという。政治大学学生会の陳億霖会長(21)は「若者の声を伝え(政治に)影響をもたらしたい」と語った。


<台湾総統選>投票始まる…16日夜、大勢判明
毎日新聞 1月16日(土)10時28分配信

 【台北・林哲平】台湾総統選の投票は16日午前8時(日本時間同9時)から始まった。独立志向の強い最大野党・民進党候補の蔡英文主席(59)が与党・国民党候補の朱立倫主席(54)と野党・親民党候補の宋楚瑜主席(73)をリードする展開が続いており、8年ぶりの政権交代と初の女性総統誕生が濃厚な情勢だ。

 立法院(国会、定数113)選挙も同時に行われる。民進党が現有の40議席から大きく伸ばすとみられ、単独過半数を獲得するかが焦点となっている。

 3人の総統候補はこの日、ともに新北市で投票。投票は午後4時(同5時)に締め切られ、即日開票により夜には結果が判明する見通し。


台湾総統選、投票開始=今夜、大勢判明
時事通信 1月16日(土)9時48分配信

 【台北時事】台湾総統選挙と立法院(国会、定数113)選は16日午前8時(日本時間同9時)から全土で投票が始まった。
 投票は午後4時(同5時)に締め切られ、同日夜に大勢が判明する見通し。総統選の有権者は約1878万人。
 総統選は、台湾独立志向の最大野党・民進党の蔡英文主席(59)が終始リード。与党・国民党の朱立倫主席(54)、野党・親民党の宋楚瑜主席(73)は厳しい戦いを強いられた。8年ぶりの政権交代、初の女性総統誕生の可能性が高い。
 一方、立法院選は、民進党が初めて過半数を確保できるかどうかが焦点。総統選で勝利を収め、立法院も過半数確保となれば、安定的な政権基盤を築くことができる。


台湾・総統選きょう投開票
産経新聞 1月16日(土)7時55分配信

 ■蔡氏…対中対話前向き「安定に努力」

 ■馬氏…任期中を振り返り「反省する」

 【台北=田中靖人】台湾の総統選は16日、投開票される。野党、民主進歩党は蔡英文主席(59)の当選が確実視されており、8年ぶり2回目の政権獲得となる。民進党は同日実施の立法委員(国会議員に相当)選でも現有の40議席から伸ばし、立法院(定数113)の過半数を確保する見通しが強まっている。

 蔡氏は14日、当選した場合、「友好国と中国大陸を含む対外的な意思疎通を直ちに開始し、台湾海峡の安定に最大の努力をする」と述べた。蔡氏は対中政策で「現状維持」を掲げてきたが、中台の現政権が交流の基礎とする「一つの中国」原則に基づく「1992年コンセンサス」の受け入れは明言していない。複数の研究者は、民進党の得票率や獲得議席数に加え、蔡氏が16日の勝利宣言で中国に向けてどのようなメッセージを発するかが、今後の中台関係を占うと指摘する。

 劣勢の与党、中国国民党は支持層の引き留めに懸命だ。馬英九総統は15日、フェイスブックに映像を投稿し、「政策の時期や方法に不十分なところがあったかもしれない。私が責任を負い反省する」と述べて国民党への投票を呼びかけた。


「正常な国家に」 台湾・立法委員選、第三勢力が急伸
産経新聞 1月16日(土)7時55分配信

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13日朝、台北市の環南市場で店主らと握手する「時代力量」候補の林昶佐氏(西見由章撮影)(写真:産経新聞)

 台湾の総統選と同時に行われる立法委員(国会議員に相当)選で、2014年春の「ヒマワリ学生運動」から派生した新党「時代力量(時代の力)」の支持が急伸し、中国国民党の牙城とされる選挙区で追い上げを図っている。民進党候補の蔡英文主席との協力をアピールするが、既存の2党体制の打破や「一つの中国、一つの台湾」も鮮明に打ち出し、第三極を狙う。

 午前7時、台北市万華区の「環南市場」。屋内の狭い通路を仕入れ人のバイクが行き交う青果物売り場に、長髪を後ろで束ねた時代力量の公認候補、林昶佐(ちょうさ)氏(39)が現れた。

 世界的に有名なメタルバンド「ソニック」のボーカルという異色候補だが、しゃがれ声で「お願いします、お願いします」と店主らに握手を求める。

 豚肉売り場の林月琴さん(64)は「家族全員が蔡英文を支持している。彼も人柄は良さそうね。台湾は中国に近づきすぎたよ」と馬英九政権を批判した。

 選挙スタッフとしてチラシを配っていた劉佩芸さん(38)は、「米国で講演を聞いて彼の理念にインスパイア(触発)された」と話す。米ニューヨークで経営しているIT企業を1カ月前から休み、選挙活動を手伝っているという。

 時代力量は、中国とのサービス貿易協定に反発した学生らが立法院を占拠したヒマワリ運動から派生し、林氏は結党作業チームリーダーを務めた。党として初めてとなる選挙で選挙区に12人、比例代表に6人を擁立している。

 林昶佐氏の対立候補は5期目の現職で国防分野の重鎮、林郁方氏(64)。林昶佐氏は「国民党の『鉄票区』から変革を始めることで、より多くの若者に政治参加を促すことができる」と強調した。

 「一つの中国」原則を中台間で確認したとされる「92年コンセンサス」への態度を曖昧にする選挙戦略の蔡氏に対し、林氏の立場は明確だ。「目標は台湾を正常な国家にすること。台湾の未来は23年前の担当者ではなく現在の人々が決める」という。

 選挙の投票は戸籍地に限られるため、台北市の政治大学では15日、学生会が主催し格安で帰郷できるバスを運行した。列に並んでいた女子学生(21)は「新しい党の候補者は若い人が多く、私たちの世代と意思疎通できそうなので期待している」と話した。(台北 西見由章)


台湾・総統選 米政府、選挙後に中台へ「特使」派遣か 中台関係の安定化のため
産経新聞 1月15日(金)20時58分配信

 【台北=田中靖人】台湾の中央通信社は15日、複数の米政界関係者の話として、米国のバーンズ前国務副長官が16日投開票の総統選後に台湾を訪問し、次期総統に中台関係に関する米政府の意向を伝えると報じた。

 米国務省は14日、ブリンケン国務副長官が同日から日中などアジア4カ国を訪問すると発表した。総統選直後に北京に到着し、対台湾政策を主管する国務院台湾事務弁公室の張志軍主任と会談する。

 記事は、米国が新旧の国務副長官を同時期に中台に派遣することで、選挙後の中台関係の安定に向けた「意思疎通メカニズムをすでに始動している」と分析した。

 訪台するバーンズ氏は、馬英九総統や野党、民主進歩党の蔡英文主席、与党、中国国民党の朱立倫主席と会談し、中台関係について意見交換するという。記事は「特使と同等だ」としている。


<台湾総統選>若者に投票促す 学生が格安帰省バス仕立て
毎日新聞 1月15日(金)19時57分配信

 【台北・林哲平】16日の台湾総統選では、2014年春の対中経済協定への反対運動で政治参加意識が高まった学生たちが、同年代の若者に投票を促す活動を展開している。

 台北市の政治大学では15日、小雨が降る中、学生が次々にバスに乗り込んだ。行き先は台湾南部の高雄など8カ所。台湾では本籍地で投票するため、多くの大学の学生会が投票を促そうと格安の帰省バスを仕立てたのだ。新北市の実家に帰る陳雅珊さん(20)は「運動に参加して政治に興味を持つ大切さを知った。貴重な権利をむだにしない」と話した。

 1996年に直接選挙となった総統選の投票率は80%以上を記録したこともあるが、最近は低下傾向。民進党候補の蔡英文主席が大きくリードする今回は7割を切るのではないかと危惧されている。

 20歳以上が選挙権を持ち、陳さんのように初めて総統選に投票できる若者は約129万人で有権者全体の7%。学生運動ブームが落ち着いたことや投票日が大学の定期試験直後となったため、若者の投票率は落ち込むという見方がある。

 このため学生グループは、帰省バス以外にも、繁華街などで「あなたの権利のために戦おう」と投票を呼びかけている。

 各党も、ソーシャルメディアを使った若者向けの選挙運動を展開する。与党の国民党は交流サイト「フェイスブック」に民進党・蔡主席を批判する動画を繰り返し投稿。若者の支持が強いとされる民進党は動画サイト「ユーチューブ」で「家に帰って投票しよう」と呼びかけている。


中国、蔡氏をけん制=台湾総統選
時事通信 1月15日(金)19時31分配信

 【北京時事】中国外務省の洪磊・副報道局長は15日の記者会見で16日投開票の台湾総統選挙について、「われわれは一貫して『一つの中国』を堅持し、『台湾独立』『二つの中国』『一中一台』に反対している。情勢がいかに変化しようとも、この立場は変わらない」と述べ、独立志向の野党・民進党の蔡英文主席をけん制した。
 
 総統選で優位が伝えられる蔡氏は、中国が中台交流の基礎とする「一つの中国」に関する「92年合意」を認めておらず、中国は強く警戒している。


16日に台湾総統選、野党候補・蔡英文氏の勝利ほぼ確実な情勢
ロイター 1月15日(金)11時56分配信


 1月15日、16日に投開票される台湾総統選挙では、最大野党・民進党の候補である蔡英文主席の勝利がほぼ確実な情勢だ。女性の総統就任は初めてとなる。新竹市で14日撮影(2016年 ロイター/Damir Sagolj)

[台北 15日 ロイター] - 16日に投開票される台湾総統選挙では、最大野党・民進党の候補である蔡英文主席の勝利がほぼ確実な情勢だ。女性の総統就任は初めてとなる。

蔡氏が台湾の主権を強硬に主張しようとしたり、現在の馬英九政権で培った8年間に及ぶ中国との蜜月関係を壊したりすれば、中国の反感を買う可能性もありそうだ。

一方、与党・国民党の候補者である朱立倫主席を支援する馬英九総統は「国民党に投票しなければ将来は全く不透明になる」と強調。「われわれの政策は平和と安定を目指している。われわれなら台湾海峡で戦争が起きることはないと保証できる」と訴えた。

中国国営の有力タブロイド紙「環球時報」はこのほど、台湾独立志向が強かった民進党の陳水扁元総統よりも蔡氏は穏健だとしつつ、先行きは不透明だと指摘。「台湾海峡の平和がひっくり返れば、台湾社会が最も苦しむことになる」と警告した。


尖閣論文、「総統選意識した政治利用」 石井准教授が台湾・国民党に反論
産経新聞 1月15日(金)7時55分配信

 尖閣諸島(沖縄県石垣市)について、長崎純心大の石井望准教授(尖閣史)が台湾メディアに投稿した論文をめぐり、台湾国民党議員らが抗議している。石井氏は14日、長崎市内で記者会見を開き「中身のない論争を挑まれている。16日に投開票される台湾総統選を意識した政治利用だ」と批判した。

 石井氏は、尖閣について、古地図などを通じて、中国側の主張を覆す研究を続けている。

 台湾外交部は今月7日、ウェブサイトに「尖閣諸島は台湾の固有領土」などと主張する「釣魚台列島の十大事実」を掲載した。これに対し、石井氏は台湾の独立系メディア「民報」のサイトに、「(外交部の)主張は古典の歪曲解釈によるものだ」と投稿した。

 これに一部の国民党議員が反発した。尖閣諸島に近い宜蘭県議員らは12日に記者会見し「石井氏の不実な言論に反論する」などと述べた。石井氏に抗議の手紙を送るよう呼びかけるとともに、13日には500人規模のデモ集会も開催した。

 石井氏は「総統選を前に、世論受けしやすい領土問題を取り上げようと、私を名指しで批判したのだろう。公文書や歴史資料は日本の領有権を示している。また、台湾では領有権と漁業権を混同した意見もあるが、排他的経済水域(EEZ)は領有権とは別に考えるべきもので、交渉の余地があるのは理解している」と語った。


台湾・総統選16日に投開票
産経新聞 1月15日(金)7時55分配信

 【台北=田中靖人】台湾の総統選は16日に投開票される。野党、民主進歩党の蔡英文主席(59)が大幅な優勢を保つ状況に変化はなく、8年ぶり3度目の政権交代が確実視されている。

 蔡氏は父親の出身地の南部・屏東県を出発して北上する日程を組み、車に乗り込んで街頭の支持者に手を振る「掃街」と呼ばれる最終盤の運動を続けている。車には総統選と同日実施の立法委員(国会議員に相当)選の候補者も同乗し、相乗効果を狙っている。

 選挙戦最終日の15日夜には台北市の総統府前で集会を開く予定で、民進党の地盤の南部から総統府を目指す象徴的な行程で、支持者を盛り上げる狙いだ。ただ、選挙協力する第3勢力の新党「時代力量(時代の力)」への立法委員選での比例票流出を避けるため、民進党に投票を集中するよう訴えてもいる。

 一方、国民党の朱立倫主席(54)は南部の遊説は立法院(国会)で議席を持つ選挙区にとどめ、北部の台北や新北市などの地盤固めに集中。国民党は13日、党本部で馬英九総統や王金平立法院長(国会議長)らが記者会見し、比例票を国民党に投じるよう呼びかけた。


台湾・総統選 16日投開票、民進・蔡氏が依然優勢 
産経新聞 1月14日(木)22時2分配信

 【台北=田中靖人】台湾の総統選は16日に投開票される。野党、民主進歩党の蔡英文主席(59)が大幅な優勢を保つ状況に変化はなく、8年ぶり3度目の政権交代が確実視されている。

 蔡氏は父親の出身地の南部・屏東県を出発して北上する日程を組み、車に乗り込んで街頭の支持者に手を振る「掃街」と呼ばれる最終盤の運動を続けている。車には総統選と同日実施の立法委員(国会議員に相当)選の候補者も同乗し、相乗効果を狙っている。

 選挙戦最終日の15日夜には台北市の総統府前で集会を開く予定で、民進党の地盤の南部から総統府を目指す象徴的な行程で、支持者を盛り上げる狙いだ。

 ただ、選挙協力する第3勢力の新党「時代力量(時代の力)」への立法委員選での比例票流出を避けるため、民進党に投票を集中するよう訴えてもいる。

 一方、国民党の朱立倫主席(54)は南部の遊説は立法院(国会)で議席を持つ選挙区にとどめ、北部の台北や新北市などの地盤固めに集中。国民党は13日、党本部で馬英九総統や王金平立法院長(国会議長)らが記者会見し、比例票を国民党に投じるよう呼びかけた。


<台湾>総統選16日投開票 蔡氏有利、8年ぶり政権交代か
毎日新聞 1月14日(木)21時59分配信

 【台北・林哲平】台湾総統選は16日、投開票される。独立志向の強い最大野党・民進党候補の蔡英文主席が与党・国民党候補の朱立倫主席らに対して優位に立っており、8年ぶりの政権交代と初の女性総統誕生の可能性がさらに強まっている。国民党は馬英九総統ら歴代主席がそろっての記者会見で、候補者選びの経緯や対中融和路線への理解を訴えた。

 「(総統選)候補者選びで期待に応えられなかったかもしれないが、今は団結すべき時だ」。14日、台北市で開かれた記者会見で馬総統は支持者に向けて訴えた。一時公認した立法院副院長(国会副議長)の洪秀柱氏を、支持率低迷を理由に朱氏に差し替えた判断について、一部の支持者には今も不満がくすぶる。対中融和路線についても地域の平和と安定につながるとして理解を求めた。

 朱氏は14、15の両日、台湾北部の新北、台北両市で集中的に遊説。自らが市長を務める新北市など国民党の牙城とされる北部でも民進党の攻勢が続いており、同時に行われる立法院(国会)選挙もにらみ、票固めに動かざるを得ない状況だ。

 だが必死の訴えも支持者を大きく動かすには至っていない。象徴的なのが中国本土に住む台湾のビジネスマン「台商」の動向だ。在外投票制度のない台湾で前回総統選(2012年)には約25万人が帰郷して投票するなど、一定の影響力を持つ。国民党の支持者が多く、今回も昨年12月に洪氏が上海などを訪れ、支持を呼びかけた。だが「結果の見えている選挙のために帰るメリットは感じない」(上海の台商の一人)と消極的な人が多く、台湾紙によると帰郷するのは前回の半数以下にとどまる見通しだ。

 民進党の蔡氏は14日、台湾南部の高雄市を出発し、立法院選で国民党候補との激戦が続く選挙区をてこ入れした。野党・親民党候補の宋楚瑜主席は2大政党の対立が続く構図に嫌気した一部の有権者の支持を集めている。

 地元テレビの世論調査(3、4日実施)によると、蔡氏は4割以上の支持を集め、2割台の朱氏と1割台の宋氏を大きくリードしている。規定によって投票の10日前から世論調査の結果を公表することが禁じられているが、情勢は大きく変わっていないとみられる。


民進党・蔡英文氏の優位動かず=台湾総統選、16日投票
時事通信 1月14日(木)17時27分配信

 【台北時事】台湾総統選挙は16日、投開票される。
 独立志向の最大野党・民進党の蔡英文主席(59)が大きくリードしたまま最終盤を迎え、与党・国民党の朱立倫主席(54)、野党・親民党の宋楚瑜主席(73)の逆転は難しい状況だ。8年ぶりの政権交代、初の女性総統誕生の可能性が高まっている。
 蔡氏は14、15日の2日間で10県市を回る選挙運動を展開。15日夜に台北市内の総統府前で支持者を動員した大規模集会を開き、約1カ月に及んだ選挙戦を締めくくる。蔡氏は14日、対中関係について「当選後は中国と意思疎通を図り、台湾海峡の平和安定に努力する」と改めて強調し、住民の不安払拭(ふっしょく)に努めた。
 一方、朱氏は国民党の地盤である北部の台北、新北、桃園などを重点的に回り、支持者の票固めに躍起となっている。14日午前には馬英九総統や王金平立法院長(国会議長)ら党幹部が勢ぞろいし、「国民党の勝利で中台関係は安定する」と有権者に訴えた。


台湾・総統選 訪台中国人に「政治的刺激」
産経新聞 1月14日(木)7時55分配信

 ■民主主義に触れ「大陸にも選挙を」「独立意識を助長」

 台湾の馬英九政権が中国との人的交流を進めた結果、訪台して民主主義に触れ「政治的刺激」を受ける中国人が増え続けている。16日投開票の総統・立法委員選を目前に中国人観光客は「大陸では選挙で指導者を選べない」と熱い視線を送る。多くの留学生も選挙に関心を寄せるが、台湾人学生と対立して民主主義を批判する学生も少なくないという。(台北 西見由章)

                  ◇

 台北市にある蒋介石の顕彰施設「中正紀念堂」。観光名物である儀仗(ぎじょう)兵の交代式を目当てに、途切れることなく中国人観光客が訪れる。蒋介石像の前で恋人と自撮りしていた福建省の自営業の男性(28)は総統選について「大陸ではネットの情報が制限されているので、あまり詳しくない」としつつ「国家も地域も党独裁で指導者を選ぶのはよくない。2つ以上の政党が必要だ」と自国の政治体制を大胆に批判した。

 「選挙があるのは知ってるよ。民進党が勝ちそうなんだろ? 自分たちで指導者を選べるのはすごくいい」。天津から訪れた会社員の男性(47)も民主主義を支持する一方、「台湾では(中国)国民党と民進党の対立が激しく、政策よりも党同士の戦いが前面に出ている」と「負の側面」も指摘した。

 対中融和を掲げた中国国民党の馬政権は08年に中国人の団体旅行、11年に個人旅行を解禁。07年に8万人だった中国人観光客は14年には332万人まで増えた。ただ中正紀念堂で案内ボランティアに従事する台北市の女性(68)は「1月に入り明らかに大陸からの客が減っている。台湾の選挙を見せたくない中国政府が規制しているのでは」といぶかしむ。こうした見方は台湾で根強い。

 観光客とともに急増したのが留学生だ。11年に中国から台湾への正式な留学が許可され、短期留学のみだった09年の総数2888人から14年は3万2911人まで増加している。

 台湾大学(台北市)のキャンパスで取材に応じた中国南部出身の博士課程留学生の男性(29)も「自ら街頭の政治活動や報道を目にした中国人留学生は、みな民主主義に興味を持つ」と認める。だが長期滞在するうちに中台関係をめぐる教育や歴史認識、政治思想の違いを背景に、言語と文化の近さも相まって中台の学生間の対立を先鋭化させるケースが増えているといい、「殴り合いではないが、ナショナリズムの静かな戦いだ」と話す。

 選挙戦の激しいキャンペーンが独立志向の「台湾意識」を強めたとして、民主主義に批判的な意見を持つ学生も多い。男性自身の考えを聞くと、言葉を選びながら「台湾での5年間、民主主義に感動することもあったが、大陸に最も適した政治体制はいまだに結論が出ない」と答えた。


<台湾総統選>野党、「客家」票切り崩し 国民党の支持基盤
毎日新聞 1月13日(水)21時57分配信

 【苗栗(台湾中部)林哲平】16日投開票の台湾総統選で、与党・国民党の支持基盤の一つである「客家(はっか)」票を巡り、最大野党・民進党が切り崩しを図っている。民進党が単独過半数の議席獲得を狙う立法院(国会)選挙の行方も左右する可能性があり、客家が多く住む地域に両党の総統候補が繰り返し入るなど、てこ入れに懸命だ。

 「苗栗は民進党にとって大きな挑戦。今回は有史以来の絶好のチャンスだ」。民進党の総統候補、蔡英文主席は13日朝、客家の信仰を集める苗栗県の義民廟(びょう)に集まった数百人の支持者に呼びかけた。

 客家は、中国・黄河流域を追われて主に中国南部に移住した漢民族で、独自の言葉や文化を持つ。一部が大陸から渡ってきた台湾では人口の約13%に当たる315万人(推定)が暮らす。伝統的に国民党支持者が多く、客家人口が6割以上を占める苗栗県や新竹県などで、民進党は国民党の壁を崩せずにきた。

 しかし、ここ数年の政治意識の高まりを背景に、国民党とのずれを感じる人が増えている。新竹県の客家の女性(70)の家では国民党支持だった一家全員が前回の総統選以降、民進党に切り替えた。「国民党は乱れている。庶民ではなく、一部の金持ちの方しか見ていない」と話した。

 民進党は蔡氏が客家の血を引いていることを強調する「客家の娘」作戦を打ち出し、国民党政権の社会福祉政策が不十分だとして政権交代を訴える。一方、国民党は総統候補の朱立倫主席が客家文化振興などを盛り込んだ客家政策を訴えて防戦に必死だ。


台湾総統選に静観する経済界 結果織り込み済み?「政権交代不安視せず」
産経新聞 1月13日(水)7時55分配信

 【台北=田中靖人】16日投開票の台湾の総統選で、経済界が沈黙を守っている。民主進歩党の蔡英文主席(59)が優勢を保っており、政権交代は織り込み済みとの見方が強い。与党、中国国民党は「民進党では両岸(中台)関係が不安定化する」と危機感をあおるが影響は少なく、「両岸カードは効力を失った」(自由時報)との指摘が出ている。

 台湾の経済界は前回2012年の選挙戦終盤、蔡氏の対中政策を不安視した大企業の幹部が相次いで馬英九総統の再選支持を表明。蔡氏大敗の一因となったとされる。だが今回はそうした発言はほとんどなく、台湾の経済7団体が昨年末に開いた対話でも、蔡氏に「現状維持」をどう実現するのかを聞いただけで、不安を訴えることはなかった。

 半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は昨年12月、中国江蘇省南京市に30億ドル(約3500億円)を投資して半導体工場を建設すると発表した。同社の董事長(会長)は蔡氏に近いとされ、民進党が政権を取っても中国リスクは高くないと判断したようだ。

 中国時報は10日付で、国民党支持が多いとされ、中国で経済活動に従事する台湾人「台商」が「情勢が盛り上がらない」ことなどを理由に「意気消沈している」と伝えた。中国駐在の台湾人企業家で作る「全国台湾同胞投資企業連誼会」(本部・北京)の会長は同紙に、投票に帰る台商は「過去10年で最少の10万人」との見通しを示した。12年の総統選の半分という。

 上海財経大学で台商を研究する耿曙准教授は産経新聞の電話取材に「中台の経済交流は制度化が進んでいる。台商は、どの政党が政権に就いても政策に大きな変化はないとみており、政権交代を不安視していない」と話す。国民党は、中台の現当局が交流の基礎とする「1992年コンセンサス」を民進党が受け入れていないため、中台の経済交流が止まる可能性を指摘しているが、馬政権下で交流に関わった経済界の重鎮は「中国の利益に関わるものは止まらないだろう」と予測している。


新政党「時代力量」に勢い=反国民党の若者支持―台湾立法院選
時事通信 1月12日(火)19時57分配信

 【台北時事】16日投開票の台湾総統選挙と同時実施の立法院(国会、定数113)選で、新政党「時代力量(時代の力)」が支持を広げている。
 与党・国民党に反発する若者らを引き付け、第3党に躍り出る可能性も出てきた。
 時代力量は、2014年春に中国とのサービス貿易協定の承認に反対して学生らが立法院を占拠した「ヒマワリ学生運動」から生まれた。主席(党首)は運動を主導した法律学者の黄国昌氏(42)が務める。今回初めて選挙に臨み、選挙区12人、比例代表6人を擁立した。
 立法院で初の過半数を目指す最大野党・民進党は、時代力量と協力し、総統選で蔡英文主席(59)の支持を求める一方、立法院選の自党空白区では時代力量の支援に回る。ただ、時代力量の支持が予想以上に広がり、政党名を投じる比例代表で「民進党支持者の票をかなり奪う勢い」(政界関係者)があり、候補6人全員が当選するとの見方も出ている。危機感を持った民進党は「政党票はわが党に」と必死に呼び掛けている。


台湾総統選 沈黙する経済界 政権交代に「不安視していない」と専門家
産経新聞 1月12日(火)19時13分配信

 【台北=田中靖人】16日投開票の台湾の総統選で、経済界が沈黙を守っている。民主進歩党の蔡英文主席(59)が優勢を保っており、政権交代は織り込み済みとの見方が強い。与党、中国国民党は「民進党では関係が不安定化する」と危機感をあおるが影響は少なく、「両岸カードは効力を失った」(自由時報)との指摘が出ている。

 台湾の経済界は前回2012年の選挙戦終盤、蔡氏の対中政策を不安視した大企業の幹部が相次いで馬英九総統の再選支持を表明。蔡氏大敗の一因となったとされる。だが今回はそうした発言はほとんどなく、台湾の経済7団体が昨年末に開いた対話でも、蔡氏に「現状維持」をどう実現するのかを聞いただけで、不安を訴えることはなかった。

 半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は昨年12月、中国江蘇省南京市に30億ドル(約3500億円)を投資して半導体工場を建設すると発表した。同社の董事長(会長)は蔡氏に近いとされ、民進党が政権を取っても中国リスクは高くないと判断したようだ。

 中国時報は10日付で、国民党支持が多いとされ、中国で経済活動に従事する台湾人「台商」が「情勢が盛り上がらない」ことなどを理由に「意気消沈している」と伝えた。中国駐在の台湾人企業家で作る「全国台湾同胞投資企業連誼会」(本部・北京)の会長は同紙に、投票に帰る台商は「過去十年で最少の10万人」との見通しを示した。12年の総統選の半分という。

 上海財経大学で台商を研究する耿曙准教授は産経新聞の電話取材に「中台の経済交流は制度化が進んでいる。台商は、どの政党が政権に就いても政策に大きな変化はないとみており、政権交代を不安視していない」と話す。

 国民党は、中台の現当局が交流の基礎とする「1992年コンセンサス」を民進党が受け入れていないため、中台の経済交流が止まる可能性を指摘しているが、馬政権下で交流に関わった経済界の重鎮は「中国の利益に関わるものは止まらないだろう」と予測している。


台湾総統選 民進党・蔡氏、優勢のまま最終盤に 対中政策は現状維持か、TPP加盟へ日本に協力要請
産経新聞 1月11日(月)10時17分配信

 台湾の総統選が16日に投開票される。野党、民主進歩党の蔡英文主席(59)が大幅な優勢を保って最終盤を迎え、8年ぶり2度目の政権獲得が確実な情勢だ。民進党は同日の立法委員(国会議員に相当)選でも過半数を伺う勢いで、初めて総統と議会多数派の双方を握る見通しが強まっている。巨大な中国と向き合う上でどの程度の支持を得られるかや、選挙後の対日政策の行方に注目が集まっている。(台北 田中靖人)

 蔡氏は12年に続く2度目の挑戦で、当選すれば台湾初の女性総統となる。前回は対中政策で、馬英九政権が中国との交流の基礎とする「1992年コンセンサス(合意)」に対抗し、「『台湾コンセンサス』を築くべきだ」と主張した。だが、米国が不安視したことに加え、経済界も投票直前に再選馬総統の再選を支持し、大差で敗北した。

 再起を期す蔡氏は昨年4月、「両岸(中台)の現状維持」を表明。5~6月の訪米では「両岸関係の平和的で安定的な発展を推進し続ける」と演説し、米側の支持を得た。その後は一貫して92年合意の争点化を回避。12月末には合意に至ったとされる92年当時の「精神を尊重する」などと一歩踏み込んだが、与党、中国国民党の候補者、朱立倫主席(54)が「あいまいだ」と批判しても「すでに明確に答えている」と従来の説明を繰り返している。

 こうした姿勢の背景には、馬政権の中国優先政策や経済情勢の悪化などを背景にした国民党への反発と、蔡氏の高い支持率がある。一昨年末の統一地方選で国民党は惨敗。昨年11月の分断後初の中台首脳会談で、馬総統と中国の習近平国家主席は92年合意の重要性を確認したが、選挙情勢には影響しなかった。

 対中政策で「現状維持」を掲げる一方、蔡氏は日米など「理念の近い民主主義国家」との連携強化を目指している。当選した場合、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の加盟に向け、日本への協力要請を強めるとみられる。

 ■1992年コンセンサス 中台双方が92年の香港での窓口機関による直接協議を経て達したとされる共通認識。双方が中台は不可分だとする「一つの中国」を確認した。その一方、台湾の国民党政権は「中国」が「中華人民共和国」と「中華民国」のどちらを指すかは各自で解釈できると説明しているが、中国側は公式に認めていない。文書はなく、民進党は「合意は存在しない」との立場を取っている。


台湾、16日総統選 対中接近、反発追い風 「一つの中国」否定的
産経新聞 1月11日(月)7時55分配信

 ■「日米寄り」理念掲げ

 蔡氏は2012年に続く2度目の挑戦で、当選すれば台湾初の女性総統となる。前回は対中政策で、馬英九政権が中国との交流の基礎とする「1992年コンセンサス(合意)」に対抗し、「『台湾コンセンサス』を築くべきだ」と主張した。だが、米国が不安視したことに加え、経済界も投票直前に馬総統の再選を支持し、大差で敗北した。

 再起を期す蔡氏は昨年4月、「両岸(中台)の現状維持」を表明。5~6月の訪米では「両岸関係の平和的で安定的な発展を推進し続ける」と演説し、米側の支持を得た。

 その後は一貫して92年合意の争点化を回避。12月末には合意に至ったとされる92年当時の「精神を尊重する」などと一歩踏み込んだが、与党、中国国民党の候補者、朱立倫主席(54)が「あいまいだ」と批判しても「既に明確に答えている」と従来の説明を繰り返している。

 こうした姿勢の背景には、馬政権の中国優先政策や経済情勢の悪化などを背景にした国民党への反発と、蔡氏の高い支持率がある。一昨年末の統一地方選で国民党は惨敗。昨年11月の分断後初の中台首脳会談で、馬総統と中国の習近平国家主席は92年合意の重要性を確認したが、選挙情勢には影響しなかった。

 対中政策で「現状維持」を掲げる一方、蔡氏は日米など「理念の近い民主主義国家」との連携強化を目指している。

 当選した場合、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の加盟に向け、日本への協力要請を強めるとみられる。

 ■議会も多数派確保見通し

 民進党は、陳水扁政権(2000~08年)下で立法院(国会)の多数を国民党など野党に握られて政権運営に苦労した経験から、早くから「国会過半数」を標語に総統選と連携した選挙運動を行ってきた。

 劣勢の国民党は獲得議席について「50議席以上」(党幹部)と、定数113の過半数(57議席)より低めの目標しか設定していない。一方、民進党の陣営幹部は「世論調査から見れば過半数は確保できるはずだ」としつつも、十数選挙区が接戦だとして「楽観していない」と警戒心を緩めず、最近は「国民党の候補者が買収工作をしている」とも主張している。

 一方、「第3勢力」と呼ばれる小政党のうち、14年春に中国とのサービス貿易協定に反発した学生らが立法院を占拠した「ヒマワリ学生運動」から派生した「時代の力」は支持を広げ、比例区では名簿に登載した6人全員が当選するとの見方もある。

 主に民進党支持層の票が流出しているとされるが、民進党は時代の力と選挙協力をしており、単独過半数を得られない場合でも、同党などと「進歩大連盟」を結成して多数派を形成する狙いだ。


台湾総統選、民進党の勝利は確実な情勢に
東洋経済オンライン 1月11日(月)5時50分配信

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総統就任が確実視される民進党の蔡英文主席(写真:REUTERS/Pichi Chuang)

 1月16日に実施される台湾総統選挙が迫っている。これまで最大野党の民主進歩党(民進党)が選挙戦を優位に展開。与党の国民党を破り、政権交代実現はほぼ確実となる見通しだ。

 また、同日に台湾の国会に当たる立法院の委員(議員)選挙も行われる。ここでも民進党の優勢となる見通しで、議席の過半数を制することができるかが注目されている。

■ 国民党は苦しい選挙戦

 総統選に立候補しているのは、与党・中国国民党(国民党)からは朱立倫主席(54)、野党からは民進党・蔡英文主席(59)、親民党・宋楚瑜主席(73)の3人。現職の馬英九総統の不人気に加え、正式な手続きで選出された立候補者を途中ですげ替えるという失策も重なり、国民党は苦しい選挙戦を強いられた。

 これまでの世論調査では、蔡英文候補への支持率が40~50%台を維持する人気を示し続けた一方で、朱立倫候補は半分以下の支持率しか得られず、このまま投票日を迎えそうだ。

 立法院選挙でも、民進党の躍進が予想されている。

 立法院の定数は113で、民進党は現在40議席、国民党が過半数の65議席を得ている。ところが世論調査を基にした議席予測では、民進党が最高70議席、最低でも55~60議席を獲得しそうな勢いだ。

 国民党はすでに現状の65議席維持をあきらめた状態であり、ぎりぎり過半数の議席獲得を目指している。それでも、最高で50議席程度と過半数割れに落ち込むような情勢。もし蔡英文候補が総統選を制すると、民進党の安定政権出現となりそうだ。

■ 「第3勢力」はどこまで伸びるか

 大勢が決まっているかのような今回の選挙での注目点は、もうひとつある。「第3勢力」と呼ばれる政党がどこまで躍進するかだ。代表格が「時代力量」と、今回の選挙では連盟を組んで選挙戦を進めてきた台湾緑党、社会民主党などだ。

 なかでも「時代力量」は、2014年3月に発生した学生を中心とする若者の政治運動「ひまわり学運」をきっかけに2015年1月に設立されたばかり。小選挙区・比例代表に計18人が立候補しており、特に若い層から強い支持を得ていることで3~5議席を獲得しそうな勢い。国政に対し、それなりの影響力を持つことになりそうだ。


総統選ラストサンデー=3候補、各地で支持訴え―台湾
時事通信 1月10日(日)19時50分配信

 【台北時事】16日投開票の台湾総統選挙で最後の日曜日となった10日、与党・国民党の朱立倫主席(54)、最大野党・民進党の蔡英文主席(59)、野党・親民党の宋楚瑜主席(73)の3候補者が台湾各地を回って支持を訴えた。
 
 独走状態にある蔡氏は南部・台南市で選挙カーに乗って選挙運動を展開した。同市は民進党最大の地盤で、総統選と同時実施の立法院(国会)選でも同党の5候補がいずれも優勢。蔡氏は選挙情勢に安心せず投票に行くよう支持者に呼び掛けた。
 一方、朱氏も台南市でこの日の選挙活動を開始。夫人が台南出身であることをアピールして支持を訴えるとともに、台湾経済にとって安定した中台関係が重要だと改めて訴えた。
 宋氏は台中、台南、高雄などに赴いた。


<台湾立法院選>野党に勢い 民進党、単独過半数も
毎日新聞 1月10日(日)11時10分配信

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民進党副総統候補の陳建仁氏(左)と共に気勢を上げる呂孫綾氏=2016年1月3日、鈴木玲子撮影

 総統選と同時に行われる立法院(国会、定数113)選で、民進党は議席数を現有の40から大きく伸ばして単独過半数を狙う勢いだ。民進党は特に、国民党の厚い地盤である北部に照準を合わせ猛攻をかけており、国民党のベテラン現職を民進党の若い新人が追い上げる姿が目立っている。

 「台湾の新たな改革の始まりだ」。元日朝、民進党の総統候補である蔡英文主席は北部・桃園市の「国旗掲揚式」で意気込みを語った。2014年の市長選で大方の予想を覆して民進党候補が当選し、党の躍進を象徴する地だ。

 国民党候補の朱立倫主席が市長を務める北部・新北市にも攻め込む。朱氏は14年の市長選で再選されたが、民進党候補に2万票差に詰め寄られ、国民党に衝撃が走った。

 新北市で注目を集めるのが、国民党現職で4期目を目指す呉育昇氏(57)に民進党新人の大学院生、呂孫綾(ろ・そんりょう)氏(27)が挑む1区だ。

 呂氏は、父が元新北市議で地元信用金庫の役員という強みもあるが、当初は現役の呉氏優勢と見られていた。だが、民進党と選挙協力を進める新政党「時代力量」の立候補予定者が出馬を断念したことで、野党系支持が呂氏に集中。呂氏は「クリーンな政治を実現する」と強調し、親しみやすさを武器に接戦に持ち込んでいる。

 台湾最大の人口397万人を抱える新北市は若い新住民が多いうえ、総統候補の途中交代で国民党への批判が強いことが、呂氏には追い風となっている。

 一方の呉氏は、馬英九総統の台北市長時代に市報道官を務めたベテラン政治家。国民党関係者は「呉氏でさえ激戦だとの観測は党内に驚きを与えた」と語る。

 呉氏は元日、後援会が主催した伝統劇の公演で「学生に政治ができるのか。立法委員は、党よりも、住民のために何ができるかが重要だ」と強調。交通インフラ整備など長年の活動実績を挙げて支持を訴えた。

 立法院選は小選挙区比例代表並立制。現有議席は国民党64、民進党40、親民党3など。

 比例代表では野党支持者の票が時代力量などに流れて民進党の単独過半数は難しいとの観測もあり、蔡氏は「我々が最も改革の力を持っている」と力説して「票の集中」を呼びかけている。


<台湾総統選>初の女性総統の誕生濃厚 蔡氏、終盤も独走
毎日新聞 1月10日(日)11時0分配信

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先住民族パイワン族の血を引く蔡英文氏。道教の廟でパイワン族の冠をかぶると支持者から歓声が上がった=2016年1月9日、鈴木玲子撮影

 【屏東(台湾南部)鈴木玲子】16日投開票の台湾総統選まで残り1週間を切った。選挙戦終盤に入っても、独立志向の強い最大野党・民進党候補の蔡英文主席(59)が首位を独走。民進党による8年ぶりの政権奪還と、初の女性総統の誕生が濃厚な情勢となっている。

 総統選には与党・国民党の朱立倫主席(54)と野党・親民党の宋楚瑜主席(73)も出馬しているが、最終盤の世論調査でも蔡氏が4割以上の支持を集め、朱氏に20ポイント近い大差。宋氏の支持率は10%台にとどまっている。

 9日は、蔡氏が南部・高雄、朱氏は北部・台北とそれぞれの有力地盤で大規模集会を開いて支持を訴えた。

 蔡氏はこの日、故郷である最南端・屏東県にある道教の廟(びょう)で当選を祈願。数百人の支持者を前に「故郷から出発し、台湾全土を照らす」と当選への意気込みをみなぎらせた。南部から台北へ北上しながら、投票前日まで各地で大集会を開く計画だ。

 朱氏は、馬英九総統ら党有力者と共に台北市内を行進後に広場で大集会を開いた。朱氏は「台湾の安定のため共に歩もう」と国民党政権の堅持を呼びかけた。

 台湾では、馬政権の対中融和路線で中国にのみ込まれるとの不安感が広がり政権批判につながった。国民党はさらに総統選候補の途中交代などという混乱が支持者から批判を招いて苦戦している。

 最大の争点は対中政策だ。国民党の馬政権は「一つの中国」の原則を認めたとされる「1992年合意」を交流の基礎としてきた。昨年11月の中台首脳会談でも、習近平国家主席と馬総統が92年合意を確認した。だが民進党は党綱領で台湾独立を掲げ、合意の存在を認めていない。

 朱氏は、蔡氏に92年合意を受け入れるのか態度をはっきりさせるよう迫る。

 テレビ討論会などで蔡氏が中台関係について語る「現状維持」についても、朱氏は「現状が何を指すのか説明があいまいだ。中台関係が不安定化する」と訴える。だが、蔡氏は合意について「異なる意見がある」「唯一の選択肢ではない」とかわし、あいまい戦略を貫いている。

 民進党の陳水扁政権(2000~08年)時代は中台関係が緊張し、経済低迷を招いた。経済界には蔡政権が誕生したら再び中台関係が悪化するのではとの不安があるため、蔡氏は、中台関係を安定的に維持させる姿勢を示して懸念の払拭(ふっしょく)に努めている。


民進党・蔡氏優位保つ=総統選まで1週間―台湾
時事通信 1月9日(土)19時15分配信

 【台北時事】16日投開票の台湾総統選挙まで1週間。
 最大野党・民進党の蔡英文主席(59)が与党・国民党の朱立倫主席(54)、野党・親民党の宋楚瑜主席(73)の2人を引き離して圧倒的優位を保っており、8年ぶりの政権交代、初の女性総統誕生の可能性が高まっている。3候補者は9日、各地で支援を訴えた。
 蔡氏は父親の故郷、南部の屏東県で選挙運動を行い、有権者に「屏東の娘を総統に」と支援を呼び掛けた。蔡氏は残り1週間で屏東から北上する選挙戦を展開し、投票日前日の15日夜に台北市内の総統府前で大型集会を開く。民進党幹部は「このままいけば間違いない」と当選に自信を見せる。
 一方、朱氏は国民党の地盤である台北市で大規模なパレードを行った。警察発表によると、8万人近くの支援者が参加した。馬英九総統も列に加わり、中国が交流の基礎とする「一つの中国」に関する「92年合意」を認めない蔡氏の対中政策を批判した。朱陣営は安定志向の住民に向けて民進党政権が誕生すれば「中台関係が不安定になる」と危機感をあおっている。
 宋氏は北部の新北市などで選挙運動を展開し、「国民、民進両党による政治対立を終わらせよう」と訴えた。宋氏は終盤になって支持率を上げ、一部世論調査では朱氏に肉薄した。

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